図1を参照すると、図1は、本発明の1つの実施形態に係る画像処理装置の概略図である。
本発明の実施形態において、画像処理装置100は、例えば、画像受信、処理、分析、および出力機能を備えたシステムを指し、計算処理能力を有するハードウェア装置であってもよく、画像処理アルゴリズムを実行する1つまたは複数のソフトウェアモジュールを組み合わせることによって構成される。当該装置は、デスクトップコンピュータ、産業用コンピュータ、サーバー、ノートパソコン、組み込みシステム、または画像処理チップを搭載した装置であってもよい。
図1において、画像処理装置100は、記憶回路102およびプロセッサ104を含む。
記憶回路102は、例えば、任意の形式の固定式または可動式ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスク、または他の類似デバイス、あるいはこれらのデバイスの組み合わせであり、複数のプログラムコードまたはモジュールを記録するために使用することができる。
プロセッサ104は、記憶回路102に結合され、汎用プロセッサ、特殊用途プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、複数のマイクロプロセッサ(microprocessor)、デジタル信号プロセッサコアを組み合わせた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ回路(field programmable gate array, FPGA)、その他の任意の種類の集積回路、ステートマシン、ARM(advanced RISC machine)ベースのプロセッサ、および類似品であってもよい。
本発明の実施形態において、プロセッサ104は、記憶回路102に記録されたモジュールやプログラムコードにアクセスして、本発明が提供する画像スプライシング方法を実現することができる。その詳細について、以下に詳しく説明する。
図2を参照すると、図2は、本発明の1つの実施形態に係る画像スプライシング方法のフローチャートである。本実施形態の方法は、図1の画像処理装置100によって実行することができ、以下、図1に示した構成要素と組み合わせて、図2の各ステップについて詳しく説明する。
ステップS210において、プロセッサ104は、複数のスプライシング対象画像を取得する。ここで、前記複数のスプライシング対象画像は、少なくとも1つの画像行を含む。
本発明の実施形態において、前記複数のスプライシング対象画像は、例えば、撮影装置が対象物体に対して分割撮影を行うことによって得られたものであるが、本発明はこれに限定されない。また、前記少なくとも1つの画像行とは、複数の画像を所定の方向(例えば、水平方向、垂直方向、または特定の軌跡)に沿って連続的に撮影して得られたものを指し、各画像の撮影範囲は、部分的に重複する領域を有するため、後続の画像スプライシングを行うのに便利である。一部の実施形態において、前記画像行は、左から右に撮影された水平画像シーケンス、または上から下に撮影された垂直画像シーケンスを含むことができ、複数行の画像に拡張して画像マトリックスを形成することもできるが、本発明はこれに限定されない。
ステップS220において、プロセッサ104は、各画像行中の複数のスプライシング対象画像に対して水平スプライシングプロセスを実行し、前記少なくとも1つの画像行に対応する少なくとも1つの第1水平画像を生成する。
1つの実施形態において、前記水平スプライシングプロセスとは、例えば、画像行中の各隣接画像の重複領域、特徴対応関係、または画像座標情報に基づいて、これらの画像に対し位置合わせと融合を行い、当該画像行に対応する少なくとも1つの第1水平画像を生成することを指す。
例を挙げて説明すると、画像行が撮影装置によって左から右に順番に取得した複数の画像で構成されるとき、プロセッサ104は、当該行内の画像に対して順番に水平スプライシングを行い、スプライシング後の画像を単一の連続した水平画像として出力することができる。いくつかの実施形態において、プロセッサ104は、自動特徴点マッチング、エッジ融合、露出補正などのアルゴリズムを適用して、画像スプライシングの精度と自然さを向上させ、後続の垂直スプライシングまたはパノラマ合成の基礎とすることができる。
1つの実施形態において、前記水平スプライシングプロセスを実行する前に、各スプライシング対象画像の画像比率が一致していないと判定すると、それに応じて、プロセッサ104は、各スプライシング対象画像の画像比率が一致するように校正し、校正後の前記複数のスプライシング対象画像に基づいて、前記水平スプライシングプロセスを実行する。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、まず、各スプライシング対象画像の画像比率が一致しているかどうかを判定することができる。前記画像比率は、画像の幅と高さの比率、解像度、ピクセルサイズ、または実際のサイズの対応比率を含むことができるが、本発明はこれらに限定されない。プロセッサ104は、少なくとも2つのスプライシング対象画像間の画像比率に差異が存在すると判定したとき、それに対応して、画像比率校正プロセスをトリガーすることができる。
1つの実施形態において、画像比率校正プロセスは、拡大縮小、補間リサンプリング、または画像撮影パラメータに基づいて計算されるスケール変換操作を含むことができるため、各画像は、同一のスプライシング基準の下で一致した比率スケールを有することができる。校正後の複数のスプライシング対象画像は、比率の不一致によって生じる位置ずれ、変形、または重複誤差を回避することができ、それにより、後で実行される水平スプライシングプロセスの精度と全体的画像品質を向上させることができるが、本発明はこれに限定されない。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、図3に示したフローを適用してステップS220を実現することができる。
図3を参照すると、図3は、本発明の1つの実施形態に係る水平スプライシングプロセスのフローチャートである。
本実施形態において、上述した画像行のいずれについても、プロセッサ104は、図3のフローを適用して対応する第1水平画像を判定することができる。理解しやすくするため、以下では、上述した少なくとも1つの画像行中のi個目の画像行(iは、インデックス値)を例として説明するが、当業者であれば、各画像行に対応する第1水平画像をどのように判定するのかを同様に理解することができる。
ステップS310において、プロセッサ104は、i個目の画像行中の1個目のスプライシング対象画像を第1参照画像とする。
ステップS320において、プロセッサ104は、第1参照画像において第1領域を定義し、i個目の画像行中のj個目のスプライシング対象画像において第2領域を定義する。ここで、jは、インデックス値であり、jの初期値は、2である。
ステップS330において、プロセッサ104は、第2領域において第1関心領域を判定し、第1領域において複数の第1候補領域を判定する。ここで、各前記第1候補領域のサイズは、前記第1関心領域に対応する。
ステップS340において、プロセッサ104は、各第1候補領域と第1関心領域の間の比較結果を判定し、それに基づいて、複数の第1候補領域の中から第1指定候補領域を選択する。
