(概要)
本実施形態では、適合判定システム、適合判定装置、適合判定方法及びプログラムのいくつかの具体例が、図面を参照して説明されている。図1、図2及び図3には、適合判定システム10の一例が示されている。適合判定システム10は、適合判定装置11、求職者端末12、求人者端末13、外部コンピュータ61により構成される。適合判定装置11は、ネットワーク14を介して求職者端末12、求人者端末13、外部コンピュータ61へ接続される。
ネットワーク14は、各種の情報を伝送する通信回線であり、ネットワーク14は、例えば、インターネット、イントラネット等により実現される。各種の情報は、情報、データ、指令、依頼、フォルダ、ファイル、等を含んでもよい。ネットワーク14は、基地局、電波塔、通信アンテナ、中継器、通信回路、通信ケーブル(銅線、光ファイバー)等により構成されてもよい。ネットワーク14は、無線通信または有線通信うち、1以上の通信手段により実現される。無線通信は、近距離無線通信を含む。近距離無線通信は、例えば、無線LAN(Wi-Fi(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)を含む。無線通信は、電気信号、光信号、電波、赤外線、衛星通信、等を含む。通信に用いられる信号は、デジタル信号及びアナログ信号を含む。
適合判定装置11は、管理者P1によって管理及び運営されるコンピュータである。適合判定装置11は、アクセスされたコンピュータへ適合判定サービスを提供する。また、求職者端末12は、求職者P2により操作及び利用される。求職者P2は、勤務先(勤務先)を探すために、適合判定装置11へアクセスし、適合判定サービスを利用してもよい。勤務先は、求職者P2が、労働力を提供する対象者であり、勤務先は、就労場所、雇用者(雇用主)等の意味を含んでもよい。求職者は、勤務先の求人者(雇用者)P3と労働契約を結び、かつ、勤務先へ労働力の提供をし賃金を受け取る。求職者端末12は、複数設けられていてもよく、複数の求職者端末12は、それぞれ異なる求職者P2により利用される。
求人者端末13は、求人者P3により操作及び利用される。求人者P3は、勤務先を管理及び運営する。求人者P3は、勤務先へ労働力を提供してくれる求職者(対象者)を探すために、適合判定装置11へアクセスし、適合判定サービスを利用してもよい。求人者P3は、求職者(労働者)P2と労働契約を結び、かつ、求職者P2から労働力の提供を受けて賃金を求職者P2へ支払う。労働契約は、試用期間の仮契約及び正式な雇用契約を含む。求人者端末13は、複数設けられていてもよく、複数の求人者端末13は、それぞれ異なる求人者P3により利用される。外部コンピュータ61は、プロセッサ、主記憶装置、補助記憶装置、通信装置等を有する公知の構成及び機能を有する。
(適合判定装置の構成例)
適合判定装置11は、ネットワーク14上における所定のIPアドレスに設けられている。適合判定装置11は、各種のハードウェア及び各種のソフトウェアにより実現されるコンピュータである。ソフトウェアは、オペレーティング・システム及びアプリケーションを含む。適合判定装置11は、本体(ケーシング)、ROM(Read Only Memory)15、プロセッサ16、主記憶装置17、補助記憶装置18、メディアドライブ装置19、通信装置20等のハードウェアを有していてもよい。ROM15は、データの読み出し専用のメモリであり、製造時にデータが書き込まれた後は変更されることがない。ROM15には、IPL(Initial Program Loader)等、適合判定装置11の起動時に最初に実行されるプログラムが記憶されている。ROM15は、不揮発性の記憶装置である。
プロセッサ16は、適合判定装置11の本体に設けられ、かつ、演算装置(演算回路)と制御装置(制御回路)とが統合された中央演算処理装置(CPU(Central Processing Unit))により構成されてもよい。プロセッサ16は、通信バス21を介してROM15、主記憶装置17、補助記憶装置18、メディアドライブ装置19、通信装置20等へ通信可能に接続されている。プロセッサ16は、本体の内部に設けられた他の装置及び回路、本体の外部に設けられた装置及び回路を包括して制御する。
また、プロセッサ16は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ16は、例えば、CPU、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)のうち、2種類以上の要素の組み合わせであってもよい。
プロセッサ16は、主記憶装置17、補助記憶装置18等に記憶されたプログラムを動作させることにより、各種の処理を実行してもよい。プロセッサ16が実行する処理は、演算、判断、学習、比較、識別、分類、分析、推論、回帰、提案、制御、算出、生成等を含む。
プロセッサ16が実行する処理は、各種の情報の処理、補助記憶装置18へ各種の情報を記憶する処理、補助記憶装置18から各種の情報を読み出す処理、求職者端末12から各種の情報を取得する処理、求職者端末12へ各種の情報を送信する処理、求人者端末13から各種の情報を取得する処理、求人者端末13へ各種の情報を送信する処理、外部コンピュータ61から各種の情報を取得する処理、を含んでもよい。プロセッサ16が処理する各種の情報は、情報、データ、指令、信号、ファイル、等を含んでもよい。
主記憶装置17は、揮発性の記憶装置であり、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM(Static Random Access Memory)等の半導体メモリにより実現されてもよい。プロセッサ16は、主記憶装置17へ各種の情報を書き込む処理、主記憶装置17から各種の情報を読み出す処理を行なえる。主記憶装置17は、プロセッサ16が、補助記憶装置18から取り出したプログラム、データ、指示等を処理及び実行する場合に、そのプログラム、データ、指示等を保管するワーク領域及びバッファ領域として機能する。
補助記憶装置18は、非一時的な記憶媒体である。補助記憶装置18は、ストレージとして把握されることもある。補助記憶装置18は、本体の内部に設けられていてもよいし、本体の外部に設けられて無線通信または有線通信により、通信バス21へ接続されてもよい。補助記憶装置18は、プロセッサ16による入力命令及び出力命令により動作する。
補助記憶装置18は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリのうちの何れかにより実現されてもよい。磁気ディスクは、記憶媒体18Aへ磁気的に各種のデータを書き込み及び読み取りできる記憶装置であり、記憶媒体18Aは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、または、フロッピーディスク等により実現されてもよい。光ディスクは、記憶媒体18Aへレーザ光を照射して各種の情報等を書き込むこと、及び各種の情報等を読み出すことが可能な記憶装置である。記憶媒体18Aは、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)の何れかにより実現される。フラッシュメモリは、半導体メモリを用いた記憶装置であり、記憶媒体18Aは、SSD(Solid State Drive)、USBメモリ(USB Flash Drive)、SDカード(Secure Digital Card)の何れかにより構成されていてもよい。
補助記憶装置18には、非一時的なプログラムが予め記憶されていてもよい。また、補助記憶装置18には、メディアドライブ装置19で読み出された非一時的なプログラムが、記憶されてもよい。さらに、補助記憶装置18には、外部コンピュータ61からネットワーク14を経由して介してダウンロードされた非一時的なプログラムが、インストールされてもよい。さらに、補助記憶装置18には、外部コンピュータ61から取得した各種の情報が記憶されてもよい。補助記憶装置18には、履歴書のフォーマットが記憶されている。履歴書のフォーマットには、求職者情報に含まれる属性情報、職務情報、勤務条件毎に、それぞれ項目の記載欄が設けられている。また、履歴書のフォーマットは、職種、勤務先での業務内容、等に応じて統一された形式になっている。
補助記憶装置18には、プロセッサ16が賃金相場及び推奨賃金を算出するために用いる各種の情報として、自社蓄積データ、求人公開情報、公的統計等に基づき、地域、職種、経験年数の関数としてモデル化した大量の賃金データが記憶される。
メディアドライブ装置19は、非一時的な記憶媒体19Aが装着及び取り出しされるハードウェアである。記憶媒体19Aは、可搬型の構成であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD等により実現される。記憶媒体19Aには、プロセッサ16により動作されるプログラムが記憶されていてもよい。記憶媒体19Aに記憶されたプログラムは、補助記憶装置18へインストールされた後、主記憶装置17へ格納されることで、プロセッサ16がプログラムを実行可能になる。また、メディアドライブ装置19の記憶媒体19Aには、各種の情報が記憶されていてもよい。記憶媒体19Aに記憶された各種の情報は、補助記憶装置18へ記憶されてもよい。
プロセッサ16は、非一時的なプログラムを動作させ、かつ、適合判定装置11を構成する各種のハードウェアと協働することにより、図2に示される各種の機能的な構成部を実現する。プロセッサ16は、例えば、求職者情報処理部22、求人者情報処理部23、スコア算出部24、適合判定管理部25、契約管理部26、退職代行部27、各種情報処理部28、人工知能部29等を実現してもよい。
