JP7841930B2 - 医用画像処理装置、医用画像処理装置の動作方法及びプログラム - Google Patents

医用画像処理装置、医用画像処理装置の動作方法及びプログラム

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Description

本発明は医用画像処理装置、医用画像処理装置の動作方法及びプログラムに関する。
造影剤を用いる血管造影とX線CTとを組み合わせたダイナミック造影CTと呼ばれる撮影手法が知られている。例えば、肝臓のダイナミック造影CTでは、造影剤を注入しながら造影時相が異なる複数回の撮影を実施してCT画像を取得し、CT画像について病変の濃染具合の変換を観察する。なお、CTはComputed Tomographyの省略語である。
特許文献1は、造影画像か非造影画像かを自動的に判別する画像判別装置が記載される。同文献に記載の装置は、取得した画像データから造影剤の影響が出ない第1部位の領域を検出し、第1部位に対して規定の相対位置関係にあり、造影剤の影響が出る第2部位の領域を特定し、第2領域のCT値が規定値以上高いか否かに応じて、画像データが造影撮影されたものであるか否かを判別する。
非特許文献1は、肝腫瘍の病変分類に適用される深層学習モデルが記載される。同文献に記載の深層学習モデルは、非造影、動脈相及び平衡相のそれぞれの造影時相が既知の画像から腫瘍領域が切り取られた画像を入力画像とし、古典的肝細胞癌、肝細胞癌以外の悪性腫瘍、良性腫瘍、血管腫及び嚢胞の5病変の分類を出力する。なお、良性腫瘍には、良性であるか悪性であるかの区別がつかない画像が含まれる。
特開2011-136030号公報
Yasaka K, Akai H, Abe O, Kiryu S. Deep Learning with Convolutional Neural Network for Differentiation of Liver Masses at Dynamic Contrast-enhanced CT: A Preliminary Study. Radiology. 2018 Mar;286(3):887-896. doi: 10.1148/radiol.2017170706. Epub 2017 Oct 23. PMID: 29059036.
しかしながら、造影剤の注入開始からの経過時間が同一の時刻において撮影をして取得した画像であっても、被験者の体格及び被験者の身体状態等に応じて造影状態が相違し得る。そうすると、メタデータに含まれる造影剤の注入開始時刻の情報を用いて造影時相を決定し、性状分析を実施する場合、造影時相のばらつきに起因する性状分析の性能低下が生じ得る。
また、メタデータに造影剤の注入開始時刻の情報が含まれていない場合は、造影時相を決定できないまま性状分析が実施されてしまう。
特許文献1に記載のシステムは、取得した画像データが造影撮影されたものであるかを判定しており、撮影された画像の造影時相の判別は困難である。
非特許文献1に記載の手法では、造影時相は既知とされている。また、被験者の体格等が影響する造影時相のばらつき及び造影時相の特定に関する情報が存在しない場合に対応することができない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、造影状態を用いる医用画像の性状分析において安定した性能が実現される、医用画像処理装置、医用画像処理装置の動作方法及びプログラムの提供を目的とする。
第1態様に係る医用画像処理装置は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサに実行させるプログラムが記憶される1つ以上のメモリと、を備え、1つ以上のプロセッサは、プログラムの命令を実行して、造影撮影を実施して生成される医用画像を取得し、医用画像の解析に基づき医用画像の造影状態を推定し、医用画像の造影状態を表す造影状態情報を用いて、医用画像に含まれる関心領域の性状分析を実施する医用画像処理装置である。
第1態様に係る医用画像処理装置によれば、造影撮影を実施して生成される医用画像を画像解析して造影状態が推定され、推定された造影状態を用いて医用画像に含まれる関心領域の性状分析が実施される。これにより、造影状態のばらつきに起因する性状分析の性能低下が抑制され、造影状態を用いる医用画像の性状分析において安定した性能を実現し得る。また、医用画像が造影状態を特定する情報を保持していない場合であっても、造影状態を用いる医用画像の性状分析を実施し得る。
造影状態の推定の例として、造影時相の推定が挙げられる。造影状態には非造影が含まれ得る。
第2態様は、第1態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、造影状態情報を用いて医用画像を選別する。
かかる態様によれば、性状分析に適した造影状態に対応する医用画像を選別し得る。
第3態様は、第2態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、性状分析に適合する造影状態情報を有する医用画像を選別する。
かかる態様によれば、性状分析に適合していない医用画像の性状分析への適用が抑制される。これにより、性状分析の性能が安定し得る。
第4態様は、第2態様又は第3態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、性状分析における入力画像に対する限定に応じて、医用画像を選別する。
かかる態様によれば、性状分析における入力画像の限定に対応する性状分析への入力画像を選別し得る。
第5態様は、第2態様から第4態様のいずれか一態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、予め規定される2種類以上の造影状態のそれぞれに対応する造影状態情報ごとの医用画像を選別する。
かかる態様によれば、性状分析に適合する造影状態が限定される場合であっても、性状分析に適合する造影状態に対応する医用画像を選別し得る。
第6態様は、第2態様から第5態様のいずれか一態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、非造影を除く造影状態に対応する造影状態情報を有する医用画像を選別する。
かかる態様によれば、非造影に適合していない性状分析が適用される場合であっても、性状分析に適合する造影状態に対応する医用画像を選別し得る。
第7態様は、第1態様から第6態様のいずれか一態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、取得した医用画像から関心領域を抽出し、関心領域の性状分析を実施する。
かかる態様によれば、関心領域が未抽出の医用画像を取得した場合であっても、関心領域に対する性状分析を実施し得る。
第8態様は、第1態様から第7態様のいずれか一態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、学習済み学習モデルを用いて、取得した医用画像の造影状態を推定する。
かかる態様によれば、造影状態推定の精度の向上が見込まれる。
学習済み学習モデルの例として、ニューラルネットワーク等の深層学習モデルが挙げられる。
第9態様は、第1態様から第8態様のいずれか一態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、学習済み学習モデルを用いて、取得した医用画像に含まれる関心領域の性状分析を実施する。
かかる態様によれば、性状分析の精度が向上し得る。
第10態様は、第9態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、学習済み学習モデルを用いて、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域のそれぞれから特徴量を抽出し、造影状態ごとの関心領域の特徴量が連結された特徴データに基づき、医用画像に含まれる関心領域の性状分析を実施する。
かかる態様によれば、複数の造影状態における医用画像に含まれる関心領域の特徴が考慮された性状分析を実施し得る。
