<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1~図83を参照し、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の背面図であり、図3はパチンコ機10の遊技盤13の正面図である。
パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口(入球口)63,64,71等を有する遊技盤13(図3参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図7参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。なお、遊技盤13の詳細については、図3において後述する。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図7参照)へと案内される。また、上皿17の上面の正面視左側には、枠ボタン22が設けられている。
枠ボタン22は、例えば、後述する第3図柄表示装置81(図3参照)で表示される演出のステージを変更する場合に、遊技者により押下操作されるボタンである。また、枠ボタン22は、第3図柄の変動表示(以下、第3図柄の変動表示を「変動演出」という。)において実行される予告表示での演出内容を遊技者に選択させるための操作ボタンとしても使用される。
さらに、枠ボタン22は、「スペシャルリーチ」の変動要素など、大当たり期待度の高い変動演出において、大当たりに当選したか否かを報知するタイミングで、遊技者によって押下操作されることで結果報知するように構成してもよい。そして、このように大当たりへの当選可否を報知するタイミングで枠ボタン22を遊技者に操作するように示唆する場合、第3図柄表示装置81において、枠ボタン22が操作可能となることを事前に示唆するとより効果的となる。
仮に、第3図柄表示装置81において、枠ボタン22が操作可能となるタイミングで報知した場合、遊技者は該報知を認識してから枠ボタン22を操作(所定動作)しようとするため、遊技者によっては、枠ボタン22の押下が有効となる時間内に操作することができず、枠ボタン22を操作することで報知されるはずであった演出(特定動作)を確認できないおそれがある。
一方、第3図柄表示装置81において、枠ボタン22が操作可能となるタイミングよりも前から(例えば、5秒前など(所定事象示唆期間))、枠ボタン22が操作可能(所定事象)となることを示唆することにより、遊技者は間もなく枠ボタン22が操作可能となることを事前に認識できるため、枠ボタン22の操作が有効となる時間内(特定動作期間)において操作可能とすることができる。
さらに、「スペシャルリーチ」の変動要素など、大当たり期待度の高い変動演出において、このように枠ボタン22が操作可能(特定事象)となることを事前に示唆表示することで、遊技者に対して、該「スペシャルリーチ」に対する期待度を向上させ、枠ボタン22を操作することに対する射幸心を向上させることができ、より興趣を高めることができる。
また、変動演出とは、後述する第3図柄表示装置81(図3参照)にて表示される演出であり、後述の通り、遊技盤13の前面領域に発射された球が特定の入賞口(例えば、後述の第1始動口64又は第2始動口71(図3参照))へ入賞したことを契機として実行され、図柄(後述の第3図柄)が所定時間変動された後、停止表示された図柄の組み合わせによって、当該入賞に対して行われる抽選の結果(大当たりか否か)を遊技者に提示する演出である。
さらに、ステージとは、後述する第3図柄表示装置81(図3参照)に表示される各種演出に統一性を持たせた演出モードのことで、本パチンコ機10では「街中ステージ」、「空ステージ」、「島ステージ」の3つのステージが設けられている。上述の変動演出や、変動演出中に実行される「リーチ表示」などの各種演出は、それぞれのステージに与えられたテーマに合わせて行われるように設計されている。
また、「リーチ表示」とは、後述する第3図柄表示装置81(図3参照)において実行される変動演出において、大当たりが発生することを示す「大当たり表示」の一歩手前の表示のことをいう。具体的には、後述する左図柄列Z1及び右図柄列Z3(図6参照)の第3図柄が同一図柄で停止し、中図柄列Z2(図6参照)が未だ停止せず変動を継続している状態のことをいう。
本実施形態のパチンコ機10では、「リーチ表示」として、大別して、「ノーマルリーチ」の演出を構成する一単位の要素(以下、演出を構成する一単位の要素を「変動要素」という)と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、該「ノーマルリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スーパーリーチ」の変動要素と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、「スーパーリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スペシャルリーチ」の変動要素とが用意されている。
ステージの変更は、変動演出が行われていない期間(即ち、デモ表示中)や、変動演出において第3図柄が遊技者に視認不能に高速に変動される「高速変動」の変動要素中に、遊技者によって枠ボタン22が押下操作された場合に行われる。そして、枠ボタン22が操作される度に「街中ステージ」→「空ステージ」→「島ステージ」→「街中ステージ」→・・・の順で繰り返し変更される。また、電源投入直後は、初期ステージとして「街中ステージ」が設定される。
また、後述する第3図柄表示装置81(図3参照)にて行われる変動演出において「ノーマルリーチ」の変動要素が開始された場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素から「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するときは、「ノーマルリーチ」の変動要素中に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素の選択画面が第3図柄表示装置81に表示されるように構成してもよい。
具体的には、選択画面では、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素として選択可能な複数の候補が表示され、その選択画面が表示されている間に、枠ボタン22が遊技者に押下操作された場合に、選択された候補が変更されるように構成する。そして、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素へ発展するときに選択されていた演出候補に基づいて、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定され、その決定に従って「スーパーリーチ」の変動要素は「スペシャルリーチ」の変動要素が第3図柄表示装置81にて実行される。
なお、第1実施形態では、枠ボタン22を押下操作されるボタンとして構成したが、枠ボタン22に代えて、遊技者によりパチンコ機10に対して所定方向(例えば、パチンコ機10に対して、前方、後方、右方および左方)に傾倒操作可能な、操作レバーにより構成してもよい。そして、操作レバーが傾倒操作された方向に基づいて、演出ステージが選択変更されたり、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定されたりしてもよい。
また、枠ボタン22を上皿17の側面視正面側に配置するように構成しているが、枠ボタン22の配置位置は、遊技者が押下操作可能な位置であれば如何様な配置位置でも良く、例えば、上皿17の上面側に配置してもよいし、後述する下皿50の近傍(上面又は側面)に配置してもよい。
前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定の「リーチ表示」時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様が変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、発光ダイオード(ライト・エミッティング・ダイオード(Light Emitting Diode)。以下、「LED」と略す。)等の発光手段を内蔵した電飾部29~33が設けられている。
パチンコ機10においては、これら電飾部29~33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時や「リーチ表示」時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29~33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前の「リーチ表示」中である旨が報知される。また、前面枠14の正面視左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図3参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29~33の周りの領域にクロムメッキを施したアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(Acrylonitrile Butadiene Styrene。以下、「ABS」と略す。)樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット。図示せず。)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112a(図7参照)の駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。
操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「ドル箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
次に、図2に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのマイクロ・プロセッシング・ユニット(Micro-Processing Unit。以下、「MPU」と略す)、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100~104に収納されている。基板ボックス100~104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
主制御装置110を構成する主基板上には、ベース表示装置401が配設されており、パチンコ機10の背面側を見たときにベース表示装置401の表示画面が見えるように組付けられている。ベース表示装置401には、通常時においてベース値(通常遊技状態において100発の球の発射に対して払い出される(賞球される)球の数(割合))が表示される一方、設定変更モード及び設定確認モードのときには確率設定値が表示される。また、ベース表示装置401には、エラー履歴も表示可能に構成される。
また、主制御装置110を構成する主基板上には、設定された確率設定値を変更する場合や設定されている確率設定値を確認する場合に使用する設定キー501と、ベース表示装置401にエラー履歴を表示させる場合に使用するエラー表示ボタン502が設けられている。設定キー501とエラー表示ボタン502とは、基板ボックス100に設けられた孔から主基板より突出して設けられ、基板ボックス100を開封しなくても、ホール関係者等によって操作可能になっている。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図7参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ503が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図7参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ503は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
次に、図3を参照して遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図3に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる左側一般入賞口63および右側一般入賞口63a、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる第2始動口71、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで第2始動口71へ球が入球可能となる普通電役72、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
左側一般入賞口63、右側一般入賞口63a、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、スルーゲート67、第2始動口71、普通電役72、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図3を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図7参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図3の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図3の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第1実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64、左側一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第2始動口71、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、スルーゲート67、右側一般入賞口63aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、第2始動口71、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、スルーゲート67、右側一般入賞口63aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64、左側一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視右側上部(図3の右側上部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図7参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64に入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第1実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、第2始動口71への球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第1実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第1実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた第2始動口71への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第1実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第1実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64又は第2始動口71への入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71に応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する特定領域ソレノイド73fを開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第1実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、可変入賞装置65が3回開放する「3ラウンド時短大当たり(以下、「時短壱」と称する場合がある)」、及び、同じく可変入賞装置65が3回開放する「3ラウンド時短大当たり(以下、「時短弐」と称する場合がある)」が用意されている(図11(a)参照)。また、第2始動口71への入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短参」と称する場合がある)」が用意されている(図11(b)参照)。
また、第1実施形態において判定される小当たり種別としては、第2始動口71への入賞に基づいて、小入賞口ユニット73が1回、かつ、可変入賞装置65が2回開放する「3ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、かつ、可変入賞装置65が7回開放する「8ラウンド時短大当たり(以下、「時短B」と称する場合がある)」、同じく小入賞口ユニット73が1回、かつ、可変入賞装置65が7回開放する「8ラウンド時短大当たり(以下、「時短C」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、かつ、可変入賞装置65が2回開放する「3ラウンド時短大当たり(以下、「時短D」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、かつ、可変入賞装置65が7回開放する「8ラウンド時短大当たり(以下、「時短E」と称する場合がある)」、同じく小入賞口ユニット73が1回、かつ、可変入賞装置65が7回開放する「8ラウンド時短大当たり(以下、「時短F」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、かつ、可変入賞装置65が9回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短G」と称する場合がある)」が用意されている(図12参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態、かつ、普通電役72の開放が短時間である状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態であって普通電役72の開放時間も短時間である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、第2始動口71へ球が入賞し易い遊技状態(以下、第2始動口71へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
次いで、「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、第2始動口71の正面視上側に設けられた普通電役72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71へ入球し易い状態となる。
即ち、「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を第2始動口71へ入賞させ易いため、該第2始動口71への入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながらの遊技を行うことが可能となる。
なお、第1実施形態のパチンコ機10では、右打ち遊技を実行した場合に入賞し得る入賞口(普通電役72、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73及び右側一般入賞口63a)のうち、普通電役72が最も上流側に配設されているため、「時間短縮状態」中に右打ち遊技を実行した場合、発射されたほぼ全ての球が開放状態の普通電役72に入賞可能となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」中に第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選して後述する小入賞口ユニット73が開放された場合であっても、該小入賞口ユニット73は普通電役72の下流側に配設されているため、発射されたほぼ全ての球が普通電役72に入賞し、開放状態となっている小入賞口ユニット73まで遊技球が到達し難くなり、該小入賞口ユニット73には入賞し難くなるように構成されている。
第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図17の時短終了条件テーブル202mで後述)が異なる複数の状態(第1実施形態では、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」及び「第4時間短縮状態」)が発生可能に構成されている。そして、いずれかの時短終了条件が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立した場合は、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するように構成されている。
「第1時間短縮状態」は、「時短機能」が付与される大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合の大当たり終了後に発生する遊技状態であり、主に、第2特別図柄の動的表示が1回実行されるか、又は、小当たり種別「時短E」若しくは小当たり種別「時短F」に1回当選するまでの間、「時短機能」が付与された状態となる。そして、時短終了条件の成立後、大当たり状態が発生していない場合に「通常遊技状態」へと移行する。その他、「第1時間短縮状態」は、第1特別図柄の動的表示が5回実行された場合、第1特別図柄と第2特別図柄の動的表示が合計5回実行された場合に、「第1時間短縮状態」の終了条件が成立したと判断されて、「通常遊技状態」へと移行する。
なお、詳細は後述するが、第1実施形態のパチンコ機10では、成立した時短終了条件、及び、該時短終了条件を成立させることとなる動的表示の種類(小当たりか否か)によって「時短機能」を終了させるタイミングが異なるように構成されている。
具体的には、時短回数(第1特別図柄の動的表示の実行回数、第2特別図柄の動的表示の実行回数、又は、第1特別図柄及び第2特別図柄の動的表示の合計実行回数)に基づく時短終了条件の成立時で、該当の動的表示が小当たりに当選していない場合(即ち、ハズレ又は大当たりの場合)、該動的表示の終了時に「時短機能」が終了するように構成されている。
一方、時短回数(第1特別図柄の動的表示の実行回数、第2特別図柄の動的表示の実行回数、又は、第1特別図柄及び第2特別図柄の動的表示の合計実行回数)に基づく時短終了条件の成立時で、該当の動的表示が小当たりに当選している場合、該動的表示の終了時には「時短機能」は終了せず、小入賞口ユニット73の開放動作終了から5秒後に「時短機能」が終了するように構成されている。
また、小当たり当選回数(小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」の、それぞれの小当たり種別の当選回数)に基づく時短終了条件が成立している場合は、小当たりに当選することとなる動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放前)に「時短機能」が終了するように構成されている(図17参照)。
このため、例えば、「第1時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目に小当たり種別「時短A」に当選した場合、この動的表示の実行によって時短回数(第2特別図柄の動的表示の実行回数)に基づく時短終了条件が成立し、小当たり当選回数(小当たり種別「時短A」への当選回数)に基づく時短終了条件は成立していない(図17参照)。
よって、この場合、1回転目の第2特別図柄の動的表示が終了し、小当たり種別「時短A」当選に基づく小入賞口ユニット73の開放動作終了から5秒後に「時短機能」が終了し、「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
従って、小当たり種別「時短A」への当選に基づく小入賞口ユニット73の開放動作中は「時間短縮状態」となる。このため、上述したように、「時間短縮状態」において右打ち遊技によって発射されたほぼ全ての球が普通電役72に入賞し、該開放動作中の小入賞口ユニット73には入賞し難い状態となる。
その結果、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域スイッチ73gによって球が検知され難くなり、該小当たり種別「時短A」への当選に基づく大当たり状態が発生し難くなる。そして、該小当たり種別「時短A」当選に基づく小入賞口ユニット73の開放動作終了から5秒後に「時短機能」が終了し、「通常遊技状態」へと移行するように構成されている。
また、2つ目の例として、「第2時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目に小当たり種別「時短A」に当選した場合、この動的表示において、時短回数(第1特別図柄の動的表示の実行回数、第2特別図柄の動的表示の実行回数、又は、第1特別図柄及び第2特別図柄の動的表示の合計実行回数)に基づく時短終了条件は成立せず、小当たり当選回数(小当たり種別「時短A」への当選回数)に基づく時短終了条件が成立する(図17参照)。
よって、この場合、1回転目の第2特別図柄の動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放前)に「時短機能」が終了し、「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
従って、小当たり種別「時短A」への当選に基づく小入賞口ユニット73の開放動作中においては「通常遊技状態」となっており、普通電役72へは入賞不可又は入賞し難い状態となっているため、右打ち遊技によって発射された球は普通電役72の下流側へと流下していく。
また、「通常遊技状態」において、可変入賞装置65は閉鎖状態となっており、該可変入賞装置65へも入賞不可又は入賞し難い状態となっているため、右打ち遊技によって発射された球は可変入賞装置65の下流側へと流下していき、開放中の小入賞口ユニット73へ入賞し得る又は入賞し易い状態となる。
これにより、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域スイッチ73gによって球が検知され易くなり、小当たり種別「時短A」への当選に基づく大当たり状態が発生し易くなる。
このように、第1実施形態のパチンコ機10では、成立した時短終了条件、及び、該時短終了条件を成立させることとなる動的表示の種類(小当たりか否か)によって「時短機能」を終了させるタイミングを異ならせることにより、成立した小当たり種別毎に小入賞口ユニット73へ入賞不可又は入賞し難い状態と、入賞可能又は入賞し易い状態と、を発生させられるように構成されている。
その結果、「時間短縮状態」において小当たりに当選した場合に、特定領域73dを球が通過不可又は通過し難く、大当たりが発生し得ない又は発生し難い状態と、特定領域73dを球が通過可能又は通過し易く、大当たりが発生し得る又は発生し易い状態と、を発生させ、各「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」)によって、大当たりが発生し得ない又は発生し難い小当たり種別と、大当たりが発生し得る又は発生し易い小当たり種別と、を構成することができる(以下、大当たりが発生し得る又は発生し易い小当たり種別を「特定領域通過可能な小当たり種別」と称する場合がある)。
次いで、「第2時間短縮状態」は、「時短機能」が付与される大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合の大当たり終了後に発生する遊技状態であり、主に、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」に1回当選するまでの間、「時短機能」が付与された状態となる。そして、時短終了条件の成立後に「通常遊技状態」へと移行する。その他、「第2時間短縮状態」は、第1特別図柄の動的表示が10000回実行された場合、第2特別図柄の動的表示が10000回実行された場合、第1特別図柄と第2特別図柄の動的表示が合計10000回実行された場合、小当たり種別「時短D」に100回当選した場合、小当たり種別「時短E」に100回当選した場合、小当たり種別「時短F」に100回当選した場合、小当たり種別「時短G」に100回当選した場合に、「第2時間短縮状態」の終了条件が成立したと判断されて、「通常遊技状態」へと移行する。
なお、第1実施形態のパチンコ機10では、「第2時間短縮状態」において、第1特別図柄の動的表示が10000回実行されるか、第2特別図柄の動的表示が10000回実行されるか、第1特別図柄と第2特別図柄の動的表示が合計10000回実行されるか、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」若しくは「時短G」に100回当選するか、のいずれかの時短終了条件が成立するまでに、大当たりに当選するか、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」への当選に基づいて大当たりを導出する蓋然性が高くなっているため、該「第2時間短縮状態」は実質的に次回大当たりが確定する遊技状態となっている。
次いで、「第3時間短縮状態」は、「時短機能」が付与される大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合の大当たり終了後に発生する遊技状態であり、主に、小当たり種別「時短C」に2回当選するか、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」若しくは「時短F」に1回当選するまでの間、「時短機能」が付与された状態となる。そして、時短終了条件の成立後に「通常遊技状態」へと移行する。その他、「第3時間短縮状態」は、第1特別図柄の動的表示が10000回実行された場合、第2特別図柄の動的表示が10000回実行された場合、第1特別図柄と第2特別図柄の動的表示が合計10000回実行された場合、小当たり種別「時短A」に100回当選した場合、小当たり種別「時短B」に100回当選した場合、小当たり種別「時短G」に100回当選した場合に、「第3時間短縮状態」の終了条件が成立したと判断されて、「通常遊技状態」へと移行する。
なお、第1実施形態のパチンコ機10では、「第3時間短縮状態」において、第1特別図柄の動的表示が10000回実行されるか、第2特別図柄の動的表示が10000回実行されるか、第1特別図柄と第2特別図柄の動的表示が合計10000回実行されるか、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短G」に100回当選するか、のいずれかの時短終了条件が成立するまでに、大当たりに当選するか、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」への当選に基づいて大当たりを導出する蓋然性が高くなっているため、該「第3時間短縮状態」は実質的に次回大当たりが確定する遊技状態となっている。
次いで、「第4時間短縮状態」は、「時短機能」が付与される大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合の大当たり終了後に発生する遊技状態であり、主に、小当たり種別「時短G」に1回当選するまでの間、「時短機能」が付与された状態となる。そして、時短終了条件の成立後に「通常遊技状態」へと移行する。その他、「第4時間短縮状態」は、第1特別図柄の動的表示が10000回実行された場合、第2特別図柄の動的表示が10000回実行された場合、第1特別図柄と第2特別図柄の動的表示が合計10000回実行された場合、小当たり種別「時短A」に100回当選した場合、小当たり種別「時短B」に100回当選した場合、小当たり種別「時短C」に100回当選した場合、小当たり種別「時短D」に100回当選した場合、小当たり種別「時短E」に100回当選した場合、小当たり種別「時短F」に100回当選した場合に、「第4時間短縮状態」の終了条件が成立したと判断されて、「通常遊技状態」へと移行する。
なお、第1実施形態のパチンコ機10では、「第4時間短縮状態」において、第1特別図柄の動的表示が10000回実行されるか、第2特別図柄の動的表示が10000回実行されるか、第1特別図柄と第2特別図柄の動的表示が合計10000回実行されるか、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」若しくは「時短F」に100回当選するか、のいずれかの時短終了条件が成立するまでに、大当たりに当選するか、小当たり種別「時短G」への当選に基づいて大当たりを導出する蓋然性が高くなっているため、該「第4時間短縮状態」は実質的に次回大当たりが確定する遊技状態となっている。
また、「時間短縮状態」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「時短壱」とは、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から3ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第1実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短壱」が選択され得て、該大当たり終了後に「第1時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短弐」とは、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から3ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第1実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短弐」が選択され得て、該大当たり終了後に「第2時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短参」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第1実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短参」が選択され得て、該大当たり終了後に「第4時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第1実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「時短A」とは、最大合計ラウンド数が3ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図7参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図7参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から3ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「時短A」の小当たり及び大当たり終了後には、「第1時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
一方、この小当たり種別「時短A」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から3ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
このように構成することで、小当たり種別「時短A」への当選時において、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域73dに球を通過させるか否かによって大当たり遊技の発生有無を制御することができる。
よって、例えば、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」に当選した場合、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立して、該小当たり種別「時短A」に当選することとなる動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放動作前)に「時短機能」が終了するため、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して特定領域73dに球を通過可能又は通過し易くなり、該特定領域73dに球を通過させることで大当たり遊技へと移行する。
一方、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」に当選した場合、該小当たり種別「時短A」に当選することとなる動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放動作前)に「時短機能」が終了せず、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行しても、ほぼ全ての球が開放状態の普通電役72に入賞し、特定領域73dに球を通過不可又は通過困難な状態となり、大当たり遊技へと移行することなく、「第3時間短縮状態」に戻る。
次いで、小当たり種別「時短B」とは、最大合計ラウンド数が8ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図7参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図7参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から8ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「時短B」の小当たり及び大当たり終了後には、「第3時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短C」とは、最大合計ラウンド数が8ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図7参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図7参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から8ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「時短C」の小当たり及び大当たり終了後には、「第3時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短D」とは、最大合計ラウンド数が3ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図7参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図7参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から3ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「時短D」の小当たり及び大当たり終了後には、「第1時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短E」とは、最大合計ラウンド数が8ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図7参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図7参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から8ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「時短E」の小当たり及び大当たり終了後には、「第4時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短F」とは、最大合計ラウンド数が8ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図7参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図7参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から8ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「時短F」の小当たり及び大当たり終了後には、「第4時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短G」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図7参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図7参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「時短G」の小当たり及び大当たり終了後には、「第2時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
なお、第1実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「時短壱」に対応する表示パターンは31種類、大当たり種別「時短弐」に対応する表示パターンは32種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは8種類、小当たり種別「時短B」に対応する表示パターンは8種類、小当たり種別「時短C」に対応する表示パターンは8種類、小当たり種別「時短D」に対応する表示パターンは8種類、小当たり種別「時短E」に対応する表示パターンは8種類、小当たり種別「時短F」に対応する表示パターンは8種類、小当たり種別「時短G」に対応する表示パターンは8種類、大当たり種別「時短参」に対応する表示パターンは7種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、上方LED群37b1と同様、大当たり種別又は小当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が下方LED群37b2の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」若しくは「時短G」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
このように構成することで、特別図柄表示装置37の特別LED群37bの停止表示において各大当たり種別又は小当たり種別を表示した場合であっても、各停止表示に対応する大当たり種別又は小当たり種別を全て把握していなければ、当選した大当たり種別又は小当たり種別を遊技者が認識することが困難となる。このため、変動演出の表示結果のみではいずれの大当たり種別又は小当たり種別かを識別困難にし、遊技者にいずれの大当たり種別又は小当たり種別であるかを推測させる遊技性が生まれ、遊技の興趣を向上することができる。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより3個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63及び右側一般入賞口63aが配設されている。右側一般入賞口63aは、普通電役72、可変入賞装置65及び小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側に配設されており、右打ち遊技の実行時に、普通電役72、可変入賞装置65及び小入賞口ユニット73のいずれにも入賞しなかった場合に入賞し得るように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、普通電役72、可変入賞装置65及び小入賞口ユニット73のいずれにも入賞しなかった場合であっても、該右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、普通電役72、可変入賞装置65及び小入賞口ユニット73のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は第2始動口71への入球(以下、第1始動口64又は第2始動口71への球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、後述する表示制御装置114(図7参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図6参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図6参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第1実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第1実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の1の始動入賞に対応するデータが最大4回分まで記憶(保留)できるように4つの保留エリアを有しているのに対し、第2特別図柄の始動入賞に対応するデータを記憶(保留)するための保留エリアを有していない。このため、第1特別図柄又は第2特別図柄のいずれかの動的表示が実行中の場合や、第1特別図柄の動的表示が保留されている場合において第2始動口71に始動入賞した場合、該入賞に伴って第2特別図柄の動的表示は実行されず、記憶(保留)もされない。
換言すれば、第1特別図柄及び第2特別図柄のいずれの動的表示も実行されていない状況で、かつ、第1特別図柄の動的表示が保留されていない場合にのみ、第2始動口71への始動入賞に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されるように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示が保留エリアを有していないのは、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行した直後における、第2特別図柄の動的表示の残保留による実行をなくすためである。
より詳細には、第1実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示における小当たり当選確率が約46%になるように構成されている(図10(b)参照)。また、仮に、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示と同様に4つの保留球数を有している場合、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行した直後のタイミングにおいて、第2特別図柄の動的表示を最大で4回実行可能となる。
そして、第2特別図柄の動的表示を4回実行した場合において、いずれかの動的表示が小当たり又は大当たりに当選する確率は90%以上となる。さらに、上述したように、いずれかの小当たり種別に当選し、小入賞口ユニット73が開放されるタイミングにおける遊技状態が「時間短縮状態」でなければ(即ち、「通常遊技状態」であれば)、右打ち遊技で発射された球は閉鎖状態の普通電役72に入球不可又は困難であり、小入賞口ユニット73へ入球容易又は入球可能な状態となるため、該小入賞口ユニット73内の特定領域73dを通過して大当たりを発生可能な状態となる。
よって、第2特別図柄の動的表示が保留球数を有している場合、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行した直後において、該第2特別図柄の動的表示の残保留の実行によって容易に小当たり当選に基づいて大当たりを発生可能となってしまい、当初の想定以上に遊技者が出玉を獲得してしまうおそれがある。
従って、第1実施形態のパチンコ機10では、このような事象を避けるために、第2特別図柄の動的表示の保留エリアを設けないように構成されている。
ここで、図6を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図6は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図6(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図6(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第1実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図7参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たりであった場合、又は、特定領域通過可能な小当たり種別であった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態」において、大当たり後に「第1時間短縮状態」へ移行する、大当たり種別「時短壱」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり後に「第2時間短縮状態」へ移行する、大当たり種別「時短弐」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
なお、第1実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短弐」に当選した場合に、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「時短弐」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄が揃う変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出等を行うことで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図6(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64に入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留機能は有していないため、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88のみで構成されている。
特図2用変動領域88は、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88の四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88の四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88の四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88の四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示し、特図2用変動領域88の四角図柄が青で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88の四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、小当たり遊技中又は大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図6(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第1実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、その入球回数(保留球数)は最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第1実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第1特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第1実施形態においては、第1始動口64への入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第2始動口71への入球に基づく変動演出の保留球数を最大4回まで保留されるように構成してもよいし、3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。さらに、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
また、第3図柄表示装置81において後述する「ノーマルリーチ」演出態様(所定状態)を実行する場合、左図柄列Z1及び右図柄列Z3の第3図柄を同一図柄で停止させ、中図柄列Z2の第3図柄を昇順に(又は降順に)スクロール又は1の図柄を順に表示させていき、大当たりとなる図柄が表示された状態(所定高価値示唆態様)と、ハズレとなる図柄が表示された状態(所定低価値示唆態様)とが周期的に実行されるように構成してもよい。
さらに、「ノーマルリーチ」演出態様から「スペシャルリーチ」演出態様(特別状態)に発展する場合、役物を可動させたり、ランプを点灯させるなど、専用の発展演出(特別示唆演出)を行うように構成してもよい。
また、第3図柄表示装置81において後述する「スーパーリーチ」演出態様(特定状態)を実行する場合、「ノーマルリーチ」演出態様よりも大当たり期待度が高い状態であることから、特別図柄の動的表示の抽選結果にかかわらず、大当たり図柄での煽り演出(特定高価値示唆態様)の時間を、ハズレ図柄での煽り演出(特定低価値示唆態様)の時間よりも多めに構成することで、遊技者の大当たりへの期待度を効果的に高めることができる。
さらに、「スーパーリーチ」演出態様が、「ノーマルリーチ」演出態様よりも大当たり期待度が高い状態ではあるものの、十分に高い期待度(例えば、2回実行した場合に1回以上は大当たり結果が導出されるなど)でない場合は、大当たり図柄への煽り演出に代えて、「スペシャルリーチ」演出態様への発展を煽るように構成してもよい。
また、第3図柄表示装置81において「ノーマルリーチ」演出態様や、「スーパーリーチ」演出態様(所定遊技状態)を実行する場合、大当たり(即ち、各図柄列の第3図柄が揃った状態)を示唆するだけでなく、より期待度の高い演出態様への発展を示唆するように構成してもよい。
例えば、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコンと、「スペシャルリーチ」演出態様への発展を示唆する「スペシャル」アイコンと、大当たりを示唆する「大当たり」アイコンと、ハズレを示唆する「ハズレ」アイコンと、を用意し、いずれのアイコンが停止するのかを、ルーレット演出(移行先示唆表示)などで煽るように構成してもよい。
このように構成することで、「ノーマルリーチ」演出態様の大当たり期待度が十分に高くない場合であっても、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコン等を停止させることで、ハズレではない成功演出を遊技者に体感させることができ、遊技の興趣を高めることができる。
さらに、上述のように複数のアイコン等によっていずれが停止するのかを演出する場合、アイコン等の組み合わせを複数用意することで、該当の演出への興趣を高めることができる。
例えば、ルーレット演出において、4つのアイコンのうち、1つのアイコンを選択するように構成する場合、基本となるアイコンの組み合わせとして、「スーパー」アイコン、「スペシャル」アイコン、「大当たり」アイコン、「ハズレ」アイコンの4つで構成しておき、「ノーマルリーチ」演出態様から「スーパーリーチ」演出態様に発展する変動パターンであれば、「スーパー」アイコンが複数個存在している組み合わせを表示することで、遊技者に対して「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆することができる。
また、「スーパーリーチ」演出態様又は「スペシャルリーチ」演出態様において、大当たりが確定する演出として、例えば「大当たり確定リーチ」を用意しておき、ルーレット演出のアイコンの1つとして「大当たり確定リーチ」アイコンを用意するように構成してもよい。このように構成することで、該ルーレット演出で表示されたアイコンの中に「大当たり確定リーチ」アイコンが存在していることで、該「大当たり確定リーチ」アイコンが選択されれば大当たりが確定(移行後価値付与手段)するため、遊技者の期待度を効果的に高めることができる。
さらに、アイコンの組み合わせとして、4つのアイコンすべてが同じアイコンとなる組み合わせを用意しておけば、例えば、4つのアイコンすべてが「スペシャル」アイコンであれば、大当たり期待度の高い「スペシャルリーチ」演出態様への発展を確定させることができ(移行確定示唆手段)、同じように、4つのアイコンすべてが「大当たり確定リーチ」アイコンとすれば、「大当たり確定リーチ」への発展を確定させ、さらに該演出への発展後に大当たりも確定することになり、より興趣を高めることができる。
また、ルーレット演出において、キャラクタ図柄が矢を放ち、該矢がいずれのアイコンに刺さるかを見せるように構成する場合、キャラクタ図柄の纏っているオーラのエフェクト色にバリエーションを用意することで、ルーレット演出の期待度を高めることができる(期待度示唆表示)。例えば、基本となるオーラのエフェクト色を白にしておき、「ハズレ」アイコン以外のアイコンが選択される場合に表示するエフェクト色として、赤やレインボーを表示させることで、いずれかの発展先への発展を効果的に示唆することができる。
図3に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役ユニット59が配設されている。この普通電役ユニット59は、主に、スルーゲート67と、出没板72aを有する出没式普通電役72と、減速部59a(図4(a)参照)と、により構成されている。また、減速部59aは、奥側減速部59a1,59a3,59a5及び手前側減速部59a2,59a4によって構成されている(図4(a)参照)。
出没式普通電役72は、普通図柄の可変表示結果に応じて1枚の出没板72aを突出状態又は没入状態に駆動制御するように構成されている。そして、出没板72aが突出状態(閉鎖状態)である場合に、右打ち遊技で発射された球は該出没板72aの上面を傾斜に沿って右方向へ転動し、該出没板72aが突出状態を維持している間に該出没板72aの右端まで転動すると、普通電役ユニット59の下流に配設された可変入賞装置65側へと流下するように構成されている。
ここで、図4を参照して、普通電役ユニット59の構成について具体的に説明する。図4(a)は、普通電役ユニット59周辺の模式的斜視図であり、図4(b)は、図4(a)をIVb方向(遊技盤13の正面視方向)から見た場合における普通電役ユニット59の模式的断面図であり、図4(c)は、図4(b)をIVc方向から見た場合における普通電役ユニット59の模式的断面図である。なお、説明の便宜上、図4(b)においては、普通電役ユニット59の正面視手前側の部品(後述する手前側カバー部59c(図4(a)参照))を除外した構図であって、図4(c)においては、普通電役ユニット59の上面の部品(後述する上面カバー部59b(図4(a)参照))を除外した構図となっており、普通電役ユニット59の内部構造を表した模式的断面図で該普通電役ユニット59を表現し、構成する各部材(部位)についてそれぞれ説明する。
図4(a)に示すように、普通電役ユニット59は、球が普通電役ユニット59内に入球し得る唯一のルートを構成するスルーゲート67と、突出状態又は没入状態に変位可能に構成された出没板72aを備えた出没式普通電役72と、出没板72aの上面を球が転動する場合に該球が衝突する複数の減速部59a(奥側減速部59a1,59a3,59a5及び手前側減速部59a2,59a4)と、上面カバー部59bと、手前側カバー部59cと、基部59dと、で構成されている。
なお、第1実施形態のパチンコ機10では、該普通電役ユニット59の上方位置に植設された釘(図3参照)、及び、普通電役ユニット59の上面を覆う上面カバー部59b(図4(a)参照)によって、スルーゲート67に入球するルート以外からは該普通電役ユニット59内部に球が入球し得ないように構成されている。
また、右打ち遊技で球を発射した場合、普通電役ユニット59の上方位置に植設された釘(図3参照)により、すべての球がスルーゲート67を通過して普通電役ユニット59内へと流下するように構成されているため、該普通電役72が開放状態であれば、該普通電役72内の第2始動口71へと入球し、該普通電役72が閉鎖状態であれば、出没板72aの上面を球が転動して可変入賞装置65(図3参照)側へと流下するように構成されている。
普通電役ユニット59のスルーゲート67は、普通電役ユニット59の左上部に一体的に形成されており、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられたスルーゲートスイッチ(図示せず)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。このスルーゲート67は普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
なお、第1実施形態において、スルーゲート67は、「通常遊技状態」において右打ちされた場合における警報機能を有している。具体的には、「通常遊技状態」においてスルーゲート67によって球の通過を検知した場合に、右打ち遊技が実行されていると判別し、音声出力装置226(図7参照)から警報音を出力するように構成されている。このように構成することで、右打ち遊技が奨励されていない「通常遊技状態」において遊技者による右打ち遊技の実行を抑制することができ、本発明の遊技性を維持することができる。
普通電役ユニット59の出没式普通電役72は、普通電役ユニット59の下部に一体的に形成されている。この出没式普通電役72には、普通電役ユニット59内に流入した球を該普通電役ユニット59の下流側に配設された可変入賞装置65側へ誘導可能な1枚の出没板72aが正面視右側に傾斜(例えば、10度)した状態で設けられると共に、該出没板72aを突出状態又は没入状態に変位駆動可能な出没板用ソレノイド(図示せず)が設けられている。
この出没板72aは、横幅55mm、奥行き幅20mmで形成されると共に、全長にわたって一定幅の厚み(例えば、1mm)で形成され、通常時(非作動時)は出没板72aが遊技盤13の盤面からパチンコ機10手前側に突出した状態となっている(図5(a)参照)。そして、普通図柄の可変表示に当選することで出没板用ソレノイドが駆動して遊技盤13に設けられた貫通孔(図示せず)内に収納される(図5(b)参照)。そして、該出没板72aが突出状態の場合に、普通電役ユニット59の下部を塞ぎ、上流側から流下した球を右方向(可変入賞装置65側へと流下していく方向)へ誘導するように配設されている。
第1実施形態の主制御装置110は、普通図柄の可変表示で当たりに当選した場合に、上記出没板用ソレノイドを所定時間駆動し、出没板72aを該所定時間の間、普通電役ユニット59の基部59dに没入した状態(図5(b)参照)を維持する。普通電役ユニット59内に流入した球は、出没板72aが突出状態の場合(図5(a)参照)には、該出没板72aの上面を傾斜に沿って転動して、可変入賞装置65側に案内される。一方、出没板72aが基部59dに没入した状態(図5(b)参照)の場合には、没入状態の出没板72aの上面を転動せず、該球が普通電役ユニット59の下方側へ流下していき、第2始動口71へと入球する(図4(b)参照)。
普通電役ユニット59の減速部59aは、普通電役ユニット59が遊技盤13と接する基部59d(図4(c)参照)に設けられたリブ形状の複数の奥側減速部59a1,59a3,59a5(図4(c)参照)と、該基部59dの対面側に位置する手前側カバー部59c(図4(c)参照)の裏面側(基部59d側)に設けられたリブ形状の複数の手前側減速部59a2,59a4(図4(c)参照)とにより構成されている。
この奥側減速部59a1,59a3,59a5及び手前側減速部59a2,59a4は、交互に均等に配置され、出没板72aの上面を球が転動する際に、球が各減速部59aと衝突を繰り返して蛇行して減速しながら転動するように構成されている。このように構成することで、出没板72a上を転動する球の転動速度を効率よく減速させることができ、球詰まり等が発生することを抑制できる。
次いで、図4(c)、図5(a)及び図5(b)を参照して、普通電役ユニット59における出没板72aの変位態様と、該出没板72aの上面を転動する球の挙動について説明する。図4(c)は、上述したように、図4(b)をIVc方向から見た場合における普通電役ユニット59の模式的断面図であり、図5(a)は、出没板72aが突出状態(閉鎖状態)である場合の球の挙動を説明するための普通電役ユニット59の模式的斜視図であり、図5(b)は、出没板72aが没入状態(開放状態)である場合の球の挙動を説明するための普通電役ユニット59の模式的斜視図である。なお、説明の便宜上、図5(b)及び図5(b)においては、普通電役ユニット59の上面の部品(上面カバー部59b(図4(b)参照))を除外した構図となっている。
図4(c)及び図5(a)で示すように、出没板72aが突出状態である場合には、スルーゲート67から普通電役ユニット59内に流入した球は、突出状態の出没板72aの左端部と衝突し、該出没板72aの傾斜によって該出没板72aの上面を遊技盤13(図3参照)の正面視右側、即ち、可変入賞装置65側へと転動する。
具体的には、出没板72aの左端部から該出没板72aの上面を右端方向へ転動する球は、まず、普通電役ユニット59の基部59d側に設けられた第1奥側減速部59a1と衝突して、その衝突によって進行方向が変更されて出没板72aの上面を手前側カバー部59c側へと転動する。そして、次に、普通電役ユニット59の手前側カバー部59c側に設けられた第1手前側減速部59a2と衝突して、その衝突によって再び進行方向が変更されて出没板72aの上面を基部59d側へと転動する。その後、普通電役ユニット59の基部59d側に設けられた第2奥側減速部59a3と衝突して、その衝突によって再度進行方向が変更されて出没板72aの上面を手前側カバー部59c側へと転動する。そして、次に、普通電役ユニット59の手前側カバー部59c側に設けられた第2手前側減速部59a4と衝突して、その衝突によって再度進行方向が変更されて出没板72aの上面を基部59d側へと転動する。その後、普通電役ユニット59の基部59d側に設けられた第3奥側減速部59a5と衝突して、その衝突によって再度進行方向が変更されて出没板72aの上面を手前側カバー部59c側へと転動しながら、出没板72aの右端部から流出する。
なお、出没板72aの右端部から流出した球は、植設された複数の釘と衝突しながら、可変入賞装置65側へと流下するように構成されている(図3参照)。
よって、出没板72aの上面を転動する球は、複数の奥側減速部59a1,59a3,59a5と複数の手前側減速部59a2,59a4との衝突を繰り返しながら、出没板72aの上面を所謂ジグザグに転動する。従って、第1実施形態のパチンコ機10では、普通電役72が閉鎖状態(出没板72aが突出状態)の場合において、出没板72aの上面に存在(滞留)している時間が約2秒かかるように構成されている。
この減速部59aの構成により、出没板72aの上面を転動する球の流下速度を減速しつつ、出没板72aの上面を転動する時間を一定にすることができる。これにより、球が出没板72aの上面に滞留する時間を一定かつ長時間化することができる。
さらに、減速部59aによる球の流下速度を遅らせれば遅らせるほど、出没板72a上を転動する球の転動時間を長くすることができるので、出没板72aの全長を短くすることができ、その分、普通電役ユニット59全体をコンパクト化することができる。よって、パチンコ機10の左右方向(横方向)での出没板72aの占有領域を小さくすることができる。その結果、パチンコ機10の設計自由度の向上に貢献することができる。
また、「時間短縮状態」のように、普通図柄の可変表示のほとんどが当たりに当選し(即ち、99/100(図29(a)参照))、該普通図柄の可変表示時間が0.1秒に構成されている状態(図29(b)参照)では、普通電役72の開放状態、即ち、出没板72aが基部59dに没入した状態(図5(b)参照)の場合には、普通電役ユニット59内に流入した球は没入状態の出没板72aの上面を転動せず、該球が普通電役ユニット59の下方側へ流下していき、第2始動口71へと入球する。
そして、普通電役72の開放時間(即ち、5.8秒(図29(c)参照))が経過するか、普通電役72の1の開放における所定の入球数に達した場合(第1実施形態のパチンコ機10では、10個(図示せず))には、普通電役72は開放動作を終了して出没板72aが突出状態となり、普通電役ユニット59内に流入した球は該出没板72aの上面を減速部59aとの衝突を繰り返しながら、可変入賞装置65側へと転動していく。
その後、閉鎖状態となった普通電役72は、新たな普通図柄の可変表示の実行(即ち、0.1秒)によって高確率(即ち、99/100)で当たりに当選し、再度開放状態となる。
上述したように、遊技球が出没板72aの左端から右端まで転動しきるのに約2秒かかるため、「時間短縮状態」において、普通電役72が開放状態から閉鎖状態となった場合、出没板72aの上面を転動している球が該出没板72aの右端まで転動しきる前に、普通電役72が再度開放状態となるため、該出没板72aの上面を転動していた球は、出没板72aが没入状態となることで、該出没板72aの右端まで転動しきって可変入賞装置65側へ流下することなく、出没板72aの下方側へ流下し、第2始動口71へと入球する。
また、上述したように、右打ち遊技で球を発射した場合、普通電役ユニット59の上方位置に植設された釘(図3参照)により、すべての球がスルーゲート67を通過して普通電役ユニット59内へと流下するように構成されている。
即ち、「時間短縮状態」においては、右打ち遊技で発射されたほぼ全ての球が第2始動口71へと入球し、普通電役ユニット59の下流側へは流下し得ないように構成されている。従って、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選し、該小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立していない場合、小入賞口ユニット73の開放中は「時間短縮状態」となり、該小入賞口ユニット73が開放されたとしても、ほぼ全ての球が該小入賞口ユニット73の上流側に配設された普通電役72内の第2始動口71へ入球するため、該小入賞口ユニット73へは入球困難となるように構成されている。
一方、「通常遊技状態」においては、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ず(図29(a)参照)、普通電役72が閉鎖状態となり、出没板72aが突出状態を維持するため、右打ち遊技で発射された球は突出状態となっている出没板72aの上面を転動しきり、可変入賞装置65側へと流下していく。
即ち、例えば、「第2時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短A」に当選した場合、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するため(図17参照)、小当たり種別「時短A」に当選することとなる動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放前)に「時短機能」が終了して「通常遊技状態」に移行し、該小当たり種別「時短A」への当選に基づく小入賞口ユニット73の開放時には「通常遊技状態」となっているため、右打ち遊技で発射された球は普通電役ユニット59及び可変入賞装置65を通過して小入賞口ユニット73側へと流下していき、開放状態となっている小入賞口ユニット73へと入球可能となる。
このように構成することで、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合、開放状態となっている小入賞口ユニット73への入球を不可又は困難とし、「通常遊技状態」において右打ち遊技を実行した場合、同じく開放状態となっている小入賞口ユニット73への入球を可能又は容易とすることができる。
よって、小当たり種別毎に時短終了条件を設定することで(図17参照)、「時間短縮状態」において、各小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立しない小当たり種別に当選した場合には、該小当たり種別への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放されても「時間短縮状態」のままとなり、右打ち遊技で発射したほぼ全ての球が普通電役72へと入球し、該小入賞口ユニット73への入球を困難として特定領域73dへの通過も困難となる。一方、各小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たり種別に当選した場合には、該小当たり種別への当選に基づく小入賞口ユニット73の開放中は「通常遊技状態」となり、右打ち遊技で発射した球は普通電役72へは入球不可又は困難となり、小入賞口ユニット73への入球を可能として特定領域73dへの通過も可能とすることができる。
その結果、「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合に、該当選した小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無により、特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生可能とする小当たり種別と、特定領域73dを通過困難にさせて大当たり状態を発生困難とする小当たり種別と、を設定することができる。
なお、「時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)時間や、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)回数を変更するものとしても良い。具体的には、「時間短縮状態」において、普通電役72の出没板72aが没入する時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役72の出没板72aの没入時間の長時間化と、普通電役72の出没板72aの没入回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第1実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に第2始動口71正面視上側に設けられた普通電役72が所定時間だけ作動状態となり、所定図柄以外(第1実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第1実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図7参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役72が開放状態である場合にのみ球が入球し得る第2始動口71が配設されている。上述したように、この第2始動口71へは、普通電役72が開放状態である場合、右打ち遊技で発射された球が1分間に約95個程度入賞するように遊技釘が周辺に植設されている。第2始動口71へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第2始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第2始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図7参照)で第2特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第2始動口71は、球が入球すると1個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
遊技盤13の正面視右側下方には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図7参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、5個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
普通電役72の球の流下方向下流側であって、可変入賞装置65の正面視下方には、小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図7参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73fと、特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から没入した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(可変入賞装置65側)から流下する球が没入状態の小入賞口開閉板73aを通過し、右側一般入賞口63a側へと流下していくように構成されている。そして、第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図7参照)によって遊技盤13盤面から出没駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(可変入賞装置65側)から流下する球は、小入賞口開閉板73aの上面を正面視左側から右側へと転動し、小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、1個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第1実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図16参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図16参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視左側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第1実施形態では、第2特別図柄の動的表示の1の小当たり当選に基づく小入賞口ユニット73の開放において、小入賞口スイッチ73cによる5個目の入賞検出時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図7参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第1実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図8参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
ここで、仮に、小入賞口ユニット73が普通電役72よりも球の流下方向上流側に配設されていた場合、又は、小入賞口ユニット73が左打ち遊技で発射した球が入球可能な位置に配設されていた場合、発射した球が普通電役72の開放有無にかかわらず、該小入賞口ユニット73に入球容易又は入球可能となる。よって、この場合、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選すれば、小入賞口ユニット73に入球可能な発射態様(右打ち遊技又は左打ち遊技)で球を発射することで該小入賞口ユニット73に入球可能となるため、時短終了条件の成立有無にかかわらず特定領域73dに球を通過させて大当たり状態を発生可能となる。
しかしながら、第1実施形態のパチンコ機10のように、小入賞口ユニット73を普通電役72の球の流下方向下流側に配設することで、「時間短縮状態」において、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立しない小当たり種別に当選した場合には、該小当たり種別への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放されたとしても、右打ち遊技で発射されたほぼ全ての球が普通電役72内の第2始動口71へと入球するため、小入賞口ユニット73に球が5個入球することが困難となり、特定領域73dが閉鎖された状態のまま(即ち、大当たり状態を発生させずに)、該小入賞口ユニット73の開放動作を終了する。
一方、「時間短縮状態」において、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たり種別に当選した場合には、該小当たり種別に当選することとなる動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放前)に「時短機能」が終了して「通常遊技状態」に移行するため、右打ち遊技で発射された球は閉鎖状態の普通電役72の出没板72a上を通過し、小入賞口ユニット73の開放中に5個以上入球させることが容易となり、開放された特定領域73d内に球を通過させることが可能となる。
このように構成することで、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立しない小当たり種別では、該小当たり遊技中において右打ち遊技で発射された球が小入賞口ユニット73へ入球不可又は困難となり、特定領域通過による大当たりが発生し難い又は発生し得ないようにすることができ、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たり種別では、該小当たり遊技中において右打ち遊技で発射された球が小入賞口ユニット73へ入球可能又は容易となり、特定領域通過による大当たりが発生し得るようにすることができる。
小入賞口ユニット73の正面視下側には、球が入球することにより1個の球が賞球として払い出される右側一般入賞口63aが配設されている。この右側一般入賞口63aは、右打ち遊技で発射した球が入球し得る普通電役72、可変入賞装置65及び小入賞口ユニット73の流下方向下流側に配設されているため、普通電役72、可変入賞装置65及び小入賞口ユニット73のいずれにも入球しなかった球が入球し得る。
よって、大当たり中における大当たりオープニング、大当たりインターバル、大当たりエンディングなど、可変入賞装置65が閉鎖状態となっている場合や、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たり種別の当選時における小当たりオープニング、小当たりインターバル、小当たりエンディングなど、小入賞口ユニット73が閉鎖状態となっている場合などに右側一般入賞口63aに入球し得るように構成されている。
このように構成することで、例えば、大当たりインターバルなどにおいて、遊技者が球の発射を継続したとしても、右側一般入賞口63aに入賞し得て、持ち玉の減少を抑制できるため、遊技の一時中断する機会を抑制でき、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
第1実施形態のパチンコ機10においては、主制御装置110(図7参照)での第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選が大当たりとなる場合、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるように特別図柄表示装置37の特別LED群37bを点灯表示させると共に、第3図柄表示装置81にその大当たりに対応した停止図柄(例えば、同一図柄の3つ揃い(「777」等))を表示させて、大当たり遊技の発生が示される。また、第2特別図柄の抽選で小当たりに当選して、該小当たりに基づく小入賞口ユニット73の開放中に該小入賞口ユニット73内の特定領域73dを球が通過した場合、特別図柄表示装置37の特別LED群37bを点灯表示させるとともに、第3図柄表示装置81に特定領域73dを通過した旨を示す表示(例えば、「V獲得」等)を表示させて、大当たり遊技の発生が示される。その後、大当たり種別(小当たりに基づく大当たりの場合は、小当たり種別)に応じて、可変入賞装置65に設けられた大入賞口開閉板65aが開放(遊技盤13盤面内に没入駆動)されて、球が大入賞口内に入賞し易い特別遊技状態(大当たり遊技)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖(遊技盤13盤面から突出した状態)されている大入賞口開閉板65aが、所定条件が成立するまで(例えば、「30秒」経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この大入賞口開閉板65aは、開放された場合に、開放から所定時間が経過、又は、所定数の入賞を検知すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その大入賞口開閉板65aが開放される。この大入賞口開閉板65aの開閉動作は、最高で例えば10回(10ラウンド)繰り返し可能に構成されている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態(大当たり状態)の一形態であり、遊技者には、球を可変入賞装置65内に入賞させることで、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
次に、図7及び図8を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図7は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図であり、図8は、主制御装置110内に設けられたROM202及びRAM203を示すブロック図である。
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したリード・オンリー・メモリー(Read Only Memory。以下、「ROM」と略す)202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるランダム・アクセス・メモリー(Random Access Memory。以下、「RAM」と略す。)203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
主制御装置110では、大当たり抽選や特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における各特別図柄の動的表示および変動演出の設定、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示の表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。RAM203には、これらの処理を制御するための各種カウンタを格納するカウンタ用バッファ203cが設けられている。
また、ROM202は、大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、小当たり種別テーブル202c、保留数テーブル202d、停止パターンテーブル202e、変動パターンテーブル202f、大当たり開放テーブル202g、小当たり開放テーブル202h、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j、普通電役開放テーブル202k、時短終了条件テーブル202mを少なくとも格納している。主制御装置110は、RAM203に格納された各種カウンタと、ROM202に格納された各種テーブルとによって、上記の主要な制御を実行する。
ここで、図8を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。これらのカウンタ等は、大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、第3図柄表示装置81の変動演出の設定、普通図柄表示装置83における可変表示の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。また、各種カウンタの説明の中で、図9から図29を参照して、主制御装置110のROM202に格納された各種テーブル、各種制御タイミング及び遊技状態の遷移等についても説明する。
大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、および、第3図柄表示装置81の変動演出の設定には、大当たり又は小当たりの抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の停止種別の選択に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の選択に使用する停止パターン選択カウンタC3と、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1と、小当たり図柄の停止種別の選択に使用する小当たり種別カウンタCKと、が用いられる。
また、普通図柄表示装置83の抽選には、普図当たりカウンタC4が用いられ、普図当たりカウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。
これら各カウンタは、更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後「0」に戻るループカウンタとなっている。
各カウンタは、例えば、タイマ割込処理(図35参照)の実行間隔である「2ミリ秒」間隔で更新され、また、一部のカウンタは、メイン処理(図34参照)の中で不定期に更新されて、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファ203cに適宜格納される。詳細については後述するが、RAM203には、第1特別図柄に関する4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)からなる第1保留球格納エリア203dと、第2特別図柄に関する第2保留球格納エリア203eとが設けられており、これらの各エリアには、第1始動口64又は第2始動口71への入球タイミングに合わせて、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値がそれぞれ格納される。
各カウンタについて詳しく説明する。大当たり乱数カウンタC1は、所定の範囲(例えば、「0~9999」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~9999」の値を取り得るカウンタの場合は「9999」)に達した後「0」に戻る構成となっている。特に、大当たり乱数カウンタC1の更新が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれ、その初期値から大当たり乱数カウンタC1の更新が行われる。
第1初期値乱数カウンタCINI1は、大当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成される。即ち、例えば、大当たり乱数カウンタC1が「0~9999」の値を取り得るループカウンタである場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1もまた、「0~9999」の範囲のループカウンタである。この第1初期値乱数カウンタCINI1は、タイマ割込処理(図35参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図34参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
大当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(第1実施形態では、タイマ割込処理(図35参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したタイミングで、第1始動口64(第1特別図柄)に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納される。また、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したタイミングで、第2始動口71(第2特別図柄)に対応する第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納される。
大当たり乱数カウンタC1が大当たりとなる乱数の値は、主制御装置110のROM202に格納される各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定されている。つまり、第1保留球格納エリア203dの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。また、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。
ここで、図10を参照して、各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aの詳細について説明する。図10(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a1(以下、「特図1大当たり乱数テーブル202a1」と称する)の一例を模式的に示した模式図であり、図10(b)は、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a2(以下、「特図2大当たり乱数テーブル202a2」と称する)の一例を模式的に示した模式図である。
第1実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1及び特図2大当たり乱数テーブル202a2は、設定値毎にそれぞれ、大当たり乱数値の個数が異なって設定されている。また、設定毎に変位させるために必要となる大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレに対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成されている。即ち、設定毎に変位させるために大当たり乱数値の個数を増加させる場合、ハズレ乱数値の個数を減少させ、その減少分を大当たり乱数値の個数として割り当てるように構成する。このように、遊技状態に応じて大当たり乱数値の個数を異ならせることにより、設定ごとに大当たりとなる確率が変更される。
一方、第2特別図柄において、設定値毎に小当たり乱数値の個数が同一となるように設定されている。即ち、第2特別図柄における小当たり乱数値の個数は、設定値毎で同一の個数となるように構成される。このように、小当たり乱数値の個数を、第2特別図柄において、設定値毎で同一とすることにより、第2特別図柄におけるすべての設定値での小当たり遊技のみを考慮した遊技価値の付与割合が同等となる。
このように、第1実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄および第2特別図柄の設定毎の大当たり乱数値の個数の増加分を、すべての設定値においてハズレ乱数値の個数から補うように構成する。また、第2特別図柄の小当たり乱数値の個数を、設定毎に変化させないように構成する。即ち、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分を大当たり乱数値に割り当てることで補填するとともに、第2特別図柄小当たり乱数値の個数は、第2特別図柄の設定毎に同一とする。このように構成することで、設定値毎の出玉率の計算を、大当たり乱数値の個数の増加分のみを考慮することで計算することが可能となり、遊技仕様の設計時における工数の増加を抑制することができる。
また、第1実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技を行う上で最も滞在し易い場合に取得さ得る大当たり乱数値以外の最も多い乱数値の役(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の変動演出で最も多い役であるハズレ役の出現回数からは設定判別を困難にすることができる。よって、遊技者による設定判別要素を、ハズレ役より現出確率が低い大当たりの出現割合のみとして、パチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。その結果、低設定(即ち、設定値1等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
さらに、第1実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与しないハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成する。
ハズレ役は、大当たり役や小当たり役と異なり、遊技価値を付与しない役であるため、パチンコ機10毎に設けられ、該パチンコ機10における遊技結果等を表示するデータランプ(図示せず)に明確に(大々的に)表示されない役である。ここで、仮に、データランプに明確に(大々的に)表示され易い大当たり遊技に対応する大当たり乱数値の個数と、小当たり遊技に対応する小当たり乱数値の個数とを設定毎にともに変更した場合、その大当たり遊技および小当たり遊技の2つの要素の出現率を遊技者がデータランプで一瞥(確認)することで、パチンコ機10の設定判別が推測され易くなってしまう。その結果、例えば、低設定(例えば、設定値「1」)に設定されたパチンコ機10の設定を遊技者に看破されてしまった場合、遊技者は該パチンコ機10で遊技を行わず、パチンコ機10の稼働が低下してしまうおそれがある。
そこで、確率設定値の設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与せず、データランプに明確に(大々的に)表示されないハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成することで、遊技者による設定判別要素を大当たりの出現割合のみとして、小当たりの出現率からはパチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。よって、確率設定値の判別要素を1つの乱数値に基づく役の出現率に限定し、例えば、出玉率の低い低設定(即ち、設定値「1」等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
図10(a)で示すように、第1実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1では、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は101個で、その値「0~100」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における大当たり確率は、101/10000=1.01/100(即ち、1.01%)となるように設定されている。
また、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
よって、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9899個で、その値「101~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9899/10000=98.99/100(即ち、98.99%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は103で、その値「0~102」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄の大当たり確率は、103/10000=1.03/100(即ち、1.03%)となるように設定されている。
また、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
従って、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9897個で、その値「103~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9897/10000=98.97/100(即ち、98.97%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図1大当たり乱数テーブル202a1における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(1.01%→1.03%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は105個で、その値「0~104」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄の大当たり確率は、105/10000=1.05/100(即ち、1.05%)となるように設定されている。
また、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
従って、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9895個で、その値「105~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9895/10000=98.95/100(即ち、98.95%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図1大当たり乱数テーブル202a1における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(1.03%→1.05%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次に、図10(b)で示すように、第1実施形態の特図2大当たり乱数テーブル202a2では、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、101個で、その値「0~100」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、101/10000=1.01/100(即ち、1.01%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、4570個で、その値「101~4670」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における小当たり確率は、4570/10000=45.70/100(即ち、45.70%)となるように設定されている。
従って、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの5329個で、その値「4671~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄のハズレ確率は、5329/10000=53.29/100(即ち、53.29%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
このように、第2特別図柄の小当たり確率は、大当たり確率と比べてもすこぶる選択され易い個数に設定されている。即ち、第2特別図柄における抽選遊技では、ハズレ→小当たり→大当たりの順に選択され易い設定となっており、「時間短縮状態」において実行され得る第2特別図柄の動的表示において大当たりが発生する場合、小当たり遊技への当選に基づく大当たりの割合が高くなるように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、103個で、その値「0~102」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、103/10000=1.03/100(即ち、1.03%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」の場合と同様、4570個で、その値「103~4672」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における小当たり確率は、4570/10000=45.70/100(即ち、45.70%)となるように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの5327個で、その値「4673~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄のハズレ確率は、5327/10000=53.27/100(即ち、53.27%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、小当たり確率は同等(ともに45.70%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(1.01%→1.03%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、105個で、その値「0~104」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、105/10000=1.05/100(即ち、1.05%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」及び「2」の場合と同様、4570個で、その値「105~4674」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における小当たり確率は、4570/10000=45.70/100(即ち、45.70%)となるように設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの5325個で、その値「4675~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄のハズレ確率は、5325/10000=53.25/100(即ち、53.25%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、小当たり確率は同等(ともに45.70%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(1.03%→1.05%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
図8に戻って、説明を続ける。大当たり種別カウンタC2は、大当たりとなった場合の大当たり種別を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~99」の値を取り得るカウンタの場合は「99」)に達した後に「0」に戻る構成となっている。大当たり種別カウンタC2の値は、例えば、定期的に(第1実施形態では、タイマ割込処理(図35参照)毎に1回)更新される。
そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアと同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eのうち、大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納される。
ここで、例えば、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)及び小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)でなければ、即ち、ハズレとなる乱数(ハズレ乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、ハズレ時のものとなる。また、第2保留球格納エリア203e内に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンおよび停止種別は、小当たり時のものとなる。一方で、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は大当たり時のものとなる。この場合、その大当たり時の変動パターンおよび停止種別は、同じ保留エリアに格納された大当たり種別カウンタC2の値が示す大当たり種別に対応して決定される。
上述したように、第1実施形態のパチンコ機10における大当たり種別カウンタC2の値は、「0~99」の範囲のループカウンタとして構成されて、該大当たり種別カウンタC2とROM202に格納された大当たり種別テーブル202bとに基づいて、大当たり種別が決定される。この大当たり種別テーブル202bには、第1特別図柄の第1抽選遊技で参照される特図1大当たり種別テーブル202b1と、第2特別図柄の第2抽選遊技で参照される特図2大当たり種別テーブル202b2とが設けられている。
ここで、図11を参照して、特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2について説明する。図11(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図11(b)は、同じくROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
図11(a)及び図11(b)に示すように、大当たり種別テーブル202bは、第1特別図柄用と第2特別図柄用とで分けられ、その中でさらに、大当たり種別カウンタC2の値が対応付けられたテーブルである。
第1実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、主に特別図柄が規定回数(第1実施形態では、主に第2特別図柄の動的表示が1回)行われるまで間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第1時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短壱」と、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、主に小当たりへの当選回数が規定回数(第1実施形態では、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」に1回)行われるまで間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第2時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短弐」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、主に小当たりへの当選回数が規定回数(第1実施形態では、小当たり種別「時短G」に1回)行われるまで間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第4時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短参」と、がある。
特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2では、各大当たり種別に対して、その大当たり種別を決定する大当たり種別カウンタC2の取り得る値が対応付けられている。
図11(a)で示す特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、すべての遊技状態において大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短壱」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~49」が対応付けられ、大当たり種別「時短弐」に対して大当たり種別カウンタC2の値「50~99」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短壱」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「時短弐」が選定され得る。
従って、すべての遊技状態において第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短壱」が50%、大当たり種別「時短弐」が50%、の割合で当選することとなる。
また、第1実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技において、第1始動口64へ入賞し得て第1特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第2始動口71へ入賞し難いことで第2特別図柄の動的表示が実行され難く構成されているため、左打ち遊技の遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)では、第1特別図柄の動的表示が主に実行されるように構成されている。
次いで、図11(b)で示す特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、すべての遊技状態において第2特別図柄の大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短参」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~99」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図2大当たり種別テーブル202b2から選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値にかかわらず大当たり種別「時短参」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短参」が99/99の割合で当選することとなる。即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合には、大当たり種別「時短参」のみが選定され得るように構成されている。
図8に戻って、説明を続ける。小当たり種別カウンタCKは、小当たりに当選して該小当たり遊技中に特定領域73dを球が通過した場合に付与される小当たり種別(大当たり内容)を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~299」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~299」の値を取り得るカウンタの場合は「299」)に達した後に「0」に戻る構成となっている。小当たり種別カウンタCKの値は、例えば、定期的に(第1実施形態では、タイマ割込処理(図35参照)毎に1回)更新される。
そして、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203e内の小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納される。
ここで、例えば、第2保留球格納エリア203e内に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)及び小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)でなければ、即ち、ハズレとなる乱数(ハズレ乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、ハズレ時のものとなる。また、第2保留球格納エリア203e内に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンおよび停止種別は、大当たり時のものとなる。一方で第2保留球格納エリア203e内に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は小当たり時のものとなる。この場合、その小当たり時の変動パターンおよび停止種別は、第2保留球格納エリア203e内に格納された小当たり種別カウンタCKの値が示す小当たり種別に対応して決定される。
上述したように、第1実施形態のパチンコ機10における小当たり種別カウンタCKの値は、「0~299」の範囲のループカウンタとして構成されて、該小当たり種別カウンタCKとROM202に格納された小当たり種別テーブル202cとに基づいて、小当たり種別が決定される。この小当たり種別テーブル202cには、第2特別図柄の第2抽選遊技で参照される特図2小当たり種別テーブル202cが設けられている。
ここで、図12を参照して、特図2小当たり種別テーブル202cについて説明する。図12は、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2小当たり種別テーブル202cの一例を模式的に示した図である。
第1実施形態のパチンコ機10では、上述したように、各特別図柄の抽選遊技において小当たりに当選した場合に、小入賞口ユニット73(図3参照)を開放駆動するとともに、所定条件の成立(第1実施形態では、小入賞口ユニット73の開放において、小入賞口スイッチ73cによる5個目の入賞検出時)に基づいて、該小入賞口ユニット73内の特定領域73dを開放するように構成されている。そして、小当たり遊技中に特定領域73dを球が通過した場合には、小当たり種別カウンタCKの値に応じた大当たり遊技が開始されるように構成されている。
図12に示すように、特図2小当たり種別テーブル202cは、小当たり中に特定領域73dを通過したか否かに応じて、該特別図柄の種別に応じた小当たり種別と、小当たり種別カウンタCKの値とが対応付けられたテーブルである。
第1実施形態のパチンコ機10では、小当たり種別として、特定領域73dを球が通過しなかった場合には、最大ラウンド数が1ラウンドの「小当たりA」が設けられる一方、特定領域73dを球が通過した場合には、最大ラウンド数が1+2ラウンドの「時短A」と、最大ラウンド数が1+7ラウンドの「時短B」と、最大ラウンド数が1+7ラウンドの「時短C」と、最大ラウンド数が1+2ラウンドの「時短D」と、最大ラウンド数が1+7ラウンドの「時短E」と、最大ラウンド数が1+7ラウンドの「時短F」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短G」と、が設けられている。
具体的には、第2特別図柄の抽選遊技で小当たりに当選した場合、特定領域73dを球が通過しないときに小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりA」となる一方、特定領域73dを球が通過したときに小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短C」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」となる。そして、小当たり種別「時短A」の大当たり遊技後に「第1時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短B」の大当たり遊技後に「第3時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短C」の大当たり遊技後に「第3時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短D」の大当たり遊技後に「第1時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短E」の大当たり遊技後に「第4時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短F」の大当たり遊技後に「第4時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短G」の大当たり遊技後に「第2時間短縮状態」へ、それぞれ移行するように構成されている。
なお、本実施形態における「時間短縮状態」においては、右打ち遊技が推奨されており、第2始動口71へ入賞し得て第2特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第1始動口64へ入賞し難いことで第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。
特図2小当たり種別テーブル202cでは、各小当たり種別に対して、その小当たり種別を決定する小当たり種別カウンタCKの取り得る値が対応付けられている。
図12で示す特図2小当たり種別テーブル202cの例では、すべての遊技状態において、第2特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域73dを球が通過しなかったときに、「小当たりA」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~299」が対応付けられている一方、特定領域73dを球が通過したときに、「時短A」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~44」が対応付けられ、「時短B」に対して小当たり種別カウンタCKの値「45~89」が対応付けられ、「時短C」に対して小当たり種別カウンタCKの値「90~99」が対応付けられ、「時短D」に対して小当たり種別カウンタCKの値「100~119」が対応付けられ、「時短E」に対して小当たり種別カウンタCKの値「120~189」が対応付けられ、「時短F」に対して小当たり種別カウンタCKの値「190~199」が対応付けられ、「時短G」に対して小当たり種別カウンタCKの値「200~299」が対応付けられている。
即ち、第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図2小当たり種別テーブル202cから決定され、例えば、特定領域通過の有無に応じて、小当たり種別カウンタCKの値が「7」である場合には小当たり種別として「時短A」が決定され、小当たり種別カウンタCKの値が「295」である場合には小当たり種別として「時短G」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、特定領域73dを通過しなければ、小当たり種別「小当たりA」が100%の割合で当選することとなる。また、特定領域73dを通過すれば、小当たり種別「時短A」が15.0%の割合で、小当たり種別「時短B」が15.0%の割合で、小当たり種別「時短C」が3.3%の割合で、小当たり種別「時短D」が6.7%の割合で、小当たり種別「時短E」が23.3%の割合で、小当たり種別「時短F」が3.3%の割合で、小当たり種別「時短G」が33.3%の割合で、それぞれ当選するように構成されている。
ここで、上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、各「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」)毎に、時短終了条件が異なるように構成されており(図17参照)、小当たり種別の当選回数による時短終了条件が成立した場合にのみ、該小当たり種別への当選に基づいて開放される小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
よって、例えば、「第2時間短縮状態」であれば、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」に「1回」当選した場合に時短終了条件が成立するように構成されているため(図17参照)、該小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
一方、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」に当選した場合、時短終了条件は、それぞれの小当たり種別に「100回」当選した場合に成立するように構成されているため(図17参照)、時短終了条件が成立する前の各小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合であっても、右打ち遊技で発射されたほぼ全ての球が開放状態の普通電役72へと入球し、小入賞口ユニット73に遊技球を入球困難又は入球不可な状態となり、特定領域73dへ通過させられず大当たり状態を発生させることが困難となる。
即ち、いずれの「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」)であっても、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合に選択され得る小当たり種別の割合は図12に示す通り一律であるものの、各「時間短縮状態」によって時短終了条件が異なることにより、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別は、各「時間短縮状態」毎に異なるように構成されている。なお、各「時間短縮状態」において、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別については、図13及び図17において後述する。
ここで、図13及び図14を参照して、第1実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図13は、各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、当選可能な大当たり種別、特定領域通過可能な小当たり種別、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図14は、各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図13及び図14に記載した電サポ回数は、右打ち遊技によって主に実行され得る第2特別図柄の動的表示の実行回数となっており、時短終了条件の詳細については図17において後述する。
図13で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、又は、各「時間短縮状態」において時短終了条件が成立して「時短機能」が終了した場合、となる。
また、図13で示すように、「通常遊技状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率は低確率状態である。さらに、「通常遊技状態」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「15秒~190秒」で行われる(後述する図22~図28参照)。さらに、「通常遊技状態」では、主に第1特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」となり、また、第1特別図柄の動的表示は小当たりに当選し得ないため、特定領域通過可能な小当たり種別は該当なしとなる。なお、この「通常遊技状態」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図7参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「第1時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」、又は、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短D」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、となる(図14参照)。
この「第1時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第1時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「70秒」又は「80秒」で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(後述する図22~図28参照)。さらに、「第1時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短E」又は「時短F」となる(図17参照)。なお、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」に当選した場合、それぞれの小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が設定されていないため(図17参照)、上記小当たり種別に当選しても「時短機能」は有効のままとなるため、上記小当たり種別当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放されたとしても、右打ち遊技で発射したほぼ全ての球が普通電役72へと入球し、該小入賞口ユニット73への入球を困難として特定領域73dへの通過も困難となり、大当たり状態の発生が困難となって、再び「第1時間短縮状態」に戻るように構成されている。また、この「第1時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第2時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選した場合、又は、「第4時間短縮状態」において小当たり種別「時短G」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、となる(図14参照)。
この「第2時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第2時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(後述する図22~図28参照)。さらに、「第2時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」となる(図17参照)。なお、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」に当選した場合、それぞれの小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が「100回」に設定されており(図17参照)、該時短終了条件が成立するまでは、上記小当たり種別に当選しても「時短機能」は有効のままとなるため、上記小当たり種別当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放されたとしても、右打ち遊技で発射したほぼ全ての球が普通電役72へと入球し、該小入賞口ユニット73への入球を困難として特定領域73dへの通過も困難となり、大当たり状態の発生が困難となって、再び「第2時間短縮状態」に戻るように構成されている。また、この「第2時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第3時間短縮状態」への移行契機は、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短B」若しくは「時短C」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、又は、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、となる(図14参照)。
この「第3時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第3時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(後述する図22~図28参照)。さらに、「第3時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」となる(図17参照)。なお、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短G」に当選した場合、それぞれの小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が「100回」に設定されており(図17参照)、該時短終了条件が成立するまでは、上記小当たり種別に当選しても「時短機能」は有効のままとなるため、上記小当たり種別当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放されたとしても、右打ち遊技で発射したほぼ全ての球が普通電役72へと入球し、該小入賞口ユニット73への入球を困難として特定領域73dへの通過も困難となり、大当たり状態の発生が困難となって、再び「第3時間短縮状態」に戻るように構成されている。また、この「第3時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第4時間短縮状態」への移行契機は、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」若しくは「第4時間短縮状態」において大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、「第1時間短縮状態」若しくは「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、となる(図14参照)。
この「第4時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第4時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(後述する図22~図28参照)。さらに、「第4時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短G」となる(図17参照)。なお、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」に当選した場合、それぞれの小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が「100回」に設定されており(図17参照)、該時短終了条件が成立するまでは、上記小当たり種別に当選しても「時短機能」は有効のままとなるため、上記小当たり種別当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放されたとしても、右打ち遊技で発射したほぼ全ての球が普通電役72へと入球し、該小入賞口ユニット73への入球を困難として特定領域73dへの通過も困難となり、大当たり状態の発生が困難となって、再び「第4時間短縮状態」に戻るように構成されている。また、この「第4時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
このように、第1実施形態のパチンコ機10では、各「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」)毎に、特定領域73dを通過可能な小当たり種別が異なるように構成されている。
このように構成することで、従来のパチンコ機では、「時間短縮状態」は、「通常遊技状態」や「確率変動状態」などと同様に、1の遊技状態として構成されていたが、本実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」がさらに4つの遊技状態に分割され、それぞれの「時間短縮状態」毎に特定領域73dを通過可能な小当たり種別を異ならせることができる。
その結果、例えば、「第1時間短縮状態」においては、第2特別図柄の時短回数が「1回」に設定されているため、該第2特別図柄の動的表示の1回転目において、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」に当選しなければ、「通常遊技状態」に移行し、所謂連荘が終了してしまうおそれがある(図14参照)。
一方、「第2時間短縮状態」においては、第2特別図柄の時短回数が「10000回」に設定されており、第2特別図柄の時短回数が「10000回」に達する前に大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」に当選する蓋然性が高いため、実質的に次回の大当たりが確定した遊技状態となっている。
そして、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短B」若しくは「時短C」に当選すれば、「第2時間短縮状態」と同様に次回大当たりが確定する「第4時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」に移行するものの、小当たり種別「時短A」に当選した場合には、上述したように所謂連荘が終了してしまうおそれがある「第1時間短縮状態」に移行する。
さらに、「第4時間短縮状態」においては、「第2時間短縮状態」と同様に実質的に次回の大当たりが確定した遊技状態となっており、大当たり種別「時短参」に当選した場合には「第4時間短縮状態」が継続され、小当たり種別「時短G」に当選した場合には、実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」に移行するため、「第4時間短縮状態」に移行した時点において、少なくともあと2回、いずれかの大当たりを導出可能となる。
このように、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」をさらに4つの遊技状態に分割し、それぞれの遊技状態毎に時短終了条件と特定領域通過可能な小当たり種別を異ならせることで、より複雑で多彩な遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
なお、第1実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄(所定事象)の当選確率が低確率状態(特定遊技状態)である場合に、動的表示において所定回数(特定回数)連続して大当たりに当選しなかった(特定事象)とき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役72(特定入球手段)の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」(所定遊技状態)を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
この機能を搭載する場合、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合において大当たりに当選しなかった回数を計数するカウンタ(特定事象計数手段)を用意し、該カウンタが所定回数に達したか否かで「普図低確時間短縮状態」に移行させるか否かを判別するように構成する。また、このカウンタは、大当たり状態(特別遊技価値)に移行した場合には該カウンタの値を「0」クリアするように構成する。
次に、図15を参照して、大当たり開放テーブル202gについて説明する。図15は、ROM202に記憶される大当たり開放テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。大当たり開放テーブル202gは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり時に参照され、各特別図柄の大当たりを発生した大当たり種別又は小当たり種別に基づいて、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放態様等(ラウンド回数、オープニング時間、インターバル時間、エンディング時間、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)が規定されている。
上述したように、この大当たり開放テーブル202gは、大当たり発生時の遊技状態と、大当たり種別又は小当たり種別とに基づいて開放態様等が区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「時間短縮状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図15で示すように、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短A」又は「時短D」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が2ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
なお、小当たり当選時に特定領域73dへ球を通過させた場合の大当たりのOP時間は、1ラウンド目の小入賞口ユニット73の開放動作の終了後から、2ラウンド目の可変入賞装置65の開放動作の開始時までの時間を意味する。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短B」、「時短C」、「時短E」又は「時短F」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が7ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短G」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短A」又は「時短D」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が2ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
なお、小当たり当選時に特定領域73dへ球を通過させた場合の大当たりのOP時間は、1ラウンド目の小入賞口ユニット73の開放動作の終了後から、2ラウンド目の可変入賞装置65の開放動作の開始時までの時間を意味する。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短B」、「時短C」、「時短E」又は「時短F」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が7ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短G」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
このように、右打ち遊技が維持されて連続的に特別図柄の大当たりが頻発する「連荘」状態において、いずれかの大当たり種別に当選した場合における大当たり時のOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より短く構成することで、「連荘」状態中における大当たり全体の消化時間を短くし、「連荘」状態において次の大当たりへの到達時間を短くすることが可能となる。これにより、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
さらに、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「連荘」状態における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より長くすることで、その時間において多種多様な演出を実行することが可能となる。このように構成することで、例えば、初回大当たりのOP時間やED時間にパチンコ機10における遊技方法の説明(例えば、発射態様の示唆や、カードサンドに挿入中のカードの抜き忘れ防止示唆、今後の遊技状態の説明等)や、「通常遊技状態」から初回大当たりしたことを祝福する演出を実行することができ、遊技者にパチンコ機10の遊技方法を理解させ易くしたり、漸く大当たりしたことを実感させて遊技者の興趣向上に資する演出を行うことができる。
なお、「通常遊技状態」における、いずれかの小当たり種別への当選に基づく大当たりOP時間(1ラウンド目の小入賞口ユニット73の開放動作の終了後から、2ラウンド目の可変入賞装置65の開放動作の開始時までの時間)は、「時間短縮状態」における、いずれかの大当たり種別への当選に基づく大当たりOP時間と同様に短く設定している。これは、上述したように、「時間短縮状態」においていずれかの小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生する場合、該小当たり種別への当選に基づいて時短終了条件が成立し、動的表示の終了タイミングで「時短機能」が終了して「通常遊技状態」に移行した状態で小入賞口ユニット73が開放され、その後、特定領域73dへの通過によって大当たり状態が発生するためである。即ち、「時間短縮状態」において小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生する場合、「通常遊技状態」に移行した後に大当たり状態が発生するためである。
また、大当たり種別に基づく大当たり時の大入賞口開閉板65aの開放態様等(OP時間、IT時間、ED時間、回数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数および移行遊技状態)は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。具体的には、大当たり種別毎に開放回数(ラウンド数)を異ならせるように構成してもよいし、大当たり種別毎に最大開放時間を変更するように構成してもよいし、最大入賞個数を変更するように構成してよい。当選した大当たり種別毎に払い出され得る賞球数が異なることで、当選した大当たり種別に応じて直接的に付与される遊技価値に違いを生じさせることができる。
なお、大当たり種別毎に別々の遊技状態に移行する必要はなく、複数の大当たり種別で共通的な遊技状態に移行するように構成してもよい。さらに、OP時間とED時間とを異ならせるように構成してもよいし、IT時間をOP時間やED時間より長い時間に設定してもよい。また、1のラウンドの最小開放時間を、IT時間やOP時間、ED時間より短い時間に設定してもよい。さらに、大当たり種別毎にOP時間、IT時間又はED時間の少なくとも1つ以上を同一な時間となるように設定してもよい。
次に、図16を参照して、小当たり開放テーブル202hについて説明する。図16は、ROM202に記憶される小当たり開放テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。小当たり開放テーブル202hは、第2特別図柄の小当たり時に参照され、第2特別図柄の小当たり発生時の小当たり種別に基づいて、小入賞口ユニット73の小入賞口開閉板73aの開放態様等(1のラウンドにおける開放回数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)が規定されている。
図16に示すように、小当たり開放テーブル202hにおいて、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合には、小入賞口ユニット73(小入賞口)が1のラウンド中に10回開放され、その小当たりのOP時間が「9秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。そして、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「1個」に設定される。
次いで、小当たり開放テーブル202hにおいて、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」に当選した場合には、小入賞口ユニット73(小入賞口)が1のラウンド中に10回開放され、その小当たりのOP時間が「9秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。そして、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「1個」に設定される。なお、各小当たり種別において、小入賞口ユニット73内の小入賞口スイッチ73cによって5個目の入球が検知された場合に特定領域73dが開放され、該特定領域73d内の特定領域スイッチ73gを球が通過すると大当たり状態が発生するように構成されている。
ここで、仮に、小当たりのOP時間が「0.1秒」に設定されている場合を想定する。第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」における普通電役72の1の開放時間が「5.8秒」となるように構成されている(図29(c)参照)。従って、「時間短縮状態」において小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たりに当選しても、該小当たりに当選する動的表示の終了直前(即ち、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行して小入賞口ユニット73が開放動作を開始する直前)に普通電役72が開放動作を開始した場合、該普通電役72の開放時間は「5.8秒」となる。そして、該普通電役72の開放直後において、小当たりに当選した動的表示が終了し、小当たりのオープニングが「0.1秒」で実行され、小入賞口ユニット73の開放動作が開始されることになる。
しかしながら、該小入賞口ユニット73が開放されたとしても、普通電役72も開放動作の開始直後であるため、該小入賞口ユニット73の開放開始から約5秒間は普通電役72が開放状態となり、右打ち遊技で発射したほぼ全ての球は普通電役72に入球容易となるため、この間において小入賞口ユニット73へは入球困難又は不可な状態となる。そして、普通電役72が開放動作を終了すると、以降は「通常遊技状態」となって普通電役72が閉鎖状態となり、小入賞口ユニット73に入球容易又は可能な状態となるが、この時点において、該小入賞口ユニット73の開放動作開始から5秒以上が経過しており、該小入賞口ユニット73の開放回数(即ち、「10回」)の約半分程度が実行済みとなっているため、該小入賞口ユニット73に5個以上の球を入球させて特定領域73dを開放させ、該特定領域73dに球を通過させることが困難となってしまう可能性がある。
即ち、「時間短縮状態」において小当たりに当選した場合のOP時間が普通電役72の開放時間よりも短く設定されている場合、小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たりに当選しても、普通電役72及び小入賞口ユニット73の開放タイミングによっては、該小入賞口ユニット73の開放期間において該小入賞口ユニット73への入球が困難又は不可となる期間が発生してしまい、大当たりの発生が困難となってしまうおそれがある。
一方、第1実施形態のパチンコ機10のように、小当たりのOP時間を「9秒」とし、「時間短縮状態」における普通電役72の1の開放時間である「5.8秒」よりも長く設定することで、小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件が成立する場合に、小入賞口ユニット73の開放動作の開始タイミング(即ち、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行してから「9秒」経過後)においては、該小入賞口ユニット73よりも球の流下方向上流側に配設された普通電役72を閉鎖状態とすることができ、該小入賞口ユニット73の開放動作の開始時から、右打ち遊技で発射された球を入球容易又は可能とすることができ、特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生させることができる。
次に、図17を参照して、時短終了条件テーブル202mについて説明する。図17は、ROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。時短終了条件テーブル202mは、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示において当選した大当たり遊技、又は、小当たりへの当選に基づいて発生した大当たり遊技の終了時(遊技状態移行時)に参照され、該大当たりに当選した大当たり種別又は小当たり種別に応じて付与される「時短機能」の終了条件がそれぞれ規定されている。
第1実施形態の「時短機能」は、いずれかの特別図柄において大当たりの抽選結果が導出されるか、或いは、以下に示す複数の時短終了条件のうち、いずれか1の条件が成立することによって終了するように構成されている。具体的な時短終了条件としては、大当たり終了後の第1特別図柄の動的表示の実行回数を示す「特図1時短回数」と、大当たり終了後の第2特別図柄の動的表示の実行回数を示す「特図2時短回数」と、大当たり終了後の第1特別図柄および第2特別図柄の動的表示の合計実行回数を示す「合計時短回数」と、大当たり終了後の第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別への当選回数を示す「小当たり当選回数」と、が規定されている。
なお、上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、成立した時短終了条件(即ち、時短回数による条件成立か、小当たり当選回数による条件成立か)と、該条件が成立することとなる動的表示の抽選結果(即ち、小当たりに当選しているか否か)と、によって、「時短機能」の終了タイミングが異なるように構成されている。
具体的には、時短回数(「特図1時短回数」、「特図2時短回数」又は「合計時短回数」のいずれか)による時短終了条件成立時であって、該時短終了条件が成立することとなる動的表示が小当たりに当選していない場合(即ち、ハズレ又は大当たりの場合)、「時短機能」は該動的表示の終了時に終了する。
また、時短回数による時短終了条件成立時であって、該時短終了条件が成立することとなる動的表示が小当たり当選している場合、「時短機能」は該動的表示の終了時には終了せず、小当たり当選に基づく小入賞口ユニット73の開放動作終了から5秒後に終了する。
さらに、小当たり当選回数による時短終了条件が成立する場合、該動的表示の終了時、即ち、小当たり当選に基づく小入賞口ユニット73の開放動作開始前に「時短機能」が終了する。
このように、第1実施形態のパチンコ機10では、成立した時短終了条件と、該時短終了条件が成立することとなる動的表示の抽選結果と、によって「時短機能」の終了タイミングを異ならせることで、小入賞口ユニット73の開放動作中の遊技状態を「通常遊技状態」又は「時間短縮状態」とし、小当たり当選に基づく小入賞口ユニット73開放時に右打ち遊技で発射した球が入球容易状態か、又は、入球困難状態か、のいずれかの状態を作り出し、特定領域73dを通過させて大当たり発生が可能な状態か、特定領域73dを通過させられず大当たり発生が困難な状態か、とすることができる。
まず、図17で示すように、大当たり種別「時短壱」当選時又は小当たり種別「時短A」若しくは「時短D」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第1時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「5回」、「特図2時短回数」が「1回」、「合計時短回数」が「5回」に設定され、小当たり種別「時短E」又は「時短F」への当選回数が「1回」に設定される。
なお、「第1時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」への当選回数に基づく時短終了条件は設定されていない。これは、「第1時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」への当選回数に基づく時短終了条件を成立し得ないように構成するためであり、かつ、主に実行され得る第2特別図柄の時短終了条件が「1回」に設定されているためである。
よって、詳細は後述するが、「第1時間短縮状態」に移行する場合(例えば、大当たり種別「時短壱」に当選した場合)、大当たり終了時において、後述する時短終了判定フラグ203pをオンに設定し(図65参照)、該「第1時間短縮状態」における変動停止時に行われる小当たり用時短計数処理において、時短終了判定フラグ203pがオンに設定されている場合は小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」への当選回数に基づく時短終了条件を判定しないように構成されている(図50のS5321:Yes参照)。
従って、「第1時間短縮状態」においては、主に、「特図2時短回数」が「1回」に達するか、又は、小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」への当選回数が「1回」に達した場合に時短終了条件が成立するように構成されている。
即ち、「第1時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目がハズレであった場合、「特図2時短回数」が「1回」に達しているため、該ハズレとなる動的表示の終了時に時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行する。
また、「第1時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目が大当たりであった場合、「特図2時短回数」が「1回」に達しているが、大当たり種別「時短参」に当選しているため(図11参照)、大当たり状態へと移行し、該大当たり終了後に「第4時間短縮状態」へと移行する。
さらに、「第1時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目が小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」であった場合、上述したように、「第1時間短縮状態」においては、上記小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し得ないように構成されているため、該小当たりとなる動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放動作前)には「時短機能」が終了されず、小入賞口ユニット73の開放動作時に右打ち遊技を行っても、ほぼ全ての球が普通電役72内の第2始動口71へと入球し、該小入賞口ユニット73へは入球困難となって特定領域73dを通過させることができず、大当たりを発生させられずに小入賞口ユニット73の開放動作が終了する。そして、「特図2時短回数」が「1回」に達しているため、該小入賞口ユニット73の開放動作終了から5秒後に「時短機能」が終了して「通常遊技状態」に移行する。
また、「第1時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目が小当たり種別「時短E」又は「時短F」であった場合、小当たり種別「時短E」又は「時短F」の当選回数が「1回」に達しているため、該小当たりとなる動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放動作前)に「時短機能」が終了する。そして、小入賞口ユニット73の開放動作時には「通常遊技状態」となっているため、右打ち遊技で発射された球は普通電役72内に入球せず、小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となって、特定領域73dを通過させることで大当たりを発生可能となる。
即ち、「第1時間短縮状態」においては、第2特別図柄の動的表示の1回転目において大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」に当選することで、特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生可能となり、所謂連荘を継続可能となる。
一方、第2特別図柄の動的表示の1回転目がハズレであるか、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」であった場合、特定領域73dを通過させることができずに大当たり状態を発生不可又は困難となり、「通常遊技状態」に戻るように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短弐」当選時又は小当たり種別「時短G」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第2時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第2時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」への当選回数が「1回」に達することによる時短終了条件が成立し易く、該小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
ここで、上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示における小当たり当選確率が約46%になるように構成されている(図10(b)参照)。また、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合に、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」が選択され得る割合は約33%となる(図12参照)。従って、第2特別図柄の動的表示の小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」が選択され得る確率は約15%(約46%×約33%)となる。
よって、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選する確率(即ち、約1%(図10参照))と、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」への当選に基づく大当たりの発生確率(即ち、約15%)とを合計すると、約16%(即ち、約6回転に1回)の確率で大当たり状態が発生し得ることになる。
従って、「第2時間短縮状態」においては、第2特別図柄の動的表示が「10000回」実行されるまでに、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」への当選に基づく大当たりが発生する蓋然性が高くなるように構成されている。つまり、実質的に次回の大当たりが確定し得る遊技状態となっている。
また、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」のうち、いずれかの小当たり種別に「100回」当選する確率は、0.01%にも満たない僅少な確率となる。
よって、「第2時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」のいずれかに「100回」当選するまでに、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」への当選に基づく大当たりが発生する蓋然性が高くなるように構成されている。
即ち、「第2時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短B」又は「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第3時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」「時短B」又は「時短G」への当選回数が「100回」、小当たり種別「時短C」への当選回数が「2回」、小当たり種別「時短D」、「時短E」又は「時短F」への当選回数が「1回」に設定される。
よって、「第3時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短C」への当選回数が「2回」に達するか、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」若しくは「時短F」への当選回数が「1回」に達することによる時短終了条件が成立し易く、該小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
ここで、上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示における小当たり当選確率が約46%になるように構成されている(図10(b)参照)。また、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合に、小当たり種別「時短C」への当選回数が「2回」に達するか、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」若しくは「時短F」への当選回数が「1回」に達する確率は約33%となる(図12参照)。従って、「第3時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示の小当たり種別「時短C」への当選回数が「2回」に達するか、小当たり種別「時短D」、「時短E」又は「時短F」への当選回数が「1回」に達する確率は約15%(約46%×約33%)となる。
よって、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選する確率(即ち、約1%(図10参照))と、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」への当選に基づく大当たりの発生確率(即ち、約15%)とを合計すると、約16%(即ち、約6回転に1回)の確率で大当たり状態が発生し得ることになる。
従って、「第3時間短縮状態」においては、第2特別図柄の動的表示が「10000回」実行されるまでに、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」若しくは「時短F」への当選に基づく大当たりが発生する蓋然性が高くなるように構成されている。つまり、実質的に次回の大当たりが確定し得る遊技状態となっている。
また、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短G」のうち、いずれかの小当たり種別に「100回」当選する確率は、0.01%にも満たない僅少な確率となる。
よって、「第3時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短G」のいずれかに「100回」当選するまでに、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」若しくは「時短F」への当選に基づく大当たりが発生する蓋然性が高くなるように構成されている。
即ち、「第3時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」若しくは「時短F」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
なお、「第3時間短縮状態」における時短終了条件のうち、小当たり種別「時短C」への当選回数のみが「2回」に設定されているのは、遊技性を変化させ、バリエーションが豊富な遊技を提供するためである。
具体的には、「第3時間短縮状態」移行直後において、小当たり種別「時短C」に当選した場合、該小当たり種別「時短C」への当選回数は「1回」となり、時短終了条件である「2回」に達していないため、時短終了条件が成立せず、小入賞口ユニット73に球を入賞困難又は不可となって大当たりの発生が困難又は不可となる。従って、「第3時間短縮状態」移行直後においては、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」若しくは「時短F」に当選することで大当たりが導出可能となる。
一方、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」に「1回」当選した後は、該小当たり種別「時短C」当選によって時短終了条件が成立し得るため、該小当たり種別「時短C」当選時にも大当たりが導出可能となる。そして、該小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たり後は、再度「第3時間短縮状態」に移行するように構成されている(図14参照)。
また、「第3時間短縮状態」において大当たりを導出可能な大当たり種別又は小当たり種別のうち、小当たり種別「時短D」に当選した場合のみ、該小当たり種別当選に基づく大当たり後に「第1時間短縮状態」に移行するため(図14参照)、「連荘」状態が終了してしまうおそれがある。よって、小当たり種別「時短C」への当選によって大当たりが導出可能となることで、「連荘」状態を継続可能な小当たり種別(この場合、小当たり種別「時短C」、「時短E」又は「時短F」)の当選割合が高くなるように構成されている。
即ち、「第3時間短縮状態」への移行直後よりも、該「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」に「1回」当選した場合の方が、大当たりの導出確率が高くなっており、かつ、「連荘」状態を継続する確率が高くなるように構成されている。なお、「第3時間短縮状態」における小当たり種別「時短C」への当選に関する詳細については図81及び図82において後述する。
次いで、大当たり種別「時短参」当選時又は小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第4時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」への当選回数が「100回」、小当たり種別「時短G」への当選回数が「1回」に設定される。
よって、「第4時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短G」への当選回数が「1回」に達することによる時短終了条件が成立し易く、該小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
ここで、上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示における小当たり当選確率が約46%になるように構成されている(図10(b)参照)。また、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合に、小当たり種別「時短G」が選択され得る割合は約33%となる(図12参照)。従って、「第4時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示の小当たり種別「時短G」が選択され得る確率は約15%(約46%×約33%)となる。
よって、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選する確率(即ち、約1%(図10参照))と、小当たり種別「時短G」への当選に基づく大当たりの発生確率(即ち、約15%)とを合計すると、約16%(即ち、約6回転に1回)の確率で大当たり状態が発生し得ることになる。
従って、「第4時間短縮状態」においては、第2特別図柄の動的表示が「10000回」実行されるまでに、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短G」への当選に基づく大当たりが発生する蓋然性が高くなるように構成されている。つまり、実質的に次回の大当たりが確定し得る遊技状態となっている。
また、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」のうち、いずれかの小当たり種別に「100回」当選する確率は、0.01%にも満たない僅少な確率となる。
よって、「第4時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」のいずれかに「100回」当選するまでに、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短G」への当選に基づく大当たりが発生する蓋然性が高くなるように構成されている。
即ち、「第4時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短G」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
このように構成することで、1の小当たり種別へ当選した場合に、該小当たり種別へ当選した動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放動作前)において「時短機能」が終了する場合と終了しない場合とを設定することができる。よって、該小当たり種別への当選に基づく小入賞口ユニット73の開放時に、右打ち遊技で発射した球が小入賞口ユニット73に入球可能又は容易な状態と、入球不可又は困難な状態と、を設定することができる。その結果、「時間短縮状態」において小当たりに当選した場合に、特定領域73dを球が通過不可又は通過し難く、大当たりが発生し得ない又は発生し難い状態と、特定領域73dを球が通過可能又は通過し易く、大当たりが発生し得る又は発生し易い状態と、を発生させ、各「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」)によって、大当たりが発生し得ない又は発生し難い小当たり種別と、大当たりが発生し得る又は発生し易い小当たり種別と、を設定することができ、各「時間短縮状態」において大当たりが発生した場合の大当たりラウンド割合および該大当たり後に移行する遊技状態、即ち、「連荘」の継続率を変化させることができる。
次に、図18~図21を参照して、「時間短縮状態」の右打ち遊技において、遊技状態の移行態様、スルーゲート67における球の検出態様、普通図柄の可変表示の実行態様、普通電役72の駆動態様、第2始動口71における球の検出態様、第2特別図柄の変動表示の実行態様、第2特別図柄での小当たり当選に基づく小入賞口ソレノイド73bによる小入賞口開閉板73aの開閉態様、小入賞口スイッチ73cにおける球の検出態様、特定領域ソレノイド73fによる特定領域開閉板73eの開閉態様、特定領域スイッチ73gにおける球の検出態様、及び、該特定領域スイッチ73gへの球の検出に基づく大当たりフラグ203q(図8参照)の設定態様等を説明する。
図18は、「時間短縮状態」中の第2特別図柄の変動表示によって、時短終了条件が非成立となる小当たり種別に当選した場合における遊技状態の移行態様、小入賞口ソレノイド73b及び特定領域ソレノイド73fの駆動パターンと、小入賞口スイッチ73c及び特定領域スイッチ73gの検出態様と、大当たりフラグ203qの設定態様とを示したタイミングチャートであり、例えば、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短D」に当選した場合のタイミングチャートである。
また、図19は、「時間短縮状態」中の第2特別図柄の変動表示によって、時短回数に基づく時短終了条件が成立する状態で小当たり種別に当選した場合における遊技状態の移行態様、小入賞口ソレノイド73b及び特定領域ソレノイド73fの駆動パターンと、小入賞口スイッチ73c及び特定領域スイッチ73gの検出態様と、大当たりフラグ203qの設定態様とを示したタイミングチャートであり、例えば、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」に当選した場合のタイミングチャートである。
さらに、図20は、「時間短縮状態」中の第2特別図柄の変動表示によって、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立する状態で小当たり種別に当選した場合における遊技状態の移行態様、小入賞口ソレノイド73b及び特定領域ソレノイド73fの駆動パターンと、小入賞口スイッチ73c及び特定領域スイッチ73gの検出態様と、大当たりフラグ203qの設定態様とを示したタイミングチャートであり、例えば、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」に当選した場合のタイミングチャートである。
また、図21は、「時間短縮状態」中の第2特別図柄の変動表示によって、時短回数に基づく時短終了条件が成立する状態でハズレとなる変動表示が実行された場合における遊技状態の移行態様、小入賞口ソレノイド73b及び特定領域ソレノイド73fの駆動パターンと、小入賞口スイッチ73c及び特定領域スイッチ73gの検出態様と、大当たりフラグ203qの設定態様とを示したタイミングチャートであり、例えば、「第1時間短縮状態」においてハズレとなる変動表示が実行された場合のタイミングチャートである。
なお、「時間短縮状態」において、左打ち遊技が奨励されておらず(左打ち遊技を実行した場合に遊技者が遊技価値を得難く構成されており)、該遊技状態における左打ち遊技は遊技仕様として奨励されていないため、該遊技状態における左打ち遊技に関する説明は省略する。
図18で示すように、「時間短縮状態」において右打ち遊技で球が発射された場合、まず、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。そして、スルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄の可変表示が実行される。この普通図柄の可変表示は、「時間短縮状態」において一律「0.1秒」で実行され、当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。「時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示における当選確率が高確率(99%)となっており、さらに、当選した場合における普通電役72の開放時間が「5.8秒」、かつ、開放回数が1回行われるように構成されている。よって、右打ち遊技で発射された球は、普通図柄の可変表示の実行中によって普通電役72が閉鎖状態であっても、該普通電役72の出没板72a上を転動している間に普通電役72が開放状態となり得るため、出没板72a上を転動していた球は左端から右端まで転動しきることができず、普通電役72の下方側に配置された第2始動口71へと入賞する。つまり、「時間短縮状態」において右打ち遊技で発射されたほぼ全ての球が第2始動口71へと入賞するように構成されている。
「時間短縮状態」における第2始動口71への入賞に基づいて、特別図柄2の変動表示が実行され、この特別図柄2の変動表示は、最短で「15秒」、最長でも「80秒」で実行され、大当たり結果、小当たり結果又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
そして、特別図柄2の変動表示において、ハズレが導出された場合には、小入賞口ユニット73又は可変入賞装置65は開放されない一方、特別図柄2の変動表示において、小当たり遊技に当選した場合は、小当たりオープニングが9秒間実行された後、小入賞口ソレノイド73bが「0.1秒」オンされ、かつ、開放回数が10回に設定され小入賞口ユニット73が開放される。
ここで、図18の小当たり遊技に当選した特別図柄2の変動表示では、いずれの時短終了条件も成立していない。よって、この場合、小入賞口ユニット73が開放されたとしても、右打ち遊技で発射されたほぼ全ての球が該小入賞口ユニット73の上流側に配設された普通電役72内の第2始動口71へ入球するため、該小入賞口ユニット73へは入球困難となるように構成されている。
従って、小入賞口ユニット73内の小入賞口スイッチ73cによって検出される球の数は5個に達せず、特定領域ソレノイド73fはオフのままとなる。従って、特定領域スイッチ73gによって球が通過検知されず、大当たりフラグ203qもオフのままとなり、大当たり状態は発生しない。そして、小入賞口ソレノイド73bによる10回の開放動作の終了後、小当たりエンディングが5秒間実行され、「時間短縮状態」のまま、次の変動表示が実行される。
このように、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」中に特別図柄2の変動表示が小当たりに当選した場合であっても、該変動表示においていずれの時短終了条件も成立していなければ、小入賞口ユニット73へ入賞し難く、特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生し難くなるように構成されている。
次いで、図19で示すように、「時間短縮状態」において右打ち遊技で球が発射された場合、まず、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。そして、スルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄の可変表示が実行される。この普通図柄の可変表示は、「時間短縮状態」において一律「0.1秒」で実行され、当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。「時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示における当選確率が高確率(99%)となっており、さらに、当選した場合における普通電役72の開放時間が「5.8秒」、かつ、開放回数が1回行われるように構成されている。よって、右打ち遊技で発射された球は、普通図柄の可変表示の実行中によって普通電役72が閉鎖状態であっても、該普通電役72上を転動している間に普通電役72が開放状態となり得るため、普通電役72上を左端から右端まで転動しきることができず、普通電役72の下方側に配置された第2始動口71へと入賞する。つまり、「時間短縮状態」において右打ち遊技で発射されたほとんどの球が第2始動口71へと入賞するように構成されている。
「時間短縮状態」における第2始動口71への入賞に基づいて、特別図柄2の変動表示が実行され、この特別図柄2の変動表示は、最短で「15秒」、最長でも「80秒」で実行され、大当たり結果、小当たり結果又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
そして、特別図柄2の変動表示において、ハズレが導出された場合には、小入賞口ユニット73又は可変入賞装置65は開放されない一方、特別図柄2の変動表示において、小当たり遊技に当選した場合は、小当たりオープニングが9秒間実行された後、小入賞口ソレノイド73bが「0.1秒」オンされ、かつ、開放回数が10回に設定され小入賞口ユニット73が開放される。
ここで、図19の小当たり遊技に当選した特別図柄2の変動表示では、時短回数に基づく時短終了条件が成立しているが、上述したように、時短回数に基づく時短終了条件が成立しており、かつ、該当の変動が小当たりに当選している場合、「時短機能」の終了タイミングは小入賞口ユニット73の開放動作終了から5秒後となる。よって、この場合、小入賞口ユニット73が開放されたとしても、ほぼ全ての遊技球が該小入賞口ユニット73の上流側に配設された普通電役72内の第2始動口71へ入球するため、該小入賞口ユニット73へは入球困難となるように構成されている。
従って、小入賞口ユニット73内の小入賞口スイッチ73cによって検出される球の数は5個に達せず、特定領域ソレノイド73fはオフのままとなる。その結果、特定領域スイッチ73gによって球が通過検知されず、大当たりフラグ203qもオフのままとなり、大当たり状態は発生しない。そして、小入賞口ソレノイド73bによる10回の開放動作の終了後、小当たりエンディングが5秒間実行されたタイミングで「時短機能」が終了して「通常遊技状態」へ移行する。
このように、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」中に特別図柄2の変動表示が小当たりに当選した場合であっても、該変動表示において時短回数に基づく時短終了条件が成立している場合は、小入賞口ユニット73へ入賞し難く、特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生し難くなるように構成されている。
次いで、図20で示すように、「時間短縮状態」において右打ち遊技で球が発射された場合、まず、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。そして、スルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄の可変表示が実行される。この普通図柄の可変表示は、「時間短縮状態」において一律「0.1秒」で実行され、当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。「時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示における当選確率が高確率(99%)となっており、さらに、当選した場合における普通電役72の開放時間が「5.8秒」、かつ、開放回数が1回行われるように構成されている。よって、右打ち遊技で発射された球は、普通図柄の可変表示の実行中によって普通電役72が閉鎖状態であっても、該普通電役72上を転動している間に普通電役72が開放状態となり得るため、普通電役72上を左端から右端まで転動しきることができず、普通電役72の下方側に配置された第2始動口71へと入賞する。つまり、「時間短縮状態」において右打ち遊技で発射されたほとんどの球が第2始動口71へと入賞するように構成されている。
「時間短縮状態」における第2始動口71への入賞に基づいて、特別図柄2の変動表示が実行され、この特別図柄2の変動表示は、最短で「15秒」、最長でも「80秒」で実行され、大当たり結果、小当たり結果又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
そして、特別図柄2の変動表示において、ハズレが導出された場合には、小入賞口ユニット73又は可変入賞装置65は開放されない一方、特別図柄2の変動表示において、小当たり遊技に当選した場合は、小当たりオープニングが9秒間実行された後、小入賞口ソレノイド73bが「0.1秒」オンされ、かつ、開放回数が10回に設定され小入賞口ユニット73が開放される。
ここで、図20の小当たり遊技に当選した特別図柄2の変動表示では、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立している。上述したように、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立している場合、「時短機能」の終了タイミングは変動表示の終了タイミング(小入賞口ユニット73の開放動作前)となる。
また、図20に示すように、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングが「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行する直前であった場合、該当の可変表示は普通図柄の高確率状態において実行されているため、抽選結果は当たりとなり易く、該抽選結果が当たりの場合は普通電役72が「5.8秒」の間、開放されることになる。このように、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した状態であっても、未だ普通電役72が開放動作を実行中となっている状態で小入賞口ユニット73が開放動作を開始すると、該普通電役72の開放動作の間(即ち、「5.8秒間」)は右打ち遊技で発射されたほぼ全ての球が第2始動口71へと入賞し、小入賞口ユニット73へはほとんど入賞し得ない状態となってしまう。
しかしながら、小当たりオープニング時間を普通電役72の開放時間(即ち、「5.8秒間」)よりも長い「9秒」とすることで、該小当たりオープニング時間中に普通電役72の開放動作が終了し、「通常遊技状態」移行後に実行される普通図柄の可変表示においてはハズレとなる抽選結果のみが導出されるため(図29参照)、普通電役72は閉鎖状態を維持する。よって、右打ち遊技で発射された球は第2始動口71へは入賞せず、開放動作中の小入賞口ユニット73へ入賞容易状態となり、該小入賞口ユニット73内に入賞した球が小入賞口スイッチ73cによって検知される。
また、小入賞口スイッチ73cによって5個目の入賞が検知されると、特定領域73dの開放条件が成立するため、特定領域ソレノイド73fがオンされて特定領域73dへ球が流入可能となる。その後、小入賞口ユニット73内に流入した球が特定領域73d側へと流下する。そして、特定領域73dへと流下した球が特定領域スイッチ73gによって検知された場合、該検知に伴って大当たりフラグ203qがオンに設定される。
小入賞口ユニット73の開放動作が終了すると、大当たりフラグ203qがオンされていることに基づいて、大当たり状態へと移行する。
このように、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」中に特別図柄2の変動表示が小当たりに当選した場合であって、該変動表示において小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立していれば、小入賞口ユニット73へ入賞し易く、特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生し易くなるように構成されている。
次いで、図21で示すように、「時間短縮状態」において右打ち遊技で球が発射された場合、まず、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。そして、スルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄の可変表示が実行される。この普通図柄の可変表示は、「時間短縮状態」において一律「0.1秒」で実行され、当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。「時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示における当選確率が高確率(99%)となっており、さらに、当選した場合における普通電役72の開放時間が「5.8秒」、かつ、開放回数が1回行われるように構成されている。よって、右打ち遊技で発射された球は、普通図柄の可変表示の実行中によって普通電役72が閉鎖状態であっても、該普通電役72上を転動している間に普通電役72が開放状態となり得るため、普通電役72上を左端から右端まで転動しきることができず、普通電役72の下方側に配置された第2始動口71へと入賞する。つまり、「時間短縮状態」において右打ち遊技で発射されたほとんどの球が第2始動口71へと入賞するように構成されている。
「時間短縮状態」における第2始動口71への入賞に基づいて、特別図柄2の変動表示が実行され、この特別図柄2の変動表示は、最短で「15秒」、最長でも「80秒」で実行され、大当たり結果、小当たり結果又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
ここで、図21において実行された特別図柄2のハズレとなる変動表示では、時短回数に基づく時短終了条件が成立している。上述したように、時短回数に基づく時短終了条件が成立する状態で、該当の変動が小当たりでない(即ち、ハズレ又は大当たりである)場合、「時短機能」の終了タイミングは変動表示の終了タイミングとなる。よって、時短終了条件の成立する変動表示の終了と同時に「時短機能」が終了し、「通常遊技状態」に移行する。
また、詳細は後述するが、第1実施形態のパチンコ機10では、特定の変動パターン(後述する「特殊変動」演出態様)が実行された場合に、該変動終了時の図柄確定時間を延長(即ち、「0.5秒」から「9秒」に延長)するように構成されている。そして、該特定の変動パターンは、時短終了条件が成立する、ハズレとなる変動表示において選択されるように構成されている(図48にて後述)。よって、図21において実行された特別図柄2のハズレとなる変動表示は、時短終了条件が成立するため、特定の変動パターンで実行され、図柄確定時間が「9秒」となる。
ここで、図21に示すように、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングが「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行する直前であった場合、該当の可変表示は普通図柄の高確率状態において実行されているため、抽選結果は当たりとなり易く、普通電役72が「5.8秒」の間、開放されることになる。このように、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した状態であっても、未だ普通電役72が開放動作を実行中となっている状態で右打ち遊技を実行した場合、発射された球は第2始動口71へと入賞可能となるため、仮に、普通電役72が開放中の状態において、前記ハズレとなる特別図柄2の変動表示の図柄確定が終了し、普通電役72に入賞して次の特別図柄2の変動表示が実行可能となった場合、「通常遊技状態」において特別図柄2の変動表示が実行を開始することになる。
上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、特別図柄2の変動表示は高確率(即ち、約46%)で小当たりに当選するように構成されている。そして、いずれかの小当たり種別に当選すると、該小当たり種別への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放され、「通常遊技状態」においては普通電役72が閉鎖状態となっているため、該小入賞口ユニット73に入賞容易又は可能となり、特定領域73dを通過させて大当たりを発生可能となってしまい、当初の想定以上に遊技者が出玉を獲得してしまうおそれがある。
しかしながら、時短終了条件が成立する場合に選択され得るハズレの変動パターンを特定の変動パターンとし、該当の変動表示の図柄確定時間を普通電役72の開放動作期間よりも長い「9秒」とすることで、該図柄確定時間中に普通電役72の開放動作が終了することになる。そして、「通常遊技状態」移行後に実行される普通図柄の可変表示においてはハズレとなる抽選結果のみが導出され(図29参照)、普通電役72は閉鎖状態を維持する。よって、時短終了条件が成立するハズレとなる変動演出の終了後であり、図柄確定時間も経過した状態においては、右打ち遊技で発射した球は第2始動口71へは入球不可又は入球困難な状態となる。
また、特別図柄2の変動表示が「9秒」の図柄確定時間を実行中の間に、未だ開放中となっている普通電役72に入球させたとしても、特別図柄2の変動表示は保留球を有していないために該保留球が貯留されず、さらに、図柄確定時間の実行中であるために、次の特別図柄2の変動表示が実行されることもない。
このように構成することで、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行した直後において、普通電役72の開放動作に伴う該普通電役72への入球を抑制し、想定外の特別図柄2の変動表示の実行を抑制することができる。
図9に戻って、各種カウンタの説明を続ける。停止パターン選択カウンタC3は、例えば「0~99」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻る構成となっている。
第1実施形態では、保留されている変動演出の保留数と停止パターン選択カウンタC3の値とによって、第3図柄表示装置81で表示される大当たり時およびハズレ時の変動演出の大まかな演出態様が選択される。また、第1実施形態のパチンコ機10では、各演出態様に比較的長めの変動時間が選択され易いロングパターン(以下、「ロング」と称する場合がある)と、該ロングパターンより短めの変動時間が選択され易いミドルパターン(以下、「ミドル」と称する場合がある)と、該ミドルパターンより短めの変動時間が選択され易いショートパターン(以下、「ショート」と称する場合がある)と、が用意されている。
具体的には、「リーチ表示」が発生しない「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」又は「非リーチ(ショート)」演出態様と、「リーチ表示」として「ノーマルリーチ」の変動要素のみが実行される「ノーマルリーチ」演出態様と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「スーパーリーチ」演出態様と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「スペシャルリーチ」演出態様と、所定の遊技状態において固定的な演出が実行される「特殊変動」演出態様と、の7個の演出態様のいずれかが選択され得る。
ここで、各演出態様について詳細に説明する。演出態様の中で、「非リーチ(ロング)」演出態様と「非リーチ(ミドル)」演出態様と「非リーチ(ショート)」演出態様(以下、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様を総称して、『「非リーチ」演出態様』と称する場合がある)とは、特別図柄の変動演出として3つの図柄列Z1~Z3が変動する第3図柄表示装置81にて、各図柄列Z1~Z3を高速でシャッフルする「高速変動」の変動要素が行われた後に、先に停止する2の図柄列Z1,Z3において同一の第3図柄が停止せず、「リーチ表示」を発生しない演出態様である。
なお、「高速変動」の変動要素とは、例えば、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、各図柄列Z1~Z3(図6参照)に表示される第3図柄が、表示画面縦方向下方に高速にスクロールされている変動要素をいう。この「高速変動」では、遊技者によって第3図柄の表示内容を明確に認識できないように第3図柄を変動させ、前回停止表示された変動演出の停止結果を不規則に混ぜる(シャッフルする)演出が実行される。
第1実施形態のパチンコ機10では、「高速変動」の変動要素が行われた後、特定の演出態様(「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様)を除いて「低速変動」の変動要素が行われるように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、上記「高速変動」の変動要素後、遊技者に視認可能な速度で第3図柄を低速にスクロールしている変動要素をいう。この「低速変動」の変動要素では、遊技者に第3図柄の表示内容を認識させながら、各図柄列Z1~Z3を順に停止表示する。先に停止表示する2の図柄列(例えば、左図柄列Z1と右図柄列Z3(図6参照))において同一の第3図柄が停止した場合は「リーチ表示」が発生したとして「ノーマルリーチ」の変動要素へと発展する一方、該先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3において異なる第3図柄が停止した場合は、残りの図柄列Z2を停止表示して、その変動演出を終了するように構成されている。なお、「高速変動」の変動要素、又は、「低速変動」の変動要素を含む各変動要素の詳細については、後述する。
従って、「非リーチ(ロング)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われて、各図柄列Z1~Z3がそれぞれ順番に停止し、先に停止する2つの図柄列Z1,Z3に異なる第3図柄が停止し、残りの1の図柄列Z2が停止して、1の変動演出が終了する。一方、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われず、該「高速変動」の変動要素の終了後、各図柄列Z1~Z3が同時に停止し、2の図柄列Z1,Z3(例えば、「非リーチ(ロング)」演出態様で先に停止する2の図柄列)に異なる第3図柄が停止するとともに、他の図柄列Z2も停止し、1の変動演出が終了する。
演出態様の中で、「ノーマルリーチ」演出態様とは、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出において、先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3に同一の第3図柄が停止した直後に「ノーマルリーチ」の変動要素が実行され、他の「リーチ表示」、即ち、「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展しない「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スーパーリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スペシャルリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「特殊変動」演出態様とは、「時間短縮状態」において時短終了条件が成立する、ハズレとなる第2特別図柄の動的表示、即ち、「時間短縮状態」における最後の第2特別図柄の動的表示がハズレとなる場合に選択され得る演出態様であり、この演出態様に基づいて選択される変動パターンの実行時には、該動的表示の実行終了時の図柄確定時間が「9秒」に変更されるように構成されている(図48参照)。
停止パターン選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(第1実施形態では、タイマ割込処理(図35参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、第1始動口64に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応する第2保留球格納エリア203e内の停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3に格納される。
第1実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄においては、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在保留中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)とに応じて、停止パターン選択カウンタC3の値を参照する停止パターンテーブル202eが異なるように構成されている。即ち、第1特別図柄の動的表示において選択され得る停止パターンテーブル202eは、複数種類設けられ、待機中の第1特別図柄の変動演出の数(保留球数)等によって選択されるように構成されている。
また、第2特別図柄においては、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、該遊技状態における動的表示の実行回数とに応じて、停止パターン選択カウンタC3の値を参照する停止パターンテーブル202eが異なるように構成されている。即ち、第2特別図柄の動的表示において選択され得る停止パターンテーブル202eは、複数種類設けられ、動的表示の実行回数等によって選択されるように構成されている。
また、第1実施形態では、変動演出の詳細な変動パターンを決定する場合に、まず、ROM202に備えられた保留数テーブル202dに基づいて、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在の変動演出の数(保留球数)又は現在の変動演出の実行回数とに対応したいずれかの停止パターンテーブル202eが選択される。そして、選択された停止パターンテーブル202eと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな態様である演出態様を選択する。その後、選択された演出態様と後述する変動種別カウンタCS1の値とに基づいて、変動演出の詳細な変動パターン(変動時間)が決定される。
この複数種類設けられた停止パターンテーブル202eは、各停止パターンテーブル202e毎に演出態様が選択される停止パターン選択カウンタC3の乱数値の範囲が異なるように設定されている。この停止パターンテーブル202eが複数用意されているのは、変動演出の当否、遊技状態及び保留球数に応じて変動演出の演出態様の選択比率を変更するためである。即ち、(1)取得した第3図柄の変動演出において大当たりが発生するか、(2)現在のパチンコ機10の遊技状態が「時間短縮状態」又は「通常遊技状態」であるか、及び、(3)保留されている変動演出の保留球数がいくつあるか、又は、変動演出の実行回数がいくつであるか、に応じて、演出態様の選択比率を変更するためである。
これは、第1の理由として、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させるためである。即ち、大当たり抽選に当選した場合と大当たり抽選にハズレた場合とで、停止パターン、即ち、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、及び、「スペシャルリーチ」演出態様の選択する割合を異ならせるように構成することで、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させる。具体的には、例えば、大当たり抽選に当選した場合に「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様を選択し易く構成し、大当たり抽選に当選しなかった場合には、「非リーチ」演出態様や「ノーマルリーチ」演出態様を選択し易く構成する。
このように構成することで、「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様は、大当たりし易い演出とすることができ、「ノーマルリーチ」演出態様や「非リーチ」演出態様は、大当たりし難い演出若しくは大当たりしない演出とすることができ、各演出態様毎の大当たり期待度を差別化することができる。従って、変動演出に大当たりし易い演出が現出した場合に、その大当たりし易い演出が行われている間、大当たりが発生する可能性が高いことを遊技者に示唆し、遊技の興趣を高めている。
第1実施形態のパチンコ機10では、具体的には、取得した抽選結果が大当たりである場合には、大当たりし易い演出を選択し易く、かつ、大当たりし難い演出を選択し難い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の大まかな内容である演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。一方、取得した抽選結果がハズレである場合には、大当たりし易い演出を選択し難く、かつ、大当たりし難い演出を選択し易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。これにより、変動演出において第3図柄の抽選結果を遊技者に報知する場合に、大当たりし易い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し易く、大当たりし難い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し難くし、演出態様(停止パターン)ごとに大当たり期待値に差を設けることで、その変動演出の実行中に遊技の興趣を高めることができる。
また、第2の理由として、第1特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における第1始動口64への入球に基づく無駄球(所謂、オーバーフロー入賞による特別図柄の無抽選)を極力削減するためである。
具体的に説明すると、第1特別図柄の変動演出の待機回数はそれぞれ最大4回と上限が設けられていると共に、変動演出は少なくとも一定時間が実行されることから、第1特別図柄の最大保留球数に到達している状態で、長い変動時間の変動演出を選択すると、その変動演出の実行中は第1特別図柄の保留球数が消化されないため、その間に第1始動口64への入球が発生しても、第1特別図柄の抽選契機を取得できない。このような状態になると、遊技者は、第1始動口64へ球を入球させても遊技価値が得られないと判断し、変動演出が消化されて再び保留球数を取得できる状態になるまで球の発射を停止して遊技を中断してしまう。遊技が中断されると、パチンコ機10の稼働率が低下してしまい、遊技場の経営に影響を与えてしまう。
そこで、第1実施形態のパチンコ機10では、第3図柄(第1特別図柄)の最大保留球数へ到達し易い遊技状態や、最大保留球数に近い(又は一致する)保留球数では、短い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄(第1特別図柄)の最大保留球数に到達している状態での第1始動口64の入球を抑制することができる。
さらに、第3の理由として、実行時間を長く設定して、変動演出の終了を遅らせることで、変動演出が実行されている状態を長く維持するためである。具体的に説明すると、変動演出の保留球数が少ない(無い)場合に、実行中の変動演出の変動時間内に新たに第1始動口64のいずれかに球を入球させないと、次の変動演出を開始することができず、第3図柄表示装置81でデモ画面等を表示しなければいけない。遊技者は、球を発射して遊技を行っているにもかかわらず第3図柄表示装置81において変動演出が行われない場合、遊技者が求めている大当たりの抽選に係る興趣を得ることができず、遊技に興醒めしてしまう。また、遊技者は、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていないことで、第1始動口64へ球が入球し難いパチンコ機10であると認識し、遊技価値を得難い台と判断して、そのパチンコ機10での遊技を止めてしまうおそれがある。
そこで、第1実施形態のパチンコ機10では、変動演出の保留球数が少ない場合に、長い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていない状況を起こり難く構成し、第3図柄表示装置81における変動演出の実行状態を長く維持することができる。
また、第4の理由として、右打ち遊技を実行する遊技状態において、第1特別図柄の変動表示の実行時間を短く設定することで、該右打ち遊技を実行する遊技状態における第1特別図柄の動的表示の実行期間が短くするためである。上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」においては右打ち遊技が推奨されており、該右打ち遊技によって普通電役72が開放状態である場合に第2始動口71へ入球可能となるため、第2特別図柄の動的表示が実行され易いように構成されている。
一方、右打ち遊技中において、第1始動口64へは入賞し難く、第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が約2回転に1回の割合で大当たり又は小当たりが発生し得るように構成されているのに対し、第1特別図柄の動的表示は、平均すると約100回転に1回の割合でしか大当たりが発生し得ないように構成されている。このため、右打ち遊技中においては、第1特別図柄の動的表示は、第2特別図柄の動的表示と比較すると実行され難く、かつ、大当たり(小当たり)が発生し難い動的表示であるため、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」においてハズレとなる第1特別図柄の動的表示が実行される場合、短い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。
これにより、「時間短縮状態」においては、ハズレとなる第1特別図柄の動的表示の実行期間を短くすることで、大当たり又は小当たりに当選し易い第2特別図柄の動的表示の変動演出のみを遊技者に注目させ、遊技の間延びを抑制することができる。
また、第5の理由として、特定の変動パターン(演出態様)が選択されている場合において、特定の図柄確定時間を設定するためである。上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行した場合における、残保留による第2特別図柄の動的表示の実行をなくすために、第2特別図柄の始動入賞に対する保留エリアを設けていない。
しかしながら、上述したように、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングが「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行する直前であった場合、該当の可変表示は普通図柄の高確率状態において実行されているため、抽選結果は当たりとなり易く、普通電役72が「5.8秒」の間、開放されることになる。このように、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した状態であっても、未だ普通電役72が開放動作を実行中となっている状態で右打ち遊技を実行した場合、発射された球は第2始動口71へと入賞可能となるため、仮に、普通電役72が開放中の状態において、前記ハズレとなる特別図柄2の変動表示の図柄確定が終了し、その後普通電役72に入賞して次の特別図柄2の動的表示が実行可能となった場合、「通常遊技状態」において特別図柄2の変動表示が実行を開始することになってしまう。
そこで、時短終了条件が成立する場合に選択され得るハズレの変動パターンを特定の変動パターンとし、該当の変動表示の図柄確定時間を「9秒」とすることで、該図柄確定時間中に普通電役72の開放動作が終了することになる。そして、「通常遊技状態」移行後に実行される普通図柄の可変表示においてはハズレとなる抽選結果のみが導出され(図29参照)、普通電役72は閉鎖状態を維持する。よって、時短終了条件が成立するハズレとなる変動演出の終了後であり、図柄確定時間も経過した状態においては、右打ち遊技で発射した球は第2始動口71へは入球不可又は入球困難な状態となる。
このように構成することで、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へと移行した直後において、普通電役72の開放動作に伴う想定外の特別図柄2の変動表示の実行を抑制することができる。
ここで、図22及び図23を参照して、保留数テーブル202dの詳細について説明する。図22は、第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202d1を模式的に示した図であり、図23は、第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202d2を模式的に示した図である。
上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64に球が入球したことに基づいて第1特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第1特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図1用保留数テーブル202d1を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e7を選択するように構成されている。また、第2始動口71に球が入球したことに基づいて第2特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第2特別図柄の変動演出の実行回数に基づいて特図2用保留数テーブル202d2を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e7を選択するように構成されている。そして、選択された停止パターンテーブル202e1~202e7のいずれかと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな演出態様が決定される。
具体的には、図22の特図1用保留数テーブル202d1で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図24(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2(図24(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図24(c)参照)が選択される。
次いで、「時間短縮状態」のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4(図25(a)参照)が選択される。また、「時間短縮状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図25(b)参照)が選択される。
次に、図22の特図2用保留数テーブル202d2で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図24(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」の大当たり又は小当たり抽出時には、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図24(c)参照)が選択される。
次いで、「第1時間短縮状態」の第2特別図柄の動的表示の1回転目、又は、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」若しくは「第4時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の10000回転目、即ち、「時間短縮状態」における第2特別図柄の最後の動的表示の実行時には、いずれの抽選結果でも、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6(図25(c)参照)が選択される。また、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」の1~9999回転目のハズレ抽出時には、停止パターンテーブル202eのGテーブル202e7(図26(a)参照)が選択される。一方、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」の1~9999回転目の大当たり又は小当たり抽出時には、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図25(b)参照)が選択される。
なお、「通常遊技状態」における第1特別図柄のハズレ抽出時以外においても、保留球数に応じて停止パターンテーブル202eが異なるように構成してもよい。例えば、大当たりに当選した場合に保留球数が多いとき、比較的短い変動パターンが選ばれ易い停止パターンテーブル202eを選択し得るように構成してもよい。
この場合、例えば、「リーチ表示」が実行される各演出態様において、「高速変動」の変動要素の部分の時間のみが10秒間から5秒間のみに変更された演出態様を選択するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の最大保留球数が4回ある状態で変動演出を開始する場合に、「高速変動」の変動要素が5秒間で行われたとしても、該5秒間の「高速変動」の変動要素が終了した時点(5秒間の「高速変動」の変動要素と認識した時点)では、その変動演出において「リーチ表示」が発生することがある。そのため、5秒間の「高速変動」の変動要素が行われた場合であっても、「非リーチ(ショート)」演出態様以外の「リーチ表示」が実行される演出態様が実行されるように構成することで、5秒間の「高速変動」の変動要素の実行時点では該変動演出が大当たりとなるかハズレとなるか分からなくすることができる。
次に、図24から図26を参照して、各停止パターンテーブル202eについて説明する。図24(a)は、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1の一例を模式的に示した図であり、図24(b)は、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2の一例を模式的に示した図であり、図24(c)は、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3の一例を模式的に示した図である。また、図25(a)は、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4の一例を模式的に示した図であり、図25(b)は、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5の一例を模式的に示した図であり、図25(c)は、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6の一例を模式的に示した図である。さらに、図26(a)は、停止パターンテーブル202eのGテーブル202e7の一例を模式的に示した図である。
図24(a)で示すように、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1では、「非リーチ(ロング)」演出態様別に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98」,「99」に設定されている。
なお、Aテーブル202e1では、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、及び、「特殊変動」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、及び、「特殊変動」演出態様も選択されないように設定されている。
次に、図24(b)で示すように、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98,99」に設定されている。
なお、Bテーブル202e2では、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、及び、「特殊変動」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、及び、「特殊変動」演出態様も選択されないように設定されている。
即ち、Aテーブル202e1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。また、Bテーブル202e2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。
つまり、Aテーブル202e1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が選択され、Bテーブル202e2では、「非リーチ(ロング)」演出態様の代わりに「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるように構成されている。一方、Aテーブル202e1及びBテーブル202e2では、各「リーチ表示」に関しては、同一の割合で選択されるように構成されている。
従って、Aテーブル202e1及びBテーブル202e2は、「非リーチ」演出態様でのみロング演出態様かミドル演出態様かが異なるように選択されているため、Aテーブル202e1はBテーブル202e2と比べて選択される変動演出の変動時間が比較的長くなり易いといえる。換言すれば、Bテーブル202e2は、Aテーブル202e1と比べて選択される変動演出の変動時間が短くなり易いといえる。
このように、左打ち遊技が奨励されている「通常遊技状態」において、ハズレの抽選結果が抽出された場合に、保留中の変動演出の保留球数に基づいて、変動演出の演出態様を選択するように構成する。例えば、変動演出の保留球数が多い場合には、変動演出時間が比較的短い「非リーチ(ミドル)」演出態様を選択する。これにより、変動演出の保留球数が多い場合に、実行される変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高めることができる。
また、例えば、変動演出の保留球数が少ない場合には、第1始動口64への球の入球時間を確保するために、「非リーチ(ミドル)」演出態様より変動演出時間が長い「非リーチ(ロング)」演出態様を選択する。これにより、「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択される場合より変動演出時間の長い「非リーチ(ロング)」演出態様を行うことができるので、第1始動口64への球の入球時間を確保し易くなり、第3図柄表示装置81における変動演出の実行時間中に新たな始動入賞が発生する可能性を高くすることで、変動演出が実行されている状況を維持することができる。
なお、第1実施形態では、ハズレの変動演出における演出態様の選択において、変動演出の保留球数に基づいて選択される停止パターンテーブル202eが異なるように構成されているが、第1始動口64への球の入球時に基づく変動演出の決定と、該入球に基づく変動演出の開始時に基づく変動演出の決定とで、実質的に同一の演出態様が選択されるように構成されている。
具体的には、例えば、ハズレの変動演出である場合は、変動演出の保留球数に基づいて、Aテーブル202e1又はBテーブル202e2のいずれか一方が選択されるように構成されているが、Aテーブル202e1とBテーブル202e2とでは、「非リーチ(ロング)」演出態様若しくは「非リーチ(ミドル)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様に割り振られた停止パターン選択カウンタC3の値がそれぞれ同一に設定されている。
即ち、変動演出の保留球数に基づいて、「非リーチ」演出態様における「非リーチ(ロング)」演出態様が選択されるか「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるかが異なるのみであり、「高速変動」の変動要素の時間が異なるだけで、実質的同一の演出態様が選択される。よって、始動入賞時に選択される演出態様と、変動開始時に選択される演出態様とは、遊技状態が遷移(例えば、保留球数が増加)した場合であっても、実質的に同一(同種)の演出態様が選択される。その結果、始動入賞時に選択された演出態様に基づいて「保留変化予告」等の先読み予告を行った場合であっても、実行される変動演出の内容が実質的に同一(同種)となり、先読み予告の対象となった変動演出において、該先読み予告の内容に対して齟齬が発生しない演出を実行することができる。
次に、図24(c)で示すように、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3では、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「4」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「5」~「39」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「40」~「99」に設定されている。
なお、Cテーブル202e3は、「通常遊技状態」における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の大当たり時に選択される停止パターンテーブル202eであり、必ず「リーチ表示」が発生するので、「非リーチ」演出態様及び「特殊変動」演出態様は選択されないように設定されている。
次に、図25(a)で示すように、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4では、「非リーチ(ショート)」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「リーチ表示」演出態様、及び、「特殊変動」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「時間短縮状態」における第1特別図柄のハズレ抽出時には、必ず「非リーチ(ショート)」演出態様となるように設定されている。
よって、「時間短縮状態」における第1特別図柄の動的表示は、上述したように、第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される第2特別図柄の動的表示を早期に実行させて遊技の間延びを抑制するため、第1特別図柄の動的表示の1の変動時間を固定的、かつ、小刻みな変動秒数が選択されるように、ハズレ抽出時には「非リーチ(ショート)」演出態様がもれなく選択されるDテーブル202e4を選択するように構成されている。
次に、図25(b)で示すように、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5では、「スーパーリーチ」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様、及び、「特殊変動」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「時間短縮状態」における第1特別図柄の大当たり抽出時、及び、「時間短縮状態」における第2特別図柄の1~9999回転目の大当たり又は小当たり抽出時は、必ず「スーパーリーチ」演出態様となるように設定されている。
次に、図25(c)で示すように、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6では、「特殊変動」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ」演出態様および「リーチ表示」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「第1時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目、又は、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」若しくは「第4時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の10000回転目(即ち、「時間短縮状態」における第2特別図柄の最後の動的表示)には、必ず「特殊変動」演出態様となるように設定されている。
次に、図26(a)で示すように、停止パターンテーブル202eのGテーブル202e7では、「非リーチ(ロング)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「79」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「80」~「99」に設定され、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様および「特殊変動」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。
よって、Cテーブル202e3で示すように、大当たり当選時の変動演出において、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順で選択割合が高く、Aテーブル202e1及びBテーブル202e2で示すように、ハズレ時の変動演出において、「ノーマルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「スペシャルリーチ」演出態様の順で選択割合が高くなるように設定されている。従って、各「リーチ表示」の現出時における大当たり期待度は、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順に大当たりの表示結果が現出する可能性が高くなるように構成される。これにより、変動演出の演出態様によって遊技者に大当たりへの期待度を示すことができ、遊技者は実行された変動演出の演出態様に応じて大当たりへの高揚感を味わうことができる。
以上より、特別図柄の種別と、変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、その時点における変動演出の保留球数又はその時点における変動演出の実行回数とに基づいて、実行する変動演出の演出態様を決定することにより、遊技が行われている状況に基づいて変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高める演出態様を選択することができる。
なお、変動演出の保留球数が多い場合(例えば、「4」個)に、「リーチ表示」が選択されたとき、各「リーチ表示」の「高速変動」の演出要素が短縮された停止パターンテーブル202eを設けてもよい。また、第1特別図柄の合計保留数に基づいて演出態様を選択するように構成してもよい。さらに、変動演出の保留球数が多い場合に、各演出態様において「低速変動」の演出要素を省略した停止パターンテーブル202eを設けてもよい。さらに、変動演出の保留球数に応じて、各演出態様の選択率が全く異なる停止パターンテーブル202eを設けてもよい。ただし、変動演出の保留球数に応じて各演出態様の選択率が異なるような場合は、「保留変化予告」等の先読み予告を行う上で、先読み予告実行決定時における保留球数と、該先読み予告の対象となった変動演出の実行時における保留球数とが異なる場合がある。このような場合、先読み予告の内容と変動演出の内容との整合性を保つ処理が必要となるため、処理が煩雑となる。
図9に戻って、説明を続ける。変動種別カウンタCS1は、例えば「0~9」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「9」)に達した後「0」に戻る構成となっている。変動種別カウンタCS1の値は、後述するタイマ割込処理(図35参照)が1回実行される毎に1回更新され、メイン処理(図34参照)内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203e内の変動種別カウンタ格納エリア203e4に格納される。
この変動種別カウンタCS1は、変動演出の詳細な変動時間(大まかな変動パターン)の決定に用いられる。即ち、主制御装置110のMPU201は、停止パターンテーブル202e及び停止パターン選択カウンタC3によって選択された演出態様において、変動種別カウンタCS1の値と、ROM202に格納された変動パターンテーブル202fとによって、詳細な変動時間を決定する。音声ランプ制御装置113および表示制御装置114は、変動種別カウンタCS1により決定された変動時間に基づいて、第3図柄表示装置81で表示される第3図柄のリーチ種別や細かな図柄変動態様を決定し、また予告演出実行の有無や予告演出の実行態様を決定する。
このように、主制御装置110のMPU201は、変動演出の大まかな変動パターンを選択して変動時間のみを決定する。このように構成することで、主制御装置110のMPU201において、変動演出を実行するために必要な詳細な予告抽選等の制御を行う必要がなくなるので、変動演出に関するMPU201の処理を軽減することができる。また、主制御装置110において変動演出の全変動パターンのコマンドを用意する必要がなくなり、主制御装置110のROM容量を削減することができる。
また、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114において、主制御装置110で決定された変動時間(大まかな変動パターン)に基づいて、変動演出における詳細な変動パターンを決定することで、変動演出を選択する自由度を高めるができる。さらに、遊技状態が刻々と変化するパチンコ機10において、該変化に対応して随時、変動演出の演出内容の選択又は変更することが可能となり、遊技状態に応じて適切な演出を実行することができる。
ここで、図27及び図28を参照して、変動パターンテーブル202fの詳細について説明する。本パチンコ機10は、変動パターンテーブル202fとして、第1特別図柄のハズレ時に用いられる特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1と、第1特別図柄の大当たり時に用いられる特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2と、第2特別図柄のハズレ時に用いられる特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3と、第2特別図柄の大当たり時に用いられる特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4と、第2特別図柄の小当たり時に用いられる特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5と、が用意されている。
図27(a)は、ROM202に記憶される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1の一例を模式的に示した図であり、図27(b)は、ROM202に記憶される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2の一例を模式的に示した図である。また、図28(a)は、ROM202に記憶される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3の一例を模式的に示した図であり、図28(b)は、ROM202に記憶される特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4の一例を模式的に示した図であり、図28(c)は、ROM202に記憶される特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5の一例を模式的に示した図である。図27及び図28に示すように、各変動パターンテーブル202f1~202e5は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。
具体的には、ハズレ時の演出態様として、「非リーチ(ロング)」演出態様が決定された場合に参照される「E0:非リーチ・ロング」用と、「非リーチ(ミドル)」演出態様が決定された場合に参照される「E1:非リーチ・ミドル」用と、「非リーチ(ショート)」演出態様が決定された場合に参照される「E2:非リーチ・ショート」用と、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、「特殊変動」演出態様が決定された場合に参照される「E6:特殊変動」用と、に区分けされている。
また、大当たり時又は小当たり時の演出態様として、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、「特殊変動」演出態様が決定された場合に参照される「E6:特殊変動」用と、に区分けされている。
そして、その区分けされたグループに対してそれぞれ変動種別カウンタCS1の値が対応付けされている。
第1実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図1用保留数テーブル202d1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第1特別図柄のハズレ時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図27(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
ここで、変動パターンを構成する各変動要素について説明する。変動要素とは、1の変動演出の一部分を構成するものであり、各変動要素を組み合わせて1の変動演出が構成される。第1実施形態のパチンコ機10では、変動要素として、「高速変動」の変動要素、「低速変動」の変動要素、「ノーマルリーチ」の変動要素、「スーパーリーチ」の変動要素、「スペシャルリーチ」の変動要素、「再変動」の変動要素、「特殊変動」の変動要素、が設けられている。
「高速変動」の変動要素とは、遊技者によって第3図柄の内容を明確に認識できないように高速にスクロール変動する変動要素である。この「高速変動」の変動要素は、「非リーチ(ロング)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「10秒」行われ(以下、「高速変動(長)」と称する場合がある)、「非リーチ(ミドル)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「5秒」行われ(以下、「高速変動(中)」と称する場合がある)、「非リーチ(ショート)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「2秒」行われる(以下、「高速変動(短)」と称する場合がある)。なお、この「高速変動」の変動要素が終了した場合、後述する「低速変動」の変動要素が開始(実行)されるか、或いは、そのまま変動演出が終了するように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、「10秒」の「高速変動」の変動要素の実行後に開始され、第3図柄を視認可能にスクロール変動して「リーチ表示」を発生するか否かを見せる変動要素である。この「低速変動」の変動要素は、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合は実行されず、「非リーチ(ロング)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合は、「高速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
即ち、「非リーチ(ミドル)」演出態様又は「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後、第3図柄表示装置81の各図柄列が「低速変動」の変動要素を経由せずに急速に停止(所謂、ビタ止まり)するように構成されている。なお、この「低速変動」の変動要素が終了した場合は、そのまま変動演出が終了する場合がある。
従って、第1実施形態のパチンコ機10では、「非リーチ(ロング)」演出態様は、「10秒」の「高速変動」の変動要素と「5秒」の「低速変動」の変動要素とを含む変動パターンで変動演出が構成される。また、「非リーチ(ミドル)」演出態様は、「5秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。さらに、「非リーチ(ショート)」演出態様は、「2秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。
「ノーマルリーチ」の変動要素は、「低速変動」の変動要素において先に停止する2の図柄列に同一の図柄(以下、「リーチ形成図柄」と称する場合がある)が停止表示した場合に、残りの図柄列の変動結果によって大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「ノーマルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」演出態様等が選択された場合は、「低速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
第1実施形態のパチンコ機10では、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、「スーパーリーチ」の変動要素に発展するパターンと、「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において所定演出(例えば、「バトル演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「40秒」行われる。
第1実施形態のパチンコ機10では、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において上記所定演出と異なる特殊演出(例えば、「競争演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「160秒」行われる。
第1実施形態のパチンコ機10では、「スペシャルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」するパターンと、が用意されている。
なお、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成されているが、この構成に代えて、「低速変動」後にリーチ形成図柄が停止した場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素を経由せず、直接「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成してもよい。また、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後に「スペシャルリーチ」の変動要素が行われるように構成してもよい。
「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」において一旦「ハズレ表示」が現出した後に発展して実行され、「大当たり表示」を現出する変動要素である。この「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」後に「10秒」行われる。
第1実施形態のパチンコ機10では、「再変動」の変動要素の実行後は、「大当たり表示」が現出するパターンが用意されている。
また、この「再変動」の変動要素は、大当たり遊技に当選した場合にのみ発生するように構成されている。即ち、「ハズレ表示」の場合には、「再変動」の変動要素は実行されないように構成されている。これは、「再変動」の変動要素は、仮に停止表示された「ハズレ表示」をいずれかの「大当たり表示」に変更する変動要素であるため、大当たりに当選していない「ハズレ表示」の場合に行ってしまうと、演出上の齟齬が発生してしまう。よって、この「再変動」の変動要素は、大当たり用変動パターンテーブル202f2,202f4(図27(b)及び図28(b)参照)でのみ選定され、ハズレ用変動パターンテーブル202f1,202f3(図27(a)及び図28(a)参照)及び小当たり用変動パターンテーブル202f5(図28(c)参照)では選定されないように構成されている。
なお、詳細は後述するが、この「再変動」の変動要素が小当たり用変動パターンテーブル202f5で選定されないように構成されているのは、該小当たり用変動パターンテーブル202f5が選定された場合に第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、特定領域73dを通過容易又は可能な場合(即ち、大当たり状態を発生可能な場合)に行う変動演出と、特定領域73dを通過不可又は困難な場合(即ち、大当たり状態を発生困難な場合)に行う変動演出と、の2の変動演出を実行する場合があるからである。
具体的には、上述したように、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合であって、該動的表示で小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立する場合、該動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放動作前)に「時短機能」が終了するため、小入賞口ユニット73の開放時には、右打ち遊技で発射した球が小入賞口ユニット73内へと入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合には、第2特別図柄の動的表示に基づいて第3図柄表示装置81において実行される変動演出は、特定領域73dを通過容易又は可能な変動演出(即ち、大当たり状態を発生可能な変動演出)を実行するように構成されている(図80(a)参照)。
一方、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合であって、該動的表示で小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立しない場合、該動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放動作前)には「時短機能」が終了しないため、小入賞口ユニット73の開放時には、右打ち遊技で発射した球が小入賞口ユニット73内へと入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生させることが困難となる。
よって、この場合には、第2特別図柄の動的表示に基づいて第3図柄表示装置81において実行される変動演出は、特定領域73dを通過不可又は困難な変動演出(即ち、大当たり状態を発生困難な変動演出)を実行するように構成されている(図80(c)参照)。
このように、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が1の小当たり種別に当選した場合に、該動的表示における時短終了条件の成立有無により、遊技者に対して「当たり」となる結果を示唆する場合と、「ハズレ」となる結果を示唆する場合と、が存在する。
従って、「再変動」の変動要素は最終的に「大当たり表示」に変更する変動要素であるため、「再変動」の変動要素が小当たり用変動パターンテーブル202f5で選定され得るように構成してしまうと、第3図柄表示装置81において、「ハズレ」となる結果を示唆することができなくなってしまうため、「再変動」の変動要素が小当たり用変動パターンテーブル202f5で選定されないように構成されている。
「特殊変動」の変動要素は、「時間短縮状態」における第2特別図柄の最後の動的表示の実行時に選択される変動要素であり、「時間短縮状態」における第2特別図柄の最後の動的表示の、すべての抽選結果の変動演出の開始時から「70秒(すべての抽選結果時)」又は「80秒(大当たり時)」行われる。
第1実施形態のパチンコ機10では、「特殊変動」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり・小当たり表示」の成功パターンを現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E1:非リーチ・ミドル」には、全体の変動時間が「5秒」の『「高速変動(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図27(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ミドル」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E2:非リーチ・ショート」には、全体の変動時間が「2秒」の『「高速変動(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図27(a)で示す例では、「E2:非リーチ・ショート」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ショート)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図27(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図27(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スーパーリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図27(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
なお、第1特別図柄のハズレ時の変動パターンは、演出態様がそのまま変動パターンとして決定されるため、変動種別カウンタCS1を使用せずに変動パターンを決定するように構成してもよい。また、変動種別カウンタCS1のみを使用して選択するものとしたが、複数の変動種別カウンタを併用して選択(予告表示の有無等を選択)しても良い。
次に、図27(b)を参照して、第1特別図柄の大当たり時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2について説明する。第1実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値である場合に、特図1用保留数テーブル202d1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図27(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図27(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図27(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第1特別図柄の大当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次に、図28(a)を参照して、第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3について説明する。第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)及び小当たりとなる値(小当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図2用保留数テーブル202d2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での特別図柄の動的表示の実行回数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、第2保留球格納エリア203eに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3のグループ(群)において、第2保留球格納エリア203eに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その変動演出における変動パターンとして決定される。
第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図28(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図28(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図28(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スーパーリー」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図28(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E6:特殊変動」には、全体の変動時間が「70秒」の『「特殊変動」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図28(a)で示す例では、「E6:特殊変動」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「特殊変動」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「特殊変動」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「特殊変動」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「特殊変動」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「特殊変動」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「特殊変動」の変動要素のみ』が選択される。
次に、図28(b)を参照して、第2特別図柄の大当たり時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4について説明する。第1実施形態では、第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値である場合に、特図2用保留数テーブル202d2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での第2特別図柄の動的表示の実行回数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、第2保留球格納エリア203eに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4のグループ(群)において、第2保留球格納エリア203eに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その変動演出における変動パターンとして決定される。
特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図28(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図28(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図28(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E6:特殊変動」には、全体の変動時間が「70秒」の『「特殊変動」の変動要素のみ』と、全体の変動時間が「80秒」の『「特殊変動」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図28(b)の示す例では、「E6:特殊変動」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「特殊変動」の変動要素のみ』に対して「0~4」、『「特殊変動」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4において「特殊変動」演出態様が選択された場合、『「特殊変動」の変動要素のみ』の変動パターンが50%、『「特殊変動」の変動要素「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「特殊変動」演出態様では、『「特殊変動」の変動要素のみ』の変動パターンと『「特殊変動」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次に、図28(c)を参照して、第2特別図柄の小当たり時に参照される特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5について説明する。第1実施形態では、第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値である場合に、特図2用保留数テーブル202d2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での第2特別図柄の動的表示の実行回数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、第2保留球格納エリア203eに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5のグループ(群)において、第2保留球格納エリア203eに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その変動演出における変動パターンとして決定される。
特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図28(c)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図28(c)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スーパーリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図28(c)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5において、「E6:特殊変動」には、全体の変動時間が「70秒」の『「特殊変動」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図28(c)の示す例では、「E6:特殊変動」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「特殊変動」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、該『「特殊変動」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5において「特殊変動」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「特殊変動」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「特殊変動」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「特殊変動」の変動要素のみ』が選択される。
このように構成することで、「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合には、小当たり当選回数に基づく時短終了条件の成立有無にかかわらず、特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5を参照して変動パターンを決定することができる。そして、小当たり当選回数に基づく時短終了条件の成立有無によって後述する特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定し(図41参照)、音声ランプ制御装置113において該コマンドを判別することで、第3図柄表示装置81において実行する変動演出として、特定領域73dを通過容易又は可能な変動演出(即ち、大当たり状態を発生可能な変動演出)と、特定領域73dを通過不可又は困難な変動演出(即ち、大当たり状態を発生困難な変動演出)と、を設定することができる。
なお、小当たり当選回数に基づく時短終了条件の成立有無により、小当たり当選時に選択され得る変動パターンが異なるように構成してもよい。具体的には、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合に参照されるテーブルとして、特図2小当たり(特定領域通過困難)用変動パターンテーブル202f5と、特図2小当たり(特定領域通過可能)用変動パターンテーブル202f6と、の2のテーブルで構成し、小当たり当選時であって、該動的表示において小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立しない場合には、該小当たりに基づく小入賞口ユニット73の開放時には入球困難であり、特定領域73dへの通過も困難であるため、特図2小当たり(特定領域通過困難)用変動パターンテーブル202f5を参照し、小当たり当選時であって、該動的表示において小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立する場合には、該小当たりに基づく小入賞口ユニット73の開放時に入球容易であり、特定領域73dへの通過も可能であるため、特図2小当たり(特定領域通過可能)用変動パターンテーブル202f6を参照するように構成してもよい。
このように構成することで、ハズレ用変動パターンテーブル及び大当たり用変動パターンテーブルと同様に、音声ランプ制御装置113において変動演出を決定する場合に、該変動パターンコマンドを受信することで、ハズレ用の変動演出を実行するのか、又は、大当たり用の変動演出を実行するのか、を判別することができる。
図9に戻って、説明を続ける。普図当たりカウンタC4は、例えば「0~99」の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻るループカウンタとして構成されている。また、普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第2初期値乱数カウンタCINI2の値が当該普図当たりカウンタC4の初期値として読み込まれる。
なお、第2初期値乱数カウンタCINI2は、普図当たりカウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=「0~99」)、タイマ割込処理(図35参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図34参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
普図当たりカウンタC4の値は、例えば定期的(第1実施形態では、タイマ割込処理(図35参照)毎に1回)更新され、球がスルーゲート67を通過したことが検知されたタイミングで、RAM203の普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのいずれかの普図保留エリアに格納される。そして、普図保留球格納エリア203hに格納された順に順次普図保留球実行エリア203iにデータをシフトし、該普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値に対して当たり判定を行う。
普通図柄の当たりとなる乱数の値は、遊技状態毎に主制御装置110のROM202に格納される普図当たり乱数テーブル202iによって設定(例えば、低確率状態で当たりなし、高確率状態で99/100等)されており、RAM203の普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202iによって設定された当たりとなる乱数の値と一致する場合に、当たりと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202jが参照されて、普通図柄の可変表示時間が設定(例えば、時短機能非作動時は5秒、時短機能作動時は0.1秒等)され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「○」の図柄が点灯表示される。その後、遊技状態に応じて普通電役開放テーブル202kが参照されて、普通電役72の開放時間が設定(例えば、時短機能非作動時は当たりなし、時短機能作動時は5.8秒×1回等)され、該開放時間の間、普通電役72の出没板72aが開放作動し、その間、第2始動口71へ球が入賞可能に構成される。
一方、普図保留エリアに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202iによって設定された当たりとなる乱数の値と一致しない場合には、ハズレと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202jが参照されて可変表示時間が設定され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「×」の図柄が点灯表示される。なお、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j及び普通電役開放テーブル202kについては、図29において後述する。
図8に戻り、説明を続ける。RAM203は、図9に図示したカウンタ用バッファ203cのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図34参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図32参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図68参照)が即座に実行される。
RAM203は、さらに、第1保留球数カウンタ203a、第2保留球数カウンタ203b、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、保留球実行エリア203f、普図保留球数カウンタ203g、普図保留球格納エリア203h、普図保留球実行エリア203i、時短フラグ203j、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m、合計時短カウンタ203n、時短A時短カウンタ203o1、時短B時短カウンタ203o2、時短C時短カウンタ203o3、時短D時短カウンタ203o4、時短E時短カウンタ203o5、時短F時短カウンタ203o6、時短G時短カウンタ203o7、時短終了判定フラグ203p、大当たりフラグ203qを少なくとも有している。
第1保留球数カウンタ203aは、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図35参照)の中で検出される第1始動口64への入球に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第1特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第1保留球数カウンタ203aは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図36のS305参照)。一方、第1保留球数カウンタ203aは、第1特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図38のS506参照)。
この第1保留球数カウンタ203aの値(即ち、第1特別図柄の保留球数)は、第1保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に通知される(図36のS312参照)。第1保留球数コマンドは、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1保留球数カウンタ203aが1加算される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対して送信されるコマンドである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンドによって、主制御装置110に保留された第1特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数そのものの値を取得することができる。これにより、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110へアクセスすることなく第1特別図柄の動的表示(変動演出)の保留回数を管理することができる。また、第1始動口64への始動入賞が検出される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ第1保留球数コマンドを送信することにより、音声ランプ制御装置113において管理される第1特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数が、ノイズ等の影響によって主制御装置110に保留された実際の動的表示(変動演出)の保留球数からずれてしまった場合であっても、次に受信する第1保留球数コマンドによって、そのずれを修正することができる。
また、第1実施形態では、主制御装置110が音声ランプ制御装置113に対して第1保留球数コマンドを送信する場合、その第1保留球数コマンドにおいて、1加算された第1保留球数カウンタ203aの値だけでなく、その第1保留球数カウンタ203aの加算の契機となった上記始動入賞に伴い、カウンタ用バッファ203c(図9参照)より取得される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値も含める。
つまり、始動入賞があった場合に、主制御装置110にてカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値が、第1保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に伝えられる。
音声ランプ制御装置113では、第1保留球数コマンドにより伝えられた大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、その各値に基づく変動演出が実行される前に先読みし、当該変動演出がどうなるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)をその変動演出の実行前に判断する。そして、その先読みによる判断結果に基づき、各種の演出の実行を決定したり、「保留変化予告」の演出内容及び実行時期(タイミング)を決定できるようになっている。
なお、変動演出の保留球数を示す第1保留球数コマンドと、大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとを別々に送信するように構成してもよい。第1保留球数コマンドとは別の大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとしては、第1始動口64への球の入球タイミングで第1保留球数コマンドを生成すると共に、該入球に基づく変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドに類するコマンド(事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンド)を生成し、音声ランプ制御装置113へ送信するように構成してもよい。この場合に、事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンドの生成のプログラムに関し、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドのプログラムを流用することで、プログラムの作成を容易にすることができる。
第1保留球格納エリア203dは、上述したように、第1始動口64への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図35参照)の中で、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CS1の値を取得し、第1保留球格納エリア203dに格納する。第1保留球格納エリア203dは、第1特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)を有している(図9参照)。
第2保留球格納エリア203eは、上述したように、第2始動口71への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ保留球実行エリア203fへシフトするためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図35参照)の中で、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を取得し、第2保留球格納エリア203eに格納する。第2保留球格納エリア203eは、第1保留球格納エリア203dと異なり、第2特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)の保留エリアを有していない(図9参照)。
保留球実行エリア203fは、上述したように、実行を開始する、或いは、実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理において参照すべきデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理を実行するために、上述した第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに記憶されている始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)のうち、最も古い始動入賞に対応するデータを、この保留球実行エリア203fへシフトする。なお、第1実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図9を参照して、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、および保留球実行エリア203fの詳細について説明する。第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203eおよび保留球実行エリア203fは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定には、大当たり抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別の決定に使用する大当たり種別カウンタC2と、小当たり種別の決定に使用する小当たり種別カウンタCKと、変動演出の演出態様の決定に使用する停止パターン選択カウンタC3と、変動パターンの決定に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。第1保留球格納エリア203dは、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CS1の各値をそれぞれ記憶し、第2保留球格納エリア203eは、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CK,CS1の各値を記憶する。
第1保留球格納エリア203dは、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203d2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203d4とが設けられている。
また、第2保留球格納エリア203eは、第1保留球格納エリア203dとは異なり、保留エリアを有しておらず、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203e2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203e4と、小当たり種別カウンタCKの値を格納する小当たり種別カウンタ格納エリア203e5との格納エリアがそれぞれ直接格納される。
なお、第1実施形態では、大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1,203e1と、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2,203e2と、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3,203e3と、変動種別カウンタ格納エリア203d4,203e4と、小当たり種別カウンタ格納エリア203e5とを1つの保留球格納エリア203d,203eの中にそれぞれまとめて設けているが、各カウンタC1~C3,CK,CS1毎に保留球格納エリアを複数設けるようにしてもよい。
上述した通り、第1保留球格納エリア203dには、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶され、第1保留第1エリアには、時間的に最も古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
また、第2保留球格納エリア203eには、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)が直ちに特図変動を開始する1回分のみ記憶される。
一方、保留球実行エリア203fは、1つのエリアのみで構成されている。この保留球実行エリア203fには、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eと同様に、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203f2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203f4と、小当たり種別カウンタCKの値を格納する小当たり種別カウンタ格納エリア203f5と、が設けられている。
MPU201は、特別図柄の変動演出の実行開始タイミングになったことを判断すると、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が記憶されている場合は、該第1保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f4にそれぞれシフトする。一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなった場合に、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが記憶されておらず、第2始動口71への入賞があったと判別された場合に、第2保留球格納エリア203eに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f5にそれぞれシフトする。
そして、保留球実行エリア203fにシフトされたデータを、変動開始処理(図39参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて大当たり抽選又は小当たり抽選を行うと共に、その抽選結果に対応する変動パターン及び停止種別を決定する。特別図柄表示装置37では、主制御装置110の制御により、この決定された変動パターンおよび停止種別に基づいて、動的表示が行われる。
また、ここで決定された変動パターン及び停止種別は、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドによって、音声ランプ制御装置113や表示制御装置114へ通知される。そして、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114の制御によって、第3図柄表示装置81では、変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドにより通知された変動パターンおよび停止種別に基づいて、特別図柄の変動演出が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったことを判断すると、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第1保留第1エリアにデータが格納されていれば、該第1保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第1保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第1保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第1保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトする。
そして、保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第1保留第1エリアが空き状態となるため、第1保留球格納エリア203dの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第1実施形態では、第1保留球格納エリア203dにおいて、データが記憶(保留)されている第1保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第1保留球格納エリア203d内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であり、第1保留球格納エリア203dの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第1保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第1保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第1保留第2エリアのデータを、第1保留第1エリアへシフトし、第1保留第3エリアのデータを、第1保留第2エリアへシフトし、第1保留第4エリアのデータを、第1保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば、MPU201は、第1保留第2エリアのデータのみを、第1保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第1実施形態では、データが記憶(保留)されていない第1保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったときに、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが格納されていないと判断された場合は、次いで、第2始動口71への入賞があったか否かを判別する。判別の結果、第2始動口71への入賞があった場合、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第2保留球格納エリア203eの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第2保留球格納エリア203eの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第2保留球格納エリア203eの変動種別カウンタ格納エリア203e4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトし、第2保留球格納エリア203eの小当たり種別カウンタ格納エリア203e5の乱数値を、小当たり種別カウンタ格納エリア203f5へシフトする。
このように、実行される第1特別図柄の動的表示に関するデータと、実行される第2特別図柄の動的表示に関するデータとを、それぞれ別々に記憶し、第1特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されている場合は、該第1特別図柄の動的表示を優先的に実行し、第1特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されていない場合であって、第2始動口71への入賞があった場合は、該始動入賞に基づいて第2特別図柄の動的表示を実行する。このように構成することで、第1特別図柄の動的表示を第2特別図柄の動的表示より優先的に実行するとともに、各データに基づいてそれぞれ動的表示を行うことで、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを実行することができる。
図8に戻って、説明を続ける。普図保留球数カウンタ203gは、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図35参照)の中で検出されるスルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄表示装置83で行われる普通図柄の可変表示の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するためのカウンタである。
この普図保留球数カウンタ203gは、保留球数カウンタ203a,203bと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、スルーゲート67への球の通過が検出されて普通図柄に関する可変表示の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図37のS406参照)。一方、普図保留球数カウンタ203gは、普通図柄の可変表示が実行される毎に1減算される(図66のS705参照)。
普図保留球格納エリア203hは、スルーゲート67への球の通過の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した普図当たりカウンタC4を記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図35参照)の中で、球がスルーゲート67を通過したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから普図当たりカウンタC4の値を取得し、普図保留球格納エリア203hに格納する。普図保留球格納エリア203hは、普通図柄の一の保留球に対応するデータ(普図当たりカウンタC4の値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)を有している(図9参照)。
普図保留球実行エリア203iは、実行を開始する、或いは、実行中の普通図柄の当たり抽選や可変表示の処理において参照すべきデータ(普図当たりカウンタC4の値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングであることを検出すると、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を実行するために、上述した普図保留球格納エリア203hに記憶されているデータ(普図当たりカウンタC4の値)のうち、一のデータをこの普図保留球実行エリア203iへシフトする。なお、第1実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図9を参照して、普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iの詳細について説明する。普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iは、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定には、普通図柄の当たり抽選に使用する普図当たりカウンタC4が用いられる。普図保留球格納エリア203hは、球がスルーゲート67を通過した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される普図当たりカウンタC4の値を記憶する。
普図保留球格納エリア203hは、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
この普図保留球格納エリア203hには、球がスルーゲート67を通過したタイミングで取得されるデータ(普図当たりカウンタC4の値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号が小さいエリアほど、時間的に古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶され、普図保留第1エリアには、時間的に最も古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶されることになる。
一方、普図保留球実行エリア203iは、1つのエリアのみで構成されている。この普図保留球実行エリア203iには、普図保留球格納エリア203hと同様に、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行タイミングになったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアに記憶されているデータを、この普図保留球実行エリア203iにシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iにシフトされたデータを、普図変動処理(図66参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて、当たり抽選を行うと共に、可変表示の内容を決定する。普通図柄表示装置83では、主制御装置110の制御により、この決定された内容に基づいて、可変表示が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングとなったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)の乱数値を、普図保留球実行エリア203iの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)へシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iへのデータのシフトが終了すると、普図保留第1エリアが空き状態となるため、普図保留球格納エリア203hの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号が1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第1実施形態では、普図保留球格納エリア203hにおいて、データが記憶(保留)されている普図保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、普図保留球格納エリア203h内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であり、普図保留球格納エリア203hの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、普図保留第1エリアのデータが、普図保留球実行エリア203iへシフトされ、普図保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、普図保留第2エリアのデータを、普図保留第1エリアへシフトし、普図保留第3エリアのデータを、普図保留第2エリアへシフトし、普図保留第4エリアのデータを、普図保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば、MPU201は、普図保留第2エリアのデータのみを、普図保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第1実施形態では、データが記憶(保留)されていない普図保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、普図保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、普図保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不要となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図8に戻り、説明を続ける。時短フラグ203jは、オン状態で「時間短縮状態」であって、普通図柄の高確率状態であり、かつ、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短フラグ203jは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図32のS117参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第1実施形態のパチンコ機10では、大当たりの終了時において、当選した大当たり種別にかかわらず、時短フラグ203jがオンに設定される(図65のS6601参照)。その後、特別図柄の動的表示の停止時の処理である変動停止処理において実行される時短計数処理内で、後述する特図1時短カウンタ203kの値が「0」より大きい値でなくなったとき、特図2時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値でなくなったとき、若しくは合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でなくなったときであって、かつ、該当の動的表示が小当たりに当選していない場合にオフに設定される(図49のS5312参照)。
また、第2特別図柄の動的表示がいずれかの小当たり種別に当選している場合は、小当たり種別毎に設定された時短カウンタ(時短A時短カウンタ203o1、時短B時短カウンタ203o2、時短C時短カウンタ203o3、時短D時短カウンタ203o4、時短E時短カウンタ203o5、時短F時短カウンタ203o6又は時短G時短カウンタ203o7)の値を判別し、当選した小当たり種別に対応する時短カウンタの値が「0」より大きい値でなければ、時短フラグ203jがオフに設定される(図51~図57参照)。
さらに、小当たりに当選した場合の小当たり終了処理においても、特図2時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値でなくなったとき、若しくは合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でなくなったときには時短フラグ203jがオフに設定される(図62のS6307参照)。
第1実施形態のパチンコ機10では、時短フラグ203jがオンされている場合に、普通図柄の高確率状態として、普図当たり乱数テーブル202iが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるとともに、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202jが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202kが参照されて普通電役72の開放駆動が行われる。
次いで、特図1時短カウンタ203kは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第1特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された特別図柄の動的表示の実行回数が行われた場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この特図1時短カウンタ203kは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、特図1時短カウンタ203kの値が「0」クリアされる(図58のS603参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて特図1時短カウンタ203kの値が設定される(図65のS6604参照)。一方、特図1時短カウンタ203kの値は、「時間短縮状態」において、第1特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図49のS5302参照)。
そして、特図1時短カウンタ203kの値が「0」となった場合に(図49のS5303:No)、第1特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図49のS5312参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、特図2時短カウンタ203mは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された特別図柄の動的表示の実行回数が行われた場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この特図2時短カウンタ203mは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、特図2時短カウンタ203mの値が「0」クリアされる(図58のS603参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて特図2時短カウンタ203mの値が設定される(図65のS6604参照)。一方、特図2時短カウンタ203mの値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図49のS5306参照)。
そして、特図2時短カウンタ203mの値が「0」となった場合であって、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選していない場合は、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて(図49のS5310:No)、第2特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図49のS5312参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
また、特図2時短カウンタ203mの値が「0」となった場合であって、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選している場合は、小当たり終了処理、即ち、動的表示の終了後の小入賞口ユニット73の開放動作終了時において(図62のS6305:No)、第2特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図62のS6307参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、合計時短カウンタ203nは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された特別図柄の動的表示の実行回数が行われた場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この合計時短カウンタ203nは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、合計時短カウンタ203nの値が「0」クリアされる(図58のS603参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて合計時短カウンタ203nの値が設定される(図65のS6604参照)。一方、合計時短カウンタ203nの値は、「時間短縮状態」において、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図49のS5304及びS5307参照)。
そして、停止した動的表示が第1特別図柄であって、合計時短カウンタ203nの値が「0」となった場合(図49のS5305参照)、又は、停止した動的表示が小当たり以外(即ち、ハズレ又は大当たり)の第2特別図柄であって、合計時短カウンタ203nの値が「0」となった場合(図49のS5311参照)、特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図49のS5312参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
また、停止した動的表示が小当たりに当選した第2特別図柄であって、合計時短カウンタ203nの値が「0」となった場合、この場合においても特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、小当たり終了処理、即ち、動的表示の終了後の小入賞口ユニット73の開放動作終了時において(図62のS6306:No)、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図62のS6307参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、時短A時短カウンタ203o1は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短A」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短A時短カウンタ203o1は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短A時短カウンタ203o1の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短A時短カウンタ203o1の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短A時短カウンタ203o1の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短A」に1回当選するごとに、1減算される(図51のS5341参照)。
そして、時短A時短カウンタ203o1の値が「0」となった場合(図51のS5342:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図51のS5343参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、時短B時短カウンタ203o2は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短B」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短B時短カウンタ203o2は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短B時短カウンタ203o2の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短B時短カウンタ203o2の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短B時短カウンタ203o2の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短B」に1回当選するごとに、1減算される(図52のS5344参照)。
そして、時短B時短カウンタ203o2の値が「0」となった場合(図52のS5345:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図52のS5346参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、時短C時短カウンタ203o3は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短C」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短C時短カウンタ203o3は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短C時短カウンタ203o3の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短C時短カウンタ203o3の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短C時短カウンタ203o3の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短C」に1回当選するごとに、1減算される(図53のS5347参照)。
そして、時短C時短カウンタ203o3の値が「0」となった場合(図53のS5348:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図53のS5349参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、時短D時短カウンタ203o4は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短D」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短D時短カウンタ203o4は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短D時短カウンタ203o4の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短D時短カウンタ203o4の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短D時短カウンタ203o4の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短D」に1回当選するごとに、1減算される(図54のS5350参照)。
そして、時短D時短カウンタ203o4の値が「0」となった場合(図54のS5351:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図54のS5352参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、時短E時短カウンタ203o5は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短E」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短E時短カウンタ203o5は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短E時短カウンタ203o5の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短E時短カウンタ203o5の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短E時短カウンタ203o5の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短E」に1回当選するごとに、1減算される(図56のS5356参照)。
そして、時短E時短カウンタ203o5の値が「0」となった場合(図56のS5357:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図56のS5358参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、時短F時短カウンタ203o6は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短F」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短F時短カウンタ203o6は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短F時短カウンタ203o6の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短F時短カウンタ203o6の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短F時短カウンタ203o6の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短F」に1回当選するごとに、1減算される(図57のS5359参照)。
そして、時短F時短カウンタ203o6の値が「0」となった場合(図57のS5360:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図57のS5361参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、時短G時短カウンタ203o7は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短G」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第1実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短G時短カウンタ203o7は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短G時短カウンタ203o7の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短G時短カウンタ203o7の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短G時短カウンタ203o7の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短G」に1回当選するごとに、1減算される(図55のS5353参照)。
そして、時短G時短カウンタ203o7の値が「0」となった場合(図55のS5354:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図55のS5355参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次いで、時短終了判定フラグ203pは、小当たり当選回数に基づく時短終了条件の判別処理を実行するか否かを判別するためのフラグである。
この時短終了判定フラグ203pは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値としてオフが設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短終了判定フラグ203pがオフに設定される(図58のS602参照)。そして、大当たり終了処理において、当選した大当たり種別が大当たり種別「時短壱」、又は、当選した小当たり種別が小当たり種別「時短A」若しくは「時短D」、即ち、第1時間短縮状態へ移行することとなる大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合に、時短終了判定フラグ203pはオンに設定される(図65のS6607参照)。
第1実施形態のパチンコ機10では、時短計数処理内で実行される小当たり用時短計数処理において、時短終了判定フラグ203pがオンされているか否かを判別し(図50のS5321参照)、オンされている場合には、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」及び「時短G」への当選に基づく時短終了条件の判別処理を実行しないように構成されている。
大当たりフラグ203qは、特定領域73dを球が通過したことに基づいて大当たり状態を発生させるか否かを判別するためのフラグである。
この大当たりフラグ203qは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値としてオフに設定される。そして、小当たり遊技中に開放され得る特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に、大当たりフラグ203qがオンに設定される(図61のS6209参照)。一方、当たり処理において、大当たりフラグ203qがオンに設定されていると判別された場合(図58のS608:Yes参照)、この大当たりフラグ203qがオフに設定される(図58のS609参照)。大当たりフラグ203qがオンからオフに設定された後は、小当たり種別に応じた大当たり遊技が開始されるように構成されている。
次に、図29(a)から図29(c)を参照して、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j及び普通電役開放テーブル202kの詳細について説明する。まず、図29(a)は、ROM202に記憶される普図当たり乱数テーブル202iの一例を模式的に示した模式図である。
上述したように、普図当たり乱数テーブル202iは、パチンコ機10の遊技状態が、「通常遊技状態」である普通図柄の低確率状態(「時間短縮状態」ではない期間(特別図柄の大当たり中を含む))の場合に使用される「普通図柄低確率状態」用と、パチンコ機10の遊技状態が、「普通図柄低確率状態」より普通図柄が当たりとなる確率の高い状態である「時間短縮状態」の場合に使用される「普通図柄高確率状態」用との2種類に分けられる。そして、「普通図柄低確率状態」用と「普通図柄高確率状態」用とのそれぞれに含まれる当たりとなる乱数の数が異なって設定されている。このように、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで当たりとなる乱数の数を異ならせることにより、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで、普通図柄の可変表示において当たりとなる確率が変更される。
図29(a)で示すように、第1実施形態のパチンコ機10では、「普通図柄低確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は0個であり、当たりとなる乱数値は普図当たり乱数テーブル202iに規定(設定)されていない。つまり、「普通図柄低確率状態」(即ち、「通常遊技状態」)における普通図柄の当たり確率は、0/100となり、普通図柄の可変表示において当たりが導出されないように設定されている。
一方で、「普通図柄高確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は99個で、その値「1~99」が、普図当たり乱数テーブル202iに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄高確率状態」(即ち、「時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、99/100となり、普通図柄の可変表示においてほぼ当たりが導出されるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、普通電役72が開放し易い状況か、開放し得ない状況か否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況であることによって第2始動口71へ入賞し得る状況か、普通電役72が開放し得ない状況であることで球が第2始動口71へ入賞不可又は入賞困難な状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、第1実施形態のパチンコ機10では、普通電役72が小入賞口ユニット73よりも球の流下方向上流側に配設されているため、「時間短縮状態」において右打ち遊技した場合に、普通電役72が開放し易い状況であることによって小入賞口ユニット73へ入球困難な状況とし、反対に、「通常遊技状態」において右打ち遊技した場合(「時間短縮状態」において小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行した場合)に、普通電役72が開放し得ない状況であることによって小入賞口ユニット73へ入球可能な状況とすることができる。
その結果、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無により、小入賞口ユニット73へ入球可能であって、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な場合と、小入賞口ユニット73へ入球困難であって、特定領域73dへ球を通過させられず大当たり状態発生困難な場合と、を作り出すことができる。
また、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」では、「普通図柄低確率状態」となり、普通図柄の可変表示時間も長く、また、普通電役72が開放し得ないため、仮に右打ち遊技で球が発射された場合でも「普通図柄高確率状態」より第2始動口71へ入賞し難くなるように構成されている。また、第1始動口64には普通電役72のような入賞を補助する装置が備え付けられておらず、さらに、左打ち遊技で発射された球の流下領域にスルーゲート67が配置されていないため、左打ち遊技により発射された球が時短機能によって第1始動口64へ入賞し易くなる構成ではない。よって、換言すれば、「通常遊技状態」では、右打ち遊技されたとしても、その右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し難く、また、左打ち遊技で発射された球も、時短機能を使わずに第1始動口64へ入賞させなければならず、第1特別図柄の動的表示を実行させるために自力で第1始動口64へ入賞させるように構成されている。また、「通常遊技状態」において、右打ち遊技された場合に、スルーゲート67への球の通過を起因してエラー報知するように構成することで、遊技者および遊技場の従業員に対して奨励されていない遊技態様であることを示唆することで、遊技者に右打ち遊技での遊技を抑制させてもよい。
次いで、図29(b)を参照して、普通図柄の可変表示時間を決定するための普図変動テーブル202jの詳細について説明する。図29(b)は、ROM202に記憶される普図変動テーブル202jの一例を模式的に示した模式図である。
普図変動テーブル202jは、「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」で参照される「時間短縮状態」用との2種類に分けられる。そして、「通常遊技状態」用と「時間短縮状態」用とで設定される普通図柄の可変表示時間が異なって設定されている。このように、各遊技状態で普通図柄の可変表示時間を異ならせることにより、各遊技状態で普通図柄の当否結果が導出される時間が変更される。
図29(b)で示すように、第1実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「5秒」となるように普図変動テーブル202jで規定されている。つまり、「通常遊技状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「5秒」となるように設定されている。
また、「時間短縮状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「0.1秒」となるように普図変動テーブル202jで規定されている。つまり、「時間短縮状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「0.1秒」となるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の可変表示時間を変更することで、スルーゲート67を球が通過してから、普通電役72が開放されるまでの期間を変更することができる。その結果、球がスルーゲート67を通過した場合に、該スルーゲート67の通過に起因する可変表示で当たりとなり、該当たりに基づいて普通電役72が開放されて、スルーゲート67を通過した球がそのまま第2始動口71へ流入し得るか否かを遊技状態によって異ならせることができる。よって、普通図柄の可変表示時間を遊技状態毎に変更することで、1の球のスルーゲート67及び第2始動口71への入賞態様を異ならせることができ、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示時間が短く、当たりに当選し易く、かつ、普通電役72の開放時間も長時間となるため、普通電役72の上面を球が転動している間に普通電役72が開放(没入)状態となって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し得るように構成されている。換言すれば、「時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、可変入賞装置65へ入賞し難いように構成されている。
また、上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、右打ち遊技を実行した場合に、普通電役72の出没板72aの左端に到達した球が、該出没板72aの上面を右端方向へ転動し、該出没板72aの右端まで到達するまでに約2秒の時間を要するように構成されている。よって、「時間短縮状態」における普通図柄の可変表示時間を「0.1秒」とすることで、普通電役72が閉鎖状態となった場合でも、球が出没板72aの上面を転動している間に普通図柄の可変表示時間が経過し、高確率(即ち、99/100)で当たりに当選することで再度普通電役72が開放状態となり、出没板72aの上面を転動していた球を流下させて第2始動口71へと入球させることができる。
その結果、「時間短縮状態」において右打ち遊技で発射されたほぼ全ての球を第2始動口71へと入球させることができ、普通電役72の下流側に配設された小入賞口ユニット73が開放状態であっても、右打ち遊技で発射された球が該小入賞口ユニット73まで到達し得ず、該小入賞口ユニット73へ入球不可又は困難とし、小入賞口ユニット73内の特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生させることが困難とすることができる。
次いで、図29(c)を参照して、普通電役開放テーブル202kについて説明する。図29(c)は、ROM202に記憶される普通電役開放テーブル202kの一例を模式的に示した模式図である。普通電役開放テーブル202kは、普通図柄の当たり時に参照され、普通図柄の当たりが発生したタイミングにおける遊技状態に基づいて、普通電役72の開放(没入)時間および開放回数が規定されている。
普通電役開放テーブル202kは、普通図柄が抽選された遊技状態に基づいてグループ毎に区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」で参照される「時間短縮状態」用とで、普通電役72の開放態様(開放時間)が変更される。
図29(c)で示すように、第1実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」においては普通図柄に当選し得ないため、普通電役72は開放されず、開放回数、開放時間及びインターバル時間は普通電役開放テーブル202kに設定されていない。
また、「時間短縮状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放時間は「5.8秒」、かつ、開放回数が1回となるように普通電役開放テーブル202kで規定されている。つまり「時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「5.8秒」×1回=「5.8秒」の間、開放されるように構成される。
これにより、遊技状態に応じて普通電役72の開放態様を変更することで、普通電役72が開放している期間の長短の違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放している期間が長いことによって第2始動口71へ入賞し易い状況か、普通電役72が開放し得ないことによって球が第2始動口71へ入賞し難い状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「時間短縮状態」においては、普通図柄の高確率状態となり、可変表示時間が短時間で、普通電役72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し易いように構成されている。
このように、特別図柄の高確率状態又は低確率状態と、普通図柄の高確率状態又は低確率状態と、可変表示時間及び普通電役72の開放時間の長時間又は短時間と、をそれぞれ組み合わせた各遊技状態を設けることで、各遊技状態に遊技性を変化させ、バリエーションが豊富な遊技を提供することができ、遊技の興趣を向上することができる。
なお、普通図柄の可変表示の当たり確率や可変表示の可変表示時間は、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、「通常遊技状態」等より「時間短縮状態」等の方が普通図柄に当選し易い確率であれば如何様な割合でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の当たり確率を1/100程度として当たり難くなるように構成してもよいし、「時間短縮状態」における普通図柄の当たり確率を50/100=1/2程度としてもよい。また、「通常遊技状態」より「時間短縮状態」等の方が可変表示時間が短ければ如何様な時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の可変表示時間を「30秒」以上の長い時間(例えば、「100秒」)としてもよいし、「10秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。
また、普通電役72の開放時間や開放回数も、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、普通電役72の開放時間として、「通常遊技状態」等より「時間短縮状態」等の方が遊技者にとって有利な開放時間であれば如何様な開放時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」等における普通電役72の開放時間を「0.1秒」以上(例えば、「1秒」)に設定してもよいし、開放回数を「1回」以上(例えば、「3回」)に設定してもよい。また、「時間短縮状態」等における普通電役72の開放時間を「5.8秒」以上の長い時間(例えば、「10秒」)としてもよいし、「5.8秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。さらに、「時間短縮状態」等における普通電役72の開放回数を「1回」以上の多い回数(例えば、「5回」)としてもよい。
このように、「通常遊技状態」における普通図柄の当たり確率を1/100程度とし、該「通常遊技状態」における普通電役72の開放時間を「1秒」程度とすることで、「通常遊技状態」において普通図柄の当たりに当選した場合に、普通電役72に入球させられるか否かのチャンス状態(入球可能状態)とすることができ、該普通電役72への入球が容易となる「時間短縮状態」(入球容易状態)と、該普通電役72への入球が不可又は困難となる「通常遊技状態」とは異なる遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
図7に戻り、説明を続ける。主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、各入賞口63,64,65,71,73に入賞した球や、スルーゲート67を通過した球、アウト口66を通って球排出路へ案内された球をそれぞれ検出するためのスイッチ(例えば、大入賞口スイッチ65c等)を含むスイッチ群並びにセンサ群などからなる各種スイッチ208や、電源投入時の立ち上げモードを設定するための設定キー501、「設定変更モード」時に押下操作されることにより確率設定値を更新するための設定変更スイッチ502、RAM203に記憶されているデータを消去するためのRAM消去スイッチ503、MPU201からの駆動・制御信号に基づいて、ベース表示装置401の表示制御を行うベース表示装置制御回路402が接続される。
また、入出力ポート205の出力側には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、特別図柄表示装置37、普通図柄表示装置83、普通図柄保留ランプ84、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大入賞口ソレノイド65bや、普通電役72の出没板72aを駆動するための普通電役ソレノイド(図示せず)、その他ソレノイド209が接続されている。MPU201は、各種スイッチ208,502,503から出力される信号や、設定キー501の状態に基づいて各種処理を実行するとともに、各種処理の実行結果の1つとしてベース表示装置401の表示内容等を設定する。
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図67参照)が即座に実行される。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチ217が接続されている。なお、該賞球検出スイッチ217は、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるように球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29~33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出や、後述する「時間短縮状態」における変動演出や小当たり当選時の右打ち報知演出、「保留変化予告」といった第3図柄表示装置81にて行われる演出の表示態様の設定などを制御するものである。
演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、及び、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。第1実施形態では、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成され、音声ランプ制御装置113から主制御装置110へコマンド送信ができないように構成されている。一方、音声ランプ制御装置113と表示制御装置114とは、互いにコマンドの送受信が可能に構成されている。
また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示される演出のステージを変更したり、「スーパーリーチ」演出態様等の背面画像を変更したりするように、音声出力装置226、ランプ表示装置227を制御すると共に、表示制御装置114へ枠ボタン22の押下に基づいた表示を第3図柄表示装置81に表示させるように指示する。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出や後述する「時間短縮状態」における変動演出や小当たり当選時の右打ち報知演出の表示、「保留変化予告」の表示制御を実行するものである。なお、表示制御装置114の詳細については、図30を、「時間短縮状態」における変動演出や小当たり当選時の右打ち報知演出の表示内容の詳細については、図74~図83を、それぞれ参照して後述する。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110~114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110~114等に対して必要な電圧を供給する。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111のNMI端子へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理(図68参照)を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理を正常に実行し完了することができる。
ベース表示装置401は、主制御装置110内に設けられ且つ入出力ポート205と接続されたベース表示装置制御回路402に接続される。ベース表示装置制御回路402は、MPU201からの駆動・制御信号に基づいて、ベース表示装置401の各7セグメント表示器(図2参照)を駆動・制御して、ベース値に関する各種表示を行うものである。
ベース値とは、大当たり状態、時間短縮状態を除く通常時において、100発の球に対して払い出される(賞球される)球の数(割合)である。第1実施形態のパチンコ機10では、遊技領域から球排出路へ案内されたアウト球の数(即ち、遊技領域に打ち出された球の数、換言すれば、遊技で使用された球の数。以下「総アウト個数」と称す。)が60000個となる毎に、その60000個の球に対するベース値を計測し、保存する。
そして、ベース表示装置401には、総アウト個数が60000個に到達するまでの期間中リアルタイムに計測しているベース値(以下「リアルタイムベース値」と称す)と、前回(直近で)総アウト個数が60000個に達したときに計測されたベース値とに加え、前回よりも1つ前に(前々回)総アウト個数が60000個に達したときに計測されたベース値と、前々回よりも1つ前に(前々々回)総アウト個数が60000個に達したときに計測されたベース値とが、所定期間(本実施形態では5秒)毎に切り替えて表示される。リアルタイムベース値以外に過去複数回分のベース値も表示することで、不正行為があったか否かの判断をより正確に行えるようになり、また、その不正行為があった時期もある程度予測可能とすることができる。
ここで、図30を参照して、音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図30は、主に音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。音声ランプ制御装置113のROM222には、MPU221にて実行される各種制御プログラムの他、固定値データとして、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、小当たり種別テーブル222c、停止パターンテーブル222d、変動パターンテーブル222eが少なくとも格納されている。これらのテーブル222a~222eは、いずれも主制御装置110のROM202に設けられた大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、小当たり種別テーブル202c、停止パターンテーブル202e、変動パターンテーブル202fと同じものである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3および変動種別カウンタCS1の各値と、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、小当たり種別テーブル222c、停止パターンテーブル222dおよび変動パターンテーブル222eとに基づいて、先読み処理を実行可能に構成されている。
そして、この先読み処理によって、その先読み処理の対象となった保留中の変動演出が、結果としてどのような演出となるか(大当たりとなるか否か、「リーチ表示」となるか否か等)をその変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定したり、コクピット表示領域Db(図6参照)に表示される保留図柄の表示態様を変化させる「保留変化予告」の演出内容(及び実行時期(タイミング))を決定したりする制御を実行する。
なお、「保留変化予告」など、音声ランプ制御装置113における制御によって実行される演出の頻度は、遊技者によってある程度調整可能となるように構成してもよい。具体的には、例えば、「保留変化予告」演出を実装する場合、適度な頻度で「保留変化予告」が出現する「通常モード」と、「保留変化予告」が出現しない「出現なしモード」と、「ノーマルモード」よりも「保留変化予告」の出現頻度が多くなる「頻出モード」と、の3の出現頻度の異なる制御テーブルを用意する。
また、この3つのモードを遊技者が選択可能となるように構成する。例えば、変動演出が実行されていない待機状態や、変動演出の実行中において、遊技者が演出ボタンを操作することで3つのモードのうちから1つを選択可能となるように構成してもよい。
そして、「通常モード」を選択した場合には、「保留変化予告」が出現すれば、適度に大当たりへの期待度を持たせることができ、かつ、適度な頻度で出現するため、バランスよく「保留変化予告」を楽しむことができる。
また、「保留変化予告」が出現しない「出現なしモード」を選択した場合には、該「保留変化予告」が出現しないため、第1始動口64や第2始動口71への入球によって保留が貯留された場合であっても予告演出が出現しないため、該当の保留の変動演出が実行されるまで、該保留の期待度は未知数とすることができ、「通常モード」を選択した場合よりも、変動演出に対して注目して楽しむことができる。
さらに、「ノーマルモード」よりも「保留変化予告」の出現頻度が多くなる「頻出モード」を選択した場合には、該「保留変化予告」の出現頻度が多くなるため、変動演出が賑やかになり、該変動演出をより楽しむことができる。
このように構成することで、遊技者の嗜好に合わせた変動演出を構成することができ、多彩な遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
RAM223には、特図1変動開始フラグ223a、特図2変動開始フラグ223b、サブ第1保留球数カウンタ223c、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f、実行情報格納エリア223g、特定領域通過可否フラグ223hが少なくとも設けられている。
特図1変動開始フラグ223aは、オン状態で第1特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図1変動開始フラグ223aは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図1停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図72のS1235参照)。そして、第1特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図74のS1302参照)。
そして、第1実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図1変動開始フラグ223aがオンされたことを契機として、待機中の第1特別図柄の変動演出が存在する場合に、該待機中の第1特別図柄の変動演出を実行させるための第1特別図柄の変動演出の設定処理(図74のS1306~S1308参照)を行う。
特図2変動開始フラグ223bは、オン状態で第2特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図2変動開始フラグ223bは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図2停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図73のS1256参照)。そして、第2特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図74のS1310参照)。
そして、第1実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図2変動開始フラグ223bがオンされたことを契機として、第2特別図柄の変動演出を実行させるための第2特別図柄の変動演出の設定処理(図74のS1312及びS1313参照)を行う。
サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第1特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第1特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第1保留球数カウンタ203aの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンド(保留球数コマンド)に基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第1保留球数カウンタ223cにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、第1始動口64への入球によって第1特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第1保留球数コマンドを受信すると、その第1保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(図71のS1207参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第1特別図柄の変動演出に対応する特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第1特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算(更新)する(図74のS1305参照)。このように、第1保留球数カウンタ203aの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新するので、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期させながら、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新することができる。
サブ第1保留球数カウンタ223cの値は、第1特別図柄の変動演出が奨励される遊技状態において、第3図柄表示装置81における保留図柄及び実行図柄の表示に用いられる。即ち、音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンドの受信に応じてそのコマンドにより示される保留球数をサブ第1保留球数カウンタ223cに格納したり(図71のS1207参照)、特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンドの受信に応じて、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新したりするタイミングで(図74のS1305参照)、遊技状態に応じて奨励される特別図柄に対応する格納後もしくは更新後のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を表示制御装置114に通知するべく、表示用第1保留球数コマンドを表示制御装置114に対して送信する。
表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンドを受信すると、そのコマンドにより示される保留球数の値、即ち、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値分の保留図柄と、実行中の変動演出を示す実行図柄とを第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図6(b)参照)に表示するように、画像の描画を制御する。
上述したように、サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期しながら、その値が変更される。従って、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図6(b)参照)に表示される保留図柄の数も、奨励される特別図柄に関する主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に同期させながら、変化させることができる。よって、第3図柄表示装置81には、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出が保留されている保留球の数を正確に表示させることができる。
第1保留情報格納エリア223eは、保留されている第1特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンドによって送信された第1特別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222eとを用いて、第1特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
第2保留情報格納エリア223fは、第2特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、変動パターンコマンド及び停止種別コマンドによって送信された第2別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222eとを用いて、第2特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
実行情報格納エリア223gは、少なくとも特別図柄表示装置37で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81で実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンド又は変動パターンコマンド及び停止種別コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113のMPU221は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の設定等を実行するために、上述した第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリア又は第2保留情報格納エリア223fに記憶されている変動演出を行うための情報(カウンタC1~C3,CK,CS1等の各値)を、この実行情報格納エリア223gへシフトする。
特定領域通過可否フラグ223hは、第2特別図柄の動的表示でいずれかの小当たり種別に当選した場合に設定されるフラグであり、オン状態で、特定領域73dを通過可能な小当たり、即ち、該当の動的表示によって、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立することを示すフラグである。
この特定領域通過可否フラグ223hは、電源投入時及び大当たり開始時に初期値としてオフに設定される。また、主制御装置110から出力された特定領域通過不可コマンドを受信した場合にもオフに設定され(図73のS1262参照)、主制御装置110から出力された特定領域通過可能コマンドを受信した場合にオンされる(図73のS1260)。
第1実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の変動演出が小当たりに当選した場合にこの特定領域通過可否フラグ223hが参照され、特定領域通過可否フラグ223hがオンに設定されている場合は、特定領域73dを通過可能な小当たりに当選しているため、特定領域通過可能時の表示用変動パターンコマンドを設定し(図75のS1354参照)、反対に、特定領域通過可否フラグ223hがオフに設定されている場合は、特定領域73dを通過不可又は困難な小当たりに当選しているため、特定領域通過不可時の表示変動パターンコマンドを設定する(図75のS1355参照)。
このように、特定領域通過可否フラグ223hは、第2特別図柄の変動表示が小当たりに当選した場合に、第3図柄表示装置81において、大当たりに相当する成功演出又はハズレに相当する失敗演出のいずれの演出を実行するかを判断する重要なフラグであるため、該特定領域通過可否フラグ223hを設定する場合、主制御装置110から特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドのいずれかのコマンド受信に基づいて設定するように構成されている。
ここで、図31を参照して、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの詳細について説明する。図31は、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの構成を模式的に示す模式図である。
第1保留情報格納エリア223eは、第1保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223e2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223e4とが少なくとも設けられている。
また、第2保留情報格納エリア223fは、第1保留情報格納エリア223eとは異なり、4つのエリアを有しておらず、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223f2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223f4と、小当たり種別カウンタCKの値が格納される小当たり種別カウンタ格納エリア223f5と、が該第2保留情報格納エリア223fに直接格納される。
さらに、実行情報格納エリア223gには、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応する大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223g1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223g2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223g3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223g4と、小当たり種別カウンタCKの値が格納される小当たり種別カウンタ格納エリア223g5が少なくとも設けられている。
具体的には、実行情報格納エリア223gが、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。さらに、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第2エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第3エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第4エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
また、第2保留情報格納エリア223fは、これから実行を開始する第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、第1保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CS1の値をそれぞれ、対応する第1保留情報格納第1~第4エリアのうち該第1保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1、大当たり種別カウンタ格納エリア223e2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3、変動種別カウンタ格納エリア223e4に格納する。
具体的には、第1保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦X≦4)であれば、その時点で保留されている第1特別図柄の変動演出の数はXであり、その第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CS1の値は、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的にX番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Xエリアの各カウンタ格納エリア223e1~223e4に対応するカウンタC1~C3,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第1保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CS1の値を第1保留球格納エリア203dの第1保留第Xエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第1保留第Xエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が、第1保留情報格納第Xエリアに格納されることになる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2特別図柄の変動パターンコマンド及び停止種別コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、小当たり種別カウンタCK、変動種別カウンタCS1の各値を、変動パターンコマンド及び停止種別コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を第2保留情報格納エリア223f内の大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1、大当たり種別カウンタ格納エリア223f2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3、変動種別カウンタ格納エリア223f4、小当たり種別カウンタ格納エリア223f5に格納する。
一方、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1特別図柄の変動演出の開始を意味する特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信すると、第1保留情報格納エリア223eに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第1特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応する第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、現在実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。
そして、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させた場合は、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2特別図柄の変動演出の開始を意味する特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドを受信すると、第2保留情報格納エリア223fに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が格納されることになる。さらに、第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。つまり、音声ランプ制御装置113には、主制御装置110にて実行中および保留中の第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CK,CS1が、実行情報格納エリア223g並びに第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納される。
音声ランプ制御装置113では、先読み処理(図示せず)を行う場合に、サブ第1保留球数カウンタ223cから保留されている第1特別図柄の変動演出の数(保留球数)を把握する。そして、その保留球数に基づき、第1保留情報格納第1~第4エリアのうち、第1特別図柄の変動演出が保留されているエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、その変動演出において大当たりとなるか否かや、変動時間等が判定される。例えば、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「1」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が1回であるので、第1保留情報格納第1エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、判定を行う。
パチンコ機10は、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成されており、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110のRAM203等にアクセスすることはできない。これに対し、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eを設けて、主制御装置110にて保留された第1特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CS1を音声ランプ制御装置113にも格納するので、この第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CS1を参照することで、先読み処理を音声ランプ制御装置113にて実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄の変動演出が実行された場合に、その変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
なお、第1保留情報格納エリア223e又は第2保留情報格納エリア223f、および、実行情報格納エリア223gにおける上述のシフト処理は、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信したときの保留球数(特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に基づく更新が行われる前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値)に基づいて、第1保留情報格納第1~第4エリアのうち保留されている変動演出に対応するエリアについてのみデータの移動(シフト)を行う。
例えば、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「4」であり、第1保留情報格納エリア223eの全エリア(第1保留情報格納第1~第4エリア)にデータが記憶されているとする。この場合、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトし、第1保留情報格納第3エリアのデータを第1保留情報格納第2エリアへシフトし、第1保留情報格納第4エリアのデータを第1保留情報格納第3エリアへシフトする。
一方、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「2」であれば、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、本実施形態では、変動演出が保留されていない第1保留情報格納第3,第4エリアについては、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留情報格納第1~第4エリアの各データを、エリア番号が1小さいエリア(実行情報格納エリア223g又は第1保留情報格納第1~第3エリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留情報格納第1~第4エリアの各々のエリアについて、データが記憶(保留)されているか否かの判定を不用とするので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図30に戻って説明を続ける。RAM223は、その他、主制御装置110より受信したコマンドを、そのコマンドに対応した処理が行われるまで一時的に記憶するコマンド記憶領域(図示せず)などを有している。
コマンド記憶領域はリングバッファで構成され、FIFO(First In First Out)方式によってデータの読み書きが行われる。音声ランプ制御装置113のコマンド判定処理(図71参照)が実行されると、コマンド記憶領域に記憶された未処理のコマンドのうち、最初に格納されたコマンドが読み出され、コマンド判定処理によって、そのコマンドが解析されて、そのコマンドに応じた処理が行われる。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における特別図柄の変動演出や連続予告演出を制御するものである。
第1実施形態のパチンコ機10では、遊技状態毎に第3図柄表示装置81で行われる変動演出の変動態様が異なるとともに、各遊技状態ごとに奨励される球の発射態様が遊技者に示されるように構成されている。具体的には、例えば、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」では、左打ち遊技を促す「左打ち」という文字表示が主表示領域Dmの左下領域に表示されつつ、アラビア数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ラインのみ(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。また、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」では、右打ち遊技を促す主表示用右打ち指示89が主表示領域Dmの右上領域に表示されつつ、アラビア数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ライン(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。このように、各遊技状態において変動図柄の表示態様を明確に異ならせることで、遊技状態を遊技者に認識させ易くしつつ、奨励される遊技を行うために必要な遊技態様(発射態様)を認識し易くすることができる。
また、例えば、「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行中となっている場合の「ノーマルリーチ」中の演出において、発展先を示唆する「ルーレット演出」を実行する場合、最初にルーレット演出が停止し得る発展先の候補を見せておき、その後、ルーレットを高速変動させてから、最終的に発展先を表示するように構成する。
この場合、発展先の候補を表示する段階では、遊技者に対して、いずれの発展先に停止すれば大当たりの期待度が高くなるのかを認識させるため、時間をかけて発展先の候補を1つずつ注目させる。例えば、4つの候補を見せる場合であれば、1の候補に対して、周囲に停止エフェクトを付けるなどして遊技者が注目しやすいように構成し、さらに、他の3つの候補は黒フィルターをかけるなど、注目させたい候補表示よりも暗くして表示する。このように構成することで、1の選択候補に対して、遊技者をより注目させることができる。
このように、4つの候補を1つずつ時間をかけて遊技者に認識させた後は、いずれかの発展先が1つだけ決定されることを示唆するため、4つの候補を高速で変動させてルーレット風の演出を実行する。この場合、1つずつの発展先が遊技者に認識できる必要がないため、各候補を高速に変動させる。
そして、最終的に発展先候補を停止させる段階では、遊技者に対して、これから実行される「スーパーリーチ」演出態様の演出内容をしっかりと示唆するため、4つの候補を高速で変動させてルーレット風の演出を実行していた時よりも時間をかけて、遊技者が発展先を認識し易いように構成する。
このように構成することで、発展先の候補を表示する段階では、遊技者に対して、いずれの発展先に停止すればより大当たりの期待度が高くなるのかを認識させ、停止してほしい発展先候補を認識させることができ、さらに、最終的に発展先候補を停止させる段階では、時間をかけて発展先候補を表示することで、遊技者が発展先を認識し易くすることができる。
次に、図32から図68のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2ミリ秒周期で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されるNMI割込処理とがある。
図32は、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。
この立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期値設定処理を実行する(S101)。例えば、RAM203へのアクセス許可を設定し、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。次いで、サブ側の制御装置(音声ランプ制御装置113、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウエイト処理(本実施形態では、「1秒」)を実行する(S102)。そして、RAM203のアクセスを許可する(S103)。
その後は、主制御装置110に設けたRAM消去スイッチ503(図7参照)がオンされているか否かを判別する(S104)。判別の結果、RAM消去スイッチ503がオンされていなければ(S104:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S105)。そして、記憶されていなければ(S105:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合は、RAM203の初期化を行うため、処理をS116へ移行する。
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S105:Yes)、RAM判定値を算出し(S106)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S107:No)、即ち、算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS116へ移行する。
なお、図34のS156の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
一方、RAM消去スイッチ503がオンされておらず(S104:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S105:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S107:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S108)。次いで、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S109)。
S109の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合(S109:Yes)、電源投入時においてRAM消去スイッチ503:オフ、かつ、設定キー501:オンに操作されているので、立ち上げモードを「設定確認モード」で立ち上げるべく、まず、ベース表示装置401において確率設定値の表示を開始し(S110)、その後、設定キー501がオフされたか否かを判別し(S111)、設定キー501がオフされるまで該「設定確認モード」を維持する(S111:No)。一方、設定キー501がオフされた場合は(S111:Yes)、ベース表示装置401における確率設定値の表示を終了して(S112)、「設定確認モード」を終了して、処理をS113へ移行する。なお、S109の処理において、設定キー501がオンされていなければ(S109:No)、立ち上げモードを「通常モード」で立ち上げるべく、S110~S112の処理をスキップして、処理をS113へ移行する。
S113の処理では、確率設定値に基づいて設定値コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S113)、処理をS114に移行する。
第1実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113は電源のバックアップ機能を有しておらず、該音声ランプ制御装置113内のRAM223は立ち上げ処理によって初期化されるため(図69のS1010参照)、パチンコ機10の立ち上げ処理の都度、設定値コマンドが設定され、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に送信されるように構成されている。
ここで設定された設定値コマンドは、後述するタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)において、音声ランプ制御装置113へと送信される。音声ランプ制御装置113は、この設定値コマンドを受信すると、RAM223に設けられた設定値メモリ(図示せず)に該設定値コマンドが示す確率設定値を格納(記憶)するように構成されている。
S114の処理では、ベース表示装置関連の処理を行い(S114)、その後、割込みを許可し(S115)、後述するメイン処理(図34参照)に移行する。このベース表示装置関連の処理では、ベース表示装置401に設けられた7セグメント表示器の全てのセグメント(ドットセグメントを含む)を点灯し、その状態で、5秒間ウエイト処理を実行する。これにより、パチンコ機10に電源が投入される度に、ベース表示装置401に設けられた7セグメント表示器の全てのセグメント(ドットセグメントを含む)が少なくとも5秒間継続して点灯されるため、全てのセグメントが正常に点灯できるかを確認でき、ベース表示装置401の表示が正常に行われるか否かを容易に判断できる。
一方、S104の処理において、RAM消去スイッチ503がオンされていると判別された場合は(S104:Yes)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」か「設定変更モード」のいずれで立ち上げるかを判別すべく、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S116)。
S116の処理において、設定キー501がオンされていないと判別された場合は(S116:No)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」で立ち上げるべく、処理をS117へ移行する。
S117の処理では、RAM203の初期化処理(S117及びS118)を実行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、設定変更の如何を問わず電源投入時にRAMデータを初期化する場合には、RAM消去スイッチ503を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ503が押されていれば、RAMの初期化処理(S117及びS118)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合(S105:No)や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合(S107:No)も同様に、RAM203の初期化処理(S117及びS118)を実行する。
RAMの初期化処理(S117及びS118)、即ち、「RAMクリアモード」では、RAM203の使用領域を「0」クリアし(S117)、その後、RAM203に初期値(例えば、第1保留球数カウンタ203aの「0」クリア等)を設定し(S118)、処理をS113へ移行する。
なお、このRAMの初期化処理(S117及びS118)では、RAM203の使用領域のうち、ベース表示装置401に表示するベース値に関連する領域(総アウト個数カウンタ、低確払出個数カウンタ、リアルタイムベース値データなど(いずれも図示せず))を除いた領域のクリアを行う。これにより、電源投入時にRAM消去スイッチ503が操作されても、その操作が行われる前から行われているリアルタイムベース値の計測が継続され、その計測されたリアルタイムベース値をベース表示装置401に表示させることができる。
一方、S116の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合は(S116:Yes)、立ち上げモードを「設定変更モード」にするべく、設定変更処理を行う(S119)。
ここで、図33を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される設定変更処理(S119)について説明する。図33は、この設定変更処理(S119)を示すフローチャートである。
この設定変更処理(S119)は、立ち上げモードが「設定変更モード」である場合に実行される処理であり、ホール関係者等からの確率設定値の変更(更新)を受け付け、確定されるための処理である。
この設定変更処理(S119)では、まず、ベース表示装置401において現在の確率設定値の表示の開始を設定し(S121)、処理をS122へ移行する。この確率設定値の表示の開始設定により、ベース表示装置401に確率設定値の表示が開始される。
なお、ここで表示される確率設定値は、電源断前に設定されていた確率設定値ではなく、必ず特定の値に固定されるようにしてもよい。即ち、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、ベース表示装置401には、必ず特定の確率設定値で表示が開始されるようにしてもよい。特定の確率設定値としては、例えば、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。これにより、電源断される前に設定されていた確率設定値にかかわらず、ホール関係者等は確率設定値を特定の確率設定値から変更できる。
一方で、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、ベース表示装置401には、電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。これにより、ホール関係者等は、電源断される前に設定されていた確率設定値を考慮しながら、確率設定値を変更できる。
また、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、ベース表示装置401には、電源断される前に設定されていた確率設定値が「2」以上であれば、確率設定値を「2」として表示を開始し、電源断される前に設定されていた確率設定値が「1」であれば、その電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。例えば、電源断される前に設定された確率設定値が「3」のように高い場合、確率設定値を少しだけ(例えば1だけ)小さくしたい場合が多々生じ得る。このような場合において、確率設定値を、電源断される前に設定された確率設定値そのままで表示を開始すると、次のような問題が生じる。即ち、確率設定値の更新は、RAM消去スイッチ503をオンする毎に1ずつ加算され、確率設定値が「3」の場合にRAM消去スイッチ503がオンされた場合には、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。よって、例えば、確率設定値を「3」から「2」に変更したい場合、RAM消去スイッチ503のオンを繰り返しながら、ほぼ確率設定値を1周させなければならない。これに対し、電源断される前に設定された確率設定値が高い場合に、確率設定値を「2」で表示を開始することで、RAM消去スイッチ503をオンする回数を抑えながら、確率設定値の更新を行うことができる。
次に、S122の処理では、確率設定値が「1」~「3」の範囲にあるか否かを判断し(S122)、所定の範囲内にない、即ち、異常な確率設定値となっている場合は(S122:No)、確率設定値を初期値に変更し(S123)、S124の処理へ移行する。この初期値としては、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。一方、S122の処理の結果、確率設定値が「1」~「3」の範囲内にあると判断される場合は(S122:Yes)、確率設定値は正常な値であるので、S123の処理をスキップして、S124の処理へ移行する。
S124の処理では、RAM消去スイッチ503がオンになったか否かを判断する(S124)。その結果、RAM消去スイッチ503がオンになっていないと判断される場合は(S124:No)、次いで、設定変更スイッチ502がオンになったか否かを判断する(S125)。
S125の結果、設定変更スイッチ502がオンされていないと判断されれば(S125:No)、S122の処理へ戻る一方、設定変更スイッチ502がオンされたと判断されれば(S125:Yes)、確率設定値を更新して(S126)、S122の処理に戻る。
S126の処理である確率設定値の更新は、それまでの確率設定値が「1」~「2」である場合は、その確率設定値に1を加算し、それまでの確率設定値が「3」である場合は、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。S126の処理により更新された確率設定値は、ベース表示装置401に表示される。
S122→S123→S124:No→S125(及びS126)→S122のループ処理は、S124の処理において、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断されるまで(S124:Yes)実行され続ける。そして、S124の処理により、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断される場合は(S124:Yes)、ベース表示装置401に表示されている確率設定値を、これからの遊技で使用する確率設定値として確定し(S127)、該確率設定値に応じた大当たり乱数テーブル202aを設定する(S128)。
S128の処理の後、次いで、設定キー501がオフ状態となったか否かを判断する(S129)。S129の処理では、設定キー501から出力される信号のレベルがオン状態からオフ状態へと遷移したことを検出した場合に、設定キー501がオフ状態になったと判断してもいし、設定キー501から出力される信号のレベルがオフ状態にあることを検出することで、設定キー501がオフ状態になったと判断してもよい。
S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になっていないと判断される間は(S129:No)、S129の処理を繰り返し実行する。そして、S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になったと判断される場合は(S129:Yes)、ベース表示装置401における確率設定値の表示の終了を設定し(S130)、この設定変更処理(S118)を終了する。
なお、設定変更処理の終了後は、立ち上げ処理(図32参照)に戻り、処理をS116へ移行し、RAM203初期化処理を実行(S117及びS118)し、RAM203のデータを消去(クリア)する。このように、S124の処理においてホール関係者等にRAM消去スイッチ503をオンさせて確率設定値を確定させることにより、その後、RAM203のデータの消去が行われることを、ホール関係者等に強く認識させることができる。
また、S124の処理において、RAM消去スイッチ503のオン検出によって確率設定値を確定させていたが、設定キー501のオフ検出によって確率設定値を確定するように構成してもよい。
次に、図34を参照して、上記した立ち上げ処理後に主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理について説明する。図34は、このメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では、大別してカウンタの更新処理と電源断時処理とが実行される。
メイン処理では、まず、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S151)。そして、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S151:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び変動種別カウンタCS1の更新を繰り返し実行する(S152,S153)。
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S152)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では「9999」、「99」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203cにそれぞれ格納する。次に、変動種別カウンタCS1の更新を、後述するタイマ割込処理のS207(図35参照)の処理と同一の方法によって実行し(S153)、S151の処理へ移行する。
ここで、このメイン処理が実行されている間、後述するタイマ割込処理(図35参照)が所定時間間隔(本実施形態では2ミリ秒)で起動され実行される。タイマ割込処理では、遊技の状態に応じて異なる処理が実行される。例えば、大当たり中には、可変入賞装置65の開閉を制御する処理が行われ、スルーゲート67への球の通過があれば、普通図柄表示装置83による普通図柄の表示制御が行われる。また、特別図柄表示装置37での変動表示を開始する場合に実行される大当たり抽選では、高確率状態か低確率状態かによって、取得した大当たり乱数カウンタC1と比較する大当たり乱数値の数が異なってくる。よって、1回のタイマ割込処理の実行にかかる時間は、遊技の状態に応じて変化することになる。従って、一のタイマ割込処理が終了してから次のタイマ割込処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく、その時々の遊技の状態に応じて変化する。
メイン処理の一処理である上記のS152,S153の処理は、このタイマ割込処理の残余時間の中で実行されることになる。つまり、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新が繰り返し実行されることになるので、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、大当たり乱数カウンタC1の初期値、普図当たりカウンタC4の初期値)とをランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1についてもランダムに更新することができる。特に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2とをランダムに更新することによって、これらを更新の初期値として使用する大当たり乱数カウンタC1及び普図当たりカウンタC4の更新に、ランダム性を持たせることができる。
S151の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S151:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、図68において後述するNMI割込処理が実行されたということなので、S154以降の電源遮断時の処理が実行される。
S154の処理では、各割込処理の発生を禁止し(S154)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や音声ランプ制御装置113等の周辺制御装置)に対して送信する(S155)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S156)、RAM203のアクセスを禁止して(S157)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
なお、S151の処理は、タイマ割込処理(図35参照)の残余時間内に行われるS152とS153の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。これにより、主制御装置110のメイン処理において、タイマ割込処理による各種設定が終了し、また、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新が終わったタイミングで、電源断の発生情報を確認している。よって、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS151の処理から開始することができる。即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS151の処理から開始することができる。
従って、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S101)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S151の処理から開始することができる。その結果、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走することなく正確な制御を行うことができる。
次に、図35を参照して、第1実施形態に係るパチンコ機10の主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理について説明する。図35は、第1実施形態のタイマ割込処理を示すフローチャートである。
このタイマ割込処理では、まず、外部出力処理を実行する(S201)。タイマ割込処理やメイン処理(図34参照)では、各種処理に基づいて、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113、ホールコンピュータ(図示せず)等へ送信すべきコマンド又は信号等を生成し、コマンドが生成された場合はRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦記憶し、信号が生成された場合は該信号に対応する装置(例えば、ホールコンピュータとパチンコ機10とを接続するための外部出力端子板(図示せず)等)に信号を出力する。S201の外部出力処理では、上記コマンド送信用のリングバッファに記憶されたコマンド等の出力データを、サブ側の各制御装置(周辺制御装置)に送信するとともに、上記信号を各種装置へ出力する。
S201の処理の後は、次に、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S202)、次いで、各特別図柄の当たり時における処理を実行する当たり処理を実行する(S203)。この当たり処理(S203)については、図58において後述する。
S203の後は、次に、普通電役72の駆動制御処理を実行する普通電役制御処理を実行する(S204)。簡単に説明すると、球がスルーゲート67を通過したことを条件に普通図柄表示装置83にて普通図柄の可変表示が実施され、普通図柄の可変表示の結果、普通図柄の当たり図柄(例えば、「○」図柄)が現出して当たり状態となると、普通電役72を所定時間開放状態とする一方、普通図柄のハズレ図柄(例えば、「×」図柄)が現出した場合は、普通電役72の閉鎖状態を維持する。この普通電役制御処理については、図67を参照して後述する。
S204の処理の後は、次いで、各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S205)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチ208の状態を読み込むと共に、当該スイッチ208の状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。また、入賞検知情報に基づいて払出制御装置111に対して送信すべき獲得球数に対応する賞球コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、所定の賞球コマンドが払出制御装置111に向けて送信される。
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S206)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第1実施形態では、「9999」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第1実施形態では、「99」)に達した際、「0」にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値をRAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次いで、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1、普図当たりカウンタC4及び小当たり種別カウンタCKの更新を実行する(S207)。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1、普図当たりカウンタC4及び小当たり種別カウンタCKをそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(第1実施形態では、それぞれ、「9999」,「99」,「99」,「9」,「99」,「299」)に達した際、それぞれ「0」にクリアする。また、大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1又は第2初期値乱数カウンタCINI2の値を当該大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4の初期値として読み込み、その初期値を大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4に設定する。そして、各カウンタC1~C4,CKの更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次に、第1始動口64への入賞に伴う特図1始動入賞処理を実行する(S208)。なお、この特図1始動入賞処理(S208)の詳細は、図36を参照して後述する。
次いで、スルーゲート67への球の通過有無を判断するゲート通過処理を実行する(S209)。このゲート通過処理(S209)においてスルーゲート67を球が通過したと判別された場合に、普図当たりカウンタC4の値がカウンタ用バッファ203cから取得され、その普図当たりカウンタC4の値が普図保留球格納エリア203h(図9参照)に格納されるとともに普通図柄保留ランプ84に普通図柄の可変表示の保留数が表示等される。なお、このゲート通過処理(S209)の詳細は、図37を参照して後述する。
ゲート通過処理(S209)を実行した後は、上記始動入賞処理(S208)の処理内容に基づいて特別図柄表示装置37による特別図柄の動的表示を行うための処理や第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する特図変動処理を実行する(S210)。なお、特図変動処理(S210)の詳細は、図38を参照して後述する。
次いで、上記ゲート通過処理(S209)の処理内容に基づいて、普通図柄の当否判別を行うとともに、該判別結果に基づく普通図柄の可変表示を普通図柄表示装置83において行うための設定処理である普図変動処理を実行する(S211)。この普図変動処理(S211)では、上述した遊技状態に応じて、普通図柄の当たり確率が、高確率(例えば、99/100)か低確率(0/100)のいずれかで行われる。そして、当否結果に基づいて普通図柄の可変表示を行うとともに、該当否結果に応じた表示結果を普通図柄表示装置83に表示する。なお、普図変動処理(S211)の詳細は、図66を参照して後述する。
普図変動処理(S211)を実行した後は、発射制御処理を実行し(S212)、ベース値処理を実行して(S213)、さらに、定期的に実行すべきその他の処理を実行して(S214)、このタイマ割込処理を終了する。
なお、発射制御処理(S212)は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、且つ、発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bが操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。そして、球の発射がオンである場合、発射制御装置112へ球発射信号を送信するために、その球発射信号の情報を、RAM203に設けられたコマンド送信用リングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、球発射信号が払出制御装置111を介して発射制御装置112へ送信される。
また、ベース値処理(S213)では、まず、リアルタイムベース値を算出(計測)するとともに、総アウト個数が60000個となった場合に、該リアルタイムベース値データを前回リアルタイムベース値データへシフトする等の処理を実行する。次いで、前回、ベース値処理を実行してから5秒経過したか否かを判別し、前回、ベース値処理を実行してから5秒経過している場合にベース表示装置401にベース値を表示する処理を実行する。
また、本実施形態では、定期的に実行する処理をタイマ割込処理(図35参照)で実行し、メイン処理において、タイマ割込処理の残余時間に各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新を実行する場合について説明したが、タイマ割込処理にて実行していた処理の一部または全部を、メイン処理の中で所定時間(例えば、2ミリ秒)毎に実行するように構成してもよい。例えば、本実施形態においてタイマ割込処理にて実行していた賞球計数信号,払出異常信号読み込み処理(S202)、当たり処理(S203)、普通電役制御処理(S204)及びスイッチ読み込み処理(S205)の一部または全部を、タイマ割込処理ではなく、メイン処理の中で2ミリ秒毎に実行するように構成してもよい。
この場合、メイン処理の中で所定時間(2ミリ秒)経過したか否かを判断するステップを設け、所定時間経過したと判断された場合のみ、所定時間毎に実行する処理を実行し、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間の経過の有無にかかわらず実行するようにしてもよい。これにより、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間毎に実行する処理の残余時間に実行されることになるが、所定時間毎に実行する処理は、遊技の状態に応じてその実行にかかる時間が変化するため、このように構成した場合であっても、各カウンタCINI1,CINI2,CS1をランダムに更新することができる。
次に、図36のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図35参照)の一処理である特図1始動入賞処理(S208)を説明する。図36は、この特図1始動入賞処理(S208)を示すフローチャートである。
特図1始動入賞処理(S208)は、第1始動口64への球の入賞の有無を判断し、入賞があった場合は、各カウンタC1~C3,CS1の値を入賞した始動口64に対応する第1保留球格納エリア203dに格納する(保留する)処理を実行する。また、保留する各カウンタC1~C3,CS1の値を保留球数と合わせて音声ランプ制御装置113へ送信するための処理を実行する。
MPU201は、この特図1始動入賞処理(S208)において、まず、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S301)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図35のS205参照)において読み込んだ、第1始動口64への入球(入賞)を検出する第1始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第1始動口64への入球を3回のタイマ割込処理(図35参照)にわたって検出する。
S301の判別の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S302)。判別の結果、「通常遊技状態」でなければ(S302:No)、奨励される右打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)左打ち遊技によって発射された球が第1始動口64に入賞したということなので、音声出力装置226(図7参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「右打ちしてください」という文字表示を表示する等の左打ちエラー処理を実行し(S303)、処理をS304へ移行する。
このように構成することで、左打ち遊技が奨励されていない「時間短縮状態」において第1始動口スイッチ(図示せず)で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行い、左打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に左打ち遊技の実行を敬遠させ(右打ち遊技を促し)、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S302の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」であると判断された場合は(S302:Yes)、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、S303の処理をスキップし、S303の左打ちエラー処理を行わず、処理をS304へ移行する。
S301の処理の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が上限値(第1実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S304)。そして、第1始動口64への入賞があっても作動保留球数N1<4でなければ(S304:No)、この特図1始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図35参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N1<4であれば(S304:Yes)、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1加算する(S305)。そして、今回、第1特別図柄に対応する第1始動口64への入賞であるので、第1保留球格納エリア203dを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S306)、処理をS311へ移行する。
S311の処理では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値をカウンタ用バッファ203c(図7参照)から読み出し、各保留球格納エリアに格納する。つまり、S306で格納先として設定された第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち、第1保留球数カウンタ203aで示される値に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3及び変動種別カウンタ格納エリア203d4に各々保留(格納)する(S311)。
具体的には、例えば、第1始動口64への入賞に基づくS306の処理において第1保留球格納エリア203dが格納先として設定され、また、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「1」であれば、第1保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば第1保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「3」であれば第1保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であれば第1保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
次に、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)と、S306の処理により第1保留球格納エリア203dに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値を含む第1保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第1保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S312)。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)によって、第1保留球数コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信される。S312の処理を終えると、この特図1始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
なお、S312の処理において第1保留球数コマンドに含める各カウンタC1~C3,CS1の値は、S312の処理によりカウンタ用バッファ203cから読み出した値そのものを用いてもよいし、S312の処理において第1保留球格納エリア203dに格納(保留)された値を読み出したものを用いてもよい。
次に、図37を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図35参照)の一処理であるゲート通過処理(S209)を説明する。図37は、このゲート通過処理(S209)を示すフローチャートである。ゲート通過処理(S209)は、スルーゲート67への球の通過(入球)の有無を判断し、球が通過(入球)した場合は、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球格納エリア203hに格納する(保留する)処理を実行する。
このゲート通過処理(S209)では、まず、球がスルーゲート67を通過したか否かを判別する(S401)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図35のS205参照)において読み込んだスルーゲート67への球の通過(入球)を検出するスルーゲートスイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、スルーゲート67への通過(入球)を3回のタイマ割込処理(図35参照)にわたって検出する。
S401の処理において、スルーゲート67を球が通過していない場合は(S401:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)へ戻る。一方、球がスルーゲート67を通過(入球)したと判別されると(S401:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技の球の発射が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S402)。判別の結果、「通常遊技状態」であれば(S402:Yes)、次いで、小当たり遊技中か否か、即ち、「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選し、小当たり当選回数に基づいて時短終了条件が成立して、「通常遊技状態」に移行してから小入賞口ユニット73の開放動作が実行中の状態であるか否かを判別する(S403)。判別の結果、小当たり遊技中でない場合は(S403:No)、「通常遊技状態」において奨励される左打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)右打ち遊技によって発射された球がスルーゲート67を通過したということなので、音声出力装置226(図7参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「左打ちに戻してね」という文字表示を表示する等の通常時右打ちエラー処理を実行し(S404)、処理をS405へ移行する。
このように構成することで、右打ち遊技が推奨されていない「通常遊技状態」においてスルーゲート67で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行うことで、右打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に右打ち遊技の実行を敬遠させ、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S402の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」でなければ(S402:No)、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」であるので、S404の通常時右打ちエラー処理を行わず、S403及びS404の処理をスキップして、処理をS405へ移行する。
また、S403の判別の結果、小当たり遊技中であれば(S403:Yes)、「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選し、小当たり当選回数に基づいて時短終了条件が成立して、「通常遊技状態」に移行してから小入賞口ユニット73の開放動作が実行中の状態であるので、この場合も、S404の通常時右打ちエラー処理を行わず、S404の処理をスキップして、処理をS405へ移行する。
S405の処理では、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄の可変表示の作動保留球数HN)が上限値(第1実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S404)。そして、スルーゲート67への通過(入球)があっても作動保留球数HN<4でなければ(S405:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)へ戻る。
一方、作動保留球数HN<4であれば(S405:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1加算する(S406)。そして、普図当たりカウンタC4の値をカウンタ用バッファ203c(図7参照)から読み出し、読み出したデータを、普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのうち、普図保留球数カウンタ203gで示される値に対応するエリアに格納する(S407)。
具体的には、例えば、S406の処理による加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「1」であれば、普図保留第1エリアに普図当たりカウンタC4の値が保留される。また、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば普図保留第2エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「3」であれば普図保留第3エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であれば普図保留第4エリアに、普図当たりカウンタC4の値が保留される。S407の処理の終了後は、このゲート通過処理(S209)を終了し、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
なお、第1実施形態では、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信しないように構成されているが、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信して、普通図柄の可変表示に関する保留図柄等に関する演出(報知)を行うように構成してもよい。この場合に、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球数コマンドに含めて送信することで、音声ランプ制御装置113で普通図柄に関する所謂先読み処理を実行可能に構成し、普通図柄に関する演出のバリエーションを設けるように構成してもよい。
次に、図38を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図35参照)の一処理である特図変動処理(S210)について説明する。図38は、この特図変動処理(S210)を示すフローチャートである。
この特図変動処理(S210)は、第1特別図柄および第2特別図柄に関する特別図柄表示装置37における動的表示や、第3図柄表示装置81にて遊技状態に応じて行う変動演出に関する制御を行うものである。
MPU201は、この特図変動処理(S210)において、まず、今現在、第1特別図柄又は第2特別図柄のいずれか一方が大当たり中であるか否かを判別する(S501)。大当たり中としては、大当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される大当たり遊技の最中と、大当たり遊技開始前(即ち、大当たりオープニング)の所定時間の最中と、大当たり遊技終了後(即ち、大当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S501における判別の結果、いずれかの特別図柄の大当たり中であれば(S501:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
S501の処理において、大当たり中でないと判別された場合は(S501:No)、次に、今現在、第2特別図柄が小当たり中であるか否かを判別する(S502)。小当たり中としては、小当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される小当たり遊技の最中と、小当たり遊技開始前(即ち、小当たりオープニング)の所定時間の最中と、小当たり遊技終了後(即ち、小当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S502における判別の結果、第2特別図柄の小当たり中であれば(S502:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
S502の処理において、小当たり中でないと判別された場合は(S502:No)、次に、特別図柄表示装置37において第1特別図柄(特図1)又は第2特別図柄(特図2)が動的表示中であるか否かを判別し(S503)、特別図柄表示装置37において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示中でなければ(S503:No)、次いで、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示が停止後、所定時間経過したか否かを判別する(S504)。その結果、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の停止後、所定時間経過していなければ(S504:No)、特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。これにより、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)における停止図柄が所定時間だけ特別図柄表示装置37(第3図柄表示装置81)に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。また、実行の終了した動的表示が特定の変動パターンであれば、図柄確定時間が延長(即ち、「0.5秒」から「9秒」に延長)されるため、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へと移行した直後において、普通電役72の開放動作に伴う想定外の特別図柄2の変動表示の実行を抑制することができる。
一方、S504の処理の結果、動的表示の停止後、所定時間経過していれば(S504:Yes)、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S505)。その結果、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」でなければ(S505:Yes)、第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1減算する(S506)。これは、後述する変動開始処理(S511)によって、保留されていた第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、第1特別図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第1保留球格納エリア203dに格納されたデータをシフト処理する(S507)。このデータシフト処理(S506)は、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第1保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第1保留第2エリア→第1保留第1エリア、第1保留第3エリア→第1保留第2エリア、第1保留第4エリア→第1保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
一方、S505の処理において、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」であると判別されると(S505:No)、次に、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S508)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図35のS205参照)において読み込んだ、第2始動口71への入球(入賞)を検出する第2始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第2始動口71への入球を3回のタイマ割込処理(図35参照)にわたって検出する。
S508の判別の結果、球が第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S508:Yes)、第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値をカウンタ用バッファ203c(図7参照)から読み出し、第2保留球格納エリア203eに格納する(S509)。
上述したように、第1実施形態のパチンコ機10では、第1保留球格納エリア203dと異なり、第2保留球格納エリア203eに保留エリアを有していないため、カウンタ用バッファ203c(図7参照)から読み出された各値は第2保留球格納エリア203eに直接格納される。
次いで、第2保留球格納エリア203eに格納されたデータを保留球実行エリア203fにシフトし(S510)、処理をS511に移行する。
S507又はS510のデータシフト処理の後は、データシフト処理により保留球実行エリア203fに格納された各種カウンタの値に基づいて、特別図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81に対する変動開始処理を実行し(S511)、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
ここで、図39を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(S210)の一処理である変動開始処理(S511)について説明する。図39は、この変動開始処理(S511)を示したフローチャートである。
この変動開始処理(S511)では、上述したように、各特別図柄の動的表示を行うか否かや、各特別図柄の動的表示を行う場合における該動的表示の設定処理等を行う。また、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選している場合は、小当たり当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この変動開始処理(S511)では、まず、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、大当たり乱数テーブル202aとに基づいて大当たりか否かを判別する大当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5101)。
第1実施形態のパチンコ機10では、大当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値とその時々の遊技状態(モード)との関係に基づいて判別される。上述した通り、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で101/10000、設定値「3」で105/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。
S5101の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される大当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、大当たりであると判別する。S5101の処理の結果、大当たりであると判別された場合(S5101:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、各特別図柄に対応する大当たり種別テーブル202b(図11参照)とに基づいて、大当たり時の表示態様を設定する(S5102)。
この処理では、大当たり種別テーブル202bによって、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別、即ち、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たり後に「第1時間短縮状態」へ移行する大当たり種別「時短壱」か、同じく最大ラウンド数が3ラウンドの大当たり後に「第2時間短縮状態」へ移行する大当たり種別「時短弐」か、又は、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「第4時間短縮状態」へ移行する大当たり種別「時短参」かが判別される。そして、判別された大当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における大当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図1大当たり種別テーブル202b1(図11(a)参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。また、保留球実行エリア203fに格納されているデータが第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図2大当たり種別テーブル202b2(図11(b)参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。
次に、大当たり時の変動パターンを決定し(S5103)、S5110の処理へ移行する。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、大当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この大当たり時の変動パターンの決定では、まず、その大当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202e(図24~図26参照)を選択する。
そして、S5103の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202fにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5101の処理において、大当たりではないと判別された場合には(S5101:No)、続いて、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、大当たり乱数テーブル202aとに基づいて小当たりか否かを判別する小当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5104)。
第1実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりか否かは、全確率設定値で同一となるように設定されている。具体的には、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、小当たり確率が全設定で4570/10000となるように小当たり乱数値が規定されている。
S5104の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される小当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、第2特別図柄の小当たりであると判別する。S5104の処理の結果、小当たりであると判別された場合(S5104:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値と、小当たり種別テーブル202c(図12参照)とに基づいて、小当たり時の表示態様を設定する(S5105)。
この処理では、小当たり種別テーブル202cによって、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別、即ち、大当たり状態が発生しない「小当たりA」か、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たり後に「第1時間短縮状態」へ移行する「時短A」か、最大ラウンド数が8ラウンドの大当たり後に「第3時間短縮状態」へ移行する「時短B」か、同じく最大ラウンド数が8ラウンドの大当たり後に「第3時間短縮状態」へ移行する「時短C」か、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たり後に「第1時間短縮状態」へ移行する「時短D」か、最大ラウンド数が8ラウンドの大当たり後に「第4時間短縮状態」へ移行する「時短E」か、同じく最大ラウンド数が8ラウンドの大当たり後に「第4時間短縮状態」へ移行する「時短F」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「第2時間短縮状態」へ移行する「時短G」か、が判別される。そして、判別された小当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における小当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値と、特図2小当たり種別テーブル202c2(図12参照)とに基づいて小当たり種別が決定される。
次に、小当たり時の変動パターンを決定し(S5106)、S5107の処理へ移行する。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、小当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この小当たり時の変動パターンの決定では、まず、その小当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202e(図24~図26参照)を選択する。
そして、S5106の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202fにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
次いで、S5107の処理では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、音声ランプ制御装置113へ送信するためのコマンドを設定すべく、小当たり用時短終了条件判定処理を実行し(S5107)、処理をS5110に移行する。
ここで、図40を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動開始処理(図39参照)の一処理である小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を説明する。図40は、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を示すフローチャートである。小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)は、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)では、まず、時短終了判定フラグ203pがオンされているか否かを判別し(S5131)、時短終了判定フラグ203pがオンされていない、即ち、時短終了判定フラグ203pがオフであれば(S5131:No)、現在の遊技状態が「第1時間短縮状態」ではなく、いずれの小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件も成立し得るため(図17参照)、当選した小当たり種別が小当たり種別「時短A」であるか否かを判別する(S5132)。
S5132の判別の結果、当選した小当たり種別が小当たり種別「時短A」であれば(S5132:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短A判定処理を実行し(S5133)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図41を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図40)の一処理である時短A判定処理(S5133)を説明する。図41は、この時短A判定処理(S5133)を示すフローチャートである。この時短A判定処理(S5133)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短A判定処理(S5133)では、まず、時短A時短カウンタ203o1の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短A」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5151)。
S5151の判別の結果、時短A時短カウンタ203o1の値が1より大きい値であれば(S5151:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短A」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5153)、この時短A判定処理(S5133)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
一方、S5151の処理において、時短A時短カウンタ203o1の値が1より大きい値でない、即ち、時短A時短カウンタ203o1の値が1以下であれば(S5151:No)、これから実行される小当たり種別「時短A」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5152)、この時短A判定処理(S5133)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
なお、S5152又はS5153の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113では、特定領域通過不可コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81においてハズレに相当する変動演出を実行するように構成されている(図80(c)参照)。一方、特定領域通過可能コマンド受信すると、第3図柄表示装置81において大当たりに相当する変動演出を実行するように構成されている(図80(a)参照)。
このように構成することで、「時間短縮状態」において小当たりに当選した場合に選択され得る1の変動パターン(例えば、「スーパーリーチ」演出態様)に対して、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無によって、ハズレに相当する演出又は大当たりに相当する演出を実行することができる。
図40の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5132の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短A」ではないと判別された場合(S5132:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短B」であるか否かを判別し(S5134)、当選した小当たりが小当たり種別「時短B」であれば(S5134:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短B判定処理を実行し(S5135)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図42を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図40)の一処理である時短B判定処理(S5135)を説明する。図42は、この時短B判定処理(S5135)を示すフローチャートである。この時短B判定処理(S5135)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短B判定処理(S5135)では、まず、時短B時短カウンタ203o2の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短B」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5154)。
S5154の判別の結果、時短B時短カウンタ203o2の値が1より大きい値であれば(S5154:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短B」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5156)、この時短B判定処理(S5135)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
一方、S5154の処理において、時短B時短カウンタ203o2の値が1より大きい値でない、即ち、時短B時短カウンタ203o2の値が1以下であれば(S5154:No)、これから実行される小当たり種別「時短B」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5155)、この時短B判定処理(S5135)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
なお、S5155又はS5156の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
図40の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5134の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短B」ではないと判別された場合(S5134:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短C」であるか否かを判別し(S5136)、当選した小当たりが小当たり種別「時短C」であれば(S5136:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短C判定処理を実行し(S5137)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図43を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図40)の一処理である時短C判定処理(S5137)を説明する。図43は、この時短C判定処理(S5137)を示すフローチャートである。この時短C判定処理(S5137)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短C判定処理(S5137)では、まず、時短C時短カウンタ203o3の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短C」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5157)。
S5157の判別の結果、時短C時短カウンタ203o3の値が1より大きい値であれば(S5157:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短C」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5159)、この時短C判定処理(S5137)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
一方、S5157の処理において、時短C時短カウンタ203o3の値が1より大きい値でない、即ち、時短C時短カウンタ203o3の値が1以下であれば(S5157:No)、これから実行される小当たり種別「時短C」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5158)、この時短C判定処理(S5137)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
なお、S5158又はS5159の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
図40の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5136の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短C」ではないと判別された場合(S5136:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短D」であるか否かを判別し(S5138)、当選した小当たりが小当たり種別「時短D」であれば(S5138:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短D判定処理を実行し(S5139)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図44を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図40)の一処理である時短D判定処理(S5139)を説明する。図44は、この時短D判定処理(S5139)を示すフローチャートである。この時短D判定処理(S5139)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短D判定処理(S5139)では、まず、時短D時短カウンタ203o4の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短D」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5160)。
S5160の判別の結果、時短D時短カウンタ203o4の値が1より大きい値であれば(S5160:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短D」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5162)、この時短D判定処理(S5139)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
一方、S5160の処理において、時短D時短カウンタ203o4の値が1より大きい値でない、即ち、時短D時短カウンタ203o4の値が1以下であれば(S5160:No)、これから実行される小当たり種別「時短D」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5161)、この時短D判定処理(S5139)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
なお、S5161又はS5162の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
図40の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5138の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短D」ではないと判別された場合(S5138:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短G」であるか否かを判別し(S5140)、当選した小当たりが小当たり種別「時短G」であれば(S5140:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短G判定処理を実行し(S5141)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図45を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図40)の一処理である時短G判定処理(S5141)を説明する。図45は、この時短G判定処理(S5141)を示すフローチャートである。この時短G判定処理(S5141)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短G判定処理(S5141)では、まず、時短G時短カウンタ203o7の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短G」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5163)。
S5163の判別の結果、時短G時短カウンタ203o7の値が1より大きい値であれば(S5163:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短G」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5165)、この時短G判定処理(S5141)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
一方、S5163の処理において、時短G時短カウンタ203o7の値が1より大きい値でない、即ち、時短G時短カウンタ203o7の値が1以下であれば(S5163:No)、これから実行される小当たり種別「時短G」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5164)、この時短G判定処理(S5141)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
なお、S5164又はS5165の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
図40の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5140の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短G」ではないと判別された場合(S5140:No)、処理をS5142に移行する。また、S5131の判別の結果、時短終了判定フラグ203pがオンであった場合(S5131:Yes)、現在の遊技状態が「第1時間短縮状態」であり、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」に当選した場合には、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立し得ないため(図17参照)、S5132~S5141の処理をスキップし、S5142に移行する。
S5142の処理では、当選した小当たりが小当たり種別「時短E」であるか否かを判別し(S5142)、当選した小当たりが小当たり種別「時短E」であれば(S5142:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短E判定処理を実行し(S5143)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図46を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図40)の一処理である時短E判定処理(S5143)を説明する。図46は、この時短E判定処理(S5143)を示すフローチャートである。この時短E判定処理(S5143)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短E判定処理(S5143)では、まず、時短E時短カウンタ203o5の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短E」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5166)。
S5166の判別の結果、時短E時短カウンタ203o5の値が1より大きい値であれば(S5166:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短E」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5168)、この時短E判定処理(S5143)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
一方、S5166の処理において、時短E時短カウンタ203o5の値が1より大きい値でない、即ち、時短E時短カウンタ203o5の値が1以下であれば(S5166:No)、これから実行される小当たり種別「時短E」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5167)、この時短E判定処理(S5143)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
なお、S5167又はS5168の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
図40の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5142の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短E」ではないと判別された場合(S5142:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短F」であるか否かを判別し(S5144)、当選した小当たりが小当たり種別「時短F」であれば(S5144:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短F判定処理を実行し(S5145)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図47を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図40)の一処理である時短F判定処理(S5145)を説明する。図47は、この時短F判定処理(S5145)を示すフローチャートである。この時短F判定処理(S5145)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短F判定処理(S5145)では、まず、時短F時短カウンタ203o6の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短F」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5169)。
S5169の判別の結果、時短F時短カウンタ203o6の値が1より大きい値であれば(S5169:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短F」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5171)、この時短F判定処理(S5145)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
一方、S5169の処理において、時短F時短カウンタ203o6の値が1より大きい値でない、即ち、時短F時短カウンタ203o6の値が1以下であれば(S5169:No)、これから実行される小当たり種別「時短F」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5170)、この時短F判定処理(S5145)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図40)に戻る。
なお、S5170又はS5171の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
図40の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5144の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短F」ではないと判別された場合(S5144:No)、特定領域通過可能な小当たり種別には当選していないと判断し、特定領域通過不可コマンドを設定して(S5146)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
図39の変動開始処理(S511)に戻って、説明を続ける。S5104の処理において、小当たりでないと判別された場合(S5104:No)、各特別図柄の動的表示の結果はハズレであるので、ハズレ時の表示態様を設定する(S5108)。S5108の処理では、特別図柄表示装置37の表示態様をハズレ図柄に対応した表示態様に設定すると共に、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値と第1保留球数カウンタ203aの値と現在の遊技状態とに基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる演出態様として、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様、「特殊変動」演出態様のいずれかを設定する。第1実施形態では、パチンコ機10の遊技状態に応じて、各演出態様に対応する停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように停止パターンテーブル202eが設定されている。
次に、各遊技状態におけるハズレ時の変動パターンを決定し(S5109)、S5110の処理へ移行する。
S5109の処理では、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、ハズレ図柄で停止表示するまでの変動時間が決定される。具体的には、S5107の処理において決定されたハズレ時の表示態様(演出態様)毎に設けられた停止パターンテーブル202eにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5110の処理では、S5103、S5106又はS5109の処理によって決定された変動パターンに応じた変動時間に基づいて、音声ランプ制御装置113を介してその変動パターンに応じた変動時間を表示制御装置114へ通知する変動パターンコマンドを設定する(S5110)。
具体的には、例えば、第1特別図柄の動的表示において大当たり抽選に当選し、該大当たりが大当たり種別「時短壱」であって、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第1特別図柄・大当たり・「時短壱」・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド。以下、第1特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図1変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。また、第2特別図柄の動的表示において大当たり抽選及び小当たり抽選にハズレて、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第2特別図柄・ハズレ・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド。以下、第2特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図2変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。
このように、変動演出が同じ変動時間であっても、変動パターンコマンドに変動演出の当否と大まかな変動パターンの内容も併せて設定することで、音声ランプ制御装置113は、当否を含む演出態様の内容と変動時間とを把握して、それらの情報を基により詳細な変動演出の変動パターンを決定することができる。
次いで、S5102、S5105又はS5108の処理で設定された停止種別を、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114へ通知するための停止種別コマンドを設定し(S5111)、この変動開始処理(S511)を終了して特図変動処理(図38)へ戻る。
図38に戻って、説明を続ける。S508の処理において、第2始動口71に入賞していない(始動入賞がない)と判別された場合(S508:No)、第3図柄表示装置81においてデモ演出が行われている状態であるか否か、即ち、デモ中であるか否かを判別する(S512)。この判別処理では、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114にデモコマンドを送信した後、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」より大きいと判断されるか、第2始動口71に入賞があったと判断されるまでの間をデモ中として判別する。
そして、デモ中ではないと判別された場合は(S512:No)、音声ランプ制御装置113へ送信すべきデモコマンドを設定して(S513)、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。一方、デモ中であると判別された場合は(S512:Yes)、そのままタイマ割込処理(図35参照)に戻る。S513の処理で設定されたデモコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、デモコマンドを受信すると、表示用デモコマンドを表示制御装置114へ送信し、表示制御装置114は、表示用デモコマンドの受信に基づいて、第3図柄表示装置81にデモ演出を表示するように制御を行う。
ここで、デモコマンドが設定されるのは、上述したように、変動停止後、所定時間が経過したときに保留球が1つも存在しない場合である。よって、変動停止後、所定時間経過しても変動演出が開始されない場合は、第3図柄表示装置81にデモ演出が表示される。
なお、S512の処理においてデモ中ではない(S512:No)と判断された場合に、さらに、変動停止後、前記所定時間よりも長い第2の所定時間が経過したか否かを判断する処理を実行し、変動停止後、第2の所定時間が経過したことをもってS513の処理を実行してデモコマンドを設定するようにしてもよい。これにより、変動停止後、保留球が1つも存在しない場合に、すぐにデモ演出を開始することなく、比較的長い時間、その停止した変動演出の停止図柄を遊技者に見せることができる。
S503の処理において、特別図柄表示装置37の表示態様が動的表示中であると判別されると(S503:Yes)、実行中の第1特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否か、又は、実行中の第2特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、判別結果に応じて第1特別図柄の動的表示または第2特別図柄の動的表示を停止させる変動停止処理(S514)を行い、この特図変動処理(S210)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
ここで、図48を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(図38参照)の一処理である変動停止処理(S514)について説明する。図48は、この変動停止処理(S514)を示すフローチャートである。
この変動停止処理(S514)では、各特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、変動時間が経過している場合は、各停止種別に応じた停止結果を特別図柄表示装置37に表示するとともに、各確定コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信する。また、「時間短縮状態」である場合は、該特別図柄の動的表示の変動回数の計数結果又は各小当たり種別への当選回数の計数結果に応じて「時短機能」の時短終了条件が成立したか否かを判別し、「時短機能」の時短終了条件が成立した場合は、「時短機能」を有効から無効に切り替える処理等を行う。
変動停止処理(S514)では、まず、実行中の特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過したか否かを判別する(S5201)。特別図柄表示装置37における特別図柄の動的表示中の表示時間は、変動種別カウンタCS1等により選択された変動パターンに応じて決められており(特図1変動パターンコマンド又は特図2変動パターンコマンドに応じて決められており)、この特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していなければ(S5201:No)、実行中の特別図柄に応じた特別図柄表示装置37の特別LED群37bの表示を更新して(S5202)、この変動停止処理を終了して、特図変動処理(図38参照)に戻る。
第1実施形態では、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおいて、第1特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、上方LED群37b1が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定され、第2特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、下方LED群37b2が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定される。
一方、S5201の処理において、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおける特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していれば(S5201:Yes)、特別図柄表示装置37の特別LED群37bに対して、特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した表示態様を停止させる(S5203)。停止図柄は、変動開始処理(図39参照)のS5102、S5105又はS5108の処理によって予め設定される。
第1実施形態では、各特別図柄の動的表示の判定結果がハズレである場合には、上方LED群37b1又は下方LED群37b2の最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで下方LED群37b2が点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで上方LED群37b1又は下方LED群37b2が点灯表示される。
S5203の処理が終わると、次いで、「時間短縮状態」であるか否かを判別し(S5204)、「時間短縮状態」であると判別された場合(S5204:Yes)、「時間短縮状態」における時短終了条件が成立したか否かの判別処理を実行する時短計数処理を実行し(S5205)、その後、処理をS5206へ移行する。また、S5204の判別の結果、「時間短縮状態」でないと判別された場合(S5204:No)、S5205~S5208の処理をスキップし、この変動停止処理を終了して、特図変動処理(図38参照)に戻る。
ここで、図49を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図48参照)の一処理である時短計数処理(S5205)について説明する。図49は、この時短計数処理(S5205)を示すフローチャートである。
この時短計数処理(S5205)では、「時短機能」が有効に設定されている場合に、「時短機能」の終了条件である特別図柄の動的表示の実行回数(例えば、第1特別図柄の変動回数、及び、第2特別図柄の変動回数)及び各小当たり種別の当選回数を計数し、該計数結果が時短終了条件を満たしたか否かを判別して、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短計数処理(S5205)では、まず、停止した特別図柄の動的表示の種類を判別する(S5301)。判別の結果、第1特別図柄の動的表示が停止したタイミングであれば(S5301:「特図1」)、第1特別図柄の動的表示が1回実行されたということなので、特図1時短カウンタ203kの値から1減算して(S5302)、次いで、減算した特図1時短カウンタ203kの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5303)。判別の結果、特図1時短カウンタ203kの値が「0」より大きい値であれば(S5303:Yes)、第1特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、続いて、合計時短カウンタ203nの値から1減算して(S5304)、次いで、減算した合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5305)。判別の結果、合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であれば(S5305:Yes)、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5312の処理をスキップして、この時短計数処理(S5205)を終了して、変動停止処理(図48参照)に戻る。
一方、S5303の処理において、特図1時短カウンタ203kの値が「0」より大きい値でない場合(S5303:No)、即ち、特図1時短カウンタ203kの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、処理をS5312へ移行する。また、S5305の処理において、合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でない場合(S5305:No)、即ち、合計時短カウンタ203nの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、この場合も「時短機能」を無効化すべく、処理をS5312へ移行する。
また、S5301の処理において、第2特別図柄の動的表示が停止したタイミングであると判別された場合は(S5301:「特図2」)、第2特別図柄の動的表示が1回実行されたということなので、特図2時短カウンタ203mの値から1減算し(S5306)、続けて、合計時短カウンタ203nの値から1減算する(S5307)。
次いで、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選しているか否かを判別し(S5308)、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選していれば(S5308:Yes)、各小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、小当たり用時短計数処理を実行し(S5309)、この時短計数処理(S5205)を終了して、変動停止処理(図48参照)に戻る。
ここで、図50を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される時短計数処理(図49参照)の一処理である小当たり用時短計数処理(S5309)について説明する。図50は、この小当たり用時短計数処理(S5309)を示すフローチャートである。
この小当たり用時短計数処理(S5309)では、当選した小当たり種別の当選回数を計数し、該計数結果が時短終了条件を満たしたか否かを判別して、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この小当たり用時短計数処理(S5309)では、まず、時短終了判定フラグ203pがオンされているか否かを判別し(S5321)、時短終了判定フラグ203pがオンされていない、即ち、時短終了判定フラグ203pがオフに設定されていれば(S5321:No)、現在の遊技状態が「第1時間短縮状態」ではなく、いずれの小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件も成立し得るため(図17参照)、当選した小当たり種別が小当たり種別「時短A」であるか否かを判別する(S5322)。
S5322の判別の結果、当選した小当たり種別が小当たり種別「時短A」であれば(S5322:Yes)、小当たり種別「時短A」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短A計数処理を実行し(S5323)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図51を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図50)の一処理である時短A計数処理(S5323)を説明する。図51は、この時短A計数処理(S5323)を示すフローチャートである。この時短A計数処理(S5323)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短A計数処理(S5323)では、まず、小当たり種別「時短A」に当選しているため、時短A時短カウンタ203o1の値から1減算し(S5341)、減算した時短A時短カウンタ203o1の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5342)。判別の結果、時短A時短カウンタ203o1の値が「0」より大きい値であれば(S5342:Yes)、小当たり種別「時短A」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5343の処理をスキップして、この時短A計数処理(S5323)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
一方、S5342の処理において、時短A時短カウンタ203o1の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5342:No)、即ち、時短A時短カウンタ203o1の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短A」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S5343)、この時短A計数処理(S5323)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
図50の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5322の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短A」でないと判別された場合(S5322:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短B」であるか否かを判別し(S5324)、当選した小当たりが小当たり種別「時短B」であれば(S5322:Yes)、小当たり種別「時短B」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短B計数処理を実行し(S5325)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図52を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図50)の一処理である時短B計数処理(S5325)を説明する。図52は、この時短B計数処理(S5325)を示すフローチャートである。この時短B計数処理(S5325)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短B計数処理(S5325)では、まず、小当たり種別「時短B」に当選しているため、時短B時短カウンタ203o2の値から1減算し(S5344)、減算した時短B時短カウンタ203o2の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5345)。判別の結果、時短B時短カウンタ203o2の値が「0」より大きい値であれば(S5345:Yes)、小当たり種別「時短B」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5346の処理をスキップして、この時短B計数処理(S5325)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
一方、S5345の処理において、時短B時短カウンタ203o2の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5345:No)、即ち、時短B時短カウンタ203o2の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短B」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S5346)、この時短B計数処理(S5325)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
図50の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5324の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短B」でないと判別された場合(S5324:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短C」であるか否かを判別し(S5326)、当選した小当たりが小当たり種別「時短C」であれば(S5326:Yes)、小当たり種別「時短C」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短C計数処理を実行し(S5327)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図53を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図50)の一処理である時短C計数処理(S5327)を説明する。図53は、この時短C計数処理(S5327)を示すフローチャートである。この時短C計数処理(S5327)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短C計数処理(S5327)では、まず、小当たり種別「時短C」に当選しているため、時短C時短カウンタ203o3の値から1減算し(S5347)、減算した時短C時短カウンタ203o3の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5348)。判別の結果、時短C時短カウンタ203o3の値が「0」より大きい値であれば(S5348:Yes)、小当たり種別「時短C」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5349の処理をスキップして、この時短C計数処理(S5327)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
一方、S5348の処理において、時短C時短カウンタ203o3の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5348:No)、即ち、時短C時短カウンタ203o3の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短C」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S5349)、この時短C計数処理(S5327)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
図50の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5326の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短C」でないと判別された場合(S5326:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短D」であるか否かを判別し(S5328)、当選した小当たりが小当たり種別「時短D」であれば(S5328:Yes)、小当たり種別「時短D」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短D計数処理を実行し(S5329)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図54を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図50)の一処理である時短D計数処理(S5329)を説明する。図54は、この時短D計数処理(S5329)を示すフローチャートである。この時短D計数処理(S5329)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短D計数処理(S5329)では、まず、小当たり種別「時短D」に当選しているため、時短D時短カウンタ203o4の値から1減算し(S5350)、減算した時短D時短カウンタ203o4の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5351)。判別の結果、時短D時短カウンタ203o4の値が「0」より大きい値であれば(S5351:Yes)、小当たり種別「時短D」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5352の処理をスキップして、この時短D計数処理(S5329)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
一方、S5351の処理において、時短D時短カウンタ203o4の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5351:No)、即ち、時短D時短カウンタ203o4の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短D」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S5352)、この時短D計数処理(S5329)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
図50の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5328の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短D」でないと判別された場合(S5328:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短G」であるか否かを判別し(S5330)、当選した小当たりが小当たり種別「時短G」であれば(S5330:Yes)、小当たり種別「時短G」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短G計数処理を実行し(S5331)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図55を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図50)の一処理である時短G計数処理(S5331)を説明する。図55は、この時短G計数処理(S5331)を示すフローチャートである。この時短G計数処理(S5331)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短G計数処理(S5331)では、まず、小当たり種別「時短G」に当選しているため、時短G時短カウンタ203o7の値から1減算し(S5353)、減算した時短G時短カウンタ203o7の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5354)。判別の結果、時短G時短カウンタ203o7の値が「0」より大きい値であれば(S5354:Yes)、小当たり種別「時短G」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5355の処理をスキップして、この時短G計数処理(S5331)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
一方、S5354の処理において、時短G時短カウンタ203o7の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5354:No)、即ち、時短G時短カウンタ203o7の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短G」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S5355)、この時短G計数処理(S5331)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
図50の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5330の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短G」でないと判別された場合(S5330:No)、処理をS5332に移行する。また、S5321の判別の結果、時短終了判定フラグ203pがオンであった場合(S5321:Yes)、現在の遊技状態が「第1時間短縮状態」であり、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」に当選した場合には、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立し得ないため(図17参照)、S5322~S5331の処理をスキップし、S5332に移行する。
S5332の処理では、当選した小当たりが小当たり種別「時短E」であるか否かを判別し(S5332)、当選した小当たりが小当たり種別「時短E」であれば(S5332:Yes)、小当たり種別「時短E」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短E計数処理を実行し(S5333)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図56を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図50)の一処理である時短E計数処理(S5333)を説明する。図56は、この時短E計数処理(S5333)を示すフローチャートである。この時短E計数処理(S5333)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短E計数処理(S5333)では、まず、小当たり種別「時短E」に当選しているため、時短E時短カウンタ203o5の値から1減算し(S5356)、減算した時短E時短カウンタ203o5の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5357)。判別の結果、時短E時短カウンタ203o5の値が「0」より大きい値であれば(S5357:Yes)、小当たり種別「時短E」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5358の処理をスキップして、この時短E計数処理(S5333)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
一方、S5357の処理において、時短E時短カウンタ203o5の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5357:No)、即ち、時短E時短カウンタ203o5の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短E」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S5358)、この時短E計数処理(S5333)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
図50の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5332の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短E」でないと判別された場合(S5332:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短F」であるか否かを判別し(S5334)、当選した小当たりが小当たり種別「時短F」であれば(S5334:Yes)、小当たり種別「時短F」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短F計数処理を実行し(S5335)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図57を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図50)の一処理である時短F計数処理(S5335)を説明する。図57は、この時短F計数処理(S5335)を示すフローチャートである。この時短F計数処理(S5335)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短F計数処理(S5335)では、まず、小当たり種別「時短F」に当選しているため、時短F時短カウンタ203o6の値から1減算し(S5359)、減算した時短F時短カウンタ203o6の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5360)。判別の結果、時短F時短カウンタ203o6の値が「0」より大きい値であれば(S5360:Yes)、小当たり種別「時短F」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5361の処理をスキップして、この時短F計数処理(S5335)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
一方、S5360の処理において、時短F時短カウンタ203o6の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5360:No)、即ち、時短F時短カウンタ203o6の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短F」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S5361)、この時短F計数処理(S5335)を終了して、小当たり用時短計数処理(図50参照)に戻る。
図50の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5334の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短F」でないと判別された場合(S5334:No)、当選した小当たりでは、小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件が成立しないと判断し、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
図49の時短計数処理(S5205)に戻って、説明を続ける。S5308の処理において、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選していないと判別された場合(S5308:No)、次いで、S5306の処理で減算した特図2時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値であるか否かを判別し(S5310)、特図2時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値でない場合(S5310:No)、即ち、特図2時短カウンタ203mの値が「0」以下である場合は、第2特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、処理をS5312へ移行する。
一方、S5310の判別の結果、特図2時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値であれば(S5310:Yes)、第2特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、続いて、S5307の処理で減算した合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5311)。判別の結果、合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でない場合(S5311:No)、即ち、合計時短カウンタ203nの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、処理をS5312へ移行する。
また、S5311の処理において、合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であると判別された場合(S5311:Yes)、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5312の処理をスキップして、この時短計数処理(S5205)を終了して、変動停止処理(図48参照)に戻る。
S5312の処理では、「時間短縮状態」を終了させるために、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S5312)、この時短計数処理(S5205)を終了して、変動停止処理(図48参照)に戻る。
このように、「時短機能」が有効な状態において、「時短機能」の終了条件に応じて、「時間短縮状態」を終了させることができ、「時短機能」の有効又は無効を適切に行い、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
また、成立する時短終了条件の種類(即ち、時短回数に基づく時短終了条件か、小当たり当選回数に基づく時短終了条件か)と、該時短終了条件が成立することとなる動的表示の種類(即ち、小当たりに当選しているか否か)によって、「時短機能」を終了させるタイミング(即ち、小入賞口ユニット73の開放動作前か開放動作後か)を変化させることで、小当たりへの当選による小入賞口ユニット73の開放時に「時間短縮状態」が継続されており、該小入賞口ユニット73に入球困難又は不可とすることで特定領域73dに入球困難な状態とし、大当たり状態を発生困難とするか、又は、小当たりへの当選による小入賞口ユニット73の開放時に「時間短縮状態」が終了して「通常遊技状態」に移行しており、該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能とすることで特定領域73dに入球可能な状態とし、大当たり状態を発生可能とするか、小入賞口ユニット73への入球態様を変化させて大当たり状態の発生可否を変化させることができる。
その結果、各「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」)によって、大当たりが発生し得ない又は発生し難い小当たり種別と、大当たりが発生し得る又は発生し易い小当たり種別と、を構成することができる。
図48に戻って、説明を続ける。S5205の時短計数処理が終わると、次いで、変動開始処理(図39参照)のS5109の処理で設定されたハズレとなる変動パターンが「特殊変動」演出態様であるか否かを判別し(S5206)、ハズレとなる変動パターンが「特殊変動」演出態様であれば(S5206:Yes)、図柄確定時間を「9秒」に設定し(S5207)、処理をS5208へ移行する。
このように構成することで、ハズレとなる「特殊変動」演出態様が実行された場合、即ち、「時間短縮状態」における最後の動的表示における図柄確定時間を「9秒」に延長することができる。
その結果、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へと移行した直後において、普通電役72の開放動作に伴う該普通電役72への入球による、「通常遊技状態」移行後の特別図柄2の変動表示の実行を抑制することができる。
次いで、S5208の処理では、S5203の処理で各特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した特別図柄表示装置37の表示態様が設定されると、第3図柄表示装置81における各特別図柄の変動演出の停止図柄を、特別図柄表示装置37における特別LED群37bの表示と同調して確定表示させるために、確定コマンドを設定して(S5208)、この変動停止処理を終了して、特図変動処理(図38参照)に戻る。
第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるための確定コマンド(即ち、特図1確定コマンド。以下、第1特別図柄に関する確定コマンドを、「特図1確定コマンド」と称する場合がある。)を設定し、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定させるための確定コマンド(即ち、特図2確定コマンド。以下、第2特別図柄に関する確定コマンドを、「特図2確定コマンド」と称する場合がある。)を設定する。
音声ランプ制御装置113は、この特図1確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第1特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図1確定コマンドを送信し、特図2確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第2特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図2確定コマンドを送信する。表示制御装置114は、表示用特図1確定コマンド又は表示用特図2確定コマンドを受信することによって、第3図柄表示装置81における第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出を停止して、停止図柄を確定表示させるように構成されている。
次に、図58を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図35参照)の一処理である当たり処理(S203)について説明する。図58は、この当たり処理(S203)を示したフローチャートである。
この当たり処理(S203)は、各特別図柄の大当たりが発生する場合に、大当たりの種類に応じて可変入賞装置65(大入賞口)の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、大当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S620)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S622)を実行する。
また、この当たり処理(S203)は、各特別図柄の小当たりが発生する場合に、小当たりに応じて可変入賞装置65の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、小当たり状態(遊技)である場合において、小入賞口ユニット73を開放又は閉鎖するための小当たり開閉制御処理(S616)を実行し、小当たり状態が終了するタイミングで、小当たり状態の終了を設定する小当たり終了処理(S618)を実行する。
さらに、この当たり処理(S203)は、小当たり遊技中に開放され得る特定領域73dを球が通過した場合に、該通過に伴って発生する大当たりの種類に応じて可変入賞装置65の開放回数(ラウンド数)を設定するとともに、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、特定領域73d通過に基づく大当たり状態(遊技)である場合において、特別図柄で大当たりした場合と同様、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S620)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S622)を実行する。
当たり処理(S203)では、まず、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選したか否かを判別する(S601)。判別の結果、大当たりに当選していれば(S601:Yes)、大当たり遊技を行うために、まず、時短フラグ203j、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する(S602)。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアする(S603)。次いで、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S604)、次に、大当たり種別又は小当たり種別に応じたラウンド数をRAM203に設けられたラウンドカウンタ(図示せず)にセットする(S605)。そして、大当たりが開始されることを示す大当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、大当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S606)、次いで、該大当たり種別に応じたオープニング時間(例えば、「30秒」又は「10秒」)を設定して(S607)、処理をS615へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)によって、大当たり種別又は小当たり種別に応じた大当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
なお、上述したラウンドカウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該ラウンドカウンタの値を確認して、ラウンドカウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、大当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該ラウンドカウンタの値を1減算する。そして、ラウンドカウンタの値が「0」になった場合に、実行中の大当たりを終了するように構成されている。
S601の処理において、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選していないと判別された場合は(S601:No)、次いで、小入賞口ユニット73内の特定領域73dを球が通過したことに基づいて大当たりフラグ203qがオンされているか否かを判別する(S608)。判別の結果、大当たりフラグ203qがオンされていれば(S608:Yes)、小当たり遊技中に小入賞口ユニット73内の特定領域73dを球が通過したということなので、まず、大当たりフラグ203qをオフに設定し(S609)、処理をS602へ移行して、特別図柄で大当たりに当選した場合と同様の処理を行う。この場合、小当たり種別に応じたラウンド数をラウンドカウンタに設定する処理(S605)等を行う。
このように構成することで、特別図柄の動的表示において大当たりに当選する以外にも、小当たりに当選して、該小当たり遊技中に特定領域73dに球を通過させることで、特別図柄の動的表示と同等の大当たり遊技を行うことができる。よって、大当たり遊技が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。一方、該小当たり遊技中に特定領域73dに球を通過させなければ、大当たりフラグ203qはオフのままとなり、大当たり遊技は実行されず、該小当たり当選時の遊技状態に戻ることができる。よって、小当たり遊技における遊技方法のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。
S608の処理において、大当たりフラグ203qがオンされていないと判別された場合は(S608:No)、次いで、いずれかの特別図柄の動的表示において小当たりに当選したか否かを判別する(S610)。判別の結果、小当たりに当選していれば(S610:Yes)、小当たり遊技を行うために、小当たり種別に応じた小入賞口ユニット73の開放回数をRAM203に設けられた開放カウンタ(図示せず)にセットする(S611)。
そして、小当たりが開始されることを示す小当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、小当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S612)、次いで、該小当たりのオープニング時間(例えば、「9秒」)を設定する(S613)。そして、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットし(S614)、処理をS615へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)によって、小当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113では、該小当たりオープニングコマンドを受信すると、特定領域通過可否フラグ223hの内容に基づいて、特定領域通過不可時又は特定領域通過可能時の小当たり中演出処理を実行し、オープニング時間において行う演出内容を決定して実行する(図76にて後述)。
なお、上述した開放カウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該開放カウンタの値を確認して、開放カウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、小当たり遊技に応じ小入賞口ユニット73を開放制御しつつ、該開放カウンタの値を1減算する。そして、開放カウンタの値が「0」になった場合に、実行中の小当たりを終了するように構成されている。
また、上述した入賞カウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該入賞カウンタの値を確認して、入賞カウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、小当たり遊技に応じて小入賞口ユニット73を開放制御しつつ、小入賞口スイッチ73cにより球が検知されるごとに入賞カウンタの値を1減算する。そして、入賞カウンタの値が「0」になった場合に、実行中の小当たり遊技の1のラウンドを終了するように構成されている。
S615の処理では、小当たり中か否かを判別する(S615)。判別の結果、小当たり中であると判別された場合は(S615:Yes)、小当たり遊技中における小入賞口ユニット73の開閉制御を実行する小当たり開閉制御処理を実行する(S616)。
ここで、図59を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である小当たり開閉制御処理(S616)について説明する。図59は、この小当たり開閉制御処理(S616)を示したフローチャートである。
この小当たり開閉制御処理(S616)では、当たり処理(S203)で設定された小入賞口ユニット73の開放回数(即ち、開放カウンタ)に基づいて、小入賞口ユニット73の開閉制御を実行する。
この小当たり開閉制御処理(S616)では、まず、開放カウンタ(図示せず)の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S6001)。判別の結果、開放カウンタが「0」より大きい値でない場合、即ち、開放カウンタの値が「0」以下である場合は(S6001:No)、小当たり遊技中における小入賞口ユニット73の開放回数が残存していないため、この小当たり開閉制御処理(S616)を終了して、当たり処理(図58参照)に戻る。
一方、S6001の判別の結果、開放カウンタの値が「0」より大きい値である場合は(S6001:Yes)、次いで、当たり処理(S203)のS613で設定されたオープニング時間、又は、小当たり開放テーブル202hに基づいて設定されるインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6002)。判別の結果、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6002:No)、小入賞口ユニット73の開放タイミングではないため、S6003~S6005の処理をスキップして、処理をS6006へ移行する。
一方、S6002の処理において、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6002:Yes)、小入賞口ユニット73の開放タイミングなので、まず、小入賞口ユニット73の開放設定を行う(S6003)。そして、小入賞口ユニット73における1の開放時間を設定し(S6004)、次いで、小入賞口ユニット73が開放されたことを示す小入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6005)、処理をS6006へ移行する。
S6006の処理では、小当たり時において小入賞口ユニット73が開放中であるか否かを判別する(S6006)。判別の結果、小当たり時において小入賞口ユニット73が開放中でなければ(S6006:No)、小当たり時おいて小入賞口ユニット73が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6007及びS6008の処理をスキップして、この小当たり開閉制御処理(S616)を終了し、当たり処理(図58参照)に戻る。一方、S6006の処理において、小当たり時において小入賞口ユニット73が開放中であると判別された場合は(S6006:Yes)、まず、特定領域73dの開閉制御を実行する特定領域装置開閉制御処理を行う(S6007)。
ここで、図60を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり開閉制御処理(図59)の一処理である特定領域装置開閉制御処理(S6007)について説明する。図60は、この特定領域装置開閉制御処理(S6007)を示したフローチャートである。
この特定領域装置開閉制御処理(S6007)では、小当たり遊技中における特定領域73dの開閉制御を行う。
この特定領域装置開閉制御処理(S6007)では、まず、特定領域73dが開放中か否か、即ち、特定領域ソレノイド73fがオンされているか否かを判別する(S6101)。判別の結果、特定領域73dが開放されていない場合、即ち、特定領域ソレノイド73fがオフされている場合は(S6101:No)、次いで、特定領域73dの開放条件が成立しているか否か、即ち、小入賞口ユニット73が開放しているか否かを判別する(S6102)。判別の結果、特定領域73dの開放条件が成立している場合、即ち、小入賞口スイッチ73cによる5個目の入賞検出時に(S6102:Yes)、特定領域ソレノイド73fをオフからオンに設定して、特定領域73dの開放設定を行い(S6103)、処理をS6104へ移行する。
なお、S6101の処理において、特定領域73dが開放されていると判別された場合、即ち、特定領域ソレノイド73fがオンされている場合は(S6101:Yes)、S6102及びS6103の処理をスキップして、処理をS6104へ移行する。また、S6102の処理において、特定領域73dの開放条件が成立していない場合は(S6102:No)、S6103~S6105の処理をスキップして、この特定領域装置開閉制御処理(S6007)を終了し、小当たり開閉制御処理(図59参照)に戻る。
S6104の処理では、特定領域73dの閉鎖条件が成立しているか否か、即ち、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合や特定領域73dの開放時間(例えば、小入賞口ソレノイド73bの動作終了からから「5秒」)が経過した場合に(S6104:Yes)、特定領域73dの閉鎖条件が成立したと判断して、特定領域73dを閉鎖するために、特定領域ソレノイド73fをオンからオフに設定して、特定領域73dの閉鎖設定を行い(S6105)、この特定領域装置開閉制御処理(S6007)を終了して、小当たり開閉制御処理(図59参照)に戻る。
このように、小当たり遊技中に所定条件の成立に基づいて特定領域73dの開閉制御処理を行い、小当たり遊技中に特定領域73dを開放させて球が通過させ得ることで、小当たり遊技に基づく大当たり遊技を発生させることが可能となる。また、小当たり遊技中に特定領域73dを球が通過しなければ、大当たり遊技を発生させずに該小当たり当選時の遊技状態に戻ることができる。
図59に戻って、説明を続ける。S6007の特定領域装置開閉制御処理の後は、次いで、開放中の小入賞口ユニット73の閉鎖条件を判別するべく、小入賞口開放中処理を行い(S6008)、この小当たり開閉制御処理(S616)を終了し、当たり処理(図58参照)に戻る。
ここで、図61を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり開閉制御処理(S616)の一処理である小入賞口開放中処理(S6008)について説明する。図61は、この小入賞口開放中処理(S6008)を示したフローチャートである。
この小入賞口開放中処理(S6008)では、小当たり遊技中において開放中の小入賞口ユニット73の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この小入賞口開放中処理(S6008)では、まず、上述した小当たり開閉制御処理(S616)のS6004において設定された小入賞口ユニット73の1の開放時間が経過したか否かを判別する(S6201)。判別の結果、小入賞口ユニット73の1の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6201:No)、次いで、小入賞口スイッチ73cがオンされたか否か、即ち、小入賞口ユニット73内へ球が入賞したか否かを判断する(S6202)。
S6202の処理において、小入賞口スイッチ73cによって球が検出され小入賞口ユニット73内へ球が入賞していれば(S6202:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6203)、次いで、1減算した入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6204)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6204:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、小入賞口ユニット73に球が10個以上入賞して小当たり遊技の終了条件(小入賞口ユニット73の閉鎖条件)が成立しているので、小入賞口ユニット73を閉鎖させるために、処理をS6205へ移行する。
S6205からの小入賞口ユニット73の閉鎖処理では、まず、小入賞口ユニット73の閉鎖設定を行い(S6205)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して小入賞口ユニット73が閉鎖されたことを示す小入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6206)、処理をS6207へ移行する。なお、S6206の処理で設定された小入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6207の処理では、小当たり遊技の終了条件が成立したことから、開放カウンタの値を「0」クリアし(S6207)、この小入賞口開放中処理(S6008)を終了して、小当たり開閉制御処理(図59参照)に戻る。
S6202の処理において、小入賞口スイッチ73cがオンされていないと判別された場合は(S6202:No)、次いで、特定領域スイッチ73gがオンされたか否かを判別する(S6208)。判別の結果、特定領域スイッチ73gがオンされていれば(S6208:Yes)、小当たり遊技中の特定領域73dの開放中に球が特定領域73dを通過したということなので、小当たり遊技後に大当たり遊技を発生させるため、大当たりフラグ203qをオンに設定して(S6209)、この小入賞口開放中処理(S6008)、小当たり開閉制御処理(図59参照)に戻る。一方、S6208の処理において、特定領域スイッチ73gがオンされていないと判断された場合は(S6208:No)、S6209の処理をスキップして、この小入賞口開放中処理(S6008)、小当たり開閉制御処理(図59参照)に戻る。
これにより、小当たり遊技中において、特定領域73dが開放されているタイミングで球が特定領域73dを通過することに基づいて、小当たり遊技後に大当たり遊技を発生させることができ、大当たり遊技が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。一方、該小当たり遊技中に特定領域73dに球を通過させなければ、大当たりフラグ203qはオフのままとなり、大当たり遊技は実行されず、該小当たり当選時の遊技状態に戻ることができる。よって、小当たり遊技における遊技方法のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。
S6201の処理において、小入賞口ユニット73の1の開放時間が経過したタイミングと判断された場合は(S6201:Yes)、小入賞口ユニット73の1の開放における閉鎖条件が成立し、その開放における小入賞口ユニット73の閉鎖タイミングであるため、小入賞口ユニット73を閉鎖させるために、処理をS6210へ移行する。
S6210の処理では、開放中の小入賞口ユニット73を閉鎖せるため、小入賞口ソレノイド73bをオンからオフにして、小入賞口ユニット73の閉鎖を設定し(S6210)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して小入賞口ユニット73の1の開放の終了を示す小入賞口閉鎖コマンドを設定する(S6211)。S6211の処理で設定された小入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、小入賞口閉鎖コマンドを受信すると、小入賞口ユニット73が閉鎖された旨の演出を実行する。なお、小当たり遊技における小入賞口ユニット73の開閉は、それぞれ短時間(開放「0.1秒」、閉鎖「1.2秒」)であるため、音声ランプ制御装置113は、小入賞口閉鎖コマンドを受信した場合であっても、小入賞口ユニット73の1の開閉に伴う演出を実行しないように構成してもよい。
S6211の処理の後は、小入賞口ユニット73の1の開放が終了したということなので、開放カウンタの値を1減算し(S6212)、この小入賞口開放中処理(S6008)を終了して、小当たり開閉制御処理(図59参照)に戻る。これにより、小当たり遊技中において、1のラウンド中に開放カウンタの値に設定された開放回数分、小入賞口ユニット73を開放させることができる。
図58の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S616の小当たり開閉制御処理(図59参照)の終了後は、次いで、開放カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S617)。判別の結果、開放カウンタが「0」より大きい値であれば(S617:Yes)、小当たりを継続するため、小当たりの終了設定処理であるS618の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S617の処理において、開放カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S617:No)、即ち、開放カウンタの値が「0」以下である場合は、この小当たりにおける小入賞口ユニット73の開放動作がすべて終了しているので、小当たり状態を終了させるために、小当たり終了処理を行い(S618)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図62を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である小当たり終了処理(S618)について説明する。図62は、この小当たり終了処理(S618)を示したフローチャートである。
この小当たり終了処理(S618)では、まず、小当たりエンディング時間(例えば、「5秒」)が経過したか否かを判別し(S6301)、小当たりエンディング時間が経過していなければ(S6301:No)、小当たりエンディングを実行中であるため、S6302~S6308の処理をスキップして、この小当たり終了処理(S618)を終了して、当たり処理(図58参照)に戻る。
一方、S6301の判別の結果、小当たりエンディング時間が経過していれば(S6301:Yes)、入賞カウンタの値を「0」クリアし(S6302)、次いで、特定領域73dが開放されている場合は、特定領域73dの閉鎖処理を設定する(S6303)。そして、「時間短縮状態」であるか否かを判別し(S6304)、「時間短縮状態」でなければ(S6304:No)、S6305~S6307の処理をスキップしてS6308に移行する。
S6304の処理において、「時間短縮状態」であると判別された場合(S6304:Yes)、次いで、時短計数処理(図49参照)のS5306の処理で減算した特図2時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値であるか否かを判別し(S6305)、特図2時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値でない場合(S6305:No)、即ち、特図2時短カウンタ203mの値が「0」以下である場合は、第2特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、処理をS6307へ移行する。
一方、S6305の判別の結果、特図2時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値であれば(S6305:Yes)、第2特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、続いて、時短計数処理(図49参照)のS5307の処理で減算した合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S6306)。判別の結果、合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でない場合(S6306:No)、即ち、合計時短カウンタ203nの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、処理をS6307へ移行する。
また、S6306の処理において、合計時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であると判別された場合(S6306:Yes)、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S6307の処理をスキップして、この小当たり終了処理(S618)を終了して、当たり処理(図58参照)に戻る。
S6307の処理では、「時間短縮状態」を終了させるために、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7の値を「0」クリアし(S6307)、処理をS6308に移行する。
このように構成することで、時短回数に基づく時短終了条件の成立時であって、該当の動的表示が小当たりに当選している場合、小入賞口ユニット73の開放動作の終了後に「時短機能」を終了させることができる。その結果、例えば、「第1時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目に小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」に当選した場合(図17参照)、該小当たり種別への当選によって小入賞口ユニット73が開放動作を実行中の間は「時間短縮状態」となり、該小入賞口ユニット73へ入賞困難又は不可の状態となり、特定領域73dを通過困難として大当たり状態を発生困難とすることができる。そして、小入賞口ユニット73の開放動作終了後に「時短機能」を終了させ、「通常遊技状態」に移行させることができる。
次いで、S6308の処理では、小当たりの終了時の各種処理を実行する小当たり終了設定処理を行い(S6308)、この小当たり終了処理(S618)を終了して、当たり処理(図58参照)に戻る。
図58に戻って、説明を続ける。S615の処理において、小当たり遊技中ではないと判別された場合は(S615:No)、次いで、大当たり中か否かを判別する(S619
)。判別の結果、大当たり中であると判別された場合は(S619:Yes)、可変入賞装置65の開閉制御を実行する大当たり開閉制御処理を実行する(S620)。
ここで、図63を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり開閉制御処理(S620)について説明する。図63は、この大当たり開閉制御処理(S620)を示したフローチャートである。
この大当たり開閉制御処理(S620)では、当たり処理(S203)で設定された可変入賞装置65の開放回数に基づいて、可変入賞装置65の開閉制御を実行する。
この大当たり開閉制御処理(S620)では、まず、当たり処理(S203)のS607で設定されたオープニング時間、又は、後述する大入賞口開放中処理(S6407)のS6510(図64参照)で設定されたインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6401)。判別の結果、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6401:No)、可変入賞装置65の開放タイミングではないため、該可変入賞装置65を閉鎖し続けるため、S6002~S6005の処理をスキップして、処理をS6406へ移行する。
一方、S6401の処理において、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6401:Yes)、可変入賞装置65の開放タイミングなので、可変入賞装置65の開放設定を行い(S6402)、次いで、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットする(S6403)。そして、大当たり時おける可変入賞装置65の最大開放時間(第1実施形態では、「30秒」)を設定して(S6404)、可変入賞装置65が開放されたことを示す大入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6405)、処理をS6406に移行する。この大入賞口開放コマンドを受信した音声ランプ制御装置113は、可変入賞装置65が開放された旨を第3図柄表示装置81において実行し、開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させることを遊技者に促すように構成されている。
S6406の処理では、可変入賞装置65が開放中であるか否かを判別する(S6406)。判別の結果、可変入賞装置65が開放中でなければ(S6406:No)、可変入賞装置65が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6407の処理をスキップして、この大当たり開閉制御処理(S620)を終了し、当たり処理(図58参照)に戻る。一方、S6406の処理において、可変入賞装置65が開放中であると判別された場合は(S6406:Yes)、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件を判別するべく、大入賞口開放中処理を行い(S6407)、この大当たり開閉制御処理(S620)を終了し、当たり処理(図58参照)に戻る。
ここで、647を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり開閉制御処理(S620)の一処理である大入賞口開放中処理(S6407)について説明する。図64は、この大入賞口開放中処理(S6407)を示したフローチャートである。
この大入賞口開放中処理(S6407)では、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この大入賞口開放中処理(S6407)では、まず、上述した大当たり開閉制御処理(S620)のS6404において設定された可変入賞装置65の開放時間が経過したか否かを判別する(S6501)。判別の結果、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングであれば(S6501:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立し、そのラウンドにおける可変入賞装置65の閉鎖タイミングであるため、入賞カウンタの値を「0」クリアして(S6502)、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6506へ移行する。S6506からの可変入賞装置65の閉鎖処理については、後述する。
一方、S6501の処理において、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングでないと判別された場合(S6501:No)、次いで、大入賞口スイッチ65cがオンされたか否か、即ち、可変入賞装置65へ球が入賞したか否かを判断する(S6503)。
S6503の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出されていないと判別された場合は(S6503:No)、この大入賞口開放中処理(S6407)を終了して、大当たり開閉制御処理(図63参照)に戻る。一方、大入賞口スイッチ65cによって球が検出され可変入賞装置65へ球が入賞していれば(S6503:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6504)、次いで、入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6505)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6505:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、可変入賞装置65に球が10個以上入賞して可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しているので、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6506へ移行する。
一方、S6505の処理において、入賞カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S6505:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しておらず、可変入賞装置65の開放を継続するために、S6506~S6510の処理をスキップして、この大入賞口開放中処理(S6407)を終了する。この大入賞口開放中処理(S6407)の終了後は、大当たり開閉制御処理(図63参照)へ戻る。
S6506からの可変入賞装置65の閉鎖処理では、まず、可変入賞装置65の閉鎖設定を行い(S6506)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6507)、処理をS6508へ移行する。なお、S6507の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6508の処理では、可変入賞装置65の1のラウンドが消化されたことから、ラウンドカウンタの値を1減算し(S6508)、次に、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6509)。ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値である場合(S6509:Yes)、該大当たりにおけるラウンド回数(可変入賞装置65の残り開放回数)が残存している状態であるので、次の可変入賞装置65を開放させるまでのインターバル時間(例えば、「1秒」)を設定し(S6510)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了し、大当たり開閉制御処理(図63参照)に戻る。
一方、S6509の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6509:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了したので、大当たり状態を終了させるために、インターバル時間を設定せず(即ち、S6510をスキップして)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了して、大当たり開閉制御処理(図63参照)に戻る。
図58の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S620の大当たり開閉制御処理(図63参照)の終了後は、次いで、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S621)。判別の結果、ラウンドカウンタが「0」より大きい値であれば(S621:Yes)、大当たり状態を継続するため、大当たりの終了設定処理であるS622の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S621の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S621:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、大当たり状態を終了させるために、大当たり終了処理を行い(S622)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図65を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり終了処理(S622)について説明する。図65は、この大当たり終了処理(S610)を示したフローチャートである。
この大当たり終了処理(S622)では、当選した大当たり種別(小当たり種別に基づく大当たり)及び当選時の遊技状態に基づいて、各時短カウンタの値の設定等を行う。
この大当たり終了処理(S622)では、まず、「時短機能」を発動させるために、時短フラグ203jをオンに設定する(S6601)。次いで、当選した大当たりが大当たり種別「時短壱」又は小当たり種別「時短A」若しくは「時短D」であったか否かを判別し(S6602)、当選した大当たりが大当たり種別「時短壱」又は小当たり種別「時短A」若しくは「時短D」であれば(S6602:Yes)、時短終了判定フラグ203pをオンに設定し(S6603)、処理をS6604に移行する。
一方、S6602の判別の結果、当選した大当たりが大当たり種別「時短壱」又は小当たり種別「時短A」若しくは「時短D」でなければ(S6602:No)S6603の処理をスキップしてS6604に移行する。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」に移行した場合に、時短終了判定フラグ203pを判別し、該時短終了判定フラグ203pがオンに設定されていれば、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短G」への当選に基づく時短終了条件の判別処理を不要とすることができ(図50のS5321:Yes参照)、処理負荷の軽減を図ることができる。
S6604の処理では、時短終了条件テーブル202mに基づいて各時短カウンタの値をセットし(S6604)、処理をS6610に移行する。
S6605の処理では、音声ランプ制御装置113に対して大当たりのエンディング演出の開始を示すエンディングコマンドを設定する(S6605)。S6605の処理で設定されたエンディングコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、エンディングコマンドを受信すると、大当たりのエンディング演出を実行する。
S6605の処理の終了後は、遊技状態に応じてエンディング時間(例えば、「10秒」)を設定し(S6606)、次いで、該大当たりの終了時の各種処理を実行する大当たり終了設定処理を行い(S6607)、この大当たり終了処理(S622)を終了して、当たり処理(図58参照)に戻る。
次に、図66を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図35参照)の一処理である普図変動処理(S211)について説明する。図66は、この普図変動処理(S211)を示したフローチャートである。
この普図変動処理(S211)は、スルーゲート67への球の通過に起因して、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を制御するものである。
この普図変動処理(S211)では、まず、今現在、普通電役72が没入状態(作動中)か否か、即ち、普通図柄の当たり中であるか否かを判別する(S701)。判別の結果、普通電役72が没入状態であれば(S701:Yes)、普通図柄の当たり中であるので、そのまま普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)へ戻る。
一方、普通電役72が没入状態でなければ(S701:No)、普通図柄の当たり中ではないため、次いで、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中であるか否かを判別する(S702)。判別の結果、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中でなければ(S702:No)、次いで、普通図柄表示装置83における可変表示が停止後、所定時間(例えば、「1秒」)経過したか否かを判別する(S703)。その結果、可変表示の停止後、所定時間経過していなければ(S703:No)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。これにより、可変表示における停止図柄が所定時間だけ普通図柄表示装置83に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S703の処理の結果、可変表示の停止後、所定時間経過していれば(S703:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄に関する可変表示の作動保留球数HN)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S704)。
S704の処理の結果、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きくなければ(S704:No)、実行すべき普通図柄の可変表示の保留球数が存在しないということなので、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。一方、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きい値であれば(S704:Yes)、保留されていた普通図柄に関する可変表示の実行開始タイミングであると判断し、まず、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1減算する(S705)。これは、後述する処理(S706~S712)によって、保留されていた普通図柄に関する可変表示のうち1の可変表示の実行が開始されることに伴って、普通図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、普図保留球格納エリア203hに格納されたデータをシフト処理する(S706)。このデータシフト処理は、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1~第4エリアに格納されているデータを普図保留球実行エリア203iへ向けて順にシフトさせる処理であって、普図保留第1エリア→普図保留球実行エリア203i、普図保留第2エリア→普図保留第1エリア、普図保留第3エリア→普図保留第2エリア、普図保留第4エリア→普図保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S706のデータシフト処理の後は、データシフト処理により普図保留球実行エリア203iに格納されたデータ(即ち、普図当たりカウンタC4の値)に基づいて、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を実行するために、まず、時短フラグ203jがオンされているか否かを判別する(S707)。判別の結果、時短フラグ203jがオンされていない場合は(S707:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「5秒」に設定し(S708)、処理をS711へ移行する。一方、時短フラグ203jがオンされていると判別された場合(S707:Yes)、「時短機能」が有効な「時間短縮状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「0.1秒」に設定して(S709)、処理をS712へ移行する。
S711の処理では、普図当たり乱数テーブル202iにおける低確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S711)。また、S712の処理では、普図当たり乱数テーブル202iにおける高確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S712)。S711及びS712の処理の後は、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、遊技者が右打ちした場合に、スルーゲート67を球が通過したとき、普通電役72が開放し易いか否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況(即ち、普通図柄の高確率状態)であって第2始動口71側へ流入し易い状況か、普通電役72が開放し易い状況よりも開放し難い状況(即ち、普通図柄の低確率状態)であって、閉鎖(突出)している普通電役72の上面を左端から右端まで転動しきり、可変入賞装置65側へ流下し得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
S702の処理において、普通図柄表示装置83の表示態様が可変表示中であると判別されると(S702:Yes)、可変表示時間が経過したか否かを判別する(S713)。普通図柄表示装置83の可変表示時間は、S708又はS709の処理により遊技状態に応じて決定されており、この可変表示時間が経過していなければ(S713:No)、普通図柄表示装置83の表示を更新して(S714)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
一方、普通図柄表示装置83における可変表示の可変表示時間が経過していれば(S713:Yes)、普通図柄表示装置83に対して、S711又はS712によって予め設定された停止図柄に対応した表示態様を設定し(S715)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
これにより、球がスルーゲート67を通過した場合に、この普図変動処理(S211)に基づいて普通図柄表示装置83における可変表示が設定され、該普通図柄表示装置83において可変表示が開始されてから可変表示時間が経過するまでは、「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる。そして、可変表示結果が当たりである場合には「○」の図柄を点灯する一方、ハズレである場合には「×」の図柄を点灯させる。
次に、図67を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図35参照)の一処理である普通電役制御処理(S204)について説明する。図67は、この普通電役制御処理(S204)を示したフローチャートである。
この普通電役制御処理(S204)は、普通図柄の当たりが発生する場合に、遊技状態に応じて普通電役72の開閉(突出及び没入)駆動制御を実行する。即ち、遊技状態に応じて普通電役72の開放(没入)時間を設定すると共に、設定された時間に基づいて該普通電役72を開放駆動し、設定した没入時間が経過した場合に、開放(没入)中の普通電役72を閉鎖(突出)させる制御を実行する。
この普通電役制御処理(S204)では、まず、普通電役72が開放(没入)中か否か、即ち、普通図柄の当たり中か否かを判別する(S801)。判別の結果、普通電役72が開放中でないと判別された場合(S801:No)、即ち、普通図柄の当たり中でないと判別された場合は、次に、普通図柄の可変表示が終了したか否かを判別する(S802)。
S802における判別の結果、普通図柄の可変表示が終了していなければ(S802:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る一方、普通図柄の可変表示が終了していれば(S802:Yes)、次いで、該可変表示において当たりに当選したか否かを判別する(S803)。
S803における判別の結果、可変表示において当たりに当選していないと判別された場合は(S803:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)へ戻る。一方、可変表示において当たりに当選していると判別された場合は(S803:Yes)、当選した当たりに関する制御を実行するために、まず、時短フラグ203jがオンされているか否かを判別する(S804)。
S804における判別の結果、時短フラグ203jがオンされていないと判別された場合は(S804:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、該「通常遊技状態」においては普通図柄が当たりに当選し得ないため(図29(a)参照)、開放処理を行わずにこの普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
一方、S804の処理において、時短フラグ203jがオンされていると判別された場合は(S804:Yes)、「時短機能」が有効な「時間短縮状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202kの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役72の開放(没入)時間を「5.8秒」に設定し(S805)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数を1回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「1」をセットして(S806)、処理をS807へ移行する。
S801の処理において、普通電役72が開放中であると判別された場合(S801:Yes)、即ち、普通図柄の当たり中であると判別された場合は、次いで、S805において設定された普通電役72の1回の開放時間が経過しているかを判別する(S808)。判別の結果、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していないと判別された場合は(S808:No)、普通電役72の開放状態を維持するため、S809~S811の処理をスキップして、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
一方、S808の処理において、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していると判別された場合は(S808:Yes)、まず、普通電役72の閉鎖(突出)処理を行い(S809)、S806の処理で設定された電役カウンタの値から「1」を減算する(S810)。そして、減算された電役カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S811)。判別の結果、電役カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S811:Yes)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数が残存しているため、処理をS807へ移行し、所定のインターバル処理を行った上で再び普通電役72の開放処理を行う。一方、電役カウンタの値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S811:No)、即ち、電役カウンタの値が「0」以下である場合は、該当たりに基づく普通電役72の開放がすべて終了したということなので、普通電役72の再開放を行わず、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
S807の処理では、普通電役72の開放(没入)処理を行い(S807)、閉鎖(突出)状態であった普通電役72を開放状態に駆動し、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図35参照)に戻る。
これにより、遊技者が右打ちした場合において、スルーゲート67を通過した球が普通電役72の配設位置に到達し、該普通電役72が開放されている時間の長い状態か開放し得ない状態かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を通過した球が第2始動口71側へ誘導され易い状況か、該普通電役72の閉鎖状態において該普通電役72の上面を左端から右端まで転動しきって、その球が可変入賞装置65側へ流下され得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
次いで、図68を参照して、停電等の発生した場合に主制御装置110において実行されるNMI割込処理について説明する。図68は、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。NMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に、主制御装置110のMPU201により実行される処理である。
このNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。NMI端子に停電信号SG1が入力されたMPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S901)、NMI割込処理を終了する。
なお、上記のNMI割込処理は、払出制御装置111でも同様に実行され、かかるNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から払出制御装置111内のMPU211のNMI端子に出力され、MPU211は実行中の制御を中断して、NMI割込処理を開始するのである。
次に、図69から図76を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU221の処理としては、大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理(図69参照)と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理(図70参照)とがある。
まず、図69を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図69は、この立ち上げ処理を示したフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時に起動される。
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S1001)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源断処理中フラグがオンしているか否かによって、今回の立ち上げ処理が瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)によって、S1116の電源断処理(図70参照)の実行途中に開始されたものであるか否かが判断される(S1002)。図70を参照して後述する通り、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると、S1116の電源断処理を実行する。かかる電源断処理の実行前に、電源断処理中フラグがオンされ、該電源断処理の終了後に、電源断処理中フラグはオフされる。よって、S1116の電源断処理が実行途中であるか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。
電源断処理中フラグがオフであれば(S1002:No)、今回の立ち上げ処理は、電源が完全に遮断された後に開始されたか、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始されたものである。よって、これらの場合には、RAM223のデータが破壊されているか否かを確認する(S1003)。
RAM223のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM223の特定の領域には、S1006の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM223のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM223のデータ破壊を確認することができる。RAM223のデータ破壊が確認されれば(S1003:Yes)、S1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。一方、RAM223のデータ破壊が確認されなければ(S1003:No)、S1008へ移行する。
なお、今回の立ち上げ処理が、電源が完全に遮断された後に開始された場合には、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM223の記憶は喪失するから)、RAM223のデータ破壊と判断され(S1003:Yes)、S1004へ移行する。一方、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって開始された場合には、RAM223の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM223のデータは正常と判断されて(S1003:No)、S1008へ移行する。
電源断処理中フラグがオンであれば(S1002:Yes)、今回の立ち上げ処理は、瞬間的な停電が生じた後であって、S1116の電源断処理の実行途中に、音声ランプ制御装置113のMPU221にリセットがかかって開始されたものである。かかる場合は電源断処理の実行途中なので、RAM223の記憶状態は必ずしも正しくない。よって、かかる場合には制御を継続することはできないので、処理をS1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。
S1004の処理では、RAM223の全範囲の記憶領域をチェックする(S1004)。チェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM223の読み書きチェックにより、RAM223のすべての記憶領域が「0」クリアされる。
RAM223のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常と判別されれば(S1005:Yes)、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S1006)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM223にデータ破壊があるか否かがチェックされる。一方、RAM223のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出されれば(S1005:No)、RAM223の異常を報知して(S1007)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM223の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM223の異常報知を行うようにしても良いし、表示制御装置114にエラーコマンドを送信して、第3図柄表示装置81にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
S1008の処理では、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S1008)。電源断フラグはS1116の電源断処理の実行時にオンされる(図70のS1115参照)。つまり、電源断フラグは、S1116の電源断処理が実行される前にオンされるので、電源断フラグがオンされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した状態で開始された場合である。従って、かかる場合には(S1008:Yes)、音声ランプ制御装置113の各処理を初期化するためにRAM223の作業エリアをクリアし(S1009)、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。なお、RAM223の作業エリアとしては、主制御装置110から受信したコマンド等を記憶する領域以外の領域をいう。
一方、電源断フラグがオフされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、例えば電源が完全に遮断された後に開始されたためにS1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至ったか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始された場合である。よって、かかる場合には(S1008:No)、RAM223の作業領域のクリア処理であるS1009をスキップして、処理をS1010へ移行し、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。
なお、S1009のクリア処理をスキップするのは、S1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至った場合には、S1004の処理によって、既にRAM223のすべての記憶領域はクリアされているし、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM223の作業領域のデータをクリアせず保存しておくことにより、音声ランプ制御装置113の制御を継続できるからである。
S1012の処理では、主制御装置110から設定値コマンドを受信したか否かを判別し(S1012)、該設定値コマンドを受信するまでS1012の処理を繰り返し実行して待機する(S1012:No)。そして、主制御装置110から設定値コマンドを受信した場合に(S1012:Yes)、該設定値コマンドが示す確率設定値を設定値メモリ(図示せず)に格納し(S1013)、メイン処理(図70参照)へ移行する。
このように、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、主制御装置110の立ち上げ処理(図32参照)の終盤で生成される設定値コマンドを受信するまでメイン処理(図70参照)への移行を待機することで、主制御装置110で設定された確率設定値を音声ランプ制御装置113側で確実に把握し、該確率設定値に基づいてメイン処理以降の処理を実行できる。また、主制御装置110から設定値コマンドを受信しない場合、主制御装置110の立ち上げ処理の終盤まで到達しておらず、主制御装置110の立ち上げ処理が正常に終了していないので、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理も正常に終了させず、メイン処理へ移行させない。このように構成することで、音声ランプ制御装置113側で主制御装置110の立ち上げ処理が正常に実行されたか否かを把握することが可能となるとともに、主制御装置110が正常に立ち上がっていない状態における音声ランプ制御装置113の暴走を未然に防止できる。
次に、図70を参照して、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理について説明する。図70は、このメイン処理を示したフローチャートである。
メイン処理が実行されると、まず、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上が経過したか否かが判別され(S1101)、「1ミリ秒」以上経過していなければ(S1101:No)、S1102~S1109の処理を行わずにS1110の処理へ移行する。S1101の処理で、「1ミリ秒」経過したか否かを判別するのは、S1102~S1109が短い周期(「1ミリ秒」以内)で処理する必要がないものであるのに対して、S1110の変動演出処理やS1111のコマンド判定処理は、短い周期で実行する方が好ましい処理であるからである。S1111の処理が短い周期で実行されることにより、主制御装置110から送信されるコマンドの受信洩れを防止でき、S1110の処理が短い周期で実行されることにより、コマンド判定処理によって受信されたコマンドに基づき、変動演出に関する設定を遅滞なく行うことができる。
S1101の処理において、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上経過していると判断される場合は(S1101:Yes)、S1102の処理へ移行する。なお、S1101の処理が、図69に示す立ち上げ処理の後初めて実行された場合は、そのままS1102の処理へ移行する。
S1102の処理では、S1103~S1112の処理によって設定された、表示制御装置114に対する各種コマンドを、表示制御装置114に対して送信する(S1102)。次いで、表示ランプ34の点灯態様の設定や後述するS1107の処理で編集されるランプの点灯態様になるように各ランプの出力を設定し(S1103)、その後電源投入報知処理を実行する(S1104)。電源投入報知処理は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば、「30秒」)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知は音声出力装置226やランプ表示装置227により行われる。また、第3図柄表示装置81の画面において電源が供給されたことを報知するようコマンドを表示制御装置114に送信するものとしても良い。なお、電源投入時でなければ、電源投入報知処理による報知は行わずにS1105の処理へ移行する。
次いで、S1105の処理では、後述するS1111のコマンド判定処理によって設定される大当たりに関する演出を実行する当たり演出処理を行い(S1105)、S1106の処理へ移行する。なお、第1実施形態では、第1特別図柄及び第2特別図柄による大当たり及び小当たりに関する可変入賞装置65又は小入賞口ユニット73の開放中に所定の演出(例えば、可変入賞装置65又は小入賞口ユニット73が開放されたことを示す演出や右打ち報知演出)を実行するように構成されている。この当たり演出処理(S1105)の詳細については、図76を参照して後述する。
次いで、S1106の処理では、枠ボタン入力監視・演出処理が実行される(S1106)。この枠ボタン入力監視・演出処理では、演出効果を高めるために遊技者に操作される枠ボタン22の有効期間において、該枠ボタン22が押されたか否かの入力を監視し、上記有効期間に枠ボタン22の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。
枠ボタン入力監視・演出処理(S1106)が終わると、次いで、ランプ編集処理を実行し(S1107)、その後音編集・出力処理を実行する(S1108)。ランプ編集処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう電飾部29~33の点灯パターンなどが設定される。音編集・出力処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう音声出力装置226の出力パターンなどが設定され、その設定に応じて音声出力装置226から音が出力される。
S1108の処理後、液晶演出実行管理処理を実行し(S1109)、S1110の処理へ移行する。液晶演出実行管理処理では、主制御装置110から送信される変動パターンコマンドに基づいて第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間が設定される。この液晶演出実行監視処理で設定された時間に基づいてS1107のランプ編集処理が実行され、また、S1108の音編集・出力処理も第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間で実行される。
S1110の処理では、第3図柄表示装置81において変動演出を表示させるために、主制御装置110より受信した特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドに基づいて第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する変動演出処理を実行し(S1110)、処理をS1111へ移行する。この変動演出処理(S1110)の詳細については、図74を参照して後述する。
S1111の処理では、主制御装置110より受信したコマンドに応じた処理を行うコマンド判定処理を行い(S1111)、S1112の処理へ移行する。このコマンド判定処理(S1111)の詳細については、図71を参照して後述する。
S1112では、音声ランプ制御装置113のRAM223に設けられた各種カウンタを更新するカウンタ更新処理を実行する(S1112)。例えば、変動演出の詳細な変動パターンを決定するカウンタの更新や、「保留変化予告」を抽選する保留変化カウンタ(図示せず)の更新が、このカウンタ更新処理の中で行われる。該カウンタの更新は、所定の範囲(本実施形態では、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(「99」)に達した後「0」に戻すことによって行われる。
S1112の処理が終わると、ワークRAM233に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S1113)。電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていれば(S1113:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S1115)、電源断処理を実行する(S1116)。電源断処理の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S1117)、その後、処理を無限ループする。電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226およびランプ表示装置227からの出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。
一方、S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていなければ(S1113:No)、RAM223に記憶されるキーワードに基づき、RAM223が破壊されているか否かが判別され(S1114)、RAM223が破壊されていなければ(S1114:No)、S1101の処理へ戻り、繰り返しメイン処理が実行される。一方、RAM223が破壊されていれば(S1114:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。
ここで、RAM破壊と判別されて無限ループするとメイン処理が実行されないので、その後、第3図柄表示装置81による表示が変化しない。よって、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼び、パチンコ機10の修復などを頼むことができる。また、RAM223が破壊されていると確認された場合に、音声出力装置226やランプ表示装置227によりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
次に、図71を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S1111)について説明する。図71は、このコマンド判定処理(S1111)を示したフローチャートである。
このコマンド判定処理(S1111)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図70参照)の中で実行され、上述したように、主制御装置110又は表示制御装置114から受信したコマンドを判定する。
コマンド判定処理(S1111)では、まず、RAM223に設けられたコマンド記憶領域に、主制御装置110からのコマンドを受信しているか否かを判別する(S1201)。判別の結果、主制御装置110からコマンドを受信していれば(S1201:Yes)、未処理のコマンドのうち主制御装置110より受信した最初のコマンドを読み出して解析し、主制御装置110より第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド、特図1停止種別コマンド又は特図1確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1202)。そして、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1202:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図1コマンド処理を行い(S1203)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図70参照)に戻る。
ここで、図72を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図1コマンド処理(S1203)について説明する。図72は、この特図1コマンド処理(S1203)を示したフローチャートである。
この特図1コマンド処理(S1203)では、主制御装置110から送信された第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図1コマンド処理(S1203)では、まず、主制御装置110より特図1変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1231)。判別の結果、特図1変動パターンコマンドを受信していれば(S1231:Yes)、受信した特図1変動パターンコマンドに含まれる第1特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1232)。
ここで抽出された第1特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図74参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図1変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
一方、特図1変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1231:No)、次いで、主制御装置110より特図1停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1233)。そして、特図1停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1233:Yes)、該特図1停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1234)。
ここで抽出された第1特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図74参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図1停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第1特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図1変動開始フラグ223aをオンに設定して(S1235)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
なお、特図1停止種別コマンドは、第1特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図1変動パターンコマンドを送信後、その特図1変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第1特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1235の処理によって特図1変動開始フラグ223aをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図74参照)において、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図1変動パターンコマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図1停止種別コマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第1特別図柄の変動演出において、第1保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図1変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第1保留球数コマンドに基づく停止種別と特図1停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1233の処理の結果、特図1停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1233:No)、次いで、主制御装置110より特図1確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1236)。特図1確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図1確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1236:Yes)、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図1確定コマンドを設定し(S1237)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図1確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図1確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1236の処理の結果、特図1確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1236:No)、その他の第1特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1238)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
図71に戻って、説明を続ける。S1202の処理において、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1202:No)、次いで、主制御装置110より第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド、特図2停止種別コマンド又は特図2確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1204)。そして、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1204:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図2コマンド処理を行い(S1205)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図70参照)に戻る。
ここで、図73を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図2コマンド処理(S1205)について説明する。図73は、この特図2コマンド処理(S1205)を示したフローチャートである。
この特図2コマンド処理(S1205)では、主制御装置110から送信された第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図2コマンド処理(S1205)では、まず、主制御装置110より特図2変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1251)。判別の結果、特図2変動パターンコマンドを受信していれば(S1251:Yes)、受信した特図2変動パターンコマンドに含まれる第2特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1252)。
ここで抽出された第2特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図74参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図2変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
一方、特図2変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1251:No)、次いで、主制御装置110より特図2停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1253)。そして、特図2停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1253:Yes)、該特図2停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1254)。
ここで抽出された第2特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図74参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図2停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。次いで、特図2停止種別コマンド、及び、S1252の処理で受信した特図2変動パターンコマンドより、特図2の変動演出に関する各情報(大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値)を第2保留情報格納エリア223fに格納し(S1255)、その後、第2特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図2変動開始フラグ223bをオンに設定して(S1256)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
なお、特図2停止種別コマンドは、第2特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図2変動パターンコマンドを送信後、その特図2変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第2特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1256の処理によって特図2変動開始フラグ223bをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図74参照)において、先に各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図2変動パターンコマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図2停止種別コマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第2特別図柄の変動演出において、第2保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図2変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第2保留球数コマンドに基づく停止種別と特図2停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1253の処理の結果、特図2停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1253:No)、次いで、主制御装置110より特図2確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1257)。特図2確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は該第2特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図2確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1257:Yes)、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第2特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図2確定コマンドを設定し(S1258)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図2確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図2確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1257の処理の結果、特図2確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1257:No)、次いで、主制御装置110より特定領域通過可能コマンドを受信したか否かを判別する(S1259)。特定領域通過可能コマンドは、第2特別図柄の変動表示が小当たりに当選した場合であって、該小当たり種別への当選回数に基づいて時短終了条件が成立する場合に設定されるコマンドである。この特定領域通過可能コマンドを受信したと判別された場合は(S1259:Yes)、特定領域通過可否フラグ223hをオンに設定し(S1260)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
S1259の判別の結果、特定領域通過可能コマンドを受信していない場合(S1259:No)、次いで、主制御装置110より特定領域通過不可コマンドを受信したか否かを判別する(S1261)。特定領域通過不可コマンドは、第2特別図柄の変動表示が小当たりに当選した場合であって、該小当たり種別への当選回数に基づいて時短終了条件が成立しない場合に設定されるコマンドである。この特定領域通過不可コマンドを受信したと判別された場合は(S1261:Yes)、特定領域通過可否フラグ223hをオフに設定し、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
音声ランプ制御装置113では、小当たりに当選時に第3図柄表示装置81において変動演出を実行する場合に、S1260で設定されたように特定領域通過可否フラグ223hがオンであれば、該当の小当たり種別への当選回数に基づいて時短終了条件が成立し、小入賞口ユニット73の開放動作前に「通常遊技状態」に移行して該小入賞口ユニット73に入球可能な状態となり、特定領域73dへの通過が可能となって大当たり状態の発生が可能となるため、該小当たりに当選することとなる変動演出において大当たりに相当する変動演出を実行するようにコマンドを設定する(図80(a)参照)。
一方、小当たりに当選時に第3図柄表示装置81において変動演出を実行する場合に、S1262で設定されたように特定領域通過可否フラグ223hがオフであれば、該当の小当たり種別への当選回数に基づいて時短終了条件が成立せず、小入賞口ユニット73の開放動作前に遊技状態の移行は発生せず「時間短縮状態」のままであるため、開放中の小入賞口ユニット73には入球困難な状態となり、特定領域73dへの通過が困難となって大当たり状態の発生が困難となるため、該小当たりに当選することとなる変動演出においてハズレに相当する変動演出を実行するようにコマンドを設定する(図80(c)参照)。なお、この変動演出に関するコマンド設定処理の詳細は図75において後述する。
S1261の処理の結果、特定領域通過不可コマンドを受信していない場合(S1261:No)、その他の第2特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1263)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図71参照)に戻る。
図71に戻って、説明を続ける。S1204の処理において、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1204:No)、次いで、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1206)。そして、第1保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1206:Yes)、第1保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a(図7参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(S1207)。そして、同じく第1保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、及び、変動種別カウンタCS1の各値を、S1207で更新されたサブ第1保留球数カウンタ223cの値が示す第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1208)。そして、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1209)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図70参照)に戻る。
ここで、第1保留球数コマンドは、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1207の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を修正し、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CSを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1206の処理の結果、第1保留球数コマンドを受信していないと判別された場合(S1206:No)、次いで、その他のコマンドに応じた処理を実行し(S1210)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図70参照)に戻る。ここで、受信したその他のコマンドが、音声ランプ制御装置113で用いるコマンドであればそのコマンドに対応した処理を行い、処理結果をRAM223に記憶し、表示制御装置114で用いるコマンドであればそのコマンドを表示制御装置114に送信するように、コマンドの設定を行う。例えば、主制御装置110より受信したデモコマンドは、このS1210の処理によって、表示用デモコマンドとして設定され、RAM223に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦格納された後、メイン処理のコマンド出力処理(S1102)により表示制御装置114に対して送信される。
次に、図74を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図74は、この変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。
この変動演出処理(S1110)は、メイン処理(図70参照)の中で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81の主表示領域Dm(図6参照)において第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出を実行させるための各種処理を実行する。具体的には、第1特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を行うように構成される。また、第2特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行うように構成される。
変動演出処理(S1110)では、まず、RAM223に設けられた特図1変動開始フラグ223aがオンか否かを判別する(S1301)。判別の結果、特図1変動開始フラグ223aがオンであると判別された場合(S1301:Yes)、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドをともに受信しているので、第1特別図柄の変動演出を開始すべく、特図1変動開始フラグ223aをオフし(S1302)、次いで、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第1エリアに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1303)、さらに、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1304)、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算し(S1305)、処理をS1306へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第1特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第1保留情報第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。また、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになり、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。
S1306の処理では、S1305の処理で減算したサブ第1保留球数カウンタ223cの値に基づいて表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1306)、処理をS1307へ移行する。
ここで設定された表示用第1保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図70のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンドによって示される第1特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1307の処理では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1変動パターンコマンドを設定し(S1307)、処理をS1308へ移行する。
ここで設定された表示用特図1変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図70のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図1変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第1特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第1特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1308の処理において、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1停止種別コマンドを設定し(S1308)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図70参照)に戻る。
ここで設定された表示用特図1停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図70のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1307の処理により設定された表示用特図1変動パターンコマンドによって実行される第1特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図1停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
S1301の処理において、特図1変動開始フラグ223aがオンでないと判別された場合(S1301:No)、次いで、RAM223に設けられた特図2変動開始フラグ223bがオンか否かを判別する(S1309)。判別の結果、特図2変動開始フラグ223bがオンであると判別された場合(S1309:Yes)、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドをともに受信しているので、第2特別図柄の変動演出を開始すべく、特図2変動開始フラグ223bをオフし(S1310)、次いで、第2保留情報格納エリア223fに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1311)、処理をS1312へ移行する。
次いで、S1312の処理では、これから実行する第2特別図柄の変動演出の変動パターンコマンドを設定すべく、表示用特図2変動パターンコマンド設定処理を実行し(S1312)、処理をS1313へ移行する。
ここで、図75を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図2変動パターンコマンド設定処理(S1312)について説明する。図75は、この表示用特図2変動パターンコマンド設定処理(S1312)を示したフローチャートである。
この表示用特図2変動パターンコマンド設定処理(S1312)は、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1,CKの値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2変動パターンコマンドを設定する。
また、第2特別図柄の変動演出が小当たりに当選している場合に、特図2コマンド処理(図73参照)のS1260又はS1262の処理で設定した特定領域通過可否フラグ223hの内容を判別し、特定領域通過可能時、又は、特定領域通過不可時の表示用変動パターンコマンドを設定する。
この表示用特図2変動パターンコマンド設定処理(S1312)では、まず、第2特別図柄の変動表示が小当たりに当選しているか否かを判別し(S1351)、小当たりに当選している場合は(S1351:Yes)、次いで、特定領域通過可否フラグ223hがオンされているか否かを判別する(S1353)。
S1353の判別の結果、特定領域通過可否フラグ223hがオンされていれば(S1353:Yes)、これから実行する小当たり種別への当選回数に基づいて時短終了条件が成立し、小入賞口ユニット73の開放動作前に「通常遊技状態」に移行して該小入賞口ユニット73に入球可能な状態となり、特定領域73dへの通過が可能となって大当たり状態の発生が可能となるため、該変動演出において大当たりに相当する変動演出を実行するように特定領域通過可能時の表示用変動パターンコマンドを設定し(S1354。図80(a)参照。)、この表示用特図2変動パターンコマンド設定処理(S1312)を終了して変動演出処理(図74参照)に戻る。
一方、S1353の処理の結果、特定領域通過可否フラグ223hがオンされていない、即ち、特定領域通過可否フラグ223hがオフであれば(S1353:No)、該当の小当たり種別への当選回数に基づいて時短終了条件が成立せず、小入賞口ユニット73の開放動作前に遊技状態の移行は発生せず「時間短縮状態」のままであるため、小入賞口ユニット73には入球困難な状態となり、特定領域73dへの通過が困難となって大当たり状態の発生が困難となるため、該小当たりに当選することとなる変動演出においてハズレに相当する変動演出を実行するように特定領域通過不可時の表示用変動パターンコマンドを設定し(S1355。図80(c)参照。)、この表示用特図2変動パターンコマンド設定処理(S1312)を終了して変動演出処理(図74参照)に戻る。
また、S1351の処理において、第2特別図柄の変動表示が小当たりに当選していないと判別された場合(S1351:No)、その他の表示用特図2変動パターンコマンドを設定し(S1352)、この表示用特図2変動パターンコマンド設定処理(S1312)を終了して変動演出処理(図74参照)に戻る。
このように構成することで、主制御装置110から送信された小当たり用変動パターンコマンドに基づいて変動演出を実行する場合に、特定領域通過可能時であれば大当たりに相当する変動演出を実行し、反対に、特定領域通過不可時であればハズレに相当する変動演出を実行することができる。
なお、ここで設定された表示用特図2変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図70のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図2変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第2特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第2特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
図74の変動演出処理に戻って、説明を続ける。S1312の表示用特図2変動パターンコマンド設定処理が終了すると、次いで、S1313の処理において、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1,CKの値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2停止種別コマンドを設定し(S1313)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図70参照)に戻る。
ここで設定された表示用特図2停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図70のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1317の処理により設定された表示用特図2変動パターンコマンドによって実行される第2特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図2停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
次に、図76を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(S1105)について説明する。図76は、この当たり演出処理(S1105)を示したフローチャートである。
この当たり演出処理(S1105)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図70参照)の中で実行され、主制御装置110の大当たり遊技の実行中における処理を実行する。また、この当たり演出処理(S1105)は、主制御装置110の小当たり遊技の実行中において、特定領域通過可否フラグ223hの設定内容に基づいて特定領域通過可能時用の演出又は特定領域通過不可時用の演出を実行する。
この当たり演出処理(S1105)では、まず、大当たりに当選したか否かを判別し(S1401)、大当たりに当選した場合(S1401:Yes)、初期化処理として、特定領域通過可否フラグ223hをオフに設定し(S1402)、その他初期化処理を実行する(S1403)。
次いで、大当たりオープニングに関する処理を実行し(S1404)、表示用大当たり時右打ち報知コマンドを設定して(S1405)、処理をS1411に移行する。
一方、S1401の処理において、大当たりに当選していないと判別された場合は(S1401:No)、次いで、小当たりに当選しているか否かを判別し(S1406)、小当たりに当選していれば(S1406:Yes)、特定領域通過可否フラグ223hがオンされているか否かを判別する(S1407)。
S1407の判別の結果、特定領域通過可否フラグ223hがオンされていれば(S1407:Yes)、小当たり種別への当選回数に基づいて時短終了条件が成立し、これから実行される小入賞口ユニット73の開放動作前に「通常遊技状態」に移行して該小入賞口ユニット73に入球可能な状態となり、特定領域73dへの通過が可能となって大当たり状態の発生が可能となるため、遊技者に右打ち遊技を示唆すべく、表示用右打ち報知コマンドを設定し(S1408。図80(b)参照。)、処理をS1410に移行する。
一方、S1407の処理において、特定領域通過可否フラグ223hがオンされていない、即ち、特定領域通過可否フラグ223hがオフであれば(S1407:No)、小当たり種別への当選回数に基づいて時短終了条件が成立せず、これから実行される小入賞口ユニット73の開放動作前に遊技状態の移行は発生せず「時間短縮状態」のままであるため、小入賞口ユニット73には入球困難な状態となり、特定領域73dへの通過が困難となって大当たり状態の発生が困難となるため、特定領域通過不可時用の演出コマンドを設定し(S1409。図80(d)参照。)、処理をS1410に移行する。
S1410の処理では、その他小当たり当選時処理を実行し(S1410)、S1411に移行する。
S1411の処理では、大当たり中であるか否かを判別し(S1411)、大当たり中であれば(S1411:Yes)、大当たり中演出処理を実行し(S1412)、この当たり演出処理(S1105)を終了してメイン処理(図70参照)に戻る。
一方、S1411の判別の結果、大当たり中でなければ(S1411:No)、次いで小当たり中であるか否かを判別し(S1413)、小当たり中であれば(S1413:Yes)、特定領域通過可否フラグ223hがオンされているか否かを判別する(S1414)。
S1414の判別の結果、特定領域通過可否フラグ223hがオンされていれば(S1414:Yes)、特定領域通過可能時の小当たり中演出処理を実行し(S1415)、この当たり演出処理(S1105)を終了してメイン処理(図70参照)に戻る。
一方、S1414の処理において、特定領域通過可否フラグ223hがオンされていない、即ち、特定領域通過可否フラグ223hがオフであれば(S1414:No)、特定領域通過不可時の小当たり中演出処理を実行し(S1416)、この当たり演出処理(S1105)を終了してメイン処理(図70参照)に戻る。
なお、大当たりラウンド中に音声ランプ制御装置113によって第3図柄表示装置81における大当たりラウンドの表示制御を行う場合、例えば「5R」のように、現在の大当たりの実行中のラウンドを示唆するように構成してもよいし、残りの大当たりラウンド数(所定識別情報)を特定の記号などの数で示唆(所定表示態様)し、大当たりラウンドの進行に基づいて該当の記号を減らしていくように構成してもよい。
また、上記いずれの大当たりラウンドの表示制御を行う場合であって、該大当たりの最後の大当たりラウンドにおいて、「最終」、「最後」、「ラスト」、「LAST」、「END」などのラウンド示唆表示(特別表示態様)を行うように構成してもよい。
さらに、残りの大当たりラウンド数を特定の記号などの数で示唆表示を行う場合、例えば、「第3時間短縮状態」において、小当たり種別「時短E」に当選した場合に、本来であれば最大8ラウンド分の大当たり出玉を獲得可能となるが、該大当たりの開始時に3ラウンド分の記号を表示し、小当たり種別「時短D」に当選したような表示を行っておき、該大当たりラウンドの実行中に、本来の大当たりラウンド数分の残りラウンドを表示(所謂、ラウンド中昇格演出)するように構成してもよい。
次に、図77~図83を参照して、第1実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図77~図83は、「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図77(a)は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示しており、図77(b)は、図77(a)の状態から、「第1時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示しており、図77(c)は、図77(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行が進行し、敵キャラクタのものと思われるシルエットが出現した状態を示しており、図77(d)は、図77(c)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、敵キャラクタが出現してリーチ演出を開始した状態を示している。
また、図78(a)は、図77(d)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示しており、図78(b)は、図78(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、メインキャラクタが勝利して特定領域通過可能な小当たりに当選した状態を示しており、図78(c)は、図78(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、メインキャラクタが敗北してハズレとなる動的表示の結果が表示された状態を示している。
さらに、図79(a)は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示しており、図79(b)は、図79(a)の状態から、「第2時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示しており、図79(c)は、図79(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行が進行し、敵キャラクタが出現してリーチ演出を開始した状態を示しており、図79(d)は、図79(c)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。
また、図80(a)は、図79(d)の状態から、スーパーリーチの変動演出で成功結果となる演出を実行し、特定領域通過可能な小当たりに当選した状態を示しており、図80(b)は、図80(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて右打ち報知演出が実行されている状態を示しており、図80(c)は、図79(d)の状態から、スーパーリーチの変動演出で失敗結果となる演出を実行し、特定領域通過不可な小当たりに当選した状態を示しており、図80(d)は、図80(c)の状態から、小当たりオープニングが開始されて特定領域通過不可時の演出が実行されている状態を示している。
さらに、図81(a)は、図80(b)の状態から、小当たり種別「時短B」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示しており、図81(b)は、図81(a)の状態から、「第3時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示しており、図81(c)は、図81(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行が進行し、敵キャラクタが出現してリーチ演出を開始した状態を示しており、図81(d)は、図81(c)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。
また、図82(a)は、図81(d)の状態から、スーパーリーチの変動演出で失敗結果となる演出を実行し、特定領域通過不可な小当たりに当選した状態を示しており、図82(b)は、図82(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて特定領域通過不可時の演出が実行されている状態を示しており、図82(c)は、図82(b)の状態から、小当たり遊技が終了して次の第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示している。
さらに、図83(a)は、図82(c)の状態から、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりのエンディングが実行中となっている状態を示しており、図83(b)は、図83(a)の状態から、「第4時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示しており、図83(c)は、図83(b)の状態から、小当たり種別「時短G」に当選した状態を示しており、図83(d)は、図83(b)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。
図77(a)は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示している。図77(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの上部中央部分に遊技状態示唆メッセージ81aに「対決モード突入」と表示されており、大当たり種別「時短壱」への当選によって「第1時間短縮状態」に移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には大当たり情報81eが大きく表示されており、これから移行する「第1時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別を示唆している。
図77(a)の大当たり情報81eには、大きく2種類の大当たり情報が左右に分かれる形で示されている。大当たり情報81eの左部分には第1報酬対象81b1、第1報酬ラウンド数81c1及び第1報酬確率81d1が表示されている。そして、第1報酬対象81b1に示された敵キャラクタに勝利することで、第1報酬ラウンド数81c1、即ち、大当たりラウンド数が最大8ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第1報酬確率81d1には「◎」が表示されている。
この第1報酬対象81b1は、「第1時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短E」及び「時短F」を示しており(図13参照)、第1報酬ラウンド数81c1は、該小当たり種別「時短E」及び「時短F」に当選して大当たり状態を発生した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、8ラウンド)を示している(図12参照)。
また、「第1時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能となるのは、大当たり種別「時短参」及び小当たり種別「時短E」又は「時短F」であり(図13参照)、詳細な説明は省略するが、「第1時間短縮状態」においては、大当たり種別「時短参」に当選する確率よりも、小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選して大当たり状態を発生する確率が10倍以上高くなるように構成されている。よって、「第1時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選して大当たり状態を発生し易い遊技状態であるため、第1報酬確率81d1において、発生確率が高いことを示す「◎」が表示されている。
さらに、大当たり情報81eの右部分には第2報酬対象81b2、第2報酬ラウンド数81c2及び第2報酬確率81d2が表示されている。そして、第2報酬対象81b2に示された敵キャラクタに勝利することで、第2報酬ラウンド数81c2、即ち、大当たりラウンド数が最大10ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第2報酬確率81d2には「△」が表示されている。
この第2報酬対象81b2は、「第1時間短縮状態」において当選し得る第2特別図柄の動的表示の大当たり種別「時短参」を示しており(図13参照)、第2報酬ラウンド数81c2は、該大当たり種別「時短参」に当選した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、10ラウンド)を示している(図11参照)。
また、上述したとおり、「第1時間短縮状態」においては、大当たり種別「時短参」に当選する確率よりも、小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選して大当たり状態を発生する確率が10倍以上高くなるように構成されている。よって、「第1時間短縮状態」においては、大当たり種別「時短参」に当選することによる大当たり状態を発生し難い遊技状態であるため、第2報酬確率81d2において、発生確率が低いことを示す「△」が表示されている。
次いで、図77(b)は、図77(a)の状態から、「第1時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分には、残り時短回数表示81fに「残り 1回」が表示されており、「時間短縮状態」において主に実行される第2特別図柄の動的表示の残りの実行回数が1回であることを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
さらに、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が実行中であることを示している。また、主表示領域Dmの左上部分であって残り時短回数表示81fの下側には、大当たり情報81eが表示されており、動的表示の実行中においても、いずれの敵キャラクタと対戦した場合にいずれの大当たりラウンドを獲得可能なのかが認識できるようになっている。主表示領域Dmの中央部分には、荒野の背景にメインキャラクタ図柄81hが馬に乗った状態で表示されている。
次いで、図77(c)は、図77(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行が進行し、敵キャラクタのものと思われるシルエットが出現した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が引き続き実行中であることを示している。
そして、主表示領域Dmの上部分にはメインキャラクタ図柄81hが、下部分には敵シルエット81iが表示されており、メインキャラクタ図柄81hが、いずれかの敵キャラクタと遭遇したことを示唆している。
次いで、図77(d)は、図77(c)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、敵キャラクタが出現してリーチ演出を開始した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が引き続き実行中であり、該特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「3」が表示され、中図柄列は変動中となっており、リーチ演出を開始したことを示している。
主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81jに「賞金首 発見」と表示されており、図77(a)及び図77(b)において表示されていた大当たり情報81eのうち、いずれかの敵キャラクタと遭遇したことを示唆している。また、主表示領域Dmの中央部分には、発見キャラクタ図柄81kが表示されており、図77(a)及び図77(b)において表示されていた大当たり情報81eのうち、左側部分に表示されていた第1報酬対象81b1と同一のキャラクタが表示されている。よって、発見キャラクタ図柄81kとの勝負に勝利することで、図77(a)の第1報酬ラウンド数81c1に表示されていた、最大8ラウンドの大当たりを獲得し得ることを示唆している。
次いで、図78(a)は、図77(d)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が引き続き実行中であることを示している。
主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81jに「一発勝負」と表示されており、さらに主表示領域Dmの右部分に発見キャラクタ図柄81kが、主表示領域Dmの左部分にメインキャラクタ図柄81hが、それぞれ対峙する形で表示されており、これから勝負が開始されることを示唆している。
次いで、図78(b)は、図78(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、メインキャラクタが勝利して特定領域通過可能な小当たりに当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「3」が表示されており、大当たり状態を発生可能な大当たり又は小当たりのうち、図77(a)の大当たり情報81eに表示されていた第1報酬対象81b1に勝利した場合の小当たり(即ち、小当たり種別「時短E」又は「時短F」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分にはメインキャラクタ図柄81hが勝ち誇った様子で表示されており、主表示領域Dmの右部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「勝利」と表示されている。
次いで、図78(c)は、図78(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、メインキャラクタが敗北してハズレとなる動的表示の結果が表示された状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「3」が、中図柄列に「4」が、それぞれ表示されており、第2特別図柄の動的表示においてハズレとなる結果が表示されたことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が白で停止しており、ハズレとなる結果が表示されたことを示している。主表示領域Dmの中央部分にはメインキャラクタ図柄81hが倒れており、主表示領域Dmの右部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「敗北」と表示されている。
次いで、図79(a)は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示している。図79(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの上部中央部分に遊技状態示唆メッセージ81aに「ブロンズラッシュ突入」と表示されており、大当たり種別「時短弐」への当選によって「第2時間短縮状態」に移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には大当たり情報81eが大きく表示されており、これから移行する「第2時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別を示唆している。
図79(a)の大当たり情報81eには大きく3種類の大当たり情報が左部分、中央部分および右部分に分かれる形で示されている。大当たり情報81eの左部分には第1報酬対象81b1、第1報酬ラウンド数81c1及び第1報酬確率81d1が表示されている。そして、第1報酬対象81b1に示された敵キャラクタに勝利することで、第1報酬ラウンド数81c1、即ち、大当たりラウンド数が最大3ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第1報酬確率81d1には「◎」が表示されている。
この第1報酬対象81b1は、「第2時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短A」を示しており(図13参照)、第1報酬ラウンド数81c1は、該小当たり種別「時短A」に当選して大当たり状態を発生した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、3ラウンド)を示している(図12参照)。
また、「第2時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能となるのは、大当たり種別「時短参」及び小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」であり(図13参照)、詳細な説明は省略するが、「第2時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短A」に当選して大当たり状態を発生する確率と、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選して大当たり状態を発生する確率と、大当たり種別「時短参」に当選する確率と、が、おおよそ4:5:1の割合で導出され得るように構成されている。よって、「第2時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短A」に当選して大当たり状態を発生し易い遊技状態であるため、第1報酬確率81d1において、発生確率が高いことを示す「◎」が表示されている。
さらに、大当たり情報81eの中央部分には第2報酬対象81b2、第2報酬ラウンド数81c2及び第2報酬確率81d2が表示されている。そして、第2報酬対象81b2に示された敵キャラクタに勝利することで、第2報酬ラウンド数81c2、即ち、大当たりラウンド数が最大8ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第2報酬確率81d2には「◎」が表示されている。
この第2報酬対象81b2は、「第2時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短B」又は「時短C」を示しており(図13参照)、第2報酬ラウンド数81c2は、該小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選して大当たり状態を発生した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、8ラウンド)を示している(図12参照)。
また、上述したとおり、「第2時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短A」に当選して大当たり状態を発生する確率と、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選して大当たり状態を発生する確率と、大当たり種別「時短参」に当選する確率と、が、おおよそ4:5:1の割合で導出され得るように構成されている。よって、「第2時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選して大当たり状態を発生し易い遊技状態であるため、第2報酬確率81d2において、発生確率が高いことを示す「◎」が表示されている。
さらに、大当たり情報81eの右部分には第3報酬対象81b3、第3報酬ラウンド数81c3及び第3報酬確率81d3が表示されている。そして、第3報酬対象81b3に示された敵キャラクタに勝利することで、第3報酬ラウンド数81c3、即ち、大当たりラウンド数が最大10ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第3報酬確率81d3には「△」が表示されている。
この第3報酬対象81b3は、「第2時間短縮状態」において実行され得る第2特別図柄の動的表示の大当たり種別「時短参」を示しており(図13参照)、第3報酬ラウンド数81c3は、該大当たり種別「時短参」に当選した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、10ラウンド)を示している(図11参照)。
また、上述したとおり、「第2時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短A」に当選して大当たり状態を発生する確率と、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選して大当たり状態を発生する確率と、大当たり種別「時短参」に当選する確率と、が、おおよそ4:5:1の割合で導出され得るように構成されている。よって、「第2時間短縮状態」においては、大当たり種別「時短参」に当選することによる大当たり状態を発生し難い遊技状態であるため、第3報酬確率81d3において、発生確率が低いことを示す「△」が表示されている。
次いで、図79(b)は、図79(a)の状態から、「第2時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分には、残り時短回数表示81fに「残り 9999回」が表示されており、「時間短縮状態」において主に実行される第2特別図柄の動的表示の残りの実行回数が9999回であることを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
さらに、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が実行中であることを示している。また、主表示領域Dmの左上部分であって残り時短回数表示81fの下側には、大当たり情報81eが表示されており、動的表示の実行中においても、いずれの敵キャラクタと対戦した場合にいずれの大当たりラウンドを獲得可能なのかが認識できるようになっている。主表示領域Dmの中央部分には、荒野の背景にメインキャラクタ図柄81hが馬に乗った状態で表示されている。
次いで、図79(c)は、図79(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行が進行し、敵キャラクタが出現してリーチ演出を開始した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が引き続き実行中であり、該特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「3」が表示され、中図柄列は変動中となっており、リーチ演出を開始したことを示している。
主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81jに「賞金首 発見」と表示されており、図79(a)及び図79(b)において表示されていた大当たり情報81eのいずれかの敵キャラクタと遭遇したことを示唆している。また、主表示領域Dmの中央部分には、発見キャラクタ図柄81kが表示されており、図77(a)及び図77(b)において表示されていた大当たり情報81eのうち、中央部分に表示されていた第2報酬対象81b2と同一のキャラクタが表示されている。よって、発見キャラクタ図柄81kとの勝負に勝利することで、図79(a)の第2報酬ラウンド数81c2に表示されていた、最大ラウンドで8ラウンドの大当たりを獲得し得ることを示唆している。
次いで、図79(d)は、図79(c)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が引き続き実行中であることを示している。
主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81jに「賞金首を捕まえろ」と表示されており、さらに主表示領域Dmの中央部分にメインキャラクタ図柄81hが投げ縄を投げようとしている様子が表示されており、図79(c)において発見した敵キャラクタ捕まえようとしている様子を示唆している。
次いで、図80(a)は、図79(d)の状態から、スーパーリーチの変動演出で成功結果となる演出を実行し、特定領域通過可能な小当たりに当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「3」が表示されており、大当たり状態を発生可能な大当たり又は小当たりのうち、図79(a)の大当たり情報81eに表示されていた第2報酬対象81b2に勝利した場合の小当たり(即ち、小当たり種別「時短B」又は「時短C」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には発見キャラクタ図柄81kが投げ縄に捕まった様子が表示されており、主表示領域Dmの右部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「成功」と表示されている。
次いで、図80(b)は、図80(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて右打ち報知演出が実行されている状態を示している。主表示領域Dmの左側にはメインキャラクタ図柄81hが歓喜しており、主表示領域Dmの右上部分には右打ち示唆表示81mに「右打ち」の文字が、主表示領域Dmの右下には遊技内容メッセージ81jに「Vを狙え」の文字が、それぞれ表示されており、遊技者に右打ち遊技を実行させて特定領域73dへ球を通過させるよう促す表示が行われている。
次いで、図80(c)は、図79(d)の状態から、スーパーリーチの変動演出で失敗結果となる演出を実行し、特定領域通過不可な小当たりに当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「3」が、中図柄列に「4」が、それぞれ表示されており、「第2時間短縮状態」において特定領域通過不可な小当たり(即ち、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」又は「時短G」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には発見キャラクタ図柄81kが逃げていく様子が表示されており、主表示領域Dmの右部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「失敗」と表示されている。
次いで、図80(d)は、図80(c)の状態から、小当たりオープニングが開始されて特定領域通過不可時の演出が実行されている状態を示している。主表示領域Dmの左側にはメインキャラクタ図柄81hが落胆している様子が、主表示領域Dmの右部分には遊技内容メッセージ81jに「めんぼくねえ」の文字が、それぞれ表示されており、これから小入賞口ユニット73の開放動作が行われる状態ではあるものの、該小入賞口ユニット73に入球困難な小当たりであるため、図79(d)で行われていたスーパーリーチの失敗結果となる演出が継続して行われている。
次いで、図81(a)は、図80(b)の状態から、小当たり種別「時短B」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示している。図81(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの上部中央部分に遊技状態示唆メッセージ81aに「シルバーラッシュ突入」と表示されており、小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たりによって「第3時間短縮状態」に移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には大当たり情報81eが大きく表示されており、これから移行する「第3時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別を示唆している。
図81(a)の大当たり情報81eには大きく3種類の大当たり情報が左部分、中央部分および右部分に分かれる形で示されている。大当たり情報81eの左部分には第1報酬対象81b1、第1報酬ラウンド数81c1及び第1報酬確率81d1が表示されている。そして、第1報酬対象81b1に示された敵キャラクタに勝利することで、第1報酬ラウンド数81c1、即ち、大当たりラウンド数が最大3ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第1報酬確率81d1には「△」が表示されている。
この第1報酬対象81b1は、「第3時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短D」を示しており(図13参照)、第1報酬ラウンド数81c1は、該小当たり種別「時短D」に当選して大当たり状態を発生した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、3ラウンド)を示している(図12参照)。
また、「第3時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能となるのは、大当たり種別「時短参」及び小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」であり(図13参照)、詳細な説明は省略するが、「第3時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短D」に当選して大当たり状態を発生する確率と、小当たり種別「時短C」、「時短E」又は「時短F」に当選して大当たり状態を発生する確率と、大当たり種別「時短参」に当選する確率と、が、おおよそ2:7:1の割合で導出され得るように構成されている。よって、「第3時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短D」に当選して大当たり状態を発生し難い遊技状態であるため、第1報酬確率81d1において、発生確率が低いことを示す「△」が表示されている。
さらに、大当たり情報81eの中央部分には第2報酬対象81b2、第2報酬ラウンド数81c2及び第2報酬確率81d2が表示されている。そして、第2報酬対象81b2に示された敵キャラクタに勝利することで、第2報酬ラウンド数81c2、即ち、大当たりラウンド数が最大8ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第2報酬確率81d2には「◎」が表示されている。
この第2報酬対象81b2は、「第2時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短C」、「時短E」又は「時短F」を示しており(図13参照)、第2報酬ラウンド数81c2は、該小当たり種別「時短C」、「時短E」又は「時短F」に当選して大当たり状態を発生した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、8ラウンド)を示している(図12参照)。
また、上述したとおり、「第3時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短D」に当選して大当たり状態を発生する確率と、小当たり種別「時短C」、「時短E」又は「時短F」に当選して大当たり状態を発生する確率と、大当たり種別「時短参」に当選する確率と、が、おおよそ2:7:1の割合で導出され得るように構成されている。よって、「第3時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短C」、「時短E」又は「時短F」に当選して大当たり状態を発生し易い遊技状態であるため、第2報酬確率81d2において、発生確率が高いことを示す「◎」が表示されている。
さらに、大当たり情報81eの右部分には第3報酬対象81b3、第3報酬ラウンド数81c3及び第3報酬確率81d3が表示されている。そして、第3報酬対象81b3に示された敵キャラクタに勝利することで、第3報酬ラウンド数81c3、即ち、大当たりラウンド数が最大10ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第3報酬確率81d3には「△」が表示されている。
この第3報酬対象81b3は、「第3時間短縮状態」において実行され得る第2特別図柄の動的表示の大当たり種別「時短参」を示しており(図13参照)、第3報酬ラウンド数81c3は、該大当たり種別「時短参」に当選した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、10ラウンド)を示している(図11参照)。
また、上述したとおり、「第3時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短D」に当選して大当たり状態を発生する確率と、小当たり種別「時短C」、「時短E」又は「時短F」に当選して大当たり状態を発生する確率と、大当たり種別「時短参」に当選する確率と、が、おおよそ2:7:1の割合で導出され得るように構成されている。よって、「第3時間短縮状態」においては、大当たり種別「時短参」に当選することによる大当たり状態を発生し難い遊技状態であるため、第3報酬確率81d3において、発生確率が低いことを示す「△」が表示されている。
次いで、図81(b)は、図81(a)の状態から、「第3時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分には、残り時短回数表示81fに「残り 9999回」が表示されており、「時間短縮状態」において主に実行される第2特別図柄の動的表示の残りの実行回数が9999回であることを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
さらに、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が実行中であることを示している。また、主表示領域Dmの左上部分であって残り時短回数表示81fの下側には、大当たり情報81eが表示されており、動的表示の実行中においても、いずれの敵キャラクタと対戦した場合にいずれの大当たりラウンドを獲得可能なのかが認識できるようになっている。主表示領域Dmの中央部分には、荒野の背景にメインキャラクタ図柄81hが馬に乗った状態で表示されている。
次いで、図81(c)は、図81(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行が進行し、敵キャラクタが出現してリーチ演出を開始した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が引き続き実行中であり、該特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「3」が表示され、中図柄列は変動中となっており、リーチ演出を開始したことを示している。
主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81jに「賞金首 発見」と表示されており、図81(a)及び図81(b)において表示されていた大当たり情報81eのいずれかの敵キャラクタと遭遇したことを示唆している。また、主表示領域Dmの中央部分には、発見キャラクタ図柄81kが表示されており、図81(a)及び図81(b)において表示されていた大当たり情報81eのうち、中央部分に表示されていた第2報酬対象81b2と同一のキャラクタが表示されている。よって、発見キャラクタ図柄81kとの勝負に勝利することで、図81(a)の第2報酬ラウンド数81c2に表示されていた、最大ラウンドで8ラウンドの大当たりを獲得し得ることを示唆している。
次いで、図81(d)は、図81(c)の状態から、第2特別図柄の動的表示の実行がさらに進行し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が引き続き実行中であることを示している。
主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81jに「賞金首を捕まえろ」と表示されており、さらに主表示領域Dmの中央部分にメインキャラクタ図柄81hが投げ縄を投げようとしている様子が表示されており、図81(c)において発見した敵キャラクタ捕まえようとしている様子を示唆している。
次いで、図82(a)は、図81(d)の状態から、スーパーリーチの変動演出で失敗結果となる演出を実行し、特定領域通過不可な小当たりに当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「3」が、中図柄列に「4」が、それぞれ表示されており、「第3時間短縮状態」において特定領域通過不可な小当たりに当選(即ち、小当たり種別「時短C」への1回目の当選(図17参照))したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には発見キャラクタ図柄81kが逃げていく様子が表示されており、主表示領域Dmの右部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「失敗」と表示されている。
ここで、上述したとおり、「第3時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短C」に「2回」当選することで小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立するように構成されている(図17参照)。そのため、図82(a)は、「第3時間短縮状態」における小当たり種別「時短C」への1回目の当選であったため、特定領域通過不可な小当たり当選時の演出、即ち、失敗結果となる演出が行われているが、次回の小当たり種別「時短C」への当選では、該小当たり種別「時短C」への当選回数が「2回」に達し、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立して大当たり状態を発生可能となる。
よって、主表示領域Dmの右上部分では、発見キャラクタ図柄81kが身につけていた装着物81n(帽子及びマスク)が外れたことを示す演出が行われており、次回の小当たり種別「時短C」への当選で大当たり状態を発生可能となることを示唆している。
次いで、図82(b)は、図82(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて特定領域通過不可時の演出が実行されている状態を示している。主表示領域Dmの左側にはメインキャラクタ図柄81hが落胆している様子が、主表示領域Dmの右部分には遊技内容メッセージ81jに「次は捕まえるぜ」の文字が、それぞれ表示されており、これから小入賞口ユニット73の開放動作が行われる状態ではあるものの、該小入賞口ユニット73に入球困難な小当たりであるため、図81(d)で行われていたスーパーリーチの失敗結果となる演出が継続して行われている。
次いで、図82(c)は、図82(b)の状態から、小当たり遊技が終了して次の第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分には、残り時短回数表示81fに「残り 9998回」が表示されており、図81(b)の状態から第2特別図柄の動的表示が1度実行されたため、残りの時短回数が1減算された状態となっている。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
さらに、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が実行中であることを示している。また、主表示領域Dmの左上部分であって残り時短回数表示81fの下側には大当たり情報81eが表示されており、動的表示の実行中においても、いずれの敵キャラクタと対戦した場合にいずれの大当たりラウンドを獲得可能なのかが認識できるようになっている。
この大当たり情報81eの中央部分に表示されている第2報酬対象81b2は、図81(b)の大当たり情報81eの中央部分に表示されている第2報酬対象81b2と同一の敵キャラクタであるが、図82(a)において小当たり種別「時短C」に当選し、再度小当たり種別「時短C」に当選すれば大当たり状態を発生可能であるため、該第2報酬対象81b2のキャラクタの帽子及びマスクが外れた状態となっており、図81(b)の遊技状態よりも大当たり状態を発生し易くなっていることを示唆している。また、主表示領域Dmの中央部分には、荒野の背景にメインキャラクタ図柄81hが馬に乗った状態で表示されている。
次いで、図83(a)は、図82(c)の状態から、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりのエンディングが実行中となっている状態を示している。図83(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの上部中央部分に遊技状態示唆メッセージ81aに「ゴールドラッシュ突入」と表示されており、「第3時間短縮状態」における小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりによって「第4時間短縮状態」に移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には大当たり情報81eが大きく表示されており、これから移行する「第4時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別を示唆している。
図83(a)の大当たり情報81eには大きく2種類の大当たり情報が左右に分かれる形で示されている。大当たり情報81eの左部分には第1報酬対象81b1、第1報酬ラウンド数81c1及び第1報酬確率81d1が表示されている。そして、第1報酬対象81b1に示されたアイテム(金貨)を発見することで、第1報酬ラウンド数81c1、即ち、大当たりラウンド数が最大10ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第1報酬確率81d1には「◎」が表示されている。
この第1報酬対象81b1は、「第4時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短G」を示しており(図13参照)、第1報酬ラウンド数81c1は、該小当たり種別「時短G」に当選して大当たり状態を発生した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、10ラウンド)を示している(図12参照)。
また、「第4時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能となるのは、大当たり種別「時短参」及び小当たり種別「時短G」であり(図13参照)、詳細な説明は省略するが、「第4時間短縮状態」においては、大当たり種別「時短参」に当選する確率よりも、小当たり種別「時短G」に当選して大当たり状態を発生する確率が10倍以上高くなっている。よって、「第4時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短G」に当選して大当たり状態を発生し易い遊技状態であるため、第1報酬確率81d1において、発生確率が高いことを示す「◎」が表示されている。
さらに、大当たり情報81eの右部分には第2報酬対象81b2、第2報酬ラウンド数81c2及び第2報酬確率81d2が表示されている。そして、第2報酬対象81b2に示されたアイテム(ダイヤモンド)を発見することで、第2報酬ラウンド数81c2、即ち、大当たりラウンド数が最大10ラウンドの大当たり状態を発生可能となることを示唆しており、第2報酬確率81d2には「△」が表示されている。
この第2報酬対象81b2は、「第4時間短縮状態」において実行され得る第2特別図柄の動的表示の大当たり種別「時短参」を示しており(図13参照)、第2報酬ラウンド数81c2は、該大当たり種別「時短参」に当選した場合に獲得可能な最大ラウンド数(即ち、10ラウンド)を示している(図11参照)。
また、上述したとおり、「第4時間短縮状態」においては、大当たり種別「時短参」に当選する確率よりも、小当たり種別「時短G」に当選して大当たり状態を発生する確率が10倍以上高くなっている。よって、「第4時間短縮状態」においては、大当たり種別「時短参」に当選することによる大当たり状態を発生し難い遊技状態であるため、第2報酬確率81d2において、発生確率が低いことを示す「△」が表示されている。
さらに、大当たり情報81eの上部分には、遊技内容メッセージ81jに「どちらかの報酬確定」と表示されており、該大当たり情報81eに示されている第1報酬ラウンド数81c1及び第2報酬ラウンド数81c2がいずれも10ラウンドであり、かつ、いずれの大当たりを導出した場合であっても、該大当たり後に実質的に次回大当たりが確定する遊技状態(即ち、「第2時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」)に移行するため、これから移行する「第4時間短縮状態」が特別な遊技状態であることを示唆している。
次いで、図83(b)は、図83(a)の状態から、「第4時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分には、残り時短回数表示81fに「残り 9999回」が表示されており、「時間短縮状態」において主に実行される第2特別図柄の動的表示の残りの実行回数が9999回であることを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
さらに、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が実行中であることを示している。また、主表示領域Dmの左上部分であって残り時短回数表示81fの下側には、大当たり情報81eが表示されており、動的表示の実行中においても、いずれのアイテムを発見した場合にいずれの大当たりラウンドを獲得可能なのかが認識できるようになっている。主表示領域Dmの中央部分には、メインキャラクタ図柄81hがアイテムの発掘作業をしている状態が表示されている。
次いで、図83(c)は、図83(b)の状態から、小当たり種別「時短G」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「3」が表示されており、特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短G」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分にはメインキャラクタ図柄81hが図83(a)に表示されていた第1報酬対象81b1である金貨を発掘した様子が表示されている。
次いで、図83(d)は、図83(b)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「7」が表示されており、大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が赤で停止しており、大当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分にはメインキャラクタ図柄81hが図83(a)に表示されていた第2報酬対象81b2であるダイヤモンドを発掘した様子が表示されている。
以上、説明したように、第1実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合に開放される小入賞口ユニット73を、普通電役72よりも球の流下方向下流側に配設する。また、普通電役ユニット59内に減速部59aを配設することで、出没板72a上を転動する球の転動速度を効率よく減速させ、「時間短縮状態」において右打ち遊技で発射したほぼ全ての球が普通電役72に入球可能となるように構成する。
また、時短終了条件テーブル202mでは、成立した時短終了条件(即ち、時短回数による条件成立か、小当たり当選回数による条件成立か)と、該条件が成立することとなる動的表示の抽選結果(即ち、小当たりに当選しているか否か)と、によって、「時短機能」の終了タイミングが異なるように構成する。
このように構成することで、「時間短縮状態」において、右打ち遊技を実行して第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合に、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立する場合には、該小当たりに当選する動的表示の終了時に「通常遊技状態」へと移行し、該小当たりへの当選に基づく小入賞口ユニット73の開放によって該小入賞口ユニット73へ入球容易又は可能となり、特定領域73dへの球の通過も容易又は可能となるため、大当たり状態を発生させることが可能となる。
一方、「時間短縮状態」において、右打ち遊技を実行して第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合に、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立していない場合には、小入賞口ユニット73の開放中も「時間短縮状態」であって、該小当たりへの当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放中であっても、右打ち遊技で発射したほぼ全ての球が普通電役72へと入球し、小入賞口ユニット73へ入球困難又は不可となり、特定領域73dへの球の通過も困難又は不可となるため、大当たり状態を発生させることが困難とすることができる。
よって、小当たり種別毎に、該小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件を設定することで、「時間短縮状態」において、各小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立しない小当たり種別に当選した場合には、該小当たり種別への当選に基づいて開放される小入賞口ユニット73への入球を困難として特定領域73dへの通過も困難とし、各小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たり種別に当選した場合には、該小当たり種別への当選に基づいて開放される小入賞口ユニット73への入球を可能として特定領域73dへの通過も可能とすることができる。
その結果、「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合に、該当選した小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無により、特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生可能とする小当たり種別と、特定領域73dを通過困難にさせて大当たり状態を発生困難とする小当たり種別と、を設定することができ、同じ「時間短縮状態」であっても、時短終了条件を異ならせることで、小当たり当選に基づく大当たりの大当たりラウンド割合および該大当たり後に移行する遊技状態(所謂、継続率)を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
また、第1実施形態のパチンコ機10では、小当たり当選時のOP時間を、「時間短縮状態」における普通電役72の1の開放時間よりも長時間に構成する。
このように構成することで、「時間短縮状態」において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たりに当選した場合に、普通電役72及び小入賞口ユニット73の開放動作の開始タイミングが如何様な場合であっても、該小当たりのOP時間中に普通電役72の開放動作を終了させ、小入賞口ユニット73の開放動作開始時には普通電役72を閉鎖状態とすることができる。
その結果、「時間短縮状態」において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たりに当選した場合に、小入賞口ユニット73の開放動作開始時から右打ち遊技で発射した球を入球可能とすることができ、特定領域73dに球を通過させて大当たり状態を発生させることができる。
さらに、第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において、時短終了条件の成立する場合の特別図柄の動的表示を特定の変動パターン(「特殊変動」演出態様)となるように構成する。また、「時間短縮状態」において特定の変動パターン(「特殊変動」演出態様)が実行された場合に、該変動終了時の図柄確定時間を延長(即ち、「0.5秒」から「9秒」に延長)するように構成する。
このように構成することで、「時間短縮状態」における時短終了条件の成立する特別図柄の動的表示の図柄確定時間中に普通電役72の開放動作を終了させ、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行した直後における普通電役72への入球を抑制することができる。
その結果、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行した直後における想定外の特別図柄2の変動表示の実行を抑制することができる。
また、第1実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の動的表示の小当たり当選時において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立する場合と成立しない場合とで、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ送信するコマンドを異ならせるように構成する。
このように構成することで、特別図柄の動的表示の小当たり当選時において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立する場合と成立しない場合とで、第3図柄表示装置81において実行する変動演出を異ならせることができる。
その結果、「時間短縮状態」において1の小当たり種別に当選した場合であっても、該小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立する場合と成立しない場合とで、成功結果となる演出または失敗結果となる演出を実行することができ、バリエーションが豊富な遊技を提供することができ、遊技の興趣を向上することができる。
さらに、第1実施形態のパチンコ機10では、時短終了条件テーブル202mにおいて、1の遊技状態における各小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件として、該時短終了条件が成立し易い当選回数(即ち、「1回」)と、該時短終了条件が成立し難い当選回数(即ち、「100回」)と、該成立し易い当選回数(即ち、「1回」)とは異なる成立し易い当選回数(即ち、「2回」)と、を構成する。
このように構成することで、「時間短縮状態」中に小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立しない小当たりに当選し、大当たりを導出困難な場合であっても、該小当たり種別への当選後において、再度、該小当たり種別に当選することで、該小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件を成立可能とすることができる。
その結果、「時間短縮状態」中に小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立しない小当たり、即ち、失敗結果(ハズレ)に相当する小当たり種別に当選した場合であっても、これ以降の小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件の成立確率を上昇させることができ、小当たり当選に基づく大当たりの導出確率、大当たり導出時の大当たりラウンド割合及び大当たり導出後の遊技状態の移行割合を変化させることができ、バリエーションが豊富な遊技を提供することができ、遊技の興趣を向上することができる。
<第2実施形態>
次いで、図84~図101を参照して、本発明を適用した第2実施形態のパチンコ機10について説明する。第1実施形態のパチンコ機10では、所謂連荘状態である「時間短縮状態」の終了する契機は、「第1時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示の1変動目に大当たりに当選せず、かつ、大当たり状態を発生可能な小当たり種別にも当選しなかった場合であり、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」及び「第4時間短縮状態」においては、いずれの大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合であっても「時間短縮状態」が継続可能となるように構成されていた。
これに対し、第2実施形態のパチンコ機10では、所謂連荘状態である「時間短縮状態」の終了する契機が、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」のすべての「時間短縮状態」において存在し、特定の小当たり種別への当選によって終了し得るように構成されている。また、「第1時間短縮状態」においていずれかの大当たり又は小当たりへの当選に基づいて「時間短縮状態」が継続し得る割合(所謂、継続率)よりも、「第2時間短縮状態」においていずれかの大当たり又は小当たりへの当選に基づいて「時間短縮状態」が継続し得る割合の方が高くなるように構成されており、同様に、「第2時間短縮状態」よりも「第3時間短縮状態」の方が、「第3時間短縮状態」よりも「第4時間短縮状態」の方が、「時間短縮状態」が継続し得る割合が高くなるように構成されている。
以下、第2実施形態のパチンコ機10について、第1実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第2実施形態のパチンコ機10の説明において、第1実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図84を参照して、第2実施形態のパチンコ機10の電気的構成について説明する。図84は、第2実施形態のパチンコ機10の主制御装置110内に設けられたROM202及びRAM203を示すブロック図である。
第1実施形態のブロック図と、第2実施形態のブロック図との異なる点は、RAM203において、時短G時短カウンタ203o7及び時短終了判定フラグ203pが削除されている点である。
次に、図85を参照して、第2実施形態のパチンコ機10の大当たり種別テーブル202bについて説明する。図85(a)は、第2実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図85(b)は、同じく第2実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
第1実施形態の大当たり種別テーブル202bと、第2実施形態の大当たり種別テーブル202bとの異なる点は、特図1大当たり種別テーブル202b1において、大当たり種別「時短壱」及び「時短弐」の大当たり種別カウンタC2が取り得る値が異なる点と、大当たり種別「時短弐」に当選した場合の大当たり遊技後に移行する遊技状態が異なる点と、である。
第2実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、主に、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短A」に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第1時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短壱」と、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、主に、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短D」に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第4時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短弐」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、主に、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短D」に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第4時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短参」と、がある。
図85(a)で示す特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、すべての遊技状態において大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短壱」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~89」が対応付けられ、大当たり種別「時短弐」に対して大当たり種別カウンタC2の値「90~99」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短壱」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「時短弐」が選定され得る。
従って、すべての遊技状態において第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短壱」が90%、大当たり種別「時短弐」が10%、の割合で当選することとなる。
なお、図85(b)で示す第2実施形態の特図2大当たり種別テーブル202b2については、第1実施形態の特図2大当たり種別テーブル202b2と同様であるため、説明を省略する。
次に、図86を参照して、第2実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cについて説明する。図86は、第2実施形態のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2小当たり種別テーブル202cの一例を模式的に示した図である。
第1実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cと、第2実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短G」が削除されている点と、各小当たり種別において、小当たり種別カウンタCKの取り得る値が異なる点と、大当たり遊技を発生した場合のラウンド数が異なる点と、大当たり遊技後に移行する遊技状態が異なる点と、である。
図86に示すように、第2実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cは、小当たり中に特定領域73dを通過したか否かに応じて、該特別図柄の種別に応じた小当たり種別と、小当たり種別カウンタCKの値とが対応付けられたテーブルである。
第2実施形態のパチンコ機10では、小当たり種別として、特定領域73dを球が通過しなかった場合には、最大ラウンド数が1ラウンドの「小当たりA」が設けられる一方、特定領域73dを球が通過した場合には、最大ラウンド数が1+2ラウンドの「時短A」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短B」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短C」と、最大ラウンド数が1+2ラウンドの「時短D」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短E」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短F」と、が設けられている。
具体的には、第2特別図柄の抽選遊技で小当たりに当選した場合、特定領域73dを球が通過しないときに小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりA」となる一方、特定領域73dを球が通過したときに小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」となる。そして、小当たり種別「時短A」の大当たり遊技後に「通常遊技状態」へ、小当たり種別「時短B」の大当たり遊技後に「第2時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短C」の大当たり遊技後に「第3時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短D」の大当たり遊技後に「通常遊技状態」へ、小当たり種別「時短E」の大当たり遊技後に「第4時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短F」の大当たり遊技後に「第4時間短縮状態」へ、それぞれ移行するように構成されている。
なお、本実施形態における「時間短縮状態」においては、右打ち遊技が推奨されており、第2始動口71へ入賞し得て第2特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第1始動口64へ入賞し難いことで第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。
特図2小当たり種別テーブル202cでは、各小当たり種別に対して、その小当たり種別を決定する小当たり種別カウンタCKの取り得る値が対応付けられている。
図86で示す特図2小当たり種別テーブル202cの例では、すべての遊技状態において、第2特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域73dを球が通過しなかったときに、「小当たりA」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~299」が対応付けられている一方、特定領域73dを球が通過したときに、「時短A」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~43」が対応付けられ、「時短B」に対して小当たり種別カウンタCKの値「44~104」が対応付けられ、「時短C」に対して小当たり種別カウンタCKの値「105~202」が対応付けられ、「時短D」に対して小当たり種別カウンタCKの値「203~212」が対応付けられ、「時短E」に対して小当たり種別カウンタCKの値「213~246」が対応付けられ、「時短F」に対して小当たり種別カウンタCKの値「247~299」が対応付けられている。
即ち、第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図2小当たり種別テーブル202cから決定され、例えば、特定領域通過の有無に応じて、小当たり種別カウンタCKの値が「7」である場合には小当たり種別として「時短A」が決定され、小当たり種別カウンタCKの値が「295」である場合には小当たり種別として「時短F」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、特定領域73dを通過しなければ、小当たり種別「小当たりA」が100%の割合で当選することとなる。また、特定領域73dを通過すれば、小当たり種別「時短A」が14.7%の割合で、小当たり種別「時短B」が20.3%の割合で、小当たり種別「時短C」が32.7%の割合で、小当たり種別「時短D」が3.3%の割合で、小当たり種別「時短E」が11.3%の割合で、小当たり種別「時短F」が17.7%の割合で、それぞれ当選するように構成されている。
ここで、詳細は後述するが、第2実施形態のパチンコ機10では、各「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」)毎に、時短終了条件が異なるように構成されており(図91参照)、小当たり種別の当選回数による時短終了条件が成立した場合において、該小当たり種別への当選に基づいて開放される小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
よって、例えば、「第1時間短縮状態」であれば、小当たり種別「時短A」又は「時短B」に「1回」当選した場合に時短終了条件が成立するように構成されているため(図91参照)、該小当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
一方、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」に当選した場合、時短終了条件は、それぞれの小当たり種別に「100回」当選した場合に成立するように構成されているため(図91参照)、時短終了条件が成立する前の各小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球困難又は入球不可な状態となり、特定領域73dへ球を通過させられず大当たり状態を発生させることが困難となる。
即ち、いずれの「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」)であっても、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合に選択され得る小当たり種別の割合は図86に示す通り一律であるものの、各「時間短縮状態」によって時短終了条件が異なることにより、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別は各「時間短縮状態」毎に異なるように構成されている。なお、各「時間短縮状態」において、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別については、図87及び図91において後述する。
次に、図87及び図88を参照して、第2実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図87は、各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、当選可能な大当たり種別、特定領域通過可能な小当たり種別、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図88は、各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図88において、非推奨の発射態様で遊技を行った場合における遊技状態の移行も表記しているが、ここでは、説明の便宜上、その説明を省略する。また、図87及び図88に記載した電サポ回数は、右打ち遊技によって主に実行され得る第2特別図柄の動的表示の実行回数となっており、時短終了条件については図91で詳細を後述する。
図87で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、又は、各「時間短縮状態」において時短終了条件が成立して「時短機能」が終了した場合(即ち、小当たり種別「時短A」若しくは「時短D」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合)、となる(図88参照)。
また、図87で示すように、「通常遊技状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が低確率状態である。さらに、「通常遊技状態」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「15秒~190秒」で行われる(図22~図28参照)。さらに、「通常遊技状態」では、主に第1特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」となり、第1特別図柄の動的表示は小当たりに当選し得ないため、特定領域通過可能な小当たり種別は該当なしとなる。なお、この「通常遊技状態」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図7参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「第1時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合、となる(図88参照)。
この「第1時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第1時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第1時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」又は「時短B」となる(図91参照)。
また、この「第1時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得る割合(所謂、継続率)が約60%となるように構成されている。
具体的には、上述したように、「第1時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」であり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」又は「時短B」である。よって、「第1時間短縮状態」においては、このいずれかの大当たり種別又は小当たり種別が主に大当たり状態を導出可能であって、その他の小当たり種別(即ち、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」及び「時短F」)では大当たり状態の導出が困難となるように構成されている。また、大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりが発生した場合には「時間短縮状態」が継続される一方、小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たりが発生した場合には、「時間短縮状態」が終了して「通常遊技状態」に移行するように構成されている(図88参照)。
なお、第2実施形態のパチンコ機では、各「時間短縮状態」における時短回数が「10000回」に設定されているため、第1実施形態の「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」及び「第4時間短縮状態」と同様に、各「時間短縮状態」は実質的に次回の大当たりが確定した遊技状態となっている。
ここで、大当たり種別「時短参」に当選するのは、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合となるため(図85(b)参照)、大当たり種別「時短参」の当選確率は、設定値「1」で101/10000、設定値「3」で105/10000となる(図10参照)。
また、第2特別図柄の動的表示がいずれかの小当たり種別に当選する確率は、第1実施形態と同様のため、設定値にかかわらず、4570/10000となる(図10参照)。そして、小当たりに当選した場合に小当たり種別「時短A」が選択され得る割合が14.7%であり、小当たり種別「時短B」が選択され得る割合が20.3%となるように構成されている(図86参照)。よって、小当たり種別「時短A」の当選確率は、約672/10000となり、小当たり種別「時短B」の当選確率は、約928/10000となる。
従って、大当たり種別「時短参」または小当たり種別「時短A」若しくは「時短B」に当選して大当たり状態を発生する割合(即ち、設定値「1」で約1701/10000)のうち、「時間短縮状態」が継続することとなる割合(即ち、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短B」に当選する割合(設定値「1」で約1029/10000))は約60%となる。
また、大当たり種別「時短参」、小当たり種別「時短A」及び「時短B」のうち、大当たり状態を発生した場合に最大ラウンドが10ラウンドになるのは大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短B」であるため、「第1時間短縮状態」において大当たり状態を発生した場合に最大ラウンドが10ラウンドになる割合も約60%となる(図87参照)。なお、この「第1時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第2時間短縮状態」への移行契機は、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図88参照)。
この「第2時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第2時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第2時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」又は「時短C」となる(図91参照)。
また、この「第2時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短C」であるため、その割合(所謂、継続率)が約70%となるように構成されている。
同様に、この「第2時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生した場合に最大ラウンドが10ラウンドになるのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短C」であるため、「第2時間短縮状態」において大当たり状態を発生した場合に最大ラウンドが10ラウンドになる割合も約70%となる(図87参照)。なお、この「第2時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第3時間短縮状態」への移行契機は、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図88参照)。
この「第3時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第3時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第3時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短D」又は「時短E」となる(図91参照)。
また、この「第3時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短E」であるため、その割合(所謂、継続率)が約80%となるように構成されている。
同様に、この「第3時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生した場合に最大ラウンドが10ラウンドになるのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短E」であるため、「第3時間短縮状態」において大当たり状態を発生した場合に最大ラウンドが10ラウンドになる割合も約80%となる(図87参照)。なお、この「第3時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第4時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選した場合、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」若しくは「第4時間短縮状態」において「時短参」に当選した場合、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短E」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、又は、「第4時間短縮状態」において小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図88参照)。
この「第4時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第4時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~30秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28及び図92~図94参照)。さらに、「第4時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短D」、「時短E」又は「時短F」となる(図88参照)。
また、この「第4時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」であるため、その割合(所謂、継続率)が約90%となるように構成されている。
同様に、この「第4時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生した場合に最大ラウンドが10ラウンドになるのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」であるため、「第4時間短縮状態」において大当たり状態を発生した場合に最大ラウンドが10ラウンドになる割合も約90%となる(図87参照)。なお、この「第4時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
このように、第2実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において主に実行され得る第1特別図柄の動的表示で大当たりした場合の大半(即ち、90%)において「第1時間短縮状態」に移行し、該「第1時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる小当たり種別に当選した場合に、該「第1時間短縮状態」よりも継続率の高い(即ち、70%)の「第2時間短縮状態」に移行するように構成されている。同様に、「第2時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる小当たり種別に当選した場合に、該「第2時間短縮状態」よりも継続率の高い(即ち、80%)の「第3時間短縮状態」に移行し、「第3時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる小当たり種別に当選した場合に、該「第3時間短縮状態」よりも継続率の高い(即ち、90%)の「第4時間短縮状態」に移行するように構成されている。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」に滞在している間は、継続率が60%であるため、所謂連荘する可能性が格別には高くはないが、「時間短縮状態」を継続可能な大当たり種別又は小当たり種別に当選し続けることで、より「時間短縮状態」を継続し易くなる遊技状態に移行することになり、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
また、詳細は後述するが、第2実施形態のパチンコ機10では、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」において、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われるのに対して、「第4時間短縮状態」においては、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~30秒」の範囲で行われるように構成されている(図92~図94にて後述)。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」や「第2時間短縮状態」に滞在している間は、継続率がそれほど高くはなく、かつ、第2特別図柄の動的表示が長めの変動時間を選択し得るため、単位時間あたりに過度に遊技者に遊技価値が払い出されてしまう状況を抑制することができる一方で、「第4時間短縮状態」に滞在している間は、継続率が高く、かつ、第2特別図柄の動的表示が短めの変動時間を選択し得るため、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
次に、図89を参照して、第2実施形態の大当たり開放テーブル202gについて説明する。図89は、ROM202に記憶される第2実施形態の大当たり開放テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の大当たり開放テーブル202gと、第2実施形態の大当たり開放テーブル202gとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短G」が削除されている点と、各小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生した場合のラウンド数及びOP時間、ED時間が変更されている点と、である。
第2実施形態の大当たり開放テーブル202gは、大当たり発生時の遊技状態と、大当たり種別又は小当たり種別とに基づいて開放態様等が区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「時間短縮状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図89で示すように、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短A」又は「時短D」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が2ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「5秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短A」又は「時短D」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が2ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「5秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
このように、第2実施形態のパチンコ機では、「時間短縮状態」において大当たり種別「時短参」、小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選した場合における大当たり時のOP時間及びED時間が、その他の大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合におけるOP時間及びED時間よりも短くなるように構成している。
即ち、「第4時間短縮状態」において大当たり状態を発生し得る大当たり種別「時短参」、小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選した場合における大当たり時のOP時間及びED時間を、その他の「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」)において大当たり状態を発生し得る大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合におけるOP時間及びED時間よりも短く構成している。
このように構成することで、「第4時間短縮状態」に滞在している間は、継続率が高く、かつ、第2特別図柄の動的表示が短めの変動時間を選択し得るため、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
次に、図90を参照して、第2実施形態の小当たり開放テーブル202hについて説明する。図90は、第2実施形態のROM202に記憶される小当たり開放テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の小当たり開放テーブル202hと、第2実施形態の小当たり開放テーブル202hとの異なる点は、小当たり種別「時短G」が削除されている点である。
次に、図91を参照して、第2実施形態の時短終了条件テーブル202mについて説明する。図91は、第2実施形態のROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の時短終了条件テーブル202mと、第2実施形態の時短終了条件テーブル202mとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短G」が削除されている点と、各大当たり種別及び小当たり種別に当選した場合に付与される「時短機能」の終了条件がそれぞれ変更されている点と、である。
図91で示すように、小当たり種別「時短A」又は「時短D」当選に基づく大当たりが発生した場合、「特図1時短回数」が「0回」、「特図2時短回数」が「0回」、「合計時短回数」が「0回」に設定され、時短回数が付与されないため、小当たり種別「時短A」又は「時短D」当選に基づく大当たり後には「通常遊技状態」に移行する。
次いで、大当たり種別「時短壱」に当選した場合、即ち、「第1時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第1時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」若しくは「時短B」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短B」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第2時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」又は「時短C」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短B」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第2時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」若しくは「時短C」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第3時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短D」又は「時短E」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」又は「時短F」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第3時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短D」若しくは「時短E」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短弐」若しくは「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第4時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短D」、「時短E」又は「時短F」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第4時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」若しくは「時短F」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別のうち、小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりを発生した場合には「第2時間短縮状態」に移行し、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別のうち、小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たりを発生した場合には「第3時間短縮状態」に移行し、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別のうち、小当たり種別「時短E」への当選に基づいて大当たりを発生した場合には「第4時間短縮状態」に移行し、「第4時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別のうち、小当たり種別「時短E」又は「時短F」への当選に基づいて大当たりを発生した場合には再度「第4時間短縮状態」に移行させることができる。
その結果、「通常遊技状態」で大当たりに当選した場合に主に移行する「第1時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選した場合に、該「第1時間短縮状態」よりも継続率の高い「第2時間短縮状態」に移行し、それ以降においても、「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで、より継続率の高い遊技状態に移行させることができ、最終的に最も継続率の高い「第4時間短縮状態」への移行(ループ)を繰り返すことができる。
次に、図92を参照して、第2実施形態の保留数テーブル202dの詳細について説明する。図92(a)は、第2実施形態の第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202d1を模式的に示した図であり、図92(b)は、第2実施形態の第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202d2を模式的に示した図である。
第1実施形態の保留数テーブル202dと、第2実施形態の保留数テーブル202dとの異なる点は、主に、遊技状態のグループの区分けが異なる点と、各グループにおいて参照される停止パターンテーブル202eが異なる点と、である。
第2実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64に球が入球したことに基づいて第1特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第1特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図1用保留数テーブル202d1を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e8を選択するように構成されている。また、第2始動口71に球が入球したことに基づいて第2特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態に基づいて特図2用保留数テーブル202d2を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e8を選択するように構成されている。そして、選択された停止パターンテーブル202e1~202e8のいずれかと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな演出態様が決定される。
なお、図92(a)に示すように、第2実施形態の特図1用保留数テーブル202d1は、第1実施形態の特図1用保留数テーブル202d1と同様のため、説明を省略する。
次に、図92(b)の特図2用保留数テーブル202d2で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図24(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」の大当たり又は小当たり抽出時には、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図24(c)参照)が選択される。
次いで、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」のハズレ抽出時には、停止パターンテーブル202eのGテーブル202e7(図26(a)参照)が選択される。また、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」の大当たり又は小当たり抽出時には、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図25(b)参照)が選択される。
さらに、「第4時間短縮状態」のハズレ抽出時には、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4(図25(a)参照)が選択される。また、「第4時間短縮状態」の大当たり又は小当たり抽出時には、停止パターンテーブル202eのHテーブル202e8(図93参照)が選択される。
なお、第1実施形態の特図2用保留数テーブル202d2と同様に、「時間短縮状態」における最後の特別図柄の動的表示の実行となる、10000回転目に選択され得る停止パターンテーブルをFテーブル202e6(図25(c)参照)とし、該動的表示の終了後の図柄確定時間が9秒となるように構成してもよい。
ただし、第2実施形態のパチンコ機10では、すべての「時間短縮状態」において10000回転の時短回数が付与され、実質的に次回の大当たりが確定し得るように構成されているため、「時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が大当たり又は特定領域通過可能な小当たりに当選することなく10000回実行され得る確率は極めて僅少であり、その効果は特段に高くは認められない。
次に、図93を参照して、第2実施形態の停止パターンテーブル202eについて説明する。図93は、第2実施形態の停止パターンテーブル202eのHテーブル202e8の一例を模式的に示した図である。
図93で示すように、停止パターンテーブル202eのHテーブル202e8では、「ノーマルリーチ」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、各「非リーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様、及び、「特殊変動」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「第4時間短縮状態」における第2特別図柄の大当たり又は小当たり抽出時には、必ず「ノーマルリーチ」演出態様となるように設定されている。
よって、「第4時間短縮状態」において、大当たりに当選するか、又は、特定領域通過可能な小当たり種別に当選した場合には、必ず「ノーマルリーチ」演出態様となり、他の「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)よりも短期間で大当たり状態を発生させることができる。
また、「第4時間短縮状態」におけるハズレ抽出時には、必ず「非リーチ(ショート)」演出態様となるため(図92及び図25参照)、他の「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)よりも短期間でより多くの動的表示を実行することができる。
ここで、従来のパチンコ機の場合、1の遊技状態において選択され得る停止パターンテーブルは、該遊技状態に移行する契機となる大当たり種別又は小当たり種別と、該大当たり種別又は小当たり種別に当選したときの遊技状態と、によって決定される。従って、特定の大当たり種別又は特定の小当たり種別に基づく大当たりの発生後に、第2実施形態の「第4時間短縮状態」のように、ハズレ、大当たり又は小当たりが抽選された場合に選択され得る停止パターンテーブルを、短時間の変動時間が選択され得るように構成することは可能となるが、この「第4時間短縮状態」のような遊技状態に移行することとなる特定の大当たり種別又は特定の小当たり種別に当選するタイミングを意図的に任意のタイミングとする(例えば、「時間短縮状態」における3回目の大当たり時に特定の大当たり種別又は特定の小当たり種別に当選させるなど)ことは不可又は困難となる。よって、従来のパチンコ機の場合、所謂「連荘」状態(例えば、「確率変動状態」や「時間短縮状態」など)における特定の大当たり回数後の「連荘」状態で選択され得る停止パターンテーブルを、それまでの「連荘」状態で選択され得る停止パターンテーブルと異なるように構成することは不可又は困難となる。
一方、第2実施形態のパチンコ機10のように、各「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」及び「第4時間短縮状態」)において当選可能な小当たり種別をそれぞれ異なるように構成することで、特定の小当たり種別(第2実施形態の場合、小当たり種別「時短E」)に当選するタイミングを、意図的に「時間短縮状態」における3回目の大当たり時、とすることができ、該小当たり種別に基づく大当たり後の遊技状態(「第4時間短縮状態」)を、他の遊技状態(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)と異なる遊技状態とすることができる。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」に滞在している間は、第2特別図柄の動的表示が長めの変動時間を選択し得るため、1の動的表示の実行結果に注目させつつ、単位時間あたりに過度に遊技者に遊技価値が払い出されてしまう状況を抑制することができる一方で、「第4時間短縮状態」に滞在している間は、第2特別図柄の動的表示が短めの変動時間を選択し得るため、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
次に、図94を参照して、第2実施形態の変動パターンテーブル202fの詳細について説明する。本パチンコ機10は、変動パターンテーブル202fとして、第1特別図柄のハズレ時に用いられる特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1と、第1特別図柄の大当たり時に用いられる特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2と、第2特別図柄のハズレ時に用いられる特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3と、第2特別図柄の大当たり時に用いられる特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4と、第2特別図柄の小当たり時に用いられる特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5と、が用意されている。
図94(a)は、ROM202に記憶される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3の一例を模式的に示した図であり、図94(b)は、ROM202に記憶される特図2大当たり用変動パターンテーブル202f4の一例を模式的に示した図であり、図94(c)は、ROM202に記憶される特図2小当たり用変動パターンテーブル202f5の一例を模式的に示した図である。図94に示すように、各変動パターンテーブル202f3~202e5は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。
第1実施形態の変動パターンテーブル202fと、第2実施形態の変動パターンテーブル202fとの異なる点は、第2特別図柄のハズレ時に用いられる特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E2:非リーチ・ショート」の変動パターンが追加されている点である。
図27(a)で示す例では、「E2:非リーチ・ショート」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(短)」のみの変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(短)」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(短)」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ショート)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(短)」の変動要素』が選択される。
次に、図95~図101を参照して、第2実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図95~図101は、第2実施形態の「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図95(a)は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示しており、図95(b)は、図95(a)の状態から、「第1時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示しており、図95(c)は、図95(b)の状態から、特定領域通過不可な小当たりに当選した状態を示しており、図95(d)は、図95(b)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」に当選した状態を示している。
また、図96(a)は、図95(d)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図96(b)は、図95(b)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に当選した状態を示しており、図96(c)は、図96(b)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図96(d)は、図95(b)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。
さらに、図97(a)は、図96(d)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図97(b)は、図96(c)の状態から、小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たりエンディングが実行中となっている状態を示しており、図97(c)は、図97(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」に当選した状態を示しており、図97(d)は、図97(c)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。
また、図98(a)は、図97(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短C」に当選した状態を示しており、図98(b)は、図98(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図98(c)は、図97(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示しており、図98(d)は、図98(c)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。
さらに、図99(a)は、図98(b)の状態から、小当たり種別「時短C」への当選に基づく大当たりエンディングが実行中となっている状態を示しており、図99(b)は、図99(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に当選した状態を示しており、図99(c)は、図99(b)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図99(d)は、図99(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に当選した状態を示している。
また、図100(a)は、図99(d)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図100(b)は、図100(a)の状態から、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりエンディングが実行中となっている状態を示しており、図100(c)は、図100(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に当選した状態を示しており、図100(d)は、図100(c)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。
さらに、図101(a)は、図100(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に当選した状態を示しており、図101(b)は、図101(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。
図95(a)は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示している。図95(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの上部中央部分に遊技状態示唆メッセージ81aに「ルーレット 第1会場 到着」と表示されており、大当たり種別「時短壱」への当選によって「第1時間短縮状態」に移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には大当たり情報81eが大きく表示されており、これから移行する「第1時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別を示唆している。
図95(a)の大当たり情報81eには、「第1時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別又は小当たり種別に関する情報が円グラグ状に表示されている。この大当たり情報81eには大きく分けて4種類の大当たり種別又は小当たり種別に関する情報(第1報酬対象81b1~第4報酬対象81b4)が表示されており、第1報酬対象81b1は、大当たり種別「時短参」に相当し、当選することで最大10ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図85参照)。そして、大当たり種別「時短参」に当選することで最も継続率の高い(即ち、90%)「第4時間短縮状態」に移行するため、該第1報酬対象81b1の当選領域には「特賞」と表示されている。
また、大当たり情報81eのうち、第2報酬対象81b2は、「第1時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短B」に相当し、当選することで最大10ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図86参照)。そして、小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たり状態が発生することで、「第1時間短縮状態」よりも継続率の高い(即ち、70%)「第2時間短縮状態」に移行するため、該第2報酬対象81b2の当選領域には「1等賞」と表示されている。
さらに、第3報酬対象81b3は、「第1時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短A」に相当し、当選することで最大3ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図86参照)。そして、小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たり状態が発生することで、「通常遊技状態」に移行して「連荘」状態が終了してしまうため、該第3報酬対象81b3の当選領域には「残念賞」と表示されている。
また、第4報酬対象81b4は、「第1時間短縮状態」において当選しても特定領域73dを通過困難な小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」及び「時短F」に相当し、当選したとしても特定領域73dを通過困難であり、遊技状態も移行せず、ハズレに相当するため、該第4報酬対象81b4の当選領域には「もう1回」と表示されている。
この大当たり情報81eの各当選領域の大きさは、それぞれの大当たり種別又は小当たり種別への当選割合を示唆している。よって、この「第1時間短縮状態」においては、第4報酬対象81b4の小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」に最も当選し易く、次いで、第2報酬対象81b2の小当たり種別「時短B」に当選し易く、次いで、第3報酬対象81b3の小当たり種別「時短A」に当選し易く、次いで、第1報酬対象81b1の大当たり種別「時短参」に当選し易いことを示唆している。
また、主表示領域Dmの右部分には、大当たり状態を発生可能な大当たり種別及び小当たり種別への当選割合をまとめた、報酬確率81d及び第3報酬確率81d3が表示されている。報酬確率81dは、第1報酬対象81b1である「特賞」又は第2報酬対象81b2である「1等賞」への当選割合、即ち、「第1時間短縮状態」において大当たり状態が発生した場合の「時間短縮状態」の継続率に相当する情報であり、「1等賞・特賞割合 60%」と表示されている。
一方、第3報酬確率81d3は、第3報酬対象81b3である「残念賞」への当選割合、即ち、「第1時間短縮状態」において大当たり状態が発生した場合に「通常遊技状態」に移行する割合であり、「残念賞割合 40%」と表示されている。
次いで、図95(b)は、図95(a)の状態から、「第1時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。主表示領域Dmの左上部分には、残り時短回数表示81fに「残り 10000回」が表示されており、「時間短縮状態」において主に実行される第2特別図柄の動的表示の残りの実行回数が10000回であることを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
さらに、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、第2特別図柄の動的表示が実行中であることを示している。また、主表示領域Dmの中央部分には、メインキャラクタ図柄81hが投擲物81pを投擲した様子が表示されている。
次いで、図95(c)は、図95(b)の状態から、特定領域通過不可な小当たりに当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「3」が、中図柄列に「4」が、それぞれ表示されており、「第1時間短縮状態」において特定領域通過不可な小当たり(即ち、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第4報酬対象81b4である「もう1回」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、特定領域通過不可ないずれかの小当たり(即ち、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」)に当選したことを示している。
次いで、図95(d)は、図95(b)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「2」が表示されており、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短A」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第3報酬対象81b3である「残念賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、小当たり種別「時短A」に当選したことを示している。
次いで、図96(a)は、図95(d)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「残念賞ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短A」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「3R」と表示されており、小当たり種別「時短A」への当選によって最大3ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「ルーレット終了」と表示されており、小当たり種別「時短A」への当選に基づく大当たりの終了後に「通常遊技状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が終了するため、メインキャラクタ図柄81hが落胆している様子が表示されている。
次いで、図96(b)は、図95(b)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「3」が表示されており、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短B」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第2報酬対象81b2である「1等賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、小当たり種別「時短B」に当選したことを示している。
次いで、図96(c)は、図96(b)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「1等賞ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短B」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、小当たり種別「時短B」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「第2会場へ」と表示されており、小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たりの終了後に「第2時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図96(d)は、図95(b)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「7」が表示されており、「第1時間短縮状態」において大当たり(即ち、大当たり種別「時短参」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が赤で停止しており、大当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第1報酬対象81b1である「特賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
次いで、図97(a)は、図96(d)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「特賞ボーナス」と表示されており、大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「第4会場へ」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選に基づく大当たりの終了後に「第4時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図97(b)は、図96(c)の状態から、小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たりエンディングが実行中となっている状態を示している。図97(b)では、主表示領域Dmの上部中央部分に遊技状態示唆メッセージ81aが「ルーレット 第2会場 到着」と表示されており、小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たりによって「第2時間短縮状態」に移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には大当たり情報81eが大きく表示されており、これから移行する「第2時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別を示唆している。
図97(b)の大当たり情報81eには、「第2時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別又は小当たり種別に関する情報が円グラグ状に表示されている。この大当たり情報81eには大きく分けて4種類の大当たり種別又は小当たり種別に関する情報(第1報酬対象81b1~第4報酬対象81b4)が表示されており、第1報酬対象81b1は、大当たり種別「時短参」に相当し、当選することで最大10ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図85参照)。そして、大当たり種別「時短参」に当選することで最も継続率の高い(即ち、90%)「第4時間短縮状態」に移行するため、該第1報酬対象81b1の当選領域には「特賞」と表示されている。
また、大当たり情報81eのうち、第2報酬対象81b2は、「第2時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短C」に相当し、当選することで最大10ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図86参照)。そして、小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たり状態が発生することで、「第2時間短縮状態」よりも継続率の高い(即ち、80%)「第3時間短縮状態」に移行するため、該第2報酬対象81b2の当選領域には「1等賞」と表示されている。
さらに、第3報酬対象81b3は、「第2時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短A」に相当し、当選することで最大3ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図86参照)。そして、小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たり状態が発生することで、「通常遊技状態」に移行して「連荘」状態が終了してしまうため、該第3報酬対象81b3の当選領域には「残念賞」と表示されている。
また、第4報酬対象81b4は、「第2時間短縮状態」において当選しても特定領域73dを通過困難な小当たり種別「時短B」、「時短D」、「時短E」及び「時短F」に相当し、当選したとしても特定領域73dを通過困難であり、遊技状態も移行せず、ハズレに相当するため、該第4報酬対象81b4の当選領域には「もう1回」と表示されている。
この大当たり情報81eの各当選領域の大きさは、それぞれの大当たり種別又は小当たり種別への当選割合を示唆している。よって、この「第2時間短縮状態」においては、第4報酬対象81b4の小当たり種別「時短B」、「時短D」、「時短E」又は「時短F」に最も当選し易く、次いで、第2報酬対象81b2の小当たり種別「時短B」に当選し易く、次いで、第3報酬対象81b3の小当たり種別「時短A」に当選し易く、次いで、第1報酬対象81b1の大当たり種別「時短参」に当選し易いことを示唆している。
また、主表示領域Dmの右部分には、大当たり状態を発生可能な大当たり種別及び小当たり種別への当選割合をまとめた、報酬確率81d及び第3報酬確率81d3が表示されている。報酬確率81dは、第1報酬対象81b1である「特賞」又は第2報酬対象81b2である「1等賞」への当選割合、即ち、「第2時間短縮状態」において大当たり状態が発生した場合の「時間短縮状態」の継続率に相当する情報であり、「1等賞・特賞割合 70%」と表示されている。
一方、第3報酬確率81d3は、第3報酬対象81b3である「残念賞」への当選割合、即ち、「第2時間短縮状態」において大当たり状態が発生した場合に「通常遊技状態」に移行する割合であり、「残念賞割合 30%」と表示されている。
次いで、図97(c)は、図97(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「2」が表示されており、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短A」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第3報酬対象81b3である「残念賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、小当たり種別「時短A」に当選したことを示している。
次いで、図97(d)は、図97(c)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「残念賞ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短A」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「3R」と表示されており、小当たり種別「時短A」への当選によって最大3ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「ルーレット終了」と表示されており、小当たり種別「時短A」への当選に基づく大当たりの終了後に「通常遊技状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が終了するため、メインキャラクタ図柄81hが落胆している様子が表示されている。
次いで、図98(a)は、図97(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短C」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「3」が表示されており、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短C」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第2報酬対象81b2である「1等賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、小当たり種別「時短C」に当選したことを示している。
次いで、図98(b)は、図98(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「1等賞ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短C」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、小当たり種別「時短C」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「第3会場へ」と表示されており、小当たり種別「時短C」への当選に基づく大当たりの終了後に「第3時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図98(c)は、図97(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「7」が表示されており、「第2時間短縮状態」において大当たり(即ち、大当たり種別「時短参」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が赤で停止しており、大当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第1報酬対象81b1である「特賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
次いで、図98(d)は、図98(c)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「特賞ボーナス」と表示されており、大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「第4会場へ」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選に基づく大当たりの終了後に「第4時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図99(a)は、図98(b)の状態から、小当たり種別「時短C」への当選に基づく大当たりエンディングが実行中となっている状態を示している。図99(a)では、主表示領域Dmの上部中央部分に遊技状態示唆メッセージ81aが「ルーレット 第3会場 到着」と表示されており、小当たり種別「時短C」への当選に基づく大当たりによって「第3時間短縮状態」に移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には大当たり情報81eが大きく表示されており、これから移行する「第3時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別を示唆している。
図99(a)の大当たり情報81eには、「第3時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別又は小当たり種別に関する情報が円グラグ状に表示されている。この大当たり情報81eには大きく分けて3種類の大当たり種別又は小当たり種別に関する情報(第1報酬対象81b1~第3報酬対象81b3)が表示されており、第1報酬対象81b1は、大当たり種別「時短参」、又は、特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短E」に相当し、当選することで最大10ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図85及び図86参照)。そして、大当たり種別「時短参」に当選するか、又は、小当たり種別「時短E」への当選に基づいて大当たり状態が発生することで最も継続率の高い(即ち、90%)「第4時間短縮状態」に移行するため、該第1報酬対象81b1の当選領域には「特賞」と表示されている。
また、第2報酬対象81b2は、「第3時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短D」に相当し、当選することで最大3ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図86参照)。そして、小当たり種別「時短D」への当選に基づいて大当たり状態が発生することで、「通常遊技状態」に移行して「連荘」状態が終了してしまうため、該第2報酬対象81b2の当選領域には「残念賞」と表示されている。
また、第3報酬対象81b3は、「第3時間短縮状態」において当選しても特定領域73dを通過困難な小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」及び「時短F」に相当し、当選したとしても特定領域73dを通過困難であり、遊技状態も移行せず、ハズレに相当するため、該第3報酬対象81b3の当選領域には「もう1回」と表示されている。
この大当たり情報81eの各当選領域の大きさは、それぞれの大当たり種別又は小当たり種別への当選割合を示唆している。よって、この「第3時間短縮状態」においては、第3報酬対象81b3の小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」又は「時短F」に最も当選し易く、次いで、第1報酬対象81b1の大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短E」に当選し易く、次いで、第2報酬対象81b2の小当たり種別「時短D」に当選し易いことを示唆している。
また、主表示領域Dmの右部分には、大当たり状態を発生可能な大当たり種別及び小当たり種別への当選割合をまとめた、第1報酬確率81d1及び第2報酬確率81d2が表示されている。第1報酬確率81d1は、第1報酬対象81b1である「特賞」への当選割合、即ち、「第3時間短縮状態」において大当たり状態が発生した場合の「時間短縮状態」の継続率に相当する情報であり、「特賞割合 80%」と表示されている。
一方、第2報酬確率81d2は、第2報酬対象81b2である「残念賞」への当選割合、即ち、「第3時間短縮状態」において大当たり状態が発生した場合に「通常遊技状態」に移行する割合であり、「残念賞割合 20%」と表示されている。
次いで、図99(b)は、図99(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「2」が表示されており、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短D」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第2報酬対象81b2である「残念賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、小当たり種別「時短D」に当選したことを示している。
次いで、図99(c)は、図99(b)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「残念賞ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短D」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「3R」と表示されており、小当たり種別「時短D」への当選によって最大3ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「ルーレット終了」と表示されており、小当たり種別「時短D」への当選に基づく大当たりの終了後に「通常遊技状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が終了するため、メインキャラクタ図柄81hが落胆している様子が表示されている。
次いで、図99(d)は、図99(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「3」が表示されており、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短E」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第1報酬対象81b1である「特賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、小当たり種別「時短E」に当選したことを示している。
次いで、図100(a)は、図99(d)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「特賞ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短E」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、小当たり種別「時短E」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「第4会場へ」と表示されており、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりの終了後に「第4時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図100(b)は、図100(a)の状態から、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりエンディングが実行中となっている状態を示している。図100(b)では、主表示領域Dmの上部中央部分に遊技状態示唆メッセージ81aが「ルーレット 第4会場 到着」と表示されており、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりによって「第4時間短縮状態」に移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には大当たり情報81eが大きく表示されており、これから移行する「第4時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別を示唆している。
図100(b)の大当たり情報81eには、「第4時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別又は小当たり種別に関する情報が円グラグ状に表示されている。この大当たり情報81eには大きく分けて3種類の大当たり種別又は小当たり種別に関する情報(第1報酬対象81b1~第3報酬対象81b3)が表示されており、第1報酬対象81b1は、大当たり種別「時短参」、又は、特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」に相当し、当選することで最大10ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図85及び図86参照)。そして、大当たり種別「時短参」に当選するか、又は、小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」への当選に基づいて大当たり状態が発生することで最も継続率の高い(即ち、90%)「第4時間短縮状態」に再度移行するため、該第1報酬対象81b1の当選領域には「特賞」と表示されている。
また、第2報酬対象81b2は、「第4時間短縮状態」において当選することで特定領域73dを通過可能な小当たり種別「時短D」に相当し、当選することで最大3ラウンドの大当たりを獲得可能であること示唆している(図86参照)。そして、小当たり種別「時短D」への当選に基づいて大当たり状態が発生することで、「通常遊技状態」に移行して「連荘」状態が終了してしまうため、該第2報酬対象81b2の当選領域には「残念賞」と表示されている。
また、第3報酬対象81b3は、「第4時間短縮状態」において当選しても特定領域73dを通過困難な小当たり種別「時短A」、「時短B」及び「時短C」に相当し、当選したとしても特定領域73dを通過困難であり、遊技状態も移行せず、ハズレに相当するため、該第3報酬対象81b3の当選領域には「もう1回」と表示されている。
この大当たり情報81eの各当選領域の大きさは、それぞれの大当たり種別又は小当たり種別への当選割合を示唆している。よって、この「第4時間短縮状態」においては、第3報酬対象81b3の小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」に最も当選し易く、次いで、第1報酬対象81b1の大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短E」若しくは「時短F」に当選し易く、次いで、第2報酬対象81b2の小当たり種別「時短D」に当選し易いことを示唆している。
また、主表示領域Dmの右部分には、大当たり状態を発生可能な大当たり種別及び小当たり種別への当選割合をまとめた、第1報酬確率81d1及び第2報酬確率81d2が表示されている。第1報酬確率81d1は、第1報酬対象81b1である「特賞」への当選割合、即ち、「第4時間短縮状態」において大当たり状態が発生した場合の「時間短縮状態」の継続率に相当する情報であり、「特賞割合 90%」と表示されている。
一方、第2報酬確率81d2は、第2報酬対象81b2である「残念賞」への当選割合、即ち、「第4時間短縮状態」において大当たり状態が発生した場合に「通常遊技状態」に移行する割合であり、「残念賞割合 10%」と表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分であり、遊技状態示唆メッセージ81aの下部には遊技内容メッセージ81jに「スピードアップ」と表示されており、これから移行する「第4時間短縮状態」において主に実行される第2特別図柄の動的表示の変動秒数が、他の「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)よりも短くなって、次の大当たりが発生するまでの時間が短くなることを示唆している。
次いで、図100(c)は、図100(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「2」が表示されており、「第4時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短D」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第2報酬対象81b2である「残念賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、小当たり種別「時短D」に当選したことを示している。
次いで、図100(d)は、図100(c)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「残念賞ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短D」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「3R」と表示されており、小当たり種別「時短D」への当選によって最大3ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「ルーレット終了」と表示されており、小当たり種別「時短D」への当選に基づく大当たりの終了後に「通常遊技状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が終了するため、メインキャラクタ図柄81hが落胆している様子が表示されている。
次いで、図101(a)は、図100(b)の状態から、第2特別図柄の動的表示が実行され、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「7」が表示されており、「第4時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短E」又は「時短F」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、大当たり情報81eのうち、第1報酬対象81b1である「特賞」の当選領域に投擲物81pが刺さっており、小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選したことを示している。
次いで、図101(b)は、図101(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「特賞ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短E」又は「時短F」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、小当たり種別「時短E」又は「時短F」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「第4会場継続」と表示されており、小当たり種別「時短E」又は「時短F」への当選に基づく大当たりの終了後に再度「第4時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
以上、説明したように、第2実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において大当たりした場合に、主に「第1時間短縮状態」に移行し、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に、主に「第2時間短縮状態」に移行し、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に、主に「第3時間短縮状態」に移行し、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に、主に「第4時間短縮状態」に移行し、「第4時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に、再度「第4時間短縮状態」に移行するように構成する。また、各「時間短縮状態」において、「時間短縮状態」を継続可能な小当たり種別への当選割合が徐々に高くなるように(「時間短縮状態」を継続可能な小当たり種別への当選割合が「第1時間短縮状態」<「第2時間短縮状態」<「第3時間短縮状態」<「第4時間短縮状態」となるように)構成する。
このように構成することで、各「時間短縮状態」毎に継続率の異なる遊技状態を作り出すことができる。
その結果、「時間短縮状態」において、特定領域通過可能な小当たり種別であって、「時間短縮状態」を継続可能な小当たり種別に当選した場合に、該小当たり種別への当選の都度、「時間短縮状態」における継続率が徐々に上昇するように構成することができる。
また、第2実施形態のパチンコ機10では、「第4時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が実行される場合、他の「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)よりも変動時間が短時間となる変動パターンが選択され易いように構成する。さらに、「第4時間短縮状態」において大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合のオープニング時間及びエンディング時間が、他の「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)におけるオープニング時間及びエンディング時間よりも短時間となるように構成する。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」や「第2時間短縮状態」に滞在している間は、第2特別図柄の動的表示が長めの変動時間を選択し得るため、1の動的表示の実行結果に注目させつつ、単位時間あたりに過度に遊技者に遊技価値が払い出されてしまう状況を抑制することができる一方で、「第4時間短縮状態」に滞在している間は、第2特別図柄の動的表示が短めの変動時間を選択し易く、大当たり状態を発生可能な大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合のオープニング時間及びエンディング時間が短くなり、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くすることができる。
その結果、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
その他、第2実施形態におけるパチンコ機10は、第1実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第3実施形態>
次いで、図102~図115を参照して、本発明を適用した第3実施形態のパチンコ機10について説明する。第2実施形態のパチンコ機10では、すべての「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」)において、特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいた大当たりが発生した場合に、「通常遊技状態」に移行することとなる小当たり種別への当選割合が存在している。
また、第2実施形態のパチンコ機10では、最も継続率の高い「第4時間短縮状態」において、「時間短縮状態」を継続することとなる小当たり種別への当選に基づく大当たり状態が発生した場合、該大当たり後に再度「第4時間短縮状態」に移行するように構成されている。
これに対し、第3実施形態のパチンコ機10では、一部の「時間短縮状態」(即ち、「第3時間短縮状態」)において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいた大当たりが発生した場合には、「通常遊技状態」に移行することとなる小当たり種別への当選割合が存在せず、必ず「時間短縮状態」を継続可能に構成されている。
また、第3実施形態のパチンコ機10では、最も継続率の高い「第3時間短縮状態」において、「時間短縮状態」を継続することとなる小当たり種別への当選に基づく大当たり状態が発生した場合、該大当たり後に「第1時間短縮状態」に移行するように構成されて。
以下、第3実施形態のパチンコ機10について、第1実施形態又は第2実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第3実施形態のパチンコ機10の説明において、第1実施形態又は第2実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第1実施形態又は第2実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図102を参照して、第3実施形態のパチンコ機10の電気的構成について説明する。図102は、第3実施形態のパチンコ機10の主制御装置110内に設けられたROM202及びRAM203を示すブロック図である。
第2実施形態のブロック図と、第3実施形態のブロック図との異なる点は、RAM203において、時短F時短カウンタ203o6が削除されている点である。
次に、図103を参照して、第3実施形態のパチンコ機10の大当たり種別テーブル202bについて説明する。図103(a)は、第3実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図103(b)は、同じく第3実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
第2実施形態の大当たり種別テーブル202bと、第3実施形態の大当たり種別テーブル202bとの異なる点は、大当たり種別「時短弐」及び「時短参」に当選した場合の移行先遊技状態が異なる点である。
第3実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、主に、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短A」に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第1時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短壱」と、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、いずれかの大当たり種別又は小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第3時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短弐」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、いずれかの大当たり種別又は小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第3時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短参」と、がある。
なお、図103(a)で示す特図1大当たり種別テーブル202b1及び図103(b)で示す特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、移行先遊技状態以外の情報に関しては、第2遊技状態の特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2と同様のため、説明を省略する。
次に、図104を参照して、第3実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cについて説明する。図104は、第3実施形態のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2小当たり種別テーブル202cの一例を模式的に示した図である。
第2実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cと、第3実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短F」が削除されている点と、各小当たり種別において、小当たり種別カウンタCKの取り得る値が異なる点と、大当たり遊技を発生した場合のラウンド数が異なる点と、大当たり遊技後に移行する遊技状態が異なる点と、である。
図104に示すように、第3実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cは、小当たり中に特定領域73dを通過したか否かに応じて、該特別図柄の種別に応じた小当たり種別と、小当たり種別カウンタCKの値とが対応付けられたテーブルである。
第3実施形態のパチンコ機10では、小当たり種別として、特定領域73dを球が通過しなかった場合には、最大ラウンド数が1ラウンドの「小当たりA」が設けられる一方、特定領域73dを球が通過した場合には、最大ラウンド数が1+4ラウンドの「時短A」と、最大ラウンド数が1+4ラウンドの「時短B」と、最大ラウンド数が1+6ラウンドの「時短C」と、最大ラウンド数が1+6ラウンドの「時短D」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短E」と、が設けられている。
具体的には、第2特別図柄の抽選遊技で小当たりに当選した場合、特定領域73dを球が通過しないときに小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりA」となる一方、特定領域73dを球が通過したときに小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」又は「時短E」となる。そして、小当たり種別「時短A」の大当たり遊技後に「通常遊技状態」へ、小当たり種別「時短B」の大当たり遊技後に「第2時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短C」の大当たり遊技後に「通常遊技状態」へ、小当たり種別「時短D」の大当たり遊技後に「第3時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短E」の大当たり遊技後に「第3時間短縮状態」へ、それぞれ移行するように構成されている。
なお、本実施形態における「時間短縮状態」においては、右打ち遊技が推奨されており、第2始動口71へ入賞し得て第2特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第1始動口64へ入賞し難いことで第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。
特図2小当たり種別テーブル202cでは、各小当たり種別に対して、その小当たり種別を決定する小当たり種別カウンタCKの取り得る値が対応付けられている。
図104で示す特図2小当たり種別テーブル202cの例では、すべての遊技状態において、第2特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域73dを球が通過しなかったときに、「小当たりA」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~299」が対応付けられている一方、特定領域73dを球が通過したときに、「時短A」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~52」が対応付けられ、「時短B」に対して小当たり種別カウンタCKの値「53~99」が対応付けられ、「時短C」に対して小当たり種別カウンタCKの値「100~125」が対応付けられ、「時短D」に対して小当たり種別カウンタCKの値「126~199」が対応付けられ、「時短E」に対して小当たり種別カウンタCKの値「200~299」が対応付けられている。
即ち、第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図2小当たり種別テーブル202cから決定され、例えば、特定領域通過の有無に応じて、小当たり種別カウンタCKの値が「7」である場合には小当たり種別として「時短A」が決定され、小当たり種別カウンタCKの値が「295」である場合には小当たり種別として「時短E」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、特定領域73dを通過しなければ、小当たり種別「小当たりA」が100%の割合で当選することとなる。また、特定領域73dを通過すれば、小当たり種別「時短A」が17.7%の割合で、小当たり種別「時短B」が15.7%の割合で、小当たり種別「時短C」が8.7%の割合で、小当たり種別「時短D」が24.7%の割合で、小当たり種別「時短E」が33.3%の割合で、それぞれ当選するように構成されている。
ここで、詳細は後述するが、第3実施形態のパチンコ機10では、各「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」)毎に、時短終了条件が異なるように構成されており(図109参照)、小当たり種別の当選回数による時短終了条件が成立した場合にのみ、該小当たり種別への当選に基づいて開放される小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
よって、例えば、「第1時間短縮状態」であれば、小当たり種別「時短A」又は「時短B」に「1回」当選した場合に小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立するように構成されているため(図109参照)、該小当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
一方、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」、「時短D」又は「時短E」に当選した場合、時短終了条件は、それぞれの小当たり種別に「100回」当選した場合に成立するように構成されているため(図109参照)、時短終了条件が成立する前の各小当たり種別「時短C」、「時短D」又は「時短E」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球困難又は入球不可な状態となり、特定領域73dへ球を通過させられず大当たり状態を発生させることが困難となる。
即ち、いずれの「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」)であっても、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合に選択され得る小当たり種別の割合は図104に示す通り一律であるものの、各「時間短縮状態」によって時短終了条件が異なることにより、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別は、各「時間短縮状態」毎に異なるように構成されている。なお、各「時間短縮状態」において、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別については、図105及び図109において後述する。
次に、図105及び図106を参照して、第3実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図105は、第3実施形態の各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、当選可能な大当たり種別、特定領域通過可能な小当たり種別、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図106は、第3実施形態の各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図106において、非推奨の発射態様で遊技を行った場合における遊技状態の移行も表記しているが、ここでは、説明の便宜上、その説明を省略する。また、図105及び図106に記載した電サポ回数は、右打ち遊技によって主に実行され得る第2特別図柄の動的表示の実行回数となっており、時短終了条件については図109で詳細を後述する。
図105で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、又は、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、となる(図106参照)。
また、図105で示すように、「通常遊技状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が低確率状態である。さらに、「通常遊技状態」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「15秒~190秒」で行われる(図22~図28参照)。さらに、「通常遊技状態」では、主に第1特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」となり、第1特別図柄の動的表示は小当たりに当選し得ないため、特定領域通過可能な小当たり種別は該当なしとなる。なお、この「通常遊技状態」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図7参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「第1時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合、又は、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短E」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図106参照)。
この「第1時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第1時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第1時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」又は「時短B」となる(図106参照)。
また、この「第1時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得る割合(所謂、継続率)が約50%となるように構成されている。
具体的には、上述したように、「第1時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」であり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」又は「時短B」である。よって、このいずれかの大当たり種別又は小当たり種別が主に大当たり状態を導出可能であって、その他の小当たり種別(即ち、小当たり種別「時短C」、「時短D」及び「時短E」)では大当たり状態の導出が困難となるように構成されている。また、大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりが発生した場合には、「時間短縮状態」が継続され、小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たりが発生した場合にのみ、「時間短縮状態」が終了して「通常遊技状態」に移行するように構成されている(図106参照)。
なお、第3実施形態のパチンコ機では、各「時間短縮状態」における時短回数が「10000回」に設定されているため、各「時間短縮状態」は実質的に次回の大当たりが確定した遊技状態となっている。
ここで、大当たり種別「時短参」に当選するのは、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合となるため(図103参照)、大当たり種別「時短参」の当選確率は、設定値「1」で101/10000、設定値「3」で105/10000となる(図10参照)。
また、いずれかの小当たり種別に当選する確率は、第1実施形態と同様のため、設定値にかかわらず、4570/10000となる(図10参照)。そして、小当たりに当選した場合に小当たり種別「時短A」が選択され得る割合が17.7%であり、小当たり種別「時短B」が選択され得る割合が15.7%となるように構成されている(図104参照)。よって、小当たり種別「時短A」の当選確率は、約809/10000となり、小当たり種別「時短B」の当選確率は、約717/10000となる。
従って、大当たり種別「時短参」、小当たり種別「時短A」及び「時短B」に当選して大当たり状態を発生する割合(即ち、設定値「1」で約1627/10000)のうち、「時間短縮状態」が継続することとなる割合(即ち、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短B」に当選する割合(即ち、設定値「1」で約818/10000))は約50%となる。
また、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」及び「時短B」に基づいて大当たり状態を発生した場合の最大ラウンドは5ラウンドとなる(図104参照)。なお、この「第1時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第2時間短縮状態」への移行契機は、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図106参照)。
この「第2時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第2時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第2時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短C」又は「時短D」となる(図106参照)。
また、この「第2時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短C」若しくは「時短D」であるため、その割合(所謂、継続率)が約75%となるように構成されている。
