特許法第30条第2項適用 2025年7月4日に以下のウェブサイトにて公開 https://corp.timee.co.jp/news/detail-4758/
本発明の実施の形態におけるマッチング支援システム100は、図1に示すように、管理サーバ102、雇用者端末104及び求職者端末106を含んで構成される。雇用者端末104及び求職者端末106は、単数であってもよいし、複数であってもよい。管理サーバ102、雇用者端末104及び求職者端末106は、インターネット等の情報通信網108を介して相互に情報交換可能に接続される。
なお、情報通信網108は、インターネットに限定されるものではなく、管理サーバ102、雇用者端末104及び求職者端末106の間を通信可能に相互に接続できるものであればよい。例えば、専用回線、公衆回線(電話回線、移動体通信回線等)、有線LAN(LocalAreaNetwork)、無線LAN等であってもよく、又はインターネットとこれらを組み合わせてもよい。
管理サーバ102は、雇用者端末104及び求職者端末106を介して、雇用者と求職者(労働者)との間の雇用契約の締結、求職者(労働者)の出退勤管理、雇用者から求職者(労働者)に対する給与の支払い等の処理を行うサーバである。
管理サーバ102は、図2に示すように、処理部10、記憶部12、入力部14、出力部16及び通信部18を含んで構成される。処理部10は、CPU等の演算処理を行う手段を含む。処理部10は、記憶部12に記憶されている管理サーバプログラムを実行することによって、本実施の形態におけるマッチング支援システム100において雇用者端末104を使用する企業と求職者端末106を使用する労働者とをマッチングさせて雇用契約、勤怠管理、給与支払い、マッチングのキャンセル、及び休業手当の支払い等の処理を行う機能を実現する。記憶部12は、半導体メモリ、ハードディスク、メモリカード等の記憶手段を含む。記憶部12は、処理部10とアクセス可能に接続され、管理サーバプログラム、その処理に必要な情報を記憶する。入力部14は、情報を入力する手段を含む。入力部14は、例えば、管理者からの入力を受けるキーボード、タッチパネル、ボタン等を備える。出力部16は、管理者から入力情報を受け付けるためのユーザインターフェース画面(UI)等の管理サーバ102での処理結果を出力する手段を含む。出力部16は、例えば、管理者に対して画像を呈示するディスプレイを備える。通信部18は、情報通信網108を介して、雇用者端末104及び求職者端末106との情報の通信を行うインターフェースを含んで構成される。通信部18による通信は有線及び無線を問わない。
雇用者端末104は、労働者を雇いたい雇用者が使用する端末である。雇用者端末104は、図3に示すように、処理部20、記憶部22、入力部24、出力部26及び通信部28を含んで構成される。処理部20は、CPU等の演算処理を行う手段を含む。処理部20は、記憶部22に記憶されている雇用者端末プログラムを実行することによって、本実施の形態におけるマッチング支援システム100における雇用者端末としての機能を実現する。記憶部22は、半導体メモリ、ハードディスク、メモリカード等の記憶手段を含む。記憶部22は、処理部20とアクセス可能に接続され、雇用者端末プログラム、その処理に必要な情報を記憶する。入力部24は、情報を入力する手段を含む。入力部24は、例えば、企業側の雇用者からの入力を受けるキーボード、タッチパネル、ボタン、カメラ等を備える。出力部26は、雇用者から入力情報を受け付けるための画面やユーザインターフェース画面(UI)等の画像情報を表示するディスプレイ等、雇用者端末104での処理に必要な情報を出力する手段を含む。通信部28は、情報通信網108を介して、管理サーバ102との情報の通信を行うインターフェースを含んで構成される。通信部28による通信は有線及び無線を問わない。
求職者端末106は、アルバイト等の労働を希望する求職者が使用する端末である。求職者端末106は、図4に示すように、処理部30、記憶部32、入力部34、出力部36及び通信部38を含んで構成される。処理部30は、CPU等の演算処理を行う手段を含む。処理部30は、記憶部32に記憶されている求職者端末プログラムを実行することによって、本実施の形態におけるマッチング支援システム100における求職者端末としての機能を実現する。記憶部32は、半導体メモリ、ハードディスク、メモリカード等の記憶手段を含む。記憶部32は、処理部30とアクセス可能に接続され、求職者端末プログラム、その処理に必要な情報を記憶する。入力部34は、情報を入力する手段を含む。入力部34は、例えば、労働者となるユーザからの入力を受けるキーボード、タッチパネル、ボタン、カメラ等を備える。出力部36は、ユーザから入力情報を受け付けるための画面やユーザインターフェース画面(UI)等の画像情報を表示するディスプレイ等、求職者端末106での処理に必要な情報を出力する手段を含む。通信部38は、情報通信網108を介して、管理サーバ102との情報の通信を行うインターフェースを含んで構成される。通信部38による通信は有線及び無線を問わない。
雇用者端末104及び求職者端末106は、マッチング支援システム100のサービスを提供するためのプログラムを実行可能な情報処理装置であれば様々なものを適用できる。例えば、雇用者端末104及び求職者端末106としては、据置型または携帯型の専用機、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、携帯電話端末、PHS(PersonalHandy-phoneSystem)端末、携帯情報端末(PDA:PersonalDigitalAssistant)、情報処理機能を備えた多機能型テレビジョン受像機(いわゆるスマートテレビ)等が適用できる。
雇用者端末104及び求職者端末106は、アプリケーション(雇用者用又は求職者用)をインストールして実現することができる。求職者は、求職者端末106を操作して当該アプリケーションを起動し、管理サーバ102に対して利用登録を行う。雇用者も、同様に、雇用者端末104を操作して当該アプリケーションを起動し、管理サーバ102に対して利用登録を行う。
[サービスの概要]
本実施の形態に係るマッチング支援システム100では、アルバイト等の就業を希望する求職者と、人を雇いたい雇用者との間で雇用契約の締結、出退勤管理、給与や休業手当の支払い、及び雇用者と求職者の協議等のサービスを提供する。
具体的には、求職者は、求職者端末106を介して、自らの情報である求職者情報を管理サーバ102に送信する。雇用者は、雇用者端末104を介して、雇用時間帯及び賃金を含む雇用条件を管理サーバ102に送信し、求職者に対して雇用条件を提示する。求職者は、求職者端末106を介して、雇用者から提示された雇用条件を閲覧し、これに応募する場合には、求人に応募する旨の採用希望を管理サーバ102に送信する。これによって、雇用者と求職者とのマッチングが成功して雇用契約が成立したものとされる。雇用者は、雇用者端末104を介して、管理サーバ102から、雇用条件と就業を希望する求職者とが結びつけられたコードを受信する。求職者は、出勤時に雇用者が雇用者端末104を介して示すコードに対して求職者端末106を用いて読み取る。管理サーバ102は、読み取った時間を出勤時間として記憶する。また、求職者は、退勤時に再度コードを読み取る。これによって、管理サーバ102は、コードを読み取った時間を退勤時間として記憶する。
また、管理サーバ102は、求職者の出勤時間及び退勤時間並びに雇用条件に含まれる時給等の賃金の支払い条件に応じて、求職者に予め関連付けられた口座等に労働の対価である賃金を入金する。また、雇用者に予め関連付けられた口座等から求職者に支払われた賃金及び手数料等の料金を徴収する。また、これらの給与の支払いに関する会計処理を行うようにしてもよい。
このように、出勤時に契約管理を行うことで、求職者と雇用者の煩わしい手続を簡略化することが可能となる。また、出勤時間及び退勤時間の管理を行うことで、労働時間を正確に把握することができ、賃金の支払い等のサービスを正確に行うことができる。
また、雇用者と求職者との間のマッチングがキャンセルされたときの処理を行う。マッチングのキャンセルが所定の条件を満たす場合には雇用者から求職者に対して休業手当を支給する処理が行われ、当該所定の条件を満たさない場合には雇用者から求職者に対して休業手当を支給しない処理が行われる。
また、マッチングのキャンセルが行われた際、雇用者と労働者とが意見を交換して協議できるように処理を行う。
さらに、求職者の過去の勤務状況を示す勤務履歴情報に応じて求人を行うことができる。勤務履歴情報は、各求職者に対して、当該求職者を雇用した雇用者による評価を含むことができる。例えば、雇用者は、過去の勤務状況が良い求職者に付与されるバッジを持つ求職者に対してのみ求人情報を提示させることができる。
[マッチング処理]
図5は、管理サーバ102の機能構成を示すブロック図である。管理サーバ102は、管理サーバプログラムを実行することによって、求職者情報受付部40、雇用条件受付部42、採用希望受付部44、コード表示部46、コード読取情報取得部48、契約出退勤管理部50、勤務履歴管理部52、支払部54、及びキャンセル処理部56として機能する。
また、管理サーバ102の記憶部12は、求職者情報データベース60、雇用者情報データベース62、実績データベース64、勤務履歴データベース66、店舗履歴データベース68、及びマッチング制限データベース70として機能する。
求職者情報データベース60は、図6に示すように、求職者を識別するための識別子(以下、求職者IDと記載する)、求職者の氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号、生年月日、年齢、性別、求職者に関する画像(写真)、Good評価率、キャンセル率、直前キャンセル率など求職者に関する情報を関連付けて記憶する。また、求職者情報データベース60は、後述するように、求職者の過去の勤務状況に応じて付与されるバッジに関する情報を求職者IDに関連付けて記憶する。求職者情報データベース60に記憶される情報は、これらの情報に限定されるものではなく、求職者に関して必要な情報であればよい。
雇用者情報データベース62は、図7に示すように、雇用者を識別するための識別子(以下、雇用者IDと記載する)、雇用者の名称(例えば、店舗名)、所在地、連絡先電話番号、業種、雇用者に関する画像(写真)、ペナルティポイントなど雇用者に関する情報を関連付けて記憶する。雇用者情報データベース62に記憶される情報は、これらの情報に限定されるものではなく、後述する求人情報等に表示させるために必要な情報等、雇用者に関して必要な情報であればよい。
また、雇用者情報データベース62には、雇用者と関連がある他の雇用者を互いに関連付けて記憶する。雇用者と関連がある他の雇用者とは、同じ源泉徴収対応の対象となる雇用者同士とすることが好適である。例えば、本店と支店との関係にある店舗同士、同一系統のフランチャイズの店舗同士等を互いに関連がある雇用者とする。図7の例では、雇用者IDがE0001の雇用者に対して、関連店舗として雇用者IDがE0004とE0005の雇用者が関連付けて記憶されている。
実績データベース64は、図8に示すように、求職者ID、雇用者ID、雇用者が求職者に対して提示する雇用条件、求職者の雇用条件への同意の有無、出勤時間、退勤時間、支払われるべき給与、キャンセル事由、休業手当などを関連付けて記憶する。実績データベース64は、求職者と雇用者との間で求人への応募及び当該応募への受諾が成立した際に雇用者が提示した雇用条件に基づいて登録される。また、求職者が実際に出勤した際及び退勤した際に出勤時間及び退勤時間が登録される。さらに、マッチングがキャンセルされた場合、当該就業キャンセルの事由及び当該就業キャンセルが所定の条件に該当する場合に支払われる休業手当が登録される。
勤務履歴データベース66は、図9に示すように、求職者ID及び業種毎の業務の種類(ポジション)の組み合わせ毎に雇用者が各求職者に対して行った認定の数、当該認定を行った店舗数を関連付けて記憶する。業種は、例えば、飲食業、宿泊業、小売業、配送業等とすることができる。業務(ポジション)は、業種毎に設定され、例えば、飲食業ではホール作業、洗い場作業、調理作業、宿泊業では宴会スタッフ、フロント業務、小売業では清掃作業、レジ打ち業務、品出し作業、配送業では検品作業、仕分け作業、ピッキング作業、梱包作業、搬入出作業とすることができる。ただし、業種及び業務(ポジション)は、これらに限定されるものではなく、マッチング支援システム100において求職者と雇用者との間での雇用契約が可能な業種及び業務(ポジション)であればよい。
店舗履歴データベース68は、図10に示すように、求職者ID及び業種の業務(ポジション)の組み合わせ毎に雇用者が各求職者に対して認定を行った店舗を特定する雇用者IDを関連付けて記憶する。すなわち、店舗履歴データベース68は、勤務履歴データベース66において認定を行った雇用者として記憶されている雇用者IDを記憶する。
マッチング制限データベース70は、図38に示すように、マッチングがキャンセルされたときの雇用者と求職者に関する情報、マッチングが制限される期間を関連付けて記憶する。すなわち、マッチングをキャンセルした雇用者及び当該雇用者と関連がある他の雇用者を示す雇用者ID、マッチングがキャンセルされた求職者の求職者ID、マッチングがキャンセルされた日時、休業手当の支払いの有無、マッチングが制限される期間を関連付けて記憶させる。マッチング制限の処理については後述する。
図38のマッチング制限データベース70では、雇用者IDがE0001の雇用者によって求職者IDがW0004の求職者とのマッチングが2019年3月24日にキャンセルされ、休業手当の支払いが発生した例が示されている。また、関連する雇用者の雇用者IDとしてE0004及びE0005、マッチングが制限される期間として2019年3月25日が関連付けて記憶されている。また、雇用者IDがE0008の雇用者によって求職者IDがW0010の求職者とのマッチングが2019年3月22日にキャンセルされ、休業手当の支払いが発生しなかった例が示されている。また、雇用者IDがE0009の雇用者によって求職者IDがW0011の求職者とのマッチングが2019年3月24日にキャンセルされ、休業手当の支払いについて協議中である例が示されている。
求職者情報受付部40は、求職者端末106から、求職を希望する求職者の情報を受け付ける。求職者情報受付部40は、求職者が就業を希望する勤務時間帯や就業を希望する勤務地など、希望する雇用条件に関する情報を含めてもよい。なお、求職者端末106が内蔵するGPS(Global Positioning System)等により自動取得した、求職者端末106の現在位置を、勤務地としてもよい。これにより、勤務地の入力の手間を軽減することができる。
求職者情報受付部40が受け付けた求職者情報は、情報通信網108を介して雇用者端末104へ送信される。雇用者端末104は、求職者情報を受信すると、当該求職者情報を表示させて雇用者に対して提示する。例えば、雇用者端末104にプッシュ通知して雇用条件を閲覧させる。また、雇用者端末104に、求職者情報の内容をメールで通知してもよい。
雇用条件受付部42は、雇用者端末104から、雇用時間帯、休憩時間、就業場所、賃金(時給、日給等)、割増賃金、諸手当、賃金の支払日、業務内容、解雇事由などの雇用条件を受け付ける。雇用条件受付部42は、情報通信網108を介して、雇用者端末104から雇用条件を受信する。また、雇用条件受付部42は、情報通信網108を介して、雇用者端末104から求人の公開先を限定する公開条件を受信する。
また、雇用条件受付部42は、雇用者側からのマッチングのキャンセルに対する休業手当に関する事項を認証したことを受け付ける。すなわち、就業キャンセルが行われた場合、当該就業キャンセルが所定の条件に該当する場合に雇用者から求職者へ休業手当が支払われることについて雇用者の承認を受け付ける。
