JPH01156415A - 連続製鋼装置 - Google Patents
連続製鋼装置Info
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- JPH01156415A JPH01156415A JP31572787A JP31572787A JPH01156415A JP H01156415 A JPH01156415 A JP H01156415A JP 31572787 A JP31572787 A JP 31572787A JP 31572787 A JP31572787 A JP 31572787A JP H01156415 A JPH01156415 A JP H01156415A
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Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
R肌二亘力
[産業上の利用分野]
本発明は、スクラップを連続的に溶解し、かつ精錬して
溶鋼を製造する連続製鋼装置に関する。 (従来の技術] 本発明者らは、他の共同研究者らとともにスクラップの
溶解による鉄(銑鉄および鋼を包含する意味である)の
製造を、電力を使用することなく炭素質材料と酸素ガス
とを使用して行なう技術を確立し、これを「リアクター
製鉄」と名づけで、すでに提案した(特公昭59−44
363号)。 この製鉄法は、原料としてスクラップだけでなく還元鉄
を使用することもできる(特開昭60−181213号
)。 「リアクター製鉄」に使用する装置についても、基本的
なもの(上記特公昭59−44363@)をはじめ、改
良したものをいくつか、すでに開示した(特開昭58−
199809号、同59−150005号および同61
−15906号、特願昭62−7758号)。 初期のりアクタ−製゛鉄においては、装置はもっばら溶
鉄の製造に使用して、溶鉄を精錬して所望の成分組成を
もった溶鋼とすることは、別の装置に移して行なってい
た。 しかし、熱エネルギーを効率よく利用し、設備投
資の額を抑えるという観点からは、同一の容器内で溶解
および精錬を継続して行なうことが好ましいから、その
後の研究は同一容器内の溶解と精錬を中心にしている。 そのような方式を実施してみると(予想されたことでは
あるが)、溶解は短時間で完了するのに対し精錬には長
い時間がかかるということを経験し、装置の使用効率の
点からは改善の余地のあることが明らかになった。 「リアクター製鉄」は、溶解の熱源として炭素質材料の
酸素ガスによる酸化反応を利用するので、得られる溶鉄
中には通常3%程度の、多い場合には4〜5%に達する
量のCが含まれている。 高いC含有量は、酸素による
Feの酸化損失を防止するとともに、投入されたスクラ
ップの溶解を容易にするので有用であるし、それに酸素
を吹き込んで脱炭する過程で発生する熱を溶鋼の温度上
昇に利用するために、必要なものである。 しかし、溶
鋼中のC含有量を、多くの場合は0.5%以下、ときに
は0.1%にまで低下させるためには、長い時間がかか
る。 炭素質材料の燃焼により発生したCOは、さらに酸素(
または空気)を吹き込んで燃焼させることにより排ガス
の温度を高め、スクラップの加熱に利用しているが、こ
の加熱も、スクラップ温度が低い初期のうちは効果的に
行なわれるのに対し、温度が高まった中後期には熱交換
口が低下してしまい、排熱を十分に利用できない。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、リアクター製鉄技術において溶解と精
錬を1個の容器内で行なって直接溶鋼を得ようとする場
合に遭遇する上記の困難を解消し、効率よく装置を使用
して所望の成分組成を有する溶鋼を連続的に製造するこ
とができ、かつエネルギー消費の点からも有利なりアク
タ−製鉄装置を提供することにある。 発明の構成