第11態様は、第10態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、学習済み学習モデルとして、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域のそれぞれから特徴量を抽出する特徴抽出モデルを用いて、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域のそれぞれから特徴量を抽出し、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域の特徴量を連結し、学習済み学習モデルとして、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域の特徴量が連結された特徴データを分類する分類モデルを用いて、医用画像に含まれる関心領域の性状分析を実施する。
かかる態様によれば、処理ごとに個別の学習済み学習モデルを用いて、特徴量の抽出及び性状分析を実施し得る。
第12態様は、第11態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域の特徴量のうち一部を平均する。
かかる態様によれば、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域の特徴量を連結する際の処理負荷が低減される。
第13態様は、第12態様の医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、学習済み学習モデルとして、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域特徴量の重み付き平均を算出する際に用いられる重みを算出する重み算出モデルを用いて、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域の特徴量のそれぞれについて、重み算出する。
かかる態様によれば、性状分析における造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域の寄与を推定し得る。
第14態様は、第10態様又は第11態様において医用画像処理装置において、1つ以上のプロセッサは、造影状態ごとの医用画像に含まれる関心領域の一部が欠落する場合に、欠落する造影状態の医用画像に含まれる関心領域に代わり、欠落する造影状態の医用画像に含まれる関心領域と特徴量が類似する造影状態の医用画像に含まれる関心領域が用いられる。
かかる態様によれば、一部の造影状態における関心領域が欠落する場合であっても、造影状態に基づく医用画像に含まれる関心領域の性状分析を実施し得る。
第15態様に係る医用画像処理装置の動作方法は、コンピュータが適用される医用画像処理装置の動作方法であって、医用画像処理装置が、造影撮影を実施して生成される医用画像を取得する工程、医用画像の解析に基づき医用画像の造影状態を推定する工程、医用画像の造影状態を表す造影状態情報を用いて、医用画像に含まれる関心領域の性状分析を実施する工程を実行する医用画像処理装置の動作方法である。
第15態様に係る医用画像処理装置の動作方法によれば、本開示に係る医用画像処理装置と同様の作用効果を得ることが可能である。他の態様に係る医用画像処理装置の構成要件は、他の態様に係る医用画像処理装置の動作方法の構成要件へ適用し得る。
第16態様に係るプログラムは、コンピュータに、造影撮影を実施して生成される医用画像を取得する機能、医用画像の解析に基づき医用画像の造影状態を推定する機能、及び医用画像の造影状態を表す造影状態情報を用いて、医用画像に含まれる関心領域の性状分析を実施する機能を実現させるプログラムである。
第16態様に係るプログラムによれば、本開示に係る医用画像処理装置と同様の作用効果を得ることが可能である。他の態様に係る医用画像処理装置の構成要件は、他の態様に係るプログラムの構成要件へ適用し得る。
本発明によれば、造影撮影を実施して生成される医用画像を画像解析して造影状態が推定され、推定された造影状態を用いて医用画像に含まれる関心領域の性状分析が実施される。これにより、造影状態のばらつきに起因する性状分析の性能低下が抑制され、造影状態を用いる医用画像の性状分析において安定した性能を実現し得る。また、医用画像が造影状態を特定する情報を保持していない場合であっても、造影状態を用いる医用画像の性状分析を実施し得る。
図1はダイナミック造影CTの説明図である。 図2は造影時相とCT値との関係を示すグラフである。 図3は第1実施形態に係る性状分析装置に適用される処理の概要を示す概念図である。 図4は第1実施形態に係る性状分析装置の処理機能の概要を示す機能ブロック図である。 図5は第1実施形態に係る性状分析装置のハードウェア構成の例を概略的に示すブロック図である。 図6は第1実施形態に係る性状分析方法の手順を示すフローチャートである。 図7は第2実施形態に係る性状分析装置に適用される処理の概要を示す概念図である。 図8は第2実施形態に係る性状分析装置の処理機能の概要を示す機能ブロック図である。 図9は第2実施形態に係る性状分析装置のハードウェア構成の例を概略的に示すブロック図である。 図10は第2実施形態に係る性状分析方法の手順を示すフローチャートである。 図11は選別処理の具体例を示す概念図である。 図12は造影時相推定の一例を示す概念図である。 図13は性状分析処理の具体例を示す概念図である。 図14は図13に示す性状分析処理の変形例を示す概念図である。 図15は一部の造影時相におけるCT画像が欠落している場合の性状分析処理の具体例を示す概念図である。 図16は性状分析処理の他の具体例を示す概念図である。 図17は性状分析装置が用いられる医療情報システムの構成例を示すブロック図である。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について詳説する。本明細書では、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
[ダイナミック造影CTについて]
図1はダイナミック造影CTの説明図である。図1には、ダイナミック造影CTを適用して撮影された造影時相ごとのCT画像を模式的に図示する。ダイナミック造影CTは、ヨード造影剤等の造影剤を腕の静脈へ注入した後に、同じ部位を複数回にわたり繰り返し撮影し、CT画像の経時的変化を観察する手法である。
すなわち、ダイナミック造影CTは、臓器の血行動態を意識したタイミングにおいて、複数回の臓器の撮影を行う撮影方法である。撮影タイミングは臓器に応じて決められる。例えば、肝臓の撮影では、肝臓の血行動態を意識したタイミングにおいて撮影が実施される。なお、ダイナミック造影CTにおいて、造影剤の注入開始前に撮影が実施され、単純CTと同様の非造影のCT画像を取得してもよい。
図1には、非造影のCT画像I1、動脈相のCT画像I2、門脈相のCT画像I3及び平衡相のCT画像I4を例示する。図1には、各造影時相における複数のスライス画像が含まれるスライス画像群の任意の1枚のスライス画像をCT画像として図示する。
図1に図示する横軸は造影剤の注入開始時刻を0秒とする時間軸であり、時間軸の単位は秒である。図1には、造影剤の注入から約35秒後に撮影された動脈相のCT画像I2、造影剤の注入から約80秒後に撮影された門脈相のCT画像I3及び造影剤の注入から約150秒後に撮影された平衡相のCT画像I4を図示する。
CT画像における腫瘍は、造影時相の違いに起因してどのように見えるかが異なる。そうすると、性状分析には正確な造影時相の情報が必要となる。図1に示す例では、動脈相のCT画像I2において濃染があり、早期濃染という性状分析の分析結果が得られ得る。
ここで、本明細書における画像という用語は、画像自体の意味だけでなく、画像を表す信号である画像データの意味を含み得る。また、注入開始時刻という用語は、注入開始タイミングと読み替えてもよい。
図2は造影時相とCT値との関係を示すグラフである。図2に示すグラフの横軸は時間軸であり、時間軸の単位は秒である。また、同図に示す縦軸はCT値軸である。曲線1は動脈におけるCT値の経時的な変化を示す。曲線2は門脈におけるCT値の経時的な変化を示す。曲線3は肝臓におけるCT値の経時的な変化を示す。
造影時相とは、造影剤の注入から特定の時間が経過した状態である。肝臓のダイナミック造影CTでは、動脈相、門脈相及び平衡相が規定される。例えば、動脈相は造影剤が動脈相へ多く流れている状態を示す。
静脈へ注入された造影剤は、注入開始を基準として30秒から40秒が経過した後に腹部の動脈へ達する。図2に示す期間t1は動脈相に対応する。また、静脈へ注入された造影剤は、注入開始を基準とし60秒から80秒が経過した後に門脈へ達する。図2に示す期間t2は門脈相に対応する。更に、静脈へ注入された造影剤は、注入開始を基準とし150秒から200秒が経過した後に血管内と細胞外液中との造影濃度が平衡状態となる。この状態が平衡相である。図2に示す期間t3は平衡相に対応する。
