JP7843918B2 - 通信機器用フィルタ - Google Patents

通信機器用フィルタ

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Description

本発明は、通信機器用フィルタ(FILTER FOR COMMUNICATION DEVICE)に関し、より詳しくは、キャビティを形成するフィルタボディは深絞りプレス工程で製造した後、キャビティの開口した一側を遮蔽する同種材質の下部カバーパネルに、異種材質の共振器フレームを締まり嵌め結合後、はんだ結合され、キャビティ内の挿入損失を最小化できる通信機器用フィルタに関する。
無線周波数フィルタのような無線周波数装置(「通信機器」をすべて含む)は、通常、複数の共振器の連結構造で構成される。このような共振器は、等価電子回路的にインダクタ(L)とキャパシタ(C)との組み合わせによって特定の周波数で共振する回路素子であって、各共振器は、導体に取り囲まれた金属性円筒または直方体などのキャビティ(cavity)の内部で誘電体共振素子(DR:Dielectric Resonance element)または金属共振素子が設けられる構造を有する。これによって、各共振器は、当該キャビティ内に処理周波数帯域による固有周波数の電磁場のみ存在させることにより、高周波の共振を可能にする構造を有する。通常、複数のキャビティを用いて複数の共振端を形成し、複数の共振端が順次に連結された多段構造を有する。
複数のキャビティ構造を有する無線周波数フィルタに関する例には、本願出願人によって先出願された韓国公開特許公報第10-2004-0100084号(名称:「無線周波数フィルタ」、公開日:2004年12月2日)に開示されたものが挙げられる。
しかし、従来の無線周波数フィルタは、各共振器がキャビティ内で厚さ方向に延び、所望の帯域通過特性を有するようにキャビティを覆うフィルタチューニングカバーの一部を打刻方式で変形させて共振器との間の距離を調整して周波数をチューニングするように備えられていることから、完成フィルタの厚さ方向の大きさ縮小において非常に制限的な問題点がある。
また、従来の無線周波数フィルタは、複数のキャビティ内の隣接する共振器間または離隔した共振器間のスカート特性を強化するために、誘導性カップリングまたは容量性カップリングを実現するために導体材質の追加的な構成の設置を必要とすることから、完成フィルタの重量が大きく増加する問題点も指摘される。
一方、最近、Massive MIMO(Multiple In-put Multiple Out-put)技術が適用されたアンテナ装置において、製品全体のスリム化製作のためにフィルタなどの内部構成の厚さを最小化する方向に研究が進められており、このために最も多く用いられるフィルタのタイプとしては、誘電体セラミックフィルタが挙げられる。
しかし、誘電体セラミックフィルタは、その材質の特性上、フィルタボディの製造方式がモールディング方式に限定されるという点で生産性が低下する一方、実質的に最終周波数の設計値通りにキャビティの形状を予め製造しなければならないという点で、追って周波数チューニング設計の可変性が低下する問題点がある。
一方、フィルタの材料を銅材質のパネルとして採用する場合には、プレス金型方式などの多様な製造方式が適用されて上述した生産性の低下を防止できるという利点があるが、フィルタボディとそのキャビティの内部に備えられる共振要素である共振器の材質が異なる場合、その結合過程で溶接方式が適用されることから、挿入損失が大きい問題点につながる。
本発明は、上記の技術的課題を解決するためになされたものであって、キャビティを形成するフィルタボディは深絞りプレス工程で製造した後、キャビティの開口した一側を遮蔽する同種材質の下部カバーパネルに、異種材質の共振器フレームを締まり嵌め結合後、はんだ結合され、キャビティ内の挿入損失を最小化できる通信機器用フィルタを提供することを目的とする。
本発明の一実施例による通信機器用フィルタは、誘電体充填空間であるキャビティを含み、前記キャビティは、底部が開口したフィルタボディと、前記フィルタボディの開口した底部を遮蔽するように結合される第1材質の下部カバーパネルと、前記下部カバーパネルに結合され、前記フィルタボディの上部面に向かって所定長さ延びた複数の共振バーを含む第2材質の共振器フレームとを含み、前記共振器フレームは、前記下部カバーパネルに前記キャビティの内外部に貫通して形成され、長手方向に離隔して幅方向2列以上で備えられた複数の嵌合貫通ホールに下端部が締まり嵌め結合された後、前記キャビティの内側で前記複数の嵌合貫通ホールの周辺がはんだ結合により固定される。
