JPH01174666A - 染色物の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、各種編織物等の布地等の被染色物を染色する
染色機、特に、バッチ浸染式の染色機によって染色され
た布地等の染色物を、この染色機から次の工程で使用す
る装置へ搬送するための搬送装置に関する。

［従来の技術］ 各種編織物等の布地の染色機としては、所要長さの布地
を染色機内を循環移動させ、染色液槽に繰返し浸漬させ
て染色を行う方式のものや、染液と布地を一緒に移動さ
せる波布還流方式の染色機が知られており、通常の染色
工場の設備では、これらの染色機を゛複数台並列に配置
している。

この種のバッチ式の染色機ｌＯによって所定の染色が終
了した染色物Ｓは、第４図に示すように、天井等から垂
設された支持部材７０に取りつけられた引出しガイドロ
ール３０により染色物搬出口１４から引出された後、染
色物搬出口１４の前方下方に配された台車７２に積載さ
れて、次の脱水、乾燥等の工程に使用する装置の置かれ
た場所へ搬送される。

［発明が解決しようとする問題点］ ところが、このように台車７２によって染色物Ｓを搬送
する場合には、台車７２を運搬する作業者が必要！あ゛
す、染色のコスト高の原因となる。

また、染色機ｌＯの搬出口１４から取出される染色　。

物Ｓは多量の染、液を含んでおり、そのために染液の滴
が染色物から落下して工場の床面や作業者の衣服等を汚
したりして、工場汚染や作業環境の悪化を招いている。

本発明は、上記の問題点を解決し、染色のコスト減を図
ると共に、工場汚染を防止と共に、良好な作業環境を維
持し得る染色物の搬送装置を提供することを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］ 本発明に係る染色物の搬送装置は、並置された染色機の
染色物搬出口の前方上方に、この染色機から搬出された
染色物の引出しガイドロールを配する共に、この引出し
ガイドロールの下方に、ベルトコンベアをそのベルトが
染色機の並置方向に走行するよう配し、染色物を、引出
しガイドロールを介してベルト上に載せ、このベルトに
より次工程の装置へ搬送するようなしている。

［作用］　　　　− 本発明に係る染色物の搬送装置は、染色機がら引出され
た染色物を染色物搬出口の前方上方に配された引出しガ
イトロニルへ導き、染色物をこの引出しガイドクールに
よって下方へ案内してベルトに載せ、このベルトに載せ
たまま次の工程である脱水や乾燥などに使用する装置の
設置された。場所へ搬送する。

このようにすると、染色物は染色機から引出された後、
ベルトに載せられたまま次工程の装置へ自動的に搬送さ
れるので、作業者の手を煩わせることがない。また、染
色物は染色機から次行程の装置へ搬送されるまでの間、
台車に載せられることがないので、染色物から滴下した
染液が工場の床面や作業者の衣服等に付着することがな
い。

［実施例〕 以下、本発明の一実施例を第１図から第３図に基づいて
説明する。

第２図に示すように、染牟機ｌＯは左右に並んだ２槽の
染色槽１２を有していると共に、不叩示の制御装置によ
り全自動運転が行なわれる。この図においては、５台の
染色機ｌＯが左右の方向に並列に配置されている場合を
示しているが、染色機ｌＯの設置数は特に問題とはなら
ない。染色機ｌＯは染色槽１２の前方（第２図における
上方）において蓋ｌＢが蝶着された染色物搬出口１４を
有しており、この搬出口１４を介して染色物Ｓが搬出入
される。

第１図に示すように、染色機１０の前方上方に架設され
た梁２０には、一対の支持枠２２が対向するように垂設
されている。この支持枠２２は上方が開口したコの字状
であって、前後に垂設された垂直部材２４にレール２Ｂ
が架設されており、こ９レール２６４千その上部におい
て前後方向に走行可能ケ考行体２８を支持している。

一対の支持枠２２の間には鼓型に形成された２つの引出
しガイドロール３０．１０が左右方向に配されており、
これらの引出しガイドロール３０はその中心部を貫通す
る支持軸３２を介して走行体２８に回転自在に支持され
ている。支持軸３２の一端には減速機を介してモータ３
４が取りつけられており、引出しガイドロール３０はモ
ータ３４に連動して回転する。染色の終了した布帛等の
染色物Ｓを染色機ｌＯの染色物搬出口１４から引出し、
その先端部を引出しガイドロール３０にかけた後モータ
３４を作動する。このようにすると、染色物Ｓは回転す
る引出しガイドロール３０によって染色機ｌＯカフら引
出されると共に、下方へ方向を変えられる。この場合に
おいて、引出しガイドロール３０の後方に取りつけられ
たコの字の状の引出しガイド枠３８が引出される染色物
Ｓを案内する。また、引出しガイドロール３ｏは鼓型に
形成されているので、染色物Ｓは引出しガイドロール３
０の軸方向の中央部に寄せられ、束状になってスムーズ
に引出される。

引出１ガイドロール３０の下方には、上方が開放された
断面コの字状のコンベア溝４０が染色機ｌＯが並置され
た方向に配されており、このコンベア溝４０の内部には
ベルトコンベア５０が収納されている。コンベア溝４０
及びベルトコンベア５０の一端部は並置された染色機ｌ
Ｏの右方（第２図）に位置し、他端部は左方に伸びて次
の工程、例えば、脱水又は乾燥等に使用する装置Ａの手
前に位置している。この場合において、ベルトコンベア
５０は前後方向に２基配されており、後方側のベルトコ
ンベア５０は直線状に、前方側のベルトコンベア５０は
３本が略２字状に設置されている。