ステップS350において、プロセッサ104は、第1参照画像中の第1指定候補領域とj個目のスプライシング対象画像中の第1関心領域を重ね合わせて、新しい第1参照画像を生成する。
ステップS360において、プロセッサ104は、jがi個目の画像行中の複数のスプライシング対象画像の数より小さいかどうかを判断する。そうである場合、プロセッサ104は、ステップS380を実行し、jを累加して、ステップS320に戻る。そうでない場合、プロセッサ104は、ステップS370を実行し、新しい第1参照画像がi個目の第1水平画像、すなわち、少なくとも1つの第1水平画像のうちi個目の画像行に対応する一者であると判定する。
図3の概念をより理解しやすくするため、以下に、図4A、図4Bを例として補足説明を行う。ここで、図4Aおよび図4Bは、本発明の第1実施形態に係る水平画像を生成するときの概略図である。
図4Aでは、画像410、420、430が考慮されるスプライシング対象画像であると仮定する。この状況において、考慮されるスプライシング対象画像は、1つの画像行400のみを含むと理解することができ、プロセッサ104は、図3のフローを適用して対応する第1水平画像を生成することができるが、これは単なる例であり、可能な実施方式を限定するものではない。
具体的に説明すると、ステップS310において、プロセッサ104は、画像行400中の1個目のスプライシング対象画像を第1参照画像(すなわち、画像410)とすることができる。
ステップS320において、プロセッサ104は、第1参照画像(すなわち、画像410)において第1領域411を定義することができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、所定の最大重複面積比率に基づいて第1領域411を判定することができる。ここで、前記最大重複面積比率とは、例えば、2つのスプライシング対象画像が相対位置に配列されたとき、この2つのスプライシング対象画像のうちのいずれか一方の画像が有する画像面積に対する重複領域の比率を指す。
例を挙げて説明すると、プロセッサ104が図4Aの状況において左から右に向かって順番に画像410、420をつなぎ合わせる必要があると仮定すると、プロセッサ104は、例えば、前記所定の最大重複面積比率(例えば、30%)に基づいて、画像410の右側に第1領域411を定義することができ、第1領域411の面積が画像410に占める比率(例えば、30%)は、前記所定の最大重複面積比率と等しくてもよい。
また、プロセッサ104は、画像行400中のj個目のスプライシング対象画像において第2領域を定義することができる。先に述べたように、jの初期値は2であるため、プロセッサ104は、画像行400中の2個目のスプライシング対象画像(すなわち、画像420)において第2領域421を定義することができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、また、前記所定の最大重複面積比率に基づいて、第2領域421を判定することができる。例を挙げて説明すると、図4Aの状況において、プロセッサ104は、例えば、前記所定の最大重複面積比率(例えば、30%)に基づいて、画像420の左側に第2領域421を定義することができ、第2領域421の面積が画像420に占める比率(例えば、30%)は、前記所定の最大重複面積比率と等しくてもよい。
ステップS330において、プロセッサ104は、第2領域421において第1関心領域421aを判定し、第1領域411において複数の第1候補領域を判定する。ここで、各第1候補領域のサイズは、第1関心領域421aに対応する。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、所定のサイズおよび所定の相対位置に基づいて、第2領域421において第1関心領域421aを判定することができる。例を挙げて説明すると、プロセッサ104は、例えば、第2領域421において所定の幅(第2領域421の幅より小さい)、所定の高さ(第2領域421の高さより小さい)を有する矩形領域を定義してから、第2領域421内の参照位置(例えば、中心点または他の合理的な位置)をこの矩形領域の中心点とすることにより、第1関心領域421aを判定することができるが、本発明はこれに限定されない。
図4Aの状況において、図示されている第1候補領域411aは、例えば、プロセッサ104がステップS330において判定した複数の第1候補領域のうちの1つであるが、他の第1候補領域(第1領域411に分布し、第1関心領域421aと同じサイズを有する)については、図面を簡潔にするために1つ1つ図示していない。
ステップS340において、プロセッサ104は、各第1候補領域(例えば、第1候補領域411a)と第1関心領域421aの間の比較結果を判定し、それに基づいて、前記複数の第1候補領域の中から第1指定候補領域を選択する。
1つの実施形態において、前記比較結果は、例えば、画像類似度である。いくつかの実施形態において、前記画像類似度は、2つの画像領域の画像内容上の近似度を表すための数値指標として用いることができる。例を挙げて説明すると、ピクセル値比較、画像特徴点マッチング、輝度または色分布類似性、あるいはニューラルネットワークモデルによる推論後に得られた特徴ベクトルにより類似度の評価を行うことができる。
第1候補領域411aを例とすると、プロセッサ104は、第1候補領域411aと第1関心領域421aの間の画像類似度を判定し、第1候補領域411aと第1関心領域421aの間の比較結果とすることができるが、本発明はこれに限定されない。
同様の原則に基づいて、プロセッサ104は、第1関心領域421aと各第1候補領域の間の画像類似度を判定することができ、プロセッサ104は、それに基づいて、前記複数の第1候補領域の中から第1指定候補領域を選択することができる。
1つの実施形態において、第1指定候補領域は、例えば、前記複数の第1候補領域のうち第1関心領域421aと画像類似度が最も高い一者であるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態において、プロセッサ104は、設計者の要求に応じて、第1指定候補領域を選択する原則を変更してもよい(例えば、前記複数の第1候補領域のうち第1関心領域421aと画像類似度が2番目に高い一者を第1指定候補領域として選択する)。
理解しやすくするため、以下では、選択された第1指定候補領域が図示されている第1候補領域411aであると仮定するが、本発明はこれに限定されない。
次に、ステップS350において、プロセッサ104は、第1参照画像(すなわち、画像410)中の第1指定候補領域(すなわち、第1候補領域411a)とj個目のスプライシング対象画像(すなわち、画像420)中の第1関心領域421aを重ね合わせて、新しい第1参照画像410’を生成する。
ステップS360において、プロセッサ104は、jが画像行400中の複数のスプライシング対象画像の数より小さいかどうかを判定する。図4Aの状況において、画像410、420、430の数は3つで、現在のjは2であるため、プロセッサ104は、jが画像行400中の複数のスプライシング対象画像の数より小さいと判定することができ、続いてステップS380を実行し、jを3に累加して、ステップS320に戻る。
理解しやすくするため、以下に、図4Bの状況でjを3に累加した後のメカニズムについて補足説明を行う。