ここで、前記共振器フレームは、前記下部カバーパネルに形成された複数の嵌合貫通ホールの列の個数に対応して備えられ、前記複数の共振バーは、前記フィルタボディの幅方向に相互オーバーラップされないように前記フィルタボディの長手方向に所定距離離隔して配置可能である。
また、前記共振器フレームには、前記フィルタボディの長手方向に順次配列された前記複数の共振バーのいずれか1つを挟んだ両側の共振バーの側部から相互位置した方向に直交して相互所定距離延びたノッチバーが形成されたノッチ形成部が備えられてもよい。
また、前記ノッチ形成部は、前記ノッチバーが相互連結されないC-ノッチ部と、前記ノッチバーが相互連結されたL-ノッチ部とを含み、前記C-ノッチ部は、相対的に前記L-ノッチ部より前記複数の共振バーのうち前記フィルタボディの上面に近接した位置に前記ノッチバーが形成されてもよい。
また、前記フィルタボディおよび前記下部カバーパネルは、同一の材質であり、前記第1材質は、銅材質であり、前記第2材質は、前記銅材質を除いた導電性材質であってもよい。
また、前記フィルタボディの上部面には、前記複数の共振バーの直上方に対応する位置にそれぞれ備えられ、打刻方式により、前記複数の共振バーとの離隔距離を調整することにより、微細周波数を調整する複数のチューニング打刻面が備えられてもよい。
また、前記複数のチューニング打刻面は、前記フィルタボディの上部面の厚さより小さい厚さに形成され、長手方向両端が前記フィルタボディの上部面に一体に連結され、幅方向両端が前記フィルタボディの上部面に対して切開形成されてもよい。
また、前記フィルタボディの上部面には、前記複数の共振バーのうち隣接する共振バーの間に対応する位置にそれぞれ備えられ、打刻方式により、前記キャビティの内側に形状変形して突出する動作で前記隣接する共振バーの間のカップリング値を変更させる複数のカップリング調整面が備えられてもよい。
また、前記複数のカップリング調整面は、前記フィルタボディの上部面の厚さより小さい厚さに形成され、長手方向両端および幅方向両端のいずれか1つが前記フィルタボディの上部面に対して切開形成されてもよい。
また、前記フィルタボディは、前記下部カバーパネルの縁端部と面接触する接合部が形成されるように深絞りプレス工法で製造できる。
また、前記共振器フレームは、前記キャビティの幅方向2列にそれぞれ長手方向に並んで所定距離離隔して備えられた複数の共振バーと、前記下部カバーパネルの複数の嵌合貫通ホールにそれぞれ挿入される共振器結合端が形成された共振器連結バーと、前記複数の共振バーの先端に形成された共振特性端とを含み、前記下部カバーパネルの外側から前記下部カバーパネルの複数の嵌合貫通ホールを貫通して外部に露出した前記共振器結合端の下端がはんだ結合可能である。
本発明の一実施例による通信機器用フィルタは、フィルタボディと異種材質としてキャビティ内の構造物である共振器フレームを最小限の挿入損失量で結合されるようにして、通信機器の信頼性を向上させることができる効果を有する。
本発明の一実施例による通信機器用フィルタの下方斜視図である。 図1の上方斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図2の分解斜視図である。 図1の構成のうちキャビティが現れるように一部を切開した切開斜視図である。 図1のA-A線に沿った垂直断面図、およびその構成のうちフィルタボディのマウンティングパネルと下部カバーパネルとの結合の様子および下部カバーパネルと共振器フレームとの結合の様子を示す部分拡大図である。 図1のB-B線に沿った水平断面図である。 図1のA-A線に沿った垂直断面図、およびその構成のうちカップリング調整バーを示す部分拡大図である。 図1のA-A線に沿った垂直断面図、およびその構成のうちチューニング打刻面を示す部分拡大図である。 図1の平面図(a)および共振器フレームの平面図(b)と内部透視平面図(c)である。
以下、本発明の一実施例による通信機器用フィルタを、添付した図面を参照して詳細に説明する。
各図面の構成要素に参照符号を付すにあたり、同一の構成要素については、たとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明の実施例を説明するにあたり、かかる公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の実施例に対する理解を妨げると判断された場合、その詳細な説明は省略する。