求職者情報処理部22は、求職者端末12から取得した求職者情報を処理して求職者P2の登録を行ない、かつ、求職者情報を補助記憶装置18へ記憶する。求職者情報は、主としてテキストデータで構成されてもよい。求職者情報処理部22は、人工知能部29及び補助記憶装置18と協働することにより、求職者P2の履歴書を自動生成してもよい。求職者情報の具体的内容は、後述する。
求人者情報処理部23は、求人者端末13から取得した求人者情報を処理して求人者P3の登録を行ない、かつ、求人者情報を補助記憶装置18へ記憶する。求人者情報は、主としてテキストデータで構成されてもよい。求人者情報の具体的内容は、後述する。スコア算出部は、人工知能部29及び補助記憶装置18と協働することにより、スコアを算出する。スコアの技術的意味及びスコアの算出例は、後述する。
適合判定管理部25は、人工知能部29及び補助記憶装置18を協働することにより、求職者P2と求人者P3とが適合するか否かを判断する処理、及び求職者P2と求人者P3との組み合わせを抽出する処理、求職者P2及び求人者P3へ提案する情報を生成する処理、等を実行する。適合判定管理部25が行う処理の具体例は、後述する。
契約管理部26は、求職者P2及び求人者P3へ試用期間の契約を結ぶことを提案する処理、求職者P2及び求人者P3へ雇用契約を結ぶことを提案する処理、求職者P2及び求人者P3へ提案した結果の処理、等を実行する。契約管理部26が行う処理の具体例は、後述する。
退職代行部27は、求職者端末12から退職代行の依頼を取得すると、求職者P2と求人者P3との間における退職手続きの代行処理を行なう。退職手続きは、求職者P2が勤務先から退職する年月日の調整、等である。
各種情報処理部28は、各種の情報に基づいて、求職者情報処理部22、求人者情報処理部23、スコア算出部24、適合判定管理部25、契約管理部26、退職代行部27、人工知能部29等で実行されない処理を実行する。各種情報処理部28は、例えば、アプリケーションを動作して適合判定装置11へアクセスされたコンピュータへ、適合判定サービスを提供してもよい。
さらに、各種情報処理部28は、求職者P2の職務情報及び勤務条件、求人者P3の職務情報及び雇用条件を、補助記憶装置18の匿名バンクへ登録してもよい。匿名バンクは、求職者P2及び求人者P3が特定されないように、匿名バンク専用の匿名識別子が付与された状態で求職者P2の職務情報及び勤務条件、求人者P3の職務情報及び雇用条件が記憶される。
そして、各種情報処理部28は、求職者P2に第1希望条件と求人者P3の第2希望条件とが適合した場合に限り、匿名識別子と求職者アカウントとを関連付ける処理、匿名識別子と求人者アカウントとを関連付ける処理を実行する。なお、“第1希望条件及び第2希望条件とが適合”の意味は、後述する。
また、各種情報処理部28は、求職者端末12でメッセージアプリケーションが動作されて、適合判定装置11との間で相互に通信可能な求職者端末12へ適合判定サービスを提供してもよい。さらに、各種情報処理部28は、求人者端末13でメッセージアプリケーションが動作されて、適合判定装置11との間で相互に通信可能な求人者端末13へ適合判定サービスを提供してもよい。
さらに、各種情報処理部28は、ネットワーク14上における所定のURL(Uniform Resource Locator)でウェブサイトを提供してもよい。そして、各種情報処理部28は、ウェブサイトを介して適合判定装置11へアクセスされた求職者端末12または求人者端末13へ、適合判定サービスを提供してもよい。さらに、各種情報処理部28は、外部コンピュータ61から取得した各種の情報を処理し、かつ、補助記憶装置18へ記憶してもよい。
人工知能部29は、プログラムが動作されると、補助記憶装置18と協働して、各種の処理を実行する。人工知能部29が実行する処理は、学習処理(学習段階)及び推論処理(推論段階)を含む。人工知能部29が処理を実行するために用いる情報及びデータは、映像データ、音データ、テキストデータ、各種モデル等を含む。
人工知能部29は、学習処理、例えば、機械学習処理において、入力される学習対象データを学習モデルで処理することにより、処理結果(出力データ)を出力する。人工知能部29は、推論処理において、推論対象データを学習モデルで処理することにより、推論結果を出力する。
人工知能部29は、機械学習により入力データの特徴量を抽出してもよい。人工知能部29が処理する入力データは、テキストデータ、音声情報、映像情報、等を含んでもよい。入力データの特徴量の抽出は、分類及び回帰を含む。分類は、特徴量を分類・識別することである。特徴量は、入力データの規則性を含んでもよい。回帰は、分類された特徴量の全体の傾向を把握すること、特徴量の将来の状態を予測すること、等を含む。学習モデルは、補助記憶装置18へ記憶されており、人工知能部29が機械学習を繰り返すと、学習モデルが訓練される。
人工知能部29が行う機械学習は、教師あり学習、教師なし学習、強化学習の3種類を含んでもよい。人工知能部29は、教師あり学習において、損失関数を用いて処理結果と正解データとの誤差を求め、その誤差に基づいて学習モデルを訓練する。具体的には、誤差が小さくなるように、重み及びバイアス、等を調整する。人工知能部29は、出力データと正解データ(正解ラベル)とを比較することで、学習モデルを訓練する。
本実施形態において、人工知能部29が用いる正解データは、入力データを分類及び識別するために付与されてもよい。正解データは、例えば、入力データに含まれる求職者の職務情報及び勤務条件、求人者の職務情報及び雇用条件、等の情報を、識別及び分類するためのデータを含んでもよい。
教師なし学習は、正解を含まない学習用データを使って学習させる方法であり、学習用データを、特徴量が近似するデータのグループに分類する方法である。本実施形態において、人工知能部29は、推論段階において、入力データとして、求職者情報に含まれる職務情報、勤務条件を処理し、かつ、求人者情報に含まれる職務情報及び雇用条件を処理することにより、各種情報に含まれる項目を分類及び識別する。人工知能部29は、推論段階において、賃金相場及び推奨賃金を算出してもよい。賃金相場及び推奨賃金の意味は、後述する。
強化学習は、入力データを学習モデルで処理して出力データを得ることを繰り返し、出力データに応じて行動すると報酬を最大化できるように、学習モデルを訓練するものである。より具体的に説明すると、人工知能部29の学習段階では、求職者P2と求人者P3との組み合わせにおけるスコアが最大化できるように、求職者P2が出した第1希望条件に含まれる項目を変更する処理、及び求人者P3が出した第2希望条件に含まれる項目を変更する処理を繰り返し、学習モデルを訓練する。このため、人工知能部29が実行する推論段階において、求職者P2と求人者P3との組み合わせにおけるスコアを高め得る提案が、人工知能部29の出力データとして得られる。
人工知能部29は、機械学習を実現する学習モデルとして、ニューラルネットワークを用いることができる。ニューラルネットワークは、入力層、中間層(隠れ層)、出力層を有する。中間層は、入力された情報を出力層で役立つ形にする構成である。また、人工知能部29は、ニューラルネットワーク中間層の実現にあたりディープラーニングを実行できる。ディープラーニングでは、中間層が複数種類の段階(ノード)で多層化されて、情報に含まれる関数(特徴量)に重み付け及びバイアス、が付与される。ディープラーニングは、中間層が着目する関数(特徴量)を自動的に指示するため、学習モデルへ入力される情報及びデータのノイズを低減することができる。
さらに、人工知能部29は、大規模言語モデルの機能により、テキストデータの解析及び分析、プロンプトの生成、プロンプトに対応する推論結果の文章の生成、等を行なってもよい。チャット内容の解析及び分析は、テキストデータを解析及び分析すること、音声データをテキストデータ化して解析及び分析すること、を含む。
大規模言語モデル(LLM:Large language Models)は、自然言語処理(NLP:Natural Language Processing)に特化した生成的人工知能(generative artificial intelligence)の一種である。大規模言語モデルは、膨大な量のテキストデータを深層学習して構築された、高度な自然言語生成(LNG:Natural language generation)を実現する言語モデルである。自然言語処理は、形態素解析、構文解析、意味解析、文脈解析、意図解析等の処理を組み合わせて自然言語を処理し、機械翻訳、文章要約、音声認識等を可能にしている。
なお、言語モデルとは、人間が使用する自然言語のパターンを理解し、単語の出現確立を分析することで、ある単語の次にくる単語を予測するしくみを指す。大規模言語モデルとは、例えば、ChatGPT(Chat Generative Pre-trained Transformer)(登録商標)、PaLM2(登録商標)、LaMDA2(登録商標)等であってよい。なお、これらの大規模言語モデルに入力する指示として用いられる単語及び文章は、プロンプトと称される。
人工知能部29は、生成的人工知能部として機能する場合、テキスト生成、画像生成、動画生成、音声生成を実現できる。テキスト生成は、プロンプト(テキスト形式)、例えば、指示、質問等が入力されると、そのプロンプトの内容・意図を分析して、補助記憶装置18に記憶されている情報及びデータを利用し、プロンプトに対する回答(テキスト形式)を、自動的に生成する機能である。大規模言語モデルを利用するため、自然で高精度な回答が得られる。
画像生成は、入力されるプロンプト(テキスト形式)に対し、補助記憶装置18に記憶されている情報及びデータを利用して、プロンプトのイメージに近いオリジナル画像を、自動的に生成する機能である。画像を生成する人工知能として、例えば、ステーブルディフュージョン、ミッドジャーニー、ダリ・ツー、等が知られている。
