自律マシン・アプリケーションのための交差点競合エリア検出に関連するシステム及び方法が、開示される。本開示は例示的自律型車両900(図9A~9Dに関してその実例が説明され、本明細書で別法として「車両900」又は「自己車両900」と称される)に関して説明されることがあるが、これは限定を意図していない。たとえば、本明細書に記載のシステム及び方法は、非自律型車両、半自律型車両(たとえば、1つ又は複数の適応型運転者支援システム(ADAS:adaptive driver assistance system)における)、ロボット、倉庫車両、オフロード車両、飛行船舶、ボート、シャトル、緊急対応車両、オートバイ、電気又は原動機付自転車、航空機、建設車両、潜水艦、ドローン、及び/又は他の車両タイプによって使用され得るが、これに限定されない。加えて、本開示は、車両アプリケーションのための交差点構造と説明されることがあるが、これは限定を意図しておらず、本明細書に記載のシステム及び方法は、拡張現実、仮想現実、ロボット工学、セキュリティ及び監視、自律若しくは半自律マシン・アプリケーション、並びに/又は、交差点若しくは他の環境構造及び/若しくは姿勢の検出が使用され得る任意の他の技術空間において使用され得る。
本明細書に記載のように、高解像度(HD)マップを使用する交差点競合エリア検出の従来の手法とは対照的に、本システム及び方法は、リアルタイム又はほぼリアルタイムで車両のセンサ(たとえば、カメラ、RADARセンサ、LIDARセンサなど)からの出力を使用して交差点エリアを検出及び分類するための技法を提供する。そのようなものとして、各交差点について、車両のライブ知覚が、交差点に対応する交差点エリアの位置及び/又は属性若しくは分類を検出するために使用され得る。コンピュータ・ビジョン及び/又はマシン学習モデル(たとえば、ディープ・ニューラル・ネットワーク(DNN)、たとえば、畳み込みニューラル・ネットワーク(CNN))は、検出された交差点エリア、及び/又はその分類若しくは属性をもたらす-実施例において、復号した後に-出力を計算するようにトレーニングされ得、出力は、関連する交通優先権ルールを守りながら効果的に正確に交差点をナビゲートするために物体及び/又は車線検出と併せて車両によって使用され得る。コンピュータ・ビジョン及び/又はマシン学習モデルの出力は、様々な分類された交差点エリアが検出された画像内の特定の領域の画素ベースの位置を表す符号付き距離関数を、いくつかの実施例において、含み得る。加えて、いくつかの実施例において、後処理は、各検出された交差点エリア及び/又はタイプに対応するインスタンス区分マスクを生成するために、符号付き距離関数で実行され得る。
そのようなものとして、システムは、ライブ知覚を使用して交差点エリアの理解を生み出すことによって、リアルタイム又はほぼリアルタイムで各交差点エリアを診断することを学習し得るので、交差点エリアを検出及び分類するプロセスは、比較的時間がかからず、計算機負荷が低く、よりスケーラブルになり得る。加えて、従来のシステムとはさらに対照的に、交差点の事前知識又は経験は必要とされない-たとえば、システムは、利用可能な最新のHDマップの要求なしに、正確に実行し得る。
配備中、センサ・データ(たとえば、画像、ビデオ、点群、深度図、他のセンサ・データ表現など)が、自律型又は半自律型車両に置かれた又は他の方法で配置されたセンサ(たとえば、カメラ、RADARセンサ、LIDARセンサなど)を使用して、受信及び/又は生成され得る。センサ・データは、センサ・データによって表される交差点に関する対象エリア(たとえば、交差点内部、交差点入口、交差点出口、車線なし、横断歩道、不明瞭なエリアなど)、並びにそれに関する意味論的情報を識別するようにトレーニングされたDNNに適用され得る。より具体的には、DNNは、検出された各交差点エリア・インスタンスに対応する符号付き距離関数を計算するようにトレーニングされ得る。符号付き距離関数は、センサ・データ内の各画素又は点について、交差点エリアに対応する最も近い境界までの(画素)距離、交差点エリアに対する位置(たとえば、交差点エリア外部の画素については負、交差点エリア内部の画素については正、或いは逆もまた同様)、交差点エリアに対応する意味論的情報(たとえば、横断歩道、交差点入口、交差点出口、不明瞭なエリア、車線なし、交差点内部、部分的に可視、完全に可視など、又はその組合せ)、及び/又は他の情報に対応し得る。いくつかの実例において、符号付き距離関数における計算された交差点エリアは、センサ・データによって表される画素又は点によって示され得、そこで、交差点エリアの境界上の画素は、ゼロの値によって表され、境界内部の画素は、領域の最も近い境界までの距離に対応する正の距離値によって示され、そして、境界外部の画素は、領域の最も近い境界までの距離に対応する負の値によって示される。交差点エリアの各クラスの1つ又は複数のインスタンスは、別個の符号付き距離関数(たとえば、各クラスに1つの符号付き距離関数、各クラスの各インスタンスの別個の符号付き距離関数など)で表され得る。そのようなものとして、交差点エリアの位置及びクラスは、符号付き距離関数及び関連情報に基づいて-たとえば、ポストプロセッサを使用して-判定され得る。非限定的実例として、交差点エリア・クラスは、横断歩道、交差点入口、交差点出口、不明瞭なエリア、車線なし、交差点内部、部分的に可視、完全に可視、及び/又は交差点に対応する他の情報を含み得る。
DNNは、交差点エリア分類に対応する様々なタイプの情報-たとえば、任意の数のチャネルを介する-を予測するようにトレーニングされ得る。たとえば、チャネルのうちの1つ又は複数は、交差点エリアのクラスの、及び/又はその各インスタンスの符号付き距離関数を表し得る。トレーニング中、DNNは、横断歩道エリア、交差点入口エリア、交差点出口エリア、不明瞭なエリア、車線なしエリア、交差点内部エリア、部分的に可視なエリア、完全に可視なエリアなどを表すポリゴンでラベル又は注釈を付けられた画像又は他のセンサ・データ表現でトレーニングされ得る。境界ラベル又は注釈に加えて、グラウンド・トゥルース注釈は、それぞれの境界に対応する意味論的情報-たとえば、分類-を含み得る。ラベル付けされたポリゴン及び意味論的情報が、注釈から判定されるものとしての交差点の領域に対応する交差点エリア・タイプにそれぞれ対応する、符号付き距離関数を生成するために、グラウンド・トゥルース・エンコーダによって使用され得る。いくつかの実例において、符号付き距離関数内の各画素は、交差点エリアの最も近い境界までの画素(たとえば、トレーニング・データの注釈付きの境界形状に沿った)の距離に対応する距離値でエンコードされ得る。そのような実例において、交差点エリア内部の画素はまた、正の距離値でエンコードされ得、交差点エリア外部の画素は、負の距離値でエンコードされ得、或いは逆もまた同様である。交差点エリアの境界を形成する画素は、グラウンド・トゥルース・データを生成するためにゼロ値でエンコードされ得る。
いくつかの実例において、符号付き距離関数を使用することに加えて又はその代わりとして、ラベル付けされたポリゴン及び意味論的情報は、各交差点エリア・タイプのワンホット・エンコーディング・マップを生成するためにグラウンド・トゥルース・エンコーダによって使用され得、そこで、交差点エリア境界内部の画素は、1の値でエンコードされ、そして、交差点エリア境界外部の画素は、0の値でエンコードされる。しかしながら、ワンホット・エンコーディングを使用するとき、同タイプの隣接する領域(たとえば、共有境界を有する)は、個別に識別可能でないことがあり、結果として、符号付き距離関数を使用する実施例と比較して正確性を低下させることがある。最後に、情報は、ポリゴン注釈及び意味論的情報を使用して、判定され得るので、交差点エリアは、限られたラベリングを必要とする符号付き距離関数及び/又はワンホット・エンコーディング・マップを使用してエンコードされ得る。
DNNがトレーニングされた後は、DNNは、本明細書に記載のように、符号付き距離関数、ワンホット・エンコーディング・マップ、及び/又はネットワークが予測するようにトレーニングされるエンコードされたグラウンド・トゥルース・チャネルに対応する他の出力の形で出力で回帰し得る。出力が、符号付き距離関数に対応する場合、異なる分類タイプに対応する画素距離、及び/又はそのインスタンスは、交差点エリアの2D位置(たとえば、エリア内の各画素、適正な境界画素又はその頂点など)を表す2次元(2D)座標へと後処理され得る。いくつかの実施例において、符号付き距離関数は、画素値における鋭いピーク及び変動を平滑化するために、画素ごとにガウス平滑化を受け得る。平滑化された符号付き距離関数は、次いで、対応する符号付き距離関数内の各画素に関連する負の及び正の画素値に基づいて交差点エリアを表すポリゴン・エリアにそれぞれマップされ得る。いくつかの実施例において、分水嶺クラスタリング・アルゴリズムが、各符号付き距離関数の各検出された交差点エリア又は領域に対応するインスタンス区分マップを生成するために、使用され得る。そのような実施例において、各交差点エリアについて、高すぎる距離値及び低すぎる距離値を有する画素は、所定の距離閾値を使用してフィルタで除かれ得る-それによって、必要とされる計算資源を低減する。残りの画素は、関連交差点エリアの境界を判定するために、及び/又は関連分類タイプを有する交差点の所与の領域に関連する各画素を判定するために、使用され得る。交差点エリアを表すポリゴンの境界内の各画素は、次いで、対応する交差点エリアの区分を示す画素値でエンコードされ得る。後処理の出力は、交差点の異なる分類タイプ領域の位置に対応する各分類タイプ-又はそのインスタンス-のインスタンス区分マスクでもよい。
いくつかの実施例において、2D画像空間位置は、世界空間環境のナビゲーションにおいて車両を助けるために、交差点エリアの3次元(3D)世界空間座標を判定するために使用され得る。たとえば、センサ固有パラメータ及び/又は外部パラメータが、2D画像空間位置を知られている3D世界空間位置にマップするために使用され得る。しかしながら、いくつかの実施例において、DNNは、3D世界空間における位置を予測するために3Dデータでトレーニングされ得る。
ここで図1を参照すると、図1は、本開示のいくつかの実施例による、交差点のナビゲーションにおいて車両を助けるために交差点エリア又は領域を検出するようにニューラル・ネットワークをトレーニングするための例示的プロセス100を示す例示的データ流れ図である。本明細書に記載のこの及び他の構成は単に実例として明記されていることを理解されたい。高いレベルにおいて、プロセス100は、1つ又は複数のマシン学習モデル104が1つ又は複数の入力、たとえば、センサ・データ102、を受信することと、1つ又は複数の出力、たとえば、1つ又は複数の符号付き距離関数108、を生成することとを含み得る。いくつかの実例において、トレーニングのために使用されるとき、センサ・データ102は、トレーニング・データと称され得る。センサ・データ102は、画像を表す画像データに関して主に論じられているが、これは限定を意図しておらず、センサ・データ102は、交差点エリア検出のために使用される他のタイプのセンサ・データ、たとえば、LIDARデータ、SONARデータ、RADARデータ、及び/又は同類のもの-たとえば、車両900の1つ又は複数のセンサ(図9A~9D)によって生成されるものとしての-を含み得る。
プロセス100は、1つ又は複数のセンサからのセンサ・データ102を生成及び/又は受信することを含み得る。センサ・データ102は、車両(たとえば、図9A~9Cの及び本明細書に記載の車両900)の1つ又は複数のセンサから、非限定的実例として、受信され得る。センサ・データ102は、リアルタイム又はほぼリアルタイムで交差点をナビゲートするために交差点エリアを検出するために、車両によって、プロセス100内で、使用され得る。センサ・データ102は、たとえば、図9A~9Cを参照すると、全球測位衛星システム(GNSS:global navigation satellite systems)センサ958(たとえば、グローバル・ポジショニング・システム・センサ)、RADARセンサ960、超音波センサ962、LIDARセンサ964、慣性計測装置(IMU:inertial measurement unit)センサ966(たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、磁気コンパス、磁力計など)、マイクロフォン976、ステレオ・カメラ968、ワイドビュー・カメラ970(たとえば、魚眼カメラ)、赤外線カメラ972、サラウンド・カメラ974(たとえば、360度カメラ)、長距離及び/若しくは中距離カメラ978、速度センサ944(たとえば、車両900の速度を測定するための)、並びに/又は他のセンサ・タイプを含む、車両のセンサのいずれかからのセンサ・データ102を含み得るが、これに限定されない。別の実例として、センサ・データ102は、仮想(たとえば、試験)環境内の仮想車両又は他の仮想物体の任意の数のセンサから生成された仮想(たとえば、シミュレーションされた又は拡張)センサ・データを含み得る。そのような一実例において、仮想センサは、シミュレーションされる環境(たとえば、ニューラル・ネットワーク・パフォーマンスを試験、トレーニング、及び/又は検証するために使用される)内の仮想車両又は他の仮想物体に対応し得、仮想センサ・データは、シミュレーションされた又は仮想環境内の仮想センサによってキャプチャされたセンサ・データを表し得る。そのようなものとして、仮想センサ・データを使用することによって、本明細書に記載のマシン学習モデル104は、そのような試験の安全性は低くなり得る、現実世界環境外のより極端なシナリオの試験を可能にし得る、シミュレーション環境におけるシミュレーション又は拡張データを使用して、試験、トレーニング、及び/又は検証され得る。
いくつかの実施例において、センサ・データ102は、画像を表す画像データ、ビデオを表す画像データ(たとえば、ビデオのスナップショット)、及び/又はセンサの知覚フィールドの表現を表すセンサ・データ(たとえば、LIDARセンサの深度図、超音波センサの値グラフなど)を含み得る。センサ・データ102が、画像データを含む場合、たとえば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)若しくは輝度/クロミナンス(YUV:Luminance/Chrominance)フォーマットなどの圧縮画像、H.264/AVC(Advanced Video Coding)若しくはH.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)などの圧縮ビデオ・フォーマットから生じるフレームのような圧縮画像、RCCB(Red Clear Blue)、RCCC(Red Clear)、若しくは他のタイプの画像センサなどに由来するものなどの未加工画像、及び/又は他のフォーマットを含むがこれらに限定されない、任意のタイプの画像データ・フォーマットが、使用され得る。加えて、いくつかの実例において、センサ・データ102は、前処理なしに(たとえば、未加工の又はキャプチャされたフォーマットにおいて)プロセス100内で使用され得るが、他の実例において、センサ・データ102は、前処理(たとえば、ノイズ・バランシング、デモザイク処理、スケーリング、クロップ、拡張、ホワイト・バランシング、トーン・カーブ調整など、たとえば、センサ・データ・プリプロセッサ(図示せず)を使用する)を受け得る。本明細書では、センサ・データ102は、未処理のセンサ・データ、前処理されたセンサ・データ、又はその組合せを指し得る。
トレーニングのために使用されるセンサ・データ102は、最初の画像(たとえば、1個若しくは複数の画像センサによってキャプチャされたものとしての)、ダウン・サンプリングされた画像、アップ・サンプリングされた画像、クロップされた若しくは関心領域(ROI:region of interest)画像、他の方法で拡張された画像、及び/又はその組合せを含み得る。マシン学習モデル104は、画像(及び/又は他のセンサ・データ102)並びに対応するグラウンド・トゥルース・データを使用してトレーニングされ得る。グラウンド・トゥルース・データは、注釈、ラベル、マスク、マップ、及び/又は同類のものを含み得る。たとえば、いくつかの実施例において、グラウンド・トゥルース・データは、グラウンド・トゥルース(GT)符号付き距離関数116を含み得る。エンコーダ112は、GT符号付き距離関数116をエンコードするために、注釈110を使用し得る。いくつかの実施例において、注釈110は、交差点エリア110A及び交差点エリア110Aの分類110Bを含み得る。
注釈110を参照すると、注釈110は、いくつかの実例において、描画プログラム(たとえば、注釈プログラム)、コンピュータ支援設計(CAD)プログラム、ラベリング・プログラム、GT符号付き距離関数116の注釈110及び/若しくはその他を生成するのに適した別のタイプのプログラム内で生成され得る、並びに/又は手描きされ得る。任意の実例において、注釈110及び/又はGT符号付き距離関数116は、合成的に製造する(たとえば、コンピュータ・モデル又はレンダリングから生成する)こと、現実に製造する(たとえば、現実世界データから設計及び製造する)こと、マシン自動化すること(たとえば、特徴分析を使用して、及び、データから特徴を抽出し、次いで、ラベルを生成することを学習して)、人が注釈を付けること(たとえば、ラベラ、又は注釈エキスパート、が、ラベルの位置を定義する)、並びに/又はその組合せ(たとえば、人が、エリアの中心又は原点及び次元を識別する、マシンが、交差点エリアのポリゴン及び/又はラベルを生成する)が可能である。
交差点エリア110Aは、交差点の対象エリアの輪郭を示す境界形状-たとえば、ポリゴン-に対応する注釈、又は他のラベルタイプ、を含み得る。いくつかの実例において、交差点エリアは、センサ・データ102において、横断歩道エリア、交差点入口エリア、交差点出口エリア、不明瞭なエリア、車線なしエリア、交差点内部エリア、部分的に可視なエリア、完全に可視なエリアなどに対応する1つ又は複数のポリゴンによって-たとえば、センサ・データ102のセンサ・データ表現内で-輪郭を描かれ得る。ポリゴンは、境界ボックスとして生成され得る。分類110Bは、それぞれの画像(又は他のデータ表現)について及び/又はマシン学習モデル104をトレーニングするために使用されるセンサ・データ102によって表される画像内のポリゴンのうちの1つ又は複数のそれぞれについて生成され得る。分類110Bの数は、マシン学習モデル104が予測するようにトレーニングされた特徴の数及び/又はタイプに、或いはそれぞれの画像内の交差点エリアの数及び/又は特徴のタイプに対応し得る。
実施例に応じて、分類110Bは、横断歩道エリア、交差点入口エリア、交差点出口エリア、不明瞭なエリア、車線なしエリア、交差点内部エリア、部分的に可視なエリア、完全に可視なエリア、及び/又は同類のものなどの、しかしこれらに限定されない、特徴タイプ又は交差点エリア・クラスに対応する分類又はタグに対応し得る。いくつかの実例において、分類110Bは、最初に、交差点内部エリア及び/又は交差点外部エリアに対応し得る。交差点内部エリア分類は、様々な方向に交差点を横切る車両の進路が横断し得る交差店内部のエリアを含む交差点エリア110Aを指し得る。交差点外部エリア分類は、交差点内部エリアの外部のエリアを含む交差点エリア110Aを指し得る。
交差点外部エリアとして分類された交差点エリア110Aはさらに、横断歩道エリア、交差点入口エリア、交差点出口エリア、不明瞭なエリア、車線なしエリア、及び/又は同類のものを含む、交差点出口エリアの特徴タイプに対応する属性に対応する分類110Bでそれぞれラベル付けされ得る。具体的には、交差点入口属性は、1つ又は複数の車両が様々な異なる方向から対応する交差点に入ろうとしている、交差点エリア110Aに対応し得る。交差点出口エリアは、様々な方向において交差点を最近出た1つ又は複数の車両が位置し得る、交差点エリア110Aに対応し得る。車両900は、交差点を安全に横切るために、それ自体が交差点出口エリアを安全に横切らなければならないので、交差点出口エリアに関する情報は、特に重要であり得ることを理解されたい。同様に、横断歩道エリアは、交差点内部エリアの外に位置する横断歩道に対応する交差点エリア110Aを指し得る。「車線なしエリア」として分類されたエリアは、車両が横切ることを許されていない交差点エリア110A、たとえば、自転車車線、歩行者専用道路、及び/又は同類のもの、に対応し得る。「不明瞭なエリア」属性は、車両の進行方向が不明瞭な交差点エリアに対応し得る。加えて、交差点内部エリア及び交差点外部エリア・クラスの分類110Aはまた、完全に可視なエリア及び/又は部分的に可視なエリア属性のうちの1つを含み得る。分類110Bが完全に可視なエリア属性又はクラス・ラベルを含む、実例において、対応する交差点エリア110Aは、完全に可視な表面、たとえば、障害物のない表面、を含み得る。これに対して、分類110Bが、部分的に可視なエリア属性又はクラス・ラベルを含む場合、対応する交差点エリア110Aは、障害物、たとえば、対応するセンサ・データ102においてエリア内の走行表面が単に部分的に可視であるような閉塞、を含み得る。本明細書に記載のラベリング・オントロジは、単に例示を目的としており、追加の及び/又は代替のクラス・ラベルが、本開示の範囲を逸脱することなく使用され得る。