溶鋼を製造する連続製鋼装置に関する。 (従来の技術] 本発明者らは、他の共同研究者らとともにスクラップの
溶解による鉄(銑鉄および鋼を包含する意味である)の
製造を、電力を使用することなく炭素質材料と酸素ガス
とを使用して行なう技術を確立し、これを「リアクター
製鉄」と名づけで、すでに提案した(特公昭59−44
363号)。 この製鉄法は、原料としてスクラップだけでなく還元鉄
を使用することもできる(特開昭60−181213号
)。 「リアクター製鉄」に使用する装置についても、基本的
なもの(上記特公昭59−44363@)をはじめ、改
良したものをいくつか、すでに開示した(特開昭58−
199809号、同59−150005号および同61
−15906号、特願昭62−7758号)。 初期のりアクタ−製゛鉄においては、装置はもっばら溶
鉄の製造に使用して、溶鉄を精錬して所望の成分組成を
もった溶鋼とすることは、別の装置に移して行なってい
た。 しかし、熱エネルギーを効率よく利用し、設備投
資の額を抑えるという観点からは、同一の容器内で溶解
および精錬を継続して行なうことが好ましいから、その
後の研究は同一容器内の溶解と精錬を中心にしている。 そのような方式を実施してみると(予想されたことでは
あるが)、溶解は短時間で完了するのに対し精錬には長
い時間がかかるということを経験し、装置の使用効率の
点からは改善の余地のあることが明らかになった。 「リアクター製鉄」は、溶解の熱源として炭素質材料の
酸素ガスによる酸化反応を利用するので、得られる溶鉄
中には通常3%程度の、多い場合には4〜5%に達する
量のCが含まれている。 高いC含有量は、酸素による
Feの酸化損失を防止するとともに、投入されたスクラ
ップの溶解を容易にするので有用であるし、それに酸素
を吹き込んで脱炭する過程で発生する熱を溶鋼の温度上
昇に利用するために、必要なものである。 しかし、溶
鋼中のC含有量を、多くの場合は0.5%以下、ときに
は0.1%にまで低下させるためには、長い時間がかか
る。 炭素質材料の燃焼により発生したCOは、さらに酸素(
または空気)を吹き込んで燃焼させることにより排ガス
の温度を高め、スクラップの加熱に利用しているが、こ
の加熱も、スクラップ温度が低い初期のうちは効果的に
行なわれるのに対し、温度が高まった中後期には熱交換
口が低下してしまい、排熱を十分に利用できない。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、リアクター製鉄技術において溶解と精
錬を1個の容器内で行なって直接溶鋼を得ようとする場
合に遭遇する上記の困難を解消し、効率よく装置を使用
して所望の成分組成を有する溶鋼を連続的に製造するこ
とができ、かつエネルギー消費の点からも有利なりアク
タ−製鉄装置を提供することにある。 発明の構成
本発明のりアクタ−製鉄装置は、図面に示すように、上
部に溶解原わlの人口]1を、下部側方に溶解した鉄の
出口12を有する溶解炉1と、その出口に接続されて水
平方向に置かれ、一方に溶解した鉄の入口21を、他方
に精錬された鋼の出口22を有する筒状の精錬炉2とか
ら構成され、溶解炉1は下部に炭素質材料を吹き込むた
めの羽口13および酸素を吹き込むための羽口14をそ
なえ、精錬炉2は下方から酸素を吹き込むための羽口2
3をそなえるとともに上方から酸素を吹き込むためのノ
ズルおよび(または)バーナー24をそなえてなる。 溶解炉1の上部には、COガスの燃焼のための空間を与
え、かつこの空間に酸素を吹き込むためのノズル15を
設けるとよい。 これまでのりアクタ−製鉄装置においてしばしば行なっ
たように、溶解炉の上方に溶解原料を加熱するための加
熱シレフト3を設け、溶解炉1を出る高温の排ガスをそ
の中を通過させるように構成することが好ましい。 こ
の場合、これも最近のりアクタ−製鉄装置において常道
となっているように1.加熱シャフトの下部にダンパー