動画生成は、入力されるプロンプト(テキスト形式)に対し、補助記憶装置18に記憶されている情報及びデータを利用して、プロンプトのイメージに近いオリジナル動画を、自動的に生成する機能である。動画を生成する人工知能として、例えば、ジェンツーが知られている。音声生成は、入力されるプロンプト(音声またはテキスト形式)に対し、補助記憶装置18に記憶されている情報及びデータを利用して、オリジナルの音声データ(最適な行動、回答、音楽など)を、自動的に生成する機能である。
通信装置20は、適合判定装置11を、無線通信システムまたは有線通信システムのうち、少なくとも何れか一方の通信システムにより、ネットワーク14を介して求職者端末12及び求人者端末13へ接続する装置、機器及び規格を含む。通信装置20を構成するハードウェアは、例えば、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、通信ケーブル、通信アンテナ、通信ポート、等により構成されてもよい。
また、補助記憶装置18は、図2に示すように、プログラム記憶部60、求職者情報記憶部30、求人者情報記憶部31、適合判定情報記憶部32、契約情報記憶部33、退職情報記憶部34、モデル記憶部35、各種情報記憶部36等を含んで実現される。プログラム記憶部60には、プロセッサ16により動作されるアプリケーションが記憶されてもよい。プログラム記憶部60に記憶されるアプリケーションは、非一時的なプログラム、マニュアル、設定ファイル、データを保管するファイル、データ、各種ライブラリ等を含む。
求職者情報記憶部30には、求職者端末12から取得した求職者情報及び登録情報が記憶される。求人者情報記憶部31には、求人者端末13から取得した求人者情報及び登録情報が記憶される。適合判定情報記憶部32には、適合判定管理部25が行った処理の結果が記憶される。契約情報記憶部に33は、契約管理部26が行う提案内容、及び契約管理部26が行う処理の結果が記憶される。
退職情報記憶部34には、退職代行部27が求職者P2から取得した退職代行の依頼、退職代行部27が行う退職処理の内容が記憶される。モデル記憶部35には、学習モデル及び大規模言語モデル等が記憶される。各種情報記憶部36には、各種情報処理部28で処理された結果が記憶されてもよい。また、各種情報記憶部36には、プロセッサ16で行われる各種の処理及び各種の判断に用いられる各種の情報が記憶される。例えば、人工知能部29が強化学習を実行したデータベースが記憶される。
さらに、各種情報記憶部36には、プロセッサ16で行われた各種の処理結果及び各種の判断結果が記憶される。さらに、各種情報記憶部36には、外部コンピュータ61から取得された各種の情報が記憶される。さらに、各種情報記憶部36には、求職者P2の職務情報及び勤務条件、求人者P3の職務情報及び雇用条件が、匿名バンクとして記憶される。
(求職者端末の構成)
求職者端末12は、求職者P2により利用及び操作されるコンピュータである。求職者端末12は、例えば、可搬型コンピュータ、固定型コンピュータを含む。可搬型コンピュータは、スマートフォン、タブレットコンピュータを含む。固定型コンピュータは、デスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、等を含む。
求職者端末12は、ネットワーク14を介して適合判定装置11へ接続されてもよい。求職者端末12は、図3に示されるように、本体(ケーシング)、ROM45、プロセッサ40、主記憶装置41、補助記憶装置42、入力装置43、出力装置44、通信装置46等を備えている。ROM45は、データの読み出し専用のメモリであり、製造時にデータが書き込まれた後は変更されることがない。ROM45は、不揮発性の記憶装置である。
プロセッサ40は、本体の内部に設けられ、かつ、演算装置(演算回路)と制御装置(制御回路)とが統合された中央演算処理装置(CPU(Central Processing Unit))により構成されてもよい。プロセッサ40は、通信バス47を介してROM45、主記憶装置41、補助記憶装置42、入力装置43、出力装置44、通信装置46へ通信可能に接続されている。プロセッサ40は、本体の内部に設けられた他の装置及び回路、本体の外部に設けられた装置及び回路を包括して制御する構成を有する。
プロセッサ40は、非一時的なプログラムを動作させることにより、各種の情報を処理実行する。各種の情報は、情報、テキストデータ、音情報、画像情報、指令、信号等を含んでもよい。プロセッサ40が実行する処理は、演算、判断、比較、制御等を含む。
プロセッサ40が実行する処理は、入力装置43の操作により入力される各種の情報の処理、出力装置44を制御する処理、補助記憶装置42からプログラム及び各種の情報を読み出す処理、適合判定装置11から取得した各種の情報の処理、適合判定装置11へ各種の情報を送信する処理、等を含む。
主記憶装置41は、揮発性の記憶装置であり、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM(Static Random Access Memory)等の半導体メモリにより実現されてもよい。プロセッサ40は、主記憶装置41へ各種の情報を書き込む処理、主記憶装置17から各種の情報を読み出す処理を行なえる。主記憶装置41は、プロセッサ40がプログラム、データ、指示等の処理を実行する場合に、補助記憶装置42から取り出されたプログラム、データ、指示等を保管するワーク領域及びバッファ領域として機能する。
補助記憶装置42は、非一時的な記憶媒体である。補助記憶装置42は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリのうちの何れかにより実現されてもよい。補助記憶装置42には、非一時的なアプリケーション及びプログラムが記憶されている。補助記憶装置42には、例えば、ダウンロードされたメッセージアプリケーションがインストールされている。このメッセージアプリケーションが動作されると、求職者端末12と求人者端末13との間で適合判定装置11を介してメッセージのやり取りが可能となる。つまり、求職者端末12は、メッセージのやり取りを行なうためのチャネルを利用して、適合判定装置11から適合判定サービスを受けることができる。
また、補助記憶装置42には、プロセッサ40により処理される各種の情報が記憶されてもよい。補助記憶装置42に記憶される各種の情報は、プロセッサ40の処理結果、各種データ、入力装置43の操作内容、出力装置44の制御内容、等を含んでもよい。
プロセッサ40は、補助記憶装置42に記憶されている非一時的なプログラムを読み込んで実行することにより各種の処理を実行する構成である。プロセッサ40は、例えば、入力装置43で入力される各種の情報を処理し、通信装置46を介して入力される各種の情報を処理する。また、プロセッサ40は、出力装置44を制御する機能を有する。さらに、プロセッサ40は、処理結果を補助記憶装置42へ記憶する。
入力装置43は、求職者端末12へ各種の情報を入力する場合、求職者端末12で各種の処理を実行させる場合、求職者端末12から適合判定装置11へ各種の情報を送る場合、求職者端末12が適合判定装置11から各種の情報を取得する場合、等において操作される。各種の情報は、情報、データ、指令、信号、等を含んでもよい。
入力装置43は、求職者P2により操作されるデバイスであり、入力装置43は、キーボード43A、マウス43B、マイクロフォン43C、カメラ43D、ディスプレイ43E等のデバイスにより構成されていてもよい。また、ディスプレイ43Eは、例えば、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイにより実現される。
ディスプレイ43Eの画面には、テキストデータ、画像、操作ボタン、操作タブ、等が表示される。ディスプレイ43Eは、モニタと把握してもよい。求職者P2は、入力装置43を操作することにより、各種の情報を求職者端末12へ入力できる。求職者P2は、マイクロフォン43Cを介して、音情報を入力できる。
マイクロフォン43Cは、取得した音情報を電気信号に変換して出力する電子部品である。マイクロフォン43Cは、無線通信または有線通信の何れかのシステムにより、通信バス47へ接続される。カメラ43Dは、無線通信または有線通信の何れかのシステムにより、通信バス47へ接続される。カメラ43Dは、対象物を撮影して映像情報を生成する。映像情報は、動画、静止画、写真等を含む。カメラ43Dで生成された画像は、プロセッサ40で処理され、かつ、補助記憶装置42へ記憶される。
出力装置44は、ディスプレイ43E、音情報出力器44A、プリンタ44B、等のデバイスを含んでもよい。ディスプレイ43Eは、入力装置43のディスプレイ43Eと共通である。音情報出力器44Aは、各種の情報に含まれる電気信号を、音情報に変換して出力する装置である。音情報出力器44Aは、スピーカ、ヘッドフォン、イヤフォン等により実現される。音情報出力器44Aは、無線通信または有線通信により通信バス47へ接続される。プリンタ44Bは、用紙へトナーまたはインクにより情報及びデータを印刷して出力する。
通信装置46は、求職者端末12を、無線通信システムまたは有線通信システムのうち、少なくとも何れか一方の通信システムにより、ネットワーク14へ接続する装置、機器及び規格を含む。求職者端末12をネットワーク14へ接続する装置、機器は、ケーブル、アンテナ、ルータ、通信回路、通信用ポート、通信用コネクタ、通信用ハブ、等を含んでもよい。
(求人者端末の構成)
