JP7894271B2 - 転写済みフィルムおよび転写済みフィルムの製造方法 - Google Patents
転写済みフィルムおよび転写済みフィルムの製造方法Info
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Description
[印刷装置1の全体構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る印刷装置1の構造を模式的に示す図である。
図2は、印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。
図3は、印刷装置1の加熱工程および冷却工程を説明する模式図である。図4Aおよび図4Bは、印刷装置1の冷却工程および転写工程を説明する模式図である。図4Bは、図4Aの矢印4Bの方向から転写パターンを見たときの要部拡大図である。図1、図3および図4A,Bを参照して、印刷装置1による印刷工程を具体的に説明する。
[転写済みテープ55の層構成]
図5Aおよび図5Bは、本開示の一実施形態に係る転写済みテープ55の層構成を示す模式的な断面図である。図6Aおよび図6Bは、印刷装置1による印刷パターン44の一例を示す図である。
<転写済みテープ55A>
図5Aを参照して、転写済みテープ55Aは、インクリボン3の一部が転写されたプリンタテープ2を含む印刷物56と、印刷物56に貼り合わせられた貼合せテープ76とを含む。貼合せテープ76は、貼合せフィルムと称されてもよい。図5Aは、転写済みテープ55Aのうち第1転写層57として第1インク層36および第2インク層37の積層体が転写された部分の断面を示し、転写済みテープ55Aのうち第2転写層として第2インク層37が選択的に転写された部分の断面は省略する。
(1)プリンタテープ2
プリンタテープ2としては、インクが直接的に転写される透明な基材フィルムであれば特に制限されず、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリスチレン、フッ素樹脂等の樹脂フィルムが挙げられる。これらのうち、ポリエステルであるポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルムが、機械的強度、寸法安定性、熱処理耐性、価格等の観点から好ましい。プリンタテープ2は、上記いずれかの樹脂フィルムの単層であってもよいし、上記の複数の樹脂フィルムの積層によって形成された積層フィルムであってもよい。
(2)第1インク層36
第1インク層36は、例えば、任意の熱可塑性樹脂によって形成することができる。第1インク層36は、熱可塑性樹脂としてエポキシ樹脂を用いて形成することが好ましい。第1インク層36は、硬化剤を配合していない(除く)状態のエポキシ樹脂を熱可塑性樹脂として用いて形成することができる。
(3)第2インク層37
第2インク層37は、例えば、任意の熱可塑性樹脂によって形成することができる。第2インク層37に使用される熱可塑性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。熱可塑性樹脂は、プリンタテープ2の形成材料等に応じて適宜選択することができる。第1インク層36をエポキシ樹脂によって形成する場合には、第2インク層37も同様にエポキシ樹脂によって形成することが好ましい。
(4)基材層61
基材層61としては、例えば、ポリスルホン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエステル、トリアセテート等の樹脂のフィルム、コンデンサー紙、グラシン紙等の薄葉紙、およびセロファン等が挙げられる。これらのうち、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルのフィルムが、機械的強度、寸法安定性、熱処理耐性、価格等の観点から好ましい。基材層61の厚さは、例えば、熱転写プリンタの仕様等に応じて任意に設定することができる。例えば、基材層61の厚さは1μm以上であり、好ましくは10μm以上である。例えば、基材層61の厚さは100μm以下であり、好ましくは50μm以下である。例えば、基材層61の厚さは、1μm以上100μm以下であり、好ましくは10μm以上50μm以下である。
(5)第1粘着層62
