JP7802425B2 - マルチハイブリッド発電機システム - Google Patents

マルチハイブリッド発電機システム

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Description

本発明は、一般に電力(パワー)システムに関する。さらに詳細には、交換可能電源から電力を収穫(採取)および生成するためのマルチハイブリッド発電機(パワージェネレータ)を採用する水力-水素-電力生成(ハイドローリックツーハイドロジェンツーエレクトリックパワージェネレーション)システムに関する。この水力(液圧)-水素-電力生成システムは、マルチハイブリッド発電機(パワージェネレータ)を用いることで大気から水素を取り出すとともに、その後の貯蔵と使用に、および/またはさらなる発電に、利用することができる。
今日のニュースでは、地球温暖化、汚染、および世界の住民に影響を及ぼしているその他の環境上の危機、に関する報道で溢れている。世界とその天然資源の環境状態とについて、悲惨な予測がなされている。こうした報道の焦点のひとつは、世界的な発電、電気使用、電気消費、である。発電には石炭、石油、天然ガス、などさまざまな資源が使用されている。これらの資源の処理は、公害、酸性雨、温室効果、など環境に悪影響を及ぼす原因になっている。暖房、照明、通信、輸送、コンピューティング、を含んでいるがこれらに限定されない日常的な快適さと、世界的な産業と経済と、における電力の重要性を考えると、世界的な電力需要が大きく減速することはないだろう。
発電が環境に与える悪影響の一部に対して闘うべく、科学者、研究者、産業界、は最近、太陽光発電、風力発電、潮力発電、などの代替エネルギー源および/または再生可能エネルギー源に力を注いでいる。風力発電は、長期間にわたって定期的に風が吹き続けることが知られている広大な地域に、さまざまな数の風力タービンを設置した大規模なウィンドファームやウィンドパークを建設している特定の国に存在する。風はタービンのブレードを回転させることで、風のエネルギーを機械的動力に変換する。そして、その機械的動力を、発電機を使って電力に変換する。しかし、風力発電は、発電に必要な風を生み出すとともに維持するべく、場所、季節、および天候、に大きく左右されるという潜在的な制限に悩まされている。さらに、必要な不動産を取得するとともに、その不動産に多数の風力タービンを設置するための、コストは非常に高いので市場参入の障壁になりうる。
太陽(的)エネルギーは、上記の代替エネルギー源のもう1つである。太陽エネルギーは、熱(的)エネルギーまたは電気(的)エネルギーに変換される、太陽からのエネルギーを収穫(採取、ハーベスティング)することに向けられている。一般的に、太陽エネルギーは、太陽光発電、太陽熱暖房・冷却、集光型太陽熱発電、の3つの主な方法で利用される。太陽光発電は、電子的な処理によって、太陽光から直接に電気を発生させる。一般的には太陽光発電は、単一の機器(電卓など)から、太陽光発電アレイによって電力供給されるオフグリッド住宅まで、小型および/または中型のアプリケーションに電力供給する。太陽熱冷暖房(SHC)および集光型太陽熱発電(CSP)アプリケーションは、太陽によって生成済の熱を両方とも使用することで、(太陽熱冷暖房SHCシステムの場合に)空間や水の加熱を提供するか、(集光型太陽熱発電CSP発電所の場合に)従来の発電タービンを稼働させる。この種の再生可能エネルギーは通常、パッシブ(受動)ソーラまたはアクティブ(能動)ソーラとして特徴付けられている。このエネルギー技術は、分散型発電モデル(例えば、使用地点にまたは使用地点の近くに設置される)または中央ステーションモデル(例えば、従来の発電所とで同様のユーティリティ規模の太陽光発電所)として構築することができる。これらのエネルギー方式はまた、さまざまな太陽光貯蔵(太陽光蓄積、ソーラストレージ)技術を使用することで、後の時間(例えば、日没後)に分配するべく、生産済のエネルギーを貯蔵(貯蓄、蓄積、ストア)することもできる。これらの特徴によって、太陽光発電はより望ましい代替再生可能エネルギー源のひとつとなっている。しかし、太陽光発電には潜在的な欠点がある。それは、この技術が本質的に断続的であるので、ソース(源)となる太陽光が供給されない期間が発生することによって、生成される太陽エネルギーが利用できなくなる虞があるという点である。そのため、生成済の太陽エネルギーをバッテリに貯蔵する必要があるので、純粋な太陽エネルギーシステムの全体的なコストが増加する。
太陽熱利用は、太陽エネルギーの別の形態である。この方法(アプローチ)は、太陽のエネルギーが発電所を動かすとともに、間接的に電気を生産する、という点で従来の発電に似ている。太陽熱利用は、化石燃料を燃焼させる従来の発電所の効率に匹敵することに重点を置いている。しかし、そのためには、集光ミラーを集光することで石油を非常に高温に加熱するなどの、複雑な装置が必要である。また、太陽熱発電所の設計、建設、運転、維持、にかかるコストは非常に高い。このような経済的な課題に加え、太陽熱発電所の設置に適した地理的な場所を見つけることも、さらなる課題である。
前述のように、再生可能エネルギー技術の多くは、或る種のエネルギー貯蔵能力を必要としている。エネルギー貯蔵のための多くのシステムと方法が開発されてきた。そのようなエネルギー貯蔵システムの1つは、水を高所にある貯水池に汲み上げてから、水力発電機を通して水を放出するものである。圧縮空気エネルギー貯蔵システムは、圧縮機で空気を圧縮しているとともに、その圧縮空気を地層(洞窟、帯水層など)または他の構造物に貯蔵していることによって、エネルギー需要が必要なときに引き出せるようにする。通常、圧縮空気は、天然ガスとで混合しているとともに、タービンで燃焼・膨張することで機械的動力を発生させることによって、発電機を駆動することで発電する。機械式ギアボックスは、動力源(再生可能エネルギー源など)からの速度とトルクとを、発電機とのインタフェースに変換するべく使用される。しかし、機械式ギアボックスは多額のメンテナンスを必要としているので、機械式ギアボックスがサポートしているシステムよりも早く劣化する傾向がある。ダイレクト駆動発電機は、このような高価な機械式ギアボックスの必要性をなくすことができるが、ダイレクト駆動発電機の複雑さおよび関連するメンテナンスによって、コスト負担は少なくない。このような圧縮空気エネルギーシステムは、地理的制約や一定体積の地層を使用するという課題も抱えているので、エネルギーの貯蔵および回収中に通常、高い可変圧力で作動する。この高い変動圧力の必要性は、単一の設計圧力において最適性能で作動する圧縮機およびタービンの効率を低下させる。
米国特許出願公開第2018/041038号明細書
様々なエネルギー貯蔵ソリューションが存在するが、これらのシステムには、変換処理中のエネルギー損失、大きな地理的フットプリントを必要とする貯水池の使用、建設コストが高い、貯蔵可能なエネルギー量に関する制限、および貯蔵エネルギーの経時的散逸、を含んでいる特定の欠点がある。さらに、加圧空気を電気に戻すのは、複雑であるだけでなく非効率的な処理である。
別のタイプのエネルギーシステムは、ハイブリッドエネルギーシステムである。ハイブリッドエネルギーシステムとは、電気エネルギー発電機、電気エネルギー貯蔵システム、および再生可能エネルギー源、などの複数の種類のエネルギー生成装置を統合(インテグレーション)したものとして定義される。ハイブリッドエネルギーシステム(ハイブリッド電源)は通常、2つ以上の再生可能エネルギー源を併用することで、システム効率を高めるとともに、エネルギー供給のバランスを向上させる。ハイブリッドシステムは、例えば、太陽光発電(PV、光起電力)や風力タービンなどの再生可能技術を使用することで、2つ以上の発電方式を組み合わせる。ハイブリッドシステムは、発電方法の組合せによって高いレベルのエネルギー安全保障を提供するだけでなく、最大の供給信頼性と安全保障とを確保するべく、蓄電システム(バッテリ、燃料電池など)や小型化石燃料発電機を組み込むことができる。このようなシステムの基本構成要素は、電源(風力タービン、ディーゼルエンジン発電機、ソーラアレイなど)、バッテリ、そして各電源(パワーソース、動力源)からの発電量を調整する電力管理センター、である。ハイブリッドエネルギーシステムの利点は、ハイブリッドエネルギーシステムに接続済のバッテリが後の使用のためにエネルギーを貯蔵するので、中断することなく継続的に電力供給できることがある。ハイブリッドエネルギーシステムの利点はさらに、これらのバッテリがまた、再生可能エネルギー源の利用率を高めるとともに、メンテナンスコストを下げるだけでなく、より高い効率を提供するとともに、負荷管理を改善すること、である。ハイブリッドエネルギーシステムの欠点には、異なるエネルギー源同士の種類とそれらの相互作用および協調とを正確に制御しなければならないことから生じる処理制御の複雑性の増加、高い設置コスト、バッテリの寿命、および、システムに接続できる全体的な負荷容量、が含まれる。
ハイブリッドエネルギーシステムの中には、システムの1つまたは複数の構成要素として水素発電(水素電力、ハイドロジェンパワー)を組み込んでいるものがある。しかし、水素発電の大きな問題の1つは、水素生成処理(すなわち、大気中の水分抽出-電解サイクル)に必要な電力集約的な需要を供給するための、専用で効率的かつ持続可能な入力電力を確保できるかどうかである。現在、水素のほとんどは、天然ガスなどの化石燃料から製造されている。水素は、送電網(エレクトリカルグリッド)を通じて送られる電力や、バイオマス、地熱、太陽光、風力、などの再生可能エネルギー源からも、製造される。しかし、送電網は、電解(エレクトロリシス)のための理想的な電力源ではない。というのも、電力のほとんどは、温室効果ガスを排出するとともにエネルギーを大量に消費する技術を用いることで発電されるからである。
従って、発電システムで使用するための水素の効率的な生成と貯蔵とを可能にすることによって、エネルギーハーベスティング(収穫、採取)を改善するマルチハイブリッド発電機システムが必要とされている。
本発明は、交換可能電源からのエネルギーの収穫、生成、および貯蔵、を促進するマルチハイブリッド発電機およびシステムに向けられている。
本発明の第1実施態様では、交換可能電源からエネルギーを収穫するためのマルチハイブリッド発電機(パワージェネレータ)システムが提供される。マルチハイブリッド発電機システムは、交換可能電源からエネルギーを受け取るとともに液圧電気作動装置(HEAD:ハイドローリックエレクトリカルアクチュエーションデバイス)に貯蔵するべく、交換可能電源と液圧(油圧)電気作動装置HEADとに電気的接続済の1つまたは複数のバッテリバンクを備えている。液圧電気作動装置(HEAD)は、1つまたは複数のバッテリバンクによって最初に動力供給される。液圧電気作動装置HEADは、ピストンを介して機械(的)エネルギーをピストンロッドに駆動する。各ピストンは、ピストンに接続済の1対の引込バネを有している。ピストンは液圧室内に存在する。マルチハイブリッド発電機システムはまた、ピストンによって駆動されるクランクシャフトを備えるとともに、少なくとも1つの電気負荷と多数の電力管理装置とに通信可能に結合されたインテリジェント電力(パワー)コントローラを備えている。インテリジェント電力コントローラは、バッテリバンク同士、電気負荷、交換可能電源、および液圧電気作動装置HEAD同士、の間のエネルギー監視(モニタリング)、エネルギー生成、エネルギー分配、およびエネルギー貯蔵、を制御する。
本発明の第2実施態様では、マルチハイブリッド発電機システムを使用することで電力供給する方法が提供される。この方法は、マルチハイブリッド発電機システムの第1液圧電気作動装置HEADサブセットを制御することで第1発電機に動力供給する第1制御工程と、第2液圧電気作動装置HEADサブセットを制御することで第2発電機に動力供給する第2制御工程と、を備えている。方法はさらに、第1液圧電気作動装置HEADサブセットと第2液圧電気作動装置HEADサブセットとの両方を一的(ユニゾン)になって制御することで第1発電機と第2発電機とを駆動する第3制御工程と、を備えている。方法はさらに、効率的なエネルギー生成を提供するとともに、マルチハイブリッド発電機システムの一部を冷却サイクルモードに保つように制御するべく、前述の3つの工程を交互に切り替える工程を備えている。
本発明の第2実施態様では、マルチハイブリッド発電機システムが提供される。マルチハイブリッド発電機システムは、交換可能電源からエネルギーを受け取るとともに液圧電気作動装置HEADに蓄えるように電気的接続済の1つまたは複数のバッテリバンクを備えている。液圧電気作動装置HEADは、バッテリバンクから最初に動力供給される。液圧電気作動装置HEADは、ピストンを介して機械エネルギーをピストンロッドに駆動する。各ピストンには、1対の引込バネが接続されている。各引込バネは、バネ材料で作られるとともに、クランクシャフトに対するピストンの影響を増大させるべく作動角度(オペレーティングアングル)でバランスされている。ピストンは液圧室(油圧室、ハイドローリックチャンバ)内に配置されている。システムはまた、電気負荷と多数の電力管理装置とに通信可能に結合された、インテリジェント電力コントローラを備えている。インテリジェント電力コントローラは、バッテリバンク同士、電気負荷、交換可能電源、および液圧電気作動装置HEAD同士、の間のエネルギー監視、エネルギー生成、エネルギー分配、およびエネルギー貯蔵、を制御する。
本発明のこれらおよび他の目的、特徴、および利点、は添付の図面および後に続く好ましい実施形態の詳細な説明から、より容易に明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施形態を、本発明を説明するためであって、限定するべく提供されるものではない添付の図面とで併せて説明する。ここで、同様の指定は、同様の要素を表わす。
本発明の実施形態による、マルチハイブリッド発電機システムの概略図。 本発明の実施形態による、図1のマルチハイブリッド発電機システムで使用するための、クランクシャフトの透視図。 本発明の実施形態による、図1のマルチハイブリッド発電機システムで使用するための、ギアボックスの透視図。 本発明の実施形態による図1のマルチハイブリッド発電機システムで使用するための、図2のクランクシャフトと、図3のギアボックスと、の間の例示的な係合を示すとともに、引込バネの位置を示す透視図。図4Bは本発明の実施形態による引込バネの代替構成を示す、クランクシャフトとギアボックスとの間の例示的な係合を示す正面図。図4Cは図4Bのシステムのうちの一部の側面図。 本発明の実施形態による、図1のマルチハイブリッド発電機システムで使用するように構成された、例示的なインテリジェント電力コントローラを示す図。 本発明の実施形態に従って、図1のマルチハイブリッド発電機システムで使用するための、マルチハイブリッド発電アプリケーションの例示的なアーキテクチャを提示する。 本発明の実施形態に従って、図1のマルチハイブリッド発電機システムで使用するように構成された、例示的な電力管理装置を示す。 本発明の実施形態に従って、図1のマルチハイブリッド発電機システムを使用することで、交換可能電源からエネルギーを収穫するための、動作のフローチャート。 本発明の別の実施形態による水力-水素-電気発電(ハイドローリックツーハイドロジェンツーエレクトリックパワージェネレーション)システムの概略図。