本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって当該構成要素の本質や順番または手順などが限定されない。また、他に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含む、ここで使用されるすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると解釈されなければならず、本出願において明らかに定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
図1は、本発明の一実施例による通信機器用フィルタの下方斜視図であり、図2は、図1の上方斜視図であり、図3は、図1の分解斜視図であり、図4は、図2の分解斜視図であり、図5は、図1の構成のうちキャビティが現れるように一部を切開した切開斜視図である。
本発明の一実施例による通信機器用フィルタは、図1~図5に示されるように、誘電体充填空間であるキャビティCを含み、このキャビティCのうち底部が開口したフィルタボディ105と、フィルタボディ105の開口したキャビティCの底部を遮蔽するように結合される下部カバーパネル300と、下部カバーパネル300に結合され、フィルタボディ105のキャビティC内で上部面に向かって所定長さ延びた複数の共振バー220を含む共振器フレーム200とを含む。
ここで、実質的にキャビティCの内部面をなすフィルタボディ105および下部カバーパネル300は、同一の材質である第1材質の金属パネル部材で形成されてもよい。また、フィルタボディ105および下部カバーパネル300の金属パネル部材として採用された第1材質は、導電性に優れた銅材質であってもよい。
フィルタボディ105は、図1~図5に示されるように、開口したフィルタボディ105のキャビティCの底部縁端部で直交して折曲げられて外部に延びたマウンティング枠パネル110と、キャビティCの幅方向一側端部および幅方向他側端部としてキャビティCの厚さ方向に延びた一側厚さ形成パネル120および他側厚さ形成パネル130と、キャビティCの上部を形成するボディ上部形成パネル150と、キャビティCの長手方向一側および他側の開口した部位を遮蔽する一側遮蔽パネル180Aおよび他側遮蔽パネル180Bとを含むことができる。
以下、本発明の一実施例による通信機器用フィルタ100をより明確に理解できるように、本発明の詳細な説明の部分で記載している「方向」および「位置」などに関連する用語は次のように定義することができる。
すなわち、「長手方向」とは、相対的に幅または厚さより長く形成された両端の間を貫通する方向であって一側遮蔽パネル180Aと他側遮蔽パネル180Bとを直交して向かう方向と定義し、「幅方向」とは、一側厚さ形成パネル120と他側厚さ形成パネル130とを直交して向かう方向と定義し、「厚さ方向」とは、ボディ上部形成パネル150と下部カバーパネル300とを直交して向かう方向と定義することができる。
一方、下部カバーパネル300は、フィルタボディ105の構成のうちマウンティング枠パネル110の縁端部に対応する大きさに形成されて、下部カバーパネル300の縁端部がマウンティング枠パネル110の縁端部に面接合方式で結合可能である。
より詳しくは、フィルタボディ105の縁端部をなすマウンティング枠パネル110の下部面は、下部カバーパネル300の縁端部の上部面と面接合可能である。
この時、フィルタボディ105のマウンティング枠パネル110と下部カバーパネル300の縁端部との面接合方式は、溶接方式によることができ、好ましくは、SMT方式ではんだ結合可能である。
ここで、キャビティCは、上述したフィルタボディ105および下部カバーパネル300を板金型によるプレス工法で製造すると仮定する時、左右長手方向に長く形成され、前後幅が上下高さの大きさよりも小さい直方体形状を有するように形成されてもよい。
このような形状のキャビティCを有する複数のフィルタボディ105を前方が開口した函体形状のアンテナハウジング本体(図示せず)に対して配置させる時、ボディ上部形成パネル150が前面をなし、一側厚さ形成パネル120および他側厚さ形成パネル130が左右側面をなすように配置される場合、アンテナハウジング本体の設置空間に左右方向に多い列のフィルタボディ105の設置が可能という利点を提供する。
