JPH0118345B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0118345B2 JPH0118345B2 JP20813385A JP20813385A JPH0118345B2 JP H0118345 B2 JPH0118345 B2 JP H0118345B2 JP 20813385 A JP20813385 A JP 20813385A JP 20813385 A JP20813385 A JP 20813385A JP H0118345 B2 JPH0118345 B2 JP H0118345B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- pipe
- usage facility
- water
- water pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 86
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 34
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、水源地から標高差の大きい場所に
設けられた冷却水使用施設に冷却水を供給する冷
却水の水路系統に関するものである。
設けられた冷却水使用施設に冷却水を供給する冷
却水の水路系統に関するものである。
火力、原子力、地熱などを熱源とするタービン
発電機用復水器や冷却プール等の循環冷却水を必
要とする諸施設が、冷却水源の水位よりサイフオ
ン効果(10m未満)を利用できないほどの高い標
高に建設される場合には、第1図に示したように
取水ポンプ5で揚水し、高度差の大きく長い取水
管路3で揚水していた。
発電機用復水器や冷却プール等の循環冷却水を必
要とする諸施設が、冷却水源の水位よりサイフオ
ン効果(10m未満)を利用できないほどの高い標
高に建設される場合には、第1図に示したように
取水ポンプ5で揚水し、高度差の大きく長い取水
管路3で揚水していた。
また、第7図で示すように、冷却水使用施設1
が水源2から標高のかなり低い場所にある場合に
も取水管路3で直接送水していた。
が水源2から標高のかなり低い場所にある場合に
も取水管路3で直接送水していた。
このため、第1図に示したように冷却水使用施
設1が高所にある場合には所要ポンプ揚程が標高
差分だけ増加し、ポンプ設備、運転動力費の点で
極めて不経済となる。
設1が高所にある場合には所要ポンプ揚程が標高
差分だけ増加し、ポンプ設備、運転動力費の点で
極めて不経済となる。
即ち高い標高に循環揚水する場合、実際には第
2図に示すように高い位置で放流する設計とな
り、図中Hdだけポンプ揚程が大きくなる。また、
高揚程循環水ポンプでは、事故でサイフオン効果
が切れた場合のウオーター・ハンマー現象等、運
転・保守面でも難点が多かつた。
2図に示すように高い位置で放流する設計とな
り、図中Hdだけポンプ揚程が大きくなる。また、
高揚程循環水ポンプでは、事故でサイフオン効果
が切れた場合のウオーター・ハンマー現象等、運
転・保守面でも難点が多かつた。
さらに、第7図に示したように冷却水使用施設
1が極めて低い標高にある場合には、直接送水す
ると水圧が高くなり、高圧用の配管・装置が必要
となり運転保守上も問題があつた。
1が極めて低い標高にある場合には、直接送水す
ると水圧が高くなり、高圧用の配管・装置が必要
となり運転保守上も問題があつた。
そこで、この発明は冷却水源と冷却水使用施設
との間の標高差がかなり大きな場合に生じる前記
のような問題点を解決して、Hdをなくしてポン
プ動力費を極めて経済的に抑え、かつ高揚程ポン
プに伴う保守・運転上の問題を解決し、また高圧
配管・装置の必要もない冷却水の水路系統を提供
することを目的とする。
との間の標高差がかなり大きな場合に生じる前記
のような問題点を解決して、Hdをなくしてポン
プ動力費を極めて経済的に抑え、かつ高揚程ポン
プに伴う保守・運転上の問題を解決し、また高圧
配管・装置の必要もない冷却水の水路系統を提供
することを目的とする。
この発明による冷却水の水路系統は、冷却水使
用施設が高い標高に設置されている場合において
は冷却水使用施設から水源高さにまで鉛直下方に
延在する2次冷却水管路と、この2次冷却水管路
下端に設けられた熱交換器と、さらにこの熱交換
器から水源までを水平方向に接続する1次冷却水
管路とを備えたものであり、また冷却水使用施設
が低い標高に設置されている場合においては水源
から冷却水使用施設高さまで鉛直下方に延在する
1次冷却水管路と、この1次冷却水管路下端に設
けられた熱交換器と、さらにこの熱交換器と冷却
水使用施設とを水平方向に接続する2次冷却水管
路とを備えたものである。
用施設が高い標高に設置されている場合において