非限定的実例として、図2A~2Bに関して、図2A~2Bは、本開示のいくつかの実施例による、交差点エリアを検出するためにマシン学習モデルをトレーニングするためのグラウンド・トゥルース生成において使用するためのセンサ・データに適用される例示的注釈を示す。たとえば、図2Aは、図1のトレーニング・プロセス100に従ってグラウンド・トゥルース・データを生成するために使用され得る画像200Aの例示的ラベリング(たとえば、注釈110に対応する)を示す。画像内の交差点エリア又は領域は、交差点エリア110A(たとえば、エリア204A、204B、206、208、210A、及び210B)及び対応する分類(たとえば、「交差点内部」、「部分的に可視」、「車両出口」、「車両入口」、「部分的に可視」、「横断歩道」など)によって注釈を付けられ得る。たとえば、交差点エリア204Aは、ポリゴンを使用してラベル付けされ得、「交差点入口」及び「部分的に可視」などの1つ又は複数の属性を有するように分類され得る。同様に、交差点エリア204B、206、208、210A、及び210Bは、ポリゴンを使用してラベル付けされ得、そこで、交差点204Bは、「車両入口」及び「部分的に可視」などの1つ又は複数の属性を有するものとして分類され得、交差点エリア206は、「横断歩道」及び「部分的に可視」などの1つ又は複数の属性を有するものとして分類され得、交差点エリア208は、「交差点内部」及び「部分的に可視」などの1つ又は複数の属性を有するものとして分類され得、交差点エリア210Aは、「車両出口」及び「部分的に可視」などの1つ又は複数の属性を有するものとして分類され得、交差点エリア210Bは、「車両出口」及び「完全に可視」などの1つ又は複数の属性を有するものとして分類され得る。いくつかの実例において、共通のクラス又は分類に属する各交差点エリアはまた、マッチする色のポリゴン(又は意味論的情報のいくつかの他の可視指示)で注釈を付けられ得る。たとえば、交差点エリア204A及び204Bのポリゴンは、両方とも車両入口分類として分類されるので、同じ色及び/又はスタイルでもよい。同様に、交差点エリア210A及び210Bのポリゴンは、両方とも車両出口分類として分類されるので、同じ色及び/又はスタイルを使用して注釈を付けられ得る。これらのラベリング又は注釈スタイルは、特定のクラスに対応するとしてシステム100に知られ得、この情報は、マシン学習モデル104をトレーニングするためのエンコードされたグラウンド・トゥルース・データを生成するために使用され得る。
ここで図2Bを参照すると、図2Bは、本発明のいくつかの実施例による、交差点エリアを検出するためにマシン学習モデルをトレーニングするためにセンサ・データに適用される注釈の別の実例を示す。ここに示すように、交差点エリア222A~222C、224A~224C、226A~226B、228A~228B、及び230は、ポリゴン及び対応する分類(たとえば、「交差点内部」、「部分的に可視」、「車両出口」、「車両入口」、「部分的に可視」、「横断歩道」など)で注釈を付けられ得る。たとえば、交差点エリア222A、222B、及び222Cは、類似の色及び/又はスタイル・ポリゴンを使用してラベル付けられ得、「車両入口」及び「部分的に可視」のうちの1つ又は複数として分類され得る。同様に、交差点エリア224A、224B、及び224Cは、類似の色及び/又はスタイル・ポリゴンを使用してラベル付けされ得、「横断歩道」、「完全に可視」、及び「部分的に可視」のうちの1つ又は複数として分類され得る。交差点エリア226A、及び226Bは、類似の色及び/又はスタイル・ポリゴンを使用してラベル付けされ得、「車線なし」、「完全に可視」、及び部分的に可視のうちの1つ又は複数として分類され得る。交差点エリア228A及び228Bは、類似の色及び/又はスタイル・ポリゴンを使用してラベル付けされ得、「車両出口」、「完全に可視」、及び「部分的に可視」のうちの1つ又は複数として分類され得る。交差点エリア230は、ポリゴンを使用してラベル付けされ得、「交差点内部」及び「部分的に可視」のうちの1つ又は複数として分類され得る。
注釈は、同じ分類の類似の視覚表現でもよい。図示するように、交差点エリア222A、222B、及び222Cは、車両出口エリアとして分類され得る。このようにして、画像の同様に分類された特徴が、類似の方式で注釈を付けられ得る。さらに、分類110Bは複合名詞でもよいことに留意されたい。異なる分類ラベルは、異なる分類を表すために、実線、破線などによって図2Bに表され得る。さらに、異なる分類ラベルは、名詞及び/又は複合名詞でもよい。これは限定を意図しておらず、分類のための任意の命名規則が、画像内の特徴の分類ラベル(たとえば、交差点エリア)の差を示すために使用され得る。
再び図1を参照すると、エンコーダ112は、注釈110を使用して交差点エリアに対応するグラウンド・トゥルース情報をエンコードするように構成され得る。注釈110は、グラウンド・トゥルース・データ、たとえば、グラウンド・トゥルース(GT)符号付き距離関数116、を生成するためにエンコーダ112によってエンコードされ得る。加えて、マシン学習モデル104に適用されるセンサ・データ102の空間分解能は、マシン学習モデル104の予測に対応する出力空間分解能とは異なる-たとえば、より大きい、小さいなど-ことがあるので、グラウンド・トゥルース情報は、様々なフォーマットにエンコードされ得る。
たとえば、注釈110は、GT符号付き距離関数116の形で-各交差点エリア・クラス(たとえば、交差点エリア・タイプ)が別個のGT符号付き距離関数においてエンコードされるように-エンコードされ得る。交差点エリア110A及び対応する分類110Bは、注釈110から判定されるものとしての交差点の領域に対応する交差点エリア・タイプにそれぞれ対応する、GT符号付き距離関数116を生成するためにエンコーダ112によって使用され得る。いくつかの実例において、符号付き距離関数116内の各画素は、対応する交差点エリア・タイプの交差点エリア110Aの最も近い境界(たとえば、トレーニング・データの注釈付きの境界形状に沿った)までのその画素の距離に対応する距離値でエンコードされ得る。そのような実例において、交差点エリア110A内部の画素(たとえば、ポリゴン)はまた、正の距離値でエンコードされてもよく、そして、交差点エリア110A外部の画素は、負の距離値でエンコードされてもよく、或いは逆もまた同様である。交差点エリア110Aの境界を形成する画素は、GT符号付き距離関数116を生成するためのゼロ値でエンコードされ得る。それにより、グラウンド・トゥルースは、配備中の結果的検出のアップサンプリングが効率的に正確に実行されることを可能にして、画像内の各画素の連続値表現を提供し得る。さらに、各交差点エリア・クラスをそれ自体の符号付き距離関数にエンコードすることは、正確性及び精密性を有する各クラスの交差点エリアの個々のインスタンスのリコール及び強化を可能にし得る。
いくつかの実例において、GT符号付き距離関数116をエンコードすることに加えて又はその代わりに、ラベル付けされた交差点エリア110A及び対応する分類110Bは、各交差点エリア・タイプのワンホット・エンコーディング・マップを生成するためにエンコーダ112によって使用され得る。そのような実例において、エンコーダ112は、2進表現を使用して交差点エリア110Aをエンコードすることができ、そこで、交差点エリア境界(たとえば、ポリゴン境界)内部の画素は、1の値でエンコードされ得、交差点エリア境界外部の画素は、0の値でエンコードされ得る。いくつかの実例において、ワンホット・エンコーディング・マップは、複数のヒート・マップを含むことができ、各ヒート・マップは、注釈118から判定される交差点エリアの異なるタイプの分類110Bに対応する。しかしながら、ワンホット・エンコーディング・マップを使用するとき、同じ交差点エリア・タイプの隣接する領域(たとえば、共有境界を有するポリゴン)は、個別に識別可能でない可能性があり、結果として、GT符号付き距離関数116を使用する実施例と比較して正確性を低下させ得る。このようにして、情報は、ポリゴン注釈及び意味論的情報を使用して判定され得るので、交差点エリア110Aは、限定されたラベリングを必要としてGT符号付き距離関数116及び/又はワンホット・エンコーディング・マップを使用してエンコードされ得る。
一実例として、図3を参照すると、図3は、それぞれ、注釈310A、320A、330A、340A、及び350Aから交差点エリアをエンコードするためのグラウンド・トゥルース符号付き距離関数310B、320B、330B、340B、350Bを示す。注釈を付けられた画像310Aは、交差点エリア312Aを含む。いくつかの実例において、交差点エリア312Aは、交差点エリアを表すポリゴンを含むことができ、対応する符号付き距離関数310Bは、特定の交差点エリア・タイプの交差点エリア312Aをエンコードするために使用され得る。交差点エリア312B内部の画素は正の距離値でエンコードされ、交差点エリア312B外部の画素は負の距離値でエンコードされ、及び/又は、交差点エリア312Bの境界上の画素はゼロ値でエンコードされるように、交差点エリア312Aは、符号付き距離関数310Bにおいてエンコードされ得る。画素の距離値は、交差点エリア又は領域(たとえば、符号付き距離関数が対応する交差点分類タイプの)の最も近い境界までのそれぞれの画素の距離に対応し得る。
同様に、注釈を付けられた画像320Aは、注釈110によって表されるものとしての別の交差点エリア・タイプの交差点エリア322A、324A、326A、及び328Aを含む。いくつかの実例において、交差点エリア322A、324A、326A、及び328Aは、それぞれの交差点エリアを表す対応するポリゴンを含み得る。対応する符号付き距離関数320Bは、別の交差点エリア・タイプの交差点エリア322A、324A、326A、及び328Aをエンコードするために使用され得る。それぞれの交差点エリア322B、324B、326B、及び328B内部の画素は正の距離値でエンコードされ、交差点エリア322A、324A、326A、及び328A外部の画素は負の距離値でエンコードされ、そして、それぞれの交差点エリア322A、324A、326A、及び328Aの境界上の画素はゼロ値でエンコードされるように、交差点エリア322A、324A、326A、及び328Aは、符号付き距離関数320Bにおいてエンコードされ得る。符号付きの距離関数330B、340B、及び350Bは、それぞれ、注釈330A、340A、及び350A内の交差点エリアをエンコードすることによって、それらの対応する交差点エリア・タイプを表すために、同様に生成され得る。
GT符号付き距離関数116が、センサ・データ102の各インスタンスについて(たとえば、センサ・データ102が画像データを含む、各画素について)生成された後は、マシン学習モデル104は、GT符号付き距離関数116を使用してトレーニングされ得る。たとえば、マシン学習モデル104は、符号付き距離関数108を生成することができ、符号付き距離関数108は、センサ・データ102のそれぞれのインスタンスに対応するGT符号付き距離関数116と-損失関数120を使用して-比較され得る。そのようなものとして、損失関数120からのフィードバックは、マシン学習モデル104が許容できる又は望ましい正確性に収束するまで、GT符号付き距離関数116を考慮してマシン学習モデル104のパラメータ(たとえば、重み及びバイアス)を更新するために使用され得る。プロセス100を使用して、マシン学習モデル104は、損失関数120及びGT符号付き距離関数116を使用してセンサ・データ102から符号付き距離関数108(及び/又は関連分類)を正確に予測するようにトレーニングされ得る。いくつかの実例において、異なる損失関数120は、各意味論的クラス・タイプ(たとえば、交差点エリア・タイプ)の異なる符号付き距離関数108を予測するようにマシン学習モデル104をトレーニングするために使用され得る。たとえば、第1の損失関数120は、符号付き距離関数108及び第1の意味論的クラス・タイプのGT符号付き距離関数116を比較するために使用され得、第2の損失関数120は、符号付き距離関数108及び第2の意味論的クラス・タイプのGT符号付き距離関数116を比較するために使用され得る。そのようなものとして、非限定的実施例において、出力チャネルのうちの1つ又は複数は、出力チャネルのうちの別の出力チャネルとは異なる損失関数120を使用してトレーニングされ得る。
マシン学習モデル104は、符号付き距離関数、分類、及び/又は他の情報を生成するためにデコーダ又は1つ若しくは複数の他の後処理構成要素(少なくとも図5に関して本明細書でさらに詳しく説明される)に最後に適用され得る、符号付き距離関数108を計算するためにセンサ・データ102を使用することができる。実例は、マシン学習モデル104(たとえば、図1及び5に関する)としての、ディープ・ニューラル・ネットワーク(DNN)、及び具体的には畳み込みニューラル・ネットワーク(CNN)、の使用に関して本明細書で説明されているが、これは限定を意図していない。たとえば、そして限定なしに、マシン学習モデル104は、任意のタイプのマシン学習モデル、たとえば、線形回帰、ロジスティック回帰、決定木、サポート・ベクトル・マシン(SVM:support vector machine)、ナイーブ・ベイズ、k近傍法(Knn:k-nearest neighbor)、K平均クラスタリング、ランダム・フォレスト、次元縮小アルゴリズム、勾配ブースティング・アルゴリズム、ニューラル・ネットワーク(たとえば、オートエンコーダ、畳み込み、再発、パーセプトロン、長/短期メモリ(LSTM:Long/Short Term Memory)、ホップフィールド、ボルツマン、ディープ・ビリーフ、デコンボリューション、敵対的生成、液体状態マシンなど)、対象エリア検出アルゴリズム、コンピュータ・ビジョン・アルゴリズムを使用するマシン学習モデル、及び/又は他のタイプのマシン学習モデル、を含み得る。
マシン学習モデル104がCNNを含む場合などの、一実例として、マシン学習モデル104は、任意の数の層を含み得る。層のうちの1個又は複数は、入力層を含み得る。入力層は、センサ・データ102に関連する値を保持し得る(たとえば、後処理の前又は後)。たとえば、センサ・データ102が画像であるとき、入力層は、容量(たとえば、幅、高さ、及び色チャネル(たとえば、RGB)、たとえば、32x32x3)として画像の未加工の画素値を表す値を保持し得る。
1個又は複数の層が、畳み込み層を含み得る。畳み込み層は、入力層内のローカル領域に接続されたニューロンの出力を計算することができ、各ニューロンは、それらの重みと入力容量においてそれらが接続された小さい領域との間のドット積を計算する。畳み込み層の結果は、適用されるフィルタの数に基づく次元のうちの1個を有する、別の容量でもよい(たとえば、幅、高さ、及びフィルタの数、たとえば、12がフィルタの数であった場合、32x32x12)。
層のうちの1個又は複数は、改正された線形ユニット(ReLU:rectified linear unit)層を含み得る。ReLU層は、たとえば、ゼロにおいて閾値化する、要素ごとの活性化関数、たとえば、max(0,x)、を適用し得る。ReLU層の結果的容量は、ReLU層の入力の容量と同じになり得る。
層のうちの1個又は複数は、プール層を含み得る。プール層は、プール層の入力より小さい容量(たとえば、32x32x12入力容量からの16x16x12)をもたらし得る、空間次元(たとえば、高さ及び幅)に沿ったダウン・サンプリング動作を実行し得る。
層のうちの1個又は複数は、1個又は複数の完全に接続された層を含み得る。完全に接続された層内の各ニューロンは、前の容量におけるそれぞれのニューロンに接続され得る。完全に接続された層は、クラス・スコアを計算し得、結果として生じる容量は、1x1xクラスの数になり得る。いくつかの実例において、CNNの層のうちの1個又は複数の層の出力が、CNNの完全に接続された層への入力として提供され得るように、CNNは、完全に接続された層を含み得る。いくつかの実例において、1個又は複数の畳み込みストリームが、マシン学習モデル104によって実装され得、畳み込みストリームのうちのいくつか又はすべては、それぞれの完全に接続された層を含み得る。
いくつかの非限定的実施例において、マシン学習モデル104は、その後にグローバル・コンテキスト特徴抽出を容易にするためのマルチスケール拡張畳み込み及びアップ・サンプリング層が続く、画像特徴抽出を容易にするための一連の畳み込み及びマックス・プール層を含み得る。
入力層、畳み込み層、プール層、ReLU層、及び完全に接続された層は、マシン学習モデル104に関して本明細書で論じられているが、これは限定を意図していない。たとえば、追加又は代替層が、マシン学習モデル104、たとえば、正規化層、SoftMax層、及び/又は他の層タイプ、において使用され得る。
マシン学習モデル104がCNNを含む、実施例において、CNNの異なる順番及び/又は数の層が、実施例に応じて使用され得る。言い換えれば、マシン学習モデル104の層の順番及び数は、任意の1個のアーキテクチャに限定されない。
加えて、層のうちのいくつかは、パラメータ(たとえば、重み及び/又はバイアス)、たとえば、畳み込み層及び完全に接続された層を含むことがあり、その一方で、他の層、たとえば、ReLU層及びプール層は含まないことがある。いくつかの実例において、パラメータは、トレーニング中にマシン学習モデル104によって学習され得る。さらに、層のうちのいくつかは、追加のハイパパラメータ(たとえば、学習率、ストライド、エポックなど)、たとえば、畳み込み層、完全に接続された層、及びプール層を含むことがあり、その一方で、他の層、たとえば、ReLU層は含まないことがある。パラメータ及びハイパパラメータは、限定されるものではなく、実施例に応じて異なり得る。
ここで図4を参照すると、本明細書に記載の、方法400の各ブロックは、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアの任意の組合せを使用して実行され得る計算プロセスを含む。たとえば、様々な機能が、メモリに記憶された命令を実行するプロセッサによって、実施され得る。方法400は、コンピュータ記憶媒体に記憶されたコンピュータ使用可能命令として実施され得る。方法400は、いくつか例を挙げると、独立型アプリケーション、サービス又はホスト型サービス(独立型の又は別のホスト型サービスと組み合わせた)、或いは別の製品へのプラグインによって提供され得る。加えて、方法400は、例として、図1のプロセス100に関して、説明されている。しかしながら、これらの方法は、本明細書に記載のものを含むが、これらに限定されない、任意の1つのシステム、又はシステムの任意の組合せによって、追加で又は別法として、実行され得る。
図4は、本開示のいくつかの実施例による、交差点エリアを検出するようにニューラル・ネットワークをトレーニングするための方法400を示す流れ図である。方法400は、ブロックB402において、交差点を示す画像を表す画像データを受信することを含む。たとえば、センサ・データ102が、受信され得、そこで、センサ・データ102は、交差点を示す画像を表す画像データを含む。
方法400は、ブロックB404において、交差点のエリアに対応する境界形状と、それぞれのエリアの意味論的クラスに対応する、対応する意味論的クラス・ラベルとを表す注釈を生成することを含む。たとえば、注釈110が、生成及び/又は受信され得、そこで、注釈は、交差点エリア110Aに対応する境界形状及びそれぞれの交差点エリア110Aの対応する分類110Bを表す。
方法400は、ブロックB406において、交差点に対応する意味論的クラス・タイプのうちの各意味論的クラス・タイプの符号付き距離関数を計算することを含み、符号付き距離関数は、エリアの内部の画像の第1の画素の第1の符号付き値、エリアの外部の画像の第2の画素の第2の符号付き値、及びエリアの境界に沿った画像の第3の画素の第3の符号付き値を含む。たとえば、GT符号付き距離関数116は、交差点に対応する分類110Bの各交差点エリア・タイプについて計算され得る。GT符号付き距離関数116は、交差点エリア110Aの内部の画素の正の距離値、交差点エリア110Aの外部の画素の負の距離値、及び交差点エリア110Aの境界に沿った画素のゼロ値を含み得る。
