JP7842292B1 - 決済サーバ、残高管理方法、およびプログラム - Google Patents

決済サーバ、残高管理方法、およびプログラム

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Abstract

【課題】設定時点から特定の利用者に付与されるまでの間にタイムラグがあるイベントの金額情報を、前払式支払い手段として明確に管理すること。
【解決手段】利用者の端末装置において動作する決済アプリと協働し、利用者によってチャージされたチャージ残高を含むファンドソースを用いて電子決済サービスを提供する決済サーバであって、加盟店によって提供され、利用者の動作によって出金不可なチャージ残高に変換されるギフトコードの設定情報を取得する取得部と、前記設定情報が取得された時点で、残高管理システムにおける前払式支払い手段の一部としてカウントされる残高枠に前記設定情報の示す値を追加する残高管理部と、を備える決済サーバ。
【選択図】図10

Description

本発明は、決済サーバ、残高管理方法、およびプログラムに関する。
従来、電子決済サービスにおいて利用可能な電子化されているギフトカードの獲得者となり得る対象者に利用させるためのコンテンツの情報と、有効化される前のギフトカードの情報とを対応付けて管理し、対象者によるコンテンツの利用態様が予め設定されるギフトカードの獲得条件を満たす場合、ギフトカードを利用可能な状態に有効化し、有効化したギフトカードに対応付けられている金額に相当する特典を対象者に付与するシステムの発明が開示されている(特許文献1)。
特許7564388号公報
従来の技術では、設定時点から特定の利用者に付与されるまでの間にタイムラグがあるイベントに関して、前払式支払い手段としての管理方法が曖昧であった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、設定時点から特定の利用者に付与されるまでの間にタイムラグがあるイベントの金額情報を、前払式支払い手段として明確に管理することが可能な決済サーバ、残高管理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、利用者の端末装置において動作する決済アプリと協働し、利用者によってチャージされたチャージ残高を含むファンドソースを用いて電子決済サービスを提供する決済サーバであって、加盟店によって提供され、利用者の動作によって前記チャージ残高として使用可能なポイントに変換されるギフトコードの設定情報を取得する取得部と、前記設定情報が取得された時点で、残高管理システムにおける前払式支払い手段の一部としてカウントされる残高枠に前記設定情報の示す値を追加する残高管理部と、を備える決済サーバである。
本発明の一態様によれば、設定時点から特定の利用者に付与されるまでの間にタイムラグがあるイベントの金額情報を、前払式支払い手段として明確に管理することができる。
実店舗型電子決済の基本的な態様を示す図である。 決済アプリを利用した電子決済(端末決済)を行うための構成の一例を示す図である。 利用者情報172の内容の一例を示す図である。 加盟店/店舗情報174の内容の一例を示す図である。 ユーザスキャンが行われる際の処理の流れの概要を示す図である。 ストアスキャンが行われる際の処理の流れの概要を示す図である。 決済カードを利用した電子決済(カード決済)を行うための構成の一例を示す図である。 残高管理システム情報176と残高管理部150によって運用される残高管理システムの概要を示す図である。 ギフトコードの仕組みについて説明するための図である。 決済サーバ100により実行されるギフトコードに関する処理の流れの一例を示す図である。 出力部160が出力する情報に基づいて表示可能な画面の一例を示す図である。
[概要]
以下、図面を参照し、本発明に係る決済サーバ、残高管理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。決済アプリと決済サーバおよびクレジットカードサーバは、協働して電子決済サービスを提供する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の電子決済は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、電子決済が利用者と店舗との間で行われてもよい。まずは電子決済サービスの全容について説明し、次いで本発明の特徴的な残高管理方法について説明する。
[実店舗型電子決済の態様]
図1は、実店舗型電子決済の基本的な態様を示す図である。基本的に電子決済は、利用者Uが保持する媒体M、店舗設備E、決済システムSの三者によって実行される。媒体Mは、スマートフォンなどの可搬型コンピュータ装置やクレジットカードなどである。店舗設備Eは、現実空間に存在する物理的な実店舗(以下、単に店舗と称する)に存在するものであり、POS装置、無線通信装置、クレジットカードリーダ、QRコード(登録商標)などのコード画像の印刷物、またはコード画像を表示する表示装置などである。実店舗型電子決済では、まず媒体Mと店舗設備Eの間で、利用者の識別情報を認識可能な情報や決済金額の情報などが一方向または双方向に共有される。この際に、媒体Mまたは店舗設備Eのうち一方が、他方が表示するコード画像から各種の情報を光学的に読み取ったり、NFC(Near Field Communication)によって情報提供が行われたり、PAN(Primary Account Number)がクレジットカードリーダによって読み取られたりする。そして、媒体Mまたは店舗設備Eの一方(他方から情報を取得した側)が、ネットワークNWを介して決済に必要な決済情報を決済システムSに送信する。なお、媒体Mと店舗設備Eの双方が何らかの情報を決済システムSに情報を送信してもよい。決済システムSは、利用者Uの各種情報を管理しており、種々の態様で店舗と利用者Uとの間の電子決済を行う。電子決済は、プリペイド方式と後払い(ポストペイ)のうち一方または双方で、或いは他の手法により行われる。この他、電子決済には、利用者の端末装置と決済システムの二者で実行される、いわゆるネットショッピングの態様も含まれ得る。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。以降に登場する、ネットワークNWを介して通信する各種装置は、ネットワークカードや無線通信モジュールなどの通信装置を有しているものとする。