さらに、特定領域通過可能な小当たり種別「時短C」及び「時短D」に基づいて大当たり状態を発生した場合の最大ラウンドは7ラウンドとなる(図104参照)。なお、この「第2時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第3時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選した場合、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」若しくは「第3時間短縮状態」において大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、「第2時間短縮状態」におおいて小当たり種別「時短D」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図106参照)。
この「第3時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第3時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第3時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短E」となる(図106参照)。
また、この「第3時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短E」であるため、その割合(所謂、継続率)が100%となるように構成されている。
即ち、「第3時間短縮状態」では、大当たり状態を導出可能な大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合、該大当たり後には必ず「時間短縮状態」に移行するように構成されている。
さらに、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に基づいて大当たり状態を発生した場合の最大ラウンドは10ラウンドとなる(図104参照)。なお、この「第3時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
このように、第3実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において主に実行され得る第1特別図柄の動的表示で大当たりした場合の大半(即ち、90%)において「第1時間短縮状態」に移行し、該「第1時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる小当たり種別に当選することで、徐々に継続率が高くなり(約50%→約75%→100%)、特定領域通過可能な小当たり種別に基づいて大当たり状態を発生した場合の最大ラウンドが徐々に上昇する(5R→7R→10R)ように構成されている。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」に滞在している間は、継続率がそれほど高くはなく、かつ、特定領域通過可能な小当たり種別に基づいて大当たり状態を発生した場合の最大ラウンドも高くはないが、「時間短縮状態」を継続可能な大当たり種別又は特定領域通過可能な小当たり種別に基づいて大当たり状態を発生することで、徐々に継続率及び獲得可能な出玉を多くすることができる。
一方で、「第3時間短縮状態」において、「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に基づいて大当たり状態を発生した場合に「第1時間短縮状態」に移行するため、過度に遊技者に遊技価値が払い出されてしまう状況を抑制することができる。
次に、図107を参照して、第3実施形態の大当たり開放テーブル202gについて説明する。図107は、ROM202に記憶される第3実施形態の大当たり開放テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。第2実施形態の大当たり開放テーブル202gと、第2実施形態の大当たり開放テーブル202gとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短F」が削除されている点と、各小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生した場合のラウンド数及びOP時間、ED時間が変更されている点と、である。
第3実施形態の大当たり開放テーブル202gは、大当たり発生時の遊技状態と、大当たり種別又は小当たり種別とに基づいて開放態様等が区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「時間短縮状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図107で示すように、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短A」又は「時短B」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が4ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短C」又は「時短D」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が6ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短E」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短A」又は「時短B」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が4ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短C」又は「時短D」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が6ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短E」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次に、図108を参照して、第3実施形態の小当たり開放テーブル202hについて説明する。図108は、第3実施形態のROM202に記憶される小当たり開放テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。第2実施形態の小当たり開放テーブル202hと、第3実施形態の小当たり開放テーブル202hとの異なる点は、小当たり種別「時短F」が削除されている点である。
次に、図109を参照して、第3実施形態の時短終了条件テーブル202mについて説明する。図109は、第3実施形態のROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。第2実施形態の時短終了条件テーブル202mと、第3実施形態の時短終了条件テーブル202mとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短F」が削除されている点と、各大当たり種別及び小当たり種別に当選した場合に付与される「時短機能」の終了条件がそれぞれ変更されている点と、である。
図109で示すように、小当たり種別「時短A」又は「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、「特図1時短回数」が「0回」、「特図2時短回数」が「0回」、「合計時短回数」が「0回」に設定され、時短回数が付与されないため、小当たり種別「時短A」又は「時短C」当選に基づく大当たり後には「通常遊技状態」に移行する。
次いで、大当たり種別「時短壱」当選した場合、又は、小当たり種別「時短E」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第1時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短C」、「時短D」又は「時短E」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第1時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」若しくは「時短B」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短B」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第2時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短C」又は「時短D」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短E」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第2時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短C」若しくは「時短D」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短弐」若しくは「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短D」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第3時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短E」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」又は「時短D」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第3時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別のうち、小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりを発生した場合には「第2時間短縮状態」に移行し、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別のうち、小当たり種別「時短D」への当選に基づいて大当たりを発生した場合には「第3時間短縮状態」に移行し、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりを発生した場合には「第1時間短縮状態」に移行させることができる。
その結果、「時間短縮状態」において該「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選する度に、最大ラウンド及び継続率の異なる大当たり状態を発生可能となり、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
次に、図110を参照して、第3実施形態の保留数テーブル202dの詳細について説明する。図110(a)は、第3実施形態の第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202d1を模式的に示した図であり、図110(b)は、第3実施形態の第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202d2を模式的に示した図である。
第2実施形態の保留数テーブル202dと、第3実施形態の保留数テーブル202dとの異なる点は、主に、遊技状態のグループの区分けが異なる点である。
なお、図110(a)に示すように、第3実施形態の特図1用保留数テーブル202d1は、第2実施形態の特図1用保留数テーブル202d1と同様のため、説明を省略する。
次に、図110(b)の特図2用保留数テーブル202d2で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図24(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」の大当たり又は小当たり抽出時には、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図24(c)参照)が選択される。
次いで、「時間短縮状態」のハズレ抽出時には、停止パターンテーブル202eのGテーブル202e7(図26(a)参照)が選択される。また、「時間短縮状態」の大当たり又は小当たり抽出時には、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図25(b)参照)が選択される。
次に、図111~図115を参照して、第3実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図111~図115は、第3実施形態の「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図111(a)は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示しており、図111(b)は、図111(a)の状態から、「第1時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示しており、図111(c)は、図111(b)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」に当選した状態を示しており、図111(d)は、図111(c)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。
また、図112(a)は、図111(b)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に当選した状態を示しており、図112(b)は、図112(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図112(c)は、図111(b)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示しており、図112(d)は、図112(c)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。
さらに、図113(a)は、図112(b)の状態から、「第2時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示しており、図113(b)は、図113(a)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短C」に当選した状態を示しており、図113(c)は、図113(b)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図113(d)は、図113(a)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に当選した状態を示している。
また、図114(a)は、図113(d)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図114(b)は、図113(a)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示しており、図114(c)は、図114(b)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図114(d)は、図114(a)の状態から、「第3時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。
また、図115(a)は、図114(d)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に当選した状態を示しており、図115(b)は、図115(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示しており、図115(c)は、図115(a)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示しており、図115(d)は、図115(c)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。
図111(a)は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合の大当たりエンディングが実行中となっている状態を示している。図111(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの上部分に遊技内容メッセージ81jが「大当たり毎に突破確率が変化」と表示されており、各「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)において大当たりに当選するか、又は、特定領域通過可能な小当たり種別に当選して大当たり状態を発生した場合に「時間短縮状態」を継続する割合が変化することを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
主表示領域Dmの右部分には、1段目皿状役物81q1、2段目皿状役物81q2及び3段目皿状役物81q3が、上から順に並んでおり、それぞれの皿状役物が「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」に対応していることを示唆している。
また、主表示領域Dmの左部分には、第1遊技状態示唆メッセージ81a1に「1段目」、第2遊技状態示唆メッセージ81a2に「2段目」、第3遊技状態示唆メッセージ81a3に「3段目」、とそれぞれ表示されており、さらに、各遊技状態示唆メッセージ81a間に表示される矢印により、1段目を突破すると2段目へ、2段目を突破すると3段目へ、3段目を突破すると1段目へシフトすることが表示されている。
この各遊技状態示唆メッセージ81aは、「第1時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで「第2時間短縮状態」に移行し、「第2時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで「第3時間短縮状態」に移行し、「第3時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで「第1時間短縮状態」に移行することを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には、第1報酬確率81d1に「50%」、第2報酬確率81d2に「75%」、第3報酬確率81d3に「100%」、とそれぞれ表示されており、1段目に相当する「第1時間短縮状態」における継続率(即ち、大当たりに当選するか、「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選する割合)が「50%」であり、2段目に相当する「第2時間短縮状態」における継続率が「75%」であり、3段目に相当する「第3時間短縮状態」における継続率が「100%」であることを示唆している。
次いで、図111(b)は、図111(a)の状態から、「第1時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技状態示唆メッセージ81aに「1段目 挑戦中」と表示されており、現在の遊技状態が「第1時間短縮状態」であることを示唆している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
さらに、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「5」が表示され、第2特別図柄の動的表示でリーチ演出が実行中であることを示している。
また、主表示領域Dmの上部分であり、遊技状態示唆メッセージ81aの下部左側には、報酬確率81dに「突破確率 50%」と表示されており、「第1時間短縮状態」における継続率が「50%」であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの上部分であり、遊技状態示唆メッセージ81aの下部右側には、報酬ラウンド数81cに「突破報酬 5R」と表示されており、「第1時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に当選することで、最大5ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。
主表示領域Dmの中央部分には1段目皿状役物81q1が表示されており、該1段目皿状役物81q1の内部には4つの球体進入口81sがあり、さらに、1つの球体81rが転動している。4つの球体進入口81sのうち、第1球体進入口81s1は、「第1時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別「時短参」に、第2球体進入口81s2及び第3球体進入口81s3は、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」に、第4球体進入口81s4は、特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に、それぞれ対応している。
よって、1段目皿状役物81q1では、4つの球体進入口81sのうち、「時間短縮状態」を継続することとなる大当たり種別「時短参」及び特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に対応する第1球体進入口81s1及び第4球体進入口81s4の2つの球体進入口81sのいずれかに球体81rが進入することで「時間短縮状態」を継続可能であることを示唆しており、その確率が50%であることを示唆している。
そして、主表示領域Dmの右部分には、第1大当たり情報81e1及び第2大当たり情報81e2が表示されており、第1大当たり情報81e1は第1球体進入口81s1に球体81rが進入した場合に付加される大当たり、即ち、大当たり種別「時短参」に対応した大当たり情報であり、「大成功ボーナス」と表記されている。
また、第2大当たり情報81e2は第4球体進入口81s4に球体81rが進入した場合に付加される大当たり、即ち、特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に対応した大当たり情報であり、「突破ボーナス」と表記されている。
次いで、図111(c)は、図111(b)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「2」が表示されており、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短A」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には1段目皿状役物81q1が表示されており、該1段目皿状役物81q1の内部では球体81rが第2球体進入口81s2に進入し、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」に当選したことを示唆している。また、主表示領域Dmの上部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「1段目 失敗」と表示されており、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」への当選によって「時間短縮状態」が終了することを示唆している。
次いで、図111(d)は、図111(c)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「残念ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短A」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「5R」と表示されており、小当たり種別「時短A」への当選によって最大5ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「チャンスモード終了」と表示されており、小当たり種別「時短A」への当選に基づく大当たりの終了後に「通常遊技状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が終了するため、メインキャラクタ図柄81hが落胆している様子が表示されている。
次いで、図112(a)は、図111(b)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「5」が表示されており、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短B」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には1段目皿状役物81q1が表示されており、該1段目皿状役物81q1の内部では球体81rが第4球体進入口81s4に進入し、特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に当選したことを示唆している。また、主表示領域Dmの上部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「1段目 突破」と表示されており、特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」への当選によって「時間短縮状態」が継続することを示唆している。
次いで、図112(b)は、図112(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「1段目突破ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短B」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「5R」と表示されており、小当たり種別「時短B」への当選によって最大5ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「2段目へ」と表示されており、小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たりの終了後に「第2時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図112(c)は、図111(b)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「7」が表示されており、「第1時間短縮状態」において大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が赤で停止しており、大当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には1段目皿状役物81q1が表示されており、該1段目皿状役物81q1の内部では球体81rが第1球体進入口81s1に進入し、大当たり種別「時短参」に当選したことを示唆している。また、主表示領域Dmの上部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「1段目 大成功」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって、次回の大当たりでも「時間短縮状態」の継続が濃厚となる「第3時間短縮状態」に移行することを示唆している。
次いで、図112(d)は、図112(c)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「大成功ボーナス」と表示されており、大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「3段目へ」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選に基づく大当たりの終了後に「第3時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図113(a)は、図112(b)の状態から、「第2時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技状態示唆メッセージ81aに「2段目 挑戦中」と表示されており、現在の遊技状態が「第2時間短縮状態」であることを示唆している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
さらに、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、該特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「5」が表示され、第2特別図柄の動的表示でリーチ演出が実行中であることを示している。
また、主表示領域Dmの上部分であり、遊技状態示唆メッセージ81aの下部左側には、報酬確率81dに「突破確率 75%」と表示されており、「第2時間短縮状態」における継続率が「75%」であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの上部分であり、遊技状態示唆メッセージ81aの下部右側には、報酬ラウンド数81cに「突破報酬 7R」と表示されており、「第2時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に当選することで、最大7ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。
主表示領域Dmの中央部分には2段目皿状役物81q2が表示されており、該2段目皿状役物81q2の内部には4つの球体進入口81sがあり、1つの球体81rが転動している。4つの球体進入口81sのうち、第1球体進入口81s1は、「第2時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別「時短参」に、第2球体進入口81s2及び第4球体進入口81s4は、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に、第3球体進入口81s3は、特定領域通過可能な小当たり種別「時短C」に、それぞれ対応している。
よって、2段目皿状役物81q2では、4つの球体進入口81sのうち、「時間短縮状態」を継続することとなる大当たり種別「時短参」及び特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に対応する第1球体進入口81s1、第2球体進入口81s2及び第4球体進入口81s4の3つの球体進入口81sのいずれかに球体81rが進入することで「時間短縮状態」を継続可能であることを示唆しており、その確率が75%であることを示唆している。
そして、主表示領域Dmの右部分には、第1大当たり情報81e1及び第2大当たり情報81e2が表示されており、第1大当たり情報81e1は第1球体進入口81s1に球体81rが進入した場合に付加される大当たり、即ち、大当たり種別「時短参」に対応した大当たり情報であり、「大成功ボーナス」と表記されている。
また、第2大当たり情報81e2は第2球体進入口81s2又は第4球体進入口81s4に球体81rが進入した場合に付加される大当たり、即ち、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に対応した大当たり情報であり、「突破ボーナス」と表記されている。
次いで、図113(b)は、図113(a)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短C」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「2」が表示されており、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短C」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には2段目皿状役物81q2が表示されており、該2段目皿状役物81q2の内部では球体81rが第3球体進入口81s3に進入し、特定領域通過可能な小当たり種別「時短C」に当選したことを示唆している。また、主表示領域Dmの上部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「2段目 失敗」と表示されており、特定領域通過可能な小当たり種別「時短C」への当選によって「時間短縮状態」が終了することを示唆している。
次いで、図113(c)は、図113(b)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「残念ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短C」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「7R」と表示されており、小当たり種別「時短C」への当選によって最大7ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「チャンスモード終了」と表示されており、小当たり種別「時短C」への当選に基づく大当たりの終了後に「通常遊技状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が終了するため、メインキャラクタ図柄81hが落胆している様子が表示されている。
次いで、図113(d)は、図113(a)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「3」が表示されており、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短D」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には2段目皿状役物81q2が表示されており、該2段目皿状役物81q2の内部では球体81rが第4球体進入口81s4に進入し、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」に当選したことを示唆している。また、主表示領域Dmの上部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「2段目 突破」と表示されており、特定領域通過可能な小当たり種別「時短D」への当選によって「時間短縮状態」が継続することを示唆している。
次いで、図114(a)は、図113(d)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「2段目突破ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短D」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「7R」と表示されており、小当たり種別「時短D」への当選によって最大7ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「3段目へ」と表示されており、小当たり種別「時短D」への当選に基づく大当たりの終了後に「第3時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図114(b)は、図113(a)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「7」が表示されており、「第2時間短縮状態」において大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が赤で停止しており、大当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には2段目皿状役物81q2が表示されており、該2段目皿状役物81q2の内部では球体81rが第1球体進入口81s1に進入し、大当たり種別「時短参」に当選したことを示唆している。また、主表示領域Dmの上部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「2段目 大成功」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって、次回の大当たりでも「時間短縮状態」の継続が濃厚となる「第3時間短縮状態」に移行することを示唆している。
次いで、図114(c)は、図114(b)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「大成功ボーナス」と表示されており、大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「3段目へ」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選に基づく大当たりの終了後に「第3時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図114(d)は、図114(a)の状態から、「第3時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が実行を開始し、スーパーリーチの変動要素が開始された状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技状態示唆メッセージ81aに「3段目 挑戦中」と表示されており、現在の遊技状態が「第3時間短縮状態」であることを示唆している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
さらに、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gが表示されており、該特図2ミニリール81gの左図柄列及び右図柄列に「3」が表示され、第2特別図柄の動的表示でリーチ演出が実行中であることを示している。
また、主表示領域Dmの上部分であり、遊技状態示唆メッセージ81aの下部左側には、報酬確率81dに「突破確率 100%」と表示されており、「第3時間短縮状態」における継続率が「100%」であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの上部分であり、遊技状態示唆メッセージ81aの下部右側には、報酬ラウンド数81cに「突破報酬 10R」と表示されており、「第3時間短縮状態」において「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に当選することで、最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。
主表示領域Dmの中央部分には3段目皿状役物81q3が表示されており、該3段目皿状役物81q3の内部には4つの球体進入口81sがあり、1つの球体81rが転動している。4つの球体進入口81sのうち、第1球体進入口81s1は、「第3時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別「時短参」に、第2球体進入口81s2、第3球体進入口81s3及び第4球体進入口81s4は、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に、それぞれ対応している。
よって、3段目皿状役物81q3では、4つの球体進入口81sのうち、「時間短縮状態」を継続することとなる大当たり種別「時短参」及び特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に対応するすべての球体進入口81sのうちのいずれかに球体81rが進入することで「時間短縮状態」を継続可能であることを示唆しており、その確率が100%であることを示唆している。
そして、主表示領域Dmの右部分には、第1大当たり情報81e1及び第2大当たり情報81e2が表示されており、第1大当たり情報81e1は第1球体進入口81s1に球体81rが進入した場合に付加される大当たり、即ち、大当たり種別「時短参」に対応した大当たり情報であり、「大成功ボーナス」と表記されている。
また、第2大当たり情報81e2は第2球体進入口81s2、第3球体進入口81s3又は第4球体進入口81s4に球体81rが進入した場合に付加される大当たり、即ち、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に対応した大当たり情報であり、「突破ボーナス」と表記されている。
次いで、図115(a)は、図114(d)の状態から、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「3」が表示されており、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり(即ち、小当たり種別「時短E」)に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には3段目皿状役物81q3が表示されており、該3段目皿状役物81q3の内部では球体81rが第2球体進入口81s2に進入し、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」に当選したことを示唆している。また、主表示領域Dmの上部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「3段目 突破」と表示されており、特定領域通過可能な小当たり種別「時短E」への当選によって「時間短縮状態」が継続することを示唆している。
次いで、図115(b)は、図115(a)の状態から、小当たりオープニングが開始されて当選した小当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「3段目突破ボーナス」と表示されており、小当たり種別「時短E」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、小当たり種別「時短E」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「1段目へ」と表示されており、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりの終了後に「第1時間短縮状態」に移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
次いで、図115(c)は、図115(a)の状態から、大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール81gの各図柄列に「7」が表示されており、「第3時間短縮状態」において大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分の特図2用変動領域88には、四角図柄が赤で停止しており、大当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には3段目皿状役物81q3が表示されており、該3段目皿状役物81q3の内部では球体81rが第1球体進入口81s1に進入し、大当たり種別「時短参」に当選したことを示唆している。また、主表示領域Dmの上部分には遊技結果示唆メッセージ81oに「3段目 大成功」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって、次回の大当たりでも「時間短縮状態」の継続が濃厚となる「第3時間短縮状態」に移行することを示唆している。
次いで、図115(d)は、図115(c)の状態から、大当たりオープニングが開始されて当選した大当たり種別に基づくラウンド数及び移行先遊技状態の情報が報知されている状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「大成功ボーナス」と表示されており、大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「3段目継続」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選に基づく大当たりの終了後に「第3時間短縮状態」に再度移行することを示唆している。そして、主表示領域Dmの中央部分では、「連荘」状態が継続するため、メインキャラクタ図柄81hが歓喜している様子が表示されている。
以上、説明したように、第3実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において大当たりした場合に、主に「第1時間短縮状態」に移行し、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に、主に「第2時間短縮状態」に移行し、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に、主に「第3時間短縮状態」に移行し、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に、主に「第1時間短縮状態」に移行するように構成する。
また、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に最大5ラウンド分の出玉が獲得可能とし、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に最大7ラウンド分の出玉が獲得可能とし、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりした場合に最大10ラウンド分の出玉が獲得可能となるように構成する。
このように構成することで、各「時間短縮状態」毎に継続率及び最大大当たりラウンドの異なる遊技状態を作り出すことができる。
その結果、「時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別であって、該小当たり当選に基づく大当たり後に再度「時間短縮状態」に移行することとなる小当たり種別に当選した場合に、継続率及び最大大当たりラウンドの異なる複数の「時間短縮状態」を周期的に移行するように構成することができ、さらに、該「時間短縮状態」において、1周期分の大当たりを導出した場合に少なくとも1度は最大10ラウンド分の出玉が獲得可能とすることができ、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第3実施形態におけるパチンコ機10は、第1実施形態又は第2実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第4実施形態>
次いで、図116~図133を参照して、本発明を適用した第4実施形態のパチンコ機10について説明する。第1実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」の、4の遊技状態によって構成されていた。また、この4の「時間短縮状態」は、それぞれ大当たりに当選または特定領域通過可能な小当たり当選に基づく大当たり状態の発生によって、各遊技状態を移行可能に構成されている。
これに対し、第4実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は「第1時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」の、9の遊技状態によって構成されている。また、この9の「時間短縮状態」のうち、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」及び「第6時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」は、それぞれ特定領域通過可能な小当たり当選に基づく大当たり状態の発生によって、各遊技状態を移行可能であるが、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」のいずれかの遊技状態から「第6時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」のいずれかの遊技状態への移行は不可であり、同様に、「第6時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」のいずれかの遊技状態から「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」のいずれかの遊技状態への移行は不可となるように構成されている。
以下、第4実施形態のパチンコ機10について、第1実施形態、第2実施形態又は第3実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第4実施形態のパチンコ機10の説明において、第1実施形態、第2実施形態又は第3実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第1実施形態、第2実施形態又は第3実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図116を参照して、第4実施形態のパチンコ機10の電気的構成について説明する。図116は、第4実施形態のパチンコ機10の主制御装置110内に設けられたROM202及びRAM203を示すブロック図である。
第1実施形態のブロック図と、第4実施形態のブロック図との異なる点は、RAM203において、時短H時短カウンタ203o8、時短I時短カウンタ203o9、時短J時短カウンタ203o10及び時短K時短カウンタ203o11が追加されている点と、時短終了判定フラグ203pが削除されている点である。
時短H時短カウンタ203o8は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短H」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第4実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短H時短カウンタ203o8は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短H時短カウンタ203o8の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短H時短カウンタ203o8の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短H時短カウンタ203o8の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短H」に1回当選するごとに、1減算される(図130のS5381参照)。
そして、時短H時短カウンタ203o8の値が「0」となった場合(図130のS5382:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図130のS5383参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
時短I時短カウンタ203o9は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短I」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第4実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短I時短カウンタ203o9は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短I時短カウンタ203o9の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短I時短カウンタ203o9の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短I時短カウンタ203o9の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短I」に1回当選するごとに、1減算される(図131のS5384参照)。
そして、時短I時短カウンタ203o9の値が「0」となった場合(図131のS5385:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図131のS5386参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
時短J時短カウンタ203o10は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短J」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第4実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短J時短カウンタ203o10は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短J時短カウンタ203o10の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短J時短カウンタ203o10の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短J時短カウンタ203o10の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短J」に1回当選するごとに、1減算される(図132のS5387参照)。
そして、時短J時短カウンタ203o10の値が「0」となった場合(図132のS5388:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図132のS5389参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
時短K時短カウンタ203o11は、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短K」に当選した回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第4実施形態のパチンコ機10では、設定された小当たり種別の当選回数に達した場合、実行中の「時短機能」を終了して、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短K時短カウンタ203o11は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短K時短カウンタ203o11の値が「0」クリアされる(図58のS604参照)。そして、大当たり終了処理において、時短終了条件テーブル202mに応じて時短K時短カウンタ203o11の値が設定される(図65のS6604参照)。一方、時短K時短カウンタ203o11の値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短K」に1回当選するごとに、1減算される(図133のS5390参照)。
そして、時短K時短カウンタ203o11の値が「0」となった場合(図133のS5391:No参照)、小当たり種別への当選回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短計数処理、即ち、動的表示の終了タイミングにおいて、オンされている時短フラグ203jをオフに設定し(図133のS5392参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
次に、図117を参照して、第4実施形態のパチンコ機10の大当たり種別テーブル202bについて説明する。図117(a)は、第4実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図117(b)は、同じく第4実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
第1実施形態の大当たり種別テーブル202bと、第4実施形態の大当たり種別テーブル202bとの異なる点は、特図1大当たり種別テーブル202b1において、大当たり種別「時短弐」に当選した場合の大当たり遊技後に移行する遊技状態が異なる点と、特図2大当たり種別テーブル202b2において、大当たり種別「時短参」に当選した場合の大当たり遊技後に移行する遊技状態が異なる点と、である。
第4実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、主に、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短A」に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第1時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短壱」と、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、主に、大当たりに当選するか、又は、特定領域通過可能な小当たり種別に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第6時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短弐」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、主に、大当たりに当選するか、又は、特定領域通過可能な小当たり種別に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第5時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短参」と、がある。
図117(a)で示す特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、すべての遊技状態において大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短壱」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~49」が対応付けられ、大当たり種別「時短弐」に対して大当たり種別カウンタC2の値「50~99」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短壱」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「時短弐」が選定され得る。
従って、すべての遊技状態において第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短壱」が50%、大当たり種別「時短弐」が50%、の割合で当選することとなる。
次いで、図117(b)で示す特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、すべての遊技状態において第2特別図柄の大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短参」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~99」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図2大当たり種別テーブル202b2から選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値にかかわらず大当たり種別「時短参」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短参」が99/99の割合で当選することとなる。即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合には、大当たり種別「時短参」のみが選定され得るように構成されている。
次に、図118を参照して、第4実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cについて説明する。図118は、第4実施形態のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2小当たり種別テーブル202cの一例を模式的に示した図である。
第1実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cと、第4実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短H」、小当たり種別「時短I」、小当たり種別「時短J」及び小当たり種別「時短K」が追加されている点と、各小当たり種別において、小当たり種別カウンタCKの取り得る値が異なる点と、大当たり遊技を発生した場合のラウンド数が異なる点と、大当たり遊技後に移行する遊技状態が異なる点と、である。
図118に示すように、第2実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cは、小当たり中に特定領域73dを通過したか否かに応じて、該特別図柄の種別に応じた小当たり種別と、小当たり種別カウンタCKの値とが対応付けられたテーブルである。
第4実施形態のパチンコ機10では、小当たり種別として、特定領域73dを球が通過しなかった場合には、最大ラウンド数が1ラウンドの「小当たりA」が設けられる一方、特定領域73dを球が通過した場合には、最大ラウンド数が1+2ラウンドの「時短A」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短B」と、最大ラウンド数が1+2ラウンドの「時短C」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短D」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短E」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短F」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短G」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短H」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短I」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短J」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短K」と、が設けられている。
具体的には、第2特別図柄の抽選遊技で小当たりに当選した場合、特定領域73dを球が通過しないときに小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりA」となる一方、特定領域73dを球が通過したときに小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短I」、「時短J」又は「時短K」となる。そして、小当たり種別「時短A」の大当たり遊技後に「通常遊技状態」へ、小当たり種別「時短B」の大当たり遊技後に「第2時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短C」の大当たり遊技後に「通常遊技状態」へ、小当たり種別「時短D」の大当たり遊技後に「第3時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短E」の大当たり遊技後に「第4時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短F」の大当たり遊技後に「第1時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短G」の大当たり遊技後に「第5時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短H」の大当たり遊技後に「第7時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短I」の大当たり遊技後に「第8時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短J」の大当たり遊技後に「第9時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短K」の大当たり遊技後に「第6時間短縮状態」へ、それぞれ移行するように構成されている。
なお、本実施形態における「時間短縮状態」においては、右打ち遊技が推奨されており、第2始動口71へ入賞し得て第2特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第1始動口64へ入賞し難いことで第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。
特図2小当たり種別テーブル202cでは、各小当たり種別に対して、その小当たり種別を決定する小当たり種別カウンタCKの取り得る値が対応付けられている。
図118で示す特図2小当たり種別テーブル202cの例では、すべての遊技状態において、第2特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域73dを球が通過しなかったときに、「小当たりA」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~299」が対応付けられている一方、特定領域73dを球が通過したときに、「時短A」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~32」が対応付けられ、「時短B」に対して小当たり種別カウンタCKの値「33~59」が対応付けられ、「時短C」に対して小当たり種別カウンタCKの値「60~67」が対応付けられ、「時短D」に対して小当たり種別カウンタCKの値「68~93」が対応付けられ、「時短E」に対して小当たり種別カウンタCKの値「94~120」が対応付けられ、「時短F」に対して小当たり種別カウンタCKの値「121~124」が対応付けられ、「時短G」に対して小当たり種別カウンタCKの値「125~189」が対応付けられ、「時短H」に対して小当たり種別カウンタCKの値「190~225」が対応付けられ、「時短I」に対して小当たり種別カウンタCKの値「226~261」が対応付けられ、「時短J」に対して小当たり種別カウンタCKの値「262~297」が対応付けられ、「時短K」に対して小当たり種別カウンタCKの値「298~299」が対応付けられている。
即ち、第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図2小当たり種別テーブル202cから決定され、例えば、特定領域通過の有無に応じて、小当たり種別カウンタCKの値が「7」である場合には小当たり種別として「時短A」が決定され、小当たり種別カウンタCKの値が「298」である場合には小当たり種別として「時短K」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、特定領域73dを通過しなければ、小当たり種別「小当たりA」が100%の割合で当選することとなる。また、特定領域73dを通過すれば、小当たり種別「時短A」が11.0%の割合で、小当たり種別「時短B」が9.0%の割合で、小当たり種別「時短C」が2.7%の割合で、小当たり種別「時短D」が8.7%の割合で、小当たり種別「時短E」が9.0%の割合で、小当たり種別「時短F」が1.3%の割合で、小当たり種別「時短G」が21.7%の割合で、小当たり種別「時短H」が12.0%の割合で、小当たり種別「時短I」が12.0%の割合で、小当たり種別「時短J」が12.0%の割合で、小当たり種別「時短K」が0.7%の割合で、それぞれ当選するように構成されている。
ここで、詳細は後述するが、第4実施形態のパチンコ機10では、各「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」)毎に、時短終了条件が異なるように構成されており(図123参照)、小当たり種別の当選回数による時短終了条件が成立した場合にのみ、該小当たり種別への当選に基づいて開放される小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
よって、例えば、「第1時間短縮状態」であれば、小当たり種別「時短A」又は「時短B」に「1回」当選した場合に時短終了条件が成立するように構成されているため(図123参照)、該小当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
一方、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」~「時短K」のいずれかに当選した場合、時短終了条件は、それぞれの小当たり種別に「100回」当選した場合に成立するように構成されているため(図123参照)、時短終了条件が成立する前の各小当たり種別「時短C」~「時短K」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球困難又は入球不可な状態となり、特定領域73dへ球を通過させられず大当たり状態を発生させることが困難となる。
即ち、いずれの「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」)であっても、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合に選択され得る小当たり種別の割合は図118に示す通り一律であるものの、各「時間短縮状態」によって時短終了条件が異なることにより、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別は、各「時間短縮状態」毎に異なるように構成されている。なお、各「時間短縮状態」において、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別については、図119及び図123において後述する。
次に、図119及び図120を参照して、第4実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図119は、第4実施形態の各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、当選可能な大当たり種別、特定領域通過可能な小当たり種別、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図120は、第4実施形態の各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図120において、非推奨の発射態様で遊技を行った場合における遊技状態の移行も表記しているが、ここでは、説明の便宜上、その説明を省略する。また、図119及び図120に記載した電サポ回数は、右打ち遊技によって主に実行され得る第2特別図柄の動的表示の実行回数となっており、時短終了条件については図123で詳細を後述する。
図119で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「第1時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」若しくは「第9時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、又は、「第2時間短縮状態」若しくは「第5時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、となる(図120参照)。
また、図119で示すように、「通常遊技状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が低確率状態である。さらに、「通常遊技状態」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「15秒~190秒」で行われる(図22~図28参照)。さらに、「通常遊技状態」では、主に第1特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」となり、第1特別図柄の動的表示は小当たりに当選し得ないため、特定領域通過可能な小当たり種別は該当なしとなる。なお、この「通常遊技状態」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図7参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「第1時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合、又は、「第4時間短縮状態」において小当たり種別「時短F」への当選に基づく大当たりが発生した場合、となる(図120参照)。
この「第1時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第1時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第1時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」又は「時短B」となる(図123参照)。
また、この「第1時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得る割合(所謂、継続率)が約50%となるように構成されている。
具体的には、上述したように、「第1時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」であり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」又は「時短B」である。よって、このいずれかの大当たり種別又は小当たり種別が主に大当たり状態を導出可能であって、その他の小当たり種別(即ち、小当たり種別「時短C」~「時短K」)では大当たり状態の導出が困難となるように構成されている。また、大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりが発生した場合には、「時間短縮状態」が継続され、小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たりが発生した場合にのみ、「時間短縮状態」が終了して「通常遊技状態」に移行するように構成されている(図120参照)。
なお、第4実施形態のパチンコ機では、各「時間短縮状態」における時短回数が「10000回」に設定されているため、第1実施形態の「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」及び「第4時間短縮状態」と同様に、各「時間短縮状態」は実質的に次回の大当たりが確定した遊技状態となっている。
ここで、大当たり種別「時短参」に当選するのは、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合となるため(図117(b)参照)、大当たり種別「時短参」の当選確率は、設定値「1」で101/10000、設定値「3」で105/10000となる(図10参照)。
また、いずれかの小当たり種別に当選する確率は、第1実施形態と同様のため、設定値にかかわらず、4570/10000となる(図10参照)。そして、小当たりに当選した場合に小当たり種別「時短A」が選択され得る割合が11.0%であり、小当たり種別「時短B」が選択され得る割合が9.0%となるように構成されている(図118参照)。よって、小当たり種別「時短A」の当選確率は、約503/10000となり、小当たり種別「時短B」の当選確率は、約411/10000となる。
従って、大当たり種別「時短参」、小当たり種別「時短A」又は「時短B」に当選して大当たり状態を発生する割合(即ち、設定値「1」で約1015/10000)のうち、「時間短縮状態」が継続することとなる割合(即ち、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短B」に当選する割合(設定値「1」で約512/10000))は約50%となる。なお、この「第1時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第2時間短縮状態」への移行契機は、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図120参照)。
この「第2時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第2時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第2時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短C」及び「時短D」となる(図123参照)。
また、この「第2時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短D」であるため、その割合(所謂、継続率)が約80%となるように構成されている。なお、この「第2時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第3時間短縮状態」への移行契機は、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短D」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図120参照)。
この「第3時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第3時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第3時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」及び「時短E」となる(図120参照)。
また、この「第3時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短E」であるため、その割合(所謂、継続率)が約50%となるように構成されている。なお、この「第3時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第4時間短縮状態」への移行契機は、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短E」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図120参照)。
この「第4時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第4時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第4時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短F」となる(図123参照)。
また、この「第4時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短F」であるため、その割合(所謂、継続率)が100%となるように構成されている。なお、この「第4時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第5時間短縮状態」への移行契機は、各「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」、「第4時間短縮状態」、「第5時間短縮状態」、「第6時間短縮状態」、「第7時間短縮状態」、「第8時間短縮状態」又は「第9時間短縮状態」)において大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、「第5時間短縮状態」において小当たり種別「時短G」への当選に基づいて大当たりが発生した場合となる(図120参照)。
この「第5時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第5時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第5時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短C」及び「時短G」となる(図123参照)。
また、この「第5時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短G」であるため、その割合(所謂、継続率)が約90%となるように構成されている。なお、この「第5時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第6時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選した場合、又は、「第9時間短縮状態」において小当たり種別「時短K」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図120参照)。
この「第6時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第6時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第6時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短H」となる(図120参照)。
また、この「第6時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短H」であるため、その割合(所謂、継続率)が100%となるように構成されている。なお、この「第6時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第7時間短縮状態」への移行契機は、「第6時間短縮状態」において小当たり種別「時短H」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図120参照)。
この「第7時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第7時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第7時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短I」となる(図123参照)。
また、この「第7時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短I」であるため、その割合(所謂、継続率)が100%となるように構成されている。なお、この「第7時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第8時間短縮状態」への移行契機は、「第7時間短縮状態」において小当たり種別「時短I」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図120参照)。
この「第8時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第8時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第8時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短J」となる(図123参照)。
また、この「第8時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短J」であるため、その割合(所謂、継続率)が100%となるように構成されている。なお、この「第8時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第9時間短縮状態」への移行契機は、「第8時間短縮状態」において小当たり種別「時短J」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図120参照)。
この「第9時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第9時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第9時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」又は「時短K」となる(図123参照)。
また、この「第9時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短K」であるため、その割合(所謂、継続率)が約20%となるように構成されている。なお、この「第9時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
このように、第4実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短壱」に当選した場合に「第1時間短縮状態」に移行し、その後、第2特別図柄の動的表示において、「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで、周期的な遊技状態の移行(「第1時間短縮状態」→「第2時間短縮状態」→「第3時間短縮状態」→「第4時間短縮状態」→「第1時間短縮状態」)を繰り返すように構成されている。
そして、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」において大当たり状態を発生した場合に「時間短縮状態」を継続する割合(即ち、継続率)は、「第1時間短縮状態」が約50%、「第2時間短縮状態」が約80%、「第3時間短縮状態」が約50%、「第4時間短縮状態」が100%となるように構成されている。
よって、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短壱」に当選して「第1時間短縮状態」に移行した場合、継続率が比較的低い遊技状態(「第1時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)と継続率の比較的高い遊技状態(「第2時間短縮状態」及び「第4時間短縮状態」)とを交互に繰り返しながら「時間短縮状態」を継続していくように構成されている。
一方、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短弐」に当選した場合に「第6時間短縮状態」に移行し、その後、第2特別図柄の動的表示において、「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで、周期的な遊技状態の移行(「第6時間短縮状態」→「第7時間短縮状態」→「第8時間短縮状態」→「第9時間短縮状態」→「第6時間短縮状態」)を繰り返すように構成されている。
そして、「第6時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」において大当たり状態を発生した場合に「時間短縮状態」を継続する割合(即ち、継続率)は、「第6時間短縮状態」~「第8時間短縮状態」が100%、「第9時間短縮状態」が約20%となるように構成されている。
よって、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短弐」に当選して「第6時間短縮状態」に移行した場合、「時間短縮状態」の継続が確定した遊技状態(「第6時間短縮状態」~「第8時間短縮状態」)を経由してから、継続率の比較的低い遊技状態(「第9時間短縮状態」)へ移行し、「時間短縮状態」を継続していくように構成されている。
さらに、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」及び「第6時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」の各「時間短縮状態」において大当たり種別「時短参」に当選して「第5時間短縮状態」に移行した場合には、「時間短縮状態」を継続することとなる大当たり又は小当たりに当選すると、この「第5時間短縮状態」に再度移行し、その継続率が約90%となるように構成されている。
このように構成することで、「通常遊技状態」において当選した大当たり種別によって、同じ「時間短縮状態」でありながら、継続率が全く異なる「時間短縮状態」に移行させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
次に、図121を参照して、第4実施形態の大当たり開放テーブル202gについて説明する。図121は、第4実施形態のROM202に記憶される大当たり開放テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の大当たり開放テーブル202gと、第4実施形態の大当たり開放テーブル202gとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短H」、「時短I」、「時短J」及び「時短K」が追加されている点と、各小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生した場合のラウンド数及びOP時間、ED時間が変更されている点と、である。
第4実施形態の大当たり開放テーブル202gは、大当たり発生時の遊技状態と、大当たり種別又は小当たり種別とに基づいて開放態様等が区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「時間短縮状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図121で示すように、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短A」又は「時短C」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が2ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短B」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短I」、「時短J」又は「時短K」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短A」又は「時短C」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が2ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短B」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短I」、「時短J」又は「時短K」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次に、図122を参照して、第4実施形態の小当たり開放テーブル202hについて説明する。図122は、第4実施形態のROM202に記憶される小当たり開放テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の小当たり開放テーブル202hと、第4実施形態の小当たり開放テーブル202hとの異なる点は、小当たり種別「時短H」、「時短I」、「時短J」及び「時短K」が追加されている点である。
図122に示すように、小当たり開放テーブル202hにおいて、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短I」、「時短J」及び「時短K」に当選した場合には、小入賞口ユニット73(小入賞口)が1のラウンド中に10回開放され、その小当たりのOP時間が「9秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。そして、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「1個」に設定される。なお、各小当たり種別において、小入賞口ユニット73内の小入賞口スイッチ73cによって5個目の入球が検知された場合に特定領域73dが開放され、該特定領域73d内の特定領域スイッチ73gを球が通過すると大当たり状態が発生するように構成されている。
次に、図123を参照して、第4実施形態の時短終了条件テーブル202mについて説明する。図123は、第4実施形態のROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の時短終了条件テーブル202mと、第4実施形態の時短終了条件テーブル202mとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短H」、「時短I」、「時短J」及び「時短K」が追加されている点と、各大当たり種別及び小当たり種別に当選した場合に付与される「時短機能」の終了条件がそれぞれ変更されている点と、である。
図123で示すように、小当たり種別「時短A」又は「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、「特図1時短回数」が「0回」、「特図2時短回数」が「0回」、「合計時短回数」が「0回」に設定され、時短回数が付与されないため、小当たり種別「時短A」又は「時短C」当選に基づく大当たり後には「通常遊技状態」に移行する。
次いで、大当たり種別「時短壱」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短F」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第1時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短I」、「時短J」又は「時短K」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第1時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」若しくは「時短B」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短B」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第2時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短C」又は「時短D」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短I」、「時短J」又は「時短K」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第2時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短C」若しくは「時短D」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短D」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第3時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」又は「時短E」への当選回数が「1回」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短I」、「時短J」又は「時短K」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第3時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」若しくは「時短E」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短E」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第4時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短F」への当選回数が「1回」、「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短G」、「時短H」、「時短I」、「時短J」又は「時短K」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第4時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短F」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短参」当選した場合、又は、小当たり種別「時短G」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第5時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短C」又は「時短G」への当選回数が「1回」、「時短A」、「時短B」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短H」、「時短I」、「時短J」又は「時短K」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第5時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短C」若しくは「時短G」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短弐」当選した場合、又は、小当たり種別「時短K」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第6時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短H」への当選回数が「1回」、「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短I」、「時短J」又は「時短K」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第6時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短H」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短H」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第7時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短I」への当選回数が「1回」、「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短J」又は「時短K」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第7時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短I」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短I」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第8時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短J」への当選回数が「1回」、「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短I」又は「時短K」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第8時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短J」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短J」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第9時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短K」への当選回数が「1回」、「時短A」、「時短B」、「時短C」、「時短D」、「時短E」、「時短F」、「時短G」、「時短H」、「時短I」又は「時短J」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第9時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短K」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
このように構成することで、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短壱」に当選した場合に「第1時間短縮状態」に移行し、その後、第2特別図柄の動的表示において、「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで、「第2時間短縮状態」→「第3時間短縮状態」→「第4時間短縮状態」→「第1時間短縮状態」・・・を繰り返し移行させることができる。
また、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短弐」に当選した場合に「第6時間短縮状態」に移行し、その後、第2特別図柄の動的表示において、「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで、「第7時間短縮状態」→「第8時間短縮状態」→「第9時間短縮状態」→「第6時間短縮状態」・・・を繰り返し移行させることができる。
さらに、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」及び「第6時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」の各「時間短縮状態」において大当たり種別「時短参」に当選して「第5時間短縮状態」に移行した場合には、「時間短縮状態」を継続することとなる大当たり又は小当たりに当選すると、この「第5時間短縮状態」に繰り返し移行させることができる。
その結果、「通常遊技状態」において当選した大当たり種別によって、同じ「時間短縮状態」でありながら、継続率が全く異なる「時間短縮状態」に移行させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
なお、図123に示す時短終了条件テーブル202mに記載はないが、第1実施形態の時短終了条件テーブル202m(図17参照)の備考欄の記載と同様に、時短回数による時短終了条件成立時であって、該条件が成立することとなる動的表示が小当たりに当選していない場合(即ち、ハズレ又は大当たりの場合)、「時短機能」は該動的表示の終了時に終了するように構成されている。
また、時短回数による時短終了条件成立時であって、該条件が成立することとなる動的表示が小当たり当選している場合、該小当たり当選に基づく小入賞口ユニット73の開放動作終了から5秒後に「時短機能」が終了するように構成されている。
さらに、小当たり当選回数による時短終了条件成立時は、該条件が成立することとなる動的表示は小当たりとなり、この場合、該動的表示の終了時、即ち、小当たり当選に基づく小入賞口ユニット73の開放動作開始前に「時短機能」が終了するように構成されている。
次に、図124~図133を参照して、第4実施形態の主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。第1実施形態の各制御処理と第4実施形態の各制御処理との異なる点は、主に、小当たり種別「時短H」、「時短I」、「時短J」、「時短K」が追加されている点である。
まず、図124を参照して、第4実施形態の主制御装置110内のMPU201により実行される変動開始処理(図39参照)の一処理である小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を説明する。図124は、第4実施形態の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を示すフローチャートである。第1実施形態の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)と、第4実施形態の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)との異なる点は、主に、小当たり種別「時短H」、「時短I」、「時短J」、「時短K」が追加されている点である。
第4実施形態の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)では、まず、時短終了判定フラグ203pの判定が不要のため、当選した小当たり種別が小当たり種別「時短A」であるか否かを判別する(S5132)。
また、S5144の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短F」ではないと判別された場合(S5144:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短H」であるか否かを判別し(S5176)、当選した小当たりが小当たり種別「時短H」であれば(S5176:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短H判定処理を実行し(S5177)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図125を参照して、第4実施形態の主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図124)の一処理である時短H判定処理(S5177)を説明する。図125は、第4実施形態の時短H判定処理(S5177)を示すフローチャートである。この時短H判定処理(S5177)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短H判定処理(S5177)では、まず、時短H時短カウンタ203o8の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短H」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5185)。
S5185の判別の結果、時短H時短カウンタ203o8の値が1より大きい値であれば(S5185:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短H」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5187)、この時短H判定処理(S5177)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図124)に戻る。
一方、S5185の処理において、時短H時短カウンタ203o8の値が1より大きい値でない、即ち、時短H時短カウンタ203o8の値が1以下であれば(S5185:No)、これから実行される小当たり種別「時短H」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5186)、この時短H判定処理(S5177)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図124)に戻る。
なお、S5186又はS5187の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
図124の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5176の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短H」ではないと判別された場合(S5176:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短I」であるか否かを判別し(S5178)、当選した小当たりが小当たり種別「時短I」であれば(S5178:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短I判定処理を実行し(S5179)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図126を参照して、第4実施形態の主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図124)の一処理である時短I判定処理(S5179)を説明する。図126は、第4実施形態の時短I判定処理(S5179)を示すフローチャートである。この時短I判定処理(S5179)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短I判定処理(S5179)では、まず、時短I時短カウンタ203o9の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短I」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5188)。
S5188の判別の結果、時短I時短カウンタ203o9の値が1より大きい値であれば(S5188:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短I」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5190)、この時短I判定処理(S5179)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図124)に戻る。
一方、S5188の処理において、時短I時短カウンタ203o9の値が1より大きい値でない、即ち、時短I時短カウンタ203o9の値が1以下であれば(S5188:No)、これから実行される小当たり種別「時短I」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5189)、この時短I判定処理(S5179)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図124)に戻る。
なお、S5189又はS5190の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
図124の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5178の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短I」ではないと判別された場合(S5178:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短J」であるか否かを判別し(S5180)、当選した小当たりが小当たり種別「時短J」であれば(S5180:Yes)、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短J判定処理を実行し(S5181)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図127を参照して、第4実施形態の主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図124)の一処理である時短J判定処理(S5181)を説明する。図127は、第4実施形態の時短J判定処理(S5181)を示すフローチャートである。この時短J判定処理(S5181)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短J判定処理(S5181)では、まず、時短J時短カウンタ203o10の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短J」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5191)。
S5191の判別の結果、時短J時短カウンタ203o10の値が1より大きい値であれば(S5191:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短J」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5193)、この時短J判定処理(S5181)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図124)に戻る。
一方、S5191の処理において、時短J時短カウンタ203o10の値が1より大きい値でない、即ち、時短J時短カウンタ203o10の値が1以下であれば(S5191:No)、これから実行される小当たり種別「時短J」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5192)、この時短J判定処理(S5181)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図124)に戻る。
なお、S5192又はS5193の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
図124の小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)に戻って、説明を続ける。S5180の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短I」ではないと判別された場合(S5180:No)、当選した小当たりは小当たり種別「時短K」であると判断し、音声ランプ制御装置113へ送信するための特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定すべく、時短K判定処理を実行し(S5182)、この小当たり用時短終了条件判定処理(S5107)を終了して変動開始処理(図39参照)に戻る。
ここで、図128を参照して、第4実施形態の主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短終了条件判定処理(図124)の一処理である時短K判定処理(S5182)を説明する。図128は、第4実施形態の時短K判定処理(S5182)を示すフローチャートである。この時短K判定処理(S5182)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、その判別結果によって特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドを設定する。
この時短K判定処理(S5182)では、まず、時短K時短カウンタ203o11の値が1より大きい値であるか否か、即ち、これから実行される小当たり種別「時短K」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立するか否かを判別する(S5194)。
S5194の判別の結果、時短K時短カウンタ203o11の値が1より大きい値であれば(S5194:Yes)、これから実行される小当たり種別「時短K」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立せず、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放されたとしても、該小入賞口ユニット73には入球困難又は不可となり、特定領域73dを通過困難となって大当たり状態を発生困難となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、ハズレ演出に相当する特定領域通過不可時の演出を行うべく、特定領域通過不可コマンドを設定し(S5196)、この時短K判定処理(S5182)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図124)に戻る。
一方、S5194の処理において、時短K時短カウンタ203o11の値が1より大きい値でない、即ち、時短K時短カウンタ203o11の値が1以下であれば(S5194:No)、これから実行される小当たり種別「時短K」に当選した動的表示の停止時に行われる時短計数処理(図49参照)において、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し、小当たりへの当選によって小入賞口ユニット73が開放された場合に該小入賞口ユニット73に入球容易又は可能となり、特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる。
よって、この場合、第3図柄表示装置81において実行される変動演出として、大当たり演出に相当する特定領域通過可能時の演出を行うべく、特定領域通過可能コマンドを設定し(S5195)、この時短K判定処理(S5182)を終了して小当たり用時短終了条件判定処理(図124)に戻る。
なお、S5195又はS5196の処理で設定された特定領域通過可能コマンド又は特定領域通過不可コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図35のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次に、図129を参照して、第4実施形態の主制御装置110内のMPU201により実行される時短計数処理(図49参照)の一処理である小当たり用時短計数処理(S5309)を説明する。図129は、第4実施形態の小当たり用時短計数処理(S5309)を示すフローチャートである。第1実施形態の小当たり用時短計数処理(S5309)と、第4実施形態の小当たり用時短計数処理(S5309)との異なる点は、主に、小当たり種別「時短H」、「時短I」、「時短J」、「時短K」が追加されている点である。
第4実施形態の小当たり用時短計数処理(S5309)では、まず、時短終了判定フラグ203pの判定が不要のため、当選した小当たり種別が小当たり種別「時短A」であるか否かを判別する(S5322)。
また、S5334の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短F」でないと判別された場合(S5334:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短H」であるか否かを判別し(S5372)、当選した小当たりが小当たり種別「時短H」であれば(S5372:Yes)、小当たり種別「時短H」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短H計数処理を実行し(S5373)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図130を参照して、第4実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図129)の一処理である時短H計数処理(S5373)を説明する。図130は、第4実施形態の時短H計数処理(S5373)を示すフローチャートである。この時短H計数処理(S5373)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短H計数処理(S5373)では、まず、小当たり種別「時短H」に当選しているため、時短H時短カウンタ203o8の値から1減算し(S5381)、減算した時短H時短カウンタ203o8の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5382)。判別の結果、時短H時短カウンタ203o8の値が「0」より大きい値であれば(S5382:Yes)、小当たり種別「時短H」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5383の処理をスキップして、この時短H計数処理(S5373)を終了して、小当たり用時短計数処理(図129参照)に戻る。
一方、S5382の処理において、時短H時短カウンタ203o8の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5382:No)、即ち、時短H時短カウンタ203o8の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短H」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短K時短カウンタ203o11の値を「0」クリアし(S5383)、この時短H計数処理(S5373)を終了して、小当たり用時短計数処理(図129参照)に戻る。
図129の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5372の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短H」でないと判別された場合(S5372:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短I」であるか否かを判別し(S5374)、当選した小当たりが小当たり種別「時短I」であれば(S5374:Yes)、小当たり種別「時短I」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短I計数処理を実行し(S5375)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図131を参照して、第4実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図129)の一処理である時短I計数処理(S5375)を説明する。図131は、第4実施形態の時短I計数処理(S5375)を示すフローチャートである。この時短I計数処理(S5375)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短I計数処理(S5375)では、まず、小当たり種別「時短I」に当選しているため、時短I時短カウンタ203o9の値から1減算し(S5384)、減算した時短I時短カウンタ203o9の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5385)。判別の結果、時短I時短カウンタ203o9の値が「0」より大きい値であれば(S5385:Yes)、小当たり種別「時短I」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5386の処理をスキップして、この時短I計数処理(S5375)を終了して、小当たり用時短計数処理(図129参照)に戻る。
一方、S5385の処理において、時短I時短カウンタ203o9の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5385:No)、即ち、時短I時短カウンタ203o9の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短I」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短K時短カウンタ203o11の値を「0」クリアし(S5386)、この時短I計数処理(S5375)を終了して、小当たり用時短計数処理(図129参照)に戻る。
図129の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5374の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短I」でないと判別された場合(S5374:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短J」であるか否かを判別し(S5376)、当選した小当たりが小当たり種別「時短J」であれば(S5376:Yes)、小当たり種別「時短J」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短J計数処理を実行し(S5377)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図132を参照して、第4実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図129)の一処理である時短J計数処理(S5377)を説明する。図132は、第4実施形態の時短J計数処理(S5377)を示すフローチャートである。この時短J計数処理(S5377)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短J計数処理(S5377)では、まず、小当たり種別「時短J」に当選しているため、時短J時短カウンタ203o10の値から1減算し(S5387)、減算した時短J時短カウンタ203o10の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5388)。判別の結果、時短J時短カウンタ203o10の値が「0」より大きい値であれば(S5388:Yes)、小当たり種別「時短J」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5389の処理をスキップして、この時短J計数処理(S5377)を終了して、小当たり用時短計数処理(図129参照)に戻る。
一方、S5388の処理において、時短J時短カウンタ203o10の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5388:No)、即ち、時短J時短カウンタ203o10の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短J」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短K時短カウンタ203o11の値を「0」クリアし(S5389)、この時短J計数処理(S5377)を終了して、小当たり用時短計数処理(図129参照)に戻る。
図129の小当たり用時短計数処理(S5309)に戻って、説明を続ける。S5372の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短J」でないと判別された場合(S5376:No)、当選した小当たりは小当たり種別「時短K」であると判断し、小当たり種別「時短K」への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別すべく、時短K計数処理を実行し(S5378)、この小当たり用時短計数処理(S5309)を終了して時短計数処理(図49参照)に戻る。
ここで、図133を参照して、第4実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり用時短計数処理(図129)の一処理である時短K計数処理(S5378)を説明する。図133は、第4実施形態の時短K計数処理(S5378)を示すフローチャートである。この時短K計数処理(S5378)では、当選した小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立有無を判別し、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短K計数処理(S5378)では、まず、小当たり種別「時短K」に当選しているため、時短K時短カウンタ203o11の値から1減算し(S5390)、減算した時短K時短カウンタ203o11の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5391)。判別の結果、時短K時短カウンタ203o11の値が「0」より大きい値であれば(S5391:Yes)、小当たり種別「時短K」への当選回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5392の処理をスキップして、この時短K計数処理(S5378)を終了して、小当たり用時短計数処理(図129参照)に戻る。
一方、S5391の処理において、時短K時短カウンタ203o11の値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S5391:No)、即ち、時短K時短カウンタ203o11の値が「0」以下である場合は、小当たり種別「時短K」への当選回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、時短フラグ203jをオフに設定し、時短終了判定フラグ203pをオフに設定する。そして、特図1時短カウンタ203k、特図2時短カウンタ203m及び合計時短カウンタ203nの値を「0」クリアし、時短A時短カウンタ203o1~時短K時短カウンタ203o11の値を「0」クリアし(S5392)、この時短K計数処理(S5378)を終了して、小当たり用時短計数処理(図129参照)に戻る。
以上、説明したように、第4実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短壱」に当選した場合に「第1時間短縮状態」に移行し、その後、第2特別図柄の動的表示において、「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで、周期的な遊技状態の移行(「第1時間短縮状態」→「第2時間短縮状態」→「第3時間短縮状態」→「第4時間短縮状態」→「第1時間短縮状態」)を繰り返すように構成する。
そして、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」において大当たり状態を発生した場合に「時間短縮状態」を継続する割合(即ち、継続率)は、「第1時間短縮状態」が約50%、「第2時間短縮状態」が約80%、「第3時間短縮状態」が約50%、「第4時間短縮状態」が100%となるように構成する。
一方、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短弐」に当選した場合に「第6時間短縮状態」に移行し、その後、第2特別図柄の動的表示において、「時間短縮状態」を継続することとなる特定領域通過可能な小当たり種別に当選することで、周期的な遊技状態の移行(「第6時間短縮状態」→「第7時間短縮状態」→「第8時間短縮状態」→「第9時間短縮状態」→「第6時間短縮状態」)を繰り返すように構成する。
そして、「第6時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」において大当たり状態を発生した場合に「時間短縮状態」を継続する割合(即ち、継続率)は、「第6時間短縮状態」~「第8時間短縮状態」が100%、「第9時間短縮状態」が約20%となるように構成する。
このように構成することで、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短壱」に当選して「第1時間短縮状態」に移行した場合、継続率が比較的低い遊技状態(「第1時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)と継続率の比較的高い遊技状態(「第2時間短縮状態」及び「第4時間短縮状態」)とを交互に繰り返しながら「時間短縮状態」を継続させることができる。
また、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「時短弐」に当選して「第6時間短縮状態」に移行した場合、「時間短縮状態」の継続が確定した遊技状態(「第6時間短縮状態」~「第8時間短縮状態」)を経由してから、継続率の比較的低い遊技状態(「第9時間短縮状態」)へ移行し、「時間短縮状態」を継続させることができる。
その結果、「通常遊技状態」において当選した大当たり種別によって、同じ「時間短縮状態」でありながら、継続率が全く異なる「時間短縮状態」に移行させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第4実施形態におけるパチンコ機10は、第1実施形態乃至第3実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第5実施形態>
次いで、図134~図146を参照して、本発明を適用した第5実施形態のパチンコ機10について説明する。第1実施形態のパチンコ機10では、時短終了条件テーブル202mの構成により、特定領域通過可能な小当たり種別が異なる4つの「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」)で構成されていた。また、特定領域通過可能な小当たり種別は、各「時間短縮状態」毎に複数存在し、当選した小当たり種別によって異なる遊技状態へ移行可能となるように構成されている。
これに対し、第5実施形態のパチンコ機10では、時短終了条件テーブル202mの構成により、特定領域通過可能な小当たり種別が異なる3つの「時間短縮状態」(即ち、「第1時間短縮状態」~「第3時間短縮状態」)で構成される。また、特定領域通過可能な小当たり種別は、各「時間短縮状態」毎に1つのみ存在し、当選した小当たり種別によって1の遊技状態へ移行するように構成される。
以下、第5実施形態のパチンコ機10について、第1実施形態乃至第4実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第5実施形態のパチンコ機10の説明において、第1実施形態乃至第5実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図134を参照して、第5実施形態のパチンコ機10の電気的構成について説明する。図134は、第5実施形態のパチンコ機10の主制御装置110内に設けられたROM202及びRAM203を示すブロック図である。
第1実施形態のブロック図と、第5実施形態のブロック図との異なる点は、RAM203において、時短D時短カウンタ203o4~時短G時短カウンタ203o7及び時短終了判定フラグ203pが削除されている点である。
次に、図135を参照して、第5実施形態のパチンコ機10の大当たり種別テーブル202bについて説明する。図135(a)は、第5実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図135(b)は、同じく第5実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
第1実施形態の大当たり種別テーブル202bと、第5実施形態の大当たり種別テーブル202bとの異なる点は、特図1大当たり種別テーブル202b1に大当たり種別「時短参」が追加されている点と、各大当たり種別の割合が変更されている点と、特図2大当たり種別テーブル202b2の大当たり種別が大当たり種別「時短四」に変更されている点と、である。
第5実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、主に、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短A」に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第1時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短壱」と、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、いずれかの大当たり種別又は小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第2時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短弐」と、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たりであって、いずれかの大当たり種別又は小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第3時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短参」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、いずれかの大当たり種別又は小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第3時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短四」と、がある。
図135(a)で示す第5実施形態の特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、すべての遊技状態において大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短壱」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~32」が対応付けられ、大当たり種別「時短弐」に対して大当たり種別カウンタC2の値「33~65」が対応付けられ、大当たり種別「時短参」に対して大当たり種別カウンタC2の値「66~99」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短壱」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「時短参」が選定され得る。
従って、すべての遊技状態において第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短壱」が33%、大当たり種別「時短弐」が33%、大当たり種別「時短参」が34%の割合で当選することとなる。
また、第5実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技において、第1始動口64へ入賞し得て第1特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第2始動口71へ入賞し難いことで第2特別図柄の動的表示が実行され難く構成されているため、左打ち遊技の遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)では、第1特別図柄の動的表示が主に実行されるように構成されている。
次いで、図135(b)で示す第5実施形態の特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、すべての遊技状態において第2特別図柄の大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短四」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~99」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図2大当たり種別テーブル202b2から選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値にかかわらず大当たり種別「時短四」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短四」が99/99の割合で当選することとなる。即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合には、大当たり種別「時短四」のみが選定され得るように構成されている。
次に、図136を参照して、第5実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cについて説明する。図136は、第5実施形態のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2小当たり種別テーブル202cの一例を模式的に示した図である。
第1実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cと、第5実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」及び「時短G」が削除されている点と、各小当たり種別において、小当たり種別カウンタCKの取り得る値が異なる点と、大当たり遊技を発生した場合のラウンド数が異なる点と、大当たり遊技後に移行する遊技状態が異なる点と、である。
図136に示すように、第5実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cは、小当たり中に特定領域73dを通過したか否かに応じて、該特別図柄の種別に応じた小当たり種別と、小当たり種別カウンタCKの値とが対応付けられたテーブルである。
第5実施形態のパチンコ機10では、小当たり種別として、特定領域73dを球が通過しなかった場合には、最大ラウンド数が1ラウンドの「小当たりA」が設けられる一方、特定領域73dを球が通過した場合には、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短A」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短B」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短C」と、が設けられている。
具体的には、第2特別図柄の抽選遊技で小当たりに当選した場合、特定領域73dを球が通過しないときに小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりA」となる一方、特定領域73dを球が通過したときに小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」となる。そして、小当たり種別「時短A」の大当たり遊技後に「通常遊技状態」へ、小当たり種別「時短B」の大当たり遊技後に「第1時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短C」の大当たり遊技後に「第2時間短縮状態」へ、それぞれ移行するように構成されている。
なお、本実施形態における「時間短縮状態」においては、右打ち遊技が推奨されており、第2始動口71へ入賞し得て第2特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第1始動口64へ入賞し難いことで第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。
特図2小当たり種別テーブル202cでは、各小当たり種別に対して、その小当たり種別を決定する小当たり種別カウンタCKの取り得る値が対応付けられている。
図136で示す特図2小当たり種別テーブル202cの例では、すべての遊技状態において、第2特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域73dを球が通過しなかったときに、「小当たりA」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~299」が対応付けられている一方、特定領域73dを球が通過したときに、「時短A」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~99」が対応付けられ、「時短B」に対して小当たり種別カウンタCKの値「100~199」が対応付けられ、「時短C」に対して小当たり種別カウンタCKの値「200~299」が対応付けられている。
即ち、第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図2小当たり種別テーブル202cから決定され、例えば、特定領域通過の有無に応じて、小当たり種別カウンタCKの値が「7」である場合には小当たり種別として「時短A」が決定され、小当たり種別カウンタCKの値が「295」である場合には小当たり種別として「時短C」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、特定領域73dを通過しなければ、小当たり種別「小当たりA」が100%の割合で当選することとなる。また、特定領域73dを通過すれば、小当たり種別「時短A」が33.3%の割合で、小当たり種別「時短B」が33.3%の割合で、小当たり種別「時短C」が33.3%の割合で、それぞれ当選するように構成されている。
ここで、詳細は後述するが、第5実施形態のパチンコ機10では、各「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」)毎に、時短終了条件が異なるように構成されており(図141参照)、小当たり種別の当選回数による時短終了条件が成立した場合にのみ、該小当たり種別への当選に基づいて開放される小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
よって、例えば、「第1時間短縮状態」であれば、小当たり種別「時短A」に「1回」当選した場合に時短終了条件が成立するように構成されているため(図141参照)、該小当たり種別「時短A」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
一方、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選した場合、時短終了条件は、それぞれの小当たり種別に「100回」当選した場合に成立するように構成されているため(図141参照)、時短終了条件が成立する前の小当たり種別「時短B」又は「時短C」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球困難又は入球不可な状態となり、特定領域73dへ球を通過させられず大当たり状態を発生させることが困難となる。
即ち、いずれの「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」)であっても、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合に選択され得る小当たり種別の割合は図136に示す通り一律であるものの、各「時間短縮状態」によって時短終了条件が異なることにより、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別は、各「時間短縮状態」毎に異なるように構成されている。なお、各「時間短縮状態」において、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別については、図137及び図141において後述する。
次に、図137及び図138を参照して、第5実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図137は、第5実施形態の各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、当選可能な大当たり種別、特定領域通過可能な小当たり種別、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図138は、第5実施形態の各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図138において、非推奨の発射態様で遊技を行った場合における遊技状態の移行も表記しているが、ここでは、説明の便宜上、その説明を省略する。また、図137及び図138に記載した電サポ回数は、右打ち遊技によって主に実行され得る第2特別図柄の動的表示の実行回数となっており、時短終了条件については図141で詳細を後述する。
図137で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、となる(図138参照)。
また、図137で示すように、「通常遊技状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が低確率状態である。さらに、「通常遊技状態」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「15秒~190秒」で行われる(図22~図28参照)。さらに、「通常遊技状態」では、主に第1特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短壱」、「時短弐」又は「時短参」となり、第1特別図柄の動的表示は小当たりに当選し得ないため、特定領域通過可能な小当たり種別は該当なしとなる。なお、この「通常遊技状態」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図7参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「第1時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合、又は、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たり状態が発生した場合、となる(図138参照)。
この「第1時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第1時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第1時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短四」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」となる(図141参照)。
また、この「第1時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得る割合(所謂、継続率)が約6%となるように構成されている。
具体的には、上述したように、「第1時間短縮状態」において当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短四」であり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」である。よって、このいずれかの大当たり種別又は小当たり種別が主に大当たり状態を導出可能であって、その他の小当たり種別(即ち、小当たり種別「時短B」及び「時短C」)では大当たり状態の導出が困難となるように構成されている。また、大当たり種別「時短四」に当選した場合には、「時間短縮状態」が継続され、小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たりが発生した場合には、「時間短縮状態」が終了して「通常遊技状態」に移行するように構成されている(図138参照)。
なお、第5実施形態のパチンコ機では、各「時間短縮状態」における時短回数が「10000回」に設定されているため、第1実施形態の「第2時間短縮状態」、「第3時間短縮状態」及び「第4時間短縮状態」と同様に、各「時間短縮状態」は実質的に次回の大当たりが確定した遊技状態となっている。
ここで、大当たり種別「時短四」に当選するのは、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合となるため(図135(b)参照)、大当たり種別「時短参」の当選確率は、設定値「1」で101/10000、設定値「3」で105/10000となる(図10参照)。
また、いずれかの小当たり種別に当選する確率は、第1実施形態と同様のため、設定値にかかわらず、4570/10000となる(図10参照)。そして、小当たりに当選した場合に小当たり種別「時短A」が選択され得る割合が33.3%となるように構成されている(図136参照)。よって、小当たり種別「時短A」の当選確率は、約1523/10000となる。
従って、大当たり種別「時短四」、小当たり種別「時短A」に当選して大当たり状態を発生する割合(即ち、設定値「1」で約1628/10000)のうち、「時間短縮状態」が継続することとなる割合(即ち、大当たり種別「時短四」に当選する割合(設定値「1」で約101/10000))は約6%となる。
即ち、「第1時間短縮状態」では、特定領域通過可能な小当たり(小当たり種別「時短A」)に基づく大当たりが発生した場合、該大当たり後には必ず「通常遊技状態」に移行するように構成されている。なお、この「第1時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第2時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選した場合、又は、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たりが発生した場合となる(図138参照)。
この「第2時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第2時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第2時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短四」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短B」となる(図141参照)。
また、この「第2時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短四」又は小当たり種別「時短B」であるため、その割合(所謂、継続率)が100%となるように構成されている。
即ち、「第2時間短縮状態」では、特定領域通過可能な小当たり(小当たり種別「時短B」)に基づく大当たりが発生した場合、該大当たり後には必ず「第1時間短縮状態」に移行するように構成されている。なお、この「第2時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第3時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」若しくは「第3時間短縮状態」において大当たり種別「時短四」に当選した場合、となる(図138参照)。
この「第3時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第3時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。さらに、「第3時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短四」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短C」となる(図138参照)。
また、この「第3時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短四」又は小当たり種別「時短C」であるため、その割合(所謂、継続率)が100%となるように構成されている。
即ち、「第3時間短縮状態」では、特定領域通過可能な小当たり(小当たり種別「時短C」)に基づく大当たりが発生した場合、該大当たり後には必ず「第2時間短縮状態」に移行するように構成されている。なお、この「第3時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
このように、第5実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選することで「第1時間短縮状態」に移行し、該「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」のみであり、該小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、「通常遊技状態」に移行するように構成されている。
よって、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」に当選した場合、該小当たり種別「時短A」への当選によって「連荘」状態が終了するように構成されている。
一方、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選することで「第2時間短縮状態」に移行し、該「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短B」のみであり、該小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、「第1時間短縮状態」に移行するように構成されている。
よって、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」に当選した場合、該小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たりと、該小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たり後に移行する「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」への当選に基づく大当たりと、の、少なくとも2回の大当たりを獲得可能となるように構成されている。
さらに、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短参」に当選することで「第3時間短縮状態」に移行し、該「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短C」のみであり、該小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、「第2時間短縮状態」に移行するように構成されている。
よって、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別「時短C」に当選した場合、該小当たり種別「時短C」への当選に基づく大当たりと、該小当たり種別「時短C」への当選に基づく大当たり後に移行する「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たりと、該小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たり後に移行する「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」への当選に基づく大当たりと、の、少なくとも3回の大当たりを獲得可能となるように構成されている。
即ち、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短壱」に当選した場合、該大当たり後に少なくとも1回の大当たりが獲得可能となり、大当たり種別「時短弐」に当選した場合、該大当たり後に少なくとも2回の大当たりが獲得可能となり、大当たり種別「時短参」に当選した場合、該大当たり後に少なくとも3回の大当たりが獲得可能となるように構成されている。
このように構成することで、「通常遊技状態」において大当たりに当選した場合に、該当選した第1特別図柄の動的表示の大当たり種別によって、該大当たり後に移行する「時間短縮状態」における最低限の大当たりの回数(所謂、連荘数)を決めることができる。
その結果、「通常遊技状態」において当選した第1特別図柄の動的表示の大当たり種別に基づいて第3図柄に表示する図柄を決定し、「時間短縮状態」において獲得可能な大当たり回数を示唆表示することができる。例えば、「通常遊技状態」中の第3図柄表示装置81での変動演出において、「3」の数字を付した第3図柄が揃う大当たり演出を行った場合には、その後の「時間短縮状態」において、少なくとも「3回」の大当たりの獲得が可能となり、また、「1」の数字を付した第3図柄が揃う大当たり演出を行った場合には、その後の「時間短縮状態」において、少なくとも「1回」の大当たりの獲得が可能となるように構成することができる。なお、この変動演出の詳細については図142から図146において後述する。
また、本実施形態では、「通常遊技状態」において示唆可能な最大大当たり回数は「3回」となっているが、これ以上の回数を示唆できるように構成してもよい。例えば、第1特別図柄の動的表示の大当たり種別を大当たり種別「時短壱」から大当たり種別「時短九」までの9種類とし、第2特別図柄の動的表示の小当たりを小当たり種別「時短A」から小当たり種別「時短I」までの9種類で構成し、大当たり種別「時短九」に当選した場合に「第9時間短縮状態」に移行させ、該「第9時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別として小当たり種別「時短I」とし、該小当たり種別「時短I」当選に基づく大当たり後に「第8時間短縮状態」に移行させ、該「第8時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別として小当たり種別「時短H」とし、該小当たり種別「時短H」当選に基づく大当たり後に「第7時間短縮状態」に移行させ、該「第7時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別として小当たり種別「時短G」とし、該小当たり種別「時短G」当選に基づく大当たり後に「第6時間短縮状態」に移行させ、該「第6時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別として小当たり種別「時短F」とし、該小当たり種別「時短F」当選に基づく大当たり後に「第5時間短縮状態」に移行させ、該「第5時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別として小当たり種別「時短E」とし、該小当たり種別「時短E」当選に基づく大当たり後に「第4時間短縮状態」に移行させ、該「第4時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別として小当たり種別「時短D」とし、該小当たり種別「時短D」当選に基づく大当たり後に「第3時間短縮状態」に移行するように構成してもよい。
このように構成することで、「通常遊技状態」中の第3図柄表示装置81での変動演出において、「9」の数字の第3図柄が揃う大当たり演出を行った場合には、その後の「時間短縮状態」において、少なくとも「9回」の大当たりの獲得が可能となり、また、「1」の数字の第3図柄が揃う大当たり演出を行った場合には、その後の「時間短縮状態」において、少なくとも「1回」の大当たりの獲得が可能となるように構成することができる。
次に、図139を参照して、第5実施形態の大当たり開放テーブル202gについて説明する。図139は、第5実施形態のROM202に記憶される大当たり開放テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の大当たり開放テーブル202gと、第5実施形態の大当たり開放テーブル202gとの異なる点は、主に、大当たり種別「時短四」が追加されている点と、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」及び「時短G」が削除されている点と、各小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生した場合のラウンド数及びOP時間、ED時間が変更されている点と、である。
第5実施形態の大当たり開放テーブル202gは、大当たり発生時の遊技状態と、大当たり種別又は小当たり種別とに基づいて開放態様等が区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「時間短縮状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図139で示すように、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短壱」、「時短弐」又は「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短四」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短壱」、「時短弐」又は「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が3ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短四」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次に、図140を参照して、第5実施形態の小当たり開放テーブル202hについて説明する。図140は、第5実施形態のROM202に記憶される小当たり開放テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の小当たり開放テーブル202hと、第5実施形態の小当たり開放テーブル202hとの異なる点は、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」及び「時短G」が削除されている点である。
次に、図141を参照して、第5実施形態の時短終了条件テーブル202mについて説明する。図141は、第5実施形態のROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の時短終了条件テーブル202mと、第5実施形態の時短終了条件テーブル202mとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」及び「時短G」が削除されている点と、各大当たり種別及び小当たり種別に当選した場合に付与される「時短機能」の終了条件がそれぞれ変更されている点と、である。
図141で示すように、小当たり種別「時短A」当選に基づく大当たりが発生した場合、「特図1時短回数」が「0回」、「特図2時短回数」が「0回」、「合計時短回数」が「0回」に設定され、時短回数が付与されないため、小当たり種別「時短A」当選に基づく大当たり後には「通常遊技状態」に移行する。
次いで、大当たり種別「時短壱」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短B」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第1時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短B」又は「時短C」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第1時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短弐」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第2時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短B」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短A」又は「時短C」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第2時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短B」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短参」又は「時短四」に当選した場合、即ち、「第3時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短C」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第3時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短C」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
このように構成することで、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりを発生した場合には「第2時間短縮状態」に移行し、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりを発生した場合には「第1時間短縮状態」に移行し、「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりを発生した場合には「通常遊技状態」に移行させることができる。
その結果、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短壱」に当選した場合、該大当たり後に少なくとも1回の大当たりが獲得可能となり、大当たり種別「時短弐」に当選した場合、該大当たり後に少なくとも2回の大当たりが獲得可能となり、大当たり種別「時短参」に当選した場合、該大当たり後に少なくとも3回の大当たりが獲得可能となるように構成することができ、「通常遊技状態」において当選した第1特別図柄の動的表示の大当たり種別によって、「時間短縮状態」において獲得可能な大当たり回数を第3図柄表示装置81で示唆表示することができる。なお、詳細については図142から図146において後述する。
次に、図142から図144を参照して、第5実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。第1実施形態の各制御処理と第5実施形態の各制御処理との異なる点は、主に、各特別図柄の動的表示が当選した大当たり種別又は小当たり種別に応じて、表示用の停止種別コマンドを設定する点である。
まず、図142を参照して、第5実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図142は、第5実施形態の変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。第1実施形態の変動演出処理(S1110)と第5実施形態の変動演出処理(S1110)との異なる点は、各特別図柄の停止種別コマンドの設定処理が関数になっている点である。
第5実施形態の変動演出処理(S1110)では、S1307の処理が終わると、第1特別図柄の動的表示の抽選結果に応じて停止種別を設定すべく、表示用特図1停止種別コマンド設定処理を実行し(S1321)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図70参照)に戻る。
ここで、図143を参照して、第5実施形態において音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1321)について説明する。図143は、第5実施形態の表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1321)を示したフローチャートである。
この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1321)では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の抽選結果に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1停止種別コマンドを設定する。
この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1321)では、まず、第1特別図柄の変動演出が大当たりに当選しているか否かを判別し(S1361)、大当たりに当選していなければ(S1361:No)、第1特別図柄の変動演出はハズレとなる変動演出であるため、その他の表示用特図1停止種別コマンドを設定し(S1362)、この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1321)を終了して、変動演出処理(図142参照)に戻る。
一方、S1361の判別の結果、第1特別図柄の変動演出が大当たりに当選していれば(S1361:Yes)、次いで、当選した大当たりが大当たり種別「時短壱」であるか否かを判別し(S1363)、当選した大当たりが大当たり種別「時短壱」であれば(S1363:Yes)、該大当たり後に「第1時間短縮状態」に移行することになり、該「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりすることで、少なくとも1回の大当たりを獲得可能となるため、表示用1連時停止種別コマンドを設定し(S1364。図146(a)参照。)、この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1321)を終了して、変動演出処理(図142参照)に戻る。
また、S1363の処理において、当選した大当たりが大当たり種別「時短壱」でないと判別された場合(S1363:No)、次いで、当選した大当たりが大当たり種別「時短弐」であるか否かを判別し(S1365)、当選した大当たりが大当たり種別「時短弐」であれば(S1365:Yes)、該大当たり後に「第2時間短縮状態」に移行することになり、「時間短縮状態」において少なくともあと2回の大当たりを獲得可能となるため、表示用2連時停止種別コマンドを設定し(S1366。図145(c)参照。)、この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1321)を終了して、変動演出処理(図142参照)に戻る。
さらに、S1365の処理において、当選した大当たりが大当たり種別「時短弐」でないと判別された場合(S1365:No)、次いで、当選した大当たりが大当たり種別「時短参」であるか否かを判別し(S1367)、当選した大当たりが大当たり種別「時短参」であれば(S1367:Yes)、該大当たり後に「第3時間短縮状態」に移行することになり、「時間短縮状態」において少なくともあと3回の大当たりを獲得可能となるため、表示用3連時停止種別コマンドを設定し(S1368。図145(a)参照。)、この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1321)を終了して、変動演出処理(図142参照)に戻る。
図142の変動演出処理(S1110)に戻って、説明を続ける。S1312の表示用特図2変動パターンコマンド設定処理が終わると、第2特別図柄の動的表示の抽選結果に応じて停止種別を設定すべく、表示用特図2停止種別コマンド設定処理を実行し(S1322)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図70参照)に戻る。
ここで、図144を参照して、第5実施形態において音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図2停止種別コマンド設定処理(S1322)について説明する。図144は、第5実施形態の表示用特図2停止種別コマンド設定処理(S1322)を示したフローチャートである。
この表示用特図2停止種別コマンド設定処理(S1322)では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1,CKの値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の抽選結果に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2停止種別コマンドを設定する。
この表示用特図2停止種別コマンド設定処理(S1322)では、まず、第2特別図柄の変動演出が大当たりに当選しているか否かを判別し(S1371)、第2特別図柄の変動演出が大当たりに当選していれば(S1371:Yes)、第2特別図柄の大当たり種別は大当たり種別「時短四」のみであり(図135(b)参照)、該大当たり種別「時短四」への当選によって「第3時間短縮状態」に移行することになり、「時間短縮状態」において少なくともあと3回の大当たりを獲得可能となるため、表示用3連時停止種別コマンドを設定し(S1372。図145(a)参照。)、この表示用特図2停止種別コマンド設定処理(S1322)を終了して、変動演出処理(図142参照)に戻る。
一方、S1371の判別の結果、第2特別図柄の変動演出が大当たりに当選していなければ(S1371:No)、次いで、第2特別図柄の変動演出が小当たりに当選しているか否かを判別し(S1373)、第2特別図柄の変動演出が小当たりに当選していなければ(S1373:No)、処理をS1380に移行する。
また、S1373の処理において、第2特別図柄の変動演出が小当たりに当選していると判別された場合(S1373:Yes)、次いで、特定領域通過可否フラグ223hがオンされているか否かを判別し(S1374)、特定領域通過可否フラグ223hがオンされていない、即ち、特定領域通過可否フラグ223hがオフであれば(S1374:No)、該当の小当たり種別への当選回数に基づいて時短終了条件が成立せず、小入賞口ユニット73の開放動作前に遊技状態の移行は発生せず「時間短縮状態」のままであるため、小入賞口ユニット73には入球困難な状態となり、特定領域73dへの通過が困難となって大当たり状態の発生が困難となるため、該小当たりに当選することとなる変動演出においてハズレに相当する停止種別を設定すべく、処理をS1380に移行する。
S1380の処理では、大当たり及び特定領域通過可能な小当たりに当選していないため、その他の表示用特図2停止種別コマンドを設定し(S1380)、この表示用特図2停止種別コマンド設定処理(S1322)を終了して、変動演出処理(図142参照)に戻る。
また、S1374の判別の結果、特定領域通過可否フラグ223hがオンされていれば(S1374:Yes)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短A」であるか否かを判別し(S1375)、当選した小当たりが小当たり種別「時短A」であれば(S1375:Yes)、該小当たり種別「時短A」当選に基づく大当たり後に「通常遊技状態」に移行するため、「連荘」状態の終了を示唆する表示用終了時停止種別コマンドを設定し(S1376。図146(c)参照。)、この表示用特図2停止種別コマンド設定処理(S1322)を終了して、変動演出処理(図142参照)に戻る。
一方、S1375の処理において、当選した小当たりが小当たり種別「時短A」ではないと判別された場合(S1375:No)、次いで、当選した小当たりが小当たり種別「時短B」であるか否かを判別し(S1377)、当選した小当たりが小当たり種別「時短B」であれば(S1377:Yes)、該小当たり種別「時短B」当選に基づく大当たり後に「第1時間短縮状態」に移行することになり、該「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別への当選に基づいて大当たりすることで、少なくとも1回の大当たりを獲得可能となるため、表示用1連時停止種別コマンドを設定し(S1378。図146(a)参照。)、この表示用特図2停止種別コマンド設定処理(S1322)を終了して、変動演出処理(図142参照)に戻る。
さらに、S1377の判別の結果、当選した小当たりが小当たり種別「時短B」でなければ(S1377:No)、当選した小当たりが小当たり種別「時短C」であると判断し、該小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たり後に「第2時間短縮状態」に移行することになり、「時間短縮状態」において少なくともあと2回の大当たりを獲得可能となるため、表示用2連時停止種別コマンドを設定し(S1379。図145(c)参照。)、この表示用特図2停止種別コマンド設定処理(S1322)を終了して、変動演出処理(図142参照)に戻る。
このように構成することで、当選した大当たり種別又は特定領域通過可能な小当たり種別に基づいて停止種別コマンドを設定することができる。
その結果、大当たり当選時や特定領域通過可能な小当たり種別当選時に表示される第3図柄によって、該当選に基づく大当たり後に獲得可能な大当たりの回数を示唆することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
次に、図145及び図146を参照して、第5実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図145及び図146は、第5実施形態の「通常遊技状態」及び「時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合、又は、特定領域通過可能な小当たりに当選した場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図145(a)は、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示が大当たり種別「時短参」に当選した状態を示した図であり、図145(b)は、図145(a)の状態から、大当たりオープニングが開始された状態を示した図であり、図145(c)は、図145(b)の状態から、「第3時間短縮状態」に移行して、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短C」に当選した状態を示した図であり、図145(d)は、図145(c)の状態から、小当たりオープニングが開始された状態を示した図である。
また、図146(a)は、図145(d)の状態から、「第2時間短縮状態」に移行して、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短B」に当選した状態を示した図であり、図146(b)は、図146(a)の状態から、小当たりオープニングが開始された状態を示した図であり、図146(c)は、図146(b)の状態から、「第1時間短縮状態」に移行して、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短A」に当選した状態を示した図であり、図146(d)は、図146(c)の状態から、小当たりオープニングが開始された状態を示した図である。
図145(a)は、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示が大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。図145(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの中央部分において、第3図柄81vの各図柄列に「3」が表示されており、第1特別図柄の動的表示が大当たり種別「時短参」に当選した状態を示している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには赤の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示が大当たりとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示されている。
次いで、図145(b)は、図145(a)の状態から、大当たりオープニングが開始された状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「3図柄ボーナス」と表示されており、大当たり種別「時短参」に当選したことを示している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「3R」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって最大3ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「あと3回継続」と表示されており、大当たり種別「時短参」への当選によって「第3時間短縮状態」に移行するため、該「第3時間短縮状態」に移行後に、少なくともあと3回の大当たりを獲得可能であることを示している。
次いで、図145(c)は、図145(b)の状態から、「第3時間短縮状態」に移行して、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短C」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81vの各図柄列に「2」が表示されており、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示され、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
次いで、図145(d)は、図145(c)の状態から、小当たりオープニングが開始された状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「2図柄ボーナス」と表示されており、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」に当選したことを示している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、小当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、小当たり種別「時短C」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。また、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「あと2回継続」と表示されており、小当たり種別「時短C」への当選によって「第2時間短縮状態」に移行するため、該「第2時間短縮状態」に移行後に、少なくともあと2回の大当たりを獲得可能であることを示している。
次いで、図146(a)は、図145(d)の状態から、「第2時間短縮状態」に移行して、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短B」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81vの各図柄列に「1」が表示されており、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短B」に当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示され、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
次いで、図146(b)は、図146(a)の状態から、小当たりオープニングが開始された状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「1図柄ボーナス」と表示されており、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短B」に当選したことを示している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、小当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、小当たり種別「時短B」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「あと1回継続」と表示されており、小当たり種別「時短B」への当選によって「第1時間短縮状態」に移行するため、該「第1時間短縮状態」に移行後に、少なくともあと1回の大当たりを獲得可能であることを示している。
次いで、図146(c)は、図146(b)の状態から、「第1時間短縮状態」に移行して、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短A」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81vの各図柄列に「0」が表示されており、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」に当選したことを示している。
なお、図146(c)のように、これから実行する大当たりの終了後に「連荘」状態が終了する場合、第3図柄81vに表示する表示形式を、「0」などのアラビア数字から、「終」、「終了」、「最後」、「LAST」、「End」などの文字による表示を行うように構成してもよい。このように構成することで、「連荘」状態における最後の大当たりであることが強調され、遊技者が「連荘」状態が終了することを把握し易くなる。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。一方、上述したように、第2特別図柄の動的表示は保留球を有していないため、保留数表示に該当する表示は行われておらず、特図2用変動領域88のみが表示され、四角図柄が青で停止しており、いずれかの小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
次いで、図146(d)は、図146(c)の状態から、小当たりオープニングが開始された状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技結果示唆メッセージ81oに「0図柄ボーナス」と表示されており、「第1時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」に当選したことを示している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、小当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの左上部分には、報酬ラウンド数81cに「10R」と表示されており、小当たり種別「時短A」への当選によって最大10ラウンド分の出玉を獲得可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右下部分には、遊技内容メッセージ81jに「連チャン終了」と表示されており、小当たり種別「時短A」への当選によって「通常遊技状態」に移行するため、「連荘」状態が終了することを示している。
以上、説明したように、第5実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選することで「第1時間短縮状態」に移行し、該「第1時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別を、小当たり種別「時短A」のみとし、該小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、「通常遊技状態」に移行するように構成する。
また、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選することで「第2時間短縮状態」に移行し、該「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別を、小当たり種別「時短B」のみとし、該小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、「第1時間短縮状態」に移行するように構成する。
さらに、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短参」に当選することで「第3時間短縮状態」に移行し、該「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別を、小当たり種別「時短C」のみとし、該小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、「第2時間短縮状態」に移行するように構成する。
このように構成することで、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短壱」に当選した場合、該大当たり後に少なくとも1回の大当たりが獲得可能となり、大当たり種別「時短弐」に当選した場合、該大当たり後に少なくとも2回の大当たりが獲得可能となり、大当たり種別「時短参」に当選した場合、該大当たり後に少なくとも3回の大当たりが獲得可能となる。
その結果、「通常遊技状態」において大当たりに当選した場合に、該当選した第1特別図柄の動的表示の大当たり種別に基づいて第3図柄に表示する図柄を決定し、「時間短縮状態」において獲得可能な大当たり回数を示唆表示することができ、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第5実施形態におけるパチンコ機10は、第1実施形態乃至第4実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第6実施形態>
次いで、図147~図161を参照して、本発明を適用した第6実施形態のパチンコ機10について説明する。第1実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の始動入賞に対応するデータを記憶(保留)するための保留エリアを有していなかった。また、特定領域通過可能な小当たり種別が異なる、4つの「時間短縮状態」で構成されていた。さらに、「第1時間短縮状態」における時短終了条件として、第2特別図柄の動的表示の時短回数が「1回」に設定されていた。また、各「時間短縮状態」において、少なくとも1つの特定領域通過可能な小当たり種別が設定されていた。
これに対し、第6実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の1の始動入賞に対応するデータが最大4回分まで記憶(保留)できるように4つの保留エリアを有するように構成する。また、特定領域通過可能な小当たり種別が異なる、3つの「時間短縮状態」で構成する。さらに、「第1時間短縮状態」における時短終了条件として、第2特別図柄の動的表示の時短回数が「100回」に設定する。また、「第1時間短縮状態」においては、特定領域通過可能な小当たり種別が設定されないように構成する。
以下、第6実施形態のパチンコ機10について、第1実施形態乃至第5実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第6実施形態のパチンコ機10の説明において、第1実施形態乃至第5実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第1実施形態乃至第5実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図147を参照して、第6実施形態のパチンコ機10の電気的構成について説明する。図147は、第6実施形態のパチンコ機10の主制御装置110内に設けられたROM202及びRAM203を示すブロック図である。
第1実施形態のブロック図と、第6実施形態のブロック図との異なる点は、RAM203において、第2保留球数カウンタ203bが追加されている点と、時短D時短カウンタ203o4~時短G時短カウンタ203o7及び時短終了判定フラグ203pが削除されている点と、である。
第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図158参照)の中で検出される第2始動口71への始動入賞に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第2特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図32のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第2始動口71への始動入賞が検出されて第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図159のS323参照)。一方、第2保留球数カウンタ203bは、第2特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図160のS522参照)。
この第1保留球数カウンタ203aの値(即ち、第1特別図柄の保留球数)又は第2保留球数カウンタ203bの値(即ち、第2特別図柄の保留球数)は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に通知される(図159のS326参照)。第1保留球数コマンドは、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1保留球数カウンタ203aが1加算される毎に、第2保留球数コマンドは、第2始動口71への第2保留球数カウンタ203bが1加算される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対して送信されるコマンドである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、主制御装置110に保留された第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数そのものの値を取得することができる。これにより、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110へアクセスすることなく各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留回数を管理することができる。また、第1始動口64、第2始動口71への始動入賞が検出される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信することにより、音声ランプ制御装置113において管理される各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数が、ノイズ等の影響によって主制御装置110に保留された実際の動的表示(変動演出)の保留球数からずれてしまった場合であっても、次に受信する第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、そのずれを修正することができる。
また、第6実施形態では、主制御装置110が音声ランプ制御装置113に対して第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信する場合、その第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにおいて、1加算された第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値だけでなく、その第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの加算の契機となった上記始動入賞に伴い、カウンタ用バッファ203c(図148参照)より取得される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値も含める。
つまり、始動入賞があった場合に、主制御装置110にてカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値が、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に伝えられる。
音声ランプ制御装置113では、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにより伝えられた大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、その各値に基づく変動演出が実行される前に先読みし、当該変動演出がどうなるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)をその変動演出の実行前に判断する。そして、その先読みによる判断結果に基づき、各種の演出の実行を決定したり、「保留変化予告」の演出内容及び実行時期(タイミング)を決定できるようになっている。
なお、変動演出の保留球数を示す第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドと、大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとを別々に送信するように構成してもよい。第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドとは別の大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとしては、第1始動口64、第2始動口71への球の入球タイミングで第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを生成すると共に、該入球に基づく変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドに類するコマンド(事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンド)を生成し、音声ランプ制御装置113へ送信するように構成してもよい。この場合に、事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンドの生成のプログラムに関し、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドのプログラムを流用することで、プログラムの作成を容易にすることができる。
次に、図148を参照して、第6実施形態において、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。これらのカウンタ等は、大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、第3図柄表示装置81の変動演出の設定、普通図柄表示装置83における可変表示の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。
第1実施形態のカウンタと、第6実施形態のカウンタとの異なる点は、第2保留球格納エリア203e内に、第2特別図柄に関する4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)を有している点である。
各カウンタの値(大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCK)は、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したタイミングで、第2始動口71(第2特別図柄)に対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのいずれかの第2保留エリアに格納される。
第2保留球格納エリア203eには、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CS1,CKの各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第2始動口71への始動入賞に対応するデータが記憶され、第2保留第1エリアには、時間的に最も古い第2始動口71への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
MPU201は、特別図柄の変動演出の実行開始タイミングになったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータ(各カウンタC1~C3,CS1,CKの各値)が記憶されている場合は、該第2保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f5にそれぞれシフトする。一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなった場合に、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが記憶されておらず、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが記憶されているとき、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f4にそれぞれシフトする。
また、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアのデータを保留球実行エリア203fへシフトする処理が終了すると、第2保留第1エリアが空き状態となるため、第2保留球格納エリア203eの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第6実施形態では、第2保留球格納エリア203eにおいて、データが記憶(保留)されている第2保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第2保留球格納エリア203e内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であり、第2保留球格納エリア203eの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第2保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第2保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第2保留第2エリアのデータを、第2保留第1エリアへシフトし、第2保留第3エリアのデータを、第2保留第2エリアへシフトし、第2保留第4エリアのデータを、第2保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば、MPU201は、第2保留第2エリアのデータのみを、第2保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第1実施形態では、データが記憶(保留)されていない第2保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第2保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第2保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
ここで、図149を参照して、各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aの詳細について説明する。図149(a)は、第6実施形態のROM202に記憶される第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a1(以下、「特図1大当たり乱数テーブル202a1」と称する)の一例を模式的に示した模式図であり、図149(b)は、第6実施形態のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a2(以下、「特図2大当たり乱数テーブル202a2」と称する)の一例を模式的に示した模式図である。
第1実施形態の大当たり乱数テーブル202aと第6実施形態の大当たり乱数テーブル202aとの異なる点は、主に、各設定値における大当たり乱数値の取り得る値が異なる点と、特図2大当たり種別テーブル202b2において小当たりとなる乱数値の取り得る値が異なる点と、である。
図149(a)で示すように、第6実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1では、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は32個で、その値「0~31」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における大当たり確率は、32/10000=0.32/100(即ち、0.32%)となるように設定されている。
また、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
よって、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9968個で、その値「32~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9968/10000=99.68/100(即ち、99.68%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は34で、その値「0~33」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄の大当たり確率は、34/10000=0.34/100(即ち、0.34%)となるように設定されている。
また、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
従って、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9966個で、その値「34~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9966/10000=99.66/100(即ち、99.66%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図1大当たり乱数テーブル202a1における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(0.32%→0.34%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は36個で、その値「0~35」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄の大当たり確率は、36/10000=0.36/100(即ち、0.36%)となるように設定されている。
また、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
従って、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9964個で、その値「36~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9964/10000=99.64/100(即ち、99.64%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図1大当たり乱数テーブル202a1における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(0.34%→0.36%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次に、図149(b)で示すように、第6実施形態の特図2大当たり乱数テーブル202a2では、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、32個で、その値「0~31」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、32/10000=0.32/100(即ち、0.32%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、270個で、その値「32~301」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における小当たり確率は、270/10000=2.70/100(即ち、2.70%)となるように設定されている。
従って、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの9698個で、その値「302~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄のハズレ確率は、9698/10000=96.98/100(即ち、96.98%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
このように、第2特別図柄の小当たり確率は、大当たり確率と比べてもすこぶる選択され易い個数に設定されている。即ち、第2特別図柄における抽選遊技では、ハズレ→小当たり→大当たりの順に選択され易い設定となっており、「時間短縮状態」において実行され得る第2特別図柄の動的表示において大当たりが発生する場合、小当たり遊技への当選に基づく大当たりの割合が高くなるように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、34個で、その値「0~33」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、34/10000=0.34/100(即ち、0.34%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」の場合と同様、270個で、その値「34~303」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における小当たり確率は、270/10000=2.70/100(即ち、2.70%)となるように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの9696個で、その値「304~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄のハズレ確率は、9696/10000=96.96/100(即ち、96.96%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、小当たり確率は同等(ともに2.70%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(0.32%→0.34%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、36個で、その値「0~35」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、36/10000=0.36/100(即ち、0.36%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」及び「2」の場合と同様、270個で、その値「36~305」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における小当たり確率は、270/10000=2.70/100(即ち、2.70%)となるように設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの9694個で、その値「306~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄のハズレ確率は、9694/10000=96.94/100(即ち、96.94%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、小当たり確率は同等(ともに2.70%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(0.34%→0.36%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次に、図150を参照して、第6実施形態のパチンコ機10の大当たり種別テーブル202bについて説明する。図150(a)は、第6実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図150(b)は、同じく第6実施形態のパチンコ機10のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
第1実施形態の大当たり種別テーブル202bと、第6実施形態の大当たり種別テーブル202bとの異なる点は、特図1大当たり種別テーブル202b1において、大当たり種別「時短壱」及び「時短弐」の大当たり種別カウンタC2が取り得る値が異なる点と、各大当たり種別の最大ラウンド数が異なる点と、大当たり種別「時短参」に当選した場合の大当たり遊技後に移行する遊技状態が異なる点と、である。
第6実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、主に、第2特別図柄の動的表示が「100回」実行されるまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第1時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短壱」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、主に、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短B」若しくは「時短C」に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第2時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短弐」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、主に、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短B」若しくは「時短C」に当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「第2時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短参」と、がある。
図150(a)で示す第6実施形態の特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、すべての遊技状態において大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短壱」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~29」が対応付けられ、大当たり種別「時短弐」に対して大当たり種別カウンタC2の値「30~99」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短壱」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「時短弐」が選定され得る。
従って、すべての遊技状態において第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短壱」が30%、大当たり種別「時短弐」が70%、の割合で当選することとなる。
ここで、大当たり種別「時短壱」および大当たり種別「時短弐」は、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける、時短図柄と確変図柄に相当する役割となっている。
具体的には、大当たり種別「時短壱」当選に基づく大当たり後に移行する「第1時間短縮状態」は、主に第2特別図柄の動的表示が「100回」実行されるまでの間、「時間短縮状態」が継続するように構成されており、該「第1時間短縮状態」においては、特定領域通過可能な小当たり種別が設定されていない(図152及び図156にて後述)。
よって、「第1時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が「100回」実行されるまでの間に大当たりに当選できなければ、時短回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行してしまう遊技性となっており、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「時間短縮状態」と同様の遊技性となっている。
また、大当たり種別「時短弐」当選に基づく大当たり後に移行する「第2時間短縮状態」は、主に第2特別図柄の動的表示が「10000回」実行されるまでの間、「時間短縮状態」が継続するように構成されている。さらに、該「第2時間短縮状態」においては、特定領域通過可能な小当たり種別として、小当たり種別「時短A」、「時短B」及び「時短C」が設定されており(図152及び図156にて後述)、該「第2時間短縮状態」においては、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」に当選することで大当たり状態を導出可能となっているため、大当たり状態を導出する確率が約3%となり、「通常遊技状態」における第2特別図柄の大当たり確率(設定値「1」で0.32%)よりも約10倍大当たりを導出し易いように構成されている。このため、「第2時間短縮状態」では、第2特別図柄の動的表示が「10000回」実行されるまでの間に、大当たり状態を導出可能な大当たり種別又は小当たり種別に当選する蓋然性が高くなっており、実質的に次回大当たりが確定する遊技状態となっている。
よって、「第2時間短縮状態」では、「通常遊技状態」や「第1時間短縮状態」よりも大当たり状態を導出する確率が大幅に上昇しており、実質的に次回大当たりが確定する遊技状態であるため、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」と同様の遊技性となっている。
従って、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける時短図柄に相当する大当たり種別「時短壱」が30%、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変図柄に相当する大当たり種別「時短弐」が70%、の割合で当選するように構成されている。
次いで、図150(b)で示す第6実施形態の特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、すべての遊技状態において第2特別図柄の大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短参」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~99」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図2大当たり種別テーブル202b2から選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値にかかわらず大当たり種別「時短参」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短参」が99/99の割合で当選することとなる。即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合には、大当たり種別「時短参」のみが選定され得るように構成されている。
また、大当たり種別「時短参」への当選により、実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」に移行するため、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変図柄に相当する大当たり種別「時短弐」が100%の割合で当選するように構成されている。
次に、図151を参照して、第6実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cについて説明する。図151は、第6実施形態のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2小当たり種別テーブル202cの一例を模式的に示した図である。
第6実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cと、第1実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」及び「時短G」が削除されている点と、各小当たり種別において、小当たり種別カウンタCKの取り得る値が異なる点と、大当たり遊技を発生した場合のラウンド数が異なる点と、大当たり遊技後に移行する遊技状態が異なる点と、である。
図151に示すように、第6実施形態の特図2小当たり種別テーブル202cは、小当たり中に特定領域73dを通過したか否かに応じて、該特別図柄の種別に応じた小当たり種別と、小当たり種別カウンタCKの値とが対応付けられたテーブルである。
第6実施形態のパチンコ機10では、小当たり種別として、特定領域73dを球が通過しなかった場合には、最大ラウンド数が1ラウンドの「小当たりA」が設けられる一方、特定領域73dを球が通過した場合には、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短A」と、同じく最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短B」と、同じく最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短C」と、が設けられている。
具体的には、第2特別図柄の抽選遊技で小当たりに当選した場合、特定領域73dを球が通過しないときに小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりA」となる一方、特定領域73dを球が通過したときに小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」となる。そして、小当たり種別「時短A」の大当たり遊技後に「第1時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短B」の大当たり遊技後に「第2時間短縮状態」へ、小当たり種別「時短C」の大当たり遊技後に「第3時間短縮状態」へ、それぞれ移行するように構成されている。
なお、本実施形態における「時間短縮状態」においては、右打ち遊技が推奨されており、第2始動口71へ入賞し得て第2特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第1始動口64へ入賞し難いことで第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。
特図2小当たり種別テーブル202cでは、各小当たり種別に対して、その小当たり種別を決定する小当たり種別カウンタCKの取り得る値が対応付けられている。
図151で示す特図2小当たり種別テーブル202cの例では、すべての遊技状態において、第2特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域73dを球が通過しなかったときに、「小当たりA」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~299」が対応付けられている一方、特定領域73dを球が通過したときに、「時短A」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~99」が対応付けられ、「時短B」に対して小当たり種別カウンタCKの値「100~265」が対応付けられ、「時短C」に対して小当たり種別カウンタCKの値「266~299」が対応付けられている。
即ち、第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図2小当たり種別テーブル202cから決定され、例えば、特定領域通過の有無に応じて、小当たり種別カウンタCKの値が「7」である場合には小当たり種別として「時短A」が決定され、小当たり種別カウンタCKの値が「295」である場合には小当たり種別として「時短C」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、特定領域73dを通過しなければ、小当たり種別「小当たりA」が100%の割合で当選することとなる。また、特定領域73dを通過すれば、小当たり種別「時短A」が33.3%の割合で、小当たり種別「時短B」が55.3%の割合で、小当たり種別「時短C」が11.3%の割合で、それぞれ当選するように構成されている。
ここで、詳細は後述するが、第6実施形態のパチンコ機10では、各「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」)毎に、時短終了条件が異なるように構成されており(図156参照)、小当たり種別の当選回数による時短終了条件が成立した場合にのみ、該小当たり種別への当選に基づいて開放される小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
よって、例えば、「第3時間短縮状態」であれば、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に「1回」当選した場合に時短終了条件が成立するように構成されているため(図156参照)、該小当たり種別「時短B」又は「時短C」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球容易又は入球可能状態となり、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生させることが可能となる。
一方、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」に当選した場合、時短終了条件は、小当たり種別「時短A」に「100回」当選した場合に成立するように構成されているため(図156参照)、時短終了条件が成立する前の小当たり種別「時短A」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、該小入賞口ユニット73に遊技球を入球困難又は入球不可な状態となり、特定領域73dへ球を通過させられず大当たり状態を発生させることが困難となる。
即ち、いずれの「時間短縮状態」(「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」)であっても、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合に選択され得る小当たり種別の割合は図151に示す通り一律であるものの、各「時間短縮状態」によって時短終了条件が異なることにより、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別は、各「時間短縮状態」毎に異なるように構成されている。なお、各「時間短縮状態」において、特定領域73dへ球を通過させて大当たり状態を発生可能な小当たり種別については、図152及び図156において後述する。
次に、図152及び図153を参照して、第6実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図152は、第6実施形態の各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、当選可能な大当たり種別、特定領域通過可能な小当たり種別、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図153は、第6実施形態の各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図153において、非推奨の発射態様で遊技を行った場合における遊技状態の移行も表記しているが、ここでは、説明の便宜上、その説明を省略する。また、図152及び図153に記載した電サポ回数は、右打ち遊技によって主に実行され得る第2特別図柄の動的表示の実行回数となっており、時短終了条件については図156で詳細を後述する。
図152で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「第1時間短縮状態」における特別図柄の動的表示が100回実行された場合(所謂、電サポ終了。)、となる(図153参照)。
また、図152で示すように、「通常遊技状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が低確率状態である。さらに、「通常遊技状態」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「15秒~190秒」で行われる(図157及び図24~図28参照)。さらに、「通常遊技状態」では、主に第1特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短壱」又は「時短弐」となり、第1特別図柄の動的表示は小当たりに当選し得ないため、特定領域通過可能な小当たり種別は該当なしとなる。
また、この「通常遊技状態」では、上述したように、大当たり種別「時短弐」への当選によってのみ、実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」に移行するため、実質的に次回大当たりが確定する割合(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変割合に相当する割合)は約70%となるように構成されている。なお、この「通常遊技状態」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図7参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「第1時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短壱」に当選した場合、又は、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短A」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図153参照)。
この「第1時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第1時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~70秒」の範囲で行われる(図157及び図24~図28参照)。さらに、「第1時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は設定されていない(図156参照)。
よって、「第1時間短縮状態」では、いずれの小当たり種別に当選しても大当たり状態の導出が困難となるように構成されており、大当たり種別「時短参」への当選のみによって大当たり状態の導出が可能となっている。つまり、この「第1時間短縮状態」は、特別図柄の動的表示が「100回」実行されるまでに大当たりに当選(大当たり種別に当選)しなければ「通常遊技状態」に移行してしまうため、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「時間短縮状態」に相当する遊技状態である。
また、この「第1時間短縮状態」において大当たり状態を発生し得るのは大当たり種別「時短参」に当選した場合のみであり、該大当たり種別「時短参」への当選によって、実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」に移行するため、実質的に次回大当たりが確定する割合(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変割合)は100%となるように構成されている。なお、この「第1時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
ここで、第6実施形態のパチンコ機10では、「第1時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が「100回」実行されて「通常遊技状態」に移行した直後における第2特別図柄の動的表示の保留球(所謂、残保留)によって大当たりを導出する確率が、「第1時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示の実行によって大当たりを導出する確率よりも上昇するように構成されている。
具体的には、上述したように、「第1時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示を実行した場合、いずれの小当たり種別においても、該小当たり種別への当選回数が100回に到達するまでは大当たり状態の導出が困難となるように構成されているため、実質的に大当たり種別「時短参」への当選のみによって大当たり状態の導出が可能となっている。
これに対し、「第1時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した直後において、第2特別図柄の動的表示の保留球(所謂、残保留)が実行される場合、遊技状態が「通常遊技状態」であるため、該残保留においていずれかの小当たり種別(小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」)に当選した場合、該小当たり種別のへの当選に基づいて開放される小入賞口ユニット73に入賞容易となり、特定領域73dを通過させて大当たり状態の導出が可能となる。
即ち、「第1時間短縮状態」中に第2特別図柄の動的表示を実行した場合、大当たり種別「時短参」への当選のみによって大当たり状態の導出が可能であるため、大当たりを導出する確率は設定値「1」で約0.3%となるのに対し、「通常遊技状態」に移行後の第2特別図柄の動的表示の保留球(所謂、残保留)が実行される場合、大当たり種別「時短参」に当選するか、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」に当選することで大当たり状態の導出が可能であるため、大当たりを導出する確率は設定値「1」で約3%と、「第1時間短縮状態」と比較して約10倍となる。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」に移行して、第2特別図柄の動的表示を100回実行する間に大当たりを導出することができずに「通常遊技状態」に移行してしまった場合であっても、第2特別図柄の動的表示の保留球(所謂、残保留)の大当たりを導出する確率が「第1時間短縮状態」よりも上昇していることで、期待感を喪失することなく遊技を継続することができ、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
なお、第6実施形態のパチンコ機10では、「時短機能」の終了タイミングとして、時短回数による時短終了条件成立時であって、該時短終了条件が成立することとなる動的表示が小当たり当選している場合、「時短機能」は該動的表示の終了時には終了せず、小当たり当選に基づく小入賞口ユニット73の開放動作終了から5秒後に終了するように構成されているが、動的表示の終了時に「時短機能」を終了するように構成してもよい。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」の100回転目、即ち、時短回数に基づく時短終了条件が成立する動的表示の実行時において、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合、該動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放前)に「時短機能」が終了するため、右打ち遊技で発射された球は小入賞口ユニット73へ入球容易又は入球可能な状態となり、該小入賞口ユニット73内の特定領域73dを通過して大当たりを発生可能な状態とすることができる。
即ち、「第1時間短縮状態」においては、該「第1時間短縮状態」中における第2特別図柄の動的表示よりも、「第1時間短縮状態」における最後の第2特別図柄の動的表示、及び、該「第1時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行後の第2特別図柄の動的表示の保留球(所謂、残保留)の方が大当たりを導出する確率を上昇させることができ、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
また、このように、「時間短縮状態」(特定遊技状態)の終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球(所謂、残保留)を実行する場合、「連荘」状態の終了を報知する演出中に該残保留を実行するように構成してもよい。
具体的には、「第1時間短縮状態」における100回転目の第2特別図柄の動的表示(所定事象)がハズレである場合、個別の変動パターンとなるように構成し、該変動パターンの前半部分で100回転目の変動演出を実行し、後半部分で「連荘」状態の終了を報知するように構成する。この場合、変動パターンの前半部分で実行する変動演出の内容は、「第1時間短縮状態」における99回転目までの変動演出と同様に構成してもよいし、「連荘」状態における最後の特別図柄の動的表示であるため、特別な変動演出を行うように構成してもよい。
そして、該変動演出の終了後、後半部分において、「連荘」状態の終了を報知するエンディング画面(所定終了示唆手段)を表示する。このエンディング画面では、「連荘」状態中の大当たり回数や、獲得球数、「連荘」状態中の滞在時間などを表示する。これらの要素を表示することで、遊技者に対して「連荘」状態中の連荘数や獲得球数などをアピールすることができ、再度「連荘」状態に移行させる意欲を増幅させ、パチンコ機10の稼働を向上させることができる。
さらに、「第1時間短縮状態」における100回転目の第2特別図柄の動的表示(特別事象)の終了後に実行される残保留分の4の第2特別図柄の動的表示(特定事象)がハズレであった場合、変動時間(特定動作期間)が短時間(例えば、「1秒」など)となるように構成し、この残保留分の変動演出もエンディング画面中に実行するように構成する。即ち、エンディング画面の表示中において、100回転目の後半部分の変動演出と、残保留分の4の第2特別図柄の動的表示と、が実行されるように構成する。
一方、残保留分の4の第2特別図柄の動的表示のいずれかが大当たり又は小当たりに当選した場合は、大当たり又は小当たりに当選したことを報知できるような変動時間に構成し、該動的表示の開始時において、エンディング画面から復活演出に移行させ、大当たり又は小当たりに当選したことを報知するように構成する。
このように構成することで、エンディング画面が表示されて「連荘」状態の終了が示唆された場合であっても、残保留分の4の第2特別図柄の動的表示のいずれかが大当たり又は小当たりに当選する可能性があるため、遊技者の期待感を継続させることができ、遊技の興趣を高めることができる。
次いで、「第2時間短縮状態」への移行契機は、「通常遊技状態」において大当たり種別「時短弐」に当選した場合、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」若しくは「第3時間短縮状態」において大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、「第2時間短縮状態」若しくは「第3時間短縮状態」において「小当たり種別「時短B」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図153参照)。
この「第2時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第2時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~70秒」の範囲で行われる(図157及び図24~図28参照)。さらに、「第2時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」となる(図153参照)。
よって、この「第2時間短縮状態」は、主に第2特別図柄の動的表示が「10000回」実行されるまでの間に大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」に当選することで大当たり状態を導出できるため、実質的に次回大当たりが確定する遊技状態であり、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する遊技状態である。
また、この「第2時間短縮状態」において大当たり状態を導出可能な大当たり種別「時短参」、小当たり種別「時短A」、「時短B」及び「時短C」のうち、大当たり種別「時短参」、小当たり種別「時短B」又は「時短C」への当選に基づく大当たり後には実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」に移行するため(図153参照)、実質的に次回大当たりが確定する割合(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変割合に相当する割合)は約70%となるように構成されている。なお、この「第2時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「第3時間短縮状態」への移行契機は、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図153参照)。
この「第3時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第3時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~70秒」の範囲で行われる(図157及び図24~図28参照)。さらに、「第3時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別「時短B」又は「時短C」となる(図152参照)。
よって、この「第3時間短縮状態」は、主に第2特別図柄の動的表示が「10000回」実行されるまでの間に大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短B」若しくは「時短C」に当選することで大当たり状態を導出できるため、実質的に次回大当たりが確定する遊技状態であり、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する遊技状態である。
また、この「第3時間短縮状態」において大当たり状態を導出可能な大当たり種別「時短参」、小当たり種別「時短B」及び「時短C」のうち、すべての大当たり種別又は小当たり種別への当選に基づく大当たり後に実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」に移行するため(図153参照)、実質的に次回大当たりが確定する割合(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変割合に相当する割合)は100%となるように構成されている。なお、この「第3時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
このように、第6実施形態のパチンコ機10では、「第1時間短縮状態」は、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「時間短縮状態」に相当し、該「第1時間短縮状態」において大当たりした場合(即ち、大当たり種別「時短参」に当選した場合)の次回大当たり確定割合(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変割合に相当する割合)は100%となるように構成されている。
また、「第2時間短縮状態」は、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当し、該「第2時間短縮状態」において大当たりした場合(即ち、大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」に当選した場合)の次回大当たり確定割合(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変割合に相当する割合)は約70%となるように構成されている。
さらに、「第3時間短縮状態」は、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当し、該「第3時間短縮状態」において大当たりした場合(即ち、大当たり種別「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短B」若しくは「時短C」に当選した場合)の次回大当たり確定割合(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変割合に相当する割合)は100%となるように構成されている。
換言すれば、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「時間短縮状態」で大当たりした場合、該大当たり後に「確率変動状態」に移行する割合は一定の割合(例えば、70%の割合など)となるが、第6実施形態のパチンコ機10では、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「時間短縮状態」に相当する「第1時間短縮状態」で大当たりした場合、該大当たり後において、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する「第2時間短縮状態」に移行する割合が100%となる。
また、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」で大当たりした場合も、該大当たり後に「確率変動状態」に移行する割合は一定の割合(例えば、70%の割合など)となるが、第6実施形態のパチンコ機10では、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する「第3時間短縮状態」で大当たりした場合、該大当たり後において、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」に移行する割合が100%となる。
即ち、第6実施形態のパチンコ機10では、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「時間短縮状態」に相当する「第1時間短縮状態」と、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する「第2時間短縮状態」を備えており、さらに、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」で大当たりした場合に、再度「確率変動状態」に移行することが濃厚となる「第3時間短縮状態」を備えている。
このように構成することで、従来のパチンコ機にはない新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
次に、図154を参照して、第6実施形態の大当たり開放テーブル202gについて説明する。図154は、第6実施形態のROM202に記憶される大当たり開放テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の大当たり開放テーブル202gと、第6実施形態の大当たり開放テーブル202gとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」及び「時短G」が削除されている点と、各小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生した場合のラウンド数が変更されている点と、である。
第6実施形態の大当たり開放テーブル202gは、大当たり発生時の遊技状態と、大当たり種別又は小当たり種別とに基づいて開放態様等が区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」において大当たり又は小当たりに当選した場合に参照される「時間短縮状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図154で示すように、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短壱」「時短弐」、又は「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短壱」「時短弐」、又は「時短参」に当選した場合には、可変入賞装置65(大入賞口)が10ラウンドに亘って開放される。そ
して、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「10秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」に当選して小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのOP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放秒数が「30秒」に設定され、かつ、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「5個」に設定される。
次に、図155を参照して、第6実施形態の小当たり開放テーブル202hについて説明する。図155は、第6実施形態のROM202に記憶される小当たり開放テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の小当たり開放テーブル202hと、第6実施形態の小当たり開放テーブル202hとの異なる点は、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」及び「時短G」が削除されている点である。
次に、図156を参照して、第6実施形態の時短終了条件テーブル202mについて説明する。図156は、第6実施形態のROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。第1実施形態の時短終了条件テーブル202mと、第6実施形態の時短終了条件テーブル202mとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」及び「時短G」が削除されている点と、各大当たり種別及び小当たり種別に当選した場合に付与される「時短機能」の終了条件がそれぞれ変更されている点と、である。
図156で示すように、大当たり種別「時短壱」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短A」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第1時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「100回」、「特図2時短回数」が「100回」、「合計時短回数」が「100回」に設定され、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第1時間短縮状態」においては、時短回数に基づく時短終了条件が成立し易く、各小当たり種別への当選に基づく大当たりが発生し難く、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合にのみ、大当たり状態を導出可能となるように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短弐」若しくは「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短B」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第2時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」、「時短B」又は「時短C」への当選回数が「1回」に設定される。
よって、「第2時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
次いで、小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第3時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」への当選回数が「100回」、小当たり種別「時短B」又は「時短C」への当選回数が「1回」に設定される。
よって、「第3時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短B」若しくは「時短C」への当選に基づく大当たりが発生し易いように構成されている。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」は、特別図柄の動的表示が「100回」実行されるまでに大当たりに当選(大当たり種別に当選)しなければ「通常遊技状態」に移行してしまうため、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「時間短縮状態」に相当する遊技状態とすることができ、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」は、実質的に次回大当たりが確定し、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する遊技状態とすることができる。
さらに、「第3時間短縮状態」において大当たりした場合(大当たり種別「時短参」に当選するか、小当たり種別「時短B」若しくは「時短C」に当選した場合)、該大当たり後には実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」に移行するため、次回大当たり確定割合(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける確変割合)を100%とすることができる。
次に、図157を参照して、第6実施形態の保留数テーブル202dの詳細について説明する。図157(a)は、第6実施形態の第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202d1を模式的に示した図であり、図157(b)は、第6実施形態の第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202d2を模式的に示した図である。
第1実施形態の保留数テーブル202dと、第2実施形態の保留数テーブル202dとの異なる点は、主に、特図1用保留数テーブル202d1における「時間短縮状態」において参照される停止パターンテーブル202eが異なる点と、特図2用保留数テーブル202d2における各遊技状態において参照される停止パターンテーブル202eが異なる点と、である。
第6実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64に球が入球したことに基づいて第1特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第1特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図1用保留数テーブル202d1を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e3を選択するように構成されている。また、第2始動口71に球が入球したことに基づいて第2特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態に基づいて特図2用保留数テーブル202d2を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e3を選択するように構成されている。そして、選択された停止パターンテーブル202e1~202e3のいずれかと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな演出態様が決定される。
具体的には、図157(a)の特図1用保留数テーブル202d1で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図24(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2(図24(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図24(c)参照)が選択される。
次いで、「時間短縮状態」のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図24(a)参照)が選択される。また、「時間短縮状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図24(c)参照)が選択される。
次に、図157(b)の特図2用保留数テーブル202d2で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図24(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2(図24(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図24(c)参照)が選択される。
次いで、「時間短縮状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個」の場合には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図24(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「2個~4個」の場合には、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2(図24(b)参照)が選択される。一方、「時間短縮状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図24(c)参照)が選択される。
次に、図158~図160を参照して、第6実施形態の主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。第1実施形態の各制御処理と第6実施形態の各制御処理との異なる点は、主に、第2特別図柄の動的表示の保留球数が追加されている点である。
まず、図158を参照して、第6実施形態に係るパチンコ機10の主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理について説明する。図158は、第6実施形態のタイマ割込処理を示すフローチャートである。第6実施形態のタイマ割込処理と、第6実施形態のタイマ割込処理との異なる点は、特図1始動入賞処理が削除され、始動入賞処理が追加されている点である。
第6実施形態のタイマ割込処理では、S207の処理が終了すると、第1始動口64、第2始動口71への入賞に伴う始動入賞処理を実行する(S220)。
ここで、図159のフローチャートを参照して、第6実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図158参照)の一処理である始動入賞処理(S220)を説明する。図159は、第6実施形態の始動入賞処理(S220)を示すフローチャートである。
始動入賞処理(S220)は、第1始動口64、第2始動口71への球の入賞の有無を判断し、入賞があった場合は、各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を入賞した始動口64,71に対応する第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納する(保留する)処理を実行する。また、保留する各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を保留球数と合わせて音声ランプ制御装置113へ送信するための処理を実行する。
MPU201は、この始動入賞処理(S220)において、まず、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S301)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図158のS205参照)において読み込んだ、第1始動口64への入球(入賞)を検出する第1始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第1始動口64への入球を3回のタイマ割込処理(図158参照)にわたって検出する。
S301の判別の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S302)。判別の結果、「通常遊技状態」でなければ(S302:No)、奨励される右打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)左打ち遊技によって発射された球が第1始動口64に入賞したということなので、音声出力装置226(図7参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「右打ちしてください」という文字表示を表示する等の左打ちエラー処理を実行し(S303)、処理をS304へ移行する。
このように構成することで、左打ち遊技が奨励されていない「時間短縮状態」において第1始動口スイッチ(図示せず)で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行い、左打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に左打ち遊技の実行を敬遠させ(右打ち遊技を促し)、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S302の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」であると判断された場合は(S302:Yes)、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、S303の処理をスキップし、S303の左打ちエラー処理を行わず、処理をS304へ移行する。
S301の処理の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が上限値(第6実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S304)。そして、第1始動口64への入賞があっても作動保留球数N1<4でなければ(S304:No)、この始動入賞処理(S220)を終了し、タイマ割込処理(図158参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N1<4であれば(S304:Yes)、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1加算する(S305)。そして、今回、第1特別図柄に対応する第1始動口64への入賞であるので、第1保留球格納エリア203dを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S306)、処理をS325へ移行する。
S301の処理において、球が第1始動口64へ入賞していないと判別された場合(S301:No)、次いで、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S321)。ここでは、第1始動口64と同様、スイッチ読み込み処理(図158のS205参照)において読み込んだ、第2始動口71への入球(入賞)を検出する第2始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第2始動口71への入球を3回のタイマ割込処理(図158参照)に亘って検出する。
球が第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S321:Yes)、処理をS322へ移行する。
なお、S321の処理において、第2始動口71に球が入賞したと判別された場合に(S321:Yes)、遊技状態が「通常遊技状態」であるか否かを判定し、遊技状態が「通常遊技状態」であると判別された場合、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、通常時右打ちエラー処理を行うように構成してもよい。
球が第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S321:Yes)、次いで、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が上限値(第6実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S322)。そして、第2始動口71への入賞がないか(S321:No)、或いは、第2始動口71への入賞があっても作動保留球数N2<4でなければ(S322:No)、この始動入賞処理(S220)を終了して、タイマ割込処理(図158参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N2<4であれば(S322:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1加算する(S323)。そして、今回、第2特別図柄に対応する第2始動口71への入賞であるので、第2保留球格納エリア203eを各乱数値C1~C3,CS1,CKの格納先として設定し(S324)、処理をS325へ移行する。
また、S301及びS321の処理において、第1始動口64及び第2始動口71に同時に球が入賞した場合は、第1始動口64への球の入賞処理を優先的に実行し、第2始動口71への球の入賞処理を待機し、次のタイマ割込処理(図158参照)における始動入賞処理(S220)において、該待機した第2始動口71への球の入賞処理を実行するように構成してもよい。
S325の処理では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値をカウンタ用バッファ203c(図7参照)から読み出し、各保留球格納エリアに格納する。つまり、S306で格納先として設定された第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち、第1保留球数カウンタ203aで示される値に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3、変動種別カウンタ格納エリア203d4に各々保留(格納)する(S325)。
具体的には、例えば、第1始動口64への入賞に基づくS306の処理において第1保留球格納エリア203dが格納先として設定され、また、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「1」であれば、第1保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば第1保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「3」であれば第1保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であれば第1保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
同様に、第2始動口71への入賞に基づくS310の処理において第2保留球格納エリア203eが格納先として設定され、また、S309の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「1」であれば、第2保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1,CKの値が保留される。また、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば第2保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「3」であれば第2保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であれば第2保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1,CKの値が保留される。
次に、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)と、S306の処理により第1保留球格納エリア203dに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を含む第1保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第1保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S326)。また、S323の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1)と、S324の処理により第2保留球格納エリア203eに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値を含む第2保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第2保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S326)。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図158のS201参照)によって、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信される。S326の処理を終えると、この始動入賞処理(S220)を終了し、タイマ割込処理(図158参照)に戻る。
なお、S326の処理において第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドに含める各カウンタC1~C3,CS1,CKの値は、S326の処理によりカウンタ用バッファ203cから読み出した値そのものを用いてもよいし、S326の処理において第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納(保留)された値を読み出したものを用いてもよい。
次に、図160を参照して、第6実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図158参照)の一処理である特図変動処理(S210)について説明する。図160は、第6実施形態の特図変動処理(S210)を示すフローチャートである。第1実施形態の特図変動処理(S210)と、第6実施形態の特図変動処理(S210)との異なる点は、第2特別図柄の動的表示の保留球数が追加されたことに伴って処理が変更されている点である。
第6実施形態の特図変動処理(S210)では、S504の処理が終了すると、次いで、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S521)。その結果、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」でなければ(S521:Yes)、第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1減算する(S522)。これは、後述する変動開始処理(S510)によって、保留されていた第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、第2特別図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第2保留球格納エリア203eに格納されたデータをシフト処理を実行し(S523)、S511の変動開始処理に移行する。このデータシフト処理(S523)は、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第2保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第2保留第2エリア→第2保留第1エリア、第2保留第3エリア→第2保留第2エリア、第2保留第4エリア→第2保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
一方、S521の処理において、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」であると判別されると(S521:No)、処理をS505に移行する。
次に、図161を参照して、第6実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図161は、第6実施形態の各遊技状態(「通常遊技状態」、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)において特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄表示装置81での第3図柄の配列の一例を示した図である。
より詳細には、図161(a)は、「通常遊技状態」において特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄の配列の一例を示した図であり、図161(b)は、「第1時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄の配列の一例を示した図であり、図161(c)は、「第2時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄の配列の一例を示した図であり、図161(d)は、「第3時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄の配列の一例を示した図である。
図161(a)は、「通常遊技状態」において特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄の配列の一例を示している。第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示しており、同様に特図2用保留数表示88aには「0」が、特図2用変動領域88には白の四角図柄が表示されており、第2特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。
また、主表示領域Dmの上部分には背景表示物81tによって時間帯が「日中」である様子が表示されており、遊技状態が「通常遊技状態」であることを示唆している。
なお、第6実施形態のパチンコ機10では、第3図柄は、「1」から「9」の数字を付した9種類の主図柄及び1種類の副図柄で構成されている。各主図柄は、各種の海の生物を模した図柄の上に「1」から「9」の数字を付して構成されている。具体的には、例えば、カメを模した図柄に対して「3」の数字が付され、サメを模した図柄に対して「4」の数字が付され、エビを模した図柄に対して「5」の数字が付され、アンコウを模した図柄に対して「6」の数字が付され、ジュゴンを模した図柄に対して「7」の数字が付され、エンゼルフィッシュを模した図柄に対して「8」の数字が付されている。また、副図柄は、貝殻を模した図柄となっており、ハズレ図柄に対応する。
さらに、第6実施形態のパチンコ機10においては、いずれかの特別図柄の抽選結果が大当たりであった場合、又は、特定領域通過可能な小当たり種別であった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。そして、大当たり後に「第1時間短縮状態」(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「時間短縮状態」に相当する遊技状態)へ移行する場合は、主に、「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われ、大当たり後に「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」(従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する遊技状態)へ移行する場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
また、第3図柄は上、中、下の3つの図柄列81u1、81u2及び81u3に表示される。各図柄列81u1~81u3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示され、各図柄列81u1~81u3には、数字の昇順または降順に主図柄が配列され、図柄列81u1~81u3毎に周期性をもって左右方向(右から左方向)へとスクロールして変動表示が行われる。そして、上図柄列81u1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列され、中図柄列81u2及び下図柄列81u3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列されている
よって、図161(a)では、主表示領域Dmの上図柄列81u1において、上段左図柄81u1Lにサメを模した4図柄が、上段中図柄81u1Cにハズレ図柄が、上段右図柄81u1Rにカメを模した3図柄が、それぞれ停止した状態で表示されている。
また、主表示領域Dmの中図柄列81u2において、中段左図柄81u2Lにエビを模した5図柄が、中段中図柄81u2Cにハズレ図柄が、中段右図柄81u2Rにアンコウを模した6図柄が、それぞれ停止した状態で表示されている。
さらに、主表示領域Dmの下図柄列81u3において、下段左図柄81u3Lにジュゴンを模した7図柄が、下段中図柄81u3Cにハズレ図柄が、下段右図柄81u3Rにエンゼルフィッシュを模した8図柄が、それぞれ停止した状態で表示されている。
このように、「通常遊技状態」においては、偶数の数字を付した主図柄および奇数の数字を付した主図柄がハズレ図柄を挟んで交互に配置されており、次回大当たりが確定し得ない「第1時間短縮状態」か、又は、大当たりすることで実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」に移行することを示唆している。
次いで、図161(b)は、「第1時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄の配列の一例を示している。第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示しており、同様に特図2用保留数表示88aには「0」が、特図2用変動領域88には白の四角図柄が表示されており、第2特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、「時間短縮状態」において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
また、主表示領域Dmの上部分には背景表示物81tによって時間帯が「夕方」である様子が表示されており、遊技状態が「第1時間短縮状態」であることを示唆している。主表示領域Dmの左上部分には、残り時短回数表示81fに「残り 99回」が表示されており、「第1時間短縮状態」において主に実行される第2特別図柄の動的表示の残りの実行回数が99回であることを示している。
さらに、主表示領域Dmの上部分、上図柄列81u1において、上段左図柄81u1Lにエビを模した5図柄が、上段中図柄81u1Cにハズレ図柄が、上段右図柄81u1Rにカメを模した3図柄が、それぞれ停止した状態で表示されている。
また、主表示領域Dmの中図柄列81u2において、中段左図柄81u2Lにエビを模した5図柄が、中段中図柄81u2Cにハズレ図柄が、中段右図柄81u2Rにジュゴンを模した7図柄が、それぞれ停止した状態で表示されている。
さらに、主表示領域Dmの下図柄列81u3において、下段左図柄81u3Lにジュゴンを模した7図柄が、下段中図柄81u3Cにハズレ図柄が、下段右図柄81u3Rにカニを模した9図柄が、それぞれ停止した状態で表示されている。
このように、「第1時間短縮状態」においては、偶数図柄の数字を付した主図柄が削除され、奇数図柄の数字を付した主図柄のみで各図柄列の配列が構成されており、該「第1時間短縮状態」において大当たりすることで、実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」へ移行することを示唆している。
次いで、図161(c)は、「第2時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄の配列の一例を示している。第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示しており、同様に特図2用保留数表示88aには「0」が、特図2用変動領域88には白の四角図柄が表示されており、第2特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、「時間短縮状態」において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
また、主表示領域Dmの上部分には背景表示物81tによって時間帯が「夜」である様子が表示されており、遊技状態が「第2時間短縮状態」であることを示唆している。主表示領域Dmの左上部分には、残り時短回数表示81fに「残り 9999回」が表示されており、「第2時間短縮状態」において主に実行される第2特別図柄の動的表示の残りの実行回数が9999回、即ち、実質的に次回大当たりが確定する遊技状態であることを示している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には、各図柄列81u1、81u2及び81u3に図161(a)の「通常遊技状態」と同様の第3図柄が表示されており、大当たりすることで次回大当たりが確定し得ない「第1時間短縮状態」か、又は、実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」若しくは「第3時間短縮状態」のいずれかに移行し得ることを示唆している。
次いで、図161(d)は、「第3時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が実行される場合における第3図柄の配列の一例を示している。第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図1用変動領域87bには白の四角図柄が表示されており、第1特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示しており、同様に特図2用保留数表示88aには「0」が、特図2用変動領域88には白の四角図柄が表示されており、第2特別図柄の動的表示がハズレとなって停止していることを示している。また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、「時間短縮状態」において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
また、主表示領域Dmの上部分には背景表示物81tによって虹が表示されており、遊技状態が「第3時間短縮状態」であることを示唆している。主表示領域Dmの左上部分には、残り時短回数表示81fに「残り 9999回」が表示されており、「第3時間短縮状態」において主に実行される第2特別図柄の動的表示の残りの実行回数が9999回、即ち、実質的に次回大当たりが確定する遊技状態であることを示している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には、各図柄列81u1、81u2及び81u3に図161(b)の「第1時間短縮状態」と同様の第3図柄が表示されており、大当たりすることで実質的に次回大当たりが確定する「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」へ移行することを示唆している。
以上、説明したように、第6実施形態のパチンコ機10では、「第1時間短縮状態」における時短終了条件として、主に、第2特別図柄の動的表示の時短回数を「100回」に設定し、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」における時短終了条件として、主に、第2特別図柄の動的表示の時短回数を「10000回」に設定する。
また、「第1時間短縮状態」において、特定領域通過可能な小当たり種別が存在しないように構成し、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」においては、特定領域通過可能な小当たり種別が存在するように構成する。
さらに、「第2時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別に当選した場合に「第1時間短縮状態」~「第3時間短縮状態」のいずれかに移行するように構成し、「第3時間短縮状態」において特定領域通過可能な小当たり種別に当選した場合に「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」に移行するように構成する。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」を従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「時間短縮状態」に相当する遊技性とし、「第2時間短縮状態」を従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する遊技性とし、さらに、「第3時間短縮状態」を従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する遊技性として、かつ、該「第3時間短縮状態」における大当たり後も実質的に次回大当たりが確定する遊技性とすることができる。
その結果、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプに相当する遊技性を備えつつ、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する遊技状態であって、大当たり時に一定割合で所謂確変図柄に当選し得る遊技状態(「第2時間短縮状態」)と、従来のパチンコ機の所謂確変ループタイプにおける「確率変動状態」に相当する遊技状態であって、大当たり時に必ず所謂確変図柄に当選し得る遊技状態(「第3時間短縮状態」)と、を備えることができ、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
また、第6実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の1の始動入賞に対応するデータが最大4回分まで記憶(保留)できるように4つの保留エリアを有するように構成し、該「第1時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行後の第2特別図柄の動的表示の保留球(所謂、残保留)がいずれかの小当たり種別に当選した場合に大当たり状態の導出が可能となるように構成する。
このように構成することで、「第1時間短縮状態」中に第2特別図柄の動的表示を実行した場合よりも、該「第1時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行後の第2特別図柄の動的表示の保留球(所謂、残保留)が実行される場合の方が大当たりを導出する確率を上昇させることができ、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第6実施形態におけるパチンコ機10は、第1実施形態乃至第5実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第7実施形態>
次いで、図162~図165を参照して、本発明を適用した第7実施形態のパチンコ機10について説明する。第3実施形態のパチンコ機10では、普通電役開放テーブル202kにおいて、「時間短縮状態」における普通電役72の開放(没入)時間および開放回数は一律(「5.8秒」×1回=「5.8秒」)となるように構成されていた。
これに対し、第7実施形態のパチンコ機10では、「第1時間短縮状態」~「第3時間短縮状態」における普通電役72の開放(没入)時間および開放回数と、「第4時間短縮状態」における普通電役72の開放(没入)時間および開放回数とを異なるように構成する。
以下、第7実施形態のパチンコ機10について、第1実施形態乃至第6実施形態(特に、第3実施形態)のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第7実施形態のパチンコ機10の説明において、第1実施形態乃至第6実施形態(特に、第3実施形態)のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第1実施形態乃至第6実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図162を参照して、第7実施形態の普通電役開放テーブル202kの詳細について説明する。図162は、第7実施形態のROM202に記憶される普通電役開放テーブル202kの一例を模式的に示した模式図である。第3実施形態の普通電役開放テーブル202kと、第7実施形態の普通電役開放テーブル202kとの異なる点は、大当たり状態を導出したときの大当たり種別又は小当たり種別によって、「時間短縮状態」における普通電役72の開放(没入)時間および開放回数が異なる点である。
図162に示すように、第7実施形態の普通電役開放テーブル202kは、普通図柄の当たり時に参照され、普通図柄の当たりが発生したタイミングにおける遊技状態に基づいて、普通電役72の開放(没入)時間および開放回数が規定されている。
第7実施形態の普通電役開放テーブル202kは、普通図柄が抽選された遊技状態に基づいてグループ毎に区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、大当たり種別「時短壱」、「時短弐」若しくは「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」若しくは「時短D」への当選に基づいて大当たりした場合に移行する「第1時間短縮状態」~「第3時間短縮状態」で参照される「第1~第3時間短縮状態」用と、小当たり種別「時短E」への当選に基づいて大当たりした場合に移行する「第4時間短縮状態」で参照される「第4時間短縮状態」用と、で、普通電役72の開放態様(開放時間)が変更される。
なお、「通常遊技状態」及び「第1時間短縮状態」~「第3時間短縮状態」において参照される開放態様は、第3実施形態(即ち、第1実施形態と同様)の「通常遊技状態」及び「時間短縮状態」において参照される開放態様と同様のため、説明を省略する。
次いで、「第4時間短縮状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放時間は「0.5秒」、かつ、開放回数が10回(開放と開放との間のインターバル時間は「3.0秒」)となるように普通電役開放テーブル202kで規定されている。つまり「時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「0.5秒」×10回=「5.0秒」の間、開放されるように構成される。
ここで、上述したように、第7実施形態のパチンコ機10では、右打ち遊技で球を発射した場合、閉鎖状態の普通電役72の出没板72aに到達した球が該出没板72aの上面に存在(滞留)している時間が約2秒かかるように構成されている。
よって、「第1時間短縮状態」~「第3時間短縮状態」においては、第3実施形態の「時間短縮状態」における開放形態と同様のため、普通電役72が開放状態から閉鎖状態となったとしても、出没板72aの上面を球が転動している間に普通図柄の可変表示が当たりに当選して再度開放状態となって、出没板72aの上面を転動していた球は開放状態となった普通電役72へと入球可能となるように構成されており、右打ち遊技で発射されたほぼ全ての球が第2始動口71へと入球し、普通電役72の下流側へは流下し難くなるように構成されている。
これに対し、「第4時間短縮状態」においては、普通電役72の開放と開放との間のインターバル時間が「3.0秒」に設定されているため、インターバル時間中の閉鎖状態では、普通電役72の出没板72aに到達した球の一部が左端から右端まで転動しきり、普通電役ユニット59の下流側へと流下可能となるように構成されている。
従って、「第4時間短縮状態」において小当たりに当選した場合、右打ち遊技で発射された球の一部が普通電役ユニット59の下流側に配設された小入賞口ユニット73へと入球可能になる。
即ち、「第4時間短縮状態」においては、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行していない場合であっても、右打ち遊技で発射された球の一部が小入賞口ユニット73に入球可能となり、該小入賞口ユニット73への入球個数が5個に到達すれば、特定領域73dが開放され、該特定領域73dへの通過も可能となって、大当たり状態の発生が可能となるように構成されている。
このように構成することで、「第4時間短縮状態」においては、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行していない場合であっても、右打ち遊技で発射された球の一部が小入賞口ユニット73へと入球可能となり、該小入賞口ユニット73に5個以上入球させて特定領域73dを開放させ、該特定領域73dに球を通過させて大当たり状態を導出できるか否かという新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
次に、図163を参照して、第7実施形態の「第4時間短縮状態」の右打ち遊技において、遊技状態の移行態様、スルーゲート67における球の検出態様、普通図柄の可変表示の実行態様、普通電役72の駆動態様、第2始動口71における球の検出態様、第2特別図柄の変動表示の実行態様、第2特別図柄での小当たり当選に基づく小入賞口ソレノイド73bによる小入賞口開閉板73aの開閉態様、小入賞口スイッチ73cにおける球の検出態様、特定領域ソレノイド73fによる特定領域開閉板73eの開閉態様、特定領域スイッチ73gにおける球の検出態様、及び、該特定領域スイッチ73gへの球の検出に基づく大当たりフラグ203qの設定態様等を説明する。
図163は、第7実施形態の「第4時間短縮状態」中の第2特別図柄の変動表示によって、時短終了条件が非成立となる小当たり種別に当選した場合における遊技状態の移行態様、小入賞口ソレノイド73b及び特定領域ソレノイド73fの駆動パターンと、小入賞口スイッチ73c及び特定領域スイッチ73gの検出態様と、大当たりフラグ203qの設定態様とを示したタイミングチャートであり、例えば、「第4時間短縮状態」において小当たり種別「時短D」に当選した場合(図164参照)のタイミングチャートである。
なお、詳細は後述するが、第7実施形態の「第4時間短縮状態」は、第3実施形態の「第1時間短縮状態」と同様の時短終了条件となるように構成されている(図164参照)。
図163で示すように、「第4時間短縮状態」において右打ち遊技で球が発射された場合、まず、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。そして、スルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄の可変表示が実行される。この普通図柄の可変表示は、「第4時間短縮状態」において一律「0.1秒」で実行され、当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。「第4時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示における当選確率が高確率(99%)となっており、さらに、当選した場合における普通電役72の開放時間が「0.5秒」、かつ、開放回数が10回(開放と開放との間のインターバル時間は「3.0秒」)行われるように構成されている。よって、右打ち遊技で発射された球は、普通電役72が開放状態である場合、第2始動口71へと入賞するものの、開放と開放との間のインターバル時間が「3.0秒」に設定されているため、インターバル時間中の閉鎖状態においては、普通電役72の出没板72aに到達した球の一部が左端から右端まで転動しきり、普通電役ユニット59の下流側へと流下していく。
「第4時間短縮状態」における第2始動口71への入賞に基づいて、特別図柄2の変動表示が実行され、この特別図柄2の変動表示は、最短で「15秒」、最長でも「80秒」で実行され、大当たり結果、小当たり結果又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
そして、特別図柄2の変動表示において、ハズレが導出された場合には、小入賞口ユニット73又は可変入賞装置65は開放されない一方、特別図柄2の変動表示において、小当たり遊技に当選した場合は、小当たりオープニングが9秒間実行された後、小入賞口ソレノイド73bが「0.1秒」オンされ、かつ、開放回数が10回に設定され小入賞口ユニット73が開放される。
ここで、図163の小当たり遊技に当選した特別図柄2の変動表示では、いずれの時短終了条件も成立していない。よって、右打ち遊技で発射された球の多くは小入賞口ユニット73の上流側に配設された普通電役72内の第2始動口71へと入球するが、普通電役72のインターバル時間において、一部の球は普通電役ユニット59の下流側へと流下していき、開放動作中の小入賞口ユニット73へ入賞可能となって小入賞口スイッチ73cによって検知される。
また、小入賞口スイッチ73cによって5個目の入賞が検知されると、特定領域73dの開放条件が成立するため、特定領域ソレノイド73fがオンされて特定領域73dへ球が流入可能となる。その後、小入賞口ユニット73内に流入した球が特定領域73d側へと流下する。そして、特定領域73dへと流下した球が特定領域スイッチ73gによって検知された場合、該検知に伴って大当たりフラグ203qがオンに設定される。
小入賞口ユニット73の開放動作が終了すると、大当たりフラグ203qがオンされていることに基づいて、大当たり状態へと移行する。
このように、第7実施形態の「第4時間短縮状態」においては、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立しない小当たり種別への当選時であっても、右打ち遊技で発射された球の流下態様(普通電役72への入球態様及び小入賞口ユニット73への入球態様)によっては、特定領域73dを通過して大当たり状態の導出が可能となるように構成されている。
次に、図164及び図165を参照して、第7実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図164は、第7実施形態の各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、当選可能な大当たり種別、特定領域通過可能な小当たり種別、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図165は、第7実施形態の各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。第3実施形態の遊技態様(図105参照)と、第7実施形態の遊技態様との異なる点は、「第3時間短縮状態」において小当たり種別「時短E」当選に基づく大当たりが発生した場合に「第4時間短縮状態」に移行する点である。
図164で示すように、「第4時間短縮状態」への移行契機は、「第3時間短縮状態」又は「第4時間短縮状態」において小当たり種別「時短E」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、となる(図165参照)。
この「第4時間短縮状態」では、上述したように、普通図柄の当たり確率が高確率状態である。さらに、「第4時短短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~70秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~70秒」の範囲で行われる(図22~図28参照)。
さらに、「第4時間短縮状態」では、主に第2特別図柄の動的表示が実行されるため、当選可能な大当たり種別は、大当たり種別「時短参」となり、特定領域通過可能な小当たり種別は、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し得る小当たり種別「時短A」若しくは「時短B」、又は、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立し難いものの、時短終了条件の非成立時であっても特定領域73dへの通過が可能となり得る「時短C」、「時短D」若しくは「時短E」となる(図166参照)。
また、この「第4時間短縮状態」では、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別への当選に基づいて大当たりが発生することによって「時間短縮状態」が継続し得るのは、大当たり種別「時短参」又は小当たり種別「時短B」、「時短D」若しくは「時短E」であり、その割合(所謂、継続率)が約60%となるように構成されている。
即ち、第3実施形態のパチンコ機10では、「第3時間短縮状態」において、小当たり種別「時短E」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、該大当たり後に「第1時間短縮状態」へと移行するため(図106参照)、所謂継続率が約50%の遊技状態に移行するように構成されていたが、第7実施形態のパチンコ機10では、「第3時間短縮状態」において、小当たり種別「時短E」への当選に基づいて大当たりが発生した場合、該大当たり後に「第4時間短縮状態」へと移行することで、所謂継続率を約60%に向上させることができる。
さらに、特定領域通過可能な小当たり種別「時短A」~「時短E」に基づいて大当たり状態を発生した場合の最大ラウンドは5~10ラウンドとなる(図104参照)。なお、この「第4時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次に、図166を参照して、第7実施形態の時短終了条件テーブル202mについて説明する。図166は、第7実施形態のROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。第3実施形態の時短終了条件テーブル202mと、第7実施形態の時短終了条件テーブル202mとの異なる点は、主に、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たり後に移行する「第4時間短縮状態」が追加されている点である。
図166に示すように、第7実施形態の「通常遊技状態」、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」における時短終了条件は、第3実施形態の「通常遊技状態」、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」における時短終了条件と同様に構成されているため、説明を省略する。
次いで、小当たり種別「時短E」当選に基づく大当たりが発生した場合、即ち、「第4時間短縮状態」における時短終了条件は、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定され、小当たり種別「時短A」及び「時短B」への当選回数が「1回」に設定され、小当たり種別「時短C」、「時短D」及び「時短E」への当選回数が「100回」に設定される。
よって、「第4時間短縮状態」においては、次回の大当たりが確定し得る遊技状態であり、かつ、大当たりに当選するか、又は、小当たり種別「時短A」若しくは「時短B」への当選に基づく大当たりが発生し易く、さらに、小当たり種別「時短C」、「時短D」又は「時短E」への当選に基づく大当たりが発生し得るように構成されている。
なお、第7実施形態のパチンコ機10では、時短終了条件テーブル202mにおいて、当選した大当たり種別又は小当たり種別に基づいて時短回数及び小当たり当選回数が設定されるように構成しているが(図166参照)、これに対し、遊技状態と、当選した大当たり種別又は小当たり種別とに基づいて時短回数及び小当たり当選回数が設定されるように構成してもよい。
具体的には、第7実施形態のパチンコ機10では、図166で示すように、小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、「特図1時短回数」が「0回」、「特図2時短回数」が「0回」、「合計時短回数」が「0回」に設定され、時短回数が付与されないため、小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たり後には「通常遊技状態」に移行するように構成されている。
これに対し、例えば、「通常遊技状態」において小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合と、「時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合と、において、時短回数及び小当たり当選回数が異なるように構成してもよい。
より詳細には、「通常遊技状態」において、小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、図166と同様に、「特図1時短回数」が「0回」、「特図2時短回数」が「0回」、「合計時短回数」が「0回」に設定し、「通常遊技状態」に移行するように構成する。
一方、「時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合に、「特図1時短回数」が「10000回」、「特図2時短回数」が「10000回」、「合計時短回数」が「10000回」に設定し、小当たり種別「時短E」への当選回数が「1回」、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」又は「時短D」への当選回数が「100回」に設定して、「第3時間短縮状態」に移行するように構成する。
このように構成することで、「第4時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短C」への当選回数に基づく時短終了条件が「100回」に設定されているため、該時短終了条件に到達する前の小当たり種別「時短C」への当選時には「時短機能」がオンされたままとなり、該小当たり種別「時短C」への当選に基づいて小入賞口ユニット73が開放された場合、上述したように、一定の割合で特定領域73dを通過可能となって大当たり状態を発生可能となる(図163参照)。
よって、この場合、「第4時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生する場合とは、即ち、「時間短縮状態」において大当たり状態を導出したことになる。従って、「第4時間短縮状態」において、小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、該大当たり後に「第3時間短縮状態」に移行することになる。
一方、「第2時間短縮状態」においては、小当たり種別「時短C」への当選回数に基づく時短終了条件が「1回」に設定されているため、該小当たり種別「時短C」に当選した動的表示の終了時(小入賞口ユニット73の開放前)に「時短機能」が終了して「通常遊技状態」に移行するため、小入賞口ユニット73が開放された場合に入賞が容易状態となり、「通常遊技状態」において特定領域73dを通過させて大当たり状態を発生する。
よって、「第2時間短縮状態」において小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生する場合とは、即ち、「通常遊技状態」において大当たり状態を導出したことになる。従って、「第2時間短縮状態」において、小当たり種別「時短C」当選に基づく大当たりが発生した場合、該大当たり後に「通常遊技状態」に移行することになり、第7実施形態と同様の構成となる。
このように、時短終了条件を、遊技状態と当選した大当たり種別又は小当たり種別に基づいて設定するように構成することで、「第4時間短縮状態」において、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立していない小当たり種別において大当たりが発生した場合(即ち、「時間短縮状態」において大当たりした場合)に、より「連荘」状態を継続可能な遊技状態(即ち、実質的に次回大当たりが確定する「第3時間短縮状態」)に移行するように構成することができるため、該「第4時間短縮状態」における、小当たり当選回数に基づく時短終了条件が成立していない小当たり種別への当選時の小入賞口ユニット73への球の入球態様に、より注目させることができる。
また、本実施形態では、小当たり種別「時短E」への当選に基づく大当たりが発生した場合にのみ、他の大当たり種別又は小当たり種別と普通電役72の開放態様が異なるように構成されているが、各大当たり種別及び小当たり種別ごとに開放態様が異なるように構成してもよい。
例えば、普通図柄の抽選において、普通電役72を開放することとなる図柄として複数の当たり図柄(例えば、「当たりA」、「当たりB」、「当たりC」)で構成し、特別図柄の動的表示が当選した大当たり種別、又は、大当たり状態を導出したときの小当たり種別(所定事象)によって、各普通図柄(特定事象)の当たり図柄の当選時における開放態様が異なるように構成する。
そして、各普通図柄の当たり図柄に当選(所定条件)した場合の普通電役72の開放態様として、右打ち遊技で発射された球が1個のみ入球可能な開放パターン、即ち、普通電役72の開放状態において普通電役72内の第2始動口スイッチで入球が検知された場合に即閉鎖状態にする開放パターンと、右打ち遊技で発射された球が入球不可又は入球困難な開放パターン(極めて短時間の開放のみを実行)と、の2の開放パターンで構成する。
さらに、普通電役72への入球に基づいて実行される第2特別図柄の動的表示においては、大当たりとなる乱数値以外の乱数値をすべて小当たりとなる乱数値で構成し、すべての小当たり種別において特定領域(特定入球手段)通過可能とし、大当たり状態(所定の遊技価値)を発生可能となるように構成する。
このように構成する場合、例えば、大当たり種別「時短壱」に当選した場合の「時間短縮状態」においては、普通図柄の3種類の当たり図柄のうち、「当たりA」への当選に基づいて普通電役72が開放された場合には、右打ち遊技で発射された球が1個のみ入球可能な開放パターンとし、「当たりB」及び「当たりC」への当選に基づいて普通電役72が開放された場合には、右打ち遊技で発射された球が入球不可又は入球困難な開放パターンとする。
このように構成することで、大当たり種別「時短壱」に当選した場合、普通図柄の3種類の当たり図柄のうち、「当たりA」への当選に基づいて普通電役72が開放された場合のみにおいて普通電役72への入球が可能となり、該入球に伴って実行され得る第2特別図柄の動的表示において、いずれかの大当たり又は特定領域通過可能な小当たりに当選し得るため、大当たり状態の導出が可能となる。
また、大当たり種別「時短弐」に当選した場合の「時間短縮状態」においては、普通図柄の3種類の当たり図柄のうち、いずれの当たり図柄への当選に基づいて普通電役72が開放された場合にも、右打ち遊技で発射された球が1個のみ入球可能な開放パターンとする。
このように構成することで、大当たり種別「時短弐」に当選した場合、普通図柄の3種類の当たり図柄のうち、いずれの当たり図柄への当選に基づいて普通電役72が開放された場合においても普通電役72への入球が可能となり、該入球に伴って実行され得る第2特別図柄の動的表示において、いずれかの大当たり又は特定領域通過可能な小当たりに当選し得るため、大当たり状態の導出が可能となる。
このように、当選した大当たり種別、又は、大当たり状態を導出したときの小当たり種別によって、各普通図柄の当たり図柄の当選時における開放態様が異なるように構成することで、「時間短縮状態」における普通図柄の当たり確率は同一であるものの、該普通図柄の当たりに伴って開放される普通電役72の開放パターンが異なることで、該普通電役72への入球率を変化させ、該入球に伴って実行され得る第2特別図柄の動的表示の実行による大当たり状態の導出確率を変化させることができる。
その結果、例えば、第1特別図柄の動的表示又は第2特別図柄の動的表示の1の動的表示の変動時間を異ならせて、該変動中にできるだけ多くの普通図柄の可変表示を実行させて普通電役72への入球が可能となる開放パターンの当たり図柄に当選させ、該当たりによって普通電役72に入球させて第2特別図柄の動的表示の保留球数(即ち、大当たりを導出可能な保留球数)をできるだけ多く貯留させるという、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
さらに、上記例示のように、普通電役72への入球が可能となる開放パターンの当たり図柄に当選させられるか否かの遊技性で構成する場合、第3図柄表示装置81において、普通図柄の可変表示の当否に基づいて可変表示演出を行うように構成するとより興趣を得ることができる。
具体的には、例えば、大当たり種別「時短壱」に当選した場合(特別遊技価値)の「時間短縮状態」において、普通図柄の3種類の当たり図柄(特定事象)のうち、「当たりA」への当選に基づいて普通電役72(特定入球手段)が開放された場合には、右打ち遊技で発射された球が1個のみ入球可能(特定遊技価値)な開放パターンとし、「当たりB」及び「当たりC」への当選に基づいて普通電役72が開放された場合には、右打ち遊技で発射された球が入球不可又は入球困難な開放パターンとする状況を想定してみる。
この状況で普通図柄の可変表示において、「ハズレ」又は「当たりB」若しくは「当たりC」が導出された場合、「ハズレ」であれば普通電役72は開放されず、また、「当たりB」又は「当たりC」であれば、普通電役72は開放されるものの右打ち遊技で発射された球が入球不可又は入球困難な開放パターンであるため、該普通電役72に入球させて第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができない。よって、このような場合には普通電役72への入球不可時の、ハズレ演出に相当する可変表示演出を実行するように構成する。
一方、普通図柄の可変表示において、「当たりA」が導出された場合、右打ち遊技で発射された球が1個のみ入球可能な開放パターンとなるため、該普通電役72に入球させて第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることが可能となる。よって、このような場合には普通電役72への入球可能時の、当たり演出に相当する可変表示演出を実行するように構成する。その後、右打ち遊技を示唆して小入賞口ユニット73へ入球させることで、特定領域73d(特別領域)に球を通過させて大当たり状態へと移行させる。
次いで、大当たり種別「時短弐」に当選した場合の「時間短縮状態」において、普通図柄の3種類の当たり図柄のうち、いずれの当たり図柄への当選に基づいて普通電役72が開放された場合にも、右打ち遊技で発射された球が1個のみ入球可能な開放パターンとする状況を想定してみる。
この状況で普通図柄の可変表示において、「ハズレ」が導出された場合、普通電役72は開放されないため、該普通電役72に入球させて第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができない。よって、このような場合には普通電役72への入球不可時の、ハズレ演出に相当する可変表示演出を実行するように構成する。
一方、普通図柄の可変表示において、「当たりA」、「当たりB」又は「当たりC」が導出された場合、右打ち遊技で発射された球が1個のみ入球可能な開放パターンとなるため、該普通電役72に入球させて第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることが可能となる。よって、このような場合には普通電役72への入球可能時の、当たり演出に相当する可変表示演出を実行するように構成する。その後、右打ち遊技を示唆して小入賞口ユニット73へ入球させることで、特定領域73dに球を通過させて大当たり状態へと移行させる。
このように構成することで、普通図柄の可変表示において1の当たり図柄に当選した場合であっても、該当たりに基づいて普通電役72への入球が困難又は不可な状況であるか、又は、入球が容易又は可能な状況であるかによって可変表示演出を変化させることができる。
以上、説明したように、第7実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短壱」、「時短弐」若しくは「時短参」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」若しくは「時短D」当選に基づいて大当たりした場合に移行する「第1時間短縮状態」~「第3時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合の開放態様を「5.8秒」×1回=「5.8秒」とし、該遊技状態において右打ち遊技で発射されたほぼ全ての球が普通電役72へと入球するように構成する。一方、小当たり種別「時短E」当選に基づいて大当たりした場合に移行する「第4時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合の開放態様を「0.5秒」×10回=「5.0秒(開放と開放との間のインターバル時間は「3.0秒」)」とし、該遊技状態において右打ち遊技で発射された球の一部が普通電役ユニット59の下流側へと流下可能となるように構成する。
このように構成することで、「第4時間短縮状態」においては、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行していない小当たり種別への当選時であっても、右打ち遊技で発射された球の一部が小入賞口ユニット73に入球可能となり、特定領域73dへの通過も可能となって、大当たり状態の発生が可能となるように構成することができる。
その結果、「第4時間短縮状態」においては、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行していない場合であっても、右打ち遊技で発射された球の一部が小入賞口ユニット73へと入球可能となり、該小入賞口ユニット73に5個以上入球させて特定領域73dを開放させ、該特定領域73dに球を通過させて大当たり状態を導出できるか否かという新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第7実施形態におけるパチンコ機10は、第1実施形態乃至第6実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部または複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部または複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、普通図柄のみ確率変動機能を設け、特別図柄に確率変動機能を設けていないように構成されている。これに対し、特別図柄および普通図柄にそれぞれ確率変動機能を設けてもよいし、特別図柄に確率変動機能を設ける一方、普通図柄に確率変動機能を設けないように構成してもよいし、特別図柄および普通図柄のいずれにも確率変動機能を設けないように構成してもよい。また、特別図柄に確率変動機能を設ける場合、次回大当たり又は小当たりの発生まで確率変動機能が有効に設定(所謂、ループタイプ)してもよいし、大当たり後に特別図柄が所定回数(例えば、100回)実行されるまで確率変動機能が有効に設定(所謂、STタイプ)してもよいし、特別図柄の動的表示において大当たり以外の所定の抽選結果が導出された場合に「確率変動状態」が終了(所謂、転落機能)するパチンコ機(所謂、転落タイプ)を用いてもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にすることができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
なお、転落タイプで「確率変動状態」が終了するように構成する場合、大当たり乱数テーブル202aとは異なる転落乱数テーブルにおいて、特別図柄の高確率状態から低確率状態に移行するか否かを抽選するように構成する。このように構成することで、該当の特別図柄の動的表示が実行される直前に遊技状態を移行させることができる。
さらに、特別図柄が高確率である場合に、普通図柄が高確率(「確率変動状態」)である場合と、普通図柄が低確率(「潜伏確率変動状態」)である場合と、で構成し、特別図柄が低確率である場合に、普通図柄が高確率(「時間短縮状態」)である場合と、普通図柄が低確率(「通常遊技状態」)である場合と、で構成してもよい。そして、このように遊技状態を構成する場合であっても、普通電役72を小入賞口ユニット73よりも球の流下方向の上流側に配設するように構成する。
また、この場合、小入賞口ユニット73内には特定領域73dを配設しなくてもよい。さらに、特別図柄の動的表示が小当たりに当選し易いように大当たり乱数テーブル202aを構成する。
このように構成することで、「潜伏確率変動状態」(所定遊技状態)においては、普通図柄が低確率であるため、普通電役72(特定入球手段)が開放困難又は不可となることで、該普通電役72に入球困難又は不可となる一方、特別図柄の動的表示が小当たり(所定事象)に当選し易いことで小入賞口ユニット73(所定入球手段)に入球容易又は可能となり、該小入賞口ユニット73への入球に伴う賞球(特定遊技価値)が発生し易いことで、遊技者は持ち玉を増加させつつ大当たりへの当選を目指すことができる。
さらに、「確率変動状態」又は「時間短縮状態」(特定遊技状態)においては、普通図柄が高確率であるため、普通電役72が開放容易又は可能となることで、該普通電役72に入球容易又は可能となるため、該普通電役72よりも球の流下方向下流側に配設されている小入賞口ユニット73へは入球困難又は不可とすることができる。なお、このように構成する場合、「通常遊技状態」においては、小当たりに当選し得る特別図柄の動的表示の変動時間を長時間(例えば、「10分」など)となるように構成することで、該「通常遊技状態」においては、小当たり当選に基づく賞球の獲得を困難とすることができる。
<変形例2>
上記実施形態では、普通図柄の高確率状態の終了条件を、特別図柄の動的表示の実行回数や小当たり当選回数、又は、次の大当たりへの当選によって終了するように構成している。これに対し、特別図柄の大当たり(小当たり種別に基づく大当たりを含む)の連続当選回数が所定回数に到達する毎に、該所定回数到達時における大当たり終了後の遊技状態を、必ず「時短機能」が付与されない遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)へ移行して、普通図柄の高確率状態への移行を禁止するように構成してもよい(時短リミッタ)。また、普通図柄の高確率状態への移行を禁止することとなる大当たりの連続当選回数を複数種類で構成してもよい。
<変形例3>
上記実施形態では、普通電役72及び可変入賞装置65は、普通図柄又は特別図柄への当選に基づいて開放され得るように構成されている。これに対し、球が通過することによって他の入賞口を閉塞している可動役物(所謂、非電動役物)を開放させる通過口を搭載したパチンコ機を用いてもよい。
<変形例4>
上記実施形態では、いずれかの大当たり(小当たり種別に基づく大当たりを含む)に当選した場合に、該大当たり終了後に「時短機能」が付与される遊技状態が発生するように構成されている。これに対し、特別図柄の動的表示において大当たり(小当たり)以外の所定図柄(例えば、時短図柄)が導出された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される状態に遷移するように構成してもよい。このように構成することで、「時短機能」が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例5>
上記実施形態では、特別図柄の低確率状態における第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の合計実行回数が所定回数に到達した場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される(所謂、天井機能)機能を有していない。これに対し、動的表示の合計実行回数が所定回数に到達した場合に「時短機能」が付与される(所謂、天井機能)ように構成してもよい。また、第1特別図柄の動的表示の積算実行回数と第2特別図柄の動的表示の積算実行回数とでそれぞれ個別に上記所定回数を計数してもよし、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ上記所定回数が異なるように構成してもよい。
<変形例6>
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示を第2特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図1優先変動)するように構成している。これに対し、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを同時並行的に実行可能に構成(所謂、特図12同時変動)し、各動的表示の制御を行ってもよいし、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図2優先変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよいし、入賞した順に動的表示を実行(所謂、入賞順変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよい。
<変形例7>
上記実施形態では、第2特別図柄の始動入賞に対応するデータを記憶(保留)するための保留エリアを有していない。これに対し、第2特別図柄の1の始動入賞に対応するデータが最大4回分まで記憶(保留)できるように4つの保留エリアを有するように構成してもよいし、最大保留球数を4以外の数字に構成してもよい。
<変形例8>
上記実施形態では、「時短機能」の終了条件として、特別図柄の動的表示の所定実行回数や小当たり当選回数、大当たりへの当選に基づいて終了するように構成している。これに対し、大当たりと異なる時短終了図柄の導出に基づいて「時短機能」が終了するように構成してもよい。このように構成することで、入賞補助状態の終了条件を多様化して、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。また、「時短機能」の有効時に、特別図柄の保留球数が所定数(例えば、保留満タン(即ち、4個)や、保留満タンに対して一定数の保留貯留(例えば、2個))貯留されたことを契機として、「時短機能」を終了するように構成してもよいし、普通電役の作動回数が一定の回数に到達した場合に「時短機能」を終了するように構成してもよいし、普通図柄の可変表示の実行回数が一定回数に到達した場合に「時短機能」を終了するように構成してもよい。
<変形例9>
上記実施形態では、普通図柄の低確率状態において当たりに当選し得ないように構成している。これに対し、普通図柄の低確率状態において一定の割合(例えば、50%)で当たりに当選するように構成してもよい。また、普通図柄の高確率状態において必ず当たりに当選(即ち、100%)するように構成してもよい。
<変形例10>
上記実施形態では、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じてそれぞれ1種類ずつ設けている。これに対し、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じて、複数種類の可変表示時間の中から抽選で選定するように構成してもよい。具体的には、「通常遊技状態」において、普通図柄の可変表示時間を、「1秒」、「3秒」、「5秒」、「10秒」又は「30秒」の中から抽選により決定する。このように構成することで、右打ち遊技が奨励されていない「通常遊技状態」において、右打ち遊技してスルーゲート67に球を通過させて普通図柄の可変表示を行い、その導出タイミングに応じて開放され得る普通電役72に向けて球を発射しても、第2始動口71の開放タイミングが複数になることで、第2始動口71への入賞を抑制することができる。
<変形例11>
上記実施形態では、第1特別図柄の抽選において大当たり又はハズレの中から当選役を選定するとともに、第2特別図柄の抽選において大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成している。これに対し、第1特別図柄の抽選のみにおいて小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選において小当たりを設けず、大当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選においても小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよい。
<変形例12>
上記実施形態では、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行回数、又は、小当たり当選回数に応じて遊技状態を変更(例えば、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行)するように構成している。これに対し、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示以外の所定演出(例えば、「リーチ表示」や特定役当選に基づく特定演出等)の実行回数に応じて遊技状態を変更可能に構成してもよい。
<変形例13>
上記実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ保留球数を計数し、それぞれの保留球数ごとに各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成している。これに対し、第1特別図柄と第2特別図柄との合計保留球数に応じて各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成してもよい。
<変形例14>
上記実施形態では、成立した時短終了条件(即ち、時短回数による条件成立か、小当たり当選回数による条件成立か)と、該条件が成立することとなる動的表示の抽選結果(即ち、小当たりに当選しているか否か)と、によって、「時短機能」の終了タイミングが異なるように構成している。これに対し、いずれの動的表示の抽選結果であっても所定のタイミング(例えば、図柄確定時)で「時短機能」が終了するように構成してもよい。
<変形例15>
上記実施形態では、小入賞口ユニット73内の特定領域73dの開放条件として、小入賞口スイッチ73cによって5個目の入賞が検知された場合としている。これに対し、特定領域73dの開放条件を、小入賞口スイッチ73cによって検知される入球個数を別の個数にしてもよいし、入賞検知個数ではなく、小入賞口ユニット73の開放と同時に特定領域73dを開放するように構成してもよい。
<変形例16>
上記実施形態では、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合に選択され得る変動パターンとして、当選した小当たりにおける特定領域73dの通過可否にかかわらず、特図2小当たり用変動パターンテーブルから選択され得るように構成している。これに対し、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合に、特定領域73dの通過可否(即ち、小当たり当選回数による時短終了条件の成立有無)によって、選択される変動パターンテーブルが異なるように構成してもよい。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、それぞれ1種類で構成している。これに代えて、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は/及び、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、複数種類設けるように構成してもよい。さらに、小当たり種別に応じて「時短機能」を終了するか否かを異ならせるように構成してもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、遊技状態ごとに奨励される特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて実行し、奨励されていない特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmで実行しないように構成している。これに代えて、奨励されていない特別図柄の変動演出を、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて所定態様で実行するように構成してもよい。具体的には、例えば、奨励されている特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで目立つように(中央部分、大部分、奨励されていない特別図柄の変動演出より大きい領域、図柄表示態様を濃く実行等)実行する一方、奨励されていない特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで、奨励されている特別図柄の変動演出より目立たないように(隅部、小部分、奨励されている特別図柄の変動演出より小さい領域、図柄表示態様を薄く等)実行するように構成する。このように構成することで、第3図柄表示装置81によって複数の特別図柄の変動演出の実行態様を把握することが可能となる。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第1特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成するとともに、第2特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第2特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成している。換言すると、第1特別図柄の動的表示の保留球数は第1特別図柄の動的表示にのみ影響し、第2特別図柄の動的表示の保留球数は第2特別図柄の動的表示にのみ影響するように構成している。これに代えて、一方の特別図柄の動的表示の保留球数が、他方の特別図柄の動的表示の変動時間に影響するように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の動的表示の変動時間を、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数との合計保留球数に応じて変化するように構成する。このように構成することで、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数とが混在する状態において、特異な変動時間を選択し得るように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、確率設定値を「1」~「3」の3段階で変更可能として、大当たり確率及び/又は第2図柄の当たり確率を変更可能としたが、確率設定値が変更可能な段階は3段階に限らず、任意の段階に変更可能としてもよい。
上記実施形態では、確率設定値を変更することにより、大当たり確率を変更する場合について説明したが、普通図柄の当たり確率や、小当たりの当選確率を変更するようにしてもよい。
また、立ち上げ処理の中で確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合に、「1」~「3」の範囲の中から特定の確率設定値(例えば「1」)を確率設定値として強制的に設定するようにしてもよい。なお、遊技途中で(例えば、タイマ割込処理の中で)確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合は、確率設定値を強制的に特定の確率設定値に設定しないほうがよい。これは、遊技途中で大当たり確率が突然変更さえることにより、遊技者が何らかの不利益を被ることを抑制するためである。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含める場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を除いてもよい。この場合、RAM判定値が正常か否かの判定を行う前に、確率設定値が正常の範囲にあるか否かを判定し、正常の範囲内になければ、強制的に設定変更処理を実行してホール関係者等に確率設定値の変更を行わせたり、ホール関係者等にパチンコ機10を設定変更モードで再立ち上げさせるように促したり、確率設定値として正常範囲内の特定の確率設定値を強制的に設定してもよい。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含めない場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を含めてもよい。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、又は、設定変更スイッチをオンすることによって、確率設定値を更新する場合について説明したが、これを設定キー501にて行えるようにしてもよい。具体的には、設定キー501を、オン状態から更にオフ側とは反対方向に設けた設定変更位置まで回動可能にし、設定変更位置まで設定キー501が回されると、自動でオン状態に設定キー501が戻るように付勢して構成する。そして、設定キー501をオン状態から設定変更位置まで回動させる度に、確率設定値が更新されるようにする。これによっても、確率設定値の変更を容易に行うことができる。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、設定キー501をオフ状態にすることによって、又は、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、確率設定値を確定する場合について説明したが、これを別に設けたスイッチ、例えば、設定確定スイッチが操作されることで行えるようにしてもよい。この設定確定スイッチは、例えば、「設定変更モード」中に操作されることにより、確率設定値を確定するためのスイッチであり、基板ボックス100に設けられた孔から主基板より突出して設けられ、基板ボックス100を開封しなくても、ホール関係者等によって操作可能にしてもよい。これによっても、確率設定値の確定を容易に行うことができる。
上記実施形態では、パチンコ機10の電源オン時に「設定変更モード」又は「設定確認モード」で立ち上げる場合に、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定していた。これに対し、少なくとも内枠12の開放を必須条件とし、その他、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定するように構成してもよい。また、内枠12の開放を設定変更又は設定確認の条件とするか否かをホールが選択可能に設定できるように構成してもよい。
上記各実施形態では、RAM消去スイッチ503を主制御装置110に搭載していた。これに対し、RAM消去スイッチ503を電源装置115や払出制御装置111に搭載するように構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501により、大当たり確率等を変更可能に構成していた。これに対し、設定キー501により、1の入賞口に入賞した場合に払い出される賞球数(例えば、3個→5個への変更)や、入賞口への入賞を補助する可動役物の駆動時間(3秒→5秒への変更)や駆動幅(例えば、20mm→30mmへの変更)、或いは、球の流下態様に影響を与える部材(例えば、球が転動可能なステージやクルーン)の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)、パチンコ機10自体の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)等、遊技者に対する有利度合いに関する設定を複数段階に変更可能に構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501の鍵孔をパチンコ機10の裏面側に向くように構成していた。これに対し、設定キー501の鍵孔の向きを、パチンコ機10の横方向(左方向又は右方向)や、パチンコ機10の斜め方向、或いは、パチンコ機10の前面側を向くように構成してもよい。
上記実施形態において、大当たり乱数値同士、小当たり乱数値同士、及び、ハズレ乱数値同士を連続的な値とし、大当たりか否かや、小当たりか否かを範囲判定(例えば、「0」以上「49」以下か否か)可能に構成し、主制御装置110の制御負担を軽減するように構成していた。これに対し、遊技価値を付与する各乱数値(即ち、大当たり乱数値および小当たり乱数値)を連続的な配置ではなく、分散(散逸)して配置するように構成してもよい。具体的には、例えば、「0~999」で更新される大当たり乱数カウンタC1の場合に、大当たり乱数値として「7,341,555,777,831」とし、小当たり乱数値として「77,175,223,315,415,526,634,717,845」としてもよい。
ここで、パチンコ機10の状況にかかわらず大当たり乱数値となる値(例えば、低確率状態および高確率状態において、「0~50」であれば大当たり)が連続的に存在していた場合、その値が外部から予測され得る可能性があり、不正に大当たりを引き当てられる可能性が高くなるおそれがある。よって、上記変形例のように構成することで、遊技価値を付与する各乱数値を外部から予測困難にし、不正に対する抑制効果を高め、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
また、上述した変形例において、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている低確率状態用の大当たり乱数値と、高確率状態用の大当たり乱数値とで、重複した値とならないように、それぞれ大当たり乱数値を設定してもよい。このように構成することで、状況に応じて(即ち、パチンコ機10が高確率状態か低確率状態か、に応じて)、大当たりとなる乱数の値を変えることで、大当たりとなる乱数の値が予測され難くすることができるので、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、タイマ割込処理等のソフトウェアの処理で大当たり乱数カウンタC1や大当たり種別カウンタC2等を更新するように構成していた(所謂、ソフト乱数)。これに対し、更新周期が上記ソフト乱数より速い乱数生成ICによって大当たり乱数カウンタC1等を更新するように構成してもよい(所謂、ハード乱数)。このように構成することで、外部から更新中の乱数値の把握を困難にし、セキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、設定値が増加するごとに均等に大当たり乱数値が増加するように構成していた。これに対し、設定値が増加するごとに不均等又は所定割合で大当たり乱数値(又は小当たり乱数値)を増加するように構成してもよい。具体的には、例えば、設定値「1」から「2」までは、大当たり乱数値を「2」ずつ増加させる一方、設定値「2」から「3」では、大当たり乱数値を「5」ずつ増加させる。このように構成することで、設定差によって付与され得る遊技価値が大きく変化し、設定差による抑揚(メリハリ)のある遊技を提供可能に構成し、遊技の興趣を向上することができる。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数カウンタC1の値における対応役を変化するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり種別カウンタC2又は小当たりの内容を決定する小当たり種別カウンタ(図示せず)の値に対応する大当たり種別を変化させ、大当たり種別又は小当たり種別の選択割合が変化することによる設定差が生じるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(即ち、大当たり乱数値)を変更して、その変更分を遊技価値を付与しない乱数値(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成していた。これに対し、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(例えば、大当たり乱数値)を変更した場合に、その変更分を、他の遊技価値を付与する乱数値(例えば、小当たり乱数値)から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定毎に付与され得る遊技価値に差を設け、設定毎に抑揚(メリハリ)のある遊技を提供し、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲(以下、「再大当たり乱数値の範囲」と称する)」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。ここで、「再大当たり乱数値の範囲」として、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分が対応するように構成する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、設定変更によっても変化しない大当たり乱数値と小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、当否判定の制御プログラムにおいて、固定的な乱数値の基本的な当否判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、乱数値の個数が多い順(又は少ない順)に各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、設定変更に伴い増加される「大当たり乱数値の範囲」を、設定変更に伴い減少される乱数値(即ち、「ハズレ乱数値の範囲」)と隣接(隣り合う)ように大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)するように構成してもよい。具体的には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、小当たりの当否判定の制御プログラムにおいて、小当たり乱数値の判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率より高くなるように構成されていた。これに対し、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率と、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率とが同等となるように構成してもよいし、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率より低くなるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させて、その大当たり乱数値の増加分をハズレ乱数値から補填するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させ、その大当たり乱数値の増加分を小当たり乱数及びハズレ乱数値から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定変更に基づく大当たり乱数値の個数の変更分を、小当たり乱数値及びハズレ乱数値のそれぞれから補填することが可能となり、大当たり乱数値の変更分を固定的な1の所定乱数値から補填する必要がなくなる。よって、上記所定乱数値の個数を、大当たり乱数値の変更分、1の所定乱数値から確保する必要性がなくなるので、遊技仕様の設計時における制約がなくなり、遊技仕様の設計自由度を高め、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、突出状態と没入状態とに変位する普通電役72を用い、普通電役72の没入タイミングと没入時間とを各遊技状態で変更することで本発明の遊技性を実現するように構成されている。これに対し、回動式の羽根部材を用い、羽根部材の作動タイミングと作動時間とを各遊技状態で変更することで、本発明の遊技性を実現するように構成してもよい。具体的には、例えば、第2始動口71の左右両側に羽根部材を配置し、羽根部材が非作動状態(例えば、直立状態)では、球が羽根部材の外側(非転動側)に衝突し、そのまま下流側へ流下するように構成する。一方、羽根部材が回動した作動状態(直立状態から右側へ120度傾倒状態)では、球が羽根部材の内側(転動側)に衝突し、該羽根部材の内側を第2始動口71側に向けて転動するように構成する。このように構成することで、羽根部材の回動態様は、普通電役72の出没による駆動態様より、羽根部材自体が作動する領域が大きく駆動されたか否かを認識し易いため、普通図柄の可変表示で当選したか否かを遊技者に認識し易くすることができる。
特図1用第4図柄表示領域87と特図2用第4図柄表示領域88との表示態様及び表示位置を、主表示領域Dmで変動演出している第1特別図柄又は第2特別図柄に応じて変更するように構成してもよい。具体的には、例えば、主表示領域Dmで実行されている特別図柄に対応して、実行されている方の第4図柄表示領域87,88を上側に位置させたりアラビア数字で表示したり赤色で表示し、実行されていない方の第4図柄表示領域88,87を下側に位置させたり上記アラビア数字と異なる表記(例えば、漢数字やローマ数字)で表示したり赤色とは異なる色(例えば、青色)で表示するように構成する。このように構成することで、実行されている変動演出を識別して表示しつつ、いずれの特別図柄が実行されているかを認識し難く構成し、現在滞在している遊技状態を遊技者に認識し難く構成することで、遊技状態を推測する遊技性が生まれ、遊技の興趣向上を図ることができる。
警報音に関し、左打ち遊技が推奨される遊技状態においてスルーゲート67を球が通過した場合にもれなく出力するのではなく、さらに特定の条件が成立した場合に警報音を出力するように構成してもよい。具体的には、例えば、このように構成することで、意図的に遊技仕様より多くの出玉を得ようとする悪意ある遊技者の行為に対してのみ警報音を出力し、不慣れな遊技者や操作ミスによる善意の右打ち遊技に対しては警報音を出力しないことで、不正遊技を抑制しつつ、遊技者の遊技意欲の低下も抑制して、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり確率において、いずれの遊技状態でも同等程度となるように構成してもよい。具体的には、例えば、特別図柄の大当たり確率が低い「通常遊技状態」又は「時間短縮状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100にするとともに、特別図柄の大当たり確率が高い「確率変動状態」や「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100や51/100等、「通常遊技状態」等における普通図柄の当たり確率と同一又は同等程度となるように構成する。このように構成することで、普通図柄の当たりに基づく普通電役72の開放に関し、普通図柄の可変表示時間と普通電役72の開放時間とを考慮し、普通図柄の当たり確率を考慮せずに出玉率等を算出することが可能となることで、各遊技状態における遊技仕様の設計を容易化可能となる。
大当たりに当選した大当たり図柄ごとに、該大当たり以降に選択される特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「確率変動状態」を発生させ得る大当たり図柄である1図柄、3図柄、5図柄、7図柄のうち、1図柄で当選した場合には「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的長めの変動時間が選択され易い「両ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、3図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的短い変動時間が選択され易い「特1ロング特2ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。さらに、5図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的短めの変動時間が選択され易い「両ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、7図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的短めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い「特1ショート特2ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。このように構成することで、大当たりした図柄の種類によって、大当たり後の遊技状態において、先に導出され得る特別図柄を異ならせることができ、例えば、いずれの特別図柄が先に停止するか否かによって、遊技状態毎に大当たりが先に現出させる確率を異ならせることができる。よって、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
特別図柄の変動回数に基づいて、該特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「潜伏確率変動状態」において、大当たり終了後1回目~10回目の特別図柄の変動演出に関しては、比較的長めの変動時間が選択され易いように構成し、11回目以降の特別図柄の変動演出に関しては、比較的短めの変動時間が選択され易いように構成する。このように構成することで、遊技にメリハリを設けつつ、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり種別を複数種類設けてもよい。具体的には、例えば、普通電役72が1回開放される1回開放当たりと、出没板72aが3回開放される3回開放当たりと、普通電役72が3回かつ長く開放される3回ロング開放当たりとを設ける。このように構成することで、「確率変動状態」や「時間短縮状態」において遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、「通常遊技状態」→「時間短縮状態」の順で遊技者にとって有利な遊技状態としていた。これに対し、「通常遊技状態」より遊技者にとって不利な遊技状態として、「時間短縮状態」や「潜伏確率変動状態」、「確率変動状態」が位置づけられるように遊技仕様を設定してもよい。具体的には、例えば、第1特別図柄の始動口を、普通電役72が付属した第2特別図柄の始動口の上流側に設け、「通常遊技状態」では、普通電役72が作動し難いことによって、第2特別図柄より遊技者にとって有利な第1特別図柄の抽選契機を受け易い一方、「時間短縮状態」では、普通電役72が作動し易いことによって、第1特別図柄より遊技者にとって不利な第2特別図柄の抽選契機を受け易いように構成する。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
右打ち遊技を示唆する右打ち示唆表示が現出される場合に、第4図柄表示領域87,88の表示位置を変更するように構成してもよい。具体的には、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」等では、副表示領域Dsの右小領域Ds3に第4図柄表示領域87,88を表示する一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」等では、右打ち示唆表示を右小領域Ds3に表示する一方、第4図柄表示領域87,88を左小領域Ds1に表示する。このように構成することで、遊技状態に応じた遊技仕様を遊技者に認識させ易くすることができる。
上記実施形態では、同時に実行され得る複数の特別図柄の動的表示に関し、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行い、非奨励の特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行わないように構成している。これに対し、同時に実行され得る複数の図柄(例えば、特別図柄と普通図柄)の演出に関し、遊技状態、遊技仕様、付与される遊技価値、或いは、実行頻度等によって、実行すべき演出の優先順を予め設け、該優先順に応じた演出を優先的に実行し、優先順が低い演出に関しては、演出規模を小さくしたり、演出自体を実行しない等、優先順位が高い演出に比べて遊技者が認識し難くなるように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第1特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示したり、第2特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第2特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示してもよい。このように構成することで、遊技を行う上で遊技者に認識させたい演出を優先的に実行しつつ、優先順位が低い演出規模を小さく(なくす)ことで、遊技者が煩わしさを感じない演出を実行することができる。
上記実施形態では、主制御装置110から各コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信され、その音声ランプ制御装置113から表示制御装置114に対して表示の指示がなされるよう構成したが、主制御装置110から表示制御装置114に直接コマンドを送信するものとしてもよい。また、表示制御装置に音声ランプ制御装置を接続して、表示制御装置から各音声の出力とランプの点灯を指示するコマンドを音声ランプ制御装置に送信するよう構成してもよい。さらに、音声ランプ制御装置と表示制御装置とを1の制御装置として構成するものとしてもよい。これらを1つの制御装置とすることで、部品点数が削減でき、パチンコ機のコスト増加を抑制することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113にて実行されるコマンド判定処理(S1111)において、いずれかの停止種別コマンドを受信すれば必ず対応する変動開始フラグ223a,223bをオンに設定する場合について説明したが、各変動パターンコマンドの受信があった上で対応する停止種別コマンドを受信した場合に、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。これにより、各変動パターンコマンドの受信がなく、いずれかの停止種別コマンドを受信したような場合に、おかしな変動演出が実行されることを抑制できる。
また、各変動パターンコマンドを受信したタイミングで、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。この場合、音声ランプ制御装置113にて実行される変動演出処理(S1110)では、各変動開始フラグ223a,223bがオンされたことに基づいて、各変動パターンコマンドにより抽出した変動パターンを表示制御装置114へ通知する各表示用変動パターンコマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113にて各停止種別コマンドの受信を待つことなく、表示制御装置114に対して、この各表示用変動パターンコマンドに基づき、各変動演出を第3図柄表示装置81に実行させることができる。なお、この場合、音声ランプ制御装置113では、各停止種別コマンドを受信したタイミングで、該停止種別コマンドより抽出された停止種別を表示制御装置114へ通知するための表示用停止種別コマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。そして、表示制御装置114では、この表示用停止種別コマンドに基づいて、第3図柄表示装置81に実行させた変動演出の停止図柄を決定してもよい。
上記実施形態において、デモ演出は、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄からなる第3図柄を停止表示させてもよい。また、数字の付された主図柄または数字の付されていない主図柄からなる第3図柄を、半透明状態で停止表示させてもよい。また、第3図柄を表示させずに背面画像だけを変化させるものであってもよい。また、変動表示で用いられる第3図柄や背面画像とは全く異なるキャラクタや背面画像を表示させてもよい。
上記実施形態において、変動演出が行われる第3図柄表示装置81にて連続予告演出を実行してもよいし、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置を設け、第3図柄表示装置81で実行される変動演出と合わせて、第4図柄表示装置に第4図柄を表示させることによって、連続予告演出を実行してもよい。この場合、第4図柄表示装置の制御を表示制御装置114で行ってもよいし、音声ランプ制御装置113で行ってもよい。また、各種演出に応じて作動する役物をパチンコ機10に設け、その役物を変動演出と合わせて所定の態様で作動させることによって、連続予告演出を実行してもよい。また、音声ランプ制御装置113の制御により、パチンコ機10の音声出力装置226から連続予告演出用の音声を出力させることによって、連続予告演出を実行してもよいし、パチンコ機10の電飾部29~33を変動演出と合わせて点灯または点滅させることによって、連続予告演出を実行してもよい。
これにより、第3図柄表示装置81(および特別図柄表示装置37)において変動演出が行われる度に、連続して第4図柄表示装置に図柄が表示されたり、役物が所定の態様で作動したり、音声出力装置226から音声が出力されたり、若しくは、電飾部29~33が点灯または点滅することによって、遊技者に対して大当たりの期待感を持たせることができる。また、遊技者は、通常、変動演出が行われる第3図柄表示装置81を注視して遊技を継続して行うが、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、若しくは電飾部29~33の点灯・点滅によって連続予告演出が行われるで、遊技者に対して、通常とは異なる演出が行われたことを容易に認識させることができる。また、連続予告演出を、第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、または電飾部29~33の点灯・点滅といった簡単な制御で容易に連続予告演出を行わせることができる。なお、特別図柄表示装置37、特図1用変動領域87b又は/及び特図2用変動領域88における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示中(特定遊技状態)に、第3図柄表示装置81において装飾図柄の変動演出を同時並列的に実行する中で、1の動的表示の実行中に2以上の装飾図柄の変動演出が行われたかのような演出(所謂、疑似連演出)を実行するように構成してもよい。具体的には、1の動的表示の実行中(所定期間)に、装飾図柄の変動演出において疑似連成功演出(例えば、疑似連専用の第3図柄が仮停止したり、図柄列Z1及び右図柄列Z3に同一図柄以外の図柄が仮停止したりするなど(第2演出))の実行後に再び各図柄列Z1~Z3が変動を開始し、疑似連失敗演出(例えば、疑似連専用の第3図柄が仮停止しかなったり、図柄列Z1及び右図柄列Z3に同一図柄が仮停止してノーマルリーチやスーパーリーチに発展するなど(第1演出))が導出されるまでの間、疑似連成功演出を所定回数繰り返すように構成してもよい。このように構成することで、1の動的表示の実行中に、疑似連失敗演出が導出されることなく疑似連成功演出が所定回数実行される間、疑似連成功演出が導出される都度、大当たり(所定の利益状態)の導出確率が上昇するように演出を構成できる。
さらに、1の動的表示の実行中に、疑似連成功演出とは異なる特殊成功演出(例えば、疑似連成功演出を複数回導出した場合の最高期待度状態を示唆する演出)が導出されることで、疑似連成功演出が複数回導出して、疑似連演出における最高期待度の状態を示唆するように構成してもよい。
このように構成することで、疑似連成功演出が複数回導出されていない状態であっても、特殊成功演出が導出されることで最高期待度の状態を示唆することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
また、連続予告演出を音声出力装置226からの音声出力や、電飾部29~33の点灯または点滅によって行えば、その連続予告演出の制御は音声ランプ制御装置113によって行われるので、始動入賞時における当否判定や変動開始時の抽選処理を主制御装置110に行わせ、連続予告演出を音声ランプ制御装置113に行わせ、変動演出を表示制御装置114に行わせることで、パチンコ機10により連続予告演出を行う場合、それぞれの制御装置に各処理を分担させることができる。よって、1つの制御装置に負荷が集中するのを防ぐことができるので、各制御装置のMPUに求められる性能を低く抑えることができる。
尚、第3図柄表示装置81における連続予告演出用の図柄の表示、第4図柄表示装置における連続予告演出用の図柄の表示、役物の所定の態様での作動、音声出力装置226からの音声出力、及び、電飾部29~33の点灯または点滅のうち、少なくとも2以上を組み合わせ、それぞれを連動させて制御することにより、連続予告演出を実行してもよい。これにより、より多彩な連続予告演出を実行させることができる。また、連続予告演出の実行方法(第3図柄表示装置81による表示、第4図柄表示装置による表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、電飾部29~33の点灯または点滅、又は、それらの組み合わせ)を変えることで、連続予告演出終了後の遊技状態に応じて選定される連続予告演出態様を複数用意してもよい。
また、連続予告演出が行われる場合に、変動演出とは別の連続予告演出用の画像が第3図柄表示装置81に表示させてもよいし、連続予告演出を、変動演出が終了したときに表示される停止図柄として、所定の図柄の組み合わせである、所謂「チャンス目」を表示させることによって行ってもよい。この場合、表示制御装置114のMPUで実行されるコマンド判定処理にて連続予告コマンドの受信を判断すると、チャンス目に対応する停止図柄判別フラグをオンにすると共に、その他の停止図柄判別フラグをオフに設定するようにしてもよい。コマンド判定処理では、停止識別コマンド処理の後にその他コマンド処理の中で連続予告コマンドに対応する処理を実行するので、表示用停止識別コマンドの受信によって設定された停止図柄に代えて、チャンス目が停止図柄として設定される。よって、変動停止時にチャンス目を確定表示させることができる。そして、第3図柄表示装置81において、変動演出ごとに停止図柄としてチャンス目が連続して表示されれば、遊技者に対して、最終的に大当たりが得られる期待感を持たせることができる。
上記実施形態において、主制御装置110は、第1始動口64又は第2始動口71への入賞(始動入賞)があった場合に、「1」加算された保留球数を音声ランプ制御装置113へ通知する保留球数コマンドに対して、該始動入賞に伴いカウンタ用バッファより取得された各カウンタC1~C3,CS1をそのまま含めて、音声ランプ制御装置113へ送信する場合について説明したが、保留球数コマンドに含めるカウンタの種類は、カウンタC1~C3,CS1の一部であってもよいし、その他のカウンタの値を含めてもよい。また、主制御装置110より音声ランプ制御装置113に対して始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を通知する場合に、これらの各カウンタの値を示す情報を保留球数コマンドに含めて通知するのではなく、保留球数コマンドとは別のコマンドに各カウンタの値を示す情報を含めて、これらの値を音声ランプ制御装置113に対して通知してもよい。別のコマンドとしては、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する専用のコマンドであってもよいし、変動パターンコマンドや停止図柄コマンド等、別の情報を音声ランプ制御装置113へ通知するためのコマンドに、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値が加えられてもよい。別のコマンドとして、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する場合、該コマンドに、その通知する各カウンタの値が、いずれの保留回数に対応する変動演出に係るものであるかを示す情報を含めてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113は、該コマンドに含まれる保留回数に関する情報に基づいて、その保留回数に対応する先読み情報第1~第4エリアのいずれかのエリアに、該コマンドに含まれる各カウンタの値を格納することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113において、保留球数コマンドを受信した場合に、該保留球数コマンドにて示される各カウンタC1~C3,CS1の値そのものをRAM223に格納してもよいし、保留球数コマンド(又は、各カウンタの値が示されるコマンド)を受信した場合に、該コマンドにて示される各カウンタの値に基づいて、大当たりか否か、大当たりの場合の大当たり種別、外れの場合の外れ種別等の一部または全部を判定し、これらの判定結果を、該コマンドにて示される各カウンタの値に代えて、または、該カウンタの値の一部または全部とあわせて、RAM223に格納してもよい。
上記実施形態においては、第1始動口64又は第2始動口71への入賞およびスルーゲート67の通過は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に対し、始動口によって別箇に最大保留球数を設定するようにしてもよく、各々の始動口における最大保留球数は「4」以外の任意の数であってもよい。また、各始動口における最大保留球数は必ずしも同一の値とする必要はなく、異なる値であってもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に基づく変動表示の保留球数を、第3図柄表示装置81の一部において、数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよく、特別図柄表示装置37とは別体でランプ等の発光部材を設け、該発光部材によって保留球数を通知するように構成してもよい。
また、上記実施形態に示すように、動的表示の一種である変動表示は、第3図柄表示装置81の表示画面上で識別情報としての図柄を縦方向にスクロールさせるものに限定されず、横方向あるいはL字形等の所定経路に沿って図柄を移動表示して行うものであってもよい。また、識別情報の動的表示としては、図柄の変動表示に限られるものではなく、例えば、1又は複数のキャラクタを図柄と共に、若しくは、図柄とは別に多種多様に動作表示または変化表示させて行われる演出表示なども含まれるのである。この場合、1又は複数のキャラクタが、第3図柄として用いられる。
上記各実施形態では、変動演出を実行する場合に、全図柄Z1~Z3を遊技者が視認不可な程度に高速にスクロールする高速変動を表示させる場合について説明したが、この高速変動の表示に代えて、全図柄Z1~Z3をそれぞれ視認不可な程度に縮小して表示したり、全図柄Z1~Z3をそれぞれ多数の白い点がランダムに表示されるスノーノイズ状の画像として表示してもよい。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施してもよい。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施してもよい。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定表示され、その停止時の識別情報の組合せが特定のものであることを必要条件として、遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
スロットマシンでは、所定期間中に払い出された遊技媒体(コイン、メダル)の総数に対する、ボーナス(役物)により払い出された遊技媒体の数の比率が役物比率となる。そこで、各役が成立した場合に払い出される遊技媒体の数を、賞球数テーブルに代えて主制御装置のROMに格納しておき、役物比率管理チップ又は役物比率管理チップと同等の機能を実行する制御装置にて、非ボーナスゲーム期間(通常期間)において成立した(有効ライン上に図柄が揃った)役の数、ボーナスゲーム期間中において成立した役の数、AT期間中において成立した役の数を計数して、役物比率や連続役物比率を管理してもよい。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。かかる遊技機をスロットマシンに代えて使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられる、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し得る。
以下に、本発明の遊技機に加えて上述した実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。なお、以下に示す各種発明の概念は、それぞれ、他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分を、その発明の概念に追加し或いはその他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分と交換等することにより、その発明の概念を変形して構成するようにしても良い。
<A群:大当たりした時の大当たり種別・小当たり種別によって、同じ時短状態でも継続率、大当たりラウンド割合(及び大当たり出現確率)が変化(第1実施例)>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
A群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
識別情報の動的表示を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記動的表示の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備えた遊技機において、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短フラグ203j)と、
前記動的表示における所定結果(例えば、小当たり)の導出に基づいて、所定価値(例えば、小当たり状態)を付与可能な所定価値付与手段(例えば、小入賞口73)と、
前記所定価値付与手段による前記所定価値の付与が可能な状況(例えば、小当たり中)において、特定条件(例えば、特定領域73dの球の通過)が成立した場合に、前記所定価値と異なる特定価値(例えば、大当たり状態)を付与可能な特定価値付与手段(例えば、大当たりフラグ203q)と、を備え、
前記特定価値は、
第1所定結果(例えば、小当たり種別「時短A」)が導出した場合に付与可能な第1特定価値(例えば、最大ラウンド数が3R)と、
前記第1所定結果と異なる第2所定結果(例えば、小当たり種別「時短G」)が導出した場合に付与可能な第2特定価値(例えば、最大ラウンド数が10R)と、を備え、
前記遊技機は、
前記特定遊技状態において、少なくとも、前記第1所定結果又は前記第2所定結果のいずれが導出されるかにより、前記第1特定価値又は前記第2特定価値の付与状況が異なる(例えば、当選した小当たり種別によって、「時間短縮状態」において大当たりラウンド割合が変化)ように構成され、前記遊技状態移行手段による遊技状態の移行状況が異なる(例えば、当選した小当たり種別によって、「時間短縮状態」において大当たりした場合の「時間短縮状態」の継続率が変化)ように構成されている
ことを特徴とする遊技機A0。
遊技機A0によれば、識別情報の動的表示を実行可能な表示手段と、前記動的表示の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、少なくとも、所定遊技状態と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段と、前記動的表示における所定結果の導出に基づいて、所定価値を付与可能な所定価値付与手段と、前記所定価値付与手段による前記所定価値の付与が可能な状況において、特定条件が成立した場合に、前記所定価値と異なる特定価値を付与可能な特定価値付与手段と、を備え、前記特定価値は、第1所定結果が導出した場合に付与可能な第1特定価値と、前記第1所定結果と異なる第2所定結果が導出した場合に付与可能な第2特定価値と、を備え、前記遊技機は、前記特定遊技状態において、少なくとも、前記第1所定結果又は前記第2所定結果のいずれが導出されるかにより、前記第1特定価値又は前記第2特定価値の付与状況が異なるように構成され、前記遊技状態移行手段による遊技状態の移行状況が異なるように構成されている。これにより、特定遊技状態において特定価値が導出された場合における遊技価値の付与状況が変化することにより、同じ特定遊技状態であっても、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A0において、
前記所定結果の導出に基づいて所定作動部材(例えば、小入賞口ソレノイド73b)が作動し易い若しくは作動し得ることで遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定入球手段(例えば、小入賞口ユニット73)、を備え、
前記特定条件は、
前記所定入球手段への遊技球の入球である
ことを特徴とする遊技機A1。
遊技機A1によれば、遊技機A0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定結果の導出に基づいて所定作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定入球手段、を備え、前記特定条件は、前記所定入球手段への遊技球の入球である。これにより、特定遊技状態において所定入球手段に遊技球が入球可能となる状況を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A1において、
前記特定遊技状態において導出された前記所定結果の種類によって、前記所定入球手段への遊技球の入球状況を変化させる入球状況変化手段(例えば、成立した小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無により、小入賞口ユニット73への入球割合が変化)、を備えている
ことを特徴とする遊技機A2。
遊技機A2によれば、遊技機A1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態において導出された前記所定結果の種類によって、前記所定入球手段への遊技球の入球状況を変化させる入球状況変化手段、を備えている。これにより、特定遊技状態において導出された所定結果の種類によって、所定入球手段に遊技球が入球可能となる割合を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A1又はA2のいずれかにおいて、
前記特定遊技状態において、前記所定作動部材と異なる特定作動部材(例えば、普通電役ソレノイド)が作動し易い若しくは作動し得ることで遊技球が入球し易い若しくは入球し得る、前記所定入球手段と異なる特定入球手段(例えば、普通電役72)、を備え、
前記特定入球手段は、
前記所定入球手段よりも、遊技球の流下方向の上流側に配設される
ことを特徴とする遊技機A3。
遊技機A3によれば、遊技機A1又はA2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態において、前記所定作動部材と異なる特定作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで遊技球が入球し易い若しくは入球し得る、前記所定入球手段と異なる特定入球手段、を備え、前記特定入球手段は、前記所定入球手段よりも、遊技球の流下方向の上流側に配設される。これにより、特定遊技状態において導出された所定結果の種類によって、特定入球手段に遊技球が入球し易い若しくは入球し得る遊技状態と、入球し難い若しくは入球し得ない遊技状態とに異ならせることができ、その結果、所定入球手段に遊技球が入球可能となる状況を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A2又はA3において、
前記特定遊技状態における前記表示手段に関する特定事象(例えば、各小当たり種別)の導出回数を計数可能な特定事象計数手段(例えば、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記特定遊技状態において、前記特定事象計数手段によって前記特定事象が特定回数(例えば、時短終了条件の成立する回数)計数された場合に前記所定遊技状態に移行させる特定事象移行手段(例えば、小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立)、を備え、
前記入球状況変化手段は、
前記特定事象移行手段によって遊技状態が移行した場合に前記所定入球手段への遊技球の入球状況を変化させる
ことを特徴とする遊技機A4。
遊技機A4によれば、遊技機A2又はA3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態における前記表示手段に関する特定事象の導出回数を計数可能な特定事象計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記特定遊技状態において、前記特定事象計数手段によって前記特定事象が特定回数計数された場合に前記所定遊技状態に移行させる特定事象移行手段、を備え、前記入球状況変化手段は、前記特定事象移行手段によって遊技状態が移行した場合に前記所定入球手段への遊技球の入球状況を変化させる。これにより、特定遊技状態において導出された所定結果の回数が特定回数に達したか否かによって遊技状態の移行有無を変化させることができ、その結果、所定入球手段に遊技球が入球可能となる状況を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A4において、
前記特定事象移行手段は、
前記特定価値付与手段により前記特定価値が付与された場合における前記所定事象の種類によって、前記特定回数を変化させる回数変化手段(例えば、大当たり種別又は小当たり種別によって、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が異なる)、を備えている
ことを特徴とする遊技機A5。
遊技機A5によれば、遊技機A4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定事象移行手段は、前記特定価値付与手段により前記特定価値が付与された場合における前記所定事象の種類によって、前記特定回数を変化させる回数変化手段、を備えている。これにより、特定価値が付与された場合における所定事象の種類によって特定回数が変化するため、特定遊技状態において、特定価値を付与した場合の所定事象の種類によって、導出された所定結果の回数が特定回数に達したか否かを変化させることができ、その結果、所定入球手段に遊技球が入球可能となる状況を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
識別情報の動的表示を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記動的表示の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備えた遊技機において、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短フラグ203j)と、
前記動的表示における所定結果(例えば、小当たり)の導出に基づいて、所定価値(例えば、小当たり状態)を付与可能な所定価値付与手段(例えば、小入賞口73)と、
前記所定価値付与手段による前記所定価値の付与が可能な状況(例えば、小当たり中)において、特定条件(例えば、特定領域73dの球の通過)が成立した場合に、前記所定価値と異なる特定価値(例えば、大当たり状態)を付与可能な特定価値付与手段(例えば、大当たりフラグ203q)と、を備え、
前記特定価値は、
第1所定結果(例えば、小当たり種別「時短A」)が導出した場合に付与可能な第1特定価値(例えば、最大ラウンド数が3R)と、
前記第1所定結果と異なる第2所定結果(例えば、小当たり種別「時短G」)が導出した場合に付与可能な第2特定価値(例えば、最大ラウンド数が10R)と、を備え、
前記遊技機は、
前記特定遊技状態において、少なくとも、前記第1所定結果又は前記第2所定結果のいずれが導出されるかにより、前記遊技状態移行手段による遊技状態の移行状況が異なる(例えば、当選した小当たり種別によって、「時間短縮状態」において大当たりした場合の「時間短縮状態」の継続率が変化)ように構成されている
ことを特徴とする遊技機A50。
遊技機A50によれば、識別情報の動的表示を実行可能な表示手段と、前記動的表示の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、少なくとも、所定遊技状態と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段と、前記動的表示における所定結果の導出に基づいて、所定価値を付与可能な所定価値付与手段と、前記所定価値付与手段による前記所定価値の付与が可能な状況において、特定条件が成立した場合に、前記所定価値と異なる特定価値を付与可能な特定価値付与手段と、を備え、前記特定価値は、第1所定結果が導出した場合に付与可能な第1特定価値と、前記第1所定結果と異なる第2所定結果が導出した場合に付与可能な第2特定価値と、を備え、前記遊技機は、前記特定遊技状態において、少なくとも、前記遊技状態移行手段による遊技状態の移行状況が異なるように構成されている。これにより、特定遊技状態において特定価値が導出された場合における遊技価値の付与状況が変化することにより、同じ特定遊技状態であっても、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A50において、
前記所定結果の導出に基づいて所定作動部材(例えば、小入賞口ソレノイド73b)が作動し易い若しくは作動し得ることで遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定入球手段(例えば、小入賞口ユニット73)、を備え、
前記特定条件は、
前記所定入球手段への遊技球の入球である
ことを特徴とする遊技機A51。
遊技機A51によれば、遊技機A50の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定結果の導出に基づいて所定作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定入球手段、を備え、前記特定条件は、前記所定入球手段への遊技球の入球である。これにより、特定遊技状態において所定入球手段に遊技球が入球可能となる状況を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A51において、
前記特定遊技状態において導出された前記所定結果の種類によって、前記所定入球手段への遊技球の入球状況を変化させる入球状況変化手段(例えば、成立した小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件の成立有無により、小入賞口ユニット73への入球割合が変化)、を備えている
ことを特徴とする遊技機A52。
遊技機A52によれば、遊技機A51の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態において導出された前記所定結果の種類によって、前記所定入球手段への遊技球の入球状況を変化させる入球状況変化手段、を備えている。これにより、特定遊技状態において導出された所定結果の種類によって、所定入球手段に遊技球が入球可能となる割合を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A51又はA52のいずれかにおいて、
前記特定遊技状態において、前記所定作動部材と異なる特定作動部材(例えば、普通電役ソレノイド)が作動し易い若しくは作動し得ることで遊技球が入球し易い若しくは入球し得る、前記所定入球手段と異なる特定入球手段(例えば、普通電役72)、を備え、
前記特定入球手段は、
前記所定入球手段よりも、遊技球の流下方向の上流側に配設される
ことを特徴とする遊技機A53。
遊技機A53によれば、遊技機A51又はA52の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態において、前記所定作動部材と異なる特定作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで遊技球が入球し易い若しくは入球し得る、前記所定入球手段と異なる特定入球手段、を備え、前記特定入球手段は、前記所定入球手段よりも、遊技球の流下方向の上流側に配設される。これにより、特定遊技状態において導出された所定結果の種類によって、特定入球手段に遊技球が入球し易い若しくは入球し得る遊技状態と、入球し難い若しくは入球し得ない遊技状態とに異ならせることができ、その結果、所定入球手段に遊技球が入球可能となる状況を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A52又はA53において、
前記特定遊技状態における前記表示手段に関する特定事象(例えば、各小当たり種別)の導出回数を計数可能な特定事象計数手段(例えば、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記特定遊技状態において、前記特定事象計数手段によって前記特定事象が特定回数(例えば、時短終了条件の成立する回数)計数された場合に前記所定遊技状態に移行させる特定事象移行手段(例えば、小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件の成立)、を備え、
前記入球状況変化手段は、
前記特定事象移行手段によって遊技状態が移行した場合に前記所定入球手段への遊技球の入球状況を変化させる
ことを特徴とする遊技機A54。
遊技機A54によれば、遊技機A52又はA53の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態における前記表示手段に関する特定事象の導出回数を計数可能な特定事象計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記特定遊技状態において、前記特定事象計数手段によって前記特定事象が特定回数計数された場合に前記所定遊技状態に移行させる特定事象移行手段、を備え、前記入球状況変化手段は、前記特定事象移行手段によって遊技状態が移行した場合に前記所定入球手段への遊技球の入球状況を変化させる。これにより、特定遊技状態において導出された所定結果の回数が特定回数に達したか否かによって遊技状態の移行有無を変化させることができ、その結果、所定入球手段に遊技球が入球可能となる状況を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機A54において、
前記特定事象移行手段は、
前記特定価値付与手段により前記特定価値が付与された場合における前記所定事象の種類によって、前記特定回数を変化させる回数変化手段(例えば、大当たり種別又は小当たり種別によって、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件が異なる)、を備えている
ことを特徴とする遊技機A55。
遊技機A55によれば、遊技機A54の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定事象移行手段は、前記特定価値付与手段により前記特定価値が付与された場合における前記所定事象の種類によって、前記特定回数を変化させる回数変化手段、を備えている。これにより、特定価値が付与された場合における所定事象の種類によって特定回数が変化するため、特定遊技状態において、特定価値を付与した場合の所定事象の種類によって、導出された所定結果の回数が特定回数に達したか否かを変化させることができ、その結果、所定入球手段に遊技球が入球可能となる状況を変化させることで、該特定遊技状態において特定価値が導出された場合の遊技価値状況および特定遊技状態の継続状況を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<B群:継続率が徐々にランクアップ>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
B群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
前記表示手段は、
特定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)において実行可能な第1演出(例えば、特定領域通過可能な小当たり種別であって、該小当たり当選に基づく大当たり後に「通常遊技状態」に移行することとなる場合の変動演出)と、前記第1演出よりも有利な状態を示唆可能な第2演出(例えば、特定領域通過可能な小当たり種別であって、該小当たり当選に基づく大当たり後に再度「時間短縮状態」に移行することとなる場合の変動演出)と、を表示可能に構成され、
前記遊技機は、
所定期間(例えば、「第1時間短縮状態」から「第4時間短縮状態」に移行するまでの期間)において、前記第1演出が導出されることなく前記第2演出が導出されることで、所定の状態(例えば、「時短機能」)を発生させる期待度(例えば、継続率)が上昇される
ことを特徴とする遊技機B0。
遊技機B0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、前記表示手段は、特定遊技状態において実行可能な第1演出と、前記第1演出よりも有利な状態を示唆可能な第2演出と、を表示可能に構成され、前記遊技機は、所定期間において、前記第1演出が導出されることなく前記第2演出が導出されることで、所定の状態を発生させる期待度が上昇される。これにより、所定期間において、第1演出が導出されることなく第2演出が実行されることで、所定の状態を発生させる期待度を上昇させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機B0において、
前記所定期間における前記第2演出の導出回数は、所定回数(例えば、「第4時間短縮状態」に達するまでの回数)が最大となるように構成されている
ことを特徴とする遊技機B1。
遊技機B1によれば、遊技機B0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定期間における前記第2演出の導出回数は、所定回数が最大となるように構成されている。これにより、所定期間において、第1演出が導出されることなく第2演出が所定回数実行されるまでの間、該第2演出が実行される都度、所定の状態を発生させる期待度を上昇させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機B0又はB1において、
前記所定期間において前記第1演出が導出された場合に、該第1演出が導出されるまでの間に導出された前記第2演出の導出回数にかかわらず、前記所定期間を終了させる所定期間終了手段(例えば、特定領域通過可能な小当たり種別であって、該小当たり当選に基づく大当たり後に「通常遊技状態」に移行することとなる場合の変動演出が実行された場合に、「時間短縮状態」を終了させて「通常遊技状態」に移行する処理)、を備えている
ことを特徴とする遊技機B2。
遊技機B2によれば、遊技機B0又はB1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定期間において前記第1演出が導出された場合に、該第1演出が導出されるまでの間に導出された前記第2演出の導出回数にかかわらず、前記所定期間を終了させる所定期間終了手段、を備えている。これにより、所定期間において、第1演出が導出されることなく第2演出が所定回数実行されるまでの間であれば、該第2演出が実行されることにより、所定の状態を発生させる期待度を上昇させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機B0からB2のいずれかにおいて、
前記第1演出及び/又は前記第2演出の導出期待度は、
前記第2演出が導出された回数ごとで異なる
ことを特徴とする遊技機B3。
遊技機B3によれば、遊技機B0からB2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出及び/又は前記第2演出の導出期待度は、前記第2演出が導出された回数ごとで異なる。これにより、所定期間において、第2演出が導出された場合に、該第2演出の導出回数によって、第1演出及び/又は第2演出の導出期待度が異なるため、第2演出の導出回数に応じた状況によって第1演出が導出される前に第2演出を導出することができるか否かという新たな遊技性のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機B0からB3のいずれかにおいて、
前記表示手段は、
前記特定遊技状態において実行可能であり、前記第1演出よりも有利な状態を示唆可能であって、前記第2演出と異なる第3演出(例えば、大当たり種別に当選することとなる変動演出)、を実行可能に構成され、
前記遊技機は、
前記所定期間において前記第3演出が導出されることで、前記所定の状態を発生させる期待度が最も高い状態まで上昇される
ことを特徴とする遊技機B4。
遊技機B4によれば、遊技機B0からB3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記表示手段は、前記特定遊技状態において実行可能であり、前記第1演出よりも有利な状態を示唆可能であって、前記第2演出と異なる第3演出、を実行可能に構成され、前記遊技機は、前記所定期間において前記第3演出が導出されることで、前記所定の状態を発生させる期待度が最も高い状態まで上昇される。これにより、所定期間において、第2演出が所定回数導出されなくても、第3演出が導出されることによって所定の状態を発生させる期待度が最も高い状態まで上昇されるため、新たな遊技性を創出しつつ遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<C群:ある一定の周期で最大ラウンド確定>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
C群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
少なくとも、所定作動部材(例えば、小入賞口ソレノイド73b)が作動し易い若しくは作動し得ることで所定入球手段(例えば、小入賞口ユニット73)へ遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)と、前記所定遊技状態より前記所定作動部材が作動し難い若しくは作動しないことで前記所定入球手段へ遊技球が入球し難い若しくは入球し得ない特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、に移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短フラグ203j)と、
前記所定入球手段への入球期待度を変化可能な入球期待度変化手段(例えば、小当たり確率を変化)と、を備え、
前記遊技機は、
前記入球期待度変化手段によって前記所定入球手段への入球期待度を変化させることで、前記所定の遊技価値を遊技者に付与し得る発生期待度が変化し得る
ことを特徴とする遊技機C0。
遊技機C0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、少なくとも、所定作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで所定入球手段へ遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定遊技状態と、前記所定遊技状態より前記所定作動部材が作動し難い若しくは作動しないことで前記所定入球手段へ遊技球が入球し難い若しくは入球し得ない特定遊技状態と、に移行可能な遊技状態移行手段と、前記所定入球手段への入球期待度を変化可能な入球期待度変化手段と、を備え、前記遊技機は、前記入球期待度変化手段によって前記所定入球手段への入球期待度を変化させることで、前記所定の遊技価値を遊技者に付与し得る発生期待度が変化し得るように構成されている。これにより、入球期待度変化手段によって所定入球手段への入球期待度を変化させることによって所定の遊技価値を遊技者に付与可能となる発生期待度を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機C0において、
前記表示手段は、
前記所定の遊技価値を遊技者に付与し得る契機となり得る少なくとも所定事象と特定事象(例えば、2以上の大当たり種別又は2以上の小当たり種別)と、を実行可能に構成され、
前記入球期待度変化手段は、
前記所定の遊技価値を遊技者に付与した場合に導出された前記所定事象が実行された場合と、前記所定の遊技価値を遊技者に付与した後の遊技状態において前記所定作動部材を作動させることとなる前記特定事象が実行された場合(例えば、小当たり種別)とで、前記所定入球手段への入球期待度が異なるように構成される
ことを特徴とする遊技機C1。
遊技機C1によれば、遊技機C0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記表示手段は、前記所定の遊技価値を遊技者に付与し得る契機となり得る少なくとも所定事象と特定事象と、を実行可能に構成され、前記入球期待度変化手段は、前記所定の遊技価値を遊技者に付与した場合に導出された前記所定事象が実行された場合と、前記所定の遊技価値を遊技者に付与した後の遊技状態において前記所定作動部材を作動させることとなる前記特定事象が実行された場合とで、前記所定入球手段への入球期待度が異なるように構成される。これにより、所定の遊技価値を遊技者に付与した場合に導出された所定事象が実行された場合と、所定の遊技価値を遊技者に付与した後の遊技状態において所定作動部材を作動させることとなる特定事象が実行された場合とで、所定入球手段への入球期待度を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機C0又はC1において、
前記入球期待度変化手段は、
前記所定遊技状態において前記所定入球手段への入球期待度を変化可能に構成される
ことを特徴とする遊技機C2。
遊技機C2によれば、遊技機C0又はC1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記入球期待度変化手段は、前記所定遊技状態において前記所定入球手段への入球期待度を変化可能に構成される。これにより、所定の遊技価値を遊技者に付与した場合に導出された所定事象が実行された場合と、所定の遊技価値を遊技者に付与した後の所定遊技状態において所定作動部材を作動させることとなる特定事象が実行された場合とで、所定入球手段への入球期待度を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機C1又はC2において、
前記所定遊技状態における前記特定事象の導出期待度が一定となるように構成されている
ことを特徴とする遊技機C3。
遊技機C3によれば、遊技機C1又はC2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定遊技状態における前記特定事象の導出期待度が一定となるように構成されている。これにより、所定の遊技価値を遊技者に付与した後の所定遊技状態における特定事象の導出期待度は一定であるものの、該所定遊技状態における所定入球手段への入球期待度を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機C0からC3のいずれかにおいて、
遊技球が入球可能な特定入球手段(例えば、特定領域73d)、を備え、
前記遊技機は、
前記所定入球手段への入球後、さらに前記特定入球手段への入球によって、前記所定の遊技価値が付与可能に構成される
ことを特徴とする遊技機C4。
遊技機C4によれば、遊技機C0からC3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、遊技球が入球可能な特定入球手段、を備え、前記遊技機は、前記所定入球手段への入球後、さらに前記特定入球手段への入球によって、前記所定の遊技価値が付与可能に構成される。これにより、所定の遊技価値を遊技者に付与した後の所定遊技状態において、特定事象が導出された場合に所定入球手段へ入球させ、さらに特定入球手段へも入球させて所定の遊技価値を発生されられるか否かという遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機C0からC4のいずれかにおいて、
前記入球期待度変化手段は、
前記所定遊技状態における所定条件(例えば、小当たり種別への当選回数に基づく時短終了条件)の成立に基づいて、前記所定入球手段への入球期待度を変化させる
ことを特徴とする遊技機C5。
遊技機C5によれば、遊技機C0からC4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記入球期待度変化手段は、前記所定遊技状態における所定条件の成立に基づいて、前記所定入球手段への入球期待度を変化させる。これにより、所定の遊技価値を遊技者に付与した後の所定遊技状態において、所定条件が成立するか否かによって、所定入球手段への入球期待度を変化させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<D群:継続率シナリオ管理モンキーターン>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
D群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
1の遊技状態において、所定状態(例えば、「第1時間短縮状態」~「第4時間短縮状態」をループする「時間短縮状態」)と、前記所定状態と異なる特定状態(例えば、「第6時間短縮状態」~「第9時間短縮状態」をループする「時間短縮状態」)と、前記所定状態及び前記特定状態と異なる特別状態(例えば、「第5時間短縮状態」)と、を発生可能に構成され、
前記遊技機は、
前記所定状態と、前記特定状態と、前記特別状態とにおいて、前記所定の遊技価値を付与可能な期待度がそれぞれ異なるように構成されている
ことを特徴とする遊技機D0。
遊技機D0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、1の遊技状態において、所定状態と、前記所定状態と異なる特定状態と、前記所定状態及び前記特定状態と異なる特別状態と、を発生可能に構成され、前記遊技機は、前記所定状態と、前記特定状態と、前記特別状態とにおいて、前記所定の遊技価値を付与可能な期待度がそれぞれ異なるように構成されている。これにより、1の遊技状態でありながら、それぞれの遊技価値を付与可能な期待度が異なるため、いずれの状態に移行させられるか、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機D0において、
前記遊技機は、
前記所定状態内で第1遊技価値(例えば、「時間短縮状態」の継続率が100%の状態)を付与可能な第1価値示唆態様(例えば、「第4時間短縮状態」)と、前記第1遊技価値示唆態様よりも遊技価値の低い第2遊技価値(例えば、「時間短縮状態」の継続率が50%の状態)を付与可能な第2価値示唆態様(例えば、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」及び「第3時間短縮状態」)と、を備え、
前記所定状態において、前記第1価値示唆態様と前記第2価値示唆態様とを周期的に移行するように構成される
ことを特徴とする遊技機D1。
遊技機D1によれば、遊技機D0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技機は、前記所定状態内で第1遊技価値を付与可能な第1価値示唆態様と、前記第1遊技価値示唆態様よりも遊技価値の低い第2遊技価値を付与可能な第2価値示唆態様と、を備え、前記所定状態において、前記第1価値示唆態様と前記第2価値示唆態様とを周期的に移行するように構成される。これにより、1の遊技状態である所定状態、特定状態及び特別状態のうち、所定状態に移行した場合において、少なくとも2以上存在する第2価値示唆態様である遊技態様を如何にして継続させ、高い遊技価値を付与可能な第1価値示唆態様に移行させることができるか、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機D0又はD1において、
前記遊技機は、
前記特定状態内で最も高い遊技価値(例えば、「時間短縮状態」の継続率が100%の状態)を付与可能な特定高価値示唆態様(例えば、「第6時間短縮状態」、「第7時間短縮状態」及び「第8時間短縮状態」)と、前記特定高価値示唆態様よりも遊技価値の低い遊技価値を付与可能な特定低価値示唆態様(例えば、「第9時間短縮状態」)と、を備え、
前記特定高価値示唆態様は、
前記特定状態において、前記特定低価値示唆態様よりも強調示唆される
ことを特徴とする遊技機D2。
遊技機D2によれば、遊技機D0又はD1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定状態内で最も高い遊技価値を付与可能な特定高価値示唆態様と、前記特定高価値示唆態様よりも遊技価値の低い遊技価値を付与可能な特定低価値示唆態様と、を備え、前記特定高価値示唆態様は、前記特定状態において、前記特定低価値示唆態様よりも強調示唆される。これにより、1の遊技状態である所定状態、特定状態及び特別状態のうち、特定遊技状態に移行した場合において、特定高価値示唆態様よりも遊技価値の低い所定低価値示唆態様である遊技態様をいかにして継続させ、最も高い遊技価値を付与可能な所定高価値示唆態様に移行させることができるか、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
なお、「強調示唆される」とは、該当の示唆態様への移行回数が多い、該当の示唆態様における滞在期間が長い、該当の示唆態様の表示回数が多い、該当の示唆態様の表示個数が多い、該当の示唆態様の表示面積が広い、該当の示唆態様の長さが長いなどが例示される。
遊技機D0からD2のいずれかにおいて、
少なくとも、前記所定状態又は前記特定状態において、前記表示手段による特別示唆演出(例えば、大当たり種別「時短参」当選に基づく変動演出)の導出により、前記所定状態及び前記特定状態よりも遊技価値の付与期待度が高い前記特別状態に移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機D3。
遊技機D3によれば、遊技機D0からD2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、前記所定状態又は前記特定状態において、前記表示手段による特別示唆演出の導出により、前記所定状態及び前記特定状態よりも遊技価値の付与期待度が高い前記特別状態に移行可能に構成される。これにより、所定状態又は特定状態において連荘状態を継続している間に、特別示唆演出を導出することで、所定状態及び特定状態よりも遊技価値の付与期待度が高い特別状態に移行させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機D0からD3のいずれかにおいて、
前記所定状態、前記特定状態又は前記特別状態において、所定演出(例えば、小当たり種別「時短A」又は小当たり種別「時短C」当選に基づく変動演出)が導出されることより、前記所定状態、前記特定状態又は前記特別状態を終了させる終了手段(例えば、「通常遊技状態」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機D4。
遊技機D4によれば、遊技機D0からD3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定状態、前記特定状態又は前記特別状態において、所定演出が導出されることにより、前記所定状態、前記特定状態又は前記特別状態を終了させる終了手段、を備えている。これにより、所定状態、特定状態又は特別状態において、所定演出が導出されるまでに、遊技価値を付与する示唆演出を導出させつつ、より遊技価値の付与期待度が高い特別状態に移行させることができるか否か、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機D4において、
前記終了手段により前記所定状態、前記特定状態又は前記特別状態が終了した後に、所定条件が成立することにより、少なくとも前記所定状態又は前記特定状態に移行可能な移行手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機D5。
遊技機D5によれば、遊技機D4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記終了手段により前記所定状態、前記特定状態又は前記特別状態が終了した後に、所定条件が成立することにより、少なくとも前記所定状態又は前記特定状態に移行可能な移行手段、を備えている。これにより、所定状態、特定状態又は特別状態が終了した後に、所定条件が成立したことにより、所定状態又は特定状態に移行し、所定状態、特定状態又は特別状態を終了させることとなる所定演出を導出するまでに、遊技価値を付与する示唆演出を導出させつつ、より遊技価値の付与期待度が高い特別状態に移行させることができるか否か、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<E群:台湾パチンコ>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
E群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
前記所定の遊技価値が付与される場合に、前記表示手段において表示可能な所定識別情報(例えば、大当たり開始時に表示される第3図柄(図145の81v参照))、を備え、
前記所定識別情報は、
所定期間(例えば、「時間短縮状態」が継続される期間)において付与され得る前記所定の遊技価値の付与可能回数を示唆可能に構成され、
前記遊技価値付与手段は、
前記所定期間において、前記所定識別情報によって示唆された回数以上の前記所定の遊技価値を付与可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E0。
遊技機E0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、前記所定の遊技価値が付与される場合に、前記表示手段において表示可能な所定識別情報、を備え、前記所定識別情報は、所定期間において付与され得る前記所定の遊技価値の付与可能回数を示唆可能に構成され、前記遊技価値付与手段は、前記所定期間において、前記所定識別情報によって示唆された回数以上の前記所定の遊技価値を付与可能に構成される。これにより、所定の遊技価値が付与される場合に、表示手段に表示された所定識別情報により、所定期間において遊技者が獲得可能な所定の遊技価値の付与回数を把握することができ、得られる遊技価値を事前に把握して安心しながら所定期間における遊技を堪能することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機E0において、
前記所定識別情報は、
前記所定の遊技価値の付与実行中においても表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E1。
遊技機E1によれば、遊技機E0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定識別情報は、前記所定の遊技価値の付与実行中においても表示可能に構成される。これにより、所定期間において遊技者が獲得可能な所定の遊技価値の付与回数を、所定の遊技価値が付与される場合のみならず、所定の遊技価値の付与実行中においても把握することができ、所定の遊技価値の付与回数を遊技者に的確に示唆することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機E0又はE1において、
前記所定識別情報は、
前記所定期間の開始時において示唆した前記所定の遊技価値の付与回数から、前記所定の遊技価値を付与する度に、前記所定の遊技価値の付与回数を減少して示唆表示される
ことを特徴とする遊技機E2。
遊技機E2によれば、遊技機E0又はE1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定識別情報は、前記所定期間の開始時において示唆した前記所定の遊技価値の付与回数から、前記所定の遊技価値を付与する度に、前記所定の遊技価値の付与回数を減少して示唆表示される。これにより、所定の遊技価値が付与される度に、所定識別情報によって、所定期間における所定の遊技価値のおおよその残りの付与回数を把握することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機E0からE2のいずれかにおいて、
前記所定識別情報は、
前記所定期間における最後の前記所定の遊技価値の付与を実行する場合に、それ以前の所定表示態様(例えば、「3」などのアラビア数字での表示)と異なる特別表示態様(例えば、「終」などの漢字での表示態様に変化)で表示可能である
ことを特徴とする遊技機E3。
遊技機E3によれば、遊技機E0からE2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定識別情報は、前記所定期間における最後の前記所定の遊技価値の付与を実行する場合に、それ以前の表示態様と異なる表示態様で表示可能である。これにより、所定期間において、特別表示態様によって所定識別情報が表示されるまでの間、所定の遊技価値を付与可能とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機E0からE3のいずれかにおいて、
前記所定識別情報は、
前記所定識別情報が表示された際に示唆表示された前記所定の遊技価値の付与回数よりも大きな回数の示唆表示が表示され得るように構成される(例えば、「第2時間短縮状態」中の小当たり種別「時短B」当選時において第3図柄に「222」を表示し、次いで、「第1時間短縮状態」中の大当たり種別「時短四」当選時において第3図柄に「333」を表示)
ことを特徴とする遊技機E4。
遊技機E4によれば、遊技機E0からE3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定識別情報は、前記所定識別情報は、前記所定識別情報が表示された際に示唆表示された前記所定の遊技価値の付与回数よりも大きな回数の示唆表示が表示され得るように構成される。これにより、所定期間において遊技を実行中の場合に、所定識別情報によって示唆される所定の遊技価値の付与回数が徐々に減少している状態であっても、前回の所定の遊技価値の付与回数の示唆表示よりも大きな回数の示唆表示が行われることがあるため、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<F群:確変大当たりしたときに、次回の確変大当たりも確定する海ループ機>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
F群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)と、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、に移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短フラグ203j)と、を備えた遊技機において、
前記所定遊技状態からの移行先を示唆可能な移行先示唆表示手段(例えば、第3図柄の配列(図161(a)~(d)の81u1~81u3))と、
前記所定遊技状態からいずれかの移行先へ移行する期待度を示唆可能な期待度示唆表示手段(例えば、時短回数(図161(b)の81f)と、を備え、
前記表示手段は、
前記移行先示唆表示手段による移行先の示唆と、前記期待度示唆表示手段による移行期待度の示唆と、を組み合わせで表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機F0。
遊技機F0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、少なくとも、所定遊技状態と、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態と、に移行可能な遊技状態移行手段と、を備えた遊技機であって、前記所定遊技状態からの移行先を示唆可能な移行先示唆表示手段と、前記所定遊技状態からいずれかの移行先へ移行する期待度を示唆可能な期待度示唆表示手段と、を備え、前記表示手段は、前記移行先示唆表示手段による移行先の示唆と、前記期待度示唆表示手段による移行期待度の示唆と、を組み合わせで表示可能に構成される。これにより、移行先の示唆表示と、移行先への移行期待度を示唆する表示とにより、所定遊技状態から移行する期待度と、所定遊技状態から移行した場合における移行先の期待度と、を組み合わせで示唆することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機F0において、
前記移行先示唆表示手段は、
少なくとも2以上の移行先の示唆表示(例えば、次回大当たりが一定確率となる偶数図柄と、次回大当たりが確定する奇数図柄(図161(a)の81u1L及び81u1R)を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機F1。
遊技機F1によれば、遊技機F0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記移行先示唆表示手段は、少なくとも2以上の移行先の示唆表示を表示可能に構成される。これにより、遊技状態が移行した場合に、移行先示唆表示手段によって示唆されている移行先のうち、いずれの移行先に移行するのか、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機F0又はF1において、
前記期待度示唆表示手段は、
少なくとも2以上の移行期待度の示唆表示(例えば、大当たり確率が一定確率となる時短回数(図161(b)の81f)と、大当たりが確定する時短回数(図161(c)の81f)を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機F2。
遊技機F2によれば、遊技機F0又はF1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記期待度示唆表示手段は、少なくとも2以上の移行期待度の示唆表示を表示可能に構成される。これにより、期待度示唆表示手段によって示唆されている移行期待度の表示内容により、現在の遊技状態から移行させることができるか否か、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機F0からF2のいずれかにおいて、
前記移行先示唆表示手段によって示唆された1の移行先に移行した場合に、移行後に遊技価値の付与が確定される状況へ移行可能な移行後価値付与手段(例えば、「第2時間短縮状態」において奇数図柄(小当たり種別「時短C」)で大当たりした場合に、いずれかの大当たりが確定する「第3時間短縮状態」に移行)、を備えている
ことを特徴とする遊技機F3。
遊技機F3によれば、遊技機F0からF2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記移行先示唆表示手段によって示唆された1の移行先に移行した場合に、移行後に遊技価値の付与が確定される状況へ移行可能な移行後価値付与手段、を備えている。これにより、移行先示唆表示手段によって複数の移行先が示唆されている場合に、移行後に遊技価値の付与が確定される状況へ移行させることができるか否か、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機F0からF3のいずれかにおいて、
前記期待度示唆表示手段によって前記所定遊技状態からの移行期待度が示唆されている状態において、いずれかの移行先への移行確定を示唆する移行確定示唆手段(例えば、「第2時間短縮状態」における時短回数10000回)、を備えている
ことを特徴とする遊技機F4。
遊技機F4によれば、遊技機F0からF3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記期待度示唆表示手段によって前記所定遊技状態から移行期待度が示唆されている状態において、いずれかの移行先への移行確定を示唆する移行確定示唆手段、を備えている。これにより、所定遊技状態において、期待度示唆表示手段によって移行期待度が示唆されている場合に、いずれかの移行先への移行確定が示唆されていれば、さらに、移行先示唆表示手段によって示唆されている移行先のうち、いずれの移行先に移行するのか、という興趣を得ることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機F4において、
前記移行確定示唆手段によって、前記所定遊技状態からいずれかの移行先への移行確定が示唆され、かつ、前記移行後価値付与手段によって、前記所定遊技状態から移行先に移行した場合に、移行後に遊技価値の付与が確定されることを示唆する複合確定示唆手段(例えば、「第3時間短縮状態」では、時短10000回によっていずれかの移行先への移行確定が示唆されており、かつ、第3図柄の配列が奇数図柄のみのため、次回大当たりが確定となる)、を備えている
ことを特徴とする遊技機F5。
遊技機F5によれば、遊技機F4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記移行確定示唆手段によって、前記所定遊技状態からいずれかの移行先への移行確定が示唆され、かつ、前記移行後価値付与手段によって、前記所定遊技状態から移行先に移行した場合に、移行後に遊技価値の付与が確定されることを示唆する複合確定示唆手段、を備えている。これにより、前記移行確定示唆手段によって、前記所定遊技状態からいずれかの移行先への移行確定が示唆され、かつ、前記移行後価値付与手段によって、前記所定遊技状態から移行先に移行した場合に、移行後の状態において遊技価値の付与が確定されるように構成することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<G群:特定領域通過チャンス>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
G群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
遊技球が入球可能な所定領域(例えば、第2始動口71)と、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、に移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短フラグ203j)と、を備え、
前記遊技機は、
前記所定遊技状態における前記所定領域への入球に伴う所定事象(例えば、小当たり種別「時短C」)が現出された場合に、前記表示手段における所定演出(例えば、特定領域73dの通過に伴う大当たり演出)の導出が容易である所定演出容易状態(例えば、第7実施形態においてV通過し易い小当たり当選時)と、
前記所定遊技状態における前記所定領域への入球に伴う前記所定事象が現出された場合に、前記表示手段における前記所定演出の導出が困難又は不可である所定演出困難状態(例えば、第7実施形態においてV通過し難い小当たり当選時)と、
前記所定遊技状態における前記所定領域への入球に伴う前記所定事象が現出された場合に、前記表示手段における前記所定演出が導出可能であって、前記所定演出容易状態および前記所定演出困難状態と異なる所定演出可能状態(例えば、第7実施形態においてV通過し得る小当たり当選時)と、をそれぞれ実行可能に構成されている
ことを特徴とする遊技機G0。
遊技機G0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果が導出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、遊技球が入球可能な所定領域と、少なくとも、所定遊技状態と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態と、に移行可能な遊技状態移行手段と、を備え、前記遊技機は、前記所定遊技状態における前記所定領域への入球に伴う所定事象が現出された場合に、前記表示手段における所定演出の導出が容易である所定演出容易状態と、前記所定遊技状態における前記所定領域への入球に伴う前記所定事象が現出された場合に、前記表示手段における前記所定演出の導出が困難又は不可である所定演出困難状態と、前記所定遊技状態における前記所定領域への入球に伴う前記所定事象が現出された場合に、前記表示手段における前記所定演出が導出可能であって、前記所定演出容易状態および前記所定演出困難状態と異なる所定演出可能状態と、をそれぞれ実行可能に構成されている。これにより、所定遊技状態における所定事象が現出された場合に、所定演出の導出が容易である状態と、該所定演出の導出が困難である状態と、該所定演出が導出可能である状態と、の3種類の状態を発生させ得ることができ、遊技のバリエーションを豊富にしつつ新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機G0において、
前記所定演出は、
遊技者の所定操作(例えば、遊技球の発射による特定領域73dへの通過)に起因して導出され得る
ことを特徴とする遊技機G1。
遊技機G1によれば、遊技機G0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定演出は、遊技者の所定操作に起因して導出され得る。これにより、所定演出の導出確率がいずれの状態であっても、遊技者の所定操作によって導出可能とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機G0又はG1において、
前記所定事象と異なる特定事象(例えば、大当たり状態)が導出されることに起因して、前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態のいずれかの状態へ移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機G2。
遊技機G2によれば、遊技機G0又はG1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定事象と異なる特定事象が導出されることに起因して、前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態のいずれかの状態へ移行可能に構成される。これにより、特定事象を導出した場合に、所定演出の導出確率がいずれの確率状態に移行するのか、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機G0からG2のいずれかにおいて、
前記所定演出の導出によって遊技価値の付与を示唆可能である
ことを特徴とする遊技機G3。
遊技機G3によれば、遊技機G0からG2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定演出の導出によって遊技価値の付与を示唆可能である。これにより、遊技価値の付与を示唆可能となる所定演出の導出確率が異なる3の状態を構成することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機G0からG3のいずれかにおいて、
前記所定遊技状態における所定条件(例えば、小当たり種別「時短A」又は「時短C」に基づく大当たり)が成立することで、前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態のうち、予め定められた前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態のいずれかに移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機G4。
遊技機G4によれば、遊技機G0からG3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定遊技状態における所定条件が成立することで、前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態のうち、予め定められた前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態のいずれかに移行可能に構成される。これにより、所定遊技状態における所定条件が成立することで、所定演出容易状態、所定演出困難状態又は所定演出可能状態のうち、あらかじめ定められた状態に移行可能とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機G0からG4のいずれかにおいて、
前記特定遊技状態において前記所定事象が現出された場合(例えば、小当たり種別の当選回数に基づく時短終了条件が成立する小当たりへの当選時)、前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態のうち、予め定められた1の前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態に移行される(例えば、「通常遊技状態」に移行された後の特図2入賞に伴う小当たりは、V通過演出が出易い状態のみ)
ことを特徴とする遊技機G5。
遊技機G5によれば、遊技機G0からG4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態において前記所定事象が現出された場合、前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態のうち、予め定められた1の前記所定演出容易状態、前記所定演出困難状態又は前記所定演出可能状態に移行される。これにより、例えば、特定遊技状態において所定事象が現出されることにより、所定演出の導出が容易である状態のみに移行させた場合、所定演出が実行され易いことで遊技者に遊技性や遊技状態等を容易に認識させ易くすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<H群:時短中の特定連チャン回数から変動時間スピードアップ>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
H群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)と、に移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短フラグ203j)と、
前記特定遊技状態において、所定回数(例えば、「第1時間短縮状態」から「第4時間短縮状態」に移行するまでに大当たりが導出される回数)、連続して特定事象(例えば、小当たり当選に基づく大当たり)を導出するまでの所定事象(例えば、ハズレとなる特別図柄の動的表示)を、所定期間(例えば、「第1時間短縮状態」、「第2時間短縮状態」又は「第3時間短縮状態」において選択可能な変動パターン)で実行する所定期間実行手段(例えば、停止パターンテーブル202eのGテーブル202e7(図26参照))と、
前記特定遊技状態において、前記所定回数、連続して前記特定事象を導出した場合に、その後の前記特定遊技状態における前記所定事象を、前記所定期間より短期間である特定期間(例えば、「第4時間短縮状態」において選択可能な変動パターン)で実行する特定期間実行手段(例えば、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4(図25参照))と、を備えている
ことを特徴とする遊技機H0。
遊技機H0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段、を備えた遊技機であって、少なくとも、所定遊技状態と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態と、に移行可能な遊技状態移行手段と、前記特定遊技状態において、所定回数、連続して特定事象を導出するまでの所定事象を、所定期間で実行する所定期間実行手段と、前記特定遊技状態において、前記所定回数、連続して前記特定事象を導出した場合に、その後の前記特定遊技状態における前記所定事象を、前記所定期間より短期間である特定期間で実行する特定期間実行手段と、を備えている。これにより、特定遊技状態において、所定回数、連続して特定事象が導出されるまでの間は、所定事象の実行期間が特定期間に比べて長期間となるため、所定事象の実行結果に注目させつつ、単位時間あたりに過度に特定事象が導出されることを抑制することができる。また、特定遊技状態において、所定回数、連続して特定事象が導出された後は、所定事象の実行期間が特定期間よりも短期間となるため、特定事象を早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機H0において、
前記所定回数は、
少なくとも3以上の回数である
ことを特徴とする遊技機H1。
遊技機H1によれば、遊技機H0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定回数は、少なくとも3以上の回数である。これにより、特定遊技状態において、少なくとも3回以上の間、連続して特定事象が導出されるまでの間は、所定事象の実行期間が長期間となるため、所定事象の実行結果に注目させつつ、単位時間あたりに過度に特定事象が導出されることを抑制することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機H0又はH1において、
前記遊技状態移行手段は、
前記特定遊技状態における前記特定事象の導出により、前記特定遊技状態を継続可能に構成される
ことを特徴とする遊技機H2。
遊技機H2によれば、遊技機H0又はH1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記特定遊技状態における前記特定事象の導出により、前記特定遊技状態を継続可能に構成される。これにより、特定遊技状態において特定事象が導出され、連続して特定遊技状態が継続する場合であっても、連続して所定回数、特定事象が導出されるまでの間は、所定事象の実行期間が長期間となるため、所定事象の実行結果に注目させつつ、単位時間あたりに過度に特定事象が導出されることを抑制することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機H0からH2において、
前記特定期間において、前記特定事象を特別期間(例えば、「ノーマルリーチ」演出態様)で実行する特別期間実行手段(例えば、停止パターンテーブル202eのHテーブル202e8(図93参照))、を備え、
前記特別期間は、
前記特定期間よりも長期間である
ことを特徴とする遊技機H3。
遊技機H3によれば、遊技機H0からH2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定期間において、前記特定事象を特別期間で実行する特別期間実行手段、を備え、前記特別期間は、前記特定期間よりも長期間である。これにより、特定遊技状態において、所定回数、連続して特定事象を導出した場合、特定遊技状態において、所定回数、連続して特定事象を導出するまでと比較して、所定事象の実行期間が短期間となるもの、特定遊技状態において、所定回数、連続して特定事象を導出した場合における特定事象の実行期間は、所定事象の実行期間よりも長期間となるため、遊技者に対して、特定事象が導出されたことを十分に認識させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機H0からH3において、
前記特定遊技状態において、前記所定事象及び前記特定事象と異なる特別事象(例えば、大当たり種別)が導出された場合に、その後の前記特定遊技状態における前記所定事象を、前記特定事象の導出有無にかかわらず前記特定期間で実行可能とする
ことを特徴とする遊技機H4。
遊技機H4によれば、遊技機H0からH3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態において、前記所定事象及び前記特定事象と異なる特別事象が導出された場合に、その後の前記特定遊技状態における前記所定事象を、前記特定事象の導出有無にかかわらず前記特定期間で実行可能とする。これにより、特定遊技状態において、所定回数、連続して特定事象が導出されていない状態であっても、特別事象が導出されることによって、所定事象の実行期間が所定期間における実行期間よりも短期間となるため、特定事象を早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<I群:小当たり変動で時短終了する場合に、成立する時短終了条件によって時短終了タイミングを変更(第7実施例)>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
I群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短フラグ203j)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記表示手段が導出された場合において所定条件(例えば、小当たり当選回数に基づく時短終了条件)が成立する場合に、所定事象(例えば、小入賞口ユニット73の開放)の導出前に遊技状態を移行する所定事象前移行手段(例えば、小当たり用時短計数処理)と、
前記表示手段の表示結果に基づいて前記所定条件と異なる特定条件(例えば、特別図柄の動的表示の実行回数に基づく時短終了条件)が成立する場合に、所定事象の導出後に遊技状態を移行する所定事象後移行手段(例えば、小当たり終了処理のS6307)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機I0。
遊技機I0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段、を備えた遊技機において、少なくとも、所定遊技状態と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記表示手段の表示結果が導出された場合において所定条件が成立する場合に、所定事象の導出前に遊技状態を移行する所定事象前移行手段と、前記表示手段の表示結果に基づいて前記所定条件と異なる特定条件が成立する場合に、所定事象の導出後に遊技状態を移行する所定事象後移行手段と、を備えている。これにより、所定条件が成立する場合と特定条件が成立する場合とで、所定事象の導出前か、該所定事象の導出後か、に遊技状態を移行させることができ、いずれの条件が成立するか否かにより所定事象が実行される遊技状態が変化するという新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機I0において、
前記所定事象は、
前記所定条件又は前記特定条件と異なる特別条件(例えば、小当たり種別への当選)の成立に基づいて導出される
ことを特徴とする遊技機I1。
遊技機I1によれば、遊技機I0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定事象は、前記所定条件又は前記特定条件と異なる特別条件の成立に基づいて導出される。これにより、所定条件又は特定条件と異なる特別条件が成立した場合において所定事象が導出可能となるため、該特別条件が成立する場合であって、所定条件が成立することとなる場合と、特定条件が成立することとなる場合と、において、遊技状態の移行タイミングを異ならせることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機I0又はI1において、
前記遊技状態移行手段は、
前記所定事象と異なる特定事象(ハズレとなる特別図柄の動的表示)が導出されることで遊技状態を移行する場合に、前記特定事象の導出後に遊技状態を移行させる特定後移行手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機I2。
遊技機I2によれば、遊技機I0又はI1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記所定事象と異なる特定事象が導出されることで遊技状態を移行する場合に、前記特定事象の導出後に遊技状態を移行させる特定後移行手段、を備えている。これにより、導出される事象(所定事象又は特定事象)と、成立する条件(所定条件または特定条件)と、によって、遊技状態の移行タイミングを異ならせることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機I0からI2のいずれかにおいて、
前記所定事象が導出した場合において、遊技価値の付与を示唆する価値付与表示手段(例えば、小当たり当選回数に基づく時短終了条件の成立時の小入賞口ユニット73の開放時における、大当たりを示唆する右打ち報知演出(図80(b)参照))と、
前記所定事象が導出した場合において、遊技価値の付与を示唆しない価値付与非表示手段(例えば、小当たり当選回数に基づく時短終了条件の非成立時の小入賞口ユニット73の開放時における、失敗演出(図80(d)参照))と、を備えている
ことを特徴とする遊技機I3。
遊技機I3によれば、遊技機I0からI2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定事象が導出した場合において、遊技価値の付与を示唆する価値付与表示手段と、前記所定事象が導出した場合において、遊技価値の付与を示唆しない価値付与非表示手段と、を備えている。これにより、例えば、所定事象が導出される場合であっても、所定条件の成立有無によって、遊技価値の付与を示唆する場合と示唆しない場合とで構成することができ、遊技のバリエーションを豊富にし、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機I0からI3のいずれかにおいて、
前記遊技状態移行手段は、
前記所定条件又は前記特定条件が、前記所定事象を導出することで成立可能となる場合に、前記所定事象の導出前に遊技状態を移行する
ことを特徴とする遊技機I4。
遊技機I4によれば、遊技機I0からI3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記所定条件又は前記特定条件が、前記所定事象を導出することで成立可能となる場合に、前記所定事象の導出前に遊技状態を移行する。これにより、所定事象を導出することとなる場合において、所定条件及び特定条件がともに成立可能となる場合、所定事象の導出前に遊技状態が移行されるため、遊技価値の付与が可能となる、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機I0からI4のいずれかにおいて、
前記遊技状態移行手段は、
前記所定条件又は前記特定条件の成立する場合であって、前記所定事象の導出に基づいて所定遊技価値(例えば、大当たり状態)が付与される場合に、前記所定遊技価値を付与後の遊技状態の移行先の判定を、特別事象(例えば、特定領域73dへの遊技球の通過)の発生時に実行する特別判定手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機I5。
遊技機I5によれば、遊技機I0からI4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記所定条件又は前記特定条件の成立する場合であって、前記所定事象の導出に基づいて所定遊技価値が付与される場合に、前記所定遊技価値を付与後の遊技状態の移行先の判定を、特別事象の発生時に実行する特別判定手段、を備えている。これにより、所定事象の導出に基づいて所定遊技価値が付与される場合において、所定遊技価値を付与後の遊技状態の移行先の判定が特別事象の発生時に実行されるため、所定条件の成立によって所定事象の導出前(即ち、特別事象の発生前)に遊技状態を移行させるか、特定条件の成立によって所定事象の導出後(即ち、特別事象の発生後)に遊技状態を移行させるか、によって、特別事象発生時の遊技状態を異ならせることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<J群:小当たり当選時の小当たりOP時間を電チュー開放時間以上にすることで、小当たり開放開始時から入賞可能となる(第1実施例)>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
J群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
所定事象(例えば、小入賞口ユニット73の開放)が導出される前に該所定事象が導出されることを、所定事象示唆期間(例えば、小当たり開放テーブル202hの小当たりオープニング時間)の間、前記表示手段において表示可能な所定表示手段(例えば、小当たり遊技のオープニングを実行する処理)と、
特定部材(例えば、普通電役72)に関する特定事象(例えば、普通電役72の開放)において、特定事象示唆期間(例えば、普通電役開放テーブル202kの「時間短縮状態」における開放時間)の間、前記表示手段において表示可能な特定表示手段(例えば、普通図柄の大当たり)と、を備え、
前記遊技機は、
前記所定事象示唆期間を前記特定事象示唆期間よりも長期間となるように構成することで、前記所定事象の開始時から該所定事象に関する特別事象(例えば、小入賞口ユニット73への入球)を発生可能に構成する
ことを特徴とする遊技機J0。
遊技機J0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、所定事象が導出される前に該所定事象が導出されることを、所定事象示唆期間の間、前記表示手段において表示可能な所定表示手段と、特定部材に関する特定事象において、特定事象示唆期間の間、前記表示手段において表示可能な特定表示手段と、を備え、前記遊技機は、前記所定事象示唆期間を前記特定事象示唆期間よりも長期間となるように構成することで、前記所定事象の開始時から該所定事象に関する特別事象を発生可能に構成する。これにより、所定事象示唆期間を特定事象示唆期間よりも長期間にすることで、所定事象の開始時から所定事象に関する特別事象を発生可能とすることができ、特別事象を適切に発生させることができるので、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機J0において、
前記特別動作は、
遊技者の所定操作(例えば、右打ち遊技の実行)によって発生可能となる
ことを特徴とする遊技機J1。
遊技機J1によれば、遊技機J0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定動作は、遊技者の所定操作によって発生可能となる。これにより、所定事象示唆期間を特定事象示唆期間よりも長期間にすることで、所定事象の開始時から遊技者の所定操作によって、所定事象に関連する所定動作を可能とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機J0又はJ1において、
前記特別事象は、
遊技価値が付与され得ることを遊技者に示唆可能である
ことを特徴とする遊技機J2。
遊技機J2によれば、遊技機J0又はJ1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特別事象は、遊技価値が付与され得ることを遊技者に示唆可能である。これにより、所定事象示唆期間を特定事象示唆期間よりも長期間にすることで、所定事象の開始時から遊技者の所定操作によって、所定事象に関する特別事象を発生可能とし、その結果、特別事象の導出によって遊技価値が付与され得ることを遊技者に示唆可能とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機J0からJ2のいずれかにおいて、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、に移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短フラグ203j)、を備え、
前記特別部材は、
前記所定遊技状態において前記特定事象に関する特定動作(例えば、普通電役72への入球)が容易又は可能に構成され、前記特定遊技状態において前記特定事象に関する前記特定動作が困難又は不可に構成される
ことを特徴とする遊技機J3。
遊技機J3によれば、遊技機J0からJ2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、所定遊技状態と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態と、に移行可能な遊技状態移行手段、を備え、前記特別部材は、前記所定遊技状態において前記特定事象に関する特定動作が容易又は可能に構成され、前記特定遊技状態において前記特定事象に関する前記特定動作が困難又は不可に構成される。これにより、所定遊技状態においては、特定動作が容易又は可能であり、特定遊技状態においては、特定動作が困難又は不可となるため、例えば、特定遊技状態においては、特定動作が容易となることに伴って所定動作を困難又は不可とし、所定遊技状態においては、特定動作が困難となることに伴って所定動作を容易又は可能とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機J3において、
前記特定動作の導出に伴って、前記特別事象が発生困難若しくは不可となるように構成される
ことを特徴とする遊技機J4。
遊技機J4によれば、遊技機J3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定動作の導出に伴って、前記特別事象が発生困難若しくは不可となるように構成される。これにより、所定遊技状態においては、特定動作が容易又は可能であり、特定遊技状態においては、特定動作が困難又は不可となるため、特定遊技状態においては、特定動作が容易となることに伴って特別事象を困難又は不可とし、所定遊技状態においては、特定動作が困難となることに伴って特別事象を容易又は可能とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機J3又はJ4において、
前記遊技状態移行手段は、
前記所定事象示唆期間の開始時において、所定条件(例えば、小当たり当選回数に基づく時短終了条件)の成立により、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行可能である
ことを特徴とする遊技機J5。
遊技機J5によれば、遊技機J3又はJ4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記所定事象示唆期間の開始時において、所定条件の成立により、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行可能である。これにより、所定事象示唆期間の開始時において、所定条件が成立することで所定遊技状態から特定遊技状態に移行可能となるため、特定動作が困難となることに伴って特別事象を容易又は可能とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<K群:特定変動パターン(時短終了条件成立時の変動)の確定時間を電チュー開放時間以上にすることで、次変動開始以降に電チュー入賞させない>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
K群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
前記表示手段で行われる所定事象(例えば、特別図柄の動的表示)の終了を示唆する所定終了示唆手段(例えば、特別図柄の動的表示の図柄確定)と、
前記所定終了示唆手段による前記所定事象の終了を所定終了期間(例えば、図柄確定時間)の間、実行する終了実行手段(例えば、図柄確定演出)と、
前記所定事象と異なる特定事象(例えば、普通電役72の開放)において、動作開始から動作終了までの期間である特定動作期間(例えば、普通電役72の開放時間)を設定する特定動作期間設定手段(例えば、普通電役開放テーブル202k)と、を備え、
前記所定終了期間は、
少なくとも、前記特定動作期間よりも長期間で構成される
ことを特徴とする遊技機K0。
遊技機K0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、前記表示手段で行われる所定事象の終了を示唆する所定終了示唆手段と、前記所定終了示唆手段による前記所定事象の終了を所定終了期間の間、実行する終了実行手段と、前記所定事象と異なる特定事象において、動作開始から動作終了までの期間である特定動作期間を設定する特定動作期間設定手段と、を備え、前記所定終了期間は、少なくとも、前記特定動作期間よりも長期間で構成される。これにより、所定終了期間が特定動作期間よりも長期間であることで、所定終了期間の開始時において、特定事象が動作中であった場合であっても、該所定終了期間の実行中に特定事象の動作を終了させることができ、例えば、所定事象の終了タイミングにおいて遊技状態を移行させることに伴って、所定終了期間の終了以降における特定動作期間を短期間とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機K0において、
前記所定終了期間の終了以降における前記特定事象に関連する特定動作(例えば、普通電役72への入球)を実行困難又は実行不可とする
ことを特徴とする遊技機K1。
遊技機K1によれば、遊技機K0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定終了期間の終了以降における前記特定事象に関連する特定動作(例えば、普通電役72への入球)を実行困難又は実行不可とする。これにより、所定終了期間が特定動作期間よりも長期間であることで、所定終了期間の開始時において、特定事象が動作中であった場合であっても、該所定終了期間の実行中に特定事象の動作を終了させることができ、例えば、所定事象の終了タイミングにおいて遊技状態を移行させることに伴って、所定終了期間の終了以降における特定関連動作を実行困難又は実行不可とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機K0又はK1において、
2以上の前記所定事象の中から1の前記所定事象を選択可能な所定事象選択手段(例えば、変動パターンテーブル202f)、を備え、
前記遊技機は、
前記所定事象選択手段によって選択された1の前記所定事象である特別事象(例えば、「時間短縮状態」が終了することとなる最後の特別図柄の動的表示において実行される変動パターン)が導出される場合に、前記所定終了時間が前記特定動作期間よりも長期化するように構成されている
ことを特徴とする遊技機K2。
遊技機K2によれば、遊技機K0又はK1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、2以上の前記所定事象の中から1の前記所定事象を選択可能な所定事象選択手段、を備え、前記遊技機は、前記所定事象選択手段によって選択された1の前記所定事象である特別事象が導出される場合に、前記所定終了時間が前記特定動作期間よりも長期化するように構成される。これにより、所定事象選択手段によって特別事象が選択されて導出される場合において、所定終了時間を特定動作期間よりも長期化することができ、例えば、所定事象の終了タイミングにおいて遊技状態を移行させることに伴って、所定終了期間の終了以降における特定関連動作を困難又は不可とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機K2において、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)と、に移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短フラグ203j)、を備え、
前記特別事象は、
前記特定遊技状態から前記所定遊技状態に移行される場合に、該特定遊技状態において実行され得る最後の前記所定事象である
ことを特徴とする遊技機K3。
遊技機K3によれば、遊技機K2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、所定遊技状態と、前記所定遊技状態と異なる特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段、を備え、前記特定遊技状態から前記所定遊技状態に移行される場合に、該特定遊技状態において実行され得る最後の前記所定事象である。これにより、特別事象の導出によって、特定遊技状態から所定遊技状態へと移行されることになり、該特別事象が導出される場合の所定終了期間が特定動作期間よりも長期間であることで、仮に所定終了期間の開始時において、特定事象が動作中であった場合であっても、該所定終了期間の実行中に特定事象の動作を終了させることができ、特別事象の終了タイミングにおいて遊技状態を移行させることに伴って、所定終了期間以降の特定関連動作を困難又は不可とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機K3において、
前記特別事象が導出されることで、前記特定遊技状態から前記所定遊技状態に移行される
ことを特徴とする遊技機K4。
遊技機K4によれば、遊技機K3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特別事象が導出されることで、前記特定遊技状態から前記所定遊技状態に移行される。これにより、特別事象の導出によって、特定遊技状態から所定遊技状態へと移行されることになり、該特別事象が導出される場合の所定終了期間が特定動作期間よりも長期間であることで、仮に所定終了期間の開始時において、特定事象が動作中であった場合であっても、該所定終了期間の実行中に特定事象の動作を終了させることができ、特別事象の終了タイミングにおいて遊技状態を移行させることに伴って、所定終了期間以降の特定関連動作を困難又は不可とすることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<L群:同じ小当たり種別の同じ変動パターン選択時でも、小入賞口への入球可否状態によって大当たり演出又はハズレ演出を実施>
従来より、例えば、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
L群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備えた遊技機において、
前記遊技価値付与手段による特定遊技価値(例えば、小入賞口73への入球に基づく賞球)を付与し得る特定事象(例えば、特定の小当たり種別)を導出可能な特定事象導出手段(例えば、小当たり判定処理(S5104))と、
前記特定事象が導出される場合に前記表示手段において特定演出(例えば、小当たり抽出時の変動演出)を実行可能な特定演出実行手段と、
前記特定事象の導出に基づいて遊技球が入球され得る特定入球手段(例えば、小入賞口73)と、
前記特定遊技価値と異なる特別遊技価値を付与し得る特別入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備え、
前記特定演出実行手段は、
1の前記特定事象が導出される場合において、前記特定演出の実行中に所定条件(例えば、小入賞口73への入球)が成立しない場合に、前記特別遊技価値が付与され難い若しくは付与不可であることを遊技者に示唆可能な第1演出(例えば、ハズレ演出)を実行する第1演出実行手段と、
前記1の特定事象が導出される場合において、前記特定演出の実行中に前記所定条件が成立する場合に、前記特別遊技価値が付与され易い若しくは付与され得ることを遊技者に示唆可能な第2演出(例えば、大当たり演出)を実行する第2演出実行手段と、を備えている
ことを特徴とする遊技機L0。
遊技機L0によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、前記遊技価値付与手段による特定遊技価値を付与し得る特定事象を導出可能な特定事象導出手段と、前記特定事象が導出される場合に前記表示手段において特定演出を実行可能な特定演出実行手段と、前記特定事象の導出に基づいて遊技球が入球され得る特定入球手段と、前記特定遊技価値と異なる特別遊技価値を付与し得る特別入球手段と、を備え、前記特定演出実行手段は、1の前記特定事象が導出される場合において、前記特定演出の実行中に所定条件が成立しない場合に、前記特別遊技価値が付与され難い若しくは付与不可であることを遊技者に示唆可能な第1演出を実行する第1演出実行手段と、前記1の特定事象が導出される場合において、前記特定演出の実行中に前記所定条件が成立する場合に、前記特別遊技価値が付与され易い若しくは付与され得ることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行する第2演出実行手段と、を備えている。これにより、1の特定事象を導出する場合であっても、特定演出中に所定条件が成立するか否かにより特別遊技価値が付与され得るか否かを遊技者に示唆する演出を異ならせることができ、遊技のバリエーションを豊富にして新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機L0において、
前記特定演出の実行期間を選択可能な実行期間選択手段(例えば、変動パターンテーブル202f)、を備え、
前記実行期間選択手段は、
前記第1演出および前記第2演出を実行する場合に、同一の実行期間を選択する
ことを特徴とする遊技機L1。
遊技機L1によれば、遊技機L0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定演出の実行期間を選択可能な実行期間選択手段、を備え、前記実行期間選択手段は、前記第1演出および前記第2演出を実行する場合に、同一の実行期間を選択する。これにより、1の特定事象を導出する場合であっても、特定演出中に所定条件が成立するか否かにより特別遊技価値が付与され得るか否かを遊技者に示唆する演出を1の実行期間において行うことができ、制御負担を軽減しつつ新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機L0又はL1において、
前記所定条件は、
前記特定演出の実行中に前記特定入球手段に遊技球が入球するか否かである
ことを特徴とする遊技機L2。
遊技機L2によれば、遊技機L0又はL1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定演出の実行中に前記特定入球手段に遊技球が入球するか否かである。これにより、1の特定事象を導出する場合に、特定入球手段に入球容易又は可能である場合において、第2演出により特別遊技価値の付与が容易又は可能であることを遊技者に示唆表示し、特定入球手段に入球困難又は不可である場合において、第1演出により特別遊技価値の付与が困難又は不可であることを遊技者に示唆表示して、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機L2において、
前記特定事象の導出回数を計数可能な特定事象計数手段(例えば、時短A時短カウンタ203o1~時短G時短カウンタ203o7)、を備え、
前記所定条件は、
前記特定事象の導出回数が特定回数(例えば、時短終了条件が成立することとなる各小当たり当選の当選回数)に達した場合である
ことを特徴とする遊技機L3。
遊技機L3によれば、遊技機L2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定事象の導出回数を計数可能な特定事象計数手段、を備え、前記所定条件は、前記特定事象の導出回数が特定回数(例えば、時短終了条件が成立することとなる各小当たり当選の当選回数)に達した場合である。これにより、1の特定事象を導出する場合において、特定事象の導出回数が特定回数に達した場合に、特定入球手段に入球可能となるため、遊技価値の付与が容易又は可能であることを表示手段により示唆表示することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機L0からL3のいずれかにおいて、
前記特定事象は、
少なくとも2以上の前記特定事象の中から1の前記特定事象が選定される
ことを特徴とする遊技機L4。
遊技機L4によれば、遊技機L0からL3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定事象は、少なくとも2以上の前記特定事象の中から1の前記特定事象が選定される。これにより、少なくとも2以上設けられた特定事象の中から1の特定事象を選定して導出する場合、特定演出中に所定条件が成立するか否かにより特別遊技価値が付与され得るか否かを遊技者に示唆する演出を異ならせることができ、遊技のバリエーションを豊富にして新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
なお、上記遊技機A0~A5のいずれかの構成に対して、上記遊技機B0~B5,C0~C5,D0~D5,E0~E4,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4,M0~M4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機B0~B5のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,C0~C5,D0~D5,E0~E4,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機C0~C5のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,D0~D5,E0~E4,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機D0~D5のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,E0~E4,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機E0~E4のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機F0~F5のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,E0~E4,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機G0~G5のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,E0~E4,F0~F5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機H0~H4のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,E0~E4,F0~F5,G0~G5,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機I0~I6のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,E0~E4,F0~F5,G0~G5,H0~H4,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機J0~J5のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,E0~E4,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,K0~K4,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機K0~K4のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,E0~E4,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,L0~L4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機L0~L4のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,E0~E4,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
これらの場合、各構成を適用したことによるさらなる効果を奏することができる。
遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機X1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機X2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示手段において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(大入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機A0~A5,B0~B5,C0~C5,D0~D5,F0~F5,G0~G5,H0~H4,I0~I6,J0~J5,K0~K4,L0~L4のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機X3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
<第8実施形態>
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図167~図225を参照し、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の第8実施形態について説明する。図167は、第8実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図168はパチンコ機10の背面図であり、図169はパチンコ機10の遊技盤13の正面図である。
パチンコ機10は、図167に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図167参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口(入球口)63,64,71,71a等を有する遊技盤13(図169参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図171参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。なお、遊技盤13の詳細については、図169において後述する。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図167参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図167参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図171参照)へと案内される。また、上皿17の上面の正面視左側には、枠ボタン22が設けられている。
枠ボタン22は、例えば、後述する第3図柄表示装置81(図169参照)で表示される演出のステージを変更する場合に、遊技者により押下操作されるボタンである。また、枠ボタン22は、第3図柄の変動表示(以下、第3図柄の変動表示を「変動演出」という。)において実行される予告表示での演出内容を遊技者に選択させるための操作ボタンとしても使用される。
また、変動演出とは、後述する第3図柄表示装置81(図169参照)にて表示される演出であり、後述の通り、遊技盤13の前面領域に発射された球が特定の入賞口(例えば、後述の第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71a(図169参照))へ入賞したことを契機として実行され、図柄(後述の第3図柄)が所定時間変動された後、停止表示された図柄の組み合わせによって、当該入賞に対して行われる抽選の結果(大当たりか否か)を遊技者に提示する演出である。
さらに、ステージとは、後述する第3図柄表示装置81(図169参照)に表示される各種演出に統一性を持たせた演出モードのことで、本パチンコ機10では「街中ステージ」、「空ステージ」、「島ステージ」の3つのステージが設けられている。上述の変動演出や、変動演出中に実行される「リーチ表示」などの各種演出は、それぞれのステージに与えられたテーマに合わせて行われるように設計されている。
ここで、街中ステージ(例えば、第1演出)が選択・実行されている状況(例えば、第1遊技状況)において、枠ボタン22が押下された場合(例えば、切替手段)、空ステージ(例えば、第2演出)に切り替える際、ステージが切り替えられたことを示す所定演出(例えば、画面暗転等。第3演出。)を実行し、その所定演出終了後に空ステージに移行(例えば、第2遊技状況)するように構成してもよい。このように構成することで、ステージが切り替えられたことを遊技者に明確に認識させることが可能となり、分かり易い演出によって遊技の興趣向上を図ることができる。
また、「リーチ表示」とは、後述する第3図柄表示装置81(図169参照)において実行される変動演出において、大当たりが発生することを示す「大当たり表示」の一歩手前の表示のことをいう。具体的には、後述する左図柄列Z1及び右図柄列Z3(図170参照)の第3図柄が同一図柄で停止し、中図柄列Z2(図170参照)が未だ停止せず変動を継続している状態のことをいう。
本実施形態のパチンコ機10では、「リーチ表示」として、大別して、「ノーマルリーチ」の演出を構成する一単位の要素(以下、演出を構成する一単位の要素を「変動要素」という)と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、該「ノーマルリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スーパーリーチ」の変動要素と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、「スーパーリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スペシャルリーチ」の変動要素とが用意されている。
ステージの変更は、変動演出が行われていない期間(即ち、デモ表示中)や、変動演出において第3図柄が遊技者に視認不能に高速に変動される「高速変動」の変動要素中に、遊技者によって枠ボタン22が押下操作された場合に行われる。そして、枠ボタン22が操作される度に「街中ステージ」→「空ステージ」→「島ステージ」→「街中ステージ」→・・・の順で繰り返し変更される。また、電源投入直後は、初期ステージとして「街中ステージ」が設定される。
また、後述する第3図柄表示装置81(図169参照)にて行われる変動演出において「ノーマルリーチ」の変動要素が開始された場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素から「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するときは、「ノーマルリーチ」の変動要素中に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素の選択画面が第3図柄表示装置81に表示されるように構成してもよい。
具体的には、選択画面では、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素として選択可能な複数の候補が表示され、その選択画面が表示されている間に、枠ボタン22が遊技者に押下操作された場合に、選択された候補が変更されるように構成する。そして、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素へ発展するときに選択されていた演出候補に基づいて、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定され、その決定に従って「スーパーリーチ」の変動要素は「スペシャルリーチ」の変動要素が第3図柄表示装置81にて実行される。
なお、第8実施形態では、枠ボタン22を押下操作されるボタンとして構成したが、枠ボタン22に代えて、遊技者によりパチンコ機10に対して所定方向(例えば、パチンコ機10に対して、前方、後方、右方および左方)に傾倒操作可能な、操作レバーにより構成してもよい。そして、操作レバーが傾倒操作された方向に基づいて、演出ステージが選択変更されたり、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定されたりしてもよい。
また、枠ボタン22を上皿17の側面視正面側に配置するように構成しているが、枠ボタン22の配置位置は、遊技者が押下操作可能な位置であれば如何様な配置位置でも良く、例えば、上皿17の上面側に配置してもよいし、後述する下皿50の近傍(上面又は側面)に配置してもよい。
さらに、特別図柄の変動演出において、枠ボタン22の連打を遊技者に促す連打演出(例えば、第1演出)を実行するように構成してもよい。この場合、上記連打演出の実行抽選に当選(例えば、第2事象の発生)した際、該連打演出の実行期間を設定するとともに(例えば、期間設定手段)、設定された連打演出の実行期間内で枠ボタン22の押下回数(例えば、第1事象)を計数し(例えば、計数手段)、該連打演出の実行中に、枠ボタン22を予め設定された規定回数押下(例えば、第3事象の発生)された場合に、それまで表示されていた連打演出の内容を変化(終了)させ(例えば、演出終了手段)、大当たりに当選し得る所定の発展演出(例えば、第2演出)を実行するように構成してもよい。一方で、大当たりに当選していない場合、或いは、上記規定回数押下されていない場合には、上記連打演出を継続したり、上記発展演出を実行しないように構成してもよい。この発展演出では、大当たりに当選するか否か等を遊技者に示唆可能な演出を実行してもよい。
前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定の「リーチ表示」時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様が変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、発光ダイオード(ライト・エミッティング・ダイオード(Light Emitting Diode)。以下、「LED」と略す。)等の発光手段を内蔵した電飾部29~33が設けられている。
パチンコ機10においては、これら電飾部29~33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時や「リーチ表示」時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29~33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前の「リーチ表示」中である旨が報知される。また、前面枠14の正面視左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図169参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29~33の周りの領域にクロムメッキを施したアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(Acrylonitrile Butadiene Styrene。以下、「ABS」と略す。)樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット。図示せず。)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112a(図171参照)の駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。
操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「ドル箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
次に、図168に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのマイクロ・プロセッシング・ユニット(Micro-Processing Unit。以下、「MPU」と略す)、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100~104に収納されている。基板ボックス100~104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図171参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ503が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図171参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ503は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
次に、図169を参照して遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図169に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる上側第2始動口71及び下側第2始動口71a、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる普通電役72、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、第1始動口64、可変入賞装置65、スルーゲート67、上側第2始動口71、下側第2始動口71a、普通電役72、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図167参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図169を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図167参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図171参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図169の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図169の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第8実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、上側第2始動口71、可変入賞装置65、スルーゲート67、下側第2始動口71aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、上側第2始動口71、可変入賞装置65、スルーゲート67、下側第2始動口71aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視右側上部(図169の右側上部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図171参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第8実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第8実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第8実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた上側第2始動口71又は遊技盤13の右側側方であり、上側第2始動口71の下側に設けられた下側第2始動口71aへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第8実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第8実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71,71aに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第8実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、「5ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変A」と称する場合がある)」、「10ラウンド潜確大当たり(以下、「潜確A」と称する場合がある)」が用意されている(図174(a)参照)。また、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞に基づいて、「時短A」又は「潜確A」が用意されている(図174(b)参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率が通常の状態(即ち、低確率状態)かつ普通電役72の開放が短時間である状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「確率変動状態」及び「潜伏確率変動状態」の時より各特別図柄の大当たり確率が低く、また、「確率変動状態」および「普図高確時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態(「普図低確時間短縮状態」及び「潜伏確率変動状態」とは同等)であって普通電役72の開放時間も短時間となるように構成されている。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」の場合、所謂右打ち遊技をした場合に下側第2始動口71aへ球が入賞し易い遊技状態(以下、下側第2始動口71aへ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第8実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数(第8実施形態では、「900回」)連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能(所謂、天井機能)が搭載されている(以下、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において「900回」連続して大当たりに当選せずに「普図低確時間短縮状態」に突入することを、「天井到達」と称し、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に「天井到達」する回数を「天井到達回数」と称する場合がある)。
次いで、「普図高確時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」及び後述する「普図低確時間短縮状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなることを「高確時短機能」と称する場合がある)。この「普図高確時間短縮状態」は、下側第2始動口71aの正面視上方に設けられた普通電役72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が下側第2始動口71aへ入球し易い状態となる。
即ち、「普図高確時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役72の開放状態が長くなる状態である。よって、「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を下側第2始動口71aへ入賞させ易いため、該下側第2始動口71aへの入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながらの遊技を行うことが可能となる。
第8実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」は、該「普図高確時間短縮状態」が開始されてから予め定められた規定回数(第8実施形態では、100回)の特別図柄の動的表示が実行されるまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。そして、上記規定回数の特別図柄の動的表示が実行された後は、「普図高確時間短縮状態」から上記「通常遊技状態」に移行するように構成されている。
なお、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」、後述する「確率変動状態」又は後述する「潜伏確率変動状態」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」、「確率変動状態」又「潜伏確率変動状態」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
次いで、「普図低確時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」及び後述する「普図高確時間短縮状態」と同様に低確率状態であり、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」と同様に低い状態である一方、普通図柄の可変表示時間が短縮し、普通電役72の開放時間が「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」と同様に長時間となる(以下、普通図柄の当たり確率が低い状態である一方、普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなることを「低確時短機能」と称する場合がある。また、「高確時短機能」及び「低確時短機能」を総称して、「時短機能」と称する場合がある。)ように構成されているため、右打ち遊技で発射された球が下側第2始動口71aへ入球し易い状態となる。
即ち、「普図低確時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率及び普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄の可変表示による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役72の開放状態が長くなる状態である。よって、「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を下側第2始動口71aへ入賞させ易いため、該下側第2始動口71aへの入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながらの遊技を行うことが可能となる。
この「普図低確時間短縮状態」は、大当たり終了後、特別図柄の低確率状態において連続して「900回」大当たりに当選しなかった場合、即ち、特別図柄の低確率状態において「900回」の動的表示が行われる間、ハズレが抽出又は小当たり図柄に当選し続けた場合(以下、特別図柄の低確率状態において「900回」の動的表示が行われた場合を、「天井到達」と称する場合がある)に、該「普図低確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
また、「普図低確時間短縮状態」は、該「普図低確時間短縮状態」が開始されてから予め定められた規定回数(第8実施形態では、「1140回」)の特別図柄の動的表示が実行されるまでの間、普通図柄の可変表示時間が短縮し、普通電役72の開放時間が長時間となる。そして、上記規定回数の特別図柄の動的表示が実行された後は、「普図低確時間短縮状態」から上記「通常遊技状態」に移行するように構成されている。
なお、「普図低確時間短縮状態」において特別図柄が規定回数実行されることで「通常遊技状態」へ移行した場合、該「通常遊技状態」では、再度「普図低確時間短縮状態」には移行し得ないように構成されている。なお、天井到達に基づいて「普図低確時間短縮状態」が発生し、該「普図低確時間短縮状態」において特別図柄の動的表示の実行回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行した場合に、再度、特別図柄の動的表示の実行回数が天井到達回数に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」に移行し得るように構成してもよい。
次いで、「確率変動状態」では、大当たり終了後に付加価値としてその後の各特別図柄の大当たり確率がアップした高確率状態であるとともに、普通図柄の当たり確率がアップし、かつ、高確時短機能が作動した状態となる。
即ち、「確率変動状態」は、特別図柄による大当たり結果が導出され易い状態であるとともに、普通図柄による当たり結果が導出され易く、さらに、普通電役72の開放状態が長くなる状態となる。よって、「確率変動状態」では、右打ち遊技により発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し易いため、第2特別図柄の動的表示を連続的に実行できるとともに、該下側第2始動口71aへの入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながら遊技を行うことができる。また、第8実施形態のパチンコ機10では、右打ち遊技によって発射された球が上側第2始動口71へ入賞し得るように構成(配置)されているため、該上側第2始動口71及び下側第2始動口71aの双方への入賞により、第2特別図柄の動的表示を連続的に実行可能に構成されている。よって、「確率変動状態」では、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たり遊技(特別遊技状態)が発生し易い状態で遊技を行うことが可能となる。
第8実施形態のパチンコ機10では、「確率変動状態」は、該「確率変動状態」において、特別図柄による大当たり結果が導出されるまでの間、特別図柄の大当たり確率が高確率状態となる。そして、特別図柄による大当たり結果が導出された場合、大当たり種別に応じて「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、「潜伏確率変動状態」では、大当たり終了後に付加価値としてその後の各特別図柄の大当たり確率がアップした高確率状態となる一方、普通図柄の当たり確率が低確率状態であり、かつ普通電役72の開放が短時間である状態をいう。
即ち、「潜伏確率変動状態」は、特別図柄による大当たり結果が導出され易い状態である一方、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」と同様に導出され難く、また、普通電役72の開放状態が短時間となる状態である。
また、詳細は後述するが、「潜伏確率変動状態」は、右打ち遊技によって発射された球が上側第2始動口71へ入賞し得るように構成(配置)されており、該上側第2始動口71への入賞により、第2特別図柄の動的表示を連続的に実行可能に構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示は小当たり遊技に当選し易いように構成されており(図173(b)参照)、該小当たり遊技への当選により可変入賞装置65が一定時間開放される。そして、「潜伏確率変動状態」においては、普通電役72の閉鎖期間が長くなり、右打ち遊技で発射された球は該普通電役72の上面を右端から左端まで転動しきり、該普通電役72の正面視左側に設けられた可変入賞装置65側へと流下可能となる。よって、第2特別図柄の動的表示において小当たりが導出され、可変入賞装置65が開放されることにより、開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させ、賞球を獲得させることができる。なお、「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の可変表示時間が長く(即ち、「15秒」)であり、かつ、普通電役72の開放時間も短い(即ち「0.1秒」)であるものの、普通電役72が一定程度開放され得るため、下側第2始動口71aに入賞し得るように構成されている。
また、「潜伏確率変動状態」は、該「潜伏確率変動状態」において、特別図柄による大当たり結果が導出されるまでの間、特別図柄の大当たり確率が高確率状態となる。そして、特別図柄による大当たり結果が導出された場合、大当たり種別に応じて「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」に移行するように構成されている。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が5ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から5ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第8実施形態では、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「普図高確時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第8実施形態では、第1特別図柄の動的表示においてこの大当たり種別「確変A」の大当たり種別が選択され得て、該大当たり種別「確変A」の大当たりの終了後に、「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「潜確A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第8実施形態では、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」若しくは「潜伏確率変動状態」において、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、又は、すべての遊技状態において、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「潜確A」の大当たり種別が選択され得て、該大当たり種別「潜確A」の大当たりの終了後に、「潜伏確率変動状態」へと移行するように構成されている。
ここで、各大当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「確変A」又は「潜確A」に対応する表示パターンは31種類の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「時短A」、「確変A」及び「潜確A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「潜確A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、上方LED群37b1と同様、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が下方LED群37b2の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「時短A」又は「潜確A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
このように構成することで、特別図柄表示装置37の特別LED群37bの停止表示において各大当たり種別を表示した場合であっても、各停止表示に対応する大当たり種別を全て把握していなければ、当選した大当たり種別を遊技者が認識することが困難となる。このため、変動演出の表示結果のみではいずれの大当たり種別かを識別困難にし、遊技者にいずれの大当たり種別であるかを推測させる遊技性が生まれ、遊技の興趣を向上することができる。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」若しくは「普図低確時間短縮状態」、又は、大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、詳細は後述するが、第8実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆として、主表示用右打ち指示89(図170参照)と、演出用打ち方指示(例えば、図223(d)の演出用右打ち指示81d参照)との2種類の示唆表示を行うように構成されている。
主表示用右打ち指示89(図170参照)は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」若しくは「普図低確時間短縮状態」、又は、大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
演出用打ち方指示は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cとは同期しておらず、特定のタイミングにおいてのみ左打ち遊技又は右打ち遊技の示唆表示を行うものであり、例えば、左打ち遊技から右打ち遊技へと切り替わるタイミングにおいて右打ち示唆表示を実行する場合や、右打ち遊技から左打ち遊技へと切り替わるタイミングにおいて左打ち示唆表示を実行する場合、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」において、右打ち遊技されたときに、スルーゲート67への球の通過に起因して左打ち示唆表示を実行する場合、或いは、右打ち遊技を行う遊技状態において、左打ち遊技されたときに、第1始動口64への球の入賞に起因して右打ち示唆表示を実行する場合等、に第3図柄表示装置81に表示される。
また、主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
さらに、詳細は後述するが、第8実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが同時並列的に実行(所謂、同時変動)可能に構成されているため、第1特別図柄及び第2特別図柄の実行状態によっては、例えば、第1特別図柄の動的表示の実行中に、第2特別図柄の動的表示の実行によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した場合、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出の実行中に、該変動演出の前面に演出用打ち方指示(演出用の右打ち示唆)が表示されてしまうおそれがある。
このような場合、左打ち遊技を実行している状態において、該左打ち遊技中に第3図柄表示装置81で行われる第1特別図柄の変動演出の実行中に、演出用の右打ち示唆を表示した場合、該第1特別図柄の変動演出の一部が演出用の右打ち示唆により隠れてしまうことで(図223(d)参照)、遊技者が興覚めしてしまう可能性がある。また、左打ち遊技中に第3図柄表示装置81で行われる第1特別図柄の変動演出の実行中にも関わらず、演出用の右打ち示唆が出現することで、遊技者が困惑してしまう可能性がある。
そこで、第8実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81において行われる表示内容の不整合を防止するため、演出用打ち方指示の表示タイミングを調整するように構成されている。このように構成することで、遊技者が遊技に興覚めしてしまうことを抑制し、また、遊技状態と演出実行状態とを考慮した上で、左打ち遊技をすべきなのか、或いは、右打ち遊技をすべきなのかを遊技者に的確に示唆することが可能となり、遊技者が遊技に困惑してしまうことで遊技に対する不信感を頂かせないように構成している。より詳細には、図185、図222及び図223~225を参照して後述する。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより3個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球、上側第2始動口71への入球又は下側第2始動口71aへの入球(以下、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、後述する表示制御装置114(図171参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図170参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図170参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第8実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
上述したように、第8実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが同時並列的に実行(所謂、同時変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づく第1特別図柄の動的表示の実行中に、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに始動入賞した場合に、第1特別図柄の動的表示の実行中であっても第2特別図柄の動的表示が実行され得るように構成されている。また、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの始動入賞に基づく第2特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64に始動入賞した場合に、第2特別図柄の動的表示の実行中であっても第1特別図柄の動的表示が実行され得るように構成されている。
ここで、遊技状態ごとに第3図柄表示装置81で行われる各特別図柄の実行態様について説明する。第8実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」において、第1特別図柄の動的表示に対応する変動演出を3つの図柄列Z1~Z3(図170参照)を用いて実行する一方、第2特別図柄の動的表示に対応する変動演出は3つの図柄冽Z1~Z3を用いて行わず、後述する特図2用変動領域88b(図170参照)において第2特別図柄の動的表示に対応する演出を行うように構成されている。
また、第8実施形態のパチンコ機10では、右打ち遊技が奨励される「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示に対応する変動演出を3つの図柄列Z1~Z3を用いて実行する一方、第1特別図柄の動的表示に対応する変動演出は3つの図柄列Z1~Z3を用いて行わず、後述する特図1用変動領域87b(図170参照)において第1特別図柄の動的表示に対応する演出を行うように構成されている。
ここで、図170を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図170は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図170(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図170(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第8実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図171参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たりが発生するよう構成されている。例えば、大当たり種別「時短A」より大当たりラウンド数が多い大当たり種別「確変A」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり種別「時短A」に当選した場合は、主に、偶数図柄、即ち、「2」、「4」、「6」又は「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
なお、第8実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「確変A」に当選した場合に、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「確変A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄が揃う変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出等を行うことで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図170(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、上述した主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」及び「普図低確時間短縮状態」において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」及び「普図低確時間短縮状態」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を遊技者に示唆するための表示である。この主表示用右打ち指示89は、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非表示状態である一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」若しくは「潜伏確率変動状態」、又は、大当たり遊技中に表示状態となる。遊技者は、この主表示用右打ち指示89や右打ち報知ランプ37cを確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することが可能となる。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図170(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第8実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第8実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とが同時に実行可能に構成されているが、いずれか一方の抽選遊技のみを実行するように構成してもよい。いずれか一方の抽選遊技のみを実行する場合は、実行中のいずれかの抽選遊技が終了した場合に、第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球とがそれぞれ記憶されている場合には、第2特別図柄の第2抽選遊技を第1特別図柄の第1抽選遊技より優先的に実行(所謂、特図2優先変動)するように構成してもよいし、第1特別図柄の第1抽選遊技を第2特別図柄の第2抽選遊技より優先的に実行(所謂、特図1優先変動)するように構成してもよいし、入賞した順(所謂、入賞順変動)に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第8実施形態においては、第1始動口64、又は、上側第2始動口71若しくは下側第2始動口71aへの入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
図169に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ(図示せず)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役72が配設されている。この普通電役72は、主に、出没板72aと、該出没板72aを出没駆動する普通電役ソレノイド(図示せず)と、により構成されている。
第8実施形態の主制御装置110(図171参照)は、通常時、普通電役72の出没板72aを突出状態に維持して、下側第2始動口71aの正面視上方側を覆うことで、下側第2始動口71aへの球の流入を防止している。そして、普通図柄の可変表示で当たりに当選した場合に、上記普通電役ソレノイド(図示せず)を所定時間駆動し、普通電役72の出没板72aを所定時間の間、出没板72aを突出状態から遊技盤13内に没入した没入状態に駆動させて、下側第2始動口71aへの球の流入を可能に構成して、右打ち遊技されて可変表示装置ユニット80の正面視右側を流下する球が下側第2始動口71aへ入賞し易い状態、即ち、入賞補助状態となるように構成されている。
また、第8実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」、「普図低確時間短縮状態」及び「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の当選確率を低確率状態(例えば、70/100)とし、普通図柄の可変表示において「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」より当たりに当選し難くすることで、普通電役72の出没板72aを没入状態(開放状態)とし難くして、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」より下側第2始動口71aへ入賞し難いように構成する。一方、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」、「普図低確時間短縮状態」及び「潜伏確率変動状態」より当たりに当選し易くすることで、普通電役72の出没板72aを没入状態(開放状態)とし易くし、下側第2始動口71aへ容易に入賞し得るように構成する。
第8実施形態のパチンコ機10では、普通図柄の高確率状態では、可変表示が高確率(即ち、99%)で当たりを導出するため、普通図柄が高確率状態である「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技で発射された球の多くが下側第2始動口71aに入賞し得るように構成される。一方、普通図柄の低確率状態のうち、「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」では、可変表示が高確率状態より低確率(即ち、70%)で当たりを導出し得るものの、普通電役72の開放時間が短時間のため、右打ち遊技で発射された球が、高確率状態より下側第2始動口71aに入賞し難いように構成される。また、普通図柄の低確率状態のうち、「普図低確時間短縮状態」では、可変表示が高確率状態より低確率(即ち、70%)で当たりを導出し得る状態であるものの、普通電役72の開放時間が「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」と同様に長時間となるため、右打ち遊技で発射された球が、「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」より下側第2始動口71aに入賞し得るように構成される。
これにより、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」(又は「潜伏確率変動状態」)において、右打ち遊技で発射された球を下側第2始動口71aへと入賞させながら遊技を行うことが可能となることで、下側第2始動口71aへの入賞に基づく賞球の払い出しによって、遊技者は「通常遊技状態」より自身の持ち球の減少を抑えながら遊技を行うことができる。
なお、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)時間や、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)回数を変更するものとしても良い。具体的には、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、普通電役72の出没板72aが没入する時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する回数を「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役72の出没板72aの没入時間の長時間化と、普通電役72の出没板72aの没入回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第8実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に下側第2始動口71a正面視上方に設けられた普通電役72が所定時間だけ作動状態となり、所定図柄以外(第8実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第8実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図171参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると4個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役72が開放状態である場合にのみ球が入球し得る下側第2始動口71aが配設されている。この下側第2始動口71aへは、普通電役72が開放し易い遊技状態(即ち、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」および「普図低確時間短縮状態」)である場合、右打ち遊技で発射された球が1分間に約50個~60個程度入賞するように遊技釘が周辺に植設されている。下側第2始動口71aへ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる下側第2始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その下側第2始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図171参照)で第2特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、下側第2始動口71aは、球が入球すると1個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
スルーゲート67の下流側であって、普通電役72の出没板72aの上流側には、球が入球し得る上側第2始動口71が配設されている。この上側第2始動口71へは、右打ち遊技で発射された球が1分間に約30~40個程度入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。この上側第2始動口71の近傍(正面視直上)には、普通電役72等が設けられておらず、右打ち遊技で発射された球は、いずれの遊技状態であっても該上側第2始動口71に一定程度入賞し得るように構成されている。この上側第2始動口71へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる上側第2始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その上側第2始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図171参照)で第2特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、上側第2始動口71は、球が入球すると1個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
遊技盤13の正面視右側下方には可変入賞装置65の略中央部分に横長矩形状の大入賞口が設けられている。第8実施形態のパチンコ機10においては、主制御装置110(図171参照)での第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選が大当たりとなる場合、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるように特別図柄表示装置37の特別LED群37bを点灯表示させると共に、第3図柄表示装置81にその大当たりに対応した停止図柄(例えば、同一図柄の3つ揃い(「777」等))を表示させて、大当たり遊技の発生が示される。その後、大当たり種別に応じて、可変入賞装置65に設けられた大入賞口開閉板65aが開放されて、球が大入賞口内に入賞し易い特別遊技状態(大当たり遊技)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている大入賞口開閉板65aが、所定条件が成立するまで(例えば、「30秒」経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。なお、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりとなる抽選結果が導出された場合に、スルーゲート67の通過に起因して大入賞口開閉板65aが開放されて、大当たり遊技(例えば、所定遊技状態)に遊技状態が遷移するように構成してもよい。この場合、例えば、「通常遊技状態」(例えば、通常遊技状態、第1発射態様)において、大当たり遊技への移行有無を示唆可能な第1特別図柄の動的表示(例えば、遊技結果示唆演出の一部)が大当たりに当選して大当たり図柄が現出(例えば、発生条件の成立)した場合に、該大当たりとなる特別図柄の動的表示が終了した後に、右打ち遊技を実行してスルーゲート67に球を入球させることを遊技者に促す球発射演出(例えば、第3図柄表示装置81に「右打ちしてゲートに球を入球させて大当たりを開始させろ!」、又は、画面右上部に右方向示唆矢印図柄を表示等。関連演出。)を行い(例えば、関連演出実行手段)、該スルーゲート67に球が通過するまで所定の大当たり待機画面(例えば、遊技結果示唆演出の一部)を表示し続け、大当たり遊技に関する大当たり演出(例えば、特定演出)を開始させないように構成される(例えば、演出非開始手段)。そして、上記球発射演出に応じて球が発射されて、スルーゲート67に球が入球してスルースイッチ(図示せず。検出手段。)によって球が検出されることで大当たり状態が開始され、大入賞口開閉板65aが開放されるとともに、上記大当たり待機画面から大当たり遊技の大当たり演出に切り替えて該大当たり演出が開始される(例えば、特定演出実行手段)。なお、上記球発射演出の表示領域は、大当たり演出が行われる表示領域より小さい表示領域で実行される。また、大当たり演出が開始された際も、該大当たり演出とともに、球発射演出を継続して表示するように構成してもよい。
この大入賞口開閉板65aは、開放された場合に、開放から所定時間が経過、又は、所定数の入賞を検知すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その大入賞口開閉板65aが開放される。この大入賞口開閉板65aの開閉動作は、最高で例えば10回(10ラウンド)繰り返し可能に構成されている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態(大当たり状態)の一形態であり、遊技者には、球を可変入賞装置65内に入賞させることで、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図167参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,64,65,71,71aにも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,64,65,71,71aに入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
次に、図171を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図171は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したリード・オンリー・メモリー(Read Only Memory。以下、「ROM」と略す)202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるランダム・アクセス・メモリー(Random Access Memory。以下、「RAM」と略す。)203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
主制御装置110では、大当たり抽選や特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における各特別図柄の動的表示および変動演出の設定、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示の表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。RAM203には、これらの処理を制御するための各種カウンタを格納するカウンタ用バッファ203cが設けられている。
また、ROM202は、大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、保留数テーブル202c、停止パターンテーブル202d、変動パターンテーブル202e、大当たり開放テーブル202f、小当たり開放テーブル202g、普図当たり乱数テーブル202h、普図変動テーブル202i、普通電役開放テーブル202j、時短終了条件テーブル202kを少なくとも格納している。主制御装置110は、RAM203に格納された各種カウンタと、ROM202に格納された各種テーブルとによって、上記の主要な制御を実行する。
ここで、図172を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。これらのカウンタ等は、大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、第3図柄表示装置81の変動演出の設定、普通図柄表示装置83における可変表示の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。また、各種カウンタの説明の中で、図173から図182を参照して、主制御装置110のROM202に格納された各種テーブル、各種制御タイミング及び遊技状態の遷移等についても説明する。
大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、および、第3図柄表示装置81の変動演出の設定には、大当たりの抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の停止種別の選択に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の選択に使用する停止パターン選択カウンタC3と、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。
また、普通図柄表示装置83の抽選には、普図当たりカウンタC4が用いられ、普図当たりカウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。
これら各カウンタは、更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後「0」に戻るループカウンタとなっている。
各カウンタは、例えば、タイマ割込処理(図197参照)の実行間隔である「4ミリ秒」間隔で更新され、また、一部のカウンタは、メイン処理(図196参照)の中で不定期に更新されて、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファ203cに適宜格納される。詳細については後述するが、RAM203には、第1特別図柄に関する4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)からなる第1保留球格納エリア203dと、第2特別図柄に関する4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)からなる第2保留球格納エリア203eとが設けられており、これらの各エリアには、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入球タイミングに合わせて、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値がそれぞれ格納される。
各カウンタについて詳しく説明する。大当たり乱数カウンタC1は、所定の範囲(例えば、「0~9999」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~9999」の値を取り得るカウンタの場合は「9999」)に達した後「0」に戻る構成となっている。特に、大当たり乱数カウンタC1の更新が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれ、その初期値から大当たり乱数カウンタC1の更新が行われる。
第1初期値乱数カウンタCINI1は、大当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成される。即ち、例えば、大当たり乱数カウンタC1が「0~9999」の値を取り得るループカウンタである場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1もまた、「0~9999」の範囲のループカウンタである。この第1初期値乱数カウンタCINI1は、タイマ割込処理(図197参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図196参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
大当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(第8実施形態では、タイマ割込処理(図197参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したタイミングで、第1始動口64(第1特別図柄)に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納される。また、球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞(始動入賞)したタイミングで、上側第2始動口71又は下側第2始動口71a(第2特別図柄)に対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納される。
大当たり乱数カウンタC1が大当たりとなる乱数の値は、主制御装置110のROM202に格納される各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定されている。つまり、第1保留球格納エリア203dの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。また、第2保留球格納エリア203eの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。
ここで、図173を参照して、各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aの詳細についてそれぞれ説明する。図173(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a1(以下、「特図1大当たり乱数テーブル202a1」と称する)の一例を模式的に示した模式図であり、図173(b)は、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a2(以下、「特図2大当たり乱数テーブル202a2」と称する)の一例を模式的に示した模式図である。
第8実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1及び特図2大当たり乱数テーブル202a2は、設定値毎にそれぞれ、遊技状態が特別図柄の低確率状態の場合に使用される低確率状態用と、遊技状態が特別図柄の低確率状態より大当たりとなる確率の高い特別図柄の高確率状態の場合に使用される高確率状態用との2種類ずつに分けられる。
そして、各設定値毎に、低確率状態用と高確率状態用とのそれぞれに含まれる大当たり乱数値の個数が異なって設定されている。また、低確率状態から高確率状態に変位させるために必要となる大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレに対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成されている。即ち、低確率状態から高確率状態に変位させるために大当たり乱数値の個数を増加させる場合、ハズレ乱数値の個数を減少させ、その減少分を大当たり乱数値の個数として割り当てるように構成する。このように、遊技状態に応じて大当たり乱数値の個数を異ならせることにより、低確率状態と高確率状態とで、大当たりとなる確率が変更される。
一方、各特別図柄において、設定値毎に小当たり乱数値の個数が同一となるように設定されている。即ち、第1特別図柄における小当たり乱数値の個数は、設定値毎で同一の個数となるように構成される。同じく、第2特別図柄における小当たり乱数値の個数も、設定値毎で同一の個数となるように構成される。このように、小当たり乱数値の個数を、各特別図柄において、設定値毎で同一とすることにより、各特別図柄におけるすべての設定値での小当たり遊技のみを考慮した遊技価値の付与割合が同等となる。
このように、第8実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄および第2特別図柄の設定毎の大当たり乱数値の個数の増加分を、すべての設定値においてハズレ乱数値の個数から補うように構成する。また、第1特別図柄又は第2特別図柄の小当たり乱数値の個数を、設定毎に変化させないように構成する。即ち、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分を大当たり乱数値に割り当てることで補填するとともに、第1特別図柄および第2特別図柄小当たり乱数値の個数は、第1特別図柄又は第2特別図柄設定毎に同一とする。このように構成することで、設定値毎の出玉率の計算を、大当たり乱数値の個数の増加分のみを考慮することで計算することが可能となり、遊技仕様の設計時における工数の増加を抑制することができる。
また、第8実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技を行う上で最も滞在し易い場合に取得さ得る大当たり乱数値以外の最も多い乱数値の役(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の変動演出で最も多い役であるハズレ役の出現回数からは設定判別を困難にすることができる。よって、遊技者による設定判別要素を、ハズレ役より現出確率が低い大当たりの出現割合のみとして、パチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。その結果、低設定(即ち、設定値1等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
さらに、第8実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与しないハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成する。
ハズレ役は、大当たり役や小当たり役と異なり、遊技価値を付与しない役であるため、パチンコ機10毎に設けられ、該パチンコ機10における遊技結果等を表示するデータランプ(図示せず)に明確に(大々的に)表示されない役である。ここで、仮に、データランプに明確に(大々的に)表示され易い大当たり遊技に対応する大当たり乱数値の個数と、小当たり遊技に対応する小当たり乱数値の個数とを設定毎にともに変更した場合、その大当たり遊技および小当たり遊技の2つの要素の出現率を遊技者がデータランプで一瞥(確認)することで、パチンコ機10の設定判別が推測され易くなってしまう。その結果、例えば、低設定(例えば、設定値「1」)に設定されたパチンコ機10の設定を遊技者に看破されてしまった場合、遊技者は該パチンコ機10で遊技を行わず、パチンコ機10の稼働が低下してしまうおそれがある。
そこで、確率設定値の設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与せず、データランプに明確に(大々的に)表示されないハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成することで、遊技者による設定判別要素を大当たりの出現割合のみとして、小当たりの出現率からはパチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。よって、確率設定値の判別要素を1つの乱数値に基づく役の出現率に限定し、例えば、出玉率の低い低設定(即ち、設定値「1」等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
図173(a)で示すように、第8実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1では、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は32個で、その値「0~31」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における大当たり確率は、32/10000=0.32/100(即ち、0.32%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は221個で、その値「0~220」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」及び「潜伏確率変動状態」)における大当たり確率は、221/10000=2.21/100(即ち、2.21%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約7倍大当たりし易いように設定されている。
ここで、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態および高確率状態で小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、共に5000個で、低確率状態の場合の値「32~5031」、又は、高確率状態の場合の値「221~5220」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における小当たり確率は、いずれの遊技状態であっても5000/10000=50.00/100(即ち、50.00%)となり、特別図柄の低確率状態と高確率状態とで小当たりの当選確率が同等となるように設定されている。
従って、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの4968個で、その値「5032~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの4779個で、その値「5221~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における第1特別図柄のハズレ確率は、4968/10000=49.68/100(即ち、49.68%)となるように設定され、第1特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における第2特別図柄のハズレ確率は、4779/10000=47.79/100(即ち、47.79%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、第1特別図柄の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、4968個以下)となるように構成されている。
このように、第1特別図柄においては、小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)がハズレ乱数値と同等に選択され易い個数に設定されている。即ち、第1特別図柄における抽選遊技では、ハズレ及び小当たりに当選し易い設定となっている。
次いで、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は34個で、その値「0~33」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における大当たり確率は、34/10000=0.34/100(即ち、0.34%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は223個で、その値「0~222」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」)における大当たり確率は、223/10000=2.23/100(即ち、2.23%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約7倍大当たりし易いように設定されている。
ここで、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態および高確率状態で小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」の場合と同様、共に5000個で、低確率状態の場合の値「34~5033」、又は、高確率状態の場合の値「223~5222」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄における小当たり確率は、いずれの遊技状態であっても5000/10000=50.00/100(即ち、50.00%)となり、特別図柄の低確率状態と高確率状態とで小当たりの当選確率が同等となるように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの4966個で、その値「5034~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの4777個で、その値「5223~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における第1特別図柄のハズレ確率は、4966/10000=49.66/100(即ち、49.66%)となるように設定され、第1特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における第1特別図柄のハズレ確率は、4777/10000=47.77/100(即ち、47.77%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、第1特別図柄の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分、および、設定値変更に伴う増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、4966個以下)となるように構成されている。
よって、特図1大当たり乱数テーブル202a1における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、小当たり確率は同等(ともに50.00%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(低確率状態:0.32%→0.34%、高確率状態:2.21%→2.23%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は36個で、その値「0~35」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における大当たり確率は、36/10000=0.36/100(即ち、0.36%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は225個で、その値「0~224」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における大当たり確率は、225/10000=2.25/100(即ち、2.25%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約7倍大当たりし易いように設定されている。
ここで、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態および高確率状態で小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」及び「2」の場合と同様、共に5000個で、低確率状態の場合の値「36~5035」、又は、高確率状態の場合の値「225~5224」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄における小当たり確率は、いずれの遊技状態であっても5000/10000=50.00/100(即ち、50.00%)となり、特別図柄の低確率状態と高確率状態とで小当たりの当選確率が同等となるように設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの4964個で、その値「5036~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの4775個で、その値「5225~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における第1特別図柄のハズレ確率は、4964/10000=49.64/100(即ち、49.64%)となるように設定され、第1特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における第1特別図柄のハズレ確率は、4775/10000=47.75/100(即ち、47.75%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、第1特別図柄の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分、および、設定値変更に伴う増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、4964個以下)となるように構成されている。
よって、大当たり乱数テーブル202aにおける設定値「3」は、設定値「2」と比べて、小当たり確率は同等(ともに50.00%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(低確率状態:0.34%→0.36%、高確率状態:2.23%→2.25%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次に、図173(b)で示すように、第8実施形態の特図2大当たり乱数テーブル202a2では、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、32個で、その値「0~31」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、32/10000=0.32/100(即ち、0.32%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、221個で、その値「0~220」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、221/10000=2.21/100(即ち、2.21%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約7倍大当たりし易いように設定されている。
ここで、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における低確率状態および高確率状態で小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、共に7500個で、低確率状態の場合の値「32~7531」、又は、高確率状態の場合の値「221~7720」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における小当たり確率は、いずれの遊技状態であっても7500/10000=75.00/100(即ち、75.00%)となり、特別図柄の低確率状態と高確率状態とで小当たりの当選確率が同等となるように設定されている。
従って、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの2468個で、その値「7532~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの2279個で、その値「7721~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における第2特別図柄のハズレ確率は、2468/10000=24.68/100(即ち、24.68%)となるように設定され、第2特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における第2特別図柄のハズレ確率は、2279/10000=22.79/100(即ち、22.79%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図2の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、2468個以下)となるように構成されている。
このように、第1特別図柄と同様に、第2特別図柄においても小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)が設定されており、第2特別図柄におけるハズレ乱数値と比べてもすこぶる選択され易い個数に設定されている。即ち、第2特別図柄における抽選遊技では、大当たりやハズレより、小当たりに当選し易い設定となっている。
なお、詳細は後述するが、第1特別図柄の動的表示における小当たり当選時と、第2特別図柄の動的表示における小当たり当選時とでは、それぞれの小当たり当選時の役割が異なるように構成されている。
第8実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合、該小当たり遊技への当選によって開放される可変入賞装置65の開放時間は短時間となるように構成されている(図189参照)。また、第1特別図柄の動的表示の抽選結果が導出され易いのは、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」であり、該「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示において小当たりに当選したタイミングで右打ち遊技に切り替えたとしても、可変入賞装置65の開放時間が短時間であるため、該可変入賞装置65への入賞はし難く、右打ち遊技を行って発射した球は、結果的に遊技者にとっては損失となってしまう可能性が高くなる。このため、第8実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合には特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cを非点灯状態とし、主表示用右打ち指示89も非表示状態となっている。
また、第8実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示において小当たりに当選した時点において、第2特別図柄の動的表示が実行中である場合、該第2特別図柄の動的表示をハズレ図柄で停止させるように構成されている(図204参照)。さらに、「通常遊技状態」においては、第2特別図柄の動的表示の結果が導出されるまでの時間が、第1特別図柄の動的表示の結果が導出されるまでの時間より長時間となり得る若しくはなり易いように構成されているため(後述する図177から図182参照)、「通常遊技状態」における第2特別図柄の動的表示は、第1特別図柄の動的表示における小当たり当選によって停止させられ易くなっている。
即ち、第1特別図柄の動的表示における小当たり当選は、賞球を獲得するための役割ではなく、「通常遊技状態」において実行されている第2特別図柄の動的表示を停止させるための機能を担っている。このように構成することで、「通常遊技状態」において右打ち遊技を行って上側第2始動口71へ入賞させ、該入賞によって第2特別図柄の動的表示を小当たりに当選させ、該小当たり当選によって開放された可変入賞装置65へ入賞させて賞球を獲得するという、遊技仕様上の想定外の賞球を抑制することができる。
一方、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合、該小当たり遊技への当選によって開放される可変入賞装置65の開放時間は長時間となるように構成されている(図189参照)。また、第2特別図柄の動的表示の抽選結果が導出され易いのは、右打ち遊技を行う「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」、「確率変動状態」及び「潜伏確率変動状態」であり、このうち、「潜伏確率変動状態」において第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合に、可変入賞装置65への入賞がし易くなるように構成されている(後述する図186及び図187参照)。
即ち、第2特別図柄の動的表示における小当たり当選は、「潜伏確率変動状態」において賞球を獲得するための役割となっている。
なお、可変入賞装置65内に特定領域を設け、可変入賞装置65が開放されて遊技球が該特定領域を通過することにより、大当たりが発生するように構成してもよい。さらに、可変入賞装置65内に特定領域とは異なる非特定領域(例えば、ハズレ穴)を設け、可変入賞装置65が開放されて遊技球が該非特定領域を通過した場合は、大当たりが発生しないまま小当たり遊技を終了するように構成してもよい。このように構成することで、小当たり遊技への当選時に可変入賞装置65が開放され、該可変入賞装置65内へ遊技球を入賞させ、該入賞した遊技球が特定領域を通過して大当たりとなるか、又は、該入賞した遊技球が非特定領域を通過して大当たりとならずに終了するかという遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
また、該小当たり遊技の開始から、遊技球が特定領域を通過して大当たりとなるか、非特定領域を通過して大当たりとならずに小当たり遊技が終了するか、又は、小当たり遊技の開始に伴って開放された可変入賞装置65内に遊技球を入賞させられずに小当たり遊技が終了するか、のいずれかの結果が導出されるまでの間、第3図柄表示装置81において、大当たりとなるか否かを演出するように構成してもよい。この場合、例えば、「通常遊技状態」において、第1特別図柄の動的表示が小当たり(例えば、移行条件)に当選(例えば、移行条件判定手段)し、可変入賞装置65の開放タイミングに合わせて左打ち遊技から右打ち遊技へ移行するように報知演出を行う。その後、小当たり遊技の開始と同時に第3図柄表示装置81において大当たりとなるか否かのチャレンジ演出(例えば、第1演出)を開始し、遊技球が特定領域(例えば、所定領域)を通過(例えば、入球検出手段)して大当たりとなるか、非特定領域を通過して大当たりとならずに小当たり遊技が終了するか、又は、小当たり遊技の開始に伴って開放された可変入賞装置65内に遊技球を入賞させられずに小当たり遊技が終了するか、のいずれかの結果が導出されたのを契機に、該チャレンジ演出を終了して(例えば、演出終了手段)、該チャレンジ演出と異なってV入賞をして遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆するV獲得演出(例えば、第2演出)の実行を開始するように構成してもよい。なお、上記チャレンジ演出は、予めその実行時間を設定し(例えば、期間設定手段)、該実行期間が経過してもV入賞も非特定領域へも球が通過しない場合は、球詰まり等のエラーが発生している可能性があるので、入賞エラーとしてエラー処理(例えば、エラー報知演出)を実行するように構成してもよい。
次いで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、34個で、その値「0~33」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、34/10000=0.34/100(即ち、0.34%)となるように設定されている。
また、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、223個で、その値「0~222」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、223/10000=2.23/100(即ち、2.23%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約7倍大当たりし易いように設定されている。
ここで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における低確率状態および高確率状態で小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」の場合と同様、共に7500個で、低確率状態の場合の値「34~7533」、又は、高確率状態の場合の値「223~7722」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における小当たり確率は、いずれの遊技状態であっても7500/10000=75.00/100(即ち、75.00%)となり、特別図柄の低確率状態と高確率状態とで小当たりの当選確率が同等となるように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの2466個で、その値「7534~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの2277個で、その値「7723~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における第2特別図柄のハズレ確率は、2466/10000=24.66/100(即ち、24.66%)となるように設定され、第2特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における第2特別図柄のハズレ確率は、2277/10000=22.77/100(即ち、22.77%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図2の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分、および、設定値変更に伴う増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、2466個以下)となるように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、小当たり確率は同等(ともに75.00%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(低確率状態:0.32%→0.34%、高確率状態:2.21%→2.23%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、36個で、その値「0~35」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、36/10000=0.36/100(即ち、0.36%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、225個で、その値「0~224」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、225/10000=2.25/100(即ち、2.25%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約7倍大当たりし易いように設定されている。
ここで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における低確率状態および高確率状態で小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」及び「2」の場合と同様、共に7500個で、低確率状態の場合の値「36~7535」、又は、高確率状態の場合の値「225~7724」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における小当たり確率は、いずれの遊技状態であっても7500/10000=75.00/100(即ち、75.00%)となり、特別図柄の低確率状態と高確率状態とで小当たりの当選確率が同等となるように設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの2464個で、その値「7536~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの2275個で、その値「7725~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における第2特別図柄のハズレ確率は、2464/10000=24.64/100(即ち、24.64%)となるように設定され、第2特別図柄の高確率状態(即ち、「潜伏確率変動状態」又は「確率変動状態」)における第2特別図柄のハズレ確率は、2275/10000=22.75/100(即ち、22.75%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特図2の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分、および、設定値変更に伴う増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、2464個以下)となるように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、小当たり確率は同等(ともに75.00%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(低確率状態:0.34%→0.36%、高確率状態:2.23%→2.25%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
上述したように、特図1大当たり乱数テーブル202a1及び特図2大当たり乱数テーブル202a2において、ともに「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」における大当たり乱数値の個数の増加分を、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」におけるハズレ乱数値の個数から補うように構成しつつ、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内となるように構成する。また、特図1大当たり乱数テーブル202a1及び特図2大当たり乱数テーブル202a2において、小当たり乱数値の個数を、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」と「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」とで変化させないように構成する。このように構成することで、設定値毎の出玉率の計算を、大当たり乱数値の増加分のみを考慮することで計算することが可能となり、遊技仕様の設計時における工数の増加を抑制することができる。
なお、大当たり乱数テーブル202aに、大当たり状態を経由せずに「普図低確時間短縮状態」に移行することとなる時短図柄に当選する乱数値を設けてもよい。この場合、天井到達することによる「普図低確時間短縮状態」への移行と、時短図柄への当選による「普図低確時間短縮状態」への移行とが、同時に発生し得ることになるが、このような場合には、遊技者にとってより有利な状態となり得る方を優先するように構成する。例えば、時短図柄への当選による「普図低確時間短縮状態」への移行により、「500回」の時短回数が付与され得る場合、天井到達して「普図低確時間短縮状態」へ移行する場合に付与され得る時短回数(「1140回」)の方が多くなるため、天井到達することによる「普図低確時間短縮状態」への移行を優先させるように構成する。
また、小当たり遊技の開始から、遊技球が特定領域を通過して大当たりとなるか、非特定領域を通過して大当たりとならずに小当たり遊技が終了するか、又は、小当たり遊技の開始に伴って開放された可変入賞装置65内に遊技球を入賞させられずに小当たり遊技が終了するか、のいずれかの結果が導出されるまでの間、第3図柄表示装置81において、大当たりとなるか否かを演出するように構成してもよい。この場合、例えば、「通常遊技状態」において、第1特別図柄の動的表示が小当たりに当選(例えば、第1遊技状況)し、可変入賞装置65の開放タイミングに合わせて左打ち遊技から右打ち遊技へ移行するように報知演出を行う。その後、小当たり遊技の開始と同時に第3図柄表示装置81において大当たりとなるか否かと、特定領域に球を入賞させるべく球を発射させる発射示唆演出(例えば、「Vを狙え!」等。第1演出の一部。)を実行するV開放中演出(例えば、第1演出)を開始し、遊技球が特定領域を通過して大当たりとなるか、非特定領域を通過して大当たりとならずに小当たり遊技が終了するか、又は、小当たり遊技の開始に伴って開放された可変入賞装置65内に遊技球を入賞させられずに小当たり遊技が終了するか、のいずれかの結果が導出されたのを契機に(例えば、第2遊技状況)、該V開放中演出を切り替えて(例えば、切替手段)、該V開放中演出と異なってV入賞をして遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆するV獲得演出(例えば、第2演出)の実行を開始するように構成してもよい。上記小当たり遊技中に、V入賞した場合には、小当たり遊技の終了後、大当たり遊技へ遊技状態を移行して、該大当たり遊技において小当たり遊技より遊技者にとって有利な遊技価値を付与するように構成してもよい。さらに、大当たりに当選した場合には、必ず特定領域へ球が入賞し得るように構成してもよい。
図172に戻って、説明を続ける。大当たり種別カウンタC2は、大当たりとなった場合の大当たり種別を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~99」の値を取り得るカウンタの場合は「99」)に達した後に「0」に戻る構成となっている。大当たり種別カウンタC2の値は、例えば、定期的に(第8実施形態では、タイマ割込処理(図197参照)毎に1回)更新される。
そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアと同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納される。また、球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞したタイミングで、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアと同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納される。
ここで、例えば、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)でなければ、即ち、ハズレ又は小当たりとなる乱数(ハズレ乱数値又は小当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、ハズレ時又は小当たり時のものとなる。一方で、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は大当たり時のものとなる。この場合、その大当たり時の変動パターンおよび停止種別は、同じ保留エリアに格納された大当たり種別カウンタC2の値が示す大当たり種別に対応して決定される。
上述したように、第8実施形態のパチンコ機10における大当たり種別カウンタC2の値は、「0~99」の範囲のループカウンタとして構成されて、該大当たり種別カウンタC2とROM202に格納された大当たり種別テーブル202bとに基づいて、大当たり種別が決定される。この大当たり種別テーブル202bには、第1特別図柄の第1抽選遊技で参照される特図1大当たり種別テーブル202b1と、第2特別図柄の第2抽選遊技で参照される特図2大当たり種別テーブル202b2とが設けられている。
ここで、図174を参照して、特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2について説明する。図174(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図174(b)は、同じくROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
図174(a)及び図174(b)に示すように、大当たり種別テーブル202bは、第1特別図柄用と第2特別図柄用とで分けられ、その中でさらに、遊技状態と、大当たり種別カウンタC2の値とが対応付けられたテーブルである。
第8実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が5ラウンドの大当たり後に、特別図柄の大当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄が規定回数(第8実施形態では、100回)行われるまで間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短A」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に、次回大当たりまで間、特別図柄の大当たり確率および普通図柄の当たり確率がともに高確率状態となる「確率変動状態」に対応する大当たり種別「確変A」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、次回大当たりまでの間、特別図柄の大当たり確率が高確率状態となる「潜伏確率変動状態」に対応する大当たり種別「潜確A」とがある。
特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2では、大当たり当選時の遊技状態に基づいて選択され得る大当たり種別が異なるように構成され、それぞれ、各大当たり種別に対して、その大当たり種別を決定する大当たり種別カウンタC2の取り得る値が対応付けられている。
図174(a)で示す特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、「通常遊技状態」において第1特別図柄の大当たりが発生した場合は、大当たり種別「時短A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~34」が対応付けられ、大当たり種別「確変A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「35~99」が対応付けられている。また、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」において第1特別図柄の大当たりが発生した場合は、大当たり種別「時短A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~34」が対応付けられ、大当たり種別「潜確A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「35~99」が対応付けられている。
よって、「通常遊技状態」における第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短A」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「確変A」が選定され得る。
また、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」における第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短A」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「潜確A」が選定され得る。
従って、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短A」が35%、大当たり種別「確変A」が65%、の割合で当選することとなる。また、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」において第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、大当たり種別「時短A」が35%、大当たり種別「確変A」の代わりに大当たり種別「潜確A」が65%、の割合で当選することとなる。
なお、第8実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技において、第1始動口64へ入賞し得て第1特別図柄の動的表示が実行され得る一方、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへ入賞し難いことで第2特別図柄の動的表示が実行され難く構成されているため、左打ち遊技の遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)では、第1特別図柄の動的表示が主に実行されるように構成されている。
次いで、図174(b)で示す特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、すべての遊技状態において第2特別図柄の大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~34」が対応付けられ、大当たり種別「潜確A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「35~99」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図2大当たり種別テーブル202b2から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短A」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「潜確A」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短A」が35%、大当たり種別「潜確A」が65%、の割合で当選することとなる。
なお、第8実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において右打ち遊技が非奨励(非推奨、禁止)であり、また、「通常遊技状態」において第2特別図柄の動的表示の結果が導出されるまでの時間が、第1特別図柄の動的表示の結果が導出されるまでの時間より長時間となるように構成されており(後述する図177から図182参照)、さらに、実行中の第2特別図柄の動的表示は、第1特別図柄の動的表示の小当たり当選によってハズレ図柄として停止させられるように構成されているため、「通常遊技状態」において第2特別図柄の動的表示による抽選結果が、実質的に導出され難いように構成されている。
ここで、図175及び図176を参照して、第8実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図175は、各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図176は、各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図176において、非推奨の発射態様で遊技を行った場合における遊技状態の移行も表記しているが、ここでは、説明の便宜上、その説明を省略する。
図175で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の動的表示が100回実行された場合(所謂、電サポ終了。図176参照。)、又は、「普図低確時間短縮状態」における特別図柄の動的表示が1140回実行された場合(所謂、電サポ終了。図176参照。)、となる。
また、図175で示すように、「通常遊技状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態である。さらに、「通常遊技状態」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「20秒~190秒」で行われる(後述する図177~図182参照)。なお、この「通常遊技状態」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図171参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「普図低確時間短縮状態」への移行契機は、大当たり終了後、特別図柄の低確率状態において連続して「900回」大当たりに当選しなかった場合、即ち、特別図柄の低確率状態において「900回」の動的表示が行われる間、ハズレが抽出又は小当たりに当選し続けた場合、となる(図176参照)。
また、「普図低確時間短縮状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態であるものの、普通電役72の開放時間は長時間となる(図190参照)。さらに、「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、上側第2始動口71に入賞し得るとともに、低確時短機能が作動している下側第2始動口71aに入賞し得る。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間も「2秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図177~図182参照)。なお、この「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、スルーゲート67を球が通過した場合でも上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「普図高確時間短縮状態」への移行契機は、大当たり種別「時短A」への当選となる(図176参照)。
この「普図高確時間短縮状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態である一方、普通図柄の当たり確率は高確率状態である。さらに、「普図高確時間短縮状態」では、「確率変動状態」と同様、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、上側第2始動口71に入賞し得るとともに、高確時短機能が作動している下側第2始動口71aに入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図177~図182参照)。なお、この「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「確率変動状態」への移行契機は、大当たり種別「確変A」への当選となる(図176参照)。
また、「確率変動状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が高確率状態であり、普通図柄の当たり確率も高確率状態である。さらに、「確率変動状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、上側第2始動口71に入賞し得るとともに、高確時短機能が作動している下側第2始動口71aに入賞し得る。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる一方、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図177~図182参照)。なお、この「確率変動状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、スルーゲート67を球が通過した場合でも上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「潜伏確率変動状態」への移行契機は、大当たり種別「潜確A」への当選となる(図176参照)。
また、「潜伏確率変動状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が高確率状態である一方、普通図柄の当たり確率は低確率状態である。さらに、「潜伏確率変動状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、上側第2始動口71に入賞し得るものの、「普図高確時間短縮状態」や「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」のように時短機能は作動していないため、下側第2始動口71aへは入賞し難くなっている。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる一方、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図177~図182参照)。なお、この「潜伏確率変動状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、スルーゲート67を球が通過した場合でも上記右打ち禁止報知は実行されない。
図172に戻って、各種カウンタの説明を続ける。停止パターン選択カウンタC3は、例えば「0~99」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻る構成となっている。
第8実施形態では、保留されている変動演出の保留数と停止パターン選択カウンタC3の値とによって、第3図柄表示装置81で表示される大当たり時およびハズレ時の変動演出の大まかな演出態様が選択される。また、第8実施形態のパチンコ機10では、各演出態様に比較的長めの変動時間が選択され易いロングパターン(以下、「ロング」と称する場合がある)と、該ロングパターンより短めの変動時間が選択され易いミドルパターン(以下、「ミドル」と称する場合がある)と、該ミドルパターンより短めの変動時間が選択され易いショートパターン(以下、「ショート」と称する場合がある)と、が用意されている。
具体的には、「リーチ表示」が発生しない「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」又は「非リーチ(ショート)」演出態様と、「リーチ表示」として「ノーマルリーチ」の変動要素のみが実行される「ノーマルリーチ」演出態様と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「スーパーリーチ」演出態様と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「スペシャルリーチ」演出態様と、の6つの演出態様のいずれかが選択され得る。
ここで、各演出態様について詳細に説明する。演出態様の中で、「非リーチ(ロング)」演出態様と「非リーチ(ミドル)」演出態様と「非リーチ(ショート)」演出態様(以下、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様を総称して、『「非リーチ」演出態様』と称する場合がある)とは、特別図柄の変動演出として3つの図柄列Z1~Z3が変動する第3図柄表示装置81にて、各図柄列Z1~Z3を高速でシャッフルする「高速変動」の変動要素が行われた後に、先に停止する2の図柄列Z1,Z3において同一の第3図柄が停止せず、「リーチ表示」を発生しない演出態様である。
なお、「高速変動」の変動要素とは、例えば、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、各図柄列Z1~Z3(図170参照)に表示される第3図柄が、表示画面縦方向下方に高速にスクロールされている変動要素をいう。この「高速変動」では、遊技者によって第3図柄の表示内容を明確に認識できないように第3図柄を変動させ、前回停止表示された変動演出の停止結果を不規則に混ぜる(シャッフルする)演出が実行される。
第8実施形態のパチンコ機10では、「高速変動」の変動要素が行われた後、特定の演出態様(「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様)を除いて「低速変動」の変動要素が行われるように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、上記「高速変動」の変動要素後、遊技者に視認可能な速度で第3図柄を低速にスクロールしている変動要素をいう。この「低速変動」の変動要素では、遊技者に第3図柄の表示内容を認識させながら、各図柄列Z1~Z3を順に停止表示する。先に停止表示する2の図柄列(例えば、左図柄列Z1と右図柄列Z3(図170参照))において同一の第3図柄が停止した場合は「リーチ表示」が発生したとして「ノーマルリーチ」の変動要素へと発展する一方、該先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3において異なる第3図柄が停止した場合は、残りの図柄列Z2を停止表示して、その変動演出を終了するように構成されている。なお、「高速変動」の変動要素、又は、「低速変動」の変動要素を含む各変動要素の詳細については、後述する。
従って、「非リーチ(ロング)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われて、各図柄列Z1~Z3がそれぞれ順番に停止し、先に停止する2つの図柄列Z1,Z3に異なる第3図柄が停止し、残りの1の図柄列Z2が停止して、1の変動演出が終了する。一方、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われず、該「高速変動」の変動要素の終了後、各図柄列Z1~Z3が同時に停止し、2の図柄列Z1,Z3(例えば、「非リーチ(ロング)」演出態様で先に停止する2の図柄列)に異なる第3図柄が停止するとともに、他の図柄列Z2も停止し、1の変動演出が終了する。
演出態様の中で、「ノーマルリーチ」演出態様とは、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出において、先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3に同一の第3図柄が停止した直後に「ノーマルリーチ」の変動要素が実行され、他の「リーチ表示」、即ち、「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展しない「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スーパーリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スペシャルリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
停止パターン選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(第8実施形態では、タイマ割込処理(図197参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、第1始動口64に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3に格納される。また、球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞したタイミングで、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3に格納される。
第8実施形態のパチンコ機10では、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在保留中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)とに応じて、停止パターン選択カウンタC3の値を参照する停止パターンテーブル202dが異なるように構成されている。即ち、停止パターンテーブル202dは、複数種類設けられ、待機中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)等によって選択されるように構成されている。
また、第8実施形態では、変動演出の詳細な変動パターンを決定する場合に、まず、ROM202に備えられた保留数テーブル202cに基づいて、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在の変動演出の数(保留球数)とに対応したいずれかの停止パターンテーブル202dが選択される。そして、選択された停止パターンテーブル202dと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな態様である演出態様を選択する。その後、選択された演出態様と後述する変動種別カウンタCS1の値とに基づいて、変動演出の詳細な変動パターン(変動時間)が決定される。
この複数種類設けられた停止パターンテーブル202dは、各停止パターンテーブル202d毎に演出態様が選択される停止パターン選択カウンタC3の乱数値の範囲が異なるように設定されている。この停止パターンテーブル202dが複数用意されているのは、変動演出の当否、遊技状態及び保留球数に応じて変動演出の演出態様の選択比率を変更するためである。即ち、(1)取得した第3図柄の変動演出において大当たりが発生するか、(2)現在のパチンコ機10の遊技状態が「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態」であるか、及び、(3)保留されている変動演出の保留球数がいくつあるか、に応じて、演出態様の選択比率を変更するためである。
これは、第1の理由として、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させるためである。即ち、大当たり抽選に当選した場合と大当たり抽選にハズレた場合とで、停止パターン、即ち、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、及び、「スペシャルリーチ」演出態様の選択する割合を異ならせるように構成することで、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させる。具体的には、例えば、大当たり抽選に当選した場合に「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様を選択し易く構成し、大当たり抽選に当選しなかった場合には、「非リーチ」演出態様や「ノーマルリーチ」演出態様を選択し易く構成する。
このように構成することで、「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様は、大当たりし易い演出とすることができ、「ノーマルリーチ」演出態様や「非リーチ」演出態様は、大当たりし難い演出若しくは大当たりしない演出とすることができ、各演出態様毎の大当たり期待度を差別化することができる。従って、変動演出に大当たりし易い演出が現出した場合に、その大当たりし易い演出が行われている間、大当たりが発生する可能性が高いことを遊技者に示唆し、遊技の興趣を高めている。
第8実施形態のパチンコ機10では、具体的には、取得した抽選結果が大当たりである場合には、大当たりし易い演出を選択し易く、かつ、大当たりし難い演出を選択し難い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の大まかな内容である演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。一方、取得した抽選結果がハズレである場合には、大当たりし易い演出を選択し難く、かつ、大当たりし難い演出を選択し易い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。これにより、変動演出において第3図柄の抽選結果を遊技者に報知する場合に、大当たりし易い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し易く、大当たりし難い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し難くし、演出態様(停止パターン)ごとに大当たり期待値に差を設けることで、その変動演出の実行中に遊技の興趣を高めることができる。
また、第2の理由として、第1特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における第1始動口64への入球、又は、第2特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入球に基づく無駄球(所謂、オーバーフロー入賞による特別図柄の無抽選)を極力削減するためである。
具体的に説明すると、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出の待機回数はそれぞれ最大4回と上限が設けられていると共に、変動演出は少なくとも一定時間が実行されることから、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」および「普図低確時間短縮状態」における下側第2始動口71aへ球が入球し易い遊技状態では、第2特別図柄の最大保留球数に到達し易い。これらの遊技状態において、長い変動時間の変動演出を選択すると、第2特別図柄の最大保留球数に到達した状態での下側第2始動口71aへの入球が頻発し、折角、下側第2始動口71aへ入球したにもかかわらず、第2特別図柄の抽選契機を取得できない。また、「通常遊技状態」においても、第1特別図柄の最大保留球数に到達している状態で、長い変動時間の変動演出を選択すると、その変動演出の実行中は第1特別図柄の保留球数が消化されないため、その間に第1始動口64への入球が発生しても、第1特別図柄の抽選契機を取得できない。このような状態になると、遊技者は、第1始動口64へ球を入球させても遊技価値が得られないと判断し、変動演出が消化されて再び保留球数を取得できる状態になるまで球の発射を停止して遊技を中断してしまう。遊技が中断されると、パチンコ機10の稼働率が低下してしまい、遊技場の経営に影響を与えてしまう。
そこで、第8実施形態のパチンコ機10では、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数へ到達し易い遊技状態や、最大保留球数に近い(又は一致する)保留球数では、短い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数に到達している状態での第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入球を抑制することができる。
さらに、第3の理由として、実行時間を長く設定して、変動演出の終了を遅らせることで、変動演出が実行されている状態を長く維持するためである。具体的に説明すると、変動演出の保留球数が少ない(無い)場合に、実行中の変動演出の変動時間内に新たに第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aのいずれかに球を入球させないと、次の変動演出を開始することができず、第3図柄表示装置81でデモ画面等を表示しなければいけない。遊技者は、球を発射して遊技を行っているにもかかわらず第3図柄表示装置81において変動演出が行われない場合、遊技者が求めている大当たりの抽選に係る興趣を得ることができず、遊技に興醒めしてしまう。また、遊技者は、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていないことで、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへ球が入球し難いパチンコ機10であると認識し、遊技価値を得難い台と判断して、そのパチンコ機10での遊技を止めてしまうおそれがある。
そこで、第8実施形態のパチンコ機10では、変動演出の保留球数が少ない場合に、長い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていない状況を起こり難く構成し、第3図柄表示装置81における変動演出の実行状態を長く維持することができる。
また、第4の理由として、第8実施形態のパチンコ機10は、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを同時並列的に実行可能な所謂、同時変動機であるが、各遊技状態に対して実行させたい(奨励する)特別図柄が遊技仕様として予め設定(規定)されており、遊技状態ごとに実行させたい特別図柄を積極的に抽選させるために、仮に、所定の遊技状態において実行させたくない(非奨励の)特別図柄の抽選契機を取得した場合に、所定の罰則(ペナルティ)を付与するように構成している。
具体的には、例えば、「通常遊技状態」では、遊技仕様として左打ち遊技が予め奨励されており、該左打ち遊技を行って、第1特別図柄の動的表示において大当たり遊技に当選させて該大当たり遊技による遊技価値を得つつ、その大当たり種別に応じて大当たり種別「時短A」又は「確変A」のいずれとなるかの遊技性を実現する。また、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」では、遊技仕様として右打ち遊技が予め奨励されており、該右打ち遊技を行って、時短機能が有効な状況の間に如何にして特別図柄の動的表示において大当たり遊技に当選させるか否かの遊技性を実現する。さらに、「確率変動状態」では、遊技仕様として右打ち遊技が予め奨励されており、該右打ち遊技を行って、入賞補助状態を維持しながら、次の大当たり遊技が如何様な大当たり種別となるか否かの遊技性を実現する。また、「潜伏確率変動状態」では、遊技仕様として右打ち遊技が予め奨励されており、該右打ち遊技を行って、第2特別図柄の動的表示において小当たり遊技に当選させて該小当たり遊技による遊技価値を得つつ、次の大当たり遊技が如何様な大当たり種別となるか否かの遊技性を実現する。
従って、「通常遊技状態」では、左打ち遊技に基づく第1特別図柄の動的表示の実行が奨励されており、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」及び「潜伏確率変動状態」では、右打ち遊技に基づく第2特別図柄の動的表示の実行が奨励されている。ここで、仮に、上述した遊技仕様通りに遊技が実行されない場合、特に、「通常遊技状態」において第2特別図柄の動的表示を実行させつつ第1特別図柄の動的表示も実行するといった行為が行われてしまった場合は、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
そこで、第8実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において、第2特別図柄の動的表示が複数保留(例えば、4個)されるような場合に、新たに開始する第2特別図柄の動的表示を、第1特別図柄の動的表示よりも長い時間(例えば、「20秒」)行い、該第2特別図柄の動的表示の実行中に、第1特別図柄の動的表示において小当たりに当選させることで、第2特別図柄の動的表示をハズレ図柄として停止させ得るように構成されている。このように構成することで、遊技仕様として奨励されていない特別図柄の動的表示の起因となる上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへ球を入賞させた場合に、第2特別図柄の動的表示の実行効率を低下させることで、遊技価値の付与効率を低下させることができる。その結果、動的表示が奨励されていない特別図柄の動的表示を実行させることを遊技者に躊躇させることができ、想定している遊技仕様と異なる遊技が行われることを抑制し、ホールへの不利益を低減することができる。
なお、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、左打ち遊技は遊技仕様としては奨励されていないが、該非奨励の遊技(即ち、左打ち遊技)を行った場合であっても、奨励されている遊技(即ち、右打ち遊技)を行った場合より遊技者が得られる遊技価値が低く設定されている。このため、遊技ホールにとって不利となる遊技態様ではないので、特段の罰則(ペナルティ)は設けられていない。
ここで、図177及び図178を参照して、保留数テーブル202cの詳細について説明する。図177は、第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202c1を模式的に示した図であり、図178は、第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202c2を模式的に示した図である。
上述したように、第8実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64に球が入球したことに基づいて第1特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第1特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図1用保留数テーブル202c1を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202d1~202d6を選択するように構成されている。また、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに球が入球したことに基づいて第2特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第2特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図2用保留数テーブル202c2を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202d1~202d6を選択するように構成されている。そして、選択された停止パターンテーブル202d1~202d6のいずれかと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな演出態様が決定される。
具体的には、図177の特図1用保留数テーブル202c1で示すように、「通常遊技状態」のハズレ又は小当たり抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図179(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ又は小当たり抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2(図179(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図179(c)参照)が選択される。
次いで、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」のハズレ又は小当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4(図180(a)参照)が選択される。また、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図179(c)参照)が選択される。
次に、図178の特図2用保留数テーブル202c2で示すように、「通常遊技状態」のハズレ又は小当たり抽出時は、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのEテーブル202d5(図180(b)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」の大当たり抽出時は、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図179(c)参照)が選択される。
次いで、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」のハズレ又は小当たり抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個」の場合には、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図179(a)参照)が選択される。また、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」のハズレ又は小当たり抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「2個~4個」の場合には、停止パターンテーブル202dのFテーブル202d6(図180(c)参照)が選択される。
次いで、「潜伏確率変動状態」のハズレ又は小当たり抽出時は、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4(図180(a)参照)が選択される。また、「潜伏確率変動状態」の大当たり抽出時は、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図179(c)参照)が選択される。
なお、いずれかの特別図柄の動的表示での大当たり抽出時、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」若しくは「潜伏確率変動状態」での第1特別図柄のハズレ若しくは小当たり抽出時、又は、「通常遊技状態」若しくは「潜伏確率変動状態」での第2特別図柄のハズレ若しくは小当たり抽出時においても、保留球数応じて停止パターンテーブル202dが異なるように構成してもよい。例えば、大当たりに当選した場合に保留球数が多いとき、比較的短い変動パターンが選ばれ易い停止パターンテーブル202dを選択し得るように構成してもよい。
この場合、例えば、「リーチ表示」が実行される各演出態様において、「高速変動」の変動要素の部分の時間のみが10秒間から5秒間のみに変更された演出態様を選択するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の最大保留球数が4回ある状態で変動演出を開始する場合に、「高速変動」の変動要素が5秒間で行われたとしても、該5秒間の「高速変動」の変動要素が終了した時点(5秒間の「高速変動」の変動要素と認識した時点)では、その変動演出において「リーチ表示」が発生することがある。そのため、5秒間の「高速変動」の変動要素が行われた場合であっても、「非リーチ(ショート)」演出態様以外の「リーチ表示」が実行される演出態様が実行されるように構成することで、5秒間の「高速変動」の変動要素の実行時点では該変動演出が大当たりとなるかハズレとなるか分からなくすることができる。
なお、特図2用保留数テーブル202c2において、「普図高確時間短縮状態」の100回転目のハズレ又は小当たり抽出時、即ち、連荘状態が終了して「通常遊技状態」に移行することとなる特別図柄の動的表示(特定状態)の停止パターンテーブル202dを個別に設定し、いずれの保留球数であっても一定時間(例えば、「20秒」)の変動時間となるように構成してもよい。このように構成することで、連荘状態が終了することを遊技者に報知する連荘終了演出(例えば、第1演出)を実行しつつ、連荘状態(「通常遊技状態」での大当たりから当該の動的表示まで)において実行された大当たりの回数(所謂、連荘回数)や、獲得した出玉数を遊技者に報知することができ、興趣を高めることができる。
さらに、特図2用保留数テーブル202c2において、「通常遊技状態」の1~4回転目のハズレ又は小当たり抽出時、即ち、「普図高確時間短縮状態」(例えば、第1遊技状態)における100回転目のハズレ又は小当たりとなる特別図柄の動的表示が終了し、連荘状態が終了して「通常遊技状態」(例えば、第2遊技状態)に移行するタイミングにおいて、第2特別図柄の保留球として残存し得る動的表示(例えば、特定条件)の停止パターンテーブル202dを個別に設定し、いずれの保留球数であっても一定時間(例えば、「0.5秒」)の変動時間となるように構成してもよい。このように構成することで、「普図高確時間短縮状態」の100回転目のハズレ又は小当たり抽出時に実行する連荘終了演出の終了タイミングを、該「普図高確時間短縮状態」における100回転目のハズレ又は小当たりとなる動的表示の終了時(例えば、第1時間)から、該「普図高確時間短縮状態」における100回転目のハズレ又は小当たりとなる動的表示の終了時において残存している第2特別図柄の保留球の最後の動的表示の終了時(例えば、第2時間)まで延長させ、最大で5回転の動的表示を1つの連荘終了演出として見せることができ、該連荘終了演出において大当たりに当選する期待度を高めることができる。
また、特図2用保留数テーブル202c2において、「確率変動状態」のいずれの抽選結果(ハズレ、小当たり又は大当たり抽出時)及びいずれの保留球数であっても、一定時間(例えば、「0.5秒」)の変動時間となるように構成してもよい。このように構成することで、「確率変動状態」に移行することとなる大当たり遊技から、次の大当たりに当選するまでの時間を極めて短い時間にすることができ、その結果、「確率変動状態」に移行することとなる大当たり遊技から、次回の大当たり遊技までを第3図柄表示装置81において1回の大当たり遊技のように見せることができる。この場合、大当たり状態終了後の「確率変動状態」中は、「大当たり待機中」の文字メッセージを表示し続け、特別図柄の動的表示はミニリール表示での実行のみとし、大当たりに当選して次の大当たり状態が開始するタイミングで再び大当たり演出に切り替えるように構成する。即ち、大当たり待機中演出は、「確率変動状態」における第1特別図柄又は第2特別図柄の実行に基づいて実行される演出であり、大当たり演出は、該第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たりとなる動的表示の実行により導出される大当たり状態における演出となる。
次に、図179及び図180を参照して、各停止パターンテーブル202dについて説明する。図179(a)は、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1の一例を模式的に示した図であり、図179(b)は、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2の一例を模式的に示した図であり、図179(c)は、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3の一例を模式的に示した図である。また、図180(a)は、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4の一例を模式的に示した図であり、図180(b)は、停止パターンテーブル202dのEテーブル202d5の一例を模式的に示した図であり、図180(c)は、停止パターンテーブル202dのFテーブル202d6の一例を模式的に示した図である。
図179(a)で示すように、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1では、「非リーチ(ロング)」演出態様別に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98」,「99」に設定されている。
なお、Aテーブル202d1では、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様も選択されないように設定されている。
次に、図179(b)で示すように、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98,99」に設定されている。
なお、Bテーブル202d2では、「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様も選択されないように設定されている。
即ち、Aテーブル202d1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。また、Bテーブル202d2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。
つまり、Aテーブル202d1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が選択され、Bテーブル202d2では、「非リーチ(ロング)」演出態様の代わりに「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるように構成されている。一方、Aテーブル202d1及びBテーブル202d2では、各「リーチ表示」に関しては、同一の割合で選択されるように構成されている。
従って、Aテーブル202d1及びBテーブル202d2は、「非リーチ」演出態様でのみロング演出態様かミドル演出態様かが異なるように選択されているため、Aテーブル202d1はBテーブル202d2と比べて選択される変動演出の変動時間が比較的長くなり易いと言える。換言すれば、Bテーブル202d2は、Aテーブル202d1と比べて選択される変動演出の変動時間が短くなり易いといえる。
このように、左打ち遊技が奨励されている「通常遊技状態」において、ハズレの抽選結果が抽出された場合に、保留中の変動演出の保留球数に基づいて、変動演出の演出態様を選択するように構成する。例えば、変動演出の保留球数が多い場合には、変動演出時間が比較的短い「非リーチ(ミドル)」演出態様を選択する。これにより、変動演出の保留球数が多い場合に、実行される変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高めることができる。
また、例えば、変動演出の保留球数が少ない場合には、第1始動口64(上側第2始動口71又は下側第2始動口71a)への球の入球時間を確保するために、「非リーチ(ミドル)」演出態様より変動演出時間が長い「非リーチ(ロング)」演出態様を選択する。これにより、「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択される場合より変動演出時間の長い「非リーチ(ロング)」演出態様を行うことができるので、第1始動口64への球の入球時間を確保し易くなり、第3図柄表示装置81における変動演出の実行時間中に新たな始動入賞が発生する可能性を高くすることで、変動演出が実行されている状況を維持することができる。
なお、第8実施形態では、ハズレの変動演出における演出態様の選択において、変動演出の保留球数に基づいて選択される停止パターンテーブル202dが異なるように構成されているが、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入球時に基づく変動演出の決定と、該入球に基づく変動演出の開始時に基づく変動演出の決定とで、実質的に同一の演出態様が選択されるように構成されている。
具体的には、例えば、ハズレの変動演出である場合は、変動演出の保留球数に基づいて、Aテーブル202d1又はBテーブル202d2のいずれか一方が選択されるように構成されているが、Aテーブル202d1とBテーブル202d2とでは、「非リーチ(ロング)」演出態様若しくは「非リーチ(ミドル)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様に割り振られた停止パターン選択カウンタC3の値がそれぞれ同一に設定されている。
即ち、変動演出の保留球数に基づいて、「非リーチ」演出態様における「非リーチ(ロング)」演出態様が選択されるか「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるかが異なるのみであり、「高速変動」の変動要素の時間が異なるだけで、実質的同一の演出態様が選択される。よって、始動入賞時に選択される演出態様と、変動開始時に選択される演出態様とは、遊技状態が遷移(例えば、保留球数が増加)した場合であっても、実質的に同一(同種)の演出態様が選択される。その結果、始動入賞時に選択された演出態様に基づいて「保留変化予告」等の先読み予告を行った場合であっても、実行される変動演出の内容が実質的に同一(同種)となり、先読み予告の対象となった変動演出において、該先読み予告の内容に対して齟齬が発生しない演出を実行することができる。
なお、先読み演出として、複数の動的表示(変動演出)に跨って(例えば、期間設定手段)継続的に演出を行う所謂先読み連続演出(例えば、第1演出)を行うように構成してもよい。この場合、例えば、第1始動口64への入賞(例えば、第1条件)より上側第2始動口71に球が入賞(例えば、第2条件)し難い「通常遊技状態」において、第2特別図柄の変動演出を第1特別図柄の変動演出より優先して行う(所謂、特図2優先変動)ように構成したとき、第1特別図柄の動的表示を発生し得る始動入賞(例えば、第1条件が成立)が複数取得されて第1保留球数カウンタ203a(例えば、第1算定手段)に値が記憶されていることで、該複数の第1特別図柄の動的表示に対応して上記先読み連続演出を行うように構成する。ここで、第1特別図柄の動的表示に対応する先読み連続演出を実行している状況、即ち、先読み連続演出の実行時間が経過するより前において、第2特別図柄の動的表示を発生し得る始動入賞(例えば、第2条件が成立)した場合、該第2特別図柄の変動演出を第1特別図柄の変動演出より優先的に実行するため、実行中の先読み連続演出を打ち切り(例えば、演出終了手段)、大当たりに当選するか否かによって遊技状態が変化し得るかを示す第2特別図柄の変動演出(例えば、第2演出)を実行するように構成する。このように構成することで、例えば、先読み連続演出が所定回数行われた場合に大当たり確定等の遊技仕様を設けていた場合に、途中で入賞した第2特別図柄の動的表示に対応する変動演出においても先読み連続演出を実行してしまうことで、例えば、先読み連続予告が所定回数以上継続することで大当たり確定等の遊技仕様の齟齬が生じてしまうことを未然に防止し、演出内容の齟齬が生じ難い遊技を提供することができるので、遊技の興趣向上を図ることができる。
次に、図179(c)で示すように、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3では、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「4」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「5」~「39」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「40」~「99」に設定されている。
なお、Cテーブル202d3は、大当たり時に選択される停止パターンテーブル202dであり、必ず「リーチ表示」が発生するので、「非リーチ」演出態様は選択されないように設定されている。
次に、図180(a)で示すように、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4では、「非リーチ(ショート)」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び各「リーチ表示」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」での第1特別図柄のハズレ又は小当たりとなる動的表示の停止種別は、必ず「非リーチ(ショート)」演出態様となるように設定されている。また、「潜伏確率変動状態」での第2特別図柄のハズレ又は小当たりとなる動的表示の停止種別は、必ず「非リーチ(ショート)」演出態様となるように設定されている。
次いで、図180(b)で示すように、停止パターンテーブル202dのEテーブル202d5では、「ノーマルリーチ」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、各「非リーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様及び「スペシャルリーチ」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「通常遊技状態」での第2特別図柄のハズレ又は小当たりとなる動的表示の停止種別は、必ず「ノーマルリーチ」演出態様となるように設定されている。
このように構成することで、「通常遊技状態」における第2特別図柄の動的表示の変動時間を、第1特別図柄の動的表示よりも長い時間実行させることができ、該第2特別図柄の動的表示の実行中に、第1特別図柄の動的表示において小当たりに当選させることで、第2特別図柄の動的表示をハズレ図柄として停止させることができ、遊技仕様として奨励されていない特別図柄の動的表示の起因となる上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへ球を入賞させた場合に、第2特別図柄の動的表示の実行効率を低下させることで、遊技価値の付与効率を低下させることができる。その結果、動的表示が奨励されていない特別図柄の動的表示を実行させることを遊技者に躊躇させることができ、想定している遊技仕様と異なる遊技が行われることを抑制し、ホールへの不利益を低減することができる。
一方で、第1特別図柄の動的表示の実行中に、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合でも、該第2特別図柄の小当たりに基づいて第1特別図柄の動的表示は停止(中止)しないように構成されている。これは、例えば、「通常遊技状態」において、第1特別図柄の動的表示において比較的長い演出(例えば、大当たりの「スペシャルリーチ」演出態様等)を実行している場合に、誤って右打ち遊技をしてしまったことで第2特別図柄の動的表示が実行されることが有り得る。この場合に、第2特別図柄の動的表示において小当たりが導出されることで、第1特別図柄の動的表示を中断してしまうと、折角、大当たりに当選していたにも関わらず該大当たりの付与が行われず、遊技者に多大な損害を被らせてしまうおそれがある。よって、第2特別図柄の動的表示において小当たりが導出された場合であっても、実行中の第1特別図柄の動的表示を継続して実行することで、遊技者に不測の不利益を被らせることを未然に防止することができる。
なお、いずれの特別図柄の動的表示において小当たりが導出された場合に、他方の特別図柄を停止(中止、中断)するように構成してもよい。また、第1特別図柄の動的表示における小当たりの導出では第2特別図柄の動的表示を停止(中止、中断)しない一方、第2特別図柄の動的表示のおける小当たりの導出では第1特別図柄の動的表示を停止(中止、中断)させるように構成してもよい。
次に、図180(c)で示すように、停止パターンテーブル202dのFテーブル202d6では、「非リーチ(ショート)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98,99」に設定されている。
なお、Fテーブル202d6では、「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ミドル)」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ミドル)」演出態様も選択されないように設定されている。
よって、Cテーブル202d3で示すように、大当たり当選時の変動演出において、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順で選択割合が高く、Aテーブル202d1、Bテーブル202d2、Fテーブル202d6で示すように、ハズレ時の変動演出において、「ノーマルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「スペシャルリーチ」演出態様の順で選択割合が高くなるように設定されている。従って、各「リーチ表示」の現出時における大当たり期待度は、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順に大当たりの表示結果が現出する可能性が高くなるように構成される。これにより、変動演出の演出態様によって遊技者に大当たりへの期待度を示すことができ、遊技者が実行された変動演出の演出態様に応じて大当たりへの高揚感を味わうことができる。
以上より、特別図柄の種別と、変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、その時点における変動演出の保留球数とに基づいて、実行する変動演出の演出態様を決定することにより、遊技が行われている状況に基づいて変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高める演出態様を選択することができる。
なお、変動演出の保留球数が多い場合(例えば、「4」個)に、「リーチ表示」が選択されたとき、各「リーチ表示」の「高速変動」の演出要素が短縮された停止パターンテーブル202dを設けてもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄の合計保留数に基づいて演出態様を選択するように構成してもよい。さらに、変動演出の保留球数が多い場合に、各演出態様において「低速変動」の演出要素を省略した停止パターンテーブル202dを設けてもよい。さらに、変動演出の保留球数に応じて、各演出態様の選択率が全く異なる停止パターンテーブル202dを設けてもよい。ただし、変動演出の保留球数に応じて各演出態様の選択率が異なるような場合は、「保留変化予告」等の先読み予告を行う上で、先読み予告実行決定時における保留球数と、該先読み予告の対象となった変動演出の実行時における保留球数とが異なる場合がある。このような場合、先読み予告の内容と変動演出の内容との整合性を保つ処理が必要となるため、処理が煩雑となる。
図172に戻って、説明を続ける。変動種別カウンタCS1は、例えば「0~9」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「9」)に達した後「0」に戻る構成となっている。変動種別カウンタCS1の値は、後述するタイマ割込処理(図197参照)が1回実行される毎に1回更新され、メイン処理(図196参照)内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4に格納される。また、球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4に格納される。
この変動種別カウンタCS1は、変動演出の詳細な変動時間(大まかな変動パターン)の決定に用いられる。即ち、主制御装置110のMPU201は、停止パターンテーブル202d及び停止パターン選択カウンタC3によって選択された演出態様において、変動種別カウンタCS1の値と、ROM202に格納された変動パターンテーブル202eとによって、詳細な変動時間を決定する。音声ランプ制御装置113および表示制御装置114は、変動種別カウンタCS1により決定された変動時間に基づいて、第3図柄表示装置81で表示される第3図柄のリーチ種別や細かな図柄変動態様を決定し、また予告演出実行の有無や予告演出の実行態様を決定する。
このように、主制御装置110のMPU201は、変動演出の大まかな変動パターンを選択して変動時間のみを決定する。このように構成することで、主制御装置110のMPU201において、変動演出を実行するために必要な詳細な予告抽選等の制御を行う必要がなくなるので、変動演出に関するMPU201の処理を軽減することができる。また、主制御装置110において変動演出の全変動パターンのコマンドを用意する必要がなくなり、主制御装置110のROM容量を削減することができる。
また、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114において、主制御装置110で決定された変動時間(大まかな変動パターン)に基づいて、変動演出における詳細な変動パターンを決定することで、変動演出を選択する自由度を高めるができる。さらに、遊技状態が刻々と変化するパチンコ機10において、該変化に対応して随時、変動演出の演出内容の選択又は変更することが可能となり、遊技状態に応じて適切な演出を実行することができる。
ここで、図181及び図182を参照して、変動パターンテーブル202eの詳細について説明する。本パチンコ機10は、変動パターンテーブル202eとして、第1特別図柄のハズレ時に用いられる特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1と、第1特別図柄の大当たり時に用いられる特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2と、第2特別図柄のハズレ時に用いられる特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3と、第2特別図柄の大当たり時に用いられる特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4と、が用意されている。
図181(a)は、ROM202に記憶される特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1の一例を模式的に示した図であり、図181(b)は、ROM202に記憶される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2の一例を模式的に示した図である。また、図182(a)は、ROM202に記憶される特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3の一例を模式的に示した図であり、図182(b)は、ROM202に記憶される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4の一例を模式的に示した図である。図181及び図182に示すように、各変動パターンテーブル202e1~202e4は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。
具体的には、ハズレ又は小当たり時の演出態様として、「非リーチ(ロング)」演出態様が決定された場合に参照される「E0:非リーチ・ロング」用と、「非リーチ(ミドル)」演出態様が決定された場合に参照される「E1:非リーチ・ミドル」用と、「非リーチ(ショート)」演出態様が決定された場合に参照される「E2:非リーチ・ショート」用と、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、に区分けされている。
また、大当たり時の演出態様として、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、に区分けされている。
そして、その区分けされたグループに対してそれぞれ変動種別カウンタCS1の値が対応付けされている。
第8実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレ又は小当たりとなる値であった場合に、特図1用保留数テーブル202c1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第1特別図柄のハズレ又は小当たり時に参照される特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図181(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
ここで、変動パターンを構成する各変動要素について説明する。変動要素とは、1の変動演出の一部分を構成するものであり、各変動要素を組み合わせて1の変動演出が構成される。第8実施形態のパチンコ機10では、変動要素として、「高速変動」の変動要素、「低速変動」の変動要素、「ノーマルリーチ」の変動要素、「スーパーリーチ」の変動要素、「スペシャルリーチ」の変動要素、「再変動」の変動要素が設けられている。
「高速変動」の変動要素とは、遊技者によって第3図柄の内容を明確に認識できないように高速にスクロール変動する変動要素である。この「高速変動」の変動要素は、「非リーチ(ロング)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「10秒」行われ(以下、「高速変動(長)」と称する場合がある)、「非リーチ(ミドル)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「5秒」行われ(以下、「高速変動(中)」と称する場合がある)、「非リーチ(ショート)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「2秒」行われる(以下、「高速変動(短)」と称する場合がある)。なお、この「高速変動」の変動要素が終了した場合、後述する「低速変動」の変動要素が開始(実行)されるか、或いは、そのまま変動演出が終了するように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、「10秒」の「高速変動」の変動要素の実行後に開始され、第3図柄を視認可能にスクロール変動して「リーチ表示」を発生するか否かを見せる変動要素である。この「低速変動」の変動要素は、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合は実行されず、「非リーチ(ロング)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合は、「高速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
即ち、「非リーチ(ミドル)」演出態様又は「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後、第3図柄表示装置81の各図柄列が「低速変動」の変動要素を経由せずに急速に停止(所謂、ビタ止まり)するように構成されている。なお、この「低速変動」の変動要素が終了した場合は、そのまま変動演出が終了する場合がある。
従って、第8実施形態のパチンコ機10では、「非リーチ(ロング)」演出態様は、「10秒」の「高速変動」の変動要素と「5秒」の「低速変動」の変動要素とを含む変動パターンで変動演出が構成される。また、「非リーチ(ミドル)」演出態様は、「5秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。さらに、「非リーチ(ショート)」演出態様は、「2秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。
「ノーマルリーチ」の変動要素は、「低速変動」の変動要素において先に停止する2の図柄列に同一の図柄(以下、「リーチ形成図柄」と称する場合がある)が停止表示した場合に、残りの図柄列の変動結果によって大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「ノーマルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」演出態様等が選択された場合は、「低速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
第8実施形態のパチンコ機10では、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、「スーパーリーチ」の変動要素に発展するパターンと、「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において所定演出(例えば、「バトル演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「40秒」行われる。
第8実施形態のパチンコ機10では、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において上記所定演出と異なる特殊演出(例えば、「競争演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「160秒」行われる。
第8実施形態のパチンコ機10では、「スペシャルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」するパターンと、が用意されている。
なお、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成されているが、この構成に代えて、「低速変動」後にリーチ形成図柄が停止した場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素を経由せず、直接「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成してもよい。また、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後に「スペシャルリーチ」の変動要素が行われるように構成してもよい。
「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」において一旦「ハズレ表示」が現出した後に発展して実行され、「大当たり表示」を現出する変動要素である。この「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」後に「10秒」行われる。
第8実施形態のパチンコ機10では、「再変動」の変動要素の実行後は、「大当たり表示」が現出するパターンが用意されている。
また、この「再変動」の変動要素は、大当たり遊技に当選した場合にのみ発生するように構成されている。即ち、「ハズレ表示」の場合には、「再変動」の変動要素は実行されないように構成されている。これは、「再変動」の変動要素は、仮に停止表示された「ハズレ表示」をいずれかの「大当たり表示」に変更する変動要素であるため、大当たりに当選していない「ハズレ表示」又は「小当たり表示」の場合に行ってしまうと、演出上の齟齬が発生してしまう。よって、この「再変動」の変動要素は、大当たり用変動パターンテーブル202e2,202e4(図181(b)及び図182(b)参照)でのみ選定され、ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1,202e3(図181(a)及び図182(a)参照)では選定されないように構成されている。
次いで、特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において、「E1:非リーチ・ミドル」には、全体の変動時間が「5秒」の『「高速変動(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図181(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ミドル」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において、「E2:非リーチ・ショート」には、全体の変動時間が「2秒」の『「高速変動(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図181(a)で示す例では、「E2:非リーチ・ショート」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ショート)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図181(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図181(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スーパーリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図181(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e1において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
なお、第1特別図柄のハズレ又は小当たり時の変動パターンは、演出態様がそのまま変動パターンとして決定されるため、変動種別カウンタCS1を使用せずに変動パターンを決定するように構成してもよい。また、変動種別カウンタCS1のみを使用して選択するものとしたが、複数の変動種別カウンタを併用して選択(予告表示の有無等を選択)しても良い。
次に、図181(b)を参照して、第1特別図柄の大当たり時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2について説明する。第8実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値である場合に、特図1用保留数テーブル202c1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図181(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図181(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図181(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第1特別図柄の大当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次に、図182(a)を参照して、第2特別図柄のハズレ又は小当たり時に参照される特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3について説明する。第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレ又は小当たりとなる値であった場合に、特図2用保留数テーブル202c2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第2特別図柄のハズレ又は小当たり時に参照される特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図182(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
なお、特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において、「E1:非リーチ・ミドル」は、演出態様として選択され得ないので、特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3に設けられておらず、変動種別カウンタCS1の値も割り振られていない。
次いで、特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において、「E2:非リーチ・ショート」には、全体の変動時間が「2秒」の『「高速変動(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図182(a)で示す例では、「E2:非リーチ・ショート」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ショート)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図182(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図182(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スーパーリー」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図182(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ・小当たり用変動パターンテーブル202e3において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
次に、図182(b)を参照して、第2特別図柄の大当たり時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4について説明する。第8実施形態では、第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値である場合に、特図2用保留数テーブル202c2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図182(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図182(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図182(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
ここで、図183から図187を参照して、各遊技状態における、スルーゲート67、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入賞態様と、普通図柄の可変表示の経過と、第1特別図柄(以下、「特別図柄1」と称する場合がある)の変動表示(動的表示。以下、同様。)及び第2特別図柄(以下、「特別図柄2」と称する場合がある)の変動表示の経過と、普通電役72及び可変入賞装置65の駆動態様との関係性について説明する。また、図184及び図185では、「通常遊技状態」において特別図柄1及び特別図柄2のそれぞれの変動表示において天井到達した場合について説明する。
図183は、「通常遊技状態」時の左打ち遊技において、スルーゲート67、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aにおける球の検知タイミングと、普通図柄の可変表示、特別図柄1の変動表示および特別図柄2の変動表示の実行タイミングと、普通電役72又は可変入賞装置65の駆動タイミングとの関係を模式的に示したタイミングチャートである。また、図184は、「通常遊技状態」において、特別図柄1の変動表示によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する場合のタイミングチャートである。さらに、図185は、「通常遊技状態」において、特別図柄2の変動表示によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する場合のタイミングチャートである。また、図186は、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」時の右打ち遊技において、スルーゲート67、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aにおける球の検知タイミングと、普通図柄の可変表示、特別図柄1の変動表示および特別図柄2の変動表示の実行タイミングと、普通電役72又は可変入賞装置65の駆動タイミングとの関係を模式的に示したタイミングチャートである。さらに、図187は、「潜伏確率変動状態」時の右打ち遊技において、スルーゲート67、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aにおける球の検知タイミングと、普通図柄の可変表示、特別図柄1の変動表示および特別図柄2の変動表示の実行タイミングと、普通電役72又は可変入賞装置65の駆動タイミングとの関係を模式的に示したタイミングチャートである。
なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技が奨励されておらず(非推奨、禁止されており)、該遊技状態における右打ち遊技は実質的に実行困難に構成されているため、該遊技状態における右打ち遊技に関する説明は省略する。また、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、左打ち遊技が奨励されておらず(左打ち遊技を実行した場合に遊技者が遊技価値を得難く構成されており)、該遊技状態における左打ち遊技は遊技仕様として奨励されていないため、該遊技状態における左打ち遊技に関する説明は省略する。
まず、図183で示すように、「通常遊技状態」において左打ち遊技で球が発射された場合、右打ち遊技でのみ球が通過し得るスルーゲート67では球が検出されず、その結果、普通図柄の可変表示は実行されないことから、該普通図柄の可変表示結果に基づいて開放される普通電役ソレノイドも駆動しない。また、「通常遊技状態」において左打ち遊技で球が発射された場合、右打ち遊技でのみ球が通過し得る上側第2始動口71及び下側第2始動口71aで球が検出されないように構成されている。
一方、「通常遊技状態」において左打ち遊技で発射された球は、第1始動口64へと入賞し得る。そして、該第1始動口64への入賞に基づいて、特別図柄1の変動表示が実行される。この特別図柄1の変動表示は、最短で「5秒」、最長で「190秒」で実行され、大当たり結果、小当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
そして、特別図柄1の変動表示において、ハズレが導出された場合には、可変入賞装置65は開放されない。また、小当たりが導出された場合には、可変入賞装置65が開放されるが、その開放時間は「0.1秒」と短時間になっているため(図189参照)、該小当たりへの当選時に右打ち遊技を行ったとしても、右打ち遊技によって発射された球が盤面右側を流下していき、可変入賞装置65へ到達するまでに該可変入賞装置65は閉鎖状態となっているため、該可変入賞装置65へは球を入賞し難くなるように構成されている。このため、第8実施形態のパチンコ機10では、特別図柄1の変動表示において小当たりに当選した場合には、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cを非点灯状態とし、主表示用右打ち指示89も非表示状態となっている。また、上述したように、特別図柄1の変動表示における小当たりは、「通常遊技状態」において実行されている特別図柄2の変動表示を停止させるための役割となっている。
このため、「通常遊技状態」における特別図柄1の小当たりは、遊技者にはハズレと同等の役割とみなされるため、該小当たりへの当選時に右打ち遊技は行われず、左打ち遊技を継続するように構成されている。
一方、特別図柄1の変動表示において、大当たり遊技に当選した場合は、大当たり遊技として、大入賞口ソレノイド65b(以下、「大入賞口開閉用ソレノイド」と称する場合がある)が所定回数かつ所定時間(5ラウンド又は10ラウンド。各ラウンドごとに最大「30秒」。インターバル時間「1秒」。オープニング時間「30秒」。エンディング時間「10秒」。)オンされ、可変入賞装置65が開放される。このとき、遊技者には左打ち遊技から右打ち遊技へと発射態様を変化させることを促し、開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させ、多量の賞球を獲得させることができる。なお、大当たりエンディングにおいて、「通常遊技状態」から大当たり遊技状態へ移行し、再び「通常遊技状態」に移行するまでに遊技者が獲得した総獲得賞球を積算して表示する連荘時獲得数報知演出(所定演出)を実行するように構成してもよい。
なお、「通常遊技状態」において、仮に、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに球が入賞して特別図柄2の変動表示が実行された場合、該特別図柄2のハズレとなる変動表示は一律「20秒」の「ノーマルリーチ」演出態様が選択されるように構成されており、また、特別図柄1の「非リーチ」演出態様の変動表示は最大で「15秒」で実行されるように構成されている。さらに、特別図柄1の変動表示の約半分が小当たりに当選し得るように構成されており(図173参照)、該特別図柄1の小当たりへの当選により、実行中の特別図柄2の変動表示はハズレ図柄として停止されるように構成されている。このように構成することで、遊技仕様として奨励されていない特別図柄の変動表示の起因となる上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへ球を入賞させた場合に、特別図柄2の変動表示の実行効率を低下させることで、遊技価値の付与効率を低下させ、特別図柄1の変動表示の大当たりに基づく遊技価値の付与を優先させることが可能となる。
次いで、図184を参照して、「通常遊技状態」において、特別図柄1の変動表示によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する場合について説明する。上述したように、第8実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数(第8実施形態では、「900回」)連続して大当たりに当選しなかったとき、即ち、動的表示において所定回数連続してハズレと小当たりとのいずれかが現出したとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」へ移行するように構成されている。
図184で示すように、特別図柄の低確率状態における「899回転目」及び「900回転目」の変動表示が特別図柄1の変動表示によって実行され、「900回転目」の変動表示の終了と同時に天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する。上述したように、第8実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」においては、特別図柄1の変動表示に対応する変動演出を第3図柄表示装置81で実行するように構成されている。このため、図184で示す例では、「899回転目」及び「900回転目」の特別図柄1の変動演出を第3図柄表示装置81において実行し、該「900回転目」の終了と同時に天井到達して「普図低確時間短縮状態」へ移行するため、主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示(主表示用右打ち指示89及び演出用右打ち指示81d。図223(d)参照。)を表示し、遊技者に右打ち遊技をすべきことの示唆を行う。
この示唆表示によって右打ち遊技が開始されると、まず、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。そして、スルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄の可変表示が実行される。この普通図柄の可変表示は、「普図低確時間短縮状態」であることから、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」と同様に、一律「0.1秒」で実行され、当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。この「普図低確時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示における当選確率が低確率状態ではあるものの、一定確率で当たりに当選するように構成されている(即ち、「70%」)。さらに、当たりに当選した場合における普通電役72の開放時間が「5.8秒」、かつ、開放回数が1回行われるように構成されている。よって、普通電役72の開放により、右打ち遊技で発射された球の多くが普通電役72の正面視下方側に配置された下側第2始動口71aへと入賞し得る。また、右打ち遊技で発射された球は、その正面視直上が常時開放されている上側第2始動口71へも入賞し得る。なお、右打ち遊技で球が発射された場合、左打ち遊技でのみ球が入賞し得る第1始動口64で球が検出されないように構成されている。
そして、「普図低確時間短縮状態」における右打ち遊技において、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞に基づいて、特別図柄2の変動表示が実行され、この特別図柄2の変動表示は、最短で「2秒」、最長で「190秒」で実行され、大当たり、小当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
そして、特別図柄2の変動表示において、ハズレが導出された場合には、可変入賞装置65は開放されない。また、特別図柄2の変動表示において、小当たりが導出された場合には、小当たり遊技として、大入賞口ソレノイド65bが所定回数かつ所定時間(1ラウンド、最大「1.5秒」。)オンされ、可変入賞装置65が開放される。
ここで、上述したように、可変入賞装置65は普通電役72の流下方向下流側に配置されており、また「普図低確時間短縮状態」において、普通電役72は一定確率で「5.8秒」の開放を行うように構成されている。また、普通電役72の出没板72aの右端から左端まで転動しきるのに約「2秒」を要するように構成されている。このため、普通電役72の閉鎖時間中に出没板72aの上面を球が転動している間に該出没板72aが開放され易く、右打ち遊技で発射された球の多くが普通電役72内へと入賞することになり、該普通電役72の下流側に位置する可変入賞装置65まで球が到達し難くなるように構成されている。このため、「普図低確時間短縮状態」における特別図柄2の変動表示での小当たり当選では、たとえ小当たり当選によって可変入賞装置65が開放されたとしても該可変入賞装置65へ入賞させ難くなっており、該可変入賞装置65への入賞に基づく賞球は獲得し難くなるように構成されている。
一方、特別図柄2の変動表示において大当たりに当選した場合は、大当たり遊技として、大入賞口ソレノイド65bが所定回数かつ所定時間(5ラウンド又は10ラウンド。各ラウンドごとに最大「30秒」。インターバル時間「1秒」。オープニング時間及びエンディング時間「10秒」。)オンされ、可変入賞装置65が開放される。このとき、普通図柄の当選確率および変動時間は、「通常遊技状態」と同等であることから、普通電役72の閉鎖状態が長くなっているため、右打ち遊技で発射された球が出没板72aの上面を右端から左端まで転動しきり、開放されている可変入賞装置65へ入賞し得る。よって、多量の賞球を獲得させることができる。
次いで、図185を参照して、「通常遊技状態」において、特別図柄2の変動表示によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する場合について説明する。図185で示すように、特別図柄1の「899回転目」の変動表示の実行後、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動表示が実行されている。そして、該特別図柄1の「スーパーリーチ」演出態様の変動表示の実行中において、遊技者が球を発射させるための操作ハンドル51の操作を誤り、右打ち遊技領域に球が発射され、該右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71へ入賞する。そして、上側第2始動口71への入賞に基づいて特別図柄2の変動表示が実行され、この特別図柄2の変動表示は、ハズレ又は小当たりの場合には、一律「20秒」で実行される。
ここで、第8実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」においては、特別図柄1の変動表示に対応する変動演出を第3図柄表示装置81で実行するように構成されている。このため、第3図柄表示装置81においては、特別図柄1の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行され、該特別図柄1の「スーパーリーチ」演出態様の変動表示の実行中に開始された特別図柄2の変動表示については、特図2用変動領域88b、及び、特図2ミニリール表示でのみ実行される(図223(c)の特図2用変動領域88b、及び、特図2ミニリール81b参照)。そして、特別図柄2の「20秒」の変動表示の実行中において、特別図柄1の変動表示は「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動表示を実行しているため、特別図柄2の「20秒」の変動表示が先に終了し、当初、特別図柄1の変動表示が「900回転目」の変動表示であったにもかかわらず、特別図柄2の「20秒」の変動表示が「900回転目」の変動表示となる。
そして、特別図柄2の「20秒」の変動表示の終了と同時に天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する。即ち、第3図柄表示装置81における特別図柄1の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出の実行中に、「通常遊技状態」から「普図低確時間短縮状態」へと移行することになる。
ここで、従来のパチンコ機での第3図柄表示装置81における変動演出の表示制御の場合、特別図柄1の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出の実行中に「普図低確時間短縮状態」へ移行しているため、該「スーパーリーチ」演出態様の変動演出の実行中に主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示を表示することになる。このような演出を第3図柄表示装置81において実行した場合、遊技者からすると、「通常遊技状態」において、大当たりの期待度の高い「スーパーリーチ」演出態様の変動演出に興趣を高めている最中に、突然右打ち遊技を示唆する表示が出現することになり、遊技に興覚めしてしまうおそれがある。また、左打ち遊技によって実行を開始した、第1特別図柄の大当たり期待度の高い変動演出の実行中に、右打ち遊技を示唆する表示が出現することで、右打ち遊技を開始すべきなのか否か、遊技に対して困惑し戸惑ってしまうおそれがある。
そこで、第8実施形態のパチンコ機10では、このような遊技者の興覚めを抑制し、遊技方法についての混乱を避けるため、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて表示している変動演出の実行中に遊技状態が切り替わった場合、該実行中の変動演出が終了した後に演出用打ち方指示を実行するように構成している。このように構成することで、第3図柄表示装置81において実行中の変動演出への興趣を維持しつつ、その後表示される演出用打ち方指示によって、遊技者は適切な遊技を実行することができる。なお、第3図柄表示装置81における変動演出の表示内容の制御方法については、図216~図222において詳細を後述する。また、図185において「普図低確時間短縮状態」へ移行した後のタイミングチャートについては、図184において「普図低確時間短縮状態」へ移行した後のタイミングチャートと同様のため、説明を省略する。
なお、図185の示す例では、「通常遊技状態」において、特別図柄2の変動表示によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する場合について説明したが、図185の説明における特別図柄1と特別図柄2に関係性を置き換えることは当然に可能である。
次いで、図186で示すように、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において右打ち遊技で球が発射された場合、まず、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。そして、スルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄の可変表示が実行される。この普通図柄の可変表示は、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において一律「0.1秒」で実行され、当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示における当選確率が高確率(「99%」)となっており、さらに、当選した場合における普通電役72の開放時間が「5.8秒」、かつ、開放回数が1回行われるように構成されている。よって、右打ち遊技で発射された球は、普通電役72が開放状態となることで普通電役72の正面視下方側に配置された下側第2始動口71aへと入賞する。また、右打ち遊技で発射された球は、その正面視直上が常時開放されている上側第2始動口71へも入賞し得る。なお、右打ち遊技で球が発射された場合、左打ち遊技でのみ球が入賞し得る第1始動口64で球が検出されないように構成されている。
そして、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」における右打ち遊技において、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞に基づいて、特別図柄2の変動表示が実行され、この特別図柄2の変動表示は、最短で「2秒」、最長で「190秒」で実行され、大当たり、小当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
そして、特別図柄2の変動表示において、ハズレが導出された場合には、可変入賞装置65は開放されない。また、特別図柄2の変動表示において、小当たりが導出された場合には、小当たり遊技として、大入賞口ソレノイド65bが所定回数かつ所定時間(1ラウンド、最大「1.5秒」。)オンされ、可変入賞装置65が開放される。
ここで、上述したように、可変入賞装置65は普通電役72の流下方向下流側に配置されており、また「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、普通電役72は一定確率で「5.8秒」の開放を行うように構成されているため、該普通電役72の開放により、右打ち遊技で発射された球は該普通電役72へと入賞することになり、該普通電役72の下流側に位置する可変入賞装置65まで到達し難くなるように構成されている。このため、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」における特別図柄2の変動表示での小当たり当選では、可変入賞装置65へ球を入賞させ難くなっており、該可変入賞装置65への入賞に基づく賞球は獲得し難くなるように構成されている。
一方、特別図柄2の変動表示において大当たりに当選した場合は、大当たり遊技として、大入賞口ソレノイド65bが所定回数かつ所定時間(5ラウンド又は10ラウンド。各ラウンドごとに最大「30秒」。インターバル時間「1秒」。オープニング時間及びエンディング時間「10秒」。)オンされ、可変入賞装置65が開放される。このとき、遊技者に右打ち遊技を継続することを促し、開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させ、多量の賞球を獲得させることができる。
次いで、図187で示すように、「潜伏確率変動状態」において右打ち遊技で球が発射された場合、まず、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。そして、スルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄の可変表示が実行される。この普通図柄の可変表示は、「潜伏確率変動状態」において一律「15秒」で実行され、当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の可変表示における当選確率が低確率(「70%」)となっており、さらに、当選した場合における普通電役72の開放時間が「0.1秒」、かつ、開放回数が1回行われるように構成されている。このため、「潜伏確率変動状態」においては普通電役72の閉鎖期間が長くなり、右打ち遊技で発射された球は、普通電役72が開放されることによって入賞可能となる下側第2始動口71aへは入賞し難い状態となり、普通電役72の閉鎖中は該普通電役72の上面を右端から左端まで転動しきり、該普通電役72の正面視左側に設けられた可変入賞装置65側へと流下可能となる。また、右打ち遊技で発射された球は、その正面視直上が常時開放されている上側第2始動口71へ入賞し得る。なお、右打ち遊技で球が発射された場合、左打ち遊技でのみ球が入賞し得る第1始動口64で球が検出されないように構成されている。
そして、「潜伏確率変動状態」における右打ち遊技において、上側第2始動口71への入賞に基づいて、特別図柄2の変動表示が実行され、この特別図柄2の変動表示は、最短で「2秒」、最長で「190秒」で実行され、大当たり、小当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
そして、特別図柄2の変動表示において、ハズレが導出された場合には、可変入賞装置65は開放されない。また、特別図柄2の変動表示において、小当たりが導出された場合には、小当たり遊技として、大入賞口ソレノイド65bが所定回数かつ所定時間(1ラウンド、最大「1.5秒」。)オンされ、可変入賞装置65が開放される。
上述したように、「潜伏確率変動状態」においては、普通電役72の閉鎖期間が長くなり、右打ち遊技で発射された球は該普通電役72の上面を右端から左端まで転動しきり、該普通電役72の正面視左側に設けられた可変入賞装置65側へと流下可能となる。よって、特別図柄2の変動表示において小当たりが導出され、可変入賞装置65が開放されることにより、該開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させ、賞球を獲得させることができる(所謂、小当たりラッシュ状態)。ここで、「潜伏確率変動状態」(例えば、第1遊技状態)において、該「潜伏確率変動状態」で発生し得る小当たり遊技に当選(例えば、第1事象)した場合に、可変入賞装置65を開放し得る小当たり遊技状態(例えば、第2遊技状態)に移行する。そして、「潜伏確率変動状態」であることを条件に開始され得る潜確専用演出(例えば、第1演出)において大当たり又は小当たりするか否かを演出を実行するとともに、該潜確専用演出を実行中に、「潜伏確率変動状態」から小当たり遊技状態に移行された場合、潜確専用演出を継続した状態(例えば、演出継続手段)で、追加的に小当たり遊技における小当たり演出(例えば、第2演出)を実行するように構成される。この場合、小当たり演出において、獲得した遊技球の球数表示や小当たり当選回数表示(例えば、関連演出)を潜確専用演出が実行されている状況においてともに実行可能に構成される。なお、遊技球の球数表示や小当たり当選回数表示は、潜確専用演出が表示される表示領域に比べ、小さな表示領域で実行するように構成する。また、潜確専用演出の実行中は、遊技球の球数表示や小当たり当選回数表示を継続して表示し続けるように構成する。
また、特別図柄2の変動表示において大当たりに当選した場合は、大当たり遊技として、大入賞口ソレノイド65bが所定回数かつ所定時間(5ラウンド又は10ラウンド。各ラウンドごとに最大「30秒」。インターバル時間「1秒」。オープニング時間及びエンディング時間「10秒」。)オンされ、可変入賞装置65が開放される。このとき、遊技者に右打ち遊技を継続することを促し、開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させ、多量の賞球を獲得させることができる。
図172に戻って、説明を続ける。普図当たりカウンタC4は、例えば「0~99」の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻るループカウンタとして構成されている。また、普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第2初期値乱数カウンタCINI2の値が当該普図当たりカウンタC4の初期値として読み込まれる。
なお、第2初期値乱数カウンタCINI2は、普図当たりカウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=「0~99」)、タイマ割込処理(図197参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図196参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
普図当たりカウンタC4の値は、例えば定期的(第8実施形態では、タイマ割込処理(図197参照)毎に1回)更新され、球がスルーゲート67を通過したことが検知されたタイミングで、RAM203の普図保留球格納エリア203iに設けられた普図保留第1~第4エリアのいずれかの普図保留エリアに格納される。そして、普図保留球格納エリア203iに格納された順に順次普図保留球実行エリア203jにデータをシフトし、該普図保留球実行エリア203jに格納されている普図当たりカウンタC4の値に対して当たり判定を行う。
普通図柄の当たりとなる乱数の値は、遊技状態毎に主制御装置110のROM202に格納される普図当たり乱数テーブル202hによって設定(例えば、低確率状態で70/100、高確率状態で99/100等)されており、RAM203の普図保留球実行エリア203jに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202hによって設定された当たりとなる乱数の値と一致する場合に、当たりと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202iが参照されて、普通図柄の可変表示時間が設定(例えば、時短機能非作動時は「15秒」、時短機能作動時は「0.1秒」等)され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「○」の図柄が点灯表示される。その後、遊技状態に応じて普通電役開放テーブル202jが参照されて、普通電役72の開放時間が設定(例えば、時短機能非作動時は「0.1秒」×1回、時短機能作動時は「5.8秒」×1回等)され、該開放時間の間、普通電役72の出没板72aが開放作動し、その間、下側第2始動口71aへ球が入賞可能に構成される。
一方、普図保留エリアに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202hによって設定された当たりとなる乱数の値と一致しない場合には、ハズレと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202iが参照されて可変表示時間が設定され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「×」の図柄が点灯表示される。なお、普図当たり乱数テーブル202h、普図変動テーブル202i及び普通電役開放テーブル202jについては、図190において後述する。
図171に戻り、説明を続ける。RAM203は、図172に図示したカウンタ用バッファ203cのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図196参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図194参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図215参照)が即座に実行される。なお、電源復帰時には、各制御装置110,111,113,114が正常に立ち上がるのを待つため、第3図柄表示装置81には所定期間の間(例えば、「30秒」固定)、電源復帰専用の復帰画面(例えば、黒画面表示。示唆表示。)を表示するように構成されている(例えば、所定期間実行手段)。この復帰画面の表示中に、第1特別図柄又は第2特別図柄の始動契機(始動入賞)が取得された場合(例えば、実行条件の成立)には、該復帰画面の表示状態を維持しつつ、第1特別図柄又は第2特別図柄の正常な変動演出(例えば、第2演出)の実行を待機(保留)するように構成されている。一方、特別図柄表示装置37では、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示を実行するとともに、第3図柄表示装置81では、通常の変動演出(例えば、特定演出)を開始させず(例えば、特定演出非開始手段)、第3図柄表示装置81の所定領域(例えば、画面右下部分)において、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示に関連する変動表示(例えば、丸図柄の点滅・点灯等。所謂第4図柄。関連演出。)を実行する(例えば、関連演出実行手段)。上記所定領域は、通常の変動演出を行う領域に比べ、小さな表示領域で実行する。そして、復帰画面の表示時間が経過した場合、該復帰画面を終了するとともに(例えば、示唆表示終了手段)、復帰画面表示中に取得していた第1特別図柄又は第2特別図柄の正常な変動演出(例えば、特定演出)を途中から実行(例えば、特定演出実行手段)するように構成されている。この場合、通常の変動演出が実行されている間も、復帰画面で表示されていた変動表示を継続して実行するように構成してもよい(例えば、関連継続手段)。
RAM203は、さらに、第1保留球数カウンタ203a、第2保留球数カウンタ203b、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、第1保留球実行エリア203f、第2保留球実行エリア203g、普図保留球数カウンタ203h、普図保留球格納エリア203i、普図保留球実行エリア203j、確変フラグ203k、時短高確フラグ203m、時短低確フラグ203n、時短カウンタ203o、天井到達計数カウンタ203p及び天井設定済みフラグ203qを少なくとも有している。
第1保留球数カウンタ203aは、4ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図197参照)の中で検出される第1始動口64への入球に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第1特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第1保留球数カウンタ203aは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図194のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図198のS306参照)。一方、第1保留球数カウンタ203aは、第1特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図201のS5002参照)。
第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、4ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図197参照)の中で検出される上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの始動入賞に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第2特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図194のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの始動入賞が検出されて第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図198のS310参照)。一方、第2保留球数カウンタ203bは、第2特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図202のS5302参照)。
この第1保留球数カウンタ203aの値(即ち、第1特別図柄の保留球数)又は第2保留球数カウンタ203bの値(即ち、第2特別図柄の保留球数)は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に通知される(図198のS313参照)。第1保留球数コマンドは、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1保留球数カウンタ203aが1加算される毎に、第2保留球数コマンドは、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの第2保留球数カウンタ203bが1加算される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対して送信されるコマンドである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、主制御装置110に保留された第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数そのものの値を取得することができる。これにより、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110へアクセスすることなく各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留回数を管理することができる。また、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの始動入賞が検出される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信することにより、音声ランプ制御装置113において管理される各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数が、ノイズ等の影響によって主制御装置110に保留された実際の動的表示(変動演出)の保留球数からずれてしまった場合であっても、次に受信する第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、そのずれを修正することができる。
また、第8実施形態では、主制御装置110が音声ランプ制御装置113に対して第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信する場合、その第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにおいて、1加算された第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値だけでなく、その第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの加算の契機となった上記始動入賞に伴い、カウンタ用バッファ203c(図172参照)より取得される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値も含める。
つまり、始動入賞があった場合に、主制御装置110にてカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値が、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に伝えられる。
音声ランプ制御装置113では、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにより伝えられた大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、その各値に基づく変動演出が実行される前に先読みし、当該変動演出がどうなるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)をその変動演出の実行前に判断する。そして、その先読みによる判断結果に基づき、各種の演出の実行を決定したり、「保留変化予告」の演出内容及び実行時期(タイミング)を決定できるようになっている。
なお、変動演出の保留球数を示す第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドと、大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとを別々に送信するように構成してもよい。第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドとは別の大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとしては、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入球タイミングで第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを生成すると共に、該入球に基づく変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドに類するコマンド(事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンド)を生成し、音声ランプ制御装置113へ送信するように構成してもよい。この場合に、事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンドの生成のプログラムに関し、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドのプログラムを流用することで、プログラムの作成を容易にすることができる。
第1保留球格納エリア203dは、上述したように、第1始動口64への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図197参照)の中で、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CS1の値を取得し、第1保留球格納エリア203dに格納する。第1保留球格納エリア203dは、第1特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)を有している(図172参照)。
第2保留球格納エリア203eは、上述したように、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図197参照)の中で、球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CS1の値を取得し、第2保留球格納エリア203eに格納する。第2保留球格納エリア203eは、第2特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)を有している(図172参照)。
第1保留球実行エリア203fは、上述したように、実行を開始する、或いは、実行中の第1特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理において参照すべきデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、第1特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理を実行するために、上述した第1保留球格納エリア203dに記憶されている始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)のうち、最も古い始動入賞に対応するデータを、この第1保留球実行エリア203fへシフトする。なお、第8実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
第2保留球実行エリア203gは、上述したように、実行を開始する、或いは、実行中の第2特別図柄の大当たり抽選や小当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理において参照すべきデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理を実行するために、上述した第2保留球格納エリア203eに記憶されている始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)のうち、該データの一の始動入賞に対応するデータを、この第2保留球実行エリア203gへシフトする。
ここで、再び図172を参照して、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、第1保留球実行エリア203fおよび第2保留球実行エリア203gの詳細について説明する。第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、第1保留球実行エリア203fおよび第2保留球実行エリア203gは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定には、大当たり抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別の決定に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の決定に使用する停止パターン選択カウンタC3と、変動パターンの決定に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。第1保留球格納エリア203dおよび第1保留球実行エリア203fは、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CS1の各値をそれぞれ記憶し、第2保留球格納エリア203eおよび第2保留球実行エリア203gは、球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CS1の各値を記憶する。
第1保留球格納エリア203dは、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203d2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203d4とが設けられている。
また、第2保留球格納エリア203eは、第1保留球格納エリア203dと同様、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、第1保留球格納エリア203dと同様、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203e2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203e4とが設けられている。
なお、第8実施形態では、大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1,203e1と、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2,203e2と、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3,203e3と、変動種別カウンタ格納エリア203d4,203e4とを1つの保留球格納エリア203d,203eの中にそれぞれまとめて設けているが、各カウンタC1~C3,CS1毎に保留球格納エリアを複数設けるようにしてもよい。
上述した通り、第1保留球格納エリア203dには、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶され、第1保留第1エリアには、時間的に最も古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
また、第1保留球実行エリア203fは、1つのエリアのみで構成されている。この第1保留球実行エリア203fには、第1保留球格納エリア203dと同様に、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203f2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203f4とが設けられている。
MPU201は、第1特別図柄の変動演出の実行開始タイミングになったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eおよび第2保留球実行エリア203gに記憶されるデータの有無に関係なく、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが記憶されている場合に、該第1保留第1エリアに記憶されているデータを、この第1保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f4にそれぞれシフトする。
そして、第1保留球実行エリア203fにシフトされたデータを、特図1変動開始処理(図201参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて大当たり抽選を行うと共に、その抽選結果に対応する変動パターン及び停止種別を決定する。特別図柄表示装置37では、主制御装置110の制御により、この決定された変動パターンおよび停止種別に基づいて、動的表示が行われる。
また、ここで決定された変動パターン及び停止種別は、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドによって、音声ランプ制御装置113や表示制御装置114へ通知される。そして、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114の制御によって、第3図柄表示装置81では、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドにより通知された変動パターンおよび停止種別に基づいて、第1特別図柄の変動演出が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、第1特別図柄の変動演出の実行開始タイミングとなったことを判断すると、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第1保留第1エリアにデータが格納されていれば、該第1保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1の乱数値を、第1保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第1保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第1保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第1保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトする。
そして、第1保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第1保留第1エリアが空き状態となるため、第1保留球格納エリア203dの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第8実施形態では、第1保留球格納エリア203dにおいて、データが記憶(保留)されている第1保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第1保留球格納エリア203d内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、第1特別図柄の変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であり、第1保留球格納エリア203dの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第1保留第1エリアのデータが、第1保留球実行エリア203fへシフトされ、第1保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第1保留第2エリアのデータを、第1保留第1エリアへシフトし、第1保留第3エリアのデータを、第1保留第2エリアへシフトし、第1保留第4エリアのデータを、第1保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、第1特別図柄の変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば、MPU201は、第1保留第2エリアのデータのみを、第1保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第8実施形態では、データが記憶(保留)されていない第1保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不要となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
次に、第2保留球格納エリア203eには、球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの始動入賞に対応するデータが記憶され、第2保留第1エリアには、時間的に最も古い上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
また、第2保留球実行エリア203gは、1つのエリアのみで構成されている。この第2保留球実行エリア203gには、第2保留球格納エリア203eと同様に、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203g1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203g2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203g3、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203g4とが設けられている。
MPU201は、第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングになったことを判断すると、第1保留球格納エリア203dおよび第1保留球実行エリア203fに記憶されるデータの有無に関係なく、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが記憶されている場合に、該第2保留第1エリアに記憶されているデータを、この第2保留球実行エリア203gの各エリア203g1~203g4にそれぞれシフトする。
そして、第2保留球実行エリア203gにシフトされたデータを、特図2変動開始処理(図202参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて大当たり抽選を行うと共に、その抽選結果に対応する変動パターン及び停止種別を決定する。特別図柄表示装置37では、主制御装置110の制御により、この決定された変動パターンおよび停止種別に基づいて、動的表示が行われる。
また、ここで決定された変動パターン及び停止種別は、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドによって、音声ランプ制御装置113や表示制御装置114へ通知される。そして、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114の制御によって、第3図柄表示装置81では、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドにより通知された変動パターンおよび停止種別に基づいて、変動演出が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングとなったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第2保留第1エリアにデータが格納されていれば、該第2保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1の乱数値を、第2保留球実行エリア203gの大当たり乱数カウンタ格納エリア203g1へシフトする。同様に、第2保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203g2へシフトし、第2保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203g3へシフトし、第2保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203g4へシフトする。
そして、第2保留球実行エリア203gへのデータのシフトが終了すると、第2保留第1エリアが空き状態となるため、第2保留球格納エリア203eの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第8実施形態では、第2保留球格納エリア203eにおいて、データが記憶(保留)されている第2保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第2保留球格納エリア203e内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、第2特別図柄の変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であり、第2保留球格納エリア203eの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第2保留第1エリアのデータが、第2保留球実行エリア203gへシフトされ、第2保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第2保留第2エリアのデータを、第2保留第1エリアへシフトし、第2保留第3エリアのデータを、第2保留第2エリアへシフトし、第2保留第4エリアのデータを、第2保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、第2特別図柄の変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば、MPU201は、第2保留第2エリアのデータのみを、第2保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第8実施形態では、データが記憶(保留)されていない第2保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第2保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第2保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不要となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
このように、実行される第1特別図柄の動的表示に関するデータと、実行される第2特別図柄の動的表示に関するデータとを、それぞれ別々に記憶し、各データに基づいてそれぞれ動的表示を行うことで、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを同時に実行することができる。
図171に戻って、説明を続ける。普図保留球数カウンタ203hは、4ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図197参照)の中で検出されるスルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄表示装置83で行われる普通図柄の可変表示の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するためのカウンタである。
この普図保留球数カウンタ203hは、保留球数カウンタ203a,203bと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図194のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、スルーゲート67への球の通過が検出されて普通図柄に関する可変表示の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図199のS405参照)。一方、普図保留球数カウンタ203hは、普通図柄の可変表示が実行される毎に1減算される(図213のS705参照)。
普図保留球格納エリア203iは、スルーゲート67への球の通過の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した普図当たりカウンタC4を記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図197参照)の中で、球がスルーゲート67を通過したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから普図当たりカウンタC4の値を取得し、普図保留球格納エリア203iに格納する。普図保留球格納エリア203iは、普通図柄の一の保留球に対応するデータ(普図当たりカウンタC4の値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)を有している(図172参照)。
普図保留球実行エリア203jは、実行を開始する、或いは、実行中の普通図柄の当たり抽選や可変表示の処理において参照すべきデータ(普図当たりカウンタC4の値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングであることを検出すると、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を実行するために、上述した普図保留球格納エリア203iに記憶されているデータ(普図当たりカウンタC4の値)のうち、一のデータをこの普図保留球実行エリア203jへシフトする。なお、第8実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図172を参照して、普図保留球格納エリア203iおよび普図保留球実行エリア203jの詳細について説明する。普図保留球格納エリア203iおよび普図保留球実行エリア203jは、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定には、普通図柄の当たり抽選に使用する普図当たりカウンタC4が用いられる。普図保留球格納エリア203iは、球がスルーゲート67を通過した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される普図当たりカウンタC4の値を記憶する。
普図保留球格納エリア203iは、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
この普図保留球格納エリア203iには、球がスルーゲート67を通過したタイミングで取得されるデータ(普図当たりカウンタC4の値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号が小さいエリアほど、時間的に古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶され、普図保留第1エリアには、時間的に最も古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶されることになる。
一方、普図保留球実行エリア203jは、1つのエリアのみで構成されている。この普図保留球実行エリア203jには、普図保留球格納エリア203iと同様に、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行タイミングになったことを判断すると、普図保留球格納エリア203iの普図保留第1エリアに記憶されているデータを、この普図保留球実行エリア203jにシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203jにシフトされたデータを、普図変動処理(図213参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて、当たり抽選を行うと共に、可変表示の内容を決定する。普通図柄表示装置83では、主制御装置110の制御により、この決定された内容に基づいて、可変表示が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングとなったことを判断すると、普図保留球格納エリア203iの普図保留第1エリアの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)の乱数値を、普図保留球実行エリア203jの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)へシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203jへのデータのシフトが終了すると、普図保留第1エリアが空き状態となるため、普図保留球格納エリア203iの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号が1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第8実施形態では、普図保留球格納エリア203iにおいて、データが記憶(保留)されている普図保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、普図保留球格納エリア203i内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203hの値が「4」であり、普図保留球格納エリア203iの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、普図保留第1エリアのデータが、普図保留球実行エリア203jへシフトされ、普図保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、普図保留第2エリアのデータを、普図保留第1エリアへシフトし、普図保留第3エリアのデータを、普図保留第2エリアへシフトし、普図保留第4エリアのデータを、普図保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203hの値が「2」であれば、MPU201は、普図保留第2エリアのデータのみを、普図保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第8実施形態では、データが記憶(保留)されていない普図保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、普図保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、普図保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不要となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図171に戻り、説明を続ける。確変フラグ203kは、特別図柄が高確率状態か否かを判別するためのフラグである。この確変フラグ203kは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、大当たりの終了時において、大当たり種別「確変A」又は「潜確A」の場合に、確変フラグ203kがオンに設定される(図210のS6102又はS6105参照)。そして、大当たりに当選した場合にオフに設定される(図207のS602参照)。第8実施形態のパチンコ機10では、確変フラグ203kがオンされている場合に、特別図柄の高確率状態として、大当たり乱数テーブル202aの高確率状態用が参照されて特別図柄の大当たり抽選が行われる。
時短高確フラグ203mは、オン状態で「普図高確時間短縮状態」又は「確率変動状態」であって、普通図柄の高確率状態であり、かつ、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短高確フラグ203mは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図194のS116参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第8実施形態では、大当たりの終了時において、大当たり種別「確変A」又は「時短A」の場合に、時短高確フラグ203mがオンに設定される(図210のS6103又はS6106参照)。その後、特別図柄の動的表示の停止時の処理である変動停止処理において実行される時短計数処理(図203のS5513参照)内で、時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でなくなったとき、かつ、該時短高確フラグ203mがオンに設定されている場合(図205のS5704参照)、又は、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図207のS602参照)。
第8実施形態のパチンコ機10では、時短高確フラグ203mがオンされている場合に、普通図柄の高確率状態として、普図当たり乱数テーブル202hが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるとともに、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202iが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202jが参照されて普通電役72の開放駆動が行われる。
時短低確フラグ203nは、オン状態で「普図低確時間短縮状態」であって、普通図柄の低確率状態である一方、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短低確フラグ203nは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図194のS116参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第8実施形態では、特別図柄の動的表示が該特別図柄の低確率状態において計「899回」より多く(即ち、「900回」以上)実行されて天井到達回数に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」に移行させるために該時短低確フラグ203nがオンに設定される(図206のS5806参照)。その後、特別図柄の動的表示の停止時に実行される変動停止処理において実行される時短計数処理(図203のS5513参照)内で、時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でなくなったとき、かつ、該時短低確フラグ203nがオンに設定されている場合(図205のS5705参照)、又は、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図207のS602参照)。
第8実施形態のパチンコ機10では、時短低確フラグ203nがオンされている場合に、特別図柄は低確率状態であり、かつ、普通図柄も低確率状態として普図当たり乱数テーブル202hが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるものの、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202iが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202jが参照されて普通電役72の開放駆動が行われる。
時短カウンタ203oは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後及び天井到達時に各特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第8実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別ごとに特別図柄の実行回数による時短終了条件が異なるように設定されており、該設定された特別図柄の動的表示の実行回数が行われた場合、実行中の「時短機能」を終了して、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短カウンタ203oは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図194のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理(図197のS203参照)においても大当たり時の初期化処理として、時短カウンタ203oの値が「0」クリアされる(図207のS603参照)。そして、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり終了後には、時短カウンタ203oの値に「100」が設定される(図210のS6107参照)。また、特別図柄の低確率状態において、動的表示の実行回数が「899回」より多くなった場合、即ち、後述する天井到達計数カウンタ203pの値が「899」より大きい値となった場合であって、かつ、同じく後述する天井設定済みフラグ203qがオンに設定されていない場合に、時短カウンタ203oの値に「1140」が設定される(図206のS5804参照)。一方、時短カウンタ203oの値は、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図205のS5701参照)。
そして、時短カウンタ203oの値が「0」となった場合に(図205のS5702:No)、各特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、オンされている時短高確フラグ203m又は時短低確フラグ203nをオフに設定し(図205のS5704又はS5705参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
天井到達計数カウンタ203pは、特別図柄の動的表示の実行回数に基づいて「普図低確時間短縮状態」に移行するか否かを計数するためのカウンタである。第8実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示が「900回」実行された場合、即ち、この天井到達計数カウンタ203pの値が「900」に達した場合に、遊技状態を「普図低確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
この天井到達計数カウンタ203pは、パチンコ機10の立ち上げ処理において、初期値として「0」が設定される(図194のS172参照)。そして、特別図柄の低確率状態、即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1加算される(図206のS5801参照)。第8実施形態のパチンコ機10では、この天井到達計数カウンタ203pの値が「900」に達した場合、後述する天井設定済みフラグ203qがオンに設定されていなければ(即ち、オフであれば)、時短カウンタ203oの値に「1140」を設定するとともに、時短低確フラグ203nをオンに設定して(図206のS5804及びS5806参照)、「普図低確時間短縮状態」へ移行する。
なお、この天井到達計数カウンタ203pは、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭で「0」クリアされる(図207のS603参照)。これにより、大当たりが発生するごとに、天井到達回数を再設定し、大当たり遊技後、特別図柄が低確率状態になった際に、この天井到達計数カウンタ203pの値の計数を開始することで、該特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示において大当たりに当選しない期間が所定期間に達した場合に、遊技者への救済措置として「普図低確時間短縮状態」を発生させることが可能となる。
天井設定済みフラグ203qは、大当たり遊技後、特別図柄の動的表示が天井到達回数に1度達したか否かを判別するためのフラグである。この天井設定済みフラグ203qは、パチンコ機10の立ち上げ処理において、初期値としてオフに設定される(図194のS171参照)。そして、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示が連続して「900回」大当たりに当選しなかった場合、即ち、天井到達計数カウンタ203pの値が「900」に達した場合に、大当たり遊技後、天井機能が1回発動したとして、オンに設定される(図206のS5805参照)。一方、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図207のS602参照)。
第8実施形態のパチンコ機10では、天井設定済みフラグ203qがオンに設定されている場合、即ち、大当たり遊技後、1度でも天井機能が発動している場合は、再び天井機能を発生させないように構成されており、天井設定済みフラグ203qを参照することで、大当たり遊技後に発動する天井機能を1回に制限することができる。なお、天井機能を2回以上発生し得るように構成してもよい。
主制御装置110のROM202には、第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選遊技において大当たりに当選した場合に、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放制御のために参照される大当たり開放テーブル202fが格納されている。
ここで、図188を参照して、大当たり開放テーブル202fについて説明する。図188は、ROM202に記憶される大当たり開放テーブル202fの一例を模式的に示した模式図である。大当たり開放テーブル202fは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり時に参照され、各特別図柄の大当たりを発生した大当たり種別に基づいて、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放態様等(ラウンド回数、オープニング時間、インターバル時間、エンディング時間、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)、及び、大当たり終了後に移行する遊技状態が規定されている。
まず、大当たり開放テーブル202fは、遊技状態毎に入賞し易い第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71a(以下、第1始動口64と、上側第2始動口71と、下側第2始動口71aとを総称して、「始動口64,71,71a」と称する場合がある)に基づいて選択される大当たりに当選した大当たり種別に基づいて開放態様等が区分けされている。
具体的には、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短A」、「確変A」又は「潜確A」に当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」において、大当たり種別「時短A」又は「潜確A」に当選した場合に参照される「確率変動状態・低確時間短縮状態・時間短縮状態・潜伏確率変動状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図188で示すように、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65a(以下、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aを、「大入賞口」と称する場合がある)が、5ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「確変A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「確変A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「潜確A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「潜確A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「潜伏確率変動状態」に移行するように構成されている。なお、「通常遊技状態」において大当たり種別「潜確A」に当選し得るのは第2特別図柄の動的表示であり、該第2特別図柄の動的表示は、「通常遊技状態」において推奨されている左打ち遊技では実行され難くなるように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「確率変動状態・低確時間短縮状態・時間短縮状態・潜伏確率変動状態」用において、大当たり種別「時短A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、5ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」において、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「確率変動状態・低確時間短縮状態・時間短縮状態・潜伏確率変動状態」用において、大当たり種別「潜確A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、5ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」において、大当たり種別「潜確A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「潜伏確率変動状態」に移行するように構成されている。
このように、右打ち遊技が維持されて連続的に特別図柄の大当たりが頻発する「連荘」状態において、いずれかの大当たり種別に当選した場合における大当たり時のOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より短く構成することで、「連荘」状態中における大当たり全体の消化時間を短くし、「連荘」状態において次の大当たりへの到達時間を短くすることが可能となる。これにより、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
さらに、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「連荘」状態における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より長くすることで、その時間において多種多様な演出を実行することが可能となる。このように構成することで、例えば、初回大当たりのOP時間やED時間にパチンコ機10における遊技方法の説明(例えば、発射態様の示唆や、カードサンドに挿入中のカードの抜き忘れ防止示唆、今後の遊技状態の説明等)や、「通常遊技状態」から初回大当たりしたことを祝福する演出を実行することができ、遊技者にパチンコ機10の遊技方法を理解させ易くしたり、漸く大当たりしたことを実感させて遊技者の興趣向上に資する演出を行うことができる。
なお、大当たり種別に基づく大当たり時の大入賞口開閉板65aの開放態様等(OP時間、IT時間、ED時間、回数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数および移行遊技状態)は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。具体的には、大当たり種別毎に開放回数(ラウンド数)を異ならせるように構成してもよいし、大当たり種別毎に最大開放時間を変更するように構成してもよいし、最大入賞個数を変更するように構成してよい。当選した大当たり種別毎に払い出され得る賞球数が異なることで、当選した大当たり種別に応じて直接的に付与される遊技価値に違いを生じさせることができる。
また、大当たり種別毎に別々の遊技状態に移行する必要はなく、複数の大当たり種別で共通的な遊技状態に移行するように構成してもよい。さらに、OP時間とED時間とを異ならせるように構成してもよいし、IT時間をOP時間やED時間より長い時間に設定してもよい。また、1のラウンドの最小開放時間を、IT時間やOP時間、ED時間より短い時間に設定してもよい。さらに、大当たり種別毎にOP時間、IT時間又はED時間の少なくとも1つ以上を同一な時間となるように設定してもよい。また、「潜伏確率変動状態」における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「通常遊技状態」、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間よりいずれも短くなるように構成していたが、いずれか1以上のOP時間、IT時間、又は、ED時間を短くするように構成し、他の1以上のOP時間、IT時間、又は、ED時間を同等又は長くなるように構成してもよい。
次に、図189を参照して、小当たり開放テーブル202gについて説明する。図189は、ROM202に記憶される小当たり開放テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。小当たり開放テーブル202gは、第1特別図柄又は第2特別図柄の小当たり時に参照され、各特別図柄に基づいて、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放態様等(ラウンド数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)が規定されている。なお、いずれの特別図柄で小当たりに当選した場合(「普図低確時間短縮状態」への移行を除く)であっても、遊技状態の移行は行われないように構成されている。
まず、小当たり開放テーブル202gは、特別図柄の種類、即ち、入賞する始動口64,71,71aに基づいて開放態様等が区分けされている。具体的には、第1特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合に参照される「特図1小当たり」用と、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合に参照される「特図2小当たり」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図189で示すように、小当たり開放テーブル202gの「特図1小当たり」用において、第1特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、普通電役72の正面視左側に設けられた可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが1回(1ラウンド)開閉される。そして、その大入賞口開閉板65aの最大開放時間が「0.1秒」に設定され、最大入賞個数が「10個」に規定され、入賞に基づく賞球数が「10個」に規定されている。なお、第8実施形態では、第1特別図柄の小当たり当選に基づく大入賞口開閉板65aの最大開放時間内に発射された球が10個も入賞し得ない開放時間に設定されているため、開放された大入賞口開閉板65aは、最大入賞個数の条件で閉鎖するより、最大開放時間の条件で閉鎖し易いように構成されている。
また、図189で示すように、小当たり開放テーブル202gの「特図2小当たり」用において、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合も、普通電役72の正面視左側に設けられた可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが1回(1ラウンド)開閉される。そして、その大入賞口開閉板65aの最大開放時間が「1.5秒」に設定され、最大入賞個数が「10個」に規定され、入賞に基づく賞球数が「10個」に規定されている。なお、第8実施形態では、第2特別図柄の小当たり当選に基づく大入賞口開閉板65aの最大開放時間内に発射された球が10個も入賞し得ない開放時間に設定されているため、開放された大入賞口開閉板65aは、最大入賞個数の条件で閉鎖するより、最大開放時間の条件で閉鎖し易いように構成されている。
次に、図190(a)から図190(c)を参照して、普図当たり乱数テーブル202h、普図変動テーブル202i及び普通電役開放テーブル202jの詳細について説明する。まず、図190(a)は、ROM202に記憶される普図当たり乱数テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。
上述したように、普図当たり乱数テーブル202hは、パチンコ機10の遊技状態が、「通常遊技状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」である普通図柄の低確率状態(「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」ではない期間(特別図柄の大当たり中を含む))の場合に使用される「普通図柄低確率状態」用と、パチンコ機10の遊技状態が、「普通図柄低確率状態」より普通図柄が当たりとなる確率の高い状態である「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」の場合に使用される「普通図柄高確率状態」用との2種類に分けられる。そして、「普通図柄低確率状態」用と「普通図柄高確率状態」用とのそれぞれに含まれる当たりとなる乱数の数が異なって設定されている。このように、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで当たりとなる乱数の数を異ならせることにより、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで、普通図柄の可変表示において当たりとなる確率が変更される。
図190(a)で示すように、第8実施形態のパチンコ機10では、「普通図柄低確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は70個で、その値「30~99」が、普図当たり乱数テーブル202hに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄低確率状態」(即ち、「通常遊技状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、70/100となり、普通図柄の可変表示において当たりが導出され易いように設定されている。
一方で、「普通図柄高確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は99個で、その値「1~99」が、普図当たり乱数テーブル202hに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄高確率状態」(即ち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、99/100となり、普通図柄の可変表示においてほぼ当たりが導出されるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、普通電役72が開放し易い状況か、該開放し易い状況より開放し難い状況か否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況であることによって下側第2始動口71aへ入賞し得る状況か、普通電役72が開放し易い状況より開放難い状況であることで球が下側第2始動口71aへ入賞し難い状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」では、「普通図柄低確率状態」となり、普通図柄の可変表示時間も長く、また、普通電役72が開放し難く、さらに、開放した場合でも普通電役72が短時間しか開放しないため、仮に右打ち遊技で球が発射された場合でも「普通図柄高確率状態」より下側第2始動口71aへ入賞し難くなるように構成されている。また、第1始動口64には普通電役72のような入賞を補助する装置が備え付けられておらず、さらに、左打ち遊技で発射された球の流下領域にスルーゲート67が配置されていないため、左打ち遊技により発射された球が時短機能によって第1始動口64へ入賞し易くなる構成ではない。よって、換言すれば、「通常遊技状態」では、右打ち遊技されたとしても、その右打ちされた球は、下側第2始動口71aへ入賞し難く、また、左打ち遊技で発射された球も、時短機能を使わずに第1始動口64へ入賞させなければならず、第1特別図柄の動的表示を実行させるために自力で第1始動口64へ入賞させるように構成されている。なお、「通常遊技状態」において、普通図柄の可変表示時間や普通電役72の開放パターンを複数種類設けておくことで、「通常遊技状態」において遊技者が下側第2始動口71aへ入賞可能なタイミングを把握させ難く構成して、下側第2始動口71aへの入賞を困難に構成するとより好適である。また、「通常遊技状態」において、右打ち遊技された場合に、スルーゲート67への球の通過を起因してエラー報知するように構成することで、遊技者および遊技場の従業員に対して奨励されていない遊技態様であることを示唆することで、遊技者に右打ち遊技での遊技を抑制させてもよい。
次いで、図190(b)を参照して、普通図柄の可変表示時間を決定するための普図変動テーブル202iの詳細について説明する。図190(b)は、ROM202に記憶される普図変動テーブル202iの一例を模式的に示した模式図である。
普図変動テーブル202iは、「通常遊技状態」又は「潜伏確率変動状態」で参照される「通常遊技状態・潜伏確率変動状態」用と、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」で参照される「確率変動状態・低確時間短縮状態・時間短縮状態」用との2種類に分けられる。そして、「通常遊技状態・潜伏確率変動状態」用と「確率変動状態・低確時間短縮状態・時間短縮状態」用とで設定される普通図柄の可変表示時間が異なって設定されている。このように、各遊技状態で普通図柄の可変表示時間を異ならせることにより、各遊技状態で普通図柄の当否結果が導出される時間が変更される。
図190(b)で示すように、第8実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」又は「潜伏確率変動状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「15秒」となるように普図変動テーブル202iで規定されている。つまり、「通常遊技状態」又は「潜伏確率変動状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「15秒」となるように設定されている。
また、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「0.1秒」となるように普図変動テーブル202iで規定されている。つまり、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「0.1秒」となるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の可変表示時間を変更することで、スルーゲート67を球が通過してから、普通電役72が開放されるまでの期間を変更することができる。その結果、球がスルーゲート67を通過した場合に、該スルーゲート67の通過に起因する可変表示で当たりとなり、該当たりに基づいて普通電役72が開放されて、スルーゲート67を通過した球がそのまま下側第2始動口71aへ流入し得るか否かを遊技状態によって異ならせることができる。よって、普通図柄の可変表示時間を遊技状態毎に変更することで、1の球のスルーゲート67及び下側第2始動口71aへの入賞態様を異ならせることができ、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示時間が短く、当たりに当選し易く、かつ、普通電役72の開放時間も長時間となるため、普通電役72の上面を球が転動している間に普通電役72が開放(没入)状態となって、右打ち遊技により発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し得るように構成されている。換言すれば、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」で右打ちされた球は、下側第2始動口71aへ入賞し易く、可変入賞装置65へ入賞し難いように構成されている。
また、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図低確時間短縮状態」では、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」よりも当たりに当選し難いものの、普通図柄の可変表示時間が短く、かつ、普通電役72の開放時間も長時間となるため、右打ち遊技により発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し得るように構成されている。換言すれば、「普図低確時間短縮状態」で右打ちされた球は、下側第2始動口71aへ入賞し易く、可変入賞装置65へ入賞し難いように構成されている。
一方、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の可変表示時間が長く、当たりに当選し難く、かつ、普通電役72の開放時間も短時間となるため、右打ち遊技により発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し難くなるように構成されている。よって普通電役72の閉鎖中は該普通電役72の上面を右端から左端まで転動しきり、該普通電役72の正面視左側に設けられた可変入賞装置65側へと流下可能となるため、「潜伏確率変動状態」で右打ちされた球は、下側第2始動口71aへ入賞し難く、可変入賞装置65へ入賞し易いように構成されている。
次いで、図190(c)を参照して、普通電役開放テーブル202jについて説明する。図190(c)は、ROM202に記憶される普通電役開放テーブル202jの一例を模式的に示した模式図である。普通電役開放テーブル202jは、普通図柄の当たり時に参照され、普通図柄の当たりが発生したタイミングにおける遊技状態に基づいて、普通電役72の開放(没入)時間および開放回数が規定されている。
普通電役開放テーブル202jは、普通図柄が抽選された遊技状態に基づいてグループ毎に区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」で参照される「通常遊技状態・潜伏確率変動状態」用と、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」で参照される「確率変動状態・低確時間短縮状態・時間短縮状態」用とで、普通電役72の開放態様(開放時間)が変更される。
図190(c)で示すように、第8実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放回数は1回であり、その開放時間は「0.1秒」となるように普通電役開放テーブル202jで規定されている。つまり、「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「0.1秒」×1回=「0.1秒」の間、開放されるように設定されている。
また、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放時間は「5.8秒」、かつ、開放回数が1回となるように普通電役開放テーブル202jで規定されている。つまり、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「5.8秒」×1回=「5.8秒」の間、開放されるように構成される。
これにより、遊技状態に応じて普通電役72の開放態様を変更することで、普通電役72が開放している期間の長短の違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放している期間が長いことによって下側第2始動口71aへ入賞し易い状況か、普通電役72が開放している状況が短いことによって球が下側第2始動口71aへ入賞し難い状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」においては、普通図柄の高確率状態となり、可変表示時間が短時間で、普通電役72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し易いように構成されている。
また、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図低確時間短縮状態」においては、普通図柄の低確率状態であるものの、可変表示時間が短時間で、普通電役72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し易いように構成されている。
よって、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」及び「普図高確時間短縮状態」で右打ちされた球は、下側第2始動口71aへ入賞し易く、第2特別図柄の動的表示の保留球数が溜まり易いため、変動短縮機能が作動し易く、第2特別図柄の動的表示が効率良く実行され易いように構成されている。
このように、特別図柄の高確率状態又は低確率状態と、普通図柄の高確率状態又は低確率状態と、可変表示時間及び普通電役72の開放時間の長時間又は短時間と、をそれぞれ組み合わせた各遊技状態を設けることで、各遊技状態に遊技性を変化させ、バリエーションが豊富な遊技を提供することができ、遊技の興趣を向上することができる。
なお、普通図柄の可変表示の当たり確率や可変表示の可変表示時間は、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、「通常遊技状態」等より「確率変動状態」等の方が普通図柄に当選し易い確率であれば如何様な割合でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の当たり確率を1/100程度として当たり難くなるように構成してもよいし、「確率変動状態」における普通図柄の当たり確率を50/100=1/2程度としてもよいし、普通図柄の低確率状態において当たりに当選しないように構成してもよい。また、「通常遊技状態」より「確率変動状態」等の方が可変表示時間が短ければ如何様な時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の可変表示時間を「30秒」以上の長い時間(例えば、「100秒」)としてもよいし、「10秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。
また、普通電役72の開放時間や開放回数も、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、普通電役72の開放時間として、「通常遊技状態」等より「確率変動状態」等の方が遊技者にとって有利な開放時間であれば如何様な開放時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」等における普通電役72の開放時間を「0.1秒」以上(例えば、「1秒」)に設定してもよいし、開放回数を「1回」以上(例えば、「3回」)に設定してもよい。また、「確率変動状態」等における普通電役72の開放時間を「5.8秒」以上の長い時間(例えば、「10秒」)としてもよいし、「5.8秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。さらに、「確率変動状態」等における普通電役72の開放回数を「1回」以上の多い回数(例えば、「5回」)としてもよい。
次に、図191を参照して、第8実施形態における時短終了条件テーブル202kについて説明する。図191は、第8実施形態におけるROM202に記憶される時短終了条件テーブル202kの一例を模式的に示した模式図である。時短終了条件テーブル202kは、大当たり状態の終了時又は、天井到達回数に達した場合に参照され、大当たりに当選した大当たり種別又は天井機能に応じて付与される「時短機能」の終了条件がそれぞれ規定されている。
図191で示すように、「通常遊技状態」において大当たり種別「確変A」に当選した場合、「確率変動状態」として、次回大当たりまで高確時短機能が有効となるように設定される。また、「通常遊技状態」において天井到達回数に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」として、低確時短機能が「1140回」まで有効となるように設定される。さらに、すべての遊技状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」)において、大当たり種別「時短A」に当選した場合、「普図高確時間短縮状態」として、高確時短機能が「100回」まで有効となるように設定される。また、すべての遊技状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図低確時間短縮状態」、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」)において、大当たり種別「潜確A」に当選した場合、「潜伏確率変動状態」として、時短機能は付与されず、時短回数が「0回」となるように設定される。
図171に戻り、説明を続ける。RAM203は、図172に図示したカウンタ用バッファ203c等のほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図196参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図194参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図215参照)が即座に実行される。
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、各入賞口63,64,65,71,71aに入賞した球や、スルーゲート67を通過した球、アウト口66を通って球排出路へ案内された球をそれぞれ検出するためのスイッチ(例えば、大入賞口スイッチ65c等)を含むスイッチ群並びにセンサ群などからなる各種スイッチ208や、電源投入時の立ち上げモードを設定するための設定キー501、「設定変更モード」時に押下操作されることにより確率設定値を更新するための設定変更スイッチ502、RAM203に記憶されているデータを消去するためのRAM消去スイッチ503が接続される。
また、入出力ポート205の出力側には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、特別図柄表示装置37、普通図柄表示装置83、普通図柄保留ランプ84、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大入賞口ソレノイド65bや、普通電役72の出没板72aを駆動するための普通電役ソレノイド(図示せず)、その他ソレノイド209が接続されている。MPU201は、各種スイッチ208,502,503から出力される信号や、設定キー501の状態に基づいて各種処理を実行するとともに、各種処理の実行結果の1つとして確率表示装置504の表示内容等を設定する。
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図215参照)が即座に実行される。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチ217が接続されている。なお、該賞球検出スイッチ217は、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるように球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29~33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出や、後述する演出用打ち方指示、「保留変化予告」といった第3図柄表示装置81にて行われる演出の表示態様の設定などを制御するものである。
演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、及び、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。第8実施形態では、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成され、音声ランプ制御装置113から主制御装置110へコマンド送信ができないように構成されている。一方、音声ランプ制御装置113と表示制御装置114とは、互いにコマンドの送受信が可能に構成されている。
また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示される演出のステージを変更したり、「スーパーリーチ」演出態様等の背面画像を変更したりするように、音声出力装置226、ランプ表示装置227を制御すると共に、表示制御装置114へ枠ボタン22の押下に基づいた表示を第3図柄表示装置81に表示させるように指示する。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出や演出用打ち方指示、「保留変化予告」の表示制御を実行するものである。なお、演出用打ち方指示の詳細については、図223~図225において後述する。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110~114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110~114等に対して必要な電圧を供給する。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111のNMI端子へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理(図215参照)を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理を正常に実行し完了することができる。
ここで、図192を参照して、音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図192は、主に音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。音声ランプ制御装置113のROM222には、MPU221にて実行される各種制御プログラムの他、固定値データとして、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、停止パターンテーブル222c、変動パターンテーブル222dが少なくとも格納されている。これらのテーブル222a~222dは、いずれも主制御装置110のROM202に設けられた大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、停止パターンテーブル202d、変動パターンテーブル202eと同じものである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3および変動種別カウンタCS1の各値と、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、停止パターンテーブル222cおよび変動パターンテーブル222dとに基づいて、先読み処理を実行可能に構成されている。