図4Bにおいて、プロセッサ104がステップS320の実行に戻ったとき、プロセッサ104は、第1参照画像410’ において第1領域411’を定義し、画像行400中のj個目のスプライシング対象画像(すなわち、画像430)において第2領域431を定義する。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、所定の最大重複面積比率(例えば、30%)に基づいて、第1参照画像410’中の画像420の右側に第1領域411’を定義することができ、第1領域411’の面積が第1参照画像410’中の画像420に占める比率(例えば、30%)は、所定の最大重複面積比率と等しくてもよい。
また、プロセッサ104は、画像行400中のj個目のスプライシング対象画像において第2領域を定義することができる。jの現在の値は3であるため、プロセッサ104は、画像行400中の3個目のスプライシング対象画像(すなわち、画像430)において第2領域431を定義することができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、また、所定の最大重複面積比率に基づいて第2領域431を判定することができる。例を挙げて説明すると、図4Bの状況において、プロセッサ104は、例えば、所定の最大重複面積比率(例えば、30%)に基づいて、画像430の左側に第2領域431を定義することができ、第2領域431の面積が画像430に占める比率(例えば、30%)は、所定の最大重複面積比率と等しくてもよい。
ステップS330において、プロセッサ104は、第2領域431において第1関心領域431aを判定し、第1領域411’において複数の第1候補領域を判定する。ここで、各第1候補領域のサイズは、第1関心領域431aに対応する。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、所定のサイズおよび所定の相対位置に基づいて、第2領域431において第1関心領域431aを判定することができる。例を挙げて説明すると、プロセッサ104は、例えば、第2領域431において所定の幅(第2領域431の幅より小さい)、所定の高さ(第2領域431の高さより小さい)を有する矩形領域を定義してから、第2領域431内の参照位置(例えば、中心点または他の合理的な位置)をこの矩形領域の中心点とすることにより、第1関心領域431aを判定することができるが、本発明はこれに限定されない。
図4Bの状況において、図示されている第1候補領域411a’は、例えば、プロセッサ104がステップS330において判定した複数の第1候補領域のうちの1つであるが、他の第1候補領域(第1領域411’に分布し、第1関心領域431aと同じサイズを有する)については、図面を簡潔にするために1つ1つ図示していない。
ステップS340において、プロセッサ104は、各第1候補領域(例えば、第1候補領域411a’)と第1関心領域431aの間の比較結果を判定し、それに基づいて、前記複数の第1候補領域の中から第1指定候補領域を選択する。
第1候補領域411a’を例とすると、プロセッサ104は、第1候補領域411a’と第1関心領域431aの間の画像類似度を判定し、第1候補領域411a’と第1関心領域431aの間の比較結果とすることができるが、本発明はこれに限定されない。
同様の原則に基づいて、プロセッサ104は、第1関心領域431aと各第1候補領域の間の画像類似度を判定することができ、プロセッサ104は、それに基づいて、前記複数の第1候補領域の中から第1指定候補領域を選択することができる。
1つの実施形態において、第1指定候補領域は、例えば、前記複数の第1候補領域のうち第1関心領域431aと画像類似度が最も高い一者であるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態において、プロセッサ104は、設計者の要求に応じて、第1指定候補領域を選択する原則を変更してもよい(例えば、前記複数の第1候補領域のうち第1関心領域431aと画像類似度が2番目に高い一者を第1指定候補領域として選択する)。
理解しやすくするため、以下では、選択された第1指定候補領域が図示されている第1候補領域411a’であると仮定するが、本発明はこれに限定されない。
次に、ステップS350において、プロセッサ104は、第1参照画像410’中の第1指定候補領域(すなわち、第1候補領域411a’)とj個目のスプライシング対象画像(すなわち、画像430)中の第1関心領域431aを重ね合わせて、新しい第1参照画像420’を生成する。
ステップS360において、プロセッサ104は、jが画像行400中の複数のスプライシング対象画像の数より小さいかどうかを判断する。図4Bの状況において、画像410、420、430の数は3であり、現在のjも3であるため、プロセッサ104は、jが画像行400中の複数のスプライシング対象画像の数より小さくないと判定することができ、続いてステップS370を実行し、新しい第1参照画像420’が画像行400中の第1水平画像に対応すると判定する。
理解すべきこととして、図4A、図4Bに示されている状況は、前記複数のスプライシング対象画像が1つの画像行のみを有する場合である。
他の実施形態において、考慮される前記複数のスプライシング対象画像が複数の画像行を有する場合、プロセッサ104は、同様の原則に基づいて、各画像行に対応する第1水平画像を判定することができるが、ここでは詳しい説明を省略する。
再度図2を参照すると、ステップS230において、プロセッサ104は、前記少なくとも1つの第1水平画像をつなぎ合わせて第1全体画像とする。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、さらに、上記の生成された少なくとも1つの第1水平画像を垂直につなぎ合わせて、第1全体画像(global image)を形成することができる。前記第1水平画像は、画像行に対して生成されたスプライシング結果であり、各水平画像は、対象物体の異なる垂直位置または異なる走査区間における側方視を表すことができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、隣接する水平画像間の重複領域を利用して、特徴アライメント、色調バランス、または他の融合アルゴリズムにより、縦方向の配列と統合を行い、最終的に単一の連続した第1全体画像を生成することができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、図5に示したフローを適用してステップS230を実現することができる。
図5を参照すると、図5は、本発明の1つの実施形態に係る第1全体画像を生成するときのフローチャートである。
ステップS510において、プロセッサ104は、前記少なくとも1つの水平画像中の1個目の第1水平画像を第2参照画像とする。
ステップS520において、プロセッサ104は、前記第2参照画像において第3領域を定義し、前記少なくとも1つの第1水平画像中のk個目の第1水平画像において第4領域を定義する。ここで、kは、インデックス値であり、kの初期値は、2である。
ステップS530において、プロセッサ104は、前記第4領域において第2関心領域を判定し、前記第3領域において複数の第2候選領域を判定する。ここで、各前記第2候選領域のサイズは、前記第2関心領域に対応する。