図2には、肝臓の造影時相を例示したが、腎臓の造影時相の例として、皮髄相、実質相及び排泄相などが挙げられる。肝臓と同様に、腎臓についても造影時相と造影剤の注入開始時刻からの経過時間の関係が規定される。
[性状分析の課題]
ダイナミック造影CTを適用して撮影されたCT画像の性状分析は、造影時相の正確な情報が必要であるが、造影時相の特定にはメタデータの欠損及び被験者の体格差等といった課題が存在する。
メタデータの欠損とは、メタデータにおける造影剤の注入開始時刻の情報の欠損である。メタデータにおいて造影剤の注入開始時刻の情報が欠落又は破損している場合、造影剤の注入開始時刻からの経過時間を特定することが困難であり、結果として造影時相の正確な特定が困難になる。
また、被験者の体格差とは、被験者ごとの体格及び心拍数等の違いに起因して、造影剤の広がりが異なり、造影剤の注入開始時刻が分かっていても、造影剤の注入開始時刻からの経過時間に基づく造影時相を正確に特定できないことを意味する。
例えば、単位時間あたりに送り出される血液の体積を表す心拍出量など、単位時間あたりの血液の循環量が多くなるほど、撮影対象への造影剤の到達時間が早く、最大CT値は下がり、最大CT値への到達時間も早くなる。
しかし、単位時間あたりの血液の循環量を事前に把握することは難しく、検査の際に被験者の緊張等に起因して、安静の際と比較して単位時間あたりの血液の循環量が増加する可能性がある。このようにして、単位時間あたりの血液の循環量がばらつくと、造影剤の移動時間にもばらつき生じ得る。
以下に、メタデータにおける造影剤の注入開始時刻の情報に依存せず、被験者の体格等に起因する造影剤の移動時間のばらつきの影響が抑制される造影時相の正確な情報を取得し、造影時相の情報を用いる性状分析を実施する性状分析装置について説明する。
[第1実施形態に係る性状分析装置]
図3は第1実施形態に係る性状分析装置に適用される処理の概要を示す概念図である。同図に示す性状分析装置に適用される処理では、CT画像取得処理P1において、ダイナミック造影CTを適用して撮影して生成される3次元CTデータを取得する。
図3には、CT画像取得処理P1において取得される3次元のCTデータを、2次元のCT画像IINとして模式的に図示する。以下、CT画像IINという用語は、3次元のCTデータと読み替えが可能である。
CT画像取得処理P1では、造影時相が特定されていないCT画像IINが取得される。CT画像取得処理P1では、医用画像が記憶される記憶装置からCT画像IINが取得される。
図3には、図1に示す造影剤の注入開始前、造影剤の注入開始からt1秒後、造影剤の注入開始からt2秒後及び造影剤の注入開始からt3秒後に取得された4種類のCT画像IINが取得される例を示す。CT画像IINは、造影剤の注入開始からti秒後において取得された複数のCT画像が含まれるCT画像群における任意の1枚のCT画像である。なお、iは時系列順の撮影回数を表し、1以上の整数が適用される。また、図3に示すCT画像IINには、非造影のCT画像が含まれる。
造影時相推定処理P2において、CT画像取得処理P1において取得されたCT画像IINのそれぞれに対して画像解析が実施され、造影時相が推定され、CT画像IINごとに造影時相情報INFが取得される。ここでいう画像解析には、画像を構成する画素の画素値を用いる処理という意味が含まれ得る。また、造影時相情報INFの取得には、造影時相情報INFの生成の意味が含まれ得る。
造影時相が推定されたCT画像IINは、推定された造影時相に対応する造影時相情報INFを用いて関心領域ROIの性状分析処理P3が実施され、情報出力処理P4が実施され、分析結果ARが出力される。図3には、性状分析の分析結果ARとして、早期濃染、Washout及び被膜を例示する。
図3に示すCT画像取得処理P1では、CT装置を用いて撮影された患者の3次元CTデータから等間隔にサンプリングされた複数のスライス画像に含まれる任意の1枚のスライス画像をCT画像IINとして取得してもよい。なお、スライス画像は、断層画像と言い換えてもよい。すなわち、スライス画像は実質的に2次元画像である断面画像として理解してよい。
図4は第1実施形態に係る性状分析装置の処理機能の概要を示す機能ブロック図である。性状分析装置10は、コンピュータのハードウェアとソフトウェアとを用いて実現できる。
性状分析装置10は、CT画像取得部12、造影時相推定部14、関心領域抽出部16、性状分析部18及び情報出力部20を備える。
CT画像取得部12は、図3に示すCT画像IINを取得する。CT画像取得部12は、CT画像IINとして、規定回数の撮影ごとに生成される複数のスライス画像を含むスライス画像群について、任意の1枚のスライス画像を取得してもよいし、複数枚のスライス画像を取得してもよい。
造影時相推定部14は、CT画像取得部12を用いて取得したCT画像IINに対して画像解析を行い、CT画像IINの造影時相を推定する。造影時相推定部14は、CT画像IINから抽出された関心領域ROIに対して画像解析を行い、CT画像IINの造影時相を推定してもよい。
すなわち、造影時相推定部14は、CT画像IINのそれぞれについて、図3に示す造影時相情報INFを取得し、造影時相情報INFをCT画像IINと対応付けて性状分析部18へ送信する。造影時相推定部14は、CT画像IINと造影時相情報INFとを対応付けて記憶してもよい。
なお、CT画像IINの造影時相とは、CT画像IINをスライス画像として含むスライス画像群の造影時相と同義である。また、実施形態に記載の造影時相は造影状態の一例である。実施形態に記載の造影時相情報INFは造影状態情報の一例である。
関心領域抽出部16は、CT画像取得部12を用いて取得したCT画像IINから関心領域ROIを抽出する。関心領域抽出部16は、関心領域ROIとして腫瘍などの病変を含む病変領域を抽出し得る。関心領域抽出部16は、CT画像IINと関心領域ROIとの関係を学習した学習済み学習モデルを用いて、CT画像IINから関心領域ROIを抽出してもよい。関心領域抽出部16は、ユーザが指定したCT画像IINにおける位置情報を用いて、CT画像IINから関心領域ROIを抽出してもよい。
学習モデルの例として、畳み込みニューラルネットワークなどの深層学習モデルが挙げられる。畳み込みニューラルネットワークは、Convolutional neural networkの省略語を用いて、CNNと称される。
CT画像取得部12が、予め関心領域ROIが抽出されたCT画像IINを取得する場合、関心領域抽出部16の処理は省略される。予め関心領域ROIが抽出されたCT画像IINを取得する場合は、関心領域抽出部16を具備しない態様も可能である。
関心領域抽出部16は、CT画像IINにおける関心領域ROIの指定条件を表す情報を取得し、関心領域ROIの指定条件に基づき、CT画像IINから関心領域ROIを抽出してもよい。
性状分析部18は、CT画像IINの造影時相情報INFを用いて、CT画像IINから抽出された関心領域ROIの性状分析を実施する。性状分析部18は、関心領域ROIと関心領域ROIの性状との関係を学習した学習済み学習モデルを適用し得る。学習済み学習モデルの例としてCNNが挙げられる。学習済み学習モデルが適用される性状分析部18は、性状分析の精度の向上が見込まれる。
情報出力部20は、性状分析部18を用いて実施された性状分析の分析結果を出力する。情報出力部20は、取得されたCT画像IINと性状分析の分析結果とを対応付けして、記憶部へ記憶してもよい。
情報出力部20は、処理対象のCT画像IINにおける関心領域ROIの性状を表す情報を出力する出力インターフェースとして機能する。例えば、情報出力部20は、CT画像IINにおける関心領域ROIの性状を他の処理部に提供する出力インターフェースとして機能してもよい。
情報出力部20は、表示用のデータを生成する処理及び外部へのデータ送信等のためのデータ変換処理などの処理部を少なくとも1つ含んでもよい。性状分析装置10の分析結果は、表示装置等を用いて表示させてもよい。
性状分析装置10は、病院などの医療機関において取得される医用画像を処理するための医用画像処理装置に組み込まれてもよい。また、性状分析装置10の処理機能はクラウドサービスとして提供されてもよい。
[入力に用いられる医用画像の説明]