そして、この先読み処理によって、その先読み処理の対象となった保留中の変動演出が、結果としてどのような演出となるか(大当たりとなるか否か、「リーチ表示」となるか否か等)をその変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定したり、コクピット表示領域Db(図170参照)に表示される保留図柄の表示態様を変化させる「保留変化予告」の演出内容(及び実行時期(タイミング))を決定したりする制御を実行する。
RAM223には、特図1変動開始フラグ223a、特図2変動開始フラグ223b、サブ第1保留球数カウンタ223c、サブ第2保留球数カウンタ223d、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f、第1実行情報格納エリア223g、第2実行情報格納エリア223h、演出用左打ち指示実施済みフラグ223i、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jが少なくとも設けられている。
特図1変動開始フラグ223aは、オン状態で第1特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図1変動開始フラグ223aは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図1停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図219のS1225参照)。そして、第3図柄表示装置81での実行如何を問わず第1特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図221のS1302参照)。
そして、第8実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図1変動開始フラグ223aがオンされたことを契機として、待機中の第1特別図柄の変動演出が存在する場合であって、遊技状態が「通常遊技状態」の場合(図221のS1306:Yes参照)、即ち、第1特別図柄の変動演出が奨励される遊技状態である場合に、該待機中の第1特別図柄の変動演出を実行させるための第1特別図柄の変動演出の設定処理(図221のS1307~S1309参照)を行う。
なお、特図1変動開始フラグ223aがオンされている場合であっても、遊技状態が第1特別図柄の変動演出が非奨励である「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」であったときには(図221のS1306:No参照)、後述する第1保留情報格納エリア223e及び第1実行情報格納エリア223gのシフト処理、並びに、サブ第1保留球数カウンタ223cの減算処理は実行するものの(図221のS1303~S1305参照)、第1特別図柄の変動演出の設定処理(図221のS1307~S1309参照)を実行しないように構成されている。このように構成することで、第1特別図柄の変動演出が非奨励である「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、第3図柄表示装置81で第1特別図柄に関する変動演出および保留球数を実行(表示)せず、奨励される第2特別図柄の変動演出および保留球数のみを実行(表示)することができる。
特図2変動開始フラグ223bは、オン状態で第2特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図2変動開始フラグ223bは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図2停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図220のS1235参照)。そして、第3図柄表示装置81での実行如何を問わず第2特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図221のS1311参照)。
そして、第8実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図2変動開始フラグ223bがオンされたことを契機として、待機中の第2特別図柄の変動演出が存在する場合であって、遊技状態が「通常遊技状態」以外の場合(図221のS1315:No参照)、即ち、第2特別図柄の変動演出が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」である場合に、該待機中の第2特別図柄の変動演出を実行させるための第2特別図柄の変動演出の設定処理(図221のS1316~S1318参照)を行う。
なお、特図2変動開始フラグ223bがオンされている場合であっても、遊技状態が第1特別図柄の変動演出が奨励される「通常遊技状態」であったときには(図221のS1315:Yes参照)、後述する第2保留情報格納エリア223f及び第2実行情報格納エリア223hのシフト処理、並びに、サブ第2保留球数カウンタ223dの減算処理は実行するものの(図221のS1312~S1314参照)、第2特別図柄の変動演出の設定処理(図221のS1316~S1318参照)を実行しないように構成されている。このように構成することで、第2特別図柄の変動演出が非奨励である「通常遊技状態」において、第3図柄表示装置81で第2特別図柄に関する変動演出および保留球数を実行(表示)せず、奨励される第1特別図柄の変動演出および保留球数のみを実行(表示)することができる。
サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第1特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第1特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第1保留球数カウンタ203aの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンド(保留球数コマンド)に基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第1保留球数カウンタ223cにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、第1始動口64への入球によって第1特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第1保留球数コマンドを受信すると、その第1保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(図219のS1207参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第1特別図柄の変動演出に対応する特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第3図柄表示装置81での実行如何を問わず第1特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算(更新)する(図221のS1305参照)。このように、第1保留球数カウンタ203aの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新するので、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期させながら、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新することができる。
サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第2特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第2特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第2保留球数カウンタ203bの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンドに基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第2保留球数カウンタ223dにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入球によって第2特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第2保留球数コマンドを受信すると、その第2保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(図218のS1211参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第2特別図柄の変動演出に対応する特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第3図柄表示装置81での実行如何を問わず第2特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算(更新)する(図221のS1314参照)。このように、第2保留球数カウンタ203bの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新するので、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期させながら、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新することができる。
サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値は、各特別図柄の変動演出が奨励される遊技状態において、第3図柄表示装置81における保留図柄及び実行図柄の表示に用いられる。即ち、音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドの受信に応じてそのコマンドにより示される保留球数をサブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dに格納したり(図218のS1207又はS1211参照)、特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に応じて、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新したりするタイミングで(図221のS1305又はS1314参照)、遊技状態に応じて奨励される特別図柄に対応する格納後もしくは更新後のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値を表示制御装置114に通知するべく、表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを表示制御装置114に対して送信する。
表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを受信すると、そのコマンドにより示される保留球数の値、即ち、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値分の保留図柄と、実行中の変動演出を示す実行図柄とを第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図170(b)参照)に表示するように、画像の描画を制御する。
上述したように、サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期しながら、その値が変更され、また、サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期しながら、その値が変更される。従って、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図170(b)参照)に表示される保留図柄の数も、奨励される特別図柄に関する主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値に同期させながら、変化させることができる。よって、第3図柄表示装置81には、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出が保留されている保留球の数を正確に表示させることができる。
第1保留情報格納エリア223eは、保留されている第1特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンドによって送信された第1特別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222dとを用いて、第1特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
第2保留情報格納エリア223fは、保留されている第2特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第2保留球数コマンドによって送信された第2別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222dとを用いて、第2特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
第1実行情報格納エリア223gは、少なくとも特別図柄表示装置37で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81で実行中の第1特別図柄の変動演出の情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値とを格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113のMPU221は、第1特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄の変動演出の設定等を実行するために、上述した第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリアに記憶されている変動演出を行うための情報(カウンタC1~C3,CS1等の各値)を、この第1実行情報格納エリア223gへシフトする。
第2実行情報格納エリア223hは、少なくとも特別図柄表示装置37で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81で実行中の第2特別図柄の変動演出の情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第2保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値とを格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113のMPU221は、第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第2特別図柄の変動演出の設定等を実行するために、上述した第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアに記憶されている変動演出を行うための情報(カウンタC1~C3,CS1等の各値)を、この第2実行情報格納エリア223hへシフトする。
演出用左打ち指示実施済みフラグ223iは、右打ち遊技を行う遊技状態から左打ち遊技を行う遊技状態に移行した場合、即ち、右打ち遊技を行う「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において時短終了条件が成立して左打ち遊技を行う「通常遊技状態」に移行した場合に1度だけ実行される演出用打ち方指示が実施済みか否かを判別するためのフラグである。この演出用左打ち指示実施済みフラグ223iは、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、初期値としてオンに設定される(図216のS1051参照)。このように設定することにより、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理実行後に左打ち遊技を開始する場合、例えば、ホールの営業開始時などに、わざわざ演出用打ち方指示を実行しないようにすることができる。そして、遊技状態が「通常遊技状態」でない場合(即ち、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は大当たり状態)であって、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jがオンでない状態において、オフに設定される(図222のS1407参照)。一方、「通常遊技状態」であって、該演出用左打ち指示実施済みフラグ223iがオンでない場合(即ち、演出用打ち方指示が未実施の場合)において、演出用左打ち指示コマンドを設定後にオンに設定される(図220のS1414参照)。
第8実施形態のパチンコ機10では、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iがオンに設定されている場合、即ち、右打ち遊技から左打ち遊技へ移行後、1度でも演出用打ち方指示を実行している場合(又は、立ち上げ処理実行後)は、再び該演出用打ち方指示を実行させないように構成されており、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iを参照することで、右打ち遊技から左打ち遊技へ移行後に実行する演出用打ち方指示を1回に制限することができる。
演出用右打ち指示実施済みフラグ223jは、左打ち遊技を行う遊技状態から右打ち遊技を行う遊技状態に移行した場合、即ち、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」において大当たりに当選した場合、又は、「通常遊技状態」において天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した場合、に1度だけ実行される演出用打ち方指示が実施済みか否かを判別するためのフラグである。この演出用右打ち指示実施済みフラグ223jは、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、初期値としてオフに設定される(図216のS1052参照)。そして、遊技状態が「通常遊技状態」でない場合(即ち、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は大当たり状態)であって、該演出用右打ち指示実施済みフラグ223jがオンでない状態(即ち、演出用打ち方指示が未実施の状態)において、演出用右打ち指示コマンドを設定後にオンに設定される(図222のS1407参照)。一方、「通常遊技状態」であって、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iがオンでない場合にオフに設定される(図222のS1415参照)。
第8実施形態のパチンコ機10では、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jがオンに設定されている場合、即ち、右打ち遊技へ移行後、1度でも演出用打ち方指示を実行している場合は、再び該演出用打ち方指示を実行させないように構成されており、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jを参照することで、左打ち遊技から右打ち遊技へ移行後に実行する演出用打ち方指示を1回に制限することができる。
ここで、図193を参照して、第1保留情報格納エリア223e及び第1実行情報格納エリア223g、並びに、第2保留情報格納エリア223f及び第2実行情報格納エリア223hの詳細について説明する。図193は、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f、第1実行情報格納エリア223g及び第2実行情報格納エリア223hの構成を模式的に示す模式図である。
第1保留情報格納エリア223eは、第1保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223e2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223e4とが少なくとも設けられている。
また、第2保留情報格納エリア223fは、第1保留情報格納エリア223eと同様、第2保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223f2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223f4とが少なくとも設けられている。
さらに、第1実行情報格納エリア223gには、現在実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223g1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223g2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223g3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223g4とが少なくとも設けられている。
また、第2実行情報格納エリア223hには、現在実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223h1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223h2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223h3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223h4とが少なくとも設けられている。
具体的には、第1実行情報格納エリア223gが、現在実行中の第1特別図柄の変動演出に対応するエリアである。また、第2実行情報格納エリア223hが、現在実行中の第2特別図柄の変動演出に関するエリアである。さらに、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第2エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第3エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第4エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
また、第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第2エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第3エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第4エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、第1保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CS1の値をそれぞれ、対応する第1保留情報格納第1~第4エリアのうち該第1保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1、大当たり種別カウンタ格納エリア223e2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3、変動種別カウンタ格納エリア223e4に格納する。
具体的には、第1保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦X≦4)であれば、その時点で保留されている第1特別図柄の変動演出の数はXであり、その第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CS1の値は、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的にX番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Xエリアの各カウンタ格納エリア223e1~223e4に対応するカウンタC1~C3,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第1保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CS1の値を第1保留球格納エリア203dの第1保留第Xエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第1保留第Xエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が、第1保留情報格納第Xエリアに格納されることになる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、第2保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CS1の値をそれぞれ、対応する第3保留情報格納第1~第4エリアのうち該第3保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1、大当たり種別カウンタ格納エリア223f2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3、変動種別カウンタ格納エリア223f4に格納する。
具体的には、第2保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦Y≦4)であれば、その時点で保留されている第2特別図柄の変動演出の数はYであり、その第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CS1の値は、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的にY番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Yエリアの各カウンタ格納エリア223f1~223f4に対応するカウンタC1~C3,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第2保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CS1の値を第2保留球格納エリア203eの第2保留第Yエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第2保留第Yエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が、第2留情報格納第Yエリアに格納されることになる。
一方、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1特別図柄の変動演出の開始を意味する特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信すると、第1保留情報格納エリア223eに格納された情報を、第1実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第1特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応する第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、現在実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する第1実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。
そして、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を第1実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させた場合は、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2特別図柄の変動演出の開始を意味する特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドを受信すると、第2保留情報格納エリア223fに格納された情報を、第2実行情報格納エリア223hに対してシフトする処理を実行する。つまり、第2特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応する第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、現在実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する第2実行情報格納エリア223hの各格納エリア223h1~223h4に移動させる。
そして、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を第2実行情報格納エリア223hの各格納エリア223h1~223h4に移動させた場合は、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させる。
これにより、第1実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の第1保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。また、第2実行情報格納エリア223hには、主制御装置110の第2保留球実行エリア203gに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。さらに、第1保留情報格納第1~第4エリア及び第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリア、及び、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。つまり、音声ランプ制御装置113には、主制御装置110にて実行中および保留中の第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CS1が、第1実行情報格納エリア223g及び第2実行情報格納エリア223h並びに第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納される。
音声ランプ制御装置113では、先読み処理(図示せず)を行う場合に、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dから保留されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の数(保留球数)を把握する。そして、その保留球数に基づき、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出が保留されているエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、その変動演出において大当たりとなるか否かや、変動時間等が判定される。例えば、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「1」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「0」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が1回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が0回であるので、第1保留情報格納第1エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、判定を行う。また、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「0」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「4」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が0回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が4回であるので、第2保留情報格納第4エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、判定を行う。
パチンコ機10は、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成されており、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110のRAM203等にアクセスすることはできない。これに対し、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fを設けて、主制御装置110にて保留された第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CS1を音声ランプ制御装置113にも格納するので、この第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CS1を参照することで、先読み処理を音声ランプ制御装置113にて実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄又は/及び第2特別図柄の変動演出が実行された場合に、その変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
なお、第1保留情報格納エリア223e又は第2保留情報格納エリア223f、および、第1実行情報格納エリア223g又は第2実行情報格納エリア223hにおける上述のシフト処理は、特図1変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信したときの保留球数(特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に基づく更新が行われる前のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値)に基づいて、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち保留されている変動演出に対応するエリアについてのみデータの移動(シフト)を行う。
例えば、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「4」であり、第1保留情報格納エリア223eの全エリア(第1保留情報格納第1~第4エリア)にデータが記憶されているとする。この場合、第1保留情報格納第1エリアのデータを第1実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトし、第1保留情報格納第3エリアのデータを第1保留情報格納第2エリアへシフトし、第1保留情報格納第4エリアのデータを第1保留情報格納第3エリアへシフトする。
一方、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「2」であれば、第1保留情報格納第1エリアのデータを第1実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、本実施形態では、変動演出が保留されていない第1保留情報格納第3,第4エリアについては、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各データを、エリア番号が1小さいエリア(第1実行情報格納エリア223g若しくは第2実行情報格納エリア223h、又は、第1保留情報格納第1~第3エリア若しくは第2保留情報格納第1~第3エリア)にそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各々のエリアについて、データが記憶(保留)されているか否かの判定を不用とするので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図171に戻って説明を続ける。RAM223は、その他、主制御装置110より受信したコマンドを、そのコマンドに対応した処理が行われるまで一時的に記憶するコマンド記憶領域(図示せず)などを有している。
コマンド記憶領域はリングバッファで構成され、FIFO(First In First Out)方式によってデータの読み書きが行われる。音声ランプ制御装置113のコマンド判定処理(図218参照)が実行されると、コマンド記憶領域に記憶された未処理のコマンドのうち、最初に格納されたコマンドが読み出され、コマンド判定処理によって、そのコマンドが解析されて、そのコマンドに応じた処理が行われる。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における特別図柄の変動演出や連続予告演出を制御するものである。
第8実施形態のパチンコ機10では、遊技状態毎に第3図柄表示装置81で行われる変動演出の変動態様が異なるとともに、各遊技状態ごとに奨励される球の発射態様が遊技者に示されるように構成されている。具体的には、例えば、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」では、主表示用右打ち指示89(図170参照)は非表示状態となっており、アラビア数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ラインのみ(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。また、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」では、主表示用右打ち指示89が表示状態となり、漢数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ライン(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。このように、各遊技状態において変動図柄の表示態様を明確に異ならせることで、遊技状態を遊技者に認識させ易くしつつ、奨励される遊技を行うために必要な遊技態様(発射態様)を認識し易くすることができる。
また、第8実施形態のパチンコ機10では、主表示用右打ち指示89に加えて、演出用打ち方指示(演出用右打ち指示81d。図223(d)参照。)を行うことで、遊技者に左打ち遊技か、右打ち遊技かの、いずれの打ち方をすべきかと、その開始タイミングとをより分かりやすくするための表示を行っている。この演出用打ち方指示は、特定のタイミングにおいてのみ打ち方示唆表示を行うもので、左打ち遊技から右打ち遊技へと切り替わるタイミングにおいて右打ち示唆表示を実行したり、逆に、右打ち遊技から左打ち遊技へと切り替わるタイミングにおいて左打ち示唆表示を実行したりする。
この主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において実行されるその他の表示内容(例えば、各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面に表示されるように構成されている。また、演出用打ち方指示は、上述したように、特定のタイミングにおいてのみ打ち方示唆表示を行うものであるため、第3図柄表示装置81の主表示領域Dm内に大きく表示することで、遊技者に打ち方指示がより伝わり易くなるように構成している。
さらに、詳細は後述するが、第8実施形態のパチンコ機10では、この演出用打ち方指示を実行する場合に、現在の遊技状態や、第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の実行状態、第3図柄表示装置81において実行されている特別図柄の種類を参照し、いずれのタイミングにおいて該演出用打ち方指示を実行するのかを決定するように構成されている(図222参照)。これにより、第3図柄表示装置81において特別図柄の変動演出の実行途中で該演出用打ち方指示の実行によって遊技者の興趣を低下させたり、左打ち遊技中に第3図柄表示装置81で行われる第1特別図柄の変動演出の実行中にも関わらず、演出用の右打ち示唆が出現することで、遊技者が困惑させてしまったりしないようにすることができる。
また、第8実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて実行される(奨励される)特別図柄の変動演出が設定され、(非奨励の)他の特別図柄の変動演出が主表示領域Dmにおいて実行されないように構成されている。具体的には、左打ち遊技が奨励されて第1始動口64に球が入賞し得る「通常遊技状態」では、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出および保留表示のみが実行され得て、第2特別図柄の変動演出および保留表示が主表示領域Dm及びコクピット表示領域Dbで実行されないように構成されている。また、右打ち遊技が奨励されて上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに球が入賞し得る「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」では、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出および保留表示のみが実行され得て、第1特別図柄の変動演出および保留表示が主表示領域Dm及びコクピット表示領域Dbで実行されないように構成されている。このように構成することで、遊技結果の主要な表示領域である主表示領域Dm及びコクピット表示領域Dbで、奨励されていない(変動時間が長時間に亘ることから遊技結果が導出され難い)変動演出が実行されることによる不快感(悪印象)を遊技者に感じさせず、快適な遊技を提供して、遊技の興趣向上を図ることができる。
次に、図194から図215のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2ミリ秒周期で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されるNMI割込処理とがある。
図194は、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。
この立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期値設定処理を実行する(S101)。例えば、RAM203へのアクセス許可を設定し、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。次いで、サブ側の制御装置(音声ランプ制御装置113、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウエイト処理(本実施形態では、「1秒」)を実行する(S102)。そして、RAM203のアクセスを許可する(S103)。
その後は、主制御装置110に設けたRAM消去スイッチ503(図171参照)がオンされているか否かを判別する(S104)。判別の結果、RAM消去スイッチ503がオンされていなければ(S104:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S105)。そして、記憶されていなければ(S105:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合は、RAM203の初期化を行うため、処理をS116へ移行する。
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S105:Yes)、RAM判定値を算出し(S106)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S107:No)、即ち、算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS116へ移行する。
なお、図196のS156の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
一方、RAM消去スイッチ503がオンされておらず(S104:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S105:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S107:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S108)。次いで、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S109)。
S109の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合(S109:Yes)、電源投入時においてRAM消去スイッチ503:オフ、かつ、設定キー501:オンに操作されているので、立ち上げモードを「設定確認モード」で立ち上げるべく、まず、確率表示装置504において確率設定値の表示を開始し(S110)、その後、設定キー501がオフされたか否かを判別し(S111)、設定キー501がオフされるまで該「設定確認モード」を維持する(S111:No)。一方、設定キー501がオフされた場合は(S111:Yes)、確率表示装置504における確率設定値の表示を終了して(S112)、「設定確認モード」を終了して、処理をS113へ移行する。なお、S109の処理において、設定キー501がオンされていなければ(S109:No)、立ち上げモードを「通常モード」で立ち上げるべく、S110~S112の処理をスキップして、処理をS113へ移行する。
S113の処理では、確率設定値に基づいて設定値コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S113)、その後、割込みを許可する(S114)。そして、後述するメイン処理(図196参照)に移行する。
ここで設定された設定値コマンドは、後述するタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)において、音声ランプ制御装置113へと送信される。音声ランプ制御装置113は、この設定値コマンドを受信すると、RAM223に設けられた設定値メモリ(図示せず)に該設定値コマンドが示す確率設定値を格納(記憶)するように構成されている。
一方、S104の処理において、RAM消去スイッチ503がオンされていると判別された場合は(S104:Yes)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」か「設定変更モード」のいずれで立ち上げるかを判別すべく、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S115)。
S115の処理において、設定キー501がオンされていないと判別された場合は(S115:No)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」で立ち上げるべく、処理をS116へ移行する。
S116の処理では、RAM203の初期化処理(S116,S117,S171及びS172)を実行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、設定変更の如何を問わず電源投入時にRAMデータを初期化する場合には、RAM消去スイッチ503を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ503が押されていれば、RAMの初期化処理(S116,S117,S171及びS172)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合(S105:No)や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合(S107:No)も同様に、RAM203の初期化処理(S116,S117,S171及びS172)を実行する。
RAMの初期化処理(S116,S117,S171及びS172)、即ち、「RAMクリアモード」では、RAM203の使用領域を「0」クリアし(S116)、その後、RAM203に初期値(例えば、第1保留球数カウンタ203aの「0」クリア等)を設定する(S117)。さらに、天井設定済みフラグ203qをオフに設定し(S171)、天井到達計数カウンタ203pの値を「0」クリアする(S172)。RAM203の初期化処理の実行後は、S113の処理へ移行する。
一方、S115の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合は(S115:Yes)、立ち上げモードを「設定変更モード」にするべく、設定変更処理を行う(S118)。
ここで、図195を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される設定変更処理(S118)について説明する。図195は、この設定変更処理(S118)を示すフローチャートである。
この設定変更処理(S118)は、立ち上げモードが「設定変更モード」である場合に実行される処理であり、ホール関係者等からの確率設定値の変更(更新)を受け付け、確定されるための処理である。
この設定変更処理(S118)では、まず、確率表示装置504において現在の確率設定値の表示の開始を設定し(S121)、処理をS122へ移行する。この確率設定値の表示の開始設定により、確率表示装置504に確率設定値の表示が開始される。
なお、ここで表示される確率設定値は、電源断前に設定されていた確率設定値ではなく、必ず特定の値に固定されるようにしてもよい。即ち、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、確率表示装置504には、必ず特定の確率設定値で表示が開始されるようにしてもよい。特定の確率設定値としては、例えば、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。これにより、電源断される前に設定されていた確率設定値にかかわらず、ホール関係者等は確率設定値を特定の確率設定値から変更できる。
一方で、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、確率表示装置504には、電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。これにより、ホール関係者等は、電源断される前に設定されていた確率設定値を考慮しながら、確率設定値を変更できる。
また、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、確率表示装置504には、電源断される前に設定されていた確率設定値が「2」以上であれば、確率設定値を「2」として表示を開始し、電源断される前に設定されていた確率設定値が「1」であれば、その電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。例えば、電源断される前に設定された確率設定値が「3」のように高い場合、確率設定値を少しだけ(例えば1だけ)小さくしたい場合が多々生じ得る。このような場合において、確率設定値を、電源断される前に設定された確率設定値そのままで表示を開始すると、次のような問題が生じる。即ち、確率設定値の更新は、RAM消去スイッチ503をオンする毎に1ずつ加算され、確率設定値が「3」の場合にRAM消去スイッチ503がオンされた場合には、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。よって、例えば、確率設定値を「3」から「2」に変更したい場合、RAM消去スイッチ503のオンを繰り返しながら、ほぼ確率設定値を1周させなければならない。これに対し、電源断される前に設定された確率設定値が高い場合に、確率設定値を「2」で表示を開始することで、RAM消去スイッチ503をオンする回数を抑えながら、確率設定値の更新を行うことができる。
次に、S122の処理では、確率設定値が「1」~「3」の範囲にあるか否かを判断し(S122)、所定の範囲内にない、即ち、異常な確率設定値となっている場合は(S122:No)、確率設定値を初期値に変更し(S123)、S124の処理へ移行する。この初期値としては、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。一方、S122の処理の結果、確率設定値が「1」~「3」の範囲内にあると判断される場合は(S122:Yes)、確率設定値は正常な値であるので、S123の処理をスキップして、S124の処理へ移行する。
S124の処理では、RAM消去スイッチ503がオンになったか否かを判断する(S124)。その結果、RAM消去スイッチ503がオンになっていないと判断される場合は(S124:No)、次いで、設定変更スイッチ502がオンになったか否かを判断する(S125)。
S125の結果、設定変更スイッチ502がオンされていないと判断されれば(S125:No)、S122の処理へ戻る一方、設定変更スイッチ502がオンされたと判断されれば(S125:Yes)、確率設定値を更新して(S126)、S122の処理に戻る。
S126の処理である確率設定値の更新は、それまでの確率設定値が「1」~「2」である場合は、その確率設定値に1を加算し、それまでの確率設定値が「3」である場合は、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。S126の処理により更新された確率設定値は、確率表示装置504に表示される。
S122→S123→S124:No→S125(及びS126)→S122のループ処理は、S124の処理において、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断されるまで(S124:Yes)実行され続ける。そして、S124の処理により、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断される場合は(S124:Yes)、確率表示装置504に表示されている確率設定値を、これからの遊技で使用する確率設定値として確定し(S127)、該確率設定値に応じた大当たり乱数テーブル202aを設定する(S128)。
S128の処理の後、次いで、設定キー501がオフ状態となったか否かを判断する(S129)。S129の処理では、設定キー501から出力される信号のレベルがオン状態からオフ状態へと遷移したことを検出した場合に、設定キー501がオフ状態になったと判断してもいし、設定キー501から出力される信号のレベルがオフ状態にあることを検出することで、設定キー501がオフ状態になったと判断してもよい。
S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になっていないと判断される間は(S129:No)、S129の処理を繰り返し実行する。そして、S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になったと判断される場合は(S129:Yes)、確率表示装置504における確率設定値の表示の終了を設定し(S130)、この設定変更処理(S118)を終了する。
なお、設定変更処理の終了後は、立ち上げ処理(図194参照)に戻り、処理をS116へ移行し、RAM203初期化処理を実行(S116,S117,S171及びS172)し、RAM203のデータを消去(クリア)する。このように、S124の処理においてホール関係者等にRAM消去スイッチ503をオンさせて確率設定値を確定させることにより、その後、RAM203のデータの消去が行われることを、ホール関係者等に強く認識させることができる。
また、S124の処理において、RAM消去スイッチ503のオン検出によって確率設定値を確定させていたが、設定キー501のオフ検出によって確率設定値を確定するように構成してもよい。
次に、図196を参照して、上記した立ち上げ処理後に主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理について説明する。図196は、このメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では、大別してカウンタの更新処理と電源断時処理とが実行される。
メイン処理では、まず、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S151)。そして、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S151:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び変動種別カウンタCS1の更新を繰り返し実行する(S152,S153)。
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S152)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では「9999」、「99」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203cにそれぞれ格納する。次に、変動種別カウンタCS1の更新を、後述するタイマ割込処理のS207(図197参照)の処理と同一の方法によって実行し(S153)、S151の処理へ移行する。
ここで、このメイン処理が実行されている間、後述するタイマ割込処理(図197参照)が所定時間間隔(本実施形態では2ミリ秒)で起動され実行される。タイマ割込処理では、遊技の状態に応じて異なる処理が実行される。例えば、大当たり中には、可変入賞装置65の開閉を制御する処理が行われ、スルーゲート67への球の通過があれば、普通図柄表示装置83による普通図柄の表示制御が行われる。また、特別図柄表示装置37での変動表示を開始する場合に実行される大当たり抽選では、高確率状態か低確率状態かによって、取得した大当たり乱数カウンタC1と比較する大当たり乱数値の数が異なってくる。よって、1回のタイマ割込処理の実行にかかる時間は、遊技の状態に応じて変化することになる。従って、一のタイマ割込処理が終了してから次のタイマ割込処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく、その時々の遊技の状態に応じて変化する。
メイン処理の一処理である上記のS152,S153の処理は、このタイマ割込処理の残余時間の中で実行されることになる。つまり、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新が繰り返し実行されることになるので、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、大当たり乱数カウンタC1の初期値、普図当たりカウンタC4の初期値)とをランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1についてもランダムに更新することができる。特に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2とをランダムに更新することによって、これらを更新の初期値として使用する大当たり乱数カウンタC1及び普図当たりカウンタC4の更新に、ランダム性を持たせることができる。
S151の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S151:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、図215において後述するNMI割込処理が実行されたということなので、S154以降の電源遮断時の処理が実行される。
S154の処理では、各割込処理の発生を禁止し(S154)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や音声ランプ制御装置113等の周辺制御装置)に対して送信する(S155)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S156)、RAM203のアクセスを禁止して(S157)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
なお、S151の処理は、タイマ割込処理(図197参照)の残余時間内に行われるS152とS153の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。これにより、主制御装置110のメイン処理において、タイマ割込処理による各種設定が終了し、また、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新が終わったタイミングで、電源断の発生情報を確認している。よって、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS151の処理から開始することができる。即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS151の処理から開始することができる。
従って、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S101)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S151の処理から開始することができる。その結果、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走することなく正確な制御を行うことができる。
次に、図197を参照して、第8実施形態に係るパチンコ機10の主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理について説明する。図197は、第8実施形態のタイマ割込処理を示すフローチャートである。
このタイマ割込処理では、まず、外部出力処理を実行する(S201)。タイマ割込処理やメイン処理(図196参照)では、各種処理に基づいて、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113、ホールコンピュータ(図示せず)等へ送信すべきコマンド又は信号等を生成し、コマンドが生成された場合はRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦記憶し、信号が生成された場合は該信号に対応する装置(例えば、ホールコンピュータとパチンコ機10とを接続するための外部出力端子板(図示せず)等)に信号を出力する。S201の外部出力処理では、上記コマンド送信用のリングバッファに記憶されたコマンド等の出力データを、サブ側の各制御装置(周辺制御装置)に送信するとともに、上記信号を各種装置へ出力する。
S201の処理の後は、次に、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S202)、次いで、各特別図柄の当たり時における処理を実行する当たり処理を実行する(S203)。この当たり処理(S203)については、図207において後述する。
S203の後は、次に、普通電役72の駆動制御処理を実行する普通電役制御処理を実行する(S204)。簡単に説明すると、球がスルーゲート67を通過したことを条件に普通図柄表示装置83にて普通図柄の可変表示が実施され、普通図柄の可変表示の結果、普通図柄の当たり図柄(例えば、「○」図柄)が現出して当たり状態となると、普通電役72を所定時間開放状態とする一方、普通図柄のハズレ図柄(例えば、「×」図柄)が現出した場合は、普通電役72の閉鎖状態を維持する。この普通電役制御処理については、図214を参照して後述する。
S204の処理の後は、次いで、各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S205)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチ208の状態を読み込むと共に、当該スイッチ208の状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。また、入賞検知情報に基づいて払出制御装置111に対して送信すべき獲得球数に対応する賞球コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、所定の賞球コマンドが払出制御装置111に向けて送信される。
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S206)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第8実施形態では、「9999」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第8実施形態では、「99」)に達した際、「0」にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値をRAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次いで、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び普図当たりカウンタC4の更新を実行する(S207)。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び普図当たりカウンタC4をそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(第8実施形態では、それぞれ、「9999」,「99」,「99」,「9」,「99」)に達した際、それぞれ「0」にクリアする。また、大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1又は第2初期値乱数カウンタCINI2の値を当該大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4の初期値として読み込み、その初期値を大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4に設定する。そして、各カウンタC1~C4の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次に、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞に伴う始動入賞処理を実行する(S208)。なお、この始動入賞処理(S208)の詳細は、図198を参照して後述する。
次いで、スルーゲート67への球の通過有無を判断するゲート通過処理を実行する(S209)。このゲート通過処理(S209)においてスルーゲート67を球が通過したと判別された場合に、普図当たりカウンタC4の値がカウンタ用バッファ203cから取得され、その普図当たりカウンタC4の値が普図保留球格納エリア203i(図172参照)に格納されるとともに普通図柄保留ランプ84に普通図柄の可変表示の保留数が表示等される。なお、このゲート通過処理(S209)の詳細は、図199を参照して後述する。
ゲート通過処理(S209)を実行した後は、上記始動入賞処理(S208)の処理内容に基づいて特別図柄表示装置37による特別図柄の動的表示を行うための処理や第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する特図変動処理を実行する(S210)。なお、特図変動処理(S210)の詳細は、図200を参照して後述する。
次いで、上記ゲート通過処理(S209)の処理内容に基づいて、普通図柄の当否判別を行うとともに、該判別結果に基づく普通図柄の可変表示を普通図柄表示装置83において行うための設定処理である普図変動処理を実行する(S211)。この普図変動処理(S211)では、上述した遊技状態に応じて、普通図柄の当たり確率が、高確率(例えば、99/100)か低確率(70/100)のいずれかで行われる。そして、当否結果に基づいて普通図柄の可変表示を行うとともに、該当否結果に応じた表示結果を普通図柄表示装置83に表示する。なお、普図変動処理(S211)の詳細は、図213を参照して後述する。
普図変動処理(S211)を実行した後は、発射制御処理を実行し(S212)、さらに、定期的に実行すべきその他の処理を実行して(S213)、このタイマ割込処理を終了する。
なお、発射制御処理(S212)は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、且つ、発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bが操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。そして、球の発射がオンである場合、発射制御装置112へ球発射信号を送信するために、その球発射信号の情報を、RAM203に設けられたコマンド送信用リングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、球発射信号が払出制御装置111を介して発射制御装置112へ送信される。
また、本実施形態では、定期的に実行する処理をタイマ割込処理(図197参照)で実行し、メイン処理において、タイマ割込処理の残余時間に各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新を実行する場合について説明したが、タイマ割込処理にて実行していた処理の一部または全部を、メイン処理の中で所定時間(例えば、2ミリ秒)毎に実行するように構成してもよい。例えば、本実施形態においてタイマ割込処理にて実行していた賞球計数信号,払出異常信号読み込み処理(S202)、当たり処理(S203)、普通電役制御処理(S204)及びスイッチ読み込み処理(S205)の一部または全部を、タイマ割込処理ではなく、メイン処理の中で2ミリ秒毎に実行するように構成してもよい。
この場合、メイン処理の中で所定時間(2ミリ秒)経過したか否かを判断するステップを設け、所定時間経過したと判断された場合のみ、所定時間毎に実行する処理を実行し、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間の経過の有無にかかわらず実行するようにしてもよい。これにより、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間毎に実行する処理の残余時間に実行されることになるが、所定時間毎に実行する処理は、遊技の状態に応じてその実行にかかる時間が変化するため、このように構成した場合であっても、各カウンタCINI1,CINI2,CS1をランダムに更新することができる。
次に、図198のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図197参照)の一処理である始動入賞処理(S208)を説明する。図198は、この始動入賞処理(S208)を示すフローチャートである。
始動入賞処理(S208)は、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入賞の有無を判断し、入賞があった場合は、各カウンタC1~C3,CS1の値を入賞した始動口64,71,71aに対応する第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納する(保留する)処理を実行する。また、保留する各カウンタC1~C3,CS1の値を保留球数と合わせて音声ランプ制御装置113へ送信するための処理を実行する。
MPU201は、この始動入賞処理(S208)において、まず、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S301)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図197のS205参照)において読み込んだ、第1始動口64への入球(入賞)を検出する第1始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第1始動口64への入球を3回のタイマ割込処理(図197参照)にわたって検出する。
S301の判別の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S302)。判別の結果、「通常遊技状態」でなければ(S302:No)、奨励される右打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)左打ち遊技によって発射された球が第1始動口64に入賞したということなので、音声出力装置226(図171参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「右打ちしてください」という演出用打ち方指示を実行する等の左打ちエラー処理を実行し(S303)、処理をS305へ移行する。
このように構成することで、左打ち遊技が奨励されていない「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において第1始動口スイッチ(図示せず)で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行い、左打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に左打ち遊技の実行を敬遠させ(右打ち遊技を促し)、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S302の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」であると判断された場合は(S302:Yes)、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、S303の処理をスキップし、S303の左打ちエラー処理を行わず、処理をS305へ移行する。
S301の処理の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が上限値(第8実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S305)。そして、第1始動口64への入賞があっても作動保留球数N1<4でなければ(S305:No)、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図197参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N1<4であれば(S305:Yes)、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1加算する(S306)。そして、今回、第1特別図柄に対応する第1始動口64への入賞であるので、第1保留球格納エリア203dを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S307)、処理をS312へ移行する。
S301の処理において、球が第1始動口64へ入賞していないと判別された場合(S301:No)、次いで、球が上側第2始動口71に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S304)。ここでは、第1始動口64と同様、スイッチ読み込み処理(図197のS205参照)において読み込んだ、上側第2始動口71への入球(入賞)を検出する上側第2始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、上側第2始動口71への入球を3回のタイマ割込処理(図197参照)に亘って検出する。
球が上側第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S304:Yes)、処理をS309へ移行する。
なお、S304の処理において、上側第2始動口71に球が入賞したと判別された場合に(S304:Yes)、遊技状態が「通常遊技状態」か否かを判定し、遊技状態が「通常遊技状態」であると判別された場合、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、通常中右打ちエラー処理を行うように構成してもよい。
S304の処理において、球が上側第2始動口71に入賞していないと判別された場合(S304:No)、次いで、球が下側第2始動口71aに入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S308)。ここでは、第1始動口64及び上側第2始動口71と同様、スイッチ読み込み処理(図197のS205参照)において読み込んだ、下側第2始動口71aへの入球(入賞)を検出する下側第2始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、下側第2始動口71aへの入球を3回のタイマ割込処理(図197参照)に亘って検出する。
球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S304:Yes又はS308:Yes)、次いで、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が上限値(第8実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S309)。そして、上側第2始動口71及び下側第2始動口71aへの入賞がないか(S304:No及びS308:No)、或いは、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞があっても作動保留球数N2<4でなければ(S309:No)、この始動入賞処理(S208)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N2<4であれば(S309:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1加算する(S310)。そして、今回、第2特別図柄に対応する上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞であるので、第2保留球格納エリア203eを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S311)、処理をS312へ移行する。
また、S301及びS304の処理において、第1始動口64及び上側第2始動口71に同時に球が入賞した場合、又はS301及びS308の処理において、第1始動口64及び下側第2始動口71aに同時に球が入賞した場合は、第1始動口64への球の入賞処理を優先的に実行し、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入賞処理を待機し、次のタイマ割込処理(図197参照)における始動入賞処理(S208)において、該待機した上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入賞処理を実行するように構成してもよい。
S312の処理では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値をカウンタ用バッファ203c(図171参照)から読み出し、各保留球格納エリアに格納する。つまり、S307で格納先として設定された第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち、第1保留球数カウンタ203aで示される値に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3及び変動種別カウンタ格納エリア203d4に各々保留(格納)する(S312)。
具体的には、例えば、第1始動口64への入賞に基づくS307の処理において第1保留球格納エリア203dが格納先として設定され、また、S306の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「1」であれば、第1保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば第1保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「3」であれば第1保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であれば第1保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
また、S311で格納先として設定された第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち、第2保留球数カウンタ203bで示される値に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1、大当たり種別カウンタ格納エリア203e2、停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3及び変動種別カウンタ格納エリア203e4に各々保留(格納)する(S312)。
具体的には、例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞に基づくS311の処理において第2保留球格納エリア203eが格納先として設定され、また、S310の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「1」であれば、第2保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば第2保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「3」であれば第2保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であれば第2保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
次に、S306の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)と、S307の処理により第1保留球格納エリア203dに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値を含む第1保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第1保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S313)。また、S310の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1)と、S311の処理により第2保留球格納エリア203eに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値を含む第2保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第2保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S313)。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)によって、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信される。S313の処理を終えると、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
なお、S313の処理において第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドに含める各カウンタC1~C3,CS1の値は、S312の処理によりカウンタ用バッファ203cから読み出した値そのものを用いてもよいし、S312の処理において第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納(保留)された値を読み出したものを用いてもよい。
次に、図199を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図197参照)の一処理であるゲート通過処理(S209)を説明する。図199は、このゲート通過処理(S209)を示すフローチャートである。ゲート通過処理(S209)は、スルーゲート67への球の通過(入球)の有無を判断し、球が通過(入球)した場合は、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球格納エリア203iに格納する(保留する)処理を実行する。
このゲート通過処理(S209)では、まず、球がスルーゲート67を通過したか否かを判別する(S401)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図197のS205参照)において読み込んだスルーゲート67への球の通過(入球)を検出するスルーゲートスイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、スルーゲート67への通過(入球)を3回のタイマ割込処理(図197参照)にわたって検出する。
S401の処理において、スルーゲート67を球が通過していない場合は(S401:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)へ戻る。一方、球がスルーゲート67を通過(入球)したと判別されると(S401:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技の球の発射が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S402)。判別の結果、「通常遊技状態」であれば(S402:Yes)、奨励される左打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)右打ち遊技によって発射された球がスルーゲート67を通過したということなので、音声出力装置226(図171参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「左打ちに戻してね」という演出用打ち方指示を実行する等の通常時右打ちエラー処理を実行し(S403)、処理をS404へ移行する。
このように構成することで、右打ち遊技が推奨されていない「通常遊技状態」においてスルーゲート67で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行うことで、右打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に右打ち遊技の実行を敬遠させ、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S402の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」でなければ(S402:No)、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」であるので、S403の通常時右打ちエラー処理を行わず、S403の処理をスキップして、処理をS404へ移行する。
S404の処理では、普図保留球数カウンタ203hの値(主制御装置110において保留されている普通図柄の可変表示の作動保留球数HN)が上限値(第8実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S404)。そして、スルーゲート67への通過(入球)があっても作動保留球数HN<4でなければ(S404:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)へ戻る。
一方、作動保留球数HN<4であれば(S404:Yes)、普図保留球数カウンタ203hの値(作動保留球数HN)を1加算する(S405)。そして、普図当たりカウンタC4の値をカウンタ用バッファ203c(図171参照)から読み出し、読み出したデータを、普図保留球格納エリア203iに設けられた普図保留第1~第4エリアのうち、普図保留球数カウンタ203hで示される値に対応するエリアに格納する(S406)。
具体的には、例えば、S405の処理による加算後の普図保留球数カウンタ203hの値が「1」であれば、普図保留第1エリアに普図当たりカウンタC4の値が保留される。また、加算後の普図保留球数カウンタ203hの値が「2」であれば普図保留第2エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203hの値が「3」であれば普図保留第3エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203hの値が「4」であれば普図保留第4エリアに、普図当たりカウンタC4の値が保留される。S406の処理の終了後は、このゲート通過処理(S209)を終了し、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
なお、第8実施形態では、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信しないように構成されているが、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信して、普通図柄の可変表示に関する保留図柄等に関する演出(報知)を行うように構成してもよい。この場合に、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球数コマンドに含めて送信することで、音声ランプ制御装置113で普通図柄に関する所謂先読み処理を実行可能に構成し、普通図柄に関する演出のバリエーションを設けるように構成してもよい。
次に、図200を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図197参照)の一処理である特図変動処理(S210)について説明する。図200は、この特図変動処理(S210)を示すフローチャートである。
この特図変動処理(S210)は、第1特別図柄および第2特別図柄に関する特別図柄表示装置37における動的表示や、第3図柄表示装置81にて遊技状態に応じて行う変動演出に関する制御を行うものである。
MPU201は、この特図変動処理(S210)において、まず、今現在、第1特別図柄又は第2特別図柄のいずれか一方が大当たり中であるか否かを判別する(S501)。大当たり中としては、大当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される大当たり遊技の最中と、大当たり遊技開始前(即ち、大当たりオープニング)の所定時間の最中と、大当たり遊技終了後(即ち、大当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S501における判別の結果、いずれかの特別図柄の大当たり中であれば(S501:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
S501の処理において、大当たり中でないと判別された場合は(S501:No)、次に、今現在、第1特別図柄又は第2特別図柄のいずれか一方が小当たり中であるか否かを判別する(S551)。小当たり中としては、小当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される小当たり遊技の最中と、小当たり遊技開始前(即ち、小当たりオープニング)の所定時間の最中と、小当たり遊技終了後(即ち、小当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S551における判別の結果、いずれかの特別図柄の小当たり中であれば(S551:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
S551の処理において、小当たり中でないと判別された場合は(S551:No)、次に、特別図柄表示装置37において第1特別図柄(特図1)が動的表示中であるか否かを判別し(S502)、特別図柄表示装置37において第1特別図柄の動的表示中であれば(S502:Yes)、第1特別図柄の動的表示に関する設定処理を行わないため、S503及びS504の処理をスキップして、処理をS505へ移行する。
S502の処理において、特別図柄表示装置37において第1特別図柄の動的表示中でなければ(S502:No)、次いで、特別図柄表示装置37における第1特別図柄の動的表示が停止後、所定時間経過したか否かを判別する(S503)。その結果、第1特別図柄の動的表示の停止後、所定時間経過していなければ(S503:No)、処理をS505へ移行する。これにより、第1特別図柄の動的表示(変動演出)における停止図柄が所定時間だけ特別図柄表示装置37(「通常遊技状態」であれば第3図柄表示装置81)に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S503の処理の結果、動的表示の停止後、所定時間経過していれば(S503:Yes)、第1特別図柄の動的表示を行うか否か、及び、第1特別図柄の動的表示を行う場合における該動的表示の各種設定処理を行う特図1変動開始処理を行い(S504)、その後、処理をS505へ移行する。
ここで、図201を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(S210)の一処理である特図1変動開始処理(S504)について説明する。図201は、この特図1変動開始処理(S504)を示したフローチャートである。
この特図1変動開始処理(S504)では、上述したように、第1特別図柄の動的表示を行うか否かや、第1特別図柄の動的表示を行う場合における該動的表示の設定処理等を行う。
この特図1変動開始処理(S504)では、まず、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S5001)。その結果、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」より大きくなければ(S5001:No)、実行すべき第1特別図柄の動的表示が存在しないため、この特図1変動開始処理(S504)を終了して、特図変動処理(図200参照)に戻る。
なお、S5001の処理において、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」であると判別された場合には(S5001:No)、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81においてデモ演出を行うように構成されている。このデモ演出は、第1特別図柄の変動演出が第3図柄表示装置81で実行され得る遊技状態、即ち、「通常遊技状態」において、実行すべき第1特別図柄の変動演出(動的表示)が存在しない場合に実行される。
具体的には、「通常遊技状態」において、実行すべき第1特別図柄の保留球数が存在しない場合に、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114にデモコマンドを送信し、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」より大きいと判断されるまでの間をデモ中として判別する。
設定されたデモコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、デモコマンドを受信すると、表示用デモコマンドを表示制御装置114へ送信し、表示制御装置114は、表示用デモコマンドの受信に基づいて、第3図柄表示装置81にデモ演出を表示するように制御を行う。
なお、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示がいずれも実行されていない場合、所定の待機画面を表示し、遊技者が操作ハンドル51を把持した場合に(例えば、第1遊技状況)、上記待機画面から、デモ演出(例えば、第1演出)を実行する。そして、該デモ演出の実行中に、第1始動口64又は上側第2始動口71若しくは下側第2始動口71aに球が入賞した場合(例えば、第2遊技状況)には、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示に対応する変動演出(例えば、第2演出)に切り替えて実行するように構成してもよい。この場合に、デモ演出の表示内容から、各変動演出が実行された場合に、該変動演出の開始直後にデモ演出が終了して変動演出が開始されたことを遊技者により分かり易くするように、デモ演出の表示内容と異なる演出(例えば、カットイン演出等。第3演出)を実行し、デモ演出が終了したこと(変動演出が開始されたこと)を遊技者に明確に理解し易いように構成してもよい。この変動演出では、非大当たり状態から大当たり状態に移行する大当たり図柄が現出するか否かを実行する。
S5001の処理において、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」より大きい値であれば(S5001:Yes)、第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1減算する(S5002)。これは、後述する処理によって、保留されていた第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、第1特別図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第1保留球格納エリア203dに格納されたデータをシフト処理する(S5003)。このデータシフト処理(S5003)は、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納されているデータを第1保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第1保留第1エリア→第1保留球実行エリア203f、第1保留第2エリア→第1保留第1エリア、第1保留第3エリア→第1保留第2エリア、第1保留第4エリア→第1保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S5003のデータシフト処理の後は、データシフト処理により第1保留球実行エリア203fに格納された各種カウンタの値に基づいて、特別図柄表示装置37(「通常遊技状態」であれば第3図柄表示装置81)において実行される第1特別図柄の動的表示の設定処理を行うべく、まず、遊技状態を判別するために、RAM203に設けられた確変フラグ203kがオンされているか否かを判別する(S5004)。判別の結果、確変フラグ203kがオンされていないと判別された場合(S5004:No)、遊技状態が「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であり、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であるので、低確率状態用の大当たり乱数テーブル202aを設定し(S5005)、処理をS5007へ移行する。一方、確変フラグ203kがオンされていると判別された場合は(S5004:Yes)、遊技状態が「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」であり、特別図柄の大当たり確率が高確率状態であるので、高確率状態用の大当たり乱数テーブル202aを設定し(S5006)、処理をS5007へ移行する。
S5007の処理では、第2特別図柄において大当たりとなる動的表示が実行中か否かを判別する(S5007)。判別の結果、第2特別図柄において大当たりとなる動的表示が実行中でない場合(S5007:No)、第1保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、S5005又はS5006において設定された大当たり乱数テーブル202aとに基づいて大当たりか否かを判別する大当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5008)。
第8実施形態のパチンコ機10では、大当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、第1保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値とその時々の遊技状態(モード)との関係に基づいて判別される。上述した通り、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)が通常の低確率状態(「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)にある場合には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で32/10000、設定値「3」で36/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。また、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)が高確率状態(「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」)にある場合には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で221/10000、設定値「3」で225/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。
S5008の処理では、第1保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される大当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、大当たりであると判別する。S5008の処理の結果、大当たりであると判別された場合(S5008:Yes)、第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1(図174(a)参照)と、第1保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値とに基づいて、大当たり時の表示態様を設定する(S5009)。
この処理では、特図1大当たり種別テーブル202b1によって、第1保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が判別される。即ち、最大ラウンド数が5ラウンドの大当たりであって、該大当たり後に「時短機能」が特別図柄の動的表示が100回実行されるまで付与される「普図高確時間短縮状態」へ移行する大当たり種別「時短A」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりあって、該大当たり後に次回大当たりまで特別図柄が高確率状態となるとともに、「時短機能」が同じく次回大当たりまで付与される「確率変動状態」へ移行する大当たり種別「確変A」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、該大当たり後に次回大当たりまで特別図柄が高確率状態となるとともに、「時短機能」が付与されない「潜伏確率変動状態」へ移行する大当たり種別「潜確A」か、の大当たり種別が判別される。そして、判別された大当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における大当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、第1保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と特図1大当たり種別テーブル202b1(図174(a)参照)から大当たり種別が決定される。
次に、大当たり時の変動パターンを決定する(S5010)。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、大当たり時の表示態様(停止種別)と、第1保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この大当たり時の変動パターンの決定では、まず、その大当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202d(図179及び図180参照)を選択する。
そして、大当たり用に設けられた停止パターンテーブル202dにおいて、第1保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値に対応付けられた演出態様を選択する。そして、選択された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、第1保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定され、S5016の処理へ移行する。
一方、S5007の処理において、第2特別図柄において大当たりとなる動的表示が実行中であると判別された場合(S5007:Yes)、又は、S5008の処理において、大当たりでないと判別された場合(S5008:No)、第1保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、S5005又はS5006において設定された大当たり乱数テーブル202aとに基づいて小当たりか否かを判別する小当たり抽選処理を行う(S5011)。
第8実施形態のパチンコ機10では、小当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、第1保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値に基づいて判別される。上述した通り、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)及び設定値にかかわらず、大当たり乱数テーブル202aにおいて、第1特別図柄の小当たり確率が5000/10000となるように小当たり乱数値が規定されている。
S5011の処理では、第1保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される小当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、小当たりであると判別する。S5011の処理の結果、小当たりであると判別された場合(S5011:Yes)、小当たり時の表示態様を設定する(S5012)。なお、第8実施形態のパチンコ機10では、小当たりに関する小当たり種別は1種類のみ設けられているため、小当たり種別テーブル等を参照することなく表示態様が設定される。
次に、小当たり時の変動パターンを決定する(S5013)。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、小当たり時の表示態様(停止種別)と、第1保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この小当たり時の変動パターンの決定では、まず、その小当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202d(図179及び図180参照)を選択する。
そして、小当たり用に設けられた停止パターンテーブル202dにおいて、第1保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値に対応付けられた演出態様を選択する。また、選択された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、第1保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定され、S5016の処理へ移行する。
一方、S5011の小当たり抽選処理の結果、小当たりではないと判別された場合(S5011:No)、第1特別図柄の動的表示の結果はハズレであるので、ハズレ時の表示態様を設定するため、処理をS5014へ移行する。S5014の処理では、特別図柄表示装置37の表示態様をハズレ図柄に対応した表示態様に設定すると共に、第1保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値と第1保留球数カウンタ203aの値と現在の遊技状態とに基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる演出態様として、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様のいずれかを設定する(S5014)。第8実施形態では、パチンコ機10の遊技状態に応じて、各演出態様に対応する停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように停止パターンテーブル202dが設定されている。
次に、ハズレ時の変動パターンを決定し(S5015)、S5016の処理へ移行する。S5015の処理では、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、ハズレ図柄で停止表示するまでの変動時間が決定される。具体的には、S5014の処理において決定されたハズレ時の表示態様(演出態様)毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、第1保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
このように、大当たり時における演出態様および変動パターンの設定処理と、小当たり時における演出態様および変動パターンの設定処理と、ハズレ時における演出態様および変動パターンの設定処理とを、同じ乱数値C3,CS1を用いて同じ判定プログラムによって判定して決定することで、プログラムを共通化することができ、開発時における開発工数を削減することができる。
次いで、S5016の処理では、S5010、S5013又はS5015の処理によって決定された第1特別図柄の動的表示の変動パターンに応じた変動時間に基づいて、音声ランプ制御装置113を介してその変動パターンに応じた変動時間を表示制御装置114へ通知する特図1変動パターンコマンドを設定する(S5016)。具体的には、例えば、大当たり抽選に当選し、該大当たりが「確変A」であって、さらに、「25秒」の「スーパーリーチ」の変動パターンが選択されていた場合は、大当たり・「確変A」・「25秒」の「スーパーリーチ」を示す特図1変動パターンコマンドが設定される。また、大当たり抽選及び小当たり抽選にハズレて、さらに、「25秒」の「スーパーリーチ」の変動パターンが選択されていた場合は、ハズレ・「25秒」の「スーパーリーチ」を示す特図1変動パターンコマンドが設定される。
そして、S5016の処理の後は、S5009、S5012又はS5014の処理で設定された停止種別を、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114へ通知するための特図1停止種別コマンドを設定し(S5017)、この特図1変動開始処理(S504)を終了して、特図変動処理(図200参照)に戻る。
このように、特図1停止種別コマンドに変動演出の当否に基づいた大まかな停止種別を設定することで、音声ランプ制御装置113(表示制御装置114)は、当否に基づいた第1特別図柄の動的表示の停止種別を把握して、それらの情報を基により詳細は変動演出の停止結果を決定することができる。
これらの特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)で、これらのコマンドが音声ランプ制御装置113に送信される。音声ランプ制御装置113は、特図1変動パターンコマンドや特図1停止種別コマンドを受信すると、それに基づき遊技状態に応じて表示用特図1変動パターンコマンドや表示用特図1種別コマンドを生成して、表示制御装置114へ送信する。
このように、第2特別図柄において大当たりとなる動的表示が実行中の場合、第1特別図柄の動的表示の結果が小当たり又はハズレとなるように構成することで、2の特別図柄の動的表示においてそれぞれ大当たり結果が導出されることを未然に防止することができる。
また、第8実施形態のパチンコ機10では、一方の第2特別図柄又は第1特別図柄において大当たりとなる動的表示が実行中の場合、他方の第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の結果が小当たり又はハズレとなるように構成されているが、他方の第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示においても大当たりとなり得るように構成してもよい。
図200に戻って、説明を続ける。S505の処理では、特別図柄表示装置37において第2特別図柄(特図2)が動的表示中であるか否かを判別し(S505)、特別図柄表示装置37において第2特別図柄の動的表示中であれば(S505:Yes)、第2特別図柄の動的表示に関する設定処理を行わないため、S506及びS507の処理をスキップして、処理をS508へ移行する。
一方、S505の処理において、特別図柄表示装置37において第2特別図柄の動的表示中でなければ(S505:No)、次いで、特別図柄表示装置37における第2特別図柄の動的表示が停止後、所定時間経過したか否かを判別する(S506)。その結果、第2特別図柄の動的表示の停止後、所定時間経過していなければ(S506:No)、処理をS508へ移行する。これにより、第2特別図柄の動的表示(変動演出)における停止図柄が所定時間だけ特別図柄表示装置37(「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」であれば第3図柄表示装置81)に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S506の処理の結果、動的表示の停止後、所定時間経過していれば(S506:Yes)、第2特別図柄の動的表示を行うか否か、及び、第2特別図柄の動的表示を行う場合における該動的表示の各種設定処理を行う特図2変動開始処理を行い(S507)、その後、処理をS508へ移行する。
次いで、図202を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(S210)の一処理である特図2変動開始処理(S507)について説明する。図202は、この特図2変動開始処理(S507)を示したフローチャートである。
この特図2変動開始処理(S507)では、上述したように、第2特別図柄の動的表示を行うか否かや、第2特別図柄の動的表示を行う場合における該動的表示の設定処理等を行う。
この特図2変動開始処理(S507)では、まず、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S5301)。その結果、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」より大きくなければ(S5301:No)、実行すべき第2特別図柄の動的表示が存在しないため、この特図2変動開始処理(S507)を終了して、特図変動処理(図200参照)に戻る。
なお、S5301の処理において、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1)が「0」であると判別された場合には(S5301:No)、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81においてデモ演出を行うように構成されている。このデモ演出は、第2特別図柄の変動演出が第3図柄表示装置81で実行され得る遊技状態、即ち、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、実行すべき第2特別図柄の変動演出(動的表示)が存在しない場合に実行される。
具体的には、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、実行すべき第2特別図柄の保留球数が存在しない場合に、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114にデモコマンドを送信し、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」より大きいと判断されるまでの間をデモ中として判別する。
設定されたデモコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、デモコマンドを受信すると、第2特別図柄の変動演出に対応する表示用デモコマンドを表示制御装置114へ送信し、表示制御装置114は、表示用デモコマンドの受信に基づいて、第3図柄表示装置81に第2特別図柄の変動演出用のデモ演出を表示するように制御を行う。
S5301の処理において、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」より大きい値であれば(S5301:Yes)、第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1減算する(S5302)。これは、後述する処理によって、保留されていた第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、第2特別図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第2保留球格納エリア203eに格納されたデータをシフト処理する(S5303)。このデータシフト処理(S5303)は、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納されているデータを第2保留球実行エリア203gへ向けて順にシフトさせる処理であって、第2保留第1エリア→第2保留球実行エリア203g、第2保留第2エリア→第2保留第1エリア、第2保留第3エリア→第2保留第2エリア、第2保留第4エリア→第2保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S5303のデータシフト処理の後は、データシフト処理により第2保留球実行エリア203gに格納された各種カウンタの値に基づいて、特別図柄表示装置37(「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」であれば第3図柄表示装置81)において実行される第2特別図柄の動的表示の設定処理を行うべく、まず、遊技状態を判別するために、RAM203に設けられた確変フラグ203kがオンされているか否かを判別する(S5304)。判別の結果、確変フラグ203kがオンされていないと判別された場合(S5304:No)、遊技状態が「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であり、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であるので、低確率状態用の大当たり乱数テーブル202aを設定し(S5305)、処理をS5307へ移行する。一方、確変フラグ203kがオンされていると判別された場合は(S5304:Yes)、遊技状態が「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」であり、特別図柄の大当たり確率が高確率状態であるので、高確率状態用の大当たり乱数テーブル202aを設定し(S5306)、処理をS5307へ移行する。
S5307の処理では、第1特別図柄において大当たりとなる動的表示が実行中か否かを判別する(S5307)。判別の結果、第1特別図柄において大当たりとなる動的表示が実行中でない場合(S5307:No)、第2保留球実行エリア203gに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、S5305又はS5306において設定された大当たり乱数テーブル202aとに基づいて大当たりか否かを判別する大当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5308)。
第8実施形態のパチンコ機10では、大当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、第2保留球実行エリア203gに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値とその時々の遊技状態(モード)との関係に基づいて判別される。上述した通り、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)が通常の低確率状態(「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)にある場合には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で32/10000、設定値「3」で36/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。また、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)が高確率状態(「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」)にある場合には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で221/10000、設定値「3」で225/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。
S5308の処理では、第2保留球実行エリア203gに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される大当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、大当たりであると判別する。S5308の処理の結果、大当たりであると判別された場合(S5308:Yes)、第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2(図174(b)参照)と、第2保留球実行エリア203gに格納されている大当たり種別カウンタC2の値とに基づいて、大当たり時の表示態様を設定する(S5309)。
この処理では、特図2大当たり種別テーブル202b2によって、第2保留球実行エリア203gに格納されている大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が判別される。即ち、最大ラウンド数が5ラウンドの大当たりであって、該大当たり後に「時短機能」が特別図柄の動的表示が100回実行されるまで付与される「普図高確時間短縮状態」へ移行する大当たり種別「時短A」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、該大当たり後に次回大当たりまで特別図柄が高確率状態となるとともに、「時短機能」が付与されない「潜伏確率変動状態」へ移行する大当たり種別「潜確A」か、の大当たり種別が判別される。そして、判別された大当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における大当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、第2保留球実行エリア203gに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と特図2大当たり種別テーブル202b2(図174(b)参照)から大当たり種別が決定される。
次に、大当たり時の変動パターンを決定する(S5310)。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、大当たり時の表示態様(停止種別)と、第2保留球実行エリア203gに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この大当たり時の変動パターンの決定では、まず、その大当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202d(図179及び図180参照)を選択する。
そして、大当たり用に設けられた停止パターンテーブル202dにおいて、第2保留球実行エリア203gに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値に対応付けられた演出態様を選択する。そして、選択された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、第2保留球実行エリア203gに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定され、S5316の処理へ移行する。
一方、S5307の処理において、第1特別図柄において大当たりとなる動的表示が実行中であると判別された場合(S5307:Yes)、又は、S5308の処理において、大当たりではないと判別された場合(S5308:No)、第2保留球実行エリア203gに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、S5305又はS5306において設定された大当たり乱数テーブル202aとに基づいて小当たりか否かを判別する小当たり抽選処理を行う(S5311)。
第8実施形態のパチンコ機10では、小当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、第2保留球実行エリア203gに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値に基づいて判別される。上述した通り、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)及び設定値にかかわらず、大当たり乱数テーブル202aにおいて、第2特別図柄の小当たり確率が7500/10000となるように小当たり乱数値が規定されている。
S5311の処理では、第2保留球実行エリア203gに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される小当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、小当たりであると判別する。S5311の処理の結果、小当たりであると判別された場合(S5311:Yes)、小当たり時の表示態様を設定する(S5312)。なお、第8実施形態のパチンコ機10では、小当たりに関する小当たり種別は1種類のみ設けられているため、小当たり種別テーブル等を参照することなく表示態様が設定される。
次に、小当たり時の変動パターンを決定する(S5313)。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、小当たり時の表示態様(停止種別)と、第2保留球実行エリア203gに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この小当たり時の変動パターンの決定では、まず、その小当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202d(図179~図180参照)を選択する。
そして、小当たり用に設けられた停止パターンテーブル202dにおいて、第2保留球実行エリア203gに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値に対応付けられた演出態様を選択する。また、選択された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、第2保留球実行エリア203gに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定され、S5316の処理へ移行する。
一方、S5311の小当たり抽選処理の結果、小当たりではないと判別された場合(S5311:No)、第2特別図柄の動的表示の結果はハズレであるので、ハズレ時の表示態様を設定する(S5314)。S5314の処理では、特別図柄表示装置37の表示態様をハズレ図柄に対応した表示態様に設定すると共に、第2保留球実行エリア203gに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値と第2保留球数カウンタ203bの値と現在の遊技状態とに基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる演出態様として、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様のいずれかを設定する。第8実施形態では、パチンコ機10の遊技状態に応じて、各演出態様に対応する停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように停止パターンテーブル202dが設定されている。
次に、ハズレ時の変動パターンを決定し(S5315)、S5316の処理へ移行する。S5315の処理では、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、ハズレ図柄で停止表示するまでの変動時間が決定される。具体的には、S5314の処理において決定されたハズレ時の表示態様(演出態様)毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、第2保留球実行エリア203gに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
このように、大当たり時における演出態様および変動パターンの設定処理と、小当たり時における演出態様および変動パターンの設定処理と、ハズレ時における演出態様および変動パターンの設定処理とを、同じ乱数値C3,CS1を用いて同じ判定プログラムによって判定して決定することで、プログラムを共通化することができ、開発時における開発工数を削減することができる。また、第1特別図柄と第2特別図柄とを同じ判定プログラムによって判定して決定することで、プログラムを共通化することができ、開発時における開発工数を削減することができる。
次いで、S5316の処理では、S5310、S5313又はS5315の処理によって決定された第2特別図柄の動的表示の変動パターンに応じた変動時間に基づいて、音声ランプ制御装置113を介してその変動パターンに応じた変動時間を表示制御装置114へ通知する特図2変動パターンコマンドを設定する(S5316)。具体的には、例えば、大当たり抽選に当選し、該大当たりが大当たり種別「確変A」であって、さらに、「25秒」の「スーパーリーチ」の変動パターンが選択されていた場合は、大当たり・「確変A」・「25秒」の「スーパーリーチ」を示す特図2変動パターンコマンドが設定される。また、大当たり抽選及び小当たり抽選にハズレて、さらに、「25秒」の「スーパーリーチ」の変動パターンが選択されていた場合は、ハズレ・「25秒」の「スーパーリーチ」を示す特図2変動パターンコマンドが設定される。
そして、S5316の処理の後は、S5309、S5312又はS5314の処理で設定された停止種別を、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114へ通知するための特図2停止種別コマンドを設定し(S5317)、この特図2変動開始処理(S507)を終了して、特図変動処理(図200参照)に戻る。
このように、特図2停止種別コマンドに変動演出の当否に基づいた大まかな停止種別を設定することで、音声ランプ制御装置113(表示制御装置114)は、当否に基づいた第2特別図柄の動的表示の停止種別を把握して、それらの情報を基により詳細は変動演出の停止結果を決定することができる。
これらの特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)で、これらのコマンドが音声ランプ制御装置113に送信される。音声ランプ制御装置113は、特図2変動パターンコマンドや特図2停止種別コマンドを受信すると、それに基づき遊技状態に応じて表示用特図2変動パターンコマンドや表示用特図2種別コマンドや表示用特図2演出コマンドを生成して、表示制御装置114へ送信する。
図200に戻って、説明を続ける。S508の処理では、実行中の第1特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否か、及び、実行中の第2特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、判別結果に応じて第1特別図柄の動的表示または第2特別図柄の動的表示をそれぞれ停止させる変動停止処理を行い(S508)、この特図変動処理(S210)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
ここで、図203を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(図200参照)の一処理である変動停止処理(S508)について説明する。図203は、この変動停止処理(S508)を示すフローチャートである。
この変動停止処理(S508)では、各特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かをそれぞれ判別し、変動時間が経過している場合は、各停止種別に応じた停止結果を特別図柄表示装置37に表示するとともに、各確定コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信する。また、変動時間が経過した一方の第1特別図柄が大当たり若しくは小当たりとなる動的表示であって、他方の第2特別図柄の動的表示も並行して実行中の場合、又は、変動時間が経過した一方の第2特別図柄が大当たりとなる動的表示であって、他方の第1特別図柄の動的表示も並行して実行中の場合は、該他方の第2特別図柄又は第1特別図柄の動的表示をハズレとして停止させる処理を行う。さらに、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」である場合は、該特別図柄の動的表示の変動回数の計数結果に応じて「時短機能」の時短終了条件が成立したか否かを判別し、「時短機能」の時短終了条件が成立した場合は、「時短機能」を有効から無効に切り替える処理を行う。また、特別図柄の低確率状態である場合は、該特別図柄の動的表示の変動回数が天井到達回数に達したか否かを判別し、天井到達回数に達している場合は、「普図低確時間短縮状態」への移行処理を行う。
変動停止処理(S508)では、まず、特別図柄表示装置37の上方LED群37b1において第1特別図柄の動的表示が実行中であるか否かを判別する(S5501)。判別の結果、特別図柄表示装置37の上方LED群37b1において第1特別図柄の動的表示が実行されていないと判別された場合は(S5501:No)、処理をS5506へ移行する。一方、特別図柄表示装置37の上方LED群37b1が第1特別図柄の動的表示中であると判別されると(S5501:Yes)、第1特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過したか否かを判別する(S5502)。特別図柄表示装置37における第1特別図柄の動的表示中の表示時間は、変動種別カウンタCS1等により選択された変動パターンに応じて決められており(特図1変動パターンコマンドに応じて決められており)、この第1特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していなければ(S5502:No)、特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示を更新し(S5505)、この変動停止処理(S508)を終了して、特図変動処理(図200参照)に戻る。
第8実施形態では、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおいて、第1特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、上方LED群37b1が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定される。
一方、S5502の処理において、特別図柄表示装置37の上方LED群37b1における第1特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していれば(S5502:Yes)、特別図柄表示装置37の上方LED群37b1に対して、第1特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した表示態様を停止させる(S5503)。停止図柄は、特図1変動開始処理(図201参照)のS5009、S5012又はS5014の処理によって予め設定される。
第8実施形態では、第1特別図柄の動的表示の判定結果がハズレである場合には、上方LED群37b1の最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで上方LED群37b1が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。
S5503の処理で第1特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した特別図柄表示装置37の表示態様が設定されると、第3図柄表示装置81における第1特別図柄の変動演出の停止図柄を、特別図柄表示装置37における特別LED群37bの表示と同調して確定表示させるために、特図1確定コマンドを設定して(S5504)、処理をS5511へ移行する。特図1確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。
音声ランプ制御装置113は、この特図1確定コマンドを受信すると、第1特別図柄の変動演出が第3図柄表示装置81で実行されている場合(即ち、遊技状態が「通常遊技状態」、又は、「通常遊技状態」において第1特別図柄の変動演出が第3図柄表示装置81で実行されている状態で第2特別図柄の変動演出により天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行した場合)は、表示制御装置114に対して表示用特図1確定コマンドを送信する。表示制御装置114は、表示用特図1確定コマンドを受信することによって、第3図柄表示装置81における第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出を停止して、停止図柄を確定表示させるように構成されている。なお、第1特別図柄の変動演出が第3図柄表示装置81で実行されていない「普図高確時間短縮状態」場合は、音声ランプ制御装置113は特図1確定コマンドを受信しても表示制御装置114に対して表示用特図1確定コマンドを送信しないように構成されている。このように構成することで、実行されていない変動演出に関するコマンドに関する処理を削減し、処理負担を軽減することができる。
一方、S5501の処理において特別図柄表示装置37の上方LED群37b1において第1特別図柄の動的表示が実行されていないと判別された場合は(S5501:No)、次いで、特別図柄表示装置37の下方LED群37b2において第2特別図柄の動的表示が実行中であるか否かを判別する(S5506)。判別の結果、特別図柄表示装置37の下方LED群37b2において第2特別図柄の動的表示が実行されていないと判別された場合は(S5506:No)、この変動停止処理(S508)を終了して、特図変動処理(図200参照)に戻る。
一方、特別図柄表示装置37の下方LED群37b2が第2特別図柄の動的表示中であると判別されると(S5506:Yes)、第2特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過したか否かを判別する(S5507)。特別図柄表示装置37における第2特別図柄の動的表示中の表示時間は、変動種別カウンタCS1等により選択された変動パターンに応じて決められており(特図2変動パターンコマンドに応じて決められており)、この第2特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していなければ(S5507:No)、特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示を更新して(S5510)、この変動停止処理(S508)を終了して、特図変動処理(図200参照)に戻る。
第8実施形態では、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおいて、第2特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、下方LED群37b2が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定される。
一方、S5507の処理において、特別図柄表示装置37の下方LED群37b2における第2特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していれば(S5507:Yes)、特別図柄表示装置37の下方LED群37b2に対して、第2特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した表示態様を停止させる(S5508)。停止図柄は、特図2変動開始処理(図202参照)のS5309、S5312又はS5314の処理によって予め設定される。
第8実施形態では、第2特別図柄の動的表示の判定結果がハズレである場合には、下方LED群37b2の最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで下方LED群37b2が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。
S5508の処理で第2特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した特別図柄表示装置37の表示態様が設定されると、第3図柄表示装置81における第2特別図柄の変動演出の停止図柄を、特別図柄表示装置37における特別LED群37bの表示と同調して確定表示させるために、特図2確定コマンドを設定して(S5509)、処理をS5511へ移行する。特図2確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。
音声ランプ制御装置113は、この特図2確定コマンドを受信すると、第2特別図柄の変動演出が第3図柄表示装置81で実行されている場合(即ち、遊技状態が「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」若しくは「普図低確時間短縮状態」、又は、「普図高確時間短縮状態」において第2特別図柄の変動演出が第3図柄表示装置81で実行されている状態で第1特別図柄の変動演出により時短終了条件が成立し、「通常遊技状態」に移行した場合)は、表示制御装置114に対して表示用特図2確定コマンドを送信する。表示制御装置114は、表示用特図2確定コマンドを受信することによって、第3図柄表示装置81における第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出を停止して、停止図柄を確定表示させるように構成されている。なお、第2特別図柄の変動演出が第3図柄表示装置81で実行されていない場合は、音声ランプ制御装置113は特図2確定コマンドを受信しても表示制御装置114に対して表示用特図2確定コマンドを送信しないように構成されている。このように構成することで、実行されていない変動演出に関するコマンドに関する処理を削減し、処理負担を軽減することができる。
ここで、図204を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図203参照)の一処理である他方停止処理(S5511)について説明する。図204は、この他方停止処理(S5511)を示すフローチャートである。
この他方停止処理(S5511)では、変動時間が経過した一方の第1特別図柄が大当たり若しくは小当たりとなる動的表示であって、他方の第2特別図柄の動的表示も並行して実行中の場合、又は、変動時間が経過した一方の第2特別図柄が大当たりとなる動的表示であって、他方の第1特別図柄の動的表示も並行して実行中の場合は、該他方の第2特別図柄又は第1特別図柄の動的表示をハズレとして停止させる処理を行う。
この他方停止処理(S5511)では、まず、第1特別図柄の動的表示が停止したか否か(動的表示の変動時間が経過したか否か)を判別する(S5601)。判別の結果、第1特別図柄の動的表示が停止していた(動的表示の変動時間が経過していた)場合(S5601:Yes)、次いで、第2特別図柄の動的表示が実行中か否かを判別する(S5602)。判別の結果、第2特別図柄の動的表示が実行中の場合(S5602:Yes)、さらに、変動時間が経過した第1特別図柄の動的表示が大当たり又は小当たりに当選しているか否かを判別する(S5603)。判別の結果、第1特別図柄の動的表示が大当たり又は小当たりに当選している場合(S5603:Yes)、実行中となっている第2特別図柄の動的表示をハズレ図柄として停止すべく、下方LED群37b2に対して、第2特別図柄の動的表示をハズレ図柄に対応した表示態様を停止させ(S5604)、この他方停止処理(S5511)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻し、処理をS5512へ移行する。
このように構成することで、「通常遊技状態」において実行されている第2特別図柄の動的表示を、第1特別図柄の大当たり又は小当たりとなる動的表示によってハズレ図柄として停止させることができる。その結果、「通常遊技状態」において非推奨となっている右打ち遊技を行い、上側第2始動口71へ入賞させて第2特別図柄の動的表示を実行させ、小当たりに当選させることで開放状態となる可変入賞装置65へ入賞させて賞球を獲得するという、遊技仕様上の想定外の賞球を防止することができる。
一方、S5602の処理において、第2特別図柄の動的表示が実行中でないと判別された場合(S5602:No)、S5603及びS5604の処理をスキップして、この他方停止処理(S5511)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻し、処理をS5512へ移行する。また、S5603の処理において、第1特別図柄の動的表示が大当たり及び小当たりに当選していないと判別された場合(S5603:No)、この場合もS5604の処理をスキップして、この他方停止処理(S5511)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻し、処理をS5512へ移行する。
S5601の処理において、第1特別図柄の動的表示が停止していないと判別された場合(S5601:No)、即ち、第2特別図柄の動的表示が停止している(動的表示の変動時間が経過している)と判別された場合、次いで、第1特別図柄の動的表示が実行中か否かを判別する(S5605)。判別の結果、第1特別図柄の動的表示が実行中の場合(S5605:Yes)、次いで、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選しているか否かを判別する(S5606)。判別の結果、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選している場合(S5606:Yes)、実行中となっている第1特別図柄の動的表示をハズレ図柄として停止すべく、上方LED群37b1に対して、第1特別図柄の動的表示をハズレ図柄に対応した表示態様を停止させ(S5607)、この他方停止処理(S5511)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻し、処理をS5512へ移行する。
一方、S5605の処理において、第1特別図柄の動的表示が実行中でないと判別された場合(S5605:No)、S5606及びS5607の処理をスキップして、この他方停止処理(S5511)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻し、処理をS5512へ移行する。また、S5606の処理において、第2特別図柄の動的表示が大当たりに当選していないと判別された場合(S5606:No)、この場合もS5607の処理をスキップして、この他方停止処理(S5511)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻し、処理をS5512へ移行する。
図203に戻って、説明を続ける。S5512の処理では、遊技状態が「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」であるか否かを判別する(S5512)。判別の結果、「普図低確時間短縮状態」及び「普図高確時間短縮状態」でない場合(S5512:No)、時短終了条件が成立し得る遊技状態ではないため、S5513の処理をスキップしてS5514の処理へ移行する。一方、S5512の処理において遊技状態が「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」であると判別された場合(S5512:Yes)、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」において特別図柄が動的表示を停止したことになるため、該特別図柄の停止により時短終了条件が成立したか否かの判別処理を行う時短計数処理を実行し(S5513)、その後、処理をS5514へ移行する。
ここで、図205を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図203参照)の一処理である時短計数処理(S5513)について説明する。図205は、この時短計数処理(S5513)を示すフローチャートである。
この時短計数処理(S5513)では、特別図柄の動的表示の変動回数の計数結果に応じて「時短機能」の時短終了条件が成立したか否かを判別し、「時短機能」の時短終了条件が成立した場合は、「時短機能」を有効から無効に切り替える処理を行う。
この時短計数処理(S5513)では、まず、時短カウンタ203oの値を1減算し(S5701)、続いて、減算した時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5702)。判別の結果、S5701の処理で減算した時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でない場合、即ち、時短カウンタ203oの値が「0」以下である場合は(S5702:No)、時短終了条件が成立しているため、次いで、時短高確フラグ203mがオンされているか否かを判別し(S5703)、時短高確フラグ203mがオンされていれば(S5703:Yes)、時短高確フラグ203mをオフに設定し(S5704)、この時短計数処理(S5513)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻る。
また、S5703の処理において時短高確フラグ203mがオンされていないと判別された場合(S5703:No)、時短低確フラグ203nがオンされていると判断して、時短低確フラグ203nをオフに設定し(S5705)、この時短計数処理(S5513)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻る。
なお、S5702の処理において、S5701の処理で減算した時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であると判別された場合(S5702:Yes)、時短終了条件が成立していないため、S5703~S5705の処理をスキップして、この時短計数処理(S5513)を終了し、変動停止処理(図203参照)に戻る。
図203に戻って、説明を続ける。S5514の処理では、確変フラグ203kがオンされているか否かを判別する(S5514)。判別の結果、確変フラグ203kがオンされている場合(S5514:Yes)、特別図柄の高確率状態であって、天井到達し得ない遊技状態であるため、S5515の処理をスキップしてこの変動停止処理(S508)を終了して、特図変動処理(図200参照)に戻る。一方、確変フラグ203kがオンされていない場合(S5514:No)、特別図柄の低確率状態であって、天井到達し得る遊技状態であるため、特別図柄の動的表示の実行回数が天井到達回数に達しているか否かを判別し、判別結果によって「普図低確時間短縮状態」に移行させるべく、天井到達計数処理を実行し(S5515)、この変動停止処理(S508)を終了して、特図変動処理(図200参照)に戻る。
次いで、図206を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図203参照)の一処理である天井到達計数処理(S5515)について説明する。図206は、この天井到達計数処理(S5515)を示すフローチャートである。
この天井到達計数処理(S5515)では、特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、該計数結果が天井到達回数に達したか否かを判別して、判別結果に応じて「普図低確時間短縮状態」への移行に基づく時短回数の設定処理を行う。
この天井到達計数処理(S5515)では、まず、天井到達計数カウンタ203pの値を1加算する(S5801)。続いて、加算した天井到達計数カウンタ203pの値が「900」より小さい値であるか否かを判別する(S5802)。
S5802の判別の結果、S5801の処理で加算した天井到達計数カウンタ203pの値が「900」より小さい値の場合(S5802:Yes)、S5803~S5806の処理をスキップし、この天井到達計数処理(S5515)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻る。
一方、S5802の処理において、S5801の処理で加算した天井到達計数カウンタ203pの値が「900」より小さい値でない場合、即ち、天井到達計数カウンタ203pの値が「900」以上である場合(S5802:No)、天井到達しているため、次いで、天井設定済みフラグ203qがオンされているか否かを判別する(S5803)。判別の結果、天井設定済みフラグ203qがオンされていなければ(S5803:No)、特別図柄が低確率状態になってから未だ「普図低確時間短縮状態」へ移行していない状態であるので、該「普図低確時間短縮状態」に移行するべく、まず、時短カウンタ203oの値に「1140」をセットし(S5804)、「普図低確時間短縮状態」へ移行したことを示すべく天井設定済みフラグ203qをオンに設定する(S5805)。そして、「普図低確時間短縮状態」に遊技状態を移行するために、時短低確フラグ203nをオンに設定し(S5806)、この天井到達計数処理(S5515)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻る。これにより、天井到達回数に基づく「普図低確時間短縮状態」を発生させることができる。
一方、S5803の判別の結果、天井設定済みフラグ203qがオンされていれば(S5803:Yes)、既に「普図低確時間短縮状態」へ一度移行済みであるので、S5804~S5806の処理をスキップし、この天井到達計数処理(S5515)を終了して、変動停止処理(図203参照)に戻る。
次に、図207を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図197参照)の一処理である当たり処理(S203)について説明する。図207は、この当たり処理(S203)を示したフローチャートである。
この当たり処理(S203)は、各特別図柄の大当たりが発生する場合に、大当たりの種類に応じて可変入賞装置65(大入賞口)の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、大当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S608)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S610)を実行する。
また、この当たり処理(S203)は、各特別図柄の小当たりが発生する場合に、小当たりに応じて可変入賞装置65の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、小当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための小当たり開閉制御処理(S616)を実行し、小当たり状態が終了するタイミングで、小当たり状態の終了を設定する小当たり終了処理(S618)を実行する。
当たり処理(S203)では、まず、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選したか否かを判別する(S601)。判別の結果、大当たりに当選していれば(S601:Yes)、大当たり遊技を行うために、まず、大当たり遊技中の「確変機能」、「時短機能」及び「天井機能」を無効にすべく、確変フラグ203k、時短高確フラグ203m、時短低確フラグ203n及び天井設定済みフラグ203qをオフに設定し(S602)、さらに、時短カウンタ203o及び天井到達計数カウンタ203pの値を「0」クリアする(S603)。次いで、大当たり種別に応じたラウンド数をRAM203に設けられたラウンドカウンタ(図示せず)にセットする(S604)。そして、大当たりが開始されることを示す大当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、大当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S604)、次いで、該大当たり種別に応じたオープニング時間(例えば、「30秒」又は「10秒」)を設定して(S606)、処理をS611へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)によって、大当たり種別に応じた大当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
なお、上述したラウンドカウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該ラウンドカウンタの値を確認して、ラウンドカウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、大当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該ラウンドカウンタの値を1減算する。そして、ラウンドカウンタの値が「0」になった場合に、実行中の大当たりを終了するように構成されている。
S601の処理において、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選していないと判別された場合は(S601:No)、次いで、いずれかの特別図柄の動的表示において小当たりに当選したか否かを判別する(S607)。判別の結果、小当たりに当選していれば(S607:Yes)、小当たり遊技を行うために、開放する入賞口(即ち、可変入賞装置65)を設定すると共に、小当たり種別(小当たりに当選した特別図柄の種類)に応じた可変入賞装置65の開放回数をRAM203に設けられた開放カウンタ(図示せず)にセットする(S608)。
そして、小当たりが開始されることを示す小当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、小当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S609)、次いで、該小当たりのオープニング時間(例えば、「0.5秒」)を設定し(S610)、処理をS611へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)によって、小当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
なお、上述した開放カウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該開放カウンタの値を確認して、開放カウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、小当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該開放カウンタの値を1減算する。そして、開放カウンタの値が「0」になった場合に、実行中の小当たりを終了するように構成されている。
次いで、S611の処理では、大当たり中か否かを判別する(S611)。判別の結果、大当たり中であると判別された場合は(S611:Yes)、可変入賞装置65の開閉制御を実行する大当たり開閉制御処理を実行する(S612)。
ここで、図208を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり開閉制御処理(S612)について説明する。図208は、この大当たり開閉制御処理(S612)を示したフローチャートである。
この大当たり開閉制御処理(S612)では、当たり処理(S203)で設定された可変入賞装置65の開放回数に基づいて、可変入賞装置65の開閉制御を実行する。
この大当たり開閉制御処理(S612)では、まず、当たり処理(S203)のS605で設定されたオープニング時間、又は、後述する大入賞口開放中処理(S6007)のS6020(図209参照)で設定されたインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6001)。判別の結果、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6001:No)、可変入賞装置65の開放タイミングではないため、該可変入賞装置65を閉鎖し続けるため、S6002~S6005の処理をスキップして、処理をS6006へ移行する。
一方、S6001の処理において、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6001:Yes)、可変入賞装置65の開放タイミングなので、可変入賞装置65の開放設定を行い(S6002)、次いで、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットする(S6003)。そして、大当たり時おける可変入賞装置65の最大開放時間(第8実施形態では、「30秒」)を設定して(S6004)、可変入賞装置65が開放されたことを示す大入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6005)、処理をS6006に移行する。この大入賞口開放コマンドを受信した音声ランプ制御装置113は、可変入賞装置65が開放された旨を第3図柄表示装置81において実行し、遊技者に可変入賞装置65が開放されていることを遊技者に開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させることを促すように構成されている。
S6006の処理では、可変入賞装置65が開放中であるか否かを判別する(S6006)。判別の結果、可変入賞装置65が開放中でなければ(S6006:No)、可変入賞装置65が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6007の処理をスキップして、この大当たり開閉制御処理(S612)を終了し、当たり処理(図207参照)に戻る。一方、S6006の処理において、可変入賞装置65が開放中であると判別された場合は(S6006:Yes)、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件を判別するべく、大入賞口開放中処理を行い(S6007)、この大当たり開閉制御処理(S612)を終了し、当たり処理(図207参照)に戻る。
ここで、図209を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり開閉制御処理(S612)の一処理である大入賞口開放中処理(S6007)について説明する。図209は、この大入賞口開放中処理(S6007)を示したフローチャートである。
この大入賞口開放中処理(S6007)では、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この大入賞口開放中処理(S6007)では、まず、上述した大当たり開閉制御処理(S612)のS6004において設定された可変入賞装置65の開放時間が経過したか否かを判別する(S6011)。判別の結果、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングであれば(S6011:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立し、そのラウンドにおける可変入賞装置65の閉鎖タイミングであるため、入賞カウンタの値を「0」クリアして(S6012)、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6016へ移行する。S6016からの可変入賞装置65の閉鎖処理については、後述する。
一方、S6011の処理において、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6011:No)、次いで、大入賞口スイッチ65cがオンされたか否か、即ち、可変入賞装置65へ球が入賞したか否かを判断する(S6013)。
S6013の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出され可変入賞装置65へ球が入賞していれば(S6013:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6014)、次いで、入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6015)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6015:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、可変入賞装置65に球が10個以上入賞して可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しているので、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6016へ移行する。
S6015の処理において、入賞カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S6015:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しておらず、可変入賞装置65の開放を継続するために、S6016~S6020の処理をスキップして、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了する。この大入賞口開放中処理(S6007)の終了後は、大当たり開閉制御処理(図208参照)へ戻る。
次いで、S6016からの可変入賞装置65の閉鎖処理では、まず、可変入賞装置65の閉鎖設定を行い(S6016)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6017)、処理をS6018へ移行する。なお、S6017の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6018の処理では、可変入賞装置65の1のラウンドが消化されたことから、ラウンドカウンタの値を1減算し(S6018)、次に、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6019)。ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値である場合(S6019:Yes)、該大当たりにおけるラウンド回数(可変入賞装置65の残り開放回数)が残存している状態であるので、次の可変入賞装置65を開放させるまでのインターバル時間(例えば、「1秒」)を設定し(S6020)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了し、大当たり開閉制御処理(図208参照)に戻る。
一方、S6019の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6019:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了したので、大当たり状態を終了させるために、インターバル時間を設定せず(即ち、S6020をスキップして)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了して、大当たり開閉制御処理(図208参照)に戻る。
図207の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S612の大当たり開閉制御処理(図208参照)の終了後は、次いで、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S613)。判別の結果、ラウンドカウンタが「0」より大きい値であれば(S613:Yes)、大当たり状態を継続するため、大当たりの終了設定処理であるS614の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S613の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S613:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、大当たり状態を終了させるために、大当たり終了処理を行い(S614)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図210を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり終了処理(S614)について説明する。図210は、この大当たり終了処理(S610)を示したフローチャートである。
この大当たり終了処理(S614)では、当選した大当たり種別に基づいて、確変フラグ203k、時短高確フラグ203m及び時短カウンタ203oの設定を行う。
この大当たり終了処理(S614)では、まず、今回の大当たり種別が大当たり種別「確変A」であるかを判別する(S6101)。判別の結果、今回の大当たり種別が大当たり種別「確変A」であれば(S6101:Yes)、該大当たり終了後の遊技状態を「確率変動状態」とするべく、確変フラグ203kをオンし(S6102)、次いで、時短高確フラグ203mをオンして(S6103)、処理をS6108に移行する。
S6101の処理において、今回の大当たり種別が大当たり種別「確変A」ではないと判別された場合は(S6101:No)、次いで、今回の大当たり種別が大当たり種別「潜確A」であるか否かを判別し(S6104)、今回の大当たり種別が大当たり種別「潜確A」であれば(S6104:Yes)、確変フラグ203kをオンし(S6105)、処理をS6108に移行する。
一方、S6104の処理において、今回の大当たり種別が大当たり種別「潜確A」でないと判別された場合(S6104:No)、今回の大当たり種別が大当たり種別「時短A」であると判断し、時短高確フラグ203mをオンして(S6106)、時短カウンタ203oに「100」をセットして(S6107)、処理をS6108に移行する。
S6108の処理では、音声ランプ制御装置113に対して大当たりのエンディング演出の開始を示すエンディングコマンドを設定する(S6108)。S6108の処理で設定されたエンディングコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、エンディングコマンドを受信すると、大当たりのエンディング演出を実行する。
S6108の処理の終了後は、遊技状態に応じてエンディング時間(例えば、「10秒」)を設定し(S6109)、該大当たりの終了時の各種処理を実行する大当たり終了設定処理を行い(S6110)、この大当たり終了処理(S614)を終了して、当たり処理(図207参照)に戻る。
図207に戻って、説明を続ける。S611の処理において、大当たり中でない場合には(S611:No)、次に、小当たり中か否かを判別する(S615)。判別の結果、小当たり中でなければ(S615:No)、この当たり処理(S203)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)へ戻る。一方、小当たり中であれば(S615:Yes)、次いで、各特別図柄の小当たり遊技に応じた可変入賞装置65の開閉制御を実行する小当たり開閉制御処理を実行する(S616)。
ここで、図211を参照して、第8実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である小当たり開閉制御処理(S616)について説明する。図211は、第8実施形態の小当たり開閉制御処理(S616)を示したフローチャートである。
この小当たり開閉制御処理(S616)では、当たり処理(S203)で設定された可変入賞装置65の開放回数に基づいて、可変入賞装置65の開閉制御を実行する。
この小当たり開閉制御処理(S616)では、まず、当たり処理(S203)のS609で設定されたオープニング時間、又は、後述する小当たり開放中処理(S6306)のS6320(後述する図212参照)で設定されたインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6301)。判別の結果、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6301:No)、可変入賞装置65の開放タイミングではないため、該可変入賞装置65を閉鎖し続けるため、S6302~S6304の処理をスキップして、処理をS6305へ移行する。
一方、S6301の処理において、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6301:Yes)、可変入賞装置65の開放タイミングであるため、まず、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットし(S6302)、次いで、可変入賞装置65の開放時間設定を行う(S6303)。そして、可変入賞装置65が開放されたことを示す大入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6304)、処理をS6305へ移行する。
S6305の処理では、小当たり時において可変入賞装置65が開放中であるか否かを判別する(S6305)。判別の結果、小当たり時において可変入賞装置65が開放中でなければ(S6305:No)、小当たり時おいて可変入賞装置65が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6306の処理をスキップして、この小当たり開閉制御処理(S616)を終了し、当たり処理(図207参照)に戻る。一方、S6305の処理において、小当たり時において可変入賞装置65が開放中であると判別された場合は(S6305:Yes)、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件を判別するべく、小当たり開放中処理を行い(S6306)、この小当たり開閉制御処理(S616)を終了し、当たり処理(図207参照)に戻る。
ここで、図212を参照して、第8実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり開閉制御処理(S616)の一処理である小当たり開放中処理(S6306)について説明する。図212は、第8実施形態の小当たり開放中処理(S6306)を示したフローチャートである。
第8実施形態の小当たり開放中処理(S6306)では、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この小当たり開放中処理(S6306)では、まず、上述した小当たり開閉制御処理(S616)のS6303において設定された可変入賞装置65の開放時間が経過したか否かを判別する(S6311)。判別の結果、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングであれば(S6311:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立し、そのラウンドにおける可変入賞装置65の閉鎖タイミングであるため、入賞カウンタの値を「0」クリアして(S6312)、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6316へ移行する。
一方、S6311の処理において、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6311:No)、次いで、大入賞口スイッチ65c(図171参照)がオンされたか否か、即ち、可変入賞装置65へ球が入賞したか否かを判断する(S6313)。
S6313の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出され可変入賞装置65へ球が入賞していれば(S6313:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6314)、次いで、1減算した入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6315)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6315:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、可変入賞装置65に球が10個以上入賞して可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しているので、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6316へ移行する。
S6316からの可変入賞装置65の閉鎖処理では、まず、可変入賞装置65の閉鎖設定を行い(S6316)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6317)、処理をS6318へ移行する。なお、S6317の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6318の処理では、可変入賞装置65の1のラウンドが消化されたことから、ラウンドカウンタの値を1減算し(S6318)、処理をS6319へ移行する。
S6319の処理では、S6318の処理で1減算したラウンドカウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6319)。ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値である場合(S6319:Yes)、該小当たりにおけるラウンド回数(可変入賞装置65の残り開放回数)が残存している状態であるので、次の可変入賞装置65を開放させるまでのインターバル時間(例えば、「1秒」)を設定し(S6320)、この小当たり開放中処理(S6306)を終了し、小当たり開閉制御処理(図211参照)に戻る。一方、S6319の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下の場合は(S6319:No)、該小当たりにおけるラウンド回数(可変入賞装置65の残り開放回数)が残存していないため、S6320の処理をスキップしてこの小当たり開放中処理(S6306)を終了し、小当たり開閉制御処理(図211参照)に戻る。
なお、S6313の処理において、可変入賞装置65へ球が入賞していないと判別された場合(S6313:No)、又は、S6315の処理において、入賞カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S6315:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しておらず、可変入賞装置65の開放を継続するために、S6316~S6320の処理をスキップして、この小当たり開放中処理(S6306)を終了し、小当たり開閉制御処理(図211参照)に戻る。
また、第8実施形態における各特別図柄の小当たり遊技では、各特別図柄の小当たり当選に基づく大入賞口開閉板65aの最大開放時間内に発射された球が10個も入賞し得ない開放時間(即ち、特図1小当たりが「0.1秒」、特図2小当たりが「1.5秒」)に設定されているため、入賞個数条件に基づく閉鎖条件ではなく、予め設定された可変入賞装置65の開放時間の経過に基づく可変入賞装置65の閉鎖条件が成立し易いように構成されている。
図207の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S616の小当たり開閉制御処理(図211参照)の終了後は、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S617)。判別の結果、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値であれば(S617:Yes)、小当たりを継続するため、小当たりの終了設定処理であるS618の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)へ戻る。
一方、S617の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S617:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この小当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、小当たり状態を終了させるために、小当たり終了処理を行い(S618)、この当たり処理(S203)を終了して、タイマ割込処理(図207参照)へ戻る。
次に、図213を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図197参照)の一処理である普図変動処理(S211)について説明する。図213は、この普図変動処理(S211)を示したフローチャートである。
この普図変動処理(S211)は、スルーゲート67への球の通過に起因して、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を制御するものである。
この普図変動処理(S211)では、まず、今現在、普通電役72が突出中(作動中)か否か、即ち、普通図柄の当たり中であるか否かを判別する(S701)。判別の結果、普通電役72が突出中であれば(S701:Yes)、普通図柄の当たり中であるので、そのまま普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)へ戻る。
一方、普通電役72が突出中でなければ(S701:No)、普通図柄の当たり中ではないため、次いで、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中であるか否かを判別する(S702)。判別の結果、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中でなければ(S702:No)、次いで、普通図柄表示装置83における可変表示が停止後、所定時間(例えば、「1秒」)経過したか否かを判別する(S703)。その結果、可変表示の停止後、所定時間経過していなければ(S703:No)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。これにより、可変表示における停止図柄が所定時間だけ普通図柄表示装置83に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S703の処理の結果、可変表示の停止後、所定時間経過していれば(S703:Yes)、普図保留球数カウンタ203hの値(主制御装置110において保留されている普通図柄に関する可変表示の作動保留球数HN)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S704)。
S704の処理の結果、普図保留球数カウンタ203hの値(作動保留球数HN)が「0」より大きくなければ(S704:No)、実行すべき普通図柄の可変表示の保留球数が存在しないということなので、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。一方、普図保留球数カウンタ203hの値(作動保留球数HN)が「0」より大きい値であれば(S704:Yes)、保留されていた普通図柄に関する可変表示の実行開始タイミングであると判断し、まず、普図保留球数カウンタ203hの値(作動保留球数HN)を1減算する(S705)。これは、後述する処理(S706~S712)によって、保留されていた普通図柄に関する可変表示のうち1の可変表示の実行が開始されることに伴って、普通図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、普図保留球格納エリア203iに格納されたデータをシフト処理する(S706)。このデータシフト処理は、普図保留球格納エリア203iの普図保留第1~第4エリアに格納されているデータを普図保留球実行エリア203jへ向けて順にシフトさせる処理であって、普図保留第1エリア→普図保留球実行エリア203j、普図保留第2エリア→普図保留第1エリア、普図保留第3エリア→普図保留第2エリア、普図保留第4エリア→普図保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S706のデータシフト処理の後は、データシフト処理により普図保留球実行エリア203jに格納されたデータ(即ち、普図当たりカウンタC4の値)に基づいて、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を実行するために、まず、時短低確フラグ203n又は時短高確フラグ203mがオンされているか否かを判別する(S707)。判別の結果、時短低確フラグ203n及び時短高確フラグ203mがオンされていない場合は(S707:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」又は「潜伏確率変動状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「15秒」に設定し(S708)、処理をS710へ移行する。一方、時短低確フラグ203n又は時短高確フラグ203mがオンされていると判別された場合(S707:Yes)、「時短機能」が有効な「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「0.1秒」に設定して(S709)、処理をS710へ移行する。
S710の処理では、時短高確フラグ203mがオンされているか否かを判別し(S710)、時短高確フラグ203mがオンされていない場合(S710:No)、即ち、普通図柄の低確率状態では、普図当たり乱数テーブル202hにおける低確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203jに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S711)。また、時短高確フラグ203mがオンされている場合(S710:Yes)、即ち、普通図柄の高確率状態では、普図当たり乱数テーブル202hにおける高確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203jに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S712)。S711及びS712の処理の後は、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、遊技者が右打ちした場合に、スルーゲート67を球が通過したとき、普通電役72が開放し易いか否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況(即ち、普通図柄の高確率状態)であって下側第2始動口71a側へ流入し易い状況か、普通電役72が開放し易い状況よりも開放し難い状況(即ち、普通図柄の低確率状態)であって、閉鎖(突出)している普通電役72の上面を左端から右端まで転動しきり、可変入賞装置65側へ流入し得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
S702の処理において、普通図柄表示装置83の表示態様が可変表示中であると判別されると(S702:Yes)、可変表示時間が経過したか否かを判別する(S713)。普通図柄表示装置83の可変表示時間は、S708又はS709の処理により遊技状態に応じて決定されており、この可変表示時間が経過していなければ(S713:No)、普通図柄表示装置83の表示を更新して(S714)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
一方、普通図柄表示装置83における可変表示の可変表示時間が経過していれば(S713:Yes)、普通図柄表示装置83に対して、S711又はS712によって予め設定された停止図柄に対応した表示態様を設定し(S715)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
これにより、球がスルーゲート67を通過した場合に、この普図変動処理(S211)に基づいて普通図柄表示装置83における可変表示が設定され、該普通図柄表示装置83において可変表示が開始されてから可変表示時間が経過するまでは、「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる。そして、可変表示結果が当たりである場合には「○」の図柄を点灯する一方、ハズレである場合には「×」の図柄を点灯させる。
次に、図214を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図197参照)の一処理である普通電役制御処理(S204)について説明する。図214は、この普通電役制御処理(S204)を示したフローチャートである。
この普通電役制御処理(S204)は、普通図柄の当たりが発生する場合に、遊技状態に応じて普通電役72の開閉(突出及び没入)駆動制御を実行する。即ち、遊技状態に応じて普通電役72の開放(没入)時間を設定すると共に、設定された時間に基づいて該普通電役72を開放駆動し、設定した突出時間が経過した場合に、開放(没入)中の普通電役72を閉鎖(突出)させる制御を実行する。
この普通電役制御処理(S204)では、まず、普通電役72が開放(没入)中か否か、即ち、普通図柄の当たり中か否かを判別する(S801)。判別の結果、普通電役72が開放中でないと判別された場合(S801:No)、即ち、普通図柄の当たり中でないと判別された場合は、次に、普通図柄の可変表示が終了したか否かを判別する(S802)。
S802における判別の結果、普通図柄の可変表示が終了していなければ(S802:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る一方、普通図柄の可変表示が終了していれば(S802:Yes)、次いで、該可変表示において当たりに当選したか否かを判別する(S803)。
S803における判別の結果、可変表示において当たりに当選していないと判別された場合は(S803:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)へ戻る。一方、可変表示において当たりに当選していると判別された場合は(S803:Yes)、当選した当たりに関する制御を実行するために、まず、時短低確フラグ203n又は時短高確フラグ203mがオンされているか否かを判別する(S804)。
S804における判別の結果、時短低確フラグ203n及び時短高確フラグ203mがオンされていないと判別された場合は(S804:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」又は「潜伏確率変動状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202jの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役72の開放時間を「0.1秒」に設定し(S805)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数を1回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「1」をセットして(S806)、処理をS809へ移行する。
一方、S804の処理において、時短低確フラグ203n又は時短高確フラグ203mがオンされていると判別された場合は(S804:Yes)、「時短機能」が有効な「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202jの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役72の開放(没入)時間を「5.8秒」に設定し(S807)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数を1回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「1」をセットして(S808)、処理をS809へ移行する。
S809の処理では、普通電役72の開放(没入)処理を行い(S809)、閉鎖(突出)状態であった普通電役72を開放状態に駆動し、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
これにより、遊技者が右打ちした場合において、スルーゲート67を通過した球が普通電役72の配設位置に到達し、該普通電役72が開放されている時間の長い状態か短い状態かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を通過した球が下側第2始動口71a側へ誘導され易い状況か、該普通電役72の閉鎖状態において該普通電役72の上面を左端から右端まで転動しきって、その球が可変入賞装置65側へ流下され得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
S801の処理において、普通電役72が開放中であると判別された場合(S801:Yes)、即ち、普通図柄の当たり中であると判別された場合は、次いで、S805又はS807において設定された普通電役72の1回の開放時間が経過しているかを判別する(S810)。判別の結果、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していないと判別された場合は(S810:No)、普通電役72の開放状態を維持するため、S811~S813の処理をスキップして、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
一方、S810の処理において、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していると判別された場合は(S810:Yes)、まず、普通電役72の閉鎖(突出)処理を行い(S811)、S806又はS808の処理で設定された電役カウンタの値から「1」を減算する(S812)。そして、減算された電役カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S813)。判別の結果、電役カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S813:Yes)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数が残存しているため、処理をS809へ移行し、所定のインターバル処理を行った上で再び普通電役72の開放処理を行う。一方、電役カウンタの値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S813:No)、即ち、電役カウンタの値が「0」以下である場合は、該当たりに基づく普通電役72の開放がすべて終了したということなので、普通電役72の再開放を行わず、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図197参照)に戻る。
次いで、図215を参照して、停電等の発生した場合に主制御装置110において実行されるNMI割込処理について説明する。図215は、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。NMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に、主制御装置110のMPU201により実行される処理である。
このNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。NMI端子に停電信号SG1が入力されたMPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S901)、NMI割込処理を終了する。
なお、上記のNMI割込処理は、払出制御装置111でも同様に実行され、かかるNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から払出制御装置111内のMPU211のNMI端子に出力され、MPU211は実行中の制御を中断して、NMI割込処理を開始するのである。
次に、図216から図222を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU221の処理としては、大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理(図216参照)と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理(図217参照)とがある。
まず、図216を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図216は、この立ち上げ処理を示したフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時に起動される。
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S1001)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源断処理中フラグがオンしているか否かによって、今回の立ち上げ処理が瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)によって、S1116の電源断処理(図217参照)の実行途中に開始されたものであるか否かが判断される(S1002)。図217を参照して後述する通り、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると、S1116の電源断処理を実行する。かかる電源断処理の実行前に、電源断処理中フラグがオンされ、該電源断処理の終了後に、電源断処理中フラグはオフされる。よって、S1116の電源断処理が実行途中であるか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。
電源断処理中フラグがオフであれば(S1002:No)、今回の立ち上げ処理は、電源が完全に遮断された後に開始されたか、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始されたものである。よって、これらの場合には、RAM223のデータが破壊されているか否かを確認する(S1003)。
RAM223のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM223の特定の領域には、S1006の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM223のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM223のデータ破壊を確認することができる。RAM223のデータ破壊が確認されれば(S1003:Yes)、S1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。一方、RAM223のデータ破壊が確認されなければ(S1003:No)、S1008へ移行する。
なお、今回の立ち上げ処理が、電源が完全に遮断された後に開始された場合には、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM223の記憶は喪失するから)、RAM223のデータ破壊と判断され(S1003:Yes)、S1004へ移行する。一方、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって開始された場合には、RAM223の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM223のデータは正常と判断されて(S1003:No)、S1008へ移行する。
電源断処理中フラグがオンであれば(S1002:Yes)、今回の立ち上げ処理は、瞬間的な停電が生じた後であって、S1116の電源断処理の実行途中に、音声ランプ制御装置113のMPU221にリセットがかかって開始されたものである。かかる場合は電源断処理の実行途中なので、RAM223の記憶状態は必ずしも正しくない。よって、かかる場合には制御を継続することはできないので、処理をS1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。
S1004の処理では、RAM223の全範囲の記憶領域をチェックする(S1004)。チェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM223の読み書きチェックにより、RAM223のすべての記憶領域が「0」クリアされる。
RAM223のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常と判別されれば(S1005:Yes)、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S1006)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM223にデータ破壊があるか否かがチェックされる。一方、RAM223のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出されれば(S1005:No)、RAM223の異常を報知して(S1007)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM223の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM223の異常報知を行うようにしても良いし、表示制御装置114にエラーコマンドを送信して、第3図柄表示装置81にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
S1008の処理では、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S1008)。電源断フラグはS1116の電源断処理の実行時にオンされる(図217のS1115参照)。つまり、電源断フラグは、S1116の電源断処理が実行される前にオンされるので、電源断フラグがオンされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した状態で開始された場合である。従って、かかる場合には(S1008:Yes)、音声ランプ制御装置113の各処理を初期化するためにRAM223の作業エリアをクリアし(S1009)、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iをオンに設定し(S1051)、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jをオフに設定する(S1052)。次いで、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。なお、RAM223の作業エリアとしては、主制御装置110から受信したコマンド等を記憶する領域以外の領域をいう。
一方、電源断フラグがオフされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、例えば電源が完全に遮断された後に開始されたためにS1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至ったか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始された場合である。よって、かかる場合には(S1008:No)、RAM223の作業領域のクリア処理であるS1009をスキップして、処理をS1010へ移行し、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iをオンに設定し(S1051)、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jをオフに設定して(S1052)する。次いで、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。
なお、S1009のクリア処理をスキップするのは、S1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至った場合には、S1004の処理によって、既にRAM223のすべての記憶領域はクリアされているし、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM223の作業領域のデータをクリアせず保存しておくことにより、音声ランプ制御装置113の制御を継続できるからである。
S1012の処理では、主制御装置110から設定値コマンドを受信したか否かを判別し(S1012)、該設定値コマンドを受信するまでS1012の処理を繰り返し実行して待機する(S1012:No)。そして、主制御装置110から設定値コマンドを受信した場合に(S1012:Yes)、該設定値コマンドが示す確率設定値を設定値メモリ(図示せず)に格納し(S1013)、メイン処理(図217参照)へ移行する。
このように、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、主制御装置110の立ち上げ処理(図194参照)の終盤で生成される設定値コマンドを受信するまでメイン処理(図217参照)への移行を待機することで、主制御装置110で設定された確率設定値を音声ランプ制御装置113側で確実に把握し、該確率設定値に基づいてメイン処理以降の処理を実行できる。また、主制御装置110から設定値コマンドを受信しない場合、主制御装置110の立ち上げ処理の終盤まで到達しておらず、主制御装置110の立ち上げ処理が正常に終了していないので、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理も正常に終了させず、メイン処理へ移行させない。このように構成することで、音声ランプ制御装置113側で主制御装置110の立ち上げ処理が正常に実行されたか否かを把握することが可能となるとともに、主制御装置110が正常に立ち上がっていない状態における音声ランプ制御装置113の暴走を未然に防止できる。
次に、図217を参照して、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理について説明する。図217は、このメイン処理を示したフローチャートである。
メイン処理が実行されると、まず、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上が経過したか否かが判別され(S1101)、「1ミリ秒」以上経過していなければ(S1101:No)、S1102~S1109の処理を行わずにS1110の処理へ移行する。S1101の処理で、「1ミリ秒」経過したか否かを判別するのは、S1102~S1109が短い周期(「1ミリ秒」以内)で処理する必要がないものであるのに対して、S1110の変動演出処理やS1111のコマンド判定処理は、短い周期で実行する方が好ましい処理であるからである。S1111の処理が短い周期で実行されることにより、主制御装置110から送信されるコマンドの受信洩れを防止でき、S1110の処理が短い周期で実行されることにより、コマンド判定処理によって受信されたコマンドに基づき、変動演出に関する設定を遅滞なく行うことができる。
S1101の処理において、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上経過していると判断される場合は(S1101:Yes)、S1102の処理へ移行する。なお、S1101の処理が、図216に示す立ち上げ処理の後初めて実行された場合は、そのままS1102の処理へ移行する。
S1102の処理では、S1103~S1112の処理によって設定された、表示制御装置114に対する各種コマンドを、表示制御装置114に対して送信する(S1102)。次いで、表示ランプ34の点灯態様の設定や後述するS1107の処理で編集されるランプの点灯態様になるように各ランプの出力を設定し(S1103)、その後電源投入報知処理を実行する(S1104)。電源投入報知処理は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば、「30秒」)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知は音声出力装置226やランプ表示装置227により行われる。また、第3図柄表示装置81の画面において電源が供給されたことを報知するようコマンドを表示制御装置114に送信するものとしても良い。なお、電源投入時でなければ、電源投入報知処理による報知は行わずにS1105の処理へ移行する。
次いで、S1105の処理では、後述するS1111のコマンド判定処理によって設定される大当たりに関する演出を実行する当たり演出処理を行い(S1105)、S1106の処理へ移行する。なお、第8実施形態では、第1特別図柄及び第2特別図柄による大当たりに関する可変入賞装置65の開放中に所定の演出(例えば、可変入賞装置65が開放されたことを示す演出や右打ち報知演出)を実行するように構成されている。
次いで、S1106の処理では、枠ボタン入力監視・演出処理が実行される(S1106)。この枠ボタン入力監視・演出処理では、演出効果を高めるために遊技者に操作される枠ボタン22の有効期間において、該枠ボタン22が押されたか否かの入力を監視し、上記有効期間に枠ボタン22の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。
枠ボタン入力監視・演出処理(S1106)が終わると、次いで、ランプ編集処理を実行し(S1107)、その後音編集・出力処理を実行する(S1108)。ランプ編集処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう電飾部29~33の点灯パターンなどが設定される。音編集・出力処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう音声出力装置226の出力パターンなどが設定され、その設定に応じて音声出力装置226から音が出力される。
S1108の処理後、液晶演出実行管理処理を実行し(S1109)、S1110の処理へ移行する。液晶演出実行管理処理では、主制御装置110から送信される変動パターンコマンドに基づいて第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間が設定される。この液晶演出実行監視処理で設定された時間に基づいてS1107のランプ編集処理が実行され、また、S1108の音編集・出力処理も第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間で実行される。
S1110の処理では、第3図柄表示装置81において変動演出を表示させるために、主制御装置110より受信した特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドに基づいて第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する変動演出処理を実行し(S1110)、処理をS1151へ移行する。この変動演出処理(S1110)の詳細については、図221を参照して後述する。
S1151の処理では、第3図柄表示装置81において主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示を表示するために、現在の遊技状態と第3図柄表示装置81における表示内容を判別し、各打ち方表示のコマンドを設定し、処理をS1111へ移行する。この打ち方指示表示処理(S1151)の詳細については、図222を参照して後述する。
S1111の処理では、主制御装置110より受信したコマンドに応じた処理を行うコマンド判定処理を行い(S1111)、S1112の処理へ移行する。このコマンド判定処理(S1111)の詳細については、図218を参照して後述する。
S1112では、音声ランプ制御装置113のRAM223に設けられた各種カウンタを更新するカウンタ更新処理を実行する(S1112)。例えば、変動演出の詳細な変動パターンを決定するカウンタの更新や、「保留変化予告」を抽選する保留変化カウンタ(図示せず)の更新が、このカウンタ更新処理の中で行われる。該カウンタの更新は、所定の範囲(本実施形態では、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(「99」)に達した後「0」に戻すことによって行われる。
S1112の処理が終わると、ワークRAM233に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S1113)。電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていれば(S1113:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S1115)、電源断処理を実行する(S1116)。電源断処理の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S1117)、その後、処理を無限ループする。電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226およびランプ表示装置227からの出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。
一方、S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていなければ(S1113:No)、RAM223に記憶されるキーワードに基づき、RAM223が破壊されているか否かが判別され(S1114)、RAM223が破壊されていなければ(S1114:No)、S1101の処理へ戻り、繰り返しメイン処理が実行される。一方、RAM223が破壊されていれば(S1114:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。
ここで、RAM破壊と判別されて無限ループするとメイン処理が実行されないので、その後、第3図柄表示装置81による表示が変化しない。よって、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼び、パチンコ機10の修復などを頼むことができる。また、RAM223が破壊されていると確認された場合に、音声出力装置226やランプ表示装置227によりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
次に、図218を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S1111)について説明する。図218は、このコマンド判定処理(S1111)を示したフローチャートである。
このコマンド判定処理(S1111)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図217参照)の中で実行され、上述したように、主制御装置110又は表示制御装置114から受信したコマンドを判定する。
コマンド判定処理(S1111)では、まず、RAM223に設けられたコマンド記憶領域に、主制御装置110からのコマンドを受信しているか否かを判別する(S1201)。判別の結果、主制御装置110からコマンドを受信していれば(S1201:Yes)、未処理のコマンドのうち主制御装置110より受信した最初のコマンドを読み出して解析し、主制御装置110より第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド、特図1停止種別コマンド又は特図1確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1202)。そして、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1202:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図1コマンド処理を行い(S1203)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
ここで、図219を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図1コマンド処理(S1203)について説明する。図219は、この特図1コマンド処理(S1203)を示したフローチャートである。
この特図1コマンド処理(S1203)では、主制御装置110から送信された第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図1コマンド処理(S1203)では、まず、主制御装置110より特図1変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1221)。判別の結果、特図1変動パターンコマンドを受信していれば(S1221:Yes)、受信した特図1変動パターンコマンドに含まれる第1特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1222)。
ここで抽出された第1特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図221参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図1変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
一方、特図1変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1221:No)、次いで、主制御装置110より特図1停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1223)。そして、特図1停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1223:Yes)、該特図1停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1224)。
ここで抽出された第1特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図221参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図1停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第1特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図1変動開始フラグ223aをオンに設定して(S1225)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
なお、特図1停止種別コマンドは、第1特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図1変動パターンコマンドを送信後、その特図1変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第1特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1225の処理によって特図1変動開始フラグ223aをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図221参照)において、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図1変動パターンコマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図1停止種別コマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第1特別図柄の変動演出において、第1保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図1変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第1保留球数コマンドに基づく停止種別と特図1停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1223の処理の結果、特図1停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1223:No)、次いで、主制御装置110より特図1確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1226)。特図1確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図1確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1226:Yes)、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図1確定コマンドを設定し(S1227)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図1確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図1確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1226の処理の結果、特図1確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1226:No)、その他の第1特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1228)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
図218に戻って、説明を続ける。S1202の処理において、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1202:No)、次いで、主制御装置110より第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド、特図2停止種別コマンド又は特図2確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1204)。そして、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1204:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図2コマンド処理を行い(S1205)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
ここで、図220を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図2コマンド処理(S1205)について説明する。図220は、この特図2コマンド処理(S1205)を示したフローチャートである。
この特図2コマンド処理(S1205)では、主制御装置110から送信された第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図2コマンド処理(S1205)では、まず、主制御装置110より特図2変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1231)。判別の結果、特図2変動パターンコマンドを受信していれば(S1231:Yes)、受信した特図2変動パターンコマンドに含まれる第2特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1232)。
ここで抽出された第2特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図221参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図2変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
一方、特図2変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1231:No)、次いで、主制御装置110より特図2停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1233)。そして、特図2停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1233:Yes)、該特図2停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1234)。
ここで抽出された第2特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図221参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図2停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第2特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図2変動開始フラグ223bをオンに設定して(S1235)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
なお、特図2停止種別コマンドは、第2特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図2変動パターンコマンドを送信後、その特図2変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第2特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1235の処理によって特図2変動開始フラグ223bをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図221参照)において、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図2変動パターンコマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図2停止種別コマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第2特別図柄の変動演出において、第2保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図2変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第2保留球数コマンドに基づく停止種別と特図2停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1233の処理の結果、特図2停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1233:No)、次いで、主制御装置110より特図2確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1236)。特図2確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は該第2特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図2確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1236:Yes)、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第2特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図2確定コマンドを設定し(S1237)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図2確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図2確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1236の処理の結果、特図2確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1236:No)、その他の第2特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1238)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
図218に戻って、説明を続ける。S1204の処理において、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1204:No)、次いで、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1206)。そして、第1保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1206:Yes)、第1保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a(図171参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(S1207)。そして、同じく第1保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、及び、変動種別カウンタCS1の各値を、S1207で更新されたサブ第1保留球数カウンタ223cの値が示す第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1208)。そして、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1209)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
ここで、第1保留球数コマンドは、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1207の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を修正し、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CSを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1206の処理の結果、第1保留球数コマンドを受信していないと判別された場合(S1206:No)、次いで、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1210)。そして、第2保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1210:Yes)、第2保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第2保留球数カウンタ203b(図171参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(S1211)。そして、同じく第2保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、及び、変動種別カウンタCS1の各値を、S1211で更新されたサブ第2保留球数カウンタ223dの値が示す第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1212)。そして、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1213)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
ここで、第2保留球数コマンドは、球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1211の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値が主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を修正し、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CSを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第2特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1210の処理の結果、第2保留球数コマンドを受信していないと判別された場合は(S1210:No)、次いで、その他のコマンドに応じた処理を実行し(S1216)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。ここで、受信したその他のコマンドが、音声ランプ制御装置113で用いるコマンドであればそのコマンドに対応した処理を行い、処理結果をRAM223に記憶し、表示制御装置114で用いるコマンドであればそのコマンドを表示制御装置114に送信するように、コマンドの設定を行う。例えば、主制御装置110より受信したデモコマンドは、このS1216の処理によって、表示用デモコマンドとして設定され、RAM223に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦格納された後、メイン処理のコマンド出力処理(S1102)により表示制御装置114に対して送信される。
次に、図221を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図221は、この変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。
この変動演出処理(S1110)は、メイン処理(図217参照)の中で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81の主表示領域Dm(図170参照)において第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出を実行させるための各種処理を実行する。具体的には、遊技状態が、「通常遊技状態」であれば、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を行う一方、第2特別図柄の変動演出に関する表示を行わないように構成される。また、遊技状態が、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」であれば、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行う一方、第1特別図柄の変動演出に関する表示を行わないように構成される。
変動演出処理(S1110)では、まず、RAM223に設けられた特図1変動開始フラグ223aがオンか否かを判別する(S1301)。判別の結果、特図1変動開始フラグ223aがオンであると判別された場合(S1301:Yes)、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドをともに受信しているので、第1特別図柄の変動演出を開始すべく、特図1変動開始フラグ223aをオフし(S1302)、次いで、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第1エリアに含まれるデータを第1実行情報格納エリア223gへシフトし(S1303)、さらに、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1304)、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算し(S1305)、処理をS1306へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第1特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第1保留情報第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する第1実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。また、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
これにより、第1実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の第1保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになり、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。
S1306の処理では、現在の遊技状態が「通常遊技状態」か否かを判別する(S1306)。判別の結果、「通常遊技状態」でないと判別された場合(S1306:No)、即ち、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判別された場合は、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行う遊技状態であって、第1特別図柄の変動演出を行わないため、S1307~S1309の処理をスキップして、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
一方、S1306の処理において、現在の遊技状態が「通常遊技状態」であると判別された場合(S1306:Yes)、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を行う遊技状態であるので、まず、上記S1305の処理で減算したサブ第1保留球数カウンタ223cの値に基づいて表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1307)、処理をS1308へ移行する。
ここで設定された表示用第1保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図217のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンドによって示される第1特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1308の処理では、第1実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1変動パターンコマンドを設定し(S1308)、処理をS1309へ移行する。
ここで設定された表示用特図1変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図217のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図1変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第1特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第1特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1309の処理において、第1実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1停止種別コマンドを設定し(S1309)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
ここで設定された表示用特図1停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図217のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1309の処理により設定された表示用特図1変動パターンコマンドによって実行される第1特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図1停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
S1301の処理において、特図1変動開始フラグ223aがオンでないと判別された場合(S1301:No)、次いで、RAM223に設けられた特図2変動開始フラグ223bがオンか否かを判別する(S1310)。判別の結果、特図2変動開始フラグ223bがオンであると判別された場合(S1310:Yes)、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドをともに受信しているので、第2特別図柄の変動演出を開始すべく、特図2変動開始フラグ223bをオフし(S1311)、次いで、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第1エリアに含まれるデータを第2実行情報格納エリア223hへシフトし(S1312)、さらに、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1313)、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算し(S1314)、処理をS1315へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第2特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第2保留情報第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する第2実行情報格納エリア223hの各格納エリア223h1~223h4に移動させる。また、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させる。
これにより、第2実行情報格納エリア223hには、主制御装置110の第2保留球実行エリア203gに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになり、第2保留情報格納エリア223fの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第2保留球格納エリア203eの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。
S1315の処理では、現在の遊技状態が「通常遊技状態」か否かを判別する(S1315)。判別の結果、「通常遊技状態」である場合は(S1315:Yes)、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を行う遊技状態であって、第2特別図柄の変動演出を行わないため、S1316~S1318の処理をスキップして、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
一方、S1315の処理において、現在の遊技状態が「通常遊技状態」でないと判別された場合(S1316:No)、即ち、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判別された場合は、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行う遊技状態であるので、まず、上記S1314の処理で減算したサブ第2保留球数カウンタ223dの値に基づいて表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1316)、処理をS1317へ移行する。
ここで設定された表示用第2保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図217のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第2保留球数コマンドによって示される第2特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1317の処理では、第2実行情報格納エリア223hに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2変動パターンコマンドを設定し(S1317)、処理をS1318へ移行する。
ここで設定された表示用特図2変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図217のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図2変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第2特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第2特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1318の処理において、第2実行情報格納エリア223hに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2停止種別コマンドを設定し(S1318)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
ここで設定された表示用特図2停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図217のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1317の処理により設定された表示用特図2変動パターンコマンドによって実行される第2特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図2停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
次いで、図222を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される打ち方指示表示処理(S1151)について説明する。図222は、この打ち方指示表示処理(S1151)を示したフローチャートである。
この打ち方指示表示処理(S1151)では、現在の遊技状態を判別し、右打ち遊技を行う遊技状態であれば、主表示用右打ち指示89を表示し、該右打ち遊技の開始後、演出用打ち方指示を1度も実行していなければ、該演出用打ち方指示を行う。また、左打ち遊技を行う遊技状態であれば、主表示用右打ち指示89を消去し、該左打ち遊技の開始後、演出用打ち方指示を1度も実行していなければ、該演出用打ち方指示を行う。
この打ち方指示表示処理(S1151)では、まず、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」中か否かを判別する(S1401)。判別の結果、「通常遊技状態」中でない場合(S1401:No)、即ち、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」中の場合、右打ち遊技を行う遊技状態であるため、主表示用右打ち指示89を表示済みか否かを判別し(S1402)、主表示用右打ち指示89を表示済みでなければ(S1402:No)、主表示用右打ち指示表示コマンドを設定し(S1403)、処理をS1404に移行する。一方、S1402の判別の結果、主表示用右打ち指示89を表示済みであれば(S1402:Yes)、S1403の処理をスキップして、処理をS1404に移行する。
S1404の処理では、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jがオンされているか否かを判別し(S1404)、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jがオンされていれば(S1404:Yes)、左打ち遊技から右打ち遊技へと遊技状態が移行してから、1度でも演出用打ち方指示を実行済みのため、S1405~S1408の処理をスキップして、この打ち方指示表示処理(S1151)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
一方、S1404の判別の結果、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jがオンされていなければ(S1404:No)、左打ち遊技から右打ち遊技へと遊技状態が移行してから、1度も演出用打ち方指示が実行されていないため、該演出用打ち方指示を実行すべく、第3図柄表示装置81において、第1特別図柄の変動演出を実行中であるか否かを判別する(S1405)。判別の結果、第3図柄表示装置81において、第1特別図柄の変動演出を実行中である場合(S1405:Yes)、即ち、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」において天井到達し、右打ち遊技を行う「普図低確時間短縮状態」に移行しているものの、左打ち遊技中に第3図柄表示装置81において実行していた第1特別図柄の変動演出を実行中の状態であるため(図185のタイミング5及び図224(d)参照)、この状態においては演出用打ち方指示を行わず、S1406~S1408の処理をスキップして、この打ち方指示表示処理(S1151)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
S1405の判別の結果、第3図柄表示装置81において、第1特別図柄の変動演出を実行中でない場合(S1405:No)、即ち、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」において天井到達し、右打ち遊技を行う「普図低確時間短縮状態」に移行しており、かつ、左打ち遊技中に第3図柄表示装置81において実行していた第1特別図柄の変動演出は終了している状態であるため(図185のタイミング6及び図225(c)参照)、演出用打ち方指示を行うべく、演出用右打ち指示コマンドを設定し(S1406)、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jをオンに設定し(S1407)、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iをオフに設定して(S1408)、この打ち方指示表示処理(S1151)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
このように構成することで、左打ち遊技から右打ち遊技へと遊技状態が切り替わるタイミングにおいて、左打ち遊技中に第3図柄表示装置81で実行していた第1特別図柄の変動演出が実行中の場合は、演出用打ち方指示を実行しないようにすることができる。また、左打ち遊技から右打ち遊技へと遊技状態が切り替わるタイミングにおいて、左打ち遊技中に第3図柄表示装置81において実行していた第1特別図柄の変動演出が実行中でない場合は、1度だけ演出用打ち方指示を実行するようにすることができる。その結果、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」において天井到達し、右打ち遊技を行う「普図低確時間短縮状態」に移行するタイミングにおいて、未だ左打ち遊技を実行中の遊技者は、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行中の間は、演出用打ち方指示が表示されることがないため、該第3図柄表示装置81において実行中の第1特別図柄の変動演出に興趣を高めることができる。さらに、その後、第3図柄表示装置81で実行中となっていた第1特別図柄の変動演出が終了したタイミングにおいて、演出用打ち方指示が表示されることになり、遊技者は違和感なく右打ち遊技を開始することができる。
S1401の処理において、「通常遊技状態」中であると判別された場合(S1401:Yes)、主表示用右打ち指示89を消去済みか否かを判別し(S1409)、主表示用右打ち指示89を消去済みでなければ(S1409:No)、主表示用右打ち指示消去コマンドを設定し(S1410)、処理をS1411に移行する。一方、S1409の判別の結果、主表示用右打ち指示89を消去済みであれば(S1409:Yes)、S1410の処理をスキップして、処理をS1411に移行する。
S1411の処理では、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iがオンされているか否かを判別し(S1411)、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iがオンされていれば(S1411:Yes)、右打ち遊技から左打ち遊技へと遊技状態が移行してから、1度でも演出用打ち方指示を実行済みのため、S1413~S1415の処理をスキップして、この打ち方指示表示処理(S1151)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
一方、S1411の判別の結果、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iがオンされていなければ(S1411:No)、右打ち遊技から左打ち遊技へと遊技状態が移行してから、1度も演出用打ち方指示が実行されていないため、該演出用打ち方指示を実行すべく、第3図柄表示装置81において、第2特別図柄の変動演出を実行中であるか否かを判別する(S1412)。判別の結果、第3図柄表示装置81において、第2特別図柄の変動演出を実行中である場合(S1412:Yes)、即ち、右打ち遊技を行う「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において時短終了条件が成立し、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」へ移行しているものの、右打ち遊技中に第3図柄表示装置81において実行していた第2特別図柄の変動演出を実行中の状態であるため、この状態においては演出用打ち方指示を行わず、S1413~S1415の処理をスキップして、この打ち方指示表示処理(S1151)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
S1412の判別の結果、第3図柄表示装置81において、第2特別図柄の変動演出を実行中でない場合(S1412:No)、即ち、右打ち遊技を行う「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において時短終了条件が成立し、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」へ移行しており、かつ、右打ち遊技中に第3図柄表示装置81において実行していた第2特別図柄の変動演出は終了している状態であるため、演出用打ち方指示を行うべく、演出用左打ち指示コマンドを設定し(S1413)、演出用左打ち指示実施済みフラグ223iをオンに設定し(S1414)、演出用右打ち指示実施済みフラグ223jをオフに設定して(S1415)、この打ち方指示表示処理(S1151)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
このように構成することで、右打ち遊技から左打ち遊技へと遊技状態が切り替わるタイミングにおいて、右打ち遊技中に第3図柄表示装置81で実行していた第2特別図柄の変動演出が実行中の場合は、演出用打ち方指示を実行しないようにすることができる。また、右打ち遊技から左打ち遊技へと遊技状態が切り替わるタイミングにおいて、右打ち遊技中に第3図柄表示装置81において実行していた第2特別図柄の変動演出が実行中でない場合は、演出用打ち方指示を実行するようにすることができる。その結果、右打ち遊技を行う「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において時短終了条件が成立し、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」に移行したタイミングにおいて、未だ右打ち遊技を実行中の遊技者は、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行中の間は、演出用打ち方指示が表示されることがないため、該第3図柄表示装置81において実行中の第2特別図柄の変動演出に興趣を高めることができる。さらに、その後、第3図柄表示装置81で実行中となっていた第2特別図柄の変動演出が終了したタイミングにおいて、左打ち遊技の演出用打ち方指示が表示されることになり、遊技者は違和感なく左打ち遊技を開始することができる。
なお、上述したように、演出用打ち方指示表示は、遊技状態と第3図柄表示装置81において実行されている特別図柄の変動演出を判別して表示有無を制御するように構成されているが、主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うように構成されている。このため、例えば、図185のタイミング5のように、遊技状態が「普図低確時間短縮状態」に移行しており、主表示用右打ち指示89を表示済みの状態ではあるものの、第3図柄表示装置81においては第1特別図柄の変動演出が実行中となっており、演出用打ち方指示が未実施の場合であっても、遊技者は主表示用右打ち指示89が表示されているのを確認することで右打ち遊技に切り替えることができる。
また、「通常遊技状態」において、右打ち遊技が行われた場合は、第1特別図柄の変動演出の実行中であったとしても、左打ち遊技の演出用打ち方指示を表示するように構成してもよい。「通常遊技状態」における右打ち遊技は、奨励される発射態様ではないため、仮に、第1特別図柄の変動演出の実行有無を判別した上で「左打ちに戻してください」といった演出用打ち方指示を保留していたのでは、該第1特別図柄の変動演出中、該演出用打ち方指示が表示されなくなってしまう。そのため、遊技者に警告するための演出用打ち方指示は、特別図柄の変動演出の実行有無にかかわらず、直ちに表示するように構成されている。
次に、図223から図225を参照して、「通常遊技状態」の天井到達時において第3図柄表示装置81で行われる変動演出について説明する。図223から図225は、「通常遊技状態」の天井到達時において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行に基づいて行われる第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図である。
図223(a)~図223(d)は、従来のパチンコ機において、「通常遊技状態」中に第2特別図柄の変動演出によって天井到達した場合の第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図223(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄の変動表示のみが実行中となっている状態を示した図であり、図223(b)は、図223(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了し、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示した図であり、図223(c)は、図223(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示が開始され、主表示領域Dmの中央部分において「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行中となっているとともに、第2特別図柄の変動表示も開始された状態を示した図であり、図223(d)は、図223(c)の状態から、第2特別図柄の変動表示が先に終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示が表示されている状態を示した図である。
図224(a)~図225(d)は、第8実施形態のパチンコ機10において、「通常遊技状態」中に第2特別図柄の変動演出によって天井到達した場合の第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図224(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄の変動表示のみが実行中となっている状態を示した図であり、図224(b)は、図224(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了し、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示した図であり、図224(c)は、図224(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示が開始され、主表示領域Dmにおいて「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行中となっており、第2特別図柄の変動表示も開始された状態を示した図であり、図224(d)は、図224(c)の状態から、第2特別図柄の変動表示のみが終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89のみが表示され、演出用打ち方指示が実行されていない状態を示した図である。
図225(a)は、図224(d)の状態から、第1特別図柄の変動表示において実行されている「スーパーリーチ」演出態様の変動演出でハズレとなる演出結果が表示されている状態を示した図であり、図225(b)は、図225(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示において実行されていた「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が終了し、ハズレとなる第3図柄が主表示領域Dmにおいて表示された状態を示した図であり、図225(c)は、図225(b)の状態から、主表示領域Dmにおいて、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したことが報知され、演出用打ち方指示が実行されている状態を示した図であり、図225(d)は、図225(c)の状態から、「普図低確時間短縮状態」への移行報知及び演出用打ち方指示が終了し、該「普図低確時間短縮状態」において表示される第3図柄が、第1特別図柄から第2特別図柄に切り替わった状態を示した図である。
図223(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄の変動表示のみが実行中となっている状態を示している。また、図223(a)は、図185のタイミング1と同様の遊技状態となっている。図223(a)において、第1特別図柄の変動表示が実行中となっているため、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて前回の停止図柄である「261」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「4」が、特図2用保留数表示88aには「0」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数が「4個」及び「0個」である旨が表示されている。また、主表示領域Dmの左上部分、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「2回」となる旨の表示が行われている。なお、第8実施形態のパチンコ機10では、天井到達時に移行し得る「普図低確時間短縮状態」のことを「遊タイム」と称する場合がある。
次いで、図223(b)は、図223(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了し、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示している。また、図223(b)は、図185のタイミング2と同様の遊技状態となっている。図223(b)では、図223(a)において実行中となっていた第1特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図1ミニリール81aに「871」が表示されている。また、該第1特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「1回」の表示が行われており、図223(a)の状態から1減算された状態となっている。さらに、図223(a)と同様に、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっているため、特図2ミニリール81bには「261」が表示されている。
次いで、図223(c)は、図223(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示が開始され、主表示領域Dmの中央部分において「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行中となっており、第2特別図柄の変動表示も開始された状態を示している。また、図223(c)は、図185のタイミング3と同様の遊技状態となっている。図223(c)では、図223(b)において貯留されていた第1特別図柄の変動表示の保留数の4つのうちの1つが消化されたため、特図1用保留数表示87aには「3」が表示されており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行中となっている。また、図223(c)は「通常遊技状態」であり、左打ち遊技を行う遊技状態であるものの、遊技者が球を発射させるための操作ハンドル51の操作を誤り、右打ち遊技領域に球が発射され、該右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71へ入賞したことによって第2特別図柄の変動表示が実行されており、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。
次いで、図223(d)は、図223(c)の状態から、第2特別図柄の変動表示のみが終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示が表示されている状態を示している。また、図223(d)は、図185のタイミング4と同様の遊技状態となっている。図223(d)では、図223(c)において実行中となっていた第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行中となっている。また、図223(c)において実行を開始した第2特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図2ミニリール81bに「582」が表示されている。さらに、該第2特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「0回」の表示が行われており、図223(c)の状態から1減算された状態となり、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した状態となっている。このため、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示され、主表示領域Dmの中央部分には、第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出の前面に演出用右打ち指示81dが表示されている。
このように、従来のパチンコ機では、第3図柄表示装置81における実行内容にかかわらず、「通常遊技状態」から天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したタイミングで主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示が表示されてしまう。このため、遊技者からすると、大当たりの期待度の高い「スーパーリーチ」演出態様の変動演出の実行に興趣を高めている最中に、突然右打ち遊技を示唆する表示が出現することになり、遊技に興覚めしてしまう可能性がある。また、左打ち遊技中に実行を開始した第1特別図柄の大当たり期待度の高い変動演出の実行中にもかかわらず、主表示領域Dmの中央部分に演出用打ち方指示が表示されてしまい、右打ち遊技を開始すべきなのか否か、戸惑ってしまう可能性がある。
次に、図224(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄の変動表示のみが実行中となっている状態を示している。また、図224(a)は、図185のタイミング1と同様の遊技状態となっている。図224(a)において、第1特別図柄の変動表示が実行中となっているため、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて前回の変動表の停止図柄である「261」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「4」が、特図2用保留数表示88aには「0」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数が「4個」及び「0個」である旨が表示されている。また、主表示領域Dmの左上部分、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「2回」となる旨の表示が行われている。
次いで、図224(b)は、図224(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了し、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示している。また、図224(b)は、図185のタイミング2と同様の遊技状態となっている。図224(b)では、図224(a)において実行中となっていた第1特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図1ミニリール81aに「871」が表示されている。また、該第1特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「1回」の表示が行われており、図224(a)の状態から1減算された状態となっている。さらに、図224(a)と同様に、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっているため、特図2ミニリール81bには「261」が表示されている。
次いで、図224(c)は、図224(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示が開始され、主表示領域Dmの中央部分において「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行中となっており、第2特別図柄の変動表示も開始された状態を示している。また、図224(c)は、図185のタイミング3と同様の遊技状態となっている。図224(c)では、図224(b)において貯留されていた第1特別図柄の変動表示の保留数の4つのうちの1つが消化されたため、特図1用保留数表示87aには「3」が表示されており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行中となっている。また、図224(c)は「通常遊技状態」であり、左打ち遊技を行う遊技状態であるものの、遊技者が球を発射させるための操作ハンドル51の操作を誤り、右打ち遊技領域に球が発射され、該右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71へ入賞したことによって第2特別図柄の変動表示が実行されており、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。
次いで、図224(d)は、図224(c)の状態から、第2特別図柄の変動表示が先に終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89のみが表示され、演出用打ち方指示は実行されていない状態を示している。また、図224(d)は、図185のタイミング4と同様の遊技状態となっている。図224(d)では、図224(c)において実行中となっていた第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が実行中となっている。また、図224(c)において実行を開始した第2特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図2ミニリール81bに「582」が表示されている。さらに、該第2特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「0回」の表示が行われており、図224(c)の状態から1減算された状態となり、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した状態となっている。このため、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示されているものの、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmの中央部分において第1特別図柄の変動表示が実行中となっているため、該主表示領域Dmの中央部分には、図223(d)のように演出用右打ち指示81dは表示されていない。
次いで、図225(a)は、図224(d)の状態から、第1特別図柄の変動表示において実行されている「スーパーリーチ」演出態様の変動演出でハズレとなる演出結果が表示されている状態を示している。また、図225(a)は、図185のタイミング5と同様の遊技状態となっている。図225(a)では、図224(d)において実行中となっていた第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出において、ハズレとなる演出結果が表示されている状態を示している。また、図224(d)において実行を終了した第2特別図柄の変動表示は、第2特別図柄の保留数が「0」のため、その後実行されておらず、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、右打ち遊技することを示唆する主表示用右打ち指示89が表示されており、図225(a)では、図224(a)~図224(d)において主表示領域Dmの左上部分に表示されていた天井到達カウンタ81cが消去されている。このように構成することで、遊技者は主表示領域Dmの中央部分で実行されている第1特別図柄の変動演出の興趣を高めることができる。
次いで、図225(b)は、図225(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示において実行されていた「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が終了し、ハズレとなる第3図柄が主表示領域Dmにおいて表示された状態を示している。また、図225(b)は、図185のタイミング6と同様の遊技状態となっている。図225(b)では、図225(a)において実行中となっていた第1特別図柄の「スーパーリーチ」演出態様の変動演出が終了し、主表示領域Dmの中央部分及び特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が終了して停止したことを示す「434」が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されておらず、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。
次いで、図225(c)は、図225(b)の状態から、主表示領域Dmにおいて、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したことが報知され、演出用打ち方指示が実行されている状態を示している。また、図225(c)は、図185のタイミング6と同様の遊技状態であり、図225(b)の直後の状態となっている。図225(c)では、図225(b)において貯留されていた第1特別図柄の変動表示の保留数の3つのうちの1つが消化されたため、特図1用保留数表示87aには「2」が表示されており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されておらず、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。一方、図224(a)~図225(b)までとは異なり、図225(c)では、第1特別図柄は「普図低確時間短縮状態」への移行後に実行を開始した変動表示であるため、主表示領域Dmの中央部分において、第1特別図柄の変動演出は実行されておらず、天井到達したことを示す「遊タイム突入」の文字メッセージ81eと、右打ち遊技を示唆する演出用右打ち指示81d及び文字メッセージ81fが表示されている。なお、主表示用右打ち指示89は、演出用右打ち指示81d及び文字メッセージ81fが表示された場合も継続して表示される。これにより、演出用右打ち指示81d及び文字メッセージ81fと主表示用右打ち指示89とをともに表示し、いずれかの表示で遊技内容を的確に遊技者に示唆することができるとともに、演出用右打ち指示81d及び文字メッセージ81fの表示如何に関わらず主表示用右打ち指示89を表示し続けることで、演出用右打ち指示81d及び文字メッセージ81fの実行によって主表示用右打ち指示89を消去する等の制御が不要となるので、制御負担を軽減することができる。
次いで、図225(d)は、図225(c)の状態から、「普図低確時間短縮状態」への突入報知及び演出用打ち方指示が終了し、主表示領域Dmの中央部分において表示される第3図柄が、第1特別図柄から第2特別図柄に切り替わった状態を示している。また、図225(d)は、図185のタイミング6と同様の遊技状態であり、図225(c)の直後の状態となっている。図225(d)では、図225(c)において実行を開始した第1特別図柄の変動表示が引き続き実行中となっており、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分において表示される第3図柄が第2特別図柄のものとなっており、右打ち遊技を行う「普図低確時間短縮状態」においては、第2特別図柄の動的表示に対応する変動演出が主表示領域Dmにおいて実行される様子が表示されている。
以上、説明したように、第8実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」中に天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する場合、該「通常遊技状態」中に実行を開始し、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの中央部分で実行されている第1特別図柄の動的表示が実行中の間は、第2特別図柄の動的表示の実行によって「普図低確時間短縮状態」に移行したとしても、演出用打ち方指示を行わないように構成する。このように構成することで、左打ち遊技を実行中の遊技者は、該第3図柄表示装置81において実行中の第1特別図柄の変動演出に興趣を高めることができる。さらに、その後、第3図柄表示装置81で実行中となっていた第1特別図柄の変動演出が終了したタイミングにおいて演出用打ち方指示が表示されることにより、遊技者は違和感なく右打ち遊技を開始することができる。
また、第8実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」において時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行する場合に、該「普図高確時間短縮状態」中に実行を開始し、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの中央部分で実行されている第2特別図柄の動的表示が実行中の間は、第1特別図柄の動的表示の実行によって「通常遊技状態」に移行したとしても演出用打ち方指示(演出用打ち方指示)を行わないように構成する。このように構成することで、右打ち遊技を実行中の遊技者は、該第3図柄表示装置81において実行中の第2特別図柄の変動演出に興趣を高めることができる。さらに、その後、第3図柄表示装置81で実行中となっていた第2特別図柄の変動演出が終了したタイミングにおいて演出用打ち方指示が表示されることにより、遊技者は違和感なく左打ち遊技を開始することができる。
<第9実施形態>
次いで、図226から図235を参照して、本発明を適用した第9実施形態のパチンコ機10について説明する。第8実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する場合、天井到達回数である「900回」の特別図柄の動的表示を実行するまで、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の動的表示の大当たりに当選するか否かの変動演出を行うように構成されている。
これに対し、第9実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する場合、天井到達回数である「900回」のうち、「899回」の特別図柄の動的表示を実行するまでは、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の動的表示の大当たりに当選するか否かの変動演出を行い、「900回目」の第1特別図柄の動的表示では、天井到達することを報知する演出を行うように構成されている。
以下、第9実施形態のパチンコ機10について、第8実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第9実施形態のパチンコ機10の説明において、第8実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第8実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図226を参照して、第9実施形態のパチンコ機10の音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図226は、第9実施形態の音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。第9実施形態の音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図と第8実施形態の音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図との異なる点は、主に、RAM223内に、天井到達計数カウンタ223k及び天井到達報知済みフラグ223mが追加されている点である。
天井到達計数カウンタ223kは、特別図柄の変動表示の実行回数に基づいて「普図低確時間短縮状態」に移行するか否かを計数し、該「普図低確時間短縮状態」に移行することとなる「900回目」の第1特別図柄の変動表示において、天井到達したことを第3図柄表示装置81で報知するためのカウンタである。第9実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の「900回目」に実行される変動表示、即ち、天井到達計数カウンタ223kの値が「899」に達した次の第1特別図柄の変動表示を実行する場合に、天井到達したことを第3図柄表示装置81で報知するように構成されている。
この天井到達計数カウンタ223kは、電源投入時及び天井計数開始コマンドの受信時に初期値として「0」が設定される(図216のS1010及び図228のS1252参照)。そして、特別図柄の低確率状態、即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、特図1確定コマンド又は特図2確定コマンドを受信した場合に1加算される(図229のS1262又は図230のS1272)。第9実施形態のパチンコ機10では、この天井到達計数カウンタ223kの値が「899」に達した状態で第1特別図柄の変動表示が実行を開始する場合、即ち、特別図柄の低確率状態における「900回目」の第1特別図柄の変動表示が実行を開始する場合に、天井到達演出コマンドを設定し(図232のS1503参照)、天井到達したことを第3図柄表示装置81で報知するように構成されている。
そして、この「900回目」の第1特別図柄の変動表示において天井到達したことを報知し、該「900回目」の変動表示が終了すると、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するため、演出用打ち方指示が実行される。
天井到達報知済みフラグ223mは、特別図柄の低確率状態において天井到達したことを第3図柄表示装置81において1度報知したか否かを判別するためのフラグである。この天井到達報知済みフラグ223mは、電源投入時及び天井計数開始コマンドの受信時にオフに設定される(図216のS1010及び図228のS1253参照)。そして、特別図柄の低確率状態における「900回目」の第1特別図柄の変動表示が実行を開始する場合で、該天井到達報知済みフラグ223mがオフに設定されている場合に、オンに設定される(図232のS1504参照)。
第9実施形態のパチンコ機10では、天井到達報知済みフラグ223mがオンに設定されている場合、即ち、第1特別図柄の変動表示が特別図柄の低確率状態における「900回目」以降に実行を開始する状況において、1度でも天井到達したことを第3図柄表示装置81で報知している場合は(図232のS1502:Yes参照)、再び天井到達報知演出を実行しないように構成されており、天井到達報知済みフラグ223mを参照することで、天井到達報知演出の実行を1回に制限することができる。
次に、図227のフローチャートを参照して、第9実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(図207参照)の一処理である大当たり終了処理(S610)を説明する。図227は、第9実施形態における大当たり終了処理(S610)を示すフローチャートである。第9実施形態の大当たり終了処理と第8実施形態の大当たり終了処理との異なる点は、大当たり種別「時短A」に当選した場合に、天井計数開始コマンドを設定する処理が追加されている点である。
第9実施形態の大当たり終了処理(S610)では、S6104の処理において、今回の大当たり種別が大当たり種別「潜確A」でないと判別された場合(S6104:No)、今回の大当たり種別が大当たり種別「時短A」であると判断し、S6106及びS6107の処理に次いで、天井計数開始コマンドを設定し(S6151)、S6108へ移行する。S6151の処理で設定された天井計数開始コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図197のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、天井計数開始コマンドを受信すると、後述する第9実施形態のコマンド判定処理において天井到達計数カウンタ223kに「0」をセットし、天井到達報知済みフラグをオフして、特別図柄の変動表示の実行回数のカウント準備を行う(図228参照)。
次に、図228から図232を参照して、第9実施形態において音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。第9実施形態の各制御処理と第8実施形態の各制御処理との異なる点は、主に、音声ランプ制御装置113内のMPU221により特別図柄の変動表示の実行回数のカウント処理が追加されている点と、該特別図柄の変動表示の実行回数に応じて、天井到達したことを第3図柄表示装置81で報知する天井到達報知処理が追加されている点と、である。
まず、図228のフローチャートを参照して、第9実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S1111)について説明する。図228は、第9実施形態のコマンド判定処理(S1111)を示したフローチャートである。第9実施形態のコマンド判定処理と第8実施形態のコマンド判定処理との異なる点は、天井計数開始コマンドの受信有無を判別し、該天井計数開始コマンドを受信している場合に天井到達計数カウンタ223kに「0」をセットし、天井到達報知済みフラグをオフする処理が追加されている点である。
第9実施形態のコマンド判定処理(S1111)では、S1210の処理において、第2保留球数コマンドを受信していないと判別された場合は(S1210:No)、次いで、天井計数開始コマンドを受信したか否かを判別し(S1251)、天井計数開始コマンドを受信している場合(S1251:Yes)、特別図柄の低確率状態における特別図柄の変動表示の実行回数のカウントを開始すべく、天井到達計数カウンタ223kに「0」をセットし(S1252)、天井到達報知済みフラグをオフに設定して(S1253)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
次いで、図229のフローチャートを参照して、第9実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図1コマンド処理(S1203)について説明する。図229は、第9実施形態の特図1コマンド処理(S1203)を示したフローチャートである。第9実施形態の特図1コマンド処理と第8実施形態の特図1コマンド処理との異なる点は、特図1確定コマンドの受信時において、天井到達計数カウンタ223kの加算処理が追加されている点である。
第9実施形態の特図1コマンド処理(S1203)では、S1226の処理において特図1確定コマンドを受信したと判別された場合(S1226:Yes)、S1227の処理を実行後、特別図柄の低確率状態か否かを判別する(S1261)。判別の結果、特別図柄の低確率状態であれば(S1261:Yes)、天井到達計数カウンタ223kに1加算し(S1262)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
一方、S1261の処理において、特別図柄の低確率状態でないと判別された場合(S1261:No)、S1262の処理は行わず、S1228のその他対応処理を実行し、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
次いで、図230のフローチャートを参照して、第9実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図2コマンド処理(S1205)について説明する。図230は、第9実施形態の特図2コマンド処理(S1205)を示したフローチャートである。第9実施形態の特図2コマンド処理と第8実施形態の特図2コマンド処理との異なる点は、特図2確定コマンドの受信時において、天井到達計数カウンタ223kの加算処理が追加されている点である。
第9実施形態の特図2コマンド処理(S1205)では、S1236の処理において特図2確定コマンドを受信したと判別された場合(S1236:Yes)、S1237の処理を実行後、特別図柄の低確率状態か否かを判別する(S1271)。判別の結果、特別図柄の低確率状態であれば(S1271:Yes)、天井到達計数カウンタ223kに1加算し(S1272)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
一方、S1271の処理において、特別図柄の低確率状態でないと判別された場合(S1271:No)、S1272の処理は行わず、S1238のその他対応処理を実行し、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
次いで、図231のフローチャートを参照して、第9実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図231は、第9実施形態の変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。第9実施形態の変動演出処理と第8実施形態の変動演出処理との異なる点は、天井到達することとなる変動(即ち、特別図柄の低確率状態における「900回目」の変動)において、第3図柄表示装置81で天井到達したことを報知する演出が追加されている点である。
第9実施形態の変動演出処理(S1110)では、S1309の処理を終えると、次いで、天井到達までの回転数を判別し、判別結果によって天井到達したことを報知する天井到達報知処理を実行し(S1351)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
ここで、図232を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される天井到達報知処理(S1351)について説明する。図232は、この天井到達報知処理(S1351)を示したフローチャートである。
この天井到達報知処理(S1351)では、天井到達までの回転数を判別し、判別結果によって天井到達したことを報知する天井到達演出コマンドを設定する。
この天井到達報知処理(S1351)では、まず、天井到達計数カウンタ223kの値が「899」より小さい値か否かを判別し(S1501)、天井到達計数カウンタ223kの値が「899」より小さい値であれば(S1501:Yes)、天井到達報知演出を実行する「900回目」の変動には達していないため、S1502~S1504の処理をスキップして、この天井到達報知処理(S1351)を終了して、変動演出処理(図231参照)に戻る。
一方、S1501の判別の結果、天井到達計数カウンタ223kの値が「899」より小さい値でない場合、即ち、天井到達計数カウンタ223kの値が「899」以上の場合(S1501:No)天井到達報知演出を実行する「900回目」の変動に達しているため、次いで、天井到達報知済みフラグ223mがオンされているか否かを判別し(S1502)、天井到達報知済みフラグ223mがオンされていなければ(S1502:No)、天井到達することとなる「900回目」の変動に達してから、1度も天井到達報知演出を実行していないため、天井到達演出コマンドを設定し(S1503)、天井到達報知済みフラグ223mをオンに設定して(S1504)、この天井到達報知処理(S1351)を終了して、変動演出処理(図231参照)に戻る。
S1502の処理の結果、天井到達報知済みフラグ223mがオンされていると判別された場合(S1502:Yes)、天井到達することとなる「900回目」の変動に達してから、1度でも天井到達報知演出を実行しており、該天井到達報知演出を実行する必要がないため、S1503及びS1504の処理をスキップして、この天井到達報知処理(S1351)を終了して、変動演出処理(図231参照)に戻る。
このように構成することで、特別図柄の低確率状態に移行してから、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するまでにおける天井到達報知演出の実行を1回に制限することができる。
なお、第1特別図柄と第2特別図柄との動的表示において、大当たり以外に小当たりに当選し得るように構成し、該小当たり遊技への当選に基づいて開放される小当たり用可変入賞装置を設け、小当たり用可変入賞装置内に球が通過することに起因して大当たり及び「時短機能」が付与される時短領域(所謂、V領域)を備えたパチンコ機(所謂、1種2種混合機)を用い、「時短機能」の付与回数に基づいて「時間短縮状態」(例えば、第1遊技状態)から「通常遊技状態」(例えば、第2遊技状態)に移行するように構成してもよい。この場合、「時間短縮状態」において、該「時間短縮変動」の終了条件を、第2特別図柄が所定回数変動した場合(例えば、「7回」)に設定し、第2特別図柄の動的表示が上記所定回数に到達した動的表示(以下、「到達動的表示」と称する)が開始された場合に、該到達動的表示の実行中も第2特別図柄の動的表示の始動条件を獲得可能に構成し、「時間短縮状態」の終了条件である第2特別図柄の動的表示の実行回数以上(例えば、第2特別図柄の最大保留球数分。所謂、残保留。以下、第2特別図柄の最大保留球数分の演出を、「残保留演出」と称する場合がある。)に、第2特別図柄の動的表示を実行可能に構成されている場合がある。このような機種においては、「時間短縮状態」における第2特別図柄の到達動的表示に関する変動演出において、到達動的表示に関する演出のみならず、残保留分の第2特別図柄の動的表示分まで延長して残保留演出を実行する場合がある。即ち、第2特別図柄の到達動的表示と、残保留分の第2特別図柄の動的表示とを一連の変動演出(以下、「一連変動演出」と称する場合がある。移行示唆演出。)として実行するように構成されている。ここで、到達動的表示が終了した段階で、大当たり又は小当たり等(例えば、有利状態)に当選しなくても遊技状態が「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に変化(例えば、非導出移行手段)するものの、残保留分の第2特別図柄の動的表示の実行中は、上記一連変動演出を継続するように構成されている(例えば、演出継続手段)。そして、上記一連変動演出が終了したのち、「通常遊技状態」に戻ったことを遊技者に示唆(例えば、「通常遊技状態」の画面レイアウト等。移行後演出。)するとともに、発射態様を「時間短縮状態」の右打ち遊技から左打ち遊技に促す演出(例えば、「左打ちに戻してください」等。矯正演出。)を実行する。このように構成することで、遊技者に理解し易い遊技性を実現することができる。また、上記一連変動演出では、上記「時間短縮状態」中に連続して発生した大当たり回数や獲得した遊技球の総数(例えば、状況演出)を実行することで、「時間短縮状態」において遊技者が獲得した遊技価値や連荘数を把握させることが可能となり、遊技結果を遊技者に認識可能に構成して、遊技の興趣向上を図ることができる。さらに、残保留分の第2特別図柄の動的表示で大当たり(小当たり)に当選した場合には、上記一連変動演出を表示中に演出画面を切り替えたり、キャラクタ図柄等を現出させることで、遊技状態が移行される間際で大当たり又は小当たりに当選したことを突然報知するサプライズ演出を実行するように構成してもよい。このように構成することで、意外性のある遊技性を創出し、遊技の興趣向上を図ることができる。
また、第1特別図柄の動的表示を契機(例えば、第1条件)として上記一連変動演出を実行するとともに、獲得された第2特別図柄の動的表示(例えば、第2条件)の残保留分(例えば、成立数計数手段)が存在する場合、上記一連変動演出の終了画面(例えば、第1演出)の実行期間を、第2特別図柄の動的表示分、延長させて実行するように構成されている(例えば、実行期間演出手段)。そして、残保留分の第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選している場合には、上記一連変動演出の終了画面の実行中に、突然、所定のキャラクタ等が現出する特別演出(例えば、第3演出)を実行して、大当たりに当選(例えば、遊技状態が移行)したことを遊技者に示唆するように構成されている。このように構成することで、意外性のある遊技を提供して、遊技の興趣の向上を図ることができる。
次に、図233から図235を参照して、第9実施形態の「通常遊技状態」の天井到達時において第3図柄表示装置81で行われる変動演出について説明する。図233から図235は、第9実施形態の「通常遊技状態」の天井到達時において、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行に基づいて行われる第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図である。
図233(a)~図233(d)は、従来のパチンコ機において、「通常遊技状態」中に第2特別図柄の変動演出によって天井到達した場合の第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図233(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄の変動表示のみが実行中となっている状態を示した図であり、図233(b)は、図233(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了し、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示した図であり、図233(c)は、図233(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示が開始され、主表示領域Dmの中央部分において天井到達することを報知する演出が実行中となっており、第2特別図柄の変動表示も開始された状態を示した図であり、図233(d)は、図233(c)の状態から、天井到達報知演出の実行中に第2特別図柄の変動表示のみが終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示が表示されている状態を示した図である。
図234(a)~図235(d)は、第9実施形態のパチンコ機10において、「通常遊技状態」中に第2特別図柄の変動演出によって天井到達した場合の第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図234(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄の変動表示のみが実行中となっている状態を示した図であり、図234(b)は、図234(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了し、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示した図であり、図234(c)は、図234(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示が開始され、主表示領域Dmの中央部分において天井到達することを報知する演出が実行中となっており、第2特別図柄の変動表示も開始された状態を示した図であり、図234(d)は、図234(c)の状態から、天井到達報知演出の実行中に第2特別図柄の変動表示のみが終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89のみが表示され、演出用打ち方指示が実行されていない状態を示した図である。
図235(a)は、図234(d)の状態から、引き続き第1特別図柄の変動表示における天井到達報知演出が実行中となっており、図234(a)~図234(d)において主表示領域Dmの左上部分に表示されていた天井到達カウンタ81cが消去されている状態を示した図であり、図235(b)は、図235(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了した状態を示した図であり、図235(c)は、図235(b)の状態から、天井到達報知演出が終了し、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したことが報知され、演出用打ち方指示が実行されている状態を示した図であり、図235(d)は、図235(c)の状態から、「普図低確時間短縮状態」への移行報知及び演出用打ち方指示が終了し、該「普図低確時間短縮状態」において表示される第3図柄が、第1特別図柄から第2特別図柄に切り替わった状態を示した図である。
図233(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄の変動表示のみが実行中となっている状態を示している。また、図233(a)は、図185のタイミング1と同様の遊技状態となっている。図233(a)では、第1特別図柄の変動表示が実行中となっているため、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「261」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「4」が、特図2用保留数表示88aには「0」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数が「4個」及び「0個」である旨が表示されている。また、主表示領域Dmの左上部分、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「2回」となる旨の表示が行われている。
次いで、図233(b)は、図233(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了し、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示している。また、図233(b)は、図185のタイミング2と同様の遊技状態となっている。図233(b)では、図233(a)において実行中となっていた第1特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図1ミニリール81aに「871」が表示されている。また、該第1特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「1回」の表示が行われており、図233(a)の状態から1減算された状態となっている。さらに、図233(a)と同様に、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっているため、特図2ミニリール81bには「261」が表示されている。
次いで、図233(c)は、図233(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示が開始され、主表示領域Dmの中央部分において天井到達することを報知する演出が実行中となっており、第2特別図柄の変動表示も開始された状態を示している。また、図233(c)は、図185のタイミング3と同様の遊技状態となっている。図233(c)では、図233(b)において貯留されていた第1特別図柄の変動表示の保留数の4つのうちの1つが消化されたため、特図1用保留数表示87aには「3」が表示されており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、図233(c)は、天井到達まであと「1回」の状態において、第1特別図柄の変動表示が実行を開始しており、この第1特別図柄の変動表示の実行が終了することで天井到達することとなるため、主表示領域Dmの中央部分では天井到達報知演出が実行中となっている。また、図233(c)は「通常遊技状態」であり、左打ち遊技を行う遊技状態であるものの、遊技者が球を発射させるための操作ハンドル51の操作を誤り、右打ち遊技領域に球が発射され、該右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71へ入賞したことによって第2特別図柄の変動表示が実行されており、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。
次いで、図233(d)は、図233(c)の状態から、第2特別図柄の変動表示が先に終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示が表示されている状態を示している。また、図233(d)は、図185のタイミング4と同様の遊技状態となっている。図233(d)では、図233(c)において実行中となっていた第1特別図柄の天井到達報知演出が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、図233(c)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図2ミニリール81bに「582」が表示されている。さらに、該第2特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「0回」の表示が行われており、図233(c)の状態から1減算された状態となり、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した状態となっている。このため、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示され、主表示領域Dmの中央部分には、第1特別図柄の変動表示による天井到達報知演出の前面に演出用右打ち指示81dが表示されている。
このように、従来のパチンコ機では、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおける実行内容にかかわらず、「通常遊技状態」から天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したタイミングで主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示が表示されてしまい、遊技者からすると、天井到達報知演出の実行中に、該天井到達報知演出を中断するような形で突然右打ち遊技を示唆する表示が出現することになり、遊技に興覚めしてしまう可能性がある。
次に、図234(a)~図235(d)は、第9実施形態のパチンコ機10において、「通常遊技状態」中に第2特別図柄の変動演出によって天井到達した場合の第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図234(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄の変動表示のみが実行中となっている状態を示している。また、図234(a)は、図185のタイミング1と同様の遊技状態となっている。図234(a)において、第1特別図柄の変動表示が実行中となっているため、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「261」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「4」が、特図2用保留数表示88aには「0」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数が「4個」及び「0個」である旨が表示されている。また、主表示領域Dmの左上部分、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「2回」となる旨の表示が行われている。
次いで、図234(b)は、図234(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了し、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示している。また、図234(b)は、図185のタイミング2と同様の遊技状態となっている。図234(b)では、図234(a)において実行中となっていた第1特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図1ミニリール81aに「871」が表示されている。また、該第1特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「1回」の表示が行われており、図234(a)の状態から1減算された状態となっている。さらに、図234(a)と同様に、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっているため、特図2ミニリール81bには「261」が表示されている。
次いで、図234(c)は、図234(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示が開始され、主表示領域Dmの中央部分において天井到達することを報知する演出が実行中となっており、第2特別図柄の変動表示も開始された状態を示している。また、図234(c)は、図185のタイミング3と同様の遊技状態となっている。図234(c)では、図234(b)において貯留されていた第1特別図柄の変動表示の保留数の4つのうちの1つが消化されたため、特図1用保留数表示87aには「3」が表示されており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、図234(c)は、天井到達まであと「1回」の状態において、第1特別図柄の変動表示が実行を開始しており、この第1特別図柄の変動表示の実行が終了することで天井到達することとなるため、主表示領域Dmの中央部分では、天井到達報知演出が実行中となっている。また、図234(c)は「通常遊技状態」であり、左打ち遊技を行う遊技状態であるものの、遊技者が球を発射させるための操作ハンドル51の操作を誤り、右打ち遊技領域に球が発射され、該右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71へ入賞したことによって第2特別図柄の変動表示が実行されており、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。
次いで、図234(d)は、図234(c)の状態から、第2特別図柄の変動表示のみが終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89のみが表示され、演出用打ち方指示は実行されていない状態を示している。また、図234(d)は、図185のタイミング4と同様の遊技状態となっている。図234(d)では、図234(c)において実行中となっていた第1特別図柄の天井到達報知演出が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、図234(c)において実行を開始した第2特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図2ミニリール81bに「582」が表示されている。さらに、該第2特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「0回」の表示が行われており、図234(c)の状態から1減算された状態となり、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した状態となっている。このため、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示されているものの、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmの中央部分において、第1特別図柄の変動表示である天井到達報知演出が実行中となっているため、該主表示領域Dmの中央部分には、従来のパチンコ機の例である図233(d)のように演出用右打ち指示81dは表示されていない。
次いで、図235(a)は、図234(d)の状態から、引き続き第1特別図柄の変動表示における天井到達報知演出が実行中となっており、図234(a)~図234(d)において主表示領域Dmの左上部分に表示されていた天井到達カウンタ81cが消去されている状態を示している。また、図235(a)は、図185のタイミング5と同様の遊技状態となっている。図235(a)では、図234(d)において実行中となっていた天井到達報知演出が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、図234(d)において実行を終了した第2特別図柄の変動表示は、第2特別図柄の保留数が「0」のため、その後実行されておらず、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、図234(a)~図234(d)において主表示領域Dmの左上部分に表示されていた天井到達カウンタ81cが消去されている。このように、第9実施形態のパチンコ機10では、従来のパチンコ機の例である図233(d)のように、天井到達報知演出の実行中に該天井到達報知演出を中断するような形で演出用右打ち指示81dが表示されることがなく、遊技者は該天井到達報知演出に興趣を高めることができる。
次いで、図235(b)は、図235(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了した状態を示している。また、図235(b)は、図185のタイミング6と同様の遊技状態となっている。図235(b)では、図235(a)において実行中となっていた第1特別図柄の変動表示が終了し、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が終了して停止したことを示す「434」が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されておらず、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。
次いで、図235(c)は、図235(b)の状態から、天井到達報知演出が終了し、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したことが報知され、演出用打ち方指示が実行されている状態を示している。また、図235(c)は、図185のタイミング6と同様の遊技状態であり、図235(b)の直後の状態となっている。図235(c)では、図235(b)において貯留されていた第1特別図柄の変動表示の保留数の3つのうちの1つが消化されたため、特図1用保留数表示87aには「2」が表示されており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されておらず、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、図235(b)において実行中となっていた天井到達報知演出が終了し、天井到達したことを示す「遊タイム突入」の文字メッセージ81eと、右打ち遊技を示唆する演出用右打ち指示81d及び文字メッセージ81fが表示されている。
次いで、図235(d)は、図235(c)の状態から、「普図低確時間短縮状態」への突入報知及び演出用打ち方指示が終了し、主表示領域Dmの中央部分において表示される第3図柄が、第1特別図柄から第2特別図柄に切り替わった状態を示している。また、図235(d)は、図185のタイミング6と同様の遊技状態であり、図235(c)の直後の状態となっている。図235(d)では、図235(c)において実行を開始した第1特別図柄の変動表示が引き続き実行中となっており、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分において表示される第3図柄が第2特別図柄のものとなっており、右打ち遊技を行う「普図低確時間短縮状態」においては、第2特別図柄の動的表示に対応する変動演出が主表示領域Dmにおいて実行される様子が表示されている。
ここで、大当たり乱数テーブル202aに時短図柄に当選することとなる乱数値を設けている場合で、図185に示す例において、天井到達する第2特別図柄の変動表示が時短図柄に当選している状態を想定する。即ち、「通常遊技状態」(例えば、第1遊技状態)において、第1特別図柄の天井到達することとなる変動表示(例えば、特定状態)における天井到達報知演出(例えば、第1演出)の実行中に、第2特別図柄の変動表示が時短図柄に当選(例えば、特定条件)した場合、天井到達したことによる「普図低確時間短縮状態」(例えば、第2遊技状態)への移行と、時短図柄に当選したことによる「普図低確時間短縮状態」(例えば、第2遊技状態)への移行とが同時に発生することになる。ここでさらに、時短図柄への当選によって付与され得る時短回数を「500回」とした場合、時短図柄への当選によって付与され得る時短回数よりも、天井到達することによって付与され得る時短回数(「1140回」)の方が多くなる。よって、天井到達したことによる「普図低確時間短縮状態」への移行と、時短図柄に当選したことによる「普図低確時間短縮状態」への移行とが同時に発生するような場合は、天井到達したことによる「普図低確時間短縮状態」への移行を優先して実行し、遊技者にとってより有利な状態となるように構成する。このように構成することで、第1特別図柄の天井到達することとなる変動表示(特定状態)における天井到達報知演出(例えば、第1演出)の実行中に、第2特別図柄の変動表示が時短図柄に当選(例えば、特定条件)した場合においても、該第2特別図柄の変動表示の終了後に、天井到達したことによる「普図低確時間短縮状態」への移行が行われることになるため、第1特別図柄の変動表示における天井到達報知演出を途中で中断させることなく継続して実行することができる。
以上、説明したように、第9実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」中に天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する場合、天井到達することとなる第1特別図柄の動的表示、即ち、特別図柄の低確率状態における900回目となる予定の動的表示において、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmで該天井到達することを報知する演出を行うように構成する。また、該天井到達報知演出の実行中の間(第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの中央部分で実行されている第1特別図柄の動的表示が実行中の間)は、第2特別図柄の動的表示の実行によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したとしても、演出用打ち方指示を行わないように構成する。このように構成することで、第3図柄表示装置81において実行中の天井到達報知演出が演出用打ち方指示によって中断されることがなくなり、遊技者は該天井到達報知演出に興趣を高めることができる。さらに、その後、第3図柄表示装置81で実行中となっていた天井到達報知演出が終了したタイミングで演出用打ち方指示が表示されることにより、遊技者は違和感なく右打ち遊技を開始することができる。
その他、第9実施形態におけるパチンコ機10は、第8実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第10実施形態>
次いで、図236から図241を参照して、本発明を適用した第10実施形態のパチンコ機10について説明する。第9実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する場合、天井到達回数である「900回」のうち、「899回」の特別図柄の動的表示を実行するまでは、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の動的表示が大当たりするか否かの変動演出を行い、「900回目」の第1特別図柄の動的表示では、天井到達することを報知する演出を行い、該天井到達報知演出は、「900回目」の第1特別図柄の動的表示の終了と同時に終了するように構成されている。
これに対し、第10実施形態のパチンコ機10では、「900回目」の第1特別図柄の動的表示において、第9実施形態のパチンコ機10と同様に天井到達報知演出を行い、かつ、該天井到達報知演出の実行中に並行して第2特別図柄の動的表示が実行中となっている場合で、該第2特別図柄の動的表示の方が天井到達報知演出を実行している第1特別図柄の動的表示よりも後に終了する場合、実行中となっている第2特別図柄の動的表示が終了するまで該天井到達報知演出の実行時間を延長するように構成されている。
以下、第10実施形態のパチンコ機10について、第8実施形態乃至第9実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第10実施形態のパチンコ機10の説明において、第8実施形態乃至第9実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第8実施形態乃至第9実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図236を参照して、「通常遊技状態」において、特別図柄1の変動表示によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する場合のタイミングチャートについて説明する。なお、第10実施形態のパチンコ機10の「通常遊技状態」におけるスルーゲート67、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入賞態様と、普通図柄の可変表示の経過と、第1特別図柄の変動表示及び第2特別図柄の変動表示の経過と、普通電役72及び可変入賞装置65の駆動態様との関係性については、第8実施形態乃至第9実施形態と同様のため、その説明を省略する。
図236は、第10実施形態における「通常遊技状態」中に、特別図柄1の変動表示によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する場合であって、かつ、天井到達することとなる特別図柄1の変動表示が終了するタイミングにおいて、並行して特別図柄2の変動表示が実行中となっている場合のタイミングチャートである。
図236に示すように、特別図柄の低確率状態における899回転目及び900回転目の変動表示が特別図柄1の変動表示によって実行され、900回転目の変動表示の終了と同時に天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する(図236のタイミング2参照)。
ここで、第9実施形態のパチンコ機10において、図236に示すタイミングチャートのような各特別図柄の変動表示が実行された場合を想定する。上述したように、第9実施形態のパチンコ機10では、天井到達することとなる「900回目」の特別図柄1の変動表示において、天井到達したことを第3図柄表示装置81で報知するように構成されている。よって、「900回目」の特別図柄1の変動表示において天井到達報知演出を実行し、該「900回目」の変動表示の終了と同時に天井到達報知演出も終了する(図239(a)~(b)参照)。
そして、「900回目」の変動表示の終了と同時に天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するため、該「900回目」の変動表示の終了タイミング(図236のタイミング2参照)で、天井到達報知演出が終了し、続いて主表示用右打ち指示89及び演出用打ち方指示が実行される(図239(c)参照)。また、該演出用打ち方指示の終了後からは、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmの中央部分において表示される第3図柄が、特別図柄1から特別図柄2に切り替わるように構成されている(図239(d)参照)。
さらに、図236で示すタイミング2で、主表示領域Dmにおいて実行される特別図柄2の変動表示は、本来であれば「普図低確時間短縮状態」における変動演出(例えば、キャラクタが会話をする予告等)を実行するはずが、図236で示すタイミング2において実行中となっている特別図柄2の変動表示は、「通常遊技状態」において実行を開始した変動表示のため、「普図低確時間短縮状態」中に主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行うための表示用特図2変動パターンコマンド及び表示用特図2停止種別コマンドが設定されておらず(図231のS1315:Yes参照)、主表示領域Dmにおいて「普図低確時間短縮状態」における変動演出を実行できない状態となっている。
また、このタイミング2の状況において、演出用打ち方指示に基づいて遊技者が右打ち遊技を開始し、右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞した場合、特別図柄2は「通常遊技状態」において実行を開始した「20秒」の変動表示を実行中のため、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞と同時に「普図低確時間短縮状態」における特別図柄2の変動表示を第3図柄表示装置81において実行することができない。
このように、図236で示すような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態、即ち、「通常遊技状態」において推奨されていない特別図柄2の変動表示が実行中となっている状況で、特別図柄1の変動表示によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するような状態の場合、第9実施形態のパチンコ機10の構成で第3図柄表示装置81における変動演出を実行すると、該「普図低確時間短縮状態」への移行直後の特別図柄2の変動表示が第3図柄表示装置81においてしかるべき変動演出を行えず、また、該「普図低確時間短縮状態」への移行直後に演出用打ち方指示を実行したために、遊技者が即座に右打ち遊技を開始した場合に、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞したとしても、入賞と同時に「普図低確時間短縮状態」における特別図柄2の変動表示を第3図柄表示装置81において実行することができない。
そこで、第10実施形態のパチンコ機10では、図236のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態、即ち、「通常遊技状態」において推奨されていない特別図柄2の変動表示が実行中となっている状況で、特別図柄1の変動表示によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するような状態の場合、「900回目」の特別図柄1の変動表示において実行している天井到達報知演出を、該「900回目」の特別図柄1の変動表示の終了タイミングで終了させず、並行して実行中となっている特別図柄2の変動表示の終了タイミングまで延長し(図240(a)~図241(a)参照)、該特別図柄2の変動表示の終了後に演出用打ち方指示を実行する(図241(b)参照)ように構成されている。
このように構成することで、「普図低確時間短縮状態」への移行時に実行中となっている特別図柄2の変動表示は、第3図柄表示装置81において実行されず、「普図低確時間短縮状態」への移行後に実行を開始する特別図柄2の変動表示から、該第3図柄表示装置81において実行されることになる(図241(c)参照)。
また、「普図低確時間短縮状態」への移行時において、特別図柄2の変動表示が実行中の間は天井到達報知演出が実行されており、該、特別図柄2の変動表示が終了したタイミングで該天井到達報知演出が終了して演出用打ち方指示が表示され、この表示に基づいて遊技者は右打ち遊技を開始することになり、右打ち遊技によって上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞することで、第3図柄表示装置81において即座に特別図柄2の変動表示が実行可能となる。
その結果、図236のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態において天井到達した場合にも、遊技者に違和感を与えることなく、好適に右打ち遊技を開始させることができる。なお、図236のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態での第3図柄表示装置81における変動演出の制御内容については、図237及び図238において詳細を後述する。
また、図236の示す例において、特別図柄1と特別図柄2の関係性を置き換えることは当然に可能である。
次に、図237及び図238を参照して、第10実施形態のパチンコ機10の音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。
まず、図237のフローチャートを参照して、第10実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図1コマンド処理(S1203)について説明する。図237は、第10実施形態の特図1コマンド処理(S1203)を示したフローチャートである。第10実施形態の特図1コマンド処理と第9実施形態の特図1コマンド処理との異なる点は、天井到達報知演出の延長処理が追加されている点である。
第10実施形態の特図1コマンド処理(S1203)では、S1262の処理が終わると、天井到達報知演出の実行中に特別図柄2の変動表示の実行状態を判別し、判別結果によって該天井到達報知演出の実行時間を延長する天井到達報知延長処理を実行し(S1281)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図218参照)に戻る。
ここで、図238を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される天井到達報知延長処理(S1281)について説明する。図238は、この天井到達報知延長処理(S1281)を示したフローチャートである。
この天井到達報知延長処理(S1281)では、天井到達することとなる特別図柄1の変動表示における天井到達報知演出の実行中に、特別図柄2の変動表示の実行状態を判別し、判別結果によって該天井到達報知演出の実行時間の延長を行う。
この天井到達報知延長処理(S1281)では、まず、第3図柄表示装置81において天井到達報知演出を実行中であるか否かを判別し(S1551)、第3図柄表示装置81において天井到達報知演出を実行中でなければ(S1551:No)、S1552~S1554の処理をスキップして、この天井到達報知延長処理(S1281)を終了して、特図1コマンド処理(図237参照)に戻る。
一方、S1551の処理において、第3図柄表示装置81で天井到達報知演出を実行中であると判別された場合(S1551:Yes)、次いで、特別図柄2の変動演出が実行中か否かを判別し(S1552)、特別図柄2の変動演出が実行中でなければ(S1552:No)、天井到達報知演出を延長する必要がないため、S1553及びS1554の処理をスキップして、この天井到達報知延長処理(S1281)を終了して、特図1コマンド処理(図237参照)に戻る。
S1552の判別の結果、特別図柄2の変動演出が実行中の場合(S1552:Yes)、次に、実行中の特別図柄2の変動演出が、天井到達報知演出を実行中の特別図柄1の変動演出よりも後に終了するか否かを判別する(S1553)。判別の結果、特別図柄2の変動演出が特別図柄1の変動演出よりも後に終了しない場合、即ち、特別図柄2の変動演出が特別図柄1の変動演出よりも先に終了する場合(S1553:No)、天井到達報知演出を延長する必要がないため、S1554の処理をスキップして、この天井到達報知延長処理(S1281)を終了して、特図1コマンド処理(図237参照)に戻る。
一方、S1553の処理において、特別図柄2の変動演出が特別図柄1の変動演出よりも後に終了すると判別された場合(S1553:Yes)、特別図柄1の変動演出による天井到達報知演出の終了タイミングにおいて、特別図柄2の変動演出が実行中となってしまうため、該特別図柄2の変動演出の終了タイミングまで天井到達報知演出の実行時間を延長し(S1554)、この天井到達報知延長処理(S1281)を終了して、特図1コマンド処理(図237参照)に戻る。
このように構成することで、「普図低確時間短縮状態」への移行時に特別図柄1の変動表示に基づいて第3図柄表示装置81において実行される天井到達報知演出の実行中に、特別図柄2の変動演出も実行中となっており、かつ、天井到達報知演出を実行している特別図柄1の変動演出が先に終了する場合に、該天井到達報知演出の実行時間を特別図柄2の変動演出の終了タイミングまで延長することができる。
その結果、図236のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態において天井到達した場合、即ち、「通常遊技状態」において推奨されていない特別図柄2の変動表示が実行中となっている状況で、特別図柄1の変動表示によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するような状態の場合にも、遊技者に違和感を与えることなく、好適に右打ち遊技を開始させることができる。
次に、図239から図241を参照して、第10実施形態の「通常遊技状態」の天井到達時において第3図柄表示装置81で行われる変動演出について説明する。図239~図241は、第10実施形態の「通常遊技状態」の天井到達時において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行に基づいて行われる第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図である。
図239(a)~図239(d)は、第9実施形態のパチンコ機10において、「通常遊技状態」での第2特別図柄の変動演出の実行中に、第1特別図柄の変動演出によって天井到達した場合の第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図239(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回の状態において、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示が並行して実行中となっており、主表示領域Dmにおいて天井到達報知演出が実行されている状態を示した図であり、図239(b)は、図239(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示のみが終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行した状態を示した図であり、図239(c)は、図239(b)の状態から、天井到達報知演出が終了して演出用打ち方指示が実行されている状態を示した図であり、図239(d)は、図239(c)の状態から、演出用打ち方指示が終了して、実行中となっている第2特別図柄の変動表示が主表示領域Dmの中央部分で実行されている状態を示した図である。
図240(a)~図241(c)は、第10実施形態のパチンコ機10において、「通常遊技状態」での第2特別図柄の変動演出の実行中に、第1特別図柄の変動演出によって天井到達した場合の第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図240(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回の状態において、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示が並行して実行中となっており、主表示領域Dmにおいて天井到達報知演出が実行されている状態を示した図であり、図240(b)は、図240(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示のみが終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行した状態を示した図であり、図240(c)及び図240(d)は、図240(b)の状態から、第2特別図柄の変動表示が継続して実行中となっており、天井到達報知演出が引き続き実行されている状態を示した図であり、図241(a)は、図240(d)の状態から、第2特別図柄の変動表示が終了した状態を示した図であり、図241(b)は、図241(a)の状態から、天井到達報知演出が終了して演出用打ち方指示が実行されている状態を示した図であり、図241(c)は、図241(b)の状態から、演出用打ち方指示が終了し、第2特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示した図である。
図239(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回の状態において、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示が並行して実行中となっており、主表示領域Dmにおいて天井到達報知演出が実行されている状態を示している。また、図239(a)は、図236のタイミング1と同様の遊技状態となっている。図239(a)において、第1特別図柄の変動表示が実行中となっているため、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示も実行中となっているため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図2用保留数表示88aには「0」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数がともに「0個」である旨が表示されている。また、主表示領域Dmの左上部分、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「1回」となる旨の表示が行われている。さらに、図239(a)は、天井到達まであと「1回」の状態において、第1特別図柄の変動表示が実行を開始しており、この第1特別図柄の変動表示の実行が終了することで天井到達することとなるため、主表示領域Dmの中央部分では、天井到達報知演出が実行中となっている。
次いで、図239(b)は、図239(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が先に終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行した状態を示している。また、図239(b)は、図236のタイミング2と同様の遊技状態となっている。図239(b)では、図239(a)において実行中となっていた第1特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図1ミニリール81aに「174」が表示されている。さらに、該第1特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「0回」の表示が行われており、図239(a)の状態から1減算された状態となり、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した状態となっている。このため、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示されているものの、天井到達報知演出が行われているため、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmの中央部分に演出用右打ち指示81dは表示されていない。また、図239(a)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示は引き続き実行中となっており、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。
次いで、図239(c)は、図239(b)の状態から、天井到達報知演出が終了して演出用打ち方指示が実行されている状態を示している。また、図239(c)は、図236のタイミング3と同様の遊技状態となっている。図239(c)では、図239(b)において停止した第1特別図柄の変動表示がそのまま未実行(停止中)となっているため、特図1ミニリール81aには「174」が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は図239(b)から引き続き実行中となっているため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、天井到達報知演出が終了したため、天井到達したことを示す「遊タイム突入」の文字メッセージ81eと、右打ち遊技を示唆する演出用右打ち指示81d及び文字メッセージ81fが表示されている。
次いで、図239(d)は、図239(c)の状態から、演出用打ち方指示が終了して、実行中となっている第2特別図柄の変動表示が主表示領域Dmの中央部分で実行されている状態を示している。また、図239(d)は、図236のタイミング4と同様の遊技状態となっている。図239(d)では、図239(b)において停止した第1特別図柄の変動表示がそのまま未実行(停止中)となっているため、特図1ミニリール81aには「174」が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は図239(b)から引き続き実行中となっているため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、演出用打ち方指示が終了し、「普図低確時間短縮状態」において推奨される第2特別図柄の変動表示が実行されている。
ここで、図239(d)の状態(図236のタイミング4参照)において実行中となっている第2特別図柄の変動表示は、「通常遊技状態」において実行を開始した変動表示のため、「普図低確時間短縮状態」中に主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行うための表示用特図2変動パターンコマンド及び表示用特図2停止種別コマンドが設定されておらず(図231のS1315:Yes参照)、主表示領域Dmにおいて「普図低確時間短縮状態」中の変動演出を実行できない状態となっている。このため、「通常遊技状態」において実行を開始した第2特別図柄の変動表示が実行中の間、主表示領域Dmでは、第3図柄が変動している状態のみを表示することになる。
このように、第9実施形態のパチンコ機10において、図236のような第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示の実行状態の場合、遊技者からすると、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したことが報知され、連荘し得る状態になったにもかかわらず、しばらくの間、単調な変動演出のみが実行されることになり、興覚めしてしまう可能性がある。
次に、図240(a)~図241(c)は、第10実施形態のパチンコ機10において、「通常遊技状態」での第2特別図柄の変動演出の実行中に、第1特別図柄の変動演出によって天井到達した場合の第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図240(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回の状態において、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示が並行して実行中となっており、主表示領域Dmにおいて天井到達報知演出が実行されている状態を示している。また、図240(a)は、図236のタイミング1と同様の遊技状態となっている。図240(a)において、第1特別図柄の変動表示が実行中となっているため、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示も実行中となっているため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図2用保留数表示88aには「0」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数がともに「0個」である旨が表示されている。また、主表示領域Dmの左上部分、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「1回」となる旨の表示が行われている。さらに、図240(a)は、天井到達まであと「1回」の状態において、第1特別図柄の変動表示が実行を開始しており、この第1特別図柄の変動表示の実行が終了することで天井到達することとなるため、主表示領域Dmの中央部分では、天井到達報知演出が実行中となっている。
次いで、図240(b)は、図240(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が先に終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行した状態を示している。また、図240(b)は、図236のタイミング2と同様の遊技状態となっている。図240(b)では、図240(a)において実行中となっていた第1特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図1ミニリール81aに「174」が表示されている。さらに、該第1特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「0回」の表示が行われており、図240(a)の状態から1減算された状態となり、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した状態となっている。このため、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示されているものの、天井到達報知演出が行われているため、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmの中央部分に演出用右打ち指示81dは表示されていない。また、図240(a)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示は引き続き実行中となっており、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。
次いで、図240(c)及び図240(d)は、図240(b)の状態から、第2特別図柄の変動表示が継続して実行中となっており、天井到達報知演出が引き続き実行されている状態を示している。また、図240(c)は、図236のタイミング3と同様の遊技状態となっており、図240(d)は、図236のタイミング4と同様の遊技状態となっている。図240(c)及び図240(d)では、図240(b)において停止した第1特別図柄の変動表示がそのまま未実行(停止中)となっているため、特図1ミニリール81aには「174」が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は図240(b)から引き続き実行中となっているため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、引き続き天井到達報知演出が実行中となっている。また、図240(c)及び図240(d)では、図240(a)及び図240(b)において主表示領域Dmの左上部分に表示されていた天井到達カウンタ81cが消去されている。このように、天井到達報知演出が実行中の場合は、天井到達カウンタ81cに「0回」の表示を行ってからしばらくして消去することで、遊技者は主表示領域Dmの中央部分で実行されている天井到達報知演出に興趣を高めることができる。
次いで、図241(a)は、図240(d)の状態から、第2特別図柄の変動表示が終了した状態を示している。また、図241(a)は、図236のタイミング5と同様の遊技状態となっている。図241(a)は、図240(b)において停止した第1特別図柄の変動表示がそのまま未実行(停止中)となっているため、特図1ミニリール81aには「174」が表示されている。また、図240(a)~(d)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図2ミニリール81bに「336」が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、引き続き天井到達報知演出が実行中となっている。
次いで、図241(b)は、図241(a)の状態から、天井到達報知演出が終了して演出用打ち方指示が実行されている状態を示している。また、図241(b)は、図236のタイミング5と同様の遊技状態となっており、図241(a)の直後の状態となっている。図241(b)では、図240(b)において停止した第1特別図柄の変動表示がそのまま未実行(停止中)となっているため、特図1ミニリール81aには「174」が表示されている。また、図241(a)において停止した第2特別図柄の変動表示もそのまま未実行(停止中)となっているため、特図2ミニリール81bには「336」が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、天井到達報知演出が終了したため、天井到達したことを示す「遊タイム突入」の文字メッセージ81eと、右打ち遊技を示唆する演出用右打ち指示81d及び文字メッセージ81fが表示されている。
次いで、図241(c)は、図241(b)の状態から、演出用打ち方指示が終了し、第2特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示している。また、図241(c)は、図236のタイミング6と同様の遊技状態となっている。図241(c)では、図240(b)において停止した第1特別図柄の変動表示がそのまま未実行(停止中)となっているため、特図1ミニリール81aには「174」が表示されている。また、図241(b)において演出用打ち方指示が実行され、遊技者が右打ち遊技を開始したことによって球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞し、第2特別図柄の変動表示が実行を開始したため、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、第2特別図柄の変動表示が実行を開始したため、第3図柄が変動を開始した状態を示している。
以上、説明したように、図236のような第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示の実行状態、即ち、「通常遊技状態」において推奨されていない第2特別図柄の変動表示が実行中となっている状況で、第1特別図柄の変動表示によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するような状態の場合、天井到達することとなる「900回目」の第1特別図柄の変動表示において実行している天井到達報知演出を、該「900回目」の第1特別図柄の変動表示の終了タイミングで終了させず、並行して実行中となっている第2特別図柄の変動表示の終了タイミングまで延長し、該第2特別図柄の変動表示の終了後に演出用打ち方指示を実行するように構成されている。
このように構成することで、「普図低確時間短縮状態」への移行時に実行中となっている第2特別図柄の変動表示は、第3図柄表示装置81において実行されず、代わりに天井到達報知演出が実行される。そして、該第2特別図柄の変動表示の終了タイミングにおいて、天井到達報知演出も終了し、その後、演出用打ち方指示が実行されるため、遊技者は右打ち遊技を開始することになる。さらに、右打ち遊技を開始したことによって上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞することで、第3図柄表示装置81において即座に第2特別図柄の変動表示が実行可能となる。
その結果、図236のような第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示の実行状態において天井到達した場合にも、遊技者に違和感を与えることなく、好適に右打ち遊技を開始させることができる。
その他、第10実施形態におけるパチンコ機10は、第8実施形態乃至第9実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第11実施形態>
次いで、図242から図248を参照して、本発明を適用した第11実施形態のパチンコ機10について説明する。第9実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する場合、天井到達回数である「900回」のうち、「899回」の特別図柄の動的表示を実行するまでは、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の動的表示が大当たりするか否かの変動演出を行い、「900回目」の第1特別図柄の動的表示では、天井到達することを報知する演出を行い、該天井到達報知演出は、「900回目」の第1特別図柄の動的表示の終了と同時に終了するように構成されている。
これに対し、第11実施形態のパチンコ機10では、「900回目」の第1特別図柄の動的表示において、天井到達して「普図低確時間短縮状態」への移行を準備する待機演出を行い、該天井到達待機演出は、第1特別図柄の動的表示の終了時、又は、第2特別図柄の動的表示の終了時の、いずれかの終了タイミングが来た時点で終了するように構成されている。そして、該天井到達待機演出の終了後、「普図低確時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示を即座に第3図柄表示装置81において実行できるように構成されている。
以下、第11実施形態のパチンコ機10について、第8実施形態乃至第9実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第11実施形態のパチンコ機10の説明において、第8実施形態乃至第9実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第8実施形態乃至第9実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図242を参照して、第11実施形態の「通常遊技状態」において、特別図柄2の変動表示によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する場合のタイミングチャートについて説明する。なお、第11実施形態のパチンコ機10の「通常遊技状態」におけるスルーゲート67、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入賞態様と、普通図柄の可変表示の経過と、第1特別図柄の変動表示及び第2特別図柄の変動表示の経過と、普通電役72及び可変入賞装置65の駆動態様との関係性については、第8実施形態乃至第9実施形態と同様のため、その説明を省略する。
図242は、第11実施形態の「通常遊技状態」中に、特別図柄2の変動表示によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する場合のタイミングチャートである。図242に示すように、特別図柄1の変動表示は、特別図柄の低確率状態における898回転目及び899回転目の変動表示を実行し、次いで、900回転目となる予定の変動表示において、「60秒」のハズレとなる変動表示を実行する(図242のタイミング2参照)。
また、特別図柄1の899回転目の変動表示の実行中において、遊技者が球を発射させるための操作ハンドル51の操作を誤り、右打ち遊技領域に球が発射され、該右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71へ入賞する。そして、上側第2始動口71への入賞に基づいて特別図柄2の「20秒」の小当たりとなる変動表示が実行される。
この特別図柄2の変動表示は、特別図柄1の899回転目の変動表示の終了後であり、特別図柄1の「60秒」のハズレとなる変動表示の開始後(実行中)に実行を終了する(図242のタイミング3参照)。つまり、この特別図柄2の変動表示が、特別図柄の低確率状態における900回転目の変動表示となり、該特別図柄の2の変動表示の終了時に天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行する。
また、図242のタイミングチャートでは、「普図低確時間短縮状態」に移行した直後から右打ち遊技が開始されている。即ち、遊技者は「普図低確時間短縮状態」への移行時に表示される主表示用右打ち指示89を確認し、右打ち遊技を開始する。そして、右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞し、「普図低確時間短縮状態」における特別図柄2の変動表示が実行される。一方、「普図低確時間短縮状態」における特別図柄2の変動表示が開始された時点において、特別図柄1では、「60秒」のハズレとなる変動表示が未だ実行中となっている(図242のタイミング4参照)。
ここで、第9実施形態のパチンコ機10において、図242に示すタイミングチャートのような各特別図柄の変動表示が実行された場合を想定する。上述したように、第9実施形態のパチンコ機10では、天井到達することとなる「900回目」の特別図柄1の変動表示において、天井到達したことを第3図柄表示装置81で報知するように構成されている。図242においては、特別図柄1の「60秒」のハズレとなる変動表示が「900回目」の予定となる変動表示になるため、該「60秒」のハズレとなる変動表示において、天井到達報知演出が実行される。
そして、第3図柄表示装置81において天井到達報知演出が実行中となっている間に、特別図柄2の変動表示によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行する(図242のタイミング3参照)。さらに、遊技者は「普図低確時間短縮状態」への移行時に表示される主表示用右打ち指示89を確認して右打ち遊技を開始し、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに入賞して特別図柄2の変動表示が実行される。
上述したように、「普図低確時間短縮状態」においては、特別図柄2の小当たりとなる変動表示は一律「2秒」の「非リーチ」演出態様が選択されるように構成されているため(図178~図182参照)、右打ち遊技によって立て続けに特別図柄2の変動表示が実行されることになる。
即ち、第9実施形態のパチンコ機10において第3図柄表示装置81が実行される場合、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行してから、特別図柄1の「60秒」の変動表示が終了するまでの間、右打ち遊技時に推奨される特別図柄2の変動表示が複数回実行されているにもかかわらず、第3図柄表示装置81においては特別図柄1の変動表示に基づく天井到達報知演出が実行されていることになる。
このように、図242のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態の場合、即ち、特別図柄1において、天井到達報知演出を実行することとなる変動表示が長時間(「60秒」)の変動表示となる場合で、かつ、該天井到達報知演出の実行中に特別図柄2の変動表示によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行し、遊技者が即座に右打ち遊技を開始した場合に、「連荘」状態となり得る「普図低確時間短縮状態」において推奨される特別図柄2の変動表示が実行されているにもかかわらず、第3図柄表示装置81においては天井到達報知演出が実行されていることになる。
この場合、遊技者が「連荘」状態となり得る右打ち遊技を開始しているにもかかわらず、第3図柄表示装置81において天井到達報知演出が実行中の間は、特別図柄2の変動表示が開始されず、興覚めしてしまう可能性がある。
そこで、第11実施形態のパチンコ機10では、図242のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態の場合、特別図柄1における「900回目」となる予定の変動表示が実行を開始する場合は、天井到達することを報知する演出ではなく、天井到達して「普図低確時間短縮状態」への移行を準備するための待機演出を実行し、特別図柄1又は特別図柄2の変動表示の終了時に該待機演出を終了し、「普図低確時間短縮状態」に移行したことを報知して、即座に「普図低確時間短縮状態」における特別図柄2の変動演出を第3図柄表示装置81において実行できるように構成する。
このように構成することで、「普図低確時間短縮状態」への移行直後から右打ち遊技を開始した場合にも、即座に「普図低確時間短縮状態」における特別図柄2の変動演出を第3図柄表示装置81において実行できるため、遊技者の興趣を高めることができる。なお、図242のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態での第3図柄表示装置81における変動演出の制御内容については、図243~図246において詳細を後述する。
また、図242の示す例において、特別図柄1と特別図柄2の関係性を置き換えることは当然に可能である。
次に、図243から図246を参照して、第11実施形態のパチンコ機10の音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。
まず、図243のフローチャートを参照して、第11実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図243は、第11実施形態の変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。第11実施形態の変動演出処理と第9実施形態の変動演出処理との異なる点は、第1特別図柄の変動表示において、天井到達したことを報知する天井到達報知処理は行わず、天井到達して「普図低確時間短縮状態」へ移行するための準備演出となる、天井到達待機処理を行うように変更されている点である。
第11実施形態の変動演出処理(S1110)では、S1309の処理が終わると、天井到達するか否かを判別し、判別結果によって天井到達するまで待機処理を行う天井到達待機処理を実行し(S1371)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
ここで、図244を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される天井到達待機処理(S1371)について説明する。図244は、この天井到達待機処理(S1371)を示したフローチャートである。
この天井到達待機処理(S1371)では、天井到達までの回転数を判別し、判別結果によって、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するまでの間、待機演出を実行する天井到達待機コマンドを設定する。
この天井到達待機処理(S1371)では、まず、天井到達計数カウンタ223kの値が「899」より小さい値か否かを判別し(S1571)、天井到達計数カウンタ223kの値が「899」より小さい値であれば(S1571:Yes)、天井待機演出を実行する「900回目」の変動には達していないため、S1572~S1574の処理をスキップして、この天井到達待機処理(S1371)を終了して、変動演出処理(図243参照)に戻る。
一方、S1571の判別の結果、天井到達計数カウンタ223kの値が「899」より小さい値でない場合、即ち、天井到達計数カウンタ223kの値が「899」以上の場合(S1571:No)、天井待機演出を実行する「900回目」の変動に達しているため、次いで、天井到達報知済みフラグ223mがオンされているか否かを判別し(S1572)、天井到達報知済みフラグ223mがオンされていなければ(S1572:No)、天井待機演出を実行する「900回目」の変動に達してから、1度も天井待機演出を実行していないため、天井到達待機コマンドを設定し(S1573)、天井到達報知済みフラグ223mをオンに設定して(S1574)、この天井到達待機処理(S1371)を終了して、変動演出処理(図243参照)に戻る。
また、S1572の処理の結果、天井到達報知済みフラグ223mがオンされていると判別された場合(S1572:Yes)、天井待機演出を実行する「900回目」の変動に達してから、1度でも天井待機演出を実行しており、該天井待機演出を実行する必要がないため、S1573及びS1574の処理をスキップして、この天井到達待機処理(S1371)を終了して、変動演出処理(図243参照)に戻る。
このように構成することで、特別図柄の低確率状態に移行してから、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するまでにおける天井待機演出の実行を1回に制限することができる。
次に、図245のフローチャートを参照して、第11実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図1コマンド処理(S1203)について説明する。図245は、第11実施形態の特図1コマンド処理(S1203)を示したフローチャートである。第11実施形態の特図1コマンド処理と第9実施形態の特図1コマンド処理との異なる点は、特図1確定コマンド受信時において、天井到達待機演出を実行中か否かを判別し、判別結果によって該天井到達待機演出を終了し、天井演出開始コマンドを設定する処理が追加されている点である。
第11実施形態の特図1コマンド処理(S1203)では、S1262の処理が終わると、上述した天井到達待機処理(図244参照)において実行される天井到達待機演出を実行中か否かを判別する(S1291)。判別の結果、天井到達待機演出を実行中でなければ(S1291:No)、S1292及びS1293の処理をスキップして、その他対応処理を実行し(S1228)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図228参照)に戻る。
一方、S1291の処理において、天井到達待機演出を実行中であると判別された場合(S1291:Yes)、天井到達待機演出を終了し(S1292)、天井演出開始コマンドを設定して(S1293)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図228参照)に戻る。
次に、図246のフローチャートを参照して、第11実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図2コマンド処理(S1205)について説明する。図246は、第11実施形態の特図2コマンド処理(S1205)を示したフローチャートである。第11実施形態の特図2コマンド処理と第9実施形態の特図2コマンド処理との異なる点は、特図2確定コマンド受信時において、天井到達待機演出を実行中か否かを判別し、判別結果によって該天井到達待機演出を終了し、天井演出開始コマンドを設定する処理が追加されている点である。
第11実施形態の特図2コマンド処理(S1205)では、S1272の処理が終わると、上述した天井到達待機処理(図244参照)において実行される天井到達待機演出を実行中か否かを判別する(S1295)。判別の結果、天井到達待機演出を実行中でなければ(S1295:No)、S1296及びS1297の処理をスキップして、その他対応処理を実行し(S1238)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図228参照)に戻る。
一方、S1295の処理において、天井到達待機演出を実行中であると判別された場合(S1295:Yes)、天井到達待機演出を終了し(S1296)、天井演出開始コマンドを設定して(S1297)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図228参照)に戻る。
このように構成することで、特別図柄の低確率状態における「900回目」の第1特別図柄の変動表示の開始時に実行された天井到達待機演出を、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行終了時、即ち、「普図低確時間短縮状態」への移行時に終了させ、この後に実行される第2特別図柄の動的表示の実行開始時から第3図柄表示装置81において変動演出を実行することができる。
次に、図247から図248を参照して、第11実施形態の「通常遊技状態」の天井到達時において第3図柄表示装置81で行われる変動演出について説明する。図247から図248は、第11実施形態の「通常遊技状態」の天井到達時において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行に基づいて行われる第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図247(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示が並行して実行中となっている状態を示した図であり、図247(b)は、図247(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示のみが終了して、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示した図であり、図247(c)は、図247(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示が開始され、天井到達待機演出が実行されている状態を示した図であり、図247(d)は、図247(c)の状態から、第2特別図柄の変動表示のみが終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89が表示されている状態を示した図である。
また、図248(a)は、図247(d)の状態から、天井到達待機演出が終了し、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したことが報知され、演出用打ち方指示が実行されている状態を示した図であり、図248(b)は、図248(a)の状態から、「普図低確時間短縮状態」への移行報知及び演出用打ち方指示が終了し、該「普図低確時間短縮状態」中に主表示領域Dmの中央部分で表示される第3図柄が、第1特別図柄から第2特別図柄に切り替わった状態を示した図であり、図248(c)は、図248(b)の状態から、第2特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示した図である。
図247(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと2回の状態において、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示が並行して実行中となっている状態を示している。また、図247(a)は、図242のタイミング1と同様の遊技状態となっている。図247(a)において、第1特別図柄の変動表示が実行中となっているため、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示も実行中となっているため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「1」が、特図2用保留数表示88aには「0」が表示されており、第1特別図柄の保留数が「1個」、第2特別図柄の保留数が「0個」である旨が表示されている。また、主表示領域Dmの左上部分、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「2回」となる旨の表示が行われている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、第3図柄として、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている。
次いで、図247(b)は、図247(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示のみが終了して、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回に減少した状態を示している。また、図247(b)は、図242のタイミング2と同様の遊技状態となっている。図247(b)では、図247(a)において実行中となっていた第1特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図1ミニリール81aに「517」が表示されている。さらに、該第1特別図柄の変動表示の実行終了により、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「1回」の表示が行われており、図247(a)の状態から1減算された状態となっている。また、図247(a)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示は引き続き実行中となっており、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。
次いで、図247(c)は、図247(b)の状態から、第1特別図柄の次の変動表示の実行が開始され、天井到達待機演出が実行されている状態を示している。また、図247(c)は、図242のタイミング2と同様の遊技状態となっており、図247(b)の直後の状態となっている。図247(c)では、図247(b)において貯留されていた第1特別図柄の変動表示の保留数の残りの1つが消化されたため、特図1用保留数表示87aには「0」が表示されており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、この第1特別図柄の変動表示は、天井到達まであと「1回」の状態において実行を開始した変動表示であり、即ち、該変動表示の実行終了によって天井到達することになる変動表示である。よって、主表示領域Dmの中央部分では天井到達待機演出が実行されており、「遊タイム待機中」の文字が表示されている。さらに、図247(b)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示は引き続き実行中となっており、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。
次いで、図247(d)は、図247(c)の状態から、第2特別図柄の変動表示が先に終了して天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して主表示用右打ち指示89が表示されている状態を示している。また、図247(d)は、図242のタイミング3と同様の遊技状態となっている。図247(d)では、図247(c)において実行を開始した第1特別図柄の変動表示が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、図247(c)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示の実行が終了し、特図2ミニリール81bに「582」が表示されている。さらに、該第2特別図柄の変動表示の実行終了により天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した状態となっている。このため、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示されている。
次いで、図248(a)は、図247(d)の状態から、主表示領域Dmにおいて、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行したことが報知され、演出用打ち方指示が実行されている状態を示している。また、図248(a)は、図242のタイミング3と同様の遊技状態となっており、図247(d)の直後の状態となっている。図248(a)では、図247(c)において実行を開始した第1特別図柄の変動表示が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、天井到達したことを示す「遊タイム突入」の文字メッセージ81eと、右打ち遊技を示唆する演出用右打ち指示81d及び文字メッセージ81fが表示されている。
次いで、図248(b)は、図247(a)の状態から、「普図低確時間短縮状態」への移行報知及び演出用打ち方指示が終了し、該「普図低確時間短縮状態」中に主表示領域Dmの中央部分で表示される第3図柄が、第1特別図柄から第2特別図柄に切り替わった状態を示している。また、図248(b)は、図242のタイミング3と同様の遊技状態となっており、図248(a)の直後の状態となっている。図248(b)では、図247(c)において実行を開始した第1特別図柄の変動表示が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「582」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、「普図低確時間短縮状態」への移行報知及び演出用打ち方指示が終了し、該「普図低確時間短縮状態」において表示される第3図柄が、第1特別図柄から第2特別図柄に切り替わった状態を示している。
次いで、図248(c)は、図248(b)の状態から、第2特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示している。また、図248(c)は、図242のタイミング4と同様の遊技状態となっている。図248(c)では、図247(c)において実行を開始した第1特別図柄の変動表示が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、右打ち遊技によって第2特別図柄の変動表示の実行が開始され、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分では、第2特別図柄の変動表示が実行を開始した様子が表示されており、右打ち遊技の開始と同時に、主表示領域Dmの中央部分において第3図柄の変動表示が実行されている様子が表示されている。
以上、説明したように、図242のような第1特別図柄及び第2特別図柄の動的表示の実行状態の場合、即ち、特別図柄の低確率状態における900回目となる予定の第1特別図柄の動的表示が長時間(「60秒」)の動的表示となる場合で、かつ、該第1特別図柄の動的表示の実行中に、第2特別図柄の動的表示によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行し、遊技者が即座に右打ち遊技を開始した場合に、第1特別図柄における「900回目」となる予定の動的表示では、天井到達して「普図低確時間短縮状態」への移行を準備するための待機演出を実行し、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の終了時に該待機演出を終了し、「普図低確時間短縮状態」に移行したことを報知して、即座に「普図低確時間短縮状態」における第2特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81において実行できるように構成する。
このように構成することで、「普図低確時間短縮状態」への移行直後から右打ち遊技を開始した場合にも、即座に「普図低確時間短縮状態」における第2特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81において実行できるため、遊技者の興趣を高めることができる。
その他、第11実施形態におけるパチンコ機10は、第8実施形態乃至第9実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第12実施形態>
次いで、図249から図253を参照して、本発明を適用した第12実施形態のパチンコ機10について説明する。第9実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する場合、天井到達回数である「900回」のうち、「899回」の特別図柄の動的表示を実行するまでは、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の動的表示が大当たりするか否かの変動演出を行い、「900回目」の第1特別図柄の動的表示では、天井到達することを報知する演出を行い、該天井到達報知演出は、「900回目」の第1特別図柄の動的表示の終了と同時に終了するように構成されている。
これに対し、第12実施形態のパチンコ機10では、「900回目」の第1特別図柄の動的表示において、天井到達報知演出を行い、該天井到達報知演出は、第1特別図柄の動的表示の終了時、又は、第2特別図柄の大当たりとなる動的表示の開始時に終了するように構成されている。
以下、第12実施形態のパチンコ機10について、第8実施形態乃至第9実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第12実施形態のパチンコ機10の説明において、第8実施形態乃至第9実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第8実施形態乃至第9実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図249を参照して、「通常遊技状態」において、特別図柄1の変動表示によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」へ移行する場合のタイミングチャートについて説明する。なお、第12実施形態のパチンコ機10の「通常遊技状態」におけるスルーゲート67、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの球の入賞態様と、普通図柄の可変表示の経過と、第1特別図柄の変動表示及び第2特別図柄の変動表示の経過と、普通電役72及び可変入賞装置65の駆動態様との関係性については、第8実施形態乃至第9実施形態と同様のため、その説明を省略する。
図249は、「通常遊技状態」中に、特別図柄1の変動表示によって天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行するものの、該特別図柄1の変動表示の実行中に、特別図柄2の変動表示において大当たりする場合のタイミングチャートである。図249に示すように、特別図柄1の変動表示は、特別図柄の低確率状態における899回転目の変動表示を実行し、次いで、900回転目となる変動表示において、「15秒」のハズレとなる変動表示を実行する(図249のタイミング1参照)。
また、特別図柄1の900回転目の変動表示の実行中において、遊技者が球を発射させるための操作ハンドル51の操作を誤り、右打ち遊技領域に球が発射され、該右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71へ入賞する。そして、上側第2始動口71への入賞に基づいて特別図柄2の「70秒」の大当たりとなる変動表示が実行される。
ここで、上述したように、第12実施形態のパチンコ機10では、天井到達して「普図低確時間短縮状態」に移行した場合、1140回の時短回数が付与されるように構成されている(図191参照)。また、特別図柄2の変動表示に基づく大当たり種別が、大当たり種別「時短A」であった場合、100回の時短回数が付与されるように構成されている(図191参照)。
即ち、図249のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態において、特別図柄2の大当たり種別が大当たり種別「時短A」であった場合、特別図柄1の900回転目の変動表示の終了時に天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行して1140回の時短回数が付与されることになるが、天井到達した直後に特別図柄2の変動表示において大当たり種別「時短A」の大当たりに当選したため、該大当たり終了後に付与される時短回数は100回となる。
ここで、第9実施形態のパチンコ機10において、図249に示すタイミングチャートのような各特別図柄の変動表示が実行された場合を想定する。上述したように、第9実施形態のパチンコ機10では、天井到達することとなる「900回目」の特別図柄1の変動表示において、天井到達したことを第3図柄表示装置81で報知するように構成されている。よって、「900回目」の特別図柄1の変動表示において天井到達報知演出を実行し、該「900回目」の変動表示の終了と同時に天井到達報知演出も終了する。
よって、遊技者は「900回目」の特別図柄1の変動表示において実行される天井到達報知演出を確認した時点において、仮に天井到達時に付与され得る時短回数を把握していれば、1140回の時短回数が付与されることを認識することになる。しかしながら、この直後に発生する特別図柄2の変動表示において大当たり種別「時短A」に当選することにより、該大当たり後に付与され得る時短回数が100回になるため、大当たり種別「時短A」に当選したことによる出玉の獲得こそできるものの、遊技者によっては、付与され得る時短回数が大幅に減ったように感じ、連荘の期待度が低下したように感じて、興覚めしてしまう可能性がある。
そこで、第12実施形態のパチンコ機10では、図249のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態、即ち、「900回目」の特別図柄1の変動表示において、天井到達報知演出を実行中に、特別図柄2の変動表示が大当たりに当選した場合、該特別図柄2の変動表示の開始と同時に、天井到達報知演出を中断し、特別図柄2の変動表示において大当たりしたことを報知するように構成されている。
このように構成することで、天井到達報知演出の実行時間が減少し、遊技者が天井到達したことを認識する時間も減少し、より早期に特別図柄2の変動表示における大当たりを報知することができる。また、天井到達報知演出を特別図柄1の変動演出の終了まで継続せず、途中で中断することにより、遊技者は天井到達する途中において、何か別の事象が発生したことを認識できるため、第9実施形態のパチンコ機10のように、天井到達時に付与され得る1140回の時短回数から、大当たり種別「時短A」に基づいて付与される100回の時短回数に減ってしまったという感覚も軽減することができる。なお、図249のような特別図柄1及び特別図柄2の変動表示の実行状態での第3図柄表示装置81における変動演出の制御内容については、図250及び図251において詳細を後述する。
また、図249の示す例において、特別図柄1と特別図柄2の関係性を置き換えることは当然に可能である。
次に、図250及び図251を参照して、第12実施形態のパチンコ機10の音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。
まず、図250のフローチャートを参照して、第12実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図250は、第12実施形態の変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。第12実施形態の変動演出処理と第9実施形態の変動演出処理との異なる点は、「通常遊技状態」における第2特別図柄の変動演出の開始時に、該第2特別図柄の変動演出の当否及び天井到達報知演出が実行中か否かを判別し、判別結果によって天井到達報知演出の切替を行う処理が追加されている点である。
第12実施形態の変動演出処理(S1110)では、S1315の処理において、「通常遊技状態」であると判別された場合(S1315:Yes)、第2特別図柄の変動演出の当否及び天井到達報知演出が実行中か否かを判別し、判別結果によって天井到達報知演出の切替を行う天井到達演出切替処理を実行し(S1391)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図217参照)に戻る。
ここで、図251を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される天井到達演出切替処理(S1391)について説明する。図251は、この天井到達演出切替処理(S1391)を示したフローチャートである。
この天井到達演出切替処理(S1391)では、第2特別図柄の変動演出の当否及び天井到達報知演出が実行中か否かを判別し、判別結果によって天井到達報知演出の切替を行う。
この天井到達演出切替処理(S1391)では、まず、第2特別図柄の変動表示が大当たりに当選しているか否かを判別し(S1591)、第2特別図柄の変動表示が大当たりに当選していなければ(S1591:No)、S1592及びS1593の処理をスキップして、この天井到達演出切替処理(S1391)を終了して、変動演出処理(図250参照)に戻る。
一方、S1591の判別の結果、第2特別図柄の変動表示が大当たりに当選している場合(S1591:Yes)、次いで、第3図柄表示装置81において天井到達報知演出を実行中であるか否かを判別し(S1592)、第3図柄表示装置81において天井到達報知演出を実行中でなければ(S1592:No)、S1593の処理をスキップして、この天井到達演出切替処理(S1391)を終了して、変動演出処理(図250参照)に戻る。
また、S1592の判別の結果、第3図柄表示装置81において天井到達報知演出を実行中であった場合(S1592:Yes)、天井到達報知演出を中断し、第2特別図柄の変動表示が大当たりに当選したことを報知する天井到達演出切替コマンドを設定し(S1593)、この天井到達演出切替処理(S1391)を終了して、変動演出処理(図250参照)に戻る。
このように構成することで、第3図柄表示装置81における天井到達報知演出の実行中に第2特別図柄の変動表示が大当たりに当選した場合に、該天井到達報知演出を中断させ、第2特別図柄の変動表示において大当たりに当選したことを報知することができる。その結果、天井到達報知演出の実行時間が減少し、遊技者が天井到達したことを認識する時間も減少する。また、天井到達報知演出を特別図柄1の変動演出の終了まで継続せず、途中で中断することにより、遊技者は天井到達する途中において、何か別の事象が発生したことを認識できるため、第9実施形態のパチンコ機10のように、天井到達時に付与され得る1140回の時短回数から、大当たり種別「時短A」に基づいて付与される100回の時短回数に減ってしまったという感覚も軽減することができる。
次に、図252及び図253を参照して、第12実施形態の「通常遊技状態」の天井到達時において第3図柄表示装置81で行われる変動演出について説明する。図252及び図253は、第12実施形態の「通常遊技状態」の天井到達時において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行に基づいて行われる第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図であり、図252(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回の状態において、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示がいずれも停止中となっている状態を示した図であり、図252(b)は、図252(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が開始され、天井到達報知演出が実行されている状態を示した図であり、図252(c)は、図252(b)の状態から、第2特別図柄の大当たりに当選することとなる変動表示が開始され、天井到達報知演出が中断された状態を示した図であり、図252(d)は、図252(c)の状態から、第2特別図柄の大当たりとなる変動表示が停止した状態を示した図である。
また、図253(a)は、図252(d)の状態から、第2特別図柄の変動表示で大当たりしたことにより移行した「普図高確時間短縮状態」において、特別図柄の変動表示の実行回数が99回となっている状態を示した図であり、図253(b)は、図253(a)の状態から、第2特別図柄の変動表示が停止し、時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行した状態を示した図であり、図253(c)は、図253(b)の状態から、主表示領域Dmの中央部分において表示される第3図柄が、第2特別図柄から第1特別図柄に切り替わった状態を示した図である。
図252(a)は、「通常遊技状態」中の、天井到達までの特別図柄の変動表示の実行回数があと1回の状態において、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動表示がいずれも停止中となっている状態を示している。また、図252(a)は、図249のタイミング1と同様の遊技状態となっている。図252(a)では、第1特別図柄の変動表示がちょうど停止した状態となっており、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて、「871」が表示されている。また、第2特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて「193」が表示されており、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「1」が、特図2用保留数表示88aには「0」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数が「1個」及び「0個」である旨が表示されている。また、主表示領域Dmの左上部分、天井到達カウンタ81cには、天井到達まであと「1回」となる旨の表示が行われている。
次いで、図252(b)は、図252(a)の状態から、第1特別図柄の変動表示が開始され、天井到達報知演出が実行されている状態を示している。また、図252(b)は、図249のタイミング1と同様の遊技状態となっており、図252(a)の直後の状態となっている。図252(b)では、図253(a)において貯留されていた第1特別図柄の変動表示の保留数の残りの1つが消化されたため、特図1用保留数表示87aには「0」が表示されており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、図252(b)は、天井到達まであと「1回」の状態において、第1特別図柄の変動表示が実行を開始しており、この第1特別図柄の変動表示の実行が終了することで天井到達することとなるため、主表示領域Dmの中央部分では、天井到達報知演出が実行中となっている。また、図252(b)は、図252(a)と同様に、第2特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっているため、特図2ミニリール81bには「193」が表示されている。
次いで、図252(c)は、図252(b)の状態から、第2特別図柄の大当たりに当選することとなる変動表示が開始され、天井到達報知演出が中断された状態を示している。また、図252(c)は、図249のタイミング2と同様の遊技状態となっている。図252(c)では、図252(b)において実行を開始した、天井到達報知演出を実行していた第1特別図柄の変動表示が引き続き実行中となっており、特図1ミニリール81aにおいて、第1特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、図252(c)は「通常遊技状態」であり、左打ち遊技を行う遊技状態であるものの、遊技者が球を発射させるための操作ハンドル51の操作を誤り、右打ち遊技領域に球が発射され、該右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71へ入賞したことによって第2特別図柄の変動表示が実行されており、特図2ミニリール81bにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。さらに、該第2特別図柄は大当たりとなる変動表示となっているため、主表示領域Dmの中央部分では、該第2特別図柄の大当たりとなる変動表示の開始に基づき、図252(b)において開始された天井到達報知演出が画面暗転演出によって中断された状態となっている。
次いで、図252(d)は、図252(c)の状態から、第2特別図柄の大当たりとなる変動表示が停止した状態を示している。また、図252(d)は、図249のタイミング3と同様の遊技状態となっている。図252(d)では、図252(b)において実行を開始した第1特別図柄の変動表示の実行が終了しており、特図1ミニリール81aに「562」が表示されている。また、該第1特別図柄の変動表示の実行終了によって天井到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行しているため、主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。さらに、図252(c)において実行を開始した第2特別図柄の大当たりとなる変動表示が終了し、特図2ミニリール81b及び主表示領域Dmの中央部分に「666」が表示されている。
次いで、図253(a)は、図252(d)の状態から、第2特別図柄の変動表示で大当たりしたことにより移行した「普図高確時間短縮状態」において、特別図柄の変動表示の実行回数が99回となっている状態を示している。図253(a)は、図252(c)の状態において実行を開始した第2特別図柄の大当たりとなる変動表示によって「普図高確時間短縮状態」に移行し、該「普図高確時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が99回実行された状態となっているため、主表示領域Dmの左上部分、時短カウンタ81gには、残り時短回数があと「1回」となる旨の表示が行われている。また、第1特別図柄の変動表示は実行されていないため、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81aにおいて「145」が表示されており、第1特別図柄の変動表示が未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、第2特別図柄の変動表示が実行中となっているため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bにおいて第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「0」が、特図2用保留数表示88aには「4」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数が「0個」及び「4個」である旨が表示されている。さらに、右打ち遊技を行う「普図高確時間短縮状態」であるため、主表示用右打ち指示89及び文字メッセージ81fが表示されている。
次いで、図253(b)は、図253(a)の状態から、第2特別図柄の変動表示が停止し、時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行した状態を示している。図253(b)では、「普図高確時間短縮状態」において100回目の実行となる第2特別図柄の変動表示の実行が終了したため、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81bには「582」が表示されている。また、該第2特別図柄の変動表示の停止により、時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行したため、主表示領域Dmの左上部分、時短カウンタ81gには、残り時短回数があと「0回」となる旨の表示が行われており、図253(a)において表示されていた主表示用右打ち指示89及び文字メッセージ81fが消去されている。
次いで、図253(c)は、図253(b)の状態から、主表示領域Dmの中央部分において表示される第3図柄が、第2特別図柄から第1特別図柄に切り替わった状態を示している。図253(c)では、右打ち遊技を行う「普図高確時間短縮状態」から左打ち遊技を行う「通常遊技状態」に移行したため、主表示領域Dmの中央部分において演出用左打ち指示81hが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分において表示される第3図柄が第1特別図柄のものとなっており、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」においては、第1特別図柄の動的表示に対応する変動演出が主表示領域Dmにおいて実行される様子が表示されている。
以上、説明したように、第12実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の低確率状態における「900回目」の特別図柄1の変動表示において、天井到達報知演出を実行中に、特別図柄2の変動表示が大当たりに当選した場合、該特別図柄2の変動表示の開始と同時に、天井到達報知演出を中断し、特別図柄2の変動表示において大当たりしたことを報知するように構成されている。
このように構成することで、天井到達報知演出の実行時間が減少し、遊技者が天井到達したことを認識する時間も減少し、より早期に特別図柄2の変動表示における大当たりを報知することができる。また、天井到達報知演出を特別図柄1の変動演出の終了まで継続せず、途中で中断することにより、遊技者は天井到達する途中において、何か別の事象が発生したことを認識できるため、第9実施形態のパチンコ機10のように、天井到達時に付与され得る1140回の時短回数から、大当たり種別「時短A」に基づいて付与される100回の時短回数に減ってしまったという感覚も軽減することができる。さらに、天井到達時におけるレアケースとして第2特別図柄の動的表示が実行された場合には、直ちに天井到達報知演出を終了させ、演出内容の辻褄を併せることで、演出内容に齟齬が生じないように構成し、遊技者に理解し易い演出を提供することができる。
その他、第12実施形態におけるパチンコ機10は、第8実施形態乃至第9実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第13実施形態>
次いで、図254及び図255を参照して、本発明を適用した第13実施形態のパチンコ機10について説明する。第8実施形態乃至第12実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技において、第1始動口64へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されており、該左打ち遊技において、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞に基づいて第2特別図柄の動的表示は実行され難い又は実行されないように構成されている。また、第8実施形態乃至第12実施形態のパチンコ機10では、普通図柄の低確率状態において該普通図柄に当選した場合の普通電役72の開放時間が短時間(即ち、「0.1秒」)となっており、下側第2始動口71aへ入賞し難いように構成されている。
これに対し、第13実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64の下方に普通電役72bが配設されており、左打ち遊技において、該普通電役72bが開放状態となることで下側第2始動口71aへ入賞可能となるように構成されている。また、第13実施形態のパチンコ機10では、普通図柄の低確率状態において該普通図柄に当選した場合の普通電役72bの開放時間が、第8実施形態における普通電役72の開放時間よりも長時間(即ち、「1.0秒」)となっており、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」においても下側第2始動口71aへ入賞し得るように構成されている。
以下、第13実施形態のパチンコ機10について、第8実施形態乃至第12実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第13実施形態のパチンコ機10の説明において、第8実施形態乃至第12実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第8実施形態乃至第12実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図254を参照して、第13実施形態のパチンコ機10における遊技盤13の具体的構成について説明する。図254は第13実施形態のパチンコ機10の遊技盤13の正面図である。第8実施形態乃至第12実施形態の遊技盤13と第13実施形態の遊技盤13との異なる点は、開放状態となることで下側第2始動口71aへ入賞可能となる普通電役72bが、第1始動口64の下方に配設されている点である。
第13実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64の下方に、普通電役72bが開放状態である場合にのみ球が入球し得る下側第2始動口71aが配設されている。この下側第2始動口71aへは、左打ち遊技を行う「通常遊技状態」において普通電役72bが開放状態である場合、該左打ち遊技で発射された球が1分間に約2個程度入賞するように遊技釘が周辺に植設されている。なお、下側第2始動口71aは、球が入球すると1個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
第1始動口64の正面視下方には、下側第2始動口71aへ球が入球する開口部を覆う2枚の羽根部材を開閉することによって、下側第2始動口71aを開放状態(拡大状態)又は閉鎖状態(縮小状態)に変位可能な普通電役72bが設けられている。普通電役72bは、通常時において羽根が閉じた(羽根が上方に起立した)閉鎖状態となっており、球が下側第2始動口71aへ入球できない、または、入球し難い状態となっている。
一方、普通図柄表示装置83における可変表示が「○」の図柄で停止すると、普通電役72bが所定時間だけ作動される。普通電役72bが作動されている間、普通電役72bの羽根が上方に起立した状態から。略V字形(逆ハの字形)に可動した状態となり、普通電役72bが開放状態となる。普通電役72bが開放状態になると、球が下側第2始動口71aへ入球し得る状態、または、閉鎖状態より球が入球し易い状態となる。つまり、普通図柄表示装置83における可変表示の結果として「○」の図柄で停止して当たりとなり、普通電役72bが開放状態となった場合に、第1始動口64への入球のみならず、下側第2始動口71aへ球を入球させて、大当たり抽選が多く行える状態とすることができる。
また、詳細は後述するが、第13実施形態のパチンコ機10では、普通図柄の低確率状態における普通図柄の当たり確率は、70/100となり(図255参照)、普通図柄の可変表示において当たりが導出され易いように設定されている。さらに、普通図柄の低確率状態において普通図柄に当選した場合の普通電役72bの開放時間は「1.0秒」となり(図255参照)、「通常遊技状態」において、左打ち遊技によって発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し得るように構成されている。
このため、第13実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において、第1始動口64への入賞に基づいて実行される第1特別図柄の動的表示、及び、下側第2始動口71aへの入賞に基づいて実行される第2特別図柄の動的表示の双方が実行され得るように構成されている。
従って、第8実施形態乃至第12実施形態において上述したような、天井到達時における第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の実行状況(図185、図236、図242及び図249参照)、即ち、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示が並行して実行される状況が、第13実施形態のパチンコ機10においては通常の遊技を行っていた場合でも発生し易くなっており、その結果、第8実施形態乃至第12実施形態のパチンコ機10のような天井到達間際に非奨励の右打ち遊技を行った場合というレアケースより、天井到達時に第3図柄表示装置81で実行される各動的表示の変動演出及び演出用打ち方指示の制御内容がより有効に機能し易いことになる。
次に、図255(a)から図255(c)を参照して、第13実施形態の普図当たり乱数テーブル202h、普図変動テーブル202i及び普通電役開放テーブル202jの詳細について説明する。まず、図255(a)は、第13実施形態のROM202に記憶される普図当たり乱数テーブル202hの一例を模式的に示した模式図であるが、ここについては第8実施形態のROM202に記憶される普図当たり乱数テーブル202hと同様のため、説明を省略する。
次いで、図255(b)は、第13実施形態のROM202に記憶される普図変動テーブル202iの一例を模式的に示した模式図であるが、ここについては第8実施形態のROM202に記憶される普図変動テーブル202iと同様のため、説明を省略する。
次いで、図255(c)は、第13実施形態のROM202に記憶される普通電役開放テーブル202jの一例を模式的に示した模式図である。第13実施形態の普通電役開放テーブル202jと第8実施形態の普通電役開放テーブル202jとの異なる点は、普通図柄の低確率状態における普通電役72及び普通電役72bの開放時間が異なる点である。
第13実施形態の普通電役開放テーブル202jは、普通図柄の当たり時に参照され、普通図柄の当たりが発生したタイミングにおける遊技状態に基づいて、普通電役72bの開放(没入)時間および開放回数が規定されている。
第13実施形態の普通電役開放テーブル202jは、普通図柄が抽選された遊技状態に基づいてグループ毎に区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」で参照される「通常遊技状態・潜伏確率変動状態」用と、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」で参照される「確率変動状態・低確時間短縮状態・時間短縮状態」用とで、普通電役72bの開放態様(開放時間)が変更される。
図255(c)で示すように、第13実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72bの開放回数は1回であり、その開放時間は「1.0秒」となるように普通電役開放テーブル202jで規定されている。つまり、「通常遊技状態」及び「潜伏確率変動状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72bは、「1.0秒」×1回=「1.0秒」の間、開放されるように設定されている。
また、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72bの開放時間は「5.8秒」、かつ、開放回数が1回となるように普通電役開放テーブル202jで規定されている。つまり、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72bは、「5.8秒」×1回=「5.8秒」の間、開放されるように構成される。
これにより、遊技状態に応じて普通電役72bの開放態様を変更することで、普通電役72bが開放している期間の長短の違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72bが開放している期間が長いことによって下側第2始動口71aへ入賞し易い状況か、普通電役72bが開放している期間が長い状況よりも短いことによって球が下側第2始動口71aへ入賞可能な状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」においては、普通図柄の高確率状態となり、可変表示時間が短時間で、普通電役72bの開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し易いように構成されている。
また、左打ち遊技が推奨される「通常遊技状態」においては、普通図柄の低確率状態であるものの、一定程度(70/100)当たりが導出され易いように設定されており、普通電役72bの開放期間が一定程度(「1.0秒」)となっているため、左打ち遊技により発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し得るように構成されている。
よって、「確率変動状態」、「普図低確時間短縮状態」及び「普図高確時間短縮状態」で右打ちされた球は、下側第2始動口71aへ入賞し易く、第2特別図柄の動的表示の保留球数が溜まり易いため、変動短縮機能が作動し易く、第2特別図柄の動的表示が効率良く実行され易いように構成されている。
また、「通常遊技状態」で左打ちされた球は、第1始動口64及び下側第2始動口71aへと入賞し得る(それぞれ1分間に約6個及び約2個程度入賞)ことによって、第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の双方が実行され得るように構成されている。
従って、第8実施形態乃至第12実施形態において上述したような、天井到達時における第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の実行状況(図185、図236、図242及び図249参照)、即ち、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示が並行して実行される状況が、第13実施形態のパチンコ機10においては発生し易くなっており、その結果、第8実施形態乃至第12実施形態のパチンコ機10において、天井到達時に第3図柄表示装置81で実行される各動的表示の変動演出及び演出用打ち方指示の制御内容がより有効に機能し易いことになる。
なお、普通図柄の可変表示の当たり確率や可変表示の可変表示時間は、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、「通常遊技状態」等より「確率変動状態」等の方が普通図柄に当選し易い確率であれば如何様な割合でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の当たり確率を1/100程度として当たり難くなるように構成してもよいし、「確率変動状態」における普通図柄の当たり確率を50/100=1/2程度としてもよいし、普通図柄の低確率状態において当たりに当選しないように構成してもよい。また、「通常遊技状態」より「確率変動状態」等の方が可変表示時間が短ければ如何様な時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の可変表示時間を「30秒」以上の長い時間(例えば、「100秒」)としてもよいし、「10秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。
また、普通電役72の開放時間や開放回数も、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、普通電役72の開放時間として、「通常遊技状態」等より「確率変動状態」等の方が遊技者にとって有利な開放時間であれば如何様な開放時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」等における普通電役72の開放時間を「1秒」以上(例えば、「5秒」)に設定してもよいし、開放回数を「1回」以上(例えば、「3回」)に設定してもよい。また、「確率変動状態」等における普通電役72の開放時間を「5.8秒」以上の長い時間(例えば、「10秒」)としてもよいし、「5.8秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。さらに、「確率変動状態」等における普通電役72の開放回数を「1回」以上の多い回数(例えば、「5回」)としてもよい。
以上、説明したように、第13実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64の下方に、普通電役72bが開放状態である場合にのみ球が入球し得る下側第2始動口71aが配設されている。また、普通図柄の低確率状態における普通図柄の当たり確率は、70/100となり(図255参照)、普通図柄の可変表示において当たりが導出され易いように設定されており、該普通図柄の低確率状態において普通図柄に当選した場合の普通電役72bの開放時間が「1.0秒」となっている。このため、「通常遊技状態」において、左打ち遊技によって発射された球が下側第2始動口71aへと入賞し得るように構成されている。その結果、「通常遊技状態」で左打ちされた球は、第1始動口64及び下側第2始動口71aへと入賞し得る(それぞれ1分間に約6個及び約2個程度入賞)ことによって、第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の双方が実行され得るように構成されている。
従って、第8実施形態乃至第12実施形態において上述したような、天井到達時における第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の実行状況(図185、図236、図242及び図249参照)、即ち、「通常遊技状態」において第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示が並行して実行される状況が、第13実施形態のパチンコ機10においては発生し易くなっており、その結果、第8実施形態乃至第12実施形態のパチンコ機10において、天井到達時に第3図柄表示装置81で実行される各動的表示の変動演出及び演出用打ち方指示の制御内容がより有効に機能し易いことになる。
その他、第13実施形態におけるパチンコ機10は、第8実施形態至第12実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部または複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部または複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、右打ち遊技において発射された球が入賞し得る入賞口として上側第2始動口71と下側第2始動口71aと可変入賞装置65を第3図柄表示装置81の正面視右側に配置している。これに対し、右打ち遊技において発射された球が入賞し得る入賞口として、第3図柄表示装置81の正面視右側に一般入賞口63を配置し、右打ち遊技で遊技が行われる遊技状態において該一般入賞口63に球が一定程度(例えば、100発中10個)入賞し得るように構成し、右打ち遊技において上側第2始動口71、下側第2始動口71a又は可変入賞装置65以外にも遊技者に賞球を払い出し得るように構成する。このように構成することで、右打ち遊技時に遊技者の持ち球の消費を抑えつつ遊技を行わせることができる。特に、入賞補助機能が作動しない「潜伏確率変動状態」において一般入賞口63への入賞に基づく賞球を払い出し得ることで、遊技者の持ち球の消費を抑えることが可能となる。
<変形例2>
上記実施形態では、一方の第1特別図柄又は第2特別図柄が大当たりとなる動的表示を実行中に、他方の第2特別図柄又は第1特別図柄の動的表示が実行を開始する場合、他方の第2特別図柄又は第1特別図柄の動的表示の抽選は、大当たり以外の乱数値(即ち、ハズレとなる乱数値)からのみ抽選するように構成している。これに対し、一方の第1特別図柄又は第2特別図柄が大当たりとなる動的表示を実行中に、他方の第2特別図柄又は第1特別図柄の動的表示が実行を開始する場合、他方の第2特別図柄又は第1特別図柄の動的表示においても大当たりに当選し得るように構成してもよい。この場合、一方の特別図柄のハズレの変動表示中に、他方の特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、該大当たりの変動表示の終了時に、ハズレの動的表示の変動を一旦停止させ、該大当たり遊技の終了時に、該ハズレの変動表示を再開するように構成してもよい。
<変形例3>
上記実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とを使用して、「確率変動状態」が発生し得るパチンコ機10で構成している。これに対し、第1特別図柄および第2特別図柄に大当たり以外に小当たりに当選し得るように構成し、該小当たり遊技への当選に基づいて開放される小当たり用可変入賞装置を設ける。そして、小当たり用可変入賞装置内に球が通過することに起因して大当たり及び「時短機能」が付与される時短領域(所謂、V領域)を備えたパチンコ機(所謂、1種2種混合機)を用い、「時短機能」の付与回数に応じて、該「時短機能」が付与されるか否かを異ならせるように構成する。このように構成することで、「時短機能」が付与される遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例4>
上記実施形態では、「確率変動状態」の終了条件を、特別図柄の動的表示の実行回数(所謂、STタイプ)や、次の大当たりへの当選(所謂、ループタイプ)によって終了するように構成している。これに対し、特別図柄の動的表示において大当たり以外の所定の抽選結果が導出された場合に「確率変動状態」が終了(所謂、転落機能)するパチンコ機(所謂、転落タイプ)を用いてもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。この場合、「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」(例えば、第1遊技状態)において、上記転落抽選に該当(例えば、非導出移行手段)して「時間短縮状態」又は「通常遊技状態」(例えば、第2遊技状態)に移行した場合であっても、直ちに「時間短縮状態」又は「通常遊技状態」の演出には移行せず、「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」における演出(例えば、第1演出)を継続して行う(例えば、演出継続手段)。そして、所定条件の成立(例えば、「時短機能」の終了時や演出変化抽選に当選等)によって、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態」に対応する画面(例えば、第2演出)を実行するように構成する。このように構成することで、「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」において転落抽選に該当した場合であっても、転落したか否かを遊技者に認識し難くして、遊技の興趣を向上することができるとともに、所定条件が成立した場合には、遊技者に遊技状態(遊技結果)を明確に認識させることが可能となり、遊技者に理解し易い遊技仕様および演出を実行することができる。なお、「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」において、転落抽選に該当した場合に、その旨を遊技者に示唆可能な演出を実行するように構成してもよい。
<変形例5>
上記実施形態では、「確変機能」が付与されることとなる大当たり種別が選定されることで特別図柄の高確率状態が発生するように構成されている。これに対し、所定の「確変機能」の付与回数ごとに、「確変機能」が発生しない大当たり種別が選定される所謂確変リミッタ機能を設けるように構成してもよい。また、所定の大当たり回数ごとに、普通図柄の高確率状態が発生しない大当たり種別が選定される所謂時短リミッタ機能を設けるように構成してもよい。このように構成することで、遊技者に連続的に過度な遊技価値の付与を抑制することができるとともに、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例6>
上記実施形態では、普通電役72及び可変入賞装置65は、普通図柄又は特別図柄への当選に基づいて開放され得るように構成されている。これに対し、球が通過することによって他の入賞口を閉塞している可動役物(所謂、非電動役物)を開放させる通過口を搭載したパチンコ機を用いてもよい。
<変形例7>
上記実施形態では、大当たりに当選した場合に、該大当たり終了後に「時短機能」が付与される遊技状態が発生するように構成されている。これに対し、特別図柄の動的表示において大当たり(小当たり)以外の所定図柄(例えば、時短図柄)が導出された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される状態に遷移するように構成してもよい。このように構成することで、一方の特別図柄の動的表示中に、「時短機能」によって実行され易くなる他方の特別図柄の動的表示に基づく天井到達の現象が発生し得るため、「時短機能」が付与されるバリエーションを豊富にしつつ、第3図柄表示装置81で実行中となっていた第1特別図柄の変動演出が終了したタイミングにおいて演出用打ち方指示が表示されることにより、遊技者は違和感なく右打ち遊技を開始することができる。
<変形例8>
上記実施形態では、特別図柄の低確率状態における第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の合計実行回数が、大当たりに当選せずに所定回数(例えば、「1000回」)実行された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される(所謂、天井機能)ように構成されている。これに対し、第1特別図柄の動的表示の積算実行回数と第2特別図柄の動的表示の積算実行回数とでそれぞれ個別に上記所定回数を計数してもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ上記所定回数が異なるように構成してもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例9>
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを同時並行的に実行可能に構成している。これに対し、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図2優先変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよい。具体的には、第2特別図柄の動的表示(例えば、遊技結果示唆演出)の実行中に、第1特別図柄の動的表示(例えば、特定演出)の実行契機が得られた場合、該第2特別図柄の動的表示の実行中は、第1特別図柄の動的表示の開始を保留するように構成してもよい。また、第1特別図柄の動的表示を第2特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図1優先変動)するように構成してもよい。具体的には、大当たり遊技の発生有無を示唆する第1特別図柄の動的表示(例えば、遊技結果示唆)の実行中に、大当たり遊技の発生有無を示唆する第2特別図柄の動的表示(例えば、特定演出)の実行契機(例えば、発生条件)が得られた場合でも第1特別図柄の動的表示は引き続き継続させ(例えば、継続手段)、該第1特別図柄の動的表示の実行中は、第2特別図柄の動的表示の開始を保留(例えば、特定演出待機手段)させ、第1特別図柄の動的表示が終了した場合に、保留されていた第2特別図柄の動的表示を開始(例えば、特定演出実行手段)するように構成してもよい。この場合、第2特別図柄の動的表示が保留されていることを示す保留表示(例えば、関連演出)を表示するように構成する(例えば、関連演出実行手段)。さらに、入賞した順に動的表示を実行(所謂、入賞順変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。なお、保留されていた第2特別図柄又は第1特別図柄の動的表示(変動演出)を実行する場合、第3図柄表示装置81において、対応する保留図柄を引き続き継続して実行保留図柄として表示し続け(例えば、関連継続手段)、該変動演出の終了時、若しくは、該変動演出の適宜タイミング(例えば、「スーパーリーチ」の変動要素の開始時)等に上記実行保留図柄を消去するように構成してもよい。
<変形例10>
上記実施形態では、「時短機能」の終了条件として、特別図柄の動的表示の所定実行回数や、大当たりへの当選に基づいて終了するように構成している。これに対し、小当たり遊技への当選回数や、大当たりと異なる時短終了図柄の導出に基づいて「時短機能」が終了するように構成してもよい。このように構成することで、入賞補助状態の終了条件を多様化して、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。また、「時短機能」の有効時に、特別図柄の保留球数が所定数(例えば、保留満タン(即ち、4個)や、保留満タンに対して一定数の保留貯留(例えば、2個))貯留されたことを契機として、「時短機能」を終了するように構成してもよい。
<変形例11>
上記実施形態では、「通常遊技状態」における各特別図柄の動的表示の実行終了時において、第3図柄表示装置81に表示している天井到達カウンタ81cの値を更新するように構成している。これに対し、各特別図柄の動的表示の実行開始時に更新するように構成してもよい。
<変形例12>
上記実施形態では、「通常遊技状態」において天井到達する場合に選択され得る変動パターンは、天井到達前に選択され得る変動パターンと同様に、多様な変動時間が選択され得るように構成されている。これに対し、天井到達時に選択され得る変動パターンが一定となるように構成してもよい。このように構成することで、天井到達時の変動時間が固定化され、天井到達報知演出を一定時間で実行できるようになる。また、第1特別図柄の動的表示において長時間となるハズレ又は小当たり変動を実行中に、第2特別図柄の動的表示によって天井到達した場合のように、天井到達しているにもかかわらず、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出を長時間に亘って実行し続けるような状態を回避できる。
<変形例13>
上記実施形態では、普通図柄の低確率状態において70/100で当たりに当選し、普通電役72が可動し得るように構成している。これに対し、普通図柄の低確率状態においては当たりに当選せず、普通図柄の高確率状態でのみ当たりに当選(例えば、100%当選)するように構成してもよい。このように構成することで、普通図柄の低確率状態で普通電役72が可動して下側第2始動口71aに球が入賞することを確実に防止することができる。その結果、遊技仕様通りの遊技性を確実に実現することが可能となる。
<変形例14>
上記実施形態では、大当たり遊技において、1の可変入賞装置65を開放するように構成している。これに対し、大当たり遊技において開放し得る入賞口を複数設け、大当たり種別又は小当たり種別に応じて、該複数の入賞口を開放するように構成してもよい。このように構成することで、一方の可変入賞装置の閉鎖後、直ちに他方の可変入賞装置を開放させることで、インターバル時間を極力少なくして大当たり遊技の時間短縮に寄与することができる。
<変形例15>
上記実施形態では、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じてそれぞれ1種類ずつ設けている。これに対し、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じて、複数種類の可変表示時間の中から抽選で選定するように構成してもよい。具体的には、「通常遊技状態」において、普通図柄の可変表示時間を、「1秒」、「3秒」、「5秒」、「10秒」又は「30秒」の中から抽選により決定する。このように構成することで、右打ち遊技が奨励されていない「通常遊技状態」において、右打ち遊技してスルーゲート67に球を通過させて普通図柄の可変表示を行い、その導出タイミングに応じて開放され得る普通電役72に向けて球を発射しても、下側第2始動口71aの開放タイミングが複数になることで、下側第2始動口71aへの入賞を抑制することができる。
<変形例16>
上記実施形態では、第1特別図柄の抽選において大当たり(、小当たり)又はハズレの中から当選役を選定するとともに、第2特別図柄の抽選においても大当たり(、小当たり)又はハズレの中から当選役を選定するように構成している。これに対し、第1特別図柄の抽選のみにおいて小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、第2特別図柄の抽選においてのみ小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選において小当たりを設けず、大当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選において小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよい。
<変形例17>
上記実施形態では、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行回数に応じて遊技状態を変更(例えば、「確率変動状態」から「通常遊技状態」)に移行するように構成している。これに対し、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示以外の所定演出(例えば、「リーチ表示」や特定役当選に基づく特定演出等)の実行回数に応じて遊技状態を変更可能に構成してもよい。
<変形例18>
上記実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ保留球数を計数し、それぞれの保留球数ごとに各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成している。これに対し、第1特別図柄と第2特別図柄との合計保留球数に応じて各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成してもよい。
<変形例19>
上記実施形態では、天井到達報知演出を、「普図低確時間短縮状態」に到達し得る1回前の特別図柄の変動演出で行うように構成している。これに対し、天井到達報知演出を、「普図低確時間短縮状態」に到達し得る複数回前の特別図柄の変動演出から、複数の特別図柄の変動演出に亘って継続的に実行するように構成してもよい。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、それぞれ1種類で構成している。これに代えて、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は/及び、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、複数種類設けるように構成してもよい。さらに、小当たり種別に応じて「時短機能」を終了するか否かを異ならせるように構成してもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、遊技状態ごとに奨励される特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて実行し、奨励されていない特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmで実行しないように構成している。これに代えて、奨励されていない特別図柄の変動演出を、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて所定態様で実行するように構成してもよい。具体的には、例えば、奨励されている特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで目立つように(中央部分、大部分、奨励されていない特別図柄の変動演出より大きい領域、図柄表示態様を濃く実行等)実行する一方、奨励されていない特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで、奨励されている特別図柄の変動演出より目立たないように(隅部、小部分、奨励されている特別図柄の変動演出より小さい領域、図柄表示態様を薄く等)実行するように構成する。このように構成することで、第3図柄表示装置81によって複数の特別図柄の変動演出の実行態様を把握することが可能となる。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第1特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成するとともに、第2特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第2特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成している。換言すると、第1特別図柄の動的表示の保留球数は第1特別図柄の動的表示にのみ影響し、第2特別図柄の動的表示の保留球数は第2特別図柄の動的表示にのみ影響するように構成している。これに代えて、一方の特別図柄の動的表示の保留球数が、他方の特別図柄の動的表示の変動時間に影響するように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の動的表示の変動時間を、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数との合計保留球数に応じて変化するように構成する。このように構成することで、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数とが混在する状態において、特異な変動時間を選択し得るように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、確率設定値を「1」~「6」の6段階で変更可能として、大当たり確率及び/又は第2図柄の当たり確率を変更可能としたが、確率設定値が変更可能な段階は6段階に限らず、任意の段階に変更可能としてもよい。
上記実施形態では、確率設定値を変更することにより、大当たり確率を変更する場合について説明したが、普通図柄の当たり確率や、小当たりの当選確率を変更するようにしてもよい。
また、立ち上げ処理の中で確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合に、「1」~「6」の範囲の中から特定の確率設定値(例えば「1」)を確率設定値として強制的に設定するようにしてもよい。なお、遊技途中で(例えば、タイマ割込処理の中で)確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合は、確率設定値を強制的に特定の確率設定値に設定しないほうがよい。これは、遊技途中で大当たり確率が突然変更さえることにより、遊技者が何らかの不利益を被ることを抑制するためである。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含める場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を除いてもよい。この場合、RAM判定値が正常か否かの判定を行う前に、確率設定値が正常の範囲にあるか否かを判定し、正常の範囲内になければ、強制的に設定変更処理を実行してホール関係者等に確率設定値の変更を行わせたり、ホール関係者等にパチンコ機10を設定変更モードで再立ち上げさせるように促したり、確率設定値として正常範囲内の特定の確率設定値を強制的に設定してもよい。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含めない場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を含めてもよい。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、又は、設定変更スイッチをオンすることによって、確率設定値を更新する場合について説明したが、これを設定キー501にて行えるようにしてもよい。具体的には、設定キー501を、オン状態から更にオフ側とは反対方向に設けた設定変更位置まで回動可能にし、設定変更位置まで設定キー501が回されると、自動でオン状態に設定キー501が戻るように付勢して構成する。そして、設定キー501をオン状態から設定変更位置まで回動させる度に、確率設定値が更新されるようにする。これによっても、確率設定値の変更を容易に行うことができる。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、設定キー501をオフ状態にすることによって、又は、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、確率設定値を確定する場合について説明したが、これを別に設けたスイッチ、例えば、設定確定スイッチが操作されることで行えるようにしてもよい。この設定確定スイッチは、例えば、「設定変更モード」中に操作されることにより、確率設定値を確定するためのスイッチであり、基板ボックス100に設けられた孔から主基板より突出して設けられ、基板ボックス100を開封しなくても、ホール関係者等によって操作可能にしてもよい。これによっても、確率設定値の確定を容易に行うことができる。
上記実施形態では、パチンコ機10の電源オン時に「設定変更モード」又は「設定確認モード」で立ち上げる場合に、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定していた。これに対し、少なくとも内枠12の開放を必須条件とし、その他、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定するように構成してもよい。また、内枠12の開放を設定変更又は設定確認の条件とするか否かをホールが選択可能に設定できるように構成してもよい。
上記各実施形態では、RAM消去スイッチ503を主制御装置110に搭載していた。これに対し、RAM消去スイッチ503を電源装置115や払出制御装置111に搭載するように構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501により、大当たり確率等を変更可能に構成していた。これに対し、設定キー501により、1の入賞口に入賞した場合に払い出される賞球数(例えば、3個→5個への変更)や、入賞口への入賞を補助する可動役物の駆動時間(3秒→5秒への変更)や駆動幅(例えば、20mm→30mmへの変更)、或いは、球の流下態様に影響を与える部材(例えば、球が転動可能なステージやクルーン)の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)、パチンコ機10自体の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)等、遊技者に対する有利度合いに関する設定を複数段階に変更可能に構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501の鍵孔をパチンコ機10の裏面側に向くように構成していた。これに対し、設定キー501の鍵孔の向きを、パチンコ機10の横方向(左方向又は右方向)や、パチンコ機10の斜め方向、或いは、パチンコ機10の前面側を向くように構成してもよい。
上記実施形態において、大当たり乱数値同士、小当たり乱数値同士、及び、ハズレ乱数値同士を連続的な値とし、大当たりか否かや、小当たりか否かを範囲判定(例えば、「0」以上「49」以下か否か)可能に構成し、主制御装置110の制御負担を軽減するように構成していた。これに対し、遊技価値を付与する各乱数値(即ち、大当たり乱数値および小当たり乱数値)を連続的な配置ではなく、分散(散逸)して配置するように構成してもよい。具体的には、例えば、「0~999」で更新される大当たり乱数カウンタC1の場合に、大当たり乱数値として「7,341,555,777,831」とし、小当たり乱数値として「77,175,223,315,415,526,634,717,845」としてもよい。
ここで、パチンコ機10の状況にかかわらず大当たり乱数値となる値(例えば、低確率状態および高確率状態において、「0~50」であれば大当たり)が連続的に存在していた場合、その値が外部から予測され得る可能性があり、不正に大当たりを引き当てられる可能性が高くなるおそれがある。よって、上記変形例のように構成することで、遊技価値を付与する各乱数値を外部から予測困難にし、不正に対する抑制効果を高め、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
また、上述した変形例において、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている低確率状態用の大当たり乱数値と、高確率状態用の大当たり乱数値とで、重複した値とならないように、それぞれ大当たり乱数値を設定してもよい。このように構成することで、状況に応じて(即ち、パチンコ機10が高確率状態か低確率状態か、に応じて)、大当たりとなる乱数の値を変えることで、大当たりとなる乱数の値が予測され難くすることができるので、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、タイマ割込処理等のソフトウェアの処理で大当たり乱数カウンタC1や大当たり種別カウンタC2等を更新するように構成していた(所謂、ソフト乱数)。これに対し、更新周期が上記ソフト乱数より速い乱数生成ICによって大当たり乱数カウンタC1等を更新するように構成してもよい(所謂、ハード乱数)。このように構成することで、外部から更新中の乱数値の把握を困難にし、セキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、設定値が増加するごとに均等に大当たり乱数値が増加するように構成していた。これに対し、設定値が増加するごとに不均等又は所定割合で大当たり乱数値(又は小当たり乱数値)を増加するように構成してもよい。具体的には、例えば、設定値「1」から「3」までは、大当たり乱数値を「2」ずつ増加させる一方、設定値「4」から「6」までは、大当たり乱数値を「5」ずつ増加させる。このように構成することで、設定差によって付与され得る遊技価値が大きく変化し、設定差による抑揚(メリハリ)のある遊技を提供可能に構成し、遊技の興趣を向上することができる。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数カウンタC1の値における対応役を変化するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり種別カウンタC2又は小当たりの内容を決定する小当たり種別カウンタ(図示せず)の値に対応する大当たり種別を変化させ、大当たり種別又は小当たり種別の選択割合が変化することによる設定差が生じるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(即ち、大当たり乱数値)を変更して、その変更分を遊技価値を付与しない乱数値(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成していた。これに対し、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(例えば、大当たり乱数値)を変更した場合に、その変更分を、他の遊技価値を付与する乱数値(例えば、小当たり乱数値)から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定毎に付与され得る遊技価値に差を設け、設定毎に抑揚(メリハリ)のある遊技を提供し、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲(以下、「再大当たり乱数値の範囲」と称する)」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。ここで、「再大当たり乱数値の範囲」として、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分が対応するように構成する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、設定変更によっても変化しない大当たり乱数値と小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、当否判定の制御プログラムにおいて、固定的な乱数値の基本的な当否判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、乱数値の個数が多い順(又は少ない順)に各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、設定変更に伴い増加される「大当たり乱数値の範囲」を、設定変更に伴い減少される乱数値(即ち、「ハズレ乱数値の範囲」)と隣接(隣り合う)ように大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)するように構成してもよい。具体的には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、小当たりの当否判定の制御プログラムにおいて、小当たり乱数値の判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合、特別図柄の大当たり確率が向上(2倍以上アップ)するように構成されていた。これに対し、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合に、特別図柄の小当たり確率を向上するように構成してもよい。また、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合に、特別図柄の大当たり確率の上昇度合いを2倍以上(例えば、10倍)に設定してもよい。さらに、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合に、大当たり確率と小当たり確率とを共に向上(例えば、大当たり確率を5倍、小当たり確率も5倍)に設定してもよい。
上記実施形態では、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率と、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率とが同等となるように構成されていた。これに対し、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率より高くなるように構成してもよいし、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率より低くなるように構成してもよい。
上記実施形態では、特別図柄の低確率状態および高確率状態とにおいて、いずれの状態でも大当たり確率において設定差が生じるように構成していた。これに対し、いずれか一方の状態(低確率状態又は高確率状態)における大当たり確率の設定差を無くし、他方の状態(高確率状態又は低確率状態)における大当たり確率に設定差を設けるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させて、その大当たり乱数値の増加分をハズレ乱数値から補填するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させ、その大当たり乱数値の増加分を小当たり乱数及びハズレ乱数値から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定変更に基づく大当たり乱数値の個数の変更分を、小当たり乱数値及びハズレ乱数値のそれぞれから補填することが可能となり、大当たり乱数値の変更分を固定的な1の所定乱数値から補填する必要がなくなる。よって、上記所定乱数値の個数を、大当たり乱数値の変更分、1の所定乱数値から確保する必要性がなくなるので、遊技仕様の設計時における制約がなくなり、遊技仕様の設計自由度を高め、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、下側第2始動口71aに対して普通電役72を配設し、該普通電役72の開閉態様に応じて下側第2始動口71aへの球の流入態様が異なるように構成している。これに対し、上側第2始動口71に対して普通電役72を配設し、該普通電役72の開閉態様に応じて上側第2始動口71への球の流入態様が異なるように構成してもよいし、第1始動口64に対して普通電役72を配設し、該普通電役72の開閉態様に応じて第1始動口64への球の流入態様が異なるように構成してもよい。
上記実施形態では、突出状態と没入状態とに変位する普通電役72を用い、普通電役72の没入タイミングと没入時間とを各遊技状態で変更することで本発明の遊技性を実現するように構成されている。これに対し、回動式の羽根部材を用い、羽根部材の作動タイミングと作動時間とを各遊技状態で変更することで、本発明の遊技性を実現するように構成してもよい。具体的には、例えば、下側第2始動口71aの左右両側に羽根部材を配置し、羽根部材が非作動状態(例えば、直立状態)では、球が羽根部材の外側(非転動側)に衝突し、そのまま下流側へ流下するように構成する。一方、羽根部材が回動した作動状態(直立状態から右側へ120度傾倒状態)では、球が羽根部材の内側(転動側)に衝突し、該羽根部材の内側を下側第2始動口71a側に向けて転動するように構成する。このように構成することで、羽根部材の回動態様は、普通電役72の出没による駆動態様より、羽根部材自体が作動する領域が大きく駆動されたか否かを認識し易いため、普通図柄の可変表示で当選したか否かを遊技者に認識し易くすることができる。
特図1用第4図柄表示領域87と特図2用第4図柄表示領域88との表示態様及び表示位置を、主表示領域Dmで変動演出している第1特別図柄又は第2特別図柄に応じて変更するように構成してもよい。具体的には、例えば、主表示領域Dmで実行されている特別図柄に対応して、実行されている方の第4図柄表示領域87,88を上側に位置させたりアラビア数字で表示したり赤色で表示し、実行されていない方の第4図柄表示領域88,87を下側に位置させたり上記アラビア数字と異なる表記(例えば、漢数字やローマ数字)で表示したり赤色とは異なる色(例えば、青色)で表示するように構成する。このように構成することで、実行されている変動演出を識別して表示しつつ、いずれの特別図柄が実行されているかを認識し難く構成し、現在滞在している遊技状態を遊技者に認識し難く構成することで、遊技状態を推測する遊技性が生まれ、遊技の興趣向上を図ることができる。
警報音に関し、左打ち遊技が推奨される遊技状態においてスルーゲート67を球が通過した場合にもれなく出力するのではなく、さらに特定の条件が成立した場合に警報音を出力するように構成してもよい。具体的には、例えば、このように構成することで、意図的に遊技仕様より多くの出玉を得ようとする悪意ある遊技者の行為に対してのみ警報音を出力し、不慣れな遊技者や操作ミスによる善意の右打ち遊技に対しては警報音を出力しないことで、不正遊技を抑制しつつ、遊技者の遊技意欲の低下も抑制して、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり確率において、いずれの遊技状態でも同等程度となるように構成してもよい。具体的には、例えば、特別図柄の大当たり確率が低い「通常遊技状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100にするとともに、特別図柄の大当たり確率が高い「確率変動状態」や「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100や51/100等、「通常遊技状態」等における普通図柄の当たり確率と同一又は同等程度となるように構成する。このように構成することで、普通図柄の当たりに基づく普通電役72の開放に関し、普通図柄の可変表示時間と普通電役72の開放時間とを考慮し、普通図柄の当たり確率を考慮せずに出玉率等を算出することが可能となることで、各遊技状態における遊技仕様の設計を容易化可能となる。
大当たりに当選した大当たり図柄ごとに、該大当たり以降に選択される特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「確率変動状態」を発生させ得る大当たり図柄である1図柄、3図柄、5図柄、7図柄のうち、1図柄で当選した場合には「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的長めの変動時間が選択され易い「両ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、3図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的短い変動時間が選択され易い「特1ロング特2ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。さらに、5図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的短めの変動時間が選択され易い「両ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、7図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的短めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い「特1ショート特2ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。このように構成することで、大当たりした図柄の種類によって、大当たり後の遊技状態において、先に導出され得る特別図柄を異ならせることができ、例えば、いずれの特別図柄が先に停止するか否かによって、遊技状態毎に大当たりが先に現出させる確率を異ならせることができる。よって、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
特別図柄の変動回数に基づいて、該特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「潜伏確率変動状態」において、大当たり終了後1回目~10回目の特別図柄の変動演出に関しては、比較的長めの変動時間が選択され易いように構成し、11回目以降の特別図柄の変動演出に関しては、比較的短めの変動時間が選択され易いように構成する。このように構成することで、遊技にメリハリを設けつつ、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり種別を複数種類設けてもよい。具体的には、例えば、普通電役72が1回開放される1回開放当たりと、出没板72aが3回開放される3回開放当たりと、普通電役72が3回かつ長く開放される3回ロング開放当たりとを設ける。このように構成することで、「確率変動状態」や「普図高確時間短縮状態」において遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、「通常遊技状態」→「普図高確時間短縮状態」→「普図低確時間短縮状態」→「確率変動状態」→「潜伏確率変動状態」の順で遊技者にとって有利な遊技状態としていた。これに対し、「通常遊技状態」より遊技者にとって不利な遊技状態として、「普図高確時間短縮状態」や「潜伏確率変動状態」、「確率変動状態」が位置づけられるように遊技仕様を設定してもよい。具体的には、例えば、第1特別図柄の始動口を、普通電役72が付属した第2特別図柄の始動口の上流側に設け、「通常遊技状態」では、普通電役72が作動し難いことによって、第2特別図柄より遊技者にとって有利な第1特別図柄の抽選契機を受け易い一方、「普図高確時間短縮状態」では、普通電役72が作動し易いことによって、第1特別図柄より遊技者にとって不利な第2特別図柄の抽選契機を受け易いように構成する。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
右打ち遊技を示唆する右打ち示唆表示が現出される場合に、第4図柄表示領域87,88の表示位置を変更するように構成してもよい。具体的には、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」等では、副表示領域Dsの右小領域Ds3に第4図柄表示領域87,88を表示する一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」等では、右打ち示唆表示を右小領域Ds3に表示する一方、第4図柄表示領域87,88を左小領域Ds1に表示する。このように構成することで、遊技状態に応じた遊技仕様を遊技者に認識させ易くすることができる。
上記実施形態では、同時に実行され得る複数の特別図柄の動的表示に関し、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行い、非奨励の特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行わないように構成している。これに対し、同時に実行され得る複数の図柄(例えば、特別図柄と普通図柄)の演出に関し、遊技状態、遊技仕様、付与される遊技価値、或いは、実行頻度等によって、実行すべき演出の優先順を予め設け、該優先順に応じた演出を優先的に実行し、優先順が低い演出に関しては、演出規模を小さくしたり、演出自体を実行しない等、優先順位が高い演出に比べて遊技者が認識し難くなるように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第1特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示したり、第2特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第2特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示してもよい。このように構成することで、遊技を行う上で遊技者に認識させたい演出を優先的に実行しつつ、優先順位が低い演出規模を小さく(なくす)ことで、遊技者が煩わしさを感じない演出を実行することができる。
上記実施形態では、主制御装置110から各コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信され、その音声ランプ制御装置113から表示制御装置114に対して表示の指示がなされるよう構成したが、主制御装置110から表示制御装置114に直接コマンドを送信するものとしてもよい。また、表示制御装置に音声ランプ制御装置を接続して、表示制御装置から各音声の出力とランプの点灯を指示するコマンドを音声ランプ制御装置に送信するよう構成してもよい。さらに、音声ランプ制御装置と表示制御装置とを1の制御装置として構成するものとしてもよい。これらを1つの制御装置とすることで、部品点数が削減でき、パチンコ機のコスト増加を抑制することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113にて実行されるコマンド判定処理(S1111)において、いずれかの停止種別コマンドを受信すれば必ず対応する変動開始フラグ223a,223bをオンに設定する場合について説明したが、各変動パターンコマンドの受信があった上で対応する停止種別コマンドを受信した場合に、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。これにより、各変動パターンコマンドの受信がなく、いずれかの停止種別コマンドを受信したような場合に、おかしな変動演出が実行されることを抑制できる。
また、各変動パターンコマンドを受信したタイミングで、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。この場合、音声ランプ制御装置113にて実行される変動演出処理(S1110)では、各変動開始フラグ223a,223bがオンされたことに基づいて、各変動パターンコマンドにより抽出した変動パターンを表示制御装置114へ通知する各表示用変動パターンコマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113にて各停止種別コマンドの受信を待つことなく、表示制御装置114に対して、この各表示用変動パターンコマンドに基づき、各変動演出を第3図柄表示装置81に実行させることができる。なお、この場合、音声ランプ制御装置113では、各停止種別コマンドを受信したタイミングで、該停止種別コマンドより抽出された停止種別を表示制御装置114へ通知するための表示用停止種別コマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。そして、表示制御装置114では、この表示用停止種別コマンドに基づいて、第3図柄表示装置81に実行させた変動演出の停止図柄を決定してもよい。
上記実施形態において、デモ演出は、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄からなる第3図柄を停止表示させてもよい。また、数字の付された主図柄または数字の付されていない主図柄からなる第3図柄を、半透明状態で停止表示させてもよい。また、第3図柄を表示させずに背面画像だけを変化させるものであってもよい。また、変動表示で用いられる第3図柄や背面画像とは全く異なるキャラクタや背面画像を表示させてもよい。
上記実施形態において、変動演出が行われる第3図柄表示装置81にて連続予告演出を実行してもよいし、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置を設け、第3図柄表示装置81で実行される変動演出と合わせて、第4図柄表示装置に第4図柄を表示させることによって、連続予告演出を実行してもよい。この場合、第4図柄表示装置の制御を表示制御装置114で行ってもよいし、音声ランプ制御装置113で行ってもよい。また、各種演出に応じて作動する役物をパチンコ機10に設け、その役物を変動演出と合わせて所定の態様で作動させることによって、連続予告演出を実行してもよい。また、音声ランプ制御装置113の制御により、パチンコ機10の音声出力装置226から連続予告演出用の音声を出力させることによって、連続予告演出を実行してもよいし、パチンコ機10の電飾部29~33を変動演出と合わせて点灯または点滅させることによって、連続予告演出を実行してもよい。
これにより、第3図柄表示装置81(および特別図柄表示装置37)において変動演出が行われる度に、連続して第4図柄表示装置に図柄が表示されたり、役物が所定の態様で作動したり、音声出力装置226から音声が出力されたり、若しくは、電飾部29~33が点灯または点滅することによって、遊技者に対して大当たりの期待感を持たせることができる。また、遊技者は、通常、変動演出が行われる第3図柄表示装置81を注視して遊技を継続して行うが、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、若しくは電飾部29~33の点灯・点滅によって連続予告演出が行われるで、遊技者に対して、通常とは異なる演出が行われたことを容易に認識させることができる。また、連続予告演出を、第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、または電飾部29~33の点灯・点滅といった簡単な制御で容易に連続予告演出を行わせることができる。
また、連続予告演出を音声出力装置226からの音声出力や、電飾部29~33の点灯または点滅によって行えば、その連続予告演出の制御は音声ランプ制御装置113によって行われるので、始動入賞時における当否判定や変動開始時の抽選処理を主制御装置110に行わせ、連続予告演出を音声ランプ制御装置113に行わせ、変動演出を表示制御装置114に行わせることで、パチンコ機10により連続予告演出を行う場合、それぞれの制御装置に各処理を分担させることができる。よって、1つの制御装置に負荷が集中するのを防ぐことができるので、各制御装置のMPUに求められる性能を低く抑えることができる。
尚、第3図柄表示装置81における連続予告演出用の図柄の表示、第4図柄表示装置における連続予告演出用の図柄の表示、役物の所定の態様での作動、音声出力装置226からの音声出力、及び、電飾部29~33の点灯または点滅のうち、少なくとも2以上を組み合わせ、それぞれを連動させて制御することにより、連続予告演出を実行してもよい。これにより、より多彩な連続予告演出を実行させることができる。また、連続予告演出の実行方法(第3図柄表示装置81による表示、第4図柄表示装置による表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、電飾部29~33の点灯または点滅、又は、それらの組み合わせ)を変えることで、連続予告演出終了後の遊技状態に応じて選定される連続予告演出態様を複数用意してもよい。
また、連続予告演出が行われる場合に、変動演出とは別の連続予告演出用の画像が第3図柄表示装置81に表示させてもよいし、連続予告演出を、変動演出が終了したときに表示される停止図柄として、所定の図柄の組み合わせである、所謂「チャンス目」を表示させることによって行ってもよい。この場合、表示制御装置114のMPUで実行されるコマンド判定処理にて連続予告コマンドの受信を判断すると、チャンス目に対応する停止図柄判別フラグをオンにすると共に、その他の停止図柄判別フラグをオフに設定するようにしてもよい。コマンド判定処理では、停止識別コマンド処理の後にその他コマンド処理の中で連続予告コマンドに対応する処理を実行するので、表示用停止識別コマンドの受信によって設定された停止図柄に代えて、チャンス目が停止図柄として設定される。よって、変動停止時にチャンス目を確定表示させることができる。そして、第3図柄表示装置81において、変動演出ごとに停止図柄としてチャンス目が連続して表示されれば、遊技者に対して、最終的に大当たりが得られる期待感を持たせることができる。
上記実施形態において、主制御装置110は、第1始動口64、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞(始動入賞)があった場合に、「1」加算された保留球数を音声ランプ制御装置113へ通知する保留球数コマンドに対して、該始動入賞に伴いカウンタ用バッファより取得された各カウンタC1~C3,CS1をそのまま含めて、音声ランプ制御装置113へ送信する場合について説明したが、保留球数コマンドに含めるカウンタの種類は、カウンタC1~C3,CS1の一部であってもよいし、その他のカウンタの値を含めてもよい。また、主制御装置110より音声ランプ制御装置113に対して始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を通知する場合に、これらの各カウンタの値を示す情報を保留球数コマンドに含めて通知するのではなく、保留球数コマンドとは別のコマンドに各カウンタの値を示す情報を含めて、これらの値を音声ランプ制御装置113に対して通知してもよい。別のコマンドとしては、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する専用のコマンドであってもよいし、変動パターンコマンドや停止図柄コマンド等、別の情報を音声ランプ制御装置113へ通知するためのコマンドに、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値が加えられてもよい。別のコマンドとして、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する場合、該コマンドに、その通知する各カウンタの値が、いずれの保留回数に対応する変動演出に係るものであるかを示す情報を含めてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113は、該コマンドに含まれる保留回数に関する情報に基づいて、その保留回数に対応する先読み情報第1~第4エリアのいずれかのエリアに、該コマンドに含まれる各カウンタの値を格納することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113において、保留球数コマンドを受信した場合に、該保留球数コマンドにて示される各カウンタC1~C3,CS1の値そのものをRAM223に格納してもよいし、保留球数コマンド(又は、各カウンタの値が示されるコマンド)を受信した場合に、該コマンドにて示される各カウンタの値に基づいて、大当たりか否か、大当たりの場合の大当たり種別、外れの場合の外れ種別等の一部または全部を判定し、これらの判定結果を、該コマンドにて示される各カウンタの値に代えて、または、該カウンタの値の一部または全部とあわせて、RAM223に格納してもよい。
上記実施形態においては、第1始動口64、上側第2始動口71若しくは下側第2始動口71aへの入賞およびスルーゲート67の通過は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1始動口64、上側第2始動口71若しくは下側第2始動口71aへの入賞に対し、始動口によって別箇に最大保留球数を設定するようにしてもよく、各々の始動口における最大保留球数は「4」以外の任意の数であってもよい。また、各始動口における最大保留球数は必ずしも同一の値とする必要はなく、異なる値であってもよい。また、第1始動口64、上側第2始動口71若しくは下側第2始動口71aへの入賞に基づく変動表示の保留球数を、第3図柄表示装置81の一部において、数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよく、特別図柄表示装置37とは別体でランプ等の発光部材を設け、該発光部材によって保留球数を通知するように構成してもよい。
また、上記実施形態に示すように、動的表示の一種である変動表示は、第3図柄表示装置81の表示画面上で識別情報としての図柄を縦方向にスクロールさせるものに限定されず、横方向あるいはL字形等の所定経路に沿って図柄を移動表示して行うものであってもよい。また、識別情報の動的表示としては、図柄の変動表示に限られるものではなく、例えば、1又は複数のキャラクタを図柄と共に、若しくは、図柄とは別に多種多様に動作表示または変化表示させて行われる演出表示なども含まれるのである。この場合、1又は複数のキャラクタが、第3図柄として用いられる。
上記各実施形態では、変動演出を実行する場合に、全図柄Z1~Z3を遊技者が視認不可な程度に高速にスクロールする高速変動を表示させる場合について説明したが、この高速変動の表示に代えて、全図柄Z1~Z3をそれぞれ視認不可な程度に縮小して表示したり、全図柄Z1~Z3をそれぞれ多数の白い点がランダムに表示されるスノーノイズ状の画像として表示してもよい。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施してもよい。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施してもよい。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定表示され、その停止時の識別情報の組合せが特定のものであることを必要条件として、遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
スロットマシンでは、所定期間中に払い出された遊技媒体(コイン、メダル)の総数に対する、ボーナス(役物)により払い出された遊技媒体の数の比率が役物比率となる。そこで、各役が成立した場合に払い出される遊技媒体の数を、賞球数テーブルに代えて主制御装置のROMに格納しておき、役物比率管理チップ又は役物比率管理チップと同等の機能を実行する制御装置にて、非ボーナスゲーム期間(通常期間)において成立した(有効ライン上に図柄が揃った)役の数、ボーナスゲーム期間中において成立した役の数、AT期間中において成立した役の数を計数して、役物比率や連続役物比率を管理してもよい。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。かかる遊技機をスロットマシンに代えて使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられる、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し得る。
以下に、本発明の遊技機に加えて上述した実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。なお、以下に示す各種発明の概念は、それぞれ、他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分を、その発明の概念に追加し或いはその他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分と交換等することにより、その発明の概念を変形して構成するようにしても良い。
<A群:遊技結果示唆演出途中に特定演出を行わない>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
A群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、第3図柄表示装置81において行われる各種表示映像)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、音声ランプ制御装置113又は表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
前記所定演出実行手段は、
遊技結果を遊技者に示唆可能な遊技結果示唆演出(例えば、特別図柄の変動演出)を実行可能な示唆演出実行手段と、
前記遊技結果示唆演出と発生条件が異なる特定演出(例えば、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f))を実行可能な特定演出実行手段と、
前記遊技結果示唆演出の実行中に前記特定演出を開始させ得る発生条件が成立した場合に、前記遊技結果示唆演出を継続する継続手段(例えば、特別図柄の変動演出を継続)と、
前記遊技結果示唆演出の実行中に前記特定演出を開始させ得る発生条件が成立した場合に、少なくとも、前記遊技結果示唆演出の実行中は前記特定演出の開始を待機させる特定演出待機手段(例えば、特別図柄の変動演出中は演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f)を待機)と、を備え、
前記特定演出実行手段は、
前記特定演出待機手段によって開始が待機されている前記特定演出を、少なくとも、前記遊技結果示唆演出が終了したことを条件に実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機A0。
遊技機A0によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示手段において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機であって、前記所定演出実行手段は、遊技結果を遊技者に示唆可能な遊技結果示唆演出を実行可能な示唆演出実行手段と、前記遊技結果示唆演出と発生条件が異なる特定演出を実行可能な特定演出実行手段と、前記遊技結果示唆演出の実行中に前記特定演出を開始させ得る発生条件が成立した場合に、前記遊技結果示唆演出を継続する継続手段と、前記遊技結果示唆演出の実行中に前記特定演出を開始させ得る発生条件が成立した場合に、少なくとも、前記遊技結果示唆演出の実行中は前記特定演出の開始を待機させる特定演出待機手段と、を備え、前記特定演出実行手段は、前記特定演出待機手段によって開始が待機されている前記特定演出を、少なくとも、前記遊技結果示唆演出が終了したことを条件に実行可能に構成される。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出の開始を待機させることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該遊技結果示唆演出の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。また、遊技結果演出の実行が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができ、遊技への注目度を好適に高めることができる、という効果がある。
遊技機A0において、
前記特定演出待機手段によって前記特定演出の開始が待機されている場合に、前記特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆可能な関連演出(例えば、右打ち報知ランプ37c又は主表示用右打ち指示89)を実行する関連演出実行手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機A1。
遊技機A1によれば、遊技機A0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定演出待機手段によって前記特定演出の開始が待機されている場合に、前記特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆可能な関連演出を実行する関連演出実行手段、を備えている。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に、特定演出の発生条件が成立して該特定演出が待機されている場合でも、関連演出によって、特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆することが可能となる。よって、遊技結果示唆演出の実行中に特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出の開始を待機(保留)させることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、かつ、関連演出により特定演出の開始が待機されている旨を遊技者に認識させることが可能となり、遊技者に特定演出が待機されていることを認識させつつ、該遊技結果示唆演出の実行が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機A0又はA1において、
前記特定演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である
ことを特徴とする遊技機A2。
遊技機A2によれば、遊技機A0又はA1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定演出は、遊技状態が移行することを遊技者に示唆可能な演出である。これにより、遊技結果示唆演出の実行中は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆することを待機可能に構成することで、実行中の遊技結果示唆演出に遊技者が注目し易くして遊技結果示唆演出による興趣向上を図るとともに、その後に特定演出によって遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能にして、遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。
遊技機A1又はA2において、
前記関連演出実行手段は、
前記表示手段における前記特定演出の表示領域より小さな表示領域で前記関連演出を実行する
ことを特徴とする遊技機A3。
遊技機A3によれば、遊技機A1又はA2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記関連演出実行手段は、前記表示手段における前記特定演出の表示領域より小さな表示領域で前記関連演出を実行する。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に、特定演出の発生条件が成立して該特定演出が待機されている場合でも、関連演出によって特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆することが可能となる。よって、遊技結果示唆演出の実行中に特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、直ちに該特定演出を行わない一方、該特定演出よりは目立たないように関連演出を実行して、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となる。また、特定演出の表示領域より小さな表示領域で目立たないように関連演出を実行して、特定演出の開始が待機されている旨を遊技者に認識させることが可能となり、遊技者に特定演出が待機されていることを認識させ、遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。
遊技機A1からA3のいずれかにおいて、
前記関連演出実行手段は、
前記特定演出の実行中も前記関連演出を継続して実行可能な関連継続手段(例えば、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f)と主表示用右打ち指示89とを第3図柄表示装置81に同時に表示)、を備えている
ことを特徴とする遊技機A4。
遊技機A4によれば、遊技機A1からA3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記関連演出実行手段は、前記特定演出の実行中も前記関連演出を継続して実行可能な関連継続手段、を備えている。これにより、特定演出の実行中も関連演出を継続して実行可能にすることで、特定演出と関連演出とで遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。また、特定演出の実行如何に関わらず、関連演出を表示し続けることで、特定演出の実行有無に応じて関連演出を実行するか否かの制御が不要となり、制御負担を軽減することができる、という効果がある。
遊技機A0からA4において、
第1条件が成立することにより第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備え、
前記示唆演出実行手段は、
前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記遊技結果示唆演出において遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機A5。
遊技機A5によれば、遊技機A0からA4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、第1条件が成立することにより第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備え、前記示唆演出実行手段は、前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記遊技結果示唆演出において遊技者に示唆可能に構成される。これにより、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行されている遊技結果示唆演出中に、特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該遊技結果示唆演出の興趣の向上を図ることができるとともに、該遊技結果示唆演出の実行が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機A0からA5のいずれかにおいて、
少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)とに変化可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、を備え、
前記特定演出実行手段は、
前記特定演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機A6。
遊技機A6によれば、遊技機A0からA5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態とに変化可能な遊技状態移行手段と、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段と、を備え、前記特定演出実行手段は、前記特定演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、かつ、該遊技結果示唆演出の実行が終了した場合に発射態様の切り替えを遊技者に示唆することで、遊技者は違和感なく発射態様の切り替えをすることができる、という効果がある。
遊技機A6において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機A7。
遊技機A7によれば、遊技機A6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機A6又はA7において、
前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数(例えば、「900回」)が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機A8。
遊技機A8によれば、遊技機A6又はA7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される遊技結果示唆演出中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって計数手段の計数結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な特定演出の開始を待機(保留)させることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該遊技結果示唆演出の興趣を高めることができるとともに、該遊技結果示唆演出の実行が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく第2遊技状態へ移行したことを認識することができる、という効果がある。
<B群:遊技の状況を示唆する示唆表示の途中に特定演出を行わない>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
B群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、第3図柄表示装置81において行われる各種表示映像)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、音声ランプ制御装置113又は表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
前記所定演出実行手段は、
遊技の状況を遊技者に示唆可能な示唆表示(例えば、特別図柄の変動演出)を表示可能な示唆表示実行手段と、
前記示唆表示と表示条件が異なる特定演出(例えば、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f))を表示可能な特定演出実行手段と、
前記示唆表示を、少なくとも所定期間の間、表示可能な所定期間表示手段(例えば、変動パターンコマンド)と、
前記所定期間経過後に前記示唆表示を終了させる示唆表示終了手段(例えば、確定コマンド)と、
前記所定期間内に前記特定演出を開始させ得る表示条件が成立した場合に、少なくとも、前記所定期間の間、前記特定演出を開始させない特定演出非開始手段(例えば、第1特別図柄の変動演出中は、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f)を開始しない)と、を備え、
前記特定演出実行手段は、
前記示唆表示終了手段によって前記示唆表示が終了された場合に、前記特定演出の実行条件が成立している場合、前記特定演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機B0。
遊技機B0によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示手段において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機であって、前記所定演出実行手段は、遊技の状況を遊技者に示唆可能な示唆表示を表示可能な示唆表示実行手段と、前記示唆表示と表示条件が異なる特定演出を表示可能な特定演出実行手段と、前記示唆表示を、少なくとも所定期間の間、表示可能な所定期間表示手段と、前記所定期間経過後に前記示唆表示を終了させる示唆表示終了手段と、前記所定期間内に前記特定演出を開始させ得る表示条件が成立した場合に、少なくとも、前記所定期間の間、前記特定演出を開始させない特定演出非開始手段と、を備え、前記特定演出実行手段は、前記示唆表示終了手段によって前記示唆表示が終了された場合に、前記特定演出の実行条件が成立している場合、前記特定演出を実行可能に構成される。これにより、示唆表示の実行中に特定演出を開始する実行条件が成立した場合にも、該特定演出を開始させないようにすることができ、遊技者は表示中の示唆表示の内容を明確に認識することができ、遊技の内容を明確に把握することができる、という効果がある。また、示唆表示が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができ、遊技への注目度を好適に高めることができる、という効果がある。
遊技機B0において、
前記示唆表示実行手段は、
前記実行条件と異なる所定条件が成立した場合に、実行時間が固定的(例えば、「60秒」)な前記示唆表示を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機B1。
遊技機B1によれば、遊技機B0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記示唆表示実行手段は、前記実行条件と異なる所定条件が成立した場合に、実行時間が固定的な前記示唆表示を実行可能に構成される。これにより、特定演出の実行条件と異なる所定条件が成立した場合に実行される示唆表示の実行時間を固定的にし、該固定的な実行時間で実行される示唆表示が実行されている間に、特定演出の実行条件が成立した場合に、該特定演出を開始させないようにすることができ、表示中の示唆表示の内容を固定的な実行時間で遊技者に明確に認識させることができ、遊技の内容を明確に把握させることができる、という効果がある。また、固定的な実行時間である示唆表示が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができ、遊技への注目度を好適に高めることができる、という効果がある。
遊技機B0又はB1において、
前記特定演出非開始手段によって前記特定演出が開始されていない状況において、前記特定演出を関連する遊技状況を遊技者に示唆可能な関連演出(例えば、主表示用右打ち指示89)を実行可能な関連演出実行手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機B2。
遊技機B2によれば、遊技機B0又はB1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定演出非開始手段によって前記特定演出が開始されていない状況において、前記特定演出を関連する遊技状況を遊技者に示唆可能な関連演出を実行可能な関連演出実行手段、を備えている。これにより、示唆表示の表示中に、特定演出の表示条件が成立して該特定演出が開始されていない場合でも、関連演出によって、特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆することが可能となる。よって、示唆表示の表示中に特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出の開始を待機(保留)させることができ、遊技者は表示中の示唆表示への注目が損なわれることなく内容を明確に認識することが可能となり、かつ、関連演出により特定演出の開始が待機されている旨を遊技者に認識させることが可能となり、遊技者に特定演出が待機されていることを認識させつつ、該示唆表示の表示が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機B0からB2のいずれかにおいて、
前記特定演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である
ことを特徴とする遊技機B3。
遊技機B3によれば、遊技機B0からB2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定演出は、遊技状態が移行することを遊技者に示唆可能な演出である。これにより、示唆表示の表示中は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆することを待機可能に構成することで、表示中の示唆表示に遊技者が注目し易くして示唆表示の内容を遊技者に明確に認識させることができるとともに、その後に特定演出によって遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能にして、遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。
遊技機B2又はB3において、
前記関連演出実行手段は、
前記表示手段における前記特定演出の表示領域より小さな表示領域で前記関連演出を実行する
ことを特徴とする遊技機B4。
遊技機B4によれば、遊技機B2又はB3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記関連演出実行手段は、前記表示手段における前記特定演出の表示領域より小さな表示領域で前記関連演出を実行する。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に、特定演出の発生条件が成立して該特定演出が待機されている場合でも、関連演出によって特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆することが可能となる。よって、示唆表示の表示中に特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、直ちに該特定演出を行わない一方、該特定演出よりは目立たないように関連演出を実行して、遊技者は表示中の示唆表示の表示内容が阻害されることなく認識させることが可能となる。また、特定演出の表示領域より小さな表示領域で目立たないように関連演出を実行して、特定演出の開始が待機されている旨を遊技者に認識させることが可能となり、遊技者に特定演出が待機されていることを認識させ、遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。
遊技機B2からB4のいずれかにおいて、
前記関連演出実行手段は、
前記特定演出の実行中も前記関連演出を継続して実行可能な関連継続手段(例えば、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f)と主表示用右打ち指示89とを第3図柄表示装置81に同時に表示)、を備えている
ことを特徴とする遊技機B5。
遊技機B5によれば、遊技機B2からB4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記関連演出実行手段は、前記特定演出の実行中も前記関連演出を継続して実行可能な関連継続手段、を備えている。これにより、特定演出の実行中も関連演出を継続して実行可能にすることで、特定演出と関連演出とで遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。また、特定演出の実行如何に関わらず、関連演出を表示し続けることで、特定演出の実行有無に応じて関連演出を実行するか否かの制御が不要となり、制御負担を軽減することができる、という効果がある。
遊技機B0からB5において、
第1条件が成立することにより第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備え、
前記示唆表示実行手段は、
前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記示唆表示において遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機B6。
遊技機B6によれば、遊技機B0からBA3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、第1条件が成立することにより第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備え、前記示唆表示実行手段は、前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記示唆表示において遊技者に示唆可能に構成される。これにより、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行されている示唆表示中に、特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の示唆表示として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該示唆表示の興趣の向上を図ることができるとともに、該示唆表示の実行が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機B0からB6において、
少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)とに変化可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、を備え、
前記特定演出実行手段は、
前記特定演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機B7。
遊技機B7によれば、遊技機B0からB6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態とに変化可能な遊技状態移行手段と、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段と、を備え、前記特定演出実行手段は、前記特定演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、示唆表示の表示中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の示唆表示への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、かつ、該示唆表示の実行が終了した場合に発射態様の切り替えを遊技者に示唆することで、遊技者は違和感なく発射態様の切り替えをすることができる、という効果がある。
遊技機B7において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機B8。
遊技機B8によれば、遊技機B7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機B7又はB8において、
前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数(例えば、「900回」)が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機B9。
遊技機B9によれば、遊技機B7又はB8の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される示唆表示中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって計数手段の計数結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な特定演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の示唆表示として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該示唆表示の興趣を高めることができるとともに、該示唆表示の実行が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく第2遊技状態へ移行したことを認識することができる、という効果がある。
<C群:遊技結果示唆演出途中に特定演出を行わない>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
C群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、第3図柄表示装置81において行われる各種表示映像)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
前記所定演出実行手段は、
少なくとも、所定事象の実行契機(例えば、確定コマンドの受信)まで遊技結果を遊技者に示唆可能な遊技結果示唆演出を継続する演出継続手段(例えば、変動パターンコマンドに応じた変動演出を実行)と、
所定遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)の発生を遊技者に示唆可能な特定演出(例えば、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f))を実行可能な特定演出実行手段と、
前記遊技結果示唆演出の実行中に、前記特定演出が発生することを遊技者に示唆可能な発生条件(例えば、天井到達)が成立している場合でも、前記遊技結果示唆演出の実行中は前記特定演出を開始させない演出非開始手段(例えば、第1特別図柄の変動演出中は、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f)を開始しない)と、を備え、
前記特定演出実行手段は、
前記所定事象の実行契機が到来した場合に、前記遊技結果示唆演出から前記特定演出に切り替える切替手段(例えば、特別図柄の変動演出画面から演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f)に切り替え)、を備えている
ことを特徴とする遊技機C0。
遊技機C0によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示手段において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機であって、前記所定演出実行手段は、少なくとも、所定事象の実行契機まで遊技結果を遊技者に示唆可能な遊技結果示唆演出を継続する演出継続手段と、所定遊技状態の発生を遊技者に示唆可能な特定演出を実行可能な特定演出実行手段と、前記遊技結果示唆演出の実行中に、前記特定演出が発生することを遊技者に示唆可能な発生条件が成立している場合でも、前記遊技結果示唆演出の実行中は前記特定演出を開始させない演出非開始手段と、を備え、前記特定演出実行手段は、前記所定事象の実行契機が到来した場合に、前記遊技結果示唆演出から前記特定演出に切り替える切替手段、を備えている。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出を開始させないようにすることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該遊技結果示唆演出の興趣の向上を図ることができるとともに、所定事象の実行契機が到来した後は、特定演出に切り替えて実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機C0において、
前記所定遊技状態と異なる通常遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)を発生可能な遊技状態手段、を備え、
前記所定遊技状態は、
前記通常遊技状態より遊技者にとって有利な遊技状態である
ことを特徴とする遊技機C1。
遊技機C1によれば、遊技機C0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定遊技状態と異なる通常遊技状態を発生可能な遊技状態手段、を備え、前記所定遊技状態は、前記通常遊技状態より遊技者にとって有利な遊技状態である。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に、通常遊技状態より遊技者にとって有利な遊技状態である所定遊技状態が発生することを遊技者に示唆可能な特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出を開始させないようにすることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該遊技結果示唆演出の興趣の向上を図ることができるとともに、所定事象の実行契機が到来した後は、特定演出に切り替えて実行することで、遊技者にとって有利な所定遊技状態の発生を遊技者に示唆することができるので、遊技者は違和感なく所定遊技状態の発生を認識することができる、という効果がある。
遊技機C0又はC1において、
所定領域を通過する遊技媒体を検出可能な検出手段(例えば、第1始動口スイッチ)、を備え、
前記所定事象は、
前記検出手段によって遊技媒体が検出されたことを契機として生じる事象である
ことを特徴とする遊技機C2。
遊技機C2によれば、遊技機C0又はC1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、所定領域を通過する遊技媒体を検出可能な検出手段、を備え、前記所定事象は、前記検出手段によって遊技媒体が検出されたことを契機として生じる事象である。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出を開始させないようにすることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該遊技結果示唆演出の興趣の向上を図ることができるとともに、所定領域を通過する遊技媒体が検出手段によって検出されたことを契機として生じる事象が到来した後は、特定演出に切り替えて実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機C0からC2のいずれかにおいて、
前記演出非開始手段によって前記特定演出が開始されていない場合に、前記特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆可能な関連演出(例えば、右打ち報知ランプ37c又は主表示用右打ち指示89)を実行する関連演出実行手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機C3。
遊技機C3によれば、遊技機C0からC2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記演出非開始手段によって前記特定演出が開始されていない場合に、前記特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆可能な関連演出を実行する関連演出実行手段、を備えている。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に、特定演出の発生条件が成立して該特定演出が開始されていない場合でも、関連演出によって、特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆することが可能となる。よって、遊技結果示唆演出の実行中に特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出を開始させないことができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、かつ、関連演出により特定演出の開始が待機されている旨を遊技者に認識させることが可能となり、遊技者に特定演出が待機されていることを認識させつつ、該遊技結果示唆演出の実行が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機C0からC3のいずれかにおいて、
前記特定演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である
ことを特徴とする遊技機C4。
遊技機C4によれば、遊技機C0からC3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定演出は、遊技状態が移行することを遊技者に示唆可能な演出である。これにより、遊技結果示唆演出の実行中は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆することを待機可能に構成することで、実行中の遊技結果示唆演出に遊技者が注目し易くして遊技結果示唆演出による興趣向上を図るとともに、その後に特定演出によって遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能にして、遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。
遊技機C3又はC4において、
前記関連演出実行手段は、
前記表示手段における前記特定演出の表示領域より小さな表示領域で前記関連演出を実行する
ことを特徴とする遊技機C5。
遊技機C5によれば、遊技機C3又はC4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記関連演出実行手段は、前記表示手段における前記特定演出の表示領域より小さな表示領域で前記関連演出を実行する。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に、特定演出の発生条件が成立して該特定演出が待機されている場合でも、関連演出によって特定演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆することが可能となる。よって、遊技結果示唆演出の実行中に特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、直ちに該特定演出を行わない一方、該特定演出よりは目立たないように関連演出を実行して、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となる。また、特定演出の表示領域より小さな表示領域で目立たないように関連演出を実行して、特定演出の開始が待機されている旨を遊技者に認識させることが可能となり、遊技者に特定演出が待機されていることを認識させ、遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。
遊技機C3からC5のいずれかにおいて、
前記関連演出実行手段は、
前記特定演出の実行中も前記関連演出を継続して実行可能な関連継続手段(例えば、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f)と主表示用右打ち指示89とを第3図柄表示装置81に同時に表示)、を備えている
ことを特徴とする遊技機C6。
遊技機C6によれば、遊技機C3からC5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記関連演出実行手段は、前記特定演出の実行中も前記関連演出を継続して実行可能な関連継続手段、を備えている。これにより、特定演出の実行中も関連演出を継続して実行可能にすることで、特定演出と関連演出とで遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。また、特定演出の実行如何に関わらず、関連演出を表示し続けることで、特定演出の実行有無に応じて関連演出を実行するか否かの制御が不要となり、制御負担を軽減することができる、という効果がある。
遊技機C0からC6のいずれかにおいて、
第1条件が成立することにより第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備え、
前記示唆演出実行手段は、
前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記遊技結果示唆演出において遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機C7。
遊技機C7によれば、遊技機C0からC6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、第1条件が成立することにより第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備え、前記示唆演出実行手段は、前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記遊技結果示唆演出において遊技者に示唆可能に構成される。これにより、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行されている遊技結果示唆演出中に、特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該遊技結果示唆演出の興趣の向上を図ることができるとともに、該遊技結果示唆演出の実行が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機C0からC7のいずれかにおいて、
少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)とに変化可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、を備え、
前記特定演出実行手段は、
前記特定演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機C8。
遊技機C8によれば、遊技機C0からC7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態とに変化可能な遊技状態移行手段と、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段と、を備え、前記特定演出実行手段は、前記特定演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、遊技結果示唆演出の実行中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な特定演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該特定演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、かつ、該遊技結果示唆演出の実行が終了した場合に発射態様の切り替えを遊技者に示唆することで、遊技者は違和感なく発射態様の切り替えをすることができる、という効果がある。
遊技機C8において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機C9。
遊技機C9によれば、遊技機C8の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機C8又はC9において、
前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数(例えば、「900回」)が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機C10。
遊技機C10によれば、遊技機C8又はC9の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される遊技結果示唆演出中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって計数手段の計数結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な特定演出の開始を待機(保留)させることができ、遊技者は実行中の遊技結果示唆演出として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該遊技結果示唆演出の興趣を高めることができるとともに、該遊技結果示唆演出の実行が終了した場合に特定演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく第2遊技状態へ移行したことを認識することができる、という効果がある。
<D群:移行示唆演出の実行中に遊技状態が移行しても、移行示唆演出を継続>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
D群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、第3図柄表示装置81において行われる各種表示映像)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)において第1事象(例えば、特別図柄の変動演出)が第1回数(例えば、「900回」)実行された場合に、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)に移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行し得る前に行われる移行示唆演出(例えば、天井到達報知演出)を実行可能な示唆演出実行手段と、
前記移行示唆演出の実行中に、遊技状態移行手段により前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行された後も、前記移行示唆演出を継続可能な演出継続手段(例えば、天井到達報知演出の実行中に、天井到達した場合でも、実行中の天井到達報知演出を継続)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機D0。
遊技機D0によれば、定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示手段において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機において、第1遊技状態において第1事象が第1回数実行された場合に、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態に移行可能な遊技状態移行手段と、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行し得る前に行われる移行示唆演出を実行可能な示唆演出実行手段と、前記移行示唆演出の実行中に、遊技状態移行手段により前記第1遊技状態から前記第2遊技状態に移行された後も、前記移行示唆演出を継続可能な演出継続手段と、を備えている。これにより、移行示唆演出の実行中に、遊技状態移行手段により第1遊技状態から第2遊技状態に移行された後も、移行示唆演出を継続させることができる。よって、遊技者は、実行中の移行示唆演出への注目が損なわれることなく演出内容を認識することが可能となり、遊技の状況を的確に認識し易くして遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機D0において、
前記移行示唆演出の実行後に行われる移行後演出(例えば、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f))を実行可能な移行後演出実行手段、を備え、
前記移行後演出は、
前記遊技状態移行手段により遊技状態が前記第2遊技状態に移行していることを遊技者に示唆可能に構成され、
前記移行後演出実行手段は、前記移行示唆演出が終了していることを条件に前記移行後演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機D1。
遊技機D1によれば、遊技機D0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記移行示唆演出の実行後に行われる移行後演出を実行可能な移行後演出実行手段、を備え、前記移行後演出は、前記遊技状態移行手段により遊技状態が前記第2遊技状態に移行していることを遊技者に示唆可能に構成され、前記移行後演出実行手段は、前記移行示唆演出が終了していることを条件に前記移行後演出を実行可能に構成される。これにより、移行示唆演出の実行中に、遊技状態移行手段により第1遊技状態から第2遊技状態に移行された後も、移行示唆演出を継続させ、該移行示唆演出の実行後に、第2遊技状態へ移行されたことを移行後演出によって遊技者に認識させることができる。よって、遊技者は実行中の移行示唆演出への注目が損なわれることなく演出内容を認識することが可能となるとともに、移行後演出によって遊技状態が第2遊技状態へ移行されたことを認識することができ、遊技の状況を的確に認識し易くして遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機D0又はD1において、
前記移行示唆演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である
ことを特徴とする遊技機D2。
遊技機D2によれば、遊技機D0又はD1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記移行示唆演出は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である。これにより、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な移行示唆演出の実行中に、遊技状態移行手段により第1遊技状態から第2遊技状態に移行された後も、移行示唆演出を継続させることができる。よって、遊技者は実行中の移行示唆演出への注目が損なわれることなく遊技状態が移行し得ることを認識することが可能となり、遊技の状況を的確に認識し易くして遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機D0からD2のいずれかにおいて、
前記移行示唆演出は、
前記第1遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆可能な状況演出である
ことを特徴とする遊技機D3。
遊技機D3によれば、遊技機D0からD2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記移行示唆演出は、前記第1遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆可能な状況演出である。これにより、第1遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆可能な状況演出である移行示唆演出の実行中に、遊技状態移行手段により第1遊技状態から第2遊技状態に移行された後も、移行示唆演出を継続させることができる。よって、遊技者は実行中の移行示唆演出への注目が損なわれることなく第1遊技状態における遊技状況を認識することが可能となり、遊技の状況を的確に認識し易くして遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機D0からD3のいずれかにおいて、
前記所定演出において特定結果(例えば、大当たり図柄)が現出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な有利状態(例えば、大当たり遊技)を発生可能な有利状態手段、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記特定結果を導出せずに遊技状態を移行可能な非導出移行手段(例えば、天井到達による「普図低確時間短縮状態」へ移行)、を備えている
ことを特徴とする遊技機D4。
遊技機D4によれば、遊技機D0からD3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定演出において特定結果が現出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な有利状態を発生可能な有利状態手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記特定結果を導出せずに遊技状態を移行可能な非導出移行手段、を備えている。これにより、有利状態を経ずに遊技状態を移行することが可能となり、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。また、特定結果が導出されずに遊技状態が変化し得る場合に、その内容を遊技者に的確に示唆することができる、という効果がある。
遊技機D0からD4のいずれかにおいて、
第1条件が成立することにより第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備え、
前記示唆演出実行手段は、
前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記移行示唆演出において遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機D5。
遊技機D5によれば、遊技機D0からD4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、第1条件が成立することにより第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備え、前記示唆演出実行手段は、前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記移行示唆演出において遊技者に示唆可能に構成される。これにより、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行されている移行示唆演出中に、移行後演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該移行後演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の移行示唆演出として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該移行示唆演出の興趣の向上を図ることができるとともに、該移行示唆演出の実行が終了した場合に移行後演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく移行後演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機D1からD5のいずれかにおいて、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)、を備え、
前記移行後演出実行手段は、
前記移行後演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機D6。
遊技機D6によれば、遊技機D1からD5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段、を備え、前記移行後演出実行手段は、前記移行後演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、移行示唆演出の実行中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な移行後演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該移行後演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の移行示唆演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、かつ、該移行示唆演出の実行が終了した場合に発射態様の切り替えを遊技者に示唆することで、遊技者は違和感なく発射態様の切り替えをすることができる、という効果がある。
遊技機D6において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機D7。
遊技機D7によれば、遊技機D6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機D5からD7のいずれかにおいて、
前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数(例えば、「900回」)が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機D8。
遊技機D8によれば、遊技機D5からD7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される移行示唆演出中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって計数手段の計数結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な移行後演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の移行示唆演出として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該移行示唆演出の興趣を高めることができるとともに、該移行示唆演出の実行が終了した場合に移行後演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく第2遊技状態へ移行したことを認識することができる、という効果がある。
<E群:第1演出の実行中に遊技状態の移行条件が成立しても、途中で第1演出を終わらせない>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
E群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、第3図柄表示装置81において行われる各種表示映像)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
第1遊技状態において、該第1遊技状態で発生し得る第1事象が発生した場合に、遊技者に所定の遊技価値が付与され得る状況を発生可能な第2遊技状態に移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
前記第1遊技状態であることを条件に開始され得る第1演出(例えば、天井到達報知演出)を実行可能な第1演出実行手段と、
前記第1演出の実行中に、前記遊技状態移行手段により前記第2遊技状態に移行された場合に、前記第1演出を継続可能な演出継続手段(例えば、天井到達報知演出の実行中に、天井到達した場合でも、実行中の天井到達報知演出を継続)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機E0。
遊技機E0によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示手段において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機において、第1遊技状態において、該第1遊技状態で発生し得る第1事象が発生した場合に、遊技者に所定の遊技価値が付与され得る状況を発生可能な第2遊技状態に移行可能な遊技状態移行手段と、前記第1遊技状態であることを条件に開始され得る第1演出を実行可能な第1演出実行手段と、前記第1演出の実行中に、前記遊技状態移行手段により前記第2遊技状態に移行された場合に、前記第1演出を継続可能な演出継続手段と、を備えている。これにより、第1遊技状態であることを条件に開始され得る第1演出の実行中に、遊技状態移行手段により第1遊技状態から第2遊技状態に移行された後も、第1演出を継続させることができる。よって、遊技者は、実行中の第1演出への注目が損なわれることなく演出内容を認識することが可能となり、遊技の状況を的確に認識し易くして遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機E0において、
前記第1演出と異なる演出であって、前記遊技状態移行手段により遊技状態が移行していることを遊技者に示唆可能な第2演出(例えば、主表示用右打ち指示89)を実行可能な第2演出実行手段、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記第1演出が実行されている状況において前記第2演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E1。
遊技機E1によれば、遊技機E0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出と異なる演出であって、前記遊技状態移行手段により遊技状態が移行していることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行可能な第2演出実行手段、を備え、前記第2演出実行手段は、前記第1演出が実行されている状況において前記第2演出を実行可能に構成される。これにより、第1遊技状態であることを条件に開始され得る第1演出の実行中に、遊技状態移行手段により第1遊技状態から第2遊技状態に移行された後も、第1演出を継続させることができるとともに、第1演出が実行されている状況において第2演出を実行することができる。よって、遊技者は、実行中の第1演出への注目が損なわれることなく演出内容を認識することが可能となり、また、第1演出が実行されている状況において、第2演出を実行可能に構成して該第2演出による示唆を行うことで、遊技の状況を的確に認識し易くして遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機E0又はE1において、
前記第1演出は、
前記第1遊技状態から前記第2遊技状態へ移行し得ることを遊技者に示唆可能な移行示唆演出(例えば、天井到達報知演出において「通常遊技状態」から「普図低確時間短縮状態」に移行することを示唆する演出)を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E2。
遊技機E2によれば、遊技機E0又はE1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出は、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態へ移行し得ることを遊技者に示唆可能な移行示唆演出を実行可能に構成される。これにより、第1遊技状態であることを条件に開始され得る第1演出の実行中に、遊技状態移行手段により第1遊技状態から第2遊技状態に移行された後も、第1遊技状態から第2遊技状態に移行し得ることを遊技者に示唆可能な移行示唆演出である第1演出を継続させることができるとともに、第1演出が実行されている状況において第2演出を実行することができる。よって、遊技者は、実行中の第1演出への注目が損なわれることなく演出内容を認識することが可能となり、また、第1演出が実行されている状況において、第2演出を実行可能に構成して該第2演出による示唆を行うことで、遊技の状況を的確に認識し易くして遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機E0からE2のいずれかにおいて、
前記所定演出において特定結果(例えば、大当たり図柄)が現出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な有利状態(例えば、大当たり遊技)を発生可能な有利状態手段、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記特定結果を導出せずに遊技状態を移行可能な非導出移行手段(例えば、天井到達による「普図低確時間短縮状態」へ移行)、を備えている
ことを特徴とする遊技機E3。
遊技機E3によれば、遊技機E0からE2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定演出において特定結果が現出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な有利状態を発生可能な有利状態手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記特定結果を導出せずに遊技状態を移行可能な非導出移行手段、を備えている。これにより、有利状態を経ずに遊技状態を移行することが可能となり、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。また、特定結果が導出されずに遊技状態が変化し得る場合に、その内容を遊技者に的確に示唆することができる、という効果がある。
遊技機E0からE3のいずれかにおいて、
前記演出継続手段によって前記第1演出が継続されている間に、前記第2演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆可能な関連演出(例えば、右打ち報知ランプ37c又は主表示用右打ち指示89)を実行する関連演出実行手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機E4。
遊技機E4によれば、遊技機E0からE3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記演出継続手段によって前記第1演出が継続されている間に、前記第2演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆可能な関連演出を実行する関連演出実行手段、を備えている。これにより、第1演出の実行中に、第2演出の発生条件が成立して該第2演出が開始されていない場合でも、関連演出によって、第2演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆することが可能となる。よって、第1演出の実行中に第2演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該第2演出を開始させないことができ、遊技者は実行中の第1演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、かつ、関連演出により第2演出の開始が待機されている旨を遊技者に認識させることが可能となり、遊技者に第2演出が待機されていることを認識させつつ、該第1演出の実行が終了した場合に第2演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく特定演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機E4において、
前記関連演出実行手段は、
前記表示手段における前記第2演出の表示領域より小さな表示領域で前記関連演出を実行する
ことを特徴とする遊技機E5。
遊技機E5によれば、遊技機E4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記関連演出実行手段は、前記表示手段における前記第2演出の表示領域より小さな表示領域で前記関連演出を実行する。これにより、第1演出の実行中に、第2演出の発生条件が成立して該第2演出が待機されている場合でも、関連演出によって第2演出と関連する遊技状況を遊技者に示唆することが可能となる。よって、第1演出の実行中に第2演出を開始する発生条件が成立した場合にも、直ちに該第2演出を行わない一方、該第2演出よりは目立たないように関連演出を実行して、遊技者は実行中の第1演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となる。また、第2演出の表示領域より小さな表示領域で目立たないように関連演出を実行して、第2演出の開始が待機されている旨を遊技者に認識させることが可能となり、遊技者に第2演出が待機されていることを認識させ、遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。
遊技機E4又はE5において、
前記関連演出実行手段は、
前記第2演出の実行中も前記関連演出を継続して実行可能な関連継続手段(例えば、演出用右打ち指示81d(文字メッセージ81f)と主表示用右打ち指示89とを第3図柄表示装置81に同時に表示)、を備えている
ことを特徴とする遊技機E6。
遊技機E6によれば、遊技機E4又はE5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記関連演出実行手段は、前記第2演出の実行中も前記関連演出を継続して実行可能な関連継続手段、を備えている。これにより、第2演出の実行中も関連演出を継続して実行可能にすることで、第2演出と関連演出とで遊技の内容を遊技者に的確に認識させることができる、という効果がある。また、第2演出の実行如何に関わらず、関連演出を表示し続けることで、第2演出の実行有無に応じて関連演出を実行するか否かの制御が不要となり、制御負担を軽減することができる、という効果がある。
遊技機E0からE6のいずれかにおいて、
第1条件が成立することにより第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備え、
前記示唆演出実行手段は、
前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記第1演出において遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E7。
遊技機E7によれば、遊技機E0からE6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、第1条件が成立することにより第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備え、前記示唆演出実行手段は、前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記第1演出において遊技者に示唆可能に構成される。これにより、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行されている第1演出中に、第2演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該第2演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の第1演出として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該第1演出の興趣の向上を図ることができるとともに、該第1演出の実行が終了した場合に第2演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく第2演出の内容を認識することができる、という効果がある。
遊技機E1からE7のいずれかにおいて、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機E8。
遊技機E8によれば、遊技機E1からE7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段、を備え、前記第2演出実行手段は、前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、第1演出の実行中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該第2演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の第1演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、かつ、該第1演出の実行が終了した場合に発射態様の切り替えを遊技者に示唆することで、遊技者は違和感なく発射態様の切り替えをすることができる、という効果がある。
遊技機E8において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機E9。
遊技機E9によれば、遊技機E8の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機E8又はE9において、
前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数(例えば、「900回」)が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機E10。
遊技機E10によれば、遊技機E8又はE9の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される第1演出中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって計数手段の計数結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な第2演出の開始を待機(保留)させることができ、遊技者は実行中の第1演出として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該第1演出の興趣を高めることができるとともに、該第1演出の実行が終了した場合に第2演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく第2遊技状態へ移行したことを認識することができる、という効果がある。
<F群:一方の特図の天井到達演出を他方の特図変動が終了するまで延長続>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
F群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、第3図柄表示装置81において行われる各種表示映像)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
第1条件を取得可能な第1条件取得手段(例えば、第1始動口64)と、
前記第1条件と異なる第2条件を取得可能な第2条件取得手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71a)と、
前記第1条件が成立することにより、第1演出(例えば、天井到達報知演出)を実行可能な第1演出実行手段(例えば、特図1変動開始フラグ223a)と、
前記第1演出の実行時間を、前記第2条件が成立していることに基づいて延長可能な実行期間延長手段(例えば、天井到達報知演出の実行期間を、第2特別図柄の動的表示分延長)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機F0。
遊技機F0によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示手段において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機であって、第1条件を取得可能な第1条件取得手段と、前記第1条件と異なる第2条件を取得可能な第2条件取得手段と、前記第1条件が成立することにより、第1演出を実行可能な第1演出実行手段と、前記第1演出の実行時間を、前記第2条件が成立していることに基づいて延長可能な実行期間延長手段と、を備えている。これにより、第1演出の実行期間を、第2条件が成立している場合には延長させることが可能となるので、例えば、第2条件が成立することに基づいて第1演出が途中で終わってしまったり、第2条件が成立することに基づいて第1演出の内容が阻害されることなく、遊技者に第1演出の内容を明確に認識させることができる。よって、分かり易い演出を提供して、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機F0において、
前記第1演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である
ことを特徴とする遊技機F1。
遊技機F1によれば、遊技機F0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である。これにより、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第1演出の実行期間を、第2条件が成立している場合には延長させることが可能となるので、例えば、遊技状態が移行するか否かを遊技者に示唆可能な第1演出が第2条件が成立することに基づいて途中で終わってしまったり、第2条件が成立することに基づいて第1演出の内容が阻害されることなく、遊技者に遊技状態が移行するか否かを明確に認識させることができる。よって、分かり易い演出を提供して、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機F0又はF1において、
前記第2条件の成立数を計数可能な成立数計数手段(例えば、第2保留球格納エリア203e)、を備え、
前記実行期間延長手段は、
前記成立数計数手段に計数されている前記第2条件の成立数に応じて前記第1演出の実行期間を延長可能に構成される
ことを特徴とする遊技機F2。
遊技機F2によれば、遊技機F0又はF1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2条件の成立数を計数可能な成立数計数手段、を備え、前記実行期間延長手段は、前記成立数計数手段に計数されている前記第2条件の成立数に応じて前記第1演出の実行期間を延長可能に構成される。これにより、第1演出の実行期間を、第2条件の成立数に応じて延長させることが可能となるので、例えば、第2条件の成立数によって第1演出が途中で終わってしまったり、第2条件が成立することに基づいて第1演出の内容が阻害されることなく、遊技者に第1演出の内容を明確に認識させることができる。よって、分かり易い演出を提供して、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機F0からF2のいずれかにおいて、
前記第2条件が成立することにより、前記第1演出と異なる第2演出(例えば、演出用右打ち指示81d)を実行可能な第2演出実行手段、を備え、
前記第2演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である
ことを特徴とする遊技機F3。
遊技機F3によれば、遊技機F0からF2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2条件が成立することにより、前記第1演出と異なる第2演出を実行可能な第2演出実行手段、を備え、前記第2演出は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である。これにより、第2条件が成立することにより実行され得て遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出が実行される場合に、第1演出の実行期間を延長させることが可能となるので、例えば、先に実行されていた第1演出より先に第2演出によって遊技状態が移行されることを示唆することを抑制したり、先に実行されていた第1演出の内容が第2演出によって阻害されることなく、遊技者に第1演出の内容を明確に認識させることができる。よって、分かり易い演出を提供して、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機F0からF3のいずれかにおいて、
前記第1演出が実行されている間に、前記第2条件が成立することにより遊技状態が移行(例えば、第2特別図柄で大当たりに当選)し得る場合に、前記第1演出又は前記第2演出と異なる第3演出(例えば、大当たり変動)を実行可能な第3演出実行手段、を備え、
前記第3演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である
ことを特徴とする遊技機F4。
遊技機F4によれば、遊技機F0からF3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出が実行されている間に、前記第2条件が成立することにより遊技状態が移行し得る場合に、前記第1演出又は前記第2演出と異なる第3演出を実行可能な第3演出実行手段、を備え、前記第3演出は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な演出である。これにより、第1演出が実行されている間に、第2条件が成立することで遊技状態が移行し得る場合に、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第3演出を実行して、第1演出の実行中であっても遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆することが可能となる。よって、遊技状態が移行され得ることを迅速に遊技者に示唆し、分かり易い演出を提供して、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機F0からF4のいずれかにおいて、
前記第1条件が成立することにより第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第2条件が成立することにより第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機F5。
遊技機F5によれば、遊技機F0からF4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1条件が成立することにより第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第2条件が成立することにより第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備えている。これにより、第1抽選と第2抽選とを同時期に実行可能に構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機F3からF5のいずれかにおいて、
少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)とに変化可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機F6。
遊技機F6によれば、遊技機F3からF5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態とに変化可能な遊技状態移行手段と、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段と、を備え、前記第2演出実行手段は、前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、第1演出の実行中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始する発生条件が成立した場合にも、該第2演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の第1演出への注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、かつ、該第1演出の実行が終了した場合に発射態様の切り替えを遊技者に示唆することで、遊技者は違和感なく発射態様の切り替えをすることができる、という効果がある。
遊技機F6において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機F7。
遊技機F7によれば、遊技機F6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機F6又はF7において、
前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数(例えば、「900回」)が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機F8。
遊技機F8によれば、遊技機F6又はF7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される第1演出中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって計数手段の計数結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な第2演出の開始を保留させることができ、遊技者は実行中の第1演出として第1抽選又は第2抽選の結果が如何様になるかの注目が損なわれることなく堪能することが可能となり、該第1演出の興趣を高めることができるとともに、該第1演出の実行が終了した場合に第2演出を実行することができるので、遊技者は違和感なく第2遊技状態へ移行したことを認識することができる、という効果がある。
<G群:液晶での特図1変動演出を、天井到達する特図2の変動終了を契機に終了させる>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
G群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示装置(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、特別図柄の変動演出)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
第1事象(例えば、第1特別図柄の動的表示)の回数を計数可能な計数手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)と、
第2事象が発生した場合に、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出(例えば、天井到達直前に行われる天井到達報知演出)を実行可能な第1演出実行手段と、
前記第1演出の実行中に、前記計数手段の計数結果に基づく第3事象(例えば、第2特別図柄の動的表示に基づく天井到達)が発生した場合に、該第1演出を終了させる演出終了手段(例えば、天井到達報知演出中に第2特別図柄の動的表示が終了したタイミングで天井到達報知演出を終了)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機G0。
遊技機D0によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示装置において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機であって、第1事象の回数を計数可能な計数手段と、第2事象が発生した場合に、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出を実行可能な第1演出実行手段と、前記第1演出の実行中に、前記計数手段の計数結果に基づく第3事象が発生した場合に、該第1演出を終了させる演出終了手段と、を備えている。これにより、第1演出の実行中に、計数手段の計数結果に基づく第3事象が発生することにより実行中の第1演出を終了させることができるので、例えば、第3事象が発生して演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、直ちに第1演出を終了させて第3事象に基づく遊技に移行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機G0において、
前記第1演出と異なる第2演出(例えば、「普図低確時間短縮状態」における各種演出)を実行可能な第2演出実行手段、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記演出終了手段により前記第1演出が終了した場合に、前記第2演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機G1。
遊技機G1によれば、遊技機G0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出と異なる第2演出を実行可能な第2演出実行手段、を備え、前記第2演出実行手段は、前記演出終了手段により前記第1演出が終了した場合に、前記第2演出を実行可能に構成される。これにより、第1演出の実行中に、第3事象が発生することにより実行中の第1演出を終了させ、該第1演出が終了した場合に第2演出を実行することができるので、例えば、演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、直ちに第1演出を終了させて第2演出を実行することが可能となる。よって、第2演出による遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機G1において、
前記第2演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機G2。
遊技機G2によれば、遊技機G1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2演出は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能に構成される。これにより、第1演出の実行中に、第3事象が発生することにより実行中の第1演出を終了させ、該第1演出が終了した場合に遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行することができるので、遊技状態を移行し得る場合に、直ちに第1演出を終了させて、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行することが可能となる。よって、直ちに第2演出によって遊技状態が移行され得ることを遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機G1又はG2において、
前記第2演出実行手段は、
前記第2条件の成立に基づいて前記第2演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機G3。
遊技機G3によれば、遊技機G1又はG2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2演出実行手段は、前記第2条件の成立に基づいて前記第2演出を実行可能に構成される。これにより、第1演出の実行中に、第3事象が発生することにより実行中の第1演出を終了させることができるので、例えば、第3事象が発生して演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、直ちに第1演出を終了させて第3事象に基づく第2演出を実行させることができる。よって、第3事象が成立した場合に、直ちに第2演出を実行させ、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機G0からG3のいずれかにおいて、
前記第1演出の実行可能期間を設定可能な期間設定手段(例えば、天井到達報知演出の実行時間を設定)、を備え、
前記演出終了手段は、
前記期間設定手段によって設定された前記第1演出の実行可能期間が経過するよりも先に前記第3事象が発生することにより、前記第1演出を終了可能に構成される
ことを特徴とする遊技機G4。
遊技機G4によれば、遊技機G0からG3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出の実行可能期間を設定可能な期間設定手段、を備え、前記演出終了手段は、前記期間設定手段によって設定された前記第1演出の実行可能期間が経過するよりも先に前記第3事象が発生することにより、前記第1演出を終了可能に構成される。これにより、第1演出の実行可能期間が経過するよりも先に第3事象が発生することで、第1演出を終了させることができるので、例えば、第3事象が発生して演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、未だ継続され得た第1演出を終了させて、上記実行可能期間が経過するよりも先に成立した第3事象の発生に基づく遊技に移行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機G0からG4のいずれかにおいて、
前記第1事象に基づく第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第3事象に基づく第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機G5。
遊技機G5によれば、遊技機G0からG4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1事象に基づく第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第3事象に基づく第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備えている。これにより、第1抽選と第2抽選とを同時期に実行可能に構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機G0からG5のいずれかにおいて、
少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)とに変化可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機G6。
遊技機G6によれば、遊技機G0からG5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態とに変化可能な遊技状態移行手段と、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段と、を備え、前記第2演出実行手段は、前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、第1演出の実行中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始する発生条件が成立した場合にも、直ちに第1演出を終了させて、発射態様の変更を遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機G6において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機G7。
遊技機G7によれば、遊技機G6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機G6又はG7において、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数(例えば、「900回」)が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機G8。
遊技機G8によれば、遊技機G6又はG7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される第1演出中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって計数手段の計数結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始させ、直ちに第1演出を終了させて、発射態様の変更を遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
<H群:一方の特図の天井到達演出中に他方の特図で大当たりした場合に、途中で天井到達演出を終わらせる>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
H群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示装置(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、第3図柄表示装置81において行われる各種表示映像)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
少なくとも、第1条件(例えば、特別図柄の変動演出)が成立したことを算定可能な算定手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)と、
前記第1条件が成立したことにより、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出(例えば、天井到達報知演出)を実行可能な第1演出実行手段と、
前記算定手段の算定結果に基づく前記第1演出の実行中に、第2条件が成立することにより前記第1演出を終了させる演出終了手段(例えば、天井到達報知演出中に第2特別図柄の動的表示が終了したタイミングで天井到達報知演出を終了)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機H0。
遊技機H0によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示装置において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機において、少なくとも、第1条件が成立したことを算定可能な算定手段と、前記第1条件が成立したことにより、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出を実行可能な第1演出実行手段と、前記算定手段の算定結果に基づく前記第1演出の実行中に、第2条件が成立することにより前記第1演出を終了させる演出終了手段と、を備えている。これにより、算定手段の算定結果に基づく第1演出の実行中に、第2条件が成立することにより、実行中の第1演出を終了させることができるので、例えば、第2条件が成立して演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、直ちに第1演出を終了させて第2条件に基づく遊技状況に移行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H0において、
前記第2条件は、
前記第1条件より成立し難く構成される
ことを特徴とする遊技機H1。
遊技機H1によれば、遊技機H0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2条件は、前記第1条件より成立し難く構成される。これにより、算定手段の算定結果に基づく第1演出の実行中に、第1条件より成立し難い第2条件が成立することにより、実行中の第1演出を終了させることができるので、例えば、第1条件より発生し難い第2条件が成立して演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、該レアケースに応じて直ちに第1演出を終了させて第2条件に基づく遊技状況に移行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H0又はH1において、
少なくとも、前記第1条件の成立により前記表示手段で識別情報の動的表示を実行可能な動的表示実行手段、を備え、
前記第1演出実行手段は、
前記第1演出を、複数の前記動的表示に亘って実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機H2。
遊技機H2によれば、遊技機H0又はH1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、前記第1条件の成立により前記表示手段で識別情報の動的表示を実行可能な動的表示実行手段、を備え、前記第1演出実行手段は、前記第1演出を、複数の前記動的表示に亘って実行可能に構成される。これにより、複数の動的表示に亘って実行される第1演出の実行中に、第2条件が成立することにより、実行中の第1演出を終了させることができるので、例えば、複数の動的表示に亘って第1演出が実行されている状況において第2条件が成立して演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、直ちに第1演出を終了させて第2条件に基づく遊技状況に移行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H0からH2のいずれかにおいて、
前記第1演出と異なる第2演出(例えば、「普図低確時間短縮状態」における各種演出)を実行可能な第2演出実行手段、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記演出終了手段により前記第1演出が終了した場合に、前記第2演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機H3。
遊技機H3によれば、遊技機H0からH2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出と異なる第2演出を実行可能な第2演出実行手段、を備え、前記第2演出実行手段は、前記演出終了手段により前記第1演出が終了した場合に、前記第2演出を実行可能に構成される。これにより、算定手段の算定結果に基づく第1演出の実行中に、第2条件が成立することにより、実行中の第1演出を終了させることができ、第2条件が成立して演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、直ちに第1演出を終了させて第2条件に基づく第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H3において、
前記第2演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機H4。
遊技機H4によれば、遊技機H3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2演出は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能に構成される。これにより、算定手段の算定結果に基づく第1演出の実行中に、第2条件が成立することにより、実行中の第1演出を終了させることができ、第2条件が成立した場合に、直ちに第1演出を終了させて、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H3又はH4において、
前記第2演出実行手段は、
前記第2条件の成立に基づいて前記第2演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機H5。
遊技機H5によれば、遊技機H3又はH4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2演出実行手段は、前記第2条件の成立に基づいて前記第2演出を実行可能に構成される。これにより、算定手段の算定結果に基づく第1演出の実行中に、第2演出を実行し得る第2条件が成立することにより、実行中の第1演出を終了させることができ、第2条件が成立した場合に、直ちに第1演出を終了させて、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H0からH5のいずれかにおいて、
前記第1演出の実行可能期間を設定可能な期間設定手段(例えば、天井到達報知演出の実行時間を設定)、を備え、
前記演出終了手段は、
前記期間設定手段によって設定された前記第1演出の実行可能期間が経過するよりも先に前記第2条件が成立することにより、前記第1演出を終了可能に構成される
ことを特徴とする遊技機H6。
遊技機H6によれば、遊技機H0からH5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出の実行可能期間を設定可能な期間設定手段、を備え、前記演出終了手段は、前記期間設定手段によって設定された前記第1演出の実行可能期間が経過するよりも先に前記第2条件が成立することにより、前記第1演出を終了可能に構成される。これにより、第1演出の実行可能期間が経過するよりも先に第2条件が成立することで、第1演出を終了させることができるので、例えば、第2条件が成立して演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、未だ継続され得た第1演出を終了させて、上記実行可能期間が経過するよりも先に成立した第2条件の成立に基づく遊技に移行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H0からH6のいずれかにおいて、
前記第1条件に基づく第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第2条件に基づく第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機H7。
遊技機H7によれば、遊技機H0からH6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1条件に基づく第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第2条件に基づく第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備えている。これにより、第1抽選と第2抽選とを同時期に実行可能に構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H1からH7のいずれかにおいて、
少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)とに変化可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機H8。
遊技機H8によれば、遊技機H1からH7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態とに変化可能な遊技状態移行手段と、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段と、を備え、前記第2演出実行手段は、前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、第1演出の実行中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始する発生条件が成立した場合にも、直ちに第1演出を終了させて、発射態様の変更を遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H8において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機H9。
遊技機H9によれば、遊技機H8の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機H8又はH9において、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記算定手段により所定回数(例えば、「900回」)が算定された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機H10。
遊技機H10によれば、遊技機H8又はH9の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記算定手段により所定回数が算定された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される第1演出中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって算定手段の算定結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始させ、直ちに第1演出を終了させて、発射態様の変更を遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
<I群:液晶での特図1変動演出を、天井到達する特図2の変動終了を契機に終了させる>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
I群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示装置(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、第3図柄表示装置81において行われる各種表示映像)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
遊技状態が移行するか否かを判定可能な移行条件判定手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)と、
遊技状態が移行する場合に、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出(例えば、天井到達報知演出)を実行可能な第1演出実行手段と、
所定領域へ遊技媒体が入球するか否かを検出可能な入球検出手段(例えば、第2始動口スイッチ)と、
前記第1演出の実行中に、前記入球検出手段への入球に起因して前記第1演出を終了させる演出終了手段(例えば、天井到達報知演出中に、第2特別図柄の変動が終了したタイミングで天井到達報知演出を終了)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機I0。
遊技機I0によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示装置において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機において、遊技状態が移行するか否かを判定可能な移行条件判定手段と、遊技状態が移行する場合に、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出を実行可能な第1演出実行手段と、所定領域へ遊技媒体が入球するか否かを検出可能な入球検出手段と、前記第1演出の実行中に、前記入球検出手段への入球に起因して前記第1演出を終了させる演出終了手段と、を備えている。これにより、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出の実行中に、入球検出手段の入球に起因して実行中の第1演出を終了させることができるので、例えば、遊技者の意思に応じて入球検出手段に入球させることで、遊技者所望のタイミングで第1演出を終了させることができる。よって、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機I0において、
前記第1演出と異なる第2演出(例えば、「普図低確時間短縮状態」用の演出)を実行可能な第2演出実行手段、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記演出終了手段により前記第1演出が終了した場合に、前記第2演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機I1。
遊技機I0によれば、遊技機I0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出と異なる第2演出を実行可能な第2演出実行手段、を備え、前記第2演出実行手段は、前記演出終了手段により前記第1演出が終了した場合に、前記第2演出を実行可能に構成される。これにより、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出の実行中に、入球検出手段の入球に起因して実行中の第1演出を終了させる、直ちに第2演出を実行させることができる。よって、例えば、遊技者の意思に応じて入球検出手段に入球させることで、遊技者所望のタイミングで第1演出を終了させて第2演出を実行することができるので、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機I1において、
前記第2演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機I2。
遊技機I2によれば、遊技機I1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2演出は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能に構成される。これにより、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出の実行中に、入球検出手段の入球に起因して実行中の第1演出を終了させ、直ちに遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、例えば、遊技者の意思に応じて入球検出手段に入球させることで、遊技者所望のタイミングで第1演出を終了させて、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行することができるので、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機I1又はI2において、
前記第2演出実行手段は、
前記入球検出手段の検出に基づいて前記第2演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機I3。
遊技機I3によれば、遊技機I1又はI2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2演出実行手段は、前記入球検出手段の検出に基づいて前記第2演出を実行可能に構成される。これにより、遊技者に遊技状況を示唆可能な第1演出の実行中に、入球検出手段の入球に起因して実行中の第1演出を終了させ、該入球検出手段の入球に基づいて直ちに遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、例えば、遊技者の意思に応じて入球検出手段に入球させることで、遊技者所望のタイミングで第1演出を終了させて、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出を実行することができるので、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機I0からI3のいずれかにおいて、
前記第1演出の実行可能期間を設定可能な期間設定手段(例えば、天井到達報知演出の実行時間を設定)、を備え、
前記演出終了手段は、
前記期間設定手段によって設定された前記第1演出の実行可能期間が経過するよりも先に前記入球検出手段へ入球することにより、前記第1演出を終了可能に構成される
ことを特徴とする遊技機I4。
遊技機I4によれば、遊技機I0からI3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出の実行可能期間を設定可能な期間設定手段、を備え、前記演出終了手段は、前記期間設定手段によって設定された前記第1演出の実行可能期間が経過するよりも先に前記入球検出手段へ入球することにより、前記第1演出を終了可能に構成される。これにより、第1演出の実行可能期間が経過するよりも先に入球検出手段に入球させることで、第1演出を終了させることができるので、例えば、入球検出手段に入球することで遊技状況の変化が発生し得る場合に、未だ継続され得た第1演出を終了させて、上記実行可能期間が経過するよりも先に成立した入球検出手段への入球に基づく遊技に移行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機I0からI4のいずれかにおいて、
前記第1条件に基づく第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第2条件に基づく第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機I5。
遊技機I5によれば、遊技機I0からI4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1条件に基づく第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第2条件に基づく第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備えている。これにより、第1抽選と第2抽選とを同時期に実行可能に構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機I1からI5のいずれかにおいて、
少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)とに変化可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機I6。
遊技機I6によれば、遊技機I1からI5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、遊技状態を、第1遊技状態と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態とに変化可能な遊技状態移行手段と、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段と、を備え、前記第2演出実行手段は、前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、第1演出の実行中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始する発生条件が成立した場合にも、直ちに第1演出を終了させて、発射態様の変更を遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機I6において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機I7。
遊技機I7によれば、遊技機I6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機I6又はI7において、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記算定手段により所定回数(例えば、「900回」)が算定された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機I8。
遊技機I8によれば、遊技機I6又はI7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記算定手段により所定回数が算定された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される第1演出中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって算定手段の算定結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始させ、直ちに第1演出を終了させて、発射態様の変更を遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
<J群:一方の特図の天井到達演出中に他方の特図で大当たりした場合に、そのタイミングで変動演出を一方の特図変動演出から他方の特図変動演出に切り替える>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上のため、遊技への注目度を高める必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
J群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技への注目度を好適に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
表示装置(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、第3図柄表示装置81において行われる各種表示映像)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、表示制御装置114)と、を備えた遊技機において、
遊技者の所定操作による遊技に基づく第1遊技状況(例えば、一方の特別図柄の天井到達1変動前)を遊技者に示唆可能な第1演出(例えば、天井到達報知演出)を実行可能な第1演出実行手段と、
前記第1演出と異なる演出であって、前記第1遊技状況と異なる第2遊技状況(例えば、大当たり遊技に当選した変動演出の開始時)を遊技者に示唆可能な第2演出(例えば、大当たり当選変動演出)を実行可能な第2演出実行手段と、
前記第1演出の実行中に、第2遊技状況となることで、前記第1演出から前記第2演出に切り替える切替手段(例えば、天井到達報知演出中に第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、該大当たりに対応する変動演出に切り替え)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機J0。
遊技機E0によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、表示装置において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、を備えた遊技機において、遊技者の所定操作による遊技に基づく第1遊技状況を遊技者に示唆可能な第1演出を実行可能な第1演出実行手段と、前記第1演出と異なる演出であって、前記第1遊技状況と異なる第2遊技状況を遊技者に示唆可能な第2演出を実行可能な第2演出実行手段と、前記第1演出の実行中に、第2遊技状況となることで、前記第1演出から前記第2演出に切り替える切替手段と、を備えている。これにより、第1演出の実行中に、第2演出が実行され得る場合に、実行中の第1演出から第2演出に切り替えることができるので、例えば、それ以前の遊技状況から変化し得る場合に、直ちに第1演出から第2演出に切り替えてその状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機J0において、
前記第1演出は、
前記第2演出が開始される前の遊技状況を遊技者に示唆可能な演出である
ことを特徴とする遊技機J1。
遊技機J1によれば、遊技機J0の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1演出は、前記第2演出が開始される前の遊技状況を遊技者に示唆可能な演出である。これにより、第2演出が開始される前の遊技状況を遊技者に示唆可能な第1演出の実行中に、第2条件が成立することにより実行中の第1演出から第2演出に切り替えることができるので、例えば、それ以前の遊技状況から変化し得る場合に、直ちに第1演出から第2演出に切り替えてその状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機J0又はJ1において、
前記切替手段は、
前記第1演出の実行中であっても、該第1演出を強制的に打ち切る第3演出(例えば、画面暗転演出)を行い、該第3演出後に前記第2演出を実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機J2。
遊技機J2によれば、遊技機J0又はJ1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記切替手段は、前記第1演出の実行中であっても、該第1演出を強制的に打ち切る第3演出を行い、該第3演出後に前記第2演出を実行可能に構成される。これにより、第1演出の実行中に、遊技状況が変化し得る場合に、実行中の第1演出から第3演出を経由して第2演出に切り替えることができるので、例えば、それ以前の遊技状況から変化し得る場合に、直ちに第1演出を終了させ、第3演出を経由してから第2演出を行うことができる。よって、演出内容の切り替わりを明確に遊技者に認識させ、その状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機J0からJ2のいずれかにおいて、
前記第2演出は、
遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機J3。
遊技機J3によれば、遊技機J0からJ2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第2演出は、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能に構成される。これにより、第1演出の実行中に、第2条件が成立することにより実行中の第1演出から、遊技状態が移行し得ることを遊技者に示唆可能な第2演出に切り替えることができるので、例えば、それ以前の遊技状況から変化し得る場合に、直ちに第1演出から第2演出に切り替えてその状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機J0からJ3のいずれかにおいて、
遊技状態を、少なくとも、第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)とに変更可能な遊技状態移行手段(例えば、時短低確フラグ203n)と、
前記所定演出において特定結果(例えば、大当たり図柄)が現出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な有利状態(例えば、大当たり遊技)を発生可能な有利状態手段と、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記特定結果を導出せずに遊技状態を移行可能な非導出移行手段(例えば、天井到達による「普図低確時間短縮状態」へ移行)、を備えている
ことを特徴とする遊技機J4。
遊技機J4によれば、遊技機J0からJ3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、遊技状態を、少なくとも、第1遊技状態と、該第1遊技状態と異なる第2遊技状態とに変更可能な遊技状態移行手段と、前記所定演出において特定結果が現出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な有利状態を発生可能な有利状態手段と、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記特定結果を導出せずに遊技状態を移行可能な非導出移行手段、を備えている。これにより、有利状態を経ずに遊技状態を移行することが可能となり、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機J0からJ4のいずれかにおいて、
第1条件が成立することにより第1抽選(例えば、第1特別図柄の動的表示)を実行可能な第1抽選実行手段(例えば、第1始動口64への入賞)と、
前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選(例えば、第2特別図柄の動的表示)を実行可能な第2抽選実行手段(例えば、上側第2始動口71又は下側第2始動口71aへの入賞)と、
前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段(例えば、特図1特図2同時変動)と、を備え、
前記第1演出手段は、
前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記第1演出において遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機J5。
遊技機J5によれば、遊技機J0からJ4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、第1条件が成立することにより第1抽選を実行可能な第1抽選実行手段と、前記第1条件と異なる第2条件が成立することにより第2抽選を実行可能な第2抽選実行手段と、前記第1抽選と前記第2抽選とを同時期に実行可能な同時期実行手段と、を備え、前記第1演出手段は、前記第1抽選又は前記第2抽選の結果を前記第1演出において遊技者に示唆可能に構成される。これにより、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行されている第1演出中に、遊技状況が変化し得る場合に、実行中の第1演出を終了させることができるので、例えば、演出内容の変化や遊技状況の変化が発生し得る場合に、直ちに第1演出を終了させて第2条件に基づく遊技状況に移行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機J0からJ5のいずれかにおいて、
遊技媒体を、第1発射態様(例えば、左打ち遊技)と、該第1発射態様と異なる第2発射態様(例えば、右打ち遊技)とで発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)、を備え、
前記第2演出実行手段は、
前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する
ことを特徴とする遊技機J6。
遊技機J6によれば、遊技機J0からJ5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、遊技媒体を、第1発射態様と、該第1発射態様と異なる第2発射態様とで発射可能な発射手段、を備え、前記第2演出実行手段は、前記第2演出として、前記第1発射態様又は前記第2発射態様から、前記第2発射態様又は前記第1発射態様に切り替えることを遊技者に示唆可能な演出を実行する。これにより、第1演出の実行中に発射手段による発射態様を切り替えることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始する発生条件が成立した場合にも、直ちに第1演出を終了させて、発射態様の変更を遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機J6において、
前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段(例えば、「左打ちに戻してください」)、を備えている
ことを特徴とする遊技機J7。
遊技機J7によれば、遊技機J6の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1遊技状態において、前記第2発射態様で前記遊技媒体が発射された場合に、前記第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行可能な矯正演出実行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において第2発射態様で遊技媒体が発射された場合に、第1発射態様にすることを遊技者に示唆可能な矯正演出を直ちに実行することで、例えば、第1遊技状態で第2発射態様が非推奨であることを遊技者に直ちに認識させることができ、遊技仕様通りの遊技を遊技者に実行させ易くすることができる、という効果がある。
遊技機J5からJ7のいずれかにおいて、
前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段(例えば、天井到達計数カウンタ203p)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数(例えば、「900回」)が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段(例えば、時短低確フラグ203nのオン)、を備えている
ことを特徴とする遊技機J8。
遊技機J8によれば、遊技機J5からJ7の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記第1抽選又は/及び前記第2抽選の実行回数を計数可能な計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記第1遊技状態において、前記計数手段により所定回数が計数された場合に、前記第2遊技状態に移行可能な第2遊技移行手段、を備えている。これにより、第1遊技状態において、第1抽選又は第2抽選が成立したことに基づいて実行される第1演出中に、例えば、他方の第2抽選又は第1抽選によって算定手段の算定結果が所定回数に到達したとしても、第2遊技状態が移行されることを遊技者に示唆可能な第2演出を開始させ、直ちに第1演出を終了させて、発射態様の変更を遊技者に示唆可能な第2演出を実行させることができる。よって、遊技の状況を遊技者に的確に示唆できる遊技性を提供し、遊技の興趣の向上を図ることができる、という効果がある。
なお、上記遊技機A0~A8のいずれかの構成に対して、上記遊技機B0~B9,C0~C10,D0~D8,E0~E10,F0~F8,G0~G8,H0~H10,I0~I8,J0~J8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機B0~B9のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A8,C0~C10,D0~D8,E0~E10,F0~F8,G0~G8,H0~H10,I0~I8,J0~J8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機C0~C10のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A8,B0~B9,D0~D8,E0~E10,F0~F8,G0~G8,H0~H10,I0~I8,J0~J8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機D0~D8のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A8,B0~B9,C0~C10,E0~E10,F0~F8,G0~G8,H0~H10,I0~I8,J0~J8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機E0~E10のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A8,B0~B9,C0~C10,D0~D8,F0~F8,G0~G8,H0~H10,I0~I8,J0~J8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機F0~F8のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A8,B0~B9,C0~C10,D0~D8,E0~E10,G0~G8,H0~H10,I0~I8,J0~J8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機G0~G8のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A8,B0~B9,C0~C10,D0~D8,E0~E10,F0~F8,H0~H10,I0~I8,J0~J8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機H0~H10のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A8,B0~B9,C0~C10,D0~D8,E0~E10,F0~F8,G0~G8,I0~I8,J0~J8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機I0~I8のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A8,B0~B9,C0~C10,D0~D8,E0~E10,F0~F8,G0~G8,H0~H10,J0~J8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機J0~J8のいずれかの構成に対して、上記遊技機A0~A8,B0~B9,C0~C10,D0~D8,E0~E10,F0~F8,G0~G8,H0~H10,I0~I8のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
これらの場合、各構成を適用したことによるさらなる効果を奏することができる。
遊技機A0からA8,B0からB9,C0からC10,D0からD8,E0からE10,F0からF8,G0からG8,H0からH10,I0からI8,J0からJ8のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機X1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機A0からA8,B0からB9,C0からC10,D0からD8,E0からE10,F0からF8,G0からG8,H0からH10,I0からI8,J0からJ8のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機X2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示手段において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(大入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機A0からA8,B0からB9,C0からC10,D0からD8,E0からE10,F0からF8,G0からG8,H0からH10,I0からI8,J0からJ8のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機X3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
<第14実施形態>
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図256~図303を参照し、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の第14実施形態について説明する。図256は、第14実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図257はパチンコ機10の背面図であり、図258はパチンコ機10の遊技盤13の正面図である。
パチンコ機10は、図256に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図256参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口(入球口)63,64,71等を有する遊技盤13(図258参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図260参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。なお、遊技盤13の詳細については、図258において後述する。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図256参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図256参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図260参照)へと案内される。また、上皿17の上面の正面視左側には、枠ボタン22が設けられている。
枠ボタン22は、例えば、後述する第3図柄表示装置81(図258参照)で表示される演出のステージを変更する場合に、遊技者により押下操作されるボタンである。また、枠ボタン22は、第3図柄の変動表示(以下、第3図柄の変動表示を「変動演出」という。)において実行される予告表示での演出内容を遊技者に選択させるための操作ボタンとしても使用される。
また、変動演出とは、後述する第3図柄表示装置81(図258参照)にて表示される演出であり、後述の通り、遊技盤13の前面領域に発射された球が特定の入賞口(例えば、後述の第1始動口64又は第2始動口71(図258参照))へ入賞したことを契機として実行され、図柄(後述の第3図柄)が所定時間変動された後、停止表示された図柄の組み合わせによって、当該入賞に対して行われる抽選の結果(大当たりか否か)を遊技者に提示する演出である。
さらに、ステージとは、後述する第3図柄表示装置81(図258参照)に表示される各種演出に統一性を持たせた演出モードのことで、本パチンコ機10では「街中ステージ」、「空ステージ」、「島ステージ」の3つのステージが設けられている。上述の変動演出や、変動演出中に実行される「リーチ表示」などの各種演出は、それぞれのステージに与えられたテーマに合わせて行われるように設計されている。
また、「リーチ表示」とは、後述する第3図柄表示装置81(図258参照)において実行される変動演出において、大当たりが発生することを示す「大当たり表示」の一歩手前の表示のことをいう。具体的には、後述する左図柄列Z1及び右図柄列Z3(図259参照)の第3図柄が同一図柄で停止し、中図柄列Z2(図259参照)が未だ停止せず変動を継続している状態のことをいう。
本実施形態のパチンコ機10では、「リーチ表示」として、大別して、「ノーマルリーチ」の演出を構成する一単位の要素(以下、演出を構成する一単位の要素を「変動要素」という)と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、該「ノーマルリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スーパーリーチ」の変動要素と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、「スーパーリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スペシャルリーチ」の変動要素とが用意されている。
ステージの変更は、変動演出が行われていない期間(即ち、デモ表示中)や、変動演出において第3図柄が遊技者に視認不能に高速に変動される「高速変動」の変動要素中に、遊技者によって枠ボタン22が押下操作された場合に行われる。そして、枠ボタン22が操作される度に「街中ステージ」→「空ステージ」→「島ステージ」→「街中ステージ」→・・・の順で繰り返し変更される。また、電源投入直後は、初期ステージとして「街中ステージ」が設定される。
また、後述する第3図柄表示装置81(図258参照)にて行われる変動演出において「ノーマルリーチ」の変動要素が開始された場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素から「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するときは、「ノーマルリーチ」の変動要素中に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素の選択画面が第3図柄表示装置81に表示されるように構成してもよい。
具体的には、選択画面では、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素として選択可能な複数の候補が表示され、その選択画面が表示されている間に、枠ボタン22が遊技者に押下操作された場合に、選択された候補が変更されるように構成する。そして、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素へ発展するときに選択されていた演出候補に基づいて、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定され、その決定に従って「スーパーリーチ」の変動要素は「スペシャルリーチ」の変動要素が第3図柄表示装置81にて実行される。
なお、第14実施形態では、枠ボタン22を押下操作されるボタンとして構成したが、枠ボタン22に代えて、遊技者によりパチンコ機10に対して所定方向(例えば、パチンコ機10に対して、前方、後方、右方および左方)に傾倒操作可能な、操作レバーにより構成してもよい。そして、操作レバーが傾倒操作された方向に基づいて、演出ステージが選択変更されたり、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定されたりしてもよい。
また、枠ボタン22を上皿17の側面視正面側に配置するように構成しているが、枠ボタン22の配置位置は、遊技者が押下操作可能な位置であれば如何様な配置位置でも良く、例えば、上皿17の上面側に配置してもよいし、後述する下皿50の近傍(上面又は側面)に配置してもよい。さらに、本発明では、第1始動口64又は第2始動口71への入球に対する事象である変動演出の実行回数を計数可能に構成しているが、第1始動口64又は第2始動口71への入球に対する事象であるすべての入球回数を計数可能に構成してもよいし、第1始動口64又は第2始動口71への入球に対する事象である変動演出が実行され得る有効入球回数(即ち、保留球数)を計数可能に構成してもよい。
前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定の「リーチ表示」時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様が変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、発光ダイオード(ライト・エミッティング・ダイオード(Light Emitting Diode)。以下、「LED」と略す。)等の発光手段を内蔵した電飾部29~33が設けられている。
パチンコ機10においては、これら電飾部29~33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時や「リーチ表示」時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29~33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前の「リーチ表示」中である旨が報知される。また、前面枠14の正面視左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図258参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29~33の周りの領域にクロムメッキを施したアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(Acrylonitrile Butadiene Styrene。以下、「ABS」と略す。)樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット。図示せず。)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112a(図260参照)の駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。
操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。
なお、第3図柄表示装置81でのデモ演出が実行中の状態において、タッチセンサ51aがオフからオンの状態になった場合に、「がんばりましょう」などの音声を出力したり、パチンコ機10の世界観に合わせた音声を出力したり、可動役物を可動させたり、ランプを点灯させたりするように構成してもよい。
また、本発明の球が入賞することで遊技者に遊技価値を付与し易い遊技状態から、球が入賞し難いことで遊技者に遊技価値を付与し難い遊技状態へ移行される場合に、球が入賞することで遊技者に遊技価値を付与し易い遊技状態でのみ行われる演出が実行された後において実行される演出において遊技状態の移行に関する示唆情報を遊技者に示唆可能な示唆表示として、特別図柄の変動演出の実行回数と天井到達回数とを表示する救済カウンタ表示89を例に説明するが、普通図柄の可変表示回数で遊技状態が移行する場合における普通図柄の可変表示の実行回数と天井到達回数とを表示する回数表示でもよいし、大当たり回数に基づいて移行する遊技状態が変化(即ち、リミッタ機能)する場合における大当たり回数とリミッタ回数とを表示する大当たり回数表示/リミッタ到達回数表示でもよいし、大当たりの発生に基づいて遊技状態が移行する場合における大当たりエンディング演出中において保留されている特別図柄の変動演出で大当たりが発生することを遊技者に示唆する大当たりエンディング中保留連(大当たり確定。例えば、「V獲得!」等。)表示でもよい。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「ドル箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
次に、図257に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのマイクロ・プロセッシング・ユニット(Micro-Processing Unit。以下、「MPU」と略す)、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100~104に収納されている。基板ボックス100~104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図260参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ503が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図260参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ503は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
次に、図258を参照して遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図258に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる第2始動口71、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで第2始動口71へ球が入球可能となる普通電役72、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、第1始動口64、可変入賞装置65、スルーゲート67、第2始動口71、普通電役72、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図256参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図258を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図256参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図260参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図258の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図258の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第14実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第2始動口71、可変入賞装置65、スルーゲート67に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、第2始動口71、可変入賞装置65、スルーゲート67へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視右側上部(図258の右側上部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図260参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64又は第2始動口71に入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第14実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
また、大当たり遊技状態(小当たり遊技状態)におけるラウンドにおいて、1回の可変入賞装置65の開放を1ラウンドとして説明するが、1ラウンドにおいて複数回可変入賞装置65が開放するように構成してもよい。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、第2始動口71への球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第14実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第14実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた第2始動口71への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第14実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第14実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64又は第2始動口71への入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71に応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第14実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、「4ラウンド時短大当たり(以下、大当たり種別「時短A」と称する場合がある)」、「6ラウンド時短大当たり(以下、大当たり種別「時短B」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、大当たり種別「確変A」と称する場合がある)」が用意されている(図263(a)参照)。また、第2始動口71への入賞に基づいて、「確変A」、「4ラウンド確変大当たり(以下、大当たり種別「確変B」と称する場合がある)」、「6ラウンド確変大当たり(以下、大当たり種別「確変C」と称する場合がある)」が用意されている(図263(b)参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率が通常の状態(即ち、低確率状態)かつ普通電役72の開放が短時間である状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「確率変動状態」の時より各特別図柄の大当たり確率が低く、また、「確率変動状態」および「普図高確時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態(「普図低確時間短縮状態」とは同等)であって普通電役72の開放時間も短時間となるように構成されている。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、第2始動口71へ球が入賞し易い遊技状態(以下、第2始動口71へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。本発明の球が入賞することで遊技者に遊技価値を付与し易い遊技状態でのみ行われる変動演出が実行された後において実行される演出として、「普図高確時間短縮状態」でのみ行われる特別図柄の変動演出が実行された後において実行される「通常遊技状態」において行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の特別図柄の変動演出を例に説明するが、「確率変動状態」においてのみ行われる特別図柄の変動演出が行われた後において実行される「通常遊技状態」において行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の特別図柄の変動演出でもよいし、「普図低確時間短縮状態」においてのみ行われる特別図柄の変動演出が行われた後において実行される「通常遊技状態」において行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の特別図柄の変動演出でもよいし、大当たり遊技状態においてのみ行われる大当たりラウンド演出が行われた後において実行される大当たりエンディングにおいて行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の大当たりエンディング演出でもよいし、小当たり遊技状態においてのみ行われる小当たりラウンド演出が行われた後において実行される小当たりエンディングにおいてのみ行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の小当たりエンディング演出でもよい。
また、第14実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数(第14実施形態では、「250回」)連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能(所謂、天井機能)が搭載されている(以下、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において「250回」連続して大当たりに当選せずに「普図低確時間短縮状態」に突入することを、「救済条件成立」と称し、また、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に「救済条件成立」となる回数を「救済条件成立回数」と称する場合がある)。救済条件が成立した場合には、「普図低確時間短縮状態」に移行することを示す専用の演出(例えば、「天井到達!」等の文字表示や、遊技状態が移行することを示唆可能な特殊演出等)を表示可能に構成されている。
なお、本発明の可動物が動作することで球が入賞し易い入賞口として、普通電役72が付随した第2始動口71を例に説明するが、可動物が動作することで球が入賞し易い入賞口としては、例えば、小当たりに当選したことに基づいて作動する小入賞口開閉板が付随した小入賞口(図示せず)や、他の入賞口への入賞を起因に作動する非電動式役物(図示せず)が付随した一般入賞口63若しくは始動口や、大当たりに当選したことに基づいて作動する大入賞口開閉板65aが付随した可変入賞装置65等でも良い。
次いで、「普図高確時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」及び後述する「普図低確時間短縮状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなることを「高確時短機能」と称する場合がある)。この「普図高確時間短縮状態」は、第2始動口71の正面視上方に設けられた普通電役72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71へ入球し易い状態となる。
即ち、「普図高確時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役72の開放状態が長くなる状態である。よって、「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を第2始動口71へ入賞させ易いため、該第2始動口71への入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながらの遊技を行うことが可能となる。
第14実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」は、該「普図高確時間短縮状態」が開始されてから予め定められた規定回数(第14実施形態では、「50回」)の特別図柄の動的表示が実行されるまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。そして、上記規定回数の特別図柄の動的表示が実行された後は、「普図高確時間短縮状態」から上記「通常遊技状態」に移行するように構成されている。本発明の球が入賞することで遊技者に遊技価値を付与し易い遊技状態でのみ行われる変動演出として、「普図高確時間短縮状態」においてのみ行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の特別図柄の変動演出を例に説明するが、「確率変動状態」においてのみ行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の特別図柄の変動演出でもよいし、「普図低確時間短縮状態」においてのみ行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の特別図柄の変動演出でもよいし、大当たり遊技状態においてのみ行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の大当たり演出でもよいし、小当たり遊技状態においてのみ行われる背景、キャラクタ図柄、演出パターン等の小当たり演出でもよい。
なお、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は後述する「確率変動状態」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「確率変動状態」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。また、本発明の球が入賞することで遊技者に遊技価値を付与し易い遊技状態として、普通電役72が付随する第2始動口71に球が入賞し易い「普図高確時間短縮状態」を例に説明するが、例えば、普通電役72を第1始動口64に付随させて該第1始動口64に球が入賞し易い「普図高確時間短縮状態」を設けても良いし、小入賞口開閉板が付随する小入賞口に球が入賞し易い小当たり遊技状態や、大入賞口開閉板65aが付随する可変入賞装置65に球が入賞し易い大当たり遊技状態等でも良い。
次いで、「普図低確時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」及び後述する「普図高確時間短縮状態」と同様に低確率状態であり、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低い状態である一方、普通図柄の可変表示時間が短縮し、普通電役72の開放時間が「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」と同様に長時間となる(以下、普通図柄の当たり確率が低い状態である一方、普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなることを「低確時短機能」と称する場合がある。また、「高確時短機能」及び「低確時短機能」を総称して、「時短機能」と称する場合がある)ように構成されているため、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71へ入球し易い状態となる。
即ち、「普図低確時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率及び普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄の可変表示による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役72の開放状態が長くなる状態である。よって、「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を第2始動口71へ入賞させ易いため、該第2始動口71への入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながらの遊技を行うことが可能となる。
この「普図低確時間短縮状態」は、大当たり終了後、特別図柄の低確率状態において連続して「250回」大当たりに当選しなかった場合、即ち、特別図柄の低確率状態において「250回」の動的表示が行われる間、ハズレが抽出し続けた場合に、該「普図低確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
また、「普図低確時間短縮状態」は、該「普図低確時間短縮状態」が開始されてから予め定められた規定回数(第14実施形態では、「379回」)の特別図柄の動的表示が実行されるまでの間、普通図柄の可変表示時間が短縮し、普通電役72の開放時間が長時間となる。そして、上記規定回数の特別図柄の動的表示が実行された後は、「普図低確時間短縮状態」から上記「通常遊技状態」に移行するように構成されている。
なお、「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した場合、再度「普図低確時間短縮状態」には移行し得ないように構成されている。一方、救済条件成立に基づいて「普図低確時間短縮状態」が発生し、該「普図低確時間短縮状態」において特別図柄の動的表示の実行回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行した場合に、再度、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」に移行し得るように構成してもよい。本発明の球が入賞することで遊技者に遊技価値を付与し易い遊技状態の終了条件が成立した場合において、球が入賞し難いことで遊技者に遊技価値を付与し難い遊技状態へ移行する例として、「普図高確時間短縮状態」の終了条件が成立した場合に「通常遊技状態」へ移行する場合について説明したが、例えば、「確率変動状態」の終了条件が成立した場合に「通常遊技状態」又は「時間短縮状態」に移行する場合でもよいし、大当たり遊技状態の終了条件が成立した場合に「通常遊技状態」、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」に移行する場合でもよいし、小当たり遊技状態の終了条件が成立した場合に「通常遊技状態」、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」に移行する場合でもよい。
次いで、「確率変動状態」では、大当たり終了後に付加価値としてその後の各特別図柄の大当たり確率がアップした高確率状態であるとともに、普通図柄の当たり確率がアップし、かつ、高確時短機能が作動した状態となる。
即ち、「確率変動状態」は、特別図柄による大当たり結果が導出され易い状態であるとともに、普通図柄による当たり結果が導出され易く、さらに、普通電役72の開放状態が長くなる状態となる。よって、「確率変動状態」では、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し易いため、第2特別図柄の動的表示を連続的に実行できるとともに、該第2始動口71への入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながら遊技を行うことができる。よって、「確率変動状態」では、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たり遊技(特別遊技状態)が発生し易い状態で遊技を行うことが可能となる。
なお、本発明の遊技者にとって有利な有利状態として、普通図柄の高確率状態、即ち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」を例に説明するが、例えば、特別図柄の高確率状態、即ち、「確率変動状態」又は「潜伏確率変動状態」でもよいし、大当たり状態でもよいし、小当たり状態でもよい。また、有利状態より不利な不利状態として、普通図柄の低確率状態、即ち、「通常遊技状態」を例に説明するが、例えば、「普図低確時間短縮状態」でもよいし、「普図高確時間短縮状態」でもよいし、「潜伏確率変動状態」でもよいし、小当たり遊技状態でもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から4ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第14実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり種別「時短A」の大当たり終了後に「普図高確時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短B」とは、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から6ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第14実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短B」が選択され得て、該大当たり種別「時短B」の大当たり終了後に「普図高確時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第14実施形態では、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示においてこの大当たり種別「確変A」が選択され得て、該大当たり種別「確変A」の大当たりの終了後に、「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変B」とは、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から4ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第14実施形態では、第2特別図柄の動的表示においてこの「確変B」の大当たり種別が選択され得て、該大当たり種別「確変B」の大当たりの終了後に、「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変C」とは、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から6ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第14実施形態では、第2特別図柄の動的表示においてこの大当たり種別「確変C」が選択され得て、該大当たり種別「確変C」の大当たりの終了後に、「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
ここで、各大当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは21種類、大当たり種別「時短B」に対応する表示パターンは21種類、大当たり種別「確変A」に対応する表示パターンは21種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「時短A」、「時短B」及び「確変A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「確変A」に対応する表示パターンは21種類、大当たり種別「確変B」に対応する表示パターンは21種類、大当たり種別「確変C」に対応する表示パターンは21種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、上方LED群37b1と同様、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が下方LED群37b2の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「確変A」、「確変B」又は「確変C」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
このように構成することで、特別図柄表示装置37の特別LED群37bの停止表示において各大当たり種別を表示した場合であっても、各停止表示に対応する大当たり種別を全て把握していなければ、当選した大当たり種別を遊技者が認識することが困難となる。このため、変動演出の表示結果のみではいずれの大当たり種別かを識別困難にし、遊技者にいずれの大当たり種別であるかを推測させる遊技性が生まれ、遊技の興趣を向上することができる。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」若しくは「普図低確時間短縮状態」、又は、大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。本発明の当たり結果が導出されることにより移行し得る状態にて所定条件が成立した場合に移行し得る状態として、「普図高確時間短縮状態」において特別図柄の変動演出が規定回数実行されることにより移行される「通常遊技状態」を例に説明するが、例えば、「確率変動状態」において特別図柄の変動演出が規定回数実行されることにより移行される「通常遊技状態」又は「普図高確時間短縮状態」でもよいし、「普図低確時間短縮状態」において特別図柄の変動演出が規定回数実行されることにより移行される「通常遊技状態」でもよいし、大当たり待機状態においてスルーゲートを球が通過することにより移行される大当たり遊技状態でもよいし、小当たり待機状態においてスルーゲートを球が通過することにより移行される小当たり遊技状態でもよい。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより3個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は第2始動口71への入球(以下、第1始動口64又は第2始動口71への球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、後述する表示制御装置114(図260参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図259参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図259参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第14実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第14実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、第2始動口71に始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図259を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図259は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図259(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図259(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第14実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図260参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短A」に当選した場合は、主に、「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり種別「時短A」より大当たりラウンド数が多い大当たり種別「時短B」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり種別「確変A」に当選した場合は、主に、「7」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
なお、第14実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「確変A」に当選した場合に、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「確変A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄が揃う変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出等を行うことで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
また、本発明の球が入賞し難いことで遊技者に遊技価値を付与し難い遊技状態として、入球を容易化する可動物等が付随していない第1始動口64へ球が入賞し難く、かつ、普通電役72が付随した第2始動口71へも該普通電役72が作動し難い若しくは作動しないことで、「普図高確遊技状態」より遊技者に遊技価値を付与し難い遊技状態である「通常遊技状態」を例に説明するが、例えば、小入賞口開閉板が付随した小入賞口へ該小入賞口開閉板が作動し難い若しくは作動しないことで、小当たり遊技状態より遊技者に遊技価値を付与し難い小当たり遊技状態後の遊技状態(即ち、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」、又は、「通常遊技状態」等)でも良いし、大入賞口開閉板65aが付随した可変入賞装置65へ該大入賞口開閉板65aが作動し難い若しくは作動しないことで、大当たり遊技状態より遊技者に遊技価値を付与し難い大当たり遊技状態後の遊技状態(即ち、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」、又は、「通常遊技状態」等)でも良い。
図259(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は第2始動口71に入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの左の小領域Ds1には、「通常遊技状態」において、救済条件成立回数、及び、前回の大当たり若しくは初期状態からの特別図柄の低確率状態における特別図柄の動的表示の実行回数を示す救済カウンタ表示89が表示可能に構成されている。救済カウンタ表示89は、救済条件成立回数(第14実施形態では「250回」)を示す表示用救済カウンタ分母89aと、初期状態又は特別図柄の大当たり後から現在までに実行された特別図柄の低確率状態における実行回数(図259の例では「58回」)を示す表示用救済カウンタ分子89bと、で構成されている。
図259に示す例では、救済条件成立回数が「250回」となっており、初期状態又は特別図柄の大当たり後から現在までに実行された特別図柄の低確率状態における実行回数が「58回」となっていることから、特別図柄の動的表示を残り「192回」実行させることにより、救済条件が成立して「普図低確時間短縮状態」へ移行する状態であることを示している。
この救済カウンタ表示89の表示により、遊技者は救済条件が成立するまでの特別図柄の残りの実行回数を把握することができるため、「通常遊技状態」において左打ち遊技を継続しているにもかかわらず、大当たりに当選しない状況(所謂、ハマり)が続いた場合でも、該救済カウンタ表示89を確認することにより、安心して遊技を継続することができる。
なお、第14実施形態のパチンコ機10では、救済条件が成立して「普図低確時間短縮状態」に移行した後、規定回数(第14実施形態では、「379回」)の特別図柄の動的表示の実行によって大当たりに当選することなく、再び「通常遊技状態」に移行した場合、その後の「通常遊技状態」からは再度「普図低確時間短縮状態」には移行し得ないように構成されている。このため、「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した場合は、救済カウンタ表示89を表示しないように構成されている。
また、詳細は後述するが、第14実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の大当たり後に移行する「確率変動状態」中、又は、「普図高確時間短縮状態」中における停電等の発生による電源遮断時にも、該「確率変動状態」又は該「普図高確時間短縮状態」の終了後に移行する「通常遊技状態」の開始時から救済カウンタ表示89の表示が可能となるように構成されている。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、が表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。なお、変動演出に関する事象の回数報知態様である特図1用保留数表示87a(後述する特図2用保留数表示88aも同様)は、ほぼすべての遊技状態(大当たり遊技状態や小当たり遊技状態では表示しないように構成してもよい)で同一の態様で表示し、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」、又は、「確率変動状態」では、コクピット表示領域Dbに表示される保留図柄より小さい大きさの態様で表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図259(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、第1入球口64への入球(始動入賞)に伴 って第3図柄表示装置81にて行われる変動演出の一態様として、1の変動表示の中で第 3図柄の擬似変動が複数回連続して行われる、いわゆる「擬似連」が行われ得るように構 成されている。「擬似連」は、その「擬似連」が実行される変動表示の結果として大当たりと なる期待度を示唆する予告演出の一種であり、1の変動表示中に、第3図柄の「擬似停止」と「擬似変動」の変動要素とが1回以上行われる態様によって変動演出が行われる。
「擬似連」では、この1の変動表示中に行われる「擬似停止」及び「疑似変動」の変動要素の繰り返し回数(即ち、「擬似変動」の変動要素が連続して行われる回数)が多くなる程、その変動表示後に大当たりが付 与される期待感が高まるように、その繰り返し回数が決定される。これにより、1の変動表示中に「擬似変動」の変動要素が繰り返し行われれば行われる程、遊技者は大当たりとなる可能性が高まっていく感覚を覚えることができる。よって、「擬似連」による変動演出を行うことにより、遊技者に対し遊技への興趣を高めることができる。
従って、本実施形態のパチンコ機10では、「擬似連」が実行される場合に、この「擬似」の変動要素が行われた回数を第3図柄表示装置81において「×3(「擬似変動」の変動要素が3回行われた場合)」のように表示し、遊技者に期待度が認識し易いように構成されている。
音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信された後述する変動パターンコマンドに基づいて「擬似連」を実行するか否かを抽選または判別(例えば、遊技状態判別手段)し、「擬似連」の実行を決定する。また、「擬似連」を実行し得る遊技状態(例えば、特定遊技状態)のうち、該「擬似連」を実行する1の変動表示において、「擬似変動」の変動要素が実行される都度、該「擬似変動」の変動要素の回数を加算していき(例えば、所定演出回数計数手段)、この加算結果を第3図柄表示装置81において表示する。そして、主制御装置110から後述する確定コマンド(例えば、特定コマンド)を受信した場合に、擬似変動の回数を「0」クリアして、第3図柄表示装置81に表示していた「擬似変動」の変動要素の回数を消去する。
第14実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第2始動口71へ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第14実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示(実行)可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第14実施形態においては、第1始動口64又は第2始動口71への入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
図258に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ(図示せず)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
また、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合に、該大当たりする動的表示の終了後にスルーゲート67に球を通過させることで大当たり遊技が開始されるように構成してもよい。
このように構成した場合、すべての遊技状態(例えば、第1遊技状態)での大当たりとなる動的表示において、第3図柄表示装置81で大当たりに当選したことを報知する演出を行い、該大当たりとなる動的表示の終了後に「スルーゲートを狙ってください」などのメッセージを第3図柄表示装置81において表示し(例えば、第1演出)、スルーゲート67に球が通過することで大当たり状態(例えば、第2遊技状態)へ移行し、大当たり演出(例えば、特定演出)が開始される。
このように構成することで、大当たりとなる動的表示の終了後、スルーゲート67に球を通過させるまでは大当たり状態へ移行せず、可変入賞装置65の開放も開始されないため、遊技者は大当たりとなる動的表示の終了後、スルーゲート67に球を通過させる前に遊技球の発射を止めて、一時的に遊技を休止(例えば、トイレ休憩等)することができる。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役72が配設されている。この普通電役72は、主に、出没板72aと、該出没板72aを出没駆動する普通電役ソレノイド(図示せず)と、により構成されている。
第14実施形態の主制御装置110(図260参照)は、通常時、普通電役72の出没板72aを突出状態に維持して、第2始動口71の正面視上方側を覆うことで、第2始動口71への球の流入を防止している。そして、普通図柄の可変表示で当たりに当選した場合に、上記普通電役ソレノイド(図示せず)を所定時間駆動し、普通電役72の出没板72aを所定時間の間、出没板72aを突出状態から遊技盤13内に没入した没入状態に駆動させて、第2始動口71への球の流入を可能に構成して、右打ち遊技されて可変表示装置ユニット80の正面視右側を流下する球が第2始動口71へ入賞し易い状態、即ち、入賞補助状態となるように構成されている。
また、第14実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」及び「普図低確時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を低確率状態(例えば、70/100)とし、普通図柄の可変表示において「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」より当たりに当選し難くすることで、普通電役72の出没板72aを没入状態(開放状態)とし難くして、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」より第2始動口71へ入賞し難いように構成する。一方、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」及び「普図低確時間短縮状態」より当たりに当選し易くすることで、普通電役72の出没板72aを没入状態(開放状態)とし易くし、第2始動口71へ容易に入賞し得るように構成する。なお、「普図高確時間短縮状態」と「普図低確時間短縮状態」とで、普通図柄の当選確率が異なる点について説明したが、普通電役72の開放回数や開放時間等の開放パターンを異ならせるように構成してもよい。具体的には、例えば、「普図高確時間短縮状態」では、1回の当選に基づく開放回数を「普図低確時間短縮状態」より多くするように構成してもよいし、1回の開放時間を「普図低確時間短縮状態」より長くするように構成してもよい。一方で、「普図低確時間短縮状態」は、「普図高確時間短縮状態」より当選確率が低いことから、「普図低確時間短縮状態」と「普図高確時間短縮状態」とで第2始動口71への入賞割合を同程度にするために、「普図低確時間短縮状態」において、1回の当選に基づく開放回数を「普図高確時間短縮状態」より多くするように構成してもよいし、1回の開放時間を「普図高確時間短縮状態」より長くするように構成してもよい。
第14実施形態のパチンコ機10では、普通図柄の高確率状態では、可変表示が高確率(即ち、99%)で当たりを導出するため、普通図柄が高確率状態である「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技で発射された球の多くが第2始動口71に入賞し得るように構成される。一方、普通図柄の低確率状態のうち、「通常遊技状態」では、可変表示が低確率(即ち、70%)で当たりを導出し得るものの、普通電役72の開放時間が短時間のため、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71に入賞し難いように構成される。また、普通図柄の低確率状態のうち、「普図低確時間短縮状態」では、可変表示が低確率(即ち、70%)で当たりを導出し得る状態であり、普通電役72の開放時間が「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」と同様に長時間となるため、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71に入賞し得るように構成される。
これにより、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技で発射された球を第2始動口71へと入賞させながら遊技を行うことが可能となることで、第2始動口71への入賞に基づく賞球の払い出しによって、遊技者は「通常遊技状態」より自身の持ち球の減少を抑えながら遊技を行うことができる。
なお、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)時間や、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)回数を変更するものとしても良い。具体的には、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、普通電役72の出没板72aが没入する時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役72の出没板72aの没入時間の長時間化と、普通電役72の出没板72aの没入回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第14実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に第2始動口71正面視上方に設けられた普通電役72が所定時間だけ作動状態となり、所定図柄以外(第14実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第14実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図260参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役72が開放状態である場合にのみ球が入球し得る第2始動口71が配設されている。この第2始動口71へは、普通電役72が開放状態である場合、右打ち遊技で発射された球が1分間に約90個程度入賞するように遊技釘が周辺に植設されている。第2始動口71へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第2始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第2始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図260参照)で第2特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第2始動口71は、球が入球すると1個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
遊技盤13の正面視右側下方には可変入賞装置65の略中央部分に横長矩形状の大入賞口が設けられている。第14実施形態のパチンコ機10においては、主制御装置110(図260参照)での第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選が大当たりとなる場合、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるように特別図柄表示装置37の特別LED群37bを点灯表示させると共に、第3図柄表示装置81にその大当たりに対応した停止図柄(例えば、同一図柄の3つ揃い(「777」等))を表示させて、大当たり遊技の発生が示される。その後、大当たり種別に応じて、可変入賞装置65に設けられた大入賞口開閉板65aが開放されて、球が大入賞口内に入賞し易い特別遊技状態(大当たり遊技)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている大入賞口開閉板65aが、所定条件が成立するまで(例えば、「30秒」経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この大入賞口開閉板65aは、開放された場合に、開放から所定時間が経過、又は、所定数の入賞を検知すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その大入賞口開閉板65aが開放される。この大入賞口開閉板65aの開閉動作は、最高で例えば10回(10ラウンド)繰り返し可能に構成されている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態(大当たり状態)の一形態であり、遊技者には、球を可変入賞装置65内に入賞させることで、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図256参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,64,65,71にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,64,65,71に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
次に、図260を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図260は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したリード・オンリー・メモリー(Read Only Memory。以下、「ROM」と略す)202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるランダム・アクセス・メモリー(Random Access Memory。以下、「RAM」と略す。)203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
主制御装置110では、大当たり抽選や特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における各特別図柄の動的表示および変動演出の設定、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示の表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。RAM203には、これらの処理を制御するための各種カウンタを格納するカウンタ用バッファ203cが設けられている。
また、ROM202は、大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、保留数テーブル202c、停止パターンテーブル202d、変動パターンテーブル202e、大当たり開放テーブル202f、普図当たり乱数テーブル202g、普図変動テーブル202h、普通電役開放テーブル202i、時短終了条件テーブル202jを少なくとも格納している。主制御装置110は、RAM203に格納された各種カウンタと、ROM202に格納された各種テーブルとによって、上記の主要な制御を実行する。なお、本発明の遊技状態移行条件の成立で他の遊技状態へ移行する例として、「普図高確時間短縮状態」において時短終了条件の成立に基づいて「通常遊技状態」に移行する場合について説明するが、例えば、「確率変動状態」において確変終了条件の成立(例えば、リミッタや変動回数)に基づいて「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「潜伏確率変動状態」に移行する場合でもよいし、右打ち遊技状態における終了条件の成立(例えば、時短終了条件の成立)に基づいて左打ち遊技状態に移行する場合でもよい。
ここで、図261を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。これらのカウンタ等は、大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、第3図柄表示装置81の変動演出の設定、普通図柄表示装置83における可変表示の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。また、各種カウンタの説明の中で、図262から図273を参照して、主制御装置110のROM202に格納された各種テーブル、各種制御タイミング及び遊技状態の遷移等についても説明する。
大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、および、第3図柄表示装置81の変動演出の設定には、大当たりの抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の停止種別の選択に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の選択に使用する停止パターン選択カウンタC3と、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。本発明の当たり結果が導出されることにより移行し得る状態として、特別図柄の変動演出において大当たり図柄が導出されることにより大当たり遊技を介して「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」に移行し得る例について説明するが、例えば、特別図柄の変動演出において大当たり図柄が現出することにより大当たり遊技を介して「潜伏確率変動状態」又は「通常遊技状態」でもよいし、特別図柄の変動演出において大当たり図柄が導出されることにより所定条件(例えば、スルーゲートへの球通過等)が成立するまで大当たり遊技の開始を待機する大当たり待機状態でもよいし、特別図柄の変動演出において小当たり図柄が導出されることにより小当たり遊技状態でもよい。
また、普通図柄表示装置83の抽選には、普図当たりカウンタC4が用いられ、普図当たりカウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。
これら各カウンタは、更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後「0」に戻るループカウンタとなっている。
各カウンタは、例えば、タイマ割込処理(図279参照)の実行間隔である「4ミリ秒」間隔で更新され、また、一部のカウンタは、メイン処理(図278参照)の中で不定期に更新されて、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファ203cに適宜格納される。詳細については後述するが、RAM203には、第1特別図柄に関する4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)からなる第1保留球格納エリア203dと、第2特別図柄に関する4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)からなる第2保留球格納エリア203eとが設けられており、これらの各エリアには、第1始動口64又は第2始動口71への入球タイミングに合わせて、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値がそれぞれ格納される。
各カウンタについて詳しく説明する。大当たり乱数カウンタC1は、所定の範囲(例えば、「0~9999」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~9999」の値を取り得るカウンタの場合は「9999」)に達した後「0」に戻る構成となっている。特に、大当たり乱数カウンタC1の更新が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれ、その初期値から大当たり乱数カウンタC1の更新が行われる。
第1初期値乱数カウンタCINI1は、大当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成される。即ち、例えば、大当たり乱数カウンタC1が「0~9999」の値を取り得るループカウンタである場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1もまた、「0~9999」の範囲のループカウンタである。この第1初期値乱数カウンタCINI1は、タイマ割込処理(図279参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図278参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
大当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(第14実施形態では、タイマ割込処理(図279参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したタイミングで、第1始動口64(第1特別図柄)に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納される。また、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したタイミングで、第2始動口71(第2特別図柄)に対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納される。
大当たり乱数カウンタC1が大当たりとなる乱数の値は、主制御装置110のROM202に格納される各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定されている。つまり、第1保留球格納エリア203dの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。また、第2保留球格納エリア203eの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。
ここで、図262を参照して、各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aの詳細について説明する。図262は、ROM202に記憶される第1特別図柄および第2特別図柄における大当たり抽選で共通的に使用される大当たり乱数テーブル202aの一例を模式的に示した模式図である。
第14実施形態の大当たり乱数テーブル202aは、設定値毎にそれぞれ、遊技状態が特別図柄の低確率状態の場合に使用される低確率状態用と、遊技状態が特別図柄の低確率状態より大当たりとなる確率の高い特別図柄の高確率状態の場合に使用される高確率状態用との2種類ずつに分けられる。
そして、各設定値毎に、低確率状態用と高確率状態用とのそれぞれに含まれる大当たり乱数値の個数が異なって設定されている。また、低確率状態から高確率状態に変位させるために必要となる大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレに対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成されている。即ち、低確率状態から高確率状態に変位させるために大当たり乱数値の個数を増加させる場合、ハズレ乱数値の個数を減少させ、その減少分を大当たり乱数値の個数として割り当てるように構成する。このように、遊技状態に応じて大当たり乱数値の個数を異ならせることにより、低確率状態と高確率状態とで、大当たりとなる確率が変更される。
図262で示すように、第14実施形態の大当たり乱数テーブル202aでは、設定値が「1」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は101個で、その値「0~100」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の各特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における大当たり確率は、101/10000=1.01/100(即ち、1.01%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「1」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は313個で、その値「0~312」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における大当たり確率は、313/10000=3.13/100(即ち、3.13%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約3倍大当たりし易いように設定されている。
従って、設定値が「1」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9899個で、その値「101~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9687個で、その値「313~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9899/10000=98.99/100(即ち、98.99%)となるように設定され、特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9687/10000=96.87/100(即ち、96.87%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特別図柄の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、9899個以下)となるように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は103個で、その値「0~102」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における大当たり確率は、103/10000=1.03/100(即ち、1.03%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「2」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は315個で、その値「0~314」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における大当たり確率は、315/10000=3.15/100(即ち、3.15%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約3倍大当たりし易いように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9897個で、その値「103~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9685個で、その値「315~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9897/10000=98.97/100(即ち、98.97%)となるように設定され、特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9685/10000=96.85/100(即ち、96.85%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特別図柄の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分、および、設定値変更に伴う増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、9897個以下)となるように構成されている。
よって、大当たり乱数テーブル202aにおける設定値「2」は、設定値「1」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(低確率状態:1.01%→1.03%、高確率状態:3.13%→3.15%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は105個で、その値「0~104」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における大当たり確率は、105/10000=1.05/100(即ち、1.05%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「3」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は317個で、その値「0~316」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における大当たり確率は、317/10000=3.17/100(即ち、3.17%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約3倍大当たりし易いように設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9895個で、その値「105~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9683個で、その値「317~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9895/10000=98.95/100(即ち、98.95%)となるように設定され、特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9683/10000=96.83/100(即ち、96.83%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特別図柄の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分、および、設定値変更に伴う増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、9895個以下)となるように構成されている。
よって、大当たり乱数テーブル202aにおける設定値「3」は、設定値「2」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(低確率状態:1.03%→1.05%、高確率状態:3.15%→3.17%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
このように、確率設定値ごとに大当たりの当選確率を変更して大当たりの当選し易さを変更することで、確率設定値ごとに出玉率を変更することが可能となり、遊技者に付与され得る遊技価値の多寡を変更できる。よって、パチンコ機10において行われる遊技の遊技性のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図261に戻って、説明を続ける。大当たり種別カウンタC2は、大当たりとなった場合の大当たり種別を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~99」の値を取り得るカウンタの場合は「99」)に達した後に「0」に戻る構成となっている。大当たり種別カウンタC2の値は、例えば、定期的に(第14実施形態では、タイマ割込処理(図279参照)毎に1回)更新される。
そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアと同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアと同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納される。
ここで、例えば、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)でなければ、即ち、ハズレとなる乱数(ハズレ乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、ハズレ時のものとなる。一方で、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は大当たり時のものとなる。この場合、その大当たり時の変動パターンおよび停止種別は、同じ保留エリアに格納された大当たり種別カウンタC2の値が示す大当たり種別に対応して決定される。
上述したように、第14実施形態のパチンコ機10における大当たり種別カウンタC2の値は、「0~99」の範囲のループカウンタとして構成されて、該大当たり種別カウンタC2とROM202に格納された大当たり種別テーブル202bとに基づいて、大当たり種別が決定される。この大当たり種別テーブル202bには、第1特別図柄の第1抽選遊技で参照される特図1大当たり種別テーブル202b1と、第2特別図柄の第2抽選遊技で参照される特図2大当たり種別テーブル202b2とが設けられている。
ここで、図263を参照して、特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2について説明する。図263(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図263(b)は、同じくROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
図263(a)及び図263(b)に示すように、大当たり種別テーブル202bは、第1特別図柄用と第2特別図柄用とで分けられ、その中でさらに、遊技状態と、大当たり種別カウンタC2の値とが対応付けられたテーブルである。
第14実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たり後に、特別図柄の大当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄の動的表示が規定回数(第14実施形態では、「50回」)実行されるまで間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短A」と、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たり後に、特別図柄の大当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄の動的表示が規定回数(第14実施形態では、「50回」)実行されるまで間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短B」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に、特別図柄の動的表示が規定回数(第14実施形態では、「50回」)実行されるまで間、特別図柄の当たり確率が高確率状態となり、かつ、普通図柄の当たり確率も特別図柄の動的表示が規定回数(第14実施形態では、「50回」)実行されるまで間、「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「確率変動状態」(所謂、スペシャル・タイム「50回」。以下、スペシャル・タイム(Special・Time)を、「ST」と称する場合がある。)に対応する大当たり種別「確変A」と、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たり後に、特別図柄の動的表示が規定回数(第14実施形態では、「50回」)実行されるまで間、特別図柄の当たり確率が高確率状態となり、かつ、普通図柄の当たり確率も特別図柄の動的表示が規定回数(第14実施形態では、「50回」)実行されるまで間、「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「確率変動状態」に対応する大当たり種別「確変B」と、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たり後に、特別図柄の動的表示が規定回数(第14実施形態では、「50回」)実行されるまで間、特別図柄の当たり確率が高確率状態となり、かつ、普通図柄の当たり確率も特別図柄の動的表示が規定回数(第14実施形態では、「50回」)実行されるまで間、「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「確率変動状態」に対応する大当たり種別「確変C」と、がある。
特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2では、各大当たり種別に対して、その大当たり種別を決定する大当たり種別カウンタC2の取り得る値が対応付けられている。
図263(a)で示す特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、大当たり種別「時短A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~43」が対応付けられ、大当たり種別「時短B」に対して大当たり種別カウンタC2の値「44~96」が対応付けられ、大当たり種別「確変A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「97~99」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短A」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「98」であれば、大当たり種別「確変A」が選定され得る。
従って、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短A」が44%、大当たり種別「時短B」が53%、大当たり種別「確変A」が3%、の割合で当選することとなる。
なお、第14実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技において、第1始動口64へ入賞し得て第1特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第2始動口71へ入賞し難いことで第2特別図柄の動的表示が実行され難く構成されているため、左打ち遊技の遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)では、第1特別図柄の動的表示が主に実行されるように構成されている。
次いで、図263(b)で示す特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、すべての遊技状態において第2特別図柄の大当たりが発生した場合に、大当たり種別「確変B」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~38」が対応付けられ、大当たり種別「確変C」に対して大当たり種別カウンタC2の値「39~77」が対応付けられ、大当たり種別「確変A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「78~99」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図2大当たり種別テーブル202b2から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「確変B」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「確変A」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「確変B」が39%、大当たり種別「確変C」が39%、大当たり種別「確変A」が22%、の割合で当選することとなる。
ここで、図264及び図265を参照して、第14実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図264は、各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図265は、各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図265において、非推奨の発射態様で遊技を行った場合における遊技状態の移行も表記しているが、ここでは、説明の便宜上、その説明を省略する。
図264で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の動的表示が「50回」実行された場合(所謂、電サポ終了。図265参照。)、「確率変動状態」における特別図柄の動的表示が「50回」実行された場合(所謂、ST終了。図265参照。)、又は、「普図低確時間短縮状態」における特別図柄の動的表示が「379回」実行された場合(所謂、電サポ終了。図265参照。)、となる。
このように、第14実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行する場合、大当たり後からの特別図柄の動的表示の実行回数は「50回」固定となるように構成されている。また、「普図高確時間短縮状態」は特別図柄の低確率状態となっているため、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した時点における特別図柄の低確率状態での動的表示の実行回数は「50回」固定となる。従って、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した場合、該「通常遊技状態」において、特別図柄の動的表示があと「200回」実行されれば、救済条件が成立して「普図低確時間短縮状態」へ移行することになる。
即ち、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した時点において、第3図柄表示装置81で表示を行う救済カウンタ表示89の値は、「50/250」固定となる。よって、仮に「普図高確時間短縮状態」中に停電等が発生して電源が遮断され、音声ランプ制御装置113内のMPU221にリセットがかかった(初期化された)としても、該音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される制御処理において、今回実行される変動表示が「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した直後の変動表示か否かを判別し、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した直後であれば、救済カウンタ表示89に「50/250」を表示することにより、「通常遊技状態」中に表示を行う救済カウンタ表示89の値を正しく表示することができる。
さらに、「確率変動状態」から「通常遊技状態」へ移行する場合も、大当たり後からの特別図柄の動的表示の実行回数は「50回」固定となっており、「確率変動状態」は特別図柄の高確率状態となっているため、「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行した時点における特別図柄の低確率状態での動的表示の実行回数は「0回」固定となる。従って、「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行した場合、該「通常遊技状態」において、特別図柄の動的表示があと「250回」実行されれば、救済条件が成立して「普図低確時間短縮状態」へ移行することになる。
即ち、「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行した時点において、第3図柄表示装置81で表示を行う救済カウンタ表示89の値は、「0/250」固定となる。よって、仮に「確率変動状態」中に停電等が発生して電源が遮断され、音声ランプ制御装置113内のMPU221にリセットがかかった(初期化された)としても、該音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される制御処理において、今回実行される変動表示が「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行した直後の変動表示か否かを判別し、「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行した直後であれば、救済カウンタ表示89に「0/250」を表示することにより、「通常遊技状態」中に表示を行う救済カウンタ表示89の値を正しく表示することができる。なお、救済カウンタ表示89の値の設定処理については図295~図302において詳細を後述する。
また、図264で示すように、「通常遊技状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態である。さらに、「通常遊技状態」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「5秒~190秒」で行われる(後述する図266~図270参照)。なお、この「通常遊技状態」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図260参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。本発明の遊技者にとって有利な発射態様での遊技が奨励される状態として、「普図高確時間短縮状態」を例に説明するが、例えば、「確率変動状態」でもよいし、「潜伏確率変動状態」でもよいし、「普図低確時間短縮状態」でもよいし、大当たり遊技状態でもよいし、小当たり遊技状態でもよいし、単に右打ち遊技状態でもよい。
次いで、「普図高確時間短縮状態」への移行契機は、大当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選となる(図265参照)。
この「普図高確時間短縮状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態である一方、普通図柄の当たり確率は高確率状態である。さらに、「普図高確時間短縮状態」では、「確率変動状態」と同様、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、高確時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図266~図270参照)。なお、この「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「確率変動状態」への移行契機は、大当たり種別「確変A」、「確変B」又は「確変C」への当選となる(図265参照)。
また、「確率変動状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が高確率状態であり、普通図柄の当たり確率も高確率状態である。さらに、「確率変動状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、高確時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図266~図270参照)。なお、この「確率変動状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、スルーゲート67を球が通過した場合でも上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「普図低確時間短縮状態」への移行契機は、大当たり終了後、特別図柄の低確率状態において連続して「250回」大当たりに当選しなかった場合、即ち、特別図柄の低確率状態において「250回」の動的表示が行われる間、ハズレが抽出し続けた場合、となる(図265参照)。
また、「普図低確時間短縮状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態であるものの、普通電役72の開放時間は長時間となる(図272参照)。さらに、「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、低確時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図266~図270参照)。なお、この「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、スルーゲート67を球が通過した場合でも上記右打ち禁止報知は実行されない。
図261に戻って、各種カウンタの説明を続ける。停止パターン選択カウンタC3は、例えば「0~99」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻る構成となっている。
第14実施形態では、保留されている変動演出の保留数と停止パターン選択カウンタC3の値とによって、第3図柄表示装置81で表示される大当たり時およびハズレ時の変動演出の大まかな演出態様が選択される。また、第14実施形態のパチンコ機10では、各演出態様に比較的長めの変動時間が選択され易いロングパターン(以下、「ロング」と称する場合がある)と、該ロングパターンより短めの変動時間が選択され易いミドルパターン(以下、「ミドル」と称する場合がある)と、該ミドルパターンより短めの変動時間が選択され易いショートパターン(以下、「ショート」と称する場合がある)と、が用意されている。
具体的には、「リーチ表示」が発生しない「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」又は「非リーチ(ショート)」演出態様と、「リーチ表示」として「ノーマルリーチ」の変動要素のみが実行される「ノーマルリーチ」演出態様と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「スーパーリーチ」演出態様と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「スペシャルリーチ」演出態様と、の6つの演出態様のいずれかが選択され得る。
ここで、各演出態様について詳細に説明する。演出態様の中で、「非リーチ(ロング)」演出態様と「非リーチ(ミドル)」演出態様と「非リーチ(ショート)」演出態様(以下、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様を総称して、『「非リーチ」演出態様』と称する場合がある)とは、特別図柄の変動演出として3つの図柄列Z1~Z3が変動する第3図柄表示装置81にて、各図柄列Z1~Z3を高速でシャッフルする「高速変動」の変動要素が行われた後に、先に停止する2の図柄列Z1,Z3において同一の第3図柄が停止せず、「リーチ表示」を発生しない演出態様である。
なお、「高速変動」の変動要素とは、例えば、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、各図柄列Z1~Z3(図259参照)に表示される第3図柄が、表示画面縦方向下方に高速にスクロールされている変動要素をいう。この「高速変動」では、遊技者によって第3図柄の表示内容を明確に認識できないように第3図柄を変動させ、前回停止表示された変動演出の停止結果を不規則に混ぜる(シャッフルする)演出が実行される。
第14実施形態のパチンコ機10では、「高速変動」の変動要素が行われた後、特定の演出態様(「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様)を除いて「低速変動」の変動要素が行われるように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、上記「高速変動」の変動要素後、遊技者に視認可能な速度で第3図柄を低速にスクロールしている変動要素をいう。この「低速変動」の変動要素では、遊技者に第3図柄の表示内容を認識させながら、各図柄列Z1~Z3を順に停止表示する。先に停止表示する2の図柄列(例えば、左図柄列Z1と右図柄列Z3(図259参照))において同一の第3図柄が停止した場合は「リーチ表示」が発生したとして「ノーマルリーチ」の変動要素へと発展する一方、該先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3において異なる第3図柄が停止した場合は、残りの図柄列Z2を停止表示して、その変動演出を終了するように構成されている。なお、「高速変動」の変動要素、又は、「低速変動」の変動要素を含む各変動要素の詳細については、後述する。
従って、「非リーチ(ロング)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われて、各図柄列Z1~Z3がそれぞれ順番に停止し、先に停止する2つの図柄列Z1,Z3に異なる第3図柄が停止し、残りの1の図柄列Z2が停止して、1の変動演出が終了する。一方、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われず、該「高速変動」の変動要素の終了後、各図柄列Z1~Z3が同時に停止し、2の図柄列Z1,Z3(例えば、「非リーチ(ロング)」演出態様で先に停止する2の図柄列)に異なる第3図柄が停止するとともに、他の図柄列Z2も停止し、1の変動演出が終了する。
演出態様の中で、「ノーマルリーチ」演出態様とは、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出において、先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3に同一の第3図柄が停止した直後に「ノーマルリーチ」の変動要素が実行され、他の「リーチ表示」、即ち、「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展しない「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スーパーリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スペシャルリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
停止パターン選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(第14実施形態では、タイマ割込処理(図279参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、第1始動口64に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3に格納される。
第14実施形態のパチンコ機10では、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在保留中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)とに応じて、停止パターン選択カウンタC3の値を参照する停止パターンテーブル202dが異なるように構成されている。即ち、停止パターンテーブル202dは、複数種類設けられ、待機中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)等によって選択されるように構成されている。
また、第14実施形態では、変動演出の詳細な変動パターンを決定する場合に、まず、ROM202に備えられた保留数テーブル202cに基づいて、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在の変動演出の数(保留球数)とに対応したいずれかの停止パターンテーブル202dが選択される。そして、選択された停止パターンテーブル202dと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな態様である演出態様を選択する。その後、選択された演出態様と後述する変動種別カウンタCS1の値とに基づいて、変動演出の詳細な変動パターン(変動時間)が決定される。
この複数種類設けられた停止パターンテーブル202dは、各停止パターンテーブル202d毎に演出態様が選択される停止パターン選択カウンタC3の乱数値の範囲が異なるように設定されている。この停止パターンテーブル202dが複数用意されているのは、変動演出の当否、遊技状態及び保留球数に応じて変動演出の演出態様の選択比率を変更するためである。即ち、(1)取得した第3図柄の変動演出において大当たりが発生するか、(2)現在のパチンコ機10の遊技状態が「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態」であるか、及び、(3)保留されている変動演出の保留球数がいくつあるか、に応じて、演出態様の選択比率を変更するためである。
これは、第1の理由として、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させるためである。即ち、大当たり抽選に当選した場合と大当たり抽選にハズレた場合とで、停止パターン、即ち、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、及び、「スペシャルリーチ」演出態様の選択する割合を異ならせるように構成することで、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させる。具体的には、例えば、大当たり抽選に当選した場合に「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様を選択し易く構成し、大当たり抽選に当選しなかった場合には、「非リーチ」演出態様や「ノーマルリーチ」演出態様を選択し易く構成する。
このように構成することで、「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様は、大当たりし易い演出とすることができ、「ノーマルリーチ」演出態様や「非リーチ」演出態様は、大当たりし難い演出若しくは大当たりしない演出とすることができ、各演出態様毎の大当たり期待度を差別化することができる。従って、変動演出に大当たりし易い演出が現出した場合に、その大当たりし易い演出が行われている間、大当たりが発生する可能性が高いことを遊技者に示唆し、遊技の興趣を高めている。
第14実施形態のパチンコ機10では、具体的には、取得した抽選結果が大当たりである場合には、大当たりし易い演出を選択し易く、かつ、大当たりし難い演出を選択し難い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の大まかな内容である演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。一方、取得した抽選結果がハズレである場合には、大当たりし易い演出を選択し難く、かつ、大当たりし難い演出を選択し易い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。これにより、変動演出において第3図柄の抽選結果を遊技者に報知する場合に、大当たりし易い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し易く、大当たりし難い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し難くし、演出態様(停止パターン)ごとに大当たり期待値に差を設けることで、その変動演出の実行中に遊技の興趣を高めることができる。
また、第2の理由として、第1特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における第1始動口64への入球、又は、第2特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における第2始動口71への入球に基づく無駄球(所謂、オーバーフロー入賞による特別図柄の無抽選)を極力削減するためである。
具体的に説明すると、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出の待機回数はそれぞれ最大4回と上限が設けられていると共に、変動演出は少なくとも一定時間が実行されることから、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」および「普図低確時間短縮状態」における第2始動口71へ球が入球し易い遊技状態では、第2特別図柄の最大保留球数に到達し易い。これらの遊技状態において、長い変動時間の変動演出を選択すると、第2特別図柄の最大保留球数に到達した状態での第2始動口71への入球が頻発し、折角、第2始動口71へ入球したにもかかわらず、第2特別図柄の抽選契機を取得できない。また、「通常遊技状態」においても、第1特別図柄の最大保留球数に到達している状態で、長い変動時間の変動演出を選択すると、その変動演出の実行中は第1特別図柄の保留球数が消化されないため、その間に第1始動口64への入球が発生しても、第1特別図柄の抽選契機を取得できない。このような状態になると、遊技者は、第1始動口64へ球を入球させても遊技価値が得られないと判断し、変動演出が消化されて再び保留球数を取得できる状態になるまで球の発射を停止して遊技を中断してしまう。遊技が中断されると、パチンコ機10の稼働率が低下してしまい、遊技場の経営に影響を与えてしまう。
そこで、第14実施形態のパチンコ機10では、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数へ到達し易い遊技状態や、最大保留球数に近い(又は一致する)保留球数では、短い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数に到達している状態での第1始動口64又は第2始動口71への入球を抑制することができる。
さらに、第3の理由として、実行時間を長く設定して、変動演出の終了を遅らせることで、変動演出が実行されている状態を長く維持するためである。具体的に説明すると、変動演出の保留球数が少ない(無い)場合に、実行中の変動演出の変動時間内に新たに第1始動口64又は第2始動口71のいずれかに球を入球させないと、次の変動演出を開始することができず、第3図柄表示装置81でデモ画面等を表示しなければいけない。遊技者は、球を発射して遊技を行っているにもかかわらず第3図柄表示装置81において変動演出が行われない場合、遊技者が求めている大当たりの抽選に係る興趣を得ることができず、遊技に興醒めしてしまう。また、遊技者は、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていないことで、第1始動口64、第2始動口71へ球が入球し難いパチンコ機10であると認識し、遊技価値を得難い台と判断して、そのパチンコ機10での遊技を止めてしまうおそれがある。
そこで、第14実施形態のパチンコ機10では、変動演出の保留球数が少ない場合に、長い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていない状況を起こり難く構成し、第3図柄表示装置81における変動演出の実行状態を長く維持することができる。
また、第4の理由として、右打ち遊技を実行する遊技状態において、第1特別図柄の変動表示の実行時間を長く設定することで、該第1特別図柄の動的表示の実行回数が少なくなるように(即ち、第2特別図柄の動的表示の実行回数が多くなるように)するためである。上述したように、第14実施形態のパチンコ機10では、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」においては右打ち遊技が推奨されており、該右打ち遊技によって普通電役72が開放状態である場合に第2始動口71へ入球可能となるため、第2特別図柄の動的表示が実行され易いように構成されている。しかしながら、右打ち遊技を継続しているにもかかわらず、普通電役72を作動させることとなるスルーゲート67に球が通過しなかったり、開放状態となっている普通電役72に球が入球しなかったりした場合に、それまでに貯留されていた第2特別図柄の保留球がすべて消化され、実行可能となる第2特別図柄の動的表示がなくなってしまう可能性がある。このように、実行可能な第2特別図柄の保留球がない場合に、実行可能な第1特別図柄の保留球が存在していると、第1特別図柄の動的表示が実行されることになる。
ここで、上述したように、第14実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、「確率変動状態」に移行することとなる大当たり種別の割合は「3%」となっているのに対して、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に「確率変動状態」に移行することとなる大当たり種別の割合は「100%」となっている(図263参照)。よって、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合よりも、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合の方が「連荘」を継続させ易いように構成されている。
このため、右打ち遊技を継続しているにもかかわらず、第1特別図柄の動的表示が実行されてしまい、仮に実行された第1特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合、大当たり種別「時短A」又は「時短B」に当選する可能性が高く、該大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する可能性が高くなり、第2特別図柄の動的表示で大当たりした場合よりも「連荘」が終了してしまう可能性が高くなる。
このような、遊技者が得られる遊技価値が想定よりも下がってしまうような事象を避けるため、右打ち遊技を実行する遊技状態(「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」)においては、第1特別図柄の動的表示の実行時間を長く設定することで、できるだけ第1特別図柄の動的表示の実行回数を少なくすることができる。なお、本発明の特定の事象を計数する手段による特殊表示として、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動演出の回数のみを表示可能に構成してもよいが、例えば、「確率変動状態」における特別図柄の変動演出の回数のみを表示可能に構成してもよいし、「通常遊技状態」における特別図柄の変動演出の回数のみを表示可能に構成してもよいし、大当たり遊技中における大当たり発生回数(連荘回数)のみを表示可能に構成してもよいし、大当たり遊技中における獲得出玉の合計数のみを表示可能に構成してもよい。
ここで、図266及び図267を参照して、保留数テーブル202cの詳細について説明する。図266は、第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202c1を模式的に示した図であり、図267は、第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202c2を模式的に示した図である。
上述したように、第14実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64に球が入球したことに基づいて第1特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第1特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図1用保留数テーブル202c1を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202d1~202d3を選択するように構成されている。また、第2始動口71に球が入球したことに基づいて第2特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第2特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図2用保留数テーブル202c2を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202d1~202d4を選択するように構成されている。そして、選択された停止パターンテーブル202d1~202d4のいずれかと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな演出態様が決定される。
具体的には、図266の特図1用保留数テーブル202c1で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図268(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2(図268(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。本発明の球が入賞し難いことで遊技者に遊技価値を付与し難い遊技状態において複数の演出パターンの中から1の演出パターンを選択可能な手段として、「通常遊技状態」における特別図柄の変動演出を複数の演出パターンの中から選択する場合について説明するが、例えば、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」若しくは「普図低確時間短縮状態」より遊技者に遊技価値を付与し難い「潜伏確率変動状態」における特別図柄の変動演出を複数の演出パターンの中から選択してもよいし、可変入賞装置65が閉鎖して遊技者に遊技価値を付与し難い大当たりエンディング演出、大当たりオープニング演出又はインターバル演出を複数の演出パターンの中から選択してもよいし、小入賞口が閉鎖して遊技者に遊技価値を付与し難い小当たりエンディング演出、小当たりオープニング演出又はインターバル演出を複数の演出パターンの中から選択してもよい。この場合、例えば、大当たりエンディング演出は、いずれの大当たりラウンド演出が選択された場合であって、かつ、いずれの大当たりエンディング演出が実行される場合であっても、大当たりエンディング演出中に保留中の変動演出において大当たりが発生することを遊技者に示唆可能な所謂保留連演出を実行可能に構成されている。
次いで、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図268(a)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次に、図267の特図2用保留数テーブル202c2で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図268(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2(図268(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個」の場合には、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図268(a)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「2個~4個」の場合には、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4(図268(d)参照)が選択される。一方、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。本発明の球が入賞することで遊技者に遊技価値を付与し易い遊技状態において複数の演出パターンの中から1の演出パターンを選択可能な手段として、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動演出を複数の演出パターンの中から選択する場合について説明するが、例えば、「確率変動状態」における特別図柄の変動演出を複数の演出パターンの中から選択してもよいし、「普図低確時間短縮状態」における特別図柄の変動演出を複数の演出パターンの中から選択してもよいし、大当たり遊技状態における大当たりラウンド演出を複数の演出パターンの中から選択してもよいし、小当たり遊技状態における小当たりラウンド演出を複数の演出パターンの中から選択してもよい。
なお、いずれかの特別図柄の動的表示での大当たり抽出時、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」での第1特別図柄のハズレ抽出時においても、保留球数応じて停止パターンテーブル202dが異なるように構成してもよい。例えば、大当たりに当選した場合に保留球数が多いとき、比較的短い変動パターンが選ばれ易い停止パターンテーブル202dを選択し得るように構成してもよい。
この場合、例えば、「リーチ表示」が実行される各演出態様において、「高速変動」の変動要素の部分の時間のみが10秒間から5秒間のみに変更された演出態様を選択するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の最大保留球数が4回ある状態で変動演出を開始する場合に、「高速変動」の変動要素が5秒間で行われたとしても、該5秒間の「高速変動」の変動要素が終了した時点(5秒間の「高速変動」の変動要素と認識した時点)では、その変動演出において「リーチ表示」が発生することがある。そのため、5秒間の「高速変動」の変動要素が行われた場合であっても、「非リーチ(ショート)」演出態様以外の「リーチ表示」が実行される演出態様が実行されるように構成することで、5秒間の「高速変動」の変動要素の実行時点では該変動演出が大当たりとなるかハズレとなるか分からなくすることができる。
また、「普図高確時間短縮状態」の1回転目の大当たり抽出時、又は、「確率変動状態」の1回転目の大当たり抽出時において、短い変動パターン(例えば、「1秒」の変動時間となる変動パターン)のみが選択され得るように停止パターンテーブル202dを構成してもよい。
このように構成することで、「普図高確時間短縮状態」の1回転目又は「確率変動状態」の1回転目が大当たりに当選している場合(例えば、所定条件)に、大当たり状態(例えば、第1演出)の終了時から、「普図高確時間短縮状態」又は「確率変動状態」における大当たりとなる特別図柄の動的表示(例えば、第2演出)の実行を経て、2回目の大当たり状態になるまでの時間が「1秒」程度となるため、1回目の大当たり状態と2回目の大当たり状態とを、連続した1つ大当たり演出(例えば、特定演出)のように第3図柄表示装置81で演出を行うことができる。
即ち、2つの大当たり状態を1つの大当たり状態のように演出することで、1度の大当たりにおいて実行され得る最大のラウンド回数を上回るラウンド回数が実行されているかのように演出したり、1度の大当たりにおいて獲得し得る賞球数を上回る賞球数が獲得できるかのように演出したりすることができる。
次に、図268を参照して、各停止パターンテーブル202dについて説明する。図268(a)は、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1の一例を模式的に示した図であり、図268(b)は、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2の一例を模式的に示した図であり、図268(c)は、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3の一例を模式的に示した図である。また、図268(d)は、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4の一例を模式的に示した図である。
図268(a)で示すように、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1では、「非リーチ(ロング)」演出態様別に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98」,「99」に設定されている。
なお、Aテーブル202d1では、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様も選択されないように設定されている。
次に、図268(b)で示すように、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98,99」に設定されている。
なお、Bテーブル202d2では、「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様も選択されないように設定されている。
即ち、Aテーブル202d1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。また、Bテーブル202d2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。
つまり、Aテーブル202d1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が選択され、Bテーブル202d2では、「非リーチ(ロング)」演出態様の代わりに「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるように構成されている。一方、Aテーブル202d1及びBテーブル202d2では、各「リーチ表示」に関しては、同一の割合で選択されるように構成されている。
従って、Aテーブル202d1及びBテーブル202d2は、「非リーチ」演出態様でのみロング演出態様かミドル演出態様かが異なるように選択されているため、Aテーブル202d1はBテーブル202d2と比べて選択される変動演出の変動時間が比較的長くなり易いと言える。換言すれば、Bテーブル202d2は、Aテーブル202d1と比べて選択される変動演出の変動時間が短くなり易いといえる。
このように、左打ち遊技が奨励されている「通常遊技状態」において、ハズレの抽選結果が抽出された場合に、保留中の変動演出の保留球数に基づいて、変動演出の演出態様を選択するように構成する。例えば、変動演出の保留球数が多い場合には、変動演出時間が比較的短い「非リーチ(ミドル)」演出態様を選択する。これにより、変動演出の保留球数が多い場合に、実行される変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高めることができる。本発明の「普図高確時間短縮状態」より遊技者にとって不利な発射態様での遊技が奨励される状態として、「通常遊技状態」を例に説明するが、例えば、「潜伏確率変動状態」でもよいし、「普図低確時間短縮状態」でもよいし、小当たり遊技状態でもよいし、単に左打ち遊技状態でもよい。
また、例えば、変動演出の保留球数が少ない場合には、第1始動口64(第2始動口71)への球の入球時間を確保するために、「非リーチ(ミドル)」演出態様より変動演出時間が長い「非リーチ(ロング)」演出態様を選択する。これにより、「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択される場合より変動演出時間の長い「非リーチ(ロング)」演出態様を行うことができるので、第1始動口64への球の入球時間を確保し易くなり、第3図柄表示装置81における変動演出の実行時間中に新たな始動入賞が発生する可能性を高くすることで、変動演出が実行されている状況を維持することができる。
なお、第14実施形態では、ハズレの変動演出における演出態様の選択において、変動演出の保留球数に基づいて選択される停止パターンテーブル202dが異なるように構成されているが、第1始動口64又は第2始動口71への球の入球時に基づく変動演出の決定と、該入球に基づく変動演出の開始時に基づく変動演出の決定とで、実質的に同一の演出態様が選択されるように構成されている。
具体的には、例えば、ハズレの変動演出である場合は、変動演出の保留球数に基づいて、Aテーブル202d1又はBテーブル202d2のいずれか一方が選択されるように構成されているが、Aテーブル202d1とBテーブル202d2とでは、「非リーチ(ロング)」演出態様若しくは「非リーチ(ミドル)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様に割り振られた停止パターン選択カウンタC3の値がそれぞれ同一に設定されている。
即ち、変動演出の保留球数に基づいて、「非リーチ」演出態様における「非リーチ(ロング)」演出態様が選択されるか「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるかが異なるのみであり、「高速変動」の変動要素の時間が異なるだけで、実質的同一の演出態様が選択される。よって、始動入賞時に選択される演出態様と、変動開始時に選択される演出態様とは、遊技状態が遷移(例えば、保留球数が増加)した場合であっても、実質的に同一(同種)の演出態様が選択される。その結果、始動入賞時に選択された演出態様に基づいて「保留変化予告」等の先読み予告を行った場合であっても、実行される変動演出の内容が実質的に同一(同種)となり、先読み予告の対象となった変動演出において、該先読み予告の内容に対して齟齬が発生しない演出を実行することができる。
次に、図268(c)で示すように、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3では、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「4」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「5」~「39」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「40」~「99」に設定されている。
なお、Cテーブル202d3は、大当たり時に選択される停止パターンテーブル202dであり、必ず「リーチ表示」が発生するので、「非リーチ」演出態様は選択されないように設定されている。
次に、図268(d)で示すように、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4では、「非リーチ(ショート)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98,99」に設定されている。
なお、Dテーブル202d4では、「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ミドル)」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ミドル)」演出態様も選択されないように設定されている。
よって、Cテーブル202d3で示すように、大当たり当選時の変動演出において、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順で選択割合が高く、Aテーブル202d1、Bテーブル202d2、Dテーブル202d4で示すように、ハズレ時の変動演出において、「ノーマルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「スペシャルリーチ」演出態様の順で選択割合が高くなるように設定されている。従って、各「リーチ表示」の現出時における大当たり期待度は、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順に大当たりの表示結果が現出する可能性が高くなるように構成される。これにより、変動演出の演出態様によって遊技者に大当たりへの期待度を示すことができ、遊技者は実行された変動演出の演出態様に応じて大当たりへの高揚感を味わうことができる。
以上より、特別図柄の種別と、変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、その時点における変動演出の保留球数とに基づいて、実行する変動演出の演出態様を決定することにより、遊技が行われている状況に基づいて変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高める演出態様を選択することができる。
なお、変動演出の保留球数が多い場合(例えば、「4」個)に、「リーチ表示」が選択されたとき、各「リーチ表示」の「高速変動」の演出要素が短縮された停止パターンテーブル202dを設けてもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄の合計保留数に基づいて演出態様を選択するように構成してもよい。さらに、変動演出の保留球数が多い場合に、各演出態様において「低速変動」の演出要素を省略した停止パターンテーブル202dを設けてもよい。さらに、変動演出の保留球数に応じて、各演出態様の選択率が全く異なる停止パターンテーブル202dを設けてもよい。ただし、変動演出の保留球数に応じて各演出態様の選択率が異なるような場合は、「保留変化予告」等の先読み予告を行う上で、先読み予告実行決定時における保留球数と、該先読み予告の対象となった変動演出の実行時における保留球数とが異なる場合がある。このような場合、先読み予告の内容と変動演出の内容との整合性を保つ処理が必要となるため、処理が煩雑となる。
図261に戻って、説明を続ける。変動種別カウンタCS1は、例えば「0~9」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「9」)に達した後「0」に戻る構成となっている。変動種別カウンタCS1の値は、後述するタイマ割込処理(図279参照)が1回実行される毎に1回更新され、メイン処理(図278参照)内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4に格納される。
この変動種別カウンタCS1は、変動演出の詳細な変動時間(大まかな変動パターン)の決定に用いられる。即ち、主制御装置110のMPU201は、停止パターンテーブル202d及び停止パターン選択カウンタC3によって選択された演出態様において、変動種別カウンタCS1の値と、ROM202に格納された変動パターンテーブル202eとによって、詳細な変動時間を決定する。音声ランプ制御装置113および表示制御装置114は、変動種別カウンタCS1により決定された変動時間に基づいて、第3図柄表示装置81で表示される第3図柄のリーチ種別や細かな図柄変動態様を決定し、また予告演出実行の有無や予告演出の実行態様を決定する。
このように、主制御装置110のMPU201は、変動演出の大まかな変動パターンを選択して変動時間のみを決定する。このように構成することで、主制御装置110のMPU201において、変動演出を実行するために必要な詳細な予告抽選等の制御を行う必要がなくなるので、変動演出に関するMPU201の処理を軽減することができる。また、主制御装置110において変動演出の全変動パターンのコマンドを用意する必要がなくなり、主制御装置110のROM容量を削減することができる。
また、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114において、主制御装置110で決定された変動時間(大まかな変動パターン)に基づいて、変動演出における詳細な変動パターンを決定することで、変動演出を選択する自由度を高めるができる。さらに、遊技状態が刻々と変化するパチンコ機10において、該変化に対応して随時、変動演出の演出内容の選択又は変更することが可能となり、遊技状態に応じて適切な演出を実行することができる。
ここで、図269及び図270を参照して、変動パターンテーブル202eの詳細について説明する。本パチンコ機10は、変動パターンテーブル202eとして、第1特別図柄のハズレ時に用いられる特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1と、第1特別図柄の大当たり時に用いられる特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2と、第2特別図柄のハズレ時に用いられる特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3と、第2特別図柄の大当たり時に用いられる特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4と、が用意されている。
図269(a)は、ROM202に記憶される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1の一例を模式的に示した図であり、図269(b)は、ROM202に記憶される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2の一例を模式的に示した図である。また、図270(a)は、ROM202に記憶される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3の一例を模式的に示した図であり、図270(b)は、ROM202に記憶される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4の一例を模式的に示した図である。図269及び図270に示すように、各変動パターンテーブル202e1~202e4は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。
具体的には、ハズレ時の演出態様として、「非リーチ(ロング)」演出態様が決定された場合に参照される「E0:非リーチ・ロング」用と、「非リーチ(ミドル)」演出態様が決定された場合に参照される「E1:非リーチ・ミドル」用と、「非リーチ(ショート)」演出態様が決定された場合に参照される「E2:非リーチ・ショート」用と、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、に区分けされている。
また、大当たり時の演出態様として、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、に区分けされている。
そして、その区分けされたグループに対してそれぞれ変動種別カウンタCS1の値が対応付けされている。
第14実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図1用保留数テーブル202c1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第1特別図柄のハズレ時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図269(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
ここで、変動パターンを構成する各変動要素について説明する。変動要素とは、1の変動演出の一部分を構成するものであり、各変動要素を組み合わせて1の変動演出が構成される。第14実施形態のパチンコ機10では、変動要素として、「高速変動」の変動要素、「低速変動」の変動要素、「ノーマルリーチ」の変動要素、「スーパーリーチ」の変動要素、「スペシャルリーチ」の変動要素、「再変動」の変動要素が設けられている。
「高速変動」の変動要素とは、遊技者によって第3図柄の内容を明確に認識できないように高速にスクロール変動する変動要素である。この「高速変動」の変動要素は、「非リーチ(ロング)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「10秒」行われ(以下、「高速変動(長)」と称する場合がある)、「非リーチ(ミドル)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「5秒」行われ(以下、「高速変動(中)」と称する場合がある)、「非リーチ(ショート)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「2秒」行われる(以下、「高速変動(短)」と称する場合がある)。なお、この「高速変動」の変動要素が終了した場合、後述する「低速変動」の変動要素が開始(実行)されるか、或いは、そのまま変動演出が終了するように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、「10秒」の「高速変動」の変動要素の実行後に開始され、第3図柄を視認可能にスクロール変動して「リーチ表示」を発生するか否かを見せる変動要素である。この「低速変動」の変動要素は、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合は実行されず、「非リーチ(ロング)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合は、「高速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
即ち、「非リーチ(ミドル)」演出態様又は「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後、第3図柄表示装置81の各図柄列が「低速変動」の変動要素を経由せずに急速に停止(所謂、ビタ止まり)するように構成されている。なお、この「低速変動」の変動要素が終了した場合は、そのまま変動演出が終了する場合がある。
従って、第14実施形態のパチンコ機10では、「非リーチ(ロング)」演出態様は、「10秒」の「高速変動」の変動要素と「5秒」の「低速変動」の変動要素とを含む変動パターンで変動演出が構成される。また、「非リーチ(ミドル)」演出態様は、「5秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。さらに、「非リーチ(ショート)」演出態様は、「2秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。
「ノーマルリーチ」の変動要素は、「低速変動」の変動要素において先に停止する2の図柄列に同一の図柄(以下、「リーチ形成図柄」と称する場合がある)が停止表示した場合に、残りの図柄列の変動結果によって大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「ノーマルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」演出態様等が選択された場合は、「低速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
第14実施形態のパチンコ機10では、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、「スーパーリーチ」の変動要素に発展するパターンと、「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において所定演出(例えば、「バトル演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「40秒」行われる。
第14実施形態のパチンコ機10では、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において上記所定演出と異なる特殊演出(例えば、「競争演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「160秒」行われる。
第14実施形態のパチンコ機10では、「スペシャルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」するパターンと、が用意されている。
なお、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成されているが、この構成に代えて、「低速変動」後にリーチ形成図柄が停止した場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素を経由せず、直接「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成してもよい。また、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後に「スペシャルリーチ」の変動要素が行われるように構成してもよい。
「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」において一旦「ハズレ表示」が現出した後に発展して実行され、「大当たり表示」を現出する変動要素である。この「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」後に「10秒」行われる。
第14実施形態のパチンコ機10では、「再変動」の変動要素の実行後は、「大当たり表示」が現出するパターンが用意されている。
また、この「再変動」の変動要素は、大当たり遊技に当選した場合にのみ発生するように構成されている。即ち、「ハズレ表示」の場合には、「再変動」の変動要素は実行されないように構成されている。これは、「再変動」の変動要素は、仮に停止表示された「ハズレ表示」をいずれかの「大当たり表示」に変更する変動要素であるため、大当たりに当選していない「ハズレ表示」の場合に行ってしまうと、演出上の齟齬が発生してしまう。よって、この「再変動」の変動要素は、大当たり用変動パターンテーブル202e2,202e4(図269(b)及び図270(b)参照)でのみ選定され、ハズレ用変動パターンテーブル202e1,202e3(図269(a)及び図270(a)参照)では選定されないように構成されている。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E1:非リーチ・ミドル」には、全体の変動時間が「5秒」の『「高速変動(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図269(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ミドル」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図269(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図269(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スーパーリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図269(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
なお、第1特別図柄のハズレ時の変動パターンは、演出態様がそのまま変動パターンとして決定されるため、変動種別カウンタCS1を使用せずに変動パターンを決定するように構成してもよい。また、変動種別カウンタCS1のみを使用して選択するものとしたが、複数の変動種別カウンタを併用して選択(予告表示の有無等を選択)しても良い。
次に、図269(b)を参照して、第1特別図柄の大当たり時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2について説明する。第14実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値である場合に、特図1用保留数テーブル202c1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図269(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図269(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図269(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第1特別図柄の大当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次に、図270(a)を参照して、第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3について説明する。第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図2用保留数テーブル202c2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図270(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E1:非リーチ・ミドル」には、全体の変動時間が「5秒」の『「高速変動(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図270(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ミドル」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E2:非リーチ・ショート」には、全体の変動時間が「2秒」の『「高速変動(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図270(a)で示す例では、「E2:非リーチ・ショート」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ショート)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図270(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図270(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スーパーリー」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図270(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
次に、図270(b)を参照して、第2特別図柄の大当たり時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4について説明する。第14実施形態では、第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値である場合に、特図2用保留数テーブル202c2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図270(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図270(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図270(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
