JPH011320A - 分布増幅器及びその操作方法 - Google Patents

分布増幅器及びその操作方法

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JPH011320A
JPH011320A JP63-73467A JP7346788A JPH011320A JP H011320 A JPH011320 A JP H011320A JP 7346788 A JP7346788 A JP 7346788A JP H011320 A JPH011320 A JP H011320A
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コリン スチュアート エイチソン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば20M)lzから50GHzのような
非常に高周波において使用するための分布増幅器回路(
distributed amplifier cir
cuit)に関するものである。
〔従来の技術〕
分布増幅器はこれ等が共振回路の使用を含まないことか
ら非常に広い帯域幅を達成しうる。
この様な増幅器は二つのマイクロ波伝送線路、即ちトラ
ンジスターのゲート電極が接続されている“ゲート”伝
送線路とドレイン電極が接続されている“ドレイン”伝
送線路との間に接続された1つ或はそれ以上の電界効果
型トランジスターを含んでいる。トランジスターのソー
ス電極は、2つの伝送線路に共通で又マイクロ波入力と
マイクロ波出力とに共通である “グランド” (接地
)線に接続されている。“ゲート”及び“ドレイン”伝
送線路は実質的に各線路の端部及び各連続したトランジ
スターの電極間に設けられたインダクター (indu
ctor)を有する擬似的に集中化された伝送線路であ
る。トランジスターは好ましくはガリウム−ひ素MES
FETである。
〔発明が解決しようとする課題〕
この増幅器の使用に際しては、マイクロ波信号はマイク
ロ波信号入力に供給され、又個々の進行波はゲート及び
ドレイン伝送線路の個々に沿って移行する。進行波はそ
のトランジスター或は各々のトランジスターにより順次
増幅され、又増幅利得は等しくかつ適正に定められた各
線路の位相定数により本質的に信号周波数とは独立した
ものである。典型的には非常に広い周波数帯域に関し約
6dBの利得が得られる。
一方、高利得と広い帯域幅が分布増幅器における基本的
な要求であるが、“雑音指数” (noisefigu
re)或は増幅器により発生されるノイズの増加を出来
るだけ低く押えることも又非常に重要なことである。
分布増幅器において発生されたこれ等のノイズ成分につ
いての詳細な分析は、本発明者によるマイクロ波原理と
技術に関するIEEB会誌で発表された標題rllEs
FET分布増幅器の固を雑音指数」の報告書(VoL、
 MTT−33,No、6. 1985年6月、ページ
460〜466)に示されている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の1つの態様によれば、MESFETの分布増幅
器の操作方法は、第1の入力信号をゲート伝送線路の一
方の端部に供給すること、第1の人力信号と実質的に同
一の第2の入力信号をゲート伝送線路の他方の端部に供
給すること、ドレイン伝送線路の一方の端部から第1の
出力信号又ドレイン伝送線路の他方の端部から第2の出
力信号をそれぞれ取り出すこと、及び増幅された出力信
号を発生させるために第1と第2の出力信号を結合する
ことから構成されている。
本発明の他の態様によれば、広帯域増幅回路は、ゲート
及びドレイン伝送線路を有するMESFET分布増幅器
、第1の入力信号をゲート伝送線路の一方の端部に供給
し、又第1の入力信号と実質的に同一である第2の入力
信号をゲート伝送線路の他方の端部に供給する手段、及
びドレイン伝送線路の一方の端部からの第1の出力信号
とドレイン伝送線路の他方の端部からの第2の出力信号
を受け入れ、かつこれ等の信号を結合して増幅された出
力信号を発生する手段とを含むものである。
好ましくは、第1と第2の入力信号を供給する手段と第
1と第2の出力信号を受け入れかつ結合する手段は対応
するハイブリッド゛回路を含むものである。ハイブリッ
ド回路はマイクロ波分野においては良く知られている装
置であり、2個の入力口(port)と2個の出力口(
port)をもっ四端子回路装置(four port
 device)である。入力口の1つに供給された1
つの信号は、両方の出力口において2つの同一信号とし
て現われ、又他の入力口に供給された1つの信号は両出
力口において同一ではあるがお互に関して位相において