第1粘着層62としては、フィルム同士の接着に使用される接着層であれば特に制限されず、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等が挙げられる。第1粘着層62の厚さは、例えば、1μm以上であり、好ましくは10μm以上である。例えば、第1粘着層62の厚さは100μm以下であり、好ましくは50μm以下である。例えば、第1粘着層62の厚さは、1μm以上100μm以下であり、好ましくは10μm以上50μm以下である。
(6)第2粘着層63
第2粘着層63としては、フィルム同士の接着に使用される接着層であれば特に制限されず、例えば、第1粘着層62で使用する接着材料を使用することができる。第2粘着層63の厚さは、例えば、1μm以上であり、好ましくは10μm以上である。例えば、第2粘着層63の厚さは100μm以下であり、好ましくは50μm以下である。例えば、第2粘着層63の厚さは、1μm以上100μm以下であり、好ましくは10μm以上50μm以下である。
(7)剥離層64
剥離層64は、転写済みテープ55Aを対象物に貼り付ける際に貼合せテープ76から剥され、第2粘着層63を露出させる。露出した第2粘着層63を介して、転写済みテープ55Aを対象物に貼り付けることができる。剥離層64としては、例えば、シリコーン等の剥離剤でコーティングされた剥離紙等が挙げられる。
<転写済みテープ55B>
図5Bを参照して、転写済みテープ55Bは、インクリボン3の一部が転写されたプリンタテープ2と、プリンタテープ2に貼り合わせられた貼合せテープ76とを含む。貼合せテープ76は、貼合せフィルムと称されてもよい。図5Bは、転写済みテープ55Bのうち第1転写層82として第1インク層36および第2インク層37の積層体が転写された部分の断面を示し、転写済みテープ55Bのうち第2転写層として第2インク層37が選択的に転写された部分の断面は省略する。
(1)基材層80
基材層80としては、例えば、ポリスルホン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエステル、トリアセテート等の樹脂のフィルム、コンデンサー紙、グラシン紙等の薄葉紙、およびセロファン等が挙げられる。これらのうち、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルのフィルムが、機械的強度、寸法安定性、熱処理耐性、価格等の観点から好ましい。基材層80の厚さは、例えば、熱転写プリンタの仕様等に応じて任意に設定することができる。例えば、基材層80の厚さは1μm以上であり、好ましくは10μm以上である。例えば、基材層80の厚さは100μm以下であり、好ましくは50μm以下である。例えば、基材層80の厚さは、1μm以上100μm以下であり、好ましくは10μm以上50μm以下である。
(2)第1転写層82
第1転写層82は、透明なカバーフィルム83側から順に積層された第1インク層36および第2インク層37を含む。第1インク層36および第2インク層37の材料については、転写済みテープ55Aの第1インク層36および第2インク層37の材料と同じである。
(3)第2粘着層85
第2粘着層85としては、フィルム同士の接着に使用される接着層であれば特に制限されず、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等が挙げられる。第2粘着層85の厚さは、例えば、1μm以上であり、好ましくは10μm以上である。例えば、第2粘着層85の厚さは100μm以下であり、好ましくは50μm以下である。例えば、第2粘着層85の厚さは、1μm以上100μm以下であり、好ましくは10μm以上50μm以下である。
(4)剥離層86
剥離層86は、転写済みテープ55Bを対象物に貼り付ける際に印刷物81から剥され、第2粘着層85を露出させる。露出した第2粘着層85を介して、転写済みテープ55Bを対象物に貼り付けることができる。剥離層86としては、例えば、シリコーン等の剥離剤でコーティングされた剥離紙等が挙げられる。
(5)カバーフィルム83
カバーフィルム83としては、転写済みテープ55Aのプリンタテープ2と同じ材料を使用することができる。したがって、カバーフィルム83は、転写済みテープ55Aのプリンタテープ2と同じ屈折率を有する材料により形成されていてもよいし、また、厚さも同じであってもよい。さらに、カバーフィルム83は、製造過程で延伸加工が施されていない無延伸フィルムであってもよいし、一軸延伸および二軸延伸等の延伸加工が施された延伸フィルムであってもよい。また、カバーフィルム83の表面には、光沢仕上げ、マット仕上げ等の表面の仕上げ加工が施されていてもよい。さらに、使用までにカバーフィルム83の表面を保護するシリコーンを用いた剥離層等が、別途形成されていてもよい。これらの層は、概念的にはカバーフィルム83の一部であってもよい。