ステップS540において、プロセッサ104は、各前記第2候選領域と前記第2関心領域の間の比較結果を判定し、それに基づいて、前記複数の第2候選領域の中から第2指定候選領域を選択する。
ステップS550において、プロセッサ104は、前記第2参照画像中の前記第2指定候選領域と前記k個目のスプライシング対象画像中の前記第2関心領域を重ね合わせて、新しい前記第2参照画像を生成する。
ステップS560において、プロセッサ104は、kが前記少なくとも1つの第1水平画像の数より小さいかどうかを判断する。そうである場合、プロセッサ104は、ステップS580を実行し、kを累加して、ステップS520に戻る。そうでない場合、プロセッサ104は、ステップS570を実行し、新しい前記第2参照画像が前記第1全体画像であると判定する。
図5の概念をより理解しやすくするため、以下に、図6を例として補足説明を行う。ここで、図6は、本発明の第2実施形態に係る第1全体画像を生成するときの概略図である。
図6において、考慮される前記複数のスプライシング対象画像は、例えば、2x2の画像マトリックスとして配列されたものである。すなわち、前記複数のスプライシング対象画像は、合計2つの画像行を含み、各画像行は、2つのスプライシング対象画像を含むが、本発明はこれに限定されない。
本実施形態において、1個目の画像行に属する前記複数のスプライシング対象画像が既にプロセッサ104によって先に教示したメカニズムによりつなぎ合わされて第1水平画像610(1個目の第1水平画像であると理解することができる)になっていると仮定する。また、2個目の画像行に属する前記複数のスプライシング対象画像も既にプロセッサ104によって先に教示したメカニズムによりつなぎ合わされて第1水平画像620(2個目の第1水平画像であると理解することができる)になっていると仮定する。
この状況において、プロセッサ104は、続いて図5のフローを実行し、第1水平画像610、620をつなぎ合わせて第1全体画像とすることができる。
具体的に説明すると、ステップS510において、プロセッサ104は、前記少なくとも1つの水平画像中の1個目の第1水平画像を第2参照画像とする。すなわち、プロセッサ104は、第1水平画像610を第2参照画像として使用する。
ステップS520において、プロセッサ104は、前記第2参照画像において第3領域611を定義する。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、所定の最大重複面積比率に基づいて、第3領域611を判定することができる。ここで、前記最大重複面積比率とは、例えば、2つのスプライシング対象画像が相対位置に配列されたとき、この2つのスプライシング対象画像のうちのいずれか一方の画像が有する画像面積に対する重複領域の比率を指す。
例を挙げて説明すると、プロセッサ104が図6の状況において上から下に向かって順番に第1水平画像610、620をつなぎ合わせる必要があると仮定すると、プロセッサ104は、例えば、前記所定の最大重複面積比率(例えば、30%)に基づいて、第1水平画像610の底部側に第3領域611を定義することができ、第3領域611の面積が第1水平画像610に占める比率(例えば、30%)は、前記所定の最大重複面積比率と等しくてもよい。
また、プロセッサ104は、前記少なくとも1つの第1水平画像中のk個目の第1水平画像において第4領域を定義する。先に述べたように、kの初期値は2であるため、プロセッサ104は、2個目の第1水平画像(すなわち、第1水平画像620)において第4領域621を定義することができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、また、前記所定の最大重複面積比率に基づいて、第4領域621を判定することができる。例を挙げて説明すると、図6の状況において、プロセッサ104は、例えば、前記所定の最大重複面積比率(例えば、30%)に基づいて、第1水平画像620の上側に第4領域621を定義することができ、第4領域621の面積が第1水平画像620に占める比率(例えば、30%)は、前記所定の最大重複面積比率と等しくてもよい。
ステップS530において、プロセッサ104は、第4領域621において第2関心領域621aを判定し、第3領域611において複数の第2候補領域を判定する。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、所定のサイズおよび所定の相対位置に基づいて、第4領域621において第2関心領域621aを判定することができる。例を挙げて説明すると、プロセッサ104は、例えば、第4領域621において所定の幅(第4領域621の幅より小さい)、所定の高さ(第4領域621の高さより小さい)を有する矩形領域を定義してから、第4領域621内の参照位置(例えば、中心点または他の合理的な位置)をこの矩形領域の中心点とすることにより、第2関心領域621aを判定することができるが、本発明はこれに限定されない。
図6の状況において、図示されている第1候補領域611aは、例えば、プロセッサ104がステップS530において判定した複数の第2候補領域のうちの1つであるが、他の第2候補領域(第3領域611中に分布し、第2関心領域621aと同じサイズを有する)については、図面を簡潔にするために1つ1つ図示していない。
ステップS540において、プロセッサ104は、各前記第2候補領域と前記第2関心領域の間の比較結果を判定し、それに基づいて、前記複数の第2候補領域の中から第2指定候補領域を選択する。
1つの実施形態において、前記比較結果は、例えば、先に述べた画像類似度である。
第2候補領域611aを例とすると、プロセッサ104は、第2候補領域611aと第2関心領域621aの間の画像類似度を判定し、第2候補領域611aと第2関心領域621aの間の比較結果とすることができるが、本発明はこれに限定されない。
同様の原則に基づいて、プロセッサ104は、第2関心領域621aと各第2候補領域の間の画像類似度を判定することができ、プロセッサ104は、それに基づいて、前記複数の第2候補領域の中から第2指定候補領域を選択することができる。
1つの実施形態において、第2指定候補領域は、例えば、前記複数の第2候補領域のうち第2関心領域621aと画像類似度が最も高い一者であるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態において、プロセッサ104は、設計者の要求に応じて、第2指定候補領域を選択する原則を変更してもよい(例えば、前記複数の第2候補領域のうち第2関心領域621aと画像類似度が2番目に高い一者を第2指定候補領域として選択する)。
理解しやすくするため、以下では、選択された第2指定候補領域が図示されている第2候補領域611aであると仮定するが、本発明はこれに限定されない。
ステップS550において、プロセッサ104は、前記第2参照画像(すなわち、第1水平画像610)中の前記第2指定候補領域(すなわち、第2候補領域611a)と前記k個目のスプライシング対象画像(すなわち、第1水平画像620)中の第2関心領域621aを重ね合わせて、新しい第2参照画像610’を生成する。
ステップS560において、プロセッサ104は、kが前記少なくとも1つの第1水平画像の数より小さいかどうかを判断する。そうである場合、プロセッサ104は、ステップS580を実行し、kを累加して、ステップS520に戻る。そうでない場合、プロセッサ104は、ステップS570を実行し、新しい前記第2参照画像が前記第1全体画像であると判定する。