これとともに、アンテナハウジング本体の設置空間に対して、ボディ上部形成パネル150および下部カバーパネル300がそれぞれ左右側面をなすように配置され、一側遮蔽パネル180Aおよび他側遮蔽パネル180Bが上面または下面をなすように配置される場合、アンテナハウジング本体の設置空間のうち前後方向の空間を大きく占めなくても複数のフィルタボディ105を前後にスリムに設置できるという利点を提供する。
一方、共振器フレーム200は、図3および図4に示されるように、下部カバーパネル300にキャビティCの内外部に貫通して形成され、長手方向に離隔して幅方向2列以上で備えられた複数の嵌合貫通ホール310hに下端部が締まり嵌め結合された後、キャビティCの内側で複数の嵌合貫通ホール310hの周辺がはんだ結合により固定できる。ここで、共振器フレーム200の下端部とは、厚さ方向の両端部のうち下部カバーパネル300が隣接する部位をいう。
これとともに、フィルタボディ105は、上述のように、第1材質として銅材質で備えられた厚さ3.0t以下の薄い金属板材を、深絞りプレス工法により、前記一側厚さ形成パネル120、他側厚さ形成パネル130、一側遮蔽パネル180A、他側遮蔽パネル180Bおよびボディ上部形成パネル150が一体に形成されるとともに、マウンティング枠パネル110も単一のプレス工法により一体に形成可能である。
また、下部カバーパネル300は、フィルタボディ105と同一の第1材質として銅材質で備えられ、深絞りプレス工法ではないが、プレス工法(板金)で製造可能である。
一方、共振器フレーム200は、第1材質である銅材質で備えられたフィルタボディ105および下部カバーパネル300とは異なる材質である第2材質としてSUS材質で備えられた所定厚さ以上(少なくとも、フィルタボディ105の厚さである3.0tよりも厚い大きさ)の板材を、プレス工程(板金)により、上述した複数の共振バー220が一体に形成可能である。
ここで、共振器フレーム200が結合される下部カバーパネル300は、銅材質で採用された第1材質であり、共振器フレーム200は、第1材質とは異種のSUS材質で採用された第2材質として備えられることから、下部カバーパネル300の内側面に直接共振器フレーム200を立てた後、その接触端部に沿って溶接結合方式で結合させる場合、その結合力が非常に弱いことはもちろん、溶接結合方式はキャビティCの内部での挿入損失(Insert Loss)を増加させる問題点がある。
そこで、本発明の一実施例による通信機器用フィルタ100は、上述した挿入損失を最小化しながらも、安定的な内部結合のために、上述のように、複数の嵌合貫通ホール310hを貫通して外部に突出した共振器フレーム200の下端部の周辺をはんだ結合させるのである。
一方、共振器フレーム200は、図3および図4に示されるように、キャビティCの幅方向2列にそれぞれ長手方向に並んで所定距離離隔して備えられた複数の共振バー220と、各列の共振バー220の下端部を連結し、複数の嵌合貫通ホール310hにそれぞれ挿入されてその下端がキャビティCの外側に露出する共振器結合端215が形成された共振器連結バー210と、各共振バー220の先端(上端)に形成された共振特性端230とを含むことができる。
ここで、複数の共振バー220は、キャビティC内でそれぞれ長手方向に離隔して配列されるように備えられ、隣接する共振バー220は、幅方向の第1列と第2列との間で隣接カップリングされるようにそれぞれジグザグ離隔して配列可能である。
すなわち、共振器フレーム200は、下部カバーパネル300に形成された複数の嵌合貫通ホール310hの列の個数に対応して備えられ、複数の共振バー220は、フィルタボディ105の幅方向には相互オーバーラップされないようにフィルタボディ105の長手方向に所定距離離隔して配置可能である。
一方、共振器フレーム200には、フィルタボディ105の長手方向に順次配列された複数の共振バー220のいずれか1つを挟んだ両側の共振バー220の側部から相互位置した方向に直交して相互所定距離延びたノッチバーが形成されたノッチ形成部241、242が備えられてもよい。
ここで、ノッチ形成部241、242は、ノッチバーが少なくとも隣接する共振バー220を1つ以上飛ばして離隔した一対の共振バー220が相互連結されるように形成されたL-ノッチ部241と、ノッチバーが少なくとも隣接する共振バー220を1つ以上飛ばして離隔した一対の共振バー220が相互連結されないように形成されたC-ノッチ部とを含み、C-ノッチ部242は、相対的にL-ノッチ部241より前記複数の共振バー220のうちフィルタボディ105の上面に近接した位置(例えば、共振特性端230)に前記ノッチバーが形成されてもよい。