図261に戻って、説明を続ける。普図当たりカウンタC4は、例えば「0~99」の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻るループカウンタとして構成されている。また、普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第2初期値乱数カウンタCINI2の値が当該普図当たりカウンタC4の初期値として読み込まれる。
なお、第2初期値乱数カウンタCINI2は、普図当たりカウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=「0~99」)、タイマ割込処理(図279参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図278参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
普図当たりカウンタC4の値は、例えば定期的(第14実施形態では、タイマ割込処理(図279参照)毎に1回)更新され、球がスルーゲート67を通過したことが検知されたタイミングで、RAM203の普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのいずれかの普図保留エリアに格納される。そして、普図保留球格納エリア203hに格納された順に順次普図保留球実行エリア203iにデータをシフトし、該普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値に対して当たり判定を行う。
普通図柄の当たりとなる乱数の値は、遊技状態毎に主制御装置110のROM202に格納される普図当たり乱数テーブル202gによって設定(例えば、低確率状態で70/100、高確率状態で99/100等)されており、RAM203の普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202gによって設定された当たりとなる乱数の値と一致する場合に、当たりと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202hが参照されて、普通図柄の可変表示時間が設定(例えば、時短機能非作動時は「15秒」、時短機能作動時は「0.1秒」等)され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「○」の図柄が点灯表示される。その後、遊技状態に応じて普通電役開放テーブル202iが参照されて、普通電役72の開放時間が設定(例えば、時短機能非作動時は「0.1秒」×1回、時短機能作動時は「5.8秒」×1回等)され、該開放時間の間、普通電役72の出没板72aが開放作動し、その間、第2始動口71へ球が入賞可能に構成される。
一方、普図保留エリアに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202gによって設定された当たりとなる乱数の値と一致しない場合には、ハズレと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202hが参照されて可変表示時間が設定され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「×」の図柄が点灯表示される。なお、普図当たり乱数テーブル202g、普図変動テーブル202h及び普通電役開放テーブル202iについては、図272において後述する。
図260に戻り、説明を続ける。RAM203は、図261に図示したカウンタ用バッファ203cのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図278参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図276参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図294参照)が即座に実行される。
また、詳細は後述するが、第14実施形態のパチンコ機10における音声ランプ制御装置113内のRAM223にはバックアップ機能が搭載されておらず、停電などの発生により電源が遮断(瞬停を除く)されると、RAM223のデータは電源遮断前の状態に復元されず、クリアされた状態となる。このため、主制御装置110のRAM203及び音声ランプ制御装置113のRAM223のそれぞれにおいて保持しているデータ(例えば、後述する救済カウンタ203p及び後述するサブ救済カウンタ223k)の値は、電源遮断直後において整合性の取れていない状態となり得るように構成されている。
RAM203は、さらに、第1保留球数カウンタ203a、第2保留球数カウンタ203b、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、保留球実行エリア203f、普図保留球数カウンタ203g、普図保留球格納エリア203h、普図保留球実行エリア203i、確変フラグ203j、STカウンタ203k、時短低確フラグ203m、時短高確フラグ203n、時短カウンタ203o、救済カウンタ203p及び救済設定済みフラグ203qを少なくとも有している。
第1保留球数カウンタ203aは、4ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図279参照)の中で検出される第1始動口64への入球に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第1特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第1保留球数カウンタ203aは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図276のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図280のS305参照)。一方、第1保留球数カウンタ203aは、第1特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図282のS508参照)。
第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、4ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図279参照)の中で検出される第2始動口71への始動入賞に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第2特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図276のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第2始動口71への始動入賞が検出されて第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図280のS309参照)。一方、第2保留球数カウンタ203bは、第2特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図282のS505参照)。
この第1保留球数カウンタ203aの値(即ち、第1特別図柄の保留球数)又は第2保留球数カウンタ203bの値(即ち、第2特別図柄の保留球数)は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に通知される(図280のS312参照)。第1保留球数コマンドは、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1保留球数カウンタ203aが1加算される毎に、第2保留球数コマンドは、第2始動口71への第2保留球数カウンタ203bが1加算される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対して送信されるコマンドである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、主制御装置110に保留された第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数そのものの値を取得することができる。これにより、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110へアクセスすることなく各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留回数を管理することができる。また、第1始動口64、第2始動口71への始動入賞が検出される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信することにより、音声ランプ制御装置113において管理される各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数が、ノイズ等の影響によって主制御装置110に保留された実際の動的表示(変動演出)の保留球数からずれてしまった場合であっても、次に受信する第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、そのずれを修正することができる。
さらに、停電等が発生して電源が遮断され、音声ランプ制御装置113内のMPU221が初期化されたとしても、次に受信する第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、主制御装置110のRAM203に保持するデータとの整合性が取れた状態に修復することができる。
また、第14実施形態では、主制御装置110が音声ランプ制御装置113に対して第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信する場合、その第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにおいて、1加算された第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値だけでなく、その第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの加算の契機となった上記始動入賞に伴い、カウンタ用バッファ203c(図261参照)より取得される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値も含める。
つまり、始動入賞があった場合に、主制御装置110にてカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値が、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に伝えられる。
音声ランプ制御装置113では、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにより伝えられた大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、その各値に基づく変動演出が実行される前に先読みし、当該変動演出がどうなるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)をその変動演出の実行前に判断する。そして、その先読みによる判断結果に基づき、各種の演出の実行を決定したり、「保留変化予告」の演出内容及び実行時期(タイミング)を決定できるようになっている。
なお、変動演出の保留球数を示す第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドと、大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとを別々に送信するように構成してもよい。第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドとは別の大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとしては、第1始動口64、第2始動口71への球の入球タイミングで第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを生成すると共に、該入球に基づく変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドに類するコマンド(事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンド)を生成し、音声ランプ制御装置113へ送信するように構成してもよい。この場合に、事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンドの生成のプログラムに関し、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドのプログラムを流用することで、プログラムの作成を容易にすることができる。
第1保留球格納エリア203dは、上述したように、第1始動口64への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図279参照)の中で、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CS1の値を取得し、第1保留球格納エリア203dに格納する。第1保留球格納エリア203dは、第1特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)を有している(図261参照)。
第2保留球格納エリア203eは、上述したように、第2始動口71への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図279参照)の中で、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CS1の値を取得し、第2保留球格納エリア203eに格納する。第2保留球格納エリア203eは、第2特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)を有している(図261参照)。
保留球実行エリア203fは、上述したように、実行を開始する、或いは、実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理において参照すべきデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理を実行するために、上述した第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに記憶されている始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)のうち、最も古い始動入賞に対応するデータを、この保留球実行エリア203fへシフトする。なお、第14実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図261を参照して、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、および保留球実行エリア203fの詳細について説明する。第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203eおよび保留球実行エリア203fは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定には、大当たり抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別の決定に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の決定に使用する停止パターン選択カウンタC3と、変動パターンの決定に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。第1保留球格納エリア203dは、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CS1の各値をそれぞれ記憶し、第2保留球格納エリア203eは、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CS1の各値を記憶する。
第1保留球格納エリア203dは、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203d2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203d4とが設けられている。
また、第2保留球格納エリア203eは、第1保留球格納エリア203dと同様、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、第1保留球格納エリア203dと同様、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203e2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203e4とが設けられている。
なお、第14実施形態では、大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1,203e1と、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2,203e2と、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3,203e3と、変動種別カウンタ格納エリア203d4,203e4とを1つの保留球格納エリア203d,203eの中にそれぞれまとめて設けているが、各カウンタC1~C3,CS1毎に保留球格納エリアを複数設けるようにしてもよい。
上述した通り、第1保留球格納エリア203dには、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶され、第1保留第1エリアには、時間的に最も古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
また、第2保留球格納エリア203eには、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第2始動口71への始動入賞に対応するデータが記憶され、第2保留第1エリアには、時間的に最も古い第2始動口71への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
一方、保留球実行エリア203fは、1つのエリアのみで構成されている。この保留球実行エリア203fには、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eと同様に、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203f2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203f4とが設けられている。
MPU201は、特別図柄の変動演出の実行開始タイミングになったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が記憶されている場合は、該第2保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f4にそれぞれシフトする。一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなった場合に、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが記憶されておらず、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが記憶されているとき、該第1保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f4にそれぞれシフトする。
そして、保留球実行エリア203fにシフトされたデータを、変動開始処理(図283参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて大当たり抽選を行うと共に、その抽選結果に対応する変動パターン及び停止種別を決定する。特別図柄表示装置37では、主制御装置110の制御により、この決定された変動パターンおよび停止種別に基づいて、動的表示が行われる。
また、ここで決定された変動パターン及び停止種別は、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドによって、音声ランプ制御装置113や表示制御装置114へ通知される。そして、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114の制御によって、第3図柄表示装置81では、変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドにより通知された変動パターンおよび停止種別に基づいて、特別図柄の変動演出が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第2保留第1エリアにデータが格納されていると判断された場合は、第2保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第2保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第2保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第2保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトする。
そして、保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第2保留第1エリアが空き状態となるため、第2保留球格納エリア203eの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第14実施形態では、第2保留球格納エリア203eにおいて、データが記憶(保留)されている第2保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第2保留球格納エリア203e内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であり、第2保留球格納エリア203eの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第2保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第2保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第2保留第2エリアのデータを、第2保留第1エリアへシフトし、第2保留第3エリアのデータを、第2保留第2エリアへシフトし、第2保留第4エリアのデータを、第2保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば、MPU201は、第2保留第2エリアのデータのみを、第2保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第14実施形態では、データが記憶(保留)されていない第2保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第2保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第2保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったときに、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが格納されていないと判断された場合は、次いで、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第1保留第1エリアにデータが格納されていれば、該第1保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第1保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第1保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第1保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトする。
そして、保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第1保留第1エリアが空き状態となるため、第1保留球格納エリア203dの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第14実施形態では、第1保留球格納エリア203dにおいて、データが記憶(保留)されている第1保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第1保留球格納エリア203d内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であり、第1保留球格納エリア203dの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第1保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第1保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第1保留第2エリアのデータを、第1保留第1エリアへシフトし、第1保留第3エリアのデータを、第1保留第2エリアへシフトし、第1保留第4エリアのデータを、第1保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば、MPU201は、第1保留第2エリアのデータのみを、第1保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第14実施形態では、データが記憶(保留)されていない第1保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
このように、実行される第1特別図柄の動的表示に関するデータと、実行される第2特別図柄の動的表示に関するデータとを、それぞれ別々に記憶し、第2特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されている場合は、該第2特別図柄の動的表示を優先的に実行し、第2特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されていない場合であって、第1特別図柄の動的表示が記憶されている場合は、該第1特別図柄の動的表示を実行する。このように構成することで、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先的に実行するとともに、各データに基づいてそれぞれ動的表示を行うことで、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを実行することができる。
図260に戻って、説明を続ける。普図保留球数カウンタ203gは、4ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図279参照)の中で検出されるスルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄表示装置83で行われる普通図柄の可変表示の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するためのカウンタである。
この普図保留球数カウンタ203gは、保留球数カウンタ203a,203bと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図276のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、スルーゲート67への球の通過が検出されて普通図柄に関する可変表示の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図281のS405参照)。一方、普図保留球数カウンタ203gは、普通図柄の可変表示が実行される毎に1減算される(図292のS705参照)。
普図保留球格納エリア203hは、スルーゲート67への球の通過の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した普図当たりカウンタC4を記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図279参照)の中で、球がスルーゲート67を通過したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから普図当たりカウンタC4の値を取得し、普図保留球格納エリア203hに格納する。普図保留球格納エリア203hは、普通図柄の一の保留球に対応するデータ(普図当たりカウンタC4の値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)を有している(図261参照)。
普図保留球実行エリア203iは、実行を開始する、或いは、実行中の普通図柄の当たり抽選や可変表示の処理において参照すべきデータ(普図当たりカウンタC4の値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングであることを検出すると、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を実行するために、上述した普図保留球格納エリア203hに記憶されているデータ(普図当たりカウンタC4の値)のうち、一のデータをこの普図保留球実行エリア203iへシフトする。なお、第14実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図261を参照して、普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iの詳細について説明する。普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iは、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定には、普通図柄の当たり抽選に使用する普図当たりカウンタC4が用いられる。普図保留球格納エリア203hは、球がスルーゲート67を通過した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される普図当たりカウンタC4の値を記憶する。
普図保留球格納エリア203hは、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
この普図保留球格納エリア203hには、球がスルーゲート67を通過したタイミングで取得されるデータ(普図当たりカウンタC4の値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号が小さいエリアほど、時間的に古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶され、普図保留第1エリアには、時間的に最も古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶されることになる。
一方、普図保留球実行エリア203iは、1つのエリアのみで構成されている。この普図保留球実行エリア203iには、普図保留球格納エリア203hと同様に、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行タイミングになったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアに記憶されているデータを、この普図保留球実行エリア203iにシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iにシフトされたデータを、普図変動処理(図292参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて、当たり抽選を行うと共に、可変表示の内容を決定する。普通図柄表示装置83では、主制御装置110の制御により、この決定された内容に基づいて、可変表示が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングとなったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)の乱数値を、普図保留球実行エリア203iの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)へシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iへのデータのシフトが終了すると、普図保留第1エリアが空き状態となるため、普図保留球格納エリア203hの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号が1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第14実施形態では、普図保留球格納エリア203hにおいて、データが記憶(保留)されている普図保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、普図保留球格納エリア203h内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であり、普図保留球格納エリア203hの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、普図保留第1エリアのデータが、普図保留球実行エリア203iへシフトされ、普図保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、普図保留第2エリアのデータを、普図保留第1エリアへシフトし、普図保留第3エリアのデータを、普図保留第2エリアへシフトし、普図保留第4エリアのデータを、普図保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば、MPU201は、普図保留第2エリアのデータのみを、普図保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第14実施形態では、データが記憶(保留)されていない普図保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、普図保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、普図保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不要となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図260に戻り、説明を続ける。確変フラグ203jは、特別図柄が高確率状態か否かを判別するためのフラグである。この確変フラグ203jは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、大当たりの終了時において、大当たり種別「確変A」、「確変B」又は「確変C」の場合に、確変フラグ203jがオンに設定される(図291のS6102参照)。そして、大当たりに当選した場合にオフに設定される(図288のS602参照)。第14実施形態のパチンコ機10では、確変フラグ203jがオンされている場合に、特別図柄の高確率状態として、大当たり乱数テーブル202aの高確率状態用が参照されて特別図柄の大当たり抽選が行われる。
STカウンタ203kは、特別図柄の高確率状態において、該高確率状態の終了条件である特別図柄の動的表示の実行回数を計数するためのカウンタである。このSTカウンタ203kは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図276のS116参照)に初期値として「0」が設定される。そして、大当たり遊技の終了時において、大当たり種別「確変A」、「確変B」又は「確変C」の場合に、「50」が設定される(図291のS6104参照)。その後、確変フラグ203jがオンされている状態(即ち、「確率変動状態」)において、特別図柄の動的表示が1回停止するごとに、1減算される(図285のS5301参照)。そして、STカウンタ203kの値が「0」より大きい値でなくなった場合、即ち、STカウンタ203kの値が「0」以下となった場合に(図285のS5302:No参照)、「確率変動状態」が終了したとして確変フラグ203jがオフに設定される(図285のS5303参照)。なお、このSTカウンタ203kは、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭で「0」クリアされる(図288のS603参照)。
時短低確フラグ203mは、オン状態で「普図低確時間短縮状態」であって、普通図柄の低確率状態である一方、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短低確フラグ203mは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図276のS116参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第14実施形態では、特別図柄の動的表示が該特別図柄の低確率状態において計「249回」より多く(即ち、「250回」以上)実行されて救済条件成立回数に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」に移行させるために該時短低確フラグ203mがオンに設定される(図287のS5506参照)。その後、特別図柄の動的表示の停止時に実行される変動停止処理において実行される時短計数処理内で、後述する時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でなくなったとき、かつ、該時短低確フラグ203mがオンに設定されている場合(図286のS5405参照)、又は、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図288のS604参照)。
第14実施形態のパチンコ機10では、時短低確フラグ203mがオンされている場合に、特別図柄は低確率状態であり、かつ、普通図柄も低確率状態として普図当たり乱数テーブル202gが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるものの、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202hが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202iが参照されて普通電役72の開放駆動が行われる。本発明の到達条件を判別する手段として、「普図低確時間短縮状態」を判別するための時短低確フラグ203mを用いて説明し、到達条件が成立した場合の到達表示として「普図低確時間短縮状態」の発生を示す表示(例えば、「天井到達!」等)を用いて説明するが、例えば、「普図高確時間短縮状態」を判別するための時短高確フラグ203nの判別結果に応じて「普図高確時間短縮状態」の発生を示す表示(例えば、「時短突入!」等)でもよいし、「確率変動状態」を判別するための確変フラグ203jの判別結果に応じて「確率変動状態」の発生を示す表示(例えば、「確変発生!」等)でもよいし、大当たりの連荘回数が所定回数(例えば、10回)に到達したことが判別された場合に該連荘回数を強調する表示(例えば、「10連荘おめでとう!」等)でもよいし、獲得出玉の累積数が所定数(例えば、1000発)に到達したことが判別された場合に該累積数を強調する表示(例えば、「1000発突破!」等)でもよいし、小当たりの連荘回数が所定回数(例えば、10回)に到達したことが判別された場合に該連荘回数を強調する表示(例えば、「10連ゲット!」等)でもよい。
時短高確フラグ203nは、オン状態で「普図高確時間短縮状態」又は「確率変動状態」であって、普通図柄の高確率状態であり、かつ、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短高確フラグ203nは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図276のS116参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第14実施形態では、大当たりの終了時において、大当たり種別にかかわらず、時短高確フラグ203nがオンに設定される(図291のS6103又はS6105参照)。その後、特別図柄の動的表示の停止時の処理である変動停止処理において実行される時短計数処理内で、後述する時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でなくなったとき、かつ、該時短高確フラグ203nがオンに設定されている場合(図286のS5404参照)、又は、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図288のS604参照)。
第14実施形態のパチンコ機10では、時短高確フラグ203nがオンされている場合に、普通図柄の高確率状態として、普図当たり乱数テーブル202gが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるとともに、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202hが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202iが参照されて普通電役72の開放駆動が行われる。本発明の状態移行を判別する手段として、「普図高確時間短縮状態」を判別するための時短高確フラグ203nを用いて説明するが、例えば、「普図低確時間短縮状態」を判別するための時短低確フラグ203mでもよいし、「確率変動状態」を判別するための確変フラグ203jでもよいし、大当たり状態を判別するための大当たり状態フラグでもよいし、小当たり状態を判別するための小当たり状態フラグでもよい。
次いで、時短カウンタ203oは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後及び救済条件成立時に各特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第14実施形態のパチンコ機10では、大当たり時と救済条件成立時とで、特別図柄の実行回数による時短終了条件が異なるように設定されており、該設定された特別図柄の動的表示の実行回数が行われた場合、実行中の「時短機能」を終了して、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短カウンタ203oは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図276のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理(図279のS203参照)においても大当たり時の初期化処理として、時短カウンタ203oの値が「0」クリアされる(図288のS605参照)。そして、大当たり種別「時短A」又は「時短B」に当選した場合の大当たり終了後には、時短カウンタ203oの値に「50」が設定される(図291のS6106参照)。また、特別図柄の低確率状態において、動的表示の実行回数が「249回」より多くなった場合、即ち、後述する救済カウンタ203pの値が「249」より大きい値となった場合であって、かつ、同じく後述する救済設定済みフラグ203qがオンに設定されていない場合に、時短カウンタ203oの値に「379」が設定される(図287のS5504参照)。一方、時短カウンタ203oの値は、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図286のS5401参照)。
そして、時短カウンタ203oの値が「0」となった場合に(図286のS5402:No参照)、各特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、オンされている時短高確フラグ203n又は時短低確フラグ203mをオフに設定し(図286のS5404又はS5405参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
救済カウンタ203pは、特別図柄の動的表示の実行回数に基づいて「普図低確時間短縮状態」に移行するか否かを計数するためのカウンタである。第14実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示が「250回」実行された場合、即ち、救済カウンタ203pの値が「250」に達した場合に、遊技状態を「普図低確時間短縮状態」に移行するように構成されている。本発明の特定の事象を計数する手段として、特別図柄の低確率状態における特別図柄の変動演出の回数を例に説明するが、例えば、特別図柄の高確率状態における特別図柄の変動演出の回数でもよいし、普通図柄の可変表示の回数でもよいし、大当たり遊技の発生回数(連荘回数)でもよいし、小当たり遊技の発生回数でもよい。
この救済カウンタ203pは、パチンコ機10の立ち上げ処理におけるRAMクリア後において、初期値として「0」が設定される(図276のS172参照)。そして、特別図柄の低確率状態、即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1加算される(図287のS5502参照)。第14実施形態のパチンコ機10では、この救済カウンタ203pの値が「250」に達した場合、後述する救済設定済みフラグ203qがオンに設定されていなければ(即ち、オフであれば)、時短カウンタ203oの値に「379」を設定するとともに、時短低確フラグ203mをオンに設定して(図287のS5504及びS5506参照)、「普図低確時間短縮状態」へ移行する。
なお、この救済カウンタ203pは、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭で「0」クリアされる(図288のS607参照)。これにより、大当たりが発生するごとに、救済条件成立回数を再設定し、大当たり遊技後、特別図柄の動的表示において大当たりに当選しない期間が所定期間に達した場合に、遊技者への救済措置として「普図低確時間短縮状態」を発生させることが可能となる。なお、球が入賞し易い若しくは入球し得ることで遊技者に遊技価値を付与し易い遊技状態における特別図柄の変動演出に関する事象として、第2始動口71に球が入賞し易く遊技者に賞球等を付与し易い「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動演出の実行回数について説明するが、例えば、普通電役72を第1始動口64に付随させ、該第1始動口64に球が入賞し易く遊技者に賞球等を付与し易い「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動演出の開始回数でもよいし、可変入賞装置65に球が入賞し易く遊技者に賞球等を付与し易い大当たり遊技状態における第1始動口64又は第2始動口71への入球に基づく特別図柄の変動演出の保留球数でもよい。また、球が入賞し難い若しくは入球しないことで遊技者に遊技価値を付与し難い遊技状態における特別図柄の変動演出に関する事象として、第2始動口71(又は第1始動口64)に球が入賞し難く遊技者に賞球等を付与し難い「通常遊技状態」における特別図柄の変動演出の実行回数について説明するが、例えば、第2始動口71(又は第1始動口64)に球が入賞し難く遊技者に賞球等を付与し難い「通常遊技状態」における特別図柄の変動演出の開始回数でもよいし、可変入賞装置65に球が入賞し難く遊技者に賞球等を付与し難い非大当たり遊技状態(即ち、大当たり遊技状態後の遊技状態であって、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「通常遊技状態」、「普図低確時間短縮状態」、又は、「潜伏確率変動状態」、小当たり遊技状態等)における第1始動口64又は第2始動口71への入球に基づく特別図柄の変動演出の保留球数でもよい。
救済設定済みフラグ203qは、大当たり遊技後、特別図柄の動的表示が救済条件成立回数に1度達したか否かを判別するためのフラグである。この救済設定済みフラグ203qは、パチンコ機10の立ち上げ処理において、初期値としてオフに設定される(図276のS171参照)。そして、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示が連続して「250回」大当たりに当選しなかった場合、即ち、救済カウンタ203pの値が「250」に達した場合に、大当たり遊技後、天井機能が1回発動したとして、オンに設定される(図287のS5505参照)。一方、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図288のS606参照)。
第14実施形態のパチンコ機10では、救済設定済みフラグ203qがオンに設定されている場合、即ち、大当たり遊技後、1度でも天井機能が発動している場合は、その後の「通常遊技状態」において再び天井機能を発生させないように構成されており、救済設定済みフラグ203qを参照することで、大当たり遊技後に発動する天井機能を1回に制限することができる。
主制御装置110のROM202には、第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選遊技において大当たりに当選した場合に、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放制御のために参照される大当たり開放テーブル202fが格納されている。
ここで、図271を参照して、大当たり開放テーブル202fについて説明する。図271は、ROM202に記憶される大当たり開放テーブル202fの一例を模式的に示した模式図である。大当たり開放テーブル202fは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり時に参照され、各特別図柄の大当たりを発生した大当たり種別に基づいて、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放態様等(ラウンド回数、オープニング時間、インターバル時間、エンディング時間、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)、及び、大当たり終了後に移行する遊技状態が規定されている。
まず、大当たり開放テーブル202fは、遊技状態毎に入賞し易い第1始動口64又は第2始動口71(以下、第1始動口64と第2始動口71とを総称して、「始動口64,71」と称する場合がある)に基づいて選択される大当たりに当選した大当たり種別に基づいて開放態様等が区分けされている。
具体的には、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短A」、「確変B」、「時短B」、「確変C」又は「確変A」に当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「時短A」、「確変B」、「時短B」、「確変C」又は「確変A」に当選した場合に参照される「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図271で示すように、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短A」又は「確変B」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65a(以下、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aを、「大入賞口」と称する場合がある)が、4ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行し、大当たり種別「確変B」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短B」又は「確変C」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、6ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短B」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行し、大当たり種別「確変C」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「確変A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「確変A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「確率変動状態」に移行するように構成されている。
なお、「通常遊技状態」において大当たり種別「確変B」又は「確変C」に当選し得るのは第2特別図柄の動的表示であり、該第2特別図柄の動的表示は、「通常遊技状態」において推奨されている左打ち遊技では実行され難くなるように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短A」又は「確変B」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、4ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行し、大当たり種別「確変B」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短B」又は「確変C」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、6ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「時短B」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行し、大当たり種別「確変C」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用において、大当たり種別「確変A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「確変A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「確率変動状態」に移行するように構成されている。
なお、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において大当たり種別「時短A」又は「時短B」に当選し得るのは第1特別図柄の動的表示であり、該第1特別図柄の動的表示は、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において推奨されている右打ち遊技では実行され難くなるように構成されている。
このように、右打ち遊技が維持されて連続的に特別図柄の大当たりが頻発する「連荘」状態において、いずれかの大当たり種別に当選した場合における大当たり時のOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より短く構成することで、「連荘」状態中における大当たり全体の消化時間を短くし、「連荘」状態において次の大当たりへの到達時間を短くすることが可能となる。これにより、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
さらに、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「連荘」状態における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より長くすることで、その時間において多種多様な演出を実行することが可能となる。このように構成することで、例えば、初回大当たりのOP時間やED時間にパチンコ機10における遊技方法の説明(例えば、発射態様の示唆や、カードサンドに挿入中のカードの抜き忘れ防止示唆、今後の遊技状態の説明等)や、「通常遊技状態」から初回大当たりしたことを祝福する演出を実行することができ、遊技者にパチンコ機10の遊技方法を理解させ易くしたり、漸く大当たりしたことを実感させて遊技者の興趣向上に資する演出を行うことができる。
なお、大当たり種別に基づく大当たり時の大入賞口開閉板65aの開放態様等(OP時間、IT時間、ED時間、回数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数および移行遊技状態)は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。具体的には、大当たり種別毎に開放回数(ラウンド数)を異ならせるように構成してもよいし、大当たり種別毎に最大開放時間を変更するように構成してもよいし、最大入賞個数を変更するように構成してよい。当選した大当たり種別毎に払い出され得る賞球数が異なることで、当選した大当たり種別に応じて直接的に付与される遊技価値に違いを生じさせることができる。
また、大当たり種別毎に別々の遊技状態に移行する必要はなく、複数の大当たり種別で共通的な遊技状態に移行するように構成してもよい。さらに、OP時間とED時間とを異ならせるように構成してもよいし、IT時間をOP時間やED時間より長い時間に設定してもよい。また、1のラウンドの最小開放時間を、IT時間やOP時間、ED時間より短い時間に設定してもよい。さらに、大当たり種別毎にOP時間、IT時間又はED時間の少なくとも1つ以上を同一な時間となるように設定してもよい。また、「潜伏確率変動状態」における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「通常遊技状態」、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間よりいずれも短くなるように構成していたが、いずれか1以上のOP時間、IT時間、又は、ED時間を短くするように構成し、他の1以上のOP時間、IT時間、又は、ED時間を同等又は長くなるように構成してもよい。
次に、図272(a)から図272(c)を参照して、普図当たり乱数テーブル202g、普図変動テーブル202h及び普通電役開放テーブル202iの詳細について説明する。まず、図272(a)は、ROM202に記憶される普図当たり乱数テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。
上述したように、普図当たり乱数テーブル202gは、パチンコ機10の遊技状態が、「通常遊技状態」又は「普図低確時間短縮状態」である普通図柄の低確率状態(「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」ではない期間(特別図柄の大当たり中を含む))の場合に使用される「普通図柄低確率状態」用と、パチンコ機10の遊技状態が、「普通図柄低確率状態」より普通図柄が当たりとなる確率の高い状態である「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」の場合に使用される「普通図柄高確率状態」用との2種類に分けられる。そして、「普通図柄低確率状態」用と「普通図柄高確率状態」用とのそれぞれに含まれる当たりとなる乱数の数が異なって設定されている。このように、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで当たりとなる乱数の数を異ならせることにより、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで、普通図柄の可変表示において当たりとなる確率が変更される。
図272(a)で示すように、第14実施形態のパチンコ機10では、「普通図柄低確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は「70個」で、その値「30~99」が、普図当たり乱数テーブル202gに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄低確率状態」(即ち、「通常遊技状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、70/100となり、普通図柄の可変表示において当たりが導出され易いように設定されている。
一方で、「普通図柄高確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は「99個」で、その値「1~99」が、普図当たり乱数テーブル202gに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄高確率状態」(即ち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、99/100となり、普通図柄の可変表示においてほぼ当たりが導出されるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、普通電役72が開放し易い状況か、該開放し易い状況より開放し難い状況か否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況であることによって第2始動口71へ入賞し得る状況か、普通電役72が開放し易い状況より開放難い状況であることで球が第2始動口71へ入賞し難い状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」では、「普通図柄低確率状態」となり、普通図柄の可変表示時間も長く、また、普通電役72が開放し難く、さらに、開放した場合でも普通電役72が短時間しか開放しないため、仮に右打ち遊技で球が発射された場合でも「普通図柄高確率状態」より第2始動口71へ入賞し難くなるように構成されている。また、第1始動口64には普通電役72のような入賞を補助する装置が備え付けられておらず、さらに、左打ち遊技で発射された球の流下領域にスルーゲート67が配置されていないため、左打ち遊技により発射された球が時短機能によって第1始動口64へ入賞し易くなる構成ではない。よって、換言すれば、「通常遊技状態」では、右打ち遊技されたとしても、その右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し難く、また、左打ち遊技で発射された球も、時短機能を使わずに第1始動口64へ入賞させなければならず、第1特別図柄の動的表示を実行させるために自力で第1始動口64へ入賞させるように構成されている。なお、「通常遊技状態」において、普通図柄の可変表示時間や普通電役72の開放パターンを複数種類設けておくことで、「通常遊技状態」において遊技者が第2始動口71へ入賞可能なタイミングを把握させ難く構成して、第2始動口71への入賞を困難に構成するとより好適である。また、「通常遊技状態」において、右打ち遊技された場合に、スルーゲート67への球の通過を起因してエラー報知するように構成することで、遊技者および遊技場の従業員に対して奨励されていない遊技態様であることを示唆することで、遊技者に右打ち遊技での遊技を抑制させてもよい。本発明の状態が変化した旨を示唆する発射態様示唆として、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した場合における左打ち遊技の発射示唆表示を例に説明するが、例えば、「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行した場合における左打ち遊技の発射示唆表示でもよいし、大当たり待機状態における右打ち遊技の中でも強く遊技者に右打ち遊技を行うことを示唆する強調(拡大)発射示唆表示から、スルーゲート等を球が通過することにより大当たり遊技が開始されて該大当たり遊技状態が変化した旨を表示し、かつ、右打ち遊技を継続して行うことを遊技者に示唆する該強調(拡大)発射示唆表示より地味(小さな)な地味(縮小)発射示唆表示でもよい。
次いで、図272(b)を参照して、普通図柄の可変表示時間を決定するための普図変動テーブル202hの詳細について説明する。図272(b)は、ROM202に記憶される普図変動テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。
普図変動テーブル202hは、「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」で参照される「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用との2種類に分けられる。そして、「通常遊技状態」用と「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用とで設定される普通図柄の可変表示時間が異なって設定されている。このように、各遊技状態で普通図柄の可変表示時間を異ならせることにより、各遊技状態で普通図柄の当否結果が導出される時間が変更される。
図272(b)で示すように、第14実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「15秒」となるように普図変動テーブル202hで規定されている。つまり、「通常遊技状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「15秒」となるように設定されている。
また、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「0.1秒」となるように普図変動テーブル202hで規定されている。つまり、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「0.1秒」となるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の可変表示時間を変更することで、スルーゲート67を球が通過してから、普通電役72が開放されるまでの期間を変更することができる。その結果、球がスルーゲート67を通過した場合に、該スルーゲート67の通過に起因する可変表示で当たりとなり、該当たりに基づいて普通電役72が開放されて、スルーゲート67を通過した球がそのまま第2始動口71へ流入し得るか否かを遊技状態によって異ならせることができる。よって、普通図柄の可変表示時間を遊技状態毎に変更することで、1の球のスルーゲート67及び第2始動口71への入賞態様を異ならせることができ、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示時間が短く、当たりに当選し易く、かつ、普通電役72の開放時間も長時間となるため、普通電役72の上面を球が転動している間に普通電役72が開放(没入)状態となって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し得るように構成されている。換言すれば、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、可変入賞装置65へ入賞し難いように構成されている。
また、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図低確時間短縮状態」では、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」よりも当たりに当選し難いものの、普通図柄の可変表示時間が短く、かつ、普通電役72の開放時間も長時間となるため、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し得るように構成されている。換言すれば、「普図低確時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、可変入賞装置65へ入賞し難いように構成されている。
次いで、図272(c)を参照して、普通電役開放テーブル202iについて説明する。図272(c)は、ROM202に記憶される普通電役開放テーブル202iの一例を模式的に示した模式図である。普通電役開放テーブル202iは、普通図柄の当たり時に参照され、普通図柄の当たりが発生したタイミングにおける遊技状態に基づいて、普通電役72の開放(没入)時間および開放回数が規定されている。
普通電役開放テーブル202iは、普通図柄が抽選された遊技状態に基づいてグループ毎に区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」で参照される「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用とで、普通電役72の開放態様(開放時間)が変更される。
図272(c)で示すように、第14実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放回数は1回であり、その開放時間は「0.1秒」となるように普通電役開放テーブル202iで規定されている。つまり、「通常遊技状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「0.1秒」×1回=「0.1秒」の間、開放されるように設定されている。
また、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放時間は「5.8秒」、かつ、開放回数が1回となるように普通電役開放テーブル202iで規定されている。つまり「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「5.8秒」×1回=「5.8秒」の間、開放されるように構成される。
これにより、遊技状態に応じて普通電役72の開放態様を変更することで、普通電役72が開放している期間の長短の違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放している期間が長いことによって第2始動口71へ入賞し易い状況か、普通電役72が開放している状況が短いことによって球が第2始動口71へ入賞し難い状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」においては、普通図柄の高確率状態となり、可変表示時間が短時間で、普通電役72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し易いように構成されている。
また、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図低確時間短縮状態」においては、普通図柄の低確率状態であるものの、可変表示時間が短時間で、普通電役72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し易いように構成されている。
よって、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、第2特別図柄の動的表示の保留球数が溜まり易いため、変動短縮機能が作動し易く、第2特別図柄の動的表示が効率良く実行され易いように構成されている。
このように、特別図柄の高確率状態又は低確率状態と、普通図柄の高確率状態又は低確率状態と、可変表示時間及び普通電役72の開放時間の長時間又は短時間と、をそれぞれ組み合わせた各遊技状態を設けることで、各遊技状態に遊技性を変化させ、バリエーションが豊富な遊技を提供することができ、遊技の興趣を向上することができる。
なお、普通図柄の可変表示の当たり確率や可変表示の可変表示時間は、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、「通常遊技状態」等より「確率変動状態」等の方が普通図柄に当選し易い確率であれば如何様な割合でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の当たり確率を1/100程度として当たり難くなるように構成してもよいし、「確率変動状態」における普通図柄の当たり確率を50/100=1/2程度としてもよいし、普通図柄の低確率状態において当たりに当選しないように構成してもよい。また、「通常遊技状態」より「確率変動状態」等の方が可変表示時間が短ければ如何様な時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の可変表示時間を「30秒」以上の長い時間(例えば、「100秒」)としてもよいし、「10秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。
また、普通電役72の開放時間や開放回数も、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、普通電役72の開放時間として、「通常遊技状態」等より「確率変動状態」等の方が遊技者にとって有利な開放時間であれば如何様な開放時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」等における普通電役72の開放時間を「0.1秒」以上(例えば、「1秒」)に設定してもよいし、開放回数を「1回」以上(例えば、「3回」)に設定してもよい。また、「確率変動状態」等における普通電役72の開放時間を「5.8秒」以上の長い時間(例えば、「10秒」)としてもよいし、「5.8秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。さらに、「確率変動状態」等における普通電役72の開放回数を「1回」以上の多い回数(例えば、「5回」)としてもよい。
次に、図273を参照して、第14実施形態における時短終了条件テーブル202jについて説明する。図273は、第14実施形態におけるROM202に記憶される時短終了条件テーブル202jの一例を模式的に示した模式図である。時短終了条件テーブル202jは、大当たり状態の終了時、又は、救済条件成立回数に達した場合に参照され、大当たりに当選した大当たり種別又は救済条件成立に応じて付与される「時短機能」の終了条件がそれぞれ規定されている。
図273で示すように、すべての遊技状態において大当たりに当選した場合に、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」として、高確時短機能が「50回」まで有効となるように設定される。また、特別図柄の低確率状態(実質的には、「通常遊技状態」)において救済条件成立回数(第14実施形態では「250回」)に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」として、低確時短機能が「379回」まで有効となるように設定される。
図260に戻り、説明を続ける。RAM203は、図261に図示したカウンタ用バッファ203c等のほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図278参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図276参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図294参照)が即座に実行される。本発明の電圧非低下状況として、パチンコ機10の電源オン時を例に説明するが、例えば、第3図柄表示装置81に対して供給電力を低下させる節電モード以外の状態全般でもよい。また、本発明の電圧低下状況後として、パチンコ機10の電源断後の復帰後を例に説明するが、例えば、第3図柄表示装置81に対する節電モード復帰後でもよい。
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、各入賞口63,64,65,71に入賞した球や、スルーゲート67を通過した球、アウト口66を通って球排出路へ案内された球をそれぞれ検出するためのスイッチ(例えば、大入賞口スイッチ65c等)を含むスイッチ群並びにセンサ群などからなる各種スイッチ208や、電源投入時の立ち上げモードを設定するための設定キー501、「設定変更モード」時に押下操作されることにより確率設定値を更新するための設定変更スイッチ502、RAM203に記憶されているデータを消去するためのRAM消去スイッチ503が接続される。
また、入出力ポート205の出力側には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、特別図柄表示装置37、普通図柄表示装置83、普通図柄保留ランプ84、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大入賞口ソレノイド65bや、普通電役72の出没板72aを駆動するための普通電役ソレノイド(図示せず)、その他ソレノイド209が接続されている。MPU201は、各種スイッチ208,502,503から出力される信号や、設定キー501の状態に基づいて各種処理を実行するとともに、各種処理の実行結果の1つとして確率表示装置504の表示内容等を設定する。
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図294参照)が即座に実行される。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチ217が接続されている。なお、該賞球検出スイッチ217は、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるように球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29~33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出や、「通常遊技状態」における救済カウンタ表示89の表示、「保留変化予告」といった第3図柄表示装置81にて行われる演出の表示態様の設定などを制御するものである。なお、本発明では、変動演出に関する事象の回数報知態様を、現在の変動演出に関する事象の回数と、変動演出に関する事象の所定の到達回数とで表示、即ち、分子に特別図柄の低確率状態における変動演出の実行開始回数を表示し、かつ、分母に「普図低確時間短縮状態」が発生し得る到達回数(天井回数)を表示する態様で説明するが、例えば、変動演出に関する事象の回数報知態様として、分子に特別図柄の低確率状態における変動演出の実行済み回数(確定回数)を表示し、かつ、分母に「普図低確時間短縮状態」が発生し得る到達回数(天井回数)を表示する態様でもよいし、所定の表示領域に特別図柄の変動演出の保留球数が表示される表示枠を保留球数の最大回数分設け、かつ、特別図柄の変動演出の保留球数が発生するごとに、該表示枠に収まるように所定順(例えば、正面視左側から)で保留図柄を表示するように構成してもよい。
演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、及び、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。第14実施形態では、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成され、音声ランプ制御装置113から主制御装置110へコマンド送信ができないように構成されている。一方、音声ランプ制御装置113と表示制御装置114とは、互いにコマンドの送受信が可能に構成されている。
また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示される演出のステージを変更したり、「スーパーリーチ」演出態様等の背面画像を変更したりするように、音声出力装置226、ランプ表示装置227を制御すると共に、表示制御装置114へ枠ボタン22の押下に基づいた表示を第3図柄表示装置81に表示させるように指示する。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出や「通常遊技状態」における救済カウンタ表示89の表示、「保留変化予告」の表示制御を実行するものである。なお、救済カウンタ表示89の表示内容の詳細については、図303において後述する。本発明の特定の事象を計数する手段の結果表示として、特別図柄の低確率状態における特別図柄の変動回数を救済カウンタ表示89において表示する例で説明するが、例えば、特別図柄の高確率状態における特別図柄の変動回数の結果を表示してもよいし、普通図柄の可変表示の計数結果を表示してもよいし、大当たり遊技の発生回数(連荘回数)の結果を表示してもよいし、獲得出玉の計数結果を表示してもよいし、小当たり遊技の発生回数の結果を表示してもよい。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110~114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110~114等に対して必要な電圧を供給する。なお、本発明では、電源断時に、該電断時までに計数していた特別図柄の変動演出に関する回数を、電源復帰後もバックアップ記憶する手段として、電源断時に、該電源断時までに計数していた特別図柄の変動演出の実行回数を、電源復帰後もバックアップ記憶する場合について説明したが、例えば、電源断時に、該電断時までに計数していた特別図柄の開始回数を、電源復帰後もバックアップ記憶してもよいし、電源断時に、該電源断時までに計数していた特別図柄の変動演出に関する保留球数を、電源復帰後もバックアップ記憶してもよいし、電源断時に、該電源断時までに計数していた特別図柄の変動演出の実行時間を、電源復帰後もバックアップ記憶してもよい。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111のNMI端子へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理(図294参照)を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理を正常に実行し完了することができる。
なお、第14実施形態のパチンコ機10では、主制御装置110に内蔵されているRAM203にはバックアップ機能を搭載しているが、音声ランプ制御装置113に内蔵されているRAM223にはバックアップ機能を搭載していない。このため、停電などの発生により電源が遮断(瞬停を除く)されると、バックアップ機能を搭載している主制御装置110内のRAM203のデータは電源遮断前の状態に復帰されるが、バックアップ機能を搭載していない音声ランプ制御装置113内のRAM223のデータはすべてクリア(初期化)されるように構成されている。
これに対し、音声ランプ制御装置113では、始動入賞のタイミングや、特別図柄の変動演出開始時、大当たり時等のタイミングにおいて主制御装置110から送信されるコマンド(例えば、保留球数コマンド、変動パターンコマンド、遊技状態コマンド等)を受信することにより、主制御装置110内のRAM203と、音声ランプ制御装置113内のRAM223との整合性を保つことができるように構成されている。このように、音声ランプ制御装置113内のRAM223にバックアップ機能を搭載することなく構成することで、製造コストを削減することができる。
また、音声ランプ制御装置113内のRAM223にバックアップ機能を搭載して、停電などの発生により電源が遮断されても、RAM223のデータが電源遮断前の状態に復帰するように構成してもよい。
ここで、図274を参照して、音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図274は、主に音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。音声ランプ制御装置113のROM222には、MPU221にて実行される各種制御プログラムの他、固定値データとして、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、停止パターンテーブル222c、変動パターンテーブル222dが少なくとも格納されている。これらのテーブル222a~222dは、いずれも主制御装置110のROM202に設けられた大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、停止パターンテーブル202d、変動パターンテーブル202eと同じものである。なお、本発明では、主制御装置110及び払出制御装置111のみにバックアップ機能が設けられ、その他の制御装置(例えば、音声ランプ制御装置113、表示制御装置114、発射制御装置112等)にはバックアップ機能が設けられていないため、パチンコ機10の電源が断された場合、上記その他の制御装置の制御内容はクリアされるように構成されている。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3および変動種別カウンタCS1の各値と、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、停止パターンテーブル222cおよび変動パターンテーブル222dとに基づいて、先読み処理を実行可能に構成されている。
そして、この先読み処理によって、その先読み処理の対象となった保留中の変動演出が、結果としてどのような演出となるか(大当たりとなるか否か、「リーチ表示」となるか否か等)をその変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定したり、コクピット表示領域Db(図259参照)に表示される保留図柄の表示態様を変化させる「保留変化予告」の演出内容(及び実行時期(タイミング))を決定したりする制御を実行する。
RAM223には、特図1変動開始フラグ223a、特図2変動開始フラグ223b、サブ第1保留球数カウンタ223c、サブ第2保留球数カウンタ223d、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f、実行情報格納エリア223g、前回変動遊技状態格納エリア223h、今回変動遊技状態格納エリア223i、サブ救済カウンタ表示フラグ223j、サブ救済カウンタ223kが少なくとも設けられている。
特図1変動開始フラグ223aは、オン状態で第1特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図1変動開始フラグ223aは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図1停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図298のS1225参照)。そして、第1特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図300のS1302参照)。
そして、第14実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図1変動開始フラグ223aがオンされたことを契機として、待機中の第1特別図柄の変動演出が存在する場合に、該待機中の第1特別図柄の変動演出を実行させるための第1特別図柄の変動演出の設定処理(図300のS1306~S1308参照)を行う。
特図2変動開始フラグ223bは、オン状態で第2特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図2変動開始フラグ223bは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図2停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図299のS1255参照)。そして、第2特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図300のS1310参照)。
そして、第14実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図2変動開始フラグ223bがオンされたことを契機として、待機中の第2特別図柄の変動演出が存在する場合に、該待機中の第2特別図柄の変動演出を実行させるための第2特別図柄の変動演出の設定処理(図300のS1314~S1316参照)を行う。
サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第1特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第1特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第1保留球数カウンタ203aの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンド(保留球数コマンド)に基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第1保留球数カウンタ223cにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、第1始動口64への入球によって第1特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第1保留球数コマンドを受信すると、その第1保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(図297のS1207参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第1特別図柄の変動演出に対応する特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第1特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算(更新)する(図300のS1305参照)。このように、第1保留球数カウンタ203aの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新するので、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期させながら、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新することができる。
サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第2特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第2特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第2保留球数カウンタ203bの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンドに基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第2保留球数カウンタ223dにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、第2始動口71への入球によって第2特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第2保留球数コマンドを受信すると、その第2保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(図297のS1211参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第2特別図柄の変動演出に対応する特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第2特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算(更新)する(図300のS1313参照)。このように、第2保留球数カウンタ203bの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新するので、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期させながら、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新することができる。
サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値は、各特別図柄の変動演出が奨励される遊技状態において、第3図柄表示装置81における保留図柄及び実行図柄の表示に用いられる。即ち、音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドの受信に応じてそのコマンドにより示される保留球数をサブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dに格納したり(図297のS1207又はS1211参照)、特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に応じて、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新したりするタイミングで(図300のS1305又はS1313参照)、遊技状態に応じて奨励される特別図柄に対応する格納後もしくは更新後のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値を表示制御装置114に通知するべく、表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを表示制御装置114に対して送信する。
表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを受信すると、そのコマンドにより示される保留球数の値、即ち、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値分の保留図柄と、実行中の変動演出を示す実行図柄とを第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図259(b)参照)に表示するように、画像の描画を制御する。
上述したように、サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期しながら、その値が変更され、また、サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期しながら、その値が変更される。従って、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図259(b)参照)に表示される保留図柄の数も、奨励される特別図柄に関する主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値に同期させながら、変化させることができる。よって、第3図柄表示装置81には、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出が保留されている保留球の数を正確に表示させることができる。
第1保留情報格納エリア223eは、保留されている第1特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンドによって送信された第1特別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222dとを用いて、第1特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
第2保留情報格納エリア223fは、保留されている第2特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第2保留球数コマンドによって送信された第2別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222dとを用いて、第2特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
実行情報格納エリア223gは、少なくとも特別図柄表示装置37で実行され、第3図柄表示装置81で実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値とを格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113のMPU221は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の設定等を実行するために、上述した第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリア又は第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアに記憶されている変動演出を行うための情報(カウンタC1~C3,CS1等の各値)を、この実行情報格納エリア223gへシフトする。
前回変動遊技状態格納エリア223hは、これから実行を開始する変動演出の1変動前に実行された変動演出の実行時における遊技状態を格納するためのエリアである。音声ランプ制御装置113のMPU221は、主制御装置110から送信される特図1遊技状態コマンド又は特図2遊技状態コマンドを受信すると、後述する今回変動遊技状態格納エリア223iの情報を前回変動遊技状態格納エリア223hにシフトし、受信した特図1遊技状態コマンド又は特図2遊技状態コマンドに基づく遊技状態の情報を今回変動遊技状態格納エリア223iにセットする。そして、この前回変動遊技状態格納エリア223hと、後述する今回変動遊技状態格納エリア223iと、の2つの情報によって前回変動と今回変動のそれぞれの変動演出の実行時における遊技状態に差異があるか否かを判別し、判別結果によって後述するサブ救済カウンタ表示フラグ223jをオン又はオフに設定する。
今回変動遊技状態格納エリア223iは、これから実行を開始する変動演出の実行時における遊技状態を格納するためのエリアである。音声ランプ制御装置113のMPU221は、上述した前回変動遊技状態格納エリア223hと、この今回変動遊技状態格納エリア223iと、の2つの情報によって前回変動と今回変動のそれぞれの変動演出の実行時における遊技状態に差異があるか否かを判別し、判別結果によって後述するサブ救済カウンタ表示フラグ223jをオン又はオフに設定する。
サブ救済カウンタ表示フラグ223jは、「通常遊技状態」中に第3図柄表示装置81において表示する救済カウンタ表示89の表示を実行するか否かを判別するためのフラグである。このサブ救済カウンタ表示フラグ223jは、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、初期値としてオフに設定される(図295のS1051参照)。そして、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納されている遊技状態が「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」であり、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納されている遊技状態が「通常遊技状態」の場合、即ち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した直後である場合に、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンに設定される(図301のS1406参照)。一方、いずれかの大当たりが発生した場合にオフに設定される(図302のS1502参照)。第14実施形態のパチンコ機10では、このサブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンに設定されている場合に、第3図柄表示装置81において救済カウンタ表示89が表示される。
サブ救済カウンタ223kは、「通常遊技状態」中に第3図柄表示装置81において救済カウンタ表示89に表示するカウンタであり、特別図柄の低確率状態における特別図柄の実行回数を計数するためのカウンタである。このサブ救済カウンタ223kの値を救済カウンタ表示89の表示用救済カウンタ分子89bに表示することにより(図259参照)、遊技者は特別図柄の低確率状態における実行回数及び救済条件が成立するまでの残りの特別図柄の実行回数を把握することができる。
このサブ救済カウンタ223kは、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、初期値として「0」が設定される(図295のS1052参照)。そして、特別図柄の変動表示の開始時において、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納されている遊技状態が「確率変動状態」であり、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納されている遊技状態が「通常遊技状態」の場合、即ち、「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行した直後である場合に、サブ救済カウンタ223kに「0」がセットされる(図301のS1403参照)。また、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納されている遊技状態が「普図高確時間短縮状態」であり、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納されている遊技状態が「通常遊技状態」の場合、即ち、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した直後である場合に、サブ救済カウンタ223kに「50」がセットされる(図301のS1405参照)。また、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納されている遊技状態が「通常遊技状態」である場合に1加算される(図301のS1408参照)。
このように構成することで、サブ救済カウンタ223kは、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するタイミング、即ち、第3図柄表示装置81で救済カウンタ表示89の表示を開始するタイミングにおいて値がセットされ、これ以降、「通常遊技状態」での変動表示の実行の都度、1加算されることで、救済カウンタ表示89を正確な値で表示することができる。
その結果、音声ランプ制御装置113のRAM223にバックアップ機能を搭載しなくても、救済カウンタ表示89を正確な値で表示することができ、音声ランプ制御装置113内のRAM223にバックアップ機能を搭載しないことにより、製造コストを削減することができる。さらに、このように構成することで、主制御装置110のRAM203において保持している救済カウンタ203pの値の音声ランプ制御装置113へのコマンド送信が不要となるため、主制御装置110制御的負担を軽減することができる。本発明の遊技状態の移行に関与する情報として、変動回数と天井回数とに関する情報で説明するが、例えば、大当たり終了に関する情報でもよいし、小当たり終了に関する情報でもよいし、「確率変動状態」の終了に関する情報でもよいし、「普図高確時間短縮状態」の終了に関する情報でもよいし、「普図低確時間短縮状態」の終了に関する情報でもよい。この場合に、遊技状態の移行に関与する情報の出力態様として、大当たり終了時には、専用の大当たり終了画面を出力表示してもよいし、小当たり終了時には、専用の小当たり終了画面を出力表示してもよいし、「確率変動状態」の終了時には、専用の確変終了画面を出力表示してもよいし、「普図高確時間短縮状態」の終了時には、専用の時短終了画面を出力表示してもよいし、「普図低確時間短縮状態」の終了時には、専用の時短終了画面を出力表示してもよい。また、遊技状態の移行に関与する情報の出力態様に関連する更新表示として、「普図高確時間短縮状態」において特別図柄の変動演出の回数のみを表示する例で説明するが、例えば、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」の残り回数を表示してもよい。
また、このサブ救済カウンタ223kは、いずれかの大当たりが発生した場合に「0」クリアされる(図302のS1503参照)。
なお、主制御装置110のRAM203において保持している救済カウンタ203pの値を音声ランプ制御装置113へコマンド送信し、音声ランプ制御装置113において、受信した救済カウンタ203pの値をサブ救済カウンタ223kにシフトして保持するように構成してもよい。
ここで、図275を参照して、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの詳細について説明する。図275は、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの構成を模式的に示す模式図である。
第1保留情報格納エリア223eは、第1保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223e2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223e4とが少なくとも設けられている。
また、第2保留情報格納エリア223fは、第1保留情報格納エリア223eと同様、第2保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223f2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223f4とが少なくとも設けられている。
さらに、実行情報格納エリア223gには、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応する大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223g1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223g2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223g3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223g4とが少なくとも設けられている。
具体的には、実行情報格納エリア223gが、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。さらに、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第2エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第3エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第4エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
また、第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第2エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第3エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第4エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、第1保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CS1の値をそれぞれ、対応する第1保留情報格納第1~第4エリアのうち該第1保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1、大当たり種別カウンタ格納エリア223e2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3、変動種別カウンタ格納エリア223e4に格納する。
具体的には、第1保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦X≦4)であれば、その時点で保留されている第1特別図柄の変動演出の数はXであり、その第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CS1の値は、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的にX番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Xエリアの各カウンタ格納エリア223e1~223e4に対応するカウンタC1~C3,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第1保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CS1の値を第1保留球格納エリア203dの第1保留第Xエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第1保留第Xエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が、第1保留情報格納第Xエリアに格納されることになる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、第2保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CS1の値をそれぞれ、対応する第3保留情報格納第1~第4エリアのうち該第3保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1、大当たり種別カウンタ格納エリア223f2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3、変動種別カウンタ格納エリア223f4に格納する。
具体的には、第2保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦Y≦4)であれば、その時点で保留されている第2特別図柄の変動演出の数はYであり、その第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CS1の値は、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的にY番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Yエリアの各カウンタ格納エリア223f1~223f4に対応するカウンタC1~C3,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第2保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CS1の値を第2保留球格納エリア203eの第2保留第Yエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第2保留第Yエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が、第2留情報格納第Yエリアに格納されることになる。
一方、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1特別図柄の変動演出の開始を意味する特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信すると、第1保留情報格納エリア223eに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第1特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応する第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、現在実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。
そして、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させた場合は、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2特別図柄の変動演出の開始を意味する特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドを受信すると、第2保留情報格納エリア223fに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第2特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応する第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、現在実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223h1~223h4に移動させる。
そして、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させた場合は、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。さらに、第1保留情報格納第1~第4エリア及び第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリア、及び、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。つまり、音声ランプ制御装置113には、主制御装置110にて実行中および保留中の第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CS1が、実行情報格納エリア223g並びに第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納される。
音声ランプ制御装置113では、先読み処理(図示せず)を行う場合に、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dから保留されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の数(保留球数)を把握する。そして、その保留球数に基づき、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出が保留されているエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、その変動演出において大当たりとなるか否かや、変動時間等が判定される。例えば、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「1」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「0」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が1回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が0回であるので、第1保留情報格納第1エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、判定を行う。また、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「0」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「4」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が0回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が4回であるので、第2保留情報格納第4エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、判定を行う。
パチンコ機10は、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成されており、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110のRAM203等にアクセスすることはできない。これに対し、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fを設けて、主制御装置110にて保留された第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CS1を音声ランプ制御装置113にも格納するので、この第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CS1を参照することで、先読み処理を音声ランプ制御装置113にて実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄又は/及び第2特別図柄の変動演出が実行された場合に、その変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
なお、第1保留情報格納エリア223e又は第2保留情報格納エリア223f、および、実行情報格納エリア223gにおける上述のシフト処理は、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信したときの保留球数(特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に基づく更新が行われる前のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値)に基づいて、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち保留されている変動演出に対応するエリアについてのみデータの移動(シフト)を行う。
例えば、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「4」であり、第1保留情報格納エリア223eの全エリア(第1保留情報格納第1~第4エリア)にデータが記憶されているとする。この場合、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトし、第1保留情報格納第3エリアのデータを第1保留情報格納第2エリアへシフトし、第1保留情報格納第4エリアのデータを第1保留情報格納第3エリアへシフトする。
一方、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「2」であれば、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、本実施形態では、変動演出が保留されていない第1保留情報格納第3,第4エリアについては、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各データを、エリア番号が1小さいエリア(実行情報格納エリア223g又は第1保留情報格納第1~第3エリア若しくは第2保留情報格納第1~第3エリア)にそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各々のエリアについて、データが記憶(保留)されているか否かの判定を不用とするので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図260に戻って説明を続ける。RAM223は、その他、主制御装置110より受信したコマンドを、そのコマンドに対応した処理が行われるまで一時的に記憶するコマンド記憶領域(図示せず)などを有している。
コマンド記憶領域はリングバッファで構成され、FIFO(First In First Out)方式によってデータの読み書きが行われる。音声ランプ制御装置113のコマンド判定処理(図297参照)が実行されると、コマンド記憶領域に記憶された未処理のコマンドのうち、最初に格納されたコマンドが読み出され、コマンド判定処理によって、そのコマンドが解析されて、そのコマンドに応じた処理が行われる。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における特別図柄の変動演出や連続予告演出を制御するものである。
第14実施形態のパチンコ機10では、遊技状態毎に第3図柄表示装置81で行われる変動演出の変動態様が異なるとともに、各遊技状態ごとに奨励される球の発射態様が遊技者に示されるように構成されている。具体的には、例えば、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」では、左打ち遊技を促す「左打ち」という文字表示が主表示領域Dmの左下領域に表示されつつ、アラビア数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ラインのみ(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。また、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技を促す「右打ち」という文字表示が主表示領域Dmの右上領域に表示されつつ、漢数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ライン(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。このように、各遊技状態において変動図柄の表示態様を明確に異ならせることで、遊技状態を遊技者に認識させ易くしつつ、奨励される遊技を行うために必要な遊技態様(発射態様)を認識し易くすることができる。本発明の遊技者に有利となる発射態様示唆について、右打ち遊技の発射示唆表示を例に説明するが、例えば、右打ち遊技の中でも強く遊技者に右打ち遊技を行うことを示唆する強調(拡大)発射示唆表示でもよいし、左打ち遊技で遊技者にとって有利な遊技状態である場合における左打ち遊技の発射示唆表示でもよい。
次に、図276から図294のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2ミリ秒周期で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されるNMI割込処理とがある。
図276は、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。
この立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期値設定処理を実行する(S101)。例えば、RAM203へのアクセス許可を設定し、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。次いで、サブ側の制御装置(音声ランプ制御装置113、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウエイト処理(本実施形態では、「1秒」)を実行する(S102)。そして、RAM203のアクセスを許可する(S103)。
その後は、主制御装置110に設けたRAM消去スイッチ503(図260参照)がオンされているか否かを判別する(S104)。判別の結果、RAM消去スイッチ503がオンされていなければ(S104:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S105)。そして、記憶されていなければ(S105:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合は、RAM203の初期化を行うため、処理をS116へ移行する。
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S105:Yes)、RAM判定値を算出し(S106)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S107:No)、即ち、算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS116へ移行する。
なお、図278のS156の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
一方、RAM消去スイッチ503がオンされておらず(S104:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S105:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S107:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S108)。次いで、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S109)。本発明の供給電圧が低下した場合でもそれまでの制御内容を維持する手段として、主制御装置110にバックアップ機能を設けて電断時にそれまでの制御内容を保持する例について説明するが、例えば、音声ランプ制御装置113にバックアップ機能を設けて電断時にそれまでの制御内容を保持可能に構成してもよいし、発射制御装置112にバックアップ機能を設けて電断時にそれまでの制御内容を保持可能に構成してもよいし、表示制御装置114にバックアップ機能を設けて電断時にそれまでの制御内容を保持可能に構成してもよいし、第3図柄表示装置81や音声ランプ制御装置113、表示制御装置114に節電機能を設けて、消費電力を抑えつつ節電時にそれまでの制御内容を保持可能に構成してもよい。
S109の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合(S109:Yes)、電源投入時においてRAM消去スイッチ503:オフ、かつ、設定キー501:オンに操作されているので、立ち上げモードを「設定確認モード」で立ち上げるべく、まず、確率表示装置504において確率設定値の表示を開始し(S110)、その後、設定キー501がオフされたか否かを判別し(S111)、設定キー501がオフされるまで該「設定確認モード」を維持する(S111:No)。一方、設定キー501がオフされた場合は(S111:Yes)、確率表示装置504における確率設定値の表示を終了して(S112)、「設定確認モード」を終了して、処理をS113へ移行する。なお、S109の処理において、設定キー501がオンされていなければ(S109:No)、立ち上げモードを「通常モード」で立ち上げるべく、S110~S112の処理をスキップして、処理をS113へ移行する。
S113の処理では、確率設定値に基づいて設定値コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S113)、その後、割込みを許可する(S114)。そして、後述するメイン処理(図278参照)に移行する。
ここで設定された設定値コマンドは、後述するタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)において、音声ランプ制御装置113へと送信される。音声ランプ制御装置113は、この設定値コマンドを受信すると、RAM223に設けられた設定値メモリ(図示せず)に該設定値コマンドが示す確率設定値を格納(記憶)するように構成されている。
一方、S104の処理において、RAM消去スイッチ503がオンされていると判別された場合は(S104:Yes)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」か「設定変更モード」のいずれで立ち上げるかを判別すべく、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S115)。
S115の処理において、設定キー501がオンされていないと判別された場合は(S115:No)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」で立ち上げるべく、処理をS116へ移行する。
S116の処理では、RAM203の初期化処理(S116,S117,S171及びS172)を実行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、設定変更の如何を問わず電源投入時にRAMデータを初期化する場合には、RAM消去スイッチ503を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ503が押されていれば、RAMの初期化処理(S116,S117,S171及びS172)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合(S105:No)や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合(S107:No)も同様に、RAM203の初期化処理(S116,S117,S171及びS172)を実行する。
RAMの初期化処理(S116,S117,S171及びS172)、即ち、「RAMクリアモード」では、RAM203の使用領域を「0」クリアし(S116)、その後、RAM203に初期値(例えば、第1保留球数カウンタ203aの「0」クリア等)を設定する(S117)。さらに、救済設定済みフラグ203qをオフに設定し(S171)、救済カウンタ203pの値を「0」クリアする(S172)。次いで、RAM初期化コマンドを設定して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S173)、処理をS113へ移行する。
ここで設定されたRAM初期化コマンドは、後述するタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)において、音声ランプ制御装置113へと送信される。音声ランプ制御装置113は、このRAM初期化コマンドを受信すると、「RAMクリアモード」で立ち上げ処理が実行されたと判断し、主制御装置110のRAM203内に保持する救済カウンタ203pの値と、音声ランプ制御装置113のRAM223内に保持するサブ救済カウンタ223kの値の双方が初期化(即ち「0」クリア)された状態となり、整合性が取れた状態となるため、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオンする(図297のS1272参照)。
一方、S115の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合は(S115:Yes)、立ち上げモードを「設定変更モード」にするべく、設定変更処理を行う(S118)。
ここで、図277を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される設定変更処理(S118)について説明する。図277は、この設定変更処理(S118)を示すフローチャートである。
この設定変更処理(S118)は、立ち上げモードが「設定変更モード」である場合に実行される処理であり、ホール関係者等からの確率設定値の変更(更新)を受け付け、確定されるための処理である。
この設定変更処理(S118)では、まず、確率表示装置504において現在の確率設定値の表示の開始を設定し(S121)、処理をS122へ移行する。この確率設定値の表示の開始設定により、確率表示装置504に確率設定値の表示が開始される。
なお、ここで表示される確率設定値は、電源断前に設定されていた確率設定値ではなく、必ず特定の値に固定されるようにしてもよい。即ち、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、確率表示装置504には、必ず特定の確率設定値で表示が開始されるようにしてもよい。特定の確率設定値としては、例えば、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。これにより、電源断される前に設定されていた確率設定値にかかわらず、ホール関係者等は確率設定値を特定の確率設定値から変更できる。
一方で、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、確率表示装置504には、電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。これにより、ホール関係者等は、電源断される前に設定されていた確率設定値を考慮しながら、確率設定値を変更できる。
また、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、確率表示装置504には、電源断される前に設定されていた確率設定値が「2」以上であれば、確率設定値を「2」として表示を開始し、電源断される前に設定されていた確率設定値が「1」であれば、その電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。例えば、電源断される前に設定された確率設定値が「3」のように高い場合、確率設定値を少しだけ(例えば1だけ)小さくしたい場合が多々生じ得る。このような場合において、確率設定値を、電源断される前に設定された確率設定値そのままで表示を開始すると、次のような問題が生じる。即ち、確率設定値の更新は、RAM消去スイッチ503をオンする毎に1ずつ加算され、確率設定値が「3」の場合にRAM消去スイッチ503がオンされた場合には、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。よって、例えば、確率設定値を「3」から「2」に変更したい場合、RAM消去スイッチ503のオンを繰り返しながら、ほぼ確率設定値を1周させなければならない。これに対し、電源断される前に設定された確率設定値が高い場合に、確率設定値を「2」で表示を開始することで、RAM消去スイッチ503をオンする回数を抑えながら、確率設定値の更新を行うことができる。
次に、S122の処理では、確率設定値が「1」~「3」の範囲にあるか否かを判断し(S122)、所定の範囲内にない、即ち、異常な確率設定値となっている場合は(S122:No)、確率設定値を初期値に変更し(S123)、S124の処理へ移行する。この初期値としては、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。一方、S122の処理の結果、確率設定値が「1」~「3」の範囲内にあると判断される場合は(S122:Yes)、確率設定値は正常な値であるので、S123の処理をスキップして、S124の処理へ移行する。
S124の処理では、RAM消去スイッチ503がオンになったか否かを判断する(S124)。その結果、RAM消去スイッチ503がオンになっていないと判断される場合は(S124:No)、次いで、設定変更スイッチ502がオンになったか否かを判断する(S125)。
S125の結果、設定変更スイッチ502がオンされていないと判断されれば(S125:No)、S122の処理へ戻る一方、設定変更スイッチ502がオンされたと判断されれば(S125:Yes)、確率設定値を更新して(S126)、S122の処理に戻る。
S126の処理である確率設定値の更新は、それまでの確率設定値が「1」~「2」である場合は、その確率設定値に1を加算し、それまでの確率設定値が「3」である場合は、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。S126の処理により更新された確率設定値は、確率表示装置504に表示される。
S122→S123→S124:No→S125(及びS126)→S122のループ処理は、S124の処理において、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断されるまで(S124:Yes)実行され続ける。そして、S124の処理により、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断される場合は(S124:Yes)、確率表示装置504に表示されている確率設定値を、これからの遊技で使用する確率設定値として確定し(S127)、該確率設定値に応じた大当たり乱数テーブル202aを設定する(S128)。
S128の処理の後、次いで、設定キー501がオフ状態となったか否かを判断する(S129)。S129の処理では、設定キー501から出力される信号のレベルがオン状態からオフ状態へと遷移したことを検出した場合に、設定キー501がオフ状態になったと判断してもいし、設定キー501から出力される信号のレベルがオフ状態にあることを検出することで、設定キー501がオフ状態になったと判断してもよい。
S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になっていないと判断される間は(S129:No)、S129の処理を繰り返し実行する。そして、S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になったと判断される場合は(S129:Yes)、確率表示装置504における確率設定値の表示の終了を設定し(S130)、この設定変更処理(S118)を終了する。
なお、設定変更処理の終了後は、立ち上げ処理(図276参照)に戻り、処理をS116へ移行し、RAM203初期化処理を実行(S116,S117,S171及びS172)し、RAM203のデータを消去(クリア)する。このように、S124の処理においてホール関係者等にRAM消去スイッチ503をオンさせて確率設定値を確定させることにより、その後、RAM203のデータの消去が行われることを、ホール関係者等に強く認識させることができる。
また、S124の処理において、RAM消去スイッチ503のオン検出によって確率設定値を確定させていたが、設定キー501のオフ検出によって確率設定値を確定するように構成してもよい。
次に、図278を参照して、上記した立ち上げ処理後に主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理について説明する。図278は、このメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では、大別してカウンタの更新処理と電源断時処理とが実行される。
メイン処理では、まず、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S151)。そして、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S151:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び変動種別カウンタCS1の更新を繰り返し実行する(S152,S153)。
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S152)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では「9999」、「99」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203cにそれぞれ格納する。次に、変動種別カウンタCS1の更新を、後述するタイマ割込処理のS207(図279参照)の処理と同一の方法によって実行し(S153)、S151の処理へ移行する。
ここで、このメイン処理が実行されている間、後述するタイマ割込処理(図279参照)が所定時間間隔(本実施形態では2ミリ秒)で起動され実行される。タイマ割込処理では、遊技の状態に応じて異なる処理が実行される。例えば、大当たり中には、可変入賞装置65の開閉を制御する処理が行われ、スルーゲート67への球の通過があれば、普通図柄表示装置83による普通図柄の表示制御が行われる。また、特別図柄表示装置37での変動表示を開始する場合に実行される大当たり抽選では、高確率状態か低確率状態かによって、取得した大当たり乱数カウンタC1と比較する大当たり乱数値の数が異なってくる。よって、1回のタイマ割込処理の実行にかかる時間は、遊技の状態に応じて変化することになる。従って、一のタイマ割込処理が終了してから次のタイマ割込処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく、その時々の遊技の状態に応じて変化する。
メイン処理の一処理である上記のS152,S153の処理は、このタイマ割込処理の残余時間の中で実行されることになる。つまり、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新が繰り返し実行されることになるので、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、大当たり乱数カウンタC1の初期値、普図当たりカウンタC4の初期値)とをランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1についてもランダムに更新することができる。特に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2とをランダムに更新することによって、これらを更新の初期値として使用する大当たり乱数カウンタC1及び普図当たりカウンタC4の更新に、ランダム性を持たせることができる。
S151の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S151:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、図294において後述するNMI割込処理が実行されたということなので、S154以降の電源遮断時の処理が実行される。
S154の処理では、各割込処理の発生を禁止し(S154)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や音声ランプ制御装置113等の周辺制御装置)に対して送信する(S155)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S156)、RAM203のアクセスを禁止して(S157)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
なお、S151の処理は、タイマ割込処理(図279参照)の残余時間内に行われるS152とS153の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。これにより、主制御装置110のメイン処理において、タイマ割込処理による各種設定が終了し、また、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新が終わったタイミングで、電源断の発生情報を確認している。よって、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS151の処理から開始することができる。即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS151の処理から開始することができる。
従って、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S101)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S151の処理から開始することができる。その結果、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走することなく正確な制御を行うことができる。
次に、図279を参照して、第14実施形態に係るパチンコ機10の主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理について説明する。図279は、第14実施形態のタイマ割込処理を示すフローチャートである。
このタイマ割込処理では、まず、外部出力処理を実行する(S201)。タイマ割込処理やメイン処理(図278参照)では、各種処理に基づいて、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113、ホールコンピュータ(図示せず)等へ送信すべきコマンド又は信号等を生成し、コマンドが生成された場合はRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦記憶し、信号が生成された場合は該信号に対応する装置(例えば、ホールコンピュータとパチンコ機10とを接続するための外部出力端子板(図示せず)等)に信号を出力する。S201の外部出力処理では、上記コマンド送信用のリングバッファに記憶されたコマンド等の出力データを、サブ側の各制御装置(周辺制御装置)に送信するとともに、上記信号を各種装置へ出力する。
S201の処理の後は、次に、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S202)、次いで、各特別図柄の当たり時における処理を実行する当たり処理を実行する(S203)。この当たり処理(S203)については、図288において後述する。
S203の後は、次に、普通電役72の駆動制御処理を実行する普通電役制御処理を実行する(S204)。簡単に説明すると、球がスルーゲート67を通過したことを条件に普通図柄表示装置83にて普通図柄の可変表示が実施され、普通図柄の可変表示の結果、普通図柄の当たり図柄(例えば、「○」図柄)が現出して当たり状態となると、普通電役72を所定時間開放状態とする一方、普通図柄のハズレ図柄(例えば、「×」図柄)が現出した場合は、普通電役72の閉鎖状態を維持する。この普通電役制御処理については、図293を参照して後述する。
S204の処理の後は、次いで、各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S205)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチ208の状態を読み込むと共に、当該スイッチ208の状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。また、入賞検知情報に基づいて払出制御装置111に対して送信すべき獲得球数に対応する賞球コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、所定の賞球コマンドが払出制御装置111に向けて送信される。
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S206)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第14実施形態では、「9999」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第14実施形態では、「99」)に達した際、「0」にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値をRAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次いで、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び普図当たりカウンタC4の更新を実行する(S207)。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び普図当たりカウンタC4をそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(第14実施形態では、それぞれ、「9999」,「99」,「99」,「9」,「99」)に達した際、それぞれ「0」にクリアする。また、大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1又は第2初期値乱数カウンタCINI2の値を当該大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4の初期値として読み込み、その初期値を大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4に設定する。そして、各カウンタC1~C4の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次に、第1始動口64、第2始動口71への入賞に伴う始動入賞処理を実行する(S208)。なお、この始動入賞処理(S208)の詳細は、図280を参照して後述する。
次いで、スルーゲート67への球の通過有無を判断するゲート通過処理を実行する(S209)。このゲート通過処理(S209)においてスルーゲート67を球が通過したと判別された場合に、普図当たりカウンタC4の値がカウンタ用バッファ203cから取得され、その普図当たりカウンタC4の値が普図保留球格納エリア203h(図261参照)に格納されるとともに普通図柄保留ランプ84に普通図柄の可変表示の保留数が表示等される。なお、このゲート通過処理(S209)の詳細は、図281を参照して後述する。
ゲート通過処理(S209)を実行した後は、上記始動入賞処理(S208)の処理内容に基づいて特別図柄表示装置37による特別図柄の動的表示を行うための処理や第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する特図変動処理を実行する(S210)。なお、特図変動処理(S210)の詳細は、図282を参照して後述する。
次いで、上記ゲート通過処理(S209)の処理内容に基づいて、普通図柄の当否判別を行うとともに、該判別結果に基づく普通図柄の可変表示を普通図柄表示装置83において行うための設定処理である普図変動処理を実行する(S211)。この普図変動処理(S211)では、上述した遊技状態に応じて、普通図柄の当たり確率が、高確率(例えば、99/100)か低確率(70/100)のいずれかで行われる。そして、当否結果に基づいて普通図柄の可変表示を行うとともに、該当否結果に応じた表示結果を普通図柄表示装置83に表示する。なお、普図変動処理(S211)の詳細は、図292を参照して後述する。
普図変動処理(S211)を実行した後は、発射制御処理を実行し(S212)、さらに、定期的に実行すべきその他の処理を実行して(S213)、このタイマ割込処理を終了する。
なお、発射制御処理(S212)は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、且つ、発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bが操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。そして、球の発射がオンである場合、発射制御装置112へ球発射信号を送信するために、その球発射信号の情報を、RAM203に設けられたコマンド送信用リングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、球発射信号が払出制御装置111を介して発射制御装置112へ送信される。
また、本実施形態では、定期的に実行する処理をタイマ割込処理(図279参照)で実行し、メイン処理において、タイマ割込処理の残余時間に各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新を実行する場合について説明したが、タイマ割込処理にて実行していた処理の一部または全部を、メイン処理の中で所定時間(例えば、2ミリ秒)毎に実行するように構成してもよい。例えば、本実施形態においてタイマ割込処理にて実行していた賞球計数信号,払出異常信号読み込み処理(S202)、当たり処理(S203)、普通電役制御処理(S204)及びスイッチ読み込み処理(S205)の一部または全部を、タイマ割込処理ではなく、メイン処理の中で2ミリ秒毎に実行するように構成してもよい。
この場合、メイン処理の中で所定時間(2ミリ秒)経過したか否かを判断するステップを設け、所定時間経過したと判断された場合のみ、所定時間毎に実行する処理を実行し、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間の経過の有無にかかわらず実行するようにしてもよい。これにより、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間毎に実行する処理の残余時間に実行されることになるが、所定時間毎に実行する処理は、遊技の状態に応じてその実行にかかる時間が変化するため、このように構成した場合であっても、各カウンタCINI1,CINI2,CS1をランダムに更新することができる。
次に、図280のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図279参照)の一処理である始動入賞処理(S208)を説明する。図280は、この始動入賞処理(S208)を示すフローチャートである。
始動入賞処理(S208)は、第1始動口64、第2始動口71への球の入賞の有無を判断し、入賞があった場合は、各カウンタC1~C3,CS1の値を入賞した始動口64,71に対応する第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納する(保留する)処理を実行する。また、保留する各カウンタC1~C3,CS1の値を保留球数と合わせて音声ランプ制御装置113へ送信するための処理を実行する。
MPU201は、この始動入賞処理(S208)において、まず、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S301)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図279のS205参照)において読み込んだ、第1始動口64への入球(入賞)を検出する第1始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第1始動口64への入球を3回のタイマ割込処理(図279参照)にわたって検出する。
S301の判別の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S302)。判別の結果、「通常遊技状態」でなければ(S302:No)、奨励される右打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)左打ち遊技によって発射された球が第1始動口64に入賞したということなので、音声出力装置226(図260参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「右打ちしてください」という文字表示を表示する等の左打ちエラー処理を実行し(S303)、処理をS304へ移行する。
このように構成することで、左打ち遊技が奨励されていない「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において第1始動口スイッチ(図示せず)で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行い、左打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に左打ち遊技の実行を敬遠させ(右打ち遊技を促し)、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S302の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」であると判断された場合は(S302:Yes)、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、S303の処理をスキップし、S303の左打ちエラー処理を行わず、処理をS304へ移行する。
S301の処理の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が上限値(第14実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S304)。そして、第1始動口64への入賞があっても作動保留球数N1<4でなければ(S304:No)、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図279参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N1<4であれば(S304:Yes)、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1加算する(S305)。そして、今回、第1特別図柄に対応する第1始動口64への入賞であるので、第1保留球格納エリア203dを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S306)、処理をS311へ移行する。
S301の処理において、球が第1始動口64へ入賞していないと判別された場合(S301:No)、次いで、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S307)。ここでは、第1始動口64と同様、スイッチ読み込み処理(図279のS205参照)において読み込んだ、第2始動口71への入球(入賞)を検出する第2始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第2始動口71への入球を3回のタイマ割込処理(図279参照)に亘って検出する。
球が第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S307:Yes)、処理をS308へ移行する。
なお、S307の処理において、第2始動口71に球が入賞したと判別された場合に(S307:Yes)、遊技状態が「通常遊技状態」か否かを判定し、遊技状態が「通常遊技状態」であると判別された場合、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、通常中右打ちエラー処理を行うように構成してもよい。
球が第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S307:Yes)、次いで、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が上限値(第14実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S308)。そして、第2始動口71への入賞がないか(S307:No)、或いは、第2始動口71への入賞があっても作動保留球数N2<4でなければ(S308:No)、この始動入賞処理(S208)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N2<4であれば(S308:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1加算する(S309)。そして、今回、第2特別図柄に対応する第2始動口71への入賞であるので、第2保留球格納エリア203eを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S310)、処理をS311へ移行する。
また、S301及びS307の処理において、第1始動口64及び第2始動口71に同時に球が入賞した場合は、第1始動口64への球の入賞処理を優先的に実行し、第2始動口71への球の入賞処理を待機し、次のタイマ割込処理(図279参照)における始動入賞処理(S208)において、該待機した第2始動口71への球の入賞処理を実行するように構成してもよい。
S311の処理では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値をカウンタ用バッファ203c(図260参照)から読み出し、各保留球格納エリアに格納する。つまり、S306で格納先として設定された第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち、第1保留球数カウンタ203aで示される値に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3及び変動種別カウンタ格納エリア203d4に各々保留(格納)する(S311)。
具体的には、例えば、第1始動口64への入賞に基づくS306の処理において第1保留球格納エリア203dが格納先として設定され、また、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「1」であれば、第1保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば第1保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「3」であれば第1保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であれば第1保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
同様に、第2始動口71への入賞に基づくS310の処理において第2保留球格納エリア203eが格納先として設定され、また、S309の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「1」であれば、第2保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば第2保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「3」であれば第2保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であれば第2保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
次に、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)と、S306の処理により第1保留球格納エリア203dに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値を含む第1保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第1保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S312)。また、S309の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1)と、S310の処理により第2保留球格納エリア203eに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値を含む第2保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第2保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S312)。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)によって、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信される。S312の処理を終えると、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
なお、S312の処理において第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドに含める各カウンタC1~C3,CS1の値は、S312の処理によりカウンタ用バッファ203cから読み出した値そのものを用いてもよいし、S312の処理において第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納(保留)された値を読み出したものを用いてもよい。
次に、図281を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図279参照)の一処理であるゲート通過処理(S209)を説明する。図281は、このゲート通過処理(S209)を示すフローチャートである。ゲート通過処理(S209)は、スルーゲート67への球の通過(入球)の有無を判断し、球が通過(入球)した場合は、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球格納エリア203hに格納する(保留する)処理を実行する。
このゲート通過処理(S209)では、まず、球がスルーゲート67を通過したか否かを判別する(S401)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図279のS205参照)において読み込んだスルーゲート67への球の通過(入球)を検出するスルーゲートスイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、スルーゲート67への通過(入球)を3回のタイマ割込処理(図279参照)にわたって検出する。
S401の処理において、スルーゲート67を球が通過していない場合は(S401:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)へ戻る。一方、球がスルーゲート67を通過(入球)したと判別されると(S401:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技の球の発射が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S402)。判別の結果、「通常遊技状態」であれば(S402:Yes)、奨励される左打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)右打ち遊技によって発射された球がスルーゲート67を通過したということなので、音声出力装置226(図260参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「左打ちに戻してね」という文字表示を表示する等の通常時右打ちエラー処理を実行し(S403)、処理をS404へ移行する。なお、本発明の遊技状況を遊技者に報知可能な報知手段に関連する関連報知として、「普図高確時間短縮状態」中における変動回数表示を例に説明するが、例えば、「通常遊技状態」における「左打ちに戻してください」の音声出力でもよいし、「通常遊技状態」における「左打ちにも戻してください」のテロップ表示でもよい。
このように構成することで、右打ち遊技が推奨されていない「通常遊技状態」においてスルーゲート67で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行うことで、右打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に右打ち遊技の実行を敬遠させ、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S402の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」でなければ(S402:No)、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であるので、S403の通常時右打ちエラー処理を行わず、S403の処理をスキップして、処理をS404へ移行する。
S404の処理では、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄の可変表示の作動保留球数HN)が上限値(第14実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S404)。そして、スルーゲート67への通過(入球)があっても作動保留球数HN<4でなければ(S404:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)へ戻る。
一方、作動保留球数HN<4であれば(S404:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1加算する(S405)。そして、普図当たりカウンタC4の値をカウンタ用バッファ203c(図260参照)から読み出し、読み出したデータを、普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのうち、普図保留球数カウンタ203gで示される値に対応するエリアに格納する(S406)。
具体的には、例えば、S405の処理による加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「1」であれば、普図保留第1エリアに普図当たりカウンタC4の値が保留される。また、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば普図保留第2エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「3」であれば普図保留第3エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であれば普図保留第4エリアに、普図当たりカウンタC4の値が保留される。S406の処理の終了後は、このゲート通過処理(S209)を終了し、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
なお、第14実施形態では、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信しないように構成されているが、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信して、普通図柄の可変表示に関する保留図柄等に関する演出(報知)を行うように構成してもよい。この場合に、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球数コマンドに含めて送信することで、音声ランプ制御装置113で普通図柄に関する所謂先読み処理を実行可能に構成し、普通図柄に関する演出のバリエーションを設けるように構成してもよい。
次に、図282を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図279参照)の一処理である特図変動処理(S210)について説明する。図282は、この特図変動処理(S210)を示すフローチャートである。
この特図変動処理(S210)は、第1特別図柄および第2特別図柄に関する特別図柄表示装置37における動的表示や、第3図柄表示装置81にて遊技状態に応じて行う変動演出に関する制御を行うものである。
MPU201は、この特図変動処理(S210)において、まず、今現在、第1特別図柄又は第2特別図柄のいずれか一方が大当たり中であるか否かを判別する(S501)。大当たり中としては、大当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される大当たり遊技の最中と、大当たり遊技開始前(即ち、大当たりオープニング)の所定時間の最中と、大当たり遊技終了後(即ち、大当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S501における判別の結果、いずれかの特別図柄の大当たり中であれば(S501:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
S501の処理において、大当たり中でないと判別された場合は(S501:No)、次に、特別図柄表示装置37において第1特別図柄(特図1)又は第2特別図柄(特図2)が動的表示中であるか否かを判別し(S502)、特別図柄表示装置37において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示中でなければ(S502:No)、次いで、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示が停止後、所定時間経過したか否かを判別する(S503)。その結果、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の停止後、所定時間経過していなければ(S503:No)、特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。これにより、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)における停止図柄が所定時間だけ特別図柄表示装置37(第3図柄表示装置81)に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S503の処理の結果、動的表示の停止後、所定時間経過していれば(S503:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S504)。その結果、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」でなければ(S504:Yes)、第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1減算する(S505)。これは、後述する変動開始処理(S510)によって、保留されていた第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、第2特別図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第2保留球格納エリア203eに格納されたデータをシフト処理する(S506)。このデータシフト処理(S506)は、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第2保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第2保留第2エリア→第2保留第1エリア、第2保留第3エリア→第2保留第2エリア、第2保留第4エリア→第2保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
一方、S504の処理において、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」であると判別されると(S504:No)、次に、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S507)。その結果、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」でなければ(S507:Yes)、第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1減算する(S508)。これは、後述する変動開始処理(S510)によって、保留されていた第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第1保留球格納エリア203dに格納されたデータをシフト処理する(S509)。このデータシフト処理(S509)は、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第1保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第1保留第2エリア→第1保留第1エリア、第1保留第3エリア→第1保留第2エリア、第1保留第4エリア→第1保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S506又はS509のデータシフト処理の後は、データシフト処理により保留球実行エリア203fに格納された各種カウンタの値に基づいて、特別図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81に対する変動開始処理を実行し(S510)、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
ここで、図283を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(S210)の一処理である変動開始処理(S510)について説明する。図283は、この変動開始処理(S510)を示したフローチャートである。
この変動開始処理(S510)では、上述したように、各特別図柄の動的表示を行うか否かや、各特別図柄の動的表示を行う場合における該動的表示の設定処理等を行う。
この変動開始処理(S510)では、保留球実行エリア203fに格納された各種カウンタの値に基づいて、特別図柄表示装置37(第3図柄表示装置81)において実行される特別図柄の動的表示の設定処理を行うべく、まず、遊技状態を判別するために、RAM203に設けられた確変フラグ203jがオンされているか否かを判別する(S5101)。判別の結果、確変フラグ203jがオンされていないと判別された場合(S5101:No)、遊技状態が「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であり、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であるので、低確率状態用の大当たり乱数テーブル202aを設定し(S5102)、処理をS5104へ移行する。一方、確変フラグ203jがオンされていると判別された場合は(S5101:Yes)、遊技状態が「確率変動状態」であり、特別図柄の大当たり確率が高確率状態であるので、高確率状態用の大当たり乱数テーブル202aを設定し(S5103)、処理をS5104へ移行する。
S5104の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、S5102又はS5103において設定された大当たり乱数テーブル202aとに基づいて大当たりか否かを判別する大当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5104)。
第14実施形態のパチンコ機10では、大当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値とその時々の遊技状態(モード)との関係に基づいて判別される。上述した通り、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)が通常の低確率状態(「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)にある場合には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で101/10000、設定値「3」で105/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。また、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)が高確率状態(「確率変動状態」)にある場合には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で313/10000、設定値「3」で317/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。
S5104の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される大当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、大当たりであると判別する。S5104の処理の結果、大当たりであると判別された場合(S5104:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、各特別図柄に対応する大当たり種別テーブル202b(図263(a)又は図263(b)参照)とに基づいて、大当たり時の表示態様を設定する(S5105)。
この処理では、大当たり種別テーブル202bによって、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別、即ち、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する大当たり種別「時短A」か、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する大当たり種別「時短B」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「確率変動状態」へ移行する大当たり種別「確変A」か、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たり後に「確率変動状態」へ移行する大当たり種別「確変B」か、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たり後に「確率変動状態」へ移行する大当たり種別「確変C」か、が判別される。そして、判別された大当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における大当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図1大当たり種別テーブル202b1(図263(a)参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。また、保留球実行エリア203fに格納されているデータが第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図2大当たり種別テーブル202b2(図263(b)参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。
次に、大当たり時の変動パターンを決定し(S5106)、S5109の処理へ移行する。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、大当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この大当たり時の変動パターンの決定では、まず、その大当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202d(図268参照)を選択する。
そして、S5105の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5104の処理において、大当たりではないと判別された場合には(S5104:No)、各特別図柄の動的表示の結果はハズレであるので、ハズレ時の表示態様を設定する(S5107)。S5107の処理では、特別図柄表示装置37の表示態様をハズレ図柄に対応した表示態様に設定すると共に、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値と第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値と現在の遊技状態とに基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる演出態様として、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様のいずれかを設定する。第14実施形態では、パチンコ機10の遊技状態に応じて、各演出態様に対応する停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように停止パターンテーブル202dが設定されている。
次に、各遊技状態におけるハズレ時の変動パターンを決定し(S5108)、S5109の処理へ移行する。
S5108の処理では、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、ハズレ図柄で停止表示するまでの変動時間が決定される。具体的には、S5107の処理において決定されたハズレ時の表示態様(演出態様)毎に設けられた停止パターンテーブル202dにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5109の処理では、S5106又はS5108の処理によって決定された変動パターンに応じた変動時間に基づいて、音声ランプ制御装置113を介してその変動パターンに応じた変動時間を表示制御装置114へ通知する変動パターンコマンドを設定する(S5109)。S5109の処理で設定された変動パターンコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
具体的には、例えば、第1特別図柄の動的表示において大当たり抽選に当選し、該大当たりが大当たり種別「時短A」であって、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第1特別図柄・大当たり・「時短A」・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド。以下、第1特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図1変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。また、第2特別図柄の動的表示において大当たり抽選にハズレて、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第2特別図柄・ハズレ・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド。以下、第2特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図2変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。
このように、変動演出が同じ変動時間であっても、変動パターンコマンドに変動演出の当否と大まかな変動パターンの内容も併せて設定することで、音声ランプ制御装置113は、当否を含む演出態様の内容と変動時間とを把握して、それらの情報を基により詳細な変動演出の変動パターンを決定することができる。
次いで、S5105又はS5107の処理で設定された停止種別を、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114へ通知するための停止種別コマンドを設定し(S5110)、S5106又はS5108の処理で設定された変動パターンが実行される遊技状態を示す遊技状態コマンドを設定し(S5111)、この変動開始処理(S510)を終了して特図変動処理(図282参照)へ戻る。S5110の処理で設定された停止種別コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。また、S5111の処理で設定された遊技状態コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
詳細は後述するが、音声ランプ制御装置113では、S5111の処理において主制御装置110より送信された遊技状態コマンドにより、前回の変動演出における遊技状態と今回の変動演出における遊技状態を比較することで遊技状態が変化しているか否かを判別し、その判別結果によって救済カウンタ表示89の表示有無を決定する(図301参照)。本発明の所定条件を成立させることで状態が変化する旨の表示として、「普図高確時間短縮状態」において特別図柄の変動演出の実行回数のみを表示する例について説明するが、例えば、「通常遊技状態」において特別図柄の変動演出の実行回数のみを表示してもよいし、「確率変動状態」において特別図柄の変動演出の実行回数のみを表示してもよいし、大当たり待機状態において大当たり遊技状態が開始する旨の表示(例えば、「ゲートを通せば大当たり開始!」等)でもよい。
図282に戻って、説明を続ける。S507の処理において、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」であると判別されると(S507:No)、第3図柄表示装置81においてデモ演出が行われている状態であるか否か、即ち、デモ中であるか否かを判別する(S511)。この判別処理では、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114にデモコマンドを送信した後、第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1又は作動保留球数N2)のいずれかの値が「0」より大きいと判断されるまでの間をデモ中として判別する。
そして、デモ中ではないと判別された場合は(S511:No)、音声ランプ制御装置113へ送信すべきデモコマンドを設定して(S512)、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。一方、デモ中であると判別された場合は(S511:Yes)、そのままタイマ割込処理(図279参照)に戻る。S512の処理で設定されたデモコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、デモコマンドを受信すると、表示用デモコマンドを表示制御装置114へ送信し、表示制御装置114は、表示用デモコマンドの受信に基づいて、第3図柄表示装置81にデモ演出を表示するように制御を行う。
ここで、デモコマンドが設定されるのは、上述したように、変動停止後、所定時間が経過したときに保留球が1つも存在しない場合である。よって、変動停止後、所定時間経過しても変動演出が開始されない場合は、第3図柄表示装置81にデモ演出が表示される。
なお、S511の処理においてデモ中ではない(S511:No)と判断された場合に、さらに、変動停止後、前記所定時間よりも長い第2の所定時間が経過したか否かを判断する処理を実行し、変動停止後、第2の所定時間が経過したことをもってS512の処理を実行してデモコマンドを設定するようにしてもよい。これにより、変動停止後、保留球が1つも存在しない場合に、すぐにデモ演出を開始することなく、比較的長い時間、その停止した変動演出の停止図柄を遊技者に見せることができる。
S502の処理において、特別図柄表示装置37の表示態様が動的表示中であると判別されると(S502:Yes)、実行中の第1特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否か、又は、実行中の第2特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、判別結果に応じて第1特別図柄の動的表示または第2特別図柄の動的表示を停止させる変動停止処理(S513)を行い、この特図変動処理(S210)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
ここで、図284を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(図282参照)の一処理である変動停止処理(S513)について説明する。図284は、この変動停止処理(S513)を示すフローチャートである。
この変動停止処理(S513)では、各特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、変動時間が経過している場合は、各停止種別に応じた停止結果を特別図柄表示装置37に表示するとともに、各確定コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信する。また、「確率変動状態」である場合は、特別図柄の動的表示の変動回数の計数結果に応じて該「確率変動状態」の終了条件が成立したか否かを判別し、「確率変動状態」の終了条件が成立した場合には、「確率変動状態」を終了する処理を行う。さらに、「時短機能」が有効な遊技状態である場合、即ち、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」である場合は、該特別図柄の動的表示の変動回数の計数結果に応じて「時短機能」の時短終了条件が成立したか否かを判別し、「時短機能」の時短終了条件が成立した場合は、「時短機能」を有効から無効に切り替える処理等を行う。また、特別図柄の低確率状態である場合は、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達しているか否かを判別し、救済条件成立回数に達している場合は、「普図低確時間短縮状態」に移行するための時短回数の設定処理を行う。本発明の遊技者にとって有利な発射態様での遊技が奨励される状態から、遊技者にとって不利な発射態様での遊技が奨励される状態の開始時として、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した場合を例に説明するが、例えば、「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行した場合でもよいし、大当たり遊技状態から「通常遊技状態」に移行した場合でもよいし、「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した場合でもよいし、右打ち遊技状態から左打ち遊技状態に移行した場合でもよい。
変動停止処理(S513)では、まず、実行中の特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過したか否かを判別する(S5201)。特別図柄表示装置37における特別図柄の動的表示中の表示時間は、変動種別カウンタCS1等により選択された変動パターンに応じて決められており(特図1変動パターンコマンド又は特図2変動パターンコマンドに応じて決められており)、この特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していなければ(S5201:No)、実行中の特別図柄に応じた特別図柄表示装置37の特別LED群37bの表示を更新して(S5202)、この変動停止処理を終了して、特図変動処理(図282参照)に戻る。
第14実施形態では、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおいて、第1特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、上方LED群37b1が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定され、第2特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、下方LED群37b2が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定される。
一方、S5201の処理において、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおける特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していれば(S5201:Yes)、特別図柄表示装置37の特別LED群37bに対して、特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した表示態様を停止させる(S5203)。停止図柄は、変動開始処理(図283参照)のS5105又はS5107の処理によって予め設定される。
第14実施形態では、各特別図柄の動的表示の判定結果がハズレである場合には、上方LED群37b1又は下方LED群37b2の最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで上方LED群37b1又は下方LED群37b2が点灯表示される。
S5203の処理で各特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した特別図柄表示装置37の表示態様が設定されると、第3図柄表示装置81における各特別図柄の変動演出の停止図柄を、特別図柄表示装置37における特別LED群37bの表示と同調して確定表示させるために、確定コマンドを設定して(S5204)、処理をS5205へ移行する。第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるための確定コマンド(即ち、特図1確定コマンド。以下、第1特別図柄に関する確定コマンドを、「特図1確定コマンド」と称する場合がある。)を設定し、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定させるための確定コマンド(即ち、特図2確定コマンド。以下、第2特別図柄に関する確定コマンドを、「特図2確定コマンド」と称する場合がある。)を設定する。
音声ランプ制御装置113は、この特図1確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第1特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図1確定コマンドを送信し、特図2確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第2特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図2確定コマンドを送信する。表示制御装置114は、表示用特図1確定コマンド又は表示用特図2確定コマンドを受信することによって、第3図柄表示装置81における第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出を停止して、停止図柄を確定表示させるように構成されている。
S5205の処理では、「確率変動状態」であるか否かを判別し(S5205)、「確率変動状態」であれば(S5205:Yes)、特別図柄の停止により高確率状態の終了条件が成立したか否かの判別処理を行うST計数処理を実行し(S5206)、この変動停止処理を終了して、特図変動処理(図282参照)に戻る。
ここで、図285を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図284参照)の一処理であるST計数処理(S5206)について説明する。図285は、このST計数処理(S5206)を示すフローチャートである。
このST計数処理(S5206)では、特別図柄の高確率状態、即ち、確変フラグ203jがオンされている場合に、特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、該計数結果が特別図柄の高確率状態の終了条件を満たしたか否かを判別して、その判別結果に応じて「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行させる。
このST計数処理(S5206)では、まず、STカウンタ203kの値を1減算し(S5301)、続いて、減算したSTカウンタ203kの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5302)。判別の結果、S5301の処理で減算したSTカウンタ203kの値が「0」より大きい値でない場合、即ち、STカウンタ203kの値が「0」以下である場合は(S5302:No)、「確率変動状態」の終了条件が成立しているため、確変フラグ203jをオフに設定し(S5303)、時短高確フラグ203nをオフに設定して(S5304)、このST計数処理を終了して変動停止処理(図284)に戻る。
一方、S5302の処理において、STカウンタ203kの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S5302:Yes)、「確率変動状態」の終了条件は成立していないため、S5303及びS5304の処理をスキップして、このST計数処理を終了して変動停止処理(図284)に戻る。
図284に戻って、説明を続ける。S5205の判別の結果、「確率変動状態」でない場合(S5205:No)、次いで、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であるか否かを判別し、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判別された場合(S5207:Yes)、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」における時短終了条件が成立したか否かの判別処理を実行する時短計数処理を実行し(S5208)、その後、処理をS5209へ移行する。また、S5207の判別の結果、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」でないと判別された場合(S5207:No)、時短終了条件の判別処理を行わないため、S5208の処理をスキップしてS5209へ移行する。
ここで、図286を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図284参照)の一処理である時短回数処理(S5208)について説明する。図286は、この時短回数処理(S5208)を示すフローチャートである。
この時短計数処理(S5208)では、「時短機能」が有効に設定されている場合に、「時短機能」の終了条件である特別図柄の動的表示の実行回数(例えば、第1特別図柄の変動回数、及び、第2特別図柄の変動回数)を計数し、該計数結果が時短終了条件を満たしたか否かを判別して、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短回数処理(S5208)では、まず、特別図柄の動的表示が1回停止したということなので、時短カウンタ203oの値を1減算し(S5401)、次いで、減算した時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S5402)。判別の結果、時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であれば(S5402:Yes)、「時短機能」の終了条件が成立していないので、この時短計数処理(S5208)を終了し、変動停止処理(図284参照)に戻る。
一方、S5402の処理において、時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でないと判別された場合、即ち、「0」以下であると判別された場合は(S5402:No)、「時短機能」の終了条件が成立しているので、次いで、「時短短縮状態」か「普図低確時間短縮状態」かを判別するべく、時短高確フラグ203nがオンされているか否かを判別する(S5403)。判別の結果、時短高確フラグ203nがオンされている場合は(S5403:Yes)、「普図高確時間短縮状態」を終了させるために、時短高確フラグ203nをオフに設定し(S5404)、この時短回数処理(S5208)を終了して、変動停止処理(図284参照)に戻る。一方、時短高確フラグ203nがオンに設定されていないと判別された場合は(S5403:No)、時短低確フラグ203mがオンに設定されている状態であって、「普図低確時間短縮状態」であるので、該時短低確フラグ203mをオフに設定して(S5405)この時短回数処理(S5208)を終了して、変動停止処理(図284参照)に戻る。
このように、「時短機能」が有効な状態において、「時短機能」の終了条件に応じて、「普図高確時短短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」を終了させることができ、「時短機能」の有効又は無効を適切に行い、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図284に戻って、説明を続ける。S5208の時短計数処理が終わった場合、又は、S5207の処理において「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」でないと判別された場合(S5207:No)、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達しているか否かを判別し、判別結果によって「普図低確時間短縮状態」に移行させるべく、救済到達計数処理を実行し(S5209)、この変動停止処理(S513)を終了して、特図変動処理(図282参照)に戻る。
ここで、図287を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図284参照)の一処理である救済到達計数処理(S5209)について説明する。図287は、この救済到達計数処理(S5209)を示すフローチャートである。
この救済到達計数処理(S5209)では、特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、該計数結果が救済条件成立回数に達したか否かを判別して、判別結果に応じて「普図低確時間短縮状態」への移行に基づく時短回数の設定処理を行う。
この救済到達計数処理(S5209)では、まず、救済設定済みフラグ203qがオンされているか否かを判別し(S5501)、救済設定済みフラグ203qがオンされていれば(S5501:Yes)、既に「普図低確時間短縮状態」へ一度移行済みであるので、S5502~S5506の処理をスキップし、この救済到達計数処理(S5209)を終了して、変動停止処理(図284参照)に戻る。
一方、S5501の判別の結果、救済設定済みフラグ203qがオンされていなければ(S5501:No)、特別図柄が低確率状態になってから未だ「普図低確時間短縮状態」へ移行していない状態であるので、救済カウンタ203pの値を1加算する(S5502)。続いて、加算した救済カウンタ203pの値が「250」より小さい値であるか否かを判別する(S5503)。
S5503の判別の結果、S5502の処理で加算した救済カウンタ203pの値が「250」より小さい値の場合(S5503:Yes)、S5504~S5506の処理をスキップし、この救済到達計数処理(S5209)を終了して、変動停止処理(図284参照)に戻る。
一方、S5503の処理において、S5502の処理で加算した救済カウンタ203pの値が「250」より小さい値でない場合、即ち、救済カウンタ203pの値が「250」以上である場合(S5503:No)、救済条件が成立しているため、まず、時短カウンタ203oの値に「379」をセットし(S5504)、「普図低確時間短縮状態」へ移行したことを示すべく救済設定済みフラグ203qをオンに設定する(S5505)。そして、「普図低確時間短縮状態」に遊技状態を移行するために、時短低確フラグ203mをオンに設定し(S5506)、この救済到達計数処理(S5209)を終了して、変動停止処理(図284参照)に戻る。これにより、救済条件成立に基づく「普図低確時間短縮状態」を発生させることができる。なお、救済カウンタ203pの値が「250」に到達した場合に、救済カウンタ表示89において救済条件が成立したことを示す達成表示(例えば、「天井時短獲得!」等)を表示する。本発明の示唆表示が特殊示唆表示となることにより、遊技状態が、球が入賞することで遊技者に遊技価値を付与し易い遊技状態へ移行することを遊技者に示唆する表示として、救済カウンタ表示89において救済条件が成立したことを示す達成表示を表示する場合について説明したが、例えば、大当たり遊技中に保留図柄の表示態様を変化させ、大当たりが終了した場合に、再び、大当たりが発生することを遊技者に示唆する特殊保留表示(例えば、保留図柄の中に「V」文字表示等)を表示するように構成してもよい。
次に、図288を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図279参照)の一処理である当たり処理(S203)について説明する。図288は、この当たり処理(S203)を示したフローチャートである。
この当たり処理(S203)は、各特別図柄の大当たりが発生する場合に、大当たりの種類に応じて可変入賞装置65(大入賞口)の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、大当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S612)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S614)を実行する。
当たり処理(S203)では、まず、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選したか否かを判別する(S601)。判別の結果、大当たりに当選していれば(S601:Yes)、大当たり遊技を行うために、まず、大当たり遊技中の「確変機能」を無効にすべく、確変フラグ203jをオフに設定し(S602)、STカウンタ203kの値を「0」クリアする(S603)。次いで、「時短機能」を無効にすべく、時短低確フラグ203m及び時短高確フラグ203nをオフに設定し(S604)、時短カウンタ203oの値を「0」クリアする(S605)。さらに、天井機能を無効にすべく、救済設定済みフラグ203qをオフに設定し(S606)、救済カウンタ203pの値を「0」クリアする(S607)。次に、大当たり種別に応じたラウンド数をRAM203に設けられたラウンドカウンタ(図示せず)にセットする(S608)。そして、大当たりが開始されることを示す大当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、大当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S609)、次いで、該大当たり種別に応じたオープニング時間(例えば、「30秒」又は「10秒」)を設定して(S610)、処理をS611へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)によって、大当たり種別に応じた大当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。なお、本発明の変動演出の回数を計数する手段として、救済カウンタ203pを用いて説明したが、例えば、時短回数カウンタを用いてもよい。
なお、上述したラウンドカウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該ラウンドカウンタの値を確認して、ラウンドカウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、大当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該ラウンドカウンタの値を1減算する。そして、ラウンドカウンタの値が「0」になった場合に、実行中の大当たりを終了するように構成されている。
一方、S601の処理において、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選していないと判別された場合は(S601:No)、S602~S610の処理をスキップしてS611へ移行する。
S611の処理では、大当たり中か否かを判別する(S611)。判別の結果、大当たり中であると判別された場合は(S611:Yes)、可変入賞装置65の開閉制御を実行する大当たり開閉制御処理を実行する(S612)。
ここで、図289を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり開閉制御処理(S612)について説明する。図289は、この大当たり開閉制御処理(S612)を示したフローチャートである。
この大当たり開閉制御処理(S612)では、当たり処理(S203)で設定された可変入賞装置65の開放回数に基づいて、可変入賞装置65の開閉制御を実行する。
この大当たり開閉制御処理(S612)では、まず、当たり処理(S203)のS610で設定されたオープニング時間、又は、後述する大入賞口開放中処理(S6007)のS6020(図290参照)で設定されたインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6001)。判別の結果、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6001:No)、可変入賞装置65の開放タイミングではないため、該可変入賞装置65を閉鎖し続けるため、S6002~S6005の処理をスキップして、処理をS6006へ移行する。
一方、S6001の処理において、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6001:Yes)、可変入賞装置65の開放タイミングなので、可変入賞装置65の開放設定を行い(S6002)、次いで、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットする(S6003)。そして、大当たり時おける可変入賞装置65の最大開放時間(第14実施形態では、「30秒」)を設定して(S6004)、可変入賞装置65が開放されたことを示す大入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6005)、処理をS6006に移行する。この大入賞口開放コマンドを受信した音声ランプ制御装置113は、可変入賞装置65が開放された旨を第3図柄表示装置81において実行し、遊技者に可変入賞装置65が開放されていることを遊技者に開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させることを促すように構成されている。
S6006の処理では、可変入賞装置65が開放中であるか否かを判別する(S6006)。判別の結果、可変入賞装置65が開放中でなければ(S6006:No)、可変入賞装置65が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6007の処理をスキップして、この大当たり開閉制御処理(S612)を終了し、当たり処理(図288参照)に戻る。一方、S6006の処理において、可変入賞装置65が開放中であると判別された場合は(S6006:Yes)、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件を判別するべく、大入賞口開放中処理を行い(S6007)、この大当たり開閉制御処理(S612)を終了し、当たり処理(図288参照)に戻る。
ここで、図290を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり開閉制御処理(S612)の一処理である大入賞口開放中処理(S6007)について説明する。図290は、この大入賞口開放中処理(S6007)を示したフローチャートである。
この大入賞口開放中処理(S6007)では、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この大入賞口開放中処理(S6007)では、まず、上述した大当たり開閉制御処理(S612)のS6004において設定された可変入賞装置65の開放時間が経過したか否かを判別する(S6011)。判別の結果、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングであれば(S6011:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立し、そのラウンドにおける可変入賞装置65の閉鎖タイミングであるため、入賞カウンタの値を「0」クリアして(S6012)、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6016へ移行する。S6016からの可変入賞装置65の閉鎖処理については、後述する。
一方、S6011の処理において、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6011:No)、次いで、大入賞口スイッチ65cがオンされたか否か、即ち、可変入賞装置65へ球が入賞したか否かを判断する(S6013)。
S6013の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出され可変入賞装置65へ球が入賞していれば(S6013:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6014)、次いで、入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6015)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6015:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、可変入賞装置65に球が10個以上入賞して可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しているので、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6016へ移行する。
S6015の処理において、入賞カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S6015:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しておらず、可変入賞装置65の開放を継続するために、S6016~S6020の処理をスキップして、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了する。この大入賞口開放中処理(S6007)の終了後は、大当たり開閉制御処理(図289参照)へ戻る。
次いで、S6016からの可変入賞装置65の閉鎖処理では、まず、可変入賞装置65の閉鎖設定を行い(S6016)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6017)、処理をS6018へ移行する。なお、S6017の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6018の処理では、可変入賞装置65の1のラウンドが消化されたことから、ラウンドカウンタの値を1減算し(S6018)、次に、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6019)。ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値である場合(S6019:Yes)、該大当たりにおけるラウンド回数(可変入賞装置65の残り開放回数)が残存している状態であるので、次の可変入賞装置65を開放させるまでのインターバル時間(例えば、「1秒」)を設定し(S6020)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了し、大当たり開閉制御処理(図289参照)に戻る。
一方、S6019の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6019:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了したので、大当たり状態を終了させるために、インターバル時間を設定せず(即ち、S6020をスキップして)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了して、大当たり開閉制御処理(図289参照)に戻る。
図288の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S612の大当たり開閉制御処理(図289参照)の終了後は、次いで、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S613)。判別の結果、ラウンドカウンタが「0」より大きい値であれば(S613:Yes)、大当たり状態を継続するため、大当たりの終了設定処理であるS614の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S613の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S613:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、大当たり状態を終了させるために、大当たり終了処理を行い(S614)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図291を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり終了処理(S614)について説明する。図291は、この大当たり終了処理(S610)を示したフローチャートである。
この大当たり終了処理(S614)では、当選した大当たり種別に基づいて、確変フラグ203j、STカウンタ203k、時短高確フラグ203n及び時短カウンタ203oの設定を行う。
この大当たり終了処理(S614)では、まず、今回の大当たり種別が大当たり種別「確変A」、「確変B」又は「確変C」であるか否かを判別する(S6101)。判別の結果、今回の大当たり種別が大当たり種別「確変A」、「確変B」又は「確変C」であれば(S6101:Yes)、該大当たり終了後の遊技状態を「確率変動状態」とするべく、確変フラグ203jをオンし(S6102)、時短高確フラグ203nをオンして(S6103)、次いで、STカウンタ203kに「50」をセットして(S6104)、処理をS6107に移行する。
S6101の処理において、今回の大当たり種別が大当たり種別「確変A」、「確変B」及び「確変C」ではないと判別された場合は(S6101:No)、今回の大当たり種別が大当たり種別「時短A」又は「時短B」であると判断し、時短高確フラグ203nをオンし(S6105)、時短カウンタ203oに「50」をセットして(S6106)、処理をS6107に移行する。
S6107の処理では、音声ランプ制御装置113に対して大当たりのエンディング演出の開始を示すエンディングコマンドを設定する(S6107)。S6107の処理で設定されたエンディングコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図279のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、エンディングコマンドを受信すると、大当たりのエンディング演出を実行する。
S6107の処理の終了後は、遊技状態に応じてエンディング時間(例えば、「10秒」)を設定し(S6108)、該大当たりの終了時の各種処理を実行する大当たり終了設定処理を行い(S6109)、この大当たり終了処理(S614)を終了して、当たり処理(図288参照)に戻る。
なお、本発明の遊技価値が高い高状態として、「確率変動状態」を例に説明するが、例えば、ラウンド数が多い大当たり状態(例えば、10ラウンド)でもよい。また、高状態より遊技価値が低い低状態として、「普図高確時間短縮状態」を例に説明するが、例えば、ラウンド数が少ない大当たり状態(例えば、5ラウンド)でもよい。
次に、図292を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図279参照)の一処理である普図変動処理(S211)について説明する。図292は、この普図変動処理(S211)を示したフローチャートである。
この普図変動処理(S211)は、スルーゲート67への球の通過に起因して、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を制御するものである。
この普図変動処理(S211)では、まず、今現在、普通電役72が突出中(作動中)か否か、即ち、普通図柄の当たり中であるか否かを判別する(S701)。判別の結果、普通電役72が突出中であれば(S701:Yes)、普通図柄の当たり中であるので、そのまま普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)へ戻る。
一方、普通電役72が突出中でなければ(S701:No)、普通図柄の当たり中ではないため、次いで、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中であるか否かを判別する(S702)。判別の結果、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中でなければ(S702:No)、次いで、普通図柄表示装置83における可変表示が停止後、所定時間(例えば、「1秒」)経過したか否かを判別する(S703)。その結果、可変表示の停止後、所定時間経過していなければ(S703:No)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。これにより、可変表示における停止図柄が所定時間だけ普通図柄表示装置83に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S703の処理の結果、可変表示の停止後、所定時間経過していれば(S703:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄に関する可変表示の作動保留球数HN)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S704)。
S704の処理の結果、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きくなければ(S704:No)、実行すべき普通図柄の可変表示の保留球数が存在しないということなので、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。一方、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きい値であれば(S704:Yes)、保留されていた普通図柄に関する可変表示の実行開始タイミングであると判断し、まず、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1減算する(S705)。これは、後述する処理(S706~S712)によって、保留されていた普通図柄に関する可変表示のうち1の可変表示の実行が開始されることに伴って、普通図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、普図保留球格納エリア203hに格納されたデータをシフト処理する(S706)。このデータシフト処理は、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1~第4エリアに格納されているデータを普図保留球実行エリア203iへ向けて順にシフトさせる処理であって、普図保留第1エリア→普図保留球実行エリア203i、普図保留第2エリア→普図保留第1エリア、普図保留第3エリア→普図保留第2エリア、普図保留第4エリア→普図保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S706のデータシフト処理の後は、データシフト処理により普図保留球実行エリア203iに格納されたデータ(即ち、普図当たりカウンタC4の値)に基づいて、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を実行するために、まず、時短低確フラグ203m又は時短高確フラグ203nがオンされているか否かを判別する(S707)。判別の結果、時短低確フラグ203m及び時短高確フラグ203nがオンされていない場合は(S707:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「15秒」に設定し(S708)、処理をS710へ移行する。一方、時短低確フラグ203m又は時短高確フラグ203nがオンされていると判別された場合(S707:Yes)、「時短機能」が有効な「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「0.1秒」に設定して(S709)、処理をS710へ移行する。
S710の処理では、時短高確フラグ203nがオンされているか否かを判別し(S710)、時短高確フラグ203nがオンされていない場合(S710:No)、即ち、普通図柄の低確率状態では、普図当たり乱数テーブル202gにおける低確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S711)。また、時短高確フラグ203nがオンされている場合(S710:Yes)、即ち、普通図柄の高確率状態では、普図当たり乱数テーブル202gにおける高確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S712)。S711及びS712の処理の後は、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、遊技者が右打ちした場合に、スルーゲート67を球が通過したとき、普通電役72が開放し易いか否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況(即ち、普通図柄の高確率状態)であって第2始動口71側へ流入し易い状況か、普通電役72が開放し易い状況よりも開放し難い状況(即ち、普通図柄の低確率状態)であって、閉鎖(突出)している普通電役72の上面を右端から左端まで転動しきり、可変入賞装置65側へ流入し得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
S702の処理において、普通図柄表示装置83の表示態様が可変表示中であると判別されると(S702:Yes)、可変表示時間が経過したか否かを判別する(S713)。普通図柄表示装置83の可変表示時間は、S708又はS709の処理により遊技状態に応じて決定されており、この可変表示時間が経過していなければ(S713:No)、普通図柄表示装置83の表示を更新して(S714)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
一方、普通図柄表示装置83における可変表示の可変表示時間が経過していれば(S713:Yes)、普通図柄表示装置83に対して、S711又はS712によって予め設定された停止図柄に対応した表示態様を設定し(S715)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
これにより、球がスルーゲート67を通過した場合に、この普図変動処理(S211)に基づいて普通図柄表示装置83における可変表示が設定され、該普通図柄表示装置83において可変表示が開始されてから可変表示時間が経過するまでは、「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる。そして、可変表示結果が当たりである場合には「○」の図柄を点灯する一方、ハズレである場合には「×」の図柄を点灯させる。
次に、図293を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図279参照)の一処理である普通電役制御処理(S204)について説明する。図293は、この普通電役制御処理(S204)を示したフローチャートである。
この普通電役制御処理(S204)は、普通図柄の当たりが発生する場合に、遊技状態に応じて普通電役72の開閉(突出及び没入)駆動制御を実行する。即ち、遊技状態に応じて普通電役72の開放(没入)時間を設定すると共に、設定された時間に基づいて該普通電役72を開放駆動し、設定した突出時間が経過した場合に、開放(没入)中の普通電役72を閉鎖(突出)させる制御を実行する。
この普通電役制御処理(S204)では、まず、普通電役72が開放(没入)中か否か、即ち、普通図柄の当たり中か否かを判別する(S801)。判別の結果、普通電役72が開放中でないと判別された場合(S801:No)、即ち、普通図柄の当たり中でないと判別された場合は、次に、普通図柄の可変表示が終了したか否かを判別する(S802)。
S802における判別の結果、普通図柄の可変表示が終了していなければ(S802:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る一方、普通図柄の可変表示が終了していれば(S802:Yes)、次いで、該可変表示において当たりに当選したか否かを判別する(S803)。
S803における判別の結果、可変表示において当たりに当選していないと判別された場合は(S803:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)へ戻る。一方、可変表示において当たりに当選していると判別された場合は(S803:Yes)、当選した当たりに関する制御を実行するために、まず、時短低確フラグ203m又は時短高確フラグ203nがオンされているか否かを判別する(S804)。
S804における判別の結果、時短低確フラグ203m及び時短高確フラグ203nがオンされていないと判別された場合は(S804:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202iの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役72の開放時間を「0.1秒」に設定し(S805)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数を1回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「1」をセットして(S806)、処理をS809へ移行する。
一方、S804の処理において、時短低確フラグ203m又は時短高確フラグ203nがオンされていると判別された場合は(S804:Yes)、「時短機能」が有効な「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202iの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役72の開放(没入)時間を「5.8秒」に設定し(S807)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数を1回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「1」をセットして(S808)、処理をS809へ移行する。
S809の処理では、普通電役72の開放(没入)処理を行い(S809)、閉鎖(突出)状態であった普通電役72を開放状態に駆動し、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
これにより、遊技者が右打ちした場合において、スルーゲート67を通過した球が普通電役72の配設位置に到達し、該普通電役72が開放されている時間の長い状態か短い状態かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を通過した球が第2始動口71側へ誘導され易い状況か、該普通電役72の閉鎖状態において該普通電役72の上面を右端から左端まで転動しきって、その球が可変入賞装置65側へ流下され得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
S801の処理において、普通電役72が開放中であると判別された場合(S801:Yes)、即ち、普通図柄の当たり中であると判別された場合は、次いで、S805又はS807において設定された普通電役72の1回の開放時間が経過しているかを判別する(S810)。判別の結果、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していないと判別された場合は(S810:No)、普通電役72の開放状態を維持するため、S811~S813の処理をスキップして、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
一方、S810の処理において、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していると判別された場合は(S810:Yes)、まず、普通電役72の閉鎖(突出)処理を行い(S811)、S806又はS808の処理で設定された電役カウンタの値から「1」を減算する(S812)。そして、減算された電役カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S813)。判別の結果、電役カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S813:Yes)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数が残存しているため、処理をS809へ移行し、所定のインターバル処理を行った上で再び普通電役72の開放処理を行う。一方、電役カウンタの値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S813:No)、即ち、電役カウンタの値が「0」以下である場合は、該当たりに基づく普通電役72の開放がすべて終了したということなので、普通電役72の再開放を行わず、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図279参照)に戻る。
次いで、図294を参照して、停電等の発生した場合に主制御装置110において実行されるNMI割込処理について説明する。図294は、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。NMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に、主制御装置110のMPU201により実行される処理である。
このNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。NMI端子に停電信号SG1が入力されたMPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S901)、NMI割込処理を終了する。
なお、上記のNMI割込処理は、払出制御装置111でも同様に実行され、かかるNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から払出制御装置111内のMPU211のNMI端子に出力され、MPU211は実行中の制御を中断して、NMI割込処理を開始するのである。
次に、図295から図302を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU221の処理としては、大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理(図295参照)と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理(図296参照)とがある。
まず、図295を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図295は、この立ち上げ処理を示したフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時に起動される。
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S1001)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源断処理中フラグがオンしているか否かによって、今回の立ち上げ処理が瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)によって、S1116の電源断処理(図296参照)の実行途中に開始されたものであるか否かが判断される(S1002)。図296を参照して後述する通り、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると、S1116の電源断処理を実行する。かかる電源断処理の実行前に、電源断処理中フラグがオンされ、該電源断処理の終了後に、電源断処理中フラグはオフされる。よって、S1116の電源断処理が実行途中であるか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。
電源断処理中フラグがオフであれば(S1002:No)、今回の立ち上げ処理は、電源が完全に遮断された後に開始されたか、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始されたものである。よって、これらの場合には、RAM223のデータが破壊されているか否かを確認する(S1003)。
RAM223のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM223の特定の領域には、S1006の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM223のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM223のデータ破壊を確認することができる。RAM223のデータ破壊が確認されれば(S1003:Yes)、S1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。一方、RAM223のデータ破壊が確認されなければ(S1003:No)、S1008へ移行する。
なお、今回の立ち上げ処理が、電源が完全に遮断された後に開始された場合には、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM223の記憶は喪失するから)、RAM223のデータ破壊と判断され(S1003:Yes)、S1004へ移行する。一方、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって開始された場合には、RAM223の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM223のデータは正常と判断されて(S1003:No)、S1008へ移行する。
電源断処理中フラグがオンであれば(S1002:Yes)、今回の立ち上げ処理は、瞬間的な停電が生じた後であって、S1116の電源断処理の実行途中に、音声ランプ制御装置113のMPU221にリセットがかかって開始されたものである。かかる場合は電源断処理の実行途中なので、RAM223の記憶状態は必ずしも正しくない。よって、かかる場合には制御を継続することはできないので、処理をS1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。
S1004の処理では、RAM223の全範囲の記憶領域をチェックする(S1004)。チェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM223の読み書きチェックにより、RAM223のすべての記憶領域が「0」クリアされる。
RAM223のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常と判別されれば(S1005:Yes)、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S1006)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM223にデータ破壊があるか否かがチェックされる。一方、RAM223のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出されれば(S1005:No)、RAM223の異常を報知して(S1007)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM223の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM223の異常報知を行うようにしても良いし、表示制御装置114にエラーコマンドを送信して、第3図柄表示装置81にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
S1008の処理では、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S1008)。電源断フラグはS1116の電源断処理の実行時にオンされる(図296のS1115参照)。つまり、電源断フラグは、S1116の電源断処理が実行される前にオンされるので、電源断フラグがオンされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した状態で開始された場合である。従って、かかる場合には(S1008:Yes)、音声ランプ制御装置113の各処理を初期化するためにRAM223の作業エリアをクリアし(S1009)、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオフに設定し(S1051)、サブ救済カウンタ223kの値を「0」クリアする(S1052)。次いで、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。なお、RAM223の作業エリアとしては、主制御装置110から受信したコマンド等を記憶する領域以外の領域をいう。
一方、電源断フラグがオフされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、例えば電源が完全に遮断された後に開始されたためにS1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至ったか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始された場合である。よって、かかる場合には(S1008:No)、RAM223の作業領域のクリア処理であるS1009をスキップして、処理をS1010へ移行し、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオフに設定し(S1051)、サブ救済カウンタ223kの値を「0」クリアする(S1052)。次いで、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。
なお、S1009のクリア処理をスキップするのは、S1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至った場合には、S1004の処理によって、既にRAM223のすべての記憶領域はクリアされているし、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM223の作業領域のデータをクリアせず保存しておくことにより、音声ランプ制御装置113の制御を継続できるからである。
ここで、上述したように、第14実施形態のパチンコ機10では、主制御装置110に内蔵されているRAM203にはバックアップ機能を搭載しているが、音声ランプ制御装置113に内蔵されているRAM223にはバックアップ機能を搭載していない。このため、停電などの発生により電源が遮断(瞬停を除く)されると、バックアップ機能を搭載している主制御装置110内のRAM203のデータは電源遮断前の状態に復帰されるが、バックアップ機能を搭載していない音声ランプ制御装置113内のRAM223のデータはすべてクリアされるように構成されている。従って、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理の実行直後においては、主制御装置110のRAM203内に保持する救済カウンタ203pの値と、音声ランプ制御装置113のRAM223内に保持するサブ救済カウンタ223kの値との整合性が取れていない状態となっている。よって、この立ち上げ処理の実行直後の状態において、第3図柄表示装置81に救済カウンタ表示89の表示を行うと、正しくない救済カウンタ表示89の値を遊技者へ報知してしまうことになる。
このため、この立ち上げ処理においてはサブ救済カウンタ表示フラグ223jをオフに設定して、電源が遮断された直後においては第3図柄表示装置81に表示される救済カウンタ表示89を非表示にしておき、後述するコマンド判定処理(図297参照)や救済カウンタ表示処理(図301参照)において、主制御装置110より送信されたコマンドを受信したタイミングでサブ救済カウンタ表示フラグ223jをオンに設定することで、正しい救済カウンタ表示89の値を表示することができる。
S1012の処理では、主制御装置110から設定値コマンドを受信したか否かを判別し(S1012)、該設定値コマンドを受信するまでS1012の処理を繰り返し実行して待機する(S1012:No)。そして、主制御装置110から設定値コマンドを受信した場合に(S1012:Yes)、該設定値コマンドが示す確率設定値を設定値メモリ(図示せず)に格納し(S1013)、メイン処理(図296参照)へ移行する。
このように、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、主制御装置110の立ち上げ処理(図276参照)の終盤で生成される設定値コマンドを受信するまでメイン処理(図296参照)への移行を待機することで、主制御装置110で設定された確率設定値を音声ランプ制御装置113側で確実に把握し、該確率設定値に基づいてメイン処理以降の処理を実行できる。また、主制御装置110から設定値コマンドを受信しない場合、主制御装置110の立ち上げ処理の終盤まで到達しておらず、主制御装置110の立ち上げ処理が正常に終了していないので、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理も正常に終了させず、メイン処理へ移行させない。このように構成することで、音声ランプ制御装置113側で主制御装置110の立ち上げ処理が正常に実行されたか否かを把握することが可能となるとともに、主制御装置110が正常に立ち上がっていない状態における音声ランプ制御装置113の暴走を未然に防止できる。
次に、図296を参照して、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理について説明する。図296は、このメイン処理を示したフローチャートである。
メイン処理が実行されると、まず、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上が経過したか否かが判別され(S1101)、「1ミリ秒」以上経過していなければ(S1101:No)、S1102~S1109の処理を行わずにS1110の処理へ移行する。S1101の処理で、「1ミリ秒」経過したか否かを判別するのは、S1102~S1109が短い周期(「1ミリ秒」以内)で処理する必要がないものであるのに対して、S1110の変動演出処理やS1111のコマンド判定処理は、短い周期で実行する方が好ましい処理であるからである。S1111の処理が短い周期で実行されることにより、主制御装置110から送信されるコマンドの受信洩れを防止でき、S1110の処理が短い周期で実行されることにより、コマンド判定処理によって受信されたコマンドに基づき、変動演出に関する設定を遅滞なく行うことができる。
S1101の処理において、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上経過していると判断される場合は(S1101:Yes)、S1102の処理へ移行する。なお、S1101の処理が、図295に示す立ち上げ処理の後初めて実行された場合は、そのままS1102の処理へ移行する。
S1102の処理では、S1103~S1112の処理によって設定された、表示制御装置114に対する各種コマンドを、表示制御装置114に対して送信する(S1102)。次いで、表示ランプ34の点灯態様の設定や後述するS1107の処理で編集されるランプの点灯態様になるように各ランプの出力を設定し(S1103)、その後電源投入報知処理を実行する(S1104)。電源投入報知処理は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば、「30秒」)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知は音声出力装置226やランプ表示装置227により行われる。また、第3図柄表示装置81の画面において電源が供給されたことを報知するようコマンドを表示制御装置114に送信するものとしても良い。なお、電源投入時でなければ、電源投入報知処理による報知は行わずにS1105の処理へ移行する。
次いで、S1105の処理では、後述するS1111のコマンド判定処理によって設定される大当たりに関する演出を実行する当たり演出処理を行い(S1105)、S1106の処理へ移行する。なお、第14実施形態では、第1特別図柄及び第2特別図柄による大当たりに関する可変入賞装置65の開放中に所定の演出(例えば、可変入賞装置65が開放されたことを示す演出や右打ち報知演出)を実行するように構成されている。この当たり演出処理(S1105)の詳細については、図302を参照して後述する。本発明の状態が変化した旨を示唆する発射態様示唆として、右打ち遊技を促す発射示唆表示と左打ち遊技を促す発射示唆表示とを差異がある表示で行う例について説明するが、例えば、右打ち遊技を行う遊技状態中に、右打ち遊技を強く促す強調(拡大)発射示唆表示と、右打ち遊技の継続を促すものの、上記強調(拡大)発射示唆表示と表示領域、大きさ、色等が異なる地味(縮小)発射示唆表示とで差異がある表示で行うように構成してもよい。
次いで、S1106の処理では、枠ボタン入力監視・演出処理が実行される(S1106)。この枠ボタン入力監視・演出処理では、演出効果を高めるために遊技者に操作される枠ボタン22の有効期間において、該枠ボタン22が押されたか否かの入力を監視し、上記有効期間に枠ボタン22の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。
枠ボタン入力監視・演出処理(S1106)が終わると、次いで、ランプ編集処理を実行し(S1107)、その後音編集・出力処理を実行する(S1108)。ランプ編集処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう電飾部29~33の点灯パターンなどが設定される。音編集・出力処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう音声出力装置226の出力パターンなどが設定され、その設定に応じて音声出力装置226から音が出力される。
S1108の処理後、液晶演出実行管理処理を実行し(S1109)、S1110の処理へ移行する。液晶演出実行管理処理では、主制御装置110から送信される変動パターンコマンドに基づいて第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間が設定される。この液晶演出実行監視処理で設定された時間に基づいてS1107のランプ編集処理が実行され、また、S1108の音編集・出力処理も第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間で実行される。
S1110の処理では、第3図柄表示装置81において変動演出を表示させるために、主制御装置110より受信した特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドに基づいて第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する変動演出処理を実行し(S1110)、処理をS1111へ移行する。この変動演出処理(S1110)の詳細については、図300を参照して後述する。
S1111の処理では、主制御装置110より受信したコマンドに応じた処理を行うコマンド判定処理を行い(S1111)、S1112の処理へ移行する。このコマンド判定処理(S1111)の詳細については、図297を参照して後述する。
S1112では、音声ランプ制御装置113のRAM223に設けられた各種カウンタを更新するカウンタ更新処理を実行する(S1112)。例えば、変動演出の詳細な変動パターンを決定するカウンタの更新や、「保留変化予告」を抽選する保留変化カウンタ(図示せず)の更新が、このカウンタ更新処理の中で行われる。該カウンタの更新は、所定の範囲(本実施形態では、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(「99」)に達した後「0」に戻すことによって行われる。
S1112の処理が終わると、ワークRAM233に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S1113)。電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていれば(S1113:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S1115)、電源断処理を実行する(S1116)。電源断処理の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S1117)、その後、処理を無限ループする。電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226およびランプ表示装置227からの出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。
一方、S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていなければ(S1113:No)、RAM223に記憶されるキーワードに基づき、RAM223が破壊されているか否かが判別され(S1114)、RAM223が破壊されていなければ(S1114:No)、S1101の処理へ戻り、繰り返しメイン処理が実行される。一方、RAM223が破壊されていれば(S1114:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。
ここで、RAM破壊と判別されて無限ループするとメイン処理が実行されないので、その後、第3図柄表示装置81による表示が変化しない。よって、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼び、パチンコ機10の修復などを頼むことができる。また、RAM223が破壊されていると確認された場合に、音声出力装置226やランプ表示装置227によりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
次に、図297を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S1111)について説明する。図297は、このコマンド判定処理(S1111)を示したフローチャートである。
このコマンド判定処理(S1111)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図296参照)の中で実行され、上述したように、主制御装置110又は表示制御装置114から受信したコマンドを判定する。
コマンド判定処理(S1111)では、まず、RAM223に設けられたコマンド記憶領域に、主制御装置110からのコマンドを受信しているか否かを判別する(S1201)。判別の結果、主制御装置110からコマンドを受信していれば(S1201:Yes)、未処理のコマンドのうち主制御装置110より受信した最初のコマンドを読み出して解析し、主制御装置110より第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド、特図1停止種別コマンド、特図1遊技状態コマンド又は特図1確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1202)。そして、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1202:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図1コマンド処理を行い(S1203)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図296参照)に戻る。
ここで、図298を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図1コマンド処理(S1203)について説明する。図298は、この特図1コマンド処理(S1203)を示したフローチャートである。
この特図1コマンド処理(S1203)では、主制御装置110から送信された第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図1コマンド処理(S1203)では、まず、主制御装置110より特図1変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1221)。判別の結果、特図1変動パターンコマンドを受信していれば(S1221:Yes)、受信した特図1変動パターンコマンドに含まれる第1特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1222)。
ここで抽出された第1特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図300参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図1変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図297参照)に戻る。
一方、特図1変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1221:No)、次いで、主制御装置110より特図1停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1223)。そして、特図1停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1223:Yes)、該特図1停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1224)。
ここで抽出された第1特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図300参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図1停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第1特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図1変動開始フラグ223aをオンに設定して(S1225)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図297参照)に戻る。
なお、特図1停止種別コマンドは、第1特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図1変動パターンコマンドを送信後、その特図1変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第1特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1225の処理によって特図1変動開始フラグ223aをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図300参照)において、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図1変動パターンコマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図1停止種別コマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第1特別図柄の変動演出において、第1保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図1変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第1保留球数コマンドに基づく停止種別と特図1停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1223の処理の結果、特図1停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1223:No)、次いで、主制御装置110より特図1遊技状態コマンドを受信したか否かを判別する(S1226)。特図1遊技状態コマンドは、第1特別図柄の変動演出が開始される際の遊技状態を示すコマンドである。この特図1遊技状態コマンドを受信したと判別された場合は(S1226:Yes)、まず、今回変動遊技状態格納エリア223iの情報を前回変動遊技状態格納エリア223hへシフトし(S1227)、次いで、受信した特図1遊技状態コマンドに基づく遊技状態を、今回変動遊技状態格納エリア223iへセットし(S1228)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図297参照)に戻る。
S1227及びS1228の処理で格納された前回変動遊技状態格納エリア223h及び今回変動遊技状態格納エリア223iは、後述する救済カウンタ表示処理(図301参照)において、救済カウンタ表示89の表示有無を判別するための情報として使用される。本発明の当たり結果が導出されることにより移行し得る状態にて所定条件が成立した場合に移行し得る状態において遊技者が遊技を行った結果表示として、特別図柄の低確率状態において救済カウンタ表示89にて特別図柄の変動演出の実行回数を表示する例で説明するが、例えば、特別図柄の高確率状態において特別図柄の変動演出の実行回数を表示してもよいし、大当たり遊技状態において連荘状態にて獲得した獲得出玉の累積表示でもよい。この場合、遊技者が遊技を行った結果表示が所定の達成値(例えば、「1000発」)に至った場合に、該達成値を強調して達成値表示として表示するように構成してもよい。
S1226の処理の結果、特図1遊技状態コマンドを受信していないと判別された場合(S1226:No)、次いで、主制御装置110より特図1確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1229)。特図1確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図1確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1229:Yes)、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図1確定コマンドを設定し(S1230)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図297参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図1確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図1確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1229の処理の結果、特図1確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1229:No)、その他の第1特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1231)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図297参照)に戻る。
図297に戻って、説明を続ける。S1202の処理において、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1202:No)、次いで、主制御装置110より第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド、特図2停止種別コマンド、特図2遊技状態コマンド又は特図2確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1204)。そして、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1204:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図2コマンド処理を行い(S1205)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図296参照)に戻る。
ここで、図299を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図2コマンド処理(S1205)について説明する。図299は、この特図2コマンド処理(S1205)を示したフローチャートである。
この特図2コマンド処理(S1205)では、主制御装置110から送信された第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図2コマンド処理(S1205)では、まず、主制御装置110より特図2変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1251)。判別の結果、特図2変動パターンコマンドを受信していれば(S1251:Yes)、受信した特図2変動パターンコマンドに含まれる第2特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1252)。
ここで抽出された第2特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図300参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図2変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図307参照)に戻る。
一方、特図2変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1251:No)、次いで、主制御装置110より特図2停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1253)。そして、特図2停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1253:Yes)、該特図2停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1254)。
ここで抽出された第2特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図300参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図2停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第2特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図2変動開始フラグ223bをオンに設定して(S1255)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図297参照)に戻る。
なお、特図2停止種別コマンドは、第2特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図2変動パターンコマンドを送信後、その特図2変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第2特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1255の処理によって特図2変動開始フラグ223bをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図300参照)において、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図2変動パターンコマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図2停止種別コマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第2特別図柄の変動演出において、第2保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図2変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第2保留球数コマンドに基づく停止種別と特図2停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1253の処理の結果、特図2停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1253:No)、次いで、主制御装置110より特図2遊技状態コマンドを受信したか否かを判別する(S1256)。特図2遊技状態コマンドは、第2特別図柄の変動演出が開始される際の遊技状態を示すコマンドである。この特図2遊技状態コマンドを受信したと判別された場合は(S1256:Yes)、まず、今回変動遊技状態格納エリア223iの情報を前回変動遊技状態格納エリア223hへシフトし(S1257)、次いで、受信した特図2遊技状態コマンドに基づく遊技状態を、今回変動遊技状態格納エリア223iへセットし(S1258)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図297参照)に戻る。
S1257及びS1258の処理で格納された前回変動遊技状態格納エリア223h及び今回変動遊技状態格納エリア223iは、後述する救済カウンタ表示処理(図301参照)において、救済カウンタ表示89の表示有無を判別するための情報として使用される。
S1256の処理の結果、特図2遊技状態コマンドを受信していないと判別された場合(S1256:No)、次いで、主制御装置110より特図2確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1259)。特図2確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は該第2特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図2確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1259:Yes)、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第2特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図2確定コマンドを設定し(S1260)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図297参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図2確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図2確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1259の処理の結果、特図2確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1259:No)、その他の第2特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1261)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図297参照)に戻る。
図297に戻って、説明を続ける。S1204の処理において、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1204:No)、次いで、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1206)。そして、第1保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1206:Yes)、第1保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a(図260参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(S1207)。そして、同じく第1保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、及び、変動種別カウンタCS1の各値を、S1207で更新されたサブ第1保留球数カウンタ223cの値が示す第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1208)。そして、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1209)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図296参照)に戻る。
ここで、第1保留球数コマンドは、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1207の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を修正し、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CSを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1206の処理の結果、第1保留球数コマンドを受信していないと判別された場合(S1206:No)、次いで、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1210)。そして、第2保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1210:Yes)、第2保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第2保留球数カウンタ203b(図260参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(S1211)。そして、同じく第2保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、及び、変動種別カウンタCS1の各値を、S1211で更新されたサブ第2保留球数カウンタ223dの値が示す第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1212)。そして、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1213)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図296参照)に戻る。
ここで、第2保留球数コマンドは、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1211の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値が主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を修正し、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CSを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第2特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1210の処理の結果、第2保留球数コマンドを受信していないと判別された場合は(S1210:No)、次いで、主制御装置110よりRAM初期化コマンドを受信したか否かを判別する(S1271)。そして、RAM初期化コマンドを受信したと判別された場合(S1271:Yes)、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオンに設定し(S1272)、サブ救済カウンタ223kの表示コマンドを設定して(S1273)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図296参照)に戻る。
上述したように、第14実施形態のパチンコ機10では、主制御装置110に内蔵されているRAM203にはバックアップ機能を搭載しているが、音声ランプ制御装置113に内蔵されているRAM223にはバックアップ機能を搭載していない。このため、停電などの発生により電源が遮断されると、バックアップ機能を搭載している主制御装置110内のRAM203のデータは電源遮断前の状態に復帰されるが、バックアップ機能を搭載していない音声ランプ制御装置113内のRAM223のデータはすべてクリアされるように構成されている。従って、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理の実行直後においては、主制御装置110のRAM203内に保持する救済カウンタ203pの値と、音声ランプ制御装置113のRAM223内に保持するサブ救済カウンタ223kの値との整合性が取れていない状態となり得る。
一方、RAM消去スイッチ503がオンされた状態で電源が投入された場合は、主制御装置110のRAMデータも初期化されるため、主制御装置110のRAM203内に保持する救済カウンタ203pの値と、音声ランプ制御装置113のRAM223内に保持するサブ救済カウンタ223kの値の双方が初期化(即ち、「0」クリア)された状態となり、整合性が取れた状態となる。よって、RAM消去スイッチ503がオンされた状態で電源が投入された場合は、即時に救済カウンタ表示89の表示が可能となるため、S1271の処理において、RAM初期化コマンドを受信した場合はサブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンに設定される。本発明の遊技状況を遊技者に報知可能な報知手段として、救済カウンタ表示89を例に説明するが、例えば、音声による出力でもよいし、LED等の表示手段による出力でもよいし、右打ち発射示唆表示(音声)でもよいし、左打ち発射示唆表示(音声)でもよい。
S1271の処理の結果、RAM初期化コマンドを受信していないと判別された場合は(S1271:No)、次いで、その他のコマンドに応じた処理を実行し(S1214)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図296参照)に戻る。ここで、受信したその他のコマンドが、音声ランプ制御装置113で用いるコマンドであればそのコマンドに対応した処理を行い、処理結果をRAM223に記憶し、表示制御装置114で用いるコマンドであればそのコマンドを表示制御装置114に送信するように、コマンドの設定を行う。例えば、主制御装置110より受信したデモコマンドは、このS1216の処理によって、表示用デモコマンドとして設定され、RAM223に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦格納された後、メイン処理のコマンド出力処理(S1102)により表示制御装置114に対して送信される。
次に、図300を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図300は、この変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。
この変動演出処理(S1110)は、メイン処理(図296参照)の中で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81の主表示領域Dm(図259参照)において第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出を実行させるための各種処理を実行する。具体的には、第1特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を行うように構成される。また、第2特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行うように構成される。
変動演出処理(S1110)では、まず、RAM223に設けられた特図1変動開始フラグ223aがオンか否かを判別する(S1301)。判別の結果、特図1変動開始フラグ223aがオンであると判別された場合(S1301:Yes)、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドをともに受信しているので、第1特別図柄の変動演出を開始すべく、特図1変動開始フラグ223aをオフし(S1302)、次いで、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第1エリアに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1303)、さらに、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1304)、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算し(S1305)、処理をS1306へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第1特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第1保留情報第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。また、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになり、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。
S1306の処理では、S1305の処理で減算したサブ第1保留球数カウンタ223cの値に基づいて表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1306)、処理をS1307へ移行する。
ここで設定された表示用第1保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図296のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンドによって示される第1特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1307の処理では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1変動パターンコマンドを設定し(S1307)、処理をS1308へ移行する。
ここで設定された表示用特図1変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図296のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図1変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第1特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第1特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1308の処理において、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1停止種別コマンドを設定し(S1308)、処理をS1317へ移行する。
ここで設定された表示用特図1停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図296のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1309の処理により設定された表示用特図1変動パターンコマンドによって実行される第1特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図1停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
S1301の処理において、特図1変動開始フラグ223aがオンでないと判別された場合(S1301:No)、次いで、RAM223に設けられた特図2変動開始フラグ223bがオンか否かを判別する(S1309)。判別の結果、特図2変動開始フラグ223bがオンであると判別された場合(S1309:Yes)、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドをともに受信しているので、第2特別図柄の変動演出を開始すべく、特図2変動開始フラグ223bをオフし(S1310)、次いで、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第1エリアに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1311)、さらに、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1312)、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算し(S1313)、処理をS1314へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第2特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第2保留情報第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223h1~223h4に移動させる。また、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになり、第2保留情報格納エリア223fの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第2保留球格納エリア203eの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。
S1314の処理では、S1313の処理で減算したサブ第2保留球数カウンタ223dの値に基づいて表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1314)、処理をS1315へ移行する。
ここで設定された表示用第2保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図296のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第2保留球数コマンドによって示される第2特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1315の処理では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2変動パターンコマンドを設定し(S1315)、処理をS1316へ移行する。
ここで設定された表示用特図2変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図296のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図2変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第2特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第2特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1316の処理において、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2停止種別コマンドを設定し(S1316)、処理をS1316へ移行する。
ここで設定された表示用特図2停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図296のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1317の処理により設定された表示用特図2変動パターンコマンドによって実行される第2特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図2停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
次いで、S1317の処理では、前回実行された変動演出実行時の遊技状態、及び、今回実行される変動演出実行時の遊技状態を判別し、判別結果によって救済カウンタ表示89の表示処理を行う救済カウンタ表示処理を実行し(S1317)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図296参照)に戻る。
ここで、図301を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される救済カウンタ表示処理(S1317)について説明する。図301は、この救済カウンタ表示処理(S1317)を示したフローチャートである。
この救済カウンタ表示処理(S1317)では、前回実行された変動演出実行時の遊技状態、及び、今回実行される変動演出実行時の遊技状態を判別し、判別結果によってサブ救済カウンタ表示フラグ223jをオンに設定する。また、サブ救済カウンタ223kへの加算処理を行い、その後サブ救済カウンタ223kの表示コマンドを設定する。
この救済カウンタ表示処理(S1317)では、まず、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「通常遊技状態」であるか否かを判別し(S1401)、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「通常遊技状態」であれば(S1401:Yes)、次いで、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「確率変動状態」であるか否かを判別する(S1402)。なお、本発明の遊技者にとって有利な発射態様での遊技が奨励される状態における遊技状況を遊技者に報知可能な報知手段の出力制限について、「普図高確時間短縮状態」および「確率変動状態」において救済カウンタ表示89を表示しない例について説明するが、例えば、右打ち遊技が奨励される遊技状態では、左打ち遊技発射示唆を行わないように構成してもよい。
S1402の判別の結果、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「確率変動状態」であれば(S1402:Yes)、今回実行される変動演出が、「確率変動状態」から「通常遊技状態」に移行した直後の変動演出、即ち、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における変動演出の実行回数が「0回」ということになるため、サブ救済カウンタ223kの値に「0」をセットし(S1403)、処理をS1406へ移行する。
一方、S1402の処理において、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「確率変動状態」でなければ(S1402:No)、次いで、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「普図高確時間短縮状態」であるか否かを判別する(S1404)。判別の結果、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「普図高確時間短縮状態」であれば(S1404:Yes)、今回実行される変動演出が、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した直後の変動演出、即ち、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における変動演出の実行回数が「50回」ということになるため、サブ救済カウンタ223kの値に「50」をセットし(S1405)、処理をS1406へ移行する。
S1406の処理では、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した直後であるため、救済カウンタ表示89を表示させるべく、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオンに設定し(S1406)、処理をS1407へ移行する。また、S1404の処理において、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「普図高確時間短縮状態」でなければ(S1404:No)、S1405及びS1406の処理をスキップして、処理をS1407へ移行する。
S1407の処理では、サブ救済カウンタ223kの値に1加算し(S1407)、次いで、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンされているか否かを判別する(S1408)。判別の結果、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンされていれば(S1408:Yes)、第3図柄表示装置81において救済カウンタ表示89を表示させるべく、救済カウンタ表示89の表示コマンドを設定し(S1409)、この救済カウンタ表示処理(S1317)を終了して、変動演出処理(図300参照)へ戻る。
また、S1408の処理において、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンされていないと判別された場合(S1408:No)、第3図柄表示装置81において救済カウンタ表示89を表示すべきタイミングではないため、S1409の処理をスキップしてこの救済カウンタ表示処理(S1317)を終了して、変動演出処理(図300参照)へ戻る。
一方、S1401の判別の結果、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「通常遊技状態」でなければ(S1401:No)、次いで、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「普図低確時間短縮状態」であるか否かを判別する(S1410)。S1410の処理において、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「普図低確時間短縮状態」でなければ(S1410:No)、S1411~S1413の処理をスキップして、この救済カウンタ表示処理(S1317)を終了して、変動演出処理(図300参照)へ戻る。
S1410の判別の結果、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「普図低確時間短縮状態」であれば(S1410:Yes)、次いで、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「通常遊技状態」であるか否かを判別し(S1411)、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「通常遊技状態」でなければ(S1411:No)、S1412及びS1413の処理をスキップして、この救済カウンタ表示処理(S1317)を終了して、変動演出処理(図300参照)へ戻る。
一方、S1411の処理において、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「通常遊技状態」であれば(S1411:Yes)、今回実行される変動演出が、「通常遊技状態」から「普図低確時間短縮状態」に移行した直後の変動演出であり、救済カウンタ表示89の表示が不要となるため、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオフに設定し(S1412)、救済カウンタ表示89の消去コマンドを設定して(S1413)、この救済カウンタ表示処理(S1317)を終了して、変動演出処理(図300参照)へ戻る。
S1409及びS1413で設定された各コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図296のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、ここで設定された救済カウンタ表示89の表示コマンド又は消去コマンドに応じて、救済カウンタ表示89の表示制御又は非表示(消去)制御を行う。
このように構成することで、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するタイミングにおいて、サブ救済カウンタ223kに値がセットされ、該「通常遊技状態」に移行した直後から救済カウンタ表示89を表示することができる。その結果、仮に「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断された場合にも、主制御装置110から送信されるコマンドを判別することによって、音声ランプ制御装置113内のRAM223のデータを正しく保持することができ、「通常遊技状態」に移行した直後から救済カウンタ表示89の表示を行うことができる。また、音声ランプ制御装置113内のRAM223にバックアップ機能を搭載しないことにより、製造コストを削減することができる。さらに、主制御装置110のRAM203において保持している救済カウンタ203pの値の音声ランプ制御装置113へのコマンド送信が不要となるため、主制御装置110制御負担を軽減することができる。
なお、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するタイミングにおいてサブ救済カウンタ223kに値をセットする場合、大当たり終了後の特別図柄の低確率状態における変動表示の実行開始時にサブ救済カウンタ223kの値に1加算し、「通常遊技状態」に移行するタイミングで該サブ救済カウンタ223kの値を救済カウンタ表示89に表示するように構成してもよいが、このように構成すると、「普図高確時間短縮状態」中に停電等の発生により電源が遮断された場合にサブ救済カウンタ223kの値が「0」クリアされてしまい、「通常遊技状態」に移行するタイミングにおけるサブ救済カウンタ223kの値が電断後からの値となり、救済カウンタ表示89に正しい値を表示できない場合があることになってしまう。
また、表示制御装置114のRAM223に、前回大当たりしたときの大当たり種別を記憶しておく領域を設け、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するタイミングにおいてサブ救済カウンタ223kに値をセットする場合に、該前回大当たり種別の情報を判別して、サブ救済カウンタ223kに値をセットするように構成してもよい。即ち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するタイミングにおいて、前回大当たり種別が大当たり種別「時短A」又は「時短B」であれば、サブ救済カウンタ223kの値に「50」をセットし、前回大当たり種別が大当たり種別「確変A」、「確変B」又は「確変C」であれば、サブ救済カウンタ223kの値に「0」をセットするように構成してもよい。しかしながら、このように構成した場合も、「確率変動状態」中または「普図高確時間短縮状態」中に停電等の発生により電源が遮断されると、RAM223に設けた前回大当たり種別の情報がクリアされてしまうため、「通常遊技状態」に移行するタイミングで上述したような前回大当たり種別の情報による判別ができなくなってしまい、サブ救済カウンタ223kに値をセットできず、救済カウンタ表示89に正しい値を表示できない場合があることになってしまう。
従って、音声ランプ制御装置113内のRAM223にバックアップ機能を搭載しない場合、第14実施形態のパチンコ機10のように、前回変動遊技状態格納エリア223hと今回変動遊技状態格納エリア223iとを設け、この2つの情報を判別してサブ救済カウンタ223kに値をセットするように構成するのがより適切であるといえる。
次に、図302を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(S1105)について説明する。図302は、この当たり演出処理(S1105)を示したフローチャートである。
この当たり演出処理(S1105)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図296参照)の中で実行され、主制御装置110の大当たり遊技の実行中における処理を実行する。
この当たり演出処理(S1105)では、まず、前回変動遊技状態格納エリア223h及び今回変動遊技状態格納エリア223iをクリアし(S1501)、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオフに設定する(S1502)。次いで、サブ救済カウンタ223kの値を「0」クリアして(S1503)、その他当たり演出処理を行い(S1504)、この当たり演出処理(S1105)を終了してメイン処理(図296参照)に戻る。
次に、図303を参照して、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」への移行時において第3図柄表示装置81で行われる変動演出について説明する。図303は、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」への移行時において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行に基づいて行われる第3図柄表示装置81での変動演出の推移を示した図である。
より詳細には、図303(a)は、大当たり遊技が終了して「普図高確時間短縮状態」へ移行した状態を示した図であり、図303(b)は、図303(a)の状態から、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動表示が「50回」実行され、該「普図高確時間短縮状態」における最後の変動表示が停止した状態を示した図であり、図303(c)は、図303(b)の状態から、「普図高確時間短縮状態」が終了して「通常遊技状態」に移行した直後の状態を示した図であり、図303(d)は、図303(c)の状態から、図303(c)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示が停止した状態を示した図である。
図303(a)は、大当たり遊技が終了して「普図高確時間短縮状態」へ移行した状態を示している。図303(a)では、「普図高確時間短縮状態」に移行した直後となっているため、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分には、「チャンスタイム あと50回」の文字メッセージ81aが表示されており、該「普図高確時間短縮状態」での特別図柄の変動表示の残り実行回数が「50回」であることを示している。また、図303(a)では、大当たり状態から「普図高確時間短縮状態」に移行した直後であり、第1特別図柄及び第2特別図柄のいずれの変動表示も実行されていないため、主表示領域Dmの左下部分、特図1ミニリール81b及び主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81cがともに未実行(停止中)となっている様子が表示されている。さらに、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「2」が、特図2用保留数表示88aには「1」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数が「2個」及び「1個」である旨が表示されている。また、図303(a)では、上部表示領域に、遊技者に右打ち遊技を促す文字メッセージ(図303(a)では、「右打ち→」の帯テロップ表示)が表示されている。
次いで、図303(b)は、図303(a)の状態から、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動表示が「50回」実行され、該「普図高確時間短縮状態」における最後の変動表示が停止した状態を示している。図303(b)では、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動表示が「50回」実行されているため、文字メッセージ81aには「チャンスタイム あと0回」の表示がされており、「普図高確時間短縮状態」における最後の変動表示が実行されたことを示している。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「2」が、特図2用保留数表示88aには「4」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれの保留数が「2個」及び「4個」である旨が表示されている。
次いで、図303(c)は、図303(b)の状態から、「普図高確時間短縮状態」が終了して「通常遊技状態」に移行した直後の状態を示している。図303(c)では、右打ち遊技が推奨される「普図高確時間短縮状態」から左打ち遊技が推奨される「通常遊技状態」に移行しているため、主表示領域Dmの中央部分では、「←左打ち」という左打ち遊技を促す文字メッセージ81dが表示されている。また、図303(c)では、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した直後であり、「普図高確時間短縮状態」中に貯留された第2特別図柄の保留球が残存していたため、該第2特別図柄の変動表示が実行を開始した状態となっており、主表示領域Dmの右下部分、特図2ミニリール81cにおいて、第2特別図柄の変動表示が実行中となっている様子が表示されている。そして、第2特別図柄の変動表示が実行を開始しているため、特図2用保留数表示88aには「3」が表示されており、図303(b)の状態から1減算された状態となっている。さらに、実行中となっている第2特別図柄の変動表示は、「通常遊技状態」に移行してから1回目の変動表示のため、主表示領域Dmの左上部分の救済カウンタ表示89には「救済カウンタ 51/250」の表示がされており、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動表示の実行回数である「50回」と、この図303(c)において実行を開始した第2特別図柄の変動表示の実行回数である「1回」とを足した「51回目」の変動表示であることが示されている。
次いで、図303(d)は、図303(c)の状態から、図303(c)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示が停止した状態を示している。図303(c)において実行中となっていた第2特別図柄の変動表示が停止したため、主表示領域Dmの中央部分及び特図2ミニリール81cにおいて、第2特別図柄の変動表示が終了して停止したことを示す「871」が表示されている。
以上、説明したように、第14実施形態のパチンコ機10では、各特別図柄の動的表示が実行を開始する場合に、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110から受信した遊技状態コマンドにより、前回の変動演出における遊技状態と今回の変動演出における遊技状態を比較することで遊技状態が変化しているか否かを判別し、その判別結果によって救済カウンタ表示89の表示有無を決定するように構成する。このように構成することで、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断された場合にも、主制御装置110から受信したコマンドを判別することによって、音声ランプ制御装置113内のRAM223のサブ救済カウンタ223kを正しく保持することができ、「通常遊技状態」に移行した直後から救済カウンタ表示89の表示を行うことができる。その結果、音声ランプ制御装置113内のRAM223に、バックアップ機能の搭載していなくても、該RAM223のデータを正しく保持することができ、製造コストを削減することができる。さらに、主制御装置110のRAM203において保持している救済カウンタ203pの値の音声ランプ制御装置113へのコマンド送信が不要となるため、主制御装置110制御負担を軽減することができる。
<第15実施形態>
次いで、図304から図316を参照して、本発明を適用した第15実施形態のパチンコ機10について説明する。第14実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」に移行することとなる大当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選に基づいて付与され得る時短回数が一定(即ち、「50回」)になるように構成されている。よって、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行する場合、音声ランプ制御装置113では、サブ救済カウンタ223kに「50」を固定でセットするように構成されている。
これに対し、第15実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」に移行することとなる大当たりに基づいて付与され得る時短回数が複数種類(即ち、「30回」又は「70回」)になるように構成されている。このため、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行する場合、音声ランプ制御装置113では、該「普図高確時間短縮状態」における最後の特別図柄の変動表示の変動パターンを判別することによって時短回数を判別し、その判別結果によってサブ救済カウンタ223kに値をセットするように構成されている。
以下、第15実施形態のパチンコ機10について、第14実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第15実施形態のパチンコ機10の説明において、第14実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第14実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図304を参照して、第15実施形態の特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2について説明する。図304(a)は、第15実施形態において、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図304(b)は、同じく第15実施形態において、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。第15実施形態の大当たり種別テーブルと第14実施形態の大当たり種別テーブルとの異なる点は、主に、「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別によって付与され得る時短回数が複数種類存在している点である。
第15実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たり後に、特別図柄の大当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「30回」)実行されるまで間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短A」と、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たり後に、特別図柄の大当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「70回」)実行されるまで間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短B」と、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たり後に、特別図柄の大当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「30回」)実行されるまで間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短C」と、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たり後に、特別図柄の大当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「70回」)実行されるまで間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短D」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に、特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「50回」)実行されるまで間、特別図柄の当たり確率が高確率状態となり、かつ、普通図柄の当たり確率も特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「50回」)実行されるまで間、「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「確率変動状態」に対応する大当たり種別「確変A」と、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たり後に、特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「50回」)実行されるまで間、特別図柄の当たり確率が高確率状態となり、かつ、普通図柄の当たり確率も特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「50回」)実行されるまで間、「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「確率変動状態」に対応する大当たり種別「確変B」と、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たり後に、特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「50回」)実行されるまで間、特別図柄の当たり確率が高確率状態となり、かつ、普通図柄の当たり確率も特別図柄の動的表示が規定回数(第15実施形態では、「50回」)実行されるまで間、「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「確率変動状態」に対応する大当たり種別「確変C」と、がある。
図304(a)で示す特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、大当たり種別「時短A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~21」が対応付けられ、大当たり種別「時短B」に対して大当たり種別カウンタC2の値「22~43」が対応付けられ、大当たり種別「時短C」に対して大当たり種別カウンタC2の値「44~69」が対応付けられ、大当たり種別「時短D」に対して大当たり種別カウンタC2の値「70~96」が対応付けられ、大当たり種別「確変A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「97~99」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短A」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「98」であれば、大当たり種別「確変A」が選定され得る。
従って、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短A」が22%、大当たり種別「時短B」が22%、大当たり種別「時短C」が26%、大当たり種別「時短D」が27%、大当たり種別「確変A」が3%、の割合で当選することとなる。
なお、図304(b)で示す特図2大当たり種別テーブル202b2については、図263(b)で示す第14実施形態の特図2大当たり種別テーブル202b2と同様のため、説明を省略する。
次に、図305及び図306を参照して、第15実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図305は、第15実施形態の各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図306は、第15実施形態の各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。第15実施形態の遊技態様と第14実施形態の遊技態様との異なる点は、主に、「普図高確時間短縮状態」が「普図高確時間短縮状態A」及び「普図高確時間短縮状態B」の2つに分かれており(以下、「普図高確時間短縮状態A」と「普図高確時間短縮状態B」を総称して、「普図高確時間短縮状態」と称する場合がある)、「普図高確時間短縮状態」へ移行することとなる大当たり種別(即ち、大当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」又は「時短D」)によって、いずれかの「普図高確時間短縮状態」へ移行するように構成されている点である。
図305で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「普図高確時間短縮状態A」における特別図柄の動的表示が30回実行された場合(所謂、電サポ終了。図306参照。)、「普図高確時間短縮状態B」における特別図柄の動的表示が70回実行された場合(所謂、電サポ終了。図306参照。)、「確率変動状態」における特別図柄の動的表示が50回実行された場合(所謂、ST終了。図306参照。)、又は、「普図低確時間短縮状態」における特別図柄の動的表示が379回実行された場合(所謂、電サポ終了。図306参照。)、となる。
このように、第15実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行する場合、「普図高確時間短縮状態A」からの移行であれば、大当たり後からの特別図柄の動的表示の実行回数は「30回」となり、「普図高確時間短縮状態B」からの移行であれば、大当たり後からの特別図柄の動的表示の実行回数は「70回」となるように構成されている。また、「普図高確時間短縮状態」は特別図柄の低確率状態となっているため、「普図高確時間短縮状態A」から「通常遊技状態」に移行した時点における特別図柄の低確率状態での動的表示の実行回数は「30回」となり、「普図高確時間短縮状態B」から「通常遊技状態」に移行した時点における特別図柄の低確率状態での動的表示の実行回数は「70回」となる。従って、「普図高確時間短縮状態A」から「通常遊技状態」に移行した場合、該「通常遊技状態」において、特別図柄の動的表示があと「220回」実行されれば、救済条件が成立して「普図低確時間短縮状態」へ移行することになる。また、「普図高確時間短縮状態B」から「通常遊技状態」に移行した場合、該「通常遊技状態」において、特別図柄の動的表示があと「180回」実行されれば、救済条件が成立して「普図低確時間短縮状態」へ移行することになる。本発明の可動物が動作することで遊技者に遊技価値を付与し易い一般遊技状態および有利遊技状態として、「50回」の「普図高確時間短縮状態」が存在する場合における「50回」の「普図高確時間短縮状態」と「30回」の「普図高確時間短縮状態」とを例に説明するが、例えば、「50回」の「確率変動状態」が存在する場合における「50回」の「確率変動状態」と「30回」の「確率変動状態」とでもよいし、「50回」の「潜伏確率変動状態」が存在する場合における「50回」の「潜伏確率変動状態」と「30回」の「潜伏確率変動状態」とでもよいし、10ラウンドの大当たり遊技状態が存在する場合における10ラウンドの大当たり遊技状態と5ラウンドの大当たり遊技状態とでもよいし、開放回数が10回の小当たり遊技状態が存在する場合における開放回数が10回の小当たり遊技状態と開放回数が5回の小当たり遊技状態とでもよい。
即ち、第14実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した時点において、第3図柄表示装置81で表示を行う救済カウンタ表示89の値は、「50/250」固定となっていたが、第15実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」へ移行することとなる大当たり種別(即ち、大当たり種別「時短A」、「時短B」、「時短C」又は「時短D」)によって、第3図柄表示装置81で表示を行う救済カウンタ表示89の値は「30/250」又は「70/250」のいずれかとなる。
このため、表示制御装置114のRAM223に、前回大当たりしたときの大当たり種別を記憶しておく領域を設け、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するタイミングにおいてサブ救済カウンタ223kに値をセットする場合に、該前回大当たり種別の情報を判別して、サブ救済カウンタ223kに値をセットするように構成すれば、第3図柄表示装置81で表示を行う救済カウンタ表示89の値に「30/250」又は「70/250」のいずれかを表示できるようになる。
しかしながら、「普図高確時間短縮状態」中に停電等が発生して電源が遮断され、音声ランプ制御装置113内のMPU221にリセットがかかった場合、前回大当たり種別の情報がクリアされてしまっており、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した時点において第3図柄表示装置81で表示を行う救済カウンタ表示89の値として、「30/250」又は「70/250」のいずれを表示すればよいのかが不明となってしまう。
従って、第15実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」における最後の特別図柄の動的表示の変動パターンを遊技状態毎に設定し、音声ランプ制御装置113では、最後の特別図柄の動的表示の変動パターンを判別することによって時短回数を判別し、その判別結果によってサブ救済カウンタ223kに値をセットするように構成されている。この詳細については図307~図311、及び、図313~図316において後述する。
なお、「確率変動状態」から「通常遊技状態」へ移行する場合は、第14実施形態のパチンコ機10と同様の判別方法によって救済カウンタ表示89の値をセットすることが可能となる。
次いで、「普図高確時間短縮状態A」への移行契機は、大当たり種別「時短A」又は「時短C」への当選となり、「普図高確時間短縮状態B」への移行契機は、大当たり種別「時短B」又は「時短D」への当選となる(図306参照)。
なお、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否については、第14実施形態のパチンコ機10と同様のため、説明を省略する。
次いで、「確率変動状態」及び「普図低確時間短縮状態」の移行契機及びその他の項目については、第14実施形態のパチンコ機10と同様のため、説明を省略する。
次に、図307及び図308を参照して、第15実施形態における保留数テーブル202cの詳細について説明する。図307は、第15実施形態において、第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202c1を模式的に示した図であり、図308は、第15実施形態において、第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202c2を模式的に示した図である。第15実施形態の保留数テーブル202cと第14実施形態の保留数テーブル202cとの異なる点は、主に、「普図高確時間短縮状態」における最後の特別図柄の動的表示の停止パターンテーブル202dが個別に設定されている点である。
図307の第15実施形態における特図1用保留数テーブル202c1で示すように、「通常遊技状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「通常遊技状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様のため、説明を省略する。
次いで、「普図高確時間短縮状態A」における1~29回転目、「普図高確時間短縮状態B」における1~69回転目、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」おいて選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様となっている。よって、ここで定義していない遊技状態、つまり、「普図高確時間短縮状態A」における30回転目及び「普図高確時間短縮状態B」における70回転目(即ち、各「普図高確時間短縮状態」における最後の特別図柄の動的表示)のみにおいて、個別に停止パターンテーブル202dが設定されている。
即ち、「普図高確時間短縮状態A」の30回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのEテーブル202d5(図309(a)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態A」の30回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態B」の70回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのFテーブル202d6(図309(b)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態B」の70回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次に、図308の第15実施形態における特図2用保留数テーブル202c2で示すように、「通常遊技状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「通常遊技状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様のため、説明を省略する。
次いで、「普図高確時間短縮状態A」における1~29回転目、「普図高確時間短縮状態B」における1~69回転目、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様となっている。よって、ここで定義していない遊技状態、つまり、「普図高確時間短縮状態A」における30回転目及び「普図高確時間短縮状態B」における70回転目(即ち、各「普図高確時間短縮状態」における最後の特別図柄の動的表示)のみにおいて、個別に停止パターンテーブル202dが設定されている。
よって、「普図高確時間短縮状態A」の30回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのEテーブル202d5(図309(a)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態A」の30回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態B」の70回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのFテーブル202d6(図309(b)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態B」の70回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
このように構成することで、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信された変動パターンコマンドを判別することによって、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動表示の実行回数(特定の回転数)を把握することができる。
即ち、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に送信された変動パターンコマンドが、停止パターンテーブル202dのEテーブル202d5が選択された場合に実行され得る「特殊変動1」演出態様であれば(図309にて後述)、該「特殊変動1」演出態様は、「普図高確時間短縮状態A」の30回転目のハズレ抽出時のみに選択され得る変動パターンであるため、音声ランプ制御装置113では、該「特殊変動1」演出態様に対応した変動パターンコマンドの受信時に実行される特別図柄の変動表示が、「普図高確時間短縮状態A」における30回転目の変動表示であると判断することができる。
さらに、該「特殊変動1」演出態様の変動表示の次に実行され得る変動表示は、「通常遊技状態」における1回転目の変動表示であるため、次の変動表示の変動パターンコマンドを受信した際に遊技状態を判別し、「通常遊技状態」に移行していれば、その変動表示は大当たりしてから、特別図柄の低確率状態における31回転目の変動表示になるため、第3図柄表示装置81で表示を行う救済カウンタ表示89に「31/250」をセットして表示することができる。
また、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に送信された変動パターンコマンドが、停止パターンテーブル202dのFテーブル202d6が選択された場合に実行され得る「特殊変動2」演出態様であれば(図309にて後述)、該「特殊変動2」演出態様は、「普図高確時間短縮状態B」の70回転目のハズレ抽出時のみに選択され得る変動パターンであるため、音声ランプ制御装置113では、該「特殊変動2」演出態様に対応した変動パターンコマンドの受信時に実行される特別図柄の変動表示が、「普図高確時間短縮状態A」における70回転目の変動表示であると判断することができる。
さらに、該「特殊変動2」演出態様の次に実行され得る変動表示は、「通常遊技状態」における1回転目の変動表示であるため、次の変動表示の変動パターンコマンドを受信した際に遊技状態を判別し、「通常遊技状態」に移行していれば、その変動表示は大当たりしてから、特別図柄の低確率状態における71回転目の変動表示になるため、第3図柄表示装置81で表示を行う救済カウンタ表示89に「71/250」をセットして表示することができる。
次に、図309を参照して、第15実施形態の各停止パターンテーブル202dについて説明する。図309(a)は、停止パターンテーブル202dのEテーブル202d5の一例を模式的に示した図であり、図309(b)は、停止パターンテーブル202dのFテーブル202d6の一例を模式的に示した図である。
図309(a)で示すように、停止パターンテーブル202dのEテーブル202d5では、「特殊変動1」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、各「リーチ表示」演出態様及び「特殊変動2」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「普図高確時間短縮状態A」の30回転目における、各特別図柄のハズレとなる動的表示の停止種別は、必ず「特殊変動1」演出態様となるように設定されている。
次いで、図309(b)で示すように、停止パターンテーブル202dのFテーブル202d6では、「特殊変動2」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、各「リーチ表示」演出態様及び「特殊変動1」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「普図高確時間短縮状態B」の70回転目における、各特別図柄のハズレとなる動的表示の停止種別は、必ず「特殊変動2」演出態様となるように設定されている。
このように、「特殊変動1」演出態様及び「特殊変動2」演出態様のような特定の停止種別が、特定の遊技状態の特定の回転数においてのみ選択され得るように構成することで、音声ランプ制御装置113では、その特定の停止種別に対応したコマンドを受信することにより、現在の遊技状態及び回転数を認識することができる。
次に、図310及び図311を参照して、第15実施形態における変動パターンテーブル202eの詳細について説明する。図310(a)は、第15実施形態のROM202に記憶される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1の一例を模式的に示した図であり、図310(b)は、第15実施形態のROM202に記憶される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2の一例を模式的に示した図である。また、図311(a)は、第15実施形態のROM202に記憶される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3の一例を模式的に示した図であり、図311(b)は、第15実施形態のROM202に記憶される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4の一例を模式的に示した図である。第15実施形態の変動パターンテーブル202eと第14実施形態の変動パターンテーブル202eとの異なる点は、主に、各特別図柄のハズレ時の演出態様として、「特殊変動1」演出態様及び「特殊変動2」演出態様が追加されている点である。
図310及び図311に示すように、各変動パターンテーブル202e1~202e4は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。具体的には、ハズレ時の演出態様として、「非リーチ(ロング)」演出態様が決定された場合に参照される「E0:非リーチ・ロング」用と、「非リーチ(ミドル)」演出態様が決定された場合に参照される「E1:非リーチ・ミドル」用と、「非リーチ(ショート)」演出態様が決定された場合に参照される「E2:非リーチ・ショート」用と、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、「特殊変動1」演出態様が決定された場合に参照される「E6:特殊変動1」用と、「特殊変動2」演出態様が決定された場合に参照される「E7:特殊変動2」用と、に区分けされている。
また、第15実施形態における大当たり時の演出態様については、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次いで、図310(a)で示す例のうち、「E0:非リーチ・ロング」~「E5:スペシャルリーチ」までの変動パターンについては、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E6:特殊変動1」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図310(a)の示す例では、「E6:特殊変動1」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「特殊変動1」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「特殊変動1」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E7:特殊変動2」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図310(a)の示す例では、「E7:特殊変動2」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「特殊変動2」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「特殊変動2」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
ここで、「特殊変動1」演出態様及び「特殊変動2」演出態様において選択され得る変動要素である、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』は、「非リーチ(ロング)」演出態様において選択され得る変動要素と同様となっている。
上述したように、「特殊変動1」演出態様は、「普図高確時間短縮状態A」における最後の特別図柄の動的表示(即ち、「普図高確時間短縮状態A」における30回転目の動的表示)の実行時にのみ選択され得る変動パターンであり、「特殊変動2」演出態様は、「普図高確時間短縮状態B」における最後の特別図柄の動的表示(即ち、「普図高確時間短縮状態B」における70回転目の動的表示)の実行時にのみ選択され得る変動パターンである。
即ち、「普図高確時間短縮状態A」における30回転目の動的表示および「普図高確時間短縮状態B」における70回転目のハズレの動的表示では、「非リーチ(ロング)」演出態様と同様の変動要素が実行されることになる。従って、「普図高確時間短縮状態A」における30回転目の動的表示および「普図高確時間短縮状態B」における70回転目の動的表示の実行時に、第3図柄表示装置81で実行される変動演出は、「普図高確時間短縮状態」におけるその他の回転数(即ち、「普図高確時間短縮状態A」における30回転目および「普図高確時間短縮状態B」における70回転目以外の回転数)において選択され得る変動パターンである「非リーチ(ロング)」演出態様と同様の変動演出が実行される。
このため、遊技者には、「特殊変動1」演出態様又は「特殊変動2」演出態様によって実行された変動演出であることを意識させることなく実行することができ、かつ、音声ランプ制御装置113では、特定の回転数における変動演出(即ち、「普図高確時間短縮状態A」又は「普図高確時間短縮状態B」における最後の変動演出)であることを判別することができる。
なお、この「特殊変動1」演出態様又は「特殊変動2」演出態様によって実行された変動演出は、「普図高確時間短縮状態A」又は「普図高確時間短縮状態B」における最後の変動演出であるため、「普図高確時間短縮状態」がこの変動演出で終了することを示唆させるような特別な変動演出を行うように構成してもよい。
次いで、図310(b)の第1特別図柄の大当たり時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2については、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次いで、図311(a)を参照して、第15実施形態における第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3について説明する。
図311(a)で示す例のうち、「E0:非リーチ・ロング」~「E5:スペシャルリーチ」までの変動パターンについては、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E6:特殊変動1」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図311(a)の示す例では、「E6:特殊変動1」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「特殊変動1」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「特殊変動1」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E7:特殊変動2」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図311(a)の示す例では、「E7:特殊変動2」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「特殊変動2」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「特殊変動2」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、図311(b)の第2特別図柄の大当たり時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4については、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次に、図312を参照して、第15実施形態における時短終了条件テーブル202jについて説明する。図312は、第15実施形態におけるROM202に記憶される時短終了条件テーブル202jの一例を模式的に示した模式図である。第15実施形態の時短終了条件テーブル202jと第14実施形態の時短終了条件テーブル202jとの異なる点は、「普図高確時間短縮状態」へ移行することとなる大当たり種別によって、付与され得る時短回数が異なっている点である。
図312で示すように、すべての遊技状態において大当たり種別「時短A」又は「時短C」に当選した場合、「普図高確時間短縮状態」として、高確時短機能が「30回」まで有効となるように設定される。また、すべての遊技状態において大当たり種別「時短B」又は「時短D」に当選した場合、「普図高確時間短縮状態」として、高確時短機能が「70回」まで有効となるように設定される。さらに、すべての遊技状態において大当たり種別「確変A」、「確変B」又は「確変C」に当選した場合、「確率変動状態」として、高確時短機能が「50回」まで有効となるように設定される。また、「通常遊技状態」において救済条件成立回数に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」として、低確時短機能が「379回」まで有効となるように設定される。
上述したように、「普図高確時間短縮状態」は、「30回」と「70回」とで複数種類設けられている。このため、「普図高確時間短縮状態」が終了する時点において、特別図柄の低確率状態における特別図柄の変動回数が、それぞれ「30回」と「70回」とで異なるように構成されている。即ち、「普図高確時間短縮状態」の種類により、「通常遊技状態」での変動回数に応じた「普図低確時間短縮状態」への特別図柄の変動回数がそれぞれ異なるように構成されている。第15実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」が終了する時点で、Eテーブル202d5又はFテーブル202d6を選択することで、「特殊変動1」演出態様又は「特殊変動2」演出態様を必ず選択するように構成し、該「特殊変動1」演出態様又は「特殊変動2」演出態様において時短状態終了画面等を表示し、「普図高確時間短縮状態」が終了することを遊技者に示唆するように構成されているとともに、音声ランプ制御装置113は、上記「特殊変動1」演出態様又は「特殊変動2」演出態様の変動パターンを認識することで、その時点での特別図柄の低確率状態における変動回数を認識可能に構成されている。本発明の球が入賞することで遊技者に遊技価値を付与易い遊技状態における所定事象の回数情報に関する回数表示として、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動回数を例に説明するが、例えば、「普図低確時間短縮状態」における特別図柄の変動回数に関する回数表示でもよいし、「普図高確時間短縮状態」における普通図柄の変動回数に関する回数表示でもよいし、「確率変動状態」における特別図柄の変動回数に関する回数表示でもよいし、大当たり遊技状態終了後の遊技状態(即ち、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、又は、「潜伏確率変動状態」等)における大当たりの連荘回数に関する連荘回数表示でもよいし、大当たり遊技状態終了後の遊技状態における一連の獲得出玉に関する獲得出玉表示でもよいし、小当たり遊技終了後の遊技状態(即ち、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、又は、「潜伏確率変動状態」、「通常遊技状態」等)における小当たりの発生回数に関する発生回数表示でもよいし、小当たり遊技状態終了後の遊技状態における一連の獲得出玉に関する獲得出玉表示でもよい。また、本発明の複数の遊技状態の遊技状況を含めて実行される演出として、「普図高確時間短縮状態」で計数した特別図柄の変動演出の実行回数を、「通常遊技状態」で計数する特別図柄の変動回数に合算して、救済カウンタ表示89で表示する例で説明するが、例えば、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は大当たり遊技状態等で使用したキャラクタ図柄等を、「通常遊技状態」等でも該キャラクタ図柄等を現出可能に構成してもよい。
次に、図313を参照して、第15実施形態における音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図313は、主に第15実施形態における音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。第15実施形態のブロック図と第14実施形態のブロック図との異なる点は、主に、RAM223に前回変動演出態様格納エリア223mが追加されている点である。
前回変動演出態様格納エリア223mは、これから実行を開始する変動演出の1変動前に実行された変動演出の演出態様を格納するためのエリアである。音声ランプ制御装置113のMPU221は、1変動前の遊技状態が「普図高確時間短縮状態」で、今回変動の遊技状態が「通常遊技状態」である場合にこの前回変動演出態様格納エリア223mの情報を判別し、格納されている変動パターンに応じてサブ救済カウンタ223kに値を設定するように構成されている。
次に、図314を参照して、第15実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり終了処理(S614)について説明する。図314は、第15実施形態の大当たり終了処理(S610)を示したフローチャートである。第15実施形態の大当たり終了処理(S610)と第14実施形態の大当たり終了処理(S610)との異なる点は、「普図高確時間短縮状態」へ移行することとなる大当たり種別の種類を判別して、セットする時短回数を異ならせる処理が追加されている点である。
第15実施形態の大当たり終了処理(S614)では、S6105の処理を終えると、次いで、今回の大当たり種別が大当たり種別「時短A」又は「時短C」であるか否かを判別し(S6151)、今回の大当たり種別が大当たり種別「時短A」又は「時短C」であれば(S6151:Yes)、時短カウンタ203oに「30」をセットし(S6152)、処理をS6107に移行する。
一方、S6151の処理において、今回の大当たり種別が大当たり種別「時短A」及び「時短C」でないと判別された場合(S6151:No)、今回の大当たり種別が大当たり種別「時短B」又は「時短D」であると判断し、時短カウンタ203oに「70」をセットし(S6153)、処理をS6107に移行する。
次に、図315を参照して、第15実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される救済カウンタ表示処理(S1317)について説明する。図315は、第15実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)を示したフローチャートである。第15実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)と第14実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)との異なる点は、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するタイミングで、今回実行される変動演出の1変動前の変動パターンを判別する処理が追加されている点である。
第15実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)では、S1404の処理において、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「普図高確時間短縮状態」であると判別された場合(S1404:Yes)、次いで、前回変動演出態様格納エリア223mに格納された変動パターンが「特殊変動1」演出態様であるか否かを判別し(S1431)、前回変動演出態様格納エリア223mに格納された変動パターンが「特殊変動1」演出態様であれば(S1431:Yes)、該「特殊変動1」演出態様は、「普図高確時間短縮状態A」の30回転目のハズレ抽出時のみに選択され得る変動パターンであるため、サブ救済カウンタ223kの値に「30」をセットし(S1432)、処理をS1406へ移行する。
一方、S1431の処理において、前回変動演出態様格納エリア223mに格納された変動パターンが「特殊変動1」演出態様でないと判別された場合(S1431:No)、前回変動演出態様格納エリア223mに格納された変動パターンは「特殊変動2」演出態様であると判断し、該「特殊変動2」演出態様は、「普図高確時間短縮状態A」の70回転目のハズレ抽出時のみに選択され得る変動パターンであるため、サブ救済カウンタ223kの値に「70」をセットし(S1433)、処理をS1406へ移行する。
このように構成することで、大当たり時に付与され得る時短回数が複数種類ある場合にも、仮に「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断されたとしても、主制御装置110から送信されるコマンドを判別することによって、音声ランプ制御装置113内のRAM223のデータを正しく保持することができ、「通常遊技状態」に移行した直後から救済カウンタ表示89の表示を行うことができる。また、音声ランプ制御装置113内のRAM223にバックアップ機能を搭載しないことにより、製造コストを削減することができる。さらに、主制御装置110のRAM203において保持している救済カウンタ203pの値の音声ランプ制御装置113へのコマンド送信が不要となるため、主制御装置110制御的負担を軽減することができる。
次に、図316を参照して、第15実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(S1105)について説明する。図316は、第15実施形態の当たり演出処理(S1105)を示したフローチャートである。第15実施形態の当たり演出処理(S1105)と第14実施形態の当たり演出処理(S1105)との異なる点は、主に、前回変動演出態様格納エリア223mのクリア処理が追加されている点である。
第15実施形態の当たり演出処理(S1105)では、前回変動遊技状態格納エリア223h、今回変動遊技状態格納エリア223i及び前回変動演出態様格納エリア223mをクリアし(S1551)、S1502へ移行する。
以上、説明したように、第15実施形態のパチンコ機10では、各特別図柄の動的表示が実行を開始する場合に、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110から受信した遊技状態コマンドにより、前回の変動演出における遊技状態と今回の変動演出における遊技状態を比較することで遊技状態が変化しているか否かを判別し、その判別結果によって救済カウンタ表示89の表示有無を決定するように構成する。さらに、前回の変動演出における遊技状態が「普図高確時間短縮状態」であり、今回の変動演出における遊技状態が「通常遊技状態」である場合に、前回の変動演出における変動パターンを判別し、判別結果によってサブ救済カウンタ223kにセットする値を変更する。このように構成することで、大当たり種別によって付与され得る時短回数が複数種類ある場合に、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断されたとしても、主制御装置110から送信されるコマンドを判別することによって、音声ランプ制御装置113内のRAM223のデータを正しく保持することができ、「通常遊技状態」に移行した直後から救済カウンタ表示89の表示を行うことができる。その結果、音声ランプ制御装置113内のRAM223に、バックアップ機能の搭載することなく、該RAM223のデータを正しく保持することができ、製造コストを削減することができる。さらに、主制御装置110のRAM203において保持している救済カウンタ203pの値の音声ランプ制御装置113へのコマンド送信が不要となるため、主制御装置110の制御負担を軽減することができる。
その他、第15実施形態におけるパチンコ機10は、第14実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第16実施形態>
次いで、図317から図324を参照して、本発明を適用した第16実施形態のパチンコ機10について説明する。第14実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」における特別図柄の動的表示のハズレ抽出時には、いずれの回転数であっても同一の保留数テーブル202cの設定に基づいて停止パターンテーブル202dが選択され得るように構成されている。
これに対し、第16実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」における特別図柄の動的表示のハズレ抽出時には、特定の回転数の場合に特定の保留数テーブル202cが設定されており、該特定の回転数の動的表示において、特定の停止パターンテーブル202dが選択され得るように構成されている。
以下、第16実施形態のパチンコ機10について、第14実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第16実施形態のパチンコ機10の説明において、第14実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第14実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図317及び図318を参照して、第16実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図317は、第16実施形態の各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図318は、第16実施形態の各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。第16実施形態の遊技仕様と第14実施形態の遊技仕様との異なる点は、主に、「通常遊技状態」が「通常遊技状態A」、「通常遊技状態B」及び「通常遊技状態C」に分かれている点である(以下、「通常遊技状態A」、「通常遊技状態B」及び「通常遊技状態C」を総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)。
図317で示すように、「通常遊技状態A」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「確率変動状態」において特別図柄の動的表示が50回実行された場合(所謂、ST終了。図318参照。)となる。
工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態から「通常遊技状態A」に移行する場合、主制御装置110のRAM203のデータは初期化されているため、特別図柄の低確率状態における動的表示の実行回数は「0回」の状態となる。また、「確率変動状態」において特別図柄の動的表示が50回実行された場合、特別図柄の高確率状態において特別図柄の動的表示が50回実行された状態であり、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における動的表示の実行回数は「0回」の状態となる。即ち、「通常遊技状態A」に移行した時点において、特別図柄の低確率状態における動的表示の実行回数は、常に「0回」の状態となるように構成されている。本発明の大当たり確率が同一で異なる状態として、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」との例で説明するが、例えば、ST回数が異なる「確率変動状態A(例えば、ST100回)」と「確率変動状態B(例えば、ST50回)」でもよいし、時短回数が異なる「時間短縮状態A(例えば、所定回数として時短50回)」と「時間短縮状態B(例えば、特定回数として時短100回)」でもよい。
次いで、「通常遊技状態B」への移行契機は、「普図高確時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が50回実行された場合(所謂、電サポ終了。図318参照。)となる。
「普図高確時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が50回実行された場合、特別図柄の低確率状態において特別図柄の動的表示が50回実行された状態であり、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における動的表示の実行回数は「50回」の状態となる。即ち、「通常遊技状態B」に移行した時点において、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における動的表示の実行回数は、常に「50回」の状態となるように構成されている。
次いで、「通常遊技状態C」への移行契機は、「普図低確時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が379回実行された場合(所謂、電サポ終了。図318参照。)、となる。
「普図低確時間短縮状態」において特別図柄の動的表示が379回実行された場合、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示が379回実行された状態となる。また、「普図低確時間短縮状態」に移行するまでに、特別図柄の低確率状態において、救済成立回数である「250回」が実行されている。即ち、「通常遊技状態C」に移行した時点における特別図柄の低確率状態での動的表示の実行回数は、「普図低確時間短縮状態」に移行するまでに特別図柄の低確率状態で実行された「250回」と、「普図低確時間短縮状態」において実行された「379回」を足した「629回」となる。
このように、それぞれの「通常遊技状態」に移行した時点において、特別図柄の低確率状態における動的表示の実行回数が一定になるように構成することで、後述する保留数テーブル202cにおいて、それぞれの「通常遊技状態」における特定回転数で特定の停止パターンテーブル202dを選択し得るようにすることができるようになり、その結果、どのような遊技状態の遷移を経た場合であっても、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における特定回転数で、特定の停止パターンテーブル202dを選択し得るように構成することができる(図319~図323にて詳細を後述)。本発明の「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とで天井到達までの回数を表示可能な例で説明するが、異なる時短回数が付与された場合において、「普図高確時間短縮状態」におけるそれぞれの変動回数若しくは残り時短回数を表示するように構成てもよい。
なお、「通常遊技状態」における特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否については、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次いで、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」及び「普図低確時間短縮状態」については、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次に、図319及び図320を参照して、第16実施形態における保留数テーブル202cの詳細について説明する。図319は、第16実施形態の第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202c1を模式的に示した図であり、図320は、第16実施形態の第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202c2を模式的に示した図である。第16実施形態の保留数テーブル202cと第14実施形態の保留数テーブル202cとの異なる点は、主に、「通常遊技状態」中の特定の回転数における停止パターンテーブル202dが個別に設定されている点である。
図319の第16実施形態における特図1用保留数テーブル202c1で示すように、「通常遊技状態A」における1~99回転目、101~199回転目及び201~250回転目、「通常遊技状態B」における1~49回転目、51~149回転目及び151~200回転目、及び、「通常遊技状態C」において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「通常遊技状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様となっている。よって、ここで定義していない遊技状態、つまり、「通常遊技状態A」における100回転目及び200回転目、及び、「通常遊技状態B」における50回転目及び150回転目のみにおいて、個別に停止パターンテーブル202dが設定されている。
即ち、「通常遊技状態A」の100回転目及び「通常遊技状態B」の50回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのGテーブル202d7(図321(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態A」の100回転目及び「通常遊技状態B」の50回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「通常遊技状態A」の200回転目及び「通常遊技状態B」の150回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのHテーブル202d8(図321(b)参照)が選択される。また、「通常遊技状態A」の200回転目及び「通常遊技状態B」の150回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」及び「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」及び「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様のため、説明を省略する。
このように構成することで、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における特定回転数で、特定の停止パターンテーブル202dを選択し得るように構成することができる。その結果、音声ランプ制御装置113では、「通常遊技状態」中に電源が遮断された場合にRAM223のデータが初期化され、電源が遮断されるまでにカウントしていたサブ救済カウンタ223kの値も0クリアされ、それまでに実行されていた特別図柄の低確率状態における実行回数が不明となるが、主制御装置110から送信された特定の変動パターンコマンド(後述する「特殊変動3」演出態様及び「特殊変動4」演出態様(図321参照))を判別することによって、「通常遊技状態」における特別図柄の変動表示の実行回数(特定の回転数)を把握することができる。
即ち、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に送信された変動パターンコマンドが、停止パターンテーブル202dのGテーブル202d7が選択された場合に実行され得る「特殊変動3」演出態様であれば(図321にて後述)、該「特殊変動3」演出態様は、「通常遊技状態A」の100回転目及び「通常遊技状態B」の50回転目、即ち、前回の大当たりから、特別図柄の低確率状態における100回転目の動的表示のハズレ抽出時のみに選択され得る演出態様であるため、音声ランプ制御装置113では、該「特殊変動3」演出態様に対応した変動パターンコマンドの受信時に実行される特別図柄の変動表示が、前回の大当たりから、特別図柄の低確率状態における100回転目の変動表示であると判断することができる。
その結果、「通常遊技状態」中に停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断された場合であっても、「特殊変動3」演出態様に対応した変動パターンコマンドを受信することにより、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における実行回数を認識することができ、再度救済カウンタ表示89を表示(この例では、「100/250」)できることになる。本発明の遊技者が遊技を行っていることを判定する手段として、規定回数の特別図柄の変動演出が実行されることを判定する例で説明するが、例えば、規定回数の始動入賞が発生することを判定してもよいし、規定球数の球の発射が行われたことを判定してもよいし、操作ハンドル51を遊技者が操作(接触又は回動等)することを判定してもよい。
また、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に送信された変動パターンコマンドが、停止パターンテーブル202dのHテーブル202d8が選択された場合に実行され得る「特殊変動4」演出態様であれば(図321にて後述)、該「特殊変動4」演出態様は、「通常遊技状態A」の200回転目及び「通常遊技状態B」の150回転目、即ち、前回の大当たりから、特別図柄の低確率状態における200回転目の動的表示のハズレ抽出時のみに選択され得る演出態様であるため、音声ランプ制御装置113では、該「特殊変動4」演出態様に対応した変動パターンコマンドの受信時に実行される特別図柄の変動表示が、前回の大当たりから、特別図柄の低確率状態における200回転目の変動表示であると判断することができる。
その結果、「通常遊技状態」中に停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断された場合であっても、「特殊変動4」演出態様に対応した変動パターンコマンドを受信することにより、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における実行回数を認識することができ、再度救済カウンタ表示89を表示(この例では、「200/250」)できることになる。
また、このように構成することで、「通常遊技状態」に滞在中のパチンコ機10を、遊技ホールが営業終了時に電源を遮断し、翌営業日にRAMの初期化処理を行わずに電源を立ち上げた場合、該立ち上げ処理の実行直後の「通常遊技状態」においては救済カウンタ表示89は表示されないものの、特別図柄の動的表示を一定回転数実行させることで、上述した特定の変動パターンが選択され得る回転数に到達してからは、救済カウンタ表示89を正常に表示することができる。
その結果、遊技者は、遊技ホールの営業開始時にパチンコ機10を遊技する場合、「通常遊技状態」中に救済カウンタ表示89が表示されていなくても、一定回転数だけ特別図柄の動的表示を実行させることで該救済カウンタ表示89を表示させ、救済条件が成立するまでの残りの回転数を認識することができるようになる。そして、この仕様を把握した遊技者は、遊技ホールの営業開始時において、パチンコ機10を一定回転数だけ実行させて救済カウンタ表示89を表示させ、救済条件が成立するまでの残りの回転数を確認し、該残りの回転数が少なければ、さらに救済条件が成立するまで遊技を継続し得るようになり、パチンコ機10の稼働を促進することが可能となる。本発明の遊技者にとって不利な発射態様での遊技が奨励される状態における所定条件の成立として、「通常遊技状態」における一定回転数の実行に基づく特定の変動パターンコマンドを例に説明するが、例えば、「通常遊技状態」における所定時間経過時に出力されるコマンドでもよいし、「通常遊技状態」における一般入賞口63への入賞に基づいて出力されるコマンドでもよいし、「通常遊技状態」におけるスルーゲート67への球の通過時のコマンドでもよい。
次いで、図320の第16実施形態における特図2用保留数テーブル202c2で示すように、「通常遊技状態A」における1~99回転目、101~199回転目及び201~250回転目、「通常遊技状態B」における1~49回転目、51~149回転目及び151~200回転目、及び、「通常遊技状態C」において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「通常遊技状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様となっている。よって、ここで定義していない遊技状態、つまり、「通常遊技状態A」における100回転目及び200回転目、及び、「通常遊技状態B」における50回転目及び150回転目のみにおいて、個別に停止パターンテーブル202dが設定されている。
即ち、「通常遊技状態A」の100回転目及び「通常遊技状態B」の50回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのGテーブル202d7(図321(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態A」の100回転目及び「通常遊技状態B」の50回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「通常遊技状態A」の200回転目及び「通常遊技状態B」の150回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのHテーブル202d8(図321(b)参照)が選択される。また、「通常遊技状態A」の200回転目及び「通常遊技状態B」の150回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」及び「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」及び「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様のため、説明を省略する。
次に、図321を参照して、第16実施形態の各停止パターンテーブル202dについて説明する。図321(a)は、停止パターンテーブル202dのGテーブル202d7の一例を模式的に示した図であり、図321(b)は、停止パターンテーブル202dのHテーブル202d8の一例を模式的に示した図である。
図321(a)で示すように、停止パターンテーブル202dのGテーブル202d7では、「特殊変動3」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、各「リーチ表示」演出態様及び「特殊変動4」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「通常遊技状態A」の100回転目及び「通常遊技状態B」の50回転目における、各特別図柄のハズレとなる動的表示の演出態様は、必ず「特殊変動3」演出態様となるように設定されている。
次いで、図321(b)で示すように、停止パターンテーブル202dのHテーブル202d8では、「特殊変動4」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、各「リーチ表示」演出態様及び「特殊変動3」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「通常遊技状態A」の200回転目及び「通常遊技状態B」の150回転目における、各特別図柄のハズレとなる動的表示の演出態様は、必ず「特殊変動4」演出態様となるように設定されている。
このように、「特殊変動3」演出態様及び「特殊変動4」演出態様のような特定の停止種別が、特定の遊技状態の特定の回転数においてのみ選択され得るように構成することで、音声ランプ制御装置113では、その特定の停止種別を受信することにより、現在の遊技状態及び回転数を認識することができる。本発明の供給電力が低下した後に主制御装置110から出力されるコマンドとして、電源断後に変動演出の実行回数が規定回数に到達した場合に主制御装置110から出力される変動パターンコマンドを例に説明したが、例えば、電源断後に変動演出の実行回数が規定回数に到達した場合に主制御装置110から出力される停止種別コマンド又は確定コマンドでもよいし、電源断後に始動入賞が発生した場合に主制御装置110から出力される保留球数コマンドでもよいし、節電後に始動入賞が発生した場合に主制御装置110から出力される保留球数コマンドでもよいし、節電後に操作ハンドル51に接触することにより出力されるハンドル接触コマンドでもよい。
次に、図322及び図323を参照して、第16実施形態における変動パターンテーブル202eの詳細について説明する。図322(a)は、第16実施形態のROM202に記憶される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1の一例を模式的に示した図であり、図322(b)は、第16実施形態のROM202に記憶される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2の一例を模式的に示した図である。また、図323(a)は、第16実施形態のROM202に記憶される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3の一例を模式的に示した図であり、図323(b)は、第16実施形態のROM202に記憶される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4の一例を模式的に示した図である。第16実施形態の変動パターンテーブル202eと第14実施形態の変動パターンテーブル202eとの異なる点は、主に、各特別図柄のハズレ時の演出態様として、「特殊変動3」演出態様及び「特殊変動4」演出態様が追加されている点である。
図322及び図323に示すように、各変動パターンテーブル202e1~202e4は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。具体的には、ハズレ時の演出態様として、「非リーチ(ロング)」演出態様が決定された場合に参照される「E0:非リーチ・ロング」用と、「非リーチ(ミドル)」演出態様が決定された場合に参照される「E1:非リーチ・ミドル」用と、「非リーチ(ショート)」演出態様が決定された場合に参照される「E2:非リーチ・ショート」用と、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、「特殊変動3」演出態様が決定された場合に参照される「E8:特殊変動3」用と、「特殊変動4」演出態様が決定された場合に参照される「E9:特殊変動4」用と、に区分けされている。
また、第16実施形態における大当たり時の演出態様については、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次いで、図322(a)で示す例のうち、「E0:非リーチ・ロング」~「E5:スペシャルリーチ」までの変動パターンについては、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E8:特殊変動3」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図322(a)の示す例では、「E8:特殊変動3」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「特殊変動3」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「特殊変動3」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E9:特殊変動4」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図322(a)の示す例では、「E9:特殊変動4」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「特殊変動4」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「特殊変動4」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
ここで、「特殊変動3」演出態様及び「特殊変動4」演出態様において選択され得る変動要素である、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』は、「非リーチ(ロング)」演出態様において選択され得る変動要素と同様となっている。
上述したように、「特殊変動3」演出態様は、「通常遊技状態A」における100回転目及び「通常遊技状態B」における50回転目の動的表示の実行時にのみ選択され得る変動パターンであり、「特殊変動4」演出態様は、「通常遊技状態A」における200回転目及び「通常遊技状態B」における150回転目の動的表示の実行時にのみ選択され得る変動パターンである。
即ち、「通常遊技状態A」における100回転目及び「通常遊技状態B」における50回転目の動的表示、及び、「通常遊技状態A」における200回転目及び「通常遊技状態B」における150回転目の動的表示では、「非リーチ(ロング)」演出態様と同様の変動要素が実行されることになる。従って、「通常遊技状態A」における100回転目及び「通常遊技状態B」における50回転目の動的表示、及び、「通常遊技状態A」における200回転目及び「通常遊技状態B」における150回転目の動的表示の実行時に、第3図柄表示装置81で実行される変動演出は、「通常遊技状態」におけるその他の回転数(即ち、「通常遊技状態A」における100回転目及び「通常遊技状態B」における50回転目、及び、「通常遊技状態A」における200回転目及び「通常遊技状態B」における150回転目以外の回転数)において選択され得る変動パターンである「非リーチ(ロング)」演出態様と同様の変動演出が実行される。
このため、遊技者には、「特殊変動3」演出態様又は「特殊変動4」演出態様によって実行された変動演出であることを意識させることなく実行することができ、かつ、音声ランプ制御装置113では、特定の回転数における変動演出であることを判別することができる。
なお、この「特殊変動3」演出態様及び「特殊変動4」演出態様によって実行された変動演出は、特別図柄の低確率状態における100回転目及び200回転目に実行された変動演出であるため、救済条件が成立するまでの残りの回転数を遊技者に報知するための特別な演出を実行するように構成してもよい。例えば、「特殊変動4」演出態様は、特別図柄の低確率状態における200回転目に実行された変動演出であり、救済条件が成立するまでの残りの回転数が50回転であるから、第3図柄表示装置81において「救済条件成立まで 残り50回転」というようなメッセージを表示するように構成してもよい。
次いで、図322(b)の第1特別図柄の大当たり時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2については、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次に、図323(a)を参照して、第16実施形態における第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3について説明する。
図323(a)で示す例のうち、「E0:非リーチ・ロング」~「E5:スペシャルリーチ」までの変動パターンについては、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E8:特殊変動3」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図323(a)の示す例では、「E8:特殊変動3」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「特殊変動3」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「特殊変動3」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E9:特殊変動4」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図323(a)の示す例では、「E9:特殊変動4」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「特殊変動4」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「特殊変動4」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、図323(b)の第2特別図柄の大当たり時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4については、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次に、図324を参照して、第16実施形態における音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される救済カウンタ表示処理(S1317)について説明する。図324は、第16実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)を示したフローチャートである。第16実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)と第14実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)との異なる点は、今回実行される変動演出の遊技状態が「通常遊技状態」である場合に、該変動演出の演出態様を判別する処理が追加されている点である。
第16実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)では、S1404の処理において、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「普図高確時間短縮状態」ではないと判別された場合(S1404:No)、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動3」演出態様か否かを判別し(S1452)、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動3」演出態様であれば(S1452:Yes)、特別図柄の低確率状態における100回転目の変動演出であると判断し、サブ救済カウンタ223kに「100」をセットし(S1453)、処理をS1406に移行する。
S1452の処理において、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動3」演出態様でないと判別された場合(S1452:No)、次いで、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動4」演出態様か否かを判別し(S1454)、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動4」演出態様であれば(S1454:Yes)、特別図柄の低確率状態における200回転目の変動演出であると判断し、サブ救済カウンタ223kに「200」をセットし(S1455)、処理をS1406に移行する。本発明の供給電力が低下した後に主制御装置110から出力されるコマンドに基づいて実行される示唆演出として、電源断後に主制御装置110から変動パターンコマンドを受信したことに基づいて救済カウンタ表示89を表示する例で説明するが、例えば、電源断後に主制御装置110から変動種別コマンド又は確定コマンドを受信したことに基づいて救済カウンタ表示89を表示してもよいし、電源断後に主制御装置110から保留球数コマンドを受信したことに基づいて救済カウンタ表示89を表示してもよいし、節電後に主制御装置110からハンドル接触コマンドを受信したことに基づいて特定演出(例えば、特定のキャラボイス出力や特定のキャラ図柄を表示等)を実行してもよい。また、供給電力が低下した後に主制御装置110から出力されるコマンドに基づいて実行される示唆演出に関連する関連示唆演出として、救済カウンタ表示89を変動回数のみで表示する例で説明するが、例えば、電源断後に主制御装置110から特定のコマンドを受信することで救済カウンタ表示89を天井回数のみで表示してもよいし、節電後に主制御装置110からハンドル接触コマンドを受信することで特定演出(例えば、特定のキャラボイス出力や特定のキャラ図柄を表示等)を補足する文字テロップ表示や追加キャラ現出等でもよい。
一方、S1454の判別の結果、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動4」演出態様でなければ(S1454:No)、S1455及びS1406の処理をスキップしてS1407に移行する。
このように構成することで、「通常遊技状態」において、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断されたとしても、主制御装置110から送信されるコマンドを判別することによって、音声ランプ制御装置113内のRAM223のデータを正しく保持することができ、電源復帰後の「通常遊技状態」において、特別図柄の動的表示を一定回転数実行させ、特定の変動パターンを実行させることで、該特定の変動パターンを実行する動的表示から救済カウンタ表示89の表示を行うことができる。
以上、説明したように、第16実施形態のパチンコ機10では、各特別図柄の動的表示が実行を開始する場合に、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110より送信された変動パターンコマンドにより、特定の変動パターンであるか否かを判別し、その判別結果によってサブ救済カウンタ223kに値をセットし、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオンに設定するように構成する。このように構成することで、「通常遊技状態」において、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断されたとしても、電源復帰後の「通常遊技状態」において、特別図柄の動的表示を一定回転数実行させ、特定の変動パターンを実行させることで、該特定の変動パターンを実行する動的表示から救済カウンタ表示89の表示を行うことができる。その結果、音声ランプ制御装置113内のRAM223に、バックアップ機能の搭載することなく、該RAM223のデータを正しく保持することができ、製造コストを削減することができる。さらに、主制御装置110のRAM203において保持している救済カウンタ203pの値の音声ランプ制御装置113へのコマンド送信が不要となるため、主制御装置110制御負担を軽減することができる。
また、「通常遊技状態」に滞在中のパチンコ機10を、遊技ホールが営業終了時に電源を遮断し、翌営業日にRAMの初期化処理を行わずに電源を立ち上げた場合、該立ち上げ処理の実行直後の「通常遊技状態」には救済カウンタ表示89は表示されないものの、特別図柄の動的表示を一定回転数実行させることで、特定の変動パターンが選択され得る回転数に到達してからは、救済カウンタ表示89を正常に表示することができる。その結果、遊技者は、遊技ホールの営業開始時にパチンコ機10を遊技する場合、「通常遊技状態」中に救済カウンタ表示89が表示されていなくても、一定回転数だけ特別図柄の動的表示を実行させることで該救済カウンタ表示89を表示させ、救済条件が成立するまでの残りの回転数を認識することができるようになる。そして、この仕様を把握した遊技者は、遊技ホールの営業開始時において、パチンコ機10を一定回転数だけ実行させて救済カウンタ表示89を表示させ、救済条件が成立するまでの残りの回転数を確認し、該残りの回転数が少なければ、さらに救済条件が成立するまで遊技を継続し得るようになり、パチンコ機10の稼働を促進することが可能となる。また、前日の回転数を把握した上で、上記一定回転数の変動表示を実行させた場合に、救済カウンタ表示89が表示されるか否かにより、パチンコ機10がRAMクリアされたか否かを認識することが可能となる。その結果、上記RAMクリアの恩恵(例えば、設定変更や天井越えリセット等)を受けることができるか否かを把握するために、営業開始時にパチンコ機10の稼働を促進させる効果がある。
その他、第16実施形態におけるパチンコ機10は、第14実施形態又は第15実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第17実施形態>
次いで、図325から図357を参照して、本発明を適用した第17実施形態のパチンコ機10について説明する。第14実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」に移行することとなる大当たり種別「時短A」又は「時短B」への当選に基づいて付与され得る時短回数が一定(即ち、「50回」)になるように構成されている。よって、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行する場合、音声ランプ制御装置113では、サブ救済カウンタ223kに「50」を固定でセットするように構成されている。
これに対し、第17実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」に移行した場合の時短終了条件として、特別図柄の動的表示の実行回数に加えて、小当たり遊技の当選回数が設定されている。このため、「普図高確時間短縮状態」の終了時における特別図柄の動的表示の実行回数は不特定回数となる。
以下、第17実施形態のパチンコ機10について、第14実施形態乃至第16実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第17実施形態のパチンコ機10の説明において、第14実施形態乃至第16実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第14実施形態乃至第16実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図325を参照して第17実施形態における遊技盤13の具体的構成について説明する。第17実施形態の遊技盤13と第14実施形態の遊技盤13との異なる点は、主に、可変入賞装置65の内部に特定領域が配設されている点である。
第17実施形態の遊技盤13では、普通電役72の球の流下方向下流側には、可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aと、該大入賞口開閉板65aを開閉駆動可能な大入賞口ソレノイド65b(図326参照)と、可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cと、該大入賞口スイッチ65cの球の流下方向下流側に配設されて遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板65dと、該特定領域開閉板65dを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド65e(図326参照)と、特定領域を通過する球を検知可能な特定領域スイッチ65fと、可変入賞装置65内に流入した球を排出するための排出口65gと、が設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、各特別図柄において大当たりに当選した場合又は第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図326参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知された後、同じく可変入賞装置65内に設けられた特定領域側へと流下する。大入賞口スイッチ65cによって球が検知されることで、10個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第17実施形態のパチンコ機10では、小当たりに当選した特別図柄の種類によって、可変入賞装置65の開放態様が異なるように構成されている。詳細は後述するが、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合には、1のラウンドにおける可変入賞装置65の開放回数が1回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定される(図330及び図337参照)。即ち、小当たり種別「小当たりA」による可変入賞装置65の開放時間の合計時間が「0.1秒」に設定される。一方、小当たり種別「小当たりB」に当選した場合には、1のラウンドにおける可変入賞装置65の開放回数が9回に設定され、小当たり種別「小当たりA」と同様、開放時間が「0.1秒」に設定され、可変入賞装置65が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間が「1.2秒」に設定される(図330及び図337参照)。即ち、小当たり種別「小当たりB」による可変入賞装置65の開放時間の合計時間が「0.9秒」に設定される。なお、いずれの小当たりの場合も、1のラウンドにおける可変入賞装置65への最大入賞個数が「10個」に設定される(図337参照)。
可変入賞装置65内であって、大入賞口スイッチ65cの下流側には、特定領域開閉板65dが配設されている。特定領域開閉板65dは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板65dは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域の上流側(特定領域開閉板65dの正面視左側)から流下する球を特定領域開閉板65dの上面を転動させて可変入賞装置65内の排出口65g側(特定領域開閉板65dの正面視右側)へと流下させることで、可変入賞装置65内に流入した球の特定領域への流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第17実施形態では、小当たり種別「小当たりA」又は「小当たりB」への当選に基づく最初の大入賞口開閉板65aの開放開始から4秒後)に基づいて、特定領域開閉板65dが特定領域ソレノイド65e(図326参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域内(特定領域スイッチ65f側)に球が流入可能な状態となる。
即ち、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合には、特定領域開閉板65dが開放されるタイミングは、可変入賞装置65の開放時間の合計「0.1秒」が経過してから、さらに「3.9秒」経過した後であり、大入賞口開閉板65aの開放に伴う可変入賞装置65に流入した球が排出口65gへと流下し終わったタイミングであり、可変入賞装置65内に流入した球が排出口65gへ案内されるまでの間、特定領域が閉鎖され続けた状態となる。一方、小当たり種別「小当たりB」に当選した場合には、特定領域開閉板65dが開放されるタイミングは、大入賞口開閉板65aの開放回数が残っている状態であり、可変入賞装置65へ球が流入可能となっている状態で特定領域が開放されている状態となる。よって、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合には、右打ち遊技で発射された球が特定領域へ流入困難又は流入不可となる一方、小当たり種別「小当たりB」に当選した場合には、右打ち遊技で発射された球が特定領域へ流入可能となる。
特定領域内に流入した球は、該特定領域内に設けられた特定領域スイッチ65fによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第17実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ65fによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ65fによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図330参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ65fによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
このように構成することで、小当たり種別「小当たりA」に基づく小当たりでは、該小当たり遊技終了後に特定領域通過による大当たりが発生し難い又は発生し得ないようにすることができ、小当たり種別「小当たりB」に基づく小当たりでは、該小当たり遊技終了後に特定領域通過による大当たりが発生し得るようにすることができる。
次に、図326を参照して、第17実施形態におけるパチンコ機10の電気的構成について説明する。図326は、第17実施形態におけるパチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。第17実施形態のブロック図と第14実施形態のブロック図との異なる点は、主に、ROM202に小当たり種別テーブル202k及び小当たり開放テーブル202mが追加されている点と、RAM203に小当たり時短カウンタ203r及び大当たりフラグ203sが追加されている点である。
ここで、図327を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。第17実施形態の各種カウンタと第14実施形態の各種カウンタとの異なる点は、主に、小当たり抽選に使用されるカウンタが追加されている点である。
大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、および、第3図柄表示装置81の変動演出の設定には、大当たり又は小当たりの抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の停止種別の選択に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の選択に使用する停止パターン選択カウンタC3と、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1と、小当たり図柄の停止種別の選択に使用する小当たり種別カウンタCKと、が用いられる。
これら各カウンタは、更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後「0」に戻るループカウンタとなっている。
各カウンタは、例えば、タイマ割込処理(図341参照)の実行間隔である「4ミリ秒」間隔で更新され、また、一部のカウンタは、メイン処理(図278参照)の中で不定期に更新されて、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファ203cに適宜格納される。RAM203には、第1特別図柄に関する4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)からなる第1保留球格納エリア203dと、第2特別図柄に関する4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)からなる第2保留球格納エリア203eとが設けられており、これらの各エリアには、第1始動口64又は第2始動口71への入球タイミングに合わせて、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値がそれぞれ格納される。
これら各種カウンタのうち、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の更新方法については第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
大当たり乱数カウンタC1が大当たり又は小当たりとなる乱数の値は、主制御装置110のROM202に格納される各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定されている。つまり、第2保留球格納エリア203eの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a2によって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定され、小当たりとなる乱数の値と一致する場合に、小当たりと判定される。
ここで、図328を参照して、各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aの詳細についてそれぞれ説明する。図328(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a1(以下、「特図1大当たり乱数テーブル202a1」と称する)の一例を模式的に示した模式図であり、図328(b)は、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a2(以下、「特図2大当たり乱数テーブル202a2」と称する)の一例を模式的に示した模式図である。
第17実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1及び特図2大当たり乱数テーブル202a2は、設定値毎にそれぞれ、大当たり乱数値の個数が異なって設定されている。また、設定毎に変位させるために必要となる大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレに対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成されている。即ち、設定毎に変位させるために大当たり乱数値の個数を増加させる場合、ハズレ乱数値の個数を減少させ、その減少分を大当たり乱数値の個数として割り当てるように構成する。このように、遊技状態に応じて大当たり乱数値の個数を異ならせることにより、設定ごとに大当たりとなる確率が変更される。
一方、第2特別図柄において、設定値毎に小当たり乱数値の個数が同一となるように設定されている。即ち、第2特別図柄における小当たり乱数値の個数は、設定値毎で同一の個数となるように構成される。このように、小当たり乱数値の個数を、各特別図柄において、設定値毎で同一とすることにより、各特別図柄におけるすべての設定値での小当たり遊技のみを考慮した遊技価値の付与割合が同等となる。
このように、第17実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄および第2特別図柄の設定毎の大当たり乱数値の個数の増加分を、すべての設定値においてハズレ乱数値の個数から補うように構成する。また、第2特別図柄の小当たり乱数値の個数を、設定毎に変化させないように構成する。即ち、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分を大当たり乱数値に割り当てることで補填するとともに、第2特別図柄小当たり乱数値の個数は、第2特別図柄の設定値毎に同一とする。このように構成することで、設定値毎の出玉率の計算を、大当たり乱数値の個数の増加分のみを考慮することで計算することが可能となり、遊技仕様の設計時における工数の増加を抑制することができる。
また、第17実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技を行う上で最も滞在し易い場合に取得さ得る大当たり乱数値以外の最も多い乱数値の役(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の変動演出で最も多い役であるハズレ役の出現回数からは設定判別を困難にすることができる。よって、遊技者による設定判別要素を、ハズレ役より現出確率が低い大当たりの出現割合のみとして、パチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。その結果、低設定(即ち、設定値1等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
さらに、第17実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与しないハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成する。
ハズレ役は、大当たり役や小当たり役と異なり、遊技価値を付与しない役であるため、パチンコ機10毎に設けられ、該パチンコ機10における遊技結果等を表示するデータランプ(図示せず)に明確に(大々的に)表示されない役である。ここで、仮に、データランプに明確に(大々的に)表示され易い大当たり遊技に対応する大当たり乱数値の個数と、小当たり遊技に対応する小当たり乱数値の個数とを設定毎にともに変更した場合、その大当たり遊技および小当たり遊技の2つの要素の出現率を遊技者がデータランプで一瞥(確認)することで、パチンコ機10の設定判別が推測され易くなってしまう。その結果、例えば、低設定(例えば、設定値「1」)に設定されたパチンコ機10の設定を遊技者に看破されてしまった場合、遊技者は該パチンコ機10で遊技を行わず、パチンコ機10の稼働が低下してしまうおそれがある。
そこで、確率設定値の設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与せず、データランプに明確に(大々的に)表示されないハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成することで、遊技者による設定判別要素を大当たりの出現割合のみとして、小当たりの出現率からはパチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。よって、確率設定値の判別要素を1つの乱数値に基づく役の出現率に限定し、例えば、出玉率の低い低設定(即ち、設定値「1」等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
図328(a)で示すように、第17実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1では、設定値が「1」の場合、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は101個で、その値「0~100」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における大当たり確率は、101/10000=1.01/100(即ち、1.01%)となるように設定されている。
また、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
よって、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9899個で、その値「101~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9899/10000=98.99/100(即ち、98.99%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は103個で、その値「0~102」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄の大当たり確率は、103/10000=1.03/100(即ち、1.03%)となるように設定されている。
また、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定値「1」の場合と同様に設定されていない。
従って、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9897個で、その値「103~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9897/10000=98.97/100(即ち、98.97%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図1大当たり乱数テーブル202a1における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(1.01%→1.03%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は105個で、その値「0~104」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄の大当たり確率は、105/10000=1.05/100(即ち、1.05%)となるように設定されている。
また、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定値「1」の場合と同様に設定されていない。
従って、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9895個で、その値「105~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9895/10000=98.95/100(即ち、98.95%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図1大当たり乱数テーブル202a1における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(1.03%→1.05%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次に、図328(b)で示すように、第17実施形態の特図2大当たり乱数テーブル202a2では、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、101個で、その値「0~100」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、101/10000=1.01/100(即ち、1.01%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、1579個で、その値「101~1679」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における小当たり確率は、1579/10000=15.79/100(即ち、15.79%)となるように設定されている。
従って、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの8320個で、その値「1680~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄のハズレ確率は、8320/10000=83.20/100(即ち、83.20%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、103個で、その値「0~102」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、103/10000=1.03/100(即ち、1.03%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」の場合と同様、1579個で、その値「103~1681」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における小当たり確率は、1579/10000=15.79/100(即ち、15.79%)となるように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの8318個で、その値「1682~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄のハズレ確率は、8318/10000=83.18/100(即ち、83.18%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、小当たり確率は同等(ともに15.79%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(1.01%→1.03%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、105個で、その値「0~104」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、105/10000=1.05/100(即ち、1.05%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」及び「2」の場合と同様、1579個で、その値「105~1683」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における小当たり確率は、1579/10000=15.79/100(即ち、15.79%)となるように設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの8316個で、その値「1684~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄のハズレ確率は、8316/10000=83.16/100(即ち、83.16%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、小当たり確率は同等(ともに15.79%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(1.03%→1.05%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
ここで、図329を参照して、特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2について説明する。図329(a)は、第17実施形態のROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図329(b)は、同じく第17実施形態のROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。第17実施形態の大当たり種別テーブル202bと第14実施形態の大当たり種別テーブル202bとの異なる点は、主に、当選し得る大当たり種別がすべて「普図高確時間短縮状態」へ移行することとなる大当たり種別であり、「確率変動状態」に移行することとなる大当たり種別が削除されている点と、該「普図高確時間短縮状態」へ移行する場合に付与され得る時短回数が異なっている点である。
第17実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たり後に、特別図柄の大当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄の動的表示が規定回数(第17実施形態では、「99回」)実行されるまで間、又は、小当たり遊技に規定回数(第17実施形態では、「1回」)当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短A」と、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たり後に、特別図柄の大当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄の動的表示が規定回数(第17実施形態では、「99回」)実行されるまで間、又は、小当たり遊技に規定回数(第17実施形態では、「1回」)当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短B」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に、特別図柄の動的表示が規定回数(第17実施形態では、「99回」)実行されるまで間、又は、小当たり遊技に規定回数(第17実施形態では、「1回」)当選するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に対応する大当たり種別「時短C」と、がある。
特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2では、各大当たり種別に対して、その大当たり種別を決定する大当たり種別カウンタC2の取り得る値が対応付けられている。
図329(a)で示す特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、大当たり種別「時短A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~43」が対応付けられ、大当たり種別「時短B」に対して大当たり種別カウンタC2の値「44~96」が対応付けられ、大当たり種別「確変A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「97~99」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短A」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「98」であれば、大当たり種別「時短C」が選定され得る。
従って、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短A」が44%、大当たり種別「時短B」が53%、大当たり種別「時短C」が3%、の割合で当選することとなる。
なお、第17実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技において、第1始動口64へ入賞し得て第1特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第2始動口71へ入賞し難いことで第2特別図柄の動的表示が実行され難く構成されているため、左打ち遊技の遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)では、第1特別図柄の動的表示が主に実行されるように構成されている。
次いで、図329(b)で示す特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、すべての遊技状態において第2特別図柄の大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~38」が対応付けられ、大当たり種別「時短B」に対して大当たり種別カウンタC2の値「39~77」が対応付けられ、大当たり種別「時短C」に対して大当たり種別カウンタC2の値「78~99」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図2大当たり種別テーブル202b2から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「時短A」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「時短C」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短A」が39%、大当たり種別「時短B」が39%、大当たり種別「時短C」が22%、の割合で当選することとなる。
図327に戻って、説明を続ける。小当たり種別カウンタCKは、小当たりに当選して該小当たり遊技中に特定領域を球が通過した場合に付与される小当たり種別(大当たり内容)を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~99」の値を取り得るカウンタの場合は「99」)に達した後に「0」に戻る構成となっている。小当たり種別カウンタCKの値は、例えば、定期的に(第17実施形態では、タイマ割込処理(図341参照)毎に1回)更新される。
そして、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアと同じ第2保留エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納される。
ここで、例えば、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)又は小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)でなければ、即ち、ハズレとなる乱数(ハズレ乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下、「停止種別」と称する場合がある)は、ハズレ時のものとなる。また、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下、「停止種別」と称する場合がある)は、大当たり時のものとなる。一方で、第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は小当たり時のものとなる。この場合、その小当たり時の変動パターンおよび停止種別は、同じ保留エリアに格納された小当たり種別カウンタCKの値が示す小当たり種別に対応して決定される。
第17実施形態のパチンコ機10における小当たり種別カウンタCKの値は、「0~99」の範囲のループカウンタとして構成されて、該小当たり種別カウンタCKとROM202に格納された小当たり種別テーブル202kとに基づいて、小当たり種別が決定される。
ここで、図330を参照して、特図2小当たり種別テーブル202kについて説明する。図330は、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2小当たり種別テーブル202kの一例を模式的に示した図である。
第17実施形態のパチンコ機10では、上述したように、第2特別図柄の抽選遊技において小当たりに当選した場合に、可変入賞装置65(図325参照)を開放駆動するとともに、特別図柄の種類に応じたタイミングで該可変入賞装置65内の特定領域を開放するように構成されている。そして、小当たり遊技中に特定領域を球が通過した場合には、小当たり種別カウンタCKの値に応じた大当たり遊技が開始されるように構成されている。
図330に示すように、小当たり種別テーブル202kは、小当たり中に特定領域を通過したか否かに応じて、該特別図柄の種別に応じた小当たり種別と、小当たり種別カウンタCKの値とが対応付けられたテーブルである。なお、滞在する遊技状態に応じて選択され得る小当たり種別が異なるように構成してもよい。
第17実施形態のパチンコ機10では、小当たり種別として、特定領域を球が通過しなかった場合には、最大ラウンド数が1ラウンドとなる小当たり種別「小当たりA」及び「小当たりB」が設けられる一方、特定領域を球が通過した場合には、最大ラウンド数が1(小当たり分)+3ラウンド(大当たり分)であって、「99回」の時短回数が付与される「時短D」及び「時短E」と、最大ラウンド数が1(小当たり分)+5ラウンド(大当たり分)であって、「99回」の時短回数が付与される「時短F」と、最大ラウンド数が1(小当たり分)+9ラウンド(大当たり分)であって、「99回」の時短回数が付与される「時短G」とが設けられている。
なお、本発明の一般遊技状態と有利遊技状態とが終了する場合にのみ実行される演出として、「30回」の「普図高確時間短縮状態」と「50回」の「普図高確時間短縮状態」とで共通の時短終了専用変動を例に説明するが、例えば、「30回」の「確率変動状態」と「50回」の「確率変動状態」とで共通の確変終了専用変動を設けてもよいし、5ラウンドの大当たり遊技と10ラウンドの大当たり遊技とで共通の大当たりエンディング演出を設けてもよいし、5回開放の小当たり遊技と10回開放の小当たり遊技とで共通の小当たりエンディング演出を設けてもよい。
特図2小当たり種別テーブル202kでは、各小当たり種別に対して、その小当たり種別を決定する小当たり種別カウンタCKの取り得る値が対応付けられている。
図330で示す特図2小当たり種別テーブル202kの例では、第2特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域を球が通過しなかったときに、小当たり種別「小当たりA」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~19」が対応付けられ、小当たり種別「小当たりB」に対して小当たり種別カウンタCKの値「20~99」が対応付けられている。一方、特定領域を球が通過したときに、「時短D」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~19」が対応付けられ、「時短E」に対して小当たり種別カウンタCKの値「20~50」が対応付けられ、「時短F」に対して小当たり種別カウンタCKの値「51~81」が対応付けられ、「時短G」に対して小当たり種別カウンタCKの値「82~99」が対応付けられている。
即ち、第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図2小当たり種別テーブル202kから決定され、例えば、特定領域通過の有無に応じて、小当たり種別カウンタCKの値が「7」である場合には小当たり種別として「時短D」が決定され、小当たり種別カウンタCKの値が「95」である場合には小当たり種別として「時短G」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合であって、特定領域を球が通過しなかったときに、小当たり種別「小当たりA」が20%、小当たり種別「小当たりB」が80%の割合で当選することとなる。
よって、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、小当たり種別「小当たりB」に当選し易いように構成されている。
ここで、上述したように、小当たり種別「小当たりA」に基づく小当たりでは、該小当たり遊技終了後に特定領域通過による大当たりが発生し難い又は発生し得ないように構成されており、小当たり種別「小当たりB」に基づく小当たりでは、該小当たり遊技終了後に特定領域通過による大当たりが発生し得るように構成されている。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、小当たり種別「小当たりB」に当選し易いため、小当たり遊技終了後に特定領域通過による大当たりが発生し易いように構成されている。
また、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合であって、特定領域を球が通過したときに、小当たり種別「時短D」が20%、小当たり種別「時短E」が31%、小当たり種別「時短F」が31%、小当たり種別「時短G」が18%の割合で当選することとなる。
次に、図331及び図332を参照して、第17実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図331は、各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図332は、各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。第17実施形態の遊技仕様と第14実施形態の遊技仕様との異なる点は、主に、遊技状態として「確率変動状態」が削除されている点と、「普図高確時間短縮状態」へ移行することとなる大当たり種別及び小当たり種別が追加されている点である。
図331で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「普図高確時間短縮状態」において時短終了条件が成立した場合(所謂、電サポ終了。図332参照。)、又は、「普図低確時間短縮状態」において時短終了条件が成立した場合(所謂、電サポ終了。図332参照。)となる。
ここで、詳細は後述するが、「普図高確時間短縮状態」における時短終了条件は、特別図柄の動的表示が「99回」実行されるか、小当たり遊技に「1回」当選するか、のいずれかが成立した場合となるが(図338参照)、遊技仕様どおりに遊技を行った場合、小当たり遊技に「1回」当選することによる時短終了条件の方が成立し易いように構成されている。
具体的に説明すると、第2特別図柄の動的表示が小当たり遊技に当選した場合のうち、小当たり種別「小当たりB」に基づく小当たりでは、該小当たり遊技終了後に特定領域通過による大当たりが発生し得るように構成されているため、実質的には、小当たり種別「小当たりB」に基づく小当たりでは、時短終了条件が成立して「通常遊技状態」へ移行するよりも大当たりが発生し易くなるように構成されている。
一方、第2特別図柄の動的表示が小当たり遊技に当選した場合のうち、小当たり種別「小当たりA」に基づく小当たりでは、該小当たり遊技終了後に特定領域通過による大当たりが発生し難い又は発生し得ないように構成されているため、小当たり種別「小当たりA」に基づく小当たりでは、時短終了条件が成立して「通常遊技状態」へ移行し易くなるように構成されている。
即ち、「普図高確時間短縮状態」における時短終了条件である、小当たり遊技に「1回」当選するという条件が実質的に成立し得るのは、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合となる。
また、上述したように、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、第2特別図柄における小当たり確率は、15.79%となるように設定されている(図328(b)参照)。さらに、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合、特図2小当たり種別テーブル202kにおいて、小当たり種別「小当たりA」が20%、小当たり種別「小当たりB」が80%の割合で当選するように設定されている(図330参照)。よって、小当たり種別「小当たりA」の当選確率は、第2特別図柄における小当たり確率である15.79%のうちの20%である、約3.16%となり、平均すると、約32回転に1回、小当たり種別「小当たりA」に当選し得ることになる。
従って、「普図高確時間短縮状態」において遊技仕様どおりに遊技を行った場合、時短終了条件の1つである、特別図柄の動的表示が「99回」実行される事象よりも、小当たり種別「小当たりA」に当選する事象の方が発生し易く構成されている。
即ち、「普図高確時間短縮状態」における時短終了条件は、特別図柄の動的表示が「99回」実行されるよりも、小当たり遊技に「1回」当選することによる時短終了条件の方が成立し易いように構成されている。
よって、第17実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するのは、実質的に小当たり種別「小当たりA」に当選した場合、となるため、第14実施形態のパチンコ機10のように、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した時点における特別図柄の動的表示の実行回数が固定とならず、不特定回数となる。
その結果、「通常遊技状態」に移行した場合に第3図柄表示装置81で表示を行う救済カウンタ表示89の値も不特定回数となるため、音声ランプ制御装置113のMPU221により実行される制御処理では、サブ救済カウンタ223kの値を、前回の大当たり以降に実行された変動表示の回数をカウントするように構成し(第17実施形態のパチンコ機10では、すべての遊技状態が特別図柄の低確率状態のため)、該サブ救済カウンタ223kの値を救済カウンタ表示89に表示させるように構成されている。
このように構成することで、第17実施形態のパチンコ機10のように、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した時点における特別図柄の動的表示の実行回数が不特定回数となる場合にも、救済カウンタ表示89に正しい値を表示させることができる。
なお、「通常遊技状態」における特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否については、第14実施形態のパチンコ機10と同様のため、説明を省略する。
次いで、「普図高確時間短縮状態」への移行契機は、大当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」に当選した場合、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」若しくは「時短G」に当選した場合、となる(図332参照)。
なお、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否については、第14実施形態のパチンコ機10と同様のため、説明を省略する。
また、「普図低確時間短縮状態」への移行契機、特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否については、第14実施形態のパチンコ機10と同様のため、説明を省略する。
次に、図333及び図334を参照して、保留数テーブル202cの詳細について説明する。図333は、第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202c1を模式的に示した図であり、図334は、第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202c2を模式的に示した図である。第17実施形態の保留数テーブル202cと第14実施形態の保留数テーブル202cとの異なる点は、主に、「通常遊技状態」における特定回転数で個別の停止パターンテーブル202dが設定されている点である。
なお、図333及び図334の保留数テーブル202cに定義している、各遊技状態における回転数は、いずれも工場出荷時の初期状態、RAMクリア状態又は大当たり遊技後からの回転数となっている。即ち、特別図柄の低確率状態における回転数が「0回」の状態からの回転数となっている。
図333の第17実施形態における特図1用保留数テーブル202c1で示すように、「通常遊技状態」における1~99回転目、101~199回転目、201~250回転目及び350回転目以降において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「通常遊技状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様となっている。
また、「通常遊技状態」の100回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのGテーブル202d7(図321(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」の100回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「通常遊技状態」の200回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのHテーブル202d8(図321(b)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」の200回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様のため、説明を省略する。
このように構成することで、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した時点における特別図柄の動的表示の実行回数が不特定回数となる場合においても、特別図柄の低確率状態における特定回転数で特定の変動パターンが選択され得るようにすることができる。その結果、音声ランプ制御装置113では、電源が遮断された場合にRAM223のデータが初期化され、電源が遮断されるまでにカウントしていたサブ救済カウンタ223kの値も0クリアされ、それまでに実行していた特別図柄の低確率状態における実行回数が不明となるが、主制御装置110から送信された特定の変動パターンコマンド(即ち、「特殊変動3」演出態様及び「特殊変動4」演出態様(図321参照))を判別することによって、「通常遊技状態」における特別図柄の変動表示の実行回数(特定の回転数)を把握することができる。
即ち、例えば、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に送信された変動パターンコマンドが、停止パターンテーブル202dのGテーブル202d7が選択された場合に実行され得る「特殊変動3」演出態様であれば(図321参照)、該「特殊変動3」演出態様は、初期状態、RAMクリア状態又は大当たり遊技後から100回転目の動的表示のハズレ抽出時のみに選択され得る変動パターンであるため、音声ランプ制御装置113では、該「特殊変動3」演出態様に対応した変動パターンコマンドの受信時に実行される特別図柄の変動表示が、前回の大当たりから、特別図柄の低確率状態における100回転目の変動表示であると判断することができる。
その結果、「通常遊技状態」中に停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断された場合であっても、「特殊変動3」演出態様に対応した変動パターンコマンドを受信することにより、前回の大当たりからの特別図柄の低確率状態における実行回数を認識することができ、再度救済カウンタ表示89を表示(この例では、「100/250」を表示)できることになる。
また、このように構成することで、「通常遊技状態」に滞在中のパチンコ機10を、遊技ホールが営業終了時に電源を遮断し、翌営業日にRAMの初期化処理を行わずに電源を立ち上げた場合、該立ち上げ処理の実行直後の「通常遊技状態」には救済カウンタ表示89は表示されないものの、特別図柄の動的表示を一定回転数実行させることで、上述した特定の変動パターンが選択され得る回転数に到達してからは、救済カウンタ表示89を正常に表示することができる。
その結果、遊技者は、遊技ホールの営業開始時にパチンコ機10を遊技する場合、「通常遊技状態」中に救済カウンタ表示89が表示されていなくても、一定回転数だけ特別図柄の動的表示を実行させることで該救済カウンタ表示89を表示させ、救済条件が成立するまでの残りの回転数を認識することができるようになる。そして、この仕様を把握した遊技者は、遊技ホールの営業開始時において、パチンコ機10を一定回転数だけ実行させて救済カウンタ表示89を表示させ、救済条件が成立するまでの残りの回転数を確認し、該残りの回転数が少なければ、さらに救済条件が成立するまで遊技を継続し得るようになり、パチンコ機10の稼働を促進することが可能となる。
次いで、図334で示すように、第17実施形態における特図2用保留数テーブル202c2では、「通常遊技状態」における1~99回転目、101~199回転目、201~250回転目及び350回転目以降において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「通常遊技状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様となっている。
また、「通常遊技状態」の100回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのGテーブル202d7(図321(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」の100回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「通常遊技状態」の200回転目のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのHテーブル202d8(図321(b)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」の200回転目の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図268(c)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dについては、第14実施形態の「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」において選択され得る停止パターンテーブル202dと同様のため、説明を省略する。
次に、図335を参照して、第17実施形態における変動パターンテーブル202eの詳細について説明する。図335(a)は、第17実施形態のROM202に記憶される特図2ハズレ・小当たりA用変動パターンテーブル202e3の一例を模式的に示した図であり、図335(b)は、第17実施形態のROM202に記憶される特図2大当たり・小当たりB用変動パターンテーブル202e4の一例を模式的に示した図である。第17実施形態の変動パターンテーブル202eと第14実施形態の変動パターンテーブル202eとの異なる点は、主に、第2特別図柄のハズレ時又は小当たり種別「小当たりA」抽出時の演出態様として、「特殊変動3」演出態様及び「特殊変動4」演出態様が追加されている点である。
なお、第17実施形態における特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1及び特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2については、第16実施形態における特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1及び特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2(図322参照)と同様のため、説明を省略する。
図335に示すように、各変動パターンテーブル202e3~202e4は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。具体的には、ハズレ時又は小当たり種別「小当たりA」抽出時の演出態様として、「非リーチ(ロング)」演出態様が決定された場合に参照される「E0:非リーチ・ロング」用と、「非リーチ(ミドル)」演出態様が決定された場合に参照される「E1:非リーチ・ミドル」用と、「非リーチ(ショート)」演出態様が決定された場合に参照される「E2:非リーチ・ショート」用と、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、「特殊変動3」演出態様が決定された場合に参照される「E8:特殊変動3」用と、「特殊変動4」演出態様が決定された場合に参照される「E9:特殊変動4」用と、に区分けされている。
また、各特別図柄の大当たり時又は第2特別図柄の小当たり種別「小当たりB」抽出時の演出態様として、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、に区分けされている。
次に、図335(a)を参照して、第17実施形態における第2特別図柄のハズレ・小当たりA時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3について説明する。
図323(a)で示す例のうち、「E0:非リーチ・ロング」~「E5:スペシャルリーチ」までの変動パターンについては、第14実施形態と同様のため、説明を省略する。
次いで、特図2ハズレ・小当たりA用変動パターンテーブル202e3において、「E8:特殊変動3」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図335(a)の示す例では、「E8:特殊変動3」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ・小当たりA用変動パターンテーブル202e3において「特殊変動3」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「特殊変動3」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ・小当たりA用変動パターンテーブル202e3において、「E9:特殊変動4」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図335(a)の示す例では、「E9:特殊変動4」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ・小当たりA用変動パターンテーブル202e3において「特殊変動4」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「特殊変動4」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、図335(b)の第2特別図柄の大当たり時又は小当たり種別「小当たりB」抽出時に参照される特図2大当たり・小当たりB用変動パターンテーブル202e4については、第14実施形態の特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4と同様のため、説明を省略する。
次に、図336を参照して、第17実施形態の大当たり開放テーブル202fについて説明する。図336は、第17実施形態のROM202に記憶される大当たり開放テーブル202fの一例を模式的に示した模式図である。第17実施形態の大当たり開放テーブル202fと第14実施形態の大当たり開放テーブル202fとの異なる点は、主に、遊技状態の「確率変動状態」が削除されている点と、該「確率変動状態」へ移行することとなる大当たり種別が削除されている点と、「普図高確時間短縮状態」へ移行することとなる大当たり種別の種類が追加されている点である。
まず、大当たり開放テーブル202fは、遊技状態毎に入賞し易い第1始動口64又は第2始動口71に基づいて選択される大当たりに当選した大当たり種別に基づいて開放態様等が区分けされている。
具体的には、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」若しくは「時短G」に当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」若しくは「時短G」に当選した場合に参照される「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図336で示すように、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、4ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、その大当たりのオープニング時間が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短B」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、6ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短B」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短C」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短C」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、小当たり種別「時短D」又は「時短E」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、3ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、小当たり種別「時短D」又は「時短E」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短F」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、5ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短G」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「時短G」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、9ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「時短G」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
なお、「通常遊技状態」において小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」若しくは「時短G」に当選し得るのは第2特別図柄の動的表示であり、該第2特別図柄の動的表示は、「通常遊技状態」において推奨されている左打ち遊技では実行され難くなるように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、4ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、その大当たりのオープニング時間が「10秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短B」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、6ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「時短B」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短C」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「時短C」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用において、小当たり種別「時短D」又は「時短E」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、3ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、小当たり種別「時短D」又は「時短E」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短F」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、5ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「時短G」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用において、大当たり種別「時短G」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、9ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「時短G」に当選した場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
このように、右打ち遊技が維持されて連続的に特別図柄の大当たりが頻発する「連荘」状態において、いずれかの大当たり種別に当選した場合における大当たり時のOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より短く構成することで、「連荘」状態中における大当たり全体の消化時間を短くし、「連荘」状態において次の大当たりへの到達時間を短くすることが可能となる。これにより、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
さらに、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「連荘」状態における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より長くすることで、その時間において多種多様な演出を実行することが可能となる。このように構成することで、例えば、初回大当たりのOP時間やED時間にパチンコ機10における遊技方法の説明(例えば、発射態様の示唆や、カードサンドに挿入中のカードの抜き忘れ防止示唆、今後の遊技状態の説明等)や、「通常遊技状態」から初回大当たりしたことを祝福する演出を実行することができ、遊技者にパチンコ機10の遊技方法を理解させ易くしたり、漸く大当たりしたことを実感させて遊技者の興趣向上に資する演出を行うことができる。
なお、大当たり種別又は小当たり種別に基づく大当たり時の大入賞口開閉板65aの開放態様等(OP時間、IT時間、ED時間、回数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数および移行遊技状態)は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。具体的には、大当たり種別毎に開放回数(ラウンド数)を異ならせるように構成してもよいし、大当たり種別毎又は小当たり種別毎に最大開放時間を変更するように構成してもよいし、最大入賞個数を変更するように構成してよい。当選した大当たり種別毎に払い出され得る賞球数が異なることで、当選した大当たり種別又は小当たり種別に応じて直接的に付与される遊技価値に違いを生じさせることができる。
また、大当たり種別毎又は小当たり種別毎に別々の遊技状態に移行する必要はなく、複数の大当たり種別又は小当たり種別で共通的な遊技状態に移行するように構成してもよい。さらに、OP時間とED時間とを異ならせるように構成してもよいし、IT時間をOP時間やED時間より長い時間に設定してもよい。また、1のラウンドの最小開放時間を、IT時間やOP時間、ED時間より短い時間に設定してもよい。さらに、大当たり種別毎又は小当たり種別毎にOP時間、IT時間又はED時間の少なくとも1つ以上を同一な時間となるように設定してもよい。また、「潜伏確率変動状態」における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「通常遊技状態」、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間よりいずれも短くなるように構成していたが、いずれか1以上のOP時間、IT時間、又は、ED時間を短くするように構成し、他の1以上のOP時間、IT時間、又は、ED時間を同等又は長くなるように構成してもよい。
次に、図337を参照して、第17実施形態の小当たり開放テーブル202mについて説明する。図337は、第17実施形態のROM202に記憶される小当たり開放テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。小当たり開放テーブル202mは、第2特別図柄の小当たり時に参照され、小当たり発生時の小当たり種別に基づいて、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放態様等(1のラウンドにおける開放回数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)が規定されている。
上述したように、この小当たり開放テーブル202mは、当選した小当たり種別に基づいて開放態様等が区分けされており、各小当たり種別毎に大入賞口開閉板65aの開放態様と、特定領域通過に伴う大当たり終了後に移行される遊技状態等が規定されている。
図337で示すように、小当たり開放テーブル202mにおいて、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合には、可変入賞装置65が1のラウンド中に1回開放され、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「小当たりA」の小当たり遊技終了後は、特定領域を球が通過していないため、「通常遊技状態」に移行する。
次いで、小当たり種別「小当たりB」に当選した場合には、可変入賞装置65が1のラウンド中に9回開放され、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、かつ、1の開放と次の開放との閉鎖時間(即ち、インターバル時間)が「1.2秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「小当たりB」の小当たり遊技終了後は、特定領域を球が通過していないため、「通常遊技状態」に移行する。
次いで、小当たり種別「時短D」に当選した場合には、可変入賞装置65が1のラウンド中に1回開放され、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「時短D」の小当たり遊技終了後は、特定領域を球が通過したことに基づいて大当たり遊技(3ラウンド)へと移行する。なお、小当たり種別「時短D」は、大入賞口開閉板65a及び特定領域開閉板65dの開放態様により球が特定領域を通過困難又は通過不可に構成されているため、実質的には発生し得ない小当たり種別となっている。
次いで、小当たり種別「時短E」に当選した場合には、可変入賞装置65が1のラウンド中に9回開放され、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、かつ、1の開放と次の開放との閉鎖時間(即ち、インターバル時間)が「1.2秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「時短E」の小当たり遊技終了後は、特定領域を球が通過したことに基づいて大当たり遊技(3ラウンド)へと移行する。
次いで、小当たり種別「時短F」に当選した場合には、可変入賞装置65が1のラウンド中に9回開放され、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、かつ、1の開放と次の開放との閉鎖時間(即ち、インターバル時間)が「1.2秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「時短F」の小当たり遊技終了後は、特定領域を球が通過したことに基づいて大当たり遊技(5ラウンド)へと移行する。
次いで、小当たり種別「時短G」に当選した場合には、可変入賞装置65が1のラウンド中に9回開放され、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、かつ、1の開放と次の開放との閉鎖時間(即ち、インターバル時間)が「1.2秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「時短G」の小当たり遊技終了後は、特定領域を球が通過したことに基づいて大当たり遊技(9ラウンド)へと移行する。
次に、図338を参照して、第17実施形態における時短終了条件テーブル202jについて説明する。図338は、第17実施形態におけるROM202に記憶される時短終了条件テーブル202jの一例を模式的に示した模式図である。第17実施形態の時短終了条件テーブル202jと。第17実施形態の時短終了条件テーブル202jとの異なる点は、主に、時短発生条件として小当たり種別が追加されている点と、時短終了条件として、小当たり遊技への当選に基づく可変入賞装置65の作動(開放)回数を示す小当たり作動回数が追加されている点である。
第17実施形態の「時短機能」は、いずれかの特別図柄において大当たりの抽選結果が導出されるか、或いは、以下に示す複数の時短終了条件のうち、いずれか1の条件が成立することによって終了するように構成されている。具体的な時短終了条件としては、大当たり終了後の各特別図柄の動的表示の実行回数を示す「時短回数」と、大当たり終了後の第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技への当選に基づく可変入賞装置65の作動(開放)回数を示す「小当たり作動回数」と、が規定されている。
まず、図338で示すように、すべての遊技状態において大当たり種別「時短A」、「時短B」若しくは「時短C」、又は、小当たり種別「時短D」、「時短E」、「時短F」若しくは「時短G」が実行された場合、「時短回数」はいずれも「99回」に設定され、「小当たり作動回数」は「1回」に設定される。
次いで、救済条件が成立した場合、「時短回数」は「99回」に設定され、「小当たり作動回数」は「99回」に設定される。
ここで、上述したように、第17実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」において遊技仕様通りに遊技を行った場合、「時短回数」が「99回」に到達するよりも、「小当たり作動回数」が「1回」に到達する方が成立し易いように構成されている。
これに対して、救済条件が成立した場合に移行する「普図低確時間短縮状態」では、「小当たり作動回数」が「99回」に設定されており、「時短回数」と同等に設定されているため、実質的に「時短回数」が「99回」に到達することで時短終了条件が成立することになる。
このように、救済条件成立時の「小当たり作動回数」を「時短回数」と同等に設定することにより、所謂、ハマり時の救済機能である「普図低確時間短縮状態」において、右打ち遊技を開始した直後に小当たり種別「小当たりA」に当選し、即座に時短終了条件が成立して左打ち遊技に戻ってしまい、遊技者の遊技意欲が低下することを防ぐことができる。
次に、図339を参照して、第17実施形態における音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図339は、第17実施形態における音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。第17実施形態のブロック図と第14実施形態のブロック図との異なる点は、主に、音声ランプ制御装置113のROM222に小当たり種別テーブル222eが追加されている点と、RAM223に整合性フラグ223nが追加されている点である。
第17実施形態の音声ランプ制御装置113のROM222には、MPU221にて実行される各種制御プログラムの他、固定値データとして、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、停止パターンテーブル222c、変動パターンテーブル222d、小当たり種別テーブル222eが少なくとも格納されている。これらのテーブル222a~222eは、いずれも主制御装置110のROM202に設けられた大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、停止パターンテーブル202d、変動パターンテーブル202e、小当たり種別テーブル202kと同じものである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3および変動種別カウンタCS1の各値と、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、停止パターンテーブル222cおよび変動パターンテーブル222d、小当たり種別テーブル222eとに基づいて、先読み処理を実行可能に構成されている。
そして、この先読み処理によって、その先読み処理の対象となった保留中の変動演出が、結果としてどのような演出となるか(大当たりとなるか否か、「リーチ表示」となるか否か等)をその変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定したり、コクピット表示領域Db(図259参照)に表示される保留図柄の表示態様を変化させる「保留変化予告」の演出内容(及び実行時期(タイミング))を決定したりする制御を実行する。
RAM223に設けられた整合性フラグ223nは、主制御装置110のRAM203内のデータと、音声ランプ制御装置113のRAM223内のデータとの整合性が取れているか否かを示すフラグである。この整合性フラグ223nは、電源投入時に初期値としてオフに設定され(図354のS1071参照)、主制御装置110から出力されたRAM初期化コマンドを受信した場合(図355のS1281参照)、主制御装置110から出力された特定の変動パターンコマンド(即ち、「特殊変動3」演出態様若しくは「特殊変動4」演出態様の変動パターンコマンド)を受信した場合(図356のS1479参照)、又は、大当たりした場合(図357のS1571参照)にオンに設定される。
そして、第17実施形態のパチンコ機10では、この整合性フラグ223nがオンの場合、主制御装置110のRAM203内のデータと、音声ランプ制御装置113のRAM223内のデータとの整合性が取れている状態であると判断し、サブ救済カウンタ223kが正常な値であるため、「通常遊技状態」において該サブ救済カウンタ223kの値を第3図柄表示装置81の救済カウンタ表示89に表示させるように構成されている。
次に、図340を参照して、第17実施形態の第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの詳細について説明する。図340は、第17実施形態の第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの構成を模式的に示す模式図である。
第1保留情報格納エリア223eは、第1保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223e2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223e4とが少なくとも設けられている。
また、第2保留情報格納エリア223fは、第1保留情報格納エリア223eと同様、第2保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223f2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223f4と、小当たり種別カウンタCKの値が格納される小当たり種別カウンタ格納エリア223f5とが少なくとも設けられている。
さらに、実行情報格納エリア223gには、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応する大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223g1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223g2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223g3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223g4と、小当たり種別カウンタCKの値が格納される小当たり種別カウンタ格納エリア223g5とが少なくとも設けられている。
具体的には、実行情報格納エリア223gが、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。また、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第2エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第3エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第4エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
また、第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第2エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第3エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第4エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、第1保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CS1の値をそれぞれ、対応する第1保留情報格納第1~第4エリアのうち該第1保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1、大当たり種別カウンタ格納エリア223e2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3、変動種別カウンタ格納エリア223e4に格納する。
具体的には、第1保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦X≦4)であれば、その時点で保留されている第1特別図柄の変動演出の数はXであり、その第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CS1の値は、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的にX番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Xエリアの各カウンタ格納エリア223e1~223e4に対応するカウンタC1~C3,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第1保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CS1の値を第1保留球格納エリア203dの第1保留第Xエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第1保留第Xエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が、第1保留情報格納第Xエリアに格納されることになる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、小当たり種別カウンタCK、変動種別カウンタCS1の各値を、第2保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CK,CS1の値をそれぞれ、対応する第2保留情報格納第1~第4エリアのうち該第2保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1、大当たり種別カウンタ格納エリア223f2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3、変動種別カウンタ格納エリア223f4、小当たり種別カウンタ格納エリア223f5に格納する。
具体的には、第2保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦Y≦4)であれば、その時点で保留されている第2特別図柄の変動演出の数はYであり、その第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CK,CS1の値は、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的にY番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Yエリアの各カウンタ格納エリア223f1~223f5に対応するカウンタC1~C3,CK,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第2保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を第2保留球格納エリア203eの第2保留第Yエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第2保留第Yエリアに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が、第2留情報格納第Yエリアに格納されることになる。
一方、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1特別図柄の変動演出の開始を意味する特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信すると、第1保留情報格納エリア223eに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第1特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応する第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、現在実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。
そして、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させた場合は、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2特別図柄の変動演出の開始を意味する特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドを受信すると、第2保留情報格納エリア223fに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第2特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応する第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、現在実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させる。
そして、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させた場合は、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が格納されることになる。また、第1保留情報格納第1~第4エリアには、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。つまり、音声ランプ制御装置113には、主制御装置110にて実行中および保留中の第1特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CS1が、実行情報格納エリア223g並びに第1保留情報格納エリア223eに格納される。
さらに、第2保留情報格納第1~第4エリアには、主制御装置110の第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が格納されることになる。つまり、音声ランプ制御装置113には、主制御装置110にて実行中および保留中の第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CK,CS1が、実行情報格納エリア223g並びに第2保留情報格納エリア223fに格納される。
音声ランプ制御装置113では、先読み処理(図示せず)を行う場合に、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dから保留されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の数(保留球数)を把握する。そして、その保留球数に基づき、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出が保留されているエリアに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を先読みし、その変動演出において大当たりとなるか否かや、変動時間等が判定される。例えば、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「1」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「0」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が1回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が0回であるので、第1保留情報格納第1エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、判定を行う。また、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「0」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「4」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が0回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が4回であるので、第2保留情報格納第4エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を先読みし、判定を行う。
パチンコ機10は、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成されており、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110のRAM203等にアクセスすることはできない。これに対し、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fを設けて、主制御装置110にて保留された第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CK,CS1を音声ランプ制御装置113にも格納するので、この第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1を参照することで、先読み処理を音声ランプ制御装置113にて実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄又は/及び第2特別図柄の変動演出が実行された場合に、その変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
なお、第1保留情報格納エリア223e又は第2保留情報格納エリア223f、および、実行情報格納エリア223gにおける上述のシフト処理は、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信したときの保留球数(特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に基づく更新が行われる前のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値)に基づいて、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち保留されている変動演出に対応するエリアについてのみデータの移動(シフト)を行う。
例えば、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「4」であり、第1保留情報格納エリア223eの全エリア(第1保留情報格納第1~第4エリア)にデータが記憶されているとする。この場合、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトし、第1保留情報格納第3エリアのデータを第1保留情報格納第2エリアへシフトし、第1保留情報格納第4エリアのデータを第1保留情報格納第3エリアへシフトする。
一方、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「2」であれば、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、本実施形態では、変動演出が保留されていない第1保留情報格納第3,第4エリアについては、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各データを、エリア番号が1小さいエリア(実行情報格納エリア223g、又は、第1保留情報格納第1~第3エリア若しくは第2保留情報格納第1~第3エリア)にそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各々のエリアについて、データが記憶(保留)されているか否かの判定を不用とするので、プログラムの作成を容易とすることができる。
次に、図341から図353のフローチャートを参照して、第17実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。第17実施形態の各制御処理と第14実施形態の各制御処理との異なる点は、主に、小当たり遊技に関する制御が追加されている点と、時短計数処理の処理内容が変更されている点である。
まず、図341を参照して、第17実施形態に係るパチンコ機10の主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理について説明する。図341は、第17実施形態のタイマ割込処理を示すフローチャートである。第17実施形態のタイマ割込処理と第14実施形態のタイマ割込処理との異なる点は、主に、小当たり種別カウンタCKの更新処理が追加されている点である。
第17実施形態のタイマ割込処理では、S206の処理を終えると、次いで、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1、普図当たりカウンタC4及び小当たり種別カウンタCKの更新を実行する(S251)。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1、普図当たりカウンタC4及び小当たり種別カウンタCKをそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(第17実施形態では、それぞれ、「9999」,「99」,「99」,「9」,「99」,「99」)に達した際、それぞれ「0」にクリアする。また、大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1又は第2初期値乱数カウンタCINI2の値を当該大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4の初期値として読み込み、その初期値を大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4に設定する。そして、各カウンタC1~C4及びCKの更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納し、処理をS208に移行する。
次に、図342のフローチャートを参照して、第17実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図341参照)の一処理である始動入賞処理(S208)を説明する。図342は、第17実施形態の始動入賞処理(S208)を示すフローチャートである。第17実施形態の始動入賞処理(S208)と第14実施形態の始動入賞処理(S208)との異なる点は、主に、小当たり種別カウンタCKに関する処理が追加されている点である。
第17実施形態の始動入賞処理(S208)では、S306又はS310の処理を終えると、次いで、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値をカウンタ用バッファ203c(図327参照)から読み出し、各保留球格納エリアに格納する。つまり、S306で格納先として設定された第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち、第1保留球数カウンタ203aで示される値に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3及び変動種別カウンタ格納エリア203d4に各々保留(格納)する(S351)。
具体的には、例えば、第1始動口64への入賞に基づくS306の処理において第1保留球格納エリア203dが格納先として設定され、また、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「1」であれば、第1保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば第1保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「3」であれば第1保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であれば第1保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
同様に、第2始動口71への入賞に基づくS310の処理において第2保留球格納エリア203eが格納先として設定され、また、S309の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「1」であれば、第2保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1,CKの値が保留される。また、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば第2保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「3」であれば第2保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であれば第2保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1,CKの値が保留される。
次に、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)と、S306の処理により第1保留球格納エリア203dに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値を含む第1保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第1保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S352)。また、S309の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1)と、S310の処理により第2保留球格納エリア203eに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値を含む第2保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第2保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S352)。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図341のS201参照)によって、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信される。S352の処理を終えると、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図341参照)に戻る。
次に、図343を参照して、第17実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図341参照)の一処理である特図変動処理(S210)について説明する。図343は、第17実施形態の特図変動処理(S210)を示すフローチャートである。第17実施形態の特図変動処理(S210)と第14実施形態の特図変動処理(S210)との異なる点は、主に、小当たり遊技に関する処理が追加されている点である。
第17実施形態の特図変動処理(S210)では、S501の処理において、大当たり中でないと判別された場合(S501:No)、次いで、第2特別図柄の動的表示が小当たり中であるか否かを判別する(S551)。小当たり中としては、小当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される小当たり遊技の最中と、小当たり遊技開始前(即ち、小当たりオープニング)の所定時間の最中と、小当たり遊技終了後(即ち、小当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。
S551の判別の結果、小当たり中でないと判別された場合(S551:No)、処理をS502に移行する。一方、S551の処理において、小当たり中であると判別された場合(S551:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図341参照)に戻る。
次に、図344を参照して、第17実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(S210)の一処理である変動開始処理(S510)について説明する。図344は、第17実施形態の変動開始処理(S510)を示したフローチャートである。第17実施形態の変動開始処理(S510)と第14実施形態の変動開始処理(S510)との異なる点は、主に、特別図柄の高確率状態か否かを判別する処理が削除されている点と、小当たり遊技に当選しているか否かを判別する処理が追加されている点である。
第17実施形態の変動開始処理(S510)では、まず、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、大当たり乱数テーブル202aとに基づいて大当たりか否かを判別する大当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5151)。
第17実施形態のパチンコ機10では、大当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値とに基づいて判別される。上述した通り、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で101/10000、設定値「3」で105/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。
S5151の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、大当たり乱数テーブル202aにて規定される大当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、大当たりであると判別する。S5151の処理の結果、大当たりであると判別された場合(S5151:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、大当たり種別テーブル202b(図329(a)又は図329(b)参照)とに基づいて、大当たり時の表示態様を設定する(S5152)。
この処理では、大当たり種別テーブル202bによって、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別、即ち、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する「時短A」か、最大ラウンド数が6ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する「時短B」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する「時短C」か、が判別される。そして、判別された大当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における大当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図1大当たり種別テーブル202b1(図329(a)参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。また、保留球実行エリア203fに格納されているデータが第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図2大当たり種別テーブル202b2(図329(b)参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。
次に、大当たり時の変動パターンを決定し(S5153)、S5159の処理へ移行する。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、大当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この大当たり時の変動パターンの決定では、まず、その大当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202d(図268及び図321参照)を選択する。
そして、S5152の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
一方、S5151の処理において、大当たりではないと判別された場合には(S5151:No)、続いて、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、大当たり乱数テーブル202aとに基づいて小当たりか否かを判別する小当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5154)。
第17実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示における小当たりか否かは、全確率設定値で同一となるように設定されている。具体的には、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、小当たり確率が全設定で1579/10000となるように小当たり乱数値が規定されている。
S5154の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される小当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、第2特別図柄の小当たりであると判別する。S5154の処理の結果、小当たりであると判別された場合(S5154:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値と、小当たり種別テーブル202k(図330参照)とに基づいて、小当たり時の表示態様を設定する(S5155)。
この処理では、小当たり種別テーブル202kによって、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別、即ち、大当たり状態が発生しない「小当たりA」又は「小当たりB」か、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する「時短D」か、最大ラウンド数が3ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する「時短E」か、最大ラウンド数が5ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する「時短F」か、最大ラウンド数が9ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する「時短G」か、が判別される。そして、判別された小当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における小当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータであった場合は、特図1大当たり乱数テーブル202a1に小当たりとなる乱数値が設定されておらず、第1特別図柄は小当たりに当選し得ないため、小当たり時の表示態様の設定処理を行わない。一方、保留球実行エリア203fに格納されているデータが第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値と、特図2小当たり種別テーブル202k(図330参照)とに基づいて小当たり種別が決定される。
次に、小当たり時の変動パターンを決定し(S5156)、S5159の処理へ移行する。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、小当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この小当たり時の変動パターンの決定では、まず、その小当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202d(図268及び図321参照)を選択する。
そして、S5155の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
一方、S5154の処理において、小当たりでないと判別された場合(S5154:No)、各特別図柄の動的表示の結果はハズレであるので、ハズレ時の表示態様を設定する(S5157)。S5157の処理では、特別図柄表示装置37の表示態様をハズレ図柄に対応した表示態様に設定すると共に、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値と第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値と現在の遊技状態とに基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる演出態様として、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様、「特殊変動」演出態様のいずれかを設定する。第17実施形態では、パチンコ機10の遊技状態に応じて、各演出態様に対応する停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように停止パターンテーブル202dが設定されている。
次に、ハズレ時の変動パターンを決定し(S5158)、S5159の処理へ移行する。S5158の処理では、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、ハズレ図柄で停止表示するまでの変動時間が決定される。具体的には、S5157の処理において決定されたハズレ時の表示態様(演出態様)毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
このように、大当たり時における演出態様および変動パターンの設定処理と、小当たり時における演出態様および変動パターンの設定処理と、ハズレ時における演出態様および変動パターンの設定処理とを、同じ乱数値C3,CS1、CKを用いて同じ判定プログラムによって判定して決定することで、プログラムを共通化することができ、開発時における開発工数を削減することができる。
S5159の処理では、S5153、S5156及びS5158の処理によって決定された変動パターンに応じた変動時間に基づいて、音声ランプ制御装置113を介してその変動パターンに応じた変動時間を表示制御装置114へ通知する変動パターンコマンドを設定する(S5159)。
具体的には、例えば、第1特別図柄の動的表示において大当たり抽選に当選し、該大当たりが大当たり種別「時短A」であって、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」の変動パターンが選択されていた場合は、第1特別図柄・大当たり・「時短A」・「60秒」の「スーパーリーチ」を示す変動パターンコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド。以下、第1特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図1変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。また、第2特別図柄の動的表示において大当たり抽選及び小当たり抽選にハズレて、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」の変動パターンが選択されていた場合は、第2特別図柄・ハズレ・「60秒」の「スーパーリーチ」を示す変動パターンコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド。以下、第2特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図2変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。
このように、変動演出が同じ変動時間であっても、変動パターンコマンドに変動演出の当否と大まかな変動パターンの内容も併せて設定することで、音声ランプ制御装置113は、当否を含む演出態様の内容と変動時間とを把握して、それらの情報を基により詳細は変動演出の変動パターンを決定することができる。
次いで、S5152、S5155又はS5157の処理で設定された停止種別を、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114へ通知するための停止種別コマンドを設定し(S5160)、S5153、S5156又はS5158の処理で設定された変動パターンが実行される遊技状態を示す遊技状態コマンドを設定し(S5161)、特図変動処理(図343参照)へ戻る。
具体的には、例えば、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選し、その大当たりの内容が大当たり種別「時短A」であれば、具体的な第3図柄の停止態様(例えば、「7」図柄等)は特定せずに、第1特別図柄・「時短A」であることを示す停止種別コマンドを設定する。また、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選し、その大当たりの内容が大当たり種別「時短C」であれば、具体的な第3図柄の停止態様(例えば、「3」図柄等)は特定せずに、第2特別図柄・「時短C」であることを示す停止種別コマンド(即ち、特図2停止種別コマンド。以下、第2特別図柄に関する停止種別コマンドを、「特図2停止種別コマンド」と称する場合がある。)を設定する。
一方、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選せず、さらに、「スーパーリーチ」演出態様が選択されていれば、具体的な第3図柄の停止態様(例えば、「787」等)は特定せずに、ハズレ時の「スーパーリーチ」演出態様であることを示す特図1停止種別コマンドを設定する。また、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選せず、さらに、「ノーマルリーチ」演出態様が選択されていれば、具体的な第3図柄の停止態様(例えば、「737」等)は特定せずに、ハズレ時の「ノーマルリーチ」演出態様であることを示す特図2停止種別コマンドを設定する。さらに、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選せず、さらに、「非リーチ(ロング)」演出態様が選択されていれば、具体的な第3図柄の停止態様(例えば、「258」等)は特定せずに、ハズレ時の「非リーチ(ロング)」演出態様であることを示す特図2停止種別コマンドを設定する。
このように、停止種別コマンドに変動演出の当否に基づいた大まかな停止種別を設定することで、音声ランプ制御装置113(表示制御装置114)は、当否に基づいた停止種別を把握して、それらの情報を基により詳細は変動演出の停止結果を決定することができる。
これらの変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理(図341参照)のS201の処理で、これらのコマンドが音声ランプ制御装置113に送信される。音声ランプ制御装置113は、変動パターンコマンドや停止種別コマンドを受信すると、それに基づき表示用変動パターンコマンドや表示種別コマンドを生成して、表示制御装置114へ送信する。
また、音声ランプ制御装置113では、受信した変動パターンコマンドが「特殊変動3」演出態様又は「特殊変動4」演出態様に対応した変動パターンか否かを判別し、「特殊変動3」演出態様又は「特殊変動4」演出態様に対応した変動パターンである場合は、特別図柄の低確率状態における特定回転数(即ち、100回転目又は200回転目)の変動演出であるため、サブ救済カウンタ223kに値をセットする処理を行う(図356にて詳細を後述)。
次に、図345を参照して、第17実施形態における主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(図343参照)の一処理である変動停止処理(S513)について説明する。図343は、第17実施形態の変動停止処理(S513)を示すフローチャートである。第17実施形態の変動停止処理(S513)と第14実施形態の変動停止処理(S513)との異なる点は、主に、特別図柄の高確率状態に関する処理が削除されている点である。
第17実施形態の変動停止処理(S513)では、S5204の処理が終わると、次いで、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であるか否かを判別し(S5251)、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判別された場合(S5251:Yes)、時短計数処理を実行する(S5208)。
一方、S5251の処理において、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」でないと判別された場合(S5251:No)時短終了条件の判別処理を行わないため、S5208の処理をスキップしてS5209へ移行する。
ここで、図346を参照して、第17実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図345参照)の一処理である時短計数処理(S5208)について説明する。図346は、第17実施形態の時短計数処理(S5208)を示すフローチャートである。第17実施形態の時短計数処理(S5208)と第14実施形態の時短計数処理(S5208)との異なる点は、主に、小当たり遊技に関する処理が追加されている点である。
第17実施形態の時短計数処理(S5208)では、S5402の処理において、時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であると判別された場合(S5402:Yes)、次いで、停止した特別図柄の動的表示が小当たり遊技に当選していたか否かを判別する(S5451)。判別の結果、小当たり遊技に当選していれば(S5451:Yes)、小当たり時短カウンタ203rの値を1減算し(S5452)、次いで、減算した小当たり時短カウンタ203rの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S5453)。判別の結果、小当たり時短カウンタ203rの値が「0」より大きい値であれば(S5453:Yes)、「時短機能」の終了条件が成立していないので、この時短計数処理(S5208)を終了し、変動停止処理(図345参照)に戻る。このように、特別図柄の変動回数と、該特別図柄の変動表示において現出し得る小当たり回数との複数の条件のうち1の条件成立で時短終了条件が成立し得る場合に、頻出し得る方の時短終了条件(ここでは、特別図柄の変動回数)を先に判定することで、頻出し難い方の時短終了条件を先に実行する等の煩雑な処理を回避し、処理負担を軽減できるとともに、各時短終了条件が同時に成立した場合であっても、各時短終了条件を複合して判定する必要がなくなるので、整合性のとれた制御を行うことができる。なお、頻出し得る方の時短終了条件ではなく、成立し易い方の時短終了条件を先に判定するように構成してもよい。
一方、S5453の処理において、小当たり時短カウンタ203rの値が「0」より大きい値でないと判別された場合、即ち、「0」以下であると判別された場合は(S5453:No)、「時短機能」の終了条件が成立しているので、S5403の処理へ移行する。
ここで、図347を参照して、第17実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図345参照)の一処理である救済到達計数処理(S5209)について説明する。図347は、第17実施形態の救済到達計数処理(S5209)を示すフローチャートである。第17実施形態の救済到達計数処理(S5209)と第14実施形態の救済到達計数処理(S5209)との異なる点は、主に、小当たり時短カウンタ203rの値をセットする処理が追加されている点である。
第17実施形態の救済到達計数処理(S5209)では、S5503の処理において、S5502の処理で加算した救済カウンタ203pの値が「250」より小さい値でない場合、即ち、救済カウンタ203pの値が「250」以上である場合(S5503:No)、救済条件が成立しているため、時短カウンタ203oの値に「99」をセットし(S5551)、小当たり時短カウンタ203rの値に「99」をセットして(S5552)、処理をS5505へ移行する。このように、救済条件が成立した場合に移行する「普図低確時間短縮状態」において、「普図高確時間短縮状態」のように、小当たり回数が1回で該「普図高確時間短縮状態」が終了してしまわないように、「普図低確時間短縮状態」において小当たり遊技が複数回行われた場合でも該「普図高確時間短縮状態」を維持するように構成されている。これにより、長期間大当たりに当選していない遊技者に対する救済である「普図低確時間短縮状態」において、仮に小当たり遊技に当選中に特定領域に遊技球を通過させられない事象(例えば、球詰まりや体調不良による離席等)が発生してしまった場合でも、「普図低確時間短縮状態」を維持することができ、遊技者に手厚い救済を実施することができる。なお、2以上の小当たり種別を設け、各小当たり種別の当選回数によって「普図高確時間短縮状態」の終了条件を異ならせるように構成してもよい。
次に、図348を参照して、第17実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図341参照)の一処理である当たり処理(S203)について説明する。図348は、第17実施形態の当たり処理(S203)を示したフローチャートである。第17実施形態の当たり処理(S203)と第14実施形態の当たり処理(S203)との異なる点は、主に、小当たり遊技に関する処理が追加されている点である。
この当たり処理(S203)は、各特別図柄の大当たりが発生する場合に、大当たりの種類に応じて可変入賞装置65(大入賞口)の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、大当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S612)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S614)を実行する。
また、この当たり処理(S203)は、第2特別図柄の小当たりが発生する場合に、小当たりに応じて可変入賞装置65の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、小当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための小当たり開閉制御処理(S665)を実行し、小当たり状態が終了するタイミングで、小当たり状態の終了を設定する小当たり終了処理(S667)を実行する。
さらに、この当たり処理(S203)は、小当たり遊技中に開放され得る特定領域を球が通過した場合に、該通過に伴って発生する大当たりの種類に応じて可変入賞装置65(大入賞口)の開放回数(ラウンド数)を設定するとともに、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、特定領域通過に基づく大当たり状態(遊技)である場合において、特別図柄で大当たりした場合と同様、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S612)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S614)を実行する。
当たり処理(S203)では、まず、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選したか否かを判別する(S651)。判別の結果、大当たりに当選していれば(S651:Yes)、大当たり遊技を行うために、まず、大当たり遊技中の「時短機能」を無効にし、救済条件の成立有無をクリアすべく、時短高確フラグ203n、時短低確フラグ203m及び救済設定済みフラグ203qをオフに設定し(S652)、次いで、時短カウンタ203o及び救済カウンタ203pの値を「0」クリアする(S653)。次に、大当たり種別(又は小当たり種別)に応じたラウンド数をRAM203に設けられたラウンドカウンタ(図示せず)にセットする(S654)。
そして、大当たりが開始されることを示す大当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、大当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S655)。次いで、該大当たり種別(又は小当たり種別)に応じたオープニング時間(例えば、「30秒」又は「10秒」)を設定して(S656)、処理をS664へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図341のS201参照)によって、大当たり種別に応じた大当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
なお、上述したラウンドカウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該ラウンドカウンタの値を確認して、ラウンドカウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、大当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該ラウンドカウンタの値を1減算する。そして、ラウンドカウンタの値が「0」になった場合に、実行中の大当たりを終了するように構成されている。
S651の処理において、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選していないと判別された場合は(S651:No)、次いで、可変入賞装置65内の特定領域を球が通過したことに基づいて大当たりフラグ203sがオンされているか否かを判別する(S657)。判別の結果、大当たりフラグ203sがオンされていれば(S657:Yes)、小当たり遊技中に可変入賞装置65内の特定領域を球が通過したということなので、まず、大当たりフラグ203sをオフに設定し(S658)、処理をS652へ移行して、特別図柄で大当たりにした場合と同様の処理を行う。この場合、小当たり種別に応じたラウンド数をラウンドカウンタに設定する処理(S654)等を行う。
このように構成することで、特別図柄の動的表示において大当たりに当選する以外にも、小当たりに当選して、該小当たり遊技中に小当たり種別に応じて開放タイミングが異なる特定領域に球を通過させることで、特別図柄の動的表示と同等の大当たり遊技を行うことができる。また、小当たり種別によって特定領域を球が通過し得るか否かを異ならせることで、小当たりの種類によって大当たりが発生し得るか否かを異ならせることができる。よって、大当たり遊技が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。
S657の処理において、大当たりフラグ203sがオンされていないと判別された場合は(S657:No)、次いで、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選したか否かを判別する(S659)。判別の結果、小当たりに当選していれば(S659:Yes)、小当たり遊技を行うために、小当たりに当選した特別図柄に応じて開放する入賞口(即ち、可変入賞装置65)を設定すると共に、小当たり種別に応じた可変入賞装置65の開放回数をRAM203に設けられた開放カウンタ(図示せず)にセットする(S660)。
そして、小当たりが開始されることを示す小当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、小当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S661)、次いで、該小当たりのオープニング時間(例えば、「0.1秒」)を設定する(S662)。そして、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットし(S663)、処理をS664へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図341のS201参照)によって、小当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
なお、上述した開放カウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該開放カウンタの値を確認して、開放カウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、小当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該開放カウンタの値を1減算する。そして、開放カウンタの値が「0」になった場合に、実行中の小当たりを終了するように構成されている。
また、上述した入賞カウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該入賞カウンタの値を確認して、入賞カウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、大当たり遊技又は小当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、大入賞口スイッチ65cにより球が検知されるごとに入賞カウンタの値を1減算する。そして、入賞カウンタの値が「0」になった場合に、実行中の大当たり遊技又は小当たり遊技の1のラウンドを終了するように構成されている。
S664の処理では、小当たり中か否かを判別する(S664)。判別の結果、小当たり中であると判別された場合は(S664:Yes)、可変入賞装置65の開閉制御を実行する小当たり開閉制御処理を実行する(S665)。
ここで、図349を参照して、第17実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である小当たり開閉制御処理(S665)について説明する。図349は、第17実施形態の小当たり開閉制御処理(S665)を示したフローチャートである。
第17実施形態の小当たり開閉制御処理(S665)では、当たり処理(S203)で設定された可変入賞装置65の開放回数(即ち、開放カウンタ)に基づいて、可変入賞装置65の開閉制御を実行する。
この小当たり開閉制御処理(S665)では、まず、開放カウンタ(図示せず)の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S6201)。判別の結果、開放カウンタが「0」より大きい値でない場合、即ち、開放カウンタの値が「0」以下である場合は(S6201:No)、小当たり遊技中における可変入賞装置65の開放回数が残存していないため、この小当たり開閉制御処理(S665)を終了して、当たり処理(図348参照)に戻る。
一方、S6201の判別の結果、開放カウンタの値が「0」より大きい値である場合は(S6201:Yes)、次いで、当たり処理(S203)のS662で設定されたオープニング時間、又は、小当たり開放テーブル202mに基づいて設定されるインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6202)。判別の結果、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6202:No)、可変入賞装置65の開放タイミングではないため、S6203~S6205の処理をスキップして、処理をS6206へ移行する。
一方、S6202の処理において、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6202:Yes)、可変入賞装置65の開放タイミングなので、まず、小当たりした特別図柄に応じて可変入賞装置65の開放設定を行う(S6203)。そして、可変入賞装置65における1の開放時間を設定し(S6204)、次いで、可変入賞装置65が開放されたことを示す大入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6205)、処理をS6206へ移行する。
S6206の処理では、小当たり時において可変入賞装置65が開放中であるか否かを判別する(S6206)。判別の結果、小当たり時において可変入賞装置65が開放中でなければ(S6206:No)、小当たり時おいて可変入賞装置65が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6207及びS6208の処理をスキップして、この小当たり開閉制御処理(S665)を終了し、当たり処理(図348参照)に戻る。一方、S6206の処理において、小当たり時において可変入賞装置65が開放中であると判別された場合は(S6206:Yes)、まず、特定領域の開閉制御を実行する特定領域装置開閉制御処理を行う(S6207)。
ここで、図350を参照して、第17実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり開閉制御処理(S6014)の一処理である特定領域装置開閉制御処理(S6207)について説明する。図350は、第17実施形態の特定領域装置開閉制御処理(S6207)を示したフローチャートである。
第17実施形態の特定領域装置開閉制御処理(S6207)では、小当たり遊技中における特定領域の開閉制御を行う。
この特定領域装置開閉制御処理(S6207)では、まず、特定領域が開放中か否か、即ち、特定領域ソレノイド65eがオンされているか否かを判別する(S6301)。判別の結果、特定領域が開放されていない場合、即ち、特定領域ソレノイド65eがオフされている場合は(S6301:No)、次いで、特定領域の開放条件が成立しているか否か、即ち、可変入賞装置65の最初の開放から「4秒」経過しているか否かを判別する(S6302)。判別の結果、特定領域の開放条件が成立している場合、即ち、可変入賞装置65の最初の開放から「4秒」経過したタイミングで(S6302:Yes)、特定領域ソレノイド65eをオフからオンに設定して、特定領域の開放設定を行い(S6303)、処理をS6304へ移行する。
なお、S6301の処理において、特定領域が開放されていると判別された場合、即ち、特定領域ソレノイド65eがオンされている場合は(S6301:Yes)、S6302及びS6303の処理をスキップして、処理をS6304へ移行する。また、S6302の処理において、特定領域の開放条件が成立していない場合は(S6302:No)、S6303~S6305の処理をスキップして、この特定領域装置開閉制御処理(S6207)を終了し、小当たり開閉制御処理(図349参照)に戻る。
S6304の処理では、特定領域の閉鎖条件が成立しているか否か、即ち、特定領域スイッチ65fによって球が検知された場合や特定領域の開放時間(例えば、特定領域の開放から「5秒」)が経過した場合に(S6304:Yes)、特定領域の閉鎖条件が成立したと判断して、特定領域を閉鎖するために、特定領域ソレノイド65eをオンからオフに設定して、特定領域の閉鎖設定を行い(S6305)、この特定領域装置開閉制御処理(S6207)を終了して、小当たり開閉制御処理(図349参照)に戻る。
一方、S6304の判別の結果、特定領域の閉鎖条件が成立していない場合、即ち、特定領域の開放時間(例えば、特定領域の開放から「5秒」)が経過していない場合(S6304:No)、S6305の処理をスキップして、この特定領域装置開閉制御処理(S6207)を終了して、小当たり開閉制御処理(図349参照)に戻る。
このように、小当たり遊技中に所定条件の成立に基づいて特定領域の開閉制御処理を行い、小当たり遊技中に特定領域を開放させて球が通過させ得ることで、小当たり遊技に基づく大当たり遊技を発生させることが可能となる。
図349に戻って、説明を続ける。S6207の特定領域装置開閉制御処理の後は、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件を判別するべく、小当たり時大入賞口開放中処理を行い(S6308)、この小当たり開閉制御処理(S665)を終了し、当たり処理(図348参照)に戻る。
ここで、図351を参照して、第17実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり開閉制御処理(S665)の一処理である小当たり時大入賞口開放中処理(S6208)について説明する。図351は、第17実施形態の小当たり時大入賞口開放中処理(S6208)を示したフローチャートである。
第17実施形態の小当たり時大入賞口開放中処理(S6208)では、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この小当たり時大入賞口開放中処理(S6208)では、まず、上述した小当たり開閉制御処理(S665)のS6204において設定された可変入賞装置65の1の開放時間が経過したか否かを判別する(S6401)。判別の結果、可変入賞装置65の1の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6401:No)、次いで、大入賞口スイッチ65cがオンされたか否か、即ち、可変入賞装置65内へ球が入賞したか否かを判断する(S6402)。
S6402の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出され可変入賞装置65内へ球が入賞していれば(S6402:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6403)、次いで、1減算した入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6404)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6404:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、可変入賞装置65に球が10個以上入賞して小当たり遊技の終了条件(可変入賞装置65の閉鎖条件)が成立しているので、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6405へ移行する。
S6405からの可変入賞装置65の閉鎖処理では、まず、可変入賞装置65の閉鎖設定を行い(S6405)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6406)、処理をS6407へ移行する。なお、S6406の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図341のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6407の処理では、小当たり遊技の終了条件が成立したことから、開放カウンタの値を「0」クリアし(S6407)、この小当たり時大入賞口開放中処理(S6208)を終了して、小当たり開閉制御処理(図349参照)に戻る。
S6402の処理において、大入賞口スイッチ65cがオンされていないと判別された場合は(S6402:No)、次いで、特定領域スイッチ65fがオンされたか否かを判別する(S6408)。判別の結果、特定領域スイッチ65fがオンされていれば(S6408:Yes)、小当たり遊技中の特定領域開放中に球が特定領域を通過したということなので、小当たり遊技後に大当たり遊技を発生させるため、大当たりフラグ203sをオンに設定して(S6409)、この小当たり時大入賞口開放中処理(S6208)を終了して、小当たり開閉制御処理(図349参照)に戻る。一方、S6408の処理において、特定領域スイッチ65fがオンされていないと判断された場合は(S6408:No)、S6409の処理をスキップして、この小当たり時大入賞口開放中処理(S6408)を終了して、小当たり開閉制御処理(図349参照)に戻る。
これにより、小当たり遊技中において、特定領域が開放されているタイミングで球が特定領域を通過することに基づいて、小当たり遊技後に大当たり遊技を発生させることができ、大当たり遊技が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。
S6401の処理において、可変入賞装置65の1の開放時間が経過したタイミングと判断された場合は(S6401:Yes)、可変入賞装置65の1の開放における閉鎖条件が成立し、その開放における可変入賞装置65の閉鎖タイミングであるため、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6410へ移行する。
S6410の処理では、開放中の可変入賞装置65を閉鎖させるため、大入賞口ソレノイド65bをオンからオフにして、可変入賞装置65の閉鎖を設定し(S6410)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65の1の開放の終了を示す大入賞口閉鎖コマンドを設定する(S6411)。S6411の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図341のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、大入賞口閉鎖コマンドを受信すると、可変入賞装置65が閉鎖された旨の演出を実行する。なお、小当たり遊技における可変入賞装置65の開閉は、それぞれ短時間(開放「0.1秒」、閉鎖「1.2秒」)であるため、音声ランプ制御装置113は、大入賞口閉鎖コマンドを受信した場合であっても、可変入賞装置65の1の開閉に伴う演出を実行しないように構成してもよい。
S6411の処理の後は、可変入賞装置65の1の開放が終了したということなので、開放カウンタの値を1減算し(S6412)、この小当たり時大入賞口開放中処理(S6208)を終了して、小当たり開閉制御処理(図349参照)に戻る。これにより、小当たり遊技中において、1のラウンド中に開放カウンタの値に設定された開放回数分、可変入賞装置65を開放させることができる。
図348の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S665の小当たり開閉制御処理(図349参照)の終了後は、次いで、開放カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S666)。判別の結果、開放カウンタが「0」より大きい値であれば(S666:Yes)、小当たりを継続するため、小当たりの終了設定処理であるS667の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S666の処理において、開放カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S666:No)、即ち、開放カウンタの値が「0」以下である場合は、この小当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、小当たり状態を終了させるために、小当たり終了処理を行い(S667)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図352を参照して、第17実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である小当たり終了処理(S667)について説明する。図352は、第17実施形態の小当たり終了処理(S667)を示したフローチャートである。
この小当たり終了処理(S667)では、まず、入賞カウンタの値を「0」クリアし(S6501)、次いで、特定領域が開放されている場合は、特定領域の閉鎖処理を設定する(S6502)。そして、小当たりの終了時の各種処理を実行する小当たり終了設定処理を行い(S6503)、この小当たり終了処理(S667)を終了して、当たり処理(図348参照)に戻る。
図348に戻って、説明を続ける。S664の処理において、小当たり遊技中ではないと判別された場合は(S664:No)、次いで、大当たり中か否かを判別する(S668)。判別の結果、大当たり中であると判別された場合は(S668:Yes)、可変入賞装置65の開閉制御を実行する大当たり開閉制御処理を実行し(S612)、処理をS669へ移行する。
なお、第17実施形態の大当たり開閉制御処理(S612)は、第14実施形態の大当たり開閉制御処理(S612)と同様のため、説明を省略する。
S669の処理では、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別し(S669)、ラウンドカウンタが「0」より大きい値であれば(S669:Yes)、大当たり状態を継続するため、大当たりの終了設定処理であるS614の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S669の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S669:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、大当たり状態を終了させるために、大当たり終了処理を行い(S614)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図353を参照して、第17実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり終了処理(S614)について説明する。図353は、第17実施形態の大当たり終了処理(S614)を示したフローチャートである。第17実施形態の大当たり終了処理(S614)と第14実施形態の大当たり終了処理(S614)との異なる点は、主に、大当たり種別を判別する処理が削除されている点と、時短カウンタ203oにセットする値が変更されている点と、小当たり時短カウンタ203rに値をセットする処理が追加されている点である。
第17実施形態の大当たり終了処理(S614)では、まず、時短高確フラグ203nをオンして(S6103)、時短カウンタ203oに「99」をセットし(S6151)、小当たり時短カウンタ203rに「1」をセットし(S6152)、処理をS6107に移行する。
次に、図354から図357を参照して、第17実施形態において音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。第17実施形態の音声ランプ制御装置113における各制御処理と第14実施形態の音声ランプ制御装置113における各制御処理との異なる点は、主に、整合性フラグ223nを更新する処理が追加されている点と、該整合性フラグ223nを判別してサブ救済カウンタ表示フラグ223jを更新する処理が追加されている点である。
まず、図354を参照して、第17実施形態において音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図354は、第17実施形態の立ち上げ処理を示したフローチャートである。第17実施形態の立ち上げ処理と第14実施形態の立ち上げ処理との異なる点は、主に、整合性フラグ223nを更新する処理が追加されている点である。
第17実施形態の立ち上げ処理では、S1052の処理を終えると、次いで、整合性フラグ223nをオフに設定し(S1071)、処理をS1011に移行する。
このように構成することで、音声ランプ制御装置113は、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断され、主制御装置110のRAM203内に保持する救済カウンタ203pの値と、音声ランプ制御装置113のRAM223内に保持するサブ救済カウンタ223kの値との整合性が取れていない状態になっているか否かを判別することができ、その判別結果によってサブ救済カウンタ表示フラグ223jを更新することができる(後述する図356参照)。
次に、図355を参照して、第17実施形態において音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S1111)について説明する。図355は、第17実施形態のコマンド判定処理(S1111)を示したフローチャートである。第17実施形態のコマンド判定処理(S1111)と第14実施形態のコマンド判定処理(S1111)との異なる点は、主に、整合性フラグ223nを更新する処理が追加されている点である。
第17実施形態のコマンド判定処理(S1111)では、S1271の処理において、RAM初期化コマンドを受信したと判別された場合(S1271:Yes)、主制御装置110内のRAM203のデータと音声ランプ制御装置113内のRAM223のデータとの整合性が取れている状態となるため、整合性フラグ223nをオンに設定し(S1281)、処理をS1272へ移行する。
このように構成することで、RAM消去スイッチ503がオンされた状態で電源が投入された場合は、整合性フラグ223nがオンに設定され、即時に救済カウンタ表示89の表示が可能となる。
次に、図356を参照して、第17実施形態において音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される救済カウンタ表示処理(S1317)について説明する。図356は、第17実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)を示したフローチャートである。第17実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)と第14実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)との異なる点は、主に、整合性フラグ223nを判別する処理が追加されている点と、主制御装置110から受信した変動パターンコマンドを判別する処理が追加されている点である。
第17実施形態の救済カウンタ表示処理(S1317)では、まず、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンされているか否かを判別し(S1471)、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンされていない場合(S1471:No)、次いで、整合性フラグ223nがオンされているか否かを判別する(S1472)。
S1472の判別の結果、整合性フラグ223nがオンされている場合(S1472:Yes)、主制御装置110のRAM203内に保持する救済カウンタ203pの値と、音声ランプ制御装置113のRAM223内に保持するサブ救済カウンタ223kの値との整合性が取れている状態なので、次いで、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「通常遊技状態」であるか否かを判別し(S1473)、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「通常遊技状態」であれば(S1473:Yes)、続いて、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「普図高確時間短縮状態」であるか否かを判別する(S1474)。
S1474の処理において、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「普図高確時間短縮状態」であると判別された場合(S1474:Yes)、今回実行される変動演出が、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した直後の変動演出であるため、救済カウンタ表示89を表示すべく、処理をS1480に移行する。
一方、S1472の判別の結果、整合性フラグ223nがオンされていない場合(S1472:No)、主制御装置110のRAM203内に保持する救済カウンタ203pの値と、音声ランプ制御装置113のRAM223内に保持するサブ救済カウンタ223kの値との整合性が取れていない状態なので、次いで、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動3」演出態様か否かを判別し(S1475)、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動3」演出態様であれば(S1475:Yes)、今回実行される変動演出は、初期状態、RAMクリア状態又は大当たり遊技後から100回転目の変動演出、即ち、特別図柄の低確率状態における100回転目の変動演出であるため、サブ救済カウンタ223kに「100」をセットし(S1476)、処理をS1479に移行する。
S1475の処理において、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動3」演出態様でないと判別された場合(S1475:No)、次いで、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動4」演出態様か否かを判別し(S1477)、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動4」演出態様であれば(S1477:Yes)、今回実行される変動演出は、初期状態、RAMクリア状態又は大当たり遊技後から200回転目の変動演出、即ち、特別図柄の低確率状態における200回転目の変動演出であるため、サブ救済カウンタ223kに「200」をセットし(S1478)、処理をS1479に移行する。
S1479の処理では、S1476又はS1478の処理によって、主制御装置110のRAM203内に保持する救済カウンタ203pの値と、音声ランプ制御装置113のRAM223内に保持するサブ救済カウンタ223kの値との整合性が取れている状態となったため、整合性フラグ223nをオンに設定し(S1479)、処理をS1480に移行する。
S1480の処理では、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオンに設定し(S1480)、処理をS1485に移行する。
一方、S1471の処理において、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンされていると判別された場合(S1471:Yes)、次いで、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「普図低確時間短縮状態」であるか否かを判別し(S1481)、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「普図低確時間短縮状態」であれば(S1481:Yes)、続いて、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「通常遊技状態」であるか否かを判別する(S1482)。
S1482の判別の結果、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「通常遊技状態」であれば(S1482:Yes)、今回実行される変動演出が、「通常遊技状態」から「普図低確時間短縮状態」に移行した直後の変動演出ということになるため、救済カウンタ表示89を非表示にすべく、サブ救済カウンタ表示フラグ223jをオフに設定し(S1483)、サブ救済カウンタ223kの消去コマンドを設定して(S1484)、処理をS1485に移行する。
また、S1473の判別の結果、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「通常遊技状態」でない場合(S1473:No)、S1474の判別の結果、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「普図高確時間短縮状態」でない場合(S1474:No)、S1477の判別の結果、今回実行される変動演出の変動パターンが「特殊変動4」演出態様でない場合(S1477:No)、S1481の判別の結果、今回変動遊技状態格納エリア223iに格納された遊技状態が「普図低確時間短縮状態」でない場合(S1481:No)、又は、S1482の判別の結果、前回変動遊技状態格納エリア223hに格納された遊技状態が「通常遊技状態」でない場合(S1482:No)においても、処理をS1485に移行する。
S1485の処理では、サブ救済カウンタ223kの値に1加算し(S1485)、次いで、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンされているか否かを判別し(S1486)、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンされていれば(S1486:Yes)、サブ救済カウンタ223kの表示コマンドを設定し(S1487)、この救済カウンタ表示処理(S1317)を終了して、変動演出処理(図300)へ戻る。
一方、S1486の判別の結果、サブ救済カウンタ表示フラグ223jがオンされていなければ(S1486:No)、救済カウンタ表示89の表示は行わないため、S1487の処理をスキップして、この救済カウンタ表示処理(S1317)を終了し、変動演出処理(図300)へ戻る。
このように構成することで、「普図高確時間短縮状態」中に停電等が発生して電源が遮断され、整合性フラグ223nがオフに設定されていなければ、該「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行するタイミングで救済カウンタ表示89を表示することができる。また、「普図高確時間短縮状態」中または「通常遊技状態」中に停電等が発生して電源が遮断され、整合性フラグ223nがオフに設定されていた場合には、電源復旧後は救済カウンタ表示89を非表示にしておき、大当たり遊技から100回転目の「特殊変動3」演出態様、又は、大当たり遊技から200回転目の「特殊変動4」演出態様の変動パターンコマンドを音声ランプ制御装置113が受信することで、救済カウンタ表示89を表示することができる。
次に、図357を参照して、第17実施形態において音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(S1105)について説明する。図357は、第17実施形態の当たり演出処理(S1105)を示したフローチャートである。第17実施形態の当たり演出処理(S1105)と第14実施形態の当たり演出処理(S1105)との異なる点は、主に、整合性フラグ223nの更新処理が追加されている点である。
第17実施形態の当たり演出処理(S1105)では、S1503の処理を終えると、次いで、整合性フラグ223nをオンに設定し(S1571)、処理をS1504に移行する。
このように構成することで、停電等が発生して電源が遮断され、音声ランプ制御装置113内のMPU221にリセットがかかり、主制御装置110のRAM203内の救済カウンタ203pと、音声ランプ制御装置113のRAM223内のサブ救済カウンタ223kとの整合性が取れておらず、救済カウンタ表示89が表示できない状態となっていても、いずれかの大当たりに当選することで、該救済カウンタ203p及び該サブ救済カウンタ223kの値がいずれも「0」クリアされた状態となり(図348のS653及び図357のS1503参照)、該救済カウンタ203pと該サブ救済カウンタ223kとの整合性が取れた状態となるため、該大当たり遊技後の「通常遊技状態」に移行したタイミングから救済カウンタ表示89を表示することができる。
以上、説明したように、第17実施形態のパチンコ機10では、整合性フラグ223nによって主制御装置110のRAM203内の救済カウンタ203pと、音声ランプ制御装置113のRAM223内のサブ救済カウンタ223kとの整合性情報を保持することで、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した場合に、救済カウンタ表示89が表示可能か否かを判別することができる。また、停電等が発生して電源が遮断され、主制御装置110のRAM203内の救済カウンタ203pと、音声ランプ制御装置113のRAM223内のサブ救済カウンタ223kとの整合性が取れていない状態となって整合性フラグ223nがオフされている状態であっても、いずれかの大当たりに当選することで、該救済カウンタ203p及び該サブ救済カウンタ223kの値がいずれも「0」クリアされた状態となり、該救済カウンタ203pと該サブ救済カウンタ223kとの整合性が取れた状態となるため、該大当たり遊技後の「通常遊技状態」に移行したタイミングから救済カウンタ表示89を表示することができる。さらに、停電等が発生して電源が遮断され、主制御装置110のRAM203内の救済カウンタ203pと、音声ランプ制御装置113のRAM223内のサブ救済カウンタ223kとの整合性が取れていない状態となって整合性フラグ223nがオフされている状態であっても、特別図柄の低確率状態における100回転目または200回転目の変動パターンコマンド(即ち、「特殊変動3」演出態様または「特殊変動4」演出態様)を音声ランプ制御装置113が受信することで、上記回転数以降から救済カウンタ表示89を表示することができる。
また、第17実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」が終了する場合における特別図柄の動的表示の実行回数が不特定回数となるように構成されているが、停電等が発生して電源が遮断されていなければ、「通常遊技状態」に移行するタイミングから救済カウンタ表示89を表示することができる。また、停電等が発生して電源が遮断された場合であっても、いずれかの大当たりに当選するか、特定の回転数(第17実施形態では、特別図柄の低確率状態における100回転目又は200回転目)に到達するか、のいずれかが発生することで、救済カウンタ表示89を表示することができるようになる。その結果、音声ランプ制御装置113内のRAM223にバックアップ機能を搭載することなく、該RAM223のデータを正しく保持することができ、製造コストを削減することができる。さらに、主制御装置110のRAM203において保持している救済カウンタ203pの値の音声ランプ制御装置113へのコマンド送信が不要となるため、主制御装置110の制御負担を軽減することができる。
また、遊技ホールが営業終了時に、「通常遊技状態」に滞在中のパチンコ機10の電源を遮断し、翌営業日にRAMの初期化処理を行わずに電源を立ち上げた場合、該立ち上げ処理の実行直後の「通常遊技状態」には救済カウンタ表示89は表示されないものの、特別図柄の動的表示を一定回転数実行させることで、特定の変動パターンが選択され得る回転数に到達してからは、救済カウンタ表示89を正常に表示することができる。その結果、遊技者は、遊技ホールの営業開始時にパチンコ機10を遊技する場合、「通常遊技状態」中に救済カウンタ表示89が表示されていなくても、一定回転数だけ特別図柄の動的表示を実行させることで該救済カウンタ表示89を表示させることで、救済条件が成立するまでの残りの回転数を認識することができるようになる。そして、この仕様を把握した遊技者は、遊技ホールの営業開始時において、パチンコ機10を一定回転数だけ実行させて救済カウンタ表示89を表示させ、救済条件が成立するまでの残りの回転数を確認し、該残りの回転数が少なければ、さらに救済条件が成立するまで遊技を継続し得るようになり、パチンコ機10の稼働を促進することが可能となる。
その他、第17実施形態におけるパチンコ機10は、第14実施形態乃至第16実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部または複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部または複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、右打ち遊技において発射された球が入賞し得る入賞口として第2始動口71及び可変入賞装置65を第3図柄表示装置81の正面視右側に配置している。これに対し、右打ち遊技において発射された球が入賞し得る入賞口として、第3図柄表示装置81の正面視右側に一般入賞口63を配置し、右打ち遊技で遊技が行われる遊技状態において該一般入賞口63に球が一定程度(例えば、100発中10個)入賞し得るように構成し、右打ち遊技において第2始動口71又は可変入賞装置65以外にも遊技者に賞球を払い出し得るように構成する。このように構成することで、右打ち遊技時に遊技者の持ち球の消費を抑えつつ遊技を行わせることができる。
<変形例2>
上記実施形態では、「確率変動状態」の終了条件を、特別図柄の動的表示の実行回数(所謂、STタイプ)によって終了するように構成している。これに対し、次の大当たりへの当選時の大当たり種別によって終了(所謂、ループタイプ)したり、特別図柄の動的表示において大当たり以外の所定の抽選結果が導出された場合に「確率変動状態」が終了(所謂、転落機能)するパチンコ機(所謂、転落タイプ)を用いてもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例3>
上記実施形態では、「確変機能」が付与されることとなる大当たり種別が選定されることで特別図柄の高確率状態が発生するように構成されている。これに対し、所定の「確変機能」の付与回数ごとに、「確変機能」が発生しない大当たり種別が選定される所謂確変リミッタ機能を設けるように構成してもよい。また、所定の大当たり回数ごとに、普通図柄の高確率状態が発生しない大当たり種別が選定される所謂時短リミッタ機能を設けるように構成してもよい。さらに、確変リミッタ機能を設けた場合に、複数の確変リミット回数を設けるように構成してもよいし、時短リミッタ機能を設けた場合に、複数の時短リミット回数を設けるように構成してもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例4>
上記実施形態では、普通電役72及び可変入賞装置65は、普通図柄又は特別図柄への当選に基づいて開放され得るように構成されている。これに対し、球が通過することによって他の入賞口を閉塞している可動役物(所謂、非電動役物)を開放させる通過口を搭載したパチンコ機を用いてもよい。
<変形例5>
上記実施形態では、大当たりに当選した場合に、該大当たり終了後に「時短機能」が付与される遊技状態が発生するように構成されている。これに対し、特別図柄の動的表示において大当たり(小当たり)以外の所定図柄(例えば、時短図柄)が導出された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される状態に遷移するように構成してもよい。このように構成することで、「時短機能」が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例6>
上記実施形態では、特別図柄の低確率状態における第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の合計実行回数が、大当たりに当選せずに所定回数(例えば、250回)実行された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される(所謂、天井機能)ように構成されている。これに対し、第1特別図柄の動的表示の積算実行回数と第2特別図柄の動的表示の積算実行回数とでそれぞれ個別に上記所定回数を計数してもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ上記所定回数が異なるように構成してもよい。
<変形例7>
上記実施形態では、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図2優先変動)するように構成している。これに対し、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを同時並行的に実行可能に構成(所謂、特図12同時変動)し、各動的表示の制御を行ってもよいし、第1特別図柄の動的表示を第2特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図1優先変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよいし、入賞した順に動的表示を実行(所謂、入賞順変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよい。
<変形例8>
上記実施形態では、「時短機能」の終了条件として、特別図柄の動的表示の所定実行回数や、小当たり回数、大当たりへの当選に基づいて終了するように構成している。これに対し、大当たりと異なる時短終了図柄の導出に基づいて「時短機能」が終了するように構成してもよい。このように構成することで、入賞補助状態の終了条件を多様化して、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。また、「時短機能」の有効時に、特別図柄の保留球数(入賞回数)が所定数(例えば、保留満タン(即ち、4個)や、保留満タンに対して一定数の保留貯留(例えば、2個))貯留されたことを契機として、「時短機能」を終了するように構成してもよいし、普通電役の作動回数が一定の回数に到達した場合に「時短機能」を終了するように構成してもよい。さらに、小当たりに種別を設け、所定の小当たり種別の回数に基づいて「時短状態」が終了するように構成してもよい。具体的には、所定の小当たり種別に第1回数(例えば、5回)当選した場合に「時短状態」が終了する一方、特定の小当たり種別には第1回数と異なる第2回数(例えば、10回)当選した場合に「時短状態」が終了するように構成してもよい。このように構成することで、小当たり種別の各当選回数に応じて「時短状態」が終了するか否かが異なる遊技性を創出することができ、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例9>
上記実施形態では、「通常遊技状態」における各特別図柄の動的表示の実行開始時において、第3図柄表示装置81に表示している救済カウンタ表示89の値を更新するように構成している。これに対し、各特別図柄の動的表示の実行終了時や変動中に更新するように構成してもよい。
<変形例10>
上記実施形態では、普通図柄の低確率状態において70/100で当たりに当選し、普通電役72が可動し得るように構成している。これに対し、普通図柄の低確率状態においては当たりに当選せず、普通図柄の高確率状態でのみ当たりに当選(例えば、100%当選)するように構成してもよい。このように構成することで、普通図柄の低確率状態で普通電役72が可動して第2始動口71に球が入賞することを確実に防止することができる。その結果、遊技仕様通りの遊技性を確実に実現することが可能となる。
<変形例11>
上記実施形態では、大当たり遊技において、1の可変入賞装置65を開放するように構成している。これに対し、大当たり遊技や小当たり遊技において開放し得る入賞口を複数設け、大当たり種別又は小当たり種別に応じて、該複数の入賞口を開放するように構成してもよい。
<変形例12>
上記実施形態では、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じてそれぞれ1種類ずつ設けている。これに対し、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じて、複数種類の可変表示時間の中から抽選で選定するように構成してもよい。具体的には、「通常遊技状態」において、普通図柄の可変表示時間を、「1秒」、「3秒」、「5秒」、「10秒」又は「30秒」の中から抽選により決定する。このように構成することで、右打ち遊技が奨励されていない「通常遊技状態」において、右打ち遊技してスルーゲート67に球を通過させて普通図柄の可変表示を行い、その導出タイミングに応じて開放され得る普通電役72に向けて球を発射しても、第2始動口71の開放タイミングが複数になることで、第2始動口71への入賞を抑制することができる。
<変形例13>
上記実施形態では、第1特別図柄の抽選において大当たり又はハズレの中から当選役を選定するとともに、第2特別図柄の抽選においても大当たり(、小当たり)又はハズレの中から当選役を選定するように構成している。これに対し、第1特別図柄の抽選のみにおいて小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、第2特別図柄の抽選においてのみ小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選において小当たりを設けず、大当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選においても小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよい。
<変形例14>
上記実施形態では、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行回数に応じて遊技状態を変更(例えば、「確率変動状態」から「通常遊技状態」)に移行するように構成している。これに対し、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示以外の所定演出(例えば、「リーチ表示」や特定役当選に基づく特定演出等)の実行回数に応じて遊技状態を変更可能に構成してもよい。
<変形例15>
上記実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ保留球数を計数し、それぞれの保留球数ごとに各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成している。これに対し、第1特別図柄と第2特別図柄との合計保留球数に応じて各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成してもよい。
<変形例16>
上記第17実施形態では、保留数テーブル202cにおいて、工場出荷時の初期状態、RAMクリア状態又は大当たり遊技後からの回転数によって、特定の停止パターンテーブル202dが選択され得るように構成している。これに対し、時短終了条件が成立することとなるタイミング(即ち、「普図高確時間短縮状態」の最後の動的表示)で特定の停止パターンテーブル202dが選択され得るように構成してもよい。
<変形例17>
上記実施形態では、大当たり遊技後の「普図高確時間短縮状態」等において救済カウンタ表示89を非表示にし、「通常遊技状態」において大当たり後からそれまで計数していた特別図柄の変動回数を表示するように構成している。これに対し、大当たり遊技後の「普図高確時間短縮状態」(「確率変動状態」)等においても救済カウンタ表示89を表示するように構成してもよい。この場合、「普図高確時間短縮状態」等における救済カウンタ表示89は、「通常遊技状態」における救済カウンタ表示89とは異なる態様で表示するように構成してもよい。具体的には、例えば、「普図高確時間短縮状態」等における救済カウンタ表示89を、「通常遊技状態」における救済カウンタ表示89より小さい表示領域で表示するように構成してもよいし、到達回数を表示せず、変動回数のみを表示するように構成してもよいし、異なる色彩や文字形態で表示するように構成してもよい。本発明の遊技状態の移行に関する示唆情報を遊技者に示唆可能な示唆表示で遊技者に対して示唆する内容と関連する特殊表示として、変動回数/天井到達回数に関連する変動回数表示のみで説明したが、例えば、変動回数/天井到達回数に関連する天井到達回数表示のみでもよいし、大当たりエンディング演出で行われる大当たりエンディング中保留連演出に関連する大当たり確定演出を大当たりラウンド演出中に行うように構成してもよい。
<変形例18>
上記実施形態では、集計手段として、救済カウンタ203pによって特別図柄の低確率状態における特別図柄の変動演出の回数を1回から最大250回まで集計し、その最大集計回数を遊技者が認識できるように可視化して構成している。これに対し、救済カウンタ203pによって特別図柄の低確率状態における特別図柄の変動演出の回数を1回から最大950回まで集計可能に構成し、その最大集計回数を遊技者が認識できるように可視化して構成してもよいし、各保留球数カウンタ203a,203bによって各特別図柄の変動演出の保留回数をそれぞれ1回から最大4回まで集計可能に構成し、その最大集計回数を遊技者が認識できるように可視化してもよい。
<変形例19>
上記実施形態では、特別図柄の保留球数に応じて変動演出の実行時間の長短が選択され易いように構成している。具体的には、最大保留球数に近付くほど短い変動時間が選択され易く、また、最大保留球数から離れるほど長い変動時間が選択され易いように構成している。これに対し、救済条件の到達度に応じて変動演出の実行時間の長短が選択され易いように構成してもよい。具体的には、例えば、救済条件の到達回数に近付けば近づくほど、長い変動時間(例えば、ロング変動や疑似連演出、リーチ演出等)が選択され易くなるように構成してもよい。このように構成することで、救済条件を満たすか否かに遊技者をより注視させることができ、遊技の興趣向上を図ることができる。また、救済条件の到達回数に近付けば近づくほど、短い変動時間(例えば、ショート変動やリーチ演出の選択率低下等)が選択され易くなるように構成してもよい。このように構成することで、救済条件が近付くにつれ、加速的に変動演出を消化させることが可能となり、救済条件の成立を待ちわびる遊技者が遊技に興覚めしないようにすることができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例20>
上記実施形態では、変動演出が所定期間実行されないことによりデモ演出に移行し、第3図柄表示装置81においてキャラクタ等による各種デモ演出を実行して、変動演出が実行されていない状態でも賑やかしを実現している。これに対し、右打ち遊技状態(例えば、「確率変動状態」や「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」等)においてデモ画面に移行した場合に、右打ち報知ランプ37cの点灯状態は維持するものの、第3図柄表示装置81における右打ち示唆表示を縮小又は制限するように構成してもよい。
<変形例21>
上記実施形態では、所定期間、遊技者による遊技が行われていないことを判定(例えば、タッチセンサのオフ)した場合に、第3図柄表示装置81や音声ランプ制御装置113、表示制御装置114に対する消費電力を抑える節電機能を搭載している。これに対し、右打ち遊技状態(例えば、「確率変動状態」や「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」、「潜伏確率変動状態」等)において節電機能が発揮された場合(即ち、節電モードに移行した場合)に、右打ち報知ランプ37cの点灯状態は維持するものの、第3図柄表示装置81における右打ち示唆表示を縮小又は制限するように構成してもよい。このように構成することで、消費電力を効果的に低減させることが可能となる。
<変形例22>
上記実施形態では、左打ち遊技が奨励される遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)では、遊技領域右側に配置されたスルーゲート67によって球が検知された場合に、直ちに右打ち禁止報知を実行するように構成している。これに対し、節電機能が発揮された節電モード後、通常遊技に復帰した後は、所定数(例えば、3球)の右打ち遊技を検知するまで(即ち、所定数の球がスルーゲート67を通過するまで)は、右打ち禁止報知の実行を制限し、節電復帰後に上記所定数の右打ち遊技を検知した場合に、右打ち禁止報知を開始するように構成してもよい。節電復帰後は、遊技者が遊技を開始した直後であり、発射ハンドル51の操作が覚束ないことが起こりえる。よって、遊技を開始した直後のハンドル操作51に不慣れな遊技者は、意図しない右打ち遊技を行ってしまう場合があり、このような場合に直ちに右打ち禁止報知を行ってしまうと、遊技者が興醒めしてしまい、遊技を中断してしまうおそれがある。そこで、節電機能が発揮された節電モード後、通常遊技に復帰した後は、所定数(例えば、3球)の右打ち遊技を検知するまで(即ち、所定数の球がスルーゲート67を通過するまで)は、右打ち禁止報知の実行を制限することで、遊技者が興醒めしてしまうことを抑制しつつ、意図的な右打ち遊技が行われた場合に的確に右打ち禁止報知を行うことで、好適な遊技環境を実現することができる。なお、節電機能が発揮された節電モード後、通常遊技に復帰した後は、所定数(例えば、3球)の右打ち遊技を検知するまで(即ち、所定数の球がスルーゲート67を通過するまで)は、通常の右打ち禁止報知(例えば、大音量での報知や液晶で大きく表示等)は行わず、簡易的な右打ち禁止報知(例えば、小さい音量での報知や、液晶で小さく表示等)を行うように構成してもよい。
<変形例23>
上記実施形態では、所定期間、遊技者による遊技が行われていないことを判定(例えば、タッチセンサのオフ)した場合に、第3図柄表示装置81や音声ランプ制御装置113、表示制御装置114に対する消費電力を抑える節電機能を搭載している。これに対し、右打ち遊技時における節電復帰後は、主制御装置110で管理(制御)している右打ち報知ランプ37cは、節電解消後、直ちに点灯を開始する一方、サブ制御装置(即ち、音声ランプ制御装置113、表示制御装置114、払出制御装置111又は発射制御装置112)で管理(制御)している各種装置は、各種センサの検知や主制御装置110からのコマンドを受信するまでは右打ち報知を制限し、上記各種センサの検知や主制御装置110からのコマンドを受信してから右打ち報知を開始するように構成してもよい。このように構成することで、節電効果を出来る限り長期間維持することができ、消費電力を効果的に抑制することができる。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、それぞれ1種類で構成している。これに代えて、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は/及び、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、複数種類設けるように構成してもよい。さらに、小当たり種別に応じて「時短機能」を終了するか否かを異ならせるように構成してもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、遊技状態ごとに奨励される特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて実行し、奨励されていない特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmで実行しないように構成している。これに代えて、奨励されていない特別図柄の変動演出を、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて所定態様で実行するように構成してもよい。具体的には、例えば、奨励されている特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで目立つように(中央部分、大部分、奨励されていない特別図柄の変動演出より大きい領域、図柄表示態様を濃く実行等)実行する一方、奨励されていない特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで、奨励されている特別図柄の変動演出より目立たないように(隅部、小部分、奨励されている特別図柄の変動演出より小さい領域、図柄表示態様を薄く等)実行するように構成する。このように構成することで、第3図柄表示装置81によって複数の特別図柄の変動演出の実行態様を把握することが可能となる。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第1特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成するとともに、第2特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第2特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成している。換言すると、第1特別図柄の動的表示の保留球数は第1特別図柄の動的表示にのみ影響し、第2特別図柄の動的表示の保留球数は第2特別図柄の動的表示にのみ影響するように構成している。これに代えて、一方の特別図柄の動的表示の保留球数が、他方の特別図柄の動的表示の変動時間に影響するように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の動的表示の変動時間を、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数との合計保留球数に応じて変化するように構成する。このように構成することで、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数とが混在する状態において、特異な変動時間を選択し得るように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、確率設定値を「1」~「6」の6段階で変更可能として、大当たり確率及び/又は第2図柄の当たり確率を変更可能としたが、確率設定値が変更可能な段階は6段階に限らず、任意の段階に変更可能としてもよい。
上記実施形態では、確率設定値を変更することにより、大当たり確率を変更する場合について説明したが、普通図柄の当たり確率や、小当たりの当選確率を変更するようにしてもよい。
また、立ち上げ処理の中で確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合に、「1」~「6」の範囲の中から特定の確率設定値(例えば「1」)を確率設定値として強制的に設定するようにしてもよい。なお、遊技途中で(例えば、タイマ割込処理の中で)確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合は、確率設定値を強制的に特定の確率設定値に設定しないほうがよい。これは、遊技途中で大当たり確率が突然変更さえることにより、遊技者が何らかの不利益を被ることを抑制するためである。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含める場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を除いてもよい。この場合、RAM判定値が正常か否かの判定を行う前に、確率設定値が正常の範囲にあるか否かを判定し、正常の範囲内になければ、強制的に設定変更処理を実行してホール関係者等に確率設定値の変更を行わせたり、ホール関係者等にパチンコ機10を設定変更モードで再立ち上げさせるように促したり、確率設定値として正常範囲内の特定の確率設定値を強制的に設定してもよい。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含めない場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を含めてもよい。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、又は、設定変更スイッチをオンすることによって、確率設定値を更新する場合について説明したが、これを設定キー501にて行えるようにしてもよい。具体的には、設定キー501を、オン状態から更にオフ側とは反対方向に設けた設定変更位置まで回動可能にし、設定変更位置まで設定キー501が回されると、自動でオン状態に設定キー501が戻るように付勢して構成する。そして、設定キー501をオン状態から設定変更位置まで回動させる度に、確率設定値が更新されるようにする。これによっても、確率設定値の変更を容易に行うことができる。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、設定キー501をオフ状態にすることによって、又は、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、確率設定値を確定する場合について説明したが、これを別に設けたスイッチ、例えば、設定確定スイッチが操作されることで行えるようにしてもよい。この設定確定スイッチは、例えば、「設定変更モード」中に操作されることにより、確率設定値を確定するためのスイッチであり、基板ボックス100に設けられた孔から主基板より突出して設けられ、基板ボックス100を開封しなくても、ホール関係者等によって操作可能にしてもよい。これによっても、確率設定値の確定を容易に行うことができる。
上記実施形態では、パチンコ機10の電源オン時に「設定変更モード」又は「設定確認モード」で立ち上げる場合に、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定していた。これに対し、少なくとも内枠12の開放を必須条件とし、その他、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定するように構成してもよい。また、内枠12の開放を設定変更又は設定確認の条件とするか否かをホールが選択可能に設定できるように構成してもよい。
上記各実施形態では、RAM消去スイッチ503を主制御装置110に搭載していた。これに対し、RAM消去スイッチ503を電源装置115や払出制御装置111に搭載するように構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501により、大当たり確率等を変更可能に構成していた。これに対し、設定キー501により、1の入賞口に入賞した場合に払い出される賞球数(例えば、3個→5個への変更)や、入賞口への入賞を補助する可動役物の駆動時間(3秒→5秒への変更)や駆動幅(例えば、20mm→30mmへの変更)、或いは、球の流下態様に影響を与える部材(例えば、球が転動可能なステージやクルーン)の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)、パチンコ機10自体の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)等、遊技者に対する有利度合いに関する設定を複数段階に変更可能に構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501の鍵孔をパチンコ機10の裏面側に向くように構成していた。これに対し、設定キー501の鍵孔の向きを、パチンコ機10の横方向(左方向又は右方向)や、パチンコ機10の斜め方向、或いは、パチンコ機10の前面側を向くように構成してもよい。
上記実施形態において、大当たり乱数値同士、小当たり乱数値同士、及び、ハズレ乱数値同士を連続的な値とし、大当たりか否かや、小当たりか否かを範囲判定(例えば、「0」以上「49」以下か否か)可能に構成し、主制御装置110の制御負担を軽減するように構成していた。これに対し、遊技価値を付与する各乱数値(即ち、大当たり乱数値および小当たり乱数値)を連続的な配置ではなく、分散(散逸)して配置するように構成してもよい。具体的には、例えば、「0~999」で更新される大当たり乱数カウンタC1の場合に、大当たり乱数値として「7,341,555,777,831」とし、小当たり乱数値として「77,175,223,315,415,526,634,717,845」としてもよい。
ここで、パチンコ機10の状況にかかわらず大当たり乱数値となる値(例えば、低確率状態および高確率状態において、「0~50」であれば大当たり)が連続的に存在していた場合、その値が外部から予測され得る可能性があり、不正に大当たりを引き当てられる可能性が高くなるおそれがある。よって、上記変形例のように構成することで、遊技価値を付与する各乱数値を外部から予測困難にし、不正に対する抑制効果を高め、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
また、上述した変形例において、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている低確率状態用の大当たり乱数値と、高確率状態用の大当たり乱数値とで、重複した値とならないように、それぞれ大当たり乱数値を設定してもよい。このように構成することで、状況に応じて(即ち、パチンコ機10が高確率状態か低確率状態か、に応じて)、大当たりとなる乱数の値を変えることで、大当たりとなる乱数の値が予測され難くすることができるので、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、タイマ割込処理等のソフトウェアの処理で大当たり乱数カウンタC1や大当たり種別カウンタC2等を更新するように構成していた(所謂、ソフト乱数)。これに対し、更新周期が上記ソフト乱数より速い乱数生成ICによって大当たり乱数カウンタC1等を更新するように構成してもよい(所謂、ハード乱数)。このように構成することで、外部から更新中の乱数値の把握を困難にし、セキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、設定値が増加するごとに均等に大当たり乱数値が増加するように構成していた。これに対し、設定値が増加するごとに不均等又は所定割合で大当たり乱数値(又は小当たり乱数値)を増加するように構成してもよい。具体的には、例えば、設定値「1」から「2」までは、大当たり乱数値を「2」ずつ増加させる一方、設定値「2」から「3」では、大当たり乱数値を「5」ずつ増加させる。このように構成することで、設定差によって付与され得る遊技価値が大きく変化し、設定差による抑揚(メリハリ)のある遊技を提供可能に構成し、遊技の興趣を向上することができる。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数カウンタC1の値における対応役を変化するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり種別カウンタC2又は小当たりの内容を決定する小当たり種別カウンタ(図示せず)の値に対応する大当たり種別を変化させ、大当たり種別又は小当たり種別の選択割合が変化することによる設定差が生じるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(即ち、大当たり乱数値)を変更して、その変更分を遊技価値を付与しない乱数値(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成していた。これに対し、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(例えば、大当たり乱数値)を変更した場合に、その変更分を、他の遊技価値を付与する乱数値(例えば、小当たり乱数値)から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定毎に付与され得る遊技価値に差を設け、設定毎に抑揚(メリハリ)のある遊技を提供し、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲(以下、「再大当たり乱数値の範囲」と称する)」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。ここで、「再大当たり乱数値の範囲」として、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分が対応するように構成する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、設定変更によっても変化しない大当たり乱数値と小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、当否判定の制御プログラムにおいて、固定的な乱数値の基本的な当否判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、乱数値の個数が多い順(又は少ない順)に各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、設定変更に伴い増加される「大当たり乱数値の範囲」を、設定変更に伴い減少される乱数値(即ち、「ハズレ乱数値の範囲」)と隣接(隣り合う)ように大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)するように構成してもよい。具体的には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、小当たりの当否判定の制御プログラムにおいて、小当たり乱数値の判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合、特別図柄の大当たり確率が向上(2倍以上アップ)するように構成されていた。これに対し、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合に、特別図柄の小当たり確率を向上するように構成してもよい。また、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合に、特別図柄の大当たり確率の上昇度合いを2倍以上(例えば、10倍)に設定してもよい。さらに、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合に、大当たり確率と小当たり確率とを共に向上(例えば、大当たり確率を5倍、小当たり確率も5倍)に設定してもよい。
上記実施形態では、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率と、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率とが同等となるように構成されていた。これに対し、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率より高くなるように構成してもよいし、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率より低くなるように構成してもよい。
上記実施形態では、特別図柄の低確率状態および高確率状態とにおいて、いずれの状態でも大当たり確率において設定差が生じるように構成していた。これに対し、いずれか一方の状態(低確率状態又は高確率状態)における大当たり確率の設定差を無くし、他方の状態(高確率状態又は低確率状態)における大当たり確率に設定差を設けるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させて、その大当たり乱数値の増加分をハズレ乱数値から補填するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させ、その大当たり乱数値の増加分を小当たり乱数及びハズレ乱数値から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定変更に基づく大当たり乱数値の個数の変更分を、小当たり乱数値及びハズレ乱数値のそれぞれから補填することが可能となり、大当たり乱数値の変更分を固定的な1の所定乱数値から補填する必要がなくなる。よって、上記所定乱数値の個数を、大当たり乱数値の変更分、1の所定乱数値から確保する必要性がなくなるので、遊技仕様の設計時における制約がなくなり、遊技仕様の設計自由度を高め、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、突出状態と没入状態とに変位する普通電役72を用い、普通電役72の没入タイミングと没入時間とを各遊技状態で変更することで本発明の遊技性を実現するように構成されている。これに対し、回動式の羽根部材を用い、羽根部材の作動タイミングと作動時間とを各遊技状態で変更することで、本発明の遊技性を実現するように構成してもよい。具体的には、例えば、第2始動口71の左右両側に羽根部材を配置し、羽根部材が非作動状態(例えば、直立状態)では、球が羽根部材の外側(非転動側)に衝突し、そのまま下流側へ流下するように構成する。一方、羽根部材が回動した作動状態(直立状態から右側へ120度傾倒状態)では、球が羽根部材の内側(転動側)に衝突し、該羽根部材の内側を第2始動口71側に向けて転動するように構成する。このように構成することで、羽根部材の回動態様は、普通電役72の出没による駆動態様より、羽根部材自体が作動する領域が大きく駆動されたか否かを認識し易いため、普通図柄の可変表示で当選したか否かを遊技者に認識し易くすることができる。
特図1用第4図柄表示領域87と特図2用第4図柄表示領域88との表示態様及び表示位置を、主表示領域Dmで変動演出している第1特別図柄又は第2特別図柄に応じて変更するように構成してもよい。具体的には、例えば、主表示領域Dmで実行されている特別図柄に対応して、実行されている方の第4図柄表示領域87,88を上側に位置させたりアラビア数字で表示したり赤色で表示し、実行されていない方の第4図柄表示領域88,87を下側に位置させたり上記アラビア数字と異なる表記(例えば、漢数字やローマ数字)で表示したり赤色とは異なる色(例えば、青色)で表示するように構成する。このように構成することで、実行されている変動演出を識別して表示しつつ、いずれの特別図柄が実行されているかを認識し難く構成し、現在滞在している遊技状態を遊技者に認識し難く構成することで、遊技状態を推測する遊技性が生まれ、遊技の興趣向上を図ることができる。
警報音に関し、左打ち遊技が推奨される遊技状態においてスルーゲート67を球が通過した場合にもれなく出力するのではなく、さらに特定の条件が成立した場合に警報音を出力するように構成してもよい。具体的には、例えば、このように構成することで、意図的に遊技仕様より多くの出玉を得ようとする悪意ある遊技者の行為に対してのみ警報音を出力し、不慣れな遊技者や操作ミスによる善意の右打ち遊技に対しては警報音を出力しないことで、不正遊技を抑制しつつ、遊技者の遊技意欲の低下も抑制して、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり確率において、いずれの遊技状態でも同等程度となるように構成してもよい。具体的には、例えば、特別図柄の大当たり確率が低い「通常遊技状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100にするとともに、特別図柄の大当たり確率が高い「確率変動状態」や「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100や51/100等、「通常遊技状態」等における普通図柄の当たり確率と同一又は同等程度となるように構成する。このように構成することで、普通図柄の当たりに基づく普通電役72の開放に関し、普通図柄の可変表示時間と普通電役72の開放時間とを考慮し、普通図柄の当たり確率を考慮せずに出玉率等を算出することが可能となることで、各遊技状態における遊技仕様の設計を容易化可能となる。
大当たりに当選した大当たり図柄ごとに、該大当たり以降に選択される特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「確率変動状態」を発生させ得る大当たり図柄である1図柄、3図柄、5図柄、7図柄のうち、1図柄で当選した場合には「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的長めの変動時間が選択され易い「両ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、3図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的短い変動時間が選択され易い「特1ロング特2ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。さらに、5図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的短めの変動時間が選択され易い「両ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、7図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的短めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い「特1ショート特2ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。このように構成することで、大当たりした図柄の種類によって、大当たり後の遊技状態において、先に導出され得る特別図柄を異ならせることができ、例えば、いずれの特別図柄が先に停止するか否かによって、遊技状態毎に大当たりが先に現出させる確率を異ならせることができる。よって、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
特別図柄の変動回数に基づいて、該特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「潜伏確率変動状態」において、大当たり終了後1回目~10回目の特別図柄の変動演出に関しては、比較的長めの変動時間が選択され易いように構成し、11回目以降の特別図柄の変動演出に関しては、比較的短めの変動時間が選択され易いように構成する。このように構成することで、遊技にメリハリを設けつつ、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり種別を複数種類設けてもよい。具体的には、例えば、普通電役72が1回開放される1回開放当たりと、出没板72aが3回開放される3回開放当たりと、普通電役72が3回かつ長く開放される3回ロング開放当たりとを設ける。このように構成することで、「確率変動状態」や「普図高確時間短縮状態」において遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、「通常遊技状態」→「普図高確時間短縮状態」→「普図低確時間短縮状態」→「確率変動状態」の順で遊技者にとって有利な遊技状態としていた。これに対し、「通常遊技状態」より遊技者にとって不利な遊技状態として、「普図高確時間短縮状態」や「潜伏確率変動状態」、「確率変動状態」が位置づけられるように遊技仕様を設定してもよい。具体的には、例えば、第1特別図柄の始動口を、普通電役72が付属した第2特別図柄の始動口の上流側に設け、「通常遊技状態」では、普通電役72が作動し難いことによって、第2特別図柄より遊技者にとって有利な第1特別図柄の抽選契機を受け易い一方、「普図高確時間短縮状態」では、普通電役72が作動し易いことによって、第1特別図柄より遊技者にとって不利な第2特別図柄の抽選契機を受け易いように構成する。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
右打ち遊技を示唆する右打ち示唆表示が現出される場合に、第4図柄表示領域87,88の表示位置を変更するように構成してもよい。具体的には、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」等では、副表示領域Dsの右小領域Ds3に第4図柄表示領域87,88を表示する一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」等では、右打ち示唆表示を右小領域Ds3に表示する一方、第4図柄表示領域87,88を左小領域Ds1に表示する。このように構成することで、遊技状態に応じた遊技仕様を遊技者に認識させ易くすることができる。
上記実施形態では、同時に実行され得る複数の特別図柄の動的表示に関し、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行い、非奨励の特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行わないように構成している。これに対し、同時に実行され得る複数の図柄(例えば、特別図柄と普通図柄)の演出に関し、遊技状態、遊技仕様、付与される遊技価値、或いは、実行頻度等によって、実行すべき演出の優先順を予め設け、該優先順に応じた演出を優先的に実行し、優先順が低い演出に関しては、演出規模を小さくしたり、演出自体を実行しない等、優先順位が高い演出に比べて遊技者が認識し難くなるように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第1特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示したり、第2特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第2特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示してもよい。このように構成することで、遊技を行う上で遊技者に認識させたい演出を優先的に実行しつつ、優先順位が低い演出規模を小さく(なくす)ことで、遊技者が煩わしさを感じない演出を実行することができる。
上記実施形態では、主制御装置110から各コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信され、その音声ランプ制御装置113から表示制御装置114に対して表示の指示がなされるよう構成したが、主制御装置110から表示制御装置114に直接コマンドを送信するものとしてもよい。また、表示制御装置に音声ランプ制御装置を接続して、表示制御装置から各音声の出力とランプの点灯を指示するコマンドを音声ランプ制御装置に送信するよう構成してもよい。さらに、音声ランプ制御装置と表示制御装置とを1の制御装置として構成するものとしてもよい。これらを1つの制御装置とすることで、部品点数が削減でき、パチンコ機のコスト増加を抑制することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113にて実行されるコマンド判定処理(S1111)において、いずれかの停止種別コマンドを受信すれば必ず対応する変動開始フラグ223a,223bをオンに設定する場合について説明したが、各変動パターンコマンドの受信があった上で対応する停止種別コマンドを受信した場合に、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。これにより、各変動パターンコマンドの受信がなく、いずれかの停止種別コマンドを受信したような場合に、おかしな変動演出が実行されることを抑制できる。
また、各変動パターンコマンドを受信したタイミングで、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。この場合、音声ランプ制御装置113にて実行される変動演出処理(S1110)では、各変動開始フラグ223a,223bがオンされたことに基づいて、各変動パターンコマンドにより抽出した変動パターンを表示制御装置114へ通知する各表示用変動パターンコマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113にて各停止種別コマンドの受信を待つことなく、表示制御装置114に対して、この各表示用変動パターンコマンドに基づき、各変動演出を第3図柄表示装置81に実行させることができる。なお、この場合、音声ランプ制御装置113では、各停止種別コマンドを受信したタイミングで、該停止種別コマンドより抽出された停止種別を表示制御装置114へ通知するための表示用停止種別コマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。そして、表示制御装置114では、この表示用停止種別コマンドに基づいて、第3図柄表示装置81に実行させた変動演出の停止図柄を決定してもよい。
上記実施形態において、デモ演出は、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄からなる第3図柄を停止表示させてもよい。また、数字の付された主図柄または数字の付されていない主図柄からなる第3図柄を、半透明状態で停止表示させてもよい。また、第3図柄を表示させずに背面画像だけを変化させるものであってもよい。また、変動表示で用いられる第3図柄や背面画像とは全く異なるキャラクタや背面画像を表示させてもよい。
上記実施形態において、変動演出が行われる第3図柄表示装置81にて連続予告演出を実行してもよいし、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置を設け、第3図柄表示装置81で実行される変動演出と合わせて、第4図柄表示装置に第4図柄を表示させることによって、連続予告演出を実行してもよい。この場合、第4図柄表示装置の制御を表示制御装置114で行ってもよいし、音声ランプ制御装置113で行ってもよい。また、各種演出に応じて作動する役物をパチンコ機10に設け、その役物を変動演出と合わせて所定の態様で作動させることによって、連続予告演出を実行してもよい。また、音声ランプ制御装置113の制御により、パチンコ機10の音声出力装置226から連続予告演出用の音声を出力させることによって、連続予告演出を実行してもよいし、パチンコ機10の電飾部29~33を変動演出と合わせて点灯または点滅させることによって、連続予告演出を実行してもよい。
これにより、第3図柄表示装置81(および特別図柄表示装置37)において変動演出が行われる度に、連続して第4図柄表示装置に図柄が表示されたり、役物が所定の態様で作動したり、音声出力装置226から音声が出力されたり、若しくは、電飾部29~33が点灯または点滅することによって、遊技者に対して大当たりの期待感を持たせることができる。また、遊技者は、通常、変動演出が行われる第3図柄表示装置81を注視して遊技を継続して行うが、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、若しくは電飾部29~33の点灯・点滅によって連続予告演出が行われるで、遊技者に対して、通常とは異なる演出が行われたことを容易に認識させることができる。また、連続予告演出を、第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、または電飾部29~33の点灯・点滅といった簡単な制御で容易に連続予告演出を行わせることができる。
また、連続予告演出を音声出力装置226からの音声出力や、電飾部29~33の点灯または点滅によって行えば、その連続予告演出の制御は音声ランプ制御装置113によって行われるので、始動入賞時における当否判定や変動開始時の抽選処理を主制御装置110に行わせ、連続予告演出を音声ランプ制御装置113に行わせ、変動演出を表示制御装置114に行わせることで、パチンコ機10により連続予告演出を行う場合、それぞれの制御装置に各処理を分担させることができる。よって、1つの制御装置に負荷が集中するのを防ぐことができるので、各制御装置のMPUに求められる性能を低く抑えることができる。
尚、第3図柄表示装置81における連続予告演出用の図柄の表示、第4図柄表示装置における連続予告演出用の図柄の表示、役物の所定の態様での作動、音声出力装置226からの音声出力、及び、電飾部29~33の点灯または点滅のうち、少なくとも2以上を組み合わせ、それぞれを連動させて制御することにより、連続予告演出を実行してもよい。これにより、より多彩な連続予告演出を実行させることができる。また、連続予告演出の実行方法(第3図柄表示装置81による表示、第4図柄表示装置による表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、電飾部29~33の点灯または点滅、又は、それらの組み合わせ)を変えることで、連続予告演出終了後の遊技状態に応じて選定される連続予告演出態様を複数用意してもよい。
また、連続予告演出が行われる場合に、変動演出とは別の連続予告演出用の画像が第3図柄表示装置81に表示させてもよいし、連続予告演出を、変動演出が終了したときに表示される停止図柄として、所定の図柄の組み合わせである、所謂「チャンス目」を表示させることによって行ってもよい。この場合、表示制御装置114のMPUで実行されるコマンド判定処理にて連続予告コマンドの受信を判断すると、チャンス目に対応する停止図柄判別フラグをオンにすると共に、その他の停止図柄判別フラグをオフに設定するようにしてもよい。コマンド判定処理では、停止識別コマンド処理の後にその他コマンド処理の中で連続予告コマンドに対応する処理を実行するので、表示用停止識別コマンドの受信によって設定された停止図柄に代えて、チャンス目が停止図柄として設定される。よって、変動停止時にチャンス目を確定表示させることができる。そして、第3図柄表示装置81において、変動演出ごとに停止図柄としてチャンス目が連続して表示されれば、遊技者に対して、最終的に大当たりが得られる期待感を持たせることができる。
上記実施形態において、主制御装置110は、第1始動口64又は第2始動口71への入賞(始動入賞)があった場合に、「1」加算された保留球数を音声ランプ制御装置113へ通知する保留球数コマンドに対して、該始動入賞に伴いカウンタ用バッファより取得された各カウンタC1~C3,CS1をそのまま含めて、音声ランプ制御装置113へ送信する場合について説明したが、保留球数コマンドに含めるカウンタの種類は、カウンタC1~C3,CS1の一部であってもよいし、その他のカウンタの値を含めてもよい。また、主制御装置110より音声ランプ制御装置113に対して始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を通知する場合に、これらの各カウンタの値を示す情報を保留球数コマンドに含めて通知するのではなく、保留球数コマンドとは別のコマンドに各カウンタの値を示す情報を含めて、これらの値を音声ランプ制御装置113に対して通知してもよい。別のコマンドとしては、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する専用のコマンドであってもよいし、変動パターンコマンドや停止図柄コマンド等、別の情報を音声ランプ制御装置113へ通知するためのコマンドに、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値が加えられてもよい。別のコマンドとして、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する場合、該コマンドに、その通知する各カウンタの値が、いずれの保留回数に対応する変動演出に係るものであるかを示す情報を含めてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113は、該コマンドに含まれる保留回数に関する情報に基づいて、その保留回数に対応する先読み情報第1~第4エリアのいずれかのエリアに、該コマンドに含まれる各カウンタの値を格納することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113において、保留球数コマンドを受信した場合に、該保留球数コマンドにて示される各カウンタC1~C3,CS1の値そのものをRAM223に格納してもよいし、保留球数コマンド(又は、各カウンタの値が示されるコマンド)を受信した場合に、該コマンドにて示される各カウンタの値に基づいて、大当たりか否か、大当たりの場合の大当たり種別、外れの場合の外れ種別等の一部または全部を判定し、これらの判定結果を、該コマンドにて示される各カウンタの値に代えて、または、該カウンタの値の一部または全部とあわせて、RAM223に格納してもよい。
上記実施形態においては、第1始動口64又は第2始動口71への入賞およびスルーゲート67の通過は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に対し、始動口によって別箇に最大保留球数を設定するようにしてもよく、各々の始動口における最大保留球数は「4」以外の任意の数であってもよい。また、各始動口における最大保留球数は必ずしも同一の値とする必要はなく、異なる値であってもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に基づく変動表示の保留球数を、第3図柄表示装置81の一部において、数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよく、特別図柄表示装置37とは別体でランプ等の発光部材を設け、該発光部材によって保留球数を通知するように構成してもよい。
また、上記実施形態に示すように、動的表示の一種である変動表示は、第3図柄表示装置81の表示画面上で識別情報としての図柄を縦方向にスクロールさせるものに限定されず、横方向あるいはL字形等の所定経路に沿って図柄を移動表示して行うものであってもよい。また、識別情報の動的表示としては、図柄の変動表示に限られるものではなく、例えば、1又は複数のキャラクタを図柄と共に、若しくは、図柄とは別に多種多様に動作表示または変化表示させて行われる演出表示なども含まれるのである。この場合、1又は複数のキャラクタが、第3図柄として用いられる。
上記各実施形態では、変動演出を実行する場合に、全図柄Z1~Z3を遊技者が視認不可な程度に高速にスクロールする高速変動を表示させる場合について説明したが、この高速変動の表示に代えて、全図柄Z1~Z3をそれぞれ視認不可な程度に縮小して表示したり、全図柄Z1~Z3をそれぞれ多数の白い点がランダムに表示されるスノーノイズ状の画像として表示してもよい。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施してもよい。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施してもよい。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定表示され、その停止時の識別情報の組合せが特定のものであることを必要条件として、遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
スロットマシンでは、所定期間中に払い出された遊技媒体(コイン、メダル)の総数に対する、ボーナス(役物)により払い出された遊技媒体の数の比率が役物比率となる。そこで、各役が成立した場合に払い出される遊技媒体の数を、賞球数テーブルに代えて主制御装置のROMに格納しておき、役物比率管理チップ又は役物比率管理チップと同等の機能を実行する制御装置にて、非ボーナスゲーム期間(通常期間)において成立した(有効ライン上に図柄が揃った)役の数、ボーナスゲーム期間中において成立した役の数、AT期間中において成立した役の数を計数して、役物比率や連続役物比率を管理してもよい。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。かかる遊技機をスロットマシンに代えて使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられる、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し得る。
以下に、本発明の遊技機に加えて上述した実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。なお、以下に示す各種発明の概念は、それぞれ、他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分を、その発明の概念に追加し或いはその他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分と交換等することにより、その発明の概念を変形して構成するようにしても良い。
<A群:移行前の遊技状態で計数した変動回数を移行前の遊技状態では表示せず、遊技状態移行後にその変動回数を加味して表示>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機がある。
この遊技機では、例えば、少なくとも、所定の所定遊技状態から、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態へ移行可能に構成され、それぞれ異なる遊技価値を遊技者に付与可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技者に理解し易い演出を行う必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
A群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技者に理解し易い演出を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
少なくとも、作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで入球手段へ遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定遊技状態(例えば、「普図高確時間短縮状態」)と、該所定遊技状態より前記作動部材が作動し難い若しくは作動しないことで前記入球手段へ遊技球が入球し難い若しくは入球しない特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短高確フラグ203n)と、
前記入球手段に対する所定事象(例えば、変動演出)に基づく回数を、前記所定遊技状態と前記特定遊技状態とのいずれでも計数可能な所定事象計数手段(例えば、救済カウンタ203p)と、
前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象の回数を、前記表示手段において表示可能な回数表示手段(例えば、救済カウンタ表示89)と、を備え、
前記回数表示手段は、
前記所定遊技状態において、前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象に基づく回数を所定態様で表示せず、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行した場合に、それまでに前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象に基づく回数を前記所定態様で表示可能に構成されている
ことを特徴とする遊技機A1。
遊技機A1によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段)と、を備えた遊技機であって、少なくとも、作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで入球手段へ遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定遊技状態と、該所定遊技状態より前記作動部材が作動し難い若しくは作動しないことで前記入球手段へ遊技球が入球し難い若しくは入球しない特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段と、前記入球手段に対する所定事象に基づく回数を、前記所定遊技状態と前記特定遊技状態とのいずれでも計数可能な所定事象計数手段と、前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象の回数を、前記表示手段において表示可能な回数表示手段と、を備え、前記回数表示手段は、前記所定遊技状態において、前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象に基づく回数を所定態様で表示せず、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行した場合に、それまでに前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象に基づく回数を前記所定態様で表示可能に構成されている。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、所定事象に基づく回数を所定態様で表示することができるので、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生して所定事象に基づく回数の表示契機が曖昧になった場合でも、特定遊技状態への移行契機をトリガとして所定事象に基づく回数を表示可能となる。よって、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機A1において、
前記回数表示手段は、
前記所定遊技状態において、前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象に基づく回数を、前記所定態様より表示領域が小さい特定態様(例えば、変動回数のみ表示(天井到達回数は表示せず))で表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機A2。
遊技機A2によれば、遊技機A1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記回数表示手段は、前記所定遊技状態において、前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象に基づく回数を、前記所定態様より表示領域が小さい特定態様で表示可能に構成される。これにより、所定遊技状態においても、たとえ小さな表示領域であったとしても所定事象に基づく回数を特定態様で表示することができるので、他の表示内容を遊技者に認識し易くしつつ、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機A1又はA2において、
前記回数表示手段は、
前記所定事象計数手段で計数される前記所定事象の最大集計回数を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機A3。
遊技機A3によれば、遊技機A1又はA2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記回数表示手段は、前記所定事象計数手段で計数される前記所定事象の最大集計回数を表示可能に構成される。これにより、特定遊技状態(又は所定遊技状態)において、所定事象の最大集計回数を遊技者に認識させることが可能となり、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機A1からA3のいずれかにおいて、
少なくとも、前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象に基づく回数を、電源断後も保持可能な保持手段(例えば、電源装置115のバックアップ機能)、を備え、
前記回数表示手段は、
電源が投入された後において、所定条件(例えば、「通常遊技状態」における規定変動回数)が成立した場合に、前記保持手段で保持されている前記所定事象計数手段で計数されている前記所定事象に基づく回数を前記所定態様で表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機A4。
遊技機A4によれば、遊技機A1からA3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、前記所定事象計数手段で計数された前記所定事象に基づく回数を、電源断後も保持可能な保持手段、を備え、前記回数表示手段は、電源が投入された後において、所定条件が成立した場合に、前記保持手段で保持されている前記所定事象計数手段で計数されている前記所定事象に基づく回数を前記所定態様で表示可能に構成される。これにより、遊技機の電源断が発生した場合でも、電源が投入された後において所定条件が成立した場合に、保持手段で保持されている所定事象計数手段で計数されている所定事象に基づく回数を所定態様で表示することができる。よって、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生して所定事象に基づく回数の表示契機が曖昧になった場合でも、所定条件の成立をトリガとして所定事象に基づく回数を表示可能となる。従って、電源断が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機A1からA4のいずれかにおいて、
前記所定事象計数手段は、
前記所定遊技状態における第1所定事象(例えば、特図2の変動回数)と、前記特定遊技状態における第2所定事象(例えば、特図1の変動回数)とを、それぞれ計数可能に構成され、
前記回数表示手段は、
前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行した場合に、前記第1所定事象に基づく回数を、前記第2所定事象に基づく回数を含めて前記所定態様で表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機A5。
遊技機A5によれば、遊技機A1からA4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定事象計数手段は、前記所定遊技状態における第1所定事象と、前記特定遊技状態における第2所定事象とを、それぞれ計数可能に構成され、前記回数表示手段は、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行した場合に、前記第1所定事象に基づく回数を、前記第2所定事象に基づく回数を含めて前記所定態様で表示可能に構成される。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、第1所定事象に基づく回数を、第2所定事象に基づく回数に含めて所定態様で表示することができるので、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生して第1所定事象および第2所定事象に基づく回数の表示契機が曖昧になった場合でも、特定遊技状態への移行契機をトリガとして第1所定事象に基づく回数を第2所定事象に基づく回数に含めて表示可能となる。よって、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機A1からA5のいずれかにおいて、
前記遊技状態移行手段は、
前記所定事象計数手段によって計数された前記所定事象の回数に応じて、前記所定遊技状態および前記特定遊技状態と異なる特殊遊技状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)に移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機A6。
遊技機A6によれば、遊技機A1からA5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記所定事象計数手段によって計数された前記所定事象の回数に応じて、前記所定遊技状態および前記特定遊技状態と異なる特殊遊技状態に移行可能に構成される。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、特殊遊技状態への移行要因となる所定事象に基づく回数を所定態様で表示することができるので、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生して特殊遊技状態への移行要因となる所定事象に基づく回数の表示契機が曖昧になった場合でも、特定遊技状態への移行契機をトリガとして特殊遊技状態への移行要因となる所定事象に基づく回数を表示可能となる。よって、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
<B群:前回変動の遊技状態と今回変動の遊技状態とを比較して救済カウンタ表示>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機がある。
この遊技機では、例えば、少なくとも、所定の所定遊技状態から、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態へ移行可能に構成され、それぞれ異なる遊技価値を遊技者に付与可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技者に理解し易い演出を行う必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
B群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技者に理解し易い演出を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
少なくとも、作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで入球手段へ遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定遊技状態(例えば、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)と、該所定遊技状態より前記作動部材が作動し難い若しくは作動しないことで前記入球手段へ遊技球が入球し難い若しくは入球しない特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短高確フラグ203n又は時短低確フラグ203m)と、
前記所定遊技状態においてのみ行われる所定演出(例えば、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」における特別図柄の変動演出)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、Dテーブル203d4)と、
前記所定演出が実行された後において、該所定演出と異なる特定演出(例えば、「通常遊技状態」における特別図柄の変動演出)を実行可能な特定演出実行手段(例えば、Bテーブル202d2)と、
前記所定遊技状態から前記特定遊技状態へ移行される場合において、前記特定演出において遊技状態の移行に関する特定情報(例えば、変動回数および天井到達回数)を遊技者に示唆可能な特定表示を表示する特定表示手段(例えば、救済カウンタ表示89)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機B1。
遊技機B1によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、少なくとも、作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで入球手段へ遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定遊技状態と、該所定遊技状態より前記作動部材が作動し難い若しくは作動しないことで前記入球手段へ遊技球が入球し難い若しくは入球しない特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段と、前記所定遊技状態においてのみ行われる所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、前記所定演出が実行された後において、該所定演出と異なる特定演出を実行可能な特定演出実行手段と、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態へ移行される場合において、前記特定演出において遊技状態の移行に関する特定情報を遊技者に示唆可能な特定表示を表示する特定表示手段と、を備えている。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態へ移行された場合において、特定演出において遊技状態の移行に関する特定情報を、特定表示を表示することで遊技者に示唆することが可能となる。よって、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生した場合でも、所定遊技状態から特定遊技状態への移行契機をトリガとして特定演出において特定表示を表示し、遊技者に遊技状況を的確に認識させ得ることができる。その結果、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機B1において、
前記所定遊技状態において、複数の前記所定演出から1の前記所定演出を選択可能な所定演出選択手段(例えば、Dテーブル202d4及び停止パターンカウンタC3値)と、
複数の前記特定演出から1の前記特定演出を選択可能な特定演出選択手段(例えば、Bテーブル202d2及び停止パターンカウンタC3値)と、を備え、
前記特定表示手段は、
前記所定演出が実行された後において前記所定遊技状態から前記特定遊技状態へ移行された場合に、前記所定演出選択手段によっていずれの前記所定演出が選択された場合で、前記特定演出選択手段によっていずれの前記特定演出が選択された場合でも、前記特定表示を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機B2。
遊技機B2によれば、遊技機B1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定遊技状態において、複数の前記所定演出から1の前記所定演出を選択可能な所定演出選択手段と、複数の前記特定演出から1の前記特定演出を選択可能な特定演出選択手段と、を備え、前記特定表示手段は、前記所定演出が実行された後において前記所定遊技状態から前記特定遊技状態へ移行された場合に、前記所定演出選択手段によっていずれの前記所定演出が選択された場合で、前記特定演出選択手段によっていずれの前記特定演出が選択された場合でも、前記特定表示を表示可能に構成される。これにより、所定演出が実行された後において所定遊技状態から特定遊技状態へ移行される場合に、いずれの所定演出が選択され、その後、いずれの特定演出が選択された場合でも、特定表示を表示することが可能となる。よって、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生した場合、いずれの所定演出が選択されていた状況において所定遊技状態から特定遊技状態への移行契機をトリガとしていずれの特定演出において特定表示を表示し、遊技者に遊技状況を的確に認識させ得ることができる。その結果、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機B1又はB2において、
前記特定表示手段は、
前記所定演出において前記特定表示で遊技者に対して示唆する内容と関連する関連特定表示(例えば、変動回数のみ表示(天井到達回数は表示せず))を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機B3。
遊技機B3によれば、遊技機B1又はB2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定表示手段は、前記所定演出において前記特定表示で遊技者に対して示唆する内容と関連する関連特定表示(例えば、変動回数のみ表示を表示可能に構成される。これにより、所定遊技状態においても、特定表示で遊技者に対して示唆する内容と関連する関連特定表示を表示することができるので、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機B1からB3のいずれかにおいて、
前記特定表示が所定特定表示(例えば、救済カウンタ表示89が天井回数到達)となることにより、遊技状態が前記所定遊技状態へ移行することを遊技者に示唆可能に構成される
ことを特徴とする遊技機B4。
遊技機B4によれば、遊技機B1からB3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定表示が所定特定表示となることにより、遊技状態が前記所定遊技状態へ移行することを遊技者に示唆可能に構成される。これにより、特定表示が所定特定表示となることにより、遊技状態が所定遊技状態へ移行することを遊技者に認識させることができるので、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機B1からB4のいずれかにおいて、
前記遊技状態移行手段は、
前記所定遊技状態の終了条件(例えば、規定変動回数到達)が成立した場合において、前記特定遊技状態へ移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機B5。
遊技機B5によれば、遊技機B1からB4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記所定遊技状態の終了条件が成立した場合において、前記特定遊技状態へ移行可能に構成される。これにより、所定遊技状態の終了条件が成立して特定遊技状態へ移行された場合において、特定演出において遊技状態の移行に関する特定情報を、特定表示を表示することで遊技者に示唆することが可能となる。よって、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生した場合でも、所定遊技状態から特定遊技状態への移行契機をトリガとして特定演出において特定表示を表示し、遊技者に遊技状況を的確に認識させ得ることができる。その結果、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機B1からB5のいずれかにおいて、
前記所定演出および前記特定演出の実行回数を計数可能な実行回数計数手段(例えば、救済カウンタ203p)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記実行回数計数手段により前記所定演出と前記特定演出との合計回数が所定回数(例えば、250回)に到達した場合に、遊技状態を前記所定遊技状態へ移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機B6。
遊技機B6によれば、遊技機B1からB5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定演出および前記特定演出の実行回数を計数可能な実行回数計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記実行回数計数手段により前記所定演出と前記特定演出との合計回数が所定回数に到達した場合に、遊技状態を前記所定遊技状態へ移行可能に構成される。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、再び所定遊技状態への移行要因となる所定演出と特定演出との合計回数を表示することができるので、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生して特定遊技状態を経由して再度の所定遊技状態への移行要因となる所定演出(および特定演出)の回数の表示契機が曖昧になった場合でも、特定遊技状態への移行契機をトリガとして再度の所定遊技状態への移行要因となる所定演出および特定演出の合計回数を表示可能となる。よって、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
<C群:時短回数が複数種類ある場合の各時短最終変動の変動パターンを特殊にして時短回数を判別>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機がある。
この遊技機では、例えば、少なくとも、所定の所定遊技状態から、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態へ移行可能に構成され、それぞれ異なる遊技価値を遊技者に付与可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技者に理解し易い演出を行う必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
C群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技者に理解し易い演出を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者の所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
少なくとも、作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで入球手段へ遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定遊技状態(例えば、「普図高確時間短縮状態」)と、該所定遊技状態より前記作動部材が作動し難い若しくは作動しないことで前記入球手段へ遊技球が入球し難い若しくは入球しない特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短高確フラグ203n)と、
前記所定遊技状態を、少なくとも一般所定遊技状態(例えば、終了条件として特別図柄の変動回数が30回の「普図高確時間短縮状態」)と、該一般所定遊技状態より遊技者にとって有利な有利所定遊技状態(例えば、終了条件として特別図柄の変動回数が50回の「普図高確時間短縮状態」)とに移行可能な所定移行手段(例えば、時短カウンタ203o)と、
前記一般所定遊技状態、又は、前記有利所定遊技状態が終了する場合に、前記表示手段において専用の所定演出(例えば、「普図高確時間短縮状態」の終了画面)を実行可能な第1演出実行手段と、
前記所定遊技状態で前記所定演出が行われた後に、前記特定遊技状態において少なくとも前記所定遊技状態に関する特定情報(例えば、「普図高確時間短縮状態」における変動回数を含めた変動回数)を遊技者に示唆可能な特定表示(例えば、救済カウンタ表示89)を表示する特定表示手段と、を備えている
ことを特徴とする遊技機C1。
遊技機C1によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者の所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、少なくとも、作動部材が作動し易い若しくは作動し得ることで入球手段へ遊技球が入球し易い若しくは入球し得る所定遊技状態と、該所定遊技状態より前記作動部材が作動し難い若しくは作動しないことで前記入球手段へ遊技球が入球し難い若しくは入球しない特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段と、前記所定遊技状態を、少なくとも一般所定遊技状態と、該一般所定遊技状態より遊技者にとって有利な有利所定遊技状態とに移行可能な所定移行手段と、前記一般所定遊技状態、又は、前記有利所定遊技状態が終了する場合に、前記表示手段において専用の所定演出を実行可能な第1演出実行手段と、前記所定遊技状態で前記所定演出が行われた後に、前記特定遊技状態において少なくとも前記所定遊技状態に関する特定情報を遊技者に示唆可能な特定表示を表示する特定表示手段と、を備えている。これにより、所定遊技状態として、一般所定遊技状態または有利所定遊技状態のいずれが行われた場合でも、該一般所定遊技状態または有利所定遊技状態が終了する場合に、専用の所定演出を実行し、該所定演出の実行をトリガとして、特定遊技状態において少なくとも所定遊技状態に関する特定情報を遊技者に示唆可能な特定表示を表示することができる。よって、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生した場合であって、異なる所定遊技状態が行われ得る遊技機だとしても、各所定遊技状態終了時の所定演出の実行により、その後の特定遊技状態において特定情報を正確に遊技者に示唆することができ、遊技者に遊技状況を的確に認識させ得ることができる。その結果、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機C1において、
少なくとも、前記所定遊技状態に関する回数を計数可能な計数手段(例えば、救済カウンタ203p)、を備え、
前記特定表示手段は、
前記特定表示として、前記計数手段による計数結果に基づく計数表示(例えば、特別図柄の低確率状態における変動回数)を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機C2。
遊技機C2によれば、遊技機C1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、少なくとも、前記所定遊技状態に関する回数を計数可能な計数手段、を備え、前記特定表示手段は、前記特定表示として、前記計数手段による計数結果に基づく計数表示を表示可能に構成される。これにより、所定遊技状態として、一般所定遊技状態または有利所定遊技状態のいずれが行われた場合でも、該一般所定遊技状態または有利所定遊技状態が終了する場合に、専用の所定演出を実行し、該所定演出の実行をトリガとして、特定遊技状態において、特定表示として、所定遊技状態に関する回数の計数結果に基づく計数表示を表示することができる。よって、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生した場合でも、異なる所定遊技状態が行われたとしても、各所定遊技状態終了時の所定演出の実行により、その後の特定遊技状態において所定遊技状態に関する回数の計数結果を正確に遊技者に示唆することができ、遊技者に遊技状況を的確に認識させ得ることができる。その結果、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機C2において、
前記特定表示手段は、
前記所定遊技状態において、前記計数手段による関連計数表示(例えば、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動回数)を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機C3。
遊技機C3によれば、遊技機C2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定表示手段は、前記所定遊技状態において、前記計数手段による関連計数表示を表示可能に構成される。これにより、所定遊技状態においても計数手段の計数結果を表示することができるので、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機C2又はC3において、
前記特定遊技状態に移行したか否かを判別可能な移行判別手段(例えば、時短高確フラグ203nのオン/オフ)、を備え、
前記特定表示手段は、
前記移行判別手段によって前特定遊技状態に移行したと判別された場合において、前記計数手段による計数結果に基づく前記計数表示を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機C4。
遊技機C4によれば、遊技機C2又はC3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態に移行したか否かを判別可能な移行判別手段、を備え、前記特定表示手段は、前記移行判別手段によって前記特定遊技状態に移行したと判別された場合において、前記計数手段による計数結果に基づく前記計数表示を表示可能に構成される。これにより、所定遊技状態として、一般所定遊技状態または有利所定遊技状態のいずれが行われた場合でも、該一般所定遊技状態または有利所定遊技状態が終了する場合に、専用の所定演出を実行し、該所定演出の実行をトリガとして、移行判別手段により第2遊技状態に移行したと判別された場合において、特定表示として、所定遊技状態に関する回数の計数結果に基づく計数表示を表示することができる。よって、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生した場合でも、異なる所定遊技状態が行われたとしても、各所定遊技状態終了時の所定演出の実行により、その後の特定遊技状態において所定遊技状態に関する回数の計数結果を正確に遊技者に示唆することができ、遊技者に遊技状況を的確に認識させ得ることができる。その結果、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機C1からC4のいずれかにおいて、
前記特定表示が所定特定表示(例えば、救済カウンタ表示89が天井回数到達)となることにより、遊技状態が移行することを遊技者に示唆可能な特殊表示(例えば、「天井到達!」も文字表示や、遊技状態が移行することを示唆可能な特殊演出等)を表示可能な特殊表示手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機C5。
遊技機C5によれば、遊技機C1からC4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定表示が所定特定表示となることにより、特殊表示を表示可能な特殊表示手段、を備えている。これにより、特定表示が所定特定表示となることにより、遊技状態が移行することを遊技者に認識させることができるので、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機C2からC5のいずれかにおいて、
前記計数手段は、
前記所定遊技状態における前記所定演出と、前記特定遊技状態における特定演出とをそれぞれ計数可能に構成され、
前記遊技状態移行手段は、
前記計数手段により前記所定演出と前記特定演出との合計回数が所定回数(例えば、250回)に到達した場合に、遊技状態を前記所定遊技状態へ移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機C6。
遊技機C6によれば、遊技機C2からC5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記計数手段は、前記所定遊技状態における前記所定演出と、前記特定遊技状態における特定演出とをそれぞれ計数可能に構成され、前記遊技状態移行手段は、前記計数手段により前記所定演出と前記特定演出との合計回数が所定回数に到達した場合に、遊技状態を前記所定遊技状態へ移行可能に構成される。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、再び所定遊技状態への移行要因となる所定演出と特定演出との合計回数を表示することができるので、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生して特定遊技状態を経由して再度の所定遊技状態への移行要因となる所定演出(および特定演出)の回数の表示契機が曖昧になった場合でも、特定遊技状態への移行契機をトリガとして再度の所定遊技状態への移行要因となる所定演出および特定演出の合計回数を表示可能となる。よって、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
<D群:他の表示と異なる領域に救済カウンタ表示>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機がある。
この遊技機では、例えば、少なくとも、所定の所定遊技状態から、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態へ移行可能に構成され、それぞれ異なる遊技価値を遊技者に付与可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技者に理解し易い演出を行う必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
D群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技者に理解し易い演出を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技媒体を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機において、
少なくとも、前記表示手段において所定表示結果(例えば、大当たり図柄)が導出されることにより移行され得る所定遊技状態(例えば、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)と、該所定遊技状態において移行条件(例えば、規定の特別図柄の変動演出回数実行)が成立した場合に開始される特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)と、に移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短高確フラグ203n又は時短低確フラグ203m)と、
前記所定遊技状態において遊技者に有利となる前記発射手段による発射態様を示唆可能な所定発射態様示唆表示(例えば、右打ち示唆表示)を、前記表示手段で表示可能な所定示唆手段(例えば、「右打ち!」の帯テロップ表示)と、
前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行した場合において、前記所定発射態様示唆表示と異なる特定発射態様示唆表示(例えば、左打ち示唆表示)を、前記表示手段で表示可能な特定示唆手段(例えば、左打ち遊技を促す文字メッセージ81d)と、
前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行した場合において、前記特定発射態様示唆表示と異なる表示領域に、遊技状態の移行に関する特定情報(例えば、特別図柄の変動回数と天井到達回数)を遊技者に示唆可能な特定表示(例えば、救済カウンタ表示89)を表示する特定表示手段と、を備えている
ことを特徴とする遊技機D1。
遊技機D1によれば、遊技媒体を発射可能な発射手段と、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、少なくとも、前記表示手段において所定表示結果が導出されることにより移行され得る所定遊技状態と、該所定遊技状態において移行条件が成立した場合に開始される特定遊技状態と、に移行可能な遊技状態移行手段と、前記所定遊技状態における前記発射手段による発射態様を示唆可能な所定発射態様示唆表示を、前記表示手段で表示可能な所定示唆手段と、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行した場合において、前記所定発射態様示唆表示と異なる特定発射態様示唆表示を、前記表示手段で表示可能な特定示唆手段と、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行した場合において、前記特定発射態様示唆表示と異なる表示領域に、遊技状態の移行に関する特定情報を遊技者に示唆可能な特定表示を表示する特定表示手段と、を備えている。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、所定発射態様示唆表示から特定発射態様示唆表示に変化させ、遊技媒体の発射態様が変化する旨を遊技者に明確に示唆するとともに、該特定発射態様示唆表示と異なる表示領域に、遊技状態の移行に関する特定情報を遊技者に示唆可能な特定表示を表示し、遊技状態の移行に関する遊技状況を遊技者に的確に認識させることができる。よって、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生した場合でも、発射態様の変化を遊技者に認識させつつ、その後の特定遊技状態において特定情報を正確に遊技者に示唆することができ、遊技者に遊技状況を的確に認識させ得ることができる。その結果、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機D1において、
前記特定表示手段は、
前記所定遊技状態において、前記特定表示に関連する関連特定表示(例えば、特別図柄の変動回数のみを表示)を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機D2。
遊技機D2によれば、遊技機D1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定表示手段は、前記所定遊技状態において、前記特定表示に関連する関連特定表示を表示可能に構成される。これにより、所定遊技状態においても特定表示に関連する関連特定表示を表示することで、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機D1又はD2において、
前記特定示唆手段は、
前記所定発射態様示唆表示と異なる態様で前記特定発射態様示唆表示を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機D3。
遊技機D3によれば、遊技機D1又はD2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定示唆手段は、前記所定発射態様示唆表示と異なる態様で前記特定発射態様示唆表示を表示可能に構成される。これにより、所定発射態様示唆表示と特定発射態様示唆表示とを遊技者が識別可能な異なる態様で表示することで、遊技媒体の発射態様の変化と遊技状況とを遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機D1からD3のいずれかにおいて、
前記特定表示手段は、
前記特定表示において、少なくとも、前記特定遊技状態における所定事象(例えば、特別図柄の変動演出)の数量を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機D4。
遊技機D4によれば、遊技機D1からD3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定表示手段は、前記特定表示において、少なくとも、前記特定遊技状態における所定事象の数量を表示可能に構成される。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、所定発射態様示唆表示から特定発射態様示唆表示に変化させ、遊技媒体の発射態様が変化する旨を遊技者に明確に示唆するとともに、該特定発射態様示唆表示と異なる表示領域に、遊技状態の移行に関する特定情報であって、特定遊技状態における所定事象の数量を遊技者に示唆可能な特定表示を表示し、遊技状態の移行に関する遊技状況を遊技者に的確に認識させることができる。よって、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生した場合でも、発射態様の変化を遊技者に認識させつつ、その後の特定遊技状態において所定事象の数量である特定情報を正確に遊技者に示唆することができ、遊技者に遊技状況を的確に認識させ得ることができる。その結果、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機D4において、
前記所定事象の数量が特定数量(例えば、「250回」)となることにより、遊技状態が移行することを遊技者に示唆可能な特殊表示(例えば、「天井回数到達!」)を表示可能な特殊表示手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機D5。
遊技機D5によれば、遊技機D4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定事象の数量が特定数量となることにより、遊技状態が移行することを遊技者に示唆可能な特殊表示を表示可能な特殊表示手段、を備えている。これにより、特定情報である所定事象の数量が特定数量となることにより、遊技状態が移行することを遊技者に認識させることができるので、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機D4又はD5において、
前記所定遊技状態および前記特定遊技状態における前記所定事象の回数を計数可能な計数手段(例えば、救済カウンタ203p)、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記計数手段により前記所定事象の回数が所定回数(例えば、「250回」)に到達した場合に、遊技状態を前記所定遊技状態へ移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機D6。
遊技機D6によれば、遊技機D4又はD5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定遊技状態および前記特定遊技状態における前記所定事象の回数を計数可能な計数手段、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記計数手段により前記所定事象の回数が所定回数に到達した場合に、遊技状態を前記所定遊技状態へ移行可能に構成される。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、再び所定遊技状態への移行要因となる所定事象の回数を計数して表示することで、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生して特定遊技状態を経由して再度の所定遊技状態への移行要因となる所定事象の回数の表示契機が曖昧になった場合でも、特定遊技状態への移行契機をトリガとして再度の所定遊技状態への移行要因となる所定事象の回数を表示可能となる。よって、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
<E群:通常時に電断した場合に特定変動パターンを契機に救済カウンタ表示を表示>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機がある。
この遊技機では、例えば、少なくとも、所定の所定遊技状態から、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態へ移行可能に構成され、それぞれ異なる遊技価値を遊技者に付与可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技者に理解し易い演出を行う必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
E群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技者に理解し易い演出を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)、を備えた遊技機において、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)と、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短高確フラグ203n又は時短低確フラグ203m)と、
遊技の制御を実行可能な所定制御手段(例えば、主制御装置110)と、
前記所定制御手段から遊技情報(例えば、「特殊変動1」の演出態様または「特殊変動2」の演出態様に対応する変動パターンコマンド)を受信することにより動作可能な特定制御手段(例えば、音声ランプ制御装置113)と、
前記所定制御手段の記憶内容を、電源断後も保持可能な保持手段(例えば、電源装置115のバックアップ機能)と、を備え、
前記特定制御手段は、
前記遊技情報を前記所定制御手段から受信することで、少なくとも、前記特定遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆可能な特定示唆(例えば、救済カウンタ表示89)を出力する特定出力手段(例えば、救済カウンタ表示処理(S1317))、を備え、
前記特定出力手段は、
前記特定遊技状態における所定の供給電力が減退した後において、前記所定制御手段から前記遊技情報が出力されるまでは前記特定示唆を出力せず、前記所定制御手段から前記遊技情報が出力された場合に前記特定示唆を出力可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E1。
遊技機E1によれば、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段、を備えた遊技機であって、少なくとも、所定遊技状態と、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段と、遊技の制御を実行可能な所定制御手段と、前記所定制御手段から遊技情報を受信することにより動作可能な特定制御手段と、前記所定制御手段の記憶内容を、電源断後も保持可能な保持手段と、を備え、前記特定制御手段は、前記遊技情報を前記所定制御手段から受信することで、少なくとも、前記特定遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆可能な特定示唆を出力する特定出力手段、を備え、前記特定出力手段は、前記特定遊技状態における所定の供給電力が減退した後において、前記所定制御手段から前記遊技情報が出力されるまでは前記特定示唆を出力せず、前記所定制御手段から前記遊技情報が出力された場合に前記特定示唆を出力可能に構成される。これにより、特定遊技状態における供給電力が減退した後において、特定遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆し得る特定示唆の内容が曖昧になった場合でも、所定制御手段から遊技情報が出力されることをトリガとして特定示唆を出力することが可能となる。よって、仮に、供給電力の減退という事象が発生したとしても、所定制御手段から遊技情報が出力されるまでは特定示唆を出力せず、第1制御手段から遊技情報が出力された際に特定示唆を出力することで、遊技状況を遊技者が誤認することを抑制して、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機E1において、
前記所定制御手段は、
遊技者が遊技を行う場合の所定条件(例えば、「通常遊技状態」における規定変動回数)が成立することにより、前記特定制御手段に前記遊技情報を出力可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E2。
遊技機E2によれば、遊技機E1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定制御手段は、遊技者が遊技を行う場合の所定条件が成立することにより、前記特定制御手段に前記遊技情報を出力可能に構成される。これにより、遊技者が遊技を行う場合の所定条件が成立することにより、特定制御手段へ遊技情報を出力することで、特定遊技状態における供給電力が減退した後において、特定遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆し得る特定示唆の内容が曖昧になった場合でも、遊技者が遊技を行う場合の所定条件が成立した際に所定制御手段から遊技情報が出力されることをトリガとして特定示唆を出力することが可能となる。よって、仮に、供給電力の減退という事象が発生したとしても、遊技者が遊技を行う場合の所定条件が成立していない状況では所定制御手段から遊技情報が出力せずに特定示唆も出力せず、遊技者が遊技を行う場合の所定条件が成立した場合に所定制御手段から遊技情報が出力された際に特定示唆を出力することで、遊技状況を遊技者が誤認することを抑制して、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機E1又はE2において、
前記特定制御手段は、
電源断された場合に、記憶内容が初期化される
ことを特徴とする遊技機E3。
遊技機E3によれば、遊技機E1又はE2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定制御手段は、電源断された場合に、記憶内容が初期化される。これにより、特定遊技状態における供給電力が減退した後において、特定制御手段の記憶内容が初期化されて、特定遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆し得る特定示唆の内容が曖昧になった場合でも、所定制御手段から遊技情報が出力されることをトリガとして特定示唆を出力することが可能となる。よって、仮に、供給電力の減退という事象が発生して、特定制御手段の記憶内容が初期化されている場合でも、所定制御手段から遊技情報が出力されるまでは特定示唆を出力せず、所定制御手段から遊技情報が出力された際に特定示唆を出力することで、遊技状況を遊技者が誤認することを抑制して、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機E1からE3のいずれかにおいて、
前記特定出力手段は、
前記所定遊技状態において、前記特定示唆と関連する関連特定示唆(例えば、「普図高確時間短縮状態における特別図柄の変動回数)を出力可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E4。
遊技機E4によれば、遊技機E1からE3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定出力手段は、前記所定遊技状態において、前記特定示唆と関連する関連特定示唆を出力可能に構成される。これにより、所定遊技状態においても特定示唆と関連する関連特定示唆を遊技者に出力することができるので、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機E1からE4のいずれかにおいて、
前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行する場合に、専用の所定演出(例えば、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の変動演出の最終変動)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、Eテーブル202d5又はFテーブル202d6)、を備え、
前記特定出力手段は、
前記所定遊技状態で前記所定演出が行われた後に、前記特定遊技状態において少なくとも前記所定遊技状態に関する遊技状況を含めて特定示唆を出力可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E5。
遊技機E5によれば、遊技機E1からE4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態に移行する場合に、専用の所定演出を実行可能な所定演出実行手段、を備え、前記特定出力手段は、前記所定遊技状態で前記所定演出が行われた後に、前記特定遊技状態において少なくとも前記所定遊技状態に関する遊技状況を含めて特定示唆を出力可能に構成される。これにより、所定遊技状態で所定演出が行われた後に、特定遊技状態における供給電力が減退した後において、特定遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆し得る特定示唆の内容が曖昧になった場合でも、所定制御手段から遊技情報が出力されることをトリガとして、特定遊技状態において少なくとも所定遊技状態に関する遊技状況を含めて特定示唆を出力することが可能となる。よって、仮に、供給電力の減退という事象が発生したとしても、所定制御手段から遊技情報が出力されるまでは特定示唆を出力せず、所定制御手段から遊技情報が出力された際に特定示唆を出力することで、遊技状況を遊技者が誤認することを抑制して、特定遊技状態において少なくとも所定遊技状態に関する遊技状況を含めて遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機E1からE5のいずれかにおいて、
前記特定遊技状態において前記所定演出と異なる特定演出(例えば、「通常遊技状態」における特別図柄の変動演出)を実行可能な特定演出実行手段(例えば、変動開始処理(S510))と、
前記所定演出および前記特定演出の実行回数を計数可能な実行回数計数手段(例えば、救済カウンタ203p)と、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記実行回数計数手段により前記所定演出と前記特定演出との合計回数が所定回数(例えば、「250回」)に到達した場合に、遊技状態を前記所定遊技状態に移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機E6。
遊技機E6によれば、遊技機E1からE5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態において前記所定演出と異なる特定演出を実行可能な特定演出実行手段と、前記所定演出および前記特定演出の実行回数を計数可能な実行回数計数手段と、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記実行回数計数手段により前記所定演出と前記特定演出との合計回数が所定回数に到達した場合に、遊技状態を前記第1遊技状態に移行可能に構成される。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、再び所定遊技状態への移行要因となる所定演出と特定演出との合計回数を計数して表示することで、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生して第2遊技状態を経由して再度の所定遊技状態への移行要因となる所定演出及び特定演出の回数の表示契機が曖昧になった場合でも、所定制御手段から遊技情報が出力されることをトリガとして再度の所定遊技状態への移行要因となる所定演出及び特定演出の回数を表示可能となる。よって、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
<F群:整合性フラグのオンオフで救済カウンタ表示の表示タイミングを制御>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機がある。
この遊技機では、例えば、少なくとも、所定の所定遊技状態から、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態へ移行可能に構成され、それぞれ異なる遊技価値を遊技者に付与可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技者に理解し易い演出を行う必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
F群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技者に理解し易い演出を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)、を備えた遊技機において、
少なくとも、遊技者にとって有利な発射態様での遊技が奨励される所定遊技状態(例えば、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)と、該所定遊技状態より遊技者にとって不利な発射態様での遊技が奨励される特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態」)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短高確フラグ203n又は時短低確フラグ203m)と、
遊技の制御を実行可能な所定制御手段(例えば、主制御装置110)と、
前記所定制御手段から遊技情報(例えば、変動パターンコマンド)を受信することにより動作可能な特定制御手段(例えば、音声ランプ制御装置113)と、
前記所定制御手段の記憶内容を、電源断後も保持可能な保持手段(例えば、電源装置115のバックアップ機能)と、を備え、
前記特定制御手段は、
前記遊技情報を前記所定制御手段から受信することで、前記所定遊技状態および前記特定遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆可能な特定示唆(例えば、救済カウンタ表示89)を出力する特定出力手段(例えば、救済カウンタ表示処理(S1317))、を備え、
前記特定出力手段は、
所定の供給電力が減退していない状況において、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態へ移行した場合に、前記特定遊技状態の開始後に前記特定示唆を出力し、
所定の供給電力が減退した後において、前記特定遊技状態において前記所定制御手段から特定情報(例えば、規定変動回数に対応する変動パターンコマンド)が出力されることで前記特定示唆を出力可能に構成される
ことを特徴とする遊技機F1。
遊技機F1によれば、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段、を備えた遊技機であって、少なくとも、遊技者にとって有利な発射態様での遊技が奨励される所定遊技状態と、該所定遊技状態より遊技者にとって不利な発射態様での遊技が奨励される特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段と、遊技の制御を実行可能な所定制御手段と、前記所定制御手段から遊技情報を受信することにより動作可能な特定制御手段と、前記所定制御手段の記憶内容を、電源断後も保持可能な保持手段と、を備え、前記特定制御手段は、前記遊技情報を前記所定制御手段から受信することで、前記所定遊技状態および前記特定遊技状態における遊技状況を遊技者に示唆可能な特定示唆を出力する特定出力手段、を備え、前記特定出力手段は、所定の供給電力が減退していない状況において、前記所定遊技状態から前記特定遊技状態へ移行した場合に、前記特定遊技状態の開始後に前記特定示唆を出力し、所定の供給電力が減退した後において、前記特定遊技状態において前記所定制御手段から特定情報が出力されることで前記特定示唆を出力可能に構成される。これにより、所定の供給電力が減退していない状況において所定遊技状態から特定遊技状態へ移行した場合には、特定遊技状態の開始後に特定示唆を出力する一方、所定の供給電力が減退した後においては、特定遊技状態において所定制御手段から特定情報が出力されることをトリガとして特定示唆を出力することができる。よって、仮に、所定の供給電力の減退という事象が発生したとしても、所定制御手段から特定情報が出力されるまでは特定示唆を出力せず、所定制御手段から特定情報が出力された際に特定示唆を出力することで、遊技状況を遊技者が誤認することを抑制して、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機F1において、
前記特定出力手段は、
前記所定遊技状態において、前記特定示唆の出力を制限する制限手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機F2。
遊技機F2によれば、遊技機F1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定出力手段は、前記所定遊技状態において、前記特定示唆の出力を制限する制限手段、を備えている。これにより、所定遊技状態において特定示唆の出力を制限して、該所定遊技状態における遊技に遊技者を集中させ易くしつつ、所定の供給電力が減退していない状況において所定遊技状態から特定遊技状態へ移行した場合には、特定遊技状態の開始後に特定示唆を出力する一方、所定の供給電力が減退した後においては、特定遊技状態において所定制御手段から特定情報が出力されることをトリガとして特定示唆を出力することができる。よって、所定遊技状態の遊技性が特定示唆によって損なわれることなく、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機F1又はF2において、
電源断された場合に、前記特定制御手段の内容を初期化する初期化手段(例えば、音声ランプ制御装置113にバックアップ機能無し)、を備えている
ことを特徴とする遊技機F3。
遊技機F3によれば、遊技機F1又はF2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、電源断された場合に、前記特定制御手段の内容を初期化する初期化手段、を備えている。これにより、電源断が発生した場合において、特定制御手段の記憶内容が初期化されて、遊技状況を遊技者に示唆し得る特定示唆の内容が曖昧になった場合でも、所定制御手段から遊技情報が出力されることをトリガとして特定示唆を出力することが可能となる。よって、仮に、所定の供給電力の減退という事象が発生して、特定制御手段の記憶内容が初期化されている場合でも、所定制御手段から遊技情報が出力されるまでは特定示唆を出力せず、所定制御手段から遊技情報が出力された際に特定示唆を出力することで、遊技状況を遊技者が誤認することを抑制して、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機F1からF3のいずれかにおいて、
前記特定出力手段は、
前記特定示唆と関連する関連特定示唆(例えば、「普図高確時間短縮状態」において変動回数のみを表示)を出力可能に構成される
ことを特徴とする遊技機F4。
遊技機F4によれば、遊技機F1からF3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定出力手段は、前記特定示唆と関連する関連特定示唆を出力可能に構成される。これにより、特定示唆と関連する関連特定示唆を遊技者に出力することができるので、遊技状況を遊技者により的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機F1からF4のいずれかにおいて、
前記遊技状態移行手段は、
前記所定遊技状態の終了条件が成立した場合において、前記特定遊技状態へ移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機F5。
遊技機F5によれば、遊技機F1からF4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記所定遊技状態の終了条件が成立した場合において、前記特定遊技状態へ移行可能に構成される。これにより、所定の供給電力が減退していない状況において所定遊技状態の終了条件が成立して遊技状態が特定遊技状態へ移行した場合には、特定遊技状態の開始後に特定示唆を出力する一方、所定の供給電力が減退した後においては、特定遊技状態において所定制御手段から特定情報が出力されることをトリガとして特定示唆を出力することができる。よって、仮に、所定の供給電力の減退という事象が発生したとしても、所定制御手段から特定情報が出力されるまでは特定示唆を出力せず、所定制御手段から特定情報が出力された際に特定示唆を出力することで、遊技状況を遊技者が誤認することを抑制して、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機F1からF5のいずれかにおいて、
前記所定遊技状態における所定演出(例えば、第2特別図柄の変動演出)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、特図変動処理(S210)のS506)と、
前記特定遊技状態における特定演出(例えば、第1特別図柄の変動演出)を実行可能な特定演出実行手段(例えば、特図変動処理(S210)のS509)と、
前記所定演出および前記特定演出の実行回数を計数可能な実行回数計数手段(例えば、救済カウンタ203p)と、を備え、
前記遊技状態移行手段は、
前記実行回数計数手段により前記所定演出と前記特定演出との合計回数が所定回数(例えば、「250回」)に到達した場合に、遊技状態を前記所定遊技状態へ移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機F6。
遊技機F6によれば、遊技機F1からF5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定遊技状態における所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、前記特定遊技状態における特定演出を実行可能な特定演出実行手段と、前記所定演出および前記特定演出の実行回数を計数可能な実行回数計数手段と、を備え、前記遊技状態移行手段は、前記実行回数計数手段により前記所定演出と前記特定演出との合計回数が所定回数に到達した場合に、遊技状態を前記所定遊技状態へ移行可能に構成される。これにより、所定遊技状態から特定遊技状態に移行した場合に、再び所定遊技状態への移行要因となる所定演出と特定演出との合計回数を計数して表示することで、例えば、所定遊技状態において遊技機の電源断が発生して特定遊技状態を経由して再度の所定遊技状態への移行要因となる所定演出及び特定演出の回数の表示契機が曖昧になった場合でも、所定制御手段から遊技情報が出力されることをトリガとして再度の所定遊技状態への移行要因となる所定演出及び特定演出の回数を表示可能となる。よって、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
<G群:異なる通常状態に移行して特定変動回数で救済カウンタ表示を表示(第16実施形態)>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機がある。
この遊技機では、例えば、少なくとも、所定の所定遊技状態から、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態へ移行可能に構成され、それぞれ異なる遊技価値を遊技者に付与可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技者に理解し易い演出を行う必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
G群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技者に理解し易い演出を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)、を備えた遊技機において、
少なくとも、遊技者にとって有利な所定遊技状態(例えば、普通図柄の高確率状態)と、該所定遊技状態より遊技者にとって不利な特定遊技状態(例えば、普通図柄の低確率状態)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短高確フラグ203n又は時短低確フラグ203m)と、
少なくとも前記特定遊技状態において前記表示手段で行われる所定事象に基づく回数を計数可能な所定事象計数手段(例えば、救済カウンタ203p)と、を備え、
前記所定遊技状態は、
少なくとも、一般所定遊技状態(例えば、「確率変動状態」)と、該一般所定遊技状態と異なる特異所定遊技状態(例えば、「普図高確時間短縮状態」)と、が設けられ、
前記特定遊技状態は、
少なくとも、一般特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態A」)と、該一般特定遊技状態と異なる特異特定遊技状態(例えば、「通常遊技状態B」)と、が設けられ、
前記遊技機は、
前記一般特定遊技状態において前記所定事象計数手段により前記所定事象が所定回数(例えば、「100回」)計数された場合、又は、前記特異特定遊技状態において前記所定事象計数手段により前記所定事象が前記所定回数と異なる特定回数(例えば、「50回」)計数された場合に、遊技状態の移行に関する特定情報(例えば、変動回数と天井到達回数)を遊技者に示唆可能な特定出力(例えば、救済カウンタ表示89)を出力する特定出力手段(例えば、救済カウンタ表示処理(S1317))、を備えている
ことを特徴とする遊技機G1。
遊技機G1によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段、を備えた遊技機であって、少なくとも、遊技者にとって有利な所定遊技状態と、該所定遊技状態より遊技者にとって不利な特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段と、少なくとも前記特定遊技状態において前記表示手段で行われる所定事象に基づく回数を計数可能な所定事象計数手段と、を備え、前記所定遊技状態は、少なくとも、一般所定遊技状態と、該一般所定遊技状態と異なる特異所定遊技状態と、が設けられ、前記特定遊技状態は、少なくとも、一般特定遊技状態と、該一般特定遊技状態と異なる特異特定遊技状態と、が設けられ、前記遊技機は、前記一般特定遊技状態において前記所定事象計数手段により前記所定事象が所定回数計数された場合、又は、前記特異特定遊技状態において前記所定事象計数手段により前記所定事象が前記所定回数と異なる特定回数計数された場合に、遊技状態の移行に関する特定情報を遊技者に示唆可能な特定出力を出力する特定出力手段、を備えている。これにより、特定遊技状態として異なる一般特定遊技状態または特異特定遊技状態に移行した場合でも、一般特定遊技状態において所定回数の所定事象が計数された場合、および、特異特定遊技状態において所定回数と異なる特定回数の所定事象が計数された場合に、遊技状態の移行に関する特定情報を遊技者に示唆可能な特定出力を出力することで、遊技状態の移行に関する遊技状況を遊技者に的確に認識させることができる。よって、例えば、所定遊技状態又は特定遊技状態において遊技機の電源断が発生して所定事象に基づく回数の表示契機が曖昧になった場合でも、各特定遊技状態における所定事象の各回数をトリガとして遊技状態の移行に関する特定情報を遊技者に示唆可能な特定出力を出力できる。よって、仮に、イレギュラーな事象が発生したとしても遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、遊技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機G1において、
前記特定出力手段は、
前記所定遊技状態において、前記特定出力に関連する関連特定出力(例えば、変動回数のみ)を出力可能に構成される
ことを特徴とする遊技機G2。
遊技機G2によれば、遊技機G1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定出力手段は、前記所定遊技状態において、前記特定出力に関連する関連特定出力)を出力可能に構成される。これにより、所定遊技状態においても、特定出力に関連する関連特定出力を出力することができるので、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機G1又はG2において、
前記一般所定遊技状態は、
前記特異所定遊技状態と遊技者に付与され得る遊技価値が異なる
ことを特徴とする遊技機G3。
遊技機G3によれば、遊技機G1又はG2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記一般所定遊技状態は、前記特異所定遊技状態と遊技者に付与され得る遊技価値が異なる。これにより、一般所定遊技状態と特異所定遊技状態とで遊技者に付与され得る遊技価値を異ならせ、遊技のバリエーションを設け、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機G1からG3のいずれかにおいて、
前記遊技状態移行手段は、
前記表示手段において特定識別情報(例えば、大当たり図柄)が現出することにより、前記一般所定遊技状態または前記特異所定遊技状態に移行可能に構成され、
前記表示手段において前記特定識別情報の現出と異なる所定条件(例えば、「普図高確時間短縮状態」の終了条件)が成立することにより、前記一般特定遊技状態又は前記特異特定遊技状態に移行可能に構成され、
前記一般特定遊技状態および前記特異特定遊技状態は、
前記特定識別情報の現出確率が同一に構成される
ことを特徴とする遊技機G4。
遊技機G4によれば、遊技機G1からG3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技状態移行手段は、前記表示手段において特定識別情報が現出することにより、前記一般所定遊技状態または前記特異所定遊技状態に移行可能に構成され、前記表示手段において前記特定識別情報の現出と異なる所定条件が成立することにより、前記一般特定遊技状態又は前記特異特定遊技状態に移行可能に構成され、前記一般特定遊技状態および前記特異特定遊技状態は、前記特定識別情報の現出確率が同一に構成される。これにより、表示手段において特定識別情報の現出と異なる所定条件の成立によって移行され得る一般特定遊技状態と特異特定遊技状態とにおける特定識別情報の現出確率が同一とすることで、特定識別情報の現出確率が同一であっても異なる遊技性を付与し得て、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機G1からG4のいずれかにおいて、
前記特定出力手段は、
前記一般特定遊技状態および前記特異特定遊技状態において、前記所定事象の回数に関する所定事象関連表示(例えば、変動回数表示)を表示可能に構成される
ことを特徴とする遊技機G5。
遊技機G5によれば、遊技機G1からG4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定出力手段は、前記一般特定遊技状態および前記特異特定遊技状態において、前記所定事象の回数に関する所定事象関連表示を表示可能に構成される。これにより、一般特定遊技状態および特異特定遊技状態においても、所定事象の回数に関する所定事象関連表示を表示することができるので、遊技状況を遊技者に的確に認識させ得ることが可能となり、技者に理解し易い演出を実行することができる、という効果がある。
遊技機G1からG5のいずれかにおいて、
前記所定事象計数手段は、
前記一般所定遊技状態では前記所定事象を計数しない一方、前記特異所定遊技状態、前記一般特定遊技状態および前記特異特定遊技状態において前記所定事象を計数する
ことを特徴とする遊技機G6。
遊技機G6によれば、遊技機G1からG5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記所定事象計数手段は、前記一般所定遊技状態では前記所定事象を計数しない一方、前記特異所定遊技状態、前記一般特定遊技状態および前記特異特定遊技状態において前記所定事象を計数する。これにより、所定事象を計数する遊技状態と、所定事象を計数する遊技状態とを設けることで、所定事象に関する遊技仕様にバリエーションを設け、例えば、所定事象の回数に応じて遊技状態を変化させる等の遊技性を創出することができ、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
<H群:通常時短では小当たり1回、天井時短では小当たり複数回で時短終了>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技価値を付与する遊技機がある。
この遊技機では、例えば、少なくとも、所定の所定遊技状態から、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態へ移行可能に構成され、それぞれ異なる遊技価値を遊技者に付与可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
H群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることができる遊技機を提供することを目的とする。
所定の演出を実行可能な表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)と、
前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、可変入賞装置65)、を備えた遊技機において、
少なくとも、所定遊技状態(例えば、「時短機能」無効状態)と、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態(例えば、「時短機能」有効状態)とに移行可能な遊技状態移行手段(例えば、時短高確フラグ203n又は時短低確フラグ203m)、を備え、
前記特定遊技状態は、
少なくとも、一般特定遊技状態(例えば、大当たり当選による「時短機能」有効状態)と、該一般特定遊技状態と異なる特異特定遊技状態(例えば、天井到達による「時短機能」有効状態)と、が設けられ、
前記遊技状態移行手段は、
前記所定遊技状態において、前記表示手段で実行され得る所定事象(例えば、特別図柄の変動演出)における所定結果(例えば、大当たり)の導出に基づいて前記一般特定遊技状態に移行可能な所定結果移行手段(例えば、当たり処理(S203))と、
前記所定遊技状態において、前記所定事象における前記所定結果が導出されずに該所定事象が所定回数(例えば、「250回」)行われることにより前記特異特定遊技状態に移行可能な回数移行手段(例えば、救済到達計数処理(S5209)のS5551)と、
前記一般特定遊技状態において、前記所定事象における前記所定結果と異なる特定結果(例えば、小当たり)が所定導出回数(例えば、「1回」)行われることにより、前記所定遊技状態に移行可能な所定導出移行手段(例えば、大当たり終了処理(S614)のS6152)と、
前記特異特定遊技状態において、前記所定事象における前記特定結果に関して前記所定遊技状態に移行され得る移行条件(例えば、小当たり遊技に「5回」当選)が異なる特定導出移行手段(例えば、救済到達計数処理(S5209)のS5552)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機H1。
遊技機H1によれば、所定の演出を実行可能な表示手段と、前記表示手段の表示結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機であって、少なくとも、所定遊技状態と、該所定遊技状態と異なる特定遊技状態とに移行可能な遊技状態移行手段、を備え、前記特定遊技状態は、少なくとも、一般特定遊技状態と、該一般特定遊技状態と異なる特異特定遊技状態と、が設けられ、前記遊技状態移行手段は、前記所定遊技状態において、前記表示手段で実行され得る所定事象における所定結果の導出に基づいて前記一般特定遊技状態に移行可能な所定結果移行手段と、前記所定遊技状態において、前記所定事象における前記所定結果が導出されずに該所定事象が所定回数行われることにより前記特異特定遊技状態に移行可能な回数移行手段と、前記一般特定遊技状態において、前記所定事象における前記所定結果と異なる特定結果が所定導出回数行われることにより、前記所定遊技状態に移行可能な所定導出移行手段と、前記特異特定遊技状態において、前記所定事象における前記特定結果に関して前記所定遊技状態に移行され得る移行条件が異なる特定導出移行手段と、を備えている。これにより、所定事象における所定結果が導出されずに該所定事象が所定回数行われることで移行され得る特異特定遊技状態において、一般特定遊技状態と異なる移行条件で所定遊技状態に移行させることができる。よって、例えば、特異特定遊技状態における所定遊技状態への移行条件を、特定結果が所定導出回数行われることより発生し難いように設定することで、所定事象の所定回数の間、所定結果が導出されなかった遊技者に対して、特異特定遊技状態へ移行させ、さらに、一般特定遊技状態より所定遊技状態への移行契機が発生し難くすることで、特異特定遊技状態における救済措置を手厚くすることが可能となる。従って、一般特定遊技状態と特異特定遊技状態とで遊技者に対する遊技価値を異ならせ、遊技のバリエーションを豊富にして、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H1において、
前記一般特定遊技状態において、前記所定事象が所定回数(例えば、「100回」)行われることにより前記所定遊技状態に移行可能な所定回数移行手段(例えば、「普図高確時間短縮状態」における変動回数に基づく時短終了条件)と、
前記特異特定遊技状態において、前記所定事象が前記所定回数と異なる特定回数(例えば、「379回」)行われることにより前記所定遊技状態に移行可能な特定回数移行手段(例えば、「普図低確時間短縮状態」における変動回数に基づく時短終了条件)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機H2。
遊技機H2によれば、遊技機H1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記一般特定遊技状態において、前記所定事象が所定回数行われることにより前記所定遊技状態に移行可能な所定回数移行手段と、前記特異特定遊技状態において、前記所定事象が前記所定回数と異なる特定回数行われることにより前記所定遊技状態に移行可能な特定回数移行手段と、を備えている。これにより、所定事象における所定結果が導出されずに該所定事象が所定回数行われることで移行され得る特異特定遊技状態において、所定事象が所定回数行われることにより所定遊技状態に移行される一般特定遊技状態と異なり、所定事象が特定回数行われることにより所定遊技状態に移行させることで、一般特定遊技状態と特異特定遊技状態とで、遊技者に付与され得る遊技価値を異ならせることができる。よって、遊技のバリエーションを豊富にして、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H1又はH2において、
前記特定導出移行手段は、
前記所定事象における前記特定結果が、前記所定導出回数以上の特定導出回数(例えば、「5回」)行われることにより前記所定遊技状態に移行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機H3。
遊技機H3によれば、遊技機H1又はH2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定導出移行手段は、前記所定事象における前記特定結果が、前記所定導出回数以上の特定導出回数行われることにより前記所定遊技状態に移行可能に構成される。これにより、特異特定遊技状態において、一般特定遊技状態より特定結果の導出回数を要因とする所定遊技状態への移行契機を抑制し、所定事象における所定結果が導出されずに該所定事象が所定回数行われることで移行され得る特異特定遊技状態における救済措置を手厚くすることが可能となる。よって、遊技のバリエーションを豊富にして、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H1からH3のいずれかにおいて、
前記特定結果は、
少なくとも、一般特定結果(例えば、小当たり種別A)と、該一般特定結果と異なる特異特定結果(例えば、小当たり種別B)と、が設けられ、
前記特定導出移行手段は、
前記一般特定結果の導出回数と、前記特異特定結果の導出回数とで、前記所定遊技状態に移行される回数が異なる
ことを特徴とする遊技機H4。
遊技機H4によれば、遊技機H1からH3の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定結果は、少なくとも、一般特定結果と、該一般特定結果と異なる特異特定結果と、が設けられ、前記特定導出移行手段は、前記一般特定結果の導出回数と、前記特異特定結果の導出回数とで、前記所定遊技状態に移行される回数が異なる。これにより、特定遊技状態から所定遊技状態への移行条件として、一般特定結果の導出回数と特異特定結果の導出回数とで移行される回数を異ならせることができる。よって、特定遊技状態における各特定結果の意味合いを異ならせることで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H4において、
前記特定遊技状態において、前記一般特定結果が特有回数(例えば、「1回」)行われることにより前記所定遊技状態に移行可能な特有回数移行手段(例えば、小当たり種別Aに1回当選による時短終了条件の成立)と、
前記特定遊技状態において、前記特異特定結果が特有回数以上の別異回数(例えば、「5回」)行われることにより前記所定遊技状態へ移行可能な別異回数移行手段(例えば、小当たり種別Bに5回当選による時短終了条件の成立)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機H5。
遊技機H5によれば、遊技機H4の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記特定遊技状態において、前記一般特定結果が特有回数行われることにより前記所定遊技状態に移行可能な特有回数移行手段と、前記特定遊技状態において、前記特異特定結果が特有回数以上の別異回数行われることにより前記所定遊技状態へ移行可能な別異回数移行手段と、を備えている。これにより、特定遊技状態から所定遊技状態への移行条件として、一般特定結果の導出回数と特異特定結果の導出回数とで移行される回数を異ならせることができる。よって、特定遊技状態において、各特定結果の意味合いを異ならせることで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機H1からH5のいずれかにおいて、
第1取得条件の成立(例えば、第1始動口64への入賞)により前記所定事象としての第1所定事象(例えば、第1特別図柄の変動演出)を実行可能な第1所定事象実行手段(例えば、第1特別図柄に関する変動開始処理(S510))と、
前記第1取得条件と異なる第2取得条件の成立(例えば、第2始動口71への入賞)により前記所定事象としての第2所定事象(例えば、第2特別図柄の変動演出)を実行可能な第2所定事象実行手段(例えば、第2特別図柄に関する変動開始処理(S510))と、
前記第1所定事象が実行されている場合に成立した前記第1取得条件に関する第1情報を記憶する第1記憶手段(例えば、第1保留球格納エリア203d)と、
前記第2所定事象が実行されている場合に成立した前記第2取得条件に関する第2情報を記憶する第2記憶手段(例えば、第2保留球格納エリア203e)と、
前記第1記憶手段に前記第1情報が記憶され、かつ、前記第2記憶手段に前記第2情報が記憶されている場合に、前記第2所定事象を前記第1所定事象より優先して実行する優先手段(例えば、特図変動処理(S210)のS504)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機H6。
遊技機H6によれば、遊技機H1からH5の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、第1取得条件の成立により前記所定事象としての第1所定事象を実行可能な第1所定事象実行手段と、前記第1取得条件と異なる第2取得条件の成立により前記所定事象としての第2所定事象を実行可能な第2所定事象実行手段と、前記第1所定事象が実行されている場合に成立した前記第1取得条件に関する第1情報を記憶する第1記憶手段と、前記第2所定事象が実行されている場合に成立した前記第2取得条件に関する第2情報を記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段に前記第1情報が記憶され、かつ、前記第2記憶手段に前記第2情報が記憶されている場合に、前記第2所定事象を前記第1所定事象より優先して実行する優先手段と、を備えている。これにより、特定遊技状態において第2所定事象を第1所定事象より優先して実行することで、第1所定事象による移行条件が、第2所定事象による移行条件より成立し難くすることができる。よって、特定遊技状態において、例えば、推奨されていない第1所定事象によって所定遊技状態へ移行され得ることを抑制することができるので、意図しない遊技結果によって遊技者に不測の不利益が生じることを抑制し、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
なお、上記遊技機A1~A6のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1~A6,B1~B6,C1~C6,D1~D6,E1~E6,F1~F6,G1~G6,H1~H6のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機B1~B6のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1~A6,C1~C6,D1~D6,E1~E6,F1~F6,G1~G6,H1~H6のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機C1~C6のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1~A6,B1~B6,D1~D6,E1~E6,F1~F6,G1~G6,H1~H6のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機D1~D6のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1~A6,B1~B6,C1~C6,E1~E6,F1~F6,G1~G6,H1~H6のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機E1~E6のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1~A6,B1~B6,C1~C6,D1~D6,F1~F6,G1~G6,H1~H6のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機F1~F6のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1~A6,B1~B6,C1~C6,D1~D6,E1~E6,G1~G6,H1~H6のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機G1~G6のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1~A6,B1~B6,C1~C6,D1~D6,E1~E6,F1~F6,H1~H6のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機H1~H6のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1~A6,B1~B6,C1~C6,D1~D6,E1~E6,F1~F6,G1~G6のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
これらの場合、各構成を適用したことによるさらなる効果を奏することができる。
遊技機A1からA6、B1からB6、C1からC6、D1からD6、E1からE6、F1からF6、G1からG6、H1からH6のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機X1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機A1からA6、B1からB6、C1からC6、D1からD6、E1からE6、F1からF6、G1からG6、H1からH6のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機X2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示手段において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(大入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機A1からA6、B1からB6、C1からC6、D1からD6、E1からE6、F1からF6、G1からG6、H1からH6のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機X3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
<第18実施形態>
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図358~図437を参照し、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の第18実施形態について説明する。図358は、第18実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図359はパチンコ機10の背面図であり、図360はパチンコ機10の遊技盤13の正面図である。
第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり遊技状態中において、確変領域65d(図360参照)の有効と無効とを切り替え可能に構成し、有効に設定されている確変領域65d(図360参照)への球の入賞を目指して遊技者の意思に応じて球を発射させることで、大当たり遊技終了後における「確率変動状態」を遊技者自らの意思に応じて発生させ得る遊技機について説明する。
従来、所謂、大当たり遊技後に、大当たりとなった図柄に対応して遊技者に有利な付加利益遊技状態が付加される遊技機が存在する。なお、付加利益遊技状態とは、例えば、大当たり確率の高確率状態m、当たり確率の高確率状態、大当たり抽選の結果を表示するための図柄変動の時間短縮状態、当たり抽選の結果を表示するための図柄変動の時間短縮状態、大当たり抽選の頻度を向上させるための高サポート状態、大当たり抽選の権利を保留する保留機能を向上する状態、それらの各種組み合わせ等が考えられる。
従来の遊技機においては、上記付加利益遊技状態の獲得は、大当たり抽選において実質的に決定されており、その後、正常に遊技制御が実行されれば、大当たり遊技後に付加利益遊技状態が開始されるように構成されている。このため、遊技者による付加利益遊技状態の獲得に対する興趣は希薄であり、更なる興趣の向上が求められている。
本発明は、上述した課題を解決するために、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る特別遊技状態を実行する可変入球手段と、を備え、前記可変入球手段は、入球領域を開閉する開閉手段と、遊技球が入球可能な特定領域と、前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段と、前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段と、前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段と、を備えた遊技機であって、前記第1検出手段は、前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回が予め設定され、前記振分手段は、遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御され、当該遊技機は、前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示を特定タイミングで表示手段に実行させる表示制御手段と、前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段と、遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段と、当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態を付与する付与手段と、前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段と、を備えている。このように構成することで、付加利益遊技状態の獲得に対する興趣を向上させるという効果を得ることができる。
より具体的には、例えば、大当たり種別によって、確変領域65dの開放時における、確変領域スイッチ65gによる入球検知を有効とするラウンドが異なるように構成する。また、確変領域スイッチ65gによって球が検出されたラウンド数が所定の値以上となった場合、各大当たり種別による大当たりラウンド毎の確変領域65dの有効又は無効の設定にかかわらず、以降のラウンドにおける確変領域65dは無効となるように構成する。このように構成することで、1の大当たりにおいて、確変領域65dが開放される6のラウンドのうち、所定数のラウンドを選択して確変領域65dに球を通過させ、その結果、有効確変領域を通過させて「確率変動状態」に移行するのか、又は、有効確変領域を非通過となり、「普図高確時間短縮状態」に移行するのか、という遊技性にすることができる。これにより、付加利益遊技状態の獲得に対する興趣を向上させることが可能となる。
また、可変入球手段の開閉手段として、第18実施形態では大入賞口開閉板65aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、所謂チューリップ型の入賞口としての開閉手段や、遊技盤面に対して出没可能な板体による入賞口としての開閉手段、或いは、所謂橋渡し式に突出可能な入賞口としての開閉手段等でもよい。
また、例えば、可変入球手段の特定領域として、第18実施形態では「確率変動状態」を発生可能な確変領域65を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」を発生可能な時短領域としての特定領域や、「潜伏確率変動状態」を発生可能な潜伏確変領域としての特定領域、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置(所謂、V入賞口)としての特定領域、或いは、小当たり遊技状態を発生可能な条件装置としての特定領域等でもよい。
さらに、例えば、可変入球手段の第1検出手段又は第2検出手段として、第18実施形態では磁気による近接スイッチとしての確変領域スイッチ65gを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成でもよく、例えば、可視光線や赤外線などの光を検出可能な光学式のフォトセンサとしての光学式検出手段や、光ファイバも用いたファイバセンサとしての検出手段、レーザを用いたレーザセンサ、赤色・青色・緑色等の受光量を検知可能なカラーセンサ、リミットスイッチやマイクロスイッチ等の機械式な接触により検知可能な機械式検出手段、カメラで撮影した画像を使用して対象物の有無を検知可能な画像判別センサ、或いは、超音波を検知可能な超音波センサ等でもよい。
また、例えば、可変入球手段の振分手段として、第18実施形態では確変領域開閉板65eを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段等でもよい。
さらに、例えば、所定の有効可変動作回として、第18実施形態では確変領域有効テーブル202hによって大当たり種別ごとに定められる複数の大当たりラウンドを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり種別によって定められる固定的な1又は2以上の大当たりラウンドの一部期間若しくは全期間や、大当たり種別に関係なく固定的に定められる1又は2以上の大当たりラウンドの一部期間若しくは全期間、小当たり種別ごとに定められる複数の小当たりラウンドの一部期間若しくは全期間、小当たり種別によって定められる1又は2以上の小当たりラウンドの一部期間若しくは全期間、或いは、小当たり種別に関係なく固定的に定められる1又は2以上の小当たりラウンドの一部期間若しくは全期間等でもよい。
また、例えば、表示制御手段として、第18実施形態では表示制御装置114を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特定領域への球の入球を促すメッセージを特定タイミングで音声出力可能な音声出力装置や、特定領域への球の入球を人間の五感(即ち、視覚、聴覚、触覚、味覚又は嗅覚)で察知可能な出力を実行可能な出力装置、或いは、特定領域への球の入球を該特定領域の開放前から入賞するまでの一連の報知演出を実行可能な演出手段等でもよい。
さらに、例えば、判別情報記憶手段として、第18実施形態では、確変移行フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、第1検出手段での検出の有無を判別可能なカウンタや、第1検出手段での検出有無を機械的に判別可能な機械式判別手段、或いは、主制御装置110に設けられたRAM203に設けられる記憶手段等でもよい。
また、例えば、記憶制御手段として、第18実施形態では、有効に設定された確変領域65dへの通過のみを確変移行フラグ203kに反映させ、無効に設定された確変領域65dへの通過を確変移行フラグ203kに反映させない処理を用いて説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、有効に設定された確変領域65dへの通過のみをカウンタに計数し、無効に設定された確変領域65dへの通過を該カウンタに計数しない処理や、初回の入賞のみをフラグ若しくはカウンタに反映させ、2回目以降の入賞をフラグ若しくはカウンタに反映させない処理等でもよい。
さらに、例えば、付与手段として、確変領域65dへの球の通過に基づいて確変フラグ203jをオンすることで大当たり終了後に「確率変動状態」を発生させる処理を用いて説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特定領域への球の通過に基づいて大当たり終了後に「時間短縮状態」を発生させる処理や、特定領域への球の通過に基づいて大当たり中に遊技価値を付与する処理、或いは、特定領域への球の通過に基づいて所定遊技状態へ移行する処理等でもよい。
また、例えば、共通演出として、第18実施形態では「競争演出」の導入演出81eが複数パターン設けられている例で説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、選択されているキャラクタごとに設定されている演出における複数種類の専用演出や、固定的な演出(例えば、「Vを狙え」等)に到達するまでに行われる演出が複数パターン設けられている場合等でもよい。
ここで、本発明における特定報知表示について説明する。本発明の特定報知表示は、第18実施形態では、大当たり遊技の4ラウンド目~9ラウンド目において実行される「○号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」の文字メッセージ81dを用いて説明するが、遊技者にいずれかの入賞口への入賞を促す報知であれば如何様な態様でもよく、例えば、特定領域が有効に設定されている場合に、特定領域が有効であるということを遊技者に示唆し、該特定領域への入賞を促す報知でもよいし、残りラウンド数が少なくなった場合に球の発射を促す報知でもよいし、遊技者にいずれかの選択肢を選択させるための報知でもよいし、特定の発射態様で球を発射させることを促す報知等でもよい。第18実施形態では、特定報知表示を実行するための処理として、確変領域開放中処理(S1604、図414参照)におけるS1651~S1660の処理が設けられている。特定報知表示の詳細については後述する。
パチンコ機10は、図358に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図358参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口(入球口)63,64,71等を有する遊技盤13(図360参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図362参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。なお、遊技盤13の詳細については、図360において後述する。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図358参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図358参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図362参照)へと案内される。また、上皿17の上面の正面視左側には、枠ボタン22が設けられている。
枠ボタン22は、例えば、後述する第3図柄表示装置81(図360参照)で表示される演出のステージを変更する場合に、遊技者により押下操作されるボタンである。また、枠ボタン22は、第3図柄の変動表示(以下、第3図柄の変動表示を「変動演出」という。)において実行される予告表示での演出内容を遊技者に選択させるための操作ボタンとしても使用される。
また、変動演出とは、後述する第3図柄表示装置81(図360参照)にて表示される演出であり、後述の通り、遊技盤13の前面領域に発射された球が特定の入賞口(例えば、後述の第1始動口64又は第2始動口71(図360参照))へ入賞したことを契機として実行され、図柄(後述の第3図柄)が所定時間変動された後、停止表示された図柄の組み合わせによって、当該入賞に対して行われる抽選の結果(大当たりか否か)を遊技者に提示する演出である。
さらに、ステージとは、後述する第3図柄表示装置81(図360参照)に表示される各種演出に統一性を持たせた演出モードのことで、本パチンコ機10では「街中ステージ」、「空ステージ」、「島ステージ」の3つのステージが設けられている。上述の変動演出や、変動演出中に実行される「リーチ表示」などの各種演出は、それぞれのステージに与えられたテーマに合わせて行われるように設計されている。
また、「リーチ表示」とは、後述する第3図柄表示装置81(図360参照)において実行される変動演出において、大当たりが発生することを示す「大当たり表示」の一歩手前の表示のことをいう。具体的には、後述する左図柄列Z1及び右図柄列Z3(図361参照)の第3図柄が同一図柄で停止し、中図柄列Z2(図361参照)が未だ停止せず変動を継続している状態のことをいう。
本実施形態のパチンコ機10では、「リーチ表示」として、大別して、「ノーマルリーチ」の演出を構成する一単位の要素(以下、演出を構成する一単位の要素を「変動要素」という)と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、該「ノーマルリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スーパーリーチ」の変動要素と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、「スーパーリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スペシャルリーチ」の変動要素とが用意されている。
ステージの変更は、変動演出が行われていない期間(即ち、デモ表示中)や、変動演出において第3図柄が遊技者に視認不能に高速に変動される「高速変動」の変動要素中に、遊技者によって枠ボタン22が押下操作された場合に行われる。そして、枠ボタン22が操作される度に「街中ステージ」→「空ステージ」→「島ステージ」→「街中ステージ」→・・・の順で繰り返し変更される。また、電源投入直後は、初期ステージとして「街中ステージ」が設定される。
また、後述する第3図柄表示装置81(図360参照)にて行われる変動演出において「ノーマルリーチ」の変動要素が開始された場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素から「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するときは、「ノーマルリーチ」の変動要素中に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素の選択画面が第3図柄表示装置81に表示されるように構成してもよい。
具体的には、選択画面では、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素として選択可能な複数の候補が表示され、その選択画面が表示されている間に、枠ボタン22が遊技者に押下操作された場合に、選択された候補が変更されるように構成する。そして、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素へ発展するときに選択されていた演出候補に基づいて、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定され、その決定に従って「スーパーリーチ」の変動要素は「スペシャルリーチ」の変動要素が第3図柄表示装置81にて実行される。
なお、第18実施形態では、枠ボタン22を押下操作されるボタンとして構成したが、枠ボタン22に代えて、遊技者によりパチンコ機10に対して所定方向(例えば、パチンコ機10に対して、前方、後方、右方および左方)に傾倒操作可能な、操作レバーにより構成してもよい。そして、操作レバーが傾倒操作された方向に基づいて、演出ステージが選択変更されたり、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定されたりしてもよい。
また、枠ボタン22を上皿17の側面視正面側に配置するように構成しているが、枠ボタン22の配置位置は、遊技者が押下操作可能な位置であれば如何様な配置位置でも良く、例えば、上皿17の上面側に配置してもよいし、後述する下皿50の近傍(上面又は側面)に配置してもよい。
前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定の「リーチ表示」時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様が変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、発光ダイオード(ライト・エミッティング・ダイオード(Light Emitting Diode)。以下、「LED」と略す。)等の発光手段を内蔵した電飾部29~33が設けられている。
パチンコ機10においては、これら電飾部29~33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時や「リーチ表示」時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29~33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前の「リーチ表示」中である旨が報知される。また、前面枠14の正面視左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図360参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29~33の周りの領域にクロムメッキを施したアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(Acrylonitrile Butadiene Styrene。以下、「ABS」と略す。)樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット。図示せず。)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112a(図362参照)の駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。
操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「ドル箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
次に、図359に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのマイクロ・プロセッシング・ユニット(Micro-Processing Unit。以下、「MPU」と略す)、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100~104に収納されている。基板ボックス100~104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図362参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ503が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図362参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ503は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
次に、図360を参照して遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図360に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる第2始動口71、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで第2始動口71へ球が入球可能となる普通電役72、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、第1始動口64、可変入賞装置65、スルーゲート67、第2始動口71、普通電役72、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図358参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図360を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図358参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図362参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図360の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図360の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第18実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第2始動口71、可変入賞装置65、スルーゲート67に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、第2始動口71、可変入賞装置65、スルーゲート67へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視右側上部(図360の右側上部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図362参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64又は第2始動口71に入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第18実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、第2始動口71への球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第18実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第18実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた第2始動口71への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第18実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第18実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64又は第2始動口71への入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71に応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第18実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変A」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変B」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変C」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変D」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変E」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変F」と称する場合がある)」が用意されている(図365参照)。また、第2始動口71への入賞に基づいて、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変G」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変H」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変I」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変J」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変K」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変L」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変M」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変N」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変O」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変P」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変Q」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変R」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変S」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変T」と称する場合がある)」、「10ラウンド確変大当たり(以下、「確変U」と称する場合がある)」が用意されている(図366参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率が通常の状態(即ち、低確率状態)かつ普通電役72の開放が短時間である状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「確率変動状態」の時より各特別図柄の大当たり確率が低く、また、「確率変動状態」および「普図高確時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態(「普図低確時間短縮状態」とは同等)であって普通電役72の開放時間も短時間となるように構成されている。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、第2始動口71へ球が入賞し易い遊技状態(以下、第2始動口71へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第18実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数(第18実施形態では、「900回」)連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能(所謂、天井機能)が搭載されている(以下、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において「900回」連続して大当たりに当選せずに「普図低確時間短縮状態」に突入することを、「救済条件成立」と称し、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に「救済条件成立」となる回数を「救済条件成立回数」と称する場合がある)。
次いで、「普図高確時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」及び後述する「普図低確時間短縮状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなることを「高確時短機能」と称する場合がある)。この「普図高確時間短縮状態」は、第2始動口71の正面視上方に設けられた普通電役72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71へ入球し易い状態となる。
即ち、「普図高確時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役72の開放状態が長くなる状態である。よって、「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を第2始動口71へ入賞させ易いため、該第2始動口71への入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながらの遊技を行うことが可能となる。
第18実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」は、該「普図高確時間短縮状態」が開始されてから予め定められた規定回数(第18実施形態では、150回)の特別図柄の動的表示が実行されるまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。そして、上記規定回数の特別図柄の動的表示が実行された後は、「普図高確時間短縮状態」から上記「通常遊技状態」に移行するように構成されている。
なお、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は後述する「確率変動状態」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「確率変動状態」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
次いで、「普図低確時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」及び後述する「普図高確時間短縮状態」と同様に低確率状態であり、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低い状態である一方、普通図柄の可変表示時間が短縮し、普通電役72の開放時間が「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」と同様に長時間となる(以下、普通図柄の当たり確率が低い状態である一方、普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなることを「低確時短機能」と称する場合がある。また、「高確時短機能」及び「低確時短機能」を総称して、「時短機能」と称する場合がある)ように構成されているため、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71へ入球し易い状態となる。
即ち、「普図低確時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率及び普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄の可変表示による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役72の開放状態が長くなる状態である。よって、「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を第2始動口71へ入賞させ易いため、該第2始動口71への入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながらの遊技を行うことが可能となる。
この「普図低確時間短縮状態」は、大当たり終了後、特別図柄の低確率状態において連続して「900回」大当たりに当選しなかった場合、即ち、特別図柄の低確率状態において「900回」の動的表示が行われる間、ハズレが抽出し続けた場合に、該「普図低確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
また、「普図低確時間短縮状態」は、該「普図低確時間短縮状態」が開始されてから予め定められた規定回数(第18実施形態では、1000回)の特別図柄の動的表示が実行されるまでの間、普通図柄の可変表示時間が短縮し、普通電役72の開放時間が長時間となる。そして、上記規定回数の特別図柄の動的表示が実行された後は、「普図低確時間短縮状態」から上記「通常遊技状態」に移行するように構成されている。
なお、「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した場合、再度「普図低確時間短縮状態」には移行し得ないように構成されている。一方、救済条件成立に基づいて「普図低確時間短縮状態」が発生し、該「普図低確時間短縮状態」において特別図柄の動的表示の実行回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行した場合に、再度、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」に移行し得るように構成してもよい。
次いで、「確率変動状態」では、大当たり終了後に付加価値としてその後の各特別図柄の大当たり確率がアップした高確率状態であるとともに、普通図柄の当たり確率がアップし、かつ、高確時短機能が作動した状態となる。
即ち、「確率変動状態」は、特別図柄による大当たり結果が導出され易い状態であるとともに、普通図柄による当たり結果が導出され易く、さらに、普通電役72の開放状態が長くなる状態となる。よって、「確率変動状態」では、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し易いため、第2特別図柄の動的表示を連続的に実行できるとともに、該第2始動口71への入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながら遊技を行うことができる。よって、「確率変動状態」では、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たり遊技(特別遊技状態)が発生し易い状態で遊技を行うことが可能となる。
ここで、各大当たり種別について説明する。なお、第18実施形態のパチンコ機10では、後述する確変領域ソレノイド65fが駆動して確変領域65dが開放されるラウンドが大当たり種別毎に複数設定されている(図374参照)。具体的には、大当たりのラウンド中において確変領域65dが開放されている場合に、右打ち遊技によって発射された球が確変領域スイッチ65gを通過可能となるが、該確変領域65dの開放時において、大当たり種別ごとに確変領域65dが有効に設定(以下、有効に設定されている確変領域65dを、「有効確変領域」と称する場合がある)されているラウンドにおいて確変領域スイッチ65gによって入球検知された場合に、大当たり終了後に「確率変動状態」を発生させる一方、確変領域65dが無効に設定(以下、無効に設定されている確変領域65dを、「無効確変領域」と称する場合がある)されているラウンドでは、該確変領域スイッチ65gによって入賞検知した場合であっても、大当たり終了後に「確率変動状態」を発生をさせないように構成されている(図375及び図376参照。以下、確変領域65dを球が通過した場合の確変領域スイッチ65gによる入球検知が有効である場合を、「確変領域65dが有効である」と称する場合がある。)。よって、確変領域スイッチ65gによって球が検出された場合であって、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されている場合(以下、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されている場合の確変領域スイッチ65gによる球の検出を「有効確変領域の通過」と称する場合がある)に、該大当たりの終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
従って、大当たり種別「確変A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変A」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変B」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変C」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変C」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変D」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変D」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変E」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変E」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変F」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変F」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変G」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変G」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変H」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変H」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変I」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変I」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変J」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変J」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変K」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変K」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変L」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変L」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変M」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変M」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変N」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変N」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変O」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変O」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変P」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変P」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変Q」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変Q」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変R」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変R」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変S」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変S」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変T」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変T」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「確変U」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第18実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「確変U」が選択され得て、該大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。
ここで、各大当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「確変A」に対応する表示パターンは11種類、大当たり種別「確変B」に対応する表示パターンは11種類、大当たり種別「確変C」に対応する表示パターンは11種類、大当たり種別「確変D」に対応する表示パターンは10種類、大当たり種別「確変E」に対応する表示パターンは10種類、大当たり種別「確変F」に対応する表示パターンは10種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」及び「確変F」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「確変G」に対応する表示パターンは5種類、大当たり種別「確変H」に対応する表示パターンは5種類、大当たり種別「確変I」に対応する表示パターンは5種類、大当たり種別「確変J」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変K」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変L」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変M」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変N」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変O」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変P」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変Q」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変R」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変S」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変T」に対応する表示パターンは4種類、大当たり種別「確変U」に対応する表示パターンは4種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、上方LED群37b1と同様、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が下方LED群37b2の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
ここで、上述したように、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり遊技中に有効確変領域を通過した場合に「確率変動状態」に移行するように構成されている。一方、詳細は後述するが、大当たり遊技中に、後述する確変領域通過回数カウンタ203oの値が所定の値(本実施例では、「2」)未満の場合は、各大当たり種別による大当たりラウンド毎の確変領域65dの有効又は無効の設定に応じて確変領域65dの有効又は無効を設定する一方、確変領域通過回数カウンタ203oの値が所定の値に達した場合、即ち、確変領域スイッチ65gによって球が検出されたラウンド数が所定の値以上となった場合、各大当たり種別による大当たりラウンド毎の確変領域65dの有効又は無効の設定にかかわらず、以降のラウンドにおける確変領域65dは無効となるように構成されている(図375及び図376の備考欄参照)。
よって、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり遊技中において、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効に設定されているかを遊技者に推測させ、有効に設定されていると予想した場合には、確変領域ソレノイド65fが駆動している間に右打ち遊技を実行させて確変領域65dに球を通過させるように、第3図柄表示装置81において報知演出を行う。これに対して、当該ラウンドの確変領域65dが無効に設定されていると遊技者が予想した場合には、確変領域ソレノイド65fが駆動している間は右打ち遊技を中断させて確変領域65dに球を通過させないように、第3図柄表示装置81において報知演出を行うように構成されている。
このため、仮に、各大当たり種別に対応する表示パターンが少なく、いずれの大当たり種別であるかを遊技者が認識可能な構成であった場合、遊技者は確変領域65dが有効に設定されている大当たりラウンドのみにおいて、確変領域ソレノイド65fが駆動している間に右打ち遊技を継続させて確変領域65dに球を通過させ、必ず「確率変動状態」へ移行させることが可能となってしまい、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、このように構成することで、特別図柄表示装置37の特別LED群37bの停止表示において各大当たり種別を表示した場合であっても、各停止表示に対応する大当たり種別を全て把握していなければ、当選した大当たり種別を遊技者が認識することが困難となる。このため、変動演出の表示結果のみではいずれの大当たり種別かを識別困難にし、遊技者にいずれの大当たり種別であるかを推測させる遊技性が生まれ、遊技の興趣を向上することができる。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」若しくは「普図低確時間短縮状態」、又は、大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、上述したように、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり遊技中において、各大当たりラウンドの確変領域65dが有効に設定されているか否かを遊技者に推測させ、該推測結果に応じて、確変領域ソレノイド65fが駆動している間の右打ち遊技の実行要否を判断するように、第3図柄表示装置81において報知演出を行うが、一方で、該報知演出の実行中においても、可変入賞装置65が開放状態となっているため、右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示は、大当たり遊技中において、常に点灯状態となるように構成されている。
このように構成することで、確変領域ソレノイド65fが駆動している間の右打ち遊技の実行要否を判断する報知演出が実行されている場合であっても、遊技者は特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37c及び第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することができる。その結果、遊技者は、大当たり中において、右打ち遊技を実行することでいずれかの賞球が獲得可能な状態であることを認識することができる。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより3個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は第2始動口71への入球(以下、第1始動口64又は第2始動口71への球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、後述する表示制御装置114(図362参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図361参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図361参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第18実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第18実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、第2始動口71に始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図361を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図361は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図361(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図361(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第18実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図362参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たりが発生するよう構成されている。
なお、第18実施形態のパチンコ機10では、いずれの大当たり種別に当選した場合であっても、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「確変A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄が揃う変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ない、即ち、いずれの大当たり種別に当選しており、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効に設定されているのかが遊技者には判別し得ないように構成することで、大当たり中にいずれの大当たりラウンドにおいて確変領域65dを通過させれば「確率変動状態」に突入させられるか、という新たな遊技性を創出し、遊技の興趣向上を図ることができる。