は冷却水使用施設から水源高さにまで鉛直下方に
延在する2次冷却水管路と、この2次冷却水管路
下端に設けられた熱交換器と、さらにこの熱交換
器から水源までを水平方向に接続する1次冷却水
管路とを備えたものであり、また冷却水使用施設
が低い標高に設置されている場合においては水源
から冷却水使用施設高さまで鉛直下方に延在する
1次冷却水管路と、この1次冷却水管路下端に設
けられた熱交換器と、さらにこの熱交換器と冷却
水使用施設とを水平方向に接続する2次冷却水管
路とを備えたものである。
以下、図示するこの発明の実施例により説明す
る。
る。
第3図に、冷却水使用施設1が水源2に対して
標高の高い敷地に設置されている場合を例示した
が、ここで冷却水使用施設1の付近には2次冷却
水管路7を構成し、ほぼ水源高さまで鉛直下方に
延在する立坑が形成されている。この2次冷却水
管路7は上端からほぼ下端付近まで肉部を鉛直方
向に2分割する仕切壁9が形成されている。
標高の高い敷地に設置されている場合を例示した
が、ここで冷却水使用施設1の付近には2次冷却
水管路7を構成し、ほぼ水源高さまで鉛直下方に
延在する立坑が形成されている。この2次冷却水
管路7は上端からほぼ下端付近まで肉部を鉛直方
向に2分割する仕切壁9が形成されている。
この内部を鉛直方向に分割された2次冷却水管
路7の一方の側から2次冷却水をくみ上げて冷却
水使用施設1内を通水し、さらにもう一方の側の
2次冷却水管路7部分へと循環させるポンプ5′
を備えた連絡管路8が設置されている。
路7の一方の側から2次冷却水をくみ上げて冷却
水使用施設1内を通水し、さらにもう一方の側の
2次冷却水管路7部分へと循環させるポンプ5′
を備えた連絡管路8が設置されている。
こうして、連絡管路8のポンプ5′で水流を起
こせば、2次冷却水管路7の仕切壁9を介して図
示したような上下流による2次冷却水の循環が起
こる。
こせば、2次冷却水管路7の仕切壁9を介して図
示したような上下流による2次冷却水の循環が起
こる。
ここで、2次冷却水管路7の底部には熱交換器
10が設置されており、この熱交換器10は水源
2までほぼ水平に延在しポンプ5を有する1次冷
却水管路6で接続されている。
10が設置されており、この熱交換器10は水源
2までほぼ水平に延在しポンプ5を有する1次冷
却水管路6で接続されている。
こうした構成により、水源2の水は1次冷却水
として1次冷却水管路6により熱交換器10内を
循環して2次冷却水管路7内の2次冷却水を冷却
する。
として1次冷却水管路6により熱交換器10内を
循環して2次冷却水管路7内の2次冷却水を冷却
する。
この2次冷却水は連絡管路8とポンプ5′によ
り冷却水使用施設1を循環して廃熱を回収し、こ
の廃熱は2次冷却水の循環により熱交換器10か
ら1次冷却水に伝達される。
り冷却水使用施設1を循環して廃熱を回収し、こ
の廃熱は2次冷却水の循環により熱交換器10か
ら1次冷却水に伝達される。
ここで、第4図に示したように2次冷却水の通
路を冷却水用と廃熱回収済み冷却水用の2本の立
坑で構成することもできる。
路を冷却水用と廃熱回収済み冷却水用の2本の立
坑で構成することもできる。
さらに、第5図及び第6図に示したように2次
冷却水管路10の上端部に第2熱交換器10′を
設け、これにより得られる3次冷却水を3次冷却
水管路11で冷却水使用施設1に循環させる構成
とすることも可能である。この場合、第5図の例
では2次冷却水管路7での冷却水の上下循環法と
して外部に設けたポンプ5′を用いているが、第
6図のように管路中にジエツト・ポンプまたはエ
アリフト・ポンプ5′等を用いることもできる。
冷却水管路10の上端部に第2熱交換器10′を
設け、これにより得られる3次冷却水を3次冷却
水管路11で冷却水使用施設1に循環させる構成
とすることも可能である。この場合、第5図の例
では2次冷却水管路7での冷却水の上下循環法と
して外部に設けたポンプ5′を用いているが、第
6図のように管路中にジエツト・ポンプまたはエ
アリフト・ポンプ5′等を用いることもできる。
以上は高所への冷却水のポンプ・アツプの場合
について記載したが、第8図のように冷却用の水
源2から低い場所に位置する冷却水使用施設に対
しても用いられる。
について記載したが、第8図のように冷却用の水
源2から低い場所に位置する冷却水使用施設に対
しても用いられる。
この場合は、これまでとは逆に水源2付近から
冷却水使用施設1高さにまで鉛直下方に延在する
1次冷却水管路6を形成する。さらに、この1次
冷却水管路6底部に設けた熱交換器10と冷却水
使用施設1を、ポンプ5を有し略水平方向に延在
する2次冷却水管路7で接続するものである。
冷却水使用施設1高さにまで鉛直下方に延在する
1次冷却水管路6を形成する。さらに、この1次
冷却水管路6底部に設けた熱交換器10と冷却水
使用施設1を、ポンプ5を有し略水平方向に延在