(6)第1粘着層84
第1粘着層84としては、フィルム同士の接着に使用される接着層であれば特に制限されず、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等が挙げられる。第1粘着層84の厚さは、例えば、1μm以上であり、好ましくは10μm以上である。例えば、第1粘着層84の厚さは100μm以下であり、好ましくは50μm以下である。例えば、第1粘着層84の厚さは、1μm以上100μm以下であり、好ましくは10μm以上50μm以下である。
透明なフィルムと、第1インク層および前記第1インク層とは異なる色を有する第2インク層の積層体と、基材層とがこの順で積層された転写済みフィルムであって、
前記第1インク層および前記第2インク層は、前記第1インク層および前記第2インク層の積層体を含むインクリボンで転写された転写層である、転写済みフィルム。
前記転写層は、熱溶融転写により形成されている、付記1-1に記載の転写済みフィルム。
前記第1インク層および前記第2インク層の前記積層体は、前記透明なフィルムに近い表面側インク層と、その反対側の裏面側インク層とを含み、
前記透明なフィルムは、前記表面側インク層よりも厚い、付記1-1または付記1-2に記載の転写済みフィルム。
分光エリプソメトリにより測定される前記透明なフィルムの屈折率は、1.4以上である、付記1-1~付記1-3のいずれか一項に記載の転写済みフィルム。
前記透明なフィルム、前記第2インク層および前記第1インク層がこの順で積層された印刷物と、
前記第1インク層側で前記印刷物に積層された第1粘着層、および前記第1粘着層を介して前記印刷物に貼着された前記基材層を含む貼合せ層とを含む、付記1-1~付記1-4のいずれか一項に記載の転写済みフィルム。
前記貼合せ層は、前記第1粘着層の反対側で前記基材層に積層された第2粘着層と、前記第2粘着層を介して前記基材層に積層された剥離層とをさらに含む、付記1-5に記載の転写済みフィルム。
前記透明なフィルム、および前記透明なフィルムの表面に積層された第1粘着層を含む貼合せ層と、
前記第1粘着層を介して前記透明なフィルムに貼着された前記第1インク層、前記第1インク層上に順に積層された前記第2インク層、前記基材層および第2粘着層を含む印刷物とを含む、付記1-1~付記1-4のいずれか一項に記載の転写済みフィルム。
前記印刷物は、前記第2粘着層を介して前記基材層に積層された剥離層をさらに含む、付記1-7に記載の転写済みフィルム。
テープ状に形成された転写済みテープである、付記1-1~付記1-8のいずれか一項に記載の転写済みフィルム。
第1面および第2面を有する透明なフィルムの前記第1面に、第1インク層および前記第1インク層とは異なる色を有する第2インク層の積層体を含むインクリボンを、前記第2インク層が前記第1面側となるように転写することによって転写層を有する印刷物を形成する工程と、
第1粘着層および基材層を含む貼合せ層を、前記第1粘着層を前記転写層に貼着することによって、前記印刷物に対して前記貼合せ層を貼り合わせる工程とを含む、転写済みフィルムの製造方法。
第1面および第2面を有する基材層の前記第1面に、第1インク層および前記第1インク層とは異なる色を有する第2インク層の積層体を含むインクリボンを、前記第2インク層が前記第1面側となるように転写することによって転写層を有する印刷物を形成する工程と、
第1粘着層および透明なフィルムを含む貼合せ層を、前記第1粘着層を前記転写層に貼着することによって、前記印刷物に対して前記貼合せ層を貼り合わせる工程とを含む、転写済みフィルムの製造方法。
以下の表1に示す各成分を、トルエンとメチルエチルケトン(MEK)の質量比1/4の混合溶剤に溶解して、固形分濃度22.5質量%の黒着色層用塗材(1)を調製した。アクリル系粘着剤中の有効成分の割合は、エポキシ樹脂100質量部あたり80質量部であった。
アクリル系粘着剤:ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製のAS-665〔固形分濃度:40質量%〕
粘着付与剤:テルペンフェノール樹脂、ヤスハラケミカル(株)製のYSポリスターT80(軟化点:80±5℃)