雇用条件受付部42は、情報通信網108を介して、受信した雇用条件を求職者端末106へ送信する。求職者端末106は、雇用条件を受信すると、当該雇用条件を表示させて求職者に対して提示する。例えば、求職者端末106にプッシュ通知して雇用条件を閲覧させる。また、求職者端末106に、雇用条件の内容をメールで通知してもよい。なお、雇用条件受付部42は、雇用条件のみならず、雇用契約締結に必要となる身元保証書や秘密保持契約などの情報も合わせて受け付け、求職者に提示してもよい。
雇用条件受付部42は、勤務履歴データベース66に記憶されている各求職者の勤務履歴情報に応じて雇用条件を提示する求職者を選択するようにしてもよい。後述するように、雇用者が各求職者に対して行った勤務状況の評価に基づいて、業務(ポジション)毎に勤務に対するレベルを示すバッジが各求職者に付与される。そこで、各求職者に付与されたバッジに応じて、所定の条件を満たすバッジが付与された求職者のみに雇用条件を提示することができる。各求職者の勤務履歴情報又はバッジに関する条件は、雇用者が設定できるようにしてもよい。
採用希望受付部44は、求職者端末106から、雇用者による雇用条件に対する応募(応募情報)を受け付ける。求職者は、雇用者より提示され、求職者端末106に表示された雇用条件における採用に応募する際には、求職者端末106を操作して応募する雇用条件を指定して応募する旨を示す応募情報を送信する。求職者端末106は、情報通信網108を介して、管理サーバ102に対して採用希望を送信する。管理サーバ102は、情報通信網108を介して、求職者端末106から採用希望を受信する。管理サーバ102は、採用希望を受信すると、実績データベース64を参照して採用希望において指定された雇用条件を提示している雇用者を特定する。管理サーバ102は、採用希望の対象となった雇用者を特定すると、情報通信網108を介して、当該採用希望の対象となった雇用者の雇用者端末104へ採用希望を送信する。求職者端末106は、採用希望を受信すると、求人に対して応募があった旨を示す情報を表示させて雇用者に対して提示する。例えば、雇用者端末104にプッシュ通知して採用希望を閲覧させる。また、雇用者端末104に、採用希望の内容をメールで通知してもよい。
なお、求職者からの応募が行われた時点において雇用者と求職者との間のマッチングが成功して雇用契約が成立したものとして扱われる。
コード表示部46は、コード表示部46において採用希望を行った求職者と雇用者が提示する雇用条件とが関連付けられた一次元又は二次元バーコード等のコードを生成する。管理サーバ102は、当該処理によってコード表示部46として機能する。管理サーバ102は、情報通信網108を介して、生成されたコードを雇用者端末104に対して送信する。
雇用者はマッチングをキャンセルとするときに雇用者端末104においてマッチングをキャンセルする操作を行う。雇用者端末104は、情報通信網108を介して、マッチングをキャンセルする旨の情報を管理サーバ102へ送信する。これによって、マッチングがキャンセルされる就業キャンセルが行われたものとして扱われる。就業キャンセルの処理は、キャンセル処理部56によって行われる。
管理サーバ102は、採用拒否情報を受信すると、採用希望を行った求職者が使用する求職者端末106に対して今回は採用されなかったことを示す情報を送信する。求職者端末106は、当該情報を受信すると、採用希望が受け入れられなかったことを示す情報を表示させて求職者に対して提示する。
コード読取情報取得部48は、求職者端末106が、雇用者端末104に表示されたコードを読み取った際に、当該コードの読取情報を求職者端末106より取得する。求職者が使用する求職者端末106のカメラによって雇用者端末104に表示されたコードが読み取られると、情報通信網108を介して、コードが読み取られた時間と共に当該コードを読み取ったことを示す情報が読取情報として求職者端末106から管理サーバ102へ送信される。管理サーバ102は、読取情報を受信する。なお、出勤時間の読み取り処理は、NFCタグを使用するようにしてもよい。
契約出退勤管理部50は、求職者の労働開始時に、コード読取情報取得部48がコード読取情報を取得することで、求職者が就業した旨を実績データベース64に記憶する。また、求職者端末106がコードを読み取った時間を出勤時間として実績データベース64に記憶する。さらに、労働終了時に、求職者端末106によって雇用者端末104に表示されたコードを読み取り、コード読取情報取得部48がコード読取情報を取得することで、当該コードを読み取った時間を退勤時間として、実績データベース64に記憶する。このようにして、契約出退勤管理部50は、求職者と雇用者との間の雇用契約の締結及び求職者の出退勤管理を行う。
なお、コード表示部46が生成したコードを送信する先は、雇用者端末104ではなく、求職者端末106としてもよい。このとき、コード読取情報取得部48は、雇用者端末104が求職者端末106に表示されたコードを読み取った際に、当該コードの読取情報を雇用者端末104より取得する。
勤務履歴管理部52は、雇用者から求職者の勤務状況についての評価を受け付けて、勤務履歴データベース66及び店舗履歴データベース68へ記憶させる処理を行う。採用した求職者の勤務が終了すると、雇用者は、雇用者端末104を用いて、当該求職者の勤務状況の評価を行う。雇用者は、雇用者端末104を用いて、当該求職者が行った業種毎に設定されている業務(ポジション)の勤務状況が良好であれば勤務が良好であったことを示す認定を行う。雇用者端末104は、情報通信網108を介して、当該求職者を示す求職者ID、当該雇用者を示す雇用者ID及び認定された業務(ポジション)を示す情報を管理サーバ102へ送信する。管理サーバ102は、求職者を示す求職者ID及び認定された業務(ポジション)を示す情報を受信すると、記憶部12に記憶されている勤務履歴データベース66において当該求職者ID及び当該ポジションに関連付けられて記憶されている認定数に1を加算する。また、店舗履歴データベース68を参照し、当該求職者ID及び当該業務(ポジション)に関連付けて受信した雇用者IDを記憶させる。なお、当該求職者ID及び当該業務(ポジション)に関連付けて受信した雇用者IDがすでに記憶されていた場合には店舗履歴データベース68の更新は行わない。また、当該求職者ID及び当該ポジションに関連付けて受信した雇用者IDを新たに記憶させた場合には、勤務履歴データベース66において当該求職者ID及び当該業務(ポジション)に関連付けられて記憶されている店舗数に1を加算する。
なお、マッチングがキャンセルされた場合、雇用者から求職者の勤務状況についての評価の処理は行われない。これは、マッチングがキャンセルされた場合には勤務自体が行われないことになるので勤務状況の評価ができないからである。
支払部54は、雇用者の提示した雇用条件並びに契約出退勤管理部50が取得した出勤時間及び退勤時間から、求職者に支払われるべき給与(賃金)を計算する。さらに、雇用者端末104を介した雇用者からの指示により、雇用条件で示された支払日に、求職者が登録した銀行口座等に支払処理をする。ここで、支払処理は、雇用者の銀行口座から、求職者の銀行口座や電子マネーのアカウントへ振込処理をすることにより行う。また、即時に振込処理を行わず、一旦ウォレットに金額をためておいて、月次の処理や求職者の操作に応じて振込処理が行われてもよい。なお、コード読取情報取得部48における退勤時のコード読取情報の取得に応じて、給与計算及び支払処理が自動的に行われてもよいし、給与の支払いについては、銀行振込による他、電子マネーで送金してもよい。
図8は、管理サーバ102の実績データベース64の具体例を示した図である。実績データベース64では、求職者と雇用者の間の雇用契約及び出退勤情報を記憶する。具体的には、求職者ID、雇用者ID、雇用者が求職者に対して提示する雇用条件、求職者の雇用条件への同意の有無、出勤時間、退勤時間、支払われるべき給与などを記憶する。なお、求職者の情報は求職者情報データベース60、雇用者の情報は雇用者情報データベース62に記憶する。
例えば、図8に示すように、求職者IDがW0001の者と雇用者IDがE0001の者との間で就業を行うことに対してマッチングされており、それに対する雇用契約の内容(就労日:2019年3月20日、就業時間:9:00~17:00、就労場所:東京都新宿区新宿x-x-x、従事すべき業務内容:調理、清掃等店舗営業に関する業務(ポジション)、休憩時間:120分、賃金:時給1200円、手当:通勤手当500円、割増賃金:法定超25%、所定超20%、賃金支払日:就業当日)及び雇用契約への承諾がされたかどうかについて記憶する。また、求職者の出勤時間、退勤時間も記憶し、計算された賃金も記憶する。
また、雇用者側からマッチングのキャンセルが確定した場合、所定の条件を満たすと休業手当が支払われる。支払部54は、後述するキャンセル処理部56においてマッチングがキャンセルされ、当該就業キャンセルが所定の条件を満たす場合、求職者に支払われるべき休業手当の支払額を計算する。さらに、当該就業キャンセルが確定したタイミングにおいて、求職者が登録した銀行口座等に休業手当の支払処理を行う。支払処理は、給与の支払いと同様に、雇用者の銀行口座から、求職者の銀行口座や電子マネーのアカウントへ振込処理をすることにより行う。また、即時に支払処理を行わず、一旦ウォレットに金額をためておいて、月次の処理や求職者の操作に応じて振込処理が行われてもよい。休業手当の支払いについては、銀行振込による他、電子マネーで送金してもよい。
例えば、図8に示すように、求職者IDがW0004の者と雇用者IDがE0001の者との間で就業を行うことに対してマッチングされたが、その後、雇用者側からマッチングがキャンセルされるという就業キャンセルが発生した場合、当該就業キャンセルが所定の条件を満たすと休業手当が支払われる。この場合、実績データベース64には、雇用契約の内容(就労日:2019年3月25日、就業時間:9:00~17:00、就労場所:東京都新宿区新宿x-x-x、従事すべき業務内容:調理、清掃業に関する業務(ポジション)、休憩時間:120分、賃金:時給1000円、手当:通勤手当500円、割増賃金:法定超25%、所定超20%、賃金支払日:就業当日)及び雇用契約への承諾がされたかどうかについて記憶する。さらに、キャンセル事由として雇用者側事由であること、休業手当の金額も記憶する。
キャンセル処理部56は、マッチングが成立した後、マッチングをキャンセルする際の処理を行う。キャンセル処理部56は、雇用者側及び求職者側からのマッチングのキャンセルを就業キャンセルとして受け付ける。また、キャンセル処理部56は、雇用者側からのマッチングのキャンセル理由が所定の条件に該当するか否かを判定し、当該所定の条件に該当する場合には支払部54に対して休業手当の支払いを行わせる。なお、マッチングのキャンセルによる就業キャンセルの処理については後述する。
図11は、本実施の形態に係るマッチング支援システム100における就業開始までの処理を示すフローチャートである。以下、図11を参照して、マッチング支援システム100における就業開始までの処理について説明する。管理サーバ102では管理サーバプログラム、雇用者端末104では雇用者端末プログラム、求職者端末106では求職者端末プログラムを実行することによって以下の処理を実現する。
ステップS10では、求職者端末106は、求職者の利用登録の申請を管理サーバ102に送信する。この際、求職者は、求職者を識別するための求職者情報(求職者の氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号、生年月日、年齢、性別、画像データなど等)を、求職者端末106を介して入力する。求職者端末106は、情報通信網108を介して、入力された求職者情報を管理サーバ102へ送信する。管理サーバ102の求職者情報受付部40は、入力された求職者情報を受信する。
ステップS12において、雇用者端末104は、雇用者の利用登録の申請を管理サーバ102に送信する。この際、雇用者は、雇用者を識別するための雇用者情報(雇用者の名称、所在地、連絡先電話番号、業種、画像データ等)を、雇用者端末104を介して入力する。雇用者端末104は、情報通信網108を介して、入力された雇用者情報を管理サーバ102へ送信する。管理サーバ102の雇用条件受付部42は、入力された雇用者情報を受信する。
ステップS14において、管理サーバ102は、記憶部12の求職者情報データベース60に利用登録申請とともに受け付けた求職者情報を記憶する。同様に、管理サーバ102は、記憶部12の雇用者情報データベース62に雇用者情報を記憶する。このとき、各求職者にそれぞれ固有の識別子(求職者ID)を付与する。管理サーバ102は、情報通信網108を介して、求職者IDを求職者端末106へ送信して通知する。また、各雇用者にそれぞれ固有の識別子(雇用者ID)を付与する。管理サーバ102、情報通信網108を介して、雇用者IDを雇用者端末104へ送信して通知する。
ステップS16において、求人を行いたい雇用者は、雇用者端末104を操作して、雇用条件を入力する。雇用者端末104は、出力部26に雇用条件を入力するためのUI画面を表示させる。雇用者は、表示されたUI画面において、雇用時間帯、賃金、勤務地、仕事の内容(例えば、業種、業務(ポジション))、求人の〆切日時、求人数などの雇用条件を入力する。雇用者端末104は、入力された雇用時間帯、賃金、勤務地、仕事の内容などの雇用条件に対して雇用者IDを付加して管理サーバ102に送信する。
雇用者端末104では、入力された雇用条件を雇用者に提示して確認を求めるようにしてもよい。図13は、雇用条件確認画面400の例を示す。雇用条件確認画面400は、雇用者名表示領域402、雇用条件表示領域404、キャンセル時注意事項表示領域406、条件変更ボタン408及び公開ボタン410を含んで構成される。雇用者名表示領域402には、雇用者名が表示される。求人情報において雇用者が表示させる画像が登録されている場合、雇用者名表示領域402には、当該画像を併せて表示させてもよい。雇用条件表示領域404には、雇用者から入力された雇用条件に関する情報が表示される。
キャンセル時注意事項表示領域406には、雇用者(企業)からのキャンセル時に関する注意事項が表示される。キャンセル時注意事項表示領域406に、企業からのキャンセルについての説明へのリンクを張って、当該リンク先のページを表示させることによってキャンセル時の休業手当の支払いなどの条件を雇用者に提示させるようにしてもよい。キャンセル時の休業手当の支払いなどの条件は、法的に定められた条件としてよいし、マッチング支援システム100によってマッチングサービスを提供するサービス提供者によって定められた条件としてもよい。
キャンセル時注意事項表示領域406には、確認チェックボックス406aを設けて、雇用者が当該確認チェックボックス406aをチェックして注意事項を確認したことを確認するようにしてもよい。当該確認チェックボックス406aがチェックされることを条件として、雇用条件を設定して公開ボタン410を選択できるようにすることが好適である。
条件変更ボタン408は、雇用条件確認画面400において示されている雇用条件を変更する際に選択(クリックやタップなど)するボタンである。雇用者が条件変更ボタン408を選択することによって、雇用者端末104による雇用条件の入力を再度行う。公開ボタン410は、雇用条件確認画面400において示されている雇用条件を設定して公開する際に選択(クリックやタップなど)するボタンである。雇用者が公開ボタン410を選択することによって、雇用者端末104によって入力された雇用条件が正式に設定される。