方法400は、ブロックB408において、符号付き距離関数をグラウンド・トゥルース・データとして使用してディープ・ニューラル・ネットワーク(DNN)をトレーニングすることを含む。たとえば、GT符号付き距離関数116は、マシン学習モデル104をトレーニングするためにグラウンド・トゥルース・データとして使用され得る。
ここで図5を参照すると、図5は、本開示のいくつかの実施例による、リアルタイム又はほぼリアルタイムで車両のセンサからの出力を使用して交差点エリアを検出するための例示的プロセス500を示すデータ流れ図である。センサ・データ102は、少なくとも図1に関して本明細書で説明されるものと類似し得る。配備中、センサ・データ102は、たとえば、トレーニング・センサ・データ102を使用して符号付き距離関数108(及び対応する分類)を計算するために、プロセス100に従ってトレーニングされたマシン学習モデル104に適用され得る。そのようなものとして、マシン学習モデル104は、少なくとも図1の符号付き距離関数108に関してより詳細に説明されるように、符号付き距離関数108のうちの1つ又は複数を出力-又は回帰-し得る。
符号付き距離関数108は、インスタンス区分マスク510を生成するためにポストプロセッサ502に適用され得る。いくつかの実例において、ポストプロセッサ502は、インスタンス区分マスク510を計算するために、1つ又は複数の後処理アルゴリズム(たとえば、時間的平滑化、アップサンプリング、閾値化、クラスタリング、マッピングなど)を使用し得る。たとえば、ポストプロセッサ502は、次に交差点を-たとえば、車両の制御構成要素516によって-ナビゲートするために使用され得る、交差点エリアの表現を生成するために、符号付き距離関数108を使用し得る。インスタンス区分マスク510は、交差点エリア、その分類、及び/又は交差点に対応する他の情報(たとえば、デバッギングのための交差点の視覚化を生成するために使用され得る交差点エリアに対応するポリゴンなど)を含み得る。
ポストプロセッサは、インスタンス区分マスク510を生成するために、平滑化504、アップサンプリング506、及び/又はマッピング508を実行し得る。いくつかの実施例において、符号付き距離関数108は、画素値における鋭いピーク及び変動を平滑化するために、画素ごとの平滑化504を受けることができる。いくつかの実例において、平滑化504は、マシン学習モデル104によって出力されるそれぞれの符号付き距離関数108のガウス平滑化を含み得る。符号付き距離関数108における鋭いピーク及び変動は、対応する平滑化された符号付き距離関数を生成するために、各符号付き距離関数108で平滑化アルゴリズムを適用することによって、平滑化され得る。
いくつかの実施例において、符号付き距離関数108及び/又は平滑化された符号付き距離関数のうちの1つ又は複数は、アップサンプリング506を受け得る。たとえば、符号付き距離関数108は、センサ・データ102の入力空間分解能に対応する第2の空間分解能とは異なる第1の空間分解能(たとえば、ダウンサンプリングされた空間分解能)において生成され得る。そのようなものとして、アップサンプリング506は、符号付き距離関数108の第1の空間分解能からデータを復号し得、データをセンサ・データ102の第2の空間分解能に変換又は翻訳し得る。いくつかの実例において、バイリニア・アップサンプリングが、センサ・データ102の最初の分解能を回復するために及び対応するアップサンプリングされた符号付き距離関数を生成するために、それぞれの符号付き距離関数108及び/又はそれぞれの平滑化された符号付き距離関数に適用され得る。結果として、マシン学習モデル104の処理速度は、システムの他のタスクのための計算資源を同時に保護しながら-たとえば、減らされた空間分解能データを処理することにより-上げられ得る。加えて、処理速度を上げることによって、システムのランタイムは、減らすことができ、それによって、システム(たとえば、車両900)内のプロセス500のリアルタイム又はほぼリアルタイムの配備を可能にする。
符号付き距離関数108、平滑化された符号付き距離関数、及び/又はアップサンプリングされた符号付き距離関数は、次いで、対応する符号付き距離関数における各画素に関連する負の及び正の値に基づいて交差点エリアを表すポリゴン・エリアに-たとえば、マッピング・アルゴリズムなどのマッピング508を使用して-マップされ得る。マッピング508は、符号付き距離関数108を閾値化及び/又はクラスタリング・アルゴリズムに適用することを含み得る。いくつかの実施例において、分水嶺クラスタリング・アルゴリズムは、各符号付き距離関数108の各検出された交差点エリアに対応するインスタンス区分マップ510を生成するためにマッピング508として使用され得る。そのような実施例において、各交差点についてエリア、高すぎる及び低すぎる距離値を有する画素は、所定の距離閾値を使用してフィルタで除かれ得る-それによって、必要とされる計算資源を減らす。残りの画素は、関連交差点エリアの境界を判定するために、及び/又は関連分類タイプを有する交差点の所与の領域に関連する各画素を判定するために、使用され得る。交差点エリアを表すポリゴンの境界内の各画素は、次いで、対応する交差点エリアの区分(たとえば、クラス・ラベル又は値)を示す画素値でエンコードされ得る。ポストプロセッサ502の出力は、画像空間内の交差点の異なる分類タイプ領域の位置(たとえば、2次元座標)に対応する各分類タイプのインスタンス区分マスク510-又はそのインスタンス-でもよい。
インスタンス区分マスク510は、次いで、画像空間における2D位置をインスタンス区分マスク510内のそれぞれの検出された交差点エリアの3D世界空間座標に変換するために、座標コンバータ512に適用され得る。3D世界空間座標は、進路プランニング、制御決定、及び/又は世界空間環境内の交差点を通って安全に効率的にナビゲートするための他のプロセスのために車両900によって使用され得る。2D位置を3D空間に投影する任意の知られている方法が、使用され得る。いくつかの実例において、フラット・モデル仮定が、位置を3D空間に投影するために使用され得る。いくつかの他の実例では、深度及び/又は距離推定のためのLIDARデータが、投影のために使用され得る、及び/又は、車両900が道路表面を横切るときの車両900の未来の動きが、たとえば、走行表面の傾斜又は輪郭を判定して2D点を3D空間により正確に投影するために、使用され得る(たとえば、ネットワークをトレーニングするためのより正確なグラウンド・トゥルースを生成するために)。いくつかの実施例において、マシン学習モデル104は、3D世界空間における交差点エリア位置を直接に予測するために、3Dデータでトレーニングされ得る。
そのようなものとして、インスタンス区分マップ510から判定された3D世界空間座標は、車両900の制御構成要素514によって1つ又は複数の動作を実行するために使用され得る。非限定的実例として、自律運転ソフトウェア・スタックの知覚層は、交差点情報に基づいて環境に関する情報を更新することができ、世界モデル・マネージャは、交差点及び他の車両に関する位置、距離、属性、及び/若しくは他の情報を反映するように世界モデルを更新することができ、並びに/又は、制御層は、交差点に近づく、それをナビゲートする、及び/若しくは出るときの制御を決定するための情報(たとえば、待機条件などの属性、競合エリア、優先権を有する車両、交差点のサイズ、交差点までの距離などに基づく)を使用することができる。
ここで図6を参照すると、図6は、本開示のいくつかの実施例による、ポストプロセッサ(たとえば、ポストプロセッサ502)を使用して対応するインスタンス区分マスク(たとえば、図5のインスタンス区分マスク510)に変換される例示的符号付き距離関数(たとえば、図5の符号付き距離関数108)を示す。符号付き距離関数610A、620A、630A、及び640Aは、個々の交差点エリア・クラスの予測される交差点エリアの視覚化を含む。それぞれの符号付き距離関数610A、620A、630A、及び640Aは、それぞれ、平滑化された及びアップサンプリングされた符号付き距離関数610B、620B、630B、及び640Bを生成するために、平滑化及びアップサンプリングされ得る(たとえば、平滑化504、アップサンプリング506などを使用して)。たとえば、符号付き距離関数610Aの画素は、符号付き距離関数610Aにおける鋭いピーク及び/又は変動を平滑化して平滑化された符号付き距離関数を先ず生成するために、ガウス平滑化を受け得る。平滑化された符号付き距離関数は、次いで、センサ・データ(たとえば、センサ・データ102)の最初の入力画像分解能を回復して対応する平滑化された及びアップサンプリングされた符号付き距離関数610Bを生成するために、アップサンプリング506を受け得る。さらに、各平滑化された及びアップサンプリングされた符号付き距離関数610B、620B、630B、及び640Bは、それぞれ、対応するインスタンス区分マップ610C、620C、630C、及び640Cを生成するために、マッピング508を使用して、マップされ得る。たとえば、平滑化された及びアップサンプリングされた符号付き距離関数610Bは、結果として生じるインスタンス区分マップ610Cにおいて見られるように最初の画像上にオーバーレイされ得るインスタンス区分マスク612Cを生成するために、分水嶺クラスタリング・アルゴリズムを受け得る。そのようなものとして、画像において検出された交差点エリアは、各交差点エリア分類のポリゴンのセットによって表され得る。
図7A~7Bを参照すると、図7A~7Bは、本開示のいくつかの実施例による、ニューラル・ネットワークによって計算された符号付き距離関数に基づいて3D空間において予測される例示的交差点エリアを示す。図7Aは、交差点内の他の車両に対する交差点横断優先権を判定するために使用され得る、交差点エリア720、712、714、716、718、720、及び722の予測700Aの視覚化を示す。異なる交差点エリア分類は、異なる分類を表すために、実線、破線、異なる色などによって表され得る。これは限定を意図しておらず、分類の任意の視覚規定が、画像内の特徴の分類(たとえば、交差点エリア)の差を示すために使用され得る。たとえば、交差点エリア712、714、及び716は単一の交差点エリア分類に属することが理解され得る。同様に、交差点エリア720及び722は、別の交差点エリア分類に属し得る。
図7Bは、制御構成要素(たとえば、車両900の制御構成要素514)によって他の車両に対する交差点横断優先権を判定するために使用され得る、交差点エリア740、742、744、746、748、750、及び720の別の予測700Bを示す。異なる交差点エリア分類は、異なる分類を表すために、実線、破線、異なる色などによって表され得る。これは限定を意図しておらず、分類の任意の視覚規定が、視覚化、デバッギング、又は他の目的のために画像内の特徴の分類(たとえば、交差点エリア)の差を示すために使用され得る。たとえば、交差点エリア742、及び744は第1の交差点エリア分類に属することが理解され得る。同様に、交差点エリア750及び752は第2の交差点エリア分類に属し得る、など。このようにして、交差点エリアは、対応する分類に属するものとして容易に検出可能であり得る。
ここで図8を参照すると、本明細書に記載の、方法800の各ブロックは、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアの任意の組合せを使用して実行され得る計算プロセスを含む。たとえば、様々な機能が、メモリに記憶された命令を実行するプロセッサによって、実施され得る。方法800はまた、コンピュータ記憶媒体に記憶されたコンピュータ使用可能命令として実施され得る。方法800は、いくつか例を挙げると、独立型アプリケーション、サービス又はホスト型サービス(独立型の又は別のホスト型サービスと組み合わせた)、或いは別の製品へのプラグインによって提供され得る。加えて、方法800は、例として、図5のプロセス500に関して説明されている。しかしながら、これらの方法は、本明細書に記載のものを含むが、これらに限定されない、任意の1つのシステム、又はシステムの任意の組合せによって、追加で又は別法として、実行され得る。
図8は、本開示のいくつかの実施例による、交差点エリアを検出するための方法800を示す流れ図である。方法800は、ブロックB802において、車両の画像センサの視野内の交差点を表す画像データをニューラル・ネットワークに適用することを含む。たとえば、センサ・データ102は、マシン学習モデル104に適用され得る。センサ・データ102は、車両900の画像センサの視野内の交差点を表し得る。
方法800は、ブロックB804において、ニューラル・ネットワークを使用して、画像データに少なくとも部分的に基づいて、第1の交差点エリア・クラスに対応する第1の符号付き距離関数及び第2の交差点エリア・クラスに対応する第2の符号付き距離関数を表す第1のデータを計算することを含む。たとえば、マシン学習モデル104は、センサ・データ102に基づいて、複数の交差点エリア・クラスのうちの各交差点エリア・クラスの符号付き距離関数108を出力することができる。
方法800は、ブロックB806において、クラスタリング・アルゴリズムを第1の符号付き距離関数及び第2の符号付き距離関数に適用することを含む。たとえば、クラスタリングを含む、マッピング508が、符号付き距離関数108で実行され得る。
方法800は、ブロックB808において、クラスタリング・アルゴリズムに少なくとも部分的に基づいて、第1の交差点エリア・クラスに対応する第1のインスタンス区分マップ及び第2の交差点エリア・クラスに対応する第2のインスタンス区分マップを計算することを含む。たとえば、インスタンス区分マップ510は、マッピング508に基づいて符号付き距離関数108において検出されるものとしての各交差点エリア・クラスに対応して、計算され得る。
方法800は、ブロックB810において、第1のインスタンス区分マップ及び第2のインスタンス区分マップに少なくとも部分的に基づいて、第1の交差点エリア・クラスのインスタンス及び第2の交差点エリア・クラスのインスタンスに対応する世界空間位置を判定することを含む。たとえば、交差点エリア・クラスのインスタンスに対応する3D世界空間位置は、座標コンバータ512によって、インスタンス区分マスク510に基づいて、判定され得る。
方法800は、ブロックB810において、世界空間位置を表す第2のデータを車両のプランニング構成要素に送信することを含む。たとえば、交差点エリアの3D世界空間位置が、さらなる処理のために車両900の制御構成要素514に送信され得る。
例示的自律型車両
図9Aは、本開示のいくつかの実施例による、例示的自律型車両900の図である。自律型車両900(或いは本明細書で「車両900」と称される)は、旅客車両、たとえば、乗用車、トラック、バス、ファースト・レスポンダ車両、シャトル、電気又は原動機付自転車、オートバイ、消防車、警察車両、救急車、ボート、建設車両、潜水艦、ドローン、及び/又は別のタイプの車両(たとえば、無人の及び/又は1人若しくは複数の乗客を乗せた)、を含み得るが、これらに限定されない。自律型車両は、一般に、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA:National Highway Traffic Safety Administration)、米国運輸省の部署、及び自動車技術者協会(SAE:Society of Automotive Engineers)「Taxonomy and Definitions for Terms Related to Driving Automation Systems for On-Road Motor Vehicle」(2018年6月15日に公開された規格番号J3016-201806、2016年9月30日に公開された規格番号J3016-201609、及びこの規格の前の及び未来のバージョン)によって定義される、自動化レベルに関して記述される。車両900は、自律運転レベルのレベル3~レベル5のうちの1つ又は複数による機能の能力を有し得る。たとえば、車両900は、実施例に応じて、条件付き自動化(レベル3)、高度自動化(レベル4)、及び/又は完全自動化(レベル5)の能力を有し得る。
車両900は、車両のシャシ、車体、車輪(たとえば、2、4、6、8、18など)、タイヤ、車軸、及び他の構成要素などの構成要素を含み得る。車両900は、内部燃焼エンジン、ハイブリッド動力装置、完全な電気式エンジン、及び/又は別の推進システム・タイプなど、推進システム950を含み得る。推進システム950は、車両900の推進力を有効にするために、トランスミッションを含み得る、車両900のドライブ・トレインに接続され得る。推進システム950は、スロットル/加速装置952からの信号の受信に応答して制御され得る。
ハンドルを含み得る、ステアリング・システム954は、推進システム950が動作しているときに(たとえば、車両が移動中のときに)車両900のかじを取る(たとえば、所望の進路又はルートに沿って)ために使用され得る。ステアリング・システム954は、ステアリング・アクチュエータ956から信号を受信することができる。ハンドルは、完全自動化(レベル5)機能のオプションでもよい。
ブレーキ・センサ・システム946は、ブレーキ・アクチュエータ948及び/又はブレーキ・センサからの信号の受信に応答して車両ブレーキを動作させるために使用され得る。
1つ又は複数のシステム・オン・チップ(SoC:system on Chip)904(図9C)及び/又はGPUを含み得る、コントローラ936は、車両900の1つ若しくは複数の構成要素及び/又はシステムに信号(たとえば、コマンドの表現)を提供することができる。たとえば、コントローラは、1つ又は複数のブレーキ・アクチュエータ948を介して車両ブレーキを動作させて、1つ又は複数のステアリング・アクチュエータ956を介してステアリング・システム954を動作させて、1つ又は複数のスロットル/加速装置952を介して推進システム950を動作させるために、信号を送ることができる。コントローラ936は、センサ信号を処理する、並びに律的運転を可能にするために及び/又は運転者の車両900の運転を支援するために動作コマンド(たとえば、コマンドを表す信号)を出力する、1つ又は複数の搭載された(たとえば、統合された)計算デバイス(たとえば、スーパーコンピュータ)を含み得る。コントローラ936は、自律運転機能のための第1のコントローラ936、機能的安全性機能のための第2のコントローラ936、人工知能機能(たとえば、コンピュータ・ビジョン)のための第3のコントローラ936、インフォテインメント機能のための第4のコントローラ936、緊急状態における冗長性のための第5のコントローラ936、及び/又は他のコントローラを含み得る。いくつかの実例では、単一のコントローラ936が、前述の機能のうちの2個以上を処理することができ、2個以上のコントローラ936が、単一の機能、及び/又はその任意の組合せを処理することができる。
コントローラ936は、1つ又は複数のセンサから受信したセンサ・データ(たとえば、センサ入力)に応答して車両900の1つ若しくは複数の構成要素及び/又はシステムを制御するための信号を提供することができる。センサ・データは、たとえば、そして制限なしに、全地球的航法衛星システム・センサ958(たとえば、グローバル・ポジショニング・システム・センサ)、RADARセンサ960、超音波センサ962、LIDARセンサ964、慣性計測装置(IMU:inertial measurement unit)センサ966(たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、磁気コンパス、磁力計など)、マイクロフォン996、ステレオ・カメラ968、ワイドビュー・カメラ970(たとえば、魚眼カメラ)、赤外線カメラ972、サラウンド・カメラ974(たとえば、360度カメラ)、長距離及び/又は中距離カメラ998、スピード・センサ944(たとえば、車両900のスピードを測定するための)、振動センサ942、ステアリング・センサ940、ブレーキ・センサ(たとえば、ブレーキ・センサ・システム946の一部としての)、及び/又は他のセンサ・タイプから受信され得る。