カーボンブラック:三菱ケミカル(株)製のMA100粉状〔LFF、DBP吸収量:100cm3/100g〕
[赤着色層用塗材(1)]
以下の表2に示す各成分を、トルエンとメチルエチルケトン(MEK)の質量比1/4の混合溶剤に溶解して、固形分濃度28質量%の赤着色層用塗材(1)を調製した。
低融点ワックス:トーヨーケム(株)製のカルナバワックス2号パウダー(融点:80~86℃)
赤色着色剤:オリエント化学工業(株)製の赤色染料VALIFAST RED1320(C.I. BASIC RED 1とアゾ染料のオニウム塩)
[実験例1~9]
(1)インクリボン(熱転写記録媒体)の製造
まず、基材層として、厚さ4.5μmのPETフィルムを準備した。次に、当該基材層の、転写層を形成する表面とは反対面(裏面)に、シリコーン系樹脂からなる、単位面積あたりの固形分量が0.1g/m2の裏面層を形成した。次に、先に調製した黒着色層用塗材(1)を、基材層の表面に塗布したのち乾燥させて、単位面積あたりの固形分量が2.5g/m2である黒着色層を形成した。黒着色層の厚さは2.5μmであった。次に先に調製した赤着色層用塗材(1)を、黒着色層の上に塗布したのち乾燥させて、単位面積あたりの固形分量が2.5g/m2である赤着色層を形成して、インクリボンを製造した。赤着色層の厚さは2.5μmであった。実験例1~9で得られたインクリボンの各層の組成は、以下の表4~6に示すとおりである。なお、実験例2では、単位面積あたりの固形分量が7g/m2である赤着色層を形成して、7μmの厚さを有する赤着色層を形成した。
(2)転写済みフィルムの製造
<実験例1>
上で得られたインクリボンをロール状に巻き取って、熱転写プリンタ〔ブラザー工業(株)製の試作プリンタ〕にセットした。当該熱転写プリンタの主な仕様は次のとおりである。
<解像度> 300dpiラインサーマルヘッド
<発熱体の抵抗値>1830Ω
<転写荷重> 30N/2inch
<搬送速度> 20mm/sec
<剥離距離> 110mm
次に、外気温25℃の環境下、熱転写プリンタにあらかじめ設定された、サーマルヘッドに印加するエネルギー値を100(低温、黒)にセットした。そして、透明な基材フィルムとしてのPETフィルム〔東レ(株)製のルミラー(登録商標)#6-S10、厚さ6μm、屈折率1.66〕の表面に、印字速度5inch/secの条件で、バーコードを記録した。記録後、バーコードを被覆するように、粘着層を備える貼合せフィルム〔ポリエステルフィルム(白色・ツヤ)、リンテック(株)製のFR1415-50PET〕を基材フィルムにラミネートした。これにより、赤着色層が基材フィルム側となるように、赤着色層および黒着色層の積層体が転写層として形成された、転写済みフィルムが得られた。転写済みフィルムにおいて、基材フィルムは転写層の表面側を覆うカバーフィルムとして機能する。なお、PETフィルムの屈折率は、J.A.Woollam Japan社製の回転補償子型高速分光エリプソメーターM-2000(登録商標)を用いて測定した。測定時の入射角度は、50°~70°に設定した。
赤着色層の厚さが7μmのインクリボンを使用したこと以外は、実験例1と同様にして、転写済みフィルムを作製した。
透明な基材フィルム(カバーフィルム)として、厚さ25μmのPEフィルム〔東洋紡(株)製のリックス(登録商標)フィルムL4102、屈折率1.53〕を使用したこと以外は、実験例1と同様にして、転写済みフィルムを作製した。
透明な基材フィルム(カバーフィルム)として、厚さ25μmのPCフィルム〔帝人(株)製のピュアエース(登録商標)グレードD、屈折率1.58〕を使用したこと以外は、実験例1と同様にして、転写済みフィルムを作製した。
透明な基材フィルム(カバーフィルム)として、厚さ14μmの二軸延伸ポリスチレンフィルム〔旭化成(株)製のOPS(登録商標)フィルム、屈折率1.47〕を使用したこと以外は、実験例1と同様にして、転写済みフィルムを作製した。
透明な基材フィルム(カバーフィルム)として、厚さ20μmのPTFEフィルム〔日東電工(株)製のニトフロン(登録商標)No.920UL、屈折率1.35〕を使用したこと以外は、実験例1と同様にして、転写済みフィルムを作製した。
