1.R-TWT動作の概論
[0044] 非アクセスポイント(非AP)超高スループット(EHT)STAは、アソシエーション(又は再アソシエーション)TWTセットアップフレーム交換を通じて、関連付けられたEHT APを含む1又は2以上の予約されたターゲットウェイトタイム(R-TWT:Reserved Target Wait Time)スケジュールに対するメンバーシップを確立する。
[0045] R-TWT SPは、このSPのR-TWTメンバーである非AP STAのグループへの又はそれからの送信を完了するためにスケジュールされる。R-TWTスケジュールに合意するが、R-TWT SPのメンバーではない非AP EHT STA送信機会(TXOP)保有者は、それ自身に対してスケジュールされたR-TWT SP内に送信すべきである。
[0046] R-TWT SPにおいてメンバーシップを有さない非AP EHT STAは依然として、R-TWT SPに自発的にアクセスすることができるべきであるが、特に送信がR-TWTスケジューリングAPによって開始/トリガされた時に、R-TWT SPメンバーSTAに与えられるのと同じ優先度を有さない場合がある。
[0047] アプリケーションからのRTAトラフィックのバーストは、いつでも生成することができ、このRTAトラフィックは、できるだけ早く送出されることを要求する。しかしながら、バーストRTAトラフィックは、非AP EHT STAが現在のR-TWT SPにおいてメンバーシップを有さないが、それでもなおこのバーストRTAトラフィックを配信する必要がある場合、R-TWTスケジュールの下で遅延を受ける場合がある。
1.1.IEEE 802.11における要素
1.1.1.TWT要素
[0050] 図1に、IEEE 802.11beで規定されるTWT要素のフォーマットを示し、要素識別(ID)フィールド、長さフィールド、制御フィールド、TWTパラメータ情報を示す。
[0051] 図2に、図1のTWT要素の制御フィールドを示す。制御フィールドのサブフィールドは、以下の通りである。NDPページングインジケータは1の値に設定されると、NDPページングを実行すべきであることを示し、そうでなければNDPページングフィールドは0に設定される。レスポンダPMモードサブフィールドは、電力管理モードを示す。ネゴシエーションタイプサブフィールドは、TWT要素に含まれる情報が、ブロードキャストTWT(B-TWT)又は個別TWT(I-TWT)又はウェイクTBTT間隔のネゴシエーションのためのものであるかどうかを示す。なお、ネゴシエーションタイプサブフィールドのMSBはB-TWTである。TWT情報フレーム無効化サブフィールドは1に設定されると、TWT情報フレームの受け取りがSTAによって無効にされたことを示し、そうでなければ0に設定される。ウェイク継続時間ユニットサブフィールドは、公称最小TWTウェイク継続時間フィールドのユニットを示す。ウェイク継続時間ユニットサブフィールドは、ユニットが265μsである場合に0に設定され、ユニットがTUである場合に1に設定される。リンクIDビットマップフィールドは、リンクIDビットマップ存在フィールドが1に等しい場合に存在し、そうでなければリンクIDビットマップフィールドは存在しない。
[0052] 図3に、ブロードキャストTWTパラメータセットフィールドフォーマットを示す。ネゴシエーションタイプサブフィールドのブロードキャストフィールドが2又は3である場合、TWT要素に、1又は2以上のブロードキャストTWTパラメータセットが含まれる。図4に、ブロードキャストTWTパラメータセットフィールドの要求タイプサブフィールドを示す。ターゲットウェイクタイムフィールドは、STAがウェイクすることを要求するTSF時間に対応する符号のない整数を含む。ターゲットウェイクタイムフィールドが、TWT要求側STA又はTWTスケジュールされたSTAによって送信され、かつTWTセットアップコマンドサブフィールドが、コマンド「要求TWT(Request TWT)」に対応する値を含む場合、ターゲットウェイクタイムフィールドは値0を含むことに留意されたい。
[0053] 公称最小TWTウェイク継続時間フィールドは、TWT要求側STA又はTWTスケジュールされたSTAがTWTウェイク間隔の期間にわたってフレーム交換を完了するためにアウェイク状態であると予想される最小時間量を、ウェイク継続時間ユニットサブフィールドによって示されるユニットで示す。TWTウェイク間隔仮数部サブフィールドは、マイクロ秒単位でTWTウェイク間隔値の仮数部のバイナリ値に設定される。図5に、ブロードキャストTWT情報サブフィールドを示す。限定的TWTトラフィック情報フィールドは、要求タイプフィールドの限定的TWTトラフィック情報存在サブフィールドが1に設定された時に提示され、そのフォーマットは図6で定義される。
[0054] 図4に、ブロードキャストTWTパラメータセットフィールド内の要求タイプフィールドを示す。1に等しいTWT要求サブフィールドを含むTWT要素を送信するSTAは、TWT要求側STA又はTWTスケジュールされたSTAである。そうでなければ、そのSTAは、TWT応答側STA又はTWTスケジューリングAPである。
[0055] TWTセットアップコマンドサブフィールド値は、TWTのタイプを示す。例えば、TWTセットアップコマンドフィールド値は、以下の通りである。0=「要求TWT(Request TWT)」、1=「提案TWT(Suggest TWT)」、2=「請求TWT(Demand TWT)」、3=「TWTグルーピング(TWT Grouping)」、4=「受諾TWT(Accept TWT)」、5=「代替TWT(Alternate TWT)」、6=「指令TWT(Dictate TWT)」及び7=「拒絶TWT(Reject TWT)」である。
[0056] 「要求TWT」は、要求側STAが、TWT合意のためにTWTパラメータのセットを提供しないことにより、応答側STAにパラメータの選択を任せることを意味する。「提案TWT」は、要求側STAが、TWT合意のために好ましいTWTパラメータのセットを提供するが、応答側STAが示す代替のTWTパラメータを受け入れることもできることを示す。「請求TWT」は、要求側STAが、TWT合意のために示されたTWTパラメータのみを現在受け入れることを示す。
[0057] 「受諾TWT」の値は、応答側STAによって送信された時に、応答側STAが所与のパラメータでTWT合意を開始したことを示す。「代替TWT」の値は、TWTパラメータの対案を示すが、TWT合意を作成することなく、代替のTWTパラメータも受け入れることができる。「指令TWT」の値は、TWT合意が作成されていないが、要求側STAが、示されたTWTパラメータを含む新たなTWTセットアップ要求を送信した場合にのみ、TWT合意が受け入れられる可能性が高いことを示す。新たなTWT合意のためのネゴシエーションの一部として応答側STAによって送信される「拒絶TWT」の値を使用して、ネゴシエーションが終了し、新たなTWT合意を作成することに失敗したことを示す。
[0058] トリガフィールドは、TWT要素によって示されるTWT SPがトリガフレームを含むかどうかを示す。トリガフレームは1に設定されると、TWT SP中に少なくとも1つのトリガフレームが送信されることを示す。そうでなければ、トリガフレームは0に設定される。
[0059] 最後のブロードキャストパラメータセットサブフィールドは0に設定されると、このセットの後に別のブロードキャストTWTパラメータセットが続くことを示す。最後のブロードキャストパラメータセットサブフィールドは1に設定されると、これがブロードキャストTWT要素において最後のブロードキャストTWTパラメータセットであることを示す。
[0060] フロータイプサブフィールドは、TWTにおける、TWT要求側STA又はTWTスケジュールされたSTAと、TWT応答側STA又はTWTスケジューリングAPとの間の相互作用のタイプを示す。フロータイプサブフィールドを0に設定すると、告知式TWT(announced TWT)を示す。告知式TWTにおいて、TWT要求側STA又はTWTスケジュールされたSTAは、PSポール(PS-Poll)又はAPSDトリガフレームを送信して、自身のアウェイク状態を、TWT応答側STA又はTWTスケジューリングAPにシグナリングする。その後に、トリガフレームではないフレームが、TWT応答側STA又はTWTスケジューリングAPから、TWT要求側STA又はTWTスケジュールされたSTAに送信される。フロータイプサブフィールドを1に設定すると、非告知式TWT(unannounced TWT)を示す。非告知式TWTにおいて、TWT応答側STA又はTWTスケジューリングAPは、TWT要求側STA又はTWTスケジュールされたSTAからPSポール又はAPSDトリガフレームを受け取るのを待つことなく、TWTにおいてTWT要求側STA又はTWTスケジュールされたSTAにフレームを送信する。
[0061] 告知式TWT合意の下でセットアップされるTWT SPは、告知式TWT SPである。非告知式TWT合意の下でセットアップされるTWT SPは、非告知式TWT SPである。
[0062] ブロードキャストTWT推薦サブフィールドは、ブロードキャストTWT SP中にTWTスケジュールされたSTA及びスケジューリングAPによって送信されるフレームのタイプに関する推薦を示し、以下のような値を含む。0の値は、ブロードキャストTWT SP中に送信されるフレームに関する制約がないことを示す。1の値は、トリガフレームが、ブロードキャストTWT SP中にTWTスケジューリングAPによって送信され、ランダムアクセス及び直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)ベースのランダムアクセス(UORA)のためのRUを含まないことを示す。2の値は、ブロードキャストTWT SP中にTWTスケジューリングAPによって送信されるトリガフレームの数が、ランダムアクセス及びアップリンクOFDMAランダムアクセス(UORA)のための少なくとも1つのリソースユニット(RU)を含むことを示す。3の値は、APが、各TWT SPの開始において、トラフィック指示マップ(TIM:Traffic Indication Map)フレーム、又はTIM要素を含む高速初期リンクセットアップ(FILS:Fast Initial Link Setup)発見フレームを送信することを除いて、ブロードキャストTWT SP中に送信されるフレームに関する制約がないことを示す。4の値は、対応するブロードキャストTWTサービス期間が限定的TWT SPであることを示す。5~7の値は予約される。
[0063] TWTウェイク間隔指数部サブフィールドは、TWTウェイク間隔の指数部の値に設定され、これは、マイクロ秒を表すバイナリ値である。
[0064] 図5に、以下のサブフィールドを有する、TWTパラメータセットフィールド内のブロードキャストTWT情報サブフィールドを示す。限定的TWTトラフィック情報存在サブフィールドは、限定的TWTパラメータセットフィールドに含まれる時に、1に設定されると、限定的TWTトラフィック情報フィールドが存在することを示し、そうでなければ0に設定される。
[0065] 要求TWT、提案TWT又は請求TWTのTWTセットアップコマンド値を含むTWT要素内で、ブロードキャストTWT ID(存在する場合)は、送信側STAが参加することを要求している特定のブロードキャストTWTを示す。受諾TWT、代替TWT、指令TWT又は拒絶TWTのTWTセットアップコマンド値を含むTWT要素内で、ブロードキャストTWT ID(存在する場合)は、送信側STAがTWTパラメータを提供している特定のブロードキャストTWTを示す。TWTグルーピングのTWTセットアップコマンド値を含むTWT要素内で、ブロードキャストサブフィールドは0であり、ブロードキャストTWT IDは存在しない。ブロードキャストTWT IDサブフィールド内の値0は、メンバーシップが、TWT要素を搬送する管理フレームのBSSIDに対応するBSSのメンバーである全てのSTAに対応するブロードキャストTWTを示す。
[0066] R-TWTパラメータセットフィールド内のブロードキャストTWT IDサブフィールドは常に、非ゼロ値に設定されることに留意されたい。ブロードキャストTWT持続サブフィールドは、このブロードキャストTWTパラメータセットに対応するブロードキャストTWT SPが存在するTBTTの数を示す。
[0067] 図6に、以下のサブフィールドを有する限定的TWTトラフィック情報フィールドを示す。トラフィック情報制御サブフィールドについては、図7で説明する。限定的TWT DL TIDビットマップサブフィールド及び限定的TWT UL TIDビットマップサブフィールドは、それぞれ、TWTスケジューリングAP又はTWTスケジュールされたSTAによって、どの(単複の)TIDが、ダウンリンク及びアップリンク方向においてレイテンシに敏感なトラフィックストリームとして識別されるかを指定する。ビットマップにおけるビット位置kにおいて値が1に設定された場合、これは、TID kがレイテンシに敏感なトラフィックストリームとして分類されたことを示す。ビットマップにおけるビット位置kの値が0に設定された場合、これは、TID kがレイテンシに敏感なトラフィックストリームとして分類されないことを示す。
[0068] 図7に、以下のサブフィールドを有する、限定的TWTトラフィック情報フィールドのトラフィック情報制御フィールドを示す。DL TIDビットマップ有効サブフィールドは、限定的TWT DL TIDビットマップフィールドが有効情報を有するかどうかを示す。値が0に設定された時に、これは、全てのTIDのDLトラフィックがレイテンシに敏感なトラフィックとして識別されたことを示し、限定的TWT DLビットマップフィールドは予約される。
[0069] UL TIDビットマップ有効サブフィールドは、限定的TWT UL TIDビットマップフィールドが有効情報を有するかどうかを示す。値が0に設定された時に、それは、全てのTIDのULトラフィックがレイテンシに敏感なトラフィックとして識別されたことを示し、限定的TWT ULビットマップフィールドは予約される。
1.1.2.TWT情報フィールド
[0071] 図8に、以下のサブフィールドを有する、TWT情報フィールドのフレームフォーマットを示す。TWTフロー識別子サブフィールドは、TWT情報が要求された又は提供されているTWTフロー識別子を含む。
[0072] TWTフロー識別子サブフィールドは、全てのTWT(All TWT)サブフィールドが1である場合に予約される。応答要求(Response Requested)サブフィールドは、TWT情報フィールドを含むフレームの送信機が、このフレームに応答してTWT情報フレームが送信されることを要求しているかどうかを示す。応答要求サブフィールドは0に設定されると、フレームに応答してTWT情報フレームを送信しないように受信側に要求する。そうでなければ、フレームに応答してTWT情報フレームを送信するように受信側に要求する。