同様の参照数字は、図面のいくつかの図を通して同様の部品を指す。
以下の詳細な説明は、本質的に単なる例示であるので、記載された実施形態を、または記載された実施形態の適用および用途を、限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、「例示的」または「説明的」という語は、「例、実例、または説明、として役立つ」という意味である。本明細書において「例示的」または「説明的」として説明される実施態様は、必ずしも他の実施態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるものではない。以下に記載される全ての実施態様は、当業者が本開示の実施態様を作製または使用することを可能にするべく提供される例示的な実施態様であるので、特許請求の範囲によって定義される本開示の範囲を限定することを意図するものではない。本明細書における説明の目的のために、用語「上」、「下」、「左」、「後」、「右」、「前」、「垂直」、「水平」、およびそれらの派生語、は本明細書における図において方向付けられた本発明に関するものとする。さらに、先の技術分野、背景、要約、または以下の詳細な説明、に示された明示または黙示の理論に拘束される意図はない。また、添付の図面に図示されているとともに以下の明細書に記載される特定の装置および処理は、添付の特許請求の範囲に定義される発明概念の単なる例示的な実施形態であることを理解されたい。したがって、本明細書に開示された実施形態に関連する特定の寸法および他の物理的特性は、特許請求の範囲に明示的に別段の記載がない限り、限定的なものとはみなされない。
図を通して示されるように、本発明は、交換可能電源からのエネルギー収穫(採取、ハーベスティング)、生成、および貯蔵、を促進するマルチハイブリッド発電機およびシステムに向けられている。
図1は、本発明の実施形態によるマルチハイブリッド発電機(パワージェネレータ、発電)システム100の概略図を示す。例えば図1に示すように、マルチハイブリッド発電機システム100は、複数のバッテリバンク(すなわち、第1バッテリバンク102、第2バッテリバンク104、および第3バッテリバンク106)を備えている。複数のバッテリバンクは、とりわけ、少なくとも1つの電気負荷116に電力供給するべく、交換可能電源(インターチェンジブルパワーソース、交換可能動力源)108から収穫されるエネルギーの種類に適合される。電気負荷116は例えば、家庭用デバイスを稼動させるための電気負荷を有している家(家屋、家庭)として例示的に示される。複数のバッテリバンク(すなわち、第1バッテリバンク102、第2バッテリバンク104、および第3バッテリバンク106)は、鉛酸、リチウムイオン、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル鉄(NiFe)、塩水、または吸収ガラスマット(AGM)、を含んでいるがこれらに限定されないいくつかの異なるタイプのバッテリのうちの1つであってもよい。一実施形態によれば、第1バッテリバンク102、第2バッテリバンク104、および第3バッテリバンク106、はすべて同じタイプ(例えば、NiCd)であり、実質的に同じサイズおよび容量である。3つのバッテリバンクが図示されているが、本発明の広範な態様から逸脱することなく、3つよりも多いまたは少ないバッテリバンクを利用することができる。本明細書の実施形態に従って、交換可能電源108は、太陽光電力、風力電力、または水力電力、を含んでいるがこれらに限定されない、任意の自然エネルギー源、代替エネルギー源、および/または再生可能エネルギー源、であってもよい。例えば、図1に示すように、交換可能電源は、複数の太陽光発電(PV:フォトボルタイク)ソーラパネル(すなわち、第1太陽光発電PVソーラパネル110-1、第2太陽光発電PVソーラパネル110-2、第3太陽光発電PVソーラパネル110-3、および第4太陽光発電PVソーラパネル110-4)を用いた、太陽光電力である。各太陽光発電PVソーラパネルは、複数の太陽光発電セル112を備えている。例示的に、太陽光発電PVソーラパネルの各々は、少なくとも1つの電気負荷116に電力供給する要件を考慮して、12ボルト、1.5アンペアのパネルとして構成することができる。容易に理解されるように、太陽光発電パネルは多数の太陽光発電セルで構成されている。各セルは、太陽光を電気に変換する能力を有している。本明細書で開示する実施形態の原理に従って、マルチハイブリッド発電機システム100は、化石燃料を一切必要とせずにエネルギーを収穫、生成、貯蔵、および供給、するとともに、それによって他の発電機システムとで比較してクリーンなエネルギーフットプリントを提供する。
図1に示されるように、マルチハイブリッド発電機(パワージェネレータ)システム100はさらに、複数の電力管理の液圧電気作動装置(HEAD)(すなわち、第1液圧電気作動装置HEAD116-1、第2液圧電気作動装置HEAD116-2、液圧電気作動装置HEAD116-3、および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)を備えている。各電力管理装置SIRは、任意の時刻での電力を測定する少なくとも1つのセンサユニット(例えば、センサユニット616;図7参照)、直流(DC)を交流(AC)に変えるための少なくとも1つのインバータユニット(例えば、インバータユニット614;図7参照)と、電力分配を管理するための少なくとも1つのエネルギールータユニット(例えば、エネルギールータユニット612;図7参照)と、を備えている。各電力管理装置SIRはさらに、通信リンク150を介して、インテリジェント電力コントローラ118に通信可能に結合される。インテリジェント電力コントローラ118は、電気負荷116と複数の電力管理装置SIRとに通信可能に結合されている。インテリジェント電力コントローラ118は、複数のバッテリバンク(すなわち、第1バッテリバンク102、第2バッテリバンク104、および第3バッテリバンク106)と、少なくとも1つの電気負荷116と、および複数の液圧電気作動装置HEAD(すなわち、第1液圧電気作動装置HEAD116-1、第2液圧電気作動装置HEAD116-2、液圧電気作動装置HEAD116-3、および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)と、の間またはこれらに対する電力監視、発電、配電、および蓄電、を選択的に制御する。図1に描かれているような複数の液圧電気作動装置HEADの構成は、開示された実施形態の原理に従って使用することができるさまざまな構成の1つである。
図1を参照すると、実施形態に従って、交換可能電源108の出力は、例えば、複数の太陽光発電PVソーラパネル(すなわち、第1太陽光発電PVソーラパネル110-1、第2太陽光発電PVソーラパネル110-2、第3太陽光発電PVソーラパネル110-3、および第4太陽光発電PVソーラパネル110-4)のエネルギー出力は、第1電力管理装置SIR(パワーマネジメントユニット)114-1を介して利用されるとともに、第1バッテリバンク102に転送される、結果、即時の電力貯蔵オプションが提供される。このようにして、第1バッテリバンク102は、交換可能電源108からエネルギーを受け取りおよび蓄積(貯蔵)するように、交換可能電源108に電気的接続されている。第1バッテリバンク102は、複数の電力管理装置SIRのうちの第1電力管理装置SIR(すなわち、第1電力管理装置SIR(パワーマネジメントユニット)114-1)および第2電力管理装置SIR(すなわち、第2電力管理装置SIR114-2)に電気的接続される。必要に応じて、第1液圧電気作動装置HEAD116-1のインバータユニット614は、(例えば、複数の太陽光発電PVソーラパネルによって供給された)直流電流を、交流電流に反転する。さらに、第1バッテリバンク102に蓄えられたこの電力は、第2電力管理装置SIR114-2によって管理されているとともに、マルチハイブリッド発電機148に最初に動力供給するべく使用される。マルチハイブリッド発電機148は、複数の液圧電気作動装置HEAD(すなわち、第1液圧電気作動装置HEAD116-1、第2液圧電気作動装置HEAD116-2、液圧電気作動装置HEAD116-3、および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)を備えている。液圧電気作動装置HEADは、ソースエネルギー(例えば、電気エネルギー)を、機械的/液圧的運動に変換するべく使用される。一実施形態では、各液圧電気作動装置HEADは、液圧-電気ポンプを備えている。さらなる実施形態では、各液圧電気作動装置HEADは、電気アクチュエータを備えている。
複数の液圧電気作動装置HEADは、最初に第1バッテリバンク102によって電力供給されると、複数のピストン(すなわち、ピストン120-1、ピストン120-2、ピストン120-3およびピストン120-4)と、複数のピストンロッド(すなわち、第1ピストンロッド122-1、第2ピストンロッド122-2、第3ピストンロッド122-3、および第4ピストンロッド122-4)と、の組合せを通して、機械エネルギーを駆動する。第1ピストン120-1は、複数の液圧室(油圧室、ハイドローリックチャンバ)のうちの第1液圧室130-1内に配置されているとともに、複数のピストンロッドのうちの第1ピストンロッド122-1に機械的連結されている。順に、この機械エネルギーは、第1クランクシャフト124および第2クランクシャフト126に各々伝達される(各クランクシャフト(124,126)は、図2のクランクシャフト200に示されるように構成される)。第1クランクシャフト124および第2クランクシャフト126の各々は、各々のクランクシャフト(124,126)に沿った各々の中心点212に位置する各々の駆動ギア206を有している(図2に詳細に描かれている)。順に、第1クランクシャフト124の第1駆動ギア206は、第1ギアボックス132の第1ギアセット134に機械的接続されている。第2クランクシャフト126の第2駆動ギア206は、第2ギアボックス138の第2ギアセット140に機械的接続されている。各ギアボックスおよび各ギアセットは、本明細書で以下にさらに詳述されるように、図3のギアボックス300に示されるように構成されている。
複数の液圧電気作動装置HEADのうちの第1液圧電気作動装置HEAD116-1は、複数のピストンのうちの第1ピストン120-1(および各々の第1ピストンロッド122-1)を駆動する液圧力(油圧力、ハイドローリックフォース)を提供する。第1ピストン120-1は、当該第1ピストン120-1に接続済の第1対の引込バネ(リトラクティングスプリング)128を有している(図4Bおよび図4Cに詳細に描かれている)。第1対(第1のワンペア)の引込バネ128は、第1ピストン120-1を駆動している第1液圧電気作動装置HEAD116-1の外方に沿って走る(延びている)。第1対の引込バネ128によって、第1液圧電気作動装置HEAD116-1の引込と、第1ピストン120-1の元の位置への戻りと、の最中、第1液圧電気作動装置HEAD116-1の引込中の上向きの力は(上向きの方向146に沿って)支持される。他の各液圧電気作動装置HEAD(すなわち、第2液圧電気作動装置HEAD116-2、第3液圧電気作動装置HEAD116-3、および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)は、同じように機能する対応する1対の引込バネ128を有している。このようにして、各対応するピストン対ピストンロッドの組合せセットは、1対の引込バネ128を有する。1対の引込バネ128は、ピストン対ピストンロッドの組合せセットの側面に沿って走る(延びている)とともに、対応するダウンストローク(下方向144に沿った)からのピストンの引き込み(後退)を補助することで、マルチハイブリッド発電機148およびマルチハイブリッド発電機システム100の全体的な効率を大幅に向上させる。引込バネ128は、重力に逆らって働くピストンの仕事を、特にアップストロークの仕事を、減少させることによって、ピストンの効率を増加させる。引込バネ128同士は1対(ワンペア)として示されているが、異なる数の引込バネを備えていることができる任意の数のさらなる実施形態があることが理解されるであろう。
一実施形態では、引込バネ128は、約55%の高炭素鋼、24%のチタン(Ti)、および21%のバナジウム(V)、から成る特別に調合(配合)されたバネ合金を使用して製造される。この配合は、抗重力効果をサポートするとともに、よって各々のクランクシャフト(124,126)の全体的な効率を向上させる。さらに、材料の密度(以下の式(1)参照)は、バネの効力(例えば、バネ効率)に影響を与える。本明細書の実施形態では、特定の強度、可鍛性、ねじりひずみ/応力耐性、および放熱性、を有している合金を求める。一実施形態では、引込バネの固有振動数は、周期的荷重の印加周波数の約20倍である。これによって、20次までの全ての高調波周波数における抵抗が、回避される。一実施形態では、図1に構成されるような引込バネ128の固有振動数Fnは、式(1)で与えられる:
ここで、
d=ワイヤの直径。
D=バネの平均直径。
n=アクティブターンの数。
G=剛性係数。
g=重力による加速度。
β=バネの材料の密度。
上記で特定されたバネ合金の配合は、本明細書に開示された実施形態の原理に一致して使用され得るそのような配合のうちの1つに過ぎないことが理解されよう。
更に、物体が加熱または冷却されると、物体の長さは、物体の元の長さと、温度の変化と、に比例した量だけ変化する。よって、特別に配合されたバネ合金の修正線膨張係数(α)(本明細書における以下の式(2)参照)は、引込バネ128の重要な特徴である。従って、マルチハイブリッド発電機148とその構成部品とによって発生する予想される高圧および高熱を考慮すると、この係数は、重要な設計上の考慮事項である。実施形態に従って、引込バネ128の長さの線形熱膨張変化は、式(2)によって与えられる。
ここで、
ΔL=対象物(物体)の長さの変化。
L0=物体の元の長さ。
α=特殊合金材料による線膨張係数の修正係数。当該係数を変更することで、クランクシャフトのアップストロークにおいて重力に対する抵抗を増加させる。
=初期温度。
=最終温度。
本明細書に開示された各液圧電気作動装置HEADは、クランクシャフトの駆動ギアに特定の必要出力をもたらすアップストロークにおける、液圧および逆バネ運動(すなわち、反重力変位)の上向きの力に具体的に対処している。マルチハイブリッド発電機システム100が76%以上の効率(電気/圧力エネルギーを、機械エネルギー/トルクに変換する)で発電の最終出力を得るべく、駆動ギア(クランクシャフトの中心)上の最適な必要トルク出力は必要である。液圧式電動作動の一定最適効率(HEACOE:ハイドローリックエレクトリカルアクチュエーションコンスタントオプティマムエフィシェンシー)は、式(3)で定義される。