医用画像のフォーマットと通信プロトコルとを定義したDICOM規格においては、検査種を特定するための識別符号であるスタディIDという単位の中に、シリーズIDが定義されている。なお、IDはidentificationの省略語である。また、医用画像は医療画像と同義である。
例えば、ある患者の肝臓について、ダイナミック造影CTを適用して造影撮影を行う場合、撮影タイミングを変えて、複数回、肝臓を含む範囲のCT撮影を行う。複数回の撮影例として、1回目の撮影は造影剤注入前、2回目の撮影は造影剤注入後35秒経過時、3回目の撮影は造影剤注入後80秒経過時、4回目の撮影は造影剤注入後150秒経過時とし得る。
これら4回の撮影が実施され、4種類のCTデータが得られる。ここでいうCTデータは、連続する複数枚のスライス画像から構成される3次元データであり、3次元データを構成している複数枚のスライス画像のまとまりである、複数枚のスライス画像の集合体を画像シリーズという。
上記の4回の撮影を含む一連の撮影が実施され得られた4種類のCTデータには、それぞれ同じスタディIDと、それぞれ別々のシリーズIDとが付与される。
例えば、ある特定の患者における肝臓造影撮影という検査についてのスタディIDとして、スタディ1が付与され、造影剤注入前の撮影により得られたCTデータのシリーズIDとしてシリーズ1、造影剤注入後35秒経過時の撮影により得られたCTデータにはシリーズ2、造影剤注入後80秒経過時の撮影により得られたCTデータにはシリーズ3、造影剤注入後150秒経過時の撮影により得られたCTデータにはシリーズ4というように、シリーズごとに固有のIDが付与される。
したがって、スタディIDとシリーズIDとを組み合わせて、CTデータを識別することができる。一方、実際のCTデータにおいては、シリーズIDと、撮影タイミングとの対応関係が明確に把握されていない場合がある。ここでいう撮影タイミングは造影剤注入後の経過時間と読み替えてもよい。
また、3次元のCTデータはデータのサイズが大きいため、CTデータをそのまま入力データとして用いて、造影時相の推定などの処理を行う場合、処理期間及び処理負荷等の観点から処理が困難な場合がある。そこで、性状分析装置10は、同じ画像シリーズ内の1枚以上のスライス画像を入力に用いて、画像解析に基づき造影時相の推定を実施し得る。
[性状分析装置のハードウェア構成例]
図5は第1実施形態に係る性状分析装置のハードウェア構成の例を概略的に示すブロック図である。性状分析装置10は、1台または複数台のコンピュータを用いて構成さるコンピュータシステムによって実現することができる。ここでは、1台のコンピュータがプログラムを実行して、性状分析装置10の各種機能を実現する例を示す。
なお、性状分析装置10として機能するコンピュータの形態は特に限定されず、サーバコンピュータであってもよいし、ワークステーションであってもよく、パーソナルコンピュータ又はタブレット端末などであってもよい。また、コンピュータは仮想マシンであってもよい。
性状分析装置10は、プロセッサ30、非一時的な有体物であるコンピュータ可読媒体32、通信インターフェース34、入出力インターフェース36及びバス38を備える。なお、図5に示すIFは、interfaceを表す。
プロセッサ30は、CPU(Central Processing Unit)を含む。プロセッサ30はGPU(Graphics Processing Unit)を含んでもよい。プロセッサ30は、バス38を介してコンピュータ可読媒体32、通信インターフェース34及び入出力インターフェース36と接続される。プロセッサ30は、コンピュータ可読媒体32に記憶された各種のプログラム及びデータ等を読み出し、各種の処理を実行する。
コンピュータ可読媒体32は、主記憶装置であるメモリ40及び補助記憶装置であるストレージ42を含む。ストレージ42は、ハードディスク装置、ソリッドステートドライブ装置、光ディスク、光磁気ディスク及び半導体メモリを用いて構成し得る。ストレージ42は、ハードディスク装置等の適宜の組み合わせを用いて構成し得る。ストレージ42には、各種プログラム及びデータ等が記憶される。
なお、ハードディスク装置は、英語表記であるHard Disk Driveの省略語を用いてHDDと称され得る。また、ソリッドステートドライブ装置は、英語表記であるSolid State Driveの省略語を用いてSSDと称され得る。
メモリ40は、プロセッサ30の作業領域として使用され、ストレージ42から読み出されたプログラム及び各種のデータを一時的に記憶する記憶部として用いられる。ストレージ42に記憶されているプログラムがメモリ40にロードされ、プログラムの命令がプロセッサ30を用いて実行され、プロセッサ30は、プログラムで規定される各種の処理を行う処理部として機能する。メモリ40には、プロセッサ30を用いて実行される造影時相推定プログラム50、関心領域抽出プログラム52、性状分析プログラム54及び各種のデータ等が記憶される。
造影時相推定プログラム50は、図4に示す造影時相推定部14を用いて実施される造影時相推定処理をプロセッサ30に実行させる。造影時相推定プログラム50は、学習済み学習モデルを含み得る。
関心領域抽出プログラム52は、関心領域抽出部16を用いて実施される関心領域抽出処理をプロセッサ30に実行させる。関心領域抽出プログラム52は、学習済み学習モデルを含み得る。
性状分析プログラム54は、性状分析部18を用いて実施される性状分析処理をプロセッサ30に実行させる。性状分析プログラム54は、学習済み学習モデルを含み得る。図5に示す各プログラムは、1つ以上の命令が含まれる。プロセッサ30は、各プログラムに含まれる命令を実行して、各プログラムに対応する機能を実現する。
通信インターフェース34は、有線又は無線を用いて外部装置との通信処理を行い、外部装置との間で情報のやり取りを行う。性状分析装置10は通信インターフェース34を介して通信回線に接続される。通信回線は、ローカルエリアネットワークであってもよいし、ワイドエリアネットワークであってもよい。通信インターフェース34は、画像等のデータの入力を受け付けるデータ取得部の役割を担うことができる。なお、通信回線の図示を省略する。
性状分析装置10は、入力装置60及び表示装置62を備え得る。入力装置60及び表示装置62は入出力インターフェース36を介してバス38に接続される。入力装置60の例として、キーボード、マウス、マルチタッチパネル、その他のポインティングデバイス及び音声入力装置などが挙げられる。入力装置60は、キーボード等の適宜の組み合わせであってもよい。
表示装置62は、各種の情報が表示される出力インターフェースである。表示装置62の例として、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプロジェクタなどが挙げられる。表示装置62は、液晶ディスプレイなどの適宜の組み合わせであってもよい。なお、有機ELは、英語表記であるorganic electro-luminescenceの省略語を用いてOELと称される。
[性状分析方法の手順]
図6は第1実施形態に係る性状分析方法の手順を示すフローチャートである。CT画像取得工程S10では、図4に示すCT画像取得部12は、図3に示すCT画像IINを取得する。図6に示すCT画像取得工程S10は、図3に示すCT画像取得処理P1に対応する。CT画像取得工程S10の後に造影時相推定工程S12へ進む。
造影時相推定工程S12では、造影時相推定部14はCT画像IINの画像解析に基づき、取得されたCT画像IINの造影時相を推定する。図6に示す造影時相推定工程S12は、図3に示す造影時相推定処理P2に対応する。造影時相推定工程S12の後に関心領域抽出工程S14へ進む。
関心領域抽出工程S14では、関心領域抽出部16はCT画像IINから関心領域ROIを抽出する。関心領域抽出工程S14の後に性状分析工程S16へ進む。関心領域抽出工程S14は、造影時相推定工程S12と並行して実施されてもよいし、造影時相推定工程S12と順序が入れ替えられてもよい。
また、CT画像取得工程S10において、予め関心領域ROIが抽出されているCT画像IINが取得される場合、関心領域抽出工程S14は省略され、性状分析工程S16へ進む。
性状分析工程S16では、性状分析部18はCT画像IINの関心領域ROIの性状分析を実施する。性状分析工程S16では、CT画像IINと性状分析の分析結果との対応付けがされ、性状分析の分析結果が記憶されてもよい。図6に示す性状分析工程S16は、図3に示す性状分析処理P3に対応する。性状分析工程S16の後に情報出力工程S18へ進む。