シフト(移相)されている信号として現われる。
同じように、もし入力信号が両方の入力口に供給される
とそれ等は装置により結合され、その結合された信号は
その出力口に現われる。ハイブリッド回路↓よ通常は9
0度ハイブリッド或は180度ハイブリッドであり、9
0度ハイブリッドによって、出力信号は同相であるか、
お互に90度或は270度だけ移相されるものであり、
又180度ハイブリッドによって、出力信号は同相であ
るか、或はお互に180度だけ移相されるものである。
90度ハイプリレド回路が2個の入力信号を結合するた
めに使用される場合には、入力信号が同相である時に最
大の出力が1方の出力口から得られ、又入力信号が90
度或は270度の移相にある時に最大の出力が他方の出
力口より得られる。
同様に、2個の入力信号を結合するために180度ハイ
ブリッド回路が使用される場合、入力信号が同相である
時に最大の出力が1方の出力口から得られ、又入力信号
が180度の移相の時に最大の出力が他の出力口から得
られる。
本発明においては、各ハイブリッドの3個の出入口(p
ort)のみが使用され、隔離された出入口である第4
の出入口はハイブリッド回路の特性インピーダンス(c
haracteristic impedance)と
整合するインピーダンスにより終端せしめられている。
上記において90度および180度ハイブリッドが提案
されているけれども二つの入力信号を提供するための他
の手段も、最終出力を発生するために増幅器からの出力
信号を結合するための手段と共に選択的に使用されても
よい。例えば入力信号源は同一周波数で同相であるか或
は要求される位相差にある2つの信号を与えるように共
に設定された2個の発振器であっても良い。
直線的状態の下において作動する分布増幅器を用いるこ
とにより、それは操作において対称的であり従ってゲー
ト伝送線路の一方の端部に導入された信号はそれが同一
線路の他方の端部に向けて進行する間に増幅される。そ
してゲート伝送線路の他方の端部に導入された信号はそ
の線路の一方の端部に向って進行する間に増幅される。
これに加えて、信号は又ゲート伝送線路に沿って互に反
対の方向に進行しそしてドレイン線路を経て出力端部に
至る。一方の端部がら他方の端部へ又はその逆というよ
うに順、逆方向にそれぞれ進行する信号は増幅器からの
増幅された出力を提供することをベクトル的に付加する
第1と第2の入力信号の間の適正な位相関係を選択する
ことによって、増幅器の出力は最大化される。このこと
は従来の操作モードと比較して分布増幅器の有能利得(
available gain)における著しい増加を
来す。
良好な結果は、同相か或は90度、180度或は270
度だけ移相された信号をゲート伝送線路の二つの端部に
供給することにより得られる。ゲート伝送線路の反対側
の端部に供給された信号が移相されている時には、対応
する相変化(phase change)がドレイン伝
送線路の向い合う端部から出される出力信号の間に導入
されなければならない。
第1と第2の入力信号をゲート伝送線路の対向する端部
に供給する手段はお互に関係して信号を移相させる手段
を含んでもよく又、この場合にはドレイン伝送線路の対
向する端部がら出る第1と第2の出力信号を受け入れか
つ結合するための手段は第1と第2の出力信号の間に対
応する位相を導入する手段を含んでいてもよい。
更に、伝送線路を一方の端部から他方5端部へ又はその
逆に順、逆方向に進行している信号のノイズ成分のある
ものは出力において逆位相で現われそれにより互に相殺
し合い増幅器に対して低い雑音指数を与えるので雑音指
数に関して利点がある。
これに加えて、増幅器の有能利得が増加するので増幅器
に関する全体的な雑音指数或はノイズ比率に対する信号
はまだ更に増加する。
〔実施例〕
本発明の具体例は従来の分布増幅器と比較しながら添付
の図面を参照して以下に説明する。
分布増幅器は第2図に示されるように複数の電界効果型
トランジスター1〜4を含んでいる。トランジスターは
好ましくはガリウムひ素MESFETであり増幅器は望
ましいいかなる数のトランジスターを含むことができる
。増幅器は基本的には2本のマイクロ波伝送線路を含ん
でおり、1つはトランジスター1〜4のゲート電極が接
続されている“ゲート”伝送線路であり、1つはドレイ
ン電極が接続されている“ドレイン”伝送&i路である
ソース電極は2つの伝送線路に共通であり又マイクロ波
信号人力6とマイクロ波信号出カフとに共通の“グラン
ド” (接地)線路5に接続されている。
連続しているトランジスターのゲート電極はインダクタ
ー8を介して相互に接続されており又ドレイン電極は同
じようなインダクター9により相互に接続されている。