31を設け、その開閉によって溶解原料の溶解炉への投
入および保持を行ない、溶解炉の排ガスを外部に設けた
ダクト32を通じて加熱シャフト上部に導入し、下方に
向って通過させるように構成することが有利である。 一方、精錬炉2においては、第2図および第3図に示す
ように、横断面において上下の中はどに1個または2個
以上の堰25を設けて、段階的な脱炭のためのゾーンを
2個または3個以上形成し、ただし堰の下方を溶解した
鉄または鋼が、また上部をガスがそれぞれ流通できるよ
うに構成することが推奨される。 (作 用] 本発明のりアクタ−製鉄装置においても、操業開始時に
は、他の手段たとえばアーク炉を用いて溶鉄をつくって
必要量を溶解炉1ににチャージし、羽口13から炭素質
材料を、羽口14から酸素をそれぞれ吹き込んで、2C
+02→2COの反応による発熱を起させ、その熱で加
熱された溶鉄6の上へスクラップ5を投入して溶解させ
る。 COガスは、溶解炉に上部空間を設けてノズル15から
酸素を吹き込んだ場合はそこで燃焼し、2CO+〇2→
2CO2の発熱がスクラップの溶解を助ける。 高温の
排ガスをダクト32を通してスクラップ加熱シャフトに
導き、加熱に利用することは前記のとおりである。 上
部空間を設けず、またはそこへ酸素の吹き込みを行なわ
ずに、代ってダクト32の部分をCO燃焼塔とするよう
に装置を構成し、そこへ酸素または空気を供給してCO
を燃焼させ、排ガスの温度を高めてから加熱シャフトに
導いてもよいことは、すでに開示の装置に関して記述し
たとおりである。 溶解炉で得た溶鉄6は、溶解炉の出口12から精錬炉2
の入口21に入り、精錬炉内を水平方向に、図では石に
向って流れて行く。 その間に、羽口23から酸素を吹
き込み、溶鉄中に溶解または分散していたC成分を酸化
する。 それによって脱炭が進行し、溶鉄が溶鋼に変化
して行くとともに、溶鋼の温度が次第に上昇する。 必要であれば、精錬炉2の上部に設けたノズルまたはバ
ーナーを通じて、酸素の吹き込みまたは燃料の燃焼を行
なって、熱を補給する。 精錬炉に設けた堰25は、その下を溶鉄6または溶鋼7
が、その上をガスが流通することは許容するが、一応の
区画によって精錬ゾーンを形成し、精錬は各ゾーンで段
階的に行なわれる。 このような進め方は、精錬作業の
コントロールを容易にする。 溶鋼7は、その上のスラグ8の成分を適切にえらぶこと
によって、その補助的な精錬たとえば脱硫を行なうこと
ができる。 精錬炉2の長さは、精錬に必要な範囲で任意の長さとし
、または長さの限度内で適当な部分までを使用すること
ができる。 横断面は、放熱を最少限にするためには図
示したような円形が有利でおるが、そのほかの形状も可
能なことはもちろんである。 精錬の結果は、たとえば溶鋼の凝固温度を測定して炭素
含有量を決定することにより、確認できる。 この方法
は、一般にC:0.1〜0.5%の鋼に対して有用であ
る。 カーポンプターミネータ−も使用できる。 0.
1%以下の低い炭素量は、たとえば酸素センサーを用い
て酸素ポテンシャルを測定することによって決定できる
。 C含有量の測定結果にもとづいて精錬炉2の羽口23か
らの酸素量を調節すべきことは、製鋼技術者は容易に理
解するであろう。 及服少四ス 本発明の連続製鋼装置は、リアクター製鉄装置を、一体
に接続されてはいるが二つの部分から構成要素に分け、
それぞれに溶解と精錬を分担させることによって、精錬
に長時間を貸すという非能率を改善した。 溶解炉においてはもっばら溶解が行なわれ、速やかに進
行するから、排ガスの保有する熱を投入原料の加熱に効
率よく利用できる。 精錬炉においては、脱炭の進行を監視しながら酸素吹込
量の調節そのほかの操業コントロールを行なうことによ
り、容易に所望の成分組成の溶鋼を得ることができる。 溶解炉は精錬炉より常に低温で操業できるから、耐火物
内張りは師価なもので足り、損耗は少ない。
部に溶解原わlの人口]1を、下部側方に溶解した鉄の