ここで、
F=力。
P=圧力。
ρ=密度。
V=速度。
g=加速度による重力。
h=高さ(総吐出量)。
σt=許容引張抵抗。
μ=係数。および
t=時間。
さらに、複数の液圧電気作動装置HEADのうちの第2液圧電気作動装置HEAD116-2は、第2ピストン120-2に連結済の第2対(第2のワンペア)の引込バネ128を有している、複数のピストンのうちの第2ピストン120-2を駆動している。第2ピストン120-2は、第2液圧室130-2内に配置されているとともに、複数のピストンロッドのうちの第2ピストンロッド122-2に機械的連結されている。第1ピストンロッド122-1および第2ピストンロッド122-2は、第1クランクシャフト124に連結されている。複数の液圧電気作動装置HEADのうちの第3液圧電気作動装置HEAD116-3は、第3ピストン120-3に連結済の第3対(第3のワンペア)の引込バネ128を有している、複数のピストンのうちの第3ピストン120-3を駆動している。第3ピストン120-3は、第3液圧室130-3内に配置されているとともに、複数のピストンロッドのうちの第3ピストンロッド122-3に連結されている。複数の液圧電気作動装置HEADのうちの第4液圧電気作動装置HEAD116-4は、第4対の引込バネ128-4が接続済の、複数のピストンのうちの第4ピストン120-4を駆動している。第4ピストン120-4は第4液圧室130-4内に位置するとともに、複数のピストンロッドのうちの第4ピストンロッド122-4に接続されている。第3ピストンロッド122-3および第4ピストンロッド122-4は、第2クランクシャフト126に機械的連結されている。実施形態に従って、第1クランクシャフト124は、第1駆動ギア206を介して、第1ギアボックス132の第1ギアセット134に機械的接続されている。第1クランクシャフト124はまた、第1クランクシャフト124に接続済の第1カウンタウェイト202および第2カウンタウェイト204を備えている(図2に詳細に描かれている)。
図4Bおよび図4Cをさらに参照すると、引込バネ128は、ピストン/液圧室(130-1、130-2、130-3、130-4)の内部に配置された螺旋バネとして構成されてもよい。一実施形態では、引込バネ128は引張バネとして構成されてもよい。
図2を参照すると、実施形態による図1のマルチハイブリッド発電機システム100に使用するための、クランクシャフト200の透視図が示されている。クランクシャフト200は、第1クランクシャフト124と第2クランクシャフト126とを機械的に結合する加重(ウェーテッド)セパレータ支持ジョイント208を備えている。加重セパレータ支持ジョイント208は、第1クランクシャフト124と第2クランクシャフト126とを分離およびバランスをとることで、一方が他方から独立して作動できるようにする。さらに、第1液圧電気作動装置HEAD130-1と第2液圧電気作動装置HEAD130-2とは、第1液圧電気作動装置HEADセットまたはサブセットを形成している。第3液圧電気作動装置HEAD130-3と第4液圧電気作動装置HEAD130-4とは、第2液圧電気作動装置HEADセットまたはサブセットを形成する。各液圧電気作動装置HEADセットは、固有のギアセットを介して各々のギアボックスを機械的に駆動することによって、クランクシャフト200の各々のセクションに動力を供給する。図3は、本発明の実施形態による、図1のマルチハイブリッド発電機システム100で使用するための、ギアボックス300の透視図を示す。第1ギアボックス132および第2ギアボックス138の各々は、ギアセット302を備えているギアボックス300とで同様に構成される。複数の液圧電気作動装置HEADは、直線的なインラインの向きで描かれているが、V字形の向きを含んでいるがこれに限定されない代替の向きは、本発明の広範な態様から逸脱することなく利用され得る。
このように、各クランクシャフト200(すなわち、第1クランクシャフト124および第2クランクシャフト126)は、各々のギアセット(すなわち、第1ギアセット132および第2ギアセット138)に機械的接続済のクランクシャフト上の各々の駆動ギアによっておよび駆動ギアを介して、各々のギアボックス(すなわち、各々、第1ギアボックス132および第2ギアボックス138)を駆動する。結果、マルチハイブリッド発電機148およびマルチハイブリッド発電機システム100の効率は向上する。そしてマルチハイブリッド発電機148は、実施形態に従ったクランクシャフト部の独立した動作を考慮して、全体的にさらに低い動作温度で/さらに冷えた動作温度で動作する。図示のように、駆動ギア206に加えて、クランクシャフト200は、上述のように、第1カウンタウェイト202および第2カウンタウェイト204を含んでいる複数のカウンタウェイト210を備えている。一実施形態では、第1カウンタウェイト202は、第1ピストン120-1が第1クランクシャフト124に連結される箇所に近接して連結されている。第2カウンタウェイト204は、第2ピストン120-2が第1クランクシャフト124に連結される箇所に近接して連結される。同様に、第3カウンタウェイトは、第3ピストン120-3が第2クランクシャフト126に連結される箇所に近接して連結されている。第4カウンタウェイトは、第4ピストン120-4が第2クランクシャフト126に連結される箇所に近接して連結される。このようにして、複数のピストンロッドが下方向(下降方向)144に移動するクランクシャフト200上の対応する各点には、下方向144のピストンのダウンストロークで発生する既存の重力に協働する対応するカウンタウェイトが存在する。このように、各クランクシャフト部上の複数のピストンロッドの連続運動は、各々のギアボックス(すなわち、第1ギアボックス132または第2ギアボックス138)を、回転させるとともに機械的に駆動する。本明細書で説明されるような複数の液圧電気作動装置HEADの機械的な下方向144への移動は、カウンタウェイトにかかる下方向への重力に連動して、クランクシャフトトルクと回転効率との両方の関数(ファンクション)として、そのようなピストンのダウンストロークの効率を増加させる。同様に、複数の液圧電気作動装置HEADの上方向146への移動は、そのような上方向146への移動および関連する力を支持する各々の対(ペア)の引込バネ128に連動して、クランクシャフトトルクおよび回転の関数(ファンクション)としての複数のピストンの上方へのストロークの効率を、ならびに複数の液圧電気作動装置HEADの全体的な効率を、集合的にも個別的にも高める。一実施形態では、各ピストンのダウンストロークによって発生する力は、約109.8kPa(1平方インチ当たり約16ポンド)である。これによって、液圧電気作動装置HEADのセットまたはサブセットは、2つの液圧電気作動装置HEADのサブセットが一体(ユニゾンで、協調して、一斉に)になってダウンストロークすることを交互にすることで、約178.5kPa(1平方インチあたり約26ポンド)の圧力で作動する。液圧電気作動装置HEADサブセットの動作(作動、操作、オペレーション)によって、用途やシステムのニーズに応じて圧力を変えることができる。
図1に戻ると、第2クランクシャフト126は、第2ギアボックス138の第2ギアセット140に機械的接続済の各々の第2駆動ギアを介して、第2発電機142に機械的接続されている。第2クランクシャフト126は、第2ギアボックス138に接続済の第3カウンタウェイトおよび第4カウンタウェイトを備えている。したがって、各々のギアボックスシステムは、各々のギアボックスシステムに接続済の各々の発電機を機械的に駆動する。第1液圧電気作動装置HEAD116-1と第2液圧電気作動装置HEAD116-2は、最終的に、第1発電機136(図3に詳細に描かれている)に電力供給するべく、第1ギアボックス132の第1ギアセット134を駆動する。このようにして、第1発電機136は、第1ギアボックス132に機械的接続されている。第1発電機136は、複数のバッテリバンクのうちの第2バッテリバンク104(すなわち、第2バッテリバンク104)に電力供給するための複数の電力管理装置SIRのうちの第3電力管理装置SIR114-3に通信可能に接続される。複数のバッテリバンクのうちの第2バッテリバンク104は、第1発電機136からエネルギーを受け取るとともに蓄積するように電気的接続される。第1発電機136は、第1発電機136に電気的接続済の複数の電力管理装置SIRのうちの第3電力管理装置SIR114-3によって管理される。同様に、第3液圧電気作動装置HEAD116-3および第4液圧電気作動装置HEAD116-4は、最終的に、第2発電機142(図3に詳細に描かれている)に電力供給するべく、第2ギアボックス138の第2ギアセット140を駆動する。第2発電機142は、複数のバッテリバンクのうちの第3バッテリバンク(すなわち、第3バッテリバンク106)に電気的接続されているとともに第3バッテリバンクに電力供給する。そのような目的のために第3バッテリバンクが複数の電力管理装置SIRのうちの第4電力管理装置SIR114-4に電気的接続されるように、複数のバッテリバンクのうちの第3バッテリバンク106は、第2発電機142からエネルギーを受け取るとともに蓄積するように電気的接続される。第2発電機142は、第2ギアボックス138に機械的接続されているとともに、複数の電力管理装置SIRのうちの第4電力管理装置SIR114-4にも同様に通信可能に接続されている。第5電力管理装置SIR114-5は、第2バッテリバンク104と第3バッテリバンク106との間の電力を管理するべく、第2バッテリバンク104と第3バッテリバンク106とに通信可能に連結されている。実施形態に従い、インテリジェント電力コントローラ118の指示によって、第2バッテリバンク104および第3バッテリバンク106は、マルチハイブリッド発電機システム100の全体的な効率を最適化するべく、複数の液圧電気作動装置HEADと少なくとも1つの電気負荷116との両方に同時にまたは交互に、電力供給することができる。有利なことに、各々のギアボックスを同期的に、独立してまたは代替的に、機械的駆動する能力は、或る定義された休止期間無しの連続的な機械的運動を回避することによって、マルチハイブリッド発電機システム100の効率と耐久性を大幅に向上させる。
開示された実施形態に従って、第1バッテリバンク102は、複数の液圧電気作動装置HEAD(116-1、116-2、116-3、116-4)に最初に動力供給する。結果、複数の液圧電気作動装置HEAD(116-1、116-2、116-3、116-4)は、各々のピストン/ピストンロッド(120/122)の組合せに機械的動力を供給する。ピストン/ピストンロッド(120/122)の組合せは、各々のクランクシャフト(124,126)の各々の駆動ギア(206)に機械的動力を与える。結果、各々の駆動ギア(206)は、各々のギアボックス(132,136)の各々のギアセット(134,140)に機械的動力を与える。各ギアボックス(132,136)は順に、電力を生成する各々の発電機(136,142)に機械的動力を供給する。生成済の電力は、複数のバッテリバンク(例えば、第2バッテリバンク104、第3バッテリバンク106)に供給および貯蔵されるとともに、少なくとも1つの電気負荷(例えば、家庭(116))を満足させる。これは、本発明の実施形態による図1のマルチハイブリッド発電機システム100で使用するための、図2のクランクシャフト(124,126)と図3のギアボックス(132,136)との間の例示的な係合400の透視図を示す図4A~図4Cにさらに示されている。図示されるようにそして上記で詳述されるように、第1クランクシャフト124の第1駆動ギア206が係合されているとともに、同様の方法で第2クランクシャフト126の第2駆動ギア206が係合されていることによって、ピストン/ピストンロッドの組合せは、各々の駆動ギア(206,206)が各々のギアボックスの各々のギアセット(すなわち、第1ギアボックス132および第1ギアセット134と、第2ギアボックス138および第2ギアセット140と)に機械的動力を与えるべく、各々のクランクシャフト(124,126)の各々の駆動ギア(204,206)に機械的動力を与える。各ギアボックスは順に各々の発電機(すなわち、第1発電機136および第2発電機142)に機械的動力を供給する。それら発電機が発電した電力は、複数のバッテリバンクに供給および貯蔵されるだけでなく、さらに少なくとも1つの電気負荷(例えば、家庭)を満足させる。図2に最もよく示すように、第1駆動ギア206は、第1クランクシャフト124に沿った第1中心点(212)に位置する。第1駆動ギア206は、第1ギアボックス132の第1ギアセット134を駆動するべく、第1ギアボックス132の第1ギアセット134に機械的接続されている。同様に、第2駆動ギア206は、第2クランクシャフト126に沿った第2中心点(212)に位置する。第2駆動ギア206は、第2ギアボックス138の第2ギアセット140を駆動するべく、第2ギアボックス138の第2ギアセット140に機械的接続されている。別の態様では、ギアボックスを発電機に結合するべく、ギアプーリまたはベルトアセンブリ(図示せず)は、各々のギアボックスとで共に採用される。
次に、図5および図6を参照して、インテリジェント電力コントローラ118およびマルチハイブリッド発電機アプリケーション500をさらに詳細に説明する。図5は、マルチハイブリッド発電機システム100で使用するように構成された、例示的なインテリジェント電力コントローラ118を示す。インテリジェント電力コントローラ118は、バス902と、マルチハイブリッド発電機システム100に関連する動作を実行し情報を処理するべくバス902に結合されたプロセッサ904と、を備えている。理解されるように、本明細書の文脈における「インテリジェント電力コントローラ」には、本明細書に開示される実施形態の原理に従ってソフトウェアおよび/またはモバイルアプリケーションを実行する、ほんの一部を挙げると専用ハードウェアデバイス、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、サーバ、タブレット、およびウェアラブルデバイス、などの多種多様なデバイスが含まれる。電源914によって給電されるプロセッサ904は、汎用および特殊目的のマイクロプロセッサの両方を備えていることができるとともに、デバイスの唯一のプロセッサ、または複数のプロセッサのうちの1つ、であることができる。さらに、プロセッサ904は、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)を含んでもよい。プロセッサ904は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)および/または1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を備えてもよいし、これらによって補完されてもよいし、またはこれらに組み込まれてもよい。人工知能(AI)プロセッサ920は、例えば、複数の電力管理装置SIRによって提供されるデータを収集および解釈することで、電力監視に関して複数の電力管理装置SIRによって取られるべき様々な応答およびアクションを生成するとともに、それによってマルチハイブリッド発電機システム100の全体的な効率を高めることで、マルチハイブリッド発電機システム100の動作を強化するためのAIプロトコルを実行するべく使用され得る。
