JPH01112171A

JPH01112171A - 粉体の電気抵抗測定装置

Info

Publication number: JPH01112171A
Application number: JP62269738A
Authority: JP
Inventors: Kunihiko Sato; 邦彦佐藤; Masatoshi Kimura; 正利木村
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1987-10-26
Filing date: 1987-10-26
Publication date: 1989-04-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕粉体の電気抵抗測定に係り、特に磁性粉体の抵抗測定を
行なう粉体の電気抵抗測定装置に関し、実際に用いられ
る磁気ロール上での抵抗と異ならない粉体抵抗が計れる
測定装置を得ることを目的とし、底と蓋の部分に電極を設けた容器に試料粉体を満たして
なる粉体抵抗測定セルの、該電極に電圧を印加し電極間
に流れる電流を測定し、抵抗値を求める粉体の電気抵抗
測定装置において、前記試料粉体に磁界を印加するため
の磁界印加手段を設けて構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は粉体の電気抵抗測定に係り、特に磁性粉体の抵
抗測定を行なう粉体の電気抵抗測定装置に関する。

電子写真等に用いられる粉体現像剤は、磁気ロール上に
磁気ブラシを形成させて用いられることが多い。二成分
現像剤は、磁性分であるキャリアと非磁性骨であるトナ
ーの混合物である。この現像剤に磁界を印加するとキャ
リア同士が引き合いチェーン状になり、磁気ブラシを形
成する。この磁気ブラシのキャリアに電極効果を持たせ
ており、現像の特性が現像剤の抵抗値で変わるので、現
像剤の抵抗が測定されている。

〔従来の技術〕

従来、粉体の電気抵抗を測定する方法として、第５図に
示すように、底１２と蓋１３の部分に電極１１を設けた
容器に試料である粉体を満たし、電極１１に電圧を印加
し電極間に流れる電流を測定し、抵抗値を求める方法が
ある。また、通常は蓋１３の上に重り１６を載せ、粉体
１７に圧力を加えて測定する。なお、１は粉体抵抗測定
セルで、底１２と蓋１３と電極１１からなる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、電子写真等に用いられる粉体現像剤は、磁気
ロール」二に磁気ブラシを形成させて用いられることが
多い。二成分磁気ブラシ現像剤は、磁性分であるキャリ
アと非磁性骨であるトナーの混合物である。また、キャ
リアは導電性、トナーは絶縁性である。この現像剤に磁
界を印加すると、キャリア同士が引き合いチェーン状に
なり、磁気ブラシを形成する。このため、磁界を印加せ
ずに抵抗値を測定すると、実際に用いられる磁気ロール
上での抵抗と異なる場合が多く、現象と理論が一致せず
問題となる。

そこで、本発明では、実際に用いられる磁気ロール上で
の抵抗と異ならない粉体抵抗が計れる測定装置を得るこ
とを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

前記問題点は、第１図に示されるように、底１２と蓋１
３の部分に電極１１を設けた容器に、試料粉体１７を満
たしてなる粉体抵抗測定セル１の、該電極１１に電圧を
印加し電極１１間に流れる電流を測定し、抵抗値を求め
る粉体の電気抵抗測定装置において、前記試料粉体１７に磁界を印加するための磁界印加手段
３を設けた本発明の粉体の電気抵抗測定装置によって解
決される。

〔作用〕

即ち、粉体抵抗測定セル１の両側に設けた磁石３により
、該粉体抵抗測定セル１中に磁界が印加されて、粉体１
７の磁性粉同士の引力が働いた状態で、粉体の抵抗を測
定することができる。

これにより、実際に用いられる磁気ロール上での抵抗と
同じ状態で粉体の抵抗値が得られる。

〔実施例〕

第１図は本発明の第１の実施例を説明する図である。

図において、１は粉体抵抗測定セル、１７は粉体、３は
磁界印加手段である磁石（永久磁石）で、空隙１９．１
９′を持つコ字形状である。粉体抵抗測定セル１は、図
示のように前記空隙１９に挿入され、すべて非磁性の材
料を使用し、電極１１は銅、アルミニウム等の導電性の
良い非磁性の金属が良く、底（容器）１２、蓋１３は、
非磁性の絶縁物がよく、例えば、アクリル系、フッソ系
等の樹脂やガラス、非磁性のセラミック等の非磁性無機
絶縁物がよい。また、電極１１より測定セル１外にリー
ド線１８を引き出し、電源、電流計を直列に接続し、電
圧電流法により抵抗を測定する。また、この他の抵抗測
定法、例えばブリッジ法（図示せず）等によっても抵抗
を測定できる。このように測定セル１の外側より、磁界
を印加することにより、磁界中での粉体１７の抵抗を測
定できる。