求人者端末13は、求人者P3により利用及び操作されるコンピュータである。求人者端末13は、例えば、可搬型コンピュータ、固定型コンピュータを含む。可搬型コンピュータは、スマートフォン、タブレットコンピュータを含む。固定型コンピュータは、デスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、等を含む。
求人者端末13は、ネットワーク14を介して適合判定装置11へ接続されてもよい。求人者端末13は、図3に示されるように、本体(ケーシング)、ROM55、プロセッサ50、主記憶装置51、補助記憶装置52、入力装置53、出力装置54、通信装置56等を備えている。ROM55は、データの読み出し専用のメモリであり、製造時にデータが書き込まれた後は変更されることがない。ROM55は、不揮発性の記憶装置である。
プロセッサ50は、本体の内部に設けられ、かつ、演算装置(演算回路)と制御装置(制御回路)とが統合された中央演算処理装置(CPU(Central Processing Unit))により構成されてもよい。プロセッサ50は、通信バス57を介してROM55、主記憶装置51、補助記憶装置52、入力装置53、出力装置54、通信装置56へ通信可能に接続されている。プロセッサ50は、本体の内部に設けられた他の装置及び回路、本体の外部に設けられた装置及び回路を包括して制御する構成を有する。
プロセッサ50は、非一時的なプログラムを動作させることにより、各種の情報を処理実行する。各種の情報は、情報、テキストデータ、音情報、画像情報、指令、信号等を含んでもよい。プロセッサ50が実行する処理は、演算、判断、比較、制御等を含む。
プロセッサ50が実行する処理は、入力装置53の操作により入力される各種の情報の処理、出力装置54を制御する処理、補助記憶装置52からプログラム及び各種の情報を読み出す処理、適合判定装置11から取得した各種の情報の処理、適合判定装置11へ各種の情報を送信する処理、等を含む。
主記憶装置51は、揮発性の記憶装置であり、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM(Static Random Access Memory)等の半導体メモリにより実現されてもよい。プロセッサ50は、主記憶装置51へ各種の情報を書き込む処理、主記憶装置51から各種の情報を読み出す処理を行なえる。主記憶装置51は、プロセッサ50がプログラム、データ、指示等の処理を実行する場合に、補助記憶装置52から取り出されたプログラム、データ、指示等を保管するワーク領域及びバッファ領域として機能する。
補助記憶装置52は、非一時的な記憶媒体である。補助記憶装置52は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリのうちの何れかにより実現されてもよい。補助記憶装置52には、非一時的なアプリケーション及びプログラムが記憶されている。補助記憶装置52には、例えば、ダウンロードされたメッセージアプリケーションがインストールされている。このメッセージアプリケーションが動作されると、求職者端末12と求人者端末13との間で適合判定装置11を介してメッセージのやり取りが可能となる。つまり、求人者端末13は、メッセージのやり取りを行なうためのチャネルを利用して、適合判定装置11から適合判定サービスを受けることができる。
また、補助記憶装置52には、プロセッサ50により処理される各種の情報が記憶されてもよい。補助記憶装置52に記憶される各種の情報は、プロセッサ50の処理結果、各種データ、入力装置53の操作内容、出力装置54の制御内容、等を含んでもよい。
プロセッサ50は、補助記憶装置52に記憶されている非一時的なプログラムを読み込んで実行することにより各種の処理を実行する構成である。プロセッサ50は、例えば、入力装置53で入力される各種の情報を処理し、通信装置56を介して入力される各種の情報を処理する。また、プロセッサ50は、出力装置54を制御する機能を有する。さらに、プロセッサ50は、処理結果を補助記憶装置52へ記憶する。
入力装置53は、求人者端末13へ各種の情報を入力する場合、求人者端末13で各種の処理を実行させる場合、求人者端末13から適合判定装置11へ各種の情報を送る場合、求人者端末13が適合判定装置11から各種の情報を取得する場合、等において操作される。各種の情報は、情報、データ、指令、信号、等を含んでもよい。
入力装置53は、求人者P3により操作されるデバイスであり、入力装置53は、キーボード53A、マウス53B、マイクロフォン53C、カメラ53D、ディスプレイ53E等により構成されてもよい。また、ディスプレイ53Eは、例えば、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイにより実現される。
ディスプレイ53Eの画面には、テキストデータ、画像、操作ボタン、操作タブ、等が表示される。ディスプレイ53Eは、モニタと把握してもよい。求人者P3は、入力装置53を操作することにより、各種の情報を求人者端末13へ入力できる。求人者P3は、マイクロフォン53Cを介して、音情報を入力できる。
マイクロフォン53Cは、取得した音情報を電気信号に変換して出力する電子部品である。マイクロフォン53Cは、無線通信または有線通信の何れかのシステムにより、通信バス57へ接続される。カメラ53Dは、無線通信または有線通信の何れかのシステムにより、通信バス57へ接続される。カメラ53Dは、対象物を撮影して映像情報を生成する。映像情報は、動画、静止画、写真等を含む。カメラ53Dで生成された画像は、プロセッサ50で処理され、かつ、補助記憶装置52へ記憶される。
出力装置54は、ディスプレイ53E、音情報出力器54A、プリンタ54B、等を含んでもよい。ディスプレイ53Eは、入力装置53のディスプレイ53Eと共通である。音情報出力器54Aは、各種の情報に含まれる電気信号を、音情報に変換して出力する装置である。音情報出力器54Aは、スピーカ、ヘッドフォン、イヤフォン等により実現される。音情報出力器54Aは、無線通信または有線通信により通信バス57へ接続される。プリンタ54Bは、用紙へトナーまたはインクにより情報及びデータを印刷して出力する。
通信装置56は、求人者端末13を、無線通信システムまたは有線通信システムのうち、少なくとも何れか一方の通信システムにより、ネットワーク14へ接続する装置、機器及び規格を含む。求人者端末13をネットワーク14へ接続する装置、機器は、ケーブル、アンテナ、ルータ、通信回路、通信用ポート、通信用コネクタ、通信用ハブ、等を含んでもよい。
(適合判定システムで行われる処理例1)
図4及び図5には、適合判定システム10で行われる適合判定方法、具体的には、処理例1が示されている。図4において、求職者は、ステップS10において、求職者端末12へ各種の求職者情報を入力してもよい。求職者P2は、求職者端末12を適合判定装置11へアクセスさせ、求職者端末12から適合判定装置11へ各種の求職者情報を送信してもよい。
各種の求職者情報は、属性情報、職務情報、及び勤務条件を含んでもよい。属性情報は、求職者P2の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、求職者アカウント等の項目を含む。求職者アカウントは、求職者P2を特定する情報であり、求職者ID及びパスワードにより構成される。
職務情報は、求職者P2が希望する職種、求職者P2が取得している資格、求職者P2が職種で経験した業務能力(スキル)及び経験年数、求職者P2が得意な業務、求職者P2が希望する職種で未経験の業務、等の項目を含む。なお、職種、資格、経験した業務、得意な業務、未経験の業務、はそれぞれ複数入力されてもよい。
勤務条件は、求職者P2が希望する職種の就業場所、例えば、勤務先で労働力を提供するにあたり、勤務先に対して希望する条件である。勤務条件は、複数の項目を含み、例えば、勤務先へ労働力を提供可能な勤務時間、勤務先から受ける金銭的な待遇(時給・月給、等)、自宅から勤務先への通勤時間、勤務先の所在地域、等のうち、何れか3項目を含んでもよい。勤務時間は、勤務先の全稼働時間の全部または一部(スポット勤務)、〇時~〇時まで、勤務先の全稼働日の全部または一部(スポット勤務)、等であってもよい。また、求職者P2は、勤務条件に含まれる3項目について、優先順位を付けてもよい。例えば、順位1、順位2、順位3であり、順位を示す数字が小さいほど、優先順位が高い。
なお、求職者端末12が適合判定装置11へアクセスされると、求職者端末12の識別子が適合判定装置へ通知される。求職者端末12の識別子は、求職者端末12をネットワーク14上で特定する固有のものであり、具体的にはIP(Internet Protocol)アドレスである。
また、求職者P2は、ステップS10で求職者端末12を操作することにより、求職者端末12から適合判定装置11へ、適合判定を支援する依頼を送信してもよい。この場合、マッチングの支援を依頼する職種を、求職者P2が指定できる構成でもよい。なお、ステップS10で求職者端末12から適合判定装置11へ求職者情報を送信すると、求職者端末12から適合判定装置11へ、適合判定を支援する依頼が自動的に送信されてもよい。
求人者P3は、ステップS20において、求人者端末13へ各種の求人者情報を入力してもよい。求人者P3は、求人者端末13を操作して適合判定装置11へアクセスさせ、求人者端末13から適合判定装置11へ、各種の求人者情報を送信してもよい。
各種の求人者情報は、属性情報、職務情報、及び雇用条件を含んでもよい。属性情報は、求人者P3の氏名または事業所名、所在地、電話番号、メールアドレス、求人者アカウント等の項目を含む。求人者アカウントは、求人者P3を特定する情報であり、求人者ID及びパスワードにより構成される。