[0073] 次のTWT要求(Next TWT Request)サブフィールドは1に設定されると、TWT情報フレームが、非ゼロ長の次のTWT(Next TWT)フィールドを含むTWT情報フレームの配信を求める要求であることを示す。そうでなければ、値は0に設定される。
[0074] 次のTWTサブフィールドサイズ(Next TWT Subfield Size)サブフィールドは、次のTWTサブフィールドのサイズを記述する。例えば、0の値は、次のTWTサブフィールドのサイズが0ビットであることを示し、1の値は、サイズが32ビットであることを示し、2の値は、サイズが48ビットであることを示し、3の値は、サイズが64ビットであることを示す。
[0075] 全てのTWTサブフィールドは、HE STAによって1に設定されると、TWT情報フレームが全てのTWTを再スケジュールすることを示し、そうでなければ、値は0に設定される。
[0076] 次のTWTサブフィールドは、次のTWTサブフィールドの値によって決定されるような可変サイズを有する。次のTWTサブフィールドに含まれる値は、TWTフロー識別子サブフィールドによって指定されるTWTに対する次のTWTにおけるTSFの最下位部分である。
1.2.R-TWTシグナリング
[0078] 図9に、IEEE 802.11axで規定されるTWTセットアップの例を示す。STAの相互作用モデルは、IEEE 802.11標準で規定されるものと同じとすることができる。
[0079] 非AP STAが、APとのTWTセットアップ手順を開始することを決める(決定する)。非AP STAの局管理エンティティ(SME)が、非AP STAの媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ管理エンティティ(MLME)にMLME-TWTSETUP.requestメッセージを送信する。非AP STAのMLMEは、MLME-TWTSETUP.requestメッセージを受け取った時に、MLME-TWTSETUP.requestメッセージ内の情報を収集して、APにTWTセットアップフレーム(すなわち、TWT要求フレーム)を送信する。APのMLMEがフレームを受け取り、APのSMEに対してMLME-TWTSETUP.indicationメッセージを生成する。
[0080] 次に、APのSMEは、APのMLMEに、TWTセットアップ結果を含むMLME-TWTSETUP.responseメッセージを送信する。次に、APのMLMEは、非AP STAにTWTセットアップフレーム(すなわち、TWT応答フレーム)を送信する。非AP STAのMLMEはフレームを受け取り、非AP STAのSMEにMLME-TWTSETUP.confirmメッセージを送信する。そのメッセージから、非AP STAは、TWTセットアップが成功したか否かを認識することができる。
[0081] 図10に、TWTセットアップフレームのフォーマットを示す。そのフレーム内のTWT要素は、図1に示したものである。IEEE 802.11beの規定に従って、限定的TWT(R-TWT)スケジューリングAP(R-TWTスケジューリングAPと呼ばれる)は、限定的TWT動作をサポートし、送信されたEHT能力要素内の限定的TWTサポートサブフィールドを1に設定するEHT APである。
[0082] 限定的TWT(R-TWT)スケジュールされたSTA(R-TWTスケジュールされたSTAと呼ばれる)は、限定的TWT動作をサポートし、送信されたEHT能力要素内の限定的TWTサポートサブフィールドを1の値に設定する非AP EHT STAである。
[0083] R-TWTスケジュールされたSTAは、R-TWTスケジューリングAPによってスケジュールされる1又は2以上のR-TWTのメンバーシップを確立することができる。R-TWTセットアップシグナリングは、R-TWTスケジュールされたSTAとR-TWTスケジューリングAPとの間のR-TWTのメンバーシップネゴシエーションのために使用される追加のパラメータ設定を含むブロードキャストTWTと同じである。R-TWTスケジュールされたSTAは、R-TWTスケジューリングAPによってスケジュールされるR-TWTのメンバーシップを確立した後に、より高い優先度を有するか、又はR-TWTのSP中にR-TWTスケジューリングAPとフレームを交換することを許可される。他方で、R-TWTのメンバーではない、R-TWTスケジュールされたSTAは、より低い優先度を有するか、又はR-TWTのSP中にR-TWTスケジューリングAPとフレームを交換することを許可されない。
[0084] 図11に、R-TWT SPを実行する実施例を示す。AP1は、R-TWT1スケジューリングを告知し、R-TWT1のメンバーを管理するR-TWTスケジューリングAPである。STA1及びSTA2は、R-TWT1のメンバーSTAである。R-TWT1 SP中に、AP1は、メンバーSTAとのフレーム交換(例えば、STA1とのSCS1のUL PPDU、及びSTA2とのSCS2のDL PPDU)をスケジュールして優先順位付けする。R-TWTスケジューリングを受け取り(聴取して)認識(理解)することができるSTAは、R-TWTスケジュールされたSTAと呼ばれる。STA3は、R-TWTスケジュールされたSTAであるが、R-TWT1のメンバーSTAではない。STA3は、R-TWT1 SPの開始時間の前に、自身のTXOPを終了する必要がある。STA3は、クワイエットモードに入ることもできるか、又はR-TWT1 SP中にチャネルを求めて競合しないことを決めることができる。スケジューリングAPは、クワイエット要素をブロードキャストして、R-TWT SP中にクワイエット間隔を告知することができ、この要素を受け取る(聴取する)STAは、クワイエットモードに入ることを選ぶことができる。
1.3.UL OFDMAベースのランダムアクセス(UORA)
[0086] UORAは、非AP HE STAが、関連付けられたHE APによって割り当てられるRA-RUを使用してチャネルにアクセスするためのIEEE802.11axの機能である。HE APは、ランダムアクセスのための1又は2以上のRUを含むベーシックトリガフレーム、BQRPトリガフレーム又はBSRPトリガフレームを送信することができる。APは、非AP STAのためのOFDMAコンテンションウィンドウ(OCW)の範囲を示して、APによって送信されるトリガフレームの受け取りに続いてランダムアクセスを開始すべきである。
[0087] OCWminからOCWmaxまでの範囲内の整数であるOCWは、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム又は(再)アソシエーション応答フレームなどの管理フレームに含まれるUORAパラメータセット要素に設定される。
[0088] 非AP HE STAが異なるAPと関連するたびに、かつそのAPに向けたRA-RU送信の最初の試みの前に、非AP HE STAは、OCWの値をOCWmin値に設定すべきであり、自身のOFDMAランダムアクセスバックオフ(OBO)カウンタを0~OCWの範囲内に初期化すべきである。(OBO)カウンタは、非AP HE STAによって使用されて、RA-RUにアクセスする前にカウントダウンする。
[0089] APに対するペンディングフレームを有するHE STAは、少なくとも1つの適格なRA-RUを含むトリガフレームを受け取ると、OBOカウンタが適格なRA-RUの数以下である場合、送信のために適格なRA-RUのうちの1つをランダムに選択することができ、自身のOBOカウンタをゼロに設定すべきである。そうでなければ、HE STAは、そのOBOカウンタを、トリガフレーム内の適格なRA-RUの数だけデクリメントする。802.11BEは、現在、R-TWTにおいてUORAをサポートしないことに留意されたい。
2.課題の記述
[0091] 拡張分散チャネルアクセス(EDCA)及びR-TWTを使用してR-TWT SP中にRTAトラフィック送信に優先順位付けする現在の無線通信システムでは、RTAトラフィックは、送信のために優先順位付けされる。しかしながら、R-TWT SPの継続時間は、R-TWTメンバーSTAに対してスケジュールされるが、特定のR-TWT SPのメンバーではない非AP STAは、一般に、R-TWT SPへのチャネルアクセスが制限されている。このアクセス制限の1つの理由は、R-TWTスケジューリングAPが、非R-TWTメンバーの状態がアスリープであるか又はアウェイクであるかを認識していないため、非R-TWTメンバーを自発的にトリガしないからである。STAは依然として、それらがメンバーシップを有さないR-TWT SPを求めて競合することができるが、スケジューリングAPよりもTXOPを取得する機会が少ない場合がある。というのは、APは、非AP STA(そのAIFSN[AC]が2よりも大きい又は2に等しい)よりも高速の調停フレーム間スペーシング(AIFS)(そのAIFS数(AIFSN)が1よりも大きい又は1に等しい)を有することができるからである。この状況では、RTAパケットのバーストは、進行中のR-TWT SPのメンバーではないSTAにおいてキューに入れられる場合があり、したがって、それら自身のスケジュールされたR-TWT SP到着まで遅延を受ける場合がある。
[0092] したがって、当初は現在のR-TWT SPのメンバーではなかったが、現在の進行中のR-TWT SPにおいて送信すべきRTAトラフィックのバーストを有するSTAに対して、一時又は長期R-TWTメンバーシップをセットアップするための機構が必要である。
3.本開示の寄与
[0094] 本開示を利用することによって、バーストRTAトラフィックをキューに入れたが、現在の進行中のR-TWT SPにおいてメンバーシップを有さないSTAは、現在のR-TWT SP以内にスケジューリングAPと直ちに交渉して、一時又は長期メンバーシップをセットアップしてこのR-TWT SPを使用するか、又は現在のR-TWT SPに続く新たなR-TWT SPをセットアップして、R-TWTメンバーに与えられるのと等しい優先度を有するRTAトラフィックを送信することができる。
4.実施形態
4.1.通信局(STA及びMLD)ハードウェア
[0097] 図12に、本開示のプロトコルを実行するように構成されるSTAハードウェアの実施形態例10を示す。外部I/O接続14は、好ましくは、回路12の内部バス16に結合し、内部バス16上に、CPU18及びメモリ(例えばRAM)20が接続されて、通信プロトコルを実装する(単複の)プログラムを実行するようになっている。ホストマシンは、通信をサポートするための少なくとも1つのモデム22を収容し、モデム22は、少なくとも1つのRFモジュール24、28に結合され、RFモジュール24、28の各々は、1又は複数のアンテナ29、26a、26b、26c、…、26nに接続される。複数のアンテナ(例えばアンテナアレイ)を含むRFモジュールは、送信及び受信中にビームフォーミングを実行することを可能にする。このように、STAは、複数のビームパターンのセットを使用して、信号を送信することができる。
[0098] バス14は、CPUに様々な装置を接続すること、例えば、センサ、アクチュエータなどへの接続を可能にする。プロセッサ18上では、通信プロトコルを実装するプログラムを実行するための、メモリ20からの命令が実行され、通信プロトコルが実行されて、STAがアクセスポイント(AP)局又は通常の局(非AP STA)の機能を実行できるようにする。また、プログラミングは、現在の通信文脈においてどのような役割を実行しているかによって、異なるモード(TXOP保有者、TXOP共有参加者、送信元、中間、送信先、第1のAP、他のAP、第1のAPと関連付けられる局、他のAPと関連付けられる局、調整機(coordinator)、被調整機(coordinatee)、OBSS内のAP、OBSS内のSTAなど)で動作するように構成されると理解されたい。
[0099] したがって、図示のSTA HWは、少なくとも1つの帯域で通信を提供するために、少なくとも1つのモデム及び関連するRF回路を含むように構成される。本開示は、各々が任意の数のRF回路に結合された複数のモデム22を含むように構成することができると理解されたい。一般に、使用するRF回路の数が多ければ多いほど、アンテナビーム方向のカバレッジが広くなる。なお、利用するRF回路の数及びアンテナの数は、特定の装置のハードウェア制約によって決まると理解されたい。RF回路及びアンテナの中には、STAが近隣STAと通信する必要がないと判断した時に無効にできるものもある。少なくとも1つの実施形態では、RF回路が、周波数変換器及びアレイアンテナコントローラなどを含み、送受信のためにビームフォーミングを実行するように制御される複数のアンテナに接続される。このように、STAは、複数のビームパターンのセットを使用して信号を送信することができ、各ビームパターン方向がアンテナセクタとみなされる。
[0100] 更に、なお、この図に示すような局ハードウェアの複数のインスタンスは、マルチリンクデバイス(MLD)に組み合わせることができ、マルチリンクデバイス(MLD)は、通常、活動を調整するためのプロセッサ及びメモリを有するが、MLD内の各STAに別個のCPU及びメモリが常に必要であるとは限らないので、これらのリソースを共有することができると理解されたい。
[0101] 図13に、マルチリンクデバイス(MLD)ハードウェア構成の実施形態例40を示す。ソフトAP MLDは、APとして動作させる1又は2以上の提携STAからなるMLDである。ソフトAP MLDは、2.4GHz、5GHz及び6GHzでの複数の無線動作をサポートすべきである。複数の無線の中で、基本リンクセットは、同時送受信(STR)モードを満たすリンクペア、例えば、基本リンクセット(2.4GHz及び5GHz)、基本リンクセット(2.4GHz及び6GHz)である。
[0102] 条件付きリンクは、いくつかの基本リンクを含む非同時送受信(NSTR)リンクペアを形成するリンクである。例えば、これらのリンクペアは、5GHzが基本リンクである時に、5GHzリンクに対応する条件付きリンクとして6GHzリンクを含むことができ、6GHzが基本リンクである時には、5GHzリンクが、6GHzリンクに対応する条件付きリンクである。ソフトAPは、Wi-Fiホットスポット及びテザーリング(tethering)を含む異なるシナリオにおいて使用される。
[0103] 複数のSTAが、MLDと提携しており、その各STAは、異なる周波数のリンク上で動作する。MLDは、アプリケーションへの外部I/Oアクセスを有し、このアクセスは、CPU62及びメモリ(例えばRAM)64を有するMLD管理エンティティ48に接続して、MLDレベルにおいて通信プロトコルを実装するプログラムを実行できるようにする。MLDは、MLDが接続される各提携局(ここでは、STA 1 42、STA 2 44、…、STA N 46として例示する)にタスクを分散し、各提携局から情報を収集して、提携STA間で情報を共有することができる。
