JPH01105623A - ラジオ受信機におけるアンテナ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、車載用に有効なラジオ受信機におけるアンテナ
回路に関する。

従来の技術 従来、車載用のＡＭラジオ受信機において、車外に装備
されるアンテナと、車内に装備される受信装置とが、長
いケーブルによって接続されることにより、該ケーブル
のもつ大きな浮遊容量により、感度が低下し、性能を損
なうという惧れを防止するために、アンテナと、ＡＭ、
ＦＭのラジオ受信回路とをケーブルによって接続すると
共に、該ケーブルとアンテナとの間に、低い出力インピ
ーダンスに変換する低インピーダンス回路を接続して成
るラジオ受信機におけるアンテナ回路は、例えば特開昭
５８−１２３２３７号公報において公知である。

発明が解決しようとする問題点 ところが、上記した従来の構成によれば、アンテナに到
来するＡＭ及びＦＭ信号が、同時に低インピータンス回
路に入力するので、該低インピーダンス回路の出力側と
、受信回路の入力側との整合を、ＡＭ、ＦＭ信号の夫々
に対し最も適した値に設定することは至難であり、その
ため、必要充分な感度特性が得られないという欠陥があ
った。

問題点を解決するための手段 そこで本願は、上記した従来のものの欠陥を改善するた
めに、アンテナと、ＡＭ、ＦＭ受信回路とを、低い出力
インピーダンスに変換する低インピーダンス回路と、ケ
ーブルとによって接続して成るアンテナ回路において、
前記アンテナとケーブルとの間に、受信回路のＦＭ回路
を選択した時、その選択信号により前記低インピーダン
ス回路を短絡するスイッチング回路を接続したものであ
る。

作　　　　　　　用゛ しかして、アンテナにＡＭ信号が到来すると、該信号は
、ＡＭ用低インピーダンス回路により低い出力インピー
ダンスに変換され、そのＡＭ用低インピーダンス出力が
、ケーブルを介して受信回路に入力する。一方アンテナ
に到来したＦＭ信号は、スイッチング回路が不作動状態
にあることによって、ケーブルへの入力は阻止される。

これに対し、ＦＭ信号を受信するときは、その選択によ
りＦＭ選択信号が、スイッチング回路を作゛動して、Ａ
Ｍ用低インピーダンス回路を短絡するので、アンテナに
到来したＡＭ信号の入力は阻止されると共に、ＦＭ信号
はスイッチング回路及びケーブルを介して受信回路に入
力する。

実　　　　施　　　　例 以下本願の実施例を図面にもとづいて詳述すると、（１
）　はアンテナで、これに、ＦＭ信号阻止用のコイル（
２）を介してＡＭ用低インピーダンス回路（３）が、ま
たＡＭ信号阻止用のコンデンサ（４）を介してスイッチ
ング回路（５）が夫々接続されている。（６）　はケー
ブルで、その一端が、ＦＭ信号阻止用のコイル（７）を
介して前記ＡＭ用低インピーダンス回路（３）　と、前
記スイッチング回路（５）とに、またその他端が、受信
回路（８）に夫々接続されている。（９）は受信回路（
８）のＦＭ回路（８）ｂを選択したときのＦＭ選択信号
を、前記スイッチング回路（５）に入力するＦＭ選択信
号線、（１０）は前記ＦＭ信号阻止用のコイル（２）と
、前記ＡＭ用低インビ、−ダンス回路（３）　との間に
接続された、強入力による飽和を防止する保護回路であ
る。

前記低インピーダンス回路（３）は、ゲートに、ＦＭ信
号阻止用コイル（２）に直列接続したコンデンサ（１１
）と、一端がアースされた抵抗（１２）とを夫々接続し
、ドレーンが十Ｂ電源に接続されると共に、コンデンサ
（１３）によりアースされ、さらにソースが、前記ＦＭ
信号阻止用のコイル（７）に接続された電界効果トラン
ジスタ（１４）から構・成され、前記スイッチング回路
（５）は、カソードが前記ケーブル（６）の一端に、ア
ノードが前記ＡＭ信号阻止用のコンデンサ（４）に夫々
接続された第１ダイオード（１５）と、カソードが、前
記ＡＭ信号阻止用のコンデンサ（４）に、アノードがＦ
Ｍ信号の１洩防止用コイル（１６）を介して前記ＦＭ選
択信号線（９）に夫々接続された第２ダイオード（１７
）と、前記Ｆ、Ｍ選択信号線を、高周波的にアースする
コンデンサ（１８）とから構成され、さらに前記保護回
路（１０）は、前記ＦＭ信号阻止用のコイル（２）に一
端を接続したコンデンサ（１９）と、その他端にアノー
ドが接続され、カソードがアースに接続されたダイオー
ド（２０）と、このダイオード（２０）のアノードに、
カソードが接続され、アノードがコンデンサ（２１）を
介してアースされたダイオード（２２）とから構成され
ている。　（２３）は前記保護回路（１０）のダイオー
ド（２２）のアノードに、ＡＧＣ電圧を印加するＡＧＣ
端子、（２４）は前記低インピーダンス回路（３）に、
十Ｂ電源を供給する端子、（２５）はネオンランプであ
る。