職務情報は、求人を行なう職種、求職者P2に求める必須の資格、求職者P2に求める必須の業務能力(スキル)及び経験年数、求職者P2に求める望ましい業務能力の経験年数及び得意業務、等の項目を含む。なお、職種、資格、必須の業務能力、求職者P2に求める望ましい業務能力、得意業務は、それぞれ複数入力されてもよい。
雇用条件は、求人者P3が人材を採用する場合の条件である。雇用条件は、複数の項目を含み、例えば、人材の勤務時間、許容可能な金銭的待遇(時給・月給、等)、許容可能な通勤時間、勤務先の所在地域、等のうち、何れか3項目を含んでもよい。勤務時間は、勤務先の全稼働時間の全部または一部(スポット勤務)、〇時~〇時まで、勤務先の全稼働日の全部または一部(スポット勤務)、等であってもよい。また、求人者P3は、雇用条件に含まれる3項目について、優先順位を付けてもよい。例えば、順位1、順位2、順位3であり、順位を示す数字が小さいほど、優先順位が高い。
また、求人者端末13が適合判定装置11へアクセスされると、求人者端末13の識別子が適合判定装置11へ通知される。求人者端末13の識別子は、求人者端末13をネットワーク14上で特定する固有のものであり、具体的にはIP(Internet Protocol)アドレスである。
求人者P3は、ステップS20で求人者端末13を操作することにより、求人者端末13から適合判定装置11へ、適合判定を支援する依頼を送信してもよい。なお、ステップS20で求人者端末13から適合判定装置11へ求人者情報を送信すると、求人者端末13から適合判定装置11へ、適合判定を支援する依頼が自動的に送信されてもよい。
適合判定装置11は、ステップS30で求職者端末12から求職者情報を取得し、取得した求職者情報を補助記憶装置18へ記憶してもよい。求職者P2の職務情報及び勤務条件は、求職者P2の求職者アカウントに関連付けて記憶される。適合判定装置11は、ステップS30で取得した求職者情報を処理することにより、履歴書を自動生成してもよい。
適合判定装置11は、ステップS30で求人者端末13から求人者情報を取得し、取得した求人者情報を補助記憶装置18へ記憶してもよい。求人者P3の職務情報及び雇用条件は、求人者P3の求人者アカウントに関連付けて記憶される。
適合判定装置11は、適合判定を支援する依頼を、求職者端末12及び求人者端末13のうち、1以上の端末から取得すると、前提条件を満たすかをステップS31で判断する。前提条件は、何れかの求人者P3と何れかの求職者P2との適合判定(適合判断)を行なう前提を満たしているか否かを判断するための必須要件である。適合判定装置11は、求人者P3が求める必須の資格、求人者P3が求める必須の業務能力(スキル)のうち、何れか1以上の項目を求職者P2が有していない場合、ステップS31でNoと判断し、処理を終了する。
例えば、求人者P3が歯科医院であり、求人者P3が求める必須の資格が歯科衛生士であり、かつ、求人者P3が求める必須の業務能力が歯科診療補助である場合に、求職者p2が必須の資格及び必須の業務能力を全て有していなければ、ステップS31でNoと判断され、図4のルーチンを終了する。
これに対して、適合判定装置11は、求人者P3が求める必須の資格、及び求人者P3が求める必須の業務能力の全てを、求職者P2が有している場合、ステップS31でYesと判断し、ステップS32へ進む。
例えば、求人者P3が歯科医院の経営者であり、求人者P3が求める必須の資格が歯科衛生士であり、かつ、求人者P3が求める必須の業務能力が歯科診療補助である場合に、求職者P2が必須の資格及び必須の業務能力を有していれば、適合判定装置11は、ステップS31でYesと判断する。なお、求人者P3が求める必須の業務能力は、歯科診療補助の他、型取りの業務経験、スケーリング熟練度、位相差顕微鏡の使用経験、等であってもよい。
なお、適合判定装置11は、補助記憶装置18の匿名バンクに記憶されている求職者P2及び求人者P3について、ステップS31の判断を行なってもよい。また、ステップS31の判断時点では、求職者P2の求職者アカウント、求人者P3の求職者アカウントは、特定されず、求人者P3が求める必須の資格、求人者P3が求める必須の業務能力(スキル)の有無のみが、判断される。
適合判定装置11は、前提条件を満たすと判断された求職者P2と求人者P3との組み合わせにおけるスコア(数値)を、ステップS32で算出する。スコアは、適合判定装置11が、後述のステップにおいて、求職者P2が希望する条件と、求人者P3が希望する条件とが適合したか否かを判断するために用いる。適合判定装置11は、勤務条件に含まれる3項目の内容と、雇用条件に含まれる3項目の内容とが一致している項目数に基づいてスコアを算出する第1算出処理を行なってもよい。
また、適合判定装置11は、第1算出処理の他、勤務条件に含まれる3項目の優先順位と、雇用条件に含まれる3項目の優先順位と、が一致している項目数に基づいてスコアを算出する第2算出処理を行なってもよい。
ここで、適合判定装置11が、第1算出処理において、勤務条件に含まれる3項目の内容と、雇用条件に含まれる3項目の内容とが一致している項目数1個につき算出するスコアは、第2算出処理において、勤務条件に含まれる3項目の優先順位と、雇用条件に含まれる3項目の優先順位と、が一致している項目数1個につき算出するスコアより大きくてもよい。
さらに、適合判定装置11は、第1算出処理及び第2算出処理の他、求人者P3から出た望ましい業務能力と、求職者P2から出た得意な業務とが一致している数に基づいてスコアを算出する第3算出処理を実行してもよい。
ここで、適合判定装置11が、第2算出処理において、勤務条件に含まれる3項目の優先順位と、雇用条件に含まれる3項目の優先順位と、が一致している項目数1個につき算出するスコアは、第3算出処理において、求人者P3から出た望ましい業務能力と、求職者P2から出た得意な業務とが一致している数1個に付つき算出するスコアより大きくてもよい。
適合判定装置11は、ステップS32に次ぐステップS33において、“求職者P2が提示する第1希望条件と、求人者P3が提示する第2希望条件とが適合しているか”を判断する。第1希望条件は、職務情報及び勤務条件を含む。第2希望条件は、職務情報及び雇用条件を含む。適合判定装置11は、例えば、求職者P2と求人者P3との組み合わせで算出したスコアが、第1しきい値θ1以上であるかを、ステップS33で判断する。
そして、適合判定装置11が、勤務条件に含まれる3項目の内容と、雇用条件に含まれる3項目の内容とが全て一致している場合に第1算出処理で算出するスコアが、第1しきい値θ1以上であると、ステップS33でYesと判断される。この場合、適合判定装置11は、第2算出処理及び第3算出処理を実行しなくてもよい。なお、第1しきい値θ1は、補助記憶装置18へ予め記憶されている。
適合判定装置11は、ステップS33でYesと判断すると、ステップS34へ進み、適合したと判断した求職者P2及び求人者P3の組み合わせで算出したスコアを、補助記憶装置18へ記憶する。また、適合判定装置11は、適合したと判断した求職者P2及び求人者P3について、適合したと判断した年月日、等の情報を、ステップS34で補助記憶装置18へ記憶する。
さらに、適合判定装置11が、ステップS33で適合したと判断する求職者P2は単数または複数の何れでもよく、かつ、適合したと判断する求人者P3は単数または複数の何れでもよい。また、適合したと判断する求職者P2の人数と、適合したと判断する求人者P3の人数とが、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
さらに、適合判定装置11は、適合したと判断した求職者P2の求職者端末12へ、適合したことをステップS34で通知してもよい。また、適合判定装置11は、適合したと判断した求職者P2と求人者P3との間で試用期間の契約を結ぶように打診する打診情報を、ステップS34で求職者端末12へ送信してもよい。なお、試用期間は、例えば、2か月に設定されてもよい。さらに、適合判定装置11は、適合したと判断した求職者P2の求職者端末12へ、適合した求人者P3の求人者情報を、ステップS34で提供する。
また、適合判定装置11は、適合したと判断した求人者P3の求人者端末13へ、適合したことを、ステップS34で通知してもよい。また、適合判定装置11は、適合したと判断した求人者P3の求人者端末13へ、求職者P2の履歴書を、送信してもよい。さらに、適合判定装置11は、適合したと判断した求職者P2と求人者P3との間で試用期間の契約を結ぶように打診する打診情報を、ステップS34で求人者端末13へ送信してもよい。
求職者端末12は、求職者P2と求人者P3とが適合した通知を、ステップS11で適合判定装置11から取得してもよい。また、求職者端末12は、求職者P2と求人者P3との間で試用期間の契約を結ぶように促す打診情報を、ステップS11で適合判定装置11から取得してもよい。
求人者端末13は、求職者P2と求人者P3とが適合した通知を、ステップS21で適合判定装置11から取得してもよい。また、求人者端末13は、求職者P2と求人者P3との間で試用期間の契約を結ぶように促す打診情報を、ステップS21で適合判定装置11から取得してもよい。さらに、適合判定装置11は、適合したと判断した求人者P3の求人者端末13へ、適合した求職者P2の求職者情報を、ステップS34で提供する。
一方、適合判定装置11が実行するステップS33の判断時、勤務条件に含まれる3項目の内容と、雇用条件に含まれる3項目の内容とが全て異なり、かつ、勤務条件に含まれる3項目の優先順位と、雇用条件に含まれる3項目の優先順位とが全て一致しており、適合判定装置11が第2処理で算出するスコアが、第1しきい値θ1未満であると、ステップS33でNoと判断する。