情報出力工程S18では、情報出力部20は性状分析工程S16において実施された性状分析の分析結果を出力する。情報出力工程S18における分析結果の出力は、表示装置62への表示などの分析結果が可視化される態様を適用し得る。図6に示す情報出力工程S18は、図3に示す情報出力処理P4に対応する。情報出力工程S18の後に性状分析方法の手順は終了される。
情報出力工程S18の後に、次のCT画像IINの入力待ちを実行し、次のCT画像IINが入力された場合に、CT画像取得工程S10から情報出力工程S18までの各工程を実行してもよい。情報出力工程S18の後に次のCT画像IINの入力待ちを実行し、規定された期間に次のCT画像IINの入力がされない場合に、性状分析方法の手順が終了されてもよい。
なお、実施形態に記載の性状分析方法は、コンピュータが適用される医用画像処理装置の動作方法の一例である。
[第1実施形態の作用効果]
第1実施形態に係る性状分析装置及び性状分析方法は、以下の作用効果を得ることが可能である。
CT画像IINに対する画像解析が実施され、CT画像IINの造影時相が推定され、CT画像IINの造影時相情報INFを用いて、CT画像IINの関心領域ROIの性状分析が実施される。これにより、CT画像IINのメタデータにおいて造影剤の注入開始時刻の情報が欠損する場合であっても造影時相が推定され、CT画像IINの関心領域ROIに対する造影時相を用いる性状分析の性能が安定する。
また、被験者の体格等の違いに起因する造影時相のばらつきが抑制され、CT画像IINの関心領域ROIに対する造影時相情報INFを用いる性状分析の性能が安定する。
[第2実施形態に係る性状分析装置]
図7は第2実施形態に係る性状分析装置に適用される処理の概要を示す概念図である。以下、主として第1実施形態との違いについて説明し、第1実施形態と共通する事項の説明を適宜省略する。
第2実施形態に係る性状分析装置の処理機能は、CT画像IINの造影時相情報INFを用いて、性状分析処理P3の対象とされるCT画像IINを選別する選別処理P5が実施される。図7には、性状分析処理P3が非造影のCT画像IINに未対応であり、非造影のCT画像IINが除外される選別処理P5を示す。
換言すると、図7に示す性状分析処理P3の対象として、非造影のCT画像IIN、動脈相のCT画像IIN、門脈相のCT画像IIN及び平衡相のCT画像IINの中から、動脈相のCT画像IIN、門脈相のCT画像IIN及び平衡相のCT画像IINが選別される。
図8は第2実施形態に係る性状分析装置の処理機能の概要を示す機能ブロック図である。図8に示す性状分析装置10Aは、図1に示す性状分析装置10に対して、選別部22が追加される。
選別部22は、造影時相推定部14を用いて推定されたCT画像IINごとの造影時相情報INFを用いて、性状分析部18へ入力されるCT画像IINを選別する。選別部22は、予め設定される造影時相の選別条件に基づき、CT画像IINを選別し得る。選別部22は、造影時相の選別条件を表す情報を取得し、取得した造影時相の選別条件に基づき、CT画像IINを選別してもよい。
[性状分析装置のハードウェア構成例]
図9は第2実施形態に係る性状分析装置のハードウェア構成の例を概略的に示すブロック図である。同図に示す性状分析装置10Aは、コンピュータ可読媒体32Aに含まれるメモリ40Aは、選別プログラム56が記憶される。
選別プログラム56は、図8に示す選別部22を用いて実施される造影時相情報INFに基づく選別処理をプロセッサ30に実行させる。性状分析プログラム54は、選別されたCT画像IINの関心領域ROIに対する性状分析処理をプロセッサ30に実行させる。
[性状分析方法の手順]
図10は第2実施形態に係る性状分析方法の手順を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートは、図6に示すフローチャートに対して、選別工程S13が追加される。
すなわち、造影時相推定工程S12の後に選別工程S13へ進む。選別工程S13では、図8に示す選別部22はCT画像IINごとの造影時相情報INFを用いて、性状分析工程S16へ適用されるCT画像IINを選別する。選別工程S13の後に関心領域抽出工程S14へ進む。関心領域抽出工程S14の手順は、第1実施形態に係る性状分析方法と同一の手順を適用できるので、ここでの説明は省略する。
選別工程S13は、関心領域抽出工程S14と順序が入れ替えられてもよいし、関心領域抽出工程S14と並行して実施されてもよい。すなわち、選別工程S13は、造影時相推定工程S12の後であり、性状分析工程S16の前に実施されればよい。
選別工程S13においてCT画像IINが選別される場合、情報出力工程S18では、情報出力部20は性状分析の分析結果を出力する際に、選別工程S13における選別結果を出力してもよい。情報出力工程S18において出力された選別結果は、表示装置62へ表示させてもよい。
[選別処理の具体例]
図11は選別処理の具体例を示す概念図である。図11に示す選別処理P51は、CT画像IINごとの造影時相情報INFを用いて、予め規定される造影時相の組からなるCT画像IINの組を選別する。換言すると、選別処理P51は、予め規定される2種類以上の造影状態のそれぞれに対応する造影時相情報INFごとのCT画像IINを選別する。なお、実施形態に記載の造影時相情報INFごとは、造影状態情報ごとの一例である。
図11には、図7に示す性状分析処理P3として、適用されるCT画像IINが2種類に限定され、かつ、CT画像IINの造影時相が限定される性状分析処理P31を例示する。図11には、性状分析処理P31を入力1と入力2との組み合わせとして、動脈相と平衡相との組み合わせ及び動脈相と門脈相との組み合わせを例示する。
図11には、互いに異なる造影時相情報INFを有する2種類のCT画像IINが選別される選別処理P51を例示したが、入力1及び入力2へ同一の造影時相情報INFを有する種類のCT画像IINが入力されてもよい。
図7に示す選別処理P5は、非造影を含む造影時相情報INFが取得されたCT画像IINの中から1種類以上のCT画像IINを選別してもよいし、非造影を除く造影時相情報INFが取得されたCT画像IINの中から1種類以上のCT画像IINを選別してもよい。
[造影時相推定の具体例]
図12は造影時相推定の一例を示す概念図である。同図には、造影時相推定処理P21において学習済み学習モデルLMが適用され、学習済み学習モデルLMとして3DCNNを例示する。3DCNNは3次元の空間情報をまとめて、3次元の畳み込みを実施する。学習済み学習モデルLMが適用される造影時相推定は、精度の向上が見込まれる。なお、3DCNNにおける3Dは3次元を表す。
造影時相推定処理P21では、CT画像IINが学習モデルLMへ入力されると、造影時相を表すクラス及びクラスごとの確率pの情報が導出され、最大となる確率pを有する造影時相が推定結果ERとして出力される。
図12には、非造影の確率pが0.03、動脈相の確率pが0.87、門脈相の確率pが0.06、平衡相の確率pが0.04というクラスごとの確率pを導出し、CT画像IINの造影時相の推定結果ERとして、動脈相を出力する学習モデルLMを例示する。
なお、図12に示す造影時相推定処理P21へ適用される3DCNNは例示であり、図3等に示す造影時相推定処理P2は、学習済み学習モデルLMとして、任意の分類モデルを適用し得る。
また、造影時相推定は、CT画像IINごとの画像解析を実施して、CT画像IINごとの造影剤の注入開始からの経過時間であるグラウンドトゥルースを示す値を推定し、造影剤の注入開始からの経過時間と造影時相との対応関係が規定されるテーブルを参照して、CT画像IINごとの造影時相を推定してもよい。なお、図12を参照して説明した造影時相推定の具体例は、第1実施形態にも適用可能である。
[第2実施形態の作用効果]
第2実施形態に係る性状分析装置及び性状分析方法は、以下の作用効果を得ることが可能である。
〔1〕
性状分析装置10Aは、CT画像IINごとの造影時相情報INFを用いて、性状分析部18の入力に適合するCT画像IINを選別する選別部22を備える。これにより、性状分析部18の入力に適合していないCT画像IINの性状分析部18への入力が抑制され、性状分析部18における性状分析の性能が安定し得る。
〔2〕