インテリジェント電力コントローラ118は、プロセッサ904によって実行されるコンピュータ可読命令を記憶するべく、バス902に結合されたメインメモリ906を備えていることもできる。メインメモリ906は、プロセッサ904による命令の実行中に、一時変数または他の中間情報を格納するためにも利用され得る。インテリジェント電力コントローラ118は、バス902に結合された読み出し専用メモリ(ROM)908または他の静的記憶装置(複数可)を備えていることもできる。さらに、マルチハイブリッド発電機アプリケーション500を含んでいるがこれに限定されないプロセッサ904のための情報および命令を記憶するべく、磁気、光学、またはソリッドステートデバイス、などのデータ記憶装置910がバス902に結合されてもよい。データ記憶装置910およびメイン(主)メモリ906は各々、有形非一過性コンピュータ可読記憶媒体と、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRRAM)、または他のランダムアクセス固体メモリデバイス、などの高速ランダムアクセスメモリと、を含んでもよい。データ記憶装置910およびメイン(主)メモリ906は各々、内蔵ハードディスクやリムーバブルディスクなどの1つまたは複数の磁気ディスク記憶装置、光磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク読み出し専用メモリ(DVD-ROM)ディスクなどの半導体メモリ装置、またはその他の不揮発性ソリッドステート記憶装置、などの不揮発性メモリを含んでもよい。
インテリジェント電力コントローラ118はまた、ネットワーク(例えば、無線通信ネットワーク)または通信プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標))を介して、他のデバイスに通信するための1つまたは複数の通信インタフェース918を備えていることができる。よって、複数の電力管理装置SIRとインテリジェント電力コントローラ118との間によるそのような通信は、通信リンク150をカバーする。そのような通信インタフェースは、任意の数のよく知られた様式で有線または無線通信を交換するための受信機、トランシーバ、またはモデム、であってよい。いくつかの実施形態では、通信インタフェース918は、様々な周知のタイプおよびフォーマットのデータ通信を促進するべく使用される、統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)カードまたはモデム/ルータである。さらに、例示的に、通信インタフェース918は、同等のLANへのデータ通信接続性を提供するべく使用されるローカルエリアネットワーク(LAN)カードであってもよい。また、無線通信リンクが実装されてもよい。
理解されるように、通信インタフェース918の機能は、様々なデータタイプを表すデータストリームを送信する様々な信号(例えば、電気信号、光信号、または他の信号)を送受信することである。インテリジェント電力コントローラ118はまた、インテリジェント電力コントローラ118とのユーザ対話を可能にする1つまたは複数の入出力装置916(例えば、カメラ、ディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカ、マイクロフォン、ボタンなど)を含み得る。入出力(入力/出力)装置916は、カメラ、プリンタ、スキャナ、ディスプレイスクリーン、などの周辺機器を含み得る。例えば、入出力装置916は、ユーザに情報を表示するための陰極線管(CRT)、プラズマまたは液晶ディスプレイ(LCD)モニタなどの表示装置、キーボード、および、ユーザがインテリジェント電力コントローラ118に入力を提供することができるマウスまたはトラックボールなどのポインティングデバイス、を備えていることができる。インテリジェント電力コントローラ118は、様々なハードウェア装置のうちのいずれか1つであってもよい。例えば、図4および図5に従って構成された、ネットワーク対応ポータブルタブレットコンピュータおよび/または専用ポータブルハードウェアデバイスが、開示された実施形態の文脈において採用され得る。
上述のように、インテリジェント電力コントローラ118は、複数のバッテリバンク(すなわち、第1バッテリバンク102、第2バッテリバンク104、および第3バッテリバンク106)、少なくとも1つの電気負荷116、および複数の液圧電気作動装置HEAD(すなわち、第1液圧電気作動装置HEAD116-1、第2液圧電気作動装置HEAD116-2、第3液圧電気作動装置HEAD116-3、および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)中またはこれらに対する、電力監視、電力生成、電力分配、および電力貯蔵、を選択的に制御するべく、電気負荷116と複数の電力管理装置SIRとに通信可能に結合される。実施形態に従って、前述の動作(操作)の提供は、マルチハイブリッド発電機アプリケーション500の実行によって促進されている。図6は、マルチハイブリッド発電機システム100とで共に使用するためのマルチハイブリッド発電機アプリケーション500の例示的なアーキテクチャを示す。示されるように、マルチハイブリッド発電機アプリケーション500の動作のための例示的なアーキテクチャは、交換可能電源からのエネルギー収穫、生成、および貯蔵、のためのさまざまな機能を実行するべく、またマルチハイブリッド発電機システム100全体にわたる電力モニタリング、発電、配電、および電力貯蔵、の機能を選択的に制御するべく、特に、複数の液圧電気作動装置HEAD(すなわち、第1液圧電気作動装置HEAD116-1、第2液圧電気作動装置HEAD116-2、第3液圧電気作動装置HEAD116-3、および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)を制御することによってマルチハイブリッド発電機システム100のさまざまな部分を制御するべく、使用される複数のモジュールおよびエンジンを提供する。実行エンジン502の動作に連動して、複数の液圧電気作動装置HEADの監視と制御は、電力監視モジュール504、発電モジュール506、配電モジュール508、液圧電気作動装置HEADモジュール520、および電力管理モジュール514、によって行なわれる。さらに、人工知能(AI)モジュール510は、人工知能(AI)プロセッサ920を介してAIプロトコルを定義および実行するべく使用されているとともに、例えば、複数の電力管理装置SIRによって提供されるデータを収集および解釈することで、電力監視に関して複数の電力管理装置SIRによって取られるべき様々な応答およびアクションを生成することによって、マルチハイブリッド発電機システム100の動作(操作、オペレーション)を強化することができる。それによってマルチハイブリッド発電機システム100の全体的な効率を高める。
通信およびデータ収集モジュール512は、インテリジェント電力コントローラ118と、複数の液圧電気作動装置HEAD(すなわち、第1液圧電気作動装置HEAD116-1、第2液圧電気作動装置HEAD116-2、第3液圧電気作動装置HEAD116-3、および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)と、の間のおよびからの通信およびデータ収集を促進する。このようにして、配電モジュール508は、本明細書で詳述するように、マルチハイブリッド発電機システム100全体に、電力をルーティングするとともに配電することができる。電力管理モジュール514は、少なくとも1つの電気負荷116および複数のバッテリバンク(すなわち、第1バッテリバンク102、第2バッテリバンク104および第3バッテリバンク106)への電力分配を備えている、マルチハイブリッド発電機システム100からの生成電力に関する全体的な電力管理を提供する。電力貯蔵モジュール518は、例えば、複数のバッテリバンク(すなわち、第1バッテリバンク102、第2バッテリバンク104、および第3バッテリバンク106)、にわたって、そのような生成済の電力の貯蔵を制御する。電力管理モジュール514はまた、システム全体の容量および生成済の電力の流れを測定および監視するとともに、電力を複数のバッテリのうちの1つまたは複数および/または少なくとも1つの電気負荷116に向けることによって、マルチハイブリッド発電機システム100の様々な構成要素にわたる過負荷および過熱状態を制御および防止する動作を提供する。データ表示インタフェースモジュール516と、通信およびデータ収集モジュール512と、はマルチハイブリッド発電機システム100全体のユーザに対して、電力データおよびその他の情報の入出力および表示を、例示的に(例えば、グラフィカルユーザインタフェースで)促進するべく使用される。
図7を参照すると、例示的な電力管理装置SIR600が、実施形態のマルチハイブリッド発電機システム100に従って、図1のマルチハイブリッド発電機システムで使用するように構成されている。例示的な電力管理装置SIR600の構成は、図1に示されるような複数の電力管理装置SIR(すなわち、第1SIR114-1~第5SIR114-5)のいずれにも適用可能にされている。図6に示されるように、各電力管理装置SIR114は、任意の時点で電力を測定するための少なくとも1つのセンサユニット616と、直流(DC)を交流(AC)に変更するための少なくとも1つのインバータユニット614と、電力分配(配電)を管理するための少なくとも1つのエネルギールータユニット612と、を備えている。通信インタフェース620が通信を管理することで、各電力管理装置SIRは、複数のバッテリバンク(すなわち、第1バッテリバンク102、第2バッテリバンク104、および第3バッテリバンク106)と、少なくとも1つの電気負荷116と、および複数の液圧電気作動装置HEAD(すなわち、第1液圧電気作動装置HEAD116-1、第2液圧電気作動装置HEAD116-2、第3液圧電気作動装置HEAD116-3、および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)と、の間でまたはこれらに対して電力監視、発電、配電、および蓄電、を選択的に制御するべく、インテリジェント電力コントローラ118に通信可能に結合される。電力管理装置SIR600は、電源622によって電力供給されているとともに、さらに、バス618と、データ記憶装置608に記憶済みの液圧電気作動装置HEADアプリ610の実行による動作(操作)および情報処理を実行するべくバス618に結合されたプロセッサ602と、を備えている。電力管理装置SIR600はまた、バス618に結合されたROM606または他の静的記憶装置(複数可)を備えていることができる。メインメモリ604は各々、液圧電気作動装置HEADアプリ610の実行に有用な実行可能コードおよび/または他の情報を記憶するための、本明細書で上記に詳述したような、有形の非一過性のコンピュータ可読記憶媒体または他の記憶装置を備えていることができる。
図8を参照すると、本発明の実施形態に従って、図1のマルチハイブリッド発電機システム100を使用することで、交換可能電源からエネルギーを収穫するための例示的な動作(操作)700のフローチャートが示されている。示されるように、動作700は、ステップ702において、例えば、太陽光発電(PV)ソーラパネルのアレイ(すなわち、第1太陽光発電PVソーラパネル110-1、第2太陽光発電PVソーラパネル110-2、第3太陽光発電PVソーラパネル110-3、および第4太陽光発電PVソーラパネル110-4)などの交換可能電源からエネルギーを収集する工程と、ステップ704において、収集済みのエネルギーを複数のバッテリバンクのうちの第1バッテリバンク102に蓄積(貯蔵、ストア)する工程と、を備えている。次に、ステップ706において、一連の電力収穫段階に従って、複数の電力管理装置SIRと、複数の液圧電気作動装置HEADを備えているマルチハイブリッド発電機148と、を用いることで、第1バッテリバンク102に収集・蓄積済みの交換可能電源エネルギーを、電気エネルギーに変換する。上に示したように、各電力管理装置SIRは、任意の時間に電力を測定するための少なくとも1つのセンサと、直流(DC)を交流(AC)に変更するための少なくとも1つのインバータと、電力分配(配電)を管理するための少なくとも1つのエネルギールータと、を備えている。
方法(700)はさらに、ステップ708において、一連の電力収穫段階のうちの第1段階(第1ステージ)に従って少なくとも第2電力管理装置SIR114-2の制御下で、第1ギアセット134を備えている第1ギアボックス132に機械的接続済の第1発電機136を駆動する工程を備えている。ステップ708は、第1発電機136に接続済の第1セットの引込バネ128を有している複数のピストンのうちの第1ピストン120-1を駆動する複数の液圧電気作動装置HEADのうちの第1液圧電気作動装置HEAD116-1を駆動することによって、複数の電力バンクのうちの第2バッテリバンク104に電気エネルギーを生成および供給するべく第1発電機136を駆動する。第1ピストン120-1は、第1液圧室130-1内に位置するとともに、複数のピストンロッドのうちの第1ピストンロッド122-1に機械的連結されていることで、複数の液圧電気作動装置HEADのうちの第2液圧電気作動装置HEAD116-2と、複数のピストンのうちの第2ピストン120-2と、を駆動する。第2ピストン120-2は、当該第2ピストン120-2に連結済の第2対の引込バネを有している。第2ピストン120-2は第2液圧室130-2内に位置するとともに、複数のピストンロッドのうちの第2ピストンロッド122-2に機械的接続されている。第1ピストンロッド122-1および第2ピストンロッド122-2は、第1クランクシャフト124に機械的連結されている。第1クランクシャフト124は、第1駆動ギア206、第1カウンタウェイト202、および、当該第1クランクシャフト124に連結済の第2カウンタウェイト204、を備えている。第1駆動ギア206は、第1クランクシャフト124に沿った第1中心点に位置するとともに、第1ギアボックス132の第1ギアセット134を駆動するべく、第1ギアボックス132の第1ギアセット134に機械的接続されている。第1液圧電気作動装置HEAD116-1および第2液圧電気作動装置HEAD116-2は、各々、第1ピストン120-1および第1ピストンロッド122-1と、ならびに第2ピストン120-2および第2ピストンロッド122-2と、を駆動する。結果、第1クランクシャフト124および第1駆動ギア206を駆動する。第1駆動ギア206は、第1ギアボックス132の第1ギアセット134を駆動するように、当該第1ギアセット134に機械的接続されていることで、第1発電機136に電力供給する。第1発電機136は、複数のバッテリバンクのうちの第2バッテリバンク104に対して、電気的接続されているとともに電力供給する。第1発電機136および第2バッテリバンク104は、複数の電力管理装置SIR(パワーマネジメントユニット)のうちの第3電力管理装置SIR114-3に電気的接続されている。