また、雇用者が求人情報を公開する求職者を限定できるようにしてもよい。図14は、求人を公開する対象となる求職者を設定する公開設定画面200の例を示す。雇用者端末104は、雇用条件を受け付ける際に出力部26に公開設定画面200を表示させて、公開条件の選択を受け付ける。本実施の形態では、一般公開、グループ限定公開、URL限定公開及びバッジ限定公開のいずれかを選択できる構成としている。
公開設定画面200は、一般公開選択ボタン210、グループ限定公開選択ボタン212、URL限定公開選択ボタン214、バッジ限定公開選択ボタン216、及び時給設定領域218を含んで構成される。雇用者は、公開設定画面200が表示された状態において雇用者端末104を操作することによって、一般公開選択ボタン210、グループ限定公開選択ボタン212、URL限定公開選択ボタン214、バッジ限定公開選択ボタン216のいずれか1つを選択する。
一般公開選択ボタン210が選択された場合、雇用条件を含む求人情報は公開先が限定されることなく公開される。雇用者端末104は、管理サーバ102に対して雇用条件と共に一般公開が選択された旨を示す公開条件を送信する。
グループ限定公開選択ボタン212が選択された場合、雇用条件を含む求人情報は雇用者毎に設定されているグループに登録されている求職者のみに公開が限定される。グループに属する求職者は、図12に示すように、雇用者が予め特定の求職者を選択して、選択された求職者を示す求職者IDをグループIDに関連付けてグループデータベースとして記憶させておけばよい。グループデータベースは、例えば、管理サーバ102及び雇用者端末104からアクセス可能となるように管理サーバ102の記憶部12又は雇用者端末104の記憶部22に記憶させておけばよい。グループは複数としてもよい。雇用者に対して複数のグループが設定されている場合、グループ限定公開選択ボタン212が選択された場合にいずれのグループに求人情報を公開するかをさらに選択させるようにすればよい。雇用者端末104は、管理サーバ102に対して雇用条件と共にグループ限定公開が選択された旨及び公開対象とするグループを特定するグループIDを公開条件として送信する。
URL限定公開選択ボタン214が選択された場合、雇用条件を含む求人情報は特定の共有URLを知っている求職者のみに公開が限定される。共有URLは、例えば、雇用者が予め特定の求職者に対して知らせておくことができる。雇用者端末104は、管理サーバ102に対して雇用条件と共にURL限定公開が選択された旨を公開条件として送信する。
バッジ限定公開選択ボタン216が選択された場合、雇用条件を含む求人情報は特定のバッジを持った求職者のみに公開が限定される。すなわち、過去の勤務状況に応じて各求職者を評価した勤務履歴情報に基づいて各求職者に付与されたバッジに基づいて求職者を選択できる。バッジ限定公開選択ボタン216が選択されると、雇用者端末104は、公開設定画面200にはさらに公開するバッジを持った求職者を選択するためのバッジ選択ボタンを表示する。
バッジ選択ボタンは、雇用者の属する業種に応じて選択されて表示させることが好適である。例えば、雇用者が飲食業に属する場合、ホールバッジ選択ボタン、洗い場バッジ選択ボタン、調理バッジ選択ボタンを表示させる。雇用者が宿泊業に属する場合、宴会スタッフバッジ選択ボタン、フロントバッジ選択ボタンを表示させる。雇用者が小売業に属する場合、清掃バッジ選択ボタン、レジ打ちバッジ選択ボタン、品出しバッジ選択ボタンを表示させる。雇用者が配送業に属する場合、検品バッジ選択ボタン、仕分けバッジ選択ボタン、ピッキングバッジ選択ボタン、梱包バッジ選択ボタン、搬入出バッジ選択ボタンを表示させる。ただし、バッジ選択ボタンの表示態様は、これに限定されるものではなく、すべての種類のバッジについてバッジ選択ボタンを表示させる等、他の表示態様を採用してもよい。
また、バッジ選択ボタンを表示させると共に、雇用者の所在地の周辺に住所を有する求職者の数を表示させることが好適である。この場合、管理サーバ102は、求職者情報データベース60及び雇用者情報データベース62を参照して、雇用者の属する業種に関するポジションについてバッジを持っている求職者のうち、雇用者の所在地から所定の距離の範囲内に住所が登録されている求職者の数を雇用者端末104へ送信する。所定の距離は、予め設定した距離とすればよい。また、所定の距離の代わりに、雇用者の所在地が属する政治的地域(町、区、市、郡、都道府県等)に住所が登録されている求職者の数を雇用者端末104へ送信するようにしてもよい。雇用者端末104は、当該求職者の数を受信すると、バッジ選択ボタンと共に当該求職者の数を公開設定画面200に表示させる。
また、雇用者の所在地の最寄り駅や停留所等を通る公共交通機関の同じ路線上に住所を有する求職者の数を表示させるようにしてもよい。公共交通機関は、例えば、鉄道、バス等とすることができる。公共交通機関の路線は、予めマッチング支援システム100に設定しておいてもよいし、情報通信網108を介して外部装置から取得するようにしてもよい。管理サーバ102は、求職者情報データベース60及び雇用者情報データベース62を参照して、雇用者の属する業種に関するポジションについてバッジを持っている求職者のうち、雇用者の所在地の最寄り駅や停留所を通る公共交通機関の同じ路線上に最寄り駅や停留所が存在する住所が登録されている求職者の数を雇用者端末104へ送信する。例えば、管理サーバ102は、雇用者の所在地の最寄り駅や停留所を通る公共交通機関の同じ路線上に存在する駅や停留所を検索し、当該抽出された駅や停留所から所定の距離の範囲内に住所が登録されている求職者の数を雇用者端末104へ送信する。所定の距離は、予め設定した距離とすればよい。雇用者端末104は、当該求職者の数を受信すると、バッジ選択ボタンと共に当該求職者の数を公開設定画面200に表示させる。これは、住所以外の拠点(学校等)の周囲で頻繁に勤務することを望んでいる求職者も存在するためである。
なお、雇用者の所在地から所定の距離の範囲内、雇用者の所在地が属する政治的地域、雇用者の所在地の最寄り駅や停留所等を通る公共交通機関の同じ路線上に住所を有する、という各種条件を適宜組み合わせてもよい。例えば、雇用者の所在地から所定の距離の範囲内であって、かつ、雇用者の所在地の最寄り駅や停留所等を通る公共交通機関の同じ路線上に住所を有する求職者の数を表示させるようにしてもよい。
これによって、雇用者は、必要としている業務について求人に応募する可能性が高いと考えられる求職者の人数を確認して求人を行うことができる。
雇用者は、雇用者端末104を操作して、公開設定画面200に表示されたバッジ選択ボタンを選択する。選択するバッジ選択ボタンは、1種類であってもよいし、複数種類であってもよい。複数のバッジ選択ボタンが選択された場合、求人情報は選択された複数種類のバッジのうち少なくとも1つの種類のバッジを持った求職者に対して公開される。
図14では、雇用者が飲食業に属しており、ホールバッジ選択ボタン216a、洗い場バッジ選択ボタン216b、及び調理バッジ選択ボタン216cが表示された例を示している。また、ホールバッジ選択ボタン216a、洗い場バッジ選択ボタン216b、及び調理バッジ選択ボタン216cと共に、それぞれホールバッジ、洗い場バッジ及び調理バッジを持った求職者のうち雇用者の所在地から所定の距離に住所を有する求職者の数が表示されている。また、図14では、ホールバッジ選択ボタン216aが選択された状態を示している。
ステップS18では、管理サーバ102において雇用者IDに付加された雇用条件及び公開条件が受信される。管理サーバ102の雇用条件受付部42は、情報通信網108を介して、雇用者端末104から送信された雇用条件及び公開条件を受信する。管理サーバ102は、受信した情報を雇用者IDに関連付けて雇用者情報データベース62に記憶させる。
ステップS20では、雇用条件及び公開条件に応じて求人情報が公開される。管理サーバ102の雇用条件受付部42は、情報通信網108を介して、ステップS18において受信した雇用者ID、雇用条件及び公開条件に基づいて求人情報を公開する。管理サーバ102は、雇用者情報データベース62を参照して、受信した雇用者IDに関連付けられている雇用者の情報を抽出する。管理サーバ102は、情報通信網108を介して、抽出された雇用者の情報及び受信した雇用条件に含まれる雇用時間帯、賃金、勤務地、仕事の内容等の情報を含む求人情報を雇用者IDに関連付けて求職者端末106へ送信する。
ここで、ステップS18において受信した公開条件に応じて、求人情報の送信先となる求職者端末106を設定する。公開条件として一般公開が選択されている場合、公開対象となる求職者は限定されず、管理サーバ102の求職者情報データベース60に登録されている求職者が使用する求職者端末106に対して求人情報が送信される。管理サーバ102は、求職者情報データベース60として記憶されている求職者全員に対して求職情報を送信する。各求職者は、求職者端末106を使用することによって、送信された求人情報を確認することができる。
また、公開条件としてグループ限定公開が選択されている場合、公開対象となる求職者は、雇用者毎に設定されているグループに登録されている求職者のみに設定される。管理サーバ102は、前述したグループデータベースを参照して、公開条件に含まれるグループIDに関連付けられている求職者に対して求職情報を送信する。当該グループに含まれる求職者は、求職者端末106を使用することによって、送信された求人情報を確認することができる。すなわち、求人している雇用者は、既にグループに登録している求職者のみをターゲットとして求人を行うことができる。
また、公開条件としてURL限定公開が選択されている場合、公開対象となる求職者は、求人情報は特定の共有URLを知っている求職者のみに設定される。管理サーバ102は、共有URLにおいて求職情報を公開する。共有URLを知っている求職者は、求職者端末106を使用して当該共有URLにアクセスすることによって求人情報を確認することができる。すなわち、求人している雇用者は、既に共有URLを知っている求職者のみをターゲットとして求人を行うことができる。
また、公開条件としてバッジ限定公開が選択されている場合、公開対象となる求職者は、公開条件として指定されたバッジの種類及びバッジのレベルを持つ求職者のみに設定される。管理サーバ102は、求職者情報データベース60、勤務履歴データベース66及び店舗履歴データベース68を参照して、公開条件として指定されたバッジの種類及びバッジのレベルに該当する求職者のみを求人情報の公開対象者として設定する。管理サーバ102は、公開対象者として設定された求職者に対して求職情報を送信する。求職者は、求職者端末106を使用することによって、送信された求人情報を確認することができる。すなわち、求人している雇用者は、必要としている業務に関するバッジを既に持っている求職者のみをターゲットとして求人を行うことができる。また、当該業務について求職者のレベルを指定して、当該レベルに該当する求職者のみをターゲットとして求人を行うことができる。
上記一般公開、グループ限定公開、URL限定公開及びバッジ限定公開のいずれにおいても、雇用者の所在地の周辺に住所を有する求職者のみに求人情報を公開するようにしてもよい。この場合、管理サーバ102は、求職者情報データベース60及び雇用者情報データベース62を参照して、公開条件に合致する求職者のうち、雇用者の所在地から所定の距離の範囲内に住所が登録されている求職者のみに求人情報を送信又は公開する。
これによって、求人している雇用者の店舗の近くに住所を有する求職者のみをターゲットにして求人を行うことができる。したがって、応募する可能性がより高い求職者に対して効果的な求人を行うことができる。
ステップS22では、求職者によって求人情報の閲覧が行われる。求職者は、求職者端末106を使用して、ステップS20において公開された求人情報を閲覧する。
図15及び図16は、公開される求人情報の表示の例を示す。図15は求人リスト画面220の表示例を示し、図16は詳細求人情報表示画面240の表示例を示す。求人リスト画面220及び詳細求人情報表示画面240に表示させる各種の情報は、ステップS12又はステップS16において雇用者端末104から雇用条件又は公開条件と併せて入力できるようにすればよい。雇用者端末104から入力された各種の情報は、情報通信網108を介して管理サーバ102へ送信される。管理サーバ102は、情報通信網108を介して求人情報を提供する106へ当該各種の情報を送信する。
各求職者は、求職者端末106において求人情報を表示させるように操作を行う。操作に伴って、求職者端末106の出力部36には、図15の求人リスト画面220に示すように、各雇用者から送信された又は公開された求人情報がリスト状に表示される。
求人リスト画面220は、説明領域230及び求人情報表示領域232を含んで構成される。説明領域230には、求人情報に関しての説明が表示される。例えば、説明領域230には、「過去の働き先、または認定ワーカーになっている店舗などから届いたお仕事リクエストです」等の説明が表示される。
求人情報表示領域232には、各雇用者から提供された求人情報が表示される。求人情報表示領域232は、例えば、企業名表示領域232a、限定公開説明領域232b、画像表示領域232c、雇用条件表示領域232dを含んで構成される。企業名表示領域232aは、求人情報を提示した雇用者の企業名を表示する領域である。限定公開説明領域232bは、一般公開、グループ限定公開、URL限定公開及びバッジ限定公開に関する情報を表示する領域である。例えば、バッジ限定公開である場合、限定公開説明領域232bには、「[ホールバッジ限定]ホール業務で多くの認定を受けているあなたに手伝ってほしい募集です!」等の求人の対象としたバッジの種類やバッジのレベル等に関する情報をバッジ限定公開であることを求職者が把握できるように表示する。また、例えば、グループ限定公開である場合、「認定ワーカーのあなたに手伝ってほしい募集です!」等の求人の対象としたグループに含まれていることを求職者が把握できるように表示する。画像表示領域232cは、求人情報に含まれる画像を表示する領域である。画像表示領域232cには、雇用者が求人リスト画面220において求人情報のサムネイル画像として表示したい画像を表示する領域である。画像表示領域232cには、例えば、業務(ポジション)のイメージが求職者に把握できるような写真等を表示させることが好適である。画像表示領域232cに表示させる画像は、ステップS16等において、雇用者から予め取得して雇用者情報データベース62に記憶させておけばよい。雇用条件表示領域232dは、求人情報に含まれる雇用条件に関する情報を表示する領域である。雇用条件表示領域232dには、例えば、仕事の内容についての説明文、雇用を希望する日時、時間帯、賃金等についての情報を表示させる。
求職者は、求人リスト画面220において応募したい求人情報を見つけると、当該求人情報が表示された求人情報表示領域232をタップやクリック等して選択する。求職者端末106は、求人情報表示領域232が選択されると、図16に示すように、出力部36に表示させている求人リスト画面220を詳細求人情報表示画面240に切り替える。
詳細求人情報表示画面240には、画像表示領域250、店舗情報表示領域252a、就業日時・時間帯表示領域252b、特殊情報表示領域252c、給与表示領域252d、限定公開説明領域252e及び応募ボタン254を含んで構成される。
画像表示領域250は、雇用者が詳細求人情報表示画面240において求人情報として表示したい画像を表示する領域である。画像表示領域250には、例えば、業務(ポジション)のイメージが求職者に把握できるような写真等を表示させることが好適である。店舗情報表示領域252aは、求人情報を提示した雇用者の業種、企業名、勤務内容等を表示する領域である。就業日時・時間帯表示領域252bは、雇用条件である就業日時及び就業時間帯を表示する領域である。特殊情報表示領域252cは、求人に関する特殊な情報を表示する領域である。特殊情報表示領域252cには、例えば、求人募集の〆切までの残り時間を表示させる。また、特殊情報表示領域252cには、例えば、募集している人数と既に応募した人数を表示させてもよい。