[構成(端末決済)]
図2は、決済アプリを利用した電子決済(端末決済)を行うための構成の一例を示す図である。この電子決済は、媒体Mの一つである利用者端末装置10において動作する決済アプリ20、店舗設備Eの一つである一以上の店舗決済端末30および一以上の店舗コード画像40、決済システムSの一部を構成する決済サーバ100などを中心として実行される。決済サーバ100は、利用者端末装置10、店舗決済端末30、および一以上の情報端末50とネットワークNWを介して通信する。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、例えば、アプリ配信サーバ(不図示)から利用者端末装置10にインストールされ、利用者端末装置10のカメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。以下の説明において、「利用者端末装置10に情報を送信する(あるいは利用者端末装置10から情報を受信/取得する)」と表記される場合と、「決済アプリ20に情報を送信する(あるいは決済アプリ20から情報を受信/取得する)」と表記される場合が混在し得るが、これらは表現上の相違に過ぎず、何かを区別しようとするものではない。
店舗決済端末30は、例えば、店舗に設置される。店舗決済端末30は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置(あるいはその集合体)である。店舗決済端末30は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置が商品価格取得機能や光学読取機能を有してもよい。
店舗コード画像40は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像40は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンやタブレット端末等の端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
情報端末50は、店舗を統括する加盟店の運営者によって使用される。電子決済サービスにおいて、商品またはサービスの提供者としての顧客は加盟店(ブランド)として扱われ、その傘下に一以上の店舗が存在する。一店舗のみ運営する加盟店が存在してもよい。情報端末50は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。情報端末50は、加盟店向けインターフェース55が動作する。加盟店向けインターフェース55は、加盟店向けアプリであってもよいし、汎用のブラウザによって表示されるウェブページであってもよい。加盟店向けインターフェース55は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。情報端末50は、加盟店向けインターフェース55を実行することで、店舗コード画像40に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有してもよい(後者の場合、光学読取機能が必要である)。
決済サーバ100は、クレジットカードサーバ200とネットワークNWを介して通信する。決済サーバ100は、例えば、コンテンツ提供部110と、情報管理部120と、決済処理部130と、取得部140と、残高管理部150と、出力部160と、記憶部170とを有する。記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable
Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。取得部140、残高管理部150、および出力部160は、決済サーバ100とは別体の残高管理装置として構成されてもよいが、ここでは決済サーバ100の一部であるものとする。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、加盟店/店舗情報174、残高管理システム情報176などの情報が格納される。
コンテンツ提供部110は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。コンテンツ提供部110は、ウェブページの形式でコンテンツを利用者端末装置10に提供したり、決済アプリ20が画像をレンダリングするのに必要なパラメータを利用者端末装置10に提供したりする。
情報管理部120は、利用者情報172や加盟店/店舗情報174の編集、追加、削除などを行い、これらを管理する。
図3は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワード、登録日、チャージ残高、ポイント、電子マネー種別、端末決済方法、カード決済方法、各種履歴情報、本人確認済フラグ、氏名・住所・生年月日、メールアドレス、銀行口座、後払い設定、後払い条件情報などの情報が互いに対応付けられたものである。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する場合がある。図中、「-」で示す項目は、未設定であることを示す。