[0104] 少なくとも1つの実施形態では、MLDの各STAは、それ自身のCPU50及びメモリ(RAM)52を有し、CPU50及びメモリ(RAM)52は、バス58を通じて少なくとも1つのモデム54に結合され、モデム54は、少なくとも1つのRF回路56に接続され、RF回路56は、1又は2以上のアンテナを有する。本例では、RF回路は、例えばアンテナアレイの複数のアンテナ60a、60b、60c、…、60nを有する。モデムは、RF回路及び関連するアンテナと共同して、近隣STAとの間でデータフレームを送信/受信する。少なくとも1つの実装では、RFモジュールは、周波数変換器と、アレイアンテナコントローラと、そのアンテナとインターフェイスするための他の回路とを含む。
[0105] MLDの各STAは、特定のMLD実装に応じて、リソースを、互いに及び/又はMLD管理エンティティと共有することができるので、それ自身のプロセッサ及びメモリを必ずしも必要としないと理解されたい。上記のMLDの図は、限定ではなく一例として示したものであるが、本開示は、広範囲のMLD実装で動作することができると理解されたい。
4.2.STAトポロジ例
[0107] 図14に、本開示の実施例において検討する例示的なSTAトポロジ70を示す。この図は、提案する技術の理解を向上させるために関与する技術の説明を助けるために提供される。プロトコルは、任意の所望のトポロジのWLAN STA及びMLDの間の通信に利用することができるので、本開示は、この例のトポロジに決して限定されないと理解されたい。
[0108] マルチリンクデバイス(MLD)は、1よりも多くの提携STAを有し、1つのMACデータサービスを含む、論理リンク制御(LLC)に対する1つの媒体アクセス制御(MAC)サービスアクセスポイント(SAP)を有するデバイスである。
[0109] APがMLDと提携している場合、そのMLDはAP MLDである。非AP STAがMLDと提携している場合、そのMLDは非AP MLDである。
[0110] 図14に示すように、例示のシナリオは、合計3つの局、図示のように、1つのアクセスポイント(AP)72と、APと通信するSTA1 74及びSTA2 76の2つの非AP STAとを有する。全てのSTAは、ランダムチャネルアクセスのためにEDCAを使用する。
[0111] R-TWTスケジューリングAPは、R-TWT SPをスケジュールして告知することができる。R-TWTスケジュールされたSTAは、R-TWTスケジューリングAPからのR-TWT告知を受け取り認識して、R-TWT動作をサポートすることができる非AP STAである。R-TWTスケジュールされたSTAは、R-TWTスケジューリングAPとして働くAPと、R-TWTのメンバーシップを交渉することができる。R-TWTスケジュールされたSTAがR-TWTのメンバーSTAになった時に、R-TWTスケジュールされたSTA(すなわち、R-TWTメンバーSTA)のトラフィック(例えば、UL、DL、P2P)は、そのR-TWTのSP中に送信するようにスケジュールされて優先順位付けされる。
[0112] この例示的な図では、APはR-TWTスケジューリングAPであり、STA1及びSTA2の両方は、R-TWTスケジュールされたSTAである。
4.3.現在のR-TWT SPにおける緊急R-TWTメンバーシップ要求
[0114] この節では、現在の進行中のR-TWT SPと異なる(単複の)R-TWT SPの少なくとも1つのR-TWTメンバーシップを有する、R-TWTスケジュールされた非AP STA(STA)が、送信すべき緊急バーストULフローを有し、STAのスケジュールされたR-TWT SPを待つ代わりに、スケジューリングAPとのR-TWTネゴシエーションを直ちに開始することができる機構について説明する。非R-TWTメンバーSTAは、現在のR-TWT SPの新たなメンバーとして(一時的に又はより長期的に)受け入れられることを要求して、STAがスケジューリングAPから合意を受け取ると、現在のR-TWT SPにおいて当初のR-TWTメンバーと同じ優先度を有する緊急バーストULフローを配信することができるようにすることができる。
[0115] 非R-TWTメンバーSTAとスケジューリングAPとの間のR-TWTネゴシエーションは、フレームの交換に基づく。フレームは、例えば、このタイプのアクションを示すネゴシエーションタイプサブフィールド(例えば本明細書の実施例では「3」に等しい)を含むTWT要素を搬送するTWT要求フレーム及びTWT応答フレームである。
[0116] ブロードキャストTWTパラメータセットフィールド内の要求タイプフィールドの予約サブフィールドは、非AP STAによって使用されて、図25に示すような新たに定められた「一時メンバー」サブフィールドを使用して現在のR-TWT SPのメンバーシップ(一時又は長期)を要求することができる。予約サブフィールドは、スケジューリングAPによって使用されて、メンバーシップの受け入れを示すか、又は要求したSTAに、現在のR-TWTの新たなR-TWTメンバーシップを割り当てることもできる。
[0117] 少なくとも1つの実施形態では、このフィールドは、複数のオプション、この例では2つのオプションを提供して、一時又は長期メンバーシップが、スケジュールされた非AP STAによって要求されたか、又はスケジューリングAPによって割り当てられたことを示す。
[0118] 現在のR-TWT SPの一時メンバーシップが割り当てられる、スケジュールされた非AP STAは、R-TWTメンバーが現在の進行中のR-TWT SPのメンバーになるために、1回限りの使用同意のみを提供している。
[0119] 特定のR-TWT SPを使用するために要求側の非AP STAに長期メンバーシップを割り当てることに同意するスケジューリングAPは、この非AP STAがR-TWT合意の破棄を実行するまで、このR-TWT SP(例えば、ブロードキャストTWT IDによって識別される)を使用するために、要求側のスケジュールされた非AP STAに対するメンバーシップを維持すべきである。
[0120] スケジューリングAPは、現在のR-TWT SPの新たなメンバーになることを要求したSTAからの要求を受け入れる又は拒絶することができるか、又は代替R-TWTセットアップを示すか、又はSTAからの好ましいR-TWTセットアップを指令することができる。
4.4.現在のR-TWT SP中の緊急の新たなR-TWT SPセットアップ
[0122] この節では、緊急バーストULフローを有するが、現在のR-TWT SPにおいてR-TWTメンバーシップを当初取得しなかったSTAが、この現在のR-TWT SP中に、スケジューリングAPと、別の(一時又は長期)R-TWT SPをセットアップすることを試みる機構について説明する。他の(一時又は長期)R-TWT SPは、現在のR-TWT SPに直ちに続くことができ、要求側STAの(単複の)当初スケジュールされたR-TWT SPの時間に達する前に、できるだけ早くセットアップされるべきである。
[0123] 要求側STAに対する新たな(一時又は長期)R-TWT SPは、時間領域において、要求側STAがR-TWTメンバーシップを有さない既存のR-TWT SPと重なることができることに留意されたい。この場合、要求側STAは、新たなR-TWT SPのメンバーであるので、高いアクセス優先度を依然として有するべきである。
[0124] 新たなR-TWT SPは、スケジューリングAPに新たな提案されたR-TWT情報を送信することによって、セットアップことができる。
[0125] スケジューリングAPは、非AP STAからR-TWT情報フレームを受け取ると、次のTWTをスケジュールし、かつ次のR-TWTが、R-TWT情報フレームを送信したスケジュールされたSTAに対する一時又は長期R-TWT SPであるかどうかを示すために、フレームで応答すべきである。
[0126] 新たなR-TWT情報フレームは、TWT情報フィールドに基づいて設計され、IEEE802.11ax_D8.0で規定されるような柔軟なTWT機能を維持する。更に、提案されたR-TWT情報フレームは、図6で説明したように、限定的TWTトラフィック情報フィールドを含み、新たなR-TWT SPにおいて要求された/受け入れられたRTAトラフィック情報を示し、また、一時R-TWTフィールドを含み、要求が一時又は長期R-TWT SPを求めるものであるかどうかを示すことができる。提案されたR-TWT情報フレームのフレームフォーマットは、図26に示す。
[0127] R-TWT情報フレーム交換を開始した非AP STAは、スケジューリングAPから合意を受け取ると、新たな一時又は長期R-TWT SPを使用して、バーストULフローを送信することができる。
4.5.UORAを使用する緊急の非R-TWTメンバーSTAの送信
[0129] 現在のIEEE 802.11beは、B-TWT要素に対するブロードキャストTWT推薦サブフィールドを2の値に設定することによって、B-TWTにおいてUORAをサポートする。4の値に等しいブロードキャストTWT推薦フィールドを有するブロードキャストTWTパラメータセットは、R-TWTパラメータセットを示し、現在、R-TWTのためにUORAを使用することに制限も要件もない。
[0130] この節では、ブロードキャストTWT推薦フィールドが、R-TWT SP中にR-TWTスケジューリングAPによって送信されるトリガフレームがランダムアクセスのための少なくとも1つのRUを含むことを示すための新たな値を定義する。この場合、非R-TWTメンバーSTA及びR-TWTメンバーSTAの両方によって、RA-RUを使用することができる。
[0131] ブロードキャストTWT推薦フィールドの新たな値、例えば「5」をセットアップして、R-TWT SPにおいてUORA機能を有効にすることを示すことができる。新たな機能は、各R-TWT SPの開始において、最初に有効にすることができる。代替的に、この機能は、このR-TWT SPにおいてR-TWTメンバーシップを取得していないSTAによって、現在の進行中のR-TWT SP中にスケジューリングAPとネゴシエーションフレーム(例えば、R-TWT要求及びR-TWT応答)を交換することによって、開始することができる。
[0132] 現在の進行中のR-TWT SPにおいてUORA機能が有効にされた時に、送信すべきRTAパケットのバーストを有する非R-TWTメンバーSTAは、標準規格で規定されるようなUORA送信手順に基づいて、現在のR-TWT SPにおいてRA-RUを使用することができる。
[0133] R-TWTメンバーSTA及び非R-TWTメンバーSTAの両方は、送信するためにRA-RUを求めて競合することができる。OFDMAバックオフ(OBO)カウンタがゼロまでカウントダウンした時に、非R-TWTメンバーSTAは、1つのランダムアクセスリソースユニット(RA-RU)を使用して、アップリンク(UL)物理レイヤコンバージェンス手順プロトコルデータユニット(PPDU)を直接送信することができるか、又はRA-RUにおいてバッファステータスレポート(BSR)を送信して、スケジューリングAPが非R-TWTメンバーSTAに特定のRUを割り当てて、次にトリガされたUL PPDU送信において直接アクセスできるようにすることができる。
[0134] 図15に、R-TWT SPにおいてUORAが有効にされた時の、非R-TWTメンバーSTA(例えば、STA2)及びR-TWTメンバーSTA(例えば、STA1、STA3及びSTA4)のRA-RUプロセスの実施形態例90を示す。図示のRUは、周波数スペクトルの部分にわたる。この図には、STA1~STA4のAID値(92)を示し、STA1~STA4の各々は、スケジューリングAPによってトリガフレームが送信される前に初期OBO値を有していた。
[0135] スケジューリングAPからトリガフレーム(94)を受け取ると、以下の割り当て(96)が行われる。STA1及びSTA3は両方とも、このR-TWT SPのメンバーであり、スケジューリングAPに対するペンディングフレームを有する。STA1には、専用RU(RU1及びRU2)が割り当てられ、STA3には、専用RU(RU3及びRU4)が割り当てられる。STA1及びSTA3は、RA-RUを求めて競合せず、代わりに、自身に割り当てられたRU上で自身のペンディングフレームを送信する。
[0136] STA4は、このR-TWT SPのメンバーであり、スケジューリングAPに対するペンディングフレームを有する。STA4は、トリガフレームから割り当てられたRUを受け取らず、したがって、RA-RUを求めて競合する。STA4は、そのOBOカウンタを、トリガフレームに示される適格なRA-RUの数(すなわち、この場合、関連付けられたSTAに対する2つのRA-RU)だけデクリメントする。STA4のOBOカウンタが非ゼロ値にデクリメントされたと仮定すると、STA4は、RA-RUを搬送する後のトリガフレームをスケジューリングAPから受け取るまで、新たなOBO値を維持する。
[0137] STA2は、このR-TWT SPのメンバーではないが、スケジューリングAPに対するペンディングフレームを有する。STA2は、そのOBOカウンタを、トリガフレームに示される適格なRA-RUの数(すなわち、この場合、関連付けられたSTAに対する2つのRA-RU)だけデクリメントする。STA2のOBOカウンタが終端(例えば、ゼロ)値にデクリメントされたと仮定すると、STA2は、適格なRA-RUのセット(すなわち、RU5及びRU6)からランダムに選択したRU6上で自身のペンディングフレームを送信する。
[0138] RUにおけるこれらの送信されたPPDUの受け取りは、この事例では、マルチユーザブロック確認応答(MU BA)によって確認応答(98)される。
4.6.(単複の)保証されたユニキャストRUを使用する緊急の非R-TWTメンバーSTAの送信
[0140] 現在の進行中のR-TWT SPにおいてメンバーシップを有さないSTAは、現在のR-TWT SPの一時メンバーになることを要求し、現在の進行中のR-TWT SPにおいて自身のバーストRTAトラフィックを配信するための(単複の)ユニキャストRUを要求することができる。R-TWTスケジューリングAPは、STAの要求を受け入れると、STAに(単複の)ユニキャストRUを保証することができる。
[0141] この節では、ブロードキャストTWT推薦サブフィールドに対して新たな値を定めることによって、(単複の)ユニキャストRUを保証するセットアップについて説明する。(単複の)保証されたユニキャストRUは、スケジューリングAPによって、特定のAIDに割り当てられて、新たな一時R-TWTメンバーSTAによって使用されて、APにバーストトラフィックを送信する。
[0142] ブロードキャストTWT推薦フィールドの新たな値、例えば「6」を使用して、R-TWTにおいてユニキャストRU機能を有効にすることができる。新たな機能は、任意のR-TWT SPの開始においてスケジュールすることができない。というのは、スケジューリングAPは、どの非メンバーSTAがこのR-TWT SPのメンバーになることを要求するかの情報を有さない(知らない)ので、スケジューリングAPは、特定のAIDに(単複の)ユニキャストRUを設定することができないからである。