する2次冷却水管路7で接続するものである。
この発明による冷却水の水路系統実施例は以上
の通りであり、次に述べる効果を挙げることがで
きる。
の通りであり、次に述べる効果を挙げることがで
きる。
冷却水源と冷却水使用施設との間の標高差が大
きな場合に対応して、冷却水使用施設が高所に位
置する場合においてはポンプ動力費を極めて経済
的に抑え、かつ高揚程ポンプに伴う保守・運転上
の問題を解決し、冷却水源が高所に位置する場合
には高圧配管・装置の必要もない冷却水の水路系
統を構成することができる。
きな場合に対応して、冷却水使用施設が高所に位
置する場合においてはポンプ動力費を極めて経済
的に抑え、かつ高揚程ポンプに伴う保守・運転上
の問題を解決し、冷却水源が高所に位置する場合
には高圧配管・装置の必要もない冷却水の水路系
統を構成することができる。
第1図は従来例の構成図、第2図は第1図の動
水勾配線図、第3図は冷却水使用施設が高所にあ
る場合の実施例図、第4図は2次冷却水管路を2
本とした場合の構成図、第5図及び第6図は3次
冷却水管路を用いた実施例の構成図、第7図は冷
却水源が高所にある場合の従来例図、第8図は第
7図に対するこの発明の実施例図である。 1……冷却水使用施設、2……水源、3……取
水管路、4……放水管路、5……取水ポンプ、6
……1次冷却水管路、7……2次冷却水管路、8
……連絡管路、9……仕切壁、10……熱交換
器、11……3次冷却水管路。
水勾配線図、第3図は冷却水使用施設が高所にあ
る場合の実施例図、第4図は2次冷却水管路を2
本とした場合の構成図、第5図及び第6図は3次
冷却水管路を用いた実施例の構成図、第7図は冷
却水源が高所にある場合の従来例図、第8図は第
7図に対するこの発明の実施例図である。 1……冷却水使用施設、2……水源、3……取
水管路、4……放水管路、5……取水ポンプ、6
……1次冷却水管路、7……2次冷却水管路、8
……連絡管路、9……仕切壁、10……熱交換
器、11……3次冷却水管路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 冷却水使用施設と水源との高度差が大きい場
合において、 冷却水使用施設又は水源から水源又は冷却水使
用施設高さまでほぼ鉛直に形成され前記冷却水使
用施設への2次冷却水又は水源からの1次冷却水
を鉛直方向に循環させる2次冷却水管路又は1次
冷却水管路と、 この2次冷却水管路又は1次冷却水管路の底部
に配置された熱交換器と、 水源又は冷却水使用施設から前記熱交換器との
間で1次冷却水又は2次冷却水を循環させる1次
冷却水管路又は2次冷却水管路とを備えた冷却水
の水路系統。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20813385A JPS6269078A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 冷却水の水路系統 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20813385A JPS6269078A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 冷却水の水路系統 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6269078A JPS6269078A (ja) | 1987-03-30 |
JPH0118345B2 true JPH0118345B2 (ja) | 1989-04-05 |
Family
ID=16551177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20813385A Granted JPS6269078A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 冷却水の水路系統 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6269078A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0536119U (ja) * | 1991-10-21 | 1993-05-18 | 武蔵精密工業株式会社 | ボールジヨイント |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP20813385A patent/JPS6269078A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6269078A (ja) | 1987-03-30 |
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