利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものである。登録日は利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)への入金、登録された銀行口座からの送金などがある。ポイントは、チャージ残高として使用可能な価額である。電子マネーの種別は、例えば、電子マネーが出金可能なものであるか、電子決済にのみ使用可能なものであるかを示す情報である。残高管理のより詳細な内容については後述する。端末決済方法は、端末決済において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか(残高払い)、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。カード決済方法は、カード決済において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか(残高払い)、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。各種履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴であるチャージ履歴、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、加盟店ID、決済金額、決済方法など)を決済ごとに示す決済履歴などを含む。
本人確認済フラグは、利用者が身分証明書を利用して行う本人確認が済んでいるか否かを示す情報である。後払いは本人確認が済んでいる場合に選択可能になり、図中のアカウントIDが「002」である利用者は本人確認が済んでいないため、端末決済方法として残高払いしか選択することができない。銀行口座は、電子決済サービスに入金可能な銀行口座の口座番号である。後払い設定は、後払いを選択可能にするための設定操作が済んでいるか否かを示す情報である。後払い条件情報は、後払いにおける限度額、当月利用額などの各種条件を示す情報である。
図4は、加盟店/店舗情報174の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報174は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと店舗IDが対応付けられた第1テーブル174Aと、加盟店IDに対して加盟店名と売上金(前述)が対応付けられた第2テーブル174Bと、店舗IDに対して店舗名が対応付けられた第3テーブル174Cとを含む。加盟店/店舗情報174には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。
決済処理部130は、電子決済のための各種処理を行う。端末決済には、以下に説明する第1方式(ユーザスキャン)と第2方式(ストアスキャン)の二つの方式がある。
図5は、ユーザスキャンが行われる際の処理の流れの概要を示す図である。まず、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像40を読み取り、デコードする(S1)。店舗コード画像40には、店舗URLの情報が含まれている。決済アプリ20は、店舗URLと利用者のアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDを用いて加盟店/店舗情報174を検索し、加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を決済アプリ20に入力する(S5)。そして、決済アプリ20は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。
決済サーバ100の決済処理部130は、当該利用者の利用者情報172における「端末決済方法」が「残高払い」になっている場合、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7-1)。このとき、決済処理部130は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。一方、「端末決済方法」が「後払い」になっている場合、決済処理部130は、第1決済情報や第2決済情報をクレジットカードサーバ200に送信して電子決済を依頼する(S7-2)。クレジットカードサーバ200は、受信した情報に基づいて利用者の月ごと利用額に決済金額を加算し、締め日の後に利用者の銀行口座から月ごと利用額を差し引くなどして電子決済を行う(S7-3)。
そして、決済処理部130は、コンテンツ提供部110を介して、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像40が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像40には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
図6は、ストアスキャンが行われる際の処理の流れの概要を示す図である。まず、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100の決済処理部130はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を店舗決済端末30に翳し(提示し)、店舗決済端末30は、光学読取機能によってコード画像を読み取ってデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、店舗決済端末30は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。