図6の状況において、第1水平画像610、620の数は2であり、現在のkも2であるため、プロセッサ104は、kが前記少なくとも1つの第1水平画像の数より小さくないと判定することができ、続いてステップS570を実行し、新しい第2参照画像610’が第1全体画像であると判定する。
他の実施形態において、考慮される前記少なくとも1つの第1水平画像の数がさらに多い(例えば、2より大きい)場合、現在のkが2の状況において、プロセッサ104は、kが前記少なくとも1つの第1水平画像の数より小さいと判定することができ、続いてステップS580を実行し、kを3に累加して、ステップS520に戻る。関連する詳細については、上述した実施形態を参照することができるため、ここでは繰り返し説明しない。
本発明の実施形態において、上述した第1全体画像は、つなぎ合わせることによって得られたものであると説明されているが、第1全体画像は、考慮されるスプライシング対象画像を適切な相対位置に配置する/重ね合わせることによって、全体が一枚の画像のように見えるようにしたものであると理解することができる。この場合、第1全体画像中の各スプライシング対象画像は、依然として独立した画像であり、各スプライシング対象画像の第1全体画像中の位置は、依然として調整/移動が可能である。つまり、第1全体画像は、つなぎ合わせることによって得られたものであるが、その中の各スプライシング対象画像の相対位置は、依然として調整が可能である。ただし、本発明はこれに限定されない。
再度図2を参照すると、ステップS240において、プロセッサ104は、第1全体画像中の第1水平画像において対応する第1画像特徴を識別し、それに基づいて、前記少なくとも1つの第1水平画像をキャリブレーションして対応する少なくとも1つの第2水平画像とする。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、第1全体画像が完成した後、さらに、第1全体画像中の少なくとも1つの第1水平画像に対して特徴識別およびキャリブレーション動作を実行することができる。具体的に説明すると、プロセッサ104は、第1全体画像において当該第1水平画像に対応する第1画像特徴を識別することができ、前記第1画像特徴は、エッジ線分、角点、テクスチャ分布、色変化領域、または他の識別性を有する画像素子を含むことができる。
プロセッサ104は、識別された第1画像特徴の位置に基づいて、当該第1水平画像の全体画像中の実際の対応位置および変形状態を判定し、それに基づいて、精密なアライメントおよび幾何学的キャリブレーションを行い、元の第1水平画像をキャリブレーションして対応する第2水平画像とすることができる。前記第2水平画像は、さらに高いアライメント精度を有し、最終画像の合成、分析、または表示に使用される標準画像データとして機能することができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、図7に示したフローを適用してステップS240を実現することができる。
図7を参照すると、図7は、本発明の1つの実施形態に係る第1水平画像をキャリブレーションして第2水平画像とするときのフローチャートである。
ステップS710において、プロセッサ104は、i個目の画像行中の2個目のスプライシング対象画像~J個目のスプライシング対象画像を取得する。ここで、Jは、i個目の画像行中の前記複数のスプライシング対象画像の数である。
ステップS720において、プロセッサ104は、2個目のスプライシング対象画像~J個目のスプライシング対象画像のそれぞれに対応する第1関心領域を取得し、それに基づいて、2個目のスプライシング対象画像~J個目のスプライシング対象画像を少なくとも1つの第1類画像と少なくとも1つの第2類画像に区分する。1つの実施形態において、各第1類画像に対応する第1関心領域は、対応する第1画像特徴を含むと識別され、各第2類画像に対応する第1関心領域は、対応する第1画像特徴を含まないと識別される。
ステップS730において、プロセッサ104は、各第2類画像に対応する第2領域において対応する第1画像特徴を見つけ、それに基づいて、各第2類画像に対応する第1関心領域を更新する。
ステップS740において、プロセッサ104は、各第2類画像に対応する更新された第1関心領域に基づいて、各第2類画像と対応する第1参照画像の重ね合わせ方式を調整することにより、i個目の第1水平画像をキャリブレーションしてi個目の第2水平画像とする。
図7の概念をより理解しやすくするため、以下に、図8Aおよび図8Bを例として補足説明を行う。図8Aおよび図8Bは、本発明の第4実施形態に係る第2水平画像を生成するときの概略図である。
図8Aの状況では、考慮される前記複数のスプライシング対象画像のi個目の画像行が図示されている画像810、820、830、840、850、860、870を含むと仮定する。また、プロセッサ104は、上述した実施形態の教示に基づいて、既にこれらの画像をつなぎ合わせて対応する第1水平画像(すなわち、i個目の画像行に対応するi個目の第1水平画像)としているが、この第1水平画像も既に他の画像行に対応する第1水平画像とつなぎ合わされて対応する第1全体画像を形成している。
この状況において、プロセッサ104は、図8Aに示したi個目の画像行に対して図7のフローを実行することができる。具体的な説明は、以下の通りである。
ステップS710において、プロセッサ104は、i個目の画像行中の2個目のスプライシング対象画像~J個目のスプライシング対象画像を取得する。図8の状況では、考慮されるi個目の画像行が7枚の画像を含んでいるため、J値は、7であるが、本発明はこれに限定されない。これに対応して、プロセッサ104は、ステップS710において、画像820、830、840、850、860、870を取得することができる。
ステップS720において、プロセッサ104は、2個目のスプライシング対象画像~J個目のスプライシング対象画像にそれぞれ対応する第1関心領域を取得し、それに基づいて、2個目のスプライシング対象画像~J個目のスプライシング対象画像を少なくとも1つの第1類画像と少なくとも1つの第2類画像に区分する。1つの実施形態において、各第1類画像に対応する第1関心領域は、対応する第1画像特徴を含むと識別され、各第2類画像に対応する第1関心領域は、対応する第1画像特徴を含まないと識別される。
本実施形態において、画像820、830、840、850、860、870に対応する第1関心領域(すなわち、前に水平スプライシングプロセスを実行したときに判定した第1関心領域)がそれぞれ図示されている第1関心領域821a、831a、841a、851a、861a、871aであると仮定するが、本発明はこれに限定されない。
その後、プロセッサ104は、第1関心領域821a、831a、841a、851a、861a、871aに基づいて、画像820、830、840、850、860、870を少なくとも1つの第1類画像と少なくとも1つの第2類画像に区分することができる。
図8Aの状況では、考慮される第1画像特徴が第1関心領域821a、831a、841a、851aに存在する線分899であると仮定するが、本発明はこれに限定されない。
この状況において、プロセッサ104は、第1関心領域821a、831a、841a、851aに対応する画像820、830、840、850が第1類画像であると判定することができる。