ステップ710は、一連の電力収穫段階のうちの第2段階(第2ステージ)に従って第2電力管理装置SIR114-2の制御下で、第2ギアセット140を備えている第2ギアボックス138に機械的接続済の第2発電機142を駆動するとともに、複数の液圧電気作動装置HEADのうちの第3液圧電気作動装置HEAD120-3を駆動することによって、複数の電力バンクのうちの第3バッテリバンク106に電気エネルギーを生成および供給する。この第3液圧電気作動装置HEAD120-3は、第3ピストン120-3に接続済の第3対の引込バネ128を有している複数のピストンのうちの第3ピストン120-3を駆動する。第3ピストン120-3は第3液圧室130-3内に位置するとともに、複数のピストンロッドのうちの第3ピストンロッド122-3に機械的接続されている。第3ピストン120-3は、複数の液圧電気作動装置HEADのうちの第4液圧電気作動装置HEAD116-4と、第4ピストン120-4に接続済の第4対の引込バネ128を持つ複数のピストンのうちの第4ピストン120-4と、を駆動する。第4ピストン120-4は第4液圧室130-4内に位置するとともに、複数のピストンロッドのうちの第4ピストンロッド122-4に機械的連結されている。第3ピストンロッド122-3および第4ピストンロッド122-4は、第2クランクシャフト126に機械的連結されている。第2クランクシャフト126は、第2駆動ギア206、第3カウンタウェイト、および、当該第2クランクシャフト126に連結済の第4カウンタウェイト、を備えている。第2駆動ギア206は、第2クランクシャフト126に沿った第2中心点に位置するとともに、第2ギアボックス138の第2ギアセット140を駆動するべく、第2ギアボックス138の第2ギアセット140に機械的接続されている。第3液圧電気作動装置HEAD116-3および第4液圧電気作動装置HEAD116-4は、各々、第3ピストン120-3および第3ピストンロッド122-3、ならびに第4ピストン120-4および第4ピストンロッド122-4を駆動するとともに、第2クランクシャフト126と、第2クランクシャフト126に機械的連結済の第2駆動ギア206と、を駆動する。第2駆動ギア206は、第2発電機142に電力供給するべく第2ギアボックス138の第2ギアセット140を駆動するようになっている。第2発電機142は、複数のバッテリバンクのうちの第3バッテリバンク106に電気的接続されているとともに電力供給する。図1に示されているとともに本明細書で前述されるように、第2発電機142および第3バッテリバンク106は、複数の電力管理装置SIRのうちの第4電力管理装置SIR114-4に電気的接続される。加重セパレータ支持ジョイント208が第1クランクシャフト124および第2クランクシャフト126を分離するとともに一方が他方から独立して動作できるように、第1クランクシャフト124および第2クランクシャフト126は加重セパレータ支持ジョイント208によって機械的接続されている。
ステップ712において、本方法はさらに、少なくとも1つの電気負荷116および複数の電力管理装置SIRに通信可能に結合されたインテリジェント電力コントローラ118を使用することで、第1発電機136および第2発電機142によって各々生成および供給された電気エネルギーの、少なくとも1つの電気負荷と、複数のバッテリバンクと、および複数の液圧電気作動装置HEADと、の間またはこれらへの分配を、選択的に制御する工程を備えている。
このようにして、動作(操作、オペレーション)は、電気負荷への通電の分配と、複数のバッテリバンクへの貯蔵と、のための交換可能電源からの電力の収穫、生成、貯蔵、および管理、を可能にする。具体的には、インテリジェント電力コントローラ118は、図8に描かれているように、少なくとも1つのバッテリバンクおよび/または少なくとも1つの液圧電気作動装置HEADに冷却サイクルを提供するべく、残りのバッテリバンクおよび/または液圧電気作動装置HEADの動作中にバッテリバンク(102、104、106)および液圧電気作動装置HEAD116を段階的に動作させる。たとえば、第1段階(第1動作段階、708)中、インテリジェント電力コントローラ118は、第1発電機136に電力供給するべく、第1液圧電気作動装置HEADサブセット(たとえば、第1液圧電気作動装置HEAD116-1および第2液圧電気作動装置HEAD116-2)を制御する。第2段階(第2動作段階、710)中、インテリジェント電力コントローラ118は、第2発電機142に電力供給するべく、第2液圧電気作動装置HEADサブセット(例えば、第3液圧電気作動装置HEAD116-3および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)を制御する。第3段階(第3動作段階、第3ステージ)中、インテリジェント電力コントローラ118は、第1液圧電気作動装置HEADサブセットと第2液圧電気作動装置HEADサブセットとの両方(例えば、液圧電気作動装置HEAD116-1、116-2、116-3、116-4)を一体(ユニゾンで、協調して、一斉に)になって制御することで、第1発電機136および第2発電機142を駆動する。第4段階(第4動作段階、第4ステージ)中、インテリジェント電力コントローラ118は、効率的なエネルギー生成を提供するとともに、マルチハイブリッド発電機システムの一部を冷却サイクルモードに保つべく、第1段階から第2段階へ(第1液圧電気作動装置HEADサブセットと第2液圧電気作動装置HEADサブセットとの間で交互に)、第1段階から第3段階へ(第1液圧電気作動装置HEADサブセットから、すべての液圧電気作動装置HEADへ)、および/または第2段階から第3段階へ(第2液圧電気作動装置HEADサブセットから、すべての液圧電気作動装置HEADへ)、交互に移行する。第4段階は、マルチハイブリッド発電機システム100の一部が断続的なダウンタイムを経験するように、マルチハイブリッド発電機システム100の代替部分が動作することで、マルチハイブリッド発電機システム100の一部を冷却することを可能にする。つまり、液圧電気作動装置HEADを周期的に作動させることで、非作動期間にはダウンタイムとなる。そのような構成要素の冷却を可能にすることで、マルチハイブリッド発電機システム100の全体的な作動効率を高める。第3段階および第4段階中、マルチハイブリッド発電機システム100は、オンデマンドでおよび/またはバッテリ(102、104、106)に、電力供給する。バッテリを充電する能力と、オンデマンド/アクティブ負荷に電力供給する能力と、によってマルチハイブリッド発電機システム100は、かなりの時間、太陽エネルギー入力の有無に関わらず日中または夜間のいずれでも、十分に効率的に動作する。マルチハイブリッド発電機システム100は、第4段階中には大幅に減少した入力電力で動作するとともに、効率的な発電、蓄電、配電、を可能にする。インテリジェント電力コントローラ118は、電力貯蔵および電力使用容量および必要性に基づき、オンサイクルおよびオフサイクルを介して電力を分配する。
いくつかの実施形態では、マルチハイブリッド発電機システム100は、第1ギアセット134および第2ギアセット140を同期的に、独立して、および/または交互に、動作させる。これは、従来の発電機のような休止期間のない連続的な機械的運動を回避することによって、マルチハイブリッド発電機システム100の効率、有効性、および耐久性、を大幅に向上させる。
一実施形態では、各引込バネ128は、本明細書で開示したようなバネ材料で作られているとともに、クランクシャフト200に対するピストン120の効果を増大させるような作動角度でバランスが取られている。液圧電気作動装置HEAD116は引込バネ128によって支持されている。引込バネ128は、ピストン120の内方に配置される。一実施形態では、作動角度(動作角度、オペレーティングアングル)は約25度(すなわち、ピストン軸線に対して内方に角度をつけつつ、上から下へ移動する)である。一実施形態では、作動角度は好ましくは24.618度と26.973度の間である。引込バネ128のバネ素材とバランスとは、ピストン120の効率と寿命の両方を高める。引込バネ128の構成と、ピストン120内のまたはピストンチャンバ130内の引込バネ128の位置と、はシステム全体とで同様に、液圧電気作動装置HEAD116の効率、有効性、寿命、を高める。バネ128は、液圧電気作動装置HEAD-ピストンのサイクルと、ピストン-液圧電気作動装置HEADのサイクルと、の元の開始位置への引込(リトラクション)と吐出(排出、ディスチャージ)との間の上向き/下向きの動きをサポートする。
重要なことは、第1バッテリバンク102に蓄えられた収穫電力が、液圧電気作動装置HEADに適切な初期電力を供給するべく利用されることである。第2バッテリバンク104と第3バッテリバンク106は、必要に応じて、液圧電気作動装置HEADと負荷(例えば、負荷116)の両方に同時に電力供給するべく利用することもできる。第2バッテリバンク104と第3バッテリバンク106は、バッテリシステムのどの部分が充電を要求しているかに応じて、また、発電機システム全体の効率を維持するべく最も好適であるとインテリジェント電力コントローラ118が判断するように、前後に切り替えることができる。
理解されるように、液圧電気作動装置HEADの作動中、液圧電気作動装置HEADの構成部品は、少なくとも部分的には可動部品同士の摩擦によって温度が上昇する。たとえば、第1液圧電気作動装置HEADセットの温度が閾値温度を超えると、インテリジェント電力コントローラ118は、第1液圧電気作動装置HEADセットから、別の液圧電気作動装置HEADセット(たとえば、第2液圧電気作動装置HEADセット)に切り替える。第1液圧電気作動装置HEADセットを休止させることで、第1液圧電気作動装置HEADセットを最適な動作温度になるまで冷却することができる。しかし、重要なこととして、液圧電気作動装置HEADシステムは連続運転が可能にされているとともに、第1液圧電気作動装置HEADセットと第2液圧電気作動装置HEADセットとを交互に使用することで、第2液圧電気作動装置HEADセットがシステム運転を維持中、各液圧電気作動装置HEADセットにダウンタイムサイクルを提供することができる。複数の液圧電気作動装置HEAD/液圧電気作動装置HEADセットの冷却能力によれば、複数の液圧電気作動装置HEAD/液圧電気作動装置HEADセット(液圧電気システム)の蓄積されたパワー(ポテンシャル)は、このインターチェンジ/インターオペラビリティ機能によってオーバーヒートすることがない。
重要なこととして、上に開示したように複数の液圧電気作動装置HEAD/液圧電気作動装置HEADセットは、自転車における自転車ペダルの上向き/下向きの動きのバランスとで同様に、連動することである。複数の液圧電気作動装置HEAD/液圧電気作動装置HEADセットは、ピストンを介して機械エネルギーを駆動するとともに、次にクランクシャフトに向かうように機械エネルギーをピストンロッドに伝達する。複数の液圧電気作動装置HEAD/液圧電気作動装置HEADセットによって生み出されるアップストローク/ダウンストロークの力は、ピストン内部に配置されている特別に設計された引込バネ128によってサポートされていることで、最大かつ最適な効率、有効性、および長寿命、を実現する。これらのバネは、液圧電気作動装置HEADからピストンへのサイクル(吐出)と、ピストンから液圧電気作動装置HEADへのサイクル(引込)と、における元の開始位置へのおよびまでの引込/吐出中、上向き/下向きの動きをサポートする。
上記に開示されたように、マルチハイブリッド発電機システム100の重要な側面は、複数の液圧電気作動装置HEAD/液圧電気作動装置HEADセットが段階的に、オン/オフサイクル配置(冷却サイクル)を介して可能な限り最適かつ効率的に動作する能力である。複数の段階は、第1液圧電気作動装置HEADサブセット(例えば、第1液圧電気作動装置HEAD116-1および第2液圧電気作動装置HEAD116-2)が、第1発電機136に動力供給するべく第1ギアセットに動力供給するように使用される第1段階(第1動作段階)を備えている。複数の段階は、第2液圧電気作動装置HEADサブセット(例えば、第3液圧電気作動装置HEAD116-3および第4液圧電気作動装置HEAD116-4)が、第2発電機142に動力を供給するべく第2ギアセットに動力を供給するべく使用される第2段階(第2動作段階)を備えている。複数の段階は、第1液圧電気作動装置HEADサブセットおよび第2液圧電気作動装置HEADサブセットが、第1発電機136と第2発電機142との両方を駆動するべく第1ギアボックスと第2ギアボックスとの両方に機械的動力を駆動するべく、一体になって(同期して)作動する第3段階(第3動作段階)を備えている。そして複数の段階は、SIRユニットがインテリジェント電力コントローラ118とで協働することで、第1段階から第2段階へ、第1段階から第3段階へ、および/または第2段階から第3段階へ、と段階同士を交互に切り替えることで、マルチハイブリッド発電機システム100の他の部分を冷却サイクルモード(オフサイクル)に保ちながら効率的に動作させる第4段階(第4動作段階)を備えている。液圧電気作動装置HEAD、引込バネ、カウンタウェイト、およびギヤシステム、の組合せと、段階的に制御された作動と、によって76%~85%の改善された効率性能が得られる。
第4段階は、システムがシステム自体を「冷却」することを可能にすることによって、システムの機械的効率の向上を提供する。システムの一部が「オフサイクル」モードで動作している場合、これによってシステムのこの部分が休息することができる。「オンサイクル」で動作しているシステムの部分は、潜在的な過熱を回避するべく効率的に動作し続けることができる。
第3段階によって提供される1つの特定の利点は、マルチハイブリッド発電機システム100が、オンデマンドで必要な電力を供給する能力、および/または、同期的にまたは代替的に後の使用のためにバッテリに電力供給する能力、である。第4段階の電気機械的配置によって、発電効率および蓄電効率が大幅に向上する一方で、入力電力(太陽光発電PVパネル)の需要は減少する。さらに、第4段階またはSIRユニットに連動した動作モードにおける運転によって、発電した電力を負荷に供給するとともに、異なるバッテリバンクに同時に充電することができる。この効果によって、マルチハイブリッド発電機システム100は、入力電力を減らして(太陽光発電PVパネルの量を減らして)動作する。さらに、バッテリを充電するとともにオンデマンド/アクティブ負荷(116)に電力供給する能力によって、このマルチハイブリッド発電機システム100は、太陽光入力(電力開始)を必要とする前のかなりの時間、太陽光エネルギー入力の有無にかかわらず昼夜を問わず実行できる点で、効率的である。