適合判定装置11は、図4のステップS33でNoと判断すると、図5のステップS35へ進み、ステップS32で算出したスコアが、第2しきい値θ2以上かを判断する。第2しきい値θ2は、補助記憶装置18へ予め記憶されており、第2しきい値θ2は、第1しきい値θ1未満である。
適合判定装置11は、ステップS35でYes判断すると、ステップS36の処理を実行する。適合判定装置11がステップS36で行う処理は、ステップS33でNoと判断された求職者P2及び求人者P3につき、求職者P2が出した職務情報または勤務条件に含まれる項目の内容を変更するか、または、求人者P3が出した職務情報または雇用条件に含まれる項目の内容を変更すれば、スコアが増加して適合したと判定される可能性がある求職者P2及び求人者P3の組み合わせを抽出することである。
なお、適合判定装置11が、ステップS36で抽出する求職者P2及び求人者P3の組み合わせ数は、単数または複数の何れでもよい。また、適合判定装置11が、ステップS36で抽出する求職者P2及び求人者P3の組み合わせは、求職者P2が単数または複数の何れでもよいし、求人者P3が単数または複数の何れでもよい。
そして、適合判定装置11は、ステップS36の実行後、過去にステップS36で抽出された求職者P2へ職務情報または勤務条件に含まれる項目の内容を変更する提案、及びステップS34で抽出された求人者P3へ職務情報または雇用条件に含まれる項目の内容を変更する提案を行なった回数が3回未満であるか、をステップS37で判断してもよい。
さらに、適合判定装置11は、ステップS37でYesと判断すると、ステップS36で抽出された求職者P2へ勤務条件に含まれる項目自体を他の項目に変更する提案、または、項目自体を変えず項目の内容を変更する提案を、ステップS38で実行してもよい。適合判定装置11は、ステップS37でYesと判断すると、ステップS36で抽出された求職者P2へ雇用条件に含まれる項目自体を他の項目に変更する提案、または、項目自体を変えず項目の内容を変更する提案を、ステップS38で実行してもよい。
さらに、適合判定装置11は、補助記憶装置18へ記憶されている変数の値を、“1”インクリメントする処理を、ステップS38で行なう。補助記憶装置18へ記憶されている変数の値は、求職者端末12及び求人者端末13へ項目の内容を変更する提案をそれぞれ行なった回数を意味する。
求職者端末12は、ステップS38で適合判定装置11から提案された事項を、ステップS10で取得し、かつ、取得した事項を出力装置44から出力してもよい。求職者P2は、適合判定装置11から提案された事項を確認し、勤務条件に含まれる項目の内容を変更してよいと判断すれば、その判断に基づき勤務条件に含まれる項目の内容を変更する。求職者端末12は、勤務条件に含まれる項目を変更した求職者情報を、ステップS10で適合判定装置11へ送信してもよい。
求人者端末13は、ステップS38で適合判定装置11から提案された事項を、ステップS20で取得し、かつ、取得した事項を出力装置54から出力してもよい。求人者P3は、適合判定装置11から提案された事項を確認し、雇用条件に含まれる項目の内容を変更してよいと判断すれば、その判断に基づき雇用条件に含まれる項目の内容を変更する。求人者端末13は、職務情報または雇用条件に含まれる項目を変更した求人者情報を、ステップS20で適合判定装置11へ送信してもよい。
適合判定装置11は、ステップS37でNoと判断すると、適合判定装置11は、ステップS36で抽出した求職者P2の職務情報及び勤務条件、求人者P3の職務情報及び雇用条件を、匿名バンクへ登録する処理をステップS39で実行し、図5のルーチンを終了する。また、適合判定装置11は、ステップS35でNoと判断すると、図5のルーチンを終了する。なお、適合判定装置11は、ステップS33の判断において、第3処理で算出したスコアを用いてもよい。
(適合判定システムで行われる処理例2)
図6には、適合判定システム10で行われる適合判定方法、具体的には、処理例2が示されている。適合判定装置11は、ステップS34において、適合したことの通知と併せて、試用期間の契約を結ぶ打診情報を、求職者端末12及び求人者端末13へ送信してもよい。打診情報は、適合した勤務条件及び雇用条件で、所定の試用期間、例えば、1箇月の契約を結ぶことを打診する内容を含む。
求職者端末12は、ステップS11において、適合判定装置11から打診情報を取得してもよい。求職者P2は、試用期間での契約に同意(承認)するか不同意かを判断し、判断結果に応じた操作を求職者端末12で行う。求職者端末12は、試用期間での契約に同意(承認)または不同意の指令を、ステップS11で適合判定装置11へ送信する。
求人者端末13は、ステップS21において、適合判定装置11から打診情報を取得する。求人者P3は、試用期間での契約に同意するか不同意かを判断し、判断結果に応じた操作を求人者端末13で行う。求人者端末13は、試用期間での契約に同意(承認)するか不同意かの指令を、ステップS21で適合判定装置11へ送信する。
適合判定装置11は、ステップS40において、求職者端末12及び求人者端末13の両方から、試用期間の契約に同意するとの通知を取得すると、試用期間の契約が成立したと判断し、試用期間の契約が成立した求職者P2及び求人者P3、契約年月日、契約条件等を補助記憶装置18へ記憶する。適合判定装置11は、求職者端末12または求人者端末13の何れか一方から、試用期間の契約に不同意との指令を取得すると、試用期間の契約は不成立と判断し、試用期間の契約が不成立となった求職者P2及び求人者P3、不成立となった年月日、等の情報を補助記憶装置18へ記憶する。
また、適合判定装置11は、試用期間の契約が成立したこと、または、試用期間の契約が不成立となったことの通知を、ステップS40において、求職者端末12及び求人者端末13へ送信する。
求職者端末12は、ステップS12において、適合判定装置11から、試用期間の契約が成立したこと、または、契約が不成立となったことの通知を取得する。求職者P2は、試用期間の契約が成立した場合、求人者P3から提示された所在地での勤務を開始する。また、求職者P2は、勤務を開始後、第1評価情報を求職者端末12から適合判定装置11へ送信してもよい。
第1評価情報は、提示した勤務条件と、実際の勤務内容とが同じであった点、及び異なっていた点を含んでもよい。第1評価情報は、提示していた経験済み業務と、実際の業務内容とが同じであった点、及び異なっていた点、勤務先での人間関係、やりがいの有無、各種ハラスメントの有無、を含んでもよい。
求人者端末13は、ステップS22において、適合判定装置11から、試用期間の契約が成立したこと、または、契約が不成立となったことの通知を取得する。求人者P3は、試用期間の契約が成立した場合、求職者が所在地での勤務を開始する。また、求人者P3は、求職者P2が勤務を開始後、第2評価情報を求人者端末13から適合判定装置11へ送信してもよい。
第2評価情報は、提示した職務情報に含まれる項目の内容と、求職者P2の実際の業務能力及び経験年数とが同じであった点、及び異なっていた点、求職者P2による遅刻欠勤の有無、求職者P2の勤務態度、等の情報を含んでもよい。
適合判定装置11は、ステップS41において、求職者端末12から第1評価情報を取得し、かつ、求人者端末13から第2評価情報を取得してもよい。適合判定装置11は、第1評価情報及び第2評価情報を、求職者P2の求職者アカウント及び求人者P3の求人者アカウントに関連付けて補助記憶装置18へ記憶する。
さらに、適合判定装置11は、試用期間の契約が成立し、かつ、求職者P2が勤務を開始後、試用期間の契約が終了する期日が近づくと、ステップS41において、求職者端末12及び求人者端末13へ、雇用契約を正式に結ぶことを打診する打診情報を送信してもよい。
求職者端末12は、ステップS13において、適合判定装置11から、雇用契約を正式に結ぶことを打診する打診情報を取得する。求職者P2は、雇用契約を正式に結ぶことに同意するか不同意かを判断し、判断結果をステップS13で求職者端末12から適合判定装置11へ送信する。
一方、求人者端末13は、ステップS23において、適合判定装置11から、雇用契約を正式に結ぶことを打診する打診情報を取得する。求人者P3は、雇用契約を正式に結ぶことに同意するか不同意かを判断し、判断結果をステップS23で求人者端末13から適合判定装置へ送信する。
適合判定装置は、ステップS42において、求職者端末12及び求人者端末13の両方から、雇用契約を正式に結ぶことに同意する指令を取得すると、雇用契約が正式に成立したと判断し、雇用契約が成立した求職者P2及び求人者P3、雇用契約が成立した年月日、契約条件、等を補助記憶装置18へ記憶する。なお、雇用契約が成立した求職者P2及び求人者P3について、個人を特定できない匿名バンクへ、雇用契約が成立した年月日、契約条件、等を記憶してもよい。
求職者端末12及び求人者端末13の何れか1以上の端末から、雇用契約を正式に結ぶことに不同意との指令を取得した場合、雇用契約は不成立と判断し、雇用契約が不成立となった求職者P2及び求人者P3、雇用契約が不成立となった年月日、試用期間、等の情報を、補助記憶装置18へ記憶する。
さらに、適合判定装置11は、求職者P2と求人者P3との間で雇用契約が成立したことの通知、または、雇用契約が不成立となったことの通知を、ステップS42において、求職者端末12及び求人者端末13へ送信してもよい。
そして、求職者端末12は、ステップS14において、適合判定装置11から、雇用契約が成立したこと、または、雇用契約が不成立であったことの通知を取得する。一方、求人者端末13は、ステップS24において、適合判定装置11から、雇用契約が成立したことの通知、または、雇用契約が不成立であったことの通知を取得する。
(適合判定システムで行われる処理例3)