しかして、常態において、ＦＭ回路（８）ｂはスイッチ
ング回路（５）により遮断されており、従ってアンテナ
にＡＭ信号が到来すると、該信号は、コイル（２）を介
して、ＡＭ用低インピーダンス回路（３）に入力し、該
回路（３）は電界効果トランジスタ（１４）がソースフ
ォロワ−であるので、その出力は低インピーダンスに変
換され、ケーブル（６）を介してＡＭ回路（８）ａに入
力し、ＡＭ信号の受信が行われる。一方アンテナに到来
したＦＭ信号は、コイル（２）によってＡＭ用低インピ
ーダンス回路（３）への入力が阻止され、かつ、コンデ
ンサ（４）を介して、スイッチング回路（５）に入力す
るが、ＦＭ回路（８）ｂが選択されていないので、ＦＭ
選択信号は出力せず、そのためダイオード（１５）、　
（１７）は導通不能であって、ＦＭ信号の入力は、スイ
ッチング回路（５）によって阻止される。

これに対し、ＦＭ信号を受信すべく、ＦＭ回路（８）ｂ
を選択したときは、そのＦＭ選択信号が、スイッチング
回路（５）に入力するので、第１．第２ダイオード（１
５）、　（１７）は、導通状態となり、ＦＭ信号は、コ
ンデンサ（４）、第１ダイオード（１５）及びケーブル
（６）を介してＦＭ回路（８）に入力する。

一方アンテナ（１）に到来するＡＭ信号は、コンデンサ
（４）により阻止され、またＡＭ用低インピーダンス回
路（３）及びコイル（７）を経てケーブル（６）の一端
に流れるＡＭ信号はダイオード（１５）。

（１７）　、コイル（１６）及びコンデンサ（１８）を
介してアースされるので、ＡＭ信号は、ケーブル（６）
に殆ど入力されない。

またアンテナ（１）に強入力のＡＭ信号が到来したとき
は、ＡＧＣ端子（２３）から大きなＡ　Ｇ　Ｃ電圧が、
保護回路（１０）に入力して、一対のダイオード（２０
）、　（２２）が導通し、ＡＭ用低インピーダンス回路
（３）の飽和を防止し、強入力信号から該回路は保護さ
れる。

発明の効果 以上のように、本願によれば、ＡＭ信号を受信するとき
は、ＦＭ信号の入力を阻止すると共に、ＡＭ信号を低イ
ンピーダンスの出力に変換するので、長いケーブルのも
つ浮遊容量による影響はなくなり、またＦＭ信号を受信
するときは、スイッチング回路の作動により、ＡＭ用低
インピーダンス回路が短絡が短絡されてＡＭ信号の入力
を阻止するので、ＡＭ信号及びＦＭ信号のいづれの受信
状態においても、感度特性を著しく向上させることがで
き、高性能のラジオ受信機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本願の実施例を示す回路である。 図中、（１）はアンテナ、（２）　、　（７）はＦＭ信
号阻止用のコイル、（３）は低インピーダンス回路、（
４）ばＡＭ信号阻止用のコンデンサ、（５）はスイッチ
ング回路、（６）はケーブル、（８）は受信回路、（９
）はＦＭ選択信号線、（ｌＯ）は保護回路である。 特許出願人　日本テクニカル株式会社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）アンテナと、ＡＭ、ＦＭ受信回路とを、ＡＭ用低
   い出力インピーダンスに変換する低インピーダンス回路
   と、ケーブルとによって接続して成るアンテナ回路にお
   いて、前記アンテナとケーブルとの間に、受信回路のＦ
   Ｍ回路を選択した時、その選択信号により前記低インピ
   ーダンス回路を短絡するスイッチング回路を接続したこ
   とを特徴とするラジオ受信機におけるアンテナ回路。
2. （２）受信回路のＡＧＣ電圧により作動して、前記低イ
   ンピーダンス回路の強入力による飽和を防止する保護回
   路を接続して成る特許請求の範囲第１項記載のラジオ受
   信機におけるアンテナ回路。
3. （３）スイッチング回路が、アンテナに接続したＡＭ信
   号阻止用のコンデンサにアノードが、また、カソードが
   ケーブルの一端に接続された第１ダイオードと、前記コ
   ンデンサにカソードが、また、アノードがコイルを介し
   てＦＭ選択信号線に接続された第２ダイオードと、前記
   信号線とアース間に接続されたコンデンサとから成る特
   許請求の範囲第１項または第２項記載のラジオ受信機に
   おけるアンテナ回路。