上記に関連して、3つのバッテリバンク(102、104、106)同士の間に存在するSIRユニット(114-1、114-2、114-3、114-4)は、バッテリバンクが追加の電力を貯蔵する能力と、および/または消費もしくは貯蔵のために電力をルーティングする能力と、を測定する監視センサおよびルータとして機能する。バッテリバンク同士間のSIRユニットのもう1つの主要な機能は、バッテリバンクが当該バッテリバンクのユニット発電機または他のユニット発電機によって各々のバッテリバンクを充電するための電力を受け入れることを交互に可能にすることによって、システム全体の効率を高めることである。SIRユニットはまた、入ってくる発電の主要な信号検出ポイントとして機能するとともに、マルチハイブリッド発電機システム100全体を通して前記電力をルーティングする。
さらなる実施形態では、上記で詳述したように、一連の電力収穫段階のうちの第1段階および第2段階に従って、複数のバッテリバンクのうちの第1バッテリバンクに蓄積された交換可能電源エネルギーを使用する、初期給電が存在してもよい。さらに、インテリジェント電力コントローラの制御下で、第1発電機および第2発電機によって各々生成および供給された電気エネルギーを、第2バッテリバンクおよび第3バッテリバンクに貯蔵するとともに少なくとも1つの電気負荷に通電するべく、分配(配電)するステップが追加されてもよい。さらに、一連の電力収穫段階のうちの第3段階において、第1クランクシャフトおよび第2クランクシャフトに機械的動力を駆動するステップ714があってもよい。一連の電力収穫段階のうちの第3段階中、電力収穫段階のうちの第1段階と第2段階とは同期して動作する。さらに、一連の電力収穫段の第4段階において、4つの電力収穫段階のうちの任意の2つの段階同士の間で交互に切り替えるステップ716があってもよい。具体的には、3つのバッテリバンクを有しているサイクル同士間を交互に切り替えることによって、マルチハイブリッド発電機システム100を円滑に動作させるとともに、マルチハイブリッド発電機システム100の動作を妨げることなく冷却サイクルを可能にすることができる。
一実施形態では、電気需要または負荷を満たすために上述の方法で電力を生成することに加えて、本明細書で前述したマルチハイブリッド発電機MHPG(マルチハイブリッドパワージェネレーション)システム100は、水素抽出および発電処理で使用するための専用、効率的、および持続可能、な電力を供給するべく利用することも可能にされている。図9は、発電貯蔵(発電および貯蔵、パワージェネレーションアンドストレージ)システム1000を示す。発電貯蔵システム1000は、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100と、連結済(リンクド)の水力-水素-電気発電(ハイドローリックツーハイドロジェンツーエレクトリックパワージェネレーション)システム1010(マルチハイブリッド水力酸素発電(MHHPG:マルチハイブリッドハイドロオキシジェンパワージェネレーション)システム1010とも呼ばれる)と、を備えている。水力-水素-電気発電システム1010は、本発明の実施形態に従って、水素抽出および発電処理を実行するための電力源として、発電貯蔵システム1000を利用することが可能にされている。
水力-水素-電気発電システム1010は、貯蔵および/または発電における使用のために、大気(アトモスフィア)から水素(ハイドロジェン)を抽出するように構成されている。一実施形態では、マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010は、サブシステムとしてのマルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010を取り囲んでいる周囲空気(アンビエントエア)から、水分(モイスチャ。すなわち、水(ウォータ))を抽出(エクストラクト)するように構成された大気水分抽出装置(アトモスフェリックモイスチャエクストラクタ)1012を備えている。マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010はさらに、抽出済の水分/水(モイスチャ/ウォータ)を貯蔵するように構成された貯蔵タンク1014などの第1貯蔵装置と、水分を受け取るとともに電気分解(エレクトロリシス)などの化学処理を介して水素(ハイドロジェン)を生成する水素電解槽(ハイドロジェンエレクトロライザ、1016)と、電解槽1016によって生成済の水素を貯蔵するように構成された高圧タンク1018などの第2貯蔵装置と、生成済の水素を燃料源として用いることで電力を生成する水素タービン発電機システム1020と、コントローラ1022と、を備えている。図9は、マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010のための専用コントローラ1022を示しているが、本発明の広範な態様から逸脱することなく、コントローラ118のような単一のマスターコントローラが、両方のマルチハイブリッド発電機MHPGシステム100およびマルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010の動作を制御するべく利用されてもよいことが企図される。いずれの実施態様においても、コントローラ1022(または場合によってコントローラ118)は、第1タンク1014内の水の貯蔵と、第2タンク1018内の水素の貯蔵と、を制御するように構成されているとともに、以下で詳細に説明するように、将来および/またはオンデマンド使用のために、水素タービン発電機システム1020への水素の供給を制御するように構成されている。上に示したように、発電貯蔵システム1000は、サブシステムとしてのマルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010によって使用される電力の供給も備えている。図9に示されるように、実施形態では、電力の供給は、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100によって提供されてもよいが、他の電力源も採用されてもよい。
実施形態において、大気水分抽出装置1012は、例えば、凝縮、水光度法(ハイドロスコピー)、湿式乾燥剤、固体乾燥剤、または他のシステム、または上記の組合せ、など当該技術分野で公知の任意のタイプの水分抽出装置または大気水分発生装置であってよい。一実施形態において、電解槽1016は、電解によって水を水素と酸素とに分離(分割、スプリット)するべく電気を利用する、当該技術分野で公知の任意のタイプのシステムまたは装置であってよい。例えば、電解槽1016は、高分子電解質膜電解槽、アルカリ電解槽、または固体酸化物電解槽、であってもよいが本発明はこの点においてそのように限定されることを意図するものではない。一実施形態では、水素タービン発電機システム1020は、当該技術分野で公知の任意のタイプの水素燃料ガスタービンであってよい。
したがって、本発明の発電貯蔵システム1000は、接続済のマルチハイブリッド発電機システム100からの電力および/または第1、第2、第3バッテリバンク102、104、106のうちの1つまたは複数に貯蔵済の電力の下で、大気水分抽出装置1012を用いることで大気から水分を抽出するべく、必要に応じて大気水分抽出-電解(AMEE)モードで動作可能にされている。一実施形態では、マルチハイブリッド発電機システム100への主要な電力入力/供給源は、太陽エネルギーであってもよい。この場合、人工知能制御中央処理装置1022を介して、マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010は、太陽モード(昼間)から夜間モード(太陽オフサイクル)に自動的に切り替えることができ、燃料源として空気から水分を抽出するか、貯蔵済の水を引き出すかを選択しており、さらに(利用可能であれば)空調制御HVACシステムから水を引き出すことができ、必要に応じて交換可能/プログラム可能にされている。
図9をさらに参照すると、大気水分抽出装置1012によって空気から抽出されており、貯蔵装置(貯蔵槽、貯水装置、貯留装置、ストレージデバイス)1014に貯蔵済の水は、さまざまな方法で利用されることが考えられる。例えば、抽出済の水は、後に燃料源として使用する(例えば、水素の生成に使用するべく電解槽1016に供給する)ために貯蔵装置1014に貯蔵することが可能にされている。また水を貯蔵タンク1014に貯蔵しており、濾過システム1024などで濾過して飲料水1026を生成することも可能にされている。さらに抽出済の水は、例えば消火システム、灌漑、などユーザに有益な様々な用途に使用するべく貯蔵することが可能にされている。他の最終用途も想定される。実施形態において、貯蔵装置1014は、家(家屋)116または他の構造物などの建物の空調制御HVACシステム1028に流体接続されてもよい。実施形態では、貯蔵装置1014は、空調制御HVACシステム1028からの流出水(凝縮水)を受け取るとともに、貯留されており、後に上述の様々な目的に使用される。このようにして大気水分抽出装置1012が使用されていないときでも、貯蔵タンク1014に水を補給することが可能にされている。
重要なことに、貯蔵装置1014に貯蔵済の水の下流における使用は、メモリに記憶されたアルゴリズムに従ってコントローラ1022によって制御することが可能にされている。例えば、一実施形態では、コントローラ1022は、レシピエント/アプリケーションのニーズに基づき(例えば、マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010に対する様々な要求に基づき)、貯蔵装置1014に貯蔵済の水の使用に優先順位を付けるように構成されている。一実施形態では、コントローラ1022は、飲料水/飲用水1026、灌漑、などとしての使用よりも、水素を生成するための水の使用(すなわち、電解槽1016の使用)を優先することが可能にされている。実施形態において、これはプログラム可能な機能であってもよいし、この階層制御は構成されているとともに手動または自動で実行されてもよい。実施形態において、コントローラ1022は、人工知能(AI)を利用することによって、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100を用いることで電気を生成する工程と、大気水分抽出装置1012を動作させることで水を生成する工程と、電解槽1016を動作させることで水素を生成する工程と、および/または水素タービン発電機システム1020を動作させることで使用および/または貯蔵のための電気を生成する工程と、の間で切り替える。
上記のように、水素製造動作モード(ハイドロジェンプロダクションモードオブオペレーション)では、抽出済の水(抽出装置1012から直接の、または貯蔵タンク1014からの)は、電解スタイルの機構(水素電解装置1016)を、または電気を使用する任意の機構を、介して処理されることで、水素分子と酸素分子とを分割(分離、スプリットアップ)する。電解処理後のアルゴリズムによって、使用可能な水素燃料を貯蔵装置1018に貯蔵することが可能にされている。貯蔵済の水素は、水素タービン発電機システム1020の燃料源として使用されるとともに、水素タービン発電機システム1020の発電機を機械的に回転/駆動することで電力を生成することが可能にされている。次いで、生成済の電力は、第3バッテリバンク106などのバッテリバンクの1つに貯蔵されるとともに、電気負荷を満たすために使用され得る。実施形態において、第3バッテリバンク106は、その電気需要を満たすために家116のような建物に電気的接続されてもよいし、および/または電気車両1030を充電するべく電気車両1030に選択的に接続されてもよい。一実施形態では、生成済の電気は、電力グリッドと水素タービン発電機システム1020との間の直接接続を介して、または第3バッテリバンク106と電力グリッドとの間の接続を介して、電力グリッドに供給することが可能にされている。水素電気発電機(HEG、1020)は、バッテリと水素貯蔵との間で電力貯蔵を中継(リレー)することによって、太陽光発電の有無にかかわらず、さらに大量の電力を長時間得ることができる。この「二重貯蔵」(ダブルストレージ)システムによって、電力貯蔵の冗長性サイクルは、太陽光、風力、などの初期電力入力無しに、さらに長い期間で効率的に働くことができる。
貯蔵タンク1018からの水素を水素タービン発電機システム1020の燃料として使用することに加えて、燃料電池電気車両(FCEV)1032の水素燃料タンクを満たすために貯蔵タンク1018からの水素を代替的にまたは追加的に使用することも可能にされている。理解されるように、生成済の水素を貯蔵タンク1018に貯蔵することによって、水素は、水素タービン発電機システム1020を介して電気を生成するので、または燃料電池電気車両1032の燃料として使用するべく、オンデマンドで利用可能になる。
発電貯蔵システム1000の主な利点は、複数の電力入力(電源入力、パワーインプット)、複数の電力貯蔵、および複数のAIプログラム可能なオプション、を可能にすることである。これは、高圧入力を使用するあらゆる液圧(油圧)システムにとって独特である、システムの「冷却」を直接的にサポートしているので、それによって発電貯蔵システム1000全体の動作効率および寿命を向上させる。特に、発電貯蔵システム1000は、「水素(ハイドロジェン)モード」で機能するようにプログラムすることができるので、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100から直接ではなく、貯蔵タンク1018に貯蔵済の水素から、電力を生成している。これによって、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100の追加の冷却オフサイクル時間を提供する。したがって、発電貯蔵システム1000は、コントローラ1022および/またはコントローラ118の制御の下で、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100からの発電を、および/または貯蔵水素を燃料として使用する水素タービン発電機システム1020からの発電を、循環(サイクリング)させながら、一定のまたはほぼ一定の発電を提供することが可能にされている。