選別部22は、非造影の造影時相情報INFを有するCT画像IINを除外するCT画像IINの選別を実施する。これにより、非造影に未対応の性状分析処理P3が実施される場合に、性状分析部18の入力に適合していないCT画像IINの性状分析部18への入力が抑制され、性状分析部18における性状分析の性能が安定し得る。
〔3〕
選別部22は、予め規定される造影時相情報INFを有するCT画像IINを選別する。これにより、入力に適合する造影時相が限定されている性状分析処理P3が実施される場合に、性状分析部18の入力に適合していないCT画像IINの性状分析部18への入力が抑制され、性状分析部18における性状分析の性能が安定し得る。
〔4〕
選別部22は、予め規定される2種類の造影時相情報INFのそれぞれを有する2種類のCT画像IINの組を選別する。これにより、規定の2種類の造影時相に対応する2種類CT画像IINが性状分析部18へ入力され、性状分析部18の入力に適合していないCT画像IINの性状分析部18への入力が抑制され、性状分析部18における性状分析の性能が安定し得る。
[性状分析装置の入力画像の第1変形例]
第1実施形態及び第2実施形態では、3次元CTデータである3次元画像を入力に用いたが、3次元のCTデータからスライスを等間隔に切り出したスライス画像を入力に用いてもよい。
また、スライス画像の代わりに、等間隔に構成されたMIP画像及び複数のスライス画像から生成される平均画像などであってもよい。なお、MIPはMaximum Intensity Projectionの省略語である。
[性状分析装置の入力画像の第2変形例]
図6等に示すCT画像取得部12への入力は、複数種のデータ要素の組み合わせであってもよい。例えば、同一の画像シリーズのCTデータの部分画像である3次元画像、スライス画像、MIP画像及び平均画像のうち少なくとも1種類を入力として用いることができ、これら複数の画像種の組み合わせをCT画像取得部12へ入力して、情報出力部20から出力を得てもよい。
例えば、平均画像とMIP画像との組み合わせをCT画像取得部12へ入力して、情報出力部20から出力を得てもよい。ここでいう3次元画像は、複数枚のスライス画像のセットを意味する。
本実施形態では、ダイナミック造影の例としてダイナミック造影CTを例示したが、ダイナミック造影MRIなど、CT以外のダイナミック造影が適用可能なモダリティについても、本実施形態に示す性状分析を適用し得る。
[性状分析処理の具体例]
図13は性状分析処理の具体例を示す概念図である。図13に示す性状分析処理では、取得した造影時相ごとのCT画像IINから抽出された関心領域ROIの特徴量を抽出し、造影時相ごとのCT画像IINから抽出された関心領域ROIの特徴量を連結し、性状分析として性状の分類処理を実施する。これにより、複数の造影時相の特徴量が考慮された性状分析処理が実施される。
図13に示す性状分析処理を実施する性状分析装置は、図4に示す性状分析装置10が適用され、性状分析部18において、図13に示す性状分析処理を実施する。
まず、CT画像取得処理P1が実施され、CT画像IINが取得される。次に、造影時相推定処理P2が実施され、CT画像IINの造影時相が推定され、CT画像IINごとの造影時相情報INFが取得される。また、CT画像IINから関心領域ROIが抽出される。ここまでの処理は、図3等に示すCT画像取得処理P1及び造影時相推定処理P2と同様の処理が実施される。
関心領域ROIが抽出されていないCT画像IINが取得される場合は、CT画像IINから関心領域ROIが抽出される。関心領域ROIが抽出済みのCT画像IINが取得される場合は、CT画像IINから関心領域ROIが抽出される処理は実施されない。
次に、特徴抽出処理P101が実施され、造影時相が推定されたCT画像IINのそれぞれに含まれる関心領域ROIから、特徴抽出ネットワーク100を用いてCT画像IINごとの特徴量が抽出される。
特徴抽出ネットワーク100は、非造影の特徴量を表す特徴ベクトル102、動脈相の特徴量を表す特徴ベクトル104、門脈相の特徴量を表す特徴ベクトル106及び平衡相の特徴量を表す特徴ベクトル108を出力する。
特徴ベクトル102、特徴ベクトル104、特徴ベクトル106及び特徴ベクトル108は、1次元の特徴ベクトルが適用される。すなわち、特徴抽出処理P101は、特徴抽出ネットワーク100が、入力された関心領域ROIの数と同じ数の特徴ベクトル102を出力する処理である。
次に、連結処理P102が実施され、特徴ベクトル102、特徴ベクトル104、特徴ベクトル106及び特徴ベクトル108が連結され、特徴データ110が生成される。
更に、性状分析処理P103が実施され、分類ネットワーク120は、特徴データ110に基づく性状の分類処理を実施する。特徴データ110に基づく性状分析処理P103は、図3に示す性状分析処理P3に対応する。
更にまた、情報出力処理P104が実施され、分類ネットワーク120は、性状の分類結果を分析結果ARとして出力する。特徴抽出ネットワーク100及び分類ネットワーク120は、ニューラルネットワークを適用し得る。
図13に示す性状分析処理は、複数の造影時相における関心領域ROIの特徴が考慮された性状分析が実施される。また、造影時相推定、特徴抽出及び性状の分類の各処理が実施され、それぞれの関心領域ROIから特徴ベクトルが抽出された後に、それぞれの特徴ベクトルが連結され、特徴ベクトルが連結された特徴データ110を用いて、関心領域ROIの分類が実施される構成は、造影時相の間の位置ずれの影響の軽減、並びに患者の呼吸及び患者の体動など影響の軽減を実現し得る。
図13には、非造影の関心領域ROI、動脈相の関心領域ROI、門脈相の関心領域ROI及び平衡相の関心領域ROIごとの4つの特徴抽出ネットワーク100を用いる態様を例示したが、1つの特徴抽出ネットワーク100を共通で用いてもよい。共通の特徴空間において複数の特徴ベクトルを対比する場合、1つの特徴抽出ネットワークを用いることが望ましい。
図13に示す特徴抽出ネットワーク100及び分類ネットワーク120は、1つの学習済みモデルを構成する構成要素としてもよい。例えば、特徴抽出を実施するネットワークと、性状分析を実施するネットワークとを統合して、関心領域ROIの性状分析を実施する1つのネットワークを構成し得る。
図14は図13に示す性状分析処理の変形例を示す概念図である。図14に示す性状分析処理では、図13に示す性状分析処理に対して、一部の造影時相の特徴量が平均される。
具体的には、図14に示す性状分析処理では、図13に示す性状分析処理に対して、特徴抽出処理P101の後に門脈相の特徴ベクトル106と平衡相の特徴ベクトル108とを平均した特徴ベクトル109を生成する平均処理P105が追加される。
門脈相の関心領域ROIにおける特徴量と、平衡相の関心領域ROIにおける特徴量とは類似しているので、2つの特徴ベクトルを平均して1つにまとめる。これにより、特徴データ111を生成する際の特徴ベクトルの数を削減し得る。なお、図14には、肝臓のダイナミック造影CTを実施して得られるCT画像の例を例示するが、他の臓器についても、特徴量が類似する造影時相には、同様の処理が可能である。
図15は一部の造影時相におけるCT画像が欠落している場合の性状分析処理の具体例を示す概念図である。同図には、平衡相におけるCT画像IINが欠落している場合を例示する。
同図に示す連結処理P102では、平衡相の特徴を表す特徴ベクトル108が欠落しているので、門脈相の特徴を表す特徴ベクトル106が、門脈相の特徴を表す特徴ベクトル106と平衡相における特徴ベクトル108とを平均した特徴ベクトルとして取り扱われる。
すなわち、同図に示す連結処理P102では、非造影の特徴を表す特徴ベクトル102、動脈相の特徴を表す特徴ベクトル104及び門脈相の特徴を表す特徴ベクトル106が連結され、特徴データ111Aが生成される。
図15に示す性状分析処理は、一部の造影時相におけるCT画像IINが欠落する場合であっても、造影時相の推定結果に基づく性状分析を実施し得る。同図には、平衡相のCT画像IINが欠落する場合を例示したが、門脈相のCT画像IINなど、平衡相のCT画像IIN以外のCT画像IINが欠落する場合であってもよい。
図16は性状分析処理の他の具体例を示す概念図である。同図に示す性状分析処理では、造影時相ごとの関心領域ROIの特徴量を抽出し、造影時相ごとの関心領域ROIの特徴量を重み付き平均し、性状の分類処理を実施する。
具体的には、造影時相ごとの関心領域ROIの特徴量を重み付き平均する際に適用される重みWeiを計算する重み計算ネットワーク130を備える。重み計算ネットワーク130は、ニューラルネットワークが適用される。