インダクター10と11は各線路の端部に設けられてい
る。ゲート伝送線路は(第2図にみられるように)例え
ば50Ωであってもよい線路の特性インピーダンスと等
しい抵抗12によって右側端部で終端している。
抵抗12は“アイドリングゲート負荷”(“idlin
g gate 1oad″)として参照されてもよい。
マイクロ波信号は特性インピーダンスに等しいインピー
ダンスをもつ発電機13から入力6の中へ供給される。
 ドレイン伝送線路は例えば同様に50Ωである同線路
の特性インピーダンスに等しい抵抗14によって左側端
部で終端している。
抵抗14は“アイドリングドレイン負荷”(” idl
ing drain 1oad ” )として参照され
てもよい。
信号出カフはドレイン伝送線路の特性インピーダンスに
等しい入力インピーダンスを持った負荷15に接続され
ている。直流電源16は線路5に接続されそしてドレイ
ン電極のためのバイアスを発生するため抵抗14とそれ
に隣接するインダクター11との接合点に接続されてい
る。
この増幅器を使用する場合、入力6に供給されたマイク
ロ波信号は連続するトランジスター1〜4によって増幅
される。各々の進行波はゲート及びドレイン伝送線路の
各々に沿って通過して行き、等しく又正しく決定された
両線路の位相定数により、増幅利得は実質的に信号の周
波数から独立している。約6dBの利得が相当広い周波
数帯域に亘って得ることが出来る。
第1図を参照すれば、本発明に係る分布増幅器回路はソ
ース20からの高周波入力信号が入力口(port) 
 19に供給されるハイブリッド18を含んでいる。該
ハイブリッドの出力口(port)  21は第2図を
参照して上記に説明した種類の分布増幅器22における
通常の入力6と接続されている。
ハイブリッドの第2の出力口(port)  23は該
増幅器22のゲート線路の右側端部24と接続されてい
る。ハイブリッドの隔離された出入口(por t)2
5はハイブリッド18の特性インピーダンスに等しいイ
ンピーダンスによって終端されている。
ハイブリッド18の特性インピーダンスはゲート線路の
インピーダンスと出来るだけ接近するように整合せしめ
られそれによってハイブリッドが効果的に入力6におけ
る正確なソースインピーダンス及びゲート線路の端部2
4において第2図の抵抗12と等しい正確なゲートアイ
ドリング負荷を提供する。ハイブリッドの特性インピー
ダンスは実際には周波数に従属するものであり一方擬似
的な伝送線路であるゲート線路のインピーダンスは周波
数と独立であるように考慮されている。
インピーダンス整合を改良するために、ゲート線路はマ
イクロ波分野において良く知られており、又ハイブリッ
ド18のインピーダンスをそれがゲート線路に現われる
時に周波数とは独立したインピーダンスに変えてしまう
誘導m型セクション(m derived 5ecti
on)を介してハイブリッド18と結合されてもよい。
第2のハイブリッド26はドレイン線路に接続されてい
る。このようにハイブリッド26の出力口27は増幅器
22の出カフと接続され、又ハイブリッドの他の出力口
28はドレイン線路の左側端部29と接続されている。
ハイブリッドの隔離された出入口30はハイブリッド2
6の特性インピーダンスに等しいインピーダンスにより
終端している。又更にハイブリッド26の特性インピー
ダンスはドレイン線路のそれと出来るだけ接近するよう
に整合せしめられそれによってハイブリッドは出カフに
おいて効果的に正確な負荷インピーダンスを提供し又ド
レイン線路の端部29において第2図の抵抗14と等し
い正確なドレインアイドリング負荷を提供する。
更に誘導m型セクションを使用することによって、整合
は改良されうる。
特性インピーダンスにより終端されている出力線路31
はハイブリッドの出力口32と接続されている。ハイブ
リッドの入力口及び出力口のグラ(ground 1i
ne)  5と接続されている。
ハイブリッド18と26は両方とも90度ハイブリッド
或は180度ハイブリッドであってもよい。
この回路の操作において、入力信号は入力口(port
) 19に供給され又ハイブリッド18は出力口21及
び23に、同相であるか或はハイブリッドのタイプ及び
使用されている出入口(port)に依存して相互に9
0度、180度或いは270度位相変位されている出力
信号を供給する。
得られた信号はハイブリッド26の入力口27と28に
おいて受け入れられそしてこれ等の信号は対応するよう
に位相差がないか、或は90度、180度或いは270
度の位相変位されているものであり又それ等はハイブリ
ッドの中で結合されて線路31に出力供給される復号信
号となる。入力口27と28に供給された信号が増幅器
の中で作り出される作用は次の通りである。