コンベア溝４０の内壁４２には長さ方向に受材４４が取
り付けられており、この受材４４の上面にはベルトコン
ベア５０のキャリアロール５２”を支持する支持部材４
６が梯子状に配されている。キャリアロール５２は深皿
状に配された３本のロールよりなり、無端環状のベルト
５６のキャリア側をトラフ状に支持している。また、受
材４４の下方には略一定間隔にリターンロール５４が配
されており、ベルト５Ｂのリターン側を下方から支持し
ている。　　　　　　　　　　　　　　・環状のベルト
５Ｂの内部における一端には駆動用ベルト車５８が、他
端には従動用ベルト車ＢＯがそれぞれ配されると共に、
ベルト５６の下方に＄ける駆動用及び従動用のベルト車
５８．６０のやや内方にはベンド車６２．６２が配され
ている。このようにすることにより、駆動用ベルト車５
８の回転に連動してベルト５６はキャリアロール５２、
リターンロール５４及びペンドベルト車Ｂ２の上方を環
状に回転することができ、引出しガイドロール３０によ
って・下方へ方向を変えられた染色物Ｓはその先端部か
らベルト５Ｂの上面に載せられ、次工程の装置へ自動的
に搬送される。

ベルト５Ｂの材質としては、帆布を芯材とし、その外周
をゴムでカバーしてなるゴムベルトであって、その厚み
は８−■程′−度のものを使用するのが好ましいが、芯
材並びにカバーゴムの種類は上記ものに限られないのは
当然であり、搬送距離や搬送量に伴って定まるベルト５
Ｂの長さや幅によって適宜変更し得る。

染色物Ｓは後方側のベルトコンベア５０によって直線状
に搬送してもよいし、前方側のベルト５０によって屈折
させながら搬送してもよく、次工程の装置Ａの配された
位置によって適宜変更することができる。この搬送装置
においては、。

引出しガイドロール３０は走行体２８によって前後方向
に移動可能であるから、染色物Ｓを搬送する装置Ａによ
って適当なベルトコンベア５０を選択することができる
。

本実施例に係る染色物の搬送装置は以上のように構成さ
れているので、染色の終了した染色物Ｓを染色物搬出口
１４から引出し、その先端部を引出しガイトロ・−ル３
０にかけてモータ３４を作動すると、染色物Ｓは回転す
る引出しガイドロール３０によって染色機１０から引出
されると共に下方へ方向を変え、その先端部からベルト
５Ｂの上面に載せられ、次工程の装置Ａへ自動的に搬送
される。この場合において、ベルトコンベア５０をコン
ベア溝４０の内部に収納しているので、ベルト５６から
染液等の滴が垂れても、作業場の床等を汚すことがない
。

なお、前記実施例のように引出しガイドロール３０を移
動式にしないでミベルトコンベア５０に対応するように
前後方向に２箇所配してもよいし、ベルトコンベア５０
の数は搬送する装置Ａの数′や染琶′機１０の数によっ
て適宜変更しうる。

また、前記実施例においては、ベルト５Ｂを深皿状に配
されたキャリアロール５２によってトラフ状に支持した
が、これに代えて、ロールにより平板状に支持してもよ
いし、また、トラフ状又は平板状の鋼板上をスライドさ
せるように支持してもよい。

さらに、染色機ＩＯの染色物搬出口１４に絞り装置（不
図夾）をセットし、染色機ｌＯから取り出した染色物ｉ
を予備的に絞るようにすると、工場汚染及び作業環境の
悪化を防止できる。

［発明の効果］　− 本発明に係る染色物の搬送装置は、染色物を引出しガイ
ドロールによって下方へ案内してベルトコンベアのベル
トに載せ、このベルトに載せたまま次の工程の装置の場
所へ自動的に搬送することができ、染色機から次工程の
装置へ搬送する間、作業者の手を煩わせることがないの
で染色のコスト減を図ることができる。また、前記の搬
送中に台車に載せられることがないので、染色物から滴
下した染液が工場の床面や作業者の衣服等に付着するこ
とがなく、良好な作業環境を維持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る染色物の搬送装置の
断面図、 第２図は、第１図の染色物の搬送装置及び染色機の配置
を示す平面図、 第３図は、第１図の染色物の搬送装置におけるベルトコ
ンベアの端面図、 ゛第４図は、従来の染色物の搬送装置を示す側面図であ
る。 符号の説明 Ａ・・・・・・次工程の装置 Ｓ・・・・・・染色物 １０・・・・・・染色機 １４・・・・・・染色物搬出口 ２８・・・・・・走行体 ３０・・・・・・引出しガイドロール ４０・・・・・・コンベア溝 ５０・・・・・・ベルトコンベア ５２・・・・・・キャリアロール ５４・・・・・・リターンロール ５６・・・・・・ベルト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、並置された染色機の染色物搬出口の前方上方に、こ
   の染色機から搬出された染色物の引出しガイドロールを
   配する共に、この引出しガイドロールの下方に、ベルト
   コンベアをそのベルトが染色機の並置方向に走行するよ
   う配し、染色物を、引出しガイドロールを介してベルト
   上に載せ、このベルトにより次工程の装置へ搬送するよ
   うなしたことを特徴とする染色物の搬送装置。