出口12を有する溶解炉1と、その出口に接続されて水
平方向に置かれ、一方に溶解した鉄の入口21を、他方
に精錬された鋼の出口22を有する筒状の精錬炉2とか
ら構成され、溶解炉1は下部に炭素質材料を吹き込むた
めの羽口13および酸素を吹き込むための羽口14をそ
なえ、精錬炉2は下方から酸素を吹き込むための羽口2
3をそなえるとともに上方から酸素を吹き込むためのノ
ズルおよび(または)バーナー24をそなえてなる。 溶解炉1の上部には、COガスの燃焼のための空間を与
え、かつこの空間に酸素を吹き込むためのノズル15を
設けるとよい。 これまでのりアクタ−製鉄装置においてしばしば行なっ
たように、溶解炉の上方に溶解原料を加熱するための加
熱シレフト3を設け、溶解炉1を出る高温の排ガスをそ
の中を通過させるように構成することが好ましい。 こ
の場合、これも最近のりアクタ−製鉄装置において常道
となっているように1.加熱シャフトの下部にダンパー
31を設け、その開閉によって溶解原料の溶解炉への投
入および保持を行ない、溶解炉の排ガスを外部に設けた
ダクト32を通じて加熱シャフト上部に導入し、下方に
向って通過させるように構成することが有利である。 一方、精錬炉2においては、第2図および第3図に示す
ように、横断面において上下の中はどに1個または2個
以上の堰25を設けて、段階的な脱炭のためのゾーンを
2個または3個以上形成し、ただし堰の下方を溶解した
鉄または鋼が、また上部をガスがそれぞれ流通できるよ
うに構成することが推奨される。 (作 用] 本発明のりアクタ−製鉄装置においても、操業開始時に
は、他の手段たとえばアーク炉を用いて溶鉄をつくって
必要量を溶解炉1ににチャージし、羽口13から炭素質
材料を、羽口14から酸素をそれぞれ吹き込んで、2C
+02→2COの反応による発熱を起させ、その熱で加
熱された溶鉄6の上へスクラップ5を投入して溶解させ
る。 COガスは、溶解炉に上部空間を設けてノズル15から
酸素を吹き込んだ場合はそこで燃焼し、2CO+〇2→
2CO2の発熱がスクラップの溶解を助ける。 高温の
排ガスをダクト32を通してスクラップ加熱シャフトに
導き、加熱に利用することは前記のとおりである。 上
部空間を設けず、またはそこへ酸素の吹き込みを行なわ
ずに、代ってダクト32の部分をCO燃焼塔とするよう
に装置を構成し、そこへ酸素または空気を供給してCO
を燃焼させ、排ガスの温度を高めてから加熱シャフトに
導いてもよいことは、すでに開示の装置に関して記述し
たとおりである。 溶解炉で得た溶鉄6は、溶解炉の出口12から精錬炉2
の入口21に入り、精錬炉内を水平方向に、図では石に
向って流れて行く。 その間に、羽口23から酸素を吹
き込み、溶鉄中に溶解または分散していたC成分を酸化
する。 それによって脱炭が進行し、溶鉄が溶鋼に変化
して行くとともに、溶鋼の温度が次第に上昇する。 必要であれば、精錬炉2の上部に設けたノズルまたはバ
ーナーを通じて、酸素の吹き込みまたは燃料の燃焼を行
なって、熱を補給する。 精錬炉に設けた堰25は、その下を溶鉄6または溶鋼7
が、その上をガスが流通することは許容するが、一応の
区画によって精錬ゾーンを形成し、精錬は各ゾーンで段
階的に行なわれる。 このような進め方は、精錬作業の
コントロールを容易にする。 溶鋼7は、その上のスラグ8の成分を適切にえらぶこと
によって、その補助的な精錬たとえば脱硫を行なうこと
ができる。 精錬炉2の長さは、精錬に必要な範囲で任意の長さとし
、または長さの限度内で適当な部分までを使用すること
ができる。 横断面は、放熱を最少限にするためには図
示したような円形が有利でおるが、そのほかの形状も可
能なことはもちろんである。 精錬の結果は、たとえば溶鋼の凝固温度を測定して炭素
含有量を決定することにより、確認できる。 この方法
は、一般にC:0.1〜0.5%の鋼に対して有用であ
る。 カーポンプターミネータ−も使用できる。 0.