また、第1関心領域861a、871aは、考慮される第1画像特徴(例えば、線分899)を含んでいないため、プロセッサ104は、第1関心領域861a、871aに対応する画像860、870が第2類画像であると判定することができる。
ステップS730において、プロセッサ104は、各第2類画像に対応する第2領域において対応する第1画像特徴を見つけ、それに基づいて、各第2類画像に対応する第1関心領域を更新する。
図8Aにおいて、考慮される第2類画像は画像860、870であるため、プロセッサ104は、画像860、870にそれぞれ対応する第2領域861、871(すなわち、前に水平スプライシングプロセスを実行したときに判定した第2領域)において対応する第1画像特徴(例えば、線分899)を見つけることができる。
その後、プロセッサ104は、第2領域861、871における第1画像特徴に基づいて、画像860、870に対応する第1関心領域を更新することができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、所定のサイズおよび所定の相対位置に基づいて、第2領域861において所定の幅(第2領域861の幅より小さい)、所定の高さ(第2領域861の高さより小さい)を有する矩形領域を定義してから、第2領域861内の線分899に基づいて、この矩形領域の位置を調整することができる。
例えば、プロセッサ104は、第2領域861における線分899上に基準点を判定してから、この基準点を前記矩形領域の中心点とし、それに基づいて、更新後の第1関心領域861a’(例えば、第1関心領域861aよりやや下方にある)を判定することができるが、本発明はこれに限定されない。
同様に、プロセッサ104は、例えば、所定のサイズおよび所定の相対位置に基づいて、第2領域871において所定の幅(第2領域871の幅より小さい)、所定の高さ(第2領域871の高さより小さい)を有する矩形領域を定義してから、第2領域871内の線分899に基づいて、この矩形領域の位置を調整することができる。
例えば、プロセッサ104は、第2領域871における線分899上に基準点を判定してから、この基準点を前記矩形領域の中心点とし、それに基づいて、更新後の第1関心領域871a’(例えば、第1関心領域871aよりやや下方にある)を判定することができるが、本発明はこれに限定されない。
ステップS740において、プロセッサ104は、各第2類画像に対応する更新された第1関心領域に基づいて、各第2類画像と対応する第1参照画像の重ね合わせ方式を調整することにより、i個目の第1水平画像をキャリブレーションしてi個目の第2水平画像とする。
図8Aの状況では、画像860、870に対応する第1関心領域が既にそれぞれ第1関心領域861a’、871a’に更新されているため、プロセッサ104は、それに基づいて、先に紹介した水平スプライシングプロセスを実行することができるが、関連する詳細については、上述した実施形態の説明を参照することができるため、ここでは繰り返し説明しない。
これにより、図8Aに示した第1水平画像800をキャリブレーションして図8Bに示した第2水平画像800’とすることができる。
図8Bからわかるように、更新された第1関心領域861a’、871a’は、いずれも対応する第1画像特徴(例えば、線分899)を含むため、より優れたスプライシング品質を有する第2水平画像800’を生成することができる。
例を挙げて説明すると、第1水平画像800において、線分899は、画像860、870の関連スプライシング位置が悪いことによって、つなぎ合わせた部分に不連続な状況が現れている。これに対し、第2水平画像800’において、線分899は、画像860、870の関連スプライシング位置が改善されたため、より優れた画像品質を提供することができる。
第4実施形態において、考慮されるスプライシング対象画像は、さらに、他の画像行を含むことができ、プロセッサ104は、図7、図8A、図8Bの関連するメカニズム/原則に基づいて、これらの画像行に対して同じ操作を実行し、スプライシング位置の改善により優れた画像品質の取得を試みることができる。
再度図2を参照すると、各画像行のスプライシン位置の改善が完了して各画像行に対応する第2水平画像を取得した後、プロセッサ104は、続いてステップS250を実行し、前記少なくとも1つの第2水平画像をつなぎ合わせて第2全体画像とすることができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、前記少なくとも1つの第2水平画像に対して図5に類似するメカニズムを適用し、前記少なくとも1つの第2水平画像をつなぎ合わせて対応する第2全体画像とすることができる。
1つの実施形態において、上述した第2全体画像は、つなぎ合わせることによって得られたものであると説明されているが、第2全体画像は、考慮されるスプライシング対象画像を適切な相対位置に配置する/重ね合わせることによって、全体が一枚の画像のように見えるようにしたものであると理解することができる。この場合、第2全体画像における各スプライシング対象画像は、依然として独立した画像であり、各スプライシング対象画像の第2全体画像における位置は、依然として調整/移動が可能である。つまり、第2全体画像は、つなぎ合わせることによって得られたものであるが、その中の各スプライシング対象画像の相対位置は、依然として調整が可能である。ただし、本発明はこれに限定されない。
図9を参照すると、図9は、図8A、図8Bに基づいて、第2水平画像をつなぎ合わせて第2全体画像とするときの概略図である。
図9では、考慮されるスプライシング対象画像が2つの画像行を有すると仮定する。ここで、1個目の画像行は、図8Aの画像810、820、830、840、850、860、870を含み、2個目の画像行は、図示されている画像910、920、930、940、950、960、970を含む。
本実施形態において、プロセッサ104が既に第1画像行に対して図7のメカニズムを適用し、対応する第2水平画像800’を生成していると仮定する。
また、2個目の画像行についても、プロセッサ104が既に図7に示したメカニズムを適用し、対応する第2水平画像900’(すなわち、スプライシン位置が改善された画像)を生成していると仮定する。
この場合、プロセッサ104は、第2水平画像800’、900’に基づいてステップS250を実行し、第2水平画像800’、900’をつなぎ合わせて第2全体画像990とすることができる。
先に述べたように、プロセッサ104は、図5に類似するメカニズムに基づいて、第2水平画像800’、900’をつなぎ合わせて第2全体画像990とすることができる。例えば、プロセッサ104は、第2水平画像800’ において第3領域810’を定義し、第2水平画像900’ において第4領域910’を定義することができる。その後、プロセッサ104は、第4領域910’ において第2関心領域910a’を定義し、先に述べた比較メカニズムにより第3領域810’の中から第2指定候補領域(例えば、第2候補領域810a’)を選択してから、第2関心領域910a’と第2候補領域810a’を重ね合わせて、対応する第2全体画像990を生成することができる。関連する詳細については、図5の説明を参照することができるため、ここでは繰り返し説明しない。