図361(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は第2始動口71に入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」若しくは「普図低確時間短縮状態」、又は、大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図361(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第18実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第2始動口71へ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第18実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第18実施形態においては、第1始動口64又は第2始動口71への入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
図360に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ(図示せず)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役72が配設されている。この普通電役72は、主に、出没板72aと、該出没板72aを出没駆動する普通電役ソレノイド(図示せず)と、により構成されている。
第18実施形態の主制御装置110(図362参照)は、通常時、普通電役72の出没板72aを突出状態に維持して、第2始動口71の正面視上方側を覆うことで、第2始動口71への球の流入を防止している。そして、普通図柄の可変表示で当たりに当選した場合に、上記普通電役ソレノイド(図示せず)を所定時間駆動し、普通電役72の出没板72aを所定時間の間、突出状態から遊技盤13内に没入した没入状態に駆動させて、第2始動口71への球の流入を可能に構成して、右打ち遊技されて可変表示装置ユニット80の正面視右側を流下する球が第2始動口71へ入賞し易い状態、即ち、入賞補助状態となるように構成されている。
また、第18実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」及び「普図低確時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を低確率状態(例えば、70/100)とし、普通図柄の可変表示において「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」より当たりに当選し難くすることで、普通電役72の出没板72aを没入状態(開放状態)とし難くして、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」より第2始動口71へ入賞し難いように構成する。一方、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」及び「普図低確時間短縮状態」より当たりに当選し易くすることで、普通電役72の出没板72aを没入状態(開放状態)とし易くし、第2始動口71へ容易に入賞し得るように構成する。
第18実施形態のパチンコ機10では、普通図柄の高確率状態では、可変表示が高確率(即ち、99%)で当たりを導出するため、普通図柄が高確率状態である「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技で発射された球の多くが第2始動口71に入賞し得るように構成される。一方、普通図柄の低確率状態のうち、「通常遊技状態」では、可変表示が低確率(即ち、70%)で当たりを導出し得るものの、普通電役72の開放時間が短時間のため、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71に入賞し難いように構成される。また、普通図柄の低確率状態のうち、「普図低確時間短縮状態」では、可変表示が低確率(即ち、70%)で当たりを導出し得る状態であり、普通電役72の開放時間が「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」と同様に長時間となるため、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71に入賞し得るように構成される。
これにより、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技で発射された球を第2始動口71へと入賞させながら遊技を行うことが可能となることで、第2始動口71への入賞に基づく賞球の払い出しによって、遊技者は「通常遊技状態」より自身の持ち球の減少を抑えながら遊技を行うことができる。
なお、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)時間や、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)回数を変更するものとしても良い。具体的には、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、普通電役72の出没板72aが没入する時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役72の出没板72aの没入時間の長時間化と、普通電役72の出没板72aの没入回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第18実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に第2始動口71正面視上方に設けられた普通電役72が所定時間だけ作動状態となり、所定図柄以外(第18実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第18実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図362参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役72が開放状態である場合にのみ球が入球し得る第2始動口71が配設されている。この第2始動口71へは、普通電役72が開放状態である場合、右打ち遊技で発射された球が1分間に約90個程度入賞するように遊技釘が周辺に植設されている。第2始動口71へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第2始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第2始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図362参照)で第2特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第2始動口71は、球が入球すると1個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
遊技盤13の正面視右側下方には可変入賞装置65が設けられている。第18実施形態のパチンコ機10においては、主制御装置110(図362参照)での第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選が大当たりとなる場合、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるように特別図柄表示装置37の特別LED群37bを点灯表示させると共に、第3図柄表示装置81にその大当たりに対応した停止図柄(例えば、同一図柄の3つ揃い(「777」等))を表示させて、大当たり遊技の発生が示される。その後、大当たり種別に応じて、可変入賞装置65に設けられた大入賞口開閉板65aが開放(遊技盤13盤面内に没入駆動)されて、球が大入賞口内に入賞し易い特別遊技状態(大当たり遊技)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖(遊技盤13盤面から突出した状態)されている大入賞口開閉板65aが、所定条件が成立するまで(例えば、「30秒」経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この大入賞口開閉板65aは、開放された場合に、開放から所定時間が経過、又は、所定数の入賞を検知すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その大入賞口開閉板65aが開放される。この大入賞口開閉板65aの開閉動作は、最高で例えば10回(10ラウンド)繰り返し可能に構成されている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態(大当たり状態)の一形態であり、遊技者には、球を可変入賞装置65内に入賞させることで、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
また、可変入賞装置65の内部には、該可変入賞装置65に入賞した球を検知する大入賞口スイッチ65cと、該大入賞口スイッチ65cの下流側に設けられた確変領域65dと、該確変領域65dの下流側(正面視右側)に設けられた排出通路65hとが設けられている。
さらに、確変領域65dは、確変領域開閉板65eと、該確変領域開閉板65eを開閉駆動可能な確変領域ソレノイド65f(図362参照)と、確変領域開閉板65eの下流側に流下した球を検知可能な確変領域スイッチ65gと、で構成されている。なお、確変領域ソレノイド65fが開放されている状態でのみ、確変領域スイッチ65gでの球の検出が可能に構成されている。この確変領域ソレノイド65fは、大当たり種別によって開放駆動されるラウンドが異なるように構成されている(図374参照)。なお、排出通路65hを通過する球を検知可能な排出通路スイッチ(図示せず)を設け、該排出通路65hを通過する球を検知可能に構成し、可変入賞装置65内に流入した球が、確変領域65dを通過したか、排出通路65hを通過したかを認識することが可能に構成されている。
また、上述したように、第18実施形態のパチンコ機10では、確変領域有効テーブル202hにより、確変領域65dの開放時において、確変領域スイッチ65gによる入球検知を有効とする所定回の有効可変動作回としてのラウンドが大当たり種別毎に少なくとも1以上設定されている(図375及び図376参照)。よって、確変領域スイッチ65gによって球が検出された場合であって、所定回の有効可変動作回としてのラウンドの確変領域65dが有効に設定されている場合にのみ、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。確変領域ソレノイド65fの駆動態様及び確変領域有効テーブル202hの詳細については、図374~図376において後述する。
遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図358参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,64,65,71にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,64,65,71に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
次に、図362を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図362は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したリード・オンリー・メモリー(Read Only Memory。以下、「ROM」と略す)202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるランダム・アクセス・メモリー(Random Access Memory。以下、「RAM」と略す。)203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
主制御装置110では、大当たり抽選や特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における各特別図柄の動的表示および変動演出の設定、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示の表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。RAM203には、これらの処理を制御するための各種カウンタを格納するカウンタ用バッファ203cが設けられている。
また、ROM202は、大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、保留数テーブル202c、停止パターンテーブル202d、変動パターンテーブル202e、大当たり開放テーブル202f、確変領域開放テーブル202g、確変領域有効テーブル202h、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j、普通電役開放テーブル202k、時短終了条件テーブル202mを少なくとも格納している。主制御装置110は、RAM203に格納された各種カウンタと、ROM202に格納された各種テーブルとによって、上記の主要な制御を実行する。
ここで、図363を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。これらのカウンタ等は、大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、第3図柄表示装置81の変動演出の設定、普通図柄表示装置83における可変表示の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。また、各種カウンタの説明の中で、図364から図372を参照して、主制御装置110のROM202に格納された各種テーブル、各種制御タイミング及び遊技状態の遷移等についても説明する。
大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、および、第3図柄表示装置81の変動演出の設定には、大当たりの抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の停止種別の選択に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の選択に使用する停止パターン選択カウンタC3と、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。
また、普通図柄表示装置83の抽選には、普図当たりカウンタC4が用いられ、普図当たりカウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。
これら各カウンタは、更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後「0」に戻るループカウンタとなっている。
各カウンタは、例えば、タイマ割込処理(図387参照)の実行間隔である「2ミリ秒」間隔で更新され、また、一部のカウンタは、メイン処理(図386参照)の中で不定期に更新されて、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファ203cに適宜格納される。詳細については後述するが、RAM203には、第1特別図柄に関する4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)からなる第1保留球格納エリア203dと、第2特別図柄に関する4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)からなる第2保留球格納エリア203eとが設けられており、これらの各エリアには、第1始動口64又は第2始動口71への入球タイミングに合わせて、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値がそれぞれ格納される。
各カウンタについて詳しく説明する。大当たり乱数カウンタC1は、所定の範囲(例えば、「0~9999」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~9999」の値を取り得るカウンタの場合は「9999」)に達した後「0」に戻る構成となっている。特に、大当たり乱数カウンタC1の更新が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれ、その初期値から大当たり乱数カウンタC1の更新が行われる。
第1初期値乱数カウンタCINI1は、大当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成される。即ち、例えば、大当たり乱数カウンタC1が「0~9999」の値を取り得るループカウンタである場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1もまた、「0~9999」の範囲のループカウンタである。この第1初期値乱数カウンタCINI1は、タイマ割込処理(図387参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図386参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
大当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(第18実施形態では、タイマ割込処理(図387参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したタイミングで、第1始動口64(第1特別図柄)に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納される。また、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したタイミングで、第2始動口71(第2特別図柄)に対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納される。
大当たり乱数カウンタC1が大当たりとなる乱数の値は、主制御装置110のROM202に格納される各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定されている。つまり、第1保留球格納エリア203dの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。また、第2保留球格納エリア203eの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。
ここで、図364を参照して、各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aの詳細について説明する。図364は、ROM202に記憶される第1特別図柄および第2特別図柄における大当たり抽選で共通的に使用される大当たり乱数テーブル202aの一例を模式的に示した模式図である。
第18実施形態の大当たり乱数テーブル202aは、設定値毎にそれぞれ、遊技状態が特別図柄の低確率状態の場合に使用される低確率状態用と、遊技状態が特別図柄の低確率状態より大当たりとなる確率の高い特別図柄の高確率状態の場合に使用される高確率状態用との2種類ずつに分けられる。
そして、各設定値毎に、低確率状態用と高確率状態用とのそれぞれに含まれる大当たり乱数値の個数が異なって設定されている。また、低確率状態から高確率状態に変位させるために必要となる大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレに対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成されている。即ち、低確率状態から高確率状態に変位させるために大当たり乱数値の個数を増加させる場合、ハズレ乱数値の個数を減少させ、その減少分を大当たり乱数値の個数として割り当てるように構成する。このように、遊技状態に応じて大当たり乱数値の個数を異ならせることにより、低確率状態と高確率状態とで、大当たりとなる確率が変更される。
図364で示すように、第18実施形態の大当たり乱数テーブル202aでは、設定値が「1」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は32個で、その値「0~31」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の各特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における大当たり確率は、32/10000=0.32/100(即ち、0.32%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「1」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は315個で、その値「0~314」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における大当たり確率は、315/10000=3.15/100(即ち、3.15%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約10倍大当たりし易いように設定されている。
従って、設定値が「1」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9968個で、その値「32~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9685個で、その値「315~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9968/10000=99.68/100(即ち、99.68%)となるように設定され、特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9685/10000=96.85/100(即ち、96.85%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特別図柄の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、9968個以下)となるように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は34個で、その値「0~33」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における大当たり確率は、34/10000=0.34/100(即ち、0.34%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「2」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は317個で、その値「0~316」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における大当たり確率は、317/10000=3.17/100(即ち、3.17%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約10倍大当たりし易いように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9966個で、その値「34~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9683個で、その値「317~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9966/10000=99.66/100(即ち、99.66%)となるように設定され、特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9683/10000=96.83/100(即ち、96.83%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特別図柄の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分、および、設定値変更に伴う増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、9966個以下)となるように構成されている。
よって、大当たり乱数テーブル202aにおける設定値「2」は、設定値「1」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(低確率状態:0.32%→0.34%、高確率状態:3.15%→3.17%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は36個で、その値「0~35」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における大当たり確率は、36/10000=0.36/100(即ち、0.36%)となるように設定されている。
一方で、設定値が「3」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける高確率状態で大当たりとなる乱数の値(大当たり乱数値)の数は319個で、その値「0~318」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における大当たり確率は、319/10000=3.19/100(即ち、3.19%)となり、特別図柄の高確率状態は、低確率状態から約10倍大当たりし易いように設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、大当たり乱数テーブル202aにおける低確率状態でハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9964個で、その値「36~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。また、高確率状態の場合にハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9681個で、その値「319~9999」が、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の特別図柄の低確率状態(即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9964/10000=99.64/100(即ち、99.64%)となるように設定され、特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)における各特別図柄のハズレ確率は、9681/10000=96.81/100(即ち、96.81%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特別図柄の高確率状態における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も滞在率が高い「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成しつつ、低確率状態から高確率状態の増加分、および、設定値変更に伴う増加分の大当たり乱数値の個数が「通常遊技状態」におけるハズレ乱数値の個数の範囲内(即ち、9964個以下)となるように構成されている。
よって、大当たり乱数テーブル202aにおける設定値「3」は、設定値「2」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(低確率状態:0.34%→0.36%、高確率状態:3.17%→3.19%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
このように、確率設定値ごとに大当たりの当選確率を変更して大当たりの当選し易さを変更することで、確率設定値ごとに出玉率を変更することが可能となり、遊技者に付与され得る遊技価値の多寡を変更できる。よって、パチンコ機10において行われる遊技の遊技性のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図363に戻って、説明を続ける。大当たり種別カウンタC2は、大当たりとなった場合の大当たり種別を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~119」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~119」の値を取り得るカウンタの場合は「119」)に達した後に「0」に戻る構成となっている。大当たり種別カウンタC2の値は、例えば、定期的に(第18実施形態では、タイマ割込処理(図387参照)毎に1回)更新される。
そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアと同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアと同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納される。
ここで、例えば、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)でなければ、即ち、ハズレとなる乱数(ハズレ乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、ハズレ時のものとなる。一方で、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は大当たり時のものとなる。この場合、その大当たり時の変動パターンおよび停止種別は、同じ保留エリアに格納された大当たり種別カウンタC2の値が示す大当たり種別に対応して決定される。
上述したように、第18実施形態のパチンコ機10における大当たり種別カウンタC2の値は、「0~119」の範囲のループカウンタとして構成されて、該大当たり種別カウンタC2とROM202に格納された大当たり種別テーブル202bとに基づいて、大当たり種別が決定される。この大当たり種別テーブル202bには、第1特別図柄の第1抽選遊技で参照される特図1大当たり種別テーブル202b1と、第2特別図柄の第2抽選遊技で参照される特図2大当たり種別テーブル202b2とが設けられている。
ここで、図365及び図366を参照して、特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2について説明する。図365は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図366は、同じくROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
図365及び図366に示すように、大当たり種別テーブル202bは、第1特別図柄用と第2特別図柄用とで分けられ、その中でさらに、遊技状態と、大当たり種別カウンタC2の値とが対応付けられたテーブルである。
第18実施形態のパチンコ機10では、有効確変領域を通過した場合、即ち、所定ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていると遊技客が推測し、該ラウンドの確変領域65dの開放中に右打ち遊技を実行して、確変領域有効テーブル202hによって有効に設定された確変領域65dを球が通過した場合に、次回の大当たりに当選するまでの間、特別図柄の当たり確率が高確率状態となり、かつ、普通図柄の当たり確率も「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「確率変動状態」に移行する。
また、ラウンドの確変領域65dの開放中に右打ち遊技を実行せず、確変領域有効テーブル202hによって有効に設定された確変領域65dを球が通過しなかった場合、又は、所定ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていると遊技客が推測し、該ラウンドの確変領域65dの開放中に右打ち遊技を実行して、確変領域有効テーブル202hによって無効に設定された確変領域65dを球が通過したラウンド数が所定の値以上となった場合、の、いずれかの場合には、特別図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、特別図柄が規定回数(第18実施形態では、150回)行われるまで間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に移行する。
よって、大当たり種別として、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」に移行する大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」、「確変F」、「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」及び「確変U」がある。
特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2では、各大当たり種別に対して、その大当たり種別を決定する大当たり種別カウンタC2の取り得る値が対応付けられている。
図365で示す特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、すべての遊技状態において大当たりが発生した場合に、大当たり種別「確変A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~19」が対応付けられ、大当たり種別「確変B」に対して大当たり種別カウンタC2の値「20~39」が対応付けられ、大当たり種別「確変C」に対して大当たり種別カウンタC2の値「40~59」が対応付けられ、大当たり種別「確変D」に対して大当たり種別カウンタC2の値「60~79」が対応付けられ、大当たり種別「確変E」に対して大当たり種別カウンタC2の値「80~99」が対応付けられ、大当たり種別「確変F」に対して大当たり種別カウンタC2の値「100~119」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「確変A」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「118」であれば、大当たり種別「確変F」が選定され得る。
従って、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「確変A」が20/120、大当たり種別「確変B」が20/120、大当たり種別「確変C」が20/120、大当たり種別「確変D」が20/120、大当たり種別「確変E」が20/120、大当たり種別「確変F」が20/120の割合で当選することとなる。即ち、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合には、すべての大当たり種別が均等の割合で当選し得るように構成されている。
なお、特図1大当たり種別テーブル202b1では、すべての大当たり種別の最大ラウンド数が10Rであり、「確率変動状態」への移行条件も同一に設定されており、かつ、すべての大当たり種別が均等の割合で当選し得るが、大当たり種別によって、確変領域65dの開放時における、確変領域スイッチ65gによる入球検知を有効とするラウンドが異なるように構成されている(図375参照)。
また、第18実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技において、第1始動口64へ入賞し得て第1特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第2始動口71へ入賞し難いことで第2特別図柄の動的表示が実行され難く構成されているため、左打ち遊技の遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)では、第1特別図柄の動的表示が主に実行されるように構成されている。
次いで、図366で示す特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、すべての遊技状態において第2特別図柄の大当たりが発生した場合に、大当たり種別「確変G」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~7」が対応付けられ、大当たり種別「確変H」に対して大当たり種別カウンタC2の値「8~15」が対応付けられ、大当たり種別「確変I」に対して大当たり種別カウンタC2の値「16~23」が対応付けられ、大当たり種別「確変J」に対して大当たり種別カウンタC2の値「24~31」が対応付けられ、大当たり種別「確変K」に対して大当たり種別カウンタC2の値「32~39」が対応付けられ、大当たり種別「確変L」に対して大当たり種別カウンタC2の値「40~47」が対応付けられ、大当たり種別「確変M」に対して大当たり種別カウンタC2の値「48~55」が対応付けられ、大当たり種別「確変N」に対して大当たり種別カウンタC2の値「56~63」が対応付けられ、大当たり種別「確変O」に対して大当たり種別カウンタC2の値「64~71」が対応付けられ、大当たり種別「確変P」に対して大当たり種別カウンタC2の値「72~79」が対応付けられ、大当たり種別「確変Q」に対して大当たり種別カウンタC2の値「80~87」が対応付けられ、大当たり種別「確変R」に対して大当たり種別カウンタC2の値「88~95」が対応付けられ、大当たり種別「確変S」に対して大当たり種別カウンタC2の値「96~103」が対応付けられ、大当たり種別「確変T」に対して大当たり種別カウンタC2の値「104~111」が対応付けられ、大当たり種別「確変U」に対して大当たり種別カウンタC2の値「112~119」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図2大当たり種別テーブル202b2から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「確変G」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「118」であれば、大当たり種別「確変U」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「確変G」が8/120、大当たり種別「確変H」が8/120、大当たり種別「確変I」が8/120、大当たり種別「確変J」が8/120、大当たり種別「確変K」が8/120、大当たり種別「確変L」が8/120、大当たり種別「確変M」が8/120、大当たり種別「確変N」が8/120、大当たり種別「確変O」が8/120、大当たり種別「確変P」が8/120、大当たり種別「確変Q」が8/120、大当たり種別「確変R」が8/120、大当たり種別「確変S」が8/120、大当たり種別「確変T」が8/120、大当たり種別「確変U」が8/120の割合で当選することとなる。即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合には、すべての大当たり種別が均等の割合で当選し得るように構成されている。
なお、特図2大当たり種別テーブル202b2では、すべての大当たり種別の最大ラウンド数が10Rであり、「確率変動状態」への移行条件も同一に設定されており、かつ、すべての大当たり種別が均等の割合で当選し得るが、大当たり種別によって、確変領域65dの開放時における、確変領域スイッチ65gによる入球検知を有効とするラウンドが異なるように構成されている(図376参照)。
ここで、図367及び図368を参照して、第18実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図367は、各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図368は、各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図368において、非推奨の発射態様で遊技を行った場合における遊技状態の移行も表記しているが、ここでは、説明の便宜上、その説明を省略する。
図367で示すように、「通常遊技状態」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「普図高確時間短縮状態」における特別図柄の動的表示が150回実行された場合(所謂、電サポ終了。図368参照。)、又は、「普図低確時間短縮状態」における特別図柄の動的表示が1000回実行された場合(所謂、電サポ終了。図368参照。)、となる。
また、図367で示すように、「通常遊技状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態である。さらに、「通常遊技状態」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「5秒~190秒」で行われる(後述する図369~図372参照)。なお、この「通常遊技状態」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図362参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「普図高確時間短縮状態」への移行契機は、すべての大当たり種別において有効確変領域を非通過の場合、即ち、所定ラウンドの確変領域65dが無効に設定されているものと遊技客が推測し、該ラウンドの確変領域65dの開放中に右打ち遊技を実行せず、確変領域有効テーブル202hによって有効に設定された確変領域65dを球が通過しなかった場合、又は、所定ラウンドの確変領域65dが有効に設定されているものと遊技客が推測し、該ラウンドの確変領域65dの開放中に右打ち遊技を実行して、確変領域有効テーブル202hによって無効に設定された確変領域65dを球が通過したラウンド数が所定の値以上となった場合、のいずれかの場合に、「確率変動状態」が発生し得ないことで「普図高確時間短縮状態」へと移行する(図368参照)。
この「普図高確時間短縮状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態である一方、普通図柄の当たり確率は高確率状態である。さらに、「普図高確時間短縮状態」では、「確率変動状態」と同様、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、高確時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図369~図372参照)。なお、この「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「確率変動状態」への移行契機は、すべての大当たり種別において有効確変領域を通過した場合、即ち、所定ラウンドの確変領域65dが有効に設定されているものと遊技客が推測し、該ラウンドの確変領域65dの開放中に右打ち遊技を実行して、確変領域有効テーブル202hによって有効に設定された確変領域65dを球が通過した場合、となる(図368参照)。
また、「確率変動状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が高確率状態であり、普通図柄の当たり確率も高確率状態である。さらに、「確率変動状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、高確時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図369~図372参照)。なお、この「確率変動状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、スルーゲート67を球が通過した場合でも上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「普図低確時間短縮状態」への移行契機は、大当たり終了後、特別図柄の低確率状態において連続して「900回」大当たりに当選しなかった場合、即ち、特別図柄の低確率状態において「900回」の動的表示が行われる間、ハズレが抽出し続けた場合、となる(図368参照)。
また、「普図低確時間短縮状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態であるものの、普通電役72の開放時間は長時間となる(図380参照)。さらに、「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、低確時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図369~図372参照)。なお、この「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、スルーゲート67を球が通過した場合でも上記右打ち禁止報知は実行されない。
図363に戻って、各種カウンタの説明を続ける。停止パターン選択カウンタC3は、例えば「0~99」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻る構成となっている。
第18実施形態では、保留されている変動演出の保留数と停止パターン選択カウンタC3の値とによって、第3図柄表示装置81で表示される大当たり時およびハズレ時の変動演出の大まかな演出態様が選択される。また、第18実施形態のパチンコ機10では、各演出態様に比較的長めの変動時間が選択され易いロングパターン(以下、「ロング」と称する場合がある)と、該ロングパターンより短めの変動時間が選択され易いミドルパターン(以下、「ミドル」と称する場合がある)と、該ミドルパターンより短めの変動時間が選択され易いショートパターン(以下、「ショート」と称する場合がある)と、が用意されている。
具体的には、「リーチ表示」が発生しない「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」又は「非リーチ(ショート)」演出態様と、「リーチ表示」として「ノーマルリーチ」の変動要素のみが実行される「ノーマルリーチ」演出態様と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「スーパーリーチ」演出態様と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「スペシャルリーチ」演出態様と、の6つの演出態様のいずれかが選択され得る。
ここで、各演出態様について詳細に説明する。演出態様の中で、「非リーチ(ロング)」演出態様と「非リーチ(ミドル)」演出態様と「非リーチ(ショート)」演出態様(以下、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様を総称して、『「非リーチ」演出態様』と称する場合がある)とは、特別図柄の変動演出として3つの図柄列Z1~Z3が変動する第3図柄表示装置81にて、各図柄列Z1~Z3を高速でシャッフルする「高速変動」の変動要素が行われた後に、先に停止する2の図柄列Z1,Z3において同一の第3図柄が停止せず、「リーチ表示」を発生しない演出態様である。
なお、「高速変動」の変動要素とは、例えば、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、各図柄列Z1~Z3(図361参照)に表示される第3図柄が、表示画面縦方向下方に高速にスクロールされている変動要素をいう。この「高速変動」では、遊技者によって第3図柄の表示内容を明確に認識できないように第3図柄を変動させ、前回停止表示された変動演出の停止結果を不規則に混ぜる(シャッフルする)演出が実行される。
第18実施形態のパチンコ機10では、「高速変動」の変動要素が行われた後、特定の演出態様(「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様)を除いて「低速変動」の変動要素が行われるように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、上記「高速変動」の変動要素後、遊技者に視認可能な速度で第3図柄を低速にスクロールしている変動要素をいう。この「低速変動」の変動要素では、遊技者に第3図柄の表示内容を認識させながら、各図柄列Z1~Z3を順に停止表示する。先に停止表示する2の図柄列(例えば、左図柄列Z1と右図柄列Z3(図361参照))において同一の第3図柄が停止した場合は「リーチ表示」が発生したとして「ノーマルリーチ」の変動要素へと発展する一方、該先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3において異なる第3図柄が停止した場合は、残りの図柄列Z2を停止表示して、その変動演出を終了するように構成されている。なお、「高速変動」の変動要素、又は、「低速変動」の変動要素を含む各変動要素の詳細については、後述する。
従って、「非リーチ(ロング)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われて、各図柄列Z1~Z3がそれぞれ順番に停止し、先に停止する2つの図柄列Z1,Z3に異なる第3図柄が停止し、残りの1の図柄列Z2が停止して、1の変動演出が終了する。一方、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われず、該「高速変動」の変動要素の終了後、各図柄列Z1~Z3が同時に停止し、2の図柄列Z1,Z3(例えば、「非リーチ(ロング)」演出態様で先に停止する2の図柄列)に異なる第3図柄が停止するとともに、他の図柄列Z2も停止し、1の変動演出が終了する。
演出態様の中で、「ノーマルリーチ」演出態様とは、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出において、先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3に同一の第3図柄が停止した直後に「ノーマルリーチ」の変動要素が実行され、他の「リーチ表示」、即ち、「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展しない「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スーパーリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スペシャルリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
停止パターン選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(第18実施形態では、タイマ割込処理(図387参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、第1始動口64に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3に格納される。
第18実施形態のパチンコ機10では、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在保留中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)とに応じて、停止パターン選択カウンタC3の値を参照する停止パターンテーブル202dが異なるように構成されている。即ち、停止パターンテーブル202dは、複数種類設けられ、待機中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)等によって選択されるように構成されている。
また、第18実施形態では、変動演出の詳細な変動パターンを決定する場合に、まず、ROM202に備えられた保留数テーブル202cに基づいて、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在の変動演出の数(保留球数)とに対応したいずれかの停止パターンテーブル202dが選択される。そして、選択された停止パターンテーブル202dと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな態様である演出態様を選択する。その後、選択された演出態様と後述する変動種別カウンタCS1の値とに基づいて、変動演出の詳細な変動パターン(変動時間)が決定される。
この複数種類設けられた停止パターンテーブル202dは、各停止パターンテーブル202d毎に演出態様が選択される停止パターン選択カウンタC3の乱数値の範囲が異なるように設定されている。この停止パターンテーブル202dが複数用意されているのは、変動演出の当否、遊技状態及び保留球数に応じて変動演出の演出態様の選択比率を変更するためである。即ち、(1)取得した第3図柄の変動演出において大当たりが発生するか、(2)現在のパチンコ機10の遊技状態が「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態」であるか、及び、(3)保留されている変動演出の保留球数がいくつあるか、に応じて、演出態様の選択比率を変更するためである。
これは、第1の理由として、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させるためである。即ち、大当たり抽選に当選した場合と大当たり抽選にハズレた場合とで、停止パターン、即ち、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、及び、「スペシャルリーチ」演出態様の選択する割合を異ならせるように構成することで、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させる。具体的には、例えば、大当たり抽選に当選した場合に「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様を選択し易く構成し、大当たり抽選に当選しなかった場合には、「非リーチ」演出態様や「ノーマルリーチ」演出態様を選択し易く構成する。
このように構成することで、「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様は、大当たりし易い演出とすることができ、「ノーマルリーチ」演出態様や「非リーチ」演出態様は、大当たりし難い演出若しくは大当たりしない演出とすることができ、各演出態様毎の大当たり期待度を差別化することができる。従って、変動演出に大当たりし易い演出が現出した場合に、その大当たりし易い演出が行われている間、大当たりが発生する可能性が高いことを遊技者に示唆し、遊技の興趣を高めている。
第18実施形態のパチンコ機10では、具体的には、取得した抽選結果が大当たりである場合には、大当たりし易い演出を選択し易く、かつ、大当たりし難い演出を選択し難い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の大まかな内容である演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。一方、取得した抽選結果がハズレである場合には、大当たりし易い演出を選択し難く、かつ、大当たりし難い演出を選択し易い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。これにより、変動演出において第3図柄の抽選結果を遊技者に報知する場合に、大当たりし易い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し易く、大当たりし難い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し難くし、演出態様(停止パターン)ごとに大当たり期待値に差を設けることで、その変動演出の実行中に遊技の興趣を高めることができる。
また、第2の理由として、第1特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における第1始動口64への入球、又は、第2特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における第2始動口71への入球に基づく無駄球(所謂、オーバーフロー入賞による特別図柄の無抽選)を極力削減するためである。
具体的に説明すると、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出の待機回数はそれぞれ最大4回と上限が設けられていると共に、変動演出は少なくとも一定時間が実行されることから、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」および「普図低確時間短縮状態」における第2始動口71へ球が入球し易い遊技状態では、第2特別図柄の最大保留球数に到達し易い。これらの遊技状態において、長い変動時間の変動演出を選択すると、第2特別図柄の最大保留球数に到達した状態での第2始動口71への入球が頻発し、折角、第2始動口71へ入球したにもかかわらず、第2特別図柄の抽選契機を取得できない。また、「通常遊技状態」においても、第1特別図柄の最大保留球数に到達している状態で、長い変動時間の変動演出を選択すると、その変動演出の実行中は第1特別図柄の保留球数が消化されないため、その間に第1始動口64への入球が発生しても、第1特別図柄の抽選契機を取得できない。このような状態になると、遊技者は、第1始動口64へ球を入球させても遊技価値が得られないと判断し、変動演出が消化されて再び保留球数を取得できる状態になるまで球の発射を停止して遊技を中断してしまう。遊技が中断されると、パチンコ機10の稼働率が低下してしまい、遊技場の経営に影響を与えてしまう。
そこで、第18実施形態のパチンコ機10では、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数へ到達し易い遊技状態や、最大保留球数に近い(又は一致する)保留球数では、短い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数に到達している状態での第1始動口64又は第2始動口71への入球を抑制することができる。
さらに、第3の理由として、実行時間を長く設定して、変動演出の終了を遅らせることで、変動演出が実行されている状態を長く維持するためである。具体的に説明すると、変動演出の保留球数が少ない(無い)場合に、実行中の変動演出の変動時間内に新たに第1始動口64又は第2始動口71のいずれかに球を入球させないと、次の変動演出を開始することができず、第3図柄表示装置81でデモ画面等を表示しなければいけない。遊技者は、球を発射して遊技を行っているにもかかわらず第3図柄表示装置81において変動演出が行われない場合、遊技者が求めている大当たりの抽選に係る興趣を得ることができず、遊技に興醒めしてしまう。また、遊技者は、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていないことで、第1始動口64、第2始動口71へ球が入球し難いパチンコ機10であると認識し、遊技価値を得難い台と判断して、そのパチンコ機10での遊技を止めてしまうおそれがある。
そこで、第18実施形態のパチンコ機10では、変動演出の保留球数が少ない場合に、長い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202dに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていない状況を起こり難く構成し、第3図柄表示装置81における変動演出の実行状態を長く維持することができる。
また、第4の理由として、右打ち遊技を実行する遊技状態において、第1特別図柄の変動表示の実行時間を長く設定することで、該第1特別図柄の動的表示の実行回数が少なくなるように(即ち、第2特別図柄の動的表示の実行回数が多くなるように)するためである。上述したように、第18実施形態のパチンコ機10では、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」においては右打ち遊技が推奨されており、該右打ち遊技によって普通電役72が開放状態である場合に第2始動口71へ入球可能となるため、第2特別図柄の動的表示が実行され易いように構成されている。しかしながら、右打ち遊技を継続しているにもかかわらず、普通電役72を作動させることとなるスルーゲート67に球が通過しなかったり、開放状態となっている普通電役72に球が入球しなかったりした場合に、それまでに貯留されていた第2特別図柄の保留球がすべて消化され、実行可能となる第2特別図柄の動的表示がなくなってしまう可能性がある。このように、実行可能な第2特別図柄の保留球がない場合に、実行可能な第1特別図柄の保留球が存在していると、第1特別図柄の動的表示が実行されることになる。
ここで、詳細は後述するが、第18実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合よりも、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合の方が「確率変動状態」へ移行する確率が高くなるように構成されている(図375及び図376にて詳細を後述)。よって、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合よりも、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合の方が「連荘」を継続させ易いように構成されている。
このため、右打ち遊技を継続しているにもかかわらず、第1特別図柄の動的表示が実行されてしまい、該実行された第1特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合よりも「確率変動状態」へ移行する確率が低くなり、「連荘」が終了してしまう可能性が高くなる。
このような、遊技者が得られる遊技価値が想定よりも下がってしまうような事象を避けるため、右打ち遊技を実行する遊技状態(「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」)においては、第1特別図柄の動的表示の実行時間を長く設定することで、第1特別図柄の動的表示の実行回数を少なくすることができる。
ここで、図369を参照して、保留数テーブル202cの詳細について説明する。図369(a)は、第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202c1を模式的に示した図であり、図369(b)は、第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202c2を模式的に示した図である。
上述したように、第18実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64に球が入球したことに基づいて第1特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第1特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図1用保留数テーブル202c1を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202d1~202d3を選択するように構成されている。また、第2始動口71に球が入球したことに基づいて第2特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第2特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図2用保留数テーブル202c2を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202d1~202d4を選択するように構成されている。そして、選択された停止パターンテーブル202d1~202d4のいずれかと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな演出態様が決定される。
具体的には、図369(a)の特図1用保留数テーブル202c1で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図370(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2(図370(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図370(c)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図370(a)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図370(c)参照)が選択される。
次に、図369(b)の特図2用保留数テーブル202c2で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図370(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2(図370(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図370(c)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個」の場合には、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1(図370(a)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「2個~4個」の場合には、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4(図370(d)参照)が選択される。一方、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3(図370(c)参照)が選択される。
なお、いずれかの特別図柄の動的表示での大当たり抽出時、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」での第1特別図柄のハズレ抽出時においても、保留球数応じて停止パターンテーブル202dが異なるように構成してもよい。例えば、大当たりに当選した場合に保留球数が多いとき、比較的短い変動パターンが選ばれ易い停止パターンテーブル202dを選択し得るように構成してもよい。
この場合、例えば、「リーチ表示」が実行される各演出態様において、「高速変動」の変動要素の部分の時間のみが10秒間から5秒間のみに変更された演出態様を選択するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の最大保留球数が4回ある状態で変動演出を開始する場合に、「高速変動」の変動要素が5秒間で行われたとしても、該5秒間の「高速変動」の変動要素が終了した時点(5秒間の「高速変動」の変動要素と認識した時点)では、その変動演出において「リーチ表示」が発生することがある。そのため、5秒間の「高速変動」の変動要素が行われた場合であっても、「非リーチ(ショート)」演出態様以外の「リーチ表示」が実行される演出態様が実行されるように構成することで、5秒間の「高速変動」の変動要素の実行時点では該変動演出が大当たりとなるかハズレとなるか分からなくすることができる。
次に、図370を参照して、各停止パターンテーブル202dについて説明する。図370(a)は、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1の一例を模式的に示した図であり、図370(b)は、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2の一例を模式的に示した図であり、図370(c)は、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3の一例を模式的に示した図である。また、図370(d)は、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4の一例を模式的に示した図である。
図370(a)で示すように、停止パターンテーブル202dのAテーブル202d1では、「非リーチ(ロング)」演出態様別に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98」,「99」に設定されている。
なお、Aテーブル202d1では、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様も選択されないように設定されている。
次に、図370(b)で示すように、停止パターンテーブル202dのBテーブル202d2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98,99」に設定されている。
なお、Bテーブル202d2では、「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様も選択されないように設定されている。
即ち、Aテーブル202d1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。また、Bテーブル202d2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。
つまり、Aテーブル202d1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が選択され、Bテーブル202d2では、「非リーチ(ロング)」演出態様の代わりに「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるように構成されている。一方、Aテーブル202d1及びBテーブル202d2では、各「リーチ表示」に関しては、同一の割合で選択されるように構成されている。
従って、Aテーブル202d1及びBテーブル202d2は、「非リーチ」演出態様でのみロング演出態様かミドル演出態様かが異なるように選択されているため、Aテーブル202d1はBテーブル202d2と比べて選択される変動演出の変動時間が比較的長くなり易いと言える。換言すれば、Bテーブル202d2は、Aテーブル202d1と比べて選択される変動演出の変動時間が短くなり易いといえる。
このように、左打ち遊技が奨励されている「通常遊技状態」において、ハズレの抽選結果が抽出された場合に、保留中の変動演出の保留球数に基づいて、変動演出の演出態様を選択するように構成する。例えば、変動演出の保留球数が多い場合には、変動演出時間が比較的短い「非リーチ(ミドル)」演出態様を選択する。これにより、変動演出の保留球数が多い場合に、実行される変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高めることができる。
また、例えば、変動演出の保留球数が少ない場合には、第1始動口64(第2始動口71)への球の入球時間を確保するために、「非リーチ(ミドル)」演出態様より変動演出時間が長い「非リーチ(ロング)」演出態様を選択する。これにより、「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択される場合より変動演出時間の長い「非リーチ(ロング)」演出態様を行うことができるので、第1始動口64への球の入球時間を確保し易くなり、第3図柄表示装置81における変動演出の実行時間中に新たな始動入賞が発生する可能性を高くすることで、変動演出が実行されている状況を維持することができる。
なお、第18実施形態では、ハズレの変動演出における演出態様の選択において、変動演出の保留球数に基づいて選択される停止パターンテーブル202dが異なるように構成されているが、第1始動口64又は第2始動口71への球の入球時に基づく変動演出の決定と、該入球に基づく変動演出の開始時に基づく変動演出の決定とで、実質的に同一の演出態様が選択されるように構成されている。
具体的には、例えば、ハズレの変動演出である場合は、変動演出の保留球数に基づいて、Aテーブル202d1又はBテーブル202d2のいずれか一方が選択されるように構成されているが、Aテーブル202d1とBテーブル202d2とでは、「非リーチ(ロング)」演出態様若しくは「非リーチ(ミドル)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様に割り振られた停止パターン選択カウンタC3の値がそれぞれ同一に設定されている。
即ち、変動演出の保留球数に基づいて、「非リーチ」演出態様における「非リーチ(ロング)」演出態様が選択されるか「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるかが異なるのみであり、「高速変動」の変動要素の時間が異なるだけで、実質的同一の演出態様が選択される。よって、始動入賞時に選択される演出態様と、変動開始時に選択される演出態様とは、遊技状態が遷移(例えば、保留球数が増加)した場合であっても、実質的に同一(同種)の演出態様が選択される。その結果、始動入賞時に選択された演出態様に基づいて「保留変化予告」等の先読み予告を行った場合であっても、実行される変動演出の内容が実質的に同一(同種)となり、先読み予告の対象となった変動演出において、該先読み予告の内容に対して齟齬が発生しない演出を実行することができる。
次に、図370(c)で示すように、停止パターンテーブル202dのCテーブル202d3では、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「4」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「5」~「39」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「40」~「99」に設定されている。
なお、Cテーブル202d3は、大当たり時に選択される停止パターンテーブル202dであり、必ず「リーチ表示」が発生するので、「非リーチ」演出態様は選択されないように設定されている。
次に、図370(d)で示すように、停止パターンテーブル202dのDテーブル202d4では、「非リーチ(ショート)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98,99」に設定されている。
なお、Dテーブル202d4では、「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ミドル)」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ロング)」演出態様及び「非リーチ(ミドル)」演出態様も選択されないように設定されている。
よって、Cテーブル202d3で示すように、大当たり当選時の変動演出において、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順で選択割合が高く、Aテーブル202d1、Bテーブル202d2、Dテーブル202d4で示すように、ハズレ時の変動演出において、「ノーマルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「スペシャルリーチ」演出態様の順で選択割合が高くなるように設定されている。従って、各「リーチ表示」の現出時における大当たり期待度は、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順に大当たりの表示結果が現出する可能性が高くなるように構成される。これにより、変動演出の演出態様によって遊技者に大当たりへの期待度を示すことができ、遊技者は実行された変動演出の演出態様に応じて大当たりへの高揚感を味わうことができる。
以上より、特別図柄の種別と、変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、その時点における変動演出の保留球数とに基づいて、実行する変動演出の演出態様を決定することにより、遊技が行われている状況に基づいて変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高める演出態様を選択することができる。
なお、変動演出の保留球数が多い場合(例えば、「4」個)に、「リーチ表示」が選択されたとき、各「リーチ表示」の「高速変動」の演出要素が短縮された停止パターンテーブル202dを設けてもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄の合計保留数に基づいて演出態様を選択するように構成してもよい。さらに、変動演出の保留球数が多い場合に、各演出態様において「低速変動」の演出要素を省略した停止パターンテーブル202dを設けてもよい。さらに、変動演出の保留球数に応じて、各演出態様の選択率が全く異なる停止パターンテーブル202dを設けてもよい。ただし、変動演出の保留球数に応じて各演出態様の選択率が異なるような場合は、「保留変化予告」等の先読み予告を行う上で、先読み予告実行決定時における保留球数と、該先読み予告の対象となった変動演出の実行時における保留球数とが異なる場合がある。このような場合、先読み予告の内容と変動演出の内容との整合性を保つ処理が必要となるため、処理が煩雑となる。
図363に戻って、説明を続ける。変動種別カウンタCS1は、例えば「0~9」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「9」)に達した後「0」に戻る構成となっている。変動種別カウンタCS1の値は、後述するタイマ割込処理(図387参照)が1回実行される毎に1回更新され、メイン処理(図386参照)内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4に格納される。
この変動種別カウンタCS1は、変動演出の詳細な変動時間(大まかな変動パターン)の決定に用いられる。即ち、主制御装置110のMPU201は、停止パターンテーブル202d及び停止パターン選択カウンタC3によって選択された演出態様において、変動種別カウンタCS1の値と、ROM202に格納された変動パターンテーブル202eとによって、詳細な変動時間を決定する。音声ランプ制御装置113および表示制御装置114は、変動種別カウンタCS1により決定された変動時間に基づいて、第3図柄表示装置81で表示される第3図柄のリーチ種別や細かな図柄変動態様を決定し、また予告演出実行の有無や予告演出の実行態様を決定する。
このように、主制御装置110のMPU201は、変動演出の大まかな変動パターンを選択して変動時間のみを決定する。このように構成することで、主制御装置110のMPU201において、変動演出を実行するために必要な詳細な予告抽選等の制御を行う必要がなくなるので、変動演出に関するMPU201の処理を軽減することができる。また、主制御装置110において変動演出の全変動パターンのコマンドを用意する必要がなくなり、主制御装置110のROM容量を削減することができる。
また、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114において、主制御装置110で決定された変動時間(大まかな変動パターン)に基づいて、変動演出における詳細な変動パターンを決定することで、変動演出を選択する自由度を高めるができる。さらに、遊技状態が刻々と変化するパチンコ機10において、該変化に対応して随時、変動演出の演出内容の選択又は変更することが可能となり、遊技状態に応じて適切な演出を実行することができる。
ここで、図371及び図372を参照して、変動パターンテーブル202eの詳細について説明する。本パチンコ機10は、変動パターンテーブル202eとして、第1特別図柄のハズレ時に用いられる特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1と、第1特別図柄の大当たり時に用いられる特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2と、第2特別図柄のハズレ時に用いられる特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3と、第2特別図柄の大当たり時に用いられる特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4と、が用意されている。
図371(a)は、ROM202に記憶される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1の一例を模式的に示した図であり、図371(b)は、ROM202に記憶される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2の一例を模式的に示した図である。また、図372(a)は、ROM202に記憶される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3の一例を模式的に示した図であり、図372(b)は、ROM202に記憶される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4の一例を模式的に示した図である。図371及び図372に示すように、各変動パターンテーブル202e1~202e4は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。
具体的には、ハズレ時の演出態様として、「非リーチ(ロング)」演出態様が決定された場合に参照される「E0:非リーチ・ロング」用と、「非リーチ(ミドル)」演出態様が決定された場合に参照される「E1:非リーチ・ミドル」用と、「非リーチ(ショート)」演出態様が決定された場合に参照される「E2:非リーチ・ショート」用と、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、に区分けされている。
また、大当たり時の演出態様として、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、に区分けされている。
そして、その区分けされたグループに対してそれぞれ変動種別カウンタCS1の値が対応付けされている。
第18実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図1用保留数テーブル202c1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第1特別図柄のハズレ時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図371(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
ここで、変動パターンを構成する各変動要素について説明する。変動要素とは、1の変動演出の一部分を構成するものであり、各変動要素を組み合わせて1の変動演出が構成される。第18実施形態のパチンコ機10では、変動要素として、「高速変動」の変動要素、「低速変動」の変動要素、「ノーマルリーチ」の変動要素、「スーパーリーチ」の変動要素、「スペシャルリーチ」の変動要素、「再変動」の変動要素が設けられている。
「高速変動」の変動要素とは、遊技者によって第3図柄の内容を明確に認識できないように高速にスクロール変動する変動要素である。この「高速変動」の変動要素は、「非リーチ(ロング)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「10秒」行われ(以下、「高速変動(長)」と称する場合がある)、「非リーチ(ミドル)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「5秒」行われ(以下、「高速変動(中)」と称する場合がある)、「非リーチ(ショート)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「2秒」行われる(以下、「高速変動(短)」と称する場合がある)。なお、この「高速変動」の変動要素が終了した場合、後述する「低速変動」の変動要素が開始(実行)されるか、或いは、そのまま変動演出が終了するように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、「10秒」の「高速変動」の変動要素の実行後に開始され、第3図柄を視認可能にスクロール変動して「リーチ表示」を発生するか否かを見せる変動要素である。この「低速変動」の変動要素は、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合は実行されず、「非リーチ(ロング)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合は、「高速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
即ち、「非リーチ(ミドル)」演出態様又は「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後、第3図柄表示装置81の各図柄列が「低速変動」の変動要素を経由せずに急速に停止(所謂、ビタ止まり)するように構成されている。なお、この「低速変動」の変動要素が終了した場合は、そのまま変動演出が終了する場合がある。
従って、第18実施形態のパチンコ機10では、「非リーチ(ロング)」演出態様は、「10秒」の「高速変動」の変動要素と「5秒」の「低速変動」の変動要素とを含む変動パターンで変動演出が構成される。また、「非リーチ(ミドル)」演出態様は、「5秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。さらに、「非リーチ(ショート)」演出態様は、「2秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。
「ノーマルリーチ」の変動要素は、「低速変動」の変動要素において先に停止する2の図柄列に同一の図柄(以下、「リーチ形成図柄」と称する場合がある)が停止表示した場合に、残りの図柄列の変動結果によって大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「ノーマルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」演出態様等が選択された場合は、「低速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
第18実施形態のパチンコ機10では、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、「スーパーリーチ」の変動要素に発展するパターンと、「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において所定演出(例えば、「バトル演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「40秒」行われる。
第18実施形態のパチンコ機10では、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において上記所定演出と異なる特殊演出(例えば、「競争演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「160秒」行われる。
第18実施形態のパチンコ機10では、「スペシャルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」するパターンと、が用意されている。
なお、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成されているが、この構成に代えて、「低速変動」後にリーチ形成図柄が停止した場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素を経由せず、直接「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成してもよい。また、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後に「スペシャルリーチ」の変動要素が行われるように構成してもよい。
「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」において一旦「ハズレ表示」が現出した後に発展して実行され、「大当たり表示」を現出する変動要素である。この「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」後に「10秒」行われる。
第18実施形態のパチンコ機10では、「再変動」の変動要素の実行後は、「大当たり表示」が現出するパターンが用意されている。
また、この「再変動」の変動要素は、大当たり遊技に当選した場合にのみ発生するように構成されている。即ち、「ハズレ表示」の場合には、「再変動」の変動要素は実行されないように構成されている。これは、「再変動」の変動要素は、仮に停止表示された「ハズレ表示」をいずれかの「大当たり表示」に変更する変動要素であるため、大当たりに当選していない「ハズレ表示」の場合に行ってしまうと、演出上の齟齬が発生してしまう。よって、この「再変動」の変動要素は、大当たり用変動パターンテーブル202e2,202e4(図371(b)及び図372(b)参照)でのみ選定され、ハズレ用変動パターンテーブル202e1,202e3(図371(a)及び図372(a)参照)では選定されないように構成されている。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E1:非リーチ・ミドル」には、全体の変動時間が「5秒」の『「高速変動(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図371(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ミドル」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図371(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図371(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スーパーリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図371(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202e1において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
なお、第1特別図柄のハズレ時の変動パターンは、演出態様がそのまま変動パターンとして決定されるため、変動種別カウンタCS1を使用せずに変動パターンを決定するように構成してもよい。また、変動種別カウンタCS1のみを使用して選択するものとしたが、複数の変動種別カウンタを併用して選択(予告表示の有無等を選択)しても良い。
次に、図371(b)を参照して、第1特別図柄の大当たり時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2について説明する。第18実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値である場合に、特図1用保留数テーブル202c1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図371(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図371(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図371(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202e2において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第1特別図柄の大当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次に、図372(a)を参照して、第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3について説明する。第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図2用保留数テーブル202c2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図372(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E1:非リーチ・ミドル」には、全体の変動時間が「5秒」の『「高速変動(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図372(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ミドル」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E2:非リーチ・ショート」には、全体の変動時間が「2秒」の『「高速変動(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図372(a)で示す例では、「E2:非リーチ・ショート」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ショート)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図372(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図373(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スーパーリー」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図373(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202e3において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
次に、図372(b)を参照して、第2特別図柄の大当たり時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4について説明する。第18実施形態では、第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値である場合に、特図2用保留数テーブル202c2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202dを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202dとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図372(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図372(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図372(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり用変動パターンテーブル202e4において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
図363に戻って、説明を続ける。普図当たりカウンタC4は、例えば「0~99」の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻るループカウンタとして構成されている。また、普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第2初期値乱数カウンタCINI2の値が当該普図当たりカウンタC4の初期値として読み込まれる。
なお、第2初期値乱数カウンタCINI2は、普図当たりカウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=「0~99」)、タイマ割込処理(図387参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図386参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
普図当たりカウンタC4の値は、例えば定期的(第18実施形態では、タイマ割込処理(図387参照)毎に1回)更新され、球がスルーゲート67を通過したことが検知されたタイミングで、RAM203の普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのいずれかの普図保留エリアに格納される。そして、普図保留球格納エリア203hに格納された順に順次普図保留球実行エリア203iにデータをシフトし、該普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値に対して当たり判定を行う。
普通図柄の当たりとなる乱数の値は、遊技状態毎に主制御装置110のROM202に格納される普図当たり乱数テーブル202iによって設定(例えば、低確率状態で70/100、高確率状態で99/100等)されており、RAM203の普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202iによって設定された当たりとなる乱数の値と一致する場合に、当たりと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202jが参照されて、普通図柄の可変表示時間が設定(例えば、時短機能非作動時は15秒、時短機能作動時は0.1秒等)され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「○」の図柄が点灯表示される。その後、遊技状態に応じて普通電役開放テーブル202kが参照されて、普通電役72の開放時間が設定(例えば、時短機能非作動時は0.1秒×1回、時短機能作動時は5.8秒×1回等)され、該開放時間の間、普通電役72の出没板72aが開放作動し、その間、第2始動口71へ球が入賞可能に構成される。
一方、普図保留エリアに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202iによって設定された当たりとなる乱数の値と一致しない場合には、ハズレと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202jが参照されて可変表示時間が設定され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「×」の図柄が点灯表示される。なお、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j及び普通電役開放テーブル202kについては、図380において後述する。
図362に戻り、説明を続ける。RAM203は、図363に図示したカウンタ用バッファ203cのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図386参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図384参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図403参照)が即座に実行される。
RAM203は、さらに、第1保留球数カウンタ203a、第2保留球数カウンタ203b、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、保留球実行エリア203f、普図保留球数カウンタ203g、普図保留球格納エリア203h、普図保留球実行エリア203i、確変フラグ203j、確変移行フラグ203k、確変領域有効フラグ203m、確変領域開放タイマ203n、確変領域通過回数カウンタ203o、時短低確フラグ203p、時短高確フラグ203q、時短カウンタ203r、救済カウンタ203s及び救済設定済みフラグ203tを少なくとも有している。
第1保留球数カウンタ203aは、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図387参照)の中で検出される第1始動口64への入球に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第1特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第1保留球数カウンタ203a(特別領域通過回数計数手段)は、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図384のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」(第1回数)まで1加算される(図388のS305参照)。一方、第1保留球数カウンタ203aは、第1特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図390のS508参照)。
第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図387参照)の中で検出される第2始動口71への始動入賞に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第2特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図384のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第2始動口71への始動入賞が検出されて第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図388のS309参照)。一方、第2保留球数カウンタ203bは、第2特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図390のS505参照)。
この第1保留球数カウンタ203aの値(即ち、第1特別図柄の保留球数)又は第2保留球数カウンタ203bの値(即ち、第2特別図柄の保留球数)は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に通知される(図388のS312参照)。第1保留球数コマンドは、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1保留球数カウンタ203aが1加算される毎に、第2保留球数コマンドは、第2始動口71への第2保留球数カウンタ203bが1加算される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対して送信されるコマンドである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、主制御装置110に保留された第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数そのものの値を取得することができる。これにより、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110へアクセスすることなく各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留回数を管理することができる。また、第1始動口64、第2始動口71への始動入賞が検出される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信することにより、音声ランプ制御装置113において管理される各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数が、ノイズ等の影響によって主制御装置110に保留された実際の動的表示(変動演出)の保留球数からずれてしまった場合であっても、次に受信する第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、そのずれを修正することができる。
また、第18実施形態では、主制御装置110が音声ランプ制御装置113に対して第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信する場合、その第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにおいて、1加算された第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値だけでなく、その第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの加算の契機となった上記始動入賞に伴い、カウンタ用バッファ203c(図363参照)より取得される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値も含める。
つまり、始動入賞があった場合に、主制御装置110にてカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値が、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に伝えられる。
音声ランプ制御装置113では、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにより伝えられた大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、その各値に基づく変動演出が実行される前に先読みし、当該変動演出がどうなるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)をその変動演出の実行前に判断する。そして、その先読みによる判断結果に基づき、各種の演出の実行を決定したり、「保留変化予告」の演出内容及び実行時期(タイミング)を決定できるようになっている。
なお、変動演出の保留球数を示す第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドと、大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとを別々に送信するように構成してもよい。第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドとは別の大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとしては、第1始動口64、第2始動口71への球の入球タイミングで第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを生成すると共に、該入球に基づく変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドに類するコマンド(事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンド)を生成し、音声ランプ制御装置113へ送信するように構成してもよい。この場合に、事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンドの生成のプログラムに関し、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドのプログラムを流用することで、プログラムの作成を容易にすることができる。
第1保留球格納エリア203dは、上述したように、第1始動口64への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図387参照)の中で、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CS1の値を取得し、第1保留球格納エリア203dに格納する。第1保留球格納エリア203dは、第1特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)を有している(図363参照)。
第2保留球格納エリア203eは、上述したように、第2始動口71への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図387参照)の中で、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CS1の値を取得し、第2保留球格納エリア203eに格納する。第2保留球格納エリア203eは、第2特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)を有している(図363参照)。
保留球実行エリア203fは、上述したように、実行を開始する、或いは、実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理において参照すべきデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理を実行するために、上述した第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに記憶されている始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CS1の各値)のうち、最も古い始動入賞に対応するデータを、この保留球実行エリア203fへシフトする。なお、第18実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図363を参照して、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、および保留球実行エリア203fの詳細について説明する。第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203eおよび保留球実行エリア203fは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定には、大当たり抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別の決定に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の決定に使用する停止パターン選択カウンタC3と、変動パターンの決定に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。第1保留球格納エリア203dは、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CS1の各値をそれぞれ記憶し、第2保留球格納エリア203eは、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CS1の各値を記憶する。
第1保留球格納エリア203dは、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203d2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203d4とが設けられている。
また、第2保留球格納エリア203eは、第1保留球格納エリア203dと同様、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、第1保留球格納エリア203dと同様、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203e2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203e4とが設けられている。
なお、第18実施形態では、大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1,203e1と、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2,203e2と、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3,203e3と、変動種別カウンタ格納エリア203d4,203e4とを1つの保留球格納エリア203d,203eの中にそれぞれまとめて設けているが、各カウンタC1~C3,CS1毎に保留球格納エリアを複数設けるようにしてもよい。
上述した通り、第1保留球格納エリア203dには、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶され、第1保留第1エリアには、時間的に最も古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
また、第2保留球格納エリア203eには、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第2始動口71への始動入賞に対応するデータが記憶され、第2保留第1エリアには、時間的に最も古い第2始動口71への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
一方、保留球実行エリア203fは、1つのエリアのみで構成されている。この保留球実行エリア203fには、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eと同様に、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203f2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203f4とが設けられている。
MPU201は、特別図柄の変動演出の実行開始タイミングになったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータ(各カウンタC1~C3,CS1の各値)が記憶されている場合は、該第2保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f4にそれぞれシフトする。一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなった場合に、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが記憶されておらず、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが記憶されているとき、該第1保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f4にそれぞれシフトする。
そして、保留球実行エリア203fにシフトされたデータを、変動開始処理(図391参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて大当たり抽選を行うと共に、その抽選結果に対応する変動パターン及び停止種別を決定する。特別図柄表示装置37では、主制御装置110の制御により、この決定された変動パターンおよび停止種別に基づいて、動的表示が行われる。
また、ここで決定された変動パターン及び停止種別は、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドによって、音声ランプ制御装置113や表示制御装置114へ通知される。そして、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114の制御によって、第3図柄表示装置81では、変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドにより通知された変動パターンおよび停止種別に基づいて、特別図柄の変動演出が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第2保留第1エリアにデータが格納されていると判断された場合は、第2保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第2保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第2保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第2保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトする。
そして、保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第2保留第1エリアが空き状態となるため、第2保留球格納エリア203eの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第18実施形態では、第2保留球格納エリア203eにおいて、データが記憶(保留)されている第2保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第2保留球格納エリア203e内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であり、第2保留球格納エリア203eの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第2保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第2保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第2保留第2エリアのデータを、第2保留第1エリアへシフトし、第2保留第3エリアのデータを、第2保留第2エリアへシフトし、第2保留第4エリアのデータを、第2保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば、MPU201は、第2保留第2エリアのデータのみを、第2保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第18実施形態では、データが記憶(保留)されていない第2保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第2保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第2保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったときに、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが格納されていないと判断された場合は、次いで、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第1保留第1エリアにデータが格納されていれば、該第1保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第1保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第1保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第1保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトする。
そして、保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第1保留第1エリアが空き状態となるため、第1保留球格納エリア203dの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第18実施形態では、第1保留球格納エリア203dにおいて、データが記憶(保留)されている第1保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第1保留球格納エリア203d内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であり、第1保留球格納エリア203dの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第1保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第1保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第1保留第2エリアのデータを、第1保留第1エリアへシフトし、第1保留第3エリアのデータを、第1保留第2エリアへシフトし、第1保留第4エリアのデータを、第1保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば、MPU201は、第1保留第2エリアのデータのみを、第1保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第18実施形態では、データが記憶(保留)されていない第1保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
このように、実行される第1特別図柄の動的表示に関するデータと、実行される第2特別図柄の動的表示に関するデータとを、それぞれ別々に記憶し、第2特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されている場合は、該第2特別図柄の動的表示を優先的に実行し、第2特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されていない場合であって、第1特別図柄の動的表示が記憶されている場合は、該第1特別図柄の動的表示を実行する。このように構成することで、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先的に実行するとともに、各データに基づいてそれぞれ動的表示を行うことで、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを実行することができる。
図362に戻って、説明を続ける。普図保留球数カウンタ203gは、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図387参照)の中で検出されるスルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄表示装置83で行われる普通図柄の可変表示の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するためのカウンタである。
この普図保留球数カウンタ203gは、保留球数カウンタ203a,203bと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図384のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、スルーゲート67への球の通過が検出されて普通図柄に関する可変表示の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図389のS405参照)。一方、普図保留球数カウンタ203gは、普通図柄の可変表示が実行される毎に1減算される(図401のS705参照)。
普図保留球格納エリア203hは、スルーゲート67への球の通過の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した普図当たりカウンタC4を記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図387参照)の中で、球がスルーゲート67を通過したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから普図当たりカウンタC4の値を取得し、普図保留球格納エリア203hに格納する。普図保留球格納エリア203hは、普通図柄の一の保留球に対応するデータ(普図当たりカウンタC4の値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)を有している(図363参照)。
普図保留球実行エリア203iは、実行を開始する、或いは、実行中の普通図柄の当たり抽選や可変表示の処理において参照すべきデータ(普図当たりカウンタC4の値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングであることを検出すると、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を実行するために、上述した普図保留球格納エリア203hに記憶されているデータ(普図当たりカウンタC4の値)のうち、一のデータをこの普図保留球実行エリア203iへシフトする。なお、第18実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図363を参照して、普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iの詳細について説明する。普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iは、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定には、普通図柄の当たり抽選に使用する普図当たりカウンタC4が用いられる。普図保留球格納エリア203hは、球がスルーゲート67を通過した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される普図当たりカウンタC4の値を記憶する。
普図保留球格納エリア203hは、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
この普図保留球格納エリア203hには、球がスルーゲート67を通過したタイミングで取得されるデータ(普図当たりカウンタC4の値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号が小さいエリアほど、時間的に古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶され、普図保留第1エリアには、時間的に最も古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶されることになる。
一方、普図保留球実行エリア203iは、1つのエリアのみで構成されている。この普図保留球実行エリア203iには、普図保留球格納エリア203hと同様に、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行タイミングになったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアに記憶されているデータを、この普図保留球実行エリア203iにシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iにシフトされたデータを、普図変動処理(図401参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて、当たり抽選を行うと共に、可変表示の内容を決定する。普通図柄表示装置83では、主制御装置110の制御により、この決定された内容に基づいて、可変表示が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングとなったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)の乱数値を、普図保留球実行エリア203iの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)へシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iへのデータのシフトが終了すると、普図保留第1エリアが空き状態となるため、普図保留球格納エリア203hの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号が1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第18実施形態では、普図保留球格納エリア203hにおいて、データが記憶(保留)されている普図保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、普図保留球格納エリア203h内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であり、普図保留球格納エリア203hの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、普図保留第1エリアのデータが、普図保留球実行エリア203iへシフトされ、普図保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、普図保留第2エリアのデータを、普図保留第1エリアへシフトし、普図保留第3エリアのデータを、普図保留第2エリアへシフトし、普図保留第4エリアのデータを、普図保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば、MPU201は、普図保留第2エリアのデータのみを、普図保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第18実施形態では、データが記憶(保留)されていない普図保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、普図保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、普図保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不要となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図362に戻り、説明を続ける。確変フラグ203jは、特別図柄が高確率状態か否かを判別するためのフラグである。この確変フラグ203jは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、大当たりの終了時において、後述する確変移行フラグ203kがオンされている場合に、確変フラグ203jがオンに設定される(図400のS6403参照)。そして、大当たりに当選した場合にオフに設定される(図395のS602参照)。第18実施形態のパチンコ機10では、確変フラグ203jがオンされている場合に、特別図柄の高確率状態として、大当たり乱数テーブル202aの高確率状態用が参照されて特別図柄の大当たり抽選が行われる。
確変移行フラグ203kは、オン状態で特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)が発生することを示すためのフラグである。この確変移行フラグ203kは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、大当たり中において、確変領域スイッチ65gによって球が検知された場合に、後述する確変領域有効フラグ203mがオンされていれば(図399のS6308:Yes)、オフ状態の確変移行フラグ203kがオンに設定される(図399のS6309参照)。その後、大当たり終了処理(図400参照)において、この確変移行フラグ203kがオンされていることによって特別図柄の高確率状態を設定する場合、即ち、確変フラグ203jをオンに設定する場合に、確変移行フラグ203kがオフに設定される(図400のS6402参照)。
確変領域有効フラグ203mは、オン状態で当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていることを示すためのフラグである。第18実施形態のパチンコ機10では、確変領域有効フラグ203mがオンに設定されている状況において、確変領域スイッチ65gによって球が検知された場合に、確変移行フラグ203kがオンに設定され、大当たり終了後に「確率変動状態」が発生するように構成されている。
この確変領域有効フラグ203mは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、特別図柄の大当たりに当選した場合に、該大当たりの大当たり種別に基づいて確変領域有効テーブル202h(図375及び図376参照)が設定され(図395のS652参照)、大当たり中の各ラウンド開始毎に、該大当たりで設定された確変領域有効テーブル202hに基づいて、確変領域有効フラグ203mがオンに設定される(図397のS6105参照)。その後、大入賞口開放中処理(図398参照)において、確変領域65dが閉鎖される場合に、この確変領域有効フラグ203mがオフに設定される(図398のS6211及びS6220参照)。
確変領域開放タイマ203nは、確変領域65dの開放時間を計測するためのタイマカウンタである。第18実施形態のパチンコ機10では、確変領域65dが開放設定されたタイミングでこの確変領域開放タイマ203nを始動(加算)し、該確変領域開放タイマ203nの値が「5000」に達した場合、即ち、確変領域65dが開放設定されてから「10秒」が経過した場合に、確変領域65dが閉鎖設定されるように構成されている。
この確変領域開放タイマ203nは、パチンコ機10の電源投入時、及び、大当たりに当選した場合(図395のS603参照)に初期値として「0」クリアされる。そして、大当たり開閉制御処理(図396参照)において確変領域65dが開放設定された場合に、この確変領域開放タイマ203nが始動される(図396のS6056参照)。確変領域開放タイマ203nが始動されると、該確変領域開放タイマ203nの値はタイマ割込処理(図387参照)の実行毎(即ち、2ミリ秒毎)に「1」加算されていき、「5000」に達した場合、即ち、確変領域65dが開放されてから10秒が経過した場合(図398のS6217:Yes参照)、又は、大入賞口の閉鎖処理が実行された状況で、確変領域65dが開放中の場合(図398のS6208:Yes参照)に、この確変領域開放タイマ203nが「0」クリアされる(図398のS6212及びS6221参照)。
確変領域通過回数カウンタ203oは、大当たり中に確変領域スイッチ65gによって球が検知されたラウンドの回数を計数するカウンタである。第18実施形態では、この確変領域通過回数カウンタ203oの値が大当たり種別毎に設定された有効可変動作として2以上の値未満(第18実施形態では、「2」未満)の場合は、確変領域有効フラグ203mをオンし得る一方、確変領域通過回数カウンタ203oの値が大当たり種別毎に設定された有効可変動作としての値以上となった場合(第18実施形態では、「2」以上)に、以降のラウンドにおいて確変領域有効フラグ203mをオンしないように構成されている(図375及び図376の備考欄参照)。
なお、確変領域通過回数カウンタ203oの値が大当たり種別毎に設定された有効可変動作としての値以上となった場合、以降の確変領域65dの球の通過時において、確変領域スイッチ65gによって入球を検出しないように構成してもよい。
この確変領域通過回数カウンタ203oは、パチンコ機10の電源投入時、及び、大当たりに当選した場合(図395のS603参照)に初期値として「0」クリアされる。そして、各大当たりラウンドにおいて確変領域スイッチ65gによって球が検知された場合の1カウント目であって、該確変領域通過回数カウンタ203oの値が大当たり種別毎に設定された値より小さい場合に1加算される(図399のS6306参照)。その後、大当たり終了処理(図400参照)において、この確変領域通過回数カウンタ203oの値は「0」クリアされる(図400のS6409参照)。
なお、確変領域通過回数カウンタ203oは、大当たり当選時(図395のS603参照)において、大当たり種別毎に設定された値(第18実施形態では、大当たり種別「確変A」~「確変F」であれば有効可変動作として「2」、大当たり種別「確変G」~「確変U」であれば有効可変動作として「3」)を設定し、各大当たりラウンドにおいて確変領域スイッチ65gによって球が検知された場合の1カウント目であって、該確変領域通過回数カウンタ203oの値が「0」ではない場合に1減算するように構成してもよい。この場合、この確変領域通過回数カウンタ203oの値が「0」となった場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「0」となったラウンドの次のラウンド以降において、確変領域有効フラグ203mをオンしないように構成する。
時短低確フラグ203pは、オン状態で「普図低確時間短縮状態」であって、普通図柄の低確率状態である一方、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短低確フラグ203pは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図384のS116参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第18実施形態では、特別図柄の動的表示が該特別図柄の低確率状態において計「899回」より多く(即ち、「900回」以上)実行されて救済条件成立回数に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」に移行させるために該時短低確フラグ203pがオンに設定される(図394のS5406参照)。その後、特別図柄の動的表示の停止時に実行される変動停止処理において実行される時短計数処理内で、後述する時短カウンタ203rの値が「0」より大きい値でなくなったとき、かつ、該時短低確フラグ203pがオンに設定されている場合(図393のS5303:No参照)、又は、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図395のS604参照)。
第18実施形態のパチンコ機10では、時短低確フラグ203pがオンされている場合に、特別図柄は低確率状態であり、かつ、普通図柄も低確率状態として普図当たり乱数テーブル202iが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるものの、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202jが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202kが参照されて普通電役72の開放駆動が行われる。
時短高確フラグ203qは、オン状態で「普図高確時間短縮状態」又は「確率変動状態」であって、普通図柄の高確率状態であり、かつ、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短高確フラグ203qは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図384のS116参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たりの終了時において、大当たり種別及び確変移行フラグの状態にかかわらず、時短高確フラグ203qがオンに設定される(図400のS6404又はS6405参照)。その後、特別図柄の動的表示の停止時の処理である変動停止処理において実行される時短計数処理内で、後述する時短カウンタ203rの値が「0」より大きい値でなくなったとき、かつ、該時短高確フラグ203qがオンに設定されている場合(図393のS5303:Yes参照)、又は、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図395のS604参照)。
第18実施形態のパチンコ機10では、時短高確フラグ203qがオンされている場合に、普通図柄の高確率状態として、普図当たり乱数テーブル202iが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるとともに、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202jが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202kが参照されて普通電役72の開放駆動が行われる。
次いで、時短カウンタ203rは、「時短機能」の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後及び救済条件成立時に各特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり時と救済条件成立時とで、特別図柄の実行回数による時短終了条件が異なるように設定されており、該設定された特別図柄の動的表示の実行回数が行われた場合、実行中の「時短機能」を終了して、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この時短カウンタ203rは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図384のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、時短カウンタ203rの値が「0」クリアされる(図395のS605参照)。そして、大当たり終了処理において、確変移行フラグ203kがオフされている場合に、時短カウンタ203rの値に「150」が設定される(図400のS6406参照)。また、特別図柄の低確率状態において、動的表示の実行回数が「899回」より多くなった場合、即ち、後述する救済カウンタ203sの値が「899」より大きい値となった場合であって、かつ、同じく後述する救済設定済みフラグ203tがオンに設定されていない場合に、時短カウンタ203rの値に「1000」が設定される(図394のS5404参照)。一方、時短カウンタ203rの値は、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図393のS5301参照)。
そして、時短カウンタ203rの値が「0」となった場合に(図393のS5302:No)、各特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、オンされている時短高確フラグ203q又は時短低確フラグ203pをオフに設定し(図393のS5304又はS5305参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
救済カウンタ203sは、特別図柄の動的表示の実行回数に基づいて「普図低確時間短縮状態」に移行するか否かを計数するためのカウンタである。第18実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示が「900回」実行された場合、即ち、救済カウンタ203sの値が「900」に達した場合に、遊技状態を「普図低確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
この救済カウンタ203sは、パチンコ機10の立ち上げ処理において、初期値として「0」が設定される(図384のS117参照)。そして、特別図柄の低確率状態、即ち、「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1加算される(図394のS5402参照)。第18実施形態のパチンコ機10では、この救済カウンタ203sの値が「900」に達した場合に、後述する救済設定済みフラグ203tがオンに設定されていなければ(即ち、オフであれば)、時短カウンタ203rの値に「1000」を設定するとともに、時短低確フラグ203pをオンに設定して(図394のS5404及びS5406参照)、「普図低確時間短縮状態」へ移行する。
なお、この救済カウンタ203sは、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭で「0」クリアされる(図395のS607参照)。これにより、大当たりが発生するごとに、救済条件成立回数を再設定し、大当たり遊技後、特別図柄の動的表示において大当たりに当選しない期間が所定期間に達した場合に、遊技者への救済措置として「普図低確時間短縮状態」を発生させることが可能となる。
救済設定済みフラグ203tは、大当たり遊技後、特別図柄の動的表示が救済条件成立回数に1度達したか否かを判別するためのフラグである。この救済設定済みフラグ203tは、パチンコ機10の立ち上げ処理において、初期値としてオフに設定される(図384のS117参照)。そして、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示が連続して「900回」大当たりに当選しなかった場合、即ち、救済カウンタ203sの値が「900」に達した場合に、大当たり遊技後、天井機能が1回発動したとして、オンに設定される(図394のS5405参照)。一方、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図395のS606参照)。
第18実施形態のパチンコ機10では、救済設定済みフラグ203tがオンに設定されている場合、即ち、大当たり遊技後、1度でも天井機能が発動している場合は、再び天井機能を発生させないように構成されており、救済設定済みフラグ203tを参照することで、大当たり遊技後に発動する天井機能を1回に制限することができる。
主制御装置110のROM202には、第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選遊技において大当たりに当選した場合に、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放制御のために参照される大当たり開放テーブル202fが格納されている。
ここで、図373を参照して、大当たり開放テーブル202fについて説明する。図373は、ROM202に記憶される大当たり開放テーブル202fの一例を模式的に示した模式図である。大当たり開放テーブル202fは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり時に参照され、各特別図柄の大当たりを発生した大当たり種別に基づいて、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放態様等(ラウンド回数、オープニング時間、インターバル時間、エンディング時間、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)、及び、大当たり終了後に移行する遊技状態が規定されている。
まず、大当たり開放テーブル202fは、遊技状態毎に入賞し易い第1始動口64又は第2始動口71(以下、第1始動口64と第2始動口71とを総称して、「始動口64,71」と称する場合がある)に基づいて選択される大当たりに当選した大当たり種別に基づいて開放態様等が区分けされている。
具体的には、「通常遊技状態」において、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合に参照される「通常遊技状態」用と、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合に参照される「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図373で示すように、大当たり開放テーブル202fの「通常遊技状態」用において、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65a(以下、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aを、「大入賞口」と称する場合がある)が、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態」において、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」への当選時であって、有効確変領域を非通過であった場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行し、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」への当選時であって、有効確変領域を通過した場合の大当たり遊技終了後には、「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202fの「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用において、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」への当選時であって、有効確変領域を非通過であった場合の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態」に移行し、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」への当選時であって、有効確変領域を通過した場合の大当たり遊技終了後には、「確率変動状態」に移行するように構成されている。
このように、右打ち遊技が維持されて連続的に特別図柄の大当たりが頻発する「連荘」状態において、いずれかの大当たり種別に当選した場合における大当たり時のOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より短く構成することで、「連荘」状態中における大当たり全体の消化時間を短くし、「連荘」状態において次の大当たりへの到達時間を短くすることが可能となる。これにより、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
さらに、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「連荘」状態における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より長くすることで、その時間において多種多様な演出を実行することが可能となる。このように構成することで、例えば、初回大当たりのOP時間やED時間にパチンコ機10における遊技方法の説明(例えば、発射態様の示唆や、カードサンドに挿入中のカードの抜き忘れ防止示唆、今後の遊技状態の説明等)や、「通常遊技状態」から初回大当たりしたことを祝福する演出を実行することができ、遊技者にパチンコ機10の遊技方法を理解させ易くしたり、漸く大当たりしたことを実感させて遊技者の興趣向上に資する演出を行うことができる。
また、詳細は後述するが、第18実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、4Rから9Rの各ラウンドにおいて、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されているか否かを遊技者に推測させ、該確変領域65dが有効に設定されていると推測する場合には、該確変領域65dが開放されている間に右打ち遊技を実行して確変領域65dに球を通過させるように第3図柄表示装置81で報知演出を行い、その後、該4Rから9Rの遊技結果によって導出される大当たり後の遊技状態(即ち、「確率変動状態」か「普図高確時間短縮状態」かのいずれか)を報知するための演出を、10R目からED時間までを費やして行うように構成されている。
このように構成することで、10R目における結果報知の演出の実行中に、可変入賞装置65への入賞個数が10個に達して10R目が終了し、大当たりのエンディングに移行した場合にも、大当たりエンディングにおいて結果報知の演出を継続させ、最後まで実行することができ、該結果報知の演出及び大当り後の遊技状態を明示的に報知することができる。
なお、大当たり種別に基づく大当たり時の大入賞口開閉板65aの開放態様等(OP時間、IT時間、ED時間、回数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数および移行遊技状態)は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。具体的には、大当たり種別毎に開放回数(ラウンド数)を異ならせるように構成してもよいし、大当たり種別毎に最大開放時間を変更するように構成してもよいし、最大入賞個数を変更するように構成してよい。当選した大当たり種別毎に払い出され得る賞球数が異なることで、当選した大当たり種別に応じて直接的に付与される遊技価値に違いを生じさせることができる。
また、大当たり種別毎に別々の遊技状態に移行する必要はなく、複数の大当たり種別で共通的な遊技状態に移行するように構成してもよい。さらに、OP時間とED時間とを異ならせるように構成してもよいし、IT時間をOP時間やED時間より長い時間に設定してもよい。また、1のラウンドの最小開放時間を、IT時間やOP時間、ED時間より短い時間に設定してもよい。さらに、大当たり種別毎にOP時間、IT時間又はED時間の少なくとも1つ以上を同一な時間となるように設定してもよい。
次に、図374を参照して、確変領域65dの開閉パターンについて説明する。図374は、確変領域開放テーブル202gの一例を模式的に示した図である。図374の確変領域開放テーブル202gでは、大当たり種別毎に、各ラウンドの確変領域65dが開放されるか、又は、閉鎖されたままであるかが示されている。
図374で示すように、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合の1Rから3Rまでの各ラウンド、及び、10Rでは、確変領域65dは閉鎖状態となっており、該当のラウンドで右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させたとしても、確変領域65dを球が通過不可能又は通過し難い状態となる。
また、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合の4Rから9Rまでの各ラウンドでは、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において確変領域65dが開放状態となり、この間に右打ち遊技を実行して可変入賞装置65へ入賞させることで、確変領域65dを球が通過可能な状態となる。
なお、詳細は後述するが、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別によって、確変領域65dの開放時における、確変領域スイッチ65gによる入球検知を有効とするラウンドが異なるように構成されており(図375参照)、確変領域65dを球が通過した場合であっても、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていなければ、該大当たりの終了後に「確率変動状態」に移行し得ないように構成されている。
また、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2回」に達すると、「2回」に達したラウンドの次のラウンド以降の確変領域65dは、特図1確変領域有効テーブル202h1の設定内容にかかわらず、以降のラウンド(該大当たり遊技中に限る)において確変領域65dがすべて無効となるように構成されている(図375の備考欄参照)。
従って、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、即ち、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、確変領域65dが開放される4Rから9Rの6のラウンドのうち、2のラウンドを選択して確変領域65dに球を通過させ、該球を通過させた2のラウンドのうち、いずれかのラウンドの確変領域65dが有効に設定されていれば、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
このように構成することで、第18実施形態のパチンコ機10では、具体的には、例えば、大当たり当選時に、いずれのラウンドの確変領域65dが有効に設定されているかを遊技者に推測させ、有効可変動作として所定数(第18実施形態では、第1特別図柄の大当たり時は有効可変動作として「2回」、第2特別図柄の大当たり時は有効可変動作として「3回」)のラウンドの確変領域65dに球を通過させた場合に、該通過させたいずれかのラウンドの確変領域65dが有効に設定されていれば「確率変動状態」に移行し、該通過させたすべてのラウンドの確変領域65dが無効に設定されていれば、「確率変動状態」に移行させずに「普図高確時間短縮状態」に移行させるように構成されている。
従来のパチンコ機では、大当たりに当選した場合に、主制御装置110において「確率変動状態」に移行するか否かが抽選され、該抽選結果を図柄表示装置などによって報知する構成となっていたため、遊技者は該抽選結果を図柄表示装置などで確認するのみとなっている。即ち、大当たりに当選した場合に、当選図柄による大当たり種別に応じて「確率変動状態」の付与が予め決まっており、また、確変領域65dを設けた場合であっても、大当たり種別に応じて決められたタイミングで球を発射さえすれば問題なく「確率変動状態」が付与される遊技機がある。
これに対して、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たりに当選した場合に、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効に設定されているかを遊技者が推測し、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dに球を通過させるかを遊技者自身の選択によって決定し、その結果によって「確率変動状態」に移行するか否かを判定させることができ、新たな遊技性を創出して興趣向上を図ることができる。
なお、確変領域65dが開放される4Rから9Rの6のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させる場合、当該ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放と同時に右打ち遊技を実施可能となるが、これに対し、当該ラウンドの確変領域65dが無効に設定されていると遊技者が推測して、該確変領域65dに球を通過させない場合、当該ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放後、10秒間は確変領域65dが開放状態となっているため、この期間は球の打ち出しを中断することになる。そして、大入賞口開閉板65aの開放から10秒が経過した後に確変領域65dが閉鎖状態となるため、該確変領域65dの閉鎖から大入賞口開閉板65aが閉鎖されるまでの20秒間において、右打ち遊技を再開して該当ラウンドの賞球を獲得することができる。
ここで、仮に、確変領域65dの開放時間が大入賞口開閉板65aの開放時間と同様に設定されている場合、即ち、確変領域65dの開放時間が1のラウンドの最大開放時間である「30秒」に設定されている場合、該ラウンドの確変領域65dが無効に設定されていると遊技者が推測して確変領域65dに球を通過させない状況においては、当該ラウンドの実行中は通じて確変領域65dが開放されているため、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させられず、該ラウンドの賞球を獲得することができなくなってしまう。その結果、遊技者は、1ラウンド分の出玉を獲得できなかったことにより、本来得られた賞球を獲得できなかった喪失感から、遊技に興覚めしてしまうおそれがある。
また、仮に、確変領域65dの開放時間が極端に短期間である場合(例えば、「1秒」)、当該ラウンドの確変領域65dの閉鎖中に右打ち遊技を実行して、該ラウンドの賞球を獲得することはできるが、該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていると遊技者が推測して確変領域65dに球を通過させたい場合に、確変領域65dの開放時間が短期間であるために、右打ち遊技を実行しても確変領域65dに球を通過させられない可能性がある。その結果、遊技者は、確変領域65dに球を通過させられずに「確率変動状態」を獲得できない場合、遊技に対して興覚めしてしまうおそれがある。
そこで、第18実施形態のパチンコ機10では、1の大当たりラウンドにおける確変領域65dの開放時間を「10秒」とすることで、該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていると遊技者が推測して確変領域65dに球を通過させたい場合には、確変領域65dの開放時間である「10秒間」において右打ち遊技を実行することで確変領域65dに球を通過させることができる。また、該ラウンドの確変領域65dが無効に設定されていると遊技者が推測して確変領域65dに球を通過させたくない場合には、確変領域65dの開放時間である「10秒間」は右打ち遊技を実行せず、確変領域65dの閉鎖後の残りの「20秒間」において右打ち遊技を実行することで、該ラウンドの賞球を獲得する機会を設けることができるので、1ラウンド分の出玉を獲得できないといった不満が生じることを未然に防止し、遊技者が遊技に興覚めしてしまうことを抑制することができる。
また、このように構成することで、第18実施形態のパチンコ機10では、確変領域65dが開放されていても、該確変領域65dへ球を通過させない場合に打ち出しを中断する期間が生じることになり、大当たり遊技中に球の発射を中断する期間が発生することにより、賞球の遊技者への払い出し速度が低下して時間あたりに遊技者が獲得する球数が過度になり難いようにすることができる。その結果、遊技者の射幸心を煽り過ぎず、遊技者が遊技を適切に行うことができるパチンコ機10を提供することができる。
さらに、第18実施形態のパチンコ機10では、確変領域65dが開放される4Rから9Rの各ラウンドにおいて、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていると遊技者が推測する場合の該確変領域65dの開放中に右打ち遊技を実行させるよう、第3図柄表示装置81において示唆表示を行うように構成されている(図419(a)参照)。さらに、該示唆表示を行っている期間を含め、大当たり中は常時、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37c及び第3図柄表示装置81における主表示用右打ち指示89の表示を行うよう構成されている。
仮に、大当たり中に常時、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37c及び第3図柄表示装置81における主表示用右打ち指示89の表示を行わず、第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示(例えば、図419(a)の81d)のみを表示した場合、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37c及び第3図柄表示装置81における主表示用右打ち指示89の表示がないため、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cの表示に基づいて右打ち遊技を開始したり右打ち遊技の準備をしようとしている遊技者が、そもそも可変入賞装置65が開放状態であることを認識できず、賞球を獲得し損ねてしまうおそれがある。また、第3図柄表示装置81の報知内容と、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cの報知内容との齟齬により、遊技者が右打ち遊技を行うべきか否か正確に認識することができず、右打ち遊技を躊躇してしまうといった無用の混乱を来してしまうおそれがある。
そこで、第18実施形態のパチンコ機10のように、大当たり中に常時、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37c及び第3図柄表示装置81における主表示用右打ち指示89の表示を行うよう構成することで、遊技者は、右打ち遊技を実行することでいずれかの賞球が獲得可能な状態であることを認識することができる。また、第3図柄表示装置81と特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cとの報知内容を整合性を図ることで、遊技者が右打ち遊技を行うことを正確に把握することができる。
次いで、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合の1R、及び、8Rから10Rまでの各ラウンドでは、確変領域65dは閉鎖状態となっており、該当のラウンドで右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させたとしても、確変領域65dを球が通過不可能又は通過し難い状態となる。
また、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合の2Rから7Rまでの各ラウンドでは、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、確変領域65dが開放状態となり、この間に右打ち遊技を実行して可変入賞装置65へ入賞させることで、確変領域65dを球が通過可能な状態となる。
なお、詳細は後述するが、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別によって、確変領域65dの開放時における、確変領域スイッチ65gによる入球検知を有効とするラウンドが異なるように構成されており(図376参照)、確変領域65dを球が通過した場合であっても、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていなければ、該大当たりの終了後に「確率変動状態」に移行し得ないように構成されている。
また、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3回」に達すると、「3回」に達したラウンドの次のラウンド以降の確変領域65dは、特図2確変領域有効テーブル202h2の設定内容にかかわらず、すべて無効となるように構成されている(図376の備考欄参照)。
従って、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、確変領域65dが開放される2Rから7Rの6のラウンドのうち、3のラウンドを選択して確変領域65dに球を通過させ、該球を通過させた3のラウンドのうち、いずれかのラウンドの確変領域65dが有効に設定されていれば、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
なお、確変領域65dが開放される2Rから7Rの6のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させる場合、当該ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放と同時に右打ち遊技を実施可能となるが、これに対し、当該ラウンドの確変領域65dが無効に設定されていると遊技者が推測して球の発射を中断し、該確変領域65dに球を通過させない場合、当該ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放後、10秒間は確変領域65dが開放状態となっているため、この期間は球の打ち出しを中断することになる。そして、大入賞口開閉板65aの開放から10秒が経過した後に確変領域65dが閉鎖状態となり、その後、右打ち遊技を実施することで、該ラウンドの賞球を獲得することができる。
次に、図375及び図376を参照して、大当たり種別毎の確変領域65dの有効パターンについて説明する。図375は、特図1確変領域有効テーブル202h1の一例を模式的に示した図であり、図376は特図2確変領域有効テーブル202h2の一例を模式的に示した図である。図375及び図376で示す確変領域有効テーブル202hでは、各特別図柄の大当たり種別毎に、各ラウンドで有効に設定される確変領域65dを示しており、「○」の記載されているラウンドにおいて確変領域65dが有効に設定され、「?」の記載されているラウンドにおいて確変領域65dは無効に設定されている。
図375に示すように、第1特別図柄の大当たり種別「確変A」では、4R目のみにおいて確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~3R及び5R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
なお、第1特別図柄の大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」以上の場合、確変領域有効フラグ203mをオンしないように構成されている。即ち、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2回」に達すると、「2回」に達したラウンドの次のラウンド以降の確変領域65dは、特図1確変領域有効テーブル202h1の設定内容にかかわらず、すべて無効となるように構成されている。
ここで、仮に、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2回」に達したラウンドの次のラウンド以降においても、特図1確変領域有効テーブル202h1に設定されているとおりに確変領域65dの有効又は無効が設定される場合、遊技者は確変領域65dが開放されるすべてのラウンド(即ち、大当たり種別「確変A」~「確変F」では4R~9Rの6のラウンド)において確変領域65dに球を通過させれば、該確変領域65dが有効に設定されるラウンドで球を通過させることが可能となり、「確率変動状態」に移行させられることになってしまう。
即ち、大当たり当選時に、いずれのラウンドの確変領域65dが有効に設定されているかを遊技者に推測させ、所定数(第18実施形態では、第1特別図柄の大当たり時は「2」、第2特別図柄の大当たり時は「3」)のラウンドの確変領域65dに球を通過させた場合に、該通過させたいずれかのラウンドの確変領域65dが有効に設定されていれば「確率変動状態」に移行し、該通過させたすべてのラウンドの確変領域65dが無効に設定されていれば、「普図高確時間短縮状態」に移行するという遊技性ではなくなってしまい、新たに創出した遊技性が崩壊してしまい、遊技の興趣を著しく損なってしまうおそれがある。
そこで、第18実施形態のパチンコ機10では、確変領域65dに球を通過させたラウンド数が「2回」に達した場合に、「2回」に達したラウンドの次のラウンド以降の確変領域65dはすべて無効となるように構成することで、遊技者に確変領域65dが有効に設定されているラウンドを推測させ、該確変領域65dが開放される6のラウンドのうち、2のラウンドを選択させて該確変領域65dに球を通過させた結果、「確率変動状態」に移行させられるか否かが判別されるという新たな遊技性を確立させることができ、新たな遊技性を創出することに伴って遊技の興趣向上を図ることができる。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変A」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは4R以降となっているため(図374参照)、確変領域65dが有効となる4R目の開始時において、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変A」においては、4R目に開放される確変領域65dが、3R目までの遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
よって、大当たり種別「確変A」に当選した場合、4R目において確変領域65dに球を通過させることによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変B」では、5R目のみにおいて確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~4R及び6R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変B」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは4R以降となっているため(図374参照)、該確変領域65dが有効となる5R目の開始時において、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変B」においては、5R目に開放される確変領域65dが、4R目までの遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
よって、大当たり種別「確変B」に当選した場合、5R目において確変領域65dに球を通過させることによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変C」では、6R目のみにおいて確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~5R及び7R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変C」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは4R以降となっており(図374参照)、仮に4R目及び5R目において確変領域65dに球を通過させた場合、特図1確変領域有効テーブル202h1において該4R目及び5R目の確変領域65dはいずれも無効に設定されているため、この2のラウンドでは有効確変領域を通過させることができない。
さらに、4R目及び5R目の2のラウンドで確変領域65dを通過させた場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となり、6R目以降のラウンドでは確変領域有効フラグ203mをオンしないことになる。
よって、大当たり種別「確変C」に当選した場合、本来であれば、確変領域65dが有効に設定される6R目において確変領域65dに球を通過させることで、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させられることになるが、4R目及び5R目の2のラウンドで確変領域65dを通過させた場合は、6R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となっているため、6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目の確変領域65dが無効のままとなり、この状態で6R目の確変領域65dを通過させたとしても有効確変領域を非通過となり、「確率変動状態」に移行させることができない。
換言すると、大当たり種別「確変C」に当選した場合は、4R目及び5R目の2のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「1回」以下の状態であれば、6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「1」以下となるため、確変領域有効フラグ203mがオンされ、確変領域65dが有効に設定され、該6R目において確変領域65dに球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変D」では、7R目のみにおいて確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~6R及び8R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変D」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは4R以降となっているため(図374参照)、仮に4R~6Rのうちの2のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、特図1確変領域有効テーブル202h1において4R~6Rの確変領域65dはいずれも無効に設定されているため、選択した2のラウンドでは有効確変領域を通過させることができない。
さらに、4R~6Rのうちの2のラウンドで確変領域65dを通過させた場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となり、7R目以降のラウンドでは確変領域有効フラグ203mをオンしないことになる。
よって、大当たり種別「確変D」に当選した場合、本来であれば、確変領域65dが有効に設定される7R目において確変領域65dに球を通過させることで、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させられることになるが、4R~6Rのうちの2のラウンドで確変領域65dを通過させた場合は、7R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目の確変領域65dが無効のままとなり、この状態で7R目の確変領域65dを通過させたとしても有効確変領域を非通過となり、「確率変動状態」に移行させることができない。
換言すると、大当たり種別「確変D」に当選した場合は、4R~6Rの3のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「1回」以下の状態であれば、7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「1」以下となるため、確変領域有効フラグ203mがオンされ、確変領域65dが有効に設定され、該7R目において確変領域65dに球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変E」では、8R目のみにおいて確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~7R、9R及び10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変E」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは4R以降となっているため(図374参照)、仮に4R~7Rのうちの2のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、特図1確変領域有効テーブル202h1において4R~7Rの確変領域65dはいずれも無効に設定されているため、選択した2のラウンドでは有効確変領域を通過させることができない。
さらに、4R~7Rのうちの2のラウンドで確変領域65dを通過させた場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となり、8R目以降のラウンドでは確変領域有効フラグ203mをオンしないことになる。
よって、大当たり種別「確変E」に当選した場合、本来であれば、確変領域65dが有効に設定される8R目において確変領域65dに球を通過させることで、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させられることになるが、4R~7Rのうちの2のラウンドで確変領域65dを通過させた場合は、8R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となっているため、8R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、8R目の確変領域65dが無効のままとなり、この状態で8R目の確変領域65dを通過させたとしても有効確変領域を非通過となり、「確率変動状態」に移行させることができない。
換言すると、大当たり種別「確変E」に当選した場合は、4R~7Rの4のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「1回」以下の状態であれば、8R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「1」以下となるため、確変領域有効フラグ203mがオンされ、確変領域65dが有効に設定され、該8R目において確変領域65dに球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変F」では、9R目のみにおいて確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~8R及び10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変F」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは4R以降となっているため(図374参照)、仮に4R~8Rのうちの2のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、特図1確変領域有効テーブル202h1において4R~8Rの確変領域65dはいずれも無効に設定されているため、選択した2のラウンドでは有効確変領域を通過させることができない。
さらに、4R~8Rのうちの2のラウンドで確変領域65dを通過させた場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となり、9R目以降のラウンドでは確変領域有効フラグ203mをオンしないことになる。
よって、大当たり種別「確変F」に当選した場合、本来であれば、確変領域65dが有効に設定される9R目において確変領域65dに球を通過させることで、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させられることになるが、4R~8Rのうちの2のラウンドで確変領域65dを通過させた場合は、9R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となっているため、9R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、9R目の確変領域65dが無効のままとなり、この状態で9R目の確変領域65dを通過させたとしても有効確変領域を非通過となり、「確率変動状態」に移行させることができない。
換言すると、大当たり種別「確変F」に当選した場合は、4R~8Rの5のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「1回」以下の状態であれば、9R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「1」以下となるため、確変領域有効フラグ203mがオンされ、確変領域65dが有効に設定され、該9R目において確変領域65dに球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、図376に示すように、第2特別図柄の大当たり種別「確変G」では、2R目及び3R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R目及び4R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
なお、第2特別図柄の大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」以上の場合、確変領域有効フラグ203mをオンしないように構成されている。即ち、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3回」に達すると、「3回」に達したラウンドの次のラウンド以降の確変領域65dは、特図2確変領域有効テーブル202h2の設定内容にかかわらず、すべて無効となるように構成されている。
しかしながら、上述したように、大当たり種別「確変G」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、該確変領域65dが有効となる2R目及び3R目の開始時において、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変G」においては、確変領域65dが有効に設定される2R目及び3R目が、1R目の遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
従って、大当たり種別「確変G」に当選した場合、確変領域65dが有効に設定される2R目及び3R目が、遊技結果によって無効に設定されることがないため、該2R目又は3R目のいずれかの確変領域65dに球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変H」では、2R目及び4R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R目、3R目及び5R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
また、上述したように、大当たり種別「確変H」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、該確変領域65dが有効となる2R目及び4R目の開始時において、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変H」においては、確変領域65dが有効に設定される2R目及び4R目が、1R目又は3R目の遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
よって、大当たり種別「確変H」に当選した場合、2R目又は4R目において確変領域65dに球を通過させることによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変I」では、2R目及び5R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R目、3R目、4R目及び6R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変I」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に2R~4Rの3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目の確変領域65dが無効のままとなる。
しかしながら、この場合、確変領域65dが有効に設定されている2R目において確変領域65dを通過させているため、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
また、仮に確変領域65dが有効に設定される2R目において確変領域65dに球を通過させず、3R目及び4R目の2のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「2」となり、「3」には達していないため、5R目の確変領域は特図2確変領域有効テーブル202h2に設定されているとおり、有効に設定される。従って、この場合も、5R目の確変領域65dに球を通過させることで、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
従って、大当たり種別「確変I」に当選した場合、確変領域65dが有効に設定される2R目に球を通過させるか、又は、2R目の確変領域65dに球を通過させず、5R目の確変領域65dに球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変J」では、2R目及び6R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R目、3R~5R及び7R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変J」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に確変領域65dが有効に設定される2R目において確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される3R~5Rの3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、6R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、確変領域65dが有効に設定されている2R目において確変領域65dを通過させておらず、かつ、6R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、6Rの確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変J」に当選した場合、確変領域65dが有効に設定される2R目の確変領域65dに球を通過させるか、又は、2R目には確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される3R~5Rの3のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される6R目の確変領域65dに球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変K」では、2R目及び7R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R目、3R~6R及び8R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変K」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に確変領域65dが有効に設定される2R目において確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される3R~6Rのうちのいずれか3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、7R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、確変領域65dが有効に設定されている2R目において確変領域65dを通過させておらず、かつ、7R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、7Rの確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変K」に当選した場合、確変領域65dが有効に設定されている2R目の確変領域65dに球を通過させるか、又は、2R目には確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される3R~6Rの4のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される7R目の確変領域65dに球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変L」では、3R目及び4R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R目、2R目及び5R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
また、上述したように、大当たり種別「確変L」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、該確変領域65dが有効となる3R目及び4R目の開始時において、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変L」においては、確変領域65dが有効に設定される3R目及び4R目が、遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
よって、大当たり種別「確変L」に当選した場合、3R目又は4R目において確変領域65dに球を通過させることによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変M」では、3R目及び5R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R目、2R目、4R目及び6R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変M」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に2R~4Rの3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、5R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目の確変領域65dが無効のままとなる。
しかしながら、この場合、確変領域65dが有効に設定されている3R目において確変領域65dを通過させているため、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
また、仮に確変領域65dが有効に設定される3R目において確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R目及び4R目の2のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「2」となり、「3」には達していないため、5R目の確変領域65dは特図2確変領域有効テーブル202h2に設定されているとおり、有効に設定される。
従って、大当たり種別「確変M」に当選した場合、確変領域65dが有効に設定される3R目に球を通過させるか、又は、3R目の確変領域65dに球を通過させず、5R目の確変領域65dに球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変N」では、3R目及び6R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R目、2R目、4R目、5R目及び7R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変N」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に確変領域65dが有効に設定される3R目において確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R目、4R目及び5R目の3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、確変領域65dが有効に設定されている3R目において確変領域65dを通過させておらず、かつ、6R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、6R目の確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変N」に当選した場合、確変領域65dが有効に設定されている3R目の確変領域65dに球を通過させるか、又は、3R目には確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R目、4R目及び5R目の3のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される6R目の確変領域65dに球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変O」では、3R目及び7R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R目、2R目、4R~6R及び8R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変O」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に確変領域65dが有効に設定される3R目において確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R目及び4R~6Rのうちの3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、確変領域65dが有効に設定される3R目において確変領域65dを通過させておらず、かつ、7R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、7R目の確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変O」に当選した場合、確変領域65dが有効に設定される3R目の確変領域65dに球を通過させるか、又は、3R目には確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R目、4R~6Rの4のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される7R目の確変領域65dに球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変P」では、4R目及び5R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~3R及び6R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変P」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に2R~4Rの3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、5R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目の確変領域65dが無効のままとなる。
しかしながら、この場合、確変領域65dが有効に設定されている4R目において確変領域65dを通過させているため、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
また、仮に確変領域65dが無効に設定される2R目及び3R目の2のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させ、確変領域65dが有効に設定される4R目において確変領域65dに球を通過させなかった場合、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「2」となり、「3」には達していないため、5R目の確変領域65dは特図2確変領域有効テーブル202h2に設定されているとおり、有効に設定される。
従って、この場合も、5R目の確変領域65dに球を通過させることで、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
よって、大当たり種別「確変P」に当選した場合、4R目において確変領域65dに球を通過させるか、該4R目には確変領域65dに球を通過させず、5R目において確変領域65dに球を通過させることによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変Q」では、4R目及び6R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~3R、5R目及び7R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変Q」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に確変領域65dが有効に設定される4R目において確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R目、3R目及び5R目の3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、確変領域65dが有効に設定されている4R目において確変領域65dを通過させておらず、かつ、6R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、6R目の確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変Q」に当選した場合、確変領域65dが有効に設定される4R目の確変領域65dに球を通過させるか、又は、4R目には確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R目、3R目及び5R目の3のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される6R目の確変領域65dに球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変R」では、4R目及び7R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~3R、5R目、6R目及び8R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変R」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に確変領域65dが有効に設定される4R目において確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R目、3R目、5R目及び6R目のうちの3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、確変領域65dが有効に設定される4R目において確変領域65dを通過させておらず、かつ、7R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、7R目の確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変R」に当選した場合、確変領域65dが有効に設定される4R目の確変領域65dに球を通過させるか、又は、4R目には確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R目、3R目、5R目及び6R目の4のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される7R目の確変領域65dに球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変S」では、5R目及び6R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~4R及び7R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変S」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に確変領域65dが無効に設定される2R~4Rの3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、5R目及び6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目及び6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目及び6R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、5R目及び6R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、5R目及び6R目の確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変S」に当選した場合、確変領域65dが無効に設定される2R~4Rの3のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される5R目又は6R目のいずれかの確変領域65dに球を通過させることによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変T」では、5R目及び7R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~4R、6R目及び8R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変T」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に確変領域65dが無効に設定される2R~4Rの3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、5R目及び7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目及び7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目及び7R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、5R目及び7R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、5R目及び7R目の確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
また、仮に確変領域65dが無効に設定される2R~4Rのうちの2のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させ、確変領域65dが有効に設定される5R目において確変領域65dに球を通過させず、さらに、確変領域65dが無効に設定される6R目において確変領域65dに球を通過させた場合、7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、確変領域65dが有効に設定される5R目において確変領域65dを通過させておらず、かつ、7R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、7R目の確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変T」に当選した場合、確変領域65dが無効に設定される2R~4Rの3のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される5R目の確変領域65dに球を通過させるか、5R目の確変領域65dに球を通過させず、確変領域65dが無効に設定される2R~4R及び6R目の4のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される7R目の確変領域65dに球を通過させるか、のいずれかよって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変U」では、6R目及び7R目において確変領域65dが有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~5R及び8R~10Rの各ラウンド)では確変領域65dが無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変U」に当選した場合、確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図374参照)、仮に確変領域65dが無効に設定される2R~5Rのうちの3のラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させた場合、6R目及び7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、6R目及び7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目及び7R目の確変領域65dが無効のままとなる。
よって、この場合、6R目及び7R目の確変領域65dが無効のままとなっているため、6R目及び7R目の確変領域65dに球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変U」に当選した場合、確変領域65dが無効に設定される2R~5Rの4のラウンドにおいて、確変領域65dを通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、確変領域65dが有効に設定される6R目又は7R目のいずれか確変領域65dに球を通過させることによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
なお、上記図375及び図376の説明において、大当たり種別毎に有効確変領域を通過し得るパターンについて説明したが、上述したように、遊技者が実際に大当たり遊技を行う場合は、いずれの大当たり種別に当選しているのかを識別することが困難に構成されているため、遊技者はいずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効に設定されているのかを推測しながら、いずれかの確変領域65dに球を通過させ、その遊技結果を第3図柄表示装置81において確認するように構成されている。
このように構成することで、大当たり種別によって各大当たりラウンドの確変領域65dが有効又は無効に設定されるパターンが異なるようにすることができる。その結果、遊技者はいずれの大当たりラウンドが有効に設定されているかを推測しながら大当たり中を遊技することができ、新たな遊技性を創出して興趣向上を図ることができる。
また、上述したように、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、即ち、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合は、大当たり種別毎に1のラウンドにおいてのみ、確変領域65dが有効に設定されており、かつ、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2回」に達すると、以降の大当たりラウンドの確変領域65dはすべて無効となるように構成されている。よって、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に有効確変領域を通過させられる確率は2/6(即ち、約33%)となるように構成されている。
これに対し、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合は、大当たり種別毎に2のラウンドにおいて、確変領域65dが有効に設定されており、かつ、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3回」に達すると、以降の大当たりラウンドの確変領域65dはすべて無効となるように構成されている。よって、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に有効確変領域を通過させられる確率は12/15(即ち、80%)となるように構成されている。
従って、第18実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合よりも、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合の方が、有効確変領域を通過する確率が高くなるように構成されており、「確率変動状態」に移行し易い(継続し易い)ように構成されている。
また、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていないと遊技者が推測した場合、該当のラウンドでは、遊技者は可変入賞装置65の開放から10秒間において球の発射を中断することになり、時間あたりに遊技者が獲得する球数が過度になり難いようにすることができる。その結果、遊技者の射幸心を煽り過ぎず、遊技者が遊技を適切に行うことができるパチンコ機10を提供することができる。
なお、上述したように、第18実施形態のパチンコ機10では、確変領域有効テーブル202hに基づいて、各大当たり種別によって、大当たりラウンド毎の確変領域65dが有効又は無効に設定されるように構成されているが、確変領域有効テーブル202hを設定せず、すべての大当たりラウンドの確変領域65dが有効になるように構成してもよい。
この場合、確変領域開放テーブル202gに基づいて、各大当たり種別に対応して各ラウンドの確変領域65dが開放されるか、又は、閉鎖されたままであるかが設定されているため、大当たり種別によって確変領域65dが開放するラウンド、即ち、有効となるラウンドが設定されることになる。このため、第3図柄表示装置81では、確変領域65dが開放されて有効となる大当たりラウンドの手前のラウンドから当該ラウンドの該確変領域65dに球が通過するまでの間において、該確変領域65dが開放されること報知するように構成する。さらに、該確変領域65dが開放されている状態において、該確変領域65dへの球の通過が検知されない場合に、該確変領域65dの残りの開放時間に応じて、右打ち遊技を示唆する程度を強めて、遊技者が該確変領域65dへ球を通過させるように促すようにするとより好適となる。そして、確変領域65dへの球の通過を検知した場合は、該通過検知タイミングで第3図柄表示装置81において実行されている演出内容にかかわらず、通過検知したことを報知する演出を行うように構成する。
ここで、図377~図379を参照して、大当たり種別「確変A」、「確変B」及び「確変C」における可変入賞装置65の開閉態様、確変領域有効フラグ203mの設定態様、確変領域スイッチ65gにおける球の検出態様、及び、該確変領域スイッチ65gへの球の検出に基づく確変移行フラグ203k(図362参照)の設定態様等を説明する。
図377は、大当たり種別「確変A」に当選した場合の各ラウンドにおける大入賞口ソレノイド65b及び確変領域ソレノイド65fの作動タイミング、大入賞口スイッチ65c及び確変領域スイッチ65gにおける球の検知タイミング、確変領域通過回数カウンタ203oの値の加算タイミング、大入賞口開閉板65aが閉鎖されている期間(以下、「インターバル」と称する)、確変領域有効フラグ203m及び確変移行フラグ203kの設定タイミングとの関係を模式的に示したタイミングチャートであり、図378は、大当たり種別「確変B」に当選した場合の各ラウンドにおける大入賞口ソレノイド65b及び確変領域ソレノイド65fの作動タイミング、大入賞口スイッチ65c及び確変領域スイッチ65gにおける球の検知タイミング、確変領域通過回数カウンタ203oの値の加算タイミング、大入賞口開閉板65aが閉鎖されている期間(以下、「インターバル」と称する)、確変領域有効フラグ203m及び確変移行フラグ203kの設定タイミングとの関係を模式的に示したタイミングチャートであり、図379は、大当たり種別「確変C」に当選した場合の各ラウンドにおける大入賞口ソレノイド65b及び確変領域ソレノイド65fの作動タイミング、大入賞口スイッチ65c及び確変領域スイッチ65gにおける球の検知タイミング、確変領域通過回数カウンタ203oの値の加算タイミング、大入賞口開閉板65aが閉鎖されている期間(以下、「インターバル」と称する)、確変領域有効フラグ203m及び確変移行フラグ203kの設定タイミングとの関係を模式的に示したタイミングチャートである。
図377で示すように、大当たり種別「確変A」では、計10ラウンドの大当たり遊技が実行され、各ラウンドの開始時に大入賞口ソレノイド65bがオンされて、大入賞口開閉板65aが開放される。そして、各ラウンドにおいて、所定条件(第18実施形態では、開放から最大で「30秒」経過、又は、大入賞口スイッチ65cによって球を10個検出、のいずれか一方の事象)が成立した場合に、大入賞口ソレノイド65bがオフされて大入賞口開閉板65aが閉鎖され、1のラウンドが終了する。そして、1の大当たり遊技において10ラウンドにおける開閉動作が繰り返され、1の大当たり遊技が終了する。また、確変領域通過回数カウンタ203oの値は、大当たりに当選したタイミングで「0」クリアされる。
さらに、大当たり種別「確変A」では、4R~9Rの各ラウンドの一定期間(第18実施形態では、各ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放から10秒)において確変領域ソレノイド65fがオンされて、該確変領域ソレノイド65fの下流側に設けられた確変領域スイッチ65gによって球が検出可能な状態となる。そして、可変入賞装置65内に流入した球が確変領域スイッチ65gによって検出された場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算される(各ラウンドの1回目の検出時のみ加算)。また、4R~9Rの各ラウンドにおいて、所定条件(第18実施形態では、確変領域65dの開放から最大で「10秒」経過、又は、大入賞口スイッチ65cによって球を10個検出、のいずれか一方の事象)が成立した場合に、確変領域ソレノイド65fがオフされて確変領域65dが閉鎖される。
なお、第18実施形態のパチンコ機10では、確変領域ソレノイド65fがオンされる期間が、4R~9Rの各ラウンドにおける大入賞口開閉板65aの開放から10秒間となっているため、仮に遊技者が当該ラウンドの確変領域65dへ球を入賞させたくない場合であっても、当該ラウンドの確変領域65dが開放されている10秒間は球の発射を中断しておき、該確変領域65dが閉鎖されてから右打ち遊技を再開することで、当該ラウンドの賞球を獲得することができる。
さらに、第18実施形態のパチンコ機10では、各ラウンドの開始時に当該ラウンドの確変領域有効フラグ203mをオンするか否かの判定処理が行われる(図397にて詳細を後述)。図377の例では、大当たり種別「確変A」に当選しているため、4R目が確変領域有効フラグ203mがオンされ得るラウンドとなる(図375参照)。
この場合、4R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「0」となっており、「2」に達していないため、確変領域有効フラグ203mがオンされる。そして、4R目において可変入賞装置65内に流入した球が、確変領域ソレノイド65fがオンされている間に確変領域スイッチ65gによって検出された場合、即ち、確変領域有効フラグ203mがオンされている状態で確変領域スイッチ65gによって球が検出された場合に、確変移行フラグ203k(図362参照)がオンされる。第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「確変A」の大当たり終了後に、確変移行フラグ203kがオンに設定されていることにより、「確率変動状態」に移行するように構成されている。また、確変領域通過回数カウンタ203oの値は、大当たり遊技が終了するタイミングで「0」クリアされる。
次いで、図378で示すように、大当たり種別「確変B」では、計10ラウンドの大当たり遊技が実行され、各ラウンドの開始時に大入賞口ソレノイド65bがオンされて、大入賞口開閉板65aが開放される。そして、各ラウンドにおいて、所定条件(第18実施形態では、開放から最大で「30秒」経過、又は、大入賞口スイッチ65cによって球を10個検出、のいずれか一方の事象)が成立した場合に、大入賞口ソレノイド65bがオフされて大入賞口開閉板65aが閉鎖され、1のラウンドが終了する。そして、1の大当たり遊技において10ラウンドにおける開閉動作が繰り返され、1の大当たり遊技が終了する。また、確変領域通過回数カウンタ203oの値は、大当たりに当選したタイミングで「0」クリアされる。
さらに、大当たり種別「確変B」では、4R~9Rの各ラウンドの一定期間(第18実施形態では、各ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放から10秒)において確変領域ソレノイド65fがオンされて、該確変領域ソレノイド65fの下流側に設けられた確変領域スイッチ65gによって球が検出可能な状態となる。そして、可変入賞装置65内に流入した球が確変領域スイッチ65gによって検出された場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算される(各ラウンドの1回目の検出時のみ加算)。また、4R~9Rの各ラウンドにおいて、所定条件(第18実施形態では、確変領域65dの開放から最大で「10秒」経過、又は、大入賞口スイッチ65cによって球を10個検出、のいずれか一方の事象)が成立した場合に、確変領域ソレノイド65fがオフされて確変領域65dが閉鎖される。
さらに、第18実施形態のパチンコ機10では、各ラウンドの開始時に当該ラウンドの確変領域有効フラグ203mをオンするか否かの処理が行われる(図397にて詳細を後述)。図378の例では、大当たり種別「確変B」に当選しているため、5R目が確変領域有効フラグ203mがオンされ得るラウンドとなる(図375参照)。
よって、4R目においては、確変領域有効フラグ203mがオフされたままとなっている。この状態で可変入賞装置65内に流入した球が、確変領域ソレノイド65fがオンされている間に確変領域スイッチ65gによって検出された場合、即ち、確変領域有効フラグ203mがオフされている状態で確変領域スイッチ65gによって球が検出された場合、確変移行フラグ203k(図362参照)はオンされず、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算され、「1」となる。
そして、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「1」となっており、「2」に達していないため、確変領域有効フラグ203mがオンされる。そして、5R目において可変入賞装置65内に流入した球が、確変領域ソレノイド65fがオンされている間に確変領域スイッチ65gによって検出された場合、即ち、確変領域有効フラグ203mがオンされている状態で確変領域スイッチ65gによって球が検出された場合に、確変移行フラグ203k(図362参照)がオンされる。第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「確変B」の大当たり終了後に、確変移行フラグ203kがオンに設定されていることにより、「確率変動状態」に移行するように構成されている。また、確変領域通過回数カウンタ203oの値は、大当たり遊技が終了するタイミングで「0」クリアされる。
次いで、図379で示すように、大当たり種別「確変C」では、計10ラウンドの大当たり遊技が実行され、各ラウンドの開始時に大入賞口ソレノイド65bがオンされて、大入賞口開閉板65aが開放される。そして、各ラウンドにおいて、所定条件(第18実施形態では、開放から最大で「30秒」経過、又は、大入賞口スイッチ65cによって球を10個検出、のいずれか一方の事象)が成立した場合に、大入賞口ソレノイド65bがオフされて大入賞口開閉板65aが閉鎖され、1のラウンドが終了する。そして、1の大当たり遊技において10ラウンドにおける開閉動作が繰り返され、1の大当たり遊技が終了する。また、確変領域通過回数カウンタ203oの値は、大当たりに当選したタイミングで「0」クリアされる。
さらに、大当たり種別「確変C」では、4R~9Rの各ラウンドの一定期間(第18実施形態では、各ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放から10秒)において確変領域ソレノイド65fがオンされて、該確変領域ソレノイド65fの下流側に設けられた確変領域スイッチ65gによって球が検出可能な状態となる。そして、可変入賞装置65内に流入した球が確変領域スイッチ65gによって検出された場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算される(各ラウンドの1回目の検出時のみ加算)。また、4R~9Rの各ラウンドにおいて、所定条件(第18実施形態では、確変領域65dの開放から最大で「10秒」経過、又は、大入賞口スイッチ65cによって球を10個検出、のいずれか一方の事象)が成立した場合に、確変領域ソレノイド65fがオフされて確変領域65dが閉鎖される。
さらに、第18実施形態のパチンコ機10では、各ラウンドの開始時に当該ラウンドの確変領域有効フラグ203mをオンするか否かの処理が行われる(図397にて詳細を後述)。図379の例では、大当たり種別「確変C」に当選しているため、6R目が確変領域有効フラグ203mがオンされ得るラウンドとなる(図375参照)。
よって、4R目においては、確変領域有効フラグ203mがオフされたままとなっている。この状態で可変入賞装置65内に流入した球が、確変領域ソレノイド65fがオンされている間に確変領域スイッチ65gによって検出された場合、即ち、確変領域有効フラグ203mがオフされている状態で確変領域スイッチ65gによって球が検出された場合は、確変移行フラグ203k(図362参照)はオンされず、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算され、「1」となる。
さらに、5R目においても、確変領域有効フラグ203mがオフされたままとなっている。この状態で可変入賞装置65内に流入した球が、確変領域ソレノイド65fがオンされている間に確変領域スイッチ65gによって検出された場合、即ち、確変領域有効フラグ203mがオフされている状態で確変領域スイッチ65gによって球が検出された場合は、確変移行フラグ203k(図362参照)はオンされず、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算され、「2」となる。
そして、6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「2」に達しているため、確変領域有効フラグ203mはオンされずオフの状態のままとなる。また、6R目において可変入賞装置65内に流入した球が、確変領域ソレノイド65fがオンされている間に確変領域スイッチ65gによって検出された場合、即ち、確変領域有効フラグ203mがオフされている状態で確変領域スイッチ65gによって球が検出された場合は、確変移行フラグ203k(図362参照)はオンされない。
その後も確変移行フラグ203kはオフの状態のまま大当たりが終了するため、「確率変動状態」には移行せず、「普図高確時間短縮状態」に移行する。また、確変領域通過回数カウンタ203oの値は、大当たり遊技が終了するタイミングで「0」クリアされる。
次に、図380(a)から図380(c)を参照して、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j及び普通電役開放テーブル202kの詳細について説明する。まず、図380(a)は、ROM202に記憶される普図当たり乱数テーブル202iの一例を模式的に示した模式図である。
上述したように、普図当たり乱数テーブル202iは、パチンコ機10の遊技状態が、「通常遊技状態」又は「普図低確時間短縮状態」である普通図柄の低確率状態(「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」ではない期間(特別図柄の大当たり中を含む))の場合に使用される「普通図柄低確率状態」用と、パチンコ機10の遊技状態が、「普通図柄低確率状態」より普通図柄が当たりとなる確率の高い状態である「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」の場合に使用される「普通図柄高確率状態」用との2種類に分けられる。そして、「普通図柄低確率状態」用と「普通図柄高確率状態」用とのそれぞれに含まれる当たりとなる乱数の数が異なって設定されている。このように、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで当たりとなる乱数の数を異ならせることにより、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで、普通図柄の可変表示において当たりとなる確率が変更される。
図380(a)で示すように、第18実施形態のパチンコ機10では、「普通図柄低確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は70個で、その値「30~99」が、普図当たり乱数テーブル202iに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄低確率状態」(即ち、「通常遊技状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、70/100となり、普通図柄の可変表示において当たりが導出され易いように設定されている。
一方で、「普通図柄高確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は99個で、その値「1~99」が、普図当たり乱数テーブル202iに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄高確率状態」(即ち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、99/100となり、普通図柄の可変表示においてほぼ当たりが導出されるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、普通電役72が開放し易い状況か、該開放し易い状況より開放し難い状況か否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況であることによって第2始動口71へ入賞し得る状況か、普通電役72が開放し易い状況より開放難い状況であることで球が第2始動口71へ入賞し難い状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」では、「普通図柄低確率状態」となり、普通図柄の可変表示時間も長く、また、普通電役72が開放し難く、さらに、開放した場合でも普通電役72が短時間しか開放しないため、仮に右打ち遊技で球が発射された場合でも「普通図柄高確率状態」より第2始動口71へ入賞し難くなるように構成されている。また、第1始動口64には普通電役72のような入賞を補助する装置が備え付けられておらず、さらに、左打ち遊技で発射された球の流下領域にスルーゲート67が配置されていないため、左打ち遊技により発射された球が時短機能によって第1始動口64へ入賞し易くなる構成ではない。よって、換言すれば、「通常遊技状態」では、右打ち遊技されたとしても、その右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し難く、また、左打ち遊技で発射された球も、時短機能を使わずに第1始動口64へ入賞させなければならず、第1特別図柄の動的表示を実行させるために自力で第1始動口64へ入賞させるように構成されている。なお、「通常遊技状態」において、普通図柄の可変表示時間や普通電役72の開放パターンを複数種類設けておくことで、「通常遊技状態」において遊技者が第2始動口71へ入賞可能なタイミングを把握させ難く構成して、第2始動口71への入賞を困難に構成するとより好適である。また、「通常遊技状態」において、右打ち遊技された場合に、スルーゲート67への球の通過を起因してエラー報知するように構成することで、遊技者および遊技場の従業員に対して奨励されていない遊技態様であることを示唆することで、遊技者に右打ち遊技での遊技を抑制させてもよい。
次いで、図380(b)を参照して、普通図柄の可変表示時間を決定するための普図変動テーブル202jの詳細について説明する。図380(b)は、ROM202に記憶される普図変動テーブル202jの一例を模式的に示した模式図である。
普図変動テーブル202jは、「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」で参照される「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用との2種類に分けられる。そして、「通常遊技状態」用と「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用とで設定される普通図柄の可変表示時間が異なって設定されている。このように、各遊技状態で普通図柄の可変表示時間を異ならせることにより、各遊技状態で普通図柄の当否結果が導出される時間が変更される。
図380(b)で示すように、第18実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「15秒」となるように普図変動テーブル202jで規定されている。つまり、「通常遊技状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「15秒」となるように設定されている。
また、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「0.1秒」となるように普図変動テーブル202jで規定されている。つまり、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「0.1秒」となるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の可変表示時間を変更することで、スルーゲート67を球が通過してから、普通電役72が開放されるまでの期間を変更することができる。その結果、球がスルーゲート67を通過した場合に、該スルーゲート67の通過に起因する可変表示で当たりとなり、該当たりに基づいて普通電役72が開放されて、スルーゲート67を通過した球がそのまま第2始動口71へ流入し得るか否かを遊技状態によって異ならせることができる。よって、普通図柄の可変表示時間を遊技状態毎に変更することで、1の球のスルーゲート67及び第2始動口71への入賞態様を異ならせることができ、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示時間が短く、当たりに当選し易く、かつ、普通電役72の開放時間も長時間となるため、普通電役72の上面を球が転動している間に普通電役72が開放(没入)状態となって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し得るように構成されている。換言すれば、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、可変入賞装置65へ入賞し難いように構成されている。
また、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図低確時間短縮状態」では、「確率変動状態」及び「普図高確時間短縮状態」よりも当たりに当選し難いものの、普通図柄の可変表示時間が短く、かつ、普通電役72の開放時間も長時間となるため、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し得るように構成されている。換言すれば、「普図低確時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、可変入賞装置65へ入賞し難いように構成されている。
次いで、図380(c)を参照して、普通電役開放テーブル202kについて説明する。図380(c)は、ROM202に記憶される普通電役開放テーブル202kの一例を模式的に示した模式図である。普通電役開放テーブル202kは、普通図柄の当たり時に参照され、普通図柄の当たりが発生したタイミングにおける遊技状態に基づいて、普通電役72の開放(没入)時間および開放回数が規定されている。
普通電役開放テーブル202kは、普通図柄が抽選された遊技状態に基づいてグループ毎に区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」で参照される「普図高確時間短縮状態・確率変動状態・普図低確時間短縮状態」用とで、普通電役72の開放態様(開放時間)が変更される。
図380(c)で示すように、第18実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放回数は1回であり、その開放時間は「0.1秒」となるように普通電役開放テーブル202kで規定されている。つまり、「通常遊技状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「0.1秒」×1回=「0.1秒」の間、開放されるように設定されている。
また、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放時間は「5.8秒」、かつ、開放回数が1回となるように普通電役開放テーブル202kで規定されている。つまり「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「5.8秒」×1回=「5.8秒」の間、開放されるように構成される。
これにより、遊技状態に応じて普通電役72の開放態様を変更することで、普通電役72が開放している期間の長短の違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放している期間が長いことによって第2始動口71へ入賞し易い状況か、普通電役72が開放している状況が短いことによって球が第2始動口71へ入賞し難い状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「確率変動状態」又は「普図高確時間短縮状態」においては、普通図柄の高確率状態となり、可変表示時間が短時間で、普通電役72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し易いように構成されている。
また、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図低確時間短縮状態」においては、普通図柄の低確率状態であるものの、可変表示時間が短時間で、普通電役72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し易いように構成されている。
よって、「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、第2特別図柄の動的表示の保留球数が溜まり易いため、変動短縮機能が作動し易く、第2特別図柄の動的表示が効率良く実行され易いように構成されている。
このように、特別図柄の高確率状態又は低確率状態と、普通図柄の高確率状態又は低確率状態と、可変表示時間及び普通電役72の開放時間の長時間又は短時間と、をそれぞれ組み合わせた各遊技状態を設けることで、各遊技状態に遊技性を変化させ、バリエーションが豊富な遊技を提供することができ、遊技の興趣を向上することができる。
なお、普通図柄の可変表示の当たり確率や可変表示の可変表示時間は、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、「通常遊技状態」等より「確率変動状態」等の方が普通図柄に当選し易い確率であれば如何様な割合でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の当たり確率を1/100程度として当たり難くなるように構成してもよいし、「確率変動状態」における普通図柄の当たり確率を50/100=1/2程度としてもよいし、普通図柄の低確率状態において当たりに当選しないように構成してもよい。また、「通常遊技状態」より「確率変動状態」等の方が可変表示時間が短ければ如何様な時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の可変表示時間を「30秒」以上の長い時間(例えば、「100秒」)としてもよいし、「10秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。
また、普通電役72の開放時間や開放回数も、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、普通電役72の開放時間として、「通常遊技状態」等より「確率変動状態」等の方が遊技者にとって有利な開放時間であれば如何様な開放時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」等における普通電役72の開放時間を「0.1秒」以上(例えば、「1秒」)に設定してもよいし、開放回数を「1回」以上(例えば、「3回」)に設定してもよい。また、「確率変動状態」等における普通電役72の開放時間を「5.8秒」以上の長い時間(例えば、「10秒」)としてもよいし、「5.8秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。さらに、「確率変動状態」等における普通電役72の開放回数を「1回」以上の多い回数(例えば、「5回」)としてもよい。
次に、図381を参照して、第18実施形態における時短終了条件テーブル202mについて説明する。図381は、第18実施形態におけるROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。時短終了条件テーブル202mは、大当たり状態の終了時、又は、救済条件成立回数に達した場合に参照され、大当たりに当選した大当たり種別又は救済条件成立に応じて付与される「時短機能」の終了条件がそれぞれ規定されている。
図381で示すように、すべての遊技状態において大当たりに当選した場合の有効確変領域の通過時には、「確率変動状態」として、次回大当たりまで高確時短機能が有効となるように設定される。また、すべての遊技状態において大当たりに当選した場合の有効確変領域の非通過時には、「普図高確時間短縮状態」として、高確時短機能が「150回」まで有効となるように設定される。また、「通常遊技状態」において救済条件成立回数(第18実施形態では「900回」)に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」として、低確時短機能が「1000回」まで有効となるように設定される。
図362に戻り、説明を続ける。RAM203は、図363に図示したカウンタ用バッファ203c等のほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、RAM203において、大当たり時における確変領域65dへの入賞の有無を記憶する記憶手段を設けてもよい。この場合、遊技状態に対応して所定回の確変領域スイッチ65gのみを上記記憶手段に反映させる機能を設けてもよい。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図386参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図384参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図403参照)が即座に実行される。
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、各入賞口63,64,65,71に入賞した球や、スルーゲート67を通過した球、アウト口66を通って球排出路へ案内された球をそれぞれ検出するためのスイッチ(例えば、大入賞口スイッチ65c等)を含むスイッチ群並びにセンサ群などからなる各種スイッチ208や、電源投入時の立ち上げモードを設定するための設定キー501、「設定変更モード」時に押下操作されることにより確率設定値を更新するための設定変更スイッチ502、RAM203に記憶されているデータを消去するためのRAM消去スイッチ503が接続される。
また、入出力ポート205の出力側には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、特別図柄表示装置37、普通図柄表示装置83、普通図柄保留ランプ84、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大入賞口ソレノイド65bや、普通電役72の出没板72aを駆動するための普通電役ソレノイド(図示せず)、その他ソレノイド209が接続されている。MPU201は、各種スイッチ208,502,503から出力される信号や、設定キー501の状態に基づいて各種処理を実行するとともに、各種処理の実行結果の1つとして確率表示装置504の表示内容等を設定する。
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図403参照)が即座に実行される。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチ217が接続されている。なお、該賞球検出スイッチ217は、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるように球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29~33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出や、後述する「投票演出」及び「競争演出」の表示、「保留変化予告」といった第3図柄表示装置81にて行われる演出の表示態様の設定などを制御するものである。
演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、及び、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。第18実施形態では、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成され、音声ランプ制御装置113から主制御装置110へコマンド送信ができないように構成されている。一方、音声ランプ制御装置113と表示制御装置114とは、互いにコマンドの送受信が可能に構成されている。
また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示される演出のステージを変更したり、「スーパーリーチ」演出態様等の背面画像を変更したりするように、音声出力装置226、ランプ表示装置227を制御すると共に、表示制御装置114へ枠ボタン22の押下に基づいた表示を第3図柄表示装置81に表示させるように指示する。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出や後述する「投票演出」及び「競争演出」の表示、「保留変化予告」の表示制御を実行するものである。なお、「投票演出」及び「競争演出」の表示内容の詳細については、図416~図437において後述する。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110~114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110~114等に対して必要な電圧を供給する。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111のNMI端子へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理(図403参照)を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理を正常に実行し完了することができる。
ここで、図382を参照して、音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図382は、主に音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。音声ランプ制御装置113のROM222には、MPU221にて実行される各種制御プログラムの他、固定値データとして、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、停止パターンテーブル222c、変動パターンテーブル222dが少なくとも格納されている。これらのテーブル222a~222dは、いずれも主制御装置110のROM202に設けられた大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、停止パターンテーブル202d、変動パターンテーブル202eと同じものである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3および変動種別カウンタCS1の各値と、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、停止パターンテーブル222cおよび変動パターンテーブル222dとに基づいて、先読み処理を実行可能に構成されている。
そして、この先読み処理によって、その先読み処理の対象となった保留中の変動演出が、結果としてどのような演出となるか(大当たりとなるか否か、「リーチ表示」となるか否か等)をその変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定したり、コクピット表示領域Db(図361参照)に表示される保留図柄の表示態様を変化させる「保留変化予告」の演出内容(及び実行時期(タイミング))を決定したりする制御を実行する。
RAM223には、特図1変動開始フラグ223a、特図2変動開始フラグ223b、サブ第1保留球数カウンタ223c、サブ第2保留球数カウンタ223d、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f、実行情報格納エリア223g、サブ確変領域通過回数カウンタ223h、確変領域通過フラグA223i、確変領域通過フラグB223j、確変領域通過フラグC223k、確変領域通過フラグD223m、確変領域通過フラグE223n、確変領域通過フラグF223o、サブ確変移行フラグ223p、有効確変領域通過ラウンド格納エリア223q、投票完了フラグ223rが少なくとも設けられている。
特図1変動開始フラグ223aは、オン状態で第1特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図1変動開始フラグ223aは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図1停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図407のS1235参照)。そして、第1特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図410のS1302参照)。
そして、第18実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図1変動開始フラグ223aがオンされたことを契機として、待機中の第1特別図柄の変動演出が存在する場合に、該待機中の第1特別図柄の変動演出を実行させるための第1特別図柄の変動演出の設定処理(図410のS1306~S1308参照)を行う。
特図2変動開始フラグ223bは、オン状態で第2特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図2変動開始フラグ223bは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図2停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図408のS1255参照)。そして、第2特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図410のS1310参照)。
そして、第18実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図2変動開始フラグ223bがオンされたことを契機として、待機中の第2特別図柄の変動演出が存在する場合に、該待機中の第2特別図柄の変動演出を実行させるための第2特別図柄の変動演出の設定処理(図410のS1314~S1316参照)を行う。
サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第1特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第1特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第1保留球数カウンタ203aの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンド(保留球数コマンド)に基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第1保留球数カウンタ223cにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、第1始動口64への入球によって第1特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第1保留球数コマンドを受信すると、その第1保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(図406のS1207参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第1特別図柄の変動演出に対応する特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第1特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算(更新)する(図410のS1305参照)。このように、第1保留球数カウンタ203aの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新するので、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期させながら、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新することができる。
サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第2特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第2特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第2保留球数カウンタ203bの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンドに基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第2保留球数カウンタ223dにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、第2始動口71への入球によって第2特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第2保留球数コマンドを受信すると、その第2保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(図406のS1211参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第2特別図柄の変動演出に対応する特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第2特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算(更新)する(図410のS1313参照)。このように、第2保留球数カウンタ203bの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新するので、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期させながら、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新することができる。
サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値は、各特別図柄の変動演出が奨励される遊技状態において、第3図柄表示装置81における保留図柄及び実行図柄の表示に用いられる。即ち、音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドの受信に応じてそのコマンドにより示される保留球数をサブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dに格納したり(図406のS1207又はS1211参照)、特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に応じて、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新したりするタイミングで(図410のS1305又はS1313参照)、遊技状態に応じて奨励される特別図柄に対応する格納後もしくは更新後のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値を表示制御装置114に通知するべく、表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを表示制御装置114に対して送信する。
表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを受信すると、そのコマンドにより示される保留球数の値、即ち、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値分の保留図柄と、実行中の変動演出を示す実行図柄とを第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図361(b)参照)に表示するように、画像の描画を制御する。
上述したように、サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期しながら、その値が変更され、また、サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期しながら、その値が変更される。従って、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図361(b)参照)に表示される保留図柄の数も、奨励される特別図柄に関する主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値に同期させながら、変化させることができる。よって、第3図柄表示装置81には、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出が保留されている保留球の数を正確に表示させることができる。
第1保留情報格納エリア223eは、保留されている第1特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンドによって送信された第1特別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222dとを用いて、第1特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
第2保留情報格納エリア223fは、保留されている第2特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第2保留球数コマンドによって送信された第2別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222dとを用いて、第2特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
実行情報格納エリア223gは、少なくとも特別図柄表示装置37で実行され、第3図柄表示装置81で実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値とを格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113のMPU221は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の設定等を実行するために、上述した第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリア又は第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアに記憶されている変動演出を行うための情報(カウンタC1~C3,CS1等の各値)を、この実行情報格納エリア223gへシフトする。
サブ確変領域通過回数カウンタ223hは、主制御装置110の確変領域通過回数カウンタ203oと同様に、大当たり中に確変領域スイッチ65gによって球が検知されたラウンドの回数を計数するカウンタである。
音声ランプ制御装置113は、大当たり中に確変領域スイッチ65gによって球が検知された場合であって、当該ラウンドの1カウント目である場合に主制御装置110より送信される確変領域通過コマンドを受信すると、後述する、当該ラウンドの確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223oのいずれか)をオンに設定し、この当該ラウンドの確変領域通過フラグがオンされている場合に、該サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値を1加算する(図413のS1605参照)。
第18実施形態のパチンコ機10では、当選した大当たり種別とこのサブ確変領域通過回数カウンタ223hの値とを判別し、該サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が一定値を超えている(第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりの場合に「2」以上、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりの場合に「3」以上)場合に、後述する投票完了フラグ223rをオンに設定する。
なお、このサブ確変領域通過回数カウンタ223hは、大当たりに当選したタイミングで「0」クリアされる(図411のS1402参照)。
このように、音声ランプ制御装置113では、確変領域通過回数カウンタ203oの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値を更新するので、主制御装置110の確変領域通過回数カウンタ203oと同期させながら、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値を更新することができる。
確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223oは、大当たり中に確変領域65dが開放される各ラウンドにおいて、確変領域65dを球が通過したか否かを判別するためのフラグである。
確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223oは、それぞれ、当選した大当たり種別に応じて対応するラウンドが異なるように構成されている。
具体的には、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」及び「確変F」のいずれかに当選した場合、即ち、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、4R~9Rの期間において確変領域65dが開放されるため(図374参照)、確変領域通過フラグA223iは4R目、確変領域通過フラグB223jは5R目、確変領域通過フラグC223kは6R目、確変領域通過フラグD223mは7R目、確変領域通過フラグE223nは8R目、確変領域通過フラグF223oは9R目の各ラウンドに対応したフラグであり、各ラウンド中において確変領域65dを通過したか否かを判定するように構成されている。
また、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれかに当選した場合、即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、2R~7Rの期間において確変領域65dが開放されるため(図374参照)、確変領域通過フラグA223iは2R目、確変領域通過フラグB223jは3R目、確変領域通過フラグC223kは4R目、確変領域通過フラグD223mは5R目、確変領域通過フラグE223nは6R目、確変領域通過フラグF223oは7R目の各ラウンドに対応したフラグであり、各ラウンド中において確変領域65dを通過したか否かを判定するように構成されている。
この確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223oは、大当たりに当選したタイミングでそれぞれオフに設定される(図411のS1403参照)。そして、大当たり中の各ラウンドにおいて主制御装置110より送信される確変領域通過コマンドを受信すると、当該ラウンドに対応する確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223o)がオンに設定される(図409のS1272参照)。
第18実施形態のパチンコ機10では、当該ラウンドの確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223oのいずれか)がオンに設定されている場合、当該ラウンドの確変領域65dを球が通過したと判断し、第3図柄表示装置81において実行される「投票演出」用の表示用投票実施コマンドを設定する(図413のS1610参照)。また、同じく第3図柄表示装置81において行われる「競争演出」の実行時において、確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223oの各フラグを判別することで、遊技者がいずれの大当たりラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させたかを判断し、該通過させたラウンドに基づいた「競争演出」を実行するように構成されている(図415のS1703及びS1704参照)。
なお、第18実施形態のパチンコ機10では、1の大当たり中に確変領域65dを球が通過したラウンド数が所定数(大当たり種別「確変A」~「確変F」は「2」、大当たり種別「確変G」~「確変U」は「3」)に達すると、該所定数に達したラウンドの次のラウンド以降において確変領域65dを球が通過した場合には、主制御装置110から確変領域通過コマンドが送信されないように構成されている(図399のS6304:No又はS6305:No)。
このため、仮に、1の大当たり中の確変領域65dが開放されるすべてのラウンドにおいて、遊技者が確変領域65dに球を通過させた場合、大当たり種別「確変A」~「確変F」に基づく大当たりであれば、4R目及び5R目の確変領域65dの通過時のみに確変領域通過コマンドが送信され、確変領域通過フラグA223i及び確変領域通過フラグB223jの各フラグがオンに設定される。また、大当たり種別「確変G」~「確変U」に基づく大当たりであれば、2R目、3R目及び4R目の確変領域65dの通過時のみに確変領域通過コマンドが送信され、確変領域通過フラグA223i、確変領域通過フラグB223j及び確変領域通過フラグC223kの各フラグがオンに設定される。
サブ確変移行フラグ223pは、主制御装置110の確変移行フラグ203kと同様に、オン状態で特別図柄の高確率状態(即ち、「確率変動状態」)が発生することを示すためのフラグである。
このサブ確変移行フラグ223pは、大当たりに当選したタイミングでオフに設定される(図411のS1405参照)。そして、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110において確変移行フラグ203kがオンに設定されるタイミングで送信される確変移行フラグコマンドを受信すると、このサブ確変移行フラグ223pをオンに設定する(図409のS1274参照)。
第18実施形態のパチンコ機10では、サブ確変移行フラグ223pがオンに設定されている場合、実行中の大当たり遊技の終了後に「確率変動状態」に移行すると判断し、大当たり遊技中に第3図柄表示装置81で実行される「競争演出」において、成功結果となる演出を実行するように構成されている。
有効確変領域通過ラウンド格納エリア223qは、大当たり中に有効確変領域を通過したラウンド情報を格納するためのエリアである。
この有効確変領域通過ラウンド格納エリア223qは、大当たりに当選したタイミングで初期化される(図411のS1404参照)。そして、音声ランプ制御装置113では、有効確変領域を球が通過した場合に主制御装置110より送信される有効確変領域通過ラウンドコマンドを受信すると、該当のラウンド情報をこの有効確変領域通過ラウンド格納エリア223qに格納する(図409のS1276参照)。
第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり遊技中に第3図柄表示装置81で実行される「競争演出」において、サブ確変移行フラグ223pがオンに設定されている場合に、この有効確変領域通過ラウンド格納エリア223qに格納されているラウンド情報に基づいて、成功結果となる演出を実行するように構成されている(図415のS1702及びS1704参照)。
投票完了フラグ223rは、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が一定の値(第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示における大当たり時が「2」、第2特別図柄の動的表示における大当たり時が「3」(図375及び図376参照))に到達したことを判別するためのフラグである。
この投票完了フラグ223rは大当たりに当選したタイミングでオフに設定される(図411のS1405参照)。そして、当該ラウンドの確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223o)がオンである場合であって、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が一定の値(第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示における大当たり時が「2」、第2特別図柄の動的表示における大当たり時が「3」(図375及び図376参照))に到達している場合に、この投票完了フラグ223rがオンに設定される(図413のS1610参照)。即ち、この投票完了フラグ223rがオンに設定されている場合、以降の大当たりラウンドの確変領域65dがすべて無効に設定される状態となる。
第18実施形態のパチンコ機10では、投票完了フラグ223rがオンに設定されると、第3図柄表示装置81で実行される「投票演出」において、表示用投票完了コマンドを設定し(図414のS1661参照)、実行中の大当たり遊技において、既に確変領域65dを通過させたラウンド数が一定の値に到達しており、確変領域65dを通過させる行為が完了している旨の演出を実行するように構成されている(図432(b)の81d及び図433(a)の81d参照)。
ここで、図383を参照して、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの詳細について説明する。図383は、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの構成を模式的に示す模式図である。
第1保留情報格納エリア223eは、第1保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223e2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223e4とが少なくとも設けられている。
また、第2保留情報格納エリア223fは、第1保留情報格納エリア223eと同様、第2保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223f2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223f4とが少なくとも設けられている。
さらに、実行情報格納エリア223gには、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応する大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223g1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223g2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223g3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223g4とが少なくとも設けられている。
具体的には、実行情報格納エリア223gが、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。さらに、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第2エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第3エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第4エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
また、第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第2エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第3エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第4エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、第1保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CS1の値をそれぞれ、対応する第1保留情報格納第1~第4エリアのうち該第1保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1、大当たり種別カウンタ格納エリア223e2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3、変動種別カウンタ格納エリア223e4に格納する。
具体的には、第1保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦X≦4)であれば、その時点で保留されている第1特別図柄の変動演出の数はXであり、その第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CS1の値は、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的にX番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Xエリアの各カウンタ格納エリア223e1~223e4に対応するカウンタC1~C3,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第1保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CS1の値を第1保留球格納エリア203dの第1保留第Xエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第1保留第Xエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が、第1保留情報格納第Xエリアに格納されることになる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、第2保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CS1の値をそれぞれ、対応する第3保留情報格納第1~第4エリアのうち該第3保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1、大当たり種別カウンタ格納エリア223f2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3、変動種別カウンタ格納エリア223f4に格納する。
具体的には、第2保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦Y≦4)であれば、その時点で保留されている第2特別図柄の変動演出の数はYであり、その第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CS1の値は、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的にY番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Yエリアの各カウンタ格納エリア223f1~223f4に対応するカウンタC1~C3,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第2保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CS1の値を第2保留球格納エリア203eの第2保留第Yエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第2保留第Yエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が、第2留情報格納第Yエリアに格納されることになる。
一方、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1特別図柄の変動演出の開始を意味する特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信すると、第1保留情報格納エリア223eに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第1特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応する第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、現在実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。
そして、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させた場合は、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2特別図柄の変動演出の開始を意味する特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドを受信すると、第2保留情報格納エリア223fに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第2特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応する第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、現在実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223h1~223h4に移動させる。
そして、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させた場合は、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。さらに、第1保留情報格納第1~第4エリア及び第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリア、及び、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。つまり、音声ランプ制御装置113には、主制御装置110にて実行中および保留中の第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CS1が、実行情報格納エリア223g並びに第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納される。
音声ランプ制御装置113では、先読み処理(図示せず)を行う場合に、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dから保留されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の数(保留球数)を把握する。そして、その保留球数に基づき、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出が保留されているエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、その変動演出において大当たりとなるか否かや、変動時間等が判定される。例えば、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「1」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「0」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が1回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が0回であるので、第1保留情報格納第1エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、判定を行う。また、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「0」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「4」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が0回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が4回であるので、第2保留情報格納第4エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、判定を行う。
パチンコ機10は、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成されており、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110のRAM203等にアクセスすることはできない。これに対し、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fを設けて、主制御装置110にて保留された第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CS1を音声ランプ制御装置113にも格納するので、この第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CS1を参照することで、先読み処理を音声ランプ制御装置113にて実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄又は/及び第2特別図柄の変動演出が実行された場合に、その変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
なお、第1保留情報格納エリア223e又は第2保留情報格納エリア223f、および、実行情報格納エリア223gにおける上述のシフト処理は、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信したときの保留球数(特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に基づく更新が行われる前のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値)に基づいて、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち保留されている変動演出に対応するエリアについてのみデータの移動(シフト)を行う。
例えば、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「4」であり、第1保留情報格納エリア223eの全エリア(第1保留情報格納第1~第4エリア)にデータが記憶されているとする。この場合、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトし、第1保留情報格納第3エリアのデータを第1保留情報格納第2エリアへシフトし、第1保留情報格納第4エリアのデータを第1保留情報格納第3エリアへシフトする。
一方、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「2」であれば、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、本実施形態では、変動演出が保留されていない第1保留情報格納第3,第4エリアについては、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各データを、エリア番号が1小さいエリア(実行情報格納エリア223g又は第1保留情報格納第1~第3エリア若しくは第2保留情報格納第1~第3エリア)にそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各々のエリアについて、データが記憶(保留)されているか否かの判定を不用とするので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図362に戻って説明を続ける。RAM223は、その他、主制御装置110より受信したコマンドを、そのコマンドに対応した処理が行われるまで一時的に記憶するコマンド記憶領域(図示せず)などを有している。
コマンド記憶領域はリングバッファで構成され、FIFO(First In First Out)方式によってデータの読み書きが行われる。音声ランプ制御装置113のコマンド判定処理(図406参照)が実行されると、コマンド記憶領域に記憶された未処理のコマンドのうち、最初に格納されたコマンドが読み出され、コマンド判定処理によって、そのコマンドが解析されて、そのコマンドに応じた処理が行われる。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における特別図柄の変動演出や連続予告演出を制御するものである。
第18実施形態のパチンコ機10では、遊技状態毎に第3図柄表示装置81で行われる変動演出の変動態様が異なるとともに、各遊技状態ごとに奨励される球の発射態様が遊技者に示されるように構成されている。具体的には、例えば、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」では、左打ち遊技を促す「左打ち」という文字表示が主表示領域Dmの左下領域に表示されつつ、アラビア数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ラインのみ(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。また、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技を促す主表示用右打ち指示89が主表示領域Dmの右上領域に表示されつつ、漢数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ライン(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。このように、各遊技状態において変動図柄の表示態様を明確に異ならせることで、遊技状態を遊技者に認識させ易くしつつ、奨励される遊技を行うために必要な遊技態様(発射態様)を認識し易くすることができる。
次に、図384から図403のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2ミリ秒周期で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されるNMI割込処理とがある。
図384は、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。
この立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期値設定処理を実行する(S101)。例えば、RAM203へのアクセス許可を設定し、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。次いで、サブ側の制御装置(音声ランプ制御装置113、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウエイト処理(本実施形態では、「1秒」)を実行する(S102)。そして、RAM203のアクセスを許可する(S103)。
その後は、主制御装置110に設けたRAM消去スイッチ503(図362参照)がオンされているか否かを判別する(S104)。判別の結果、RAM消去スイッチ503がオンされていなければ(S104:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S105)。そして、記憶されていなければ(S105:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合は、RAM203の初期化を行うため、処理をS116へ移行する。
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S105:Yes)、RAM判定値を算出し(S106)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S107:No)、即ち、算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS116へ移行する。
なお、図385のS156の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
一方、RAM消去スイッチ503がオンされておらず(S104:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S105:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S107:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S108)。次いで、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S109)。
S109の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合(S109:Yes)、電源投入時においてRAM消去スイッチ503:オフ、かつ、設定キー501:オンに操作されているので、立ち上げモードを「設定確認モード」で立ち上げるべく、まず、確率表示装置504において確率設定値の表示を開始し(S110)、その後、設定キー501がオフされたか否かを判別し(S111)、設定キー501がオフされるまで該「設定確認モード」を維持する(S111:No)。一方、設定キー501がオフされた場合は(S111:Yes)、確率表示装置504における確率設定値の表示を終了して(S112)、「設定確認モード」を終了して、処理をS113へ移行する。なお、S109の処理において、設定キー501がオンされていなければ(S109:No)、立ち上げモードを「通常モード」で立ち上げるべく、S110~S112の処理をスキップして、処理をS113へ移行する。
S113の処理では、確率設定値に基づいて設定値コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S113)、その後、割込みを許可する(S114)。そして、後述するメイン処理(図386参照)に移行する。
ここで設定された設定値コマンドは、後述するタイマ割込処理の外部出力処理(図387のS201参照)において、音声ランプ制御装置113へと送信される。音声ランプ制御装置113は、この設定値コマンドを受信すると、RAM223に設けられた設定値メモリ(図示せず)に該設定値コマンドが示す確率設定値を格納(記憶)するように構成されている。
一方、S104の処理において、RAM消去スイッチ503がオンされていると判別された場合は(S104:Yes)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」か「設定変更モード」のいずれで立ち上げるかを判別すべく、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S115)。
S115の処理において、設定キー501がオンされていないと判別された場合は(S115:No)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」で立ち上げるべく、処理をS116へ移行する。
S116の処理では、RAM203の初期化処理(S116及びS117)を実行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、設定変更の如何を問わず電源投入時にRAMデータを初期化する場合には、RAM消去スイッチ503を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ503が押されていれば、RAMの初期化処理(S116及びS117)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合(S105:No)や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合(S107:No)も同様に、RAM203の初期化処理(S116及びS117)を実行する。
RAMの初期化処理(S116及びS117)、即ち、「RAMクリアモード」では、RAM203の使用領域を「0」クリアし(S116)、その後、RAM203に初期値(例えば、第1保留球数カウンタ203aの「0」クリア等)を設定し(S117)、処理をS113へ移行する。
一方、S115の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合は(S115:Yes)、立ち上げモードを「設定変更モード」にするべく、設定変更処理を行う(S118)。
ここで、図385を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される設定変更処理(S118)について説明する。図385は、この設定変更処理(S118)を示すフローチャートである。
この設定変更処理(S118)は、立ち上げモードが「設定変更モード」である場合に実行される処理であり、ホール関係者等からの確率設定値の変更(更新)を受け付け、確定されるための処理である。
この設定変更処理(S118)では、まず、確率表示装置504において現在の確率設定値の表示の開始を設定し(S121)、処理をS122へ移行する。この確率設定値の表示の開始設定により、確率表示装置504に確率設定値の表示が開始される。
なお、ここで表示される確率設定値は、電源断前に設定されていた確率設定値ではなく、必ず特定の値に固定されるようにしてもよい。即ち、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、確率表示装置504には、必ず特定の確率設定値で表示が開始されるようにしてもよい。特定の確率設定値としては、例えば、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。これにより、電源断される前に設定されていた確率設定値にかかわらず、ホール関係者等は確率設定値を特定の確率設定値から変更できる。
一方で、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、確率表示装置504には、電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。これにより、ホール関係者等は、電源断される前に設定されていた確率設定値を考慮しながら、確率設定値を変更できる。
また、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、確率表示装置504には、電源断される前に設定されていた確率設定値が「2」以上であれば、確率設定値を「2」として表示を開始し、電源断される前に設定されていた確率設定値が「1」であれば、その電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。例えば、電源断される前に設定された確率設定値が「3」のように高い場合、確率設定値を少しだけ(例えば1だけ)小さくしたい場合が多々生じ得る。このような場合において、確率設定値を、電源断される前に設定された確率設定値そのままで表示を開始すると、次のような問題が生じる。即ち、確率設定値の更新は、RAM消去スイッチ503をオンする毎に1ずつ加算され、確率設定値が「3」の場合にRAM消去スイッチ503がオンされた場合には、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。よって、例えば、確率設定値を「3」から「2」に変更したい場合、RAM消去スイッチ503のオンを繰り返しながら、ほぼ確率設定値を1周させなければならない。これに対し、電源断される前に設定された確率設定値が高い場合に、確率設定値を「2」で表示を開始することで、RAM消去スイッチ503をオンする回数を抑えながら、確率設定値の更新を行うことができる。
次に、S122の処理では、確率設定値が「1」~「3」の範囲にあるか否かを判断し(S122)、所定の範囲内にない、即ち、異常な確率設定値となっている場合は(S122:No)、確率設定値を初期値に変更し(S123)、S124の処理へ移行する。この初期値としては、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。一方、S122の処理の結果、確率設定値が「1」~「3」の範囲内にあると判断される場合は(S122:Yes)、確率設定値は正常な値であるので、S123の処理をスキップして、S124の処理へ移行する。
S124の処理では、RAM消去スイッチ503がオンになったか否かを判断する(S124)。その結果、RAM消去スイッチ503がオンになっていないと判断される場合は(S124:No)、次いで、設定変更スイッチ502がオンになったか否かを判断する(S125)。
S125の結果、設定変更スイッチ502がオンされていないと判断されれば(S125:No)、S122の処理へ戻る一方、設定変更スイッチ502がオンされたと判断されれば(S125:Yes)、確率設定値を更新して(S126)、S122の処理に戻る。
S126の処理である確率設定値の更新は、それまでの確率設定値が「1」~「2」である場合は、その確率設定値に1を加算し、それまでの確率設定値が「3」である場合は、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。S126の処理により更新された確率設定値は、確率表示装置504に表示される。
S122→S123→S124:No→S125(及びS126)→S122のループ処理は、S124の処理において、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断されるまで(S124:Yes)実行され続ける。そして、S124の処理により、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断される場合は(S124:Yes)、確率表示装置504に表示されている確率設定値を、これからの遊技で使用する確率設定値として確定し(S127)、該確率設定値に応じた大当たり乱数テーブル202aを設定する(S128)。
S128の処理の後、次いで、設定キー501がオフ状態となったか否かを判断する(S129)。S129の処理では、設定キー501から出力される信号のレベルがオン状態からオフ状態へと遷移したことを検出した場合に、設定キー501がオフ状態になったと判断してもいし、設定キー501から出力される信号のレベルがオフ状態にあることを検出することで、設定キー501がオフ状態になったと判断してもよい。
S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になっていないと判断される間は(S129:No)、S129の処理を繰り返し実行する。そして、S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になったと判断される場合は(S129:Yes)、確率表示装置504における確率設定値の表示の終了を設定し(S130)、この設定変更処理(S118)を終了する。
なお、設定変更処理の終了後は、立ち上げ処理(図384参照)に戻り、処理をS116へ移行し、RAM203初期化処理を実行(S116及びS117)し、RAM203のデータを消去(クリア)する。このように、S124の処理においてホール関係者等にRAM消去スイッチ503をオンさせて確率設定値を確定させることにより、その後、RAM203のデータの消去が行われることを、ホール関係者等に強く認識させることができる。
また、S124の処理において、RAM消去スイッチ503のオン検出によって確率設定値を確定させていたが、設定キー501のオフ検出によって確率設定値を確定するように構成してもよい。
次に、図386を参照して、上記した立ち上げ処理後に主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理について説明する。図386は、このメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では、大別してカウンタの更新処理と電源断時処理とが実行される。
メイン処理では、まず、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S151)。そして、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S151:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び変動種別カウンタCS1の更新を繰り返し実行する(S152,S153)。
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S152)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では「9999」、「99」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203cにそれぞれ格納する。次に、変動種別カウンタCS1の更新を、後述するタイマ割込処理のS207(図387参照)の処理と同一の方法によって実行し(S153)、S151の処理へ移行する。
ここで、このメイン処理が実行されている間、後述するタイマ割込処理(図387参照)が所定時間間隔(本実施形態では2ミリ秒)で起動され実行される。タイマ割込処理では、遊技の状態に応じて異なる処理が実行される。例えば、大当たり中には、可変入賞装置65の開閉を制御する処理が行われ、スルーゲート67への球の通過があれば、普通図柄表示装置83による普通図柄の表示制御が行われる。また、特別図柄表示装置37での変動表示を開始する場合に実行される大当たり抽選では、高確率状態か低確率状態かによって、取得した大当たり乱数カウンタC1と比較する大当たり乱数値の数が異なってくる。よって、1回のタイマ割込処理の実行にかかる時間は、遊技の状態に応じて変化することになる。従って、一のタイマ割込処理が終了してから次のタイマ割込処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく、その時々の遊技の状態に応じて変化する。
メイン処理の一処理である上記のS152,S153の処理は、このタイマ割込処理の残余時間の中で実行されることになる。つまり、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新が繰り返し実行されることになるので、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、大当たり乱数カウンタC1の初期値、普図当たりカウンタC4の初期値)とをランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1についてもランダムに更新することができる。特に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2とをランダムに更新することによって、これらを更新の初期値として使用する大当たり乱数カウンタC1及び普図当たりカウンタC4の更新に、ランダム性を持たせることができる。
S151の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S151:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、図403において後述するNMI割込処理が実行されたということなので、S154以降の電源遮断時の処理が実行される。
S154の処理では、各割込処理の発生を禁止し(S154)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や音声ランプ制御装置113等の周辺制御装置)に対して送信する(S155)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S156)、RAM203のアクセスを禁止して(S157)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
なお、S151の処理は、タイマ割込処理(図387参照)の残余時間内に行われるS152とS153の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。これにより、主制御装置110のメイン処理において、タイマ割込処理による各種設定が終了し、また、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新が終わったタイミングで、電源断の発生情報を確認している。よって、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS151の処理から開始することができる。即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS151の処理から開始することができる。
従って、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S101)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S151の処理から開始することができる。その結果、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走することなく正確な制御を行うことができる。
次に、図387を参照して、第18実施形態に係るパチンコ機10の主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理について説明する。図387は、第18実施形態のタイマ割込処理を示すフローチャートである。
このタイマ割込処理では、まず、外部出力処理を実行する(S201)。タイマ割込処理やメイン処理(図386参照)では、各種処理に基づいて、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113、ホールコンピュータ(図示せず)等へ送信すべきコマンド又は信号等を生成し、コマンドが生成された場合はRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦記憶し、信号が生成された場合は該信号に対応する装置(例えば、ホールコンピュータとパチンコ機10とを接続するための外部出力端子板(図示せず)等)に信号を出力する。S201の外部出力処理では、上記コマンド送信用のリングバッファに記憶されたコマンド等の出力データを、サブ側の各制御装置(周辺制御装置)に送信するとともに、上記信号を各種装置へ出力する。
S201の処理の後は、次に、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S202)、次いで、各特別図柄の当たり時における処理を実行する当たり処理を実行する(S203)。この当たり処理(S203)については、図395において後述する。
S203の後は、次に、普通電役72の駆動制御処理を実行する普通電役制御処理を実行する(S204)。簡単に説明すると、球がスルーゲート67を通過したことを条件に普通図柄表示装置83にて普通図柄の可変表示が実施され、普通図柄の可変表示の結果、普通図柄の当たり図柄(例えば、「○」図柄)が現出して当たり状態となると、普通電役72を所定時間開放状態とする一方、普通図柄のハズレ図柄(例えば、「×」図柄)が現出した場合は、普通電役72の閉鎖状態を維持する。この普通電役制御処理については、図402を参照して後述する。
S204の処理の後は、次いで、各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S205)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチ208の状態を読み込むと共に、当該スイッチ208の状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。また、入賞検知情報に基づいて払出制御装置111に対して送信すべき獲得球数に対応する賞球コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、所定の賞球コマンドが払出制御装置111に向けて送信される。
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S206)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第18実施形態では、「9999」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第18実施形態では、「99」)に達した際、「0」にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値をRAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次いで、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び普図当たりカウンタC4の更新を実行する(S207)。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び普図当たりカウンタC4をそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(第18実施形態では、それぞれ、「9999」,「119」,「99」,「9」,「99」)に達した際、それぞれ「0」にクリアする。また、大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1又は第2初期値乱数カウンタCINI2の値を当該大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4の初期値として読み込み、その初期値を大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4に設定する。そして、各カウンタC1~C4の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次に、第1始動口64、第2始動口71への入賞に伴う始動入賞処理を実行する(S208)。なお、この始動入賞処理(S208)の詳細は、図388を参照して後述する。
次いで、スルーゲート67への球の通過有無を判断するゲート通過処理を実行する(S209)。このゲート通過処理(S209)においてスルーゲート67を球が通過したと判別された場合に、普図当たりカウンタC4の値がカウンタ用バッファ203cから取得され、その普図当たりカウンタC4の値が普図保留球格納エリア203h(図363参照)に格納されるとともに普通図柄保留ランプ84に普通図柄の可変表示の保留数が表示等される。なお、このゲート通過処理(S209)の詳細は、図389を参照して後述する。
ゲート通過処理(S209)を実行した後は、上記始動入賞処理(S208)の処理内容に基づいて特別図柄表示装置37による特別図柄の動的表示を行うための処理や第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する特図変動処理を実行する(S210)。なお、特図変動処理(S210)の詳細は、図390を参照して後述する。
次いで、上記ゲート通過処理(S209)の処理内容に基づいて、普通図柄の当否判別を行うとともに、該判別結果に基づく普通図柄の可変表示を普通図柄表示装置83において行うための設定処理である普図変動処理を実行する(S211)。この普図変動処理(S211)では、上述した遊技状態に応じて、普通図柄の当たり確率が、高確率(例えば、99/100)か低確率(70/100)のいずれかで行われる。そして、当否結果に基づいて普通図柄の可変表示を行うとともに、該当否結果に応じた表示結果を普通図柄表示装置83に表示する。なお、普図変動処理(S211)の詳細は、図401を参照して後述する。
普図変動処理(S211)を実行した後は、発射制御処理を実行し(S212)、さらに、定期的に実行すべきその他の処理を実行して(S213)、このタイマ割込処理を終了する。
なお、発射制御処理(S212)は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、且つ、発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bが操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。そして、球の発射がオンである場合、発射制御装置112へ球発射信号を送信するために、その球発射信号の情報を、RAM203に設けられたコマンド送信用リングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、球発射信号が払出制御装置111を介して発射制御装置112へ送信される。
また、本実施形態では、定期的に実行する処理をタイマ割込処理(図387参照)で実行し、メイン処理において、タイマ割込処理の残余時間に各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新を実行する場合について説明したが、タイマ割込処理にて実行していた処理の一部または全部を、メイン処理の中で所定時間(例えば、2ミリ秒)毎に実行するように構成してもよい。例えば、本実施形態においてタイマ割込処理にて実行していた賞球計数信号,払出異常信号読み込み処理(S202)、当たり処理(S203)、普通電役制御処理(S204)及びスイッチ読み込み処理(S205)の一部または全部を、タイマ割込処理ではなく、メイン処理の中で2ミリ秒毎に実行するように構成してもよい。
この場合、メイン処理の中で所定時間(2ミリ秒)経過したか否かを判断するステップを設け、所定時間経過したと判断された場合のみ、所定時間毎に実行する処理を実行し、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間の経過の有無にかかわらず実行するようにしてもよい。これにより、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間毎に実行する処理の残余時間に実行されることになるが、所定時間毎に実行する処理は、遊技の状態に応じてその実行にかかる時間が変化するため、このように構成した場合であっても、各カウンタCINI1,CINI2,CS1をランダムに更新することができる。
次に、図388のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図387参照)の一処理である始動入賞処理(S208)を説明する。図388は、この始動入賞処理(S208)を示すフローチャートである。
始動入賞処理(S208)は、第1始動口64、第2始動口71への球の入賞の有無を判断し、入賞があった場合は、各カウンタC1~C3,CS1の値を入賞した始動口64,71に対応する第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納する(保留する)処理を実行する。また、保留する各カウンタC1~C3,CS1の値を保留球数と合わせて音声ランプ制御装置113へ送信するための処理を実行する。
MPU201は、この始動入賞処理(S208)において、まず、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S301)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図387のS205参照)において読み込んだ、第1始動口64への入球(入賞)を検出する第1始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第1始動口64への入球を3回のタイマ割込処理(図387参照)にわたって検出する。
S301の判別の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S302)。判別の結果、「通常遊技状態」でなければ(S302:No)、奨励される右打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)左打ち遊技によって発射された球が第1始動口64に入賞したということなので、音声出力装置226(図362参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「右打ちしてください」という文字表示を表示する等の左打ちエラー処理を実行し(S303)、処理をS304へ移行する。
このように構成することで、左打ち遊技が奨励されていない「普図高確時間短縮状態」、「確率変動状態」又は「普図低確時間短縮状態」において第1始動口スイッチ(図示せず)で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行い、左打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に左打ち遊技の実行を敬遠させ(右打ち遊技を促し)、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S302の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」であると判断された場合は(S302:Yes)、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、S303の処理をスキップし、S303の左打ちエラー処理を行わず、処理をS304へ移行する。
S301の処理の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が上限値(第18実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S304)。そして、第1始動口64への入賞があっても作動保留球数N1<4でなければ(S304:No)、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図387参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N1<4であれば(S304:Yes)、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1加算する(S305)。そして、今回、第1特別図柄に対応する第1始動口64への入賞であるので、第1保留球格納エリア203dを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S306)、処理をS311へ移行する。
S301の処理において、球が第1始動口64へ入賞していないと判別された場合(S301:No)、次いで、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S307)。ここでは、第1始動口64と同様、スイッチ読み込み処理(図387のS205参照)において読み込んだ、第2始動口71への入球(入賞)を検出する第2始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第2始動口71への入球を3回のタイマ割込処理(図387参照)に亘って検出する。
球が第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S307:Yes)、処理をS308へ移行する。
なお、S307の処理において、第2始動口71に球が入賞したと判別された場合に(S307:Yes)、遊技状態が「通常遊技状態」か否かを判定し、遊技状態が「通常遊技状態」であると判別された場合、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、通常中右打ちエラー処理を行うように構成してもよい。
球が第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S307:Yes)、次いで、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が上限値(第18実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S308)。そして、第2始動口71への入賞がないか(S307:No)、或いは、第2始動口71への入賞があっても作動保留球数N2<4でなければ(S308:No)、この始動入賞処理(S208)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N2<4であれば(S308:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1加算する(S309)。そして、今回、第2特別図柄に対応する第2始動口71への入賞であるので、第2保留球格納エリア203eを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S310)、処理をS311へ移行する。
また、S301及びS307の処理において、第1始動口64及び第2始動口71に同時に球が入賞した場合は、第1始動口64への球の入賞処理を優先的に実行し、第2始動口71への球の入賞処理を待機し、次のタイマ割込処理(図387参照)における始動入賞処理(S208)において、該待機した第2始動口71への球の入賞処理を実行するように構成してもよい。
S311の処理では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値をカウンタ用バッファ203c(図362参照)から読み出し、各保留球格納エリアに格納する。つまり、S306で格納先として設定された第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち、第1保留球数カウンタ203aで示される値に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3及び変動種別カウンタ格納エリア203d4に各々保留(格納)する(S311)。
具体的には、例えば、第1始動口64への入賞に基づくS306の処理において第1保留球格納エリア203dが格納先として設定され、また、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「1」であれば、第1保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば第1保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「3」であれば第1保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であれば第1保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
同様に、第2始動口71への入賞に基づくS310の処理において第2保留球格納エリア203eが格納先として設定され、また、S309の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「1」であれば、第2保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば第2保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「3」であれば第2保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であれば第2保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
次に、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)と、S306の処理により第1保留球格納エリア203dに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値を含む第1保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第1保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S312)。また、S309の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1)と、S310の処理により第2保留球格納エリア203eに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値を含む第2保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第2保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S312)。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図387のS201参照)によって、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信される。S312の処理を終えると、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
なお、S312の処理において第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドに含める各カウンタC1~C3,CS1の値は、S312の処理によりカウンタ用バッファ203cから読み出した値そのものを用いてもよいし、S312の処理において第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納(保留)された値を読み出したものを用いてもよい。
次に、図389を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図386参照)の一処理であるゲート通過処理(S209)を説明する。図389は、このゲート通過処理(S209)を示すフローチャートである。ゲート通過処理(S209)は、スルーゲート67への球の通過(入球)の有無を判断し、球が通過(入球)した場合は、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球格納エリア203hに格納する(保留する)処理を実行する。
このゲート通過処理(S209)では、まず、球がスルーゲート67を通過したか否かを判別する(S401)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図387のS205参照)において読み込んだスルーゲート67への球の通過(入球)を検出するスルーゲートスイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、スルーゲート67への通過(入球)を3回のタイマ割込処理(図387参照)にわたって検出する。
S401の処理において、スルーゲート67を球が通過していない場合は(S401:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)へ戻る。一方、球がスルーゲート67を通過(入球)したと判別されると(S401:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技の球の発射が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S402)。判別の結果、「通常遊技状態」であれば(S402:Yes)、奨励される左打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)右打ち遊技によって発射された球がスルーゲート67を通過したということなので、音声出力装置226(図362参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「左打ちに戻してね」という文字表示を表示する等の通常時右打ちエラー処理を実行し(S403)、処理をS404へ移行する。
このように構成することで、右打ち遊技が推奨されていない「通常遊技状態」においてスルーゲート67で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行うことで、右打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に右打ち遊技の実行を敬遠させ、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S402の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」でなければ(S402:No)、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であるので、S403の通常時右打ちエラー処理を行わず、S403の処理をスキップして、処理をS404へ移行する。
S404の処理では、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄の可変表示の作動保留球数HN)が上限値(第18実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S404)。そして、スルーゲート67への通過(入球)があっても作動保留球数HN<4でなければ(S404:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)へ戻る。
一方、作動保留球数HN<4であれば(S404:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1加算する(S405)。そして、普図当たりカウンタC4の値をカウンタ用バッファ203c(図362参照)から読み出し、読み出したデータを、普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのうち、普図保留球数カウンタ203gで示される値に対応するエリアに格納する(S406)。
具体的には、例えば、S405の処理による加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「1」であれば、普図保留第1エリアに普図当たりカウンタC4の値が保留される。また、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば普図保留第2エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「3」であれば普図保留第3エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であれば普図保留第4エリアに、普図当たりカウンタC4の値が保留される。S406の処理の終了後は、このゲート通過処理(S209)を終了し、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
なお、第18実施形態では、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信しないように構成されているが、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信して、普通図柄の可変表示に関する保留図柄等に関する演出(報知)を行うように構成してもよい。この場合に、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球数コマンドに含めて送信することで、音声ランプ制御装置113で普通図柄に関する所謂先読み処理を実行可能に構成し、普通図柄に関する演出のバリエーションを設けるように構成してもよい。
次に、図390を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図387参照)の一処理である特図変動処理(S210)について説明する。図390は、この特図変動処理(S210)を示すフローチャートである。
この特図変動処理(S210)は、第1特別図柄および第2特別図柄に関する特別図柄表示装置37における動的表示や、第3図柄表示装置81にて遊技状態に応じて行う変動演出に関する制御を行うものである。
MPU201は、この特図変動処理(S210)において、まず、今現在、第1特別図柄又は第2特別図柄のいずれか一方が大当たり中であるか否かを判別する(S501)。大当たり中としては、大当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される大当たり遊技の最中と、大当たり遊技開始前(即ち、大当たりオープニング)の所定時間の最中と、大当たり遊技終了後(即ち、大当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S501における判別の結果、いずれかの特別図柄の大当たり中であれば(S501:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
S501の処理において、大当たり中でないと判別された場合は(S501:No)、次に、特別図柄表示装置37において第1特別図柄(特図1)又は第2特別図柄(特図2)が動的表示中であるか否かを判別し(S502)、特別図柄表示装置37において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示中でなければ(S502:No)、次いで、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示が停止後、所定時間経過したか否かを判別する(S503)。その結果、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の停止後、所定時間経過していなければ(S503:No)、特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。これにより、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)における停止図柄が所定時間だけ特別図柄表示装置37(第3図柄表示装置81)に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S503の処理の結果、動的表示の停止後、所定時間経過していれば(S503:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S504)。その結果、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」でなければ(S504:Yes)、第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1減算する(S505)。これは、後述する変動開始処理(S510)によって、保留されていた第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、第2特別図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第2保留球格納エリア203eに格納されたデータをシフト処理する(S506)。このデータシフト処理(S506)は、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第2保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第2保留第2エリア→第2保留第1エリア、第2保留第3エリア→第2保留第2エリア、第2保留第4エリア→第2保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
一方、S504の処理において、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」であると判別されると(S504:No)、次に、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S507)。その結果、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」でなければ(S507:Yes)、第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1減算する(S508)。これは、後述する変動開始処理(S510)によって、保留されていた第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第1保留球格納エリア203dに格納されたデータをシフト処理する(S509)。このデータシフト処理(S509)は、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第1保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第1保留第2エリア→第1保留第1エリア、第1保留第3エリア→第1保留第2エリア、第1保留第4エリア→第1保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S506又はS509のデータシフト処理の後は、データシフト処理により保留球実行エリア203fに格納された各種カウンタの値に基づいて、特別図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81に対する変動開始処理を実行し(S510)、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
ここで、図391を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(S210)の一処理である変動開始処理(S510)について説明する。図391は、この変動開始処理(S510)を示したフローチャートである。
この変動開始処理(S510)では、上述したように、各特別図柄の動的表示を行うか否かや、各特別図柄の動的表示を行う場合における該動的表示の設定処理等を行う。
この変動開始処理(S510)では、保留球実行エリア203fに格納された各種カウンタの値に基づいて、特別図柄表示装置37(第3図柄表示装置81)において実行される特別図柄の動的表示の設定処理を行うべく、まず、遊技状態を判別するために、RAM203に設けられた確変フラグ203jがオンされているか否かを判別する(S5101)。判別の結果、確変フラグ203jがオンされていないと判別された場合(S5101:No)、遊技状態が「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であり、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であるので、低確率状態用の大当たり乱数テーブル202aを設定し(S5102)、処理をS5104へ移行する。一方、確変フラグ203jがオンされていると判別された場合は(S5101:Yes)、遊技状態が「確率変動状態」であり、特別図柄の大当たり確率が高確率状態であるので、高確率状態用の大当たり乱数テーブル202aを設定し(S5103)、処理をS5104へ移行する。
S5104の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、S5102又はS5103において設定された大当たり乱数テーブル202aとに基づいて大当たりか否かを判別する大当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5104)。
第18実施形態のパチンコ機10では、大当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値とその時々の遊技状態(モード)との関係に基づいて判別される。上述した通り、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)が通常の低確率状態(「通常遊技状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)にある場合には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で32/10000、設定値「3」で36/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。また、パチンコ機10の取りうる遊技状態(モード)が高確率状態(「確率変動状態」)にある場合には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で315/10000、設定値「3」で319/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。
S5104の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される大当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、大当たりであると判別する。S5104の処理の結果、大当たりであると判別された場合(S5104:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、各特別図柄に対応する大当たり種別テーブル202b(図365又は図366参照)とに基づいて、大当たり時の表示態様を設定する(S5105)。
この処理では、大当たり種別テーブル202bによって、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別、即ち、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、有効確変領域の通過時の大当たり後に「確率変動状態」へ移行し、有効確変領域の非通過時の大当たり後に「普図高確時間短縮状態」へ移行する大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」、「確変F」、「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれかが判別される。そして、判別された大当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における大当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図1大当たり種別テーブル202b1(図365参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。また、保留球実行エリア203fに格納されているデータが第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図2大当たり種別テーブル202b2(図366参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。
次に、大当たり時の変動パターンを決定し(S5106)、S5109の処理へ移行する。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、大当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この大当たり時の変動パターンの決定では、まず、その大当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202d(図370参照)を選択する。
そして、S5105の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202eにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5104の処理において、大当たりではないと判別された場合には(S5104:No)、各特別図柄の動的表示の結果はハズレであるので、ハズレ時の表示態様を設定する(S5107)。S5107の処理では、特別図柄表示装置37の表示態様をハズレ図柄に対応した表示態様に設定すると共に、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値と第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値と現在の遊技状態とに基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる演出態様として、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様のいずれかを設定する。第18実施形態では、パチンコ機10の遊技状態に応じて、各演出態様に対応する停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように停止パターンテーブル202dが設定されている。
次に、各遊技状態におけるハズレ時の変動パターンを決定し(S5108)、S5109の処理へ移行する。
S5108の処理では、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、ハズレ図柄で停止表示するまでの変動時間が決定される。具体的には、S5107の処理において決定されたハズレ時の表示態様(演出態様)毎に設けられた停止パターンテーブル202dにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5109の処理では、S5106又はS5108の処理によって決定された変動パターンに応じた変動時間に基づいて、音声ランプ制御装置113を介してその変動パターンに応じた変動時間を表示制御装置114へ通知する変動パターンコマンドを設定する(S5109)。
具体的には、例えば、第1特別図柄の動的表示において大当たり抽選に当選し、該大当たりが大当たり種別「確変A」であって、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第1特別図柄・大当たり・「確変A」・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド。以下、第1特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図1変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。また、第2特別図柄の動的表示において大当たり抽選にハズレて、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第2特別図柄・ハズレ・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド。以下、第2特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図2変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。
このように、変動演出が同じ変動時間であっても、変動パターンコマンドに変動演出の当否と大まかな変動パターンの内容も併せて設定することで、音声ランプ制御装置113は、当否を含む演出態様の内容と変動時間とを把握して、それらの情報を基により詳細な変動演出の変動パターンを決定することができる。
次いで、S5105又はS5107の処理で設定された停止種別を、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114へ通知するための停止種別コマンドを設定し(S5110)、この変動開始処理(S510)を終了して特図変動処理(図390)へ戻る。
図390に戻って、説明を続ける。S507の処理において、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」であると判別されると(S507:No)、第3図柄表示装置81においてデモ演出が行われている状態であるか否か、即ち、デモ中であるか否かを判別する(S511)。この判別処理では、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114にデモコマンドを送信した後、第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1又は作動保留球数N2)のいずれかの値が「0」より大きいと判断されるまでの間をデモ中として判別する。
そして、デモ中ではないと判別された場合は(S511:No)、音声ランプ制御装置113へ送信すべきデモコマンドを設定して(S512)、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。一方、デモ中であると判別された場合は(S511:Yes)、そのままタイマ割込処理(図387参照)に戻る。S512の処理で設定されたデモコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図387のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、デモコマンドを受信すると、表示用デモコマンドを表示制御装置114へ送信し、表示制御装置114は、表示用デモコマンドの受信に基づいて、第3図柄表示装置81にデモ演出を表示するように制御を行う。
ここで、デモコマンドが設定されるのは、上述したように、変動停止後、所定時間が経過したときに保留球が1つも存在しない場合である。よって、変動停止後、所定時間経過しても変動演出が開始されない場合は、第3図柄表示装置81にデモ演出が表示される。
なお、S511の処理においてデモ中ではない(S511:No)と判断された場合に、さらに、変動停止後、前記所定時間よりも長い第2の所定時間が経過したか否かを判断する処理を実行し、変動停止後、第2の所定時間が経過したことをもってS512の処理を実行してデモコマンドを設定するようにしてもよい。これにより、変動停止後、保留球が1つも存在しない場合に、すぐにデモ演出を開始することなく、比較的長い時間、その停止した変動演出の停止図柄を遊技者に見せることができる。
S502の処理において、特別図柄表示装置37の表示態様が動的表示中であると判別されると(S502:Yes)、実行中の第1特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否か、又は、実行中の第2特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、判別結果に応じて第1特別図柄の動的表示または第2特別図柄の動的表示を停止させる変動停止処理(S513)を行い、この特図変動処理(S210)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
ここで、図392を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(図390参照)の一処理である変動停止処理(S513)について説明する。図392は、この変動停止処理(S513)を示すフローチャートである。
この変動停止処理(S513)では、各特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、変動時間が経過している場合は、各停止種別に応じた停止結果を特別図柄表示装置37に表示するとともに、各確定コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信する。また、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」である場合は、該特別図柄の動的表示の変動回数の計数結果に応じて「時短機能」の時短終了条件が成立したか否かを判別し、「時短機能」の時短終了条件が成立した場合は、「時短機能」を有効から無効に切り替える処理等を行う。また、特別図柄の低確率状態である場合は、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達しているか否かを判別し、救済条件成立回数に達している場合は、「普図低確時間短縮状態」に移行するための時短回数の設定処理を行う。
変動停止処理(S513)では、まず、実行中の特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過したか否かを判別する(S5201)。特別図柄表示装置37における特別図柄の動的表示中の表示時間は、変動種別カウンタCS1等により選択された変動パターンに応じて決められており(特図1変動パターンコマンド又は特図2変動パターンコマンドに応じて決められており)、この特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していなければ(S5201:No)、実行中の特別図柄に応じた特別図柄表示装置37の特別LED群37bの表示を更新して(S5202)、この変動停止処理を終了して、特図変動処理(図390参照)に戻る。
第18実施形態では、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおいて、第1特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、上方LED群37b1が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定され、第2特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、下方LED群37b2が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定される。
一方、S5201の処理において、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおける特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していれば(S5201:Yes)、特別図柄表示装置37の特別LED群37bに対して、特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した表示態様を停止させる(S5203)。停止図柄は、変動開始処理(図391参照)のS5105又はS5107の処理によって予め設定される。
第18実施形態では、各特別図柄の動的表示の判定結果がハズレである場合には、上方LED群37b1又は下方LED群37b2の最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで上方LED群37b1又は下方LED群37b2が点灯表示される。
S5203の処理で各特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した特別図柄表示装置37の表示態様が設定されると、第3図柄表示装置81における各特別図柄の変動演出の停止図柄を、特別図柄表示装置37における特別LED群37bの表示と同調して確定表示させるために、確定コマンドを設定して(S5204)、処理をS5205へ移行する。第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるための確定コマンド(即ち、特図1確定コマンド。以下、第1特別図柄に関する確定コマンドを、「特図1確定コマンド」と称する場合がある。)を設定し、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定させるための確定コマンド(即ち、特図2確定コマンド。以下、第2特別図柄に関する確定コマンドを、「特図2確定コマンド」と称する場合がある。)を設定する。
音声ランプ制御装置113は、この特図1確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第1特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図1確定コマンドを送信し、特図2確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第2特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図2確定コマンドを送信する。表示制御装置114は、表示用特図1確定コマンド又は表示用特図2確定コマンドを受信することによって、第3図柄表示装置81における第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出を停止して、停止図柄を確定表示させるように構成されている。
S5205の処理では、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であるか否かを判別し、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判別された場合(S5205:Yes)、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」における時短終了条件が成立したか否かの判別処理を実行する時短計数処理を実行し(S5206)、その後、処理をS5207へ移行する。また、S5205の判別の結果、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」でないと判別された場合(S5205:No)、時短終了条件の判別処理を行わないため、S5206の処理をスキップしてS5207へ移行する。
ここで、図393を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図392参照)の一処理である時短回数処理(S5206)について説明する。図393は、この時短回数処理(S5206)を示すフローチャートである。
この時短計数処理(S5206)では、「時短機能」が有効に設定されている場合に、「時短機能」の終了条件である特別図柄の動的表示の実行回数(例えば、第1特別図柄の変動回数、及び、第2特別図柄の変動回数)を計数し、該計数結果が時短終了条件を満たしたか否かを判別して、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短回数処理(S5206)では、まず、特別図柄の動的表示が1回停止したということなので、時短カウンタ203rの値を1減算し(S5301)、次いで、減算した時短カウンタ203rの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S5302)。判別の結果、時短カウンタ203rの値が「0」より大きい値であれば(S5302:Yes)、「時短機能」の終了条件が成立していないので、この時短計数処理(S5206)を終了し、変動停止処理(図392参照)に戻る。
一方、S5302の処理において、時短カウンタ203rの値が「0」より大きい値でないと判別された場合、即ち、「0」以下であると判別された場合は(S5302:No)、「時短機能」の終了条件が成立しているので、次いで、「普図高確時間短縮状態」か「普図低確時間短縮状態」かを判別すべく、時短高確フラグ203qがオンされているか否かを判別する(S5303)。判別の結果、時短高確フラグ203qがオンされている場合は(S5303:Yes)、「普図高確時間短縮状態」を終了させるために、時短高確フラグ203qをオフに設定し(S5304)、この時短回数処理(S5206)を終了して、変動停止処理(図392参照)に戻る。一方、時短高確フラグ203qがオンに設定されていないと判別された場合は(S5303:No)、時短低確フラグ203pがオンに設定されている状態であって、「普図低確時間短縮状態」であるので、該時短低確フラグ203pをオフに設定して(S5305)この時短回数処理(S5206)を終了して、変動停止処理(図392参照)に戻る。
このように、「時短機能」が有効な状態において、「時短機能」の終了条件に応じて、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」を終了させることができ、「時短機能」の有効又は無効を適切に行い、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図392に戻って、説明を続ける。S5206の時短計数処理が終わった場合、又は、S5205の処理において「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」でないと判別された場合(S5205:No)、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達しているか否かを判別し、判別結果によって「普図低確時間短縮状態」に移行させるべく、救済到達計数処理を実行し(S5207)、この変動停止処理(S513)を終了して、特図変動処理(図390参照)に戻る。
ここで、図394を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図392参照)の一処理である救済到達計数処理(S5207)について説明する。図394は、この救済到達計数処理(S5207)を示すフローチャートである。
この救済到達計数処理(S5207)では、特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、該計数結果が救済条件成立回数に達したか否かを判別して、判別結果に応じて「普図低確時間短縮状態」への移行に基づく時短回数の設定処理を行う。
この救済到達計数処理(S5207)では、まず、救済設定済みフラグ203tがオンされているか否かを判別し(S5401)、救済設定済みフラグ203tがオンされていれば(S5401:Yes)、既に「普図低確時間短縮状態」へ一度移行済みであるので、S5402~S5406の処理をスキップし、この救済到達計数処理(S5207)を終了して、変動停止処理(図392参照)に戻る。
一方、S5401の判別の結果、救済設定済みフラグ203tがオンされていなければ(S5401:No)、特別図柄が低確率状態になってから未だ「普図低確時間短縮状態」へ移行していない状態であるので、救済カウンタ203sの値を1加算する(S5402)。続いて、加算した救済カウンタ203sの値が「900」より小さい値であるか否かを判別する(S5403)。
S5403の判別の結果、S5402の処理で加算した救済カウンタ203sの値が「900」より小さい値の場合(S5403:Yes)、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数まで到達していないため、S5404~S5406の処理をスキップし、この救済到達計数処理(S5207)を終了して、変動停止処理(図392参照)に戻る。
一方、S5403の処理において、S5402の処理で加算した救済カウンタ203sの値が「900」より小さい値でない場合、即ち、救済カウンタ203sの値が「900」以上である場合(S5403:No)、救済条件が成立しているため、まず、時短カウンタ203rの値に「1000」をセットし(S5404)、「普図低確時間短縮状態」へ移行したことを示すべく救済設定済みフラグ203tをオンに設定する(S5405)。そして、「普図低確時間短縮状態」に遊技状態を移行するために、時短低確フラグ203pをオンに設定し(S5406)、この救済到達計数処理(S5207)を終了して、変動停止処理(図392参照)に戻る。これにより、救済条件成立に基づく「普図低確時間短縮状態」を発生させることができる。
次に、図395を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図387参照)の一処理である当たり処理(S203)について説明する。図395は、この当たり処理(S203)を示したフローチャートである。
この当たり処理(S203)は、各特別図柄の大当たりが発生する場合に、大当たりの種類に応じて可変入賞装置65(大入賞口)の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。また、大当たり種別に基づいて、各ラウンド毎に開放又は閉鎖する確変領域65dを設定するために確変領域開放テーブル202g(図374参照)を設定すると共に、各ラウンド毎に確変領域65dを有効又は無効に設定するために確変領域有効テーブル202h(図375及び図376参照)を設定する。
また、この当たり処理(S203)では、大当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S612)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S614)を実行する。
当たり処理(S203)では、まず、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選したか否かを判別する(S601)。判別の結果、大当たりに当選していれば(S601:Yes)、大当たり遊技を行うために、まず、大当たり遊技中の「確変機能」を無効にすべく、確変フラグ203j及び確変移行フラグ203kをオフに設定する(S602)。そして、確変領域開放タイマ203n及び確変領域通過回数カウンタ203oの値を「0」クリアし(S603)、次いで、「時短機能」を無効にすべく、時短低確フラグ203p及び時短高確フラグ203qをオフに設定し(S604)、時短カウンタ203rの値を「0」クリアする(S605)。さらに、天井機能を無効にすべく、救済設定済みフラグ203tをオフに設定し(S606)、救済カウンタ203sの値を「0」クリアする(S607)。次に、大当たり種別に応じたラウンド数をRAM203に設けられたラウンドカウンタ(図示せず)にセットする(S608)。そして、大当たりが開始されることを示す大当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、大当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S609)、次いで、該大当たり種別に応じたオープニング時間(例えば、「30秒」又は「10秒」)を設定して(S610)、処理をS651へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図387のS201参照)によって、大当たり種別に応じた大当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
なお、上述したラウンドカウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該ラウンドカウンタの値を確認して、ラウンドカウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、大当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該ラウンドカウンタの値を1減算する。そして、ラウンドカウンタの値が「0」になった場合に、実行中の大当たりを終了するように構成されている。
S651の処理では、大当たり種別に応じて確変領域開放テーブル202g(図374参照)を設定して(S651)、処理をS652へ移行する。具体的には、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合は、確変領域65dの開放パターンとして4R~9Rの期間において開放するように設定し、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合は、確変領域65dの開放パターンとして2R~7Rの期間において開放するように設定する。
S652の処理では、大当たり種別に応じて確変領域有効テーブル202h(図375及び図376参照)を設定して(S652)、処理をS611へ移行する。この処理では、大当たり種別毎に設定された各ラウンドの確変領域65dの有効パターンを設定する。
一方、S601の処理において、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選していないと判別された場合は(S601:No)、S602~S610、S651及びS652の処理をスキップしてS611へ移行する。
S611の処理では、大当たり中か否かを判別する(S611)。判別の結果、大当たり中であると判別された場合は(S611:Yes)、可変入賞装置65の開閉制御を実行する大当たり開閉制御処理を実行する(S612)。
ここで、図396を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり開閉制御処理(S612)について説明する。図396は、この大当たり開閉制御処理(S612)を示したフローチャートである。
この大当たり開閉制御処理(S612)では、当たり処理(S203)で設定された可変入賞装置65の開放回数に基づいて、可変入賞装置65の開閉制御、確変領域65dの開閉制御及び確変領域65dの有効設定処理若しくは無効設定処理を実行する。
この大当たり開閉制御処理(S612)では、まず、当たり処理(S203)のS610で設定されたオープニング時間、又は、後述する大入賞口開放中処理(S6007)のS6215(図398参照)で設定されたインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6001)。判別の結果、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6001:No)、可変入賞装置65の開放タイミングではないため、該可変入賞装置65を閉鎖し続けるため、S6002~S6005及びS6051~S6057の処理をスキップして、処理をS6006へ移行する。
一方、S6001の処理において、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6001:Yes)、可変入賞装置65の開放タイミングなので、可変入賞装置65の開放設定を行い(S6002)、次いで、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットする(S6003)。そして、大当たり時おける可変入賞装置65の最大開放時間(第18実施形態では、「30秒」)を設定して(S6004)、可変入賞装置65が開放されたことを示す大入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6005)、処理をS6051に移行する。この大入賞口開放コマンドを受信した音声ランプ制御装置113は、可変入賞装置65が開放された旨を第3図柄表示装置81において実行し、開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させることを遊技者に促すように構成されている。
S6051の処理では、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかに当選しているか否か、即ち、第1特別図柄の動的表示における大当たりか否かを判別し(S6051)、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかに当選していれば(S6051:Yes)、次いで、当該ラウンドが4R~9Rのいずれかであるか否かを判別する(S6052)。
S6052の判別の結果、当該ラウンドが4R~9Rのいずれかであれば(S6052:Yes)、確変領域65dが開放されるラウンドであるので、該確変領域65dの有効設定処理又は無効設定処理を行うべく、確変領域制御処理を実行し(S6054)、処理をS6055に移行する。確変領域制御処理(6054)の詳細は、図397を参照して後述する。
また、S6051の処理において、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれにも当選していない場合、即ち、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれかに当選しており、第2特別図柄の動的表示における大当たりであれば(S6051:No)、次いで、当該ラウンドが2R~7Rのいずれかであるか否かを判別する(S6053)。
S6053の判別の結果、当該ラウンドが2R~7Rのいずれかであれば(S6053:Yes)、確変領域65dが開放されるラウンドであるので、該確変領域65dの有効設定処理又は無効設定処理を行うべく、確変領域制御処理を実行し(S6054)、処理をS6055に移行する。
ここで、図397を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり開閉制御処理(S612)の一処理である確変領域制御処理(S6054)について説明する。図397は、この確変領域制御処理(S6054)を示したフローチャートである。
この確変領域制御処理(S6054)では、確変領域有効テーブル202h(図375及び図376参照)及び確変領域通過回数カウンタ203oを参照して、当該ラウンドの確変領域65dの有効設定処理若しくは無効設定処理を実行する。
この確変領域制御処理(S6054)では、まず、当たり処理(図395参照)のS652において大当たり種別毎に設定された確変領域有効テーブル202hに基づいて、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されているか否かを判別し(S6101)、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていなければ(S6101:No)、S6102~S6105の処理をスキップして、この確変領域制御処理(S6054)を終了し、大当たり開閉制御処理(図396参照)に戻る。
一方、S6101の処理において、確変領域有効テーブル202hに基づいて、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されると判別された場合(S6101:Yes)、次いで、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかに当選しているか否か、即ち、第1特別図柄の動的表示における大当たりか否かを判別し(S6102)、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかに当選していれば(S6102:Yes)、続いて、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」より小さい値であるか否かを判別する(S6103)。
S6103の判別の結果、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」より小さい値であれば(S6103:Yes)、今回の大当たり遊技において確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2」に達しておらず、確変領域65dを無効に設定する条件を満たしていないため(図375の備考欄参照)、処理をS6105に移行する。
また、S6102の処理において、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれにも当選していないと判別された場合、即ち、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれかに当選しており、第2特別図柄の動的表示における大当たりであれば(S6102:No)、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」より小さい値であるか否かを判別する(S6104)。
S6104の判別の結果、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」より小さい値であれば(S6104:Yes)、今回の大当たり遊技において確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3」に達しておらず、確変領域65dを無効に設定する条件を満たしていないため(図376の備考欄参照)、処理をS6105に移行する。
S6105の処理では、確変領域有効フラグ203mをオンに設定し(S6105)、この確変領域制御処理(S6054)を終了し、大当たり開閉制御処理(図396参照)に戻る。
一方、S6103の処理において、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」より小さい値でない場合、即ち、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」以上である場合(S6103:No)、今回の大当たり遊技において確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2」に達しおり、確変領域65dを無効に設定する条件を満たしているため(図375の備考欄参照)、S6105の処理をスキップして、この確変領域制御処理(S6054)を終了し、大当たり開閉制御処理(図396参照)に戻る。
また、S6104の処理において、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」より小さい値でない場合、即ち、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」以上である場合(S6104:No)、今回の大当たり遊技において確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3」に達しおり、確変領域65dを無効に設定する条件を満たしているため(図376の備考欄参照)、S6105の処理をスキップして、この確変領域制御処理(S6054)を終了し、大当たり開閉制御処理(図396参照)に戻る。
このように構成することで、確変領域65dの有効又は無効をラウンド毎に設定することができる。また、1の大当たり遊技において確変領域65dを球が通過したラウンド数に応じて、以降の確変領域65dを無効に設定することができる。
図396に戻って、説明を続ける。S6054の確変領域制御処理が終わると、次いで、確変領域65dの開放設定を行い(S6055)、確変領域開放タイマ203nを始動し(S6056)、処理をS6057に移行する。確変領域開放タイマ203nの値はタイマ割込処理(図387参照)の実行毎(即ち、2ミリ秒毎)に「1」加算されていき、後述する大入賞口開放中処理(図398参照)において、該確変領域開放タイマ203nの値が一定の値に達したか否かが判別され、判別結果によって確変領域65dの閉鎖処理が行われる。
次いで、S6057の処理では、確変領域開放コマンドを設定し(S6057)、処理をS6006へ移行する。音声ランプ制御装置113は、この確変領域開放コマンドを受信すると、後述する確変領域開放中演出処理を行うように構成されている(図414参照)。
一方、S6052の処理において、当該ラウンドが4R~9Rのいずれでもないと判別された場合(S6052:No)、確変領域65dを開放するラウンドではないため、S6054~S6057の処理をスキップしてS6006へ移行する。また、S6053の処理において、当該ラウンドが2R~7Rのいずれでもないと判別された場合(S6053:No)、この場合も確変領域65dを開放するラウンドではないため、S6054~S6057の処理をスキップしてS6006へ移行する。
S6006の処理では、可変入賞装置65が開放中であるか否かを判別する(S6006)。判別の結果、可変入賞装置65が開放中でなければ(S6006:No)、可変入賞装置65が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6007の処理をスキップして、この大当たり開閉制御処理(S612)を終了し、当たり処理(図395参照)に戻る。一方、S6006の処理において、可変入賞装置65が開放中であると判別された場合は(S6006:Yes)、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件を判別するべく、大入賞口開放中処理を行い(S6007)、この大当たり開閉制御処理(S612)を終了し、当たり処理(図395参照)に戻る。
ここで、図398を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり開閉制御処理(S612)の一処理である大入賞口開放中処理(S6007)について説明する。図398は、この大入賞口開放中処理(S6007)を示したフローチャートである。
この大入賞口開放中処理(S6007)では、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。また、確変領域65dの開閉制御、又は、開放された確変領域65dへの球の通過検知等の制御を実行する。
この大入賞口開放中処理(S6007)では、まず、上述した大当たり開閉制御処理(S612)のS6004において設定された可変入賞装置65の開放時間が経過したか否かを判別する(S6201)。判別の結果、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングであれば(S6201:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立し、そのラウンドにおける可変入賞装置65の閉鎖タイミングであるため、入賞カウンタの値を「0」クリアして(S6202)、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6206へ移行する。S6206からの可変入賞装置65の閉鎖処理については、後述する。
一方、S6201の処理において、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6201:No)、次いで、大入賞口スイッチ65cがオンされたか否か、即ち、可変入賞装置65へ球が入賞したか否かを判断する(S6203)。
S6203の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出され可変入賞装置65へ球が入賞していれば(S6203:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6204)、次いで、入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6205)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6205:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、可変入賞装置65に球が10個以上入賞して可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しているので、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6206へ移行する。
S6206からの可変入賞装置65の閉鎖処理では、まず、可変入賞装置65の閉鎖設定を行い(S6206)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6207)、処理をS6208へ移行する。なお、S6207の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図387のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6208の処理では、確変領域65dが開放中か否かを判別し(S6208)、確変領域65dが開放中であれば(S6208:Yes)、確変領域65dの閉鎖設定を行い(S6209)、音声ランプ制御装置113に対して確変領域65dが閉鎖されたことを示す確変領域閉鎖コマンドを設定して(S6210)、処理をS6211へ移行する。なお、S6210の処理で設定された確変領域閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図387のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6211の処理では、確変領域有効フラグ203mをオフに設定し(S6211)、確変領域開放タイマ203nの値を「0」クリアして(S6212)、処理をS6213に移行する。
また、S6208の処理において、確変領域65dが開放中でないと判別された場合(S6208:No)、確変領域65dの閉鎖処理を行わないため、S6209~S6212の処理をスキップして、S6213に移行する。
S6213の処理では、可変入賞装置65の1のラウンドが消化されたことから、ラウンドカウンタの値を1減算し(S6213)、次に、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6214)。ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値である場合(S6214:Yes)、該大当たりにおけるラウンド回数(可変入賞装置65の残り開放回数)が残存している状態であるので、次の可変入賞装置65を開放させるまでのインターバル時間(例えば、「1秒」)を設定し(S6215)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了し、大当たり開閉制御処理(図396参照)に戻る。
一方、S6214の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6214:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了したので、大当たり状態を終了させるために、インターバル時間を設定せず(即ち、S6215をスキップして)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了して、大当たり開閉制御処理(図396参照)に戻る。
S6203の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出されておらず、可変入賞装置65へ球が入賞していなければ(S6203:No)、次いで、確変領域65dへの球の通過検知を行い、該通過検知の判別結果によって確変移行フラグ203kを設定する確変領域通過判定処理を実行し(S6216)、処理をS6217へ移行する。
ここで、図399を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される大入賞口開放中処理(S6007)の一処理である確変領域通過判定処理(S6216)について説明する。図399は、この確変領域通過判定処理(S6216)を示したフローチャートである。
この確変領域通過判定処理(S6216)では、確変領域65dへの球の通過検知を行い、判別結果によって確変領域通過回数カウンタ203oの値を更新する。また、確変領域65dを球が通過している場合は、当該ラウンドの確変領域65dが有効設定されているか否かを判別し、判別結果によって確変移行フラグ203kを設定する。
この確変領域通過判定処理(S6216)では、まず、確変領域スイッチ65gがオンされたか否か、即ち、確変領域65dを球が通過したか否かを判断し(S6301)、確変領域スイッチ65gがオンされておらず、確変領域65dを球が通過していなければ(S6301:No)、S6302~S6311の処理をスキップして、この確変領域通過判定処理(S6216)を終了して、大入賞口開放中処理(図398)に戻る。
一方、S6301の処理において、確変領域スイッチ65gがオンされており、確変領域65dを球が通過していれば(S6301:Yes)、次いで、該確変領域65dへの球の通過が当該ラウンドにおける1カウント目か否かを判別し(S6302)、該確変領域65dへの球の通過が当該ラウンドにおける1カウント目でなければ(S6302:No)、S6303~S6311の処理をスキップして、この確変領域通過判定処理(S6216)を終了して、大入賞口開放中処理(図398)に戻る。
S6302の処理において、確変領域65dへの球の通過が当該ラウンドにおける1カウント目であると判別された場合(S6302:Yes)、次いで、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかに当選しているか否か、即ち、第1特別図柄の動的表示における大当たりか否かを判別し(S6303)、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかに当選していれば(S6303:Yes)、続いて、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」より小さい値であるか否かを判別し(S6304)、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」より小さい値であれば(S6304:Yes)、現在実行中の大当たりラウンドの1ラウンド前のラウンド終了時において、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2」に達しておらず、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「1」以下であり、現在実行中の大当たりラウンドの確変領域65dを無効に設定する条件を満たしていないため(図375の備考欄、及び、図397のS6103:Yes参照)、処理をS6306に移行する。
一方、S6304の判別の結果、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」より小さい値でない場合、即ち、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」以上である場合(S6304:No)、現在実行中の大当たりラウンドの1ラウンド前のラウンド終了時において、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2」に達しており、現在実行中の大当たりラウンドの確変領域65dを無効に設定する条件を満たしているため(図375の備考欄、及び、図397のS6103:No参照)、S6306~S6311の処理をスキップして、この確変領域通過判定処理(S6216)を終了して、大入賞口開放中処理(図398)に戻る。
また、S6303の処理において、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれにも当選していないと判別された場合、即ち、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれかに当選しており、第2特別図柄の動的表示における大当たりであれば(S6303:No)、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」より小さい値であるか否かを判別し(S6305)、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」より小さい値であれば(S6305:Yes)、現在実行中の大当たりラウンドの1ラウンド前のラウンド終了時において、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3」に達しておらず、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「2」以下であり、現在実行中の大当たりラウンドの確変領域65dを無効に設定する条件を満たしていないため(図375の備考欄、及び、図397のS6104:Yes参照)、処理をS6306に移行する。
一方、S6305の判別の結果、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」より小さい値でない場合、即ち、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」以上である場合(S6305:No)、現在実行中の大当たりラウンドの1ラウンド前のラウンド終了時において、確変領域65dを球が通過したラウンド数が「3」に達しており、現在実行中の大当たりラウンドの確変領域65dを無効に設定する条件を満たしているため(図376の備考欄、及び、図397のS6104:No参照)、S6306~S6311の処理をスキップして、この確変領域通過判定処理(S6216)を終了して、大入賞口開放中処理(図398)に戻る。
S6306の処理では、該確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算し(S6306)、確変領域通過コマンドを設定して(S6307)、処理をS6308に移行する。音声ランプ制御装置113は、この確変領域通過コマンドを受信すると、後述する投票演出処理において、表示用投票実施コマンドを設定するように構成されている(図413において後述)。
S6308の処理では、確変領域有効フラグ203mがオンされているか否かを判別し(S6308)、確変領域有効フラグ203mがオンされていれば(S6308:Yes)、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されている状況で、該確変領域65dへ球が通過しているため、大当たりの終了後に「確率変動状態」を発生させるために、確変移行フラグ203kをオンに設定して(S6309)、確変移行フラグコマンドを設定し(S6310)、処理をS6311に移行する。
S6311の処理では、有効確変領域通過ラウンドコマンドを設定し(S6311)、この確変領域通過判定処理(S6216)を終了して、大入賞口開放中処理(図398)に戻る。音声ランプ制御装置113は、S6310において送信された確変移行フラグコマンド及びS6311において送信された有効確変領域通過ラウンドコマンドを受信すると、後述する競争演出処理において、演出結果が成功となる競争展開シナリオを設定するように構成されている(図415にて後述)。
このように構成することで、確変領域有効フラグ203mがオンされている状態で確変領域65dへ球が通過した場合にのみ確変移行フラグ203kをオンに設定し、「確率変動状態」に移行し得るようにすることができる。即ち、確変領域65dが有効に設定されている大当たりラウンドにおいて、該確変領域65dに球を通過させた場合にのみ、「確率変動状態」に移行させることができる。
また、確変領域65dが開放される6のラウンドのうち、該確変領域65dに球を通過させたラウンド数が一定数(第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示での大当たり時は「2回」、第2特別図柄の動的表示での大当たり時は「3回」)を超えた場合に、以降の確変領域65dへの球の通過をすべて無効とすることができる。その結果、遊技者に確変領域65dが有効に設定されているラウンドを推測させ、該確変領域65dが開放される6のラウンドのうち、一定数のラウンドを選択させて該確変領域65dに球を通過させ、該一定数のラウンドにおける確変領域65dへの球の通過によって「確率変動状態」に移行させられるか否かが判別される遊技性を創出し、興趣向上を図ることができる。
また、確変領域65dを球が通過したラウンド数が一定数(第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示での大当たり時は「2回」、第2特別図柄の動的表示での大当たり時は「3回」)に達していない場合のみ、該確変領域65dへの球の通過情報(通過したラウンド情報)を保持し、該ラウンド情報に基づいて、第3図柄表示装置81において「競争演出」を実行することができる。
例えば、第1特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合に、確変領域65dが開放される4R~9Rの6のラウンドのうち、遊技者がすべてのラウンドにおいて該確変領域65dに球を通過させた場合、4R目及び5R目の確変領域65dへの球の通過は、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ送信される確変領域通過コマンドによって、確変領域65dを通過させたラウンドとして音声ランプ制御装置113に記憶される。 一方、残りの6R~9Rの4のラウンドでは、既に確変領域65dを球が通過したラウンド数が一定数である「2回」に達しているため、主制御装置110からコマンドは送信されず、確変領域65dを通過させたラウンドとして記憶されない。従って、第3図柄表示装置81において実行される「競争演出」では、このような場合、確変領域65dを球が通過したラウンド数が一定数に達していない状態である4R目及び5R目の確変領域65dへの球の通過情報に基づいた演出を実行することができる。
さらに、1の大当たり遊技に対して有効確変領域を通過した回数にかかわらず、確変移行フラグ203kがオンに更新されるのを一度のみにすることができ、オンに更新された後の大当たり遊技では、「確率変動状態」に移行するまで該確変移行フラグ203kは更新され得ないようにすることができる。
図398の大入賞口開放中処理(S6007)に戻って、説明を続ける。S6205の処理において、入賞カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合(S6205:Yes)、又は、S6216の確変領域通過判定処理の終了後は、確変領域65dの開放時間が10秒経過したか否かを判別する(S6217)。
より詳細には、確変領域開放タイマ203nの値は、図396のS6056の処理において始動されると、タイマ割込処理(図387参照)の実行毎(即ち、2ミリ秒毎)に「1」加算されていくため、該確変領域開放タイマ203nの値が「5000」に達した場合に10秒経過したと判別される。
S6217の処理において、確変領域65dの開放時間が10秒経過したと判別された場合(S6217:Yes)、確変領域65dの閉鎖設定を行い(S6218)、音声ランプ制御装置113に対して確変領域65dが閉鎖されたことを示す確変領域閉鎖コマンドを設定して(S6219)、処理をS6220へ移行する。なお、S6219の処理で設定された確変領域閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図387のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6220の処理では、確変領域有効フラグ203mをオフに設定し(S6220)、確変領域開放タイマ203nの値を「0」クリアして(S6221)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了して、大当たり開閉制御処理(図396参照)に戻る。
また、S6217の判別の結果、確変領域65dの開放時間が10秒経過していない場合(S6217:No)、確変領域65dの閉鎖処理を行わないため、S6218~S6221の処理をスキップして、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了して、大当たり開閉制御処理(図396参照)に戻る。
図395の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S612の大当たり開閉制御処理(図396参照)の終了後は、次いで、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S613)。判別の結果、ラウンドカウンタが「0」より大きい値であれば(S613:Yes)、大当たり状態を継続するため、大当たりの終了設定処理であるS614の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S613の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S613:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、大当たり状態を終了させるために、大当たり終了処理を行い(S614)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図400を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり終了処理(S614)について説明する。図400は、この大当たり終了処理(S610)を示したフローチャートである。
この大当たり終了処理(S614)では、大当たり遊技中における有効確変領域の通過有無によって設定された確変移行フラグ203kに基づいて、確変フラグ203j、時短低確フラグ203p,時短高確フラグ203q及び時短カウンタ203rの設定等を行う。
この大当たり終了処理(S614)では、まず、確変移行フラグ203kがオンされているか否かを判別する(S6401)。判別の結果、確変移行フラグ203kがオンされていれば(S6401:Yes)、該大当たり終了後の遊技状態を「確率変動状態」とするべく、確変移行フラグ203kをオフし(S6402)、確変フラグ203jをオンし(S6403)、時短高確フラグ203qをオンして(S6404)、処理をS6407に移行する。
S6401の処理において、確変移行フラグ203kがオンされていないと判別された場合は(S6401:No)、該大当たり終了後の遊技状態を「普図高確時間短縮状態」とするべく、時短高確フラグ203qをオンし(S6405)、時短カウンタ203rに「150」をセットして(S6406)、処理をS6407に移行する。
S6407の処理では、音声ランプ制御装置113に対して大当たりのエンディング演出の開始を示すエンディングコマンドを設定する(S6407)。S6407の処理で設定されたエンディングコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図387のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、エンディングコマンドを受信すると、表示制御装置114において実行されている「競争演出」の実行状況を判別しつつ、大当たりのエンディング演出を実行する。
S6407の処理の終了後は、遊技状態に応じてエンディング時間(例えば、「10秒」)を設定し(S6408)、確変領域通過回数カウンタ203oの値を「0」クリアして(S6409)、該大当たりの終了時の各種処理を実行する大当たり終了設定処理を行い(S6410)、この大当たり終了処理(S614)を終了して、当たり処理(図395参照)に戻る。
このように構成することで、大当たり遊技中に有効確変領域を球が通過した場合の大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次に、図401を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図387参照)の一処理である普図変動処理(S211)について説明する。図401は、この普図変動処理(S211)を示したフローチャートである。
この普図変動処理(S211)は、スルーゲート67への球の通過に起因して、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を制御するものである。
この普図変動処理(S211)では、まず、今現在、普通電役72が突出中(作動中)か否か、即ち、普通図柄の当たり中であるか否かを判別する(S701)。判別の結果、普通電役72が突出中であれば(S701:Yes)、普通図柄の当たり中であるので、そのまま普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)へ戻る。
一方、普通電役72が突出中でなければ(S701:No)、普通図柄の当たり中ではないため、次いで、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中であるか否かを判別する(S702)。判別の結果、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中でなければ(S702:No)、次いで、普通図柄表示装置83における可変表示が停止後、所定時間(例えば、「1秒」)経過したか否かを判別する(S703)。その結果、可変表示の停止後、所定時間経過していなければ(S703:No)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。これにより、可変表示における停止図柄が所定時間だけ普通図柄表示装置83に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S703の処理の結果、可変表示の停止後、所定時間経過していれば(S703:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄に関する可変表示の作動保留球数HN)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S704)。
S704の処理の結果、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きくなければ(S704:No)、実行すべき普通図柄の可変表示の保留球数が存在しないということなので、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。一方、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きい値であれば(S704:Yes)、保留されていた普通図柄に関する可変表示の実行開始タイミングであると判断し、まず、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1減算する(S705)。これは、後述する処理(S706~S712)によって、保留されていた普通図柄に関する可変表示のうち1の可変表示の実行が開始されることに伴って、普通図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、普図保留球格納エリア203hに格納されたデータをシフト処理する(S706)。このデータシフト処理は、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1~第4エリアに格納されているデータを普図保留球実行エリア203iへ向けて順にシフトさせる処理であって、普図保留第1エリア→普図保留球実行エリア203i、普図保留第2エリア→普図保留第1エリア、普図保留第3エリア→普図保留第2エリア、普図保留第4エリア→普図保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S706のデータシフト処理の後は、データシフト処理により普図保留球実行エリア203iに格納されたデータ(即ち、普図当たりカウンタC4の値)に基づいて、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を実行するために、まず、時短低確フラグ203p又は時短高確フラグ203qがオンされているか否かを判別する(S707)。判別の結果、時短低確フラグ203p及び時短高確フラグ203qがオンされていない場合は(S707:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「15秒」に設定し(S708)、処理をS710へ移行する。一方、時短低確フラグ203p又は時短高確フラグ203qがオンされていると判別された場合(S707:Yes)、「時短機能」が有効な「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「0.1秒」に設定して(S709)、処理をS710へ移行する。
S710の処理では、時短高確フラグ203qがオンされているか否かを判別し(S710)、時短高確フラグ203qがオンされていない場合(S710:No)、即ち、普通図柄の低確率状態では、普図当たり乱数テーブル202iにおける低確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S711)。また、時短高確フラグ203qがオンされている場合(S710:Yes)、即ち、普通図柄の高確率状態では、普図当たり乱数テーブル202iにおける高確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S712)。S711及びS712の処理の後は、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、遊技者が右打ちした場合に、スルーゲート67を球が通過したとき、普通電役72が開放し易いか否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況(即ち、普通図柄の高確率状態)であって第2始動口71側へ流入し易い状況か、普通電役72が開放し易い状況よりも開放し難い状況(即ち、普通図柄の低確率状態)であって、閉鎖(突出)している普通電役72の上面を右端から左端まで転動しきり、可変入賞装置65側へ流入し得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
S702の処理において、普通図柄表示装置83の表示態様が可変表示中であると判別されると(S702:Yes)、可変表示時間が経過したか否かを判別する(S713)。普通図柄表示装置83の可変表示時間は、S708又はS709の処理により遊技状態に応じて決定されており、この可変表示時間が経過していなければ(S713:No)、普通図柄表示装置83の表示を更新して(S714)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
一方、普通図柄表示装置83における可変表示の可変表示時間が経過していれば(S713:Yes)、普通図柄表示装置83に対して、S711又はS712によって予め設定された停止図柄に対応した表示態様を設定し(S715)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
これにより、球がスルーゲート67を通過した場合に、この普図変動処理(S211)に基づいて普通図柄表示装置83における可変表示が設定され、該普通図柄表示装置83において可変表示が開始されてから可変表示時間が経過するまでは、「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる。そして、可変表示結果が当たりである場合には「○」の図柄を点灯する一方、ハズレである場合には「×」の図柄を点灯させる。
次に、図402を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図387参照)の一処理である普通電役制御処理(S204)について説明する。図401は、この普通電役制御処理(S204)を示したフローチャートである。
この普通電役制御処理(S204)は、普通図柄の当たりが発生する場合に、遊技状態に応じて普通電役72の開閉(突出及び没入)駆動制御を実行する。即ち、遊技状態に応じて普通電役72の開放(没入)時間を設定すると共に、設定された時間に基づいて該普通電役72を開放駆動し、設定した突出時間が経過した場合に、開放(没入)中の普通電役72を閉鎖(突出)させる制御を実行する。
この普通電役制御処理(S204)では、まず、普通電役72が開放(没入)中か否か、即ち、普通図柄の当たり中か否かを判別する(S801)。判別の結果、普通電役72が開放中でないと判別された場合(S801:No)、即ち、普通図柄の当たり中でないと判別された場合は、次に、普通図柄の可変表示が終了したか否かを判別する(S802)。
S802における判別の結果、普通図柄の可変表示が終了していなければ(S802:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)に戻る一方、普通図柄の可変表示が終了していれば(S802:Yes)、次いで、該可変表示において当たりに当選したか否かを判別する(S803)。
S803における判別の結果、可変表示において当たりに当選していないと判別された場合は(S803:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)へ戻る。一方、可変表示において当たりに当選していると判別された場合は(S803:Yes)、当選した当たりに関する制御を実行するために、まず、時短低確フラグ203p又は時短高確フラグ203qがオンされているか否かを判別する(S804)。
S804における判別の結果、時短低確フラグ203p及び時短高確フラグ203qがオンされていないと判別された場合は(S804:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202kの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役72の開放時間を「0.1秒」に設定し(S805)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数を1回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「1」をセットして(S806)、処理をS809へ移行する。
一方、S804の処理において、時短低確フラグ203p又は時短高確フラグ203qがオンされていると判別された場合は(S804:Yes)、「時短機能」が有効な「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202kの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役72の開放(没入)時間を「5.8秒」に設定し(S807)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数を1回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「1」をセットして(S808)、処理をS809へ移行する。
S809の処理では、普通電役72の開放(没入)処理を行い(S809)、閉鎖(突出)状態であった普通電役72を開放状態に駆動し、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
これにより、遊技者が右打ちした場合において、スルーゲート67を通過した球が普通電役72の配設位置に到達し、該普通電役72が開放されている時間の長い状態か短い状態かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を通過した球が第2始動口71側へ誘導され易い状況か、該普通電役72の閉鎖状態において該普通電役72の上面を右端から左端まで転動しきって、その球が可変入賞装置65側へ流下され得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
S801の処理において、普通電役72が開放中であると判別された場合(S801:Yes)、即ち、普通図柄の当たり中であると判別された場合は、次いで、S805又はS807において設定された普通電役72の1回の開放時間が経過しているかを判別する(S810)。判別の結果、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していないと判別された場合は(S810:No)、普通電役72の開放状態を維持するため、S811~S813の処理をスキップして、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図387参照)に戻る。
一方、S810の処理において、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していると判別された場合は(S810:Yes)、まず、普通電役72の閉鎖(突出)処理を行い(S811)、S806又はS808の処理で設定された電役カウンタの値から「1」を減算する(S812)。そして、減算された電役カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S813)。判別の結果、電役カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S813:Yes)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数が残存しているため、処理をS809へ移行し、所定のインターバル処理を行った上で再び普通電役72の開放処理を行う。一方、電役カウンタの値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S813:No)、即ち、電役カウンタの値が「0」以下である場合は、該当たりに基づく普通電役72の開放がすべて終了したということなので、普通電役72の再開放を行わず、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図386参照)に戻る。
次いで、図403を参照して、停電等の発生した場合に主制御装置110において実行されるNMI割込処理について説明する。図403は、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。NMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に、主制御装置110のMPU201により実行される処理である。
このNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。NMI端子に停電信号SG1が入力されたMPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S901)、NMI割込処理を終了する。
なお、上記のNMI割込処理は、払出制御装置111でも同様に実行され、かかるNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から払出制御装置111内のMPU211のNMI端子に出力され、MPU211は実行中の制御を中断して、NMI割込処理を開始するのである。
次に、図404から図415を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU221の処理としては、大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理(図404参照)と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理(図404参照)とがある。
まず、図404を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図404は、この立ち上げ処理を示したフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時に起動される。
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S1001)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源断処理中フラグがオンしているか否かによって、今回の立ち上げ処理が瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)によって、S1116の電源断処理(図405参照)の実行途中に開始されたものであるか否かが判断される(S1002)。図405を参照して後述する通り、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると、S1116の電源断処理を実行する。かかる電源断処理の実行前に、電源断処理中フラグがオンされ、該電源断処理の終了後に、電源断処理中フラグはオフされる。よって、S1116の電源断処理が実行途中であるか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。
電源断処理中フラグがオフであれば(S1002:No)、今回の立ち上げ処理は、電源が完全に遮断された後に開始されたか、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始されたものである。よって、これらの場合には、RAM223のデータが破壊されているか否かを確認する(S1003)。
RAM223のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM223の特定の領域には、S1006の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM223のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM223のデータ破壊を確認することができる。RAM223のデータ破壊が確認されれば(S1003:Yes)、S1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。一方、RAM223のデータ破壊が確認されなければ(S1003:No)、S1008へ移行する。
なお、今回の立ち上げ処理が、電源が完全に遮断された後に開始された場合には、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM223の記憶は喪失するから)、RAM223のデータ破壊と判断され(S1003:Yes)、S1004へ移行する。一方、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって開始された場合には、RAM223の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM223のデータは正常と判断されて(S1003:No)、S1008へ移行する。
電源断処理中フラグがオンであれば(S1002:Yes)、今回の立ち上げ処理は、瞬間的な停電が生じた後であって、S1116の電源断処理の実行途中に、音声ランプ制御装置113のMPU221にリセットがかかって開始されたものである。かかる場合は電源断処理の実行途中なので、RAM223の記憶状態は必ずしも正しくない。よって、かかる場合には制御を継続することはできないので、処理をS1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。
S1004の処理では、RAM223の全範囲の記憶領域をチェックする(S1004)。チェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM223の読み書きチェックにより、RAM223のすべての記憶領域が「0」クリアされる。
RAM223のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常と判別されれば(S1005:Yes)、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S1006)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM223にデータ破壊があるか否かがチェックされる。一方、RAM223のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出されれば(S1005:No)、RAM223の異常を報知して(S1007)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM223の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM223の異常報知を行うようにしても良いし、表示制御装置114にエラーコマンドを送信して、第3図柄表示装置81にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
S1008の処理では、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S1008)。電源断フラグはS1116の電源断処理の実行時にオンされる(図405のS1115参照)。つまり、電源断フラグは、S1116の電源断処理が実行される前にオンされるので、電源断フラグがオンされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した状態で開始された場合である。従って、かかる場合には(S1008:Yes)、音声ランプ制御装置113の各処理を初期化するためにRAM223の作業エリアをクリアし(S1009)、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。なお、RAM223の作業エリアとしては、主制御装置110から受信したコマンド等を記憶する領域以外の領域をいう。
一方、電源断フラグがオフされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、例えば電源が完全に遮断された後に開始されたためにS1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至ったか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始された場合である。よって、かかる場合には(S1008:No)、RAM223の作業領域のクリア処理であるS1009をスキップして、処理をS1010へ移行し、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。
なお、S1009のクリア処理をスキップするのは、S1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至った場合には、S1004の処理によって、既にRAM223のすべての記憶領域はクリアされているし、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM223の作業領域のデータをクリアせず保存しておくことにより、音声ランプ制御装置113の制御を継続できるからである。
S1012の処理では、主制御装置110から設定値コマンドを受信したか否かを判別し(S1012)、該設定値コマンドを受信するまでS1012の処理を繰り返し実行して待機する(S1012:No)。そして、主制御装置110から設定値コマンドを受信した場合に(S1012:Yes)、該設定値コマンドが示す確率設定値を設定値メモリ(図示せず)に格納し(S1013)、メイン処理(図405参照)へ移行する。
このように、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、主制御装置110の立ち上げ処理(図384参照)の終盤で生成される設定値コマンドを受信するまでメイン処理(図405参照)への移行を待機することで、主制御装置110で設定された確率設定値を音声ランプ制御装置113側で確実に把握し、該確率設定値に基づいてメイン処理以降の処理を実行できる。また、主制御装置110から設定値コマンドを受信しない場合、主制御装置110の立ち上げ処理の終盤まで到達しておらず、主制御装置110の立ち上げ処理が正常に終了していないので、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理も正常に終了させず、メイン処理へ移行させない。このように構成することで、音声ランプ制御装置113側で主制御装置110の立ち上げ処理が正常に実行されたか否かを把握することが可能となるとともに、主制御装置110が正常に立ち上がっていない状態における音声ランプ制御装置113の暴走を未然に防止できる。
次に、図405を参照して、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理について説明する。図405は、このメイン処理を示したフローチャートである。
メイン処理が実行されると、まず、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上が経過したか否かが判別され(S1101)、「1ミリ秒」以上経過していなければ(S1101:No)、S1102~S1109の処理を行わずにS1110の処理へ移行する。S1101の処理で、「1ミリ秒」経過したか否かを判別するのは、S1102~S1109が短い周期(「1ミリ秒」以内)で処理する必要がないものであるのに対して、S1110の変動演出処理やS1111のコマンド判定処理は、短い周期で実行する方が好ましい処理であるからである。S1111の処理が短い周期で実行されることにより、主制御装置110から送信されるコマンドの受信洩れを防止でき、S1110の処理が短い周期で実行されることにより、コマンド判定処理によって受信されたコマンドに基づき、変動演出に関する設定を遅滞なく行うことができる。
S1101の処理において、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上経過していると判断される場合は(S1101:Yes)、S1102の処理へ移行する。なお、S1101の処理が、図404に示す立ち上げ処理の後初めて実行された場合は、そのままS1102の処理へ移行する。
S1102の処理では、S1103~S1112の処理によって設定された、表示制御装置114に対する各種コマンドを、表示制御装置114に対して送信する(S1102)。次いで、表示ランプ34の点灯態様の設定や後述するS1107の処理で編集されるランプの点灯態様になるように各ランプの出力を設定し(S1103)、その後電源投入報知処理を実行する(S1104)。電源投入報知処理は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば、「30秒」)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知は音声出力装置226やランプ表示装置227により行われる。また、第3図柄表示装置81の画面において電源が供給されたことを報知するようコマンドを表示制御装置114に送信するものとしても良い。なお、電源投入時でなければ、電源投入報知処理による報知は行わずにS1105の処理へ移行する。
次いで、S1105の処理では、後述するS1111のコマンド判定処理によって設定される大当たりに関する演出を実行する当たり演出処理を行い(S1105)、S1106の処理へ移行する。なお、第18実施形態では、第1特別図柄及び第2特別図柄による大当たりに関する可変入賞装置65の開放中に所定の演出(例えば、可変入賞装置65が開放されたことを示す演出や右打ち報知演出、後述する「投票演出」及び「競争演出」など)を実行するように構成されている。この当たり演出処理(S1105)の詳細については、図411を参照して後述する。
次いで、S1106の処理では、枠ボタン入力監視・演出処理が実行される(S1106)。この枠ボタン入力監視・演出処理では、演出効果を高めるために遊技者に操作される枠ボタン22の有効期間において、該枠ボタン22が押されたか否かの入力を監視し、上記有効期間に枠ボタン22の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。
枠ボタン入力監視・演出処理(S1106)が終わると、次いで、ランプ編集処理を実行し(S1107)、その後音編集・出力処理を実行する(S1108)。ランプ編集処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう電飾部29~33の点灯パターンなどが設定される。音編集・出力処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう音声出力装置226の出力パターンなどが設定され、その設定に応じて音声出力装置226から音が出力される。
S1108の処理後、液晶演出実行管理処理を実行し(S1109)、S1110の処理へ移行する。液晶演出実行管理処理では、主制御装置110から送信される変動パターンコマンドに基づいて第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間が設定される。この液晶演出実行監視処理で設定された時間に基づいてS1107のランプ編集処理が実行され、また、S1108の音編集・出力処理も第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間で実行される。
S1110の処理では、第3図柄表示装置81において変動演出を表示させるために、主制御装置110より受信した特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドに基づいて第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する変動演出処理を実行し(S1110)、処理をS1111へ移行する。この変動演出処理(S1110)の詳細については、図410を参照して後述する。
S1111の処理では、主制御装置110より受信したコマンドに応じた処理を行うコマンド判定処理を行い(S1111)、S1112の処理へ移行する。このコマンド判定処理(S1111)の詳細については、図406を参照して後述する。
S1112では、音声ランプ制御装置113のRAM223に設けられた各種カウンタを更新するカウンタ更新処理を実行する(S1112)。例えば、変動演出の詳細な変動パターンを決定するカウンタの更新や、「保留変化予告」を抽選する保留変化カウンタ(図示せず)及び「競争演出」中の競争展開シナリオを抽選する競争展開カウンタ(図示せず)等の更新が、このカウンタ更新処理の中で行われる。該カウンタの更新は、所定の範囲(本実施形態では、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(「99」)に達した後「0」に戻すことによって行われる。
S1112の処理が終わると、ワークRAM233に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S1113)。電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていれば(S1113:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S1115)、電源断処理を実行する(S1116)。電源断処理の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S1117)、その後、処理を無限ループする。電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226およびランプ表示装置227からの出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。
一方、S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていなければ(S1113:No)、RAM223に記憶されるキーワードに基づき、RAM223が破壊されているか否かが判別され(S1114)、RAM223が破壊されていなければ(S1114:No)、S1101の処理へ戻り、繰り返しメイン処理が実行される。一方、RAM223が破壊されていれば(S1114:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。
ここで、RAM破壊と判別されて無限ループするとメイン処理が実行されないので、その後、第3図柄表示装置81による表示が変化しない。よって、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼び、パチンコ機10の修復などを頼むことができる。また、RAM223が破壊されていると確認された場合に、音声出力装置226やランプ表示装置227によりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
次に、図406を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S1111)について説明する。図406は、このコマンド判定処理(S1111)を示したフローチャートである。
このコマンド判定処理(S1111)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図405参照)の中で実行され、上述したように、主制御装置110又は表示制御装置114から受信したコマンドを判定する。
コマンド判定処理(S1111)では、まず、RAM223に設けられたコマンド記憶領域に、主制御装置110からのコマンドを受信しているか否かを判別する(S1201)。判別の結果、主制御装置110からコマンドを受信していれば(S1201:Yes)、未処理のコマンドのうち主制御装置110より受信した最初のコマンドを読み出して解析し、主制御装置110より第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド、特図1停止種別コマンド又は特図1確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1202)。そして、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1202:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図1コマンド処理を行い(S1203)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図405参照)に戻る。
ここで、図407を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図1コマンド処理(S1203)について説明する。図407は、この特図1コマンド処理(S1203)を示したフローチャートである。
この特図1コマンド処理(S1203)では、主制御装置110から送信された第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図1コマンド処理(S1203)では、まず、主制御装置110より特図1変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1221)。判別の結果、特図1変動パターンコマンドを受信していれば(S1221:Yes)、受信した特図1変動パターンコマンドに含まれる第1特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1222)。
ここで抽出された第1特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図410参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図1変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
一方、特図1変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1221:No)、次いで、主制御装置110より特図1停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1223)。そして、特図1停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1223:Yes)、該特図1停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1224)。
ここで抽出された第1特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図410参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図1停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第1特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図1変動開始フラグ223aをオンに設定して(S1225)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
なお、特図1停止種別コマンドは、第1特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図1変動パターンコマンドを送信後、その特図1変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第1特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1225の処理によって特図1変動開始フラグ223aをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図410参照)において、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図1変動パターンコマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図1停止種別コマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第1特別図柄の変動演出において、第1保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図1変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第1保留球数コマンドに基づく停止種別と特図1停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1223の処理の結果、特図1停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1223:No)、次いで、主制御装置110より特図1確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1226)。特図1確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図1確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1226:Yes)、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図1確定コマンドを設定し(S1227)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図1確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図1確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1226の処理の結果、特図1確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1226:No)、その他の第1特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1228)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
図406に戻って、説明を続ける。S1202の処理において、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1202:No)、次いで、主制御装置110より第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド、特図2停止種別コマンド又は特図2確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1204)。そして、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1204:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図2コマンド処理を行い(S1205)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図405参照)に戻る。
ここで、図408を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図2コマンド処理(S1205)について説明する。図408は、この特図2コマンド処理(S1205)を示したフローチャートである。
この特図2コマンド処理(S1205)では、主制御装置110から送信された第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図2コマンド処理(S1205)では、まず、主制御装置110より特図2変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1251)。判別の結果、特図2変動パターンコマンドを受信していれば(S1251:Yes)、受信した特図2変動パターンコマンドに含まれる第2特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1252)。
ここで抽出された第2特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図410参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図2変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
一方、特図2変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1251:No)、次いで、主制御装置110より特図2停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1253)。そして、特図2停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1253:Yes)、該特図2停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1254)。
ここで抽出された第2特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図410参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図2停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第2特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図2変動開始フラグ223bをオンに設定して(S1255)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
なお、特図2停止種別コマンドは、第2特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図2変動パターンコマンドを送信後、その特図2変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第2特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1255の処理によって特図2変動開始フラグ223bをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図410参照)において、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図2変動パターンコマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図2停止種別コマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第2特別図柄の変動演出において、第2保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図2変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第2保留球数コマンドに基づく停止種別と特図2停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1253の処理の結果、特図2停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1253:No)、次いで、主制御装置110より特図2確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1256)。特図2確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は該第2特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図2確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1256:Yes)、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第2特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図2確定コマンドを設定し(S1257)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図2確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図2確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1256の処理の結果、特図2確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1256:No)、その他の第2特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1258)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
図406に戻って、説明を続ける。S1204の処理において、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1204:No)、次いで、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1206)。そして、第1保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1206:Yes)、第1保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a(図362参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(S1207)。そして、同じく第1保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、及び、変動種別カウンタCS1の各値を、S1207で更新されたサブ第1保留球数カウンタ223cの値が示す第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1208)。そして、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1209)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図405参照)に戻る。
ここで、第1保留球数コマンドは、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1207の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を修正し、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CSを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1206の処理の結果、第1保留球数コマンドを受信していないと判別された場合(S1206:No)、次いで、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1210)。そして、第2保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1210:Yes)、第2保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第2保留球数カウンタ203b(図362参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(S1211)。そして、同じく第2保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、及び、変動種別カウンタCS1の各値を、S1211で更新されたサブ第2保留球数カウンタ223dの値が示す第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1212)。そして、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1213)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図405参照)に戻る。
ここで、第2保留球数コマンドは、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1211の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値が主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を修正し、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CSを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第2特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1210の処理の結果、第2保留球数コマンドを受信していないと判別された場合は(S1210:No)、次いで、主制御装置110より大当たり遊技中における各種コマンドを受信したか否かを判別する大当たり中コマンド受信処理を実行し(S1214)、処理をS1215に移行する。
ここで、図409を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される大当たり中コマンド受信処理(S1214)について説明する。図409は、この大当たり中コマンド受信処理(S1214)を示したフローチャートである。
この大当たり中コマンド受信処理(S1214)では、大当たり遊技中に主制御装置110から送信された各コマンドに基づいて各種設定処理を実行する。
大当たり中コマンド受信処理(S1214)では、まず、主制御装置110より確変領域通過コマンドを受信したか否かを判別する(S1271)。判別の結果、確変領域通過コマンドを受信していれば(S1271:Yes)、当該ラウンドの確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223oのいずれか)をオンに設定し(S1272)、この大当たり中コマンド受信処理(S1214)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
より詳細には、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれか、即ち、第1特別図柄の動的表示における大当たりである場合には、当該ラウンドが4Rであれば確変領域通過フラグA223iを、当該ラウンドが5Rであれば確変領域通過フラグB223jを、当該ラウンドが6Rであれば確変領域通過フラグC223kを、当該ラウンドが7Rであれば確変領域通過フラグD223mを、当該ラウンドが8Rであれば確変領域通過フラグE223nを、当該ラウンドが9Rであれば確変領域通過フラグF223oを、オンに設定する。
また、今回の大当たりが大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれか、即ち、第2特別図柄の動的表示における大当たりである場合には、当該ラウンドが2Rであれば確変領域通過フラグA223iを、当該ラウンドが3Rであれば確変領域通過フラグB223jを、当該ラウンドが4Rであれば確変領域通過フラグC223kを、当該ラウンドが5Rであれば確変領域通過フラグD223mを、当該ラウンドが6Rであれば確変領域通過フラグE223nを、当該ラウンドが7Rであれば確変領域通過フラグF223oを、オンに設定する。
このように設定することで、遊技者がいずれの大当たりラウンドにおいて確変領域65dを通過させたかを判別することができる。その結果、該大当たり遊技において有効確変領域を通過させることができず、後述する「競争演出」において失敗となる演出を実行する場合であっても、遊技者が確変領域65dを通過させたラウンドに基づいた「競争演出」を第3図柄表示装置81で実行することができ、遊技者の遊技意欲の低下を抑制させつつ結果報知を行うことができる。
S1271の処理において、確変領域通過コマンドを受信していないと判別された場合(S1271:No)、次いで、主制御装置110より確変移行フラグコマンドを受信したか否かを判別する(S1273)。判別の結果、確変移行フラグコマンドを受信していれば(S1273:Yes)、サブ確変移行フラグ223pをオンに設定し(S1274)、この大当たり中コマンド受信処理(S1214)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
一方、S1273の処理において、確変移行フラグコマンドを受信していないと判別された場合(S1273:No)、次いで、主制御装置110より有効確変領域通過ラウンドコマンドを受信したか否かを判別する(S1275)。判別の結果、有効確変領域通過ラウンドコマンドを受信していれば(S1275:Yes)、該有効確変領域通過ラウンドコマンドの情報を有効確変領域通過ラウンド格納エリア223qに格納し(S1276)、この大当たり中コマンド受信処理(S1214)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
このように構成することで、大当たり遊技中に確変領域65dを球が通過したラウンドのうち、有効確変領域を通過したラウンド情報を判別することができる。その結果、後述する「競争演出」において、遊技者が確変領域65dを通過させたラウンドのうち、有効確変領域を通過させたラウンドに基づいた「競争演出」の成功となる演出を実行することができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
S1275の処理において、有効確変領域通過ラウンドコマンドを受信していないと判別された場合(S1275:No)、この大当たり中コマンド受信処理(S1214)を終了して、コマンド判定処理(図406参照)に戻る。
図406に戻って、説明を続ける。S1214の大当たり中コマンド受信処理を終えると、次いで、その他のコマンドに応じた処理を実行し(S1215)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図405参照)に戻る。ここで、受信したその他のコマンドが、音声ランプ制御装置113で用いるコマンドであればそのコマンドに対応した処理を行い、処理結果をRAM223に記憶し、表示制御装置114で用いるコマンドであればそのコマンドを表示制御装置114に送信するように、コマンドの設定を行う。例えば、主制御装置110より受信したデモコマンドは、このS1216の処理によって、表示用デモコマンドとして設定され、RAM223に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦格納された後、メイン処理のコマンド出力処理(S1102)により表示制御装置114に対して送信される。
次に、図410を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図410は、この変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。
この変動演出処理(S1110)は、メイン処理(図405参照)の中で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81の主表示領域Dm(図361参照)において第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出を実行させるための各種処理を実行する。具体的には、第1特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を行うように構成される。また、第2特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行うように構成される。
変動演出処理(S1110)では、まず、RAM223に設けられた特図1変動開始フラグ223aがオンか否かを判別する(S1301)。判別の結果、特図1変動開始フラグ223aがオンであると判別された場合(S1301:Yes)、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドをともに受信しているので、第1特別図柄の変動演出を開始すべく、特図1変動開始フラグ223aをオフし(S1302)、次いで、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第1エリアに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1303)、さらに、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1304)、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算し(S1305)、処理をS1306へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第1特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第1保留情報第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。また、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになり、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。
S1306の処理では、S1305の処理で減算したサブ第1保留球数カウンタ223cの値に基づいて表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1306)、処理をS1307へ移行する。
ここで設定された表示用第1保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図405のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンドによって示される第1特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1307の処理では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1変動パターンコマンドを設定し(S1307)、処理をS1308へ移行する。
ここで設定された表示用特図1変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図405のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図1変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第1特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第1特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1308の処理において、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1停止種別コマンドを設定し(S1308)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図405参照)に戻る。
ここで設定された表示用特図1停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図405のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1309の処理により設定された表示用特図1変動パターンコマンドによって実行される第1特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図1停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
S1301の処理において、特図1変動開始フラグ223aがオンでないと判別された場合(S1301:No)、次いで、RAM223に設けられた特図2変動開始フラグ223bがオンか否かを判別する(S1309)。判別の結果、特図2変動開始フラグ223bがオンであると判別された場合(S1309:Yes)、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドをともに受信しているので、第2特別図柄の変動演出を開始すべく、特図2変動開始フラグ223bをオフし(S1310)、次いで、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第1エリアに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1311)、さらに、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1312)、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算し(S1313)、処理をS1314へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第2特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第2保留情報第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223h1~223h4に移動させる。また、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f4に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになり、第2保留情報格納エリア223fの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第2保留球格納エリア203eの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。
S1314の処理では、S1313の処理で減算したサブ第2保留球数カウンタ223dの値に基づいて表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1314)、処理をS1315へ移行する。
ここで設定された表示用第2保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図405のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第2保留球数コマンドによって示される第2特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1315の処理では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2変動パターンコマンドを設定し(S1315)、処理をS1316へ移行する。
ここで設定された表示用特図2変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図405のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図2変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第2特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第2特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1316の処理において、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2停止種別コマンドを設定し(S1316)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図405参照)に戻る。
ここで設定された表示用特図2停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図405のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1317の処理により設定された表示用特図2変動パターンコマンドによって実行される第2特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図2停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
次に、図411を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(S1105)について説明する。図411は、この当たり演出処理(S1105)を示したフローチャートである。
この当たり演出処理(S1105)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図405参照)の中で実行され、主制御装置110の大当たり遊技の実行中における処理を実行する。
より詳細には、確変領域65dが開放される各ラウンドで、確変領域65dに球を通過させるか否かの「投票演出」を第3図柄表示装置81において行う。また、遊技者が確変領域65dに球を通過させたラウンド情報及び有効確変領域の通過有無に基づいて、「確率変動状態」へ移行するか否かの「競争演出」を第3図柄表示装置81において行う。
この当たり演出処理(S1105)では、まず、大当たりに当選したか否かを判別し(S1401)、大当たりに当選した場合(S1401:Yes)、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値を「0」クリアし(S1402)、各ラウンドの確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223o)をオフに設定する(S1403)。
次いで、有効確変領域通過ラウンド格納エリア223qをクリアし(S1404)、サブ確変移行フラグ223p及び投票完了フラグ223rをオフに設定して(S1405)、その他の初期化処理を実行して(S1406)、処理をS1407に移行する。
S1407の処理では、大当たりオープニングに関する処理を実行し(S1407)、次いで、大当たりラウンド開始後に第3図柄表示装置81において行う導入演出に関する抽選処理を実行し(S1408)、処理をS1409に移行する。
この導入演出は、大当たり遊技中において、確変領域65dが開放されるラウンドまでに実行される演出である。即ち、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりであれば、確変領域65dが4R目から開放されるため、該導入演出は1R~3Rまでの間で実行され、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりであれば、確変領域65dが2R目から開放されるため、該導入演出は1R目において実行される。そして、この導入演出では、大当たり後に「確率変動状態」へ移行させるためにいずれかの確変領域65dを通過させる旨の遊技説明、及び、該導入演出の実行後に行われる「投票演出」の前置きとなる演出が実行される。S1408の導入演出に関する抽選処理では、この前置きとなる演出内容に関しての抽選処理を行う。
この導入演出に関する抽選処理は、当選した大当たり種別や確変領域有効テーブル202hの内容、即ち、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効に設定されるのか、に関わらず、一定数の導入演出の中から無作為に抽選処理が行われるように構成されている。
仮に、この導入演出を、当選した大当たり種別や確変領域有効テーブル202hの内容に基づいて抽選するように構成した場合、現出した導入演出によって、ラウンド毎の確変領域65dが有効に設定される確率を遊技者に示唆してしまうことに繋がり、遊技者は現出した導入演出の内容に従って確変領域65dに球を通過させるラウンドを決定することになる。
換言すれば、仮に、今回の大当たりで所定の導入演出が実行され、該導入演出の内容に応じて確変領域65dに球を通過させた場合に、確変領域有効テーブル202hにおいてすべて無効に設定されていたラウンドであったとき、該大当たり後に「確率変動状態」に移行させることができないため、遊技者は導入演出の内容に不信感(例えば、抽選処理が正常に行われていないのではないか、などの疑念)を抱き、パチンコ機10への興味を失ってしまうおそれがある。また、導入演出と確変領域65dの有効・無効との関係性を知り得る遊技者は、それを知らない遊技者と比べて顕著に優位な遊技結果を取得することが可能となり、導入演出と確変領域65dの有効・無効との関係性を知り得ない遊技者には著しい不利益が生じてしまうおそれがある。
そこで、第18実施形態のパチンコ機10では、当選した大当たり種別や確変領域有効テーブル202hの内容に関わらず、無作為に導入演出を抽選するように構成することで、現出した導入演出と「確率変動状態」への移行有無とは無関係とすることができ、遊技者の純粋な推測のみ(即ち、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効に設定されているのかを遊技者が推測した結果のみ)によって「確率変動状態」への移行有無が導出されることになる。
このように構成することで、仮に「確率変動状態」に移行させることができなかった場合であっても、遊技者はパチンコ機10の責任にするのではなく、自分自身の推測が間違っていたためであると割り切ることができ、遊技に興覚めしてしまうことを抑制しつつ、新たな遊技性による興趣向上を図ることができる。また、新規でパチンコ機10で遊技を行う遊技者であっても、導入演出と確変領域65dの有効・無効との関係性等を把握する必要がなく、遊技者に平等な遊技を提供することができる。
一方、S1401の処理において、大当たりに当選していないと判別された場合は(S1401:No)、S1402~S1408の処理をスキップして、S1409に移行する。
S1409の処理では、大当たり中か否かを判別し(S1409)、大当たり中であれば(S1409:Yes)、大当たり遊技中に第3図柄表示装置81において実行される演出内容に関する処理を行う大当たり中演出処理を実行し(S1410)、この当たり演出処理(S1105)を終了して、メイン処理(図405参照)に戻る。
ここで、図412を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される大当たり中演出処理(S1410)について説明する。図412は、この大当たり中演出処理(S1410)を示したフローチャートである。
この大当たり中演出処理(S1410)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(図411参照)の中で実行され、大当たり遊技中に第3図柄表示装置81において実行される「投票演出」や「競争演出」等に関わる処理を実行する。
この大当たり中演出処理(S1410)では、まず、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかであるか、即ち、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりか否かを判別し(S1501)、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかであれば(S1501:Yes)、次いで、当該ラウンドが1R~3R目のいずれかであるか否かを判別する(S1502)。
S1502の判別の結果、当該ラウンドが1R目~3R目のいずれかであれば、当たり演出処理(図411参照)のS1408の処理において抽選された大当たり中導入演出の内容に基づいて、表示用大当たり中導入演出コマンドを設定し(S1503)(図416(b)~図418(b)参照)、処理をS1512に移行する。
一方、S1502の処理において、当該ラウンドが1R目~3R目のいずれでもないと判別された場合は(S1502:No)、次いで、当該ラウンドが4R目~9R目のいずれかであるか否かを判別し(S1504)、当該ラウンドが4R目~9R目のいずれかであれば(S1504:Yes)、4R~9Rの間で第3図柄表示装置81において実行される「投票演出」を行う投票演出処理を実行し(S1505)、処理をS1512に移行する。
ここで、図413を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される投票演出処理(S1505)について説明する。図413は、この投票演出処理(S1505)を示したフローチャートである。
この投票演出処理(S1505)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される大当たり中演出処理(図412参照)の中で実行され、大当たり中に第3図柄表示装置81において実行される「投票演出」に関する処理を行う。
この投票演出処理(S1505)では、まず、当該ラウンドの確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223o)がオンされているか否かを判別する(S1601)。
より詳細には、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれか、即ち、第1特別図柄の動的表示における大当たりである場合には、当該ラウンドが4Rであれば確変領域通過フラグA223iを、当該ラウンドが5Rであれば確変領域通過フラグB223jを、当該ラウンドが6Rであれば確変領域通過フラグC223kを、当該ラウンドが7Rであれば確変領域通過フラグD223mを、当該ラウンドが8Rであれば確変領域通過フラグE223nを、当該ラウンドが9Rであれば確変領域通過フラグF223oを、それぞれオンされているか否か判別する。
また、今回の大当たりが大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれか、即ち、第2特別図柄の動的表示における大当たりである場合には、当該ラウンドが2Rであれば確変領域通過フラグA223iを、当該ラウンドが3Rであれば確変領域通過フラグB223jを、当該ラウンドが4Rであれば確変領域通過フラグC223kを、当該ラウンドが5Rであれば確変領域通過フラグD223mを、当該ラウンドが6Rであれば確変領域通過フラグE223nを、当該ラウンドが7Rであれば確変領域通過フラグF223oを、それぞれオンされているか否か判別する。
S1601の判別の結果、当該ラウンドの確変領域通過フラグがオンされていなければ(S1601:No)、当該ラウンドの確変領域65dが未だ通過検知されていない状態であるため、続いて、確変領域65dが開放中か否かを判別し(S1602)、確変領域65dが開放中でなければ(S1602:No)、当該ラウンドが開始してから10秒以上が経過し、確変領域65dが閉鎖された状態で可変入賞装置65が開放されている状態であるため、大当たり中の右打ち遊技を示唆する表示用大当たり中右打ち報知コマンドを設定し(S1603)(図419(c)参照)、この投票演出処理(S1505)を終了して大当たり中演出処理(図412参照)に戻る。
一方、S1602の処理において、確変領域65dが開放中であると判別された場合(S1602:Yes)、確変領域65dが開放中の状態における第3図柄表示装置81での演出処理を行う確変領域開放中演出処理を実行し(S1604)、この投票演出処理(S1505)を終了して大当たり中演出処理(図412参照)に戻る。
ここで、図414を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される確変領域開放中演出処理(S1604)について説明する。図414は、この確変領域開放中演出処理(S1604)を示したフローチャートである。
この確変領域開放中演出処理(S1604)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される投票演出処理(図413参照)の中で実行され、確変領域65dが開放中の状態における第3図柄表示装置81での演出処理を行う
この確変領域開放中演出処理(S1604)では、まず、投票完了フラグ223rがオンされているか否かを判別し(S1651)、投票完了フラグ223rがオンされていなければ(S1651:No)、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が一定の値(即ち、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりであれば「2」、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりであれば「3」)に達していない状態であるため、次いで、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかであるか否かを判別する(S1652)。
S1652の判別の結果、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかであれば(S1652:Yes)、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりであるため、続いて、当該ラウンドが4R目又は5R目のいずれかであるか否かを判別し(S1653)、当該ラウンドが4R目又は5R目のいずれかであれば(S1653:Yes)、表示用投票受付中演出コマンドを設定し(S1654)(図419(a)参照)、この確変領域開放中演出処理(S1604)を終了して投票演出処理(図413参照)に戻る。
一方、S1653の処理において、当該ラウンドが4R目及び5R目のいずれでもないと判別された場合(S1653:No)、次いで、当該ラウンドが6R~9Rのいずれかであるか否かを判別し(S1655)、当該ラウンドが6R~9Rのいずれかであれば(S1655:Yes)、確変領域65dが開放される4R~9Rの6のラウンドのうち、二以上のラウンドが経過した状態でありながら、確変領域65dへ球を通過させたラウンド数が一定の値に到達していない状態(投票完了フラグがオンされていない状態)であるため、右打ち遊技の示唆態様を変化させ、確変領域65dへの球の通過を推奨する投票警告処理を実行し(S1656)、この確変領域開放中演出処理(S1604)を終了して投票演出処理(図413参照)に戻る。
S1656の投票警告処理では、今回の大当たりにおいて確変領域65dへ球を通過させる残りのラウンド数と、該確変領域65dが開放される残りのラウンド数とに基づいて、右打ち遊技を示唆する程度を段階的に変化させるように構成されている。
具体例を3つ挙げると、1つ目は、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選し、当該のラウンドが5R目であって、4Rまでに確変領域65dを通過させたラウンド数が1回である場合、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりでは、2R~7Rの6のラウンドのうち、いずれか3のラウンドで確変領域65dに球を通過させることで「確率変動状態」に移行し得るように構成されているため、今回の大当たりにおいて確変領域65dへ球を通過させる残りのラウンド数は2となる。また、当該のラウンドが5R目であるため、確変領域65dが開放される残りのラウンド数は3となる。
よって、確変領域65dが開放される残りの3のラウンドのうち、いずれか2のラウンドで確変領域65dを通過させればよい状態であるため、右打ち遊技を示唆する程度のうち、弱めの示唆内容を表示するように構成されている(図431(b)81g参照)。
また、2つ目の具体例は、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選し、当該のラウンドが6R目であって、5Rまでに確変領域65dを通過させたラウンド数が2回である場合、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりでは、2R~7Rの6のラウンドのうち、いずれか3のラウンドで確変領域65dに球を通過させることで「確率変動状態」に移行し得るように構成されているため、今回の大当たりにおいて確変領域65dへ球を通過させる残りのラウンド数は1となる。また、当該のラウンドが6R目であるため、確変領域65dが開放される残りのラウンド数は2となる。
よって、確変領域65dが開放される残りの2のラウンドのうち、いずれか1のラウンドで確変領域65dを通過させればよい状態であるため、右打ち遊技を示唆する程度のうち、強めの示唆内容を表示するように構成されている(図431(d)81g参照)。
さらに、3つ目の具体例は、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選し、当該のラウンドが9R目であって、8Rまでに確変領域65dを通過させたラウンド数が1回である場合、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりでは、4R~9Rの6のラウンドのうち、いずれか2のラウンドで確変領域65dに球を通過させることで「確率変動状態」に移行し得るように構成されているため、今回の大当たりにおいて確変領域65dへ球を通過させる残りのラウンド数は1となる。また、当該のラウンドが9R目であるため、確変領域65dが開放される残りのラウンド数は1となる。
よって、確変領域65dが開放されるラウンドは現在実行中の9R目のみであり、該9R目の確変領域65dを通過させなければ、該確変領域65dに球を通過させる2の機会のうちの1の機会を損失してしまう状態であるため、右打ち遊技を示唆する程度のうち、最も強めの示唆内容を表示するように構成されている(図420(d)の81d及び81g参照)。
このように構成することで、各ラウンドの確変領域65dへの入球状況に応じて該確変領域65dへの入球示唆態様を変化させ、遊技者に対して段階的に強調して報知することができる。その結果、遊技者が確変領域65dへ球を通過させず、確変領域65dへ球を通過させたラウンド数が遊技仕様よりも少なくなり、想定よりも少ない出玉の獲得となり得ることを抑制することができるとともに、新たに創出した遊技性を遊技者に確実に堪能させ、遊技の興趣向上を図ることができる。
S1655の処理において、当該ラウンドが6R~9Rのいずれでもないと判別された場合(S1655:No)、S1656の処理をスキップして、この確変領域開放中演出処理(S1604)を終了して、投票演出処理(図413参照)に戻る。
一方、S1652の処理において、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」及び「確変F」のいずれでもないと判別された場合(S1652:No)、今回の大当たりは大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれかであって、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりであるため、続いて、当該ラウンドが2R目又は3R目のいずれかであるか否かを判別し(S1657)、当該ラウンドが2R目又は3R目のいずれかであれば(S1657:Yes)、表示用投票受付中演出コマンドを設定し(S1658)(図430(a)参照)、この確変領域開放中演出処理(S1604)を終了して投票演出処理(図413参照)に戻る。
また、S1657の処理において、当該ラウンドが2R目及び3R目のいずれでもないと判別された場合(S1657:No)、次いで、当該ラウンドが4R~7Rのいずれかであるか否かを判別し(S1659)、当該ラウンドが4R~7Rのいずれかであれば(S1659:Yes)、確変領域65dが開放される4R~9Rの6のラウンドのうち、二以上のラウンドが経過した状態でありながら、確変領域65dへ球を通過させたラウンド数が一定の値に到達していない状態であるため、右打ち遊技の示唆態様を変化させ、確変領域65dへの球の通過を推奨する投票警告処理を実行し(S1660)、この確変領域開放中演出処理(S1604)を終了して投票演出処理(図413参照)に戻る。
S1659の処理において、当該ラウンドが4R~7Rのいずれでもないと判別された場合(S1659:No)、S1660の処理をスキップして、この確変領域開放中演出処理(S1604)を終了して、投票演出処理(図413参照)に戻る。
また、S1651の処理において、投票完了フラグ223rがオンされていると判別された場合(S1651:Yes)、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が一定の値(即ち、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりであれば「2」、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりであれば「3」)に達しており、確変領域65dに球を通過させたラウンド数が一定の値に達していて、当該ラウンドにおいて確変領域65dに球を通過させる必要がないため、表示用投票完了コマンドを設定し(S1661)(図433(a)参照)、この確変領域開放中演出処理(S1604)を終了して、投票演出処理(図413参照)に戻る。
このように構成することで、確変領域65dへの入球状況に応じて該確変領域65dへの入球示唆態様を変化させ、遊技者に対して段階的に強調して報知することができる。
図413の投票演出処理(S1505)に戻って、説明を続ける。S1601の処理において、当該ラウンドの確変領域通過フラグがオンされていると判別された場合(S1601:Yes)、当該ラウンドの確変領域65dが通過検知された状態であるため、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値に1加算し(S1605)、処理をS1606に移行する。
S1606の処理では、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかであるか否かを判別し(S1606)、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」のいずれかであれば(S1606:Yes)、次いで、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が「2」より小さい値であるか否かを判別する(S1607)。
判別の結果、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が「2」より小さい値であれば(S1607:Yes)、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が一定の値(即ち、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりであれば「2」)に到達していない状態であるため、S1609の処理をスキップして、S1610に移行する。
一方、S1607の処理において、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が「2」より小さい値でない、即ち、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が「2」以上の値であれば(S1607:No)、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が一定の値に到達しているため、処理をS1609に移行する。
また、S1606の処理において、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」及び「確変F」のいずれでもないと判別された場合(S1606:No)、今回の大当たりは大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれかであって、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりであるため、続いて、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が「3」より小さい値であるか否かを判別する(S1608)。
判別の結果、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が「3」より小さい値であれば(S1608:Yes)、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が一定の値(即ち、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりであれば「3」)に到達していない状態であるため、S1609の処理をスキップして、S1610に移行する。
一方、S1608の処理において、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が「3」より小さい値でない、即ち、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が「3」以上の値であれば(S1608:No)、サブ確変領域通過回数カウンタ223hの値が一定の値に到達しているため、処理をS1609に移行する。
S1609の処理では、投票完了フラグ223rをオンに設定し(S1609)、表示用投票実施コマンドを設定して(S1610)(図419(b)参照)、この投票演出処理(S1505)を終了して、大当たり中演出処理(図412参照)に戻る。
図412の大当たり中演出処理(S1410)に戻って、説明を続ける。S1504の処理において、当該ラウンドが4R目~9R目のいずれでもないと判別された場合は(S1504:No)、次いで、当該ラウンドが10R目か否かを判別し(S1506)、当該ラウンドが10R目であれば(S1506:Yes)、該10R目に第3図柄表示装置81において実行される「競争演出」を行う競争演出処理を実行し(S1507)、処理をS1512に移行する。なお、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合は、該「競争演出」は10R目から大当たりエンディングまでの間に実行されるように構成されている(図422(a)~図425(a)参照)。
ここで、図415を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される競争演出処理(S1507)について説明する。図415は、この競争演出処理(S1507)を示したフローチャートである。
この競争演出処理(S1507)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される大当たり中演出処理(図412参照)の中で実行され、大当たり中に第3図柄表示装置81において実行される「競争演出」に関する処理を行う。
この競争演出処理(S1507)では、まず、サブ確変移行フラグ223pがオンされているか否かを判別し(S1701)、サブ確変移行フラグ223pがオンされていれば(S1701:Yes)、有効確変領域を通過して該大当たり終了後に「確率変動状態」に移行する状態であるので、第3図柄表示装置81において「競争演出」の成功となる演出を実行すべく、有効確変領域通過ラウンド格納エリア223qに格納されているラウンド情報を参照して、勝利用競争展開シナリオを抽選し(S1702)、処理をS1704に移行する。これにより、遊技者が有効確変領域に球を通過させたラウンド情報に基づいて、成功結果となる「競争演出」を実行することができる(図424(b)参照)。
また、S1701の処理において、サブ確変移行フラグ223pがオンされていないと判別された場合(S1701:No)、有効確変領域を通過しておらず、該大当たり終了後に「普図高確時間短縮状態」に移行する状態であるので、第3図柄表示装置81において「競争演出」の失敗となる演出を実行すべく、各ラウンドの確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223o)を参照して、敗北用競争展開シナリオを抽選し(S1703)、処理をS1704に移行する。
より詳細に説明すると、例えば、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選しており、確変領域通過フラグA223i及び確変領域通過フラグF223oの2の確変領域通過フラグがオンに設定されており、その他の確変領域通過フラグ(即ち、確変領域通過フラグB223j、確変領域通過フラグC223k、確変領域通過フラグD223m及び確変領域通過フラグE223n)がオフに設定されている場合、確変領域通過フラグA223i及び確変領域通過フラグF223oの2の確変領域通過フラグがオンに設定されていることから、遊技者は4R目及び9R目の確変領域65dに球を通過させていることになる。また、サブ確変移行フラグ223pがオンされていないことから、有効確変領域を通過させておらず、4R目及び9R目の確変領域65dは有効に設定されていないことになる。
ここで、仮に、敗北用競争展開シナリオを抽選する際に各確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223o)を参照せず、無作為に失敗演出を構成した場合、「競争演出」の内容は、遊技者が確変領域65dを通過させたラウンド情報とは無関係の失敗演出(即ち、「投票演出」における1号艇~6号艇のうち、遊技者の投票したキャラクタが1着又は2着になり得ないような演出)が実行され得ることになり、「競争演出」の序盤において失敗結果となることが把握できてしまいかねず、遊技者が興醒めしてしまうおそれがある。また、遊技者の意思に応じた結果を直接的に表示することで、遊技者の意思に応じて選択した内容に対する直接的な結果が現出しないことによる遊技に対する不信感が生じてしまうことを抑制し、遊技の興趣向上を図ることができる。
そこで、第18実施形態のパチンコ機10では、各確変領域通過フラグ(確変領域通過フラグA223i~確変領域通過フラグF223o)を参照し、4R目及び9R目の投票演出(図419(b)及び図421(a)参照)に基づいた敗北用競争展開シナリオを抽選することで、遊技者が確変領域65dを通過させた4R目及び9R目の投票演出に関わる失敗となる演出(即ち、「投票演出」における1号艇及び6号艇が惜しくも1着又は2着に入れない演出)を第3図柄表示装置81において実行することができる(図425(a)参照)。
このように構成することで、失敗となる演出結果を報知する場合であっても、遊技者が確変領域65dに球を通過させたラウンド、即ち、遊技者の選択が惜しくもハズレとなる結果であったように報知することができ、遊技者の遊技意欲の低下を抑制して、遊技の興趣向上を図ることができる。
S1704の処理では、S1702又はS1703において抽出された表示用競争展開シナリオコマンドを設定し(S1704)、この競争演出処理(S1507)を終了して、大当たり中演出処理(図412参照)に戻る。
図412の大当たり中演出処理(S1410)に戻って、説明を続ける。S1506の処理において、当該ラウンドが10R目ではないと判別された場合(S1506:No)、S1507の競争演出処理をスキップしてS1512に移行する。
また、S1501に処理において、今回の大当たりが大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」及び「確変F」のいずれでもないと判別された場合(S1501:No)、今回の大当たりは大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」のいずれかであって、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりであるため、続いて、当該ラウンドが1R目であるか否かを判別する(S1508)。
判別の結果、当該ラウンドが1R目であれば(S1508:Yes)、当たり演出処理(図411参照)のS1408の処理において抽選された大当たり中導入演出の内容に基づいて、表示用大当たり中導入演出コマンドを設定し(S1509)、処理をS1512に移行する。
一方、S1508の処理において、当該ラウンドが1R目ではないと判別された場合は(S1508:No)、次いで、当該ラウンドが2R目~7R目のいずれかであるか否かを判別し(S1510)、当該ラウンドが2R目~7R目のいずれかであれば(S1510:Yes)、2R~7Rの間で第3図柄表示装置81において実行される「投票演出」を行う投票演出処理を実行し(S1505)、処理をS1512に移行する。
また、S1510の処理において、当該ラウンドが2R目~7R目のいずれでもないと判別された場合は(S1510:No)、次いで、当該ラウンドが8R目~10R目のいずれかであるか否かを判別し(S1511)、当該ラウンドが8R目~10R目のいずれかであれば(S1511:Yes)、8R~10Rの間に第3図柄表示装置81において実行される「競争演出」を行う競争演出処理を実行し(S1507)、処理をS1512に移行する。なお、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合は、該「競争演出」は8R~10Rまでの間に実行されるように構成されている(図433(b)~図436(b)参照)。
このように、第18実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合においては、第3図柄表示装置81において実行される「競争演出」が10R目から大当たりエンディングまでの時間を使って実行され、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合においては、該「競争演出」が8R目から10R目までの時間を使って実行されるように構成されている。
このように構成することで、第2特別図柄の動的表示が実行され易い右打ち遊技を行う遊技状態(即ち、「確率変動状態」、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」)においては、「競争演出」を10R目までに終了させることで、ED時間を短く(即ち、「10秒」)構成することができ、「連荘」状態中における大当たり全体の消化時間を短くし、「連荘」状態において次の大当たりへの到達時間を短くすることが可能となる。これにより、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
次いで、S1512の処理では、その他の大当たり中に関わる処理を実行し(S1512)、この大当たり中演出処理(S1410)を終了して当たり演出処理(図411参照)に戻る。
図411の当たり演出処理(S1105)に戻って、説明を続ける。S1409の処理において、大当たり中ではないと判別された場合(S1409:No)、次いで、大当たりが終了したか否かを判別し(S1411)、大当たりが終了していれば(S1411:Yes)、大当たり中の遊技結果を報知する投票結果報知処理を実行し(S1412)、処理をS1413に移行する。
この投票結果報知処理では、大当たり遊技中において有効確変領域を通過し、該大当たり後に「確率変動状態」に移行するのか、又は、有効確変領域を非通過であって、該大当たり後に「普図高確時間短縮状態」に移行するか、を報知する(図425(b)及び図426(a)参照)。
次いで、S1413の処理では、その他の大当たり終了時における処理を行い(S1413)、この当たり演出処理(S1105)を終了して、メイン処理(図405参照)に戻る。
このように構成することで、大当たり遊技中に確変領域65dが開放される6のラウンドのうちの一定数(第18実施形態では、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりの場合は「2回」、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりの場合は「3回」)のラウンドにおいて、確変領域65dに球を通過させ、その後、第3図柄表示装置81で行われる「競争演出」において、有効確変領域を通過させられたか否かの結果報知を行うことができる。
なお、上述のように、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり遊技中に有効確変領域を球が通過したタイミングで即時に結果報知は行わず、その後、第3図柄表示装置81で行われる「競争演出」によって結果報知を行うように構成されているが、該有効確変領域を球が通過したタイミングで即時に結果報知を行うように構成してもよい。
このように構成する場合、第3図柄表示装置81において実行されている演出内容に関わらず、有効確変領域を通過した旨を優先的に報知するように構成する。
次に、図416~図437を参照して、第18実施形態のパチンコ機10の大当たり遊技中において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図416~図438は、大当たり遊技中における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図416~図426は、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合の該大当たり遊技中における演出の推移を示しており、図427~図437は、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合の該大当たり遊技中における演出の推移を示している。
第18実施形態のパチンコ機10では、本発明に対応する新たな遊技性を遊技者に分かり易く伝えるため、日本の公営競技の1つである競艇(ボートレース)をモチーフにした演出により実行するように構成されている。なお、第18実施形態では、競艇のルールに遊技仕様を落とし込み、新たな遊技仕様である遊技性を遊技者に認識し易く構成しているが、これに代えて、競馬や競輪、オートレース等の公営競技のルールを遊技仕様に落とし込み、新たな遊技仕様である遊技性を遊技者に認識し易くしてもよいし、野球やサッカー等の他のスポーツのルールを遊技仕様に落とし込んで、新たな遊技仕様である遊技性を遊技者に認識し易くしてもよい。
ここで、競艇における競技の詳細について説明する。競艇とは、上述した通り、日本で開催されている公営競技の1つであり、全国24場の競争水面において1レース6艇(1号艇:白色、2号艇:黒色、3号艇:赤色、4号艇:青色、5号艇:黄色、6号艇:緑色)の舟の着順等をレース前に舟券として購入し、その購入した舟券とレース結果とが一致する場合に、観客の人気(総購入口数における購入口数)に応じて割り出されるオッズと、観客が購入した口数とに応じた配当金が得られるモーターボート競技のことである。
実際の競艇において購入可能な舟券の方式は、1着の艇を当てる単勝式(所謂、単勝。的中率:1/6。)と、1着か2着に入る1艇を順位に関わらず当てる複勝式(所謂、連複。的中率:1/3。)と、1着、2着の組み合わせを着順通りに当てる2連勝単式(所謂、2連単。的中率:1/30。)と、1着、2着の艇を順位に関わらず当てる2連勝複式(所謂、2連複。的中率:1/15。)と、1着、2着、3着の組み合わせを着順通りに当てる3連勝単式(所謂、3連単。的中率:1/120。)と、1着、2着、3着の艇を順位に関わらず当てる3連勝複式(所謂、3連複。的中率:1/20。)と、1着から3着までの2艇を順位に関わらず当てる拡大2連勝複式(所謂、拡連複。的中率:3/15。)と、の7種類の舟券を観客が選んで購入することができる。
第18実施形態のパチンコ機10では、遊技者が確変領域65dを通過させるラウンドを選択させる行為を、舟券を購入する行為に倣って演出として実行するように構成されている。具体的には、第1特別図柄における大当たり時には、2連勝複式の投票方法を模した演出を実行し、第2特別図柄における大当たり時には、2連勝複式より的中率が高い拡大2連勝複式の投票方法を模した演出を実行するように構成されている。
次いで、競艇における1のレースでは、競争水面に設けられた2のターンマーク(所謂、1マーク及び2マーク)を所定回数(具体的には、3周)旋回した上で艇をゴールに先着させる競技が行われる。また、競艇の競技では、競馬や競輪、オートレース等における静止した状態からスタートする競技と異なり、競争開始地点(競争開始時刻)以前から助走を行い、予め定められた定刻に一斉にスタートラインを横切るスタート方式(所謂、フライングスタート方式)が採用されており、定刻より先にスタートラインを横切った艇はフライング(不正出発)、定刻より1秒以降にスタートラインを横切った艇はレイト(出遅れ)として扱われ、以後、レースに参加できないルールとなっている。即ち、競艇の競技では、定刻に達したタイミングでスタートラインより手前に位置するが重要であり、レース前には、フライングやレイト等の事故防止や、各艇が進入するコース(1コース~6コース)、各艇の直線の伸びやターンにおける足回り(所謂、舟足)等を、事前に舟券を予想する観客に示唆させる機会である「スタート展示」及び「周回展示」で構成される「展示航走」が行われる。
なお、本実施形態では、遊技客が確変領域65dの有効性を推測する行為を、舟券の購入に見立てており、実際の遊技制御として確変領域65dが有効に設定されている状態で該確変領域65dに球を入賞(通過)させることができれば「確率変動状態」を付与することができるため、レース演出として、実際の競艇で起こり得るフライングやレイトによる返還払い戻しや、落水等のアクシデントは、少なくとも遊技客が確変領域65dに球を通過させたラウンドに対応する艇(例えば、4ラウンドであれば1号艇等)においては表示されないように構成されている。一方で、有効に設定されている確変領域65dに球を入賞(通過)させられなかった場合に、「競争演出」(即ち、10ラウンド目の競艇レース演出)において、遊技客が確変領域65dに球を通過させたラウンドに対応する艇を、上記フライングや落水等の演出が発生するように構成してもよい。このように構成することで、演出のバリエーションを豊富にしつつ、実際の競艇との親和性を高め、遊技の興趣向上を図ることができる。
第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり遊技において、1ラウンド目~3ラウンド目において上記「展示航走」を模した演出(導入演出)を実行して、確変領域65dが有効となるラウンドを推測させるかのような演出が実行されるように構成されている。そして、4ラウンド目から9ラウンド目において、遊技者が確変領域65dが有効であると推測したラウンドにおいて球を発射させ、該確変領域65dの有効/無効を問わず球を通過させた場合に、そのラウンドに対応する号艇(4ラウンド目では1号艇、5ラウンド目では2号艇、6ラウンド目では3号艇、7ラウンド目では4号艇、8ラウンド目では5号艇、9ラウンド目では6号艇)に関する舟券を購入したかのような演出(舟券購入演出)を実行し、競艇における舟券を予想させるかのような遊技性を創出している。そして、10ラウンド目において、遊技者が購入した舟券、即ち、確変領域65dが有効であると遊技者が推測したラウンドが、有効であったか無効であったかを競艇のレースを模した演出(競争演出)によって示唆するように構成されている。
このように、遊技者に確変領域65dが有効であるか否かを予想させ、予想したラウンドを舟券購入といった演出でみせ、その結果をレース演出(競争演出)で報知する、といった新たな遊技性と競艇の世界観とを調和させた演出を実行することで、競艇を知っている遊技者には競艇の世界観にあった遊技仕様を分かり易く行うことができ、競艇を知らない遊技者にも新たな演出方式による興趣を付与することができる。
特に、現行のパチンコ機10では、大当たりのラウンド数が最大10ラウンドで行われるため、最大18頭でレースが行われる競馬に比べ、選択する対象が10未満の6艇でレースが行われる競艇と、本発明の遊技仕様との親和性が高く、遊技者に受け入れ易い演出を実行することができる。また、8車で行われるオートレースや、9車で行われる競輪では、最大ラウンド数(即ち、10)では、遊技者に投票を予想させるラウンドや、投票内容の結果を報知するレース演出を行うラウンド数が制約されてしまう一方、6艇で行われる競艇であれば、10のラウンドにおいて、予想させるラウンド、投票させるラウンド、レースを行うラウンドとを適式に配分することができ、大当たり遊技内で完結した演出を実行することが可能となる。
図416(a)は、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選し、大当たりオープニングが実行されている状態を示しており、図416(b)は、図416(a)の状態から、大当たりオープニングが終了して1R目が開始された状態を示した図である。
また、図417(a)は、図416(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示しており、図417(b)は、図417(a)の状態から、1R目が終了して2R目に進行した状態を示した図である。
さらに、図418(a)は、図417(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き2R目が実行されている状態を示しており、図418(b)は、図418(a)の状態から、2R目が終了して3R目に進行した状態を示した図である。
また、図419(a)は、図418(b)の状態から、3R目が終了して4R目に進行した状態を示しており、図419(b)は、図419(a)の状態から、引き続き4R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示しており、図419(c)は、図419(b)の状態から、引き続き4R目が実行されており、確変領域65dが閉鎖され、可変入賞装置65が引き続き開放中となっている状態を示しており、図419(d)は、図419(c)の状態から、4R目が終了して5R目に進行した状態を示した図である。
さらに、図420(a)は、図419(d)の状態から、5R目の確変領域65dには球を通過させずに6R目に進行した状態を示しており、図420(b)は、図420(a)の状態から、6R目の確変領域65dには球を通過させずに7R目に進行した状態を示しており、図420(c)は、図420(b)の状態から、7R目の確変領域65dには球を通過させずに8R目に進行した状態を示しており、図420(d)は、図420(c)の状態から、8R目の確変領域65dには球を通過させずに9R目に進行した状態を示した図である。
また、図421(a)は、図420(d)の状態から、引き続き9R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示しており、図421(b)は、図421(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き9R目が実行されている状態を示した図である。
さらに、図422(a)は、図421(b)の状態から、9R目が終了して10R目に進行した状態を示しており、図422(b)は、図422(a)の状態から、引き続き10R目が実行されている状態を示した図である。
また、図423(a)は、図422(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き10R目が実行されている状態を示しており、図423(b)は、図423(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き10R目が実行されている状態を示した図である。
さらに、図424(a)は、図423(b)の状態から10R目が終了して大当たりエンディングに進行した状態を示しており、図424(b)は、図424(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き大当たりエンディングが実行されており、「競争演出」の成功となる結果が表示されている状態を示した図である。
また、図425(a)は、図424(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き大当たりエンディングが実行されており、「競争演出」の失敗となる結果が表示されている状態を示しており、図425(b)は、図424(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き大当たりエンディングが実行されている状態を示した図である。
さらに、図426(a)は、図425(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き大当たりエンディングが実行されている状態を示した図である。
また、図427(a)は、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選し、大当たりオープニングが実行されている状態を示した図であり、図427(b)は、図427(a)の状態から、大当たりオープニングが終了して1R目が開始された状態を示した図である。
さらに、図428(a)は、図427(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示した図であり、図428(b)は、図428(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示した図である。
また、図429(a)は、図428(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示した図であり、図429(b)は、図429(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示した図である。
さらに、図430(a)は、図429(b)の状態から、1R目が終了して2R目に進行した状態を示した図であり、図430(b)は、図430(a)の状態から、引き続き2R目が実行されており、確変領域65dが閉鎖されたものの、可変入賞装置65は引き続き開放中となっている状態を示した図であり、図430(c)は、図430(b)の状態から、2R目が終了して3R目に進行した状態を示した図であり、図430(d)は、図430(c)の状態から、3R目の確変領域65dには球を通過させずに4R目に進行した状態を示した図である。
また、図431(a)は、図430(d)の状態から、引き続き4R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示した図であり、図431(b)は、図431(a)の状態から、4R目が終了して5R目に進行した状態を示した図であり、図431(c)は、図431(b)の状態から、引き続き5R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示した図であり、図431(d)は、図431(c)の状態から、5R目が終了して6R目に進行した状態を示した図である。
さらに、図432(a)は、図431(d)の状態から、引き続き6R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示した図であり、図432(b)は、図432(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き6R目が実行されている状態を示した図である。
また、図433(a)は、図432(b)の状態から、6R目が終了して7R目に進行した状態を示した図であり、図433(b)は、図433(a)の状態から、7R目が終了して8R目に進行した状態を示した図である。
さらに、図434(a)は、図433(b)の状態から、引き続き8R目が実行されている状態を示した図であり、図434(b)は、図434(a)の状態から、8R目が終了して9R目に進行した状態を示した図である。
また、図435(a)は、図434(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き9R目が実行されている状態を示した図であり、図435(b)は、図435(a)の状態から、9R目が終了して10R目に進行した状態を示した図である。
さらに、図436(a)は、図435(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き10R目が実行されており、「競争演出」の当たりとなる結果が表示されている状態を示した図であり、図436(b)は、図435(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き10R目が実行されており、「競争演出」のハズレとなる結果が表示されている状態を示した図である。
また、図437(a)は、図436(a)の状態から10R目が終了して大当たりエンディングに進行した状態を示した図であり、図437(b)は、図436(b)の状態から10R目が終了して大当たりエンディングに進行した状態を示した図である。
ここから、図416から図426を参照して、「通常遊技状態」での大当たり、即ち、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に実行される「競争演出」について説明する。図416(a)は、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選し、大当たりオープニングが実行されている状態を示している。図416(a)では、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した直後の状態であるため、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの上部分に、大当たりに当選したことを報知する文字メッセージ81aが表示されている。また、大当たり中は右打ち遊技することで可変入賞装置65へ球を入賞させ、多量の賞球の払い出しが行われるため、主表示領域Dmの右上部分に主表示用右打ち指示89が表示されており、主表示領域Dmの中央部分にも右打ち遊技を示唆する文字メッセージ81bが表示されている。
次いで、図416(b)は、図416(a)の状態から、大当たりオープニングが終了して1R目が開始された状態を示している。図416(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、1R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、大当たり遊技中の遊技説明に関する文字メッセージ81dが表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合の10R目に行われる「競争演出」に関する導入演出(スタート展示演出)81eが表示されている。ここでは、6艇がピットアウトして第2ターンマークを目指すかのような演出が実行されている。なお、上述したように、この導入演出81eは、当選した大当たり種別や確変領域有効テーブル202hの内容、即ち、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効になるのか、に関わらず、一定数の導入演出の中から無作為に抽選されて実行されるように構成されている(図411のS1408参照)。
次いで、図417(a)は、図416(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示している。図417(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、1R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、図416(b)において表示されていた大当たり遊技中の遊技説明の続きの文字メッセージ81dが表示されている。この文字メッセージ81dには「投票は2回」と表示されており、今回の大当たり遊技において、確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が2回(即ち、2連勝複式)であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、図416(b)において表示されていた導入演出に続く導入演出81eとして、「スタート展示」における各艇のスタート状況を示したスタート展示写真が表示されている。ここでは、進入は枠番通りであり、1号艇、2号艇、3号艇、4号艇および6号艇のスタートは正常である一方、5号艇がフライングである旨が表示されている。
次いで、図417(b)は、図417(a)の状態から、1R目が終了して2R目に進行した状態を示している。図417(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、2R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、図417(a)において表示されていた導入演出に続く導入演出81eが表示されている。ここでは、スタートタイミング等を表示して、スタート展示写真をより分かり易くした模式的な表示が実行され、各艇のスタートタイミング(図では「ST」の部分)の詳細な時間が表示されている。
次いで、図418(a)は、図417(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き2R目が実行されている状態を示している。図418(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、2R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、図417(b)において表示されていた大当たり遊技中の遊技説明の続きの文字メッセージ81dが表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、図417(b)において表示されていた導入演出に続く導入演出81eが表示されている。この文字メッセージ81d及び導入演出81eにより、表示されている6のキャラクタのうち、いずれのキャラクタが10R目に行われる「競争演出」において1着又は2着になるのか、即ち、2連勝複式方式での勝ち舟券を予想することを示唆している。なお、ここでは、各艇の事前情報(即ち、レーサーの名前及び写真、体重、調整重量、展示タイム、チルト(ボートにモータを取り付ける角度)、プロペラ交換有無、部品(ギアボックスやピストンリング等)交換有無)を示した出走表が表示されている。実際の競艇では、体重および調整体重の多寡により、レーサーの体調やボートの速さへの影響を推し量り、展示タイムによりボートの伸び足を推し量り、チルトによりボートの旋回力やレーサの意気込みを推し量り、プロペラ交換や部品交換の有無によりボートとモータとのマッチングや調整具合を推し量ることができる。
次いで、図418(b)は、図418(a)の状態から、2R目が終了して3R目に進行した状態を示している。図418(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、3R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、図418(a)において表示されていた大当たり遊技中の遊技説明の続きの文字メッセージ81dが、「まもなく投票開始」と表示されており、まもなく確変領域65dへ球を通過させるか否かの遊技が開始することを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、図418(a)において表示されていた導入演出に続く導入演出81eが表示されており、10R目に行われる「競争演出」が実施される状況の説明が行われている。ここでは、競争水面の情報や天候等を示す水面気象情報が表示されており、天候と、モータの回転数に影響を与える気温及び水温と、ボートの伸び足及び/又は回り足に影響を与える風速及び風向と、競争水面の荒れ模様を示唆する波高が表示されている。
本実施形態では、上述したように、リアリティに溢れる導入演出が表示されるように構成されているが、前述したように、この導入演出の内容(展示航走の内容や、スタートタイミング、部品交換、風、水面状況等)は、実際の確変領域65dの有効ラウンドとは無関係に選択されているので、導入演出の内容が実際の確変領域65dの有効ラウンドを結果的に示唆していることも有り得るし、全く示唆していないことも有り得る。これらもまた、実際の競艇と同様で、推測するという遊技の興趣を向上させることに繋がっている。
次いで、図419(a)は、図418(b)の状態から、3R目が終了して4R目に進行した状態を示している。なお、図419(a)は、4R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図419(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、4R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの1人目のキャラクタ(1号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「1号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図418(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、1人目のキャラクタが「競争演出」で1着又は2着になると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(0回/2回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「2回」であり、そのうち「0回」が実行されている(即ち、当該の大当たり遊技において一度も確変領域65dに球を通過させていない)ことを示唆している。
なお、該文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図419(b)は、図419(a)の状態から、引き続き4R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示している。図419(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、4R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「1号艇への投票完了」と表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、マークシートを模した表示に対して1人目のキャラクタ(1号艇)が1着又は2着になると予想したことを示唆する投票中演出81fが表示されており、遊技者が4R目に右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させたこと示している。
次いで、図419(c)は、図419(b)の状態から、引き続き4R目が実行されており、確変領域65dは閉鎖されたものの、可変入賞装置65は引き続き開放中となっている状態を示している。図419(c)では、主表示領域Dmの左上部分において、4R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「アタッカー開放中 右打ち継続だ」と表示されており、確変領域65dが閉鎖された状態ではあるが、可変入賞装置65は引き続き開放中となっており、1のラウンドにおける最大入賞個数(即ち、「10個」)に達していないために右打ち遊技を継続することを示唆している。
なお、図419(c)では確変領域65dへ球を通過させた状態となっているが、仮に、4R目において確変領域65dに球を通過させないまま確変領域65dが閉鎖された場合にも、図419(c)と同様の演出が行われるように構成されている。
次いで、図419(d)は、図419(c)の状態から、4R目が終了して5R目に進行した状態を示している。なお、図419(d)は、5R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図419(d)では、主表示領域Dmの左上部分において、5R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの2人目のキャラクタ(2号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「2号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図418(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、2人目のキャラクタが「競争演出」で1着又は2着になると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(1回/2回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「2回」であり、そのうち「1回」が実行されていることを示唆している。
なお、該文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図420(a)は、図419(d)の状態から、5R目の確変領域65dには球を通過させずに6R目に進行した状態を示している。なお、図420(a)は、6R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図420(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、6R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの3人目のキャラクタ(3号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「3号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図418(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、3人目のキャラクタ(3号艇)が「競争演出」で1着又は2着になると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(1回/2回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「2回」であり、そのうち「1回」が実行されていることを示唆している。
なお、該文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図420(b)は、図420(a)の状態から、6R目の確変領域65dには球を通過させずに7R目に進行した状態を示している。なお、図420(b)は、7R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図420(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、7R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの4人目のキャラクタ(4号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「4号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図418(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、4人目のキャラクタ(4号艇)が「競争演出」で1着又は2着になると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(1回/2回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「2回」であり、そのうち「1回」が実行されていることを示唆している。
また、主表示領域Dmの右部分には、文字メッセージ81gに「あと1回投票可能」の文字が表示されており、図420(b)では、確変領域65dが開放されるのが残り3のラウンドとなっており、このうちいずれか1のラウンドで確変領域65dを通過させる必要があるため、右打ち遊技を示唆するメッセージが追加で表示されている。
なお、文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図420(c)は、図420(b)の状態から、7R目の確変領域65dには球を通過させずに8R目に進行した状態を示している。なお、図420(c)は、8R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図420(c)では、主表示領域Dmの左上部分において、8R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの5人目のキャラクタ(5号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「5号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図418(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、5人目のキャラクタ(5号艇)が「競争演出」で1着又は2着になると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(1回/2回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「2回」であり、そのうち「1回」が実行されていることを示唆している。
また、主表示領域Dmの右部分には、文字メッセージ81gに「投票締切1R前」の文字が表示されており、図420(c)では、確変領域65dが開放されるのが残り2のラウンドとなっており、このうちいずれか1のラウンドで確変領域65dを通過させる必要があるため、右打ち遊技を示唆するメッセージが追加で表示されている。
なお、文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図420(d)は、図420(c)の状態から、8R目の確変領域65dには球を通過させずに9R目に進行した状態を示している。なお、図420(d)は、9R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図420(d)では、主表示領域Dmの左上部分において、9R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの6人目のキャラクタ(6号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「アタッカーを狙え」と表示されている。また、主表示領域Dmの右部分には、文字メッセージ81gに「まもなく投票締切」の文字が表示されており、図420(d)では、今回の大当り遊技において確変領域65dが開放されるのが当該の9R目のみとなっており、当該ラウンドで確変領域65dを通過させる必要があるため、右打ち遊技を示唆するメッセージが追加で表示されている。
次いで、図421(a)は、図420(d)の状態から、引き続き9R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示している。図421(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、9R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「6号艇への投票完了」と表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、6人目のキャラクタ(6号艇)が1着又は2着になると予想したことを示唆するマークシートを模した投票中演出81fが表示されており、遊技者が9R目に右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させたこと示している。
次いで、図421(b)は、図420(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き9R目が実行されている状態を示している。図421(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、9R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「投票完了」と表示されており、今回の大当たり遊技において、確変領域65dへ球を通過させるラウンド数が一定の値(即ち、「2回」)に達したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には投票中演出81fが表示されており、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうち、1人目(1号艇)及び6人目(6号艇)に投票した(即ち、4R目及び9R目の確変領域65dに球を通過させた)こと示している。
次いで、図422(a)は、図421(b)の状態から、9R目が終了して10R目に進行した状態を示している。図422(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、10R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース開始」と表示されており、各艇がスタートダッシュからスタートラインを越えて「競争演出」が開始されたことを示唆している。さらに、該文字メッセージ81dの下部には、投票結果の文字メッセージ81hに「1◇6投票中」と表示されており、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうち、1人目(1号艇)及び6人目(6号艇)に投票した(即ち、4R目及び9R目の確変領域65dに球を通過させた)こと示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。
次いで、図422(b)は、図422(a)の状態から、引き続き10R目が実行されている状態を示している。図422(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、10R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、「競争演出」が引き続き実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、1周目第1ターンマークを各艇が旋回する場面の競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。ここでは、1号艇が所謂先マイして所謂イン逃げをしたところを、2号艇、3号艇及び4号艇が差しにまわり、5号艇がアウトから全速で所謂ツケマイを仕掛け、さらに、6号艇が5本の引き波を越えた上での差しにまわる場面が表示されている。
次いで、図423(a)は、図422(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き10R目が実行されている状態を示している。図423(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、10R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、引き続き「競争演出」が実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、バックストレートを疾走する各艇を示した競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。
次いで、図423(b)は、図423(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き10R目が実行されている状態を示している。図423(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、10R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、引き続き「競争演出」が実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、1周目第2ターンマークを各艇が旋回する場面の競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。ここでは、1号艇が先マイして外に膨らんだところを、3号艇が差しにまわり、さらにその内を6号艇が差している場面が表示されている。
次いで、図424(a)は、図423(b)の状態から10R目が終了して大当たりエンディングに進行した状態を示している。図424(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、大当たりエンディングが実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、引き続き「競争演出」が実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、ホームストレートを疾走する各艇を示した競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。ここでは、内から順に6号艇、3号艇、1号艇が並走している場面が表示されている。
次いで、図424(b)は、図424(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き大当たりエンディングが実行されており、「競争演出」の当たりとなる結果が表示されている状態を示している。図424(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、大当たりエンディングが実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、引き続き「競争演出」が実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」において、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうち、6人目のキャラクタ(6号艇)が1着、1人目のキャラクタ(1号艇)が2着、3人目のキャラクタ(3号艇)が3着となった状態を示唆している。
よって、主表示領域Dmの右部分には、該「競争演出」の内容より、当たりとなる結果であったことを報知する文字メッセージ81kが表示されており、遊技者が確変領域65dに球を通過させた4R目(1号艇に対応)又は9R目(6号艇に対応)の確変領域65dのいずれかが有効に設定されていたことを示唆している。
ここで、第18実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示で大当たりした場合に実行される「競争演出」において、有効確変領域への通過に基づいて成功結果となる演出を実行する場合、遊技者が「投票演出」で選択した2のキャラクタのうち、いずれか一方のキャラクタが1着となり、他方のキャラクタが2着となる演出を実行するように構成されている(所謂、連勝複式(2連複))。
しかしながら、遊技者によっては、1着、2着の順番が異なっていたことによって(図424(b)参照)、失敗結果になってしまったように認識してしまうおそれがある。このため、第18実施形態のパチンコ機10では、如何様な「競争演出」の内容が実行された場合であっても、「的中!」等の文字メッセージ81kを表示して成功結果となったことを示し(図424(b)及び図425(b)参照)、遊技者が選択したラウンドにおいて有効確変領域を通過したことによって、「確率変動状態」の発生を獲得したことを報知するように構成されている。
このように構成することで、遊技者の、遊技仕様や投票方式に対する理解、競艇に対する知識が不十分な場合であっても、「競争演出」において成功結果を明確に表示することで、有効確変領域を通過して「確率変動状態」に移行することを遊技者に認識させることができる。
次いで、図425(a)は、図424(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き大当たりエンディングが実行されており、「競争演出」のハズレとなる結果が表示されている状態を示している。図425(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、大当たりエンディングが実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、引き続き「競争演出」が実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」において、図418(a)で紹介されていた6のキャラクタのうち、3人目のキャラクタ(3号艇)が1着、1人目のキャラクタ(1号艇)が2着、6人目のキャラクタ(6号艇)が3着となった状態を示唆している。
よって、主表示領域Dmの右部分には、該「競争演出」の内容より、はずれとなる結果であったことを報知する文字メッセージ81kが表示されており、遊技者が確変領域65dに球を通過させた4R目(1号艇に対応)及び9R目(6号艇に対応)の確変領域65dがいずれも有効に設定されていなかった一方、他のラウンド(5R(2号艇に対応),6R(3号艇に対応),7R(4号艇に対応),8R(5号艇に対応))のいずれか2のラウンドで確変領域65dが有効に設定され、該有効確変領域を通過させられなかったことを示唆している。
次いで、図425(b)は、図424(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き大当たりエンディングが実行されている状態を示している。図425(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、大当たりエンディングが実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「見事 的中!」と表示されており、「競争演出」が当たりとなる結果であったことを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの右部分には「確率変動状態 突入」の文字メッセージ81mが表示されており、遊技者が有効確変領域に球を通過させたことにより、該大当たり終了後に「確率変動状態」に移行することを示している。
次いで、図426(a)は、図425(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き大当たりエンディングが実行されている状態を示している。図426(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、大当たりエンディングが実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに 「残念 ハズレ!」と表示されており、「競争演出」がハズレとなる結果であったことを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの右部分には「時短 150回」の文字メッセージ81mが表示されており、遊技者が有効確変領域に球を通過させられなかったことにより、該大当たり終了後に「普図高確時間短縮状態」に移行することを示している。
第18実施形態では、遊技客が確変領域65dを通過させたラウンドに対応する艇と無関係に「競争演出」を実行しているが、遊技客が確変領域65dを通過させたラウンドに対応する艇が、「競争演出」において最後まで競る演出となるように構成してもよい。このように構成することで、「競争演出」を最後まで遊技者に堪能させることができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
次に、図427から図437を参照して、「確率変動状態」での大当たり、即ち、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に実行される「競争演出」について説明する。図427(a)は、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選し、大当たりオープニングが実行されている状態を示している。図427(a)では、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した直後の状態であるため、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの上部分に、大当たりに当選したことを報知する文字メッセージ81aが表示されている。また、大当たり中は右打ち遊技することで可変入賞装置65へ球を入賞させ、多量の賞球の払い出しが行われるため、主表示領域Dmの右上部分に主表示用右打ち指示89が表示されており、主表示領域Dmの中央部分にも右打ち遊技を示唆する文字メッセージ81bが表示されている。
次いで、図427(b)は、図427(a)の状態から、大当たりオープニングが終了して1R目が開始された状態を示している。図427(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、1R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、大当たり遊技中の遊技説明に関する文字メッセージ81dが表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合の8R目~10R目の期間に行われる「競争演出」に関する導入演出(スタート展示演出)81eが表示されている。ここでは、6艇がピットアウトして第2ターンマークを目指すかのような演出が実行されている。なお、上述したように、この導入演出81eは、当選した大当たり種別や確変領域有効テーブル202hの内容、即ち、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効になるのか、に関わらず、一定数の導入演出の中から無作為に抽選されて実行されるように構成されている(図411のS1408参照)。
次いで、図428(a)は、図427(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示している。図428(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、1R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、図427(b)において表示されていた大当たり遊技中の遊技説明の続きの文字メッセージ81dが表示されている。この文字メッセージ81dには「投票は3回」と表示されており、今回の大当たり遊技において、確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が3回であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、図427(b)において表示されていた導入演出に続く導入演出81eとして、「スタート展示」における各艇のスタート状況を示したスタート展示写真が表示されている。ここでは、進入は枠番通りであり、1号艇、2号艇、3号艇、4号艇および6号艇のスタートは正常である一方、5号艇がフライングである旨が表示されている。
次いで、図428(b)は、図428(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示している。図428(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、1R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、図428(a)において表示されていた導入演出に続く導入演出81eが表示されている。ここでは、スタートタイミング等を表示して、スタート展示写真をより分かり易くした模式的な表示が実行され、各艇のスタートタイミング(図では「ST」の部分)の詳細な時間が表示されている。
次いで、図429(a)は、図428(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示している。図429(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、1R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、図428(b)において表示されていた大当たり遊技中の遊技説明の続きの文字メッセージ81dが表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、図428(b)において表示されていた導入演出に続く導入演出81eが表示されている。この文字メッセージ81d及び導入演出81eにより、表示されている6のキャラクタのうち、いずれの2のキャラクタが8R目~10R目の期間に行われる「競争演出」において、1着~3着の間に入るのか、即ち、拡大2連勝複式での勝ち舟券を予想することを示唆している。なお、ここでは、第1特別図柄の場合と同様、各艇の事前情報を示した出走表が表示されている。
次いで、図429(b)は、図429(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き1R目が実行されている状態を示している。図429(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、1R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、図429(a)において表示されていた大当たり遊技中の遊技説明の続きの文字メッセージ81dに「まもなく投票開始」と表示されており、まもなく確変領域65dへ球を通過させるか否かの遊技が開始することを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、図429(a)において表示されていた導入演出に続く導入演出81eが表示されており、8R目~10R目の期間に行われる「競争演出」が実施される状況の説明が行われている。ここでは、第1特別図柄の場合と同様、競争水面の情報や天候等を示す水面気象情報が表示されており、天候、気温、水温、風速、風向、及び、波高が表示されている。
次いで、図430(a)は、図429(b)の状態から、1R目が終了して2R目に進行した状態を示している。なお、図430(a)は、2R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図430(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、2R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図429(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの1人目のキャラクタ(1号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「1号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図429(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、1人目のキャラクタ(1号艇)が「競争演出」で1着~3着の間に入ると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(0回/3回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「3回」であり、そのうち「0回」が実行されている(即ち、当該の大当たり遊技において一度も確変領域65dに球を通過させていない)ことを示唆している。
なお、該文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図430(b)は、図430(a)の状態から、引き続き2R目が実行されており、確変領域65dが閉鎖されたものの、可変入賞装置65は引き続き開放中となっている状態を示している。図430(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、2R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「アタッカー開放中 右打ち継続だ」と表示されており、確変領域65dが閉鎖された状態ではあるが、可変入賞装置65は引き続き開放中となっており、1のラウンドにおける最大入賞個数(即ち、「10個」)に達していないために右打ち遊技を継続することを示唆している。
次いで、図430(c)は、図430(b)の状態から、2R目が終了して3R目に進行した状態を示している。なお、図430(c)は、3R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図430(c)では、主表示領域Dmの左上部分において、3R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図429(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの2人目のキャラクタ(2号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「2号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図429(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、2人目のキャラクタ(2号艇)が「競争演出」で1着~3着の間に入ると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(0回/3回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「3回」であり、そのうち「0回」が実行されている(即ち、当該の大当たり遊技において一度も確変領域65dに球を通過させていない)ことを示唆している。
なお、該文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図430(d)は、図430(c)の状態から、3R目の確変領域65dには球を通過させずに4R目に進行した状態を示している。なお、図430(d)は、4R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図430(d)では、主表示領域Dmの左上部分において、4R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図429(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの3人目のキャラクタ(3号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「3号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図429(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、3人目のキャラクタ(3号艇)が「競争演出」で1着~3着の間に入ると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(0回/3回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「3回」であり、そのうち「0回」が実行されている(即ち、当該の大当たり遊技において一度も確変領域65dに球を通過させていない)ことを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの右部分には、文字メッセージ81gに「あと3回投票可能」の文字が表示されており、図430(d)では、確変領域65dが開放されるのが残り4のラウンドとなっており、このうちいずれか3のラウンドで確変領域65dを通過させる必要があるため、右打ち遊技を示唆するメッセージが追加で表示されている。
なお、該文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図431(a)は、図430(d)の状態から、引き続き4R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示している。図431(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、4R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「3号艇への投票完了」と表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、マークシートを模した表示に対して3人目のキャラクタ(3号艇)が1着~3着の間に入ると予想したことを示唆する投票中演出81fが表示されており、遊技者が4R目に右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させたこと示している。
次いで、図431(b)は、図431(a)の状態から、4R目が終了して5R目に進行した状態を示している。なお、図431(b)は、5R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図431(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、5R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図429(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの4人目のキャラクタ(4号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「4号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図429(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、4人目のキャラクタ(4号艇)が「競争演出」で1着~3着の間に入ると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(1回/3回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「3回」であり、そのうち「1回」が実行されていることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの右部分には、文字メッセージ81gに「あと2回投票可能」の文字が表示されており、図431(b)では、確変領域65dが開放されるのが残り3のラウンドとなっており、このうちいずれか2のラウンドで確変領域65dを通過させる必要があるため、右打ち遊技を示唆するメッセージが追加で表示されている。
なお、該文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図431(c)は、図431(b)の状態から、引き続き5R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示している。図431(c)では、主表示領域Dmの左上部分において、5R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「4号艇への投票完了」と表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、マークシートを模した表示に対して4人目のキャラクタ(4号艇)が1着~3着の間に入ると予想したことを示唆する投票中演出81fが表示されており、遊技者が5R目に右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させたこと示している。
次いで、図431(d)は、図431(c)の状態から、5R目が終了して6R目に進行した状態を示している。なお、図431(d)は、6R目の確変領域65dが開放されている状態における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図431(d)では、主表示領域Dmの左上部分において、6R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの中央部分には、投票中演出81fにおいて、図429(a)で紹介されていた6のキャラクタのうちの5人目のキャラクタ(5号艇)が表示されている。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dが表示されており、該文字メッセージ81dの前半部分「5号艇に投票する場合はアタッカーを狙え」において、図429(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、5人目のキャラクタ(5号艇)が「競争演出」で1着~3着の間に入ると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆している。また、該文字メッセージ81dの後半部分「(2回/3回)」において、今回の大当たり遊技で確変領域65dに球を通過させるラウンド数の上限が「3回」であり、そのうち「2回」が実行されていることを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの右部分には、文字メッセージ81gに「投票締切1R前」の文字が表示されており、図431(d)では、確変領域65dが開放されるのが残り2のラウンドとなっており、このうちいずれか1のラウンドで確変領域65dを通過させる必要があるため、右打ち遊技を示唆するメッセージが追加で表示されている。
なお、該文字メッセージ81dにおける遊技説明で、右打ち遊技を実行するか否かを選択することを示唆しているが、該文字メッセージ81dが表示されている間も可変入賞装置65は開放中となっているため、主表示領域Dmの右上部分には、右打ち遊技を示唆する主表示用右打ち指示89が表示された状態となっている。
次いで、図432(a)は、図431(d)の状態から、引き続き6R目が実行されており、遊技者が右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させた状態を示している。図432(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、6R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「5号艇への投票完了」と表示されている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、マークシートを模した表示に対して5人目のキャラクタ(5号艇)が1着~3着の間に入ると予想したことを示唆する投票中演出81fが表示されており、遊技者が6R目に右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させたこと示している。
次いで、図432(b)は、図432(a)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き6R目が実行されている状態を示している。図432(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、6R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「投票完了」と表示されており、今回の大当たり遊技において、確変領域65dへ球を通過させるラウンド数が一定の値(即ち、「3回」)に達したことを示している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には投票中演出81fが表示されており、遊技者が図429(a)で紹介されていた6のキャラクタのうち、3人目(3号艇)、4人目(4号艇)及び5人目(5号艇)に投票した(即ち、4R目、5R目及び6R目の確変領域65dに球を通過させた)こと示している。
次いで、図433(a)は、図432(b)の状態から、6R目が終了して7R目に進行した状態を示している。なお、図433(a)は、7R目の確変領域65dが開放されている状態、及び、7R目の確変領域65dが閉鎖され、可変入賞装置65が開放されている状態(即ち、7R目のすべての期間)における第3図柄表示装置81での演出内容となっている。図433(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、7R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「投票完了」と表示されており、今回の大当たり遊技において、確変領域65dへ球を通過させるラウンド数が一定の値(即ち、「3回」)に達したことを示している。なお、7Rの段階において、未だ確変領域65dへの球の通過回数が3回に到達していない場合には、図429(a)に表示されていた6のキャラクタのうち、6人目のキャラクタ(6号艇)が「競争演出」で1着~3着の間に入ると予想する場合に、右打ち遊技を実行して可変入賞装置65に入賞させ、確変領域65dへ球を通過させることを示唆するように構成されている。
このように、第18実施形態のパチンコ機10では、当該の大当たり遊技において、確変領域65dへ球を通過させるラウンド数が一定の値に達している場合には、確変領域65dが開放されている状態であっても、該確変領域65dへ球を通過させることを示唆する演出及び文字メッセージは表示しないように構成されている。
次いで、図433(b)は、図433(a)の状態から、7R目が終了して8R目に進行した状態を示している。図433(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、8R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース開始」と表示されており、「競争演出」が開始されたことを示唆している。さらに、該文字メッセージ81dの下部には、投票結果の文字メッセージ81hに「3 4 5 投票中」と表示されており、遊技者が図429(a)で紹介されていた6のキャラクタのうち、3人目(3号艇)、4人目(4号艇)及び5人目(5号艇)に投票した(即ち、4R目、5R目及び6R目の確変領域65dに球を通過させた)こと示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。
次いで、図434(a)は、図433(b)の状態から、引き続き8R目が実行されている状態を示している。図434(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、8R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、「競争演出」が引き続き実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、1周目第1ターンマークを各艇が旋回する場面の競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。ここでは、3号艇が所謂先マイして所謂マクリをしたところを、1号艇、2号艇及び5号艇が差しにまわり、4号艇がアウトから全速で所謂ツケマイを仕掛け、さらに、6号艇が5本の引き波を越えた上での差しにまわる場面が表示されている。
次いで、図434(b)は、図434(a)の状態から、8R目が終了して9R目に進行した状態を示している。図434(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、9R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、「競争演出」が引き続き実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、バックストレートを疾走する各艇を示した競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。
次いで、図435(a)は、図434(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き9R目が実行されている状態を示している。図435(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、9R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、「競争演出」が引き続き実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、1周目第2ターンマークを各艇が旋回する場面の競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。ここでは、1号艇が先マイして旋回した後に、3号艇が追走し、さらにその内を4号艇が差している場面が表示されている。
次いで、図435(b)は、図435(a)の状態から、9R目が終了して10R目に進行した状態を示している。図435(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、10R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、「競争演出」が引き続き実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、ホームストレートを疾走する各艇を示した競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」の実行状況を示唆している。ここでは、内から順に4号艇、3号艇、1号艇が並走している場面が表示されている。
次いで、図436(a)は、図435(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き10R目が実行されており、「競争演出」の当たりとなる結果が表示されている状態を示している。図436(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、10R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、引き続き「競争演出」が実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」において、図429(a)で紹介されていた6のキャラクタのうち、1人目のキャラクタ(1号艇)が1着、3人目のキャラクタ(3号艇)が2着、4人目のキャラクタ(4号艇)が3着となった状態を示唆している。
よって、主表示領域Dmの右部分には、該「競争演出」の内容より、当たりとなる結果であったことを報知する文字メッセージ81kが表示されており、遊技者が確変領域65dに球を通過させた4R目、5R目又は6R目の確変領域65dのいずれかが有効に設定されていたことを示唆している。
ここで、第18実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示で大当たりした場合に実行される「競争演出」において、有効確変領域への通過に基づいて成功結果となる演出を実行する場合、遊技者が「投票演出」で選択した3のキャラクタのうち、いずれか2のキャラクタが順位にかかわらず1着から3着までに入る演出を実行するように構成されている。図432(b)のケースでは、「3号艇及び4号艇」、「3号艇及び5号艇」、「4号艇及び5号艇」のいずれかの組み合わせが、1着及び2着か、1着及び3着か、又は、2着及び3着となれば成功結果となる(即ち、拡連複方式(拡大二連勝複式))。
しかしながら、遊技者によっては、遊技仕様や投票方式が理解できず、失敗結果になってしまったように認識してしまうおそれがある。このため、第18実施形態のパチンコ機10では、如何様な「競争演出」の内容が実行された場合であっても、「的中!」等の文字メッセージ81kを表示して成功結果となったことを示し(図436(a)及び図437(a)参照)、遊技者が選択したラウンドにおいて有効確変領域を通過したことによって、「確率変動状態」の発生を獲得したことを報知するように構成されている。
このように構成することで、遊技者の、遊技仕様や投票方式に対する理解、競艇に対する知識が不十分な場合であっても、「競争演出」において成功結果を明確に表示することで、有効確変領域を通過して「確率変動状態」に移行することを遊技者に認識させることができる。
次いで、図436(b)は、図435(b)の状態から一定期間(数秒程度)が経過し、引き続き10R目が実行されており、「競争演出」のハズレとなる結果が表示されている状態を示している。図436(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、10R目が実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「レース中」と表示されており、引き続き「競争演出」が実行中であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの中央部分には競争演出81iが、主表示領域Dmの下部分には文字メッセージ81jが、それぞれ表示されており、「競争演出」において、図429(a)で紹介されていた6のキャラクタのうち、1人目のキャラクタ(1号艇)が1着、3人目のキャラクタ(3号艇)が2着、6人目のキャラクタ(6号艇)が3着となった状態を示唆している。
よって、主表示領域Dmの右部分には、該「競争演出」の内容より、はずれとなる結果であったことを報知する文字メッセージ81kが表示されており、遊技者が確変領域65dに球を通過させた4R目(3号艇)、5R目(4号艇)及び6R目(5号艇)の確変領域65dがいずれも有効に設定されていなかった一方、他のラウンド(2R(1号艇に対応)、3R(2号艇に対応)、7R(6号艇に対応))のいずれか3のラウンドで確変領域65dが有効に設定され、該有効確変領域を通過させられなかったことを示唆している。
次いで、図437(a)は、図436(a)の状態から10R目が終了して大当たりエンディングに進行した状態を示している。図437(a)では、主表示領域Dmの左上部分において、大当たりエンディングが実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに「見事 的中!」と表示されており、「競争演出」が当たりとなる結果であったことを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの右部分には「確率変動状態 突入」の文字メッセージ81mが表示されており、遊技者が有効確変領域に球を通過させたことにより、該大当たり終了後に「確率変動状態」に移行することを示している。
次いで、図437(b)は、図436(b)の状態から10R目が終了して大当たりエンディングに進行した状態を示している。図437(b)では、主表示領域Dmの左上部分において、大当たりエンディングが実行されていることを示す文字メッセージ81cが表示されている。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技説明の文字メッセージ81dに 「残念 ハズレ!」と表示されており、「競争演出」がハズレとなる結果であったことを示唆している。
さらに、主表示領域Dmの右部分には「時短 150回」の文字メッセージ81mが表示されており、遊技者が有効確変領域に球を通過させられなかったことにより、該大当たり終了後に「普図高確時間短縮状態」に移行することを示している。
なお、第18実施形態のパチンコ機10では、1の大当たり遊技において確変領域65dが開放されるラウンド数が6回であることから、該大当たり遊技中に第3図柄表示装置81で実行する「競争演出」において、6人のキャラクタの中から任意のキャラクタを選定して競争結果を推測するように構成しているが、その他の数(例えば、9人や16人など)で競争演出を実行するように構成してもよい。また、6人のキャラクタの中から2人又は3人を選定するように構成しているが、1人のみを選定するように構成してもよいし、その他の人数を選定するように構成してもよい。
さらに、該「競争演出」において、舟をモチーフに構成しているが、その他のモチーフ(例えば、馬や自転車など)で「競争演出」を実行するように構成してもよいし、別の世界観の演出(例えば、トランプや宝くじなど)で実行するように構成してもよい。
以上、説明したように、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別によって、確変領域65dの開放時における、確変領域スイッチ65gによる入球検知を有効とするラウンドが異なるように構成する。また、確変領域スイッチ65gによって球が検出されたラウンド数が所定の値以上となった場合、各大当たり種別による大当たりラウンド毎の確変領域65dの有効又は無効の設定にかかわらず、以降のラウンドにおける確変領域65dは無効となるように構成する。このように構成することで、1の大当たりにおいて、確変領域65dが開放される6のラウンドのうち、所定数のラウンドを選択して確変領域65dに球を通過させ、その結果、有効確変領域を通過させて「確率変動状態」に移行するのか、又は、有効確変領域を非通過となり、「普図高確時間短縮状態」に移行するのか、という遊技性にすることができる。
また、大当たり中において、確変領域65dが開放される前に第3図柄表示装置81で実行される導入演出では、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効に設定されるのか、に関わらず、一定数の導入演出の中から無作為に抽選処理が行われるように構成する。このように構成することで、第3図柄表示装置81で実行された導入演出と、確変領域65dが有効に設定された大当たりラウンドと、を無関係とすることができる。
その結果、従来のパチンコ機のように、主制御装置110において「確率変動状態」に移行するか否かを抽選し、該抽選結果を図柄表示装置などによって報知する構成と異なり、いずれの大当たりラウンドの確変領域65dが有効に設定されているかを遊技者が推測し、いずれかの大当たりラウンドの確変領域65dに球を通過させかを遊技者自身の選択によって決定し、その結果によって「確率変動状態」に移行するか否かが判定されるようにすることができ、新たな遊技性を創出して興趣向上を図ることができる。
また、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり中のラウンドにおいて確変領域65dが開放される場合、大入賞口開閉板65aの開放と同時に確変領域65dが開放され、1の大当たりラウンドにおける確変領域65dの開放時間は最大で「10秒」、大入賞口開閉板65aの開放時間は最大で「30秒」となるように構成する。このように構成することで、当該ラウンドの確変領域65dが有効に設定されていないと遊技者が推測した場合、該当ラウンドでは、遊技者は大入賞口開閉板65aの開放から10秒間の間、球の発射を中断し、10秒経過後の確変領域65dの閉鎖後から右打ち遊技を再開することで、該当ラウンドの賞球を獲得することができる。
その結果、時間あたりに遊技者が獲得する球数が過度になり難いようにすることができ、遊技者の射幸心を煽り過ぎず、遊技者が遊技を適切に行うことができるパチンコ機10を提供することができる。
さらに、第18実施形態のパチンコ機10では、実行中の大当たりにおいて、確変領域65dへ球を通過させる残りのラウンド数と、該確変領域65dが開放される残りのラウンド数とに基づいて、第3図柄表示装置81での右打ち遊技を示唆する程度を段階的に変化させるように構成する。このように構成することで、確変領域65dへ球を通過させることを、遊技者に対して段階的に強調して報知することができる。その結果、遊技者が確変領域65dへ球を通過させず、確変領域65dへ球を通過させたラウンド数が遊技仕様よりも少なくなり、想定よりも少ない出玉の獲得となり得ることを抑制することができる。
また、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たりに当選し、遊技者がいずれかのラウンドの確変領域65dに球を通過させた結果を第3図柄表示装置81における「競争演出」において報知する場合であって、成功となる結果を報知する場合、如何様な「競争演出」の内容が実行された場合であっても、有効確変領域を通過して「確率変動状態」に移行することを報知するように構成する。このように構成することで、遊技者の、遊技仕様に対する理解が不十分な場合であっても、「競争演出」が成功結果となり、有効確変領域を通過して「確率変動状態」に移行することを認識させることができる。
さらに、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり中は常時、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37c及び第3図柄表示装置81における主表示用右打ち指示89の表示を行うよう構成する。このように構成することで、大当たり中の「投票演出」など、右打ち遊技の中断を示唆するような遊技仕様に則った演出が実行されている場合であっても、遊技者は特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37c及び第3図柄表示装置81における主表示用右打ち指示89の表示を確認することができる。その結果、遊技者は、大当たり中において、右打ち遊技を実行することでいずれかの賞球が獲得可能な状態であることを認識することができる。
また、第18実施形態のパチンコ機10では、大当たり中に有効確変領域への球の通過が検出された場合に、該当のラウンド情報を有効確変領域通過ラウンド格納エリア223qに格納し、有効確変領域の通過可否を第3図柄表示装置81において報知する「競争演出」を実行する際に、該有効確変領域通過ラウンド格納エリア223qの情報を参照して勝利用競争展開シナリオを抽選し、成功結果となる「競争演出」を実行するように構成されている。このように構成することで、確変領域65dが有効に設定されるラウンドが複数存在する場合であっても、遊技者が有効な確変領域65dに球を通過させたラウンドに基づいて、成功結果となる「競争演出」を実行することができる。
<第19実施形態>
次いで、図438から図452を参照して、本発明を適用した第19実施形態のパチンコ機10について説明する。第18実施形態のパチンコ機10では、可変入賞装置65の内部に1の確変領域65dが配設されており、当選した大当たり種別によって、該確変領域65dが開放されるラウンド、及び、有効に設定されるラウンドが異なるように構成されている。
これに対し、第19実施形態のパチンコ機10では、可変入賞装置65の内部に第1確変領域65d1~第6確変領域65d6までの6の確変領域が配設されており、当選した大当たり種別によって、各ラウンド毎に開放される確変領域及び有効に設定される確変領域が異なるように構成されている。
以下、第19実施形態のパチンコ機10について、第18実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第19実施形態のパチンコ機10の説明において、第18実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第18実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、図438を参照して、第19実施形態における遊技盤13の具体的構成について説明する。図438は、第19実施形態におけるパチンコ機10の遊技盤13の正面図である。第19実施形態の遊技盤13の構成と第18実施形態の遊技盤13の構成との異なる点は、主に、可変入賞装置65の内部に複数の確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が配設されている点である。
第19実施形態における可変入賞装置65の内部には、該可変入賞装置65に入賞した球を検知する大入賞口スイッチ65cと、該大入賞口スイッチ65cの下流側に設けられた6の確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6(図439参照))と、第6確変領域65d6の下流側(正面視右側)に設けられた排出通路65h(図439参照)とが設けられている。
ここで、図439を参照して、可変入賞装置65の詳細について説明する。図439は、第19実施形態における可変入賞装置の正面視を模式的に表した正面拡大図である。大入賞口スイッチ65cの下流側には第1確変領域65d1が配設されており、該第1確変領域65d1は、第1確変領域開閉板65e1と、該第1確変領域開閉板65e1を開閉駆動可能な第1確変領域ソレノイド65f1(図444参照)と、該第1確変領域開閉板65e1の下流側に流下した球を検知可能な第1確変領域スイッチ65g1と、で構成されている。なお、第1確変領域ソレノイド65f1が開放されている状態でのみ、第1確変領域スイッチ65g1での球の検出が可能に構成されている。
次いで、第1確変領域65d1の下流側(正面視右側)には第2確変領域65d2が配設されており、該第2確変領域65d2は、第2確変領域開閉板65e2と、該第2確変領域開閉板65e2を開閉駆動可能な第2確変領域ソレノイド65f2(図444参照)と、該第2確変領域開閉板65e2の下流側に流下した球を検知可能な第2確変領域スイッチ65g2と、で構成されている。なお、第2確変領域ソレノイド65f2が開放されている状態でのみ、第2確変領域スイッチ65g2での球の検出が可能に構成されている。
次いで、第2確変領域65d2の下流側(正面視右側)には第3確変領域65d3が配設されており、該第3確変領域65d3は、第3確変領域開閉板65e3と、該第3確変領域開閉板65e3を開閉駆動可能な第3確変領域ソレノイド65f3(図444参照)と、該第3確変領域開閉板65e3の下流側に流下した球を検知可能な第3確変領域スイッチ65g3と、で構成されている。なお、第3確変領域ソレノイド65f3が開放されている状態でのみ、第3確変領域スイッチ65g3での球の検出が可能に構成されている。
次いで、第3確変領域65d3の下流側(正面視右側)には第4確変領域65d4が配設されており、該第4確変領域65d4は、第4確変領域開閉板65e4と、該第4確変領域開閉板65e4を開閉駆動可能な第4確変領域ソレノイド65f4(図444参照)と、該第4確変領域開閉板65e4の下流側に流下した球を検知可能な第4確変領域スイッチ65g4と、で構成されている。なお、第4確変領域ソレノイド65f4が開放されている状態でのみ、第4確変領域スイッチ65g4での球の検出が可能に構成されている。
次いで、第4確変領域65d4の下流側(正面視右側)には第5確変領域65d5が配設されており、該第5確変領域65d5は、第5確変領域開閉板65e5と、該第5確変領域開閉板65e5を開閉駆動可能な第5確変領域ソレノイド65f5(図444参照)と、該第5確変領域開閉板65e5の下流側に流下した球を検知可能な第5確変領域スイッチ65g5と、で構成されている。なお、第5確変領域ソレノイド65f5が開放されている状態でのみ、第5確変領域スイッチ65g5での球の検出が可能に構成されている。
次いで、第5確変領域65d5の下流側(正面視右側)には第6確変領域65d6が配設されており、該第6確変領域65d6は、第6確変領域開閉板65e6と、該第6確変領域開閉板65e6を開閉駆動可能な第6確変領域ソレノイド65f6(図444参照)と、該第6確変領域開閉板65e6の下流側に流下した球を検知可能な第6確変領域スイッチ65g6と、で構成されている。なお、第6確変領域ソレノイド65f6が開放されている状態でのみ、第6確変領域スイッチ65g6での球の検出が可能に構成されている。
なお、第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6は、大当たり種別によって開放駆動されるラウンドが異なるように構成されている(図445参照)。
また、第19実施形態のパチンコ機10では、当選した大当たり種別に応じて、大当たりラウンド毎の各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が有効又は無効に設定されるパターンが異なるように構成されている(図446及び図447参照)。よって、例えば、第1確変領域スイッチ65g1によって球が検出された場合であって、当該ラウンドの第1確変領域65d1が有効に設定されている場合にのみ、該大当たり終了後に「確率変動状態」へと移行するように構成されている。各確変領域ソレノイド65f1~65f6の駆動態様及び確変領域有効テーブル202hの詳細については、図446~図450において後述する。
ここで、図440~図443を参照して、第19実施形態において、可変入賞装置65内に入賞した球の流入パターンについて説明する。図440(a)は、第1確変領域開閉板65e1が開放状態(没入状態)であって、かつ、第2確変領域開閉板65e2~第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球の挙動を説明するための可変入賞装置65の模式的断面図であり、図440(b)は、第2確変領域開閉板65e2が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1及び第3確変領域開閉板65e3~第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球の挙動を説明するための可変入賞装置65の模式的断面図である。
また、図441(a)は、第3確変領域開閉板65e3が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1、第2確変領域開閉板65e2及び第4確変領域開閉板65e4~第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球の挙動を説明するための可変入賞装置65の模式的断面図であり、図441(b)は、第4確変領域開閉板65e4が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1~第3確変領域開閉板65e3、第5確変領域開閉板65e5及び第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球の挙動を説明するための可変入賞装置65の模式的断面図である。
また、図442(a)は、第5確変領域開閉板65e5が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1~第4確変領域開閉板65e4及び第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球の挙動を説明するための可変入賞装置65の模式的断面図であり、図442(b)は、第6確変領域開閉板65e6が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1~第5確変領域開閉板65e5の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球の挙動を説明するための可変入賞装置65の模式的断面図である。
また、図443(a)は、第1確変領域開閉板65e1~第6確変領域開閉板65e6の6の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球の挙動を説明するための可変入賞装置65の模式的断面図である。
図440(a)で示すように、大当たりに当選して特別遊技状態が発生した場合に、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放されて可変入賞装置65内に球が流入可能となる。そして、第1確変領域開閉板65e1が開放状態(没入状態)であって、かつ、第2確変領域開閉板65e2~第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球は、まず、大入賞口スイッチ65cによって検知される。その後、第1確変領域開閉板65e1が第1確変領域ソレノイド65f1(図444参照)によって開放(没入)されていることから、該球が第1確変領域65d1内へ流入し、第1確変領域スイッチ65g1によって検知される。なお、第1確変領域スイッチ65g1によって検知された球は、排出経路(図示せず)によって可変入賞装置65外(遊技盤13背面側)へ排出される。
次いで、図440(b)で示すように、第2確変領域開閉板65e2が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1及び第3確変領域開閉板65e3~第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球は、まず、大入賞口スイッチ65cによって検知される。その後、閉鎖状態(突出状態)の第1確変領域開閉板65e1の上面を転動し、該第1確変領域開閉板65e1の下流側(正面視右側)に設けられた第2確変領域開閉板65e2が第2確変領域ソレノイド65f2(図444参照)によって開放(没入)されていることから、該球が第2確変領域65d2内へ流入し、第2確変領域スイッチ65g2によって検知される。なお、第2確変領域スイッチ65g2によって検知された球は、排出経路(図示せず)によって可変入賞装置65外(遊技盤13背面側)へ排出される。
次いで、図441(a)で示すように、第3確変領域開閉板65e3が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1、第2確変領域開閉板65e2及び第4確変領域開閉板65e4~第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球は、まず、大入賞口スイッチ65cによって検知される。その後、閉鎖状態(突出状態)の第1確変領域開閉板65e1及び第2確変領域開閉板65e2の上面を転動し、該第2確変領域開閉板65e2の下流側(正面視右側)に設けられた第3確変領域開閉板65e3が第3確変領域ソレノイド65f3(図444参照)によって開放(没入)されていることから、該球が第3確変領域65d3内へ流入し、第3確変領域スイッチ65g3によって検知される。なお、第3確変領域スイッチ65g3によって検知された球は、排出経路(図示せず)によって可変入賞装置65外(遊技盤13背面側)へ排出される。
次いで、図441(b)で示すように、第4確変領域開閉板65e4が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1~第3確変領域開閉板65e3、第5確変領域開閉板65e5及び第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球は、まず、大入賞口スイッチ65cによって検知される。その後、閉鎖状態(突出状態)の第1確変領域開閉板65e1~第3確変領域開閉板65e3の上面を転動し、該第3確変領域開閉板65e3の下流側(正面視右側)に設けられた第4確変領域開閉板65e4が第4確変領域ソレノイド65f4(図444参照)によって開放(没入)されていることから、該球が第4確変領域65d4内へ流入し、第4確変領域スイッチ65g4によって検知される。なお、第4確変領域スイッチ65g4によって検知された球は、排出経路(図示せず)によって可変入賞装置65外(遊技盤13背面側)へ排出される。
次いで、図442(a)で示すように、第5確変領域開閉板65e5が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1~第4確変領域開閉板65e4及び第6確変領域開閉板65e6の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球は、まず、大入賞口スイッチ65cによって検知される。その後、閉鎖状態(突出状態)の第1確変領域開閉板65e1~第4確変領域開閉板65e4の上面を転動し、該第4確変領域開閉板65e4の下流側(正面視右側)に設けられた第5確変領域開閉板65e5が第5確変領域ソレノイド65f5(図444参照)によって開放(没入)されていることから、該球が第5確変領域65d5内へ流入し、第5確変領域スイッチ65g5によって検知される。なお、第5確変領域スイッチ65g5によって検知された球は、排出経路(図示せず)によって可変入賞装置65外(遊技盤13背面側)へ排出される。
次いで、図442(b)で示すように、第6確変領域開閉板65e6が開放状態(没入状態)であって、かつ、第1確変領域開閉板65e1~第5確変領域開閉板65e5の5の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球は、まず、大入賞口スイッチ65cによって検知される。その後、閉鎖状態(突出状態)の第1確変領域開閉板65e1~第5確変領域開閉板65e5の上面を転動し、該第5確変領域開閉板65e5の下流側(正面視右側)に設けられた第6確変領域開閉板65e6が第6確変領域ソレノイド65f6(図444参照)によって開放(没入)されていることから、該球が第6確変領域65d6内へ流入し、第6確変領域スイッチ65g6によって検知される。なお、第6確変領域スイッチ65g6によって検知された球は、排出経路(図示せず)によって可変入賞装置65外(遊技盤13背面側)へ排出される。
次いで、図443(a)で示すように、第1確変領域開閉板65e1~第6確変領域開閉板65e6の6の確変領域開閉板がいずれも閉鎖状態(突出状態)である場合に、可変入賞装置65内に流入した球は、まず、大入賞口スイッチ65cによって検知される。その後、閉鎖状態(突出状態)の第1確変領域開閉板65e1~第6確変領域開閉板65e6の上面を転動し、第1確変領域65d1~第6確変領域65d6のいずれの確変領域内にも流入せず、第6確変領域開閉板65e6の下流側(正面視右側)に設けられた排出通路65hから可変入賞装置65外(遊技盤13背面側)へ排出される。
なお、詳細は後述するが、第19実施形態のパチンコ機10では、いずれか1の確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6のいずれか)が開放されている場合は、他の確変領域は閉鎖されているように構成されているため(図445参照)、可変入賞装置65内に流入した球は、図440~図443に示したいずれかの流入パターンとなるように構成されている。
次に、図444を参照して、第19実施形態のパチンコ機10の電気的構成について説明する。図444は、第19実施形態のパチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。第19実施形態のブロック図と、第18実施形態のブロック図との異なる点は、RAM203内の確変領域有効フラグ203mが削除され、第1確変領域有効フラグ203u、第2確変領域有効フラグ203v、第3確変領域有効フラグ203w、第4確変領域有効フラグ203x、第5確変領域有効フラグ203y及び第6確変領域有効フラグ203zが追加されている点と、可変入賞装置65内の確変領域ソレノイド65f及び確変領域スイッチ65gがそれぞれ削除されて、第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6及び第1確変領域スイッチ65g1~第6確変領域スイッチ65g6がそれぞれ追加されている点である。
第1確変領域有効フラグ203uは、オン状態で第1確変領域65d1が有効に設定されていることを示すためのフラグである。第19実施形態のパチンコ機10では、第1確変領域有効フラグ203uがオンに設定されている状況において、第1確変領域スイッチ65g1によって球が検知された場合に、確変移行フラグ203kがオンに設定され、大当たり終了後に「確率変動状態」が発生するように構成されている。
この第1確変領域有効フラグ203uは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、特別図柄の大当たりに当選した場合に、該大当たりの大当たり種別に基づいて確変領域有効テーブル202h(図446及び図447参照)が設定され(図395のS652参照)、大当たり中の各ラウンド開始毎に、該大当たりで設定された確変領域有効テーブル202hに基づいて、第1確変領域有効フラグ203uがオンに設定される(図451のS6151参照)。その後、大入賞口開放中処理(図452参照)において、第1確変領域65d1が閉鎖される場合に、この第1確変領域有効フラグ203uがオフに設定される(図452のS6251及びS6252参照)。
第2確変領域有効フラグ203vは、オン状態で第2確変領域65d2が有効に設定されていることを示すためのフラグである。第19実施形態のパチンコ機10では、第2確変領域有効フラグ203vがオンに設定されている状況において、第2確変領域スイッチ65g2によって球が検知された場合に、確変移行フラグ203kがオンに設定され、大当たり終了後に「確率変動状態」が発生するように構成されている。
この第2確変領域有効フラグ203vは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、特別図柄の大当たりに当選した場合に、該大当たりの大当たり種別に基づいて確変領域有効テーブル202h(図446及び図447参照)が設定され(図395のS652参照)、大当たり中の各ラウンド開始毎に、該大当たりで設定された確変領域有効テーブル202hに基づいて、第2確変領域有効フラグ203vがオンに設定される(図451のS6151参照)。その後、大入賞口開放中処理(図452参照)において、第2確変領域65d2が閉鎖される場合に、この第2確変領域有効フラグ203vがオフに設定される(図452のS6251及びS6252参照)。
第3確変領域有効フラグ203wは、オン状態で第3確変領域65d3が有効に設定されていることを示すためのフラグである。第19実施形態のパチンコ機10では、第3確変領域有効フラグ203wがオンに設定されている状況において、第3確変領域スイッチ65g3によって球が検知された場合に、確変移行フラグ203kがオンに設定され、大当たり終了後に「確率変動状態」が発生するように構成されている。
この第3確変領域有効フラグ203wは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、特別図柄の大当たりに当選した場合に、該大当たりの大当たり種別に基づいて確変領域有効テーブル202h(図446及び図447参照)が設定され(図395のS652参照)、大当たり中の各ラウンド開始毎に、該大当たりで設定された確変領域有効テーブル202hに基づいて、第3確変領域有効フラグ203wがオンに設定される(図451のS6151参照)。その後、大入賞口開放中処理(図452参照)において、第3確変領域65d3が閉鎖される場合に、この第3確変領域有効フラグ203wがオフに設定される(図452のS6251及びS6252参照)。
第4確変領域有効フラグ203xは、オン状態で第4確変領域65d4が有効に設定されていることを示すためのフラグである。第19実施形態のパチンコ機10では、第4確変領域有効フラグ203xがオンに設定されている状況において、第4確変領域スイッチ65g4によって球が検知された場合に、確変移行フラグ203kがオンに設定され、大当たり終了後に「確率変動状態」が発生するように構成されている。
この第4確変領域有効フラグ203xは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、特別図柄の大当たりに当選した場合に、該大当たりの大当たり種別に基づいて確変領域有効テーブル202h(図446及び図447参照)が設定され(図395のS652参照)、大当たり中の各ラウンド開始毎に、該大当たりで設定された確変領域有効テーブル202hに基づいて、第4確変領域有効フラグ203xがオンに設定される(図451のS6151参照)。その後、大入賞口開放中処理(図452参照)において、第4確変領域65d4が閉鎖される場合に、この第4確変領域有効フラグ203xがオフに設定される(図452のS6251及びS6252参照)。
第5確変領域有効フラグ203yは、オン状態で第5確変領域65d5が有効に設定されていることを示すためのフラグである。第19実施形態のパチンコ機10では、第5確変領域有効フラグ203yがオンに設定されている状況において、第5確変領域スイッチ65g5によって球が検知された場合に、確変移行フラグ203kがオンに設定され、大当たり終了後に「確率変動状態」が発生するように構成されている。
この第5確変領域有効フラグ203yは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、特別図柄の大当たりに当選した場合に、該大当たりの大当たり種別に基づいて確変領域有効テーブル202h(図446及び図447参照)が設定され(図395のS652参照)、大当たり中の各ラウンド開始毎に、該大当たりで設定された確変領域有効テーブル202hに基づいて、第5確変領域有効フラグ203yがオンに設定される(図451のS6151参照)。その後、大入賞口開放中処理(図452参照)において、第5確変領域65d5が閉鎖される場合に、この第5確変領域有効フラグ203yがオフに設定される(図452のS6251及びS6252参照)。
第6確変領域有効フラグ203zは、オン状態で第6確変領域65d6が有効に設定されていることを示すためのフラグである。第19実施形態のパチンコ機10では、第6確変領域有効フラグ203zがオンに設定されている状況において、第6確変領域スイッチ65g6によって球が検知された場合に、確変移行フラグ203kがオンに設定され、大当たり終了後に「確率変動状態」が発生するように構成されている。
この第6確変領域有効フラグ203zは、パチンコ機10の電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、特別図柄の大当たりに当選した場合に、該大当たりの大当たり種別に基づいて確変領域有効テーブル202h(図446及び図447参照)が設定され(図395のS652参照)、大当たり中の各ラウンド開始毎に、該大当たりで設定された確変領域有効テーブル202hに基づいて、第6確変領域有効フラグ203zがオンに設定される(図451のS6151参照)。その後、大入賞口開放中処理(図452参照)において、第6確変領域65d6が閉鎖される場合に、この第6確変領域有効フラグ203zがオフに設定される(図452のS6251及びS6252参照)。
次に、図445を参照して、第19実施形態における各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)の開閉パターンについて説明する。図445は、第19実施形態の確変領域開放テーブル202gの一例を模式的に示した図である。第19実施形態の確変領域開放テーブル202gと、第18実施形態の確変領域開放テーブル202gとの異なる点は、主に、各大当たりラウンドにおいて開放される確変領域が異なる点である。
図445示す確変領域開放テーブル202gでは、大当たり種別毎に、各大当たりラウンドにおいて開放される確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)を示しており、各ラウンド毎に第1確変領域65d1が開放される場合には「第1」と、第2確変領域65d2が開放される場合には「第2」と、第3確変領域65d3が開放される場合には「第3」と、第4確変領域65d4が開放される場合には「第4」と、第5確変領域65d5が開放される場合には「第5」と、第6確変領域65d6が開放される場合には「第6」と、それぞれ表現している。また、いずれの確変領域も開放されない場合には「-」と表現している。
なお、第19実施形態では、いずれか1の確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6のいずれか)が開放されている場合は、他の確変領域は閉鎖されているように構成されている。例えば、第1確変領域65d1が開放されている場合は、他の確変領域(第2確変領域65d2~第6確変領域65d6)は閉鎖されているように構成されている。
図445で示すように、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、即ち、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合の1Rから3Rまでの各ラウンドでは、すべての確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が閉鎖状態となっており、該当のラウンドで右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させたとしても、第1確変領域65d1~第6確変領域65d6のすべての確変領域を球が通過不可能又は通過し難い状態となる(図443参照)。
次いで、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合の4R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第1確変領域65d1が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第1確変領域65d1を球が通過可能な状態となる(図440(a)参照)。
次いで、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合の5R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第2確変領域65d2が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第2確変領域65d2を球が通過可能な状態となる(図440(b)参照)。
次いで、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合の6R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第3確変領域65d3が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第3確変領域65d3を球が通過可能な状態となる(図441(a)参照)。
次いで、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合の7R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第4確変領域65d4が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第4確変領域65d4を球が通過可能な状態となる(図441(b)参照)。
次いで、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合の8R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第5確変領域65d5が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第5確変領域65d5を球が通過可能な状態となる(図442(a)参照)。
次いで、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合の9R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第6確変領域65d6が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第6確変領域65d6を球が通過可能な状態となる(図442(b)参照)。
次いで、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合の10R目では、すべての確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が閉鎖状態となっており、該当のラウンドで右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させたとしても、第1確変領域65d1~第6確変領域65d6のすべての確変領域を球が通過不可能又は通過し難い状態となる(図443参照)。
このように構成することで、大当たりラウンド毎に開放される確変領域が異なることになり、各大当たりラウンドと、該当大当たりラウンドで開放される確変領域とを関連付けることができ、遊技者に分かり易い構成とすることができる。
なお、詳細は後述するが、第19実施形態のパチンコ機10では、各大当たり種別によって、大当たりラウンド毎の各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)は有効又は無効に設定されており(図446及び図447参照)、各確変領域を球が通過した場合であっても、当該ラウンドの該球が通過した確変領域が有効に設定されていなければ、大当たりの終了後に「確率変動状態」に移行し得ないように構成されている。
また、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、第1確変領域65d1~第6確変領域65d6のいずれかの確変領域を球が通過したラウンド数が「2回」に達すると、以降の大当たりラウンドの確変領域はすべて無効となるように構成されている。
従って、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放される4Rから9Rの6のラウンドのうち、2のラウンドを選択して確変領域に球を通過させ、該選択した2のラウンドのうち、いずれかのラウンドの確変領域が有効に設定されていれば、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
このように構成することで、第19実施形態のパチンコ機10では、大当たりに当選した場合に、いずれのラウンドの確変領域が有効に設定されているかを遊技者に推測させ、推測したラウンドにおいて確変領域を通過させることで、「確率変動状態」に移行させられるか否かという新たな遊技性を創出し、興趣向上を図ることができる。
なお、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」への当選時に、各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が開放される4Rから9Rの6のラウンドにおいていずれかの確変領域に球を通過させる場合、当該ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放と同時に右打ち遊技を実施可能となるが、これに対し、各確変領域に球を通過させない場合、当該ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放後、10秒間はいずれかの確変領域が開放状態となっているため、この期間は球の打ち出しを中断することになる。そして、大入賞口開閉板65aの開放から10秒が経過した後に、開放状態となっていた確変領域が閉鎖状態となるため、該確変領域の閉鎖から大入賞口開閉板65aが閉鎖されるまでの20秒間において、右打ち遊技を再開して該当ラウンドの賞球を獲得することができる。
また、第19実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、確変領域が開放される4Rから9Rの各ラウンドにおいて、確変領域に球を通過させる場合に右打ち遊技を継続させるよう、第3図柄表示装置81において示唆表示を行うように構成されている(図419(a)参照)。さらに、該示唆表示を行っている期間を含め、大当たり中は常時、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cの点灯及び第3図柄表示装置81における主表示用右打ち指示89の表示を行うよう構成されている。
このように構成することで、第19実施形態のパチンコ機10では、各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が開放されていても、該確変領域へ球を通過させない期間において打ち出しを中断することになり、時間あたりに遊技者が獲得する球数が過度になり難いようにすることができる。その結果、遊技者の射幸心を煽り過ぎず、遊技者が遊技を適切に行うことができるパチンコ機10を提供することができる。
次いで、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、即ち、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合の1R目では、すべての確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が閉鎖状態となっており、該当のラウンドで右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させたとしても、第1確変領域65d1~第6確変領域65d6のすべての確変領域を球が通過不可能又は通過し難い状態となる(図443参照)。
次いで、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合の2R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第1確変領域65d1が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第1確変領域65d1へ球が通過可能な状態となる(図440(a)参照)。
次いで、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合の3R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第2確変領域65d2が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第2確変領域65d2へ球が通過可能な状態となる(図440(b)参照)。
次いで、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合の4R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第3確変領域65d3が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第3確変領域65d3へ球が通過可能な状態となる(図441(a)参照)。
次いで、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合の5R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第4確変領域65d4が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第4確変領域65d4へ球が通過可能な状態となる(図441(b)参照)。
次いで、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合の6R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第5確変領域65d5が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第5確変領域65d5へ球が通過可能な状態となる(図442(a)参照)。
次いで、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合の7R目では、大入賞口開閉板65aが開放されてからの10秒間において、第6確変領域65d6が開放状態となり、この間に右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させることで、第6確変領域65d6へ球が通過可能な状態となる(図442(b)参照)。
次いで、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合の8R~10Rでは、すべての確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が閉鎖状態となっており、該当のラウンドで右打ち遊技を継続して可変入賞装置65へ入賞させたとしても、第1確変領域65d1~第6確変領域65d6のすべての確変領域を球が通過不可能又は通過し難い状態となる(図443参照)。
なお、詳細は後述するが、第19実施形態のパチンコ機10では、各大当たり種別によって、大当たりラウンド毎の各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)は有効又は無効に設定されており(図446及び図447参照)、各確変領域を球が通過した場合であっても、当該ラウンドの該球が通過した確変領域が有効に設定されていなければ、大当たりの終了後に「確率変動状態」に移行し得ないように構成されている。
また、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)を球が通過したラウンド数が「3回」に達すると、以降の大当たりラウンドの確変領域はすべて無効となるように構成されている。
従って、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放される2Rから7Rの6のラウンドのうち、3のラウンドを選択して確変領域に球を通過させ、該選択した3のラウンドのうち、いずれかのラウンドの確変領域が有効に設定されていれば、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
なお、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」への当選時に、各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が開放される2Rから7Rの6のラウンドにおいていずれかの確変領域に球を通過させる場合、当該ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放と同時に右打ち遊技を実施可能となるが、これに対し、開放されている確変領域に球を通過させない場合、当該ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放後、10秒間は確変領域が開放状態となっているため、この期間は球の打ち出しを中断することになる。そして、大入賞口開閉板65aの開放から10秒が経過した後に確変領域が閉鎖状態となり、右打ち遊技を実施して該当ラウンドの賞球を獲得することができる。
また、第19実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、確変領域が開放される2Rから7Rの各ラウンドにおいて、確変領域に球を通過させる場合に右打ち遊技を継続させるよう、第3図柄表示装置81において示唆表示を行うように構成されている(図430(a)参照)。また、該示唆表示を行っている期間を含め、大当たり中は常時、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cの点灯及び第3図柄表示装置81における主表示用右打ち指示89の表示を行うよう構成されている。
このように構成することで、第19実施形態のパチンコ機10では、各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が開放されていても、該確変領域へ球を通過させない期間において打ち出しを中断することになり、時間あたりに遊技者が獲得する球数が過度になり難いようにすることができる。その結果、遊技者の射幸心を煽り過ぎず、遊技者が遊技を適切に行うことができるパチンコ機10を提供することができる。
次に、図446及び図447を参照して、大当たり種別毎の各確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)の有効パターンについて説明する。図446は、特図1確変領域有効テーブル202h1の一例を模式的に示した図であり、図447は特図2確変領域有効テーブル202h2の一例を模式的に示した図である。図446及び図447で示す確変領域有効テーブル202hでは、各特別図柄における大当たり種別毎において、各ラウンド毎に有効に設定される確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)を示しており、第1確変領域65d1が有効に設定される場合には「第1」と表記し、第2確変領域65d2が有効に設定される場合には「第2」と表記し、第3確変領域65d3が有効に設定される場合には「第3」と表記し、第4確変領域65d4が有効に設定される場合には「第4」と表記し、第5確変領域65d5が有効に設定される場合には「第5」と表記し、第6確変領域65d6が有効に設定される場合には「第6」と表記している。
なお、各ラウンドにおいて、いずれの確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)も有効に設定されない場合、即ち、第1確変領域65d1~第6確変領域65d6の6の確変領域がいずれも無効に設定される場合には「-」と表記している。また、第19実施形態では、第1確変領域65d1~第6確変領域65d6の6の確変領域のうち、いずれか1の確変領域が有効に設定されている場合は、他の確変領域が無効に設定されているように構成されている。例えば、第1確変領域65d1が有効に設定されている場合は、第2確変領域65d2~第6確変領域65d6の5の確変領域は無効に設定されるように構成されている。
図446に示すように、第1特別図柄の大当たり種別「確変A」では、4R目のみにおいて第1確変領域65d1が有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~3R及び5R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
なお、第1特別図柄の大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」以上の場合、確変領域有効フラグ203mをオンしないように構成されている。即ち、大当たり種別「確変A」、「確変B」、「確変C」、「確変D」、「確変E」又は「確変F」に当選した場合、いずれかの確変領域を球が通過したラウンド数が「2回」に達すると、以降の大当たりラウンドの各確変領域はすべて無効となるように構成されている。
しかしながら、上述したように、大当たり種別「確変A」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは4R以降となっているため(図445参照)、第1確変領域65d1が有効となる4R目の開始時において、確変領域を球が通過したラウンド数が「2回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変A」においては、4R目に開放される第1確変領域65d1が、遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
よって、大当たり種別「確変A」に当選した場合、4R目において第1確変領域65d1に球を通過させることによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変B」では、5R目のみにおいて第2確変領域65d2が有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~4R及び6R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
また、上述したように、大当たり種別「確変B」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは4R以降となっているため(図445参照)、第2確変領域65d2が有効となる5R目の開始時において、確変領域を球が通過したラウンド数が「2回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変B」においては、5R目に開放される第2確変領域65d2が、遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
よって、大当たり種別「確変B」に当選した場合、5R目において第2確変領域65d2に球を通過させることによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変C」では、6R目のみにおいて第3確変領域65d3が有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~5R及び7R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変C」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは4R以降となっているため(図445参照)、仮に4R目及び5R目において、それぞれ第1確変領域65d1及び第2確変領域65d2が開放されている状態で各確変領域に球を通過させた場合、4R目に開放される第1確変領域65d1及び5R目に開放される第2確変領域65d2はいずれも無効に設定されているため、この2のラウンドでは有効確変領域を通過させることができない。
さらに、4R目及び5R目の2のラウンドでそれぞれの確変領域を通過させた場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となり、以降のラウンドでは確変領域有効フラグ203mをオンしないことになる。
よって、大当たり種別「確変C」に当選した場合、本来であれば、第3確変領域65d3が有効に設定される6R目において該第3確変領域65d3に球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させられることになるが、4R目及び5R目の2のラウンドでそれぞれの確変領域を通過させた場合は、6R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となっているため、6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目の第3確変領域65d3が無効のままとなり、この状態で6R目に第3確変領域65d3を通過させたとしても有効確変領域を非通過のため、「確率変動状態」に移行させることができない。
換言すると、大当たり種別「確変C」に当選した場合は、4R目及び5R目の2のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「1回」以下の状態であれば、6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「1」以下となるため、確変領域有効フラグ203mがオンされ、第3確変領域65d3が有効に設定され、該6R目において第3確変領域65d3に球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変D」では、7R目のみにおいて第4確変領域65d4が有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~6R及び8R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変D」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは4R以降となっているため(図445参照)、仮に4R~6Rのうちの2のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、4R~6Rで開放される確変領域(第1確変領域65d1~第3確変領域65d3)はいずれも無効に設定されているため、選択した2のラウンドでは有効確変領域を通過させることができない。
さらに、4R~6Rのうちの2のラウンドで確変領域を通過させた場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となり、以降のラウンドでは確変領域有効フラグ203mをオンしないことになる。
よって、大当たり種別「確変D」に当選した場合、本来であれば、第4確変領域65d4が有効に設定される7R目において該第4確変領域65d4に球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させられることになるが、4R~6Rのうちの2のラウンドで確変領域を通過させた場合は、7R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目に開放される第4確変領域65d4が無効のままとなり、この状態で7R目に第4確変領域65d4を通過させたとしても有効確変領域を非通過のため、「確率変動状態」に移行させることができない。
換言すると、大当たり種別「確変D」に当選した場合は、4R~6Rの3のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「1回」以下の状態であれば、7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「1」以下となるため、確変領域有効フラグ203mがオンされ、第4確変領域65d4が有効に設定され、該7R目において第4確変領域65d4に球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変E」では、8R目のみにおいて第5確変領域65d5が有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~7R、9R及び10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変E」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは4R以降となっているため(図445参照)、仮に4R~7Rのうちの2のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、4R~7Rで開放される確変領域(第1確変領域65d1~第4確変領域65d4)はいずれも無効に設定されているため、選択した2のラウンドでは有効確変領域を通過させることができない。
さらに、4R~7Rのうちの2のラウンドで確変領域を通過させた場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となり、以降のラウンドでは確変領域有効フラグ203mをオンしないことになる。
よって、大当たり種別「確変E」に当選した場合、本来であれば、第5確変領域65d5が有効に設定される8R目において該第5確変領域65d5に球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させられることになるが、4R~7Rのうちの2のラウンドで確変領域を通過させた場合は、8R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となっているため、8R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、8R目に開放される第5確変領域65d5が無効のままとなり、この状態で8R目に第5確変領域65d5を通過させたとしても有効確変領域を非通過のため、「確率変動状態」に移行させることができない。
換言すると、大当たり種別「確変E」に当選した場合は、4R~7Rの4のラウンドにおいて、各確変領域を通過させたラウンド数が「1回」以下の状態であれば、8R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「1」以下となるため、確変領域有効フラグ203mがオンされ、第5確変領域65d5が有効に設定され、該8R目において第5確変領域65d5に球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第1特別図柄の大当たり種別「確変F」では、9R目のみにおいて第6確変領域65d6が有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~8R及び10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変F」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは4R以降となっているため(図445参照)、仮に4R~8Rのうちの2のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、4R~8Rで開放される確変領域(第1確変領域65d1~第5確変領域65d5)はいずれも無効に設定されているため、選択した2のラウンドでは有効確変領域を通過させることができない。
さらに、4R~8Rのうちの2のラウンドで確変領域を通過させた場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となり、以降のラウンドでは確変領域有効フラグ203mをオンしないことになる。
よって、大当たり種別「確変F」に当選した場合、本来であれば、第6確変領域65d6が有効に設定される9R目において該第6確変領域65d6に球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させられることになるが、4R~8Rのうちの2のラウンドで確変領域を通過させた場合は、9R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」となっているため、9R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、9R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなり、この状態で9R目に第6確変領域65d6を通過させたとしても有効確変領域を非通過のため、「確率変動状態」に移行させることができない。
換言すると、大当たり種別「確変F」に当選した場合は、4R~8Rの5のラウンドにおいて確変領域を通過させたラウンド数が「1回」以下の状態であれば、9R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「1」以下となるため、確変領域有効フラグ203mがオンされ、第6確変領域65d6が有効に設定され、該9R目において第6確変領域65d6に球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、図447に示すように、第2特別図柄の大当たり種別「確変G」では、2R目において第1確変領域65d1が、3R目において第2確変領域65d2が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R及び4R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
なお、第2特別図柄の大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」以上の場合、確変領域有効フラグ203mをオンしないように構成されている。即ち、大当たり種別「確変G」、「確変H」、「確変I」、「確変J」、「確変K」、「確変L」、「確変M」、「確変N」、「確変O」、「確変P」、「確変Q」、「確変R」、「確変S」、「確変T」又は「確変U」に当選した場合、いずれかの確変領域を球が通過したラウンド数が「3回」に達すると、以降の大当たりラウンドの確変領域はすべて無効となるように構成されている。
しかしながら、上述したように、大当たり種別「確変G」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、第1確変領域65d1が有効となる2R目、及び、第2確変領域65d2が有効となる3R目の開始時において、確変領域を球が通過したラウンド数が「3回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変G」においては、2R目に開放される第1確変領域65d1及び3R目に開放される第2確変領域65d2が、遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
従って、大当たり種別「確変G」に当選した場合、2R目に開放される第1確変領域65d1及び3R目に開放される第2確変領域65d2が、遊技結果によって無効に設定されることがないため、該2R目に開放される第1確変領域65d1又は3R目に開放される第2確変領域65d2のいずれかの確変領域に球を通過させることで、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変H」では、2R目において第1確変領域65d1が、4R目において第3確変領域65d3が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R、3R及び5R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
また、上述したように、大当たり種別「確変H」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、第1確変領域65d1が有効となる2R目、及び、第3確変領域65d3が有効となる4R目の開始時において、確変領域を球が通過したラウンド数が「3回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変H」においては、2R目に開放される第1確変領域65d1及び4R目に開放される第3確変領域65d3が、遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
よって、大当たり種別「確変H」に当選した場合、2R目に第1確変領域65d1に球を通過させるか、又は、4R目に第3確変領域65d3に球を通過させることによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変I」では、2R目において第1確変領域65d1が、5R目において第4確変領域65d4が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R、3R、4R及び6R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変I」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮に2R~4Rの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目に開放される第4確変領域65d4が無効のままとなる。
しかしながら、この場合、第1確変領域65d1が有効に設定されている2R目において該第1確変領域65d1を通過させているため、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
また、仮に第1確変領域65d1が有効に設定される2R目において該第1確変領域65d1に球を通過させず、3R目及び4R目の2のラウンドにおいてぞれぞれの確変領域に球を通過させた場合、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「2」となり、「3」には達していないため、5R目の確変領域は特図2確変領域有効テーブル202h2に設定されているとおり、有効に設定される。従って、この場合も、5R目の第4確変領域65d4に球を通過させることで、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
よって、大当たり種別「確変I」においては、確変領域65dが有効に設定される2R目が遊技結果によって無効に設定されることがなく、また、該2R目に確変領域65dに球を通過させていなければ、確変領域65dが有効に設定される5R目が遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
従って、大当たり種別「確変I」に当選した場合、第1確変領域65d1が有効に設定される2R目に球を通過させるか、又は、2R目の第1確変領域65d1に球を通過させず、5R目の第4確変領域65d4に球を通過させることで大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変J」では、2R目において第1確変領域65d1が、6R目において第5確変領域65d5が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R、3R~5R及び7R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変J」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮に第1確変領域65d1が有効に設定される2R目において該第1確変領域65d1に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される3R~5Rの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、6R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目に開放される第5確変領域65d5が無効のままとなる。
よって、この場合、第1確変領域65d1が有効に設定されている2R目において該第1確変領域65d1を通過させておらず、かつ、6R目に開放される第5確変領域65d5が無効のままとなっているため、6Rに第5確変領域65d5に球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変J」に当選した場合、第1確変領域65d1が有効に設定される2R目の第1確変領域65d1に球を通過させるか、又は、2R目には第1確変領域65d1に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される3R~5Rの3のラウンドにおいて、各確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、第5確変領域65d5が有効に設定される6R目の第5確変領域65d5に球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変K」では、2R目において第1確変領域65d1が、7R目において第6確変領域65d6が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R、3R~6R及び8R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変K」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮に第1確変領域65d1が有効に設定される2R目において該第1確変領域65d1に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される3R~6Rのうちのいずれか3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、7R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなる。
よって、この場合、第1確変領域65d1が有効に設定されている2R目において該第1確変領域65d1を通過させておらず、かつ、7R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなっているため、7R目に第6確変領域65d6に球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変K」に当選した場合、第1確変領域65d1が有効に設定されている2R目の第1確変領域65d1に球を通過させるか、又は、2R目には第1確変領域65d1に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される3R~6Rの4のラウンドにおいて、各確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、第6確変領域65d6が有効に設定される7R目の第6確変領域65d6に球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変L」では、3R目において第2確変領域65d2が、4R目において第3確変領域65d3が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R、2R及び5R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
また、上述したように、大当たり種別「確変L」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、第2確変領域65d2が有効となる3R目及び第3確変領域65d3が有効となる4R目の開始時において、確変領域を球が通過したラウンド数が「3回」に達していることがない。このため、大当たり種別「確変L」においては、3R目に開放される第2確変領域65d2及び4R目に開放される第3確変領域65d3が、遊技結果によって無効に設定されることがないように構成されている。
よって、大当たり種別「確変L」に当選した場合、3R目において第2確変領域65d2に球を通過させるか、又は、4R目において第3確変領域65d3に球を通過させるか、のいずれかによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行するように構成されている。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変M」では、3R目において第2確変領域65d2が、5R目において第4確変領域65d4が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R、2R、4R及び6R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変M」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮に2R~4Rの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、5R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目の確変領域65dが無効のままとなる。
しかしながら、この場合、第2確変領域65d2が有効に設定されている3R目において該第2確変領域65d2を通過させているため、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
また、仮に第2確変領域65d2が有効に設定される3R目において該第2確変領域65d2に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R目及び4R目の2のラウンドにおいて確変領域に球を通過させた場合、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「2」となり、「3」には達していないため、5R目に開放される第4確変領域65d4は特図2確変領域有効テーブル202h2に設定されているとおり、有効に設定される。
従って、大当たり種別「確変M」に当選した場合、3R目において第2確変領域65d2に球を通過させるか、又は、3R目に第2確変領域65d2に球を通過させず、5R目において第4確変領域65d4に球を通過させるか、のいずれかによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変N」では、3R目において第2確変領域65d2が、6R目において第5確変領域65d5が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R、2R、4R、5R及び7R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変N」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮に第2確変領域65d2が有効に設定される3R目において該第2確変領域65d2に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R、4R及び5Rの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目に開放される第5確変領域65d5が無効のままとなる。
よって、この場合、第2確変領域65d2が有効に設定されている3R目において該第2確変領域65d2を通過させておらず、かつ、6R目に開放される第5確変領域65d5が無効のままとなっているため、6R目に第5確変領域65d5に球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変N」に当選した場合、3R目において第2確変領域65d2に球を通過させるか、又は、3R目には第2確変領域65d2に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R、4R及び5Rの3のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、6R目において第5確変領域65d5に球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変O」では、3R目において第2確変領域65d2が、7R目において第6確変領域65d6が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R、2R、4R~6R及び8R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変O」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮に第2確変領域65d2が有効に設定される3R目において該第2確変領域65d2に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R及び4R~6Rのうちの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなる。
よって、この場合、第2確変領域65d2が有効に設定される3R目において該第2確変領域65d2を通過させておらず、かつ、7R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなっているため、7R目に第6確変領域65d6に球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変O」に当選した場合、3R目において第2確変領域65d2に球を通過させるか、又は、3R目には第2確変領域65d2に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R、4R~6Rの4のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、7R目において第6確変領域65d6に球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変P」では、4R目において第3確変領域65d3が、5R目において第4確変領域65d4が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~3R及び6R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変P」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮に2R~4Rの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、5R目の開始時において確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目に開放される第4確変領域65d4が無効のままとなる。
しかしながら、この場合、第3確変領域65d3が有効に設定されている4R目において該第3確変領域65d3を通過させているため、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
また、仮にすべての確変領域が無効に設定される2R目及び3R目の2のラウンドにおいて確変領域に球を通過させ、第3確変領域65d3が有効に設定される4R目において該第3確変領域65d3に球を通過させなかった場合、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「2」となり、「3」には達していないため、5R目に開放される第4確変領域65d4は、特図2確変領域有効テーブル202h2に設定されているとおり、有効に設定される。
従って、この場合も、5R目に開放される第4確変領域65d4に球を通過させることで、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
よって、大当たり種別「確変P」に当選した場合、4R目において第3確変領域65d3に球を通過させるか、該4R目には第3確変領域65d3に球を通過させず、5R目において第4確変領域65d4に球を通過させることによって大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変Q」では、4R目において第3確変領域65d3が、6R目において第5確変領域65d5が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~3R、5R及び7R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変Q」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮に第3確変領域65d3が有効に設定される4R目において該第3確変領域65d3に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R、3R及び5Rの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目に開放される第5確変領域65d5が無効のままとなる。
よって、この場合、第3確変領域65d3が有効に設定されている4R目において該第3確変領域65d3を通過させておらず、かつ、6R目に開放される第5確変領域65d5が無効のままとなっているため、6R目に第3確変領域65d3に球を通過させたとしても有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変Q」に当選した場合、4R目において第3確変領域65d3に球を通過させるか、又は、4R目には第3確変領域65d3に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R、3R及び5Rの3のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、6R目において第5確変領域65d5に球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変R」では、4R目において第3確変領域65d3が、7R目において第6確変領域65d6が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~3R、5R、6R及び8R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変R」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮に第3確変領域65d3が有効に設定される4R目において該第3確変領域65d3に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R、3R、5R及び6Rのうちの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなる。
よって、この場合、第3確変領域65d3が有効に設定される4R目において該第3確変領域65d3を通過させておらず、かつ、7R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなっているため、7R目に第6確変領域65d6に球を通過させたとしても有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変R」に当選した場合、4R目において第3確変領域65d3に球を通過させるか、又は、4R目には第3確変領域65d3に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R、3R、5R及び6Rの4のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、7R目において第6確変領域65d6に球を通過させるか、のいずれかによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変S」では、5R目において第4確変領域65d4が、6R目において第5確変領域65d5が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~4R及び7R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変S」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮にすべての確変領域が無効に設定される2R~4Rの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、5R目及び6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目及び6R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目に開放される第4確変領域65d4及び6R目に開放される第5確変領域65d5が無効のままとなる。
よって、この場合、5R目に開放される第4確変領域65d4及び6R目に開放される第5確変領域65d5が無効のままとなっているため、5R目に第4確変領域65d4に、6R目に第5確変領域65d5に、それぞれ球を通過させたとしても、いずれも有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変S」に当選した場合、すべての確変領域が無効に設定される2R~4Rの3のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、5R目において第4確変領域65d4に球を通過させるか、6R目において第5確変領域65d5に球を通過させることによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変T」では、5R目において第4確変領域65d4が、7R目において第6確変領域65d6が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~4R、6R及び8R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変T」に当選した場合、いずれかの確変領域65dが開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮にすべての確変領域が無効に設定される2R~4Rの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、5R目及び7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、5R目及び7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、5R目に開放される第4確変領域65d4及び7R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなる。
よって、この場合、5R目に第4確変領域65d4に、7R目に第6確変領域65d6に、それぞれ球を通過させたとしても、いずれも有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
また、仮にすべての確変領域が無効に設定される2R~4Rのうちの2のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させ、第4確変領域65d4が有効に設定される5R目において該第4確変領域65d4に球を通過させず、さらに、すべての確変領域が無効に設定される6R目において第5確変領域65d5に球を通過させた場合、7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、7R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなる。
よって、この場合、第4確変領域65d4が有効に設定される5R目において該第4確変領域65d4を通過させておらず、かつ、7R目に開放される第6確変領域65d6が無効のままとなっているため、7R目に第6確変領域65d6に球を通過させたとしても、有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変T」に当選した場合、すべての確変領域が無効に設定される2R~4Rの3のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、5R目において第4確変領域65d4に球を通過させるか、5R目に第4確変領域65d4に球を通過させず、すべての確変領域が無効に設定される2R~4R及び6Rの4のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、7R目において第6確変領域65d6に球を通過させるか、のいずれかよって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
次いで、第2特別図柄の大当たり種別「確変U」では、6R目において第5確変領域65d5が、7R目において第6確変領域65d6が、それぞれ有効に設定されており、その他のラウンド(即ち、1R~5R及び8R~10Rの各ラウンド)ではすべての確変領域が無効に設定されている。
ここで、上述したように、大当たり種別「確変U」に当選した場合、いずれかの確変領域が開放されるのは2R以降となっているため(図445参照)、仮にすべての確変領域が無効に設定される2R~5Rのうちの3のラウンドにおいて各確変領域に球を通過させた場合、6R目及び7R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」となっているため、6R目及び7R目の開始時において確変領域有効フラグ203mがオンされず、6R目に開放される第5確変領域65d5及び7R目に開放される第6確変領域65d6がいずれも無効のままとなる。
よって、この場合、6R目に第5確変領域65d5に、7R目に第6確変領域65d6に、それぞれ球を通過させたとしても、いずれも有効確変領域の通過にはならず、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができない。
従って、大当たり種別「確変U」に当選した場合、すべての確変領域が無効に設定される2R~5Rの4のラウンドにおいて、確変領域を通過させたラウンド数が「2回」以下の状態で、6R目において第5確変領域65d5に球を通過させるか、7R目において第6確変領域65d6に球を通過させることによって、大当たり終了後に「確率変動状態」に移行させることができる。
なお、上記図446及び図447の説明において、大当たり種別毎に有効確変領域を通過し得るパターンについて説明したが、上述したように、遊技者が実際に大当たり遊技を行う場合は、いずれの大当たり種別に当選しているのかを識別することが困難に構成されているため、遊技者はいずれの大当たりラウンドの確変領域が有効に設定されているのかを推測しながら、いずれかの確変領域に球を通過させ、その遊技結果を第3図柄表示装置81において確認するように構成されている。
ここで、図448~図450を参照して、第19実施形態において、大当たり種別「確変A」、「確変B」及び「確変C」に当選時の可変入賞装置65の開閉態様、第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203zの設定態様、第1確変領域スイッチ65g1~第6確変領域スイッチ65g6における球の検出態様、及び、第1確変領域スイッチ65g1~第6確変領域スイッチ65g6への球の検出に基づく確変移行フラグ203k(図444参照)の設定態様等を説明する。
図448は、第19実施形態において大当たり種別「確変A」に当選した場合の各ラウンドにおける大入賞口ソレノイド65b及び第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6の作動タイミング、大入賞口スイッチ65c及び第1確変領域スイッチ65g1~第6確変領域スイッチ65g6における球の検知タイミング、確変領域通過回数カウンタ203oの値の加算タイミング、大入賞口開閉板65aが閉鎖されている期間(以下、「インターバル」と称する)、第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203z及び確変移行フラグ203kの設定タイミングとの関係を模式的に示したタイミングチャートである。
また、図449は、第19実施形態において大当たり種別「確変B」に当選した場合の各ラウンドにおける大入賞口ソレノイド65b及び第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6の作動タイミング、大入賞口スイッチ65c及び第1確変領域スイッチ65g1~第6確変領域スイッチ65g6における球の検知タイミング、確変領域通過回数カウンタ203oの値の加算タイミング、大入賞口開閉板65aが閉鎖されている期間(以下、「インターバル」と称する)、第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203z及び確変移行フラグ203kの設定タイミングとの関係を模式的に示したタイミングチャートである。
さらに、図450は、第19実施形態において大当たり種別「確変C」に当選した場合の各ラウンドにおける大入賞口ソレノイド65b及び第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6の作動タイミング、大入賞口スイッチ65c及び第1確変領域スイッチ65g1~第6確変領域スイッチ65g6における球の検知タイミング、確変領域通過回数カウンタ203oの値の加算タイミング、大入賞口開閉板65aが閉鎖されている期間(以下、「インターバル」と称する)、第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203z及び確変移行フラグ203kの設定タイミングとの関係を模式的に示したタイミングチャートである。
図448で示すように、第19実施形態の大当たり種別「確変A」では、計10ラウンドの大当たり遊技が実行され、各ラウンドの開始時に大入賞口ソレノイド65bがオンされて、大入賞口開閉板65aが開放される。そして、各ラウンドにおいて、所定条件(第19実施形態では、開放から最大で「30秒」経過、又は、大入賞口スイッチ65cによって球を10個検出、のいずれか一方の事象)が成立した場合に、大入賞口ソレノイド65bがオフされて大入賞口開閉板65aが閉鎖され、1のラウンドが終了する。そして、1の大当たり遊技において10ラウンドにおける開閉動作が繰り返され、1の大当たり遊技が終了する。また、確変領域通過回数カウンタ203oは、大当たりに当選したタイミングで「0」クリアされる。
さらに、大当たり種別「確変A」では、4R~9Rの各ラウンドの一定期間(第19実施形態では、各ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放から10秒)において、ラウンド毎に設定された確変領域ソレノイド(第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6)がオンされる。
具体的には、4R目に第1確変領域ソレノイド65f1がオンされて、該第1確変領域ソレノイド65f1の下流側に設けられた第1確変領域スイッチ65g1によって球が検出可能な状態となる。そして、4R目において可変入賞装置65内に流入した球が、第1確変領域スイッチ65g1によって検出された場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算される(各ラウンドの1回目の検出時のみ加算)。
同様に、5R目~9R目に第2確変領域ソレノイド65f2~第6確変領域ソレノイド65f6がそれぞれオンされて、各確変領域ソレノイドの下流側に設けられた確変領域スイッチ(第2確変領域スイッチ65g2~第6確変領域スイッチ65g6)によって球が検出可能な状態となる。そして、5R目~9R目において可変入賞装置65内に流入した球が、第2確変領域スイッチ65g2~第6確変領域スイッチ65g6によって検出された場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算される(各ラウンドの1回目の検出時のみ加算)。
また、第19実施形態のパチンコ機10では、各確変領域ソレノイド(第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6)がオンされる期間が、各ラウンドにおける大入賞口開閉板65aの開放から10秒間となっているため、仮に遊技者が当該ラウンドの確変領域へ球を入賞させたくない場合であっても、当該ラウンドの確変領域が開放されている10秒間は球の発射を中断しておき、該確変領域が閉鎖されてから右打ち遊技を再開することで、当該ラウンドの賞球を獲得することができる。
さらに、第19実施形態のパチンコ機10では、各ラウンドの開始時に当該ラウンドの確変領域有効フラグ(第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203z)をオンするか否かの処理が行われる(図446及び図447参照)。図448の例では、大当たり種別「確変A」に当選しているため、4R目に第1確変領域有効フラグ203uがオンされ得る対象となる。
この場合、4R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「0」となっており、「2」に達していないため、第1確変領域有効フラグ203uがオンされる。そして、4R目において可変入賞装置65内に流入した球が、第1確変領域ソレノイド65f1がオンされている間に第1確変領域スイッチ65g1によって検出された場合、即ち、第1確変領域有効フラグ203uがオンされている状態で第1確変領域スイッチ65g1によって球が検出された場合に、確変移行フラグ203k(図444参照)がオンされる。第19実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「確変A」の大当たり終了時に確変移行フラグ203kがオンに設定されていることにより、特別図柄の高確率状態が発生するように構成されている。
次いで、図449で示すように、大当たり種別「確変B」では、計10ラウンドの大当たり遊技が実行され、各ラウンドの開始時に大入賞口ソレノイド65bがオンされて、大入賞口開閉板65aが開放される。そして、各ラウンドにおいて、所定条件(第19実施形態では、開放から最大で「30秒」経過、又は、大入賞口スイッチ65cによって球を10個検出、のいずれか一方の事象)が成立した場合に、大入賞口ソレノイド65bがオフされて大入賞口開閉板65aが閉鎖され、1のラウンドが終了する。そして、1の大当たり遊技において10ラウンドにおける開閉動作が繰り返され、1の大当たり遊技が終了する。また、確変領域通過回数カウンタ203oは、大当たりに当選したタイミングで「0」クリアされる。
さらに、大当たり種別「確変B」では、4R~9Rの各ラウンドの一定期間(第19実施形態では、各ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放から10秒)において、ラウンド毎に設定された確変領域ソレノイド(第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6)がオンされる。
具体的には、4R目に第1確変領域ソレノイド65f1がオンされて、該第1確変領域ソレノイド65f1の下流側に設けられた第1確変領域スイッチ65g1によって球が検出可能な状態となる。そして、4R目において可変入賞装置65内に流入した球が、第1確変領域スイッチ65g1によって検出された場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算される(各ラウンドの1回目の検出時のみ加算)。
同様に、5R目~9R目に第2確変領域ソレノイド65f2~第6確変領域ソレノイド65f6がそれぞれオンされて、各確変領域ソレノイドの下流側に設けられた確変領域スイッチ(第2確変領域スイッチ65g2~第6確変領域スイッチ65g6)によって球が検出可能な状態となる。そして、5R目~9R目において可変入賞装置65内に流入した球が、第2確変領域スイッチ65g2~第6確変領域スイッチ65g6によって検出された場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算される(各ラウンドの1回目の検出時のみ加算)。
また、第19実施形態のパチンコ機10では、各確変領域ソレノイド(第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6)がオンされる期間が、各ラウンドにおける大入賞口開閉板65aの開放から10秒間となっているため、仮に遊技者が当該ラウンドの確変領域へ球を入賞させたくない場合であっても、当該ラウンドの確変領域が開放されている10秒間は球の発射を中断しておき、該確変領域が閉鎖されてから右打ち遊技を再開することで、当該ラウンドの賞球を獲得することができる。
さらに、第19実施形態のパチンコ機10では、各ラウンドの開始時に当該ラウンドの確変領域有効フラグ(第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203z)をオンするか否かの処理が行われる(図446及び図447参照)。図449の例では、大当たり種別「確変B」に当選しているため、5R目に第2確変領域有効フラグ203vがオンされ得る対象となる。
よって、4R目においては、すべての確変領域有効フラグがオフされたままとなっている。この状態で可変入賞装置65内に流入した球が、第1確変領域ソレノイド65f1がオンされている間に第1確変領域スイッチ65g1によって検出された場合、即ち、第1確変領域有効フラグ203uがオフされている状態で第1確変領域スイッチ65g1によって球が検出された場合は、確変移行フラグ203k(図444参照)はオンされず、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算され、「1」となる。
そして、5R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「1」となっており、「2」に達していないため、第2確変領域有効フラグ203vがオンされる。そして、5R目において可変入賞装置65内に流入した球が、第2確変領域ソレノイド65f2がオンされている間に第2確変領域スイッチ65g2によって検出された場合、即ち、第2確変領域有効フラグ203vがオンされている状態で第2確変領域スイッチ65g2によって球が検出された場合に、確変移行フラグ203k(図444参照)がオンされる。第19実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「確変B」の大当たり終了時に確変移行フラグ203kがオンに設定されていることにより、特別図柄の高確率状態が発生するように構成されている。
次いで、図450で示すように、大当たり種別「確変C」では、計10ラウンドの大当たり遊技が実行され、各ラウンドの開始時に大入賞口ソレノイド65bがオンされて、大入賞口開閉板65aが開放される。そして、各ラウンドにおいて、所定条件(第19実施形態では、開放から最大で「30秒」経過、又は、大入賞口スイッチ65cによって球を10個検出、のいずれか一方の事象)が成立した場合に、大入賞口ソレノイド65bがオフされて大入賞口開閉板65aが閉鎖され、1のラウンドが終了する。そして、1の大当たり遊技において10ラウンドにおける開閉動作が繰り返され、1の大当たり遊技が終了する。また、確変領域通過回数カウンタ203oは、大当たりに当選したタイミングで「0」クリアされる。
さらに、大当たり種別「確変C」では、4R~9Rの各ラウンドの一定期間(第19実施形態では、各ラウンドの大入賞口開閉板65aの開放から10秒)において、ラウンド毎に設定された確変領域ソレノイド(第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6)がオンされる。
具体的には、4R目に第1確変領域ソレノイド65f1がオンされて、該第1確変領域ソレノイド65f1の下流側に設けられた第1確変領域スイッチ65g1によって球が検出可能な状態となる。そして、4R目において可変入賞装置65内に流入した球が、第1確変領域スイッチ65g1によって検出された場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算される(各ラウンドの1回目の検出時のみ加算)。
同様に、5R目~9R目に第2確変領域ソレノイド65f2~第6確変領域ソレノイド65f6がそれぞれオンされて、各確変領域ソレノイドの下流側に設けられた確変領域スイッチ(第2確変領域スイッチ65g2~第6確変領域スイッチ65g6)によって球が検出可能な状態となる。そして、5R目~9R目において可変入賞装置65内に流入した球が、第2確変領域スイッチ65g2~第6確変領域スイッチ65g6によって検出された場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算される(各ラウンドの1回目の検出時のみ加算)。
また、第19実施形態のパチンコ機10では、各確変領域ソレノイド(第1確変領域ソレノイド65f1~第6確変領域ソレノイド65f6)がオンされる期間が、各ラウンドにおける大入賞口開閉板65aの開放から10秒間となっているため、仮に遊技者が当該ラウンドの確変領域へ球を入賞させたくない場合であっても、当該ラウンドの確変領域が開放されている10秒間は球の発射を中断しておき、該確変領域が閉鎖されてから右打ち遊技を再開することで、当該ラウンドの賞球を獲得することができる。
さらに、第19実施形態のパチンコ機10では、各ラウンドの開始時に当該ラウンドの確変領域有効フラグ(第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203z)をオンするか否かの処理が行われる(図446及び図447参照)。図450の例では、大当たり種別「確変C」に当選しているため、6R目に第3確変領域有効フラグ203wがオンされ得る対象となる。
よって、4R目においては、すべての確変領域有効フラグがオフされたままとなっている。この状態で可変入賞装置65内に流入した球が、第1確変領域ソレノイド65f1がオンされている間に第1確変領域スイッチ65g1によって検出された場合、即ち、第1確変領域有効フラグ203uがオフされている状態で第1確変領域スイッチ65g1によって球が検出された場合は、確変移行フラグ203k(図444参照)はオンされず、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算され、「1」となる。
さらに、5R目においてもすべての確変領域有効フラグがオフされたままとなっている。この状態で可変入賞装置65内に流入した球が、第2確変領域ソレノイド65f2がオンされている間に第2確変領域スイッチ65g2によって検出された場合、即ち、第2確変領域有効フラグ203vがオフされている状態で第2確変領域スイッチ65g2によって球が検出された場合は、確変移行フラグ203k(図444参照)はオンされず、確変領域通過回数カウンタ203oの値に1加算され、「2」となる。
そして、6R目の開始時における確変領域通過回数カウンタ203oの値は「2」に達しているため、確変領域有効フラグ203mはオンされずオフの状態のままとなる。また、6R目において可変入賞装置65内に流入した球が、第3確変領域ソレノイド65f3がオンされている間に第3確変領域スイッチ65g3によって検出された場合、即ち、第3確変領域有効フラグ203wがオフされている状態で第3確変領域スイッチ65g3によって球が検出された場合は、確変移行フラグ203k(図444参照)はオンされない。
その後も確変移行フラグ203kはオフの状態のまま大当たりが終了するため、「確率変動状態」には移行せず、「普図高確時間短縮状態」に移行する。
次に、図451及び図452を参照して、第19実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。第19実施形態における各制御処理と、第18実施形態における各制御処理との異なる点は、主に、各大当たりラウンド毎に開放される確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)及び有効に設定される確変領域(第1確変領域65d1~第6確変領域65d6)が異なる点である。
まず、図451を参照して、第19実施形態において主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり開閉制御処理(S612)の一処理である確変領域制御処理(S6054)について説明する。図451は、第19実施形態の確変領域制御処理(S6054)を示したフローチャートである。第19実施形態の確変領域制御処理(S6054)と、第18実施形態の確変領域制御処理(S6054)との異なる点は、主に、各大当たりラウンド毎に有効に設定される確変領域が異なる点である。
第19実施形態の確変領域制御処理(S6054)では、S6103の処理において、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」より小さい値の場合(S6103:Yes)、又は、S6104の処理において、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」より小さい値の場合(S6104:Yes)、当該ラウンドの確変領域有効フラグ(第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203zのいずれか)をオンに設定し(S6151)、この確変領域制御処理(S6054)を終了し、大当たり開閉制御処理(図395参照)に戻る。
より詳細には、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合、当該ラウンドが4ラウンド目であれば第1確変領域有効フラグ203uを、当該ラウンドが5ラウンド目であれば第2確変領域有効フラグ203vを、当該ラウンドが6ラウンド目であれば第3確変領域有効フラグ203wを、当該ラウンドが7ラウンド目であれば第4確変領域有効フラグ203xを、当該ラウンドが8ラウンド目であれば第5確変領域有効フラグ203yを、当該ラウンドが9ラウンド目であれば第6確変領域有効フラグ203zを、それぞれオンに設定する。
また、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合、当該ラウンドが2ラウンド目であれば第1確変領域有効フラグ203uを、当該ラウンドが3ラウンド目であれば第2確変領域有効フラグ203vを、当該ラウンドが4ラウンド目であれば第3確変領域有効フラグ203wを、当該ラウンドが5ラウンド目であれば第4確変領域有効フラグ203xを、当該ラウンドが6ラウンド目であれば第5確変領域有効フラグ203yを、当該ラウンドが7ラウンド目であれば第6確変領域有効フラグ203zを、それぞれオンに設定する。
次に、図452を参照して、第19実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり開閉制御処理(S612)の一処理である大入賞口開放中処理(S6007)について説明する。図452は、第19実施形態の大入賞口開放中処理(S6007)を示したフローチャートである。第19実施形態の大入賞口開放中処理(S6007)と、第18実施形態の大入賞口開放中処理(S6007)との異なる点は、主に、各大当たりラウンド毎に有効に設定されている確変領域が異なる点である。
第19実施形態の大入賞口開放中処理(S6007)では、S6210の処理を終えると、次いで、当該ラウンドの確変領域有効フラグ(第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203zのいずれか)をオフに設定し(S6251)、処理をS6212に移行する。
また、S6219の処理を終えると、次いで、当該ラウンドの確変領域有効フラグ(第1確変領域有効フラグ203u~第6確変領域有効フラグ203zのいずれか)をオフに設定し(S6252)、処理をS6221に移行する。
より詳細には、第1特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合、当該ラウンドが4ラウンド目であれば第1確変領域有効フラグ203uを、当該ラウンドが5ラウンド目であれば第2確変領域有効フラグ203vを、当該ラウンドが6ラウンド目であれば第3確変領域有効フラグ203wを、当該ラウンドが7ラウンド目であれば第4確変領域有効フラグ203xを、当該ラウンドが8ラウンド目であれば第5確変領域有効フラグ203yを、当該ラウンドが9ラウンド目であれば第6確変領域有効フラグ203zを、それぞれオフに設定する。
また、第2特別図柄の動的表示に基づく大当たりに当選した場合、当該ラウンドが2ラウンド目であれば第1確変領域有効フラグ203uを、当該ラウンドが3ラウンド目であれば第2確変領域有効フラグ203vを、当該ラウンドが4ラウンド目であれば第3確変領域有効フラグ203wを、当該ラウンドが5ラウンド目であれば第4確変領域有効フラグ203xを、当該ラウンドが6ラウンド目であれば第5確変領域有効フラグ203yを、当該ラウンドが7ラウンド目であれば第6確変領域有効フラグ203zを、それぞれオフに設定する。
以上、説明したように、第19実施形態のパチンコ機10では、当選した大当たり種別によって、各ラウンド毎に開放される確変領域及び有効に設定される確変領域が異なるように構成されている。このように構成することで、大当たりラウンド毎に開放される確変領域が異なることになり、各大当たりラウンドと、該当大当たりラウンドで開放される確変領域とを1対1の関係にすることができ、遊技者に分かり易い構成とすることができる。
その他、第19実施形態におけるパチンコ機10は、第18実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部または複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部または複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、右打ち遊技において発射された球が入賞し得る入賞口として第2始動口71及び可変入賞装置65を第3図柄表示装置81の正面視右側に配置している。これに対し、右打ち遊技において発射された球が入賞し得る入賞口として、第3図柄表示装置81の正面視右側に一般入賞口63を配置し、右打ち遊技で遊技が行われる遊技状態において該一般入賞口63に球が一定程度(例えば、100発中10個)入賞し得るように構成し、右打ち遊技において第2始動口71又は可変入賞装置65以外にも遊技者に賞球を払い出し得るように構成する。このように構成することで、右打ち遊技時に遊技者の持ち球の消費を抑えつつ遊技を行わせることができる。
<変形例2>
上記実施形態では、大当たり遊技中に有効確変領域を通過して「確率変動状態」に移行する場合に、次回の大当たりまで該「確率変動状態」を維持する所謂ループタイプの遊技仕様で構成されている。これに対し、特別図柄の動的表示の実行回数(所謂、STタイプ)によって「確率変動状態」が終了するように構成したり、特別図柄の動的表示において大当たり以外の所定の抽選結果が導出された場合に「確率変動状態」が終了(所謂、転落機能)するパチンコ機(所謂、転落タイプ)を用いてもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例3>
上記実施形態では、大当たり遊技中に有効確変領域を通過することで、大当たり終了後に「確変機能」が付与され特別図柄の高確率状態が発生するように構成されている。これに対し、所定の「確変機能」の付与回数ごとに、「確変機能」が発生しない大当たり種別が選定される所謂確変リミッタ機能を設けるように構成してもよい。また、所定の大当たり回数ごとに、普通図柄の高確率状態が発生しない大当たり種別が選定される所謂時短リミッタ機能を設けるように構成してもよい。さらに、確変リミッタ機能を設けた場合に、複数の確変リミット回数を設けるように構成してもよいし、時短リミッタ機能を設けた場合に、複数の時短リミット回数を設けるように構成してもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例4>
上記実施形態では、普通電役72及び可変入賞装置65は、普通図柄又は特別図柄への当選に基づいて開放され得るように構成されている。これに対し、球が通過することによって他の入賞口を閉塞している可動役物(所謂、非電動役物)を開放させる通過口を搭載したパチンコ機を用いてもよい。
<変形例5>
上記実施形態では、大当たり遊技中に有効確変領域を非通過であった場合に、該大当たり終了後に「時短機能」が付与される遊技状態が発生するように構成されている。これに対し、特別図柄の動的表示において大当たり(小当たり)以外の所定図柄(例えば、時短図柄)が導出された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される状態に遷移するように構成してもよい。このように構成することで、「時短機能」が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例6>
上記実施形態では、特別図柄の低確率状態における第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の合計実行回数が、大当たりに当選せずに所定回数(例えば、900回)実行された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される(所謂、天井機能)ように構成されている。これに対し、第1特別図柄の動的表示の積算実行回数と第2特別図柄の動的表示の積算実行回数とでそれぞれ個別に上記所定回数を計数してもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ上記所定回数が異なるように構成してもよい。
<変形例7>
上記実施形態では、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図2優先変動)するように構成している。これに対し、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを同時並行的に実行可能に構成(所謂、特図12同時変動)し、各動的表示の制御を行ってもよいし、第1特別図柄の動的表示を第2特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図1優先変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよいし、入賞した順に動的表示を実行(所謂、入賞順変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよい。
<変形例8>
上記実施形態では、「時短機能」の終了条件として、特別図柄の動的表示の所定実行回数や、大当たりへの当選に基づいて終了するように構成している。これに対し、小当たり遊技への当選や、大当たりと異なる時短終了図柄の導出に基づいて「時短機能」が終了するように構成してもよい。このように構成することで、入賞補助状態の終了条件を多様化して、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。また、「時短機能」の有効時に、特別図柄の保留球数が所定数(例えば、保留満タン(即ち、4個)や、保留満タンに対して一定数の保留貯留(例えば、2個))貯留されたことを契機として、「時短機能」を終了するように構成してもよいし、普通電役の作動回数が一定の回数に到達した場合に「時短機能」を終了するように構成してもよい。
<変形例9>
上記実施形態では、普通図柄の低確率状態において70/100で当たりに当選し、普通電役72が可動し得るように構成している。これに対し、普通図柄の低確率状態においては当たりに当選せず、普通図柄の高確率状態でのみ当たりに当選(例えば、100%当選)するように構成してもよい。このように構成することで、普通図柄の低確率状態で普通電役72が可動して第2始動口71に球が入賞することを確実に防止することができる。その結果、遊技仕様通りの遊技性を確実に実現することが可能となる。
<変形例10>
上記実施形態では、大当たり遊技において、1の可変入賞装置65を開放するように構成している。これに対し、大当たり遊技において開放し得る入賞口を複数設け、大当たり種別又は小当たり種別に応じて、該複数の入賞口を開放するように構成してもよい。
<変形例11>
上記実施形態では、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じてそれぞれ1種類ずつ設けている。これに対し、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じて、複数種類の可変表示時間の中から抽選で選定するように構成してもよい。具体的には、「通常遊技状態」において、普通図柄の可変表示時間を、「1秒」、「3秒」、「5秒」、「10秒」又は「30秒」の中から抽選により決定する。このように構成することで、右打ち遊技が奨励されていない「通常遊技状態」において、右打ち遊技してスルーゲート67に球を通過させて普通図柄の可変表示を行い、その導出タイミングに応じて開放され得る普通電役72に向けて球を発射しても、第2始動口71の開放タイミングが複数になることで、第2始動口71への入賞を抑制することができる。
<変形例12>
上記実施形態では、第1特別図柄の抽選において大当たり又はハズレの中から当選役を選定するとともに、第2特別図柄の抽選においても大当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成している。これに対し、第1特別図柄の抽選のみにおいて小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、第2特別図柄の抽選においてのみ小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選において小当たりを設けず、大当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選においても小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよい。
<変形例13>
上記実施形態では、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行回数に応じて遊技状態を変更(例えば、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」)に移行するように構成している。これに対し、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示以外の所定演出(例えば、「リーチ表示」や特定役当選に基づく特定演出等)の実行回数に応じて遊技状態を変更可能に構成してもよい。
<変形例14>
上記実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ保留球数を計数し、それぞれの保留球数ごとに各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成している。これに対し、第1特別図柄と第2特別図柄との合計保留球数に応じて各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成してもよい。
<変形例15>
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、10の大当たりラウンドのうち、いずれか1の大当たりラウンドにおいて確変領域65dが有効に設定され、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、10の大当たりラウンドのうち、いずれか2の大当たりラウンドにおいて確変領域65dが有効に設定されように構成している。これに対し、当選した大当たり種別によって、確変領域65dが有効に設定されるラウンド数が異なるように構成してもよい。例えば、第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「確変A」に当選した場合、10の大当たりラウンドのうち、いずれか1の大当たりラウンドにおいて確変領域65dが有効に設定され、第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「確変B」に当選した場合、10の大当たりラウンドのうち、いずれか2の大当たりラウンドにおいて確変領域65dが有効に設定され、第1特別図柄の動的表示で大当たり種別「確変C」に当選した場合、10の大当たりラウンドのうち、いずれか3の大当たりラウンドにおいて確変領域65dが有効に設定されるように構成してもよいし、その他、大当たり種別によって設定された最大ラウンド数以下であれば、確変領域65dが有効に設定されるラウンド数はいくつにしてもよい。このように構成することで、当選した大当たり種別によって、確変領域65dが有効に設定されるラウンド数が異なり、確変領域65dの有効パターンのバリエーションを豊富にして、遊技の興趣を向上することができる。
<変形例16>
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」以上の場合、確変領域有効フラグ203mをオンしないように設定され、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」以上の場合、確変領域有効フラグ203mをオンしないように構成している。これに対し、当選した大当たり種別によって、確変領域有効フラグ203mをオンしないこととなる確変領域通過回数カウンタ203oの値が異なるように構成してもよい。例えば、大当たり種別「確変A」に当選した場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「1」以上の場合、確変領域有効フラグ203mをオンしないように設定され、大当たり種別「確変B」に当選した場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」以上の場合、確変領域有効フラグ203mをオンしないように設定され、大当たり種別「確変C」に当選した場合、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「3」以上の場合、確変領域有効フラグ203mをオンしないように構成してもよい。このように構成することで、当選した大当たり種別によって、大当たり遊技中に確変領域65dに球を通過させられるラウンド数が異なり、大当たり種別毎に「確率変動状態」に移行する確率が異なるように構成することができ、大当たり種別のバリエーションを豊富にして、遊技の興趣を向上することができる。
<変形例17>
上記実施形態では、すべての大当たり種別の最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりとなるように構成している。これに対し、大当たり種別毎に最大ラウンド数が異なるように構成してもよい。例えば、大当たり種別「確変A」に当選した場合、最大ラウンド数が4ラウンドの大当たりとし、大当たり種別「確変B」に当選した場合、最大ラウンド数が7ラウンドの大当たりとし、大当たり種別「確変C」に当選した場合、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりとなるように構成してもよい。このように構成することで、確変領域開放テーブル202g及び確変領域有効テーブル202hの設定と合わせて、大当たり種別毎に最大ラウンド数と、確変領域65dが開放されるラウンド数と、確変領域65dが有効に設定されるラウンド数と、のそれぞれの割合が異なり、大当たり種別毎に「確率変動状態」に移行する確率が異なるように構成することができ、大当たり種別のバリエーションを豊富にして、遊技の興趣を向上することができる。
<変形例18>
上記実施形態では、すべての大当たり種別において、大入賞口開閉板65aの開放パターンが同一となるように構成している。これに対し、大当たり種別毎に、大入賞口開閉板65aの開放パターンが異なるように構成してもよい。例えば、1の大当たりラウンドにおいて、大入賞口開閉板65aが複数回の開閉動作を行うように構成してもよい。このように構成することで、現在実行されているラウンド数を把握し難くすることができ、遊技のバリエーションを豊富にして、遊技の興趣を向上することができる。
<変形例19>
上記実施形態では、確変領域65dが開放される大当たりラウンドである場合、大入賞口開閉板65aの開放と同時に該確変領域65dが開放されるように構成している。これに対し、確変領域65dが開放される大当たりラウンドである場合、可変入賞装置65への球の入賞個数が一定に達した場合に確変領域65dが開放されるように構成してもよい。
<変形例20>
上記実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とを使用して、「確率変動状態」が発生し得るパチンコ機10で構成している。これに対し、第1特別図柄および第2特別図柄に大当たり以外に小当たりに当選し得るように構成し、該小当たり遊技への当選に基づいて開放される小当たり用可変入賞装置を設ける。そして、小当たり用可変入賞装置内に球が通過することに起因して大当たり及び「時短機能」が付与される時短領域(所謂、V領域)を備えたパチンコ機(所謂、1種2種混合機)を用い、「時短機能」の付与回数に応じて、該「時短機能」が付与されるか否かを異ならせるように構成する。このように構成することで、「時短機能」が付与される遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。この場合に、可変入球手段としては、特図大当たりに対応する大入賞口と特図小当たりに対応する小入賞口とが対応し、特定領域としては、小入賞口内に設けられたV入賞口が対応し、振分手段としては、V入賞口を開閉する所謂V弁装置が対応し、特定利益状態としては、「時間短縮状態」が対応するように構成してもよい。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示において、小当り遊技に当選することとなる大当たり乱数の値が設定されていない。これに代えて、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は/及び、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、複数種類設けるように構成してもよい。さらに、小当たり種別に応じて「時短機能」を終了するか否かを異ならせるように構成してもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、遊技状態ごとに奨励される特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて実行し、奨励されていない特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmで実行しないように構成している。これに代えて、奨励されていない特別図柄の変動演出を、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて所定態様で実行するように構成してもよい。具体的には、例えば、奨励されている特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで目立つように(中央部分、大部分、奨励されていない特別図柄の変動演出より大きい領域、図柄表示態様を濃く実行等)実行する一方、奨励されていない特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで、奨励されている特別図柄の変動演出より目立たないように(隅部、小部分、奨励されている特別図柄の変動演出より小さい領域、図柄表示態様を薄く等)実行するように構成する。このように構成することで、第3図柄表示装置81によって複数の特別図柄の変動演出の実行態様を把握することが可能となる。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第1特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成するとともに、第2特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第2特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成している。換言すると、第1特別図柄の動的表示の保留球数は第1特別図柄の動的表示にのみ影響し、第2特別図柄の動的表示の保留球数は第2特別図柄の動的表示にのみ影響するように構成している。これに代えて、一方の特別図柄の動的表示の保留球数が、他方の特別図柄の動的表示の変動時間に影響するように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の動的表示の変動時間を、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数との合計保留球数に応じて変化するように構成する。このように構成することで、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数とが混在する状態において、特異な変動時間を選択し得るように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、確率設定値を「1」~「3」の3段階で変更可能として、大当たり確率及び/又は第2図柄の当たり確率を変更可能としたが、確率設定値が変更可能な段階は3段階に限らず、任意の段階に変更可能としてもよい。
上記実施形態では、確率設定値を変更することにより、大当たり確率を変更する場合について説明したが、普通図柄の当たり確率や、小当たりの当選確率を変更するようにしてもよい。
また、立ち上げ処理の中で確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合に、「1」~「3」の範囲の中から特定の確率設定値(例えば「1」)を確率設定値として強制的に設定するようにしてもよい。なお、遊技途中で(例えば、タイマ割込処理の中で)確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合は、確率設定値を強制的に特定の確率設定値に設定しないほうがよい。これは、遊技途中で大当たり確率が突然変更さえることにより、遊技者が何らかの不利益を被ることを抑制するためである。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含める場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を除いてもよい。この場合、RAM判定値が正常か否かの判定を行う前に、確率設定値が正常の範囲にあるか否かを判定し、正常の範囲内になければ、強制的に設定変更処理を実行してホール関係者等に確率設定値の変更を行わせたり、ホール関係者等にパチンコ機10を設定変更モードで再立ち上げさせるように促したり、確率設定値として正常範囲内の特定の確率設定値を強制的に設定してもよい。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含めない場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を含めてもよい。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、又は、設定変更スイッチをオンすることによって、確率設定値を更新する場合について説明したが、これを設定キー501にて行えるようにしてもよい。具体的には、設定キー501を、オン状態から更にオフ側とは反対方向に設けた設定変更位置まで回動可能にし、設定変更位置まで設定キー501が回されると、自動でオン状態に設定キー501が戻るように付勢して構成する。そして、設定キー501をオン状態から設定変更位置まで回動させる度に、確率設定値が更新されるようにする。これによっても、確率設定値の変更を容易に行うことができる。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、設定キー501をオフ状態にすることによって、又は、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、確率設定値を確定する場合について説明したが、これを別に設けたスイッチ、例えば、設定確定スイッチが操作されることで行えるようにしてもよい。この設定確定スイッチは、例えば、「設定変更モード」中に操作されることにより、確率設定値を確定するためのスイッチであり、基板ボックス100に設けられた孔から主基板より突出して設けられ、基板ボックス100を開封しなくても、ホール関係者等によって操作可能にしてもよい。これによっても、確率設定値の確定を容易に行うことができる。
上記実施形態では、パチンコ機10の電源オン時に「設定変更モード」又は「設定確認モード」で立ち上げる場合に、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定していた。これに対し、少なくとも内枠12の開放を必須条件とし、その他、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定するように構成してもよい。また、内枠12の開放を設定変更又は設定確認の条件とするか否かをホールが選択可能に設定できるように構成してもよい。
上記各実施形態では、RAM消去スイッチ503を主制御装置110に搭載していた。これに対し、RAM消去スイッチ503を電源装置115や払出制御装置111に搭載するように構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501により、大当たり確率等を変更可能に構成していた。これに対し、設定キー501により、1の入賞口に入賞した場合に払い出される賞球数(例えば、3個→5個への変更)や、入賞口への入賞を補助する可動役物の駆動時間(3秒→5秒への変更)や駆動幅(例えば、20mm→30mmへの変更)、或いは、球の流下態様に影響を与える部材(例えば、球が転動可能なステージやクルーン)の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)、パチンコ機10自体の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)等、遊技者に対する有利度合いに関する設定を複数段階に変更可能に構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501の鍵孔をパチンコ機10の裏面側に向くように構成していた。これに対し、設定キー501の鍵孔の向きを、パチンコ機10の横方向(左方向又は右方向)や、パチンコ機10の斜め方向、或いは、パチンコ機10の前面側を向くように構成してもよい。
上記実施形態において、大当たり乱数値同士、小当たり乱数値同士、及び、ハズレ乱数値同士を連続的な値とし、大当たりか否かや、小当たりか否かを範囲判定(例えば、「0」以上「49」以下か否か)可能に構成し、主制御装置110の制御負担を軽減するように構成していた。これに対し、遊技価値を付与する各乱数値(即ち、大当たり乱数値および小当たり乱数値)を連続的な配置ではなく、分散(散逸)して配置するように構成してもよい。具体的には、例えば、「0~999」で更新される大当たり乱数カウンタC1の場合に、大当たり乱数値として「7,341,555,777,831」とし、小当たり乱数値として「77,175,223,315,415,526,634,717,845」としてもよい。
ここで、パチンコ機10の状況にかかわらず大当たり乱数値となる値(例えば、低確率状態および高確率状態において、「0~50」であれば大当たり)が連続的に存在していた場合、その値が外部から予測され得る可能性があり、不正に大当たりを引き当てられる可能性が高くなるおそれがある。よって、上記変形例のように構成することで、遊技価値を付与する各乱数値を外部から予測困難にし、不正に対する抑制効果を高め、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
また、上述した変形例において、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている低確率状態用の大当たり乱数値と、高確率状態用の大当たり乱数値とで、重複した値とならないように、それぞれ大当たり乱数値を設定してもよい。このように構成することで、状況に応じて(即ち、パチンコ機10が高確率状態か低確率状態か、に応じて)、大当たりとなる乱数の値を変えることで、大当たりとなる乱数の値が予測され難くすることができるので、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、タイマ割込処理等のソフトウェアの処理で大当たり乱数カウンタC1や大当たり種別カウンタC2等を更新するように構成していた(所謂、ソフト乱数)。これに対し、更新周期が上記ソフト乱数より速い乱数生成ICによって大当たり乱数カウンタC1等を更新するように構成してもよい(所謂、ハード乱数)。このように構成することで、外部から更新中の乱数値の把握を困難にし、セキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、設定値が増加するごとに均等に大当たり乱数値が増加するように構成していた。これに対し、設定値が増加するごとに不均等又は所定割合で大当たり乱数値(又は小当たり乱数値)を増加するように構成してもよい。具体的には、例えば、設定値「1」から「2」までは、大当たり乱数値を「2」ずつ増加させる一方、設定値「2」から「3」では、大当たり乱数値を「5」ずつ増加させる。このように構成することで、設定差によって付与され得る遊技価値が大きく変化し、設定差による抑揚(メリハリ)のある遊技を提供可能に構成し、遊技の興趣を向上することができる。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数カウンタC1の値における対応役を変化するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり種別カウンタC2又は小当たりの内容を決定する小当たり種別カウンタ(図示せず)の値に対応する大当たり種別を変化させ、大当たり種別又は小当たり種別の選択割合が変化することによる設定差が生じるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(即ち、大当たり乱数値)を変更して、その変更分を遊技価値を付与しない乱数値(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成していた。これに対し、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(例えば、大当たり乱数値)を変更した場合に、その変更分を、他の遊技価値を付与する乱数値(例えば、小当たり乱数値)から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定毎に付与され得る遊技価値に差を設け、設定毎に抑揚(メリハリ)のある遊技を提供し、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲(以下、「再大当たり乱数値の範囲」と称する)」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。ここで、「再大当たり乱数値の範囲」として、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分が対応するように構成する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、設定変更によっても変化しない大当たり乱数値と小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、当否判定の制御プログラムにおいて、固定的な乱数値の基本的な当否判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、乱数値の個数が多い順(又は少ない順)に各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、設定変更に伴い増加される「大当たり乱数値の範囲」を、設定変更に伴い減少される乱数値(即ち、「ハズレ乱数値の範囲」)と隣接(隣り合う)ように大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)するように構成してもよい。具体的には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、小当たりの当否判定の制御プログラムにおいて、小当たり乱数値の判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合、特別図柄の大当たり確率が向上(2倍以上アップ)するように構成されていた。これに対し、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合に、特別図柄の小当たり確率を向上するように構成してもよい。また、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合に、特別図柄の大当たり確率の上昇度合いを2倍以上(例えば、10倍)に設定してもよい。さらに、「通常遊技状態」から「確率変動状態」に移行する場合に、大当たり確率と小当たり確率とを共に向上(例えば、大当たり確率を5倍、小当たり確率も5倍)に設定してもよい。
上記実施形態では、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率と、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率とが同等となるように構成されていた。これに対し、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率より高くなるように構成してもよいし、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率より低くなるように構成してもよい。
上記実施形態では、特別図柄の低確率状態および高確率状態とにおいて、いずれの状態でも大当たり確率において設定差が生じるように構成していた。これに対し、いずれか一方の状態(低確率状態又は高確率状態)における大当たり確率の設定差を無くし、他方の状態(高確率状態又は低確率状態)における大当たり確率に設定差を設けるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させて、その大当たり乱数値の増加分をハズレ乱数値から補填するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させ、その大当たり乱数値の増加分を小当たり乱数及びハズレ乱数値から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定変更に基づく大当たり乱数値の個数の変更分を、小当たり乱数値及びハズレ乱数値のそれぞれから補填することが可能となり、大当たり乱数値の変更分を固定的な1の所定乱数値から補填する必要がなくなる。よって、上記所定乱数値の個数を、大当たり乱数値の変更分、1の所定乱数値から確保する必要性がなくなるので、遊技仕様の設計時における制約がなくなり、遊技仕様の設計自由度を高め、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、突出状態と没入状態とに変位する普通電役72を用い、普通電役72の没入タイミングと没入時間とを各遊技状態で変更することで本発明の遊技性を実現するように構成されている。これに対し、回動式の羽根部材を用い、羽根部材の作動タイミングと作動時間とを各遊技状態で変更することで、本発明の遊技性を実現するように構成してもよい。具体的には、例えば、第2始動口71の左右両側に羽根部材を配置し、羽根部材が非作動状態(例えば、直立状態)では、球が羽根部材の外側(非転動側)に衝突し、そのまま下流側へ流下するように構成する。一方、羽根部材が回動した作動状態(直立状態から右側へ120度傾倒状態)では、球が羽根部材の内側(転動側)に衝突し、該羽根部材の内側を第2始動口71側に向けて転動するように構成する。このように構成することで、羽根部材の回動態様は、普通電役72の出没による駆動態様より、羽根部材自体が作動する領域が大きく駆動されたか否かを認識し易いため、普通図柄の可変表示で当選したか否かを遊技者に認識し易くすることができる。
特図1用第4図柄表示領域87と特図2用第4図柄表示領域88との表示態様及び表示位置を、主表示領域Dmで変動演出している第1特別図柄又は第2特別図柄に応じて変更するように構成してもよい。具体的には、例えば、主表示領域Dmで実行されている特別図柄に対応して、実行されている方の第4図柄表示領域87,88を上側に位置させたりアラビア数字で表示したり赤色で表示し、実行されていない方の第4図柄表示領域88,87を下側に位置させたり上記アラビア数字と異なる表記(例えば、漢数字やローマ数字)で表示したり赤色とは異なる色(例えば、青色)で表示するように構成する。このように構成することで、実行されている変動演出を識別して表示しつつ、いずれの特別図柄が実行されているかを認識し難く構成し、現在滞在している遊技状態を遊技者に認識し難く構成することで、遊技状態を推測する遊技性が生まれ、遊技の興趣向上を図ることができる。
警報音に関し、左打ち遊技が推奨される遊技状態においてスルーゲート67を球が通過した場合にもれなく出力するのではなく、さらに特定の条件が成立した場合に警報音を出力するように構成してもよい。具体的には、例えば、このように構成することで、意図的に遊技仕様より多くの出玉を得ようとする悪意ある遊技者の行為に対してのみ警報音を出力し、不慣れな遊技者や操作ミスによる善意の右打ち遊技に対しては警報音を出力しないことで、不正遊技を抑制しつつ、遊技者の遊技意欲の低下も抑制して、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり確率において、いずれの遊技状態でも同等程度となるように構成してもよい。具体的には、例えば、特別図柄の大当たり確率が低い「通常遊技状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100にするとともに、特別図柄の大当たり確率が高い「確率変動状態」や「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100や51/100等、「通常遊技状態」等における普通図柄の当たり確率と同一又は同等程度となるように構成する。このように構成することで、普通図柄の当たりに基づく普通電役72の開放に関し、普通図柄の可変表示時間と普通電役72の開放時間とを考慮し、普通図柄の当たり確率を考慮せずに出玉率等を算出することが可能となることで、各遊技状態における遊技仕様の設計を容易化可能となる。
大当たりに当選した大当たり図柄ごとに、該大当たり以降に選択される特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「確率変動状態」を発生させ得る大当たり図柄である1図柄、3図柄、5図柄、7図柄のうち、1図柄で当選した場合には「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的長めの変動時間が選択され易い「両ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、3図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的短い変動時間が選択され易い「特1ロング特2ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。さらに、5図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的短めの変動時間が選択され易い「両ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、7図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的短めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い「特1ショート特2ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。このように構成することで、大当たりした図柄の種類によって、大当たり後の遊技状態において、先に導出され得る特別図柄を異ならせることができ、例えば、いずれの特別図柄が先に停止するか否かによって、遊技状態毎に大当たりが先に現出させる確率を異ならせることができる。よって、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
特別図柄の変動回数に基づいて、該特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「潜伏確率変動状態」において、大当たり終了後1回目~10回目の特別図柄の変動演出に関しては、比較的長めの変動時間が選択され易いように構成し、11回目以降の特別図柄の変動演出に関しては、比較的短めの変動時間が選択され易いように構成する。このように構成することで、遊技にメリハリを設けつつ、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり種別を複数種類設けてもよい。具体的には、例えば、普通電役72が1回開放される1回開放当たりと、出没板72aが3回開放される3回開放当たりと、普通電役72が3回かつ長く開放される3回ロング開放当たりとを設ける。このように構成することで、「確率変動状態」や「普図高確時間短縮状態」において遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、「通常遊技状態」→「普図高確時間短縮状態」→「普図低確時間短縮状態」→「確率変動状態」の順で遊技者にとって有利な遊技状態としていた。これに対し、「通常遊技状態」より遊技者にとって不利な遊技状態として、「普図高確時間短縮状態」や「潜伏確率変動状態」、「確率変動状態」が位置づけられるように遊技仕様を設定してもよい。具体的には、例えば、第1特別図柄の始動口を、普通電役72が付属した第2特別図柄の始動口の上流側に設け、「通常遊技状態」では、普通電役72が作動し難いことによって、第2特別図柄より遊技者にとって有利な第1特別図柄の抽選契機を受け易い一方、「普図高確時間短縮状態」では、普通電役72が作動し易いことによって、第1特別図柄より遊技者にとって不利な第2特別図柄の抽選契機を受け易いように構成する。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
右打ち遊技を示唆する右打ち示唆表示が現出される場合に、第4図柄表示領域87,88の表示位置を変更するように構成してもよい。具体的には、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」等では、副表示領域Dsの右小領域Ds3に第4図柄表示領域87,88を表示する一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」等では、右打ち示唆表示を右小領域Ds3に表示する一方、第4図柄表示領域87,88を左小領域Ds1に表示する。このように構成することで、遊技状態に応じた遊技仕様を遊技者に認識させ易くすることができる。
上記実施形態では、同時に実行され得る複数の特別図柄の動的表示に関し、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行い、非奨励の特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行わないように構成している。これに対し、同時に実行され得る複数の図柄(例えば、特別図柄と普通図柄)の演出に関し、遊技状態、遊技仕様、付与される遊技価値、或いは、実行頻度等によって、実行すべき演出の優先順を予め設け、該優先順に応じた演出を優先的に実行し、優先順が低い演出に関しては、演出規模を小さくしたり、演出自体を実行しない等、優先順位が高い演出に比べて遊技者が認識し難くなるように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第1特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示したり、第2特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第2特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示してもよい。このように構成することで、遊技を行う上で遊技者に認識させたい演出を優先的に実行しつつ、優先順位が低い演出規模を小さく(なくす)ことで、遊技者が煩わしさを感じない演出を実行することができる。
上記実施形態では、主制御装置110から各コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信され、その音声ランプ制御装置113から表示制御装置114に対して表示の指示がなされるよう構成したが、主制御装置110から表示制御装置114に直接コマンドを送信するものとしてもよい。また、表示制御装置に音声ランプ制御装置を接続して、表示制御装置から各音声の出力とランプの点灯を指示するコマンドを音声ランプ制御装置に送信するよう構成してもよい。さらに、音声ランプ制御装置と表示制御装置とを1の制御装置として構成するものとしてもよい。これらを1つの制御装置とすることで、部品点数が削減でき、パチンコ機のコスト増加を抑制することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113にて実行されるコマンド判定処理(S1111)において、いずれかの停止種別コマンドを受信すれば必ず対応する変動開始フラグ223a,223bをオンに設定する場合について説明したが、各変動パターンコマンドの受信があった上で対応する停止種別コマンドを受信した場合に、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。これにより、各変動パターンコマンドの受信がなく、いずれかの停止種別コマンドを受信したような場合に、おかしな変動演出が実行されることを抑制できる。
また、各変動パターンコマンドを受信したタイミングで、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。この場合、音声ランプ制御装置113にて実行される変動演出処理(S1110)では、各変動開始フラグ223a,223bがオンされたことに基づいて、各変動パターンコマンドにより抽出した変動パターンを表示制御装置114へ通知する各表示用変動パターンコマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113にて各停止種別コマンドの受信を待つことなく、表示制御装置114に対して、この各表示用変動パターンコマンドに基づき、各変動演出を第3図柄表示装置81に実行させることができる。なお、この場合、音声ランプ制御装置113では、各停止種別コマンドを受信したタイミングで、該停止種別コマンドより抽出された停止種別を表示制御装置114へ通知するための表示用停止種別コマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。また、確変領域65dが有効に設定されるラウンド数は、大当たり種別によって設定された最大ラウンド数以下であれば1でも良いし、複数でも良いし、すべてのラウンドでも良い。そして、表示制御装置114では、この表示用停止種別コマンドに基づいて、第3図柄表示装置81に実行させた変動演出の停止図柄を決定してもよい。
上記実施形態において、デモ演出は、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄からなる第3図柄を停止表示させてもよい。また、数字の付された主図柄または数字の付されていない主図柄からなる第3図柄を、半透明状態で停止表示させてもよい。また、第3図柄を表示させずに背面画像だけを変化させるものであってもよい。また、変動表示で用いられる第3図柄や背面画像とは全く異なるキャラクタや背面画像を表示させてもよい。
上記実施形態において、変動演出が行われる第3図柄表示装置81にて連続予告演出を実行してもよいし、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置を設け、第3図柄表示装置81で実行される変動演出と合わせて、第4図柄表示装置に第4図柄を表示させることによって、連続予告演出を実行してもよい。この場合、第4図柄表示装置の制御を表示制御装置114で行ってもよいし、音声ランプ制御装置113で行ってもよい。また、各種演出に応じて作動する役物をパチンコ機10に設け、その役物を変動演出と合わせて所定の態様で作動させることによって、連続予告演出を実行してもよい。また、音声ランプ制御装置113の制御により、パチンコ機10の音声出力装置226から連続予告演出用の音声を出力させることによって、連続予告演出を実行してもよいし、パチンコ機10の電飾部29~33を変動演出と合わせて点灯または点滅させることによって、連続予告演出を実行してもよい。
これにより、第3図柄表示装置81(および特別図柄表示装置37)において変動演出が行われる度に、連続して第4図柄表示装置に図柄が表示されたり、役物が所定の態様で作動したり、音声出力装置226から音声が出力されたり、若しくは、電飾部29~33が点灯または点滅することによって、遊技者に対して大当たりの期待感を持たせることができる。また、遊技者は、通常、変動演出が行われる第3図柄表示装置81を注視して遊技を継続して行うが、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、若しくは電飾部29~33の点灯・点滅によって連続予告演出が行われるで、遊技者に対して、通常とは異なる演出が行われたことを容易に認識させることができる。また、連続予告演出を、第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、または電飾部29~33の点灯・点滅といった簡単な制御で容易に連続予告演出を行わせることができる。
また、連続予告演出を音声出力装置226からの音声出力や、電飾部29~33の点灯または点滅によって行えば、その連続予告演出の制御は音声ランプ制御装置113によって行われるので、始動入賞時における当否判定や変動開始時の抽選処理を主制御装置110に行わせ、連続予告演出を音声ランプ制御装置113に行わせ、変動演出を表示制御装置114に行わせることで、パチンコ機10により連続予告演出を行う場合、それぞれの制御装置に各処理を分担させることができる。よって、1つの制御装置に負荷が集中するのを防ぐことができるので、各制御装置のMPUに求められる性能を低く抑えることができる。
尚、第3図柄表示装置81における連続予告演出用の図柄の表示、第4図柄表示装置における連続予告演出用の図柄の表示、役物の所定の態様での作動、音声出力装置226からの音声出力、及び、電飾部29~33の点灯または点滅のうち、少なくとも2以上を組み合わせ、それぞれを連動させて制御することにより、連続予告演出を実行してもよい。これにより、より多彩な連続予告演出を実行させることができる。また、連続予告演出の実行方法(第3図柄表示装置81による表示、第4図柄表示装置による表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、電飾部29~33の点灯または点滅、又は、それらの組み合わせ)を変えることで、連続予告演出終了後の遊技状態に応じて選定される連続予告演出態様を複数用意してもよい。
また、連続予告演出が行われる場合に、変動演出とは別の連続予告演出用の画像が第3図柄表示装置81に表示させてもよいし、連続予告演出を、変動演出が終了したときに表示される停止図柄として、所定の図柄の組み合わせである、所謂「チャンス目」を表示させることによって行ってもよい。この場合、表示制御装置114のMPUで実行されるコマンド判定処理にて連続予告コマンドの受信を判断すると、チャンス目に対応する停止図柄判別フラグをオンにすると共に、その他の停止図柄判別フラグをオフに設定するようにしてもよい。コマンド判定処理では、停止識別コマンド処理の後にその他コマンド処理の中で連続予告コマンドに対応する処理を実行するので、表示用停止識別コマンドの受信によって設定された停止図柄に代えて、チャンス目が停止図柄として設定される。よって、変動停止時にチャンス目を確定表示させることができる。そして、第3図柄表示装置81において、変動演出ごとに停止図柄としてチャンス目が連続して表示されれば、遊技者に対して、最終的に大当たりが得られる期待感を持たせることができる。
上記実施形態において、主制御装置110は、第1始動口64又は第2始動口71への入賞(始動入賞)があった場合に、「1」加算された保留球数を音声ランプ制御装置113へ通知する保留球数コマンドに対して、該始動入賞に伴いカウンタ用バッファより取得された各カウンタC1~C3,CS1をそのまま含めて、音声ランプ制御装置113へ送信する場合について説明したが、保留球数コマンドに含めるカウンタの種類は、カウンタC1~C3,CS1の一部であってもよいし、その他のカウンタの値を含めてもよい。また、主制御装置110より音声ランプ制御装置113に対して始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を通知する場合に、これらの各カウンタの値を示す情報を保留球数コマンドに含めて通知するのではなく、保留球数コマンドとは別のコマンドに各カウンタの値を示す情報を含めて、これらの値を音声ランプ制御装置113に対して通知してもよい。別のコマンドとしては、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する専用のコマンドであってもよいし、変動パターンコマンドや停止図柄コマンド等、別の情報を音声ランプ制御装置113へ通知するためのコマンドに、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値が加えられてもよい。別のコマンドとして、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する場合、該コマンドに、その通知する各カウンタの値が、いずれの保留回数に対応する変動演出に係るものであるかを示す情報を含めてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113は、該コマンドに含まれる保留回数に関する情報に基づいて、その保留回数に対応する先読み情報第1~第4エリアのいずれかのエリアに、該コマンドに含まれる各カウンタの値を格納することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113において、保留球数コマンドを受信した場合に、該保留球数コマンドにて示される各カウンタC1~C3,CS1の値そのものをRAM223に格納してもよいし、保留球数コマンド(又は、各カウンタの値が示されるコマンド)を受信した場合に、該コマンドにて示される各カウンタの値に基づいて、大当たりか否か、大当たりの場合の大当たり種別、外れの場合の外れ種別等の一部または全部を判定し、これらの判定結果を、該コマンドにて示される各カウンタの値に代えて、または、該カウンタの値の一部または全部とあわせて、RAM223に格納してもよい。
上記実施形態においては、第1始動口64又は第2始動口71への入賞およびスルーゲート67の通過は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に対し、始動口によって別箇に最大保留球数を設定するようにしてもよく、各々の始動口における最大保留球数は「4」以外の任意の数であってもよい。また、各始動口における最大保留球数は必ずしも同一の値とする必要はなく、異なる値であってもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に基づく変動表示の保留球数を、第3図柄表示装置81の一部において、数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよく、特別図柄表示装置37とは別体でランプ等の発光部材を設け、該発光部材によって保留球数を通知するように構成してもよい。
また、上記実施形態に示すように、動的表示の一種である変動表示は、第3図柄表示装置81の表示画面上で識別情報としての図柄を縦方向にスクロールさせるものに限定されず、横方向あるいはL字形等の所定経路に沿って図柄を移動表示して行うものであってもよい。また、識別情報の動的表示としては、図柄の変動表示に限られるものではなく、例えば、1又は複数のキャラクタを図柄と共に、若しくは、図柄とは別に多種多様に動作表示または変化表示させて行われる演出表示なども含まれるのである。この場合、1又は複数のキャラクタが、第3図柄として用いられる。
上記各実施形態では、変動演出を実行する場合に、全図柄Z1~Z3を遊技者が視認不可な程度に高速にスクロールする高速変動を表示させる場合について説明したが、この高速変動の表示に代えて、全図柄Z1~Z3をそれぞれ視認不可な程度に縮小して表示したり、全図柄Z1~Z3をそれぞれ多数の白い点がランダムに表示されるスノーノイズ状の画像として表示してもよい。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施してもよい。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施してもよい。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定表示され、その停止時の識別情報の組合せが特定のものであることを必要条件として、遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
スロットマシンでは、所定期間中に払い出された遊技媒体(コイン、メダル)の総数に対する、ボーナス(役物)により払い出された遊技媒体の数の比率が役物比率となる。そこで、各役が成立した場合に払い出される遊技媒体の数を、賞球数テーブルに代えて主制御装置のROMに格納しておき、役物比率管理チップ又は役物比率管理チップと同等の機能を実行する制御装置にて、非ボーナスゲーム期間(通常期間)において成立した(有効ライン上に図柄が揃った)役の数、ボーナスゲーム期間中において成立した役の数、AT期間中において成立した役の数を計数して、役物比率や連続役物比率を管理してもよい。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。かかる遊技機をスロットマシンに代えて使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられる、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し得る。
以下に、本発明の遊技機に加えて上述した実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。なお、以下に示す各種発明の概念は、それぞれ、他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分を、その発明の概念に追加し或いはその他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分と交換等することにより、その発明の概念を変形して構成するようにしても良い。
<A群:大当たりラウンド毎の確変領域の有効・無効を大当たり種別で決定>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
A群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る特別遊技状態(例えば、大当たり状態)を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備え、
前記可変入球手段は、
入球領域を開閉する開閉手段(例えば、大入賞口開閉板65a)と、
遊技球が入球可能な特定領域(例えば、確変領域65d)と、
前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段(例えば、確変領域スイッチ65g)と、
前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段(例えば、排出通路65h)と、
前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段(例えば、確変領域開閉板65e)と、を備えた遊技機であって、
前記第1検出手段は、
前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回(例えば、確変領域有効テーブル202h)が予め設定され、
前記振分手段は、
遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御(例えば、確変領域開放テーブル202g)され、
当該遊技機は、
前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示(例えば、表示用投票受付中演出コマンド)を特定タイミングで表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)に実行させる表示制御手段(例えば、表示制御装置114)と、
前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段(例えば、確変移行フラグ203k)と、
遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段(例えば、確変領域通過判定処理)と、
当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態(例えば、「確率変動状態」)を付与する付与手段(例えば、確変フラグ203j)と、
前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段(例えば、表示用大当たり中導入演出コマンド)と、を備えている
ことを特徴とする遊技機A1。
遊技機A1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る 特別遊技状態を実行する可変入球手段と、を備え、前記可変入球手段は、入球領域を開閉する開閉手段と、遊技球が入球可能な特定領域と、前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段と、前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段と、前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段と、を備えた遊技機であって、前記第1検出手段は、前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回が予め設定され、前記振分手段は、遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御され、当該遊技機は、前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示を特定タイミングで表示手段に実行させる表 示制御手段と、前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段と、遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段と、当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態を付与する付与手段と、前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段と、を備えている。これにより、特定の図柄の種類によって、各可変動作回における特定領域が有効又は無効に設定されるパターンが異なるようにすることができる。その結果、いずれの可変動作回における特定領域が有効に設定されているかを推測しながら特別遊技状態を遊技することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る特別遊技状態(例えば、大当たり状態)を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備え、