給与表示領域252dは、賃金として支払われる給与に関する情報を表示する領域である。給与表示領域252dには、例えば、雇用者から提供された時給、交通費、就業時間帯及び休憩時間等の情報に基づいて算出された給与の合計金額が表示される。また、給与表示領域252dには、例えば、時給や交通費の条件等を併せて表示させてもよい。限定公開説明領域252eは、一般公開、グループ限定公開、URL限定公開及びバッジ限定公開に関する情報を表示する領域である。限定公開説明領域252eには、例えば、公開条件に合致するバッジの種類及びバッジのレベルを示すバッジアイコン及びその説明が表示される。
応募ボタン254は、求職者が表示されている求人情報を確認したうえで、求人に応募する際に選択するボタンである。
ステップS24では、求職者は応募情報を送信する。求職者は、詳細求人情報表示画面240に対して応募する場合、求職者端末106を操作して、当該詳細求人情報表示画面240に表示されている応募ボタン254をタップやクリック等して選択する。求職者端末106は、情報通信網108を介して、求職者端末106から求職者が選択した求人情報に該当する雇用者ID及び求職者IDを応募情報として管理サーバ102へ送信する。
ステップS26では、管理サーバ102において応募情報が受け付けられる。管理サーバ102の採用希望受付部44は、ステップS24において求職者端末106から送信された応募情報を受信する。
本実施の形態では、管理サーバ102が求職者からの応募情報を受信した時点において雇用者と求職者との間のマッチングが成功して雇用契約が成立したものとして扱う。管理サーバ102は、成立した雇用契約の内容を実績データベース64に記憶させる。
ステップS28では、応募した求職者に関する情報が求人を出している雇用者へ送信される。管理サーバ102の採用希望受付部44は、雇用者情報データベース62を参照して、ステップS26において受信した応募情報に含まれる雇用者IDに関連付けられている雇用者を特定する。また、管理サーバ102は、求職者情報データベース60を参照して、応募情報に含まれる求職者IDに関連付けられている求職者に関する情報を読み出す。また、管理サーバ102は、勤務履歴データベース66及び店舗履歴データベース68を参照して、応募情報に含まれる求職者IDに関連付けられている認定の数、当該認定を行った店舗数及びその雇用者IDを読み出す。また、管理サーバ102は、雇用者情報データベース62を参照して、読み出された認定を行った店舗の雇用者IDに関連付けられた店舗名等の情報を読み出す。そして、管理サーバ102は、情報通信網108を介して、特定された雇用者が使用する雇用者端末104に対して読み出された情報を送信する。
ステップS30では、応募に対する雇用者による確認が行われる。雇用者端末104は、ステップS28において管理サーバ102から送信された情報を受信する。雇用者端末104は、受信した情報に基づいて、出力部26によって求人に応募した求職者に関する情報を表示する。
雇用者端末104は、出力部26によって応募した求職者に関する情報を表示する。図17及び図18は、応募した求職者に関する情報を含む求職者詳細情報表示画面260の表示例を示す。求職者詳細情報表示画面260は、求職者画像表示領域270、求職者情報表示領域272、バッジ表示領域274、グループ表示領域276、及びキャンセルボタン278を含んで構成される。
求職者画像表示領域270は、求職者が求職者詳細情報表示画面260において求職者を表すための画像を表示する領域である。求職者画像表示領域270には、例えば、求職者の顔写真等が表示される。求職者情報表示領域272は、求職者に関する情報が表示される領域である。求職者情報表示領域272には、例えば、求職者の氏名、年齢、性別、電話番号等の連絡先が表示される。バッジ表示領域274は、求職者が持っているバッジに関する情報を表示する領域である。バッジ表示領域274には、例えば、応募した求職者が持っているバッジのアイコン、バッジの種類及びバッジのレベルを示す情報が表示される。グループ表示領域276は、応募した求職者が所属しているグループの情報を表示する領域である。雇用者端末104は、グループデータベースを参照して、応募してきた求職者が過去にグループ分けした求職者に該当する場合にそのグループに関する情報をグループ表示領域276に表示させる。
また、雇用者端末104の入力部24を用いて、雇用者がバッジ表示領域274を選択した場合、図18に示すように、応募した求職者が持っているバッジに関する詳細な情報を示すバッジ詳細情報表示領域を表示させてもよい。
バッジ詳細情報表示領域は、バッジ詳細表示領域280及び認定店舗表示領域282を含んで構成される。バッジ詳細表示領域280は、求職者が持っているバッジの各々について詳細な情報を表示する領域である。バッジ詳細表示領域280には、例えば、求職者が持っているバッジのアイコン、バッジの種類及びバッジのレベル、バッジに関する業務(ポジション)について求職者が過去に認定された回数、バッジに関する業務(ポジション)について求職者を過去に認定した店舗の数等の情報が表示される。認定店舗表示領域282は、バッジに関する業務(ポジション)について求職者を過去に認定した店舗を特定できる情報を表示する領域である。認定店舗表示領域282には、例えば、認定回数が多い店舗の店舗名が順に表示される。また、認定店舗表示領域282には、例えば、認定した日時が新しい店舗の店舗名を順に表示させてもよい。認定店舗表示領域282に表示させる店舗の数には上限(例えば5店舗)を設けてもよい。
キャンセルボタン278は、雇用者がマッチングをキャンセルしたい場合に選択するボタンである。例えば、求職者詳細情報表示画面260に表示された求職者に関する情報を閲覧した後、当該求職者が求人情報に示した条件を満たしていないと判断した場合、雇用者は雇用者端末104を操作してキャンセルボタン278を選択する。雇用者端末104は、情報通信網108を介して、キャンセルを示す情報を雇用者IDと共に管理サーバ102に送信する。キャンセルボタン278が選択されたときの処理は後述する。
雇用者は、マッチングした求職者がどのような業務に関するバッジを獲得しているかを確認することができる。したがって、求職者に任せる業務を考えやすくなったり、求職者の受け入れ準備が容易になったりする。
ステップS32では、コードを生成する処理が行われる。管理サーバ102のコード表示部46は、求職者と雇用条件とが関連付けられた一次元又は二次元のコードを生成する。管理サーバ102は、情報通信網108を介して、生成したコードを応募受諾と共に受信した雇用者IDで特定される雇用者端末104に対して送信する。雇用者端末104は、管理サーバ102から、求職者と雇用条件とが関連付けられた一次元又は二次元のコードを受信する。当該コードは、求職者が出勤したときに読み取らせるために用いられる。
また、管理サーバ102は、情報通信網108を介して、雇用契約が成立した雇用者IDを応募した求職者の求職者端末106へ送信する。例えば、雇用契約が成立した旨をメール送信してもよいし、プッシュ通知し、当該通知に応じてアクセスした求職者端末106に雇用契約の内容を提示してもよい。
なお、雇用者端末104から求人へのキャンセルを受信した場合、管理サーバ102は、後述のマッチングキャンセル処理へ移行する。
ステップS34では、求職者は、出勤前又は出勤時に雇用条件を再度確認する。求職者端末106は、ステップS22において閲覧した求人情報に含まれている雇用条件を表示させる。求職者は、雇用先から提供された雇用条件を再度確認する。このとき、雇用条件を雇用契約書の形式で表示させ、求職者に対して雇用契約書の内容を承諾できるか確認させてもよい。
ステップS36では、コードを求職者端末106にて読み取る。雇用者は、雇用者端末104を用いて、ステップS32において受信したコードを表示させる。求職者は、雇用者端末104に表示されたコードを求職者端末106にて読み取る。求職者端末106は、情報通信網108を介して、コードを読み取ったことと読取時間を管理サーバ102に送信する。
ステップS38では、コードを読み取ったことを示すコード読取情報が受け付けられる。管理サーバ102のコード読取情報取得部48は、求職者端末106がコードを読み取ったことと読取時間を受信する。管理サーバ102の契約出退勤管理部50は、求職者端末106からコード読取情報を取得した際に、求職者が雇用者の提示する雇用条件に同意をして雇用契約が締結された旨を実績データベース64に記憶するとともに、コードの読取時間を出勤時間として、合わせて実績データベース64に記憶する。
以上のように、マッチング支援システム100において、雇用者による求人、求職者の求人への応募、応募への受諾、雇用の成立、求職者の出勤状況の確認及び登録等の処理が行われる。
[就業処理]
図19は、本実施の形態に係るマッチング支援システム100における就業開始以降の処理を示すフローチャートである。以下、図19を参照して、マッチング支援システム100における就業開始から就業管理終了までの処理について説明する。管理サーバ102では管理サーバプログラム、雇用者端末104では雇用者端末プログラム、求職者端末106では求職者端末プログラムを実行することによって以下の処理を実現する。
ステップS40では、退勤時におけるコードの読取処理が行われる。雇用者は、雇用者端末104を用いて、ステップS32において受信したコードを表示させる。求職者は、雇用者端末104に表示されたコードを求職者端末106にて読み取る。求職者端末106は、情報通信網108を介して、コードを読み取ったことと読取時間を管理サーバ102に送信する。
ステップS42では、コードを読み取ったことを示すコード読取情報が受け付けられる。管理サーバ102のコード読取情報取得部48は、求職者端末106がコードを読み取ったことと読取時間を受信する。管理サーバ102の契約出退勤管理部50は、求職者端末106からコード読取情報を取得した際に、コードの読取時間を退勤時間として実績データベース64に記憶する。
ステップS44では、賃金の支払い処理が行われる。管理サーバ102の支払部54は、出勤時間と退勤時間及び雇用条件における時給等賃金に関する情報を用いて、求職者に支払われるべき賃金を算出する。さらに、雇用者端末104を介した雇用者からの指示により、雇用条件で示された支払日に、求職者が登録した銀行口座等に給与振り込みを行う。
ステップS46では、雇用者による求職者の評価が行われる。雇用者は、雇用者端末104を用いて、雇用した求職者の勤務状況に基づいて当該求職者に対する評価を行う。図20は、求職者評価画面290の例を示す。雇用者端末104は、出力部26に求職者評価画面290を表示して雇用者から求職者に対する評価の入力を受け付ける。
求職者評価画面290は、求職者表示領域300、総合評価領域302、バッジ評価領域304、自由コメント領域306、グループ登録領域308及び送信ボタン310を含んで構成される。
求職者表示領域300は、評価対象となる求職者を特定する情報が表示される領域である。求職者表示領域300には、例えば、雇用者の元で働いた求職者の名前等が表示される。総合評価領域302は、求職者を総合的に評価するための領域である。総合評価領域302には、例えば、GoodボタンとBadボタンが表示される。雇用者は、求職者の働きぶりを総合的に評価して、良い評価であればGoodボタンを選択し、悪い評価であればBadボタンを選択する。図20の例では、Goodボタン(ハッチングが施されている)が選択された例を示している。
バッジ評価領域304は、求職者を業務内容別に評価するための領域である。バッジ評価領域304には、例えば、業務(ポジション)を示すバッジのアイコンが表示される。雇用者は、求職者の働きぶりを業務(ポジション)毎に評価して、良い評価であれば当該業務(ポジション)に該当するバッジのアイコンを選択する。
図20の例では、バッジ評価領域304には、ホール業務、洗い場業務及び調理業務を示すバッジが表示されている。バッジ評価領域304に表示させるバッジの種類は、ステップS16において入力された雇用条件に含まれる業種に応じて事前に設定されたバッジを自動的に選択するようにしてもよい。例えば、業種が飲食業であった場合にはホール、洗い場、調理のバッジ、宿泊業であった場合には宴会スタッフ、フロントのバッジ、小売業であった場合には清掃、レジ打ち、品出しのバッジ、配送業であった場合には検品、仕分け、ピッキング、梱包、搬入出のバッジをそれぞれ自動的に選択する。また、バッジ評価領域304に表示させるバッジの種類は、勤務履歴データベース66における業務内容とバッジとの関係に基づいて雇用者の業務内容に応じて自動的に選択するようにしてもよい。ただし、これに限定されるものではなく、雇用者の業務内容に関わらずバッジ評価領域304にすべての業務(ポジション)を示すバッジを表示させてもよい。図20の例では、調理業務を示すバッジ(ハッチングが施されている)が選択された例を示している。
自由コメント領域306は、求職者に対するコメントを自由に記入できる領域である。雇用者は、自由コメント領域306に求職者に対するコメントを記入することで、当該コメントを求職者へ送信することができる。グループ登録領域308は、求職者を所属させるグループを選択するための領域である。グループ登録領域308には、例えば、雇用者が予め登録したグループの一覧が選択タブと共に表示される。雇用者は、求職者を所属させたいグループの選択タブを選択する。
グループデータベースが雇用者端末104の記憶部22に記憶されている場合、雇用者端末104は、グループ登録領域308において選択されたグループに当該求職者を所属させるように登録する。
送信ボタン310は、求職者表示領域300において入力された情報を評価情報として管理サーバ102へ送信するためのボタンである。求職者に対する評価を入力した後、雇用者が送信ボタン310を押す(クリック、タップ等)することによって、情報通信網108を介して、雇用者端末104から管理サーバ102へ入力された情報が評価情報として送信される。
ステップS48では、評価情報に基づいて勤務状況の受け付けが行われる。管理サーバ102の勤務履歴管理部52は、評価情報を受信すると、当該評価情報に基づいて求職者情報データベース60、勤務履歴データベース66及び店舗履歴データベース68の内容を更新する。
例えば、自由評価の結果に応じて、求職者情報データベース60のGood評価率を更新する。また、バッジ評価の結果に応じて、雇用者によって選択されたバッジについて勤務履歴データベース66において求職者に関連付けられている認定の数を1増加させる。また、評価した雇用者の店舗が過去に当該求職者に対して選択されたバッジを付与したことがない店舗であれば、勤務履歴データベース66において求職者に関連付けられている認定した店舗の数を1増加させる。さらに、雇用者によって選択されたバッジについて店舗履歴データベース68において当該求職者に関連付けて雇用者を特定する雇用者IDを記憶させる。また、求職について応募及び承諾が成立してから求職者がキャンセルを行った場合、当該求職者IDに関連付けられているキャンセル率を更新する。また、就業予定の日時の直前の所定の時間内に求職者がキャンセルを行った場合、当該求職者IDに関連付けられている直前キャンセル回数を更新する。
また、勤務履歴データベース66の更新に応じていずれかのバッジについて当該求職者にバッジ付与の条件に到達した場合、求職者情報データベース60において当該求職者の求職者IDに関連付けてバッジ付与の条件に達したバッジを登録する。また、勤務履歴データベース66の更新に応じていずれかのバッジのレベルの変更の条件に到達した場合、求職者情報データベース60において当該求職者の求職者IDに関連付けられているバッジのレベルを更新する。