図6には、適合判定システム10で行われる処理例3も示されている。適合判定システム10で行われる処理例3は、求職者P2と求人者P3との間で雇用契約が成立し、かつ、求職者P2が勤務先へ勤務を開始した後に実行される。求職者P2は、勤務先へ勤務を開始後、勤務先から退職する意思決定をした場合、ステップS15で求職者端末12を操作し、適合判定装置11へ退職代行の手続きを依頼してもよい。
適合判定装置11は、ステップS43において、求職者端末12から退職代行の手続き依頼を取得してもよい。すると、適合判定装置11は、求職者P2から退職代行の手続き依頼を取得した通知を、ステップS43で求人者端末13へ送信する。求人者端末13は、適合判定装置11から退職代行の依頼があったことを、ステップS25で適合判定装置から取得してもよい。ステップS43の後、求職者P2及び求人者P3は、適合判定装置11を介して、求職者P2の退職に必要な書類を含む情報のやり取りを行ない、求職者P2は、勤務先から退職する。
適合判定装置11は、補助記憶装置18へ記憶されている求人者データベースのうち、求人者P3が管理する勤務先から退職した求職者P2の履歴を、ステップS42で更新する。また、適合判定装置11は、退職した求職者P2の職務情報及び勤務条件を、補助記憶装置18の匿名バンクに登録する処理を行なってもよい。
(適合判定システムで行われる処理例4)
図7には、適合判定システム10で行われる適合判定方法の処理例4が示されている。適合判定装置11は、ステップS33でYesと判断すると、ステップS50において、賃金相場を算出する。適合判定装置11は、勤務先の地域、勤務先の職種、勤務先の業務の経験年数、補助記憶装置18へ記憶されている各種情報に基づいて、賃金相場を算出する。例えば、求職者P2が希望する勤務先の地域と同一市内にある歯科医院であり、かつ、求職者P2が希望する勤務先の職種と同じ歯科衛生士であり、求職者P2が希望する勤務先の業務の経験年数との差が3年未満である歯科衛生士の賃金相場を、補助記憶装置18へ記憶されている各種情報に基づいて算出してもよい。
適合判定装置11は、ステップS50に次ぐステップS51おいて、賃金相場、第1希望条件及び第2希望条件に基づき推奨賃金を算出する。推奨賃金は、求人者P3が求職者P2を雇用した場合に求人者P3が求職者P2へ支払う賃金である。適合判定装置11は、推奨賃金として、例えば、求職者P2の第1希望条件と略同じであり、かつ、求人者P3の勤務先へ過去に勤務した求職者へ支払った賃金の蓄積データの平均値に基づいて、求人者P3へ支払う推奨賃金を算出してもよい。
そして、適合判定装置11は、推奨賃金を含む打診情報を、求職者端末12及び求人者端末13へステップS34で送信する。求職者端末12は、ステップS11において、推奨賃金を含む打診情報を取得する。求人者端末13は、ステップS21において、推奨賃金を含む打診情報を取得する。求職者P2及び求人者P3は、推奨賃金を確認してから試用期間の契約を結ぶかどうかを、それぞれ判断できる。
(適合判定システムで行われる処理例5)
図7には、適合判定システム10で行われる処理例5も示されている。適合判定装置11は、ステップS34において、推奨賃金を含む打診情報を求職者端末12及び求人者端末13へ送信している。
求職者端末12は、推奨賃金を含む打診情報をステップS11で取得する。求職者P2は、推奨賃金を含む打診情報を確認し、試用期間の契約に同意か不同意かを判断し、判断結果に相当する指令を、ステップS11で求職者端末12から適合判定装置11へ送信する。
求人者端末13は、推奨賃金を含む打診情報をステップS21で取得する。求人者P3は、推奨賃金を含む打診情報を確認し、試用期間の契約に同意か不同意かを判断し、判断結果に相当する指令を、ステップS21で求人者端末13から適合判定装置11へ送信する。
適合判定装置11は、ステップS52において、試用期間の契約に同意か不同意かの指令を、求職者端末12及び求人者端末13から取得する。そして、適合判定装置11は、試用期間の契約に同意であることを求職者端末12または求人者端末13の何れか1以上の端末から取得したかを、ステップS52において判断する。適合判定装置11は、ステップS52でYesと判断すると、ステップS40へ進む。
これに対して、適合判定装置11は、求職者端末12または求人者端末13の何れか1以上の端末から、推奨賃金に同意できないことを理由として、試用期間の契約に不同意との指令を取得していると、ステップS52でNoと判断する。
適合判定装置11は、試用期間の契約に同意または不同意であることの指令を、求職者端末12から取得した結果、及び試用期間の契約に同意または不同意であることの指令を、求人者端末13から取得した結果を、補助記憶装置18へ参考情報として記憶する。参考情報は、求職者P2の出した勤務条件、求人者P3の出した雇用条件、提示した推奨賃金、指令を取得した年月日及び時刻、等を含む。
適合判定装置11は、ステップS52でNoと判断すると、同一の求職者P2及び求人者P3の組み合わせについて、試用期間の契約に不同意との指令を取得することが所定回数、例えば、3回目以下であるかを、ステップS53で判断する。適合判定装置11は、ステップS53でYesと判断すると、賃金、勤務時間、勤務先がある地域のうち、何れか1以上の項目を変更して試用期間の契約を結ぶことを打診する打診情報を、ステップS54で生成する。また、適合判定装置11は、同一の求職者P2及び求人者P3の組み合わせについて、試用期間の契約に不同意との指令を取得した回数を、補助記憶装置18へ記憶する。
適合判定装置11は、ステップS54の後にステップS34へ進み、項目を変更した試用期間の契約を結ぶことを打診する打診情報を、求職者端末12及び求人者端末13へ送信する。適合判定装置11は、ステップS53でNoと判断すると、ステップS39へ進み、求職者P2の職務情報及び勤務条件、求人者P3の職務情報及び雇用条件を、補助記憶装置18の匿名バンクへ記憶する。
(本実施形態の効果)
適合判定装置11では、求職者P2の希望条件と求人者P3の希望条件とが適合した場合の処理を改善することが可能である。また、適合判定装置11は、求職者P2が出した第1希望条件と、求人者P3が出した第2希望条件とが適合していないと判断すると、第1希望条件の変更を求職者端末12へ提案し、かつ、第2希望条件の変更を求人者端末13へ提案する。したがって、第1希望条件と第2希望条件とが適合し易くなる。
さらに、適合判定装置11は、求職者P2と求人者P3との間で試用期間の契約が結ばれた後に正式な雇用契約が結ばれ、その後、雇用契約を解消する退職代行の依頼を求職者端末12から取得すると、雇用契約を解消する退職代行の依頼を求職者端末12から取得したことの通知を、求人者端末13へ通知する。したがって、適合判定装置11は、求職者P2が勤務先へ気を遣わずに退職することの支援を行なえる。
さらに、適合判定装置11は、求職者P2が勤務先へ労働力を提供する場合の必須条件を満たしていると判断すると、第1希望条件と第2希望条件とが適合するか否かを判断する。したがって、適合判定装置11の処理が複雑化することを抑制できる。
さらに、適合判定装置11は、必須条件を満たしていると判断しても、求職者端末から過去に退職代行の依頼を取得した組み合わせの求職者及び求人者であると判断すると、第1希望条件と第2希望条件とが適合するか否かの判断を実行しない。したがって、適合判定装置11の処理が複雑化することを抑制できる。
さらに、適合判定装置11は、求職者端末12から取得した求職者情報に含まれる項目を記載した履歴書を生成し、第1希望条件と第2希望条件とが適合していると判断すると、履歴書を求人者端末13へ送信する。したがって、求職者P2は、履歴書を自分で作成する手間を省ける。また、求人者P3は、統一された形式の履歴書を入手できる。さらに、求人者P3は、試用期間の契約前に履歴書を入手でき、試用期間の契約を行なうか行わないかの判断をし易くなる。なお、図4から図7に示される処理例は、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
(補足説明)
本実施形態において、求職者P2は、過去に労働力を提供した勤務先を評価する評価情報を、図4のステップS10で求職者端末12から適合判定装置11へ送信してもよい。適合判定装置11は、求職者端末12から取得した評価情報を、補助記憶装置18へ記憶してもよい。
本実施形態において、求職者P2は、ステップS10で求職者端末12へ勤務先名を入力し、その勤務先の評価情報を提供する依頼を、適合判定装置11へ送信してもよい。適合判定装置11は、ステップS30で求職者端末12から評価情報を提供する依頼を取得すると、依頼された勤務先の評価情報を、ステップS30で求職者端末12へ送信してもよい。求職者端末12は、ステップS11において、適合判定装置11から評価情報を取得してもよい。
本実施形態において、求職者P2は、歯科助手、歯科技工士であってもよい。求人者P3が求める求職者P2は、歯科助手、歯科技工士であってもよい。求職者P2の業務内容が異なる毎に、職務条件に含まれる項目が異なってもよい。
本実施形態において、適合判定装置11は、ステップS30において、各種の御情報等を求職者端末12及び求人者端末13へ送信してもよい。また、求職者端末12は、適合判定装置11でステップS31-ステップS34が行われていなくても、ステップS10及びステップS11を実行可能である。さらに、求人者端末13は、適合判定装置11でステップS31-ステップS34が行われていなくても、ステップS20及びステップS21を実行可能である。
