JPH0118613Y2 - - Google Patents

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JPH0118613Y2
JPH0118613Y2 JP5371183U JP5371183U JPH0118613Y2 JP H0118613 Y2 JPH0118613 Y2 JP H0118613Y2 JP 5371183 U JP5371183 U JP 5371183U JP 5371183 U JP5371183 U JP 5371183U JP H0118613 Y2 JPH0118613 Y2 JP H0118613Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
pallet
workpiece
furnace
electrodeposition coating
base
Prior art date
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JP5371183U
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JPS59160560U (ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、大物塗装部品の電着塗装時に使用す
る電着塗装用パレツトに関するものである。
〔従来技術〕
一般に、大物塗装部品の電着塗装方法としては
パレツト搭載による方式が採用されているが、従
来のパレツトは、第1図あるいは第2図のように
ワーク1の安定保持を主目的とした形状をしてい
る。即ち、第1図に示すパレツト2は、該パレツ
ト2の基台2a上に、中央部に孔3aを有するパ
レツト保持具3を固定するとともに、該パレツト
保持具3上にワーク1を載置するような構造とな
つており、また第2図に示すパレツト4は、該パ
レツト4の基台4a上に直接ワーク1を載置する
ような構造となつている。しかしながら、以上の
ように構成されたパレツト2,4によつて電着塗
装を行う場合、まずパレツト2の場合にあつて
は、電着塗装後におけるパレツト搬送時におい
て、該パレツト2にかかる衝撃とか振動によつて
ワーク1がパレツト2内でずれたり、あるいはキ
ヤメルバツク式乾燥炉を採用している場合は、炉
出入口傾斜部を通過する時のパレツト2内でワー
ク1のずれにより、ワーク1の塗料剥がれを生じ
るという欠点がある。一方、第2図に示すパレツ
ト4では、ワーク1とパレツト4の基台4aとの
接触面積が大きいため、単位面積当りのワーク荷
重が小さくなり、これによつてワーク自重による
パレツト接触部に付着した塗膜の剥離が不十分と
なり、通電不良となる確率が高くなるとともに、
ワーク1の塗料未着部分も大きくなり、品質低下
につながるという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は上述した欠点に鑑みなされたも
ので、電着塗装時におけるワークとパレツトとの
通電性を良くするとともにワークの塗料未着部分
を最小にし、しかもワークのずれを防止した電着
塗装用パレツトを提供するにある。
〔考案の構成〕
このような目的を達成するために、本考案は、
パレツト基台とその前後端部に立設された側壁と
の間に、通電部を兼ねるワーク保持具を掛けわた
し、かつ該ワーク保持具の前記パレツト基台との
成す角度を規定の傾斜角度とした構造としたもの
である。
以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を
説明する。
〔考案の実施例〕
第3図は本考案に係る電着塗装用パレツトの一
実施例を示す正面図、第4図は同電着塗装用パレ
ツトの側面図、第5図は第3図のA部の拡大斜視
図である。本実施例パレツト5は、パレツト基台
5aと、該パレツト基台5aの前後、左右端部に
立設された側壁5b〜5eと、前記パレツト基台
5aと前後側壁5b,5cとの間に掛けわたされ
た丸棒状のワーク保持具5fとから構成されてい
る。しかるに、このワーク保持具5fは、第5図
に示す如く前記パレツト基台5aに対して規定の
傾斜角度αを有するようにして前記パレツト基台
5aと側壁5b,5cに取り付けられた構造とな
つている。従つて、このような構造とすれば、該
ワーク保持具5fによつてワーク6はその前後両
端部が規制されることになるため、例えば電着塗
装後におけるパレツト搬送時において該パレツト
5に衝撃とか振動が加わつたとしても該ワーク6
のパレツト5内でのずれは確実に防止でき、ま
た、前記ワーク6はパレツト5とワーク保持具5
fを介して接触しているだけなので、従来に較べ
てその接触面積が極めて小さくなり、そのため塗
料未着部分を最小限にできる。また、このように
ワーク6とパレツト5との接触面積が小さいと、
単位面積当りのワーク荷重が大きくなり、従つて
ワーク自重によるパレツト付着塗膜の剥離が十分
可能となり、これによつて電着塗装時におけるワ
ーク通電を確実なものにできる。