実施形態では、マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010は、マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010が使用されていないときに水素容量を設定する能力を可能にする。いくつかの実施形態では、マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010および/またはコントローラ1022は、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100の追加冷却オフサイクル時間を補助するようにプログラム可能にされている。マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010が作動しているとき、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100は、水素の埋蔵量(リザーブ)および/またはマルチハイブリッド発電機MHPGシステム100の効率を増加させる長時間の冷却サイクルに戻ってもよい。いくつかの実施形態では、この長時間の冷却サイクルは、所望の水分貯蔵量および/または水素の容量(例えば、1ガロン(例えば約3.78リットル)、5ガロン(約18.9リットル)、10ガロン(約37.8リットル)など)に対してプログラムされる。
本発明の発電貯蔵システム1000は、2つの形態、すなわちバッテリ(電池)と水素と、のうちの1つで位置エネルギー(ポテンシャルエネルギー)を貯蔵する能力を有している。特に、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100またはマルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010によって生成済の電気は、後の使用または分配のために、第1、第2、第3バッテリバンク102、104、106のいずれかに貯蔵することが可能にされている。さらに電解槽1016を用いることで生成/抽出済の水素は、水素タービン発電機システム1020を使用した電気の生成において所望に応じて使用することが可能にされているので、位置エネルギーの形態としても機能する。さらに第3貯蔵システムは、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100の液圧電気作動装置HEADで使用される水力学(液圧、油圧、ハイドローリック)における潜在的運動パワーである。このような3重(トリプル)の貯蔵システムは、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100およびマルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010および発電貯蔵システム1000全体として、複数の入力(太陽、風力、地熱など)から水力学から電気(マルチハイブリッド発電機MHPG)と、水力学から水素から電気(マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPG)と、への効率を大幅に向上させる。特に本発明の発電貯蔵システム1000は、発電/貯蔵のための3つの異なるメカニズムを提供する。すなわち、液圧電気作動装置HEAD(116-1、116-2、116-3、116-4)および発電機(136、142)を使用することと、バッテリバンク(102、104、106)を使用することと、および水素を使用することと、である。これによって、発電貯蔵システム1000の全体的な効率、有効性、寿命、が向上する。
上記に関連して、大気水分抽出装置(抽出器)1012および電解槽1016を使用する大気中水分抽出-電解サイクルに必要な必要入力電圧は、第1システム(マルチハイブリッド発電機MHPG100)から生成される電力とで比較して、比較的低い。これは、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100では液圧電気作動装置HEADを、マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010では水素ガスのみを、特別に使用するのではなく、電力を生成および貯蔵する複数の手段を提供するので、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100およびマルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010の両方の効率および寿命を大幅に向上させる。これによって、冷却/休止サイクルを増加または延長して採用することが可能になるとともに、発電貯蔵システム1000の全体的な効率が向上する。一実施形態では、大気水分抽出装置1012および電解槽1016を使用する大気圧水分抽出-電解サイクルの入力電圧要求は非常に低いので、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100の液圧電気作動装置HEADからのバッテリバンクの充電によって、第1、第2、第3バッテリバンク102、104、106を枯渇させることなく、このサイクルを非常に効率的に(1日24時間、週7日)実行することが可能にされている。すなわち、第1、第2、第3バッテリバンク102、104、106に貯蔵(貯蓄、蓄積)済の電力が枯渇しても、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100とその液圧電気作動装置HEADの動作によって、入力エネルギー(例えば、太陽光、風力など)の変動があっても、容易く補充することが可能にされている。
したがって、本発明の発電貯蔵システム1000は、コントローラの制御の下で、消費者のニーズ、システム状態、効率考慮事項、または周囲条件(風速、時間帯など)、に依存して電気および/または水素の両方を所望のように発電、貯蔵、および分配、する能力を提供する。発電貯蔵システム1000は、構造物、送電網、またはその他の用途に信頼できる電力源、を供給することに加えて、上記で開示した方法で電気自動車(EV)または燃料電池電気自動車(FCEV)を充電する能力も提供する。
比較として、水素の製造と利用とに関して、高効率電解槽の業界ベンチマークは50kWh/kgである。マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010の発電機システム-電解槽は、利用可能な冗長補助電力および/または電解段階/電力生産で使用するための貯蔵電力によって、85%以上のシステム効率で作動する。上記に関連して、1キログラムの水素を製造するべく50キロワットの電力を消費する水素電解槽の効率は、39.4キロワット時/キログラムを50キロワット時/キログラムで割った値であり、これは約79%のシステム効率である。しかし、本発明のマルチハイブリッド発電機MHPG-マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム(1000)は、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100からの信頼できる安定した入力電力の莫大な供給によって、これよりもはるかに効率的である。現在の技術では、電気分解は一般に約75パーセントの効率で水素を生成する。したがって、約39.4kWhのエネルギーを有している1キログラムの純粋な水素燃料を作るには、52.5kWhが必要である。しかし、マルチハイブリッド発電機MHPGシステム100から供給される電力を、マルチハイブリッド水力酸素発電MHHPGシステム1010で利用することで可能となる電解効率を95%に改善することで、1キログラムの水素燃料を生成するのに必要な電力は41.5kWhで済む。
いくつかの実施形態では、上述した方法または複数の方法は、有形のコンピュータ可読記憶媒体を備えているコンピューティングシステムによって実行または実施され得る。有形のコンピュータ可読記憶媒体は、上述した方法、処理、および/またはタスク、を提供、実装、実行、および/または実施、するための論理マシン(すなわち、プロセッサまたはプログラム可能制御デバイス)によって実行可能な機械可読命令を保持する、本明細書では記憶機械とも記載される。そのような方法および処理が実施されるとき、記憶マシンの状態は、異なるデータを保持するように変更されてもよい。例えば、ストレージマシンは、様々なハードディスクドライブ、CD、またはDVDデバイス、などのメモリデバイスを含んでもよい。論理マシンは、1つまたは複数の物理的情報および/または論理処理デバイスを介して、機械可読命令を実行してもよい。例えば、論理マシンは、コンピュータプログラムのタスクを実行する命令を実行するように構成されてもよい。論理マシンは、機械可読命令を実行する1つまたは複数のプロセッサを含んでもよい。コンピューティングシステムは、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)、または上述の方法もしくは処理の任意の視覚的要素を表示するための表示サブシステム、を含んでもよい。例えば、ディスプレイサブシステム、ストレージマシン、およびロジックマシン、は開示されたシステムおよび/または方法の視覚的要素がユーザ消費のためにディスプレイスクリーン上に表示されている際に上記の方法が実行されるように、統合されてもよい。コンピューティングシステムは、ユーザ入力を受け取る入力サブシステムを含んでもよい。入力サブシステムは、マウス、キーボード、またはゲーミングコントローラ、などのデバイスに接続するとともに、そこから入力を受け取るように構成されてもよい。例えば、ユーザ入力は、上述した情報のいずれかを表示するようにコンピューティングシステムに要求したり、ユーザ入力が処理のために既存の記憶済みの情報を更新または修正するように要求したり、するなど特定のタスクがコンピューティングシステムによって実行されることを要求することを示すことができる。通信サブシステムは、上述の方法がコンピュータネットワークを介して実行または提供されることを可能にすることができる。例えば、通信サブシステムは、コンピューティングシステムが複数のパーソナルコンピューティングデバイスに通信することを可能にするように構成されてもよい。通信サブシステムは、ネットワーク通信を促進するべく、有線通信デバイスおよび/または無線通信デバイスを含んでもよい。記載された方法または処理は、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)を介するなどのコンピュータプログラム製品を介して、ユーザまたは1つまたは複数のコンピューティングデバイスに対して実行、提供、または実装、され得る。
一実施形態では、マルチハイブリッド発電(パワージェネレーション)システムは、電源からエネルギーを受け取るとともに貯蔵(蓄積)するように構成された少なくとも1つのバッテリと、少なくとも1つのバッテリに電気的に通信する第1装置(ファーストデバイス)であって、第1装置は、少なくとも1つのバッテリからの電気エネルギーを機械エネルギーに変換するように構成された第1装置と、第1装置に動作可能に接続済の第1発電機と、を備えている、第1発電機は、第1装置によって生成済の機械エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成されている。マルチハイブリッド発電システムは、第1発電機によって生成済の電気エネルギーを貯蔵するように構成されている第1エネルギー貯蔵装置と、少なくとも1つのバッテリ、第1装置、第1エネルギー貯蔵装置、および電気負荷、の間のエネルギー監視、エネルギー生成、エネルギー分配、およびエネルギー貯蔵、を制御するように構成されているコントローラと、を備えている。実施形態において、マルチハイブリッド発電システムは、機械エネルギーを生成するように構成された第2装置と、第2装置に動作可能に接続済の第2発電機と、をさらに備えている。第2発電機は、第2装置によって生成済の機械エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成されている。一実施形態では、第2装置は、少なくとも1つのバッテリに電気的に通信しているとともに、少なくとも1つのバッテリからの電気エネルギーを機械エネルギーに変換するように構成されている。一実施形態では、第1動作段階中、コントローラは、第1装置を制御することで第1発電機に電力を供給している。第2動作段階中、コントローラは、第1装置を制御することで第2発電機に電力を供給している。第3動作段階中、コントローラは、第1装置および第2装置の両方を一体的(インユニゾン)に制御することで第1発電機および第2発電機に電力を供給する。第4動作段階中、コントローラは、効率的なエネルギー生成を提供するとともに、マルチハイブリッド発電システムの一部を冷却モードに維持するべく、第1動作段階から第2動作段階へ、第1動作段階から第3動作段階へ、および/または第2動作段階から第3動作段階へ、と交互に動作する。実施形態において、第1装置は、液圧電気作動装置(HEAD)である。液圧電気作動装置は、液圧室内に配置済のピストンと、ピストンに連結済のピストンロッドと、を有している。ピストンロッドは、第1発電機に動作可能(動作的、オペラティブリ)に連結済のクランクシャフトに動作可能に連結されている。一実施形態では、液圧電気作動装置は、液圧室内のピストンの移動を補助する引込バネを備えている。実施形態において、コントローラは、第1装置が第1発電機に電力を供給する一方で、第2装置が第2装置の冷却を効果的にするべく静止(スタティック)している第1動作モードと、および第2装置が第2発電機に電力を供給する一方で、第1装置が第1装置の冷却を効果的にするべく静止している第2動作モードと、でシステムを動作させるように構成されている。実施形態において、コントローラは、第1装置および第2装置の少なくとも一方の温度に依存して、第1動作モードと第2動作モードとを交互に切り替えるように構成されている。実施形態において、システムは、電気エネルギーを利用することで周囲空気から水を抽出するとともに、抽出済の水から電気分解によって水素を生成するように構成された2次発電(セカンダリパワージェネレーション)システムをさらに備えている。一実施形態では、2次発電システムは、周囲空気から水を抽出するように構成された抽出装置と、水を貯蔵するように構成された第1タンクと、水を受け取るとともに電気分解によって水素を生成するように構成された電解槽と、電解槽によって生成済の水素を貯蔵するように構成された第2タンクと、水素から電力を生成するように構成された発電機システムと、を備えている。