本実施形態において、適合判定装置11は、ステップS31で前提条件を満たすか否かを判断することに加えて、過去にステップS42で退職代行の依頼を取得した組み合わせの求職者P2及び求人者P3であるか否かを、ステップS31で判断してもよい。そして、適合判定装置11は、過去にステップS42で退職代行の依頼を取得した組み合わせの求職者P2及び求人者P3であると、前提条件を満たしていても、ステップS31でNoと判断してもよい。一方、適合判定装置11は、前提条件を満たし、かつ、過去にステップS42で退職代行の依頼を取得していない組み合わせの求職者P2及び求人者P3であると、ステップS31でYesと判断する。
本実施形態において、“求職者P2及び求人者P3を補助記憶装置18へ記憶する”は、求職者P2の求職者アカウントを求人者P3を補助記憶装置18へ記憶する処理、求人者P3の求人者アカウントを補助記憶装置18へ記憶する処理、を含む。
本実施形態において、“第1希望条件と第2希望条件とが適合”は、“第1希望条件に含まれる項目と、第2希望条件に含まれる項目との一致程度を示すスコアが、予め定められた基準値以上”、“第1希望条件に含まれる項目と、第2希望条件に含まれる項目とが完全に一致”、“第1希望条件に含まれる項目と、第2希望条件に含まれる項目とが部分的に一致”、“第1希望条件に含まれる項目と、第2希望条件に含まれる項目とが、予め定められた割合以上が一致”のうちの何れであってもよい。
上記した“部分的に一致”は、例えば、第1希望条件の項目数と第2条件の項目数とが同一であるか否かに関わりなく、“2項目以上が一致”であってもよい。上記した“予め定められた割合”は、例えば、第1希望条件の項目数と第2条件の項目数とが同一であると、“同一である項目の総数の6割”であってもよい。本実施形態において、所定回数は、複数回、つまり、2回であってもよいし、4回以上であってもよい。
求職者P2が出す勤務条件は、4項目以上を含んでもよい。職場勤務限定、在宅勤務可、正社員(常勤)、パート(非常勤)、嘱託、スポット勤務(限定勤務)、等を含んでもよい。また、求職者P2は、在職者または無職者の何れでもよい。また、求職者P2が出す勤務条件は、他の勤務先との掛け持ち勤務(ダブルワーク)、の項目を含んでもよい。他の勤務先との掛け持ち勤務を勤務条件として出す求職者P2は、他の歯科医院へ勤務している歯科医師(エグゼクティブ)、自分が運営している歯科医院で就労している歯科医師(エグゼクティブ)であってもよい。求職者P2が出す勤務条件は、4項目以上に優先順位が付けられていてもよい。
求人者P3が出す雇用条件は、4項目以上を含んでもよい。職場勤務限定、在宅勤務可、正社員(常勤)、パート(非常勤)、嘱託、スポット勤務、等を含んでもよい。また、求人者P3が出す雇用条件は、他の勤務先との掛け持ち勤務、の項目を含んでもよい。求人者P3が出す勤務条件は、4項目以上に優先順位が付けられていてもよい。
そして、適合判定装置11が実行する図4のステップS33の判断時、勤務条件に含まれる4項目以上の内容と、雇用条件に含まれる4項目以上の内容と、を用いてもよい。
適合判定装置11は、図7のステップS34、ステップS52、ステップS53、ステップS54、ステップS40を実行した後、別の求職者P2及び別の求人者P3の組み合わせについて、図4のステップS32でスコアを算出する場合、補助記憶装置18へ記憶されている参考情報に基づいてスコアを算出してもよい。
例えば、過去の参考情報に含まれる条件と近似する条件でステップS32のスコアを算出する場合、ステップS32で算出するスコアは、相対的に小さく設定される。また、過去の参考情報に含まれる条件と異なる条件でステップS32のスコアを算出する場合、ステップS32で算出するスコアは、相対的に大きく設定される。
適合判定装置11は、図7のステップS34、ステップS52、ステップS53、ステップS54、ステップS40を実行した後、別の求職者P2及び別の求人者P3の組み合わせについて、図4のステップS51で推奨賃金を算出する場合、補助記憶装置18へ記憶されている参考情報に基づいて推奨賃金を算出してもよい。例えば、過去にステップS52Yesと判断された場合に提示された推奨賃金に基づいて、ステップS51の推奨条件を算出する。
本実施形態に開示された技術的意味の一例は、次の通りである。適合判定装置11は、適合判定装置及びコンピュータの一例である。プロセッサ16は、プロセッサの一例である。求職者端末12は、求職者端末の一例である。補助記憶装置18は、記憶装置の一例である。求人者端末13は、求人者端末の一例である。職務情報及び勤務条件は、第1希望条件の一例である。職務情報及び雇用条件は、第2希望条件の一例である。
図4のステップS30は、第1処理の一例である。ステップS32及びステップS33は、第2処理の一例である。ステップS34は、第3処理の一例である。図5のステップS38は、第4処理の一例である。ステップS42は、第5処理及び第6処理の一例である。ステップS31は、第7処理の一例である。ステップS30は、第8処理及び第9処理の一例である。ステップS31は、第10処理の一例である。図7のステップS50は、第11処理の一例であり、ステップS51は、第12処理の一例である。ステップS53及びステップS54は、第13処理の一例である。ステップS39は、第14処理の一例である。ステップS52は、第15処理の一例である。ステップS52は、第16処理の一例である。
適合判定装置11は、単数のコンピュータ、または、複数の分散型コンピュータにより実現されてもよい。適合判定装置11は、サーバ、スーパーコンピュータ、メインフレーム、サーバ、ワークステーション等のうち、1以上のコンピュータにより構成されてもよい。ネットワーク14は、インターネット、ワイドエリアネットワークを含んでもよい。また、勤務先は、事業所、会社、団体、等を含んでもよい。勤務先は、歯科医院に限らず、美容院、飲食店、観光会社、小売店、不動産会社、金融会社、電気工事会社、通信会社、フィットネスジム等、多様な業種及び業務に相当する。
メッセージアプリケーションは、LINE(登録商標)、WhatsApp(登録商標)、WeChat(登録商標)、等であってもよい。このため、求職者端末12及び求人者端末13には、適合判定サービス専用のアプリケーションをインストールせずに済む。
なお、本実施形態で説明した適合判定方法を実現するアプリケーションは、適合判定装置11の補助記憶装置18に記憶されてもよい。そして、求職者端末12でウェブブラウザが動作され、求職者端末12が適合判定装置11へアクセスされると、適合判定装置11でアプリケーションが動作されるウェブアプリケーションでもよい。また、適合判定方法を実現するアプリケーションは、求職者端末12及び求人者端末13へそれぞれインストールされ、かつ、求職者端末12及び求人者端末13でそれぞれ動作するネイティブアプリケーションであってもよい。
本実施形態には、次の特徴的な構成が開示されている。例えば、勤務先へ労働力を提供する求職者が利用する求職者端末、及び勤務先を管理する求人者が利用する求人者端末へ通信可能に接続されたコンピュータに処理を実行させる非一時的なプログラムが記憶された非一時的な記憶媒体であって、前記プログラムは前記コンピュータに、前記求職者が勤務先へ労働力を提供することを想定した場合の第1希望条件を前記求職者端末から取得し、かつ、勤務先が前記求職者から労働力の提供を受けることを想定した場合の第2希望条件を前記求人者端末から取得する第1処理と、前記第1処理より後に前記第1希望条件と前記第2希望条件とが適合しているか否かを判断する第2処理と、前記第2処理で前記第1希望条件と前記第2希望条件とが適合していると判断すると、前記求人者が管理する勤務先へ前記求人者が労働力を実際に提供する試用期間の契約を結ぶことを打診する打診情報を、前記求職者端末及び前記求人者端末へ送信する第3処理と、を実行させる構成の記憶媒体が開示されている。また、プログラムは、プログラム製品として把握することも可能である。
さらに、勤務先へ労働力を提供する求職者が利用する求職者端末、及び勤務先を管理する求人者が利用する求人者端末へ通信可能に接続されたコンピュータが実行する適合判定方法であって、前記コンピュータが、前記求職者が勤務先へ労働力を提供することを想定した場合の第1希望条件を前記求職者端末から取得し、かつ、勤務先が前記求職者から労働力の提供を受けることを想定した場合の第2希望条件を前記求人者端末から取得する第1処理と、前記第1処理より後に前記第1希望条件と前記第2希望条件とが適合しているか否かを判断する第2処理と、前記第2処理で前記第1希望条件と前記第2希望条件とが適合していると判断すると、前記求人者が管理する勤務先へ前記求人者が労働力を実際に提供する試用期間の契約を結ぶことを打診する打診情報を、前記求職者端末及び前記求人者端末へ送信する第3処理と、を実行する、適合判定方法が開示されている。図4-図6において、適合判定装置11が実行する処理が、適合判定方法の一例である。
さらに、勤務先へ労働力を提供する求職者が利用する求職者端末と、勤務先を管理する求人者が利用する求人者端末と、前記求職者端末及び前記求人者端末へ通信可能に接続され、かつ、処理を実行する適合判定装置と、を有する適合判定システムであって、前記適合判定装置は、前記求職者が勤務先へ労働力を提供することを想定した場合の第1希望条件を前記求職者端末から取得し、かつ、前記求人者が出した第2希望条件を前記求人者端末から取得する第1処理と、前記第1処理より後に前記第1希望条件と前記第2希望条件とが適合しているか否かを判断する第2処理と、前記第2処理で前記第1希望条件と前記第2希望条件とが適合していると判断すると、前記求人者が管理する勤務先へ前記求人者が労働力を実際に提供する試用期間の契約を結ぶことを打診する打診情報を、前記求職者端末及び前記求人者端末へ送信する第3処理と、を実行する構成の適合判定システムが開示されている。