また、管理サーバ102の勤務履歴管理部52は、情報通信網108を介して、雇用者からの評価情報に基づいて更新されたバッジの情報及び自由コメント領域に記載された雇用者からのコメントを求職者端末106へ送信する。求職者端末106は、当該情報を受信すると、出力部36によって当該情報を求職者へ表示させる。
[就業キャンセル処理]
マッチング支援システム100では、マッチングが成立して雇用契約が結ばれた後にマッチングをキャンセルするという就業キャンセルを行うことができる。
図21は、本実施の形態に係るマッチング支援システム100における就業キャンセルの処理を示すフローチャートである。以下、図21を参照して、マッチング支援システム100における就業キャンセル処理について説明する。管理サーバ102では管理サーバプログラム、雇用者端末104では雇用者端末プログラム、求職者端末106では求職者端末プログラムを実行することによって以下の処理を実現する。
ステップS50では、雇用者から就業キャンセルを受け付ける処理が行われる。雇用者端末104では、既に成立しているマッチングに対するキャンセルを受け付けることができる。本実施の形態では、マッチングのキャンセルを就業キャンセルとして受け付ける。
図22は、雇用者端末104においてマッチングをキャンセルする際に表示されるキャンセル入力画面420を示す。キャンセル入力画面420は、一括キャンセルボタン422、マッチング表示領域424(424a~424d)、及び個別キャンセルボタン426(426a~426d)を含んで構成される。
一括キャンセルボタン422は、雇用者が複数の求職者に対して同じキャンセルの理由で同時にマッチングをキャンセルする操作を行うためのボタンである。雇用者は、マッチング表示領域424においてキャンセル対象となる複数の求職者を選択した後、一括キャンセルボタン422を選択(クリックやタップなど)することによって、選択した全ての求職者に対するキャンセルを一括で指示することができる。なお、複数の求職者を選択する場合、雇用者の任意にて選択してもよいし、所定の条件によって抽出(フィルタリング)された求職者を選択してもよい。
これにより、複数件のキャンセル処理を効率的に行うことができ、雇用者の操作負担を軽減することが可能となる。また、一括キャンセルボタン422を操作した場合、確認ダイアログを表示させて、雇用者に対してキャンセル対象の求職者情報を提示し、操作の誤りを防止する構成としてもよい。
マッチング表示領域424は、雇用者による求人に対して既にマッチングが成立した複数の求職者の情報を一覧表示する領域である。マッチング表示領域424には、求職者毎に氏名、年齢、性別、電話番号、勤務予定日時、従事予定の業務ポジション、及び勤務履歴に基づく評価情報(例:Good評価率、稼働回数)などが表示される。また、各求職者に付与されたバッジ情報も併せて表示することにより、雇用者は求職者のスキルレベルを直感的に把握することができる。
さらに、マッチング表示領域424の各求職者情報には、個別キャンセルボタン426が付加されており、雇用者は一覧を参照しながら個別のキャンセル操作を行うことができる構成となっている。個別キャンセルボタン426は、マッチング表示領域424において表示される各求職者情報に対応して設けられる。個別キャンセルボタン426は、雇用者が特定の求職者とのマッチングを個別にキャンセルするために操作する。雇用者は、キャンセル対象となる求職者の個別キャンセルボタン426を選択(クリックやタップなど)することで、当該求職者のみを対象としたキャンセル指示を送信することができる。これにより、複数の求職者がマッチングされている場合であっても、必要に応じて一部の求職者のみを柔軟にキャンセルすることが可能となる。なお、個別キャンセルボタン426による操作をする場合、キャンセル指示を送信する前に一旦保存ができようにしてもよい。保存したキャンセルする複数人に対して一括キャンセルボタン422によって一括でキャンセルできるようにしてもよい。
一括キャンセルボタン422又は求職者の個別キャンセルボタン426が選択されると、雇用者端末104は、マッチングをキャンセルした理由を入力するためのキャンセル理由設定画面430を表示させる。図23は、雇用者端末104においてキャンセル入力画面420で一括キャンセルボタン422または個別キャンセルボタン426が選択された後に表示されるキャンセル理由設定画面430を示す。キャンセル理由設定画面430は、キャンセル対象者情報表示領域432、キャンセル理由選択領域434、求人状態設定領域436、及び確認ボタン438を含んで構成される。
キャンセル対象者情報表示領域432は、雇用者によってキャンセル対象として選択された求職者の情報を表示する領域である。キャンセル対象者情報表示領域432には、マッチングのキャンセル対象となる求職者の氏名(例:「山田太郎」「木村次郎」)、求職者数(例:「2名」)、及び当該求職者が従事する予定であった求人情報(例:「レストランにおける業務」、就業日時「2019年3月20日 8:00~17:00」)が表示される。キャンセル対象者情報表示領域432を確認することで、雇用者は、キャンセル対象となる求職者と求人内容を明確に確認でき、誤操作を防止することができる。
キャンセル理由選択領域434は、雇用者がキャンセルの理由を選択するための領域である。本実施の形態では、キャンセル理由選択領域434には、複数の理由が予め選択肢として提示される。例えば、提示されるキャンセル理由として、業務内容・就業日時につき、求人に誤りがあった、他の理由に当てはまらない、店舗側の都合によりキャンセルしたい、お任せする仕事がなくなってしまった(災害や悪天候などの不可抗力の事情を除く)、営業を縮小・中止した(災害や悪天候などの不可抗力を除く)、年齢や性別などに関する法令上の理由で業務をお任せすることができなかった、求人に明記されていた前回の勤務から必要な期間が確保されていなかった、マッチング時点までのレビューが求人に明記されていた基準を満たさなかった、求人に明記されていた同業他社や自社における勤務経験や副業・兼業に関する条件を満たさなかった、災害や悪天候によって業務がなくなった、ワーカー側から就業できないとの申し出があった、求人に明記されていた直前キャンセル率の基準を超過していた、求人に明記されていたGood率の基準を満たさなかった、求人に明記されていた法的資格の条件を満たさなかった、求人に明記されていた服装・身だしなみ規定を満たさなかった、求人に明記されていた検便に関する条件を満たさなかった、求人に条件として明記されていた業務に必要な持ち物・資格証を持っていなかった、求人に明記されていた遅刻厳禁の業務に遅刻した、ワーカーが欠勤し就業できなかった、業務命令違反、職務怠慢、秘密保持義務違反、犯罪行為その他雇用契約上の義務違反、不法行為、反社会的行為があった、が含まれる。これにより、雇用者は適切な理由を選択してキャンセルを行うことができる。また、上記の理由以外の理由を選択肢に含めてもよい。
求人状態設定領域436は、キャンセル処理と同時に対象求人の公開状態を変更するための設定を行う領域である。本実施の形態では、「キャンセル依頼と同時に求人を締め切る」という選択肢を含み、雇用者は、求人が締切期間に達していない場合であっても対象求人について新たなマッチングを不要とする場合にこのオプションを選択できる。求人状態設定領域436において「キャンセル依頼と同時に求人を締め切る」という選択肢が選択された場合、求人が締切期間に達していないときであっても管理サーバ102は該当する求人を締め切る。これにより、キャンセル後において不要な求人公開状態が継続されることを防止することができる。
確認ボタン438は、雇用者がキャンセル対象者情報、キャンセル理由、及び求人状態の設定内容を確認した後に操作するボタンである。雇用者が確認ボタン438を選択(クリックやタップなど)することによってキャンセル指示が確定される。
雇用者端末104は、就業キャンセルの入力が行われたこと、選択されたキャンセル理由、及び対象求人の公開状態を変更するための設定に関する情報を管理サーバ102へ送信する。
なお、求職者毎にマッチングのキャンセルを設定できるようにしてもよいし、複数の求職者を纏めたグループ毎にマッチングのキャンセルを設定できるようにしてもよい。例えば、図12に示したように、雇用者によって予め選択された求職者を示す求職者IDをグループIDに関連付けてグループデータベースとして記憶させておいて場合、当該グループ毎にマッチングをキャンセルできるようにしてもよい。
ステップS52では、雇用者端末104において入力された就業キャンセルに関する情報に基づいて、管理サーバ102において就業キャンセルのタイミングについて判定処理が行われる。なお、就業キャンセルに関する情報は、実績データベース64に記録され、後続の処理や休業手当の判定に用いられる。
管理サーバ102のキャンセル処理部56は、就業キャンセルが行われたタイミングが就業開始時刻の所定時間前以前であるか、又は就業開始時刻の所定時間前以降であるかを判定する。例えば、スポットワークサービスにおいて休業手当の支給対象となるか否かを判定するためのガイドラインに基づいて所定時間を24時間とする。すなわち、就業開始時刻の24時間前を境界として、就業開始時刻の24時間前以前にキャンセルが行われたか、就業開始時刻の24時間前以降にキャンセルが行われたかを判定する。
24時間前以前に就業キャンセルが行われた場合、原則として雇用者による休業手当の支払いは不要となる。一方、24時間前以降に就業キャンセルが行われた場合、当該就業キャンセルが雇用主側のキャンセル事由に該当すると雇用者は求職者に対して予定給与額に基づく休業手当を支払う必要がある。
ステップS54では、管理サーバ102のキャンセル処理部56が、雇用者端末104において入力された就業キャンセルのキャンセル理由に基づき、当該キャンセル理由が休業手当の支払い対象外となるキャンセル事由に該当するか否かを判定する。すなわち、スポットワークサービスについてのガイドラインにおいて解約可能事由と定義された条件に該当するか否かを判定する。
解約可能事由は、不可抗力その他の事由、例えば地震や台風などの天災事変等が生じた場合、長期療養や逮捕・勾留などにより就労日に出勤できないことが明らかな場合、就労に必要な資格証明がない場合や法令上就労させることができない場合その他法令の趣旨に照らして就労に必要な条件を満たさない場合、契約上の義務違反または不法行為や犯罪行為等の反社会的行為を行った場合、募集条件で明示されている勤務態度にかかる条件を満たさないことを使用者が確認した場合、募集条件で明示されている同種業務の経験等使用者が求める条件を満たさない場合、募集条件で明示されている持ち物に不備がある場合、及び募集条件で明示されている髪色や長髪、服装などの身だしなみについて使用者が求める条件を満たさない場合が挙げられる。雇用者によって設定されたキャンセル理由が、これらの解約可能事由のいずれかに該当する場合、就業キャンセルのタイミングが就業開始時刻の所定時間前以前であるか所定時間前以降であるかに関わらず、例えば24時間前以前であるか就業開始時刻の24時間前以降であるかに関わらず休業手当の支払いは不要となる。
一方、雇用者によって設定されたキャンセル理由がこれらの解約可能事由以外である場合、休業手当の支払いが必要となる。例えば、キャンセル理由が、天災等の不可抗力によらない営業中止の場合、大幅な仕事量の変化に伴い募集人数の変更が必要となった場合、そして掲載ミス、すなわち業務内容や日時の誤りがあった場合には休業手当の支払いが必要となる。なお、これらの理由によるキャンセルは、就業キャンセルのタイミングが就業開始時刻の所定時間前以前しか認められない。例えば、就業キャンセルのタイミングが就業開始時刻の24時間前以前しか認められない。
なお、キャンセル理由として「その他の理由」が選択された場合、就業キャンセルのタイミングが所定時間前以前か以降であるかに関わらず、例えば24時間前以前か24時間前以降であるかに関わらず休業手当の支払いに該当するものとしてもよい。なお、上記解約可能事由として定義されていないキャンセル理由(例えば、「その他の理由」に当て嵌まらない雇用者側の都合によるキャンセル理由)での就業キャンセルについては、就業キャンセルのタイミングが所定時間前以前か以降であるかに関わらず、例えば24時間前以前か24時間前以降であるかに関わらず休業手当の支払いに該当するものとしてもよい。
このように、キャンセル処理部56は、入力されたキャンセル理由とガイドラインにおける解約可能事由とを照合することにより、休業手当の支払い義務の有無を自動的に判定する。
まず、以下において、就業キャンセルが休業手当の支払いに該当する場合の処理について説明する。
管理サーバ102は、ステップS52及びステップS54における判定処理の結果、就業キャンセルが休業手当の支払い対象であると判定された場合、支払部54において休業手当の額を算出する。本実施の形態では、休業手当の算出基準は、予定されていた勤務に対応する予定給与額の満額(残業手当及び深夜手当を含む)に加え、固定交通費の満額(ただし実費精算の交通費は除く)とする。管理サーバ102は、算出した休業手当の支払額を雇用者端末104へ送付する。
ただし、休業手当の算出基準は、これに限定されるものではなく、就業キャンセルのタイミングと就業開始時刻との間の時間的な隔たりに応じて、休業手当の支払額を変動させる構成としてもよい。例えば、就業開始時刻の24時間前を基準とし、当該基準時刻を経過した後にキャンセルが発生した場合には休業手当を100%とする一方、基準時刻前にキャンセルが発生した場合には、時間経過の度合いに応じて休業手当を例えば30%、50%、100%と段階的に設定するようにしてもよい。さらに、就業開始日の前々日にキャンセルが行われた場合には50%、前日にキャンセルが行われた場合には100%とするような設定としてもよい。このように構成することで、直前のキャンセルを抑制するとともに、求職者に対しても公平な補償を提供することができる。
ステップS56では、雇用者による休業手当の支払いを伴う就業キャンセルについて確認処理が行われる。雇用者端末104は、マッチングキャンセル確認画面450を表示させて、雇用者による就業キャンセルの最終確認を行う。図24は、マッチングキャンセル確認画面450の表示例を示す。マッチングキャンセル確認画面450は、キャンセル情報表示領域452、注意事項表示領域454、確認領域456、閉じるボタン458及びキャンセル確定ボタン460を含んで構成される。
キャンセル情報表示領域452は、雇用者によってキャンセル対象として選択された求人及び求職者に関する情報を表示する領域である。キャンセル情報表示領域452には、対象求人の業務内容(例:「レストランにおける業務」)、就業日時(例:「2019年3月20日 8:00~17:00」)、ならびに対象求職者の氏名(例:「山田太郎」「木村次郎」)及び人数(例:「2名」)が表示される。これにより、雇用者は、どの求人及びどの求職者に対してキャンセルを行うのかを最終確認でき、誤操作を防止することが可能となる。
注意事項表示領域454は、キャンセルの確定操作に伴う重要な留意事項を表示する領域である。注意事項表示領域454には、キャンセルの確定により当該操作が即時反映され取り消し不能であること、キャンセル確定後には対象求職者との間でメッセージの送受信ができなくなること、及び休業手当が発生する場合にはサービス提供企業側で源泉徴収対応を行い、控除額については雇用者側で法的手続きを行う必要があることなどが記載される。また、注意事項表示領域454には、キャンセルに関する最新仕様や休業手当に関する説明ページへのリンクを提示する構成としてもよい。これにより、雇用者はキャンセル確定の影響を事前に十分認識したうえで操作することができる。