1%以下の低い炭素量は、たとえば酸素センサーを用い
て酸素ポテンシャルを測定することによって決定できる
。 C含有量の測定結果にもとづいて精錬炉2の羽口23か
らの酸素量を調節すべきことは、製鋼技術者は容易に理
解するであろう。 及服少四ス 本発明の連続製鋼装置は、リアクター製鉄装置を、一体
に接続されてはいるが二つの部分から構成要素に分け、
それぞれに溶解と精錬を分担させることによって、精錬
に長時間を貸すという非能率を改善した。 溶解炉においてはもっばら溶解が行なわれ、速やかに進
行するから、排ガスの保有する熱を投入原料の加熱に効
率よく利用できる。 精錬炉においては、脱炭の進行を監視しながら酸素吹込
量の調節そのほかの操業コントロールを行なうことによ
り、容易に所望の成分組成の溶鋼を得ることができる。 溶解炉は精錬炉より常に低温で操業できるから、耐火物
内張りは師価なもので足り、損耗は少ない。
図面は本発明の連続・製鋼装置の代表的な構成を示す図
であって、 第1図は装置全体の縦断面図であり、 第2図は第1図A−A方向の、第3図は第1図B−B方
向の、いずれも精錬炉の横断面図である。 1・・・溶解炉 11・・・原料入口 12・・・溶鉄出口13
・・・炭素質材料羽口 14・・・酸素羽口2・・・
精錬炉 21・・・溶鉄人口 22・・・溶鋼出口23
・・・酸素羽口 3・・・スクラップ加熱シャフト 6・・・溶 鉄 7・・・溶 18・・・スラグ特許
出願人 大同特殊鋼株式会社 代理人 弁理士 須 賀 総 夫
であって、 第1図は装置全体の縦断面図であり、 第2図は第1図A−A方向の、第3図は第1図B−B方
向の、いずれも精錬炉の横断面図である。 1・・・溶解炉 11・・・原料入口 12・・・溶鉄出口13
・・・炭素質材料羽口 14・・・酸素羽口2・・・
精錬炉 21・・・溶鉄人口 22・・・溶鋼出口23
・・・酸素羽口 3・・・スクラップ加熱シャフト 6・・・溶 鉄 7・・・溶 18・・・スラグ特許
出願人 大同特殊鋼株式会社 代理人 弁理士 須 賀 総 夫
Claims (5)
- (1)上部に溶解原料の入口を、下部側方に溶解した鉄
の出口を有する溶解炉と、その出口に接続されて水平方
向に置かれ、一方に溶解した鉄の入口を、他方に精錬さ
れた鋼の出口を有する筒状の精錬炉とから構成され、溶
解炉は下部に炭素質材料を吹き込むための羽口および酸
素を吹き込むための羽口をそなえ、精錬炉は下方から酸
素を吹き込むための羽口をそなえるとともに上方から酸
素を吹き込むためのノズルおよび(または)バーナーを
そなえてなる連続製鋼装置。 - (2)溶解炉の上方にCOガスの燃焼のための空間を有
し、かつこの空間に酸素を吹き込むためのノズルを設け
た特許請求の範囲第1項の連続製鋼装置。 - (3)溶解炉の上方に溶解原料を加熱するための加熱シ
ャフトを設け、溶解炉を出る高温の排ガスをその中を通
過させるように構成した特許請求の範囲第1項の連続製
鋼装置。 - (4)加熱シャフトの下部にダンパーを設け、その開閉
によって溶解原料の溶解炉への投入および保持を行ない
、溶解炉の排ガスを外部に設けたダクトを通じて加熱シ
ャフト上部に導入し、下方に向つて通過させるように構
成した特許請求の範囲第3項の連続製鋼装置。 - (5)精錬炉の上下の中ほどに、1個または2個以上の
堰を設けて区画することにより段階的な脱炭のためのゾ
ーンを2個または3個以上形成し、ただし堰の下方を溶
解した鉄または鋼が、また上部をガスがそれぞれ流通で
きるように構成した特許請求の範囲第1項の連続製鋼装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31572787A JPH01156415A (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 連続製鋼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31572787A JPH01156415A (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 連続製鋼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01156415A true JPH01156415A (ja) | 1989-06-20 |
Family
ID=18068806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31572787A Pending JPH01156415A (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 連続製鋼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01156415A (ja) |
-
1987
- 1987-12-14 JP JP31572787A patent/JPH01156415A/ja active Pending
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