前記可変入球手段は、
入球領域を開閉する開閉手段(例えば、大入賞口開閉板65a)と、
遊技球が入球可能な特定領域(例えば、確変領域65d)と、
前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段(例えば、確変領域スイッチ65g)と、
前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段(例えば、排出通路65h)と、
前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段(例えば、確変領域開閉板65e)と、を備えた遊技機であって、
前記第1検出手段は、
前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回(例えば、確変領域有効テーブル202h)が予め設定され、
前記振分手段は、
遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御(例えば、確変領域開放テーブル202g)され、
当該遊技機は、
前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示(例えば、表示用投票受付中演出コマンド)を特定タイミングで表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)に実行させる表示制御手段(例えば、表示制御装置114)と、
前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段(例えば、確変移行フラグ203k)と、
遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段(例えば、確変領域通過判定処理)と、
当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態(例えば、「確率変動状態」)を付与する付与手段(例えば、確変フラグ203j)と、
前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段(例えば、表示用大当たり中導入演出コマンド)と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記特別遊技状態の所定期間に前記所定回の前記第1検出手段の検出が無い場合は、前記特定報知表示を特別報知表示(例えば、投票警告処理)に切り替えて前記特定領域への遊技球の入球を促す
ことを特徴とする遊技機B1。
遊技機B1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る 特別遊技状態を実行する可変入球手段と、を備え、前記可変入球手段は、入球領域を開閉する開閉手段と、遊技球が入球可能な特定領域と、前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段と、前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段と、前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段と、を備えた遊技機であって、前記第1検出手段は、前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回が予め設定され、前記振分手段は、遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御され、当該遊技機は、前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示を特定タイミングで表示手段に実行させる表 示制御手段と、前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段と、遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段と、当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態を付与する付与手段と、前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記特別遊技状態の所定期間に前記所定回の前記第1検出手段の検出が無い場合は、前記特定報知表示を特別報知表示に切り替えて前記特定領域への遊技球の入球を促す。これにより、特定領域が開放されている状況において、所定期間に第1検出手段によって遊技球が検知されない場合に、特定領域への遊技球の入球を促す表示態様を変化させることができる。その結果、特定領域が開放されている状況において、所定期間に第1検出手段によって遊技球が検知されない場合に、遊技者に対して特定領域への遊技球の入球を促すことができる。そして、いずれの可変動作回における特定領域が有効に設定されているかを推測しながら特別遊技状態を遊技することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る特別遊技状態(例えば、大当たり状態)を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備え、
前記可変入球手段は、
入球領域を開閉する開閉手段(例えば、大入賞口開閉板65a)と、
遊技球が入球可能な特定領域(例えば、確変領域65d)と、
前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段(例えば、確変領域スイッチ65g)と、
前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段(例えば、排出通路65h)と、
前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段(例えば、確変領域開閉板65e)と、を備えた遊技機であって、
前記第1検出手段は、
前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回(例えば、確変領域有効テーブル202h)が予め設定され、
前記振分手段は、
遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御(例えば、確変領域開放テーブル202g)され、
当該遊技機は、
前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示(例えば、表示用投票受付中演出コマンド)を特定タイミングで表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)に実行させる表示制御手段(例えば、表示制御装置114)と、
前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段(例えば、確変移行フラグ203k)と、
遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段(例えば、確変領域通過判定処理)と、
当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態(例えば、「確率変動状態」)を付与する付与手段(例えば、確変フラグ203j)と、
前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段(例えば、表示用大当たり中導入演出コマンド)と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合は、必ず前記特別遊技状態の所定期間に前記所定回の前記第1検出手段の検出が有ったことを報知する報知演出(例えば、勝利用競争展開シナリオコマンド)を実行する
ことを特徴とする遊技機C1。
遊技機C1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る 特別遊技状態を実行する可変入球手段と、を備え、前記可変入球手段は、入球領域を開閉する開閉手段と、遊技球が入球可能な特定領域と、前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段と、前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段と、前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段と、を備えた遊技機であって、前記第1検出手段は、前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回が予め設定され、前記振分手段は、遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御され、当該遊技機は、前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示を特定タイミングで表示手段に実行させる表 示制御手段と、前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段と、遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段と、当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態を付与する付与手段と、前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合は、必ず前記特別遊技状態の所定期間に前記所定回の前記第1検出手段の検出が有ったことを報知する報知演出を実行する。これにより、特定領域が有効に設定されている状態において、第1検出手段による遊技球の検知が行われた場合に、表示手段による実行中の演出内容に関わらず検知結果の報知演出を実行することができる。そして、いずれの可変動作回における特定領域が有効に設定されているかを推測しながら特別遊技状態を遊技することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る特別遊技状態(例えば、大当たり状態)を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備え、
前記可変入球手段は、
入球領域を開閉する開閉手段(例えば、大入賞口開閉板65a)と、
遊技球が入球可能な特定領域(例えば、確変領域65d)と、
前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段(例えば、確変領域スイッチ65g)と、
前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段(例えば、排出通路65h)と、
前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段(例えば、確変領域開閉板65e)と、を備えた遊技機であって、
前記第1検出手段は、
前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回(例えば、確変領域有効テーブル202h)が予め設定され、
前記振分手段は、
遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御(例えば、確変領域開放テーブル202g)され、
当該遊技機は、
前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示(例えば、表示用投票受付中演出コマンド)を特定タイミングで表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)に実行させる表示制御手段(例えば、表示制御装置114)と、
前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段(例えば、確変移行フラグ203k)と、
遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段(例えば、確変領域通過判定処理)と、
当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態(例えば、「確率変動状態」)を付与する付与手段(例えば、確変フラグ203j)と、
前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段(例えば、表示用大当たり中導入演出コマンド)と、を備え、
前記振分手段が前記特定領域に遊技球が流下するように動作される可変動作回において、前記振分手段が前記特定領域に遊技球が流下しないように動作される所定期間を必ず設ける
ことを特徴とする遊技機D1。
遊技機D1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る 特別遊技状態を実行する可変入球手段と、を備え、前記可変入球手段は、入球領域を開閉する開閉手段と、遊技球が入球可能な特定領域と、前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段と、前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段と、前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段と、を備えた遊技機であって、前記第1検出手段は、前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回が予め設定され、前記振分手段は、遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御され、当該遊技機は、前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示を特定タイミングで表示手段に実行させる表 示制御手段と、前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段と、遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段と、当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態を付与する付与手段と、前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段と、を備え、前記振分手段が前記特定領域に遊技球が流下するように動作される可変動作回において、前記振分手段が前記特定領域に遊技球が流下しないように動作される所定期間を必ず設ける。これにより、特定領域が開放され得る可変動作回において、該特定領域が開放されていない期間を有するため、該可変動作回において、第1検出手段によって遊技球が検知され得ない状況で可変入球手段に遊技球を入球させることができる。その結果、特定領域が開放され得る可変動作回において、該特定領域に遊技球を入球させることなく可変入球手段に遊技球を入球させることができる。そして、いずれの可変動作回における特定領域が有効に設定されているかを推測しながら特別遊技状態を遊技することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る特別遊技状態(例えば、大当たり状態)を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備え、
前記可変入球手段は、
入球領域を開閉する開閉手段(例えば、大入賞口開閉板65a)と、
遊技球が入球可能な特定領域(例えば、確変領域65d)と、
前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段(例えば、確変領域スイッチ65g)と、
前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段(例えば、排出通路65h)と、
前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段(例えば、確変領域開閉板65e)と、を備えた遊技機であって、
前記第1検出手段は、
前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回(例えば、確変領域有効テーブル202h)が予め設定され、
前記振分手段は、
遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御(例えば、確変領域開放テーブル202g)され、
当該遊技機は、
前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示(例えば、表示用投票受付中演出コマンド)を特定タイミングで表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)に実行させる表示制御手段(例えば、表示制御装置114)と、
前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段(例えば、確変移行フラグ203k)と、
遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段(例えば、確変領域通過判定処理)と、
当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態(例えば、「確率変動状態」)を付与する付与手段(例えば、確変フラグ203j)と、
前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段(例えば、表示用大当たり中導入演出コマンド)と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記特別遊技状態において遊技者に所定の遊技方法で遊技を行うように促す前記特定報知表示とは異なる所定報知表示(例えば、主表示用右打ち指示89)を実行可能であり、前記特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回以外の可変動作回においても前記所定報知表示を実行する
ことを特徴とする遊技機E1。
遊技機E1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る 特別遊技状態を実行する可変入球手段と、を備え、前記可変入球手段は、入球領域を開閉する開閉手段と、遊技球が入球可能な特定領域と、前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段と、前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段と、前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段と、を備えた遊技機であって、前記第1検出手段は、前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回が予め設定され、前記振分手段は、遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御され、当該遊技機は、前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示を特定タイミングで表示手段に実行させる表 示制御手段と、前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段と、遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段と、当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態を付与する付与手段と、前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記特別遊技状態において遊技者に所定の遊技方法で遊技を行うように促す前記特定報知表示とは異なる所定報知表示を実行可能であり、前記特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回以外の可変動作回においても前記所定報知表示を実行する。これにより、有効可変動作回以外の可変動作回においても遊技者に所定の遊技方法で遊技を行うように促すことができる。その結果、いずれの可変動作回における特定領域が有効に設定されているかを推測しながら特別遊技状態を遊技することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る特別遊技状態(例えば、大当たり状態)を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備え、
前記可変入球手段は、
入球領域を開閉する開閉手段(例えば、大入賞口開閉板65a)と、
遊技球が入球可能な特定領域(例えば、確変領域65d)と、
前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段(例えば、確変領域スイッチ65g)と、
前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段(例えば、排出通路65h)と、
前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段(例えば、確変領域開閉板65e)と、を備えた遊技機であって、
前記第1検出手段は、
前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回(例えば、確変領域有効テーブル202h)が予め設定され、
前記振分手段は、
遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御(例えば、確変領域開放テーブル202g)され、
当該遊技機は、
前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示(例えば、表示用投票受付中演出コマンド)を特定タイミングで表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)に実行させる表示制御手段(例えば、表示制御装置114)と、
前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段(例えば、確変移行フラグ203k)と、
遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段(例えば、確変領域通過判定処理)と、
当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態(例えば、「確率変動状態」)を付与する付与手段(例えば、確変フラグ203j)と、
前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段(例えば、表示用大当たり中導入演出コマンド)と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記所定回の前記第1検出手段の検出に基づいて、その後の前記特別遊技状態において表示する演出表示(例えば、表示用競争展開シナリオコマンド)を設定する
ことを特徴とする遊技機F1。
遊技機F1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る 特別遊技状態を実行する可変入球手段と、を備え、前記可変入球手段は、入球領域を開閉する開閉手段と、遊技球が入球可能な特定領域と、前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段と、前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段と、前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段と、を備えた遊技機であって、前記第1検出手段は、前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回が予め設定され、前記振分手段は、遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御され、当該遊技機は、前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示を特定タイミングで表示手段に実行させる表 示制御手段と、前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段と、遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段と、当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態を付与する付与手段と、前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記所定回の前記第1検出手段の検出に基づいて、その後の前記特別遊技状態において表示する演出表示を設定する。これにより、遊技者が特定領域に遊技球を入球させた場合に、該特定領域の開放後の特別遊技状態において、該入球情報に基づいた演出表示を設定することができる。その結果、遊技者が特定領域に遊技球を入球させた可変動作回に基づいた演出表示を実行することができる。そして、いずれの可変動作回における特定領域が有効に設定されているかを推測しながら特別遊技状態を遊技することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<G群:大当たり中に確変領域を通過させたラウンド数が一定値に達すると以降の確変領域を無効化>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、処理負担を軽減する必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
G群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、処理負担を軽減することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理(S208))と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段による判定結果を使用することにより、表示装置(例えば、第3図柄表示装置81)において所定演出(例えば、特別図柄の変動演出)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、表示制御装置114)と、
前記所定演出実行手段による前記所定演出において特定結果(例えば、大当たり図柄)が現出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、払出制御装置111)と、を備えた遊技機において、
前記遊技価値付与手段は、
遊技球が通過可能な特別領域(例えば、確変領域65d)を備え、
前記特別領域を遊技球が通過した回数を計数可能な特別領域通過回数計数手段(例えば、確変領域通過回数カウンタ203o)を備え、
前記特別領域通過回数計数手段は、
前記特別領域通過回数計数手段による計数結果が第1回数に達した場合に、以降の通過回数の計測を行わない通過回数計測中断手段(例えば、大当たり種別「確変A」~「確変F」の場合に、確変領域通過回数カウンタ203oの値が「2」より小さくない場合に1加算しない)を備えている
ことを特徴とする遊技機G1。
遊技機G1によれば、所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、前記判定手段による判定結果を使用することにより、表示装置において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、前記所定演出実行手段による前記所定演出において特定結果が現出された場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機において、前記遊技価値付与手段は、遊技球が通過可能な特別領域を備え、前記特別領域を遊技球が通過した回数を計数可能な特別領域通過回数計数手段を備え、前記特別領域通過回数計数手段は、前記特別領域通過回数計数手段による計数結果が第1回数に達した場合に、以降の通過回数の計測を行わない通過回数計測中断手段を備えている。これにより、特別領域を遊技球が通過した回数を計測する契機を第1回数までに制限することができ、その結果、主制御装置110の制御的負担を軽減することができる、という効果がある。
<H群:V入賞させたラウンドに対応する艇では不利な演出が実行されない>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
H群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る特別遊技状態(例えば、大当たり状態)を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備え、
前記可変入球手段は、
入球領域を開閉する開閉手段(例えば、大入賞口開閉板65a)と、
遊技球が入球可能な特定領域(例えば、確変領域65d)と、
前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段(例えば、確変領域スイッチ65g)と、
前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段(例えば、排出通路65h)と、
前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段(例えば、確変領域開閉板65e)と、を備えた遊技機であって、
前記第1検出手段は、
前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回(例えば、確変領域有効テーブル202h)が予め設定され、
前記振分手段は、
遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御(例えば、確変領域開放テーブル202g)され、
当該遊技機は、
前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示(例えば、表示用投票受付中演出コマンド)を特定タイミングで表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)に実行させる表示制御手段(例えば、表示制御装置114)と、
前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段(例えば、確変移行フラグ203k)と、
遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段(例えば、確変領域通過判定処理)と、
当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態(例えば、「確率変動状態」)を付与する付与手段(例えば、確変フラグ203j)と、
前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段(例えば、表示用大当たり中導入演出コマンド)と、
前記遊技機は、
前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して前記特定報知表示が実行されている場合に、前記第1検出手段によって遊技球の入球を検出した場合、該第1検出手段の検出によって前記特定利益状態が付与されるか否かを報知する所定期間の演出(例えば、「競争演出」)では、前記第1検出手段による検出が発生しなかった場合に選択され得る特定の演出(例えば、入賞させたラウンドに対応する艇におけるフライングやレイト、落水等の不利な演出)が表示されないように構成されている
ことを特徴とする遊技機H1。
遊技機H1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記所定の判定の結果が特定結果である場合に、複数の図柄を変動表示させ変動表示の終了時に特定の図柄を停止表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、前記特定の図柄が表示された後に複数回の可変動作から成る特別遊技状態を実行する可変入球手段と、を備え、前記可変入球手段は、入球領域を開閉する開閉手段と、遊技球が入球可能な特定領域と、前記特定領域に入球した遊技球を検出する第1検出手段と、前記特定領域に入球しなかった遊技球を検出する第2検出手段と、前記特定領域へ遊技球が流下可能な状態と不能な状態とに振り分ける振分手段と、を備えた遊技機であって、前記第1検出手段は、前記特定の図柄の種類に少なくとも対応して遊技球の検出が有効となる、前記複数回の可変動作における所定回の有効可変動作回が予め設定され、前記振分手段は、遊技球が前記第1検出手段によって検出され得る可変動作回において、遊技球が前記特定領域に流下するように動作するよう制御され、当該遊技機は、前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して、所定の遊技者に前記特定領域への遊技球の入球を促す特定報知表示を特定タイミングで表示手段に実行させる表示制御手段と、前記第1検出手段での検出の有無を判別可能な判別情報を記憶する判別情報記憶手段と、遊技状態に対応して所定回の前記第1検出手段の検出のみを前記判別情報記憶手段の記憶状態に反映させる記憶制御手段と、当該特定の図柄の種類に対応して設定されている前記有効可変動作回において、前記判別情報記憶手段に遊技球の検出を示す前記判別情報が記憶されている場合に遊技者に前記特別遊技状態とは異なる特定利益状態を付与する付与手段と、前記特定タイミングで実行される前記特定報知表示の表示前に実行される演出として、複数の異なる前記特定の図柄の種類で共通して実行され得る複数の共通演出から1つの共通演出を選択して実行する実行手段と、前記遊技機は、前記複数回の可変動作のうちの所定可変動作の実行に関連して前記特定報知表示が実行されている場合に、前記第1検出手段によって遊技球の入球を検出した場合、該第1検出手段の検出によって前記特定利益状態が付与されるか否かを報知する所定期間の演出では、前記第1検出手段による検出が発生しなかった場合に選択され得る特定の演出が表示されないように構成されている。これにより、特定の図柄の種類によって、各可変動作回における特定領域が有効又は無効に設定されるパターンが異なるようにすることができつつ、遊技者が特定領域へ入球させて第1検出手段の検出によって特定利益状態が付与されるか否かを報知する所定期間の演出では、特定の演出が表示されないように構成することで、遊技者が特定の演出が終了するまで特定利益状態が付与されるか否かを堪能させることができる。その結果、いずれの可変動作回における特定領域が有効に設定されているかを推測しながら特別遊技状態を遊技することができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
なお、上記遊技機A1のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機B1のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,C1,D1,E1,F1,G1,H1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機C1のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,D1,E1,F1,G1,H1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機D1のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,E1,F1,G1,H1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機E1のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,F1,G1,H1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機F1のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,G1,H1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機G1のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,H1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機H1のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
これらの場合、各構成を適用したことによるさらなる効果を奏することができる。
遊技機A1、B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機X1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機A1、B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機X2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示手段において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(大入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機A1、B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機X3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
<第20実施形態>
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図453~図541を参照し、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の第20実施形態について説明する。図453は、第20実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図454はパチンコ機10の背面図であり、図455はパチンコ機10の遊技盤13の正面図である。
従来、所定の期間が経過した後に予め定めた遊技者に有利な遊技状態に移行して遊技者に利益を付与する遊技機がある。有利な遊技状態において、遊技者の遊技により所定の条件が成立した場合に遊技者は賞球を得ることができる。
このような遊技機において、所定の期間における遊技者への有利な遊技状態の発生に対する示唆は十分に好適なものではなく、さらなる示唆の内容の向上が求められている。
具体的には、例えば、所定期間において、有利な遊技状態の発生に対する示唆が一様である場合、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低を遊技者が理解し難い若しくは理解することができない。また、示唆を利益の高低に応じて変化させることに関して生じる興趣も得難い若しくは得ることができない。
本発明は上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、所定期間における有利な遊技状態の発生に対する示唆を好適に行い、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低に対する遊技者の理解を深め、示唆に関する興趣を高めることを目的としている。
より具体的には、例えば、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において、大当たりを発生可能な(即ち、特定領域65dを通過可能な)小当たり当選時に、該小当たりで大当たりを発生させるか否かの選択肢を設けた遊技性とすることで、遊技のバリエーションを豊富にするとともに、遊技者に対して、獲得可能な出玉の期待値がより高くなる打ち方報知を実行できる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第20実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様または前記第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備えている。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
パチンコ機10は、図453に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図453参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口(入球口)63,64,71等を有する遊技盤13(図455参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図457参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。なお、遊技盤13の詳細については、図455において後述する。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図453参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図453参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図457参照)へと案内される。また、上皿17の上面の正面視左側には、枠ボタン22が設けられている。
枠ボタン22は、例えば、後述する第3図柄表示装置81(図455参照)で表示される演出のステージを変更する場合に、遊技者により押下操作されるボタンである。また、枠ボタン22は、第3図柄の変動表示(以下、第3図柄の変動表示を「変動演出」という。)において実行される予告表示での演出内容を遊技者に選択させるための操作ボタンとしても使用される。
また、変動演出とは、後述する第3図柄表示装置81(図455参照)にて表示される演出であり、後述の通り、遊技盤13の前面領域に発射された球が特定の入賞口(例えば、後述の第1始動口64又は第2始動口71(図455参照))へ入賞したことを契機として実行され、図柄(後述の第3図柄)が所定時間変動された後、停止表示された図柄の組み合わせによって、当該入賞に対して行われる抽選の結果(大当たりか否か)を遊技者に提示する演出である。
さらに、ステージとは、後述する第3図柄表示装置81(図455参照)に表示される各種演出に統一性を持たせた演出モードのことで、本パチンコ機10では「街中ステージ」、「空ステージ」、「島ステージ」の3つのステージが設けられている。上述の変動演出や、変動演出中に実行される「リーチ表示」などの各種演出は、それぞれのステージに与えられたテーマに合わせて行われるように設計されている。
また、「リーチ表示」とは、後述する第3図柄表示装置81(図455参照)において実行される変動演出において、大当たりが発生することを示す「大当たり表示」の一歩手前の表示のことをいう。具体的には、後述する左図柄列Z1及び右図柄列Z3(図456参照)の第3図柄が同一図柄で停止し、中図柄列Z2(図456参照)が未だ停止せず変動を継続している状態のことをいう。
本実施形態のパチンコ機10では、「リーチ表示」として、大別して、「ノーマルリーチ」の演出を構成する一単位の要素(以下、演出を構成する一単位の要素を「変動要素」という)と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、該「ノーマルリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スーパーリーチ」の変動要素と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、「スーパーリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スペシャルリーチ」の変動要素とが用意されている。
ステージの変更は、変動演出が行われていない期間(即ち、デモ表示中)や、変動演出において第3図柄が遊技者に視認不能に高速に変動される「高速変動」の変動要素中に、遊技者によって枠ボタン22が押下操作された場合に行われる。そして、枠ボタン22が操作される度に「街中ステージ」→「空ステージ」→「島ステージ」→「街中ステージ」→・・・の順で繰り返し変更される。また、電源投入直後は、初期ステージとして「街中ステージ」が設定される。
また、後述する第3図柄表示装置81(図455参照)にて行われる変動演出において「ノーマルリーチ」の変動要素が開始された場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素から「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するときは、「ノーマルリーチ」の変動要素中に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素の選択画面が第3図柄表示装置81に表示されるように構成してもよい。
具体的には、選択画面では、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素として選択可能な複数の候補が表示され、その選択画面が表示されている間に、枠ボタン22が遊技者に押下操作された場合に、選択された候補が変更されるように構成する。そして、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素へ発展するときに選択されていた演出候補に基づいて、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定され、その決定に従って「スーパーリーチ」の変動要素は「スペシャルリーチ」の変動要素が第3図柄表示装置81にて実行される。
なお、第20実施形態では、枠ボタン22を押下操作されるボタンとして構成したが、枠ボタン22に代えて、遊技者によりパチンコ機10に対して所定方向(例えば、パチンコ機10に対して、前方、後方、右方および左方)に傾倒操作可能な、操作レバーにより構成してもよい。そして、操作レバーが傾倒操作された方向に基づいて、演出ステージが選択変更されたり、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定されたりしてもよい。
また、枠ボタン22を上皿17の側面視正面側に配置するように構成しているが、枠ボタン22の配置位置は、遊技者が押下操作可能な位置であれば如何様な配置位置でも良く、例えば、上皿17の上面側に配置してもよいし、後述する下皿50の近傍(上面又は側面)に配置してもよい。
前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定の「リーチ表示」時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様が変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、発光ダイオード(ライト・エミッティング・ダイオード(Light Emitting Diode)。以下、「LED」と略す。)等の発光手段を内蔵した電飾部29~33が設けられている。
パチンコ機10においては、これら電飾部29~33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時や「リーチ表示」時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29~33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前の「リーチ表示」中である旨が報知される。また、前面枠14の正面視左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図455参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29~33の周りの領域にクロムメッキを施したアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(Acrylonitrile Butadiene Styrene。以下、「ABS」と略す。)樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット。図示せず。)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112a(図457参照)の駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。
操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「ドル箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
次に、図454に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのマイクロ・プロセッシング・ユニット(Micro-Processing Unit。以下、「MPU」と略す)、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100~104に収納されている。基板ボックス100~104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
主制御装置110を構成する主基板上には、ベース表示装置401が配設されており、パチンコ機10の背面側を見たときにベース表示装置401の表示画面が見えるように組付けられている。ベース表示装置401には、通常時においてベース値(通常遊技状態において100発の球の発射に対して払い出される(賞球される)球の数(割合))が表示される一方、設定変更モード及び設定確認モードのときには確率設定値が表示される。また、ベース表示装置401には、エラー履歴も表示可能に構成される。
また、主制御装置110を構成する主基板上には、設定された確率設定値を変更する場合や設定されている確率設定値を確認する場合に使用する設定キー501と、ベース表示装置401にエラー履歴を表示させる場合に使用するエラー表示ボタン502が設けられている。設定キー501とエラー表示ボタン502とは、基板ボックス100に設けられた孔から主基板より突出して設けられ、基板ボックス100を開封しなくても、ホール関係者等によって操作可能になっている。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図457参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ503が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図457参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ503は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
次に、図455を参照して遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図455に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで付与利益として所定の賞球を得ることができる一般入賞口63、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる始動検知領域としての第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる第2始動口71、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで第2始動口71へ球が入球可能となる普通電役72、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、第1始動口64、可変入賞装置65、スルーゲート67、第2始動口71、普通電役72、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図453参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図455を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図453参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図457参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図455の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図455の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第20実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第2始動口71、可変入賞装置65、スルーゲート67に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、第2始動口71、可変入賞装置65、スルーゲート67へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視右側上部(図455の右側上部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図457参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64又は第2始動口71に入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可動装置としての可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第20実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、始動検知領域としての第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、第2始動口71への球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第20実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第20実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた第2始動口71への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第20実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第20実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第2始動口71への入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口71に応じてその大当たり種別の判定も行い、大当たり種別に応じて可動装置としての可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、可変入賞装置65及び後述する特定領域ソレノイド65f(図457参照)をそれぞれ開閉駆動する。そして、可変入賞装置65内に設けられた特定領域ソレノイド65fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ65g(図457参照)によって球が検知された場合には、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じた大当たり遊技として可変入賞装置65を開閉駆動する。
第20実施形態において判定される大当たり種別としては、第2始動口71への入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図460参照)。
また、第20実施形態において判定される小当たり種別としては、始動検知領域としての第1始動口64への入賞に基づいて、可変入賞装置65が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、可動装置としての可変入賞装置65が5回開放する「5ラウンド時短大当たり(以下、「時短B」と称する場合がある)」及び可変入賞装置65が7回開放する「7ラウンド時短大当たり(以下、「時短C」と称する場合がある)」が用意されている(図461(a)参照)。また、第2始動口71への入賞に基づいて、可変入賞装置65が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりB」と称する場合がある)」、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短D」と称する場合がある)」が用意されている(図461(b)参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」(以下、「普図高確時間短縮状態」と「普図低確時間短縮状態」とを総称して、「時間短縮状態」と称する場合がある)でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「普図高確時間短縮状態」の時より低い状態(「普図低確時間短縮状態」とは同等)、かつ、普通電役72の開放が短時間である状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「普図高確時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態であって普通電役72の開放時間も短時間である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、第2始動口71へ球が入賞し易い遊技状態(以下、第2始動口71へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球数が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図462参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、又は、「通常遊技状態B」の終了後(即ち、第2特別図柄の動的表示のすべての残保留の実行後)に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図462参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「通常遊技状態A」と、特別図柄の大当たり確率および普通図柄の当たり確率は同一であるものの、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態である。第20実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行されるため(所謂、特図2優先変動)、「通常遊技状態B」では、「時間短縮状態」において貯留された該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで「通常遊技状態B」が継続される。また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、普通図柄の当たり確率が低確率、及び、普通電役72の開放時間(突出時間、駆動時間)が短時間であることから第2始動口71へ球が入賞し得ないものの、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によって始動検知領域としてのスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、第2特別図柄の動的表示のすべての保留球が大当たり又は小当たりに当選しなかった場合、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
また、第20実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数(第20実施形態では、「800回」)連続して大当たり状態(小当たり当選に基づく大当たりを含む)が発生しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役72の開放時間(突出時間、駆動時間)が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能(所謂、天井機能)が搭載されている(以下、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たり状態が発生せずに「普図低確時間短縮状態」に突入することを、「救済条件成立」と称し、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に「救済条件成立」となる特別図柄の動的表示の実行回数を「救済条件成立回数」と称する場合がある)。
次いで、「普図高確時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」及び後述する「普図低確時間短縮状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなることを「高確時短機能」と称する場合がある)。この「普図高確時間短縮状態」は、第2始動口71の正面視右側に設けられた普通電役72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71へ入球し易い状態となる。
即ち、「普図高確時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役72の開放状態が長くなる状態である。よって、「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を第2始動口71へ入賞させ易いため、該第2始動口71への入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながらの遊技を行うことが可能となる。
第20実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」は、該「普図高確時間短縮状態」の終了条件(図476の時短終了条件テーブル202mで後述)が異なる複数の状態(第20実施形態では、「普図高確時間短縮状態A」及び「普図高確時間短縮状態B」)が発生可能に構成されている。そして、いずれかの時短終了条件が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立した場合、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している状態となるため、「普図高確時間短縮状態」から上記「通常遊技状態B」に移行するように構成されている。
「普図高確時間短縮状態A」は、「高確時短機能」が付与される大当たり種別又は小当たり種別に当選した場合の大当たり終了後に発生する遊技状態であり、主に、第2特別図柄の動的表示が1回実行されるまでの間、「高確時短機能」が付与された状態となる。そして、主に第2特別図柄の動的表示が1回実行されたことを条件に「通常遊技状態B」へと移行する。その他、「普図高確時間短縮状態A」は、第1特別図柄の動的表示が7回実行された場合、第1特別図柄と第2特別図柄との動的表示が合計8回実行された場合に、「普図高確時間短縮状態A」の終了条件が成立したと判断されて、「通常遊技状態B」へと移行する。
よって、「普図高確時間短縮状態A」に移行した場合、該「普図高確時間短縮状態A」中に第2特別図柄の動的表示が「1回」実行可能であって、該「普図高確時間短縮状態A」終了後に移行する「通常遊技状態B」において、第2特別図柄の動的表示が残保留分の「4回」実行可能となるため、合わせて、第2特別図柄の動的表示を「5回」実行可能となるように構成されている。
ここで、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示の大当たり確率は0.02/100~0.04/100、小当たり確率は15.5/100となっており(図459(b)参照)、平均すると約6回転に1回の割合で、大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)が発生可能となるように構成されている。
従って、「普図高確時間短縮状態A」に移行した場合に、該「普図高確時間短縮状態A」又は「通常遊技状態B」において大当たりする確率(即ち、所謂「連荘」確率)は、約57%となるように構成されている。
「普図高確時間短縮状態B」(以下、「普図高確時間短縮状態A」と「普図高確時間短縮状態B」を総称して、「普図高確時間短縮状態」と称する場合がある)は、「高確時短機能」が付与される大当たり又は小当たりに当選した場合の大当たり終了後に発生する遊技状態であり、主に、第2特別図柄の動的表示が5回実行されるまでの間、「高確時短機能」が付与された状態となる。そして、主に第2特別図柄の動的表示が5回実行されたことを条件に「通常遊技状態B」へと移行する。その他、「普図高確時間短縮状態B」は、第1特別図柄の動的表示が7回実行された場合、第1特別図柄と第2特別図柄との動的表示が合計12回実行された場合に、「普図高確時間短縮状態B」の終了条件が成立したと判断されて、「通常遊技状態B」へと移行する。
よって、「普図高確時間短縮状態B」に移行した場合、該「普図高確時間短縮状態B」中に第2特別図柄の動的表示が「5回」実行可能であって、該「普図高確時間短縮状態B」終了後に移行する「通常遊技状態B」において、第2特別図柄の動的表示が残保留分の「4回」実行可能となるため、合わせて、第2特別図柄の動的表示を「9回」実行可能となるように構成されている。
ここで、上述したように、第2特別図柄の動的表示の大当たり確率は0.02/100~0.04/100、小当たり確率は15.5/100となっており(図459(b)参照)、平均すると約6回転に1回の割合で、大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)が発生可能となるように構成されている。
従って、「普図高確時間短縮状態B」に移行した場合に、該「普図高確時間短縮状態B」又は「通常遊技状態B」において大当たりする確率(即ち、所謂「連荘」確率)は、約78%となるように構成されている。
即ち、「普図高確時間短縮状態A」と「普図高確時間短縮状態B」とを比較すると、「普図高確時間短縮状態B」に移行した場合の方が大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)が発生し易く、「連荘」可能となって、より多くの出玉が獲得可能となるように構成されている。
なお、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
次いで、「普図低確時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」及び「普図高確時間短縮状態」と同様に低確率状態であり、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低い状態である一方、普通図柄の可変表示時間が短縮し、普通電役72の開放時間が「普図高確時間短縮状態」と同様に長時間となる(以下、普通図柄の当たり確率が低い状態である一方、普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役72の開放時間が長くなることを「低確時短機能」と称する場合がある。また、「高確時短機能」及び「低確時短機能」を総称して、「時短機能」と称する場合がある)ように構成されているため、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71へ入球し易い状態となる。
即ち、「普図低確時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率及び普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄の可変表示による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役72の開放状態が長くなる状態である。よって、「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を第2始動口71へ入賞させ易いため、該第2始動口71への入賞に基づく賞球(例えば、1個/入賞)を得て持ち球の減少を抑えながらの遊技を行うことが可能となる。
この「普図低確時間短縮状態」は、大当たり終了後、特別図柄の低確率状態において連続して所定回数(第20実施形態では「800回」)大当たりが発生しなかった場合、即ち、特別図柄の低確率状態において所定回数の動的表示が行われる間、ハズレが抽出し続けた場合、又は、小当たり当選時に特定領域スイッチ65gによって入球が検知されず、大当たり状態が発生しなかった場合に、該「普図低確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
また、「普図低確時間短縮状態」は、該「普図低確時間短縮状態」が開始されてから予め定められた規定回数(第20実施形態では、100回)の特別図柄の動的表示が実行されるまでの間、普通図柄の可変表示時間が短縮し、普通電役72の開放時間が長時間となる。そして、上記規定回数の特別図柄の動的表示が実行された後は、「普図低確時間短縮状態」から上記「通常遊技状態B」に移行するように構成されている。
なお、上述したように、「普図低確時間短縮状態」において右打ち遊技を行った場合に実行され得る第2特別図柄の動的表示の大当たり確率は0.02/100~0.04/100、小当たり確率は15.5/100となっており(図459(b)参照)、平均すると約6回転に1回の割合で、大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)が発生可能となるように構成されている。また、小当たり当選時には、小当たり遊技中において特定領域65dに球を通過させることによって大当たりが発生し得るように構成されている。
よって、「普図低確時間短縮状態」において右打ち遊技を行った場合、遊技条件として第2特別図柄の動的表示が100回実行されるまでの間に大当たりが発生する蓋然性が高い。即ち、「普図低確時間短縮状態」に移行した場合、実質的に次回大当たりが約束された状態となる。
そして、「普図低確時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示で大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)すると、「普図高確時間短縮状態B」に移行し、所謂「連荘」状態となって大量の出玉を獲得し易い状態へと移行する。
即ち、第20実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の低確率状態において所定回数の動的表示が行われる間、ハズレが抽出し続けることで、又は、小当たり当選時に特定領域スイッチ65gによって入球が検知されず、大当たり状態を発生させないことで、「普図低確時間短縮状態」に移行し、大量の出玉を獲得可能な「連荘」状態に移行するように構成されている。
また、「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行した場合、再度「普図低確時間短縮状態」には移行し得ないように構成されている。一方、救済条件成立に基づいて「普図低確時間短縮状態」が発生し、該「普図低確時間短縮状態」において特別図柄の動的表示の実行回数に基づく時短終了条件が成立して「通常遊技状態」に移行した場合に、再度、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」に移行し得るように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可動装置としての可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第20実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「普図高確時間短縮状態B」へと移行するように構成されている。
なお、第20実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たりとなる乱数の値は設定されておらず、第1特別図柄の動的表示においては大当たりに当選し得ないように構成されている。これは、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」、即ち、救済条件が成立し得る遊技状態においては、小当たり当選に基づく大当たりのみが発生可能とするためである。
詳細は後述するが、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において後述する小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は「時短C(小当たりA)」に当選した場合(以降、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は「時短C(小当たりA)のことを「特図1小当たり」と称する場合がある)、その時点での救済条件成立回数までの残りの回転数によっては、制御判定結果としての特図1小当たり当選時に右打ち遊技を実行して、利益付与条件として特定領域65dに球を通過させ、付与価値としての大当たり遊技を発生させるよりも、該特図1小当たり当選時に右打ち遊技を実行せず、特定領域65dに球を通過させないことによって大当たり遊技を発生させずにそのまま「通常遊技状態A」に戻り、遊技球を借りて、又は、手持ちの遊技球を使用して再び第1特別図柄の動的表示を実行させて更新終了状態となる救済条件成立回数まで到達させ、付与利益としての「普図低確時間短縮状態」に移行させた方が獲得し得る出玉の期待値が高くなることがあるように構成されている(以降、「通常遊技状態A」における特図1小当たりの当選時に、右打ち遊技を実行して特定領域65dに球を通過させて大当たり遊技を発生させることを「小当たり当選時の右打ち遊技方法」と称する場合がある。また、「通常遊技状態A」における特図1小当たりの当選時に、右打ち遊技を実行せずに大当たり遊技を発生させず、「通常遊技状態A」に戻って左打ち遊技を継続し、救済条件成立回数まで第1特別図柄の動的表示を実行させて「普図低確時間短縮状態」に移行させることを「小当たり当選時の左打ち遊技方法」と称する場合がある)。
ここで、仮に、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たりとなる乱数の値が設定されており、「通常遊技状態A」における第1特別図柄の動的表示の実行時に大当たり種別に当選し得る場合、小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行して救済条件成立を目指している最中に第1特別図柄の動的表示が大当たり種別に当選してしまう可能性がある。そして、第1特別図柄の動的表示が大当たり種別に当選すると、小当たり種別への当選とは異なり、遊技方法にかかわらず、無条件に大当たり遊技が開始されてしまう。
このように構成されている場合、遊技者は、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出に従って、小当たり当選時の左打ち遊技方法によって小当たり当選に基づく大当たりの発生を回避し、救済条件成立に向けて持ち玉を消費して左打ちを実行していたにもかかわらず、救済条件成立回数に到達する前に大当たりが発生してしまい、消費した持ち玉が無駄になってしまうおそれがある。
よって、第20実施形態のパチンコ機10では、このような事象が発生し得ないようにするため、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たりとなる乱数の値は設定されておらず、第1特別図柄の動的表示では大当たりに当選し得ないように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第20実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「時短B」とは、最大合計ラウンド数が5ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に可動装置としての可変入賞装置65が開放され、また、該1ラウンド目の可変入賞装置65が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド65f(図457参照)が駆動されて特定領域65dが開放される。そして、該小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して可変入賞装置65内に球を入球させ、更新終了状態として、特定領域65dに設けられた特定領域スイッチ65g(図457参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から5ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「時短B」の小当たり及び大当たり終了後には、「通常遊技状態」における小当たり種別「時短B」当選時には「普図高確時間短縮状態A」へ、「通常遊技状態」以外(即ち、「時間短縮状態」)における小当たり種別「時短B」当選時には「普図高確時間短縮状態B」へ、移行するように構成されている。
次いて、小当たり種別「時短C」とは、最大合計ラウンド数が7ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に可動装置としての可変入賞装置65が開放され、また、該1ラウンド目の可変入賞装置65が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド65f(図457参照)が駆動されて特定領域65dが開放される。そして、該小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して可変入賞装置65内に球を入球させ、特定領域65dに設けられた特定領域スイッチ65g(図457参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から7ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「時短C」の小当たり及び大当たり終了後には、「通常遊技状態」における小当たり種別「時短C」当選時には「普図高確時間短縮状態A」へ、「通常遊技状態」以外(即ち、「時間短縮状態」)における小当たり種別「時短C」当選時には「普図高確時間短縮状態B」へ、移行するように構成されている。
一方、小当たり種別「時短B」に当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行せず、特定領域スイッチ65gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から5ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている。同様に、小当たり種別「時短C」に当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行せず、特定領域スイッチ65gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から7ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている。(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻り、遊技条件として次の特別図柄の動的表示が実行可能となるように構成されている。
このように構成することで、制御判定結果としての小当たり種別「時短B」又は小当たり種別「時短C」(即ち、特図1小当たり)当選時において、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行し、利益付与条件として特定領域65dに球を通過させるか否かによって、付与価値としての大当たり遊技の発生有無を制御することができる。
よって、例えば、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して特定領域65dに球を通過させれば大当たり遊技へと移行する一方で、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行せず、特定領域65dに球を通過させなければ大当たり遊技へと移行することなく、再び「通常遊技状態A」に戻る。
ここで、詳細は後述するが、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における制御判定結果としての特図1小当たり当選時に、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して利益付与条件として特定領域65dに球を通過させて付与価値として大当たり遊技を発生させ、「普図高確時間短縮状態A」に移行させた場合と、更新終了状態である救済条件成立回数に達して付与利益としての「普図低確時間短縮状態」に移行した場合と、の2の事象を比較すると、後者である救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行した場合の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている(図479において詳細を後述)。
従って、仮に、「通常遊技状態A」において、救済条件成立回数に達する1回転前の特別図柄の動的表示で特図1小当たりに当選した場合、該小当たり中に右打ち遊技を実行して特定領域65dに球を通過させて大当たり遊技を発生させ、「普図高確時間短縮状態A」に移行させるよりも、該小当たり中に右打ち遊技を実行せずに大当たり遊技を発生させず、「通常遊技状態A」に戻って、1回転だけ特別図柄の動的表示を実行させて救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行させた方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなる。
即ち、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において制御判定結果としての特図1小当たりに当選した場合、その時点での更新終了状態としての救済条件成立回数までの残りの回転数によっては、該特図1小当たり当選時に右打ち遊技を実行せず、特定領域65dに球を通過させないことによって大当たり遊技を発生させずにそのまま「通常遊技状態A」に戻り、遊技球を借りて、又は、手持ちの遊技球を使用して再び第1特別図柄の動的表示を実行させて更新終了状態である救済条件成立回数まで到達させ、付与利益としての「普図低確時間短縮状態」に移行させた方が獲得し得る出玉の期待値が高くなることがあるように構成されている。(以降、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時に大当たり遊技を発生させた場合に獲得し得る出玉の期待値よりも、該特図1小当たり当選時に右打ち遊技を実行せずに「通常遊技状態A」に戻り、左打ち遊技を継続して救済条件成立回数に到達させて「普図低確時間短縮状態」に移行させた場合に獲得し得る出玉の期待値の方が高くなる期間のことを「救済優先報知期間」と称する場合がある。また、救済優先報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出を「救済優先報知演出」と称する場合がある。さらに、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時に右打ち遊技を実行せずに「通常遊技状態A」に戻り、左打ち遊技を継続して救済条件成立回数に到達させて「普図低確時間短縮状態」に移行させた場合に獲得し得る出玉の期待値よりも、該特図1小当たり当選時に大当たり遊技を発生させた場合に獲得し得る出玉の期待値の方が高くなる期間のことを「大当たり優先報知期間」と称する場合がある。また、大当たり優先報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出を「大当たり優先報知演出」と称する場合がある。さらに、大当たり優先報知期間と救済優先報知期間とが切り替わることになる特別図柄の動的表示の回転数を「損益分岐回数」と称する場合がある。なお、該損益分岐回数は、遊技機の製造時に一義的に決まるので、分岐回数をあらかじめ遊技機(音声ランプ制御装置113)に設定しておくことができる。)
そして、「通常遊技状態A」の特定の回転数で特図1小当たりに当選した場合に、小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法と、のうち、いずれの打ち方を選択した方が獲得し得る出玉の期待値が高くなるかについては、パチンコ機10の出玉に関する構成内容(即ち、大当たり確率、小当たり確率、賞球数など)、遊技釘の状況(即ち、後述するベース値)、救済条件成立回数までの残りの回転数等によって特定される。
このため、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」で特図1小当たりに当選した場合の小当たりオープニング時間において第3図柄表示装置81で実行される右打ち報知演出の内容を、特別図柄の実行回数(救済条件成立回数までの残りの回転数)によって、異ならせるように構成されている。
具体的には、「通常遊技状態A」における制御判定結果としての特図1小当たりの当選時に、小当たり当選時の右打ち遊技方法を実行した方が獲得し得る出玉の期待値が高くなる場合には、該小当たり当選時の右打ち報知演出において、第1通知態様として、右打ち遊技を強く示唆して大当たり発生を強調させる演出(即ち、大当たり優先報知演出)を行うように構成されている(図541(b)参照)。
一方、「通常遊技状態A」における制御判定結果としての特図1小当たりの当選時に、小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行した方が獲得し得る出玉の期待値が高くなる場合には、該小当たり当選時の右打ち報知演出において、第2通知態様として、大当たり優先報知演出よりも右打ち遊技を強く示唆せず、大当たりを発生させることを強調しない演出(即ち、救済優先報知演出)を行うように構成されている(図541(d)参照)。
ここで、仮に、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時に行われる右打ち報知演出を1の演出のみで構成し、右打ち遊技を実行して大当たりを発生させる示唆のみを一律で実行するように構成した場合、遊技者は、該小当たり当選時に行われる右打ち報知演出を鵜呑みにして右打ち遊技を実行し、大当たり遊技を発生させる可能性が高い。
しかしながら、小当たり当選時の救済条件成立回数までの回転数によっては、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が獲得し得る出玉の期待値が高くなるため、該小当たり当選時に大当たり遊技を発生させたことによって獲得し得る出玉の期待値が低くなってしまうおそれがある。
よって、第20実施形態のパチンコ機10のように構成することで、「通常遊技状態A」中に特図1小当たりに当選した場合に、遊技者が第3図柄表示装置81で実行される右打ち報知演出の内容を判別し、該小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して大当たりを発生させるべきか否かを判断することで、いずれの打ち方をした方が獲得し得る出玉の期待値が高くなるのかを推測でき、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。なお、この右打ち報知演出の詳細については図480、図522及び図541において後述する。
なお、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合以外の小当たり当選時、及び、大当たり当選時は、いずれの小当たり及び大当たりにおいても右打ち遊技を実行し、大当たりを発生させた方が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されているため、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時以外の右打ち報知演出は同一の演出で構成されている。
次いで、「時短D」の小当たり種別とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に可変入賞装置65が開放され、また、該1ラウンド目の可変入賞装置65が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド65f(図457参照)が駆動されて特定領域65dが開放される。そして、該特定領域65dに設けられた特定領域スイッチ65g(図457参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この「時短D」の小当たり及び大当たり終了後には「普図高確時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
一方、この「時短D」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ65gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から5ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、「小当たりB」と称する場合がある)。そして、「小当たりB」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりB」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
なお、第20実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ65gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ65gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド65fがオンされている期間のみ、大入賞口ソレノイド65bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ65gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ65gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域65dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ65gの無効状態で該特定領域スイッチ65gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域65dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「時短B」に対応する表示パターンは31種類、小当たり種別「時短C」に対応する表示パターンは32種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「時短D」に対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは62種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「普図高確時間短縮状態」若しくは「普図低確時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、該特図1小当たり当選時のオープニング時間に第3図柄表示装置81で実行される右打ち報知演出の内容を異ならせるように構成されているが、右打ち報知ランプ37cは該オープニング時間において、常に点灯状態となるように構成されている。このように構成することで、遊技者は、該小当たり当選時において右打ち遊技を実行することで、いずれかの賞球を獲得可能であることを認識することができる。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより3個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は第2始動口71への入球(以下、第1始動口64又は第2始動口71への球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、結果報知装置としての特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、後述する表示制御装置114(図457参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図456参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図456参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第20実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が結果報知装置としての特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第20実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、第2始動口71に始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図456を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図456は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図456(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図456(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄、及び「チャレンジ図柄」の文字が記載された1種類の主図柄(図541(c)参照)、の計11種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。さらに、「チャレンジ図柄」の文字が記載された主図柄は、図柄列Z2においてのみ現出し得るように構成され、木箱の前面ほぼ一杯に「チャレンジ図柄」の文字が付加されている(図541(c)参照)。
また、第20実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図457参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たり又は小当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態A」の大当たり優先報知期間(図480参照)において、小当たり種別「時短B(小当たりA)」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、「通常遊技状態A」の救済優先報知期間(図480参照))において小当たり種別「時短B(小当たりA)」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が左図柄列Z1及び右図柄列Z3に停止し、中図柄列Z2に「チャレンジ図柄」の文字を付した主図柄が停止し得る変動演出が行われる。
さらに、「通常遊技状態A」の大当たり優先報知期間(図480参照)において、小当たり種別「時短B(小当たりA)」より大当たりラウンド数が多い小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、「通常遊技状態A」の救済優先報知期間(図480参照))において小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が左図柄列Z1及び右図柄列Z3に停止し、中図柄列Z2に「チャレンジ図柄」の文字を付した主図柄が停止し得る変動演出が行われる。
上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり当選時における特別図柄の動的表示の実行回数(救済条件成立回数までの残り回数)によっては、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が獲得し得る平均獲得球数が多くなりうる期間(即ち、救済優先報知期間)において、該特図1小当たりに当選した場合には、遊技者が大当たりと認識し得る「1」~「9」の数字を付した同一の主図柄を各図柄列に表示するのではなく、中図柄列Z2に「チャレンジ図柄」の文字を付した主図柄を停止するように構成されている。
このように構成することで、救済優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合に、必ずしも該小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して大当たりを発生させた方がよい訳ではなく、該小当たり遊技中に右打ち遊技を実行せずに「通常遊技状態A」を継続させるという選択肢を示唆することができる。
また、上述したように、「通常遊技状態A」で特図1小当たりに当選した場合に実行される右打ち報知演出においても、該小当たりに当選した期間に応じて異なる右打ち報知演出を実行するように構成されているため、遊技者は、各図柄列に表示される主図柄および右打ち報知演出の内容を判別することで、該小当たり遊技中に右打ち遊技を実行するべきか否かを判断することができる。
なお、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において、大当たり状態を発生することで7R大当たりとなり得る小当たり種別「時短C」に当選した場合の「リーチ表示」変動演出の実行時点においては、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、小当たり種別「時短C」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄で「リーチ表示」の変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の実行時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ない、即ち、最大ラウンド数が5Rの小当たり種別「時短B(小当たりA)」に当選しているのか、又は、最大ラウンド数が7Rの小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選しているのか、が遊技者には判別し得ないように構成し、「リーチ表示」の変動演出において小当たり当選したことを報知した後で、昇格演出を行って小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選したことを報知することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図456(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たり又は小当たりとして大当たり動画又は小当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、通知態様としてのキャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たり又は小当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は第2始動口71に入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な通知態様としての特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な通知態様としての特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が青で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が青で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示されるすべての遊技状態において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「普図高確時間短縮状態」若しくは「普図低確時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図456(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態A」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として限定演出として、所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第20実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(結果報知装置としての特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第2始動口71へ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第20実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第20実施形態においては、第1始動口64又は第2始動口71への入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
図455に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ(図示せず)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役72が配設されている。この普通電役72は、主に、出没板72aと、該出没板72aを出没駆動する普通電役ソレノイド(図示せず)と、により構成されている。
第20実施形態の主制御装置110(図457参照)は、通常時、普通電役72の出没板72aを遊技盤13盤面内に没入させた状態を維持させており、第2始動口71の正面視上方側(スルーゲート67側)から流下してきた球は、遊技盤13盤面内に没入状態となっている出没板72aを通過し、始動検知領域としての第2始動口スイッチ71aによって検知されることなく盤面下方(可変入賞装置65側)へと流下していく。そして、普通図柄の可変表示で当たりに当選した場合に、上記普通電役ソレノイド(図示せず)を所定時間駆動し、普通電役72の出没板72aを所定時間の間、遊技盤13盤面から突出した状態に駆動させて、第2始動口71の正面視上方側(スルーゲート67側)から流下してきた球は、遊技盤13盤面から突出した状態となっている出没板72aの上面を右側から左側へと転動し、第2始動口スイッチ71aによって入賞検知される。これにより、第2始動口71への球の流入を可能に構成して、右打ち遊技されて可変表示装置ユニット80の正面視右側を流下する球が第2始動口71へ入賞し易い状態、即ち、入賞補助状態となるように構成されている。
また、第20実施形態のパチンコ機10では、普通電役72が開放され、出没板72aが遊技盤13盤面から突出した状態となっている場合、第2始動口71の正面視上方側(スルーゲート67側)から流下してきた球が出没板72aの上面を右端から左端まで転動しきって第2始動口スイッチ71aによって入賞検知されるまでに約1秒程度の時間を要するように構成されている。
一方、詳細は後述するが、「通常遊技状態(「通常遊技状態A」及び「通常遊技状態B」)」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放回数は1回であり、その開放時間は「0.1秒」となるように普通電役開放テーブル202kで規定されている(図475(c)参照)。
即ち、「通常遊技状態」において右打ち遊技を実施した場合、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役72が開放状態となり、出没板72aが遊技盤13盤面から突出した状態となったとしても、第2始動口71の正面視上方側(スルーゲート67側)から流下してきた球が出没板72aの上面を右端から左端まで転動しきって第2始動口スイッチ71aによって入賞検知される前に普通電役72は閉鎖状態となるため、出没板72aの上面を転動していた球は該出没板72aが没入状態となることで普通電役72の下方へと流下していき、第2始動口スイッチ71aによって入賞検知され得ないように構成されている。
ここで、仮に、「通常遊技状態」における普通電役72の開放態様を、該普通電役72の開放時に右打ち遊技することで該普通電役72内へ入球可能となるように構成した場合(例えば、開放時間が「1.0秒」など)、「通常遊技状態A」において右打ち遊技を実行することで普通図柄が当たりに当選し、普通電役72が開放することで第2始動口スイッチ71aによって入賞検知され、第2特別図柄の動的表示が実行されてしまう。
上述したように、第2特別図柄の動的表示は、平均すると約6回転に1回の割合で小当たり又は大当たりが発生し得るように構成されているため、「通常遊技状態A」においても第2特別図柄の動的表示が小当たり又は大当たりに当選し易い状態となってしまい、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、普通電役72を第20実施形態のパチンコ機10のように構成することで、「通常遊技状態」に右打ち遊技した場合に、従来のパチンコ機における普通電役72よりも入賞し難くなるように構成することができる。また、「通常遊技状態A」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力することで、「通常遊技状態A」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第2始動口スイッチ71aを出没板72aの左端と近接した位置に配設することにより、特定時期である普通電役72の1回の開放における最大入賞個数(例えば、「10個」)に達した場合に、即座に該出没板72aを没入状態とすることができ、最大入賞個数を上回って入賞することが発生し難いように構成することができる。
さらに、第20実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」及び「普図低確時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を低確率状態(例えば、70/100)とし、普通図柄の可変表示において「普図高確時間短縮状態」より当たりに当選し難くすることで、普通電役72の出没板72aを突出状態(開放状態)とし難くして、「普図高確時間短縮状態」より第2始動口71へ入賞し難いように構成する。一方、「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」及び「普図低確時間短縮状態」より当たりに当選し易くすることで、普通電役72の出没板72aを突出状態(開放状態)とし易くし、第2始動口71へ容易に入賞し得るように構成する。
第20実施形態のパチンコ機10では、普通図柄の高確率状態では、可変表示が高確率(即ち、99%)で当たりを導出するため、普通図柄が高確率状態である「普図高確時間短縮状態」では、右打ち遊技で発射された球の多くが第2始動口71に入賞し得るように構成される。一方、普通図柄の低確率状態のうち、「通常遊技状態」では、可変表示が低確率(即ち、70%)で当たりを導出し得るものの、普通電役72の開放時間が短時間のため、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71に入賞し難いように構成される。また、普通図柄の低確率状態のうち、「普図低確時間短縮状態」では、可変表示が低確率(即ち、70%)で当たりを導出し得る状態であり、普通電役72の開放時間が「普図高確時間短縮状態」と同様に長時間となるため、右打ち遊技で発射された球が第2始動口71に入賞し得るように構成される。
これにより、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技で発射された球を第2始動口71へと入賞させながら遊技を行うことが可能となることで、第2始動口71への入賞に基づく賞球の払い出しによって、遊技者は「通常遊技状態」より自身の持ち球の減少を抑えながら遊技を行うことができる。
なお、「普図高確時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、可動装置としての普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)時間や、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する(開放される)回数を変更するものとしても良い。具体的には、「普図高確時間短縮状態」において、普通電役72の出没板72aが没入する時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役72の出没板72aが没入する回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「普図高確時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役72の出没板72aの没入時間の長時間化と、普通電役72の出没板72aの没入回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第20実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に第2始動口71正面視右側に設けられた普通電役72が所定時間だけ作動状態となり、所定図柄以外(第20実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第20実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。始動検知領域としての第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図457参照)で第1特別図柄の抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が結果報知装置としての特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて可動装置としての第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方には、普通電役72が開放状態である場合にのみ球が入球し得る第2始動口71が配設されている。この第2始動口71へは、普通電役72が開放状態である場合、右打ち遊技で発射された球が1分間に約90個程度入賞するように遊技釘が周辺に植設されている。上述したように、普通電役72が開放状態である場合に第2始動口スイッチ71aによって入賞検知され易いように構成されており、その第2始動口スイッチ71aのオンに起因して主制御装置110(図457参照)で第2特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が結果報知装置としての特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第2始動口71は、球が入球すると1個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
遊技盤13の正面視右側下方には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aと、該大入賞口開閉板65aを開閉駆動可能な大入賞口ソレノイド65b(図457参照)と、可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cと、特定領域65dと、可変入賞装置65内に流入した球を排出するための排出口65hと、が設けられている。また、特定領域65dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板65eと、該特定領域開閉板65eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド65f(図457参照)と、特定領域65dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ65gと、で構成されている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において小当たり又は大当たりに当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図457参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた始動検知領域としての大入賞口スイッチ65cによって検知された後、同じく可変入賞装置65内に設けられた特定領域65d側へと流下する。大入賞口スイッチ65cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第20実施形態のパチンコ機10では、小当たりに当選した特別図柄の種類によって、可動装置としての可変入賞装置65の開放態様が異なるように構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示において小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選した場合には、1のラウンドにおける可変入賞装置65の開放回数が6回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、可変入賞装置65が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(図471参照)。即ち、第1特別図柄の小当たりによる可変入賞装置65の開放時間の合計時間が「0.6秒」に設定される。一方、第2特別図柄の動的表示において小当たり種別「時短D(小当たりB)」に当選した場合には、1のラウンドにおける可変入賞装置65の開放回数が10回に設定され、第1特別図柄の小当たりと同様、開放時間が「0.1秒」に設定され、可変入賞装置65が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間が「1.2秒」に設定される(図471参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる可変入賞装置65の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。
従って、第1特別図柄の動的表示において小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選した場合の方が、第2特別図柄の動的表示において小当たり種別「時短D(小当たりB)」に当選した場合よりも可変入賞装置65の開放時間の合計時間が短くなるように構成されている。これは、上述したように、「通常遊技状態A」の救済優先報知期間においては、特図1小当たりに当選した場合に右打ち遊技を行わず、大当たり遊技を発生させずにそのまま「通常遊技状態A」に戻ることがあるためである。
より詳細には、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時に右打ち遊技を行わずにそのまま「通常遊技状態A」に戻る場合、遊技者は、小当たり遊技の実行時間において利益付与条件として球の発射を中断し、該小当たり遊技の終了を待つことになる。よって、特図1小当たり当選時の開放時間が長時間に設定されていると、その分、球の発射を中断する期間も長くなってしまい、遊技者にストレスを与えかねず、また、パチンコ機10の稼働低下につながるおそれがある。
従って、第20実施形態のパチンコ機10では、特図1小当たり当選時において、右打ち遊技を実行することで特定領域65dに球を通過可能な期間であって、かつ、特図1小当たり当選時に右打ち遊技を行わない場合にも、球の発射を中断する期間が長くなりすぎないように構成している。
また、一方で、特図1小当たり当選時における可変入賞装置65の開放時間の合計時間が短く構成されているため、遊技者によっては、可変入賞装置65の開放中に右打ち遊技を実行するのに手間取ってしまい、特定領域65dに球を通過させられず、意に反して大当たり遊技を発生されられないおそれがある。このため、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合のオープニング時間を長めに(即ち、「10秒」)設定し、該オープニング時間において右打ち遊技の報知を十分に行うことで、このような失敗が発生し難くなるように構成されている。なお、第1特別図柄及び第2特別図柄のいずれの小当たりの場合も、1のラウンドにおける可変入賞装置65への最大入賞個数が「10個」に設定される(図471参照)。
可変入賞装置65内であって、大入賞口スイッチ65cの下流側に配設されている特定領域開閉板65eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板65eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域65dの上流側(特定領域開閉板65eの正面視左側)から流下する球を特定領域開閉板65eの上面を転動させて可変入賞装置65内の排出口65h側(特定領域開閉板65eの正面視右側)へと流下させることで、可変入賞装置65内に流入した球の特定領域65dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第20実施形態では、第1特別図柄又は第2特別図柄での小当たり当選に基づく大入賞口開閉板65aの最初の開放開始後)に基づいて、特定領域開閉板65eが特定領域ソレノイド65f(図457参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域65d内(特定領域スイッチ65g側)に球が流入可能な状態となる。
即ち、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合には、大入賞口開閉板65aの開放開始と同時に特定領域開閉板65eが開放され、可変入賞装置65へ球が流入可能となっている状態で特定領域65dが開放されている状態となる。よって、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合には、右打ち遊技を実施することで球が特定領域65dへ流入可能となる。
特定領域65d内に流入した球は、該特定領域65d内に設けられた特定領域スイッチ65gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第20実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ65gによって球が検知された場合、第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ65gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図458参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ65gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
一方、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合に右打ち遊技を実行せず、特定領域スイッチ65gによって球が検知されなかった場合、大当たり遊技は開始されずに小当たり当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
第20実施形態のパチンコ機10においては、主制御装置110(図457参照)での第2特別図柄の抽選が大当たりとなる場合、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるように特別図柄表示装置37の特別LED群37bを点灯表示させると共に、第3図柄表示装置81にその大当たりに対応した停止図柄(例えば、同一図柄の3つ揃い(「777」等))を表示させて、大当たり遊技の発生が示される。また、第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選で小当たりに当選して、該小当たりに基づく可動装置としての可変入賞装置65の開放中に該可変入賞装置65内の特定領域65dを球が通過した場合、結果報知装置としての特別図柄表示装置37の特別LED群37bを点灯表示させるとともに、第3図柄表示装置81に特定領域65dを通過した旨を示す表示(例えば、「V獲得」等)を表示させて、大当たり遊技の発生が示される。その後、大当たり種別(小当たりに基づく大当たりの場合は、小当たり種別)に応じて、可変入賞装置65に設けられた大入賞口開閉板65aが開放(遊技盤13盤面内に没入駆動)されて、球が大入賞口内に入賞し易い特別遊技状態(大当たり遊技)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖(遊技盤13盤面から突出した状態)されている大入賞口開閉板65aが、所定条件が成立するまで(例えば、「30秒」経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この大入賞口開閉板65aは、開放された場合に、開放から所定時間が経過、又は、所定数の入賞を検知すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その大入賞口開閉板65aが開放される。この大入賞口開閉板65aの開閉動作は、最高で例えば10回(10ラウンド)繰り返し可能に構成されている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態(大当たり状態)の一形態であり、遊技者には、球を可変入賞装置65内に入賞させることで、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。なお、大当たり遊技中において、大入賞口開閉板65aの開放中に右打ち遊技を行わず、該可変入賞装置65に入球させなかった場合、該大入賞口開閉板65aの開放から「30秒」経過すると該当の大当たりラウンドが終了して大入賞口開閉板65aが閉鎖される。よって、10ラウンドに渡って可変入賞装置65に入球させなかった場合は、賞球が発生せずに大当たりが終了し、各特別図柄の動的表示の実行が開始される。
遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図453参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,64,65,71にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,64,65,71に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
次に、図457を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図457は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したリード・オンリー・メモリー(Read Only Memory。以下、「ROM」と略す)202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるランダム・アクセス・メモリー(Random Access Memory。以下、「RAM」と略す。)203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
主制御装置110では、大当たり抽選や特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における各特別図柄の動的表示および変動演出の設定、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示の表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。RAM203には、これらの処理を制御するための各種カウンタを格納するカウンタ用バッファ203cが設けられている。
また、ROM202は、大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、小当たり種別テーブル202c、保留数テーブル202d、停止パターンテーブル202e、変動パターンテーブル202f、大当たり開放テーブル202g、小当たり開放テーブル202h、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j、普通電役開放テーブル202k、時短終了条件テーブル202mを少なくとも格納している。主制御装置110は、RAM203に格納された各種カウンタと、ROM202に格納された各種テーブルとによって、上記の主要な制御を実行する。
ここで、図458を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。これらのカウンタ等は、大当たり抽選や、結果報知装置としての特別図柄表示装置37の動的表示の設定、第3図柄表示装置81の変動演出の設定、普通図柄表示装置83における可変表示の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。また、各種カウンタの説明の中で、図459から図476を参照して、主制御装置110のROM202に格納された各種テーブル、各種制御タイミング及び遊技状態の遷移等についても説明する。
大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、および、第3図柄表示装置81の変動演出の設定には、大当たり又は小当たりの抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の停止種別の選択に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の選択に使用する停止パターン選択カウンタC3と、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1と、小当たり図柄の停止種別の選択に使用する小当たり種別カウンタCKと、が用いられる。
また、普通図柄表示装置83の抽選には、普図当たりカウンタC4が用いられ、普図当たりカウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。
これら各カウンタは、更新の都度前回値に1が加算され、特定時期である最大値に達した後「0」に戻るループカウンタとなっている。
各カウンタは、例えば、タイマ割込処理(図492参照)の実行間隔である「2ミリ秒」間隔で更新され、また、一部のカウンタは、メイン処理(図491参照)の中で不定期に更新されて、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファ203cに適宜格納される。詳細については後述するが、RAM203には、第1特別図柄に関する4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)からなる第1保留球格納エリア203dと、第2特別図柄に関する4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)からなる第2保留球格納エリア203eとが設けられており、第1保留球格納エリア203dには、始動検知領域としての第1始動口64への入球タイミングに合わせて、大当たり乱数カウンタC1、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値がそれぞれ格納され、第2保留球格納エリア203eには、第2始動口71への入球タイミングに合わせて、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値がそれぞれ格納される。
各カウンタについて詳しく説明する。大当たり乱数カウンタC1は、所定の範囲(例えば、「0~9999」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~9999」の値を取り得るカウンタの場合は「9999」)に達した後所定時期にすべく「0」に戻る構成となっている。特に、大当たり乱数カウンタC1の更新が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれ、その初期値から大当たり乱数カウンタC1の更新が行われる。
第1初期値乱数カウンタCINI1は、大当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成される。即ち、例えば、大当たり乱数カウンタC1が「0~9999」の値を取り得るループカウンタである場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1もまた、「0~9999」の範囲のループカウンタである。この第1初期値乱数カウンタCINI1は、タイマ割込処理(図492参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図491参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
大当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(第20実施形態では、タイマ割込処理(図492参照)毎に1回)更新される。そして、球が始動検知領域としての第1始動口64に入賞(始動入賞)したタイミングで、第1始動口64(第1特別図柄)に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納される。また、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したタイミングで、第2始動口71(第2特別図柄)に対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納される。
大当たり乱数カウンタC1が大当たりとなる乱数の値は、主制御装置110のROM202に格納される各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定されている。つまり、第2保留球格納エリア203eの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。
なお、上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たりとなる乱数の値は設定されていない。これは、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」、即ち、救済条件が成立し得る遊技状態においては、小当たり当選に基づく大当たりのみが発生可能とするためである。
ここで、図459を参照して、各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aの詳細について説明する。図459(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a1(以下、「特図1大当たり乱数テーブル202a1」と称する)の一例を模式的に示した模式図であり、図459(b)は、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202a2(以下、「特図2大当たり乱数テーブル202a2」と称する)の一例を模式的に示した模式図である。
上述したように、第20実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1では、大当たりとなる乱数の値は設定値にかかわらず設定されていない。一方、特図2大当たり乱数テーブル202a2では、設定値毎にそれぞれ、大当たり乱数値の個数が異なって設定されている。また、設定毎に変位させるために必要となる大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレに対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成されている。即ち、設定毎に変位させるために大当たり乱数値の個数を増加させる場合、ハズレ乱数値の個数を減少させ、その減少分を大当たり乱数値の個数として割り当てるように構成する。このように、遊技状態に応じて大当たり乱数値の個数を異ならせることにより、設定ごとに大当たりとなる確率が変更される。
一方、各特別図柄において、設定値毎に小当たり乱数値の個数が同一となるように設定されている。即ち、第1特別図柄における小当たり乱数値の個数は、設定値毎で同一の個数となるように構成される。同じく、第2特別図柄における小当たり乱数値の個数も、設定値毎で同一の個数となるように構成される。このように、小当たり乱数値の個数を、各特別図柄において、設定値毎で同一とすることにより、各特別図柄におけるすべての設定値での小当たり遊技のみを考慮した遊技価値の付与割合が同等となる。
このように、第20実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の設定毎の大当たり乱数値の個数の増加分を、すべての設定値においてハズレ乱数値の個数から補うように構成する。また、第1特別図柄又は第2特別図柄の小当たり乱数値の個数を、設定毎に変化させないように構成する。即ち、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分を大当たり乱数値に割り当てることで補填するとともに、第1特別図柄および第2特別図柄小当たり乱数値の個数は、第1特別図柄又は第2特別図柄設定毎に同一とする。このように構成することで、設定値毎の出玉率の計算を、大当たり乱数値の個数の増加分のみを考慮することで計算することが可能となり、遊技仕様の設計時における工数の増加を抑制することができる。
また、第20実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技情報としての大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技を行う上で最も滞在し易い場合に取得さ得る大当たり乱数値以外の最も多い乱数値の役(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成する。このように構成することで、例えば、第2特別図柄の変動演出で最も多い役であるハズレ役の出現回数からは設定判別を困難にすることができる。よって、遊技者による設定判別要素を、ハズレ役より現出確率が低い大当たりの出現割合のみとして、パチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。その結果、低設定(即ち、設定値1等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
さらに、第20実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与しないハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成する。
ハズレ役は、大当たり役や小当たり役と異なり、遊技価値を付与しない役であるため、パチンコ機10毎に設けられ、該パチンコ機10における遊技結果等を表示するデータランプ(図示せず)に明確に(大々的に)表示されない役である。ここで、仮に、データランプに明確に(大々的に)表示され易い大当たり遊技に対応する大当たり乱数値の個数と、小当たり遊技に対応する小当たり乱数値の個数とを設定毎にともに変更した場合、その大当たり遊技および小当たり遊技の2つの要素の出現率を遊技者がデータランプで一瞥(確認)することで、パチンコ機10の設定判別が推測され易くなってしまう。その結果、例えば、低設定(例えば、設定値「1」)に設定されたパチンコ機10の設定を遊技者に看破されてしまった場合、遊技者は該パチンコ機10で遊技を行わず、パチンコ機10の稼働が低下してしまうおそれがある。
そこで、確率設定値の設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与せず、データランプに明確に(大々的に)表示されないハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成することで、遊技者による設定判別要素を大当たりの出現割合のみとして、小当たりの出現率からはパチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。よって、確率設定値の判別要素を1つの乱数値に基づく役の出現率に限定し、例えば、出玉率の低い低設定(即ち、設定値「1」等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
図459(a)で示すように、第20実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1では、大当たりとなる乱数の値は設定値にかかわらず設定されていない。つまり、設定値にかかわらず、第1特別図柄の動的表示において大当たり(大当たり種別に基づく大当たり)は発生し得ないように構成されている。
詳細に説明すると、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり当選時における特別図柄の動的表示の実行回数(救済条件成立回数までの残り回数)によっては、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。そして、小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行する場合、通常時の小当たり当選時に右打ち遊技を実行せず、特定領域65dに球を通過させないことによって大当たりを発生させずに「通常遊技状態A」に戻って左打ち遊技を継続し、更新終了状態である救済条件成立回数まで第1特別図柄の動的表示を実行させて付与利益としての「普図低確時間短縮状態」に移行させることになる。
ここで、仮に、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たりとなる乱数の値が設定されており、「通常遊技状態A」において大当たり種別に当選し得る場合、小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行して救済条件成立を目指している最中に第1特別図柄の動的表示が大当たり種別に当選してしまう可能性がある。
そして、第1特別図柄の動的表示が大当たり種別に当選すると、小当たり種別への当選とは異なり、遊技者の遊技方法にかかわらずに大当たり遊技が開始されてしまうため、小当たり当選時の左打ち遊技方法によって大当たりの発生を回避し、救済条件成立に向けて持ち玉を消費して左打ちを実行していた分が無駄になってしまうおそれがある。
さらに、遊技者は、通常時の小当たり当選時の右打ち示唆(この場合、救済優先報知演出(図541(d)参照))に従って左打ち遊技を継続し、救済条件成立を目指していたたにもかかわらず途中で大当たりが発生したことで、パチンコ機10に対して懐疑的になり、パチンコ機10の遊技を中止してしまうおそれがある。
よって、第20実施形態のパチンコ機10では、このような事象が発生し得ないようにするため、第1特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たりとなる乱数の値が設定されていない。
また、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、33個で、その値「0~32」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における小当たり確率は、33/10000=0.33/100(即ち、0.33%)となるように設定されている。
よって、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの9967個で、その値「33~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9967/10000=99.67/100(即ち、99.67%)となるように設定されている。
次いで、設定値が「2」の場合も、設定値が「1」の場合と同様に大当たりとなる乱数の値は設定されていない。
また、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」の場合と同様、33個で、その値「0~32」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄における小当たり確率は、33/10000=0.33/100(即ち、0.33%)となるように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、小当たり乱数値以外の残りの9967個で、その値「33~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9967/10000=99.67/100(即ち、99.67%)となるように設定されている。
次いで、設定値が「3」の場合も、設定値が「1」の場合又は「2」の場合と同様に大当たりとなる乱数の値は設定されていない。
また、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」及び設定値「2」の場合と同様、33個で、その値「0~32」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄における小当たり確率は、33/10000=0.33/100(即ち、0.33%)となるように設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの9967個で、その値「33~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9967/10000=99.67/100(即ち、99.67%)となるように設定されている。
従って、第20実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示において、大当たり種別に基づく大当たりは発生し得ず、小当たり種別に基づく大当たりのみが発生し得るように構成されている。
このように構成することで、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」、即ち、救済条件が成立し得る遊技状態においては、小当たり当選に基づく大当たりのみが発生し得るようにすることができる。
そして、「通常遊技状態A」において制御判定結果としての特図1小当たりに当選した場合に、右打ち遊技を実行せず、特定領域65dに球を通過させないことによって付与価値としての大当たりを発生させずに「通常遊技状態A」に戻って左打ち遊技を継続し、更新終了状態である救済条件成立回数まで第1特別図柄の動的表示を実行させて付与利益としての「普図低確時間短縮状態」に移行させることができる。
その結果、「通常遊技状態A」中に特図1小当たりに当選した場合に、遊技者が第3図柄表示装置81において実行される右打ち報知演出の内容を判別し、該小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して大当たりを発生させるべきか否かを判断することで、いずれの打ち方をした方が獲得し得る出玉の期待値が高くなるのかを推測でき、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
次に、図459(b)で示すように、第20実施形態の特図2大当たり乱数テーブル202a2では、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は2個で、その値「0,1」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、2/10000=0.02/100(即ち、0.02%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、1550個で、その値「2~1551」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における小当たり確率は、1550/10000=15.50/100(即ち、15.50%)となるように設定されている。
従って、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの8448個で、その値「1552~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄のハズレ確率は、8448/10000=84.48/100(即ち、84.48%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
このように、第2特別図柄の小当たり確率は、大当たり確率と比べてもすこぶる選択され易い個数に設定されている。即ち、第2特別図柄における抽選遊技では、ハズレ→小当たり→大当たりの順に選択され易い設定となっており、「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において実行され得る第2特別図柄の動的表示において大当たりが発生する場合、小当たり遊技への当選に基づく大当たりの割合が高くなるように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は3個で、その値「0~2」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、3/10000=0.03/100(即ち、0.03%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」の場合と同様、1550個で、その値「3~1552」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における小当たり確率は、1550/10000=15.50/100(即ち、15.50%)となるように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの8447個で、その値「1553~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄のハズレ確率は、8447/10000=84.47/100(即ち、84.47%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、小当たり確率は同等(ともに15.50%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(0.02%→0.03%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は4個で、その値「0~3」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、4/10000=0.04/100(即ち、0.04%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」及び「2」の場合と同様、1550個で、その値「4~1553」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における小当たり確率は、1550/10000=15.50/100(即ち、15.50%)となるように設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの8446個で、その値「1554~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄のハズレ確率は、8446/10000=84.46/100(即ち、84.46%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、小当たり確率は同等(ともに15.50%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(0.03%→0.04%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
なお、第20実施形態の特図1大当たり乱数テーブル202a1では、大当たりとなる乱数の値は設定値にかかわらず設定されていないが、特図2大当たり乱数テーブル202a2と同様に、各設定値毎の大当たりとなる乱数値が設定されるように構成してもよい。
図458に戻って、説明を続ける。大当たり種別カウンタC2は、大当たりとなった場合の大当たり種別を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~99」の値を取り得るカウンタの場合は「99」)に達した後に「0」に戻る構成となっている。大当たり種別カウンタC2の値は、例えば、定期的に(第20実施形態では、タイマ割込処理(図492参照)毎に1回)更新される。
そして、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアと同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納される。
なお、上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、特図1大当たり乱数テーブル202a1において、大当たりとなる乱数の値が設定値にかかわらず設定されておらず、第1特別図柄の動的表示は大当たりに当選し得ないため(図459参照)、RAM203の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアには、大当たり種別カウンタC2の格納エリアが設けられていない。
ここで、例えば、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)又は小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)でなければ、即ち、制御判定結果としてのハズレとなる乱数(ハズレ乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、ハズレ時のものとなる。また、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、小当たり時のものとなる。一方で、第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は大当たり時のものとなる。この場合、その大当たり時の変動パターンおよび停止種別は、同じ保留エリアに格納された大当たり種別カウンタC2の値が示す大当たり種別に対応して決定される。
上述したように、第20実施形態のパチンコ機10における遊技情報としての大当たり種別カウンタC2の値は、「0~99」の範囲のループカウンタとして構成されて、該大当たり種別カウンタC2とROM202に格納された大当たり種別テーブル202bとに基づいて、大当たり種別が決定される。
ここで、図460を参照して、大当たり種別テーブル202bについて説明する。図460は、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202bの一例を模式的に示した図である。
図460に示すように、大当たり種別テーブル202bは、遊技状態と、大当たり種別カウンタC2の値とが対応付けられたテーブルである。
第20実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、特別図柄が規定回数(第20実施形態では、主に第2特別図柄の動的表示が5回)行われるまで間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる「普図高確時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短A」がある。
大当たり種別テーブル202bでは、大当たり種別に対して、その大当たり種別を決定する大当たり種別カウンタC2の取り得る値が対応付けられている。
図460で示す大当たり種別テーブル202bの例では、すべての遊技状態において大当たりが発生した場合に、大当たり種別「時短A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~99」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が大当たり種別テーブル202bから選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値にかかわらず大当たり種別「時短A」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「時短A」が99/99の割合で当選することとなる。即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合には、大当たり種別「時短A」のみが選定され得るように構成されている。
図458に戻って、説明を続ける。小当たり種別カウンタCKは、小当たりに当選して該小当たり遊技中に特定領域65dを球が通過した場合に付与される小当たり種別(大当たり内容)を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、特定時期である最大値(例えば、「0~99」の値を取り得るカウンタの場合は「99」)に達した後に所定時期にすべく「0」に戻る構成となっている。小当たり種別カウンタCKの値は、例えば、定期的に(第20実施形態では、タイマ割込処理(図492参照)毎に1回)更新される。
そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、始動検知領域としての第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアと同じ第1保留エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203d5に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアと同じ第2保留エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納される。
ここで、例えば、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)又は小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)でなければ、即ち、ハズレとなる乱数(ハズレ乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、ハズレ時のものとなる。また、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、大当たり時のものとなる。一方で、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は小当たり時のものとなる。この場合、その小当たり時の変動パターンおよび停止種別は、同じ保留エリアに格納された小当たり種別カウンタCKの値が示す小当たり種別に対応して決定される。
上述したように、第20実施形態のパチンコ機10における遊技情報としての小当たり種別カウンタCKの値は、「0~99」の範囲のループカウンタとして構成されて、該小当たり種別カウンタCKとROM202に格納された小当たり種別テーブル202cとに基づいて、小当たり種別が決定される。この小当たり種別テーブル202cには、第1特別図柄の第1抽選遊技で参照される特図1小当たり種別テーブル202c1と、第2特別図柄の第2抽選遊技で参照される特図2小当たり種別テーブル202c2とが設けられている。
ここで、図461を参照して、特図1小当たり種別テーブル202c1及び特図2小当たり種別テーブル202c2について説明する。図461(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1小当たり種別テーブル202c1の一例を模式的に示した図であり、図461(b)は、同じくROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2小当たり種別テーブル202c2の一例を模式的に示した図である。
第20実施形態のパチンコ機10では、上述したように、各特別図柄の抽選遊技において小当たりに当選した場合に、可動装置としての可変入賞装置65(図455参照)を開放駆動するとともに、各特別図柄の種類に応じたタイミングで該可変入賞装置65内の特定領域65dを開放するように構成されている。そして、小当たり遊技中に特定領域65dを球が通過した場合には、小当たり種別カウンタCKの値に応じた大当たり遊技が開始されるように構成されている。
図461(a)及び図461(b)に示すように、小当たり種別テーブル202cは、第1特別図柄用と第2特別図柄用とで分けられ、その中でさらに、遊技状態によって分けられ、その中でさらに、該小当たり中に特定領域65dを通過したか否かに応じて、該特別図柄の種別に応じた小当たり種別と、小当たり種別カウンタCKの値とが対応付けられたテーブルである。
第20実施形態のパチンコ機10では、小当たり種別として、特定領域65dを球が通過しなかった場合には、最大ラウンド数が1ラウンドの「小当たりA」及び「小当たりB」が設けられる一方、特定領域65dを球が通過した場合には、最大ラウンド数が1+4ラウンドの「時短B」と、最大ラウンド数が1+6ラウンドの「時短C」と、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「時短D」と、が設けられている。
具体的には、第1特別図柄の抽選遊技では、「時短機能」が作動していない「通常遊技状態(主に、「通常遊技状態A」)」において、小当たりに当選した場合には、特定領域65dを球が通過しないときに小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりA」となる一方、特定領域65dを球が通過したときに小当たり種別「時短B」又は「時短C」となり、該特定領域65dへの通過に伴う大当たり遊技後に、主に第2特別図柄の動的表示が「1回」実行されるまでの間、「高確時短機能」が付与されるように構成されている。また、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」において、小当たりに当選した場合には、特定領域65dを球が通過しないときに小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりA」となる一方、特定領域65dを球が通過したときに小当たり種別「時短B」又は「時短C」となり、該特定領域65dへの通過に伴う大当たり遊技後に、主に第2特別図柄の動的表示が「5回」実行されるまでの間、「高確時短機能」が付与されるように構成されている。
なお、本実施形態における「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」においては、右打ち遊技が推奨されており、第2始動口71へ入賞し得て第2特別図柄の動的表示が実行され得る一方、第1始動口64へ入賞し難いことで第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。
次いで、第2特別図柄の抽選遊技では、すべての遊技状態において小当たりに当選した場合に、特定領域65dを球が通過しないときには小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりB」となる一方、特定領域65dを球が通過したときに小当たり種別「時短D」となり、該特定領域65dへの通過に伴う大当たり遊技後に、主に第2特別図柄の動的表示が「5回」実行されるまでの間、「時短機能」が付与されるように構成されている。
また、詳細は後述するが、「通常遊技状態」において救済条件成立回数(第20実施形態では「800回」)に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」として、主に第2特別図柄の動的表示が「100回」実行されるまでの間、「低確時短機能」が付与されるように構成されている(図476参照)。
よって、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選し、特定領域65dを球が通過した場合の大当たり遊技後には、主に第2特別図柄の動的表示が「1回」実行されるまでの間、「高確時短機能」が付与され、一方で、「通常遊技状態」において救済条件成立回数に達した場合には、主に第2特別図柄の動的表示が「100回」実行されるまでの間、「低確時短機能」が付与されるように構成されている。
即ち、「通常遊技状態(主に、「通常遊技状態A」)」においては、特図1小当たりに当選し、特定領域65dを球が通過した場合の大当たり遊技後に移行する「普図高確時間短縮状態」よりも、救済条件成立回数に達した場合に移行する「普図低確時間短縮状態」の方が、第2特別図柄の動的表示で大当たり(小当たりへの当選に基づく大当たりを含む)に当選する蓋然性が高くなるように構成されている。
このため、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において特図1小当たりに当選し、特定領域65dを球が通過した場合の大当たり遊技後に移行する「普図高確時間短縮状態A」よりも、救済条件成立回数に達した場合に移行する「普図低確時間短縮状態」の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。それぞれのケースにおける出玉期待値の詳細については図479にて後述する。
特図1小当たり種別テーブル202c1及び特図2小当たり種別テーブル202c2では、それぞれ、各小当たり種別に対して、その小当たり種別を決定する小当たり種別カウンタCKの取り得る値が対応付けられている。
図461(a)で示す特図1小当たり種別テーブル202c1の例では、すべての遊技状態において、第1特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域65dの通過有無に応じて「小当たりA」、「時短B」又は「時短C」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~99」が対応付けられている。
即ち、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203d5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図1小当たり種別テーブル202c1から決定され、例えば、特定領域通過の有無に応じて、小当たり種別カウンタCKの値が「7」である場合には小当たり種別として「時短B」が決定され、小当たり種別カウンタCKの値が「95」である場合には小当たり種別として「時短C」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、特定領域65dを通過しなければ、小当たり種別「小当たりA」が100%の割合で当選することとなる。また、特定領域65dを通過すれば、小当たり種別「時短B」が50.0%、小当たり種別「時短C」が50.0%の割合で、それぞれ当選するように構成されている。
次いで、図461(b)で示す特図1小当たり種別テーブル202c1の例では、すべての遊技状態において、第2特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域65dの通過有無に応じて「小当たりB」又は「時短D」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~99」が対応付けられている。
即ち、第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、同じ第2保留エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図2小当たり種別テーブル202c2から決定され、例えば、小当たり種別カウンタCKの値がいずれの値であっても、特定領域65dの通過有無に応じて小当たり種別として「小当たりB」又は「時短D」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、特定領域65dの通過有無に応じて、「小当たりB」又は「時短D」の小当たり種別が100%の割合で当選することとなる。
ここで、図462及び図463を参照して、第20実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図462は、各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図463は、各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図463において、非推奨の発射態様で遊技を行った場合における遊技状態の移行も表記しているが、ここでは、説明の便宜上、その説明を省略する。また、図462及び図463に記載した電サポ回数は、右打ち遊技によって主に実行され得る第2特別図柄の動的表示の実行回数となっており、時短終了条件については図476で詳細を後述する。
図462で示すように、「通常遊技状態A」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の動的表示で小当たり種別「小当たりA」に当選した場合(即ち、小当たり遊技中に特定領域65dに球を通過させなかった場合)、「通常遊技状態B」において保留されていた第2特別図柄の動的表示がすべて実行された場合、となる。
また、図462で示すように、「通常遊技状態A」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態である。さらに、「通常遊技状態A」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~210秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「5秒~190秒」で行われる(後述する図464~図469参照)。なお、この「通常遊技状態A」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図457参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「普図高確時間短縮状態A」への移行契機は、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の動的表示で小当たり種別「時短B」又は小当たり種別「時短C」に当選した場合(即ち、小当たり遊技中に特定領域65dに球を通過させた場合)となる(図463参照)。
この「普図高確時間短縮状態A」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態である一方、普通図柄の当たり確率は高確率状態である。さらに、「普図高確時間短縮状態A」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、高確時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「70秒」又は「80秒」で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図464~図469参照)。なお、この「普図高確時間短縮状態A」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「普図高確時間短縮状態B」への移行契機は、すべての遊技状態において大当たり種別「時短A」若しくは小当たり種別「時短D」のいずれかに当選した場合、又は、「時間短縮状態」(即ち、「普図高確時間短縮状態A」、「普図高確時間短縮状態B」又は「普図低確時間短縮状態」)において小当たり種別「時短B」若しくは「時短C」に当選した場合、となる(図463参照)。
この「普図高確時間短縮状態B」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態である一方、普通図柄の当たり確率は高確率状態である。さらに、「普図高確時間短縮状態B」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、高確時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~190秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図464~図469参照)。なお、この「普図高確時間短縮状態B」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「通常遊技状態B」への移行契機は、「普図高確時間短縮状態A」において時短終了条件が成立した場合(即ち、第1特別図柄の動的表示が7回、第2特別図柄の動的表示が1回、第1特別図柄・第2特別図柄の動的表示の合計回数が8回のいずれかが成立した場合)、又は、「普図高確時間短縮状態B」において時短終了条件が成立した場合(即ち、第1特別図柄の動的表示が7回、第2特別図柄の動的表示が5回、第1特別図柄・第2特別図柄の動的表示の合計回数が12回のいずれかが成立した場合)であって、第2特別図柄の保留球が残存している場合、となる(図463参照)。
なお、「普図低確時間短縮状態」において時短終了条件が成立した場合(即ち、第1特別図柄の動的表示が100回、第2特別図柄の動的表示が100回、第1特別図柄・第2特別図柄の動的表示の合計回数が100回のいずれかが成立した場合)にも、「通常遊技状態B」に移行し得るが、上述したように、「普図低確時間短縮状態」において右打ち遊技を行った場合、第2特別図柄の動的表示が平均すると約6回転に1回の割合で大当たりが発生し得るように構成されているため、該「普図低確時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が100回実行されるまでの間に大当たりが発生する蓋然性が高く、実質的に次回大当たりが約束された状態であり、「通常遊技状態B」へは移行し難い遊技状態となっているため、図462及び図463においては該当の移行契機を記載していない。
この「通常遊技状態B」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態である。さらに、「通常遊技状態B」では、保留球として残存している第2特別図柄の動的表示の遊技結果待ちの状態であるため、右打ち報知ランプ37c(図455参照)は非点灯状態であって左打ち遊技が奨励されている状態であるものの、第3図柄表示装置81等ではいずれの発射態様も奨励されていない状況である。そして、第1特別図柄の動的表示が実行される場合は「通常遊技状態A」に移行するため、第1特別図柄の動的表示は実行されず、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図464~図469参照)。
次いで、「普図低確時間短縮状態」への移行契機は、大当たり終了後、特別図柄の低確率状態において連続して所定回数(第20実施形態では、「800回」)大当たり状態が発生しなかった場合、即ち、特別図柄の低確率状態において所定回数の動的表示が行われる間、ハズレが抽出し続けた場合、又は、小当たり当選時に特定領域65dに球を通過させなかった場合、となる(図463参照)。
また、「普図低確時間短縮状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態であるものの、普通電役72の開放時間は長時間となる(図475参照)。さらに、「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、低確時短機能が作動している第2始動口71に入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「15秒~190秒」の範囲で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「2秒~190秒」の範囲で行われる(後述する図464~図469参照)。なお、この「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、スルーゲート67を球が通過した場合でも上記右打ち禁止報知は実行されない。
また、上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における制御判定結果としての特図1小当たり当選時に、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して利益付与条件として特定領域65dに球を通過させて大当たり遊技を発生させ、「普図高確時間短縮状態A」に移行させた場合と、「通常遊技状態A」において特別図柄の動的表示の実行回数が更新終了状態である救済条件成立回数に到達し、付与利益としての「普図低確時間短縮状態」に移行した場合と、の2の事象を比較すると、後者である「普図低確時間短縮状態」に移行した場合の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている(図479参照)。
従って、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、その時点での救済条件成立回数までの残りの回転数によっては、該特図1小当たり当選時に大当たり遊技を発生させずにそのまま「通常遊技状態A」に戻り、再び第1特別図柄の動的表示を実行させて救済条件成立回数まで到達させ、「普図低確時間短縮状態」に移行させた方が獲得し得る出玉の期待値が高くなることがある。
このため、従来のパチンコ機では、大当たり遊技を発生し得る小当たり種別に当選した場合(即ち、特定領域に球を通過可能な小当たり種別に当選した場合)には、該小当たり遊技中に球を発射して可変入賞装置に入賞させ、特定領域に球を通過させて大当たり遊技を発生させるべく、可変入賞装置に向けて球を発射させるように第3図柄表示装置等によって演出を実施するように構成されているが、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」で特図1小当たりに当選した場合の特別図柄の実行回数(救済条件成立回数までの残りの回転数)によって、小当たりオープニング時間において第3図柄表示装置81で実行される右打ち報知演出の内容を異ならせるように構成されている。
具体的には、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が獲得し得る出玉の期待値が高くなる場合(即ち、大当たり優先報知期間における特図1小当たり当選時)には、右打ち報知演出において、第1通知態様として、右打ち遊技を強く示唆して大当たり発生を強調させる演出を行うように構成されている(図541(b)参照)。
一方、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が獲得し得る出玉の期待値が高くなる場合(即ち、救済優先報知期間における特図1小当たり当選時)には、右打ち報知演出において、第2通知態様として、大当たり優先報知演出よりも右打ち遊技を強く示唆せず、大当たりを発生させることを強調しない演出(即ち、救済優先報知演出)を行うように構成されている(図541(d)参照)。なお、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出についての詳細は図480、図522及び図541において後述する。
図458に戻って、各種カウンタの説明を続ける。停止パターン選択カウンタC3は、例えば「0~99」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後、所定時期にすべく「0」に戻る構成となっている。
第20実施形態では、保留されている変動演出の保留数と停止パターン選択カウンタC3の値とによって、第3図柄表示装置81で表示される大当たり時およびハズレ時の変動演出の大まかな演出態様が選択される。また、第20実施形態のパチンコ機10では、各演出態様に比較的長めの変動時間が選択され易いロングパターン(以下、「ロング」と称する場合がある)と、該ロングパターンより短めの変動時間が選択され易いミドルパターン(以下、「ミドル」と称する場合がある)と、該ミドルパターンより短めの変動時間が選択され易いショートパターン(以下、「ショート」と称する場合がある)と、が用意されている。
具体的には、「リーチ表示」が発生しない「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」又は「非リーチ(ショート)」演出態様と、「リーチ表示」として「ノーマルリーチ」の変動要素のみが実行される「ノーマルリーチ」演出態様と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「スーパーリーチ」演出態様と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「スペシャルリーチ」演出態様と、該「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に昇格演出を行う「ノーマルリーチ(昇格演出)」演出態様と、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後に昇格演出を行う「スーパーリーチ(昇格演出)」演出態様と、「スペシャルリーチ」の変動要素の実行後に昇格演出を行う「スペシャルリーチ(昇格演出)」演出態様と、所定の遊技状態において固定的な演出が実行される「特殊変動」演出態様と、の10個の演出態様のいずれかが選択され得る。
ここで、各演出態様について詳細に説明する。演出態様の中で、「非リーチ(ロング)」演出態様と「非リーチ(ミドル)」演出態様と「非リーチ(ショート)」演出態様(以下、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様を総称して、『「非リーチ」演出態様』と称する場合がある)とは、特別図柄の変動演出として3つの図柄列Z1~Z3が変動する第3図柄表示装置81にて、各図柄列Z1~Z3を高速でシャッフルする「高速変動」の変動要素が行われた後に、先に停止する2の図柄列Z1,Z3において同一の第3図柄が停止せず、「リーチ表示」を発生しない演出態様である。
なお、「高速変動」の変動要素とは、例えば、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、各図柄列Z1~Z3(図456参照)に表示される第3図柄が、表示画面縦方向下方に高速にスクロールされている変動要素をいう。この「高速変動」では、遊技者によって第3図柄の表示内容を明確に認識できないように第3図柄を変動させ、前回停止表示された変動演出の停止結果を不規則に混ぜる(シャッフルする)演出が実行される。
第20実施形態のパチンコ機10では、「高速変動」の変動要素が行われた後、特定の演出態様(「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様)を除いて「低速変動」の変動要素が行われるように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、上記「高速変動」の変動要素後、遊技者に視認可能な速度で第3図柄を低速にスクロールしている変動要素をいう。この「低速変動」の変動要素では、遊技者に第3図柄の表示内容を認識させながら、各図柄列Z1~Z3を順に停止表示する。先に停止表示する2の図柄列(例えば、左図柄列Z1と右図柄列Z3(図456参照))において同一の第3図柄が停止した場合は「リーチ表示」が発生したとして「ノーマルリーチ」の変動要素へと発展する一方、該先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3において異なる第3図柄が停止した場合は、残りの図柄列Z2を停止表示して、その変動演出を終了するように構成されている。なお、「高速変動」の変動要素、又は、「低速変動」の変動要素を含む各変動要素の詳細については、後述する。
従って、「非リーチ(ロング)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われて、各図柄列Z1~Z3がそれぞれ順番に停止し、先に停止する2つの図柄列Z1,Z3に異なる第3図柄が停止し、残りの1の図柄列Z2が停止して、1の変動演出が終了する。一方、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われず、該「高速変動」の変動要素の終了後、各図柄列Z1~Z3が同時に停止し、2の図柄列Z1,Z3(例えば、「非リーチ(ロング)」演出態様で先に停止する2の図柄列)に異なる第3図柄が停止するとともに、他の図柄列Z2も停止し、1の変動演出が終了する。
演出態様の中で、「ノーマルリーチ」演出態様とは、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出において、先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3に同一の第3図柄が停止した直後に「ノーマルリーチ」の変動要素が実行され、他の「リーチ表示」、即ち、「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展しない「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スーパーリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スペシャルリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「ノーマルリーチ(昇格演出)」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素において小当たりに当選したことを報知(即ち、図柄列Z1~Z3に「0」,「2」,「4」,「6」若しくは「8」のうち、いずれかの同一の第3図柄が停止、又は、図柄列Z1及びZ3に同一の第3図柄が停止し、中図柄列Z2に「チャレンジ図柄」の文字を付した第3図柄が停止)した後に、各図柄列Z1~Z3に「1」,「3」,「5」,「7」又は「9」のうち、いずれかの同一の数字を付した第3図柄を停止させる「昇格演出」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スーパーリーチ(昇格演出)」演出態様とは、「スーパーリーチ」の変動要素において小当たりに当選したことを報知した後に、「昇格演出」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スペシャルリーチ(昇格演出)」演出態様とは、「スペシャルリーチ」の変動要素において小当たりに当選したことを報知した後に、「昇格演出」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「特殊変動」演出態様とは、「普図高確時間短縮状態」における最後の第2特別図柄の動的表示の実行時において選択され得る演出態様であり、限定演出として、右打ち遊技を実行して該第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留するように第3図柄表示装置81において報知演出を実行し、その後、当該の変動演出の当否を報知する演出態様である。
停止パターン選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(第20実施形態では、タイマ割込処理(図492参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、始動検知領域としての第1始動口64に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、第2始動口71に対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3に格納される。
第20実施形態のパチンコ機10では、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在保留中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)とに応じて、停止パターン選択カウンタC3の値を参照する停止パターンテーブル202eが異なるように構成されている。即ち、停止パターンテーブル202eは、複数種類設けられ、待機中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)等によって選択されるように構成されている。
また、第20実施形態では、変動演出の詳細な変動パターンを決定する場合に、まず、ROM202に備えられた保留数テーブル202dに基づいて、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在の変動演出の数(保留球数)とに対応したいずれかの停止パターンテーブル202eが選択される。そして、選択された停止パターンテーブル202eと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな態様である演出態様を選択する。その後、選択された演出態様と後述する変動種別カウンタCS1の値とに基づいて、変動演出の詳細な変動パターン(変動時間)が決定される。
この複数種類設けられた停止パターンテーブル202eは、各停止パターンテーブル202e毎に演出態様が選択される停止パターン選択カウンタC3の乱数値の範囲が異なるように設定されている。この停止パターンテーブル202eが複数用意されているのは、変動演出の当否、遊技状態及び保留球数に応じて変動演出の演出態様の選択比率を変更するためである。即ち、(1)取得した第3図柄の変動演出において大当たりが発生するか、(2)現在のパチンコ機10の遊技状態が「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態」であるか、及び、(3)保留されている変動演出の保留球数がいくつあるか、に応じて、演出態様の選択比率を変更するためである。
これは、第1の理由として、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させるためである。即ち、大当たり抽選に当選した場合と大当たり抽選にハズレた場合とで、停止パターン、即ち、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、及び、「スペシャルリーチ」演出態様の選択する割合を異ならせるように構成することで、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させる。具体的には、例えば、大当たり抽選に当選した場合に「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様を選択し易く構成し、大当たり抽選に当選しなかった場合には、「非リーチ」演出態様や「ノーマルリーチ」演出態様を選択し易く構成する。
このように構成することで、「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様は、大当たりし易い演出とすることができ、「ノーマルリーチ」演出態様や「非リーチ」演出態様は、大当たりし難い演出若しくは大当たりしない演出とすることができ、各演出態様毎の大当たり期待度を差別化することができる。従って、変動演出に大当たりし易い演出が現出した場合に、その大当たりし易い演出が行われている間、大当たりが発生する可能性が高いことを遊技者に示唆し、遊技の興趣を高めている。
第20実施形態のパチンコ機10では、具体的には、取得した抽選結果が大当たりである場合には、大当たりし易い演出を選択し易く、かつ、大当たりし難い演出を選択し難い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の大まかな内容である演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。一方、取得した抽選結果がハズレである場合には、大当たりし易い演出を選択し難く、かつ、大当たりし難い演出を選択し易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。これにより、変動演出において第3図柄の抽選結果を遊技者に報知する場合に、大当たりし易い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し易く、大当たりし難い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し難くし、演出態様(停止パターン)ごとに大当たり期待値に差を設けることで、その変動演出の実行中に遊技の興趣を高めることができる。
また、第2の理由として、第1特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における第1始動口64への入球、又は、第2特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における第2始動口71への入球に基づく無駄球(所謂、オーバーフロー入賞による特別図柄の無抽選)を極力削減するためである。
具体的に説明すると、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出の待機回数はそれぞれ最大4回と上限が設けられていると共に、変動演出は少なくとも一定時間が実行されることから、「普図高確時間短縮状態」および「普図低確時間短縮状態」における第2始動口71へ球が入球し易い遊技状態では、第2特別図柄の最大保留球数に到達し易い。これらの遊技状態において、長い変動時間の変動演出を選択すると、第2特別図柄の最大保留球数に到達した状態での第2始動口71への入球が頻発し、折角、利益付与条件として第2始動口71へ入球したにもかかわらず、第2特別図柄の抽選契機を取得できない。また、「通常遊技状態」においても、第1特別図柄の最大保留球数に到達している状態で、長い変動時間の変動演出を選択すると、その変動演出の実行中は第1特別図柄の保留球数が消化されないため、その間に第1始動口64への入球が発生しても、第1特別図柄の抽選契機を取得できない。このような状態になると、遊技者は、第1始動口64へ球を入球させても遊技価値が得られないと判断し、変動演出が消化されて再び保留球数を取得できる状態になるまで球の発射を停止して遊技を中断してしまう。遊技が中断されると、パチンコ機10の稼働率が低下してしまい、遊技場の経営に影響を与えてしまう。
そこで、第20実施形態のパチンコ機10では、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数へ到達し易い遊技状態や、最大保留球数に近い(又は一致する)保留球数では、短い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数に到達している状態での第1始動口64又は第2始動口71への入球を抑制することができる。
さらに、第3の理由として、実行時間を長く設定して、変動演出の終了を遅らせることで、変動演出が実行されている状態を長く維持するためである。具体的に説明すると、変動演出の保留球数が少ない(無い)場合に、実行中の変動演出の変動時間内に新たに第1始動口64又は第2始動口71のいずれかに球を入球させないと、次の変動演出を開始することができず、第3図柄表示装置81でデモ画面等を表示しなければいけない。遊技者は、球を発射して遊技を行っているにもかかわらず第3図柄表示装置81において変動演出が行われない場合、遊技者が求めている大当たりの抽選に係る興趣を得ることができず、遊技に興醒めしてしまう。また、遊技者は、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていないことで、第1始動口64、第2始動口71へ球が入球し難いパチンコ機10であると認識し、遊技価値を得難い台と判断して、そのパチンコ機10での遊技を止めてしまうおそれがある。
そこで、第20実施形態のパチンコ機10では、変動演出の保留球数が少ない場合に、長い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていない状況を起こり難く構成し、第3図柄表示装置81における変動演出の実行状態を長く維持することができる。
また、第4の理由として、右打ち遊技を実行する遊技状態において、第1特別図柄の変動表示の実行時間を短く設定することで、該右打ち遊技を実行する遊技状態における第1特別図柄の動的表示の実行期間が短くするためである。上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」においては右打ち遊技が推奨されており、該右打ち遊技によって普通電役72が開放状態である場合に第2始動口71へ入球可能となるため、第2特別図柄の動的表示が実行され易いように構成されている。そして、該第2特別図柄の動的表示は平均すると約6回転に1回の割合で大当たり(小当たり)が発生し得るように構成されている。
一方、右打ち遊技中において、第1始動口64へは入賞し難く、第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示は、平均すると約300回転に1回の割合でしか大当たり(小当たり)が発生し得ないように構成されている。このため、右打ち遊技中においては、第1特別図柄の動的表示は、第2特別図柄の動的表示と比較すると実行され難く、かつ、大当たり(小当たり)が発生し難い動的表示であるため、第20実施形態のパチンコ機10では、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」においてハズレとなる第1特別図柄の動的表示が実行される場合、短い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。
これにより、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」においては、ハズレとなる第1特別図柄の動的表示の実行期間を短くすることで、大当たり又は小当たりに当選し易い第2特別図柄の動的表示の変動演出のみを遊技者に注目させ、遊技の間延びを抑制することができる。
ここで、図464を参照して、保留数テーブル202dの詳細について説明する。図464(a)は、第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202d1を模式的に示した図であり、図464(b)は、第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202d2を模式的に示した図である。
上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64に球が入球したことに基づいて第1特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第1特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図1用保留数テーブル202d1を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e5を選択するように構成されている。また、第2始動口71に球が入球したことに基づいて第2特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第2特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図2用保留数テーブル202d2を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e6を選択するように構成されている。そして、選択された停止パターンテーブル202e1~202e6のいずれかと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな演出態様が決定される。
具体的には、図464(a)の特図1用保留数テーブル202d1で示すように、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図465(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2(図465(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態」の小当たり種別「時短C」抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図466(a)参照)が選択される。さらに、「通常遊技状態」の小当たり種別「時短B」抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4(図466(b)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図467(a)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」の小当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4(図466(b)参照)が選択される。
次に、図464(b)の特図2用保留数テーブル202d2で示すように、「通常遊技状態A」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図465(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態A」のハズレ抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2(図465(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態A」の大当たり又は小当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図466(a)参照)が選択される。
次いで、「普図高確時間短縮状態A」、又は、「普図高確時間短縮状態B」における第2特別図柄の5回転目には、いずれの抽選結果、及び、いずれの保留球数でも、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6(図467(b)参照)が選択される。また、「普図高確時間短縮状態B」の1~4回転目、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図465(a)参照)が選択される。一方、「普図高確時間短縮状態B」の1~4回転目、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」の大当たり又は小当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4(図466(b)参照)が選択される。
なお、「通常遊技状態」における第1特別図柄のハズレ抽出時、及び、「通常遊技状態A」における第2特別図柄のハズレ抽出時以外においても、保留球数応じて停止パターンテーブル202eが異なるように構成してもよい。例えば、大当たりに当選した場合に保留球数が多いとき、比較的短い変動パターンが選ばれ易い停止パターンテーブル202eを選択し得るように構成してもよい。
この場合、例えば、「リーチ表示」が実行される各演出態様において、「高速変動」の変動要素の部分の時間のみが10秒間から5秒間のみに変更された演出態様を選択するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の最大保留球数が4回ある状態で変動演出を開始する場合に、「高速変動」の変動要素が5秒間で行われたとしても、該5秒間の「高速変動」の変動要素が終了した時点(5秒間の「高速変動」の変動要素と認識した時点)では、その変動演出において「リーチ表示」が発生することがある。そのため、5秒間の「高速変動」の変動要素が行われた場合であっても、「非リーチ(ショート)」演出態様以外の「リーチ表示」が実行される演出態様が実行されるように構成することで、5秒間の「高速変動」の変動要素の実行時点では該変動演出が大当たりとなるかハズレとなるか分からなくすることができる。
次に、図465を参照して、各停止パターンテーブル202eについて説明する。図465(a)は、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1の一例を模式的に示した図であり、図465(b)は、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2の一例を模式的に示した図であり、図466(a)は、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3の一例を模式的に示した図である。また、図466(b)は、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4の一例を模式的に示した図であり、図467(a)は、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5の一例を模式的に示した図であり、図467(b)は、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6の一例を模式的に示した図である。
図465(a)で示すように、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1では、「非リーチ(ロング)」演出態様別に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98」,「99」に設定されている。
なお、Aテーブル202e1では、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、昇格演出系の演出態様、及び、「特殊変動」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、昇格演出系の演出態様、及び、「特殊変動」演出態様も選択されないように設定されている。
次に、図465(b)で示すように、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98,99」に設定されている。
なお、Bテーブル202e2では、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、昇格演出系の演出態様、及び、「特殊変動」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、昇格演出系の演出態様、及び、「特殊変動」演出態様も選択されないように設定されている。
即ち、Aテーブル202e1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。また、Bテーブル202e2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。
つまり、Aテーブル202e1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が選択され、Bテーブル202e2では、「非リーチ(ロング)」演出態様の代わりに「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるように構成されている。一方、Aテーブル202e1及びBテーブル202e2では、各「リーチ表示」に関しては、同一の割合で選択されるように構成されている。
従って、Aテーブル202e1及びBテーブル202e2は、「非リーチ」演出態様でのみロング演出態様かミドル演出態様かが異なるように選択されているため、Aテーブル202e1はBテーブル202e2と比べて選択される変動演出の変動時間が比較的長くなり易いと言える。換言すれば、Bテーブル202e2は、Aテーブル202e1と比べて選択される変動演出の変動時間が短くなり易いといえる。
このように、左打ち遊技が奨励されている「通常遊技状態A」において、ハズレの抽選結果が抽出された場合に、保留中の変動演出の保留球数に基づいて、変動演出の演出態様を選択するように構成する。例えば、変動演出の保留球数が多い場合には、変動演出時間が比較的短い「非リーチ(ミドル)」演出態様を選択する。これにより、変動演出の保留球数が多い場合に、実行される変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高めることができる。
また、例えば、変動演出の保留球数が少ない場合には、第1始動口64(第2始動口71)への球の入球時間を確保するために、「非リーチ(ミドル)」演出態様より変動演出時間が長い「非リーチ(ロング)」演出態様を選択する。これにより、「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択される場合より変動演出時間の長い「非リーチ(ロング)」演出態様を行うことができるので、第1始動口64への球の入球時間を確保し易くなり、第3図柄表示装置81における変動演出の実行時間中に新たな始動入賞が発生する可能性を高くすることで、変動演出が実行されている状況を維持することができる。
なお、第20実施形態では、ハズレの変動演出における演出態様の選択において、変動演出の保留球数に基づいて選択される停止パターンテーブル202eが異なるように構成されているが、第1始動口64又は第2始動口71への球の入球時に基づく変動演出の決定と、該入球に基づく変動演出の開始時に基づく変動演出の決定とで、実質的に同一の演出態様が選択されるように構成されている。
具体的には、例えば、ハズレの変動演出である場合は、変動演出の保留球数に基づいて、Aテーブル202e1又はBテーブル202e2のいずれか一方が選択されるように構成されているが、Aテーブル202e1とBテーブル202e2とでは、「非リーチ(ロング)」演出態様若しくは「非リーチ(ミドル)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様に割り振られた停止パターン選択カウンタC3の値がそれぞれ同一に設定されている。
即ち、変動演出の保留球数に基づいて、「非リーチ」演出態様における「非リーチ(ロング)」演出態様が選択されるか「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるかが異なるのみであり、「高速変動」の変動要素の時間が異なるだけで、実質的同一の演出態様が選択される。よって、始動入賞時に選択される演出態様と、変動開始時に選択される演出態様とは、遊技状態が遷移(例えば、保留球数が増加)した場合であっても、実質的に同一(同種)の演出態様が選択される。その結果、始動入賞時に選択された演出態様に基づいて「保留変化予告」等の先読み予告を行った場合であっても、実行される変動演出の内容が実質的に同一(同種)となり、先読み予告の対象となった変動演出において、該先読み予告の内容に対して齟齬が発生しない演出を実行することができる。
次に、図466(a)で示すように、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3では、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「2」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「3」~「20」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「21」~「50」に設定され、「ノーマルリーチ(昇格演出)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「51,52」に設定され、「スーパーリーチ(昇格演出)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「53」~「69」に設定され、「スペシャルリーチ(昇格演出)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「70」~「99」に設定されている。
なお、Cテーブル202e3は、「通常遊技状態A」における第1特別図柄の動的表示の小当たり時に選択される停止パターンテーブル202eであり、必ず「リーチ表示」が発生するので、「非リーチ」演出態様及び「特殊変動」演出態様は選択されないように設定されている。
次に、図466(b)で示すように、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4では、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「4」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「5」~「39」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「40」~「99」に設定されている。
なお、Dテーブル202e4は、「通常遊技状態A」における第1特別図柄の動的表示の小当たり時及び第2特別図柄の動的表示の大当たり時に選択される停止パターンテーブル202eであり、必ず「リーチ表示」が発生するので、「非リーチ」演出態様、昇格演出系の演出態様及び「特殊変動」演出態様は選択されないように設定されている。
ここで、図466(a)の及び図466(b)に示すように、第1特別図柄の動的表示において大当たり状態を発生可能な小当たり及び大当たりに当選した場合であっても、選択し得る停止パターンテーブル202eが異なるように構成されている。即ち、大当たり状態となった場合に最大10ラウンド分の出玉が獲得可能であって、該大当たり後に「普図高確時間短縮状態B」に移行する大当たり種別「時短A」に当選した場合には、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3が参照され、大当たり状態となった場合に最大5ラウンド分の出玉が獲得可能であって、該大当たり後に「普図高確時間短縮状態A」に移行する小当たり種別「時短C」に当選した場合には、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4が参照されるように構成されている。
従って、「通常遊技状態A」において主に実行される第1特別図柄の動的表示が小当たりに当選した場合、大当たり遊技によってより多くの出玉が獲得可能であって、該大当たり後に移行する遊技状態も「連荘」状態となり易い「普図高確時間短縮状態B」に移行する大当たりに当選した場合にのみ、「ノーマルリーチ(昇格演出)」演出態様、「スーパーリーチ(昇格演出)」演出態様及び「スペシャルリーチ(昇格演出)」演出態様が選択され得るように構成されている。
このように構成することで、「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」又は「スペシャルリーチ」の変動要素において小当たりに当選したことを報知(即ち、図柄列Z1~Z3に「0」,「2」,「4」,「6」若しくは「8」のうち、いずれかの同一の第3図柄が停止、又は、図柄列Z1及びZ3に同一の第3図柄が停止し、中図柄列Z2に「チャレンジ図柄」の文字を付した第3図柄が停止)した後に、続けて「昇格演出」の変動要素が実行されて大当たりに当選したことが報知(即ち、各図柄列Z1~Z3に「1」,「3」,「5」,「7」又は「9」のうち、いずれかの同一の数字を付した第3図柄が停止)される否か、という遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
次に、図467(a)で示すように、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5では、「非リーチ(ショート)」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「リーチ表示」演出態様、及び、「特殊変動」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」における第1特別図柄のハズレ抽出時は、必ず「非リーチ(ショート)」演出態様となるように設定されている。
なお、上述したように、「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」では、第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される第2特別図柄の動的表示を早期に実行させて遊技の間延びを抑制するため、該第1特別図柄の動的表示の1の変動時間を固定的、かつ、小刻みな変動秒数が選択されるように、ハズレ抽出時には「非リーチ(ショート)」演出態様がもれなく選択されるEテーブル202e5を選択するように構成されている。
次に、図467(b)で示すように、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6では、「特殊変動」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ」演出態様および「リーチ表示」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「普図高確時間短縮状態A」及び「普図高確時間短縮状態B」における第2特別図柄の5回転目には、必ず「特殊変動」演出態様となるように設定されている。
なお、「普図高確時間短縮状態A」における第2特別図柄の1回転目、及び、「普図高確時間短縮状態B」における第2特別図柄の5回転目、即ち、「普図高確時間短縮状態A」及び「普図高確時間短縮状態B」における第2特別図柄の動的表示の最後の実行時には、右打ち遊技を実行して該第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留するように第3図柄表示装置81において報知演出を実行し、その後当該の変動演出の当否を報知するため、第2特別図柄の動的表示の変動時間が固定して選択されるように、「特殊変動」演出態様がもれなく選択されるFテーブル202e6を選択するように構成されている。
よって、Cテーブル202e3及びDテーブル202e4で示すように、大当たり当選時の変動演出において、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様(「スペシャルリーチ(昇格演出)」演出態様>「スーパーリーチ(昇格演出)」演出態様>「ノーマルリーチ(昇格演出)」演出態様)の順で選択割合が高く、Aテーブル202e1及びBテーブル202e2で示すように、ハズレ時の変動演出において、「ノーマルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「スペシャルリーチ」演出態様の順で選択割合が高くなるように設定されている。従って、各「リーチ表示」の現出時における大当たり期待度は、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順に大当たりの表示結果が現出する可能性が高くなるように構成される。これにより、変動演出の演出態様によって遊技者に大当たりへの期待度を示すことができ、遊技者は実行された変動演出の演出態様に応じて大当たりへの高揚感を味わうことができる。
以上より、特別図柄の種別と、変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、その時点における変動演出の保留球数とに基づいて、実行する変動演出の演出態様を決定することにより、遊技が行われている状況に基づいて変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高める演出態様を選択することができる。
なお、変動演出の保留球数が多い場合(例えば、「4」個)に、「リーチ表示」が選択されたとき、各「リーチ表示」の「高速変動」の演出要素が短縮された停止パターンテーブル202eを設けてもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄の合計保留数に基づいて演出態様を選択するように構成してもよい。さらに、変動演出の保留球数が多い場合に、各演出態様において「低速変動」の演出要素を省略した停止パターンテーブル202eを設けてもよい。さらに、変動演出の保留球数に応じて、各演出態様の選択率が全く異なる停止パターンテーブル202eを設けてもよい。ただし、変動演出の保留球数に応じて各演出態様の選択率が異なるような場合は、「保留変化予告」等の先読み予告を行う上で、先読み予告実行決定時における保留球数と、該先読み予告の対象となった変動演出の実行時における保留球数とが異なる場合がある。このような場合、先読み予告の内容と変動演出の内容との整合性を保つ処理が必要となるため、処理が煩雑となる。
図458に戻って、説明を続ける。変動種別カウンタCS1は、例えば「0~9」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「9」)に達した後「0」に戻る構成となっている。変動種別カウンタCS1の値は、後述するタイマ割込処理(図492参照)が1回実行される毎に1回更新され、メイン処理(図491参照)内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、その時点での変動種別カウンタCS1の値が、始動検知領域としての第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4に格納される。また、球が第2始動口71に入賞したタイミングで、その時点での変動種別カウンタCS1の値が、第2始動口71に対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4に格納される。
この変動種別カウンタCS1は、変動演出の詳細な変動時間(大まかな変動パターン)の決定に用いられる。即ち、主制御装置110のMPU201は、停止パターンテーブル202e及び停止パターン選択カウンタC3によって選択された演出態様において、変動種別カウンタCS1の値と、ROM202に格納された変動パターンテーブル202fとによって、詳細な変動時間を決定する。音声ランプ制御装置113および表示制御装置114は、変動種別カウンタCS1により決定された変動時間に基づいて、第3図柄表示装置81で表示される第3図柄のリーチ種別や細かな図柄変動態様を決定し、また予告演出実行の有無や予告演出の実行態様を決定する。
このように、主制御装置110のMPU201は、変動演出の大まかな変動パターンを選択して変動時間のみを決定する。このように構成することで、主制御装置110のMPU201において、変動演出を実行するために必要な詳細な予告抽選等の制御を行う必要がなくなるので、変動演出に関するMPU201の処理を軽減することができる。また、主制御装置110において変動演出の全変動パターンのコマンドを用意する必要がなくなり、主制御装置110のROM容量を削減することができる。
また、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114において、主制御装置110で決定された変動時間(大まかな変動パターン)に基づいて、変動演出における詳細な変動パターンを決定することで、変動演出を選択する自由度を高めるができる。さらに、遊技状態が刻々と変化するパチンコ機10において、該変化に対応して随時、変動演出の演出内容の選択又は変更することが可能となり、遊技状態に応じて適切な演出を実行することができる。
ここで、図468及び図469を参照して、変動パターンテーブル202fの詳細について説明する。本パチンコ機10は、変動パターンテーブル202fとして、第1特別図柄のハズレ時に用いられる特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1と、第1特別図柄の小当たり時に用いられる特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2と、第2特別図柄のハズレ時に用いられる特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3と、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に用いられる特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4と、が用意されている。
図468(a)は、ROM202に記憶される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1の一例を模式的に示した図であり、図468(b)は、ROM202に記憶される特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2の一例を模式的に示した図である。また、図469(a)は、ROM202に記憶される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3の一例を模式的に示した図であり、図469(b)は、ROM202に記憶される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4の一例を模式的に示した図である。図468及び図469に示すように、各変動パターンテーブル202f1~202e4は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。
具体的には、ハズレ時の演出態様として、「非リーチ(ロング)」演出態様が決定された場合に参照される「E0:非リーチ・ロング」用と、「非リーチ(ミドル)」演出態様が決定された場合に参照される「E1:非リーチ・ミドル」用と、「非リーチ(ショート)」演出態様が決定された場合に参照される「E2:非リーチ・ショート」用と、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、「特殊変動」演出態様が決定された場合に参照される「E9:特殊変動」用と、に区分けされている。
また、大当たり時又小当たり時の演出態様として、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、「ノーマルリーチ(昇格演出)」演出態様が決定された場合に参照される「E6:ノーマルリーチ(昇格演出)」用と、「スーパーリーチ(昇格演出)」演出態様が決定された場合に参照される「E7:スーパーリーチ(昇格演出)」用と、「スペシャルリーチ(昇格演出)」演出態様が決定された場合に参照される「E8:スペシャルリーチ(昇格演出)」用と、「特殊変動」演出態様が決定された場合に参照される「E9:特殊変動」用と、に区分けされている。
そして、その区分けされたグループに対してそれぞれ変動種別カウンタCS1の値が対応付けされている。
第20実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値(小当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図1用保留数テーブル202d1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第1特別図柄のハズレ時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図468(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
ここで、変動パターンを構成する各変動要素について説明する。変動要素とは、1の変動演出の一部分を構成するものであり、各変動要素を組み合わせて1の変動演出が構成される。第20実施形態のパチンコ機10では、変動要素として、「高速変動」の変動要素、「低速変動」の変動要素、「ノーマルリーチ」の変動要素、「スーパーリーチ」の変動要素、「スペシャルリーチ」の変動要素、「再変動」の変動要素、「昇格演出」の変動要素、「特殊変動」の変動要素、が設けられている。
「高速変動」の変動要素とは、遊技者によって第3図柄の内容を明確に認識できないように高速にスクロール変動する変動要素である。この「高速変動」の変動要素は、「非リーチ(ロング)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「10秒」行われ(以下、「高速変動(長)」と称する場合がある)、「非リーチ(ミドル)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「5秒」行われ(以下、「高速変動(中)」と称する場合がある)、「非リーチ(ショート)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「2秒」行われる(以下、「高速変動(短)」と称する場合がある)。なお、この「高速変動」の変動要素が終了した場合、後述する「低速変動」の変動要素が開始(実行)されるか、或いは、そのまま変動演出が終了するように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、「10秒」の「高速変動」の変動要素の実行後に開始され、第3図柄を視認可能にスクロール変動して「リーチ表示」を発生するか否かを見せる変動要素である。この「低速変動」の変動要素は、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合は実行されず、「非リーチ(ロング)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合は、「高速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
即ち、「非リーチ(ミドル)」演出態様又は「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後、第3図柄表示装置81の各図柄列が「低速変動」の変動要素を経由せずに急速に停止(所謂、ビタ止まり)するように構成されている。なお、この「低速変動」の変動要素が終了した場合は、そのまま変動演出が終了する場合がある。
従って、第20実施形態のパチンコ機10では、「非リーチ(ロング)」演出態様は、「10秒」の「高速変動」の変動要素と「5秒」の「低速変動」の変動要素とを含む変動パターンで変動演出が構成される。また、「非リーチ(ミドル)」演出態様は、「5秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。さらに、「非リーチ(ショート)」演出態様は、「2秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。
「ノーマルリーチ」の変動要素は、「低速変動」の変動要素において先に停止する2の図柄列に同一の図柄(以下、「リーチ形成図柄」と称する場合がある)が停止表示した場合に、残りの図柄列の変動結果によって大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「ノーマルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」演出態様等が選択された場合は、「低速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
第20実施形態のパチンコ機10では、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、「スーパーリーチ」の変動要素に発展するパターンと、「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、「大当たり表示」の現出後に「昇格演出」の変動要素に発展するパターンと、が用意されている。
「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において所定演出(例えば、「バトル演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「40秒」行われる。
第20実施形態のパチンコ機10では、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、「大当たり表示」の現出後に「昇格演出」の変動要素に発展するパターンと、が用意されている。
「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において上記所定演出と異なる特殊演出(例えば、「競争演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「160秒」行われる。
第20実施形態のパチンコ機10では、「スペシャルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」するパターンと、「大当たり表示」の現出後に「昇格演出」の変動要素に発展するパターンと、が用意されている。
なお、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成されているが、この構成に代えて、「低速変動」後にリーチ形成図柄が停止した場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素を経由せず、直接「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成してもよい。また、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後に「スペシャルリーチ」の変動要素が行われるように構成してもよい。
「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」において一旦「ハズレ表示」が現出した後に発展して実行され、「大当たり表示」を現出する変動要素である。この「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」後に「10秒」行われる。
第20実施形態のパチンコ機10では、「再変動」の変動要素の実行後は、「大当たり表示」が現出するパターンと、該「大当たり表示」の現出後に「昇格演出」の変動要素に発展するパターンと、が用意されている。
また、この「再変動」の変動要素は、大当たり遊技又は小当たり遊技に当選した場合にのみ発生するように構成されている。即ち、「ハズレ表示」の場合には、「再変動」の変動要素は実行されないように構成されている。これは、「再変動」の変動要素は、仮に停止表示された「ハズレ表示」をいずれかの「大当たり表示」に変更する変動要素であるため、大当たりに当選していない「ハズレ表示」の場合に行ってしまうと、演出上の齟齬が発生してしまう。よって、この「再変動」の変動要素は、特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2及び特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4(図468(b)及び図469(b)参照)でのみ選定され、ハズレ用変動パターンテーブル202f1,202f3(図468(a)及び図469(a)参照)では選定されないように構成されている。
このように構成することで、「再変動」の変動要素が実行される変動パターンが選択されて大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)となる場合に、該「再変動」の変動要素が実行される直前までは、「ハズレ表示」となる変動パターンが選択された場合と同様の変動演出を第3図柄表示装置81において実行しておき、続いて「再変動」の変動要素が実行されることで、大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)に当選したことを遊技者に報知することができる。
その結果、「ハズレ表示」となる変動演出が実行されている場合であっても、大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)に当選している可能性があり、実行中の変動演出が終了するまで遊技者が期待感を継続させることができ、遊技の興趣を向上することができる。
「昇格演出」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」において「大当たり表示」が現出した後に発展して実行される変動要素である。この「昇格演出」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」又は「再変動」の変動要素後に「10秒」行われる。
第20実施形態のパチンコ機10では、「昇格演出」の変動要素の実行後は、「大当たり表示」が現出するパターンが用意されている。
また、この「昇格演出」の変動要素は、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短C」に当選した場合にのみ発生するように構成されている。即ち、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の動的表示が「ハズレ表示」又は「小当たり表示」の場合には、「昇格演出」の変動要素は実行されないように構成されている。これは、「昇格演出」の変動要素は、仮に停止表示された「小当たり表示」(図柄列Z1~Z3に「0」,「2」,「4」,「6」若しくは「8」のうち、いずれかの同一の第3図柄が停止、又は、図柄列Z1及びZ3に同一の第3図柄が停止し、中図柄列Z2に「チャレンジ図柄」の文字を付した第3図柄が停止)をいずれかの「大当たり表示」(図柄列Z1~Z3に「1」,「3」,「5」,「7」又は「9」のうち、いずれかの同一の数字を付した第3図柄を停止)に変更する変動要素となっているためである。このため、大当たりに当選していない「ハズレ表示」又は「小当たり表示」の場合に行ってしまうと、演出上の齟齬が発生してしまう。
また、この「昇格演出」の変動要素は、第1特別図柄の動的表示における最大5ラウンドの大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を、最大7ラウンドの大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)に変更するための変動要素である。このため、小当たり及び大当たりが、ともに最大10ラウンド分の出玉を獲得可能となる第2特別図柄の動的表示の小当たり当選時又は大当たり当選時に行ってしまった場合も、演出上の齟齬が発生してしまう。
よって、この「昇格演出」の変動要素は、特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2(図468(b)参照)でのみ選定され、ハズレ用変動パターンテーブル202f1,202f3及び特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブルf4(図468(a)、図469(a)及び図469(b)参照)では選定されないように構成されている。
「特殊変動」の変動要素は、「普図高確時間短縮状態」における第2特別図柄の最後の動的表示の実行時に選択される変動要素であり、「普図高確時間短縮状態」における第2特別図柄の最後の動的表示の、すべての抽選結果の変動演出の開始時から「70秒(すべての抽選結果時)」又は「80秒(大当たり又は小当たり時)」行われる。
第20実施形態のパチンコ機10では、「特殊変動」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり・小当たり表示」の成功パターンを現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E1:非リーチ・ミドル」には、全体の変動時間が「5秒」の『「高速変動(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図468(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ミドル」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E2:非リーチ・ショート」には、全体の変動時間が「2秒」の『「高速変動(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図468(a)で示す例では、「E2:非リーチ・ショート」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ショート)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図468(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図468(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スーパーリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図468(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
なお、第1特別図柄のハズレ時の変動パターンは、演出態様がそのまま変動パターンとして決定されるため、変動種別カウンタCS1を使用せずに変動パターンを決定するように構成してもよい。また、変動種別カウンタCS1のみを使用して選択するものとしたが、複数の変動種別カウンタを併用して選択(予告表示の有無等を選択)しても良い。
次に、図468(b)を参照して、第1特別図柄の小当たり時に参照される特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2について説明する。第20実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値である場合に、特図1用保留数テーブル202d1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図468(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の小当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図468(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の小当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図468(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第1特別図柄の小当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E6:ノーマルリーチ(昇格演出)」には、全体の変動時間が「40秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』と、全体の変動時間が「50秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図468(b)の示す例では、「E6:ノーマルリーチ(昇格演出)」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において「ノーマルリーチ(昇格演出)」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第1特別図柄の小当たり種別「時短C」当選時に選択され得る「ノーマルリーチ(昇格演出)」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも小当たり種別「時短C」の当選を期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E7:スーパーリーチ(昇格演出)」には、全体の変動時間が「80秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』と、全体の変動時間が「90秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図468(b)の示す例では、「E7:スーパーリーチ(昇格演出)」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において「スーパーリーチ(昇格演出)」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第1特別図柄の小当たり種別「時短C」当選時に選択され得る「スーパーリーチ(昇格演出)」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも小当たり種別「時短C」の当選を期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E8:スペシャルリーチ(昇格演出)」には、全体の変動時間が「200秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』と、全体の変動時間が「210秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図468(b)の示す例では、「E8:スペシャルリーチ(昇格演出)」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2において「スペシャルリーチ(昇格演出)」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第1特別図柄の小当たり種別「時短C」当選時に選択される「スペシャルリーチ(昇格演出)」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に小当たり種別「時短C」の当選を期待できる遊技性を提供できる。
次に、図469(a)を参照して、第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3について説明する。第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)及び小当たりとなる値(小当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図2用保留数テーブル202d2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図469(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E1:非リーチ・ミドル」には、全体の変動時間が「5秒」の『「高速変動(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図469(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ミドル」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図469(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図469(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スーパーリー」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図469(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E9:特殊変動」には、全体の変動時間が「70秒」の『「特殊変動」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図469(a)で示す例では、「E9:特殊変動」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「特殊変動」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「特殊変動」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「特殊変動」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「特殊変動」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「特殊変動」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「特殊変動」の変動要素のみ』が選択される。
次に、図469(b)を参照して、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4について説明する。第20実施形態では、第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり又は小当たりとなる値である場合に、特図2用保留数テーブル202d2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図469(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たり又は小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図469(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たり又は小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図469(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たり又は小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E9:特殊変動」には、全体の変動時間が「70秒」の『「特殊変動」の変動要素のみ』と、全体の変動時間が「80秒」の『「特殊変動」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図469(b)の示す例では、「E9:特殊変動」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「特殊変動」の変動要素のみ』に対して「0~4」、『「特殊変動」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において「特殊変動」演出態様が選択された場合、『「特殊変動」の変動要素のみ』の変動パターンが50%、『「特殊変動」の変動要素「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に選択される「特殊変動」演出態様では、『「特殊変動」の変動要素のみ』の変動パターンと『「特殊変動」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たり又は小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
図458に戻って、説明を続ける。普図当たりカウンタC4は、例えば「0~99」の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻るループカウンタとして構成されている。また、普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第2初期値乱数カウンタCINI2の値が当該普図当たりカウンタC4の初期値として読み込まれる。
なお、第2初期値乱数カウンタCINI2は、普図当たりカウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=「0~99」)、タイマ割込処理(図492参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図491参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
普図当たりカウンタC4の値は、例えば定期的(第20実施形態では、タイマ割込処理(図492参照)毎に1回)更新され、球がスルーゲート67を通過したことが検知されたタイミングで、RAM203の普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのいずれかの普図保留エリアに格納される。そして、普図保留球格納エリア203hに格納された順に順次普図保留球実行エリア203iにデータをシフトし、該普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値に対して当たり判定を行う。
普通図柄の当たりとなる乱数の値は、遊技状態毎に主制御装置110のROM202に格納される普図当たり乱数テーブル202iによって設定(例えば、低確率状態で70/100、高確率状態で99/100等)されており、RAM203の普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202iによって設定された当たりとなる乱数の値と一致する場合に、当たりと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202jが参照されて、普通図柄の可変表示時間が設定(例えば、時短機能非作動時は15秒、時短機能作動時は0.1秒等)され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「○」の図柄が点灯表示される。その後、遊技状態に応じて普通電役開放テーブル202kが参照されて、普通電役72の開放時間が設定(例えば、時短機能非作動時は0.1秒×1回、時短機能作動時は5.8秒×1回等)され、該開放時間の間、普通電役72の出没板72aが開放作動し、その間、第2始動口71へ球が入賞可能に構成される。
一方、普図保留エリアに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202iによって設定された当たりとなる乱数の値と一致しない場合には、ハズレと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202jが参照されて可変表示時間が設定され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「×」の図柄が点灯表示される。なお、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j及び普通電役開放テーブル202kについては、図475において後述する。
図457に戻り、説明を続ける。RAM203は、図458に図示したカウンタ用バッファ203cのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、所定時期としての電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図491参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は、遊技条件としての電源投入時の立ち上げ処理(図489参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図511参照)が即座に実行される。
RAM203は、さらに、第1保留球数カウンタ203a、第2保留球数カウンタ203b、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、保留球実行エリア203f、普図保留球数カウンタ203g、普図保留球格納エリア203h、普図保留球実行エリア203i、時短低確フラグ203j、時短高確フラグ203k、特図1時短カウンタ203m、特図2時短カウンタ203n、合計時短カウンタ203o、大当たりフラグ203p、救済カウンタ203r及び救済設定済みフラグ203sを少なくとも有している。
第1保留球数カウンタ203aは、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図492参照)の中で検出される第1始動口64への入球に基づいて、結果報知装置としての特別図柄表示装置37で行われる第1特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第1保留球数カウンタ203aは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図489のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図493のS305参照)。一方、第1保留球数カウンタ203aは、第1特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図495のS508参照)。
第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図492参照)の中で検出される第2始動口71への始動入賞に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第2特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図489のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第2始動口71への始動入賞が検出されて第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図493のS309参照)。一方、第2保留球数カウンタ203bは、第2特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図495のS505参照)。
この第1保留球数カウンタ203aの値(即ち、第1特別図柄の保留球数)又は第2保留球数カウンタ203bの値(即ち、第2特別図柄の保留球数)は、遊技条件として第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に通知される(図493のS312参照)。第1保留球数コマンドは、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1保留球数カウンタ203aが1加算される毎に、第2保留球数コマンドは、第2始動口71への第2保留球数カウンタ203bが1加算される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対して送信されるコマンドである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、主制御装置110に保留された第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数そのものの値を取得することができる。これにより、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110へアクセスすることなく各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留回数を管理することができる。また、第1始動口64、第2始動口71への始動入賞が検出される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信することにより、音声ランプ制御装置113において管理される各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数が、ノイズ等の影響によって主制御装置110に保留された実際の動的表示(変動演出)の保留球数からずれてしまった場合であっても、次に受信する第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、そのずれを修正することができる。
また、第20実施形態では、主制御装置110が音声ランプ制御装置113に対して第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信する場合、その第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにおいて、1加算された第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値だけでなく、その第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの加算の契機となった上記始動入賞に伴い、カウンタ用バッファ203c(図458参照)より取得される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値も含める。
つまり、始動入賞があった場合に、主制御装置110にてカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値が、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に伝えられる。
音声ランプ制御装置113では、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにより伝えられた大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、その各値に基づく変動演出が実行される前に先読みし、当該変動演出がどうなるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)をその変動演出の実行前に判断する。そして、その先読みによる判断結果に基づき、各種の演出の実行を決定したり、「保留変化予告」の演出内容及び実行時期(タイミング)を決定できるようになっている。
なお、変動演出の保留球数を示す第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドと、大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとを別々に送信するように構成してもよい。第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドとは別の大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとしては、第1始動口64、第2始動口71への球の入球タイミングで第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを生成すると共に、該入球に基づく変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドに類するコマンド(事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンド)を生成し、音声ランプ制御装置113へ送信するように構成してもよい。この場合に、事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンドの生成のプログラムに関し、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドのプログラムを流用することで、プログラムの作成を容易にすることができる。
第1保留球格納エリア203dは、上述したように、始動検知領域としての第1始動口64への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図492参照)の中で、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1,C3,CK,CS1の値を取得し、第1保留球格納エリア203dに格納する。第1保留球格納エリア203dは、第1特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1,C3,CK,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)を有している(図458参照)。
第2保留球格納エリア203eは、上述したように、第2始動口71への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図492参照)の中で、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を取得し、第2保留球格納エリア203eに格納する。第2保留球格納エリア203eは、第2特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)を有している(図458参照)。
保留球実行エリア203fは、上述したように、実行を開始する、或いは、実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理において参照すべきデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理を実行するために、上述した第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに記憶されている始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)のうち、最も古い始動入賞に対応するデータを、この保留球実行エリア203fへシフトする。なお、第20実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図458を参照して、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、および保留球実行エリア203fの詳細について説明する。第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203eおよび保留球実行エリア203fは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定には、大当たり抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別の決定に使用する大当たり種別カウンタC2と、小当たり種別の決定に使用する小当たり種別カウンタCKと、変動演出の演出態様の決定に使用する停止パターン選択カウンタC3と、変動パターンの決定に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。第1保留球格納エリア203dは、球が始動検知領域としての第1始動口64へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1,C3,CK,CS1の各値をそれぞれ記憶し、第2保留球格納エリア203eは、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CK,CS1の各値を記憶する。
第1保留球格納エリア203dは、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203d4と、小当たり種別カウンタCKの値を格納する小当たり種別カウンタ格納エリア203d5とが設けられている。
また、第2保留球格納エリア203eは、第1保留球格納エリア203dと同様、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、第1保留球格納エリア203dと同様、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203e2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203e4と、小当たり種別カウンタCKの値を格納する小当たり種別カウンタ格納エリア203d5とが設けられている。
なお、第20実施形態では、大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1,203e1と、大当たり種別カウンタ格納エリア203e2と、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3,203e3と、変動種別カウンタ格納エリア203d4,203e4と、小当たり種別カウンタ格納エリア203d5,203e5とを1つの保留球格納エリア203d,203eの中にそれぞれまとめて設けているが、各カウンタC1~C3,CK,CS1毎に保留球格納エリアを複数設けるようにしてもよい。
上述した通り、第1保留球格納エリア203dには、球が始動検知領域としての第1始動口64へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1,C3,CK,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶され、第1保留第1エリアには、時間的に最も古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
また、第2保留球格納エリア203eには、球が第2始動口71へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第2始動口71への始動入賞に対応するデータが記憶され、第2保留第1エリアには、時間的に最も古い第2始動口71への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
一方、保留球実行エリア203fは、1つのエリアのみで構成されている。この保留球実行エリア203fには、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eと同様に、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203f2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203f4と、小当たり種別カウンタCKの値を格納する小当たり種別カウンタ格納エリア203f5とが設けられている。
MPU201は、特別図柄の変動演出の実行開始タイミングになったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータ(各カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)が記憶されている場合は、該第2保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f5にそれぞれシフトする。一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなった場合に、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが記憶されておらず、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが記憶されているとき、該第1保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f5にそれぞれシフトする。
そして、保留球実行エリア203fにシフトされたデータを、変動開始処理(図496参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて大当たり抽選を行うと共に、その抽選結果に対応する変動パターン及び停止種別を決定する。結果報知装置としての特別図柄表示装置37では、主制御装置110の制御により、この決定された変動パターンおよび停止種別に基づいて、動的表示が行われる。
また、ここで決定された変動パターン及び停止種別は、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドによって、音声ランプ制御装置113や表示制御装置114へ通知される。そして、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114の制御によって、第3図柄表示装置81では、変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドにより通知された変動パターンおよび停止種別に基づいて、特別図柄の変動演出が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第2保留第1エリアにデータが格納されていると判断された場合は、第2保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第2保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第2保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第2保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトし、第2保留第1エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203e5の乱数値を、小当たり種別カウンタ格納エリア203f5へシフトする。
そして、保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第2保留第1エリアが空き状態となるため、第2保留球格納エリア203eの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第20実施形態では、第2保留球格納エリア203eにおいて、データが記憶(保留)されている第2保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第2保留球格納エリア203e内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であり、第2保留球格納エリア203eの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第2保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第2保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第2保留第2エリアのデータを、第2保留第1エリアへシフトし、第2保留第3エリアのデータを、第2保留第2エリアへシフトし、第2保留第4エリアのデータを、第2保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば、MPU201は、第2保留第2エリアのデータのみを、第2保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第20実施形態では、データが記憶(保留)されていない第2保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第2保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第2保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったときに、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが格納されていないと判断された場合は、次いで、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第1保留第1エリアにデータが格納されていれば、該第1保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第1保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第1保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第1保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトし、第1保留第1エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203d5の乱数値を、小当たり種別カウンタ格納エリア203f5へシフトする。
そして、保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第1保留第1エリアが空き状態となるため、第1保留球格納エリア203dの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第20実施形態では、第1保留球格納エリア203dにおいて、データが記憶(保留)されている第1保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第1保留球格納エリア203d内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であり、第1保留球格納エリア203dの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第1保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第1保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第1保留第2エリアのデータを、第1保留第1エリアへシフトし、第1保留第3エリアのデータを、第1保留第2エリアへシフトし、第1保留第4エリアのデータを、第1保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば、MPU201は、第1保留第2エリアのデータのみを、第1保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第20実施形態では、データが記憶(保留)されていない第1保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
このように、実行される第1特別図柄の動的表示に関するデータと、実行される第2特別図柄の動的表示に関するデータとを、それぞれ別々に記憶し、第2特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されている場合は、該第2特別図柄の動的表示を優先的に実行し、第2特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されていない場合であって、第1特別図柄の動的表示が記憶されている場合は、該第1特別図柄の動的表示を実行する。このように構成することで、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先的に実行するとともに、各データに基づいてそれぞれ動的表示を行うことで、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを実行することができる。
図457に戻って、説明を続ける。普図保留球数カウンタ203gは、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図492参照)の中で検出されるスルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄表示装置83で行われる普通図柄の可変表示の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するためのカウンタである。
この普図保留球数カウンタ203gは、保留球数カウンタ203a,203bと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図489のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、スルーゲート67への球の通過が検出されて普通図柄に関する可変表示の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図494のS406参照)。一方、普図保留球数カウンタ203gは、普通図柄の可変表示が実行される毎に1減算される(図508のS705参照)。
普図保留球格納エリア203hは、スルーゲート67への球の通過の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した普図当たりカウンタC4を記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図492参照)の中で、球がスルーゲート67を通過したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから普図当たりカウンタC4の値を取得し、普図保留球格納エリア203hに格納する。普図保留球格納エリア203hは、普通図柄の一の保留球に対応するデータ(普図当たりカウンタC4の値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)を有している(図458参照)。
普図保留球実行エリア203iは、実行を開始する、或いは、実行中の普通図柄の当たり抽選や可変表示の処理において参照すべきデータ(普図当たりカウンタC4の値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングであることを検出すると、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を実行するために、上述した普図保留球格納エリア203hに記憶されているデータ(普図当たりカウンタC4の値)のうち、一のデータをこの普図保留球実行エリア203iへシフトする。なお、第20実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図458を参照して、普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iの詳細について説明する。普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iは、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定には、普通図柄の当たり抽選に使用する普図当たりカウンタC4が用いられる。普図保留球格納エリア203hは、球がスルーゲート67を通過した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される普図当たりカウンタC4の値を記憶する。
普図保留球格納エリア203hは、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
この普図保留球格納エリア203hには、球がスルーゲート67を通過したタイミングで取得されるデータ(普図当たりカウンタC4の値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号が小さいエリアほど、時間的に古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶され、普図保留第1エリアには、時間的に最も古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶されることになる。
一方、普図保留球実行エリア203iは、1つのエリアのみで構成されている。この普図保留球実行エリア203iには、普図保留球格納エリア203hと同様に、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行タイミングになったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアに記憶されているデータを、この普図保留球実行エリア203iにシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iにシフトされたデータを、普図変動処理(図508参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて、当たり抽選を行うと共に、可変表示の内容を決定する。普通図柄表示装置83では、主制御装置110の制御により、この決定された内容に基づいて、可変表示が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングとなったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)の乱数値を、普図保留球実行エリア203iの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)へシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iへのデータのシフトが終了すると、普図保留第1エリアが空き状態となるため、普図保留球格納エリア203hの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号が1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第20実施形態では、普図保留球格納エリア203hにおいて、データが記憶(保留)されている普図保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、普図保留球格納エリア203h内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であり、普図保留球格納エリア203hの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、普図保留第1エリアのデータが、普図保留球実行エリア203iへシフトされ、普図保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、普図保留第2エリアのデータを、普図保留第1エリアへシフトし、普図保留第3エリアのデータを、普図保留第2エリアへシフトし、普図保留第4エリアのデータを、普図保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば、MPU201は、普図保留第2エリアのデータのみを、普図保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第20実施形態では、データが記憶(保留)されていない普図保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、普図保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、普図保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不要となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図457に戻り、説明を続ける。時短低確フラグ203jは、オン状態で「普図低確時間短縮状態」であって、普通図柄の低確率状態である一方、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短低確フラグ203jは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図489のS116参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第20実施形態では、救済設定済みフラグ203sがオフであって(図499のS5401:No参照)、特別図柄の動的表示が低確率状態において救済条件成立回数(第20実施形態では、「800回」)に達した場合に、「普図低確時間短縮状態」に移行させるために該時短低確フラグ203jがオンに設定される(図499のS5406参照)。その後、特別図柄の動的表示の停止時に実行される変動停止処理において実行される時短計数処理内で、後述する特図1時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値でなくなったとき、特図2時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でなくなったとき、若しくは合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でなくなったとき、かつ、該時短低確フラグ203jがオンに設定されている場合(図498のS5310:No参照)、又は、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図500のS602参照)。
第20実施形態のパチンコ機10では、遊技情報としての時短低確フラグ203jがオンされている場合に、特別図柄は低確率状態であり、かつ、普通図柄も低確率状態として普図当たり乱数テーブル202iが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるものの、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202jが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202kが参照されて普通電役72の開放駆動が行われる。
時短高確フラグ203kは、オン状態で「普図高確時間短縮状態」であって、普通図柄の高確率状態であり、かつ、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短高確フラグ203kは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図489のS116参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第20実施形態のパチンコ機10では、大当たりの終了時において、当選した大当たり種別にかかわらず、時短高確フラグ203kがオンに設定される(図507のS6601参照)。その後、特別図柄の動的表示の停止時の処理である変動停止処理において実行される時短計数処理内で、後述する特図1時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値でなくなったとき、特図2時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でなくなったとき、若しくは合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でなくなったとき、かつ、該時短高確フラグ203kがオンに設定されている場合(図498のS5310:Yes参照)、又は、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図500のS602参照)。
第20実施形態のパチンコ機10では、遊技情報としての時短高確フラグ203kがオンされている場合に、普通図柄の高確率状態として、普図当たり乱数テーブル202iが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるとともに、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202jが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202kが参照されて普通電役72の開放駆動が行われる。
次いで、特図1時短カウンタ203mは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後及び救済条件成立時に第1特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第20実施形態のパチンコ機10では、大当たり時と救済条件成立時とで、特別図柄の実行回数による時短終了条件が異なるように設定されており、該設定された特別図柄の動的表示の実行回数が行われた場合、実行中の「時短機能」を終了して、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この特図1時短カウンタ203mは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図489のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、特図1時短カウンタ203mの値が「0」クリアされる(図500のS603参照)。そして、大当たり終了処理において、当選した大当たり種別又は小当たり種別にかかわらず、特図1時短カウンタ203mの値に「7」が設定される(図507のS6604及びS6607参照)。また、特別図柄の低確率状態において、動的表示の実行回数が救済条件成立回数(第20実施形態では、「800回」)に達した場合であって、かつ、同じく後述する遊技情報としての救済設定済みフラグ203sがオンに設定されていない場合に、特図1時短カウンタ203mの値に「100」が設定される(図499のS5404参照)。一方、特図1時短カウンタ203mの値は、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、第1特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図498のS5302参照)。
そして、特図1時短カウンタ203mの値が「0」となった場合に(図498のS5303:No)、第1特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、オンされている時短高確フラグ203k又は時短低確フラグ203jをオフに設定し(図498のS5311又はS5312参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
なお、特図1時短カウンタ203mの値は、第1特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算されるように構成してもよい。このように構成する場合、特図1時短カウンタ203mの値が所定の値(例えば、「7」)に達した場合に時短終了条件が成立したと判断する。
次いで、特図2時短カウンタ203nは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後及び救済条件成立時に第2特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第20実施形態のパチンコ機10では、大当たり時と救済条件成立時とで、特別図柄の実行回数による時短終了条件が異なるように設定されており、該設定された特別図柄の動的表示の実行回数が行われた場合、実行中の「時短機能」を終了して、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この特図2時短カウンタ203nは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図489のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、特図2時短カウンタ203nの値が「0」クリアされる(図500のS603参照)。そして、大当たり終了処理において、「通常遊技状態」中に大当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選した場合には、特図2時短カウンタ203nの値に「1」が設定され(図507のS6608参照)、「通常遊技状態」中に大当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選した場合以外の大当たり終了時には、特図2時短カウンタ203nの値に「5」が設定される(図507のS6605参照)。また、特別図柄の低確率状態において、動的表示の実行回数が救済条件成立回数(第20実施形態では「800回」)に達した場合であって、かつ、同じく後述する救済設定済みフラグ203sがオンに設定されていない場合に、特図2時短カウンタ203nの値に「100」が設定される(図499のS5404参照)。一方、特図2時短カウンタ203nの値は、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図498のS5306参照)。
そして、特図2時短カウンタ203nの値が「0」となった場合に(図498のS5307:No)、第2特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、オンされている時短高確フラグ203k又は時短低確フラグ203jをオフに設定し(図498のS5311又はS5312参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
なお、特図2時短カウンタ203nの値は、第2特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算されるように構成してもよい。このように構成する場合、特図2時短カウンタ203nの値が所定の値(例えば、「5」又は「1」)に達した場合に時短終了条件が成立したと判断する。
次いで、合計時短カウンタ203oは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後及び救済条件成立時に特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。第20実施形態のパチンコ機10では、大当たり時と救済条件成立時とで、特別図柄の実行回数による時短終了条件が異なるように設定されており、該設定された特別図柄の動的表示の実行回数が行われた場合、実行中の「時短機能」を終了して、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」から「通常遊技状態」へ移行するように構成されている。
この合計時短カウンタ203oは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図489のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、合計時短カウンタ203oの値が「0」クリアされる(図500のS603参照)。そして、大当たり終了処理において、「通常遊技状態」中に大当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選した場合には、合計時短カウンタ203oの値に「8」が設定され(図507のS6609参照)、「通常遊技状態」中に大当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選した場合以外の大当たり終了時には、合計時短カウンタ203oの値に「12」が設定される(図507のS6606参照)。また、特別図柄の低確率状態において、動的表示の実行回数が救済条件成立回数(第20実施形態では「800回」)に達した場合であって、かつ、同じく後述する救済設定済みフラグ203sがオンに設定されていない場合に、合計時短カウンタ203oの値に「100」が設定される(図499のS5404参照)。一方、合計時短カウンタ203oの値は、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図498のS5304及びS5308参照)。
そして、合計時短カウンタ203oの値が「0」となった場合に(図498のS5305:No又はS5309:No)、特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、オンされている時短高確フラグ203k又は時短低確フラグ203jをオフに設定し(図498のS5311又はS5312参照)、「時短機能」を終了するように構成されている。
なお、合計時短カウンタ203oの値は、各特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算されるように構成してもよい。このように構成する場合、合計時短カウンタ203oの値が所定の値(例えば、「12」又は「8」)に達した場合に時短終了条件が成立したと判断する。
大当たりフラグ203pは、特定領域65dを球が通過したことに基づいて大当たり状態を発生させるか否かを判別するためのフラグである。
この大当たりフラグ203pは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図489のS117参照)によって、初期値としてオフに設定される。そして、小当たり遊技中に開放され得る特定領域65dに設けられた特定領域スイッチ65gによって球が検知された場合に、大当たりフラグ203pがオンに設定される(図503のS6209参照)。一方、後述する当たり処理(図500参照)において、大当たりフラグ203pがオンに設定されていると判別された場合(図500のS608:Yes参照)、この大当たりフラグ203pがオフに設定される(図500のS609参照)。大当たりフラグ203pがオンからオフに設定された後は、大当たり種別又は小当たり種別に応じた大当たり遊技が開始されるように構成されている。
救済カウンタ203rは、特別図柄の動的表示の実行回数に基づいて「普図低確時間短縮状態」に移行するか否かを計数するためのカウンタである。第20実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示が所定回数(即ち、「800回」)実行された場合、即ち、遊技情報としての救済カウンタ203rの値が救済条件成立回数格納エリア203qに格納されている値に達した場合に、遊技状態を「普図低確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
この救済カウンタ203rは、パチンコ機10の立ち上げ処理において、初期値として「0」が設定される(図489のS117参照)。そして、特別図柄の低確率状態、即ち、「通常遊技状態」又は「普図高確時間短縮状態」において、遊技条件として、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、変動停止処理(S513)内の更新処理としての救済到達計数処理において1加算される(図499のS5402参照)。第20実施形態のパチンコ機10では、この救済カウンタ203rの値が救済条件成立回数格納エリア203qに格納されている値(即ち、「800回」)に達した場合に、特図1時短カウンタ203m、特図2時短カウンタ203n及び合計時短カウンタ203oの値に「100」を設定するとともに、時短低確フラグ203jをオンに設定して(図499のS5404及びS5406参照)、「普図低確時間短縮状態」へ移行する。
一方、「通常遊技状態」であっても、後述する救済設定済みフラグ203sがオンの場合、即ち、大当たり遊技後、1度でも天井機能が発動している遊技状態であれば、特別図柄の動的表示が実行されたタイミングにおいて救済カウンタ203rは更新されないように構成されている(図499のS5401:Yes参照)。
従って、遊技情報としての救済カウンタ203rは、特定の遊技状態、即ち、救済設定済みフラグ203sがオフの場合における「通常遊技状態」においてのみ更新可能に構成されている。
なお、この救済カウンタ203rは、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭で「0」クリアされる(図500のS603参照)。これにより、大当たりが発生するごとに、救済条件成立回数を再設定し、大当たり遊技後、特別図柄の動的表示において大当たりに当選しない期間が所定期間に達した場合に、遊技者への救済措置として「普図低確時間短縮状態」を発生させることが可能となる。
また、遊技情報としての救済カウンタ203rの値の更新は、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算されるように構成してもよいし、その他の方法で更新するように構成してもよい。救済カウンタ203rの値の更新処理としての更新方法を減算とする場合、電源投入後のRAM203の初期設定時及び大当たり終了時における救済条件成立回数抽選処理で抽選された救済条件成立回数の値を、この救済カウンタ203rにセットするように構成する。
さらに、救済カウンタ203rの値の更新タイミングは、特別図柄の動的表示の停止時でなくてもよく、特別図柄の動的表示の実行開始時(図496参照)や、更新状態としての図柄確定時間の終了時(図495のS503参照)に更新するように構成してもよい。
また、「普図低確時間短縮状態」に移行するタイミングは、あらかじめ定めておけば、特別図柄の動的表示の終了時、図柄確定時間の終了時、又は、救済カウンタ203rの値が救済条件成立回数に達した後に実行される特別図柄の動的表示の実行開始時などのタイミングでもよい。
救済設定済みフラグ203sは、大当たり遊技後、特別図柄の動的表示が救済条件成立回数に1度達したか否かを判別するためのフラグである。この救済設定済みフラグ203sは、パチンコ機10の立ち上げ処理において、初期値としてオフに設定される(図489のS117参照)。そして、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示が連続して所定回数(即ち、「800回」)大当たり状態に移行しなかった場合、即ち、遊技情報としての救済カウンタ203rの値が救済条件成立回数格納エリア203qに格納されている値(即ち、「800回」)に達した場合に、大当たり遊技後、天井機能が1回発動したとして、オンに設定される(図499のS5405参照)。一方、大当たりに当選した場合の当たり処理の冒頭でオフに設定される(図500のS602参照)。
第20実施形態のパチンコ機10では、救済設定済みフラグ203sがオンに設定されている場合、即ち、大当たり遊技後、1度でも天井機能が発動している場合は、再び天井機能を発生させないように構成されており、救済設定済みフラグ203sを参照することで、大当たり遊技後に発動する天井機能を1回に制限することができる。
また、救済設定済みフラグ203sがオンに設定されている場合、遊技条件としての特別図柄の動的表示が実行されたタイミングにおいて救済カウンタ203rは更新されないように構成されている(図499のS5401:Yes参照)。
換言すれば、救済設定済みフラグ203sがオンに設定されている遊技状態は、遊技情報としての救済カウンタ203rの更新が可能な遊技状態ではなく、即ち、救済設定済みフラグ203sがオフの場合における「通常遊技状態」ではなく、更新状態としての特定の遊技状態ではない。
主制御装置110のROM202には、第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選遊技において大当たりに当選した場合に、可動装置としての可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放制御のために参照される大当たり開放テーブル202gが格納されている。
ここで、図470を参照して、大当たり開放テーブル202gについて説明する。図470は、ROM202に記憶される大当たり開放テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。大当たり開放テーブル202gは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり時に参照され、各特別図柄の大当たりを発生した大当たり種別又は小当たり種別に基づいて、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放態様等(ラウンド回数、オープニング時間、インターバル時間、エンディング時間、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)、及び、大当たり終了後に移行する遊技状態が規定されている。
まず、大当たり開放テーブル202gは、遊技状態毎に入賞し易い第1始動口64又は第2始動口71(以下、第1始動口64と第2始動口71とを総称して、「始動口64,71」と称する場合がある)に基づいて選択される大当たりに当選した大当たり種別又は小当たりに当選した小当たり種別に基づいて開放態様等が区分けされている。
具体的には、「通常遊技状態A」において、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選した場合に参照される「通常遊技状態A」用と、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、大当たり種別「時短A」、又は、小当たり種別「時短B」、「時短C」若しくは「時短D」に当選した場合に参照される「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図470で示すように、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態A」用において、小当たり種別「時短B」に当選し、1ラウンド目の可変入賞装置65の開放中における特定領域65dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が4ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態A」における小当たり種別「時短B」当選時の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態A」に移行するように構成されている。なお、大当たり開放テーブル202gにおけるいずれかの小当たり種別に当選時のOP時間は、小当たり遊技(1ラウンド目)で特定領域65dへ球を通過させた場合に大当たり遊技(2ラウンド目)へ移行する際の時間を意味する。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態A」用において、小当たり種別「時短C」に当選し、1ラウンド目の可変入賞装置65の開放中における特定領域65dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が6ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態A」における小当たり種別「時短C」当選時の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態A」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態A」用において、小当たり種別「時短D」に当選し、1ラウンド目の可変入賞装置65の開放中における特定領域65dへの球の通過を条件に、可動装置としての可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「通常遊技状態A」において、小当たり種別「時短D」の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態B」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、大当たり種別「時短A」に当選した場合には、可動装置としての可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、大当たり種別「時短A」の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態B」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「時短B」に当選し、1ラウンド目の可変入賞装置65の開放中における特定領域65dへの球の通過を条件に、可動装置としての可変入賞装置65(大入賞口)が4ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、小当たり種別「時短B」の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態B」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「時短C」に当選し、1ラウンド目の可変入賞装置65の開放中における特定領域65dへの球の通過を条件に、可動装置としての可変入賞装置65(大入賞口)が6ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、小当たり種別「時短C」の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態B」に移行するように構成されている。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「時短D」に当選し、1ラウンド目の可変入賞装置65の開放中における特定領域65dへの球の通過を条件に、可動装置としての可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「30秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、小当たり種別「時短D」の大当たり遊技終了後には、「普図高確時間短縮状態B」に移行するように構成されている。
このように、右打ち遊技が維持されて連続的に特別図柄の大当たりが頻発する「連荘」状態において、いずれかの大当たり種別に当選した場合における大当たり時のOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より短く構成することで、「連荘」状態中における大当たり全体の消化時間を短くし、「連荘」状態において次の大当たりへの到達時間を短くすることが可能となる。これにより、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
さらに、「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「連荘」状態における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より長くすることで、その時間において多種多様な演出を実行することが可能となる。このように構成することで、例えば、初回大当たりのOP時間やED時間にパチンコ機10における遊技方法の説明(例えば、発射態様の示唆や、カードサンドに挿入中のカードの抜き忘れ防止示唆、今後の遊技状態の説明等)や、「通常遊技状態」から初回大当たりしたことを祝福する演出を実行することができ、遊技者にパチンコ機10の遊技方法を理解させ易くしたり、漸く大当たりしたことを実感させて遊技者の興趣向上に資する演出を行うことができる。
なお、大当たり種別に基づく大当たり時の大入賞口開閉板65aの開放態様等(OP時間、IT時間、ED時間、回数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数および移行遊技状態)は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。具体的には、大当たり種別毎に開放回数(ラウンド数)を異ならせるように構成してもよいし、大当たり種別毎に最大開放時間を変更するように構成してもよいし、最大入賞個数を変更するように構成してよい。当選した大当たり種別毎に払い出され得る賞球数が異なることで、当選した大当たり種別に応じて直接的に付与される遊技価値に違いを生じさせることができる。
また、大当たり種別毎に別々の遊技状態に移行する必要はなく、複数の大当たり種別で共通的な遊技状態に移行するように構成してもよい。さらに、OP時間とED時間とを異ならせるように構成してもよいし、IT時間をOP時間やED時間より長い時間に設定してもよい。また、1のラウンドの最小開放時間を、IT時間やOP時間、ED時間より短い時間に設定してもよい。さらに、大当たり種別毎にOP時間、IT時間又はED時間の少なくとも1つ以上を同一な時間となるように設定してもよい。
次に、図471を参照して、小当たり開放テーブル202hについて説明する。図471は、ROM202に記憶される小当たり開放テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。小当たり開放テーブル202hは、第1特別図柄又は第2特別図柄の小当たり時に参照され、各特別図柄の小当たり発生時の小当たり種別に基づいて、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放態様等(1のラウンドにおける開放回数、オープニング時間、インターバル時間、エンディング時間、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)が規定されている。
この小当たり開放テーブル202hは、小当たり当選時の遊技状態と、特別図柄の種類と、小当たり種別とに基づいて開放態様等が区分けされている。具体的には、「通常遊技状態A」において小当たりに当選した場合に参照される「通常遊技状態A」用と、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において小当たりに当選した場合に参照される「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様が規定されている。
図471で示すように、小当たり開放テーブル202hの「通常遊技状態A」用において、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合には、可動装置としての可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが1のラウンド中に6回開放され、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「小当たりA」の小当たり遊技終了後は、特定領域65dを球が通過していないため、「通常遊技状態A」に移行する。
次いで、小当たり開放テーブル202hの「通常遊技状態A」用において、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選した場合には、可動装置としての可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが1のラウンド中に6回開放され、OP時間が「10秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「時短B」又は「時短C」の小当たり遊技終了後は、特定領域65dを球が通過したことに基づいて大当たり遊技(4ラウンド又は6ラウンド)へと移行する。なお、小当たり種別「時短B」又は「時短C」の当選時に特定領域65dを球が通過した場合、小当たり遊技としてのエンディング時間へは移行せず、大当たり遊技のオープニング時間(「10秒」(図470参照))へ移行する。このため、小当たり種別「時短B」又は「時短C」の当選時に特定領域65dを球が通過した場合のED時間は設定されない。
次いで、小当たり開放テーブル202hの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合には、可動装置としての可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが1のラウンド中に6回開放され、OP時間が「5秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「小当たりA」の小当たり遊技終了後は、特定領域65dを球が通過していないため、小当たり当選時の遊技状態に戻る。
次いで、小当たり開放テーブル202hの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選した場合には、可動装置としての可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが1のラウンド中に6回開放され、OP時間が「5秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「時短B」又は「時短C」の小当たり遊技終了後は、特定領域65dを球が通過したことに基づいて大当たり遊技(4ラウンド又は6ラウンド)へと移行する。
次いで、小当たり開放テーブル202hの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「小当たりB」に当選した場合には、可動装置としての可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが1のラウンド中に10回開放され、OP時間が「5秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「小当たりB」の小当たり遊技終了後は、特定領域65dを球が通過していないため、小当たり当選時の遊技状態に移行する。
次いで、小当たり開放テーブル202hの「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「時短D」に当選した場合には、可動装置としての可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが1のラウンド中に10回開放され、OP時間が「5秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「10個」に設定される。そして、小当たり種別「時短D」の小当たり遊技終了後は、特定領域65dを球が通過したことに基づいて大当たり遊技(9ラウンド)へと移行する。
このように、第20実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合(即ち、小当り種別「小当たりA」、「時短B」又は「時短C」に当選した場合)の大入賞口開閉板65aの開放回数(即ち「6回」)は、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合(即ち、小当り種別「小当たりB」又は「時短D」に当選した場合)の大入賞口開閉板65aの開放回数(即ち「10回」)よりも少なく構成されている。
ここで、上述したように、「通常遊技状態A」の救済優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の左打ち遊技方法による遊技の方が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
この救済優先報知期間における特図1小当たり当選時には、該小当たりのオープニング時間において、大当たり優先報知演出よりも右打ち遊技を強く示唆せず、大当たりを発生させることを強調しない右打ち報知演出(即ち、救済優先報知演出)が行われるように構成されている(図541(d)参照)。そして、小当たり遊技中において球を特定領域65dに通過させない場合、遊技者は球の発射を一時中断し、該小当たり遊技が終了するのを待つことになる。よって、特図1小当たり当選時の開放時間が長時間に設定されていると、その分、球の発射を中断する期間も長くなってしまい、遊技者にストレスを与えかねず、また、パチンコ機10の稼働低下につながるおそれがある。
従って、第20実施形態のパチンコ機10では、特図1小当たりの当選時において、右打ち遊技を実行することで特定領域65dに球を通過可能な期間であって、かつ、特図1小当たりの当選時に右打ち遊技を行わない場合にも、球の発射を中断する期間が長くなりすぎないように構成されている。
また、「通常遊技状態A」の大当たり優先報知期間(図480参照)において特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法による遊技の方が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。そして、大当たり優先報知期間における特図1小当たり当選時には、該小当たりのオープニング時間において、第1通知態様として、右打ち遊技を強く示唆して大当たり発生を強調させる右打ち報知演出が行われるように構成されている(図541(b)参照)。
即ち、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、遊技者は、小当たり当選時の右打ち遊技方法をすべきか、小当たり当選時の左打ち遊技方法をすべきかを、右打ち報知演出の行われるOP時間において判断することになる。
ここで、仮に、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時のOP時間が短く(例えば、「3秒」)設定されている場合、たとえ各期間(大当たり優先期間又は救済優先報知期間)の右打ち報知演出が異なっていたとしても、遊技者は該右打ち報知演出の差異、又は、各報知演出の示唆内容を認識しきれず、誤った打ち方の判断をしてしまう可能性がある。また、該OP時間が短いことによって、小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法との、いずれの打ち方をすべきかを遊技者が判断しきれないおそれがある。
このため、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時のOP時間を長めに設定(即ち「10秒」)することで、遊技者は該OP時間において実行される右打ち報知演出を確認し、小当たり遊技中における右打ち遊技の要否を判断することができる。
また、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合以外の小当たり当選時(即ち、「通常遊技状態A」における小当たり種別「小当たりB」若しくは「時短D」当選時、又は、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」若しくは「通常遊技状態B」における小当たり種別「小当たりA」、「時短B」、「時短C」、「小当たりB」若しくは「時短D」当選時)には、該小当たり遊技中に球を特定領域65dに通過させて大当たりを発生させた方が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されており、該小当たりOP時間における右打ち報知も1の演出のみが実行されるため、該小当たり当選時のOP時間は一律「5秒」に設定されている。
ここで、図472~図474を参照して、各特別図柄での小当たり当選に基づく大入賞口ソレノイド65bによる大入賞口開閉板65aの開閉態様、大入賞口スイッチ65cにおける球の検出態様、特定領域ソレノイド65fによる特定領域開閉板65eの開閉態様、特定領域スイッチ65gにおける球の検出態様、及び、該特定領域スイッチ65gへの球の検出に基づく大当たりフラグ203p(図457参照)の設定態様等を説明する。図472は、第1特別図柄の動的表示において小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選した場合における大入賞口ソレノイド65b及び特定領域ソレノイド65fの駆動パターンと、大入賞口スイッチ65c及び特定領域スイッチ65gの検知態様と、大当たりフラグ203pの設定態様とを示しており、特定領域65dに球を通過させた場合のタイミングチャートである。また、図473は、第1特別図柄の動的表示において小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選した場合における大入賞口ソレノイド65b及び特定領域ソレノイド65fの駆動パターンと、大入賞口スイッチ65c及び特定領域スイッチ65gの検知態様と、大当たりフラグ203pの設定態様とを示しており、特定領域65dに球を通過させなかった場合のタイミングチャートである。さらに、図474は、第2特別図柄の動的表示において小当たり種別「時短D(小当たりB)」に当選した場合における大入賞口ソレノイド65b及び特定領域ソレノイド65fの駆動パターンと、大入賞口スイッチ65c及び特定領域スイッチ65gの検知態様と、大当たりフラグ203pの設定態様とを示しており、特定領域65dに球を通過させた場合のタイミングチャートである。
図472で示すように、「通常遊技状態A」において、第1特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選した場合、OP時間が「10秒」に設定される。そして、小当たり遊技として1のラウンド中に6回、「0.1秒」間、大入賞口ソレノイド65bがオンされて、該オンに伴って大入賞口開閉板65aが閉鎖状態から開放状態へと変位する。そして、大入賞口開閉板65aの開放中に、右打ち遊技で発射された球が可変入賞装置65内へと流入し、大入賞口スイッチ65cによって検知される。
第1特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合、特定領域ソレノイド65fは、大入賞口ソレノイド65bのオンが開始された直後にオンされて特定領域開閉板65eが閉鎖状態から開放状態へと変位する。そして、特定領域ソレノイド65fがオンされて特定領域65dへ球が流入可能となった状態の後も大入賞口ソレノイド65bが複数回(第20実施形態では、6回)オンされて大入賞口開閉板65aが開放されるため、可変入賞装置65内に流入した球が特定領域65d側へと流下する。そして、特定領域65dへと流下した球が特定領域スイッチ65gによって検知された場合、該検知に伴って大当たりフラグ203pがオンに設定され、付与利益としての小当たり遊技状態から大当たり遊技状態へと移行する。
次いで、図473で示すように、「通常遊技状態A」において、第1特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選した場合であって、特定領域65dに球を通過させない場合、OP時間、大入賞口ソレノイド65b、特定領域ソレノイド65fのオンされるタイミングは図472と同様となる。そして、大入賞口開閉板65aの開放中に右打ち遊技を実行しない場合、可変入賞装置65内に球が流入せず、大入賞口スイッチ65c及び特定領域スイッチ65gによって検知されないため、大当たりフラグ203pがオフのままとなり、更新状態としての大当たり遊技状態へは移行せずに小当たり当選時の遊技状態へ戻る。
次いで、図474で示すように、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「時短D(小当たりB)」に当選した場合、OP時間が「5秒」に設定される。そして、小当たり遊技として1のラウンド中に10回、「0.1秒」間、大入賞口ソレノイド65bがオンされて、該オンに伴って大入賞口開閉板65aが閉鎖状態から開放状態へと変位する。そして、大入賞口開閉板65aの開放中に、右打ち遊技で発射された球が可変入賞装置65内へと流入し、大入賞口スイッチ65cによって検知される。
この第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選した場合、特定領域ソレノイド65fは、大入賞口ソレノイド65bのオンが開始された直後にオンされて特定領域開閉板65eが閉鎖状態から開放状態へと変位する。そして、特定領域ソレノイド65fがオンされて特定領域65dへ球が流入可能となった状態の後も大入賞口ソレノイド65bが複数回(第20実施形態では、10回)オンされて大入賞口開閉板65aが開放されるため、可変入賞装置65内に流入した球が特定領域65d側へと流下する。そして、特定領域65dへと流下した球が特定領域スイッチ65gによって検知された場合、該検知に伴って大当たりフラグ203pがオンに設定される。
次に、図475(a)から図475(c)を参照して、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j及び普通電役開放テーブル202kの詳細について説明する。まず、図475(a)は、ROM202に記憶される普図当たり乱数テーブル202iの一例を模式的に示した模式図である。
上述したように、普図当たり乱数テーブル202iは、パチンコ機10の遊技状態が、「通常遊技状態」又は「普図低確時間短縮状態」である普通図柄の低確率状態(「普図高確時間短縮状態」ではない期間(特別図柄の大当たり中を含む))の場合に使用される「普通図柄低確率状態」用と、パチンコ機10の遊技状態が、「普通図柄低確率状態」より普通図柄が当たりとなる確率の高い状態である「普図高確時間短縮状態」の場合に使用される「普通図柄高確率状態」用との2種類に分けられる。そして、「普通図柄低確率状態」用と「普通図柄高確率状態」用とのそれぞれに含まれる当たりとなる乱数の数が異なって設定されている。このように、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで当たりとなる乱数の数を異ならせることにより、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで、普通図柄の可変表示において当たりとなる確率が変更される。
図475(a)で示すように、第20実施形態のパチンコ機10では、「普通図柄低確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は70個で、その値「30~99」が、普図当たり乱数テーブル202iに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄低確率状態」(即ち、「通常遊技状態」又は「普図低確時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、70/100となり、普通図柄の可変表示において当たりが導出され易いように設定されている。
一方で、「普通図柄高確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は99個で、その値「1~99」が、普図当たり乱数テーブル202iに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄高確率状態」(即ち、「普図高確時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、99/100となり、普通図柄の可変表示においてほぼ当たりが導出されるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、普通電役72が開放し易い状況か、該開放し易い状況より開放し難い状況か否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況であることによって第2始動口71へ入賞し得る状況か、普通電役72が開放し易い状況より開放難い状況であることで球が第2始動口71へ入賞し難い状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」では、「普通図柄低確率状態」となり、普通図柄の可変表示時間も長く、また、普通電役72が開放し難く、さらに、開放した場合でも普通電役72が短時間しか開放しないため、仮に右打ち遊技で球が発射された場合でも「普通図柄高確率状態」より第2始動口71へ入賞し難くなるように構成されている。また、第1始動口64には普通電役72のような入賞を補助する装置が備え付けられておらず、さらに、左打ち遊技で発射された球の流下領域にスルーゲート67が配置されていないため、左打ち遊技により発射された球が時短機能によって第1始動口64へ入賞し易くなる構成ではない。よって、換言すれば、「通常遊技状態」では、右打ち遊技されたとしても、その右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し難く、また、左打ち遊技で発射された球も、時短機能を使わずに第1始動口64へ入賞させなければならず、第1特別図柄の動的表示を実行させるために自力で第1始動口64へ入賞させるように構成されている。なお、「通常遊技状態」において、普通図柄の可変表示時間や普通電役72の開放パターンを複数種類設けておくことで、「通常遊技状態」において遊技者が第2始動口71へ入賞可能なタイミングを把握させ難く構成して、第2始動口71への入賞を困難に構成するとより好適である。また、「通常遊技状態」において、右打ち遊技された場合に、スルーゲート67への球の通過を起因してエラー報知するように構成することで、遊技者および遊技場の従業員に対して奨励されていない遊技態様であることを示唆することで、遊技者に右打ち遊技での遊技を抑制させてもよい。
次いで、図475(b)を参照して、普通図柄の可変表示時間を決定するための普図変動テーブル202jの詳細について説明する。図475(b)は、ROM202に記憶される普図変動テーブル202jの一例を模式的に示した模式図である。
普図変動テーブル202jは、「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」で参照される「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用との2種類に分けられる。そして、「通常遊技状態」用と「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用とで設定される普通図柄の可変表示時間が異なって設定されている。このように、各遊技状態で普通図柄の可変表示時間を異ならせることにより、各遊技状態で普通図柄の当否結果が導出される時間が変更される。
図475(b)で示すように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「15秒」となるように普図変動テーブル202jで規定されている。つまり、「通常遊技状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「15秒」となるように設定されている。
また、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「0.1秒」となるように普図変動テーブル202jで規定されている。つまり、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「0.1秒」となるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の可変表示時間を変更することで、スルーゲート67を球が通過してから、普通電役72が開放されるまでの期間を変更することができる。その結果、球がスルーゲート67を通過した場合に、該スルーゲート67の通過に起因する可変表示で当たりとなり、該当たりに基づいて普通電役72が開放されて、スルーゲート67を通過した球がそのまま第2始動口71へ流入し得るか否かを遊技状態によって異ならせることができる。よって、普通図柄の可変表示時間を遊技状態毎に変更することで、1の球のスルーゲート67及び第2始動口71への入賞態様を異ならせることができ、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示時間が短く、当たりに当選し易く、かつ、普通電役72の開放時間も長時間となるため、普通電役72の上面を球が転動している間に普通電役72が開放(没入)状態となって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し得るように構成されている。換言すれば、「普図高確時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、可変入賞装置65へ入賞し難いように構成されている。
また、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図低確時間短縮状態」では、「普図高確時間短縮状態」よりも当たりに当選し難いものの、普通図柄の可変表示時間が短く、かつ、普通電役72の開放時間も長時間となるため、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し得るように構成されている。換言すれば、「普図低確時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、可変入賞装置65へ入賞し難いように構成されている。
次いで、図475(c)を参照して、普通電役開放テーブル202kについて説明する。図475(c)は、ROM202に記憶される普通電役開放テーブル202kの一例を模式的に示した模式図である。普通電役開放テーブル202kは、普通図柄の当たり時に参照され、普通図柄の当たりが発生したタイミングにおける遊技状態に基づいて、普通電役72の開放(没入)時間および開放回数が規定されている。
普通電役開放テーブル202kは、普通図柄が抽選された遊技状態に基づいてグループ毎に区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」で参照される「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態」用とで、普通電役72の開放態様(開放時間)が変更される。
図475(c)で示すように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放回数は1回であり、その開放時間は「0.1秒」となるように普通電役開放テーブル202kで規定されている。つまり、「通常遊技状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「0.1秒」×1回=「0.1秒」の間、開放されるように設定されている。
また、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において、普通図柄に当選した場合に設定される普通電役72の開放時間は「5.8秒」、かつ、開放回数が1回となるように普通電役開放テーブル202kで規定されている。つまり「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役72は、「5.8秒」×1回=「5.8秒」の間、開放されるように構成される。
これにより、遊技状態に応じて普通電役72の開放態様を変更することで、普通電役72が開放している期間の長短の違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放している期間が長いことによって第2始動口71へ入賞し易い状況か、普通電役72が開放している状況が短いことによって球が第2始動口71へ入賞し難い状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図高確時間短縮状態」においては、普通図柄の高確率状態となり、可変表示時間が短時間で、普通電役72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し易いように構成されている。
また、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「普図低確時間短縮状態」においては、普通図柄の低確率状態であるものの、可変表示時間が短時間で、普通電役72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が第2始動口71へと入賞し易いように構成されている。
よって、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」で右打ちされた球は、第2始動口71へ入賞し易く、第2特別図柄の動的表示の保留球数が溜まり易いため、変動短縮機能が作動し易く、第2特別図柄の動的表示が効率良く実行され易いように構成されている。
このように、特別図柄の高確率状態又は低確率状態と、普通図柄の高確率状態又は低確率状態と、可変表示時間及び普通電役72の開放時間の長時間又は短時間と、をそれぞれ組み合わせた各遊技状態を設けることで、各遊技状態に遊技性を変化させ、バリエーションが豊富な遊技を提供することができ、遊技の興趣を向上することができる。
なお、普通図柄の可変表示の当たり確率や可変表示の可変表示時間は、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、「通常遊技状態」等より「普図高確時間短縮状態」等の方が普通図柄に当選し易い確率であれば如何様な割合でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の当たり確率を1/100程度として当たり難くなるように構成してもよいし、「普図高確時間短縮状態」における普通図柄の当たり確率を50/100=1/2程度としてもよいし、普通図柄の低確率状態において当たりに当選しないように構成してもよい。また、「通常遊技状態」より「普図高確時間短縮状態」等の方が可変表示時間が短ければ如何様な時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の可変表示時間を「30秒」以上の長い時間(例えば、「100秒」)としてもよいし、「10秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。
また、普通電役72の開放時間や開放回数も、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、普通電役72の開放時間として、「通常遊技状態」等より「普図高確時間短縮状態」等の方が遊技者にとって有利な開放時間であれば如何様な開放時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」等における普通電役72の開放時間を「0.1秒」以上(例えば、「1秒」)に設定してもよいし、開放回数を「1回」以上(例えば、「3回」)に設定してもよい。また、「普図高確時間短縮状態」等における普通電役72の開放時間を「5.8秒」以上の長い時間(例えば、「10秒」)としてもよいし、「5.8秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。さらに、「普図高確時間短縮状態」等における普通電役72の開放回数を「1回」以上の多い回数(例えば、「5回」)としてもよい。
次に、図476を参照して、時短終了条件テーブル202mについて説明する。図476は、ROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。時短終了条件テーブル202mは、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示において当選した大当たり遊技の終了時(遊技状態移行時)又は救済条件成立時に参照され、該大当たりに当選した時点での遊技状態に応じて付与される「時短機能」の終了条件が各遊技状態ごとにそれぞれ規定されている。
第20実施形態の時短終了条件テーブル202mは、遊技状態ごとに区分けされている。具体的には、「通常遊技状態」で大当たりに当選した場合に参照される「通常遊技状態A」用と、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」で大当たりに当選した場合に参照される「普図高確時間短縮状態・普図低確時間短縮状態・通常遊技状態B」用と、救済条件成立時に参照される「救済条件成立時」用とで、「時短機能」の終了条件が設定される。
第20実施形態の「時短機能」は、いずれかの特別図柄において大当たり遊技が導出されるか、或いは、以下に示す複数の時短終了条件のうち、いずれか1の条件が成立することによって終了するように構成されている。具体的な時短終了条件としては、大当たり終了後の第1特別図柄の動的表示の実行回数を示す「特図1時短回数」と、大当たり終了後の第2特別図柄の動的表示の実行回数を示す「特図2時短回数」と、大当たり終了後の第1特別図柄および第2特別図柄の動的表示の合計実行回数を示す「合計時短回数」と、が規定されている。
なお、第20実施形態のパチンコ機10では、「時短機能」が有効となる「普図低確時間短縮状態」又は「普図高確時間短縮状態」においては右打ち遊技が推奨されており、該右打ち遊技による第2始動口71への入賞によって第2特別図柄の動的表示が実行され易いため、「特図2時短回数」に基づく時短終了条件が成立し易いように構成されている。
図476で示すように、「通常遊技状態A」において小当たり種別「時短B」又は「時短C」が実行された場合、「特図1時短回数」は「7回」、「特図2時短回数」は「1回」、「合計時短回数」は「8回」に設定される。
次いで、「普図高確時間短縮状態」、「普図低確時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において大当たり種別「時短A」、又は、小当たり種別「時短D」が実行された場合、「特図1時短回数」は「7回」、「特図2時短回数」は「5回」、「合計時短回数」は「12回」に設定される。なお、本実施形態における「普図高確時間短縮状態」及び「普図低確時間短縮状態」においては、右打ち遊技が推奨されており、第1始動口64へ入賞し難いため、第1特別図柄の動的表示に基づく小当たり種別「時短B」又は「時短C」は当選し難くなるように構成されている。
また、「通常遊技状態」において更新終了状態である救済条件成立回数(第20実施形態では「800回」)に達した場合に、付与利益である「普図低確時間短縮状態」として、「特図1時短回数」は「100回」、「特図2時短回数」は「100回」、「合計時短回数」は「100回」に設定される。
このように、「通常遊技状態(主に「通常遊技状態A」)」において小当たり種別「時短B」又は「時短C」に当選した場合の時短終了条件(特図2時短回数が「1回」)を、「普図低確時間短縮状態」移行時における時短終了条件(特図2時短回数が「100回」)よりも少なく設定することで、「通常遊技状態A」における制御判定結果としての特図1小当たり当選時に、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して利益付与条件として特定領域65dに球を通過させて付与価値としての大当たり遊技を発生させ、「普図高確時間短縮状態A」に移行させた場合と、更新終了状態としての救済条件成立回数に達して付与利益としての「普図低確時間短縮状態」に移行させた場合と、の2の事象を比較した場合に、後者である救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行させた場合の方が遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成することができる。
図457に戻り、説明を続ける。RAM203は、図458に図示したカウンタ用バッファ203c等のほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図491参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図489参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図511参照)が即座に実行される。
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、各入賞口63,64,65,71に入賞した球や、スルーゲート67を通過した球、アウト口66を通って球排出路へ案内された球をそれぞれ検出するためのスイッチ(例えば、大入賞口スイッチ65c等)を含むスイッチ群並びにセンサ群などからなる各種スイッチ208や、電源投入時の立ち上げモードを設定するための設定キー501、「設定変更モード」時に押下操作されることにより確率設定値を更新するための設定変更スイッチ502、RAM203に記憶されているデータを消去するためのRAM消去スイッチ503、MPU201からの駆動・制御信号に基づいて、ベース表示装置401の表示制御を行うベース表示装置制御回路402が接続される。
また、入出力ポート205の出力側には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、特別図柄表示装置37、普通図柄表示装置83、普通図柄保留ランプ84、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大入賞口ソレノイド65bや、普通電役72の出没板72aを駆動するための普通電役ソレノイド(図示せず)、その他ソレノイド209が接続されている。MPU201は、各種スイッチ208,502,503から出力される信号や、設定キー501の状態に基づいて各種処理を実行するとともに、各種処理の実行結果の1つとしてベース表示装置401の表示内容等を設定する。
利益付与制御としての払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図511参照)が即座に実行される。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチ217が接続されている。なお、該賞球検出スイッチ217は、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるように球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29~33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、変動演出や、後述する小当たり当選時の右打ち報知演出、「保留変化予告」といった第3図柄表示装置81にて行われる演出の表示態様の設定などを制御するものである。
演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、及び、枠ボタン22などがそれぞれ接続されている。第20実施形態では、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成され、音声ランプ制御装置113から主制御装置110へコマンド送信ができないように構成されている。一方、音声ランプ制御装置113と表示制御装置114とは、互いにコマンドの送受信が可能に構成されている。
また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、更新終了状態として遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示される演出のステージを変更したり、「スーパーリーチ」演出態様等の背面画像を変更したりするように、音声出力装置226、ランプ表示装置227を制御すると共に、表示制御装置114へ枠ボタン22の押下に基づいた表示を第3図柄表示装置81に表示させるように指示する。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出や後述する小当たり当選時の右打ち報知演出の表示、「保留変化予告」の表示制御を実行するものである。なお、この表示制御装置114の詳細については、図481を、小当たり当選時の右打ち報知演出の表示内容の詳細については、図522及び図541を、それぞれ参照して後述する。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110~114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110~114等に対して必要な電圧を供給する。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111のNMI端子へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理(図511参照)を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理を正常に実行し完了することができる。
ベース表示装置401は、主制御装置110内に設けられ且つ入出力ポート205と接続されたベース表示装置制御回路402に接続される。ベース表示装置制御回路402は、MPU201からの駆動・制御信号に基づいて、ベース表示装置401の各7セグメント表示器(図454参照)を駆動・制御して、ベース値に関する各種表示を行うものである。
ベース値とは、大当たり状態、時間短縮状態を除く通常時において、100発の球に対して払い出される(賞球される)球の数(割合)である。第20実施形態のパチンコ機10では、遊技領域から球排出路へ案内されたアウト球の数(即ち、遊技領域に打ち出された球の数、換言すれば、遊技で使用された球の数。以下「総アウト個数」と称す。)が60000個となる毎に、その60000個の球に対するベース値を計測し、保存する。
そして、ベース表示装置401には、総アウト個数が60000個に到達するまでの期間中リアルタイムに計測しているベース値(以下「リアルタイムベース値」と称す)と、前回(直近で)総アウト個数が60000個に達したときに計測されたベース値とに加え、前回よりも1つ前に(前々回)総アウト個数が60000個に達したときに計測されたベース値と、前々回よりも1つ前に(前々々回)総アウト個数が60000個に達したときに計測されたベース値とが、所定期間(本実施形態では5秒)毎に切り替えて表示される。リアルタイムベース値以外に過去複数回分のベース値も表示することで、不正行為があったか否かの判断をより正確に行えるようになり、また、その不正行為があった時期もある程度予測可能とすることができる。
ここで、図477を参照して、音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図477は、主に音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。音声ランプ制御装置113のROM222には、MPU221にて実行される各種制御プログラムの他、固定値データとして、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、小当たり種別テーブル222c、停止パターンテーブル222d、変動パターンテーブル222e、損益分岐回数テーブル222fが少なくとも格納されている。これらのテーブル222a~222eは、いずれも主制御装置110のROM202に設けられた大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、小当たり種別テーブル202c、停止パターンテーブル202e、変動パターンテーブル202fと同じものである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3および変動種別カウンタCS1の各値と、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、小当たり種別テーブル222c、停止パターンテーブル222dおよび変動パターンテーブル222eとに基づいて、先読み処理を実行可能に構成されている。
そして、この先読み処理によって、その先読み処理の対象となった保留中の変動演出が、結果としてどのような演出となるか(大当たりとなるか否か、「リーチ表示」となるか否か等)をその変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定したり、コクピット表示領域Db(図456参照)に表示される保留図柄の表示態様を変化させる「保留変化予告」の演出内容(及び実行時期(タイミング))を決定したりする制御を実行する。
RAM223には、特図1変動開始フラグ223a、特図2変動開始フラグ223b、サブ第1保留球数カウンタ223c、サブ第2保留球数カウンタ223d、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f、実行情報格納エリア223g、サブ救済カウンタ223i、サブ救済設定済みフラグ223j、損益分岐回数格納エリア223kが少なくとも設けられている。
特図1変動開始フラグ223aは、オン状態で第1特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図1変動開始フラグ223aは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図1停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図515のS1235参照)。そして、第1特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図518のS1302参照)。
そして、第20実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図1変動開始フラグ223aがオンされたことを契機として、待機中の第1特別図柄の変動演出が存在する場合に、該待機中の第1特別図柄の変動演出を実行させるための第1特別図柄の変動演出の設定処理(図518のS1306~S1308参照)を行う。
特図2変動開始フラグ223bは、オン状態で第2特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図2変動開始フラグ223bは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図2停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図516のS1255参照)。そして、第2特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図518のS1310参照)。
そして、第20実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図2変動開始フラグ223bがオンされたことを契機として、待機中の第2特別図柄の変動演出が存在する場合に、該待機中の第2特別図柄の変動演出を実行させるための第2特別図柄の変動演出の設定処理(図518のS1314~S1316参照)を行う。
サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第1特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第1特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第1保留球数カウンタ203aの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンド(保留球数コマンド)に基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第1保留球数カウンタ223cにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、第1始動口64への入球によって第1特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第1保留球数コマンドを受信すると、その第1保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(図514のS1207参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第1特別図柄の変動演出に対応する特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第1特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算(更新)する(図518のS1305参照)。このように、第1保留球数カウンタ203aの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新するので、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期させながら、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新することができる。
サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第2特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第2特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第2保留球数カウンタ203bの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンドに基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第2保留球数カウンタ223dにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、第2始動口71への入球によって第2特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第2保留球数コマンドを受信すると、その第2保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(図514のS1211参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第2特別図柄の変動演出に対応する特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第2特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算(更新)する(図518のS1313参照)。このように、第2保留球数カウンタ203bの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新するので、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期させながら、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新することができる。
サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値は、各特別図柄の変動演出が奨励される遊技状態において、第3図柄表示装置81における保留図柄及び実行図柄の表示に用いられる。即ち、音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドの受信に応じてそのコマンドにより示される保留球数をサブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dに格納したり(図514のS1207又はS1211参照)、特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に応じて、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新したりするタイミングで(図518のS1305又はS1313参照)、遊技状態に応じて奨励される特別図柄に対応する格納後もしくは更新後のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値を表示制御装置114に通知するべく、表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを表示制御装置114に対して送信する。
表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを受信すると、そのコマンドにより示される保留球数の値、即ち、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値分の保留図柄と、実行中の変動演出を示す実行図柄とを第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図456(b)参照)に表示するように、画像の描画を制御する。
上述したように、サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期しながら、その値が変更され、また、サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期しながら、その値が変更される。従って、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図456(b)参照)に表示される保留図柄の数も、奨励される特別図柄に関する主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値に同期させながら、変化させることができる。よって、第3図柄表示装置81には、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出が保留されている保留球の数を正確に表示させることができる。
第1保留情報格納エリア223eは、保留されている第1特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンドによって送信された第1特別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1,C3,CK,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222eとを用いて、第1特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
第2保留情報格納エリア223fは、保留されている第2特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第2保留球数コマンドによって送信された第2別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222dとを用いて、第2特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
実行情報格納エリア223gは、少なくとも特別図柄表示装置37で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81で実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113のMPU221は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の設定等を実行するために、上述した第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリア又は第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアに記憶されている変動演出を行うための情報(カウンタC1~C3,CK,CS1等の各値)を、この実行情報格納エリア223gへシフトする。
サブ救済カウンタ223iは、主制御装置110内の救済カウンタ203rと同様に、特別図柄の低確率状態における該特別図柄の動的表示の実行回数を計数するためのカウンタである。
このサブ救済カウンタ223iは音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理におけるRAMの初期値設定処理及び当たり処理の開始時において「0」が設定される(図512のS1010及び図521のS1403参照)。そして、主制御装置110から送信される救済カウンタコマンドの受信時に、該当情報をサブ救済カウンタ223iに格納する(図517のS1280参照)。
第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり当選時のサブ救済カウンタ223iの値と、後述する損益分岐回数格納エリア223kに格納された値とを比較して、大当たり優先報知期間又は救済優先報知期間のうち、いずれの報知期間に属しているのかを判断し、該小当たり当選時のOP時間において行う右打ち報知演出の内容を決定する。
サブ救済設定済みフラグ223jは、主制御装置110内の救済設定済みフラグ203sと同様に、大当たり遊技後、特別図柄の動的表示が救済条件成立回数に1度達したか否かを判別するためのフラグである。
このサブ救済設定済みフラグ223jは音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理におけるRAMの初期値設定処理及び当たり処理の開始時においてオフに設定される(図512のS1010及び図521のS1404参照)。そして、主制御装置110から送信される救済設定済みコマンドの受信時に、サブ救済設定済みフラグ223jをオンに設定する(図517のS1278参照)。
第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に行う小当たり当選時右打ち報知演出処理(図522参照)において、このサブ救済設定済みフラグ223jを判別して右打ち報知演出の内容を決定する。
例えば、サブ救済設定済みフラグ223jがオンである場合、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度救済条件成立回数に達しており、「普図低確時間短縮状態」に移行し得ない遊技状態であり、この場合は小当たり当選時の右打ち遊技方法を選択した方が獲得可能な出玉の期待値が高くなるため、右打ち報知演出において、右打ち遊技を強く示唆して大当たり発生を強調させる演出を行うように構成されている(図541(b)参照)。
損益分岐回数格納エリア223kは、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に行う右打ち報知演出の内容を決定するための1の判別条件であり、大当たり優先報知期間と救済優先報知期間との境目となる特別図柄の動的表示の回転数が格納されるエリア(記憶領域)である。
この損益分岐回数格納エリア223kは、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理におけるRAMの初期値設定処理において、損益分岐回数(第20実施形態では、「543回」がセットされる(図512のS1021参照)。
第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合にこの損益分岐回数格納エリア223kが参照され(図522のS1505参照)、サブ救済カウンタ223iに格納された値と比較して、該小当たりの右打ち報知演出において実行される右打ち報知演出のコマンドが設定される(図522のS1506又はS1509参照)。
ここで、図479を参照して、「通常遊技状態A」において、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」の当選時に大当たりさせた場合、及び、該小当たり遊技で大当たりさせずに「通常遊技状態A」に戻り、救済条件成立回数まで特別図柄の動的表示を実行させた場合、の各状態別の期待獲得球数について説明する。図479は、「通常遊技状態A」において小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選した場合に、該小当たり当選時に右打ち遊技を行って大当たりを発生させた場合の平均獲得球数と、該小当たり当選時に右打ち遊技を行わず、「通常遊技状態A」に戻って再び特別図柄の動的表示を実行させ、救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行させた場合の平均獲得球数と、について、小当たり当選時の回転数別に2の平均獲得球数の差異をまとめた表である。
第20実施形態のパチンコ機10では、図479の表から算出される所定時期としての損益分岐回数に基づいて、後述する損益分岐回数テーブル222f(図480参照)が設定されている。そして、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に損益分岐回数テーブル222fを参照し、損益分岐回数と小当たり当選時の回転数と、を比較し、該小当たり当選時のOP時間において行う右打ち報知演出の内容を決定する。
図479のNo.1のケースに示すように、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選し、該小当たり当選時の回転数(サブ救済カウンタ223iの値)が「500回転」の場合、該小当たり遊技において右打ち遊技を行い、特定領域65dに球を通過させて大当たりさせた場合の連荘終了までに遊技者が獲得し得る平均獲得球数は約4000発(この場合における平均獲得球数を「α」とする)となる。
ここでの連荘終了とは、「通常遊技状態A」における小当たり種別「時短B」又は「時短C」当選時に右打ち遊技を開始して大当たり状態に移行させてから、「普図高確時間短縮状態(普図高確時間短縮状態A及び普図高確時間短縮状態B)」及び「通常遊技状態B」を経由して、再び「通常遊技状態A」に戻る事象を意味する(図463参照)。
一方、該小当たり当選時において右打ち遊技を行わずに大当たりを発生させなかった場合、救済条件成立回数が「800回転」であって、該小当たり当選時の回転数が「500回転」であるから、救済条件成立回数までの残りの回転数は「300回転」となる。
また、第20実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技で発射された球が第1始動口64へ1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように構成されているため、左打ち遊技を継続した場合に、救済条件成立回数に達するまで(即ち、残りの「300回転」を実行するまで)に要する時間は約50分となる(図479における「救済条件成立回数までの「時間(分)」」欄)。よって、約50分の左打ち遊技で発射した球数は約5000発となり、第20実施形態のパチンコ機10における「通常遊技状態」のベース値は「30」となるように構成されているため、この間に賞球として払い出された球数は約1500発となる。つまり、約50分(約5000発の球の発射時)の左打ち遊技によって消費した球数は約3500発となる(図479における「救済条件成立回数までの「使用球数」」欄)。
また、救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行した場合、連荘終了までに遊技者が獲得し得る平均獲得球数は約7000発となる(図479における「救済条件成立時の平均獲得球数」欄)。
ここで、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選してから、該小当たりで大当たりを発生させずに救済条件成立回数に達するまでに消費した球数は約3500発であるから、該特図1小当たり当選時から、救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行した場合の平均獲得球数は、「救済条件成立時の平均獲得球数(7000)-救済条件成立回数までの使用球数(3500)」から、約3500発(この場合における平均獲得球数を「β」とする)となる(図479における「小当たりA当選時から連荘終了までの「平均獲得球数(β)」」欄)。なお、該特図1小当たり当選時から、救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行させ、連荘が終了するまでの時間は約70分となる(図479における「小当たりA当選時から連荘終了までの「平均消化時間(分)」」欄)。
従って、No.1のケースにおける小当たり当選時の右打ち遊技方法による平均獲得球数は約4000発(α)であって、小当たり当選時の左打ち遊技方法による平均獲得球数は約3500発(β)であるから、2の平均獲得球数の差分(α―β)は約500発となる(図479における「差分(α-β)」欄)。
即ち、第20実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の低確率状態における回転数が「500回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約500発多くなるように構成されている。
同様に、No.2のケースにおいては、特別図柄の低確率状態における回転数が「542回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約10発多くなるように構成されている。
さらに、No.3のケースにおいては、特別図柄の低確率状態における回転数が「543回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約2発少なくなるように構成されている。
また、No.4のケースにおいては、特別図柄の低確率状態における回転数が「600回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約667発少なくなるように構成されている。
このように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が542回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が543回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数である「543回転」を所定時期である損益分岐回数として、後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図480参照)。
次に、図480を参照して、損益分岐回数テーブル222fについて説明する。図480は、音声ランプ制御装置113のROM222に記憶される損益分岐回数テーブル222fの一例を模式的に示した模式図である。上述したように、損益分岐回数テーブル222fは、図479の各状態別の期待獲得球数表に基づいて設定されている。音声ランプ制御装置113は、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の実行回数と、損益分岐回数テーブル222fに規定された損益分岐回数とを比較して、該小当たり遊技のOP時間において実行する右打ち報知演出の内容を決定する。
図480に示すように、第20実施形態の損益分岐回数テーブル222fは、所定時期としての損益分岐回数が「543回転」、大当たり優先報知期間が「0~542回転」、特定時期としての救済優先報知期間が「543~800回転」に設定されている。
従って、特別図柄の低確率状態における回転数が「0~542回転」、即ち、大当たり優先報知期間において制御判定結果としての特図1小当たりに当選した場合は、第1通知態様として大当たり優先報知演出を行い(図541(b)参照)、特別図柄の低確率状態における回転数が「543~800回転」、即ち、特定時期としての救済優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合は、第2通知態様として救済優先報知演出を行うように構成されている(図541(d)参照)。
ここで、従来のパチンコ機では、大当たり遊技を発生し得る小当たり種別に当選した場合(即ち、特定領域に球を通過可能な小当たり種別に当選した場合)には、該小当たり遊技中に球を発射して可変入賞装置に入賞させ、特定領域に球を通過させて大当たり遊技を発生させるべく、可変入賞装置に向けて球を発射させるように第3図柄表示装置等によって演出を実施するように構成されていた。
しかしながら、このような従来のパチンコ機の場合、小当たり当選時の右打ち報知演出において1の報知演出が固定で実行されるのみであり、遊技のバリエーションが乏しく、また、遊技状態によっては、遊技者が獲得可能となる出玉の期待値が低下してしまうおそれがある。
よって、第20実施形態のパチンコ機10のように構成することで、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり遊技のOP時間において実行される右打ち報知演出の内容を確認することで、小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法と、のいずれの打ち方を選択した方が獲得し得る平均獲得球数が多くなるかを判別することができ、遊技の興趣を向上することができる。
次に、図478を参照して、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの詳細について説明する。図478は、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの構成を模式的に示す模式図である。
第1保留情報格納エリア223eは、第1保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223e4と、小当たり種別カウンタCKの値が格納される小当たり種別カウンタ格納エリア223e5が少なくとも設けられている。
また、第2保留情報格納エリア223fは、第1保留情報格納エリア223eと同様、第2保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223f2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223f4と、小当たり種別カウンタCKの値が格納される小当たり種別カウンタ格納エリア223f5が少なくとも設けられている。
さらに、実行情報格納エリア223gには、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応する大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223g1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223g2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223g3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223g4と、小当たり種別カウンタCKの値が格納される小当たり種別カウンタ格納エリア223g5が少なくとも設けられている。
具体的には、実行情報格納エリア223gが、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。さらに、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第2エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第3エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第4エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
また、第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第2エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第3エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第4エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、停止パターン選択カウンタC3、小当たり種別カウンタCK、変動種別カウンタCS1の各値を、第1保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1,C3,CK,CS1の値をそれぞれ、対応する第1保留情報格納第1~第4エリアのうち該第1保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1、停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3、変動種別カウンタ格納エリア223e4、小当たり種別カウンタ格納エリア223e5に格納する。
具体的には、第1保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦X≦4)であれば、その時点で保留されている第1特別図柄の変動演出の数はXであり、その第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1,C3,CK,CS1の値は、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的にX番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Xエリアの各カウンタ格納エリア223e1~223e5に対応するカウンタC1,C3,CK,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第1保留球数コマンドに含めた各カウンタC1,C3,CK,CS1の値を第1保留球格納エリア203dの第1保留第Xエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第1保留第Xエリアに格納された各カウンタC1,C3,CK,CS1と同じ値が、第1保留情報格納第Xエリアに格納されることになる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、小当たり種別カウンタCK、変動種別カウンタCS1の各値を、第2保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CK,CS1の値をそれぞれ、対応する第3保留情報格納第1~第4エリアのうち該第3保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1、大当たり種別カウンタ格納エリア223f2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3、変動種別カウンタ格納エリア223f4、小当たり種別カウンタ格納エリア223f5に格納する。
具体的には、第2保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦Y≦4)であれば、その時点で保留されている第2特別図柄の変動演出の数はYであり、その第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CK,CS1の値は、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的にY番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Yエリアの各カウンタ格納エリア223f1~223f5に対応するカウンタC1~C3,CK,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第2保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を第2保留球格納エリア203eの第2保留第Yエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第2保留第Yエリアに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が、第2留情報格納第Yエリアに格納されることになる。
一方、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1特別図柄の変動演出の開始を意味する特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信すると、第1保留情報格納エリア223eに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第1特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応する第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e5に格納された各カウンタC1,C3,CK,CS1の値を、現在実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させる。
そして、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e5に格納された各カウンタC1,C3,CK,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させた場合は、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e5に格納された各カウンタC1,C3,CK,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e5に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e5に格納された各カウンタC1,C3,CK,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e5に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e5に格納された各カウンタC1,C3,CK,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e5に移動させる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2特別図柄の変動演出の開始を意味する特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドを受信すると、第2保留情報格納エリア223fに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第2特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応する第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、現在実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させる。
そして、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させた場合は、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が格納されることになる。さらに、第1保留情報格納第1~第4エリア及び第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリア、及び、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が格納されることになる。つまり、音声ランプ制御装置113には、主制御装置110にて実行中および保留中の第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CK,CS1が、実行情報格納エリア223g並びに第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納される。
音声ランプ制御装置113では、先読み処理(図示せず)を行う場合に、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dから保留されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の数(保留球数)を把握する。そして、その保留球数に基づき、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出が保留されているエリアに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を先読みし、その変動演出において大当たりとなるか否かや、変動時間等が判定される。例えば、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「1」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「0」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が1回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が0回であるので、第1保留情報格納第1エリアについて、格納された各カウンタC1,C3,CK,CS1の値を先読みし、判定を行う。また、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「0」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「4」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が0回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が4回であるので、第2保留情報格納第4エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を先読みし、判定を行う。
パチンコ機10は、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成されており、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110のRAM203等にアクセスすることはできない。これに対し、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fを設けて、主制御装置110にて保留された第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CK,CS1を音声ランプ制御装置113にも格納するので、この第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1を参照することで、先読み処理を音声ランプ制御装置113にて実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄又は/及び第2特別図柄の変動演出が実行された場合に、その変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
なお、第1保留情報格納エリア223e又は第2保留情報格納エリア223f、および、実行情報格納エリア223gにおける上述のシフト処理は、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信したときの保留球数(特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に基づく更新が行われる前のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値)に基づいて、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち保留されている変動演出に対応するエリアについてのみデータの移動(シフト)を行う。
例えば、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「4」であり、第1保留情報格納エリア223eの全エリア(第1保留情報格納第1~第4エリア)にデータが記憶されているとする。この場合、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトし、第1保留情報格納第3エリアのデータを第1保留情報格納第2エリアへシフトし、第1保留情報格納第4エリアのデータを第1保留情報格納第3エリアへシフトする。
一方、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「2」であれば、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、本実施形態では、変動演出が保留されていない第1保留情報格納第3,第4エリアについては、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各データを、エリア番号が1小さいエリア(実行情報格納エリア223g又は第1保留情報格納第1~第3エリア若しくは第2保留情報格納第1~第3エリア)にそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各々のエリアについて、データが記憶(保留)されているか否かの判定を不用とするので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図477に戻って説明を続ける。RAM223は、その他、主制御装置110より受信したコマンドを、そのコマンドに対応した処理が行われるまで一時的に記憶するコマンド記憶領域(図示せず)などを有している。
コマンド記憶領域はリングバッファで構成され、FIFO(First In First Out)方式によってデータの読み書きが行われる。音声ランプ制御装置113のコマンド判定処理(図514参照)が実行されると、コマンド記憶領域に記憶された未処理のコマンドのうち、最初に格納されたコマンドが読み出され、コマンド判定処理によって、そのコマンドが解析されて、そのコマンドに応じた処理が行われる。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における特別図柄の変動演出や連続予告演出を制御するものである。
第20実施形態のパチンコ機10では、遊技状態毎に第3図柄表示装置81で行われる変動演出の変動態様が異なるとともに、各遊技状態ごとに奨励される球の発射態様が遊技者に示されるように構成されている。具体的には、例えば、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態A」では、左打ち遊技を促す「左打ち」という文字表示が主表示領域Dmの左下領域に表示されつつ、アラビア数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ラインのみ(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。また、右打ち遊技が奨励される「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」では、右打ち遊技を促す主表示用右打ち指示89が主表示領域Dmの右上領域に表示されつつ、漢数字で構成される各変動図柄が縦スクロールで変動すると共に、主表示領域Dmにおいて1の有効ライン(所謂、シングルライン)を形成するように表示される。このように、各遊技状態において変動図柄の表示態様を明確に異ならせることで、遊技状態を遊技者に認識させ易くしつつ、奨励される遊技を行うために必要な遊技態様(発射態様)を認識し易くすることができる。
次に、図481を参照して、表示制御装置114の電気的構成について説明する。図481は、表示制御装置114の電気的構成を示すブロック図である。表示制御装置114は、MPU231と、プログラムROM232と、ワークRAM233と、キャラクタROM234と、常駐用ビデオRAM235と、通常用ビデオRAM236と、画像コントローラ237と、入力ポート238と、出力ポート239と、バスライン240,241とを有している。
入力ポート238の入力側には音声ランプ制御装置113の出力側が接続されており、表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113によって決定された第3図柄表示装置81の表示態様を指示するコマンドを音声ランプ制御装置113から受信する。入力ポート238の出力側には、バスライン240を介して、MPU231、プログラムROM232、ワークRAM233、キャラクタROM234、画像コントローラ237が接続されている。画像コントローラ237には、常駐用ビデオRAM235及び通常用ビデオRAM236が接続されると共に、バスライン241を介して出力ポート239が接続されている。出力ポート239の出力側には、第3図柄表示装置81が接続されている。
なお、パチンコ機10は、大当たりの抽選確率や1回の大当たりで払い出される賞球数が異なる別機種であっても、第3図柄表示装置81で表示される図柄構成が全く同じ仕様の機種があるので、表示制御装置114は共通部品化されコスト低減が図られている。
以下では、先にMPU231、キャラクタROM234、画像コントローラ237、常駐用ビデオRAM235、通常用ビデオRAM236について説明し、次いで、プログラムROM232、ワークRAM233について説明する。
まず、MPU231は、音声ランプ制御装置113から入力されたコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81の表示内容を制御するものである。
キャラクタROM234は、第3図柄表示装置81に表示される図柄(背景図柄や装飾図柄)といった各スプライトの画像データを記憶したメモリであり、多くの画像データを格納するために、小さな面積で大きな記憶容量が得られ、かつ、安価なNAND型フラッシュメモリ234aによって構成されている。第20実施形態では、2ギガバイトのNAND型フラッシュメモリ234aが用いられる。これにより、第3図柄表示装置81に表示される数多くの画像を格納できるので、第3図柄表示装置81に表示される画像を多種多様化することができ、遊技の興趣を高めるように構成されている。
なお、NAND型フラッシュメモリ234aは、その性質上、データを書き込むことができない不良ブロックデータが発生する。そこで、キャラクタROM234には、不良データブロックを避けてNAND型フラッシュメモリ234aへのデータの読み書きが行われるようにデータアドレスの変換を実行する公知の調停回路234b(例えば、特開2006-223598号を参照)を設けている。この調停回路234bにより、キャラクタROM234内部で、NAND型フラッシュメモリ234aの不良データブロックが解析され、その不良データブロックへのアクセスが回避されるので、MPU231は、個々のNAND型フラッシュメモリ234aで異なる不良データブロックのアドレス位置を考慮することなく、キャラクタROM234へのアクセスを容易に行うことができる。よって、キャラクタROM234にNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、キャラクタROM234へのアクセス制御が複雑化することを抑制することができる。
画像コントローラ237は、画像を描画し、その描画した画像を所定のタイミングで第3図柄表示装置81に表示させるデジタル信号プロセッサ(DSP)である。画像コントローラ237は、MPU231から送信される後述の描画リスト(図488参照)に基づき1フレーム分の画像を描画して、後述する第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれか一方のフレームバッファに描画した画像を展開すると共に、他方のフレームバッファにおいて先に展開された1フレーム分の画像情報を第3図柄表示装置81へ出力することによって、第3図柄表示装置81に画像を表示させる。画像コントローラ237は、この1フレーム分の画像の描画処理と1フレーム分の画像の表示処理とを、第3図柄表示装置81における1フレーム分の画像表示時間(第20実施形態では、20ミリ秒)の中で並列処理する。
画像コントローラ237は、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒毎に、MPU231に対して遊技条件としての垂直同期割込信号(以下、「V割込信号」と称する)を送信する。MPU231は、このV割込信号を検出する度に、V割込処理(図524(b)参照)を実行し、画像コントローラ237に対して、次の1フレーム分の画像の描画を指示する。この指示により、画像コントローラ237は、次の1フレーム分の画像の描画処理を実行すると共に、先に描画によって展開された画像を第3図柄表示装置81に表示させる表示処理を実行する。
このように、MPU231は、画像コントローラ237からのV割込信号に伴ってV割込処理を実行し、画像コントローラ237に対して描画指示を行うので、画像コントローラ237は、画像の描画処理および表示処理間隔(20ミリ秒)毎に、画像の描画指示をMPU231より受け取ることができる。よって、画像コントローラ237では、画像の描画処理や表示処理が終了していない段階で、次の画像の描画指示を受け取ることがないので、画像の描画途中で新たな画像の描画を開始したり、表示中の画像情報が格納されているフレームバッファに、新たな描画指示に伴って画像が展開されたりすることを防止することができる。
画像コントローラ237には、常駐用ビデオRAM235及び通常用ビデオRAM236が接続されており、画像コントローラ237による画像の描画で必要となる画像データが、描画前に予めMPU231によりキャラクタROM234から読み出され、常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236に転送される。このとき、常駐用ビデオRAM235及び通常用ビデオRAM236のいずれに転送するか(さらに、どのアドレスに格納するか)は、MPU231が、プログラムROM232に格納されたプログラム又はテーブルに基づき、画像の内容に応じて決定する。
また、画像コントローラ237が画像を描画する場合、キャラクタROM234の画像データは使わず、常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236に格納された画像データを使用して、画像の描画処理を実行する。これにより、キャラクタROM234が読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによって構成されていても、画像コントローラ237は、予めキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236に格納された画像データを用いて画像の描画を行うので、キャラクタROM234の読み出し速度の遅さに影響されることなく、画像の描画を即座に実行することができる。よって、所望の画像を所望の時間に第3図柄表示装置81へ表示させることができる。
ここで、NAND型フラッシュメモリ234aは、ROMの大容量化を容易にする一方、読み出し速度がその他のROM(マスクROMやEEPROMなど)と比して遅い。これに対し、表示制御装置114では、MPU231が、キャラクタROM234に格納されている画像データのうち一部の画像データを電源投入後に常駐用ビデオRAM235に転送するように、画像コントローラ237に対して指示するように構成されている。そして、後述するように、常駐用ビデオRAM235に格納された画像データは、上書きされることなく常駐するように制御される。
これにより、電源投入時の初期設定処理(メイン処理(図523参照))の終了後は、常駐用ビデオRAM235に常駐された画像データを使用しながら、画像コントローラ237にて画像の描画処理を行うことができる。よって、描画処理に使用する画像データが常駐用ビデオRAM235に常駐されていれば、画像描画時に読み出し速度が遅いNAND型フラッシュメモリ234aで構成されたキャラクタROM234から対応する画像データを読み出す必要がないため、その読み出しにかかる時間を省略でき、画像の描画を即座に行って第3図柄表示装置81に描画した画像を表示することができる。
特に、常駐用ビデオRAM235には、頻繁に表示される画像の画像データや、主制御装置110、音声ランプ制御装置113又は表示制御装置114によって表示が決定された後、即座に表示すべき画像の画像データを常駐させるので、キャラクタROM234をNAND型フラッシュメモリ234aで構成しても、第3図柄表示装置81に何らかの画像を表示させるまでの応答性を高く保つことができる。
また、表示制御装置114は、常駐用ビデオRAM235に非常駐の(展開されていない)画像データを用いて画像の描画を行う場合は、その描画が行われる前に、キャラクタROM234から通常用ビデオRAM236に対して描画に必要な画像データを転送するように、MPU231が画像コントローラ237に対して指示するように構成されている。後述するように、通常用ビデオRAM236に転送された画像データは、画像の描画に用いられた後、上書きによって削除される可能性はあるものの、画像描画時には、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aで構成されたキャラクタROM234から対応する画像データを読み出す必要がなく、その読み出しにかかる時間を省略できるので、画像の描画を即座に行って第3図柄表示装置81に描画した画像を表示することができる。
また、通常用ビデオRAM236にも画像データを格納することによって、全ての画像データを常駐用ビデオRAM235に常駐させておく必要がないため、大容量の常駐用ビデオRAM235を用意する必要がない。よって、常駐用ビデオRAM235を設けたことによるコスト増大を抑えることができる。
画像コントローラ237が画像を描画する場合に必要となる画像データが常駐用ビデオRAM235と通常用ビデオRAM236とのいずれに格納されているか(さらに、どのアドレスに格納されているか)は、MPU231がプログラムROM232に格納されたプログラム又はテーブルに基づき画像の内容に応じて判断し、画像コントローラ237に対して画像の描画を指示するときに、必要となる画像データの格納先(常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236のいずれに格納されているか、どのアドレスに格納されているか)を併せて指示する。画像コントローラ237は、MPU231からの指示に基づいて、常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236の所定のアドレスから必要な画像データを読み出す。これにより画像コントローラ237は、画像の描画に集中することができる。
なお、画像コントローラ237が、MPU231から画像の描画の指示を受けたときに、描画に必要な画像の種別から、描画に必要となる画像のデータの格納先(常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236のいずれに格納されているか、どのアドレスに格納されているか)を判断するように構成してもよい。この場合、MPU231によってキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236に画像データが格納されるときに、画像コントローラ237が、その格納される画像データによって表示される画像の種別(又は対応する画像データが格納されているキャラクタROM234のアドレス)と、その画像データの格納先とを、MPU231からの制御信号に基づいて判断し、画像コントローラ237に設けられたRAM(図示せず)に、画像の種別(又は対応する画像データが格納されているキャラクタROM234のアドレス)とその画像データの格納先とを対応付けて格納しておいてもよい。そして、そのRAMに記憶された情報に基づいて、画像コントローラ237が画像に必要となる画像データの格納先を判断してもよい。画像コントローラ237により、画像データの格納先を判断することによって、MPU231の処理負担の軽減を図ることができる。
画像コントローラ237には、バッファRAM237aが設けられている。このバッファRAM237aは、キャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236へのデータ転送用バッファメモリとして機能し、キャラクタROM234に設けられたNAND型フラッシュメモリ234aの1ブロック分の記憶容量(例えば、132キロバイト)を持つスタティックRAM(Static RAM。以下、「SRAM」という。)によって構成され、MPU231から直接アクセス可能に構成されている。
MPU231は、キャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236へ画像を転送する場合に、キャラクタROM234から1ブロック分のデータを読み出して一旦バッファRAM237aに格納し、常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236の未使用時を見計らって、バッファRAM237aに格納された画像データを常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236に転送する。
仮に、バッファRAM237aを設けず、キャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236へ直接画像データを転送した場合、キャラクタROM234はNAND型フラッシュメモリ234aによって構成されているためにその読み出し速度が遅いので、所望サイズの画像データを転送する間、入出力ポートが1ポート(以下、「1ポート型」と称する場合がある)のダイナミックRAM(Dynamic RAM。以下、「DRAM」という。)で構成された常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236は、その1ポートをキャラクタROM234からの画像データ転送で占有されてしまい、長時間その他のデータアクセスを行えない状態となってしまう。これにより、その間、画像コントローラ237により、常駐用ビデオRAM235や通常用ビデオRAM236から画像データを読み出して画像の描画を行ったり、第3図柄表示装置81へ描画画像データを転送することができなくなり、第3図柄表示装置81の画像表示が滞ってしまうおそれがある。また、常駐用ビデオRAM235や通常用ビデオRAM236にマルチポート型(入出力ポートが複数設けられたタイプ)のDRAMを使用した場合であっても、画像コントローラ237において常駐用ビデオRAM235や通常用ビデオRAM236を使用した制御に制限がかかり、その制御が複雑になるおそれがある。
これに対し、本パチンコ機10は、高速動作可能なSRAMによって構成されたバッファRAM237aを画像コントローラ237に設けているので、キャラクタROM234から時間をかけて読み出された画像データを一旦そのバッファRAM237aに格納し、その後、その画像データをバッファRAM237aから常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236へ短時間で転送することができる。よって、キャラクタROM234から画像データが常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236へ転送される間に、常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236が、その画像データの転送で長時間占有されるのを防止することができる。
また、MPU231が転送指示が描画リストの転送データ情報によって画像コントローラ237に対して行う画像データの転送指示には、転送すべき画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、転送先の情報(常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236のいずれに転送するかを示す情報)、及び転送先(常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236)の先頭アドレスが含まれる。なお、格納元最終アドレスに代えて、転送すべき画像データのデータサイズを含めてもよい。
画像コントローラ237は、この転送指示の各種情報に従って、キャラクタROM234の所定アドレスから1ブロック分のデータを読み出して一旦バッファRAM237aに格納し、常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236の未使用時に、バッファRAM237aに格納された画像データを常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236に転送する。そして、転送指示により示された格納元先頭アドレスから格納元最終アドレスに格納された画像データが全て転送されるまで、その処理を繰り返し実行する。
これにより、キャラクタROM234から時間をかけて読み出された画像データを一旦そのバッファRAM237aに格納し、その後、その画像データをバッファRAM237aから常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236へ短時間で転送することができる。よって、キャラクタROM234から画像データが常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236へ転送される間に、常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236が、その画像データの転送で長時間占有されるのを防止することができる。従って、画像データの転送により常駐用ビデオRAM235や通常用ビデオRAM236が占有されることで、画像の描画処理にそれらのビデオRAM235,236が使用できず、結果として必要な時間までに画像の描画や、第3図柄表示装置81への表示が間に合わないことを防止することができる。
また、バッファRAM237aから常駐用ビデオRAM235又は通常用ビデオRAM236への画像データの転送は、画像コントローラ237によって行われるので、常駐用ビデオRAM235及び通常用ビデオRAM236が画像の描画処理や第3図柄表示装置81への表示処理に未使用である時間を容易に判定することができ、処理の単純化を図ることができる。
常駐用ビデオRAM235は、上述したように、1ポート型のDRAMによって構成され、キャラクタROM234より転送された画像データが、電源投入中、上書きされることなく保持され続けるように用いられる。これにより、常駐用ビデオRAM235には、キャラクタROM234より転送された画像データが常駐される。この常駐用ビデオRAM235には、第3図柄表示装置81に表示される画像のうち、電源投入時に表示される画像に対応するデータや、頻繁に表示される画像に対応するデータ、及び、主制御装置110又は音声ランプ制御装置113(表示制御装置114)によって表示が決定された画像のうち即座に表示されるべき画像に対応するデータが、キャラクタROM234より転送され、常駐される。
常駐用ビデオRAM235には、電源投入時主画像エリア235a、電源投入時変動画像エリア235b、背面画像エリア235c、第3図柄エリア235d、キャラクタ図柄エリア235e、エラーメッセージ画像エリア235f、保留図柄エリア235g、コクピット画像エリア235h、副表示画像エリア235i、文字図柄エリア235jが少なくとも設けられている。
電源投入時主画像エリア235aは、表示制御装置114が電源投入時の初期化処理を行っている間に第3図柄表示装置81に表示する電源投入時主画像282(図482参照)に対応するデータを格納する領域である。また、電源投入時変動画像エリア235bは、第3図柄表示装置81に電源投入時主画像282が表示されている間に遊技者によって遊技が開始され、第1入球口64への入球が検出された場合に、主制御装置110において行われた抽選結果を変動演出によって表示する電源投入時変動画像283(図482(b)及び図482(c)参照)に対応する画像データを格納する領域である。
MPU231は、電源部251から電源供給が開始されたときに、先ず初めにキャラクタROM234から、電源投入時主画像282に対応する画像データを電源投入時主画像エリア235aへ転送すると共に、電源投入時変動画像283に対応する画像データを電源投入時変動画像エリア235bへ転送するように、画像コントローラ237へ転送指示を送信する(図523のS2002及びS2003参照)。
ここで、図482を参照して、電源投入時主画像282及び電源投入時変動画像283について説明する。図482は、パチンコ機10の電源投入直後において、常駐用ビデオRAM235に対して格納すべき画像データをキャラクタROM234から転送している間に、第3図柄表示装置81にて表示される電源投入時画像を説明する説明図である。
表示制御装置114は、電源投入直後に、先ずキャラクタROM234から電源投入時主画像に対応する画像データを電源投入時主画像エリア235aへ転送すると、電源投入時変動画像に対応する画像データを電源投入時変動画像エリア235bへ転送する。そして、常駐用ビデオRAM235に格納すべき残りの画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に対して転送する。この残りの画像データの転送が行われている間、表示制御装置114は、先に電源投入時主画像エリア235aに格納された画像データを用いて。図482(a)に示す電源投入時主画像282を第3図柄表示装置81に表示させる。
このとき、音声ランプ制御装置113から変動開始の指示コマンドである表示用変動パターンコマンド及び表示用停止種別コマンドを受信すると、表示制御装置114は、図482(b)に示すように、電源投入時主画像282の表示画面上に、画面に向かって右下の位置に「○」図柄の電源投入時停止画像283aと、図482(c)に示すように、「○」図柄と同位置に「×」図柄の電源投入時停止画像283bとを、変動演出の期間中、交互に繰り返して表示する。そして、音声ランプ制御装置113からの表示用変動パターンコマンド及び表示用停止種別コマンドから、主制御装置110にて行われた抽選の結果を判断し、「大当たり表示」である場合は、図482(b)に示す電源投入時停止画像283aを変動演出の停止後に一定期間表示し、「ハズレ表示」である場合は、図482(c)に示す電源投入時停止画像283bを変動演出の停止後に一定時間表示する。
MPU231は、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき画像データが常駐用ビデオRAM235に対して全て転送されるまで、画像コントローラ237に対し、電源投入時主画像エリア235aに格納された画像データを用いた電源投入時主画像282の描画を指示する。これにより、残りの常駐すべき画像データが常駐用ビデオRAM235に転送されている間、遊技者や遊技場の関係者は、第3図柄表示装置81に表示された電源投入時主画像282を確認することができる。よって、表示制御装置114は、電源投入時主画像282を第3図柄表示装置81に表示させている間に、時間をかけて残りの常駐すべき画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送することができる。また、遊技者や遊技場の関係者は、電源投入時主画像282が第3図柄表示装置81に表示されている間、何らかの初期化処理が行われていることを認識できるので、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき残りの画像データがキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送されるまでの間、動作が停止していないか、といった不安を持つことなく、初期化処理が終了するまで待機することができる。
また、パチンコ機10の製造時における動作チェックにおいても、電源投入時主画像282がすぐに第3図柄表示装置81に表示されることによって、第3図柄表示装置81が電源投入によって問題なく動作が開始されていることを即座に確認することができ、キャラクタROM234に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aを用いることにより動作チェックの効率が悪化することを抑制できる。
さらに、電源投入時主画像282が第3図柄表示装置81に表示されている間に遊技者が遊技を開始し、第1入球口64に入球が検出された場合は、電源投入時変動画像エリア235bに常駐された電源投入時変動画像283に対応する画像データを用いて電源投入時変動画像283が描画され、図482(b)及び図482(c)に示す画像が交互に第3図柄表示装置81に表示されるように、MPU231から画像コントローラ237に対して指示がされる。よって、電源投入時変動画像283を用いて簡単な変動演出を行うことができる。従って、遊技者は、電源投入時主画像282が第3図柄表示装置81に表示されている間であっても、その簡単な変動演出によって確実に抽選が行われたことを確認することができる。
また、電源投入時主画像282が第3図柄表示装置81に表示される段階で、すでに電源投入時変動画像283に対応する画像データが電源投入時変動画像エリア235bに常駐されているので、電源投入時主画像282が第3図柄表示装置81に表示されている間に第1入球口64への入球が検出された場合は、対応する変動演出を第3図柄表示装置81に即座に表示させることができる。
さらに、電源投入時主画像282及び電源投入時変動画像283に対応する画像データが、常駐用ビデオRAM235の電源投入時主画像エリア235a及び電源投入時変動画像エリア235bに格納されるので、瞬間的に停電が発生した場合に、常駐用ビデオRAM235に常駐されたデータが残っていれば、復電時に電源投入時主画像エリア235a及び電源投入時変動画像エリア235bに常駐された画像データを用いて、電源投入時主画像282や電源投入時変動画像283を即座に第3図柄表示装置81へ表示させることができる。
図481に戻って説明を続ける。背面画像エリア235cは、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示される背面画像に対応する画像データを格納する領域である。ここで、図483及び図484を参照して、背面画像と、その背面画像のうち、背面画像エリア235cに格納される背面画像の範囲について説明する。図483及び図484は、3種類の背面画像と、各背面画像に対して常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに格納される背面画像の範囲を説明する説明図であり、図483(a)は、「街中ステージ」に対応する背面Aに対して、図483(b)は、「空ステージ」に対応する背面Bに対して、図484は、「島ステージ」に対応する背面Cに対してそれぞれ示したものである。
各背面A~Cのうち、背面及びに対応する背面画像は、図483に示すように、いずれも第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて表示される表示領域よりも水平方向に長い画像が、キャラクタROM234に用意されている。画像コントローラ237は、その画像を水平方向に左から右へスクロールさせながら背面画像が第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示されるように、画像の描画をおこなう。
各背面A及びBに用意された画像(以下、「スクロール用画像」と称する。)は、いずれも位置aおよび位置cのところで背面画像が連続するように画像が構成されている。そして、位置cから位置dの間の画像および位置aから位置a’の間の画像は、表示領域の水平方向の幅分の画像によって構成されており、位置cから位置dの間にある画像が表示領域として第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示された後に、位置aから位置a’の間にある画像を表示領域として第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示させると、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにスムーズなつながりで背面画像がスクロール表示されるようになっている。
遊技者によって枠ボタン22が操作されてステージが変更されると、MPU231は、まず位置aから位置a’の間を表示領域の初期位置として設定し、その初期位置の画像が第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示されるように、画像コントローラ237を制御する。そして、時間の経過とともに、表示領域をスクロール用画像に対して左から右に移動させ、順次その表示領域が第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示されるように画像コントローラ237を制御し、さらに、表示領域が位置cから位置dの間の画像に到達した場合、再び表示領域を位置aから位置a’の画像として第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示されるように画像コントローラ237を制御する。よって、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmには、位置a~位置cの間の画像を、左方向に向かって流れるように、スムーズなつながりで繰り返しスクロールされて表示させることができる。
一方、図484で示すように、背面Cにおける背面画像は、時間の経過とともに、図484の(a)→(b)→(c)→(a)→・・・の順で、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示される。具体的には、背面Cは、島にそびえる山の画像と、山のふもとに広がる砂浜の画像と、島を囲む海の画像とが、その表示される位置が固定された状態で第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示される。一方、山の上に広がる空の画像は、その色調が時間経過とともに変化する。
遊技者による枠ボタン22の操作によりステージが「島ステージ」に変更されると、背面Cの初期背面画像として、図484(a)に示す背面画像が表示される。この図484(a)に示す背面画像では、朝やけを示すオレンジ色の空が表示される。そして、時間の経過とともに空の色調がオレンジ色から徐々に鮮やかな青色に変化して、所定時間経過後、図484(b)に示す背面画像が表示される。図484(b)に示す背面画像では、昼を示す鮮やかな青色の空が表示される。次に、時間の経過とともに空の色調が鮮やかな青色から徐々に黒色に変化して、所定時間経過後、図484(c)に示す背面画像が表示される。図484(c)に示す背面画像では、夜を示す黒色の空が表示される。その後、時間の経過とともに空の色調が黒色から徐々に白みはじめ更にオレンジ色に変化する。そして、所定時間経過後、図484(a)に示す背面画像に戻って、再び図484(a)~(c)の背面画像が第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示される。
次いで、各背面画像において、背面画像エリア235cに格納される背面画像の範囲について説明する。初期ステージである街中ステージに対応する背面Aは、図483(a)に示すように、その背面Aの全範囲、即ち、位置aから位置dに対応する画像データが全て常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに格納される。通常、初期ステージである街中ステージを表示させたまま、ステージを変更せずに遊技が行われる場合が多いので、多頻度で表示される街中ステージに対応する背面Aの画像データを全て背面画像エリア235cに常駐させておくことで、キャラクタROM234へのデータアクセス回数を減らすことができ、表示制御装置114にかかる負荷を軽減することができる。
一方、空ステージに対応する背面Bは、図483(b)に示すように、その背面の一部領域、即ち、位置aから位置bの間の画像に対応する画像データだけを常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに格納する。また、島ステージに対応する背面Cは、図484(a)を含み、図484(b)を除く図484(a)~図484(b)の間の背面画像に対応する画像データが、電源投入後の立ち上げ処理の中で常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに格納され、常駐される。
ここで、ステージを変更するために遊技者による行われる枠ボタン22の操作は、遊技者の意思に基づき任意のタイミングで行われるものであるので、任意のタイミングで枠ボタン22が操作されても即座に背面画像を変更するためには、全ての背面画像について全範囲の画像データを常駐用ビデオRAM235に常駐させておくことが理想的であるが、そのようにすると常駐用ビデオRAM235として非常に大きな容量のRAMを用いなければならず、コストの増大につながる恐れがある。
これに対し、本パチンコ機10では、ステージが変更された場合に最初に表示される背面画像の初期位置を、位置aから位置a’の範囲または図484(a)~図484(b)の範囲に固定し、その初期位置を含む位置aから位置bの間の画像または図484(a)~図484(b)の間の画像に対応する画像データを常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに格納しておくので、キャラクタROM234を読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aで構成しても、遊技者による枠ボタン22の操作によって任意のタイミングでステージが変更された場合に、常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに常駐されている画像データを用いることによって、即座にその背面Bや背面Cの初期位置を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示させ、また、時間経過とともにスクロール表示または色調を変化させながら表示させることができる。また、背面Bおよび背面Cについては、一部範囲の画像に対応する画像データだけを格納するので、常駐用ビデオRAM235の記憶容量の増大を抑制でき、コストの増大を抑えることができる。
また、背面Bは、初期位置の画像が表示された後、常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに常駐された画像データを用いて位置aから位置bの範囲を左から右に向けてスクロールさせている間に、位置b’から位置dの画像に対応する画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送完了できるように、その位置aから位置bの範囲が設定されている。これにより、位置aから位置bの範囲をスクロールさせる間に位置b’から位置dの画像データを通常用ビデオRAM236へ転送できるので、常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに格納された画像データを用いて位置aから位置bの範囲をスクロールさせた後、遅滞なく通常用ビデオRAM236に格納された背面画像に対応する画像データを用いて、位置b’から位置dの範囲をスクロールさせて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示させることができる。
同様に、背面Cは、初期位置の画像が表示された後、常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに常駐された画像データを用いて図484(a)~図484(b)の画像を表示させている間に、キャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送が完了できるように、図484(a)~図484(b)の範囲が設定されている。これにより、図484(a)~図484(b)の画像を表示させる間に図484(b)~図484(c)および図484(c)~図484(a)の画像に対応する画像データを通常用ビデオRAM236へ転送できるので、常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに常駐された画像データを用いて図484(a)~図484(b)の画像を表示させた後、遅滞なく通常用ビデオRAM236に格納された背面画像に対応する画像データを用いて、図484(b)~図484(c)および図484(c)~図484(a)の画像を時間経過とともに、順次、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示させることができる。
なお、背面B及び背面Cにおいて、通常用ビデオRAM236に格納される画像データは、後述する通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236a(図481参照)に設けられた背面画像専用のサブエリア(図示せず)に格納される。これにより、背面画像専用のサブエリアに格納された背面画像データが、他の画像データによって上書きされることがないので、背面画像を確実に表示させることができる。
また、背面Bにおいて、常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに格納される画像データと、通常用ビデオRAM236に格納される画像データとでは、位置b’から位置bの間の画像に対応する画像データが重複して格納される。そして、MPU231による画像コントローラ237の制御により、常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに格納された画像データを用いて位置bまでの画像を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示させ、次いで、通常用ビデオRAM236に格納された画像データを用いて位置b’からの画像を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示させることで、第3図柄表示装置81にスムーズなつながりで背面画像がスクロール表示されるようになっている。
さらに、MPU231は、通常用ビデオRAM236の画像データを用いて、位置cから位置dの間の画像を表示領域として第3図柄表示装置81に表示されるように画像コントローラ237を制御すると、次いで、MPU231は、常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cの画像データを用いて、位置aから位置a’の間の画像を表示領域として第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに表示されるように画像コントローラ237を制御する。これにより、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmには、位置a~位置cの間の画像が、左方向に向かって流れるように、スムーズなつながりで繰り返しスクロールされて表示させることができる。
図481に戻って説明を続ける。第3図柄エリア235dは、第3図柄表示装置81に表示される変動演出において使用される第3図柄を常駐するためのエリアである。即ち、第3図柄エリア235dには、第3図柄である「0」から「9」の数字を付した上述の10種類の主図柄及び「チャレンジ図柄」の文字が記載された1種類の主図柄、の計11種類の主図柄(図456参照)に対応する画像データが常駐される。これにより、第3図柄表示装置81にて変動演出を行う場合、逐一キャラクタROM234から画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234にNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、第3図柄表示装置81において素早く変動演出を開始することができる。よって、第1入球口64への入球が発生してから、第1図柄表示装置37では変動演出が開始されているにも関わらず、第3図柄表示装置81において変動演出が即座に開始されないような状態が発生するのを抑制することができる。
また、第3図柄エリア235dには、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄として、木箱といった後方図柄からなる主図柄や、後方図柄とかんな,風呂敷,ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄とからなる主図柄及び「チャレンジ図柄」の文字が記載された主図柄に対応する画像データも常駐される。これらの画像データの一部は、1の変動演出が停止してから所定時間経過しても、始動入賞に伴う次の変動演出が開始されない場合に、第3図柄表示装置81に表示されるデモ演出に用いられる。これにより、デモ演出が第3図柄表示装置81に表示されると、そのデモ演出において、第3図柄として数字の付されていない主図柄が表示される。よって、遊技者は、数字の付されていない主図柄を第3図柄表示装置81の表示画像から視認することによって、当該パチンコ機10が更新状態としてのデモ状態にあることを容易に認識することができる。
キャラクタ図柄エリア235eは、第3図柄表示装置81に表示される各種演出で使用されるキャラクタ図柄に対応する画像データを格納する領域である。本パチンコ機10では、「少年」をはじめとする様々なキャラクタが各種演出にあわせて表示されるようになっており、これらに対応するデータがキャラクタ図柄エリア235eに常駐される。これにより、表示制御装置114は、主制御装置110より受信したコマンドの内容に基づいてキャラクタ図柄を変更する場合、キャラクタROM234から対応の画像データを新たに読み出すのではなく、常駐用ビデオRAM235のキャラクタ図柄エリア235eに予め常駐されている画像データを読み出すことによって、画像コントローラ237にて所定の画像を描画できるようになっている。その結果、キャラクタROM234から対応の画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、キャラクタ図柄を即座に変更することができる。
エラーメッセージ画像エリア235fは、パチンコ機10内にエラーが発生した場合に表示されるエラーメッセージに対応する画像データを格納する領域である。本パチンコ機10では、遊技盤13の裏面に取り付けられた振動センサ(図示せず)の出力から、音声ランプ制御装置113によって振動を検出すると、音声ランプ制御装置113は振動エラーの発生をエラーコマンドによって表示制御装置114に通知する。また、音声ランプ制御装置113により、その他のエラーの発生が検出された場合にも、音声ランプ制御装置113は、エラーコマンドによって、そのエラーの発生をそのエラー種別と共に表示制御装置114へ通知する。そして、表示制御装置114では、エラーコマンドを受信すると、その受信したエラーに対応するエラーメッセージを第3図柄表示装置81に表示させるように構成されている。
ここで、エラーメッセージは、遊技者の不正防止やエラーに対する遊技者の保護の観点から、エラーの発生とほぼ同時に表示されることが求められる。本パチンコ機10では、エラーメッセージ画像エリア235fに、各種エラーメッセージに対応する画像データが予め常駐されているので、表示制御装置114は、受信したエラーコマンドに基づいて、常駐用ビデオRAM235のエラーメッセージ画像エリア235fに予め常駐されている画像データを読み出すことによって、画像コントローラ237にて各エラーメッセージ画像を即座に描画できるようになっている。これにより、キャラクタROM234から逐次エラーメッセージに対応する画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、エラーコマンドを受信してから対応するエラーメッセージを即座に表示させることができる。
保留図柄エリア235gは、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbに表示される実行図柄及び保留図柄の初期設定(デフォルト設定)の表示態様に関するデータを常駐するためのエリアである。即ち、保留図柄エリア235gには、実行図柄及び保留図柄の初期設定(デフォルト設定)の表示態様である「白色」の「○」図柄に対応する画像データが常駐される。これにより、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbの実行図柄表示領域Db0又は保留図柄表示領域Db1~Db4において実行図柄及び保留図柄を表示する場合、逐一キャラクタROM234から画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234にNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、第3図柄表示装置81において素早く実行図柄又は保留図柄を表示することができる。よって、第1入球口64への複数の入球が発生して、第1図柄表示装置37のLED37aにおいて保留図柄が表示されているにも関わらず、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおいて保留図柄(実行図柄)が表示されないような状態が発生することを抑制することができる。
コクピット画像エリア235hは、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbに表示されるコクピット画像に対応する画像データを常駐するための領域である。即ち、コクピット画像エリア235hには、コクピット表示領域Dbにおいて表示される実行図柄及び保留図柄以外のコクピット画像に対応する画像データが常駐される。これにより、第3図柄表示装置81にて変動演出を行う場合、逐一キャラクタROM234からコクピット表示領域Dbに対応する画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234にNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、第3図柄表示装置81において素早くコクピット表示領域Dbを表示することができる。よって、変動演出においてコクピット表示領域Dbを表示し続ける場合や、「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素を実行した後にコクピット表示領域Dbを再表示する場合であっても、該コクピット画像エリア235hに記憶されるコクピット画像を読み出すことで、第3図柄表示装置81にコクピット表示領域Dbを即座に表示することができる。
また、コクピット表示領域Dbは、主表示領域Dmの背面画像がスクロール表示された場合であっても、「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素が実行されない限り、常時、第3図柄表示装置81の表示領域の一定の位置(表示領域下部)に固定的に表示されるように構成されている。よって、コクピット表示領域Dbは、特定の第3図柄や特定の背面画像より表示頻度が高い表示物である。従って、常駐用ビデオRAM235にコクピット表示領域Db用のコクピット画像エリア235hを設け、該コクピット画像エリア235hに格納されたコクピット画像に基づいて表示制御を行うように構成することで、NAND型フラッシュメモリ234aから直接読み込む場合と比べて、表示頻度が高いコクピット表示領域Dbの表示をスムースに行うことが可能となる。
副表示画像エリア235iは、第3図柄表示装置81の副表示領域Dsに表示される各小領域Ds1~Ds3に対応する画像データを常駐するための領域である。これにより、第3図柄表示装置81にて変動演出を行う場合、逐一キャラクタROM234から副表示領域Dsに対応する画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234にNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、第3図柄表示装置81において素早く副表示領域Dsを表示することができる。よって、変動演出において副表示領域Dsを表示し続ける場合や、「リーチ表示」を実行した後に副表示領域Dsを再表示する場合であっても、該副表示画像エリア235iに記憶される副表示領域Dsに対応する画像データを読み出すことで、第3図柄表示装置81に副表示領域Dsを即座に表示することができる。
また、副表示領域Dsは、コクピット表示領域Dbと同様、主表示領域Dmの背面画像がスクロール表示した場合であっても、「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素が実行されない限り、常時、第3図柄表示装置81の表示領域の一定の位置(表示領域上部)に固定的に表示されるように構成されている。よって、副表示領域Dsは、コクピット表示領域Dbと同様、特定の第3図柄や特定の背面画像より表示頻度が高い表示物である。従って、常駐用ビデオRAM235に副表示領域Ds用の副表示画像エリア235iを設け、該副表示画像エリア235iに格納された副表示領域Dsに対応する画像データに基づいて表示制御を行うように構成することで、NAND型フラッシュメモリ234aから直接読み込む場合と比べて、表示頻度が高い副表示領域Dsの表示をスムースに行うことが可能となる。
文字図柄エリア235jは、変動演出において「リーチ表示」が発生した場合に表示されるリーチ発生時文字表示Se1の初期設定(デフォルト設定)に対応する画像データを格納する領域である。即ち、文字表示Se1の通常の表示色である「白色」と、「弱パターン」の文字パターンとに関するデータがこの文字図柄エリア235jに格納される。上述したように、本パチンコ機10では、いずれかの「リーチ表示」が実行される場合に、該「リーチ表示」に対応した文字表示Se1を第3図柄表示装置81に表示させるように構成されている。
ここで、文字表示Se1の表示態様は、変動演出の開始時に各種カウンタ223g等によっていずれの表示態様にするか否かが決定され、該決定に基づいて変動演出において速やかに文字表示Se1を表示することが求められる。
そこで、本パチンコ機10では、文字図柄エリア235jに、文字表示Se1の初期設定(デフォルト設定)に対応する画像データが予め常駐されている。よって、表示制御装置114は、受信した表示用変動パターンコマンド及び表示用停止種別コマンドに基づいて、常駐用ビデオRAM235の文字図柄エリア235jに予め常駐されている文字表示Se1に対応する画像データを読み出すことによって、画像コントローラ237にて文字表示Se1を即座に描画できるようになっている。これにより、キャラクタROM234から、逐次、文字表示Se1に対応する画像データを読み出す必要がないので、キャラクタROM234に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、該文字図柄エリア235jに記憶される文字表示Se1に対応する画像データを読み出すことで、第3図柄表示装置81に文字表示Se1を即座に表示することができる。
また、文字表示Se1の初期設定(デフォルト設定)は、最も現出頻度が高い表示態様である。よって、現出頻度の高い文字表示Se1を文字図柄エリア235jに格納することで、文字表示Se1に関する表示制御の処理負担を軽減させることができる。
通常用ビデオRAM236は、データが随時上書きされ更新されるように用いられ、1ポート型のDRAMによって構成される。通常用ビデオRAM236には、画像コントローラ237が常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを用いて第3図柄表示装置81に表示させる画像を描画する場合に、予めキャラクタROM234から読み出されたその画像データを一時的に格納するためのものである。この通常用ビデオRAM236には、画像格納エリア236a、第1フレームバッファ236b、第2フレームバッファ236cが少なくとも設けられている。
画像格納エリア236aは、第3図柄表示装置81に表示させる画像の描画に必要な画像データのうち、常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを格納するためのエリアである。画像格納エリア236aは、複数のサブエリアに分割されており、各サブエリア毎に、そのサブエリアに格納される画像データの種別が予め定められている。
MPU231は、常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データのうち、その後の画像の描画で必要となる画像データを、キャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに設けられたサブエリアのうち、その画像データの種別を格納すべき所定のサブエリアに転送するように、画像コントローラ237に対して指示をする。これにより画像コントローラ237は、MPU231により指示された画像データをキャラクタROM234から読み出し、バッファRAM237aを介して、画像格納エリア236aの指定された所定のサブエリアにその読み出した画像データを転送する。
なお、画像データの転送指示は、MPU231が画像コントローラ237に対して画像の描画を指示する後述の描画リストの中に、転送データ情報を含めることによって行われる。これにより、MPU231は、画像の描画指示と、画像データの転送指示とを、描画リストを画像コントローラ237に送信するだけで行うことができるので、処理負荷を低減することができる。
第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cは、第3図柄表示装置81に表示すべき画像を展開するためのバッファである。画像コントローラ237は、MPU231からの指示に従って描画した1フレーム分の画像を、第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれか一方のフレームバッファに書き込むことによって、そのフレームバッファに1フレーム分の画像を展開すると共に、その一方のフレームバッファに画像を展開している間、他方のフレームバッファから先に展開された1フレーム分の画像情報を読み出し、駆動信号と共に第3図柄表示装置81に対してその画像情報を送信することによって、第3図柄表示装置81に、その1フレーム分の画像を表示させる処理を実行する。
このように、フレームバッファとして、第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cの2つを設けることによって、画像コントローラ237は、一方のフレームバッファに描画した1フレーム分の画像を展開しながら、同時に、他方のフレームバッファから先に展開された1フレーム分の画像を読み出して、第3図柄表示装置81にその読み出した1フレーム分の画像を表示させることができる。
そして、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファと、第3図柄表示装置81に画像を表示させるために1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとは、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒毎に、MPU231によって、それぞれ第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれかが交互に指定される。
即ち、あるタイミングで、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定されて、画像の描画処理および表示処理が実行されると、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒後に、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定される。これにより、先に第1フレームバッファ236bに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第2フレームバッファ236cに新たな画像が展開される。
そして、更に次の20ミリ秒後には、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定される。これにより、先に第2フレームバッファ236cに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第1フレームバッファ236bに新たな画像が展開される。以後、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファと、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとを、20ミリ秒毎に、それぞれ第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれかを交互に指定することによって、1フレーム分の画像の描画処理を行いながら、1フレーム分の画像の表示処理を20ミリ秒単位で連続的に行わせることができる。
プログラムROM232は、MPU231により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するためのメモリであり、データテーブル格納エリア232aを少なくとも有している。
データテーブル格納エリア232aは、主制御装置110(音声ランプ制御装置113)からのコマンドに基づき表示させる1の演出に対し、時間経過に伴い第3図柄表示装置81に表示すべき表示内容を記載した遊技情報としての表示データテーブル232a1と、主制御装置110(音声ランプ制御装置113)からのコマンドに基づく1の演出に追加して第3図柄表示装置81に表示させる演出に対し、時間経過に伴い表示すべき表示内容を記載した追加データテーブル232a2と、表示データテーブル232a1により表示される1の演出において使用される画像データのうち常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データの転送データ情報ならびに転送タイミングを規定した転送データテーブル232a3と、が格納された領域である。
表示データテーブル232a1は、主制御装置110(音声ランプ制御装置113)からのコマンドに基づいて第3図柄表示装置81に表示される各演出の演出態様毎に1つずつ用意されるもので、例えば、変動演出、デモ演出、確定表示演出、再始動演出に対応する表示データテーブル232a1が用意されている。
なお、デモ演出は、上述したように、1の変動演出が停止してから所定時間経過しても、始動入賞に伴う次の変動演出が開始されない場合に、第3図柄表示装置81に表示される演出であり、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄からなる第3図柄が停止表示されると共に、背面画像のみが変化する。第3図柄表示装置81にデモ演出が表示されていれば、遊技者やホール関係者が、当該パチンコ機10において遊技が行われていないことを認識することができる。
また、確定表示演出は、変動演出後に音声ランプ制御装置113を介して、主制御装置110より確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信することによって停止図柄を確定表示する場合に第3図柄表示装置81に表示される演出である。例えば、停止図柄がハズレ図柄である場合は、「ハズレ表示」を強調する演出が行われ、停止図柄が大当たり種別「時短A」である場合は、「大当たり表示」が強調される演出が行われ、停止図柄が小当たり種別「小当たりA」、「時短B」、「時短C」、「小当たりB」又は「時短D」のいずれかである場合は、それぞれの「小当たり表示」が強調される演出が行われる。遊技者は、この確定表示演出を視認することで、停止図柄の内容によって付与される遊技価値を容易に判断することができる。
また、再始動演出は、変動演出の終了に伴って第3図柄が停止表示されてから所定時間経過しても主制御装置110(音声ランプ制御装置113)から送信される確定コマンド(表示用確定コマンド)が受信されない場合に、第3図柄を振動させた画像を第3図柄表示装置81に表示させる演出である。遊技者は、第3図柄表示装置81において、第3図柄の変動が停止表示された後にその第3図柄が振動して表示されることを視認すると、その時点では停止図柄が確定していないことを認識することができる。
データテーブル格納エリア232aには、デモ演出、確定表示演出および再始動演出に対応する表示データテーブル232a1をそれぞれ1つずつ格納する。また、変動演出用の表示データテーブル232a1である変動用表示データテーブル232a1は、設定される変動演出パターンが32パターンあれば、1変動演出パターンに1テーブル、合計で32テーブルが用意される。
さらに、変動用表示データテーブル232a1には、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110より指示される変動演出パターンとその変動演出の停止表示時に表示すべき停止図柄とが一致しない場合、例えば、変動演出パターンが当たり用の変動演出パターンであった場合にハズレの停止図柄が主制御装置110(音声ランプ制御装置113)より指示された場合に用いられる、通常の変動演出とは明確に異なる変動演出であるデフォルト変動用の表示データテーブル232a1も用意されている。このデフォルト変動は、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110から送信された確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信するまでの間、第3図柄を高速に変動表示させ、確定コマンドの受信に合わせて、停止図柄としてハズレを示す特殊停止図柄(例えば、左列から順に「9」「8」「7」と表示される図柄)を確定させるものである。
音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110より指示される変動演出パターンとその変動演出の停止表示時に表示すべき停止図柄とが一致しない場合、表示制御装置114では、主制御装置110において行われた抽選の結果を正しく反映させて変動演出や確定表示演出を行うことができないおそれがある。
これに対し、本パチンコ機10では、このような場合はデフォルト変動演出が行われ、変動演出後に特殊なハズレを示す特殊停止図柄が第3図柄表示装置81に確定表示されるので、主制御装置110における抽選の結果がハズレであっても第3図柄表示装置81に誤って大当たり又は小当たりの確定表示演出が行われてしまうことを防止することができる。
また、第3図柄表示装置81に特殊停止図柄が確定表示されても、主制御装置110における抽選結果が大当たり又は小当たりであれば、実際のパチンコ機10における遊技状態は大当たり状態又は小当たり状態へ移行するので、遊技者は安心して遊技を継続することができる。
さらに、確定表示を特殊停止図柄とすることで、確定表示がハズレであっても、パチンコ機10が大当たり状態又は小当たり状態となっている可能性があることを遊技者に対して示唆することができるので、確定表示がハズレであるにも関わらず、パチンコ機10が大当たり状態又は小当たり状態となることで、遊技者に不安感を与えないようにすることができる。
ここで、図485を参照して、表示データテーブル232a1の詳細について説明する。図485は、表示データテーブル232a1のうち、変動用表示データテーブル232a1の一例を模式的に示した模式図である。表示データテーブル232a1は、第3図柄表示装置81において1フレーム分の画像が表示される時間(本実施形態では、20ミリ秒)を1単位として表したアドレスに対応させて、その時間に表示すべき1フレーム分の画像の内容(描画内容)を事細かに規定したものである。
描画内容には、1フレーム分の画像を構成する表示物であるスプライト毎に、そのスプライトの種別を規定すると共に、そのスプライトの種別に応じて、表示位置座標、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報、フィルタ指定情報といった、スプライトを第3図柄表示装置81に描画させるための描画情報が規定されている。
スプライトの種別は、表示すべきスプライトを特定するための情報である。表示位置座標は、そのスプライトを表示すべき第3図柄表示装置81上の座標を特定するための情報である。拡大率は、そのスプライトに対して予め設定された標準的な表示サイズに対する拡大率を指定するための情報で、その拡大率に従って表示されるスプライトの大きさが特定される。なお、拡大率が100%より大きい場合は、そのスプライトが標準的な大きさよりも拡大されて表示され、拡大率が100%未満の場合は、そのスプライトが標準的な大きさもよりも縮小されて表示される。
回転角度は、スプライトを回転させて表示させる場合の回転角度を特定するための情報である。半透明値は、スプライト全体の透明度を特定するためのものであり、半透明値が高いほど、スプライトの背面側に表示される画像が透けて見えるように画像が表示される。αブレンディング情報は、他のスプライトとの重ね合わせ処理を行う場合に用いられる既知のαブレンディング係数を特定するための情報である。色情報は、表示すべきスプライトの色調を指定するための情報である。そして、フィルタ指定情報は、指定されたスプライトを描画する場合に、そのスプライトに対して施すべき画像フィルタを指定するための情報である。
変動用表示データテーブル232a1では、各アドレスに対応して規定される1フレーム分の描画内容として、1つの背面画像、1つのコクピット画像、11個の第3図柄(図柄1,図柄2,・・・)、その画像において光の差し込みなどを表現するエフェクト、少年画像や文字などの各種演出に用いられるキャラクタ(キャラクタ1,キャラクタ2,・・・)、リーチ発生時文字表示Se1などの文字図柄(文字図柄1,文字図柄2,・・・)といった各スプライトに対する描画情報が、アドレス毎に規定されている。なお、エフェクト、キャラクタ、文字図柄に関する情報は、そのフレームに表示すべき内容に合わせて、1つ又は複数規定される。
第20実施形態のパチンコ機10では、「リーチ表示」において現出する文字表示Se1は、初期設定(デフォルト設定)の表示態様として、文字表示Se1の表示色が「白色」であると共に、リーチ発生時文字表示Se1の文字パターンがそれぞれ「弱パターン」が表示されるように構成されている。よって、仮に、文字表示Se1のチャンスアップパターンに関する抽選処理が適切に行われなかった場合であっても、文字表示Se1を初期設定の表示態様で表示することができる。従って、文字表示Se1の抽選処理に関してエラー等が発生した場合であっても、文字表示Se1を表示することができる。また、文字表示Se1の初期設定の表示態様を、最も有利示唆度が低い「白色」の表示色、かつ、「弱パターン」の文字パターンで表示することで、ハズレの変動演出であっても大当たり期待度が過度に高まらないように構成することができる。このため、エラー等の発生により文字表示Se1の抽選処理が適切に行われなかった場合であっても、遊技者の期待を煽るような表示を現出しないように構成し、遊技者に不信感等を抱かせず快適な遊技を提供することができる。
なお、文字表示Se1の初期設定の表示態様として、文字表示Se1を表示しないように構成してもよい。エラー等によって文字表示Se1の抽選処理が適切に行われない場合に、文字表示Se1を表示しないことで、遊技者の大当たりへの期待を過度に煽らず、遊技者に不信感等を抱かせず快適な遊技を提供することができる。
ここで、背面画像は、表示位置は第3図柄表示装置81の画面全体に固定され、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報およびフィルタ指定情報は、時間経過に対して一定とされるので、変動用表示データテーブル232a1では、背面画像の種別を特定するための情報である背面種別のみが規定されている。この背面種別は、遊技者によって選択されているステージ(「街中ステージ」、「空ステージ」、「島ステージ」のいずれか)に対応する背面A~Cのいずれかを表示させるか、背面A~Cとは異なる背面画像を表示させるかを特定する情報が記載されている。また、背面種別は、背面A~Cとは異なる背面画像を表示させることを特定する場合、どの背面画像を表示させるかを特定する情報も合わせて記載されている。
MPU231は、この背面種別によって、背面A~Cのいずれかを表示させることが特定される場合は、背面A~Cのうち遊技者によって指定されたステージに対応する背面画像を描画対象として特定し、また、そのフレームに対して表示すべき背面画像の範囲を時間経過に合わせて特定する。一方、背面A~Cとは異なる背面画像を表示させることが特定される場合は、背面種別から表示させるべき背面画像を特定する。
なお、本実施形態では、表示データテーブル232a1において、背面画像の描画内容として背面種別のみを規定する場合について説明するが、これに代えて、背面種別と、その背面種別に対応する背面画像のどの範囲を表示すべきかを示す位置情報とを規定するようにしてもよい。この位置情報は、例えば、初期位置に対応する範囲の背面画像が表示されてからの経過時間を示す情報であってもよい。この場合、MPU231は、そのフレームに対して表示すべき背面画像の範囲を、位置情報により示される初期位置に対応する範囲の背面画像が表示されてからの経過時間に基づいて特定する。
また、位置情報は、この表示データテーブル232a1に基づく画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始されてからの経過時間を示す情報であってもよい。この場合、MPU231は、そのフレームに対して表示すべき背面画像の範囲を、表示データテーブル232a1に基づき画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始された段階で表示されていた背面画像の位置と、位置情報により示される該画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始されてからの経過時間とに基づいて特定する。
さらに、位置情報は、背面種別に応じて、初期位置に対応する範囲の背面画像が表示されてからの経過時間を示す情報および表示データテーブル232a1に基づく画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始されてからの経過時間を示す情報のいずれかを示すものであってもよいし、背面種別および位置情報とともに、その位置情報の種別情報(例えば、初期位置に対応する範囲の背面画像が表示されてからの経過時間を示す情報であるか、表示データテーブル232a1に基づく画像の描画(もしくは、第3図柄表示装置81の表示)が開始されてからの経過時間を示す情報であるかを示す情報)を、背面画像の描画内容として規定してもよい。その他、位置情報は、経過時間を示す情報ではなく、表示すべき背面画像の範囲が格納されたアドレスを示す情報であってもよい。
コクピット画像は、表示位置は第3図柄表示装置81の画面下側中央に固定され、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報およびフィルタ指定情報は、時間経過に対して一定とされるので、変動用表示データテーブル232a1では、背面画像と同様、コクピット画像の種別を特定するための情報であるコクピット種別のみが規定されている。このコクピット種別は、変動演出においてコクピット表示領域Dbを表示し続けるか、或いは、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素の実行中においてコクピット表示領域Dbを消去するかを特定する情報が記載されている。
MPU231は、このコクピット種別によって、コクピット表示領域Dbを表示させることが特定される場合は、コクピット表示領域Dbに対応するコクピット画像を描画対象として特定する。一方、コクピット種別によって、コクピット表示領域Dbを表示しない(消去する)ことが特定される場合は、コクピット表示領域Dbに対応するコクピット画像を描画対象としないことを特定する。
第3図柄(図柄1,図柄2,・・・)は、表示すべき第3図柄を特定するための図柄種別情報として、図柄種別オフセット情報が記載されている。このオフセット情報は、各第3図柄に付された数字の差分を表す情報である。第3図柄の種別を直接特定するのではなく、オフセット情報を特定するのは、変動演出における第3図柄の表示は、1つ前に行われた変動演出の停止図柄および今回行われる変動演出の停止図柄に応じて変わるためであり、変動が開始されてから所定時間経過するまでの図柄オフセット情報では、1つ前に行われた変動演出の停止図柄からのオフセット情報を記載する。これにより、1つ前の変動演出における停止図柄から変動演出が開始される。
一方、変動が開始されてから所定時間経過後は、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110より受信した停止種別コマンド(表示用停止種別コマンド)に応じて設定される停止図柄からのオフセット情報を記載する。これにより、変動演出を、主制御装置110より指定された停止種別に応じた停止図柄で停止させることができる。
なお、各第3図柄には固有の数字が付されているので、1つ前の変動演出における変動図柄や、主制御装置110より指定された停止種別に応じた停止図柄を、その第3図柄に付された数字で管理し、また、オフセット情報を、各第3図柄に付された数字の差分で表すことにより、そのオフセット情報から容易に表示すべき第3図柄を特定することができる。
また、図柄オフセット情報において、1つ前に行われた変動演出の停止図柄のオフセット情報から今回行われている変動演出の停止図柄のオフセット情報に切り替えられる所定時間は、第3図柄が高速に変動表示されている時間となるように設定されている。第3図柄が高速に変動表示されている間は、その第3図柄が遊技者に視認不能な状態であるので、その間に、図柄オフセット情報を1つ前に行われた変動演出の停止図柄のオフセット情報から今回行われている変動演出の停止図柄のオフセット情報に切り替えることによって、第3図柄の数字の連続性が途切れても、その数字の連続性の途切れを遊技者に認識させないようにすることができる。
変動用表示データテーブル232a1の先頭アドレスである「0000H」には、データテーブルの開始を示す「Start」情報が記載され、変動用表示データテーブル232a1の最終アドレス(図487の例では、「02F0H」)には、データテーブルの終了を示す「End」情報が記載されている。そして、「Start」情報が記載されたアドレス「0000H」と「End」情報が記載されたアドレス「02F0H」との間の各アドレスに対して、その変動用表示データテーブル232a1で規定すべき演出に対応させた描画内容が記載されている。
MPU231は、音声ランプ制御装置113からのコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、使用する表示データテーブル232a1を選定して、データテーブル格納エリア232aから読み出して、後述するワークRAM233の表示データテーブルバッファ233bに格納すると共に、後述するポインタ233eを「0」に初期化する。そして、1フレーム分の描画処理が完了する度に更新処理によってポインタ233eを1加算し、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1において、ポインタ233eが示すアドレスに規定された描画内容に基づき、次に描画すべき画像内容を特定して後述する遊技情報としての描画リスト(図488参照)を作成し、画像コントローラ237にその描画リストを送信することで、その画像の描画指示を行う。これにより、ポインタ233eの更新に従って、表示データテーブル232a1で規定された順に描画内容が特定されるので、その表示データテーブル232a1で規定された通りの画像が第3図柄表示装置81に表示される。
このように、本パチンコ機10では、表示制御装置114において、音声ランプ制御装置113からコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、MPU231により実行すべきプログラムを変更するのではなく、表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに適宜置き換えるという単純な操作だけで、第3図柄表示装置81に表示すべき演出画像を変更することができる。
ここで、従来のパチンコ機のように、第3図柄表示装置81に表示させる演出画像を変更する度にMPU231で実行されるプログラムを起動するように構成した場合、演出画像の多種多様化に伴って複雑かつ膨大化するプログラムの起動や実行の処理に多大な負荷がかかるため、表示制御装置114における処理能力が制限となって、制御可能な演出画像の多様化に限界が生じてしまうおそれがあった。
これに対し、本パチンコ機10では、表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに適宜置き換えるという単純な操作だけで、第3図柄表示装置81に表示すべき演出画像を変更することができるので、表示制御装置114の処理能力に関係なく、多種態様な演出画像を第3図柄表示装置81に表示させることができる。
また、このように各演出に対応して表示データテーブル232a1を用意し、表示すべき演出に応じた表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定して、その設定された表示データテーブル232a1に従い、1フレームずつ描画リストを作成することができるのは、パチンコ機10では、始動入賞に基づいて行われる抽選の結果に基づいて、予め第3図柄表示装置81に表示させる演出が決定されるためである。
これに対し、パチンコ機10といった遊技機を除くゲーム機などでは、ユーザの操作に基づいてその場その場で表示内容が変わるため、表示内容を予測することができず、よって、上述したような各演出に対応する表示データテーブル232a1を持たせることはできない。このように、各演出に対応して表示データテーブル232a1を用意し、表示すべき演出に応じた表示データテーブルバッファ233bを設定して、その設定された表示データテーブル232a1に従い、1フレームずつ描画リストを作成する構成は、パチンコ機10が、始動入賞に基づいて行われる抽選の結果に基づいて、予め第3図柄表示装置81に表示させる演出を決定する構成であることに基づいて初めて実現できるものである。
次いで、図486を参照して、追加データテーブル232a2の詳細について説明する。図486は、追加データテーブル232a2の一例を模式的に示した模式図である。追加データテーブル232a2は、主制御装置110(音声ランプ制御装置113)からのコマンドに基づく1の演出に追加して第3図柄表示装置81に表示させる演出に対し、時間経過に伴い表示すべき表示内容を記載したものである。ここで、「1の演出に追加」するとは、主制御装置110(音声ランプ制御装置113)からのコマンドに基づく1の演出の表示内容を変更することを意味し、例えば、1の演出において通常は表示されない画像を表示させて、その1の演出に別の演出を重ねて表示させたり、その1の演出における一部または全部の色調を変化させたり、1の演出において表示される画像を変更したりする概念を含むものである。
即ち、追加データテーブル232a2は、主制御装置110(音声ランプ制御装置113)からのコマンドに基づき選定された表示データテーブル232a1によって表示される1の演出に対して、通常は表示されない画像を追加して表示させるために必要な描画内容や、その1の演出における一部または全部の色調を変化させるために必要な描画内容、また、1の演出において初期設定(デフォルト設定)として表示される画像を変更して表示させるために必要な描画内容が既定されるものである。
なお、本実施形態では、主制御装置110(音声ランプ制御装置113)からの変動パターンコマンド(表示用変動パターンコマンド)に基づき選定された変動用表示データテーブル232a1によって表示される変動演出の「リーチ表示」に対して、追加して表示される変化パターンを表示するための表示内容が、追加データテーブル232a2によって規定される場合について説明する。
即ち、追加データテーブル232a2は、例えば、変動演出の「リーチ表示」における文字表示Se1の文字パターン等の変化パターンに対応して用意されており、具体的には、文字表示Se1の変化パターンに対応した複数の追加データテーブル232a2がデータテーブル格納エリア232aに格納されている。
なお、第20実施形態のリーチ発生時文字表示Se1には、「弱パターン」と「強パターン」の2種類の表示態様が現出可能に構成されている。具体的には、リーチ発生時文字表示Se1の「弱パターン」が選択された場合には、「いくぜぇ!」という文字パターンが表示される。また、リーチ発生時文字表示Se1の「強パターン」が選択された場合には、「いけるぜぇ!」という「弱パターン」より楽観的な表現の文字パターンが表示される。
また、リーチ発生時文字表示Se1は、表示される文字色(表示色)が変化可能に構成されている。具体的には、リーチ発生時文字表示Se1の通常の表示色として「白色」で文字が表示される。また、該通常の表示色より大当たり期待度が高いチャンスアップパターンの表示色として「赤色」で文字が表示される。
この追加データテーブル232a2では、表示データテーブル232a1において規定されるアドレスに対応させて、そのアドレスで示される時間に追加表示すべき1フレーム分の画像の内容(描画内容)が事細かに規定されている。描画内容には、1フレーム分の画像に追加表示すべき表示物であるスプライト毎に、そのスプライトの種別を規定すると共に、そのスプライトの種別に応じて、表示位置座標、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報、フィルタ指定情報といった、スプライトを第3図柄表示装置81に描画させるための描画情報が規定されている。
例えば、図486で示す追加データテーブル232a2の例では、表示データテーブル232a1において規定されるアドレス「01F4H」に対応付けて、1つのキャラクタ(キャラクタ1)及び1つの文字図柄(文字図柄1)に対して、それぞれのスプライト種別(キャラクタ種別,文字種別)、表示位置、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報、フィルタ指定情報が規定されている。一方、表示データテーブル232a1において規定されるアドレスによって示される時間に、追加表示すべき表示物が存在しない場合は、追加データテーブル232a2では、そのアドレスに対応する追加すべき表示物が存在しないことを意味するNullデータが規定される(図486のアドレス「0001H」が該当)。
なお、追加データテーブル232a2の先頭アドレスである「0000H」には、表示データテーブル232a1と同様に、データテーブルの開始を示す「Start」情報が記載され、追加データテーブル232a2の最終アドレス(図486の例では、「02EFH」)には、データテーブルの終了を示す「End」情報が記載されている。そして、「Start」情報が記載されたアドレス「0000H」と「End」情報が記載されたアドレス「02EFH」との間の各アドレスに対して、その追加データテーブル232a2で規定すべき演出に対応させた描画内容が記載されている。
また、図486で示す追加データテーブル232a2は、「ノーマルリーチのみ」の変動パターンである変動演出の変化パターンに対応したものを例示しており、「ノーマルリーチのみ」の変動演出の変動時間に対応した時間、即ち、15秒の変動時間に対応して設定されている。具体的には、「ノーマルリーチ」の変動要素の開始時である変動開始後から10秒に対応するアドレスとして、「01F4H」が設定され、該「ノーマルリーチ」の変動要素の開始時に中央小領域Ds2に表示されているキャラクタ図柄の表示態様(例えば、髪の毛の色の変化等)と、該キャラクタ図柄から発せられるリーチ発生時文字表示Se1との変化パターン(例えば、文字パターン)とが設定されるように構成されている。
MPU231は、音声ランプ制御装置113から表示用変動パターンコマンド及び表示用停止種別コマンドを受信すると、その表示用変動パターンコマンド及び表示用停止種別コマンドにより示される変動演出の変化パターンに応じた追加データテーブル232a2をデータテーブル格納エリア232aから読み出して、後述するワークRAM233の追加データテーブルバッファ233cに格納する。そして、ポインタ233eの更新毎に、表示データテーブルバッファ233bに格納された1の表示データテーブル232a1と、追加データテーブルバッファ233cに格納された1又は複数の追加データテーブル232a2とから、ポインタ233eが示すアドレスに規定された描画内容を特定し、次に描画すべき画像内容を特定して後述する描画リスト(図488参照)を作成する。なお、追加データテーブルバッファ233cに追加データテーブル232a2が格納されていない場合は、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1のみから描画リストが作成されるように構成されている。
例えば、図486の例では、ポインタ233eが「0001H」である場合、追加データテーブル232a2のアドレス「0001H」には、Nullデータが規定されているので、追加すべき表示物が存在しないと判断し、表示データテーブル232a1のアドレス「0001H」に規定された各種スプライトを基に描画リストを生成する。一方、ポインタ233eが「01F4H」となった場合に、MPU231は、表示データテーブル232a1のアドレス「01F4H」に規定された各種スプライトに、追加データテーブル232a2のアドレス「01F4H」に規定されたキャラクタ1,文字図柄1の各スプライトを追加して描画リストを作成し、画像コントローラ237にその画像の描画を指示する。
そして、画像コントローラ237にその描画リストを送信することで、その画像の描画指示を行う。これにより、ポインタ233eの更新に従って、表示データテーブル232a1で規定された順に描画内容が特定されると共に、追加データテーブル232a2で規定された描画内容が追加されるので、その表示データテーブル232a1と追加データテーブル232a2とで規定された通りの画像が第3図柄表示装置81に表示される。
このように、本パチンコ機10では、表示制御装置114において、音声ランプ制御装置113からのコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、第3図柄表示装置81に表示すべき演出画像(例えば、変動演出画像)に追加して他の演出画像(例えば、リーチ発生時文字表示Se1の「強パターン」画像)を表示させる場合に、その追加して表示させる他の演出画像に対応する追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに設定することで、容易にその演出画像をベースの演出画像に追加して表示させることができる。
これにより、例えば、元の演出画像が32種類あり、追加して表示させる他の演出画像が5種類ある場合において、仮に、元の演出画像毎に他の演出画像を重ねた画像を規定した表示データテーブルを別途用意すれば、32×5=160種類の表示データテーブルを用意しなければならないところ、本パチンコ機10のように、他の演出画像に対応するデータテーブルを追加データテーブル232a2として別に規定することで、32+5=37種類の表示データテーブル232a1および追加データテーブル232a2を用意すればよく、データテーブル格納エリア232aの容量増大を抑制することができる。よって、データテーブル格納エリア232aに用意された容量の中で多種態様な演出に対応したデータテーブル232a1,232a2を格納することもでき、演出画像の更なる多種多様化を容易に図ることができる。
また、本パチンコ機10のように、追加して表示させる他の演出画像を追加データテーブル232a2として規定することによって、元の演出画像に対応する表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定した後に、追加して表示させる他の演出画像の表示を決定した場合であっても、表示データテーブルバッファ233bに設定された表示データテーブル232a1を変更することなく、他の演出画像に対応する追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに設定するだけで、その追加して表示させる他の演出画像が元の演出画像に追加して容易に表示させることができる。
さらに、追加データテーブル232a2は、表示データテーブル232a1と同様のデータ構造を有して構成されているので、表示データテーブルバッファ233bに設定された表示データテーブル232a1と、追加データテーブルバッファ233cに設定された追加データテーブル232a2とから、時間毎にポインタ233eを更新しながらそのポインタ233eに示されるアドレスに規定された描画内容をそれぞれ容易に特定することができると共に、これらから1つのフレームに対応する1つの描画リストを容易に生成することができる。よって、主制御装置110からのコマンドに基づいて行われる演出に追加して、音声ランプ制御装置113などによってその他の演出の表示を決定した場合でもあっても、その追加して表示すべき演出の表示内容を追加データテーブル232a2で規定することによって、少ないデータテーブル232a1,232a2から多種多様な演出表示を容易に行うことができる。
次いで、図487を参照して、転送データテーブル232a3の詳細について説明する。図487は、転送データテーブル232a3の一例を模式的に示した模式図である。転送データテーブル232a3は、各演出毎に用意された表示データテーブル232a1に対応して用意されるものである。即ち、転送データテーブル232a3には、表示データテーブル232a1で規定されている演出において使用されるスプライトの画像データのうち、常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに転送するための転送データ情報ならびにその転送タイミングが規定されている。
なお、表示データテーブル232a1に規定された演出において使用されるスプライトの画像データが、全て常駐用ビデオRAM235に格納されていれば、その表示データテーブル232a1に対応する転送データテーブル232a3は用意されていない。これにより、データテーブル格納エリア232aの容量増大を抑制することができる。
転送データテーブル232a3は、表示データテーブル232a1において規定されるアドレスに対応させて、そのアドレスで示される時間に転送を開始すべきスプライトの画像データ(以下、「転送対象画像データ」と称する)の転送データ情報が記載されている(図487のアドレス「0001H」及び「01F4H」が該当)。ここで、表示データテーブル232a1に従って所定のスプライトの描画が開始されるまでに、その所定のスプライトに対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されるように、その転送対象画像データの転送開始タイミングが設定されており、転送データテーブル232a3では、その転送開始タイミングに対応するアドレスに対応させて、転送対象画像データの転送データ情報が規定される。
一方、表示データテーブル232a1において規定されるアドレスで示される時間に、転送を開始すべき転送対象画像データが存在しない場合は、転送データテーブル232a3では、そのアドレスに対応して転送を開始すべき転送対象画像データが存在しないことを意味するNullデータが規定される(図487のアドレス「0002H」が該当)。
転送データ情報としては、その転送対象画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、及び、転送先(通常用ビデオRAM236)の先頭アドレスが含まれる。
なお、転送データテーブル232a3の先頭アドレスである「0000H」には、表示データテーブル232a1と同様に、データテーブルの開始を示す「Start」情報が記載され、転送データテーブル232a3の最終アドレス(図487の例では、「02EFH」)には、データテーブルの終了を示す「End」情報が記載されている。そして、「Start」情報が記載されたアドレス「0000H」と「End」情報が記載されたアドレス「02EFH」との間の各アドレスに対して、その転送データテーブル232a3で規定すべき転送対象画像データの転送データ情報が記載されている。
MPU231は、音声ランプ制御装置113からコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、使用する表示データテーブル232a1を選定すると、その表示データテーブル232a1に対応する転送データテーブル232a3が存在する場合は、その転送データテーブル232a3をデータテーブル格納エリア232aから読み出して、後述するワークRAM233の転送データテーブルバッファ233dに格納する。
そして、ポインタ233eの更新毎に、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1と、追加データテーブルバッファ233cに格納された追加データテーブル232a2とから、ポインタ233eが示すアドレスに規定された描画内容を特定して、後述する描画リスト(図488参照)を作成すると共に、転送データテーブルバッファ233dに格納された転送データテーブル232a3から、その時点において転送を開始すべき所定のスプライトの画像データの転送データ情報を取得して、その転送データ情報を作成した描画リストに追加する。
例えば、図487の例では、ポインタ233eが「0001H」や「01F4H」となった場合に、MPU231は、転送データテーブル232a3の当該アドレスに規定された転送データ情報を、表示データテーブル232a1および追加データテーブル232a2に基づいて作成した描画リストに追加して、その追加後の描画リストを画像コントローラ237へ送信する。一方、ポインタ233eが「0002H」である場合、転送データテーブル232a3のアドレス「0002H」には、Nullデータが規定されているので、転送を開始すべき転送対象画像データが存在しないと判断し、生成した描画リストに転送データ情報を追加せずに、描画リストを画像コントローラ237へ送信する。
そして、画像コントローラ237は、MPU231より受信した描画リストに転送データ情報が記載されていた場合、その転送データ情報に従って、転送対象画像データを、キャラクタROM234から通常用ビデオRAM236に設けられた画像格納エリア236aの所定のサブエリアに転送する処理を実行する。
ここで、上述したように、表示データテーブル232a1に従って所定のスプライトの描画が開始されるまでに、その所定のスプライトに対応する画像データが通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納されるように、転送データテーブル232a3では、転送対象画像データの転送データ情報が所定のアドレスに対して規定されている。このため、この転送データテーブル232a3に規定された転送データ情報に従って、画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに転送することにより、表示データテーブル232a1に従って所定のスプライトを描画する場合に、そのスプライトの描画に必要な常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを、必ず通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納させておくことができる。そして、その画像格納エリア236aに格納された画像データを用いて、表示データテーブル232a1に基づき、所定のスプライトの描画を行うことができる。
これにより、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによってキャラクタROM234を構成しても、遅滞なく表示に必要な画像を予めキャラクタROM234から読み出し、通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送しておくことができるので、表示データテーブル232a1で指定された各スプライトの画像を描画しながら、対応する演出を第3図柄表示装置81に表示させることができる。また、転送データテーブル232a3の記載によって、常駐用ビデオRAM235に非常駐の画像データだけを容易に且つ確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送することができる。
また、本パチンコ機10では、表示制御装置114において、音声ランプ制御装置113からコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定するのに合わせて、その表示データテーブル232a1に対応する転送データテーブル232a3が転送データテーブルバッファ233dに設定されるので、その表示データテーブル232a1で用いられるスプライトの画像データを、所望のタイミングで確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送することができる。
さらに、転送データテーブル232a3では、スプライトに対応する画像データ毎にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ画像データが転送されるように、その転送データ情報を規定する。これにより、その画像データの転送をスプライト毎に管理し、また、制御することができるので、その転送に係る処理を容易に行うことができる。そして、スプライト単位でキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへの画像データの転送を制御することにより、その処理を容易にしつつ、きめ細かく画像データの転送を制御できる。よって、転送にかかる負荷の増大を効率よく抑制することができる。
また、転送データテーブル232a3は、表示データテーブル232a1と同様のデータ構造を有し、表示データテーブル232a1において規定されるアドレスに対応させて、そのアドレスで示される時間に転送を開始すべき転送対象画像データの転送データ情報が規定されている。よって、表示データテーブルバッファ233bに設定された表示データテーブル232a1に基づいて所定のスプライトの画像データが用いられる前に、確実にその画像データが通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ格納されるように、転送開始のタイミングを指示することができる。従って、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによってキャラクタROM234を構成しても、多種多様な演出画像を容易に第3図柄表示装置81に表示させることができる。
図481に戻って説明を続ける。ワークRAM233は、MPU231による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するためのメモリである。このワークRAM233には、簡易画像表示フラグ233a、表示データテーブルバッファ233b、追加データテーブルバッファ233c、転送データテーブルバッファ233d、ポインタ233e、描画リストエリア233f、計時カウンタ233g、格納画像判別フラグ233h、描画対象バッファフラグ233i、文字パターンメモリ233j、赤文字フラグ233kを少なくとも有している。
簡易画像表示フラグ233aは、第3図柄表示装置81に、図482(a)~図482(c)に示す電源投入時画像(電源投入時主画像282および電源投入時変動画像283)を表示するか否かを示すフラグである。この簡易画像表示フラグ233aは、電源投入後にMPU231により実行されるメイン処理(図523参照)の初期化処理の中で、電源投入時主画像282を第3図柄表示装置81に表示させるために、画像コントローラ237へ電源投入時主画像282の描画を指示するのに合わせて、オンに設定される(図523のS2004参照)。そして、転送設定処理(図537(a)参照)の常駐画像転送設定処理(図537(b)参照)によって、全ての常駐対象画像データが常駐用ビデオRAM235に格納された段階で、第3図柄表示装置81に電源投入時画像以外の画像を表示させるために、オフに設定される(図537(b)のS2415参照)。
この簡易画像表示フラグ233aは、画像コントローラ237から送信されるV割込信号を検出する毎にMPU231によって実行されるV割込処理の中で参照され(図524(b)のS2021参照)、簡易画像表示フラグ233aがオンである場合は、電源投入時画像が第3図柄表示装置81に表示されるように、簡易コマンド判定処理(図524(b)のS2028参照)および簡易表示設定処理(図524(b)のS2029参照)が実行される。一方、簡易画像表示フラグ233aがオフである場合は、音声ランプ制御装置113から受信したコマンドに応じて、種々の画像が表示されるように、コマンド判定処理(図525~図532参照)および表示設定処理(図533~図536参照)が実行される。
また、簡易画像表示フラグ233aは、V割込処理(図524(b)参照)の中でMPU231により実行される転送設定処理(図537(a)参照)の中で参照される。この転送設定処理において、簡易画像表示フラグ233aがオンであると判定された場合は、常駐用ビデオRAM235に格納されていない常駐対象画像データが存在するため、常駐対象画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235へ転送する常駐画像転送設定処理(図537(b)参照)を実行する一方、簡易画像表示フラグ233aがオフである場合は、描画処理に必要な画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送する通常画像転送設定処理(図537参照)を実行する。
表示データテーブルバッファ233bは、音声ランプ制御装置113からのコマンド等に応じて第3図柄表示装置81に表示させる演出に対応する1の表示データテーブル232a1を格納するためのバッファである。MPU231は、音声ランプ制御装置113からのコマンド等に基づいて、第3図柄表示装置81に表示させる演出を判断し、その演出に対応する表示データテーブル232a1をデータテーブル格納エリア232aから選定して、その選定された表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに格納する。
そして、MPU231は、後述するポインタ233eを1ずつ加算しながら、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1において、そのポインタ233eで示されるアドレスに規定された描画内容に基づき、1フレーム毎に画像コントローラ237に対する画像描画の指示内容を記載した後述の描画リスト(図488参照)を生成する。これにより、第3図柄表示装置81には、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1に対応する演出が表示される。
追加データテーブルバッファ233cは、音声ランプ制御装置113からのコマンド等に応じて、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1によって、第3図柄表示装置81に表示される演出に追加して表示させる演出(文字表示Se1の表示色等の変化パターン)に対応する1又は複数の追加データテーブル232a2を格納するためのバッファである。MPU231は、表示データテーブルバッファ233bに表示データテーブル232a1を格納するのに合わせて、一旦、追加データテーブルバッファ233cに追加して表示すべき表示物がないことを意味するNullデータを書き込むことで、その内容をクリアする。
その後、MPU231は、音声ランプ制御装置113からのコマンド等に基づいて、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1によって、第3図柄表示装置81に表示される演出に追加して表示させる演出の有無を判断する。そして、追加して表示させる演出が発生する毎に、その演出に対応する追加データテーブル232a2をデータテーブル格納エリア232aから選定して、その選定された追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに格納する。
そして、MPU231は、後述するポインタ233eを1ずつ加算しながら、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1において、そのポインタ233eで示されるアドレスに規定された描画内容と、追加データテーブルバッファ233cに格納された追加データテーブル232a2において、そのポインタ233eで示されるアドレスに規定された描画内容とに基づき、1フレーム毎に画像コントローラ237に対する画像描画の指示内容を記載した後述の描画リスト(図488参照)を生成する。
これにより、第3図柄表示装置81には、表示データテーブル232a1に対応する演出に、追加データテーブル232a2に対応する演出が追加して表示される。また、追加データテーブルバッファ233cに追加データテーブル232a2が格納されなかった場合、追加データテーブルバッファ233cにはNullデータが格納されている。よって、第3図柄表示装置81には、表示データテーブル232a1に対応する演出がそのまま表示される。
上述したように、第20実施形態のパチンコ機10において、追加データテーブルバッファ233cには、複数(例えば、32)の追加データテーブル232a2を格納可能に構成されている。このため、追加したい演出が加わるごとにその演出に対応する追加データテーブル232a2を決定し、該追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに追加して格納するだけで、表示データテーブル232a1に対応する演出に、複数の追加データテーブル232a2に対応する複数の演出を追加して表示することができる。
転送データテーブルバッファ233dは、音声ランプ制御装置113からのコマンド等に応じて、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1に対応する転送データテーブル232a3を格納するためのバッファである。MPU231は、表示データテーブルバッファ233bに表示データテーブル232a1を格納するのに合わせて、その表示データテーブル232a1に対応する転送データテーブル232a3をデータテーブル格納エリア232aから選定して、その選定された転送データテーブル232a3を転送データテーブルバッファ233dに格納する。
なお、表示データテーブルバッファ233bに格納される表示データテーブル232a1において用いられるスプライトの画像データが全て常駐用ビデオRAM235に格納されている場合は、その表示データテーブル232a1に対応する転送データテーブル232a3が用意されていない。よって、MPU231は、転送データテーブルバッファ233dに転送対象画像データが存在しないことを意味するNullデータを書き込むことで、その内容をクリアする。
そして、MPU231は、後述するポインタ233eを1ずつ加算しながら、転送データテーブルバッファ233dに格納された転送データテーブル232a3において、そのポインタ233eで示されるアドレスに規定された転送対象画像データの転送データ情報が規定されていれば(即ち、Nullデータが記載されていなければ)、1フレーム毎に生成される画像コントローラ237に対する画像描画の指示内容を記載した後述の描画リスト(図488参照)に、その転送データ情報を追加する。
これにより、画像コントローラ237は、MPU231より受信した描画リストに転送データ情報が記載されていた場合、その転送データ情報に従って、転送対象画像データを、キャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aの所定のサブエリアに転送する処理を実行する。ここで、上述したように、表示データテーブル232a1に従って所定のスプライトの描画が開始されるまでに、その所定のスプライトに対応する画像データが通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納されるように、転送データテーブル232a3では、転送対象画像データの転送データ情報が所定のアドレスに対して規定されている。よって、この転送データテーブル232a3に規定された転送データ情報に従って、画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに転送することにより、表示データテーブル232a1に従って所定のスプライトを描画する場合に、そのスプライトの描画に必要な常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを、必ず通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納させておくことができる。
また、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによってキャラクタROM234を構成しても、遅滞なく表示に必要な画像を予めキャラクタROM234から読み出し、通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送しておくことができる。よって、表示データテーブル232a1で指定された各スプライトの画像を描画しながら、対応する演出を第3図柄表示装置81に表示させることができる。また、転送データテーブル232a3の記載によって、常駐用ビデオRAM235に非常駐の画像データだけを容易に且つ確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送することができる。
ポインタ233eは、表示データテーブルバッファ233b、追加データテーブルバッファ233c及び転送データテーブルバッファ233dの各バッファにそれぞれ格納された表示データテーブル232a1、追加データテーブル232a2及び転送データテーブル232a3から、対応する描画内容若しくは転送対象画像データの転送データ情報を取得すべきアドレスを指定するためのものである。
MPU231は、表示データテーブルバッファ233bに表示データテーブル232a1が格納されるのに合わせて、ポインタ233eを一旦「0」に初期化する。そして、画像コントローラ237から1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒ごとに送信されるV割込信号に基づいてMPU231により実行されるV割込処理(図524(b)参照)の表示設定処理(図533参照)の中で、ポインタ更新処理(図536参照)が実行され、ポインタ233eの値が1ずつ加算される。
MPU231は、このようなポインタ233eの更新が行われる毎に、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1と、追加データテーブルバッファ233cに格納された追加データテーブル232a2とから、ポインタ233eが示すアドレスに規定された描画内容を特定して、後述する描画リスト(図488参照)を作成すると共に、転送データテーブルバッファ233dに格納された転送データテーブル232a3から、その時点において転送を開始すべき所定のスプライトの画像データに関する転送データ情報を取得して、その転送データ情報を作成した描画リストに追加する。
これにより、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1に対応する演出が第3図柄表示装置81に表示されると共に、追加データテーブルバッファ233cに追加データテーブル232a2が格納されている場合は、格納されている追加データテーブル232a2に対応する演出が、表示データテーブル232a1に対応する演出に追加して第3図柄表示装置81へ表示させることができる。よって、表示データテーブルバッファ233bに格納する表示データテーブル232a1や、追加データテーブルバッファ233cに格納する追加データテーブル232a2を変更するだけで、容易に第3図柄表示装置81に表示させる演出を変更することができる。従って、表示制御装置114の処理能力に関わらず、多種多様な演出を表示させることができる。
また、転送データテーブルバッファ233dに格納された転送データテーブル232a3が格納されている場合は、その転送データテーブル232a3に基づいて、対応する表示データテーブル232a1によって所定のスプライトの描画が開始されるまでに、そのスプライトの描画で用いられる常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを、必ず通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納させておくことができる。
これにより、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによってキャラクタROM234を構成しても、遅滞なく表示に必要な画像を予めキャラクタROM234から読み出し、通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送しておくことができる。よって、表示データテーブル232a1で指定された各スプライトの画像を描画しながら、対応する演出を第3図柄表示装置81に表示させることができる。また、転送データテーブル232a3の記載によって、常駐用ビデオRAM235に非常駐の画像データだけを容易に且つ確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送することができる。
描画リストエリア233fは、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1、追加データテーブルバッファ233cに格納された追加データテーブル232a2、及び、転送データテーブルバッファ233dに格納された転送データテーブル232a3に基づいて生成される、1フレーム分の画像の描画を画像コントローラ237に指示する描画リストを格納するためのエリアである。
ここで、図488を参照して、描画リストの詳細について説明する。図488は、描画リストの内容を模式的に示した模式図である。描画リストは、画像コントローラ237に対して、1フレーム分の画像の描画を指示する指示表である。図488に示すように、1フレームの画像で使用する背面画像、第3図柄(図柄1,図柄2,・・・)、エフェクト(エフェクト1,エフェクト2,・・・)、キャラクタ(キャラクタ1,キャラクタ2,・・・),コクピット画像,実行図柄,保留図柄(保留図柄1,保留図柄2,・・・),文字図柄(文字図柄1,・・・),エラー図柄といった各スプライト毎に、そのスプライトの詳細な描画情報(詳細情報)を記述したものである。また、描画リストには、画像コントローラ237に対して所定の画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送させるための転送データ情報もあわせて記述される。
各スプライトの詳細な描画情報(詳細情報)には、対応するスプライト(表示物)の画像データが格納されているROM種別を示す情報(又はRAM種別を示す情報)と、そのアドレスとが記述されている。画像コントローラ237は、そのROM種別(又はRAM種別)およびアドレスによって指定されるメモリ領域から、当該スプライトの画像データを取得する。また、その詳細な描画情報(詳細情報)には、表示位置座標、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報およびフィルタ指定情報が含まれている。
画像コントローラ237は、キャラクタROM234(又は各種ビデオRAM235,236)より読み出した当該スプライトの画像データにより生成される標準的な画像に対し、拡大率に応じて拡大縮小処理を施し、回転角度に応じて回転処理を施し、半透明値に応じて半透明化処理を施し、αブレンディング情報に応じて他のスプライトとの合成処理を施し、色情報に応じて色調補正処理を施し、フィルタ指定情報に応じてその情報により指定された方法でフィルタリング処理を施した上で、表示位置座標に示される表示位置に各種処理を施して得られた画像を描画する。そして、描画した画像は、画像コントローラ237によって、後述する描画対象バッファフラグ233iで指定される第1フレームバッファ236b又は第2フレームバッファ236cのいずれかに展開される。
MPU231は、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1および追加データテーブルバッファ233cに格納された追加データテーブル232a2において、ポインタ233eによって示されるアドレスに規定された描画内容と、その他の描画すべき画像の内容(例えば、実行図柄又は保留図柄を表示する保留画像や、エラーの発生を通知する警告画像など)とに基づき、1フレーム分の画像の描画に用いられる全スプライトに対する詳細な描画情報(詳細情報)を生成すると共に、その詳細情報をスプライト毎に並び替えることによって描画リストを作成する。
ここで、各スプライトの詳細情報のうち、スプライト(表示物)のデータの格納ROM種別(又はRAM種別)とアドレスとは、表示データテーブル232a1および追加データテーブル232a2に規定されるスプライト種別や、その他の画像の内容から特定されるスプライト種別に応じて生成される。即ち、スプライト毎に、そのスプライトの画像データが格納されるキャラクタROM234(又は常駐用ビデオRAM235若しくは通常用ビデオRAM236)が固定されているので、MPU231は、スプライト種別に応じて、そのスプライトの画像データが格納されている格納ROM種別(又はRAM種別)とアドレスとを即座に特定し、それらの情報を描画リストの詳細情報に容易に含めることができる。
また、MPU231は、各スプライトの詳細情報のうち、その他の情報(表示位置座標、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報およびフィルタ指定情報)について、表示データテーブル232a1および追加データテーブル232a2に規定されるそれらの情報をそのままコピーする。なお、本実施形態において、背面画像およびコクピット画像には、その他の情報が設定されていない。
さらに、MPU231は、描画リストを生成するにあたり、1フレーム分の画像の中で、最も背面側に配置すべきスプライトから前面側に配置すべきスプライト順に並び替えて、それぞれのスプライトに対する詳細な描画情報(詳細情報)を記述する。即ち、描画リストでは、一番最初に背面画像に対応する詳細情報が記述され、次いで、第3図柄(図柄1,図柄2,・・・)、エフェクト(エフェクト1,エフェクト2,・・・)、キャラクタ(キャラクタ1,キャラクタ2,・・・)、コクピット画像、実行図柄、保留図柄(保留図柄1,保留図柄2,・・・)、文字図柄(文字図柄1,文字図柄2・・・)、エラー図柄の順に、それぞれのスプライトに対応する詳細情報が記述される。
画像コントローラ237では、描画リストに記述された順番に従って、各スプライトの描画処理を実行し、フレームバッファ236b,236cにその描画されたスプライトを上書きによって展開していく。従って、描画リストによって生成した1フレーム分の画像において、最初に描画したスプライトが最も背面側に配置させ、最後に描画したスプライトが最も前面側に配置させることができるのである。
また、MPU231は、転送データテーブルバッファ233dに格納された転送データテーブル232a3において、ポインタ233eによって示されるアドレスに転送データ情報が記載されている場合、その転送データ情報(転送対象画像データが格納されたキャラクタROM234における格納元先頭アドレスおよび格納元最終アドレスと、その転送対象画像データを格納すべき画像格納エリア236aに設けられたサブエリアの格納先先頭アドレス)を、描画リストの最後に追加する。
そして、画像コントローラ237は、描画リストにこの転送データ情報が含まれていれば、その転送データ情報に基づいて、キャラクタROM234の所定の領域(格納元先頭アドレスおよび格納元最終アドレスによって示される領域)から画像データを読み出して、通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに設けられた所定のサブエリア(格納先アドレス)に、転送対象となる画像データを転送する。
図481に戻って説明を続ける。計時カウンタ233gは、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1により第3図柄表示装置81にて表示される演出の演出時間をカウントするカウンタである。MPU231は、表示データテーブルバッファ233bに1の表示データテーブル232a1を格納するのに合わせて、その表示データテーブル232a1に基づいて表示される演出の演出時間(変動演出時間)を示す時間データを設定する。この時間データは、演出時間を第3図柄表示装置81における1フレーム分の画像表示時間(本実施形態では、20ミリ秒)で割った値である。
そして、1フレーム分の画像の描画処理および表示処理が完了する20ミリ秒毎に画像コントローラ237から送信されるV割込信号に基づいて、MPU231により実行されるV割込処理(図524(b)参照)の表示設定処理(図533参照)が実行される度に、計時カウンタ233gが1ずつ減算される(図533のS2309参照)。その結果、計時カウンタ233gの値が「0」以下となった場合、MPU231は、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1により表示される演出が終了したことを判断し、演出終了に合わせて行うべき種々の処理を実行する。
格納画像判別フラグ233hは、対応する画像データが常駐用ビデオRAM235に常駐されない全てのスプライトに対して、それぞれ、そのスプライトに対応する画像データが通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納されているか否かを表す格納状態を示すフラグである。
この格納画像判別フラグ233hは、電源投入時にメイン処理の中でMPU231により実行される初期設定処理(図523のS2001参照)によって生成される。ここで生成される格納画像判別フラグ233hは、全てのスプライトに対する格納状態が、画像格納エリア236aに格納されていないことを示す「オフ」に設定される。
そして、格納画像判別フラグ233hの更新は、MPU231により実行される通常画像転送設定処理(図538参照)の中で、1のスプライトに対応する転送対象画像データの転送指示を設定した場合に行われる。この更新では、転送指示が設定された1のスプライトに対応する格納状態を、対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されていることを示す「オン」に設定する。また、その1のスプライトと同じ画像格納エリア236aのサブエリアに格納されることになっているその他のスプライトの画像データは、1のスプライトの画像データが格納されることによって必ず未格納状態となるので、その他のスプライトに対応する格納状態を「オフ」に設定する。
また、MPU231は、常駐用ビデオRAM235に画像データが常駐されていないスプライトの画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236へ転送する際に、格納画像判別フラグ233hを参照し、転送対象のスプライトの画像データが、既に通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納されているか否かを判断する(図539のS2454参照)。
そして、転送対象のスプライトに対応する格納状態が「オフ」であり、対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されていなければ、その画像データの転送指示を設定し(図539のS2455参照)、画像コントローラ237に対して、その画像データをキャラクタROM234から画像格納エリア236aの所定サブエリアに転送させる。一方、転送対象のスプライトに対応する格納状態が「オン」であれば、既に対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されているので、その画像データの転送処理を中止する。これにより、無駄にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236に対して転送されるのを抑制することができ、表示制御装置114の各部における処理負担の軽減や、バスライン240におけるトラフィックの軽減を図ることができる。
描画対象バッファフラグ233iは、2つのフレームバッファ(第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236c)の中から、画像コントローラ237によって描画された画像を展開するフレームバッファ(以下、「描画対象バッファ」と称する)を指定するためのフラグである。MPU231は、描画対象バッファフラグ233iが「0」である場合は、描画対象バッファとして第1フレームバッファ236bを指定し、「1」である場合は、第2フレームバッファ236cを指定する。そして、この指定された描画対象バッファの情報は、描画リストと共に画像コントローラ237に送信される(図540のS2502参照)。
これにより、画像コントローラ237は、描画リストに基づいて描画した画像を、指定された描画対象バッファ上に展開する描画処理を実行する。また、画像コントローラ237は、描画処理と同時並列的に、描画対象バッファとは異なるフレームバッファから先に展開済みの描画画像情報を読み出し、駆動信号と共に第3図柄表示装置81に対して、その画像情報を転送することで、第3図柄表示装置81に画像を表示させる表示処理を実行する。
描画対象バッファフラグ233iは、描画対象バッファ情報が描画リストと共に画像コントローラ237に対して送信されるのに合わせて、更新される。この更新は、描画対象バッファフラグ233iの値を反転させることにより、即ち、その値が「0」であった場合は「1」に、「1」であった場合は「0」に設定することによって行われる。これにより、描画対象バッファは、描画リストが送信される度に、第1フレームバッファ236bと第2フレームバッファ236cとの間で交互に設定される。また、描画リストの送信は、1フレーム分の画像の描画処理および表示処理が完了する20ミリ秒毎に画像コントローラ237から送信されるV割込信号に基づいて、MPU231により実行されるV割込処理(図524(b)参照)の描画処理が実行される度に行われる(図540のS2502参照)。
即ち、あるタイミングで、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定されて、画像の描画処理および表示処理が実行されると、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒後に、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定される。これにより、先に第1フレームバッファ236bに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第2フレームバッファ236cに新たな画像が展開される。
そして、更に次の20ミリ秒後には、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定される。これにより、先に第2フレームバッファ236cに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第1フレームバッファ236bに新たな画像が展開される。以後、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファと、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとを、20ミリ秒毎に、それぞれ第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれかを交互に指定することによって、1フレーム分の画像の描画処理を行いながら、1フレーム分の画像の表示処理を20ミリ秒単位で連続的に行わせることができる。
文字パターンメモリ233jは、「リーチ表示」時に第3図柄表示装置81に表示されるリーチ発生時文字表示Se1において、「弱パターン」又は「強パターン」のいずれの文字パターンを表示するかを記憶するためのメモリである。MPU231は、この文字パターンメモリ233jの記憶内容に基づいて、リーチ発生時文字表示Se1における文字パターンを「弱パターン」にするか「強パターン」にするかを判断し、その判断内容に基づいてリーチ発生時文字表示Se1に表示する「弱パターン」又は「強パターン」を設定する。
この文字パターンメモリ233jは、まず、電源投入時にメイン処理の中でMPU231により実行される初期設定処理(図523のS2001参照)によって初期化(即ち、0クリア)される。そして、表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113からリーチ発生時文字表示Se1の文字パターンに関するコマンドを受信した場合に、それらのコマンドに応じた内容が設定される(図531のS2192参照)。
具体的には、例えば、表示用弱パターンコマンドを受信した場合には、リーチ発生時文字表示Se1として「弱パターン」を示すデータが文字パターンメモリ233jに設定される。また、表示用強パターンコマンドを受信した場合には、リーチ発生時文字表示Se1として「強パターン」を示すデータが文字パターンメモリ233jに設定される。
このように、MPU231は、音声ランプ制御装置113から、表示用弱パターンコマンド、表示用強パターンコマンド(以下、表示用弱パターンコマンド、表示用強パターンコマンドを総称して「パターン系コマンド」という場合がある)を受信した場合に、受信したパターン系コマンドに基づいて文字パターンメモリ233jを設定する。一方、MPU231は、変動演出が終了する場合、即ち、音声ランプ制御装置113から表示用確定コマンドを受信した場合に、表示設定処理(図533参照)において、後述する赤文字フラグ233k等と共に該文字パターンメモリ233jを0クリア(オフ)する(図533のS2314参照)。
MPU231は、文字パターンメモリ233jにパターン系コマンドの内容が設定された場合に、該文字パターンメモリ233jの記憶内容に対応した文字パターン用追加データテーブル232a2を決定し、該文字パターン用追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに設定(格納)する(図531の2196参照)。そして、MPU231は、上述したように、表示データテーブルバッファ233bに設定(格納)された表示データテーブル232a1と、追加データテーブルバッファ233cに設定(格納)された文字パターン用追加データテーブル232a2とに基づいて描画リストを作成する。
これにより、上記文字パターン用追加データテーブル232a2が追加データテーブルバッファ233cに設定されることで、変動演出におけるリーチ発生時文字表示Se1の文字パターンが、表示データテーブル232a1によって規定された当初の内容から変更(例えば、リーチ発生時文字表示Se1が「弱パターン」から「強パターン」)されて表示される。よって、追加データテーブルバッファ233cに文字パターン用追加データテーブル232a2を格納するだけで、第3図柄表示装置81に表示させるリーチ発生時文字表示Se1の文字パターンを容易に変更することができる。従って、表示制御装置114の処理能力に関わらず、多種多様な演出を表示させることができる。
第20実施形態において、文字パターンメモリ233jにおいて、文字表示Se1の初期設定(デフォルト設定)の文字パターン、即ち、リーチ発生時文字表示Se1に関して「弱パターン」の文字パターンが設定された場合であっても、該文字パターンに基づいて文字パターン用追加データテーブル232a2を選定して追加データテーブルバッファ233cに格納するように構成されている。このように構成することで、文字表示Se1の表示態様が初期設定か否かを確認する処理が不要となり、処理の共通化を図り、プログラムの設計時における工数を削減することができる。
なお、上記構成に代えて、文字パターンメモリ233jに設定されている内容が初期設定(デフォルト設定)である場合には、追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに格納しようないように構成してもよい。このように構成した場合には、初期設定か否かを判別する処理が必要になる一方、余分な追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに格納しなくて済むので、表示制御に関する処理負担を軽減することができる。
赤文字フラグ233kは、「リーチ表示」時に第3図柄表示装置81に表示される文字表示Se1の表示色を「赤色」に設定するためのフラグである。MPU231は、この赤文字フラグ233kの設定内容に基づいて、文字表示Se1の表示色を「赤色」に設定する。
この赤文字フラグ233kは、まず、電源投入時にメイン処理の中でMPU231により実行される初期設定処理(図523のS2001参照)によって初期化(即ち、オフ)される。そして、MPU231は、音声ランプ制御装置113から表示用赤文字コマンドを受信した場合に、この赤文字フラグ233kをオンに設定する(図531のS2194参照)。一方、MPU231は、変動演出が終了する場合、即ち、音声ランプ制御装置113から表示用確定コマンドを受信した場合に、表示設定処理(図533参照)において、文字パターンメモリ233j等と共に該赤文字フラグ233kをオフ(0クリア)する(図533のS2314参照)。
MPU231は、赤文字フラグ233kがオンに設定された場合に、該赤文字フラグ233kのオンに対応した文字色用追加データテーブル232a2を決定し、該文字色用追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに設定(格納)する(図531のS2196参照)。そして、MPU231は、上述したように、表示データテーブルバッファ233bに設定(格納)された表示データテーブル232a1と、追加データテーブルバッファ233cに設定(格納)された文字色用追加データテーブル232a2とに基づいて描画リストを作成する。
なお、この文字パターン用追加データテーブル232a2と、文字色用追加データテーブル232a2とが共に追加データテーブルバッファ233cに設定(格納)されている場合は、該文字パターン用追加データテーブル232a2と、文字色用追加データテーブル232a2とに基づいて、描画リストが作成される。
これにより、上記赤文字フラグ233kに基づく文字色用追加データテーブル232a2が設定されることで、変動演出における文字表示Se1の表示色が、文字パターンの如何に関わらず、表示データテーブル232a1によって規定された当初の内容(「白色」)から「赤色」に変更されて表示される。よって、赤文字フラグ233kの設定内容に基づいて文字色用追加データテーブル232a2を作成し、追加データテーブルバッファ233cに該文字色用追加データテーブル232a2を格納するだけで、第3図柄表示装置81に表示される文字表示Se1の表示色を容易に変更することができる。従って、表示制御装置114の処理能力に関わらず、多種多様な演出を表示させることができる。
次に、図489から図511のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2ミリ秒周期で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されるNMI割込処理とがある。
図489は、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。
この立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期値設定処理を実行する(S101)。例えば、RAM203へのアクセス許可を設定し、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。次いで、サブ側の制御装置(音声ランプ制御装置113、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウエイト処理(本実施形態では、「1秒」)を実行する(S102)。そして、RAM203のアクセスを許可する(S103)。
その後は、主制御装置110に設けたRAM消去スイッチ503(図457参照)がオンされているか否かを判別する(S104)。判別の結果、RAM消去スイッチ503がオンされていなければ(S104:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S105)。そして、記憶されていなければ(S105:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合は、RAM203の初期化を行うため、処理をS116へ移行する。
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S105:Yes)、RAM判定値を算出し(S106)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S107:No)、即ち、算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS116へ移行する。
なお、図491のS156の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
一方、RAM消去スイッチ503がオンされておらず(S104:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S105:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S107:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S108)。次いで、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S109)。
S109の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合(S109:Yes)、電源投入時においてRAM消去スイッチ503:オフ、かつ、設定キー501:オンに操作されているので、立ち上げモードを「設定確認モード」で立ち上げるべく、まず、ベース表示装置401において確率設定値の表示を開始し(S110)、その後、設定キー501がオフされたか否かを判別し(S111)、設定キー501がオフされるまで該「設定確認モード」を維持する(S111:No)。一方、設定キー501がオフされた場合は(S111:Yes)、ベース表示装置401における確率設定値の表示を終了して(S112)、「設定確認モード」を終了して、処理をS113へ移行する。なお、S109の処理において、設定キー501がオンされていなければ(S109:No)、立ち上げモードを「通常モード」で立ち上げるべく、S110~S112の処理をスキップして、処理をS113へ移行する。
S113の処理では、確率設定値に基づいて設定値コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S113)、処理をS163に移行する。
第20実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113は電源のバックアップ機能を有しておらず、該音声ランプ制御装置113内のRAM223は立ち上げ処理によって初期化されるため(図512のS1010参照)、パチンコ機10の立ち上げ処理の都度、設定値コマンドが設定され、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に送信されるように構成されている。
ここで設定された設定値コマンドは、後述するタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)において、音声ランプ制御装置113へと送信される。音声ランプ制御装置113は、この設定値コマンドを受信すると、RAM223に設けられた設定値メモリ(図示せず)に該設定値コマンドが示す確率設定値を格納(記憶)するように構成されている。
S163の処理では、ベース表示装置関連の処理を行い(S163)、その後、割込みを許可し(S114)、後述するメイン処理(図491参照)に移行する。このベース表示装置関連の処理では、ベース表示装置401に設けられた7セグメント表示器の全てのセグメント(ドットセグメントを含む)を点灯し、その状態で、5秒間ウエイト処理を実行する。これにより、パチンコ機10に電源が投入される度に、ベース表示装置401に設けられた7セグメント表示器の全てのセグメント(ドットセグメントを含む)が少なくとも5秒間継続して点灯されるため、全てのセグメントが正常に点灯できるかを確認でき、ベース表示装置401の表示が正常に行われるか否かを容易に判断できる。
一方、S104の処理において、RAM消去スイッチ503がオンされていると判別された場合は(S104:Yes)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」か「設定変更モード」のいずれで立ち上げるかを判別すべく、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S115)。
S115の処理において、設定キー501がオンされていないと判別された場合は(S115:No)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」で立ち上げるべく、処理をS116へ移行する。
S116の処理では、RAM203の初期化処理(S116及びS117)を実行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、設定変更の如何を問わず電源投入時にRAMデータを初期化する場合には、RAM消去スイッチ503を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ503が押されていれば、RAMの初期化処理(S116及びS117)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合(S105:No)や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合(S107:No)も同様に、RAM203の初期化処理(S116及びS117)を実行する。
RAMの初期化処理(S116及びS117)、即ち、「RAMクリアモード」では、RAM203の使用領域を「0」クリアし(S116)、その後、RAM203に初期値(例えば、第1保留球数カウンタ203aの「0」クリア等)を設定し(S117)、処理をS113へ移行する。
なお、このRAMの初期化処理(S116及びS117)では、RAM203の使用領域のうち、ベース表示装置401に表示するベース値に関連する領域(総アウト個数カウンタ、低確払出個数カウンタ、リアルタイムベース値データなど(いずれも図示せず))を除いた領域のクリアを行う。これにより、電源投入時にRAM消去スイッチ503が操作されても、その操作が行われる前から行われているリアルタイムベース値の計測が継続され、その計測されたリアルタイムベース値をベース表示装置401に表示させることができる。
S115の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合は(S115:Yes)、立ち上げモードを「設定変更モード」にするべく、設定変更処理を行う(S118)。
ここで、図490を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される設定変更処理(S118)について説明する。図490は、この設定変更処理(S118)を示すフローチャートである。
この設定変更処理(S118)は、立ち上げモードが「設定変更モード」である場合に実行される処理であり、ホール関係者等からの確率設定値の変更(更新)を受け付け、確定されるための処理である。
この設定変更処理(S118)では、まず、ベース表示装置401において現在の確率設定値の表示の開始を設定し(S121)、処理をS122へ移行する。この確率設定値の表示の開始設定により、ベース表示装置401に確率設定値の表示が開始される。
なお、ここで表示される確率設定値は、電源断前に設定されていた確率設定値ではなく、必ず特定の値に固定されるようにしてもよい。即ち、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、ベース表示装置401には、必ず特定の確率設定値で表示が開始されるようにしてもよい。特定の確率設定値としては、例えば、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。これにより、電源断される前に設定されていた確率設定値にかかわらず、ホール関係者等は確率設定値を特定の確率設定値から変更できる。
一方で、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、ベース表示装置401には、電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。これにより、ホール関係者等は、電源断される前に設定されていた確率設定値を考慮しながら、確率設定値を変更できる。
また、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、ベース表示装置401には、電源断される前に設定されていた確率設定値が「2」以上であれば、確率設定値を「2」として表示を開始し、電源断される前に設定されていた確率設定値が「1」であれば、その電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。例えば、電源断される前に設定された確率設定値が「3」のように高い場合、確率設定値を少しだけ(例えば1だけ)小さくしたい場合が多々生じ得る。このような場合において、確率設定値を、電源断される前に設定された確率設定値そのままで表示を開始すると、次のような問題が生じる。即ち、確率設定値の更新は、RAM消去スイッチ503をオンする毎に1ずつ加算され、確率設定値が「3」の場合にRAM消去スイッチ503がオンされた場合には、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。よって、例えば、確率設定値を「3」から「2」に変更したい場合、RAM消去スイッチ503のオンを繰り返しながら、ほぼ確率設定値を1周させなければならない。これに対し、電源断される前に設定された確率設定値が高い場合に、確率設定値を「2」で表示を開始することで、RAM消去スイッチ503をオンする回数を抑えながら、確率設定値の更新を行うことができる。
次に、S122の処理では、確率設定値が「1」~「3」の範囲にあるか否かを判断し(S122)、所定の範囲内にない、即ち、異常な確率設定値となっている場合は(S122:No)、確率設定値を初期値に変更し(S123)、S124の処理へ移行する。この初期値としては、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。一方、S122の処理の結果、確率設定値が「1」~「3」の範囲内にあると判断される場合は(S122:Yes)、確率設定値は正常な値であるので、S123の処理をスキップして、S124の処理へ移行する。
S124の処理では、RAM消去スイッチ503がオンになったか否かを判断する(S124)。その結果、RAM消去スイッチ503がオンになっていないと判断される場合は(S124:No)、次いで、設定変更スイッチ502がオンになったか否かを判断する(S125)。
S125の結果、設定変更スイッチ502がオンされていないと判断されれば(S125:No)、S122の処理へ戻る一方、設定変更スイッチ502がオンされたと判断されれば(S125:Yes)、確率設定値を更新して(S126)、S122の処理に戻る。
S126の処理である確率設定値の更新は、それまでの確率設定値が「1」~「2」である場合は、その確率設定値に1を加算し、それまでの確率設定値が「3」である場合は、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。S126の処理により更新された確率設定値は、ベース表示装置401に表示される。
S122→S123→S124:No→S125(及びS126)→S122のループ処理は、S124の処理において、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断されるまで(S124:Yes)実行され続ける。そして、S124の処理により、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断される場合は(S124:Yes)、ベース表示装置401に表示されている確率設定値を、これからの遊技で使用する確率設定値として確定し(S127)、該確率設定値に応じた大当たり乱数テーブル202aを設定する(S128)。
S128の処理の後、次いで、設定キー501がオフ状態となったか否かを判断する(S129)。S129の処理では、設定キー501から出力される信号のレベルがオン状態からオフ状態へと遷移したことを検出した場合に、設定キー501がオフ状態になったと判断してもいし、設定キー501から出力される信号のレベルがオフ状態にあることを検出することで、設定キー501がオフ状態になったと判断してもよい。
S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になっていないと判断される間は(S129:No)、S129の処理を繰り返し実行する。そして、S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になったと判断される場合は(S129:Yes)、ベース表示装置401における確率設定値の表示の終了を設定し(S130)、この設定変更処理(S118)を終了する。
なお、設定変更処理の終了後は、立ち上げ処理(図489参照)に戻り、処理をS116へ移行し、RAM203初期化処理を実行(S116及びS117)し、RAM203のデータを消去(クリア)する。このように、S124の処理においてホール関係者等にRAM消去スイッチ503をオンさせて確率設定値を確定させることにより、その後、RAM203のデータの消去が行われることを、ホール関係者等に強く認識させることができる。
また、S124の処理において、RAM消去スイッチ503のオン検出によって確率設定値を確定させていたが、設定キー501のオフ検出によって確率設定値を確定するように構成してもよい。
次に、図491を参照して、上記した立ち上げ処理後に主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理について説明する。図491は、このメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では、大別してカウンタの更新処理と電源断時処理とが実行される。
メイン処理では、まず、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S151)。そして、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S151:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び変動種別カウンタCS1の更新を繰り返し実行する(S152,S153)。
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S152)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では「9999」、「99」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203cにそれぞれ格納する。次に、変動種別カウンタCS1の更新を、後述するタイマ割込処理のS207(図492参照)の処理と同一の方法によって実行し(S153)、S151の処理へ移行する。
ここで、このメイン処理が実行されている間、後述するタイマ割込処理(図492参照)が所定時間間隔(本実施形態では2ミリ秒)で起動され実行される。タイマ割込処理では、遊技の状態に応じて異なる処理が実行される。例えば、大当たり中には、可変入賞装置65の開閉を制御する処理が行われ、スルーゲート67への球の通過があれば、普通図柄表示装置83による普通図柄の表示制御が行われる。また、結果報知装置としての特別図柄表示装置37での変動表示を開始する場合に実行される大当たり抽選では、高確率状態か低確率状態かによって、取得した大当たり乱数カウンタC1と比較する大当たり乱数値の数が異なってくる。よって、1回のタイマ割込処理の実行にかかる時間は、遊技の状態に応じて変化することになる。従って、一のタイマ割込処理が終了してから次のタイマ割込処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく、その時々の遊技の状態に応じて変化する。
メイン処理の一処理である上記のS152,S153の処理は、このタイマ割込処理の残余時間の中で実行されることになる。つまり、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新が繰り返し実行されることになるので、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、大当たり乱数カウンタC1の初期値、普図当たりカウンタC4の初期値)とをランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1についてもランダムに更新することができる。特に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2とをランダムに更新することによって、これらを更新の初期値として使用する大当たり乱数カウンタC1及び普図当たりカウンタC4の更新に、ランダム性を持たせることができる。
S151の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S151:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、図511において後述するNMI割込処理が実行されたということなので、S154以降の電源遮断時の処理が実行される。
S154の処理では、各割込処理の発生を禁止し(S154)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や音声ランプ制御装置113等の周辺制御装置)に対して送信する(S155)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S156)、RAM203のアクセスを禁止して(S157)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
なお、S151の処理は、タイマ割込処理(図492参照)の残余時間内に行われるS152とS153の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。これにより、主制御装置110のメイン処理において、タイマ割込処理による各種設定が終了し、また、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新が終わったタイミングで、電源断の発生情報を確認している。よって、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS151の処理から開始することができる。即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS151の処理から開始することができる。
従って、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S101)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S151の処理から開始することができる。その結果、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走することなく正確な制御を行うことができる。
次に、図492を参照して、第20実施形態に係るパチンコ機10の主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理について説明する。図492は、第20実施形態のタイマ割込処理を示すフローチャートである。
このタイマ割込処理では、まず、外部出力処理を実行する(S201)。タイマ割込処理やメイン処理(図491参照)では、各種処理に基づいて、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113、ホールコンピュータ(図示せず)等へ送信すべきコマンド又は信号等を生成し、コマンドが生成された場合はRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦記憶し、信号が生成された場合は該信号に対応する装置(例えば、ホールコンピュータとパチンコ機10とを接続するための外部出力端子板(図示せず)等)に信号を出力する。S201の外部出力処理では、上記コマンド送信用のリングバッファに記憶されたコマンド等の出力データを、サブ側の各制御装置(周辺制御装置)に送信するとともに、上記信号を各種装置へ出力する。
S201の処理の後は、次に、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S202)、次いで、各特別図柄の当たり時における処理を実行する当たり処理を実行する(S203)。この当たり処理(S203)については、図500において後述する。
S203の後は、次に、普通電役72の駆動制御処理を実行する普通電役制御処理を実行する(S204)。簡単に説明すると、球がスルーゲート67を通過したことを条件に普通図柄表示装置83にて普通図柄の可変表示が実施され、普通図柄の可変表示の結果、制御判定結果として普通図柄の当たり図柄(例えば、「○」図柄)が現出して当たり状態となると、普通電役72を所定時間開放状態とする一方、普通図柄のハズレ図柄(例えば、「×」図柄)が現出した場合は、普通電役72の閉鎖状態を維持する。この普通電役制御処理については、図509を参照して後述する。
S204の処理の後は、次いで、各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S205)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチ208の状態を読み込むと共に、当該スイッチ208の状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。また、入賞検知情報に基づいて払出制御装置111に対して送信すべき獲得球数に対応する賞球コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、所定の賞球コマンドが払出制御装置111に向けて送信される。
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S206)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第20実施形態では、「9999」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第20実施形態では、「99」)に達した際、「0」にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値をRAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次いで、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1、普図当たりカウンタC4及び小当たり種別カウンタCKの更新を実行する(S207)。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1、普図当たりカウンタC4及び小当たり種別カウンタCKをそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(第20実施形態では、それぞれ、「9999」,「99」,「99」,「9」,「99」,「99」)に達した際、それぞれ「0」にクリアする。また、大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1又は第2初期値乱数カウンタCINI2の値を当該大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4の初期値として読み込み、その初期値を大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4に設定する。そして、各カウンタC1~C4,CKの更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次に、第1始動口64、第2始動口71への入賞に伴う始動入賞処理を実行する(S208)。なお、この始動入賞処理(S208)の詳細は、図493を参照して後述する。
次いで、スルーゲート67への球の通過有無を判断するゲート通過処理を実行する(S209)。このゲート通過処理(S209)においてスルーゲート67を球が通過したと判別された場合に、普図当たりカウンタC4の値がカウンタ用バッファ203cから取得され、その普図当たりカウンタC4の値が普図保留球格納エリア203h(図458参照)に格納されるとともに普通図柄保留ランプ84に普通図柄の可変表示の保留数が表示等される。なお、このゲート通過処理(S209)の詳細は、図494を参照して後述する。
ゲート通過処理(S209)を実行した後は、上記始動入賞処理(S208)の処理内容に基づいて結果報知装置としての特別図柄表示装置37による特別図柄の動的表示を行うための処理や第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する特図変動処理を実行する(S210)。なお、特図変動処理(S210)の詳細は、図495を参照して後述する。
次いで、上記ゲート通過処理(S209)の処理内容に基づいて、普通図柄の当否判別を行うとともに、該判別結果に基づく普通図柄の可変表示を普通図柄表示装置83において行うための設定処理である普図変動処理を実行する(S211)。この普図変動処理(S211)では、上述した遊技状態に応じて、普通図柄の当たり確率が、高確率(例えば、99/100)か低確率(70/100)のいずれかで行われる。そして、当否結果に基づいて普通図柄の可変表示を行うとともに、該当否結果に応じた表示結果を普通図柄表示装置83に表示する。なお、普図変動処理(S211)の詳細は、図508を参照して後述する。
普図変動処理(S211)を実行した後は、発射制御処理を実行し(S212)、さらに、定期的に実行すべきその他の処理を実行して(S213)、このタイマ割込処理を終了する。
なお、発射制御処理(S212)は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、且つ、発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bが操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。そして、球の発射がオンである場合、射出装置としての発射制御装置112へ球発射信号を送信するために、その球発射信号の情報を、RAM203に設けられたコマンド送信用リングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、球発射信号が払出制御装置111を介して射出装置としての発射制御装置112へ送信される。
また、本実施形態では、定期的に実行する処理をタイマ割込処理(図492参照)で実行し、メイン処理において、タイマ割込処理の残余時間に各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新を実行する場合について説明したが、タイマ割込処理にて実行していた処理の一部または全部を、メイン処理の中で所定時間(例えば、2ミリ秒)毎に実行するように構成してもよい。例えば、本実施形態においてタイマ割込処理にて実行していた賞球計数信号,払出異常信号読み込み処理(S202)、当たり処理(S203)、普通電役制御処理(S204)及びスイッチ読み込み処理(S205)の一部または全部を、タイマ割込処理ではなく、メイン処理の中で2ミリ秒毎に実行するように構成してもよい。
この場合、メイン処理の中で所定時間(2ミリ秒)経過したか否かを判断するステップを設け、所定時間経過したと判断された場合のみ、所定時間毎に実行する処理を実行し、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間の経過の有無にかかわらず実行するようにしてもよい。これにより、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間毎に実行する処理の残余時間に実行されることになるが、所定時間毎に実行する処理は、遊技の状態に応じてその実行にかかる時間が変化するため、このように構成した場合であっても、各カウンタCINI1,CINI2,CS1をランダムに更新することができる。
次に、図493のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図492参照)の一処理である始動入賞処理(S208)を説明する。図493は、この始動入賞処理(S208)を示すフローチャートである。
始動入賞処理(S208)は、第1始動口64、第2始動口71への球の入賞の有無を判断し、入賞があった場合は、各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を入賞した始動口64,71に対応する第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納する(保留する)処理を実行する。また、保留する各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を保留球数と合わせて音声ランプ制御装置113へ送信するための処理を実行する。
MPU201は、この始動入賞処理(S208)において、まず、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S301)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図492のS205参照)において読み込んだ、第1始動口64への入球(入賞)を検出する第1始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第1始動口64への入球を3回のタイマ割込処理(図492参照)にわたって検出する。
S301の判別の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S302)。判別の結果、「通常遊技状態」でなければ(S302:No)、奨励される右打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)左打ち遊技によって発射された球が第1始動口64に入賞したということなので、音声出力装置226(図457参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「右打ちしてください」という文字表示を表示する等の左打ちエラー処理を実行し(S303)、処理をS304へ移行する。
このように構成することで、左打ち遊技が奨励されていない「普図高確時間短縮状態」、又は「普図低確時間短縮状態」において第1始動口スイッチ(図示せず)で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行い、左打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に左打ち遊技の実行を敬遠させ(右打ち遊技を促し)、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S302の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」であると判断された場合は(S302:Yes)、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、S303の処理をスキップし、S303の左打ちエラー処理を行わず、処理をS304へ移行する。
S301の処理の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が上限値(第20実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S304)。そして、第1始動口64への入賞があっても作動保留球数N1<4でなければ(S304:No)、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図492参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N1<4であれば(S304:Yes)、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1加算する(S305)。そして、今回、第1特別図柄に対応する第1始動口64への入賞であるので、第1保留球格納エリア203dを各乱数値C1,C3,CS1,CKの格納先として設定し(S306)、処理をS311へ移行する。
S301の処理において、球が第1始動口64へ入賞していないと判別された場合(S301:No)、次いで、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S307)。ここでは、第1始動口64と同様、スイッチ読み込み処理(図492のS205参照)において読み込んだ、第2始動口71への入球(入賞)を検出する第2始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第2始動口71への入球を3回のタイマ割込処理(図492参照)に亘って検出する。
球が第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S307:Yes)、処理をS308へ移行する。
なお、S307の処理において、第2始動口71に球が入賞したと判別された場合に(S307:Yes)、遊技状態が「通常遊技状態」か否かを判定し、遊技状態が「通常遊技状態」であると判別された場合、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、通常時右打ちエラー処理を行うように構成してもよい。
球が第2始動口71に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S307:Yes)、次いで、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が上限値(第20実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S308)。そして、第2始動口71への入賞がないか(S307:No)、或いは、第2始動口71への入賞があっても作動保留球数N2<4でなければ(S308:No)、この始動入賞処理(S208)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N2<4であれば(S308:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1加算する(S309)。そして、今回、第2特別図柄に対応する第2始動口71への入賞であるので、第2保留球格納エリア203eを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S310)、処理をS311へ移行する。
また、S301及びS307の処理において、第1始動口64及び第2始動口71に同時に球が入賞した場合は、第1始動口64への球の入賞処理を優先的に実行し、第2始動口71への球の入賞処理を待機し、次のタイマ割込処理(図492参照)における始動入賞処理(S208)において、該待機した第2始動口71への球の入賞処理を実行するように構成してもよい。
S311の処理では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値をカウンタ用バッファ203c(図457参照)から読み出し、各保留球格納エリアに格納する。つまり、S306で格納先として設定された第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち、第1保留球数カウンタ203aで示される値に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3、変動種別カウンタ格納エリア203d4及び小当たり種別カウンタ格納エリアd5に各々保留(格納)する(S311)。
具体的には、例えば、第1始動口64への入賞に基づくS306の処理において第1保留球格納エリア203dが格納先として設定され、また、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「1」であれば、第1保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1,C3,CS1,CKの値が保留される。また、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば第1保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「3」であれば第1保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であれば第1保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1,C3,CS1,CKの値が保留される。
同様に、第2始動口71への入賞に基づくS310の処理において第2保留球格納エリア203eが格納先として設定され、また、S309の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「1」であれば、第2保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1,CKの値が保留される。また、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば第2保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「3」であれば第2保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であれば第2保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1,CKの値が保留される。
次に、S305の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)と、S306の処理により第1保留球格納エリア203dに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値を含む第1保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第1保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S312)。また、S309の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1)と、S310の処理により第2保留球格納エリア203eに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値を含む第2保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第2保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S312)。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)によって、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信される。S312の処理を終えると、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
なお、S312の処理において第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドに含める各カウンタC1~C3,CS1,CKの値は、S312の処理によりカウンタ用バッファ203cから読み出した値そのものを用いてもよいし、S312の処理において第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納(保留)された値を読み出したものを用いてもよい。
次に、図494を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図492参照)の一処理であるゲート通過処理(S209)を説明する。図494は、このゲート通過処理(S209)を示すフローチャートである。ゲート通過処理(S209)は、スルーゲート67への球の通過(入球)の有無を判断し、球が通過(入球)した場合は、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球格納エリア203hに格納する(保留する)処理を実行する。
このゲート通過処理(S209)では、まず、球がスルーゲート67を通過したか否かを判別する(S401)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図492のS205参照)において読み込んだスルーゲート67への球の通過(入球)を検出するスルーゲートスイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、スルーゲート67への通過(入球)を3回のタイマ割込処理(図492参照)にわたって検出する。
S401の処理において、スルーゲート67を球が通過していない場合は(S401:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)へ戻る。一方、球がスルーゲート67を通過(入球)したと判別されると(S401:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態」か否か、即ち、左打ち遊技の球の発射が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S402)。判別の結果、「通常遊技状態」であれば(S402:Yes)、次いで、第2特別図柄の動的表示の変動中か、或いは、第2特別図柄の動的表示の保留球が存在する状態か否かを判別する(S403)。判別の結果、第2特別図柄の動的表示の変動中でない場合、かつ、第2特別図柄の動的表示の保留球数が存在しない場合は(S403:No)、「通常遊技状態A」において奨励される左打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)右打ち遊技によって発射された球がスルーゲート67を通過したということなので、音声出力装置226(図457参照)から警報音を出力するとともに、限定演出として第3図柄表示装置81において「左打ちに戻してね」という文字表示を表示する等の通常時右打ちエラー処理を実行し(S404)、処理をS405へ移行する。
このように構成することで、右打ち遊技が推奨されていない「通常遊技状態」においてスルーゲート67で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行うことで、右打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に右打ち遊技の実行を敬遠させ、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S402の処理において、遊技状態が「通常遊技状態」でなければ(S402:No)、右打ち遊技が奨励される「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であるので、S404の通常時右打ちエラー処理を行わず、S403及びS404の処理をスキップして、処理をS405へ移行する。
S405の処理では、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄の可変表示の作動保留球数HN)が上限値(第20実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S404)。そして、スルーゲート67への通過(入球)があっても作動保留球数HN<4でなければ(S405:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)へ戻る。
一方、作動保留球数HN<4であれば(S405:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1加算する(S406)。そして、普図当たりカウンタC4の値をカウンタ用バッファ203c(図457参照)から読み出し、読み出したデータを、普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのうち、普図保留球数カウンタ203gで示される値に対応するエリアに格納する(S407)。
具体的には、例えば、S406の処理による加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「1」であれば、普図保留第1エリアに普図当たりカウンタC4の値が保留される。また、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば普図保留第2エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「3」であれば普図保留第3エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であれば普図保留第4エリアに、普図当たりカウンタC4の値が保留される。S407の処理の終了後は、このゲート通過処理(S209)を終了し、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
なお、第20実施形態では、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信しないように構成されているが、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信して、普通図柄の可変表示に関する保留図柄等に関する演出(報知)を行うように構成してもよい。この場合に、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球数コマンドに含めて送信することで、音声ランプ制御装置113で普通図柄に関する所謂先読み処理を実行可能に構成し、普通図柄に関する演出のバリエーションを設けるように構成してもよい。
次に、図495を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図492参照)の一処理である特図変動処理(S210)について説明する。図495は、この特図変動処理(S210)を示すフローチャートである。
この特図変動処理(S210)は、第1特別図柄および第2特別図柄に関する結果報知装置としての特別図柄表示装置37における動的表示や、第3図柄表示装置81にて遊技状態に応じて行う変動演出に関する制御を行うものである。
MPU201は、この特図変動処理(S210)において、まず、今現在、第1特別図柄又は第2特別図柄のいずれか一方が大当たり中であるか否かを判別する(S501)。大当たり中としては、大当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される大当たり遊技の最中と、大当たり遊技開始前(即ち、大当たりオープニング)の所定時間の最中と、大当たり遊技終了後(即ち、大当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S501における判別の結果、いずれかの特別図柄の大当たり中であれば(S501:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
S501の処理において、大当たり中でないと判別された場合は(S501:No)、次に、今現在、第1特別図柄又は第2特別図柄のいずれか一方が小当たり中であるか否かを判別する(S551)。小当たり中としては、小当たりの際に第3図柄表示装置81及び結果報知装置としての特別図柄表示装置37で表示される小当たり遊技の最中と、小当たり遊技開始前(即ち、小当たりオープニング)の所定時間の最中と、小当たり遊技終了後(即ち、小当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S551における判別の結果、いずれかの特別図柄の小当たり中であれば(S551:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
S551の処理において、小当たり中でないと判別された場合は(S551:No)、次に、特別図柄表示装置37において第1特別図柄(特図1)又は第2特別図柄(特図2)が動的表示中であるか否かを判別し(S502)、特別図柄表示装置37において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示中でなければ(S502:No)、次いで、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示が停止後、所定時間経過したか否かを判別する(S503)。その結果、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の停止後、所定時間経過していなければ(S503:No)、特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。これにより、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)における停止図柄が所定時間だけ特別図柄表示装置37(第3図柄表示装置81)に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S503の処理の結果、動的表示の停止後、所定時間経過していれば(S503:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S504)。その結果、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」でなければ(S504:Yes)、第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1減算する(S505)。これは、後述する変動開始処理(S510)によって、保留されていた第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、第2特別図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第2保留球格納エリア203eに格納されたデータをシフト処理する(S506)。このデータシフト処理(S506)は、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第2保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第2保留第2エリア→第2保留第1エリア、第2保留第3エリア→第2保留第2エリア、第2保留第4エリア→第2保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
一方、S504の処理において、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」であると判別されると(S504:No)、次に、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S507)。その結果、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」でなければ(S507:Yes)、第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1減算する(S508)。これは、後述する変動開始処理(S510)によって、保留されていた第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第1保留球格納エリア203dに格納されたデータをシフト処理する(S509)。このデータシフト処理(S509)は、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第1保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第1保留第2エリア→第1保留第1エリア、第1保留第3エリア→第1保留第2エリア、第1保留第4エリア→第1保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S506又はS509のデータシフト処理の後は、データシフト処理により保留球実行エリア203fに格納された各種カウンタの値に基づいて、結果報知装置としての特別図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81に対する変動開始処理を実行し(S510)、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
ここで、図496を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(S210)の一処理である変動開始処理(S510)について説明する。図496は、この変動開始処理(S510)を示したフローチャートである。
この変動開始処理(S510)では、上述したように、各特別図柄の動的表示を行うか否かや、各特別図柄の動的表示を行う場合における該動的表示の設定処理等を行う。
この変動開始処理(S510)では、まず、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、大当たり乱数テーブル202aとに基づいて大当たりか否かを判別する大当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5101)。
第20実施形態のパチンコ機10では、大当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値とその時々の遊技状態(モード)との関係に基づいて判別される。上述した通り、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で2/10000、設定値「3」で4/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。
S5101の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される大当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、大当たりであると判別する。S5101の処理の結果、大当たりであると判別された場合(S5101:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、各特別図柄に対応する大当たり種別テーブル202b(図460参照)とに基づいて、大当たり時の表示態様を設定する(S5102)。
この処理では、大当たり種別テーブル202bによって、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別、即ち、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態A」へ移行する大当たり種別「時短A」か否かかが判別される。そして、判別された大当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における大当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図2大当たり種別テーブル202b2(図460参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。
なお、第20実施形態のパチンコ機10では、特図1大当たり乱数テーブル202a1において、大当たりとなる乱数の値は設定値にかかわらず設定されておらず(図459参照)、第1特別図柄の動的表示が大当たりに当選し得ないように構成されているため、第1特別図柄の動的表示の変動開始処理におけるS5101の処理においては、必ずS5101:Noとなる判別結果が導出される。
次に、大当たり時の変動パターンを決定し(S5103)、S5109の処理へ移行する。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、大当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この大当たり時の変動パターンの決定では、まず、その大当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202e(図465~図467参照)を選択する。
そして、S5103の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202fにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5101の処理において、大当たりではないと判別された場合には(S5101:No)、続いて、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、大当たり乱数テーブル202aとに基づいて小当たりか否かを判別する小当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5104)。
第20実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示において小当たりか否かは、全確率設定値で同一となるように設定されている。また、第2特別図柄の動的表示において小当たりか否かは、全確率設定値で同一となるように設定されている。具体的には、特図1大当たり乱数テーブル202a1において、小当たり確率が全設定で33/10000となるように小当たり乱数値が規定されている。また、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、小当たり確率が全設定で1550/10000となるように小当たり乱数値が規定されている。
S5104の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される小当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、第1特別図柄又は第2特別図柄の小当たりであると判別する。S5104の処理の結果、小当たりであると判別された場合(S5104:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値と、小当たり種別テーブル202c(図461(a)又は図461(b)参照)とに基づいて、小当たり時の表示態様を設定する(S5105)。
この処理では、小当たり種別テーブル202cによって、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別、即ち、大当たり状態が発生しない「小当たりA」か、最大ラウンド数が5ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態A」へ移行する「時短B」か、最大ラウンド数が7ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態A」へ移行する「時短C」か、大当たり状態が発生しない「小当たりB」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「普図高確時間短縮状態B」へ移行する「時短D」か、が判別される。そして、判別された小当たり種別に基づいて、結果報知装置としての特別図柄表示装置37における小当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値と、特図1小当たり種別テーブル202c1(図461(a)参照)とに基づいて小当たり種別が決定される。また、保留球実行エリア203fに格納されているデータが第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値と、特図2小当たり種別テーブル202c2(図461(b)参照)とに基づいて小当たり種別が決定される。
次に、小当たり時の変動パターンを決定し(S5106)、S5109の処理へ移行する。具体的には、結果報知装置としての特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、小当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この小当たり時の変動パターンの決定では、まず、その小当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202e(図465~図467参照)を選択する。
そして、S5106の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202fにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
一方、S5104の処理において、小当たりでないと判別された場合(S5104:No)、各特別図柄の動的表示の結果はハズレであるので、ハズレ時の表示態様を設定する(S5107)。S5107の処理では、特別図柄表示装置37の表示態様をハズレ図柄に対応した表示態様に設定すると共に、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値と第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値と現在の遊技状態とに基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる演出態様として、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様、「特殊変動」演出態様のいずれかを設定する。第20実施形態では、パチンコ機10の遊技状態に応じて、各演出態様に対応する停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように停止パターンテーブル202eが設定されている。
次に、各遊技状態におけるハズレ時の変動パターンを決定し(S5108)、S5109の処理へ移行する。
S5108の処理では、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、ハズレ図柄で停止表示するまでの変動時間が決定される。具体的には、S5107の処理において決定されたハズレ時の表示態様(演出態様)毎に設けられた停止パターンテーブル202eにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5109の処理では、S5103、S5106又はS5108の処理によって決定された変動パターンに応じた変動時間に基づいて、音声ランプ制御装置113を介してその変動パターンに応じた変動時間を表示制御装置114へ通知する変動パターンコマンドを設定する(S5109)。
具体的には、例えば、第2特別図柄の動的表示において大当たり抽選に当選し、該大当たりが大当たり種別「時短A」であって、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第2特別図柄・大当たり・「時短A」・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド。以下、第1特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図1変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。また、第2特別図柄の動的表示において大当たり抽選及び小当たり抽選にハズレて、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第2特別図柄・ハズレ・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド。以下、第2特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図2変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。
このように、変動演出が同じ変動時間であっても、変動パターンコマンドに変動演出の当否と大まかな変動パターンの内容も併せて設定することで、音声ランプ制御装置113は、当否を含む演出態様の内容と変動時間とを把握して、それらの情報を基により詳細な変動演出の変動パターンを決定することができる。
次いで、S5102、S5105又はS5107の処理で設定された停止種別を、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114へ通知するための停止種別コマンドを設定し(S5110)、この変動開始処理(S510)を終了して特図変動処理(図495)へ戻る。
図495に戻って、説明を続ける。S507の処理において、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」であると判別されると(S507:No)、第3図柄表示装置81においてデモ演出が行われている状態であるか否か、即ち、デモ中であるか否かを判別する(S511)。この判別処理では、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114にデモコマンドを送信した後、第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1又は作動保留球数N2)のいずれかの値が「0」より大きいと判断されるまでの間をデモ中として判別する。
そして、デモ中ではないと判別された場合は(S511:No)、音声ランプ制御装置113へ送信すべきデモコマンドを設定して(S512)、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。一方、デモ中であると判別された場合は(S511:Yes)、そのままタイマ割込処理(図492参照)に戻る。S512の処理で設定されたデモコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、デモコマンドを受信すると、表示用デモコマンドを表示制御装置114へ送信し、表示制御装置114は、表示用デモコマンドの受信に基づいて、第3図柄表示装置81にデモ演出を表示するように制御を行う。
ここで、デモコマンドが設定されるのは、上述したように、変動停止後、所定時間が経過したときに保留球が1つも存在しない場合である。よって、変動停止後、所定時間経過しても変動演出が開始されない場合は、第3図柄表示装置81にデモ演出が表示される。
なお、S511の処理においてデモ中ではない(S511:No)と判断された場合に、さらに、変動停止後、前記所定時間よりも長い第2の所定時間が経過したか否かを判断する処理を実行し、変動停止後、第2の所定時間が経過したことをもってS512の処理を実行してデモコマンドを設定するようにしてもよい。これにより、変動停止後、保留球が1つも存在しない場合に、すぐにデモ演出を開始することなく、比較的長い時間、その停止した変動演出の停止図柄を遊技者に見せることができる。
S502の処理において、特別図柄表示装置37の表示態様が動的表示中であると判別されると(S502:Yes)、実行中の第1特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否か、又は、実行中の第2特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、判別結果に応じて第1特別図柄の動的表示または第2特別図柄の動的表示を停止させる変動停止処理(S513)を行い、この特図変動処理(S210)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
ここで、図497を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(図495参照)の一処理である変動停止処理(S513)について説明する。図497は、この変動停止処理(S513)を示すフローチャートである。
この変動停止処理(S513)では、各特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、変動時間が経過している場合は、各停止種別に応じた停止結果を特別図柄表示装置37に表示するとともに、各確定コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信する。また、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」である場合は、該特別図柄の動的表示の変動回数の計数結果に応じて「時短機能」の時短終了条件が成立したか否かを判別し、「時短機能」の時短終了条件が成立した場合は、「時短機能」を有効から無効に切り替える処理等を行う。また、特別図柄の低確率状態である場合は、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達しているか否かを判別し、救済条件成立回数に達している場合は、「普図低確時間短縮状態」に移行するための時短回数の設定処理を行う。
変動停止処理(S513)では、まず、実行中の特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過したか否かを判別する(S5201)。特別図柄表示装置37における特別図柄の動的表示中の表示時間は、変動種別カウンタCS1等により選択された変動パターンに応じて決められており(特図1変動パターンコマンド又は特図2変動パターンコマンドに応じて決められており)、この特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していなければ(S5201:No)、実行中の特別図柄に応じた特別図柄表示装置37の特別LED群37bの表示を更新して(S5202)、この変動停止処理を終了して、特図変動処理(図495参照)に戻る。
第20実施形態では、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおいて、第1特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、上方LED群37b1が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定され、第2特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、下方LED群37b2が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定される。
一方、S5201の処理において、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおける特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していれば(S5201:Yes)、特別図柄表示装置37の特別LED群37bに対して、特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した表示態様を停止させる(S5203)。停止図柄は、変動開始処理(図496参照)のS5102、S5105又はS5107の処理によって予め設定される。
第20実施形態では、各特別図柄の動的表示の判定結果がハズレである場合には、上方LED群37b1又は下方LED群37b2の最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで上方LED群37b1又は下方LED群37b2が点灯表示される。
S5203の処理で各特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した特別図柄表示装置37の表示態様が設定されると、第3図柄表示装置81における各特別図柄の変動演出の停止図柄を、特別図柄表示装置37における特別LED群37bの表示と同調して確定表示させるために、確定コマンドを設定して(S5204)、処理をS5205へ移行する。第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるための確定コマンド(即ち、特図1確定コマンド。以下、第1特別図柄に関する確定コマンドを、「特図1確定コマンド」と称する場合がある。)を設定し、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定させるための確定コマンド(即ち、特図2確定コマンド。以下、第2特別図柄に関する確定コマンドを、「特図2確定コマンド」と称する場合がある。)を設定する。
音声ランプ制御装置113は、この特図1確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第1特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図1確定コマンドを送信し、特図2確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第2特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図2確定コマンドを送信する。表示制御装置114は、表示用特図1確定コマンド又は表示用特図2確定コマンドを受信することによって、第3図柄表示装置81における第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出を停止して、停止図柄を確定表示させるように構成されている。
S5205の処理では、「時間短縮状態(「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」)」であるか否かを判別し、「時間短縮状態」であると判別された場合(S5205:Yes)、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」における時短終了条件が成立したか否かの判別処理を実行する時短計数処理を実行し(S5206)、その後、処理をS5207へ移行する。また、S5205の判別の結果、「時間短縮状態」でないと判別された場合(S5205:No)、時短終了条件の判別処理を行わないため、S5206の処理をスキップしてS5207へ移行する。
なお、時短計数処理(S5206)は、特別図柄の動的表示の実行開始時(変動開始処理(S510))において実行するように構成してもよいし、特別図柄の動的表示の確定時(特図変動処理(S210)の所定時間経過時(S503:Yes))において実行するように構成してもよい。
ここで、図498を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図497参照)の一処理である時短計数処理(S5206)について説明する。図498は、この時短計数処理(S5206)を示すフローチャートである。
この時短計数処理(S5206)では、「時短機能」が有効に設定されている場合に、「時短機能」の終了条件である特別図柄の動的表示の実行回数(例えば、第1特別図柄の変動回数、及び、第2特別図柄の変動回数)を計数し、該計数結果が時短終了条件を満たしたか否かを判別して、判別結果に応じて「時短機能」を有効から無効に変化させる。
この時短計数処理(S5206)では、まず、停止した特別図柄の動的表示の種類を判別する(S5301)。判別の結果、第1特別図柄の動的表示が停止したタイミングであれば(S5301:「特図1」)、第1特別図柄の動的表示が1回実行されたということなので、特図1時短カウンタ203mの値から1減算して(S5302)、次いで、減算した特図1時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5303)。判別の結果、特図1時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値であれば(S5303:Yes)、第1特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、続いて、合計時短カウンタ203oの値から1減算して(S5304)、次いで、減算した合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5305)。判別の結果、合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であれば(S5305:Yes)、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5310~S5312の処理をスキップして、この時短計数処理(S5206)を終了して、変動停止処理(図497参照)に戻る。
一方、S5303の処理において、特図1時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値でない場合(S5303:No)、即ち、特図1時短カウンタ203mの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、処理をS5310へ移行する。また、S5305の処理において、合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でない場合(S5305:No)、即ち、合計時短カウンタ203oの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、この場合も「時短機能」を無効化すべく、処理をS5310へ移行する。
また、S5301の処理において、第2特別図柄の動的表示が停止したタイミングであると判別された場合は(S5301:「特図2」)、第2特別図柄の動的表示が1回実行されたということなので、特図2時短カウンタ203nの値から1減算して(S5306)、次いで、減算した特図2時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5307)。判別の結果、特図2時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であれば(S5307:Yes)、第2特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、続いて、合計時短カウンタ203oの値から1減算して(S5308)、次いで、減算した合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5309)。判別の結果、合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であれば(S5309:Yes)、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5310~S5312の処理をスキップして、この時短計数処理(S5206)を終了して、変動停止処理(図497参照)に戻る。
一方、S5307の処理において、特図2時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でない場合(S5307:No)、即ち、特図2時短カウンタ203nの値が「0」以下である場合は、第2特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、「時短機能」を無効化すべく、処理をS5310へ移行する。また、S5309の処理において、合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でない場合(S5309:No)、即ち、合計時短カウンタ203oの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、この場合も「時短機能」を無効化すべく、処理をS5310へ移行する。
S5310の処理では、「普図高確時間短縮状態」か「普図低確時間短縮状態」かを判別すべく、時短高確フラグ203kがオンされているか否かを判別する(S5310)。判別の結果、時短高確フラグ203kがオンされている場合は(S5310:Yes)、「普図高確時間短縮状態」を終了させるために、時短高確フラグ203kをオフに設定し(S5311)、この時短計数処理(S5206)を終了して、変動停止処理(図497参照)に戻る。一方、時短高確フラグ203kがオンに設定されていないと判別された場合は(S5310:No)、時短低確フラグ203jがオンに設定されている状態であって、「普図低確時間短縮状態」であるので、該時短低確フラグ203jをオフに設定して(S5312)この時短回数処理(S5206)を終了して、変動停止処理(図497参照)に戻る。
このように、「時短機能」が有効な状態において、「時短機能」の終了条件に応じて、「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」を終了させることができ、「時短機能」の有効又は無効を適切に行い、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図497に戻って、説明を続ける。S5206の時短計数処理が終わった場合、又は、S5205の処理において「時間短縮状態」でないと判別された場合(S5205:No)、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達しているか否かを判別し、判別結果によって「普図低確時間短縮状態」に移行させるべく、救済到達計数処理を実行し(S5207)、この変動停止処理(S513)を終了して、特図変動処理(図495参照)に戻る。
なお、救済到達計数処理(S5207)、即ち、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に達したか否かの判別は、特別図柄の動的表示の実行開始時(変動開始処理(S510))において実行するように構成してもよいし、特別図柄の動的表示の確定時(特図変動処理(S210)の所定時間経過時(S503:Yes))において実行するように構成してもよい。また、それに伴い、「普図低確時間短縮状態」に移行するタイミングも、救済条件成立回数に達した後のあらかじめ定められたタイミングとなる。
ここで、図499を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図497参照)の一処理である救済到達計数処理(S5207)について説明する。図499は、この救済到達計数処理(S5207)を示すフローチャートである。
この救済到達計数処理(S5207)では、特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、該計数結果が救済条件成立回数に達したか否かを判別して、判別結果に応じて「普図低確時間短縮状態」への移行に基づく時短回数の設定処理を行う。
この救済到達計数処理(S5207)では、まず、救済設定済みフラグ203sがオンされているか否かを判別し(S5401)、救済設定済みフラグ203sがオンされていれば(S5401:Yes)、既に「普図低確時間短縮状態」へ一度移行済みであるので、S5402~S5406の処理をスキップし、この救済到達計数処理(S5207)を終了して、変動停止処理(図497参照)に戻る。
一方、S5401の判別の結果、救済設定済みフラグ203sがオンされていなければ(S5401:No)、特別図柄が低確率状態になってから未だ「普図低確時間短縮状態」へ移行していない状態、即ち、更新状態であるので、遊技情報としての救済カウンタ203rの値を1加算する(S5402)。続いて、救済カウンタコマンドを設定し(S5451)、処理をS5403に移行する。S5451の処理で設定された救済カウンタコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113では、救済カウンタコマンドを受信すると、該当情報をサブ救済カウンタ223iに格納し、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり当選時のサブ救済カウンタ223iの値と損益分岐回数格納エリア223kに格納された値とを比較して、大当たり優先報知期間又は救済優先報知期間のうち、いずれの報知期間に属しているのかを判断し、該小当たり当選時のOP時間において行う右打ち報知演出の内容を決定する。
S5403の処理では、S5402の処理で加算した救済カウンタ203rの値が救済条件成立回数、即ち、救済条件成立回数格納エリア203qに格納された値より小さい値であるか否かを判別する(S5403)。
S5403の判別の結果、S5402の処理で加算した救済カウンタ203rの値が救済条件成立回数より小さい値の場合(S5403:Yes)、特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数まで到達していないため、S5404~S5406の処理をスキップし、この救済到達計数処理(S5207)を終了して、変動停止処理(図497参照)に戻る。
一方、S5403の処理において、S5402の処理で加算した救済カウンタ203rの値が救済条件成立回数より小さい値でない場合、即ち、救済カウンタ203rの値が救済条件成立回数以上である場合(S5403:No)、救済条件が成立しているため、特図1時短カウンタ203m、特図2時短カウンタ203n及び合計時短カウンタ203oのそれぞれの値に「100」をセットし(S5404)、「普図低確時間短縮状態」へ移行したことを示すべく救済設定済みフラグ203sをオンに設定する(S5405)。そして、救済設定済みフラグコマンドを設定し(S5452)、「普図低確時間短縮状態」に遊技状態を移行するために、時短低確フラグ203jをオンに設定し(S5406)、この救済到達計数処理(S5207)を終了して、変動停止処理(図497参照)に戻る。これにより、救済条件成立に基づく「普図低確時間短縮状態」を発生させることができる。なお、S5452の処理で設定された救済設定済みフラグコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
また、遊技情報としての救済カウンタ203rの値の更新は、遊技条件として、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算されるように構成してもよいし、その他の方法で更新するように構成してもよい。救済カウンタ203rの値の更新方法を減算とする場合、電源投入後のRAM203の初期設定時及び大当たり終了時における救済条件成立回数抽選処理で抽選された救済条件成立回数の値を、この救済カウンタ203rにセットするように構成する。
さらに、救済カウンタ203rの値の更新タイミングは、特別図柄の動的表示の停止時でなくてもよく、特別図柄の動的表示の実行開始時(図496参照)や、図柄確定時間の終了時(図495のS503参照)に更新するように構成してもよい。
次に、図500を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図492参照)の一処理である当たり処理(S203)について説明する。図500は、利益付与制御としての当たり処理(S203)を示したフローチャートである。
この当たり処理(S203)は、各特別図柄の大当たりが発生する場合に、大当たりの種類に応じて可変入賞装置65(大入賞口)の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、大当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S620)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S622)を実行する。
また、この当たり処理(S203)は、各特別図柄の小当たりが発生する場合に、小当たりに応じて可変入賞装置65の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、小当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための小当たり開閉制御処理(S616)を実行し、小当たり状態が終了するタイミングで、小当たり状態の終了を設定する小当たり終了処理(S618)を実行する。
さらに、この当たり処理(S203)は、小当たり遊技中に開放され得る特定領域65dを球が通過した場合に、該通過に伴って発生する大当たりの種類に応じて可変入賞装置65の開放回数(ラウンド数)を設定するとともに、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、特定領域65d通過に基づく大当たり状態(遊技)である場合において、特別図柄で大当たりした場合と同様、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S620)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S622)を実行する。
当たり処理(S203)では、まず、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選したか否かを判別する(S601)。判別の結果、大当たりに当選していれば(S601:Yes)、大当たり遊技を行うために、まず、時短高確フラグ203k、時短低確フラグ203j及び救済設定済みフラグをオフに設定する(S602)。そして、特図1時短カウンタ203m、特図2時短カウンタ203n、合計時短カウンタ203o及び救済カウンタ203rの値を「0」クリアする(S603)。次に、大当たり種別又は小当たり種別に応じたラウンド数をRAM203に設けられたラウンドカウンタ(図示せず)にセットする(S605)。そして、大当たりが開始されることを示す大当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、大当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S606)、次いで、該大当たり種別に応じたオープニング時間(例えば、「30秒」又は「10秒」)を設定して(S607)、処理をS615へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)によって、大当たり種別又は小当たり種別に応じた大当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
なお、上述したラウンドカウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該ラウンドカウンタの値を確認して、ラウンドカウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、大当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該ラウンドカウンタの値を1減算する。そして、ラウンドカウンタの値が「0」になった場合に、実行中の大当たりを終了するように構成されている。
S601の処理において、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選していないと判別された場合は(S601:No)、次いで、可変入賞装置65内の特定領域65dを球が通過したことに基づいて大当たりフラグ203pがオンされているか否かを判別する(S608)。判別の結果、大当たりフラグ203pがオンされていれば(S608:Yes)、小当たり遊技中に可変入賞装置65内の特定領域65dを球が通過したということなので、まず、大当たりフラグ203pをオフに設定し(S609)、処理をS602へ移行して、特別図柄で大当たりにした場合と同様の処理を行う。この場合、小当たり種別に応じたラウンド数をラウンドカウンタに設定する処理(S602)等を行う。
このように構成することで、特別図柄の動的表示において大当たりに当選する以外にも、小当たりに当選して、該小当たり遊技中に特定領域65dに球を通過させることで、特別図柄の動的表示と同等の大当たり遊技を行うことができる。よって、大当たり遊技が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。一方、該小当たり遊技中に特定領域65dに球を通過させなければ、大当たりフラグ203pはオフのままとなり、大当たり遊技は実行されず、該小当たり当選時の遊技状態に戻ることができる。よって、小当たり遊技における遊技方法のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。
S608の処理において、大当たりフラグ203pがオンされていないと判別された場合は(S608:No)、次いで、いずれかの特別図柄の動的表示において小当たりに当選したか否かを判別する(S610)。判別の結果、小当たりに当選していれば(S610:Yes)、小当たり遊技を行うために、小当たり種別に応じた可変入賞装置65の開放回数をRAM203に設けられた開放カウンタ(図示せず)にセットする(S611)。
そして、小当たりが開始されることを示す小当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、小当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S612)、次いで、該小当たりのオープニング時間(例えば、「5秒」や「10秒」)を設定する(S613)。そして、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットし(S614)、処理をS615へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)によって、小当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113では、該小当たりオープニングコマンドを受信すると、小当たり当選時右打ち報知演出処理を実行し、オープニング時間において行う右打ち報知演出の内容を決定して実行する(図522にて後述)。
なお、上述した開放カウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該開放カウンタの値を確認して、開放カウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、小当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該開放カウンタの値を1減算する。そして、開放カウンタの値が「0」になった場合に、実行中の小当たりを終了するように構成されている。
また、上述した入賞カウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該入賞カウンタの値を確認して、入賞カウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、大当たり遊技又は小当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、大入賞口スイッチ65cにより球が検知されるごとに入賞カウンタの値を1減算する。そして、入賞カウンタの値が「0」になった場合に、実行中の大当たり遊技又は小当たり遊技の1のラウンドを終了するように構成されている。
S615の処理では、小当たり中か否かを判別する(S615)。判別の結果、小当たり中であると判別された場合は(S615:Yes)、小当たり遊技中における可変入賞装置65の開閉制御を実行する小当たり開閉制御処理を実行する(S616)。
ここで、図501を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である小当たり開閉制御処理(S616)について説明する。図501は、この小当たり開閉制御処理(S616)を示したフローチャートである。
この小当たり開閉制御処理(S616)では、当たり処理(S203)で設定された可変入賞装置65の開放回数(即ち、開放カウンタ)に基づいて、可変入賞装置65の開閉制御を実行する。
この小当たり開閉制御処理(S616)では、まず、開放カウンタ(図示せず)の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S6001)。判別の結果、開放カウンタが「0」より大きい値でない場合、即ち、開放カウンタの値が「0」以下である場合は(S6001:No)、小当たり遊技中における可変入賞装置65の開放回数が残存していないため、この小当たり開閉制御処理(S616)を終了して、当たり処理(図500参照)に戻る。
一方、S6001の判別の結果、開放カウンタの値が「0」より大きい値である場合は(S6001:Yes)、次いで、当たり処理(S203)のS613で設定されたオープニング時間、又は、小当たり開放テーブル202hに基づいて設定されるインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6002)。判別の結果、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6002:No)、可変入賞装置65の開放タイミングではないため、S6003~S6005の処理をスキップして、処理をS6006へ移行する。
一方、S6002の処理において、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6002:Yes)、可変入賞装置65の開放タイミングなので、まず、可変入賞装置65の開放設定を行う(S6003)。そして、可変入賞装置65における1の開放時間を設定し(S6004)、次いで、可変入賞装置65が開放されたことを示す大入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6005)、処理をS6006へ移行する。
S6006の処理では、小当たり時において可変入賞装置65が開放中であるか否かを判別する(S6006)。判別の結果、小当たり時において可変入賞装置65が開放中でなければ(S6006:No)、小当たり時おいて可変入賞装置65が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6007及びS6008の処理をスキップして、この小当たり開閉制御処理(S616)を終了し、当たり処理(図500参照)に戻る。一方、S6006の処理において、小当たり時において可変入賞装置65が開放中であると判別された場合は(S6006:Yes)、まず、特定領域65dの開閉制御を実行する特定領域装置開閉制御処理を行う(S6007)。
ここで、図502を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり開閉制御処理(S616)の一処理である特定領域装置開閉制御処理(S6007)について説明する。図502は、この特定領域装置開閉制御処理(S6007)を示したフローチャートである。
この特定領域装置開閉制御処理(S6007)では、小当たり遊技中における特定領域65dの開閉制御を行う。
この特定領域装置開閉制御処理(S6007)では、まず、特定領域65dが開放中か否か、即ち、特定領域ソレノイド65fがオンされているか否かを判別する(S6101)。判別の結果、特定領域65dが開放されていない場合、即ち、特定領域ソレノイド65fがオフされている場合は(S6101:No)、次いで、特定領域65dの開放条件が成立しているか否か、即ち、可変入賞装置65が開放しているか否かを判別する(S6102)。判別の結果、特定領域65dの開放条件が成立している場合、即ち、可変入賞装置65が開放したタイミングで(S6102:Yes)、特定領域ソレノイド65fをオフからオンに設定して、特定領域65dの開放設定を行い(S6103)、処理をS6104へ移行する。
なお、S6101の処理において、特定領域65dが開放されていると判別された場合、即ち、特定領域ソレノイド65fがオンされている場合は(S6101:Yes)、S6102及びS6103の処理をスキップして、処理をS6104へ移行する。また、S6102の処理において、特定領域65dの開放条件が成立していない場合は(S6102:No)、S6103~S6105の処理をスキップして、この特定領域装置開閉制御処理(S6007)を終了し、小当たり開閉制御処理(図501参照)に戻る。
S6104の処理では、特定領域65dの閉鎖条件が成立しているか否か、即ち、特定領域スイッチ65gによって球が検知された場合や特定領域65dの開放時間(例えば、特定領域65dの開放から「30秒」)が経過した場合に(S6104:Yes)、特定領域65dの閉鎖条件が成立したと判断して、特定領域65dを閉鎖するために、特定領域ソレノイド65fをオンからオフに設定して、特定領域65dの閉鎖設定を行い(S6105)、この特定領域装置開閉制御処理(S6007)を終了して、小当たり開閉制御処理(図501参照)に戻る。
このように、小当たり遊技中に所定条件の成立に基づいて特定領域65dの開閉制御処理を行い、小当たり遊技中に特定領域65dを開放させて球が通過させ得ることで、小当たり遊技に基づく大当たり遊技を発生させることが可能となる。また、小当たり遊技中に特定領域65dを球が通過しなければ、大当たり遊技を発生させずに該小当たり当選時の遊技状態に戻ることができる。
図501に戻って、説明を続ける。S6007の特定領域装置開閉制御処理の後は、次いで、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件を判別するべく、小当たり時大入賞口開放中処理を行い(S6008)、この小当たり開閉制御処理(S616)を終了し、当たり処理(図500参照)に戻る。
ここで、図503を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり開閉制御処理(S616)の一処理である小当たり時大入賞口開放中処理(S6008)について説明する。図503は、この小当たり時大入賞口開放中処理(S6008)を示したフローチャートである。
この小当たり時大入賞口開放中処理(S6008)では、小当たり遊技中において開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この小当たり時大入賞口開放中処理(S6008)では、まず、上述した小当たり開閉制御処理(S616)のS6004において設定された可変入賞装置65の1の開放時間が経過したか否かを判別する(S6201)。判別の結果、可変入賞装置65の1の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6201:No)、次いで、大入賞口スイッチ65cがオンされたか否か、即ち、可変入賞装置65内へ球が入賞したか否かを判断する(S6202)。
S6202の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出され可変入賞装置65内へ球が入賞していれば(S6202:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6203)、次いで、1減算した入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6204)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6204:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、可変入賞装置65に球が10個以上入賞して小当たり遊技の終了条件(可変入賞装置65の閉鎖条件)が成立しているので、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6205へ移行する。
S6205からの可変入賞装置65の閉鎖処理では、まず、可変入賞装置65の閉鎖設定を行い(S6205)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6206)、処理をS6207へ移行する。なお、S6206の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6207の処理では、小当たり遊技の終了条件が成立したことから、開放カウンタの値を「0」クリアし(S6207)、この小当たり時大入賞口開放中処理(S6008)を終了して、小当たり開閉制御処理(図501参照)に戻る。
S6202の処理において、大入賞口スイッチ65cがオンされていないと判別された場合は(S6202:No)、次いで、特定領域スイッチ65gがオンされたか否かを判別する(S6208)。判別の結果、特定領域スイッチ65gがオンされていれば(S6208:Yes)、小当たり遊技中の特定領域65dの開放中に球が特定領域65dを通過したということなので、小当たり遊技後に大当たり遊技を発生させるため、大当たりフラグ203pをオンに設定して(S6209)、この小当たり時大入賞口開放中処理(S6008)、小当たり開閉制御処理(図501参照)に戻る。一方、S6208の処理において、特定領域スイッチ65gがオンされていないと判断された場合は(S6208:No)、S6209の処理をスキップして、この小当たり時大入賞口開放中処理(S6008)、小当たり開閉制御処理(図501参照)に戻る。
これにより、小当たり遊技中において、特定領域65dが開放されているタイミングで球が特定領域65dを通過することに基づいて、小当たり遊技後に大当たり遊技を発生させることができ、大当たり遊技が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。一方、該小当たり遊技中に特定領域65dに球を通過させなければ、大当たりフラグ203pはオフのままとなり、大当たり遊技は実行されず、該小当たり当選時の遊技状態に戻ることができる。
このように構成することで、小当たり当選時の右打ち報知演出の内容を遊技者が確認し、状況によっては該小当たりで大当たりを発生させず、小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行した方が獲得し得る出玉の期待値が高くなると遊技者が判断した場合には、右打ち遊技を実行せず、特定領域65dに球を通過させないことによって大当たりの発生を抑制することができる。
その結果、救済条件成立回数までの残りの特別図柄の動的表示の実行回数によって小当たり当選時の右打ち報知演出の内容を切り替え、該右打ち報知演出の内容によって、遊技者が小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法との、いずれの遊技方法を選択するかという新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
S6201の処理において、可変入賞装置65の1の開放時間が経過したタイミングと判断された場合は(S6201:Yes)、可変入賞装置65の1の開放における閉鎖条件が成立し、その開放における可変入賞装置65の閉鎖タイミングであるため、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6210へ移行する。
S6210の処理では、開放中の可変入賞装置65を閉鎖せるため、大入賞口ソレノイド65bをオンからオフにして、可変入賞装置65の閉鎖を設定し(S6210)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65の1の開放の終了を示す大入賞口閉鎖コマンドを設定する(S6211)。S6211の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、小入賞口閉鎖コマンドを受信すると、可変入賞装置65が閉鎖された旨の演出を実行する。なお、小当たり遊技における可変入賞装置65の開閉は、それぞれ短時間(開放「0.1秒」、閉鎖「1.2秒」)であるため、音声ランプ制御装置113は、大入賞口閉鎖コマンドを受信した場合であっても、可変入賞装置65の1の開閉に伴う演出を実行しないように構成してもよい。
S6211の処理の後は、可変入賞装置65の1の開放が終了したということなので、開放カウンタの値を1減算し(S6212)、この小当たり時大入賞口開放中処理(S6008)を終了して、小当たり開閉制御処理(図501参照)に戻る。これにより、小当たり遊技中において、1のラウンド中に開放カウンタの値に設定された開放回数分、可変入賞装置65を開放させることができる。
図500の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S616の小当たり開閉制御処理(図501参照)の終了後は、次いで、開放カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S617)。判別の結果、開放カウンタが「0」より大きい値であれば(S617:Yes)、小当たりを継続するため、小当たりの終了設定処理であるS618の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S617の処理において、開放カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S617:No)、即ち、開放カウンタの値が「0」以下である場合は、この小当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、小当たり状態を終了させるために、小当たり終了処理を行い(S618)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図504を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である小当たり終了処理(S618)について説明する。図504は、この小当たり終了処理(S618)を示したフローチャートである。
この小当たり終了処理(S618)では、まず、入賞カウンタの値を「0」クリアし(S6301)、次いで、特定領域65dが開放されている場合は、特定領域65dの閉鎖処理を設定する(S6302)。そして、小当たりの終了時の各種処理を実行する小当たり終了設定処理を行い(S6303)、この小当たり終了処理(S618)を終了して、当たり処理(図500参照)に戻る。
図500に戻って、説明を続ける。S615の処理において、小当たり遊技中ではないと判別された場合は(S615:No)、次いで、大当たり中か否かを判別する(S619
)。判別の結果、大当たり中であると判別された場合は(S619:Yes)、可変入賞装置65の開閉制御を実行する大当たり開閉制御処理を実行する(S620)。
ここで、図505を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり開閉制御処理(S620)について説明する。図505は、この大当たり開閉制御処理(S620)を示したフローチャートである。
この大当たり開閉制御処理(S620)では、当たり処理(S203)で設定された可変入賞装置65の開放回数に基づいて、可変入賞装置65の開閉制御を実行する。
この大当たり開閉制御処理(S620)では、まず、当たり処理(S203)のS607で設定されたオープニング時間、又は、後述する大入賞口開放中処理(S6407)のS6510(図506参照)で設定されたインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6401)。判別の結果、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6401:No)、可変入賞装置65の開放タイミングではないため、該可変入賞装置65を閉鎖し続けるため、S6002~S6005の処理をスキップして、処理をS6406へ移行する。
一方、S6401の処理において、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6401:Yes)、可変入賞装置65の開放タイミングなので、可変入賞装置65の開放設定を行い(S6402)、次いで、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットする(S6403)。そして、大当たり時おける可変入賞装置65の最大開放時間(第20実施形態では、「30秒」)を設定して(S6404)、可変入賞装置65が開放されたことを示す大入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6405)、処理をS6406に移行する。この大入賞口開放コマンドを受信した音声ランプ制御装置113は、可変入賞装置65が開放された旨を第3図柄表示装置81において実行し、開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させることを遊技者に促すように構成されている。
S6406の処理では、可変入賞装置65が開放中であるか否かを判別する(S6406)。判別の結果、可変入賞装置65が開放中でなければ(S6406:No)、可変入賞装置65が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6407の処理をスキップして、この大当たり開閉制御処理(S620)を終了し、当たり処理(図500参照)に戻る。一方、S6406の処理において、可変入賞装置65が開放中であると判別された場合は(S6406:Yes)、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件を判別するべく、大入賞口開放中処理を行い(S6407)、この大当たり開閉制御処理(S620)を終了し、当たり処理(図500参照)に戻る。
ここで、図506を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり開閉制御処理(S620)の一処理である大入賞口開放中処理(S6407)について説明する。図506は、この大入賞口開放中処理(S6407)を示したフローチャートである。
この大入賞口開放中処理(S6407)では、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この大入賞口開放中処理(S6407)では、まず、上述した大当たり開閉制御処理(S620)のS6404において設定された可変入賞装置65の開放時間が経過したか否かを判別する(S6501)。判別の結果、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングであれば(S6501:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立し、そのラウンドにおける可変入賞装置65の閉鎖タイミングであるため、入賞カウンタの値を「0」クリアして(S6502)、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6506へ移行する。S6506からの可変入賞装置65の閉鎖処理については、後述する。
一方、S6501の処理において、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6501:No)、次いで、大入賞口スイッチ65cがオンされたか否か、即ち、可変入賞装置65へ球が入賞したか否かを判断する(S6503)。
S6503の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出されていないと判別された場合は(S6503:No)、この大入賞口開放中処理(S6407)を終了して、大当たり開閉制御処理(図505参照)に戻る。一方、大入賞口スイッチ65cによって球が検出され可変入賞装置65へ球が入賞していれば(S6503:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6504)、次いで、入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6505)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6505:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、可変入賞装置65に球が10個以上入賞して可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しているので、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6506へ移行する。
一方、S6505の処理において、入賞カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S6505:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しておらず、可変入賞装置65の開放を継続するために、S6506~S6510の処理をスキップして、この大入賞口開放中処理(S6407)を終了する。この大入賞口開放中処理(S6407)の終了後は、大当たり開閉制御処理(図505参照)へ戻る。
S6506からの可変入賞装置65の閉鎖処理では、まず、可変入賞装置65の閉鎖設定を行い(S6506)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6507)、処理をS6508へ移行する。なお、S6507の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6508の処理では、可変入賞装置65の1のラウンドが消化されたことから、ラウンドカウンタの値を1減算し(S6508)、次に、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6509)。ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値である場合(S6509:Yes)、該大当たりにおけるラウンド回数(可変入賞装置65の残り開放回数)が残存している状態であるので、次の可変入賞装置65を開放させるまでのインターバル時間(例えば、「1秒」)を設定し(S6510)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了し、大当たり開閉制御処理(図505参照)に戻る。
一方、S6509の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6509:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了したので、大当たり状態を終了させるために、インターバル時間を設定せず(即ち、S6510をスキップして)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了して、大当たり開閉制御処理(図505参照)に戻る。
図500の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S620の大当たり開閉制御処理(図505参照)の終了後は、次いで、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S621)。判別の結果、ラウンドカウンタが「0」より大きい値であれば(S621:Yes)、大当たり状態を継続するため、大当たりの終了設定処理であるS622の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S621の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S621:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、大当たり状態を終了させるために、大当たり終了処理を行い(S622)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図507を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり終了処理(S622)について説明する。図507は、この大当たり終了処理(S610)を示したフローチャートである。
この大当たり終了処理(S622)では、当選した大当たり種別(小当たり種別に基づく大当たり)及び当選時の遊技状態に基づいて、各時短カウンタの値の設定等を行う。
この大当たり終了処理(S622)では、まず、「高確時短機能」を発動させるために、時短高確フラグ203kをオンに設定する(S6601)。次いで、「通常遊技状態」で当選した大当たりであったか否かを判別する(S6602)。判別の結果、「通常遊技状態」で当選した大当たりではなかった場合は(S6602:No)、処理をS6604に移行する。
一方、S6602の判別の結果、「通常遊技状態」で当選した大当たりであった場合は(S6602:Yes)、次いで、大当たり種別「時短B」又は「時短C」(小当たり種別に基づく大当たり)に当選したか否かを判別し(S6603)、大当たり種別「時短B」又は「時短C」(小当たり種別に基づく大当たり)に当選していなければ(S6603:No)、処理S6604に移行する。
S6604の処理では、特図1時短カウンタ203mに「7」をセットし(S6604)、次いで、特図2時短カウンタ203nに「5」をセットし(S6605)、合計時短カウンタ203oに「12」をセットして(S6606)、処理をS6610に移行する。
S6603の処理において、大当たり種別「時短C」(小当たり種別に基づく大当たり)に当選したと判別された場合(S6603:Yes)、特図1時短カウンタ203mに「7」をセットし(S6607)、次いで、特図2時短カウンタ203nに「1」をセットし(S6608)、合計時短カウンタ203oに「8」をセットして(S6609)、処理をS6610に移行する。
S6610の処理では、音声ランプ制御装置113に対して大当たりのエンディング演出の開始を示すエンディングコマンドを設定する(S6610)。S6610の処理で設定されたエンディングコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、エンディングコマンドを受信すると、大当たりのエンディング演出を実行する。
S6611の処理の終了後は、遊技状態に応じてエンディング時間(例えば、「10秒」)を設定し(S6611)、該大当たりの終了時の各種処理を実行する大当たり終了設定処理を行い(S6613)、この大当たり終了処理(S622)を終了して、当たり処理(図500参照)に戻る。
次に、図508を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図492参照)の一処理である普図変動処理(S211)について説明する。図508は、この普図変動処理(S211)を示したフローチャートである。
この普図変動処理(S211)は、スルーゲート67への球の通過に起因して、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を制御するものである。
この普図変動処理(S211)では、まず、今現在、普通電役72が突出中(作動中)か否か、即ち、普通図柄の当たり中であるか否かを判別する(S701)。判別の結果、普通電役72が突出中であれば(S701:Yes)、普通図柄の当たり中であるので、そのまま普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)へ戻る。
一方、普通電役72が突出中でなければ(S701:No)、普通図柄の当たり中ではないため、次いで、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中であるか否かを判別する(S702)。判別の結果、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中でなければ(S702:No)、次いで、普通図柄表示装置83における可変表示が停止後、所定時間(例えば、「1秒」)経過したか否かを判別する(S703)。その結果、可変表示の停止後、所定時間経過していなければ(S703:No)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。これにより、可変表示における停止図柄が所定時間だけ普通図柄表示装置83に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S703の処理の結果、可変表示の停止後、所定時間経過していれば(S703:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄に関する可変表示の作動保留球数HN)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S704)。
S704の処理の結果、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きくなければ(S704:No)、実行すべき普通図柄の可変表示の保留球数が存在しないということなので、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。一方、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きい値であれば(S704:Yes)、保留されていた普通図柄に関する可変表示の実行開始タイミングであると判断し、まず、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1減算する(S705)。これは、後述する処理(S706~S712)によって、保留されていた普通図柄に関する可変表示のうち1の可変表示の実行が開始されることに伴って、普通図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、普図保留球格納エリア203hに格納されたデータをシフト処理する(S706)。このデータシフト処理は、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1~第4エリアに格納されているデータを普図保留球実行エリア203iへ向けて順にシフトさせる処理であって、普図保留第1エリア→普図保留球実行エリア203i、普図保留第2エリア→普図保留第1エリア、普図保留第3エリア→普図保留第2エリア、普図保留第4エリア→普図保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S706のデータシフト処理の後は、データシフト処理により普図保留球実行エリア203iに格納されたデータ(即ち、普図当たりカウンタC4の値)に基づいて、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を実行するために、まず、時短低確フラグ203j又は時短高確フラグ203kがオンされているか否かを判別する(S707)。判別の結果、時短低確フラグ203j及び時短高確フラグ203kがオンされていない場合は(S707:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「15秒」に設定し(S708)、処理をS710へ移行する。一方、時短低確フラグ203j又は時短高確フラグ203kがオンされていると判別された場合(S707:Yes)、「時短機能」が有効な「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「0.1秒」に設定して(S709)、処理をS710へ移行する。
S710の処理では、時短高確フラグ203kがオンされているか否かを判別し(S710)、時短高確フラグ203kがオンされていない場合(S710:No)、即ち、普通図柄の低確率状態では、普図当たり乱数テーブル202iにおける低確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S711)。また、時短高確フラグ203kがオンされている場合(S710:Yes)、即ち、普通図柄の高確率状態では、普図当たり乱数テーブル202iにおける高確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定する(S712)。S711及びS712の処理の後は、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、遊技者が右打ちした場合に、スルーゲート67を球が通過したとき、普通電役72が開放し易いか否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役72が開放し易い状況(即ち、普通図柄の高確率状態)であって第2始動口71側へ流入し易い状況か、普通電役72が開放し易い状況よりも開放し難い状況(即ち、普通図柄の低確率状態)であって、閉鎖(没入)している普通電役72の前面を流下していき、可変入賞装置65側へ流入し得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
S702の処理において、普通図柄表示装置83の表示態様が可変表示中であると判別されると(S702:Yes)、可変表示時間が経過したか否かを判別する(S713)。普通図柄表示装置83の可変表示時間は、S708又はS709の処理により遊技状態に応じて決定されており、この可変表示時間が経過していなければ(S713:No)、普通図柄表示装置83の表示を更新して(S714)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
一方、普通図柄表示装置83における可変表示の可変表示時間が経過していれば(S713:Yes)、普通図柄表示装置83に対して、S711又はS712によって予め設定された停止図柄に対応した表示態様を設定し(S715)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
これにより、球がスルーゲート67を通過した場合に、この普図変動処理(S211)に基づいて普通図柄表示装置83における可変表示が設定され、該普通図柄表示装置83において可変表示が開始されてから可変表示時間が経過するまでは、「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる。そして、可変表示結果が当たりである場合には「○」の図柄を点灯する一方、ハズレである場合には「×」の図柄を点灯させる。
次に、図509を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図492参照)の一処理である普通電役制御処理(S204)について説明する。図509は、この普通電役制御処理(S204)を示したフローチャートである。
この普通電役制御処理(S204)は、普通図柄の当たりが発生する場合に、遊技状態に応じて普通電役72の開閉(突出及び没入)駆動制御を実行する。即ち、遊技状態に応じて普通電役72の開放(突出)時間を設定すると共に、設定された時間に基づいて該普通電役72を開放駆動し、設定した突出時間が経過した場合に、開放(突出)中の普通電役72を閉鎖(没入)させる制御を実行する。
この普通電役制御処理(S204)では、まず、普通電役72が開放(突出)中か否か、即ち、普通図柄の当たり中か否かを判別する(S801)。判別の結果、普通電役72が開放中でないと判別された場合(S801:No)、即ち、普通図柄の当たり中でないと判別された場合は、次に、普通図柄の可変表示が終了したか否かを判別する(S802)。
S802における判別の結果、普通図柄の可変表示が終了していなければ(S802:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る一方、普通図柄の可変表示が終了していれば(S802:Yes)、次いで、該可変表示において当たりに当選したか否かを判別する(S803)。
S803における判別の結果、可変表示において当たりに当選していないと判別された場合は(S803:No)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)へ戻る。一方、可変表示において当たりに当選していると判別された場合は(S803:Yes)、当選した当たりに関する制御を実行するために、まず、時短低確フラグ203j又は時短高確フラグ203kがオンされているか否かを判別する(S804)。
S804における判別の結果、時短低確フラグ203j及び時短高確フラグ203kがオンされていないと判別された場合は(S804:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202kの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役72の開放時間を「0.1秒」に設定し(S805)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数を1回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「1」をセットして(S806)、処理をS809へ移行する。
一方、S804の処理において、時短低確フラグ203j又は時短高確フラグ203kがオンされていると判別された場合は(S804:Yes)、「時短機能」が有効な「普図高確時間短縮状態」又は「普図低確時間短縮状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202kの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役72の開放(没入)時間を「5.8秒」に設定し(S807)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数を1回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「1」をセットして(S808)、処理をS809へ移行する。
S809の処理では、普通電役72の開放(突出)処理を行い(S809)、閉鎖(没入)状態であった普通電役72を開放状態に駆動し、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
これにより、遊技者が右打ちした場合において、スルーゲート67を通過した球が普通電役72の配設位置に到達し、該普通電役72が開放されている時間の長い状態か短い状態かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を通過した球が第2始動口71側へ誘導され易い状況か、該普通電役72の閉鎖状態において該普通電役72の前面を流下して、その球が可変入賞装置65側へ流下され得る状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
S801の処理において、普通電役72が開放中であると判別された場合(S801:Yes)、即ち、普通図柄の当たり中であると判別された場合は、次いで、S805又はS807において設定された普通電役72の1回の開放時間が経過しているかを判別する(S810)。判別の結果、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していないと判別された場合は(S810:No)、普通電役72の開放状態を維持するため、S811~S813の処理をスキップして、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
一方、S810の処理において、設定された普通電役72の1回の開放時間が経過していると判別された場合は(S810:Yes)、まず、普通電役72の閉鎖(没入)処理を行い(S811)、S806又はS808の処理で設定された電役カウンタの値から「1」を減算する(S812)。そして、減算された電役カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S813)。判別の結果、電役カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S813:Yes)、該当たりに基づく普通電役72の開放回数が残存しているため、処理をS809へ移行し、所定のインターバル処理を行った上で再び普通電役72の開放処理を行う。一方、電役カウンタの値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S813:No)、即ち、電役カウンタの値が「0」以下である場合は、該当たりに基づく普通電役72の開放がすべて終了したということなので、普通電役72の再開放を行わず、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図492参照)に戻る。
次いで、図510を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるベース値処理(S251)について説明する。図510は、このベース値処理(S251)を示すフローチャートである。このベース値処理(S251)では、ベース値の算出(計測)と、ベース値の表示とを行う。
このベース値処理(S251)では、まず、ベース値算出処理を実行する(S851)。このベース値算出処理では、リアルタイムベース値を算出(計測)するとともに、総アウト個数が60000個となった場合に、該リアルタイムベース値データを前回リアルタイムベース値データへシフトする等の処理を実行する。
次いで、前回、ベース値処理(S853)を実行してから5秒経過したか否かを判別し(S852)、前回、ベース値処理(S853)を実行してから5秒経過していれば(S852:Yes)、ベース値表示処理を実行して(S853)、ベース表示装置401にベース値を表示する処理を実行し、このベース値処理(S251)を終了する。
一方、S852の処理において、前回、ベース値処理(S853)を実行してから5秒経過していなければ(S852:No)、S853の処理をスキップして、このベース値処理(S251)を終了する。
次いで、図511を参照して、停電等の発生した場合に主制御装置110において実行されるNMI割込処理について説明する。図511は、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。NMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に、主制御装置110のMPU201により実行される処理である。
このNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。NMI端子に停電信号SG1が入力されたMPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S901)、NMI割込処理を終了する。
なお、上記のNMI割込処理は、払出制御装置111でも同様に実行され、かかるNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から払出制御装置111内のMPU211のNMI端子に出力され、MPU211は実行中の制御を中断して、NMI割込処理を開始するのである。
次に、図512から図522を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU221の処理としては、大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理(図512参照)と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理(図513参照)とがある。
まず、図512を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図512は、この立ち上げ処理を示したフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時に起動される。
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S1001)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源断処理中フラグがオンしているか否かによって、今回の立ち上げ処理が瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)によって、S1116の電源断処理(図513参照)の実行途中に開始されたものであるか否かが判断される(S1002)。図513を参照して後述する通り、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると、S1116の電源断処理を実行する。かかる電源断処理の実行前に、更新終了状態にすべく電源断処理中フラグがオンされ、該電源断処理の終了後に、電源断処理中フラグはオフされる。よって、S1116の電源断処理が実行途中であるか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。
電源断処理中フラグがオフであれば(S1002:No)、今回の立ち上げ処理は、電源が完全に遮断された後に開始されたか、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始されたものである。よって、これらの場合には、RAM223のデータが破壊されているか否かを確認する(S1003)。
RAM223のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM223の特定の領域には、S1006の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM223のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM223のデータ破壊を確認することができる。RAM223のデータ破壊が確認されれば(S1003:Yes)、S1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。一方、RAM223のデータ破壊が確認されなければ(S1003:No)、S1008へ移行する。
なお、今回の立ち上げ処理が、電源が完全に遮断された後に開始された場合には、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM223の記憶は喪失するから)、RAM223のデータ破壊と判断され(S1003:Yes)、S1004へ移行する。一方、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって開始された場合には、RAM223の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM223のデータは正常と判断されて(S1003:No)、S1008へ移行する。
電源断処理中フラグがオンであれば(S1002:Yes)、今回の立ち上げ処理は、瞬間的な停電が生じた後であって、S1116の電源断処理の実行途中に、音声ランプ制御装置113のMPU221にリセットがかかって開始されたものである。かかる場合は電源断処理の実行途中なので、RAM223の記憶状態は必ずしも正しくない。よって、かかる場合には制御を継続することはできないので、処理をS1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。
S1004の処理では、RAM223の全範囲の記憶領域をチェックする(S1004)。チェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM223の読み書きチェックにより、RAM223のすべての記憶領域が「0」クリアされる。
RAM223のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常と判別されれば(S1005:Yes)、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S1006)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM223にデータ破壊があるか否かがチェックされる。一方、RAM223のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出されれば(S1005:No)、RAM223の異常を報知して(S1007)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM223の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM223の異常報知を行うようにしても良いし、表示制御装置114にエラーコマンドを送信して、第3図柄表示装置81にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
S1008の処理では、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S1008)。電源断フラグはS1116の電源断処理の実行時にオンされる(図513のS1115参照)。つまり、電源断フラグは、S1116の電源断処理が実行される前にオンされるので、電源断フラグがオンされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した状態で開始された場合である。従って、かかる場合には(S1008:Yes)、音声ランプ制御装置113の各処理を初期化するためにRAM223の作業エリアをクリアし(S1009)、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、損益分岐回数格納エリア223kに損益分岐回数テーブル222fより取得した損益分岐回数「543」をセットし(S1021)、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。なお、RAM223の作業エリアとしては、主制御装置110から受信したコマンド等を記憶する領域以外の領域をいう。
一方、電源断フラグがオフされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、例えば電源が完全に遮断された後に開始されたためにS1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至ったか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始された場合である。よって、かかる場合には(S1008:No)、RAM223の作業領域のクリア処理であるS1009をスキップして、処理をS1010へ移行し、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。
なお、S1009のクリア処理をスキップするのは、S1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至った場合には、S1004の処理によって、既にRAM223のすべての記憶領域はクリアされているし、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM223の作業領域のデータをクリアせず保存しておくことにより、音声ランプ制御装置113の制御を継続できるからである。
S1012の処理では、主制御装置110から設定値コマンドを受信したか否かを判別し(S1012)、該設定値コマンドを受信するまでS1012の処理を繰り返し実行して待機する(S1012:No)。そして、主制御装置110から設定値コマンドを受信した場合に(S1012:Yes)、該設定値コマンドが示す確率設定値を設定値メモリ(図示せず)に格納し(S1013)、メイン処理(図513参照)へ移行する。
このように、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、主制御装置110の立ち上げ処理(図489参照)の終盤で生成される設定値コマンドを受信するまでメイン処理(図513参照)への移行を待機することで、主制御装置110で設定された確率設定値を音声ランプ制御装置113側で確実に把握し、該確率設定値に基づいてメイン処理以降の処理を実行できる。また、主制御装置110から設定値コマンドを受信しない場合、主制御装置110の立ち上げ処理の終盤まで到達しておらず、主制御装置110の立ち上げ処理が正常に終了していないので、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理も正常に終了させず、メイン処理へ移行させない。このように構成することで、音声ランプ制御装置113側で主制御装置110の立ち上げ処理が正常に実行されたか否かを把握することが可能となるとともに、主制御装置110が正常に立ち上がっていない状態における音声ランプ制御装置113の暴走を未然に防止できる。
次に、図513を参照して、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理について説明する。図513は、このメイン処理を示したフローチャートである。
メイン処理が実行されると、まず、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上が経過したか否かが判別され(S1101)、「1ミリ秒」以上経過していなければ(S1101:No)、S1102~S1109の処理を行わずにS1110の処理へ移行する。S1101の処理で、「1ミリ秒」経過したか否かを判別するのは、S1102~S1109が短い周期(「1ミリ秒」以内)で処理する必要がないものであるのに対して、S1110の変動演出処理やS1111のコマンド判定処理は、短い周期で実行する方が好ましい処理であるからである。S1111の処理が短い周期で実行されることにより、主制御装置110から送信されるコマンドの受信洩れを防止でき、S1110の処理が短い周期で実行されることにより、コマンド判定処理によって受信されたコマンドに基づき、変動演出に関する設定を遅滞なく行うことができる。
S1101の処理において、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上経過していると判断される場合は(S1101:Yes)、S1102の処理へ移行する。なお、S1101の処理が、図512に示す立ち上げ処理の後初めて実行された場合は、そのままS1102の処理へ移行する。
S1102の処理では、S1103~S1112の処理によって設定された、表示制御装置114に対する各種コマンドを、表示制御装置114に対して送信する(S1102)。次いで、表示ランプ34の点灯態様の設定や後述するS1107の処理で編集されるランプの点灯態様になるように各ランプの出力を設定し(S1103)、その後電源投入報知処理を実行する(S1104)。電源投入報知処理は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば、「30秒」)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知は音声出力装置226やランプ表示装置227により行われる。また、第3図柄表示装置81の画面において電源が供給されたことを報知するようコマンドを表示制御装置114に送信するものとしても良い。なお、電源投入時でなければ、電源投入報知処理による報知は行わずにS1105の処理へ移行する。
次いで、S1105の処理では、後述するS1111のコマンド判定処理によって設定される大当たりに関する演出を実行する当たり演出処理を行い(S1105)、S1106の処理へ移行する。なお、第20実施形態では、第1特別図柄及び第2特別図柄による大当たり及び小当たりに関する可変入賞装置65の開放中に所定の演出(例えば、可変入賞装置65が開放されたことを示す演出や右打ち報知演出)を実行するように構成されている。この当たり演出処理(S1105)の詳細については、図521を参照して後述する。
次いで、S1106の処理では、枠ボタン入力監視・演出処理が実行される(S1106)。この枠ボタン入力監視・演出処理では、演出効果を高めるために遊技者に操作される枠ボタン22の有効期間において、該枠ボタン22が押されたか否かの入力を監視し、上記有効期間に枠ボタン22の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。
枠ボタン入力監視・演出処理(S1106)が終わると、次いで、ランプ編集処理を実行し(S1107)、その後音編集・出力処理を実行する(S1108)。ランプ編集処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう電飾部29~33の点灯パターンなどが設定される。音編集・出力処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう音声出力装置226の出力パターンなどが設定され、その設定に応じて音声出力装置226から音が出力される。
S1108の処理後、液晶演出実行管理処理を実行し(S1109)、S1110の処理へ移行する。液晶演出実行管理処理では、主制御装置110から送信される変動パターンコマンドに基づいて第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間が設定される。この液晶演出実行監視処理で設定された時間に基づいてS1107のランプ編集処理が実行され、また、S1108の音編集・出力処理も第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間で実行される。
S1110の処理では、第3図柄表示装置81において変動演出を表示させるために、主制御装置110より受信した特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドに基づいて第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する変動演出処理を実行し(S1110)、処理をS1111へ移行する。この変動演出処理(S1110)の詳細については、図518を参照して後述する。
S1111の処理では、主制御装置110より受信したコマンドに応じた処理を行うコマンド判定処理を行い(S1111)、S1112の処理へ移行する。このコマンド判定処理(S1111)の詳細については、図514を参照して後述する。
S1112では、音声ランプ制御装置113のRAM223に設けられた各種カウンタを更新するカウンタ更新処理を実行する(S1112)。例えば、変動演出の詳細な変動パターンを決定するカウンタの更新や、「保留変化予告」を抽選する保留変化カウンタ(図示せず)の更新が、このカウンタ更新処理の中で行われる。該カウンタの更新は、所定の範囲(本実施形態では、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(「99」)に達した後「0」に戻すことによって行われる。
S1112の処理が終わると、ワークRAM233に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S1113)。電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていれば(S1113:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S1115)、電源断処理を実行する(S1116)。電源断処理の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S1117)、その後、処理を無限ループする。電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226およびランプ表示装置227からの出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。
一方、S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていなければ(S1113:No)、RAM223に記憶されるキーワードに基づき、RAM223が破壊されているか否かが判別され(S1114)、RAM223が破壊されていなければ(S1114:No)、S1101の処理へ戻り、繰り返しメイン処理が実行される。一方、RAM223が破壊されていれば(S1114:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。
ここで、RAM破壊と判別されて無限ループするとメイン処理が実行されないので、その後、第3図柄表示装置81による表示が変化しない。よって、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼び、パチンコ機10の修復などを頼むことができる。また、RAM223が破壊されていると確認された場合に、音声出力装置226やランプ表示装置227によりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
次に、図514を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S1111)について説明する。図514は、このコマンド判定処理(S1111)を示したフローチャートである。
このコマンド判定処理(S1111)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図513参照)の中で実行され、上述したように、主制御装置110又は表示制御装置114から受信したコマンドを判定する。
コマンド判定処理(S1111)では、まず、RAM223に設けられたコマンド記憶領域に、主制御装置110からのコマンドを受信しているか否かを判別する(S1201)。判別の結果、主制御装置110からコマンドを受信していれば(S1201:Yes)、未処理のコマンドのうち主制御装置110より受信した最初のコマンドを読み出して解析し、主制御装置110より第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド、特図1停止種別コマンド又は特図1確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1202)。そして、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1202:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図1コマンド処理を行い(S1203)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図513参照)に戻る。
ここで、図515を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図1コマンド処理(S1203)について説明する。図515は、この特図1コマンド処理(S1203)を示したフローチャートである。
この特図1コマンド処理(S1203)では、主制御装置110から送信された第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図1コマンド処理(S1203)では、まず、主制御装置110より特図1変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1231)。判別の結果、特図1変動パターンコマンドを受信していれば(S1231:Yes)、受信した特図1変動パターンコマンドに含まれる第1特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1232)。
ここで抽出された第1特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図518参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図1変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
一方、特図1変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1231:No)、次いで、主制御装置110より特図1停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1233)。そして、特図1停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1233:Yes)、該特図1停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1234)。
ここで抽出された第1特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図518参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図1停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第1特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図1変動開始フラグ223aをオンに設定して(S1235)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
なお、特図1停止種別コマンドは、第1特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図1変動パターンコマンドを送信後、その特図1変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第1特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1235の処理によって特図1変動開始フラグ223aをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図518参照)において、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図1変動パターンコマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図1停止種別コマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第1特別図柄の変動演出において、第1保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図1変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第1保留球数コマンドに基づく停止種別と特図1停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1233の処理の結果、特図1停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1233:No)、次いで、主制御装置110より特図1確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1236)。特図1確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図1確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1236:Yes)、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図1確定コマンドを設定し(S1237)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図1確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図1確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1236の処理の結果、特図1確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1236:No)、その他の第1特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1238)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
図514に戻って、説明を続ける。S1202の処理において、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1202:No)、次いで、主制御装置110より第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド、特図2停止種別コマンド又は特図2確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1204)。そして、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1204:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図2コマンド処理を行い(S1205)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図513参照)に戻る。
ここで、図516を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図2コマンド処理(S1205)について説明する。図516は、この特図2コマンド処理(S1205)を示したフローチャートである。
この特図2コマンド処理(S1205)では、主制御装置110から送信された第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図2コマンド処理(S1205)では、まず、主制御装置110より特図2変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1251)。判別の結果、特図2変動パターンコマンドを受信していれば(S1251:Yes)、受信した特図2変動パターンコマンドに含まれる第2特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1252)。
ここで抽出された第2特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図518参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図2変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
一方、特図2変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1251:No)、次いで、主制御装置110より特図2停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1253)。そして、特図2停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1253:Yes)、該特図2停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1254)。
ここで抽出された第2特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図518参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図2停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第2特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図2変動開始フラグ223bをオンに設定して(S1255)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
なお、特図2停止種別コマンドは、第2特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図2変動パターンコマンドを送信後、その特図2変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第2特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1255の処理によって特図2変動開始フラグ223bをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図518参照)において、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図2変動パターンコマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図2停止種別コマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第2特別図柄の変動演出において、第2保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図2変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第2保留球数コマンドに基づく停止種別と特図2停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1253の処理の結果、特図2停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1253:No)、次いで、主制御装置110より特図2確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1256)。特図2確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は該第2特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図2確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1256:Yes)、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第2特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図2確定コマンドを設定し(S1257)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図2確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図2確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1256の処理の結果、特図2確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1256:No)、その他の第2特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1258)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
図514に戻って、説明を続ける。S1204の処理において、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1204:No)、次いで、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1206)。そして、第1保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1206:Yes)、第1保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a(図457参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(S1207)。そして、同じく第1保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、停止パターン選択カウンタC3、、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値を、S1207で更新されたサブ第1保留球数カウンタ223cの値が示す第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1208)。そして、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1209)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図513参照)に戻る。
ここで、第1保留球数コマンドは、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1207の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を修正し、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1,C3,CS,CKを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1206の処理の結果、第1保留球数コマンドを受信していないと判別された場合(S1206:No)、次いで、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1210)。そして、第2保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1210:Yes)、第2保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第2保留球数カウンタ203b(図457参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(S1211)。そして、同じく第2保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値を、S1211で更新されたサブ第2保留球数カウンタ223dの値が示す第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1212)。そして、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1213)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図513参照)に戻る。
ここで、第2保留球数コマンドは、球が第2始動口71に入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1211の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値が主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を修正し、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CS,CKを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第2特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1210の処理の結果、第2保留球数コマンドを受信していないと判別された場合は(S1210:No)、次いで、主制御装置110より救済関連の各種コマンドを受信したか否かを判別する救済関連コマンド受信処理を実行し(S1214)、処理をS1215に移行する。
ここで、図517を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される救済関連コマンド受信処理(S1214)について説明する。図517は、この救済関連コマンド受信処理(S1214)を示したフローチャートである。
この救済関連コマンド受信処理(S1214)では、主制御装置110から送信された救済関連の各コマンドに基づいて各種設定処理を実行する。
救済関連コマンド受信処理(S1214)では、まず、主制御装置110より救済設定済みコマンドを受信したか否かを判別する(S1277)。判別の結果、救済設定済みコマンドを受信していれば(S1277:Yes)、サブ救済設定済みフラグ223jをオンに設定し(S1278)、この救済関連コマンド受信処理(S1214)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
S1277の処理において、救済設定済みコマンドを受信していないと判別された場合(S1277:No)、次いで、主制御装置110より救済カウンタコマンドを受信したか否かを判別する(S1279)。判別の結果、救済カウンタコマンドを受信していれば(S1279:Yes)、該当情報をサブ救済カウンタ223iに格納し(S1280)、この救済関連コマンド受信処理(S1214)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
また、S1279の処理において、救済カウンタコマンドを受信していないと判別された場合(S1279:No)、この救済関連コマンド受信処理(S1214)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
図514に戻って、説明を続ける。S1214の救済関連コマンド受信処理を終えると、次いで、その他のコマンドに応じた処理を実行し(S1215)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図513参照)に戻る。ここで、受信したその他のコマンドが、音声ランプ制御装置113で用いるコマンドであればそのコマンドに対応した処理を行い、処理結果をRAM223に記憶し、表示制御装置114で用いるコマンドであればそのコマンドを表示制御装置114に送信するように、コマンドの設定を行う。例えば、主制御装置110より受信したデモコマンドは、このS1215の処理によって、表示用デモコマンドとして設定され、RAM223に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦格納された後、メイン処理のコマンド出力処理(S1102)により表示制御装置114に対して送信される。
次に、図518を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図518は、この変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。
この変動演出処理(S1110)は、メイン処理(図513参照)の中で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81の主表示領域Dm(図456参照)において第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出を実行させるための各種処理を実行する。具体的には、第1特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を行うように構成される。また、第2特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行うように構成される。
変動演出処理(S1110)では、まず、RAM223に設けられた特図1変動開始フラグ223aがオンか否かを判別する(S1301)。判別の結果、特図1変動開始フラグ223aがオンであると判別された場合(S1301:Yes)、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドをともに受信しているので、第1特別図柄の変動演出を開始すべく、特図1変動開始フラグ223aをオフし(S1302)、次いで、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第1エリアに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1303)、さらに、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1304)、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算し(S1305)、処理をS1306へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第1特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第1保留情報第1エリアの各格納エリア223e1~223e5に格納された各カウンタC1,C3,CS1,CKの値を、実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させる。また、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e5に格納された各カウンタC1,C3,CS1,CKの値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e5に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e5に格納された各カウンタC1,C3,CS1,CKの値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e5に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e5に格納された各カウンタC1,C3,CS1,CKの値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e5に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1,C3,CS1,CKと同じ値が格納されることになり、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1,C3,CS1,CKと同じ値が格納されることになる。
S1306の処理では、S1305の処理で減算したサブ第1保留球数カウンタ223cの値に基づいて表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1306)、処理をS1307へ移行する。
ここで設定された表示用第1保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図513のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンドによって示される第1特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1307の処理では、第1特別図柄の変動演出を表示させるための表示用特図1変動パターンコマンド設定処理を実行し(S1307)、処理をS1308に移行する。
ここで、図519を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)について説明する。図519は、この表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)を示したフローチャートである。
この表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)は、変動演出処理(図518参照)の中で実行され、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1,C3,CS1,CKの値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1変動パターンコマンドを設定する。
この表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)では、まず、「通常遊技状態」であるか否かを判別し(S1351)、「通常遊技状態」であれば(S1351:Yes)、次いで、主制御装置110より受信した変動パターンコマンドが再変動用の変動パターン(図468(b)参照)であるか否かを判別し(S1355)、再変動用の変動パターンであれば(S1355:Yes)、表示用再変動演出コマンドを設定し(S1356)、処理をS1357に移行する。
また、S1355の判別の結果、主制御装置110より受信した変動パターンコマンドが再変動用の変動パターンでなければ(S1355:No)、S1356の処理をスキップして、処理をS1357に移行する。
S1357の処理では、主制御装置110より受信した変動パターンコマンドが昇格演出用の変動パターン(図468(b)参照)であるか否かを判別し(S1357)、昇格演出用の変動パターンであれば(S1357:Yes)、表示用昇格演出コマンドを設定し(S1358)、この表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)を終了して、変動演出処理(図518参照)に戻る。
また、S1357の判別の結果、主制御装置110より受信した変動パターンコマンドが昇格演出用の変動パターンでなければ(S1357:No)、処理をS1359に移行する。さらに、S1351の処理において、「通常遊技状態」でないと判別された場合(S1351:No)、この場合も処理をS1359に移行する。
S1359の処理では、その他の表示用特図1変動パターンコマンドを設定し(S1359)、この表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)を終了して、変動演出処理(図518参照)に戻る。
ここで設定された表示用特図1変動パターンコマンド、表示用再変動演出コマンド及び表示用昇格演出コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図513のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図1変動パターンコマンド、表示用再変動演出コマンド及び表示用昇格演出コマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第1特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第1特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
なお、本実施形態では、主制御装置110より受信した変動パターンコマンドに応じて表示用の演出コマンドを設定するように構成しているが、その他、遊技状態に応じて演出コマンドを設定するように構成してもよい。例えば、パチンコ機10の立ち上げ処理から特定回転数の変動表示が実行されるまでの間、特別な演出が実行されるように構成してもよいし、前回の大当たりからの変動表示の実行回数に応じて、演出が変化するように構成してもよい(例えば、背景が切り替わったり、図柄が切り替わったり、変動演出自体が切り替わるなど)。
図518に戻って、説明を続ける。表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)が終わると、S1308の処理において、第1特別図柄の変動演出における停止種別コマンドを設定すべく、表示用特図1停止種別コマンド設定処理を実行し(S1308)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図513参照)に戻る。
ここで、図520を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)について説明する。図520は、この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)を示したフローチャートである。
この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)は、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1,C3,CS1,CKの値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1停止種別コマンドを設定する。
また、特図1小当たりに当選している場合は、遊技状態及びその他各種条件によって第3図柄表示装置81に表示する変動演出後の停止図柄を区別させるべく、該特図1小当たり当選時における停止種別コマンドを設定する。
この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)では、まず、特図1小当たり、即ち、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は「時短C(小当たりA)」に当選しているか否かを判別し(S1371)、特図1小当たりに当選していなければ(S1371:No)、その他の各カウンタC1,C3,CS1,CKの値に基づく表示用特図1停止種別コマンドを設定し(S1372)、この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)を終了して、変動演出処理(図518参照)に戻る。
S1371の処理において、特図1小当たりに当選していると判別された場合(S1371:Yes)、次いで、「通常遊技状態A」であるか否かを判別し(S1373)、「通常遊技状態A」であれば(S1373:Yes)、さらに、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされているか否かを判別する(S1374)。
S1374の判別の結果、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていない場合、即ち、サブ救済設定済みフラグ223jがオフ状態の場合(S1374:No)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度も救済条件成立回数に達していないため、次いで、サブ救済カウンタ223iの値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値より小さい値であるか否かを判別し(S1376)、サブ救済カウンタ223iの値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値より小さい値でない、即ち、サブ救済カウンタ223iの値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値以上であれば(S1376:No)、救済優先報知期間(図480参照)において特図1小当たりに当選したということであるため、表示用チャレンジ図柄コマンドを設定し(S1378)(図541(c)参照)、この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)を終了して、変動演出処理(図518参照)に戻る。
一方、S1376の処理において、サブ救済カウンタ223iの値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値より小さい値であれば(S1376:Yes)、大当たり優先報知期間(図480参照)において特図1小当たりに当選したということであるため、S1377に移行する。
またS1373の判別の結果、「通常遊技状態A」でなければ(S1373:No)、この場合もS1377に移行する。さらに、S1374の処理において、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていると判別された場合(S1374:Yes)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度救済条件成立回数に達しており、「普図低確時間短縮状態」に移行し得ない遊技状態であるため、この場合も処理をS1377に移行する。
S1377の処理では、表示用小当たり図柄コマンドを設定し(S1377)(図541(a)参照)、この表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)を終了して、変動演出処理(図518参照)に戻る。
このように構成することで、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時の特別図柄の動的表示の実行回数(救済条件成立回数までの残り回数)及びその他各種状況によって、第3図柄表示装置81に表示される変動演出後の停止図柄を区別させることができる。その結果、特図1小当たり当選時において、右打ち遊技を実行して大当たりを発生させるか、又は、右打ち遊技を実行せずに大当たりを発生させず、「通常遊技状態A」に戻って救済条件成立回数まで特別図柄を実行させるか、という選択肢を遊技者に与え、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
なお、ここで設定された表示用特図1停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図513のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1307の処理により設定された表示用特図1変動パターンコマンド、表示用再変動演出コマンド及び表示用昇格演出コマンドによって実行される第1特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図1停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
図518の変動演出処理(S1110)に戻って、説明を続ける。S1301の処理において、特図1変動開始フラグ223aがオンでないと判別された場合(S1301:No)、次いで、RAM223に設けられた特図2変動開始フラグ223bがオンか否かを判別する(S1309)。判別の結果、特図2変動開始フラグ223bがオンであると判別された場合(S1309:Yes)、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドをともに受信しているので、第2特別図柄の変動演出を開始すべく、特図2変動開始フラグ223bをオフし(S1310)、次いで、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第1エリアに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1311)、さらに、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1312)、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算し(S1313)、処理をS1314へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第2特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第2保留情報第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を、実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223h1~223h5に移動させる。また、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKと同じ値が格納されることになり、第2保留情報格納エリア223fの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第2保留球格納エリア203eの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKと同じ値が格納されることになる。
S1314の処理では、S1313の処理で減算したサブ第2保留球数カウンタ223dの値に基づいて表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1314)、処理をS1315へ移行する。
ここで設定された表示用第2保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図513のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第2保留球数コマンドによって示される第2特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1315の処理では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1,CKの値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2変動パターンコマンドを設定し(S1315)、処理をS1316へ移行する。
ここで設定された表示用特図2変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図513のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図2変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第2特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第2特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1316の処理において、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1,CKの値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2停止種別コマンドを設定し(S1316)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図513参照)に戻る。
ここで設定された表示用特図2停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図513のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1317の処理により設定された表示用特図2変動パターンコマンドによって実行される第2特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図2停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
次に、図521を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(S1105)について説明する。図521は、この当たり演出処理(S1105)を示したフローチャートである。
この当たり演出処理(S1105)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図513参照)の中で実行され、主制御装置110の大当たり遊技の実行中における処理を実行する。また、この当たり演出処理(S1105)では、主制御装置110の小当たり遊技の実行中において、遊技状態その他各種状況に基づいて右打ち報知演出を実行する。
この当たり演出処理(S1105)では、まず、大当たりに当選したか否かを判別し(S1401)、大当たりに当選した場合(S1401:Yes)、初期化処理として、サブ救済カウンタ223iを「0」クリアする(S1403)。
次いで、サブ救済設定済みフラグ223jをオフに設定し(S1404)、その他の初期化処理を実行して(S1405)、処理をS1406に移行する。
S1406の処理では、大当たりオープニングに関する処理を実行し(S1406)、次いで、表示用大当たり時右打ち報知コマンドを設定して(S1407)、処理をS1411に移行する。
一方、S1401の処理において、大当たりに当選していないと判別された場合は(S1401:No)、次いで、小当たりに当選しているか否かを判別し(S1408)、小当たりに当選していれば(S1408:Yes)、該小当たり当選時に行う右打ち報知演出の内容を決めるべく、表示制御としての小当たり当選時右打ち報知演出処理を実行し(S1409)、処理をS1410に移行する。
ここで、図522を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)について説明する。図522は、表示制御としての小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)を示したフローチャートである。
この小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(図521参照)の中で実行され、小当たり当選時のオープニング時間に第3図柄表示装置81において実行される右打ち報知演出の内容を決定する。
この小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)では、まず、「通常遊技状態A」であるか否かを判別し(S1501)、「通常遊技状態A」であれば(S1501:Yes)、次いで、当選した小当たり種別が小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短B(小当たりA)」であるか、即ち、特図1小当たりであるか否かを判別する(S1502)。
S1502の判別の結果、特図1小当たりに当選していれば(S1502:Yes)、続いて、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされているか否かを判別し(S1503)、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていない場合、即ち、サブ救済設定済みフラグ223jがオフ状態の場合(S1503:No)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度も救済条件成立回数に達していないため、次いで、サブ救済カウンタ223iの値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値より小さい値であるか否かを判別し(S1505)、サブ救済カウンタ223iの値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値より小さい値でない、即ち、サブ救済カウンタ223iの値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値以上であれば(S1505:No)、救済優先報知期間(図480参照)において特図1小当たりに当選しているため、表示用救済優先報知コマンドを設定し(S1509)(図541(d)参照)、この小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)を終了し、当たり演出処理(図521参照)に戻る。
また、S1505の処理において、サブ救済カウンタ223iの値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値より小さい値であれば(S1505:Yes)、大当たり優先報知期間(図480参照)において特図1小当たりに当選しているため、S1506に移行する。
さらに、S1501の判別の結果、「通常遊技状態A」でなければ(S1501:No)、いずれの小当たり種別に当選した場合であっても、右打ち遊技を実行して大当たりを発生させた方が獲得可能な出玉の期待値が高くなるため、処理をS1506に移行する。また、S1502において、当選した小当たり種別が特図1小当たりでないと判別された場合(S1502:No)、この場合も、右打ち遊技を実行して大当たりを発生させた方が獲得可能な出玉の期待値が高くなるため、処理をS1506に移行する。さらに、S1503の処理において、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていれば(S1503:Yes)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度救済条件成立回数に達しており、「普図低確時間短縮状態」に移行し得ない遊技状態であって、右打ち遊技を実行して大当たりを発生させた方が獲得可能な出玉の期待値が高くなるため、S1506に移行する。
S1506の処理では、表示用大当たり優先報知コマンドを設定し(S1506)(図541(b)参照)、この小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)を終了し、当たり演出処理(図521参照)に戻る。
このように構成することで、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時の特別図柄の動的表示の実行回数(救済条件成立回数までの残り回数)及びその他各種状況により、該小当たり当選時のオープニング時間において第3図柄表示装置81で実行する右打ち報知演出の種類を決定することができる。その結果、小当たり当選時の右打ち遊技方法を実行するか、又は、小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行するか、という選択肢を遊技者に与え、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる。
また、救済優先報知期間において特図1小当たりに当選し、救済優先報知演出(図541(d)参照)が実行され、該小当たりで右打ち遊技を実行せずに「通常遊技状態A」に戻った場合、その後、救済条件成立回数に到達して「普図低確時間短縮状態」に移行する前に、再度特図1小当たりに当選した場合も、該小当たり時の右打ち報知演出は救済優先報知演出となる。
即ち、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選し、該小当たりの右打ち報知演出で救済優先報知演出が実行された場合、以降、いずれかの大当たりを発生させるまでは、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出は救済優先報知演出となり、大当たり優先報知期間演出に切り替わることがないように構成されている。
一方、仮に、特図1小当たりに当選し、該小当たりの右打ち報知演出で救済優先報知演出が実行され、その後、小当たり当選時の左打ち遊技方法で遊技を実行中に二度目の特図1小当たりに当選し、該二度目の小当たりにおいて大当たり優先報知演出が実行された場合を想定する。この場合、一度目の特図1小当たりにおいて、救済優先報知演出に従って大当たり遊技への移行を回避し、持ち玉を使って左打ち遊技を継続していたにもかかわらず、二度目の特図1小当たりにおいて大当たり優先報知演出が実行されているため、遊技者はパチンコ機10に不信感を覚え、該パチンコ機10の遊技を中止してしまうおそれがある。
しかしながら、第20実施形態のパチンコ機10のように構成することで、救済優先報知期間において特図1小当たりに当選し、小当たり当選時の左打ち遊技方法で遊技を実行中に、再度特図1小当たりに当選した場合であっても、前回と同様に救済優先報知期間演出(図541(d)参照)が実行されるため、遊技者は安心して、継続して「普図低確時間短縮状態」を目指すことができる。
図521の当たり演出処理(S1105)に戻って、説明を続ける。S1409の小当たり当選時右打ち報知演出処理を終えると、次いで、その他小当たり当選時処理を実行し(S1410)、処理をS1411に移行する。
S1411の処理では、大当たり中であるか否かを判別し(S1411)、大当たり中であれば(S1411:Yes)、大当たり中演出処理を実行し(S1412)、この当たり演出処理(S1105)を終了してメイン処理(図513参照)に戻る。
一方、S1411の判別の結果、大当たり中でなければ(S1411:No)、次いで小当たり中であるか否かを判別し(S1413)、小当たり中であれば(S1413:Yes)、小当たり中演出処理を実行し(S1414)、この当たり演出処理(S1105)を終了してメイン処理(図513参照)に戻る。
S1413の処理において、小当たり中でないと判別された場合(S1413:No)、S1414の処理をスキップして、この当たり演出処理(S1105)を終了してメイン処理(図513参照)に戻る。
次に、図523から図540を参照して、表示制御としての表示制御装置114のMPU231により実行される各制御について説明する。かかるMPU231の処理としては大別して、電源投入後から繰り返し実行されるメイン処理(図523参照)と、音声ランプ制御装置113よりコマンドを受信した場合に実行されるコマンド割込処理(図524(a)参照)と、画像コントローラ237より1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒毎に送信されるV割込信号をMPU231が検出した場合に実行されるV割込処理(図524(b)参照)とがある。MPU231は、通常、メイン処理を実行し、コマンドの受信やV割込信号の検出に合わせて、コマンド割込処理やV割込処理を実行する。なお、コマンドの受信とV割込信号の検出とが同時に行われた場合は、コマンド受信処理を優先的に実行する。これにより、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドの内容を素早く反映して、V割込処理を実行させることができる。
まず、図523を参照して、表示制御装置114内のMPU231により実行されるメイン処理について説明する。図523は、このメイン処理を示したフローチャートである。メイン処理は、電源投入時の初期化処理を実行するものである。
このメイン処理は、電源投入時にMPU231によって起動されると、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S2001)。具体的には、MPU231を初期設定し、ワークRAM233、常駐用ビデオRAM235、通常用ビデオRAM236の記憶をクリアする処理などが行われる。また、ワークRAM233に各種フラグを設け、それぞれのフラグに初期値を設定する。なお、各フラグの初期値として、特に明示した場合を除き、「オフ」又は「0」が設定される。
さらに、初期設定処理では、画像コントローラ237の初期設定を行った後、第3図柄表示装置81に特定の色の画像が画面全体に表示されるように、画像コントローラ237に対して、画像の描画および表示処理の実行を指示する。これにより、電源投入直後において、第3図柄表示装置81には、まず、特定の色の画像が画面全体に表示される。ここで、電源投入直後に第3図柄表示装置81の画面全体に表示される画像の色が、パチンコ機の機種に応じて異なる色となるように設定されている。これにより、製造時の工場等における動作チェックにおいて、電源投入直後に、その機種に応じた色の画像が第3図柄表示装置81に表示されるか否かを検査することで、パチンコ機10が正常に起動開始できるか否かを簡易かつ即座に判断することができる。
次いで、電源投入時主画像282に対応する画像データを常駐用ビデオRAM235の電源投入時主画像エリア235aへ転送するように、画像コントローラ237に対して転送指示を送信する(S2002)。この転送指示には、電源投入時主画像282(図482参照)に対応する画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレスおよび最終アドレスと、転送先の情報(ここでは、常駐用ビデオRAM235)と、転送先である電源投入時主画像エリア235aの先頭アドレスとが含まれており、画像コントローラ237は、この転送指示に従って、電源投入時主画像282に対応する画像データがキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235の電源投入時主画像エリア235aに転送される。
そして、転送指示により示された画像データの転送が全て完了すると、画像コントローラ237は、MPU231に対して転送終了を示す転送終了信号を送信する。MPU231は、この転送終了信号を受信することにより、転送指示で指定した画像データの転送が終了したことを把握することができる。この電源投入時主画像エリア235aに転送された画像データは、電源が遮断されるまで上書きされないように保持される。
なお、画像コントローラ237は、転送指示により示された画像データの転送を全て完了した場合、画像コントローラ237の内部に設けられたレジスタまたは内蔵メモリの一部領域に、転送終了を示す転送終了情報を書き込むようにしてもよい。そして、MPU231は随時このレジスタまたは内蔵メモリの一部領域の情報を読み出し、画像コントローラ237による転送終了情報の書き込みを検出することによって、転送指示で指定した画像データの転送が終了したことを把握するようにしてもよい。
S2002の処理により画像コントローラ237に対して送信された転送指示に基づき、電源投入時主画像282に対応する画像データの電源投入時主画像エリア235aへの転送が終了すると、次いで、電源投入時変動画像283に対応する画像データを常駐用ビデオRAM235の電源投入時変動画像エリア235bへ転送するように、画像コントローラ237に対して転送指示を送信する(S2003)。
この転送指示には、電源投入時変動画像283に対応する画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレスと、その画像データのデータサイズと、転送先の情報(ここでは、常駐用ビデオRAM235)と、転送先である電源投入時変動画像エリア235bの先頭アドレスとが含まれており、画像コントローラ237は、この転送指示に従って、電源投入時変動画像283に対応する画像データがキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235の電源投入時変動画像エリア235bに転送される。そして、電源投入時変動画像エリア235bに転送された画像データは、電源が遮断されるまで上書きされないように保持される。
S2003の処理により画像コントローラ237に対して送信された転送指示に基づき、電源投入時変動画像283に対応する画像データの電源投入時変動画像エリア235bへの転送が終了すると、次いで、簡易画像表示フラグ233aをオンする(S2004)。これにより、簡易画像表示フラグ233aがオンの間は、後述する転送設定処理(図537(a)参照)において、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データを、キャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235へ転送するように画像コントローラ237へ転送を指示する常駐画像転送設定処理(図537(b)参照)が実行される。
また、簡易画像表示フラグ233aは、この常駐画像転送設定処理(図537(b)参照)による画像コントローラ237への転送指示に基づき、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データのキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235への転送が終了するまでの間、オンに維持される。これにより、その間は、V割込処理(図524(b)参照)において、図482に示す画像投入時画像(電源投入時主画像282や電源投入時変動画像283)が描画されるように、簡易コマンド判定処理(図524(b)のS2028参照)および簡易表示設定処理(図524(b)のS2029参照)が実行される。
上述したように、本パチンコ機10では、キャラクタROM234にNAND型フラッシュメモリ234aを用いているため、その読み出し速度が遅いことに起因して、常駐用ビデオRAM235に格納すべき全ての画像データが、キャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送されるまでに多くの時間を要する。
そこで、本メイン処理のように、電源が投入された後、まず先に電源投入時主画像282および電源投入時変動画像283をキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235へ転送し、電源投入時主画像282を第3図柄表示装置81に表示することで、残りの常駐すべき画像データが常駐用ビデオRAM235に転送されている間、遊技者やホール関係者は、第3図柄表示装置81に表示された電源投入時主画像282を確認することができる。よって、表示制御装置114は、電源投入時主画像282を第3図柄表示装置81に表示させている間に、時間をかけて残りの常駐すべき画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送することができる。
一方、遊技者等は、電源投入時主画像282が第3図柄表示装置81に表示されている間、何らかの初期化処理が行われていることを認識できるので、残りの常駐用ビデオRAM235に常駐すべき画像データがキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送されるまでの間、動作が停止していないか、といった不安を持つことなく、初期化が完了するまで待機することができる。
また、製造時の工場等における動作チェックにおいても、電源投入時主画像282がすぐに第3図柄表示装置81に表示されることによって、第3図柄表示装置81が電源投入によって問題なく動作が開始されていることをすぐに確認することができる。よって、キャラクタROM234に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aを用いても、電源投入時主画像282を確認することができ、動作チェックの効率が悪化することを抑制できる。
また、パチンコ機10の表示制御装置114では、電源投入後に電源投入時主画像282とあわせて電源投入時変動画像283もキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235へ転送するように構成されている。よって、電源投入時主画像282が第3図柄表示装置81に表示されている間に遊技者が遊技を開始したことにより、第1入球口64へ入球(始動入賞)があり、変動演出の開始指示が主制御装置110より音声ランプ制御装置113を介してあった場合、即ち、表示用変動パターンコマンド及び表示用停止種別コマンドを受信した場合は、図482(b)及び図482(c)に示す電源投入時変動画像283をその変動演出期間中に即座に表示させ、簡単な変動演出を行うことができる。従って、遊技者は、電源投入時主画像282が第3図柄表示装置81に表示されている間であっても、電源投入時変動画像283による簡単な変動演出によって確実に抽選が行われたことを確認することができる。
また、上述したように、残りの常駐すべき画像データがキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送されている間は、第3図柄表示装置81に電源投入時主画像282が表示され続けるが、キャラクタROM234は読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによって構成されているので、その転送に時間がかかるので、電源投入後、電源投入時主画像282が表示され続ける時間も長くなる。しかしながら、本パチンコ機10では、電源投入後に常駐用ビデオRAM235に転送された電源投入時変動画像283を用いて簡易的な変動演出を行うことができるので、電源が投入された直後、例えば、停電復帰直後などにおいて、電源投入時主画像282が表示されている間であっても、遊技者に安心して遊技を行わせることができる。
S2004の処理の後、割込許可を設定し(S2005)、以後、メイン処理は電源が切断されるまで、無限ループ処理を実行する。これにより、S2005の処理によって割込許可が設定されて以降、コマンドの受信およびV割込信号の検出に従って、コマンド割込処理(図524(a)参照)およびV割込処理(図524(b)参照)を実行する。
次いで、図524(a)を参照して、表示制御装置114のMPU231で実行されるコマンド割込処理について説明する。図524(a)は、そのコマンド割込処理を示すフローチャートである。上述したように、音声ランプ制御装置113からコマンドを受信すると、MPU231によってコマンド割込処理が実行される。
このコマンド割込処理では、受信したコマンドデータを抽出し、ワークRAM233に設けられたコマンドバッファ領域に、その抽出したコマンドデータを順次格納して(S2011)、このコマンド割込処理を終了する。このコマンド割込処理によってコマンドバッファ領域に格納された各種コマンドは、後述するV割込処理(図524(b)参照)のコマンド判定処理(図524(b)のS2022参照)または簡易コマンド判定処理(図524(b)のS2028参照)によって読み出され、そのコマンドに応じた処理が行われる。
次いで、図524(b)を参照して、表示制御装置114のMPU231で実行されるV割込処理について説明する。図524(b)は、そのV割込処理を示すフローチャートである。このV割込処理では、コマンド割込処理によってコマンドバッファ領域に格納されたコマンドに対応する各種処理を実行すると共に、第3図柄表示装置81に表示させる画像を特定した上で、その画像の描画リスト(図488参照)を作成し、その描画リストを画像コントローラ237に送信することで、画像コントローラ237に対し、その画像の描画処理および表示処理の実行を指示するものである。
上述したように、このV割込処理は、画像コントローラ237からのV割込信号が検出されることによって実行が開始される。このV割込信号は、画像コントローラ237において、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒毎に生成され、MPU231に対して送信される信号である。よって、このV割込信号に同期させてV割込処理を実行することにより、画像コントローラ237に対して描画指示が、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒毎に行われることになる。従って、画像コントローラ237では、画像の描画処理や表示処理が終了していない段階で、次の画像の描画指示を受け取ることがない。その結果、画像の描画途中で新たな画像の描画を開始したり、表示中の画像情報が格納されているフレームバッファに、新たな描画指示に伴って画像が展開されたりすることを防止することができる。
ここでは、まず、V割込処理のフローの概略について説明し、次いで、各処理の詳細について他の図面を参照して説明する。このV割込処理では、図524(b)に示すように、まず、簡易画像表示フラグ233aがオンであるか否かを判別し(S2021)、簡易画像表示フラグ233aがオンであると判別されると(S2021:Yes)、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データの転送が完了していないことを意味するので、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データの転送が完了するまでの間、図482に示した電源投入時画像を第3図柄表示装置81に表示させるべく、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データの転送が完了したか否か等を判定する簡易コマンド判定処理(S2028)を実行し、次いで、電源投入時画像を第3図柄表示装置81に表示する簡易表示設定処理(S2029)を実行して、S2404の処理へ移行する。
一方、S2021の処理において、簡易画像表示フラグ233aがオンではない、即ち、オフであれば(S2021:No)、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データの転送が完了していることを意味するので、図482に示した電源投入時画像ではなく、通常の演出画像を第3図柄表示装置81に表示させるべく、コマンド判定処理(S2022)を実行し、次いで、表示設定処理(S2023)を実行し、処理をS2024へ移行する。
コマンド判定処理(S2022)では、コマンド割込処理(図524(a)参照)によってコマンドバッファ領域に格納された音声ランプ制御装置113からのコマンドの内容を解析し、そのコマンドに応じた処理を実行する。また、表示用デモコマンドや表示用変動パターンコマンドが格納されていた場合は、デモ用表示データテーブル232a1又は変動パターン種別に応じた変動用表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定する。さらに、設定された表示データテーブル232a1に対応する転送データテーブル232a3を転送データテーブルバッファ233dに設定する。また、「リーチ表示」時に表示される文字表示Se1に関するコマンド(以下、「文字系コマンド」という場合がある)が格納されていた場合は、文字表示Se1の表示態様に対応する追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに設定する。
このコマンド判定処理では、その時点でコマンドバッファ領域に格納されている全てのコマンドを解析して、処理を実行する。これは、コマンド判定処理が、V割込処理の実行される20ミリ秒間隔で行われるため、その20ミリ秒の間に複数のコマンドがコマンドバッファ領域に格納されている可能性が高いためである。
特に、主制御装置110において、変動演出の開始が決定された場合、表示用変動パターンコマンドや表示用停止種別コマンド、文字系コマンドなどが同時にコマンドバッファ領域に格納されている可能性が高い。従って、これらのコマンドを一度に解析して実行することによって、主制御装置110や音声ランプ制御装置113によって選定された変動演出や「リーチ表示」の文字表示Se1の表示態様を素早く把握し、その表示態様に応じた演出画像を第3図柄表示装置81に表示させるように、画像の描画を制御することができる。なお、このコマンド判定処理の詳細については、図525から図532を参照して後述する。
表示設定処理(S2023)では、コマンド判定処理(S2022)などによって表示データテーブルバッファ233bおよび追加データテーブルバッファ233cに設定された表示データテーブル232a1および追加データテーブル232a2の内容に基づき、第3図柄表示装置81において次に表示すべき1フレーム分の画像の内容を具体的に特定する。また、処理の状況などに応じて、第3図柄表示装置81に表示すべき演出を決定し、その決定した演出に対応する表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定する。なお、この表示設定処理の詳細については、図533から図536を参照して後述する。
表示設定処理(S2023)が実行された後、次いで、タスク処理を実行する(S2024)。このタスク処理では、表示設定処理(S2023)もしくは簡易表示設定処理(S2029)によって特定された、第3図柄表示装置81に表示すべき次の1フレーム分の画像の内容に基づき、その画像を構成するスプライト(表示物)の種別を特定すると共に、各スプライト毎に、表示座標位置や拡大率、回転角度といった描画に必要な各種パラメータを決定する。