[0143] このR-TWT機能における(単複の)新たなユニキャストRUは、現在の進行中のR-TWT SP中に、非R-TWTメンバーSTAによって、スケジューリングAPとネゴシエーションフレーム(例えば、R-TWT要求及びR-TWT応答)を交換することによって、開始することができる。
[0144] 図16に、R-TWT SPにおいて(単複の)保証されたユニキャストRUが有効にされた時の、一時的な新たなR-TWTメンバーSTA(例えば、STA2)及びR-TWTメンバーSTA(例えば、STA1及びSTA3)の局AID(112)を示す、ユニキャストRUアクセスプロセスの実施形態例110を示す。
[0145] STA2は、このトリガされたR-TWT SPのメンバーであったが、スケジューリングAPに送信すべきペンディングRTAバーストを有する。STA2は、スケジューリングAPにTWT要求フレームを送信して、STA2を新たな一時メンバーとして追加することを要求又は提案して、このR-TWT SP中に(単複の)ユニキャストRUを要求することができる。スケジューリングAPは、STA2から要求又は提案されたTWTセットアップコマンドを受け入れるか、代替を提案/指令するか、又は拒絶することができる。
[0146] スケジューリングAPがSTA2から新たなTWTセットアップコマンドを受け入れたと仮定すると、APは、TWT応答フレームで応答し、TWTセットアップコマンドフィールドを「受諾TWT」に設定し、ブロードキャストTWT推薦フィールドを新たな設計された値(例えば、6)に設定して、現在のR-TWT SPにおいてユニキャストRU機能を有効にする。
[0147] STA2は、スケジューリングAPから、新たなTWTセットアップコマンドが受け入れられたという指示を含むTWT応答フレームを受け取った後に、要求されたR-TWT SPの新たな一時メンバーになる。
[0148] スケジューリングAPからトリガフレーム(114)を受け取ると、STA1及びSTA3は両方とも、このトリガされたR-TWT SPの当初のメンバーであり、スケジューリングAPに対するペンディングフレームを有する。STA1には、専用RU(RU1及びRU2)が割り当てられ、STA3には、専用RU(RU3、RU4及びRU5)が割り当てられる。STA1及びSTA3は、自身に割り当てられたRUを使用して自身のペンディングフレームを送信すべきである。
[0149] スケジューリングAPは、後のトリガフレームで(AID 8から示されるように)STA2にRU6を割り当てる。新たなR-TWTメンバーSTA2は、STA2にユニキャストRU6が割り当てられたことを示すトリガフレームを受け取り、RU6に直ちにアクセスしてUL PPDUを送信することができる。
[0150] RUにおけるこれらの送信されたPPDUの受け取りは、MU BA(118)によって確認応答される。
4.7.非R-TWTメンバーSTAに対するRA-RUグループAIDの割り当て
[0152] この節では、現在の進行中のR-TWT SPにおいてメンバーシップを有さないが、UL RTAトラフィックをバッファリングすることができる非AP STAのために使用される、新たなグループAIDに(単複の)RA-RUを割り当てるための機構について説明する。
[0153] 非R-TWTメンバーに(単複の)RA-RUを割り当てる新たなグループAIDは、いつR-TWTが適用されるかを示すビーコンフレーム本体によって含まれるべきであり、新たなグループAIDは、非R-TWTメンバーSTAに対する(単複の)RA-RUに専用に割り当てられて、任意のR-TWT SP中にアクセスを提供する。
[0154] 少なくとも1つの実施形態/モード/オプションでは、新たなグループAID値は、表1(802.11ax仕様の表9-29hの資料を含む)に見られる値に基づいて、トリガフレームのユーザ情報フィールドのAID12サブフィールドの予備の値のうちの1つとすることができる。
[0155] 新たなグループAID値、例えば2050は、ユーザ情報フィールドが、任意のR-TWT SPにおいて関連付けられた非R-TWTメンバーSTAに1又は2以上の連続するRA-RUを割り当てたことを示す。EHT以前のデバイスは新たなグループAIDを認識しないので、新たなグループAIDに割り当てられる(単複の)RA-RUへのアクセスを求めて競合することができないことに留意されたい。ブロードキャストTWT推薦フィールドの新たな値、例えば「7」を使用して、R-TWT SPにおいて非R-TWTメンバーに対する新たなグループAIDに対して割り当てられた(単複の)RA-RUを有効にすることができる。
[0156] 図17に、非R-TWTメンバーSTA(例えばSTA2)に対する新たなグループAID(例えば2050)にRA-RU 6を割り当てるためのプロセスの実施形態例130を示す。ステータス(132)は、STA1~STA4及びそれらの関連付けられたAIDを示す。R-TWTメンバーSTA(例えば、STA1、STA3及びSTA4)は、RA-RU 6を使用してアクセスを求めて競合することができない。というのは、RU6は、グループAID 2050を有する(単複の)STAに割り当てられたからである。
[0157] トリガフレーム(134)は、スケジューリングAPからの割り当てを含む。STA1及びSTA3は両方とも、このR-TWT SPのメンバーであり、スケジューリングAPに対するペンディングフレームを有する。STA1には、専用RU(RU1及びRU2)が割り当てられ、STA3には、専用RU(RU3及びRU4)が割り当てられる。したがって、STA1及びSTA3は、RA-RUを求めて競合する必要がなく、代わりに、自身に割り当てられたRU上で自身のペンディングフレームを送信する。
[0158] STA4は、このR-TWT SPのメンバーであり、スケジューリングAPに対するペンディングフレームを有する。しかし、STA4には、トリガフレームにおいてRUが割り当てられていないので、RA-RUを求めて競合する。STA4は、そのOBOカウンタを、トリガフレームに示される適格なRA-RUの数(すなわち、この場合、関連付けられたSTAに対する2つのRA-RU)だけデクリメントする。STA4のOBOカウンタが非ゼロ値にデクリメントされたと仮定すると、STA4は、RA-RUを搬送する後のトリガフレームをスケジューリングAPから受け取るまで、新たなOBO値を維持する。
[0159] STA2は、このR-TWT SPのメンバーではなく、スケジューリングAPに対するペンディングフレームを有する。STA2は、その新たなグループAID OBOカウンタを、トリガフレームに示される適格なRA-RUの数(すなわち、この場合、関連付けられたSTAに対する1つのRA-RU)だけデクリメントする。STA2のOBOカウンタが終端(ゼロ)値にデクリメントされたと仮定すると、STA2は、RU6上で自身のペンディングフレームを送信する。
[0160] したがって、RU1~RU4及びRU6は、図示のように、TB PPDUを送信(136)し、これに応答して、MU BAが受け取られる(138)。
4.8.MLOにおける非R-TWTメンバーSTAに対する緊急R-TWTメンバーシップセットアップ
[0162] 複数のリンク上で(単複の)現在の進行中のR-TWT SPにおいてR-TWTメンバーシップを有さないMLD STAは、任意の利用可能なリンク上でネゴシエーションを通じて、複数のリンクに対して(単複の)提案されたR-TWT合意をセットアップすることができるべきである。1つのリンク上のネゴシエーションフレーム交換を通じたML R-TWT SPセットアップは、出願人の先の出願において提案されていることに留意されたい。
[0163] 異なるリンク上に、異なる提案されたR-TWT合意(4.3節~4.6節)をセットアップすることができる。例えば、(4.5節で提案されるような)UORA機能を含むL2上のR-TWT-X SP、及び(4.6節で提案されるような)ユニキャスト機能を含むL3上のR-TWT-Z SP。
[0164] スケジューリングAPは、TWT要求フレームを受け取ると、TWT応答フレームで応答して、(単複の)任意の要求された動作リンク上の新たなR-TWT合意の受け入れを告知すべきである。
4.9.プロトコルのフロー図
[0166] 図18~図21に、R-TWTスケジュールされたSTAによる動作の実施形態例150を示す。
[0167] ブロック152において、STAが、そのアプリケーション層からトラフィックのバーストを取得し、トラフィックのバーストは、STAのEDCAキューに入れられる。チェック154によって、局が送信リンク上のR-TWT SPにおいてメンバーシップを有するかどうかを判断する。局がメンバーシップを有さない場合、ブロック156において、STAは、スケジューリングAPからのトリガを待つのみであり、その後、送信することができる。
[0168] ブロック154において、STAがメンバーシップを有さないことが判明した場合、ブロック158において、STAは、送信リンク上の現在のR-TWTのメンバーとして追加されることを要求(又は提案)するためのネゴシエーションフレームを送信するかどうかを判断する。
[0169] STAがメンバーシップを要求することを決定した場合、図19のブロック160において、チェックが実行されて、STAが、スケジューリングAPから、送信リンク上の現在のR-TWTのメンバーとしてSTAを追加することを受け入れるためのネゴシエーションフレームを受け取ったかどうかを判断する。
[0170] ブロック160において、STAが送信リンク上のR-TWTに追加されたと判断された場合、実行は図18のブロック156に進み、STAは、スケジューリングAPからのトリガを待つ。
[0171] 一方で、ブロック160において、STAが送信リンクに対するメンバーとして追加されなかったと判断された場合、ブロック162において、STAは依然として、非R-TWTメンバーとしてチャネルを求めて競合することができる。
[0172] 図18のチェック158において、STAがメンバーシップを要求しなかった場合、図20のブロック164において、全てのSTAに対して(単複の)RA-RUが有効にされているかどうかを判断するチェックが行われる(164)。
[0173] 全てのSTAに対してRA-RUが有効にされている場合、ブロック166において、ブロック166において、非R-TWT STAは、関連付けられたSTAに割り当てられるRA-RUを求めて競合することができる。一方で、全ての局に対してRA-RUが有効にされていない場合、ブロック168において、チェックによって、非R-TWT STAのみに対してRA-RUが有効にされたかどうかを判断する。
[0174] 非R-TWT STAのみに対してRA-RUが有効にされた場合、ブロック170において、STAは、非R-TWT STAのみに割り当てられるRA-RUを求めて競合することができる。そうでない場合には、実行は図21のチェック172に進む。
[0175] チェック172において、非R-TWT STAに対して(単複の)RUが保証されている場合、ブロック174において、STAは、(単複の)保証されたRU上で送信する。そうでない場合には、実行はブロック176に進み、STAが、現在のR-TWT SPの後であるがSTA自身のR-TWT SPの前の新たなR-TWT SPをセットアップしたかどうかをチェックする。R-TWTのセットアップがない場合、プロセスを終了する。
[0176] そうでない場合には、ブロック178において、チェックによって、STAが、スケジューリングAPから、新たなR-TWTの新たなセットアップを受け入れるためのフレームを受け取ったかどうかを判断する。STAがフレームを受け取っていない場合、実行は図19のブロック162(既に説明した)に進む。STAがフレームを受け取った場合、ブロック180において、STAは、チャネルを求めて競合するか、又は新たなR-TWT SPにおいてスケジューリングAPからのトリガを待つことができる。
[0177] 図22~図24に、R-TWTスケジューリングAPによる動作の実施形態例190を示す。ブロック192において、チェックによって、APが、現在のR-TWTの一時又は長期メンバーとして追加されることを要求(提案)するための、又は送信リンク上に新たな一時又は長期R-TWTをセットアップするためのネゴシエーションフレームを受け取ったかどうかを判断する。
[0178] チェック192の条件が満たされない場合、実行は図23のブロック198に進み、APは、非R-TWTメンバーSTAを自発的に(自動的に)トリガせず、プロセスを終了する。
[0179] 一方で、チェック192が満たされた場合、ブロック194において、APは、要求側STAに応答して、要求の受け入れ又は拒絶を示す。次に、チェック196において、APが、指定された送信リンク上の要求されたR-TWTのメンバーとして要求側STAを受け入れたかどうかを判断する。APが受け入れなかった場合、実行は図23のブロック198(既に説明した)に進む。
[0180] そうでない場合には、実行は図23のブロック200に進み、APは、R-TWTメンバーとして非R-TWTメンバー局をトリガすることができる。次に、チェック202において、全ての関連付けられたSTA送信に対して(単複の)RA-RUが有効にされているかどうかを判断する。条件が満たされる場合、ブロック204において、APは、トリガにおいてSTAのための少なくとも1つのRA-RUを示し、プロセスを終了する。
[0181] 一方で、チェック202の条件が満たされない場合、図24のチェック206において、非R-TWT STA送信のみに対して(単複の)RA-RUが有効にされたかどうかを判断する。その条件が満たされる場合、ブロック208において、APは、トリガにおいて、非R-TWTメンバーSTAのみに対する特定のグループAIDに割り当てられる少なくとも1つのRA-RUを示し、プロセスを終了する。
[0182] 上記の条件が満たされない場合、チェック210が実行されて、要求側の非R-TWT STAに対して(単複の)保証されたRUが有効にされているかどうかを判断する。条件が満たされない場合、プロセスを終了する。そうでない場合には、ブロック212が実行されて、APは、要求側の非R-TWT STAに対して少なくとも1つの保証されたRUが存在することを示す。
4.10.新たなフィールド及びフレーム
[0184] 図25に、R-TWTに対するブロードキャストTWTパラメータセットフィールド内の要求タイプフィールド内の一時メンバーサブフィールドの実施形態例230を示す。ブロードキャストTWTパラメータセットフィールドの要求タイプフィールド内の新たなサブフィールドは、非AP STAによって使用されて、現在のR-TWT SPの新たなメンバーとして追加されることを要求する。新たなサブフィールドは、スケジューリングAPによって使用されて、要求を受け入れること、又は要求したSTAに現在のR-TWTの新たなR-TWTメンバーシップを割り当てることを示すこともできる。
[0185] この新たなフィールドは、スケジューリングAPと、R-TWT SPの一時メンバー又は長期メンバーになることを要求したスケジュールされた非AP STAとの間で交換されるネゴシエーションフレーム(例えば、TWT要求及びTWT応答)によって搬送されるTWT要素内に存在する。