決済サーバ100の決済処理部130は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、当該利用者の利用者情報172における「端末決済方法」が「残高払い」になっている場合、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S17-1)。このときの処理の内容は図5のS7-1の処理と同様である。一方、「端末決済方法」が「後払い」になっている場合、決済サーバ100は、第1決済情報や第2決済情報をクレジットカードサーバ200に送信して電子決済を依頼する(S17-2)。クレジットカードサーバ200は、受信した情報に基づいて利用者の月ごと利用額に決済金額を加算し、締め日の後に利用者の銀行口座から月ごと利用額を差し引くなどして電子決済を行う(S17-3)。
そして、決済処理部130は、コンテンツ提供部110を介して、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
なお、「後払い」決済をクレジットカードサーバ200の管理で行うのではなく、決済サーバ100の内部で行ってもよい。この場合、決済カード60、クレジットカードサーバ200などの構成は省略されてもよい。
[構成(カード決済)]
図7は、決済カードを利用した電子決済(カード決済)を行うための構成の一例を示す図である。この電子決済は、媒体Mの一つである決済カード60、店舗設備Eの一つであるクレジット処理端末70、決済システムSの一部を構成する決済サーバ100およびクレジットカードサーバ200などを中心として実行される。クレジットカードサーバ200は、クレジット処理端末70とネットワークNWを介して通信する。
クレジット処理端末70は、店舗決済端末30と同様に、店舗に設置される。クレジット処理端末70は、例えば、クレジット決済端末(クレジットカードリーダー)と、POS装置とを含む。クレジット決済端末は、挿入され又は翳されたクレジットカードからPIN(Personal Identification Number)を読み取って、利用者により入力されたPINと照合したり、クレジットカードから読み取ったPAN(Primary Account Number)を、POS装置を介してクレジットカードサーバ200に送信したりする。POS装置は、クレジット決済端末と協働して決済金額等の情報をクレジットカードサーバ200に送信する。クレジット処理端末70とクレジットカードサーバ200との間に、立替払取次業者(acquirer)サーバが介在してもよいが、以下では説明を簡略化するために、立替払取次業者サーバについての記述を省略する。決済カード60は、例えば、一般的に普及しているクレジットカードと同様の態様のものであり、通信チップがカード基材に埋め込まれたものである。通信チップはPINを記憶した記憶媒体を内蔵し、コンタクタ(或いは無線アンテナ)を介して外部装置と通信する。これに代えて、決済カード60は、磁気カードであってもよい。なお、クレジットカードの使用に際して送受信される情報(電文)には、認証のためのオーソリ電文と、決済金額を伝えるための売り上げ電文が存在するが、以下ではこれらを区別した詳細な説明を省略する。
クレジットカードサーバ200は、決済サーバ100とネットワークNWを介して通信する。クレジットカードサーバ200は、例えば、情報管理部210と、クレジットインターフェース220と、決済振分部230と、クレジット決済処理部240と、記憶部270とを有する。記憶部270以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。記憶部270には、カード利用者情報272などの情報が格納される。
情報管理部210は、カード利用者情報272の編集、追加、削除などを行い、これらを管理する。カード利用者情報272は、例えば、利用者に固有の情報(例えばPAN)と、カード決済方法と、当該利用者のアカウントID(決済サーバ100が使用するもの)とが互いに対応付けられた情報である。カード決済方法は、カード決済において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか(残高払い)、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。
クレジットインターフェース220は、クレジット処理端末70から受信した電文に含まれるPANの中のBIN(Bank Identification Number)が自社向けのコードであるか否かを判定し、自社向けのコードである場合はクレジット処理端末70から受信した電文を決済振分部230に渡し、自社向けのコードでない場合は受信した電文を破棄する。
決済振分部230は、クレジットインターフェース220から取得した電文に対応する利用者のカード利用者情報272を参照し、「カード決済方法」が「後払い」に設定されているか否かを判定する。「カード決済方法」が「後払い」に設定されている場合、決済振分部230は、その旨をクレジットインターフェース220に通知すると共に、クレジットインターフェース220から取得した電文をクレジット決済処理部240に渡す。一方、「カード決済方法」が「残高払い」に設定されている場合、決済振分部230は、クレジットインターフェース220から取得した電文に当該利用者のアカウントIDを追加して決済サーバ100に送信し、電子決済を依頼する。電子決済を依頼された決済サーバ100は、図5のS7-1、図6のS17-1と同様の処理を行う。
クレジットインターフェース220は、PANや有効期限を確認し、決済金額の累計が当月の上限を超えていないかどうかなどを確認する。クレジット決済処理部240は、決済振分部230から取得した電文に含まれる情報に基づいて利用者の月ごと利用額に決済金額を加算し、締め日の後に利用者の銀行口座から月ごと利用額を差し引くなどして電子決済を行う。
