JPH01126434A - トルクリミッターにおけるバネ圧縮量指示機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は出力部材に過大な負荷が働いたとき、この過
大な負荷が入力部材に伝わることを防止するトルクリミ
ッタ−におけるバネ圧縮量指示機構に間するものである
。

〈従来の技術〉 従来のトルクリミッタ−におけるバネ圧縮量の確認は、
トルク調節リングの端面が入力部材の端面と同一面にあ
るときを基準として、トルク調節リングの締め込み量を
物差により測定して確認する方法や、調節リングを回転
させた回数を数える等の方法で行なわれている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記のような従来のトルクリミッタ−におけるバネ圧縮
量確認方法においては、トルクリミッタ−の取付は位置
が、機械の奥の方にあるような場合には、トルク調節リ
ングを回転させて、物差で計測するようなことは困難で
あり、又トルク調節リングを基準面まで回転させて戻し
た後、改めて該調節リングを回転させて締め込みながら
、その回転数を数えるような作業は極めて困難で手数の
かかる作業となる。

〈問題点を解決するための手段〉 この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、トルクリミッタ−のバネ受け側の一部に、
該トルク調節リングと共に、進退する指示部材を装着す
ると共に、該指示部材に設けた指標の位置を示す目盛を
設けたものである。

〈作用〉 この発明は上記の構造であり、入力部材に対してトルク
調節リングを回転させると、バネ受け側に設けた指示部
材が該トルク調節リングと共に進退する。

従って、該指示部材の指標が指示するバネ受け・側の目
盛を読んでその値が目的の値になるまでトルク調節リン
グを移動させれば目的のトルクが得られる。

〈実施例〉 次にこの発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。

１は円筒状の入力部材でその一端外周に鍔２を一体に設
け、この鍔２の内側に複数のテーパー状の凹孔３を、該
部材１と同心の円周上に設ける。

４は、該入力部材１の外周の鍔２に接する部分に回転自
在に装着した出力部材で、この部材４には、前記各凹孔
３に対応する位置にそれぞれ軸方向の孔５が形成しであ
る。

６は、動力伝達部材で、実施例では各孔５毎に２１！Ｉ
のボールを遊嵌しである。７は、バネ受けリングで、こ
のリング７と前記の入力部材１とはスライドキー８によ
り、共に回転し、軸方向には自由に摺動するように嵌合
している。

、８′は前記入力部材１の他端の外周に形成した雄ねじ
で、この雄ねじにはトルク調節リング９の内側の雌ねじ
を螺合しである。

上記のトルク調節リング９を該雄ねじ８′に螺合する前
に、前記バネ受けリング７に設けた複数の凹孔状のばね
孔１０にそれぞれコイルバネ１１を嵌合し、この各バネ
１１の外端に弛み止めリング１２の各突部１３を嵌合さ
せ、同リング１２を前記トルク調節リング９の内側に当
てがい、該トルクリミッタ−のトルク調節が完了した後
リング１２の外側の突片１４の所定のものを、トルク調
節リング９の外周の切欠１５内に曲げ込む。

又、該トルク調節リング９の内周の弛み止めリング１２
に接する面の内周にはリング状の突部１６を一体に形成
して該弛み止めリング１２の内周がリング状突部１６に
嵌合して同心になるようにしである。

前記入力部材１と共に回るバネ受けリング７の外周の一
部には、１４部リング側の端部から所定の長さの軸方向
の満１８を形成する。

この溝は第４図に示すように丸孔状で、この部分のリン
グ７の外周に丸孔に達する平面状の目盛部１９を形成す
ることにより内側が広がった溝１８とするものである。

２０は咳溝１８に摺動自在に挿入せしめた丸棒状の指示
部材で、この部材２０の内端の凹孔と満１８の内端間に
押しバネ２１を装着して部材２０の外端をトルク調節リ
ング９に隣接する弛み止めリング１２に摺動自在に接触
せしめる。

又、該指示部材２０の一部外周には、指標２２を設け、
前記目盛部１９には該指標２２により指示する目Ｗ１２
３を設ける。

上記の実施例において、入力部材１が回転すると、これ
と一体の鍔１の凹孔３に嵌合している動力伝達部材６が
出力部材４と共に回転する。出力部材４に加わる負荷が
正常である場合はコイルバネ１１により押圧されている
バネ受けリング７の圧力により伝達部材６が凹孔３に深
く入っているから、入力部材１のトルクはそのまま出力
部材４に伝えられている。

しかし、出力部材４に過大な負荷が加わると、その回転
に制動力が働いて出力部材４が回転し難くなるが、入力
部材１は回転を続けようとするので、その鍔２の凹孔３
から伝達部材６が押し出され押圧リング７がバネ１１を
圧縮して後退する。

そして、該部材６が次の凹孔３に嵌合するという作用を
繰り返す。

上記のトルクリミッタ−におけるトルク調節は、トルク
調節リング９を回転して雄ネジ８′に沿って該リング９
を入力部材１に対して進退させ、トルク調節リング９と
バネ受けリング７間の距離を変化させて行なうが、この
際、トルク調節リング９と共に指示部材２０がトルク調
節リング９と共にバネ受けリング７に対して進退する。

従って、該指示部材２０の指標２２が示す目盛２３を見
ることによりバネ１１の圧縮量が、明瞭に判明するので
、バネ１１の圧縮量から設定トルクを知ることができる
。

例えば、第２図の状態はトルク調節リング９がバネ受け
リング７に接近して設定トルクが大きくなっている状態
を示しており、第３図はトルク設定リング９がバネ受け
リング７から離れて設定トルクが小さくなっている状態
を示している。

尚、実施例に示すトルクリミッタ−は−例にすぎず、図
示側以外のトルクリミッタ−にこの発明を実施すること
ができる。

く効果〉 この発明は前記のように、入力部材と出力部材とをバネ
の弾力による押圧力を利用して動力伝達部材にて結合し
、該バネの押圧力を調節するトルク調節リングを入力部
材の端部外周に螺合したトルクリミッタ−においてバネ
受け側の一部に指示部材を進退自在に装着し、トルク調
節リングを回転させて、これを入力部材に対して進退さ
せると、その位置が指示部材の指標が示すバネ受け側の
目盛により正確にわかるので、トルクの調節が極めて容
易となり、又、狭い場所でのトルクの調節も可能となる
等の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す縦断側面図、第２図、
第３図は同上の各状態を示す一部切欠下面図、第４図は
第１図Ａ−Ａ線の一部切欠横断正面図である。 １・・・入力部材　　　　　　４・・・出力部材６・・
・動力伝達部材　　　　７・・・バネ受けリング９・・
・トルク調節リング　　１１・・・バネ１８・・・満　
　　　　　　　　１９・・・平面状の目盛部２０・・・
指示部材　　　　　　２１・・・バネ２２・・・指標　
　　　　　　　２３・・・目盛出願人代理人　　弁理士
　　和　１）昭Ｍ１図 第２図　　　　　　　　第８図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力部材と出力部材とを、バネの弾力による押圧力を利
   用して動力伝達部材にて結合し、該バネの押圧力を調節
   するトルク調節リングを入力部材の端部外周に螺合した
   トルクリミッターにおいて、バネ受け側の一部に、該ト
   ルク調節リングと共に進退する指示部材を装着すると共
   に、該指示部材に設けた指標の位置を示す目盛を設けた
   ことを特徴とするトルクリミッターにおけるバネ圧縮量
   指示機構。