また第6図はワーク乾燥方式としてキヤメルバ
ツク炉7(山形炉)を採用した場合の実施例を示
すもので、該キヤメルバツク炉7を採用した場合
にあつては、パレツト5のワーク保持具5fのパ
レツト基台5aに対する規定の傾斜角度αと炉出
入口傾斜角βとの関係は、種々実験した結果、前
記傾斜角度αが炉出入口傾斜角βより10度以上小
さい角度であればよいことがわかつた。そして、
このような構成とすることにより、ワーク乾燥方
式にキヤメルバツク炉を採用した場合の、炉出入
口傾斜部7aを通過するときにおける、ワーク6
のパレツト5内でのずれおよびこれに伴う塗料剥
がれを確実に防止することができる。また、本実
施例のパレツト5を採用した場合にあつては、ワ
ーク荷崩れの心配がないので、従来に較べてキヤ
メルバツク炉の出入口傾斜部7aの傾斜角度を大
きくでき、従つて炉長を短縮でき、これによつて
コスト低減および敷地面積の有効利用が図れると
いう効果を有する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る電着塗装用パ
レツトによれば、パレツト基台とその前後端部に
立設された側壁との間に、通電部を兼ねるワーク
保持具を掛けわたしかつ該ワーク保持具の前記パ
レツト基台との成す角度を規定の傾斜角度とした
構成としたので、ワークのパレツト内でのずれを
確実に防止できるようになり、これによつて塗料
剥がれの防止を図ることができる。また、以上の
ような構成によつて、ワークとパレツトとの接触
面積を従来に較べて極めて小さなものとできるの
で、ワークの塗料未着部分を最小限にでき、かつ
電着塗装時におけるワークとパレツトとの通電を
確実ならしめることができるという種々の効果を
奏する。なお、前記ワーク保持具のパレツト基台
との成す角度をキヤメルバツク炉の出入口の傾斜
角度よりも10度以上小さい角度に設定した構成と
すれば、キヤメルバツク炉採用時における炉出入
口傾斜部通過時のワークずれおよびこれによる塗
料剥がれを確実に防止できるという効果をも奏す
る。また、本考案パレツトを採用した場合、ワー
ク荷崩れの心配がないので、キヤメルバツク炉採
用時における該キヤメルバツク炉の炉長を短縮で
きるようになり、これによつてコスト低減および
敷地面積の減少化をも図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の電着塗装用パレツ
トの例を示す正面図、第3図および第4図は本考
案に係る電着塗装用パレツトの一実施例を示す正
面図と側面図、第5図は第3図のA部の拡大斜視
図、第6図はキヤメルバツク炉に本考案のパレツ
トを使用した実施例の説明図である。 5……パレツト、5a……パレツト基台、5b
〜5e……側壁、5f……ワーク保持具、6……
ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パレツト基台とその前後端部に立設された側壁
    との間に、通電部を兼ねるワーク保持具を掛けわ
    たしかつ該ワーク保持具の前記パレツト基台との
    成す角度を規定の傾斜角度としたことを特徴とす
    る電着塗装用パレツト。
JP5371183U 1983-04-11 1983-04-11 電着塗装用パレツト Granted JPS59160560U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5371183U JPS59160560U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 電着塗装用パレツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5371183U JPS59160560U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 電着塗装用パレツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59160560U JPS59160560U (ja) 1984-10-27
JPH0118613Y2 true JPH0118613Y2 (ja) 1989-05-31

Family

ID=30184055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5371183U Granted JPS59160560U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 電着塗装用パレツト

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JP (1) JPS59160560U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59160560U (ja) 1984-10-27

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