また、注意事項表示領域454には、当該就業キャンセルに基づき発生する休業手当の支給額が明示される。例えば、「今回のキャンセルによる休業手当の支払額」として、予定給与額を基準とした算出結果(例:45,000円)が表示され、雇用者は支払義務の有無及び具体的金額を最終的に確認できる。このように、注意事項表示領域454は、キャンセルの確定に伴う金銭的義務を明示し、操作の慎重性を高める役割を果たす。
なお、表示される休業手当の支払額は、複数の就業キャンセルに対する合計額としてもよいし、各々の求職者に対する個別の額としてもよい。
確認領域456は、雇用者がキャンセル理由、求人状態、及び休業手当の金額を確認したことを示すチェックボックスを含む領域である。確認領域456には、「休業手当に関する事項を確認しました」「キャンセル理由が正しいことを確認しました」「注意事項を確認しました」といった確認項目が提示され、雇用者はすべての確認項目にチェックを入れることでキャンセル確定操作を実行可能とする構成としている。これにより、確認漏れや誤認によるキャンセル操作を防止することができる。
閉じるボタン458は、マッチングキャンセル確認画面450の表示を終了するための操作ボタンである。雇用者が閉じるボタン458を選択(クリックやタップなど)した場合、キャンセル操作は確定されず、当該画面は終了する。これにより、雇用者は、キャンセル操作を中止して再確認を行うことができる。
キャンセル確定ボタン460は、雇用者による就業キャンセルを最終的に確定するためのボタンである。雇用者がキャンセル確定ボタン460を選択(クリックやタップなど)することにより、管理サーバ102に対してキャンセル確定指示が送信され、キャンセル処理部56によってマッチングのキャンセルが確定される。なお、確認領域456のチェックが完了していない場合には、キャンセル確定ボタン460を選択できない構成とすることが好適である。
雇用者端末104は、マッチングキャンセル確認画面450におけるキャンセル確定ボタン460の操作に応じて、キャンセル対象となる求人情報、求職者情報、キャンセル理由、及び休業手当の算出結果を含むキャンセル確認情報を管理サーバ102に送信する。なお、マッチングキャンセル確認画面450において休業手当なしと表示されており、基準時間を跨いでキャンセル確定ボタン460を押した場合、雇用者が認識していない休業手当の発生を防ぐために処理をエラーとするようにしてもよい。
ステップS58では、管理サーバ102において、雇用者端末104から送信されたキャンセル確認に関する情報が受信される。管理サーバ102は、当該キャンセル確認情報を受信した後、キャンセル処理部56において、マッチングのキャンセルを確定し、対象求職者に対してキャンセル通知を送信する。また、休業手当の支払処理に移行する。
ステップS60では、求職者によるマッチングのキャンセルの確認処理が行われる。求職者端末106は、キャンセル通知を受信すると、図25に示すマッチングキャンセル通知画面470を表示する。マッチングキャンセル通知画面470は、求職者に対してマッチングがキャンセルされた事実を通知するとともに、当該就業キャンセルに関する詳細情報や補償内容を明確に示すものである。マッチングキャンセル通知画面470は、キャンセル説明領域472を含んで構成される。キャンセル説明領域472には、連絡先472a及び休業手当支払説明領域472bが設けられている。
キャンセル説明領域472は、就業キャンセルに関する詳細な情報を求職者に提示する領域である。キャンセル説明領域472には、就業キャンセルが発生した求人に関する情報、具体的には業務日(例:「2019年3月20日」)、雇用者名(例:「株式会社○○ △△店」)、及びキャンセル理由が表示される。例えば、キャンセル理由として「企業側の都合により就業不可となった」等が表示される。また、求職者に対してペナルティが付与されない旨や、「ご希望に添えず申し訳ありません」といったメッセージを含め、利用者への心理的配慮を行う構成としてもよい。
連絡先472aは、キャンセル理由に関する問い合わせを行うための連絡方法を求職者に提示する領域である。連絡先472aには、問い合わせフォームのURL(例:https://xxxx.co.jp/yyyyyy/contact)が表示される。求職者は、当該リンクを選択することでブラウザを介して専用フォームにアクセスできる。なお、マッチングキャンセル通知画面470自体は配信専用としてもよい。
休業手当支払説明領域472bは、就業キャンセルに基づいて発生する補償内容を明示する領域である。休業手当支払説明領域472bには、「特定の条件を満たしたキャンセルにつき、予定報酬が入金されます」などのメッセージが表示され、休業手当が発生する場合には、支払予定金額や入金予定日を併せて表示してもよい。これにより、求職者は補償の有無を明確に把握でき、利用者の安心感を高めることができる。
ステップS62では、管理サーバ102において休業手当の支払処理が行われる。管理サーバ102の支払部54は、雇用者による就業キャンセルに基づいて発生する休業手当の支払処理を行う。支払部54は、キャンセル処理部56による判定結果を参照し、休業手当が発生する場合には当該休業手当の支払対象となる求職者の口座情報を取得する。支払処理は、雇用者に紐付けられた口座から求職者の口座へ銀行振込を行う方法、または電子マネー口座への送金によって実行される構成としてもよい。なお、ステップS58において対象求職者に対してキャンセル通知を送信すると同時に休業手当の支払処理を行うようにしてもよい。
本実施の形態では、支払部54は、就業キャンセルが確定したタイミングにおいて休業手当の支払処理を即時に行う。ただし、一旦ウォレットに金額を保留し、月次処理や求職者の指示に応じて振込を行う方式等としてもよい。
支払処理の完了後、支払部54は、当該処理結果を実績データベース64に記録する。また、支払部54は、求職者端末106及び雇用者端末104に対して、休業手当の支払完了通知を送信する構成としてもよい。
なお、就業キャンセルを行った雇用者に対してペナルティポイントを与えるようにしてもよい。ペナルティポイントの累積値が所定基準値以上となった場合、雇用者に対してなんらかのペナルティを与えるようにしてもよい。例えば、ペナルティポイントの累積値が所定基準値以上となった場合、雇用者に対して所定の期間に亘って求人を禁止する等のペナルティを与えるようにしてもよい。ペナルティポイントは、雇用者情報データベース62に就業キャンセルを行った雇用者の雇用者IDに関連付けて記憶される。
続いて、以下において、休業手当の支払いが不要であると判定された場合の処理について説明する。図26は、休業手当の支払いが不要であると判定された場合の就業キャンセルの処理を示すフローチャートである。ステップS50~ステップS54については、上記処理と同様であるので説明を省略する。
ステップS56では、雇用者による休業手当の支払いを伴わない就業キャンセルについて、雇用者端末104を用いた最終確認処理が行われる。雇用者端末104には、図27に示すマッチングキャンセル確認画面450が表示される。マッチングキャンセル確認画面450は、キャンセル対象の求人情報及び求職者情報を含むキャンセル情報表示領域452、キャンセル確定に伴う留意事項を提示する注意事項表示領域454、確認操作を求める確認領域456、操作用の閉じるボタン458、及びキャンセル確定ボタン460を含んで構成される。キャンセル情報表示領域452、確認領域456、閉じるボタン458及びキャンセル確定ボタン460については上記と同様であるので説明を省略する。
注意事項表示領域454には、就業キャンセルの確定により即時反映されて取り消しができないこと、確定後は対象求職者との間でメッセージ送受信ができなくなること、及び選択したキャンセル理由に対して求職者が異議を唱えた場合には、確認や協議が必要になることが表示される。ただし、休業手当の支払いは不要であるので、雇用者が支払うべき金額の表示は行われない。
ステップS58では、管理サーバ102において、雇用者端末104から送信されたキャンセル確認に関する情報が受信される。管理サーバ102は、当該キャンセル確認情報を受信した後、キャンセル処理部56においてマッチングのキャンセルを確定し、対象求職者に対してキャンセル通知を送信する。
なお、休業手当の支払いを伴わない就業キャンセルであったとしても、雇用者側のキャンセル事由に該当する就業キャンセルを行った雇用者に対してペナルティポイントを与えるようにしてもよい。ペナルティポイントの累積値が所定基準値以上となった場合、雇用者に対してなんらかのペナルティを与えるようにしてもよい。例えば、ペナルティポイントの累積値が所定基準値以上となった場合、雇用者に対して所定の期間に亘って求人を禁止する等のペナルティを与えるようにしてもよい。ペナルティポイントは、雇用者情報データベース62に就業キャンセルを行った雇用者の雇用者IDに関連付けて記憶される。
ステップS64では、求職者によるマッチングのキャンセルの確認処理が行われる。管理サーバ102が求職者端末106に対してマッチングのキャンセル通知を送信し、当該通知を受信した求職者端末106においてキャンセル確認処理が実行される。求職者端末106は、管理サーバ102から送信された通知情報に基づいて、図28に示すマッチングキャンセル通知画面470を表示する。
マッチングキャンセル通知画面470は、キャンセルに関する基本情報を求職者に明確に伝達するために構成されており、キャンセル説明領域472を含んでいる。キャンセル説明領域472には、当該キャンセルが発生した求人情報、例えば就業日(「2019年3月20日」)、雇用者名(「株式会社○○ △△店」)、及びキャンセル理由(「企業側の都合により就業不可となった」等)が表示される。また、キャンセル説明領域472には、今回のキャンセルが雇用者側の都合で行われたことにより求職者に対するペナルティが課されない旨が明記される。さらに、「ご希望に添えず申し訳ございません。またのご利用をお待ちしております。」といったメッセージを含めることで、ユーザに配慮することができる。また、休業手当の支払いが不要であることを明示する旨を含むことで、求職者が金銭補償の有無について誤解しないよう配慮することが可能となる。
加えて、キャンセル説明領域472には、問い合わせ対応用のリンク情報として連絡先472aが提示される。連絡先472aには、問い合わせフォームのURL(例:https://xxxx.co.jp/yyyyyy/contact)が表示される。求職者は、当該リンクを選択することでブラウザを介して専用フォームにアクセスできる。
なお、ステップS64では、休業手当の支払いを伴わない就業キャンセルに対して、当該就業キャンセルの対象となった求職者から異議申立を行うことができるようにしてもよい。以下、就業キャンセルに対して求職者が異議申立を行う場合の処理について説明する。図29は、異議申立処理を示すフローチャートである。
ステップS64では、求職者によるマッチングのキャンセルの確認処理が行われ、不服がある場合には異議申立を行うことができる。異議申立は、連絡先472aに表示された問い合わせフォームのURLにアクセスすることによって行うことができる。雇用者端末104は、雇用者が設定したキャンセル理由が間違っていると考える求職者が正しいと考えるキャンセル理由を問い合わせフォームに入力させて、問い合わせフォームを管理サーバ102へ送信する。
ステップS66では、管理サーバ102においてメッセージの作成及び送信の処理が行われる。管理サーバ102のキャンセル処理部56は、就業キャンセルに関して求職者から異議申立がなされた場合、確認依頼メッセージを作成して雇用者端末104に送信する。
メッセージには、キャンセル対象となる求人情報(例:「2019年3月20日 8:00-17:00 レストランにおける業務」)や、異議申立をした求職者の情報(例:「山田太郎」)が含まれる。また、メッセージには、求職者(ワーカー)が認識しているキャンセル理由(例:「企業側の都合により就業不可になった」)と、雇用者(店舗)が設定したキャンセル理由(例:「服装・身だしなみ規定にあわない」)が含まれる。双方が主張するキャンセル理由を含めることによって双方の認識の差異が明確化できる。
さらに、メッセージには、カスタマーサポートによる補足情報(例:「ワーカー様とやりとりを行いましたところ、店舗へ到着した際にまだ開店の準備ができてない旨の連絡があったとのことです」)を含めてもよい。カスタマーサポートによる補足情報は、例えば、サービス提供企業の管理者によって、管理サーバ102を用いて入力するようにすればよい。また、管理サーバ102において、雇用者及び求職者からのキャンセル理由を入力情報として、生成AI等を用いてカスタマーサポートによる補足情報を自動生成するようにしてもよい。
ステップS68では、管理サーバ102から送信されたメッセージを雇用者端末104において確認する処理が行われる。雇用者端末104には、図30に示す第1メッセージ確認画面480が表示される。第1メッセージ確認画面480は、キャンセル理由の不一致や確認を要する雇用者に対してキャンセル理由の再設定の可否を問うために構成されている。第1メッセージ確認画面480は、求人情報表示領域482、キャンセル理由表示領域484、補足情報表示領域486、及びキャンセル理由再設定確認領域490を含む。さらに、キャンセル理由再設定確認領域490には、再設定確認領域490aと確認ボタン490bが設けられる。
求人情報表示領域482には、キャンセル対象である求職者に関する情報が表示される。例えば、求職者の名前に加えて、求人の就業日時(例えば、「2019年3月20日 8:00-17:00」)及び業務内容(例えば、「レストランにおける業務」)が表示される。これによって、雇用者は対象求人を明確に把握することができる。
キャンセル理由表示領域484には、雇用者と求職者の間で認識が異なるキャンセル理由が併記される。例えば、「ワーカーが認識するキャンセル理由:企業側の都合により就業不可になった」と「店舗が認定したキャンセル理由:服装・身だしなみ規定にあわない」が表示される。キャンセル理由表示領域484を確認することによって、雇用者は異議申立をした求職者との認識の差異を確認することが可能となる。
補足情報表示領域486には、カスタマーサポートによる補足情報が表示される。例えば、「ワーカー様とやりとりを行いましたところ、店舗へ到着した際にまだ開店の準備ができてない旨の連絡があったとのことです」といった補足情報が表示される。補足情報は、事実関係の確認を補助する情報として表示される。
キャンセル理由再設定確認領域490は、雇用者に対して再設定を行うか否かを確認する領域である。キャンセル理由再設定確認領域490には、再設定確認領域490aとして「ワーカーの主張する理由(企業側の不備・不手際によって就労できなかった)に変更しますか?」等の確認文言が表示される。また、「はい」および「いいえ」の選択肢が提示される。雇用者は、選択肢のいずれかを選択する操作を行うことによって再設定の可否について第一次回答を設定できる。さらに、雇用者は、選択肢のいずれか一方を選択したうえで確認ボタン490bを選択(クリックやタップなど)することでキャンセル理由を再設定するか否かを確定する。
以下では、まず、雇用者が求職者からの異議申立を認めて、キャンセル理由を再設定するために第一次回答として「はい」を選択した場合について説明する。
ステップS70では、キャンセル理由の再設定処理が行われる。雇用者が求職者からの異議申立を認め、キャンセル理由を再設定するために「はい」を選択した場合、雇用者端末104においてキャンセル理由の再設定処理が行われる。このとき、雇用者端末104には図31に示すキャンセル理由再設定画面500が表示される。キャンセル理由再設定画面500は、求人情報表示領域502、キャンセル理由表示領域504、補足情報表示領域506、メッセージ協議ボタン508、キャンセル理由選択領域510、および確認ボタン512を含んで構成される。なお、キャンセル理由再設定画面500は、前回入力したページに重ねてモーダル形式で表示してもよい。また、キャンセル理由再設定画面500のうえに後述するマッチングキャンセル確認画面530を重ねてモーダル形式で表示させるようにしてもよい。