一方、フィルタボディ105および下部カバーパネル300は、同一の材質であり、前記第1材質は、銅材質であり、共振器フレーム200の各共振バー220をなす前記第2材質は、前記銅材質を除いた導電性材質(好ましくは、SUS材質)であってもよいことは、すでに説明した。
また、フィルタボディ105の上部面には、複数の共振バー220の直上方に対応する位置にそれぞれ備えられ、打刻方式により、複数の共振バー220との離隔距離を調整することにより、微細周波数を調整する複数のチューニング打刻面156が備えられてもよい。
複数のチューニング打刻面156は、フィルタボディ105の上部面の厚さより小さい厚さに形成され、例えば、複数のチューニング打刻面156が長手方向に長く長方形に形成された場合、長手方向両端がフィルタボディ105の上部面に相当するボディ上部形成パネル150に一体に連結され、幅方向両端がフィルタボディ105の上部面に相当するボディ上部形成パネル150に対して切開形成されてもよい。
また、フィルタボディ105の上部面には、複数の共振バー220のうち隣接する共振バー220の間に対応する位置にそれぞれ備えられ、打刻方式により、キャビティCの内側に形状変形して突出する動作で前記隣接する共振バー220の間のカップリング値を変更させる複数のカップリング調整面157が備えられてもよい。
ここで、複数のカップリング調整面157は、フィルタボディ105の上部面の厚さより小さい厚さに形成され、例えば、複数のカップリング調整面157が幅方向に長く長方形に形成された場合、その形状を基準とする長手方向両端のいずれか1つおよび幅方向両端がフィルタボディ105の上部面に相当するボディ上部形成パネル150に対して切開形成されてもよい。したがって、複数のカップリング調整面157は、フィルタボディ105のうちボディ上部形成パネル150に対して切開されない部分を基準としてその反対側の先端が片持ち梁状に支持されて、外部から伝達される外力によって複数の共振バー220の間に形状変形するものである。
このような構成からなる本発明の一実施例による通信機器用フィルタ100は、深絞りプレス工法でフィルタボディ105を形成し、フィルタボディ105の開口した底部を遮蔽する下部カバーパネル300を備え、異種材質の共振器フレーム200を締まり嵌め結合方式およびはんだ結合により安定的かつ挿入損失量が最小化されるように結合させることにより、通信機器の通信の信頼性を大きく向上させるという利点を提供する。
図6は、図1のA-A線に沿った垂直断面図、およびその構成のうちフィルタボディのマウンティングパネルと下部カバーパネルとの結合の様子および下部カバーパネルと共振器フレームとの結合の様子を示す部分拡大図であり、図7は、図1のB-B線に沿った水平断面図であり、図8は、図1のA-A線に沿った垂直断面図、およびその構成のうちカップリング調整バーを示す部分拡大図であり、図9は、図1のA-A線に沿った垂直断面図、およびその構成のうちチューニング打刻面を示す部分拡大図であり、図10は、図1の平面図(a)および共振器フレームの平面図(b)と内部透視平面図(c)である。
図1~図5を参照して説明した本発明の一実施例による通信機器用フィルタ100の生産性および周波数チューニング設計の面での作用効果を、図6~図10を参照して簡略に説明すれば、次の通りである。
まず、本発明の一実施例による通信機器用フィルタ100は、図6に示されるように、フィルタボディ105を、プレス工法の一つである深絞りプレス工法により、ボディ上部形成パネル150と、一側厚さ形成パネル120および他側厚さ形成パネル130と、一側遮蔽パネル180Aおよび他側遮蔽パネル180Bと、マウンティング枠パネル110とが同時に形成されることから、従来のモールディング材料を用いたモールディング工法を抜け出すことにより、製品の生産性を大きく向上させることができる。
このような、フィルタボディ105の製造工法として深絞りプレス工法の適用は、後述する下部カバーパネル300および共振器フレーム200の別の結合を除いてキャビティC内の構成を単純化できるという点で、従来の別の構造物の設置による挿入損失を事前に遮断できるという利点を提供するのである。
また、図6に示されるように、フィルタボディ105のキャビティCのうち開口した底面部を遮蔽する下部カバーパネル300は、プレス工法により、フィルタボディ105のマウンティング枠パネル110の外側縁に対応する外形を有するように形成されると同時に、共振器フレーム200のはんだ結合のための複数の嵌合貫通ホール310hを単一のプレス工程で形成されることが可能である。