該増幅器はMESFETから構成されているので、その
操作においては対称的である。即ちゲート線路の左側端
部(即ち入力6)に供給された信号は増幅されかつドレ
イン線路の右側端部(即ち出カフ)において出力される
方法と全く同じ方法おいて、ゲート線路の右側端部に供
給された信号は増幅されかつドレイン線路の左側端部2
9において出力される。
更に、入力6に供給された信号が個々の連続するMES
FETに到達しそしてそれによって増幅されるとその結
果得られた信号の一部はドレイン線路を通って出カフに
向けて伝送され、又一部はドレイン線路の左側端部29
に向けて伝送される。同様にゲート線路の右側端部24
に供給された信号が一連のMESFETのそれぞれに到
達しそれにより増幅されると、得られた信号の一部はド
レイン線路に沿って端部29の方向に向は左方向に伝送
され又一部は出カフに向けて伝送される。入力口27及
び28に供給された信号はそれ故両者とも増幅器におけ
る順方向利得(forward gain)と逆方向利
得(reverse gain)によって派生されたも
のである。
入力信号の移送、対応する移相と出力信号の組合せ及び
増幅器22における順方向及び逆方向の増幅の結果は、
信号が出入口において逆位相で現われるということによ
る周波数における雑音信号の相殺によって、出力口32
における出力信号に存在する総合的ノイズの低下を来す
従来の分布増幅器においては、雑音指数に寄与する雑音
源は標準温度におけるソース抵抗とは別に、次のものが
ある。
(a)ゲート線路のアイドル終端(idle term
i−nation) (b)  ドレイン線路のアイドル終端(idle t
ermi−1ation) (c ) MESFET或はその各々と一体化されてい
るゲートノイズ発生器 (d)MESFET或はその各々と一体化されているド
レインノイズ発生器 本発明に係る分布増幅器においてゲート線路のアイドル
終端とドレイン線路のアイドル終端は消滅することが出
来、ハイブリッド18と26の隔離された出入口25と
30によりそれぞれ置換えられる。
然しなからハイブリッド18の隔離された出入口25か
らのノイズはハイブリッド26の隔離された出入口30
において消滅することは示されうる。更にハイブリッド
26の終端である隔離された出入口30からのノイズは
ドレイン線路であるハイブリッドの出力口31において
は消滅しない。
このように本発明に係る分布増幅器においては最初の2
つのノイズ源に関する雑音指数に対する貢献はこれらを
上記リストからの除外することにある。
付加的には、本発明に係る分布増幅器の利得が従来の対
応する装置よりも高いので、雑音指数は更に減少する。
利得における増加及び雑音指数の減少に関する簡単な理
論的分析は以下の通りである。第2図に示されるような
従来の分布増幅器の形態に関する分析はドレイン負荷(
drain 1oad)を介した順方向電流利得(I 
df)及びドレイン負荷を介した逆方向電流利得(I 
dr)とが次式により与えられることを示している。
及び ここでVは入力電圧であり、glは相互コンダクタンス
であり、nは分布増幅器における?[514Tの数であ
り又、βはゲート或はドレイン線路位相定数である。
上記式はβg=βdの時に次のように簡略化される。
これはドレイン負荷を介する順方向と逆方向の電流は常
に同相であるがsin nβ/sin βが符号を変え
た時にその符号が変ることを示している。
これ等の式は180度ハイブリッドを使用した本発明に
係る分布増幅器の形態における総合的有能利得G f 
+ rを計算するのに使用される。
ここでZい、とZ、dはゲート及びドレインインピーダ
ンスである。前に述べたIEEE会誌において本発明者
により公開された報告において従来の分布増幅器の対応
する順方向利得は次式により与えられることか示されて
いる。
上記2つの式を比較して、本発明に係る分布増幅器は従
来の増幅器と比べてβが十分に小さいか又は選択的にn
が1であるかのいづれかの場合有能電力利得(avai
lable powergain)において6dBの増
加があることが明らかである。
本発明に係る分布増幅器と従来の増幅器の形態について
の理論的雑音指数を上記した本発明者により公開された
EEEE会誌における報告書に概略述べられている技術
を用いて損失のない形態において比較することが便利で
ある。両方の形態において、雑音指数Fは次のように示
される。
G□       G a V G、vGllv ここでG、vは分布増幅器の有能利得である。
雑音指数に対する関係式(contribution)
を表にすることは便利でありそれ等を以下の第1表に示
す。
第1表 ここでC□はゲートソースキャパシタンス、Pはヴアン