求人情報表示領域502には、キャンセル対象となる求人情報が表示される。例えば、「対象の求人:レストランにおける業務」「就業日時:2019年3月20日 8:00-17:00」「対象のワーカー:山田太郎 1名」といった情報が提示され、雇用者は再設定対象を明確に把握できる。キャンセル理由表示領域504には、ワーカーが認識しているキャンセル理由と、店舗(雇用者)が認定したキャンセル理由の双方が表示される。例えば、「ワーカーが認識するキャンセル理由:企業側の都合により就業不可になった」「店舗が認定したキャンセル理由:服装・身だしなみ規定にあわない」と表示され、雇用者は両者の認識の差異を確認し、適切な再設定判断を行うことが可能となる。補足情報表示領域506には、カスタマーサポートによる事実確認や補足説明が提示される。例えば、「ワーカー様とやりとりを行いましたところ、店舗へ到着した際にまだ開店の準備ができてない旨の連絡があったとのことです」と表示され、雇用者は再設定の判断を行う際の参考情報とすることができる。
メッセージ協議ボタン508は、雇用者と求職者の間で直接協議を開始するためのボタンである。メッセージ協議ボタン508を選択(クリックやタップなど)することによって、両者間での認識違いを解消し、スムーズな合意形成を図るためのチャット機能等のコミュニケーションが可能となる。
キャンセル理由選択領域510には、再設定可能なキャンセル理由の一覧が表示される。雇用者は、提示された理由の中から適切な理由を選択することにより、キャンセル理由を変更できる。本実施例では、図23に示したキャンセル理由選択領域434と同様のキャンセル理由の一覧が表示される。
確認ボタン512を選択することで、雇用者によってキャンセル理由が再設定され、当該情報は管理サーバ102に送信される。管理サーバ102は、再設定された理由を実績データベース64に記録し、必要に応じて休業手当の判定や支払処理を再度行うことができる。
ステップS72では、ステップS54と同様に、管理サーバ102が、再設定後のキャンセル理由が雇用者側の都合に該当するか否かを判定する。雇用者側都合には、企業側の不備、営業の中止、悪天候、災害、企業の利用停止、求人内容の誤り、法令上の制約などが含まれる。一方、求職者側の不備による理由は雇用者側都合とは判定されない。この判定結果は、休業手当の支払いの判定に利用される。
雇用者によって再設定されたキャンセル理由が、雇用者側都合によらない事由のいずれかに該当する場合、就業キャンセルのタイミングが就業開始時刻の所定時間前以前であるか所定時間前以降であるかに関わらず、例えば24時間前以前であるか就業開始時刻の24時間前以降であるかに関わらず休業手当の支払いは不要となる。一方、就業キャンセルのタイミングが就業開始時刻の所定時間前以降、例えば24時間前以降であり、かつ雇用者によって設定されたキャンセル理由がこれらの解約可能事由以外である場合、休業手当の支払いが必要となる。例えば、キャンセル理由が、天災等の不可抗力によらない営業中止の場合、大幅な仕事量の変化に伴い募集人数の変更が必要となった場合、そして掲載ミス、すなわち業務内容や日時の誤りがあった場合には休業手当の支払いが必要となる。
なお、キャンセル理由として「その他の理由」が選択された場合、就業キャンセルのタイミングが所定時間前以前か以降であるかに関わらず、例えば24時間前以前か24時間前以降であるかに関わらず休業手当の支払いに該当するものとしてもよい。
ステップS74では、上記の判定結果に基づき、雇用者端末104において休業手当の支払い対象となる場合に雇用者によるマッチングのキャンセルの確認処理が行われる。雇用者端末104では、図32に示すようにマッチングキャンセル確認画面530が表示される。マッチングキャンセル確認画面530は、キャンセル情報表示領域532、注意事項表示領域534、確認領域536、閉じるボタン538及びキャンセル確定ボタン540を含んで構成される。
キャンセル情報表示領域532には、キャンセル対象の求人情報及び求職者情報が表示される。例えば、求人名(例:「レストランにおける業務」)、就業日時(例:「2019年3月20日 8:00-17:00」)、対象求職者の氏名(例:「山田太郎」)及び人数(例:「1名」)、さらに選択されたキャンセル理由(例:「企業側の都合により就業不可になった」)が表示される。これにより、雇用者は、確定前に対象の求人、求職者及び再設定したキャンセル理由を確認できる。
注意事項表示領域534には、キャンセル確定に伴う重要な留意事項が表示される。例えば、操作が即時反映され取り消しできないこと、確定後は対象ワーカーとのメッセージ送受信ができなくなること、ならびに休業手当が発生する場合には、サービス提供企業側で源泉徴収対応を行い、雇用者が控除額に基づき税務対応を行う必要があることが記載される。さらに、今回のキャンセルに基づき発生する休業手当の支払額(例:「6,000円」)が表示される。併せて「業務開始時刻まで24時間以内に企業側の事由でキャンセルする場合、企業から休業手当(原則満額)の支給が必要となる」旨の注意書きが表示される。これにより、雇用者は金銭的義務を認識し、慎重な判断を行うことが可能となる。
確認領域536には、複数の確認項目が表示され、雇用者はそれぞれにチェックを入れることでキャンセル確定操作を実行できる。確認項目には、「休業手当に関する事項を確認しました」「キャンセル理由が正しいことを確認しました」「注意事項を確認しました」が含まれ、これらの確認が完了するまでキャンセル確定ボタン540は有効化されない構成とすることで、確認不足による誤操作を防止できる。
閉じるボタン538を選択すると、確認画面が終了し、キャンセル操作は確定されない。一方、キャンセル確定ボタン540を選択すると、当該キャンセルが最終的に確定され、管理サーバ102に確定情報が送信される。この操作により、キャンセル処理が実行され、対象求職者にキャンセル通知が送信されるとともに、休業手当の支払処理に移行する。
ステップS76では、ステップS58と同様に、管理サーバ102において、雇用者端末104からキャンセル確認情報を受信する。受信後、管理サーバ102は実績データベース64を更新し、就業キャンセルを確定する。
ステップS78では、ステップS60と同様に、求職者端末106に対してキャンセル通知が送信され、当該通知画面において休業手当の有無や支払予定日が表示される。
ステップS80では、ステップS62と同様に、管理サーバ102の支払部54において、休業手当の支払処理が行われる。算出された金額に基づき、雇用者の口座から求職者の指定口座またはウォレットに対する振込処理が実行される。
就業キャンセルを行った雇用者に対してペナルティポイントを与えるようにしてもよい。ペナルティポイントの累積値が所定基準値以上となった場合、雇用者に対してなんらかのペナルティを与えるようにしてもよい。例えば、ペナルティポイントの累積値が所定基準値以上となった場合、雇用者に対して所定の期間に亘って求人を禁止する等のペナルティを与えるようにしてもよい。ペナルティポイントは、雇用者情報データベース62に就業キャンセルを行った雇用者の雇用者IDに関連付けて記憶される。
なお、キャンセル理由を再設定することで休業手当の支払いが不要であると判定された場合、図26に示したように、上記ステップS56~ステップS64の処理と同様の処理が行われる。この場合、求職者は、再設定されたキャンセル理由に不服があれば再度異議申立を行うことができるようにしてもよい。
この場合、図33に示すように、雇用者端末104においてマッチングキャンセル確認画面530が表示され、雇用者によるマッチングのキャンセルの確認処理が行われる。マッチングキャンセル確認画面530は、キャンセル情報表示領域532、注意事項表示領域534、確認領域536、閉じるボタン538及びキャンセル確定ボタン540を含んで構成される。マッチングキャンセル確認画面530の内容は、図27に示したマッチングキャンセル確認画面450と同様の内容であるので説明を省略する。
次に、ステップS68において、雇用者が求職者からの異議申立を認めず、第一次回答として「いいえ」を選択した場合について説明する。雇用者端末104には、図34に示す第2メッセージ確認画面520が表示される。第2メッセージ確認画面520は、キャンセル理由の不一致や確認を要する雇用者に対して正しいキャンセル理由の選択を促すように構成されている。第2メッセージ確認画面520は、求人情報表示領域482、キャンセル理由表示領域484、補足情報表示領域486、及びキャンセル理由選択領域522を含む。さらに、キャンセル理由選択領域522には、選択領域522aと確認ボタン522bが設けられる。
求人情報表示領域482、キャンセル理由表示領域484、及び補足情報表示領域486は、上記説明と同様の構成であるので説明を省略する。
キャンセル理由選択領域522は、雇用者が最終的に正しいと判断したキャンセル理由を再選択するための領域である。選択領域522aには、再選択可能なキャンセル理由の一覧が提示され、雇用者は該当する理由を第二次回答として選択する。選択肢は、例えば、「店舗が設定した理由」、「その他の理由」、及び「確定できない(メッセージで協議を行う)」とされる。選択後、確認ボタン522bを押下することで、再設定内容が確定される。
雇用者が「店舗が設定した理由」又は「その他の理由」を第二次回答として選択した場合、第1メッセージ確認画面480において「はい」が選択された場合と同様に、ステップS70に処理を移行させる。これによって、図31に示すキャンセル理由再設定画面500が表示され、キャンセル理由の再設定処理が行われる。その後の処理は、図29のフローチャートに沿って行われる。
一方、雇用者が「確定できない(メッセージで協議を行う)」を第二次回答として選択した場合、雇用者と求職者との間の協議に進む。なお、キャンセル理由再設定画面500のメッセージ協議ボタン508を選択した場合も雇用者と求職者との間の協議に進む。
雇用者と求職者との間の協議は、図35のフローチャートに沿って行われる。ステップS68において、雇用者が「確定できない(メッセージで協議を行う)」の選択肢を選択、又は、キャンセル理由再設定画面500のメッセージ協議ボタン508を選択した場合、ステップS82の協議モードの処理に移行させる。
ステップS82では、協議モードによる協議が開始される。管理サーバ102は、雇用者端末104から協議開始の情報を受信すると、雇用者端末104及び求職者端末106との間においてコミュニケーション手段を提供する。本実施形態では、図36に示すように、第1メッセージ確認画面480に、チャット領域492が追加表示され、雇用者と求職者との間でチャットによって直接的な意見交換を可能にする。
第1メッセージ確認画面480におけるチャット領域492は、キャンセル理由に関する情報を雇用者と求職者の当事者間で補足及び確認するためのインタラクティブな領域である。雇用者端末104と求職者端末106の間をチャットで繋ぐことによって、雇用者と求職者との間においてテキストメッセージの送受信を双方向で行うことができる。チャット領域492には、発言者を識別するためのユーザ名、時刻情報、及び入力されたテキスト情報が含まれる。これにより、雇用者と求職者は、キャンセル理由やその背景事情について協議し、最終的な合意形成を目指すことができる。
なお、第1メッセージ確認画面480においてチャット領域492を除く求人情報表示領域482、キャンセル理由表示領域484、補足情報表示領域486、及びキャンセル理由再設定確認領域490(490a,490b)は、上記の第1メッセージ確認画面480と同様の構成であるので説明を省略する。これらの領域により、雇用者は当該案件に関する基本情報を保持しながらチャットを進めることが可能であり、誤操作や情報不足を防止することができる。
なお、管理サーバ102は、協議モードの開始時に雇用者端末104と求職者端末106を仮想チャネルで接続し、双方のメッセージをリアルタイムで同期させるようにすればよい。また、メッセージログを実績データベース64に記録し、証跡管理を行う構成としてもよい。これによって、雇用者と求職者との間の協議内容を適切に監査することが可能となる。
協議によって雇用者がキャンセル理由再設定確認領域490における「いいえ」ボタンを操作した場合、図37に示すように、雇用者端末104に第3メッセージ確認画面550が表示される。第3メッセージ確認画面550には、求人情報表示領域482、キャンセル理由表示領域484、補足情報表示領域486、キャンセル理由選択領域552及びチャット領域492が含まれる。
求人情報表示領域482、キャンセル理由表示領域484、及び補足情報表示領域486は、図34に示した第2メッセージ確認画面520と同様であるので説明を省略する。また、チャット領域492については、図36に示した第1メッセージ確認画面480におけるチャット領域492と同様であるので説明を省略する。
キャンセル理由選択領域552は、雇用者が最終的に正しいと判断したキャンセル理由を再選択するための領域である。選択領域552aには、再選択可能なキャンセル理由の一覧が提示され、雇用者は該当する理由を第三次回答として選択する。選択肢は、例えば、「ワーカーが主張する理由」、「店舗が設定した理由」、及び「その他の理由」とされる。選択後、確認ボタン552bを押下することで、再設定内容が確定される。
雇用者が「ワーカーが主張する理由」を第三次回答として選択した場合、雇用者は求職者が申し立てたキャンセル理由を認めたものとみなして処理が行われる。この場合、図29のフローチャートのステップS72に処理を移行させる。管理サーバ102は、求職者が申し立てたキャンセル理由が雇用者側の都合に該当するか否かを判定する。雇用者側都合に該当する場合、ステップS74~ステップS80の処理が行われる。雇用者側都合に該当しない場合、図26に示したフローチャートのステップS56~ステップS64の処理が行われる。
雇用者が「店舗が設定した理由」又は「その他の理由」を第二次回答として選択した場合、第1メッセージ確認画面480において「はい」が選択された場合と同様に、ステップS70に処理を移行させる。これによって、図31に示すキャンセル理由再設定画面500が表示され、キャンセル理由の再設定処理が行われる。その後、図29のフローチャートのステップS72に処理を移行させる。管理サーバ102は、雇用者によって再設定されたキャンセル理由が雇用者側の都合に該当するか否かを判定する。雇用者側都合に該当する場合、ステップS74~ステップS80の処理が行われる。雇用者側都合に該当しない場合、図26に示したフローチャートのステップS56~ステップS64の処理が行われる。
予め設定された所定の期間(例えば、24時間)に亘って協議が成立しなかった場合、管理サーバ102は、ステップS84に処理を移行させ、協議モードを自動的に終了させる。この場合、サービス提供企業の仲介やカスタマーサポートによる別途の解決策が講じられる。例えば、サポート担当者が介入し、証跡に基づいて中立的な判断を下すか、再設定操作を代行する。
[マッチング制限処理]
マッチング支援システム100では、雇用者による就業キャンセルの処理において、休業手当の支払い有無に基づいて求職者の同一日における再マッチングを制御する機能を備える。
管理サーバ102は、休業手当が支払われる場合、休業手当の支払処理を行うと共にマッチングを制御する処理を行う。就業キャンセルが休業手当の支払いの条件に該当する場合、当該就業キャンセルを行った雇用者及び当該雇用者に関連付けられた関連雇用者を特定雇用者として、特定雇用者と就業キャンセルの対象となった求職者との間で特定の就業日におけるマッチングを制限する。