コントローラ936のうちの1つ又は複数のコントローラは、車両900の計器群932から入力(たとえば、入力データによって表される)を受信し、出力(たとえば、出力データ、表示データなどによって表される)をヒューマン・マシン・インターフェース(HMI:human-machine interface)ディスプレイ934、可聴式アナンシエータ、ラウドスピーカ、及び/又は車両900の他の構成要素を介して提供することができる。出力は、車両ベロシティ、スピード、時間、マップ・データ(たとえば、図9CのHDマップ922)、位置データ(たとえば、マップ上などの、車両900の位置)、方向、他の車両の位置(たとえば、占有グリッド)、コントローラ936によって把握されるものとしての物体及び物体の状況に関する情報などの、情報を含み得る。たとえば、HMIディスプレイ934は、1つ又は複数の物体(たとえば、道路標識、警告標識、交通信号の変化など)の存在、及び/又は車両が行った、行っている、又は行うであろう運転操作(たとえば、今、車線変更をしていること、3.22km(2マイル)内の出口34Bを出ることなど)に関する情報を表示することができる。
車両900はさらに、1つ若しくは複数のワイヤレス・アンテナ926及び/又はモデムを使用して1つ若しくは複数のネットワークを介して通信することができるネットワーク・インターフェース924を含む。たとえば、ネットワーク・インターフェース924は、LTE、WCDMA(登録商標)、UMTS、GSM、CDMA2000などを介する通信の能力を有し得る。ワイヤレス・アンテナ926はまた、ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥースLE、Z-Wave、ZigBeeなどのローカル・エリア・ネットワーク、及び/又はLoRaWAN、SigFoxなどのロー・パワー・ワイドエリア・ネットワーク(LPWAN:low power wide-area network)を使用し、環境内の物体(たとえば、車両、モバイル・デバイスなど)の間の通信を可能にすることができる。
図9Bは、本開示のいくつかの実施例による、図9Aの例示的自律型車両900のカメラ位置及び視野の実例である。カメラ及びそれぞれの視野は、1つの例示的実施例であり、制限することは意図されていない。たとえば、追加の及び/又は代替カメラが含まれ得る、及び/又はカメラは車両900の異なる位置に置かれ得る。
カメラのカメラ・タイプは、車両900の構成要素及び/又はシステムと使用するようになされ得るデジタル・カメラを含み得るが、これに限定されない。カメラは、自動車安全整合性レベル(ASIL:automotive safety integrity level)Bにおいて及び/又は別のASILにおいて動作することができる。カメラ・タイプは、実施例に応じて、60フレーム/秒(fps)、920fps、240fpsなど、任意の画像キャプチャ・レートの能力を有し得る。カメラは、ロール・シャッタ、グローバル・シャッタ、別のタイプのシャッタ、又はその組合せを使用する能力を有し得る。いくつかの実例では、カラー・フィルタ・アレイは、RCCC(red clear clear clear)カラー・フィルタ・アレイ、RCCB(red clear clear blue)カラー・フィルタ・アレイ、RBGC(red blue green clear)カラー・フィルタ・アレイ、Foveon X3カラー・フィルタ・アレイ、Bayerセンサ(RGGB)カラー・フィルタ・アレイ、モノクロ・センサ・カラー・フィルタ・アレイ、及び/又は別のタイプのカラー・フィルタ・アレイを含み得る。一部の実施例では、RCCC、RCCB、及び/又はRBGCカラー・フィルタ・アレイを有するカメラなどのクリア画素カメラは、光感度を上げるための取り組みにおいて使用され得る。
いくつかの実例では、カメラのうちの1つ又は複数が、高度運転者支援システム(ADAS:advanced driver assistance system)機能(たとえば、冗長又はフェイルセーフ設計の一部として)を実行するために使用され得る。たとえば、多機能モノ・カメラは、車線逸脱警報、交通標識アシスト及びインテリジェント・ヘッドランプ制御を含む機能を提供するために設置され得る。カメラのうちの1つ又は複数(たとえば、すべてのカメラ)が、画像データ(たとえば、ビデオ)を同時に記録及び提供することができる。
カメラのうちの1つ又は複数は、カメラの画像データ・キャプチャ能力を妨げることがある自動車内からの迷光及び反射(たとえば、フロントガラスのミラーにおいて反射されたダッシュボードからの反射)を取り除くために、カスタム設計された(3D印刷された)部品などの取付部品において取り付けられ得る。サイドミラー取付部品を参照すると、サイドミラー部品は、カメラ取付板がサイドミラーの形状に合うように、カスタム3D印刷され得る。いくつかの実例では、カメラは、サイドミラー内に統合され得る。サイドビュー・カメラについては、カメラはまた、キャビンの各角にある4個の支柱内に統合され得る。
車両900の前の環境の部分を含む視野を有するカメラ(たとえば、前向きのカメラ)は、前向きの進路及び障害物の識別を助け、1つ若しくは複数のコントローラ936及び/又は制御SoCの助けにより、占有グリッドの生成及び/又は好ましい車両進路の決定に不可欠な情報の提供の提供を助けるための、サラウンド・ビューのために使用され得る。前向きのカメラは、緊急ブレーキ、歩行者検出、及び衝突回避を含む、LIDARと同じADAS機能の多くを実行するために使用され得る。前向きのカメラはまた、車線逸脱警報(「LDW(Lane Departure Warning)」)、自律的クルーズ制御(「ACC(Autonomous Cruise Control)」)、及び/又は交通標識認識などの他の機能を含むADAS機能及びシステムのために使用され得る。
様々なカメラが、たとえば、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)カラー画像化装置を含む単眼カメラ・プラットフォームを含む、前向きの構成において使用され得る。別の実例は、周辺(たとえば、歩行者、交差する交通又は自転車)からのビューに入る物体を把握するために使用され得るワイドビュー・カメラ970でもよい。図9Bにはワイドビュー・カメラは1つだけ示されているが、車両900には任意の数のワイドビュー・カメラ970が存在し得る。加えて、長距離カメラ998(たとえば、ロングビュー・ステレオ・カメラ・ペア)が、特に、ニューラル・ネットワークがまだトレーニングされていない物体について、深度ベースの物体検出のために使用され得る。長距離カメラ998はまた、物体検出及び分類、並びに基本物体追跡のために使用され得る。
1つ又は複数のステレオ・カメラ968もまた、前向きの構成に含まれ得る。ステレオ・カメラ968は、単一のチップ上に統合されたCAN又はイーサネット(登録商標)・インターフェースを有するプログラマブル論理(FPGA)及びマルチコア・マイクロプロセッサを提供し得る、拡張可能な処理ユニットを備えた統合された制御ユニットを含み得る。そのようなユニットは、画像内のすべてのポイントの距離推定値を含む、車両の環境の3Dマップを生成するために使用され得る。代替ステレオ・カメラ968は、2個のカメラ・レンズ(左と右に1つずつ)と、車両から対象物体までの距離を測定する及び生成された情報(たとえば、メタデータ)を使用して自律的緊急ブレーキ及び車線逸脱警報機能をアクティブにすることができる画像処理チップとを含み得る、コンパクト・ステレオ・ビジョン・センサを含み得る。他のタイプのステレオ・カメラ968が、本明細書に記載のものに加えて、又はそれらの代わりに、使用されてもよい。
車両900の側面に対する環境の部分を含む視野を有するカメラ(たとえば、サイドビュー・カメラ)が、占有グリッドを作成及び更新するために並びに側面衝撃衝突警報を生成するために使用される情報を提供する、サラウンド・ビューのために使用され得る。たとえば、サラウンド・カメラ974(たとえば、図9Bに示されるような4個のサラウンド・カメラ974)は、車両900上に位置付けられ得る。サラウンド・カメラ974は、ワイドビュー・カメラ970、魚眼カメラ、360度カメラ、及び/又は同類のものを含み得る。たとえば、4個の魚眼カメラが、車両の前、後ろ、及び側面に配置され得る。代替配置において、車両は、3個のサラウンド・カメラ974(たとえば、左、右、及び後部)を使用してもよく、第4のサラウンド・ビュー・カメラとして1つ又は複数の他のカメラ(たとえば、前向きのカメラ)を活用してもよい。
車両900の後ろに対する環境の部分を含む視野を有するカメラ(たとえば、後方確認カメラ)が、駐車支援、サラウンド・ビュー、後部衝突警報、並びに占有グリッドの作成及び更新のために使用され得る。本明細書に記載のように、前向きのカメラ(たとえば、長距離及び/又は中距離カメラ998、ステレオ・カメラ968)、赤外線カメラ972など)としても適したカメラを含むがこれらに限定されない、多種多様なカメラが使用され得る。
図9Cは、本開示のいくつかの実施例による、図9Aの例示的自律型車両900の例示的システム・アーキテクチャのブロック図である。本明細書に記載されているこの及び他の配置は単に実例として説明されていることを理解されたい。他の配置及び要素(たとえば、マシン、インターフェース、機能、順番、機能のグループ分けなど)が、示されたものに加えて又はこれらに代わって使用されてもよく、いくつかの要素はともに除外されてもよい。さらに、本明細書に記載の要素の多くは、個別の又は分散された構成要素として又は他の構成要素と併せて、並びに任意の適切な組合せ及び場所において、実装され得る機能エンティティである。エンティティによって実行されるものとして本明細書に記載された様々な機能は、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアによって実施され得る。たとえば、様々な機能が、メモリに記憶された命令を実行するプロセッサによって実施され得る。
図9Cの車両900の構成要素、特徴、及びシステムのそれぞれは、バス902を介して接続されるものとして図示されている。バス902は、コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)データ・インターフェース(或いは、「CANバス」と称される)を含み得る。CANは、ブレーキ、加速度、ブレーキ、ステアリング、フロントガラス・ワイパなどの作動など、車両900の様々な特徴及び機能の制御を助けるために使用される車両900内のネットワークでもよい。CANバスは、それぞれが独自の一意の識別子(たとえば、CAN ID)を有する、数ダース又は数百ものノードを有するように構成され得る。CANバスは、ハンドル角度、対地速度、1分間のエンジン回転(RPM:revolutions per minute)、ボタン位置、及び/又は他の車両状況指標を見つけるために読み取られ得る。CANバスは、ASIL B準拠でもよい。
バス902は、CANバスであるものとして本明細書に記載されているが、これは制限することを意図されていない。たとえば、CANバスに加えて、又はこのその代替として、FlexRay及び/又はイーサネット(登録商標)が使用されてもよい。加えて、単一の線が、バス902を表すために使用されているが、これは制限することを意図されていない。たとえば、1つ若しくは複数のCANバス、1つ若しくは複数のFlexRayバス、1つ若しくは複数のイーサネット(登録商標)・バス、及び/又は異なるプロトコルを使用する1つ若しくは複数の他のタイプのバスを含み得る、任意の数のバス902が存在し得る。いくつかの実例では、2個以上のバス902が、異なる機能を実行するために使用され得る、及び/又は冗長性のために使用され得る。たとえば、第1のバス902は衝突回避機能のために使用されてもよく、第2のバス902は作動制御のために使用されてもよい。任意の実例において、各バス902は、車両900の構成要素のいずれかと通信し得、2個以上のバス902が同じ構成要素と通信し得る。いくつかの実例では、車両内の各SoC904、各コントローラ936、及び/又は各コンピュータは、同じ入力データ(たとえば、車両900のセンサからの入力)へのアクセスを有し得、CANバスなどの共通バスに接続され得る。
車両900は、図9Aに関して本明細書で説明されるものなど、1つ又は複数のコントローラ936を含み得る。コントローラ936は、様々な機能のために使用され得る。コントローラ936は、車両900の様々な他の構成要素及びシステムのいずれかに連結されてもよく、車両900、車両900の人工知能、車両900のためのインフォテインメント、及び/又は同類のものの制御のために使用され得る。
車両900は、システム・オン・チップ(SoC)904を含み得る。SoC904は、CPU906、GPU908、プロセッサ910、キャッシュ912、加速装置914、データ・ストア916、及び/又は図示されていない他の構成要素及び特徴を含み得る。SoC904は、様々なプラットフォーム及びシステム内の車両900を制御するために使用され得る。たとえば、SoC904は、1つ又は複数のサーバ(たとえば、図9Dのサーバ978)からネットワーク・インターフェース924を介してマップのリフレッシュ及び/又は更新を取得することができるHDマップ922を有するシステム(たとえば、車両900のシステム)において結合され得る。
CPU906は、CPUクラスタ又はCPU複合体(或いは、「CCPLEX」とも称される)を含み得る。CPU906は、複数のコア及び/又はL2キャッシュを含み得る。たとえば、一部の実施例では、CPU906は、コヒーレント・マルチプロセッサ構成内の8個のコアを含み得る。一部の実施例では、CPU906は、4個のデュアルコア・クラスタを含むことができ、各クラスタが専用のL2キャッシュ(たとえば、2MBL2キャッシュ)を有する。CPU906(たとえば、CCPLEX)は、CPU906のクラスタの任意の組合せが任意の所与の時間にアクティブになることを可能にする同時クラスタ動作をサポートするように構成され得る。
CPU906は、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含む電力管理能力を実装することができる:個別ハードウェア・ブロックが、動的電力を節約するためにアイドル状態のときに自動的にクロック・ゲーティングされ得る、各コア・クロックは、WFI/WFE命令の実行により命令をコアがアクティブに実行していないときにゲーティングされ得る、各コアは、独立してパワー・ゲーティングされ得る、各コア・クラスタは、すべてのコアがクロック・ゲーティングされる若しくはパワー・ゲーティングされるときに、独立してクロック・ゲーティングされ得る、及び/又は、各コア・クラスタは、すべてのコアがパワー・ゲーティングされるときに、独立してパワー・ゲーティングされ得る。CPU906は、電力状態を管理するための強化されたアルゴリズムをさらに実装することができ、そこでは、許容される電力状態及び予想されるウェイクアップ時間が指定され、ハードウェア/マイクロ・コードが、コア、クラスタ、及びCCPLEXに入力するための最良の電力状態を決定する。処理コアは、作業がマイクロ・コードにオフロードされたソフトウェアにおける簡略化された電力状態入力シーケンスをサポートすることができる。
GPU908は、統合されたGPU(或いは本明細書において「iGPU」と称される)を含み得る。GPU908は、プログラマブルになり得、並行のワークロードに効率的になり得る。一部の実例では、GPU908は、強化されたテンソル命令セットを使用することができる。GPU908は、1つ又は複数のストリーミング・マイクロプロセッサを含み得、そこで、各ストリーミング・マイクロプロセッサは、L1キャッシュ(たとえば、少なくとも96KB記憶容量を有するL1キャッシュ)を含み得、ストリーミング・マイクロプロセッサのうちの2個以上が、キャッシュ(たとえば、512KB記憶容量を有するL2キャッシュ)を共用し得る。一部の実施例では、GPU908は、少なくとも8個のストリーミング・マイクロプロセッサを含み得る。GPU908は、計算アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を使用することができる。加えて、GPU908は、1つ若しくは複数の並行のコンピューティング・プラットフォーム及び/又はプログラミング・モデル(たとえば、NVIDIAのCUDA)を使用することができる。
GPU908は、自動車の及び組み込まれた使用事例における最高のパフォーマンスのために電力最適化され得る。たとえば、GPU908は、FinFET(Fin field-effect transistor)上に製造され得る。しかしながら、これは制限することを意図されておらず、GPU908は、他の半導体製造プロセスを使用し、製造され得る。各ストリーミング・マイクロプロセッサは、複数のブロックに区切られたいくつかの混合精度処理コアを組み込むことができる。限定ではなく、たとえば、64 PF32コア及び32 PF64コアは、4個の処理ブロックに区切られてもよい。そのような実例では、各処理ブロックは、16 FP32コア、8 FP64コア、16 INT32コア、深層学習行列演算のための2個の混合精度NVIDIAテンソル・コア、L0命令キャッシュ、ワープ・スケジューラ、発送ユニット、及び/又は64KBレジスタ・ファイルを割り当てられ得る。加えて、ストリーミング・マイクロプロセッサは、計算及びアドレス指定演算の混合を有するワークロードの効率的な実行を提供するための独立した並行の整数及び浮動小数点データ進路を含み得る。ストリーミング・マイクロプロセッサは、並行スレッドの間のより高い細粒度の同期及び連携を可能にするために、独立したスレッド・スケジューリング能力を含み得る。ストリーミング・マイクロプロセッサは、プログラミングを単純化しつつ性能を向上させるために、結合されたL1データ・キャッシュ及び共用メモリ・ユニットを含み得る。
GPU908は、一部の実例では、900GB/秒のピーク・メモリ帯域幅に関して、提供するための高帯域幅メモリ(HBM:high bandwidth memory)及び/又は16GBHBM2メモリ・サブシステムを含み得る。いくつかの実例では、HBMメモリに加えて、又はこれの代わりに、グラフィックス・ダブル・データ・レート・タイプ5同期ランダム・アクセス・メモリ(GDDR5:graphics double data rate type five synchronous random-access memory)などの同期グラフィックス・ランダム・アクセス・メモリ(SGRAM:synchronous graphics random-access memory)が使用され得る。
GPU908は、メモリ・ページに最も頻繁にアクセスするプロセッサへのそれらのメモリ・ページのより正確な移動を可能にするためにアクセス・カウンタを含む統一されたメモリ技術を含むことができ、それにより、プロセッサ間で共用される記憶範囲の効率を向上させる。いくつかの実例では、アドレス変換サービス(ATS:address translation service)サポートが、GPU908がCPU906ページ・テーブルに直接アクセスすることを可能にするために使用され得る。そのような実例では、GPU908メモリ管理ユニット(MMU:memory management unit)がミスを経験するとき、アドレス変換要求が、CPU906に送信され得る。応答して、CPU906は、アドレスの仮想対現実マッピングのためのそのページ・テーブルを調べることができ、GPU908に変換を送り返す。そのようなものとして、統一されたメモリ技術は、CPU906とGPU908との両方のメモリの単一統一仮想アドレス空間を可能にすることができ、それによりGPU908へのアプリケーションのGPU908プログラミング及び移植を単純化する。
加えて、GPU908は、他のプロセッサのメモリへのGPU908のアクセスの頻度を記録することができるアクセス・カウンタを含み得る。アクセス・カウンタは、メモリ・ページが最も頻繁にそのページにアクセスしているプロセッサの物理メモリに移動されることを確実にするのを助けることができる。
SoC904は、本明細書に記載のものを含む任意の数のキャッシュ912を含み得る。たとえば、キャッシュ912は、CPU906とGPU908との両方に利用可能な(たとえば、CPU906とGPU908との両方に接続された)L3キャッシュを含み得る。キャッシュ912は、キャッシュ・コヒーレンス・プロトコル(たとえば、MEI、MESI、MSIなど)を使用することなどによって、線の状態を記録することができるライトバック・キャッシュを含み得る。L3キャッシュは、より小さいキャッシュ・サイズが使用されてもよいが、実施例に応じて、4MB以上を含み得る。