デルザイル(Van der Ziel)  ドレイン
ノイズ定数、及びRはヴアンデルザイルゲートノイズ定
数である。
これ等の式を解きその結果を図表的に表わすことにより
第3図及び第4図が得られる。第3図はいづれもn=1
又は2である1ステージ及び2ステージを含む従来の分
布増幅器と本発明の分布増幅器における正規化されたカ
ットオフ周波数を関数とする理論的雑音指数を示してい
る。
本発明によればlステージの分布増幅器については従来
のものとくらべてSdBに近い改善がみられ、又2ステ
ージの分布増幅器についてはカットオフ周波数の半分以
下の周波数において従来のものとくらべて2〜3.5d
Bの間の改良があることが判る。
第3図においては従来の分布増幅器の応答曲線は実線で
示されており一方本発明に係る分布増幅器の応答曲線は
点線で示されている。
第4図は本発明に係る分布増幅器の理論的利得を従来の
分布増幅器のそれに対して正規化した形で示したもので
ある。
ここで分布増幅器は1個、2個又は4個のMESFET
を含むものである。これは、本発明に係る1ステージの
分布増幅器については利得で6dBの改善が示されてお
り又6dBの利得の改善は2ステ一ジ分布増幅器につい
てはカットオフ周波数の70%においてOdBの改良に
まで低下している。
同図は又4ステージの分布増幅器については変動する改
善があることを示している。
本発明に係る分布増幅器の初期実施テストにおいて分布
増幅器は1個又は2個のガリウムひ素MESFETタイ
プNEC710(NECSen+1conductor
s製、日本)で商業的に入手可能な広帯域180度ハイ
ブリッド回路を使用して製造された、同じようなMES
FETが比較のために使用される従来の1ステージ及び
2ステ一ジ分布増幅器回路を製造するために使用された
これ等の装置の周波数に関する雑音指数と利得を決定す
るために実行された実施試験の結果は第5図から第8図
に示されている。
第5図は理論的に予想される6dBの利得と比較すると
平均約4dBBの利得の改善が達成される。
然しなから本発明に係る分布増幅器の場合においては測
定された利得は2個のハイブリッド18と26及びそれ
等に組合されたコネクターから生ずる損失を含むもので
ある。
然しなから適切に監視された回路においては、従来の操
作モードに関してその結果を理論的に予想される数値に
より近くするために一層の改善が期待されうる。
然しなから理論的分析はMESFETと他の回路要素は
損失がないと推定しているので、従って理論的に予想し
ている数値は実際上は達成しえないのである。1ステ一
ジ増幅器のノイズ動作の比較は第6図に示されており、
本発明に係る分布増幅器について雑音指数の最小値であ
る5dBをもった2〜16GIIの帯域に関する約3d
Bの改良を示している。
更に、この数値はハイブリッド或はコネクターにおける
損失に対し修正されていない。
2ステージの分布増幅器における利得及び雑音指数の動
作は第7図及び第8図に示されている。
第7図は低い周波数帯域における利得における期待され
る改良と、本発明に係る分布増幅器におけるカットオフ
周波数の最大70%までの利得利益(gain ben
efit)を上記した理論に従って示している。
雑音指数の比較は、利得が等しくなる約8G)lzまで
減少している帯域端部の低周波数において2dBの雑音
指数の改良を示している。更に、測定されたノイズと利
得の数値はハイブリッドと相互接続部の損失を含んでい
ることは注意すべきである。
これ等は2GIlzで代表的には0.2dBであり15
GHzでは1dBに上昇する。
これ等の実験的結果は本発明に係る分布増幅器は少数の
数のMESFETを含んでいる増幅器に対して利得にお
ける有用な改良と雑音指数における減少を与えるもので
あり、又特に、本発明に係るステージの分布増幅器から
得ることの出来る利得と雑音指数とは一般的に4個のM
ESFETを含む従来の分布増幅器から得られるものと
同じである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る分布増幅器回路の概略的ブロック
ダイアダラムである。 第2図は従来の分布増幅器の回路ダイアグラムである。 第3図は本発明に係る分布増幅器と従来の分布増幅器の
理論的雑音指数の比較を示す、正規化された周波数(n
omalized frequency)に対する雑音
指数のグラフである。 第4図は本発明に係る分布増幅器と従来の分布増幅器と
の理論的利得の比較を示す正規化された周波数に対する
利得のグラフである。 第5図は本発明に係る単一ステージの分布増幅器の実施
例と従来装置との比較を示している周波数に対する利得
のグラフである。 第6図は、本発明に係る単一ステージの増幅器の実施例