なお、就業キャンセルの対象となった求職者を特定求職者として特定雇用者側に提案し、特定雇用者側の選択により当該特定求職者による特定の就業日における再マッチングを制限するようにしてもよい。具体的には、就業キャンセルを行った雇用者が使用する雇用者端末104において就業キャンセルの対象となった求職者を特定求職者として提示させ、雇用者が当該特定求職者を再マッチングの制限対象として選択した場合に当該特定求職者による特定の就業日における再マッチングを制限するようにすればよい。
ここで、特定の就業日とは、雇用者が就業キャンセルを行った求人の就業予定日から所定の期間に設定することが好適である。例えば、特定の就業日は、雇用者が就業キャンセルを行った求人の就業予定日時から24時間経過後までとする。また、例えば、特定の就業日は、雇用者が就業キャンセルを行った求人の就業予定日から日付が変わるまでの期間とする。また、就業キャンセルを行った雇用者に関連付けられた関連雇用者とは、雇用者情報データベース62において就業キャンセルを行った雇用者に対して関連店舗として関連付けられている雇用者である。例えば、就業キャンセルを行った雇用者、及び、当該雇用者に対して関連店舗として関連付けられている雇用者が特定雇用者として扱われる。
具体例として、就業キャンセルが休業手当の支払いの条件に該当する場合、特定雇用者と就業キャンセルの対象となった求職者との間で就業予定日の日付が変わるまでマッチングを制限する。
また、マッチングの制限は、所定の条件を満たした場合には解除される。当該所定の条件は、特定の就業日として定められた期間経過後とする。例えば、就業キャンセルされた就業予定日から24時間経過後、又は就業キャンセルされた就業予定日から日付が変更された後にマッチングの制限を解除する。
これにより、就業キャンセルされた際に特定の就業日において再度マッチングが行われて報酬が支払われることを避けることができる。したがって、特定雇用者において休業手当と報酬が合算されて源泉徴収の対象額(例えば9300円/日)に達することを防ぐことができ、税務処理上の源泉徴収対応が複雑化する事態を回避できる。
一方、休業手当が支払われる場合であっても、特定雇用者以外の雇用者とのマッチングは制限しない。これにより、求職者は就業キャンセルされた日において他の雇用者との間のマッチングの機会を確保できるので求職者の雇用機会を促進することができる。
なお、特定雇用者が支払う休業手当と他の雇用者が支払う報酬の合算が源泉徴収の対象額(例えば9300円/日)を超えたとしても、それぞれの雇用者が支払う額が源泉徴収の対象額を超えなければ源泉徴収処理は発生しない。例えば、雇用者Aが休業手当を5000円支払い、雇用者Bが就業に対する報酬として5000円支払った場合、合計金額は9300円を超えるが、雇用者A及び雇用者Bのいずれにおいても源泉徴収処理は不要である。
また、いずれかの雇用者が支払う額が源泉徴収の対象額を超えたとしても源泉徴収処理の対象となる雇用者が異なる場合にはマッチング支援システム100における通常の源泉徴収処理で対応可能である。例えば、雇用者Aが休業手当を5000円支払い、雇用者Bが就業に対する報酬として10000円支払った場合、雇用者Bにおいて源泉徴収処理が必要となるが通常の源泉徴収処理で対応できる。
また、休業手当が発生しない場合、特定雇用者を含めてすべての雇用者とのマッチングを制限しない。これによって、源泉徴収等の処理が不要である状況における不要なマッチング制限を回避し、求職者の柔軟な就業を実現することができる。
また、就業キャンセルが行われた後に求職者からキャンセル理由に対して異議申立が行われ、雇用者と求職者との間で協議が開始されて休業手当が発生するか決定していない状態では、特定雇用者と求職者との間で特定の就業日におけるマッチングを制限するようにしてもよい。これによって、将来的に休業手当が発生する可能性がある状況下において、将来的に休業手当が発生した場合の税務処理上の源泉徴収対応が複雑化する事態を回避できる。
以下、マッチング制限の具体的な処理方法について説明する。まず、図21のフローチャートのステップS58において、管理サーバ102において雇用者端末104から休業手当ての支給を認めるキャンセル確認に関する情報が受信された場合について説明する。
管理サーバ102は、ステップS58において雇用者端末104から送信されたキャンセル確認に関する情報を受信すると、マッチング制限データベース70にキャンセルされたマッチングに関する情報を記憶させる。この場合、休業手当の支払いが発生するので、特定雇用者と求職者との間のマッチングを制限する処理が行われる。
特定雇用者と求職者との間のマッチングを制限する場合、管理サーバ102は、特定雇用者の求人情報に対して就業キャンセルされた求職者が申し込みを行う際に申し込み不可とする。管理サーバ102は、例えば、当該求職者が使用する求職者端末106において提示される求人リスト画面220において特定雇用者の求人情報表示領域232を選択できないようにすることが好適である。
例えば、図38のマッチング制限データベース70に示すように、雇用者IDがE0001の雇用者によって求職者IDがW0004の求職者とのマッチングが2019年3月24日にキャンセルされ、休業手当の支払いが発生した場合、求職者IDがW0004の求職者が使用する求職者端末106において提示される求人リスト画面220において雇用者IDがE0001の雇用者の求人情報表示領域232を選択できないように制限をかける。また、関連する特定雇用者である雇用者IDとしてE0004及びE0005の求人情報表示領域232も選択できないように制限をかける。ここでは、マッチングの制限は、就業キャンセルの対象となった特定の就業日である2019年3月25日の1日間だけとする。すなわち、就業キャンセルとなった特定の就業日から24時間経過後(または日付が変更後)にマッチング制限を解除する。
また、特定雇用者と求職者との間のマッチングを制限する場合、管理サーバ102は、特定雇用者と就業キャンセルされた求職者に対して提示する求人一覧において特定雇用者の求人情報を除外して提示するようにしてもよい。管理サーバ102は、例えば、当該求職者が使用する求職者端末106において提示される求人リスト画面220において特定雇用者の求人情報表示領域232が表示されないようにすることが好適である。
例えば、図38のマッチング制限データベース70に示すように、雇用者IDがE0001の雇用者によって求職者IDがW0004の求職者とのマッチングが2019年3月24日にキャンセルされ、休業手当の支払いが発生した場合、求職者IDがW0004の求職者が使用する求職者端末106において提示される求人リスト画面220において雇用者IDがE0001の雇用者の求人情報表示領域232が表示されないように制限をかける。また、関連する特定雇用者である雇用者IDとしてE0004及びE0005の求人情報表示領域232も表示されないように制限をかける。ここでは、マッチングの制限は、就業キャンセルの対象となった特定の就業日である2019年3月25日の1日間だけとする。すなわち、就業キャンセルとなった特定の就業日から24時間経過後(または日付が変更後)にマッチング制限を解除する。
マッチングの制限が行われた後、図21のフローチャートに沿ってステップS60以降の処理が行われる。なお、求職者からの異議申立があり、再設定されたキャンセル理由が休業手当の支払いに該当した場合も同様にマッチングの制限が行われる。
次に、図26のフローチャートのステップS58において、管理サーバ102において雇用者端末104から休業手当が不要であるキャンセル確認に関する情報が受信された場合について説明する。
管理サーバ102は、ステップS58において雇用者端末104から送信されたキャンセル確認に関する情報を受信すると、マッチング制限データベース70にキャンセルされたマッチングに関する情報を記憶させる。この場合、休業手当の支払いが発生しないので、特定雇用者と求職者との間のマッチングを制限する処理は行われない。したがって、図29のフローチャートに沿ってステップS64の処理が行われる。
例えば、図38のマッチング制限データベース70に示すように、雇用者IDがE0008の雇用者によって求職者IDがW0010の求職者とのマッチングが2019年3月22日にキャンセルされ、休業手当の支払いが発生しなかった場合、当該就業キャンセルに伴うマッチングの制限は行われない。
次に、図35のフローチャートのステップS82において、管理サーバ102において協議モードが開始された場合について説明する。
管理サーバ102は、協議モードを開始すると、マッチング制限データベース70にキャンセルされたマッチングに関する情報を記憶させる。この場合、休業手当の支払いは確定していないが、特定雇用者と求職者との間のマッチングを制限する処理が行われる。マッチングの制限処理は、休業手当の支払いが発生する場合と同様に行うことができる。
マッチングの制限が行われた後、図29のフローチャートに沿って雇用者と求職者との協議が開始される。なお、協議の結果として求職者からの異議申立が認められ、再設定されたキャンセル理由が休業手当の支払いに該当した場合はマッチングの制限が継続される。一方、協議の結果として求職者が雇用者によって設定されたキャンセル理由を認め、休業手当の支払いが不要となった場合にはマッチングの制限を解除する処理が行われる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。また、上記実施形態及び変形例で説明した装置の構成は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせ可能である。
[発明の構成]
[構成1]
雇用者の雇用希望と求職者の就業希望とのマッチングをするマッチング支援システムであって、
成立したマッチングについて特定の就業日における1又は複数の就業キャンセル及び当該就業キャンセルの理由を雇用者から受け付ける就業キャンセル受付手段と、
前記就業キャンセルの理由が予め定められた企業都合のキャンセル事由に該当するか否かに基づいて求職者に休業手当の支払いを行うか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記就業キャンセルを行った雇用者又は当該雇用者に関連付けられた関連雇用者を特定雇用者として、前記判定手段により求職者に対して休業手当の支払いを行うと判定された場合、前記特定の就業日において当該求職者が前記特定雇用者の求人情報に対して申し込みを行うことを制限することを特徴とするマッチング支援システム。
[構成2]
雇用者の雇用希望と求職者の就業希望とのマッチングをするマッチング支援システムであって、
成立したマッチングについて特定の就業日における1又は複数の就業キャンセルを雇用者から受け付ける就業キャンセル受付手段と、
前記就業キャンセルが就業開始日又は就業開始時間までの所定時間以内に行われたか否かに基づいて求職者に休業手当の支払いを行うか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記就業キャンセルを行った雇用者又は当該雇用者に関連付けられた関連雇用者を特定雇用者として、前記判定手段により求職者に対して休業手当の支払いを行うと判定された場合、前記特定の就業日において当該求職者が前記特定雇用者の求人情報に対して申し込みを行うことを制限することを特徴とするマッチング支援システム。
[構成3]
構成1又は2に記載のマッチング支援システムであって、
前記求人情報に対する申し込みの制限は、前記特定の就業日において当該求職者に対して提示する求人一覧における前記特定雇用者の求人情報を除外して提示すること、又は、前記特定雇用者の求人情報に対して当該求職者による申し込みに基づくマッチングを成立させないこと、の少なくとも1つを含むことを特徴とするマッチング支援システム。
[構成4]
構成1~3のいずれか1項に記載のマッチング支援システムであって、
前記求人情報に対する申し込みの制限を行なった後、休業手当の支払いが不要となった場合には前記求人情報に対する申し込みの制限を解除することを特徴とするマッチング支援システム。
[構成5]
構成1~4のいずれか1項に記載のマッチング支援システムであって、
求職者に対する休業手当の支払いが無い場合に前記特定雇用者と当該求職者との間で前記特定の就業日における前記求人情報に対する申し込みの制限を行わないことを特徴とするマッチング支援システム。
[構成6]
雇用者の雇用希望と求職者の就業希望とのマッチングをするマッチング支援プログラムであって、
コンピュータを、
成立したマッチングについて特定の就業日における1又は複数の就業キャンセル及び当該就業キャンセルの理由を雇用者から受け付ける就業キャンセル受付手段と、
前記就業キャンセルの理由が予め定められた企業都合のキャンセル事由に該当するか否かに基づいて求職者に休業手当の支払いを行うか否かを判定する判定手段と、
として機能させ、
前記就業キャンセルを行った雇用者又は当該雇用者に関連付けられた関連雇用者を特定雇用者として、前記判定手段により求職者に対して休業手当の支払いを行うと判定された場合、前記特定の就業日において当該求職者が前記特定雇用者の求人情報に対して申し込みを行うことを制限することを特徴とするマッチング支援プログラム。
[構成7]
雇用者の雇用希望と求職者の就業希望とのマッチングをするマッチング支援プログラムであって、
コンピュータを、
成立したマッチングについて特定の就業日における1又は複数の就業キャンセルを雇用者から受け付ける就業キャンセル受付手段と、
前記就業キャンセルが就業開始日又は就業開始時間までの所定時間以内に行われたか否かに基づいて求職者に休業手当の支払いを行うか否かを判定する判定手段と、
として機能させ、
前記就業キャンセルを行った雇用者又は当該雇用者に関連付けられた関連雇用者を特定雇用者として、前記判定手段により求職者に対して休業手当の支払いを行うと判定された場合、前記特定の就業日において当該求職者が前記特定雇用者の求人情報に対して申し込みを行うことを制限することを特徴とするマッチング支援プログラム。
[構成8]
雇用者の雇用希望と求職者の就業希望とのマッチングをするマッチング支援方法であって、
コンピュータに、
成立したマッチングについて特定の就業日における1又は複数の就業キャンセル及び当該就業キャンセルの理由を雇用者から受け付ける就業キャンセル受付ステップと、
前記就業キャンセルの理由が予め定められた企業都合のキャンセル事由に該当するか否かに基づいて求職者に休業手当の支払いを行うか否かを判定する判定ステップと、
を実行させ、
前記就業キャンセルを行った雇用者又は当該雇用者に関連付けられた関連雇用者を特定雇用者として、前記判定ステップにより求職者に対して休業手当の支払いを行うと判定された場合、前記特定の就業日において当該求職者が前記特定雇用者の求人情報に対して申し込みを行うことを制限させることを特徴とするマッチング支援方法。
[構成9]
雇用者の雇用希望と求職者の就業希望とのマッチングをするマッチング支援方法であって、
コンピュータに、
成立したマッチングについて特定の就業日における1又は複数の就業キャンセルを雇用者から受け付ける就業キャンセル受付ステップと、
前記就業キャンセルが就業開始日又は就業開始時間までの所定時間以内に行われたか否かに基づいて求職者に休業手当の支払いを行うか否かを判定する判定ステップと、
を実行させ、
前記就業キャンセルを行った雇用者又は当該雇用者に関連付けられた関連雇用者を特定雇用者として、前記判定ステップにより求職者に対して休業手当の支払いを行うと判定された場合、前記特定の就業日において当該求職者が前記特定雇用者の求人情報に対して申し込みを行うことを制限させることを特徴とするマッチング支援方法。