また、永久磁石３を変えたり、永久磁石３の棒部分を交
換できるようにする（図示せず）ことにより、磁界の強
さや傾きを変えて測定することも可能である。さらに、
Ｍ２Ｓは自重により重りの役目も果たしているが、必要
に応じて非磁性材で作った重りを蓋１３の上に載せ、加
圧することも可能である。

本発明の第２の実施例を第２図に示す。第１図と異なる
点は、粉体抵抗測定セル１′に永久磁石１４を組み込ん
で構成している。これにより測定装置を小型化すること
が可能となる。また、第１図のように磁石３の空隙１９
に測定セル】を挿入する手間が省け、測定作業が簡単に
なる。さらにまた、永久磁石１４を交換可能とすること
により、磁界の強さや傾きを変えることができる。

本発明の第３の実施例を第３図に示す。第１、第２の実
施例と異なる点は、永久磁石の代わりに、鉄心５３とコ
イル５１．５２よりなる電磁石を用いて構成している。

電磁石のコイル５１．５２に流す電流を変えることによ
り、節単に印加磁界を変えることができる。また、電磁
石の鉄心５３を取り変えるか、もしくは、切断しく図示
せず）コイル５１．５２に流す電流をそれぞれ変えるこ
とにより、磁界の強さや傾きを変えることができる。

以上実施例は磁性粉体の抵抗値を磁界中で測定するので
、磁界により磁性粉体の抵抗値が変化した場合の抵抗値
も測定できる。

なお、上記実施例では、磁界を予め測定しておき、印加
磁界としている。ところが、磁界中に磁性体（粉体が磁
性体のキャリアとトナーである）が挿入されるので、磁
極間の磁気抵抗が変化する。このため印加磁界が測定セ
ルを挿入する前と後で変化する。そこで、印加磁界が変
化しても変化した磁界を、抵抗測定と同時に測定するれ
ばよいので、第４図にその実施例を示す。

第４図は本発明の第４の実施例を説明する図である。図
において、１は粉体抵抗測定セル、１１は電極、１５は
磁界センサでホール素子、サーチコイル等である。磁界
センサ１５の位置は電極１１のの中心線上が望ましい。

また、磁界センサー１５の位置は、粉体測定セル１内で
なくとも、該セルの外側に貼り付けてもよい。

以上の構成により、磁性粉体を入れた測定セルによる磁
界の変化も、同時に測定できるようになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、磁性粉体の抵抗値
を磁界中で測定するので、磁界中により磁性粉体の抵抗
値が変化した場合の抵抗値も測定できる。また、磁性粉
体を入れたセルによる磁界変化も同時に測定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を説明する図、第２図は
本発明の第２の実施例を説明する図、第３図は本発明の
第３の実施例を説明する図、第４図は本発明の第４の実
施例を説明する図、第５図は従来の粉体の電気抵抗の測
定を説明する図である。図において、１．１′は粉体抵抗測定セル、３は磁石、１１は電極、１２は底、１３は蓋、１４は永久磁石、１５は磁界センサ、１７は粉体、１８はリード線、１９′は空隙、５２．５１はコイル、在来の粉林のり配気す氏丁たの須・Ｊ９乙とｔＥｅ月ブーうβ口第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）底（１２）と蓋（１３）の部分に電極（１１）を
設けた容器に試料粉体（１７）を満たしてなる粉体抵抗
測定セル（１）の、該電極（１１）に電圧を印加し電極
（１１）間に流れる電流を測定し、抵抗値を求める粉体
の電気抵抗測定装置において、前記試料粉体に磁界を印
加するための磁界印加手段（３）を設けたことを特徴と
する粉体の電気抵抗測定装置。
（２）上記磁界印加手段（３）は、永久磁石（１４）で
あり、磁極間に上記粉体抵抗測定セル（１）が挿入でき
るように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の粉体の電気抵抗測定装置。
（３）上記磁界印加手段（３）は、永久磁石（１４）で
あり、上記粉体抵抗測定セルの底（１２）と蓋（１３）
に組み込むように構成したことを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の粉体の電気抵抗測定装置。
（４）上記磁界印加手段（３）は、電磁石を用いて構成
したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の粉体
の電気抵抗測定装置。
（５）上記粉体抵抗測定セル（１）は、磁界測定手段あ
るいは、磁界センサ（１５）を備えて成ることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の粉体の電気抵抗測定装
置。