と従来の装置との比較を示す周波数に対する雑音指数の
グラフである。 第7図は本発明におけるダブルステージの分布増幅器に
関する実施例と従来装置との比較を示す周波数に対する
利得のグラフである。 第8図は本発明におけるダブルステージの分布増幅器に
関する実施例と従来装置との比較を示す周波数に対する
雑音指数のグラフである。 1〜4・・・MESFHT、    5・・・グランド
線路、6・・・信号入力、    7・・・信号出力、
8〜11・・・インダクター、12.14・・・抵抗、
13・・・マイクロウェーブ発生器、 15・・・負荷、      16・・・直流電源、1
7・・・ローパスフィルター、 18・・・ハイブリッド、  19・・・入力口(po
rt)、20 ・・・信号源、    21.23−・
・出力口(por t)、22・・・分布増幅器、 24・・・ゲート伝送線路の右側端部、25、30・・
・隔離出入口、  26・・・ハイブリッド、27.2
8・・・出力口、 29・・・ドレイン伝送線路の左側端部、31・・・出
力線、     32・・・出力口。 FIG、3 正規化周波数 正規化周波数 FIG、6 周波数(GHz)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1の入力信号をゲート伝送線路の一方の端部へ供
    給すること及びドレイン伝送線路の一方の端部から第1
    の出力信号を取り出すことからなり、更に第1の入力信
    号と実質的に同一の第2の入力信号をゲート伝送線路の
    他方の端部に供給すること、ドレイン伝送線路の他の端
    部から第2の出力信号を取り出すこと及び増幅された出
    力信号を発生するために第1と第2の出力信号を結合す
    ることにより特徴付けられているMESFET分布増幅
    器の操作方法。 2、第1と第2の入力信号は同位相であり又第1と第2
    の出力信号は互いに関して移相されていないことを特徴
    とする請求項1記載の方法。 3、第1と第2の入力信号が互いに関して移相されてお
    り又対応する移相が第1と第2の出力信号に生じせしめ
    られていることを特徴とする請求項1記載の方法。 4、第1と第2の入力及び出力信号はお互いに関し90
    度、180度或は270度で移相されていることを特徴
    とする請求項3記載の方法。 5、分布増幅器はカットオフ周波数の75%以下或は4
    0%以下の周波数で操作されることを特徴とする前記し
    た請求項のいづれか1つに記載された方法。 6、ゲート及びドレイン伝送線路を有する MESFET分布増幅器(22)を有し更に、第1の入
    力信号をゲート伝送線路の一方の端部に供給し、又第1
    の入力信号と実質的に同一である第2の入力信号をゲー
    ト伝送線路の他方の端部に供給する手段(18)、及び
    ドレイン伝送線路の一方の端部からの第1の出力信号と
    ドレイン伝送線路の他方の端部からの第2の出力信号を
    受け入れ、かつこれ等の信号を結合して増幅された出力
    信号を発生する手段(27)とを含むことにより特徴付
    けられている広帯域増幅器回路。 7、第1と第2の入力信号を供給する手段及び第1と第
    2の出力信号を受け入れて結合する手段は対応するハイ
    ブリッド回路(18、26)を含んでいることを特徴と
    する請求項6記載の広帯域増幅器。 8、ハイブリッド回路が90度ハイブリッド或は180
    度ハイブリッドであることを特徴とする請求項7記載の
    広帯域増幅器。 9、分布増幅器は唯一のMESFETを含むか2個のM
    ESFETを含むことを特徴とする請求項7又は8記載
    の広帯域増幅器。 10、MESFETがガリウムひ素MESFETである
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいづれか1項に記載
    の広帯域増幅器。
JP63-73467A 1987-03-30 1988-03-29 分布増幅器及びその操作方法 Pending JPH011320A (ja)

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GB8707508 1987-03-30

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JPS641320A JPS641320A (en) 1989-01-05
JPH011320A true JPH011320A (ja) 1989-01-05

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