次に、転送設定処理を実行する(S2025)。この転送設定処理では、簡易画像表示フラグ233aがオンである間は、画像コントローラ237に対して、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235の所定エリアへ転送させる転送指示を設定する。また、簡易画像表示フラグ233aがオフである間は、転送データテーブルバッファ233dに設定される転送データテーブル232a3の転送データ情報に基づき、画像コントローラ237に対して、所定の画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aの所定サブエリアへ転送させる転送指示を設定する。さらに、音声ランプ制御装置113から文字系コマンドや背面画像系コマンドを受信した場合にも、画像コントローラ237に対して、文字表示Se1の初期設定(デフォルト設定)以外の表示態様で使用する文字図柄の画像データや変更後の背面画像の画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aの所定サブエリアへ転送させる転送指示を設定する。なお、この転送設定処理の詳細については、図537~図539を参照して後述する。
次いで、描画処理を実行する(S2026)。この描画処理では、タスク処理(S2024)で決定された、1フレームを構成する各種スプライトの種別やそれぞれのスプライトの描画に必要なパラメータと、転送設定処理(S2025)により設定された転送指示とから、図488に示す描画リストを生成し、描画対象バッファ情報と共に、その描画リストを画像コントローラ237に対して送信する。これにより、画像コントローラ237では、描画リストに従って、画像の描画処理を実行する。なお、この描画処理の詳細については、図540を参照して後述する。
次いで、表示制御装置114に設けられた各種カウンタの更新処理を実行する(S2027)。そして、このV割込処理を終了する。S2027の処理によって更新されるカウンタとしては、例えば、停止図柄を決定するための停止図柄カウンタ(図示せず)がある。この停止図柄カウンタの値は、ワークRAM233に格納され、V割込処理が実行される度に、更新処理が行われる。そして、コマンド判定処理(S2022)において、表示用停止種別コマンドの受信が検出されると、表示用停止種別コマンドにより示される停止種別(「10R時短大当たり」、「9R時短大当たり」、「4R時短大当たり」、「小当たり(大当たり図柄)」、「小当たり(チャレンジ図柄)」、ハズレ時の「ノーマルリーチ」演出態様、ハズレ時の「スーパーリーチ」演出態様、ハズレ時の「スペシャルリーチ」演出態様、「非リーチ」演出態様、「特殊変動」演出態様)に対応する停止種別テーブル(図示せず)と停止図柄カウンタとが比較され、第3図柄表示装置81に表示される変動演出後の停止図柄が最終的に設定される。
次いで、図525から図532を参照して、表示制御装置114のMPU231で実行されるV割込処理の一処理である上述のコマンド判定処理(S2022)の詳細について説明する。まず、図525は、このコマンド判定処理を示すフローチャートである。
図525で示すように、このコマンド判定処理では、まず、コマンドバッファ領域に未処理の新規コマンドがあるか否かを判別し(S2101)、未処理の新規コマンドがなければ(S2101:No)、このコマンド判定処理を終了して、V割込処理(図524(b)参照)に戻る。一方、未処理の新規コマンドがあれば(S2101:Yes)、新規コマンドを処理したことを示し、表示設定処理(S2023)にて判別される新規コマンドフラグをオンに設定し(S2102)、次いで、コマンドバッファ領域に格納されている未処理のコマンドすべてについて、そのコマンドの種別を解析する(S2103)。
そして、未処理のコマンドの中に、まず、表示用保留球数コマンドがあるか否かを判定し(S2104)、表示用保留球数コマンドがあれば(S2104:Yes)、保留球数コマンド処理を実行して(S2105)、S2101の処理に戻る。
ここで、図526(a)を参照して、保留球数コマンド処理(S2105)の詳細について説明する。図526(a)は、保留球数コマンド処理を示すフローチャートである。この保留球数コマンド処理は、音声ランプ制御装置113より受信した表示用保留球数コマンドに対応する処理を実行するものである。
保留球数コマンド処理(S2105)では、まず、表示用保留球数コマンドを処理したことを示し、表示設定処理(S2023)にて判別される新規保留球数コマンドフラグをオンし(S2121)、次いで、表示用保留球数コマンドに含まれる保留球数情報を取得する(S2122)。なお、S2122の処理において、2以上の表示用保留球数コマンドがコマンドバッファ領域に格納されていれば、最後に格納された表示用保留球数コマンドから保留球数情報を取得する。これにより、最新の保留球数情報を取得することができる。
そして、保留球数毎に設けられた個数判別フラグのうち、S2122の処理で取得した保留球数に対応する個数判別フラグをオンすると共に、その他の保留球数に対応する個数判別フラグをオフにして(S2123)、この保留球数コマンド処理(S2105)を終了して、コマンド判定処理(図525参照)に戻る。
これにより、表示設定処理(S2023)では、更新終了状態である新規保留球数コマンドフラグがオンである場合に、個数判別フラグを参照することで、オンが設定された個数判別フラグに対応する保留球数分の保留球数図柄が第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbに表示されるように、保留画像データを展開する。
図525に戻り、S2104の処理において、表示用保留球数コマンドがないと判別されると(S2104:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、表示用デモコマンドがあるか否かを判別し(S2106)、表示用デモコマンドがあれば(S2106:Yes)、デモコマンド処理を実行して(S2107)、S2101の処理へ戻る。
ここで、図526(b)を参照して、デモコマンド処理(S2107)の詳細について説明する。図526(b)は、デモコマンド処理を示すフローチャートである。このデモコマンド処理は、音声ランプ制御装置113より受信した表示用デモコマンドに対応する処理を実行するものである。
デモコマンド処理(S2107)では、まず、デモ演出に対応するデモ用表示データテーブル232a1をデータテーブル格納エリア232aから選定して、表示データテーブルバッファ233bに設定する(S2131)。次いで、追加データテーブルバッファ233cにNullデータを書き込むことでその内容をクリアし、また、転送データテーブルバッファ233dにもNullデータを書き込んでその内容をクリアする(S2132)。これは、デモ用表示データテーブル232a1では、描画に必要な画像データを新たにキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236に転送する必要がないように画像の描画が規定されているため、対応する転送データテーブル232a3がデータテーブル格納エリア232aに用意されていないからである。
次いで、デモ表示に対応する時間データを計時カウンタ233gに設定し(S2133)、ポインタ233eを「0」に初期化する(S2134)。そして、オン状態で第3図柄表示装置81にデモ演出が表示されることを示すデモ表示フラグ(図示せず)をオンに設定する共に、オン状態で第3図柄表示装置81に確定表示演出が表示されることを示す確定コマンドフラグ(図示せず)をオフに設定し、さらに、オン状態で確定表示演出中であることを示す確定表示フラグをオフに設定して(S2135)、デモコマンド処理(S2107)を終了し、コマンド判定処理(図525参照)に戻る。
このデモコマンド処理(S2107)が実行されることにより、表示設定処理(図533参照)では、S2134の処理によって初期化されたポインタ233eを更新しながら、S2131の処理によって表示データテーブルバッファ233bに設定されたデモ用表示データテーブル232a1から、ポインタ233eに示されるアドレスに規定された描画内容を抽出し、第3図柄表示装置81において次に表示すべき1フレーム分の画像の内容を特定する。
また、表示設定処理(図533参照)では、S2133の処理によってデモ表示に対応する時間データの設定された計時カウンタ233gを用いて、デモ用表示データテーブル232a1で規定されたデモ演出の時間を計時する。また、S2135の処理によって設定されたデモ表示フラグおよび確定表示フラグの状態に基づいて、表示設定処理において計時カウンタ233gの計時によってデモ用表示データテーブル232a1におけるデモ演出が終了したと判断された場合に、次に表示すべき演出として、再度デモ演出が表示されるように制御する。
図525に戻って説明を続ける。S2106の処理において、表示用デモコマンドがないと判別されると(S2106:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、表示用変動パターンコマンド、表示用停止種別コマンド又は表示用確定コマンド(以下、表示用変動パターンコマンド、表示用停止種別コマンド及び表示用確定コマンドを総称して、「変動演出系コマンド」という場合がある)があるか否かを判別し(S2108)、変動演出系コマンドがあれば(S2108:Yes)、変動演出系コマンド処理を実行して(S2109)、S2101の処理へ戻る。
ここで、図527を参照して、変動演出系コマンド処理(S2109)の詳細について説明する。図527は、変動演出系コマンド処理を示すフローチャートである。この変動演出系コマンド処理は、上述したように、音声ランプ制御装置113より受信した表示用変動パターンコマンド、表示用停止種別コマンド又は表示用確定コマンドの変動演出系コマンドに対応する処理を実行するものである。
変動演出系コマンド処理(S2109)では、まず、未処理のコマンドの中に、表示用確定コマンドがあるか否かを判別し(S2141)、表示用確定コマンドがあれば(S2141:Yes)、確定コマンド処理を実行して(S2142)、この変動演出系コマンド処理を終了し、コマンド判定処理(図525参照)へ戻る。
ここで、図528(a)を参照して、確定コマンド処理(S2142)の詳細について説明する。図528(a)は、確定コマンド処理を示すフローチャートである。この確定コマンド処理は、音声ランプ制御装置113より受信した表示用確定コマンドに対応する処理を実行するものである。
確定コマンド処理(S2142)では、オン状態で表示用確定コマンドを受信したことを表示設定処理(図533参照)に通知する確定コマンドフラグをオンに設定して(S2151)、この確定コマンド処理(S2142)を終了し、変動演出系コマンド処理(図527参照)に戻る。
これにより、表示設定処理(図533参照)では、確定コマンドフラグの状態を監視し、そのフラグがオンとなった場合に、第3図柄表示装置81に確定表示演出の表示が開始されるように、表示の設定処理を実行する。また、変動演出の表示の設定を処理した場合に、その変動演出に設定された演出時間を経過しても確定コマンドフラグがオンとならない場合は、再始動演出を第3図柄表示装置81に表示させるように、表示の設定処理を実行する。
図527に戻って説明を続ける。S2141の処理において、表示用確定コマンドがないと判別された場合は(S2141:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、表示用変動パターンコマンドがあるか否かを判別し(S2143)、表示用変動パターンコマンドがあれば(S2143:Yes)、変動パターンコマンド処理を実行して、(S2144)、この変動演出系コマンド処理を終了し、コマンド判定処理(図525参照)へ戻る。
ここで、図528(b)を参照して、変動パターンコマンド処理(S2144)の詳細について説明する。図528(b)は、変動パターンコマンド処理を示すフローチャートである。この変動パターンコマンド処理は、音声ランプ制御装置113より受信した表示用変動パターンコマンドに対応する処理を実行するものである。
変動パターンコマンド処理(S2144)では、まず、未処理のコマンドの中に、音声ランプ制御装置113における表示用特図変動パターンコマンド設定処理で設定(図519のS1356参照)される表示用昇格演出パターンコマンドがあるか否かを判別し(S2161)、表示用昇格演出パターンコマンドがあれば(S2161:Yes)、次いで、表示用昇格演出パターンコマンドによって示される変動演出パターンに対応した変動用表示データテーブル232a1を決定し、その決定した変動用表示データテーブル232a1をデータテーブル格納エリア232aから読み出して、表示データテーブルバッファ233bに設定する(S2162)。
ここで、主制御装置110において変動の開始の判断は、必ず数秒以上離れて行われるので、20ミリ秒以内に2以上の表示用変動パターンコマンドを受信することはない。よって、コマンド判定処理(図525参照)を実行する場合に、コマンドバッファ領域に2以上の表示用変動パターンコマンドが格納されている場合はあり得ないが、ノイズ等の影響によってコマンドの一部が変化し、別のコマンドが誤って表示用変動パターンコマンドとして解釈されるおそれもあり得る。S2162の処理では、このような場合に備え、2以上の表示用変動パターンコマンドがコマンドバッファ領域に格納されていると判断される場合は、変動時間が最も短い変動パターンに対応する変動用表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定する。
仮に、変動時間の長い変動パターンに対応する変動用表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定してしまうと、実際には、設定した変動用表示データテーブル232a1よりも短い変動時間を有する変動演出が主制御装置110によって指示されていた場合は、設定された変動用表示データテーブル232a1に従った変動演出を第3図柄表示装置81に表示させている最中に主制御装置110(音声ランプ制御装置113)から確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信することとなり、変動中の第3図柄が急に停止表示されてしまい、遊技者に対して違和感を持たせるおそれがあった。
これに対し、第20実施形態のように、変動時間が最も短い変動パターンに対応する変動用表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定することで、実際には、設定した変動用表示データテーブル232a1よりも長い変動時間を有する変動演出が主制御装置110によって指示されていた場合であっても、後述するように、表示データテーブルバッファ233bに従った変動演出が終了したのち、主制御装置110(音声ランプ制御装置113)からの確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信するまでの間、再始動演出が表示されるように、表示設定処理(S2023)によって、第3図柄表示装置81の表示が制御される。よって、遊技者は、再始動演出を変動演出の一貫として視認し、第3図柄の停止表示が確定するまで違和感なく第3図柄表示装置81における第3図柄の変動を見続けることができる。
次いで、S2162で設定された変動用表示データテーブル232a1に対応する転送データテーブル232a3を決定してデータテーブル格納エリア232aから読み出し、それを転送データテーブルバッファ233dに設定する(S2163)。そして、追加データテーブルバッファ233cにNullデータを書き込むことでその内容をクリアする(S2164)。
その後、変動パターンに対応する変動用表示データテーブル232a1毎に設けられたデータテーブル判別フラグのうち、S2162の処理によって設定された変動用表示データテーブル232a1に対応するデータテーブル判別フラグをオンすると共に、その他の変動用表示データテーブル232a1に対応するデータテーブル判別フラグをオフに設定する(S2165)。表示制御装置114における表示制御では、S2165の処理によって設定されるデータテーブル判別フラグを参照することによって、表示データテーブルバッファ233bに設定された変動用表示データテーブル232a1が、どの変動パターンに対応するものであるかを容易に判断することができる。そして、表示制御装置114では、設定された変動用表示データテーブル232a1の変動パターンと、後に受信する表示用停止種別コマンドによって設定される停止図柄とに矛盾がないか否かを判断し、矛盾がある場合は、デフォルト変動に対応する表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定するようになっている。
次いで、S2162の処理によって表示データテーブルバッファ233bに設定された変動用表示データテーブル232a1に対応する変動パターンの変動時間を基に、その変動時間を表す時間データを計時カウンタ233gに設定し(S2166)、ポインタ233eを「0」に初期化する(S2167)。そして、確定コマンドフラグ、デモ表示フラグおよび確定表示フラグをいずれもオフに設定して(S2168)、さらに、表示設定処理(図533参照)で用いられる再始動タイマカウンタを「0」に初期化して(S2169)、この変動パターンコマンド処理(S2144)を終了し、変動演出系コマンド処理(図527参照)に戻る。
一方、S2161の処理において、表示用昇格演出パターンコマンドがないと判別された場合(S2161:No)、その他の変動パターンコマンド処理を実行し(S2170)、この変動パターンコマンド処理(S2144)を終了し、変動演出系コマンド処理(図527参照)に戻る。
この変動パターンコマンド処理(S2144)が実行されることにより、表示設定処理(図533参照)では、S2167の処理によって初期化されたポインタ233eを更新しながら、S2162の処理によって表示データテーブルバッファ233bに設定された変動用表示データテーブル232a1から、ポインタ233eに示されるアドレスに規定された描画内容を抽出し、第3図柄表示装置81において次に表示すべき1フレーム分の画像の内容を特定すると同時に、ポインタ233eに示されるアドレスに規定された転送データ情報を抽出し、設定された変動用表示データテーブル232a1において必要なスプライトの画像データが、予めキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに転送されるように、画像コントローラ237を制御する。
また、表示設定処理(図533参照)では、S2166の処理によって変動用表示データテーブル232a1を基に時間データが設定された計時カウンタ233gを用いて、変動用表示データテーブル232a1で規定された変動演出の時間を計時する。そして、変動用表示データテーブル232a1における変動演出が終了したと判断された場合、主制御装置110(音声ランプ制御装置113)からの確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信すれば確定表示演出を第3図柄表示装置81に表示し、変動演出終了後所定時間内に確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信できなければ、再始動演出を第3図柄表示装置81に表示するように、その表示の設定を制御する。
ここで、表示用確定コマンドと表示用変動パターンコマンドとのいずれもが未処理のコマンドとしてコマンドバッファ領域に格納されていた場合、表示用確定コマンドに対応する処理を優先してしまうと、表示用変動パターンコマンドに伴う変動演出が行われなくなってしまうため、表示用変動パターンコマンドに対応する処理を優先させる必要がある。
これに対し、本変動演出系コマンド処理(S2109)では、表示用確定コマンドの有無の判別を先に行っているので、必ず表示用確定コマンドに対応する処理である確定コマンド処理が必ず先に実行される一方、表示用変動パターンコマンドに対応する処理が後に実行され、S2168の処理のように、表示用確定コマンドによって設定された確定コマンドフラグを上書きによってオフに設定することができる。よって、表示用変動パターンコマンドの処理を表示用確定コマンドより優先させることができ、表示用変動パターンコマンドに伴う変動演出を優先して第3図柄表示装置81に表示させることができる。
同様に、表示用デモコマンドと表示用変動パターンコマンドとのいずれもが未処理のコマンドとしてコマンドバッファ領域に格納されていた場合、表示用デモコマンドに対応する処理を優先してしまうと、表示用変動パターンコマンドに伴う変動演出が行われなくなってしまうため、表示用変動パターンコマンドに対応する処理を優先させる必要がある。
これに対し、コマンド判定処理(図525参照)では、表示用デモコマンドの有無の判別を先に行っているので、必ず表示用デモコマンドに対応する処理であるデモコマンド処理が必ず先に実行される一方、表示用変動パターンコマンドに対応する処理が後に実行され、S2162の処理のように、表示用デモコマンドによって表示データテーブルバッファ233bに設定されたデモ用表示データテーブル232a1を上書きによって変動用表示データテーブル232a1に書き換えることができる。よって、表示用変動パターンコマンドの処理を表示用デモコマンドより優先させることができ、表示用変動パターンコマンドに伴う変動演出を優先して第3図柄表示装置81に表示させることができる。
図527に戻って説明を続ける。S2143の処理において、表示用変動パターンコマンドがないと判別されると(S2143:No)、変動演出に関する未処理のコマンドは表示用停止種別コマンドであるので、停止種別コマンド処理を実行して(S2145)、この変動演出系コマンド処理(S2109)を終了し、コマンド判定処理(図525参照)へ戻る。
ここで、図529を参照して、停止種別コマンド処理(S2145)の詳細について説明する。図529は、停止種別コマンド処理を示すフローチャートである。この停止種別コマンド処理は、音声ランプ制御装置113より受信した表示用停止種別コマンドに対応する処理を実行するものである。
停止種別コマンド処理では、まず、表示用停止種別コマンドによって示される停止種別情報(「10R時短大当たり」、「9R時短大当たり」、「4R時短大当たり」、「小当たり(大当たり図柄)」、「小当たり(チャレンジ図柄)」、ハズレ時の「ノーマルリーチ」演出態様、ハズレ時の「スーパーリーチ」演出態様、ハズレ時の「スペシャルリーチ」演出態様、「非リーチ」演出態様、「特殊変動」演出態様)に対応する停止種別テーブルを決定し(S2175)、その停止種別テーブルと、V割込処理(図524(b)参照)が実行されるたびに更新される停止種別カウンタの値と、を比較して、第3図柄表示装置81に表示される変動演出後の停止図柄を最終的に設定する(S2176)。
そして、各停止図柄毎に設けられた停止図柄判別フラグのうち、S2176の処理によって設定された停止図柄に対応する停止図柄判別フラグをオンすると共に、その他の停止図柄に対応する停止図柄判別フラグをオフに設定し(S2177)、この停止種別コマンド処理(S2145)を終了して、変動演出系コマンド処理(図527参照)へ戻る。
ここで、上述したように、変動用表示データテーブル232a1では、その変動用表示データテーブル232a1に基づく変動が開始されてから所定時間経過後において、第3図柄表示装置81に表示すべき第3図柄を特定する種別情報として、S2176の処理によって設定された停止図柄からのオフセット情報(図柄オフセット情報)が記載されている。上述のタスク処理(図524(b)のS2024)では、変動が開始されてから所定時間が経過した後、S2177によって設定された停止図柄判別フラグからS2176の処理によって設定された停止図柄を特定すると共に、その特定した停止図柄に対して後述する表示設定処理(図533参照)により取得された図柄オフセット情報を加算することによって、実際に表示すべき第3図柄を特定する。そして、この特定された第3図柄に対応する画像データが格納されたアドレスを特定する。なお、第3図柄に対応する画像データは、上述したように、常駐用ビデオRAM235の第3図柄エリア235dに格納されている。
なお、主制御装置110において変動の開始の判断は、必ず数秒以上離れて行われるので、表示制御装置114が20ミリ秒以内に2以上の表示用停止種別コマンドを受信することはない。よって、コマンド判定処理(図525参照)を実行する場合に、コマンドバッファ領域に2以上の表示用停止種別コマンドが格納されている場合はあり得ないが、ノイズ等の影響によってコマンドの一部が変化し、別のコマンドが誤って表示用停止種別コマンドとして解釈されるおそれもあり得る。S2175の処理では、このような場合に備え、2以上の表示用停止種別コマンドがコマンドバッファ領域に格納されていると判断される場合は、停止種別が「非リーチ」であると仮定して、停止種別テーブルを決定する。これにより、「ハズレ表示」である「非リーチ」に対応する停止図柄(例えば、「456」)がS2176の処理によって設定される。
仮に、大当たりに対応する停止図柄が設定されてしまうと、実際には、ハズレであった場合であっても、第3図柄表示装置81には大当たりの停止図柄が表示されることとなり、遊技者にパチンコ機10の遊技状態が大当たりとなったと勘違いさせてしまい、パチンコ機10の信頼性を低下させるおそれがあった。これに対し、本実施形態のように、「ハズレ表示」の「非リーチ」演出態様に対応する停止図柄が設定されることで、実際には、大当たりであれば、第3図柄表示装置81に「ハズレ表示」に対応する停止図柄が表示されても、パチンコ機10の遊技状態が大当たり状態に移行するので、遊技者を喜ばせることができる。
図525に戻って説明を続ける。S2108の処理において、変動演出系コマンドがないと判別されると(S2108:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、当たり系コマンドがあるか否かを判別し(S2110)、当たり系コマンドがあれば(S2110:Yes)、当たり系コマンド処理を実行して(S2111)、S2101の処理へ戻る。
ここで、図530を参照して、当たり系コマンド処理(S2111)の詳細について説明する。図530は、当たり系コマンド処理を示すフローチャートである。この当たり系コマンド処理は、音声ランプ制御装置113より受信した大当たり中又は小当たり中のコマンドに対応する処理を実行するものである。
当たり系コマンド処理(S2111)では、まず、未処理のコマンドの中に、音声ランプ制御装置113の小当たり当選時右打ち報知演出処理(図522参照)において設定される表示用大当たり優先報知コマンドがあるか否かを判別し(S2181)、表示用大当たり優先報知コマンドがあれば(S2181:Yes)、処理をS2185に移行する。なお、S2185については後述する。
一方、S2181の処理において、表示用大当たり優先報知コマンドがないと判別された場合(S2181:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、表示用救済優先報知コマンドがあるか否かを判別し(S2183)、表示用救済優先報知コマンドがあれば(S2183:Yes)、処理をS2185に移行する。
S2185の処理では、小当たり用右打ち報知コマンドフラグをオンに設定する(S2185)。そして、小当たり用右打ち報知演出毎に設けられた小当たり用右打ち報知画像判別フラグのうち、小当たり用右打ち報知コマンドによって示された小当たり用右打ち報知演出に対応する小当たり用右打ち報知画像判別フラグをオンすると共に、その他の小当たり用右打ち報知演出に対応する小当たり用右打ち報知画像判別フラグをオフに設定して(S2186)、この当たり系コマンド処理(S2111)を終了し、コマンド判定処理(図525参照)に戻る。
なお、S2185の処理により設定される小当たり用右打ち報知コマンドフラグがオンされていることが通常画像転送設定処理(図538及び図539参照)で検出されると、S2186の処理によって設定される小当たり用右打ち報知画像判別フラグから小当たり用右打ち報知画像種別を特定する。そして、その特定された小当たり用右打ち報知画像種別に対応する画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aの所定のサブエリアに転送するよう、画像コントローラ237に対する転送指示の設定を行う。
また、表示設定処理(図533参照)では、S2185の処理によって設定された小当たり用右打ち報知コマンドフラグに基づいて、S2186の処理によって設定された小当たり用右打ち報知画像判別フラグから小当たり用右打ち報知画像種別を特定し、その小当たり用右打ち報知画像種別に対応する右打ち報知画像を第3図柄表示装置81に表示させるように処理を実行する。
S2183の処理において、未処理のコマンドの中に、表示用救済優先報知コマンドがないと判別された場合(S2183:No)、その他の当たり中コマンド処理を実行し(S2184)、この当たり系コマンド処理(S2111)を終了して、コマンド判定処理(図525参照)に戻る。
図525に戻って説明を続ける。S2110の処理において、当たり系コマンドがないと判別されると(S2110:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、表示用弱パターンコマンド、表示用強パターンコマンド、のパターン系コマンド、表示用赤文字コマンドの色系コマンド、の第3図柄表示装置81で表示される文字表示Se1に関するコマンド(以下、パターン系コマンド及び色系コマンドを総称して「文字系コマンド」と表現する場合がある)があるか否かを判別し(S2112)、文字系コマンドがあれば(S2112:Yes)、文字系コマンド処理を実行して(S2113)、S2101の処理へ戻る。
ここで、図531を参照して、文字系コマンド処理(S2113)の詳細について説明する。図531は、文字系コマンド処理を示すフローチャートである。この文字系コマンド処理は、音声ランプ制御装置113より受信した文字系コマンドに対応する処理を実行するものである。
文字系コマンド処理(S2113)では、まず、未処理のコマンドの中に、パターン系コマンドがあるか否かを判別し(S2191)、パターン系コマンドがあれば(S2191:Yes)、受信したパターン系コマンドに基づいて文字パターンメモリ233jを設定する(S2192)。そして、処理をS2195へ移行し、文字変化コマンドフラグをオンに設定する(S2195)。文字変化コマンドフラグは、オン状態でパターン系コマンドを含む文字系コマンドを処理したことを、後述する通常画像転送設定処理(図538及び図539参照)に通知するように構成されている。
次いで、文字パターンメモリ233jによって示される文字変化画像種別に対応した文字パターン用追加データテーブル232a2を決定して、その決定した文字パターン用追加データテーブル232a2をデータテーブル格納エリア232aから読み出し、該文字パターン用追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに設定する(S2196)。
これにより、表示設定処理(図533参照)では、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1に対応する演出に対し、S2196の処理によって追加データテーブルバッファ233cに格納された、文字パターンメモリ233jに基づく文字パターン用追加データテーブル232a2に対応する文字表示Se1の表示態様が追加して表示されるように、第3図柄表示装置81における次の1フレーム分の画像の表示内容を特定する。
その後、文字変化画像種別毎に設けられた文字変化判別フラグのうち、文字パターンメモリ233jによって示される文字変化画像種別に対応する文字変化判別フラグをオンに設定して(S2197)、この文字系コマンド処理(S2113)を終了し、コマンド判定処理(図525参照)へ戻る。
なお、ここで設定された文字変化判別フラグは、今回実行される変動演出が終了するタイミング、即ち、表示設定処理(図533参照)において、表示用確定コマンドを受信したことを示す確定コマンドフラグがオンである場合に、該文字変化判別フラグがオフに設定されるように構成されている(図533のS2314参照)。
S2191の処理において、パターン系コマンドがないと判別されると(S2191:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、表示用赤文字コマンドがあるか否かを判別し(S2193)、表示用赤文字コマンドがあれば(S2193:Yes)、赤文字フラグ233kをオンに設定し(S2194)、処理をS2195へ移行する
S2194を経た後のS2195の処理では、パターン系コマンドを受信した場合と同様、オン状態で表示用赤文字コマンドを含む文字系コマンドを処理したことを、後述する通常画像転送設定処理(図538参照)に通知する文字変化コマンドフラグをオンに設定する(S2195)。
次いで、赤文字フラグ233kによって示される文字変化画像種別と実行する変動演出(表示データテーブル232a1)とに対応した文字色用追加データテーブル232a2を決定して、その決定した文字色用追加データテーブル232a2をデータテーブル格納エリア232aから読み出し、該文字色用追加データテーブル232a2を追加データテーブルバッファ233cに設定する(S2196)。
これにより、表示設定処理(図533参照)では、表示データテーブルバッファ233bに格納された表示データテーブル232a1に対応する演出に対し、S2203の処理によって追加データテーブルバッファ233cに格納された、赤文字フラグ233kに基づく文字色用追加データテーブル232a2に対応する文字表示Se1の表示態様が追加して表示されるように、第3図柄表示装置81における次の1フレーム分の画像の表示内容を特定する。
その後、文字変化画像種別毎に設けられた文字変化判別フラグのうち、赤文字フラグ233kによって示される文字変化画像種別に対応する文字変化判別フラグをオンに設定して(S2197)、この文字系コマンド処理(S2113)を終了し、コマンド判定処理(図525参照)へ戻る。
従って、文字変化判別フラグでは、例えば、該変動演出に関して、パターン系コマンドと表示用赤文字コマンドとをそれぞれ受信していた場合、パターン系コマンドに基づく文字変化判別フラグのオンと、表示用赤文字コマンドに基づく文字変化判別フラグのオンとがそれぞれ設定される。
具体的には、1の変動演出において、パターン系コマンドとして表示用強パターンコマンドを受信していると共に、表示用赤文字コマンドを受信していた場合を例示する。この場合、文字変化判別フラグは、リーチ発生時文字表示Se1が「強パターン」で表示されると共に、文字表示Se1の表示色が「赤色」で表示されることを示す値が設定される。従って、追加データテーブル232a2として、文字パターン用追加データテーブル232a2と、文字色用追加データテーブル232a2とが追加データテーブルバッファ233cに格納される。
S2193の処理において、表示用赤文字コマンドがないと判別されると(S2193:No)、次いで、その他の文字系コマンド処理を実行し(S2198)、この文字系コマンド処理(S2113)を終了し、コマンド判定処理(図525参照)へ戻る。
第20実施形態の表示制御装置114のMPU231は、後述する通常画像転送設定処理(図538参照)において、S2195の処理により設定される文字変化コマンドフラグがオンされていることを検出すると、文字系コマンド処理(S2113)によって追加データテーブルバッファ233cに所定の文字変化用追加データテーブル232a2が設定されたと判断し、S2197の処理によって設定される文字変化判別フラグから、追加データテーブルバッファ233cに設定された文字変化用追加データテーブル232a2に対応する文字変化画像種別を特定する。そして、その特定された文字変化画像種別を表示させるのに必要な画像データの転送指示を画像コントローラ237に対して行う。
図525に戻って説明を続ける。S2112の処理において、文字系コマンドがないと判別されると(S2112:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、背面画像系コマンドがあるか否かを判別し(S2114)、背面画像系コマンドがあれば(S2114:Yes)、背面画像系コマンド処理を実行して(S2115)、S2101の処理へ戻る。
ここで、図532(a)を参照して、背面画像系コマンド処理(S2115)の詳細について説明する。図532(a)は、背面画像系コマンド処理を示すフローチャートである。この背面画像系コマンド処理は、音声ランプ制御装置113より受信した背面画像系コマンドに対応する処理を実行するものである。
背面画像系コマンド処理(S2115)では、まず、オン状態で背面画像変更コマンドを受信したことに伴う背面画像の変更を後述する通常画像転送設定処理(図538参照)に通知する背面画像変更フラグをオンに設定し(S2202)、処理をS2205へ移行する。
S2205の処理では、背面画像コマンドフラグをオンに設定し(S2205)、背面種別(背面A~C)毎に設けられた背面画像判別フラグのうち、背面画像変更コマンドによって示された背面種別に対応する背面画像判別フラグをオンすると共に、その他の背面種別に対応する背面画像判別フラグをオフに設定して(S2206)、この背面画像変更コマンド処理(S2113)を終了し、コマンド判定処理(図525参照)に戻る。
通常画像転送設定処理(図538参照)では、S2205の処理により設定される背面画像コマンドフラグがオンされていることを検出すると、S2206の処理によって設定される背面画像判別フラグから、変更後の背面種別を特定する。そして、その特定された背面画別が背面B又は背面Cである場合は、上述したように、それらの背面画像に対応する画像データの一部が常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに常駐されていないので、所定の範囲の背面画像に対応する画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aの所定のサブエリアに転送するよう、画像コントローラ237に対する転送指示の設定を行う。
また、タスク処理(図524(b)のS2024)では、表示データテーブル232a1に規定された背面画像の背面種別によって、背面A~Cのいずれかを表示させることが規定されていた場合、S2206によって設定された背面画像判別フラグから、その時点において表示すべき背面種別を特定し、さらに、表示すべき背面画像の範囲を時間経過に合わせて特定して、その背面画像の範囲に対応する画像データが格納されているRAM種別(常駐用ビデオRAM235か、通常用ビデオRAM236か)と、そのRAMのアドレスを特定する。
なお、遊技者が枠ボタン22を20ミリ秒以下で連続して操作することはないので、20ミリ秒以内に2以上の背面画像変更コマンドを受信することはなく、したがって、コマンド判定処理(図525参照)を実行する場合に、コマンドバッファ領域に2以上の背面画像変更コマンドが格納されている場合はないはずであるが、ノイズ等の影響によってコマンドの一部が変化し、別のコマンドが誤って背面画像変更コマンドとして解釈されるおそれもあり得る。S2206の処理では、2以上の背面画像コマンドがコマンドバッファ領域に格納されていると判断される場合、先に受信した背面画像コマンドによって示される背面種別に対応する背面画像判別フラグをオンしてもよいし、後に受信した背面画像コマンドによって示される背面種別に対応する背面画像判別フラグをオンしてもよい。また、任意の1の背面画像変更コマンドを抽出し、そのコマンドによって示される背面種別に対応する背面画像判別フラグをオンしてもよい。この背面画像の変更は、パチンコ機10における遊技価値の直接影響を与えるものではないので、パチンコ機10の特性や操作性に応じて、適宜設定するのが好ましい。
図525に戻って説明を続ける。S2114の処理において、背面画像系コマンドがないと判別されると(S2114:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、エラーコマンドがあるか否かを判別し(S2116)、エラーコマンドがあれば(S2116:Yes)、エラーコマンド処理を実行して(S2117)、S2101の処理へ戻る。
ここで、図532(b)を参照して、エラーコマンド処理(S2115)の詳細について説明する。図532(b)は、エラーコマンド処理を示すフローチャートである。このエラーコマンド処理は、音声ランプ制御装置113より受信したエラーコマンドに対応する処理を実行するものである。
エラーコマンド処理(S2117)では、まず、オン状態でエラーが発生していることを示すエラー発生フラグをオンに設定する(S2211)。そして、エラー種別毎に設けられたエラー判別フラグのうち、エラーコマンドによって示されるエラー種別に対応するエラー判別フラグをオンすると共に、その他のエラー判別フラグをオフに設定して(S2212)、エラーコマンド処理(S2117)を終了し、コマンド判定処理(図525参照)に戻る。
表示設定処理(図533)では、S2211の処理によって設定されたエラー発生フラグに基づいて、エラーの発生を検出すると、S2212の処理によって設定されたエラー判別フラグから発生したエラー種別を判断し、そのエラー種別に対応する警告画像を第3図柄表示装置81に表示させるように処理を実行する。
なお、2以上のエラーコマンドがコマンドバッファ領域に格納されていると判断される場合、S2212に処理では、それぞれのエラーコマンドによって示される全てのエラー種別に対応するエラー判別フラグをオンに設定する。これにより、全てのエラー種別に対応する警告画像が第3図柄表示装置81に表示されるので、遊技者やホール関係者が、エラーの発生状況を正しく把握することができる。
図525に戻って説明を続ける。S2116の処理において、エラーコマンドがないと判別されると(S2116:No)、次いで、その他の未処理のコマンドに対応する処理を実行し(S2118)、S2101の処理へ戻る。
各コマンドの処理が実行された後に再び実行されるS2101の処理では、再度、コマンドバッファ領域に未処理の新規コマンドがあるか否かを判別し、未処理の新規コマンドがあれば(S2101:Yes)、再びS2102~S2118の処理を実行する。そして、コマンドバッファ領域に未処理の新規コマンドがなくなるまで、S2101~S2118の処理が繰り返し実行され、S2101の処理で、コマンドバッファ領域に未処理の新規コマンドがないと判別されると、このコマンド判定処理(S2022)を終了する。
なお、V割込処理(図524(b)参照)において簡易画像表示フラグ233aがオンの場合に実行される簡易コマンド判定処理(S2028)も、コマンド判定処理(S2022)と同様の処理が行われる。ただし、簡易コマンド判定処理では、コマンドバッファ領域に格納されている未処理のコマンドから、図482に示す電源投入時画像を表示するのに必要なコマンド、即ち、表示表確定コマンド、表示用変動パターンコマンドおよび表示用停止種別コマンドだけを抽出して、それぞれのコマンドに対応する処理である、確定コマンド処理(図528(a)参照)、変動パターンコマンド処理(図528(b)参照)および停止種別コマンド処理(図529参照)を実行すると共に、その他のコマンドについては、そのコマンドに対応する処理を実行せずに破棄する処理を行う。
ここで、この場合に実行される、変動パターンコマンド処理(図528(b)参照)では、S2162の処理で、電源投入時変動画像283の表示に対応した表示データテーブル232a1が表示データテーブルバッファ233bに設定され、また、その場合に必要となる電源投入時主画像282および電源投入時変動画像283の画像データは常駐用ビデオRAM235の電源投入時主画像エリア235aおよび電源投入時変動画像エリア235bに格納されているので、S2163の処理では、転送データテーブルバッファ233dにはNullデータを書き込み、その内容をクリアする処理が行われる。
次に、図533から図536を参照して、表示制御装置114のMPU231で実行されるV割込処理(図524(b)参照)の一処理である上述の表示設定処理(S2023)の詳細について説明する。図533及び図534は、この表示設定処理を示すフローチャートである。
この表示設定処理(S2023)では、まず、図533で示すように、新規コマンドフラグがオンであるか否かを判別し(S2301)、新規コマンドフラグがオンではない、即ち、オフであれば(S2301:No)、先に実行されるコマンド判定処理(図525参照)において新規コマンドが処理されていないと判断して、S2302~S2306の処理をスキップし、処理をS2307へ移行する。一方、新規フラグがオンであれば(S2301:Yes)、先に実行されるコマンド判定処理において新規コマンドが処理されたと判断し、新規コマンドフラグをオフに設定した後(S2302)、S2303~S2306の処理によって、新規コマンドに対応する処理を実行する。
S2303の処理では、新規保留球数コマンドフラグはオンであるか否かを判別し(S2303)、新規保留球数コマンドフラグがオンであれば(S2303:Yes)、先のコマンド判定処理(図525参照)において表示用保留球数コマンドが処理されたと判断し、保留画像設定処理を実行する(S2304)。
ここで、図535(a)を参照して、保留画像設定処理(S2304)の詳細について説明する。図535(a)は、保留画像設定処理を示すフローチャートである。この保留画像設定処理は、表示用保留球数コマンドが処理されたことに合わせて、音声ランプ制御装置113より通知された保留球数分の保留図柄及び実行図柄を第3図柄表示装置81に初期設定(デフォルト設定。即ち、「白色」の「○」図柄。)で表示させる画像データを展開するための処理である。
保留画像設定処理(S2304)では、まず、個数判別フラグを参照し、オンが設定された個数判別フラグに対応した保留球数分の保留図柄及び実行図柄を第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図456(a)参照)に表示させる保留画像データを展開する(S2341)。タスク処理(図524(b)のS2024参照)では、この展開された保留画像データを元に、その保留画像を構成するスプライト(表示物)の種別を特定すると共に、各スプライト毎に、表示座標位置や拡大率、回転角度といった描画に必要な各種パラメータを決定する。
そして、新規保留球数コマンドフラグをオフに設定し(S2342)、この保留画像設定処理(S2304)を終了して、表示設定処理(図533参照)に戻る。
図533に戻って説明を続ける。保留画像設定処理(S2304)の後、又は、S2303の処理において、新規保留球数コマンドフラグがオンでなければ(S2303:No)、次いで、エラー発生フラグがオンであるか否かを判別する(S2305)。判別の結果、エラー発生フラグがオンであれば(S2305:Yes)、警告画像設定処理を実行する(S2306)。
ここで、図535(b)を参照して、警告画像設定処理(S2306)の詳細について説明する。図535(b)は、警告画像設定処理を示すフローチャートである。この処理は、発生したエラーに対応する警告画像を第3図柄表示装置81に表示させる画像データを展開するための処理である。
警告画像設定処理(S2306)では、まず、エラー判別フラグを参照し、オンが設定された全てのエラー判別フラグに対応したエラーの警告画像を第3図柄表示装置81に表示させる警告画像データを展開する(S2351)。タスク処理(図524(b)のS2024参照)では、この展開された警告画像データを元に、その警告画像を構成するスプライト(表示物)の種別を特定すると共に、各スプライト毎に、表示座標位置や拡大率、回転角度といった描画に必要な各種パラメータを決定する。
そして、エラー発生フラグをオフに設定して(S2352)、この警告画像設定処理(S2306)を終了して、表示設定処理(図533参照)に戻る。
図533に戻って説明を続ける。警告画像設定処理(S2306)の後、又はS2305の処理において、エラー発生フラグがオンではない、即ち、オフであると判別された場合は(S2305:No)、次いで、ポインタ更新処理を実行する(S2307)。
ここで、図536を参照して、ポインタ更新処理(S2307)の詳細について説明する。図536は、ポインタ更新処理を示すフローチャートである。このポインタ更新処理は、表示データテーブルバッファ233b、追加データテーブルバッファ233cおよび転送データテーブルバッファ233dの各バッファにそれぞれ格納された表示データテーブル232a1、追加データテーブル232a2および転送データテーブル232a3から、対応する描画内容もしくは転送対象画像データの転送データ情報を取得すべきアドレスを指定するポインタ233eの更新を行う処理である。
このポインタ更新処理(S2307)では、まず、ポインタ233eを1加算する(S2361)。即ち、ポインタ233eは、原則、V割込処理(図524(b)参照)が実行される度に1だけ加算されるように更新処理が行われる。また、上述したように、各種データテーブル232a1~232a3は、アドレス「0000H」には、「Start」情報が記載されており、それぞれのデータの実体はアドレス「0001H」以降に規定されているところ、表示データテーブル232a1が表示データテーブルバッファ233bに格納されるのに合わせてポインタ233eの値が「0」に初期化された場合は、このポインタ更新処理によってその値が「1」に更新されるので、アドレス「0001H」から順に、それぞれのデータテーブル232a1~232a3から実体的なデータを読み出すことができる。
S2361の処理によって、ポインタ233eの値を更新した後、次いで、表示データテーブルバッファ233bに設定された表示データテーブル232a1において、その更新後のポインタ233eで示されるアドレスのデータが「End」情報であるか否かを判別する(S2362)。その結果、「End」情報であれば(S2362:Yes)、表示データテーブルバッファ233bに設定された表示データテーブル232a1において、その実体データが記載されたアドレスを過ぎてポインタ233eが更新されたことを意味する。
そこで、表示データテーブルバッファ233bに格納されている表示データテーブル232a1がデモ用表示データテーブル232a1又は再始動表示データテーブル232a1であるか否かを判別して(S2363)、デモ用表示データテーブル232a1又は再始動表示データテーブル232a1であれば(S2363:Yes)、ポインタ233eを「1」に設定し(S2364)、さらに、表示データテーブルバッファ233bに設定されているデモ用表示データテーブル232a1又は再始動表示データテーブル232a1の演出時間に対応する時間データを計時カウンタ233gに設定して(S2365)、S2367の処理へ移行する。これにより、表示設定処理(図533参照)では、デモ用表示データテーブル232a1又は再始動表示データテーブル232a1の先頭から順に描画内容を展開することができるので、第3図柄表示装置81には、デモ演出または再始動演出を繰り返し表示させることができる。
一方、S2363の処理において、表示データテーブルバッファ233bに格納されている表示データテーブル232a1がデモ用表示データテーブル232a1でも、再始動表示データテーブル232a1でもないと判別された場合は(S2363:No)、ポインタ233eの値を1だけ減算して(S2366)、S2367の処理へ移行する。これにより、表示設定処理(図533参照)では、表示データテーブルバッファ233bにデモ用表示データテーブル232a1および再始動表示データテーブル232a1以外の表示データテーブル232a1、例えば、変動用表示データテーブル232a1や確定表示データテーブル232a1が設定されている場合は、「End」情報が記載された1つ前のアドレスの描画内容が常に展開されるので、第3図柄表示装置81には、その表示データテーブル232a1で規定される最後の画像で停止させた状態で表示させることができる。
なお、S2362の処理において、表示データテーブルバッファ233bに設定された表示データテーブル232a1において、S2361の処理による更新後のポインタ233eで示されるアドレスのデータが「End」情報ではないと判別される場合は(S2362:No)、S2363~S2366の処理をスキップして、S2367の処理へ移行する。
S2367の処理では、確定コマンドフラグがオンであるか否かを判別し(S2367)、確定コマンドフラグがオンではなく、オフであれば(S2367:No)、そのままポインタ更新処理(S2307)を終了して、表示設定処理(図533参照)に戻る。一方、確定コマンドフラグがオンであれば(S2367:Yes)、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110より確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信したことを意味するので、表示データテーブルバッファ233bに設定されている表示データテーブル232a1において「End」情報が格納されているエンド位置アドレスから1だけ減算した値に、ポインタ233eの値を設定する(S2368)。そして、計時カウンタ233gの値を「1」に設定して(S2369)、このポインタ更新処理を終了し、表示設定処理に戻る。これにより、確定コマンドを受信した場合は、表示設定処理では、設定された表示データテーブル232a1の最後に規定された描画内容を展開すると共に、確定表示演出の開始を制御することができる。
図533に戻って説明を続ける。ポインタ更新処理(S2307)の後は、表示データテーブルバッファ233b及び追加データテーブルバッファ233cに設定されている表示データテーブル232a1および追加データテーブル232a2から、ポインタ更新処理によって更新されたポインタ233eで示されるアドレスの描画内容を展開する(S2308)。タスク処理(図524(b)のS2024参照)では、先に展開された保留画像や警告画像などと共に、S2308の処理で展開された描画内容を元に、画像を構成するスプライト(表示物)の種別を特定すると共に、各スプライト毎に、表示座標位置や拡大率、回転角度といった描画に必要な各種パラメータを決定する。
第20実施形態では、表示データテーブルバッファ233bに表示データテーブル232a1が格納され、追加データテーブルバッファ233cに追加データテーブル232a2が格納されている状態で、ポインタ233eが示すアドレスにおいて、同一のスプライトの描画が設定されていた場合、追加データテーブル232a2で示される描画内容を優先して描画リストを生成するように構成されている。これにより、表示データテーブル232a1で規定されているスプライトの描画内容を、追加データテーブル232a2で規定し直すことで、表示データテーブル232a1の描画内容から追加データテーブル232a2の描画内容に変更して表示することができる。
また、第20実施形態では、追加データテーブルバッファ233cに複数の追加データテーブル232a2を格納可能に構成されているが、複数の追加データテーブル232a2が追加データテーブルバッファ233cに格納されている状態で、ポインタ233eが示すアドレスにおいて、同一のスプライトの描画が設定されていた場合、最も新しく格納された追加データテーブル232a2で示される描画内容を優先して描画リストを生成するように構成されている。即ち、追加データテーブル232a2の格納順を記憶しておき、最も新しい追加データテーブル232a2の描画内容を優先して表示することができるので、表示内容を変更した後にさらに変更する場合、的確に表示することが可能となる。
なお、追加データテーブル232a2において、Nullデータが記載されている場合は、追加すべきスプライトが存在しないものとして以後の処理を実行する。また、追加データテーブルバッファ233cがNullデータでクリアされているときは、常にNullデータが追加データテーブルバッファ233cから展開されることになる。
次いで、計時カウンタ233gの値を1だけ減算し(S2309)、減算後の計時カウンタ233gの値が「0」以下であるか否かを判別する(S2310)。そして、計時カウンタ233gの値が「0」以下でない場合、即ち、「1」以上である場合は(S2310:No)、そのまま表示設定処理(S2023)を終了して、V割込処理(図524(b)参照)に戻る。
一方、S2310の処理において、計時カウンタ233gの値が「0」以下である場合は(S2310:Yes)、表示データテーブルバッファ233bに設定されている表示データテーブル232a1に対応する演出の演出時間が経過したことを意味する。このとき、表示データテーブルバッファ233bに変動用表示データテーブル232a1が設定されている場合は、その演出の終了に合わせて、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110から確定コマンド(表示用確定コマンド)が送信されるはずであるので、続くS2311の処理では、確定コマンドフラグがオンであるか否かを確認する(S2311)。
S2311の判別の結果、確定コマンドフラグがオンであれば(S2311:Yes)、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110から確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信したことを意味するので、まず、確定表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定すると共に、追加データテーブルバッファ233cおよび転送データテーブルバッファ233dにそれぞれNullデータを書き込むことで、それらの内容をクリアする(S2312)。
次いで、実行中の変動演出が終了するため、該変動演出用に設定された内容をクリア、即ち、小当たり用右打ち報知コマンドフラグ及び背面画像変更フラグをオフし(S2313)、文字パターンメモリ233j、赤文字フラグ233k及び文字変化判別フラグをオフする(S2314)。このように構成することで、1の変動演出が終了する毎に該変動演出用に設定された内容を初期化することができるので、例えば、前回の変動演出において設定された文字表示Se1の設定内容が、次回の変動演出において現出するといった不具合が発生することを未然に防止することができる。
次いで、確定表示の演出時間に対応する時間データを計時カウンタ233gに設定し(S2315)、さらに、ポインタ233eの値を「0」に初期化する(S2316)。そして、確定コマンドフラグをオフに設定し(S2317)、次いで、「0」状態(オフ状態)で確定表示演出中であることを示す確定表示フラグをオン(即ち、「1」)に設定後(S2318)、停止図柄判別フラグの内容をそのままワークRAM233に設けられた前回停止図柄判別フラグにコピーして(S2319)、この表示設定処理(S2023)を終了し、V割込処理(図524(b)参照)に戻る。
これにより、表示データテーブルバッファ233bに変動用表示データテーブル232a1が設定されている状況において、その演出の終了に合わせて、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110より確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信した場合は、変動演出における停止図柄の確定表示演出が第3図柄表示装置81に表示されるように、その描画内容を設定することができる。
また、表示データテーブルバッファ233bに設定される表示データテーブル232a1を確定表示データテーブル232a1に変更するだけで、容易に、第3図柄表示装置81に表示させる演出を確定表示演出に変更することが出来る。そして、従来のように、別のプログラムを起動させることによって表示内容を変更する場合と比較して、プログラムが複雑かつ肥大化することなく、よって、MPU231に多大な負荷がかかることがないので、表示制御装置114の処理能力に関係なく、多種態様な演出画像を第3図柄表示装置81に表示させることができる。
なお、S2319の処理によって設定された前回停止図柄判別フラグは、次に行われる変動演出において第3図柄表示装置81に表示すべき第3図柄を特定するために用いられる。即ち、上述したように、変動演出における第3図柄の表示は、1つ前に行われた変動演出の停止図柄に応じて変わるためであり、変動用表示データテーブル232a1では、その表示データテーブル232a1に基づく変動が開始されてから所定時間経過するまでは、1つ前に行われた変動演出の停止図柄からの図柄オフセット情報が記載されている。
よって、タスク処理(図524(b)のS2024参照)では、変動が開始されてから所定時間が経過するまで、S2319によって設定された前回停止図柄判別フラグから、1つ前に行われた変動演出の停止図柄を特定すると共に、その特定した停止図柄に対して表示設定処理により取得された図柄オフセット情報を加算することによって、実際に表示すべき第3図柄を特定する。これにより、1つ前の変動演出における停止図柄から変動演出が開始される。
一方、S2311の処理において、確定コマンドフラグがオンではなく、オフであれば(S2311:No)、処理を図534に示すS2320の処理へ移行し、確定表示フラグがオンであるか否かを判別する(S2320)。そして、確定表示フラグがオンであれば(S2320:Yes)、S2310の処理において計時カウンタ233gの値が「0」以下と判定(S2310:Yes)されたのは、確定表示演出が終了したことを意味する。そこで、確定表示フラグをオフに設定した後(S2321)、デモ用表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定し(S2322)、次いで、デモ表示の演出時間に対応する時間データを計時カウンタ233gに設定する(S2323)。そして、ポインタ233eを「0」に初期化し(S2324)、オン状態でデモ演出中であることを示すデモ表示フラグをオンに設定して(S2325)、処理を図533に移行し、この表示設定処理(S2023)を終了して、V割込処理(図524(b)参照)に戻る。
これにより、確定表示演出が終了するまでに、次の変動演出開始を示す表示用変動パターンコマンドや、デモ演出の開始を示す表示用デモ演出コマンドを受信しなかった場合には、自動的に第3図柄表示装置81にデモ演出が表示されるように、その描画内容を設定することができる。
なお、S2320の処理において、確定表示フラグがオンと判定される場合、即ち、S2320のYesの分岐条件を満たすのは、確定表示演出が行われている場合であり、この場合、S2312の処理によって、追加データテーブルバッファ233c及び転送データテーブルバッファ233dはいずれもその内容がクリアされている。よって、S2322の処理では、それらのデータテーブルバッファ233c,233dのクリア処理を省略している。これにより、MPU231における処理負荷の軽減を図ることができる。
一方、S2320の処理において、確定表示フラグがオンではなく、オフであれば(S2320:No)、次いで、デモ表示フラグがオンであるか否かを判別する(S2326)。そして、デモ表示フラグがオンであれば(S2326:Yes)、S2310の処理において計時カウンタ233gの値が「0」以下と判定(S2310:Yes)されたのは、デモ演出が終了したことを意味する。そこで、処理を図533へ移行し、この表示設定処理(S2023)を終了して、V割込処理(図524(b)参照)に戻る。そして、この場合、次回のV割込処理の表示設定処理の中で実行されるポインタ更新処理(S2307)によって、上述したように、再びデモ演出が開始されるように、各種設定が行われるので、音声ランプ制御装置113より新たな表示用変動パターンコマンドを受信するまでは、デモ演出を繰り返し第3図柄表示装置81に表示させることができる。
一方、S2326の処理において、デモ表示フラグがオンではなく、オフである場合は(S2326:No)、S2310の処理において計時カウンタ233gの値が「0」以下と判定(S2310:Yes)されたのは、変動演出が終了したことを意味する。そこで、変動演出が終了してから所定時間経過しても確定コマンドが受信されない場合は、再始動演出を開始するために、変動演出に対応する変動用表示データテーブル232a1が表示データテーブルバッファ233bに設定されるのに合わせて「0」に初期化された再始動タイマカウンタを1加算し(S2327)、加算後の再始動タイマカウンタの値が所定値(例えば、「100」)になったか否かを判別する(S2328)。
そして、再始動タイマカウンタが所定値ではない場合(S2328:No)、処理を図533へ移行し、表示設定処理(図533参照)を終了して、V割込処理(図524(b)参照)に戻る。一方、再始動タイマカウンタが所定値である場合は(S2328:Yes)、再始動表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定すると共に、追加データテーブルバッファ233cおよび転送データテーブルバッファ233dにそれぞれNullデータを書き込むことで、それらの内容をクリアする(S2329)。そして、再始動演出の演出時間に対応する時間データを計時カウンタ233gに設定し(S2330)、さらに、ポインタ233eの値を「0」に初期化して(S2331)、処理を図533へ移行し、表示設定処理(S2023)を終了して、V割込処理(図524(b)参照)に戻る。
これにより、表示制御装置114では、変動演出の終了に伴って第3図柄が停止表示されてから所定時間経過しても、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110から送信される確定コマンド(表示用確定コマンド)が受信されない場合には、再始動演出が第3図柄表示装置81に表示されるように、その描画内容を設定することができる。そして、上述したように、再始動演出は、第3図柄を振動させた画像を第3図柄表示装置81に表示させる演出であるので、遊技者は、第3図柄表示装置81において、第3図柄の変動が停止表示された後にその第3図柄が振動して表示されることを視認すると、その時点では停止図柄が確定していないことを認識することができる。
なお、再始動表示データテーブル232a1によって規定された最後の描画内容が展開された後は、上述のポインタ更新処理(S2307)によって、再び再始動表示データテーブル232a1の先頭から描画内容が展開される。従って、音声ランプ制御装置113より表示用確定コマンドを受信したり、新たな表示用変動パターンコマンドを受信するまでは、再始動演出を繰り返し第3図柄表示装置81に表示させることができる。
また、V割込処理(図524(b)参照)において簡易画像表示フラグ233aがオンの場合に実行される簡易表示設定処理(図524(b)のS2029)も、表示設定処理(S2023)と同様の処理が行われる。ただし、簡易表示設定処理では、電源投入時変動画像283による変動演出の演出時間が終了後、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110より確定コマンド(表示用確定コマンド)を受信した場合は、所定時間、表示用停止種別コマンドに基づいて設定された停止図柄に応じた電源投入時変動画像283の一方の画像(図482(b)および図482(c)のいずれか)を停止表示させることを規定した表示データテーブル232a1を、表示データテーブルバッファ233bに設定する処理が行われる。
さらに、電源投入時変動画像283による変動演出の演出時間が終了後、本来、音声ランプ制御装置113を介して主制御装置110より受信すべき確定コマンド(表示用確定コマンド)の受信が認められない場合は、そのまま電源投入時変動画像283の変動演出を再始動させることを規定した表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定する処理が行われる。
次いで、図537~図539を参照して、表示制御装置114のMPU231で実行されるV割込処理(図524(b)参照)の一処理である上述の転送設定処理(S2025)の詳細について説明する。まず、図537(a)は、この転送設定処理を示すフローチャートである。
この転送設定処理(S2025)では、まず、簡易画像表示フラグ233aがオンか否かを判別する(S2401)。そして、簡易画像表示フラグ233aがオンであれば、(S2401:Yes)、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データがキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送されていないので、常駐画像転送設定処理を実行して(S2402)、この転送設定処理を終了し、V割込処理(図524(b)参照)へ戻る。これにより、画像コントローラ237に対して、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235へ転送させるための転送指示が設定される。なお、常駐画像転送設定処理の詳細については、図537(b)を参照して後述する。
一方、S2401の処理において、簡易画像表示フラグ233aがオンではない、即ち、オフであれば、(S2401:No)、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データがキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に転送されている。この場合は、通常画像転送設定処理を実行し(S2403)、この転送設定処理(S2025)を終了して、V割込処理(図524(b)参照)へ戻る。これにより、以後のキャラクタROM234からの画像データの転送は、通常用ビデオRAM236に対して行われるように転送指示が設定される。なお、通常画像転送設定処理の詳細については、図538及び図539を参照して後述する。
ここで、図537(b)を参照して、表示制御装置114のMPU231で実行される転送設定処理(S2025)の一処理である常駐画像転送設定処理(S2402)について説明する。図537(b)は、この常駐画像転送設定処理(S2402)を示すフローチャートである。
この常駐画像転送設定処理(S2402)では、まず、画像コントローラ237に対して、未転送の画像データの転送指示をしているか否かを判別し(S2411)、転送指示を送信していれば(S2411:Yes)、さらに、その転送指示に基づき画像コントローラ237により行われる画像データの転送処理が終了したか否かを判別する(S2412)。このS2412の処理では、画像コントローラ237に対して画像データの転送指示を行った後、画像コントローラ237から、転送処理の終了を示す転送終了信号を受信した場合に、転送処理が終了したと判断する。そして、S2412の処理において、転送処理が終了していないと判別される場合は(S2412:No)、画像コントローラ237において画像の転送処理が継続して行われているので、この常駐画像転送設定処理(S2402)を終了して、転送設定処理(図537(a)参照)へ戻る。
一方、S2412の処理において、転送処理が終了したと判別される場合(S2412:Yes)、処理をS2413へ移行する。また、S2411の処理において、画像コントローラ237に対して、未転送の画像データの転送指示を送信していない場合も(S2411:No)、処理をS2413へ移行する。
S2413の処理では、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての常駐対象画像データを転送したか否かを判別し(S2413)、未転送の常駐対象画像データがあれば(S2413:No)、その未転送の常駐対象画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235へ転送するように、画像コントローラ237に対する転送指示を設定し(S2414)、常駐画像転送設定処理(S2402)を終了して、転送設定処理(図537(a)参照)へ戻る。
これにより、描画処理において画像コントローラ237に対して送信される描画リスト(図488参照)に、未転送の常駐対象画像データに関する転送データ情報が含められることになり、画像コントローラ237は、その描画リストに記載された転送データ情報を基に、常駐対象画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235へ転送することができる。
なお、転送データ情報には、常駐対象画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス及び最終アドレス、転送先の情報(この場合は、常駐用ビデオRAM235)、並びに、転送先(ここで転送される常駐対象画像データを格納すべき常駐用ビデオRAM235に設けられたエリア)の先頭アドレス、が含められる。画像コントローラ237は、この転送データ情報に基づいて画像転送処理を実行し、転送処理で指定された画像データをキャラクタROM234から読み出して、指定された常駐用ビデオRAM235の指定されたアドレスに転送する。そして、転送が完了すると、MPU231に対して、転送終了信号を送信する。
一方、S2413の処理の結果、全ての常駐対象画像データが転送されていれば(S2413:Yes)、簡易画像表示フラグ233aをオフに設定して(S2415)、常駐画像転送設定処理(S2402)を終了して、転送設定処理(図537(a)参照)へ戻る。これにより、V割込処理(図524(b)参照)において、簡易コマンド判定処理(図525(b)のS2028参照)および簡易表示設定処理(図524(b)のS2029参照)ではなく、コマンド判定処理(図525から図532参照)および表示設定処理(図533から図536参照)が実行されるので、通常時の画像の描画が設定されることになり、第3図柄表示装置81には通常時の画像が表示される。また、以後のキャラクタROM234からの画像データの転送は、通常画像転送設定処理(図538及び図539参照)により、通常用ビデオRAM236に対して行われる(図537(a)のS2401:No参照)。
MPU231は、この常駐画像転送設定処理(S2402)を実行することにより、既にメイン処理(図523参照)の中で転送されている電源投入時主画像282および電源投入時変動画像283を除く、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての常駐対象画像データをキャラクタROM234から常駐用ビデオRAM235に対して転送することができる。そして、MPU231は、常駐用ビデオRAM235に転送された画像データを、電源投入中、上書きすることなく保持され続けるよう制御する。これにより、常駐用ビデオRAM235に転送された画像データは、電源投入中、常駐用ビデオRAM235に常駐されることになる。
よって、常駐用ビデオRAM235に常駐すべき全ての画像データが常駐用ビデオRAM235に転送された後は、MPU231は、この常駐用ビデオRAM235に常駐された画像データを使用しながら、画像コントローラ237にて画像の描画処理を行うことができる。これにより、描画処理に使用する画像データが常駐用ビデオRAM235に常駐されていれば、画像描画時に読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aで構成されたキャラクタROM234から対応する画像データを読み出す必要がない。その結果、その読み出しにかかる時間を省略でき、画像の描画を即座に行って第3図柄表示装置81に描画した画像を表示することができる。
特に、常駐用ビデオRAM235には、背面画像や、第3図柄、キャラクタ図柄、エラーメッセージ、コクピット画像、副表示画像といった、頻繁に表示される画像の画像データや、主制御装置110、音声ランプ制御装置113や表示制御装置114などによって表示が決定された後、即座に表示すべき保留図柄や文字図柄の画像データを常駐させるので、キャラクタROM234をNAND型フラッシュメモリ234aで構成しても、遊技者によって任意のタイミングで行われる種々の操作から、第3図柄表示装置81に何らかの画像を表示させるまでの応答性を高く保つことができる。
次に、図538及び図539を参照して、表示制御装置114のMPU231で実行される転送設定処理(S2025)の一処理である通常画像転送設定処理(S2403)について説明する。図538及び図539は、この通常画像転送設定処理(S2403)を示すフローチャートである。
この通常画像転送設定処理(S2403)では、まず、転送データテーブルバッファ233dに設定されている転送データテーブル232a3から、先に実行された表示設定処理(図533参照)のポインタ更新処理(S2307)によって更新されたポインタ233eで示されるアドレスに記載された情報を取得する(S2421)。
そして、取得した情報が転送データ情報であるか否かを判別し(S2422)、転送データ情報であれば(S2422:Yes)、その転送データ情報から、転送対象画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、及び、転送先(通常用ビデオRAM236)の先頭アドレスを抽出して、ワークRAM233に設けられた転送データバッファに格納し(S2423)、さらに、オン状態で転送開始すべき画像データが存在することを示す転送開始フラグをオンに設定して(S2424)、S2425の処理へ移行する。
一方、S2422の処理において、取得した情報が転送データ情報ではなく、Nullデータであれば(S2422:No)、S2423及びS2424の処理をスキップして、S2425の処理へ移行する。
S2425の処理では、画像転送の終了処理をすべく、画像転送詳細処理を実行し(S2425)、この通常画像転送設定処理(S2403)を終了して、転送設定処理(図537(a)参照)に戻る。
ここで、図539を参照して、表示制御装置114のMPU231で実行される通常画像転送設定処理(S2403)の一処理である画像転送詳細処理(S2425)について説明する。図539は、この画像転送詳細処理(S2425)を示すフローチャートである。
この画像転送詳細処理(S2425)では、まず、画像コントローラ237に対して、前回の転送処理が終了後に、画像データの転送指示を設定したか否かを判別し(S2441)、転送指示を設定していれば(S2441:Yes)、さらに、その転送指示に基づき画像コントローラ237により行われる画像データの転送処理が終了したか否かを判別する(S2442)。
このS2442の処理では、画像コントローラ237に対して画像データの転送指示を設定した後、画像コントローラ237から、転送処理の終了を示す転送終了信号を受信した場合に、転送処理が終了したと判断する。そして、S2442の処理により、転送処理が終了していないと判別される場合(S2442:No)、画像コントローラ237において画像の転送処理が継続して行われているので、この画像転送詳細処理(S2425)を終了して、通常画像転送設定処理(図538参照)に戻る。一方、転送処理が終了したと判別される場合(S2442:Yes)、S2443の処理へ移行する。また、S2441の処理の結果、前回の転送処理の終了後に、画像コントローラ237に対して画像データの転送指示を設定していない場合も(S2441:No)、S2443の処理へ移行する。
S2443の処理では、転送開始フラグがオンか否かを判別し(S2443)、転送開始フラグがオンであれば(S2443:Yes)、転送開始すべき画像データが存在しているので、転送開始フラグをオフにし(S2444)、通常画像転送設定処理(図538参照)のS2423の処理によって転送データバッファに格納した各種情報によって示される画像データを転送対象画像とした上で、S2454の処理へ移行する。一方、転送開始フラグがオンではなく、オフであれば(S2443:No)、次いで、小当たり用右打ち報知コマンドフラグはオンか否かを判別する(S2445)。
そして、小当たり用右打ち報知コマンドフラグがオンであれば(S2445:Yes)、小当たり時の右打ち報知に関する演出コマンドが処理され、右打ち報知用追加データテーブル232a2が追加データテーブルバッファ233cに設定されたことを意味するので、小当たり用右打ち報知コマンドフラグをオフに設定した後(S2446)、小当たり用右打ち画像種別毎に設けられた小当たり用右打ち報知判別フラグのうち、オン状態にある小当たり用右打ち報知判別フラグに対応する小当たり用右打ち画像の画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、及び、転送先(通常用ビデオRAM236)の先頭アドレスを特定し(S2447)、この特定した各種情報によって示される画像データを転送対象画像とした上で、S2454の処理へ移行する。なお、S2447において、オン状態にある小当たり用右打ち報知判別フラグに対応する小当たり用右打ち画像の画像データが転送対象画像された場合、該オン状態の小当たり用右打ち報知判別フラグはすべてオフに設定されるように構成されている。
S2445の処理において、小当たり用右打ち報知コマンドフラグがオンではなく、オフであれば(S2445:No)、次いで、背面画像コマンドフラグはオンか否かを判別する(S2448)。そして、背面画像コマンドフラグがオンであれば(S2448:Yes)、背面画像の変更を意味するので、背面画像コマンドフラグをオフに設定した後(S2449)、背面種別毎に設けられた背面画像判別フラグのうち、オン状態にある背面画像判別フラグに対応する背面画像の画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、及び、転送先(通常用ビデオRAM236)の先頭アドレスを特定し(S2450)、この特定した各種情報によって示される画像データを転送対象画像とした上で、S2454の処理へ移行する。
なお、オン状態にある背面画像判別フラグが背面Aのものである場合、対応する画像データは全て常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに常駐されているので、通常用ビデオRAM236に転送すべき画像データが存在しない。よって、S2448の処理では、オン状態にある背面画像判別フラグが背面Aのものであれば、背面画像コマンドフラグがオフとみなし(S2448:No)、処理をS2451へ移行する。
S2448の処理において、背面画像コマンドフラグがオンではなく、オフであれば(S2448:No)、次いで、文字変化コマンドフラグはオンか否かを判別する(S2451)。そして、文字変化コマンドフラグがオフであれば(S2451:No)、この画像転送詳細処理(S2425)を終了して、通常画像転送設定処理(図539参照)へ戻る。
一方、S2451の処理において、文字変化コマンドフラグがオンであれば(S2451:Yes)、文字図柄(リーチ発生時文字表示Se1)の変更を意味するので、文字変化コマンドフラグをオフに設定した後(S2452)、文字変化画像種別毎に設けられた文字変化判別フラグのうち、オン状態にある文字変化判別フラグに対応する文字図柄の画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、及び、転送先(通常用ビデオRAM236)の先頭アドレスを特定し(S2453)、この特定した各種情報によって示される画像データを転送対象画像とした上で、S2454の処理へ移行する。
S2454の処理では、転送対象画像が通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに既に格納されているか否かを判別する(S2454)。このS2454の処理における判別では、格納画像判別フラグ233hを参照することによって行われる。即ち、転送対象画像とされたスプライトに対応する格納状態を格納画像判別フラグ233hより読み出して、その格納状態が「オン」であれば、転送対象となったスプライトの画像データが通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納されていると判断し、格納状態が「オフ」であれば、転送対象となったスプライトの画像データが通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納されていないと判断する。
そして、S2454の処理の結果、転送対象画像が通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納されていれば(S2454:Yes)、キャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに対して、その画像データを転送する必要がないので、そのまま画像転送詳細処理(S2425)を終了し、処理を通常画像転送設定処理(図539参照)へ戻る。これにより、無駄にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに対して転送されるのを抑制することができ、表示制御装置114の各部における処理負担の軽減や、バスライン240におけるトラフィックの軽減を図ることができる。
一方、S2454の処理の結果、転送対象画像が通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納されていなければ(S2454:No)、その転送対象画像の転送指示を設定する(S2455)。これにより、描画処理において画像コントローラ237に対して送信される描画リストに、転送対象画像の転送データ情報が含められることになり、画像コントローラ237は、その描画リストに記載された転送データ情報を基に、転送対象画像の画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送することができる。
なお、転送データ情報には、転送対象画像の画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレスと最終アドレス、転送先の情報(この場合は、通常用ビデオRAM236)、及び転送先(ここで転送される転送対象画像の画像データを格納すべき通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに設けられたサブエリア)の先頭アドレスが含められる。画像コントローラ237は、この転送データ情報に基づいて画像転送処理を実行し、転送処理で指定された画像データをキャラクタROM234から読み出して、指定されたビデオRAMの指定されたアドレスに転送する。そして、転送が完了すると、MPU231に対して、転送終了信号を送信する。
S2455の処理の後、格納画像判別フラグ233hを更新し(S2456)、この画像転送詳細処理(S2425)を終了し、処理を通常画像転送設定処理(図539参照)へ戻る。格納画像判別フラグ233hの更新は、上述したように、転送対象画像となったスプライトに対応する格納状態を「オン」に設定し、また、その1のスプライトと同じ画像格納エリア236aのサブエリアに格納されることになっているその他のスプライトに対応する格納状態を「オフ」に設定することによって行われる。
このように、この通常用画像転送処理(S2403)を実行することによって、先に実行されたコマンド判定処理(図525参照)の中で文字系コマンド等に対する処理が実行され、その文字系コマンドで示された文字変化画像に対応する追加データテーブル232a2が追加データテーブルバッファ233cに設定された場合は、その追加データテーブル232a2で用いられる文字変化画像の画像データを遅滞なくキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに転送させることができる。
また、先に実行されたコマンド判定処理(図525参照)の中で背面画像変更コマンドの受信に基づいて背面画像の変更が行われた場合は、その背面画像で用いられる画像データのうち、常駐用ビデオRAM235の背面画像エリア235cに格納されていない画像データを、遅滞なく、キャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに転送させることができる。
また、本実施形態では、音声ランプ制御装置113からコマンド(例えば、表示用変動パターンコマンド)等に応じて、表示データテーブル232a1を表示データテーブルバッファ233bに設定するのに合わせて、その表示データテーブル232a1に対応する転送データテーブル232a3が転送データテーブルバッファ233dに設定されるように構成されている。よって、その表示データテーブル232a1で用いられるスプライトの画像データを、所望のタイミングで確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送することができる。
ここで、表示データテーブル232a1に従って所定のスプライトの描画が開始されるまでに、その所定のスプライトに対応する画像データが画像格納エリア236aに格納されるように、転送データテーブル232a3では、転送対象画像データの転送データ情報が所定のアドレスに対して規定されている。よって、この転送データテーブル232a3に規定された転送データ情報に従って、画像データをキャラクタROM234から画像格納エリア236aに転送することにより、表示データテーブル232a1に従って所定のスプライトを描画する場合に、そのスプライトの描画に必要な常駐用ビデオRAM235に常駐されていない画像データを、必ず画像格納エリア236aに格納させておくことができる。
これにより、読み出し速度の遅いNAND型フラッシュメモリ234aによってキャラクタROM234を構成しても、遅滞なく表示に必要な画像を予めキャラクタROM234から読み出し、通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送しておくことができるので、表示データテーブル232a1で指定された各スプライトの画像を描画しながら、対応する演出を第3図柄表示装置81に表示させることができる。また、転送データテーブル232a3の記載によって、常駐用ビデオRAM235に非常駐の画像データだけを容易に且つ確実にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ転送することができる。
また、転送データテーブル232a3では、スプライトに対応する画像データ毎にキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへ画像データが転送されるように、その転送データ情報を規定する。これにより、その画像データの転送をスプライト毎に管理し、また、制御することができるので、その転送に係る処理を容易に行うことができる。そして、スプライト単位でキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aへの画像データの転送を制御することにより、その処理を容易にしつつ、きめ細かく画像データの転送を制御できる。よって、転送にかかる負荷の増大を効率よく抑制することができる。
次いで、図540を参照して、表示制御装置114のMPU231で実行されるV割込処理(図524(b)参照)の一処理である上述の更新処理としての描画処理(S2026)の詳細について説明する。図540は、この描画処理を示すフローチャートである。
描画処理(S2026)では、タスク処理(図524(b)のS2024参照)で決定された1フレームを構成する各種スプライトの種別ならびにそれぞれのスプライトの描画に必要なパラメータ(表示位置座標、拡大率、回転角度、半透明値、αブレンディング情報、色情報、フィルタ指定情報)、及び、転送設定処理(図524(b)のS2025)により設定された転送指示から、図488に示す描画リストを生成する(S2501)。
即ち、S2501の処理では、タスク処理で決定された1フレームを構成する各種スプライトの種別から、各スプライト毎に、そのスプライトの画像データが格納されている格納RAM種別とアドレスとを特定し、その特定された格納RAM種別とアドレスとに対して、タスク処理で決定されたそのスプライトに必要なパラメータを対応付ける。そして、各スプライトを、1フレーム分の画像の中で最も背面側に配置すべきスプライトから前面側に配置すべきスプライト順に並び替えた上で、その並び替え後のスプライト順に、それぞれのスプライトに対する詳細な描画情報(詳細情報)として、スプライトの画像データが格納されている格納RAM種別ならびにアドレスおよびそのスプライトの描画に必要なパラメータを記述することで、描画リストを生成する。
このように、第20実施形態のパチンコ機10では、1の変動演出(変動パターン)を第3図柄表示装置81において実行する場合、予め定められた更新条件(即ち、1フレーム分の描画期間である20ミリ秒の経過)の成立に基づいて更新処理としての描画処理(S2026)を実行することにより、描画リストを更新することができる。
即ち、例えば、第1特別図柄の動的表示が大当たりに当選し、該動的表示の変動パターンが実行中の状態において、更新終了状態として、該変動パターンの最後まで描画処理を実行し、確定コマンドを実行することで該大当たりとなる動的表示が終了して付与利益としての大当たり遊技状態が発生する。
また、1の変動演出が実行される場合の描画リストの更新回数、即ち、変動パターンは、変動パターンテーブル202f(図468及び図469参照)に示す複数の変動パターンのうち、抽選によって1の変動パターンが決定される。
そして、例えば、大当たり種別「時短A」に当選することとなる動的表示が、特図1小当たり用変動パターンテーブル202f2(図468(b)参照)に示す複数の変動パターンのうち、抽選によって1の変動パターンが決定され、「E6:ノーマルリーチ(昇格演出)」の変動パターンである『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素+「昇格演出」の変動要素』にて実行される場合、「ノーマルリーチ」の変動要素の終了時点までにおいて、大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)に当選したことが確定し得ない(即ち、ハズレ表示となる)変動演出を実行し、続いて実行される「再変更」の変動要素の終了時点までにおいて、「大当たり表示」を現出する演出が行われる。
また、所定時期である「再変動」の変動要素の終了時点までにおいて、各図柄列に「2」や「8」など、小当たり種別「時短C」(7ラウンド時短大当たり)に当選したことが確定し得ない(即ち、小当たり種別「時短B」(5ラウンド時短大当たり)への当選となる)数字を付した同一の主図柄(以降、小当たり種別「時短C」(7ラウンド時短大当たり)に当選したことが確定し得ない(即ち、小当たり種別「時短B」(5ラウンド時短大当たり)への当選となる)数字を付した同一の主図柄のことを「5R図柄」と称することがある)が3つ停止され、続いて実行される、特定時期である「昇格演出」の変動要素の終了時点までにおいて、5R図柄から、各図柄列に「5」や「7」の数字を付した同一の主図柄(即ち、小当たり種別「時短C」(7ラウンド時短大当たり)に当選したことが確定する主図柄(以降、小当たり種別「時短C」(7ラウンド時短大当たり)に当選したことが確定する主図柄のことを「7R図柄」と称することがある))が3つ停止した状態に変化する演出が行われる。
このように、「再変動」の変動要素の終了時点から、変動パターンの終了までの間で行われる限定演出としての「昇格演出」の変動要素では、第1通知態様として5R図柄である主図柄が各図柄列に3つ揃った状態と、第2通知態様として7R図柄である主図柄が各図柄列に3つ揃った状態とが複数回に渡って切り替わり表示され、5R図柄で停止するのか、又は、7R図柄で停止するのか、を示唆する演出が行われ、最終的に7R図柄である主図柄が各図柄列に3つ揃った状態で実行中の変動パターンを終了する。
そして、制御判定結果として小当たり種別「時短C」が成立して大当たり遊技が開始されると、利益付与条件として、開放状態となっている可変入賞装置65に入賞させることによって、付与価値としての賞球を獲得することができる。
このように、更新状態としての大当たり(小当たりに基づく大当たり)変動では、大当たりとなる結果が報知された場合に、引き続き大当たり状態に制御される。この大当たり状態では、該大当たり状態及び小当たり状態以外では開放されない大入賞口が開放され、遊技者の賞球獲得機会となる。そして、遊技者の球の発射操作によって可変入賞装置65に球が入賞した場合に賞球が発生するように構成されている。
なお、「昇格演出」の変動要素において行われる主図柄が切り替わる演出は、「再変動」の変動要素の終了時点までに表示していた主図柄を、「昇格演出」の変動要素において別の主図柄に切り替えることが可能であれば如何様な演出でもよく、例えば、5R図柄と7R図柄とを同時に表示しておいて、いずれか一方の主図柄が消え、残った主図柄が最終的に当選した大当たりの主図柄となるように構成してもよいし、第3図柄表示装置81の中央に表示されている5R図柄を、外部から進入してきた7R図柄が押しのけようとする演出を行い、最終的に7R図柄が第3図柄表示装置81の中央に表示されるか否かを表示するように構成してもよいし、遊技者による枠ボタン22の操作によって、押下の度に5R図柄を切り裂くエフェクトを表示し、最終的に5R図柄を破壊して7R図柄を表示させることができるか否かを表示するように構成してもよい。
また、本実施形態では、「昇格演出」として5R図柄及び7R図柄を例に説明したが、「昇格演出」の変動要素の開始前までに表示していた主図柄の示唆する遊技価値から、それよりも遊技価値の高い主図柄に切り替われば如何様な演出でもよい。例えば、5R及び7R以外の大当たりラウンド図柄に切り替わる演出でも良いし、通常図柄から時短図柄に切り替わる演出でも良いし、通常図柄から確変図柄に切り替わる演出でも良いし、時短図柄から確変図柄に切り替わる演出でも良いし、その他、より有利な遊技状態に移行する図柄に切り替わる図柄でも良いし、5R図柄及び7R図柄とは異なる第3の図柄に切り替わるように構成しても良い。
さらに、1の動的表示における変動パターンの実行中において、変動パターンの終了までの間に7R図柄である主図柄が各図柄列に3つ揃った状態に切り替わった後は、少なくとも大当たりが発生して賞球が発生するまでは5R図柄である主図柄が各図柄列に3つ揃った状態に切り替わることはない。
また、本実施形態では、「昇格演出」として5R図柄から7R図柄に切り替わる演出について説明したが、「昇格演出」を実行した結果、7R図柄には切り替わらず、最終的に5R図柄である主図柄が3つ揃った状態で変動演出を終了するような、「昇格演出」としての失敗演出を実行するように構成してもよい。この場合、5R図柄が現出した状況、又は、7R図柄が現出した状況、のいずれの状況であっても、変動演出の終了後に右打ち報知演出を行い、遊技者に対して打ち方示唆を実行するように構成する。
さらに、小当たり種別「時短B」に当選することとなる動的表示が終了して、5R図柄である主図柄が各図柄列に3つ揃った状態(第1報知態様)となった場合であっても、右打ち遊技を行わず、可変入賞装置65に入賞させなければ、賞球(特定利益)は発生せず、かつ特定領域65dにも球を通過させていないため、そのまま小当たり当選時の遊技状態に戻って新たな変動表示が実行される。
次いで、転送設定処理(図524(b)のS2025)により転送指示が設定された場合は、その描画リストの末尾に、転送データ情報として、転送対象画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、及び、転送先(通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236a)の先頭アドレスを追記する。
なお、上述したように、スプライト毎に、そのスプライトの画像データが格納される常駐用ビデオRAM235のエリア、又は、通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aのサブエリアが固定されているので、MPU231は、スプライト種別に応じて、そのスプライトの画像データが格納されている格納RAM種別とアドレスとを即座に特定し、それらの情報を描画リストの詳細情報に容易に含めることができる。
描画リストを生成すると、その生成した描画リストと、描画対象バッファフラグ233iによって特定される描画対象バッファ情報とを画像コントローラへ送信する(S2502)。ここでは、描画対象バッファフラグ233iが「0」である場合は、描画対象バッファ情報として第1フレームバッファ236bに描画された画像を展開するよう指示する情報を含め、描画対象バッファフラグ233iが「1」である場合は、描画対象バッファ情報として第2フレームバッファ236cに描画された画像を展開するよう指示する情報を含める。
画像コントローラ237は、MPU231より受信した描画リストに基づいて、その描画リストの先頭に記述されたスプライトから順に画像を描画し、それを描画対象バッファ情報によって指示されたフレームバッファに上書きによって展開する。これにより、描画リストによって生成された1フレーム分の画像において、最初に描画したスプライトが最も背面側に配置させ、最後に描画したスプライトが最も前面側に配置させることができる。
また、描画リストに転送データ情報が含まれている場合は、その転送データ情報から、転送対象画像データが格納されているキャラクタROM234の先頭アドレス(格納元先頭アドレス)と最終アドレス(格納元最終アドレス)、及び、転送先(通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236a)の先頭アドレスを抽出する。そして、その格納元先頭アドレスから格納元最終アドレスまでに格納された画像データを順にキャラクタROM234から読み出してバッファRAM237aに一時的に格納する。その後、通常用ビデオRAM236が未使用状態にあるときを見計らって、バッファRAM237aに格納した画像データを通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aの転送先先頭アドレスによって示されるエリアに順次転送する。そして、この通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aに格納された画像データは、その後にMPU231より送信される描画リストに基づいて使用され、描画リストに従った画像の描画が行われる。
なお、画像コントローラ237は、描画対象バッファ情報によって指示されたフレームバッファとは異なるフレームバッファから、先に展開された画像の画像情報を読み出して、駆動信号と共にその画像情報を第3図柄表示装置81に送信する。これにより、第3図柄表示装置81に対して、フレームバッファに展開した画像を表示させることができる。また、一方のフレームバッファに描画した画像を展開しながら、他方のフレームバッファから展開した画像を第3図柄表示装置81に表示させることができ、描画処理と表示処理とを同時並列的に処理することができる。
描画処理(S2026)は、S2502の処理の後、描画対象バッファフラグ233iを更新する(S2503)。そして、この描画処理を終了して、V割込処理(図524(b)参照)に戻る。描画対象バッファフラグ233iの更新は、その値を反転させることにより、即ち、値が「0」であった場合は「1」に、「1」であった場合は「0」に設定することによって行われる。これにより、描画対象バッファは、描画リストが送信される度に、第1フレームバッファ236bと第2フレームバッファ236cとの間で交互に設定される。
ここで、描画リストの送信は、1フレーム分の画像の描画処理および表示処理が完了する20ミリ秒毎に画像コントローラ237から送信されるV割込信号に基づいて、MPU231により実行されるV割込処理(図524(b)参照)の描画処理が実行される度に、行われることになる。
これにより、あるタイミングで、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定されて、画像の描画処理および表示処理が実行されると、1フレーム分の画像の描画処理が完了する20ミリ秒後に、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定される。よって、先に第1フレームバッファ236bに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第2フレームバッファ236cに新たな画像が展開される。
そして、更に次の20ミリ秒後には、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファとして第1フレームバッファ236bが指定され、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとして第2フレームバッファ236cが指定される。よって、先に第2フレームバッファ236cに展開された画像の画像情報が読み出されて第3図柄表示装置81に表示させることができると同時に、第1フレームバッファ236bに新たな画像が展開される。
以後、1フレーム分の画像を展開するフレームバッファと、1フレーム分の画像情報が読み出されるフレームバッファとを、20ミリ秒毎に、それぞれ第1フレームバッファ236bおよび第2フレームバッファ236cのいずれかを交互に指定することによって、1フレーム分の画像の描画処理を行いながら、1フレーム分の画像の表示処理を20ミリ秒単位で連続的に行わせることができる。
次に、図541を参照して、第20実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図541は、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図541(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示しており、図541(b)は、図541(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
さらに、図541(c)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「637」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示しており、図541(d)は、図541(c)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
図541(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図541(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「58」となっており、図480に示す損益分岐回数テーブル222fに設定されている通り、大当たり優先報知期間における変動演出であることを示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間においては、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
よって、図541(a)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、遊技者に右打ち遊技を実行させ、大当たり遊技を発生させることを示唆するために、第3図柄81bの各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させている。
次いで、図541(b)は、図541(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該小当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち」の文字メッセージ81cが、主表示領域Dmの下段右部分には「Vを狙え」の文字メッセージ81dが、それぞれ表示されており、いずれも右打ち遊技を示唆するメッセージとなっている。さらに、主表示領域Dmの左側には少年が右側を向いて手を上げたキャラクタ図柄81eが表示されており、こちらも右打ち遊技を示唆する演出となっている。
次いで、図541(c)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「637」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図541(c)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「637」となっており、図480に示す損益分岐回数テーブル222fに設定されている通り、救済優先報知期間における変動演出であることを示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、救済優先報知期間においては、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
よって、図541(c)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、右打ち遊技を実行せず、大当たり遊技を発生させない方が獲得し得る出玉の期待値が高くなることを示唆するために、第3図柄81bの左右の各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させ、中央の図柄列に「チャレンジ図柄」の文字が記載された主図柄を停止させている。
次いで、図541(d)は、図541(c)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。
主表示領域Dmの上部分には「まもなく救済条件成立回数だけど」の文字メッセージ81fが表示されており、文字通り、特別図柄の動的表示を数回転実行することで救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行することを示唆している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち?」の文字メッセージ81gが表示されており、図541(b)の文字メッセージ81cと比較すると、右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
さらに、主表示領域Dmの下段右部分には「V獲得で大当たりでぃ」の文字メッセージ81hが表示されており、図541(b)の文字メッセージ81dと比較すると、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
また、主表示領域Dmの左部分には少年が下を向いているキャラクタ図柄81iが表示されており、図541(b)のキャラクタ図柄81eと比較すると、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える表示となっている。なお、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該小当たり遊技において右打ち遊技することを示唆している。
以上、説明したように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における第1特別図柄の動的表示で小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短B(小当たりA)」(即ち、特図1小当たり)に当選した場合において、小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して特定領域65dに球を通過させて大当たり遊技を発生させた場合と、特別図柄の動的表示を救済条件成立回数まで実行させて「普図低確時間短縮状態」に移行した場合と、の2の事象を比較すると、後者である「普図低確時間短縮状態」に移行した場合の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成する。
また、「通常遊技状態A」中に特図1小当たりに当選した場合の小当たりオープニングで実行される右打ち報知演出において、該小当たり当選時の特別図柄の実行回数(救済条件成立回数までの残りの回転数)、及び、その他各種状況(救済設定済みフラグ203sの状態、救済カウンタ203rの値)を判別し、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が出玉の期待値が高くなるのか、又は、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が出玉の期待値が高くなるのか、によって、該右打ち報知演出の内容を異ならせるように構成する。
このように構成することで、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合において、小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法と、2の遊技方法から選択可能とすることができる。
その結果、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり遊技のOP時間において実行される右打ち報知演出の内容を確認することで、小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法と、のいずれの打ち方を選択した方が獲得し得る平均獲得球数が多くなるかを判別することができ、遊技方法の選択肢を遊技者に与え、遊技の興趣を向上することができる。
<第21実施形態>
次いで、図542~図550を参照して、本発明を適用した第21実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第21実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第21実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」中に特図1小当たりに当選した場合に、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が出玉の期待値が高くなるのか、又は、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が出玉の期待値が高くなるのか、を判別するための損益分岐回数を設定し、該損益分岐回数と、小当たり当選時における特別図柄の実行回数と、を比較して、小当たり当選時における右打ち報知演出の内容を異ならせるように構成されている。
しかし、実際に遊技ホールにおいてパチンコ機10を遊技した場合には、この損益分岐回数付近で特図1小当たりに当選した場合における小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法との出玉の期待値の差は僅少であって、遊技状況によって変化する可能性があり、さらなる示唆の内容の向上が求められる。
具体的には、例えば、釘の状況や遊技者の遊技方法(打ち方など)によって各入賞口への入賞率が変化する可能性があり、また、遊技者によっては、パチンコ機10のこれまでの遊技結果や、遊技者自身のこれまでの遊技結果を鑑みて遊技方法を決定することも考えられる。
第21実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、所定期間における有利な遊技状態の発生に対する示唆を好適に行い、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低に対する遊技者の理解を深め、示唆に関する興趣を高めることを目的としている。
より具体的には、例えば、第21実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間から救済優先報知期間に切り替わるまでの所定期間において曖昧報知期間を設け、該曖昧報知期間における特図1小当たり当選時には、小当たり当選時の右打ち遊技方法または小当たり当選時の左打ち遊技方法の、いずれの遊技方法を実行した場合であってもその差が僅少であることを右打ち報知演出において示唆し、遊技者自身が判断して遊技方法を決定する遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第21実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で、所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、前記遊技機は、前記所定タイミングと前記特定タイミングとの間に前記第1報知態様と前記第2報知態様とを表示する第3表示態様を表示する第3表示実行手段、を備えている。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、損益分岐回数を境界として、特別図柄の動的表示の実行回数が該損益分岐回数よりも少なければ、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなると判断して、右打ち報知演出において大当たり優先報知演出を実行するように構成されている。また、特別図柄の動的表示の実行回数が該損益分岐回数以上であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなると判断して、右打ち報知演出において救済優先報知演出を実行するように構成されている。
しかしながら、該損益分岐回数付近における両者(小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)の平均獲得球数の差異は僅少であるため(例えば、図479のNo.2及びNo.3のケース)、いずれかの打ち方をすることで明確に平均獲得球数が多くなるとは言い難い程度の差異となっている。
また、ホールに設置されているパチンコ機10それぞれには、遊技釘や球発射ユニット112a等の状態により、若干ながら個体差が存在する可能性があり、さらに、遊技者の遊技方法も同一ではないため、これらの要因によって製造時の始動入球率又は大入賞口への入球率でなくなった場合、遊技時点での実際の分岐回数が、製造時の損益分岐回数(即ち、「543回」)とは異なる可能性もある。このため、損益分岐回数付近における両者(小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)の平均獲得球数の差異はより不明瞭となり得る。
さらに、第20実施形態のパチンコ機10のように、「通常遊技状態A」における救済条件成立回数までの期間を大当たり優先報知期間及び救済優先報知期間の2の期間のみで構成し、特図1小当たり当選時に該2の期間のいずれに該当しているかを判別して、2の右打ち報知演出のいずれかを実行するように構成した場合、損益分岐回数付近では両者(小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)の平均獲得球数の差異が僅少であるため、遊技者によっては、右打ち報知演出の内容に疑念を抱いてしまうおそれがある。
このため、第21実施形態のパチンコ機10では、第20実施形態のパチンコ機10における損益分岐回数の前後20回転を範囲として、いずれの打ち方を選択しても明確な差異がない期間として曖昧報知期間を設けている(以降、大当たり優先報知期間と救済優先報知期間の間の期間であって、小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法との平均獲得球数がほぼ同程度となる特別図柄の実行回数の前後20回転を「曖昧報知期間」と称する場合がある。また、曖昧報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出を「曖昧報知演出」と称する場合がある)。
そして、曖昧報知期間中に制御判定結果としての特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出において、第3通知態様として、大当たり優先報知演出(図541(b)参照)及び救済優先報知演出(図541(d)参照)で第3図柄表示装置81に表示している双方の画像データを流用して表示するように構成している。このように構成することで、記憶容量を軽減することができ、画像データの品質を保持することができる。
また、遊技客によっては、その日の遊技客自身の「連荘」状態での調子や、遊技しているパチンコ機10の調子等を鑑みて、いずれの打ち方をするのかを選択することができ、遊技の興趣を向上することができる。
まず、図542を参照して、第21実施形態における音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図542は、主に第21実施形態における音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。第20実施形態のブロック図と、第21実施形態のブロック図と、の異なる点は、RAM223において、損益分岐回数格納エリア223kが削除されている点と、大当たり優先報知回数格納エリア223mが追加されている点と、曖昧報知回数格納エリア223nが追加されている点と、である。
大当たり優先報知回数格納エリア223mは、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に行う右打ち報知演出の内容を決定するための1の判別条件であり、大当たり優先報知期間と曖昧報知期間との境目となる特別図柄の動的表示の回転数が格納されるエリアである。
この大当たり優先報知回数格納エリア223mは、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理におけるRAMの初期値設定処理において、大当たり優先報知期間と曖昧報知期間の境目となる回転数である「524」がセットされる(図544のS1022参照)。
第21実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合にこの大当たり優先報知回数格納エリア223mが参照され(図547のS1515参照)、サブ救済カウンタ223iに格納された値と比較して、該小当たりの右打ち報知演出において実行される右打ち報知演出のコマンドが設定される(図522のS1506、S1508又はS1509参照)。
曖昧報知回数格納エリア223nは、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に行う右打ち報知演出の内容を決定するための1の判別条件であり、曖昧報知期間と救済優先報知期間との境目となる特別図柄の動的表示の回転数が格納されるエリアである。
この曖昧報知回数格納エリア223mは、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理におけるRAMの初期値設定処理において、曖昧報知期間と救済優先報知期間の境目となる回転数である「564」がセットされる(図544のS1023参照)。
第21実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合にこの曖昧報知回数格納エリア223mが参照され(図547のS1507参照)、サブ救済カウンタ223iに格納された値と比較して、該小当たりの右打ち報知演出において実行される右打ち報知演出のコマンドが設定される(図522のS1506、S1508又はS1509参照)。
次に、図543を参照して、第21実施形態の損益分岐回数テーブル222fについて説明する。図543は、第21実施形態において、音声ランプ制御装置113のROM222に記憶される損益分岐回数テーブル222fの一例を模式的に示した模式図である。
第21実施形態の損益分岐回数テーブル222fは、図479の各状態別の期待獲得球数表に基づいて設定されている。また、第21実施形態の損益分岐回数テーブル222fには、損益分岐回数、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間が規定されている。音声ランプ制御装置113は、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の実行回数と、損益分岐回数テーブル222fに規定された大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間とを比較して、該小当たり遊技のOP時間において実行する右打ち報知演出の内容を決定する。
ここで、上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に第20実施形態の損益分岐回数テーブル222fを参照し、特別図柄の動的表示の実行回数が該損益分岐回数よりも少なければ、右打ち報知演出として大当たり優先報知演出(図541(b)参照)を実行し、特別図柄の動的表示の実行回数が該損益分岐回数以上であれば、右打ち報知演出として救済優先報知演出(図541(d)参照)を実行するように構成されている。
しかしながら、該損益分岐回数付近における両者(小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)の平均獲得球数の差異は僅少であるため(例えば、図480のNo.2及びNo.3のケース)、いずれかの打ち方をすることで明確に平均獲得球数が多くなるとは言い難い程度の差異となっている。
また、ホールに設置されているパチンコ機10それぞれには、遊技釘や球発射ユニット112a等の状態により、若干ながら個体差が存在する可能性があり、さらに、遊技者の遊技方法も同一ではないため、損益分岐回数付近における両者(小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)の平均獲得球数の差異はより不明瞭となり得る。
さらに、第20実施形態のパチンコ機10のように、「通常遊技状態A」における救済条件成立回数までの期間を大当たり優先報知期間及び救済優先報知期間の2の期間のみで構成し、特図1小当たり当選時に該2の期間のいずれに該当しているかを判別して、2の右打ち報知演出のいずれかを実行するように構成した場合、損益分岐回数付近では両者(小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)の平均獲得球数の差異が僅少であるため、遊技者によっては、右打ち報知演出の内容に疑念を抱いてしまうおそれがある。
このため、第21実施形態のパチンコ機10では、該損益分岐回数の前後20回転を範囲として、いずれの打ち方を選択しても明確な差異がない期間として曖昧報知期間を設けている。
このように構成することで、遊技客によっては、その日の遊技客自身の「連荘」状態での調子や、遊技しているパチンコ機10の調子等を鑑みて、いずれの打ち方をするのかを選択することができ、遊技の興趣を向上することができる。
即ち、第21実施形態の損益分岐回数テーブル222fには、電源投入時のRAM203初期化処理時若しくは大当たり遊技終了後から、損益分岐回数に20減算した回転数までの大当たり優先報知期間と、損益分岐回数の前後20回転を範囲とする曖昧報知期間と、損益分岐回数に20加算した回転数から、救済条件成立回数までの救済優先報知期間と、の3つの期間が規定されている。
従って、図543に示すように、第21実施形態の損益分岐回数テーブル222fでは、救済条件成立回数が「800回転」、損益分岐回数が「543回転」、大当たり優先報知期間が「0~523回転」、曖昧報知期間が「524~563回転」、救済優先報知期間が「564~800回転」に設定されている。
そして、第21実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の実行回数と、損益分岐回数テーブル222fに規定された大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間とを比較して、該小当たり遊技のOP時間において実行する右打ち報知演出の内容を決定する。
即ち、大当たり優先報知期間において制御判定結果としての特図1小当たりに当選した場合は、第1通知態様としての大当たり優先報知演出を行い(図549(b)参照)、救済優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合は、第2通知態様としての救済優先報知演出を行い(図549(d)参照)、曖昧報知期間において特図1小当たりに当選した場合は、大当たり優先報知演出と救済優先報知演出と、で構成される、第3通知態様としての曖昧報知演出を行う(図550(b)参照)。
ここで、仮に、曖昧報知演出として第3図柄表示装置81に表示する画像(図550(b)参照)が、大当たり優先報知演出(図549(b)参照)及び救済優先報知演出(図549(d)参照)として第3図柄表示装置81に表示する画像とは異なる、全く別の画像データで構成されていた場合、曖昧報知演出用として新規の画像データを格納する必要があるため、記憶容量を圧迫し、その他の画像データ削除しなければならなくなったり、画像データの品質(即ち、画質)を落とさなければならなくなり、パチンコ機10の興趣が低下してしまうおそれがある。
しかしながら、第21実施形態のパチンコ機10のように、曖昧報知演出として大当たり優先報知演出と、救済優先報知演出と、で使用されている画像データを流用することで、記憶容量を軽減することができ、画像データの品質を保持することができる。
次に、図544~図547を参照して、第21実施形態の音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。第20実施形態の音声ランプ制御装置113内の制御処理と第21実施形態の音声ランプ制御装置113内の制御処理との異なる点は、主に、損益分岐回数格納エリア223kに関する処理が削除されている点と、大当たり優先報知回数格納エリア223m及び曖昧報知回数格納エリア223nに関する処理が追加されている点と、である。
まず、図544を参照して、第21実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図544は、第21実施形態の立ち上げ処理を示したフローチャートである。第20実施形態の立ち上げ処理と、第21実施形態の立ち上げ処理と、の異なる点は、損益分岐回数格納エリア223kに関する処理が削除されている点と、大当たり優先報知回数格納エリア223m及び曖昧報知回数格納エリア223nに関する処理が追加されている点と、である。
第21実施形態の立ち上げ処理では、S1010の処理を終えると、次いで、大当たり優先報知回数格納エリア223mに「524」をセットし(S1022)、曖昧報知回数格納エリア223nに「564」をセットして(S1023)、処理をS1011へ移行する。
次いで、図545を参照して、第21実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)について説明する。図545は、第21実施形態の表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)を示したフローチャートである。第20実施形態の表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)と、第21実施形態の表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)と、の異なる点は、損益分岐回数格納エリア223kの値を参照するステップ(S1381)が、大当たり優先報知回数格納エリア223mの値を参照するように変更されている点である。
第21実施形態の表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1381)では、S1374の判別の結果、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていない場合、即ち、サブ救済設定済みフラグ223jがオフ状態の場合(S1374:No)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度も救済条件成立回数に達していないため、次いで、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先回数格納エリア223mに格納された値より小さい値であるか否かを判別し(S1381)、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先回数格納エリア223mに格納された値より小さい値でない、即ち、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先回数格納エリア223mに格納された値以上であれば(S1381:No)、曖昧報知期間又は救済優先報知期間(図543参照)において特図1小当たりに当選したということであるため、処理をS1378に移行する。
一方、S1381の処理において、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先回数格納エリア223mに格納された値より小さい値であれば(S1381:Yes)、大当たり優先報知期間(図543参照)において特図1小当たりに当選したということであるため、処理をS1377に移行する。
次いで、図546を参照して、第21実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(S1105)について説明する。図546は、第21実施形態の当たり演出処理(S1105)を示したフローチャートである。第20実施形態の当たり演出処理(S1105)と、第21実施形態の当たり演出処理(S1105)と、の異なる点は、大当たり優先報知回数格納エリア223m及び曖昧報知回数格納エリア223nへの値の再設定処理が追加されている点である。
第21実施形態の当たり演出処理(S1105)では、S1401の判別の結果、大当たりに当選した場合(S1401:Yes)、初期化処理として、大当たり優先報知回数格納エリア223mに「524」を、曖昧報知回数格納エリア223nに「564」を、それぞれ再設定し(S1421)、処理をS1403に移行する。
次いで、図547を参照して、第21実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)について説明する。図547は、第21実施形態の小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)を示したフローチャートである。第20実施形態の小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)と、第21実施形態の小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)との異なる点は、損益分岐回数格納エリア223kを参照する処理が削除され、大当たり優先報知回数格納エリア223m及び曖昧報知回数格納エリア223nを参照する処理が追加されている点である。
第21実施形態の小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)では、S1503の判別の結果、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていない場合、即ち、サブ救済設定済みフラグ223jがオフ状態の場合(S1503:No)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度も救済条件成立回数に達していないため、次いで、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先回数格納エリア223mに格納された値より小さい値であるか否かを判別し(S1515)、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先回数格納エリア223mに格納された値より小さい値でない、即ち、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先回数格納エリア223mに格納された値以上であれば(S1515:No)、処理をS1507に移行する。
S1507の処理では、サブ救済カウンタ223iに格納された値が曖昧報知回数格納エリア223nに格納された値より小さい値であるか否かを判別し(S1507)、サブ救済カウンタ223iに格納された値が曖昧報知回数格納エリア223nに格納された値より小さい値でない、即ち、サブ救済カウンタ223iに格納された値が曖昧報知回数格納エリア223nに格納された値以上であれば(S1507:No)、救済優先報知期間(図543参照)において特図1小当たりに当選しているため、表示用救済優先報知コマンドを設定し(S1509)(図549(d)参照)、この小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)を終了し、当たり演出処理(図546参照)に戻る。
一方、S1507の処理において、サブ救済カウンタ223iに格納された値が曖昧報知回数格納エリア223nに格納された値より小さい値であると判別された場合(S1507:Yes)、曖昧報知期間(図543参照)において特図1小当たりに当選しているため、表示用曖昧報知コマンドを設定し(S1508)(図550(b)参照)、この小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)を終了し、当たり演出処理(図546参照)に戻る。
また、S1515の処理において、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先回数格納エリア223mに格納された値より小さい値であると判別された場合(S1515:Yes)、大当たり優先報知期間(図543参照)において特図1小当たりに当選しているため、表示用大当たり優先報知コマンドを設定し(S1506)(図549(b)参照)、この小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)を終了し、当たり演出処理(図546参照)に戻る。
次に、図548を参照して、第21実施形態において、表示制御装置114のMPU231により実行される当たり系コマンド処理(S2111)の詳細について説明する。図548は、第21実施形態の当たり系コマンド処理(S2111)を示すフローチャートである。第20実施形態の当たり系コマンド処理(S2111)と、第21実施形態の当たり系コマンド処理(S2111)との異なる点は、表示用曖昧報知コマンドの判別処理が追加されている点である。
第21実施形態の当たり系コマンド処理(S2111)では、S2181の判別の結果、表示用大当たり優先報知コマンドがないと判別された場合(S2181:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、表示用曖昧報知コマンドがあるか否かを判別し(S2182)、表示用曖昧報知コマンドがあれば(S2182:Yes)、処理をS2185に移行する。一方、S2182の処理において表示用曖昧報知コマンドがないと判別された場合(S2182:No)、処理をS2183に移行する。
次に、図549及び図550を参照して、第21実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図549及び図550は、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図549(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図549(b)は、図549(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
さらに、図549(c)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「637」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図549(d)は、図549(c)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
また、図550(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「551」(即ち、曖昧報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図550(b)は、図550(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
なお、図549(a)及び図549(b)は、図541(a)及び図541(b)と同様の演出となっており、「通常遊技状態A」の大当たり優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合に実行される右打ち報知演出が、第20実施形態と第21実施形態とで同様であることを示すためのものであるため、詳細な説明は省略する。
また、図549(c)及び図549(d)は、図541(c)及び図541(d)と同様の演出となっており、「通常遊技状態A」の救済優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合に実行される右打ち報知演出が、第20実施形態と第21実施形態とで同様であることを示すためのものであるため、詳細な説明は省略する。
図550(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「551」(即ち、曖昧報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図550(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「551」となっており、図543に示す損益分岐回数テーブル222fにおいて、曖昧報知期間における変動演出であることを示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、上述したように、第21実施形態のパチンコ機10では、曖昧報知期間において特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法を実行した場合と、小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行した場合と、において、遊技者が獲得し得る出玉の期待値を比較すると、その差異は僅少であるため、いずれかの打ち方をすることで明確に平均獲得球数が多くなるとは言い難い程度の差異となっている。
よって、図550(a)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、右打ち遊技の実行有無にかかわらず、獲得し得る出玉の期待値に大きな差異がないことを示唆するために、第3図柄81bの左右の各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させ、中央の図柄列に「チャレンジ図柄」の文字が記載された主図柄を停止させている。
次いで、図550(b)は、図550(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち?」の文字メッセージ81gが表示されており、図549(b)の文字メッセージ81cと比較すると、右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
さらに、主表示領域Dmの下段左部分には「V獲得で大当たりでぃ」の文字メッセージ81hが表示されており、図549(b)の文字メッセージ81dと比較すると、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
また、主表示領域Dmの中段左部分には少年が右側を向いて手を上げたキャラクタ図柄81eが表示されており、さらに、主表示領域Dmの右下部分には少年が下を向いているキャラクタ図柄81iが表示されている。この2のキャラクタ図柄81e及び81iは、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出において表示されるキャラクタ図柄(図549(b)の81e及び図549(d)の81i参照)である。
このように、曖昧報知演出において第3図柄表示装置81に表示する画像データを、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出において第3図柄表示装置81に表示する画像データから流用することで、記憶容量を軽減することができ、画像データの品質を保持することができる。
また、この2のキャラクタ図柄は、大当たり優先報知期間における小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して大当たりを発生させることを強く示唆する図549(b)と、救済優先報知期間における小当たり遊技中に右打ち遊技を実行せず、大当たりを発生させないことを示唆する図549(d)と、において、特徴的に描写されたキャラクタ図柄であり、この2のキャラクタ図柄を同時に表示することで、いずれの打ち方を実行してもその差異が僅少であることを示唆している。
以上、説明したように、第21実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における小当たり当選時の右打ち遊技方法の出玉の期待値と、小当たり当選時の左打ち遊技方法の出玉の期待値との差が僅少となる期間として曖昧報知期間を設定する。そして、曖昧報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出において、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出の双方を表示するように構成する。
このように構成することで、記憶容量を軽減することができ、画像データの品質を保持することができる。また、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出の双方の演出が表示されることで、いずれの打ち方でも問題ないことを示唆することができる。
その結果、遊技客によっては、その日の遊技客自身の「連荘」状態での調子や、遊技しているパチンコ機10の調子等を鑑みて、いずれの打ち方をするのかを選択することができ、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第21実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第22実施形態>
次いで、図551を参照して、本発明を適用した第22実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第22実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第22実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」中に特図1小当たりに当選した場合に、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が出玉の期待値が高くなるのか、又は、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が出玉の期待値が高くなるのか、を判別するための損益分岐回数を設定し、該損益分岐回数と、小当たり当選時における特別図柄の実行回数と、を比較して、小当たり当選時における右打ち報知演出の内容を異ならせるように構成されている。
しかし、実際に遊技ホールにおいてパチンコ機10を遊技した場合には、この損益分岐回数付近で特図1小当たりに当選した場合における小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法との出玉の期待値の差は僅少であって、遊技状況によって変化する可能性があり、さらなる示唆の内容の向上が求められる。
具体的には、例えば、釘の状況や遊技者の遊技方法(打ち方など)によって各入賞口への入賞率が変化する可能性があり、また、遊技者によっては、パチンコ機10のこれまでの遊技結果や、遊技者自身のこれまでの遊技結果を鑑みて遊技方法を決定することも考えられる。
第22実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、所定期間における有利な遊技状態の発生に対する示唆を好適に行い、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低に対する遊技者の理解を深め、示唆に関する興趣を高めることを目的としている。
より具体的には、例えば、第22実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間から救済優先報知期間に切り替わるまでの所定期間において曖昧報知期間を設け、該曖昧報知期間における特図1小当たり当選時には、小当たり当選時の右打ち遊技方法または小当たり当選時の左打ち遊技方法の、いずれの遊技方法を実行すべきかを右打ち報知演出において明示せず、遊技者自身が判断して遊技方法を決定する遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第22実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で、所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、前記遊技機は、前記所定タイミングと前記特定タイミングとの間に前記第1報知態様と前記第2報知態様とを表示する第3表示態様を表示する第3表示実行手段、を備え、前記第3表示態様は、前記第1報知態様と前記第2報知態様とを複数回切り替えて表示する所定態様、を備えている。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
上述したように、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、損益分岐回数を境界として、特別図柄の動的表示の実行回数が該損益分岐回数よりも少なければ、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなると判断して、右打ち報知演出において大当たり優先報知演出を実行するように構成されている。また、特別図柄の動的表示の実行回数が該損益分岐回数以上であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなると判断して、右打ち報知演出において救済優先報知演出を実行するように構成されている。
しかしながら、該損益分岐回数付近における両者(小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)の平均獲得球数の差異は僅少であるため(例えば、図479のNo.2及びNo.3のケース)、いずれかの打ち方をすることで明確に平均獲得球数が多くなるとは言い難い程度の差異となっている。
また、ホールに設置されているパチンコ機10それぞれには、遊技釘や球発射ユニット112a等の状態により、若干ながら個体差が存在する可能性があり、さらに、遊技者の遊技方法も同一ではないため、損益分岐回数付近における両者(小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)の平均獲得球数の差異はより不明瞭となり得る。
さらに、第20実施形態のパチンコ機10のように、「通常遊技状態A」における救済条件成立回数までの期間を大当たり優先報知期間及び救済優先報知期間の2の期間のみで構成し、特図1小当たり当選時に該2の期間のいずれに該当しているかを判別して、2の右打ち報知演出のいずれかを実行するように構成した場合、損益分岐回数付近では両者(小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)の平均獲得球数の差異が僅少であるため、遊技者によっては、右打ち報知演出の内容に疑念を抱いてしまうおそれがある。
このため、第22実施形態のパチンコ機10では、第20実施形態のパチンコ機10における損益分岐回数の前後20回転を範囲として、いずれの打ち方を選択しても明確な差異がない期間として曖昧報知期間を設けている(以降、大当たり優先報知期間と救済優先報知期間の間の期間であって、小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法との平均獲得球数がほぼ同程度となる特別図柄の実行回数の前後20回転を「曖昧報知期間」と称する場合がある。また、曖昧報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出を「曖昧報知演出」と称する場合がある)。
そして、曖昧報知期間において制御判定結果としての特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出において、第3通知態様として、大当たり優先報知演出(図541(b)参照)及び救済優先報知演出(図541(d)参照)の双方の演出を交互に複数回切り替えて表示するように構成している。
このように構成することで、記憶容量を軽減することができ、画像データの品質を保持することができる。また、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出の双方が表示されることで、遊技者は、いずれの遊技方法(即ち、小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)を選択した場合であっても、その差が僅少となることを容易に理解することができる。
さらに、遊技客によっては、その日の遊技客自身の「連荘」状態での調子や、遊技しているパチンコ機10の調子等を鑑みて、いずれの打ち方をするのかを選択することができ、遊技の興趣を向上することができる。
なお、第20実施形態の構成及び処理内容と、第22実施形態の構成及び処理内容との異なる点は、第20実施形態の構成及び処理内容と、第21実施形態の構成及び処理内容とが異なる点と同様であり、第21実施形態の図542~図548と同様であるため、説明を省略する。
ここで、図551を参照して、第22実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図551は、「通常遊技状態A」における特図1小当たりに当選した場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図551(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rの値が「524~563回転」の期間(即ち、曖昧報知期間(図543参照))において特図1小当たりに当選し、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図であり、図551(b)は、図551(a)の状態から、引き続き小当たり遊技のオープニングが実行中の状態であって、図551(a)の状態から一定期間が経過して右打ち報知演出の内容が切り替わった状態を示した図であり、図551(c)は、図551(b)の状態から、引き続き小当たり遊技のオープニングが実行中の状態であって、図551(b)の状態から一定期間が経過して右打ち報知演出の内容が切り替わった状態を示した図であり、図551(d)は、図551(c)の状態から、引き続き小当たり遊技のオープニングが実行中の状態であって、図551(c)の状態から一定期間が経過して右打ち報知演出の内容が切り替わった状態を示した図である。
図551(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rの値が「524~563回転」の期間(即ち、曖昧報知期間(図543参照))において特図1小当たりに当選し、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。
図551(a)では、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち」の文字メッセージ81cが、主表示領域Dmの下段右部分には「Vを狙え」の文字メッセージ81dが、それぞれ表示されており、いずれも右打ち遊技を示唆するメッセージとなっている。さらに、主表示領域Dmの左側には少年が右側を向いて手を上げたキャラクタ図柄81eが表示されており、こちらも右打ち遊技を示唆する演出となっている。
なお、図551(a)の演出内容は、大当たり優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出(即ち、大当たり優先報知演出)(図541(b)参照)と同様の演出内容となっている。
次いで、99(b)は、図551(a)の状態から、引き続き小当たり遊技のオープニングが実行中の状態であって、図551(a)の状態から一定期間が経過して右打ち報知演出の内容が切り替わった状態を示している。
図551(b)では、主表示領域Dmの上部分には「まもなく救済条件成立回数だけど」の文字メッセージ81fが表示されており、文字通り、特別図柄の動的表示を数回転実行することで救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行することを示唆している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち?」の文字メッセージ81gが表示されており、右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。さらに、主表示領域Dmの下段右部分には「V獲得で大当たりでぃ」の文字メッセージ81hが表示されており、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
また、主表示領域Dmの左部分には少年が下を向いているキャラクタ図柄81iが表示されており、右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える表示となっている。なお、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該小当たり遊技において右打ち遊技することを示唆している。
なお、図551(b)の演出内容は、救済優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出(即ち、救済優先報知演出)(図541(d)参照)と同様の演出内容となっている。
次いで、図551(c)は、図551(b)の状態から、引き続き小当たり遊技のオープニングが実行中の状態であって、図551(b)の状態から一定期間が経過して右打ち報知演出の内容が切り替わった状態を示している。
なお、図551(c)の演出内容は、図551(a)の演出内容と同一のものであるため、説明を省略する。
次いで、図551(d)は、図551(c)の状態から、引き続き小当たり遊技のオープニングが実行中の状態であって、図551(c)の状態から一定期間が経過して右打ち報知演出の内容が切り替わった状態を示している。
なお、図551(d)の演出内容は、図551(b)の演出内容と同一のものであるため、説明を省略する。
このように、第22実施形態のパチンコ機10では、曖昧報知期間において特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出において、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出が複数回に渡って交互に切り替わって表示され、図551(d)以降においても、小当たり遊技の終了までこの切り替え表示が繰り返されるように構成されている。
以上、説明したように、第22実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における小当たり当選時の右打ち遊技方法の出玉の期待値と、小当たり当選時の左打ち遊技方法の出玉の期待値との差が僅少となる期間として曖昧報知期間を設定する。そして、曖昧報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出において、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出の2の演出を複数回に渡って交互に表示するように構成する。
このように構成することで、記憶容量を軽減することができ、画像データの品質を保持することができる。また、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出の双方が表示されることで、遊技者は、いずれの遊技方法(即ち、小当たり当選時の右打ち遊技方法と小当たり当選時の左打ち遊技方法)を選択した場合であっても、その差が僅少となることを容易に理解することができる。
さらに、遊技客によっては、その日の遊技客自身の「連荘」状態での調子や、遊技しているパチンコ機10の調子等を鑑みて、いずれの打ち方をするのかを選択することができ、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第22実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第23実施形態>
次いで、図552及び図553を参照して、本発明を適用した第23実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第23実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第23実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
従来、所定の期間が経過した後に予め定めた遊技者に有利な遊技状態に移行して遊技者に利益を付与する遊技機がある。有利な遊技状態において、遊技者の遊技により所定の条件が成立した場合に遊技者は賞球を得ることができる。
このような遊技機において、所定の期間における遊技者への有利な遊技状態の発生に対する示唆は十分に好適なものではなく、さらなる示唆の内容の向上が求められている。
具体的には、例えば、所定期間において、有利な遊技状態の発生に対する示唆が一様である場合、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低を遊技者が理解することができない。また、示唆を利益の高低に応じて変化させることに関して生じる興趣も得ることができない。
本発明は上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、所定期間における有利な遊技状態の発生に対する示唆を好適に行い、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低に対する遊技者の理解を深め、示唆に関する興趣を高めることを目的としている。
より具体的には、例えば、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において、大当たりを発生可能な(即ち、特定領域65dを通過可能な)小当たり当選時に、該小当たりで大当たりを発生させるか否かの選択肢を設けた遊技性とすることで、遊技のバリエーションを豊富にするとともに、遊技者に対して、獲得可能な出玉の期待値がより高くなる打ち方報知を実行できる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第23実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、前記遊技機は、前記特定の遊技状態において、前記判定手段によって前記特定判定結果となって前記第1報知態様が表示された場合に、前記特定利益を発生させることなく新たな変動表示を実行可能に構成されている。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
まず、図552を参照して第23実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)について説明する。図552は、第23実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)を示したフローチャートである。第20実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)と、第23実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)との異なる点は、表示用左打ちコマンドの設定処理が追加されている点である。
第23実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)では、S1351の処理において、「通常遊技状態」であると判別された場合(S1351:Yes)、次いで、これから実行する第1特別図柄の変動表示が、右打ち遊技状態(即ち、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態又は「時間短縮状態」)終了後の最初の変動表示であるか否かを判別し(S1361)、右打ち遊技状態終了後の最初の変動表示であれば(S1361:Yes)、表示用左打ちコマンドを設定し(S1362)、処理をS1355に移行する。
一方、S1361の判別の結果、右打ち遊技状態終了後の最初の変動表示でなければ(S1361:No)、S1362の処理をスキップして、処理をS1355に移行する。
次に、図553を参照して、第23実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図553は、「通常遊技状態A」の救済優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図553(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図553(b)は、図553(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図であり、図553(c)は、図553(b)の状態から、特定領域65dを球が通過せず、大当たり状態に移行することなく小当たり状態が終了して「通常遊技状態A」に戻り、第1特別図柄の変動表示が実行されている状態を示した図である。
図553(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図553(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「58」となっており、図480に示す損益分岐回数テーブル222fに設定されている通り、大当たり優先報知期間における変動演出であることを示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、第23実施形態のパチンコ機10では、第20実施形態のパチンコ機10と同様に、救済優先報知期間においては、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
よって、図553(a)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、遊技者に右打ち遊技を実行させ、大当たり遊技を発生させることを示唆するために、第3図柄81bの各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させている。
次いで、図553(b)は、図553(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち」の文字メッセージ81cが、主表示領域Dmの下段右部分には「Vを狙え」の文字メッセージ81dが、それぞれ表示されており、いずれも右打ち遊技を示唆するメッセージとなっている。さらに、主表示領域Dmの左側には少年が右側を向いて手を上げたキャラクタ図柄81eが表示されており、こちらも右打ち遊技を示唆する演出となっている。
次いで、図553(c)は、図553(b)の状態から、特定領域65dを球が通過せず、大当たり状態に移行することなく小当たり状態が終了して「通常遊技状態A」に戻り、第1特別図柄の変動表示が実行されている状態を示した図である。
図553(c)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87aには「2」が表示されており、図553(a)の状態から第1特別図柄の変動表示の保留球数が1減算されたことを示している。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用変動領域87bでは点滅している状態が表示されており、第1特別図柄の変動表示が実行中となっていることを示している。
さらに、主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「59」となっており、図553(a)に示す文字メッセージ81aから1加算された値となっている。即ち、図553(a)に示す「通常遊技状態A」において小当たりに当選した後、図553(b)に示す小当たり遊技において、遊技者が右打ち遊技を実行せず、特定領域65dを球が通過しなかったことによって大当たり状態に移行しないまま、該小当たり遊技が終了して「通常遊技状態A」に戻ったことを示唆している。
また、主表示領域Dmの中央部分には「左打ち」の文字メッセージ81mが表示されており、右打ち遊技を示唆する小当たり状態から、左打ち遊技を示唆する「通常遊技状態A」に戻ったことを示唆している。
このように構成することで、第23実施形態のパチンコ機10では、特定の遊技状態である、救済条件が成立可能な(救済設定済みフラグ203sがオフの状態の)「通常遊技状態A」において、制御判定結果としての特図1小当たりに当選した場合に、遊技者が右打ち遊技を実行しないことによって付与価値としての大当たり状態を発生させず、賞球を発生させることなく次の特別図柄の動的表示を実行させることができる。
よって、救済条件が成立可能な「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合であっても、大当たり状態を発生させることなく「通常遊技状態A」に戻り、再度、救済条件成立を目指すことができる。
その結果、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出の内容(即ち、大当たり優先報知演出または救済優先報知演出)を遊技者が確認し、いずれの遊技方法(小当たり当選時の右打ち遊技方法または小当たり当選時の左打ち遊技方法)を実行すべきかを判断して遊技することができ、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
一方、仮に、第1特別図柄の動的表示が大当たり種別に当選し得るなど、遊技者の遊技方法にかかわらず、大当たりが無条件に発生可能となるように構成されている場合、遊技者は、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出に従って、小当たり当選時の左打ち遊技方法によって小当たり当選に基づく大当たりの発生を回避し、救済条件成立に向けて持ち玉を消費して左打ちを実行していたにもかかわらず、救済条件成立回数に到達する前に大当たりが発生してしまい、消費した持ち玉が無駄になってしまうおそれがある。そして、遊技者は、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出の示唆内容に従って遊技したところで、持ち玉を損してしまう可能性があると判断し、以降、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出を考慮せずに遊技してしまうおそれがある。
よって、第23実施形態のパチンコ機10では、このような事象が発生し得ないようにするため、救済条件が成立可能な「通常遊技状態A」においては、特図1小当たりにのみ当選可能に構成し、該特図1小当たりに当選した場合であっても、大当たり状態を発生させることなく「通常遊技状態A」に戻り、再度、救済条件成立を目指すことができるように構成されている。
以上、説明したように、第23実施形態のパチンコ機10では、救済条件が成立可能な(救済設定済みフラグ203sがオフの状態の)「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、遊技者が右打ち遊技を実行しないことによって大当たり状態を発生させず、賞球を発生させることなく次の特別図柄の動的表示を実行可能に構成する。
このように構成することで、救済条件が成立可能な「通常遊技状態A」において、特図1小当たりに当選した場合であっても、大当たり状態を発生させることなく「通常遊技状態A」に戻り、再度、救済条件成立を目指すことができる。
その結果、「通常遊技状態A」における特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出の内容(即ち、大当たり優先報知演出または救済優先報知演出)を遊技者が確認し、いずれの遊技方法(小当たり当選時の右打ち遊技方法または小当たり当選時の左打ち遊技方法)を実行すべきかを判断して遊技することができ、新たな遊技性を創出して、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第23実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第24実施形態>
次いで、図554~図557を参照して、本発明を適用した第24実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第24実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態及び第21実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第24実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態及び第21実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態及び第21実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第21実施形態のパチンコ機10では、損益分岐回数の前後20回転を範囲として、いずれの打ち方を選択しても明確な差異がない期間として曖昧報知期間を設け、該曖昧報知期間中に特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出において、大当たり優先報知演出(図541(b)参照)及び救済優先報知演出(図541(d)参照)で第3図柄表示装置81に表示している双方の画像データを流用して曖昧報知演出(図550(b)参照)を実行し、いずれの遊技方法(小当たり当選時の右打ち遊技方法または小当たり当選時の左打ち遊技方法)でも出玉の期待値が僅少となることを示唆するように構成されている。
このように構成されている場合、遊技者は、特図1小当たりに当選した場合の小当たりオープニング時間(即ち、10秒(図471参照))において表示される右打ち報知演出を確認し、その後、いずれの遊技方法を選択するかを判断する必要があり、さらなる示唆の内容の向上が求められる。
具体的には、例えば、曖昧報知期間中に特図1小当たりに当選し、右打ち報知演出として曖昧報知演出が表示された場合であっても、該演出が表示される小当たりオープニング時間(即ち、10秒(図471参照))中に、遊技者が報知演出の示唆内容を理解しきれず、いずれの遊技方法を実行すればよいのか戸惑ってしまうおそれがある。
また、該曖昧報知演出を確認し、報知演出の示唆内容を理解できたとしても、遊技者は、このオープニング時間中に遊技者自身の残りの遊技時間やホールの営業時間、残りの持ち玉の数や残りの金額等を考慮して判断しなければならず、場合によっては誤った判断をしてしまうおそれがある。
第24実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、所定期間の変動演出において、所定の遊技状態の示唆を好適に行い、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低に対する遊技者の理解を深め、示唆に関する興趣を高めることを目的としている。
より具体的には、例えば、第24実施形態のパチンコ機10では、曖昧報知期間の特別図柄の動的表示の実行中において、曖昧報知期間中であることを示唆する演出を実行し、該曖昧報知期間中に特図1小当たりに当選した場合の遊技方法(小当たり当選時の右打ち遊技方法または小当たり当選時の左打ち遊技方法)を、遊技者が事前に判断し、小当たり遊技において戸惑うことなく円滑に遊技できる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第24実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記遊技機は、前記所定タイミングと前記特定タイミングとの間の変動表示中に特別演出を実行する特別演出実行手段を備えている。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備え、「特別演出」としての「限定演出」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、「特別演出」は、所定の図柄の抽選結果を報知する場合に、現在の状態を示唆可能なものであればよく、図柄を拡大する演出、図柄を縮小する演出、図柄の形状を変化させる演出、図柄の色調を変化させる演出、特定の図柄から別の図柄に変化させる演出、背景を変化させる演出、BGMを変化、追加又は消去させる演出、効果音を変化、追加又は消去させる演出、発光体の点灯、点滅又は消灯方法を変化させる演出、演出表示領域を変化させる演出、特定のキャラクタを一定期間表示させる演出、特定のキャラクタに一定期間、通常時とは異なる動作を行わせる演出、特定の文字列を一定期間表示させる演出、特定の絵柄を一定期間表示させる演出、特定の絵柄の表示領域を一定期間変化させる演出、特定の絵柄の表示色を一定期間変化させる演出、特定の数字を増加又は減少させていく演出、特定の可動物を一定期間可動又は停止させる演出、などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
まず、図554を参照して、第24実施形態の表示制御装置114の電気的構成について説明する。図554は、第24実施形態の表示制御装置114の電気的構成を示すブロック図である。第20実施形態のブロック図と第24実施形態のブロック図との異なる点は、曖昧報知期間中示唆フラグ233mが追加されている点である。
曖昧報知期間中示唆フラグ233mは、「通常遊技状態A」における曖昧報知期間中(図543参照)において、第3図柄表示装置81に表示される変動演出の背景に「曖昧期間中」の文字列を表示設定(図556(a)参照)するためのフラグである。MPU231は、この曖昧報知期間中示唆フラグ233mの設定内容に基づいて、限定演出として、変動演出の背景に「曖昧期間中」の文字列を設定する。
この曖昧報知期間中示唆フラグ233mは、まず、電源投入時にメイン処理の中でMPU231により実行される初期設定処理(図523のS2001参照)によって初期化(即ち、オフ)される。そして、MPU231は、音声ランプ制御装置113から曖昧報知期間中示唆コマンドを受信した場合に、この曖昧報知期間中示唆フラグ233mをオンに設定する(図556のS2204参照)。
MPU231は、背面画像コマンドフラグがオンされていることを検出すると、曖昧報知期間中示唆フラグ233mから対応する画像種別を特定する(図539のS2450参照)。そして、その特定された画像種別に対応する画像データをキャラクタROM234から通常用ビデオRAM236の画像格納エリア236aの所定のサブエリアに転送するよう、画像コントローラ237に対する転送指示の設定を行う(図539のS2455参照)。
次に、図555を参照して、第24実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)について説明する。図555は、第24実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)を示したフローチャートである。第20実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)と、第24実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)との異なる点は、曖昧報知期間中示唆コマンドの設定処理が追加されている点である。
第24実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)では、S1351の処理において、「通常遊技状態」であると判別された場合(S1351:Yes)、次いで、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先報知回数格納エリア223mに格納された値よりも小さい値であるか否かを判別する(S1352)。
S1352の処理において、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先報知回数格納エリア223mに格納された値よりも小さい値でない、即ち、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先報知回数格納エリア223mに格納された値以上の場合(S1352:No)、次いで、サブ救済カウンタ223iに格納された値が曖昧報知回数格納エリア223nに格納された値よりも小さい値であるか否かを判別する(S1353)。
S1353の判別の結果、サブ救済カウンタ223iに格納された値が曖昧報知回数格納エリア223nに格納された値よりも小さい値であれば(S1353:Yes)、現在の特別図柄の変動演出の実行回数が曖昧報知期間内の値であるので、曖昧報知期間中示唆コマンドを設定し(S1354)(図557(a)の81k参照)、処理をS1355に移行する。
この曖昧報知期間中示唆コマンドを設定することで、曖昧報知期間において特別図柄の変動演出が実行される期間中は、限定演出として、曖昧報知期間中であることを示唆する表示が第3図柄表示装置81において常に行われる((図557(a)の81k参照)。
仮に、このように特別図柄の変動演出の実行中に曖昧報知期間中であることを示唆する表示がない場合、遊技者は、特図1小当たりに当選し、該小当たりオープニングにおいて表示される右打ち報知演出(図557(c)参照)を確認することで、初めて、現在の特別図柄の変動演出の実行回数が曖昧報知期間であることを認識することになる。そして、該オープニング時間(即ち、「10秒」)において、該小当たり遊技で大当たりを発生させるべきか否かを判断しなければならない。この時、遊技者は、遊技者自身の残りの遊技時間やホールの営業時間、残りの持ち玉の数や残りの金額等を考慮して判断しなければならず、場合によっては誤った判断をしてしまうおそれがある。また、いずれの打ち方をすべきかを検討している間に小当たり遊技が終了してしまって、大当たり状態を発生させることができず、本来の意図と異なる結果になってしまうおそれがある。
しかしながら、第24実施形態のパチンコ機10のように構成することで、遊技者は、第3図柄表示装置81の変動演出を確認すれば、現在の特別図柄の変動演出の実行回数が曖昧報知期間であることを認識でき、該曖昧報知期間中に特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり遊技で大当たりを発生させるべきか否かを事前に判断することができ、該小当たり遊技中における遊技を戸惑うことなく円滑に実行することができる。
一方、S1352の処理において、サブ救済カウンタ223iに格納された値が大当たり優先報知回数格納エリア223mに格納された値よりも小さい値であると判別された場合(S1352:Yes)、現在の特別図柄の変動演出の実行回数が大当たり優先報知期間内の値であるので、S1353及びS1354の処理をスキップして、処理をS1355に移行する。また、S1353の判別の結果、サブ救済カウンタ223iに格納された値が曖昧報知回数格納エリア223nに格納された値よりも小さい値でない場合(S1353:No)、現在の特別図柄の変動演出の実行回数が救済優先報知期間内の値であるので、この場合も、S1354の処理をスキップして、処理をS1355に移行する。
次に、図556(a)を参照して、第24実施形態において、表示制御装置114のMPU231により実行される背面画像系コマンド処理(S2115)の詳細について説明する。図556(a)は、第24実施形態の背面画像系コマンド処理(S2115)を示すフローチャートである。第24実施形態の背面画像系コマンド処理(S2115)と、第24実施形態の背面画像系コマンド処理(S2115)との異なる点は、曖昧報知期間中示唆フラグ233mの更新処理が追加されている点である。
背面画像系コマンド処理(S2113)では、まず、未処理のコマンドの中に、背面画像変更コマンドがあるか否かを判別し(S2201)、背面画像変更コマンドがあれば(S2201:Yes)、オン状態で背面画像変更コマンドを受信したことに伴う背面画像の変更を後述する通常画像転送設定処理(図538参照)に通知する背面画像変更フラグをオンに設定し(S2202)処理をS2205へ移行する。
S2201の処理において、未処理のコマンドの中に背面画像変更コマンドがないと判別された場合(S2201:No)、次いで、未処理のコマンドの中に、曖昧報知期間中示唆コマンドがあるか否かを判別し(S2203)、曖昧報知期間中示唆コマンドがあれば(S2203:Yes)、曖昧報知期間中示唆フラグ233mをオンに設定し(S2204)、処理をS2205に移行する。
次に、図557を参照して、第24実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図557は、「通常遊技状態A」の曖昧報知期間中に特図1小当たりに当選した場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図557(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「551」(即ち、曖昧報知期間)となっている状態において第1特別図柄の変動表示が実行中となっている状態を示した図であり、図557(b)は、図557(a)の状態から、実行中となっていた特別図柄の変動表示が特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図557(c)は、図557(b)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
図557(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「551」(即ち、曖昧報知期間)となっている状態において第1特別図柄の変動表示が実行中となっている状態を示している。
図557(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの右上部分、特図1用変動領域87bが点滅している状態が表示されており、第1特別図柄の変動表示が実行中となっていることを示している。また、主表示領域Dmの中央部分では、第3図柄が変動中となっている状態が表示されている。
また、主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「551」となっており、図543に示す損益分岐回数テーブル222fのとおり、曖昧報知期間における変動演出であることを示している。
さらに、主表示領域Dmの上部分には、文字メッセージ81kが表示されており、「曖昧期間中」の文字が右から左へと流れて表示されている。この文字メッセージ81kは、曖昧報知期間(図543参照」)における変動演出の実行中において常時表示されるように構成されている。遊技者はこの文字メッセージ81kを確認することで、現在実行中の特別図柄の変動表示が曖昧報知期間における実行であることを認識でき、特別図柄の変動表示が特図1小当たりに当選した場合の小当たり遊技において、右打ち遊技を実行して大当たり状態を発生させるべきか否かを事前に検討しておくことができる。
次いで、図557(b)は、図557(a)の状態から、実行中となっていた特別図柄の変動表示が特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており特図1小当たりに当選したことを示している。なお、第24実施形態のパチンコ機10では、曖昧報知期間においては、小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法と、において、遊技者が獲得し得る出玉の期待値を比較すると、その差異は僅少であるため、いずれかの打ち方をすることで明確に平均獲得球数が多くなるとは言い難い程度の差異となっている。
よって、図557(b)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、右打ち遊技の実行有無にかかわらず、獲得し得る出玉の期待値に大きな差異がないことを示唆するために、第3図柄81bの左右の各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させ、中央の図柄列に「チャレンジ図柄」の文字が記載された主図柄を停止させている。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用変動領域87bが青で停止しており、第1特別図柄の変動表示が小当たりに当選したことを示している。
次いで、図557(c)は、図557(b)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち?」の文字メッセージ81gが表示されており、右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。さらに、主表示領域Dmの下段左部分には「V獲得で大当たりでぃ」の文字メッセージ81hが表示されており、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
また、主表示領域Dmの中段左部分には少年が右側を向いて手を上げたキャラクタ図柄81eが表示されており、さらに、主表示領域Dmの右下部分には少年が下を向いているキャラクタ図柄81iが表示されている。この2のキャラクタ図柄81e及び81iは、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出において表示されるキャラクタ図柄(図549(b)の81e及び図549(d)の81i参照)である。
以上、説明したように、第24実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間と救済優先報知期間の間の期間である、曖昧報知期間において、特別図柄の変動演出の実行中は、曖昧報知期間中であることを示唆する表示を第3図柄表示装置81において行うように構成する。
このように構成することで、遊技者は第3図柄表示装置81の変動演出を確認すれば、現在の特別図柄の変動演出の実行回数が曖昧報知期間であることを認識することができる。
その結果、曖昧報知期間中に特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり遊技で大当たりを発生させるべきか否かを事前に判断することができ、該小当たり遊技中において、戸惑うことなく円滑に遊技することができる。
その他、第24実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態及び第21実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第25実施形態>
次いで、図558及び図559を参照して、本発明を適用した第25実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第25実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第25実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
従来、所定の期間が経過した後に予め定めた遊技者に有利な遊技状態に移行して遊技者に利益を付与する遊技機がある。有利な遊技状態において、遊技者の遊技により所定の条件が成立した場合に遊技者は賞球を得ることができる。
このような遊技機において、所定の期間における遊技者への有利な遊技状態の発生に対する示唆は十分に好適なものではなく、さらなる示唆の内容の向上が求められている。
具体的には、例えば、所定期間において、有利な遊技状態の発生に対する示唆が一様である場合、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低を遊技者が理解することができない。また、示唆を利益の高低に応じて変化させることに関して生じる興趣も得ることができない。
本発明は上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、所定期間における有利な遊技状態の発生に対する示唆を好適に行い、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低に対する遊技者の理解を深め、示唆に関する興趣を高めることを目的としている。
より具体的には、例えば、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において、大当たりを発生可能な(即ち、特定領域65dを通過可能な)小当たり当選時に、該小当たりで大当たりを発生させるか否かの選択肢を設けた遊技性とすることで、遊技のバリエーションを豊富にするとともに、遊技者に対して、獲得可能な出玉の期待値がより高くなる打ち方報知を実行できる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第25実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、前記遊技機は、前記特定タイミングで前記第2報知態様に切り替わった後は少なくとも前記特定利益が発生するまでは前記第1報知態様に切り替わることはないように構成されている。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
ここで、図558及び図559を参照して、第25実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図558及び図559は、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図558(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図558(b)は、図558(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
さらに、図558(c)は、図558(b)の状態から、特定領域65dを球が通過せず、大当たり状態に移行することなく小当たり状態が終了して「通常遊技状態A」に戻り、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「550」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図558(d)は、図558(c)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
さらに、図559(a)は、図558(d)の状態から、特定領域65dを球が通過せず、大当たり状態に移行することなく小当たり状態が終了して「通常遊技状態A」に戻り、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「637」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図559(b)は、図559(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
図558(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図558(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「58」となっており、図480に示す損益分岐回数テーブル222fに設定されている通り、大当たり優先報知期間における変動演出であることを示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、第25実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間においては、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
よって、図558(a)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、遊技者に右打ち遊技を実行させ、大当たり遊技を発生させることを示唆するために、第3図柄81bの各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させている。
次いで、図558(b)は、図558(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該小当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち」の文字メッセージ81cが、主表示領域Dmの下段右部分には「Vを狙え」の文字メッセージ81dが、それぞれ表示されており、いずれも右打ち遊技を示唆するメッセージとなっている。さらに、主表示領域Dmの左側には少年が右側を向いて手を上げたキャラクタ図柄81eが表示されており、こちらも右打ち遊技を示唆する演出となっている。
次いで、図558(c)は、図558(b)の状態から、特定領域65dを球が通過せず、大当たり状態に移行することなく小当たり状態が終了して「通常遊技状態A」に戻り、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「637」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図558(c)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「550」となっており、図558(a)及び図558(b)に示す状態から、大当たり状態に移行することなく「通常遊技状態A」に戻り、該「通常遊技状態A」において第1特別図柄の変動表示が複数回実行されたことを示している。また、図558(c)の変動演出は、図480に示す損益分岐回数テーブル222fに設定されている通り、救済優先報知期間における変動演出であることを示している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、上述したように、第25実施形態のパチンコ機10では、救済優先報知期間においては、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
よって、図558(c)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、右打ち遊技を実行せず、大当たり遊技を発生させない方が獲得し得る出玉の期待値が高くなることを示唆するために、第3図柄81bの左右の各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させ、中央の図柄列に「チャレンジ図柄」の文字が記載された主図柄を停止させている。
次いで、図558(d)は、図558(c)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。
主表示領域Dmの上部分には「まもなく救済条件成立回数だけど」の文字メッセージ81fが表示されており、文字通り、特別図柄の動的表示を数回転実行することで救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行することを示唆している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち?」の文字メッセージ81gが表示されており、図558(b)の文字メッセージ81cと比較すると、右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
さらに、主表示領域Dmの下段右部分には「V獲得で大当たりでぃ」の文字メッセージ81hが表示されており、図558(b)の文字メッセージ81dと比較すると、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
また、主表示領域Dmの左部分には少年が下を向いているキャラクタ図柄81iが表示されており、図558(b)のキャラクタ図柄81eと比較すると、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える表示となっている。なお、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該小当たり遊技において右打ち遊技することを示唆している。
このように、図558(d)に示す右打ち報知演出は、図558(b)に示す、大当たり優先報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出(即ち、大当たり優先報知演出)から、救済優先報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出(即ち、救済優先報知演出)に切り替わったことを示している。
次いで、図559(a)は、図558(d)の状態から、特定領域65dを球が通過せず、大当たり状態に移行することなく小当たり状態が終了して「通常遊技状態A」に戻り、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「637」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図559(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「637」となっており、図558(c)及び図558(d)に示す状態から、大当たり状態に移行することなく「通常遊技状態A」に戻り、該「通常遊技状態A」において第1特別図柄の変動表示が複数回実行されたことを示している。また、図559(a)の変動演出は、図480に示す損益分岐回数テーブル222fに設定されている通り、救済優先報知期間における変動演出であることを示している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、第25実施形態のパチンコ機10では、救済優先報知期間においては、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
よって、図559(a)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、右打ち遊技を実行せず、大当たり遊技を発生させない方が獲得し得る出玉の期待値が高くなることを示唆するために、第3図柄81bの左右の各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させ、中央の図柄列に「チャレンジ図柄」の文字が記載された主図柄を停止させている。
次いで、図559(b)は、図559(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。
主表示領域Dmの上部分には「まもなく救済条件成立回数だけど」の文字メッセージ81fが表示されており、文字通り、特別図柄の動的表示を数回転実行することで救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行することを示唆している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち?」の文字メッセージ81gが表示されており、図558(b)の文字メッセージ81cと比較すると、右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
さらに、主表示領域Dmの下段右部分には「V獲得で大当たりでぃ」の文字メッセージ81hが表示されており、図558(b)の文字メッセージ81dと比較すると、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
また、主表示領域Dmの左部分には少年が下を向いているキャラクタ図柄81iが表示されており、図558(b)のキャラクタ図柄81eと比較すると、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える表示となっている。なお、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該小当たり遊技において右打ち遊技することを示唆している。
このように、図559(b)に示す右打ち報知演出は、図558(d)に示す、救済優先報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出(即ち、救済優先報知演出)と同様の演出が実行されており、救済優先報知期間において特図1小当たりに当選して以降、右打ち報知演出の内容が切り替わっていないことを示している。
このように構成することで、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選し、該小当たりの右打ち報知演出で救済優先報知演出が実行された場合、以降、いずれかの大当たりを発生させるまでは、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出は救済優先報知演出となり、大当たり優先報知演出に切り替わらないようにすることができる。
その結果、救済優先報知期間において特図1小当たりに当選し、小当たり当選時の左打ち遊技方法で遊技を実行中に、再度特図1小当たりに当選した場合であっても、前回と同様に救済優先報知演出が実行されるため、遊技者は安心して、継続して「普図低確時間短縮状態」を目指すことができる。
一方、仮に、救済優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出において大当たり優先報知演出が実行され得るように構成されている場合、救済優先放置期間中に小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行して、救済条件成立を目指している最中に、特図1小当たりに当選し、大当たり優先報知演出が実行されてしまう可能性がある。
このような状況が発生した場合、遊技者は、特図1小当たり当選時の救済優先報知演出に従って、小当たり当選時の左打ち遊技方法によって小当たり当選に基づく大当たりの発生を回避し、救済条件成立に向けて持ち玉を消費して左打ちを実行していたにもかかわらず、次の特図1小当たりでは大当たり優先報知演出が実行されて大当たり状態に移行することを示唆され、遊技者は困惑し、いずれの打ち方をすべきかが分からなくなり、パチンコ機10の遊技を中止してしまうおそれがある。
このような状況を避けるため、第25実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出が大当たり優先報知演出から救済優先報知演出に切り替わった場合、以降、いずれかの大当たりを発生させるまでは、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出は救済優先報知演出となり、大当たり優先報知演出に切り替わらないように構成されている。
以上、説明したように、第25実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出では、大当たり優先報知演出が実行され、救済優先報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出では、救済優先報知演出が実行されるように構成する。
このように構成することで、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出が大当たり優先報知演出から救済優先報知演出に切り替わった場合、以降、いずれかの大当たりを発生させるまでは、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出は救済優先報知演出となり、大当たり優先報知演出に切り替わらないようにすることができる。
その結果、救済優先報知期間において特図1小当たりに当選し、小当たり当選時の左打ち遊技方法で遊技を実行中に、再度特図1小当たりに当選した場合であっても、前回と同様に救済優先報知期間用の右打ち報知演出が実行されるため、遊技者は安心して、継続して「普図低確時間短縮状態」を目指すことができる。
その他、第25実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第26実施形態>
次いで、図560~図575を参照して、本発明を適用した第26実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第26実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態及び第21実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第26実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態及び第21実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第21実施形態のパチンコ機10では、救済条件成立回数が1の値(即ち、「800回」)に設定されており、該救済条件成立回数に基づいて大当たり優先報知期間、曖昧報知期間及び救済優先報知期間が設定され(図543参照)、各期間と、小当たり当選時における特別図柄の実行回数と、を比較して、小当たり当選時における右打ち報知演出の内容を異ならせるように構成されている。
しかし、救済条件成立回数が1の値に設定されている場合、実際の遊技ホールにおけるパチンコ機10の運用状況によっては、遊技ホールの開店後の早いタイミングでパチンコ機10の遊技を中止されてしまい、パチンコ機10の稼働低下を招くおそれがあり、救済条件の設定に関して、さらなる内容の向上が求められる。
具体的には、例えば、遊技ホールの開店時からパチンコ機10を遊技し、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合の特別図柄の動的表示の実行回数によっては、遊技ホールの開店時におけるパチンコ機10がRAMクリア直後の状態ではないことが判別可能となり、前稼働日からパチンコ機10の設定値の変更がされていないと判断され、パチンコ機10の遊技を中止されてしまう可能性がある。
第26実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、救済条件成立に関する制御を好適に行い、パチンコ機10の稼働低下を抑制することを目的としている。
本目的を達成するために、第26実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記遊技機は、前記特定情報が前記所定の更新状態となるまでの更新回数は、複数の更新回数の中から抽選で1の更新回数が決定される。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
まず、図560を参照して、第26実施形態のパチンコ機10の電気的構成について説明する。図560は、第26実施形態のパチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。第21実施形態のブロック図と、第26実施形態のブロック図との異なる点は、ROM202内に救済条件成立回数テーブル202nが追加されている点と、RAM203内に救済条件成立回数格納エリア203qが追加されている点と、である。
ここで、図561を参照して、第26実施形態の救済条件成立回数テーブル202nについて説明する。図561は、第26実施形態のROM202に記憶される救済条件成立回数テーブル202nの一例を模式的に示した模式図である。
救済条件成立回数テーブル202nは、電源投入時のRAM203初期化処理時及び大当たり遊技の終了時に参照され、3の救済条件成立回数(即ち、「700回」、「800回」又は「900回」)の中から、遊技状態及びその他の状況にかかわらず無作為に1の救済条件成立回数が抽選される。そして、特別図柄の低確率状態において、特別図柄の動的表示の実行回数が抽選された救済条件成立回数に達した場合に「普図低確時間短縮状態」に移行するように構成されている。
従って、詳細は後述するが、第26実施形態のパチンコ機10では、選択されている救済条件成立回数によって、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間及び救済優先報知期間に異なる値が設定されるように構成されている(図565参照)。
また、第21実施形態のパチンコ機10及び第26実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の動的表示の演出が実行される第3図柄表示装置81内においては、救済条件成立回数までの残りの回転数の表示を行わないように構成されている。このため、遊技者は、現在の遊技状態において、いずれの救済条件成立回数が選択されているのかを知り得ず、救済条件成立回数までの残りの回転数を知り得ないように構成されている。
ここで、第21実施形態のパチンコ機10では、救済条件成立回数が1の値(即ち、「800回」)のみに設定されているため、遊技ホールの開店時からパチンコ機10を遊技した場合において、設定値の変更有無の把握が容易となり、その結果、パチンコ機10の稼働低下を招いてしまうおそれがある。
より詳細に説明すると、第21実施形態のパチンコ機10では、救済条件成立回数が1の値(即ち、「800回」)のみに構成されており、損益分岐回数は「543回転」となるように構成されている(図543参照)。よって、パチンコ機10のRAMクリア時又は大当たり終了後からの特別図柄の動的表示の実行回数が「0回転~523回転」までの間に特図1小当たりに当選した場合には、右打ち報知演出として大当たり優先報知演出が実行されるように構成されている。
従って、仮に、第21実施形態のパチンコ機10において、遊技ホールの開店時からパチンコ機10を遊技した場合であって、遊技開始から特別図柄の動的表示を「430回転」実行させた時点で特図1小当たりに当選し、右打ち報知演出として曖昧報知演出が実行された場合を想定する。この場合、曖昧報知演出が実行されていることから、遊技中のパチンコ機10のRAMクリア時又は大当たり終了後からの特別図柄の動的表示の実行回数は「524回転~563回転」であると判別可能となる(図543参照)。
しかしながら、遊技者は特別図柄の動的表示を430回転しか実行させていないため、遊技中のパチンコ機10は、遊技ホールの開店時においてRAMクリア直後又は大当たり終了直後の状態ではなかったと推測できる。
また、仮に、遊技ホールの開店前にパチンコ機10の設定値を変更していれば、パチンコ機10はRAMクリア状態になることから(図489のS118及びS117参照)、遊技ホールの開店前にパチンコ機10の設定値の変更がされていないことが判別可能となる。
このような状況において、前稼働日のパチンコ機10の稼働データが、あまり出玉を獲得しておらず、魅力的なデータになっていない場合、遊技者はパチンコ機10の設定値が低く設定されていると推測してしまうおそれがあり、かつ、該稼働データの状態からパチンコ機10の設定値の変更がされていないことから、現在のパチンコ機10も出玉を獲得し難い設定値であると判断し、遊技を中止してしまい、パチンコ機10の稼働低下につながるおそれがある。
一方、第26実施形態のパチンコ機10のように、救済条件成立回数が3の値(「700回」、「800回」又は「900回」)の中から無作為に抽選されるように構成されている場合を想定する。そして、遊技ホールの開店時からパチンコ機10を遊技した場合であって、遊技開始から特別図柄の動的表示を「430回転」実行させた時点でいずれかの小当たりに当選し、右打ち報知演出として曖昧報知演出が実行された場合、現在のパチンコ機10の救済条件成立回数が「700回」に設定されていれば、曖昧報知期間が「424~463回転」となり(図565参照)、遊技ホールの開店時におけるパチンコ機10がRAMクリア直後又は大当たり終了直後であって、前稼働日からパチンコ機10の設定値の変更がされた状態であった可能性も考えられ、出玉を獲得し易い設定値に変更されている可能性も考えられるため、少なくとも遊技を中止する理由が減少し、遊技を継続する可能性が高くなる。
このように、救済条件成立回数が複数の値の中から無作為に抽選されるように構成されることで、遊技ホールの開店時からパチンコ機10の遊技を開始した場合における設定値の変更有無の判別を困難にすることができ、パチンコ機10の稼働低下を軽減することができる。
また、上述したように、第21実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時に、1ラウンド目の小当たり遊技中に右打ち遊技を実行して特定領域65dに球を通過させて大当たり遊技を発生させ、「普図高確時間短縮状態A」に移行させた場合と、「通常遊技状態A」において特別図柄の動的表示の実行回数が救済条件成立回数に到達し、「普図低確時間短縮状態」に移行した場合と、の2の事象を比較すると、後者である「普図低確時間短縮状態」に移行した場合の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
従って、第21実施形態のパチンコ機10のように、救済条件成立回数が1の値(即ち、「800回」)のみに設定されている場合、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間及び救済優先報知期間がそれぞれ1の値に設定されるため(図543参照)、遊技者は、特図1小当たり当選時において実行される右打ち報知演出を確認しなくても、ホールに設置されたデータ表示器等で特別図柄の動的表示の実行回数を確認することで、いずれの打ち方を実行すべきかが判断可能となってしまうおそれがある。
しかしながら、第26実施形態のパチンコ機10のように、救済条件成立回数が救済条件成立回数テーブル202nに設定された3の値の中から無作為に抽選され、その時点で設定されている救済条件成立回数を遊技者が知り得ないように構成することで、遊技者は小当たり当選時のOP時間において実行される右打ち報知演出を確認して、いずれの打ち方をすべきかを判断させるようにすることができ、遊技の興趣を向上することができる。
次に、第26実施形態の主制御装置110において、RAM203に格納される救済条件成立回数格納エリア203qについて説明する。救済条件成立回数格納エリア203qは、特別図柄の動的表示の実行回数に基づいて「普図低確時間短縮状態」に移行するか否かを判定するための救済条件成立回数を記憶するメモリである。
MPU201は、電源投入後のRAM203の初期設定時及び大当たり終了時において、救済条件成立回数抽選処理を実施し(図566のS161及び図569のS161参照)、該救済条件成立回数抽選処理で抽選された救済条件成立回数の値を救済条件成立回数格納エリア203qへ格納する(図567のS142参照)。また、大当たり時に初期化処理としてクリアされる(図568のS604参照)。格納された救済条件成立回数格納エリア203qの値は、救済到達計数処理において、救済条件成立回数に達したか否かの判定処理で参照される(図499のS5403参照)。
次に、図562を参照して、第26実施形態における音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図562は、主に第26実施形態における音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。第21実施形態のブロック図と、第26実施形態のブロック図と、の異なる点は、RAM223において、サブ救済条件成立回数格納エリア223h及びサブベース値格納エリア223oが追加されている点と、RTC245が追加されている点と、である。
サブ救済条件成立回数格納エリア223hは、現在のパチンコ機10の救済条件成立回数を記憶するメモリである。
音声ランプ制御装置113は、電源投入時及び大当たり終了時において主制御装置110より送信される救済条件成立回数コマンドを受信すると、該当情報をサブ救済条件成立回数格納エリア223hに格納する(図572のS1274参照)。また、このサブ救済条件成立回数格納エリア223hは、大当たりに当選したタイミングでクリアされる(図574のS1422参照)。
サブベース値格納エリア223nは、主制御装置110によってベース表示装置401に表示されるリアルタイムベース値と同様の値が格納されるエリアである。
このサブベース値格納エリア223nは、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理におけるRAMの初期値設定処理においてクリアされる(図571のS1010参照)。そして、主制御装置110から送信されるベース値コマンドの受信時に、該受信したリアルタイムベース値が格納される(図572のS1272参照)。
第26実施形態のパチンコ機10では、サブベース値格納エリア223oに格納したリアルタイムベース値と、サブ救済条件成立回数格納エリア223hに格納した救済条件成立回数と、に基づいて、現在のパチンコ機10における損益分岐回数を算出し、さらに、該損益分岐回数より大当たり優先報知回数(大当たり優先報知期間と曖昧報知期間との境目となる回転数)及び曖昧報知回数(曖昧報知期間と救済優先報知期間との境目となる回転数)を算出して(図572のS1275及びS1276参照)、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間及び救済優先報知期間を設定する(図563~図565にて詳細を後述)。
次いで、RTC245は、現在の日時を計時することができる機能を有しており、RTC制御部246と、レジスタ247と、RTC用電源248とで構成されている。RTC制御部246は、レジスタ247を利用(制御)して、現在の日時の計時など各種の制御を行う。レジスタ247は、レジスタテーブルを有しており、このレジスタテーブルには計時レジスタ247aが含まれている。
計時レジスタ247aは、現在の日時を計時するためのレジスタであり、現在日時情報としてのレジスタ値が1秒毎に更新される。本実施形態では、計時レジスタ247aにおける現在日時情報には、現在の「年」、「月」、「日」、「時」、「分」、「秒」を特定可能な情報が含まれている。
RTC用電源248は、パチンコ機10の電源とは異なるRTC245専用の電源であり、パチンコ機10の電源が断たれた電断状態でもRTC制御部246及びレジスタ247に電力を供給することができる。したがって、計時レジスタ247aは、電断状態であっても現在日時情報を更新可能である。本実施形態では、RTC用電源248には、ボタン型電池が用いられている。
第26実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、RTC245より現在時刻を参照し、現在時刻が20時以降の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の実行回数にかかわらず、大当たり優先報知を行うように構成されている(図565にて詳細を後述)。
次に、図563及び図564を参照して、第26実施形態のパチンコ機10において、「通常遊技状態A」中の特図1小当たり選時に大当たりさせた場合、及び、該小当たり遊技で大当たりさせずに「通常遊技状態A」に戻り、救済条件成立回数まで特別図柄の動的表示を実行させた場合、の各状態別の期待獲得球数について説明する。図563及び図564は、第26実施形態の「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり当選時に右打ち遊技を行って大当たりを発生させた場合の平均獲得球数と、該小当たり当選時に右打ち遊技を行わず、「通常遊技状態A」に戻って再び特別図柄の動的表示を実行させ、救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行させた場合の平均獲得球数と、について、遊技状態別に2の平均獲得球数の差異をまとめた表である。
第26実施形態のパチンコ機10では、この図563及び図564の表から算出される損益分岐回数に基づいて、損益分岐回数テーブル222f(図565参照)が設定されている。また、音声ランプ制御装置113は、電源投入時及び大当たり終了時に主制御装置110より送信される救済条件成立回数コマンドの受信時において損益分岐回数テーブル222fを参照し、その時点でのリアルタイムベース値と救済条件成立回数とに基づいて大当たり優先報知回数格納エリア223m、曖昧報知回数格納エリア223nに値をセットし、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間及び救済優先報知期間を設定する。
そして、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、設定された大当たり優先報知期間、曖昧報知期間及び救済優先報知期間と、該小当たり当選時の回転数と、を比較し、該小当たり当選時のOP時間において行う右打ち報知演出の内容を決定する。
ここで、上述したように、第21実施形態のパチンコ機10では、1の損益分岐回数の値が設定されており、該損益分岐回数に基づいて、1の大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間が設定されている(図543参照)。そして、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、特別図柄の動的表示の実行回数と、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間と、を比較して、該小当たり当選時の右打ち報知演出の内容を決定するように構成されている。
しかしながら、ホールに設置されているパチンコ機10それぞれには、遊技釘や球発射ユニット112a等の状態により、若干ながら個体差が存在する可能性があり、さらに、遊技者の遊技方法も同一ではないため、第21実施形態のパチンコ機10に設定された損益分岐回数と、実際に遊技されているパチンコ機10における損益分岐回数と、の間に誤差が生じる可能性がある。
より詳細には、上述したように、第21実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」におけるベース値は「30」であることを前提として、1の損益分岐回数が設定されている。一方、例えば、長期間のパチンコ機10の稼働によって遊技釘や球発射ユニット112a等の状態が変化し、左打ち遊技時における第1始動口64や一般入賞口63への入賞率が変化することも考えられる。
そして、仮に、「通常遊技状態」におけるベース値が変化(例えば、「36」など)した場合、該「通常遊技状態」中の左打ち遊技時において特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出される球の数が変化するため、救済条件成立回数に達するまでの使用する(減少する)持ち玉数も変化する。
このような場合、例えば、「通常遊技状態A」における特図1小当たり時の右打ち報知演出として大当たり優先報知演出が実行された場合(即ち、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が獲得し得る出玉の期待値が高くなる)であっても、実際には、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が獲得し得る出玉の期待値が高くなることも想定される。
従って、第26実施形態のパチンコ機10では、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対してコマンド送信されるリアルタイムベース値及び救済条件成立回数に基づいて損益分岐回数を設定し、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間の算出を行う。
このように構成することで、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、より正確な右打ち報知演出を実行することができる。
図563のNo.1のケースに示すように、リアルタイムベース値(サブベース値格納エリア223nに格納された値であり、図563における「ベース値」欄)が「30」で、救済条件成立回数(サブ救済条件成立回数格納エリアに格納された値)が「700回転」の状態において、特図1小当たりに当選し、該小当たり当選時の回転数(サブ救済カウンタ223iに格納された値)が「400回転」の場合、該小当たり遊技において右打ち遊技を行い、特定領域65dに球を通過させて大当たりさせた場合の連荘終了までに遊技者が獲得し得る平均獲得球数は約4000発(この場合における平均獲得球数を「α」とする)となる。
ここでの連荘終了とは、「通常遊技状態A」における特図1小当たり当選時に右打ち遊技を開始して大当たり状態に移行させてから、「普図高確時間短縮状態(普図高確時間短縮状態A及び普図高確時間短縮状態B)」及び「通常遊技状態B」を経由して、再び「通常遊技状態A」に戻る事象を意味する(図463参照)。
一方、該小当たり当選時において右打ち遊技を行わずに大当たりを発生させなかった場合、救済条件成立回数が「700回転」であって、該小当たり当選時の回転数が「400回転」であるから、救済条件成立回数までの残りの回転数は「300回転」となる。
また、第26実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技で発射された球が第1始動口64へ1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように構成されているため、左打ち遊技を継続した場合に、救済条件成立回数に達するまで(即ち、残りの「300回転」を実行するまで)に要する時間は約50分となる(図563における「救済条件成立回数までの「時間(分)」」欄)。よって、約50分の左打ち遊技で発射した球数は約5000発となり、リアルタイムベース値が「30」であるから、この間に賞球として払い出された球数は約1500発となる。つまり、約50分(約5000発の球の発射時)の左打ち遊技によって消費した球数は約3500発となる(図563における「救済条件成立回数までの「使用球数」」欄)。
また、救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行した場合、連荘終了までに遊技者が獲得し得る平均獲得球数は約7000発となる(図563における「救済条件成立時の平均獲得球数」欄)。
ここで、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選してから、該小当たりで大当たりを発生させずに救済条件成立回数に達するまでに消費した球数は約3500発であるから、該特図1小当たり当選時から、救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行した場合の平均獲得球数は、「救済条件成立時の平均獲得球数(7000)-救済条件成立回数までの使用球数(3500)」から、約3500発(この場合における平均獲得球数を「β」とする)となる(図563における「小当たりA当選時から連荘終了までの「平均獲得球数(β)」」欄)。なお、該特図1小当たり当選時から、救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行させ、連荘が終了するまでの時間は約70分となる(図563における「小当たりA当選時から連荘終了までの「平均消化時間(分)」」欄)。
従って、No.1のケースにおける小当たり当選時の右打ち遊技方法による平均獲得球数は約4000発(α)であって、小当たり当選時の左打ち遊技方法による平均獲得球数は約3500発(β)であるから、2の平均獲得球数の差分(α―β)は約500発となる(図563における「差分(α-β)」欄)。
即ち、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「400回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約500発多くなるように構成されている。
同様に、No.2のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「442回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約10発多くなるように構成されている。
さらに、No.3のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「443回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約2発少なくなるように構成されている。
また、No.4のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「500回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約667発少なくなるように構成されている。
このように、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態における「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が442回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態における「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が443回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、「443回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.5のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「500回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約500発多くなるように構成されている。
また、No.6のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「542回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約10発多くなるように構成されている。
さらに、No.7のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「543回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約2発少なくなるように構成されている。
また、No.8のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「600回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約667発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態における「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が542回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態における「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が543回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、「543回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.9のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「600回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約500発多くなるように構成されている。
また、No.10のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「642回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約10発多くなるように構成されている。
さらに、No.11のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「643回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約2発少なくなるように構成されている。
また、No.12のケースにおいては、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「700回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約667発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が642回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が643回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、「643回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.13のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「400回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約400発多くなるように構成されている。
また、No.14のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「435回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約3発多くなるように構成されている。
さらに、No.15のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「436回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約8発少なくなるように構成されている。
また、No.16のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「500回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約733発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が435回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が436回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、「436回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.17のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「500回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約400発多くなるように構成されている。
また、No.18のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「535回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約3発多くなるように構成されている。
さらに、No.19のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「536回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約8発少なくなるように構成されている。
また、No.20のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「600回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約733発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が535回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が536回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、「536回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.21のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「600回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約400発多くなるように構成されている。
また、No.22のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「635回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約3発多くなるように構成されている。
さらに、No.23のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「636回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約8発少なくなるように構成されている。
また、No.24のケースにおいては、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「700回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約733発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が635回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が636回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、「636回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、図564に示すようにNo.1のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「400回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約300発多くなるように構成されている。
また、No.2のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「427回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約3発多くなるように構成されている。
さらに、No.3のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「428回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約8発少なくなるように構成されている。
また、No.4のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「500回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約800発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が427回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が428回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、「428回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.5のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「500回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約300発多くなるように構成されている。
また、No.6のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「527回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約3発多くなるように構成されている。
さらに、No.7のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「528回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約8発少なくなるように構成されている。
また、No.8のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「600回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約800発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が527回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が528回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、「528回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.9のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「600回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約300発多くなるように構成されている。
また、No.10のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「627回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約3発多くなるように構成されている。
さらに、No.11のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「628回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約8発少なくなるように構成されている。
また、No.12のケースにおいては、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「700回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約800発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が627回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が628回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、「628回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.13のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「400回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約200発多くなるように構成されている。
また、No.14のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「418回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約8発多くなるように構成されている。
さらに、No.15のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「419回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約3発少なくなるように構成されている。
また、No.16のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「700回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「500回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約867発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が418回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が419回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、「419回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.17のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「500回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約200発多くなるように構成されている。
また、No.18のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「518回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約8発多くなるように構成されている。
さらに、No.19のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「519回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約3発少なくなるように構成されている。
また、No.20のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「800回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「600回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約867発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が518回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が519回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、「519回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
次いで、No.21のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「600回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約200発多くなるように構成されている。
また、No.22のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「618回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約8発多くなるように構成されている。
さらに、No.23のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「619回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約3発少なくなるように構成されている。
また、No.24のケースにおいては、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「900回転」の状態において、特別図柄の低確率状態における回転数が「700回転」の時点で特図1小当たりに当選した場合、小当たり当選時の右打ち遊技方法(α)の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法(β)と比較して、遊技者が獲得し得る平均獲得球数が約867発少なくなるように構成されている。
従って、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が618回転以内であれば、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
一方、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の回転数が619回転以降であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも遊技者が獲得し得る平均獲得球数が多くなるように構成されている。
よって、第26実施形態のパチンコ機10では、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、「619回転」を損益分岐回数として後述する損益分岐回数テーブル222fに格納している(図565参照)。
このように、救済条件成立回数とリアルタイムベース値とを参照することで、より正確に損益分岐回数を算出することができ、より正確な大当たり優先報知期間、曖昧報知期間及び救済優先報知期間を把握することができる。その結果、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出において、より正確な示唆演出を実行することができる。
次に、図565を参照して、第26実施形態の損益分岐回数テーブル222fについて説明する。図565は、第26実施形態において、音声ランプ制御装置113のROM222に記憶される損益分岐回数テーブル222fの一例を模式的に示した模式図である。上述したように、損益分岐回数テーブル222fは、図563及び図564の各状態別の期待獲得球数表に基づいて設定されている。また、損益分岐回数テーブル222fは、リアルタイムベース値と、救済条件成立回数とに基づいて、損益分岐回数、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間が規定されている。音声ランプ制御装置113は、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の実行回数と、損益分岐回数テーブル222fに規定された大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間とを比較して、該小当たり遊技のOP時間において実行する右打ち報知演出の内容を決定する。
従って、図565に示すように、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、損益分岐回数が「443回転」、大当たり優先報知期間が「0~423回転」、曖昧報知期間が「424~463回転」、救済優先報知期間が「464~700回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、損益分岐回数が「543回転」、大当たり優先報知期間が「0~523回転」、曖昧報知期間が「524~563回転」、救済優先報知期間が「564~800回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、損益分岐回数が「643回転」、大当たり優先報知期間が「0~623回転」、曖昧報知期間が「624~663回転」、救済優先報知期間が「664~900回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、損益分岐回数が「436回転」、大当たり優先報知期間が「0~416回転」、曖昧報知期間が「417~456回転」、救済優先報知期間が「457~700回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、損益分岐回数が「536回転」、大当たり優先報知期間が「0~516回転」、曖昧報知期間が「517~556回転」、救済優先報知期間が「557~800回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「32」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、損益分岐回数が「636回転」、大当たり優先報知期間が「0~616回転」、曖昧報知期間が「617~656回転」、救済優先報知期間が「657~900回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、損益分岐回数が「428回転」、大当たり優先報知期間が「0~408回転」、曖昧報知期間が「409~448回転」、救済優先報知期間が「449~700回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、損益分岐回数が「528回転」、大当たり優先報知期間が「0~508回転」、曖昧報知期間が「509~548回転」、救済優先報知期間が「549~800回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「34」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、損益分岐回数が「628回転」、大当たり優先報知期間が「0~608回転」、曖昧報知期間が「609~648回転」、救済優先報知期間が「649~900回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「700回転」の場合、損益分岐回数が「419回転」、大当たり優先報知期間が「0~399回転」、曖昧報知期間が「400~439回転」、救済優先報知期間が「440~700回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「800回転」の場合、損益分岐回数が「519回転」、大当たり優先報知期間が「0~499回転」、曖昧報知期間が「500~539回転」、救済優先報知期間が「540~800回転」に設定されている。
次いで、リアルタイムベース値が「36」で、救済条件成立回数が「900回転」の場合、損益分岐回数が「619回転」、大当たり優先報知期間が「0~599回転」、曖昧報知期間が「600~639回転」、救済優先報知期間が「640~900回転」に設定されている。
なお、リアルタイムベース値が「30」より小さい値である場合は「30」を、「31」である場合は「32」を、「33」である場合は「34」を、「35」である場合は「36」を、「37」より大きい値である場合は「36」を、それぞれ参照するように構成されている。
また、上述したように、小当たり当選時の特別図柄の動的表示の実行回数が損益分岐回数よりも大きい値となっている状態で小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行した場合、該小当たり当選時から「普図低確時間短縮状態」への移行に伴う連荘終了までの平均消化時間は約60分程度となる(図563及び図564参照)。
よって、例えば、パチンコホールにおいて第26実施形態のパチンコ機10を遊技している場合で、該パチンコホールの閉店30分前において、救済優先報知期間に特図1小当たりに当選した場合、本来であれば、小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行した方が、遊技者が獲得し得る平均獲得球数は多くなるが、この状況において大当たりを発生させずに左打ち遊技を継続すると、救済条件成立回数に達する前に、又は、救済条件成立回数に達して「普図低確時間短縮状態」に移行して連荘を継続している最中に閉店時間となってしまい、結果的に遊技者が本来獲得し得る出玉よりも少なくなってしまうおそれがある。
このため、第26実施形態のパチンコ機10では、通常のパチンコホールにおける閉店時間を考慮し、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、RTC245(図562参照)より現在時刻を参照し、現在時刻が20時以降の場合、該小当たり当選時の特別図柄の動的表示の実行回数にかかわらず、大当たり優先報知を行うように構成されている。
このように構成することで、パチンコホールの閉店時間が近い場合であっても、遊技者が安心してパチンコ機10を遊技することができる。
次に、図566から図570のフローチャートを参照して、第26実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。第21実施形態の各制御処理と、第26実施形態の各制御処理との異なる点は、主に、救済条件成立回数の抽選処理が追加されている点と、該救済条件成立回数及びベース値に関わるコマンドを音声ランプ制御装置113に送信する処理が追加されている点と、である。
まず、図566は、第26実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。第20実施形態の立ち上げ処理と、第26実施形態の立ち上げ処理との異なる点は、救済条件成立回数抽選処理が追加されている点である。
第26実施形態の立ち上げ処理では、S117の処理を終えると、救済条件成立回数を設定すべく、救済条件成立回数抽選処理を実行し(S161)、処理をS113に移行する。
ここで、図567を参照して、第26実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行される救済条件成立回数抽選処理(S161)について説明する。図567は、第26実施形態の救済条件成立回数抽選処理(S161)を示すフローチャートである。
この救済条件成立回数抽選処理(S161)は、パチンコ機10の電源投入時のRAM203の初期化処理時および大当たり終了時、即ち、救済条件成立回数が初期化されるタイミングにおいて実行され、救済条件成立回数を新たに設定するための処理である。
この救済条件成立回数抽選処理(S161)では、まず、救済条件成立回数を抽選する(S141)。この抽選処理では、救済条件成立回数テーブル202n(図561参照)に設定された3の値(「700回」、「800回」又は「900回」のいずれか)の中から1の値が無作為に抽選される。
次いで、S141の処理における抽選結果を救済条件成立回数格納エリア203qに格納し(S142)、この救済条件成立回数抽選処理(S161)を終了して、立ち上げ処理(図566参照)に戻る。
図566の立ち上げ処理に戻って、説明を続ける。S113の処理を終えると、救済条件成立回数コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S162)、処理をS163に移行する。
第20実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113は電源のバックアップ機能を有しておらず、該音声ランプ制御装置113内のRAM223は立ち上げ処理によって初期化されるため(図571のS1010参照)、パチンコ機10の立ち上げ処理の都度、設定値コマンド及び救済条件成立回数コマンドが設定され、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に送信されるように構成されている。
ここで設定された救済条件成立回数コマンドは、タイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)において、音声ランプ制御装置113へと送信される。音声ランプ制御装置113は、救済条件成立回数コマンドを受信すると、該救済条件成立回数より大当たり優先報知回数及び曖昧報知回数を算出し、各情報をRAM223に設けられた各エリアに格納する(図572にて後述)。
次いで、図568を参照して、第26実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図492参照)の一処理である当たり処理(S203)について説明する。図568は、第26実施形態の当たり処理(S203)を示したフローチャートである。第21実施形態の当たり処理(S203)と、第26実施形態の当たり処理(S203)との異なる点は、大当たり時に救済条件成立回数格納エリア203qのクリア処理が追加されている点である。
第26実施形態の当たり処理(S203)では、S603の処理を終えると、救済条件成立回数格納エリア203qをクリアし(S604)、処理をS605に移行する。
次いで、図569を参照して、第26実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり終了処理(S622)について説明する。図569は、第26実施形態の大当たり終了処理(S610)を示したフローチャートである。第21実施形態の大当たり終了処理(S610)と、第26実施形態の大当たり終了処理(S610)との異なる点は、救済条件成立回数に関わる処理が追加されている点である。
第26実施形態の大当たり終了処理(S610)では、S6611の処理を終えると、次いで、救済条件成立回数を設定すべく、救済条件成立回数抽選処理を実行し(S161)、設定された救済条件成立回数に基づいて救済条件成立回数コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S162)、処理をS6613に移行する。
次いで、図570を参照して、第26実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行されるベース値処理(S251)について説明する。図570は、第26実施形態のベース値処理(S251)を示すフローチャートである。第21実施形態のベース値処理(S251)と、第26実施形態のベース値処理(S251)との異なる点は、算出されたベース値に基づいて、音声ランプ制御装置113に送信するためのコマンド設定処理が追加されている点である。
第26実施形態のベース値処理(S251)では、S853の処理を終えると、ベース値コマンドを設定して(S854)、このベース値処理(S251)を終了する。なお、S854の処理で設定されたベース値コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図492のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、ベース値コマンドを受信すると、該受信したリアルタイムベース値をサブベース値格納エリア223nに格納する。そして、電源投入時及び大当たり終了時において、該サブベース値格納エリア223nに格納したリアルタイムベース値及びサブ救済条件成立回数格納エリア223hに格納した救済条件成立回数に基づいて大当たり優先報知回数及び曖昧報知回数を算出する(図572にて後述)。
次に、図571から図575を参照して、第26実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。第21実施形態の各制御処理と、第26実施形態の各制御処理との異なる点は、主に、ベース値コマンド及び救済条件成立回数コマンドに関わる処理が追加されている点である。
まず、図571を参照して、第26実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図571は、第26実施形態の立ち上げ処理を示したフローチャートである。第21実施形態の立ち上げ処理と、第26実施形態の立ち上げ処理との異なる点は、大当たり優先報知回数格納エリア223m及び曖昧報知回数格納エリア223nに値を格納する処理が削除されている点である。
上述したように、第21実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間が、それぞれ1の値に設定されるため、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、大当たり優先報知回数格納エリア223m及び曖昧報知回数格納エリア223nに値を格納するように構成されていた(図544参照)。
一方、第26実施形態のパチンコ機10では、現在の救済条件成立回数とベース値とによって大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間が決定されるため、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理では大当たり優先報知回数格納エリア223m及び曖昧報知回数格納エリア223nに値の格納は行わず、救済関連コマンド受信処理において行われる(図572にて後述)。
次いで、図572を参照して、第26実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される救済関連コマンド受信処理(S1214)について説明する。図572は、第26実施形態の救済関連コマンド受信処理(S1214)を示したフローチャートである。第21実施形態の救済関連コマンド受信処理(S1214)と、第26実施形態の救済関連コマンド受信処理(S1214)との異なる点は、ベース値コマンド及び救済条件成立回数コマンドに関わる処理が追加されている点である。
第26実施形態の救済関連コマンド受信処理(S1214)では、まず、主制御装置110よりベース値コマンドを受信したか否かを判別する(S1271)。判別の結果、ベース値コマンドを受信していれば(S1271:Yes)、受信したリアルタイムベース値をサブベース値格納エリア223nに格納し(S1272)、この救済関連コマンド受信処理(S1214)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
S1271の処理において、ベース値コマンドを受信していないと判別された場合(S1271:No)、次いで、主制御装置110より救済条件成立回数コマンドを受信したか否かを判別する(S1273)。判別の結果、救済条件成立回数コマンドを受信していれば(S1273:Yes)、受信した救済条件成立回数をサブ救済条件成立回数格納エリア223hに格納する(S1274)。その後、該救済条件成立回数及びサブベース値格納エリア223nに格納されたリアルタイムベース値より、損益分岐回数テーブル222f(図565参照)に基づいて大当たり優先報知回数及び曖昧報知回数を算出して、大当たり優先報知回数格納エリア223m及び曖昧報知回数格納エリア223nにそれぞれ格納し(S1275及びS1276)、この救済関連コマンド受信処理(S1214)を終了して、コマンド判定処理(図514参照)に戻る。
なお、上述したように、S1275及びS1276の処理は、損益分岐回数テーブル222f(図565照)を参照して算出される。例えば、リアルタイムベース値が「30」で、救済条件成立回数が「700回」である場合、大当たり優先報知期間が「0~423回転」、曖昧報知期間が「424~463回転」、救済優先報知期間が「464~700回転」に設定されているため、大当たり優先報知回数格納エリア223mに「424回転」が、曖昧報知回数格納エリア223nに「464回転」が、それぞれ格納される。
一方、S1273の処理において、救済条件成立回数コマンドを受信していないと判別された場合(S1273:No)、処理をS1277に移行する。
次いで、図573を参照して、第26実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)について説明する。図573は、第26実施形態の表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)を示したフローチャートである。第21実施形態の表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)と、第26実施形態の表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)と、の異なる点は、現在時刻の判別処理が追加されている点である。
第26実施形態の表示用特図1停止種別コマンド設定処理(S1308)では、S1374の判別の結果、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていない場合、即ち、サブ救済設定済みフラグ223jがオフ状態の場合(S1374:No)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度も救済条件成立回数に達していないため、次いで、RTC245の計時レジスタ247aより現在時刻を読み込み、現在時刻が20時以降であるか否かを判別する(S1375)。
S1375の処理において、現在時刻が20時以降でないと判別された場合(S1375:No)、現在時刻は20時より前の時間帯であって、救済条件成立回数まで特別図柄の動的表示を実行し、「普図低確時間短縮状態」へ移行させて連荘状態を消化する時間があると判断し、処理をS1381に移行する。
一方、S1375の処理において、現在時刻が20時以降であると判別された場合(S1375:Yes)、救済条件成立回数まで特別図柄の動的表示を実行し、「普図低確時間短縮状態」へ移行させて連荘状態を消化する時間がないと判断し、処理をS1377に移行する。
次いで、図574を参照して、第26実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される当たり演出処理(S1105)について説明する。図574は、第26実施形態の当たり演出処理(S1105)を示したフローチャートである。第21実施形態の当たり演出処理(S1105)と、第26実施形態の当たり演出処理(S1105)と、の異なる点は、サブ救済条件成立回数格納エリア223hのクリア処理が追加されている点である。
第26実施形態の当たり演出処理(S1105)では、S1401の判別の結果、大当たりに当選した場合(S1401:Yes)、初期化処理として、サブ救済条件成立回数格納エリア223h、大当たり優先報知回数格納エリア223m及び曖昧報知回数格納エリア223nをクリアし(S1422)、処理をS1403に移行する。
次いで、図575を参照して、第26実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)について説明する。図575は、第26実施形態の小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)を示したフローチャートである。第21実施形態の小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)と、第26実施形態の小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)との異なる点は、現在時刻の判別処理が追加されている点である。
第26実施形態の小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409)では、S1503の判別の結果、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていない場合、即ち、サブ救済設定済みフラグ223jがオフ状態の場合(S1503:No)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度も救済条件成立回数に達していないため、次いで、RTC245の計時レジスタ247aより現在時刻を読み込み、現在時刻が20時以降であるか否かを判別する(S1504)。
S1504の処理において、現在時刻が20時以降でないと判別された場合(S1504:No)、現在時刻は20時より前の時間帯であって、救済条件成立回数まで特別図柄の動的表示を実行し、「普図低確時間短縮状態」へ移行させて連荘状態を消化する時間があると判断し、処理をS1515に移行する。
一方、S1504の処理において、現在時刻が20時以降であると判別された場合(S1504:Yes)、救済条件成立回数まで特別図柄の動的表示を実行し、「普図低確時間短縮状態」へ移行させて連荘状態を消化する時間がないと判断し、処理をS1506に移行する。
以上、説明したように、第26実施形態のパチンコ機10では、電源投入時のRAM203初期化処理時及び大当たり遊技の終了時に救済条件成立回数テーブル202nを参照し、複数の救済条件成立回数(即ち、「700回」、「800回」又は「900回」)の中から、遊技状態及びその他の状況にかかわらず無作為に1の救済条件成立回数を抽選するように構成する。
このように構成することで、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間の各値が一意ではなくなり、複数種類の期間が設定され得るようにすることができる。
その結果、遊技ホールの開店時からパチンコ機10の遊技を開始した場合における設定値の変更有無の判別を困難にすることができ、パチンコ機10の稼働低下を軽減することができる。
また、第26実施形態のパチンコ機10では、主制御装置110によって算出されたリアルタイムベース値及び救済条件成立回数を音声ランプ制御装置113にコマンド送信し、音声ランプ制御装置113において、リアルタイムベース値及び救済条件成立回数から、大当たり優先報知期間、曖昧報知期間および救済優先報知期間を算出するように構成する。
このように構成することで、より正確な大当たり優先報知期間、曖昧報知期間及び救済優先報知期間を把握することができる。その結果、特図1小当たり当選時の右打ち報知演出において、より正確な示唆演出を実行することができる。
その他、第26実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態及び第21実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第27実施形態>
次いで、図576を参照して、本発明を適用した第27実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第27実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態及び第21実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第27実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態及び第21実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態及び第21実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
従来、所定の期間が経過した後に予め定めた遊技者に有利な遊技状態に移行して遊技者に利益を付与する遊技機がある。有利な遊技状態において、遊技者の遊技により所定の条件が成立した場合に遊技者は賞球を得ることができる。
このような遊技機において、所定の期間における遊技者への有利な遊技状態の発生に対する示唆は十分に好適なものではなく、さらなる示唆の内容の向上が求められている。
具体的には、例えば、所定期間において、有利な遊技状態の発生に対する示唆が一様である場合、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低を遊技者が理解することができない。また、示唆を利益の高低に応じて変化させることに関して生じる興趣も得ることができない。
本発明は上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、所定期間における有利な遊技状態の発生に対する示唆を好適に行い、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低に対する遊技者の理解を深め、示唆に関する興趣を高めることを目的としている。
より具体的には、例えば、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において、大当たりを発生可能な(即ち、特定領域65dを通過可能な)小当たり当選時に、該小当たりで大当たりを発生させるか否かの選択肢を設けた遊技性とすることで、遊技のバリエーションを豊富にするとともに、遊技者に対して、獲得可能な出玉の期待値がより高くなる打ち方報知を実行できる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第27実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記利益発生手段は、前記特定の遊技状態では、前記判定手段によって前記特定判定結果となった場合に、遊技者による前記所定の遊技操作に基づいて前記所定の遊技条件が成立した場合にのみ前記特定利益を発生させる。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
ここで、図576を参照して、第27実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図576は、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図576(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「550」(即ち、曖昧報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図576(b)は、図576(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
また、図576(c)は、図576(b)の状態から、遊技者の右打ち遊技によって特定領域65dを球が通過したことを報知している状態を示した図であり、図576(d)は、図576(c)の状態から、大当たり状態に移行したことを示した図である。
図576(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図576(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「550」となっており、図543に示す損益分岐回数テーブル222fにおいて、曖昧報知期間における変動演出であることを示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、第27実施形態のパチンコ機10では、曖昧報知期間において、小当たり当選時の右打ち遊技方法を実行した場合と、小当たり当選時の左打ち遊技方法を実行した場合と、において、遊技者が獲得し得る出玉の期待値を比較すると、その差異は僅少であるため、いずれかの打ち方をすることで明確に平均獲得球数が多くなるとは言い難い程度の差異となっている。
よって、図576(a)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、右打ち遊技の実行有無にかかわらず、獲得し得る出玉の期待値に大きな差異がないことを示唆するために、第3図柄81bの左右の各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させ、中央の図柄列に「チャレンジ図柄」の文字が記載された主図柄を停止させている。
次いで、図576(b)は、図576(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。
また、主表示領域Dmの中段右部分には「右打ち?」の文字メッセージ81gが表示されており、右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
さらに、主表示領域Dmの下段右部分には「V獲得で大当たりよ」の文字メッセージ81hが表示されており、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。
また、主表示領域Dmの左部分には女性が首をかしげているキャラクタ図柄81jが表示されており、こちらも右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える表示となっている。なお、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該小当たり遊技において右打ち遊技することを示唆している。
このように、第27実施形態のパチンコ機10では、曖昧期間中に特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出は、大当たり優先期間中及び救済優先期間中に特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出(図549(b)及び図549(d)参照)とは全く異なる報知演出を実行するように構成されている。
このように構成することで、大当たり優先期間中及び救済優先期間中とは異なる期間であることを遊技者に示唆することができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
次いで、図576(c)は、図576(b)の状態から、遊技者の右打ち遊技によって特定領域65dを球が通過したことを報知している状態を示している。主表示領域Dmの中央部分には、「V獲得」の文字メッセージ81oが表示されており、遊技者の右打ち遊技によって特定領域65dを球が通過し、大当たり状態に移行することを示している。
次いで、図576(d)は、図576(c)の状態から、大当たり状態に移行したことを示している。主表示領域Dmの左上部分には、「2R」の大当たりラウンド表示81oが表示されており、小当たり遊技において特定領域65dを球が通過したことに基づいて大当たり状態へ移行し、2R目が開始されたことを示している。また、主表示領域Dmの中央部分には女性が踊っているキャラクタ図柄81jが表示されている。
以上、説明したように、第27実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、遊技者の右打ち遊技によって特定領域65dを球が通過した場合にのみ大当たり状態に移行するように構成する。
このように構成することで、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合であっても、遊技者が右打ち遊技を行わず、特定領域65dを球が通過しなければ、大当たり状態に移行しないようにすることができる。
その結果、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に実行される右打ち報知演出を遊技者が確認し、遊技者自身が右打ち遊技を行って特定領域65dを通過させるか否かで大当たり状態を発生させるか否かを決定することができ、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第27実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態及び第21実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第28実施形態>
次いで、図577を参照して、本発明を適用した第28実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第28実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第28実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
従来、所定の期間が経過した後に予め定めた遊技者に有利な遊技状態に移行して遊技者に利益を付与する遊技機がある。有利な遊技状態において、遊技者の遊技により所定の条件が成立した場合に遊技者は賞球を得ることができる。
このような遊技機において、所定の期間における遊技者への有利な遊技状態の発生に対する示唆は十分に好適なものではなく、さらなる示唆の内容の向上が求められている。
具体的には、例えば、所定期間において、有利な遊技状態の発生に対する示唆が一様である場合、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低を遊技者が理解することができない。また、示唆を利益の高低に応じて変化させることに関して生じる興趣も得ることができない。
本発明は上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、所定期間における有利な遊技状態の発生に対する示唆を好適に行い、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低に対する遊技者の理解を深め、示唆に関する興趣を高めることを目的としている。
より具体的には、例えば、第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」において、大当たりを発生可能な(即ち、特定領域65dを通過可能な)小当たり当選時に、該小当たりで大当たりを発生させるか否かの選択肢を設けた遊技性とすることで、遊技のバリエーションを豊富にするとともに、遊技者に対して、獲得可能な出玉の期待値がより高くなる打ち方報知を実行できる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第28実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記利益発生手段は、前記特定の遊技状態では、前記判定手段によって前記特定判定結果となった場合に、遊技者による前記所定の遊技操作に基づいて前記所定の遊技条件が成立した場合にのみ前記特定利益を発生させる。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
ここで、図577を参照して、第28実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図577は、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図577(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図577(b)は、図577(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
さらに、図577(c)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「637」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図577(d)は、図577(c)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示した図である。
図577(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「58」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図577(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「58」となっており、図480に示す損益分岐回数テーブル222fに設定されている通り、大当たり優先報知期間における変動演出であることを示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、第28実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間においては、小当たり当選時の右打ち遊技方法の方が、小当たり当選時の左打ち遊技方法よりも、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
よって、図577(a)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、遊技者に右打ち遊技を実行させ、大当たり遊技を発生させることを示唆するために、第3図柄81bの各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させている。
次いで、図577(b)は、図577(a)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該小当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
また、主表示領域Dmの上段右部分には「右打ち」の文字メッセージ81cが、主表示領域Dmの上段左部分には「Vを狙え」の文字メッセージ81dが、それぞれ表示されており、いずれも右打ち遊技を示唆するメッセージとなっている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、V獲得時示唆表示81qが表示されている。このV獲得時示唆表示81qは、左側部分に表示されたV獲得時出玉示唆メッセージ81q1及びV獲得時出玉示唆図柄81q2と、右側部分に表示された大当り後出玉示唆メッセージ81q3及び大当り後出玉示唆図柄81q4と、で構成されている。
V獲得時示唆表示81qの左上部分には、「V獲得で出玉獲得」のV獲得時出玉示唆メッセージ81q1が、V獲得時示唆表示81qの左下部分には、ドル箱に獲得出玉が入った図柄及び、該図柄の前面に「○」を付したV獲得時出玉示唆図柄81q2が、それぞれ表示されている。V獲得時出玉示唆メッセージ81q1及びV獲得時出玉示唆図柄81q2は、いずれも、現在実行中の小当たり遊技において右打ち遊技を実行して特定領域65dに球を通過させ、大当たりを発生させた場合に獲得可能な出玉を示唆している。
また、V獲得時示唆表示81qの右上部分には、「大当たり後はラッシュ突入?」の大当り後出玉示唆メッセージ81q3が、V獲得時示唆表示81qの右下部分には、V獲得時出玉示唆図柄81q2よりも大量の出玉獲得を示唆した図柄及び、該図柄の前面に「?」を付した大当り後出玉示唆図柄81q4が、それぞれ表示されている。大当り後出玉示唆メッセージ81q3及び大当り後出玉示唆図柄81q4は、いずれも、現在実行中の小当たり遊技において大当たりを発生させた後の遊技状態(即ち、「普図高確時間短縮状態A」(図463参照))において獲得可能な出玉を示唆しているものの、大当り後出玉示唆図柄81q4に「?」が付されていることから、大当たり後の遊技状態において、大量の出玉獲得の可能性が不明瞭であることを示唆している。
よって、図577(b)では、現在実行中の小当たり遊技において大当たりを発生させ、一定の出玉が獲得可能となることを示唆しているものの、該大当たり後に移行する遊技状態での出玉獲得が不明瞭であり、トータルとして大量の出玉獲得につながる可能性が不明瞭であることを示唆している。
次いで、図577(c)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「637」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において特図1小当たりに当選し、変動演出が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図577(c)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「637」となっており、図480に示す損益分岐回数テーブル222fに設定されている通り、救済優先報知期間における変動演出であることを示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、特図1小当たりに当選したことを示している。なお、第28実施形態のパチンコ機10では、救済優先報知期間においては、小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも、小当たり当選時の左打ち遊技方法の方が、遊技者が獲得し得る出玉の期待値が高くなるように構成されている。
よって、図577(c)の状況では、この後実行される小当たり遊技において、右打ち遊技を実行せず、大当たり遊技を発生させない方が獲得し得る出玉の期待値が高くなることを示唆するために、第3図柄81bの左右の各図柄列に同一図柄(ここでは数字の「2」)を停止させ、中央の図柄列に「チャレンジ図柄」の文字が記載された主図柄を停止させている。
次いで、図577(d)は、図577(c)の状態から、小当たり遊技のオープニングが実行中となっている状態を示している。主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、該小当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。
また、主表示領域Dmの上段右部分には「右打ち?」の文字メッセージ81cが、主表示領域Dmの上段左部分には「V獲得で大当たり」の文字メッセージ81dが、それぞれ表示されており、右打ち遊技が強く示唆されていない印象を与える文字メッセージとなっている。さらに、主表示領域Dmの中央部分には、V非獲得時示唆表示81rが表示されている。このV非獲得時示唆表示81rは、左側部分に表示されたV非獲得時出玉示唆メッセージ81r1及びV非獲得時出玉示唆図柄81r2と、右側部分に表示された救済条件成立時出玉示唆メッセージ81r3及び救済条件成立時出玉示唆図柄81r4と、で構成されている。
V獲得時示唆表示81qの左上部分には、「V非通過で出玉なし」のV非獲得時出玉示唆メッセージ81r1が、V獲得時示唆表示81qの左下部分には、ドル箱に獲得出玉が入った図柄及び、該図柄の前面に「×」を付したV非獲得時出玉示唆図柄81r2が、それぞれ表示されている。V非獲得時出玉示唆メッセージ81r1及びV非獲得時出玉示唆図柄81r2は、いずれも、現在実行中の小当たり遊技において右打ち遊技を実行せず、特定領域65dに球を通過させずに大当たりを発生させなかった場合に獲得可能な出玉を示唆しており、V非獲得時出玉示唆図柄81r2の前面の「×」が付されていることから、特定領域65dに球を通過させないことで、出玉の獲得が不可又は困難となることを示唆している。
また、V獲得時示唆表示81qの右上部分には、「救済条件成立でラッシュ突入」の救済条件成立時出玉示唆メッセージ81r3が、V獲得時示唆表示81qの右下部分には、V獲得時出玉示唆図柄81q2よりも大量の出玉獲得を示唆した図柄及び、該図柄の前面に「○」を付した救済条件成立時出玉示唆図柄81r4が、それぞれ表示されている。救済条件成立時出玉示唆メッセージ81r3及び救済条件成立時出玉示唆図柄81r4は、いずれも、現在実行中の小当たり遊技において大当たりを発生させず、左打ち遊技を継続して救済条件を成立させた場合に移行する遊技状態(即ち、「普図低確時間短縮状態」(図463参照))において獲得可能な出玉を示唆しており、救済条件成立時出玉示唆図柄81r4に「○」が付されていることから、救済条件成立後の遊技状態において、大量の出玉獲得が容易又は可能であることを示唆している。
よって、図577(d)では、現在実行中の小当たり遊技において大当たりを発生させず、一定の出玉獲得が得られないことを示唆しているものの、左打ち遊技を継続して救済条件を成立させた場合に移行する遊技状態において大量の出玉獲得が容易又は可能であり、結果的に図577(b)に示す遊技状態(即ち、「普図高確時間短縮状態A」(図463参照))よりも多くの出玉獲得につながる可能性があることを示唆している。
以上、説明したように、第28実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間中に特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出(即ち、大当たり優先報知演出)において、小当たり当選時の右打ち遊技方法によって一定の出玉が獲得可能となるものの、小当たり当選に基づく大当たり後に移行する遊技状態での出玉獲得が不明瞭であり、トータルとして大量の出玉獲得につながる可能性が不明瞭であることを示唆するように構成する。
また、救済優先報知期間中に特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出(即ち、救済優先報知演出)において、小当たり当選に基づく大当たり状態を発生させないことで、一定の出玉獲得が得られないものの、小当たり当選時の左打ち遊技方法によって移行する遊技状態において大量の出玉獲得が容易又は可能であり、結果的に小当たり当選時の右打ち遊技方法よりも多くの出玉獲得につながる可能性があることを示唆するように構成する。
このように構成することで、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合において、小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法と、2の遊技方法から選択可能とすることができる。
その結果、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合、該小当たり遊技のOP時間において実行される右打ち報知演出の内容を確認することで、小当たり当選時の右打ち遊技方法と、小当たり当選時の左打ち遊技方法と、のいずれの打ち方を選択した方が獲得し得る平均獲得球数が多くなるかを判別することができ、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第28実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第29実施形態>
次いで、図578~図581を参照して、本発明を適用した第29実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第29実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第29実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第20実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における特別図柄の動的表示の実行中に、第3図柄表示装置81において救済カウンタ203rの値を示す文字メッセージ81aを示すように構成されている(図541(a)参照)。
しかし、第20実施形態における救済カウンタ203rの表示態様は一様であり、さらなる示唆内容の向上が求められる。
具体的には、例えば、救済カウンタ203rの表示態様は一様である場合、該文字メッセージ81aの意図を遊技者が理解することが困難となる。また、該救済カウンタ203rの値が示す変化に関して生じる興趣も得ることができない。
第29実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、所定期間における特定情報の表示態様を好適に変化させ、有利な遊技状態が発生した場合の遊技者が得られる利益の高低に対する遊技者の理解を深め、特定情報の表示態様に関する興趣を高めることを目的としている。
より具体的には、例えば、第29実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における特別図柄の動的表示の実行回数(即ち、大当たり優先報知期間または救済優先報知期間)によって、救済カウンタ203rの表示態様を変化させることで、遊技者に対して、現在の遊技状態において特図1小当たりに当選した場合の遊技方法を推測させ、検討させる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第29実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記表示手段は、前記特定情報に基づいて表示する特定表示手段を備え、前記特定表示手段は、前記特定の遊技状態における前記変動表示の実行回数によって表示態様を変化させる。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備え、「特定表示手段」としての「報知機能」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
また、「特定表示手段」は、特定情報に基づいた表示機能を有するものであればよく、例えば、所定のパラメータを計数する各種計数カウンタの値に基づいた表示や、所定の計算結果を記憶する各種記憶メモリの記憶内容に基づいた表示、常時若しくは所定条件の成立で更新されるリストの更新内容に基づいた表示、所定の状態を判別する各種フラグに基づいた表示、などが挙げられる。
ここで、図578を参照して、第29実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)について説明する。図578は、第29実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)を示したフローチャートである。第20実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)と、第29実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)との異なる点は、サブ救済カウンタ表示処理が追加されている点である。
第29実施形態の表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)では、S1358又はS1359の処理を終えると、サブ救済カウンタ223iの表示処理を行うべく、サブ救済カウンタ表示処理を実行し(S1361)、この表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307)を終了して、変動演出処理(図518参照)に戻る。
ここで、図579を参照して、第29実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるサブ救済カウンタ表示処理(S1361)について説明する。図579は、このサブ救済カウンタ表示処理(S1361)を示したフローチャートである。
このサブ救済カウンタ表示処理(S1361)は、「通常遊技状態」の特別図柄の変動表示の実行中に表示するサブ救済カウンタ223iに格納された値の表示態様を設定すべく、コマンドを設定する。
このサブ救済カウンタ表示処理(S1361)では、まず、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされているか否かを判別し(S1362)、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていれば(S1362:Yes)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度救済条件成立回数に達しており、「普図低確時間短縮状態」に移行し得ない遊技状態であってサブ救済カウンタ223iに格納された値を表示する必要がないため、S1363~S1367の処理をスキップして、このサブ救済カウンタ表示処理(S1361)を終了して、表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(図578参照)に戻る。
一方、S1362の判別の結果、サブ救済設定済みフラグ223jがオンされていない場合、即ち、サブ救済設定済みフラグ223jがオフ状態の場合(S1362:No)、前回の大当たり(又は、電源投入時のRAM203初期化処理)から一度も救済条件成立回数に達していないため、次いで、救済条件成立回数(即ち、「800」)からサブ救済カウンタ223iに格納された値を減算した値が10より小さい値であるか否かを判別し(S1363)、救済条件成立回数(即ち、「800」)からサブ救済カウンタ223iに格納された値を減算した値が10より小さい値でない、即ち、救済条件成立回数(即ち、「800」)からサブ救済カウンタ223iに格納された値を減算した値が10以上であれば(S1363:No)、救済条件成立までの残り回転数は10回転以上であるので、処理をS1365に移行する。
S1365の処理では、サブ救済カウンタ223iに格納された値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値(即ち、「543回転」(図480参照))よりも小さい値であるか否かを判別し(S1365)、サブ救済カウンタ223iに格納された値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値よりも小さい値であれば(S1365:Yes)、大当たり優先報知期間における特別図柄の変動表示の実行中であるので、表示用通常表示コマンドを設定し(S1366)(図580(a)の81a参照)、このサブ救済カウンタ表示処理(S1361)を終了して、表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(図578参照)に戻る。
一方、S1365において、サブ救済カウンタ223iに格納された値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値より小さい値でない、即ち、サブ救済カウンタ223iの値が損益分岐回数格納エリア223kに格納された値以上であれば(S1365:No)、救済優先報知期間における特別図柄の変動表示の実行中であるので、表示用救済中表示コマンドを設定し(S1367)(図580(d)の81a参照)、このサブ救済カウンタ表示処理(S1361)を終了して、表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(図578参照)に戻る。
また、S1363の処理において、救済条件成立回数(即ち、「800」)からサブ救済カウンタ223iに格納された値を減算した値が10より小さい値であれば(S1363:Yes)、救済条件成立までの残り回転数は10回転未満であるので、表示用カウントダウンコマンドを設定し(S1364)(図581(b)の81a及び81n参照)、このサブ救済カウンタ表示処理(S1361)を終了して、表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(図578参照)に戻る。
このように構成することで、救済条件成立までの残り回転数に応じて、サブ救済カウンタ223iの表示態様を異ならせることができる。その結果、特別図柄の変動表示の実行中に表示されるサブ救済カウンタ223iの表示態様を遊技者が確認し、現在の遊技状態がいずれの期間(大当たり優先報知期間又は救済優先報知期間)であるかを推測させ、実行中の変動表示が特図1小当たりに当選した場合に、いずれの遊技方法を実行するかを事前に検討させることができ、遊技の興趣を向上することができる。
次に、図580及び図581を参照して、第29実施形態のパチンコ機10において、報知機能としての第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図580及び図581は、「通常遊技状態A」において特別図柄の変動表示が実行された場合における第3図柄表示装置81での演出の推移を示した図である。
より詳細には、図580(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「541」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において第1特別図柄の変動表示が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図580(b)は、図580(a)の状態から、次の第1特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示した図である。
また、図580(c)は、図580(b)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図580(d)は、図580(c)の状態から、次の第1特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示した図である。
さらに、図581(a)は、図580(d)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了して第3図柄が停止した状態を示した図であり、図581(b)は、救済カウンタ203rが「791」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において第1特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示した図である。
図580(a)は、「通常遊技状態A」における救済カウンタ203rが「541」(即ち、大当たり優先報知期間)となっている状態において第1特別図柄の変動表示が終了して第3図柄が停止した状態を示している。
図580(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す報知機能としての文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「541」(即ち、大当たり優先報知期間)となっており、図480に示す損益分岐回数テーブル222fに設定されている通り、大当たり優先報知期間における変動演出であることを示している。
また、主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、第1特別図柄の変動表示がハズレとなったことを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用変動領域87bが白で停止しており、第1特別図柄の変動表示がハズレとなる結果であったことを示している。
次いで、図580(b)は、図580(a)の状態から、次の第1特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す報知機能としての文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「542」(即ち、大当たり優先報知期間)となっており、図580(a)の状態から1加算された状態となっている。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用変動領域87bが点滅している状態が表示されており、第1特別図柄の変動表示が実行中となっていることを示している。
次いで、図580(c)は、図580(b)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了して第3図柄が停止した状態を示している。主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、第1特別図柄の変動表示がハズレとなったことを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用変動領域87bが白で停止しており、第1特別図柄の変動表示がハズレとなる結果であったことを示している。
次いで、図580(d)は、図580(c)の状態から、次の第1特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す報知機能としての文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「543」(即ち、救済優先報知期間)となっており、図580(c)の状態から1加算された状態となっている。また、文字メッセージ81aの文字サイズが図580(c)の文字メッセージ81aの文字サイズよりも拡大しており、救済条件成立までの残り回転数の状況(即ち、大当たり優先報知期間または救済優先報知期間)に変化があったことを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用変動領域87bが点滅している状態が表示されており、第1特別図柄の変動表示が実行中となっていることを示している。
次いで、図581(a)は、図580(d)の状態から、第1特別図柄の変動表示が終了して第3図柄が停止した状態を示している。主表示領域Dmの中央部分には、第3図柄81bが停止しており、第1特別図柄の変動表示がハズレとなったことを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用変動領域87bが白で停止しており、第1特別図柄の変動表示がハズレとなる結果であったことを示している。
次いで、図581(b)は、救済カウンタ203rが「791」(即ち、救済優先報知期間)となっている状態において第1特別図柄の変動表示が実行を開始した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、救済カウンタ203rの値を示す報知機能としての文字メッセージ81aが表示されており、該救済カウンタ203rの値が「791」(即ち、救済優先報知期間)となっている。また、主表示領域Dmの中央部分には、救済カウンタ残り回転数81nに「残り 10」と表示されており、救済条件成立までの残り回転数が「10回転」であることを示唆している。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用変動領域87bが点滅している状態が表示されており、第1特別図柄の変動表示が実行中となっていることを示している。
以上、説明したように、第29実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態A」における特別図柄の動的表示の実行回数(即ち、大当たり優先報知期間または救済優先報知期間)によって、救済カウンタ203rの表示態様を変化させるように構成する。
このように構成することで、救済条件成立までの残り回転数に応じて、サブ救済カウンタ223iの表示態様を異ならせることができる。その結果、特別図柄の変動表示の実行中に表示されるサブ救済カウンタ223iの表示態様を遊技者が確認し、現在の遊技状態がいずれの期間(大当たり優先報知期間又は救済優先報知期間)であるかを推測させ、実行中の変動表示が特図1小当たりに当選した場合に、いずれの遊技方法を実行するかを事前に検討させることができ、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第29実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第30実施形態>
次いで、図582を参照して、本発明を適用した第30実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第30実施形態のパチンコ機10について、第20実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第30実施形態のパチンコ機10の説明において、第20実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第20実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第20実施形態のパチンコ機10における遊技盤13では、小当たり遊技中に右打ち遊技を実行した場合、可変入賞装置65に入賞容易又は可能となり、特定領域65dを通過させて大当たり状態を容易に発生可能となるように構成されている(図455参照)。
また、大当たり優先報知期間及び救済優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出は、その報知態様を異ならせているものの、いずれも右打ち遊技を示唆する表示を行っている(図541(b)の主表示用右打ち指示89及び図541(d)の主表示用右打ち指示89参照)。
このため、遊技者によっては、救済優先報知期間における右打ち報知演出(即ち、救済優先報知演出(図541(d)参照)を確認した場合に、該右打ち報知演出の意図を理解しきれず、右打ち遊技を実行して特定領域65dに球を通過させ、大当たり状態を発生させてしまう可能性があり、遊技盤13の構成についてさらなる向上が求められる。
具体的には、例えば、第20実施形態のパチンコ機10における遊技盤13では、右打ち遊技を実行した場合の球の流下経路はおおよそ一様となる。このため、小当たり遊技中において、遊技盤13の右側領域に球が流下していくように球を発射した場合であれば、如何様な打ち方を実行しても可変入賞装置65に入球可能となってしまう。
第30実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、遊技盤13の右側領域における球の流下経路を複数に分岐させ、大当たり優先報知期間及び救済優先報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出に対応した遊技盤13の構成を実現させることを目的としている。
より具体的には、例えば、第30実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域への進入経路を分岐させ、一方の進入経路に進入した球は可変入賞装置65へ向かって流下していき、他方の進入経路に進入した球は可変入賞装置65側へは流下せず、第1始動口64側へ流下させることで、大当たり優先報知期間及び救済優先報知期間における特図1小当たり当選時の右打ち報知演出に対応した遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第30実施形態のパチンコ機10は、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、本遊技機は、前記判定手段によって前記特定判定結果となった場合に、前記第1報知態様の示唆内容に基づいて遊技操作を行った場合に、前記所定の遊技条件を成立可能であって、前記第2報知態様の示唆内容に基づいて遊技操作を行った場合には、前記所定の遊技条件を成立不可又は困難となる。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、「発射手段」としての「射出装置」を備え、「始動入球領域」としての「始動検知領域」を備え、「表示手段」としての「結果報知装置」を備え、「可変入球手段」としての「可動装置」を備え、「更新条件」としての「遊技条件」を備え、「特定情報」としての「遊技情報」を備え、「更新手段」としての「更新処理」を備え、「特定の遊技状態」としての「更新状態」を備え、「所定の更新状態」としての「更新終了状態」を備え、「所定の利益状態」としての「付与利益」を備え、「報知態様」としての「通知態様」を備え、「報知制御手段」としての「表示制御」を備え、「判定手段」としての「判別制御」を備え、「特定判定結果」としての「制御判定結果」を備え、「所定の遊技条件」としての「利益付与条件」を備え、「特定利益」としての「付与価値」を備え、「利益発生手段」としての「利益付与制御」を備え、「所定タイミング」としての「所定時期」を備え、「特定タイミング」としての「特定時期」を備える。
なお、発射手段は、該発射手段によって発射された遊技球が始動入球領域に入球可能となるように発射できるものであればよく、例えば、電動式の発射制御装置、又は、手動式の発射装置などが挙げられる。
また、所定の利益状態は、遊技者に何らかの利益を付与可能なものであればよく、例えば、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の特典画像の表示、特定の特典音声の出力、特定の発光手段の発光制御、などが挙げられる。
さらに、「特定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する特定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
また、可変入球手段は、複数回の可変動作が実行可能なものであればよく、例えば、可変入賞装置(大入賞口)、小入賞口、普通電役、非電動式入賞口、その他可動式の入球手段などが挙げられる。
さらに、特定利益は、所定の遊技条件が成立することに基づいて付与される利益であればよく、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「潜伏確率変動状態」、所定回数または少なくとも大当たりが発生するまでの「時間短縮状態」、その他特定の遊技状態としての「通常遊技状態」よりも有利な遊技状態、大当たり遊技状態そのもの、小当たり遊技状態そのもの、賞球の付与、特定の画像の表示、特定の音声の出力、特定の発行手段の発光制御、などが挙げられる。
また、特定情報は、遊技機において更新条件が発生した場合に情報の内容が新たな内容に更新されるものであり、かつ、更新状態によって所定の期間を識別可能なものであって、本発明の要旨を実現可能であればよく、例えば、RAMに設けられるカウンタの値や、RAMの所定アドレスに記憶される情報、各バッファ、フラグ、予め定められた一連のデータ群、又は、データ群における現在の更新位置を把握するためのポインタ、特別図柄の動的表示の実行回数、特別図柄の動的表示が実行を開始してからの時間、特別図柄の動的表示が実行を停止してからの時間、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数、現在の遊技状態から別の遊技状態に移行するまでの特別図柄の動的表示の残り実行回数、大入賞口など可動体の1の可動における可動時間、大入賞口など可動体の1の可動が停止した場合の停止してからの時間、大入賞口などの入賞口の1の開放における入賞数、表示手段によって所定の図柄の抽選結果を表示するための描画情報、遊技機の立ち上げ処理開始からの時間、遊技機の設定値、主制御装置から副制御装置へ送信するためのコマンド情報、副制御装置から表示制御装置へ送信するためのコマンド情報、特定球数の球の発射に対して遊技機から払い出された球の数(ベース値)、遊技機に何らかの異常が発生したことをホール関係者に報知するためのエラー情報若しくは報知態様、電源断の発生情報、現在時刻、枠ボタンの入力有無などが挙げられる。
さらに、特定情報を更新する更新手段は、特定情報の内容を新たな内容に更新し得るものであればよく、例えば、ソフトウェアによる更新制御、上書き制御、書き込み制御、ロード等であってもよく、ハード回路による更新であってもよい。
また、判定手段は、始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行するものであればよく、例えば、始動入賞処理、特図変動処理、変動開始処理、当たり処理、ゲート通過処理、普図変動処理などが挙げられる。
さらに、所定の更新状態は、更新手段による特定情報の更新の結果が所定の結果となったことが把握できる状態であればよく、例えば、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になること、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になること、所定のフラグがオンされること、所定のフラグがオフされること、所定の時間が経過すること、所定の期間が経過すること、予め定められた一連のデータ群をすべて使用すること、所定領域への入球が検知されること、遊技者による枠ボタンの入力が検知されることなどが挙げられる。
また、始動入球領域は、遊技球が入球することで所定の図柄の変動表示が可能となるものであればよく、例えば、特図1始動口、特図2始動口、普図始動口などが挙げられる。
さらに、表示手段は、所定の図柄の抽選結果を報知可能なものであればよく、例えば、第3図柄表示装置、セグメント表示装置、ドラム表示装置、光導光式の導光板、又は、各表示装置に表示するための制御装置などが挙げられる。
また、特定の遊技状態は、特定情報が更新手段に更新されて所定の更新状態となった場合に所定の利益状態を発生可能な遊技状態であればよく、例えば、更新条件が発生した場合であっても特定情報が更新されない遊技状態や、更新手段が作動しない遊技状態を除くものである。特定の遊技状態は、例えば、所謂変動によって特定情報を更新可能な「通常遊技状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、「確率変動状態」、「時間短縮状態」、電源投入から所定の大当たりが発生するまでの状態、電源投入から所定の大当たりが終了するまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が開始されてから、該動的表示が終了されるまでの状態、所定の特別図柄の動的表示が終了してから、次の動的表示が実行開始可能となるまでの状態、大当たりとなる特別図柄の動的表示の実行から終了してから、大当たり遊技が開始されるまでの状態、大当たり遊技が開始されてから、大当たり遊技が終了して特別図柄の動的表示が実行可能となるまでの状態、大当たり遊技が開始されることとなる入球口への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示が実行されておらず、始動入球領域への入球を待機している状態、特別図柄の動的表示の実行中のうち、遊技者による枠ボタンの入力を待機している状態、などが挙げられる。
さらに、特定判定結果は、判定手段によって導出される結果であればよく、例えば、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の大当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が特定の小当たり種別に当選すること、特別図柄の動的表示がハズレに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当すること、特別図柄の動的表示の実行回数が特定回数に達すること、普通図柄の可変表示が当たりに当選すること、普通図柄の可変表示がハズレに当選すること、特定の遊技状態に移行することなどが挙げられる。
また、所定の遊技条件は、遊技者が所定の遊技操作を行った場合に成立する条件であればよく、例えば、遊技球を発射すること、遊技球の発射を停止すること、発射された遊技球が所定の領域に入球すること、発射された遊技球が所定の領域に所定球数以上入球すること、発射された遊技球が所定の領域に入球しないこと、所定の領域に入球した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、遊技者が演出ボタンを操作すること、遊技者が演出ボタンを操作した場合に抽選を行い所定の抽選結果となること、などが挙げられる。
さらに、更新条件は、所定の図柄の変動表示があらかじめ定められた状態となったか否かを判別可能なものであればよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数に達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が特定数よりも少なくなること、遊技機の立ち上げ処理が実行されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、「所定タイミング」は、特定情報の更新状態を示唆する所定の時期を示唆可能であればよく、例えば、遊技機の電源投入したタイミング、遊技機の立ち上げタイミング、始動口への入球待機タイミング、特別図柄の動的表示の実行開始タイミング、特別図柄の動的表示の実行中の1タイミング、特別図柄の動的表示の停止タイミング、特別図柄の動的表示の図柄確定タイミング、所定回の更新によってカウンタの値が「0」になるタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値に達するタイミング、所定回の更新によってカウンタの値が所定の値以上になった場合の1タイミング、所定のフラグがオンされるタイミング、所定のフラグがオフされるタイミング、所定の時間が経過するタイミング、所定の期間が経過するタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達したタイミング、予め定められた一連のデータ群のうちの所定のデータに到達してから、データ群をすべて使用するまでの1タイミング、予め定められた一連のデータ群をすべて使用したタイミング、などが挙げられる。
さらに、報知態様は、少なくとも2種類の事象を遊技者が識別可能となるものであればよく、例えば、文字情報の種類、数字情報の内容、絵柄の種類、キャラクタの種類、それらの色彩、それらの表示面積、それらの表示濃度、それらの表示時間、それらの表示回数を異ならせることで、発射態様の示唆の識別、発射可否の示唆の識別、遊技可否の示唆の識別、操作手段に対する操作実行タイミングの識別、遊技状態の示唆の識別、賞球数の多寡の識別、ラウンド数の大小の識別、確変図柄と通常図柄との識別、時短図柄と通常図柄との識別、確変図柄と時短図柄との識別、を可能にすることなどが挙げられる。
ここで、図582を参照して、第30実施形態の遊技盤13の具体的構成について説明する。第20実施形態の遊技盤13と、第30実施形態の遊技盤13との異なる点は、主に、遊技盤13の右側領域の進入経路が分岐している点である。
図582に示すとおり、第30実施形態の遊技盤13の右側領域は、該右側領域の進入経路が2つに分岐している。そして、一方の進入経路は、返しゴム69に球が当たらない程度の強さで右打ち遊技を実行した場合に進入する経路(以下、返しゴム69に球が当たらない程度の強さで右打ち遊技を実行した場合に進入する経路を「弱右打ち経路」と称する場合がある)の弱右打ち経路74であり、他方の進入経路は、返しゴム69に球が当たる強さで右打ち遊技を実行した場合に進入する経路(以下、返しゴム69に球が当たる強さで右打ち遊技を実行した場合に進入する経路を「強右打ち経路」と称する場合がある)の強右打ち経路75である。
弱右打ち経路74に球が進入した場合、該球はスルーゲート67、普通電役72、及び可変入賞装置65が配設されている流下経路には流下し得ず、第1始動口64側へと流下していく。
よって、弱右打ち経路74に進入した球は、スルーゲート67、普通電役72、及び可変入賞装置65へは入球不可又は困難となり、第1始動口64及び一般入賞口63に入球可能となる。
また、強右打ち経路75に球が進入した場合、球はスルーゲート67、普通電役72、及び可変入賞装置65が配設されている流下経路に流下していく。よって、強右打ち経路75に進入した球は、スルーゲート67、普通電役72、及び可変入賞装置65に入球可能となる一方、第1始動口64、一般入賞口63へは入球不可又は困難となる。
即ち、第30実施形態のパチンコ機10では、大当たり優先報知期間(図480参照)における特図1小当たり時の右打ち報知演出が、強右打ち経路75に対応した右打ち遊技を示唆した演出であり、該強右打ち経路75に進入する打ち方を実行することで、可変入賞装置65に入球させ、特定領域65dに球を通過させて大当たりを発生させることを示唆するように構成されている。
また、救済優先報知期間(図480参照)における特図1小当たり時の右打ち報知演出が、弱右打ち経路74に対応した右打ち遊技を示唆した演出であり、該弱右打ち経路74に進入する打ち方を実行することで、可変入賞装置65には入球不可又は困難となり、特定領域65dに球を通過させず、大当たりを発生させないことを示唆するように構成されている。
このように構成することで、大当たり優先報知演出及び救済優先報知演出のいずれの右打ち報知を実行した場合であっても、主表示用右打ち指示89(図541参照)の指示内容に則した右打ち遊技を実行させることができつつ、その右打ち遊技の中で大当たり優先報知演出と救済優先報知演出を現出して遊技者に遊技態様(発射態様)を判別させる遊技を実現することができる。その結果、報知演出と実際の遊技方法との乖離がなくなり、遊技者が違和感なく遊技することができる。
以上、説明したように、第30実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、該右側領域の進入経路を2つに分岐させ、一方の進入経路は可変入賞装置65に入球不可又は困難となり、他方の進入経路は可変入賞装置65に入球可能となるように構成する。
このように構成することで、特図1小当たり当選時に右打ち遊技を実行した場合であっても、一方の進入経路に球が進入した場合には、可変入賞装置65に入球不可又は困難となり、特定領域65dを通過させずに大当たりを発生不可又は困難とし、他方の進入経路に球が進入した場合には、65に入球可能となり、特定領域65dに球を通過させて大当たりを発生可能とすることができる。
その結果、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出を、他方の進入経路に球が進入し得る遊技方法に対応させ、救済優先報知期間における右打ち報知演出を、一方の進入経路に球が進入し得る遊技方法に対応させることができる。
その他、第30実施形態におけるパチンコ機10は、第20実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部または複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部または複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、普通図柄のみ確率変動機能を設け、特別図柄に確率変動機能を設けていないように構成されている。これに対し、特別図柄および普通図柄にそれぞれ確率変動機能を設けてもよいし、特別図柄に確率変動機能を設ける一方、普通図柄に確率変動機能を設けないように構成してもよいし、特別図柄および普通図柄のいずれにも確率変動機能を設けないように構成してもよい。また、特別図柄に確率変動機能を設ける場合、次回大当たり又は小当たりの発生まで確率変動機能が有効に設定(所謂、ループタイプ)してもよいし、大当たり後に特別図柄が所定回数(例えば、100回)実行されるまで確率変動機能が有効に設定(所謂、STタイプ)してもよいし、特別図柄の動的表示において大当たり以外の所定の抽選結果が導出された場合に「確率変動状態」が終了(所謂、転落機能)するパチンコ機(所謂、転落タイプ)を用いてもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にすることができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例2>
上記実施形態では、普通図柄の高確率状態の終了条件を、特別図柄の動的表示の実行回数や、次の大当たりへの当選によって終了するように構成している。これに対し、特別図柄の大当たり(小当たり種別に基づく大当たりを含む)の連続当選回数が所定回数に到達する毎に、該所定回数到達時における大当たり終了後の遊技状態を、必ず「時短機能」が付与されない遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)へ移行して、普通図柄の高確率状態への移行を禁止するように構成してもよい(時短リミッタ)。また、普通図柄の高確率状態への移行を禁止することとなる大当たりの連続当選回数を複数種類で構成してもよい。
<変形例3>
上記実施形態では、普通電役72及び可変入賞装置65は、普通図柄又は特別図柄への当選に基づいて開放され得るように構成されている。これに対し、球が通過することによって他の入賞口を閉塞している可動役物(所謂、非電動役物)を開放させる通過口を搭載したパチンコ機を用いてもよい。
<変形例4>
上記実施形態では、いずれかの大当たり(小当たり種別に基づく大当たりを含む)に当選した場合に、該大当たり終了後に「時短機能」が付与される遊技状態が発生するように構成されている。これに対し、特別図柄の動的表示において大当たり(小当たり)以外の所定図柄(例えば、時短図柄)が導出された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される状態に遷移するように構成してもよい。このように構成することで、「時短機能」が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例5>
上記実施形態では、特別図柄の低確率状態における第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の合計実行回数が、大当たり状態に移行せずに所定回数(700回、800回又は900回のいずれか)実行された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される(所謂、天井機能)ように構成されている。これに対し、第1特別図柄の動的表示の積算実行回数と第2特別図柄の動的表示の積算実行回数とでそれぞれ個別に上記所定回数を計数してもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ上記所定回数が異なるように構成してもよい。
<変形例6>
上記実施形態では、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図2優先変動)するように構成している。これに対し、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを同時並行的に実行可能に構成(所謂、特図12同時変動)し、各動的表示の制御を行ってもよいし、第1特別図柄の動的表示を第2特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図1優先変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよいし、入賞した順に動的表示を実行(所謂、入賞順変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよい。
<変形例7>
上記実施形態では、「時短機能」の終了条件として、特別図柄の動的表示の所定実行回数や、大当たりへの当選に基づいて終了するように構成している。これに対し、小当たり遊技への当選や、大当たりと異なる時短終了図柄の導出に基づいて「時短機能」が終了するように構成してもよい。このように構成することで、入賞補助状態の終了条件を多様化して、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。また、「時短機能」の有効時に、特別図柄の保留球数が所定数(例えば、保留満タン(即ち、4個)や、保留満タンに対して一定数の保留貯留(例えば、2個))貯留されたことを契機として、「時短機能」を終了するように構成してもよいし、普通電役の作動回数が一定の回数に到達した場合に「時短機能」を終了するように構成してもよいし、普通図柄の可変表示の実行回数が一定回数に到達した場合に「時短機能」を終了するように構成してもよい。
<変形例8>
上記実施形態では、普通図柄の低確率状態において70/100で当たりに当選し、普通電役72が可動し得るように構成している。これに対し、普通図柄の低確率状態においては当たりに当選せず、普通図柄の高確率状態でのみ当たりに当選(例えば、100%当選)するように構成してもよい。このように構成することで、普通図柄の低確率状態で普通電役72が可動して第2始動口71に球が入賞することを確実に防止することができる。その結果、遊技仕様通りの遊技性を確実に実現することが可能となる。
<変形例9>
上記実施形態では、大当たり遊技において、1の可変入賞装置65を開放するように構成している。これに対し、大当たり遊技において開放し得る入賞口を複数設け、大当たり種別又は小当たり種別に応じて、該複数の入賞口を開放するように構成してもよい。
<変形例10>
上記実施形態では、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じてそれぞれ1種類ずつ設けている。これに対し、普通図柄の可変表示時間を、遊技状態に応じて、複数種類の可変表示時間の中から抽選で選定するように構成してもよい。具体的には、「通常遊技状態」において、普通図柄の可変表示時間を、「1秒」、「3秒」、「5秒」、「10秒」又は「30秒」の中から抽選により決定する。このように構成することで、右打ち遊技が奨励されていない「通常遊技状態」において、右打ち遊技してスルーゲート67に球を通過させて普通図柄の可変表示を行い、その導出タイミングに応じて開放され得る普通電役72に向けて球を発射しても、第2始動口71の開放タイミングが複数になることで、第2始動口71への入賞を抑制することができる。
<変形例11>
上記実施形態では、第1特別図柄の抽選において大当たり又はハズレの中から当選役を選定するとともに、第2特別図柄の抽選においても大当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成している。これに対し、第1特別図柄の抽選のみにおいて小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、第2特別図柄の抽選においてのみ小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選において小当たりを設けず、大当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選においても小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよい。
<変形例12>
上記実施形態では、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行回数に応じて遊技状態を変更(例えば、「普図高確時間短縮状態」から「通常遊技状態」)に移行するように構成している。これに対し、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示以外の所定演出(例えば、「リーチ表示」や特定役当選に基づく特定演出等)の実行回数に応じて遊技状態を変更可能に構成してもよい。
<変形例13>
上記実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ保留球数を計数し、それぞれの保留球数ごとに各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成している。これに対し、第1特別図柄と第2特別図柄との合計保留球数に応じて各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成してもよい。
<変形例14>
上記実施形態では、「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合に、該小当たり当選時における救済条件成立回数までの残りの特別図柄の実行回数によって、第3図柄表示装置81で実行する右打ち報知演出の内容を異ならせるように構成している。これに対し、右打ち報知演出の実行時における音声出力装置226による音声内容のみを異ならせてもよいし、ランプでの演出内容のみを異ならせてもよいし、第3図柄表示装置81での演出内容、音声内容、ランプ内容のいずれか2つのみを異ならせてもよいし、すべてが異なるように構成してもよい。
<変形例15>
上記実施形態では、「通常遊技状態A」において大当たり種別「時短A」又は「時短B」に当選した場合の右打ち報知演出と、該「通常遊技状態A」において特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出とを異ならせるように構成している。これに対し、「通常遊技状態A」の大当たり優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合の右打ち報知演出を、「通常遊技状態A」において大当たり種別「時短A」又は「時短B」に当選した場合の右打ち報知演出と同様の演出に構成してもよい。このように構成することで、「通常遊技状態A」の大当たり優先報知期間において特図1小当たりに当選した場合と、「通常遊技状態A」において大当たり種別「時短A」又は「時短B」に当選した場合と、の双方がいずれも右打ち遊技を実行すべき大当たり又は小当たりであることが明確になり、その結果、救済優先報知期間及び曖昧報知期間と、大当たり優先報知期間と、において実行される右打ち報知演出の差異が明確になり、より右打ち遊技の示唆内容を差別化することができる。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、それぞれ1種類で構成している。これに代えて、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は/及び、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、複数種類設けるように構成してもよい。さらに、小当たり種別に応じて「時短機能」を終了するか否かを異ならせるように構成してもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、遊技状態ごとに奨励される特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて実行し、奨励されていない特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmで実行しないように構成している。これに代えて、奨励されていない特別図柄の変動演出を、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて所定態様で実行するように構成してもよい。具体的には、例えば、奨励されている特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで目立つように(中央部分、大部分、奨励されていない特別図柄の変動演出より大きい領域、図柄表示態様を濃く実行等)実行する一方、奨励されていない特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで、奨励されている特別図柄の変動演出より目立たないように(隅部、小部分、奨励されている特別図柄の変動演出より小さい領域、図柄表示態様を薄く等)実行するように構成する。このように構成することで、第3図柄表示装置81によって複数の特別図柄の変動演出の実行態様を把握することが可能となる。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第1特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成するとともに、第2特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第2特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成している。換言すると、第1特別図柄の動的表示の保留球数は第1特別図柄の動的表示にのみ影響し、第2特別図柄の動的表示の保留球数は第2特別図柄の動的表示にのみ影響するように構成している。これに代えて、一方の特別図柄の動的表示の保留球数が、他方の特別図柄の動的表示の変動時間に影響するように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の動的表示の変動時間を、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数との合計保留球数に応じて変化するように構成する。このように構成することで、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数とが混在する状態において、特異な変動時間を選択し得るように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、確率設定値を「1」~「3」の3段階で変更可能として、大当たり確率及び/又は第2図柄の当たり確率を変更可能としたが、確率設定値が変更可能な段階は3段階に限らず、任意の段階に変更可能としてもよい。
上記実施形態では、確率設定値を変更することにより、大当たり確率を変更する場合について説明したが、普通図柄の当たり確率や、小当たりの当選確率を変更するようにしてもよい。
また、立ち上げ処理の中で確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合に、「1」~「3」の範囲の中から特定の確率設定値(例えば「1」)を確率設定値として強制的に設定するようにしてもよい。なお、遊技途中で(例えば、タイマ割込処理の中で)確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合は、確率設定値を強制的に特定の確率設定値に設定しないほうがよい。これは、遊技途中で大当たり確率が突然変更さえることにより、遊技者が何らかの不利益を被ることを抑制するためである。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含める場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を除いてもよい。この場合、RAM判定値が正常か否かの判定を行う前に、確率設定値が正常の範囲にあるか否かを判定し、正常の範囲内になければ、強制的に設定変更処理を実行してホール関係者等に確率設定値の変更を行わせたり、ホール関係者等にパチンコ機10を設定変更モードで再立ち上げさせるように促したり、確率設定値として正常範囲内の特定の確率設定値を強制的に設定してもよい。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含めない場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を含めてもよい。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、又は、設定変更スイッチをオンすることによって、確率設定値を更新する場合について説明したが、これを設定キー501にて行えるようにしてもよい。具体的には、設定キー501を、オン状態から更にオフ側とは反対方向に設けた設定変更位置まで回動可能にし、設定変更位置まで設定キー501が回されると、自動でオン状態に設定キー501が戻るように付勢して構成する。そして、設定キー501をオン状態から設定変更位置まで回動させる度に、確率設定値が更新されるようにする。これによっても、確率設定値の変更を容易に行うことができる。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、設定キー501をオフ状態にすることによって、又は、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、確率設定値を確定する場合について説明したが、これを別に設けたスイッチ、例えば、設定確定スイッチが操作されることで行えるようにしてもよい。この設定確定スイッチは、例えば、「設定変更モード」中に操作されることにより、確率設定値を確定するためのスイッチであり、基板ボックス100に設けられた孔から主基板より突出して設けられ、基板ボックス100を開封しなくても、ホール関係者等によって操作可能にしてもよい。これによっても、確率設定値の確定を容易に行うことができる。
上記実施形態では、パチンコ機10の電源オン時に「設定変更モード」又は「設定確認モード」で立ち上げる場合に、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定していた。これに対し、少なくとも内枠12の開放を必須条件とし、その他、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定するように構成してもよい。また、内枠12の開放を設定変更又は設定確認の条件とするか否かをホールが選択可能に設定できるように構成してもよい。
上記各実施形態では、RAM消去スイッチ503を主制御装置110に搭載していた。これに対し、RAM消去スイッチ503を電源装置115や払出制御装置111に搭載するように構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501により、大当たり確率等を変更可能に構成していた。これに対し、設定キー501により、1の入賞口に入賞した場合に払い出される賞球数(例えば、3個→5個への変更)や、入賞口への入賞を補助する可動役物の駆動時間(3秒→5秒への変更)や駆動幅(例えば、20mm→30mmへの変更)、或いは、球の流下態様に影響を与える部材(例えば、球が転動可能なステージやクルーン)の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)、パチンコ機10自体の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)等、遊技者に対する有利度合いに関する設定を複数段階に変更可能に構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501の鍵孔をパチンコ機10の裏面側に向くように構成していた。これに対し、設定キー501の鍵孔の向きを、パチンコ機10の横方向(左方向又は右方向)や、パチンコ機10の斜め方向、或いは、パチンコ機10の前面側を向くように構成してもよい。
上記実施形態において、大当たり乱数値同士、小当たり乱数値同士、及び、ハズレ乱数値同士を連続的な値とし、大当たりか否かや、小当たりか否かを範囲判定(例えば、「0」以上「49」以下か否か)可能に構成し、主制御装置110の制御負担を軽減するように構成していた。これに対し、遊技価値を付与する各乱数値(即ち、大当たり乱数値および小当たり乱数値)を連続的な配置ではなく、分散(散逸)して配置するように構成してもよい。具体的には、例えば、「0~999」で更新される大当たり乱数カウンタC1の場合に、大当たり乱数値として「7,341,555,777,831」とし、小当たり乱数値として「77,175,223,315,415,526,634,717,845」としてもよい。
ここで、パチンコ機10の状況にかかわらず大当たり乱数値となる値(例えば、低確率状態および高確率状態において、「0~50」であれば大当たり)が連続的に存在していた場合、その値が外部から予測され得る可能性があり、不正に大当たりを引き当てられる可能性が高くなるおそれがある。よって、上記変形例のように構成することで、遊技価値を付与する各乱数値を外部から予測困難にし、不正に対する抑制効果を高め、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
また、上述した変形例において、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている低確率状態用の大当たり乱数値と、高確率状態用の大当たり乱数値とで、重複した値とならないように、それぞれ大当たり乱数値を設定してもよい。このように構成することで、状況に応じて(即ち、パチンコ機10が高確率状態か低確率状態か、に応じて)、大当たりとなる乱数の値を変えることで、大当たりとなる乱数の値が予測され難くすることができるので、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、タイマ割込処理等のソフトウェアの処理で大当たり乱数カウンタC1や大当たり種別カウンタC2等を更新するように構成していた(所謂、ソフト乱数)。これに対し、更新周期が上記ソフト乱数より速い乱数生成ICによって大当たり乱数カウンタC1等を更新するように構成してもよい(所謂、ハード乱数)。このように構成することで、外部から更新中の乱数値の把握を困難にし、セキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、設定値が増加するごとに均等に大当たり乱数値が増加するように構成していた。これに対し、設定値が増加するごとに不均等又は所定割合で大当たり乱数値(又は小当たり乱数値)を増加するように構成してもよい。具体的には、例えば、設定値「1」から「2」までは、大当たり乱数値を「2」ずつ増加させる一方、設定値「2」から「3」では、大当たり乱数値を「5」ずつ増加させる。このように構成することで、設定差によって付与され得る遊技価値が大きく変化し、設定差による抑揚(メリハリ)のある遊技を提供可能に構成し、遊技の興趣を向上することができる。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数カウンタC1の値における対応役を変化するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり種別カウンタC2又は小当たりの内容を決定する小当たり種別カウンタ(図示せず)の値に対応する大当たり種別を変化させ、大当たり種別又は小当たり種別の選択割合が変化することによる設定差が生じるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(即ち、大当たり乱数値)を変更して、その変更分を遊技価値を付与しない乱数値(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成していた。これに対し、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(例えば、大当たり乱数値)を変更した場合に、その変更分を、他の遊技価値を付与する乱数値(例えば、小当たり乱数値)から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定毎に付与され得る遊技価値に差を設け、設定毎に抑揚(メリハリ)のある遊技を提供し、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲(以下、「再大当たり乱数値の範囲」と称する)」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。ここで、「再大当たり乱数値の範囲」として、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分が対応するように構成する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、設定変更によっても変化しない大当たり乱数値と小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、当否判定の制御プログラムにおいて、固定的な乱数値の基本的な当否判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、乱数値の個数が多い順(又は少ない順)に各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、設定変更に伴い増加される「大当たり乱数値の範囲」を、設定変更に伴い減少される乱数値(即ち、「ハズレ乱数値の範囲」)と隣接(隣り合う)ように大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)するように構成してもよい。具体的には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、小当たりの当否判定の制御プログラムにおいて、小当たり乱数値の判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率より高くなるように構成されていた。これに対し、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率と、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率とが同等となるように構成してもよいし、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率より低くなるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させて、その大当たり乱数値の増加分をハズレ乱数値から補填するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させ、その大当たり乱数値の増加分を小当たり乱数及びハズレ乱数値から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定変更に基づく大当たり乱数値の個数の変更分を、小当たり乱数値及びハズレ乱数値のそれぞれから補填することが可能となり、大当たり乱数値の変更分を固定的な1の所定乱数値から補填する必要がなくなる。よって、上記所定乱数値の個数を、大当たり乱数値の変更分、1の所定乱数値から確保する必要性がなくなるので、遊技仕様の設計時における制約がなくなり、遊技仕様の設計自由度を高め、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、突出状態と没入状態とに変位する普通電役72を用い、普通電役72の没入タイミングと没入時間とを各遊技状態で変更することで本発明の遊技性を実現するように構成されている。これに対し、回動式の羽根部材を用い、羽根部材の作動タイミングと作動時間とを各遊技状態で変更することで、本発明の遊技性を実現するように構成してもよい。具体的には、例えば、第2始動口71の左右両側に羽根部材を配置し、羽根部材が非作動状態(例えば、直立状態)では、球が羽根部材の外側(非転動側)に衝突し、そのまま下流側へ流下するように構成する。一方、羽根部材が回動した作動状態(直立状態から右側へ120度傾倒状態)では、球が羽根部材の内側(転動側)に衝突し、該羽根部材の内側を第2始動口71側に向けて転動するように構成する。このように構成することで、羽根部材の回動態様は、普通電役72の出没による駆動態様より、羽根部材自体が作動する領域が大きく駆動されたか否かを認識し易いため、普通図柄の可変表示で当選したか否かを遊技者に認識し易くすることができる。
特図1用第4図柄表示領域87と特図2用第4図柄表示領域88との表示態様及び表示位置を、主表示領域Dmで変動演出している第1特別図柄又は第2特別図柄に応じて変更するように構成してもよい。具体的には、例えば、主表示領域Dmで実行されている特別図柄に対応して、実行されている方の第4図柄表示領域87,88を上側に位置させたりアラビア数字で表示したり赤色で表示し、実行されていない方の第4図柄表示領域88,87を下側に位置させたり上記アラビア数字と異なる表記(例えば、漢数字やローマ数字)で表示したり赤色とは異なる色(例えば、青色)で表示するように構成する。このように構成することで、実行されている変動演出を識別して表示しつつ、いずれの特別図柄が実行されているかを認識し難く構成し、現在滞在している遊技状態を遊技者に認識し難く構成することで、遊技状態を推測する遊技性が生まれ、遊技の興趣向上を図ることができる。
警報音に関し、左打ち遊技が推奨される遊技状態においてスルーゲート67を球が通過した場合にもれなく出力するのではなく、さらに特定の条件が成立した場合に警報音を出力するように構成してもよい。具体的には、例えば、このように構成することで、意図的に遊技仕様より多くの出玉を得ようとする悪意ある遊技者の行為に対してのみ警報音を出力し、不慣れな遊技者や操作ミスによる善意の右打ち遊技に対しては警報音を出力しないことで、不正遊技を抑制しつつ、遊技者の遊技意欲の低下も抑制して、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり確率において、いずれの遊技状態でも同等程度となるように構成してもよい。具体的には、例えば、特別図柄の大当たり確率が低い「通常遊技状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100にするとともに、特別図柄の大当たり確率が高い「確率変動状態」や「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100や51/100等、「通常遊技状態」等における普通図柄の当たり確率と同一又は同等程度となるように構成する。このように構成することで、普通図柄の当たりに基づく普通電役72の開放に関し、普通図柄の可変表示時間と普通電役72の開放時間とを考慮し、普通図柄の当たり確率を考慮せずに出玉率等を算出することが可能となることで、各遊技状態における遊技仕様の設計を容易化可能となる。
大当たりに当選した大当たり図柄ごとに、該大当たり以降に選択される特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「確率変動状態」を発生させ得る大当たり図柄である1図柄、3図柄、5図柄、7図柄のうち、1図柄で当選した場合には「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的長めの変動時間が選択され易い「両ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、3図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的短い変動時間が選択され易い「特1ロング特2ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。さらに、5図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的短めの変動時間が選択され易い「両ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、7図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的短めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い「特1ショート特2ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。このように構成することで、大当たりした図柄の種類によって、大当たり後の遊技状態において、先に導出され得る特別図柄を異ならせることができ、例えば、いずれの特別図柄が先に停止するか否かによって、遊技状態毎に大当たりが先に現出させる確率を異ならせることができる。よって、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
特別図柄の変動回数に基づいて、該特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「潜伏確率変動状態」において、大当たり終了後1回目~10回目の特別図柄の変動演出に関しては、比較的長めの変動時間が選択され易いように構成し、11回目以降の特別図柄の変動演出に関しては、比較的短めの変動時間が選択され易いように構成する。このように構成することで、遊技にメリハリを設けつつ、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり種別を複数種類設けてもよい。具体的には、例えば、普通電役72が1回開放される1回開放当たりと、出没板72aが3回開放される3回開放当たりと、普通電役72が3回かつ長く開放される3回ロング開放当たりとを設ける。このように構成することで、「確率変動状態」や「普図高確時間短縮状態」において遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、「通常遊技状態」→「普図高確時間短縮状態」→「普図低確時間短縮状態」→「確率変動状態」の順で遊技者にとって有利な遊技状態としていた。これに対し、「通常遊技状態」より遊技者にとって不利な遊技状態として、「普図高確時間短縮状態」や「潜伏確率変動状態」、「確率変動状態」が位置づけられるように遊技仕様を設定してもよい。具体的には、例えば、第1特別図柄の始動口を、普通電役72が付属した第2特別図柄の始動口の上流側に設け、「通常遊技状態」では、普通電役72が作動し難いことによって、第2特別図柄より遊技者にとって有利な第1特別図柄の抽選契機を受け易い一方、「普図高確時間短縮状態」では、普通電役72が作動し易いことによって、第1特別図柄より遊技者にとって不利な第2特別図柄の抽選契機を受け易いように構成する。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
右打ち遊技を示唆する右打ち示唆表示が現出される場合に、第4図柄表示領域87,88の表示位置を変更するように構成してもよい。具体的には、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」等では、副表示領域Dsの右小領域Ds3に第4図柄表示領域87,88を表示する一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」等では、右打ち示唆表示を右小領域Ds3に表示する一方、第4図柄表示領域87,88を左小領域Ds1に表示する。このように構成することで、遊技状態に応じた遊技仕様を遊技者に認識させ易くすることができる。
上記実施形態では、同時に実行され得る複数の特別図柄の動的表示に関し、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行い、非奨励の特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行わないように構成している。これに対し、同時に実行され得る複数の図柄(例えば、特別図柄と普通図柄)の演出に関し、遊技状態、遊技仕様、付与される遊技価値、或いは、実行頻度等によって、実行すべき演出の優先順を予め設け、該優先順に応じた演出を優先的に実行し、優先順が低い演出に関しては、演出規模を小さくしたり、演出自体を実行しない等、優先順位が高い演出に比べて遊技者が認識し難くなるように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第1特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示したり、第2特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第2特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示してもよい。このように構成することで、遊技を行う上で遊技者に認識させたい演出を優先的に実行しつつ、優先順位が低い演出規模を小さく(なくす)ことで、遊技者が煩わしさを感じない演出を実行することができる。
上記実施形態では、主制御装置110から各コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信され、その音声ランプ制御装置113から表示制御装置114に対して表示の指示がなされるよう構成したが、主制御装置110から表示制御装置114に直接コマンドを送信するものとしてもよい。また、表示制御装置に音声ランプ制御装置を接続して、表示制御装置から各音声の出力とランプの点灯を指示するコマンドを音声ランプ制御装置に送信するよう構成してもよい。さらに、音声ランプ制御装置と表示制御装置とを1の制御装置として構成するものとしてもよい。これらを1つの制御装置とすることで、部品点数が削減でき、パチンコ機のコスト増加を抑制することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113にて実行されるコマンド判定処理(S1111)において、いずれかの停止種別コマンドを受信すれば必ず対応する変動開始フラグ223a,223bをオンに設定する場合について説明したが、各変動パターンコマンドの受信があった上で対応する停止種別コマンドを受信した場合に、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。これにより、各変動パターンコマンドの受信がなく、いずれかの停止種別コマンドを受信したような場合に、おかしな変動演出が実行されることを抑制できる。
また、各変動パターンコマンドを受信したタイミングで、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。この場合、音声ランプ制御装置113にて実行される変動演出処理(S1110)では、各変動開始フラグ223a,223bがオンされたことに基づいて、各変動パターンコマンドにより抽出した変動パターンを表示制御装置114へ通知する各表示用変動パターンコマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113にて各停止種別コマンドの受信を待つことなく、表示制御装置114に対して、この各表示用変動パターンコマンドに基づき、各変動演出を第3図柄表示装置81に実行させることができる。なお、この場合、音声ランプ制御装置113では、各停止種別コマンドを受信したタイミングで、該停止種別コマンドより抽出された停止種別を表示制御装置114へ通知するための表示用停止種別コマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。そして、表示制御装置114では、この表示用停止種別コマンドに基づいて、第3図柄表示装置81に実行させた変動演出の停止図柄を決定してもよい。
上記実施形態において、デモ演出は、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄からなる第3図柄を停止表示させてもよい。また、数字の付された主図柄または数字の付されていない主図柄からなる第3図柄を、半透明状態で停止表示させてもよい。また、第3図柄を表示させずに背面画像だけを変化させるものであってもよい。また、変動表示で用いられる第3図柄や背面画像とは全く異なるキャラクタや背面画像を表示させてもよい。
上記実施形態において、変動演出が行われる第3図柄表示装置81にて連続予告演出を実行してもよいし、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置を設け、第3図柄表示装置81で実行される変動演出と合わせて、第4図柄表示装置に第4図柄を表示させることによって、連続予告演出を実行してもよい。この場合、第4図柄表示装置の制御を表示制御装置114で行ってもよいし、音声ランプ制御装置113で行ってもよい。また、各種演出に応じて作動する役物をパチンコ機10に設け、その役物を変動演出と合わせて所定の態様で作動させることによって、連続予告演出を実行してもよい。また、音声ランプ制御装置113の制御により、パチンコ機10の音声出力装置226から連続予告演出用の音声を出力させることによって、連続予告演出を実行してもよいし、パチンコ機10の電飾部29~33を変動演出と合わせて点灯または点滅させることによって、連続予告演出を実行してもよい。
これにより、第3図柄表示装置81(および特別図柄表示装置37)において変動演出が行われる度に、連続して第4図柄表示装置に図柄が表示されたり、役物が所定の態様で作動したり、音声出力装置226から音声が出力されたり、若しくは、電飾部29~33が点灯または点滅することによって、遊技者に対して大当たりの期待感を持たせることができる。また、遊技者は、通常、変動演出が行われる第3図柄表示装置81を注視して遊技を継続して行うが、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、若しくは電飾部29~33の点灯・点滅によって連続予告演出が行われるで、遊技者に対して、通常とは異なる演出が行われたことを容易に認識させることができる。また、連続予告演出を、第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、または電飾部29~33の点灯・点滅といった簡単な制御で容易に連続予告演出を行わせることができる。
また、連続予告演出を音声出力装置226からの音声出力や、電飾部29~33の点灯または点滅によって行えば、その連続予告演出の制御は音声ランプ制御装置113によって行われるので、始動入賞時における当否判定や変動開始時の抽選処理を主制御装置110に行わせ、連続予告演出を音声ランプ制御装置113に行わせ、変動演出を表示制御装置114に行わせることで、パチンコ機10により連続予告演出を行う場合、それぞれの制御装置に各処理を分担させることができる。よって、1つの制御装置に負荷が集中するのを防ぐことができるので、各制御装置のMPUに求められる性能を低く抑えることができる。
尚、第3図柄表示装置81における連続予告演出用の図柄の表示、第4図柄表示装置における連続予告演出用の図柄の表示、役物の所定の態様での作動、音声出力装置226からの音声出力、及び、電飾部29~33の点灯または点滅のうち、少なくとも2以上を組み合わせ、それぞれを連動させて制御することにより、連続予告演出を実行してもよい。これにより、より多彩な連続予告演出を実行させることができる。また、連続予告演出の実行方法(第3図柄表示装置81による表示、第4図柄表示装置による表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、電飾部29~33の点灯または点滅、又は、それらの組み合わせ)を変えることで、連続予告演出終了後の遊技状態に応じて選定される連続予告演出態様を複数用意してもよい。
また、連続予告演出が行われる場合に、変動演出とは別の連続予告演出用の画像が第3図柄表示装置81に表示させてもよいし、連続予告演出を、変動演出が終了したときに表示される停止図柄として、所定の図柄の組み合わせである、所謂「チャンス目」を表示させることによって行ってもよい。この場合、表示制御装置114のMPUで実行されるコマンド判定処理にて連続予告コマンドの受信を判断すると、チャンス目に対応する停止図柄判別フラグをオンにすると共に、その他の停止図柄判別フラグをオフに設定するようにしてもよい。コマンド判定処理では、停止識別コマンド処理の後にその他コマンド処理の中で連続予告コマンドに対応する処理を実行するので、表示用停止識別コマンドの受信によって設定された停止図柄に代えて、チャンス目が停止図柄として設定される。よって、変動停止時にチャンス目を確定表示させることができる。そして、第3図柄表示装置81において、変動演出ごとに停止図柄としてチャンス目が連続して表示されれば、遊技者に対して、最終的に大当たりが得られる期待感を持たせることができる。
上記実施形態において、主制御装置110は、第1始動口64又は第2始動口71への入賞(始動入賞)があった場合に、「1」加算された保留球数を音声ランプ制御装置113へ通知する保留球数コマンドに対して、該始動入賞に伴いカウンタ用バッファより取得された各カウンタC1~C3,CS1をそのまま含めて、音声ランプ制御装置113へ送信する場合について説明したが、保留球数コマンドに含めるカウンタの種類は、カウンタC1~C3,CS1の一部であってもよいし、その他のカウンタの値を含めてもよい。また、主制御装置110より音声ランプ制御装置113に対して始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を通知する場合に、これらの各カウンタの値を示す情報を保留球数コマンドに含めて通知するのではなく、保留球数コマンドとは別のコマンドに各カウンタの値を示す情報を含めて、これらの値を音声ランプ制御装置113に対して通知してもよい。別のコマンドとしては、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する専用のコマンドであってもよいし、変動パターンコマンドや停止図柄コマンド等、別の情報を音声ランプ制御装置113へ通知するためのコマンドに、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値が加えられてもよい。別のコマンドとして、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する場合、該コマンドに、その通知する各カウンタの値が、いずれの保留回数に対応する変動演出に係るものであるかを示す情報を含めてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113は、該コマンドに含まれる保留回数に関する情報に基づいて、その保留回数に対応する先読み情報第1~第4エリアのいずれかのエリアに、該コマンドに含まれる各カウンタの値を格納することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113において、保留球数コマンドを受信した場合に、該保留球数コマンドにて示される各カウンタC1~C3,CS1の値そのものをRAM223に格納してもよいし、保留球数コマンド(又は、各カウンタの値が示されるコマンド)を受信した場合に、該コマンドにて示される各カウンタの値に基づいて、大当たりか否か、大当たりの場合の大当たり種別、外れの場合の外れ種別等の一部または全部を判定し、これらの判定結果を、該コマンドにて示される各カウンタの値に代えて、または、該カウンタの値の一部または全部とあわせて、RAM223に格納してもよい。
上記実施形態においては、第1始動口64又は第2始動口71への入賞およびスルーゲート67の通過は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に対し、始動口によって別箇に最大保留球数を設定するようにしてもよく、各々の始動口における最大保留球数は「4」以外の任意の数であってもよい。また、各始動口における最大保留球数は必ずしも同一の値とする必要はなく、異なる値であってもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に基づく変動表示の保留球数を、第3図柄表示装置81の一部において、数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよく、特別図柄表示装置37とは別体でランプ等の発光部材を設け、該発光部材によって保留球数を通知するように構成してもよい。
また、上記実施形態に示すように、動的表示の一種である変動表示は、第3図柄表示装置81の表示画面上で識別情報としての図柄を縦方向にスクロールさせるものに限定されず、横方向あるいはL字形等の所定経路に沿って図柄を移動表示して行うものであってもよい。また、識別情報の動的表示としては、図柄の変動表示に限られるものではなく、例えば、1又は複数のキャラクタを図柄と共に、若しくは、図柄とは別に多種多様に動作表示または変化表示させて行われる演出表示なども含まれるのである。この場合、1又は複数のキャラクタが、第3図柄として用いられる。
上記各実施形態では、変動演出を実行する場合に、全図柄Z1~Z3を遊技者が視認不可な程度に高速にスクロールする高速変動を表示させる場合について説明したが、この高速変動の表示に代えて、全図柄Z1~Z3をそれぞれ視認不可な程度に縮小して表示したり、全図柄Z1~Z3をそれぞれ多数の白い点がランダムに表示されるスノーノイズ状の画像として表示してもよい。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施してもよい。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施してもよい。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定表示され、その停止時の識別情報の組合せが特定のものであることを必要条件として、遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
スロットマシンでは、所定期間中に払い出された遊技媒体(コイン、メダル)の総数に対する、ボーナス(役物)により払い出された遊技媒体の数の比率が役物比率となる。そこで、各役が成立した場合に払い出される遊技媒体の数を、賞球数テーブルに代えて主制御装置のROMに格納しておき、役物比率管理チップ又は役物比率管理チップと同等の機能を実行する制御装置にて、非ボーナスゲーム期間(通常期間)において成立した(有効ライン上に図柄が揃った)役の数、ボーナスゲーム期間中において成立した役の数、AT期間中において成立した役の数を計数して、役物比率や連続役物比率を管理してもよい。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。かかる遊技機をスロットマシンに代えて使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられる、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し得る。
以下に、本発明の遊技機に加えて上述した実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。なお、以下に示す各種発明の概念は、それぞれ、他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分を、その発明の概念に追加し或いはその他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分と交換等することにより、その発明の概念を変形して構成するようにしても良い。
<A群:右打ち報知方法を損益分岐で切り替え>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
A群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で、所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備えている
ことを特徴とする遊技機A1。
遊技機A1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で、所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備えている。これにより、特定の遊技状態において特定判定結果となった場合に、該特定判定結果の成立タイミングによって、報知制御手段での報知内容を異ならせることができる。その結果、特定の遊技状態において特定判定結果となった場合に、所定の遊技操作を行って特定利益を発生させるか、所定の遊技操作を行わず、所定の更新状態にさせることで所定の利益状態を発生させるか否か、という遊技性を創出し、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
<B群:各タイミングの間に複数の報知>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で、所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記遊技機は、
前記所定タイミングと前記特定タイミングとの間に、前記第1報知態様と前記第2報知態様とを表示する第3表示態様を表示する第3表示実行手段(例えば、表示用曖昧報知コマンド)、を備えている
ことを特徴とする遊技機B1。
遊技機B1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で、所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、前記遊技機は、前記所定タイミングと前記特定タイミングとの間に前記第1報知態様と前記第2報知態様とを表示する第3表示態様を表示する第3表示実行手段、を備えている。これにより、特定判定結果となったタイミングが所定タイミングと特定タイミングとの間である場合に、第1報知態様及び第2報知態様とは異なる第3報知態様で該特定判定結果となったことを報知することができる。その結果、特定判定結果となったタイミングが所定タイミングと特定タイミングとの間である場合に、所定の遊技操作を行って特定利益を発生させるか、所定の遊技操作を行わず、所定の更新状態にさせることで所定の利益状態を発生させるか、のいずれの遊技方法であっても、獲得し得る利益の期待値に大差のない期間を設けることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<C群:報知態様を複数回切り替え表示>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で、所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記遊技機は、
前記所定タイミングと前記特定タイミングとの間に前記第1報知態様と前記第2報知態様とを表示する第3表示態様を表示する第3表示実行手段、を備え、
前記第3表示態様は、
前記第1報知態様と前記第2報知態様とを複数回切り替えて表示する態様である
ことを特徴とする遊技機C1。
遊技機C1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で、所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、前記遊技機は、前記所定タイミングと前記特定タイミングとの間に前記第1報知態様と前記第2報知態様とを表示する第3表示態様を表示する第3表示実行手段、を備え、前記第3表示態様は、前記第1報知態様と前記第2報知態様とを複数回切り替えて表示する所定態様、を備えている。これにより、特定判定結果となったタイミングが所定タイミングと特定タイミングとの間である場合に、第1報知態様及び第2報知態様の2の報知態様を複数回切り替えて表示し、第3報知態様で該特定判定結果となったことを遊技者に報知することができる。その結果、特定判定結果となったタイミングが所定タイミングと特定タイミングとの間である場合に、所定の遊技操作を行って特定利益を発生させるか、所定の遊技操作を行わず、所定の更新状態にさせることで所定の利益状態を発生させるか、のいずれの遊技方法であっても、獲得し得る利益の期待値に大差のない期間を設けることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<D群:特定利益を発生せず変動表示を実行>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記遊技機は、
前記特定の遊技状態において、前記判定手段によって前記特定判定結果となって前記第1報知態様が表示された場合に、前記特定利益を発生させることなく新たな変動表示を実行可能に構成されている
ことを特徴とする遊技機D1。
遊技機D1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、前記遊技機は、前記特定の遊技状態において、前記判定手段によって前記特定判定結果となって前記第1報知態様が表示された場合に、前記特定利益を発生させることなく新たな変動表示を実行可能に構成されている。これにより、特定判定結果となって第1報知態様が表示された場合であっても、所定の遊技操作を行わないことにより、特定利益を発生させることなく新たな変動表示が実行可能となる。その結果、特定判定結果となって第1報知態様が表示された場合であっても、所定の遊技操作を行わないことにより、特定利益を発生させずに変動表示の実行を繰り返すことで所定の更新状態に達し、所定の利益状態を発生させることができ、新たな遊技性を創出し、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<E群:各タイミングの間に特定演出実行>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記遊技機は、
前記所定タイミングと前記特定タイミングとの間の変動表示中に特別演出(例えば、曖昧報知期間中示唆コマンド)を実行する特別演出実行手段(例えば、表示用特図1変動パターンコマンド設定処理(S1307))、を備えている
ことを特徴とする遊技機E1。
遊技機E1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記遊技機は、前記所定タイミングと前記特定タイミングとの間の変動表示中に特別演出を実行する特別演出実行手段を備えている。これにより、所定タイミングと特定タイミングとの間の変動表示中に特別演出を実行することができる。その結果、遊技者は特別演出を確認することで、実行中の変動演出が所定タイミングと特定タイミングとの間の変動演出であることを認識でき、該実行中の変動演出が特定判定結果となった場合に、所定の遊技操作を行って特定利益を発生させるか、所定の遊技操作を行わず、所定の更新状態にさせることで所定の利益状態を発生させるか否か、について、該特定判定結果が導出される前に検討することができる、という効果がある。
<F群:切り替わり後、第1報知態様の切り替わり制限>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記遊技機は、
前記特定タイミングで前記第2報知態様に切り替わった後は少なくとも前記特定利益が発生するまでは前記第1報知態様に切り替わることはないように構成されている
ことを特徴とする遊技機F1。
遊技機F1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、前記遊技機は、前記特定タイミングで前記第2報知態様に切り替わった後は少なくとも前記特定利益が発生するまでは前記第1報知態様に切り替わることはないように構成されている。これにより、特定タイミングで第2報知態様に切り替わった後は、特定利益が発生するまでは第1報知態様に切り替わることなく、第2報知態様を継続することができる。その結果、特定タイミングで第2報知態様に切り替わった後は、特定利益が発生するまでは第1報知態様に切り替わることないため、変動演出が特定判定結果となった場合に、遊技者は安心して所定の遊技操作を行わず、所定の更新状態にさせることで所定の利益状態を発生させることができる、という効果がある。
<G群:更新回数抽選>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記遊技機は、
前記特定情報が前記所定の更新状態となるまでの更新回数は、複数の更新回数の中から抽選で1の更新回数が決定される
ことを特徴とする遊技機G1。
遊技機G1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記遊技機は、前記特定情報が前記所定の更新状態となるまでの更新回数は、複数の更新回数の中から抽選で1の更新回数が決定される。これにより、特定情報は複数の更新回数の中から抽選で1の更新回数に決定されることになる。その結果、特定情報が所定の更新状態となるまでの更新回数を遊技者が判別することが不可若しくは困難な状況となり、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<H群:特定判定結果では所定の遊技条件成立時のみ特定利益発生>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記利益発生手段は、
前記特定の遊技状態では、前記判定手段によって前記特定判定結果となった場合に、遊技者による前記所定の遊技操作に基づいて前記所定の遊技条件が成立した場合にのみ前記特定利益を発生させる
ことを特徴とする遊技機H1。
遊技機H1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記利益発生手段は、前記特定の遊技状態では、前記判定手段によって前記特定判定結果となった場合に、遊技者による前記所定の遊技操作に基づいて前記所定の遊技条件が成立した場合にのみ前記特定利益を発生させる。これにより、特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合にのみ特定利益を発生させることができる。その結果、特定判定結果となった場合であっても、遊技者による所定の遊技操作が実行されなければ、所定の遊技条件が成立し得ず、特定の遊技状態における特定利益の発生を回避することができ、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
遊技機H1において、
前記判定手段によって前記特定判定結果となった場合に、前記第1報知態様及び前記第2報知態様とは異なる第3報知態様によって特定の遊技操作の実行を報知する
ことを特徴とする遊技機H2。
遊技機H2によれば、遊技機H1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記判定手段によって前記特定判定結果となった場合に、前記第1報知態様及び前記第2報知態様とは異なる第3報知態様によって特定の遊技操作の実行を報知する。これにより、特定判定結果となった場合に、第3報知態様によって、所定の遊技操作とは異なる特定の遊技操作の実行を報知することができ、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<I群:第2報知は第1報知よりも高価値>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記第2報知態様は、
前記第1報知態様よりも高い価値を得ることができる遊技状態に対応した報知である
ことを特徴とする遊技機I1。
遊技機I1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記第2報知態様は、前記第1報知態様よりも高い価値を得ることができる遊技状態に対応した報知である。これにより、第1報知態様の示唆内容に従って遊技した場合に移行し得る遊技状態よりも、第2報知態様の示唆内容に従って遊技した場合に移行し得る遊技状態の方が、平均獲得球数が多くなる。その結果、特定判定結果となった場合であっても、第2報知態様で報知された場合には、所定の遊技操作を行わずに特定利益を発生させない方が平均獲得球数を多くすることができ、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<J群:特定情報表示が実行回数に応じて変化>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記表示手段は、
前記特定情報に基づいて表示する特定表示手段(例えば、主表示用右打ち指示89)を備え、
前記特定表示手段は、
前記特定の遊技状態の開始時点における前記変動表示の実行回数によって表示態様を変化させる
ことを特徴とする遊技機J1。
遊技機J1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記表示手段は、前記特定情報に基づいて表示する特定表示手段を備え、前記特定表示手段は、前記特定の遊技状態の開始時点における前記変動表示の実行回数によって表示態様を変化させる。これにより、特定の遊技状態における変動表示の実行回数に応じて、特定表示手段に基づいて表示される特定情報の表示態様を変化させることができる。その結果、特定表示手段に基づいて表示される特定情報の表示態様によって、判定手段によって特定判定結果となった場合に、第1報知態様又は第2報知態様の、いずれの報知態様の示唆内容に従って遊技操作を実行すべきかを推測することができ、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
<K群:第1報知&第2報知がともに遊技領域片側への発射示唆>
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域(例えば、第1始動口64)と、
前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段(例えば、特別図柄表示装置37)と、
前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段(例えば、可変入賞装置65)と、を備えた遊技機であって、
前記変動表示における予め定められた更新条件の成立(例えば、特別図柄の動的表示の停止)に基づいて特定情報(例えば、救済カウンタ203r)を更新する更新手段と、
特定の遊技状態(例えば、初期化状態から大当たり実行となるまでの遊技状態)において、前記特定情報が所定の更新状態(例えば、救済条件成立回数に到達)となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態(例えば、「普図低確時間短縮状態」)を発生させる利益状態発生手段と、
第1報知態様(例えば、大当たり優先報知期間における右打ち報知演出)、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様(例えば、救済優先報知期間における右打ち報知演出)で所定の報知を行う報知制御手段(例えば、小当たり当選時右打ち報知演出処理(S1409))と、
前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段(例えば、MPU201)と、
前記判定手段によって特定判定結果(例えば、小当たり種別「時短B(小当たりA)」又は小当たり種別「時短C(小当たりA)」に当選)となった場合に、遊技者による所定の遊技操作(例えば、右打ち遊技)に基づいて所定の遊技条件(例えば、特定領域スイッチ65gを遊技球が通過)が成立した場合に特定利益(例えば、大当たり遊技)を発生させる利益発生手段(例えば、当たり処理(S203))と、を備え、
前記報知制御手段は、
前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段、を備え、
前記第1報知態様が現出した状況、又は、前記第2報知態様が現出した状況、のいずれの状況でも、前記発射手段による前記遊技領域片側への遊技球の発射を遊技者に示唆する
ことを特徴とする遊技機K1。
遊技機K1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられる始動入球領域と、前記始動入球領域に遊技球が入球した場合に、所定の図柄を変動表示する表示手段と、前記遊技領域に設けられ、複数回の可変動作を実行する可変入球手段と、を備えた遊技機であって、前記変動表示における予め定められた更新条件の成立に基づいて特定情報を更新する更新手段と、特定の遊技状態において、前記特定情報が所定の更新状態となった後の予め定められたタイミングで所定の利益状態を発生させる利益状態発生手段と、第1報知態様、又は、該第1報知態様とは異なる第2報知態様で所定の報知を行う報知制御手段と、前記始動入球領域に遊技球が入球することに基づいて所定の判定を実行する判定手段と、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、遊技者による所定の遊技操作に基づいて所定の遊技条件が成立した場合に特定利益を発生させる利益発生手段と、を備え、前記報知制御手段は、前記判定手段によって特定判定結果となった場合に、前記特定情報が前記所定の更新状態となるよりも所定期間前の所定タイミングまでは前記第1報知態様で前記特定判定結果となったことを報知し、前記所定タイミングよりも後の特定タイミングにおいて報知態様を前記第2報知態様に切り替える切替手段を備え、前記第1報知態様が現出した状況、又は、前記第2報知態様が現出した状況、のいずれの状況でも、前記発射手段による前記遊技領域片側への遊技球の発射を遊技者に示唆する。これにより、判定手段によって特定判定結果となった場合に、第1報知態様及び第2報知態様に基づいて所定の遊技操作を実行した場合であっても、第1報知態様に基づく所定の遊技操作を行った場合にのみ所定の遊技条件を成立可能とすることができる。その結果、第1報知態様及び第2報知態様によって所定の遊技操作を示唆しつつ、第1報知態様に基づく所定の遊技操作を行った場合にのみ特定利益を発生させることができ、遊技の興趣を向上することができる、という効果がある。
なお、上記遊技機A1の構成に対して、上記遊技機B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機B1の構成に対して、上記遊技機A1,C1,D1,E1,F1,G1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機C1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,D1,E1,F1,G1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機D1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,E1,F1,G1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機E1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,F1,G1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機F1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,G1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機G1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機H1~H2のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,I1,J1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機I1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1~H2,J1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機J1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1~H2,I1,K1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機K1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1~H2,I1,J1のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
これらの場合、各構成を適用したことによるさらなる効果を奏することができる。
遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機X1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機X2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示手段において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(大入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1~H2,I1,J1,K1のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機X3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
<第31実施形態>
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図583~図650を参照し、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10に適用した場合の第31実施形態について説明する。図583は、第31実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図584はパチンコ機10の背面図であり、図585はパチンコ機10の遊技盤13の正面図である。
従来、所定の期間が経過した後に予め定めた遊技者に有利な遊技状態に移行して遊技者に利益を付与する遊技機がある。有利な遊技状態において、遊技者の遊技により所定の条件が成立した場合に遊技者は賞球を得ることができる。
このような遊技機において、遊技仕様が複雑化することに伴って、多様な遊技部材が設けられており、該遊技部材を配置する場合においては、遊技における効率や遊技者における視認性、識別性における効率を考慮する必要がある。
具体的には、例えば、従来の遊技機において、多様な遊技部材が複雑に配置されることに伴って、遊技球の流下態様や表示器等に対する視認性や識別性が低下している。また、多様な遊技部材が複雑に配置されることに伴って遊技方法も複雑化しており、遊技進行の非効率化も見られる。このため、遊技者は視認性の低さや遊技進行の非効率化に伴う遊技性の複雑化に困惑し、遊技を中止してしまうおそれがある。
本発明は上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、遊技部材を効率的に配置し、遊技球の流下態様や表示器等に対する視認性や識別性を確保し、遊技者が困惑することなく効率良く遊技できる遊技機を提供することを目的としている。
より具体的には、例えば、第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット内に2の非電動役物始動口を配設し、それぞれの非電動役物始動口に入球することで開放される非電動役物を遊技領域の右側部分に配設することで、遊技部材を効率的に配置し、遊技球の流下態様や表示器等に対する視認性や識別性を確保し、遊技者が困惑することなく効率良く遊技できる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第31実施形態のパチンコ機10は、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、当該遊技機を正面視した状態において、前記第3可動体の配設位置を、前記第2可動体の配設位置よりも垂直方向の上方側に設けた。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、流入部としての進入部を備え、所定条件としての前提条件を備え、第1可動体としての動作体を備え、第2可動体としての作用物を備え、所定の動作としての規定動作を備え、第1入球部としての作用口を備え、第1検出部としての検知部を備え、第3可動体としての実動体を備え、特定の動作としての指定動作を備え、第2入球部としての流入口を備え、第2検出部としての感知部を備え、誘導手段としての案内装置を備え、第1状態としての所定態様を備え、第2状態としての特定態様を備え、切替手段としての切替装置を備え、選択要素としての選択候補を備え、所定一覧としての集合体を備え、設定手段としての設定制御を備え、抽出手段としての抽出制御を備え、進行手段としての進行制御を備え、通常遊技状態としての不利状態を備え、有利遊技状態としての有益状態を備え、遊技状態変更手段としての状態変化制御を備え、所定選択要素としての不利要素を備え、特定選択要素としての有利要素を備え、所定操作としての遊技操作を備える。
なお、例えば、遊技球を流入させる流入部として、本実施形態では普通電役ユニット72への入球部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口等でもよい。
また、例えば、特定の動作として、本実施形態では、第2非電動役物ユニット55の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、特定の動作を実行可能な第3可動体として、本実施形態では第2非電動役物ユニット55を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
また、例えば、誘導手段の状態を切り替える切替手段として、本実施形態では入球口切換弁75の駆動制御を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける駆動制御や、球が流入することにより流路が切り替わる駆動制御、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な駆動制御、球が特定の入球口へ入球可能とする駆動制御、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な駆動制御などが挙げられる。
さらに、例えば、所定の動作として、本実施形態では、第1非電動役物ユニット54の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、例えば、所定条件として、本実施形態では普通図柄の可変表示の当たり当選を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
なお、例えば、遊技球の入球を検出するための第1検出部又は第2検出部として、本実施形態では第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、入球が検知されることで特別図柄の動的表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで普通図柄の可変表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで遊技者に一定の賞球を付与することとなるスイッチ、入球が検知されることで大当たり遊技状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで確率変動状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されないことで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されることで遊技に関する一定の情報を示唆可能とするスイッチ、入球が検知されることで特定の可動物に特定の動作を実行可能とするスイッチなどが挙げられる。
さらに、例えば、所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素として、本実施形態では小当たりを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与可能となる要素、有利な遊技状態に移行可能となる要素、変動演出における1演出の結果が失敗と判断し得ない要素、遊技者にとって有益な情報を付与可能な要素などが挙げられる。
また、例えば、選択要素を選択可能な所定一覧として、本実施形態では大当たり乱数テーブル202aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果を抽出し得る一覧、普通図柄の可変表示の抽選結果を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の終了条件として抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の停止パターンを抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の実行期間を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の継続回数を抽出し得る一覧、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素を抽出し得る一覧などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が入球する第2入球部として、本実施形態では第2非電動役物始動口77を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
また、例えば、所定の動作を実行可能な第2可動体として、本実施形態では第1非電動役物ユニット54を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体として、本実施形態では普通電役開閉板72aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置への入球を可能とする開閉板や、小入賞口への入球を可能とする開閉板、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、遊技者の操作によって遊技球が流入可能となる振分手段、或いは、遊技者の操作によって遊技球が発射可能となる発射駆動源などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が入球する第1入球部として、本実施形態では第1非電動役物始動口76を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、普通図柄に当選することで入球可能となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
さらに、例えば、所定一覧から抽出手段によって抽出され得る選択要素として、本実施形態では大当たり、小当たり又はハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果として抽出され得る要素、普通図柄の可変表示の抽選結果として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果として抽出され得る要素、特定の遊技状態の終了条件として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の停止パターンとして抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の実行期間として抽出され得る要素、特定の遊技状態の継続回数として抽出され得る要素、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素などが挙げられる。
また、例えば、遊技球を所定流路に誘導する誘導手段として、本実施形態では入球口切換弁75を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける構造物や、球が流入することにより流路が切り替わる構造物、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な構造物、球が特定の入球口へ入球可能とする構造物、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な構造物などが挙げられる。
さらに、例えば、第1状態又は第2状態として、本実施形態では入球口切換弁75の初期状態又は入球口切換弁75の駆動状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技機の電源投入前における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入直後における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入前の状態、遊技機の電源投入後の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動前の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動後の状態、特別図柄の動的表示が実行されていない待機状態における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の実行中における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の停止時における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、普通図柄の可変表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、遊技球が特定の入球口に入球することに基づいて可動体が可動した状態、複数の可動体が、上記のいずれかの状態にある場合などが挙げられる。
また、例えば、所定一覧の中から1の選択要素を抽出可能な抽出手段として、本実施形態では大当たり乱数の抽出処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり乱数カウンタの抽出処理、大当たり種別カウンタの抽出処理、小当たり種別カウンタの抽出処理、停止パターン選択カウンタの抽出処理、変動種別カウンタの抽出処理、普図当たりカウンタの抽出処理、転落乱数カウンタの抽出処理、変動演出を決定するための抽選カウンタの抽出処理などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技を進行する進行手段として、本実施形態では変動開始処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の実行を進行する手段、普通図柄の可変表示の実行を進行する手段、特別図柄の動的表示の変動演出を進行する手段、遊技者による遊技を実行可能に進行する手段などが挙げられる。
また、例えば、通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態として、本実施形態では「時間短縮状態」を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、小当たりRUSH状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技状態を変更可能な遊技状態変更手段として、本実施形態では時短フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり確率を変更可能なフラグ、普通図柄の可変表示の当たり確率を変更可能なフラグ、普通電役の開放時間を変更可能なフラグなどが挙げられる。
また、例えば、所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素として、本実施形態ではハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与し得ない要素、変動演出における1演出の結果が失敗となる要素などが挙げられる。
さらに、例えば、複数種類の設定一覧から1の設定一覧を設定可能な設定手段として、本実施形態では設定変更処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、複数種類の抽選テーブルから1の抽選テーブルを選択する機能、複数種類の選択一覧から1の選択一覧を選択する機能などが挙げられる。
また、例えば、遊技者による所定操作として、本実施形態では遊技球の発射を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、発射ハンドルを操作すること、遊技球を発射する操作、遊技球の発射を停止する操作、遊技機に搭載されたボタン等の操作デバイスの操作、遊技機に搭載されたセンサを感知させる操作、遊技機内に貯留された球を抜く操作などが挙げられる。
パチンコ機10は、図583に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図583参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口(入球口)63,64,65,71a,71b,72,73等を有する遊技盤13(図585参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図592参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。なお、遊技盤13の詳細については、図585において後述する。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図583参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、支持部としてのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。
前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図583参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112a(図592参照)へと案内される。また、上皿17の上面の正面視左側には、枠ボタン22が設けられている。
枠ボタン22は、例えば、後述する第3図柄表示装置81(図585参照)で表示される演出のステージを変更する場合に、遊技者により押下操作されるボタンである。また、枠ボタン22は、第3図柄の変動表示(以下、第3図柄の変動表示を「変動演出」という。)において実行される予告表示での演出内容を遊技者に選択させるための操作ボタンとしても使用される。
また、変動演出とは、後述する第3図柄表示装置81(図585参照)にて表示される演出であり、後述の通り、遊技操作として遊技盤13の前面領域に発射された球が特定の入賞口(例えば、後述の第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71b(図585参照))へ入賞したことを契機として実行され、図柄(後述の第3図柄)が所定時間変動された後、停止表示された図柄の組み合わせによって、当該入賞に対して行われる抽選の結果(大当たりか否か)を遊技者に提示する演出である。
さらに、ステージとは、後述する第3図柄表示装置81(図585参照)に表示される各種演出に統一性を持たせた演出モードのことで、本パチンコ機10では「街中ステージ」、「空ステージ」、「島ステージ」の3つのステージが設けられている。上述の変動演出や、変動演出中に実行される「リーチ表示」などの各種演出は、それぞれのステージに与えられたテーマに合わせて行われるように設計されている。
また、「リーチ表示」とは、後述する第3図柄表示装置81(図585参照)において実行される変動演出において、大当たりが発生することを示す「大当たり表示」の一歩手前の表示のことをいう。具体的には、後述する左図柄列Z1及び右図柄列Z3(図591参照)の第3図柄が同一図柄で停止し、中図柄列Z2(図591参照)が未だ停止せず変動を継続している状態のことをいう。
本実施形態のパチンコ機10では、「リーチ表示」として、大別して、「ノーマルリーチ」の演出を構成する一単位の要素(以下、演出を構成する一単位の要素を「変動要素」という)と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、該「ノーマルリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スーパーリーチ」の変動要素と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して実行され、「スーパーリーチ」の変動要素より大当たり期待度が高い「スペシャルリーチ」の変動要素とが用意されている。
ステージの変更は、変動演出が行われていない期間(即ち、デモ表示中)や、変動演出において第3図柄が遊技者に視認不能に高速に変動される「高速変動」の変動要素中に、遊技者によって枠ボタン22が押下操作された場合に行われる。そして、枠ボタン22が操作される度に「街中ステージ」→「空ステージ」→「島ステージ」→「街中ステージ」→・・・の順で繰り返し変更される。また、電源投入直後は、初期ステージとして「街中ステージ」が設定される。
また、後述する第3図柄表示装置81(図585参照)にて行われる変動演出において「ノーマルリーチ」の変動要素が開始された場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素から「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するときは、「ノーマルリーチ」の変動要素中に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素の選択画面が第3図柄表示装置81に表示されるように構成してもよい。
具体的には、選択画面では、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素として選択可能な複数の候補が表示され、その選択画面が表示されている間に、枠ボタン22が遊技者に押下操作された場合に、選択された候補が変更されるように構成する。そして、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素へ発展するときに選択されていた演出候補に基づいて、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定され、その決定に従って「スーパーリーチ」の変動要素は「スペシャルリーチ」の変動要素が第3図柄表示装置81にて実行される。
なお、第31実施形態では、枠ボタン22を押下操作されるボタンとして構成したが、枠ボタン22に代えて、遊技者によりパチンコ機10に対して所定方向(例えば、パチンコ機10に対して、前方、後方、右方および左方)に傾倒操作可能な、操作レバーにより構成してもよい。そして、操作レバーが傾倒操作された方向に基づいて、演出ステージが選択変更されたり、「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素が決定されたりしてもよい。
また、枠ボタン22を上皿17の側面視正面側に配置するように構成しているが、枠ボタン22の配置位置は、遊技者が押下操作可能な位置であれば如何様な配置位置でも良く、例えば、上皿17の上面側に配置してもよいし、後述する下皿50の近傍(上面又は側面)に配置してもよい。
前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定の「リーチ表示」時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様が変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、発光ダイオード(ライト・エミッティング・ダイオード(Light Emitting Diode)。以下、「LED」と略す。)等の発光手段を内蔵した電飾部29~33が設けられている。
パチンコ機10においては、これら電飾部29~33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時や「リーチ表示」時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29~33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前の「リーチ表示」中である旨が報知される。また、前面枠14の正面視左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。
右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図585参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29~33の周りの領域にクロムメッキを施したアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(Acrylonitrile Butadiene Styrene。以下、「ABS」と略す。)樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット。図示せず。)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112a(図592参照)の駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。
操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、前提条件としてタッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「ドル箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
次に、図584に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのマイクロ・プロセッシング・ユニット(Micro-Processing Unit。以下、「MPU」と略す)、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100~104に収納されている。基板ボックス100~104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
主制御装置110を構成する主基板上には、ベース表示装置401が配設されており、パチンコ機10の背面側を見たときにベース表示装置401の表示画面が見えるように組付けられている。ベース表示装置401には、通常時においてベース値(通常遊技状態において100発の球の発射に対して払い出される(賞球される)球の数(割合))が表示される一方、設定変更モード及び設定確認モードのときには確率設定値が表示される。また、ベース表示装置401には、エラー履歴も表示可能に構成される。
また、主制御装置110を構成する主基板上には、設定された確率設定値を変更する場合や設定されている確率設定値を確認する場合に使用する設定キー501と、ベース表示装置401にエラー履歴を表示させる場合に使用するエラー表示ボタン502が設けられている。設定キー501とエラー表示ボタン502とは、基板ボックス100に設けられた孔から主基板より突出して設けられ、基板ボックス100を開封しなくても、ホール関係者等によって操作可能になっている。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図592参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ503が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図592参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ503は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
次に、図585を参照して遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図585に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や案内装置としての風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63及び右側一般入賞口63a、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口71a及び上側第2始動口71b、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ球が入球可能となる普通電役ユニット72、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる第1非電動役物ユニット54、開放状態となることで上側第2始動口71bへ球が入球可能となる第2非電動役物ユニット55、可動役物23、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、右側一般入賞口63a、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、第1非電動役物ユニット54、第2非電動役物ユニット55、スルーゲート67、普通電役ユニット72、可動役物23、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図583参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図585~図590を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図583参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図592参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図585の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図585の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第31実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64又は流入口としての一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、下側第2始動口71a、上側第2始動口71b、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、下側第2始動口71a、上側第2始動口71b、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64又は一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視左側下部(図585の左側下部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が、ベース板60に固定されて配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図592参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
第31実施形態のパチンコ機10では、遊技者がこの特別図柄表示装置37を確認することで、各特別図柄の動的表示の実行状態や各特別図柄の動的表示の保留球数などを判別できるように構成されているため、作用物としての特別図柄表示装置37は、遊技球や第3図柄表示装置81、可動役物23等によって遮蔽され得ないように、遊技盤13の最下段にあたる位置であり、かつ、視認性を確保するために、遊技盤13の最前面となる位置に配設されている。
また、本遊技機においては、特別図柄表示装置37以外に、音声ランプ制御装置113によって制御される第3図柄表示装置81が設けられている。特別図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81は、それぞれ異なる制御装置(即ち、主制御装置110及び音声ランプ制御装置113)によって制御されるが、特別図柄の動的表示の実行開始及び実行終了タイミングや実行結果については同期するように構成されている。
これは、主制御装置110において決定した変動パターンや停止種別等を変動パターンコマンドや停止種別コマンド等によって音声ランプ制御装置113に送信することで同期を実現している。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第31実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、作用口としての下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第31実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第31実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第31実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第31実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71a又は71bに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)を開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第31実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常A」と称する場合がある)」、及び、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図596(a)参照)。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常B」と称する場合がある)」が用意されている(図596(b)参照)。
また、第31実施形態において判定される小当たり種別としては、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて、小入賞口ユニット73が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、可変入賞装置65が9回、それぞれ開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常C」と称する場合がある)」が用意されている(図597参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い遊技状態(以下、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第31実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、有益状態としての「時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、大当たり種別「通常A」への当選後又は、「通常遊技状態B」の終了後に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態であり、該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで継続される。なお、第31実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される(所謂、特図2優先変動)ように構成されている。
また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によって検知部としてのスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、残存しているすべての第2特別図柄の動的表示の保留球が実行された後に、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
次いで、有益状態としての「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、遊技盤13の正面視右側下部に設けられた普通電役ユニット72が開放状態となり易くなり、遊技操作として右打ち遊技で発射された球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球し易い状態となる。
即ち、有益状態としての「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役ユニット72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を進入部としての普通電役ユニット72へ入賞させ易く、また、普通電役ユニット72内に入賞した球が、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することに基づいて開放される第1非電動役物ユニット54、又は、普通電役ユニット72内に入賞した球が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することに基づいて開放される第2非電動役物ユニット55、の、2の非電動役物に入球させ易くなるように構成されている。
また、詳細は後述するが、第31実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55への遊技球の入球に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されると、高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出可能となるように構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示が実行を開始してから、大当たりが導出されるまでの期間も短時間となるように構成されている(図604及び図606参照)。
このため、有益状態としての「時間短縮状態」においては、後述する第3図柄表示装置81で行われる右打ち示唆(例えば、図646(a)の右打ち示唆メッセージ81g参照)に従って右打ち遊技を行うことにより、第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留し、複数回の大当たりを容易に導出可能となるように構成されている。なお、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の詳細については図586及び図587において、「時間短縮状態」における第3図柄表示装置81での演出内容については図643~図650において、それぞれ後述する。
第31実施形態のパチンコ機10では、有益状態としての「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図610の時短終了条件テーブル202mで後述)が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。また、上記時短終了条件が成立後であって、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後は、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している、若しくは、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば「通常遊技状態B」に移行し、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していない、かつ、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
なお、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、遊技操作として左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第31実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「通常A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第31実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この選択候補としての大当たり種別「通常A」が選択され得て、該大当たり終了後に「通常遊技状態A」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第31実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この選択候補としての大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に有益状態としての「時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「通常B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第31実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この選択候補としての大当たり種別「通常B」が選択され得て、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第31実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「通常C」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた検知部としての特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「通常C」の小当たり及び大当たり終了後には、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示は、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、大当たりに当選することとなる乱数値よりも、小当たりに当選することとなる乱数値の方が選択され易く設定されており、該第2特別図柄の動的表示が実行された場合に小当たりに当選し易いように構成されている(図595にて後述)。
一方、この小当たり種別「通常C」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から10ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
このように、主制御装置110は、特別図柄表示装置37の制御以外に多種多様な遊技制御を行っている。
なお、第31実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。また、大当たり遊技の実行中に可変入賞装置65に入賞した場合に、指定動作として、払い出される賞球数の累計を第3図柄表示装置81において表示するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、不利要素としてのハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「通常A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「通常A」又は「時短A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、不利要素としてのハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「通常C」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「通常B」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される有益状態としての「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が「通常遊技状態B」である場合、即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合、「時短機能」が付加されていない遊技状態となるが、第3図柄表示装置81では、進行制御として、右打ち報知演出を継続するように構成されている。
具体的には、上述したように、第2特別図柄の動的表示が実行された場合、高確率で小当たり又は大当たりに当選するように構成されている(図595(b)参照)。また、「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示の変動時間は、抽選結果によらず、非常に短くなるように構成されている(即ち、「1秒」(図600~図604参照))。
よって、大当たり状態から「通常遊技状態B」に移行する場合(即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合)、右打ち遊技が推奨される大当たり状態から「通常遊技状態B」へ移行後、約「1秒」で第2特別図柄の動的表示の実行が終了し、再度右打ち遊技が推奨される小当たり状態又は大当たり状態へと移行する。このため、「通常遊技状態B」における滞在期間が非常に短期間であり、該「通常遊技状態B」への移行前及び移行後の遊技状態が右打ち遊技が推奨される遊技状態であるため、第3図柄表示装置81では、「通常遊技状態B」においても右打ち報知演出を継続するように構成されている(図645(d)~図646(c)参照)。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより1個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63及び右側一般入賞口63aが配設されている。右側一般入賞口63aは、後述する可変入賞装置65の、球の流下方向下流側に配設されており、右打ち遊技の実行時に第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合に入賞し得るように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、進入部としての盤面右側領域の入り口を通過して第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、作用口としての右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても遊技操作として球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働を向上させることができる。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの入球(以下、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された実動体としての第3図柄表示装置81と、作用口としてのスルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、ベース板60や、後述する可動役物23よりも正面視奥行き方向に配設されている。そして、後述する表示制御装置114(図592参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図591参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図591参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第31実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
このように、本遊技機には始動入賞に基づいて行われる抽選の結果を遊技者に報知するための遊技部材として特別図柄表示装置37と第3図柄表示装置81の2つが設けられている。
上述したように、特別図柄表示装置37を制御する主制御装置110は特別図柄表示装置37の制御以外にも多種多様な遊技制御を行っており、特別図柄の動的表示における変動演出に関する制御負担を軽減するために、音声ランプ制御装置113によって該変動演出を制御する第3図柄表示装置81を設けている。
第3図柄表示装置81は、主制御装置110から送信される制御コマンドを受信した音声ランプ制御装置113によって制御され、主制御装置110によって制御される特別図柄表示装置37と同期するように構成されている。
このように、遊技制御的な観点から見れば、特別図柄表示装置37は第3図柄表示装置81より重要な表示器であり、可変入賞装置65の開放等の制御を行う主制御装置110によって制御されているため、制御的な信頼度が音声ランプ制御装置113によって制御される第3図柄表示装置81よりも高い。
第3図柄表示装置81は、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へのコマンド送受信を介して制御されるため、ノイズや配線状態の影響を受ける可能性があり、状況によっては第3図柄表示装置81において大当たりの発生を示す図柄列Z1~Z3が表示された場合であっても、可変入賞装置65が開放されないような事象も制御的には起こり得る。
しかし、正常に制御行われる状況では、第3図柄表示装置81は遊技者への興趣の提供を行う重要な遊技部材であり、特別図柄の変動表示を実行する期間等においては、第3図柄表示装置81及びその周辺(例えば、可動役物23)で多種多様な演出が行われる。
そのため、遊技部材としては、第3図柄表示装置81は、主制御装置110による簡易な制御で動作する特別図柄表示装置37よりも大型であり、遊技者にとって視認し易いように遊技盤13の中央に配置されている。
第31実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図591を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図591は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図591(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図591(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第31実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図592参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たり又は小当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態A」において、大当たり種別「通常A」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり後に「通常遊技状態A」に移行する大当たり種別「通常A」に対して、該「通常遊技状態A」よりも有利な遊技状態である「時間短縮状態」に移行することとなる大当たり種別「時短A」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
さらに、第31実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短A」に当選した場合の「リーチ表示」変動演出の実行時点においては、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「時短A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄で「リーチ表示」の変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ない、即ち、大当たり種別「通常A」に当選しているのか、大当たり種別「時短A」に当選しているのかが遊技者には判別し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出を行って大当たり種別「時短A」に当選したことを報知することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図591(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bに入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、規定動作として第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、規定動作として第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が青で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される有益状態としての「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図591(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態A」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第31実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第31実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第31実施形態においては、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
また、第3図柄表示装置81において後述する「ノーマルリーチ」演出態様や、「スーパーリーチ」演出態様を実行する場合、大当たり(即ち、各図柄列の第3図柄が揃った状態)を示唆するだけでなく、該「ノーマルリーチ」演出態様や、該「スーパーリーチ」演出態様よりも期待度の高い演出態様への発展を示唆するように構成してもよい。
例えば、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコンと、「スペシャルリーチ」演出態様への発展を示唆する「スペシャル」アイコンと、大当たりを示唆する「大当たり」アイコンと、ハズレを示唆する「ハズレ」アイコンと、を用意し、いずれの選択候補としてのアイコンが停止するのかを、ルーレット演出などで遊技操作としての遊技者の枠ボタン22の操作によって結果報知するように構成してもよい。そして、進行制御として、ルーレット演出で停止したアイコン内容に従って、ルーレット演出以降の変動演出を継続するように構成してもよい。
このように構成することで、実行中の特別図柄の変動演出が不利要素としてのハズレの結果となる場合であっても、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する有利要素としての「スーパー」アイコン等を停止させることで、遊技者に成功の結果となる演出を体感させることができ、遊技の興趣を高めることができる。
さらに、上述のように複数のアイコン等によっていずれが停止するのかを演出する場合、アイコン等の組み合わせを複数用意することで、該当の演出への興趣を高めることができる。
例えば、ルーレット演出において、抽出制御として、4つのアイコンのうち、1つのアイコンを選択するように構成する場合、基本となるアイコンの組み合わせとして、「スーパー」アイコン、「スペシャル」アイコン、「大当たり」アイコン、「ハズレ」アイコンの4つで構成しておき、実行中の変動演出が「ノーマルリーチ」演出態様から「スーパーリーチ」演出態様に発展する変動パターンであれば、「スーパー」アイコンが複数個存在している組み合わせを表示することで、遊技者に対して「スーパーリーチ」演出態様への発展の期待度が高いことを示唆することができる。
また、基本となるアイコンの組み合わせのうち、ルーレット演出としての失敗演出となり得るアイコンを「ハズレ」アイコンの1つのみとし、その他の3のアイコンをルーレット演出としての成功結果となり得るアイコンで構成することで、集合体としてのルーレット演出が成功結果になり易い演出であることを示唆することができる。
さらに、大当たりが確定する演出として、例えば「大当たり確定リーチ」を用意しておき、「スーパーリーチ」演出態様又は「スペシャルリーチ」演出態様の実行中におけるルーレット演出の停止候補の1つとして「大当たり確定リーチ」アイコンを表示するように構成してもよい。このように構成することで、該ルーレット演出で表示されたアイコンの中に「大当たり確定リーチ」アイコンが存在していることで、該「大当たり確定リーチ」アイコンが選択されれば大当たりが確定するため、遊技者の期待度を効果的に高めることができる。
また、アイコンの組み合わせとして、4つのアイコンに「ハズレ」の選択肢が存在しない組み合わせにすることで、演出結果として「ハズレ」を選択し得ないため、必ずいずれかの成功結果が選択され得るように構成することができる。さらに、4つのアイコンすべてが同じアイコンとなる組み合わせを用意しておけば、例えば、4つのアイコンすべてが「スペシャル」アイコンであれば、「ハズレ」を選択し得ないため、大当たり期待度の高い「スペシャルリーチ」演出態様への発展を確定させることができ、同じように、4つのアイコンすべてが「大当たり確定リーチ」アイコンとすれば、「大当たり確定リーチ」への発展を確定させ、さらに該演出への発展後に大当たりも確定することになり、より興趣を高めることができる。また、これらの設定制御としてのルーレット演出の抽選制御は、有益状態としての「確率変動状態」等に現出するように構成すると、より効果的となる。
図585に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、実動体としての可動役物23が設けられている。可動役物23は剣の形状を模しており、初期状態(図585において実線で表示された可動役物23)においては、第3図柄表示装置81の右側に、鉛直方向に縦長に配設されている(以下、可動役物23が初期状態に配設されている位置を「初期位置」と称する場合がある)。そして、可動役物23の下部分であり、奥行き方向に配設されている役物駆動モータ(図示せず)が駆動されることにより、支持部としての役物回転軸23aを軸として、可動役物23が第3図柄表示装置81に向かって(即ち、反時計周りに)約80度傾斜するように可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する(図585において点線で表示された可動役物23)(以下、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する位置を「可動位置」と称する場合がある)。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81において実行される、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり演出中に実行される「チャレンジバトル」演出において可動可能となるように構成されており(図645(a)参照)、作用物としての可動役物23が可動することで、該「チャレンジバトル」演出が成功結果となることを示唆するように構成されている。
その他、可動役物23は、特別図柄の変動演出中に可動することで、大当たり又は小当たりへの当選期待度が高いことを示唆したり、同じく特別図柄の変動演出中に可動することで、第3図柄表示装置81に表示している第3図柄や保留表示の内容を変化させたり、第3図柄表示装置81において、特別図柄の変動演出や大当たり演出、小当たり演出などが実行されていないデモ演出中に可動させることで、遊技機を選定中の遊技者に対してアピールする演出を行ったりするように構成してもよい。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺の約半分程度の長さで構成されている。また、可動役物23の可動領域を考慮し、該可動役物23に近接する領域には遊技球の流下領域を配設しないように構成されている。よって、可動役物23付近の遊技球の流下領域は、該可動役物23が初期位置に配設されている状態の右側側方において、遊技球1球が通過可能となる程度の流下領域となるように構成されている。さらに、後述する第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55においても、可動役物23の可動領域を避ける位置に配設されている。
このように、可変表示装置ユニット80は、遊技領域の中央及び中央上部にまたがって配置されている。また、遊技者の発射操作によって発射された遊技球は戻り球防止部材68を超えた場合に遊技領域に流入することになる。
そのため、遊技者にとって戻り球防止部材68付近は注目する領域であり、同様に遊技者からの注目度の高い可変表示装置ユニット80が戻り球防止部材68付近に設けられていることで、遊技球の流下態様及び変動演出の双方を効率良く視認可能となる。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、可動役物23の右下方向には、作用物としての第1非電動役物ユニット54が設けられている。この第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。そして、所定態様として開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第31実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図586を参照して、作用物としての第1非電動役物ユニット54の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図586(a)は、第1非電動役物ユニット54を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図586(b)は、第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図586(c)は、第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図586(a)に示すように、第1非電動役物ユニット54は、第1非電開閉板54aと、下側第2始動口通路71a1と、下側第2始動口スイッチ71a2と、によって構成されている。上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物である。
第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、規定動作として、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図586(c)参照)。そして、規定動作として第1非電開閉板54aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が下側第2始動口71aに入球可能となる。また、第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球することで、該遊技球の自重により、特定態様として第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
下側第2始動口通路71a1は、開放状態の第1非電開閉板54a上を転動してきた遊技球を下側第2始動口スイッチ71a2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、該下側第2始動口通路71a1の左側に下側第2始動口スイッチ71a2が配設されており、検知部としての下側第2始動口スイッチ71a2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。その後、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、下側第2始動口スイッチ71a2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図586(b)を参照して、第1非電動役物ユニット54の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合、第1非電開閉板54aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、遊技操作として右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が、第1非電動役物ユニット54の上流側に配設されている第2非電動役物ユニット55(図585参照)を通過して鉛直方向下側へと流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第1非電開閉板54aによって流下方向が変化することなく、スルーゲート67を通過して普通電役ユニット72側へと流下していく。
一方、図586(c)に示すように、作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合、第1非電開閉板54aが正面視右方向に約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第1非電開閉板54a上を転動して正面視左側方向へと流下していき、下側第2始動口通路71a1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口スイッチ71a2によって入球を検知され、第1非電動役物ユニット54から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第31実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されて図586(b)の状態となり、遊技操作として右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
図585に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、作用物としての第1非電動役物ユニット54の鉛直方向上方側には、実動体としての第2非電動役物ユニット55が設けられている。第2非電動役物ユニット55は、第1非電動役物ユニット54と同様に電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット55を構成する第2非電開閉板55aは、後述する普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが開放されるように構成されている。そして、所定態様として開放状態となった第2非電動役物ユニット55内に所定数の遊技球(第31実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図587を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット55の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図587(a)は、第2非電動役物ユニット55を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図587(b)は、第2非電動役物ユニット55が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図587(c)は、第2非電動役物ユニット55が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図587(a)に示すように、第2非電動役物ユニット55は、第2非電開閉板55aと、上側第2始動口通路71b1と、上側第2始動口スイッチ71b2と、によって構成されている。上述したように、第2非電動役物ユニット55は電気的に駆動制御されない役物である。
第2非電動役物ユニット55を構成する第2非電開閉板55aは、後述する普通電役ユニット72内の流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、指定動作として、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図587(c)参照)。そして、指定動作として第2非電開閉板55aが開放されることによって、遊技操作として右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71bに入球可能となる。また、第2非電動役物ユニット55内に2の球が入球することで、該遊技球の自重により、特定態様として第2非電開閉板55aが閉鎖されるように構成されている。
上側第2始動口通路71b1は、開放状態の第2非電開閉板55a上を転動してきた遊技球を上側第2始動口スイッチ71b2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、上側第2始動口通路71b1の左側に上側第2始動口スイッチ71b2が配設されており、検知部としての上側第2始動口スイッチ71b2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、上側第2始動口スイッチ71b2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図587(b)を参照して、第2非電動役物ユニット55の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第2非電動役物ユニット55が閉鎖状態である場合、第2非電開閉板55aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、遊技操作として右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット55内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第2非電開閉板55aによって流下方向が変化することなく、第1非電動役物ユニット54側へと流下していく。
一方、図587(c)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット55が開放状態である場合、第2非電開閉板55aが正面視右方向へと約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第2非電開閉板55a上を転動して正面視左側方向へと流下していき、上側第2始動口通路71b1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる上側第2始動口スイッチ71b2によって入球を検知され、第2非電動役物ユニット55から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第2非電動役物ユニット55内に所定数の遊技球(第31実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが閉鎖されて図587(b)の状態となり、遊技操作として右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット55内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第31実施形態のパチンコ機10では、有益状態としての「時間短縮状態」において、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の球が第1非電動役物ユニット54を開放することとなる作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、2球目の球が第2非電動役物ユニット55を開放することとなる流入口としての第2非電動役物始動口77に入球し易いように構成されている。
よって、「時間短縮状態」において第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55が開放する場合、最初に規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され易く、その後、指定動作として第2非電動役物ユニット55が開放され易いように構成されている。
このため、遊技操作として右打ち遊技で発射された球が第2非電動役物ユニット55内の上側第2始動口71bに誘導され得る状況である場合、作用物としての第1非電動役物ユニット54には2の遊技球が入球済みとなっている可能性が高く、その後に発射される遊技球は第2非電動役物ユニット55に入球することが遊技者にとって最も有利な状況となる。従って、第2非電動役物ユニット55を第1非電動役物ユニット54よりも球の流下方向上流側に配設することで、指定動作として第2非電動役物ユニット55の開放時に発射された球を最短で該第2非電動役物ユニット55に入球させることができる。
また、ここで、仮に、第1非電動役物ユニット54と第2非電動役物ユニット55とが本実施例とは反対の配設位置、即ち、第1非電動役物ユニット54が第2非電動役物ユニット55よりも球の流下方向上流側に配設されていた場合を想定する。
この場合、右打ち遊技で発射された球が普通電役ユニット72に入球することで、最初に第1非電動役物ユニット54が開放し得るが、第1非電動役物ユニット54は第2非電動役物ユニット55よりも球の流下方向上流側に配設されているため、第1非電動役物ユニット54が開放した時点において、該第1非電動役物ユニット54よりも球の流下方向下流側を流下する球は該第1非電動役物ユニット54に入球不可又は困難となる。
また、第1非電動役物ユニット54が開放した時点においては、未だ第2非電動役物ユニット55は開放状態となり得ないため、第1非電動役物ユニット54よりも球の流下方向下流側を流下する球は、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55に入球不可又は困難となり、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55のいずれにも入球し得ないことで第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留することができず、大当たりを導出することが困難となる。即ち、第1非電動役物ユニット54が第2非電動役物ユニット55よりも球の流下方向上流側に配設されることで、「時間短縮状態」における大当たりの導出までの期間が長くなってしまい、その分、遊技者の発射した球が余分に消費されてしまうことになる。また、該期間が長くなることで、「連荘状態」における爽快感が損なわれてしまうおそれがある。
従って、第1非電動役物ユニット54よりも第2非電動役物ユニット55を球の流下方向上流側に配設することで、第1非電動役物ユニット54が開放した時点において、まず、第2非電動役物ユニット55と第1非電動役物ユニット54との間を流下する球が、開放した直後の第1非電動役物ユニット54に入球可能となり、また、その後に開放する第2非電動役物ユニット55へ以降に流下してくる球も入球可能となる。よって、有益状態としての「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、第1非電動役物ユニット54を第2非電動役物ユニット55の上流側に配設した場合に比べて効率的に(短時間で)第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55に球を入球させることができ、遊技者の無駄球の発生を抑制することができるとともに、迅速に(最速で。最短で。)第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができる。
その結果、大当たり遊技が終了して「時間短縮状態」に移行し、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆した場合に(図647(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)、遊技者が遊技方法に戸惑うことなく第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留することができ、円滑に「連荘状態」を遊技することができる。
また、このように、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55はベース板60と並行する方向に構成されているため、該第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55は、可動役物23と正面視方向に離隔した状態で配設されている。
図585に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側であって、第1非電動役物ユニット54の正面視下側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ67a(図592参照)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
スルーゲート67の正面視下側には、普通電役ユニット72が配設されている。詳細は後述するが、普通電役ユニット72内には第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は存在せず、上述した第1非電動役物ユニット54の始動口である第1非電動役物始動口76、及び、第2非電動役物ユニット55の始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。即ち、第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を開放させるように構成されている。
ここで、第31実施形態のパチンコ機10では、有益状態としての「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留可能となるように構成されている。
詳細に説明すると、第31実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72は1の開放動作のみ実行可能となるように構成されている。さらに該普通電役ユニット72は、1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されている(図611参照)。
従って、「時間短縮状態」に移行後、前提条件として普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球すると、作用口としての第1非電動役物始動口76及び流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球する(図588~図590にて後述)。そして、普通電役ユニット72に2の球が入球することで、該普通電役ユニット72は開放動作を終了する。
また、上述したように、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されると、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球可能となり、下側第2始動口スイッチ71a2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
さらに、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって実動体としての第2非電動役物ユニット55が開放されると、該第2非電動役物ユニット55内に2の遊技球が入球可能となり、上側第2始動口スイッチ71b2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
このように構成することで、有益状態としての「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
ここで、図588~図590を参照して、普通電役ユニット72の構成、駆動態様および球の流下態様について説明する。図588は、普通電役ユニット72を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図589及び図590は、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
図588に示すように、普通電役ユニット72は、主に、普通電役開閉板72a、普通電役スイッチ72b、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77によって構成されている。また、案内装置としての入球口切換弁75は左側傾斜部75a及び右側傾斜部75bによって構成されている。
動作体としての普通電役開閉板72aは、普通図柄の可変表示結果に応じて普通電役ソレノイド72j(図592参照)によって開放状態又は閉鎖状態に駆動制御される。普通電役ユニット72が開放状態となる場合、動作体としての普通電役開閉板72aは、正面視左方向へと約60度傾倒して開放される(図589(a)参照)。この普通電役開閉板72aが開放されることによって、遊技操作として右打ち遊技で発射された球が進入部としての普通電役ユニット72に入球可能となる。
また、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」では、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ないように構成することで(図611(a)参照)、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態となり得ないようにし、「時間短縮状態」より普通電役ユニット72へ入賞し難いように構成する。一方、有益状態としての「時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)(図611(a)参照)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」より当たりに当選し易くすることで、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態とし易くし、進入部としての普通電役ユニット72へ容易に入賞し得るように構成する。
なお、「時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役開閉板72aが開放される時間や、1回の普通図柄の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を変更するものとしても良い。具体的には、「時間短縮状態」において、普通電役開閉板72aが開放される時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役開閉板72aの開放時間の長時間化と、普通電役開閉板72aの開放回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第31実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に普通電役ユニット72が所定時間又は最大入賞個数(第31実施形態では「2個」)に達するまで作動状態となり、所定図柄以外(第31実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役ユニット72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の正面視下方右側に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第31実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
前提条件として普通図柄の可変表示で当たりに当選し、所定態様として普通電役開閉板72aが開放状態となり、進入部としての普通電役ユニット72内に流入した球は、該普通電役ユニット72内に設けられた普通電役スイッチ72b(図592参照)によって検知されることで、1個の球が賞球として払い出されるように構成されている。また、普通電役ユニット72は、普通図柄の可変表示で当たりが導出された場合の1の開放動作における最大入賞個数が「2個」に設定されており(図611(c)参照)、普通電役スイッチ72bによって「2個」の入賞が検知されると、特定態様として普通電役開閉板72aは閉鎖状態となり、普通電役ユニット72の1の開放動作を終了するように構成されている。また、普通電役スイッチ72bは普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設されており、普通電役ユニット72に入球した球を即座に検知可能となるように構成されている。
ここで、仮に、普通電役ユニット72の1の開放動作において、最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞が発生した場合を想定する。上述したように、第31実施形態のパチンコ機10では、有益状態としての「時間短縮状態」へ移行した場合、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるように構成されているが、普通電役ユニット72の1の開放動作において最大入賞個数を超える入賞が発生した場合、第2特別図柄の動的表示が4回以上実行可能となってしまう可能性があり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
詳細に説明すると、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72に遊技球が入球すると、1球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易く、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球が2個貯留され、第1非電動役物ユニット54は閉鎖する。
また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が可動し、普通電役ユニット72に入球した2球目の球は第2非電動役物始動口77へと誘導され易くなる。そして、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって指定動作として第2非電動役物ユニット55が開放され、該第2非電動役物ユニット55に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、第2非電動役物ユニット55は閉鎖する。
さらに、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2球目の球が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が再度可動して普通電役ユニット72の開放開始時の状態に戻るため、次に普通電役ユニット72に入球した3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易い状態となる。
ここで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71aに遊技球が入球すると、規定動作として、第2特別図柄の動的表示は即座に実行を開始する。よって、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されて該第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球すると、1球目の入球によって第2特別図柄の動的表示が即座に実行され、2球目の入球によって第2特別図柄の動的表示の保留球が1個貯留された状態となり得る。さらに、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球によって、指定動作として第2非電動役物ユニット55が開放されて該第2非電動役物ユニット55内に2の球が入球すると、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、合計で3個貯留された状態となる。
従って、この状態で進入部としての普通電役ユニット72に3球目の球が入球すると、該3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が再度開放され、該第1非電動役物ユニット54内に遊技球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球は、保留球数の最大値である4個となる。
即ち、普通電役ユニット72の1の開放動作において、進入部としての普通電役ユニット72に2の球が入球した場合は、作用物としての第1非電動役物ユニット54への2の入球と、実動体としての第2非電動役物ユニット55への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるが、普通電役ユニット72の1の開放動作において、該普通電役ユニット72に3の球が入球した場合は、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、第2非電動役物ユニット55への2の入球と、さらに、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が少なくとも5回実行可能となる。
詳細は後述するが、第31実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示は高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を導出可能となるように構成されているため(図595(b)参照)、第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加してしまうと、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、普通電役スイッチ72bを普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設することにより、普通電役ユニット72の1の開放動作における最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞を抑制することができ、遊技仕様の想定以上の出玉を抑制することができる。なお、詳細は後述するが、第31実施形態のパチンコ機10では、有益状態としての「時間短縮状態」における普通電役ユニット72の開放動作は1度のみとなるように構成されている。
普電内経路72mは、鉛直方向に縦長に形成されており、該普電内経路72mの幅は1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、進入部としての普通電役ユニット72内に複数の球が連続して入球した場合であっても、該複数の球が平行して入球口切換弁75側に流下していくことはなく、1球ずつ順に流下していく。
切替弁落下点72nは、普電内経路72mを通過した球が到達する普通電役ユニット72内の経路の一部であり、後述する入球口切換弁75に向けて球が流下していく直前の地点である。この切替弁落下点72nは、普電内経路72mと同様に、1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下した球は、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している場合には、左側傾斜部75aと接触し(図589(c)の球A1参照)、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している場合には、右側傾斜部75bと接触する(図590(a)の球A2参照)ように構成されている。
案内装置としての入球口切換弁75は、切替弁落下点72nを通過した遊技球を、後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に誘導するための振り分け弁である。この入球口切換弁75は切替装置として主制御装置110によって電気的に制御されており、所定態様である初期状態においては第2非電動役物始動口77の上部に位置している(以下、入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している状態を「第1位置」と称する場合がある)。
また、詳細は後述するが、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの左右方向の中心位置から左右対称となる位置に配設されている。さらに、上述したように、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。このため、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置にある場合、切替弁落下点72nから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の左側傾斜部75aに接触し、該球が左側傾斜部75a上を左側へと転動して第1非電動役物始動口76へと誘導される(図589(c)の球A1参照)。そして、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)がオンされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部(以下、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している状態を「第2位置」と称する場合がある)に移動するように構成されている。
また、案内装置としての入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部である第2位置にある場合、入球口切換弁75から流下してくる遊技球は入球口切換弁75の右側傾斜部75bに接触し、該球が右側傾斜部75b上を右側へと転動して第2非電動役物始動口77へと誘導される(図590(a)の球A2参照)。そして、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知された場合、又は、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過した場合、のいずれかの場合に入球口切換弁ソレノイド75cがオフされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に戻るように構成されている。
作用口としての第1非電動役物始動口76は、該第1非電動役物始動口76に遊技球が入球することで第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aを開放する始動口であり、第1非電動役物始動口スイッチ76aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの左右方向の中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第1非電動役物始動口76は切替弁落下点72nの中心位置から正面視左側に配設されている。
さらに、上述したように、作用物としての第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。なお、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
流入口としての第2非電動役物始動口77は、該第2非電動役物始動口77に遊技球が入球することで第2非電動役物ユニット55の第2非電開閉板55aを開放する始動口であり、第2非電動役物始動口スイッチ77aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの左右方向の中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第2非電動役物始動口77は切替弁落下点72nの中心位置から正面視右側に配設されている。
さらに、上述したように、実動体としての第2非電動役物ユニット55は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット55を構成する第2非電開閉板55aは、第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが開放されるように構成されている。なお、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
第31実施形態のパチンコ機10では、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77の構成により、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の遊技球を第1非電動役物始動口76へ、2球目の遊技球を第2非電動役物始動口77へ、それぞれ入球可能となるように構成されている。
次いで、図589及び図590を参照して、普通電役ユニット72内に入球した遊技球の流下態様について説明する。図589及び図590は、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
より詳細には、図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図589(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球A1が転動している状態である。
よって、図589(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示している。
次いで、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示している。切替弁落下点72nを通過した1球目の球A1は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図589(c)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置、即ち、第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた1球目の球A1は、案内装置としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。一方、2球目の球A2は、普通電役ユニット72に入球する状態となっている。
次いで、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示している。1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。また、1球目の球A1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となる(図586(c)参照)。さらに、普通電役ユニット72内に入球した2球目の球A2は普電内経路72mに進入した状態となっている。
次いで、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示している。切替弁落下点72nを通過した2球目の球A2は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して案内装置としての入球口切換弁75と接触する。このとき、案内装置としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた2球目の球A2は、案内装置としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が、切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球A2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって第2非電動役物ユニット55の第2非電開閉板55aが開放された状態となる(図587(c)参照)。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
図585に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図592参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
普通電役ユニット72の球の流下方向下流側であって、該普通電役ユニット72の正面視左側には小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された動作体としての小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図592参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された作用物としての特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73f(図592参照)と、特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球が突出状態の小入賞口開閉板73a上を転動し、可変入賞装置65側へと流下していくように構成されている。そして、前提条件として第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図592参照)によって遊技盤13盤面内へと没入駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球は進入部としての小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。また、小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第31実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図606参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図606参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視右側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第31実施形態では、小入賞口ユニット73の開放時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第31実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図597参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側であって、該小入賞口ユニット73の正面視左側には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された動作体としての大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、前提条件として第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、進入部としての可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
可変入賞装置65の球の流下方向下流側であって、該可変入賞装置65の正面視左側には、球が入球することにより1個の球が賞球として払い出される右側一般入賞口63aが配設されている。この右側一般入賞口63aは、右打ち遊技で発射した球が入球し得る第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65の流下方向下流側に配設されているため、第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入球しなかった球が入球し得る。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、進入部としての右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aの正面視上方には壁部79が配設されている。この壁部79は、遊技盤13から水平方向に板状に形成されており、第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aの下部(回転軸部)から右側一般入賞口63aの上方まで、円弧状に連続して形成されている。
また、壁部79の左側先端部は、第1始動口64の下方まで達しているため、左打ち遊技で発射した球が第1始動口64に入球せずに該第1始動口64の左右から流下した場合、該球は壁部79上を左下方向へと転動し、該壁部79上を転動しきって後述するアウト口66へと入球する。よって、壁部79により、左打ち遊技で発射した球は、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aへは入球不可又は困難となるように構成されている。
さらに、右打ち遊技で発射した球が、例えば、スルーゲート67及び普通電役ユニット72を通過し、閉鎖状態の小入賞口開閉板73aと勢いよく接触して飛び跳ねた場合、該球は壁部79の下側の面と接触して小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上に落下し、小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上を転動して右側一般入賞口63a方向へと流下していく。よって、壁部79により、右打ち遊技で発射した球は、第1始動口64、又は、遊技盤13の正面視左下側に配設された一般入賞口63へは入球不可又は困難となるように構成されている。
次いで、第3図柄表示装置81の左側下方には実動体としての風車が配設されている。風車は、主に、軸部と羽根部とで構成されている。羽根部には中心軸線方向に貫通する貫通孔が形成されており、軸部が羽根部の貫通孔に挿通され、該軸部が遊技盤13に植設されることにより、風車の羽根部が回転自在となるように構成されている。また、羽根部は3の羽根によって構成されており、該3の羽根は、軸部の中心から外径方向に向かって延びる形で等間隔に(即ち、それぞれの羽根が120度の角度で)形成されている。
よって、遊技領域に発射された遊技球が流下し、風車上方に配設された寄り釘領域を通過し、風車と衝突する場合、羽根部が静止している状態において寄り釘から遊技球が流下すると、羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に遊技球を引導可能となる。
また、寄り釘から遊技球が連続して流入する場合、1球目の遊技球が羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に1球目の遊技球を引導可能とし、さらに、羽根部が回転している状態において、2球目の遊技球が羽根部の他面と衝突することにより、風車左側領域に遊技球を引導可能に構成されている
さらに、羽根部が回転する場合、いずれの方向(即ち、時計回り又は反時計回り)にも回転可能に構成されているため、遊技球が羽根部と衝突した場合の流下方向は左右いずれの方向にも引導可能となる。
遊技盤13の下側における右方向の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図583参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71a,71b,72,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71a,71b,72,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
次に、図592を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図592は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したリード・オンリー・メモリー(Read Only Memory。以下、「ROM」と略す)202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるランダム・アクセス・メモリー(Random Access Memory。以下、「RAM」と略す。)203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
主制御装置110では、大当たり抽選や特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81における各特別図柄の動的表示および変動演出の設定、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示の表示結果の抽選といったパチンコ機10の主要な処理を実行する。RAM203には、これらの処理を制御するための各種カウンタを格納するカウンタ用バッファ203cが設けられている。
また、ROM202は、大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、小当たり種別テーブル202c、保留数テーブル202d、停止パターンテーブル202e、変動パターンテーブル202f、大当たり開放テーブル202g、小当たり開放テーブル202h、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j、普通電役開放テーブル202k、時短終了条件テーブル202mを少なくとも格納している(図593参照)。主制御装置110は、RAM203に格納された各種カウンタと、ROM202に格納された各種テーブルとによって、上記の主要な制御を実行する。
ここで、図593を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。これらのカウンタ等は、大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、第3図柄表示装置81の変動演出の設定、普通図柄表示装置83における可変表示の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。また、各種カウンタの説明の中で、図595から図611を参照して、主制御装置110のROM202に格納された各種テーブル、各種制御タイミング及び遊技状態の遷移等についても説明する。
大当たり抽選や、特別図柄表示装置37の動的表示の設定、および、第3図柄表示装置81の変動演出の設定には、大当たり又は小当たりの抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の停止種別の選択に使用する大当たり種別カウンタC2と、変動演出の演出態様の選択に使用する停止パターン選択カウンタC3と、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1と、小当たり図柄の停止種別の選択に使用する小当たり種別カウンタCKと、が用いられる。
また、普通図柄表示装置83の抽選には、普図当たりカウンタC4が用いられ、普図当たりカウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。
これら各カウンタは、更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後「0」に戻るループカウンタとなっている。
各カウンタは、例えば、タイマ割込処理(図617参照)の実行間隔である「2ミリ秒」間隔で更新され、また、一部のカウンタは、メイン処理(図616参照)の中で不定期に更新されて、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファ203cに適宜格納される。詳細については後述するが、RAM203には、第1特別図柄に関する4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)からなる第1保留球格納エリア203dと、第2特別図柄に関する4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)からなる第2保留球格納エリア203eとが設けられており、これらの各エリアには、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの入球タイミングに合わせて、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値がそれぞれ格納される。
各カウンタについて詳しく説明する。大当たり乱数カウンタC1は、所定の範囲(例えば、「0~9999」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~9999」の値を取り得るカウンタの場合は「9999」)に達した後「0」に戻る構成となっている。特に、大当たり乱数カウンタC1の更新が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれ、その初期値から大当たり乱数カウンタC1の更新が行われる。
第1初期値乱数カウンタCINI1は、大当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成される。即ち、例えば、大当たり乱数カウンタC1が「0~9999」の値を取り得るループカウンタである場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1もまた、「0~9999」の範囲のループカウンタである。この第1初期値乱数カウンタCINI1は、タイマ割込処理(図617参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図616参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
大当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(第31実施形態では、タイマ割込処理(図617参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したタイミングで、抽出制御として、第1始動口64(第1特別図柄)に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納される。また、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞(始動入賞)したタイミングで、抽出制御として、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71b(第2特別図柄)に対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納される。
大当たり乱数カウンタC1が大当たりとなる乱数の値は、主制御装置110のROM202に格納される各特別図柄に対応する大当たり乱数テーブル202aによって設定されている。つまり、第1保留球格納エリア203dの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第1特別図柄に対応する集合体としての大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。また、第2保留球格納エリア203eの保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納されている大当たり乱数カウンタC1の値が、第2特別図柄に対応する集合体としての大当たり乱数テーブル202aによって設定された大当たりとなる乱数の値と一致する場合に、大当たりと判定される。
ここで、図595を参照して、各特別図柄に対応する集合体としての大当たり乱数テーブル202aの詳細について説明する。図595(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する集合体としての大当たり乱数テーブル202a1(以下、「特図1大当たり乱数テーブル202a1」と称する)の一例を模式的に示した模式図であり、図595(b)は、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する集合体としての大当たり乱数テーブル202a2(以下、「特図2大当たり乱数テーブル202a2」と称する)の一例を模式的に示した模式図である。
第31実施形態の集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1及び特図2大当たり乱数テーブル202a2は、設定値毎にそれぞれ、大当たり乱数値の個数が異なって設定されている。また、設定毎に変位させるために必要となる大当たり乱数値の個数の増加分を、選択候補としてのハズレに対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成されている。即ち、設定毎に変位させるために大当たり乱数値の個数を増加させる場合、ハズレ乱数値の個数を減少させ、その減少分を大当たり乱数値の個数として割り当てるように構成する。このように、遊技状態に応じて大当たり乱数値の個数を異ならせることにより、設定ごとに選択候補としての大当たりとなる確率が変更される。
一方、各特別図柄において、設定値毎に小当たり乱数値の個数が同一となるように設定されている。即ち、第2特別図柄における小当たり乱数値の個数は、設定値毎で同一の個数となるように構成される。このように、小当たり乱数値の個数を、各特別図柄において、設定値毎で同一とすることにより、各特別図柄におけるすべての設定値での小当たり遊技のみを考慮した遊技価値の付与割合が同等となる。
このように、第31実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄および第2特別図柄の設定毎の大当たり乱数値の個数の増加分を、すべての設定値においてハズレ乱数値の個数から補うように構成する。また、第2特別図柄の小当たり乱数値の個数を、設定毎に変化させないように構成する。即ち、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、ハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分を大当たり乱数値に割り当てることで補填するとともに、第2特別図柄の小当たり乱数値の個数は、設定値毎に同一とする。このように構成することで、設定値毎の出玉率の計算を、大当たり乱数値の個数の増加分のみを考慮することで計算することが可能となり、遊技仕様の設計時における工数の増加を抑制することができる。
また、第31実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技を行う上で最も滞在し易い場合に取得さ得る大当たり乱数値以外の最も多い乱数値の役(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の変動演出で最も多い役である選択候補としてのハズレ役の出現回数からは設定判別を困難にすることができる。よって、遊技者による設定判別要素を、選択候補としてのハズレ役より現出確率が低い選択候補としての大当たりの出現割合のみとして、パチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。その結果、低設定(即ち、設定値1等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
さらに、第31実施形態のパチンコ機10では、設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与しない選択候補としてのハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成する。
ハズレ役は、大当たり役や小当たり役と異なり、遊技価値を付与しない役であるため、パチンコ機10毎に設けられ、該パチンコ機10における遊技結果等を表示するデータランプ(図示せず)に明確に(大々的に)表示されない役である。ここで、仮に、データランプに明確に(大々的に)表示され易い大当たり遊技に対応する大当たり乱数値の個数と、小当たり遊技に対応する小当たり乱数値の個数とを設定毎にともに変更した場合、その大当たり遊技および小当たり遊技の2つの要素の出現率を遊技者がデータランプで一瞥(確認)することで、パチンコ機10の設定判別が推測され易くなってしまう。その結果、例えば、低設定(例えば、設定値「1」)に設定されたパチンコ機10の設定を遊技者に看破されてしまった場合、遊技者は該パチンコ機10で遊技を行わず、パチンコ機10の稼働が低下してしまうおそれがある。
そこで、確率設定値の設定変更に伴う大当たり乱数値の個数の増加分を、大当たり乱数カウンタC1のうち、遊技者に遊技価値を付与せず、データランプに明確に(大々的に)表示されない不利要素としてのハズレ役に対応するハズレ乱数値の個数から補填するように構成することで、遊技者による設定判別要素を大当たりの出現割合のみとして、有利要素としての小当たりの出現率からはパチンコ機10の設定値を看破され難くすることができる。よって、確率設定値の判別要素を1つの乱数値に基づく役の出現率に限定し、例えば、出玉率の低い低設定(即ち、設定値「1」等)であっても遊技者に設定看破させずに遊技を継続させ、パチンコ機10の稼働を促進することができる。
図595(a)で示すように、第31実施形態の集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1では、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における低確率状態で大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は33個で、その値「0~32」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における大当たり確率は、33/10000=0.33/100(即ち、0.33%)となるように設定されている。
また、設定値が「1」の場合、特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
よって、設定値が「1」の場合、集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9967個で、その値「33~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9967/10000=99.67/100(即ち、99.67%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は34で、その値「0~33」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄の大当たり確率は、34/10000=0.34/100(即ち、0.34%)となるように設定されている。
また、設定値が「2」の場合、集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
従って、設定値が「2」の場合、集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9966個で、その値「34~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9966/10000=99.66/100(即ち、99.66%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1における設定値「2」は、大当たり確率が若干向上しており(0.33%→0.34%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は35個で、その値「0~34」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄の大当たり確率は、35/10000=0.35/100(即ち、0.35%)となるように設定されている。
また、設定値が「3」の場合、集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)は設定されていない。
従って、設定値が「3」の場合、集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値以外の残りの9965個で、その値「35~9999」が、特図1大当たり乱数テーブル202a1に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第1特別図柄における第1特別図柄のハズレ確率は、9965/10000=99.65/100(即ち、99.65%)となるように設定されている。
即ち、設定値「3」において、特図1における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、集合体としての特図1大当たり乱数テーブル202a1における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、大当たり確率が若干向上しており(0.34%→0.35%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次に、図595(b)で示すように、第31実施形態の集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2では、設定値が「1」の場合、特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、33個で、その値「0~32」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、33/10000=0.33/100(即ち、0.33%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「1」の場合、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、9965個で、その値「33~9997」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄における小当たり確率は、9965/10000=99.65/100(即ち、99.65%)となるように設定されている。
従って、設定値が「1」の場合、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの2個で、その値「9998~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「1」の第2特別図柄のハズレ確率は、2/10000=0.02/100(即ち、0.02%)となるように設定されている。
即ち、設定値「1」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
このように、第2特別図柄の小当たり確率は、大当たり確率及びハズレ確率と比べてもすこぶる選択され易い個数に設定されている。即ち、第2特別図柄における抽選遊技では、選択候補として小当たり→大当たり→ハズレの順に選択され易い設定となっており、有益状態としての「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が実行される場合、小当たり遊技への当選に基づく大当たりの割合が高くなるように構成されている。
次いで、設定値が「2」の場合、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、34個で、その値「0~33」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、34/10000=0.34/100(即ち、0.34%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「2」の場合、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」の場合と同様、9965個で、その値「34~9998」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄における小当たり確率は、9965/10000=99.65/100(即ち、99.65%)となるように設定されている。
従って、設定値が「2」の場合、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)の数は、大当たり乱数値及び小当たり乱数値以外の残りの1個で、その値「9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「2」の第2特別図柄のハズレ確率は、1/10000=0.01/100(即ち、0.01%)となるように設定されている。
即ち、設定値「2」において、特図2における大当たり乱数値の個数の増加分を、遊技において最も現出率が高いハズレ乱数値の個数を減少させて、その減少分から補うように構成されている。
よって、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「2」は、設定値「1」と比べて、小当たり確率は同等(ともに99.65%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(0.33%→0.34%)、設定値「1」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
次いで、設定値が「3」の場合、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2における大当たりとなる大当たり乱数カウンタC1の値(大当たり乱数値)の個数は、特図1大当たり乱数テーブル202a1と同様、35個で、その値「0~34」が特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における第2特別図柄の大当たり確率は、第1特別図柄と同様、35/10000=0.35/100(即ち、0.35%)となるように設定されている。
ここで、設定値が「3」の場合、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2における小当たりとなる乱数の値(小当たり乱数値)の数は、設定値「1」及び「2」の場合と同様、9965個で、その値「35~9999」が、特図2大当たり乱数テーブル202a2に規定(設定)されている。つまり、設定値「3」の第2特別図柄における小当たり確率は、9965/10000=99.65/100(即ち、99.65%)となるように設定されている。
即ち、設定値が「3」の場合、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2における乱数の値は、大当たりとなる乱数の値(「0~34」)と、小当たりとなる乱数の値(「35~9999」)と、によって、すべての乱数の値が設定されている。
従って、設定値が「3」の場合、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2におけるハズレとなる乱数の値(ハズレ乱数値)は設定されていない。つまり、設定値「3」の第2特別図柄の動的表示において、ハズレは抽出され得ないように設定されている。
よって、集合体としての特図2大当たり乱数テーブル202a2における設定値「3」は、設定値「2」と比べて、小当たり確率は同等(ともに99.65%)であるものの、大当たり確率が若干向上しており(0.34%→0.35%)、設定値「2」の場合より大当たり遊技が発生し易い設定であるといえる。
このように、最も設定値の高い「3」における乱数の値を大当たり及び有利要素としての小当たりのみで設定し、不利要素としてのハズレとなる乱数の値が存在しないように設定することで、設定値「3」のみにおいて、第2特別図柄の動的表示でハズレが抽出され得ず、その他の設定値(第31実施形態では、設定値「1」及び「2」)では、ハズレが抽出され得るように構成することができる。
即ち、従来のパチンコ機では、大当たり乱数テーブルにおける設定値毎の差異は、大当たり及びハズレの現出頻度による差異であったため、遊技者は、選択候補としての大当たり又はハズレの現出頻度によって、遊技中のパチンコ機の設定値を予測する遊技性となっており、大当たり又はハズレの現出によっていずれの設定値であるかを確定させることは困難となっている。
しかし、第31実施形態のパチンコ機10における特図2大当たり乱数テーブル202a2のように各設定値の乱数の値を設定することで、最も高い設定値(即ち、設定値「3」)以外の設定値(即ち、設定値「1」又は「2」)である場合のみにおいて選択候補としてのハズレが現出し得るため、遊技者は、第2特別図柄の動的表示においてハズレが現出したのを確認した場合、現在の設定値が最も高い設定値(即ち、設定値「3」)ではなく、設定値「1」又は「2」であることを確定することができる。
このように、従来のパチンコ機では、ハズレは遊技者に賞球等の遊技価値を付与し得ない役であり、また、遊技者にとって有益を情報を付与し得ない若しくはし難い役であるものの、第31実施形態のパチンコ機10のように構成し、有益状態としての「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示を実行した場合にハズレが現出することで、設定値を一定割合で特定することができる、遊技者にとって有益な情報となり、遊技の興趣向上を図ることができる。
図594に戻って、説明を続ける。大当たり種別カウンタC2は、大当たりとなった場合の大当たり種別を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~99」の値を取り得るカウンタの場合は「99」)に達した後に「0」に戻る構成となっている。大当たり種別カウンタC2の値は、例えば、定期的に(第31実施形態では、タイマ割込処理(図617参照)毎に1回)更新される。
そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、抽出制御として、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアと同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納される。また、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞したタイミングで、抽出制御として、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアと同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納される。
ここで、例えば、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)又は小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)でなければ、即ち、ハズレとなる乱数(ハズレ乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、ハズレ時のものとなる。また、第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、小当たり時のものとなる。一方で、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は大当たり時のものとなる。この場合、その大当たり時の変動パターンおよび停止種別は、同じ保留エリアに格納された大当たり種別カウンタC2の値が示す大当たり種別に対応して決定される。
上述したように、第31実施形態のパチンコ機10における大当たり種別カウンタC2の値は、「0~99」の範囲のループカウンタとして構成されて、該大当たり種別カウンタC2とROM202に格納された集合体としての大当たり種別テーブル202bとに基づいて、大当たり種別が決定される。この大当たり種別テーブル202bには、第1特別図柄の第1抽選遊技で参照される特図1大当たり種別テーブル202b1と、第2特別図柄の第2抽選遊技で参照される特図2大当たり種別テーブル202b2とが設けられている。
ここで、図596を参照して、特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2について説明する。図596(a)は、ROM202に記憶される第1特別図柄に対応する特図1大当たり種別テーブル202b1の一例を模式的に示した図であり、図596(b)は、同じくROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2大当たり種別テーブル202b2の一例を模式的に示した図である。
図596(a)及び図596(b)に示すように、大当たり種別テーブル202bは、第1特別図柄用と第2特別図柄用とで分けられ、その中でさらに、大当たり種別カウンタC2の値とが対応付けられたテーブルである。
第31実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別として、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、該大当たり後に不利状態としての「通常遊技状態」に移行する大当たり種別「通常A」及び「通常B」と、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、特別図柄が規定回数(第31実施形態では、主に第2特別図柄の動的表示が「1回」)行われるまで間、普通図柄の当たり確率が「通常遊技状態」と比べて高確率状態となる有益状態としての「時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短A」と、がある。
特図1大当たり種別テーブル202b1及び特図2大当たり種別テーブル202b2では、各大当たり種別に対して、その大当たり種別を決定する大当たり種別カウンタC2の取り得る値が対応付けられている。
図596(a)で示す特図1大当たり種別テーブル202b1の例では、すべての遊技状態において大当たりが発生した場合に、大当たり種別「通常A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~49」が対応付けられ、大当たり種別「時短A」に対して大当たり種別カウンタC2の値「50~99」が対応付けられている。
よって、第1特別図柄の当否抽選において、第1保留球格納エリア203dのいずれかの第1保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第1保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図1大当たり種別テーブル202b1から選定され得て、例えば、大当たり種別カウンタC2の値が「7」であれば、大当たり種別「通常A」が選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値が「95」であれば、大当たり種別「時短A」が選定され得る。
従って、すべての遊技状態において第1特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「通常A」が50%、大当たり種別「時短A」が50%、の割合で当選することとなる。
また、第31実施形態のパチンコ機10では、左打ち遊技において、第1始動口64へ入賞し得て第1特別図柄の動的表示が実行され得る一方、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへ入賞し難いことで第2特別図柄の動的表示が実行され難く構成されているため、左打ち遊技の遊技状態(即ち、「通常遊技状態A」)では、第1特別図柄の動的表示が主に実行されるように構成されている。
次いで、図596(b)で示す特図2大当たり種別テーブル202b2の例では、すべての遊技状態において第2特別図柄の大当たりが発生した場合に、大当たり種別「通常B」に対して大当たり種別カウンタC2の値「0~99」が対応付けられている。
即ち、すべての遊技状態における第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値であった場合に、同じ第2保留エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2に格納された大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別が特図2大当たり種別テーブル202b2から選定され得て、大当たり種別カウンタC2の値にかかわらず大当たり種別「通常B」が選定され得る。
従って、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合に、大当たり種別「通常B」が99/99の割合で当選することとなる。即ち、第2特別図柄の動的表示で大当たりに当選した場合には、大当たり種別「通常B」のみが選定され得るように構成されている。
図594に戻って、説明を続ける。小当たり種別カウンタCKは、小当たりに当選して該小当たり遊技中に流入口としての特定領域73dを球が通過した場合に付与される小当たり種別(大当たり内容)を決定するものであり、所定の範囲(例えば、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(例えば、「0~99」の値を取り得るカウンタの場合は「99」)に達した後に「0」に戻る構成となっている。小当たり種別カウンタCKの値は、例えば、定期的に(第31実施形態では、タイマ割込処理(図617参照)毎に1回)更新される。
そして、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞したタイミングで、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアのうち、大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアと同じ第2保留エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納される。
ここで、例えば、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)又は小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)でなければ、即ち、ハズレとなる乱数(ハズレ乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、ハズレ時のものとなる。また、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる乱数(大当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや、停止図柄の種別(以下「停止種別」と称す)は、大当たり時のものとなる。一方で、第2保留球格納エリア203e内の1の保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる乱数(小当たり乱数値)であれば、変動演出における変動パターンや停止種別は小当たり時のものとなる。この場合、その小当たり時の変動パターンおよび停止種別は、同じ保留エリアに格納された小当たり種別カウンタCKの値が示す小当たり種別に対応して決定される。
上述したように、第31実施形態のパチンコ機10における小当たり種別カウンタCKの値は、「0~99」の範囲のループカウンタとして構成されて、該小当たり種別カウンタCKとROM202に格納された集合体としての小当たり種別テーブル202cとに基づいて、小当たり種別が決定される。この小当たり種別テーブル202cには、第2特別図柄の第2抽選遊技で参照される特図2小当たり種別テーブル202cが設けられている。
ここで、図597を参照して、特図2小当たり種別テーブル202cについて説明する。図597は、ROM202に記憶される第2特別図柄に対応する特図2小当たり種別テーブル202cの一例を模式的に示した図である。
第31実施形態のパチンコ機10では、上述したように、第2特別図柄の抽選遊技において小当たりに当選した場合に、小入賞口ユニット73(図592参照)を開放駆動するとともに、該小入賞口ユニット73内の特定領域73dを開放するように構成されている。そして、小当たり遊技中に特定領域73dを球が通過した場合には、小当たり種別カウンタCKの値に応じた大当たり遊技が開始されるように構成されている。
図597に示すように、小当たり種別テーブル202cは、該小当たり中に特定領域73dを通過したか否かに応じて、該特別図柄の種別に応じた小当たり種別と、小当たり種別カウンタCKの値とが対応付けられたテーブルである。
第31実施形態のパチンコ機10では、小当たり種別として、特定領域73dを球が通過しなかった場合には、最大ラウンド数が1ラウンドの「小当たりA」が設けられる一方、特定領域73dを球が通過した場合には、最大ラウンド数が1+9ラウンドの「通常C」が設けられている。
具体的には、第2特別図柄の抽選遊技では、すべての遊技状態において、小当たりに当選した場合に、特定領域73dを球が通過しないときには小当たり遊技のみの小当たり種別「小当たりA」となる一方、特定領域73dを球が通過したときに小当たり種別「通常C」となり、該特定領域73dへの通過に伴う大当たり遊技後に、不利状態としての「通常遊技状態」(「通常遊技状態B」又は「通常遊技状態A」)に移行するように構成されている。
特図2小当たり種別テーブル202cでは、それぞれ、各小当たり種別に対して、その小当たり種別を決定する小当たり種別カウンタCKの取り得る値が対応付けられている。
図597で示す特図2小当たり種別テーブル202cの例では、すべての遊技状態において、第2特別図柄の小当たりが発生した場合は、特定領域73dの通過有無に応じて「小当たりA」又は「通常C」に対して小当たり種別カウンタCKの値「0~99」が対応付けられている。
即ち、第2特別図柄の当否抽選において、第2保留球格納エリア203eのいずれかの第2保留エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1に格納された大当たり乱数カウンタC1の値が小当たりとなる値であった場合に、同じ第2保留エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203e5に格納された小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別が特図2小当たり種別テーブル202cから決定され、小当たり種別カウンタCKの値がいずれの値であっても、特定領域73dの通過有無に応じて小当たり種別として「小当たりA」又は「通常C」が決定される。
従って、第2特別図柄の動的表示で小当たりに当選した場合には、特定領域73dの通過有無に応じて、「小当たりA」又は「通常C」の小当たり種別が100%の割合で当選することとなる。
ここで、図598及び図599を参照して、第31実施形態のパチンコ機10における各遊技状態における遊技態様と、各遊技状態における遊技状態の移行条件および移行先について説明する。図598は、各遊技状態における、該遊技状態への移行契機、特別図柄の大当たり確率、普通図柄の当たり確率、奨励される球の発射態様、主要入賞先、第1特別図柄の変動時間、第2特別図柄の変動時間、及び、右打ち可否を説明した一覧である。また、図599は、各遊技状態における発射態様と、当選した大当たり種別等に基づく遊技状態の移行先を示した図である。なお、図598及び図599に記載した電サポ回数は、右打ち遊技によって主に実行され得る第2特別図柄の動的表示の実行回数となっており、時短終了条件については図610において詳細を後述する。
図598で示すように、不利状態としての「通常遊技状態A」への移行契機は、工場出荷時の初期状態及びRAMクリア状態、大当たり種別「通常A」に当選した場合、又は、「通常遊技状態B」において保留されていた第2特別図柄の動的表示がすべて実行された場合、となる(図599参照)。
また、図598で示すように、「通常遊技状態A」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態である。さらに、「通常遊技状態A」では、左打ち遊技が奨励され、該左打ち遊技で発射された球が主に第1始動口64に入賞する。そして、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「5秒~190秒」の範囲で行われ、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間は「15秒~190秒」で行われる(後述する図600~図604参照)。なお、この「通常遊技状態A」では、右打ち遊技が行われた場合に、その発射態様をスルーゲート67等で検知して、該検知に基づいて右打ち遊技での発射を抑制させるべく、音声出力装置226(図592参照)等によって右打ち禁止報知を実行するように構成されている。
次いで、「時間短縮状態」への移行契機は、大当たり種別「時短A」に当選した場合、となる(図599参照)。
この「時間短縮状態」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態である一方、普通図柄の当たり確率は高確率状態である。さらに、「時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励され、該右打ち遊技で発射された球が、時短機能が作動することに基づいて開放され得る普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球し、該入球によって開放される第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71a又は第2非電動役物ユニット55内の上側第2始動口71bに入賞し得る。そして、第2特別図柄の1の動的表示の変動時間が「1秒又は5秒」で行われる一方、第1特別図柄の1の動的表示の変動時間が「1秒」で行われる(後述する図600~図604参照)。なお、この「時間短縮状態」では、右打ち遊技が奨励されているため、上記右打ち禁止報知は実行されない。
次いで、「通常遊技状態B」への移行契機は、大当たり種別「通常B」又は小当たり種別「通常C」に当選した場合であって、第2特別図柄の保留球が残存している場合、となる(図599参照)。
この「通常遊技状態B」では、上述したように、特別図柄の大当たり確率が低確率状態であり、普通図柄の当たり確率も低確率状態である。さらに、「通常遊技状態B」では、保留球として残存している第2特別図柄の動的表示の遊技結果待ちの状態であるため、右打ち報知ランプ37c(図585参照)は非点灯状態であって左打ち遊技が奨励されている状態であるものの、「通常遊技状態B」における各特別図柄の動的表示の変動時間がいずれも「1秒」と短く(後述する図600~図604参照)、該「通常遊技状態B」に移行する前の遊技状態が大当たり状態であり、該「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示によって、主に、小当たり又は大当たりが導出され易いことから、第3図柄表示装置81では右打ち遊技を継続するよう示唆表示を行うように構成されている(図648(d)の右打ち示唆メッセージ81g参照)。
なお、第31実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「通常B」又は小当たり種別「通常C」への当選に基づく大当たり後に「時間短縮状態」に移行する場合があるが、図598及び図599においては、この場合も含めて「通常遊技状態B」に移行するように記載している。これは、「時間短縮状態」における大当たり種別「通常B」又は小当たり種別「通常C」への当選に基づく大当たり後の遊技状態が「時間短縮状態」となった場合であっても、普通図柄の可変表示が実行され得ず、普通電役ユニット72が開放され得ないためであり、遊技機の性能としては実質的に「通常遊技状態」と等しいためである。
具体的には、詳細は後述するが、第31実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短A」当選後の「時間短縮状態」において、前提条件として普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、該開放動作が終了すると、普通電役ユニット72のエンディング時間が「200秒」となるように設定されている(図611(c)参照)。
また、第31実施形態のパチンコ機10では、有益状態としての「時間短縮状態」から不利状態としての「通常遊技状態」に移行する場合、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後に「時間短縮状態」を終了するように構成されている(図610及び図635参照)。
このように普通電役ユニット72のエンディング時間が長時間に設定されているのは、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72の開放動作を1回のみ実行させるためである。換言すると、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、複数回の普通図柄の可変表示の当たりに当選し、複数回の普通電役ユニット72の開放動作が実行され、該普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に複数回入球することで第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55が複数回開放され、第2特別図柄の動的表示の保留球が仕様想定数(即ち、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、貯留される第2特別図柄の動的表示の保留球は「4回」)以上に貯留されることを抑制するためである。
従って、不利状態としての「通常遊技状態A」において大当たり種別「時短A」に当選した後の「時間短縮状態」中に普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放されると、該普通電役ユニット72内に右打ち遊技で発射された球のうち、最大入賞個数である2の球(図611(c)参照)が入球した時点で該普通電役ユニット72は開放動作を終了し、「200秒」のエンディング時間を実行する。
また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2の球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球することで、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55が開放され、さらに、第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71a及び第2非電動役物ユニット55内の上側第2始動口71bにそれぞれ2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」ずつ、合計で「4個」貯留される。
そして、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bのいずれかに最初に入球したタイミングで第2特別図柄の動的表示が実行され、「5秒」の変動時間(図600~図604参照)を経て、主に小当たり又は大当たりが導出される。また、小当たり当選に基づく大当たり、又は、大当たりが導出された場合の該大当たり遊技の滞在時間は、遊技仕様通りに遊技を行った場合、おおよそ60秒程度となり、該大当たりが終了すると、大当たりエンディング時間(即ち、「0.05秒」(図605参照))を経た後に、貯留された第2特別図柄の動的表示の保留球が実行される。
即ち、「時間短縮状態」において最初の第2特別図柄の動的表示が実行されてから、大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を経て、2回目の第2特別図柄の動的表示が実行されるまでの期間はおおよそ70秒程度となる。
また、上述したように、「時間短縮状態」において普通電役ユニット72が開放動作を実行した場合、該開放動作終了後に普通電役ユニット72のエンディング時間が「200秒」となるように設定されている。よって、2回目の第2特別図柄の動的表示が実行される場合、普通電役ユニット72のエンディング時間が実行中となっており、遊技状態は未だ「時間短縮状態」となる(以下、「時間短縮状態」における普通電役ユニット72のエンディング時間の実行中の状態を「エンディング中の「時間短縮状態」」と称する場合がある)。
ここで、普通図柄の可変表示は、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後に実行可能となるように構成されているため、エンディング中の「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行してスルーゲート67を通過させたとしても、普通図柄の可変表示は実行されないため、当たりに当選し得ず、普通電役ユニット72が開放され得ない。
即ち、2回目の第2特別図柄の動的表示が実行される場合、遊技状態は「時間短縮状態」であるものの、普通電役ユニット72が開放され得ない状態であるため、実質的に「時短機能」が無効状態となり、不利状態としての「通常遊技状態」と同様の遊技状態となる。
また、仮に、最初の第2特別図柄の動的表示の実行に基づく大当たり中に普通電役ユニット72のエンディング時間である「200秒」が経過したとしても、既に最初の第2特別図柄の動的表示の実行によって時短終了条件が成立しているため(図610参照)、「通常遊技状態B」に移行することになり、「通常遊技状態」においては普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ないため(図611(a)参照)、普通電役ユニット72は開放し得ない。
よって、図598及び図599に示すとおり、「時間短縮状態」における最初の第2特別図柄の動的表示の実行に基づく大当たり種別「通常B」又は小当たり種別「通常C」への当選後は、実質的に「通常遊技状態B」となる。
図594に戻って、各種カウンタの説明を続ける。停止パターン選択カウンタC3は、例えば「0~99」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻る構成となっている。
第31実施形態では、保留されている変動演出の保留数と停止パターン選択カウンタC3の値とによって、第3図柄表示装置81で表示される大当たり時およびハズレ時の変動演出の大まかな演出態様が選択される。また、第31実施形態のパチンコ機10では、各演出態様に比較的長めの変動時間が選択され易いロングパターン(以下、「ロング」と称する場合がある)と、該ロングパターンより短めの変動時間が選択され易いミドルパターン(以下、「ミドル」と称する場合がある)と、該ミドルパターンより短めの変動時間が選択され易いショートパターン(以下、「ショート」と称する場合がある)と、が用意されている。
具体的には、「リーチ表示」が発生しない「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」又は「非リーチ(ショート)」演出態様と、「リーチ表示」として「ノーマルリーチ」の変動要素のみが実行される「ノーマルリーチ」演出態様と、該「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「スーパーリーチ」演出態様と、同じく「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「スペシャルリーチ」演出態様と、所定の遊技状態において固定的な演出が実行される「特殊変動1」演出態様と、同じく所定の遊技状態において固定的な演出が実行される「特殊変動2」演出態様と、の8個の演出態様のいずれかが選択され得る。
ここで、各演出態様について詳細に説明する。演出態様の中で、「非リーチ(ロング)」演出態様と「非リーチ(ミドル)」演出態様と「非リーチ(ショート)」演出態様(以下、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様を総称して、『「非リーチ」演出態様』と称する場合がある)とは、特別図柄の変動演出として3つの図柄列Z1~Z3が変動する第3図柄表示装置81にて、各図柄列Z1~Z3を高速でシャッフルする「高速変動」の変動要素が行われた後に、先に停止する2の図柄列Z1,Z3において同一の第3図柄が停止せず、「リーチ表示」を発生しない演出態様である。
なお、「高速変動」の変動要素とは、例えば、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、各図柄列Z1~Z3(図591参照)に表示される第3図柄が、表示画面縦方向下方に高速にスクロールされている変動要素をいう。この「高速変動」では、遊技者によって第3図柄の表示内容を明確に認識できないように第3図柄を変動させ、前回停止表示された変動演出の停止結果を不規則に混ぜる(シャッフルする)演出が実行される。
第31実施形態のパチンコ機10では、「高速変動」の変動要素が行われた後、特定の演出態様(「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様)を除いて「低速変動」の変動要素が行われるように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、第3図柄表示装置81で行われる第3図柄の変動演出において、上記「高速変動」の変動要素後、遊技者に視認可能な速度で第3図柄を低速にスクロールしている変動要素をいう。この「低速変動」の変動要素では、遊技者に第3図柄の表示内容を認識させながら、各図柄列Z1~Z3を順に停止表示する。先に停止表示する2の図柄列(例えば、左図柄列Z1と右図柄列Z3(図591参照))において同一の第3図柄が停止した場合は「リーチ表示」が発生したとして「ノーマルリーチ」の変動要素へと発展する一方、該先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3において異なる第3図柄が停止した場合は、残りの図柄列Z2を停止表示して、その変動演出を終了するように構成されている。なお、「高速変動」の変動要素、又は、「低速変動」の変動要素を含む各変動要素の詳細については、後述する。
従って、「非リーチ(ロング)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われて、各図柄列Z1~Z3がそれぞれ順番に停止し、先に停止する2つの図柄列Z1,Z3に異なる第3図柄が停止し、残りの1の図柄列Z2が停止して、1の変動演出が終了する。一方、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」が行われた後に「低速変動」の変動要素が行われず、該「高速変動」の変動要素の終了後、各図柄列Z1~Z3が同時に停止し、2の図柄列Z1,Z3(例えば、「非リーチ(ロング)」演出態様で先に停止する2の図柄列)に異なる第3図柄が停止するとともに、他の図柄列Z2も停止し、1の変動演出が終了する。
演出態様の中で、「ノーマルリーチ」演出態様とは、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出において、先に停止表示する2の図柄列Z1,Z3に同一の第3図柄が停止した直後に「ノーマルリーチ」の変動要素が実行され、他の「リーチ表示」、即ち、「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展しない「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スーパーリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スーパーリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「スペシャルリーチ」演出態様とは、「ノーマルリーチ」の変動要素から発展して「スペシャルリーチ」の変動要素が実行される「リーチ表示」の演出態様の1つである。
演出態様の中で、「特殊変動1」演出態様とは、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」における各特別図柄の動的表示の実行時において選択され得る演出態様であり、「ノーマルリーチ」等のリーチ演出を行わずに、即座に大当たり又は小当たりに当選したことを報知する演出態様である(図647(c)参照)。
演出態様の中で、「特殊変動2」演出態様とは、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の実行時において選択され得る演出態様であり、「ノーマルリーチ」等のリーチ演出を行わずに、第2特別図柄の動的表示の保留球が貯留されたことを報知した後に、即座に大当たり又は小当たりに当選したことを報知する演出態様である(図646(b)参照)。
停止パターン選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(第31実施形態では、タイマ割込処理(図617参照)毎に1回)更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、第1始動口64に対応する第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3に格納される。また、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞したタイミングで、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに対応する第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3に格納される。
第31実施形態のパチンコ機10では、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在保留中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)とに応じて、停止パターン選択カウンタC3の値を参照する停止パターンテーブル202eが異なるように構成されている。即ち、停止パターンテーブル202eは、複数種類設けられ、待機中の両特別図柄の変動演出の数(保留球数)等によって選択されるように構成されている。
また、第31実施形態では、変動演出の詳細な変動パターンを決定する場合に、まず、ROM202に備えられた保留数テーブル202dに基づいて、変動演出の当否と、現在の遊技状態と、現在の変動演出の数(保留球数)とに対応したいずれかの停止パターンテーブル202eが選択される。そして、選択された停止パターンテーブル202eと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな態様である演出態様を選択する。その後、選択された演出態様と後述する変動種別カウンタCS1の値とに基づいて、変動演出の詳細な変動パターン(変動時間)が決定される。
この複数種類設けられた停止パターンテーブル202eは、各停止パターンテーブル202e毎に演出態様が選択される停止パターン選択カウンタC3の乱数値の範囲が異なるように設定されている。この停止パターンテーブル202eが複数用意されているのは、変動演出の当否、遊技状態及び保留球数に応じて変動演出の演出態様の選択比率を変更するためである。即ち、(1)取得した第3図柄の変動演出において大当たりが発生するか、(2)現在のパチンコ機10の遊技状態が「時間短縮状態」、「通常遊技状態B」又は「通常遊技状態A」であるか、及び、(3)保留されている変動演出の保留球数がいくつあるか、に応じて、演出態様の選択比率を変更するためである。
これは、第1の理由として、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させるためである。即ち、大当たり抽選に当選した場合と大当たり抽選にハズレた場合とで、停止パターン、即ち、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、及び、「スペシャルリーチ」演出態様の選択する割合を異ならせるように構成することで、各演出態様毎に大当たりとなる期待度を変化させる。具体的には、例えば、大当たり抽選に当選した場合に「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様を選択し易く構成し、大当たり抽選に当選しなかった場合には、「非リーチ」演出態様や「ノーマルリーチ」演出態様を選択し易く構成する。
このように構成することで、「スーパーリーチ」演出態様や「スペシャルリーチ」演出態様は、大当たりし易い演出とすることができ、「ノーマルリーチ」演出態様や「非リーチ」演出態様は、大当たりし難い演出若しくは大当たりしない演出とすることができ、各演出態様毎の大当たり期待度を差別化することができる。従って、変動演出に大当たりし易い演出が現出した場合に、その大当たりし易い演出が行われている間、大当たりが発生する可能性が高いことを遊技者に示唆し、遊技の興趣を高めている。
第31実施形態のパチンコ機10では、具体的には、取得した抽選結果が大当たりである場合には、大当たりし易い演出を選択し易く、かつ、大当たりし難い演出を選択し難い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の大まかな内容である演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。一方、取得した抽選結果がハズレである場合には、大当たりし易い演出を選択し難く、かつ、大当たりし難い演出を選択し易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様(停止パターン)を選択するように構成する。これにより、変動演出において第3図柄の抽選結果を遊技者に報知する場合に、大当たりし易い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し易く、大当たりし難い演出が実行されている場合にはその変動演出で大当たりが発生し難くし、演出態様(停止パターン)ごとに大当たり期待値に差を設けることで、その変動演出の実行中に遊技の興趣を高めることができる。
また、第2の理由として、第1特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における第1始動口64への入球、又は、第2特別図柄の変動演出の待機回数が上限に達している状態における下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入球に基づく無駄球(所謂、オーバーフロー入賞による特別図柄の無抽選)を極力削減するためである。
具体的に説明すると、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出の待機回数はそれぞれ最大4回と上限が設けられていると共に、変動演出は少なくとも一定時間が実行されることから、「通常遊技状態」において、規定動作として第1特別図柄が最大保留球数に到達している状態で、長い変動時間の変動演出を選択すると、その変動演出の実行中は第1特別図柄の保留球数が消化されないため、その間に第1始動口64への入球が発生しても、第1特別図柄の抽選契機を取得できない。このような状態になると、遊技者は、第1始動口64へ球を入球させても遊技価値が得られないと判断し、変動演出が消化されて再び保留球数を取得できる状態になるまで球の発射を停止して遊技を中断してしまう。遊技が中断されると、パチンコ機10の稼働率が低下してしまい、遊技場の経営に影響を与えてしまう。
そこで、第31実施形態のパチンコ機10では、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数へ到達し易い遊技状態や、最大保留球数に近い(又は一致する)保留球数では、短い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄(第1特別図柄又は第2特別図柄)の最大保留球数に到達している状態での第1始動口64への入球を抑制することができる。
さらに、第3の理由として、実行時間を長く設定して、変動演出の終了を遅らせることで、変動演出が実行されている状態を長く維持するためである。具体的に説明すると、変動演出の保留球数が少ない(無い)場合に、実行中の変動演出の変動時間内に新たに第1始動口64に球を入球させないと、次の変動演出を開始することができず、第3図柄表示装置81でデモ画面等を表示しなければいけない。遊技者は、球を発射して遊技を行っているにもかかわらず第3図柄表示装置81において変動演出が行われない場合、遊技者が求めている大当たりの抽選に係る興趣を得ることができず、遊技に興醒めしてしまう。また、遊技者は、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていないことで、第1始動口64へ球が入球し難いパチンコ機10であると認識し、遊技価値を得難い台と判断して、そのパチンコ機10での遊技を止めてしまうおそれがある。
そこで、第31実施形態のパチンコ機10では、変動演出の保留球数が少ない場合に、長い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。これにより、第3図柄表示装置81において変動演出が行われていない状況を起こり難く構成し、第3図柄表示装置81における変動演出の実行状態を長く維持することができる。
また、第4の理由として、右打ち遊技を実行する遊技状態において、第1特別図柄の変動表示の実行時間を短く設定することで、該右打ち遊技を実行する遊技状態における第1特別図柄の動的表示の実行期間を短くするためである。上述したように、第31実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」においては右打ち遊技が推奨されており、該右打ち遊技によって進入部としての普通電役ユニット72への入球を介して第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71a及び第2非電動役物ユニット55内の上側第2始動口71bへの入球が可能となるため、第2特別図柄の動的表示が実行され易いように構成されている。
一方、右打ち遊技中においては、第1始動口64へは入賞し難く、第1特別図柄の動的表示が実行され難く構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示は、平均すると約300回転に1回の割合でしか大当たりが発生し得ないように構成されている。このため、右打ち遊技中においては、第1特別図柄の動的表示は、第2特別図柄の動的表示と比較すると実行され難く、かつ、大当たりが発生し難い動的表示であるため、第31実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」においてハズレとなる第1特別図柄の動的表示が実行される場合、短い変動時間が選択され易い停止パターンテーブル202eに基づいて変動演出の演出態様を選択するように構成されている。
これにより、「時間短縮状態」においては、ハズレとなる第1特別図柄の動的表示の実行期間を短くすることで、大当たり又は小当たりに当選し易い第2特別図柄の動的表示の変動演出のみを遊技者に注目させ、遊技の間延びを抑制することができる。また、このように構成することで、不利状態としての「通常遊技状態」において大当たり種別「時短A」に当選した場合に、大当たり状態から「時間短縮状態」に移行して第2特別図柄の動的表示が大当たりするまでの期間を短くすることができ、遊技者にパチンコ機10の遊技性について不安を抱かせることなく、即座に大当たり状態に移行させることができる。
さらに、第5の理由として、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目の変動時間を長くすることで、該第2特別図柄の動的表示の保留球が貯留されたことを報知するためである。具体的に説明すると、上述したように、第31実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留可能となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」に突入して第2特別図柄の動的表示の1回転目が実行される場合、即ち、「時間短縮状態」において右打ち遊技で発射した球の進入部としての普通電役ユニット72への入球を介して、第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71a又は第2非電動役物ユニット55内の上側第2始動口71bへ最初に入球した第2特別図柄の動的表示の保留球が実行される場合、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留されたことを報知してから大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)遊技を開始するように構成されている(図645(a)の81b参照)。
一方、「通常遊技状態B」において残保留の第2特別図柄の動的表示を実行する場合、第2特別図柄の動的表示の変動時間を極力短くし、即座に大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)遊技が開始されるように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」に突入して第2特別図柄の動的表示の1回転目が実行される場合のみ、該第2特別図柄の動的表示の変動時間を長く(即ち、「5秒」)構成して第2特別図柄の動的表示の保留球の貯留状態を報知し、「通常遊技状態B」において残保留の第2特別図柄の動的表示が実行される場合は、第2特別図柄の動的表示の変動時間を短く(即ち、「1秒」)構成して即座に大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)遊技を開始することができる。
ここで、図600を参照して、保留数テーブル202dの詳細について説明する。図600(a)は、第1特別図柄に対応する特図1用保留数テーブル202d1を模式的に示した図であり、図600(b)は、第2特別図柄に対応する特図2用保留数テーブル202d2を模式的に示した図である。
上述したように、第31実施形態のパチンコ機10では、第1始動口64に球が入球したことに基づいて第1特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第1特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図1用保留数テーブル202d1を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e6を選択するように構成されている。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに球が入球したことに基づいて第2特別図柄の変動演出を行う場合に、該変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、同じくその時点における第2特別図柄の変動演出の合計保留数に基づいて特図2用保留数テーブル202d2を参照し、いずれかの停止パターンテーブル202e1~202e6を選択するように構成されている。そして、選択された停止パターンテーブル202e1~202e6のいずれかと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて変動演出の大まかな演出態様が決定される。
具体的には、図600(a)の特図1用保留数テーブル202d1で示すように、不利状態としての「通常遊技状態A」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「1個~3個」の場合には、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図601(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態A」のハズレ抽出時であって、第1特別図柄の保留球数が「4個」の場合には、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2(図601(b)参照)が選択される。一方、「通常遊技状態A」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図601(c)参照)が選択される。
次いで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4(図602(a)参照)が選択される。また、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」の大当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図602(b)参照)が選択される。
次に、図600(b)の特図2用保留数テーブル202d2で示すように、「通常遊技状態A」のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1(図601(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態A」の大当たり又は小当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3(図601(c)参照)が選択される。
次いで、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4(図602(a)参照)が選択される。また、「時間短縮状態」の大当たり又は小当たり抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個」の場合には、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6(図602(c)参照)が選択される。さらに、「時間短縮状態」の大当たり又は小当たり抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「2~4個」の場合には、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図602(b)参照)が選択される。
次いで、「通常遊技状態B」のハズレ抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4(図602(a)参照)が選択される。また、「通常遊技状態B」の大当たり又は小当たり抽出時には、いずれの保留球数であっても、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図602(b)参照)が選択される。
なお、「時間短縮状態」の大当たり又は小当たり抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「1個」の状態とは、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、該普通電役ユニット72内の作用口としての第1非電動役物始動口76への入球に基づいて第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内に1の遊技球が入球した状態であり、「時間短縮状態」における最初の第2特別図柄の動的表示が実行され得る状態である。
よって、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回目の大当たり又は小当たり当選時には、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図602(b)参照)が選択されるため、該選択に基づいて実行される変動時間「5秒」の「特殊変動2」演出態様(図604(b)参照)の実行中に、第2特別図柄の動的表示の保留球が4個貯留されたことが報知されるように構成されている(図645(a)参照)。
また、「時間短縮状態」の大当たり又は小当たり抽出時であって、第2特別図柄の保留球数が「2個~4個」の状態とは、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、該普通電役ユニット72内の作用口としての第1非電動役物始動口76への入球に基づいて第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球し、次いで、普通電役ユニット72内の流入口としての第2非電動役物始動口77への入球に基づいて指定動作として第2非電動役物ユニット55が開放され、該第2非電動役物ユニット55内に2の遊技球が入球し、さらに、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回目の大当たり又は小当たり当選に基づく大当たりが実行された後において第2特別図柄の動的表示の残保留が実行される状態である。
よって、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の2回目以降の大当たり又は小当たり当選時には、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図602(b)参照)が選択され、該選択に基づいて変動時間「1秒」の「特殊変動1」演出態様(図604(b)参照)が実行されるため、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回目の大当たり又は小当たり当選に基づく大当たりの終了後には、即座に2回目以降の大当たり又は小当たり当選に基づく大当たりを実行することができる。
その結果、遊技者が右打ち遊技中における遊技仕様について深く理解していない場合であっても、即座に次の大当たりを開始することができ、遊技者は不安感を抱くことなく遊技することができる。
なお、詳細は後述するが、第31実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において普通電役ユニット72が実行された場合のエンディング時間が「200秒」に設定されているため(図611(c)参照)、例えば、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1変動目に小当たり種別「通常C」に当選した場合であっても、遊技仕様通りに遊技していれば、該小当たり当選に基づく大当たり終了後にも普通電役ユニット72のエンディング状態が継続しており、未だ状態変化制御としての時短フラグ203kはオン状態であって「時間短縮状態」が継続された状態となる。
よって、「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示の保留球が4個貯留され、第2特別図柄の動的表示の1回目の大当たり又は小当たり当選に基づく大当たりの終了後は、「時間短縮状態」であって、第2特別図柄の保留球数が「3個」の状態となる。
また、「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示の保留球が4個貯留され、該4個の保留球のうちの最後の保留球が実行される場合、第2特別図柄の保留球数は「1個」の状態となり、該最後の保留球の実行される遊技状態が「時間短縮状態」であれば、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6(図602(c)参照)が選択されることになる。しかしながら、この場合、既に「3個」の第2特別図柄の動的表示の保留球が実行されており、遊技仕様通りに遊技していれば、普通電役ユニット72のエンディング時間である「200秒」が経過しており、「通常遊技状態B」に移行しているため、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5(図602(b)参照)が選択されるように構成されている。
なお、不利状態としての「通常遊技状態A」における第1特別図柄のハズレ抽出時及び「時間短縮状態」における第2特別図柄の大当たり又は小当たり抽出時以外においても、保留球数に応じて停止パターンテーブル202eが異なるように構成してもよい。例えば、大当たりに当選した場合に保留球数が多いとき、比較的短い変動パターンが選ばれ易い停止パターンテーブル202eを選択し得るように構成してもよい。
この場合、例えば、「リーチ表示」が実行される各演出態様において、「高速変動」の変動要素の部分の時間のみが10秒間から5秒間のみに変更された演出態様を選択するように構成する。このように構成することで、例えば、第1特別図柄の最大保留球数が4回ある状態で変動演出を開始する場合に、「高速変動」の変動要素が5秒間で行われたとしても、該5秒間の「高速変動」の変動要素が終了した時点(5秒間の「高速変動」の変動要素と認識した時点)では、その変動演出において「リーチ表示」が発生することがある。そのため、5秒間の「高速変動」の変動要素が行われた場合であっても、「非リーチ(ショート)」演出態様以外の「リーチ表示」が実行される演出態様が実行されるように構成することで、5秒間の「高速変動」の変動要素の実行時点では該変動演出が大当たりとなるかハズレとなるかを判別困難にすることができる。
次に、図601~図602を参照して、各停止パターンテーブル202eについて説明する。図601(a)は、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1の一例を模式的に示した図であり、図601(b)は、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2の一例を模式的に示した図であり、図601(c)は、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3の一例を模式的に示した図である。また、図602(a)は、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4の一例を模式的に示した図であり、図602(b)は、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5の一例を模式的に示した図であり、図602(c)は、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6の一例を模式的に示した図である。
図601(a)で示すように、停止パターンテーブル202eのAテーブル202e1では、「非リーチ(ロング)」演出態様別に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98」,「99」に設定されている。
なお、Aテーブル202e1では、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、「特殊変動1」演出態様、及び、「特殊変動2」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ミドル)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、「特殊変動1」演出態様、及び、「特殊変動2」演出態様も選択されないように設定されている。
次に、図601(b)で示すように、停止パターンテーブル202eのBテーブル202e2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「74」に設定され、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「75」~「94」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「95」~「97」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「98,99」に設定されている。
なお、Bテーブル202e2では、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、「特殊変動1」演出態様、及び、「特殊変動2」演出態様に対して停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られておらず、いずれの「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ショート)」演出態様、「特殊変動1」演出態様、及び、「特殊変動2」演出態様も選択されないように設定されている。
即ち、Aテーブル202e1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。また、Bテーブル202e2では、「非リーチ(ミドル)」演出態様が75%、「ノーマルリーチ」演出態様が20%、「スーパーリーチ」演出態様が3%、「スペシャルリーチ」演出態様が2%、の選択割合となるように設定されている。
つまり、Aテーブル202e1では、「非リーチ(ロング)」演出態様が選択され、Bテーブル202e2では、「非リーチ(ロング)」演出態様の代わりに「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるように構成されている。一方、Aテーブル202e1及びBテーブル202e2では、各「リーチ表示」に関しては、同一の割合で選択されるように構成されている。
従って、Aテーブル202e1及びBテーブル202e2は、「非リーチ」演出態様でのみロング演出態様かミドル演出態様かが異なるように選択されているため、Aテーブル202e1はBテーブル202e2と比べて選択される変動演出の変動時間が比較的長くなり易いと言える。換言すれば、Bテーブル202e2は、Aテーブル202e1と比べて選択される変動演出の変動時間が短くなり易いといえる。
このように、左打ち遊技が奨励されている不利状態としての「通常遊技状態A」において、ハズレの抽選結果が抽出された場合に、保留中の変動演出の保留球数に基づいて、変動演出の演出態様を選択するように構成する。例えば、変動演出の保留球数が多い場合には、変動演出時間が比較的短い「非リーチ(ミドル)」演出態様を選択する。これにより、変動演出の保留球数が多い場合に、実行される変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高めることができる。
また、例えば、変動演出の保留球数が少ない場合には、第1始動口64(下側第2始動口71a又は上側第2始動口71b)への球の入球時間を確保するために、「非リーチ(ミドル)」演出態様より変動演出時間が長い「非リーチ(ロング)」演出態様を選択する。これにより、「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択される場合より変動演出時間の長い「非リーチ(ロング)」演出態様を行うことができるので、第1始動口64への球の入球時間を確保し易くなり、第3図柄表示装置81における変動演出の実行時間中に新たな始動入賞が発生する可能性を高くすることで、変動演出が実行されている状況を維持することができる。
なお、第31実施形態では、ハズレの変動演出における演出態様の選択において、変動演出の保留球数に基づいて選択される停止パターンテーブル202eが異なるように構成されているが、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの球の入球時に基づく変動演出の決定と、該入球に基づく変動演出の開始時に基づく変動演出の決定とで、実質的に同一の演出態様が選択されるように構成されている。
具体的には、例えば、ハズレの変動演出である場合は、変動演出の保留球数に基づいて、Aテーブル202e1又はBテーブル202e2のいずれか一方が選択されるように構成されているが、Aテーブル202e1とBテーブル202e2とでは、「非リーチ(ロング)」演出態様若しくは「非リーチ(ミドル)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様に割り振られた停止パターン選択カウンタC3の値がそれぞれ同一に設定されている。
即ち、変動演出の保留球数に基づいて、「非リーチ」演出態様における「非リーチ(ロング)」演出態様が選択されるか「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択されるかが異なるのみであり、「高速変動」の変動要素の時間が異なるだけで、実質的同一の演出態様が選択される。よって、始動入賞時に選択される演出態様と、変動開始時に選択される演出態様とは、遊技状態が遷移(例えば、保留球数が増加)した場合であっても、実質的に同一(同種)の演出態様が選択される。その結果、始動入賞時に選択された演出態様に基づいて「保留変化予告」等の先読み予告を行った場合であっても、実行される変動演出の内容が実質的に同一(同種)となり、先読み予告の対象となった変動演出において、該先読み予告の内容に対して齟齬が発生しない演出を実行することができる。
次に、図601(c)で示すように、停止パターンテーブル202eのCテーブル202e3では、「ノーマルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「0」~「4」に設定され、「スーパーリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「5」~「39」に設定され、「スペシャルリーチ」演出態様に対応した停止パターン選択カウンタC3の範囲が「40」~「99」に設定されている。
なお、Cテーブル202e3は、不利状態としての「通常遊技状態A」における各特別図柄の動的表示の大当たり時に選択される停止パターンテーブル202eであり、必ず「リーチ表示」が発生するので、「非リーチ」演出態様、「特殊変動1」演出態様、及び、「特殊変動2」演出態様は選択されないように設定されている。
次に、図602(a)で示すように、停止パターンテーブル202eのDテーブル202e4では、「非リーチ(ショート)」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ(ロング)」演出態様、「非リーチ(ミドル)」演出態様、「リーチ表示」演出態様、「特殊変動1」演出態様及び「特殊変動2」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「時間短縮状態」における各特別図柄のハズレ抽出時は、必ず「非リーチ(ショート)」演出態様となるように設定されている。
なお、「時間短縮状態」では、上述したように、第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される第2特別図柄の動的表示を早期に実行させて遊技の間延びを抑制するため、第1特別図柄の動的表示の1の変動時間を固定的、かつ、短い変動秒数が選択されるように、ハズレ抽出時には「非リーチ(ショート)」演出態様がもれなく選択されるDテーブル202e4を選択するように構成されている。
次に、図602(b)で示すように、停止パターンテーブル202eのEテーブル202e5では、「特殊変動1」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ」演出態様、各「リーチ表示」演出態様及び「特殊変動2」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の2回転目以降の大当たり若しくは小当たり抽出時、又は、「通常遊技状態B」の大当たり若しくは小当たり抽出時には、必ず「特殊変動1」演出態様となるように設定されている。
次に、図602(c)で示すように、停止パターンテーブル202eのFテーブル202e6では、「特殊変動2」演出態様のみに停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られ(「0」~「99」)、「非リーチ」演出態様、各「リーチ表示」演出態様及び「特殊変動1」演出態様には停止パターン選択カウンタC3の値が割り振られていない。従って、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目の大当たり若しくは小当たり抽出時には、必ず「特殊変動2」演出態様となるように設定されている。
よって、Cテーブル202e3で示すように、不利状態としての「通常遊技状態A」における大当たり当選時の変動演出において、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順で選択割合が高く、Aテーブル202e1及びBテーブル202e2で示すように、「通常遊技状態A」におけるハズレ時の変動演出において、「ノーマルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「スペシャルリーチ」演出態様の順で選択割合が高くなるように設定されている。従って、各「リーチ表示」の現出時における大当たり期待度は、「スペシャルリーチ」演出態様>「スーパーリーチ」演出態様>「ノーマルリーチ」演出態様の順に大当たりの表示結果が現出する可能性が高くなるように構成される。これにより、変動演出の演出態様によって遊技者に大当たりへの期待度を示すことができ、遊技者は実行された変動演出の演出態様に応じて大当たりへの高揚感を味わうことができる。
以上より、特別図柄の種別と、変動演出の当否と、その時点における遊技状態と、その時点における変動演出の保留球数とに基づいて、実行する変動演出の演出態様を決定することにより、遊技が行われている状況に基づいて変動演出の実行時間を短くし、変動演出の実行回数を多くすることで、変動演出の実行効率を高める演出態様を選択することができる。
なお、変動演出の保留球数が多い場合(例えば、「4」個)に、「リーチ表示」が選択されたとき、各「リーチ表示」の「高速変動」の演出要素が短縮された停止パターンテーブル202eを設けてもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄の合計保留数に基づいて演出態様を選択するように構成してもよい。さらに、変動演出の保留球数が多い場合に、各演出態様において「低速変動」の演出要素を省略した停止パターンテーブル202eを設けてもよい。さらに、変動演出の保留球数に応じて、各演出態様の選択率が全く異なる停止パターンテーブル202eを設けてもよい。ただし、変動演出の保留球数に応じて各演出態様の選択率が異なるような場合は、「保留変化予告」等の先読み予告を行う上で、先読み予告実行決定時における保留球数と、該先読み予告の対象となった変動演出の実行時における保留球数とが異なる場合がある。このような場合、先読み予告の内容と変動演出の内容との整合性を保つ処理が必要となるため、処理が煩雑となる。
図594に戻って、説明を続ける。変動種別カウンタCS1は、例えば「0~9」の範囲内で順に「1」ずつ加算され、最大値(つまり「9」)に達した後「0」に戻る構成となっている。変動種別カウンタCS1の値は、後述するタイマ割込処理(図617参照)が1回実行される毎に1回更新され、メイン処理(図616参照)内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、球が第1始動口64に入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、第1始動口64に対応して設けられたRAM203の第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第1保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4に格納される。また、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞したタイミングで、その時点での大当たり種別カウンタC2の値が、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに対応して設けられたRAM203の第2保留球格納エリア203eに設けられた第2保留第1~第4エリアのうち大当たり乱数カウンタC1が格納される第2保留エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4に格納される。
この変動種別カウンタCS1は、変動演出の詳細な変動時間(大まかな変動パターン)の決定に用いられる。即ち、主制御装置110のMPU201は、停止パターンテーブル202e及び停止パターン選択カウンタC3によって選択された演出態様において、変動種別カウンタCS1の値と、ROM202に格納された変動パターンテーブル202fとによって、詳細な変動時間を決定する。音声ランプ制御装置113および表示制御装置114は、変動種別カウンタCS1により決定された変動時間に基づいて、第3図柄表示装置81で表示される第3図柄のリーチ種別や細かな図柄変動態様を決定し、また予告演出実行の有無や予告演出の実行態様を決定する。
このように、主制御装置110のMPU201は、変動演出の大まかな変動パターンを選択して変動時間のみを決定する。このように構成することで、主制御装置110のMPU201において、変動演出を実行するために必要な詳細な予告抽選等の制御を行う必要がなくなるので、変動演出に関するMPU201の処理を軽減することができる。また、主制御装置110において変動演出の全変動パターンのコマンドを用意する必要がなくなり、主制御装置110のROM容量を削減することができる。
また、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114において、主制御装置110で決定された変動時間(大まかな変動パターン)に基づいて、変動演出における詳細な変動パターンを決定することで、変動演出を選択する自由度を高めるができる。さらに、遊技状態が刻々と変化するパチンコ機10において、該変化に対応して随時、変動演出の演出内容の選択又は変更することが可能となり、遊技状態に応じて適切な演出を実行することができる。
ここで、図603及び図604を参照して、変動パターンテーブル202fの詳細について説明する。本パチンコ機10は、変動パターンテーブル202fとして、第1特別図柄のハズレ時に用いられる特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1と、第1特別図柄の大当たり時に用いられる特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2と、第2特別図柄のハズレ時に用いられる特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3と、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に用いられる特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4と、が用意されている。
図603(a)は、ROM202に記憶される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1の一例を模式的に示した図であり、図603(b)は、ROM202に記憶される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2の一例を模式的に示した図である。また、図604(a)は、ROM202に記憶される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3の一例を模式的に示した図であり、図604(b)は、ROM202に記憶される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4の一例を模式的に示した図である。図603及び図604に示すように、各変動パターンテーブル202f1~202f4は、選択された演出態様に基づいてグループ分けされている。
具体的には、ハズレ時の演出態様として、「非リーチ(ロング)」演出態様が決定された場合に参照される「E0:非リーチ・ロング」用と、「非リーチ(ミドル)」演出態様が決定された場合に参照される「E1:非リーチ・ミドル」用と、「非リーチ(ショート)」演出態様が決定された場合に参照される「E2:非リーチ・ショート」用と、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、に区分けされている。
また、大当たり時又は小当たり時の演出態様として、「ノーマルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E3:ノーマルリーチ」用と、「スーパーリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E4:スーパーリーチ」用と、「スペシャルリーチ」演出態様が決定された場合に参照される「E5:スペシャルリーチ」用と、「特殊変動1」演出態様が決定された場合に参照される「E6:特殊変動1」用と、「特殊変動2」演出態様が決定された場合に参照される「E7:特殊変動2」用と、に区分けされている。
そして、その区分けされたグループに対してそれぞれ変動種別カウンタCS1の値が対応付けされている。
第31実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図1用保留数テーブル202d1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第1特別図柄のハズレ時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図603(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
ここで、変動パターンを構成する各変動要素について説明する。変動要素とは、1の変動演出の一部分を構成するものであり、各変動要素を組み合わせて1の変動演出が構成される。第31実施形態のパチンコ機10では、変動要素として、「高速変動」の変動要素、「低速変動」の変動要素、「ノーマルリーチ」の変動要素、「スーパーリーチ」の変動要素、「スペシャルリーチ」の変動要素、「再変動」の変動要素、「特殊変動1」の変動要素、「特殊変動2」の変動要素、が設けられている。
「高速変動」の変動要素とは、遊技者によって第3図柄の内容を明確に認識できないように高速にスクロール変動する変動要素である。この「高速変動」の変動要素は、「非リーチ(ロング)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「10秒」行われ(以下、「高速変動(長)」と称する場合がある)、「非リーチ(ミドル)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「5秒」行われ(以下、「高速変動(中)」と称する場合がある)、「非リーチ(ショート)」演出態様等が選択された場合は、変動演出の冒頭に「2秒」行われる(以下、「高速変動(短)」と称する場合がある)。なお、この「高速変動」の変動要素が終了した場合、後述する「低速変動」の変動要素が開始(実行)されるか、或いは、そのまま変動演出が終了するように構成されている。
「低速変動」の変動要素とは、「10秒」の「高速変動」の変動要素の実行後に開始され、第3図柄を視認可能にスクロール変動して「リーチ表示」を発生するか否かを見せる変動要素である。この「低速変動」の変動要素は、「非リーチ(ミドル)」演出態様及び「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合は実行されず、「非リーチ(ロング)」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、又は、「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合は、「高速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
即ち、「非リーチ(ミドル)」演出態様又は「非リーチ(ショート)」演出態様では、「高速変動」の変動要素が行われた後、第3図柄表示装置81の各図柄列が「低速変動」の変動要素を経由せずに急速に停止(所謂、ビタ止まり)するように構成されている。なお、この「低速変動」の変動要素が終了した場合は、そのまま変動演出が終了する場合がある。
従って、第31実施形態のパチンコ機10では、「非リーチ(ロング)」演出態様は、「10秒」の「高速変動」の変動要素と「5秒」の「低速変動」の変動要素とを含む変動パターンで変動演出が構成される。また、「非リーチ(ミドル)」演出態様は、「5秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。さらに、「非リーチ(ショート)」演出態様は、「2秒」の「高速変動」の変動要素のみの変動パターンで変動演出が構成される。
「ノーマルリーチ」の変動要素は、「低速変動」の変動要素において先に停止する2の図柄列に同一の図柄(以下、「リーチ形成図柄」と称する場合がある)が停止表示した場合に、残りの図柄列の変動結果によって大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「ノーマルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」演出態様等が選択された場合は、「低速変動」の変動要素の後に「5秒」行われる。
第31実施形態のパチンコ機10では、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、「スーパーリーチ」の変動要素に発展するパターンと、「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において所定演出(例えば、「バトル演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スーパーリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「40秒」行われる。
第31実施形態のパチンコ機10では、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」の変動要素を実行するパターンと、が用意されている。
「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素において「ハズレ表示」が停止せずに残りの図柄列の変動が継続された場合に発展して実行され、第3図柄表示装置81において上記所定演出と異なる特殊演出(例えば、「競争演出」)を行って大当たりが発生するか否かを見せる変動要素である。この「スペシャルリーチ」の変動要素は、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「160秒」行われる。
第31実施形態のパチンコ機10では、「スペシャルリーチ」の変動要素の実行後は、直接「ハズレ表示」を現出するパターンと、直接「大当たり表示」を現出するパターンと、一旦、仮の「ハズレ表示」を現出させた後に「再変動」するパターンと、が用意されている。
なお、「ノーマルリーチ」の変動要素の実行後に「スーパーリーチ」の変動要素又は「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成されているが、この構成に代えて、「低速変動」後にリーチ形成図柄が停止した場合に、「ノーマルリーチ」の変動要素を経由せず、直接「スーパーリーチ」の変動要素や「スペシャルリーチ」の変動要素に発展するように構成してもよい。また、「スーパーリーチ」の変動要素の実行後に「スペシャルリーチ」の変動要素が行われるように構成してもよい。
「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」において一旦「ハズレ表示」が現出した後に発展して実行され、「大当たり表示」を現出する変動要素である。この「再変動」の変動要素は、いずれかの「リーチ表示」後に「10秒」行われる。
第31実施形態のパチンコ機10では、「再変動」の変動要素の実行後は、「大当たり表示」が現出するパターンが用意されている。
また、この「再変動」の変動要素は、大当たり遊技又は小当たり遊技に当選した場合にのみ発生するように構成されている。即ち、「ハズレ表示」の場合には、「再変動」の変動要素は実行されないように構成されている。これは、「再変動」の変動要素は、仮に停止表示された「ハズレ表示」をいずれかの「大当たり表示」に変更する変動要素であるため、大当たりに当選していない「ハズレ表示」の場合に行ってしまうと、演出上の齟齬が発生してしまう。よって、この「再変動」の変動要素は、特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2及び特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4(図603(b)及び図604(b)参照)でのみ選定され、ハズレ用変動パターンテーブル202f1,202f3(図603(a)及び図604(a)参照)では選定されないように構成されている。
「即あたり(短)」の変動要素は、主に、「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」における各特別図柄の大当たり又は小当たり時に実行される変動要素であり、「1秒」間の高速スクロール変動の実行後に、第3図柄が大当たり(小当たり)となる図柄列(図柄列Z1~Z3に同一の数字を付した第3図柄が停止)で停止する。
よって、この「即あたり(短)」の変動要素は、特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2及び特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4(図603(b)及び図604(b)参照)でのみ選定され、ハズレ用変動パターンテーブル202f1及び202f3(図603(a)及び図604(a)参照)では選定されないように構成されている。
「即あたり(中)」の変動要素は、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目の大当たり又は小当たり時に実行される変動要素であり、「5秒」間の高速スクロール変動の実行後に、第3図柄が大当たり(小当たり)となる図柄列(図柄列Z1~Z3に同一の数字を付した第3図柄が停止)で停止する。なお、上述したように、この「即あたり(中)」の変動要素の実行中において、第2特別図柄の動的表示の保留球が4個貯留されたことが第3図柄表示装置81において報知される(図645(a)参照)。
よって、この「即あたり(中)」の変動要素は、特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4(図604(b)参照)でのみ選定され、その他の変動パターンテーブル202fでは選定されないように構成されている。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E1:非リーチ・ミドル」には、全体の変動時間が「5秒」の『「高速変動(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図603(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ミドル」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「非リーチ(ミドル)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(中)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E2:非リーチ・ショート」には、全体の変動時間が「2秒」の『「高速変動(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図603(a)で示す例では、「E2:非リーチ・ショート」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「非リーチ(ショート)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図603(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図603(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スーパーリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図603(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1ハズレ用変動パターンテーブル202f1において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
なお、第1特別図柄のハズレ時の変動パターンは、演出態様がそのまま変動パターンとして決定されるため、変動種別カウンタCS1を使用せずに変動パターンを決定するように構成してもよい。また、変動種別カウンタCS1のみを使用して選択するものとしたが、複数の変動種別カウンタを併用して選択(予告表示の有無等を選択)しても良い。
次に、図603(b)を参照して、第1特別図柄の大当たり時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2について説明する。第31実施形態では、第1特別図柄に対応する第1保留球格納エリア203dのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値である場合に、特図1用保留数テーブル202d1を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図603(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図603(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、特図1の大当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図603(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第1特別図柄の大当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において、「E6:特殊変動1」には、全体の変動時間が「1秒」の『「即あたり(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図603(b)の示す例では、「E6:特殊変動1」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「即あたり(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「即あたり(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第1特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図1大当たり用変動パターンテーブル202f2において「特殊変動1」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「即あたり(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第1特別図柄の変動演出における「特殊変動1」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「即あたり(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次に、図604(a)を参照して、第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3について説明する。第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たりとなる値(大当たり乱数値)及び小当たりとなる値(小当たり乱数値)ではない場合、即ち、ハズレとなる値であった場合に、特図2用保留数テーブル202d2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
第2特別図柄のハズレ時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E0:非リーチ・ロング」には、全体の変動時間が「15秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』の1つの変動パターン(変動時間。以下、「変動パターン」を「変動時間」と置き換えることは当然に可能である。)が用意されている。
図604(a)で示す例では、「E0:非リーチ・ロング」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』のみを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「非リーチ(ロング)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ロング)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E1:非リーチ・ショート」には、全体の変動時間が「1秒」の『「高速変動(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが用意されている。
図604(a)で示す例では、「E1:非リーチ・ショート」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」となっており、『「高速変動(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「非リーチ(ショート)」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「非リーチ(ショート)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図593(a)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「ノーマルリーチ」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図604(a)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スーパーリー」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』が選択される。
次いで、特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の1つの変動パターンが用意されている。
図604(a)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~9」となっており、該『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2ハズレ用変動パターンテーブル202f3において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「スペシャルリーチ(ミドル)」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』が選択される。
次に、図604(b)を参照して、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4について説明する。第31実施形態では、第2特別図柄に対応する第2保留球格納エリア203eのある保留エリアに格納された大当たり乱数カウンタC1の値が大当たり又は小当たりとなる値である場合に、特図2用保留数テーブル202d2を参照して、その時点での遊技状態と、その時点での保留球数と、に基づいて停止パターンテーブル202eを選択し、同じ保留エリアに格納された停止パターン選択カウンタC3の値と上記停止パターンテーブル202eとに基づいて演出態様を選択する。そして、選択された演出態様に基づいて特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4の中で参照するグループ(群)を決定する。その特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4のグループ(群)において、同保留エリアに格納された変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターン(変動時間)が、その保留エリアに保留された変動演出における変動パターンとして決定される。
特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E3:ノーマルリーチ」には、全体の変動時間が「20秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「30秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図604(b)の示す例では、「E3:ノーマルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』に対して「0~2」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「3~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において「ノーマルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンが30%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが70%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に選択される「ノーマルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の70%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たり又は小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E4:スーパーリーチ」には、全体の変動時間が「60秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「70秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図604(b)の示す例では、「E4:スーパーリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』に対して「0~3」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「4~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において「スーパーリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンが40%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが60%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に選択される「スーパーリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが選択され易く(全体の60%)なっている。また、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素』の変動パターンも選択されるように構成されることで、いずれの変動パターンからでも大当たり又は小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E5:スペシャルリーチ」には、全体の変動時間が「180秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』と、全体の変動時間が「190秒」の『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』との2つの変動パターンが選択可能に用意され、各変動パターンに対して変動種別カウンタCS1の値が対応付けられている。
図604(b)の示す例では、「E5:スペシャルリーチ」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』に対して「0~4」、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』に対して「5~9」、となっている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において「スペシャルリーチ」演出態様が選択された場合、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンが50%、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンが50%、の割合で選択されるように設定されている。
従って、第2特別図柄の大当たり時又は小当たり時に選択される「スペシャルリーチ」演出態様では、『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スペシャルリーチ」の変動要素』の変動パターンと『「高速変動(長)」の変動要素+「低速変動」の変動要素+「ノーマルリーチ」の変動要素+「スーパーリーチ」の変動要素+「再変動」の変動要素』の変動パターンとが均等に選択されるように(50%ずつ)なっている。その結果、いずれの変動パターンでも同等に大当たり又は小当たりを期待できる遊技性を提供できる。
次いで、特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E6:特殊変動1」には、全体の変動時間が「1秒」の『「即あたり(短)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが選択可能に用意されている。
図604(b)の示す例では、「E6:特殊変動1」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「即あたり(短)」の変動要素のみ』に対して「0~9」、となっており、『「即あたり(短)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において「E6:特殊変動1」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「即あたり(短)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「E6:特殊変動1」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「即あたり(短)」の変動要素のみ』が選択される。
次いで、特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において、「E7:特殊変動2」には、全体の変動時間が「5秒」の『「即あたり(中)」の変動要素のみ』の1つの変動パターンが選択可能に用意されている。
図604(b)の示す例では、「E7:特殊変動2」における変動パターンと変動種別カウンタCS1の値との対応付けが、『「即あたり(中)」の変動要素のみ』に対して「0~9」、となっており、『「即あたり(中)」の変動要素のみ』だけを選択可能に設定されている。
即ち、第2特別図柄の変動演出の実行時に参照される特図2大当たり・小当たり用変動パターンテーブル202f4において「E7:特殊変動2」演出態様が選択された場合、変動種別カウンタCS1がとり得るすべての値(「0~9」)に対して『「即あたり(中)」の変動要素のみ』が対応付けられている。つまり、第2特別図柄の変動演出における「E7:特殊変動2」演出態様の場合は、変動パターンとして必ず『「即あたり(中)」の変動要素のみ』が選択される。
図592に戻って、説明を続ける。普図当たりカウンタC4は、例えば「0~99」の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり「99」)に達した後「0」に戻るループカウンタとして構成されている。また、普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第2初期値乱数カウンタCINI2の値が当該普図当たりカウンタC4の初期値として読み込まれる。
なお、第2初期値乱数カウンタCINI2は、普図当たりカウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=「0~99」)、タイマ割込処理(図617参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図616参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
普図当たりカウンタC4の値は、例えば定期的(第31実施形態では、タイマ割込処理(図617参照)毎に1回)更新され、球がスルーゲート67を通過したことが検知されたタイミングで、RAM203の普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのいずれかの普図保留エリアに格納される。そして、普図保留球格納エリア203hに格納された順に順次普図保留球実行エリア203iにデータをシフトし、該普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値に対して当たり判定を行う。
普通図柄の当たりとなる乱数の値は、遊技状態毎に主制御装置110のROM202に格納される普図当たり乱数テーブル202iによって設定(例えば、低確率状態では当たりなし、高確率状態で99/100等)されており、RAM203の普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202iによって設定された当たりとなる乱数の値と一致する場合に、当たりと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202jが参照されて、普通図柄の可変表示時間が設定(例えば、時短機能非作動時は1秒、時短機能作動時は0.1秒等)され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「○」の図柄が点灯表示される。その後、遊技状態に応じて普通電役開放テーブル202kが参照されて、普通電役ユニット72の開放時間が設定(例えば、時短機能非作動時は開放なし、時短機能作動時は1.0秒×5回等)され、該開放時間の間、普通電役ユニット72の開閉板72aが開放作動し、その間、普通電役ユニット72へ球が入賞可能に構成される。
一方、普図保留エリアに格納されている普図当たりカウンタC4の値が、普図当たり乱数テーブル202iによって設定された当たりとなる乱数の値と一致しない場合には、ハズレと判定される。そして、遊技状態に応じて普図変動テーブル202jが参照されて可変表示時間が設定され、普通図柄表示装置83において該可変表示時間の経過後、停止図柄(普通図柄)として「×」の図柄が点灯表示される。なお、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j及び普通電役開放テーブル202kについては、図611において後述する。
図594に戻り、説明を続ける。RAM203は、図593に図示したカウンタ用バッファ203cのほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図616参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図614参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図636参照)が即座に実行される。
RAM203は、さらに、第1保留球数カウンタ203a、第2保留球数カウンタ203b、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、保留球実行エリア203f、普図保留球数カウンタ203g、普図保留球格納エリア203h、普図保留球実行エリア203i、時短終了フラグ203j、時短フラグ203k、特図1時短カウンタ203m、特図2時短カウンタ203n、合計時短カウンタ203o及び大当たりフラグ203pを少なくとも有している(図593参照)。
第1保留球数カウンタ203aは、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図617参照)の中で検出される第1始動口64への入球に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第1特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第1保留球数カウンタ203aは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図614のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図618のS306参照)。一方、第1保留球数カウンタ203aは、第1特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図620のS508参照)。
第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図617参照)の中で検出される下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの始動入賞に基づいて、特別図柄表示装置37で行われる第2特別図柄の動的表示(第3図柄表示装置81で行われる第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出)の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
この第2保留球数カウンタ203bは、第1保留球数カウンタ203aと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図614のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの始動入賞が検出されて第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図618のS310参照)。一方、第2保留球数カウンタ203bは、第2特別図柄の動的表示(変動演出)が実行される毎に1減算される(図620のS505参照)。
この第1保留球数カウンタ203aの値(即ち、第1特別図柄の保留球数)又は第2保留球数カウンタ203bの値(即ち、第2特別図柄の保留球数)は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に通知される(図618のS313参照)。第1保留球数コマンドは、第1始動口64への始動入賞が検出されて第1保留球数カウンタ203aが1加算される毎に、第2保留球数コマンドは、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの第2保留球数カウンタ203bが1加算される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に対して送信されるコマンドである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、主制御装置110に保留された第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数そのものの値を取得することができる。これにより、音声ランプ制御装置113において、主制御装置110へアクセスすることなく各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留回数を管理することができる。また、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの始動入賞が検出される毎に、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信することにより、音声ランプ制御装置113において管理される各特別図柄の動的表示(変動演出)の保留球数が、ノイズ等の影響によって主制御装置110に保留された実際の動的表示(変動演出)の保留球数からずれてしまった場合であっても、次に受信する第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって、そのずれを修正することができる。
また、第31実施形態では、主制御装置110が音声ランプ制御装置113に対して第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを送信する場合、その第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにおいて、1加算された第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値だけでなく、その第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの加算の契機となった上記始動入賞に伴い、カウンタ用バッファ203c(図594参照)より取得される大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値も含める。
つまり、始動入賞があった場合に、主制御装置110にてカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値が、指定動作として第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって音声ランプ制御装置113に伝えられる。
音声ランプ制御装置113では、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドにより伝えられた大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、その各値に基づく変動演出が実行される前に先読みし、当該変動演出がどうなるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)をその変動演出の実行前に判断する。そして、その先読みによる判断結果に基づき、各種の演出の実行を決定したり、「保留変化予告」の演出内容及び実行時期(タイミング)を決定できるようになっている。
なお、変動演出の保留球数を示す第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドと、大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとを別々に送信するように構成してもよい。第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドとは別の大当たり乱数カウンタC1等の値を示すコマンドとしては、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの球の入球タイミングで第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドを生成すると共に、該入球に基づく変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドに類するコマンド(事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンド)を生成し、音声ランプ制御装置113へ送信するように構成してもよい。この場合に、事前変動パターンコマンド及び事前停止種別コマンドの生成のプログラムに関し、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドのプログラムを流用することで、プログラムの作成を容易にすることができる。
第1保留球格納エリア203dは、上述したように、第1始動口64への始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図617参照)の中で、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を取得し、第1保留球格納エリア203dに格納する。第1保留球格納エリア203dは、第1特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)を有している(図594参照)。
第2保留球格納エリア203eは、上述したように、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの始動入賞の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値をそれぞれ記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図617参照)の中で、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへ入賞(始動入賞)したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を取得し、第2保留球格納エリア203eに格納する。第2保留球格納エリア203eは、第2特別図柄の一の始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)を有している(図594参照)。
保留球実行エリア203fは、上述したように、実行を開始する、或いは、実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理において参照すべきデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等の処理を実行するために、上述した第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに記憶されている始動入賞に対応するデータ(カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)のうち、最も古い始動入賞に対応するデータを、この保留球実行エリア203fへシフトする。なお、第31実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図594を参照して、第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203e、および保留球実行エリア203fの詳細について説明する。第1保留球格納エリア203d、第2保留球格納エリア203eおよび保留球実行エリア203fは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定等を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり抽選、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81の動的表示および変動演出の設定には、大当たり抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別の決定に使用する大当たり種別カウンタC2と、小当たり種別の決定に使用する小当たり種別カウンタCKと、変動演出の演出態様の決定に使用する停止パターン選択カウンタC3と、変動パターンの決定に使用する変動種別カウンタCS1とが用いられる。第1保留球格納エリア203dは、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CK,CS1の各値をそれぞれ記憶し、第2保留球格納エリア203eは、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへ入賞(始動入賞)した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される上記カウンタC1~C3,CK,CS1の各値を記憶する。
第1保留球格納エリア203dは、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203d2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203d4とが設けられている。
また、第2保留球格納エリア203eは、第1保留球格納エリア203dと同様、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、第1保留球格納エリア203dと同様、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203e2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3と、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203e4と、小当たり種別カウンタCKの値を格納する小当たり種別カウンタ格納エリア203e5とが設けられている。
なお、第31実施形態では、大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1,203e1と、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2,203e2と、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3,203e3と、変動種別カウンタ格納エリア203d4,203e4と、小当たり種別カウンタ格納エリア203e5とを1つの保留球格納エリア203d,203eの中にそれぞれまとめて設けているが、各カウンタC1~C3,CK,CS1毎に保留球格納エリアを複数設けるようにしてもよい。
上述した通り、第1保留球格納エリア203dには、球が第1始動口64へ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第1保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶され、第1保留第1エリアには、時間的に最も古い第1始動口64への始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
また、第2保留球格納エリア203eには、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへ入賞(始動入賞)したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(第2保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号の小さいエリアほど、時間的に古い下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの始動入賞に対応するデータが記憶され、第2保留第1エリアには、時間的に最も古い下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの始動入賞に対応するデータが記憶されることになる。
一方、保留球実行エリア203fは、1つのエリアのみで構成されている。この保留球実行エリア203fには、第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eと同様に、大当たり乱数カウンタC1の値を格納する大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1と、大当たり種別カウンタC2の値を格納する大当たり種別カウンタ格納エリア203f2と、停止パターン選択カウンタC3の値を格納する停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3、変動種別カウンタCS1の値を格納する変動種別カウンタ格納エリア203f4と、小当たり種別カウンタCKの値を格納する小当たり種別カウンタ格納エリア203f5とが設けられている。
MPU201は、特別図柄の変動演出の実行開始タイミングになったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータ(各カウンタC1~C3,CK,CS1の各値)が記憶されている場合は、該第2保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f5にそれぞれシフトする。一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなった場合に、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが記憶されておらず、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが記憶されているとき、該第1保留第1エリアに記憶されているデータを、この保留球実行エリア203fの各エリア203f1~203f5にそれぞれシフトする。
そして、保留球実行エリア203fにシフトされたデータを、進行制御としての変動開始処理(図621参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて大当たり抽選を行うと共に、その抽選結果に対応する変動パターン及び停止種別を決定する。特別図柄表示装置37では、主制御装置110の制御により、この決定された変動パターンおよび停止種別に基づいて、動的表示が行われる。
また、ここで決定された変動パターン及び停止種別は、変動パターンコマンドおよび停止種別コマンドによって、音声ランプ制御装置113や表示制御装置114へ通知される。そして、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114の制御によって、第3図柄表示装置81では、変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドにより通知された変動パターンおよび停止種別に基づいて、特別図柄の変動演出が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったことを判断すると、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第2保留第1エリアにデータが格納されていると判断された場合は、第2保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203e1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第2保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203e2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第2保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203e3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第2保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203e4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトし、第2保留第1エリアの小当たり種別カウンタ格納エリア203e5の乱数値を、小当たり種別カウンタ格納エリア203f5へシフトする。
そして、保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第2保留第1エリアが空き状態となるため、第2保留球格納エリア203eの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第31実施形態では、第2保留球格納エリア203eにおいて、データが記憶(保留)されている第2保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第2保留球格納エリア203e内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であり、第2保留球格納エリア203eの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第2保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第2保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第2保留第2エリアのデータを、第2保留第1エリアへシフトし、第2保留第3エリアのデータを、第2保留第2エリアへシフトし、第2保留第4エリアのデータを、第2保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば、MPU201は、第2保留第2エリアのデータのみを、第2保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第31実施形態では、データが記憶(保留)されていない第2保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第2保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第2保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
一方、MPU201は、変動演出の実行開始タイミングとなったときに、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1エリアにデータが格納されていないと判断された場合は、次いで、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1エリアにデータが格納されているか否かを判断する。判断の結果、第1保留第1エリアにデータが格納されていれば、該第1保留第1エリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1の乱数値を、保留球実行エリア203fの大当たり乱数カウンタ格納エリア203f1へシフトする。同様に、第1保留第1エリアの大当たり種別カウンタ格納エリア203d2の乱数値を、大当たり種別カウンタ格納エリア203f2へシフトし、第1保留第1エリアの停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3の乱数値を、停止パターン選択カウンタ格納エリア203f3へシフトし、第1保留第1エリアの変動種別カウンタ格納エリア203d4の乱数値を、変動種別カウンタ格納エリア203f4へシフトする。
そして、保留球実行エリア203fへのデータのシフトが終了すると、第1保留第1エリアが空き状態となるため、第1保留球格納エリア203dの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第31実施形態では、第1保留球格納エリア203dにおいて、データが記憶(保留)されている第1保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、第1保留球格納エリア203d内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であり、第1保留球格納エリア203dの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、第1保留第1エリアのデータが、保留球実行エリア203fへシフトされ、第1保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、第1保留第2エリアのデータを、第1保留第1エリアへシフトし、第1保留第3エリアのデータを、第1保留第2エリアへシフトし、第1保留第4エリアのデータを、第1保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、変動演出の開始判断が行われた時の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば、MPU201は、第1保留第2エリアのデータのみを、第1保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第31実施形態では、データが記憶(保留)されていない第1保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
このように、実行される第1特別図柄の動的表示に関するデータと、実行される第2特別図柄の動的表示に関するデータとを、それぞれ別々に記憶し、第2特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されている場合は、該第2特別図柄の動的表示を優先的に実行し、第2特別図柄の動的表示に関するデータが記憶されていない場合であって、第1特別図柄の動的表示が記憶されている場合は、該第1特別図柄の動的表示を実行する。このように構成することで、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先的に実行するとともに、各データに基づいてそれぞれ動的表示を行うことで、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを実行することができる。
図593に戻って、説明を続ける。普図保留球数カウンタ203gは、2ミリ秒毎に定期的に実行されるタイマ割込処理(図617参照)の中で検出されるスルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄表示装置83で行われる普通図柄の可変表示の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するためのカウンタである。
この普図保留球数カウンタ203gは、保留球数カウンタ203a,203bと同様、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図614のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。そして、スルーゲート67への球の通過が検出されて普通図柄に関する可変表示の保留球数が増加する毎に、最大値「4」まで1加算される(図619のS406参照)。一方、普図保留球数カウンタ203gは、普通図柄の可変表示が実行される毎に1減算される(図632のS705参照)。
普図保留球格納エリア203hは、スルーゲート67への球の通過の検出に伴ってカウンタ用バッファ203cより取得した普図当たりカウンタC4を記憶するためのメモリである。MPU201は、タイマ割込処理(図617参照)の中で、球がスルーゲート67を通過したことを検出すると、カウンタ用バッファ203cから普図当たりカウンタC4の値を取得し、普図保留球格納エリア203hに格納する。普図保留球格納エリア203hは、普通図柄の一の保留球に対応するデータ(普図当たりカウンタC4の値)が、最大4回分まで記憶(保留)できるように、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)を有している(図594参照)。
普図保留球実行エリア203iは、実行を開始する、或いは、実行中の普通図柄の当たり抽選や可変表示の処理において参照すべきデータ(普図当たりカウンタC4の値)を記憶するためのメモリである。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングであることを検出すると、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を実行するために、上述した普図保留球格納エリア203hに記憶されているデータ(普図当たりカウンタC4の値)のうち、一のデータをこの普図保留球実行エリア203iへシフトする。なお、第31実施形態におけるシフトとは、一の領域に記憶されているデータを別の領域へ移動させることを示す。
ここで、再び図594を参照して、普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iの詳細について説明する。普図保留球格納エリア203hおよび普図保留球実行エリア203iは、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定等の処理を行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
上述したように、普通図柄の当たり抽選や普通図柄表示装置83の可変表示の設定には、普通図柄の当たり抽選に使用する普図当たりカウンタC4が用いられる。普図保留球格納エリア203hは、球がスルーゲート67を通過した場合にMPU201によってカウンタ用バッファ203cから取得される普図当たりカウンタC4の値を記憶する。
普図保留球格納エリア203hは、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)で構成されている。4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)にはそれぞれ、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
この普図保留球格納エリア203hには、球がスルーゲート67を通過したタイミングで取得されるデータ(普図当たりカウンタC4の値)が最大4回分まで記憶されるが、その場合、4つの保留エリア(普図保留第1~第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1~第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。つまり、エリア番号が小さいエリアほど、時間的に古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶され、普図保留第1エリアには、時間的に最も古いスルーゲート67への球の通過に対応するデータが記憶されることになる。
一方、普図保留球実行エリア203iは、1つのエリアのみで構成されている。この普図保留球実行エリア203iには、普図保留球格納エリア203hと同様に、普図当たりカウンタC4の値を格納する普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)が設けられている。
MPU201は、普通図柄の可変表示の実行タイミングになったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアに記憶されているデータを、この普図保留球実行エリア203iにシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iにシフトされたデータを、普図変動処理(図635参照)において参照し、その参照データと遊技状態とに基づいて、当たり抽選を行うと共に、可変表示の内容を決定する。普通図柄表示装置83では、主制御装置110の制御により、この決定された内容に基づいて、可変表示が行われる。
データのシフトの詳細について説明する。MPU201は、普通図柄の可変表示の実行開始タイミングとなったことを判断すると、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1エリアの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)の乱数値を、普図保留球実行エリア203iの普図当たり乱数カウンタ格納エリア(図示せず)へシフトする。
そして、普図保留球実行エリア203iへのデータのシフトが終了すると、普図保留第1エリアが空き状態となるため、普図保留球格納エリア203hの各エリア(第2~第4)に記憶(保留)されているデータを、エリア番号が1小さいエリア(第1~第3)に詰めるシフト処理を行う。なお、第31実施形態では、普図保留球格納エリア203hにおいて、データが記憶(保留)されている普図保留エリア(第1~第4)についてのみデータのシフトを行う。
ここで、普図保留球格納エリア203h内の各保留エリアに対して行われるデータシフトについて説明する。例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であり、普図保留球格納エリア203hの全エリア(第1~第4)にデータが記憶されているとする。この状態で、普図保留第1エリアのデータが、普図保留球実行エリア203iへシフトされ、普図保留第1エリアが空き状態となると、MPU201は、他のエリア(第2~第4)のデータをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリア(第1~第3)にシフトする。すなわち、普図保留第2エリアのデータを、普図保留第1エリアへシフトし、普図保留第3エリアのデータを、普図保留第2エリアへシフトし、普図保留第4エリアのデータを、普図保留第3エリアへシフトする。
また、例えば、普通図柄の可変表示の開始判断が行われた時の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば、MPU201は、普図保留第2エリアのデータのみを、普図保留第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、第31実施形態では、データが記憶(保留)されていない普図保留エリア(第3~第4)については、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、普図保留エリア(第2~第4)の各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、普図保留エリア(第2~第4)にデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不要となるので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図593に戻り、説明を続ける。時短終了フラグ203jは、オン状態で時短終了条件が成立していることを示すためのフラグである。この時短終了フラグ203jは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図614のS117参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第31実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の動的表示の停止時の処理である変動停止処理において実行される時短計数処理内で、後述する特図1時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値でなくなったとき、特図2時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でなくなったとき、又は、合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でなくなったときにオンに設定される(図623のS5310参照)。その後、普通電役制御処理において実行される普通電役終了処理内で、普通電役ユニット72のエンディング時間(第31実施形態では、「200秒」)が経過したタイミングでオフに設定される(図635のS833参照)。
次いで、状態変化制御としての時短フラグ203kは、オン状態で「時間短縮状態」であって、普通図柄の高確率状態であり、かつ、普通図柄の可変表示時間の短縮状態、普通電役ユニット72の開放長期化状態であること示すためのフラグである。この時短フラグ203kは、パチンコ機10の電源投入時のRAMクリア時(図614のS117参照)に初期値としてオフに設定される。そして、第31実施形態のパチンコ機10では、大当たりの終了時において、当選した大当たり種別が大当たり種別「時短A」である場合に時短フラグ203kがオンに設定される(図631のS6602参照)。その後、普通電役制御処理において実行される普通電役終了処理内で、普通電役のエンディング時間が経過しており、時短終了フラグ203jがオンに設定されている場合にオフに設定される(図635のS834参照)。
第31実施形態のパチンコ機10では、状態変化制御としての時短フラグ203kがオンされている場合に、普通図柄の高確率状態として、普図当たり乱数テーブル202iが参照されて普通図柄の当たり抽選が行われるとともに、普通図柄の短縮状態として普図変動テーブル202jが参照されて普通図柄の可変表示時間が設定され、普通電役ユニット72の開放長期化状態として普通電役開放テーブル202kが参照されて普通電役ユニット72の開放駆動が行われる。
次いで、特図1時短カウンタ203mは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第1特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。
この特図1時短カウンタ203mは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図614のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、特図1時短カウンタ203mの値が「0」クリアされる(図624のS602参照)。そして、大当たり終了処理において、当選した大当たり種別が大当たり種別「時短A」である場合に、時短終了条件テーブル202mに応じた作動回数が設定される(図631のS6603参照)。一方、特図1時短カウンタ203mの値は、「時間短縮状態」において、第1特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図623のS5302参照)。
そして、特図1時短カウンタ203mの値が「0」となった場合に(図623のS5303:No)、第1特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短終了フラグ203jをオンに設定するように構成されている。
次いで、特図2時短カウンタ203nは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。
この特図2時短カウンタ203nは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図614のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、特図2時短カウンタ203nの値が「0」クリアされる(図624のS602参照)。そして、大当たり終了処理において、当選した大当たり種別が大当たり種別「時短A」である場合に、時短終了条件テーブル202mに応じた作動回数が設定される(図631のS6603参照)。一方、特図2時短カウンタ203nの値は、「時間短縮状態」において、第2特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図623のS5306参照)。
そして、特図2時短カウンタ203nの値が「0」となった場合に(図623のS5307:No)、第2特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短終了フラグ203jをオンに設定するように構成されている。
次いで、合計時短カウンタ203oは、「時短機能」の1の終了条件を判別するためのカウンタであって、大当たり終了後に特別図柄の動的表示の実行回数を計数し、時短終了条件の判別を行うためのカウンタである。
この合計時短カウンタ203oは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図614のS117参照)によって、初期値として「0」が設定される。また、当たり処理においても大当たり時の初期化処理として、合計時短カウンタ203oの値が「0」クリアされる(図624のS603参照)。そして、大当たり終了処理において、当選した大当たり種別が大当たり種別「時短A」である場合に、時短終了条件テーブル202mに応じた作動回数が設定される(図631のS6603参照)。一方、合計時短カウンタ203oの値は、「時間短縮状態」において、特別図柄の動的表示が1回実行されるごとに、1減算される(図623のS5304及びS5308参照)。
そして、合計時短カウンタ203oの値が「0」となった場合に(図623のS5305:No又はS5309:No)、特別図柄の実行回数による時短終了条件が成立したと判断して、時短終了フラグ203jをオンに設定するように構成されている。
大当たりフラグ203pは、特定領域73dを球が通過したことに基づいて大当たり状態を発生させるか否かを判別するためのフラグである。
この大当たりフラグ203pは、電源投入後のRAM203の初期設定処理(図614のS117参照)によって、初期値としてオフに設定される。そして、小当たり遊技中に開放され得る特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に、大当たりフラグ203pがオンに設定される(図627のS6209参照)。一方、後述する当たり処理(図624参照)において、大当たりフラグ203pがオンに設定されていると判別された場合(図624のS606:Yes参照)、この大当たりフラグ203pがオフに設定される(図624のS607参照)。大当たりフラグ203pがオンからオフに設定された後は、大当たり種別又は小当たり種別に応じた大当たり遊技が開始されるように構成されている。
主制御装置110のROM202には、第1特別図柄又は第2特別図柄の抽選遊技において大当たりに当選した場合に、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放制御のために参照される大当たり開放テーブル202gが格納されている。
ここで、図605を参照して、大当たり開放テーブル202gについて説明する。図605は、ROM202に記憶される大当たり開放テーブル202gの一例を模式的に示した模式図である。大当たり開放テーブル202gは、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当たり時に参照され、各特別図柄の大当たりを発生した大当たり種別又は小当たり種別に基づいて、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの開放態様等(ラウンド回数、オープニング時間、インターバル時間、エンディング時間、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)、及び、大当たり終了後に移行する遊技状態が規定されている。
まず、大当たり開放テーブル202gは、遊技状態毎に入賞し易い第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71b(以下、第1始動口64と下側第2始動口71aと、上側第2始動口71bとを総称して、「始動口64,71」と称する場合がある)に基づいて選択される大当たりに当選した大当たり種別又は小当たりに当選した小当たり種別に基づいて開放態様等が区分けされている。
具体的には、「通常遊技状態A」において、大当たり種別「通常A」、「時短A」若しくは「通常B」に当選した場合、又は、小当たり種別「通常C」に当選した場合に参照される「通常遊技状態A」用と、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、大当たり種別「通常A」、「時短A」若しくは「通常B」に当選した場合、又は、小当たり種別「通常C」に当選した場合に参照される「時間短縮状態・通常遊技状態B」用とで、大入賞口開閉板65aの開放態様等が規定されている。
図605で示すように、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態A」用において、大当たり種別「通常A」又は「通常B」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65a(以下、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aを、「大入賞口」と称する場合がある)が、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、その大当たりのオープニング時間(以下、オープニング時間を、「OP時間」と称する場合がある)が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間(以下、インターバル時間を、「IT時間」と称する場合がある)が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間(以下、エンディング時間を、「ED時間」と称する場合がある)が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「15個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態A」用において、大当たり種別「時短A」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65a(以下、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aを、「大入賞口」と称する場合がある)が、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、その大当たりのオープニング時間が「30秒」に設定され、その大当たりの1のラウンドと次のラウンドとの閉鎖時間であるインターバル時間が「1秒」に設定され、その大当たりのエンディング時間が「0.05秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「15個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「通常遊技状態A」用において、小当たり種別「通常C」に当選し、1ラウンド目の小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間が「30秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「10秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「15個」に設定される。なお、大当たり開放テーブル202gにおけるいずれかの小当たり種別に当選時のOP時間は、小当たり遊技(1ラウンド目)で特定領域73dへ球を通過させた場合に大当たり遊技(2ラウンド目)へ移行する際の時間を意味する。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、大当たり種別「通常A」、「時短A」又は「通常B」に当選した場合には、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが、10ラウンドに亘って繰り返し開閉される。そして、OP時間が「0.05秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「0.05秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「15個」に設定される。
次いで、大当たり開放テーブル202gの「時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「通常C」に当選し、1ラウンド目の小入賞口ユニット73の開放中における特定領域73dへの球の通過を条件に、可変入賞装置65(大入賞口)が9ラウンドに亘って開放される。そして、その大当たりのオープニング時間が「1秒」に設定され、IT時間が「1秒」に設定され、ED時間が「0.05秒」に設定される。また、1のラウンドの最大開放時間が「30秒」に設定され、1のラウンドにおける最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「15個」に設定される。
このように、右打ち遊技が維持されて連続的に特別図柄の大当たりが頻発する「連荘」状態において、いずれかの大当たり種別に当選した場合における大当たり時のOP時間、IT時間、及び、ED時間を、不利状態としての「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より短く構成することで、「連荘」状態中における大当たり全体の消化時間を短くし、「連荘」状態において次の大当たりへの到達時間を短くすることが可能となる。
より詳細には、例えば、「時間短縮状態」における小当たり種別「通常C」当選に基づく大当たり時のエンディング時間は「0.05秒」となり、該大当たり終了後の「通常遊技状態B」において、第2特別図柄の動的表示の残保留が小当たり種別「通常C」に当選した場合の変動時間は「1秒」となり(図600(b)、図602(b)及び図604(b)参照)、さらに、該小当たり当選時のオープニング時間は「0.05秒」となる(図606参照)。
よって、「時間短縮状態」において小当たり種別「通常C」に当選した場合の大当たりの終了から、次の大当たり(小当たり当選に基づく小入賞口ユニット73の開放)までの時間は約1秒となるため、遊技者が大当たりエンディング中に打ち出した遊技球を、小当たり種別「通常C」への当選に基づいて開放された小入賞口ユニット73にそのまま入球させることも可能となる。よって、遊技者が右打ち遊技中における遊技仕様について深く理解していない場合であっても、即座に次の大当たりを開始することができ、遊技者は不安感を抱くことなく円滑に「連荘」状態を遊技することができる。
そして、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
さらに、不利状態としての「通常遊技状態」における初回大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間を、「連荘」状態における大当たりのOP時間、IT時間、及び、ED時間より長くすることで、その時間において多種多様な演出を実行することが可能となる。このように構成することで、例えば、初回大当たりのOP時間やED時間にパチンコ機10における遊技方法の説明(例えば、発射態様の示唆や、カードサンドに挿入中のカードの抜き忘れ防止示唆、今後の遊技状態の説明等)や、「通常遊技状態」から初回大当たりしたことを祝福する演出を実行することができ、遊技者にパチンコ機10の遊技方法を理解させ易くしたり、漸く大当たりしたことを実感させて遊技者の興趣向上に資する演出を行うことができる。
なお、大当たり種別に基づく大当たり時の大入賞口開閉板65aの開放態様等(OP時間、IT時間、ED時間、回数、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数および移行遊技状態)は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。具体的には、大当たり種別毎に開放回数(ラウンド数)を異ならせるように構成してもよいし、大当たり種別毎に最大開放時間を変更するように構成してもよいし、最大入賞個数を変更するように構成してよい。当選した大当たり種別毎に払い出され得る賞球数が異なることで、当選した大当たり種別に応じて直接的に付与される遊技価値に違いを生じさせることができる。
また、大当たり種別毎に別々の遊技状態に移行する必要はなく、複数の大当たり種別で共通的な遊技状態に移行するように構成してもよい。さらに、OP時間とED時間とを異ならせるように構成してもよいし、IT時間をOP時間やED時間より長い時間に設定してもよい。また、1のラウンドの最小開放時間を、IT時間やOP時間、ED時間より短い時間に設定してもよい。さらに、大当たり種別毎にOP時間、IT時間又はED時間の少なくとも1つ以上を同一な時間となるように設定してもよい。
次に、図606を参照して、小当たり開放テーブル202hについて説明する。図606は、ROM202に記憶される小当たり開放テーブル202hの一例を模式的に示した模式図である。小当たり開放テーブル202hは、第2特別図柄の小当たり時に参照され、小当たり発生時の小当たり種別に基づいて、小入賞口ユニット73の小入賞口開閉板73aの開放態様等(1のラウンドにおける開放回数、オープニング時間、インターバル時間、エンディング時間、最大開放時間、最大入賞個数、賞球数)が規定されている。
この小当たり開放テーブル202hは、小当たり当選時の遊技状態と、特別図柄の種類と、小当たり種別とに基づいて開放態様等が区分けされている。具体的には、不利状態としての「通常遊技状態A」において小当たりに当選した場合に参照される「通常遊技状態A」用と、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において小当たりに当選した場合に参照される「時間短縮状態・通常遊技状態B」用とで、小入賞口開閉板73aの開放態様が規定されている。
図606で示すように、小当たり開放テーブル202hの「通常遊技状態A」用において、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合には、小入賞口ユニット73の小入賞口開閉板73aが1のラウンド中に10回開放され、OP時間が「5秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「15個」に設定される。そして、小当たり種別「小当たりA」の小当たり遊技終了後は、特定領域73dを球が通過していないため、不利状態としての「通常遊技状態A」に移行する。
次いで、小当たり開放テーブル202hの「通常遊技状態A」用において、小当たり種別「通常C」に当選した場合には、小入賞口ユニット73の小入賞口開閉板73aが1のラウンド中に10回開放され、OP時間が「5秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「15個」に設定される。そして、小当たり種別「通常C」の小当たり遊技終了後は、特定領域73dを球が通過したことに基づいて大当たり遊技(9ラウンド)へと移行する。なお、小当たり種別「通常C」の当選時に特定領域73dを球が通過した場合、小当たり遊技としてのエンディング時間へは移行せず、大当たり遊技のオープニング時間(即ち、「30秒」(図605参照))へ移行する。このため、小当たり種別「通常C」の当選時に特定領域73dを球が通過した場合のED時間は設定されない。
次いで、小当たり開放テーブル202hの「時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「小当たりA」に当選した場合には、小入賞口ユニット73の小入賞口開閉板73aが1のラウンド中に10回開放され、OP時間が「0.05秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定され、ED時間が「5秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「15個」に設定される。そして、小当たり種別「小当たりA」の小当たり遊技終了後は、特定領域73dを球が通過していないため、小当たり当選時の遊技状態に戻る。
次いで、小当たり開放テーブル202hの「時間短縮状態・通常遊技状態B」用において、小当たり種別「通常C」に当選した場合には、小入賞口ユニット73の小入賞口開閉板73aが1のラウンド中に10回開放され、OP時間が「0.05秒」に設定され、IT時間が「1.2秒」に設定される。また、1の開放の最大開放秒数が「0.1秒」に設定され、1のラウンドの最大入賞個数が「10個」に設定され、1の入賞に基づく賞球の払い出す数が「15個」に設定される。そして、小当たり種別「時短C」の小当たり遊技終了後は、特定領域73dを球が通過したことに基づいて大当たり遊技(9ラウンド)へと移行する。
このように、右打ち遊技が維持されて連続的に特別図柄の大当たりが頻発する「連荘」状態において、いずれかの小当たり種別に当選した場合における小当たり時のOP時間及びED時間を、不利状態としての「通常遊技状態A」における小当たり時のOP時間及びED時間より短く構成することで、「連荘」状態中における小当たり遊技から大当たり遊技への移行時間を短くし、「連荘」状態において次の大当たりへの到達時間を短くすることが可能となる。これにより、「連荘」状態における次の大当たり発生までの時間を短くし得ることで、「連荘」状態にもかかわらず次の大当たりが到達するまでの時間が長引くことによる遊技者の遊技への興覚めを抑制しつつ、連続する大当たりが早期に発生させることで、遊技者に爽快感を与えて遊技の興趣を向上することができる。
ここで、図607~図609を参照して、「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」の右打ち遊技において、遊技状態の移行態様、スルーゲート67における球の検出態様、普通図柄の可変表示の実行態様、普通電役ユニット72の駆動態様、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77における球の検出態様、入球口切換弁ソレノイド75cによる入球口切換弁75の動作態様、第1非電動役物ユニット54の開閉態様、下側第2始動口71aにおける球の検出態様、第2非電動役物ユニット55の開閉態様、上側第2始動口71bにおける球の検出態様、特別図柄2の変動表示の実行態様、特別図柄2での小当たり当選に基づく小入賞口ソレノイド73bによる小入賞口開閉板73aの開閉態様、小入賞口スイッチ73cにおける球の検出態様、特定領域ソレノイド73fによる特定領域開閉板73eの開閉態様、特定領域スイッチ73gにおける球の検出態様、該特定領域スイッチ73gへの球の検出に基づく大当たりフラグ203p(図593参照)の設定態様、大入賞口ソレノイド65bによる大入賞口開閉板65aの開閉態様、大入賞口スイッチ65cにおける球の検出態様等を説明する。
図607は、「時間短縮状態」中の右打ち遊技におけるタイミングチャートであり、第1特別図柄の変動表示における大当たり種別「時短A」当選後の「時間短縮状態」中を示すタイミングチャートである。また、図608は、「時間短縮状態」中の右打ち遊技におけるタイミングチャートであり、図607に示す特別図柄2の変動表示の小当たり当選に基づく大当たり後の「時間短縮状態」中を示すタイミングチャートである。さらに、図609は、「通常遊技状態B」中の右打ち遊技におけるタイミングチャートであり、特別図柄2の変動表示の残保留での大当たり遊技中に普通電役ユニット72のエンディング時間が終了した場合のタイミングチャートである。
図607に示すように、「時間短縮状態」において右打ち遊技で球が発射された場合、まず、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。そして、スルーゲート67への球の通過に基づいて、普通図柄の可変表示が実行される。この普通図柄の可変表示は、「時間短縮状態」において一律「0.1秒」で実行され、当たり又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。「時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示における当選確率が高確率(99%)となっており、さらに、前提条件として、普通図柄の可変表示で当たりに当選した場合には、普通電役ソレノイド72jが「1秒」オンされ、案内装置としての普通電役開閉板72aの開放が5回行われるように構成されている。
そして、開放中の普通電役ユニット72内に右打ち遊技で発射された球が入球すると、普通電役スイッチ72bによって検知される。第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72の1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されているため(図611(c)参照)、該普通電役スイッチ72bによって2個目の入球が検知されると、普通電役ソレノイド72jがオフされ、普通電役ユニット72は閉鎖状態となり、「200秒」のエンディング時間を実行する(図611(c)参照)。
また、普通電役ユニット72内に入球した2の遊技球のうち、1球目に入球した球は、入球口切換弁75によって第1非電動役物始動口76へと誘導される。そして、作用口としての第1非電動役物始動口76へと入球した球の自重によって、規定動作として第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放される。さらに、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75cがオンされ、案内装置としての入球口切換弁75が、切替装置によって所定態様である第1位置(第2非電動役物始動口77の上方)から特定態様である第2位置(第1非電動役物始動口76の上方)へと移動する。
また、普通電役ユニット72内に入球した2の遊技球のうち、2球目に入球した球は、入球口切換弁75によって第2非電動役物始動口77へと誘導される。そして、流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球した球の自重によって実動体としての第2非電動役物ユニット55の第2非電開閉板55aが開放される。さらに、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75cがオフされ、案内装置としての入球口切換弁75が、特定態様である第2位置(第1非電動役物始動口76の上方)から所定態様である第1位置(第2非電動役物始動口77の上方)へと移動する。
規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放されると、右打ち遊技で発射された球が該第1非電動役物ユニット54内へと入球し、下側第2始動口スイッチ71a2によって検知され、作用物としての主制御装置110(図592参照)によって第2特別図柄の大当たりの抽選がなされる。また、第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球すると、該入球した2の遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54は閉鎖される。
さらに、指定動作として第2非電動役物ユニット55が開放されると、右打ち遊技で発射された球が該第2非電動役物ユニット55内へと入球し、上側第2始動口スイッチ71b2によって検知され、特別図柄2の変動表示の保留球が貯留される。また、第2非電動役物ユニット55内に2の遊技球が入球すると、該入球した2の遊技球の自重によって第2非電動役物ユニット55は閉鎖される。
そして、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて特別図柄2の変動表示が実行される。この特別図柄2の変動表示が大当たり又は小当たりに当選している場合、変動時間は「5秒」固定で実行される。
そして、特別図柄2の変動表示において、小当たり遊技に当選した場合は、小当たりオープニングが0.05秒間実行された後、小入賞口ソレノイド73bが「0.1秒」オンされ、かつ、開放回数が10回に設定され小入賞口ユニット73が開放される。
その後、小入賞口ユニット73内に入球した球が感知部としての小入賞口スイッチ73cによって検知される。また、小入賞口ユニット73の開放と同時に特定領域ソレノイド73fがオンされて特定領域73dへ球が流入可能となるため、小入賞口ユニット73内に流入した球が特定領域73d側へと流下する。そして、特定領域73dへと流下した球が特定領域スイッチ73gによって検知された場合、該検知に伴って大当たりフラグ203pがオンに設定される。
小入賞口ユニット73内に10の遊技球が入球して開放動作が終了すると、大当たりフラグ203pがオンされていることに基づいて、大当たり状態へと移行する。そして、大当たりオープニングが1秒間実行された後、大入賞口ソレノイド65bがオンされて2ラウンド目が開始され、流入口としての可変入賞装置65内に入球した球が感知部としての大入賞口スイッチ65cによって検知される。
このように、不利状態としての「通常遊技状態」において大当たり種別「時短A」に当選し、該大当たり状態から継続して右打ち遊技を実行していれば、該大当たり状態から「時間短縮状態」に移行して特別図柄2の変動表示の保留球が貯留され、該特別図柄2の変動表示が実行されて小当たり当選に基づく大当たり状態に移行するまでの時間は、僅か数秒程度の短時間となるように構成されているため、遊技者は遊技方法に迷うことなく「連荘」状態を遊技することができる。
次いで、図608で示すように、図607における特別図柄2の小当たり当選に基づく大当たり状態が終了すると、普通電役ユニット72は「200秒」のエンディング時間を実行中となっており、未だ状態変化制御としての時短フラグ203kはオンされているため、「時間短縮状態」へと移行する。そして、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。
ここで、普通電役ユニット72はエンディングを実行中となっているため、普通図柄の可変表示は実行されない。このため、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ず、普通電役ソレノイド72jがオンされないため、普通電役ユニット72は閉鎖状態のままとなる。よって、普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77へも入球不可又は困難な状態となり、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55も開放され得ない状態となる。
一方、大当たり状態から「時間短縮状態」へと移行すると、図607における「時間短縮状態」において貯留された特別図柄2の変動表示の保留球(所謂、残保留)が実行される。この特別図柄2の変動表示は、保留球数が「2個~4個」である場合、即ち、特別図柄2の変動表示の残保留が実行される場合、小当たりとなる抽選結果の変動時間は「1秒」固定で実行される。
そして、特別図柄2の変動表示において、小当たり遊技に当選した場合は、小当たりオープニングが0.05秒間実行された後、小入賞口ソレノイド73bが「0.1秒」オンされ、かつ、開放回数が10回に設定され小入賞口ユニット73が開放される。
その後、小入賞口ユニット73内に入球した球が小入賞口スイッチ73cによって検知される。また、小入賞口ユニット73の開放と同時に特定領域ソレノイド73fがオンされて特定領域73dへ球が流入可能となるため、小入賞口ユニット73内に流入した球が特定領域73d側へと流下する。そして、特定領域73dへと流下した球が特定領域スイッチ73gによって検知された場合、該検知に伴って大当たりフラグ203pがオンに設定される。
小入賞口ユニット73内に10の遊技球が入球して開放動作が終了すると、大当たりフラグ203pがオンされていることに基づいて、大当たり状態へと移行する。そして、大当たりオープニングが1秒間実行された後、大入賞口ソレノイド65bがオンされて2ラウンド目が開始され、可変入賞装置65内に入球した球が大入賞口スイッチ65cによって検知される。
このように、「時間短縮状態」中に特別図柄2の変動表示の残保留球が実行されて小当たり当選に基づく大当たり状態に移行するまでの時間も、僅か数秒程度の短時間となるように構成されているため、遊技者が遊技仕様を詳細に理解していない場合であっても、右打ち遊技を継続することで容易に「連荘」状態を遊技することができる。
次いで、図609で示すように、特別図柄2の変動表示の残保留での大当たり遊技中に普通電役ユニット72のエンディング時間が終了すると、該大当たり遊技後に特別図柄2の変動表示の保留球が残存している場合は「通常遊技状態B」へと移行する。そして、右打ち遊技で発射された球のほぼ全てが通過可能な位置に配設されたスルーゲート67において球が検出される。
ここで、普通図柄の可変表示は、不利状態としての「通常遊技状態」において一律「1秒」で実行され、ハズレとなる結果のみが導出されるように構成されている。このため、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ず、普通電役ソレノイド72jがオンされないため、普通電役ユニット72は閉鎖状態のままとなる。よって、普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77へも入球不可又は困難な状態となり、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55も開放され得ない状態となる。
一方、大当たり状態から「通常遊技状態B」へと移行すると、図607における「時間短縮状態」中に貯留された特別図柄2の変動表示の保留球が実行される。この特別図柄2の変動表示は、一律「1秒」で実行され、大当たり結果、小当たり結果又はハズレのいずれかの結果が導出されるように構成されている。
そして、特別図柄2の変動表示において、小当たり遊技に当選した場合は、小当たりオープニングが0.05秒間実行された後、小入賞口ソレノイド73bが「0.1秒」オンされ、かつ、開放回数が10回に設定され小入賞口ユニット73が開放される。
その後、小入賞口ユニット73内に入球した球が小入賞口スイッチ73cによって検知される。また、小入賞口ユニット73の開放と同時に特定領域ソレノイド73fがオンされて特定領域73dへ球が流入可能となるため、小入賞口ユニット73内に流入した球が特定領域73d側へと流下する。そして、特定領域73dへと流下した球が特定領域スイッチ73gによって検知された場合、該検知に伴って大当たりフラグ203pがオンに設定される。
小入賞口ユニット73内に10の遊技球が入球して開放動作が終了すると、大当たりフラグ203pがオンされていることに基づいて、大当たり状態へと移行する。そして、大当たりオープニングが1秒間実行された後、大入賞口ソレノイド65bがオンされて2ラウンド目が開始され、可変入賞装置65内に入球した球が大入賞口スイッチ65cによって検知される。
このように、「通常遊技状態B」中に特別図柄2の変動表示の残保留球が実行されて小当たり当選に基づく大当たり状態に移行するまでの時間も、僅か数秒程度の短時間となるように構成されているため、遊技者が遊技仕様を詳細に理解していない場合であっても、右打ち遊技を継続することで容易に「連荘」状態を遊技することができる。
即ち、第31実施形態のパチンコ機10では、特別図柄1の変動表示が大当たり種別「時短A」に当選して「連荘」状態となる場合、該大当たり種別「時短A」当選に基づく大当たり状態から、「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」を経て「連荘」状態が終了するまでの間において実行される各特別図柄の変動表示、小当たりオープニング、大当たりオープニング及び大当たりエンディングの実行時間が極めて短時間となるように構成されているため、遊技者が「連荘」状態の遊技方法について理解していない場合であっても、第3図柄表示装置81において表示される右打ち遊技示唆に従って遊技することで、戸惑うことなく「連荘」状態を消化することができる。
次に、図610を参照して、時短終了条件テーブル202mについて説明する。図610は、ROM202に記憶される時短終了条件テーブル202mの一例を模式的に示した模式図である。時短終了条件テーブル202mは、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示において当選した大当たり遊技の終了時(遊技状態移行時)に参照され、大当たり種別又は小当たり種別ごとに「時短機能」の終了条件がそれぞれ規定されている。
第31実施形態の「時短機能」は、いずれかの特別図柄において大当たり遊技が導出されるか、或いは、以下に示す複数の時短終了条件のうち、いずれか1の条件が成立することによって終了するように構成されている。具体的な時短終了条件としては、大当たり終了後の第1特別図柄の動的表示の実行回数を示す「特図1時短回数」と、大当たり終了後の第2特別図柄の動的表示の実行回数を示す「特図2時短回数」と、大当たり終了後の第1特別図柄および第2特別図柄の動的表示の合計実行回数を示す「合計時短回数」と、が規定されている。
図610で示すように、大当たり種別「通常A」若しくは「通常B」、又は、小当たり種別「通常C」が実行された場合、「特図1時短回数」、「特図2時短回数」及び「合計時短回数」はそれぞれ「0回」に設定され、「時短機能」が付与されず、不利状態としての「通常遊技状態」に移行する。
次いで、大当たり種別「時短A」が実行された場合、「特図1時短回数」は「5回」、「特図2時短回数」は「1回」、「合計時短回数」は「6回」に設定される。
なお、第31実施形態のパチンコ機10では、特別図柄の動的表示の実行によって時短回数による時短終了条件が成立した場合であっても、該特別図柄の動的表示の終了時において即座に不利状態としての「通常遊技状態」に移行しないように構成されている。これは、「時間短縮状態」中の普通電役ユニット72の開放動作終了後に実行される「200秒」のエンディング時間の終了時において、時短終了条件が成立している場合に「通常遊技状態(「通常遊技状態A」又は「通常遊技状態B」)」に移行するように構成されているためである。
ここで、仮に、普通電役ユニット72のエンディング時間が短く(例えば、「0.1秒」)構成されている場合を想定する。上述したように、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行すると、スルーゲート67への球の通過に基づいて普通図柄の可変表示が実行され、高確率で当たりに当選して普通電役ユニット72が開放される。そして、該普通電役ユニット72に2の遊技球が入球すると該普通電役ユニット72は閉鎖状態となる。
普通電役ユニット72が閉鎖状態となると、エンディング時間の「0.1秒」を経て1の開放動作を終了し、次いで、「時間短縮状態」における2回目の普通図柄の可変表示が実行されることになる。そして、遊技仕様通りに遊技を行っている場合、次の普通図柄の可変表示が実行され得るタイミングでは、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の1回転目は実行中であるか、若しくはこれから実行される(即ち、これから第2非電動役物ユニット55内の第1非電動役物始動口76に入球する)状態であり(図607参照)、未だ特図2時短回数に基づく時短終了条件が成立していない状態であるため、引き続き「時間短縮状態」を継続し得る遊技状態となる。
このため、普通電役ユニット72の閉鎖後の普通図柄の可変表示は、「時間短縮状態」において実行を開始することになり、再び高確率で当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され得る状態となり、第2特別図柄の動的表示の保留球をさらに貯留可能な状態となる。
上述したように、第2特別図柄の動的表示は高確率で大当たり又は小当たりを導出可能に構成されているため(図595(b)参照)、「時間短縮状態」への1の移行契機において、普通電役ユニット72が複数回の開放動作を実行可能となることで、第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加することにより、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
しかしながら、普通電役ユニット72のエンディング時間を「200秒」とすることで、1回目の普通電役ユニット72の開放動作の終了後、「200秒間」はエンディング時間となるため、次の普通図柄の可変表示が実行され得ず、2回目の普通電役ユニット72の開放もされ得ない。そして、「200秒」の経過後は、少なくとも「時間短縮状態」における1回目の第2特別図柄の動的表示の大当たり(大当たり種別「通常B」)又は小当たり当選に基づく大当たり(小当たり種別「通常C」)が実行済みの状態となるため、該大当たり後の遊技状態は「通常遊技状態(第2特別図柄の動的表示の残保留が残存していれば「通常遊技状態B」であって、第2特別図柄の動的表示の残保留が残存していなければ「通常遊技状態A」)」となる。
このため、エンディング時間の「200秒」が経過した後に実行される普通図柄の可変表示は、不利状態としての「通常遊技状態」において実行されることになり、当たりに当選し得ず、普通電役ユニット72は開放され得ない。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通図柄の可変表示が複数回当たりに当選し、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」を超えて貯留されることを抑制することができる。
なお、普通電役ユニット72のエンディング時間は、「200秒」以外の他の期間に設定してもよい。例えば、「200秒」よりも長く(例えば、「400秒」)設定してもよいし、「200秒」よりも短く(例えば、「100秒」)設定してもよい。ただし、「200秒」よりも短く設定する場合、遊技者の操作によって、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通図柄の可変表示が複数回当たりに当選可能となる可能性がある。
具体的には、「時間短縮状態」に移行後、スルーゲート67に球を通過させて普通電役ユニット72を開放させ、該普通電役ユニット72に2の球を入球させると同時に右打ち遊技を停止させると、普通電役ユニット72は閉鎖してエンディング状態となる。そして、普通電役ユニット72に2の球を入球させたことにより、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55が開放された状態となる。
ここで、普通電役ユニット72に2の球を入球させるのと同時に右打ち遊技を停止させた場合、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55に球が入球していないため、第2特別図柄の動的表示が実行されていない状態となる。よって、時短終了条件である「第2特別図柄の動的表示が1回実行」された状態にはなり得ないため、この状態で球の発射を停止させて待機した場合、時短終了条件は成立せず、「時間短縮状態」が継続された状態で普通電役ユニット72のエンディング時間のみが経過していく状態となる。また、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であるため、該第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55内に球が入球するまで、それぞれの開放状態が維持される。
その後、普通電役ユニット72のエンディング時間が経過した状態で右打ち遊技を再開すると、開放状態を維持していた第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55にそれぞれ2の球が入球し、該第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55は閉鎖状態となる。
そして、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55が閉鎖されると、スルーゲート67に球が通過し、「時間短縮状態」において普通図柄の可変表示が実行されることになるため、高確率で当たりに当選して、再度普通電役ユニット72が開放可能となり、第2特別図柄の動的表示の保留球をさらに貯留可能となってしまう。
このように、普通電役ユニット72のエンディング時間を多少延ばした程度に設定(例えば、「100秒」)すると、上述したような遊技者による故意の操作により、「時間短縮状態」への1の移行契機において、普通電役ユニット72が複数回の開放動作を実行可能となり、第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加することにより、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、第2特別図柄の動的表示が小当たり又は大当たりに当選した場合の変動時間(即ち、「5秒」又は「1秒」)と、該小当たり又は大当たりに基づいて実行される大当たり状態の消化時間(第31実施形態では、約「60秒」)を鑑みて、普通電役ユニット72のエンディング時間は、第31実施形態のパチンコ機10の「連荘」状態を遊技仕様通りに遊技した場合の、該「連荘」状態を終えることになる最後の大当たりの前後でエンディングが終了する程度の時間、即ち、第2特別図柄の動的表示における3回の大当たりを消化し得る程度の時間(即ち、「200秒」)に設定するのが望ましい。
また、時短終了条件は上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、普通図柄の可変表示の実行回数によって時短終了条件が成立するように構成してもよい。例えば、「時間短縮状態」における普通図柄の当たり確率を100/100とし、必ず当たりに当選するように構成した上で、「時間短縮状態」において普通図柄の可変表示が「1回」実行された場合に時短終了条件が成立するように構成してもよい。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72の開放動作を1回に限定することができ、第2特別図柄の動的表示の保留球の貯留数を「4個」に限定することができる。
次に、図611(a)から図611(c)を参照して、普図当たり乱数テーブル202i、普図変動テーブル202j及び普通電役開放テーブル202kの詳細について説明する。まず、図611(a)は、ROM202に記憶される普図当たり乱数テーブル202iの一例を模式的に示した模式図である。
上述したように、普図当たり乱数テーブル202iは、パチンコ機10の遊技状態が、不利状態としての「通常遊技状態」である普通図柄の低確率状態(「時間短縮状態」ではない期間(特別図柄の大当たり中を含む))の場合に使用される「普通図柄低確率状態」用と、パチンコ機10の遊技状態が、「普通図柄低確率状態」より普通図柄が当たりとなる確率の高い状態である「時間短縮状態」の場合に使用される「普通図柄高確率状態」用との2種類に分けられる。そして、「普通図柄低確率状態」用と「普通図柄高確率状態」用とのそれぞれに含まれる当たりとなる乱数の数が異なって設定されている。このように、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで当たりとなる乱数の数を異ならせることにより、「普通図柄低確率状態」と「普通図柄高確率状態」とで、普通図柄の可変表示において当たりとなる確率が変更される。
図611(a)で示すように、第31実施形態のパチンコ機10では、「普通図柄低確率状態」(即ち、「通常遊技状態」)の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は設定されていない。つまり、「普通図柄低確率状態」(即ち、「通常遊技状態」)における普通図柄の当たり確率は、0/100となり、普通図柄の可変表示において当たりが導出され得ないように設定されている。
一方で、「普通図柄高確率状態」の場合に当たりとなる普図当たりカウンタC4の値の数は99個で、その値「1~99」が、普図当たり乱数テーブル202iに規定(設定)されている。つまり、「普通図柄高確率状態」(即ち、「時間短縮状態」)における普通図柄の当たり確率は、99/100となり、普通図柄の可変表示においてほぼ当たりが導出されるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、普通電役ユニット72が開放し得ない状況か、開放し易い状況か否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役ユニット72が開放し易い状況であることによって普通電役ユニット72へ入賞し得る状況か、普通電役ユニット72が開放し得ない状況であることで球が普通電役ユニット72へ入賞し得ない状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、左打ち遊技が奨励される不利状態としての「通常遊技状態」では、「普通図柄低確率状態」となり、普通図柄の可変表示時間も長く、また、普通電役ユニット72が開放し得ず、普通電役ユニット72が開放し得ないため、仮に右打ち遊技で球が発射された場合でも普通電役ユニット72へ入賞し得ないように構成されている。また、第1始動口64には普通電役ユニット72のような入賞を補助する装置が備え付けられておらず、さらに、左打ち遊技で発射された球の流下領域にスルーゲート67が配置されていないため、左打ち遊技により発射された球が時短機能によって第1始動口64へ入賞し易くなる構成ではない。よって、換言すれば、「通常遊技状態」では、右打ち遊技されたとしても、その右打ちされた球は、普通電役ユニット72へ入賞し難く、また、左打ち遊技で発射された球も、時短機能を使わずに第1始動口64へ入賞させなければならず、第1特別図柄の動的表示を実行させるために自力で第1始動口64へ入賞させるように構成されている。また、「通常遊技状態」において、右打ち遊技された場合に、スルーゲート67への球の通過を起因してエラー報知するように構成することで、遊技者および遊技場の従業員に対して奨励されていない遊技態様であることを示唆することで、遊技者に右打ち遊技での遊技を抑制させてもよい。
次いで、図611(b)を参照して、普通図柄の可変表示時間を決定するための普図変動テーブル202jの詳細について説明する。図611(b)は、ROM202に記憶される普図変動テーブル202jの一例を模式的に示した模式図である。
普図変動テーブル202jは、不利状態としての「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」で参照される「時間短縮状態」用との2種類に分けられる。そして、「通常遊技状態」用と「時間短縮状態」用とで設定される普通図柄の可変表示時間が異なって設定されている。このように、各遊技状態で普通図柄の可変表示時間を異ならせることにより、各遊技状態で普通図柄の当否結果が導出される時間が変更される。
図611(b)で示すように、第31実施形態のパチンコ機10では、不利状態としての「通常遊技状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「1秒」となるように普図変動テーブル202jで規定されている。つまり、「通常遊技状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「1秒」となるように設定されている。
また、「時間短縮状態」の場合に設定される普通図柄の可変表示時間は「0.1秒」となるように普図変動テーブル202jで規定されている。つまり、「時間短縮状態」において普通図柄の可変表示が開始されてから停止図柄が導出されるまでの時間は、もれなく「0.1秒」となるように設定されている。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の可変表示時間を変更することで、スルーゲート67を球が通過してから、普通電役ユニット72が開放されるまでの期間を変更することができる。その結果、球がスルーゲート67を通過した場合に、該スルーゲート67の通過に起因する可変表示で当たりとなり、該当たりに基づいて普通電役ユニット72が開放されて、スルーゲート67を通過した球がそのまま普通電役ユニット72へ流入し得るか否かを遊技状態によって異ならせることができる。よって、普通図柄の可変表示時間を遊技状態毎に変更することで、1の球のスルーゲート67及び普通電役ユニット72への入賞態様を異ならせることができ、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「時間短縮状態」では、普通図柄の可変表示時間が短く、当たりに当選し易く、かつ、普通電役ユニット72の開放時間も長時間となるため、右打ち遊技により発射された球が普通電役ユニット72へと入賞し得るように構成されている。
次いで、図611(c)を参照して、普通電役開放テーブル202kについて説明する。図611(c)は、ROM202に記憶される普通電役開放テーブル202kの一例を模式的に示した模式図である。普通電役開放テーブル202kは、普通図柄の当たり時に参照され、普通図柄の当たりが発生したタイミングにおける遊技状態に基づいて、普通電役ユニット72の開放(没入)時間、開放回数、インターバル時間及び最大入賞個数が規定されている。
普通電役開放テーブル202kは、普通図柄が抽選された遊技状態に基づいてグループ毎に区分けされている。具体的には、不利状態としての「通常遊技状態」で参照される「通常遊技状態」用と、「時間短縮状態」で参照される「時間短縮状態」用とで、普通電役ユニット72の開放態様(開放時間)が変更される。
図611(c)で示すように、第31実施形態のパチンコ機10では、不利状態としての「通常遊技状態」においては、普通図柄の可変表示が当たりに当選し得ず、普通電役ユニット72が開放し得ないため、普通電役開放テーブル202kに「通常遊技状態」の開放態様は設定されていない。
また、「時間短縮状態」において、前提条件として普通図柄に当選した場合に設定される普通電役ユニット72の開放時間は「1秒」、かつ、開放回数が5回(インターバル時間は「1秒」)となるように普通電役開放テーブル202kで規定されている。つまり「時間短縮状態」において普通図柄に当選した場合には、普通電役ユニット72は、「1秒」×5回=「5.0秒」の間、開放されるように構成される。さらに、普通電役ユニット72は、1の開放動作に対する最大入賞個数が「2個」に設定されている。
ここで、上述したように、第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は配設されておらず、規定動作として第1非電動役物ユニット54を開放する始動口である第1非電動役物始動口76、及び、指定動作として第2非電動役物ユニット55を開放する始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。
よって、前提条件として普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、右打ち遊技で発射した1の遊技球が普通電役ユニット72に入球すると、該遊技球は主に作用口としての第1非電動役物始動口76へと入球し、規定動作として第1非電動役物ユニット54を開放する。また、第1非電動役物ユニット54は普通電役ユニット72よりも球の流下方向上流側に配設されているため、該第1非電動役物ユニット54に2の遊技球が入球して該第1非電動役物ユニット54が閉鎖されるまで、普通電役ユニット72へは入球不可又は困難な状態となる。
従って、普通電役ユニット72の開放回数を複数回に分割し、インターバル時間を設けて該普通電役ユニット72の開放動作時間を長くすることで、該普通電役ユニット72の開放中に球の流下方向上流側に配設された第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55が開放され、該普通電役ユニット72への入球が不可又は困難となった場合であっても、該普通電役ユニット72に最大入賞個数(即ち、「2個」)を入球させることができる。
また、「時間短縮状態」において普通電役ユニット72が開放され、1の開放動作を終了した場合のエンディング時間は「200秒」に設定されている。このようにエンディング時間を長時間に設定することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、複数回の普通図柄の可変表示の当たりに当選し、複数回の普通電役ユニット72の開放動作が実行され、該普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に複数回入球することで第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55が複数回開放され、第2特別図柄の動的表示の保留球が仕様想定数(即ち、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、貯留される第2特別図柄の動的表示の保留球は「4回」)以上に貯留されることを抑制することができ、想定以上に出玉が獲得可能となることを抑制することができる。
これにより、遊技状態に応じて普通電役ユニット72の開放態様を変更することで、普通電役ユニット72が開放している期間の長短の違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役ユニット72が開放している期間が長いことによって普通電役ユニット72へ入賞し易い状況か、普通電役ユニット72が開放し得ないことで、該普通電役ユニット72へ入賞し得ない状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を生むことができる。
特に、右打ち遊技が奨励される遊技状態のうち、「時間短縮状態」においては、普通図柄の高確率状態となり、可変表示時間が短時間で、普通電役ユニット72の開放期間が長くなって、右打ち遊技により発射された球が普通電役ユニット72へと入賞し易いように構成されている。
よって、「時間短縮状態」で右打ちされた球は、普通電役ユニット72へ入賞し易く、第2特別図柄の動的表示の保留球数が溜まり易いため、変動短縮機能が作動し易く、第2特別図柄の動的表示が効率良く実行され易いように構成されている。
なお、普通図柄の可変表示の当たり確率や可変表示の可変表示時間は、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、「通常遊技状態」等より「時間短縮状態」等の方が普通図柄に当選し易い確率であれば如何様な割合でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の当たり確率を1/100程度として当たり難くなるように構成してもよいし、「時間短縮状態」における普通図柄の当たり確率を50/100=1/2程度としてもよいし、普通図柄の低確率状態において当たりに当選しないように構成してもよい。また、「通常遊技状態」より「時間短縮状態」等の方が可変表示時間が短ければ如何様な時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」における普通図柄の可変表示時間を「30秒」以上の長い時間(例えば、「100秒」)としてもよいし、「10秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。
また、普通電役ユニット72の開放時間や開放回数も、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。具体的には、普通電役ユニット72の開放時間として、不利状態としての「通常遊技状態」等より「時間短縮状態」等の方が遊技者にとって有利な開放時間であれば如何様な開放時間でもよく、例えば、「通常遊技状態」等における普通電役ユニット72の開放時間を「0.1秒」以上(例えば、「1秒」)に設定してもよいし、開放回数を「1回」以上(例えば、「3回」)に設定してもよい。また、「時間短縮状態」等における普通電役ユニット72の開放時間を「5秒」以上の長い時間(例えば、「10秒」)としてもよいし、「5秒」未満の短い時間(例えば、「1秒」)としてもよい。さらに、「時間短縮状態」等における普通電役ユニット72の開放回数を「5回」以上の多い回数(例えば、「10回」)としてもよいし、「5回」未満の少ない回数(例えば、「1回」)にしてもよい。
図592に戻り、説明を続ける。RAM203は、図593に図示したカウンタ用バッファ203c等のほか、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、インプット/アウトプット(Input/Output。以下、「I/O」と略す。)等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図616参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図614参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図636参照)が即座に実行される。
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、各入賞口63,64,65,71,73に入賞した球や、スルーゲート67を通過した球、アウト口66を通って球排出路へ案内された球をそれぞれ検出するためのスイッチ(例えば、普通図柄スイッチ67a、下側第2始動口スイッチ71a2、上側第2始動口スイッチ71b2、大入賞口スイッチ65c、小入賞口スイッチ73c、特定領域スイッチ73g、普通電役スイッチ72b、第1非電動役物始動口スイッチ76a、第2非電動役物始動口スイッチ77a及び普通電役ユニット内排出口スイッチ78a等)を含むスイッチ群並びにセンサ群などからなる各種スイッチ208や、電源投入時の立ち上げモードを設定するための設定キー501、「設定変更モード」時に押下操作されることにより確率設定値を更新するための設定変更スイッチ502、RAM203に記憶されているデータを消去するためのRAM消去スイッチ503、MPU201からの駆動・制御信号に基づいて、ベース表示装置401の表示制御を行うベース表示装置制御回路402が接続される。
また、入出力ポート205の出力側には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、特別図柄表示装置37、普通図柄表示装置83、普通図柄保留ランプ84、可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aの下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大入賞口ソレノイド65bや、普通電役ユニット72の開閉板72aを駆動するための普通電役ソレノイド72j、普通電役ユニット72内の入球口切換弁75を駆動するための入球口切換弁ソレノイド75cおよびその他ソレノイド209が接続されている。MPU201は、各種スイッチ208,502,503から出力される信号や、設定キー501の状態に基づいて各種処理を実行するとともに、各種処理の実行結果の1つとしてベース表示装置401の表示内容等を設定する。
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図636参照)が即座に実行される。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチ217が接続されている。なお、該賞球検出スイッチ217は、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるように球発射ユニット112aを制御するものである。動作体としての球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29~33、表示ランプ34など)227における点灯および消灯の出力、可動役物23の駆動制御、変動演出や、後述する「連荘」中の演出、「保留変化予告」といった第3図柄表示装置81にて行われる演出の表示態様の設定などを制御するものである。
演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226、ランプ表示装置227、枠ボタン22及び可動役物23などがそれぞれ接続されている。第31実施形態では、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成され、音声ランプ制御装置113から主制御装置110へコマンド送信ができないように構成されている。一方、音声ランプ制御装置113と表示制御装置114とは、互いにコマンドの送受信が可能に構成されている。
また、音声ランプ制御装置113は、枠ボタン22からの入力を監視し、遊技者によって枠ボタン22が操作された場合は、第3図柄表示装置81で表示される演出のステージを変更したり、「スーパーリーチ」演出態様等の背面画像を変更したりするように、音声出力装置226、ランプ表示装置227を制御すると共に、表示制御装置114へ枠ボタン22の押下に基づいた表示を第3図柄表示装置81に表示させるように指示する。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における第3図柄の変動演出や後述する「連荘」中の演出、「保留変化予告」の表示制御を実行するものである。なお、「連荘」中の演出内容の詳細については図643~図650を参照して後述する。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110~114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110~114等に対して必要な電圧を供給する。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111のNMI端子へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理(図636参照)を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理を正常に実行し完了することができる。
ベース表示装置401は、主制御装置110内に設けられ且つ入出力ポート205と接続されたベース表示装置制御回路402に接続される。ベース表示装置制御回路402は、MPU201からの駆動・制御信号に基づいて、ベース表示装置401の各7セグメント表示器(図584参照)を駆動・制御して、ベース値に関する各種表示を行うものである。
ベース値とは、大当たり状態、時間短縮状態を除く通常時において、100発の球の発射に対して払い出される(賞球される)球の数(割合)である。第31実施形態のパチンコ機10では、遊技領域から球排出路へ案内されたアウト球の数(即ち、遊技領域に打ち出された球の数、換言すれば、遊技で使用された球の数。以下「総アウト個数」と称す。)が60000個となる毎に、その60000個の球に対するベース値を計測し、保存する。
そして、ベース表示装置401には、総アウト個数が60000個に到達するまでの期間中リアルタイムに計測しているベース値(以下「リアルタイムベース値」と称す)と、前回(直近で)総アウト個数が60000個に達したときに計測されたベース値とに加え、前回よりも1つ前に(前々回)総アウト個数が60000個に達したときに計測されたベース値と、前々回よりも1つ前に(前々々回)総アウト個数が60000個に達したときに計測されたベース値とが、所定期間(本実施形態では5秒)毎に切り替えて表示される。リアルタイムベース値以外に過去複数回分のベース値も表示することで、不正行為があったか否かの判断をより正確に行えるようになり、また、その不正行為があった時期もある程度予測可能とすることができる。
ここで、図612を参照して、音声ランプ制御装置113の詳細な電気的構成について説明する。図612は、主に音声ランプ制御装置113の電気的構成を示すブロック図である。音声ランプ制御装置113のROM222には、MPU221にて実行される各種制御プログラムの他、固定値データとして、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、小当たり種別テーブル222c、停止パターンテーブル222d、変動パターンテーブル222eが少なくとも格納されている。これらのテーブル222a~222eは、いずれも主制御装置110のROM202に設けられた大当たり乱数テーブル202a、大当たり種別テーブル202b、小当たり種別テーブル202c、停止パターンテーブル202e、変動パターンテーブル202fと同じものである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3および変動種別カウンタCS1の各値と、大当たり乱数テーブル222a、大当たり種別テーブル222b、小当たり種別テーブル222c、停止パターンテーブル222dおよび変動パターンテーブル222eとに基づいて、先読み処理を実行可能に構成されている。
そして、この先読み処理によって、その先読み処理の対象となった保留中の変動演出が、結果としてどのような演出となるか(大当たりとなるか否か、「リーチ表示」となるか否か等)をその変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定したり、コクピット表示領域Db(図591参照)に表示される保留図柄の表示態様を変化させる「保留変化予告」の演出内容(及び実行時期(タイミング))を決定したりする制御を実行する。
RAM223には、特図1変動開始フラグ223a、特図2変動開始フラグ223b、サブ第1保留球数カウンタ223c、サブ第2保留球数カウンタ223d、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f、実行情報格納エリア223gが少なくとも設けられている。
特図1変動開始フラグ223aは、オン状態で第1特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図1変動開始フラグ223aは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、指定動作として主制御装置110から出力された特図1停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図640のS1235参照)。そして、第1特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図642のS1302参照)。
そして、第31実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図1変動開始フラグ223aがオンされたことを契機として、待機中の第1特別図柄の変動演出が存在する場合に、該待機中の第1特別図柄の変動演出を実行させるための第1特別図柄の変動演出の設定処理(図642のS1306~S1308参照)を行う。
特図2変動開始フラグ223bは、オン状態で第2特別図柄の変動演出を開始すべきことを示すフラグである。この特図2変動開始フラグ223bは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、主制御装置110から出力された特図2停止種別コマンドを受信した場合にオンされる(図641のS1255参照)。そして、第2特別図柄の変動演出の設定がなされるときにオフされる(図642のS1310参照)。
そして、第31実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113のMPU221は、この特図2変動開始フラグ223bがオンされたことを契機として、待機中の第2特別図柄の変動演出が存在する場合に、該待機中の第2特別図柄の変動演出を実行させるための第2特別図柄の変動演出の設定処理(図642のS1314~S1316参照)を行う。
サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第1特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第1特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第1保留球数カウンタ203aの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンド(保留球数コマンド)に基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第1保留球数カウンタ223cにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、第1始動口64への入球によって第1特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第1保留球数コマンドを受信すると、その第1保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(図639のS1207参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第1保留球数カウンタ203aの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第1特別図柄の変動演出に対応する特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第1特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算(更新)する(図642のS1305参照)。このように、第1保留球数カウンタ203aの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新するので、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期させながら、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を更新することができる。
サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同様に、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)で実行され得る第2特別図柄の変動演出(動的表示)であって、主制御装置110において保留されている第2特別図柄の変動演出の保留球数(待機回数)を最大4回まで計数するカウンタである。
上述したように、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110に直接アクセスして、主制御装置110のRAM203に格納されている第2保留球数カウンタ203bの値を取得することができない。よって、音声ランプ制御装置113では、主制御装置110から送信されるコマンドに基づいて保留球数を格納・更新し、サブ第2保留球数カウンタ223dにて、その保留球数を管理するようになっている。
具体的には、音声ランプ制御装置113は、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入球によって第2特別図柄の変動演出の保留球数が追加されて主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が加算された場合に主制御装置110より送信される第2保留球数コマンドを受信すると、その第2保留球数コマンドに含まれる、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの加算後の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)をサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(図639のS1211参照)。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110において第2保留球数カウンタ203bの値が減算される場合に主制御装置110から送信される第2特別図柄の変動演出に対応する特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信し、それらの受信に伴って第2特別図柄の変動演出の態様を設定する場合に、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算(更新)する(図642のS1313参照)。このように、第2保留球数カウンタ203bの更新にあわせて主制御装置110から送信されるコマンドに従って、音声ランプ制御装置113ではサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新するので、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期させながら、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新することができる。
サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値は、各特別図柄の変動演出が奨励される遊技状態において、第3図柄表示装置81における保留図柄及び実行図柄の表示に用いられる。即ち、音声ランプ制御装置113は、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドの受信に応じてそのコマンドにより示される保留球数をサブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dに格納したり(図639のS1207又はS1211参照)、特図1変動パターンコマンド及び特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に応じて、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dの値を更新したりするタイミングで(図642のS1305又はS1313参照)、遊技状態に応じて奨励される特別図柄に対応する格納後もしくは更新後のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値を表示制御装置114に通知するべく、表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを表示制御装置114に対して送信する。
表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンド又は表示用第2保留球数コマンドを受信すると、そのコマンドにより示される保留球数の値、即ち、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値分の保留図柄と、実行中の変動演出を示す実行図柄とを第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図591(b)参照)に表示するように、画像の描画を制御する。
上述したように、サブ第1保留球数カウンタ223cは、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aと同期しながら、その値が変更され、また、サブ第2保留球数カウンタ223dは、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bと同期しながら、その値が変更される。従って、第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Db(図591(b)参照)に表示される保留図柄の数も、奨励される特別図柄に関する主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値に同期させながら、変化させることができる。よって、第3図柄表示装置81には、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出が保留されている保留球の数を正確に表示させることができる。
第1保留情報格納エリア223eは、保留されている第1特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンドによって送信された第1特別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222dとを用いて、第1特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
第2保留情報格納エリア223fは、保留されている第2特別図柄の変動演出等を行うための情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第2保留球数コマンドによって送信された第2別図柄の変動演出に関する大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値と、ROM222に格納された各テーブル222a~222eとを用いて、第2特別図柄の変動演出を実行するように構成されている。