[0186] この新たな提案されたフィールド(すなわち、一時メンバー)は、2つの段階を有し、スケジュールされたSTAによって要求されるような、又はスケジューリングAPによって割り当てられる、一時メンバーシップ(例えば、段階0)又は長期メンバーシップ(例えば、段階1)を示すことができる。
[0187] 現在のR-TWT SPの一時メンバーシップが割り当てられるスケジュールされたSTAは、該STAが現在のR-TWT SPの当初のメンバーと同じ優先度を有するべきである現在のR-TWT SPにおいて1回限りのR-TWTメンバーシップが与えられる。
[0188] 特定のR-TWT SPを使用するために要求側のスケジュールされたSTAに長期メンバーシップを割り当てることに同意するスケジューリングAPは、この非AP STAがR-TWT合意の破棄を行うまで、このR-TWT SP(例えば、ブロードキャストTWT IDによって識別される)を使用するために、要求側のスケジュールされた非AP STAに対するメンバーシップを維持すべきである。
[0189] ブロードキャストTWTパラメータセットフィールド内の要求タイプフィールド内の他の全てのサブフィールドは、図4で説明したものと同じである。
[0190] 図26に、R-TWTに対する一時メンバーサブフィールドを含むR-TWT情報フレームフォーマットの実施形態例250を示す。送信すべき緊急バーストアップロード(UL)フローを有するが、現在のR-TWT SPのメンバーではないSTAが、スケジューリングAPとのR-TWT情報フレーム交換を開始することができる。非R-TWTメンバーSTAは、現在のR-TWT SPの後に新たな(一時的な又はより長期的な)R-TWT SPをセットアップすることを要求することができ、このR-TWT SPは、該STA自身のR-TWT SPよりも早いものであるべきである。
[0191] スケジューリングAPは、非AP STAからR-TWT情報フレームを受け取ると、R-TWT情報フレームと同じフィールドを搬送するフレームで応答して、次のTWT開始時間を示し、新たなR-TWT SPが、このセットアップを要求したスケジュールされたSTAに対する一時又は長期SPであるかどうかを示す。
[0192] 新たな「一時R-TWT」サブフィールドの前のフィールドは、IEEE802.11ax_D8.0で規定されるような柔軟なTWT機能を維持すべきである、図8で説明したようなTWT情報フレーム内のものと同じである。
[0193] 一時R-TWTフィールドは、新たなR-TWT SPが(例えば1段階に設定された場合)1回だけ一時的にセットアップされたか、又は(例えば0段階に設定された場合)長期にわたってセットアップされた(このセットアップを開始するスケジュールされたSTAによって破棄される必要がある)ことを示す。
[0194] 「一時R-TWT」の後のフィールドは、新たなR-TWT SPにおいて要求された/受け入れられたRTAトラフィック情報を示す、図6で説明したような限定的TWTトラフィック情報フィールド内のものと同じである。
[0195] R-TWT情報フレームを開始した非AP STAは、スケジューリングAPからの合意を交換し受け取り、新たな一時/長期R-TWT SPを使用して、優先順位付けされたバーストULフローを送信することができる。
4.11.動作例
4.11.1.現在のR-TWT SP以内の緊急(一時/永久)R-TWTメンバーシップセットアップ
[0198] 図27及び図28に、R-TWT SP中に非R-TWTメンバーSTAに対する緊急R-TWTメンバーシップを実行するためのプロセスの実施形態例310を示す。AP 312、STA1 314及びSTA2 316の間の相互作用を示す。
[0199] APは、異なるブロードキャストTWTパラメータセット(318)を含む(単複の)ビーコンフレーム(320)をブロードキャストして、ブロードキャストTWT IDによって識別される異なるR-TWT SP(例えば、R-TWT-X SP及びR-TWT-Y SP)をセットアップする。
[0200] この例では、R-TWT-X SP及びR-TWT-Y SPの両方は、トリガ可能なR-TWT SP(Trigger-enabled R-TWT SPs)としてスケジュールされる。STA1は、R-TWT-X SPのみのメンバーであり、一方、STA2は、R-TWT-Y SPのみのメンバーである。STA1及びSTA2の両方は、R-TWTを決定するために(単複の)ビーコンフレームを受け取るためにウェイクする省電力(PS)STAである。通信がない場合、これらのSTAは、図の開始において及びスケジューリングAPからビーコンフレームを受け取った後に見られるように、ドーズ状態(322)(324)であることができる。
[0201] トリガ可能なTWT SP(326)及び(356)中に、APは、まず、ベーシックトリガフレーム(328)を送信し、これに対して、STA1及びSTA2は、TWT SP中にアウェイクであることを示す。STA1及びSTA2は、それらがR-TWTメンバーシップを有するスケジュールされたR-TWT SPにおいてDL PPDUを受け取るためにウェイクアップすべきであり、それら自身のR-TWT SP以外ではドーズ状態になることができる。
[0202] R-TWT-X SPにおいて、以下が行われる。R-TWT-X SPのメンバーとしてのSTA1は、ベーシックトリガフレームに対してPSポール(330)で応答して、STA1がアウェイクであることを示し、APからACK/BA(332)を受け取る。STA2は、ベーシックトリガフレームに応答しない。これは、STA2がまだドーズ状態であることを示す。
[0203] STA1は、そのDL PPDU(334)を受け取り、図示のように、ACK/BA(336)で応答する。この交換の後に、STA1は、このR-TWT-X SP以外ではドーズ状態(352)になる。
[0204] R-TWT-X SPのメンバーではないSTA2は、図示のように、STA2をドーズ状態からウェイクアップ状態に変化させる、送信すべき緊急UL RTAフローでウェイクする。図示のように、STA2は、TWT要素を搬送するネゴシエーションフレーム(例えばTWT要求)を送信することによって、スケジューリングAPとのR-TWTネゴシエーション要求(338)を開始する。
[0205] ブロードキャストTWTパラメータセットフィールド内のTWTセットアップコマンドサブフィールドは、「要求TWT」又は「提案TWT」として設定されて、スケジューリングAPに決定を任せるべきである。
[0206] 要求/提案側の非AP STAは、図25について説明したようなブロードキャストTWTパラメータセットフィールド内の要求タイプフィールド内の新たな一時メンバーサブフィールドに示すことによって、要求されたR-TWT-X SPの一時又は長期メンバーになることを求める自身の要求を示すべきである。
[0207] スケジューリングAPは、要求/提案されたTWTパラメータセットに合意した場合、「受諾TWT」として設定されたTWTセットアップコマンドフィールドを有するTWT応答フレーム(340)で応答すべきであり、図25について説明したようなブロードキャストTWTパラメータセットフィールド内の要求タイプフィールド内の新たな提案された一時メンバーサブフィールドに、メンバーシップの同意された期間(すなわち、一時又は長期)を示す。
[0208] スケジューリングAPは、STA2にBSRPフレーム(342)を送信してBSRフレーム(344)をトリガし、BSR情報を使用して、STA2にRUを割り当てて、UL TB PPDUを送信するようにすることができる。STA2に対するRU情報の割り当ては、ベーシックトリガフレーム(346)で搬送される。STA2は、ベーシックトリガフレームを受け取ると、割り当てられたRUを使用して、(単複の)ULトリガベースの(TB)PPDU(348)を送信すべきである。スケジューリングAPは、STA2から(単複の)PPDUを受け取った後に、ACK/BA(350)で応答すべきである。その後に、STA2は、図示のように、ドーズ状態(354)に戻る。
[0209] R-TWT-Y SPにおいて、以下が行われる。
[0210] R-TWT-Y SP(356)のメンバーとしてのSTA2は、アウェイクし、スケジューリングAPからのベーシックトリガフレーム(358)に対してPSポール(360)で応答して、STA2がアウェイクであることを示し、APによってACK/BA(362)が送信される。なお、STA1は、ベーシックトリガフレームに応答せず、これは、STA1がアスリープ(ドーズ)状態(352)であることを示す。
[0211] STA2は、そのDL PPDU(364)を受け取り、APとの後続の交換においてACK/BA(366)で応答し、その後に、このR-TWT-Y SP以外ではドーズ状態に戻ることができる。
4.11.2.現在のR-TWT SP中の緊急の新たなR-TWT SPセットアップ
[0213] 図29及び図30に、進行中のR-TWT SP中の非R-TWTメンバーSTAに対する新たなR-TWT SPのセットアップ手順の実施形態例410を示す。AP 312、STA1 314及びSTA2 316の間の相互作用を再び示す。
[0214] APによってブロードキャストされた(単複の)ビーコンフレーム(320)は、異なるブロードキャストTWTパラメータセット(318)を含み、ブロードキャストTWT IDによって識別される異なるR-TWT SP(例えば、R-TWT-X SP、R-TWT-Y SP及びR-TWT-Z SP)をセットアップする。
[0215] この例では、R-TWT-X SP(412)及びR-TWT-Y SP(446)の両方は、トリガ可能なR-TWT SPとしてスケジュールされる。R-TWT-Z SP(436)は、トリガ可能なR-TWT SPではない。
[0216] STA1は、R-TWT-X SPのみのメンバーであり、一方、STA2は、R-TWT-Y SPのみのメンバーである。STA1及びSTA2の両方は、R-TWTを決定するために(単複の)ビーコンフレームを受け取るためにウェイクする省電力(PS)STAであり、スケジューリングAPからビーコンフレームを受け取った後にドーズ状態であることができる。
[0217] トリガ可能なTWT SP中に、APは、まず、ベーシックトリガフレーム(414)及び(438)を送信し、これに対して、STA1及びSTA2は、TWT SP中にアウェイクであることを示す。
[0218] STA1及びSTA2は、それらがR-TWTメンバーシップを有するスケジュールされたR-TWT SPにおいてDL PPDUを受け取るためにウェイクアップすべきであり、それら自身のR-TWT SP以外ではドーズ状態に戻る。
[0219] R-TWT-X SPにおいて、以下が行われる。
[0220] R-TWT-X SPのメンバーとしてのSTA1は、ベーシックトリガフレーム(414)に対してPSポール(416)で応答して、STA1がアウェイクであることを示す。STA2は、ベーシックトリガフレームに応答しない。これは、STA2がドーズ状態であることを示す。
[0221] STA1は、そのDLバッファリングされたユニット(BU)(420)(図示のようにDL SU/MU PPDUを含む)を受け取り、ACK/BA(422)で応答する。R-TWT-X SPの後に、STA1は、ドーズ状態(430)に戻る/なることができる。
[0222] R-TWT-X SPのメンバーではないSTA2は、図示のように、送信すべき緊急UL RTAフローを有し、それによって、STA2はドーズ状態からウェイクアップ状態に変化する。図示のように、STA2は、スケジューリングAPにR-TWT情報フレーム(424)を送信して、現在のR-TWT-X SPの後に、かつSTA2自身のR-TWT-Y SPの前に、新たな(一時/長期)R-TWT SPをセットアップするように、スケジューリングAPに要求/提案する。
[0223] R-TWT情報フレームは、応答要求フィールド及び次のTWT要求フィールドをゼロに設定して、応答がR-TWT情報フレームである必要がないことを示すべきである。要求/提案側の非AP STAは、図26で説明したようなR-TWT情報フレーム内の一時R-TWTフィールドに示すことによって、一時又は長期R-TWT SPが必要であるかどうかを示すべきである。
[0224] スケジューリングAPは、非AP STAからR-TWT情報フレームを受け取ると、R-TWT情報フレームに含まれるようなフィールドを搬送するフレーム(426)で応答し、次のTWTを最も早い時間に設定して、新たなR-TWT SPを開始する。応答要求フィールド及び次のTWT要求フィールドは、ゼロに設定されるべきである。
[0225] スケジューリングAPは、図26で説明したようなR-TWT情報フレーム内の一時R-TWTフィールドに示すことによって、このセットアップにおいて一時又は長期R-TWT SPが合意されたかどうかを示すべきである。
[0226] 新たな(一時/長期)R-TWT-X+1 SP(428)において、以下が行われる。このSPは、図示のように、時間領域において既存のR-TWT-Z SPと部分的に重なる。この場合、STA2は、R-TWT-ZのR-TWTメンバーシップを有さないが、全てのR-TWT-X+1 SP中にR-TWTメンバーとして高いアクセス優先度を依然として有するべきである。
[0227] R-TWT-X+1 SP中に、スケジューリングAPは、STA2にバッファステータスレポートポール(BSRP)/トリガ応答スケジューリング(TRS)フレーム(432)を送信して、BSRフレーム(434)をトリガすることができる。ここで、APは、BSR情報を利用して、STA2にRUを割り当てて、UL TB PPDUを送信するようにすることができる。STA2に対するRUの割り当ては、ベーシックトリガフレーム(438)で搬送される。STA2は、ベーシックトリガフレームを受け取ると、割り当てられたRUを使用して、UL TB PPDU(440)を送信すべきである。スケジューリングAPは、STA2から(単複の)PPDUを受け取った後に、ACK/BA(442)で応答すべきである。STA2は、このR-TWT-X+1 SPの後に、ドーズ状態(444)に戻ることができる。
[0228] R-TWT-Y SPにおいて、以下が行われる。
[0229] R-TWT-Y SPのメンバーとしてのSTA2は、スケジューリングAPからのベーシックトリガフレーム(448)に対してPSポール(450)で応答して、STA2がアウェイクであることを示し、これに対して、APはACK/BA(452)を送信する。一方で、STA1は、ベーシックトリガフレームに応答しない。これは、STA1がドーズ状態であることを示す。
[0230] STA2は、APとの交換においてDL BU(例えば、DL SU/MU PPDU)(454)を受け取り、ACK/BA(456)で応答する。STA2は、このR-TWT-Y SP以外ではドーズ状態に戻ることができる。
4.11.3.UORAを使用する緊急の非R-TWTメンバーSTAの送信