本発明の別の実施形態では、発電システムは、システムを取り囲んでいる周囲空気から水分を抽出するように構成された抽出装置と、水分を貯蔵するように構成された第1タンクと、水分を受け取るとともに化学処理を実行することによって水素を生成するように構成された電解槽と、電解槽によって生成済の水素を貯蔵するように構成された第2タンクと、水素から電力を生成するように構成された発電機システムと、抽出装置および電解槽の動作を制御するように構成されたコントローラと、を備えている。一実施形態において、システムはさらに、抽出装置および/または電解槽に電力を供給するように構成された1次電源(プライマリパワーソース)を備えている。コントローラは、人工知能を利用することで、1次電源入力と、抽出装置、電解槽、および発電機システム、のうちの少なくとも1つと、の間を切り替える。実施形態において、水分は水である。発電システムは、飲料水を生成するべく水を濾過する濾過システムをさらに備えている。実施形態において、第1タンクは、建物の空調制御HVACシステムに流体接続されているとともに、空調制御HVACシステムからの結露を受け取るように構成されている。実施形態において、システムは、発電機システムによって生成済の電力を貯蔵するように構成された少なくとも1つのバッテリをさらに備えている。少なくとも1つのバッテリは、建物のエネルギー需要を供給するとともに、電気自動車を充電するように構成されている。実施形態において、コントローラは、第1タンク内の水分と、第2タンク内の水素と、の貯蔵を制御するとともに、将来および/またはオンデマンド使用のために発電機への水素の供給を制御するように構成されている。実施形態では、コントローラは1次電源入力(1次電力入力、プライマリパワーインプット)と、抽出装置、電解槽、および発電機システム、のうちの少なくとも1つと、の間を切り替えるように構成されている。
さらに別の実施形態では、マルチハイブリッド発電システムは、電気を生成するように構成された1次電源入力と、水分を抽出するように構成された抽出装置と、水分を貯蔵するように構成された第1タンクと、水分を受け取って水素を生成するように構成された電解槽と、電解槽によって生成済の水素を貯蔵するように構成された第2タンクと、水素から電力を生成するように構成された発電機システムと、および第1タンクおよび第2タンクにおける水分の貯蔵を制御するとともに、水素を発電機に供給するように構成されたコントローラと、を備えている。コントローラは1次電源入力と、抽出装置、電解槽、および発電機システム、のうちの少なくとも1つと、の間を切り替えるように構成されている。一実施形態では、水分は水であり、マルチハイブリッド発電システムは、燃料源として将来使用するべく受取済の水を貯蔵するように構成された第1サブシステムと、受取済の水を飲料水に濾過するとともに、将来使用するべく飲料水を貯蔵するように構成された第2サブシステムと、他の用途のために受取済の水を貯蔵するように構成された第3サブシステムと、空調システムからの流出水を再利用するように構成された第4サブシステムと、をさらに備えている。一実施形態では、1次電源入力は、抽出装置および電解槽によって使用される電力を生成するべく発電機を駆動するように構成された少なくとも1つの液圧電気作動装置(HEAD)を備えている。
説明した本発明の好ましい実施形態には、多くの修正、変形、および細部の変更、が可能にされている。よって、前述の説明および添付図面に示したすべての事項は、例示的なものとして解釈されているとともに、限定的な意味では解釈されないことが意図される。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらの法的同等物によって決定されるべきである。

Claims (20)

  1. 発電システムであって、前記発電システムは、
    マルチハイブリッド発電サブシステムであって、前記マルチハイブリッド発電サブシステムは、
    電気エネルギーを機械エネルギーに変換するように構成された少なくとも1つの液圧電気作動装置(HEAD)と、
    少なくとも1つのHEADから前記機械エネルギーを受け取るとともに、前記機械エネルギーを前記電気エネルギーに再変換するように構成された少なくとも1つの発電機と、を備えている前記マルチハイブリッド発電サブシステムと、
    前記マルチハイブリッド発電サブシステムに作動的に接続されたマルチハイブリッド水素発電サブシステムであって、水素抽出と水素ベース発電処理とを駆動するべく前記マルチハイブリッド発電サブシステムからの再変換された前記電気エネルギーを受け取るように構成されている前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムは、
    囲空気から水分を抽出するように構成された抽出装置と、
    前記水分を貯蔵するように構成された第1タンクと、
    前記水分を受け取るとともに化学処理を実行することで水素を生成するように構成された電解槽と、
    前記電解槽によって生成済の前記水素を貯蔵するように構成された第2タンクと、
    前記水素から電力を生成するように構成された水素発電機と
    を備えている、前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムと、および
    前記マルチハイブリッド発電サブシステムと前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムとに作動的に接続されたコントローラであって、システム効率および熱平衡を維持するために電力ルーティングおよび動作モードを管理するべく、前記マルチハイブリッド発電サブシステムと前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムとの各々の動作を調整するように構成されたコントローラと、
    を備えている、発電システム。
  2. 前記コントローラは人工知能を利用することで、前記マルチハイブリッド発電サブシステムと、前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムと、の間で電力を管理およびルーティングするように構成されている
    請求項1記載の発電システム。
  3. 前記水分は水であり、
    前記発電システムはさらに、飲料水を生成するべく前記水を濾過する濾過システムを備えている、
    請求項1記載の発電システム。
  4. 前記第1タンクは、建物の空調制御HVACシステムに流体接続されているとともに、前記空調制御HVACシステムからの結露を受け取るように構成されている、
    請求項3記載の発電システム。
  5. 前記発電システムはさらに、前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムによって生成済の電力を貯蔵するように構成された少なくとも1つのバッテリを備えており、
    少なくとも1つの前記バッテリは、建物のエネルギー需要を供給するとともに電気自動車を充電するように構成されている、
    請求項1記載の発電システム。
  6. 前記コントローラは、前記第1タンク内の前記水分と、前記第2タンク内の前記水素と、の貯蔵を制御するとともに、将来および/またはオンデマンド使用のために前記水素発電機への前記水素の供給を制御するように構成されている、
    請求項1記載の発電システム。
  7. 前記コントローラは前記マルチハイブリッド発電サブシステムと、前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムにおける前記抽出装置、前記電解槽、および前記水素発電機、のうちの少なくとも1つと、の間で電力を管理およびルーティングするように構成されている、
    請求項6記載の発電システム。
  8. 電システムであって、前記発電システムは、
    マルチハイブリッド発電サブシステムであって、前記マルチハイブリッド発電サブシステムは、
    電気エネルギーを機械エネルギーに変換するように構成された少なくとも1つの液圧電気作動装置(HEAD)と、
    少なくとも1つのHEADから前記機械エネルギーを受け取るとともに、前記機械エネルギーを前記電気エネルギーに再変換するように構成された少なくとも1つの発電機と、
    を備えている前記マルチハイブリッド発電サブシステムと、
    前記マルチハイブリッド発電サブシステムに作動的に接続されたマルチハイブリッド水素発電サブシステムであって、水素抽出と水素ベース発電処理とを駆動するべく前記マルチハイブリッド発電サブシステムからの再変換された前記電気エネルギーを受け取るように構成されている前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムは、
    水分を抽出するように構成された抽出装置と、
    前記水分を貯蔵するように構成された第1タンクと、
    前記水分を受け取るとともに水素を生成するように構成された電解槽と、
    前記電解槽によって生成済の前記水素を貯蔵するように構成された第2タンクと、
    前記水素から電力を生成するように構成された水素発電機と、および
    前記第1タンクおよび前記第2タンクにおける前記水分の貯蔵を制御するとともに、前記水素を前記水素発電機に供給するように構成されたコントローラと、
    を備えて、
    前記コントローラは前記マルチハイブリッド発電サブシステムに作動的に接続されているとともに、前記マルチハイブリッド発電サブシステムと、前記抽出装置、前記電解槽、および前記水素発電機、のうちの少なくとも1つと、の間で電力を管理およびルーティングするように構成されている、前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムと、
    を備えている、
    電システム。
  9. 前記水分は水であり、
    前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムはさらに、
    燃料源として将来使用するべく、受取済の前記水を貯蔵するように構成された第1水貯蔵サブシステムと、
    受取済の前記水を飲料水に濾過するとともに、将来使用するべく前記飲料水を貯蔵するように構成された濾過サブシステムと、
    受取済の前記水を他の用途のために貯蔵するように構成された第2水貯蔵サブシステムと、
    空調システムからの流出水を再利用するように構成された水再生サブシステムと、
    を備えている、
    請求項8記載の発電システム。
  10. 前記マルチハイブリッド発電サブシステムの少なくとも1つの前記発電機で生成された前記電気エネルギーは、前記抽出装置および前記電解槽によって使用される、
    請求項8記載の発電システム。
  11. 前記発電システムは、
    電源からエネルギーを受け取るとともに貯蔵するように構成された少なくとも1つのバッテリを備えており、
    前記マルチハイブリッド発電サブシステムは、
    前記HEADとして、少なくとも1つの前記バッテリに電気的に通信する第1HEADであって、少なくとも1つの前記バッテリからの電気エネルギーを機械エネルギーに変換するように構成された前記第HEADと、
    前記発電機として、前記第1HEADに動作可能に接続済の第1発電機であって、前記第1HEADによって生成済の機械エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成された前記第1発電機と、
    前記第1発電機によって生成済の電気エネルギーを貯蔵するように構成された第1エネルギー貯蔵装置と、
    を備えており、
    前記コントローラは、少なくとも1つの前記バッテリ、前記第1HEAD、前記第1エネルギー貯蔵装置、および電気負荷、の間のエネルギー監視、エネルギー生成、エネルギー分配、およびエネルギー貯蔵、を制御するように構成されている
    請求項1記載の発電システム。
  12. 前記マルチハイブリッド発電サブシステムはさらに、
    機械エネルギーを生成するように構成された第2HEADと、
    前記第2HEADに動作可能に接続済の第2発電機であって、前記第2発電機は、前記第2HEADによって生成済の機械エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成されている、前記第2発電機と、
    を備えている、請求項11記載の発電システム。
  13. 前記第2HEADは、少なくとも1つの前記バッテリに電気的に通信しているとともに、少なくとも1つの前記バッテリからの電気エネルギーを機械エネルギーに変換するように構成されている、
    請求項12記載の発電システム。
  14. 第1動作段階において前記コントローラは、前記第1発電機に電力を供給するように前記第1HEADを制御しており、
    第2動作段階において前記コントローラは、前記第1HEADを制御することで前記第2発電機に電力を供給しており、
    第3動作段階において前記コントローラは、前記第1発電機および前記第2発電機に電力を供給するべく、前記第1HEADおよび前記第2HEADの両方を一体的に制御しており、
    第4動作段階において前記コントローラは、前記第1動作段階から前記第2動作段階へ、前記第1動作段階から前記第3動作段階へ、および/または前記第2動作段階から前記第3動作段階へ、と交互に動作することで効率的なエネルギー生成を提供するとともに、前記マルチハイブリッド発電サブシステムの一部を冷却モードに維持する、
    請求項13記載の発電システム。
  15. 前記第1HEADは、液圧室内に配置済のピストンと、前記ピストンに連結済のピストンロッドと、を有しており、
    前記ピストンロッドは、前記第1発電機に動作可能に連結済のクランクシャフトに動作可能に連結されている、
    請求項11記載の発電システム。
  16. 前記第1HEADは、前記液圧室内における前記ピストンの移動を補助する引込バネを備えている、
    請求項15記載の発電システム。
  17. 前記コントローラは、
    前記第1HEADが前記第1発電機に電力を供給する一方、前記第2HEADが前記第2HEADの冷却を効果的にするべく静止している第1動作モードと、および
    前記第2HEADが前記第2発電機に電力を供給する一方、前記第1HEADが前記第1HEADの冷却を効果的にするべく静止している第2動作モードと、
    で前記マルチハイブリッド発電サブシステムを動作させるように構成されている、
    請求項12記載の発電システム。
  18. 前記コントローラは、前記第1HEADおよび前記第2HEADの少なくとも一方の温度に依存して、前記第1動作モードと前記第2動作モードとを交互に切り替えるように構成されている、
    請求項17記載の発電システム。
  19. 前記マルチハイブリッド水素発電サブシステムは
    前記マルチハイブリッド発電サブシステムからの電気エネルギーを利用することで周囲空気から水を抽出するとともに、抽出済の前記水から電気分解によって水素を生成するように構成されている、
    請求項11記載の発電システム。
  20. 前記抽出装置は、前記周囲空気から前記水を抽出するように構成されており
    前記第1タンクは、前記水を貯蔵するように構成されており
    前記電解槽は、前記水を受け取るとともに電気分解によって前記水素を生成するように構成されている
    請求項19記載の発電システム。
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