SoC904は、車両900の様々なタスク又は動作のいずれか(たとえば、処理DNN)に関して処理を実行する際に活用され得る論理演算ユニット(ALU:arithmetic logic unit)を含み得る。加えて、SoC904は、システム内で数学演算を実行するための浮動小数点演算ユニット(FPU:floating point unit)(又は他のマス・コプロセッサ又は数値演算コプロセッサ・タイプ)を含み得る。たとえば、SoC104は、CPU906及び/又はGPU908内の実行ユニットとして統合された1つ又は複数のFPUを含み得る。
SoC904は、1つ又は複数の加速装置914(たとえば、ハードウェア・加速装置、ソフトウェア・加速装置、又はその組合せ)を含み得る。たとえば、SoC904は、最適化されたハードウェア加速装置及び/又は大きなオンチップ・メモリを含み得る、ハードウェア加速クラスタを含み得る。大きなオンチップメモリ(たとえば、4MBのSRAM)は、ハードウェア加速クラスタがニューラル・ネットワーク及び他の演算を加速することを可能にし得る。ハードウェア加速クラスタは、GPU908を補完するために及びGPU908のタスクの一部をオフロードするために(たとえば、他のタスクを実行するためのGPU908のより多くのサイクルを解放するために)使用され得る。一実例として、加速装置914は、加速に適するように十分に安定している対象ワークロード(たとえば、知覚、畳み込みニューラル・ネットワーク(CNN:convolutional neural network)など)のために使用され得る。本明細書では、「CNN」という用語は、領域ベースの又は領域的畳み込みニューラル・ネットワーク(RCNN:regional convolutional neural network)及び高速RCNN(たとえば、物体検出のために使用されるものとしての)を含む、すべてのタイプのCNNを含み得る。
加速装置914(たとえば、ハードウェア加速クラスタ)は、深層学習加速装置(DLA:deep learning accelerator)を含み得る。DLAは、深層学習アプリケーション及び推論のために1秒あたり追加の10兆の動作を提供するように構成することができる1つ又は複数のテンソル処理ユニット(TPU:Tensor processing unit)を含み得る。TPUは、画像処理機能(たとえば、CNN、RCNNなどの)を実行するように構成及び最適化された加速装置でもよい。DLAはさらに、特定のセットのニューラル・ネットワーク・タイプ及び浮動小数点演算、並びに推論のために最適化され得る。DLAの設計は、汎用GPUよりも1ミリメートルあたりより多くのパフォーマンスを提供することができ、CPUのパフォーマンスを大きく超える。TPUは、たとえば、特徴と重みとの両方についてINT8、INT16、及びFP16データ・タイプをサポートする、単一インスタンス畳み込み機能、並びにポストプロセッサ機能を含む、いくつかの機能を実行することができる。
DLAは、以下を含むがこれらに限定されない、様々な機能のいずれかのために処理済み又は未処理のデータでニューラル・ネットワーク、特にCNN、を迅速に及び効率的に実行することができる:カメラ・センサからのデータを使用する物体識別及び検出のためのCNN、カメラ・センサからのデータを使用する距離推定のためのCNN、マイクロフォンからのデータを使用する緊急車両検出及び識別及び検出のためのCNN、カメラ・センサからのデータを使用する顔認識及び車両所有者識別のためのCNN、及び/又は、セキュリティ及び/又は安全性関連イベントのためのCNN。
DLAは、GPU908の任意の機能を実行することができ、そして、推論加速装置を使用することによって、たとえば、設計者は、任意の機能のためにDLA又はGPU908のいずれかを対象にすることができる。たとえば、設計者は、DLA上のCNN及び浮動小数点演算の処理に重点的に取り組み、他の機能をGPU908及び/又は他の加速装置914に任せることができる。
加速装置914(たとえば、ハードウェア加速クラスタ)は、或いはコンピュータ・ビジョン加速装置と本明細書で称され得るプログラマブル・ビジョン加速装置(PVA:programmable vision accelerator)を含み得る。PVAは、高度運転者支援システム(ADAS:advanced driver assistance system)、自律運転、及び/又は拡張現実(AR:augmented reality)及び/又は仮想現実(VR:virtual reality)アプリケーションのためのコンピュータ・ビジョン・アルゴリズムを加速するように設計及び構成され得る。PVAは、パフォーマンスと柔軟性との間のバランスをもたらすことができる。たとえば、各PVAは、たとえば、任意の数の縮小命令セット・コンピュータ(RISC:reduced instruction set computer)コア、直接メモリ・アクセス(DMA:direct memory access)、及び/又は任意の数のベクトル・プロセッサを含み得るが、これらに限定されない。
RISCコアは、画像センサ(たとえば、本明細書に記載のカメラのうちのいずれかのカメラの画像センサ)、画像信号プロセッサ、及び/又は同類のものと相互作用することができる。それぞれのRISCコアは、任意の量のメモリを含み得る。RISCコアは、実施例に応じて、いくつかのプロトコルのいずれかを使用することができる。いくつかの実例では、RISCコアは、リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS:real-time operating system)を実行することができる。RISCコアは、1つ若しくは複数の集積回路デバイス、特定用途向け集積回路(ASIC)、及び/又はメモリ・デバイスを使用して、実装され得る。たとえば、RISCコアは、命令キャッシュ及び/又はしっかりと結合されたRAMを含み得る。
DMAは、CPU906から独立したシステム・メモリにPVAの構成要素がアクセスすることを可能にし得る。DMAは、多次元アドレス指定及び/又は循環アドレス指定をサポートすることを含むがこれに限定されないPVAに最適化をもたらすために使用される任意の数の特徴をサポートすることができる。いくつかの実例では、DMAは、ブロック幅、ブロック高さ、ブロック深度、水平ブロック・ステッピング、垂直ブロック・ステッピング、及び/又は深度ステッピングを含み得る、6次元まで又はそれ以上のアドレス指定をサポートすることができる。
ベクトル・プロセッサは、コンピュータ・ビジョン・アルゴリズムのプログラミングを効率的に柔軟に実行する及び信号処理能力を提供するように設計され得るプログラマブル・プロセッサでもよい。いくつかの実例では、PVAは、PVAコア及び2個のベクトル処理サブシステム・パーティションを含み得る。PVAコアは、プロセッサ・サブシステム、DMAエンジン(たとえば、2個のDMAエンジン)、及び/又は他の周辺装置を含み得る。ベクトル処理サブシステムは、PVAの1次的処理エンジンとして動作することができ、ベクトル処理ユニット(VPU:vector processing unit)、命令キャッシュ、及び/又はベクトル・メモリ(たとえば、VMEM)を含み得る。VPUコアは、たとえば、単一の命令、複数のデータ(SIMD)、超長命令語(VLIW:very long instruction word)デジタル信号プロセッサなど、デジタル信号プロセッサを含み得る。SIMD及びVLIWの組合せは、スループット及びスピードを高めることができる。
それぞれのベクトル・プロセッサは、命令キャッシュを含み得、専用のメモリに連結され得る。結果として、一部の実例では、それぞれのベクトル・プロセッサは、他のベクトル・プロセッサから独立して実行するように構成され得る。他の実例において、特定のPVAに含まれるベクトル・プロセッサは、データ並列処理を用いるように構成され得る。たとえば、一部の実施例では、単一のPVAに含まれる複数のベクトル・プロセッサは、同じコンピュータ・ビジョン・アルゴリズムを、しかし画像の異なる領域上で、実行することができる。他の実例において、特定のPVAに含まれるベクトル・プロセッサは、異なるコンピュータ・ビジョン・アルゴリズムを、同じ画像上で、同時に実行することができ、或いは順次画像又は画像の部分で異なるアルゴリズムを実行することさえできる。特に、任意の数のPVAは、ハードウェア加速クラスタに含まれ得、任意の数のベクトル・プロセッサは、それぞれのPVAに含まれ得る。加えて、PVAは、全体的システム安全性を高めるために、追加のエラー訂正コード(ECC:error correcting code)メモリを含み得る。
加速装置914(たとえば、ハードウェア加速クラスタ)は、加速装置914のための高帯域幅、低レイテンシSRAMを提供するための、コンピュータ・ビジョン・ネットワーク・オンチップ及びSRAMを含み得る。いくつかの実例では、オンチップ・メモリは、たとえば、そして制限ではなく、PVAとDLAとの両方によってアクセス可能でもよい、8個のフィールド構成可能なメモリ・ブロックから成る、少なくとも4MBのSRAMを含み得る。各ペアのメモリ・ブロックは、高度周辺バス(APB:advanced peripheral bus)インターフェース、構成回路、コントローラ、及びマルチプレクサを含み得る。任意のタイプのメモリが、使用され得る。PVA及びDLAは、メモリへの高速アクセスを有するPVA及びDLAを提供するバックボーンを介してメモリにアクセスすることができる。バックボーンは、(たとえば、APBを使用して)PVA及びDLAをメモリに相互接続するコンピュータ・ビジョン・ネットワーク・オンチップを含み得る。
コンピュータ・ビジョン・ネットワーク・オンチップは、PVAとDLAとの両方が作動可能及び有効信号を提供することを、任意の制御信号/アドレス/データの送信の前に、決定するインターフェースを含み得る。そのようなインターフェースは、制御信号/アドレス/データを送信するための別個のフェーズ及び別個のチャネル、並びに連続的データ転送のためのバーストタイプの通信を提供することができる。このタイプのインターフェースは、ISO26262又はIEC61508規格に従うことができるが、他の規格及びプロトコルが使用されてもよい。
いくつかの実例では、SoC904は、2018年8月10日に出願された米国特許出願第16/101,232号に記載されるような、リアルタイム・レイトレーシング・ハードウェア加速装置を含み得る。リアルタイム・レイトレーシング・ハードウェア加速装置は、RADAR信号解釈のための、音響伝播合成及び/又は分析のための、SONARシステムのシミュレーションのための、一般波伝播シミュレーションのための、ローカリゼーション及び/又は他の機能を目的とするLIDARデータに対する比較のための、及び/又は他の使用のための、リアルタイム視覚化シミュレーションを生成するために、(たとえば、世界モデル内の)物体の位置及び規模を迅速に効率的に決定するために使用され得る。一部の実施例では、1つ又は複数の木の走査ユニット(TTU:tree traversal unit)が、1つ又は複数のレイトレーシング関連動作を実行するために使用され得る。
加速装置914(たとえば、ハードウェア加速装置クラスタ)は、自律運転のための多様な用途を有する。PVAは、ADAS及び自律型車両における極めて重要な処理段階に使用され得るプログラマブル・ビジョン加速装置でもよい。PVAの能力は、低電力及び低レイテンシにおいて、予測可能な処理を必要とするアルゴリズムの領域にふさわしい。言い換えれば、PVAは、低レイテンシ及び低電力とともに予測可能な実行時間を必要とする、小さなデータ集合上でも、半高密度の又は高密度の通常の計算で上手く機能する。それ故に、PVAは、物体検出及び整数計算での動作において効率的であるので、自律型車両のためのプラットフォームとの関連で、PVAは、クラシック・コンピュータ・ビジョン・アルゴリズムを実行するように設計される。
たとえば、本技術の1つの実施例によれば、PVAは、コンピュータ・ステレオ・ビジョンを実行するために使用される。半グローバルなマッチングベースのアルゴリズムが、一部の実例では使用され得るが、これは制限することを意図されていない。レベル3~5の自律運転のための多数のアプリケーションは、動き推定/ステレオ・マッチング・オンザフライ(たとえば、SFM(structure from motion)、歩行者認識、レーン検出など)を必要とする。PVAは、2個の単眼カメラからの入力でコンピュータ・ステレオ・ビジョン機能を実行することができる。
いくつかの実例では、PVAは、高密度のオプティカル・フローを実行するために使用され得る。処理されたRADARを提供するために未加工のRADARデータを処理する(たとえば、4D高速フーリエ変換を使用して)ことによる。他の実例において、PVAは、たとえば、飛行データの未加工の時間を処理して飛行データの処理済み時間を提供することにより、飛行深度処理の時間に使用される。
DLAは、たとえば、各物体検出の信頼性の測定値を出力するニューラル・ネットワークを含む、制御及び運転安全性を強化するために任意のタイプのネットワークを実行するために使用され得る。そのような信頼性値は、確率として、又は他の検出と比較した各検出の相対的「重み」を提供するものとして、解釈され得る。この信頼性値は、どの検出が誤判定検出ではなくて真陽性検出と考えられるべきであるかに関するさらなる決定をシステムが行うことを可能にする。たとえば、システムは、信頼性の閾値を設定し、真陽性検出としての閾値を超える検出のみを考慮することができる。自動非常ブレーキ(AEB:automatic emergency braking)システムにおいて、誤判定検出は、車両に非常ブレーキを自動で実行させることになり、これは明らかに望ましくない。したがって、最も確信のある検出のみが、AEBのトリガとして考えられるべきである。DLAは、信頼性値を回帰するニューラル・ネットワークを実行し得る。ニューラル・ネットワークは、境界ボックス次元、(たとえば、別のサブシステムから)取得されたグラウンド・プレーン推定、ニューラル・ネットワーク及び/又は他のセンサ(たとえば、LIDARセンサ964又はRADARセンサ960)から取得された物体の車両900方位、距離、3D位置推定と相関する慣性計測装置(IMU:inertial measurement unit)センサ966出力、その他など、少なくともいくつかのサブセットのパラメータをその入力として受け取ることができる。
SoC904は、データ・ストア916(たとえば、メモリ)を含み得る。データ・ストア916は、SoC904のオンチップ・メモリでもよく、GPU及び/又はDLAで実行されることになるニューラル・ネットワークを記憶することができる。いくつかの実例では、データ・ストア916は、冗長性及び安全性のためにニューラル・ネットワークの複数のインスタンスを記憶するのに十分な大きさの容量を有し得る。データ・ストア912は、L2又はL3キャッシュ912を備え得る。データ・ストア916の参照は、本明細書に記載のような、PVA、DLA、及び/又は他の加速装置914に関連するメモリの参照を含み得る。
SoC904は、1つ又は複数のプロセッサ910(たとえば、組み込まれたプロセッサ)を含み得る。プロセッサ910は、ブート電力及び管理能力及び関連するセキュリティ施行を処理するための専用のプロセッサ及びサブシステムでもよいブート及び電力管理プロセッサを含み得る。ブート及び電力管理プロセッサは、SoC904ブート・シーケンスの一部でもよく、実行時間電力管理サービスを提供することができる。ブート電力及び管理プロセッサは、クロック及び電圧プログラミング、システム低電力状態移行の支援、SoC904熱及び温度センサの管理、及び/又はSoC904電力状態の管理を提供することができる。各温度センサは、その出力頻度が温度に比例するリング発振器として実装されてもよく、SoC904は、リング発振器を使用してCPU906、GPU908、及び/又は加速装置914の温度を検出することができる。温度が、閾値を超えたと判定された場合、ブート及び電力管理プロセッサは、温度障害ルーティンに入り、SoC904をより低い電力状態に置く及び/又は車両900をショーファーの安全停止モードにする(たとえば、車両900を安全停止させる)ことができる。
プロセッサ910は、オーディオ処理エンジンの機能を果たし得る1セットの組み込まれたプロセッサをさらに含み得る。オーディオ処理エンジンは、複数のインターフェースを介するマルチチャネル・オーディオの完全なハードウェア・サポートとオーディオI/Oインターフェースの広く柔軟な範囲とを可能にするオーディオ・サブシステムでもよい。いくつかの実例では、オーディオ処理エンジンは、専用のRAMを有するデジタル信号プロセッサを有する専用のプロセッサ・コアである。
プロセッサ910は、低電力センサ管理及びウェイク使用事例をサポートするための必要なハードウェア特徴を提供することができる常時オンのプロセッサ・エンジンをさらに含み得る。常時オンのプロセッサ・エンジンは、プロセッサ・コア、しっかりと結合されたRAM、支援周辺装置(たとえば、タイマ及び割り込みコントローラ)、様々なI/Oコントローラ周辺装置、及びルーティング論理を含み得る。
プロセッサ910は、自動車のアプリケーションの安全性管理を処理するために専用のプロセッサ・サブシステムを含む安全性クラスタ・エンジンをさらに含み得る。安全性クラスタ・エンジンは、2個以上のプロセッサ・コア、しっかりと結合されたRAM、サポート周辺装置(たとえば、タイマ、割り込みコントローラなど)、及び/又はルーティング論理を含み得る。安全性モードにおいて、2個以上のコアは、ロックステップ・モードにおいて動作し、それらの動作の間の何らかの差を検出するための比較論理を有する単一のコアとして機能することができる。
プロセッサ910は、リアルタイム・カメラ管理を処理するための専用のプロセッサ・サブシステムを含み得るリアルタイム・カメラ・エンジンをさらに含み得る。
プロセッサ910は、カメラ処理パイプラインの一部であるハードウェア・エンジンである画像信号プロセッサを含み得る高ダイナミック・レンジ信号プロセッサをさらに含み得る。
プロセッサ910は、プレイヤ・ウインドウのための最終的画像を生み出すためにビデオ再生アプリケーションによって必要とされるビデオ処理後機能を実装する処理ブロック(たとえば、マイクロプロセッサに実装された)でもよいビデオ画像合成器を含み得る。ビデオ画像合成器は、ワイドビュー・カメラ970で、サラウンド・カメラ974で、及び/又はキャビン内監視カメラ・センサでレンズ歪み補正を実行することができる。キャビン内監視カメラ・センサは好ましくは、キャビン内イベントを識別し、適切に応答するように構成された、高度SoCの別のインスタンス上で実行するニューラル・ネットワークによって監視される。キャビン内システムは、セルラ・サービスをアクティブにする及び電話をかける、電子メールを書き取らせる、車両の目的地を変更する、車両のインフォテインメント・システム及び設定をアクティブにする又は変更する、或いは音声起動型ウェブ・サーフィンを提供するために、読唇術を実行することができる。ある特定の機能は、自律モードで動作しているときにのみ運転者に利用可能であり、そうでない場合には無効にされる。
ビデオ画像合成器は、空間的ノイズ低減及び時間的ノイズ低減の両方のための強化された時間的ノイズ低減を含み得る。たとえば、動きがビデオ内で生じた場合、ノイズ低減は、隣接するフレームによって提供される情報の重みを減らし、空間的情報に適切に重みを加える。画像又は画像の一部が動きを含まない場合、ビデオ画像合成器によって実行される時間的ノイズ低減は、前の画像からの情報を使用して現在の画像におけるノイズを減らすことができる。
ビデオ画像合成器はまた、入力ステレオ・レンズ・フレーム上でステレオ・レクティフィケーションを実行するように構成され得る。ビデオ画像合成器はさらに、オペレーティング・システム・デスクトップが使用中であるときにユーザ・インターフェース合成のために使用することができ、GPU908は、新しい表面を連続してレンダリングために必要とされない。GPU908の電源が入れられ、3Dレンダリングをアクティブに行っているときでも、ビデオ画像合成器は、GPU908をオフロードしてパフォーマンス及び反応性を向上させるために使用され得る。
SoC904は、カメラからビデオ及び入力を受信するためのモバイル・インダストリ・プロセッサ・インターフェース(MIPI:mobile industry processor interface)カメラ・シリアル・インターフェース、高速インターフェース、及び/又は、カメラ及び関連画素入力機能のために使用され得るビデオ入力ブロックをさらに含み得る。SoC904は、ソフトウェアによって制御され得る、及び特定の役割にコミットされていないI/O信号を受信するために使用され得る、入力/出力コントローラをさらに含み得る。