[0232] 以下の実施例は、4.5節で説明した新たな実装に基づく。
[0233] 図31に、非R-TWTメンバーSTAが、メンバーシップを有さないR-TWT SPにおいてUORAを使用して送信する実施形態例510を示す。図示のSTA及びAPは、前の2つの図と同じである。
[0234] APは、異なるブロードキャストTWTパラメータセット(318)を含む(単複の)ビーコンフレーム(320)をブロードキャストして、異なるR-TWT SPをセットアップする。例えば、図示のように、R-TWT-X SPは、R-TWT-X SP(512)においてUORAが有効にされたことを示す「5」の値を有するブロードキャストTWT推薦フィールドで設定され、R-TWT-Y SP(528)は、それが当初のR-TWT-Y SPであることを示す「4」の値に設定されたブロードキャストTWT推薦フィールドで設定される。
[0235] STA1は、R-TWT-X SPのみのメンバーであり、一方、STA2は、R-TWT-Y SPのみのメンバーである。
[0236] R-TWT-X SP(512)において、スケジューリングAPは、RA-RU(516)(例えば、この図に示す最初の2つのトリガフレーム)を含むトリガフレーム(518)及び(524)をブロードキャストすることができる。
[0237] R-TWT-X SPのメンバーとしてのSTA1は、第1のトリガフレームを受け取ると、RA-RU(514)を求めて競合する必要がなく、代わりに、トリガフレームに示されるように割り当てられたRU(例えば、RU1~RU3)上で自身のペンディングPPDU(520)を送信する。非R-TWT-XメンバーSTAとしてのSTA2は、そのOBOカウンタをデクリメントして、トリガフレームに示されるような適格なRA-RU(例えば、RU4、RU5)を求めて競合することができる。この例では、STA2のOBOカウンタは、第1のトリガフレームを受け取った後にゼロまでカウントダウンし、STA2は、適格なRA-RUからRU4を選択して、UL PPDU(522)を送信する。APは、UL PPDUの受け取りとして、ACK/BA(図示せず)で応答すべきである。
[0238] R-TWT-X SPのメンバーとしてのSTA1は、第2のトリガフレーム(524)を受け取ると、RA-RUを求めて競合する必要がなく、代わりに、トリガフレームに示されるように割り当てられたRU(例えば、RU1~RU7)上で自身のペンディングPPDU(526)を送信する。非R-TWT-XメンバーSTAとしてのSTA2は、そのOBOカウンタをデクリメントして、トリガフレームに示されるような適格なRA-RU(例えば、RU8)を求めて競合することができる。この例では、STA2のOBOカウンタは、第1のトリガフレームを受け取った後に非終端(非ゼロ)値までデクリメントし、STA2はOBO値を維持し、関連付けられたSTAに対するRA-RUを搬送するトリガフレームを後で受け取るまでカウントダウンすることを再開する。
[0239] R-TWT-Y SP(528)において、UORAは許可されていない(530)。非R-TWT-YメンバーSTA(例えば、STA1)は、送信すべきバーストULトラフィックを有する時に、4.3節及び4.4節で説明したように、まずR-TWT-Yの一時又は長期メンバーシップを取得する必要がある場合がある。
[0240] 図32及び図33に、非R-TWTメンバーSTAが、メンバーシップを有さないR-TWT SPにおいてRA-RUを使用してBSRを送信する実施形態例610を示す。STA及びAPは、前の図で説明したのと同じであり、他の点ではこの例は同様であるが、以下で説明する相違点がある。
[0241] ブロードキャストTWTパラメータセット(318)を含むビーコン(320)が送信される。ブロードキャストTWTパラメータセット(318)は、RA-RUを含むR-TWT-X SP(614)を定め、RA-RUの保証を含まない(632)トリガ可能なR-TWT-Y SP(630)を記述する。
[0242] トリガ可能なR-TWT-X SP(612)内では、STA1はメンバーであるので、STA1は、第1及び第2のトリガフレーム(618)及び(624)を受け取った時に、図示のように、割り当てられたRU上でそれぞれUL PPDU(620)及び(626)(例えば、RU1~RU3上で第1のPPDU、及びRU1~RU7上で第2のPPDU)を送信する。
[0243] STA2は、この第1のトリガフレーム(618)を受け取ると、そのOBOカウンタをデクリメントして、トリガフレームに示されるような適格なRA-RU(例えば、RU4及びRU5)を求めて競合することによって、非R-TWT-XメンバーSTAとして応答する。この例では、STA2のOBOカウンタは、この第1のトリガフレームを受け取った後にターミナルカウント(ゼロ)までカウントダウンし、STA2は、適格なRA-RUからRU4を選択して、BSR(622)を送信する。APは、BSRに示されるバッファステータス情報に基づいて、次のトリガフレームにおいてSTA2にRUを割り当てるべきである。
[0244] STA2は、第2のトリガフレーム(624)を受け取ると、RU(例えば、RU8及びRU9)が割り当てられ、適格なRA-RUを求めて競合することなく、割り当てられたRUを使用して(単複の)UL PPDU(628)を直接送信することができるべきである。
[0245] 図34に、非R-TWTメンバーSTAが、メンバーシップを有さないR-TWT SP中にUORAを使用するための初期化を実行する実施形態例710を示す。STA及びAPは、前の図で説明したのと同じである。
[0246] APは、異なるブロードキャストTWTパラメータセット(318)を含む(単複の)ビーコンフレーム(320)をブロードキャストして、異なるR-TWT SP(例えば、R-TWT-X SP(712)及びR-TWT-Y SP(726))をセットアップする。この例では、両方のR-TWT SPは、UORAを含まないR-TWTのみを示す「4」の値で設定されたブロードキャストTWT推薦フィールドでセットアップされる。STA1は、R-TWT-X SPのみのメンバーであり、一方、STA2は、R-TWT-Y SPのみのメンバーである。
[0247] R-TWT-X SP(712)において、スケジューリングAPは、RA-RUの保証を含まない(714)トリガフレームをブロードキャストする。したがって、トリガされた非AP STAのみが、各トリガフレームに示されるように割り当てられたRUを使用して、TB UL PPDUを送信することができる。
[0248] 非R-TWT-XメンバーSTA(例えば、STA2)は、送信すべきRTAトラフィックのバーストを有する時に、R-TWT-X SP中にスケジューリングAPとのR-TWT合意を確立して、R-TWT-X SPにおいて一時的に又は長期セットアップのためにUORAを開始するようにスケジューリングAPに要求することを試みる。
[0249] 非R-TWT-XメンバーSTA2は、この例では、R-TWT SPにおいてUORAが有効にされていることを示す値(例えば「5」)に設定されたブロードキャストTWT推薦フィールドと、スケジューリングAPに決定を任せるように「要求/提案TWT」に設定されたTWTセットアップコマンドフィールドとを含むTWTセットアップ要求フレーム(716)を送信することによって、セットアップを開始する。
[0250] スケジューリングAPは、非R-TWT-XメンバーSTA2からTWT要求フレーム(716)を受け取ると、TWT応答(718)フレームで応答して、スケジューリングAPが新たなR-TWTパラメータを受け入れたかどうかを示す。この例では、スケジューリングAPは要求を受け入れて、「受諾TWT」に設定されたTWTセットアップコマンドフィールドと、値(「5」として例示される)に設定されたブロードキャストTWT推薦フィールドとを含むTWT応答フレームにおいて新たなR-TWTパラメータセットを示す(720)。
[0251] STA2は、スケジューリングAPからTWT応答フレームを受け取った後に、一時又は長期R-TWT-XメンバーSTAになり、RA-RUにアクセスすることによって、又は4.3節で説明したように、AP割り当てが受け取られたBSRに基づく場合、割り当てられたRUにアクセスすることによって、TB PPDUを送信することができるべきであることに留意されたい。
[0252] RA-RUを含むR-TWT-X SPにおける送信手順は、この例の場合では、STA2がR-TWT-X SPにおいてメンバーシップを取得することを除いて、図32及び図33の前述の例と同様である。
[0253] APは、パラメータセット(721)を含むTWT応答(718)を送信した後に、R-TWT SPをUORAに変更することにより、RA-RUを許可する(724)。その後に、APはトリガフレーム(722)を送信する。
[0254] R-TWT-X SPが終了した後に、図示のように、RA-RUの保証を有さない(728)トリガ可能なR-TWT-Y SP(726)が存在する。
[0255] 非R-TWT-YメンバーSTA(例えば、STA1)は、送信すべきバーストULトラフィックを有する時に、4.3節及び4.4節で説明したように、まずR-TWT-Yの一時又は長期メンバーシップを取得する必要がある場合がある。
4.11.4.(単複の)ユニキャストRUを使用する緊急の非R-TWTメンバーSTAの送信
[0257] 図35に、非R-TWTメンバーSTAが、メンバーシップを当初から有していないR-TWT SPにおいて(単複の)ユニキャストRUを使用して送信する実施形態例810を示す。
[0258] 異なるブロードキャストTWTパラメータセット(318)を含む、APによってブロードキャストされた(単複の)ビーコンフレーム(320)を使用して、異なるR-TWT SP(例えば、R-TWT-X SP及びR-TWT-Y SP)をセットアップする。この例では、両方のR-TWT SPは、(単複の)ユニキャストRUを含まないR-TWTのみが実行されるべきであることを示す値(「4」として例示される)に設定されたブロードキャストTWT推薦フィールドでセットアップされる。STA1は、R-TWT-X SPのみのメンバーであり、一方、STA2は、R-TWT-Y SPのみのメンバーである。
[0259] R-TWT-X SP(812)において、スケジューリングAPは、RA-RUを含まないトリガフレームをブロードキャストする。したがって、トリガされた非AP STAのみが、各トリガフレームに示されるように割り当てられたRUを使用して、TB UL PPDUを送信することができる。
[0260] 非R-TWT-XメンバーSTA(例えば、STA2)は、送信すべきRTAトラフィックのバーストを有する時に、図示のように、R-TWT-X SP(812)中にスケジューリングAPとのR-TWT-X合意を確立して、一時的セットアップとしてR-TWT-X SPにおいて(単複の)ユニキャストRUを求めることを要求する。
[0261] 非R-TWT-XメンバーSTA2は、有効にされた(単複の)ユニキャストRUを含むR-TWT SPを示す値(例えば「6」)に設定されたブロードキャストTWT推薦フィールドと、スケジューリングAPが決定できるように「要求/提案TWT」に設定されたTWTセットアップコマンドフィールドとを含むTWTセットアップ要求フレーム(814)を送信することによって、セットアップを開始することができる。
[0262] スケジューリングAPは、非R-TWT-XメンバーSTA2からTWT要求フレームを受け取ると、TWT応答フレーム(816)で応答して、スケジューリングAPが新たなR-TWTパラメータを受け入れたかどうかを示す。この例では、スケジューリングAPは、「受諾TWT」に設定されたTWTセットアップコマンドフィールドと、値(「6」として例示される)に設定されたブロードキャストTWT推薦フィールドとを含むTWT応答フレームに示される(818)新たなR-TWTパラメータを受け入れる。
[0263] R-TWT-X SP(812)は、ブロードキャストTWTパラメータセット(820)に従って変更され、APは、RU情報を含むトリガ(822)を送信する。STA2は、RU5上でUL PPDU(826)を送信し、APによって受け取られる(824)。
[0264] STA2は、スケジューリングAPからTWT応答フレームを受け取った後に、一時R-TWT-XメンバーSTAになり、したがって、STA2は、割り当てられたRU(すなわち、RU5)にアクセスすることによって、TB PPDUを送信することができるべきであることに留意されたい。
[0265] R-TWT-Y SP(828)である次のSPにおいて、(単複の)ユニキャストRUは許可されていない(830)。非R-TWT-YメンバーSTA(例えば、STA1)は、送信すべきULトラフィックのバーストを有する時に、まずR-TWT-Yにおいて一時メンバーシップを取得する必要がある場合がある。
4.11.5.緊急の非R-TWTメンバーSTAの送信
[0267] 図36に、3つのMLDからなる、MLOシナリオの簡単なトポロジの実施形態例850を示す。AP MLD 852は、3つの異なるリンク上で動作する3つの提携AP、例えば、L1上のAP1 858と、L2上のAP2 860と、L3上のAP3 862とを有する。
[0268] MLD2 854は、2つの異なるリンク上で動作する2つの提携STA、すなわち、L1上のSTA1 864と、L2上のSTA2 866とを有する。MLD3 856は、2つの異なるリンク上で動作する2つの提携STA、すなわち、L2上のSTA3 868と、L3上のSTA4 870とを有する。
[0269] 図37に、任意のリンク上で(単複の)現在のR-TWT SPにおいてR-TWTメンバーシップを有さないMLD STAに対する複数のリンク上での緊急R-TWT合意セットアップの実施形態例910を示す。相互作用するMLDは、図36に見られるものである。
[0270] スケジューリングMLD APは、L1(912)及びL2(914)上でMLD2に対してR-TWT-X SPをスケジュールし、L2(930)及び(934)上で、かつL3(932)及び(936)上で、MLD3に対してR-TWT-Y SPをスケジュールした。MLD2は、この例の焦点でではないので図示しない。
[0271] この例では、MLD3が、L1及びL3上でメンバーシップを取得していないR-TWT-X SP中に送信すべき緊急バーストULトラフィック(916)を有すると仮定する。MLD3は、L3を使用して、バッファリングされたパケットを送信することができる。これは、L1及びL2上のR-TWT-X SP中におけるL3上のSTA4とAP3との間のパケット交換として示す。この場合、STA4は、RTS(918)を送信してCTS(920)を受け取り、次に、STA4は、UL PPDU(922)を送信してACK/BA(924)を受け取る。L3を使用する以外に、MLD3は、L2上の現在のR-TWT-X SPのメンバーになることを要求することができ、L3上に新たなR-TWT-Z SPをセットアップすることを要求することができる。MLD3は、任意の利用可能なリンク上でR-TWTネゴシエーションフレームを送信することによって、L2及びL3上でそれぞれ、MLD1と新たなR-TWT-Xセットアップ及び新たなR-TWT-Zセットアップを交渉すべきである。