このように、深絞りプレス工法およびプレス工法により成形製造されたフィルタボディ105と下部カバーパネル300は、図6に示されるように、マウンティング枠パネル110の下部面と下部カバーパネル300の縁端部の上部面とを相互面接合させかつ、予めその間にはんだ材料を介在した後、SMT方式ではんだ結合させることができることから、キャビティC内での挿入損失を大きく低減させるという利点を有することができる。
これとともに、共振器フレーム200をキャビティC内に設置するにあたり、図6に示されるように、共振器フレーム200の共振器結合端215それぞれをその下端が下部カバーパネル300に形成された複数の嵌合貫通ホール310hを介して外部に露出するように嵌挿合させた後、外部ではんだ結合により固定させることができるので、従来の、キャビティCの内部での溶接結合過程を完全に省くことにより、それによる挿入損失を完全に遮断できるという利点につながるのである。
次に、本発明の一実施例による通信機器用フィルタ100の周波数チューニング設計の面での作用効果を説明する。
図7に示されるように、共振器フレーム200の複数の共振バー220は、キャビティC内に長手方向の一側から他側に7個(201~207)が離隔して配置され、一側の第1共振バー201を介して入力された信号を、順次に、第2共振バー~第6共振バー202~206を経由してフィルタリングする過程を行った後、他側の第7共振バー207を介して出力するように配置される。
ここで、通常、第1共振バー201から第7共振バー207まで相互隣接する共振バーの間(例えば、第1共振バー201と第2共振バー202との間、第2共振バー202と第3共振バー203との間、第3共振バー203と第4共振バー204との間、第4共振バー204と第5共振バー205との間、第5共振バー205と第6共振バー206との間および第6共振バー206と第7共振バー207との間)の各信号経路は、図面符号「〇で囲んだ1~6」で表された通りに定義することとし、実際に各共振バー220のうち隣接する共振バー220は、上述した信号経路「〇で囲んだ1~6」の通りに順次にフィルタリングが行われるのである。
この時、第1共振バー201と第2共振バー202にそれぞれ形成されたC-ノッチ部242による容量性カップリングにより、パスバンドの左側端(低周波領域)にC-ノッチを実現するための信号経路(〇で囲んだ7)と、第4共振バー204と第6共振バー206とを連結するように形成されたL-ノッチ部241による誘導性カップリングによりパスバンドの右側端(高周波領域)にL-ノッチを実現するための信号経路(〇で囲んだ8)とがさらに形成されてもよい。
一方、図8および図9を参照すれば、共振器フレーム200の各共振バー201~207の共振特性端230の位置に対応するボディ上部形成パネル150には、上述した複数のチューニング打刻面156が形成され、各共振バー201の間に対応するボディ上部形成パネル150には、上述した複数のカップリング調整面157が形成されてもよい。
このような構成からなる本発明の一実施例による通信機器用フィルタ100は、図10に示されるように、キャビティCの一側に隣接した第1共振バー201を介して信号が入力されると、第7共振バー207を介して信号が出力される過程の信号経路(〇で囲んだ1~6)で隣接カップリングおよびクロスカップリングを行うことができ、追加信号経路(〇で囲んだ7.8)でL-ノッチおよびC-ノッチを形成するためのカップリングを行うことができる。
以上、本発明の一実施例による通信機器用フィルタを、添付した図面を参照して詳細に説明した。しかし、本発明の実施例が必ずしも上述した一実施例によって限定されるものではなく、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者による多様な変形および均等な範囲での実施が可能であることは言うまでもない。そのため、本発明の真の権利範囲は後述する特許請求の範囲によって定められる。
本発明は、キャビティを形成するフィルタボディは深絞りプレス工程で製造した後、キャビティの開口した一側を遮蔽する同種材質の下部カバーパネルに、異種材質の共振器フレームを締まり嵌め結合後、はんだ結合され、キャビティ内の挿入損失を最小化できる通信機器用フィルタを提供する。
100:通信機器用フィルタ、105:フィルタボディ