SoC904は、周辺装置、オーディオ・コーデック、電力管理、及び/又は他のデバイスとの通信を可能にするために、広範囲の周辺インターフェースをさらに含み得る。SoC904は、(たとえば、ギガビット・マルチメディア・シリアル・リンク及びイーサネット(登録商標)を介して接続された)カメラからのデータ、センサ(たとえば、イーサネット(登録商標)を介して接続され得るLIDARセンサ964、RADARセンサ960など)、バス902からのデータ(たとえば、車両900のスピード、ハンドル位置など)、(たとえば、イーサネット(登録商標)又はCANバスを介して接続された)GNSSセンサ958からのデータを処理するために使用され得る。SoC904は、独自のDMAエンジンを含み得る及びルーティン・データ管理タスクからCPU906を解放するために使用され得る専用の高性能大容量記憶コントローラをさらに含み得る。
SoC904は、自動化レベル3~5に広がる柔軟なアーキテクチャを有する終端間プラットフォームでもよく、それによって、多様性及び冗長性のためにコンピュータ・ビジョン及びADAS技法を活用し、効率的に使用し、深層学習ツールとともに、柔軟な、信頼できる運転ソフトウェア・スタックのためのプラットフォームを提供する、総合的機能的安全性アーキテクチャを提供する。SoC904は、従来のシステムよりも高速で、信頼でき、さらにエネルギ効率がよく、空間効率がよくなり得る。たとえば、加速装置914が、CPU906と結合されるとき、GPU908、及びデータ・ストア916は、レベル3~5の自律型車両のための高速で効率的なプラットフォームを提供することができる。
したがって、本技術は、従来のシステムによって達成することができない能力及び機能性をもたらす。たとえば、コンピュータ・ビジョン・アルゴリズムは、多種多様な視覚的データにわたり多種多様な処理アルゴリズムを実行するために、Cプログラミング言語などの高レベルのプログラミング言語を使用して構成され得る、CPUで実行され得る。しかしながら、CPUは、しばしば、たとえば、実行時間及び電力消費に関連するものなど、多数のコンピュータ・ビジョン・アプリケーションの性能要件を満たすことができない。具体的には、多数のCPUは、車両内ADASアプリケーションの要件及び実際のレベル3~5の自律型車両の要件である、リアルタイムでの複合物体検出アルゴリズムを実行することができない。
従来のシステムとは対照的に、CPU複合体、GPU複合体、及びハードウェア加速クラスタを提供することによって、本明細書に記載の技術は、複数のニューラル・ネットワークが同時に及び/又は連続して実行されることと、レベル3~5の自律運転機能を可能にするために結果が結合されることとを可能にする。たとえば、DLA又はdGPU(たとえば、GPU920)で実行するCNNは、ニューラル・ネットワークが具体的にトレーニングされていない標識を含む、交通標識をスーパーコンピュータが読み取る及び理解することを可能にする、テキスト及び単語認識を含み得る。DLAは、標識の意味論的理解を識別、解釈、及び提供することと、CPU複合体で実行する進路計画立案モジュールに意味論的理解を渡すこととを行うことができる、ニューラル・ネットワークをさらに含み得る。
別の実例として、複数のニューラル・ネットワークは、レベル3、4、又は5の運転に必要とされるように、同時に実行され得る。たとえば、電光とともに、「注意:点滅光は、凍った状態を示す」から成る警告標識は、いくつかのニューラル・ネットワークによって独立して又は集合的に解釈され得る。標識自体は、第1の配備されたニューラル・ネットワーク(たとえば、トレーニングされてあるニューラル・ネットワーク)によって交通標識として識別され得、テキスト「点滅光は、凍った状態を示す」は、点滅光が検出されるときには凍った状態が存在することを車両の進路計画立案ソフトウェア(好ましくはCPU複合体上で実行する)に知らせる、第2の配備されたニューラル・ネットワークによって解釈され得る。点滅光は、点滅光の存在(又は無いこと)を車両の進路計画立案ソフトウェアに知らせ、複数のフレームを介して第3の配備されたニューラル・ネットワークを動作させることによって識別され得る。すべての3個のニューラル・ネットワークは、DLA内及び/又はGPU908上などで、同時に実行することができる。
いくつかの実例では、顔認識及び車両所有者識別のためのCNNは、カメラ・センサからのデータを使用して車両900の正規の運転者及び/又は所有者の存在を識別することができる。常時オンのセンサ処理エンジンは、所有者が運転席側のドアに近づくときに車両を解錠する及び明かりをつけるために、並びに、セキュリティ・モードにおいて、所有者が車両を離れるときに車両の動作を停止させるために、使用され得る。このようにして、SoC904は、盗難及び/又は車の乗っ取りに対するセキュリティをもたらす。
別の実例では、緊急車両検出及び識別のためのCNNは、マイクロフォン996からのデータを使用して緊急車両サイレンを検出及び識別することができる。一般分類子を使用してサイレンを検出する及び特徴を手動で抽出する従来のシステムとは対照的に、SoC904は、環境の及び都市の音の分類、並びに視覚的データの分類のためにCNNを使用する。好ましい一実施例では、DLA上で実行するCNNは、(たとえば、ドップラー効果を使用することによって)緊急車両の相対的終速度を識別するようにトレーニングされる。CNNはまた、GNSSセンサ958によって識別されるように、車両が稼働しているローカル・エリアに特有の緊急車両を識別するようにトレーニングされ得る。それ故に、たとえば、欧州で稼働しているとき、CNNは、欧州のサイレンを検出しようとすることになり、そして、米国にあるとき、CNNは、北米のサイレンのみを識別しようとすることになる。緊急車両が検出された後は、制御プログラムが、緊急車両が通過するまで、超音波センサ962の支援を受けて、車両を減速する、道の端に停止させる、車両を駐車する、及び/又は車両をアイドリングさせる、緊急車両安全性ルーティンを実行するために使用され得る。
車両は、高速相互接続(たとえば、PCIe)を介してSoC904に連結され得るCPU918(たとえば、個別のCPU、又はdCPU)を含み得る。CPU918は、たとえば、X86プロセッサを含み得る。CPU918は、たとえば、ADASセンサとSoC904との間の潜在的に不整合の結果を調停すること、及び/又はコントローラ936及び/又はインフォテインメントSoC930の状況及び調子を監視することを含む、様々な機能のいずれかを実行するために使用され得る。
車両900は、高速相互接続(たとえば、NVIDIAのNVLINK)を介してSoC904に連結され得るGPU920(たとえば、個別のGPU、又はdGPU)を含み得る。GPU920は、冗長及び/又は異なるニューラル・ネットワークを実行することなどによって、付加的人工知能機能をもたらすことができ、車両900のセンサからの入力(たとえば、センサ・データ)に基づいてニューラル・ネットワークをトレーニング及び/又は更新するために使用され得る。
車両900は、1つ又は複数のワイヤレス・アンテナ926(たとえば、セルラ・アンテナ、ブルートゥース・アンテナなど、異なる通信プロトコルのための1つ又は複数のワイヤレス・アンテナ)を含み得るネットワーク・インターフェース924をさらに含み得る。ネットワーク・インターフェース924は、インターネットを介するクラウドとの(たとえば、サーバ978及び/又は他のネットワーク・デバイスとの)、他の車両との、及び/又は計算デバイス(たとえば、乗客のクライアント・デバイス)とのワイヤレス接続を使用可能にするために使用され得る。他の車両と通信するために、直接リンクが2個の車両の間に確立され得る、及び/又は、間接リンクが(たとえば、ネットワークを通じて及びインターネットを介して)確立され得る。直接リンクは、車両対車両通信リンクを使用し、提供され得る。車両対車両通信リンクは、車両900に近接する車両(たとえば、車両900の前の、横の、及び/又は後ろの車両)に関する車両900情報を提供することができる。この機能は、車両900の共同適応クルーズ制御機能の一部でもよい。
ネットワーク・インターフェース924は、変調及び復調機能を提供する及びコントローラ936がワイヤレス・ネットワークを介して通信することを可能にする、SoCを含み得る。ネットワーク・インターフェース924は、ベースバンドから無線周波数へのアップコンバージョン、及び無線周波数からベースバンドへのダウンコンバージョンのための無線周波数フロントエンドを含み得る。周波数コンバージョンは、よく知られているプロセスを通して実行することができ、及び/又はスーパーヘテロダイン・プロセスを用いて実行することができる。いくつかの実例では、無線周波数フロントエンド機能は、別個のチップによって提供され得る。ネットワーク・インターフェースは、LTE、WCDMA、UMTS、GSM、CDMA2000、ブルートゥース、ブルートゥースLE、Wi-Fi、Z-Wave、ZigBee、LoRaWAN、及び/又は他のワイヤレス・プロトコルを介して通信するためのワイヤレス機能を含み得る。
車両900は、チップ外の(たとえば、SoC904外の)ストレージを含み得るデータ・ストア928をさらに含み得る。データ・ストア928は、RAM、SRAM、DRAM、VRAM、フラッシュ、ハードディスク、及び/又は、少なくとも1ビットのデータを記憶することができる他の構成要素及び/又はデバイスを含む、1つ又は複数の記憶素子を含み得る。
車両900は、GNSSセンサ958をさらに含み得る。GNSSセンサ958(たとえば、GPS、支援されたGPSセンサ、ディファレンシャルGPS(DGPS)センサなど)は、マッピング、知覚、占有グリッド生成、及び/又は進路計画策定機能を支援する。たとえば、シリアル(RS-232)ブリッジへのイーサネット(登録商標)を有するUSBコネクタを使用するGPSを含むが、これに限定されない、任意の数のGNSSセンサ958が、使用され得る。
車両900は、RADARセンサ960をさらに含み得る。RADARセンサ960は、暗闇及び/又は厳しい気象条件においても、長距離車両検出のために車両900によって使用され得る。RADAR機能安全性レベルは、ASIL Bでもよい。一部の実例では、RADARセンサ960は、未加工のデータにアクセスするためのイーサネット(登録商標)へのアクセスを用いて、制御のために及び物体追跡データにアクセスするために(たとえば、RADARセンサ960によって生成されたデータを送信するために)CAN及び/又はバス902を使用することができる。多種多様なRADARセンサ・タイプが、使用され得る。たとえば、そして制限なしに、RADARセンサ960は、前部、後部、及び側部RADAR使用に適し得る。一部の実例では、パルス・ドップラーRADARセンサが使用される。
RADARセンサ960は、狭い視野を有する長距離、広い視野を有する短距離、短距離側部カバレッジなど、異なる構成を含み得る。いくつかの実例では、長距離RADARは、適応クルーズ制御機能のために使用され得る。長距離RADARシステムは、250mの範囲内など、2個以上の独立したスキャンによって実現される広い視野を提供することができる。RADARセンサ960は、静的物体と動く物体との区別を助けることができ、緊急ブレーキ・アシスト及び前方衝突警報のためのADASシステムによって使用され得る。長距離RADARセンサは、複数の(たとえば、6つ以上の)固定RADARアンテナと高速CAN及びFlexRayインターフェースとを有するモノスタティック・マルチモーダルRADARを含み得る。6つのアンテナを有する一実例では、中央の4個のアンテナは、隣接レーン内の交通からの干渉を最小限にして高速で車両900の周囲を記録するように設計された、集束ビーム・パターンを作成し得る。他の2個のアンテナは、視野を広げることができ、車両900のレーンに入る又はこれを去る車両を迅速に検出することを可能にする。
一実例として、中距離RADARシステムは、960m(前)又は80m(後)までの範囲、及び42度(前)又は950度(後)までの視野を含み得る。短距離RADARシステムは、後部バンパの両端に設置されるように設計されたRADARセンサを含み得るが、これに限定されない。後部バンパの両端に設置されるとき、そのようなRADARセンサ・システムは、車両の後ろ及び隣の死角を常に監視する2個のビームを作成することができる。
短距離RADARシステムは、死角検出及び/又はレーン変更アシストのためにADASシステムにおいて使用され得る。
車両900は、超音波センサ962をさらに含み得る。車両900の前部、後部、及び/又は側部に位置付けられ得る、超音波センサ962は、駐車アシストのために及び/又は占有グリッドの作成及び更新のために使用され得る。多種多様な超音波センサ962が使用され得、異なる超音波センサ962が、異なる範囲の検出(たとえば、2.5m、4m)のために使用され得る。超音波センサ962は、ASIL Bの機能的安全性レベルにおいて動作することができる。
車両900はLIDARセンサ964を含み得る。LIDARセンサ964は、物体及び歩行者検出、緊急ブレーキ、衝突回避、及び/又は他の機能のために使用され得る。LIDARセンサ964は、機能的安全性レベルASIL Bでもよい。いくつかの実例では、車両900は、(たとえば、ギガビット・イーサネット(登録商標)・スイッチにデータを提供するために)イーサネット(登録商標)を使用することができる複数の(たとえば、2個、4個、6個などの)LIDARセンサ964を含み得る。
いくつかの実例では、LIDARセンサ964は、物体及び360度視野のそれらの距離のリストを提供する能力を有し得る。市販のLIDARセンサ964は、たとえば、2cm~3cmの精度を有し、900Mbpsイーサネット(登録商標)接続のサポートを有して、約900mの広告された範囲を有し得る。いくつかの実例では、1つ又は複数の非突出したLIDARセンサ964が、使用され得る。そのような実例では、LIDARセンサ964は、車両900の前部、後部、側部、及び/又は角に組み込まれ得る小さいデバイスとして実装され得る。そのような実例では、LIDARセンサ964は、低反射物体についても200mの範囲を有し、920度水平及び35度垂直視野まで提供することができる。前部に取り付けられたLIDARセンサ964は、45度と135度との間の水平視野向けに構成され得る。
いくつかの実例では、3DフラッシュLIDARなどのLIDAR技術もまた使用され得る。3DフラッシュLIDARは、約200mまで車両の周囲を照らすために、送信元としてレーザーのフラッシュを使用する。フラッシュLIDARユニットは、車両から物体までの範囲に順番に対応する、レーザー・パルス走行時間及び各画素上の反射光を記録する、レセプタを含む。フラッシュLIDARは、周囲の高精度の及び歪みのない画像があらゆるレーザー・フラッシュで生成されることを可能にし得る。いくつかの実例では、4個のフラッシュLIDARセンサが、車両900の各側面に1つずつ、配備され得る。利用可能な3DフラッシュLIDARシステムは、送風機以外に動く部分を有さないソリッドステート3Dステアリング・アレイLIDARカメラ(たとえば、非スキャン型LIDARデバイス)を含む。フラッシュLIDARデバイスは、1フレームにつき5ナノ秒クラスI(目に安全な)レーザー・パルスを使用することができ、3D範囲点群及び共記載された強度データの形で反射レーザー光をキャプチャし得る。フラッシュLIDARを使用することによって、また、フラッシュLIDARは、動く部分を有さないソリッドステート・デバイスであるので、LIDARセンサ964は、モーション・ブラー、振動、及び/又は衝撃の影響を受けにくくなり得る。
車両は、IMUセンサ966をさらに含み得る。一部の実例では、IMUセンサ966は、車両900の後部車軸の中央に位置付けられ得る。IMUセンサ966は、たとえば、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ、磁気コンパス、及び/又は他のセンサ・タイプを含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実例では、6軸アプリケーションなどにおいて、IMUセンサ966は、加速度計及びジャイロスコープを含み得るが、9軸アプリケーションにおいて、IMUセンサ966は、加速度計、ジャイロスコープ、及び磁力計を含み得る。
一部の実施例では、IMUセンサ966は、マイクロ電気機械システム(MEMS:micro-electro-mechanical system)慣性センサ、高感度GPSレシーバ、及び高度カルマン・フィルタリング・アルゴリズムを結合して位置、ベロシティ、及び姿勢の推定値を提供するミニチュア、高性能GPS支援型慣性航行システム(GPS/INS:GPS-Aided Inertial Navigation System)として実装され得る。そのようなものとして、一部の実例では、IMUセンサ966は、GPSからIMUセンサ966までのベロシティの変化を直接観測すること及び関連付けることによって、磁気センサからの入力を必要とせずに進行方向を車両900が推定することを可能にし得る。いくつかの実例では、IMUセンサ966及びGNSSセンサ958は、単一の統合されたユニットにおいて結合され得る。
車両は、車両900内及び/又は周囲に置かれたマイクロフォン996を含み得る。マイクロフォン996は、中でも、緊急車両検出及び識別のために使用され得る。
車両は、ステレオ・カメラ968、ワイドビュー・カメラ970、赤外線カメラ972、サラウンド・カメラ974、長距離及び/又は中距離カメラ998、及び/又は他のカメラ・タイプを含む、任意の数のカメラ・タイプをさらに含み得る。カメラは、車両900の全外面の周りの画像データをキャプチャするために使用され得る。使用されるカメラのタイプは、車両900の実施例及び要件に応じて決まり、任意の組合せのカメラ・タイプが、車両900の周りの必要なカバレッジを実現するために使用され得る。加えて、カメラの数は、実施例に応じて異なり得る。たとえば、車両は、6個のカメラ、7個のカメラ、10個のカメラ、12個のカメラ、及び/又は別の数のカメラを含み得る。カメラは、一実例として、ギガビット・マルチメディア・シリアル・リンク(GMSL:Gigabit Multimedia Serial Link)及び/又はギガビット・イーサネット(登録商標)をサポートし得るが、これに限定されない。それぞれのカメラは、図9A及び図9Bに関連して本明細書においてさらに詳しく説明される。
車両900は、振動センサ942をさらに含み得る。振動センサ942は、車軸など、車両の構成要素の振動を測定することができる。たとえば、振動の変化は、道路の表面の変化を示し得る。別の実例では、2個以上の振動センサ942が使用されるとき、振動の差は、道路表面の摩擦又は滑りを判定するために使用され得る(たとえば、振動の差が電力駆動車軸と自由回転車軸との間であるとき)。
車両900は、ADASシステム938を含み得る。一部の実例では、ADASシステム938は、SoCを含み得る。ADASシステム938は、自律/適応/自動クルーズ制御(ACC:autonomous/adaptive/automatic cruise control)、共同適応クルーズ制御(CACC:cooperative adaptive cruise control)、前方衝突警報(FCW:forward crash warning)、自動緊急ブレーキ(AEB:automatic emergency braking)、車線逸脱警報(LDW:lane departure warning)、レーン・キープ・アシスト(LKA:lane keep assist)、死角警報(BSW:blind spot warning)、後部交差交通警報(RCTW:rear cross-traffic warning)、衝突警報システム(CWS:collision warning system)、レーン・センタリング(LC:lane centering)、及び/又は他の特徴及び機能を含み得る。
ACCシステムは、RADARセンサ960、LIDARセンサ964、及び/又はカメラを使用し得る。ACCシステムは、縦ACC及び/又は横ACCを含み得る。縦ACCは、車両900の直ぐ前の車両までの距離を監視及び制御し、前方の車両からの安全距離を維持するために車両速度を自動的に調整する。横ACCは、距離の保持を実行し、必要なときにレーンを変更するように車両900にアドバイスする。横ACCは、LCA及びCWSなどの他のADASアプリケーションに関連する。