重み計算ネットワーク130は、造影時相ごとの関心領域ROIの特徴量が、性状の分類にどのくらい寄与したかを表す重みWeiを計算する重み計算処理P106を実施する。重み計算処理P106では、特徴量ごとに別々に重みWeiを計算してもよい。
重み計算ネットワーク130は、造影時相ごとの関心領域ROIの特徴量が入力されると、関心領域ROIの特徴量に対する動的な重みWeiを出力する。なお、図16に示す造影時相ごとの関心領域ROIの特徴量に対する重みWeiは例示であり、任意の数値が図示されている。
重み付き平均処理P112では、造影時相ごとの関心領域ROIの特徴量に対して重みWeiを用いて重み付き平均処理が実施される。性状分析処理P103では、分類ネットワーク120は、造影時相ごとの関心領域ROIの特徴量の重み付き平均に基づき、性状の分類処理を実施する。情報出力処理P104では、分析結果ARの出力が実施される。
特徴抽出ネットワーク100、重み計算ネットワーク130及び分類ネットワーク120は、造影時相が推定された関心領域ROIと性状の分類結果との組を学習データとして、一括して学習を実施し得る。特徴抽出ネットワーク100、重み計算ネットワーク130及び分類ネットワーク120の学習のアルゴリズムには、バックプロパゲーションを適用し得る。
すなわち、特徴抽出ネットワーク100、重み計算ネットワーク130及び分類ネットワーク120は、それぞれの入力に対して分類ネットワーク120の出力のロスが最小となる学習を実施する。
図13から図15に示す特徴抽出ネットワーク100及び分類ネットワーク120の学習についても、学習のアルゴリズムとしてバックプロパゲーションを適用し、それぞれの入力に対して分類ネットワーク120の出力のロスが最小となる学習を実施し得る。
なお、実施形態に記載の特徴抽出ネットワーク100は、特徴抽出モデルの一例である。実施形態に記載の分類ネットワーク120は、性状分析モデルの一例である。実施形態に記載の重み計算ネットワーク130は、重み算出モデルの一例である。
[医用画像システムの構成例]
図17は性状分析装置が用いられる医療情報システムの構成例を示すブロック図である。第1実施形態及び第2実施形態として説明した性状分析装置10等は、図17に示す医用画像処理装置220へ組み込まれ得る。
医療情報システム200は、病院などの医療機関に構築されるコンピュータネットワークである。医療情報システム200は、医用画像を撮影するモダリティ230、DICOMサーバ240、医用画像処理装置220、電子カルテシステム244及びビューワ端末246を備える。医療情報システム200の要素は通信回線248を介して接続される。通信回線248は、医療機関内の構内通信回線であってよい。また、通信回線248の一部は、広域通信回線であってもよい。
モダリティ230の具体例として、CT装置231、MRI装置232、超音波診断装置233、PET装置234、X線診断装置235、X線透視診断装置236及び内視鏡装置237等が挙げられる。通信回線248に接続されるモダリティ230の種類は、医療機関ごとに様々な組み合わせがありうる。なお、MRIはMagnetic Resonance Imagingの省略語である。PETはPositron Emission Tomographyの省略語である。
DICOMサーバ240は、DICOMの仕様に従い動作するサーバである。DICOMサーバ240は、モダリティ230を用いて撮影された画像を含む各種データを保存し、かつ、各種データを管理するコンピュータである。DICOMサーバ240は、大容量外部記憶装置及びデータベース管理用プログラムを備える。
DICOMサーバ240は、通信回線248を介して他の装置と通信を行い、画像データを含む各種データを送受信する。DICOMサーバ240は、モダリティ230を用いて生成された画像データその他の含む各種データを通信回線248経由で受信し、大容量外部記憶装置等の記録媒体に保存して管理する。なお、画像データの格納形式および通信回線248経由での各装置間の通信は、DICOMのプロトコルに基づいている。
医用画像処理装置220は、通信回線248を介してDICOMサーバ240等からデータを取得することができる。医用画像処理装置220は、モダリティ230を用いて撮影された医用画像について画像解析その他の各種処理を行う。医用画像処理装置220は、性状分析装置10の処理機能の他、例えば、画像から病変領域などを認識する処理、病名などの分類を特定する処理及び臓器等の領域を認識するセグメンテーション処理など、様々なコンピュータ支援診断等の解析処理を行うように構成されてもよい。なお、コンピュータ支援診断は、Computer Aided Diagnosis又はComputer Aided Detectionの省略語を用いてCADと称され得る。
また、医用画像処理装置220は、処理結果をDICOMサーバ240およびビューワ端末246に送ることができる。なお、医用画像処理装置220の処理機能は、DICOMサーバ240に搭載されてもよいし、ビューワ端末246に搭載されてもよい。
DICOMサーバ240のデータベースに保存された各種データ及び医用画像処理装置220により生成された処理結果を含む様々な情報は、ビューワ端末246に表示させることができる。
ビューワ端末246は、PACSビューワ又はDICOMビューワと呼ばれる画像閲覧用の端末である。通信回線248には複数のビューワ端末246が接続され得る。なお、PACSは、Picture Archiving and Communication Systemの省略語である。ビューワ端末246の形態は特に限定されず、パーソナルコンピュータであってもよいし、ワークステーションであってもよく、また、タブレット端末などであってもよい。
[コンピュータを動作させるプログラムについて]
性状分析装置10等における処理機能コンピュータに実現させるプログラムを、光ディスク、磁気ディスク及び半導体メモリなどの有体物たる非一時的な情報記憶媒体であるコンピュータ可読媒体に記録し、この情報記憶媒体を通じてプログラムを提供することが可能である。
またこのような有体物たる非一時的なコンピュータ可読媒体にプログラムを記憶させて提供する態様に代えて、インターネットなどの電気通信回線を利用してプログラム信号をダウンロードサービスとして提供することも可能である。
さらに、性状分析装置10等における処理機能の一部または全部をクラウドコンピューティングによって実現してもよく、また、SasSサービスとして提供することも可能である。なお、SasSはSoftware as a Serviceの省略語である。
[各処理部のハードウェア構成について]
性状分析装置10等におけるCT画像取得部12、造影時相推定部14、関心領域抽出部16、性状分析部18及び情報出力部20などの各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造は、例えば、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。
各種のプロセッサには、プログラムを実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU、画像処理に特化したプロセッサであるGPU、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプロ
グラマブルロジックデバイス、ASICなどの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
なお、プログラマブルロジックデバイスは英語表記のProgrammable Logic Deviceの省略語を用いてPLDと称され得る。ASICはApplication Specific Integrated Circuitの省略語である。
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されていてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサで構成されてもよい。例えば、1つの処理部は、複数のFPGAを用いて構成されてもよいし、CPUとFPGAの組み合わせ、又はCPUとGPUの組み合わせを用いて構成されてもよい。