[0272] この例では、異なるリンク上に、異なるブロードキャストTWT合意を確立することができる。例えば、(4.5節で提案されるような)UORA機能を含むL2上のR-TWT-X SP、及び(4.6節で提案されるような)ユニキャスト機能を含むL3上のR-TWT-Z SP。
[0273] ネゴシエーションフレーム(例えば、TWT要求及びTWT応答)は、L3上のSTA4とAP3との間で交換される。AP3は、L3上でTWT要求フレーム(926)を受け取ると、TWT応答フレーム(928)で応答して、L2上の新たなR-TWT-X合意及び/又はL3上の新たなR-TWT-Z合意の受け入れを告知すべきである。MLD3のSTA3は、TWT応答フレームを受け取った後に、L2上のR-TWT-X SP(930)及び(934)を使用する一時/長期メンバーとして追加される。同時に、MLD3のSTA4は、L3上の新たなR-TWT-Z SP(932)及び(936)を使用するメンバーである。
MLD3は、L2及びL3上のR-TWT-Y SPのメンバーであり、したがって、R-TWTメンバーの最も高い優先度で、L2(938)及びL3(940)上のR-TWT-Y SPにアクセスすることができる。
5.実施形態の一般的範囲
[0275] 本明細書では、コンピュータプログラム製品としても実装できる、本技術の実施形態による方法及びシステム、及び/又は手順、アルゴリズム、ステップ、演算、数式又はその他の計算表現のフロー図を参照して本技術の実施形態を説明することができる。この点、フローチャートの各ブロック又はステップ、及びフローチャートのブロック(及び/又はステップ)の組み合わせ、並びにあらゆる手順、アルゴリズム、ステップ、演算、数式、又は計算表現は、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はコンピュータ可読プログラムコードの形で具体化された1又は2以上のコンピュータプログラム命令を含むソフトウェアなどの様々な手段によって実装することができる。理解されるように、このようなあらゆるコンピュータプログラム命令は、以下に限定されるわけではないが、汎用コンピュータ又は専用コンピュータ、又は機械を生産するための他のプログラマブル処理装置を含む1又は2以上のコンピュータプロセッサによって実行して、(単複の)コンピュータプロセッサ又は他のプログラマブル処理装置上で実行されるコンピュータプログラム命令が、(単複の)特定される機能を実装するための手段を生み出すようにすることができる。
[0276] したがって、本明細書で説明したフローチャートのブロック、並びに手順、アルゴリズム、ステップ、演算、数式、又は計算表現は、(単複の)特定の機能を実行する手段の組み合わせ、(単複の)特定の機能を実行するステップの組み合わせ、及びコンピュータ可読プログラムコード論理手段の形で具体化されるような、(単複の)特定の機能を実行するコンピュータプログラム命令をサポートする。また、本明細書で説明したフロー図の各ブロック、並びにあらゆる手順、アルゴリズム、ステップ、演算、数式、又は計算表現、及びこれらの組み合わせは、(単複の)特定の機能又はステップを実行する専用ハードウェアベースのコンピュータシステム、又は専用ハードウェアとコンピュータ可読プログラムコードとの組み合わせによって実装することもできると理解されるであろう。
[0277] 更に、コンピュータ可読プログラムコードなどの形で具体化されるこれらのコンピュータプログラム命令を、コンピュータプロセッサ又は他のプログラマブル処理装置に特定の態様で機能するように指示することができる1又は2以上のコンピュータ可読メモリ又はメモリデバイスに記憶して、これらのコンピュータ可読メモリ又はメモリデバイスに記憶された命令が、(単複の)フローチャートの(単複の)ブロック内に指定される機能を実装する命令手段を含む製造の物品を生産するようにすることもできる。コンピュータプログラム命令をコンピュータプロセッサ又は他のプログラマブル処理装置によって実行し、コンピュータプロセッサ又は他のプログラマブル処理装置上で一連の動作ステップが実行されるようにしてコンピュータで実装される処理を生成し、コンピュータプロセッサ又は他のプログラマブル処理装置上で実行される命令が、(単複の)フローチャートの(単複の)ブロック、(単複の)手順、(単複の)アルゴリズム、(単複の)ステップ、(単複の)演算、(単複の)数式、又は(単複の)計算表現に特定される機能を実装するためのステップを提供するようにすることもできる。
[0278] 更に、本明細書で使用する「プログラム」又は「プログラム実行文」という用語は、本明細書で説明した1又は2以上の機能を実行するために1又は2以上のコンピュータプロセッサが実行できる1又は2以上の命令を意味すると理解されるであろう。命令は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで具体化することができる。命令は、装置の非一時的媒体に局所的に記憶することも、又はサーバなどに遠隔的に記憶することもでき、或いは命令の全部又は一部を局所的に又は遠隔的に記憶することもできる。遠隔的に記憶された命令は、ユーザが開始することによって、或いは1又は2以上の要因に基づいて自動的に装置にダウンロード(プッシュ)することができる。
[0279] 更に、本明細書で使用するプロセッサ、ハードウェアプロセッサ、コンピュータプロセッサ、中央処理装置(CPU)及びコンピュータという用語は、命令、並びに入力/出力インターフェイス及び/又は周辺装置との通信を実行できる装置を示すために同義的に使用されるものであり、プロセッサ、ハードウェアプロセッサ、コンピュータプロセッサ、CPU及びコンピュータという用語は、単一の又は複数の装置、シングルコア装置及びマルチコア装置、及びこれらの変種を含むように意図するものであると理解されるであろう。
[0280] 本明細書の説明から、本開示は、限定ではないが以下の内容を含む技術の複数の実装を含むと理解されるであろう。
[0281] ネットワークにおける無線通信のための装置であって、前記装置は、(a)無線通信回路であって、前記無線通信回路は、別個のSTA又はマルチリンクデバイス(MLD)内のSTAである無線局(STA)であり、前記無線通信回路は、通常のSTA又はアクセスポイント(AP)STAとして動作して、全てのリンク上のランダムチャネルアクセスのために拡張分散チャネルアクセス(EDCA)が利用される無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)上のキャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)機構を使用して、他の無線局(STA)と無線通信するためのものである、無線通信回路と、(b)前記WLAN上で動作するための前記無線通信回路に結合されるプロセッサと、(c)他のSTAと通信するための前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的メモリと、を備え、(d)前記命令は、前記プロセッサによって実行された時に、前記無線通信回路のための無線通信プロトコルのステップを実行し、前記ステップは、(d)(i)進行中のランダムターゲットウェイトタイム(R-TWT:random-target wait time)サービス期間(SP)中に前記APに送信するために非AP STAによってリアルタイムアプリケーション(RTA)トラフィックの緊急バーストをキューに入れるステップであって、前記進行中のR-TWT SPにおいて、前記非AP STAは、R-TWTメンバーシップを有さない、ステップと、(d)(ii)前記非AP STAから、前記進行中のR-TWT SP以内に、スケジューリングAPとしてスケジューリングを実行するための前記APとのR-TWTネゴシエーションを開始するステップであって、前記ネゴシエーションは、(A)現在のR-TWT SPであるか、又は現在進行中のR-TWT SPの後であるが、前記非AP STAがR-TWTメンバーシップを当初有していたR-TWT SPの前のR-TWT SPである、特定のR-TWT SPにおいて一時又は長期メンバーシップを求める要求、又は(B)アップリンク直交周波数分割多重アクセスベースのランダムアクセス(UORA)機能が有効にされた場合、現在のR-TWT SPにおいてランダムアクセスリソースユニット(RA-RU)を求めて競合することを求める要求を含む、ステップと、を含み、(d)(iii)前記スケジューリングAPは、メンバーシップ要求を行う前記非AP STAからの前記メンバーシップ要求を受け入れる又は拒絶することができるか、又は代替R-TWTセットアップを示すか又は前記STAからの好ましいR-TWTセットアップを指令することができ、(d)(iv)前記メンバーシップ要求が受け入れられたことに応答して、前記非AP STAは、(A)前記特定のR-TWT SPにおいてRTAトラフィックの緊急バーストを送信するか、又は(B)UORAが有効にされた場合、現在のR-TWT SPにおいてRA-RUを求めて競合する、装置。
[0282] ネットワークにおける無線通信のための装置であって、前記装置は、(a)無線通信回路であって、前記無線通信回路は、別個のSTA又はマルチリンクデバイス(MLD)内のSTAである無線局(STA)であり、前記無線通信回路は、通常のSTA又はアクセスポイント(AP)STAとして動作して、全てのリンク上のランダムチャネルアクセスのために拡張分散チャネルアクセス(EDCA)が利用される無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)上のキャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)機構を使用して、他の無線局(STA)と無線通信するためのものである、無線通信回路と、(b)前記WLAN上で動作するための前記無線通信回路に結合されるプロセッサと、(c)他のSTAと通信するための前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的メモリと、を備え、(d)前記命令は、前記プロセッサによって実行された時に、前記無線通信回路のための無線通信プロトコルのステップを実行し、前記ステップは、(d)(i)進行中のランダムターゲットウェイトタイム(R-TWT)サービス期間(SP)中に前記APに送信するために非AP STAによってリアルタイムアプリケーション(RTA)トラフィックの緊急バーストをキューに入れるステップであって、前記進行中のR-TWT SPにおいて、前記非AP STAは、R-TWTメンバーシップを有さない、ステップと、(d)(ii)前記非AP STAから、前記進行中のR-TWT SP以内に、スケジューリングAPとしてスケジューリングを実行するための前記APとのR-TWTネゴシエーションを開始するステップであって、前記ネゴシエーションは、(A)現在のR-TWT SPであるか、又は現在進行中のR-TWT SPの後であるが、前記非AP STAがR-TWTメンバーシップを当初有していたR-TWT SPの前のR-TWT SPである、特定のR-TWT SPにおいて一時又は長期メンバーシップを求める要求、又は(B)アップリンク直交周波数分割多重アクセスベースのランダムアクセス(UORA)機能が有効にされた場合、現在のR-TWT SPにおいてランダムアクセスリソースユニット(RA-RU)を求めて競合することを求める要求を含む、ステップと、を含み、(d)(iii)前記R-TWTネゴシエーションは、前記非AP STAがTWT要求フレームを送信してTWT応答フレームを受け取ることに基づき、これらのフレームの各々は、この形態のネゴシエーションを示すネゴシエーションタイプサブフィールドを含むTWT情報要素を搬送し、(d)(iv)前記TWT情報要素は、現在のR-TWTにおいて一時又は長期メンバーシップを示すための要求タイプフィールドのサブフィールドを含み、このサブフィールドは、メンバーシップが受け入れられたかどうかを示すために、前記スケジューリングAPによって使用することができ、(d)(v)前記スケジューリングAPは、メンバーシップ要求を行う前記非AP STAからの前記メンバーシップ要求を受け入れる又は拒絶することができるか、又は代替R-TWTセットアップを示すか又は前記STAからの好ましいR-TWTセットアップを指令することができ、(d)(vi)前記メンバーシップ要求が受け入れられたことに応答して、前記非AP STAは、(A)前記特定のR-TWT SPにおいてRTAトラフィックの緊急バーストを送信するか、又は(B)UORAが有効にされた場合、現在のR-TWT SPにおいてRA-RUを求めて競合し、(d)(vii)ブロードキャストTWT推薦フィールドに値を設定して、R-TWTにおいて少なくとも1つのRA-RU機能を含むUORAを有効にすることを要求することに応答して、UORAを有効にすることができる、装置。
[0283] ネットワークにおいて無線通信を実行する方法であって、前記方法は、(a)別個のSTA又はマルチリンクデバイス(MLD)内のSTAである無線局(STA)間で通信するステップであって、前記無線局(STA)の各々は、アクセスポイント(AP)又は非AP STAとして動作して、全てのリンク上のランダムチャネルアクセスのために拡張分散チャネルアクセス(EDCA)が利用される無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)上のキャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)機構を使用して、他の無線STAと無線通信する、ステップと、(b)進行中のランダムターゲットウェイトタイム(R-TWT)サービス期間(SP)中に前記APに送信するために非AP STAによってリアルタイムアプリケーション(RTA)トラフィックの緊急バーストをキューに入れるステップであって、前記進行中のR-TWT SPにおいて、前記非AP STAは、R-TWTメンバーシップを有さない、ステップと、(c)前記非AP STAから、前記進行中のR-TWT SP以内に、スケジューリングAPとしてスケジューリングを実行するための前記APとのR-TWTネゴシエーションを開始するステップであって、前記ネゴシエーションは、(A)現在のR-TWT SPであるか、又は現在進行中のR-TWT SPの後であるが、前記非AP STAがR-TWTメンバーシップを当初有していたR-TWT SPの前のR-TWT SPである、特定のR-TWT SPにおいて一時又は長期メンバーシップを求める要求、又は(B)アップリンク直交周波数分割多重アクセスベースのランダムアクセス(UORA)機能が有効にされた場合、現在のR-TWT SPにおいてランダムアクセスリソースユニット(RA-RU)を求めて競合することを求める要求を含む、ステップと、を含み、(d)前記スケジューリングAPは、メンバーシップ要求を行う前記非AP STAからの前記メンバーシップ要求を受け入れる又は拒絶することができるか、又は代替R-TWTセットアップを示すか又は前記STAからの好ましいR-TWTセットアップを指令することができ、(e)前記メンバーシップ要求が受け入れられたことに応答して、前記非AP STAは、(A)前記特定のR-TWT SPにおいてRTAトラフィックの緊急バーストを送信するか、又は(B)UORAが有効にされた場合、現在のR-TWT SPにおいてRA-RUを求めて競合する、方法。