上で得られたインクリボンをロール状に巻き取って、上記と同じ仕様の熱転写プリンタにセットした。次に、外気温25℃の環境下、熱転写プリンタにあらかじめ設定された、サーマルヘッドに印加するエネルギー値を100(低温、黒)にセットした。そして、可変情報印字用ラベル素材〔ポリエステルフィルム(白色・ツヤ)、リンテック(株)製のFR1415-50〕の表面に、印字速度5inch/secの条件で、バーコードを記録した。記録後、バーコードを被覆するように、厚さ2μmの粘着層〔DIC(株)製のクイックマスター(登録商標)SPS-1090NT、屈折率1.50〕を備える透明なPETフィルム〔東レ(株)製のルミラー(登録商標)#2-F51、厚さ2μm、屈折率1.57〕からなる貼合せフィルムをラベル素材にラミネートした。これにより、黒着色層が基材フィルム側となるように、赤着色層および黒着色層の積層体が転写層として形成された、転写済みフィルムが得られた。転写済みフィルムにおいて、貼合せフィルムは転写層の表面側を覆うカバーフィルムとして機能する。なお、PETフィルムの屈折率は、J.A.Woollam Japan社製の回転補償子型高速分光エリプソメーターM-2000(登録商標)を用いて測定した。測定時の入射角度は、50°~70°に設定した。
貼合せフィルム(カバーフィルム)の粘着層として、厚さ4.5μmの粘着層〔DIC(株)製のクイックマスター(登録商標)SPS-1090NT、屈折率1.50〕を使用したこと以外は、実験例7と同様にして、転写済みフィルムを作製した。
貼合せフィルムをラベル素材にラミネートしなかったこと以外は、実験例7と同様にして、転写済みフィルムを作製した。
(2)評価
(2-1)斜め見観察
図9に示すように、実験例1~9で得られた転写済みフィルムの表面に対する角度θを10°から90°まで観測点を変化させることによって、目視によって確認できる印刷物の色の変化を確認した。斜め見観察の評価基準は、次の通りである。結果を以下の表3および4に示す。
○:角度θが10°でも表面側インク層の色の印刷に見える。
△:角度θが45°未満で、表面側インク層で覆われたインク層の端部色が見える。
×:角度θが70°未満で、表面側インク層で覆われたインク層の端部色が見える。
3 :インクリボン
35 :基材層
36 :第1インク層
37 :第2インク層
42 :第1部分
43 :第2部分
44 :印刷パターン
45 :赤色パターン
46 :黒色パターン
48 :基材層
55 :転写済みテープ
55A :転写済みテープ
55B :転写済みテープ
56 :印刷物
57 :第1転写層
61 :基材層
62 :第1粘着層
63 :第2粘着層
64 :剥離層
76 :貼合せテープ
80 :基材層
81 :印刷物
82 :第1転写層
83 :カバーフィルム
84 :第1粘着層
85 :第2粘着層
86 :剥離層
Claims (2)
- 第1面および第2面を有する透明なフィルムの前記第1面に、第1インク層および第2インク層の積層体を含むインクリボンを、前記第2インク層が前記第1面側となるように転写することによって転写層を有する印刷物を形成する工程と、
第1粘着層および基材層を含む貼合せ層を、前記第1粘着層を前記転写層に貼着することによって、前記印刷物に対して前記貼合せ層を貼り合わせる工程とを含み、
前記第1インク層および前記第2インク層は、一方が前記透明なフィルムに近い表面側インク層であり、他方がその反対側の裏面側インク層であり、
前記第1インク層および前記第2インク層は、一方が赤色の着色剤を含有し、他方が黒色の着色剤を含有しており、
前記透明なフィルムは、前記表面側インク層よりも厚く、
分光エリプソメトリにより測定される前記透明なフィルムの屈折率は、1.4以上である、転写済みフィルムの製造方法。 - 第1面および第2面を有する基材層の前記第1面に、第1インク層および第2インク層の積層体を含むインクリボンを、前記第2インク層が前記第1面側となるように転写することによって転写層を有する印刷物を形成する工程と、
第1粘着層および透明なフィルムを含む貼合せ層を、前記第1粘着層を前記転写層に貼着することによって、前記印刷物に対して前記貼合せ層を貼り合わせる工程とを含み、
前記第1インク層および前記第2インク層は、一方が前記透明なフィルムに近い表面側インク層であり、他方がその反対側の裏面側インク層であり、
前記第1インク層および前記第2インク層は、一方が赤色の着色剤を含有し、他方が黒色の着色剤を含有しており、
前記透明なフィルムは、前記表面側インク層よりも厚く、
分光エリプソメトリにより測定される前記透明なフィルムの屈折率は、1.4以上である、転写済みフィルムの製造方法。
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