CACCは、ワイヤレス・リンクを介して他の車両からネットワーク・インターフェース924及び/又はワイヤレス・アンテナ926を介して、或いは間接的にネットワーク接続を介して(たとえば、インターネットを介して)、受信することができる、他の車両からの情報を使用する。直接リンクは、車両対車両(V2V:vehicle-to-vehicle)通信リンクによって提供され得、一方、間接リンクは、インフラストラクチャ対車両(I2V:infrastructure-to-vehicle)通信リンクでもよい。一般に、V2V通信概念は、直前の車両(たとえば、車両900と同じレーン内にある、車両900の直ぐ前の車両)に関する情報を提供し、一方、I2V通信概念は、さらに前の交通に関する情報を提供する。CACCシステムは、I2V情報ソースとV2V情報ソースとのいずれか又は両方を含み得る。車両900の前方の車両の情報を所与として、CACCは、より高信頼になり得、CACCは、交通の流れをよりスムーズにし、道路の渋滞を減らす可能性を有する。
運転者が修正行動を取ることができるように、FCWシステムは、危険を運転者に警告するように設計される。FCWシステムは、ディスプレイ、スピーカ、及び/又は振動部品など、運転者フィードバックに電気的に連結された、専用のプロセッサ、DSP、FPGA、及び/又はASICに連結された、前向きのカメラ及び/又はRADARセンサ960を使用する。FCWシステムは、音響、視覚的警報、振動及び/又はクイック・ブレーキ・パルスなどの形で、警報を提供することができる。
AEBシステムは、別の車両又は他の物体との差し迫った前方衝突を検出し、運転者が指定された時間又は距離パラメータ内に修正行動を取らない場合に、ブレーキを自動的に適用することができる。AEBシステムは、専用のプロセッサ、DSP、FPGA、及び/又はASICに連結された、前向きのカメラ及び/又はRADARセンサ960を使用することができる。AEBシステムが危険を検出するとき、AEBシステムは通常は、先ず、衝突を回避するための修正行動を取るように運転者に警告し、運転者が修正行動を取らない場合、AEBシステムは、予測される衝突の影響を防ぐ、又は少なくとも軽減するための努力の一環としてブレーキを自動的に適用することができる。AEBシステムは、ダイナミック・ブレーキ・サポート及び/又は衝突切迫ブレーキなどの技法を含み得る。
LDWシステムは、ハンドル又はシートの振動など、視覚的、可聴式、及び/又は触覚的警報を提供して、車両900が車線区分線を越えたときに運転者に警告する。LDWシステムは、運転者が、方向指示器を起動することによって、意図的な車線逸脱を指示するときには、起動しない。LDWシステムは、ディスプレイ、スピーカ、及び/又は振動部品など、運転者フィードバックに電気的に連結された、専用のプロセッサ、DSP、FPGA、及び/又はASICに連結された、前側を向いたカメラを使用することができる。
LKAシステムは、LDWシステムの変更形態である。LKAシステムは、車両900が車線をはみ出し始めた場合に車両900を修正するためにステアリング入力又はブレーキを提供する。
BSWシステムは、自動車の死角において車両の運転者に検出及び警告する。BSWシステムは、合流又はレーンの変更が安全ではないことを指示するために視覚的、可聴式、及び/又は触覚的警告を提供することができる。システムは、運転者が方向指示器を使用するときに、付加的警告を提供することができる。BSWシステムは、運転者フィードバック、たとえば、ディスプレイ、スピーカ、及び/又は振動部品、に電気的に結合された、専用プロセッサ、DSP、FPGA、及び/又はASICに結合された、後ろ側を向いたカメラ及び/又はRADARセンサ960を使用することができる。
RCTWシステムは、車両900がバックしているときにリアカメラの範囲外で物体が検出されたときに視覚的、可聴式、及び/又は触覚的通知を提供することができる。いくつかのRCTWシステムは、衝突を回避するために車両ブレーキが適用されることを確実にするために、AEBを含む。RCTWシステムは、運転者フィードバック、たとえば、ディスプレイ、スピーカ、及び/又は振動部品、に電気的に結合された、専用プロセッサ、DSP、FPGA、及び/又はASICに結合された、1つ又は複数の後ろを向いたRADARセンサ960を使用することができる。
従来のADASシステムは、運転者に警告し、安全状態が本当に存在するかどうかを運転者が判定し、それに応じて行動することを可能にするので、従来のADASシステムは、通常は壊滅的ではないが、運転者を悩ませている及び気を散らせていることがある誤判定結果を生み出す傾向にあることがあった。しかしながら、自律型車両900では、結果が矛盾する場合には、車両900自体が、1次的コンピュータ又は2次的コンピュータ(たとえば、第1のコントローラ936又は第2のコントローラ936)からの結果を聞き入れるかどうかを決定しなければならない。たとえば、一部の実施例では、ADASシステム938は、知覚情報をバックアップ・コンピュータ合理性モジュールに提供するためのバックアップ及び/又は2次的コンピュータでもよい。バックアップ・コンピュータ合理性モニタは、ハードウェア構成要素で冗長な多様なソフトウェアを実行して、知覚及び動的運転タスクにおいて障害を検出することができる。ADASシステム938からの出力は、監督MCUに提供され得る。1次的コンピュータ及び2次的コンピュータからの出力が矛盾する場合、監督MCUは、安全な動作を確実にするためにその矛盾をどのように調整するかを決定する必要がある。
いくつかの実例では、1次的コンピュータは、選択された結果における1次的コンピュータの信頼性を指示する、信頼性スコアを監督MCUに提供するように構成され得る。信頼性スコアが閾値を超えた場合、監督MCUは、2次的コンピュータが矛盾する又は不整合の結果を与えるかどうかにかかわらず、1次的コンピュータの指示に従い得る。信頼性スコアが閾値を満たさない場合、及び1次的及び2次的コンピュータが異なる結果を示す(たとえば、矛盾する)場合、監督MCUは、コンピュータの間で調停して適切な結果を決定することができる。
監督MCUは、2次的コンピュータが誤ったアラームを提供する状態を、1次的コンピュータ及び2次的コンピュータからの出力に基づいて、判定するようにトレーニング及び構成されたニューラル・ネットワークを実行するように構成され得る。したがって、監督MCU内のニューラル・ネットワークは、2次的コンピュータの出力が信頼され得るとき、及びそれが信頼され得ないときを学習することができる。たとえば、2次的コンピュータがRADARベースのFCWシステムであるとき、監督MCU内のニューラル・ネットワークは、アラームをトリガする下水溝の鉄格子又はマンホールの蓋など、実際には危険ではない金属製の物をいつFCWが識別しているかを学習することができる。同様に、2次的コンピュータがカメラベースのLDWシステムであるとき、監督MCU内のニューラル・ネットワークは、自転車に乗った人又は歩行者が存在し、車線逸脱が、実際には、最も安全な操作であるときに、LDWを無視することを学習することができる。監督MCU上で実行中のニューラル・ネットワークを含む実施例では、監督MCUは、関連メモリを有するニューラル・ネットワークを実行するのに適したDLA又はGPUのうちの少なくとも1つを含み得る。好ましい実施例において、監督MCUは、SoC904の構成要素を備え得る、及び/又はSoC904の構成要素として含まれ得る。
他の実例において、ADASシステム938は、コンピュータ・ビジョンの従来のルールを使用するADAS機能を実行する2次的コンピュータを含み得る。そのようなものとして、2次的コンピュータは、古典的コンピュータ・ビジョン・ルール(if-then)を使用することができ、監督MCU内のニューラル・ネットワークの存在は、信頼性、安全性及び性能を向上させることができる。たとえば、多様な実装形態及び意図的な非同一性は、特にソフトウェア(又はソフトウェア-ハードウェア・インターフェース)機能によって引き起こされる障害に対して、システム全体をよりフォールトトレラントにする。たとえば、1次的コンピュータで実行中のソフトウェア内にソフトウェア・バグ又はエラーが存在し、2次的コンピュータで実行中の同一でないソフトウェア・コードが同じ総合的結果を提供する場合、監督MCUは、総合的結果は正しく、1次的コンピュータ上のソフトウェア又はハードウェア内のバグは重大なエラーを引き起こしていないというより大きな確信を有し得る。
いくつかの実例では、ADASシステム938の出力は、1次的コンピュータの知覚ブロック及び/又は1次的コンピュータの動的運転タスク・ブロックに供給され得る。たとえば、ADASシステム938が、直ぐ前の物体が原因で、前方衝突警報を示した場合、知覚ブロックは、物体を識別するときに、この情報を使用することができる。他の実例において、2次的コンピュータは、本明細書に記載のように、トレーニングされ、それ故に誤判定のリスクを減らす、独自のニューラル・ネットワークを有し得る。
車両900は、インフォテインメントSoC930(たとえば、車両内のインフォテインメント・システム(IVI:in-vehicle infotainment system))をさらに含み得る。SoCとして図示及び記述されているが、インフォテインメント・システムは、SoCでなくてもよく、2個以上の個別の構成要素を含み得る。インフォテインメントSoC930は、オーディオ(たとえば、音楽、携帯情報端末、ナビゲーション命令、ニュース、無線など)、ビデオ(たとえば、TV、映画、ストリーミングなど)、電話(たとえば、ハンズフリー通話)、ネットワーク接続(たとえば、LTE、Wi-Fiなど)、及び/又は情報サービス(たとえば、ナビゲーション・システム、後方駐車支援、無線データシステム、燃料レベル、総移動距離、ブレーキ燃料レベル、オイル・レベル、ドアを開ける/閉じる、エア・フィルタ情報などの車両関連情報)を車両900に提供するために使用され得るハードウェア及びソフトウェアの組合せを含み得る。たとえば、インフォテインメントSoC930は、無線、ディスク・プレイヤ、ナビゲーション・システム、ビデオ・プレイヤ、USB及びブルートゥース接続、カーピュータ、車内エンターテインメント、Wi-Fi、ハンドル・オーディオ制御装置、ハンズ・フリー音声制御、ヘッドアップ・ディスプレイ(HUD:heads-up display)、HMIディスプレイ934、テレマティックス・デバイス、制御パネル(たとえば、様々な構成要素、特徴、及び/又はシステムを制御する及び/又はこれと相互に作用するための)、及び/又は他の構成要素でもよい。インフォテインメントSoC930は、ADASシステム938からの情報、計画された車両操作などの自律運転情報、軌道、周囲環境情報(たとえば、交差点情報、車両情報、道路情報など)、及び/又は他の情報など、車両のユーザへの情報(たとえば、視覚的及び/又は可聴式の)を提供するためにさらに使用され得る。
インフォテインメントSoC930は、GPU機能性を含み得る。インフォテインメントSoC930は、バス902(たとえば、CANバス、イーサネット(登録商標)など)を介して、車両900の他のデバイス、システム、及び/又は構成要素と通信することができる。いくつかの実例では、インフォテインメント・システムのGPUが、1次的コントローラ936(たとえば、車両900の1次的及び/又はバックアップ・コンピュータ)が故障した場合に、いくつかのセルフドライブ機能を実行することができるように、インフォテインメントSoC930は、監督MCUに連結され得る。そのような実例では、インフォテインメントSoC930は、本明細書に記載のように、車両900をショーファーの安全停止モードにすることができる。
車両900は、計器群932(たとえば、デジタル・ダッシュ、電子計器群、デジタル計器パネルなど)をさらに含み得る。計器群932は、コントローラ及び/又はスーパーコンピュータ(たとえば、個別のコントローラ又はスーパーコンピュータ)を含み得る。計器群932は、スピードメーター、燃料レベル、油圧、タコメーター、オドメーター、方向指示器、ギアシフト位置インジケータ、シート・ベルト警告灯、パーキングブレーキ警告灯、エンジン故障灯、エアバッグ(SRS)システム情報、照明制御装置、安全システム制御装置、ナビゲーション情報など、1セットの器具類を含み得る。いくつかの実例では、情報は、インフォテインメントSoC930及び計器群932の間で表示及び/又は共有され得る。言い換えれば、計器群932は、インフォテインメントSoC930の一部として含まれてもよく、逆もまた同様である。
図9Dは、本開示のいくつかの実施例による、図9Aのクラウドベースのサーバと例示的自律型車両900との間の通信のシステム図である。システム976は、サーバ978、ネットワーク990、及び、車両900を含む車両を含み得る。サーバ978は、複数のGPU984(A)~984(H)(本明細書でGPU984と総称される)、PCIeスイッチ982(A)~982(H)(本明細書でPCIeスイッチ982と総称される)、及び/又はCPU980(A)~980(B)(本明細書でCPU980と総称される)を含み得る。GPU984、CPU980、及びPCIeスイッチは、たとえば、NVIDIAによって開発されたNVLinkインターフェース988及び/又はPCIe接続986などの、これらに限定されない、高速相互接続で相互に接続され得る。いくつかの実例では、GPU984は、NVLink及び/又はNVSwitch SoCを介して接続され、GPU984及びPCIeスイッチ982は、PCIe相互接続を介して接続される。8個のGPU984、2個のCPU980、及び2個のPCIeスイッチが図示されているが、これは制限を意図されていない。実施例に応じて、それぞれのサーバ978は、任意の数のGPU984、CPU980、及び/又はPCIeスイッチを含み得る。たとえば、サーバ978は、それぞれ、8個、16個、32個、及び/又はそれ以上のGPU984を含み得る。
サーバ978は、最近開始された道路工事など、予想外の又は変更された道路状態を示す画像を表す画像データを、ネットワーク990を介して、車両から、受信することができる。サーバ978は、ニューラル・ネットワーク992、更新されたニューラル・ネットワーク992、及び/又は、交通及び道路状態に関する情報を含むマップ情報994をネットワーク990を介して車両に送信することができる。マップ情報994の更新は、建設現場、くぼみ、迂回路、洪水、及び/又は他の障害物に関する情報など、HDマップ922の更新を含み得る。いくつかの実例では、ニューラル・ネットワーク992、更新されたニューラル・ネットワーク992、及び/又はマップ情報994は、環境において任意の数の車両から受信されたデータにおいて表された新しいトレーニング及び/又は経験から、及び/又は(たとえば、サーバ978及び/又は他のサーバを使用する)データ・センタにおいて実行されたトレーニングに基づいて、生じた可能性がある。
サーバ978は、トレーニング・データに基づいてマシン学習モデル(たとえば、ニューラル・ネットワーク)をトレーニングするために使用され得る。トレーニング・データは、車両によって生成され得る、及び/又は(たとえば、ゲーム・エンジンを使用して)シミュレーションにおいて生成され得る。いくつかの実例では、トレーニング・データは、タグ付けされる(たとえば、ニューラル・ネットワークが、監督された学習の恩恵を受ける場合)及び/又は他の事前処理を受けるが、他の実例において、トレーニング・データは、タグ付け及び/又は事前処理されない(たとえば、ニューラル・ネットワークが、監督された学習を必要としない場合)。トレーニングは、たとえば以下のクラスを含むがこれらに限定されない、任意の1つ又は複数のクラスのマシン学習技法に従って、実行され得る:監視されたトレーニング、半監視されたトレーニング、監視されていないトレーニング、自己学習、強化学習、連合型学習、転移学習、特徴学習(主要構成要素及びクラスタ分析を含む)、マルチ線形部分空間学習、多様体学習、表現学習(予備辞書学習を含む)、ルールに基づくマシン学習、異常検出、及びそれらの変更形態若しくは組合せ。マシン学習モデルがトレーシングされた後は、マシン学習モデルは、車両によって使用され得(たとえば、ネットワーク990を介して車両に送信される)、及び/又は、マシン学習モデルは、車両を遠隔監視するために、サーバ978によって使用され得る。
いくつかの実例では、サーバ978は、車両からデータを受信し、リアルタイムのインテリジェント推論のために最新のリアルタイムのニューラル・ネットワークにデータを適用することができる。サーバ978は、NVIDIAによって開発されたDGX及びDGXステーション・マシンなど、GPU984によって電力供給される深層学習スーパーコンピュータ及び/又は専用のAIコンピュータを含み得る。しかしながら、一部の実例では、サーバ978は、CPU電源式データ・センタのみを使用する深層学習インフラストラクチャを含み得る。
サーバ978の深層学習インフラストラクチャは、高速のリアルタイム推論の能力を有することでき、その能力を使用して車両900内のプロセッサ、ソフトウェア、及び/又は関連ハードウェアの調子を評価及び検証することができる。たとえば、深層学習インフラストラクチャは、車両900がそのシーケンスの画像内に位置したシーケンスの画像及び/又は物体など、車両900からの定期的更新を受信することができる(たとえば、コンピュータ・ビジョン及び/又は他のマシン学習物体分類技法を介して)。深層学習インフラストラクチャは、物体を識別し、車両900によって識別された物体とそれらを比較するために、独自のニューラル・ネットワークを実行することができ、結果が一致せず、インフラストラクチャが、車両900内のAIは正常に機能していないという結論を下した場合、サーバ978は、制御を推測し、乗客に通知し、安全な駐車操作を完了するように車両900のフェイルセーフ・コンピュータに命じる車両900への信号を送信することができる。
推論のために、サーバ978は、GPU984及び1つ又は複数のプログラマブル推論加速装置(たとえば、NVIDIAのTensorRT)を含み得る。GPU電源式サーバ及び推論加速の組合せは、リアルタイムの反応性を可能にすることができる。パフォーマンスがさほど必要とされない場合など、他の実例では、CPU、FPGA、及び他のプロセッサによって電力供給されるサーバが、推論のために使用され得る。
例示的計算デバイス
図10は、本開示のいくつかの実施例の実装に使用するのに適した計算デバイス1000の一実例のブロック図である。計算デバイス1000は、以下のデバイスを間接的に又は直接的につなぐ相互接続システム1002を含み得る:メモリ1004、1つ又は複数の中央処理装置(CPU)1006、1つ又は複数のグラフィック処理ユニット(GPU)1008、通信インターフェース1010、入力/出力(I/O)ポート1012、入力/出力構成要素1014、電力供給装置1016、1つ又は複数の提示構成要素1018(たとえば、ディスプレイ)、及び1つ又は複数の論理ユニット1020。
図10の様々なブロックは、線で相互接続システム1002を介して接続しているように示されているが、これは制限することを意図されておらず、単に分かりやすくするためである。たとえば、一部の実施例では、表示デバイスなどの提示構成要素1018は、I/O構成要素1014と考えられ得る(たとえば、ディスプレイがタッチ・スクリーンである場合)。別の実例として、CPU1006及び/又はGPU1008はメモリを含み得る(たとえば、メモリ1004は、GPU1008、CPU1006、及び/又は他の構成要素のメモリに加えた記憶デバイスを表し得る)。言い換えれば、図10の計算デバイスは、単に例示である。「ワークステーション」、「サーバ」、「ラップトップ」、「デスクトップ」、「タブレット」、「クライアント・デバイス」、「モバイル・デバイス」、「ハンドヘルド・デバイス」、「ゲーム機」、「電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)」、「仮想現実システム」、及び/又は他のデバイス若しくはシステム・タイプなどのカテゴリはすべて、図10の計算デバイスの範囲内にあることが意図されているので、これらは区別されない。