[0284] 前記R-TWTネゴシエーションは、前記非AP STAがTWT要求フレームを送信してTWT応答フレームを受け取ることに基づき、これらのフレームの各々は、この形態のネゴシエーションを示すネゴシエーションタイプサブフィールドを含むTWT情報要素を搬送する、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0285] 前記TWT情報要素は、現在のR-TWTにおいて一時又は長期メンバーシップを示すための要求タイプフィールドのサブフィールドを更に含み、このサブフィールドは、メンバーシップが受け入れられたかどうかを示すために、前記スケジューリングAPによって使用することができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0286] ブロードキャストTWT推薦フィールドに値を設定して、R-TWTにおいて少なくとも1つのRA-RU機能を含むUORAを有効にすることを要求することに応答して、UORAを有効にすることができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0287] 任意のR-TWTに対してスケジュールされる非AP STAは、UORAが有効にされた場合、現在のR-TWT SPにおいてRA-RU送信を求めて競合することができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0288] 任意のR-TWTに対してスケジュールされない非AP STAは、UORAが有効にされた場合、現在のR-TWT SPにおいてRA-RU送信を求めて競合することができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0289] 非AP STAは、そのOFDMAバックオフ(OBO)カウンタがターミナルカウントに達すると、R-TWTメンバーSTAではないにもかかわらず、1つのRA-RUを使用してUL PPDUを直接送信することができるか、又は前記RA-RUにおいてバッファステータスレポート(BSR)を送信して、前記スケジューリングAPが前記非AP STAに特定のRUを割り当てて、次にトリガされたUL PPDU送信において直接アクセスを実行できるようにすることができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0290] R-TWTスケジュールされたSTAである前記非AP STAは、自身が所有する特定のアソシエーション識別(AID)に割り当てられる保証されたユニキャストRUを使用して、現在のR-TWT SPに参加することを要求する、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0291] ブロードキャストTWT推薦フィールドの値は、前記保証されたユニキャストRUの割り当てを求める要求を示す、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0292] 前記保証されたユニキャストRUの割り当ては、任意のR-TWT SPの開始においてスケジュールすることができない、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0293] 任意のR-TWTに対してスケジュールされる前記非AP STAは、前記スケジューリングAPとネゴシエーションフレームを交換することによって、現在の進行中のR-TWT SP中に前記保証されたユニキャストRUの割り当てを開始することができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0294] 前記非AP STAは、前記スケジューリングAPから受け入れメッセージを受け取ると、このR-TWT SPにおいて送信するために自身のAIDに割り当てられる前記保証されたユニキャストRUに直ちにアクセスすることができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0295] R-TWTスケジュールされたSTAである前記非AP STAは、R-TWTメンバーではない非AP STAに対して指定される(単複の)割り当てられたRA-RU上で新たなグループアソシエーション識別(AID)を求めて競合することができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0296] ブロードキャストTWT推薦フィールドを特定の値に設定して、R-TWTメンバーではない非AP STAに対してRA-RUアクセスを有効にすることを示す、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0297] (単複の)割り当てられたRA-RU上で新たなグループアソシエーション識別(AID)を求めて競合することは、任意のR-TWT SPの開始においてスケジュールすることができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0298] 前記新たなAIDは、ビーコンフレームにおいて搬送され、周期的にブロードキャストされる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0299] 現在のR-TWT SPにおいてメンバーシップを取得していない前記非AP STAは、このR-TWT SPにおいて送信するために前記新たなグループAIDに専用に割り当てられる前記(単複の)RA-RUへのアクセスを求めて競合することができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0300] スケジュールされたR-TWT STAである前記非AP STAは、(A)現在の進行中のR-TWT SPの一時メンバーシップが1回だけ割り当てられ、(B)いつでも破棄することができる長期メンバーシップが割り当てられることができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0301] MLD STAであるスケジュールされたR-TWTメンバーである前記非AP STAは、その複数のリンク上で異なるR-TWT合意をセットアップすることを要求することができる、前出のいずれかの実装の装置又は方法。
[0302] 本明細書で使用する「実装」という用語は、以下に限定されるわけではないが、本明細書で説明する技術を実施する実施形態、実施例又はその他の形態を含むように意図するものである。
[0303] 本明細書で使用する単数語「a、an(英文不定冠詞)」及び「the(英文定冠詞)」は、文脈によって別途明確に指定しない限り、複数の参照物を含むことができる。単数形による物への言及は、明確にそう述べていない限り「唯一」を意味するものではなく、「1又は2以上」を意味するものである。
[0304] 本開示内の「A、B及び/又はC」などの語句の構成体は、A、B、又はCのいずれかが存在することができる場合、又は項目A、B及びCの任意の組み合わせを表す。「~のうちの少なくとも1つ」の後に要素を列挙したグループが続くような語句の構成体は、これらのグループ要素のうちの少なくとも1つが存在し、適用可能な場合、これらの列挙された要素の任意の可能な組み合わせを含むことを示す。
[0305] 本明細書中の「ある実施形態」、「少なくとも1つの実施形態」又は同様の実施形態の用語への言及は、説明された実施形態に関連して説明する特定の特徴、構造又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを示す。したがって、これらの様々な実施形態の語句は、必ずしも全てが同じ実施形態、又は説明されている他の全ての実施形態と異なる特定の実施形態について言及するものではない。実施形態の語句は、所与の実施形態の特定の特徴、構造又は特性を、開示する装置、システム又は方法の1又は2以上の実施形態にあらゆる好適な態様で組み合わせることができることを意味すると解釈すべきである。
[0306] 本明細書で使用する「組(set)」という用語は、1又は2以上の物体の集合を意味する。したがって、例えば物体の組は、単一の物体又は複数の物体を含むことができる。
[0307] 第1の(first)及び第2の(second)、上部(top)及び下部(bottom)、上部の(upper)及び下部の(lower)、左(left)及び右(right)などの関係語は、ある実体又は動作を別の実体又は動作と区別するためだけに使用することができ、必ずしもこのような実体又は動作同士のこのようないずれかの実際の関係又は順序を必要としたり、又は意味したりするものではない。
[0308] 「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「有する(has)」、「有している(having)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、「含む(contains)」、「含んでいる(containing)」という用語、又はこれらの用語の他のあらゆる変化形は、要素の列挙を含む(comprises、includes、contains)、有する(has)プロセス、方法、物品、又は装置が、これらの要素しか含んでいないのではなく、明確に列挙されていない、又はこのようなプロセス、方法、物品、又は装置に固有のその他の要素を含むことができるように非排他的な包含を含むことが意図されている。「~を含む(comprises...a)」、「~を有する(has...a)」、「~を含む(includes...a)」、「~を含む(contains...a)」によって導かれる要素は、これ以上の制約が無い場合、その要素を含む(comprises、includes、contains)、有する(has)プロセス、方法、物品、又は装置内に更なる同一の要素が存在することを否定するものではない。
[0309] 本明細書で使用する「近似的に(approximately)」、「近似の(approximate)」、「実質的に(substantially)」、「本質的に(essentially)」及び「約(about)」という用語、又はこれらの用語の他のあらゆるバージョンは、わずかな変動の記述及び説明のために使用するものである。これらの用語は、事象又は状況に関連して使用した時には、これらの事象又は状況が間違いなく発生する場合、及びこれらの事象又は状況が発生する可能性が非常に高い場合を意味することができる。これらの用語は、数値に関連して使用した時には、その数値の±5%以下、±4%以下、±3%以下、±2%以下、±1%以下、±0.5%以下、±0.1%以下、又は±0.05%以下などの、±10%以下の変動範囲を意味することができる。例えば、「実質的に」整列しているということは、±5°以下、±4°以下、±3°以下、±2°以下、±1°以下、±0.5°以下、±0.1°以下、又は±0.05°以下などの、±10%以下の角度変動範囲を意味することができる。
[0310] また、本明細書では、量、比率及びその他の数値を範囲形式で示すこともある。このような範囲形式は、便宜的に簡略化して使用するものであり、範囲の限界として明確に指定された数値を含むが、この範囲に含まれる全ての個々の数値又は部分的範囲も、これらの各数値及び部分的範囲が明確に示されているかのように含むものであると柔軟に理解されたい。例えば、約1~約200の範囲内の比率は、約1及び約200という明確に列挙した限界値を含むが、約2、約3、約4などの個々の比率、及び約10~約50、約20~約100などの部分的範囲も含むと理解されたい。
[0311] 本明細書で使用する「結合される(coupled)」という用語は、「接続 される」と定義されるが、必ずしも直接的な、また必ずしも機械的な接続ではない。特定の方法で「構成される(configured)」装置又は構造は、少なくともその方法で構成されるが、列挙されていない方法で構成することもできる。
[0312] 利益、利点、問題の解決法、及びあらゆる利益、利点、又は解決法を生じる又はより明確にすることができるあらゆる(単複の)要素が、本明細書で説明する技術又は一部の又は全ての請求項の重要な、必要な、又は不可欠な特徴又は要素であると解釈すべきではない。
[0313] 更に、上記の開示では、開示を簡潔にするために、様々な実施形態において様々な特徴を一緒にグループ化することができる。この開示の方法は、特許請求される実施形態が各請求項で明白に記載されるものよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものと解釈されるべきではない。本発明の主題は、開示した単一の実施形態の全ての特徴よりも少ないものによって成立することができる。
[0314] 本開示の要約書は、読者が技術開示の本質を素早く確認できるように示すものである。要約書は、特許請求の範囲又はその意味を解釈又は限定するために使用されるものではないという理解の下で提示するものである。
[0315] 管轄によっては、出願後に本開示の1又は2以上の部分の削除を求める慣行もあると理解されたい。したがって、読者は、本開示の元々の内容については出願日時点の出願を参照すべきである。開示内容のいずれかの削除は、当初出願時の出願のいずれかの主題の放棄、失権又は一般への公開として解釈すべきではない。
[0316] 以下の特許請求の範囲は、本明細書によって本開示に組み込まれ、各請求項は別個に特許請求される主題として自立する。
[0317] 本明細書の説明は多くの詳細を含んでいるが、これらは本開示の範囲を限定するものではなく、現在のところ好ましい実施形態の一部を例示するものにすぎないと解釈すべきである。したがって、本開示の範囲は、当業者に明らかになると考えられる他の実施形態も完全に含むと理解されるであろう。
[0318] 当業者に周知の本開示の実施形態の要素の全ての構造的及び機能的同等物も、引用によって本明細書に明確に組み入れられ、本特許請求の範囲に含まれるように意図される。更に、本開示の要素、構成要素又は方法ステップは、これらが特許請求の範囲に明示されているかどうかにかかわらず、一般に公開されるように意図するものではない。本明細書における請求項の要素については、その要素が「~のための手段」という表現を使用して明確に示されていない限り、「ミーンズプラスファンクション」の要素として解釈すべきではない。また、本明細書における請求項の要素については、その要素が「~のためのステップ」という表現を使用して明確に示されていない限り、「ステッププラスファンクション」の要素として解釈すべきではない。