110:マウンティング枠パネル、120:一側厚さ形成パネル
130:他側厚さ形成パネル、150:ボディ上部形成パネル
180A:一側遮蔽パネル、180B:他側遮蔽パネル
200:共振器フレーム、210:共振器連結バー
215:共振器結合端、220:共振バー
230:共振特性端、300:下部カバーパネル
310h:嵌合貫通ホール

Claims (10)

  1. 誘電体充填空間であるキャビティを含み、前記キャビティは、底部が開口したフィルタボディと、
    前記フィルタボディの開口した底部を遮蔽するように結合される第1材質の下部カバーパネルと、
    前記下部カバーパネルに結合され、前記フィルタボディの上部面に向かって所定長さ延びた複数の共振バーを含む第2材質の共振器フレームと、を含み、
    前記共振器フレームは、前記下部カバーパネルに前記キャビティの内外部に貫通して形成され、長手方向に離隔して幅方向2列以上で備えられた複数の嵌合貫通ホールに下端部が締まり嵌め結合された後、前記キャビティの内側で前記複数の嵌合貫通ホールの周辺がはんだ結合により固定され、
    前記共振器フレームは、前記下部カバーパネルに形成された複数の嵌合貫通ホールの列の個数に対応して備えられ、
    前記複数の共振バーは、前記フィルタボディの幅方向に相互オーバーラップされないように前記フィルタボディの長手方向に所定距離離隔して配置された、通信機器用フィルタ。
  2. 前記共振器フレームには、
    前記フィルタボディの長手方向に順次配列された前記複数の共振バーのいずれか1つを挟んだ両側の共振バーの側部から相互位置した方向に直交して相互所定距離延びたノッチバーが形成されたノッチ形成部、が備えられた、請求項1に記載の通信機器用フィルタ。
  3. 前記ノッチ形成部は、
    前記ノッチバーが相互連結されないC-ノッチ部と、
    前記ノッチバーが相互連結されたL-ノッチ部と、を含み、
    前記C-ノッチ部は、相対的に前記L-ノッチ部より前記複数の共振バーのうち前記フィルタボディの上面に近接した位置に前記ノッチバーが形成された、請求項2に記載の通信機器用フィルタ。
  4. 前記フィルタボディおよび前記下部カバーパネルは、同一の材質であり、
    前記第1材質は、銅材質であり、前記第2材質は、前記銅材質を除いた導電性材質である、請求項1に記載の通信機器用フィルタ。
  5. 前記フィルタボディの上部面には、前記複数の共振バーの直上方に対応する位置にそれぞれ備えられ、打刻方式により、前記複数の共振バーとの離隔距離を調整することにより、微細周波数を調整する複数のチューニング打刻面が備えられた、請求項1に記載の通信機器用フィルタ。
  6. 前記複数のチューニング打刻面は、前記フィルタボディの上部面の厚さより小さい厚さに形成され、長手方向両端が前記フィルタボディの上部面に一体に連結され、幅方向両端が前記フィルタボディの上部面に対して切開形成された、請求項5に記載の通信機器用フィルタ。
  7. 前記フィルタボディの上部面には、前記複数の共振バーのうち隣接する共振バーの間に対応する位置にそれぞれ備えられ、打刻方式により、前記キャビティの内側に形状変形して突出する動作で前記隣接する共振バーの間のカップリング値を変更させる複数のカップリング調整面が備えられた、請求項4に記載の通信機器用フィルタ。
  8. 前記複数のカップリング調整面は、
    前記フィルタボディの上部面の厚さより小さい厚さに形成され、長手方向両端および幅方向両端のいずれか1つが前記フィルタボディの上部面に対して切開形成された、請求項7に記載の通信機器用フィルタ。
  9. 前記フィルタボディは、前記下部カバーパネルの縁端部と面接触する接合部が形成されるように深絞りプレス工法で製造された、請求項1に記載の通信機器用フィルタ。
  10. 前記共振器フレームは、前記キャビティの幅方向2列にそれぞれ長手方向に並んで所定距離離隔して備えられた複数の共振バーと、
    前記下部カバーパネルの複数の嵌合貫通ホールにそれぞれ挿入される共振器結合端が形成された共振器連結バーと、
    前記複数の共振バーの先端に形成された共振特性端と、を含み、
    前記下部カバーパネルの複数の嵌合貫通ホールを貫通して外部に露出した前記共振器結合端の下端が、前記下部カバーパネルの外側からはんだ結合される、請求項1に記載の通信機器用フィルタ。
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