相互接続システム1002は、1つ又は複数のリンク又はバス、たとえば、アドレス・バス、データ・バス、制御バス、又はその組合せ、を表し得る。相互接続システム1002は、1つ又は複数のバス又はリンク・タイプ、たとえば、業界標準アーキテクチャ(ISA:industry standard architecture)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(EISA:extended industry standard architecture)バス、VESA(video electronics standards association)バス、周辺構成要素相互接続(PCI:peripheral component interconnect)バス、周辺構成要素相互接続エクスプレス(PCIe:peripheral component interconnect express)バス、及び/又は別のタイプのバス若しくはリンク、を含み得る。一部の実施例では、構成要素の間に直接接続が存在する。一実例として、CPU1006は、メモリ1004に直接接続され得る。さらに、CPU1006は、GPU1008に直接接続され得る。構成要素の間に直接、又はポイント対ポイント接続が存在する場合、相互接続システム1002は、接続を実施するためのPCIeリンクを含み得る。これらの実例では、PCIバスは、計算デバイス1000に含まれる必要はない。
メモリ1004は、様々なコンピュータ可読媒体のいずれかを含み得る。コンピュータ可読媒体は、計算デバイス1000によってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体でもよい。コンピュータ可読媒体は、揮発性及び不揮発性媒体の両方、及び取り外し可能な及び取り外し不可能な媒体を含み得る。例として、しかし限定ではなく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を備え得る。
コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造体、プログラム・モジュール、及び/又は他のデータ・タイプなどの情報の記憶のための任意の方法又は技術において実装された揮発性及び不揮発性媒体及び/又は取り外し可能な及び取り外し不可能な媒体の両方を含み得る。たとえば、メモリ1004は、オペレーティング・システムなど、(たとえば、プログラム及び/又はプログラム要素を表す)コンピュータ可読命令を記憶することができる。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD:digital versatile disk)又は他の光ディスク・ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク・ストレージ又は他の磁気記憶デバイス、或いは、所望の情報を記憶するために使用し得る及び計算デバイス1000によってアクセスし得る任意の他の媒体を含み得るが、これらに限定されない。本明細書では、コンピュータ記憶媒体は、信号自体を含まない。
コンピュータ記憶媒体は、搬送波などの変調データ信号又は他の移送機構においてコンピュータ可読命令、データ構造体、プログラム・モジュール、及び/又は他のデータ・タイプを実施することができ、任意の情報配信媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、その特性セットのうちの1つ又は複数を有する或いは信号内の情報をエンコードするような方式で変化した信号を指し得る。例として、しかし限定せず、コンピュータ記憶媒体は、ワイヤード・ネットワーク又は直接ワイヤード接続などのワイヤード媒体と、音響、RF、赤外線及び他のワイヤレス媒体などのワイヤレス媒体とを含み得る。前述のいずれかの組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
CPU1006は、コンピュータ可読命令のうちの少なくともいくつかを実行して計算デバイス1000の1つ又は複数の構成要素を制御して本明細書に記載の方法及び/又はプロセスのうちの1つ又は複数を実行するように構成され得る。CPU1006は、多数のソフトウェア・スレッドを同時に処理する能力を有する1つ又は複数の(たとえば、1個、2個、4個、8個、28個、72個などの)コアをそれぞれ含み得る。CPU1006は、任意のタイプのプロセッサを含み得、実装された計算デバイス1000のタイプに応じて、異なるタイプのプロセッサを含み得る(たとえば、モバイル・デバイスのためのより少数のコアを有するプロセッサ、及びサーバのためのより多数のコアを有するプロセッサ)。たとえば、計算デバイス1000のタイプに応じて、プロセッサは、縮小命令セット計算(RISC:Reduced Instruction Set Computing)を使用して実装されたAdvanced RISC Machines(ARM)プロセッサ、又は複合命令セット計算(CISC:Complex Instruction Set Computing)を使用して実装されたx86プロセッサでもよい。計算デバイス1000は、計算コプロセッサなど、1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は補助コプロセッサ内の1つ又は複数のCPU1006を含み得る。
CPU1006に加えて又はその代わりに、GPU1008は、コンピュータ可読命令のうちの少なくともいくつかを実行して計算デバイス1000の1つ又は複数の構成要素を制御して本明細書に記載の方法及び/又はプロセスのうちの1つ又は複数を実行するように構成され得る。GPU1008のうちの1つ若しくは複数は、統合されたGPU(たとえば、CPU1006のうちの1つ又は複数とでもよく、及び/又はGPU1008のうちの1つ若しくは複数は、離散GPUでもよい。実施例では、GPU1008のうちの1つ又は複数は、CPU1006のうちの1つ又は複数のコプロセッサでもよい。GPU1008は、グラフィックス(たとえば、3Dグラフィックス)をレンダリングする又は汎用計算を実行するために、計算デバイス1000によって使用され得る。たとえば、GPU1008は、GPUによる汎用計算(GPGPU:General-Purpose computing on GPU)のために使用され得る。GPU1008は、同時に数百又は数千のソフトウェア・スレッドを処理する能力を有する数百又は数千のコアを含み得る。GPU1008は、レンダリング・コマンド(たとえば、ホスト・インターフェースを介して受信されたCPU1006からのレンダリング・コマンド)に応答して、出力画像のための画素データを生成することができる。GPU1008は、画素データ又は任意の他の適切なデータ、たとえばGPGPUデータ、を記憶するためのグラフィックス・メモリ、たとえば表示メモリ、を含み得る。表示メモリは、メモリ1004の一部として含まれ得る。GPU1008は、並行して動作する(たとえば、リンクを介して)2個以上のGPUを含み得る。リンクは、GPUに直接接続することができ(たとえば、NVLINKを使用して)、又はスイッチを介して(たとえば、NVSwitchを使用して)GPUを接続することができる。ともに結合されるとき、各GPU1008は、出力の異なる部分の又は異なる出力の画素データ又はGPGPUデータ(たとえば、第1の画像の第1のGPU及び第2の画像の第2のGPU)を生成することができる。各GPUは、独自のメモリを含むことができ、又は他のGPUとメモリを共有することができる。
CPU1006及び/又はGPU1008に加えて又はその代わりに、論理ユニット1020は、コンピュータ可読命令のうちの少なくともいくつかを実行して計算デバイス1000のうちの1つ又は複数を制御して本明細書に記載の方法及び/又はプロセスのうちの1つ又は複数を実行するように構成され得る。実施例では、CPU1006、GPU1008、及び/又は論理ユニット1020は、方法、プロセス及び/又はその部分の任意の組合せを離散的に又は合同で実行することができる。論理ユニット1020のうちの1つ若しくは複数は、CPU1006及び/若しくはGPU1008のうちの1つ若しくは複数の一部でもよく及び/又はそこで統合されてもよく、及び/又は、論理ユニット1020のうちの1つ若しくは複数は、CPU1006及び/若しくはGPU1008に対する離散構成要素であっても若しくは他の方法でそれらの外部にあってもよい。実施例では、論理ユニット1020のうちの1つ又は複数は、CPU1006のうちの1つ若しくは複数及び/又はGPU1008のうちの1つ若しくは複数のコプロセッサでもよい。
論理ユニット1020の実例は、1つ又は複数の処理コア及び/又はその構成要素、たとえば、テンソル・コア(TC:Tensor Core)、テンソル処理ユニット(TPU:Tensor Processing Unit)、画素ビジュアル・コア(PVC:Pixel Visual Core)、ビジョン処理ユニット(VPU:Vision Processing Unit)、グラフィックス処理クラスタ(GPC:Graphics Processing Cluster)、テクスチャ処理クラスタ(TPC:Texture Processing Cluster)、ストリーミング・マルチプロセッサ(SM:Streaming Multiprocessor)、木の走査ユニット(TTU:Tree Traversal Unit)、人工知能加速装置(AIA:Artificial Intelligence Accelerator)、深層学習加速装置(DLA:Deep Learning Accelerator)、論理演算ユニット(ALU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、浮動小数点演算ユニット(FPU)、入力/出力(I/O)エレメント、周辺構成要素相互接続(PCI)又は周辺構成要素相互接続エクスプレス(PCIe)エレメント、及び/又は同類のもの、を含む。
通信インターフェース1010は、ワイヤード及び/又はワイヤレス通信を含む、電子通信ネットワークを介して計算デバイス1000が他の計算デバイスと通信することを可能にする、1つ又は複数のレシーバ、トランスミッタ、及び/又はトランシーバを含み得る。通信インターフェース1010は、ワイヤレス・ネットワーク(たとえば、Wi-Fi、Z-Wave、ブルートゥース、ブルートゥースLE、ZigBeeなど)、ワイヤード・ネットワーク(たとえば、イーサネット(登録商標)又はInfiniBandを介して通信すること)、低電力ワイド・エリア・ネットワーク(たとえば、LoRaWAN、SigFoxなど)、及び/又はインターネットなどの、いくつかの異なるネットワークのうちのいずれかを介する通信を可能にするための構成要素及び機能を含み得る。
I/Oポート1012は、そのうちのいくつかは計算デバイス1000に内蔵(たとえば、統合)され得る、I/O構成要素1014、提示構成要素1018、及び/又は他の構成要素を含む、他のデバイスに計算デバイス1000が論理的に連結されることを可能にすることができる。例示的なI/O構成要素1014は、マイクロフォン、マウス、キーボード、ジョイスティック、ゲーム・パッド、ゲーム・コントローラ、サテライト・ディッシュ、スキャナ、プリンタ、ワイヤレス・デバイスなどを含む。I/O構成要素1014は、エア・ジェスチャ、音声、又は、ユーザによって生成される他の生理的入力を処理する自然ユーザ・インターフェース(NUI:natural user interface)を提供することができる。場合によっては、入力は、さらなる処理のための適切なネットワーク要素に送信され得る。NUIは、音声認識、スタイラス認識、顔認識、生体認識、画面上での及び画面の隣でのジェスチャ認識、エア・ジェスチャ、頭部及び視標追跡、並びに計算デバイス1000のディスプレイに関連するタッチ認識(さらに詳しく後述するような)の任意の組合せを実装し得る。計算デバイス1000は、ジェスチャ検出及び認識のための、ステレオスコープ・カメラ・システム、赤外線カメラ・システム、RGBカメラ・システム、タッチ画面技術、及びこれらの組合せなど、深度カメラを含み得る。追加で、計算デバイス1000は、動きの検出を可能にする加速度計又はジャイロスコープを含み得る(たとえば、慣性測定ユニット(IMU:inertia measurement unit)の一部として)。いくつかの実例では、加速度計又はジャイロスコープの出力は、没入型拡張現実又は仮想現実をレンダリングするために、計算デバイス1000によって使用され得る。
電力供給装置1016は、ハードワイヤード電力供給装置、バッテリ電力供給装置、又はその組合せを含み得る。電力供給装置1016は、計算デバイス1000の構成要素が動作することを可能にするために計算デバイス1000に電力を提供することができる。
提示構成要素1018は、ディスプレイ(たとえば、モニタ、タッチ画面、テレビジョン画面、ヘッドアップ表示装置(HUD)、他のディスプレイタイプ、又はその組合せ)、スピーカ、及び/又は他の提示構成要素を含み得る。提示構成要素1018は、他の構成要素(たとえば、GPU1008、CPU1006など)からデータを受信し、データを(たとえば、画像、ビデオ、音響などとして)出力することができる。
例示的ネットワーク環境
本開示の実施例の実装において使用するのに適したネットワーク環境は、1つ若しくは複数のクライアント・デバイス、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(NAS:network attached storage)、他のバックエンド・デバイス、及び/又は他のデバイス・タイプを含み得る。クライアント・デバイス、サーバ、及び/又は他のデバイス・タイプ(たとえば、各デバイス)は、図10の計算デバイス1000の1つ又は複数のインスタンスで実装され得、たとえば、各デバイスは、計算デバイス1000の類似の構成要素、特徴、及び/又は機能性を含み得る。
ネットワーク環境の構成要素は、ワイヤード、ワイヤレス、又はその両方でもよい、ネットワークを介して互いに通信し得る。ネットワークは、複数のネットワーク、又はネットワークのネットワークを含み得る。実例として、ネットワークは、1つ若しくは複数のワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、1つ若しくは複数のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、1つ若しくは複数のパブリック・ネットワーク、たとえば、インターネット及び/若しくは公衆交換電話網(PSTN)、並びに/又は1つ若しくは複数のプライベート・ネットワークを含み得る。ネットワークが、ワイヤレス電気通信ネットワークを含む場合、構成要素、たとえば、基地局、通信塔、或いはアクセス・ポイント(並びに他の構成要素)、は、ワイヤレス接続を提供し得る。
互換性のあるネットワーク環境は、1つ又は複数のピア・ツー・ピア・ネットワーク環境(その場合、サーバはネットワーク環境に含まれないことがある)と、1つ又は複数のクライアント・サーバ・ネットワーク環境(その場合、1つ又は複数のサーバがネットワーク環境に含まれ得る)とを含み得る。ピア・ツー・ピア・ネットワーク環境では、サーバに関して本明細書に記載した機能性は、任意の数のクライアント・デバイスで実装され得る。
少なくとも1つの実施例において、ネットワーク環境は、1つ又は複数のクラウドベースのネットワーク環境、分散型計算環境、その組合せなどを含み得る。クラウドベースのネットワーク環境は、フレームワーク層、ジョブ・スケジューラ、資源マネージャ、並びに、1つ若しくは複数のコア・ネットワーク・サーバ及び/又はエッジ・サーバを含み得る、サーバのうちの1つ又は複数で実装された分散型ファイル・システムを含み得る。フレームワーク層は、ソフトウェア層のソフトウェア及び/又はアプリケーション層の1つ若しくは複数のアプリケーションをサポートするために、フレームワークを含み得る。ソフトウェア又はアプリケーションは、それぞれ、ウェブベースのサービス・ソフトウェア又はアプリケーションを含み得る。実施例において、クライアント・デバイスのうちの1つ又は複数は、ウェブベースのサービス・ソフトウェア又はアプリケーションを使用し得る(たとえば、1つ又は複数のアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を介してサービス・ソフトウェア及び/又はアプリケーションにアクセスすることによって)。フレームワーク層は、たとえば大規模データ処理(たとえば、「ビッグ・データ」)のための分散型ファイル・システムを使用し得る、フリー及びオープン・ソース・ソフトウェア・ウェブ・アプリケーション・フレームワークのタイプでもよいが、これに限定されない。
クラウドベースのネットワーク環境は、本明細書に記載の計算及び/又はデータ・ストレージ機能(又は1つ若しくは複数のその部分)の任意の組合せを実施するクラウド計算及び/又はクラウド・ストレージを提供し得る。これらの様々な機能のいずれも、セントラル又はコア・サーバ(たとえば、州、領域、国、世界にわたって分散され得る1つ又は複数のデータ・センタなどの)から複数の場所に分散され得る。ユーザ(たとえば、クライアント・デバイス)への接続が、エッジ・サーバに比較的近い場合、コア・サーバは、機能性の少なくとも一部分をエッジ・サーバに任じ得る。クラウドベースのネットワーク環境は、プライベート(たとえば、単一の組織に制限される)でもよく、パブリック(たとえば、多数の組織に利用可能)、及び/又はその組合せ(たとえば、ハイブリッド・クラウド環境)でもよい。
クライアント・デバイスは、図10に関して本明細書に記載の例示的計算デバイス1000の構成要素、特徴、及び機能性のうちの少なくともいくつかを含み得る。実例として、及び制限ではなく、クライアント・デバイスは、パーソナル・コンピュータ(PC)、ラップトップ・コンピュータ、モバイル・デバイス、スマートフォン、タブレット・コンピュータ、スマート・ウォッチ、ウェアラブル・コンピュータ、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、MP3プレイヤ、仮想現実ヘッドセット、全地球測位システム(GPS)又はデバイス、ビデオ・プレイヤ、ビデオカメラ、監視デバイス又はシステム、車両、ボート、飛行船、仮想マシン、ドローン、ロボット、ハンドヘルド通信デバイス、病院デバイス、ゲーミング・デバイス又はシステム、娯楽システム、車両コンピュータ・システム、組み込み型システム・コントローラ、リモート制御、器具、民生用電子デバイス、ワークステーション、エッジ・デバイス、これらの描写されたデバイスの任意の組合せ、或いは任意の他の適切なデバイスとして実施され得る。
本開示は、コンピュータ又は、携帯情報端末若しくは他のハンドヘルド・デバイスなどの、他のマシンによって実行されている、プログラム・モジュールなどのコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ・コード又はマシン使用可能命令との一般的関連において説明されることがある。一般に、ルーティン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造体などを含むプログラム・モジュールは、特定のタスクを実行する又は特定の抽象データ・タイプを実装するコードを指す。本開示は、ハンドヘルド・デバイス、家電製品、汎用コンピュータ、より特殊な計算デバイスなどを含む、様々な構成で実施され得る。本開示はまた、通信ネットワークを介してリンクされた遠隔処理デバイスによってタスクが実行される分散型コンピューティング環境において実施され得る。
本明細書では、2個以上の要素に関する「及び/又は」の記述は、1つの要素のみ、又は要素の組合せを意味すると解釈されるべきである。たとえば、「要素A、要素B、及び/又は要素C」は、要素Aのみ、要素Bのみ、要素Cのみ、要素A及び要素B、要素A及び要素C、要素B及び要素C、或いは、要素A、B、及びCを含み得る。加えて、「要素A又は要素Bのうちの少なくとも1つ」は、要素Aの少なくとも1つ、要素Bの少なくとも1つ、或いは、要素Aの少なくとも1つ及び要素Bの少なくとも1つを含み得る。さらに、「要素A及び要素Bのうちの少なくとも1つ」は、要素Aのうちの少なくとも1つ、要素Bのうちの少なくとも1つ、或いは、要素Aのうちの少なくとも1つ及び要素Bのうちの少なくとも1つを含み得る。
本開示の主題は、法定の要件を満たすために特異性を有して記述されている。しかしながら、その記述自体が本開示の範囲を制限することは意図されていない。そうではなくて、本発明者は、請求されている主題が、他の現在の又は未来の技術と併せて、異なるステップ又は本文書に記載されたものと類似のステップの組合せを含むように、他の形で実施され得ることを意図している。さらに、「ステップ」及び/又は「ブロック」という用語は、使用される方法の異なる要素を含意するように本明細書で使用され得るが、これらの用語は、個別のステップの順番が明示的に記載されていない限り及びそのように記載されているときを除いて本明細書で開示される様々なステップの間に何らかの特定の順番を暗示するものとして解釈されるべきではない。