再度図2を参照すると、第2全体画像を生成した後、プロセッサ104は、続いてステップS260においてエッジアライメントプロセスを実行することにより第2全体画像内の複数のエッジ画像の位置を調整し、第3全体画像を生成する。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、さらに、第2全体画像に対してエッジアライメントプロセスを実行し、第2全体画像内の複数のエッジ画像の位置を調整することができる。前記エッジ画像とは、第2全体画像の境界領域やスプライシングシーム領域に位置する画像部分、またはスプライシングプロセス中の重複範囲が少なく、アライメント誤差が大きい画像部分を指すことができる。
当該エッジアライメントプロセスは、エッジ画像とその隣接領域の幾何学的エッジ特徴、輝度勾配、テクスチャ方向などの情報を分析することによって、その相対位置と角度を調整し、全体画像のエッジをより平滑で、連続性があり、且つ自然なものにすることができる。いくつかの実施形態において、当該プロセスは、部分変形補正、境界線形アライメント、または継ぎ目誤差を最小化するための最適化アルゴリズムの採用を含むことができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、図10に示したフローを適用してステップS260を実現することができる。
図10を参照すると、図10は、本発明の1つの実施形態に係るエッジアライメントプロセスのフローチャートである。
本発明の実施形態において、前記複数のエッジ画像は、第2全体画像の指定エッジに位置し、前記指定エッジは、第2全体画像のいずれかのエッジ(例えば、上端、下端、右端、左端など)であってもよい。
ステップS1010において、プロセッサ104は、前記複数のエッジ画像中のm個目のエッジ画像を取得し、前記指定エッジに基づいて、前記m個目のエッジ画像において第1参照画像領域を定義する。ここで、mは、インデックス値であり、mの初期値は、1である。
ステップS1020において、プロセッサ104は、前記複数のエッジ画像中のn個目のエッジ画像を取得し、前記指定エッジに基づいて、前記n個目の参照画像において第2参照画像領域を定義する。ここで、nは、インデックス値であり、nの初期値は、2である。
ステップS1030において、プロセッサ104は、前記第2参照画像領域において第3関心領域を判定し、前記第1参照画像領域において複数の第3候補領域を判定する。ここで、各前記第3候補領域のサイズは、前記第3関心領域に対応する。
ステップS1040において、プロセッサ104は、各前記第3候補領域と前記第3関心領域の間の比較結果を判定し、それに基づいて、前記複数の第3候補領域の中から第3指定候補領域を選択する。
ステップS1050において、プロセッサ104は、前記m個目のエッジ画像中の前記第3指定候補領域と前記n個目のエッジ画像中の前記第3関心領域を重ね合わせて、前記m個目のエッジ画像と前記n個目のエッジ画像のスプライシング位置を更新する。
ステップS1060において、プロセッサ104は、nが前記複数のエッジ画像の数より小さいかどうかを判断する。そうである場合、プロセッサ104は、続いてステップS1070を実行し、m、nを累加して、ステップS1010に戻る。そうでない場合、プロセッサ104は、ステップS1080において、第2全体画像の前記指定エッジの部分更新プロセスが完了したと判定する。
図10の概念をより理解しやすくするため、以下に、図11を例として補足説明を行う。ここで、図11は、本発明の第5実施形態に係る指定されたエッジに対して実行する部分更新プロセスのフローチャートである。
図11の状況では、考慮されるスプライシング対象画像が9x8の画像マトリックスとして配列され、既に先に紹介した様々なメカニズムによりつなぎ合わされて第2全体画像1100になっていると仮定する。この状況において、プロセッサ104は、第2全体画像1100のいずれか1つのエッジを指定エッジとみなし、この指定エッジに対して相応の部分更新プロセスを実行することができる。
理解しやすくするため、以下では、第2全体画像1100の下端を考慮される特定エッジとみなし、下端に位置する画像1110、1120、1130、1140、1150、1160、1170、1180が考慮されるエッジ画像であると理解することができるが、本発明はこれに限定されない。
ステップS1010において、プロセッサ104は、前記複数のエッジ画像中のm個目のエッジ画像を取得し、前記指定エッジに基づいて、前記m個目のエッジ画像において第1参照画像領域を定義する。ここで、mは、インデックス値であり、mの初期値は、1である。
図11の状況において、プロセッサ104が取得するm個目(mは1)のエッジ画像は、例えば、画像1110であり、プロセッサ104は、画像1110において第1参照画像領域1111aを定義することができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、画像1110に対応する第1領域1111において第1参照画像領域1111aを定義することができる。ここで、第1領域1111は、例えば、先に述べた所定の最大重複面積比率に基づいて定められたものであるが、関連する概念については、図3の関連説明を参照することができるため、ここでは繰り返し説明しない。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、考慮される特定エッジと第2全体画像1100の相対位置に基づいて、第1参照画像領域1111aを決定することができる。図11を例とすると、考慮される特定エッジは下端であるため、プロセッサ104は、例えば、第1参照画像領域1111aが第1領域1111の底部に位置すると判定することができる。
また、プロセッサ104は、所定の比率に基づいて、第1参照画像領域1111aが第1領域1111に占める面積比率を決定することができる。理解しやすくするため、以下では、前記所定の比率が10%であると仮定するが、本発明はこれに限定されない。この状況において、判定された第1参照画像領域1111aは、第1領域1111の底部に位置し、その面積は、例えば、第1領域1111の10%であるが、本発明はこれに限定されない。
他の実施形態において、考慮される特定エッジが上端/左端/右端である場合、プロセッサ104は、例えば、それに対応して、第1参照画像領域が対応する第1領域の上部/左側/右側に位置すると判定することができる。
また、前記所定の比率の数値は、必要に応じて定めることもできるため、上述した例に限定されるものではない。
ステップS1020において、プロセッサ104は、前記複数のエッジ画像中のn個目のエッジ画像を取得し、前記指定エッジに基づいて、前記n個目の参照画像において第2参照画像領域を定義する。ここで、nは、インデックス値であり、nの初期値は、2である。
図11の状況において、プロセッサ104が取得するn個目(nは2)のエッジ画像は、例えば、画像1120であり、プロセッサ104は、画像1120において第2参照画像領域1121aを定義することができる。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、画像1110に対応する第2領域1121において第2参照画像領域1121aを定義することができる。ここで、第2領域1121は、例えば、先に述べた所定の最大重複面積比率に基づいて定められるが、関連する概念については、図3の関連説明を参照することができるため、ここでは繰り返し説明しない。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、考慮される特定エッジと第2全体画像1100の相対位置に基づいて、第2参照画像領域1121aを決定することができる。図11を例とすると、考慮される特定エッジは下端であるため、プロセッサ104は、例えば、第2参照画像領域1121aが第2領域1121の底部に位置すると判定することができる。