[残高管理]
以下、取得部140、残高管理部150、出力部160の処理について説明する。前述したように、決済サーバ100は、利用者端末装置10において動作する決済アプリ20と協働し、利用者によってチャージされたチャージ残高を含むファンドソースを用いて電子決済サービスを提供するものである。
図8は、残高管理システム情報176と残高管理部150によって運用される残高管理システムの概要を示す図である。図中、残高管理システムの枠外にあるファインドソースは、チャージが行われたことを示す情報である。その他入金は、利用者間送金や加盟店からの返金、その他の種別で利用者に入金されることを示す情報である。残高管理部150は、これらの入金に係る金額を入金先の利用者のアカウントIDに対応付けて入金一時プールに格納し、次いで、入金によって当該利用者のチャージ残高の上限値を超えないことの確認などを経て入金一時プールから利用者ごと残高枠に金額を移動させる。利用者ごと残高枠には、図3に沿って説明したように第1種別残高枠と第2種別残高枠が存在し、第1種別残高枠は出金不可、第2種別残高枠は出金可のチャージ残高の枠である。第1種別残高枠は前払式支払い手段の一例である。残高管理システムには、残高集計機能がある。残高集計機能は、入金一時プールから利用者ごと残高枠への金額移動トランザクション(命令文)、およびギフトコードからシステム枠への金額移動トランザクションを監視して後述する総額の内訳を計算する。
次に、ギフトコードについて説明する。図9は、ギフトコードの仕組みについて説明するための図である。ギフトコードは加盟店によって提供され、利用者の動作によって、出金不可のチャージ残高(つまり前払式支払い手段)、またはチャージ残高として使用可能なポイントに変換されるものである。どちらに変換されるかはギフトコードの設定に依存する。なお、ポイントに変換されるギフトコードに関しては説明を省略する。ギフトコードは、例えば商品に付与されたコード画像CDを、購入者である利用者が自身の利用者端末装置10の決済アプリ20で読み込むことで有効化される。決済アプリ20は、利用者の動作によって起動する光学的読込手段(カメラ機能ないしスキャン機能)によって、コード画像にエンコードされた情報が読み込まれた場合、エンコードされた情報(以下、エンコード情報)を含む通知情報を決済サーバ100に通知(送信)する。図8に示すように、決済サーバ100の残高管理部150は、システム枠から入金一時プールに、エンコード情報から把握される金額を移動させ、次いで利用者ごと残高枠の第1種別残高枠に金額を移動させる。これによって利用者に出金不可のチャージ残高が付与される。
ここで、ギフトコードとして発行される金額のうち、出金不可のチャージ残高に変換されるギフトコードに対応する金額は、前払式支払い手段の一部としてカウントされる必要がある。この金額は電子決済サービスの運営者が利用者に対して追っている債務の一種と考えられ、行政庁に対する報告義務があり、その一部を保証金として預ける必要もあるからである。しかしながら、ギフトコードが有効化されるのは利用者が決済アプリ20でコード画像CDを読み取った時点である。このタイムラグから生じる問題を解決するために、本発明の決済サーバ100は以下の処理を行う。なお従来は有効期限までの期間が所定期間以内のギフトコードは対象外として運用されていたが、以下の仕組みによって前払式支払い手段として明確に管理することができる。
図10は、決済サーバ100により実行されるギフトコードに関する処理の流れの一例を示す図である。まず、取得部140は、ギフトコードの設定情報を取得する(S100)。設定情報とは、例えば、加盟店が支出する予定の総額、有効期限の情報、出金不可のチャージ残高とポイントのどちらに変換されるか、および一回あたりの金額などである。残高管理部150は、設定情報を参照し、出金不可のチャージ残高に変換されるギフトコードであるか否かを判定する(S102)。出金不可のチャージ残高に変換されるギフトコードである場合、残高管理部150は、システム枠に設定情報の示す値(総額)を追加する(S104)。システム枠は、利用者に依存しない残高枠、つまり利用者ごと残高枠に対応付けられておらず、どの利用者にも関連しない残高枠であり、残高管理システムにおける前払式支払い手段の一部としてカウントされる残高枠である。このとき、残高管理システムの残高集計機能は、システム枠に総額が追加される際のトランザクションに基づいて、「低額前払」に総額をカウント(追加)する。
その後、残高管理部150は、出金不可のチャージ残高に変換されるギフトコードに関連する通知情報を取得したか否かを判定する(S110)。例えば、通知情報には、前述した設定情報との対応関係を示す情報が含まれる。通知情報を取得した場合、残高管理部150は、利用者情報172を参照し、通知情報に係る利用者は本人確認済であるか否かを判定する(S112)。なお、通知情報は決済アプリ20から発信されるものであるため、利用者を特定することは当然に可能である。本人確認済である場合、残高管理部150は、ギフトコードに相当する額(一回あたりのポイント額)をシステム枠から、「高額前払」として(「高額前払」として認識されるフラグと共に)利用者ごと残高枠の第1種別残高枠に移動させる。このとき、残高管理システムの残高集計機能は、金額移動のトランザクションに基づいて、「低額前払」から「高額前払」に、該当する金額を移動させる。詳しくは、後述する。
S112において通知情報に係る利用者は本人確認済でないと判定した場合、残高管理部150は、ギフトコードに相当する額(一回あたりのポイント額)をシステム枠から、利用者ごと残高枠の第1種別残高枠に移動させる。