また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせを用いて1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップなどに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのICチップで実現するプロセッサを使用する形態がある。なお、システムオンチップは、System On a Chipの省略語SoCを用いて称され得る。ICはIntegrated Circuitの省略語である。
このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)
である。
本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。各実施形態における構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各実施形態の間で適宜組み合わせることができる。
1 動脈におけるCT値の経時的な変化を示す曲線
2 門脈におけるCT値の経時的な変化を示す曲線
3 肝臓におけるCT値の経時的な変化を示す曲線
10 性状分析装置
10A 性状分析装置
12 CT画像取得部
14 造影時相推定部
16 関心領域抽出部
18 性状分析部
20 情報出力部
22 選別部
30 プロセッサ
32 コンピュータ可読媒体
32A コンピュータ可読媒体
34 通信インターフェース
36 入出力インターフェース
38 バス
40 メモリ
40A メモリ
42 ストレージ
50 造影時相推定プログラム
52 関心領域抽出プログラム
54 性状分析プログラム
56 選別プログラム
60 入力装置
62 表示装置
100 特徴抽出ネットワーク
102 非造影の特徴ベクトル
104 動脈相の特徴ベクトル
106 門脈相の特徴ベクトル
108 平衡相の特徴ベクトル
109 特徴ベクトル
110 特徴データ
111 特徴データ
111A 特徴データ
120 分類ネットワーク
130 重み計算ネットワーク
200 医療情報システム
220 医用画像処理装置
230 モダリティ
231 CT装置
232 MRI装置
233 超音波診断装置
234 PET装置
235 X線診断装置
236 X線透視診断装置
237 内視鏡装置
240 DICOMサーバ
244 電子カルテシステム
246 ビューワ端末
248 通信回線
1 非造影のCT画像
2 動脈相のCT画像
3 門脈相のCT画像
4 平衡相のCT画像
IN CT画像
1 動脈相に対応する期間
2 門脈相に対応する期間
3 平衡相に対応する期間
1 CT画像取得処理
2 造影時相推定処理
3 性状分析処理
31 性状分析処理
4 情報出力処理
5 選別処理
51 選別処理
101 特徴抽出処理
102 連結処理
103 性状分析処理
105 平均処理
106 重み計算処理
112 重み付き平均処理
p 確率
ei 重み
S10~S18 性状分析方法の各ステップ

Claims (16)

  1. 1つ以上のプロセッサと、
    前記1つ以上のプロセッサに実行させるプログラムが記憶される1つ以上のメモリと、
    を備え、
    前記1つ以上のプロセッサは、前記プログラムの命令を実行して、
    造影撮影を実施して生成される医用画像を取得し、
    前記医用画像の解析に基づき前記医用画像の非造影又は造影時相を表す造影状態を推定し、
    前記医用画像の前記造影状態を表す造影状態情報を用いて、前記造影状態ごとの前記医用画像に対する画像解析を用いて、前記医用画像から関心領域として抽出された部位の状態を分類する性状分析を実施する医用画像処理装置。
  2. 前記1つ以上のプロセッサは、前記造影状態情報を用いて前記医用画像を選別する請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記1つ以上のプロセッサは、前記性状分析に適合する造影状態情報を有する前記医用画像を選別する請求項2に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記1つ以上のプロセッサは、前記性状分析における入力画像に対する限定に応じて、前記医用画像を選別する請求項2又は3に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記1つ以上のプロセッサは、予め規定される2種類以上の造影状態のそれぞれに対応する造影状態情報ごとの前記医用画像を選別する請求項2に記載の医用画像処理装置。
  6. 前記1つ以上のプロセッサは、非造影を除く造影状態に対応する造影状態情報を有する前記医用画像を選別する請求項2に記載の医用画像処理装置。
  7. 前記1つ以上のプロセッサは、前記取得した前記医用画像から関心領域を抽出し、前記関心領域の性状分析を実施する請求項1に記載の医用画像処理装置。
  8. 前記1つ以上のプロセッサは、学習済み学習モデルを用いて、前記取得した前記医用画像の造影状態を推定する請求項1に記載の医用画像処理装置。
  9. 前記1つ以上のプロセッサは、学習済み学習モデルを用いて、前記取得した前記医用画像に含まれる関心領域の前記性状分析を実施する請求項1に記載の医用画像処理装置。
  10. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記学習済み学習モデルを用いて、造影状態ごとの前記医用画像に含まれる関心領域のそれぞれから特徴量を抽出し、
    前記造影状態ごとの前記関心領域の特徴量が組み合わせられ連結された特徴データに基づき、前記医用画像に含まれる関心領域の性状分析を実施する請求項9に記載の医用画像処理装置。
  11. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記学習済み学習モデルとして、造影状態ごとの前記医用画像に含まれる関心領域のそれぞれから特徴量を抽出する特徴抽出モデルを用いて、造影状態ごとの前記医用画像に含まれる関心領域のそれぞれから特徴量を抽出し、
    前記造影状態ごとの前記関心領域の特徴量を連結し、
    前記学習済み学習モデルとして、前記造影状態ごとの前記医用画像に含まれる関心領域の特徴量が連結された特徴データを分類する分類モデルを用いて、前記医用画像に含まれる関心領域の性状分析を実施する請求項10に記載の医用画像処理装置。
  12. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記造影状態ごとの前記医用画像に含まれる関心領域の特徴量のうち一部を平均する請求項10又は11に記載の医用画像処理装置。
  13. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記学習済み学習モデルとして、前記造影状態ごとの前記医用画像に含まれる関心領域の特徴量の重み付き平均を算出する際に用いられる重みを算出する重み算出モデルを用いて、前記造影状態ごとの前記医用画像に含まれる関心領域の特徴量のそれぞれについて、前記重みを算出する請求項12に記載の医用画像処理装置。
  14. 前記1つ以上のプロセッサは、
    予め決められる前記平均される複数の特徴量の一部が欠落する場合に、前記平均される複数の特徴量として、欠落していない特徴量が用いられる請求項12に記載の医用画像処理装置。
  15. コンピュータが適用される医用画像処理装置の動作方法であって、
    前記医用画像処理装置が、
    造影撮影を実施して生成される医用画像を取得する工程、
    前記医用画像の解析に基づき前記医用画像の非造影又は造影時相を表す造影状態を推定する工程、
    前記医用画像の前記造影状態を表す造影状態情報を用いて、前記造影状態ごとの前記医用画像に対する画像解析を用いて、前記医用画像から関心領域として抽出された部位の状態を分類する性状分析を実施する工程を実行する医用画像処理装置の動作方法。
  16. コンピュータに、
    造影撮影を実施して生成される医用画像を取得する機能、
    前記医用画像の解析に基づき前記医用画像の非造影又は造影時相を表す造影状態を推定する機能、及び
    前記医用画像の前記造影状態を表す造影状態情報を用いて、前記造影状態ごとの前記医用画像に対する画像解析を用いて、前記医用画像から関心領域として抽出された部位の状態を分類する性状分析を実施する機能を実現させるプログラム。
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