また、プロセッサ104は、所定の比率に基づいて、第2参照画像領域1121aが第2領域1121に占める面積比率を決定することができる。理解しやすくするため、以下では、前記所定の比率が10%であると仮定するが、本発明はこれに限定されない。この状況において、判定された第2参照画像領域1121aは、第2領域1121の底部に位置し、その面積は、例えば、第2領域1121の10%であるが、本発明はこれに限定されない。
ステップS1030において、プロセッサ104は、前記第2参照画像領域1121aにおいて第3関心領域1121a’を判定し、前記第1参照画像領域1111aにおいて複数の第3候補領域を判定する。ここで、各第3候補領域のサイズは、第3関心領域1121a’に対応する。
1つの実施形態において、プロセッサ104は、例えば、所定のサイズおよび所定の相対位置に基づいて、第2参照画像領域1121aにおいて第3関心領域1121a’を判定することができる。例を挙げて説明すると、プロセッサ104は、例えば、第2参照画像領域1121aにおいて所定の幅(第2参照画像領域1121aの幅より小さい)、所定の高さ(第2参照画像領域1121aの高さより小さい)を有する矩形領域を定義してから、第2参照画像領域1121a内の参照位置(例えば、中心点または他の合理的な位置)をこの矩形領域の中心点とすることにより、第3関心領域1121a’を判定することができるが、本発明はこれに限定されない。
図11の状況において、図示されている第3候補領域1111a’は、例えば、プロセッサ104がステップS1030において判定した複数の第3候補領域のうちの1つであるが、他の第3候補領域(第1参照画像領域1111aに分布し、第3関心領域1121a’と同じサイズを有する)については、図面を簡潔にするために1つ1つ図示していない。
ステップS1040において、プロセッサ104は、各第3候補領域と第3関心領域1121a’の間の比較結果を判定し、それに基づいて、複数の第3候補領域の中から第3指定候補領域を選択する。
1つの実施形態において、前記比較結果は、例えば、先に述べた画像類似度である。
第3候補領域1111a’を例とすると、プロセッサ104は、第3候補領域1111a’と第3関心領域1121a’の間の画像類似度を判定し、第3候補領域1111a’と第3関心領域1121a’の間の比較結果とすることができるが、本発明はこれに限定されない。
類似原則に基づいて、プロセッサ104は、第3関心領域1121a’と各第3候補領域の間の画像類似度を判定することができ、プロセッサ104は、それに基づいて、前記複数の第3候補領域の中から第3指定候補領域を選択することができる。
1つの実施形態において、第3指定候補領域は、例えば、前記複数の第3候補領域のうち第3関心領域1121a’と画像類似度が最も高い一者であるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態において、プロセッサ104は、設計者の要求に応じて、第3指定候補領域を選択する原則を変更してもよい(例えば、前記複数の第3候補領域のうち第3関心領域1121a’と画像類似度が2番目に高い一者を第3指定候補領域として選択する)。
理解しやすくするため、以下では、選択された第3指定候補領域が図示されている第3候補領域1111a’であると仮定するが、本発明はこれに限定されない。
ステップS1050において、プロセッサ104は、前記m個目のエッジ画像中の第3指定候補領域(例えば、第3候補領域1111a’)と前記n個目のエッジ画像中の第3関心領域1121a’を重ね合わせて、前記m個目のエッジ画像と前記n個目のエッジ画像のスプライシング位置を更新する。
ステップS1060において、プロセッサ104は、nが前記複数のエッジ画像の数より小さいかどうかを判断する。図11の状況において、画像1110、1120、1130、1140、1150、1160、1170、1180の数は8であり、現在のnは2であるため、プロセッサ104は、nが前記複数のエッジ画像の数より小さくないと判定することができ、続いてステップS1080を実行し、m、nを累加して、ステップS1010に戻る。
m、nを累加した後、m、nの現在の値は、それぞれ2、3であるため、プロセッサ104は、それに対応して、画像1120、1130をそれぞれステップS1010におけるm個目のエッジ画像およびステップS1020におけるn個目のエッジ画像とみなすことができる。その後、プロセッサ104は、先に紹介したメカニズムに基づいてステップS1010~ステップS1070を繰り返し実行し、nが累加されて前記複数のエッジ画像の数より小さくなくなるまで、画像1120、1130、1140、1150、1160、1170、1180中の隣接する画像間のスプライシング位置を調整することができる。
1つの実施形態において、nが累加されて前記複数のエッジ画像の数より小さくなくなったとき、プロセッサ104は、ステップS1060を実行した後、続いてステップS1080を実行し、第2全体画像1100の指定エッジ(例えば、下端)の部分更新プロセスが完了したと判定することができる。
本発明の実施形態において、プロセッサ104は、第2全体画像1100の各エッジに対してそれぞれの部分更新プロセスを実行し、第3全体画像1190を生成することができるが、本発明はこれに限定されない。
以上のように、本発明の実施形態が提供する画像スプライシング方法は、画像を手動でつなぎ合わせる必要があり、処理が煩雑で、且つ効率が低いという従来技術の問題を効果的に解決することができる。画像比率校正、特徴アライメント、水平および垂直スプライシングなどのプロセスを自動的に実行することにより、本発明は、大量の画像データの処理効率を大幅に向上させ、人的操作の必要性を著しく減らし、高解像度または大きいサイズの画像のスプライシングアプリケーションに適用することができ、高い拡張性およびシステム計算効率を備える。
また、本発明は、特徴に基づいたスプライシング技術およびエッジ最適化メカニズムにより、画像のアライメント精度と継ぎ目の平滑度を向上させ、パノラマ画像の全体的な品質および視覚的連続性をさらに改善することができる。統合された後の全体画像は、ユーザーが大型のサンプルや機構の完全な外観を迅速に理解するのに役立ち、実験観察、検査判読、または展示アプリケーションにおける情報の可視化効果を向上させ、実用性および産業応用価値を備える。
本発明を上記の実施形態により開示したが、これらは本発明を限定するためのものではなく、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の精神および範囲から逸脱しない範囲で、いくつかの変更および修正を行うことができるため、本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲により定義されるものとする。