S114~S116のいずれかの処理を行った後、残高管理部150は、ギフトコードイベントの終了条件(例えば有効期限の到来)が満たされたか否かを判定する(S118)。ギフトコードイベントの終了条件が満たされていない場合はS110に処理が戻され、ギフトコードイベントの終了条件が満たされた場合は本フローチャートの処理が終了する。このとき、システム枠に当該ギフトコードイベントに係る額が残っている場合、残高管理部150は、システム枠に残った金額を破棄枠に移動させる。
このような処理を経て、前払式支払い手段の集計情報を出力することができる。出力部160は、例えば、決済サーバ100に接続された情報機器に、前払式支払い手段の一部としてカウントされるシステム枠の総額を、前払式支払い手段の総額の内訳として示す情報を出力する。図11は、出力部160が出力する情報に基づいて表示可能な画面の一例を示す図である。発行額とは前払式支払手段の発生額の総額であり、ギフトコードのうち出金不可のチャージ金額に変換されるものの総額を含む。回収額は前払式支払手段を使用した金額であり、ギフトカードからユーザーの残高にチャージされた場合は前払式支払手段としては管理の方法が変わっただけで総額には影響ないので発行も回収も認識しない。
低額前払は本人確認が済んでいないユーザーの前払残高のことで、ギフトカードの残高もここに含まれる。図中、(1)の状態から500万円分のギフトコード(出金不可のチャージ金額に変換されるもの)が発行されると、(2)の状態に変化する。そして、ある利用者によって500円分のギフトコードがチャージ金額に変換されると、(3)の状態に変化する。
以上説明した実施形態によれば、設定時点から特定の利用者に付与されるまでの間にタイムラグがあるイベントの金額情報を、前払式支払い手段として明確に管理することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
E 店舗設備
M 媒体
S 決済システム
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
30 店舗決済端末
40 店舗コード画像
60 決済カード
70 クレジット処理端末
100 決済サーバ
130 決済処理部
140 取得部
150 残高管理部
160 出力部
176 残高管理システム情報
200 クレジットカードサーバ

Claims (5)

  1. 利用者の端末装置において動作する決済アプリと協働し、利用者によってチャージされたチャージ残高を含むファンドソースを用いて電子決済サービスを提供する決済サーバであって、
    加盟店によって提供され、利用者の動作によって出金不可なチャージ残高に変換されるギフトコードの設定情報であって、前記出金不可のチャージ残高に変換される分の総額と利用者に付与される一回あたりの金額とを含むギフトコードの設定情報記憶部から取得する取得部と、
    前記設定情報が取得された時点で、残高管理システムにおける前払式支払い手段の一部としてカウントされる残高枠であって、利用者に依存しないシステム枠である残高枠前記設定情報から得られる前記出金不可のチャージ残高に変換される分の総額を追加する残高管理部と、
    を備える決済サーバ。
  2. 前記決済アプリは、利用者の動作によって起動する光学的読込手段によって、前記ギフトコードを有効化するためのコード画像にエンコードされた情報が読み込まれた場合、前記エンコードされた情報を前記決済サーバに通知し、
    前記残高管理部は、前記通知に応じて前記ギフトコードに対応する前記一回あたりの金額を前記出金不可なチャージ残高に変換
    前記エンコードされた情報は、前記ギフトコードの設定情報との対応関係を示す情報を含む、
    請求項1記載の決済サーバ。
  3. 前記前払式支払い手段の一部としてカウントされる残高枠の総額を、前記前払式支払い手段の総額の内訳として示す情報を出力する出力部を更に備える、
    請求項1記載の決済サーバ。
  4. 利用者の端末装置において動作する決済アプリと協働し、利用者によってチャージされたチャージ残高を含むファンドソースを用いて電子決済サービスを提供する決済サーバが、
    加盟店によって提供され、利用者の動作によって出金不可なチャージ残高に変換されるギフトコードの設定情報であって、前記出金不可のチャージ残高に変換される分の総額と利用者に付与される一回あたりの金額とを含むギフトコードの設定情報記憶部から取得する処理と、
    前記設定情報が取得された時点で、残高管理システムにおける前払式支払い手段の一部としてカウントされる残高枠であって、利用者に依存しないシステム枠である残高枠前記設定情報から得られる前記出金不可のチャージ残高に変換される分の総額を追加する処理と、
    を実行する残高管理方法。
  5. 利用者の端末装置において動作する決済アプリと協働し、利用者によってチャージされたチャージ残高を含むファンドソースを用いて電子決済サービスを提供する決済サーバのプロセッサに、
    加盟店によって提供され、利用者の動作によって出金不可なチャージ残高に変換されるギフトコードの設定情報であって、前記出金不可のチャージ残高に変換される分の総額と利用者に付与される一回あたりの金額とを含むギフトコードの設定情報記憶部から取得する処理と、
    前記設定情報が取得された時点で、残高管理システムにおける前払式支払い手段の一部としてカウントされる残高枠であって、利用者に依存しないシステム枠である残高枠前記設定情報から得られる前記出金不可のチャージ残高に変換される分の総額を追加する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
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