実行情報格納エリア223gは、少なくとも特別図柄表示装置37で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81で実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の情報、即ち、主制御装置110において始動入賞に伴いカウンタ用バッファ203cより取得され、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドによって送信された大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、小当たり種別カウンタCK、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を格納するためのエリアである。
音声ランプ制御装置113のMPU221は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の実行開始タイミングであることを検出すると、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の設定等を実行するために、上述した第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリア又は第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアに記憶されている変動演出を行うための情報(カウンタC1~C3,CK,CS1等の各値)を、この実行情報格納エリア223gへシフトする。
ここで、図613を参照して、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの詳細について説明する。図613は、第1保留情報格納エリア223e、第2保留情報格納エリア223f及び実行情報格納エリア223gの構成を模式的に示す模式図である。
第1保留情報格納エリア223eは、第1保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223e2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223e4とが少なくとも設けられている。
また、第2保留情報格納エリア223fは、第1保留情報格納エリア223eと同様、第2保留情報格納第1~第4エリアの4つのエリアを有している。各第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223f2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223f4と、小当たり種別カウンタCKの値が格納される小当たり種別カウンタ格納エリア223f5が少なくとも設けられている。
さらに、実行情報格納エリア223gには、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応する大当たり乱数カウンタC1の値が格納される大当たり乱数カウンタ格納エリア223g1と、大当たり種別カウンタC2の値が格納される大当たり種別カウンタ格納エリア223g2と、停止パターン選択カウンタC3の値が格納される停止パターン選択カウンタ格納エリア223g3と、変動種別カウンタCS1の値が格納される変動種別カウンタ格納エリア223g4と、小当たり種別カウンタCKの値が格納される小当たり種別カウンタ格納エリア223g5が少なくとも設けられている。
具体的には、実行情報格納エリア223gが、現在実行中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。さらに、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第2エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第3エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第1保留情報格納第4エリアが、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第1特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
また、第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第2エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に2番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第3エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に3番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアであり、第2保留情報格納第4エリアが、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的に4番目に古く保留された第2特別図柄の変動演出に対応するエリアである。
音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を、第1保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CS1の値をそれぞれ、対応する第1保留情報格納第1~第4エリアのうち該第1保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223e1、大当たり種別カウンタ格納エリア223e2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223e3、変動種別カウンタ格納エリア223e4に格納する。
具体的には、第1保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦X≦4)であれば、その時点で保留されている第1特別図柄の変動演出の数はXであり、その第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CS1の値は、保留された第1特別図柄の変動演出のうち時間的にX番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Xエリアの各カウンタ格納エリア223e1~223e4に対応するカウンタC1~C3,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第1保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CS1の値を第1保留球格納エリア203dの第1保留第Xエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第1保留第Xエリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が、第1保留情報格納第Xエリアに格納されることになる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信すると、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、小当たり種別カウンタCK、変動種別カウンタCS1の各値を、第2保留球数コマンドより抽出する。そして、音声ランプ制御装置113は、抽出した各カウンタC1~C3,CK,CS1の値をそれぞれ、対応する第3保留情報格納第1~第4エリアのうち該第3保留球数コマンドに含まれる保留球数に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア223f1、大当たり種別カウンタ格納エリア223f2、停止パターン選択カウンタ格納エリア223f3、変動種別カウンタ格納エリア223f4、小当たり種別カウンタ格納エリア223f5に格納する。
具体的には、第2保留球数コマンドに含まれる保留球数がX(1≦Y≦4)であれば、その時点で保留されている第2特別図柄の変動演出の数はYであり、その第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1~C3,CK,CS1の値は、保留された第2特別図柄の変動演出のうち時間的にY番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応したものとなるので、第1保留情報格納第Yエリアの各カウンタ格納エリア223f1~223f5に対応するカウンタC1~C3,CK,CS1の値を格納する。このとき、主制御装置110では、第2保留球数コマンドに含めた各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を第2保留球格納エリア203eの第2保留第Yエリアに格納する。つまり、主制御装置110の第2保留第Yエリアに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が、第2留情報格納第Yエリアに格納されることになる。
一方、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第1特別図柄の変動演出の開始を意味する特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信すると、第1保留情報格納エリア223eに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第1特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第1特別図柄の変動演出に対応する第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、現在実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。
そして、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させた場合は、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
また、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110より第2特別図柄の変動演出の開始を意味する特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドを受信すると、第2保留情報格納エリア223fに格納された情報を、実行情報格納エリア223gに対してシフトする処理を実行する。つまり、第2特別図柄に関する保留情報が存在する場合は、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された第2特別図柄の変動演出に対応する第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、現在実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させる。
そして、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g5に移動させた場合は、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が格納されることになる。さらに、第1保留情報格納第1~第4エリア及び第2保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリア、及び、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1と同じ値が格納されることになる。つまり、音声ランプ制御装置113には、主制御装置110にて実行中および保留中の第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CK,CS1が、実行情報格納エリア223g並びに第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納される。
音声ランプ制御装置113では、先読み処理(図示せず)を行う場合に、サブ第1保留球数カウンタ223c又はサブ第2保留球数カウンタ223dから保留されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の数(保留球数)を把握する。そして、その保留球数に基づき、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出が保留されているエリアに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を先読みし、その変動演出において大当たりとなるか否かや、変動時間等が判定される。例えば、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「1」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「0」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が1回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が0回であるので、第1保留情報格納第1エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を先読みし、判定を行う。また、サブ第1保留球数カウンタ223cの値が「0」であって、サブ第2保留球数カウンタ223dの値が「4」であれば、第1特別図柄の変動演出の保留球数が0回であって第2特別図柄の変動演出の保留球数が4回であるので、第2保留情報格納第4エリアについて、格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1の値を先読みし、判定を行う。
パチンコ機10は、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ一方向にのみコマンドが送信されるように構成されており、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110のRAM203等にアクセスすることはできない。これに対し、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fを設けて、主制御装置110にて保留された第1特別図柄及び第2特別図柄の変動演出に対応する各カウンタC1~C3,CK,CS1を音声ランプ制御装置113にも格納するので、この第1保留情報格納エリア223e及び第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CK,CS1を参照することで、先読み処理を音声ランプ制御装置113にて実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄又は/及び第2特別図柄の変動演出が実行された場合に、その変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
なお、第1保留情報格納エリア223e又は第2保留情報格納エリア223f、および、実行情報格納エリア223gにおける上述のシフト処理は、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドを受信したときの保留球数(特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド又は特図2変動パターンコマンド及び特図2停止種別コマンドの受信に基づく更新が行われる前のサブ第1保留球数カウンタ223c及びサブ第2保留球数カウンタ223dの値)に基づいて、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアのうち保留されている変動演出に対応するエリアについてのみデータの移動(シフト)を行う。
例えば、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「4」であり、第1保留情報格納エリア223eの全エリア(第1保留情報格納第1~第4エリア)にデータが記憶されているとする。この場合、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトし、第1保留情報格納第3エリアのデータを第1保留情報格納第2エリアへシフトし、第1保留情報格納第4エリアのデータを第1保留情報格納第3エリアへシフトする。
一方、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドを受信したときの更新前のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が「2」であれば、第1保留情報格納第1エリアのデータを実行情報格納エリア223gへシフトし、第1保留情報格納第2エリアのデータを第1保留情報格納第1エリアへシフトして、データのシフトを終了する。上述したように、本実施形態では、変動演出が保留されていない第1保留情報格納第3,第4エリアについては、データのシフト処理を行わないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
なお、データの有無に関わらず、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各データを、エリア番号が1小さいエリア(実行情報格納エリア223g又は第1保留情報格納第1~第3エリア若しくは第2保留情報格納第1~第3エリア)にそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第1保留情報格納第1~第4エリア又は第2保留情報格納第1~第4エリアの各々のエリアについて、データが記憶(保留)されているか否かの判定を不用とするので、プログラムの作成を容易とすることができる。
図612に戻って説明を続ける。RAM223は、その他、主制御装置110より受信したコマンドを、そのコマンドに対応した処理が行われるまで一時的に記憶するコマンド記憶領域(図示せず)などを有している。
コマンド記憶領域はリングバッファで構成され、FIFO(First In First Out)方式によってデータの読み書きが行われる。音声ランプ制御装置113のコマンド判定処理(図639参照)が実行されると、コマンド記憶領域に記憶された未処理のコマンドのうち、最初に格納されたコマンドが読み出され、コマンド判定処理によって、そのコマンドが解析されて、そのコマンドに応じた処理が行われる。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113及び第3図柄表示装置81が接続され、音声ランプ制御装置113より受信したコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81における特別図柄の変動演出や連続予告演出を制御するものである。
次に、図614から図636のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2ミリ秒周期で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されるNMI割込処理とがある。
図614は、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。
この立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期値設定処理を実行する(S101)。例えば、RAM203へのアクセス許可を設定し、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。次いで、サブ側の制御装置(音声ランプ制御装置113、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウエイト処理(本実施形態では、「1秒」)を実行する(S102)。そして、RAM203のアクセスを許可する(S103)。
その後は、主制御装置110に設けたRAM消去スイッチ503(図592参照)がオンされているか否かを判別する(S104)。判別の結果、RAM消去スイッチ503がオンされていなければ(S104:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S105)。そして、記憶されていなければ(S105:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合は、RAM203の初期化を行うため、処理をS116へ移行する。
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S105:Yes)、RAM判定値を算出し(S106)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S107:No)、即ち、算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS116へ移行する。
なお、図616のS156の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
一方、RAM消去スイッチ503がオンされておらず(S104:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S105:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S107:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S108)。次いで、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S109)。
S109の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合(S109:Yes)、電源投入時においてRAM消去スイッチ503:オフ、かつ、設定キー501:オンに操作されているので、立ち上げモードを「設定確認モード」で立ち上げるべく、まず、ベース表示装置401において確率設定値の表示を開始し(S110)、その後、設定キー501がオフされたか否かを判別し(S111)、設定キー501がオフされるまで該「設定確認モード」を維持する(S111:No)。一方、設定キー501がオフされた場合は(S111:Yes)、ベース表示装置401における確率設定値の表示を終了して(S112)、「設定確認モード」を終了して、処理をS113へ移行する。なお、S109の処理において、設定キー501がオンされていなければ(S109:No)、立ち上げモードを「通常モード」で立ち上げるべく、S110~S112の処理をスキップして、処理をS113へ移行する。
S113の処理では、確率設定値に基づいて設定値コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S113)、処理をS114に移行する。
第31実施形態のパチンコ機10では、音声ランプ制御装置113は電源のバックアップ機能を有しておらず、該音声ランプ制御装置113内のRAM223は立ち上げ処理によって初期化されるため(図637のS1010参照)、パチンコ機10の立ち上げ処理の都度、設定値コマンドが設定され、主制御装置110から音声ランプ制御装置113に送信されるように構成されている。
ここで設定された設定値コマンドは、後述するタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)において、音声ランプ制御装置113へと送信される。音声ランプ制御装置113は、この設定値コマンドを受信すると、RAM223に設けられた設定値メモリ(図示せず)に該設定値コマンドが示す確率設定値を格納(記憶)するように構成されている。
S114の処理では、ベース表示装置関連の処理を行い(S114)、その後、割込みを許可し(S115)、後述するメイン処理(図616参照)に移行する。このベース表示装置関連の処理では、ベース表示装置401に設けられた7セグメント表示器の全てのセグメント(ドットセグメントを含む)を点灯し、その状態で、5秒間ウエイト処理を実行する。これにより、パチンコ機10に電源が投入される度に、ベース表示装置401に設けられた7セグメント表示器の全てのセグメント(ドットセグメントを含む)が少なくとも5秒間継続して点灯されるため、全てのセグメントが正常に点灯できるかを確認でき、ベース表示装置401の表示が正常に行われるか否かを容易に判断できる。
一方、S104の処理において、RAM消去スイッチ503がオンされていると判別された場合は(S104:Yes)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」か「設定変更モード」のいずれで立ち上げるかを判別すべく、設定キー501がオンされているか否かを判別する(S116)。
S116の処理において、設定キー501がオンされていないと判別された場合は(S116:No)、立ち上げモードを「RAMクリアモード」で立ち上げるべく、処理をS117へ移行する。
S117の処理では、RAM203の初期化処理(S117及びS118)を実行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、設定変更の如何を問わず電源投入時にRAMデータを初期化する場合には、RAM消去スイッチ503を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ503が押されていれば、RAMの初期化処理(S117及びS118)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合(S105:No)や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合(S107:No)も同様に、RAM203の初期化処理(S117及びS118)を実行する。
RAMの初期化処理(S117及びS118)、即ち、「RAMクリアモード」では、RAM203の使用領域を「0」クリアし(S117)、その後、RAM203に初期値(例えば、第1保留球数カウンタ203aの「0」クリア等)を設定し(S118)、処理をS113へ移行する。
なお、このRAMの初期化処理(S117及びS118)では、RAM203の使用領域のうち、ベース表示装置401に表示するベース値に関連する領域(総アウト個数カウンタ、低確払出個数カウンタ、リアルタイムベース値データなど(いずれも図示せず))を除いた領域のクリアを行う。これにより、電源投入時にRAM消去スイッチ503が操作されても、その操作が行われる前から行われているリアルタイムベース値の計測が継続され、その計測されたリアルタイムベース値をベース表示装置401に表示させることができる。
S116の処理において、設定キー501がオンされていると判別された場合は(S115:Yes)、立ち上げモードを「設定変更モード」にするべく、設定制御としての設定変更処理を行う(S119)。
ここで、図615を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される設定変更処理(S119)について説明する。図615は、設定制御としての設定変更処理(S119)を示すフローチャートである。
この設定変更処理(S119)は、立ち上げモードが「設定変更モード」である場合に実行される処理であり、ホール関係者等からの確率設定値の変更(更新)を受け付け、確定されるための処理である。
この設定変更処理(S119)では、まず、ベース表示装置401において現在の確率設定値の表示の開始を設定し(S121)、処理をS122へ移行する。この確率設定値の表示の開始設定により、ベース表示装置401に確率設定値の表示が開始される。
なお、ここで表示される確率設定値は、電源断前に設定されていた確率設定値ではなく、必ず特定の値に固定されるようにしてもよい。即ち、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、ベース表示装置401には、必ず特定の確率設定値で表示が開始されるようにしてもよい。特定の確率設定値としては、例えば、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。これにより、電源断される前に設定されていた確率設定値にかかわらず、ホール関係者等は確率設定値を特定の確率設定値から変更できる。
一方で、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、ベース表示装置401には、電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。これにより、ホール関係者等は、電源断される前に設定されていた確率設定値を考慮しながら、確率設定値を変更できる。
また、立ち上げモードが「設定変更モード」となった場合、ベース表示装置401には、電源断される前に設定されていた確率設定値が「2」以上であれば、確率設定値を「2」として表示を開始し、電源断される前に設定されていた確率設定値が「1」であれば、その電源断される前に設定されていた確率設定値をそのままで表示が開始されるようにしてもよい。例えば、電源断される前に設定された確率設定値が「3」のように高い場合、確率設定値を少しだけ(例えば1だけ)小さくしたい場合が多々生じ得る。このような場合において、確率設定値を、電源断される前に設定された確率設定値そのままで表示を開始すると、次のような問題が生じる。即ち、確率設定値の更新は、RAM消去スイッチ503をオンする毎に1ずつ加算され、確率設定値が「3」の場合にRAM消去スイッチ503がオンされた場合には、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。よって、例えば、確率設定値を「3」から「2」に変更したい場合、RAM消去スイッチ503のオンを繰り返しながら、ほぼ確率設定値を1周させなければならない。これに対し、電源断される前に設定された確率設定値が高い場合に、確率設定値を「2」で表示を開始することで、RAM消去スイッチ503をオンする回数を抑えながら、確率設定値の更新を行うことができる。
次に、S122の処理では、確率設定値が「1」~「3」の範囲にあるか否かを判断し(S122)、所定の範囲内にない、即ち、異常な確率設定値となっている場合は(S122:No)、確率設定値を初期値に変更し(S123)、S124の処理へ移行する。この初期値としては、確率設定値(「1」~「3」)の最小値である「1」であってもよいし、確率設定値の中間値である「2」であってもよいし、確率設定値の最大値である「3」であってもよい。一方、S122の処理の結果、確率設定値が「1」~「3」の範囲内にあると判断される場合は(S122:Yes)、確率設定値は正常な値であるので、S123の処理をスキップして、S124の処理へ移行する。
S124の処理では、RAM消去スイッチ503がオンになったか否かを判断する(S124)。その結果、RAM消去スイッチ503がオンになっていないと判断される場合は(S124:No)、次いで、設定変更スイッチ502がオンになったか否かを判断する(S125)。
S125の結果、設定変更スイッチ502がオンされていないと判断されれば(S125:No)、S122の処理へ戻る一方、設定変更スイッチ502がオンされたと判断されれば(S125:Yes)、確率設定値を更新して(S126)、S122の処理に戻る。
S126の処理である確率設定値の更新は、それまでの確率設定値が「1」~「2」である場合は、その確率設定値に1を加算し、それまでの確率設定値が「3」である場合は、確率設定値を「1」に戻すことで行われる。S126の処理により更新された確率設定値は、ベース表示装置401に表示される。
S122→S123→S124:No→S125(及びS126)→S122のループ処理は、S124の処理において、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断されるまで(S124:Yes)実行され続ける。そして、S124の処理により、RAM消去スイッチ503がオンとなったと判断される場合は(S124:Yes)、ベース表示装置401に表示されている確率設定値を、これからの遊技で使用する確率設定値として確定し(S127)、該確率設定値に応じた大当たり乱数テーブル202aを設定する(S128)。
S128の処理の後、次いで、設定キー501がオフ状態となったか否かを判断する(S129)。S129の処理では、設定キー501から出力される信号のレベルがオン状態からオフ状態へと遷移したことを検出した場合に、設定キー501がオフ状態になったと判断してもいし、設定キー501から出力される信号のレベルがオフ状態にあることを検出することで、設定キー501がオフ状態になったと判断してもよい。
S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になっていないと判断される間は(S129:No)、S129の処理を繰り返し実行する。そして、S129の処理の結果、設定キー501がオフ状態になったと判断される場合は(S129:Yes)、ベース表示装置401における確率設定値の表示の終了を設定し(S130)、この設定変更処理(S118)を終了する。
なお、設定変更処理の終了後は、立ち上げ処理(図614参照)に戻り、処理をS116へ移行し、RAM203初期化処理を実行(S117及びS118)し、RAM203のデータを消去(クリア)する。このように、S124の処理においてホール関係者等にRAM消去スイッチ503をオンさせて確率設定値を確定させることにより、その後、RAM203のデータの消去が行われることを、ホール関係者等に強く認識させることができる。
また、S124の処理において、RAM消去スイッチ503のオン検出によって確率設定値を確定させていたが、設定キー501のオフ検出によって確率設定値を確定するように構成してもよい。
次に、図616を参照して、上記した立ち上げ処理後に主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理について説明する。図616は、このメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では、大別してカウンタの更新処理と電源断時処理とが実行される。
メイン処理では、まず、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S151)。そして、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S151:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び変動種別カウンタCS1の更新を繰り返し実行する(S152,S153)。
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S152)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では「9999」、「99」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203cにそれぞれ格納する。次に、変動種別カウンタCS1の更新を、後述するタイマ割込処理のS207(図617参照)の処理と同一の方法によって実行し(S153)、S151の処理へ移行する。
ここで、このメイン処理が実行されている間、後述するタイマ割込処理(図617参照)が所定時間間隔(本実施形態では2ミリ秒)で起動され実行される。タイマ割込処理では、遊技の状態に応じて異なる処理が実行される。例えば、大当たり中には、可変入賞装置65の開閉を制御する処理が行われ、スルーゲート67への球の通過があれば、普通図柄表示装置83による普通図柄の表示制御が行われる。また、特別図柄表示装置37での変動表示を開始する場合に実行される大当たり抽選では、高確率状態か低確率状態かによって、取得した大当たり乱数カウンタC1と比較する大当たり乱数値の数が異なってくる。よって、1回のタイマ割込処理の実行にかかる時間は、遊技の状態に応じて変化することになる。従って、一のタイマ割込処理が終了してから次のタイマ割込処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく、その時々の遊技の状態に応じて変化する。
メイン処理の一処理である上記のS152,S153の処理は、このタイマ割込処理の残余時間の中で実行されることになる。つまり、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新が繰り返し実行されることになるので、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、大当たり乱数カウンタC1の初期値、普図当たりカウンタC4の初期値)とをランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1についてもランダムに更新することができる。特に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2とをランダムに更新することによって、これらを更新の初期値として使用する大当たり乱数カウンタC1及び普図当たりカウンタC4の更新に、ランダム性を持たせることができる。
S151の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S151:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、図636において後述するNMI割込処理が実行されたということなので、S154以降の電源遮断時の処理が実行される。
S154の処理では、各割込処理の発生を禁止し(S154)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や音声ランプ制御装置113等の周辺制御装置)に対して送信する(S155)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S156)、RAM203のアクセスを禁止して(S157)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
なお、S151の処理は、タイマ割込処理(図617参照)の残余時間内に行われるS152とS153の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。これにより、主制御装置110のメイン処理において、タイマ割込処理による各種設定が終了し、また、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新が終わったタイミングで、電源断の発生情報を確認している。よって、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS151の処理から開始することができる。即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS151の処理から開始することができる。
従って、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S101)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S151の処理から開始することができる。その結果、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走することなく正確な制御を行うことができる。
次に、図617を参照して、第31実施形態に係るパチンコ機10の主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理について説明する。図617は、第31実施形態のタイマ割込処理を示すフローチャートである。
このタイマ割込処理では、まず、外部出力処理を実行する(S201)。タイマ割込処理やメイン処理(図616参照)では、各種処理に基づいて、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113、ホールコンピュータ(図示せず)等へ送信すべきコマンド又は信号等を生成し、コマンドが生成された場合はRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦記憶し、信号が生成された場合は該信号に対応する装置(例えば、ホールコンピュータとパチンコ機10とを接続するための外部出力端子板(図示せず)等)に信号を出力する。S201の外部出力処理では、上記コマンド送信用のリングバッファに記憶されたコマンド等の出力データを、サブ側の各制御装置(周辺制御装置)に送信するとともに、上記信号を各種装置へ出力する。
S201の処理の後は、次に、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S202)、次いで、各特別図柄の当たり時における処理を実行する当たり処理を実行する(S203)。この当たり処理(S203)については、図624において後述する。
S203の後は、次に、切替装置として普通電役ユニット72の駆動制御処理を実行する普通電役制御処理を実行する(S204)。簡単に説明すると、球がスルーゲート67を通過したことを条件に普通図柄表示装置83にて普通図柄の可変表示が実施され、普通図柄の可変表示の結果、普通図柄の当たり図柄(例えば、「○」図柄)が現出して当たり状態となると、普通電役ユニット72を所定時間開放状態とする一方、普通図柄のハズレ図柄(例えば、「×」図柄)が現出した場合は、普通電役ユニット72の閉鎖状態を維持する。この普通電役制御処理については、図633を参照して後述する。
S204の処理の後は、次いで、各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S205)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチ208の状態を読み込むと共に、当該スイッチ208の状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。また、入賞検知情報に基づいて払出制御装置111に対して送信すべき獲得球数に対応する賞球コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、所定の賞球コマンドが払出制御装置111に向けて送信される。
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S206)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第31実施形態では、「9999」)に達した際、「0」にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(第31実施形態では、「99」)に達した際、「0」にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値をRAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次いで、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1、普図当たりカウンタC4及び小当たり種別カウンタCKの更新を実行する(S207)。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1、普図当たりカウンタC4及び小当たり種別カウンタCKをそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(第31実施形態では、それぞれ、「9999」,「99」,「99」,「9」,「99」,「99」)に達した際、それぞれ「0」にクリアする。また、大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1又は第2初期値乱数カウンタCINI2の値を当該大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4の初期値として読み込み、その初期値を大当たり乱数カウンタC1又は普図当たりカウンタC4に設定する。そして、各カウンタC1~C4,CKの更新値を、RAM203の該当するカウンタ用バッファ203c領域に格納する。
次に、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に伴う始動入賞処理を実行する(S208)。なお、この始動入賞処理(S208)の詳細は、図618を参照して後述する。
次いで、スルーゲート67への球の通過有無を判断するゲート通過処理を実行する(S209)。このゲート通過処理(S209)においてスルーゲート67を球が通過したと判別された場合に、普図当たりカウンタC4の値がカウンタ用バッファ203cから取得され、その普図当たりカウンタC4の値が普図保留球格納エリア203h(図593参照)に格納されるとともに普通図柄保留ランプ84に普通図柄の可変表示の保留数が表示等される。なお、このゲート通過処理(S209)の詳細は、図619を参照して後述する。
ゲート通過処理(S209)を実行した後は、上記始動入賞処理(S208)の処理内容に基づいて特別図柄表示装置37による特別図柄の動的表示を行うための処理や第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する特図変動処理を実行する(S210)。なお、特図変動処理(S210)の詳細は、図620を参照して後述する。
次いで、上記ゲート通過処理(S209)の処理内容に基づいて、普通図柄の当否判別を行うとともに、該判別結果に基づく普通図柄の可変表示を普通図柄表示装置83において行うための設定処理である普図変動処理を実行する(S211)。この普図変動処理(S211)では、上述した遊技状態に応じて、普通図柄の当たり確率が、高確率(例えば、99/100)か低確率(当たりなし)のいずれかで行われる。そして、当否結果に基づいて普通図柄の可変表示を行うとともに、該当否結果に応じた表示結果を普通図柄表示装置83に表示する。なお、普図変動処理(S211)の詳細は、図632を参照して後述する。
普図変動処理(S211)を実行した後は、発射制御処理を実行し(S212)、ベース値処理を実行して(S213)、さらに、定期的に実行すべきその他の処理を実行して(S214)、このタイマ割込処理を終了する。
なお、発射制御処理(S212)は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、且つ、発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bが操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。そして、球の発射がオンである場合、発射制御装置112へ球発射信号を送信するために、その球発射信号の情報を、RAM203に設けられたコマンド送信用リングバッファに設定する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(S201)によって、球発射信号が払出制御装置111を介して発射制御装置112へ送信される。
また、ベース値処理(S213)では、まず、リアルタイムベース値を算出(計測)するとともに、総アウト個数が60000個となった場合に、該リアルタイムベース値データを前回リアルタイムベース値データへシフトする等の処理を実行する。次いで、前回、ベース値処理を実行してから5秒経過したか否かを判別し、前回、ベース値処理を実行してから5秒経過している場合にベース表示装置401にベース値を表示する処理を実行する。
また、本実施形態では、定期的に実行する処理をタイマ割込処理(図617参照)で実行し、メイン処理において、タイマ割込処理の残余時間に各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新を実行する場合について説明したが、タイマ割込処理にて実行していた処理の一部または全部を、メイン処理の中で所定時間(例えば、2ミリ秒)毎に実行するように構成してもよい。例えば、本実施形態においてタイマ割込処理にて実行していた賞球計数信号,払出異常信号読み込み処理(S202)、当たり処理(S203)、普通電役制御処理(S204)及びスイッチ読み込み処理(S205)の一部または全部を、タイマ割込処理ではなく、メイン処理の中で2ミリ秒毎に実行するように構成してもよい。
この場合、メイン処理の中で所定時間(2ミリ秒)経過したか否かを判断するステップを設け、所定時間経過したと判断された場合のみ、所定時間毎に実行する処理を実行し、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間の経過の有無にかかわらず実行するようにしてもよい。これにより、各カウンタCINI1,CINI2,CS1の更新は、所定時間毎に実行する処理の残余時間に実行されることになるが、所定時間毎に実行する処理は、遊技の状態に応じてその実行にかかる時間が変化するため、このように構成した場合であっても、各カウンタCINI1,CINI2,CS1をランダムに更新することができる。
次に、図618のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図617参照)の一処理である始動入賞処理(S208)を説明する。図618は、この始動入賞処理(S208)を示すフローチャートである。
始動入賞処理(S208)は、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの球の入賞の有無を判断し、入賞があった場合は、各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を入賞した始動口64,71a又は71bに対応する第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納する(保留する)処理を実行する。また、保留する各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を保留球数と合わせて音声ランプ制御装置113へ送信するための処理を実行する。
MPU201は、この始動入賞処理(S208)において、まず、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S301)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図617のS205参照)において読み込んだ、第1始動口64への入球(入賞)を検出する第1始動口スイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、第1始動口64への入球を3回のタイマ割込処理(図617参照)で検出する。
S301の判別の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態A」か否か、即ち、左打ち遊技が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S302)。判別の結果、「通常遊技状態A」でなければ(S302:No)、奨励される右打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)左打ち遊技によって発射された球が第1始動口64に入賞したということなので、音声出力装置226(図592参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「右打ちしてください」という文字表示を表示する等の左打ちエラー処理を実行し(S304)、処理をS305へ移行する。
このように構成することで、左打ち遊技が奨励されていない「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において第1始動口スイッチ(図示せず)で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行い、左打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に左打ち遊技の実行を敬遠させ(右打ち遊技を促し)、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S302の処理において、遊技状態が「通常遊技状態A」であると判断された場合は(S302:Yes)、次いで、第2特別図柄の動的表示が実行中か否かを判別し(S303)、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば(S303:Yes)、奨励される右打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)左打ち遊技によって発射された球が第1始動口64に入賞したということなので、左打ちエラー処理を実行し(S304)、処理をS305へ移行する。
一方、S303の判別の結果、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ(S303:No)、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、S304の処理をスキップし、S304の左打ちエラー処理を行わず、処理をS305へ移行する。
S301の処理の結果、球が第1始動口64に入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S301:Yes)、次いで、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が上限値(第31実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S305)。そして、第1始動口64への入賞があっても作動保留球数N1<4でなければ(S305:No)、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図617参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N1<4であれば(S305:Yes)、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1加算する(S306)。そして、今回、第1特別図柄に対応する第1始動口64への入賞であるので、第1保留球格納エリア203dを各乱数値C1~C3,CS1の格納先として設定し(S307)、処理をS312へ移行する。
S301の処理において、球が第1始動口64へ入賞していないと判別された場合(S301:No)、次いで、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S308)。ここでは、第1始動口64と同様、スイッチ読み込み処理(図617のS205参照)において読み込んだ、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入球(入賞)を検出する下側第2始動口スイッチ71a2又は上側第2始動口スイッチ71b2の出力信号に基づいて、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入球を3回のタイマ割込処理(図617参照)で検出する。
球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S308:Yes)、処理をS309へ移行する。
なお、S308の処理において、第2始動口71に球が入賞したと判別された場合に(S308:Yes)、遊技状態が「通常遊技状態A」か否かを判定し、遊技状態が「通常遊技状態A」であると判別された場合、左打ち遊技が奨励される遊技状態であるので、通常時右打ちエラー処理を行うように構成してもよい。
球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞した(始動入賞があった)と判別されると(S308:Yes)、次いで、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄の動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が上限値(第31実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S308)。そして、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞がないか(S308:No)、或いは、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞があっても作動保留球数N2<4でなければ(S309:No)、この始動入賞処理(S208)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)へ戻る。
一方、作動保留球数N2<4であれば(S309:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1加算する(S310)。そして、今回、第2特別図柄に対応する下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞であるので、第2保留球格納エリア203eを各乱数値C1~C3,CS1,CKの格納先として設定し(S311)、処理をS312へ移行する。
また、S301及びS308の処理において、第1始動口64及び下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bに同時に球が入賞した場合は、第1始動口64への球の入賞処理を優先的に実行し、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの球の入賞処理を待機し、次のタイマ割込処理(図617参照)における始動入賞処理(S208)において、該待機した下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの球の入賞処理を実行するように構成してもよい。
S312の処理では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値をカウンタ用バッファ203c(図594参照)から読み出し、各保留球格納エリアに格納する。つまり、S307で格納先として設定された第1保留球格納エリア203dに設けられた第1保留第1~第4エリアのうち、第1保留球数カウンタ203aで示される値に対応するエリアの大当たり乱数カウンタ格納エリア203d1、大当たり種別カウンタ格納エリア203d2、停止パターン選択カウンタ格納エリア203d3、変動種別カウンタ格納エリア203d4に各々保留(格納)する(S312)。
具体的には、例えば、第1始動口64への入賞に基づくS307の処理において第1保留球格納エリア203dが格納先として設定され、また、S306の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「1」であれば、第1保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1の値が保留される。また、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「2」であれば第1保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「3」であれば第1保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第1保留球数カウンタ203aの値が「4」であれば第1保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1の値が保留される。
同様に、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づくS311の処理において第2保留球格納エリア203eが格納先として設定され、また、S310の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「1」であれば、第2保留第1エリアの各格納エリアにそれぞれカウンタC1~C3,CS1,CKの値が保留される。また、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「2」であれば第2保留第2エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「3」であれば第2保留第3エリアの各格納エリアに、加算後の第2保留球数カウンタ203bの値が「4」であれば第2保留第4エリアの各格納エリアに、各々カウンタC1~C3,CS1,CKの値が保留される。
次に、S306の処理による加算後の第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)と、S307の処理により第1保留球格納エリア203dに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1の各値を含む第1保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第1保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S313)。また、S310の処理による加算後の第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1)と、S311の処理により第2保留球格納エリア203eに格納(保留)した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値を含む第2保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、該第2保留球数コマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定する(S312)。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)によって、第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信される。S313の処理を終えると、この始動入賞処理(S208)を終了し、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
なお、S313の処理において第1保留球数コマンド又は第2保留球数コマンドに含める各カウンタC1~C3,CS1,CKの値は、S312の処理によりカウンタ用バッファ203cから読み出した値そのものを用いてもよいし、S312の処理において第1保留球格納エリア203d又は第2保留球格納エリア203eに格納(保留)された値を読み出したものを用いてもよい。
次に、図619を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図617参照)の一処理であるゲート通過処理(S209)を説明する。図619は、このゲート通過処理(S209)を示すフローチャートである。ゲート通過処理(S209)は、スルーゲート67への球の通過(入球)の有無を判断し、球が通過(入球)した場合は、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球格納エリア203hに格納する(保留する)処理を実行する。
このゲート通過処理(S209)では、まず、球がスルーゲート67を通過したか否かを判別する(S401)。ここでは、スイッチ読み込み処理(図617のS205参照)において読み込んだスルーゲート67への球の通過(入球)を検出するスルーゲートスイッチ(図示せず)の出力信号に基づいて、スルーゲート67への通過(入球)を3回のタイマ割込処理(図617参照)にわたって検出する。
S401の処理において、スルーゲート67を球が通過していない場合は(S401:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)へ戻る。一方、球がスルーゲート67を通過(入球)したと判別されると(S401:Yes)、次いで、遊技状態が「通常遊技状態A」であるか否か、即ち、左打ち遊技の球の発射が奨励されている遊技状態か否かを判別する(S402)。判別の結果、「通常遊技状態A」であれば(S402:Yes)、次いで、第2特別図柄の動的表示が実行中か否かを判別する(S403)。判別の結果、第2特別図柄の動的表示が実行中でない場合は(S403:No)、「通常遊技状態A」において奨励される左打ち遊技ではなく非奨励の(禁止されている)右打ち遊技によって発射された球がスルーゲート67を通過したということなので、音声出力装置226(図592参照)から警報音を出力するとともに、第3図柄表示装置81において「左打ちに戻してね」という文字表示を表示する等の通常時右打ちエラー処理を実行し(S404)、処理をS405へ移行する。
このように構成することで、右打ち遊技が推奨されていない「通常遊技状態A」においてスルーゲート67で球が検知された場合に、警報音を出力する等のエラー処理を行うことで、右打ち遊技が奨励されていない遊技状態において遊技者に右打ち遊技の実行を敬遠させ、奨励される遊技仕様と異なる遊技形態での遊技を極力排除し、各遊技状態において想定されている遊技性を実現することができる。
なお、S402の処理において、遊技状態が「通常遊技状態A」でなければ(S402:No)、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」であるので、S404の右打ちエラー処理を行わず、S403及びS404の処理をスキップして、処理をS405へ移行する。
また、S403の処理において、第2特別図柄の動的表示が実行中であると判別された場合(S403:Yes)、この場合も、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」であるので、S404の右打ちエラー処理を行わず、S404の処理をスキップして、処理をS405へ移行する。
S405の処理では、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄の可変表示の作動保留球数HN)が上限値(第31実施形態では、「4」)未満であるか否かを判別する(S405)。そして、スルーゲート67への通過(入球)があっても作動保留球数HN<4でなければ(S405:No)、このゲート通過処理(S209)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)へ戻る。
一方、作動保留球数HN<4であれば(S405:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1加算する(S406)。そして、普図当たりカウンタC4の値をカウンタ用バッファ203c(図594参照)から読み出し、読み出したデータを、普図保留球格納エリア203hに設けられた普図保留第1~第4エリアのうち、普図保留球数カウンタ203gで示される値に対応するエリアに格納する(S407)。
具体的には、例えば、S406の処理による加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「1」であれば、普図保留第1エリアに普図当たりカウンタC4の値が保留される。また、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「2」であれば普図保留第2エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「3」であれば普図保留第3エリアに、加算後の普図保留球数カウンタ203gの値が「4」であれば普図保留第4エリアに、普図当たりカウンタC4の値が保留される。S407の処理の終了後は、このゲート通過処理(S209)を終了し、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
なお、第31実施形態では、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信しないように構成されているが、普通図柄の可変表示に関する普図保留球数コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信して、普通図柄の可変表示に関する保留図柄等に関する演出(報知)を行うように構成してもよい。この場合に、普図当たりカウンタC4の値を普図保留球数コマンドに含めて送信することで、音声ランプ制御装置113で普通図柄に関する所謂先読み処理を実行可能に構成し、普通図柄に関する演出のバリエーションを設けるように構成してもよい。
次に、図620を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図617参照)の一処理である特図変動処理(S210)について説明する。図620は、この特図変動処理(S210)を示すフローチャートである。
この特図変動処理(S210)は、第1特別図柄および第2特別図柄に関する特別図柄表示装置37における動的表示や、第3図柄表示装置81にて遊技状態に応じて行う変動演出に関する制御を行うものである。
MPU201は、この特図変動処理(S210)において、まず、今現在、第1特別図柄又は第2特別図柄のいずれか一方が大当たり中であるか否かを判別する(S501)。大当たり中としては、大当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される大当たり遊技の最中と、大当たり遊技開始前(即ち、大当たりオープニング)の所定時間の最中と、大当たり遊技終了後(即ち、大当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S501における判別の結果、いずれかの特別図柄の大当たり中であれば(S501:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
S501の処理において、大当たり中でないと判別された場合は(S501:No)、次に、今現在、第2特別図柄が小当たり中であるか否かを判別する(S551)。小当たり中としては、小当たりの際に第3図柄表示装置81及び特別図柄表示装置37で表示される小当たり遊技の最中と、小当たり遊技開始前(即ち、小当たりオープニング)の所定時間の最中と、小当たり遊技終了後(即ち、小当たりエンディング)の所定時間の最中とが含まれる。S551における判別の結果、第2特別図柄の小当たり中であれば(S551:Yes)、そのまま特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
S551の処理において、小当たり中でないと判別された場合は(S551:No)、次に、特別図柄表示装置37において第1特別図柄(特図1)又は第2特別図柄(特図2)が動的表示中であるか否かを判別し(S502)、特別図柄表示装置37において第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示中でなければ(S502:No)、次いで、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示が停止後、所定時間経過したか否かを判別する(S503)。その結果、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の停止後、所定時間経過していなければ(S503:No)、特図変動処理(S210)を終了し、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。これにより、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示(変動演出)における停止図柄が所定時間だけ特別図柄表示装置37(第3図柄表示装置81)に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S503の処理の結果、動的表示の停止後、所定時間経過していれば(S503:Yes)、第2保留球数カウンタ203bの値(主制御装置110において保留されている第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N2)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S504)。その結果、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」でなければ(S504:Yes)、第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)を1減算する(S505)。これは、後述する進行制御としての変動開始処理(S510)によって、保留されていた第2特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、第2特別図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第2保留球格納エリア203eに格納されたデータをシフト処理する(S506)。このデータシフト処理(S506)は、第2保留球格納エリア203eの第2保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第2保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第2保留第2エリア→第2保留第1エリア、第2保留第3エリア→第2保留第2エリア、第2保留第4エリア→第2保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
一方、S504の処理において、第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N2)が「0」であると判別されると(S504:No)、次に、第1保留球数カウンタ203aの値(主制御装置110において保留されている第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の作動保留球数N1)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S507)。その結果、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」でなければ(S507:Yes)、第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)の実行開始タイミングであると判断し、まず、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)を1減算する(S508)。これは、後述する進行制御としての変動開始処理(S510)によって、保留されていた第1特別図柄に関する動的表示(変動演出)のうち1の動的表示(変動演出)の実行が開始されるため、保留球数が1つ減少するためである。
次いで、第1保留球格納エリア203dに格納されたデータをシフト処理する(S509)。このデータシフト処理(S509)は、第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納されているデータを保留球実行エリア203fへ向けて順にシフトさせる処理であって、第1保留第1エリア→保留球実行エリア203f、第1保留第2エリア→第1保留第1エリア、第1保留第3エリア→第1保留第2エリア、第1保留第4エリア→第1保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S506又はS509のデータシフト処理の後は、データシフト処理により保留球実行エリア203fに格納された各種カウンタの値に基づいて、特別図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81に対する進行制御としての変動開始処理を実行し(S510)、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
ここで、図621を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(S210)の一処理である進行制御としての変動開始処理(S510)について説明する。図621は、この変動開始処理(S510)を示したフローチャートである。
この変動開始処理(S510)では、上述したように、各特別図柄の動的表示を行うか否かや、各特別図柄の動的表示を行う場合における該動的表示の設定処理等を行う。
この変動開始処理(S510)では、まず、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、大当たり乱数テーブル202aとに基づいて大当たりか否かを判別する大当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5101)。
第31実施形態のパチンコ機10では、大当たりか否かは、確率設定値に基づいて設定された大当たり乱数テーブル202aを参照して、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値とその時々の遊技状態(モード)との関係に基づいて判別される。上述した通り、大当たり乱数テーブル202aにおいて、大当たり確率が設定値「1」で33/10000、設定値「3」で35/10000となるように大当たり乱数値が規定されている。
S5101の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される大当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、大当たりであると判別する。S5101の処理の結果、大当たりであると判別された場合(S5101:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、各特別図柄に対応する大当たり種別テーブル202b(図596参照)とに基づいて、大当たり時の表示態様を設定する(S5102)。
この処理では、大当たり種別テーブル202bによって、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値に対応付けられた大当たり種別、即ち、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「通常遊技状態A」へ移行する大当たり種別「通常A」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「時間短縮状態」へ移行する大当たり種別「時短A」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「通常遊技状態」(第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」)へ移行する大当たり種別「通常B」か、が判別される。そして、判別された大当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における大当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図1大当たり種別テーブル202b1(図596(a)参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。また、保留球実行エリア203fに格納されているデータが第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり種別カウンタC2の値と、特図2大当たり種別テーブル202b2(図596(b)参照)とに基づいて大当たり種別が決定される。
次に、大当たり時の変動パターンを決定し(S5103)、S5109の処理へ移行する。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、大当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この大当たり時の変動パターンの決定では、まず、その大当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202e(図601及び図602参照)を選択する。
そして、S5103の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202fにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5101の処理において、大当たりではないと判別された場合には(S5101:No)、続いて、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、大当たり乱数テーブル202aとに基づいて小当たりか否かを判別する小当たり抽選(当否判定)処理を行う(S5104)。
第31実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりか否かは、全確率設定値で同一となるように設定されている。具体的には、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、小当たり確率が全設定で9965/10000となるように小当たり乱数値が規定されている。
S5104の処理では、保留球実行エリア203fに格納されている大当たり乱数カウンタC1の値と、これら大当たり乱数テーブル202aにて規定される小当たり乱数値とを比較して、それらが一致する場合に、第2特別図柄の小当たりであると判別する。S5104の処理の結果、小当たりであると判別された場合(S5104:Yes)、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値と、小当たり種別テーブル202c(図597参照)とに基づいて、小当たり時の表示態様を設定する(S5105)。
この処理では、小当たり種別テーブル202cによって、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値に対応付けられた小当たり種別、即ち、大当たり状態が発生しない「小当たりA」か、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たり後に「通常遊技状態」(第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」)へ移行する「通常C」か、が判別される。そして、判別された小当たり種別に基づいて、特別図柄表示装置37における小当たり時の表示態様(特別LED群37bの表示態様)が設定される。
具体的には、保留球実行エリア203fに格納されているデータが、第1保留球格納エリア203dからシフトされたデータか第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータかを保留球実行エリア203fのシフト元バッファ(図示せず)に記憶しておき、保留球実行エリア203fに格納されているデータが第2保留球格納エリア203eからシフトされたデータであった場合、保留球実行エリア203fに格納されている小当たり種別カウンタCKの値と、特図2小当たり種別テーブル202c(図597参照)とに基づいて小当たり種別が決定される。
次に、小当たり時の変動パターンを決定し(S5106)、S5109の処理へ移行する。具体的には、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、小当たり時の表示態様(停止種別)と、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて演出態様を選択し、その選択された演出態様の中から変動種別カウンタCS1の値に基づいて動的表示(変動演出)の動的時間(変動時間)が決定される。この小当たり時の変動パターンの決定では、まず、その小当たりの停止種別に応じて、使用する停止パターンテーブル202e(図601及び図602参照)を選択する。
そして、S5106の処理において設定された演出態様毎に設けられた変動パターンテーブル202fにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
一方、S5104の処理において、小当たりでないと判別された場合(S5104:No)、各特別図柄の動的表示の結果はハズレであるので、ハズレ時の表示態様を設定する(S5107)。S5107の処理では、特別図柄表示装置37の表示態様をハズレ図柄に対応した表示態様に設定すると共に、保留球実行エリア203fに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値と第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値と現在の遊技状態とに基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる演出態様として、「非リーチ」演出態様、「ノーマルリーチ」演出態様、「スーパーリーチ」演出態様、「スペシャルリーチ」演出態様、「特殊変動1」演出態様又は「特殊変動2」演出態様のいずれかを設定する。第31実施形態では、パチンコ機10の遊技状態に応じて、各演出態様に対応する停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように停止パターンテーブル202eが設定されている。
次に、各遊技状態におけるハズレ時の変動パターンを決定し(S5108)、S5109の処理へ移行する。
S5108の処理では、特別図柄表示装置37および第3図柄表示装置81において、ハズレ図柄で停止表示するまでの変動時間が決定される。具体的には、S5107の処理において決定されたハズレ時の表示態様(演出態様)毎に設けられた停止パターンテーブル202eにおいて、保留球実行エリア203fに格納されている変動種別カウンタCS1の値に対応付けられた変動パターンを選択する。そして、予め規定された変動パターンと変動時間との関係に基づいて、変動時間が設定される。
S5109の処理では、S5103、S5106又はS5108の処理によって決定された変動パターンに応じた変動時間に基づいて、音声ランプ制御装置113を介してその変動パターンに応じた変動時間を表示制御装置114へ通知する変動パターンコマンドを設定する(S5109)。
具体的には、例えば、第1特別図柄の動的表示において大当たり抽選に当選し、該大当たりが大当たり種別「時短A」であって、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第1特別図柄・大当たり・「時短A」・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド。以下、第1特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図1変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。また、第2特別図柄の動的表示において大当たり抽選及び小当たり抽選にハズレて、さらに、「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様の変動パターンが選択されていた場合は、第2特別図柄・ハズレ・「60秒」の「スーパーリーチ」演出態様を示す変動パターンコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド。以下、第2特別図柄に関する変動パターンコマンドを、「特図2変動パターンコマンド」と称する場合がある。)が設定される。
このように、変動演出が同じ変動時間であっても、変動パターンコマンドに変動演出の当否と大まかな変動パターンの内容も併せて設定することで、音声ランプ制御装置113は、当否を含む演出態様の内容と変動時間とを把握して、それらの情報を基により詳細な変動演出の変動パターンを決定することができる。
次いで、S5102、S5105又はS5107の処理で設定された停止種別を、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114へ通知するための停止種別コマンドを設定し(S5110)、この変動開始処理(S510)を終了して特図変動処理(図620)へ戻る。
図620に戻って、説明を続ける。S507の処理において、第1保留球数カウンタ203aの値(作動保留球数N1)が「0」であると判別されると(S507:No)、第3図柄表示装置81においてデモ演出が行われている状態であるか否か、即ち、デモ中であるか否かを判別する(S511)。この判別処理では、音声ランプ制御装置113を介して表示制御装置114にデモコマンドを送信した後、第1保留球数カウンタ203a又は第2保留球数カウンタ203bの値(作動保留球数N1又は作動保留球数N2)のいずれかの値が「0」より大きいと判断されるまでの間をデモ中として判別する。
そして、デモ中ではないと判別された場合は(S511:No)、音声ランプ制御装置113へ送信すべきデモコマンドを設定して(S512)、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。一方、デモ中であると判別された場合は(S511:Yes)、そのままタイマ割込処理(図617参照)に戻る。S512の処理で設定されたデモコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、デモコマンドを受信すると、表示用デモコマンドを表示制御装置114へ送信し、表示制御装置114は、表示用デモコマンドの受信に基づいて、第3図柄表示装置81にデモ演出を表示するように制御を行う。
ここで、デモコマンドが設定されるのは、上述したように、変動停止後、所定時間が経過したときに保留球が1つも存在しない場合である。よって、変動停止後、所定時間経過しても変動演出が開始されない場合は、第3図柄表示装置81にデモ演出が表示される。
なお、S511の処理においてデモ中ではない(S511:No)と判断された場合に、さらに、変動停止後、前記所定時間よりも長い第2の所定時間が経過したか否かを判断する処理を実行し、変動停止後、第2の所定時間が経過したことをもってS512の処理を実行してデモコマンドを設定するようにしてもよい。これにより、変動停止後、保留球が1つも存在しない場合に、すぐにデモ演出を開始することなく、比較的長い時間、その停止した変動演出の停止図柄を遊技者に見せることができる。
S502の処理において、特別図柄表示装置37の表示態様が動的表示中であると判別されると(S502:Yes)、実行中の第1特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否か、又は、実行中の第2特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、判別結果に応じて第1特別図柄の動的表示または第2特別図柄の動的表示を停止させる変動停止処理(S513)を行い、この特図変動処理(S210)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
ここで、図622を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される特図変動処理(図620参照)の一処理である変動停止処理(S513)について説明する。図622は、この変動停止処理(S513)を示すフローチャートである。
この変動停止処理(S513)では、各特別図柄の動的表示の変動時間が経過したか否かを判別し、変動時間が経過している場合は、各停止種別に応じた停止結果を特別図柄表示装置37に表示するとともに、各確定コマンドを音声ランプ制御装置113へ送信する。また、「時短機能」が有効な遊技状態である場合、即ち、「時間短縮状態」であり、かつ、時短終了フラグ203jがオン(即ち、時短終了条件が成立している状態)でない場合は、該特別図柄の動的表示の変動回数の計数結果に応じて「時短機能」の時短終了条件が成立したか否かを判別し、「時短機能」の時短終了条件が成立した場合は、時短終了フラグ203jをオンに設定する処理等を行う。
変動停止処理(S513)では、まず、実行中の特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過したか否かを判別する(S5201)。特別図柄表示装置37における特別図柄の動的表示中の表示時間は、変動種別カウンタCS1等により選択された変動パターンに応じて決められており(特図1変動パターンコマンド又は特図2変動パターンコマンドに応じて決められており)、この特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していなければ(S5201:No)、実行中の特別図柄に応じた特別図柄表示装置37の特別LED群37bの表示を更新して(S5202)、この変動停止処理を終了して、特図変動処理(図620参照)に戻る。
第31実施形態では、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおいて、第1特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、上方LED群37b1が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定され、第2特別図柄の動的表示が開始されてから変動時間が経過するまでは、下方LED群37b2が所定の点灯パターンで点灯又は消灯する表示態様が設定される。
一方、S5201の処理において、特別図柄表示装置37の特別LED群37bにおける特別図柄の動的表示の動的表示時間(変動時間)が経過していれば(S5201:Yes)、特別図柄表示装置37の特別LED群37bに対して、特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した表示態様を停止させる(S5203)。停止図柄は、変動開始処理(図621参照)のS5102、S5105又はS5107の処理によって予め設定される。
第31実施形態では、各特別図柄の動的表示の判定結果がハズレである場合には、上方LED群37b1又は下方LED群37b2の最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで上方LED群37b1又は下方LED群37b2が点灯表示される。
S5203の処理で各特別図柄の動的表示の停止図柄に対応した特別図柄表示装置37の表示態様が設定されると、第3図柄表示装置81における各特別図柄の変動演出の停止図柄を、特別図柄表示装置37における特別LED群37bの表示と同調して確定表示させるために、確定コマンドを設定して(S5204)、処理をS5205へ移行する。第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるための確定コマンド(即ち、特図1確定コマンド。以下、第1特別図柄に関する確定コマンドを、「特図1確定コマンド」と称する場合がある。)を設定し、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定させるための確定コマンド(即ち、特図2確定コマンド。以下、第2特別図柄に関する確定コマンドを、「特図2確定コマンド」と称する場合がある。)を設定する。
音声ランプ制御装置113は、この特図1確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第1特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図1確定コマンドを送信し、特図2確定コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81で実行されている第2特別図柄の変動演出を停止させるべく、表示制御装置114に対して表示用特図2確定コマンドを送信する。表示制御装置114は、表示用特図1確定コマンド又は表示用特図2確定コマンドを受信することによって、第3図柄表示装置81における第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出を停止して、停止図柄を確定表示させるように構成されている。
S5205の処理では、「時間短縮状態」であるか否かを判別し、「時間短縮状態」であると判別された場合(S5205:Yes)、次いで、時短終了フラグ203jがオンされているか否かを判別する(S5206)。判別の結果、時短終了フラグ203jがオンされていない、即ち、時短終了フラグ203jがオフであれば(S5206:No)、時短終了条件が成立している状態ではないため、「時間短縮状態」における時短終了条件が成立したか否かの判別処理を実行する時短計数処理を実行し(S5207)、その後、この変動停止処理(S513)を終了して特図変動処理(図620)に戻る。
また、S5205の判別の結果、「時間短縮状態」でないと判別された場合(S5205:No)、時短終了条件の判別処理を行わないため、S5206及びS5207の処理をスキップして、この変動停止処理(S513)を終了して特図変動処理(図620)に戻る。さらに、S5206の判別の結果、時短終了フラグ203jがオンされていれば(S5206:Yes)、既に時短終了条件が成立した状態であるため、この場合も時短終了条件の判別処理を行わず、S5207の処理をスキップして、この変動停止処理(S513)を終了して特図変動処理(図620)に戻る。
ここで、図623を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される変動停止処理(図622参照)の一処理である時短回数処理(S5207)について説明する。図623は、この時短回数処理(S5207)を示すフローチャートである。
この時短計数処理(S5207)では、「時短機能」が有効に設定されている場合に、「時短機能」の終了条件である特別図柄の動的表示の実行回数(例えば、第1特別図柄の変動回数、及び、第2特別図柄の変動回数)を計数し、該計数結果が時短終了条件を満たしたか否かを判別して、判別結果に応じて時短終了フラグ203jをオンに設定する。
この時短計数処理(S5207)では、まず、停止した特別図柄の動的表示の種類を判別する(S5301)。判別の結果、第1特別図柄の動的表示が停止したタイミングであれば(S5301:「特図1」)、第1特別図柄の動的表示が1回実行されたということなので、特図1時短カウンタ203mの値から1減算して(S5302)、次いで、減算した特図1時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5303)。判別の結果、特図1時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値であれば(S5303:Yes)、第1特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、続いて、合計時短カウンタ203oの値から1減算して(S5304)、次いで、減算した合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5305)。判別の結果、合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であれば(S5305:Yes)、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5310の処理をスキップして、この時短計数処理(S5207)を終了して、変動停止処理(図622参照)に戻る。
一方、S5303の処理において、特図1時短カウンタ203mの値が「0」より大きい値でない場合(S5303:No)、即ち、特図1時短カウンタ203mの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、処理をS5310へ移行する。また、S5305の処理において、合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でない場合(S5305:No)、即ち、合計時短カウンタ203oの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、この場合も処理をS5310へ移行する。
また、S5301の処理において、第2特別図柄の動的表示が停止したタイミングであると判別された場合は(S5301:「特図2」)、第2特別図柄の動的表示が1回実行されたということなので、特図2時短カウンタ203nの値から1減算して(S5306)、次いで、減算した特図2時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5307)。判別の結果、特図2時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値であれば(S5307:Yes)、第2特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、続いて、合計時短カウンタ203oの値から1減算して(S5308)、次いで、減算した合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S5309)。判別の結果、合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値であれば(S5309:Yes)、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立していないので、S5310の処理をスキップして、この時短計数処理(S5207)を終了して、変動停止処理(図622参照)に戻る。
一方、S5307の処理において、特図2時短カウンタ203nの値が「0」より大きい値でない場合(S5307:No)、即ち、特図2時短カウンタ203nの値が「0」以下である場合は、第2特別図柄の動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、処理をS5310へ移行する。また、S5309の処理において、合計時短カウンタ203oの値が「0」より大きい値でない場合(S5309:No)、即ち、合計時短カウンタ203oの値が「0」以下である場合は、第1特別図柄および第2特別図柄の合計動的表示回数に基づく時短終了条件が成立しているので、この場合も処理をS5310へ移行する。
S5310の処理では、時短終了条件が成立した状態にすべく、時短終了フラグ203jをオンに設定し(S5310)、この時短回数処理(S5207)を終了して、変動停止処理(図622参照)に戻る。
なお、上述したように、「時短機能」が無効化されるのは、状態変化制御としての時短フラグ203kがオフにされた場合であるため、時短計数処理(S5207)内の処理においては「通常遊技状態」に移行し得ないように構成されている。また、時短フラグ203kがオフに設定されるのは、主に、普通電役終了処理(図635参照)において、普通電役ユニット72のエンディング時間が経過しており、時短終了フラグ203jがオンに設定されている場合となる。
このため、例えば、「時間短縮状態」において第2特別図柄の動的表示が実行されて時短終了条件が成立し、時短終了フラグ203jがオンされた場合であっても、即座に時短フラグ203kはオフされず、普通電役ユニット72のエンディング時間が経過するまでは「時間短縮状態」を維持することになる。
一方、遊技状態が「時間短縮状態」であっても、普通電役ユニット72がエンディング状態である場合、普通図柄の可変表示は実行されないため、普通電役ユニット72が再度開放され得ないように構成されている。
このように構成することで、普通電役ユニット72がエンディング状態となっている期間において、時短終了条件が成立した状態で「時間短縮状態」を維持させ、普通電役ユニット72の開放を不可又は困難としつつ、該「時間短縮状態」において各特別図柄の動的表示を実行することができる。即ち、「時短機能」が有効状態である「時間短縮状態」と、「時短機能」が無効状態である「時間短縮状態」と、の2の遊技状態で特別図柄の動的表示を実行することができる。
次に、図624を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図617参照)の一処理である当たり処理(S203)について説明する。図624は、この当たり処理(S203)を示したフローチャートである。
この当たり処理(S203)は、各特別図柄の大当たりが発生する場合に、大当たりの種類に応じて可変入賞装置65(大入賞口)の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、大当たり状態(遊技)である場合において、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S618)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S620)を実行する。
また、この当たり処理(S203)は、第2特別図柄の小当たりが発生する場合に、小当たりに応じて小入賞口ユニット73の開放回数(ラウンド数)を設定すると共に、小入賞口ユニット73の開放時間を設定する。そして、小当たり状態(遊技)である場合において、小入賞口ユニット73を開放又は閉鎖するための小当たり開閉制御処理(S614)を実行し、小当たり状態が終了するタイミングで、小当たり状態の終了を設定する小当たり終了処理(S616)を実行する。
さらに、この当たり処理(S203)は、小当たり遊技中に開放され得る特定領域73dを球が通過した場合に、該通過に伴って発生する大当たりの種類に応じて可変入賞装置65の開放回数(ラウンド数)を設定するとともに、可変入賞装置65の開放時間を設定する。そして、特定領域73dへの通過に基づく大当たり状態(遊技)である場合において、特別図柄で大当たりした場合と同様、可変入賞装置65を開放又は閉鎖するための大当たり開閉制御処理(S618)を実行し、大当たり状態が終了するタイミングで、大当たり状態の終了を設定する大当たり終了処理(S620)を実行する。
当たり処理(S203)では、まず、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選したか否かを判別する(S601)。判別の結果、大当たりに当選していれば(S601:Yes)、大当たり遊技を行うために、まず、特図1時短カウンタ203m、特図2時短カウンタ203n及び合計時短カウンタ203oの値を「0」クリアする(S602)。次いで、大当たり種別又は小当たり種別に応じたラウンド数をRAM203に設けられたラウンドカウンタ(図示せず)にセットする(S603)。そして、大当たりが開始されることを示す大当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、大当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S604)、次いで、該大当たり種別に応じたオープニング時間(例えば、「30秒」又は「0.05秒」)を設定して(S605)、処理をS613へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)によって、大当たり種別又は小当たり種別に応じた大当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
なお、上述したラウンドカウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該ラウンドカウンタの値を確認して、ラウンドカウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、大当たり遊技に応じて可変入賞装置65を開放制御しつつ、該ラウンドカウンタの値を1減算する。そして、ラウンドカウンタの値が「0」になった場合に、実行中の大当たりを終了するように構成されている。
S601の処理において、いずれかの特別図柄の動的表示において大当たりに当選していないと判別された場合は(S601:No)、次いで、小入賞口ユニット73内の特定領域73dを球が通過したことに基づいて大当たりフラグ203pがオンされているか否かを判別する(S606)。判別の結果、大当たりフラグ203pがオンされていれば(S606:Yes)、小当たり遊技中に小入賞口ユニット73内の特定領域73dを球が通過したということなので、まず、大当たりフラグ203pをオフに設定し(S607)、処理をS602へ移行して、特別図柄で大当たりにした場合と同様の処理を行う。この場合、小当たり種別に応じたラウンド数をラウンドカウンタに設定する処理(S603)等を行う。
このように構成することで、特別図柄の動的表示において大当たりに当選する以外にも、小当たりに当選して、該小当たり遊技中に特定領域73dに球を通過させることで、特別図柄の動的表示と同等の大当たり遊技を行うことができる。よって、大当たり遊技が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。一方、該小当たり遊技中に特定領域73dに球を通過させなければ、大当たりフラグ203pはオフのままとなり、大当たり遊技は実行されず、該小当たり当選時の遊技状態に戻ることができる。よって、小当たり遊技における遊技方法のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。
S606の処理において、大当たりフラグ203pがオンされていないと判別された場合は(S606:No)、次いで、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選したか否かを判別する(S608)。判別の結果、小当たりに当選していれば(S608:Yes)、小当たり遊技を行うために、小当たり種別に応じた小入賞口ユニット73の開放回数をRAM203に設けられた開放カウンタ(図示せず)にセットする(S609)。
そして、小当たりが開始されることを示す小当たりオープニングコマンドを音声ランプ制御装置113へ送信するために、小当たりオープニングコマンドをRAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S610)、次いで、該小当たりのオープニング時間(例えば、「5秒」や「0.05秒」)を設定する(S611)。そして、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットし(S612)、処理をS613へ移行する。これにより、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)によって、小当たりオープニングコマンドが音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
なお、上述した小当たり遊技時の開放カウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該開放カウンタの値を確認して、開放カウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、小当たり遊技に応じて小入賞口ユニット73を開放制御しつつ、該開放カウンタの値を1減算する。そして、開放カウンタの値が「0」になった場合に、実行中の小当たりを終了するように構成されている。
また、上述した小当たり遊技時の入賞カウンタは、電源投入時に初期値として「0」がセットされる。MPU201は、該入賞カウンタの値を確認して、入賞カウンタに値が設定されている場合(即ち、「1」以上)は、小当たり遊技に応じて小入賞口ユニット73を開放制御しつつ、小入賞口スイッチ73cにより球が検知されるごとに入賞カウンタの値を1減算する。そして、入賞カウンタの値が「0」になった場合に、実行中の小当たり遊技の1のラウンドを終了するように構成されている。
S613の処理では、小当たり中か否かを判別する(S613)。判別の結果、小当たり中であると判別された場合は(S613:Yes)、小当たり遊技中における切替装置としての小入賞口ユニット73の開閉制御を実行する小当たり開閉制御処理を実行する(S614)。
ここで、図625を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である小当たり開閉制御処理(S614)について説明する。図625は、この小当たり開閉制御処理(S614)を示したフローチャートである。
この小当たり開閉制御処理(S614)では、当たり処理(S203)で設定された小入賞口ユニット73の開放回数(即ち、開放カウンタ)に基づいて、小入賞口ユニット73の開閉制御を実行する。
この小当たり開閉制御処理(S614)では、まず、開放カウンタ(図示せず)の値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S6001)。判別の結果、開放カウンタが「0」より大きい値でない場合、即ち、開放カウンタの値が「0」以下である場合は(S6001:No)、小当たり遊技中における小入賞口ユニット73の開放回数が残存していないため、この小当たり開閉制御処理(S614)を終了して、当たり処理(図624参照)に戻る。
一方、S6001の判別の結果、開放カウンタの値が「0」より大きい値である場合は(S6001:Yes)、次いで、当たり処理(S203)のS611で設定されたオープニング時間、又は、小当たり開放テーブル202hに基づいて設定されるインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6002)。判別の結果、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6002:No)、小入賞口ユニット73の開放タイミングではないため、S6003~S6005の処理をスキップして、処理をS6006へ移行する。
一方、S6002の処理において、小当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6002:Yes)、小入賞口ユニット73の開放タイミングなので、まず、小入賞口ユニット73の開放設定を行う(S6003)。そして、小入賞口ユニット73における1の開放時間を設定し(S6004)、次いで、小入賞口ユニット73が開放されたことを示す小入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6005)、処理をS6006へ移行する。
S6006の処理では、小当たり時において小入賞口ユニット73が開放中であるか否かを判別する(S6006)。判別の結果、小当たり時において小入賞口ユニット73が開放中でなければ(S6006:No)、小当たり時おいて小入賞口ユニット73が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6007及びS6008の処理をスキップして、この小当たり開閉制御処理(S614)を終了し、当たり処理(図624参照)に戻る。一方、S6006の処理において、小当たり時において小入賞口ユニット73が開放中であると判別された場合は(S6006:Yes)、まず、特定領域73dの開閉制御を実行する特定領域装置開閉制御処理を行う(S6007)。
ここで、図626を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり開閉制御処理(S616)の一処理である特定領域装置開閉制御処理(S6007)について説明する。図626は、この特定領域装置開閉制御処理(S6007)を示したフローチャートである。
この特定領域装置開閉制御処理(S6007)では、小当たり遊技中における特定領域73dの開閉制御を行う。
この特定領域装置開閉制御処理(S6007)では、まず、特定領域73dが開放中か否か、即ち、特定領域ソレノイド73fがオンされているか否かを判別する(S6101)。判別の結果、特定領域73dが開放されていない場合、即ち、特定領域ソレノイド73fがオフされている場合は(S6101:No)、次いで、特定領域73dの開放条件が成立しているか否か、即ち、小入賞口ユニット73が開放しているか否かを判別する(S6102)。判別の結果、特定領域73dの開放条件が成立している場合、即ち、小入賞口ユニット73が開放したタイミングで(S6102:Yes)、特定領域ソレノイド73fをオフからオンに設定して、特定領域73dの開放設定を行い(S6103)、処理をS6104へ移行する。
なお、S6101の処理において、特定領域73dが開放されていると判別された場合、即ち、特定領域ソレノイド73fがオンされている場合は(S6101:Yes)、S6102及びS6103の処理をスキップして、処理をS6104へ移行する。また、S6102の処理において、特定領域73dの開放条件が成立していない場合は(S6102:No)、S6103~S6105の処理をスキップして、この特定領域装置開閉制御処理(S6007)を終了し、小当たり開閉制御処理(図625参照)に戻る。
S6104の処理では、特定領域73dの閉鎖条件が成立しているか否か、即ち、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合や特定領域73dの開放時間(例えば、特定領域73dの開放から「30秒」)が経過した場合に(S6104:Yes)、特定領域73dの閉鎖条件が成立したと判断して、特定領域73dを閉鎖するために、特定領域ソレノイド73fをオンからオフに設定して、特定領域73dの閉鎖設定を行い(S6105)、この特定領域装置開閉制御処理(S6007)を終了して、小当たり開閉制御処理(図625参照)に戻る。
このように、小当たり遊技中に所定条件の成立に基づいて特定領域73dの開閉制御処理を行い、小当たり遊技中に特定領域73dを開放させて球が通過させ得ることで、小当たり遊技に基づく大当たり遊技を発生させることが可能となる。また、小当たり遊技中に特定領域73dを球が通過しなければ、大当たり遊技を発生させずに該小当たり当選時の遊技状態に戻ることができる。
図625に戻って、説明を続ける。S6007の特定領域装置開閉制御処理の後は、次いで、開放中の小入賞口ユニット73の閉鎖条件を判別するべく、小入賞口開放中処理を行い(S6008)、この小当たり開閉制御処理(S614)を終了し、当たり処理(図624参照)に戻る。
ここで、図627を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される小当たり開閉制御処理(S614)の一処理である小入賞口開放中処理(S6008)について説明する。図627は、この小入賞口開放中処理(S6008)を示したフローチャートである。
この小入賞口開放中処理(S6008)では、小当たり遊技中において開放中の小入賞口ユニット73の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この小入賞口開放中処理(S6008)では、まず、上述した小当たり開閉制御処理(S614)のS6004において設定された小入賞口ユニット73の1の開放時間が経過したか否かを判別する(S6201)。判別の結果、小入賞口ユニット73の1の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6201:No)、次いで、小入賞口スイッチ73cがオンされたか否か、即ち、小入賞口ユニット73内へ球が入賞したか否かを判断する(S6202)。
S6202の処理において、小入賞口スイッチ73cによって球が検出され小入賞口ユニット73内へ球が入賞していれば(S6202:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6203)、次いで、1減算した入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6204)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6204:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、小入賞口ユニット73に球が10個以上入賞して小当たり遊技の終了条件(小入賞口ユニット73の閉鎖条件)が成立しているので、小入賞口ユニット73を閉鎖させるために、処理をS6205へ移行する。
S6205からの小入賞口ユニット73の閉鎖処理では、まず、小入賞口ユニット73の閉鎖設定を行い(S6205)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して小入賞口ユニット73が閉鎖されたことを示す小入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6206)、処理をS6207へ移行する。なお、S6206の処理で設定された小入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6207の処理では、小当たり遊技の終了条件が成立したことから、開放カウンタの値を「0」クリアし(S6207)、この小入賞口開放中処理(S6008)を終了して、小当たり開閉制御処理(図625参照)に戻る。
S6202の処理において、小入賞口スイッチ73cがオンされていないと判別された場合は(S6202:No)、次いで、特定領域スイッチ73gがオンされたか否かを判別する(S6208)。判別の結果、特定領域スイッチ73gがオンされていれば(S6208:Yes)、小当たり遊技中の特定領域73dの開放中に球が特定領域73dを通過したということなので、小当たり遊技後に大当たり遊技を発生させるため、大当たりフラグ203pをオンに設定して(S6209)、この小入賞口開放中処理(S6008)を終了して、小当たり開閉制御処理(図625参照)に戻る。一方、S6208の処理において、特定領域スイッチ73gがオンされていないと判断された場合は(S6208:No)、S6209の処理をスキップして、この小入賞口開放中処理(S6008)を終了して、小当たり開閉制御処理(図625参照)に戻る。
これにより、小当たり遊技中において、特定領域73dが開放されているタイミングで球が特定領域73dを通過することに基づいて、小当たり遊技後に大当たり遊技を発生させることができ、大当たり遊技が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。一方、該小当たり遊技中に特定領域73dに球を通過させなければ、大当たりフラグ203pはオフのままとなり、大当たり遊技は実行されず、該小当たり当選時の遊技状態に戻ることができる。よって、小当たり遊技における遊技方法のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣を向上することができる。
S6201の処理において、小入賞口ユニット73の1の開放時間が経過したタイミングと判断された場合は(S6201:Yes)、小入賞口ユニット73の1の開放における閉鎖条件が成立し、その開放における小入賞口ユニット73の閉鎖タイミングであるため、小入賞口ユニット73を閉鎖させるために、処理をS6210へ移行する。
S6210の処理では、開放中の小入賞口ユニット73を閉鎖せるため、小入賞口ソレノイド73bをオンからオフにして、小入賞口ユニット73の閉鎖を設定し(S6210)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して小入賞口ユニット73の1の開放の終了を示す小入賞口閉鎖コマンドを設定する(S6211)。S6211の処理で設定された小入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
音声ランプ制御装置113は、小入賞口閉鎖コマンドを受信すると、小入賞口ユニット73が閉鎖された旨の演出を実行する。なお、小当たり遊技における小入賞口ユニット73の開閉は、それぞれ短時間(開放「0.1秒」、閉鎖「1.2秒」)であるため、音声ランプ制御装置113は、小入賞口閉鎖コマンドを受信した場合であっても、小入賞口ユニット73の1の開閉に伴う演出を実行しないように構成してもよい。
S6211の処理の後は、小入賞口ユニット73の1の開放が終了したということなので、開放カウンタの値を1減算し(S6212)、この小入賞口開放中処理(S6008)を終了して、小当たり開閉制御処理(図625参照)に戻る。これにより、小当たり遊技中において、1のラウンド中に開放カウンタの値に設定された開放回数分、小入賞口ユニット73を開放させることができる。
図624の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S614の小当たり開閉制御処理(図625参照)の終了後は、次いで、開放カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S615)。判別の結果、開放カウンタが「0」より大きい値であれば(S615:Yes)、小当たりを継続するため、小当たりの終了設定処理であるS616の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S615の処理において、開放カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S615:No)、即ち、開放カウンタの値が「0」以下である場合は、この小当たりにおける小入賞口ユニット73の開放動作がすべて終了しているので、小当たり状態を終了させるために、小当たり終了処理を行い(S616)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図628を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である小当たり終了処理(S616)について説明する。図628は、この小当たり終了処理(S616)を示したフローチャートである。
この小当たり終了処理(S616)では、まず、入賞カウンタの値を「0」クリアし(S6301)、次いで、特定領域73dが開放されている場合は、特定領域73dの閉鎖処理を設定する(S6302)。そして、小当たりの終了時の各種処理を実行する小当たり終了設定処理を行い(S6303)、この小当たり終了処理(S616)を終了して、当たり処理(図624参照)に戻る。
図624に戻って、説明を続ける。S613の処理において、小当たり遊技中ではないと判別された場合は(S613:No)、次いで、大当たり中か否かを判別する(S617
)。判別の結果、大当たり中であると判別された場合は(S617:Yes)、切替装置として可変入賞装置65の開閉制御を実行する大当たり開閉制御処理を実行する(S618)。
ここで、図629を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり開閉制御処理(S618)について説明する。図629は、この大当たり開閉制御処理(S618)を示したフローチャートである。
この大当たり開閉制御処理(S618)では、当たり処理(S203)で設定された可変入賞装置65の開放回数に基づいて、可変入賞装置65の開閉制御を実行する。
この大当たり開閉制御処理(S618)では、まず、当たり処理(S203)のS605で設定されたオープニング時間、又は、後述する大入賞口開放中処理(S6407)のS6510(図630参照)で設定されたインターバル時間が経過したか否かを判別する(S6401)。判別の結果、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していなければ(S6401:No)、可変入賞装置65の開放タイミングではないため、該可変入賞装置65を閉鎖し続けるため、S6402~S6405の処理をスキップして、処理をS6406へ移行する。
一方、S6401の処理において、大当たり時におけるオープニング時間又はインターバル時間が経過していれば(S6401:Yes)、可変入賞装置65の開放タイミングなので、可変入賞装置65の開放設定を行い(S6402)、次いで、入賞カウンタ(図示せず)に「10」をセットする(S6403)。そして、大当たり時おける可変入賞装置65の最大開放時間(第31実施形態では、「30秒」)を設定して(S6404)、可変入賞装置65が開放されたことを示す大入賞口開放コマンドを生成して、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに設定し(S6405)、処理をS6406に移行する。この大入賞口開放コマンドを受信した音声ランプ制御装置113は、可変入賞装置65が開放された旨を第3図柄表示装置81において実行し、開放されている可変入賞装置65へ球を入賞させることを遊技者に促すように構成されている。
S6406の処理では、可変入賞装置65が開放中であるか否かを判別する(S6406)。判別の結果、可変入賞装置65が開放中でなければ(S6406:No)、可変入賞装置65が開放中ではなく、オープニング時間中又はインターバル時間中であるので、S6407の処理をスキップして、この大当たり開閉制御処理(S618)を終了し、当たり処理(図624参照)に戻る。一方、S6406の処理において、可変入賞装置65が開放中であると判別された場合は(S6406:Yes)、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件を判別するべく、大入賞口開放中処理を行い(S6407)、この大当たり開閉制御処理(S618)を終了し、当たり処理(図624参照)に戻る。
ここで、図630を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される大当たり開閉制御処理(S618)の一処理である大入賞口開放中処理(S6407)について説明する。図630は、この大入賞口開放中処理(S6407)を示したフローチャートである。
この大入賞口開放中処理(S6407)では、開放中の可変入賞装置65の閉鎖条件が成立するか否かを判別する処理を実行する。
この大入賞口開放中処理(S6407)では、まず、上述した大当たり開閉制御処理(S618)のS6404において設定された可変入賞装置65の開放時間が経過したか否かを判別する(S6501)。判別の結果、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングであれば(S6501:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立し、そのラウンドにおける可変入賞装置65の閉鎖タイミングであるため、入賞カウンタの値を「0」クリアして(S6502)、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6506へ移行する。S6506からの可変入賞装置65の閉鎖処理については、後述する。
一方、S6501の処理において、可変入賞装置65の開放時間が経過したタイミングでなければ(S6501:No)、次いで、大入賞口スイッチ65cがオンされたか否か、即ち、可変入賞装置65へ球が入賞したか否かを判断する(S6503)。
S6503の処理において、大入賞口スイッチ65cによって球が検出されていないと判別された場合は(S6503:No)、この大入賞口開放中処理(S6407)を終了して、大当たり開閉制御処理(図629参照)に戻る。一方、大入賞口スイッチ65cによって球が検出され可変入賞装置65へ球が入賞していれば(S6503:Yes)、入賞カウンタの値を1減算して(S6504)、次いで、入賞カウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6505)。入賞カウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6505:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下である場合は、可変入賞装置65に球が10個以上入賞して可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しているので、可変入賞装置65を閉鎖させるために、処理をS6506へ移行する。
一方、S6505の処理において、入賞カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S6505:Yes)、可変入賞装置65の閉鎖条件が成立しておらず、可変入賞装置65の開放を継続するために、S6506~S6510の処理をスキップして、この大入賞口開放中処理(S6407)を終了する。この大入賞口開放中処理(S6407)の終了後は、大当たり開閉制御処理(図629参照)へ戻る。
S6506からの可変入賞装置65の閉鎖処理では、まず、可変入賞装置65の閉鎖設定を行い(S6506)、次いで、音声ランプ制御装置113に対して可変入賞装置65が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖コマンドを設定して(S6507)、処理をS6508へ移行する。なお、S6507の処理で設定された大入賞口閉鎖コマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。
次いで、S6508の処理では、可変入賞装置65の1のラウンドが消化されたことから、ラウンドカウンタの値を1減算し(S6508)、次に、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値か否かを判別する(S6509)。ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値である場合(S6509:Yes)、該大当たりにおけるラウンド回数(可変入賞装置65の残り開放回数)が残存している状態であるので、次の可変入賞装置65を開放させるまでのインターバル時間(例えば、「1秒」)を設定し(S6510)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了し、大当たり開閉制御処理(図629参照)に戻る。
一方、S6509の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S6509:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了したので、大当たり状態を終了させるために、インターバル時間を設定せず(即ち、S6510をスキップして)、この大入賞口開放中処理(S6007)を終了して、大当たり開閉制御処理(図629参照)に戻る。
図624の当たり処理(S203)に戻って、説明を続ける。S618の大当たり開閉制御処理(図629参照)の終了後は、次いで、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S619)。判別の結果、ラウンドカウンタが「0」より大きい値であれば(S619:Yes)、大当たり状態を継続するため、大当たりの終了設定処理であるS620の処理をスキップして、この当たり処理(S203)を終了する。
一方、S619の処理において、ラウンドカウンタの値が「0」より大きい値でない場合(S619:No)、即ち、ラウンドカウンタの値が「0」以下である場合は、この大当たりにおける可変入賞装置65の開放動作がすべて終了しているので、大当たり状態を終了させるために、大当たり終了処理を行い(S620)、この当たり処理(S203)を終了する。
ここで、図631を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される当たり処理(S203)の一処理である大当たり終了処理(S620)について説明する。図631は、この大当たり終了処理(S610)を示したフローチャートである。
この大当たり終了処理(S620)では、当選した大当たり種別(小当たり種別に基づく大当たり)に基づいて、各時短カウンタの値の設定等を行う。
この大当たり終了処理(S620)では、まず、当選した大当たりが大当たり種別「時短A」であるか否かを判別し(S6601)、当選した大当たりが大当たり種別「時短A」であれば(S6601:Yes)、「時短機能」を発動させるために、状態変化制御としての時短フラグ203kをオンに設定する(S6602)。次いで、時短終了条件テーブル202mに応じた時短作動回数を特図1時短カウンタ203m、特図2時短カウンタ203n及び合計時短カウンタ203oにそれぞれセットし(S6603)、処理をS6604に移行する。
S6604の処理では、時短終了フラグ203jがオンされているか否かを判別し(S6604)、時短終了フラグ203jがオンされていれば(S6604:Yes)、時短終了条件が成立している状態となっているため、該時短終了条件の成立状態を解除すべく、時短終了フラグ203jをオフに設定し(S6605)、処理をS6606に移行する。
また、S6604の処理において、時短終了フラグ203jがオンされていないと判別された場合(S6604:No)、時短終了条件は成立していないため、S6605の処理をスキップして、S6606に移行する。
なお、S6604の処理において、時短終了フラグ203jがオンされていると判別される状態(S6604:Yes)は、時短終了条件が成立している状態において大当たり種別「時短A」に当選しており、パチンコ機10の遊技仕様通りの遊技では成立し得ないイレギュラーなケースの処理となる。
一方、S6601の判別の結果、当選した大当たりが大当たり種別「時短A」でなければ(S6601:No)、当選した大当たりは「時短機能」が付加される大当たりではないため、S6602~S6605の処理をスキップして、S6606に移行する。
S6606の処理では、音声ランプ制御装置113に対して大当たりのエンディング演出の開始を示すエンディングコマンドを設定する(S6606)。S6606の処理で設定されたエンディングコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、エンディングコマンドを受信すると、進行制御として大当たりのエンディング演出を実行する。
S6606の処理の終了後は、遊技状態に応じてエンディング時間(例えば、「10秒」)を設定し(S6607)、大当たり終了設定処理を実行して(S6608)、この大当たり終了処理(S620)を終了して、当たり処理(図624参照)に戻る。
次に、図632を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図617参照)の一処理である普図変動処理(S211)について説明する。図632は、この普図変動処理(S211)を示したフローチャートである。
この普図変動処理(S211)は、スルーゲート67への球の通過に起因して、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を制御するものである。
この普図変動処理(S211)では、まず、今現在、普通電役ユニット72が開放中(作動中)、オープニング中、インターバル中、エンディング中のいずれかの状態であるか否か、即ち、普通図柄の当たり中であるか否かを判別する(S701)。判別の結果、普通電役ユニット72が開放中(作動中)、オープニング中、インターバル中、エンディング中のいずれかの状態であれば(S701:Yes)、普通図柄の当たり中であるので、そのまま普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)へ戻る。
このように構成することで、普通電役ユニット72がエンディング中(第31実施形態では「200秒」)である場合に普通図柄の可変表示を実行不可とすることができ、「時間短縮状態」中であっても、該普通電役ユニット72がエンディング中であれば普通電役ユニット72が開放動作を実行し得ないようにすることができる。
一方、普通電役ユニット72が開放中(作動中)、オープニング中、インターバル中、エンディング中のいずれの状態でもなければ(S701:No)、普通図柄の当たり中ではないため、次いで、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中であるか否かを判別する(S702)。判別の結果、普通図柄表示装置83の表示態様が普通図柄の可変表示中でなければ(S702:No)、次いで、普通図柄表示装置83における可変表示が停止後、所定時間(例えば、「1秒」)経過したか否かを判別する(S703)。その結果、可変表示の停止後、所定時間経過していなければ(S703:No)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。これにより、可変表示における停止図柄が所定時間だけ普通図柄表示装置83に表示されるので、遊技者に対して、その停止図柄を視認させることができる。
一方、S703の処理の結果、可変表示の停止後、所定時間経過していれば(S703:Yes)、普図保留球数カウンタ203gの値(主制御装置110において保留されている普通図柄に関する可変表示の作動保留球数HN)が「0」よりも大きいか否かを判別する(S704)。
S704の処理の結果、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きくなければ(S704:No)、実行すべき普通図柄の可変表示の保留球数が存在しないということなので、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。一方、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)が「0」より大きい値であれば(S704:Yes)、保留されていた普通図柄に関する可変表示の実行開始タイミングであると判断し、まず、普図保留球数カウンタ203gの値(作動保留球数HN)を1減算する(S705)。これは、後述する処理(S706~S712)によって、保留されていた普通図柄に関する可変表示のうち1の可変表示の実行が開始されることに伴って、普通図柄に関する保留球数が1つ減少するためである。
次いで、普図保留球格納エリア203hに格納されたデータをシフト処理する(S706)。このデータシフト処理は、普図保留球格納エリア203hの普図保留第1~第4エリアに格納されているデータを普図保留球実行エリア203iへ向けて順にシフトさせる処理であって、普図保留第1エリア→普図保留球実行エリア203i、普図保留第2エリア→普図保留第1エリア、普図保留第3エリア→普図保留第2エリア、普図保留第4エリア→普図保留第3エリアといった具合に、各エリア内のデータがシフトされる。
S706のデータシフト処理の後は、データシフト処理により普図保留球実行エリア203iに格納されたデータ(即ち、普図当たりカウンタC4の値)に基づいて、普通図柄表示装置83における普通図柄の可変表示を実行するために、まず、時短フラグ203kがオンされているか否かを判別する(S707)。判別の結果、時短フラグ203kがオンされていない場合は(S707:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「1秒」に設定し(S708)、処理をS709に移行する。
S709の処理では、普図当たり乱数テーブル202iにおける低確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定して(S709)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
一方、時短フラグ203kがオンされていると判別された場合(S707:Yes)、「時短機能」が有効な「時間短縮状態」であると判断し、普通図柄の可変表示時間を「0.1秒」に設定して(S710)、処理をS711に移行する。
S711の処理では、普図当たり乱数テーブル202iにおける高確率状態用のグループを参照して、普図保留球実行エリア203iに格納されている普図当たりカウンタC4の値を判定し、普通図柄の可変表示の停止図柄(即ち、普通図柄の当否)を決定して(S711)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
これにより、遊技状態に応じて普通図柄の当否確率を変更することで、遊技者が右打ちした場合に、スルーゲート67を球が通過したとき、普通電役ユニット72が開放し易いか否かの違いを生じさせることができる。その結果、スルーゲート67を球が通過した場合に、普通電役ユニット72が開放し易い状況(即ち、普通図柄の高確率状態)であって普通電役ユニット72へ流入し易い状況か、普通電役ユニット72が開放し得ない状況(即ち、普通図柄の低確率状態)であって、小入賞口ユニット73側へ流下していく状況か、を遊技状態によって異ならせることで、遊技状態毎に異なる遊技性を創出することができる。
S702の処理において、普通図柄表示装置83の表示態様が可変表示中であると判別されると(S702:Yes)、可変表示時間が経過したか否かを判別する(S712)。普通図柄表示装置83の可変表示時間は、S708又はS710の処理により遊技状態に応じて決定されており、この可変表示時間が経過していなければ(S712:No)、普通図柄表示装置83の表示を更新して(S713)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
一方、普通図柄表示装置83における可変表示の可変表示時間が経過していれば(S712:Yes)、普通図柄表示装置83に対して、S709又はS711によって予め設定された停止図柄に対応した表示態様を設定し(S714)、この普図変動処理(S211)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
これにより、球がスルーゲート67を通過した場合に、この普図変動処理(S211)に基づいて普通図柄表示装置83における可変表示が設定され、該普通図柄表示装置83において可変表示が開始されてから可変表示時間が経過するまでは、「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる。そして、可変表示結果が当たりである場合には「○」の図柄を点灯する一方、ハズレである場合には「×」の図柄を点灯させる。
次に、図633を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行されるタイマ割込処理(図617参照)の一処理である切替手段としての普通電役制御処理(S204)について説明する。図633は、この普通電役制御処理(S204)を示したフローチャートである。
この普通電役制御処理(S204)は、普通図柄の当たりが発生する場合に、遊技状態に応じて普通電役ユニット72の開閉駆動制御を実行する。即ち、遊技状態に応じて普通電役ユニット72の開放時間を設定すると共に、設定された時間に基づいて該普通電役ユニット72を開放駆動し、設定した最大入賞個数が入球した場合、又は、設定した開放時間が経過した場合に、開放中の普通電役ユニット72を閉鎖させる制御を実行する。
この普通電役制御処理(S204)では、まず、普通電役ユニット72が開放中か否かを判別する(S801)。判別の結果、普通電役ユニット72が開放中でないと判別された場合(S801:No)、次に、普通図柄の可変表示が終了したか否かを判別する(S802)。
S802における判別の結果、普通図柄の可変表示が終了していなければ(S802:No)、S803~S807及びS813の処理をスキップしてS819に移行する。一方、普通図柄の可変表示が終了していれば(S802:Yes)、次いで、該可変表示において当たりに当選したか否かを判別する(S803)。
S803における判別の結果、可変表示において当たりに当選していないと判別された場合は(S803:No)、S804~S807及びS813の処理をスキップしてS819に移行する。一方、可変表示において当たりに当選していると判別された場合は(S803:Yes)、当選した当たりに関する制御を実行するために、まず、時短フラグ203kがオンされているか否かを判別する(S804)。
S804における判別の結果、時短フラグ203kがオンされていないと判別された場合は(S804:No)、「時短機能」が無効となる「通常遊技状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202kの規定内容に基づいて普通電役ユニット72の開放を行わず、S805~S807及びS813の処理をスキップしてS819に移行する。
一方、S804の処理において、時短フラグ203kがオンされていると判別された場合は(S804:Yes)、「時短機能」が有効な「時間短縮状態」であると判断し、普通電役開放テーブル202kの規定内容に基づいて当たり状態における普通電役ユニット72の開放(没入)時間を「1秒」に設定し(S805)、該当たりに基づく普通電役ユニット72の開放回数を5回行うために、電役カウンタ(図示せず)の値に「5」をセットし(S806)、入賞カウンタ(図示せず)に「2」をセットして(S807)、処理をS813へ移行する。
また、S801の処理において、普通電役ユニット72が開放中であると判別された場合(S801:Yes)、次いで、S805において設定された普通電役ユニット72の1回の開放時間が経過しているかを判別する(S808)。判別の結果、設定された普通電役ユニット72の1回の開放時間が経過していると判別された場合は(S808:Yes)、まず、普通電役ユニット72の閉鎖処理を行い(S809)、S806の処理で設定された電役カウンタの値から「1」を減算する(S810)。
そして、減算された電役カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別する(S811)。判別の結果、電役カウンタの値が「0」より大きい値であると判別された場合は(S811:Yes)、該当たりに基づく普通電役ユニット72の開放回数が残存しているため、インターバル時間(例えば、「1秒」)を設定し(S812)、処理をS813に移行する。一方、電役カウンタの値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S811:No)、即ち、電役カウンタの値が「0」以下である場合は、該当たりに基づく普通電役ユニット72の開放がすべて終了したということなので、普通電役ユニット72の再開放を行わず、処理をS818に移行する。
S813の処理では、普通電役ユニット72の開放処理を行い(S813)、閉鎖状態であった普通電役ユニット72を開放状態に駆動し、処理をS819に移行する。
また、S808の処理において、普通電役ユニット72の1回の開放時間が経過していないと判別された場合は(S808:No)、次いで、普通電役スイッチ72bによって入球を検知したか否かを判別し(S814)、普通電役スイッチ72bによって入球を検知していなければ(S814:No)、S815~S818の処理をスキップして、処理をS819に移行する。
一方、S814の判別の結果、普通電役スイッチ72bによって入球を検知した場合(S814:Yes)、普通電役ユニット72に1の遊技球が入球しているため、S807の処理で設定された入賞カウンタ(図示せず)の値から「1」を減算する(S815)。
そして、減算された入賞カウンタの値が「0」より大きい値であるか否かを判別し(S816)、入賞カウンタの値が「0」より大きい値であれば(S816:Yes)、普通電役ユニット72への入球数が所定値(即ち、「2」)に達していないため、S817及びS818の処理をスキップして、処理をS819に移行する。
S816の処理において、入賞カウンタの値が「0」より大きい値でないと判別された場合(S816:No)、即ち、入賞カウンタの値が「0」以下であれば、普通電役ユニット72への入球数が所定値(即ち、「2」)に達しているため、普通電役ユニット72の閉鎖処理を行い(S817)、処理をS818に移行する。
S818の処理では、普通電役ユニット72のエンディング時間(例えば、「200秒」)を設定し、処理をS819に移行する。
次いで、S819の処理において、普通電役ユニット72内の入球口切換弁75の駆動制御を行うべく、入球口切換弁制御処理を実行し(S819)、処理をS820に移行する。
ここで、図634を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される普通電役制御処理(S204)の一処理である入球口切換弁制御処理(S819)について説明する。図634は、この入球口切換弁制御処理(S819)を示したフローチャートである。
この入球口切換弁制御処理(S819)では、主に、第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aへの入球を判別して入球口切換弁75の駆動制御を行う。
この入球口切換弁制御処理(S819)では、まず、入球口切換弁75が第1位置、即ち、第2非電動役物始動口77の鉛直方向上方に位置しているか否かを判別し(S821)、入球口切換弁75が第1位置である場合(S821:Yes)、次いで、第1非電動役物始動口スイッチ76aがオンされているか否かを判別する(S822)。
S822の判別の結果、第1非電動役物始動口スイッチ76aがオンされていれば(S822:Yes)、第1非電動役物始動口76に球が入球しているため、入球口切換弁ソレノイド75cを駆動して入球口切換弁75を第2位置、即ち、第1非電動役物始動口76の鉛直方向上方へ可動させ(S823)、この入球口切換弁制御処理(S819)を終了して、普通電役制御処理(図633)に戻る。
一方、S822の処理において、第1非電動役物始動口スイッチ76aがオンされていなければ(S822:No)、第1非電動役物始動口76に球が入球していないため、S823の処理をスキップしてこの入球口切換弁制御処理(S819)を終了して、普通電役制御処理(図633)に戻る。
S821の処理において、入球口切換弁75が第1位置ではないと判別された場合(S821:No)、入球口切換弁75は第2位置にあると判断し、次いで、第2非電動役物始動口スイッチ77aがオンされているか否かを判別する(S824)。
S824の判別の結果、第2非電動役物始動口スイッチ77aがオンされていれば(S824:Yes)、第2非電動役物始動口77に球が入球しているため、処理をS826に移行する。
一方、S824の処理において、第2非電動役物始動口スイッチ77aがオンされていなければ(S824:No)、第2非電動役物始動口77に球が入球していないため、次いで、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過したか否かを判別し(S825)、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過していれば(S825:Yes)、処理をS826に移行する。
一方、S825の処理において、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過していなければ(S825:No)、S826の処理をスキップして、この入球口切換弁制御処理(S819)を終了して、普通電役制御処理(図633)に戻る。
S826の処理では、入球口切換弁ソレノイド75cの駆動を停止して入球口切換弁75を第1位置へ可動させ(S826)、この入球口切換弁制御処理(S819)を終了して、普通電役制御処理(図633)に戻る。
このように構成することで、第1非電動役物始動口スイッチ76a及び第2非電動役物始動口スイッチ77aへの入球に基づいて入球口切換弁75を可動させることができる。また、普通電役ユニット72の1の開放動作において、該普通電役ユニット72内に2の球が入球しなかった場合、又は、該普通電役ユニット72内に入球した2の球のいずれかが第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球しなかった場合、であっても、該普通電役ユニット72の開放動作終了後に入球口切換弁75の位置を第1位置にすることができ、次回の普通電役ユニット72の開放時において、該普通電役ユニット72内に入球した球を正常に処理することができる。
図633の普通電役制御処理(S204)に戻って、説明を続ける。S819の入球口切換弁制御処理が終わると、次いで、普通電役ユニット72がエンディング中であるか否かを判別し(S820)、普通電役ユニット72がエンディング中でなければ(S820:No)、S821の処理をスキップして、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
一方、S821の処理において、普通電役ユニット72がエンディング中であると判別された場合(S820:Yes)、普通電役終了処理を実行し(S821)、この普通電役制御処理(S204)を終了して、タイマ割込処理(図617参照)に戻る。
ここで、図635を参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される普通電役制御処理(S204)の一処理である普通電役終了処理(S821)について説明する。図635は、この普通電役終了処理(S821)を示したフローチャートである。
この普通電役終了処理(S821)では、普通電役ユニット72のエンディング時間の経過有無及び時短終了フラグ203jの判別を行い、判別結果によって時短フラグ203kをオフに設定して「時短機能」を無効化する。
この普通電役終了処理(S821)では、まず、普通電役ユニット72のエンディング時間(第31実施形態では、「200秒」)が経過したか否かを判別し(S831)、普通電役ユニット72のエンディング時間が経過していなければ(S831:No)、S832~S834の処理をスキップして、この普通電役終了処理(S821)を終了し、普通電役制御処理(S204)に戻る。
一方、S831の処理において、普通電役ユニット72のエンディング時間が経過していると判別された場合(S831:Yes)、次いで、時短終了フラグ203jがオンされているか否かを判別し(S832)、時短終了フラグ203jがオンされていなければ(S832:No)、時短終了条件が成立していないため、S833及びS834の処理をスキップして、この普通電役終了処理(S821)を終了し、普通電役制御処理(S204)に戻る。
S832の判別の結果、時短終了フラグ203jがオンされていれば(S832:Yes)、時短終了条件が成立している状態であるため、時短終了フラグ203jをオフに設定し(S833)、時短フラグ203kをオフに設定して「時短機能」を無効化し、この普通電役終了処理(S821)を終了し、普通電役制御処理(S204)に戻る。
このように構成することで、時短終了条件が成立しており、かつ、普通電役ユニット72のエンディング時間が経過した場合に「時間短縮状態」から「通常遊技状態」に移行させることができる。
その結果、普通電役ユニット72がエンディング状態となっている期間においては「時間短縮状態」を維持させ、該エンディング期間における普通図柄の可変表示の実行を不可とし、遊技仕様通りに遊技を行った場合に、1の「時間短縮状態」への移行契機に対して、普通電役ユニット72が複数回開放動作を実行し得ないようにすることができる。
次いで、図636を参照して、停電等の発生した場合に主制御装置110において実行されるNMI割込処理について説明する。図636は、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。NMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に、主制御装置110のMPU201により実行される処理である。
このNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。NMI端子に停電信号SG1が入力されたMPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S901)、NMI割込処理を終了する。
なお、上記のNMI割込処理は、払出制御装置111でも同様に実行され、かかるNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から払出制御装置111内のMPU211のNMI端子に出力され、MPU211は実行中の制御を中断して、NMI割込処理を開始するのである。
次に、図637から図642を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU221の処理としては、大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理(図637参照)と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理(図638参照)とがある。
まず、図637を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図637は、この立ち上げ処理を示したフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時に起動される。
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S1001)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源断処理中フラグがオンしているか否かによって、今回の立ち上げ処理が瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)によって、S1116の電源断処理(図638参照)の実行途中に開始されたものであるか否かが判断される(S1002)。図638を参照して後述する通り、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると、S1116の電源断処理を実行する。かかる電源断処理の実行前に、電源断処理中フラグがオンされ、該電源断処理の終了後に、電源断処理中フラグはオフされる。よって、S1116の電源断処理が実行途中であるか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。
電源断処理中フラグがオフであれば(S1002:No)、今回の立ち上げ処理は、電源が完全に遮断された後に開始されたか、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始されたものである。よって、これらの場合には、RAM223のデータが破壊されているか否かを確認する(S1003)。
RAM223のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM223の特定の領域には、S1006の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM223のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM223のデータ破壊を確認することができる。RAM223のデータ破壊が確認されれば(S1003:Yes)、S1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。一方、RAM223のデータ破壊が確認されなければ(S1003:No)、S1008へ移行する。
なお、今回の立ち上げ処理が、電源が完全に遮断された後に開始された場合には、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM223の記憶は喪失するから)、RAM223のデータ破壊と判断され(S1003:Yes)、S1004へ移行する。一方、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって開始された場合には、RAM223の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM223のデータは正常と判断されて(S1003:No)、S1008へ移行する。
電源断処理中フラグがオンであれば(S1002:Yes)、今回の立ち上げ処理は、瞬間的な停電が生じた後であって、S1116の電源断処理の実行途中に、音声ランプ制御装置113のMPU221にリセットがかかって開始されたものである。かかる場合は電源断処理の実行途中なので、RAM223の記憶状態は必ずしも正しくない。よって、かかる場合には制御を継続することはできないので、処理をS1004へ移行して、RAM223の初期化を開始する。
S1004の処理では、RAM223の全範囲の記憶領域をチェックする(S1004)。チェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM223の読み書きチェックにより、RAM223のすべての記憶領域が「0」クリアされる。
RAM223のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常と判別されれば(S1005:Yes)、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S1006)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM223にデータ破壊があるか否かがチェックされる。一方、RAM223のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出されれば(S1005:No)、RAM223の異常を報知して(S1007)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM223の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM223の異常報知を行うようにしても良いし、表示制御装置114にエラーコマンドを送信して、第3図柄表示装置81にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
S1008の処理では、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S1008)。電源断フラグはS1116の電源断処理の実行時にオンされる(図638のS1115参照)。つまり、電源断フラグは、S1116の電源断処理が実行される前にオンされるので、電源断フラグがオンされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS1116の電源断処理の実行を完了した状態で開始された場合である。従って、かかる場合には(S1008:Yes)、音声ランプ制御装置113の各処理を初期化するためにRAM223の作業エリアをクリアし(S1009)、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。なお、RAM223の作業エリアとしては、主制御装置110から受信したコマンド等を記憶する領域以外の領域をいう。
一方、電源断フラグがオフされた状態でS1008の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、例えば電源が完全に遮断された後に開始されたためにS1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至ったか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始された場合である。よって、かかる場合には(S1008:No)、RAM223の作業領域のクリア処理であるS1009をスキップして、処理をS1010へ移行し、RAM223の初期値を設定した後(S1010)、割込み許可を設定して(S1011)、処理をS1012へ移行する。
なお、S1009のクリア処理をスキップするのは、S1004からS1006の処理を経由してS1008の処理へ至った場合には、S1004の処理によって、既にRAM223のすべての記憶領域はクリアされているし、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM223の作業領域のデータをクリアせず保存しておくことにより、音声ランプ制御装置113の制御を継続できるからである。
S1012の処理では、主制御装置110から設定値コマンドを受信したか否かを判別し(S1012)、該設定値コマンドを受信するまでS1012の処理を繰り返し実行して待機する(S1012:No)。そして、主制御装置110から設定値コマンドを受信した場合に(S1012:Yes)、該設定値コマンドが示す確率設定値を設定値メモリ(図示せず)に格納し(S1013)、メイン処理(図638参照)へ移行する。
このように、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理において、主制御装置110の立ち上げ処理(図614参照)の終盤で生成される設定値コマンドを受信するまでメイン処理(図638参照)への移行を待機することで、主制御装置110で設定された確率設定値を音声ランプ制御装置113側で確実に把握し、該確率設定値に基づいてメイン処理以降の処理を実行できる。また、主制御装置110から設定値コマンドを受信しない場合、主制御装置110の立ち上げ処理の終盤まで到達しておらず、主制御装置110の立ち上げ処理が正常に終了していないので、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理も正常に終了させず、メイン処理へ移行させない。このように構成することで、音声ランプ制御装置113側で主制御装置110の立ち上げ処理が正常に実行されたか否かを把握することが可能となるとともに、主制御装置110が正常に立ち上がっていない状態における音声ランプ制御装置113の暴走を未然に防止できる。
次に、図638を参照して、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理について説明する。図638は、このメイン処理を示したフローチャートである。
メイン処理が実行されると、まず、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上が経過したか否かが判別され(S1101)、「1ミリ秒」以上経過していなければ(S1101:No)、S1102~S1109の処理を行わずにS1110の処理へ移行する。S1101の処理で、「1ミリ秒」経過したか否かを判別するのは、S1102~S1109が短い周期(「1ミリ秒」以内)で処理する必要がないものであるのに対して、S1110の変動演出処理やS1111のコマンド判定処理は、短い周期で実行する方が好ましい処理であるからである。S1111の処理が短い周期で実行されることにより、主制御装置110から送信されるコマンドの受信洩れを防止でき、S1110の処理が短い周期で実行されることにより、コマンド判定処理によって受信されたコマンドに基づき、変動演出に関する設定を遅滞なく行うことができる。
S1101の処理において、前回S1101の処理が実行されてから「1ミリ秒」以上経過していると判断される場合は(S1101:Yes)、S1102の処理へ移行する。なお、S1101の処理が、図637に示す立ち上げ処理の後初めて実行された場合は、そのままS1102の処理へ移行する。
S1102の処理では、S1103~S1112の処理によって設定された、表示制御装置114に対する各種コマンドを、表示制御装置114に対して送信する(S1102)。次いで、表示ランプ34の点灯態様の設定や後述するS1107の処理で編集されるランプの点灯態様になるように各ランプの出力を設定し(S1103)、その後電源投入報知処理を実行する(S1104)。電源投入報知処理は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば、「30秒」)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知は音声出力装置226やランプ表示装置227により行われる。また、第3図柄表示装置81の画面において電源が供給されたことを報知するようコマンドを表示制御装置114に送信するものとしても良い。なお、電源投入時でなければ、電源投入報知処理による報知は行わずにS1105の処理へ移行する。
次いで、S1105の処理では、後述するS1111のコマンド判定処理によって設定される大当たりに関する演出を実行する当たり演出処理を行い(S1105)、S1106の処理へ移行する。なお、第31実施形態では、第1特別図柄及び第2特別図柄による大当たり及び小当たりに関する可変入賞装置65又は小入賞口ユニット73の開放中に所定の演出(例えば、可変入賞装置65又は小入賞口ユニット73が開放されたことを示す演出や右打ち報知演出)を実行するように構成されている。
次いで、S1106の処理では、枠ボタン入力監視・演出処理が実行される(S1106)。この枠ボタン入力監視・演出処理では、演出効果を高めるために遊技者に操作される枠ボタン22の有効期間において、該枠ボタン22が押されたか否かの入力を監視し、上記有効期間に枠ボタン22の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。
枠ボタン入力監視・演出処理(S1106)が終わると、次いで、ランプ編集処理を実行し(S1107)、その後音編集・出力処理を実行する(S1108)。ランプ編集処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう電飾部29~33の点灯パターンなどが設定される。音編集・出力処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう音声出力装置226の出力パターンなどが設定され、その設定に応じて音声出力装置226から音が出力される。
S1108の処理後、液晶演出実行管理処理を実行し(S1109)、S1110の処理へ移行する。液晶演出実行管理処理では、主制御装置110から送信される変動パターンコマンドに基づいて第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間が設定される。この液晶演出実行監視処理で設定された時間に基づいてS1107のランプ編集処理が実行され、また、S1108の音編集・出力処理も第3図柄表示装置81で行われる変動演出に要する時間と同期した時間で実行される。
S1110の処理では、第3図柄表示装置81において変動演出を表示させるために、主制御装置110より受信した特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンド、又は、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドに基づいて第1特別図柄又は第2特別図柄に対応する変動演出処理を実行し(S1110)、処理をS1111へ移行する。この変動演出処理(S1110)の詳細については、図642を参照して後述する。
S1111の処理では、主制御装置110より受信したコマンドに応じた処理を行うコマンド判定処理を行い(S1111)、S1112の処理へ移行する。このコマンド判定処理(S1111)の詳細については、図639を参照して後述する。
S1112では、音声ランプ制御装置113のRAM223に設けられた各種カウンタを更新するカウンタ更新処理を実行する(S1112)。例えば、変動演出の詳細な変動パターンを決定するカウンタの更新や、「保留変化予告」を抽選する保留変化カウンタ(図示せず)の更新が、このカウンタ更新処理の中で行われる。該カウンタの更新は、所定の範囲(本実施形態では、「0~99」)内で順に1ずつ加算され、最大値(「99」)に達した後「0」に戻すことによって行われる。
S1112の処理が終わると、ワークRAM233に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S1113)。電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていれば(S1113:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S1115)、電源断処理を実行する(S1116)。電源断処理の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S1117)、その後、処理を無限ループする。電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226およびランプ表示装置227からの出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。
一方、S1113の処理で電源断の発生情報が記憶されていなければ(S1113:No)、RAM223に記憶されるキーワードに基づき、RAM223が破壊されているか否かが判別され(S1114)、RAM223が破壊されていなければ(S1114:No)、S1101の処理へ戻り、繰り返しメイン処理が実行される。一方、RAM223が破壊されていれば(S1114:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。
ここで、RAM破壊と判別されて無限ループするとメイン処理が実行されないので、その後、第3図柄表示装置81による表示が変化しない。よって、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼び、パチンコ機10の修復などを頼むことができる。また、RAM223が破壊されていると確認された場合に、音声出力装置226やランプ表示装置227によりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
次に、図639を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S1111)について説明する。図639は、このコマンド判定処理(S1111)を示したフローチャートである。
このコマンド判定処理(S1111)は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるメイン処理(図638参照)の中で実行され、上述したように、主制御装置110又は表示制御装置114から受信したコマンドを判定する。
コマンド判定処理(S1111)では、まず、RAM223に設けられたコマンド記憶領域に、主制御装置110からのコマンドを受信しているか否かを判別する(S1201)。判別の結果、主制御装置110からコマンドを受信していれば(S1201:Yes)、未処理のコマンドのうち主制御装置110より受信した最初のコマンドを読み出して解析し、主制御装置110より第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図1変動パターンコマンド、特図1停止種別コマンド又は特図1確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1202)。そして、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1202:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図1コマンド処理を行い(S1203)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図638参照)に戻る。
ここで、図640を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図1コマンド処理(S1203)について説明する。図640は、この特図1コマンド処理(S1203)を示したフローチャートである。
この特図1コマンド処理(S1203)では、主制御装置110から送信された第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図1コマンド処理(S1203)では、まず、主制御装置110より特図1変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1231)。判別の結果、特図1変動パターンコマンドを受信していれば(S1231:Yes)、受信した特図1変動パターンコマンドに含まれる第1特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1232)。
ここで抽出された第1特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図642参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図1変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図639参照)に戻る。
一方、特図1変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1231:No)、次いで、主制御装置110より特図1停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1233)。そして、特図1停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1233:Yes)、該特図1停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1234)。
ここで抽出された第1特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図642参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第1特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図1停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第1特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図1変動開始フラグ223aをオンに設定して(S1235)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図639参照)に戻る。
なお、特図1停止種別コマンドは、第1特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図1変動パターンコマンドを送信後、その特図1変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第1特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1235の処理によって特図1変動開始フラグ223aをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図645参照)において、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図1変動パターンコマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第1保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第1特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図1停止種別コマンドより抽出した第1特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第1特別図柄の変動演出において、第1保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図1変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第1保留球数コマンドに基づく停止種別と特図1停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1233の処理の結果、特図1停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1233:No)、次いで、主制御装置110より特図1確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1236)。特図1確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に該第1特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図1確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1236:Yes)、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第1特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図1確定コマンドを設定し(S1237)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図639参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図1確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第1特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第1特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図1確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1236の処理の結果、特図1確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1236:No)、その他の第1特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1238)、この特図1コマンド処理(S1203)を終了して、コマンド判定処理(図639参照)に戻る。
図639に戻って、説明を続ける。S1202の処理において、第1特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1202:No)、次いで、主制御装置110より第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンド(即ち、特図2変動パターンコマンド、特図2停止種別コマンド又は特図2確定コマンド等)を受信したか否かを判別する(S1204)。そして、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信したと判別された場合(S1204:Yes)、該コマンドに関する各処理を実行する特図2コマンド処理を行い(S1205)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図638参照)に戻る。
ここで、図641を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される特図2コマンド処理(S1205)について説明する。図641は、この特図2コマンド処理(S1205)を示したフローチャートである。
この特図2コマンド処理(S1205)では、主制御装置110から送信された第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関する各種設定処理を実行する。
特図2コマンド処理(S1205)では、まず、主制御装置110より特図2変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S1251)。判別の結果、特図2変動パターンコマンドを受信していれば(S1251:Yes)、受信した特図2変動パターンコマンドに含まれる第2特別図柄の変動パターン種別を抽出する(S1252)。
ここで抽出された第2特別図柄の変動パターン種別は、RAM223に記憶され、後述の変動演出処理(図642参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の開始とその変動パターン種別を通知する表示用特図2変動パターンコマンドを設定する場合に用いられる。その後、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図639参照)に戻る。
一方、特図2変動パターンコマンドを受信していないと判別された場合(S1251:No)、次いで、主制御装置110より特図2停止種別コマンドを受信したか否かを判別する(S1253)。そして、特図2停止種別コマンドを受信したと判別された場合(S1253:Yes)、該特図2停止種別コマンドから停止種別を抽出する(S1254)。
ここで抽出された第2特別図柄の停止種別は、RAM223に記憶され、後述する変動演出処理(図642参照)において、表示制御装置114に対して遊技状態に応じて第2特別図柄の変動演出の停止種別を通知する表示用特図2停止種別コマンドを設定する場合に用いられる。その後、第2特別図柄の変動演出が開始されることを示す特図2変動開始フラグ223bをオンに設定して(S1255)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図639参照)に戻る。
なお、特図2停止種別コマンドは、第2特別図柄の変動演出を開始する場合に主制御装置110が特図2変動パターンコマンドを送信後、その特図2変動パターンコマンドによって変動パターンが示された第2特別図柄の変動演出の停止種別を示すものとして、主制御装置110より必ず送信されるコマンドである。S1255の処理によって特図2変動開始フラグ223bをオンに設定することにより、後に実行される変動演出処理(図642参照)において、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別と、受信した特図2変動パターンコマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の変動パターン種別とが一致するか否かの判定を行う。また、先に第2保留球数コマンドに含まれる各カウンタC1等の値に基づいて抽出された第2特別図柄の変動演出の停止種別と、受信した特図2停止種別コマンドより抽出した第2特別図柄の変動演出の停止種別とが一致するか否かの判定を行う。それらの判定の結果、1の第2特別図柄の変動演出において、第2保留球数コマンドに基づく変動パターンと特図2変動パターンコマンドに基づく変動パターンとが一致していない場合、又は、第2保留球数コマンドに基づく停止種別と特図2停止種別コマンドに基づく停止種別とが一致していない場合は、何らかの異常(例えば、ノイズによるコマンド受信異常)が発生していると判断し、異常を示すためのエラー処理を行うように構成されている。
S1253の処理の結果、特図2停止種別コマンドを受信していないと判別された場合(S1253:No)、次いで、主制御装置110より特図2確定コマンドを受信したか否かを判別する(S1256)。特図2確定コマンドは、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は該第2特別図柄の変動演出を確定表示させるためコマンドである。この特図2確定コマンドを受信したと判別された場合は(S1256:Yes)、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出が実行されている場合に、該第2特別図柄の変動演出を確定表示させる表示用特図2確定コマンドを設定し(S1257)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図639参照)に戻る。
表示制御装置114は、音声ランプ制御装置113から表示用特図2確定コマンドを受信した場合、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されている場合は、該第2特別図柄の変動演出を確定表示する一方、第3図柄表示装置81において第2特別図柄の変動演出が実行されていない場合は、該表示用特図2確定コマンドを無視する(に基づく処理を実行しない、に基づいて表示内容を変化させない)ように構成されている。
S1256の処理の結果、特図2確定コマンドを受信していないと判別された場合(S1256:No)、その他の第2特別図柄の変動演出に関する処理を行い(S1258)、この特図2コマンド処理(S1205)を終了して、コマンド判定処理(図639参照)に戻る。
図639に戻って、説明を続ける。S1204の処理において、第2特別図柄の動的表示(変動演出)に関するコマンドを受信していないと判別された場合は(S1204:No)、次いで、主制御装置110より第1保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1206)。そして、第1保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1206:Yes)、第1保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第1保留球数カウンタ203a(図593参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第1特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cに格納する(S1207)。そして、同じく第1保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び変動種別カウンタCS1の各値を、S1207で更新されたサブ第1保留球数カウンタ223cの値が示す第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1208)。そして、表示制御装置114に対して第1特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1209)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図638参照)に戻る。
ここで、第1保留球数コマンドは、球が第1始動口64に入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1207の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値が主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第1保留球数カウンタ223cの値を修正し、主制御装置110の第1保留球数カウンタ203aの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第1保留情報格納エリア223eに格納された各カウンタC1~C3,CSを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第1特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1206の処理の結果、第1保留球数コマンドを受信していないと判別された場合(S1206:No)、次いで、主制御装置110より第2保留球数コマンドを受信したか否かを判別する(S1210)。そして、第2保留球数コマンドを受信したと判別された場合(S1210:Yes)、第2保留球数コマンドに含まれる主制御装置110の第2保留球数カウンタ203b(図593参照)の値(即ち、主制御装置110に保留された第2特別図柄の変動演出の保留球数)を抽出し、これを音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dに格納する(S1211)。そして、同じく第2保留球数コマンドに含まれる大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1及び小当たり種別カウンタCKの各値を、S1211で更新されたサブ第2保留球数カウンタ223dの値が示す第2保留情報格納エリア223fの第2保留情報格納第1~第4エリアに格納する(S1212)。そして、表示制御装置114に対して第2特別図柄の変動演出の保留球数を通知する表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1213)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図638参照)に戻る。
ここで、第2保留球数コマンドは、球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞(始動入賞)したときに主制御装置110から送信されるものであるので、始動入賞がある毎に、S1211の処理によって、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。よって、ノイズなどの影響により、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値が主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値とずれても、始動入賞検出時に、音声ランプ制御装置113のサブ第2保留球数カウンタ223dの値を修正し、主制御装置110の第2保留球数カウンタ203bの値に合わせることができる。
また、音声ランプ制御装置113は、第2保留情報格納エリア223fに格納された各カウンタC1~C3,CS,CKを参照することで、先読み処理を実行できるようになっている。即ち、保留された第2特別図柄の変動演出が実行された場合にその変動演出の結果がどのようになるか(大当たりとなるか否か、変動時間はどうなるか等)を変動演出の実行前に判断して、各種の演出の実行を決定することができる。
S1210の処理の結果、第2保留球数コマンドを受信していないと判別された場合は(S1210:No)、次いで、その他のコマンドに応じた処理を実行し(S1216)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図638参照)に戻る。ここで、受信したその他のコマンドが、音声ランプ制御装置113で用いるコマンドであればそのコマンドに対応した処理を行い、処理結果をRAM223に記憶し、表示制御装置114で用いるコマンドであればそのコマンドを表示制御装置114に送信するように、コマンドの設定を行う。例えば、主制御装置110より受信したデモコマンドは、このS1216の処理によって、表示用デモコマンドとして設定され、RAM223に設けられたコマンド送信用のリングバッファに一旦格納された後、メイン処理のコマンド出力処理(S1102)により表示制御装置114に対して送信される。
次に、図642を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される変動演出処理(S1110)について説明する。図642は、この変動演出処理(S1110)を示したフローチャートである。
この変動演出処理(S1110)は、メイン処理(図638参照)の中で実行され、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81の主表示領域Dm(図591参照)において第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出を実行させるための各種処理を実行する。具体的には、第1特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を行うように構成される。また、第2特別図柄の変動演出の開始条件が成立している場合には、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を行うように構成される。
変動演出処理(S1110)では、まず、RAM223に設けられた特図1変動開始フラグ223aがオンか否かを判別する(S1301)。判別の結果、特図1変動開始フラグ223aがオンであると判別された場合(S1301:Yes)、特図1変動パターンコマンドおよび特図1停止種別コマンドをともに受信しているので、第1特別図柄の変動演出を開始すべく、特図1変動開始フラグ223aをオフし(S1302)、次いで、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第1エリアに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1303)、さらに、第1保留情報格納エリア223eに設けられた第1保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1304)、サブ第1保留球数カウンタ223cの値を1減算し(S1305)、処理をS1306へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第1特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第1特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第1保留情報第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、実行中の第1特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223g1~223g4に移動させる。また、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第1エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第2エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させ、第1保留情報格納第4エリアの各格納エリア223e1~223e4に格納された各カウンタC1~C3,CS1の値を、第1保留情報格納第3エリアの各格納エリア223e1~223e4に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになり、第1保留情報格納エリア223eの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第1保留球格納エリア203dの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1と同じ値が格納されることになる。
S1306の処理では、S1305の処理で減算したサブ第1保留球数カウンタ223cの値に基づいて表示用第1保留球数コマンドを設定して(S1306)、処理をS1307へ移行する。
ここで設定された表示用第1保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図638のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第1保留球数コマンドによって示される第1特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1307の処理では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1変動パターンコマンドを設定し(S1307)、処理をS1308へ移行する。
ここで設定された表示用特図1変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図638のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図1変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第1特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第1特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1308の処理において、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1の値に基づいて、今から実行する第1特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第1特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図1停止種別コマンドを設定し(S1308)、処理をS1317に移行する。
ここで設定された表示用特図1停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図638のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1307の処理により設定された表示用特図1変動パターンコマンドによって実行される第1特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図1停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
S1301の処理において、特図1変動開始フラグ223aがオンでないと判別された場合(S1301:No)、次いで、RAM223に設けられた特図2変動開始フラグ223bがオンか否かを判別する(S1309)。判別の結果、特図2変動開始フラグ223bがオンであると判別された場合(S1309:Yes)、特図2変動パターンコマンドおよび特図2停止種別コマンドをともに受信しているので、第2特別図柄の変動演出を開始すべく、特図2変動開始フラグ223bをオフし(S1310)、次いで、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第1エリアに含まれるデータを実行情報格納エリア223gへシフトし(S1311)、さらに、第2保留情報格納エリア223fに設けられた第2保留情報格納第2~第4エリアに含まれるデータを第1保留情報格納第1~第3エリアへシフトして(S1312)、サブ第2保留球数カウンタ223dの値を1減算し(S1313)、処理をS1314へ移行する。
つまり、この場合は、保留された第2特別図柄の変動演出が1つ減り、時間的に1番目に保留された第2特別図柄の変動演出の実行が開始されるので、その1番目に保留された変動演出に対応する第2保留情報第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を、実行中の第2特別図柄の変動演出に対応する実行情報格納エリア223gの各格納エリア223h1~223h5に移動させる。また、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を、第2保留情報格納第1エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を、第2保留情報格納第2エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させ、第2保留情報格納第4エリアの各格納エリア223f1~223f5に格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKの値を、第2保留情報格納第3エリアの各格納エリア223f1~223f5に移動させる。
これにより、実行情報格納エリア223gには、主制御装置110の保留球実行エリア203fに格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKと同じ値が格納されることになり、第2保留情報格納エリア223fの第1保留情報格納第1~第4エリアには、それぞれ、主制御装置110の第2保留球格納エリア203eの第1保留第1~第4エリアに格納された各カウンタC1~C3,CS1,CKと同じ値が格納されることになる。
S1314の処理では、S1313の処理で減算したサブ第2保留球数カウンタ223dの値に基づいて表示用第2保留球数コマンドを設定して(S1314)、処理をS1315へ移行する。
ここで設定された表示用第2保留球数コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図638のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用第2保留球数コマンドによって示される第2特別図柄の変動演出の保留球数に応じて第3図柄表示装置81のコクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示制御を行う。
次いで、S1315の処理では、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1,CKの値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の変動パターンを取得し、該変動パターンに基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2変動パターンコマンドを設定し(S1315)、処理をS1316へ移行する。
ここで設定された表示用特図2変動パターンコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図638のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用特図2変動パターンコマンドによって示される変動パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに第2特別図柄に対応する第3図柄の変動表示が行われるように、その第2特別図柄の変動演出の表示制御を開始する。
次いで、S1316の処理において、実行情報格納エリア223gに記憶される各カウンタC1~C3,CS1,CKの値に基づいて、今から実行する第2特別図柄の変動演出の停止種別を取得し、該停止種別に基づいて第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて第2特別図柄の変動演出を表示させるために表示用特図2停止種別コマンドを設定し(S1316)、処理をS1317に移行する。
ここで設定された表示用特図2停止種別コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図638のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、S1317の処理により設定された表示用特図2変動パターンコマンドによって実行される第2特別図柄の変動演出を確定表示させる場合に、この表示用特図2停止種別コマンドにて示される停止種別に対応する停止図柄を設定する。
S1317の処理では、可動役物23の可動タイミングであるか否かを判別し(S1317)、可動役物23の可動タイミングでなければ(S1317:No)、S1318の処理をスキップして、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図638参照)に戻る。
一方、S1317の処理において、可動役物23の可動タイミングであると判別された場合(S1317:Yes)、可動役物23を可動させる役物可動コマンドおよび表示用役物可動エフェクトコマンドを設定して(S1318)、この変動演出処理(S1110)を終了して、メイン処理(図638参照)に戻る。
ここで設定された役物可動コマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図638のS1102参照)により可動役物23に対して送信される。可動役物23では、この役物可動コマンドによって示される可動役物23を駆動させる駆動モータの駆動パターンによって該可動役物23を可動させるように駆動制御を開始する(図643(d)参照)。
また、ここで設定された表示用役物可動エフェクトコマンドは、RAM223に設けられたコマンド送信用リングバッファに一旦格納され、メイン処理のコマンド出力処理(図638のS1102参照)により表示制御装置114に対して送信される。表示制御装置114では、この表示用役物可動エフェクトコマンドによって示される表示制御パターンで第3図柄表示装置81の主表示領域Dmに可動役物23のエフェクト効果の表示が行われるように表示制御を開始する(図643(d)参照)。
次に、図643~図650を参照して、第31実施形態のパチンコ機10において、第3図柄表示装置81で行われる演出について説明する。図643~図650は、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の動的表示が大当たりに当選してから「連荘」状態を消化するまでの一連の流れを、第3図柄表示装置81における演出の推移で示した図である。
より詳細には、図643(a)は、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の動的表示が大当たりに当選し、大当たりラウンドの5R目において、「チャレンジバトル」演出が開始された状態を示した図であり、図643(b)は、図643(a)の状態から、大当たりラウンドが6R目に進行し、「チャレンジバトル」演出が実行中となっている状態を示した図であり、図643(c)は、図643(b)の状態から、大当たりラウンドが7R目に進行し、「チャレンジバトル」演出が引き続き実行中となっており、該「チャレンジバトル」演出中のルーレット演出が実行されている状態を示した図であり、図643(d)は、図643(c)の状態から、引き続き7R目の大当たりラウンドが実行中であって、ルーレット演出におけるボタン押下により「×」の選択肢が選択された状態を示した図である。
また、図644(a)は、図643(d)の状態から、大当たりラウンドが8R目に進行し、ルーレット演出において「×」の選択肢が選択されたことにより「チャレンジバトル」演出が失敗結果となった状態を示した図であり、図644(b)は、図643(b)の状態から、大当たりラウンドが7R目に進行し、「チャレンジバトル」演出が引き続き実行中となっており、該「チャレンジバトル」演出中のルーレット演出が実行されている状態を示した図であり、図644(c)は、図644(b)の状態から、引き続き7R目の大当たりラウンドが実行中であって、ルーレット演出におけるボタン押下により「中技」の選択肢が選択された状態を示した図であり、図644(d)は、図644(c)の状態から、引き続き7R目の大当たりラウンドが実行中であって、ボタン押下によって「チャレンジバトル」演出の結果表示が可能となっている状態を示した図である。
また、図645(a)は、図644(d)の状態から、大当たりラウンドが8R目に進行し、可動役物23が可動して「チャレンジバトル」演出が成功結果となった状態を示した図であり、図645(b)は、図645(a)の状態から、大当たりラウンドが9R目に進行し、「チャレンジバトル」演出の成功を報知している状態を示した図であり、図645(c)は、図645(b)の状態から、大当たりラウンドが10R目に進行し、「連荘」状態の継続示唆演出が実行されている状態を示した図であり、図645(d)は、図645(c)の状態から、大当たりラウンドが終了してエンディングが実行中となっている状態を示した図である。
さらに、図646(a)は、図645(d)の状態から、大当たりエンディングが終了して「時間短縮状態」に移行し、第2特別図柄の動的表示が実行中となっている状態を示した図であり、図646(b)は、図646(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示の保留球の貯留が成功し、さらに、実行中となっていた第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「通常C」に当選した状態を示した図であり、図646(c)は、図646(b)の状態から、小当たり遊技が開始され、特定領域73dを球が通過して第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たりへと移行する状態を示した図であり、図646(d)は、図646(c)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たり状態へと移行して2R目が実行中となっている状態を示した図である。
また、図647(a)は、図646(d)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たりが10R目に進行した状態を示した図であり、図647(b)は、図647(a)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たりが終了してエンディングが実行中となっている状態を示した図であり、図647(c)は、図647(b)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たりのエンディングが終了し、第2特別図柄の動的表示の残保留が実行されて小当たり種別「通常C」に当選した状態を示した図であり、図647(d)は、図647(c)の状態から、小当たり遊技が開始され、特定領域73dを球が通過して第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たりへと移行する状態を示した図である。
さらに、図648(a)は、図647(d)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たり状態へと移行して2R目が実行中となっている状態を示した図であり、図648(b)は、図648(a)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たりが10R目に進行した状態を示した図であり、図648(c)は、図648(b)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たりが終了してエンディングが実行中となっている状態を示した図であり、図648(d)は、図648(c)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たりのエンディングが終了し、第2特別図柄の動的表示の残保留が実行されて小当たり種別「通常C」に当選した状態を示した図である。
また、図649(a)は、図648(d)の状態から、小当たり遊技が開始され、特定領域73dを球が通過して第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たりへと移行する状態を示した図であり、図649(b)は、図649(a)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たり状態へと移行して2R目が実行中となっている状態を示した図であり、図649(c)は、図649(b)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たりが10R目に進行した状態を示した図であり、図649(d)は、図649(c)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たりが終了してエンディングが実行中となっている状態を示した図である。
さらに、図650(a)は、図649(d)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たりのエンディングが終了し、第2特別図柄の動的表示の残保留が実行されて小当たり種別「通常C」に当選した状態を示した図であり、図650(b)は、図650(a)の状態から、小当たり遊技が開始され、特定領域73dを球が通過して第2特別図柄の小当たり当選に基づく4回目の大当たりへと移行する状態を示した図であり、図650(c)は、図650(b)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく4回目の大当たり状態へと移行して2R目が実行中となっている状態を示した図であり、図650(d)は、図650(c)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく4回目の大当たりが10R目に進行した状態を示した図である。
図643(a)は、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の動的表示が大当たりに当選し、大当たりラウンドの5R目において、「チャレンジバトル」演出が開始された状態を示している。図643(a)では、第3図柄表示装置81における主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「5R」と表示されており、5R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分には主表示用右打ち指示89が表示されており、大当たり遊技において遊技者に右打ち遊技を実行させることを示唆している。主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「チャレンジバトル」と表示されており、これから行われる演出において、「時間短縮状態」に突入するか否かを報知する演出が実行されることを示している。
さらに、主表示領域Dmの中央部分には、メインキャラクタ図柄81cと、敵キャラクタ図柄81dとが対峙しており、これから2のキャラクタによる対決が開始されることを示唆している。
即ち、この「チャレンジバトル」演出は、第1特別図柄の動的表示が当選した大当たり種別が、実行中の大当たり遊技後に「通常遊技状態」に移行する大当たり種別「通常A」、又は、実行中の大当たり遊技後に「時間短縮状態」に移行する大当たり種別「時短A」、のいずれの大当たり種別に当選したのかを報知する演出となっている。
次いで、図643(b)は、図643(a)の状態から、大当たりラウンドが6R目に進行し、「チャレンジバトル」演出が実行中となっている状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「6R」と表示されており、6R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。また、主表示領域Dmの中央部分には、メインキャラクタ図柄81cと、敵キャラクタ図柄81dとがお互いに剣を振りかざして突進している状態を示しており、2のキャラクタによる対決が開始されたことを示唆している。
次いで、図643(c)は、図643(b)の状態から、大当たりラウンドが7R目に進行し、「チャレンジバトル」演出が引き続き実行中となっており、該「チャレンジバトル」演出中のルーレット演出が実行されている状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「7R」と表示されており、7R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。
また、主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81bに「必殺技選択」と表示されており、該遊技内容メッセージ81bの下部にはルーレット演出選択欄81iが、主表示領域Dmの右上部分には押しボタン図柄81eが表示されている。そして、ルーレット演出選択欄81iのうち、上段選択欄81i1には「大技」、中段選択欄81i2には「中技」、下段選択欄81i3には「×」が表示されており、遊技者が枠ボタン22を操作することによって、ルーレット演出選択欄81iのうちのいずれかの選択肢が選択され得ることを示唆している。
次いで、図643(d)は、図643(c)の状態から、引き続き7R目の大当たりラウンドが実行中であって、ルーレット演出におけるボタン押下により「×」の選択肢が選択された状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「7R」と表示されており、引き続き7R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。また、ルーレット演出選択欄81iのうちの下段選択欄81i3が選択された状態となっており、遊技者の枠ボタン22の操作によってルーレット演出選択欄81iのうちの下段選択欄81i3が選択されたことを示唆している。
次いで、図644(a)は、図643(d)の状態から、大当たりラウンドが8R目に進行し、ルーレット演出において「×」の選択肢が選択されたことにより「チャレンジバトル」演出が失敗結果となった状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「8R」と表示されており、8R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。また、主表示領域Dmの右部分には、遊技内容メッセージ81bに「残念」の文字が、主表示領域Dmの左部分には、メインキャラクタ図柄81cの落胆している様子が、それぞれ表示されており、図643(d)のルーレット演出において「×」の選択肢が選択されたことにより「チャレンジバトル」演出が失敗結果となったことを示唆している。
次いで、図644(b)は、図643(b)の状態から、大当たりラウンドが7R目に進行し、「チャレンジバトル」演出が引き続き実行中となっており、該「チャレンジバトル」演出中のルーレット演出が実行されている状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「7R」と表示されており、7R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。
また、主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81bに「必殺技選択」と表示されており、該遊技内容メッセージ81bの下部にはルーレット演出選択欄81iが、主表示領域Dmの右上部分には押しボタン図柄81eが表示されている。そして、ルーレット演出選択欄81iのうち、上段選択欄81i1には「大技」、中段選択欄81i2には「中技」、下段選択欄81i3には「小技」が表示されており、遊技者が枠ボタン22を操作することによって、ルーレット演出選択欄81iのうちのいずれかの選択肢が選択され得ることを示唆している。
次いで、図644(c)は、図644(b)の状態から、引き続き7R目の大当たりラウンドが実行中であって、ルーレット演出におけるボタン押下により「中技」の選択肢が選択された状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「7R」と表示されており、引き続き7R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。また、ルーレット演出選択欄81iのうちの中段選択欄81i2が選択された状態となっており、遊技者の枠ボタン22の操作によってルーレット演出選択欄81iのうちの中段選択欄81i2が選択されたことを示唆している。
次いで、図644(d)は、図644(c)の状態から、引き続き7R目の大当たりラウンドが実行中であって、ボタン押下によって「チャレンジバトル」演出の結果表示が可能となっている状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「7R」と表示されており、7R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。主表示領域Dmの中央部分には、メインキャラクタ図柄81cと、敵キャラクタ図柄81dとが剣を交えており、対決の決着が着く状態であることを示唆している。
また、主表示領域Dmの右上部分には押しボタン図柄81eが表示されており、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「押せ」と表示されており、遊技者に枠ボタン22の操作を示唆している。
次いで、図645(a)は、図644(d)の状態から、大当たりラウンドが8R目に進行し、可動役物23が可動して「チャレンジバトル」演出が成功結果となった状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「8R」と表示されており、8R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。また、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の前面に傾倒しており、さらに、主表示領域Dmの中央部分には役物用エフェクト81fが表示されており、遊技者が枠ボタン22を押下したことによって可動役物23が可動し、「チャレンジバトル」演出が成功結果となった状態を示している。
次いで、図645(b)は、図645(a)の状態から、大当たりラウンドが9R目に進行し、「チャレンジバトル」演出の成功を報知している状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「9R」と表示されており、9R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。主表示領域Dmの右上部分には遊技内容メッセージ81bに「勝利」と表示されており、また、主表示領域Dmの中央部分には敵キャラクタ図柄81dが倒れており、メインキャラクタ図柄81cの勝ち誇った様子が表示されており、「チャレンジバトル」演出において成功結果となったことを報知している。
次いで、図645(c)は、図645(b)の状態から、大当たりラウンドが10R目に進行し、「連荘」状態の継続示唆演出が実行されている状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「10R」と表示されており、10R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「連続ボーナスチャンス獲得」と表示されており、実行中の大当たり終了後に「連荘」状態が継続可能であることを示唆している。さらに、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gに「右打ち継続」と表示されており、遊技者に対して、実行中の大当たり終了後にも右打ち遊技を継続することを示唆している。
次いで、図645(d)は、図645(c)の状態から、大当たりラウンドが終了してエンディングが実行中となっている状態を示している。上述しように、「通常遊技状態A」において大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たりエンディング時間は「0.05秒」となるように構成されており(図605参照)、非常に短時間であるため、主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81bに「連続ボーナスチャンス獲得」の表示が、また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gに「右打ち継続」の文字が引き続き表示された状態となっている。
次いで、図646(a)は、図645(d)の状態から、大当たりエンディングが終了して「時間短縮状態」に移行し、第2特別図柄の動的表示が実行中となっている状態を示している。図646(a)では、図645(d)の状態から右打ち遊技を継続したことによってスルーゲート67に入球し、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、さらに、該普通電役ユニット72内に球が入球して第1非電動役物始動口76に入球したことによって第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内に入球した球が下側第2始動口71aに入球したことによって第2特別図柄の動的表示が実行中となっている状態である。
このスルーゲート67への入球から、第2特別図柄の動的表示が実行を開始するまでの一連の動作は、右打ち遊技を継続することで非常に短時間で実行されるため(図607参照)、主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81bに「連続ボーナスチャンス獲得」の表示が、また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
また、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール図柄81hが表示されており、第2特別図柄の動的表示が実行中であることを示している。また、主表示領域Dmの右上部分、特図1用保留数表示87a及び特図2用保留数表示88aにはともに「0」が表示されており、第1特別図柄及び第2特別図柄の動的表示の保留球がいずれも「0個」であることを示している。
次いで、図646(b)は、図646(a)の状態から、第2特別図柄の動的表示の保留球の貯留が成功し、さらに、実行中となっていた第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「通常C」に当選した状態を示している。主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール図柄81hに「777」が表示されており、図645(a)において実行中となっていた第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「通常C」に当選した状態を示している。よって、主表示領域Dmの右上部分、特図2用変動領域88bには青の四角図柄が表示されており、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選したことを示している。
また、主表示領域Dmの右上部分、特図2用保留数表示88aには「3」が表示されており、第2特別図柄の動的表示の保留球が「3個」であることを示している。上述したように、第31実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示は高確率(即ち、9965/10000)で小当たりに当選するように構成されているため、第2特別図柄の動的表示の保留球「3個」は、高確率で小当たりに当選することになる。
このため、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス×4獲得」と表示されており、図646(b)において小当たりに当選した保留と、貯留されている「3個」の第2特別図柄の動的表示の保留球と、を合わせて、合計「4回」の小当たりに高確率で当選し得る状態であることを示唆している。また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図646(c)は、図646(b)の状態から、小当たり遊技が開始され、特定領域73dを球が通過して第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たりへと移行する状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「V入賞」と表示されており、図646(b)において当選した小当たりに基づいて小入賞口ユニット73が開放され、右打ち遊技で発射した球が特定領域73dに入球したことによって大当たりフラグ203pがオンに設定されて大当たり状態へと移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図646(d)は、図646(c)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たり状態へと移行して2R目が実行中となっている状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「2R」と表示されており、小当たり遊技から大当たり遊技へと移行し、2R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス残り4回」と表示されており、現在実行中の大当たりと、第2特別図柄の動的表示の保留球「3個」と、を合わせて、残り「4回」の大当たりが実行可能であることを示唆している。また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図647(a)は、図646(d)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たりが10R目に進行した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「10R」と表示されており、第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たりの10R目が実行中となっていることを示している。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス残り4回」の表示が、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図647(b)は、図647(a)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たりが終了してエンディングが実行中となっている状態を示している。上述しように、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において小当たり種別「通常C」に当選した場合の大当たりエンディング時間は「0.05秒」となるように構成されており(図605参照)、非常に短時間であるため、主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81bに「ボーナス残り4回」の表示が、また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図647(c)は、図647(b)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく1回目の大当たりのエンディングが終了し、第2特別図柄の動的表示の残保留が実行されて小当たり種別「通常C」に当選した状態を示している。上述したように、第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72の1の開放動作終了後に「200秒」のエンディング時間が実行されるように構成されているため、図647(c)の遊技状態は「時間短縮状態」であるものの、普通図柄の可変表示は実行され得ず、普通図柄の可変表示が当たりに当選し得ないため普通電役ユニット72が開放され得ない。
このため、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55が開放され得ず、第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球し得ないため、第2特別図柄の動的表示の保留球は増加し得ない。よって、図647(b)の大当たりエンディング終了後は普通電役ユニット72が開放し得ない「時間短縮状態」であるため、図646(b)において貯留されていた第2特別図柄の動的表示の「3個」の保留球のうちの「1個」が実行される。従って、主表示領域Dmの特図2用保留数表示88aには「2」が表示されており、第2特別図柄の動的表示の保留球が「1個」減少して「2個」となったことを示している。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス 残り3回」と表示されている。
また、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール図柄81hに「777」が表示されており、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「通常C」に当選した状態を示している。よって、主表示領域Dmの右上部分、特図2用変動領域88bには青の四角図柄が表示されており、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図647(d)は、図647(c)の状態から、小当たり遊技が開始され、特定領域73dを球が通過して第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たりへと移行する状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「V入賞」と表示されており、図647(c)において当選した小当たりに基づいて小入賞口ユニット73が開放され、右打ち遊技で発射した球が特定領域73dに入球したことによって大当たりフラグ203pがオンに設定されて大当たり状態へと移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図648(a)は、図647(d)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たり状態へと移行して2R目が実行中となっている状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「2R」と表示されており、小当たり遊技から大当たり遊技へと移行し、2R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス残り3回」と表示されており、現在実行中の大当たりと、第2特別図柄の動的表示の保留球「2個」と、を合わせて、残り「3回」の大当たりが実行可能であることを示唆している。また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図648(b)は、図648(a)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たりが10R目に進行した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「10R」と表示されており、第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たりの10R目が実行中となっていることを示している。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス残り3回」の表示が、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図648(c)は、図648(b)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たりが終了してエンディングが実行中となっている状態を示している。上述しように、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において小当たり種別「通常C」に当選した場合の大当たりエンディング時間は「0.05秒」となるように構成されており(図605参照)、非常に短時間であるため、主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81bに「ボーナス残り3回」の表示が、また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図648(d)は、図648(c)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく2回目の大当たりのエンディングが終了し、第2特別図柄の動的表示の残保留が実行されて小当たり種別「通常C」に当選した状態を示している。上述したように、第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72の1の開放動作終了後に「200秒」のエンディング時間が実行されるように構成されているため、図648(d)においては、普通電役ユニット72が開放され得ない「時間短縮状態」が継続しているか、又は、普通電役ユニット72のエンディング時間が終了して「通常遊技状態B」に移行しているか、のいずれかの遊技状態となっている。
そして、いずれの遊技状態であっても普通電役ユニット72は開放し得ない状態であるため、第2特別図柄の動的表示の保留球は増加し得ない。よって、図647(c)において、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」となっていたうちの「1個」が実行される。従って、主表示領域Dmの特図2用保留数表示88aには「1」が表示されており、第2特別図柄の動的表示の保留球が「1個」減少して「1個」となったことを示している。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス 残り2回」と表示されている。
また、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール図柄81hに「777」が表示されており、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「通常C」に当選した状態を示している。よって、主表示領域Dmの右上部分、特図2用変動領域88bには青の四角図柄が表示されており、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図649(a)は、図648(d)の状態から、小当たり遊技が開始され、特定領域73dを球が通過して第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たりへと移行する状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「V入賞」と表示されており、図648(d)において当選した小当たりに基づいて小入賞口ユニット73が開放され、右打ち遊技で発射した球が特定領域73dに入球したことによって大当たりフラグ203pがオンに設定されて大当たり状態へと移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図649(b)は、図649(a)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たり状態へと移行して2R目が実行中となっている状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「2R」と表示されており、小当たり遊技から大当たり遊技へと移行し、2R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス残り2回」と表示されており、現在実行中の大当たりと、第2特別図柄の動的表示の保留球「1個」と、を合わせて、残り「2回」の大当たりが実行可能であることを示唆している。また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図649(c)は、図649(b)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たりが10R目に進行した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「10R」と表示されており、第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たりの10R目が実行中となっていることを示している。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス残り2回」の表示が、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図649(d)は、図649(c)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たりが終了してエンディングが実行中となっている状態を示している。上述しように、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において小当たり種別「通常C」に当選した場合の大当たりエンディング時間は「0.05秒」となるように構成されており(図605参照)、非常に短時間であるため、主表示領域Dmの上部分には遊技内容メッセージ81bに「ボーナス残り2回」の表示が、また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図650(a)は、図649(d)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく3回目の大当たりのエンディングが終了し、第2特別図柄の動的表示の残保留が実行されて小当たり種別「通常C」に当選した状態を示している。上述したように、第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72の1の開放動作終了後に「200秒」のエンディング時間が実行されるように構成されているため、図650(a)においては、遊技仕様通りに右打ち遊技を継続している場合、「通常遊技状態B」に移行した状態となっている。
このため、普通電役ユニット72は開放し得ない状態であり、第2特別図柄の動的表示の保留球は増加し得ない。よって図648(d)において、第2特別図柄の動的表示の保留球が「1個」となっていたうちの「1個」が実行される。従って、主表示領域Dmの特図2用保留数表示88aには「0」が表示されており、第2特別図柄の動的表示の保留球が「1個」減少して「0個」となったことを示している。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス ラスト」と表示されている。
また、主表示領域Dmの右下部分には、特図2ミニリール図柄81hに「777」が表示されており、第2特別図柄の動的表示が小当たり種別「通常C」に当選した状態を示している。よって、主表示領域Dmの右上部分、特図2用変動領域88bには青の四角図柄が表示されており、第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選したことを示している。さらに、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図650(b)は、図650(a)の状態から、小当たり遊技が開始され、特定領域73dを球が通過して第2特別図柄の小当たり当選に基づく4回目の大当たりへと移行する状態を示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「V入賞」と表示されており、図650(a)において当選した小当たりに基づいて小入賞口ユニット73が開放され、右打ち遊技で発射した球が特定領域73dに入球したことによって大当たりフラグ203pがオンに設定されて大当たり状態へと移行することを示唆している。また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図650(c)は、図650(b)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく4回目の大当たり状態へと移行して2R目が実行中となっている状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「2R」と表示されており、小当たり遊技から大当たり遊技へと移行し、2R目の大当たりラウンドが実行中となっていることを示している。主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「ボーナス ラスト」と表示されており、現在実行中の大当たりで「連荘」状態が終了することを示唆している。また、主表示領域Dmの右部分には、右打ち示唆メッセージ81gが引き続き表示された状態となっている。
次いで、図650(d)は、図650(c)の状態から、第2特別図柄の小当たり当選に基づく4回目の大当たりが10R目に進行した状態を示している。主表示領域Dmの左上部分に、大当たりラウンド表示81aに「10R」と表示されており、第2特別図柄の小当たり当選に基づく4回目の大当たりの10R目が実行中となっていることを示している。また、主表示領域Dmの上部分には、遊技内容メッセージ81bに「連続ボーナス 終了」の文字が表示されており、当該ラウンドが終了すると、「連荘」状態が終了することを示唆している。
以上、説明したように、第31実施形態のパチンコ機10では、右打ち遊技によって発射した球が入球可能となる位置に普通電役ユニット72を配設し、該普通電役ユニット72内に入球した球が入球可能な第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77を配設する。また、普通電役ユニット72内に入球した球の流下方向を振り分ける入球口切換弁75を配設し、該普通電役ユニット72に入球した1球目の球を第1非電動役物始動口76に、2球目の球を第2非電動役物始動口77に入球可能となるように構成する。
さらに、右打ち遊技によって発射した球が入球可能な位置に第1非電動役物ユニット54を配設し、該第1非電動役物ユニット54内に入球した球が入球可能な下側第2始動口71aを配設する。そして、普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76に球が入球することで、第1非電動役物ユニット54が開放可能となるように構成する。
また、右打ち遊技によって発射した球が入球可能な位置に第2非電動役物ユニット55を配設し、該第2非電動役物ユニット55内に入球した球が入球可能な上側第2始動口71bを配設する。そして、普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77に球が入球することで、第2非電動役物ユニット55が開放可能となるように構成する。
さらに、普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76に入球することで開放可能となる第1非電動役物ユニット54よりも、普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77に入球することで開放可能となる第2非電動役物ユニット55を、垂直方向の上方側に配設する。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、最短で第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55に入球させることができる。その結果、「時間短縮状態」に移行した場合に、第3図柄表示装置81において、右打ち遊技を示唆するだけで、容易に、かつ、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができ、遊技者は「時間短縮状態」における遊技仕様についての詳細を把握していなくても、右打ち遊技を実行するだけで容易に「連荘」を実行することができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
また、第31実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」における普通図柄の可変表示の実行時間を「0.1秒」、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の変動時間も短く(即ち、「5秒」又は「1秒」)構成し、「時間短縮状態」において大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)に当選した場合の大当たりオープニング時間及びエンディング時間を「0.05秒」となるように構成する。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、普通電役ユニット72に2の球を入球させ、下側第2始動口71a及び上側第2始動口71bに球を入球させることができ、即座に大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出することができる。さらに、該大当たりの実行後においても、貯留した第2特別図柄の動的表示の保留球を実行することで、即座に次の大当たりを導出することができる。
その結果、「時間短縮状態」に移行した場合に、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆するだけで遊技仕様通りに第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができ、遊技者は「時間短縮状態」における遊技仕様についての詳細を把握していなくても、右打ち遊技を実行するだけで容易に「連荘」を実行することができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
さらに、第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72における1の開放動作終了時のエンディング時間を「200秒」に構成する。また、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了時であって、かつ、時短終了条件が成立している場合に時短フラグ203kをオフに設定して「時短機能」を終了させるように構成する。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通図柄の可変表示が当たりに当選する回数を「1回」とすることができ、普通電役ユニット72の開放動作を「1回」とすることができる。その結果、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、右打ち遊技で発射した球が下側第2始動口71a及び上側第2始動口71bに入球して貯留される第2特別図柄の動的表示の保留球の数を「4個」とすることができ、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入球個数が「4個」以上となって、仕様想定以上に第2特別図柄の動的表示が小当たりに当選することを抑制することができる。
また、第31実施形態のパチンコ機10では、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、最も設定値の高い「3」における乱数の値を大当たり及び小当たりのみで設定し、ハズレとなる乱数の値が存在しないように設定し、設定値「3」のみにおいて、第2特別図柄の動的表示でハズレが抽出され得ず、その他の設定値(第31実施形態では、設定値「1」及び「2」)では、ハズレが抽出され得るように構成する。
このように構成することで、最も高い設定値(即ち、設定値「3」)以外の設定値(即ち、設定値「1」又は「2」)である場合のみにおいてハズレが現出し得るため、遊技者は、第2特別図柄の動的表示においてハズレが現出したのを確認した場合、現在の設定値が最も高い設定値(即ち、設定値「3」)ではなく、設定値「1」又は「2」であることを確定することができる。
<第32実施形態>
次いで、図651を参照して、本発明を適用した第32実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第32実施形態のパチンコ機10について、第31実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第32実施形態のパチンコ機10の説明において、第31実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第31実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されている。
このように構成することで、右打ち遊技を実行する「時間短縮状態」において、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることが可能であるものの、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域と、可動役物23の配設領域及び可動領域とが、それぞれ領域を専有しており、可動役物23は従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較すると十分な大きさとは言い難く、遊技盤13の右側領域における各配設物の構成及び配設位置について、さらなる向上が求められる。
具体的には、例えば、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設位置を変更することで、より大きな可動役物23を配設し、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することのできる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第32実施形態のパチンコ機10は、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、当該遊技機を正面視した状態において、前記第3可動体の配設位置を、前記第2可動体の配設位置よりも遊技球の流下方向における上流側に設けた。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、流入部としての進入部を備え、所定条件としての前提条件を備え、第1可動体としての動作体を備え、第2可動体としての作用物を備え、所定の動作としての規定動作を備え、第1入球部としての作用口を備え、第1検出部としての検知部を備え、第3可動体としての実動体を備え、特定の動作としての指定動作を備え、第2入球部としての流入口を備え、第2検出部としての感知部を備え、誘導手段としての案内装置を備え、第1状態としての所定態様を備え、第2状態としての特定態様を備え、切替手段としての切替装置を備える。
なお、例えば、遊技球を流入させる流入部として、本実施形態では普通電役ユニット72への入球部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口等でもよい。
また、例えば、特定の動作として、本実施形態では、第2非電動役物ユニット55の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、特定の動作を実行可能な第3可動体として、本実施形態では第2非電動役物ユニット55を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
また、例えば、誘導手段の状態を切り替える切替手段として、本実施形態では入球口切換弁75の駆動制御を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける駆動制御や、球が流入することにより流路が切り替わる駆動制御、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な駆動制御、球が特定の入球口へ入球可能とする駆動制御、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な駆動制御などが挙げられる。
さらに、例えば、所定の動作として、本実施形態では、第1非電動役物ユニット54の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、例えば、所定条件として、本実施形態では普通図柄の可変表示の当たり当選を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
なお、例えば、遊技球の入球を検出するための第1検出部又は第2検出部として、本実施形態では第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、入球が検知されることで特別図柄の動的表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで普通図柄の可変表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで遊技者に一定の賞球を付与することとなるスイッチ、入球が検知されることで大当たり遊技状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで確率変動状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されないことで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されることで遊技に関する一定の情報を示唆可能とするスイッチ、入球が検知されることで特定の可動物に特定の動作を実行可能とするスイッチなどが挙げられる。
さらに、例えば、所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素として、本実施形態では小当たりを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与可能となる要素、有利な遊技状態に移行可能となる要素、変動演出における1演出の結果が失敗と判断し得ない要素、遊技者にとって有益な情報を付与可能な要素などが挙げられる。
また、例えば、選択要素を選択可能な所定一覧として、本実施形態では大当たり乱数テーブル202aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果を抽出し得る一覧、普通図柄の可変表示の抽選結果を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の終了条件として抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の停止パターンを抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の実行期間を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の継続回数を抽出し得る一覧、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素を抽出し得る一覧などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が入球する第2入球部として、本実施形態では第2非電動役物始動口77を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
また、例えば、所定の動作を実行可能な第2可動体として、本実施形態では第1非電動役物ユニット54を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体として、本実施形態では普通電役開閉板72aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置への入球を可能とする開閉板や、小入賞口への入球を可能とする開閉板、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、遊技者の操作によって遊技球が流入可能となる振分手段、或いは、遊技者の操作によって遊技球が発射可能となる発射駆動源などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が入球する第1入球部として、本実施形態では第1非電動役物始動口76を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、普通図柄に当選することで入球可能となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
さらに、例えば、所定一覧から抽出手段によって抽出され得る選択要素として、本実施形態では大当たり、小当たり又はハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果として抽出され得る要素、普通図柄の可変表示の抽選結果として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果として抽出され得る要素、特定の遊技状態の終了条件として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の停止パターンとして抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の実行期間として抽出され得る要素、特定の遊技状態の継続回数として抽出され得る要素、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素などが挙げられる。
また、例えば、遊技球を所定流路に誘導する誘導手段として、本実施形態では入球口切換弁75を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける構造物や、球が流入することにより流路が切り替わる構造物、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な構造物、球が特定の入球口へ入球可能とする構造物、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な構造物などが挙げられる。
さらに、例えば、第1状態又は第2状態として、本実施形態では入球口切換弁75の初期状態又は入球口切換弁75の駆動状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技機の電源投入前における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入直後における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入前の状態、遊技機の電源投入後の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動前の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動後の状態、特別図柄の動的表示が実行されていない待機状態における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の実行中における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の停止時における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、普通図柄の可変表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、遊技球が特定の入球口に入球することに基づいて可動体が可動した状態、複数の可動体が、上記のいずれかの状態にある場合などが挙げられる。
また、例えば、所定一覧の中から1の選択要素を抽出可能な抽出手段として、本実施形態では大当たり乱数の抽出処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり乱数カウンタの抽出処理、大当たり種別カウンタの抽出処理、小当たり種別カウンタの抽出処理、停止パターン選択カウンタの抽出処理、変動種別カウンタの抽出処理、普図当たりカウンタの抽出処理、転落乱数カウンタの抽出処理、変動演出を決定するための抽選カウンタの抽出処理などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技を進行する進行手段として、本実施形態では変動開始処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の実行を進行する手段、普通図柄の可変表示の実行を進行する手段、特別図柄の動的表示の変動演出を進行する手段、遊技者による遊技を実行可能に進行する手段などが挙げられる。
また、例えば、通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態として、本実施形態では「時間短縮状態」を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、小当たりRUSH状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技状態を変更可能な遊技状態変更手段として、本実施形態では時短フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり確率を変更可能なフラグ、普通図柄の可変表示の当たり確率を変更可能なフラグ、普通電役の開放時間を変更可能なフラグなどが挙げられる。
また、例えば、所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素として、本実施形態ではハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与し得ない要素、変動演出における1演出の結果が失敗となる要素などが挙げられる。
さらに、例えば、複数種類の設定一覧から1の設定一覧を設定可能な設定手段として、本実施形態では設定変更処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、複数種類の抽選テーブルから1の抽選テーブルを選択する機能、複数種類の選択一覧から1の選択一覧を選択する機能などが挙げられる。
また、例えば、遊技者による所定操作として、本実施形態では遊技球の発射を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、発射ハンドルを操作すること、遊技球を発射する操作、遊技球の発射を停止する操作、遊技機に搭載されたボタン等の操作デバイスの操作、遊技機に搭載されたセンサを感知させる操作、遊技機内に貯留された球を抜く操作などが挙げられる。
ここで、図651を参照して、第32実施形態における遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図651に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口71a及び上側第2始動口71b、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ球が入球可能となる普通電役ユニット72、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる第1非電動役物ユニット54、開放状態となることで上側第2始動口71bへ球が入球可能となる第2非電動役物ユニット55、可動役物23、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、第1非電動役物ユニット54、第2非電動役物ユニット55、スルーゲート67、普通電役ユニット72、可動役物23、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図583参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図583参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図592参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図651の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図651の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第32実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64又は一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、下側第2始動口71a、上側第2始動口71b、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72又はスルーゲート67に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、下側第2始動口71a、上側第2始動口71b、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72又はスルーゲート67へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64又は一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視左側下部(図651の左側下部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が、ベース板60に固定されて配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図592参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
第32実施形態のパチンコ機10では、遊技者がこの特別図柄表示装置37を確認することで、各特別図柄の動的表示の実行状態や各特別図柄の動的表示の保留球数などを判別できるように構成されているため、作用物としての特別図柄表示装置37は、遊技球や第3図柄表示装置81、可動役物23等によって遮蔽され得ないように、遊技盤13における球の流下方向最下段にあたる位置であり、かつ、視認性を確保するために、遊技盤13の最前面となる位置に配設されている。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第32実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第32実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第32実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第32実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第32実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71a又は71bに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)を開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第32実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常A」と称する場合がある)」、及び、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図596(a)参照)。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常B」と称する場合がある)」が用意されている(図596(b)参照)。
また、第32実施形態において判定される小当たり種別としては、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて、小入賞口ユニット73が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、可変入賞装置65が9回、それぞれ開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常C」と称する場合がある)」が用意されている(図597参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い遊技状態(以下、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第32実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、「時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、大当たり種別「通常A」への当選後又は、「通常遊技状態B」の終了後に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態であり、該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで継続される。なお、第32実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される(所謂、特図2優先変動)ように構成されている。
また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によってスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、残存しているすべての第2特別図柄の動的表示の保留球が実行された後に、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
次いで、「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、遊技盤13の正面視右側下部に設けられた普通電役ユニット72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球し易い状態となる。
即ち、「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役ユニット72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を普通電役ユニット72へ入賞させ易く、また、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することに基づいて開放される第1非電動役物ユニット54、又は、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することに基づいて開放される第2非電動役物ユニット55、の、2の非電動役物に入球させ易くなるように構成されている。
また、詳細は後述するが、第32実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55への遊技球の入球に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されると、高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出可能となるように構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示が実行を開始してから、大当たりが導出されるまでの期間も短時間となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」においては、後述する第3図柄表示装置81で行われる右打ち示唆(例えば、図645(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)に従って右打ち遊技を行うことにより、第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留し、複数回の大当たりを容易に導出可能となるように構成されている。なお、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の詳細については図586及び図587において、「時間短縮状態」における第3図柄表示装置81での演出内容については図643~図650において、それぞれ後述する。
第32実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図610の時短終了条件テーブル202mで後述)が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立後であって、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後は、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している、若しくは、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば「通常遊技状態B」に移行し、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していない、かつ、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
なお、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第32実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「通常A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第32実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常A」が選択され得て、該大当たり終了後に「通常遊技状態A」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第32実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「通常B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第32実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常B」が選択され得て、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第32実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「通常C」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「通常C」の小当たり及び大当たり終了後には、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示は、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、大当たりに当選することとなる乱数値よりも、小当たりに当選することとなる乱数値の方が選択され易く設定されており、該第2特別図柄の動的表示が実行された場合に小当たりに当選し易いように構成されている(図595にて後述)。
一方、この小当たり種別「通常C」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から10ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
なお、第32実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。また、大当たり遊技の実行中に可変入賞装置65に入賞した場合に、払い出される賞球数の累計を第3図柄表示装置81において表示するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「通常A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「通常A」又は「時短A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「通常C」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「通常B」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、第32実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が「通常遊技状態B」である場合、即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合、「時短機能」が付加されていない遊技状態となるが、第3図柄表示装置81では、右打ち報知演出を継続する報知演出を実行するように構成されている。
具体的には、上述したように、第2特別図柄の動的表示が実行された場合、高確率で小当たり又は大当たりに当選するように構成されている(図595(b)参照)。また、「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示の変動時間は、抽選結果によらず、非常に短くなるように構成されている(即ち、「1秒」(図600~図604参照))。
よって、大当たり状態から「通常遊技状態B」に移行する場合(即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合)、右打ち遊技が推奨される大当たり状態から「通常遊技状態B」へ移行後、約「1秒」で第2特別図柄の動的表示の実行が終了し、再度右打ち遊技が推奨される小当たり状態又は大当たり状態へと移行する。このため、「通常遊技状態B」における滞在期間が非常に短期間であり、該「通常遊技状態B」への移行前及び移行後の遊技状態が右打ち遊技が推奨される遊技状態であるため、第3図柄表示装置81では、「通常遊技状態B」においても右打ち報知演出を継続するように構成されている(図645(d)~図646(c)参照)。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより1個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの入球(以下、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、ベース板60や、後述する可動役物23よりも正面視奥行き方向に配設されている。そして、後述する表示制御装置114(図592参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図591参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図591参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第32実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第32実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図591を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図591は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図591(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図591(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第32実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図592参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たり又は小当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態A」において、大当たり種別「通常A」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり後に「通常遊技状態A」に移行する大当たり種別「通常A」に対して、該「通常遊技状態A」よりも有利な遊技状態である「時間短縮状態」に移行することとなる大当たり種別「時短A」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
さらに、第32実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短A」に当選した場合の「リーチ表示」変動演出の実行時点においては、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「時短A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄で「リーチ表示」の変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ない、即ち、大当たり種別「通常A」に当選しているのか、大当たり種別「時短A」に当選しているのかが遊技者には判別し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出を行って大当たり種別「時短A」に当選したことを報知することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図591(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bに入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が青で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図591(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態A」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第32実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第32実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第32実施形態においては、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
また、第3図柄表示装置81において後述する「ノーマルリーチ」演出態様や、「スーパーリーチ」演出態様を実行する場合、大当たり(即ち、各図柄列の第3図柄が揃った状態)を示唆するだけでなく、該「ノーマルリーチ」演出態様や、該「スーパーリーチ」演出態様よりも期待度の高い演出態様への発展を示唆するように構成してもよい。
例えば、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコンと、「スペシャルリーチ」演出態様への発展を示唆する「スペシャル」アイコンと、大当たりを示唆する「大当たり」アイコンと、ハズレを示唆する「ハズレ」アイコンと、を用意し、いずれのアイコンが停止するのかを、ルーレット演出などで遊技者の枠ボタン22の操作によって結果報知するように構成してもよい。
このように構成することで、実行中の特別図柄の変動演出がハズレの結果となる場合であっても、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコン等を停止させることで、遊技者に成功の結果となる演出を体感させることができ、遊技の興趣を高めることができる。
さらに、上述のように複数のアイコン等によっていずれが停止するのかを演出する場合、アイコン等の組み合わせを複数用意することで、該当の演出への興趣を高めることができる。
例えば、ルーレット演出において、4つのアイコンのうち、1つのアイコンを選択するように構成する場合、基本となるアイコンの組み合わせとして、「スーパー」アイコン、「スペシャル」アイコン、「大当たり」アイコン、「ハズレ」アイコンの4つで構成しておき、「ノーマルリーチ」演出態様から「スーパーリーチ」演出態様に発展する変動パターンであれば、「スーパー」アイコンが複数個存在している組み合わせを表示することで、遊技者に対して「スーパーリーチ」演出態様への発展の期待度が高いことを示唆することができる。
また、基本となるアイコンの組み合わせのうち、ルーレット演出としての失敗演出となり得るアイコンを「ハズレ」アイコンの1つのみとし、その他の3のアイコンをルーレット演出としての成功結果となり得るアイコンで構成することで、ルーレット演出が成功結果になり易い演出であることを示唆することができる。
さらに、大当たりが確定する演出として、例えば「大当たり確定リーチ」を用意しておき、「スーパーリーチ」演出態様又は「スペシャルリーチ」演出態様の実行中におけるルーレット演出のアイコンの1つとして「大当たり確定リーチ」アイコンを表示するように構成してもよい。このように構成することで、該ルーレット演出で表示されたアイコンの中に「大当たり確定リーチ」アイコンが存在していることで、該「大当たり確定リーチ」アイコンが選択されれば大当たりが確定するため、遊技者の期待度を効果的に高めることができる。
また、アイコンの組み合わせとして、4つのアイコンに「ハズレ」の選択肢が存在しない組み合わせにすることで、演出結果として「ハズレ」を選択し得ないため、必ずいずれかの成功結果が選択され得るように構成することができる。さらに、4つのアイコンすべてが同じアイコンとなる組み合わせを用意しておけば、例えば、4つのアイコンすべてが「スペシャル」アイコンであれば、「ハズレ」を選択し得ないため、大当たり期待度の高い「スペシャルリーチ」演出態様への発展を確定させることができ、同じように、4つのアイコンすべてが「大当たり確定リーチ」アイコンとすれば、「大当たり確定リーチ」への発展を確定させ、さらに該演出への発展後に大当たりも確定することになり、より興趣を高めることができる。また、これらの期待度の高い組み合わせは、「確率変動状態」等に現出するように構成すると、より効果的となる。
図651に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、可動役物23が設けられている。可動役物23は剣の形状を模しており、初期状態(図651において実線で表示された可動役物23)においては、第3図柄表示装置81の右側に、鉛直方向に縦長に配設されている(以下、可動役物23が初期状態に配設されている位置を「初期位置」と称する場合がある)。そして、可動役物23の下部であり、かつ、奥行き方向に配設されている役物駆動モータ(図示せず)が駆動されることにより、該可動役物23の役物回転軸23aを軸として、可動役物23が第3図柄表示装置81に向かって(即ち、反時計周りに)約80度傾斜するように可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する(以下、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する位置を「可動位置」(図651において点線で表示された可動役物23)と称する場合がある)。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81において実行される、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり演出中に実行される「チャレンジバトル」演出において可動可能となるように構成されており(図645(a)参照)、該可動役物23が可動することで、該「チャレンジバトル」演出が成功結果となることを示唆するように構成されている。
その他、可動役物23は、特別図柄の変動演出中に可動することで、大当たり又は小当たりへの当選期待度が高いことを示唆したり、同じく特別図柄の変動演出中に可動することで、第3図柄表示装置81に表示している第3図柄や保留表示の内容を変化させたり、第3図柄表示装置81において、特別図柄の変動演出や大当たり演出、小当たり演出などが実行されていないデモ演出中に可動させることで、遊技機を選定中の遊技者に対してアピールする演出を行ったりするように構成してもよい。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺と同程度の長さで構成されている。また、可動役物23の可動領域を考慮し、該可動役物23に近接する領域には遊技球の流下領域を配設しないように構成されている。よって、可動役物23付近の遊技球の流下領域は、該可動役物23が初期位置に配設されている状態の右側側方において、遊技球1球が通過可能となる程度の流下領域となるように構成されている。
ここで、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されていた(図585参照)。このため、可動役物23は第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域を避けるように配設されており、該可動役物23の長さは第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺の半分程度の長さで構成されており、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較しても十分な大きさとは言い難いものとなっている。
一方、第32実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54を球の流下方向のより下流側に配設することで、遊技盤13の右側上方における可動役物23の可動領域を広く確保することが可能となった。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することができる。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視下方であって、第1始動口64の下方には、作用物としての第1非電動役物ユニット54が設けられている。この第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第32実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図586を参照して、作用物としての第1非電動役物ユニット54の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図586(a)は、第1非電動役物ユニット54を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図586(b)は、第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図586(c)は、第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図586(a)に示すように、第1非電動役物ユニット54は、第1非電開閉板54aと、下側第2始動口通路71a1と、下側第2始動口スイッチ71a2と、によって構成されている。上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物である。
第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、規定動作として、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図586(c)参照)。そして、規定動作として第1非電開閉板54aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が下側第2始動口71aに入球可能となる。また、第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
下側第2始動口通路71a1は、開放状態の第1非電開閉板54a上を転動してきた遊技球を下側第2始動口スイッチ71a2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、該下側第2始動口通路71a1の左側に下側第2始動口スイッチ71a2が配設されており、該下側第2始動口スイッチ71a2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、下側第2始動口スイッチ71a2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図586(b)を参照して、第1非電動役物ユニット54の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合、第1非電開閉板54aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が、第1非電動役物ユニット54の上流側に配設されている可変入賞装置65を通過して下流側へと流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第1非電開閉板54aによって流下方向が変化することなく、アウト口66側へと流下していく。
一方、図586(c)に示すように、作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合、第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第1非電開閉板54a上を転動して正面視左側方向へと流下していき、下側第2始動口通路71a1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口スイッチ71a2によって入球を検知され、第1非電動役物ユニット54から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第32実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されて図586(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
図651に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、第1非電動役物ユニット54の球の流下方向上流側には、実動体としての第2非電動役物ユニット55が設けられている。実動体としての第2非電動役物ユニット55は、第1非電動役物ユニット54と同様に電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット55を構成する第2非電開閉板55aは、後述する普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第2非電動役物ユニット55内に所定数の遊技球(第32実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図587を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット55の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図587(a)は、第2非電動役物ユニット55を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図587(b)は、第2非電動役物ユニット55が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図587(c)は、第2非電動役物ユニット55が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図587(a)に示すように、第2非電動役物ユニット55は、第2非電開閉板55aと、上側第2始動口通路71b1と、上側第2始動口スイッチ71b2と、によって構成されている。上述したように、第2非電動役物ユニット55は電気的に駆動制御されない役物である。
第2非電動役物ユニット55を構成する第2非電開閉板55aは、後述する普通電役ユニット72内の流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、指定動作として、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図587(c)参照)。そして、指定動作として第2非電開閉板55aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71bに入球可能となる。また、第2非電動役物ユニット55内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが閉鎖されるように構成されている。
上側第2始動口通路71b1は、開放状態の第2非電開閉板55a上を転動してきた遊技球を上側第2始動口スイッチ71b2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、上側第2始動口通路71b1の左側に上側第2始動口スイッチ71b2が配設されており、該上側第2始動口スイッチ71b2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、上側第2始動口スイッチ71b2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図587(b)を参照して、第2非電動役物ユニット55の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第2非電動役物ユニット55が閉鎖状態である場合、第2非電開閉板55aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット55内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第2非電開閉板55aによって流下方向が変化することなく、普通電役ユニット72側へと流下していく。
一方、図587(c)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット55が開放状態である場合、第2非電開閉板55aが正面視右方向へと約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第2非電開閉板55a上を転動して正面視左側方向へと流下していき、上側第2始動口通路71b1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる上側第2始動口スイッチ71b2によって入球を検知され、第2非電動役物ユニット55から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第2非電動役物ユニット55内に所定数の遊技球(第32実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが閉鎖されて図587(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット55内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第32実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の球が第1非電動役物ユニット54を開放することとなる作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、2球目の球が第2非電動役物ユニット55を開放することとなる流入口としての第2非電動役物始動口77に入球し易いように構成されている。
よって、「時間短縮状態」において第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55が開放する場合、最初に規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され易く、その後、指定動作として第2非電動役物ユニット55が開放され易いように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が第2非電動役物ユニット55内の上側第2始動口71bに誘導され得る状況である場合、作用物としての第1非電動役物ユニット54には2の遊技球が入球済みとなっている可能性が高く、その後に発射される遊技球は第2非電動役物ユニット55に入球することが遊技者にとって最も有利な状況となる。従って、第2非電動役物ユニット55を第1非電動役物ユニット54よりも球の流下方向上流側に配設することで、指定動作として第2非電動役物ユニット55の開放時に発射された球を最短で該第2非電動役物ユニット55に入球させることができる。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、効率的に第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55に球を入球させることができ、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができる。
その結果、大当たり遊技が終了して「時間短縮状態」に移行し、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆した場合に(図647(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)、遊技者が遊技方法に戸惑うことなく第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留することができ、円滑に「連荘状態」を遊技することができる。
図651に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側であって、第1非電動役物ユニット54の正面視下側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ67a(図592参照)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
スルーゲート67の正面視下側には、普通電役ユニット72が配設されている。詳細は後述するが、普通電役ユニット72内には第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は存在せず、上述した第1非電動役物ユニット54の始動口である第1非電動役物始動口76、及び、第2非電動役物ユニット55の始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。即ち、第32実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を開放させるように構成されている。
ここで、第32実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留可能となるように構成されている。
詳細に説明すると、第32実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72は1の開放動作のみ実行可能となるように構成されている。さらに該普通電役ユニット72は、1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されている(図611参照)。
従って、「時間短縮状態」に移行後、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球すると、作用口としての第1非電動役物始動口76及び流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球する(図588~図590にて後述)。そして、普通電役ユニット72に2の球が入球することで、該普通電役ユニット72は開放動作を終了する。
また、上述したように、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されると、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球可能となり、下側第2始動口スイッチ71a2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
さらに、上述したように、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって実動体としての第2非電動役物ユニット55が開放されると、該第2非電動役物ユニット55内に2の遊技球が入球可能となり、上側第2始動口スイッチ71b2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
ここで、図588~図590を参照して、普通電役ユニット72の構成、駆動態様および球の流下態様について説明する。図588は、普通電役ユニット72を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図589及び図590は、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
図588に示すように、普通電役ユニット72は、主に、普通電役開閉板72a、普通電役スイッチ72b、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77によって構成されている。また、入球口切換弁75は左側傾斜部75a及び右側傾斜部75bによって構成されている。
動作体としての普通電役開閉板72aは、普通図柄の可変表示結果に応じて普通電役ソレノイド72j(図592参照)によって開放状態又は閉鎖状態に駆動制御される。普通電役ユニット72が開放状態となる場合、動作体としての普通電役開閉板72aは、正面視左方向へと約60度傾倒して開放される(図589(a)参照)。この普通電役開閉板72aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が進入部としての普通電役ユニット72に入球可能となる。
また、第32実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」では、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ないように構成することで(図611(a)参照)、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態となり得ないようにし、「時間短縮状態」より普通電役ユニット72へ入賞し難いように構成する。一方、「時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)(図611(a)参照)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」より当たりに当選し易くすることで、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態とし易くし、進入部としての普通電役ユニット72へ容易に入賞し得るように構成する。
なお、「時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役開閉板72aが開放される時間や、1回の普通図柄の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を変更するものとしても良い。具体的には、「時間短縮状態」において、普通電役開閉板72aが開放される時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役開閉板72aの開放時間の長時間化と、普通電役開閉板72aの開放回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第32実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に普通電役ユニット72が所定時間又は最大入賞個数(第32実施形態では「2個」)に達するまで作動状態となり、所定図柄以外(第32実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役ユニット72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の正面視下方右側に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第32実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
前提条件として普通図柄の可変表示で当たりに当選し、普通電役開閉板72aが開放状態となり、進入部としての普通電役ユニット72内に流入した球は、該普通電役ユニット72内に設けられた普通電役スイッチ72b(図592参照)によって検知されることで、1個の球が賞球として払い出されるように構成されている。また、普通電役ユニット72は、前提条件として普通図柄の可変表示で当たりが導出された場合の1の開放動作における最大入賞個数が「2個」に設定されており(図611(c)参照)、普通電役スイッチ72bによって「2個」の入賞が検知されると、普通電役開閉板72aは閉鎖状態となり、普通電役ユニット72の1の開放動作を終了するように構成されている。また、普通電役スイッチ72bは普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設されており、普通電役ユニット72に入球した球を即座に検知可能となるように構成されている。
ここで、仮に、普通電役ユニット72の1の開放動作において、最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞が発生した場合を想定する。上述したように、第32実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」へ移行した場合、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるように構成されているが、普通電役ユニット72の1の開放動作において最大入賞個数を超える入賞が発生した場合、第2特別図柄の動的表示が4回以上実行可能となってしまう可能性があり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
詳細に説明すると、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72に遊技球が入球すると、1球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易く、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球が2個貯留され、第1非電動役物ユニット54は閉鎖する。
また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が可動し、普通電役ユニット72に入球した2球目の球は第2非電動役物始動口77へと誘導され易くなる。そして、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって指定動作として第2非電動役物ユニット55が開放され、該第2非電動役物ユニット55に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、第2非電動役物ユニット55は閉鎖する。
さらに、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2球目の球が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が再度可動して普通電役ユニット72の開放開始時の状態に戻るため、次に普通電役ユニット72に入球した3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易い状態となる。
ここで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71aに遊技球が入球すると、第2特別図柄の動的表示は即座に実行を開始する。よって、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されて該第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球すると、1球目の入球によって第2特別図柄の動的表示が即座に実行され、2球目の入球によって第2特別図柄の動的表示の保留球が1個貯留された状態となり得る。さらに、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球によって、指定動作として第2非電動役物ユニット55が開放されて該第2非電動役物ユニット55内に2の球が入球すると、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、合計で3個貯留された状態となる。
従って、この状態で進入部としての普通電役ユニット72に3球目の球が入球すると、該3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が再度開放され、該第1非電動役物ユニット54内に遊技球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球は、保留球数の最大値である4個となる。
即ち、普通電役ユニット72の1の開放動作において、進入部としての普通電役ユニット72に2の球が入球した場合は、作用物としての第1非電動役物ユニット54への2の入球と、実動体としての第2非電動役物ユニット55への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるが、普通電役ユニット72の1の開放動作において、該普通電役ユニット72に3の球が入球した場合は、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、第2非電動役物ユニット55への2の入球と、さらに、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が少なくとも5回実行可能となる。
詳細は後述するが、第32実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示は高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を導出可能となるように構成されているため(図595(b)参照)、第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加してしまうと、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、普通電役スイッチ72bを普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設することにより、普通電役ユニット72の1の開放動作における最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞を抑制することができ、遊技仕様の想定以上の出玉を抑制することができる。なお、詳細は後述するが、第32実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」における普通電役ユニット72の開放動作は1度のみとなるように構成されている。
普電内経路72mは、鉛直方向に縦長に形成されており、該普電内経路72mの幅は1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、進入部としての普通電役ユニット72内に複数の球が連続して入球した場合であっても、該複数の球が平行して入球口切換弁75側に流下していくことはなく、1球ずつ順に流下していく。
切替弁落下点72nは、普電内経路72mを通過した球が到達する普通電役ユニット72内の経路の一部であり、後述する入球口切換弁75に向けて球が流下していく直前の地点である。この切替弁落下点72nは、普電内経路72mと同様に、1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下した球は、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している場合には、左側傾斜部75aと接触し(図589(c)参照)、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している場合には、右側傾斜部75bと接触する(図590(a)参照)ように構成されている。
案内装置としての入球口切換弁75は、切替弁落下点72nを通過した遊技球を、後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に誘導するための振り分け弁である。この入球口切換弁75は切替装置として主制御装置110によって電気的に制御されており、所定態様である初期状態においては第2非電動役物始動口77の上部に位置している(以下、第2非電動役物始動口77の上部を「第1位置」と称する場合がある)。
また、詳細は後述するが、並列して配設されている第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されている。さらに、上述したように、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。このため、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置にある場合、切替弁落下点72nから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の左側傾斜部75aに接触し、該球が左側傾斜部75a上を左側へと転動して第1非電動役物始動口76へと誘導される(図589(c)参照)。そして、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)がオンされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部(以下、第1非電動役物始動口76の上部を「第2位置」と称する場合がある)に移動するように構成されている。
また、案内装置としての入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部である第2位置にある場合、入球口切換弁75から流下してくる遊技球は入球口切換弁75の右側傾斜部75bに接触し、該球が右側傾斜部75b上を右側へと転動して第2非電動役物始動口77へと誘導される(図590(a)参照)。そして、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知された場合、又は、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過した場合、のいずれかの場合に入球口切換弁ソレノイド75cがオフされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に戻るように構成されている。
作用口としての第1非電動役物始動口76は、該第1非電動役物始動口76に遊技球が入球することで第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aを開放する始動口であり、第1非電動役物始動口スイッチ76aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第1非電動役物始動口76は切替弁落下点72nの中心位置から正面視左側に配設されている。
さらに、上述したように、作用物としての第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。なお、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
流入口としての第2非電動役物始動口77は、該第2非電動役物始動口77に遊技球が入球することで第2非電動役物ユニット55の第2非電開閉板55aを開放する始動口であり、第2非電動役物始動口スイッチ77aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第2非電動役物始動口77は切替弁落下点72nの中心位置から正面視右側に配設されている。
さらに、上述したように、実動体としての第2非電動役物ユニット55は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット55を構成する第2非電開閉板55aは、第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが開放されるように構成されている。なお、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
第32実施形態のパチンコ機10では、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77の構成により、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の遊技球を第1非電動役物始動口76へ、2球目の遊技球を第2非電動役物始動口77へ、それぞれ入球可能となるように構成されている。
次いで、図589及び図590を参照して、普通電役ユニット72内に入球した遊技球の流下態様について説明する。図589及び図590は、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
より詳細には、図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図589(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球A1が転動している状態である。
よって、図589(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示している。
次いで、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示している。切替弁落下点72nを通過した1球目の球A1は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図589(c)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置、即ち、第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた1球目の球A1は、案内装置としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。一方、2球目の球A2は、普通電役ユニット72に入球する状態となっている。
次いで、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示している。1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。また、1球目の球A1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となる(図586(c)参照)。さらに、普通電役ユニット72内に入球した2球目の球A2は普電内経路72mに進入した状態となっている。
次いで、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示している。切替弁落下点72nを通過した2球目の球A2は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して案内装置としての入球口切換弁75と接触する。このとき、案内装置としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた2球目の球A2は、案内装置としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が、切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球A2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって第2非電動役物ユニット55の第2非電開閉板55aが開放された状態となる(図587(c)参照)。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
図651に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図592参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
普通電役ユニット72の球の流下方向下流側であって、該普通電役ユニット72の正面視左側には小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図592参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73f(図592参照)と、特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球が突出状態の小入賞口開閉板73a上を転動し、可変入賞装置65側へと流下していくように構成されている。そして、第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図592参照)によって遊技盤13盤面内へと没入駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球は小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。また、小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第32実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図606参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図606参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視右側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第32実施形態では、小入賞口ユニット73の開放時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第32実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図597参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側であって、該小入賞口ユニット73の正面視左側には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65の正面視上方には壁部79が配設されている。この壁部79は、遊技盤13から水平方向に板状に形成されており、第2非電動役物ユニット55を構成する第2非電開閉板55aの下部(回転軸部)から第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aの上方まで、円弧状に連続して形成されている。
また、壁部79の左側先端部は、第1始動口64の下方まで達しているため、左打ち遊技で発射した球が第1始動口64に入球せずに該第1始動口64の左右から流下した場合、該球は壁部79上を左下方向へと転動し、該壁部79上を転動しきって後述するアウト口66へと入球する。よって、壁部79により、左打ち遊技で発射した球は、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65へは入球不可又は困難となるように構成されている。
さらに、右打ち遊技で発射した球が、例えば、スルーゲート67及び普通電役ユニット72を通過し、閉鎖状態の小入賞口開閉板73aと勢いよく接触して飛び跳ねた場合、該球は壁部79の下側の面と接触して小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上に落下し、小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上を転動して第1非電動役物ユニット54方向へと流下していく。よって、壁部79により、右打ち遊技で発射した球は、第1始動口64、又は、遊技盤13の正面視左下側に配設された一般入賞口63へは入球不可又は困難となるように構成されている。
次いで、第3図柄表示装置81の左側下方には風車が配設されている。風車は、主に、軸部と羽根部とで構成されている。羽根部には中心軸線方向に貫通する貫通孔が形成されており、軸部が羽根部の貫通孔に挿通され、該軸部が遊技盤13に植設されることにより、風車の羽根部が回転自在となるように構成されている。また、羽根部は3の羽根によって構成されており、該3の羽根は、軸部の中心から外径方向に向かって延びる形で等間隔に(即ち、それぞれの羽根が120度の角度で)形成されている。
よって、遊技領域に発射された遊技球が流下し、風車上方に配設された寄り釘領域を通過し、風車と衝突する場合、羽根部が静止している状態において寄り釘から遊技球が流下すると、羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に遊技球を引導可能となる。
また、寄り釘から遊技球が連続して流入する場合、1球目の遊技球が羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に1球目の遊技球を引導可能とし、さらに、羽根部が回転している状態において、2球目の遊技球が羽根部の他面と衝突することにより、風車左側領域に遊技球を引導可能に構成されている
さらに、羽根部が回転する場合、いずれの方向(即ち、時計回り又は反時計回り)にも回転可能に構成されているため、遊技球が羽根部と衝突した場合の流下方向は左右いずれの方向にも引導可能となる。
遊技盤13の下側における右方向の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図583参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71a,71b,72,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71a,71b,72,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
以上、説明したように、第32実施形態のパチンコ機10では、右打ち遊技によって発射した球が入球可能となる位置に普通電役ユニット72を配設し、該普通電役ユニット72内に入球した球が入球可能な第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77を配設する。また、普通電役ユニット72内に入球した球の流下方向を振り分ける入球口切換弁75を配設し、該普通電役ユニット72に入球した1球目の球を第1非電動役物始動口76に、2球目の球を第2非電動役物始動口77に入球可能となるように構成する。
さらに、右打ち遊技によって発射した球が入球可能な位置に第1非電動役物ユニット54を配設し、該第1非電動役物ユニット54内に入球した球が入球可能な下側第2始動口71aを配設する。そして、普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76に球が入球することで、第1非電動役物ユニット54が開放可能となるように構成する。
また、右打ち遊技によって発射した球が入球可能な位置であって、球の流下方向最下流側に第2非電動役物ユニット55を配設し、該第2非電動役物ユニット55内に入球した球が入球可能な上側第2始動口71bを配設する。そして、普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77に球が入球することで、第2非電動役物ユニット55が開放可能となるように構成する。
さらに、「時間短縮状態」における普通図柄の可変表示の実行時間を「0.1秒」、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の変動時間も短く(即ち、「5秒」又は「1秒」)構成し、「時間短縮状態」において大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)に当選した場合の大当たりオープニング時間及びエンディング時間を「0.05秒」となるように構成する。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、普通電役ユニット72に2の球を入球させ、下側第2始動口71a及び上側第2始動口71bに球を入球させることができ、即座に大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出することができる。さらに、該大当たりの実行後においても、貯留した第2特別図柄の動的表示の保留球を実行することで、即座に次の大当たりを導出することができる。
その結果、「時間短縮状態」に移行した場合に、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆するだけで遊技仕様通りに第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができ、遊技者は「時間短縮状態」における遊技仕様についての詳細を把握していなくても、右打ち遊技を実行するだけで容易に「連荘」を実行することができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
また、第32実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76に入球することで開放可能となる第1非電動役物ユニット54よりも、普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77に入球することで開放可能となる第2非電動役物ユニット55を、球の流下方向上方側に配設する。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、最短で第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55に入球させることができる。その結果、「時間短縮状態」に移行した場合に、第3図柄表示装置81において、右打ち遊技を示唆するだけで、容易に、かつ、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができ、遊技者は「時間短縮状態」における遊技仕様についての詳細を把握していなくても、右打ち遊技を実行するだけで容易に「連荘」を実行することができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
その他、第32実施形態におけるパチンコ機10は、第31実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第33実施形態>
次いで、図652~図655を参照して、本発明を適用した第33実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第33実施形態のパチンコ機10について、第31実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第33実施形態のパチンコ機10の説明において、第31実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第31実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されている。
このように構成することで、右打ち遊技を実行する「時間短縮状態」において、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることが可能であるものの、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域と、可動役物23の配設領域及び可動領域とが、それぞれ領域を専有しており、可動役物23は従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較すると十分な大きさとは言い難く、遊技盤13の右側領域における各配設物の構成及び配設位置について、さらなる向上が求められる。
具体的には、例えば、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55の構成を変更することで、より大きな可動役物23を配設し、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することのできる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第33実施形態のパチンコ機10は、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、前記第2可動体と、前記第3可動体とは、前記遊技機を正面視した状態において、奥行方向にずれた位置関係に配置される。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、流入部としての進入部を備え、所定条件としての前提条件を備え、第1可動体としての動作体を備え、第2可動体としての作用物を備え、所定の動作としての規定動作を備え、第1入球部としての作用口を備え、第1検出部としての検知部を備え、第3可動体としての実動体を備え、特定の動作としての指定動作を備え、第2入球部としての流入口を備え、第2検出部としての感知部を備え、誘導手段としての案内装置を備え、第1状態としての所定態様を備え、第2状態としての特定態様を備え、切替手段としての切替装置を備える。
なお、例えば、遊技球を流入させる流入部として、本実施形態では普通電役ユニット72への入球部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口等でもよい。
また、例えば、特定の動作として、本実施形態では、第2非電動役物ユニット55の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、特定の動作を実行可能な第3可動体として、本実施形態では第2非電動役物ユニット55を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
また、例えば、誘導手段の状態を切り替える切替手段として、本実施形態では入球口切換弁75の駆動制御を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける駆動制御や、球が流入することにより流路が切り替わる駆動制御、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な駆動制御、球が特定の入球口へ入球可能とする駆動制御、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な駆動制御などが挙げられる。
さらに、例えば、所定の動作として、本実施形態では、第1非電動役物ユニット54の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、例えば、所定条件として、本実施形態では普通図柄の可変表示の当たり当選を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
なお、例えば、遊技球の入球を検出するための第1検出部又は第2検出部として、本実施形態では第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、入球が検知されることで特別図柄の動的表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで普通図柄の可変表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで遊技者に一定の賞球を付与することとなるスイッチ、入球が検知されることで大当たり遊技状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで確率変動状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されないことで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されることで遊技に関する一定の情報を示唆可能とするスイッチ、入球が検知されることで特定の可動物に特定の動作を実行可能とするスイッチなどが挙げられる。
さらに、例えば、所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素として、本実施形態では小当たりを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与可能となる要素、有利な遊技状態に移行可能となる要素、変動演出における1演出の結果が失敗と判断し得ない要素、遊技者にとって有益な情報を付与可能な要素などが挙げられる。
また、例えば、選択要素を選択可能な所定一覧として、本実施形態では大当たり乱数テーブル202aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果を抽出し得る一覧、普通図柄の可変表示の抽選結果を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の終了条件として抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の停止パターンを抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の実行期間を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の継続回数を抽出し得る一覧、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素を抽出し得る一覧などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が入球する第2入球部として、本実施形態では第2非電動役物始動口77を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
また、例えば、所定の動作を実行可能な第2可動体として、本実施形態では第1非電動役物ユニット54を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体として、本実施形態では普通電役開閉板72aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置への入球を可能とする開閉板や、小入賞口への入球を可能とする開閉板、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、遊技者の操作によって遊技球が流入可能となる振分手段、或いは、遊技者の操作によって遊技球が発射可能となる発射駆動源などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が入球する第1入球部として、本実施形態では第1非電動役物始動口76を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、普通図柄に当選することで入球可能となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
さらに、例えば、所定一覧から抽出手段によって抽出され得る選択要素として、本実施形態では大当たり、小当たり又はハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果として抽出され得る要素、普通図柄の可変表示の抽選結果として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果として抽出され得る要素、特定の遊技状態の終了条件として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の停止パターンとして抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の実行期間として抽出され得る要素、特定の遊技状態の継続回数として抽出され得る要素、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素などが挙げられる。
また、例えば、遊技球を所定流路に誘導する誘導手段として、本実施形態では入球口切換弁75を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける構造物や、球が流入することにより流路が切り替わる構造物、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な構造物、球が特定の入球口へ入球可能とする構造物、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な構造物などが挙げられる。
さらに、例えば、第1状態又は第2状態として、本実施形態では入球口切換弁75の初期状態又は入球口切換弁75の駆動状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技機の電源投入前における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入直後における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入前の状態、遊技機の電源投入後の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動前の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動後の状態、特別図柄の動的表示が実行されていない待機状態における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の実行中における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の停止時における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、普通図柄の可変表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、遊技球が特定の入球口に入球することに基づいて可動体が可動した状態、複数の可動体が、上記のいずれかの状態にある場合などが挙げられる。
また、例えば、所定一覧の中から1の選択要素を抽出可能な抽出手段として、本実施形態では大当たり乱数の抽出処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり乱数カウンタの抽出処理、大当たり種別カウンタの抽出処理、小当たり種別カウンタの抽出処理、停止パターン選択カウンタの抽出処理、変動種別カウンタの抽出処理、普図当たりカウンタの抽出処理、転落乱数カウンタの抽出処理、変動演出を決定するための抽選カウンタの抽出処理などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技を進行する進行手段として、本実施形態では変動開始処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の実行を進行する手段、普通図柄の可変表示の実行を進行する手段、特別図柄の動的表示の変動演出を進行する手段、遊技者による遊技を実行可能に進行する手段などが挙げられる。
また、例えば、通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態として、本実施形態では「時間短縮状態」を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、小当たりRUSH状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技状態を変更可能な遊技状態変更手段として、本実施形態では時短フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり確率を変更可能なフラグ、普通図柄の可変表示の当たり確率を変更可能なフラグ、普通電役の開放時間を変更可能なフラグなどが挙げられる。
また、例えば、所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素として、本実施形態ではハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与し得ない要素、変動演出における1演出の結果が失敗となる要素などが挙げられる。
さらに、例えば、複数種類の設定一覧から1の設定一覧を設定可能な設定手段として、本実施形態では設定変更処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、複数種類の抽選テーブルから1の抽選テーブルを選択する機能、複数種類の選択一覧から1の選択一覧を選択する機能などが挙げられる。
また、例えば、遊技者による所定操作として、本実施形態では遊技球の発射を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、発射ハンドルを操作すること、遊技球を発射する操作、遊技球の発射を停止する操作、遊技機に搭載されたボタン等の操作デバイスの操作、遊技機に搭載されたセンサを感知させる操作、遊技機内に貯留された球を抜く操作などが挙げられる。
ここで、図652を参照して、第33実施形態の遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図652に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63及び右側一般入賞口63a、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口71a及び上側第2始動口71c、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ球が入球可能となる普通電役ユニット72、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる第1非電動役物ユニット54、開放状態となることで上側第2始動口71cへ球が入球可能となる第2非電動役物ユニット551、可動役物23、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、右側一般入賞口63a、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、第1非電動役物ユニット54、第2非電動役物ユニット551、スルーゲート67、普通電役ユニット72、可動役物23、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図583参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図652~図590を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図583参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図592参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図652の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図652の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第33実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64又は一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、下側第2始動口71a、上側第2始動口71c、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、下側第2始動口71a、上側第2始動口71c、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64又は一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視左側下部(図652の左側下部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が、ベース板60に固定されて配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図592参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
第33実施形態のパチンコ機10では、遊技者がこの特別図柄表示装置37を確認することで、各特別図柄の動的表示の実行状態や各特別図柄の動的表示の保留球数などを判別できるように構成されているため、作用物としての特別図柄表示装置37は、遊技球や第3図柄表示装置81、可動役物23等によって遮蔽され得ないように、遊技盤13の最下段にあたる位置であり、かつ、視認性を確保するために、ベース板60よりも手前であって、遊技盤13の最前面となる位置に配設されている。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71cに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第33実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71cへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第33実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第33実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた下側第2始動口71a又は上側第2始動口71cへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第33実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第33実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71cへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71a又は71bに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)を開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第33実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常A」と称する場合がある)」、及び、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図596(a)参照)。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71cへの入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常B」と称する場合がある)」が用意されている(図596(b)参照)。
また、第33実施形態において判定される小当たり種別としては、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71cへの入賞に基づいて、小入賞口ユニット73が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、可変入賞装置65が9回、それぞれ開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常C」と称する場合がある)」が用意されている(図597参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い遊技状態(以下、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第33実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、「時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、大当たり種別「通常A」への当選後又は、「通常遊技状態B」の終了後に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態であり、該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで継続される。なお、第33実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される(所謂、特図2優先変動)ように構成されている。
また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によってスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、残存しているすべての第2特別図柄の動的表示の保留球が実行された後に、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
次いで、「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、遊技盤13の正面視右側下部に設けられた普通電役ユニット72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球し易い状態となる。
即ち、「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役ユニット72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を普通電役ユニット72へ入賞させ易く、また、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することに基づいて開放される第1非電動役物ユニット54、又は、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することに基づいて開放される第2非電動役物ユニット551、の、2の非電動役物に入球させ易くなるように構成されている。
また、詳細は後述するが、第33実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット551への遊技球の入球に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されると、高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出可能となるように構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示が実行を開始してから、大当たりが導出されるまでの期間も短時間となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」においては、後述する第3図柄表示装置81で行われる右打ち示唆(例えば、図645(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)に従って右打ち遊技を行うことにより、第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留し、複数回の大当たりを容易に導出可能となるように構成されている。なお、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット551の詳細については図653~図655において、「時間短縮状態」における第3図柄表示装置81での演出内容については図643~図650において、それぞれ後述する。
第33実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図610の時短終了条件テーブル202mで後述)が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立後であって、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後は、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している、若しくは、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば「通常遊技状態B」に移行し、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していない、かつ、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
なお、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第33実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「通常A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第33実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常A」が選択され得て、該大当たり終了後に「通常遊技状態A」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第33実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「通常B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第33実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常B」が選択され得て、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第33実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「通常C」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「通常C」の小当たり及び大当たり終了後には、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示は、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、大当たりに当選することとなる乱数値よりも、小当たりに当選することとなる乱数値の方が選択され易く設定されており、該第2特別図柄の動的表示が実行された場合に小当たりに当選し易いように構成されている(図595にて後述)。
一方、この小当たり種別「通常C」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から10ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
なお、第33実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。また、大当たり遊技の実行中に可変入賞装置65に入賞した場合に、払い出される賞球数の累計を第3図柄表示装置81において表示するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「通常A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「通常A」又は「時短A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「通常C」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「通常B」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、第33実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が「通常遊技状態B」である場合、即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合、「時短機能」が付加されていない遊技状態となるが、第3図柄表示装置81では、右打ち報知演出を継続する報知演出を実行するように構成されている。
具体的には、上述したように、第2特別図柄の動的表示が実行された場合、高確率で小当たり又は大当たりに当選するように構成されている(図595(b)参照)。また、「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示の変動時間は、抽選結果によらず、非常に短くなるように構成されている(即ち、「1秒」(図600~図604参照))。
よって、大当たり状態から「通常遊技状態B」に移行する場合(即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合)、右打ち遊技が推奨される大当たり状態から「通常遊技状態B」へ移行後、約「1秒」で第2特別図柄の動的表示の実行が終了し、再度右打ち遊技が推奨される小当たり状態又は大当たり状態へと移行する。このため、「通常遊技状態B」における滞在期間が非常に短期間であり、該「通常遊技状態B」への移行前及び移行後の遊技状態が右打ち遊技が推奨される遊技状態であるため、第3図柄表示装置81では、「通常遊技状態B」においても右打ち報知演出を継続するように構成されている(図645(d)~図646(c)参照)。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより1個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63及び右側一般入賞口63aが配設されている。右側一般入賞口63aは、後述する可変入賞装置65の、球の流下方向下流側に配設されており、右打ち遊技の実行時に第2非電動役物ユニット551、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合に入賞し得るように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、盤面右側領域の入り口を通過して第2非電動役物ユニット551、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット551、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働を向上させることができる。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71cへの入球(以下、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71cへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、ベース板60や、後述する可動役物23よりも正面視奥行き方向に配設されている。そして、後述する表示制御装置114(図592参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図591参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図591参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第33実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第33実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71cに始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図591を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図591は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図591(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図591(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第33実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図592参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たり又は小当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態A」において、大当たり種別「通常A」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり後に「通常遊技状態A」に移行する大当たり種別「通常A」に対して、該「通常遊技状態A」よりも有利な遊技状態である「時間短縮状態」に移行することとなる大当たり種別「時短A」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
さらに、第33実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短A」に当選した場合の「リーチ表示」変動演出の実行時点においては、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「時短A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄で「リーチ表示」の変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ない、即ち、大当たり種別「通常A」に当選しているのか、大当たり種別「時短A」に当選しているのかが遊技者には判別し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出を行って大当たり種別「時短A」に当選したことを報知することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図591(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71cに入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が青で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図591(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態A」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第33実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71cへ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第33実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第33実施形態においては、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71cへの入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
また、第3図柄表示装置81において後述する「ノーマルリーチ」演出態様や、「スーパーリーチ」演出態様を実行する場合、大当たり(即ち、各図柄列の第3図柄が揃った状態)を示唆するだけでなく、該「ノーマルリーチ」演出態様や、該「スーパーリーチ」演出態様よりも期待度の高い演出態様への発展を示唆するように構成してもよい。
例えば、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコンと、「スペシャルリーチ」演出態様への発展を示唆する「スペシャル」アイコンと、大当たりを示唆する「大当たり」アイコンと、ハズレを示唆する「ハズレ」アイコンと、を用意し、いずれのアイコンが停止するのかを、ルーレット演出などで遊技者の枠ボタン22の操作によって結果報知するように構成してもよい。
このように構成することで、実行中の特別図柄の変動演出がハズレの結果となる場合であっても、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコン等を停止させることで、遊技者に成功の結果となる演出を体感させることができ、遊技の興趣を高めることができる。
さらに、上述のように複数のアイコン等によっていずれが停止するのかを演出する場合、アイコン等の組み合わせを複数用意することで、該当の演出への興趣を高めることができる。
例えば、ルーレット演出において、4つのアイコンのうち、1つのアイコンを選択するように構成する場合、基本となるアイコンの組み合わせとして、「スーパー」アイコン、「スペシャル」アイコン、「大当たり」アイコン、「ハズレ」アイコンの4つで構成しておき、「ノーマルリーチ」演出態様から「スーパーリーチ」演出態様に発展する変動パターンであれば、「スーパー」アイコンが複数個存在している組み合わせを表示することで、遊技者に対して「スーパーリーチ」演出態様への発展の期待度が高いことを示唆することができる。
また、基本となるアイコンの組み合わせのうち、ルーレット演出としての失敗演出となり得るアイコンを「ハズレ」アイコンの1つのみとし、その他の3のアイコンをルーレット演出としての成功結果となり得るアイコンで構成することで、ルーレット演出が成功結果になり易い演出であることを示唆することができる。
さらに、大当たりが確定する演出として、例えば「大当たり確定リーチ」を用意しておき、「スーパーリーチ」演出態様又は「スペシャルリーチ」演出態様の実行中におけるルーレット演出のアイコンの1つとして「大当たり確定リーチ」アイコンを表示するように構成してもよい。このように構成することで、該ルーレット演出で表示されたアイコンの中に「大当たり確定リーチ」アイコンが存在していることで、該「大当たり確定リーチ」アイコンが選択されれば大当たりが確定するため、遊技者の期待度を効果的に高めることができる。
また、アイコンの組み合わせとして、4つのアイコンに「ハズレ」の選択肢が存在しない組み合わせにすることで、演出結果として「ハズレ」を選択し得ないため、必ずいずれかの成功結果が選択され得るように構成することができる。さらに、4つのアイコンすべてが同じアイコンとなる組み合わせを用意しておけば、例えば、4つのアイコンすべてが「スペシャル」アイコンであれば、「ハズレ」を選択し得ないため、大当たり期待度の高い「スペシャルリーチ」演出態様への発展を確定させることができ、同じように、4つのアイコンすべてが「大当たり確定リーチ」アイコンとすれば、「大当たり確定リーチ」への発展を確定させ、さらに該演出への発展後に大当たりも確定することになり、より興趣を高めることができる。また、これらの期待度の高い組み合わせは、「確率変動状態」等に現出するように構成すると、より効果的となる。
図652に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、可動役物23が設けられている。可動役物23は剣の形状を模しており、初期状態(図652において実線で表示された可動役物23)においては、第3図柄表示装置81の右側に、鉛直方向に縦長に配設されている(以下、可動役物23が初期状態に配設されている位置を「初期位置」と称する場合がある)。そして、可動役物23の下部であり、かつ、奥行き方向に配設されている役物駆動モータ(図示せず)が駆動されることにより、該可動役物23の役物回転軸23aを軸として、可動役物23が第3図柄表示装置81に向かって(即ち、反時計周りに)約80度傾斜するように可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する(以下、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する位置を「可動位置」(図652において点線で表示された可動役物23)と称する場合がある)。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81において実行される、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり演出中に実行される「チャレンジバトル」演出において可動可能となるように構成されており(図645(a)参照)、該可動役物23が可動することで、該「チャレンジバトル」演出が成功結果となることを示唆するように構成されている。
その他、可動役物23は、特別図柄の変動演出中に可動することで、大当たり又は小当たりへの当選期待度が高いことを示唆したり、同じく特別図柄の変動演出中に可動することで、第3図柄表示装置81に表示している第3図柄や保留表示の内容を変化させたり、第3図柄表示装置81において、特別図柄の変動演出や大当たり演出、小当たり演出などが実行されていないデモ演出中に可動させることで、遊技機を選定中の遊技者に対してアピールする演出を行ったりするように構成してもよい。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺と同程度の長さで構成されている。また、可動役物23の可動領域を考慮し、該可動役物23に近接する領域には遊技球の流下領域を配設しないように構成されている。よって、可動役物23付近の遊技球の流下領域は、該可動役物23が初期位置に配設されている状態の右側側方において、遊技球1球が通過可能となる程度の流下領域となるように構成されている。
ここで、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されていた(図585参照)。このため、可動役物23は第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域を避けるように配設されており、該可動役物23の長さは第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺の半分程度の長さで構成されており、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較しても十分な大きさとは言い難いものとなっている。
一方、詳細は後述するが、第33実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット551を、第1非電動役物ユニット54とは正面視奥行方向にずれた構成にすることにより、遊技盤13の右側上方における可動役物23の可動領域を広く確保することが可能となった。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することができる。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、可動役物23の右下方向には、作用物としての第1非電動役物ユニット54が設けられている。この第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第33実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図586を参照して、作用物としての第1非電動役物ユニット54の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図586(a)は、第1非電動役物ユニット54を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図586(b)は、第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図586(c)は、第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図586(a)に示すように、第1非電動役物ユニット54は、第1非電開閉板54aと、下側第2始動口通路71a1と、下側第2始動口スイッチ71a2と、によって構成されている。上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物である。
第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、規定動作として、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図586(c)参照)。そして、規定動作として第1非電開閉板54aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が下側第2始動口71aに入球可能となる。また、第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
下側第2始動口通路71a1は、開放状態の第1非電開閉板54a上を転動してきた遊技球を下側第2始動口スイッチ71a2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、該下側第2始動口通路71a1の左側に下側第2始動口スイッチ71a2が配設されており、該下側第2始動口スイッチ71a2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、下側第2始動口スイッチ71a2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図586(b)を参照して、第1非電動役物ユニット54の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合、第1非電開閉板54aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が、第1非電動役物ユニット54の上流側に配設されている第2非電動役物ユニット551(図652参照)を通過して鉛直方向下側へと流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第1非電開閉板54aによって流下方向が変化することなく、スルーゲート67を通過して普通電役ユニット72側へと流下していく。
一方、図586(c)に示すように、作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合、第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第1非電開閉板54a上を転動して正面視左側方向へと流下していき、下側第2始動口通路71a1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口スイッチ71a2によって入球を検知され、第1非電動役物ユニット54から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第33実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されて図586(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
次いで、図653を参照して、第1非電動役物ユニット54の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図653(a)は、第1非電動役物ユニット54を図652の拡大図A(図652の下部)に示すとおり、LXXIaの方向から見た場合における模式的断面図であり、図653(b)は、第1非電動役物ユニット54を図652の拡大図A(図652の下部)に示すとおり、LXXIaの方向から見た場合において、第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。なお、図653(a)及び図653(b)に示す第33実施形態の第1非電動役物ユニット54の構成は、第31実施形態における第1非電動役物ユニット54と同様の構成であるが、第33実施形態においては、後述する第2非電動役物ユニット551との相違点を明確にするために詳細を説明する。
図653(a)に示すように、下側第2始動口通路71a1は、第1非電開閉板54aから下側第2始動口スイッチ71a2まで、遊技球を転動させるための通路であり、ベース板60と平行方向、即ち、遊技盤13を正面視した場合において、奥行き方向(又は手前方向)への曲折部を有しない形状で構成されている。
従って、図653(b)に示すように、作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第1非電開閉板54a上を転動し、遊技盤13を正面視した場合において、奥行き方向(又は手前方向)に蛇行することなく、ベース板60と平行に下側第2始動口通路71a1上を転動して左側方向へと流下していき、第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口スイッチ71a2によって入球を検知され、第1非電動役物ユニット54から排出される。
このように、第1非電動役物ユニット54を構成するすべての部位がベース板60の正面視手前側に配設されているため、同じくベース板60の正面視手前側に配設される可動役物23とは、正面視した場合において同一の遊技領域には配設し得ないように構成されている。また、第31実施形態における第2非電動役物ユニット55も、第1非電動役物ユニット54と同様に構成されており、すべての部位がベース板60の正面視手前側に配設されているため、ベース板60の正面視手前側に配設される可動役物23とは、正面視した場合において同一の遊技領域には配設し得ないように構成されている。
図652に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、作用物としての第1非電動役物ユニット54の鉛直方向上方側には、実動体としての第2非電動役物ユニット551が設けられている。実動体としての第2非電動役物ユニット551は、第1非電動役物ユニット54と同様に電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット551を構成する第2非電開閉板551aは、後述する普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板551aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第2非電動役物ユニット551内に所定数の遊技球(第33実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板551aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図654及び図655を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット551の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図654(a)は、第2非電動役物ユニット551を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図654(b)は、第2非電動役物ユニット551が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図654(c)は、第2非電動役物ユニット551が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
また、図655(a)は、第2非電動役物ユニット551を図652の拡大図A(図652の下部)に示すとおり、LXXIIIaの方向から見た場合における模式的断面図であり、図655(b)は、第2非電動役物ユニット551が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図654(a)及び図655(a)に示すように、第2非電動役物ユニット551は、第2非電開閉板551aと、上側第2始動口通路71c1と、上側第2始動口スイッチ71c2と、上側第2始動口屈曲部71c3と、によって構成されている。上述したように、第2非電動役物ユニット551は電気的に駆動制御されない役物である。
第2非電動役物ユニット551を構成する第2非電開閉板551aは、後述する普通電役ユニット72内の流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、指定動作として、該遊技球の自重によって第2非電開閉板551aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図654(c)参照)。そして、指定動作として第2非電開閉板551aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71cに入球可能となる。また、第2非電動役物ユニット551内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第2非電開閉板551aが閉鎖されるように構成されている。
上側第2始動口屈曲部71c3は、開放状態の第2非電開閉板551a上を転動してきた遊技球を、遊技盤13の正面視奥行き方向へと転動させるための通路である。上側第2始動口屈曲部71c3は、ベース板60の手前方向から奥行き方向へと約90度屈折して形成されており、ベース板60の手前側を転動する遊技球を、該ベース板60の奥行き側へと誘導する(図655参照)。
従って、第2非電動役物ユニット551のうち、第2非電開閉板551aと、上側第2始動口屈曲部71c3は、ベース板60よりも手前側に配設されており、上側第2始動口通路71c1及び上側第2始動口スイッチ71c2は、ベース板60よりも奥行き側に配設されている(図655参照)。
上側第2始動口通路71c1は、上側第2始動口屈曲部71c3を転動してきた遊技球を上側第2始動口スイッチ71c2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、上側第2始動口通路71c1の左側に上側第2始動口スイッチ71c2が配設されており、検知部としての上側第2始動口スイッチ71c2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、上側第2始動口スイッチ71c2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図654(b)を参照して、第2非電動役物ユニット551の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第2非電動役物ユニット551が閉鎖状態である場合、第2非電開閉板551aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット551内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第2非電開閉板551aによって流下方向が変化することなく、第1非電動役物ユニット54側へと流下していく。
一方、図654(c)及び図655(b)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット551が開放状態である場合、第2非電開閉板551aが正面視右方向へと約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第2非電開閉板551a上を転動して上側第2始動口屈曲部71c3側へと流下していく。
そして、該球は上側第2始動口屈曲部71c3に到達すると、該上側第2始動口屈曲部71c3の形状に沿って、ベース板60との平行方向から約90度屈曲して奥行き方向へと転動していく(図655(b)参照)。さらに、ベース板60の奥行き側に到達すると、再度約90度屈曲し、上側第2始動口通路71c1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる上側第2始動口スイッチ71c2によって入球を検知され、第2非電動役物ユニット551から排出される(図655(b)参照)。
また、上述したように、開放状態となった第2非電動役物ユニット551内に所定数の遊技球(第33実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板551aが閉鎖されて図587(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット551内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
ここで、上述したように、第31実施形態の第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55は、該第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を構成するすべての部位がベース板60の正面視手前側に配設されているため、同じくベース板60の正面視手前側に配設される可動役物23とは、正面視した場合において同一の遊技領域には配設し得ないように構成されていた。
このため、第31実施形態における可動役物23は、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設されている領域を避けるように配設する必要があり、第31実施形態の可動役物23は、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較すると十分な大きさとは言い難い大きさであった。
一方、第33実施形態では、第2非電動役物ユニット551に上側第2始動口屈曲部71c3を設け、第1非電動役物ユニット54と奥行き方向にずれた位置関係に配設することで、遊技盤13の右側上方における可動役物23の可動領域を広く確保することが可能となった。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技の興趣を向上することができる。また、遊技盤13右側の限られた領域内に、球の流下通路と、各入球口(即ち、第2非電動役物ユニット551、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63a)と、可動役物23と、を効率よく配設することができる。
また、詳細は後述するが、第33実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の球が第1非電動役物ユニット54を開放することとなる作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、2球目の球が第2非電動役物ユニット551を開放することとなる流入口としての第2非電動役物始動口77に入球し易いように構成されている。
よって、「時間短縮状態」において第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット551が開放する場合、最初に規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され易く、その後、指定動作として第2非電動役物ユニット551が開放され易いように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が第2非電動役物ユニット551内の上側第2始動口71cに誘導され得る状況である場合、作用物としての第1非電動役物ユニット54には2の遊技球が入球済みとなっている可能性が高く、その後に発射される遊技球は第2非電動役物ユニット551に入球することが遊技者にとって最も有利な状況となる。従って、第2非電動役物ユニット551を第1非電動役物ユニット54よりも球の流下方向上流側に配設することで、指定動作として第2非電動役物ユニット551の開放時に発射された球を最短で該第2非電動役物ユニット551に入球させることができる。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、効率的に第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット551に球を入球させることができ、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができる。
その結果、大当たり遊技が終了して「時間短縮状態」に移行し、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆した場合に(図647(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)、遊技者が遊技方法に戸惑うことなく第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留することができ、円滑に「連荘状態」を遊技することができる。
図652に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側であって、第1非電動役物ユニット54の正面視下側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ67a(図592参照)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
スルーゲート67の正面視下側には、普通電役ユニット72が配設されている。詳細は後述するが、普通電役ユニット72内には第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は存在せず、上述した第1非電動役物ユニット54の始動口である第1非電動役物始動口76、及び、第2非電動役物ユニット551の始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。即ち、第33実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット551を開放させるように構成されている。
ここで、第33実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留可能となるように構成されている。
詳細に説明すると、第33実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72は1の開放動作のみ実行可能となるように構成されている。さらに該普通電役ユニット72は、1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されている(図611参照)。
従って、「時間短縮状態」に移行後、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球すると、作用口としての第1非電動役物始動口76及び流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球する(図588~図590にて後述)。そして、普通電役ユニット72に2の球が入球することで、該普通電役ユニット72は開放動作を終了する。
また、上述したように、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されると、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球可能となり、下側第2始動口スイッチ71a2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
さらに、上述したように、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって実動体としての第2非電動役物ユニット551が開放されると、該第2非電動役物ユニット551内に2の遊技球が入球可能となり、上側第2始動口スイッチ71c2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
ここで、図588~図590を参照して、普通電役ユニット72の構成、駆動態様および球の流下態様について説明する。図588は、普通電役ユニット72を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図589及び図590は、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
図588に示すように、普通電役ユニット72は、主に、普通電役開閉板72a、普通電役スイッチ72b、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77によって構成されている。また、入球口切換弁75は左側傾斜部75a及び右側傾斜部75bによって構成されている。
動作体としての普通電役開閉板72aは、普通図柄の可変表示結果に応じて普通電役ソレノイド72j(図592参照)によって開放状態又は閉鎖状態に駆動制御される。普通電役ユニット72が開放状態となる場合、動作体としての普通電役開閉板72aは、正面視左方向へと約60度傾倒して開放される(図589(a)参照)。この普通電役開閉板72aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が進入部としての普通電役ユニット72に入球可能となる。
また、第33実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」では、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ないように構成することで(図611(a)参照)、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態となり得ないようにし、「時間短縮状態」より普通電役ユニット72へ入賞し難いように構成する。一方、「時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)(図611(a)参照)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」より当たりに当選し易くすることで、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態とし易くし、進入部としての普通電役ユニット72へ容易に入賞し得るように構成する。
なお、「時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役開閉板72aが開放される時間や、1回の普通図柄の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を変更するものとしても良い。具体的には、「時間短縮状態」において、普通電役開閉板72aが開放される時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役開閉板72aの開放時間の長時間化と、普通電役開閉板72aの開放回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第33実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に普通電役ユニット72が所定時間又は最大入賞個数(第33実施形態では「2個」)に達するまで作動状態となり、所定図柄以外(第33実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役ユニット72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の正面視下方右側に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第33実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
前提条件として普通図柄の可変表示で当たりに当選し、普通電役開閉板72aが開放状態となり、進入部としての普通電役ユニット72内に流入した球は、該普通電役ユニット72内に設けられた普通電役スイッチ72b(図592参照)によって検知されることで、1個の球が賞球として払い出されるように構成されている。また、普通電役ユニット72は、前提条件として普通図柄の可変表示で当たりが導出された場合の1の開放動作における最大入賞個数が「2個」に設定されており(図611(c)参照)、普通電役スイッチ72bによって「2個」の入賞が検知されると、普通電役開閉板72aは閉鎖状態となり、普通電役ユニット72の1の開放動作を終了するように構成されている。また、普通電役スイッチ72bは普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設されており、普通電役ユニット72に入球した球を即座に検知可能となるように構成されている。
ここで、仮に、普通電役ユニット72の1の開放動作において、最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞が発生した場合を想定する。上述したように、第33実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」へ移行した場合、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるように構成されているが、普通電役ユニット72の1の開放動作において最大入賞個数を超える入賞が発生した場合、第2特別図柄の動的表示が4回以上実行可能となってしまう可能性があり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
詳細に説明すると、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72に遊技球が入球すると、1球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易く、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球が2個貯留され、第1非電動役物ユニット54は閉鎖する。
また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が可動し、普通電役ユニット72に入球した2球目の球は第2非電動役物始動口77へと誘導され易くなる。そして、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって指定動作として第2非電動役物ユニット551が開放され、該第2非電動役物ユニット551に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、第2非電動役物ユニット551は閉鎖する。
さらに、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2球目の球が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が再度可動して普通電役ユニット72の開放開始時の状態に戻るため、次に普通電役ユニット72に入球した3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易い状態となる。
ここで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71aに遊技球が入球すると、第2特別図柄の動的表示は即座に実行を開始する。よって、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されて該第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球すると、1球目の入球によって第2特別図柄の動的表示が即座に実行され、2球目の入球によって第2特別図柄の動的表示の保留球が1個貯留された状態となり得る。さらに、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球によって、指定動作として第2非電動役物ユニット551が開放されて該第2非電動役物ユニット551内に2の球が入球すると、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、合計で3個貯留された状態となる。
従って、この状態で進入部としての普通電役ユニット72に3球目の球が入球すると、該3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が再度開放され、該第1非電動役物ユニット54内に遊技球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球は、保留球数の最大値である4個となる。
即ち、普通電役ユニット72の1の開放動作において、進入部としての普通電役ユニット72に2の球が入球した場合は、作用物としての第1非電動役物ユニット54への2の入球と、実動体としての第2非電動役物ユニット551への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるが、普通電役ユニット72の1の開放動作において、該普通電役ユニット72に3の球が入球した場合は、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、第2非電動役物ユニット551への2の入球と、さらに、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が少なくとも5回実行可能となる。
詳細は後述するが、第33実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示は高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を導出可能となるように構成されているため(図595(b)参照)、第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加してしまうと、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、普通電役スイッチ72bを普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設することにより、普通電役ユニット72の1の開放動作における最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞を抑制することができ、遊技仕様の想定以上の出玉を抑制することができる。なお、詳細は後述するが、第33実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」における普通電役ユニット72の開放動作は1度のみとなるように構成されている。
普電内経路72mは、鉛直方向に縦長に形成されており、該普電内経路72mの幅は1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、進入部としての普通電役ユニット72内に複数の球が連続して入球した場合であっても、該複数の球が平行して入球口切換弁75側に流下していくことはなく、1球ずつ順に流下していく。
切替弁落下点72nは、普電内経路72mを通過した球が到達する普通電役ユニット72内の経路の一部であり、後述する入球口切換弁75に向けて球が流下していく直前の地点である。この切替弁落下点72nは、普電内経路72mと同様に、1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下した球は、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している場合には、左側傾斜部75aと接触し(図589(c)参照)、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している場合には、右側傾斜部75bと接触する(図590(a)参照)ように構成されている。
案内装置としての入球口切換弁75は、切替弁落下点72nを通過した遊技球を、後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に誘導するための振り分け弁である。この入球口切換弁75は切替装置として主制御装置110によって電気的に制御されており、所定態様である初期状態においては第2非電動役物始動口77の上部に位置している(以下、第2非電動役物始動口77の上部を「第1位置」と称する場合がある)。
また、詳細は後述するが、並列して配設されている第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されている。さらに、上述したように、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。このため、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置にある場合、切替弁落下点72nから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の左側傾斜部75aに接触し、該球が左側傾斜部75a上を左側へと転動して第1非電動役物始動口76へと誘導される(図589(c)参照)。そして、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)がオンされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部(以下、第1非電動役物始動口76の上部を「第2位置」と称する場合がある)に移動するように構成されている。
また、案内装置としての入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部である第2位置にある場合、入球口切換弁75から流下してくる遊技球は入球口切換弁75の右側傾斜部75bに接触し、該球が右側傾斜部75b上を右側へと転動して第2非電動役物始動口77へと誘導される(図590(a)参照)。そして、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知された場合、又は、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過した場合、のいずれかの場合に入球口切換弁ソレノイド75cがオフされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に戻るように構成されている。
作用口としての第1非電動役物始動口76は、該第1非電動役物始動口76に遊技球が入球することで第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aを開放する始動口であり、第1非電動役物始動口スイッチ76aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第1非電動役物始動口76は切替弁落下点72nの中心位置から正面視左側に配設されている。
さらに、上述したように、作用物としての第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。なお、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
流入口としての第2非電動役物始動口77は、該第2非電動役物始動口77に遊技球が入球することで第2非電動役物ユニット551の第2非電開閉板551aを開放する始動口であり、第2非電動役物始動口スイッチ77aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第2非電動役物始動口77は切替弁落下点72nの中心位置から正面視右側に配設されている。
さらに、上述したように、実動体としての第2非電動役物ユニット551は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット551を構成する第2非電開閉板551aは、第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板551aが開放されるように構成されている。なお、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
第33実施形態のパチンコ機10では、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77の構成により、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の遊技球を第1非電動役物始動口76へ、2球目の遊技球を第2非電動役物始動口77へ、それぞれ入球可能となるように構成されている。
次いで、図589及び図590を参照して、普通電役ユニット72内に入球した遊技球の流下態様について説明する。図589及び図590は、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
より詳細には、図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図589(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球A1が転動している状態である。
よって、図589(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示している。
次いで、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示している。切替弁落下点72nを通過した1球目の球A1は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図589(c)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置、即ち、第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた1球目の球A1は、案内装置としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。一方、2球目の球A2は、普通電役ユニット72に入球する状態となっている。
次いで、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示している。1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。また、1球目の球A1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となる(図586(c)参照)。さらに、普通電役ユニット72内に入球した2球目の球A2は普電内経路72mに進入した状態となっている。
次いで、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示している。切替弁落下点72nを通過した2球目の球A2は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して案内装置としての入球口切換弁75と接触する。このとき、案内装置としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた2球目の球A2は、案内装置としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が、切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球A2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって第2非電動役物ユニット551の第2非電開閉板551aが開放された状態となる(図587(c)参照)。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット551に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
図652に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図592参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
普通電役ユニット72の球の流下方向下流側であって、該普通電役ユニット72の正面視左側には小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図592参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73f(図592参照)と、特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球が突出状態の小入賞口開閉板73a上を転動し、可変入賞装置65側へと流下していくように構成されている。そして、第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図592参照)によって遊技盤13盤面内へと没入駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球は小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。また、小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第33実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図606参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図606参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視右側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第33実施形態では、小入賞口ユニット73の開放時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第33実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図597参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側であって、該小入賞口ユニット73の正面視左側には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
可変入賞装置65の球の流下方向下流側であって、該可変入賞装置65の正面視左側には、球が入球することにより1個の球が賞球として払い出される右側一般入賞口63aが配設されている。この右側一般入賞口63aは、右打ち遊技で発射した球が入球し得る第2非電動役物ユニット551、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65の流下方向下流側に配設されているため、第2非電動役物ユニット551、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入球しなかった球が入球し得る。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、第2非電動役物ユニット551、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、該右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット551、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aの正面視上方には壁部79が配設されている。この壁部79は、遊技盤13から水平方向に板状に形成されており、第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aの下部(回転軸部)から右側一般入賞口63aの上方まで、円弧状に連続して形成されている。
また、壁部79の左側先端部は、第1始動口64の下方まで達しているため、左打ち遊技で発射した球が第1始動口64に入球せずに該第1始動口64の左右から流下した場合、該球は壁部79上を左下方向へと転動し、該壁部79上を転動しきって後述するアウト口66へと入球する。よって、壁部79により、左打ち遊技で発射した球は、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aへは入球不可又は困難となるように構成されている。
さらに、右打ち遊技で発射した球が、例えば、スルーゲート67及び普通電役ユニット72を通過し、閉鎖状態の小入賞口開閉板73aと勢いよく接触して飛び跳ねた場合、該球は壁部79の下側の面と接触して小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上に落下し、小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上を転動して右側一般入賞口63a方向へと流下していく。よって、壁部79により、右打ち遊技で発射した球は、第1始動口64、又は、遊技盤13の正面視左下側に配設された一般入賞口63へは入球不可又は困難となるように構成されている。
次いで、第3図柄表示装置81の左側下方には風車が配設されている。風車は、主に、軸部と羽根部とで構成されている。羽根部には中心軸線方向に貫通する貫通孔が形成されており、軸部が羽根部の貫通孔に挿通され、該軸部が遊技盤13に植設されることにより、風車の羽根部が回転自在となるように構成されている。また、羽根部は3の羽根によって構成されており、該3の羽根は、軸部の中心から外径方向に向かって延びる形で等間隔に(即ち、それぞれの羽根が120度の角度で)形成されている。
よって、遊技領域に発射された遊技球が流下し、風車上方に配設された寄り釘領域を通過し、風車と衝突する場合、羽根部が静止している状態において寄り釘から遊技球が流下すると、羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に遊技球を引導可能となる。
また、寄り釘から遊技球が連続して流入する場合、1球目の遊技球が羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に1球目の遊技球を引導可能とし、さらに、羽根部が回転している状態において、2球目の遊技球が羽根部の他面と衝突することにより、風車左側領域に遊技球を引導可能に構成されている
さらに、羽根部が回転する場合、いずれの方向(即ち、時計回り又は反時計回り)にも回転可能に構成されているため、遊技球が羽根部と衝突した場合の流下方向は左右いずれの方向にも引導可能となる。
遊技盤13の下側における右方向の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図583参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71a,71b,72,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71a,71b,72,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
以上、説明したように、第33実施形態のパチンコ機10では、右打ち遊技によって発射した球が入球可能となる位置に普通電役ユニット72を配設し、該普通電役ユニット72内に入球した球が入球可能な第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77を配設する。また、普通電役ユニット72内に入球した球の流下方向を振り分ける入球口切換弁75を配設し、該普通電役ユニット72に入球した1球目の球を第1非電動役物始動口76に、2球目の球を第2非電動役物始動口77に入球可能となるように構成する。
さらに、右打ち遊技によって発射した球が入球可能な位置に第1非電動役物ユニット54を配設し、該第1非電動役物ユニット54内に入球した球が入球可能な下側第2始動口71aを配設する。そして、普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76に球が入球することで、第1非電動役物ユニット54が開放可能となるように構成する。
また、右打ち遊技によって発射した球が入球可能な位置であって、第1非電動役物ユニット54と奥行き方向にずれて構成された第2非電動役物ユニット551を配設し、該第2非電動役物ユニット551内に入球した球が入球可能な上側第2始動口71cを配設する。そして、普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77に球が入球することで、第2非電動役物ユニット551が開放可能となるように構成する。
さらに、「時間短縮状態」における普通図柄の可変表示の実行時間を「0.1秒」、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の変動時間も短く(即ち、「5秒」又は「1秒」)構成し、「時間短縮状態」において大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)に当選した場合の大当たりオープニング時間及びエンディング時間を「0.05秒」となるように構成する。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、普通電役ユニット72に2の球を入球させ、下側第2始動口71a及び上側第2始動口71cに球を入球させることができ、即座に大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出することができる。さらに、該大当たりの実行後においても、貯留した第2特別図柄の動的表示の保留球を実行することで、即座に次の大当たりを導出することができる。
その結果、「時間短縮状態」に移行した場合に、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆するだけで遊技仕様通りに第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができ、遊技者は「時間短縮状態」における遊技仕様についての詳細を把握していなくても、右打ち遊技を実行するだけで容易に「連荘」を実行することができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
また、第33実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット551を、第1非電動役物ユニット54とは奥行き方向にずれた形状となるように構成する。
このように構成することで、遊技盤13右側の限られた領域内に、球の流下通路と、各入球口(即ち、第2非電動役物ユニット551、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63a)と、可動役物23と、を効率よく配設することができる。また、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第33実施形態におけるパチンコ機10は、第31実施形態及び第32実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第34実施形態>
次いで、図656及び図657を参照して、本発明を適用した第34実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第34実施形態のパチンコ機10について、第31実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第34実施形態のパチンコ機10の説明において、第31実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第31実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されている。
このように構成することで、右打ち遊技を実行する「時間短縮状態」において、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることが可能であるものの、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域と、可動役物23の配設領域及び可動領域とが、それぞれ領域を専有しており、可動役物23は従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較すると十分な大きさとは言い難く、遊技盤13の右側領域における各配設物の構成及び配設位置について、さらなる向上が求められる。
具体的には、例えば、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55の構成を変更することで、より大きな可動役物23を配設し、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することのできる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第34実施形態のパチンコ機10は、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、前記第2可動体の前記所定の動作と、前記第3可動体の前記特定の動作とは、異なる動作の態様である。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、流入部としての進入部を備え、所定条件としての前提条件を備え、第1可動体としての動作体を備え、第2可動体としての作用物を備え、所定の動作としての規定動作を備え、第1入球部としての作用口を備え、第1検出部としての検知部を備え、第3可動体としての実動体を備え、特定の動作としての指定動作を備え、第2入球部としての流入口を備え、第2検出部としての感知部を備え、誘導手段としての案内装置を備え、第1状態としての所定態様を備え、第2状態としての特定態様を備え、切替手段としての切替装置を備える。
なお、例えば、遊技球を流入させる流入部として、本実施形態では普通電役ユニット72への入球部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口等でもよい。
また、例えば、特定の動作として、本実施形態では、第2非電動役物ユニット55の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、特定の動作を実行可能な第3可動体として、本実施形態では第2非電動役物ユニット55を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
また、例えば、誘導手段の状態を切り替える切替手段として、本実施形態では入球口切換弁75の駆動制御を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける駆動制御や、球が流入することにより流路が切り替わる駆動制御、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な駆動制御、球が特定の入球口へ入球可能とする駆動制御、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な駆動制御などが挙げられる。
さらに、例えば、所定の動作として、本実施形態では、第1非電動役物ユニット54の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、例えば、所定条件として、本実施形態では普通図柄の可変表示の当たり当選を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
なお、例えば、遊技球の入球を検出するための第1検出部又は第2検出部として、本実施形態では第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、入球が検知されることで特別図柄の動的表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで普通図柄の可変表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで遊技者に一定の賞球を付与することとなるスイッチ、入球が検知されることで大当たり遊技状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで確率変動状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されないことで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されることで遊技に関する一定の情報を示唆可能とするスイッチ、入球が検知されることで特定の可動物に特定の動作を実行可能とするスイッチなどが挙げられる。
さらに、例えば、所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素として、本実施形態では小当たりを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与可能となる要素、有利な遊技状態に移行可能となる要素、変動演出における1演出の結果が失敗と判断し得ない要素、遊技者にとって有益な情報を付与可能な要素などが挙げられる。
また、例えば、選択要素を選択可能な所定一覧として、本実施形態では大当たり乱数テーブル202aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果を抽出し得る一覧、普通図柄の可変表示の抽選結果を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の終了条件として抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の停止パターンを抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の実行期間を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の継続回数を抽出し得る一覧、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素を抽出し得る一覧などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が入球する第2入球部として、本実施形態では第2非電動役物始動口77を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
また、例えば、所定の動作を実行可能な第2可動体として、本実施形態では第1非電動役物ユニット54を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体として、本実施形態では普通電役開閉板72aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置への入球を可能とする開閉板や、小入賞口への入球を可能とする開閉板、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、遊技者の操作によって遊技球が流入可能となる振分手段、或いは、遊技者の操作によって遊技球が発射可能となる発射駆動源などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が入球する第1入球部として、本実施形態では第1非電動役物始動口76を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、普通図柄に当選することで入球可能となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
さらに、例えば、所定一覧から抽出手段によって抽出され得る選択要素として、本実施形態では大当たり、小当たり又はハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果として抽出され得る要素、普通図柄の可変表示の抽選結果として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果として抽出され得る要素、特定の遊技状態の終了条件として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の停止パターンとして抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の実行期間として抽出され得る要素、特定の遊技状態の継続回数として抽出され得る要素、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素などが挙げられる。
また、例えば、遊技球を所定流路に誘導する誘導手段として、本実施形態では入球口切換弁75を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける構造物や、球が流入することにより流路が切り替わる構造物、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な構造物、球が特定の入球口へ入球可能とする構造物、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な構造物などが挙げられる。
さらに、例えば、第1状態又は第2状態として、本実施形態では入球口切換弁75の初期状態又は入球口切換弁75の駆動状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技機の電源投入前における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入直後における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入前の状態、遊技機の電源投入後の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動前の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動後の状態、特別図柄の動的表示が実行されていない待機状態における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の実行中における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の停止時における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、普通図柄の可変表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、遊技球が特定の入球口に入球することに基づいて可動体が可動した状態、複数の可動体が、上記のいずれかの状態にある場合などが挙げられる。
また、例えば、所定一覧の中から1の選択要素を抽出可能な抽出手段として、本実施形態では大当たり乱数の抽出処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり乱数カウンタの抽出処理、大当たり種別カウンタの抽出処理、小当たり種別カウンタの抽出処理、停止パターン選択カウンタの抽出処理、変動種別カウンタの抽出処理、普図当たりカウンタの抽出処理、転落乱数カウンタの抽出処理、変動演出を決定するための抽選カウンタの抽出処理などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技を進行する進行手段として、本実施形態では変動開始処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の実行を進行する手段、普通図柄の可変表示の実行を進行する手段、特別図柄の動的表示の変動演出を進行する手段、遊技者による遊技を実行可能に進行する手段などが挙げられる。
また、例えば、通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態として、本実施形態では「時間短縮状態」を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、小当たりRUSH状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技状態を変更可能な遊技状態変更手段として、本実施形態では時短フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり確率を変更可能なフラグ、普通図柄の可変表示の当たり確率を変更可能なフラグ、普通電役の開放時間を変更可能なフラグなどが挙げられる。
また、例えば、所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素として、本実施形態ではハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与し得ない要素、変動演出における1演出の結果が失敗となる要素などが挙げられる。
さらに、例えば、複数種類の設定一覧から1の設定一覧を設定可能な設定手段として、本実施形態では設定変更処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、複数種類の抽選テーブルから1の抽選テーブルを選択する機能、複数種類の選択一覧から1の選択一覧を選択する機能などが挙げられる。
また、例えば、遊技者による所定操作として、本実施形態では遊技球の発射を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、発射ハンドルを操作すること、遊技球を発射する操作、遊技球の発射を停止する操作、遊技機に搭載されたボタン等の操作デバイスの操作、遊技機に搭載されたセンサを感知させる操作、遊技機内に貯留された球を抜く操作などが挙げられる。
ここで、図656を参照して、第34実施形態の遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図656に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63及び右側一般入賞口63a、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口71a及び上側第2始動口71d、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ球が入球可能となる普通電役ユニット72、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる第1非電動役物ユニット54、開放状態となることで上側第2始動口71dへ球が入球可能となる第2非電動役物ユニット552、可動役物23、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、右側一般入賞口63a、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、第1非電動役物ユニット54、第2非電動役物ユニット552、スルーゲート67、普通電役ユニット72、可動役物23、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図583参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図656~図590を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図583参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図592参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図656の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図656の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第34実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64又は一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64又は一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視左側下部(図656の左側下部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が、ベース板60に固定されて配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図592参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
第34実施形態のパチンコ機10では、遊技者がこの特別図柄表示装置37を確認することで、各特別図柄の動的表示の実行状態や各特別図柄の動的表示の保留球数などを判別できるように構成されているため、作用物としての特別図柄表示装置37は、遊技球や第3図柄表示装置81、可動役物23等によって遮蔽され得ないように、遊技盤13の最下段にあたる位置であり、かつ、視認性を確保するために、ベース板60よりも手前であって、遊技盤13の最前面となる位置に配設されている。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第34実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第34実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第34実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第34実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第34実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71a又は71bに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)を開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第34実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常A」と称する場合がある)」、及び、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図596(a)参照)。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常B」と称する場合がある)」が用意されている(図596(b)参照)。
また、第34実施形態において判定される小当たり種別としては、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、小入賞口ユニット73が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、可変入賞装置65が9回、それぞれ開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常C」と称する場合がある)」が用意されている(図597参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い遊技状態(以下、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第34実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、「時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、大当たり種別「通常A」への当選後又は、「通常遊技状態B」の終了後に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態であり、該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで継続される。なお、第34実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される(所謂、特図2優先変動)ように構成されている。
また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によってスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、残存しているすべての第2特別図柄の動的表示の保留球が実行された後に、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
次いで、「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、遊技盤13の正面視右側下部に設けられた普通電役ユニット72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球し易い状態となる。
即ち、「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役ユニット72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を普通電役ユニット72へ入賞させ易く、また、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することに基づいて開放される第1非電動役物ユニット54、又は、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することに基づいて開放される第2非電動役物ユニット552、の、2の非電動役物に入球させ易くなるように構成されている。
また、詳細は後述するが、第34実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット552への遊技球の入球に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されると、高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出可能となるように構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示が実行を開始してから、大当たりが導出されるまでの期間も短時間となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」においては、後述する第3図柄表示装置81で行われる右打ち示唆(例えば、図645(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)に従って右打ち遊技を行うことにより、第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留し、複数回の大当たりを容易に導出可能となるように構成されている。なお、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552の詳細については図586及び図587において、「時間短縮状態」における第3図柄表示装置81での演出内容については図643~図650において、それぞれ後述する。
第34実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図610の時短終了条件テーブル202mで後述)が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立後であって、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後は、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している、若しくは、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば「通常遊技状態B」に移行し、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していない、かつ、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
なお、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第34実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「通常A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第34実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常A」が選択され得て、該大当たり終了後に「通常遊技状態A」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第34実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「通常B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第34実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常B」が選択され得て、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第34実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「通常C」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「通常C」の小当たり及び大当たり終了後には、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示は、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、大当たりに当選することとなる乱数値よりも、小当たりに当選することとなる乱数値の方が選択され易く設定されており、該第2特別図柄の動的表示が実行された場合に小当たりに当選し易いように構成されている(図595にて後述)。
一方、この小当たり種別「通常C」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から10ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
なお、第34実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。また、大当たり遊技の実行中に可変入賞装置65に入賞した場合に、払い出される賞球数の累計を第3図柄表示装置81において表示するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「通常A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「通常A」又は「時短A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「通常C」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「通常B」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、第34実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が「通常遊技状態B」である場合、即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合、「時短機能」が付加されていない遊技状態となるが、第3図柄表示装置81では、右打ち報知演出を継続する報知演出を実行するように構成されている。
具体的には、上述したように、第2特別図柄の動的表示が実行された場合、高確率で小当たり又は大当たりに当選するように構成されている(図595(b)参照)。また、「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示の変動時間は、抽選結果によらず、非常に短くなるように構成されている(即ち、「1秒」(図600~図604参照))。
よって、大当たり状態から「通常遊技状態B」に移行する場合(即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合)、右打ち遊技が推奨される大当たり状態から「通常遊技状態B」へ移行後、約「1秒」で第2特別図柄の動的表示の実行が終了し、再度右打ち遊技が推奨される小当たり状態又は大当たり状態へと移行する。このため、「通常遊技状態B」における滞在期間が非常に短期間であり、該「通常遊技状態B」への移行前及び移行後の遊技状態が右打ち遊技が推奨される遊技状態であるため、第3図柄表示装置81では、「通常遊技状態B」においても右打ち報知演出を継続するように構成されている(図645(d)~図646(c)参照)。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより1個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63及び右側一般入賞口63aが配設されている。右側一般入賞口63aは、後述する可変入賞装置65の、球の流下方向下流側に配設されており、右打ち遊技の実行時に第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合に入賞し得るように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、盤面右側領域の入り口を通過して第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働を向上させることができる。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの入球(以下、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、ベース板60や、後述する可動役物23よりも正面視奥行き方向に配設されている。即ち、特別図柄表示装置37がLED群の表示状態によって各特別図柄の動的表示の抽選結果や遊技状態を報知するのに対し、第3図柄表示装置81は、液晶ディスプレイでの表示内容によって各特別図柄の動的表示の抽選結果や遊技状態の報知を行う。そして、後述する表示制御装置114(図592参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図591参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図591参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第34実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第34実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図591を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図591は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図591(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図591(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第34実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図592参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たり又は小当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態A」において、大当たり種別「通常A」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり後に「通常遊技状態A」に移行する大当たり種別「通常A」に対して、該「通常遊技状態A」よりも有利な遊技状態である「時間短縮状態」に移行することとなる大当たり種別「時短A」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
さらに、第34実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短A」に当選した場合の「リーチ表示」変動演出の実行時点においては、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「時短A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄で「リーチ表示」の変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ない、即ち、大当たり種別「通常A」に当選しているのか、大当たり種別「時短A」に当選しているのかが遊技者には判別し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出を行って大当たり種別「時短A」に当選したことを報知することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図591(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dに入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が青で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図591(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態A」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第34実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第34実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第34実施形態においては、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
また、第3図柄表示装置81において後述する「ノーマルリーチ」演出態様や、「スーパーリーチ」演出態様を実行する場合、大当たり(即ち、各図柄列の第3図柄が揃った状態)を示唆するだけでなく、該「ノーマルリーチ」演出態様や、該「スーパーリーチ」演出態様よりも期待度の高い演出態様への発展を示唆するように構成してもよい。
例えば、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコンと、「スペシャルリーチ」演出態様への発展を示唆する「スペシャル」アイコンと、大当たりを示唆する「大当たり」アイコンと、ハズレを示唆する「ハズレ」アイコンと、を用意し、いずれのアイコンが停止するのかを、ルーレット演出などで遊技者の枠ボタン22の操作によって結果報知するように構成してもよい。
このように構成することで、実行中の特別図柄の変動演出がハズレの結果となる場合であっても、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコン等を停止させることで、遊技者に成功の結果となる演出を体感させることができ、遊技の興趣を高めることができる。
さらに、上述のように複数のアイコン等によっていずれが停止するのかを演出する場合、アイコン等の組み合わせを複数用意することで、該当の演出への興趣を高めることができる。
例えば、ルーレット演出において、4つのアイコンのうち、1つのアイコンを選択するように構成する場合、基本となるアイコンの組み合わせとして、「スーパー」アイコン、「スペシャル」アイコン、「大当たり」アイコン、「ハズレ」アイコンの4つで構成しておき、「ノーマルリーチ」演出態様から「スーパーリーチ」演出態様に発展する変動パターンであれば、「スーパー」アイコンが複数個存在している組み合わせを表示することで、遊技者に対して「スーパーリーチ」演出態様への発展の期待度が高いことを示唆することができる。
また、基本となるアイコンの組み合わせのうち、ルーレット演出としての失敗演出となり得るアイコンを「ハズレ」アイコンの1つのみとし、その他の3のアイコンをルーレット演出としての成功結果となり得るアイコンで構成することで、ルーレット演出が成功結果になり易い演出であることを示唆することができる。
さらに、大当たりが確定する演出として、例えば「大当たり確定リーチ」を用意しておき、「スーパーリーチ」演出態様又は「スペシャルリーチ」演出態様の実行中におけるルーレット演出のアイコンの1つとして「大当たり確定リーチ」アイコンを表示するように構成してもよい。このように構成することで、該ルーレット演出で表示されたアイコンの中に「大当たり確定リーチ」アイコンが存在していることで、該「大当たり確定リーチ」アイコンが選択されれば大当たりが確定するため、遊技者の期待度を効果的に高めることができる。
また、アイコンの組み合わせとして、4つのアイコンに「ハズレ」の選択肢が存在しない組み合わせにすることで、演出結果として「ハズレ」を選択し得ないため、必ずいずれかの成功結果が選択され得るように構成することができる。さらに、4つのアイコンすべてが同じアイコンとなる組み合わせを用意しておけば、例えば、4つのアイコンすべてが「スペシャル」アイコンであれば、「ハズレ」を選択し得ないため、大当たり期待度の高い「スペシャルリーチ」演出態様への発展を確定させることができ、同じように、4つのアイコンすべてが「大当たり確定リーチ」アイコンとすれば、「大当たり確定リーチ」への発展を確定させ、さらに該演出への発展後に大当たりも確定することになり、より興趣を高めることができる。また、これらの期待度の高い組み合わせは、「確率変動状態」等に現出するように構成すると、より効果的となる。
図656に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、可動役物23が設けられている。可動役物23は剣の形状を模しており、初期状態(図656において実線で表示された可動役物23)においては、第3図柄表示装置81の右側に、鉛直方向に縦長に配設されている(以下、可動役物23が初期状態に配設されている位置を「初期位置」と称する場合がある)。そして、可動役物23の下部であり、かつ、奥行き方向に配設されている役物駆動モータ(図示せず)が駆動されることにより、該可動役物23の役物回転軸23aを軸として、可動役物23が第3図柄表示装置81に向かって(即ち、反時計周りに)約80度傾斜するように可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する(以下、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する位置を「可動位置」(図656において点線で表示された可動役物23)と称する場合がある)。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81において実行される、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり演出中に実行される「チャレンジバトル」演出において可動可能となるように構成されており(図645(a)参照)、該可動役物23が可動することで、該「チャレンジバトル」演出が成功結果となることを示唆するように構成されている。
その他、可動役物23は、特別図柄の変動演出中に可動することで、大当たり又は小当たりへの当選期待度が高いことを示唆したり、同じく特別図柄の変動演出中に可動することで、第3図柄表示装置81に表示している第3図柄や保留表示の内容を変化させたり、第3図柄表示装置81において、特別図柄の変動演出や大当たり演出、小当たり演出などが実行されていないデモ演出中に可動させることで、遊技機を選定中の遊技者に対してアピールする演出を行ったりするように構成してもよい。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺と同程度の長さで構成されている。また、可動役物23の可動領域を考慮し、該可動役物23に近接する領域には遊技球の流下領域を配設しないように構成されている。よって、可動役物23付近の遊技球の流下領域は、該可動役物23が初期位置に配設されている状態の右側側方において、遊技球1球が通過可能となる程度の流下領域となるように構成されている。
ここで、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されていた(図585参照)。このため、可動役物23は第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域を避けるように配設されており、該可動役物23の長さは第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺の半分程度の長さで構成されており、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較しても十分な大きさとは言い難いものとなっている。
一方、詳細は後述するが、第34実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット552の動作態様を、第1非電動役物ユニット54の動作態様と異なる構成にすることにより、遊技盤13の右側上方における可動役物23の可動領域を広く確保することが可能となった。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することができる。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、可動役物23の右下方向には、作用物としての第1非電動役物ユニット54が設けられている。この第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第34実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図586を参照して、作用物としての第1非電動役物ユニット54の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図586(a)は、第1非電動役物ユニット54を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図586(b)は、第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図586(c)は、第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図586(a)に示すように、第1非電動役物ユニット54は、第1非電開閉板54aと、下側第2始動口通路71a1と、下側第2始動口スイッチ71a2と、によって構成されている。上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物である。
第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、規定動作として、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図586(c)参照)。そして、規定動作として第1非電開閉板54aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が下側第2始動口71aに入球可能となる。また、第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
下側第2始動口通路71a1は、開放状態の第1非電開閉板54a上を転動してきた遊技球を下側第2始動口スイッチ71a2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、該下側第2始動口通路71a1の左側に下側第2始動口スイッチ71a2が配設されており、該下側第2始動口スイッチ71a2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、下側第2始動口スイッチ71a2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図586(b)を参照して、第1非電動役物ユニット54の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合、第1非電開閉板54aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が、第1非電動役物ユニット54の上流側に配設されている第2非電動役物ユニット552(図656参照)を通過して鉛直方向下側へと流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第1非電開閉板54aによって流下方向が変化することなく、スルーゲート67を通過して普通電役ユニット72側へと流下していく。
一方、図586(c)に示すように、作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合、第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第1非電開閉板54a上を転動して正面視左側方向へと流下していき、下側第2始動口通路71a1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口スイッチ71a2によって入球を検知され、第1非電動役物ユニット54から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第34実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されて図586(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
図656に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、作用物としての第1非電動役物ユニット54の上流側には、実動体としての第2非電動役物ユニット552が設けられている。実動体としての第2非電動役物ユニット552は、第1非電動役物ユニット54と同様に電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、後述する普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第2非電動役物ユニット552内に所定数の遊技球(第34実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図657を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット552の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図657(a)は、第2非電動役物ユニット552を図656の拡大図B(図656の下部)に示すとおり、LXXVaの方向から見た場合における模式的断面図であり、図657(b)は、第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図657(c)は、第2非電動役物ユニット552が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図657(a)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット552は、第2非電出没板552aと、上側第2始動口通路71d1と、上側第2始動口スイッチ71d2と、によって構成されている。上述したように、第2非電動役物ユニット552は電気的に駆動制御されない役物である。
実動体としての第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、後述する普通電役ユニット72内の流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが遊技盤13の手前(図657(a)の左方向)へと水平方向に開放(突出)されるように構成されている(図657(c)参照)。この第2非電出没板552aが突出することによって、右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71dに入球可能となる。また、第2非電動役物ユニット552内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖(没入)されるように構成されている。
上側第2始動口通路71d1は、第2非電動役物ユニット552内に入球した球を遊技盤13の手前側から奥側(図657(a)の左側から右側)へと遊技球を転動させるための通路であり、奥側(図657(a)の右側)へ進むにつれて鉛直下方向へ傾斜している。そして、該上側第2始動口通路71d1の奥側に上側第2始動口スイッチ71d2が配設されており、検知部としての上側第2始動口スイッチ71d2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、上側第2始動口スイッチ71d2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図657(b)を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット552の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合、第2非電出没板552aは遊技盤13の奥行き方向(図657(b)の右方向)に没入した状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット552内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合、右打ち遊技で発射された球は閉鎖状態となっている第2非電出没板552aによって流下方向が変化することなく、第1非電動役物ユニット54側(図656参照)へと流下していく。
一方、図657(c)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット552が開放状態である場合、第2非電出没板552aが遊技盤13の正面視手前方向(図657(c)の左方向)へと突出して開放されるため、右打ち遊技で発射された球は突出状態となっている第2非電出没板552a上を転動して遊技盤13の正面視奥行き方向(図657(c)の右方向)へと流下していき、上側第2始動口通路71d1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる上側第2始動口スイッチ71d2によって入球を検知され、第2非電動役物ユニット552から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第2非電動役物ユニット552内に所定数の遊技球(第34実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖(没入)されて図657(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット552内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
ここで、上述したように、第31実施形態の第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55は、該第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を構成するすべての部位がベース板60の正面視手前側に配設されているため、同じくベース板60の正面視手前側に配設される可動役物23とは、正面視した場合において同一の遊技領域には配設し得ないように構成されていた。
このため、第31実施形態における可動役物23は、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設されている領域を避けるように配設する必要があり、第31実施形態の可動役物23は、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較すると十分な大きさとは言い難い大きさであった。
一方、第34実施形態の第2非電動役物ユニット552は、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552a、上側第2始動口通路71d1及び上側第2始動口スイッチ71d2が遊技盤13に対して奥行き方向に構成されており、ベース板60よりも正面視奥側に配設されている。そして、該第2非電動役物ユニット552内に入球した球が遊技盤13に対して奥行き方向へと転動するように構成されている。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技の興趣を向上することができる。また、遊技盤13右側の領域内に、球の流下通路と、各入球口(即ち、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63a)と、可動役物23と、を効率よく配設することができる。
また、詳細は後述するが、第34実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の球が第1非電動役物ユニット54を開放することとなる作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、2球目の球が第2非電動役物ユニット552を開放することとなる流入口としての第2非電動役物始動口77に入球し易いように構成されている。
よって、「時間短縮状態」において第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552が開放する場合、最初に規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され易く、その後、指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放され易いように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が第2非電動役物ユニット552内の上側第2始動口71dに誘導され得る状況である場合、作用物としての第1非電動役物ユニット54には2の遊技球が入球済みとなっている可能性が高く、その後に発射される遊技球は第2非電動役物ユニット552に入球することが遊技者にとって最も有利な状況となる。従って、第2非電動役物ユニット552を第1非電動役物ユニット54よりも球の流下方向上流側に配設することで、指定動作として第2非電動役物ユニット552の開放時に発射された球を最短で該第2非電動役物ユニット552に入球させることができる。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、効率的に第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に球を入球させることができ、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができる。
その結果、大当たり遊技が終了して「時間短縮状態」に移行し、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆した場合に(図647(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)、遊技者が遊技方法に戸惑うことなく第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留することができ、円滑に「連荘状態」を遊技することができる。
図656に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側であって、第1非電動役物ユニット54の正面視下側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ67a(図592参照)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
スルーゲート67の正面視下側には、普通電役ユニット72が配設されている。詳細は後述するが、普通電役ユニット72内には第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は存在せず、上述した第1非電動役物ユニット54の始動口である第1非電動役物始動口76、及び、第2非電動役物ユニット552の始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。即ち、第34実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552を開放させるように構成されている。
ここで、第34実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留可能となるように構成されている。
詳細に説明すると、第34実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72は1の開放動作のみ実行可能となるように構成されている。さらに該普通電役ユニット72は、1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されている(図611参照)。
従って、「時間短縮状態」に移行後、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球すると、作用口としての第1非電動役物始動口76及び流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球する(図588~図590にて後述)。そして、普通電役ユニット72に2の球が入球することで、該普通電役ユニット72は開放動作を終了する。
また、上述したように、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されると、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球可能となり、下側第2始動口スイッチ71a2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
さらに、上述したように、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって実動体としての第2非電動役物ユニット552が開放されると、該第2非電動役物ユニット552内に2の遊技球が入球可能となり、上側第2始動口スイッチ71d2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
ここで、図588~図590を参照して、普通電役ユニット72の構成、駆動態様および球の流下態様について説明する。図588は、普通電役ユニット72を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図589及び図590は、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
図588に示すように、普通電役ユニット72は、主に、普通電役開閉板72a、普通電役スイッチ72b、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77によって構成されている。また、入球口切換弁75は左側傾斜部75a及び右側傾斜部75bによって構成されている。
動作体としての普通電役開閉板72aは、普通図柄の可変表示結果に応じて普通電役ソレノイド72j(図592参照)によって開放状態又は閉鎖状態に駆動制御される。普通電役ユニット72が開放状態となる場合、動作体としての普通電役開閉板72aは、正面視左方向へと約60度傾倒して開放される(図589(a)参照)。この普通電役開閉板72aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が進入部としての普通電役ユニット72に入球可能となる。
また、第34実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」では、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ないように構成することで(図611(a)参照)、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態となり得ないようにし、「時間短縮状態」より普通電役ユニット72へ入賞し難いように構成する。一方、「時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)(図611(a)参照)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」より当たりに当選し易くすることで、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態とし易くし、進入部としての普通電役ユニット72へ容易に入賞し得るように構成する。
なお、「時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役開閉板72aが開放される時間や、1回の普通図柄の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を変更するものとしても良い。具体的には、「時間短縮状態」において、普通電役開閉板72aが開放される時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役開閉板72aの開放時間の長時間化と、普通電役開閉板72aの開放回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第34実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に普通電役ユニット72が所定時間又は最大入賞個数(第34実施形態では「2個」)に達するまで作動状態となり、所定図柄以外(第34実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役ユニット72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の正面視下方右側に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第34実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
前提条件として普通図柄の可変表示で当たりに当選し、普通電役開閉板72aが開放状態となり、進入部としての普通電役ユニット72内に流入した球は、該普通電役ユニット72内に設けられた普通電役スイッチ72b(図592参照)によって検知されることで、1個の球が賞球として払い出されるように構成されている。また、普通電役ユニット72は、前提条件として普通図柄の可変表示で当たりが導出された場合の1の開放動作における最大入賞個数が「2個」に設定されており(図611(c)参照)、普通電役スイッチ72bによって「2個」の入賞が検知されると、普通電役開閉板72aは閉鎖状態となり、普通電役ユニット72の1の開放動作を終了するように構成されている。また、普通電役スイッチ72bは普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設されており、普通電役ユニット72に入球した球を即座に検知可能となるように構成されている。
ここで、仮に、普通電役ユニット72の1の開放動作において、最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞が発生した場合を想定する。上述したように、第34実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」へ移行した場合、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるように構成されているが、普通電役ユニット72の1の開放動作において最大入賞個数を超える入賞が発生した場合、第2特別図柄の動的表示が4回以上実行可能となってしまう可能性があり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
詳細に説明すると、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72に遊技球が入球すると、1球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易く、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球が2個貯留され、第1非電動役物ユニット54は閉鎖する。
また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が可動し、普通電役ユニット72に入球した2球目の球は第2非電動役物始動口77へと誘導され易くなる。そして、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放され、該第2非電動役物ユニット552に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、第2非電動役物ユニット552は閉鎖する。
さらに、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2球目の球が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が再度可動して普通電役ユニット72の開放開始時の状態に戻るため、次に普通電役ユニット72に入球した3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易い状態となる。
ここで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71aに遊技球が入球すると、第2特別図柄の動的表示は即座に実行を開始する。よって、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されて該第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球すると、1球目の入球によって第2特別図柄の動的表示が即座に実行され、2球目の入球によって第2特別図柄の動的表示の保留球が1個貯留された状態となり得る。さらに、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球によって、指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放されて該第2非電動役物ユニット552内に2の球が入球すると、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、合計で3個貯留された状態となる。
従って、この状態で進入部としての普通電役ユニット72に3球目の球が入球すると、該3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が再度開放され、該第1非電動役物ユニット54内に遊技球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球は、保留球数の最大値である4個となる。
即ち、普通電役ユニット72の1の開放動作において、進入部としての普通電役ユニット72に2の球が入球した場合は、作用物としての第1非電動役物ユニット54への2の入球と、実動体としての第2非電動役物ユニット552への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるが、普通電役ユニット72の1の開放動作において、該普通電役ユニット72に3の球が入球した場合は、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、第2非電動役物ユニット552への2の入球と、さらに、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が少なくとも5回実行可能となる。
詳細は後述するが、第34実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示は高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を導出可能となるように構成されているため(図595(b)参照)、第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加してしまうと、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、普通電役スイッチ72bを普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設することにより、普通電役ユニット72の1の開放動作における最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞を抑制することができ、遊技仕様の想定以上の出玉を抑制することができる。なお、詳細は後述するが、第34実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」における普通電役ユニット72の開放動作は1度のみとなるように構成されている。
普電内経路72mは、鉛直方向に縦長に形成されており、該普電内経路72mの幅は1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、進入部としての普通電役ユニット72内に複数の球が連続して入球した場合であっても、該複数の球が平行して入球口切換弁75側に流下していくことはなく、1球ずつ順に流下していく。
切替弁落下点72nは、普電内経路72mを通過した球が到達する普通電役ユニット72内の経路の一部であり、後述する入球口切換弁75に向けて球が流下していく直前の地点である。この切替弁落下点72nは、普電内経路72mと同様に、1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下した球は、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している場合には、左側傾斜部75aと接触し(図589(c)参照)、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している場合には、右側傾斜部75bと接触する(図590(a)参照)ように構成されている。
案内装置としての入球口切換弁75は、切替弁落下点72nを通過した遊技球を、後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に誘導するための振り分け弁である。この入球口切換弁75は切替装置として主制御装置110によって電気的に制御されており、所定態様である初期状態においては第2非電動役物始動口77の上部に位置している(以下、第2非電動役物始動口77の上部を「第1位置」と称する場合がある)。
また、詳細は後述するが、並列して配設されている第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されている。さらに、上述したように、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。このため、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置にある場合、切替弁落下点72nから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の左側傾斜部75aに接触し、該球が左側傾斜部75a上を左側へと転動して第1非電動役物始動口76へと誘導される(図589(c)参照)。そして、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)がオンされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部(以下、第1非電動役物始動口76の上部を「第2位置」と称する場合がある)に移動するように構成されている。
また、案内装置としての入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部である第2位置にある場合、入球口切換弁75から流下してくる遊技球は入球口切換弁75の右側傾斜部75bに接触し、該球が右側傾斜部75b上を右側へと転動して第2非電動役物始動口77へと誘導される(図590(a)参照)。そして、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知された場合、又は、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過した場合、のいずれかの場合に入球口切換弁ソレノイド75cがオフされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に戻るように構成されている。
作用口としての第1非電動役物始動口76は、該第1非電動役物始動口76に遊技球が入球することで第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aを開放する始動口であり、第1非電動役物始動口スイッチ76aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第1非電動役物始動口76は切替弁落下点72nの中心位置から正面視左側に配設されている。
さらに、上述したように、作用物としての第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。なお、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
流入口としての第2非電動役物始動口77は、該第2非電動役物始動口77に遊技球が入球することで第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aを開放する始動口であり、第2非電動役物始動口スイッチ77aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第2非電動役物始動口77は切替弁落下点72nの中心位置から正面視右側に配設されている。
さらに、上述したように、実動体としての第2非電動役物ユニット552は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。なお、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
第34実施形態のパチンコ機10では、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77の構成により、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の遊技球を第1非電動役物始動口76へ、2球目の遊技球を第2非電動役物始動口77へ、それぞれ入球可能となるように構成されている。
次いで、図589及び図590を参照して、普通電役ユニット72内に入球した遊技球の流下態様について説明する。図589及び図590は、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
より詳細には、図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図589(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球A1が転動している状態である。
よって、図589(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示している。
次いで、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示している。切替弁落下点72nを通過した1球目の球A1は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図589(c)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置、即ち、第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた1球目の球A1は、案内装置としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。一方、2球目の球A2は、普通電役ユニット72に入球する状態となっている。
次いで、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示している。1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。また、1球目の球A1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となる(図586(c)参照)。さらに、普通電役ユニット72内に入球した2球目の球A2は普電内経路72mに進入した状態となっている。
次いで、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示している。切替弁落下点72nを通過した2球目の球A2は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して案内装置としての入球口切換弁75と接触する。このとき、案内装置としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた2球目の球A2は、案内装置としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が、切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球A2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となる(図587(c)参照)。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
図656に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図592参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
普通電役ユニット72の球の流下方向下流側であって、該普通電役ユニット72の正面視左側には小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図592参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73f(図592参照)と、特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球が突出状態の小入賞口開閉板73a上を転動し、可変入賞装置65側へと流下していくように構成されている。そして、第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図592参照)によって遊技盤13盤面内へと没入駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球は小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。また、小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第34実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図606参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図606参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視右側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第34実施形態では、小入賞口ユニット73の開放時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第34実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図597参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側であって、該小入賞口ユニット73の正面視左側には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
可変入賞装置65の球の流下方向下流側であって、該可変入賞装置65の正面視左側には、球が入球することにより1個の球が賞球として払い出される右側一般入賞口63aが配設されている。この右側一般入賞口63aは、右打ち遊技で発射した球が入球し得る第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65の流下方向下流側に配設されているため、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入球しなかった球が入球し得る。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、該右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aの正面視上方には壁部79が配設されている。この壁部79は、遊技盤13から水平方向に板状に形成されており、第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aの下部(回転軸部)から右側一般入賞口63aの上方まで、円弧状に連続して形成されている。
また、壁部79の左側先端部は、第1始動口64の下方まで達しているため、左打ち遊技で発射した球が第1始動口64に入球せずに該第1始動口64の左右から流下した場合、該球は壁部79上を左下方向へと転動し、該壁部79上を転動しきって後述するアウト口66へと入球する。よって、壁部79により、左打ち遊技で発射した球は、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aへは入球不可又は困難となるように構成されている。
さらに、右打ち遊技で発射した球が、例えば、スルーゲート67及び普通電役ユニット72を通過し、閉鎖状態の小入賞口開閉板73aと勢いよく接触して飛び跳ねた場合、該球は壁部79の下側の面と接触して小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上に落下し、小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上を転動して右側一般入賞口63a方向へと流下していく。よって、壁部79により、右打ち遊技で発射した球は、第1始動口64、又は、遊技盤13の正面視左下側に配設された一般入賞口63へは入球不可又は困難となるように構成されている。
次いで、第3図柄表示装置81の左側下方には風車が配設されている。風車は、主に、軸部と羽根部とで構成されている。羽根部には中心軸線方向に貫通する貫通孔が形成されており、軸部が羽根部の貫通孔に挿通され、該軸部が遊技盤13に植設されることにより、風車の羽根部が回転自在となるように構成されている。また、羽根部は3の羽根によって構成されており、該3の羽根は、軸部の中心から外径方向に向かって延びる形で等間隔に(即ち、それぞれの羽根が120度の角度で)形成されている。
よって、遊技領域に発射された遊技球が流下し、風車上方に配設された寄り釘領域を通過し、風車と衝突する場合、羽根部が静止している状態において寄り釘から遊技球が流下すると、羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に遊技球を引導可能となる。
また、寄り釘から遊技球が連続して流入する場合、1球目の遊技球が羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に1球目の遊技球を引導可能とし、さらに、羽根部が回転している状態において、2球目の遊技球が羽根部の他面と衝突することにより、風車左側領域に遊技球を引導可能に構成されている
さらに、羽根部が回転する場合、いずれの方向(即ち、時計回り又は反時計回り)にも回転可能に構成されているため、遊技球が羽根部と衝突した場合の流下方向は左右いずれの方向にも引導可能となる。
遊技盤13の下側における右方向の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図583参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71a,71b,72,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71a,71b,72,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
以上、説明したように、第34実施形態のパチンコ機10では、右打ち遊技によって発射した球が入球可能となる位置に普通電役ユニット72を配設し、該普通電役ユニット72内に入球した球が入球可能な第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77を配設する。また、普通電役ユニット72内に入球した球の流下方向を振り分ける入球口切換弁75を配設し、該普通電役ユニット72に入球した1球目の球を第1非電動役物始動口76に、2球目の球を第2非電動役物始動口77に入球可能となるように構成する。
さらに、右打ち遊技によって発射した球が入球可能な位置に第1非電動役物ユニット54を配設し、該第1非電動役物ユニット54内に入球した球が入球可能な下側第2始動口71aを配設する。そして、普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76に球が入球することで、第1非電動役物ユニット54が開放可能となるように構成する。
また、右打ち遊技によって発射した球が入球可能な位置であって、第1非電動役物ユニット54と異なる動作態様に構成された第2非電動役物ユニット552を配設し、該第2非電動役物ユニット552内に入球した球が入球可能な上側第2始動口71dを配設する。そして、普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77に球が入球することで、第2非電動役物ユニット552が開放可能となるように構成する。
さらに、「時間短縮状態」における普通図柄の可変表示の実行時間を「0.1秒」、「時間短縮状態」における第2特別図柄の動的表示の変動時間も短く(即ち、「5秒」又は「1秒」)構成し、「時間短縮状態」において大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)に当選した場合の大当たりオープニング時間及びエンディング時間を「0.05秒」となるように構成する。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、普通電役ユニット72に2の球を入球させ、下側第2始動口71a及び上側第2始動口71dに球を入球させることができ、即座に大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出することができる。さらに、該大当たりの実行後においても、貯留した第2特別図柄の動的表示の保留球を実行することで、即座に次の大当たりを導出することができる。
その結果、「時間短縮状態」に移行した場合に、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆するだけで遊技仕様通りに第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができ、遊技者は「時間短縮状態」における遊技仕様についての詳細を把握していなくても、右打ち遊技を実行するだけで容易に「連荘」を実行することができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
また、第34実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552a、上側第2始動口通路71d1及び上側第2始動口スイッチ71d2を遊技盤13に対して奥行き方向に配設し、ベース板60よりも正面視奥側に配設する。そして、該第2非電動役物ユニット552内に入球した球が遊技盤13に対して奥行き方向へと転動するように構成する。
このように構成することで、遊技盤13右側の限られた領域内に、球の流下通路と、各入球口(即ち、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63a)と、可動役物23と、を効率よく配設することができる。また、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技の興趣を向上することができる。
その他、第34実施形態におけるパチンコ機10は、第31実施形態乃至第33実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第35実施形態>
次いで、図658~図664を参照して、本発明を適用した第35実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第35実施形態のパチンコ機10について、第31実施形態及び第34実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第35実施形態のパチンコ機10の説明において、第31実施形態及び第34実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第31実施形態及び第34実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に、主に、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77を配設し、該普通電役ユニット72内に2の球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を開放させるように構成されていた。
このように構成することで、右打ち遊技を実行する「時間短縮状態」において、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることが可能であるものの、普通電役ユニット72内に入球した球がイレギュラーな流下態様となった場合に対する対策が十分とは言い難く、該普通電役ユニット72内の構成について、さらなる向上が求められる。
具体的には、例えば、普通電役ユニット72内に2の球が連続して入球した場合に、1球目の球が第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知され、入球口切換弁75が第1位置(第2非電動役物始動口77の上部)から第2位置(第1非電動役物始動口76の上部)へと移動している最中において、2球目の球が入球口切換弁75側へと流下していき、該2球目の球が想定通り、第2非電動役物始動口77に入球し得ない状況になることが考えられる。
第35実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、普通電役ユニット72内における不測の事態を考慮し、想定通りに遊技球が入球し得ない場合における対応を可能とした遊技機を提供することを目的としている。
より具体的には、例えば、第35実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内において、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し得ない場合を想定した球の流下経路及び排出口を設け、想定通りに遊技球が入球し得ない場合における対応を可能とした遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第35実施形態のパチンコ機10は、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、前記流入部から流入した遊技球が前記第1入球部にも前記第2入球部にも入球しなかった場合に入球可能な排出口を備えた。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、流入部としての進入部を備え、所定条件としての前提条件を備え、第1可動体としての動作体を備え、第2可動体としての作用物を備え、所定の動作としての規定動作を備え、第1入球部としての作用口を備え、第1検出部としての検知部を備え、第3可動体としての実動体を備え、特定の動作としての指定動作を備え、第2入球部としての流入口を備え、第2検出部としての感知部を備え、誘導手段としての案内装置を備え、第1状態としての所定態様を備え、第2状態としての特定態様を備え、切替手段としての切替装置を備え、排出口としての放出部を備える。
なお、例えば、遊技球を流入させる流入部として、本実施形態では普通電役ユニット72への入球部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口等でもよい。
また、例えば、特定の動作として、本実施形態では、第2非電動役物ユニット55の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、特定の動作を実行可能な第3可動体として、本実施形態では第2非電動役物ユニット55を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
また、例えば、誘導手段の状態を切り替える切替手段として、本実施形態では入球口切換弁75の駆動制御を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける駆動制御や、球が流入することにより流路が切り替わる駆動制御、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な駆動制御、球が特定の入球口へ入球可能とする駆動制御、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な駆動制御などが挙げられる。
さらに、例えば、所定の動作として、本実施形態では、第1非電動役物ユニット54の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、例えば、所定条件として、本実施形態では普通図柄の可変表示の当たり当選を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
なお、例えば、遊技球の入球を検出するための第1検出部又は第2検出部として、本実施形態では第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、入球が検知されることで特別図柄の動的表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで普通図柄の可変表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで遊技者に一定の賞球を付与することとなるスイッチ、入球が検知されることで大当たり遊技状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで確率変動状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されないことで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されることで遊技に関する一定の情報を示唆可能とするスイッチ、入球が検知されることで特定の可動物に特定の動作を実行可能とするスイッチなどが挙げられる。
さらに、例えば、所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素として、本実施形態では小当たりを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与可能となる要素、有利な遊技状態に移行可能となる要素、変動演出における1演出の結果が失敗と判断し得ない要素、遊技者にとって有益な情報を付与可能な要素などが挙げられる。
また、例えば、選択要素を選択可能な所定一覧として、本実施形態では大当たり乱数テーブル202aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果を抽出し得る一覧、普通図柄の可変表示の抽選結果を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の終了条件として抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の停止パターンを抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の実行期間を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の継続回数を抽出し得る一覧、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素を抽出し得る一覧などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が入球する第2入球部として、本実施形態では第2非電動役物始動口77を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
また、例えば、所定の動作を実行可能な第2可動体として、本実施形態では第1非電動役物ユニット54を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体として、本実施形態では普通電役開閉板72aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置への入球を可能とする開閉板や、小入賞口への入球を可能とする開閉板、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、遊技者の操作によって遊技球が流入可能となる振分手段、或いは、遊技者の操作によって遊技球が発射可能となる発射駆動源などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が入球する第1入球部として、本実施形態では第1非電動役物始動口76を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、普通図柄に当選することで入球可能となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
さらに、例えば、所定一覧から抽出手段によって抽出され得る選択要素として、本実施形態では大当たり、小当たり又はハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果として抽出され得る要素、普通図柄の可変表示の抽選結果として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果として抽出され得る要素、特定の遊技状態の終了条件として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の停止パターンとして抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の実行期間として抽出され得る要素、特定の遊技状態の継続回数として抽出され得る要素、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素などが挙げられる。
また、例えば、遊技球を所定流路に誘導する誘導手段として、本実施形態では入球口切換弁75を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける構造物や、球が流入することにより流路が切り替わる構造物、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な構造物、球が特定の入球口へ入球可能とする構造物、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な構造物などが挙げられる。
さらに、例えば、第1状態又は第2状態として、本実施形態では入球口切換弁75の初期状態又は入球口切換弁75の駆動状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技機の電源投入前における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入直後における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入前の状態、遊技機の電源投入後の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動前の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動後の状態、特別図柄の動的表示が実行されていない待機状態における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の実行中における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の停止時における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、普通図柄の可変表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、遊技球が特定の入球口に入球することに基づいて可動体が可動した状態、複数の可動体が、上記のいずれかの状態にある場合などが挙げられる。
また、例えば、所定一覧の中から1の選択要素を抽出可能な抽出手段として、本実施形態では大当たり乱数の抽出処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり乱数カウンタの抽出処理、大当たり種別カウンタの抽出処理、小当たり種別カウンタの抽出処理、停止パターン選択カウンタの抽出処理、変動種別カウンタの抽出処理、普図当たりカウンタの抽出処理、転落乱数カウンタの抽出処理、変動演出を決定するための抽選カウンタの抽出処理などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技を進行する進行手段として、本実施形態では変動開始処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の実行を進行する手段、普通図柄の可変表示の実行を進行する手段、特別図柄の動的表示の変動演出を進行する手段、遊技者による遊技を実行可能に進行する手段などが挙げられる。
また、例えば、通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態として、本実施形態では「時間短縮状態」を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、小当たりRUSH状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技状態を変更可能な遊技状態変更手段として、本実施形態では時短フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり確率を変更可能なフラグ、普通図柄の可変表示の当たり確率を変更可能なフラグ、普通電役の開放時間を変更可能なフラグなどが挙げられる。
また、例えば、所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素として、本実施形態ではハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与し得ない要素、変動演出における1演出の結果が失敗となる要素などが挙げられる。
さらに、例えば、複数種類の設定一覧から1の設定一覧を設定可能な設定手段として、本実施形態では設定変更処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、複数種類の抽選テーブルから1の抽選テーブルを選択する機能、複数種類の選択一覧から1の選択一覧を選択する機能などが挙げられる。
また、例えば、遊技者による所定操作として、本実施形態では遊技球の発射を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、発射ハンドルを操作すること、遊技球を発射する操作、遊技球の発射を停止する操作、遊技機に搭載されたボタン等の操作デバイスの操作、遊技機に搭載されたセンサを感知させる操作、遊技機内に貯留された球を抜く操作などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球を排出するための排出口として、本実施形態では普通電役ユニット内排出口78を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技球が入球可能な入球領域から遊技機外へ流出させる領域、賞球として払い出された遊技球を遊技機外へ流出させる領域、遊技領域内のいずれかの流入箇所から遊技機外へ流出させる領域などが挙げられる。
ここで、図658を参照して、第35実施形態の遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図658に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63及び右側一般入賞口63a、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口71a及び上側第2始動口71d、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ球が入球可能となる普通電役ユニット72、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる第1非電動役物ユニット54、開放状態となることで上側第2始動口71dへ球が入球可能となる第2非電動役物ユニット552、可動役物23、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、右側一般入賞口63a、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、第1非電動役物ユニット54、第2非電動役物ユニット552、スルーゲート67、普通電役ユニット72、可動役物23、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図583参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図658~図590を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図583参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図592参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図658の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図658の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第35実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64又は一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64又は一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視左側下部(図658の左側下部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が、ベース板60に固定されて配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図592参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
第35実施形態のパチンコ機10では、遊技者がこの特別図柄表示装置37を確認することで、各特別図柄の動的表示の実行状態や各特別図柄の動的表示の保留球数などを判別できるように構成されているため、作用物としての特別図柄表示装置37は、遊技球や第3図柄表示装置81、可動役物23等によって遮蔽され得ないように、遊技盤13の最下段にあたる位置であり、かつ、視認性を確保するために、ベース板60よりも手前であって、遊技盤13の最前面となる位置に配設されている。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第35実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第35実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第35実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第35実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第35実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71a又は71bに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)を開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第35実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常A」と称する場合がある)」、及び、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図596(a)参照)。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常B」と称する場合がある)」が用意されている(図596(b)参照)。
また、第35実施形態において判定される小当たり種別としては、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、小入賞口ユニット73が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、可変入賞装置65が9回、それぞれ開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常C」と称する場合がある)」が用意されている(図597参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い遊技状態(以下、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第35実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、「時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、大当たり種別「通常A」への当選後又は、「通常遊技状態B」の終了後に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態であり、該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで継続される。なお、第35実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される(所謂、特図2優先変動)ように構成されている。
また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によってスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、残存しているすべての第2特別図柄の動的表示の保留球が実行された後に、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
次いで、「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、遊技盤13の正面視右側下部に設けられた普通電役ユニット72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球し易い状態となる。
即ち、「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役ユニット72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を普通電役ユニット72へ入賞させ易く、また、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することに基づいて開放される第1非電動役物ユニット54、又は、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することに基づいて開放される第2非電動役物ユニット552、の、2の非電動役物に入球させ易くなるように構成されている。
また、詳細は後述するが、第35実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット552への遊技球の入球に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されると、高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出可能となるように構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示が実行を開始してから、大当たりが導出されるまでの期間も短時間となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」においては、後述する第3図柄表示装置81で行われる右打ち示唆(例えば、図645(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)に従って右打ち遊技を行うことにより、第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留し、複数回の大当たりを容易に導出可能となるように構成されている。なお、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552の詳細については図586及び図587において、「時間短縮状態」における第3図柄表示装置81での演出内容については図643~図650において、それぞれ後述する。
第35実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図610の時短終了条件テーブル202mで後述)が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立後であって、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後は、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している、若しくは、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば「通常遊技状態B」に移行し、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していない、かつ、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
なお、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第35実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「通常A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第35実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常A」が選択され得て、該大当たり終了後に「通常遊技状態A」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第35実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「通常B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第35実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常B」が選択され得て、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第35実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「通常C」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「通常C」の小当たり及び大当たり終了後には、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示は、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、大当たりに当選することとなる乱数値よりも、小当たりに当選することとなる乱数値の方が選択され易く設定されており、該第2特別図柄の動的表示が実行された場合に小当たりに当選し易いように構成されている(図595にて後述)。
一方、この小当たり種別「通常C」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から10ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
なお、第35実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。また、大当たり遊技の実行中に可変入賞装置65に入賞した場合に、払い出される賞球数の累計を第3図柄表示装置81において表示するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「通常A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「通常A」又は「時短A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「通常C」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「通常B」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、第35実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が「通常遊技状態B」である場合、即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合、「時短機能」が付加されていない遊技状態となるが、第3図柄表示装置81では、右打ち報知演出を継続する報知演出を実行するように構成されている。
具体的には、上述したように、第2特別図柄の動的表示が実行された場合、高確率で小当たり又は大当たりに当選するように構成されている(図595(b)参照)。また、「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示の変動時間は、抽選結果によらず、非常に短くなるように構成されている(即ち、「1秒」(図600~図604参照))。
よって、大当たり状態から「通常遊技状態B」に移行する場合(即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合)、右打ち遊技が推奨される大当たり状態から「通常遊技状態B」へ移行後、約「1秒」で第2特別図柄の動的表示の実行が終了し、再度右打ち遊技が推奨される小当たり状態又は大当たり状態へと移行する。このため、「通常遊技状態B」における滞在期間が非常に短期間であり、該「通常遊技状態B」への移行前及び移行後の遊技状態が右打ち遊技が推奨される遊技状態であるため、第3図柄表示装置81では、「通常遊技状態B」においても右打ち報知演出を継続するように構成されている(図645(d)~図646(c)参照)。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより1個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63及び右側一般入賞口63aが配設されている。右側一般入賞口63aは、後述する可変入賞装置65の、球の流下方向下流側に配設されており、右打ち遊技の実行時に第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合に入賞し得るように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、盤面右側領域の入り口を通過して第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働を向上させることができる。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの入球(以下、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、ベース板60や、後述する可動役物23よりも正面視奥行き方向に配設されている。即ち、特別図柄表示装置37がLED群の表示状態によって各特別図柄の動的表示の抽選結果や遊技状態を報知するのに対し、第3図柄表示装置81は、液晶ディスプレイでの表示内容によって各特別図柄の動的表示の抽選結果や遊技状態の報知を行う。そして、後述する表示制御装置114(図592参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図591参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図591参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第35実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第35実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図591を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図591は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図591(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図591(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第35実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図592参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たり又は小当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態A」において、大当たり種別「通常A」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり後に「通常遊技状態A」に移行する大当たり種別「通常A」に対して、該「通常遊技状態A」よりも有利な遊技状態である「時間短縮状態」に移行することとなる大当たり種別「時短A」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
さらに、第35実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短A」に当選した場合の「リーチ表示」変動演出の実行時点においては、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「時短A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄で「リーチ表示」の変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ない、即ち、大当たり種別「通常A」に当選しているのか、大当たり種別「時短A」に当選しているのかが遊技者には判別し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出を行って大当たり種別「時短A」に当選したことを報知することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図591(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dに入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が青で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図591(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態A」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第35実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第35実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第35実施形態においては、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
また、第3図柄表示装置81において後述する「ノーマルリーチ」演出態様や、「スーパーリーチ」演出態様を実行する場合、大当たり(即ち、各図柄列の第3図柄が揃った状態)を示唆するだけでなく、該「ノーマルリーチ」演出態様や、該「スーパーリーチ」演出態様よりも期待度の高い演出態様への発展を示唆するように構成してもよい。
例えば、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコンと、「スペシャルリーチ」演出態様への発展を示唆する「スペシャル」アイコンと、大当たりを示唆する「大当たり」アイコンと、ハズレを示唆する「ハズレ」アイコンと、を用意し、いずれのアイコンが停止するのかを、ルーレット演出などで遊技者の枠ボタン22の操作によって結果報知するように構成してもよい。
このように構成することで、実行中の特別図柄の変動演出がハズレの結果となる場合であっても、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコン等を停止させることで、遊技者に成功の結果となる演出を体感させることができ、遊技の興趣を高めることができる。
さらに、上述のように複数のアイコン等によっていずれが停止するのかを演出する場合、アイコン等の組み合わせを複数用意することで、該当の演出への興趣を高めることができる。
例えば、ルーレット演出において、4つのアイコンのうち、1つのアイコンを選択するように構成する場合、基本となるアイコンの組み合わせとして、「スーパー」アイコン、「スペシャル」アイコン、「大当たり」アイコン、「ハズレ」アイコンの4つで構成しておき、「ノーマルリーチ」演出態様から「スーパーリーチ」演出態様に発展する変動パターンであれば、「スーパー」アイコンが複数個存在している組み合わせを表示することで、遊技者に対して「スーパーリーチ」演出態様への発展の期待度が高いことを示唆することができる。
また、基本となるアイコンの組み合わせのうち、ルーレット演出としての失敗演出となり得るアイコンを「ハズレ」アイコンの1つのみとし、その他の3のアイコンをルーレット演出としての成功結果となり得るアイコンで構成することで、ルーレット演出が成功結果になり易い演出であることを示唆することができる。
さらに、大当たりが確定する演出として、例えば「大当たり確定リーチ」を用意しておき、「スーパーリーチ」演出態様又は「スペシャルリーチ」演出態様の実行中におけるルーレット演出のアイコンの1つとして「大当たり確定リーチ」アイコンを表示するように構成してもよい。このように構成することで、該ルーレット演出で表示されたアイコンの中に「大当たり確定リーチ」アイコンが存在していることで、該「大当たり確定リーチ」アイコンが選択されれば大当たりが確定するため、遊技者の期待度を効果的に高めることができる。
また、アイコンの組み合わせとして、4つのアイコンに「ハズレ」の選択肢が存在しない組み合わせにすることで、演出結果として「ハズレ」を選択し得ないため、必ずいずれかの成功結果が選択され得るように構成することができる。さらに、4つのアイコンすべてが同じアイコンとなる組み合わせを用意しておけば、例えば、4つのアイコンすべてが「スペシャル」アイコンであれば、「ハズレ」を選択し得ないため、大当たり期待度の高い「スペシャルリーチ」演出態様への発展を確定させることができ、同じように、4つのアイコンすべてが「大当たり確定リーチ」アイコンとすれば、「大当たり確定リーチ」への発展を確定させ、さらに該演出への発展後に大当たりも確定することになり、より興趣を高めることができる。また、これらの期待度の高い組み合わせは、「確率変動状態」等に現出するように構成すると、より効果的となる。
図658に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、可動役物23が設けられている。可動役物23は剣の形状を模しており、初期状態(図658において実線で表示された可動役物23)においては、第3図柄表示装置81の右側に、鉛直方向に縦長に配設されている(以下、可動役物23が初期状態に配設されている位置を「初期位置」と称する場合がある)。そして、可動役物23の下部であり、かつ、奥行き方向に配設されている役物駆動モータ(図示せず)が駆動されることにより、該可動役物23の役物回転軸23aを軸として、可動役物23が第3図柄表示装置81に向かって(即ち、反時計周りに)約80度傾斜するように可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する(以下、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する位置を「可動位置」(図658において点線で表示された可動役物23)と称する場合がある)。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81において実行される、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり演出中に実行される「チャレンジバトル」演出において可動可能となるように構成されており(図645(a)参照)、該可動役物23が可動することで、該「チャレンジバトル」演出が成功結果となることを示唆するように構成されている。
その他、可動役物23は、特別図柄の変動演出中に可動することで、大当たり又は小当たりへの当選期待度が高いことを示唆したり、同じく特別図柄の変動演出中に可動することで、第3図柄表示装置81に表示している第3図柄や保留表示の内容を変化させたり、第3図柄表示装置81において、特別図柄の変動演出や大当たり演出、小当たり演出などが実行されていないデモ演出中に可動させることで、遊技機を選定中の遊技者に対してアピールする演出を行ったりするように構成してもよい。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺と同程度の長さで構成されている。また、可動役物23の可動領域を考慮し、該可動役物23に近接する領域には遊技球の流下領域を配設しないように構成されている。よって、可動役物23付近の遊技球の流下領域は、該可動役物23が初期位置に配設されている状態の右側側方において、遊技球1球が通過可能となる程度の流下領域となるように構成されている。
ここで、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されていた(図585参照)。このため、可動役物23は第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域を避けるように配設されており、該可動役物23の長さは第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺の半分程度の長さで構成されており、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較しても十分な大きさとは言い難いものとなっている。
一方、詳細は後述するが、第35実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット552の動作態様を、第1非電動役物ユニット54の動作態様と異なる構成にすることにより、遊技盤13の右側上方における可動役物23の可動領域を広く確保することが可能となった。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することができる。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、可動役物23の右下方向には、作用物としての第1非電動役物ユニット54が設けられている。この第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第35実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図586を参照して、作用物としての第1非電動役物ユニット54の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図586(a)は、第1非電動役物ユニット54を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図586(b)は、第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図586(c)は、第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図586(a)に示すように、第1非電動役物ユニット54は、第1非電開閉板54aと、下側第2始動口通路71a1と、下側第2始動口スイッチ71a2と、によって構成されている。上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物である。
第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、規定動作として、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図586(c)参照)。そして、規定動作として第1非電開閉板54aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が下側第2始動口71aに入球可能となる。また、第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
下側第2始動口通路71a1は、開放状態の第1非電開閉板54a上を転動してきた遊技球を下側第2始動口スイッチ71a2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、該下側第2始動口通路71a1の左側に下側第2始動口スイッチ71a2が配設されており、該下側第2始動口スイッチ71a2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、下側第2始動口スイッチ71a2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図586(b)を参照して、第1非電動役物ユニット54の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合、第1非電開閉板54aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が、第1非電動役物ユニット54の上流側に配設されている第2非電動役物ユニット552(図658参照)を通過して鉛直方向下側へと流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第1非電開閉板54aによって流下方向が変化することなく、スルーゲート67を通過して普通電役ユニット72側へと流下していく。
一方、図586(c)に示すように、作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合、第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第1非電開閉板54a上を転動して正面視左側方向へと流下していき、下側第2始動口通路71a1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口スイッチ71a2によって入球を検知され、第1非電動役物ユニット54から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第35実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されて図586(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
図658に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、作用物としての第1非電動役物ユニット54の上流側には、実動体としての第2非電動役物ユニット552が設けられている。実動体としての第2非電動役物ユニット552は、第1非電動役物ユニット54と同様に電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、後述する普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第2非電動役物ユニット552内に所定数の遊技球(第35実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図657を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット552の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図657(a)は、第2非電動役物ユニット552を図656の拡大図B(図656の下部)に示すとおり、LXXVaの方向から見た場合における模式的断面図であり、図657(b)は、第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図657(c)は、第2非電動役物ユニット552が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図657(a)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット552は、第2非電出没板552aと、上側第2始動口通路71d1と、上側第2始動口スイッチ71d2と、によって構成されている。上述したように、第2非電動役物ユニット552は電気的に駆動制御されない役物である。
実動体としての第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、後述する普通電役ユニット72内の流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが遊技盤13の手前(図657(a)の左方向)へと水平方向に開放(突出)されるように構成されている(図657(c)参照)。この第2非電出没板552aが突出することによって、右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71dに入球可能となる。また、第2非電動役物ユニット552内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖(没入)されるように構成されている。
上側第2始動口通路71d1は、第2非電動役物ユニット552内に入球した球を遊技盤13の手前側から奥側(図657(a)の左側から右側)へと遊技球を転動させるための通路であり、奥側(図657(a)の右側)へ進むにつれて鉛直下方向へ傾斜している。そして、該上側第2始動口通路71d1の奥側に上側第2始動口スイッチ71d2が配設されており、該上側第2始動口スイッチ71d2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、上側第2始動口スイッチ71d2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図657(b)を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット552の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合、第2非電出没板552aは遊技盤13の奥行き方向(図657(b)の右方向)に没入した状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット552内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合、右打ち遊技で発射された球は閉鎖状態となっている第2非電出没板552aによって流下方向が変化することなく、第1非電動役物ユニット54側(図658参照)へと流下していく。
一方、図657(c)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット552が開放状態である場合、第2非電出没板552aが遊技盤13の正面視手前方向(図657(c)の左方向)へと突出して開放されるため、右打ち遊技で発射された球は突出状態となっている第2非電出没板552a上を転動して遊技盤13の正面視奥行き方向(図657(c)の右方向)へと流下していき、上側第2始動口通路71d1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる上側第2始動口スイッチ71d2によって入球を検知され、第2非電動役物ユニット552から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第2非電動役物ユニット552内に所定数の遊技球(第35実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖(没入)されて図657(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット552内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
ここで、上述したように、第31実施形態の第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55は、該第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を構成するすべての部位がベース板60の正面視手前側に配設されているため、同じくベース板60の正面視手前側に配設される可動役物23とは、正面視した場合において同一の遊技領域には配設し得ないように構成されていた。
このため、第31実施形態における可動役物23は、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設されている領域を避けるように配設する必要があり、第31実施形態の可動役物23は、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較すると十分な大きさとは言い難い大きさであった。
一方、第35実施形態の第2非電動役物ユニット552は、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552a、上側第2始動口通路71d1及び上側第2始動口スイッチ71d2が遊技盤13に対して奥行き方向に構成されており、ベース板60よりも正面視奥側に配設されている。そして、該第2非電動役物ユニット552内に入球した球が遊技盤13に対して奥行き方向へと転動するように構成されている。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技の興趣を向上することができる。また、遊技盤13右側の領域内に、球の流下通路と、各入球口(即ち、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63a)と、可動役物23と、を効率よく配設することができる。
また、詳細は後述するが、第35実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の球が第1非電動役物ユニット54を開放することとなる作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、2球目の球が第2非電動役物ユニット552を開放することとなる流入口としての第2非電動役物始動口77に入球し易いように構成されている。
よって、「時間短縮状態」において第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552が開放する場合、最初に規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され易く、その後、指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放され易いように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が第2非電動役物ユニット552内の上側第2始動口71dに誘導され得る状況である場合、作用物としての第1非電動役物ユニット54には2の遊技球が入球済みとなっている可能性が高く、その後に発射される遊技球は第2非電動役物ユニット552に入球することが遊技者にとって最も有利な状況となる。従って、第2非電動役物ユニット552を第1非電動役物ユニット54よりも球の流下方向上流側に配設することで、指定動作として第2非電動役物ユニット552の開放時に発射された球を最短で該第2非電動役物ユニット552に入球させることができる。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、効率的に第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に球を入球させることができ、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができる。
その結果、大当たり遊技が終了して「時間短縮状態」に移行し、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆した場合に(図647(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)、遊技者が遊技方法に戸惑うことなく第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留することができ、円滑に「連荘状態」を遊技することができる。
図658に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側であって、第1非電動役物ユニット54の正面視下側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ67a(図592参照)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
スルーゲート67の正面視下側には、普通電役ユニット72が配設されている。詳細は後述するが、普通電役ユニット72内には第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は存在せず、上述した第1非電動役物ユニット54の始動口である第1非電動役物始動口76、及び、第2非電動役物ユニット552の始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。即ち、第35実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552を開放させるように構成されている。
ここで、第35実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留可能となるように構成されている。
詳細に説明すると、第35実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72は1の開放動作のみ実行可能となるように構成されている。さらに該普通電役ユニット72は、1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されている(図611参照)。
従って、「時間短縮状態」に移行後、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球すると、作用口としての第1非電動役物始動口76及び流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球する(図588~図590にて後述)。そして、普通電役ユニット72に2の球が入球することで、該普通電役ユニット72は開放動作を終了する。
また、上述したように、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されると、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球可能となり、下側第2始動口スイッチ71a2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
さらに、上述したように、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって実動体としての第2非電動役物ユニット552が開放されると、該第2非電動役物ユニット552内に2の遊技球が入球可能となり、上側第2始動口スイッチ71d2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
ここで、図659~図661を参照して、普通電役ユニット72の構成、駆動態様および球の流下態様について説明する。図659は、普通電役ユニット72を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図660及び図661は、普通電役ユニット72に入球した遊技球が左側排出経路72h又は右側排出経路72iを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78に入球する場合の流下態様を示した図である。
なお、第35実施形態のパチンコ機10において、普通電役ユニット72内に入球した2の球が想定通りに流下した場合の流下態様は、第31実施形態の普通電役ユニット72における流下態様(図589及び図590参照)と同様であり、図660及び図661は、イレギュラーなケースにおける流下態様である。また、図660及び図661は、イレギュラーなケースにおける流下態様であるため、普通電役ユニット72への入球から合流部72gへ到達するまでの流下態様については省略する。
図659に示すように、普通電役ユニット72は、主に、普通電役開閉板72a、普通電役スイッチ72b、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76、第2非電動役物始動口77、左側排出経路72h及び右側排出経路72iによって構成されている。また、入球口切換弁75は左側傾斜部75a及び右側傾斜部75bによって構成されている。
動作体としての普通電役開閉板72aは、普通図柄の可変表示結果に応じて普通電役ソレノイド72j(図592参照)によって開放状態又は閉鎖状態に駆動制御される。普通電役ユニット72が開放状態となる場合、動作体としての普通電役開閉板72aは、正面視左方向へと約60度傾倒して開放される(図589(a)参照)。この普通電役開閉板72aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が進入部としての普通電役ユニット72に入球可能となる。
また、第35実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」では、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ないように構成することで(図611(a)参照)、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態となり得ないようにし、「時間短縮状態」より普通電役ユニット72へ入賞し難いように構成する。一方、「時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)(図611(a)参照)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」より当たりに当選し易くすることで、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態とし易くし、進入部としての普通電役ユニット72へ容易に入賞し得るように構成する。
なお、「時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役開閉板72aが開放される時間や、1回の普通図柄の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を変更するものとしても良い。具体的には、「時間短縮状態」において、普通電役開閉板72aが開放される時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役開閉板72aの開放時間の長時間化と、普通電役開閉板72aの開放回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第35実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に普通電役ユニット72が所定時間又は最大入賞個数(第35実施形態では「2個」)に達するまで作動状態となり、所定図柄以外(第35実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役ユニット72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の正面視下方右側に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第35実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
前提条件として普通図柄の可変表示で当たりに当選し、普通電役開閉板72aが開放状態となり、進入部としての普通電役ユニット72内に流入した球は、該普通電役ユニット72内に設けられた普通電役スイッチ72b(図592参照)によって検知されることで、1個の球が賞球として払い出されるように構成されている。また、普通電役ユニット72は、前提条件として普通図柄の可変表示で当たりが導出された場合の1の開放動作における最大入賞個数が「2個」に設定されており(図611(c)参照)、普通電役スイッチ72bによって「2個」の入賞が検知されると、普通電役開閉板72aは閉鎖状態となり、普通電役ユニット72の1の開放動作を終了するように構成されている。また、普通電役スイッチ72bは普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設されており、普通電役ユニット72に入球した球を即座に検知可能となるように構成されている。
ここで、仮に、普通電役ユニット72の1の開放動作において、最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞が発生した場合を想定する。上述したように、第35実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」へ移行した場合、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるように構成されているが、普通電役ユニット72の1の開放動作において最大入賞個数を超える入賞が発生した場合、第2特別図柄の動的表示が4回以上実行可能となってしまう可能性があり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
詳細に説明すると、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72に遊技球が入球すると、1球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易く、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球が2個貯留され、第1非電動役物ユニット54は閉鎖する。
また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が可動し、普通電役ユニット72に入球した2球目の球は第2非電動役物始動口77へと誘導され易くなる。そして、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放され、該第2非電動役物ユニット552に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、第2非電動役物ユニット552は閉鎖する。
さらに、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2球目の球が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されることで、案内装置としての入球口切換弁75が再度可動して普通電役ユニット72の開放開始時の状態に戻るため、次に普通電役ユニット72に入球した3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易い状態となる。
ここで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71aに遊技球が入球すると、第2特別図柄の動的表示は即座に実行を開始する。よって、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されて該第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球すると、1球目の入球によって第2特別図柄の動的表示が即座に実行され、2球目の入球によって第2特別図柄の動的表示の保留球が1個貯留された状態となり得る。さらに、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球によって、指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放されて該第2非電動役物ユニット552内に2の球が入球すると、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、合計で3個貯留された状態となる。
従って、この状態で進入部としての普通電役ユニット72に3球目の球が入球すると、該3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が再度開放され、該第1非電動役物ユニット54内に遊技球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球は、保留球数の最大値である4個となる。
即ち、普通電役ユニット72の1の開放動作において、進入部としての普通電役ユニット72に2の球が入球した場合は、作用物としての第1非電動役物ユニット54への2の入球と、実動体としての第2非電動役物ユニット552への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるが、普通電役ユニット72の1の開放動作において、該普通電役ユニット72に3の球が入球した場合は、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、第2非電動役物ユニット552への2の入球と、さらに、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が少なくとも5回実行可能となる。
詳細は後述するが、第35実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示は高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を導出可能となるように構成されているため(図595(b)参照)、第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加してしまうと、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、普通電役スイッチ72bを普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設することにより、普通電役ユニット72の1の開放動作における最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞を抑制することができ、遊技仕様の想定以上の出玉を抑制することができる。なお、詳細は後述するが、第35実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」における普通電役ユニット72の開放動作は1度のみとなるように構成されている。
普電内経路72mは、鉛直方向に縦長に形成されており、該普電内経路72mの幅は1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、進入部としての普通電役ユニット72内に複数の球が連続して入球した場合であっても、該複数の球が平行して入球口切換弁75側に流下していくことはなく、1球ずつ順に流下していく。
切替弁落下点72nは、普電内経路72mを通過した球が到達する普通電役ユニット72内の経路の一部であり、後述する入球口切換弁75に向けて球が流下していく直前の地点である。この切替弁落下点72nは、普電内経路72mと同様に、1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下した球は、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している場合には、左側傾斜部75aと接触し(図589(c)参照)、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している場合には、右側傾斜部75bと接触する(図590(a)参照)ように構成されている。
案内装置としての入球口切換弁75は、切替弁落下点72nを通過した遊技球を、後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に誘導するための振り分け弁である。この入球口切換弁75は切替装置として主制御装置110によって電気的に制御されており、所定態様である初期状態においては第2非電動役物始動口77の上部に位置している(以下、第2非電動役物始動口77の上部を「第1位置」と称する場合がある)。
また、詳細は後述するが、並列して配設されている第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されている。さらに、上述したように、切替弁落下点72nを通過した球が下方へと流下する場合、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、鉛直下方向へと流下していく。このため、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置にある場合、切替弁落下点72nから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の左側傾斜部75aに接触し、該球が左側傾斜部75a上を左側へと転動して第1非電動役物始動口76へと誘導される(図589(c)参照)。そして、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)がオンされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部(以下、第1非電動役物始動口76の上部を「第2位置」と称する場合がある)に移動するように構成されている。
また、案内装置としての入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部である第2位置にある場合、入球口切換弁75から流下してくる遊技球は入球口切換弁75の右側傾斜部75bに接触し、該球が右側傾斜部75b上を右側へと転動して第2非電動役物始動口77へと誘導される(図590(a)参照)。そして、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知された場合、又は、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過した場合、のいずれかの場合に入球口切換弁ソレノイド75cがオフされて、案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に戻るように構成されている。
作用口としての第1非電動役物始動口76は、該第1非電動役物始動口76に遊技球が入球することで第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aを開放する始動口であり、第1非電動役物始動口スイッチ76aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第1非電動役物始動口76は切替弁落下点72nの中心位置から正面視左側に配設されている。
さらに、上述したように、作用物としての第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。なお、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
流入口としての第2非電動役物始動口77は、該第2非電動役物始動口77に遊技球が入球することで第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aを開放する始動口であり、第2非電動役物始動口スイッチ77aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77は、切替弁落下点72nの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第2非電動役物始動口77は切替弁落下点72nの中心位置から正面視右側に配設されている。
さらに、上述したように、実動体としての第2非電動役物ユニット552は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。なお、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
第35実施形態のパチンコ機10では、普電内経路72m、切替弁落下点72n、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77の構成により、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の遊技球を第1非電動役物始動口76へ、2球目の遊技球を第2非電動役物始動口77へ、それぞれ入球可能となるように構成されている。
左側排出経路72hは、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球する予定の遊技球が該第1非電動役物始動口76に入球し得なかった場合のイレギュラーケースにおいて通過する経路であり、該遊技球は左側排出経路72hを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78へと入球し、感知部としての普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知され、普通電役ユニット72から排出される。
同様に、右側排出経路72iは、流入口としての第2非電動役物始動口77に入球する予定の遊技球が該第2非電動役物始動口77に入球し得なかった場合のイレギュラーケースにおいて通過する経路であり、該遊技球は右側排出経路72iを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78へと入球し、普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知され、普通電役ユニット72から排出される。
次いで、図589及び図590を参照して、普通電役ユニット72内に入球した遊技球の流下態様について説明する。図589及び図590は、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以上の間隔を空けて入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
より詳細には、図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示した図であり、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
図589(a)は、1球目の球A1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図589(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球A1が転動している状態である。
よって、図589(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図589(b)は、図589(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球A1が普電内経路72mに進入した状態を示している。
次いで、図589(c)は、図589(b)の状態から、1球目の球A1が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球A2が普通電役ユニット72に入球する状態を示している。切替弁落下点72nを通過した1球目の球A1は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図589(c)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内装置としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置、即ち、第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた1球目の球A1は、案内装置としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。一方、2球目の球A2は、普通電役ユニット72に入球する状態となっている。
次いで、図589(d)は、図589(c)の状態から、1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球A2が普電内経路72mに進入した状態を示している。1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。また、1球目の球A1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となる(図586(c)参照)。さらに、普通電役ユニット72内に入球した2球目の球A2は普電内経路72mに進入した状態となっている。
次いで、図590(a)は、図589(d)の状態から、2球目の球A2が切替弁落下点72nを通過して案内装置としての入球口切換弁75上を転動している状態を示している。切替弁落下点72nを通過した2球目の球A2は、該切替弁落下点72nの下方へと流下して案内装置としての入球口切換弁75と接触する。このとき、案内装置としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、切替弁落下点72nは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該切替弁落下点72nの中心点から左右方向に揺動することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、切替弁落下点72nから流下してきた2球目の球A2は、案内装置としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図590(b)は、図590(a)の状態から、2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内装置としての入球口切換弁75が切替装置によって所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球A2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内装置としての入球口切換弁75が、切替装置によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球A2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となる(図587(c)参照)。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
次に、図660及び図661を参照して、普通電役ユニット72内に入球した遊技球が左側排出経路72h又は右側排出経路72iを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78に入球する場合の流下態様について説明する。
図660(a)は、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球B1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、2球目の球B2が切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へ流下する状態を示した図であり、図660(b)は、図660(a)の状態から、1球目の球B1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことによって案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって所定態様である第1位置から特定態様である第2位置へと移動している途中で、2球目の球B2が切替弁落下点72nから入球口切換弁75へと流下した状態を示した図であり、図660(c)は、図660(b)の状態から、第2位置へと移動しきった入球口切換弁75上を転動した2球目の球B2が左側排出経路72hを通過した状態を示した図である。
また、図661(a)は、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球C1が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球し、2球目の球C2が切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へ流下する状態を示した図であり、図661(b)は、図661(a)の状態から、1球目の球C1が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球検知されたことによって案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって特定態様である第2位置から所定態様である第1位置へと移動している途中で2球目の球C2が切替弁落下点72nから入球口切換弁75へと流下した状態を示した図であり、図661(c)は、図661(b)の状態から、所定態様である第1位置へと移動しきった入球口切換弁75上を転動した2球目の球C2が右側排出経路72iを通過した状態を示した図である。
なお、上述したように、第35実施形態のパチンコ機10では、進入部としての普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以上の間隔を空けて入球した場合、1球目の球を作用口としての第1非電動役物始動口76に入球させ、2球目の球を流入口としての第2非電動役物始動口77に入球させるように構成されているため、図660及び図661は、イレギュラーなケースにおける流下態様である。また、図660及び図661は、イレギュラーなケースにおける流下態様であるため、普通電役ユニット72への入球から切替弁落下点72nへ到達するまでの流下態様については省略する。
まず、図660(a)は、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球B1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、2球目の球B2が切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へ流下する状態を示している。図660(a)において、1球目の球B1は、正に作用口としての第1非電動役物始動口76に入球するタイミングであり、この直後、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知され、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動することになる。
一方、2球目の球B2は、切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下していく状態となっている。即ち、図660のケースでは、1球目の球B1と2球目の球B2とが、連続して普通電役ユニット72内に入球し、該普通電役ユニット72内を一定以内の間隔で接近した状態で入球口切換弁75側へと流下していくケースとなっている。
次いで、図660(b)は、図660(a)の状態から、1球目の球B1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことによって案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって所定態様である第1位置から特定態様である第2位置へと移動している途中で、2球目の球B2が切替弁落下点72nから入球口切換弁75へと流下した状態を示している。1球目の球B1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している最中となっている。
一方、2球目の球B2は、入球口切換弁75側へと流下して入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触する。2球目の球B2は左側傾斜部75a上を左側へと転動するが、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第1位置から第2位置(図660(b)の右側から左側)へと移動している最中であるため、該2球目の球B2は、入球口切換弁75によって左側へ押されるように、左側傾斜部75a上を転動していく。その結果、2球目の球B2が左側傾斜部75a上を転動しきるタイミングでは、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきっており、2球目の球B2は作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することができず、左側排出経路72hへと進入していく。
次いで、図660(c)は、図660(b)の状態から、第2位置へと移動しきった入球口切換弁75上を転動した2球目の球B2が左側排出経路72hを通過した状態を示している。作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することができなかった2球目の球B2は、左側排出経路72hを通過し、放出部としての普通電役ユニット内排出口78に入球する。普通電役ユニット内排出口78に入球すると、該球は普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知される。
主制御装置110は、普通電役ユニット内排出口スイッチ78aによる普通電役ユニット内排出口78への入球を検知すると、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球の少なくとも1の球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球せず、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット552が開放されないことで、第2特別図柄の動的表示の保留球が遊技仕様通りに貯留なれなかったと判断し、貯留エラーコマンドを設定する(図663にて後述)。
次いで、図661(a)は、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球C1が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球し、2球目の球C2が切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へ流下する状態を示している。図661(a)において、1球目の球C1は、正に流入口としての第2非電動役物始動口77に入球するタイミングであり、この直後、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知され、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動することになる。
一方、2球目の球C2は、切替弁落下点72nを通過して入球口切換弁75側へと流下していく状態となっている。即ち、図661のケースでは、1球目の球C1と2球目の球C2とが、連続して普通電役ユニット72内に入球し、該普通電役ユニット72内を一定以内の間隔で接近した状態で入球口切換弁75側へと流下していくケースとなっている。また、1球目の球C1が第2非電動役物始動口77に入球することから、第35実施形態において想定している通常の入球パターン(図589(c)参照)と異なる、イレギュラーなケースとなっている。
次いで、図661(b)は、図661(a)の状態から、1球目の球C1が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球検知されたことによって案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって特定態様である第2位置から所定態様である第1位置へと移動している途中で2球目の球C2が切替弁落下点72nから入球口切換弁75へと流下した状態を示している。1球目の球C1が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している最中となっている。
一方、2球目の球C2は、入球口切換弁75側へと流下して入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触する。2球目の球C2は右側傾斜部75b上を右側へと転動するが、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって特定態様である第2位置から所定態様である第1位置(図661(b)の左側から右側)へと移動している最中であるため、該2球目の球C2は、入球口切換弁75によって右側へ押されるように、右側傾斜部75b上を転動していく。その結果、2球目の球C2が右側傾斜部75b上を転動しきるタイミングでは、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動しきっており、2球目の球C2は流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することができず、右側排出経路72iへと進入していく。
次いで、図661(c)は、図661(b)の状態から、所定態様である第1位置へと移動しきった入球口切換弁75上を転動した2球目の球C2が右側排出経路72iを通過した状態を示している。流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することができなかった2球目の球C2は、右側排出経路72iを通過し、放出部としての普通電役ユニット内排出口78に入球する。普通電役ユニット内排出口78に入球すると、該球は普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知される。
主制御装置110は、普通電役ユニット内排出口スイッチ78aによる普通電役ユニット内排出口78への入球を検知すると、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球の少なくとも1の球が第2非電動役物始動口77又は第1非電動役物始動口76へ入球せず、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット552が開放されないことで、第2特別図柄の動的表示の保留球が遊技仕様通りに貯留なれなかったと判断し、貯留エラーコマンドを設定する(図663にて後述)。
ここで、第31実施形態の普通電役ユニット72のように、普通電役ユニット72内に左側排出経路72h、右側排出経路72i及び放出部としての普通電役ユニット内排出口78が配設されていなかった場合、図660又は図661に示すようなイレギュラーケースが発生して第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に正常に入球しなかった場合、入球口切換弁75と普通電役ユニット72の外壁部との間に遊技球が挟まれ、球詰まりを発生してしまい、正常に遊技が継続できなくなるおそれがある。
また、普通電役ユニット72内に2の球が入球したにもかかわらず、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット552が開放されないことで、遊技仕様通りに第2特別図柄の動的表示の保留球が4つ貯留されず、遊技仕様で想定している出玉が払い出されないことにより、遊技者に不信感を与えてしまうおそれがある。
しかしながら、第35実施形態のパチンコ機10のように左側排出経路72h、右側排出経路72i及び放出部としての普通電役ユニット内排出口78を配設することで、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2の遊技球のうち、1球でも第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球しなかった場合であっても、トラブルを発生することなく正常に処理することができる。
また、普通電役ユニット内排出口スイッチ78aによる入球検知時において、貯留エラーコマンドを設定することで(図663にて後述)、何らかのエラーが発生したことを遊技者に対して報知することができ、遊技者の不信感を払拭することができる。
図658に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図592参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
普通電役ユニット72の球の流下方向下流側であって、該普通電役ユニット72の正面視左側には小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図592参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための放出部としての排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73f(図592参照)と、特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球が突出状態の小入賞口開閉板73a上を転動し、可変入賞装置65側へと流下していくように構成されている。そして、第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図592参照)によって遊技盤13盤面内へと没入駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球は小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。また、小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第35実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図606参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図606参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視右側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第35実施形態では、小入賞口ユニット73の開放時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた放出部としての排出口(図示せず)側へと流下する。第35実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図597参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側であって、該小入賞口ユニット73の正面視左側には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
可変入賞装置65の球の流下方向下流側であって、該可変入賞装置65の正面視左側には、球が入球することにより1個の球が賞球として払い出される右側一般入賞口63aが配設されている。この右側一般入賞口63aは、右打ち遊技で発射した球が入球し得る第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65の流下方向下流側に配設されているため、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入球しなかった球が入球し得る。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、該右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aの正面視上方には壁部79が配設されている。この壁部79は、遊技盤13から水平方向に板状に形成されており、第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aの下部(回転軸部)から右側一般入賞口63aの上方まで、円弧状に連続して形成されている。
また、壁部79の左側先端部は、第1始動口64の下方まで達しているため、左打ち遊技で発射した球が第1始動口64に入球せずに該第1始動口64の左右から流下した場合、該球は壁部79上を左下方向へと転動し、該壁部79上を転動しきって後述する放出部としてのアウト口66へと入球する。よって、壁部79により、左打ち遊技で発射した球は、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aへは入球不可又は困難となるように構成されている。
さらに、右打ち遊技で発射した球が、例えば、スルーゲート67及び普通電役ユニット72を通過し、閉鎖状態の小入賞口開閉板73aと勢いよく接触して飛び跳ねた場合、該球は壁部79の下側の面と接触して小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上に落下し、小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上を転動して右側一般入賞口63a方向へと流下していく。よって、壁部79により、右打ち遊技で発射した球は、第1始動口64、又は、遊技盤13の正面視左下側に配設された一般入賞口63へは入球不可又は困難となるように構成されている。
次いで、第3図柄表示装置81の左側下方には風車が配設されている。風車は、主に、軸部と羽根部とで構成されている。羽根部には中心軸線方向に貫通する貫通孔が形成されており、軸部が羽根部の貫通孔に挿通され、該軸部が遊技盤13に植設されることにより、風車の羽根部が回転自在となるように構成されている。また、羽根部は3の羽根によって構成されており、該3の羽根は、軸部の中心から外径方向に向かって延びる形で等間隔に(即ち、それぞれの羽根が120度の角度で)形成されている。
よって、遊技領域に発射された遊技球が流下し、風車上方に配設された寄り釘領域を通過し、風車と衝突する場合、羽根部が静止している状態において寄り釘から遊技球が流下すると、羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に遊技球を引導可能となる。
また、寄り釘から遊技球が連続して流入する場合、1球目の遊技球が羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に1球目の遊技球を引導可能とし、さらに、羽根部が回転している状態において、2球目の遊技球が羽根部の他面と衝突することにより、風車左側領域に遊技球を引導可能に構成されている
さらに、羽根部が回転する場合、いずれの方向(即ち、時計回り又は反時計回り)にも回転可能に構成されているため、遊技球が羽根部と衝突した場合の流下方向は左右いずれの方向にも引導可能となる。
遊技盤13の下側における右方向の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図583参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71a,71b,72,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71a,71b,72,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
次に、図663を参照して、第35実施形態において、主制御装置110内のMPU201により実行される普通電役制御処理(S204)の一処理である入球口切換弁制御処理(S819)について説明する。図663は、第35実施形態の入球口切換弁制御処理(S819)を示したフローチャートである。
第31実施形態の入球口切換弁制御処理(S819)と、第35実施形態の入球口切換弁制御処理(S819)との異なる点は、普通電役ユニット内排出口スイッチ78aにおける入球検知の判別処理が追加されている点である。
第35実施形態の入球口切換弁制御処理(S819)では、S822の処理において、第1非電動役物始動口スイッチ76aがオンされていなければ(S822:No)、第1非電動役物始動口76に球が入球していないため、S823の処理をスキップしてS827に移行する。
また、S825の処理において、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過していなければ(S825:No)、S826の処理をスキップして、S827に移行する。さらに、S823の処理又はS826の処理を終えた場合もS827に移行する。
S827の処理では、普通電役ユニット内排出口スイッチ78aがオンされているか否かを判別し(S827)、普通電役ユニット内排出口スイッチ78aがオンされていなければ(S827:No)、S828の処理をスキップして、この入球口切換弁制御処理(S819)を終了して、普通電役制御処理(図633)に戻る。
一方、S827の判別の結果、普通電役ユニット内排出口スイッチ78aがオンされていれば(S827:Yes)、普通電役ユニット72内に入球した球が放出部としての普通電役ユニット内排出口78に入球しており、該普通電役ユニット72内に入球した球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77のいずれにも入球しなかったことによって第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット552が開放されず、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに入球しなかったことによって第2特別図柄の動的表示の保留球が正常に貯留されていないため、第2特別図柄の動的表示の保留球の貯留エラーコマンドを設定し(S828)、この入球口切換弁制御処理(S819)を終了して、普通電役制御処理(図633)に戻る。
S828の処理で設定された貯留エラーコマンドは、RAM203に設けられたコマンド送信用のリングバッファに記憶され、次に実行されるタイマ割込処理の外部出力処理(図617のS201参照)の中で、音声ランプ制御装置113に向けて送信される。音声ランプ制御装置113は、貯留エラーコマンドを受信すると、貯留エラー報知演出を実行する(図664にて後述)。
次に、図664を参照して、第35実施形態において、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行されるコマンド判定処理(S1111)について説明する。図664は、第35実施形態のコマンド判定処理(S1111)を示したフローチャートである。
第31実施形態のコマンド判定処理(S1111)と、第35実施形態のコマンド判定処理(S1111)との異なる点は、特図2保留貯留エラーコマンドの受信判別処理が追加されている点である。
第35実施形態のコマンド判定処理(S1111)では、S1210の処理の結果、第2保留球数コマンドを受信していないと判別された場合は(S1210:No)、次いで、主制御装置110より特図2保留貯留エラーコマンドを受信したか否かを判別し(S1214)、特図2保留貯留エラーコマンドを受信していれば(S1214:Yes)、「時間短縮状態」において第2特別図柄の変動表示の保留球の貯留エラーが発生したことを報知する、表示用第2保留貯留エラーコマンドを設定し(S1215)、このコマンド判定処理(S1111)を終了して、メイン処理(図638参照)に戻る。
一方、S1214の判別の結果、特図2保留貯留エラーコマンドを受信していなければ(S1214:No)、S1216の処理に移行する。
以上、説明したように、第35実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に左側排出経路72h、右側排出経路72i及び普通電役ユニット内排出口78を配設し、普通電役ユニット72内に入球した球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球しなかった場合に、左側排出経路72h又は右側排出経路72iを経由して普通電役ユニット内排出口78に入球するように構成する。
このように構成することで、普通電役ユニット72内に入球した球が正常に第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球しなかった場合であっても、球詰まり等の遊技トラブルを発生することなく、正常に動作を継続させることができる。
また、第35実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット内排出口スイッチ78aによって入球が検知された場合に、貯留エラーコマンドを設定し、何らかのエラーが発生したことを遊技者に対して報知するように構成する。
このように構成することで、遊技仕様通りに賞球の払い出しが行われなかった場合であっても、何らかのエラーが発生したことを遊技者に対して報知することができ、遊技者の不信感を払拭することができる。
その他、第35実施形態におけるパチンコ機10は、第31実施形態乃至第34実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第36実施形態>
次いで、図665~図672を参照して、本発明を適用した第36実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第36実施形態のパチンコ機10について、第31実施形態及び第35実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第36実施形態のパチンコ機10の説明において、第31実施形態及び第35実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第31実施形態及び第35実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に、主に、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77を配設し、該普通電役ユニット72内に2の球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を開放させるように構成されていた。
このように構成することで、右打ち遊技を実行する「時間短縮状態」において、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることが可能であるものの、普通電役ユニット72内に入球した球がイレギュラーな流下態様となった場合に対する対策が十分とは言い難く、該普通電役ユニット72内の構成について、さらなる向上が求められる。
具体的には、例えば、普通電役ユニット72内に2の球が連続して入球した場合に、1球目の球が第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知され、入球口切換弁75が第1位置(第2非電動役物始動口77の上部)から第2位置(第1非電動役物始動口76の上部)へと移動している最中において、2球目の球が入球口切換弁75側へと流下していき、該2球目の球が想定通り、第2非電動役物始動口77に入球し得ない状況になることが考えられる。
第36実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、普通電役ユニット72内に入球する2の球が如何様な流下態様であっても、それぞれの球を第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球可能とする遊技機を提供することを目的としている。
より具体的には、例えば、第36実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に経路振分装置74を配設し、普通電役ユニット72内に入球した球を該経路振分装置74によって左右の流路に振り分けることで、それぞれの球を第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球可能とする遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第36実施形態のパチンコ機10は、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、前記流入部から流入した遊技球が前記第2入球部の配設位置まで到達する流路に遊技球の流下速度を減速するための減速手段を設けた。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、流入部としての進入部を備え、所定条件としての前提条件を備え、第1可動体としての動作体を備え、第2可動体としての作用物を備え、所定の動作としての規定動作を備え、第1入球部としての作用口を備え、第1検出部としての検知部を備え、第3可動体としての実動体を備え、特定の動作としての指定動作を備え、第2入球部としての流入口を備え、第2検出部としての感知部を備え、誘導手段としての案内装置を備え、第1状態としての所定態様を備え、第2状態としての特定態様を備え、切替手段としての切替装置を備え、減速手段としての抵抗部を備え、振分手段としての抵抗部を備え、第1流路としての進入流路を備え、可動部としての誘導部を備え、軸部としての支持部を備え、所定状態としての規定状態を備え、第1衝突部としての接触部を備え、特定状態としての可動状態を備え、第2衝突部としての当接部を備え、右側流路としての誘導流路を備え、左側流路としての案内流路を備える。
なお、例えば、遊技球を流入させる流入部として、本実施形態では普通電役ユニット72への入球部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口等でもよい。
また、例えば、特定の動作として、本実施形態では、第2非電動役物ユニット55の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、特定の動作を実行可能な第3可動体として、本実施形態では第2非電動役物ユニット55を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
また、例えば、誘導手段の状態を切り替える切替手段として、本実施形態では入球口切換弁75の駆動制御を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける駆動制御や、球が流入することにより流路が切り替わる駆動制御、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な駆動制御、球が特定の入球口へ入球可能とする駆動制御、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な駆動制御などが挙げられる。
さらに、例えば、所定の動作として、本実施形態では、第1非電動役物ユニット54の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、例えば、可動部が回動していない所定状態として、本実施形態では経路振分装置74が非回動時の状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可動部が可動していない状態、可動部が静止している状態、可動部が可動している状態、可動部が動作している状態、可動部が動作可能な状態、可動部が動作不可な状態、可動部が電源投入直後の状態、可動部が電源投入直後の状態から可動した状態などが挙げられる。
なお、例えば、遊技球の入球を検出するための第1検出部又は第2検出部として、本実施形態では第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、入球が検知されることで特別図柄の動的表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで普通図柄の可変表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで遊技者に一定の賞球を付与することとなるスイッチ、入球が検知されることで大当たり遊技状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで確率変動状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されないことで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されることで遊技に関する一定の情報を示唆可能とするスイッチ、入球が検知されることで特定の可動物に特定の動作を実行可能とするスイッチなどが挙げられる。
さらに、例えば、所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素として、本実施形態では小当たりを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与可能となる要素、有利な遊技状態に移行可能となる要素、変動演出における1演出の結果が失敗と判断し得ない要素、遊技者にとって有益な情報を付与可能な要素などが挙げられる。
また、例えば、選択要素を選択可能な所定一覧として、本実施形態では大当たり乱数テーブル202aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果を抽出し得る一覧、普通図柄の可変表示の抽選結果を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の終了条件として抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の停止パターンを抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の実行期間を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の継続回数を抽出し得る一覧、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素を抽出し得る一覧などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が入球する第2入球部として、本実施形態では第2非電動役物始動口77を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
また、例えば、所定の動作を実行可能な第2可動体として、本実施形態では第1非電動役物ユニット54を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球の流下速度を減速するための減速手段として、本実施形態では経路振分装置74を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、流下してきた球の流路を少なくとも2の流路に振り分ける減速手段や、球が衝突することで流下速度を減速させる減速手段、一定間隔で駆動することで流下してきた球の流下速度を減速させる減速手段、略水平方向に構成され、なだらかな隆起部又は沈降部が存在し、球がその上部において滞留することで流下速度を減速させる減速手段などが挙げられる。
また、例えば、所定状態と異なる特定状態として、本実施形態では経路振分装置74が回動した状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可動部が可動していない状態、可動部が静止している状態、可動部が可動している状態、可動部が動作している状態、可動部が動作可能な状態、可動部が動作不可な状態、可動部が電源投入直後の状態、可動部が電源投入直後の状態から可動した状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球を流下可能な第1流路として、本実施形態では振分前経路72cを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技領域内の特定領域に遊技球を案内可能な流路や、遊技球を発射した場合に通過する流路、特定の入球領域側へと遊技球が流下する流路、所定の入球領域内の特定の領域へと遊技球が流下する流路、遊技球が遊技機から排出される場合に通過する流路などが挙げられる。
また、例えば、遊技球を所定流路に誘導する誘導手段として、本実施形態では入球口切換弁75を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける構造物や、球が流入することにより流路が切り替わる構造物、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な構造物、球が特定の入球口へ入球可能とする構造物、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な構造物などが挙げられる。
さらに、例えば、第1状態又は第2状態として、本実施形態では入球口切換弁75の初期状態又は入球口切換弁75の駆動状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技機の電源投入前における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入直後における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入前の状態、遊技機の電源投入後の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動前の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動後の状態、特別図柄の動的表示が実行されていない待機状態における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の実行中における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の停止時における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、普通図柄の可変表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、遊技球が特定の入球口に入球することに基づいて可動体が可動した状態、複数の可動体が、上記のいずれかの状態にある場合などが挙げられる。
また、例えば、所定一覧の中から1の選択要素を抽出可能な抽出手段として、本実施形態では大当たり乱数の抽出処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり乱数カウンタの抽出処理、大当たり種別カウンタの抽出処理、小当たり種別カウンタの抽出処理、停止パターン選択カウンタの抽出処理、変動種別カウンタの抽出処理、普図当たりカウンタの抽出処理、転落乱数カウンタの抽出処理、変動演出を決定するための抽選カウンタの抽出処理などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技を進行する進行手段として、本実施形態では変動開始処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の実行を進行する手段、普通図柄の可変表示の実行を進行する手段、特別図柄の動的表示の変動演出を進行する手段、遊技者による遊技を実行可能に進行する手段などが挙げられる。
また、例えば、通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態として、本実施形態では「時間短縮状態」を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、小当たりRUSH状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技状態を変更可能な遊技状態変更手段として、本実施形態では時短フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり確率を変更可能なフラグ、普通図柄の可変表示の当たり確率を変更可能なフラグ、普通電役の開放時間を変更可能なフラグなどが挙げられる。
また、例えば、所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素として、本実施形態ではハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与し得ない要素、変動演出における1演出の結果が失敗となる要素などが挙げられる。
さらに、例えば、複数種類の設定一覧から1の設定一覧を設定可能な設定手段として、本実施形態では設定変更処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、複数種類の抽選テーブルから1の抽選テーブルを選択する機能、複数種類の選択一覧から1の選択一覧を選択する機能などが挙げられる。
また、例えば、遊技者による所定操作として、本実施形態では遊技球の発射を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、発射ハンドルを操作すること、遊技球を発射する操作、遊技球の発射を停止する操作、遊技機に搭載されたボタン等の操作デバイスの操作、遊技機に搭載されたセンサを感知させる操作、遊技機内に貯留された球を抜く操作などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体として、本実施形態では普通電役開閉板72aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置への入球を可能とする開閉板や、小入賞口への入球を可能とする開閉板、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、遊技者の操作によって遊技球が流入可能となる振分手段、或いは、遊技者の操作によって遊技球が発射可能となる発射駆動源などが挙げられる。
また、例えば、遊技球の流下方向を変化可能な振分手段として、本実施形態では経路振分装置74を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける誘導手段や、球が流入することにより流路が切り替わる誘導手段、球が衝突することで流下方向を変化可能な誘導手段、球が特定の入球口へ入球可能とする誘導手段、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な誘導手段などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が振分手段によって誘導され得る右側流路又は左側流路として、本実施形態では右側経路72d又は左側経路72eを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技領域内の特定領域に遊技球を案内可能な流路や、遊技球を発射した場合に通過する流路、特定の入球領域側へと遊技球が流下する流路、所定の入球領域内の特定の領域へと遊技球が流下する流路、遊技球が遊技機から排出される場合に通過する流路などが挙げられる。
また、例えば、遊技球の自重により回動可能な可動部として、本実施形態では経路振分装置74の外周部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が衝突することにより流路が切り替わる可動部、球が衝突することにより流下速度を変化させる可動部、球が衝突することで特定の入球口へ入球可能な状態とする可動部などが挙げられる。
さらに、例えば、可動部を回動可能に軸支する軸部として、本実施形態では回転軸部74aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可動部を軸支する軸部、可動部を支持する軸部などが挙げられる。
また、例えば、所定条件として、本実施形態では普通図柄の可変表示の当たり当選を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が衝突し得る第1衝突部及び第2衝突部して、本実施形態では突起部74b及び外周曲部74dを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が衝突することにより該球の流下方向を変化させる衝突部、球が衝突することにより該球の流下速度を変化させる衝突部、球が衝突することで特定の入球口へ入球可能な状態とする衝突部、球が衝突することで球を静止させる衝突部などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が入球する第1入球部として、本実施形態では第1非電動役物始動口76を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、普通図柄に当選することで入球可能となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
さらに、例えば、所定一覧から抽出手段によって抽出され得る選択要素として、本実施形態では大当たり、小当たり又はハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果として抽出され得る要素、普通図柄の可変表示の抽選結果として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果として抽出され得る要素、特定の遊技状態の終了条件として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の停止パターンとして抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の実行期間として抽出され得る要素、特定の遊技状態の継続回数として抽出され得る要素、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素などが挙げられる。
ここで、図665を参照して、第36実施形態の遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図665に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63及び右側一般入賞口63a、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口71a及び上側第2始動口71d、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ球が入球可能となる普通電役ユニット72、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる第1非電動役物ユニット54、開放状態となることで上側第2始動口71dへ球が入球可能となる第2非電動役物ユニット552、可動役物23、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、右側一般入賞口63a、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、第1非電動役物ユニット54、第2非電動役物ユニット552、スルーゲート67、普通電役ユニット72、可動役物23、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図583参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図665~図672を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図583参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図592参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図665の左上部)には接触部としての戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図665の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、抵抗部としての返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第36実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64又は一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64又は一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視左側下部(図665の左側下部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が、ベース板60に固定されて配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図592参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
第36実施形態のパチンコ機10では、遊技者がこの特別図柄表示装置37を確認することで、各特別図柄の動的表示の実行状態や各特別図柄の動的表示の保留球数などを判別できるように構成されているため、作用物としての特別図柄表示装置37は、遊技球や第3図柄表示装置81、可動役物23等によって遮蔽され得ないように、遊技盤13の最下段にあたる位置であり、かつ、視認性を確保するために、ベース板60よりも手前であって、遊技盤13の最前面となる位置に配設されている。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第36実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第36実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第36実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第36実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第36実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71a又は71bに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)を開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第36実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、誘導部としての可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常A」と称する場合がある)」、及び、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図596(a)参照)。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常B」と称する場合がある)」が用意されている(図596(b)参照)。
また、第36実施形態において判定される小当たり種別としては、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、誘導部としての小入賞口ユニット73が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、可変入賞装置65が9回、それぞれ開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常C」と称する場合がある)」が用意されている(図597参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い遊技状態(以下、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第36実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、「時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、大当たり種別「通常A」への当選後又は、「通常遊技状態B」の終了後に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態であり、該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで継続される。なお、第36実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される(所謂、特図2優先変動)ように構成されている。
また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によってスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、残存しているすべての第2特別図柄の動的表示の保留球が実行された後に、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
次いで、「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、遊技盤13の正面視右側下部に設けられた普通電役ユニット72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球し易い状態となる。
即ち、「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役ユニット72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を普通電役ユニット72へ入賞させ易く、また、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することに基づいて開放される第1非電動役物ユニット54、又は、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することに基づいて開放される第2非電動役物ユニット552、の、2の非電動役物に入球させ易くなるように構成されている。
また、詳細は後述するが、第36実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット552への遊技球の入球に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されると、高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出可能となるように構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示が実行を開始してから、大当たりが導出されるまでの期間も短時間となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」においては、後述する第3図柄表示装置81で行われる右打ち示唆(例えば、図645(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)に従って右打ち遊技を行うことにより、第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留し、複数回の大当たりを容易に導出可能となるように構成されている。なお、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552の詳細については図586及び図587において、「時間短縮状態」における第3図柄表示装置81での演出内容については図643~図650において、それぞれ後述する。
第36実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図610の時短終了条件テーブル202mで後述)が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立後であって、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後は、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している、若しくは、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば「通常遊技状態B」に移行し、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していない、かつ、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
なお、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第36実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「通常A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第36実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常A」が選択され得て、該大当たり終了後に「通常遊技状態A」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第36実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「通常B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第36実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常B」が選択され得て、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第36実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「通常C」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「通常C」の小当たり及び大当たり終了後には、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示は、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、大当たりに当選することとなる乱数値よりも、小当たりに当選することとなる乱数値の方が選択され易く設定されており、該第2特別図柄の動的表示が実行された場合に小当たりに当選し易いように構成されている(図595にて後述)。
一方、この小当たり種別「通常C」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から10ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
なお、第36実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。また、大当たり遊技の実行中に可変入賞装置65に入賞した場合に、払い出される賞球数の累計を第3図柄表示装置81において表示するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「通常A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「通常A」又は「時短A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「通常C」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「通常B」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、第36実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が「通常遊技状態B」である場合、即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合、「時短機能」が付加されていない遊技状態となるが、第3図柄表示装置81では、右打ち報知演出を継続する報知演出を実行するように構成されている。
具体的には、上述したように、第2特別図柄の動的表示が実行された場合、高確率で小当たり又は大当たりに当選するように構成されている(図595(b)参照)。また、「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示の変動時間は、抽選結果によらず、非常に短くなるように構成されている(即ち、「1秒」(図600~図604参照))。
よって、大当たり状態から「通常遊技状態B」に移行する場合(即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合)、右打ち遊技が推奨される大当たり状態から「通常遊技状態B」へ移行後、約「1秒」で第2特別図柄の動的表示の実行が終了し、再度右打ち遊技が推奨される小当たり状態又は大当たり状態へと移行する。このため、「通常遊技状態B」における滞在期間が非常に短期間であり、該「通常遊技状態B」への移行前及び移行後の遊技状態が右打ち遊技が推奨される遊技状態であるため、第3図柄表示装置81では、「通常遊技状態B」においても右打ち報知演出を継続するように構成されている(図645(d)~図646(c)参照)。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより1個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63及び右側一般入賞口63aが配設されている。右側一般入賞口63aは、後述する可変入賞装置65の、球の流下方向下流側に配設されており、右打ち遊技の実行時に第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合に入賞し得るように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、盤面右側領域の入り口を通過して第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働を向上させることができる。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの入球(以下、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、ベース板60や、後述する可動役物23よりも正面視奥行き方向に配設されている。即ち、特別図柄表示装置37がLED群の表示状態によって各特別図柄の動的表示の抽選結果や遊技状態を報知するのに対し、第3図柄表示装置81は、液晶ディスプレイでの表示内容によって各特別図柄の動的表示の抽選結果や遊技状態の報知を行う。そして、後述する表示制御装置114(図592参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図591参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図591参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第36実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第36実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図591を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図591は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図591(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図591(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第36実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図592参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たり又は小当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態A」において、大当たり種別「通常A」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり後に「通常遊技状態A」に移行する大当たり種別「通常A」に対して、該「通常遊技状態A」よりも有利な遊技状態である「時間短縮状態」に移行することとなる大当たり種別「時短A」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
さらに、第36実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短A」に当選した場合の「リーチ表示」変動演出の実行時点においては、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「時短A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄で「リーチ表示」の変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ない、即ち、大当たり種別「通常A」に当選しているのか、大当たり種別「時短A」に当選しているのかが遊技者には判別し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出を行って大当たり種別「時短A」に当選したことを報知することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図591(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dに入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が青で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図591(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態A」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第36実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第36実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第36実施形態においては、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
また、第3図柄表示装置81において後述する「ノーマルリーチ」演出態様や、「スーパーリーチ」演出態様を実行する場合、大当たり(即ち、各図柄列の第3図柄が揃った状態)を示唆するだけでなく、該「ノーマルリーチ」演出態様や、該「スーパーリーチ」演出態様よりも期待度の高い演出態様への発展を示唆するように構成してもよい。
例えば、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコンと、「スペシャルリーチ」演出態様への発展を示唆する「スペシャル」アイコンと、大当たりを示唆する「大当たり」アイコンと、ハズレを示唆する「ハズレ」アイコンと、を用意し、いずれのアイコンが停止するのかを、ルーレット演出などで遊技者の枠ボタン22の操作によって結果報知するように構成してもよい。
このように構成することで、実行中の特別図柄の変動演出がハズレの結果となる場合であっても、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコン等を停止させることで、遊技者に成功の結果となる演出を体感させることができ、遊技の興趣を高めることができる。
さらに、上述のように複数のアイコン等によっていずれが停止するのかを演出する場合、アイコン等の組み合わせを複数用意することで、該当の演出への興趣を高めることができる。
例えば、ルーレット演出において、4つのアイコンのうち、1つのアイコンを選択するように構成する場合、基本となるアイコンの組み合わせとして、「スーパー」アイコン、「スペシャル」アイコン、「大当たり」アイコン、「ハズレ」アイコンの4つで構成しておき、「ノーマルリーチ」演出態様から「スーパーリーチ」演出態様に発展する変動パターンであれば、「スーパー」アイコンが複数個存在している組み合わせを表示することで、遊技者に対して「スーパーリーチ」演出態様への発展の期待度が高いことを示唆することができる。
また、基本となるアイコンの組み合わせのうち、ルーレット演出としての失敗演出となり得るアイコンを「ハズレ」アイコンの1つのみとし、その他の3のアイコンをルーレット演出としての成功結果となり得るアイコンで構成することで、ルーレット演出が成功結果になり易い演出であることを示唆することができる。
さらに、大当たりが確定する演出として、例えば「大当たり確定リーチ」を用意しておき、「スーパーリーチ」演出態様又は「スペシャルリーチ」演出態様の実行中におけるルーレット演出のアイコンの1つとして「大当たり確定リーチ」アイコンを表示するように構成してもよい。このように構成することで、該ルーレット演出で表示されたアイコンの中に「大当たり確定リーチ」アイコンが存在していることで、該「大当たり確定リーチ」アイコンが選択されれば大当たりが確定するため、遊技者の期待度を効果的に高めることができる。
また、アイコンの組み合わせとして、4つのアイコンに「ハズレ」の選択肢が存在しない組み合わせにすることで、演出結果として「ハズレ」を選択し得ないため、必ずいずれかの成功結果が選択され得るように構成することができる。さらに、4つのアイコンすべてが同じアイコンとなる組み合わせを用意しておけば、例えば、4つのアイコンすべてが「スペシャル」アイコンであれば、「ハズレ」を選択し得ないため、大当たり期待度の高い「スペシャルリーチ」演出態様への発展を確定させることができ、同じように、4つのアイコンすべてが「大当たり確定リーチ」アイコンとすれば、「大当たり確定リーチ」への発展を確定させ、さらに該演出への発展後に大当たりも確定することになり、より興趣を高めることができる。また、これらの期待度の高い組み合わせは、「確率変動状態」等に現出するように構成すると、より効果的となる。
図665に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、可動役物23が設けられている。可動役物23は剣の形状を模しており、規定状態としての初期状態(図665において実線で表示された可動役物23)においては、第3図柄表示装置81の右側に、鉛直方向に縦長に配設されている(以下、可動役物23が初期状態に配設されている位置を「初期位置」と称する場合がある)。そして、可動役物23の下部であり、かつ、奥行き方向に配設されている役物駆動モータ(図示せず)が駆動されることにより、該可動役物23の役物回転軸23aを軸として、可動役物23が第3図柄表示装置81に向かって(即ち、反時計周りに)約80度傾斜するように可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する(以下、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する位置を「可動位置」(図665において点線で表示された可動役物23)と称する場合がある)。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81において実行される、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり演出中に実行される「チャレンジバトル」演出において可動可能となるように構成されており(図645(a)参照)、可動状態として該可動役物23が可動することで、該「チャレンジバトル」演出が成功結果となることを示唆するように構成されている。
その他、可動役物23は、特別図柄の変動演出中に可動することで、大当たり又は小当たりへの当選期待度が高いことを示唆したり、同じく特別図柄の変動演出中に可動することで、第3図柄表示装置81に表示している第3図柄や保留表示の内容を変化させたり、第3図柄表示装置81において、特別図柄の変動演出や大当たり演出、小当たり演出などが実行されていないデモ演出中に可動させることで、遊技機を選定中の遊技者に対してアピールする演出を行ったりするように構成してもよい。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺と同程度の長さで構成されている。また、可動役物23の可動領域を考慮し、該可動役物23に近接する領域には遊技球の流下領域を配設しないように構成されている。よって、可動役物23付近の遊技球の流下領域は、該可動役物23が初期位置に配設されている状態の右側側方において、遊技球1球が通過可能となる程度の流下領域となるように構成されている。
ここで、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されていた(図585参照)。このため、可動役物23は第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域を避けるように配設されており、該可動役物23の長さは第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺の半分程度の長さで構成されており、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較しても十分な大きさとは言い難いものとなっている。
一方、詳細は後述するが、第36実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット552の動作態様を、第1非電動役物ユニット54の動作態様と異なる構成にすることにより、遊技盤13の右側上方における可動役物23の可動領域を広く確保することが可能となった。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することができる。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、可動役物23の右下方向には、作用物としての第1非電動役物ユニット54が設けられている。この第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第36実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図586を参照して、作用物としての第1非電動役物ユニット54の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図586(a)は、第1非電動役物ユニット54を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図586(b)は、第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図586(c)は、第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図586(a)に示すように、第1非電動役物ユニット54は、第1非電開閉板54aと、下側第2始動口通路71a1と、下側第2始動口スイッチ71a2と、によって構成されている。上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物である。
第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、規定動作として、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図586(c)参照)。そして、規定動作として第1非電開閉板54aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が下側第2始動口71aに入球可能となる。また、第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
進入流路としての下側第2始動口通路71a1は、開放状態の当接部としての第1非電開閉板54a上を転動してきた遊技球を下側第2始動口スイッチ71a2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、該下側第2始動口通路71a1の左側に下側第2始動口スイッチ71a2が配設されており、該下側第2始動口スイッチ71a2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、下側第2始動口スイッチ71a2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図586(b)を参照して、第1非電動役物ユニット54の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合、第1非電開閉板54aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が、第1非電動役物ユニット54の上流側に配設されている第2非電動役物ユニット552(図665参照)を通過して鉛直方向下側へと流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第1非電開閉板54aによって流下方向が変化することなく、スルーゲート67を通過して普通電役ユニット72側へと流下していく。
一方、図586(c)に示すように、作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合、第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第1非電開閉板54a上を転動して正面視左側方向へと流下していき、下側第2始動口通路71a1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口スイッチ71a2によって入球を検知され、第1非電動役物ユニット54から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第36実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されて図586(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
図665に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、作用物としての第1非電動役物ユニット54の上流側には、実動体としての第2非電動役物ユニット552が設けられている。実動体としての第2非電動役物ユニット552は、第1非電動役物ユニット54と同様に電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、後述する普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第2非電動役物ユニット552内に所定数の遊技球(第36実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図657を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット552の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図657(a)は、第2非電動役物ユニット552を図656の拡大図B(図656の下部)に示すとおり、LXXVaの方向から見た場合における模式的断面図であり、図657(b)は、第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図657(c)は、第2非電動役物ユニット552が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図657(a)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット552は、第2非電出没板552aと、上側第2始動口通路71d1と、上側第2始動口スイッチ71d2と、によって構成されている。上述したように、第2非電動役物ユニット552は電気的に駆動制御されない役物である。
実動体としての第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、後述する普通電役ユニット72内の流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが遊技盤13の手前(図657(a)の左方向)へと水平方向に開放(突出)されるように構成されている(図657(c)参照)。この当接部としての第2非電出没板552aが突出することによって、右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71dに入球可能となる。また、第2非電動役物ユニット552内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖(没入)されるように構成されている。
進入流路としての上側第2始動口通路71d1は、第2非電動役物ユニット552内に入球した球を遊技盤13の手前側から奥側(図657(a)の左側から右側)へと遊技球を転動させるための通路であり、奥側(図657(a)の右側)へ進むにつれて鉛直下方向へ傾斜している。そして、該上側第2始動口通路71d1の奥側に上側第2始動口スイッチ71d2が配設されており、該上側第2始動口スイッチ71d2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、上側第2始動口スイッチ71d2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図657(b)を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット552の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合、第2非電出没板552aは遊技盤13の奥行き方向(図657(b)の右方向)に没入した状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット552内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合、右打ち遊技で発射された球は閉鎖状態となっている第2非電出没板552aによって流下方向が変化することなく、第1非電動役物ユニット54側(図665参照)へと流下していく。
一方、図657(c)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット552が開放状態である場合、第2非電出没板552aが遊技盤13の正面視手前方向(図657(c)の左方向)へと突出して開放されるため、右打ち遊技で発射された球は突出状態となっている第2非電出没板552a上を転動して遊技盤13の正面視奥行き方向(図657(c)の右方向)へと流下していき、上側第2始動口通路71d1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる上側第2始動口スイッチ71d2によって入球を検知され、第2非電動役物ユニット552から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第2非電動役物ユニット552内に所定数の遊技球(第36実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖(没入)されて図657(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット552内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
ここで、上述したように、第31実施形態の第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55は、該第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を構成するすべての部位がベース板60の正面視手前側に配設されているため、同じくベース板60の正面視手前側に配設される可動役物23とは、正面視した場合において同一の遊技領域には配設し得ないように構成されていた。
このため、第31実施形態における可動役物23は、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設されている領域を避けるように配設する必要があり、第31実施形態の可動役物23は、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較すると十分な大きさとは言い難い大きさであった。
一方、第36実施形態の第2非電動役物ユニット552は、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552a、上側第2始動口通路71d1及び上側第2始動口スイッチ71d2が遊技盤13に対して奥行き方向に構成されており、ベース板60よりも正面視奥側に配設されている。そして、該第2非電動役物ユニット552内に入球した球が遊技盤13に対して奥行き方向へと転動するように構成されている。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技の興趣を向上することができる。また、遊技盤13右側の領域内に、球の流下通路と、各入球口(即ち、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63a)と、可動役物23と、を効率よく配設することができる。
また、詳細は後述するが、第36実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の球が第1非電動役物ユニット54を開放することとなる作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、2球目の球が第2非電動役物ユニット552を開放することとなる流入口としての第2非電動役物始動口77に入球し易いように構成されている。
よって、「時間短縮状態」において第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552が開放する場合、最初に規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され易く、その後、指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放され易いように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が第2非電動役物ユニット552内の上側第2始動口71dに誘導され得る状況である場合、作用物としての第1非電動役物ユニット54には2の遊技球が入球済みとなっている可能性が高く、その後に発射される遊技球は第2非電動役物ユニット552に入球することが遊技者にとって最も有利な状況となる。従って、第2非電動役物ユニット552を第1非電動役物ユニット54よりも球の流下方向上流側に配設することで、指定動作として第2非電動役物ユニット552の開放時に発射された球を最短で該第2非電動役物ユニット552に入球させることができる。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、効率的に第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に球を入球させることができ、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができる。
その結果、大当たり遊技が終了して「時間短縮状態」に移行し、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆した場合に(図647(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)、遊技者が遊技方法に戸惑うことなく第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留することができ、円滑に「連荘状態」を遊技することができる。
図665に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側であって、第1非電動役物ユニット54の正面視下側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ67a(図592参照)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
スルーゲート67の正面視下側には、普通電役ユニット72が配設されている。詳細は後述するが、普通電役ユニット72内には第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は存在せず、上述した第1非電動役物ユニット54の始動口である第1非電動役物始動口76、及び、第2非電動役物ユニット552の始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。即ち、第36実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552を開放させるように構成されている。
ここで、第36実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留可能となるように構成されている。
詳細に説明すると、第36実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72は1の開放動作のみ実行可能となるように構成されている。さらに該普通電役ユニット72は、1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されている(図611参照)。
従って、「時間短縮状態」に移行後、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球すると、作用口としての第1非電動役物始動口76及び流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球する(図667~図672にて後述)。そして、普通電役ユニット72に2の球が入球することで、該普通電役ユニット72は開放動作を終了する。
また、上述したように、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されると、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球可能となり、下側第2始動口スイッチ71a2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
さらに、上述したように、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって実動体としての第2非電動役物ユニット552が開放されると、該第2非電動役物ユニット552内に2の遊技球が入球可能となり、上側第2始動口スイッチ71d2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
ここで、図666~図672を参照して、普通電役ユニット72の構成、駆動態様および球の流下態様について説明する。図666(a)は、普通電役ユニット72を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図666(b)は、図666(a)のLXXXIVbの部位の拡大図であって、普通電役ユニット72内の抵抗部としての経路振分装置74の模式的断面図であり、図666(c)は、図666(a)のLXXXIVbの部位の拡大図であって、経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転した場合の模式的断面図である。
図666(a)に示すように、普通電役ユニット72は、主に、普通電役開閉板72a、普通電役スイッチ72b、振分前経路72c、経路振分装置74、右側経路72d、左側経路72e、減速部72f、合流部72g、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76、第2非電動役物始動口77及び普通電役ユニット内排出口78、によって構成されている。また、減速部72fは第1減速部72f1、第2減速部72f2及び第3減速部72f3によって構成されている。
動作体としての普通電役開閉板72aは、普通図柄の可変表示結果に応じて普通電役ソレノイド72j(図598参照)によって開閉状態又は閉鎖状態に駆動制御される。普通電役ユニット72が開放状態となる場合、動作体としての普通電役開閉板72aは、正面視左方向へと約60度傾倒して開放される(図667(a)参照)。この普通電役開閉板72aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が進入部としての普通電役ユニット72に入球可能となる。
また、第36実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」では、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ないように構成することで(図611(a)参照)、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態となり得ないようにし、「時間短縮状態」より普通電役ユニット72へ入賞し難いように構成する。一方、「時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)(図611(a)参照)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」より当たりに当選し易くすることで、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態とし易くし、進入部としての普通電役ユニット72へ容易に入賞し得るように構成する。
なお、「時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役開閉板72aが開放される時間や、1回の普通図柄の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を変更するものとしても良い。具体的には、「時間短縮状態」において、普通電役開閉板72aが開放される時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役開閉板72aの開放時間の長時間化と、普通電役開閉板72aの開放回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第36実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に普通電役ユニット72が所定時間又は最大入賞個数に達するまで作動状態となり、所定図柄以外(第36実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役ユニット72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の正面視下方右側に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第36実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
前提条件として普通図柄の可変表示で当たりに当選し、普通電役開閉板72aが開放状態となり、進入部としての普通電役ユニット72内に流入した球は、該普通電役ユニット72内に設けられた普通電役スイッチ72bによって検知されることで、1個の球が賞球として払い出されるように構成されている。また、普通電役ユニット72は、前提条件として普通図柄の可変表示で当たりが導出された場合の1の開放動作における最大入賞個数が「2個」に設定されており(図611(c)参照)、普通電役スイッチ72bによって「2個」の入賞が検知されると、特定状態として普通電役開閉板72aは閉鎖状態となり、普通電役ユニット72の1の開放動作を終了するように構成されている。また、普通電役スイッチ72bは普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設されており、普通電役ユニット72に入球した球を即座に検知可能となるように構成されている。
ここで、仮に、普通電役ユニット72の1の開放動作において、最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞が発生した場合を想定する。詳細は後述するが、第36実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」へ移行した場合、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるように構成されているが、普通電役ユニット72の1の開放動作において最大入賞個数を超える入賞が発生した場合、第2特別図柄の動的表示が4回以上実行可能となってしまう可能性があり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
詳細に説明すると、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72に遊技球が入球すると、1球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易く、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球が2個貯留され、第1非電動役物ユニット54は閉鎖する。
また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されることで案内手段としての入球口切換弁75が可動し、次いで進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球は第2非電動役物始動口77へと誘導され易くなり、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放され、該第2非電動役物ユニット552に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、第2非電動役物ユニット552は閉鎖する。
そして、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2球目の球が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されることで、案内手段としての入球口切換弁75が再度可動して普通電役ユニット72の開放開始時の状態に戻るため、次に普通電役ユニット72に入球した球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易い状態となる。
ここで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71aに遊技球が入球すると、第2特別図柄の動的表示は即座に実行を開始する。よって、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されて該第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球すると、1球目の入球によって第2特別図柄の動的表示が即座に実行され、2球目の入球によって第2特別図柄の動的表示の保留球が1個貯留された状態となる。さらに、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球によって、指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放されて該第2非電動役物ユニット552内に2の球が入球すると、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、合計で3個貯留された状態となる。
従って、この状態で進入部としての普通電役ユニット72に3球目の球が入球すると、該3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が再度開放され、該第1非電動役物ユニット54内に遊技球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球は、保留球数の最大値である4個となる。
即ち、普通電役ユニット72の1の開放動作において、進入部としての普通電役ユニット72に2の球が入球した場合は、作用物としての第1非電動役物ユニット54への2の入球と、実動体としての第2非電動役物ユニット552への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるが、普通電役ユニット72の1の開放動作において、該普通電役ユニット72に3の球が入球した場合は、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、第2非電動役物ユニット552への2の入球と、さらに、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が少なくとも5回実行可能となる。
詳細は後述するが、第36実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示は高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を導出可能となるように構成されているため(図595(b)参照)、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加することにより、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、普通電役スイッチ72bを動作体としての普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設することにより、普通電役ユニット72の1の開放動作における最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞を抑制することができ、遊技仕様の想定以上の出玉を抑制することができる。なお、詳細は後述するが、第36実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」における普通電役ユニット72の開放動作は1度のみとなるように構成されている。
進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球は、普通電役スイッチ72bを通過すると進入流路としての振分前経路72cへと進入する。振分前経路72cは、鉛直方向に縦長に形成されており、該振分前経路72cの幅は1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、進入部としての普通電役ユニット72内に複数の球が連続して入球した場合であっても、該複数の球が平行して抵抗部としての経路振分装置74側に流下していくことはなく、1球ずつ順に流下していく。また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球が振分前経路72cを通過して流下する場合、該球は進入流路としての振分前経路72cの中心点から前後左右に逸脱することなく鉛直下方向へと流下していき、該球の中心点が抵抗部としての経路振分装置74の支持部としての回転軸部74aよりも左側となる位置に流下していくように構成されている(図666(b)及び図666(c)参照)。
次いで、図666(b)を参照して、抵抗部としての経路振分装置74の詳細を説明する。図666(b)に示すとおり、経路振分装置74は、主に、回転軸部74a、突起部74b、重り部74c、外周曲部74d、凹部74eによって構成されている。また、凹部74eは、凹部左辺74e1、凹部右辺74e2及び角部74e3によって構成されている。
抵抗部としての経路振分装置74は、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球を誘導流路としての右側経路72d又は案内流路としての左側経路72e(図666(a)参照)に振り分ける装置であり、電気的に駆動制御されない装置である。この経路振分装置74は、該経路振分装置74の上流側の通路である進入流路としての振分前経路72cの中心位置(図666(b)の一点鎖線)に対して、やや右側寄りに配設されている(支持部としての回転軸部74aが図666(b)の一点鎖線よりも右側に位置する)。
また、抵抗部としての経路振分装置74は、該経路振分装置74の中心部に位置する支持部としての回転軸部74aを中心に回転可能に構成されている。そして、経路振分装置74を構成する接触部としての突起部74bと重り部74cとの重さを比較すると、重り部74cの方が重量があるため、図666(b)に示す規定状態としての初期状態(通常時)においては、重り部74cによって正面視反時計回り方向の力が加えられており、かつ、ストッパー(図示せず)によって図666(b)に示す状態から反時計方向に回転不可となるように構成されることで初期状態を保持している。よって、抵抗部としての経路振分装置74は、規定状態としての初期状態からは時計回りにのみ回転可能となるように構成されている。
凹部74eを構成する凹部左辺74e1及び凹部右辺74e2は、それぞれの辺の長さが遊技球の直径と同程度の長さとなっており、抵抗部としての経路振分装置74が初期状態にある場合に1の遊技球が普通電役ユニット72内に入球した場合、該遊技球は必ずこの凹部74eに進入するように構成されている。
また、凹部左辺74e1と凹部右辺74e2との交点である角部74e3は、規定状態としての初期状態において、抵抗部としての経路振分装置74の中心部である支持部としての回転軸部74aよりも右側に位置している。よって、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した遊技球が凹部74eに進入した場合、該球は凹部左辺74e1及び凹部右辺74e2と接し(図667(b)参照)、該球の荷重は経路振分装置74の中心部である回転軸部74aよりも右側に位置することになる。
さらに、該球と接触部としての突起部74bとを合わせた荷重は、重り部74cの荷重よりも大きくなる。このため、該球と突起部74bの重みによって抵抗部としての経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度、突起部74bが回転停止部72kと接触するまで回転し(以下、経路振分装置74が初期状態から回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転した状態を「回転状態」と称する場合がある)、凹部右辺74e2が右下側へ傾斜することで凹部74eに侵入した遊技球は凹部右辺74e2の一部である突起部74b上を右側へと転動し(図667(c)の球D1参照)、誘導流路としての右側経路72dへと誘導される。そして、遊技球が接触部としての突起部74b上から転動しきり、抵抗部としての経路振分装置74から離れて右側経路72dへ進入すると、該遊技球と突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻る。
このように、初期状態から回転状態に移行する場合には、時計回りに約90度回転し、回転状態から初期状態に戻る場合には、反時計回りに約90度回転することで、2の遊技球が連続して経路振分装置74側に流下してくる場合であっても、迅速に繰り返し同様の動作を実行することで遊技球を振り分けることができる(図667及び図668参照)。
また、図666(c)に示すとおり、抵抗部としての経路振分装置74が回転状態にある場合、該経路振分装置74の鉛直方向上側の面(進入流路としての振分前経路72cから落下してきた遊技球が経路振分装置74に衝突する面)は誘導部としての外周曲部74dとなる。さらに、上述したように、経路振分装置74は、該経路振分装置74の上流側の通路である振分前経路72cの中心位置(図666(c)の一点鎖線)に対して、やや右側寄りに配設されている(支持部としての回転軸部74aが図666(c)の一点鎖線よりも右側に位置する)ため、進入部としての普通電役ユニット72に入球した遊技球が、可動状態としての回転状態にある経路振分装置74に衝突した場合、該遊技球は外周曲部74dの左側への傾斜部を転動して案内流路としての左側経路72eへと進入するように構成されている(図669(c)の球E2参照)。
ここで、上述したように、抵抗部としての経路振分装置74は、1の遊技球が凹部74eに進入することで時計回りに回転して可動状態としての回転状態となるが、該遊技球が接触部としての突起部74b上から転動しきると、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに回転して規定状態としての初期状態に戻る。即ち、進入部としての普通電役ユニット72に入球した遊技球が回転状態にある経路振分装置74に衝突する場合とは、普通電役ユニット72に入球した1球目の遊技球が凹部74eに進入して該経路振分装置74が回転状態となっている間(遊技球が突起部74b上から転動しきる前)に、普通電役ユニット72内に2球目の遊技球が入球して回転状態にある経路振分装置74に衝突する場合となる(図669(c)の球E2参照)。
また、詳細は後述するが、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合にも、1球目の球は誘導流路としての右側経路72dへと誘導され、2球目の球は案内流路としての左側経路72eへと誘導されるように構成されている(図671参照)。
このように、抵抗部としての経路振分装置74は、規定状態としての初期状態(図666(b)参照)から時計回りに約90度回転して可動状態としての回転状態(図666(c)参照)となり、回転状態から反時計回りに約90度回転して初期状態に戻ることで、普通電役ユニット72内に入球した遊技球を誘導流路としての右側経路72d又は案内流路としての左側経路72eへと誘導可能となるように構成されている。
図666(a)を参照して説明を続ける。誘導流路としての右側経路72dは、経路振分装置74の凹部74eに進入した遊技球が可動状態としての回転状態の経路振分装置74から接触部としての突起部74b上を右側へ転動してきた場合に通過する経路である。この右側経路72dは、後述する合流部72gに向かって緩やかに左下方向へと傾斜しており、該右側経路72dを通過した球は合流部72gへと進入していく。
また、右側経路上壁72d1は、凹部74eに遊技球が進入し、該遊技球と抵抗部としての経路振分装置74とが時計回りに回転する場合、該遊技球と接触しない程度の高さに構成されている。換言すると、仮に、可動状態としての回転状態の経路振分装置74上に流下してきた遊技球が経路振分装置74の外周曲部74dと衝突し、右側への傾斜部を転動しようとした場合であっても、外周曲部74dと、右側経路上壁72d1とに接触し、誘導流路としての右側経路72d側へは流下し得ないように構成されている(図666(c)参照)。
このため、当接部としての外周曲部74dと右側経路上壁72d1とに接触した遊技球は、外周曲部74d上を左側に転動して案内流路としての左側経路72eへと進入するか、又は、外周曲部74dと右側経路上壁72d1とに接触した状態で静止し、先に凹部74eに進入していた球が誘導流路としての右側経路72d側へと転動して抵抗部としての経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻ることで、静止していた球が凹部74eに進入し、経路振分装置74とともに時計回りに回転して右側経路72d側へと流下するように構成されている。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合に、該2の球が密接した状態を維持したまま合流部72gに到達し得ないようにすることができ、それぞれの球が一定の間隔を空けた状態で合流部72gに到達させることができる。
案内流路としての左側経路72eは、可動状態としての回転状態の抵抗部としての経路振分装置74の上部である誘導部としての外周曲部74d上を左側に転動してきた遊技球が通過する経路である。この左側経路72eは、後述する減速部72fに向かって緩やかに左下方向へと傾斜しており、該左側経路72eを通過した球は減速部72fへと進入していく。
また、左側経路上壁72e1は、左側経路72eを1の遊技球が転動できる程度の高さに構成されている。従って、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球し、1球目の球が凹部74eに進入し、さらに、2球目の球が左側経路72eへと流下しようとした場合、該2球目の球は、1球目の球と左側経路上壁72e1とに接触し、左側経路72eへと流下できない状態となる(図671(b)の球F2参照)。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合であっても、1球目の球と2球目の球が同時に合流部72gに到達し得ず、1球目の球に遅れて2球目の球が合流部72gに到達させることができる。
減速部72fは、第1減速部72f1と、第2減速部72f2と、第3減速部72f3と、によって構成されており、案内流路としての左側経路72eに進入した遊技球が3の減速部72f1~72f3に衝突することで左右に蛇行し、減速しながら該減速部72fを転動するように構成されている。この減速部72fは、左側経路72e側にのみ配設されており、右側経路72d側には配設されていない。よって、規定状態としての初期状態の経路振分装置74の凹部74eに進入した遊技球が誘導流路としての右側経路72dを通過して合流部72gに到達する時間(図667(b)から図667(d)までの遊技球D1の転動時間)と、可動状態としての回転状態の経路振分装置74に衝突した遊技球が左側経路72eを通過して合流部72gに到達する時間(図669(c)から図670(b)までの遊技球E2の転動時間)とを比較すると、右側経路72dを通過した場合の方が約1秒程度、合流部72gに到達する時間が早くなるように構成されている。
合流部72gは、誘導流路としての右側経路72d又は案内流路としての左側経路72eを通過した球が進入する経路である。この合流部72gは、前述した振分前経路72cと同様に、1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、合流部72gを通過した球が下方へと流下する場合、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、鉛直下方向へと流下していく。よって、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している場合には、合流部72gから流下した球は左側傾斜部75aと接触し(図668(a)の球D1参照)、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している場合には、合流部72gから流下した球は右側傾斜部75bと接触する(図668(c)の球D2参照)ように構成されている。
案内手段としての入球口切換弁75は、合流部72gを通過した遊技球を、後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に誘導するための振り分け弁である。この入球口切換弁75は変更手段として主制御装置110によって電気的に制御されており、パチンコ機10の電源投入時においては第2非電動役物始動口77の上部に位置している(以下、入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している状態を「第1位置」と称する場合がある)。
また、詳細は後述するが、並列して配設されている第1非電動役物始動口76と第2非電動役物始動口77とは、合流部72gの中心位置から左右対称となる位置に配設されている。さらに、上述したように、合流部72gを通過した球が下方へと流下する場合、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、鉛直下方向へと流下していく。このため、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置にある場合、合流部72gから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の左側傾斜部75aに接触し、該球が左側傾斜部75a上を左側へと転動して第1非電動役物始動口76へと誘導される(図668(a)の球D1参照)。そして、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)がオンされて、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部(以下、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している状態を「第2位置」と称する場合がある)に移動するように構成されている。
また、案内手段としての入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部である第2位置にある場合、合流部72gから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の右側傾斜部75bに接触し、該球が右側傾斜部75b上を右側へと転動して第2非電動役物始動口77へと誘導される(図668(c)の球D2参照)。そして、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知された場合、又は、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過した場合、のいずれかの場合に入球口切換弁ソレノイド75cがオフされて、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に戻るように構成されている。
第1非電動役物始動口76は、作用口としての第1非電動役物始動口76に遊技球が入球することで第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aを開放する始動口であり、第1非電動役物始動口スイッチ76aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76と第2非電動役物始動口77とは、合流部72gの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第1非電動役物始動口76は合流部72gの中心位置から正面視左側に配設されている。
さらに、上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。なお、第1非電動役物始動口76への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
流入口としての第2非電動役物始動口77は、該第2非電動役物始動口77に遊技球が入球することで第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aを開放する始動口であり、第2非電動役物始動口スイッチ77aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76と第2非電動役物始動口77とは、合流部72gの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第2非電動役物始動口77は合流部72gの中心位置から正面視右側に配設されている。
さらに、上述したように、第2非電動役物ユニット552は電気的に駆動制御されない役物であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。なお、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
第36実施形態のパチンコ機10では、振分前経路72c、経路振分装置74、右側経路72d、左側経路72e、減速部72f、合流部72g、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77の構成により、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の遊技球を第1非電動役物始動口76へ、2球目の遊技球を第2非電動役物始動口77へ、それぞれ入球可能となるように構成されている。
一方、左側排出経路72hは、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球する予定の遊技球が該第1非電動役物始動口76に入球し得なかった場合のイレギュラーケースに通過する経路であり、該遊技球は左側排出経路72hを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78へと入球し、普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知され、普通電役ユニット72から排出される。
同様に、右側排出経路72iは、流入口としての第2非電動役物始動口77に入球する予定の遊技球が該第2非電動役物始動口77に入球し得なかった場合のイレギュラーケースに通過する経路であり、該遊技球は右側排出経路72iを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78へと入球し、普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知され、普通電役ユニット72から排出される。
次いで、図667~図672を参照して、普通電役ユニット72内に入球した遊技球の流下態様について説明する。図667~図668は、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以上の間隔を空けて入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図であり、図669~図670は、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以内の間隔で入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図であり、図671~図672は、普通電役ユニット72に2の遊技球が密接した状態で入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
より詳細には、図667(a)は、1球目の球D1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図667(b)は、図667(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入し、2球目の球D2が普通電役スイッチ72bを通過する状態を示した図であり、図667(c)は、図667(b)の状態から、1球目の球D1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球D2が振分前経路72cを通過する状態を示した図であり、図667(d)は、図667(c)の状態から、1球目の球D1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態であり、2球目の球D2が初期状態に戻った経路振分装置74の凹部74eに進入した状態を示した図である。
また、図668(a)は、図667(d)の状態から、1球目の球D1が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球D2が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態を示した図であり、図668(b)は、図668(a)の状態から、1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球D2が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態を示した図であり、図668(c)は、図668(b)の状態から、2球目の球D2が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図668(d)は、図668(c)の状態から、2球目の球D2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
さらに、図669(a)は、1球目の球E1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図669(b)は、図669(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球E1が凹部74eに進入し、2球目の球E2が普通電役ユニット72内に入球して進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示した図であり、図669(c)は、図669(b)の状態から、1球目の球E1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球E2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示した図であり、図669(d)は、図669(c)の状態から、1球目の球E1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球E2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示した図である。
また、図670(a)は、図669(d)の状態から、1球目の球E1が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球E2が減速部72fを通過している状態を示した図であり、図670(b)は、図670(a)の状態から、1球目の球E1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球E2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示した図であり、図670(c)は、図670(b)の状態から、2球目の球E2が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図670(d)は、図670(c)の状態から、2球目の球E2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
さらに、図671(a)は、1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図671(b)は、図671(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で進入流路としての振分前経路72cを通過した状態を示した図であり、図671(c)は、図671(b)の状態から、1球目の球F1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球F2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示した図であり、図671(d)は、図671(c)の状態から、1球目の球F1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球F2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示した図である。
また、図672(a)は、図671(d)の状態から、1球目の球F1が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球F2が減速部72fを通過している状態を示した図であり、図672(b)は、図672(a)の状態から、1球目の球F1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球F2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示した図であり、図672(c)は、図672(b)の状態から、2球目の球F2が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図672(d)は、図672(c)の状態から、2球目の球F2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
図667(a)は、1球目の球D1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図667(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球D1が転動している状態である。
よって、図667(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、抵抗部としての経路振分装置74は初期状態となっており、案内手段としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図667(b)は、図667(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入し、2球目の球D2が普通電役スイッチ72bを通過する状態を示している。即ち、図667及び図668では、普通電役ユニット72内に1球目の球D1が入球した後、一定の時間が経過してから2球目の球D2が入球したケースとなっている。
次いで、図667(c)は、図667(b)の状態から、1球目の球D1が可動状態としての回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球D2が進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示している。図667(b)において1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入したため、1球目の球D1と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、1球目の球D1が突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
一方、図667(b)で2球目の球D2が普通電役スイッチ72bを通過したことによって、主制御装置110は普通電役ユニット72に最大入賞個数である「2個」の球が入球したと判断し、動作体としての普通電役開閉板72aが閉鎖された状態となっている。そして、普通電役スイッチ72bを通過した2球目の球D2は、進入流路としての振分前経路72cを通過する状態となっている。
次いで、図667(d)は、図667(c)の状態から、1球目の球D1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態であり、2球目の球D2が初期状態に戻った経路振分装置74の凹部74eに進入した状態を示している。1球目の球D1は、抵抗部としての経路振分装置74の接触部としての突起部74b上を転動しきって誘導流路としての右側経路72dを通過しているため、1球目の球D1と突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。そして、2球目の球D2は、初期状態に戻った経路振分装置74の凹部74eへと進入した状態となっている。
即ち、図667~図668の流下態様におけるケースでは、1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入してから、該経路振分装置74が可動状態としての回転状態に回転し、さらに、1球目の球D1が接触部としての突起部74bから転動しきって該経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻るまでの期間よりも、1球目の球D1が経路振分装置74の凹部74eに進入してから、2球目の球D2が経路振分装置74に到達するまでの期間の方が長い場合の流下態様となっている。
次いで、図668(a)は、図667(d)の状態から、1球目の球D1が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球D2が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態を示している。合流部72gを通過した1球目の球D1は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図668(a)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内手段としての入球口切換弁75は第1位置である第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた1球目の球D1は、案内手段としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。
一方、図667(d)において2球目の球D2が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入したため、2球目の球D2と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、2球目の球D2が突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
次いで、図668(b)は、図668(a)の状態から、1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球D2が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態を示している。1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。
また、1球目の球D1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となっている(図586(c)参照)。
一方、抵抗部としての経路振分装置74の突起部74b上を転動しきった2球目の球D2は、誘導流路としての右側経路72dを通過している状態となっている。よって、図668(a)において可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。
次いで、図668(c)は、図668(b)の状態から、2球目の球D2が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動している状態を示している。合流部72gを通過した2球目の球D2は、該合流部72gの下方へと流下して案内手段としての入球口切換弁75と接触する。このとき、案内手段としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた2球目の球D2は、案内手段としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図668(d)は、図668(c)の状態から、2球目の球D2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球D2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球D2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となっている(図657(c)参照)。
ここで、上述したように、図667~図668の流下態様におけるケースでは、1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入してから、該経路振分装置74が可動状態としての回転状態に回転し、さらに、1球目の球D1が接触部としての突起部74bから転動しきって該経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻るまでの期間よりも、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球D1と2球目の球D2との入球間隔の方が長い場合の流下態様となっている。
このように、1球目の球D1と2球目の球D2との入球間隔が一定以上である場合、1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきった後に、2球目の球D2が合流部72gから案内手段としての入球口切換弁75側へ流下してくるように構成されている。
このように構成することで、1球目の球D1と2球目の球D2との入球間隔が一定以上である場合、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
次に、図669~図670を参照して、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以内の間隔で入球した場合の各遊技球の流下態様について説明する。図669(a)は、1球目の球E1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図669(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて動作体としての普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球E1が転動している状態である。
よって、図669(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、抵抗部としての経路振分装置74は初期状態となっており、案内手段としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図669(b)は、図669(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球E1が凹部74eに進入し、2球目の球E2が普通電役ユニット72内に入球して進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示している。2球目の球E2が普通電役スイッチ72bを通過したことによって、主制御装置110は普通電役ユニット72に最大入賞個数である「2個」の球が入球したと判断し、動作体としての普通電役開閉板72aが閉鎖された状態となっている。
ここで、図669(b)と、上述した図667(b)と、を比較すると、図667(b)における1球目の球D1と2球目の球D2との間隔よりも、図669(b)における1球目の球E1と2球目の球E2との間隔の方が短くなっている。即ち、図669~図670に示す流下態様は、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2の球の間隔がより短い場合の流下態様となっている。
次いで、図669(c)は、図669(b)の状態から、1球目の球E1が可動状態としての回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球E2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して案内流路としての左側経路72eへと進入する状態を示している。図669(b)において1球目の球E1が経路振分装置74の凹部74eに進入したため、1球目の球E1と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、1球目の球E1が突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
一方、2球目の球E2は、1球目の球E1によって抵抗部としての経路振分装置74が回転状態となっている間に該経路振分装置74へと到達し、当接部としての外周曲部74dと接触する。上述したように、進入流路としての振分前経路72cの幅は遊技球の直径を僅かに上回る程度に構成されているため、2球目の球E2球が振分前経路72cを通過して流下する場合、該球は振分前経路72cの中心点から左右方向に逸脱することなく鉛直下方向に流下していき、該球の中心点が経路振分装置74の中心点である支持部としての回転軸部74aよりも左側となる位置に流下し、経路振分装置74と接触する。
よって、2球目の球E2は、誘導部としての外周曲部74dの最上部にあたる位置よりも左側となる位置で外周曲部74dと接触し、該外周曲部74dの左側の傾斜に沿って転動し、案内流路としての左側経路72eへと進入していく(図666(c)参照)。
また、仮に、2球目の球E2が当接部としての外周曲部74dと接触し、該外周曲部74dの右側の傾斜に沿って転動しようとした場合であっても、該外周曲部74dと右側経路上壁72d1(図666(c)参照)とに接触して右側経路72d側へ流下し得ないように構成されている。従って、この場合、外周曲部74d上を左側に転動して案内流路としての左側経路72eへと進入するか、又は、外周曲部74dと右側経路上壁72d1とに接触した状態で静止し、先に凹部74eに進入していた球が右側経路72d側へと転動して抵抗部としての経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻ることで、静止していた球が凹部74eに進入し、経路振分装置74とともに時計回りに回転して右側経路72d側へと流下するように構成されている。
このように、図669~図670の流下態様におけるケースでは、1球目の球E1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入してから、該経路振分装置74が可動状態としての回転状態に回転し、さらに、1球目の球E1が接触部としての突起部74bから転動しきって該経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻るまでの期間よりも、1球目の球E1が経路振分装置74の凹部74eに進入してから、2球目の球E2が経路振分装置74に到達するまでの期間の方が短い場合の流下態様となっている。
次いで、図669(d)は、図669(c)の状態から、1球目の球E1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球E2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示している。1球目の球E1は抵抗部としての経路振分装置74の突起部74b上を転動しきって誘導流路としての右側経路72dを通過しているため、1球目の球E1と接触部としての突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。
一方、案内流路としての左側経路72eを通過した2球目の球E2は、減速部72fへと進入していく。左側へと傾斜する左側経路72eを通過した2球目の球E2は、第1減速部72f1と衝突する。この衝突によって2球目の球E2は流下方向を右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら第2減速部72f2へと向かって流下していく。
次いで、図670(a)は、図669(d)の状態から、1球目の球E1が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球E2が減速部72fを通過している状態を示している。合流部72gを通過した1球目の球E1は、該合流部72gの下方へと流下して案内手段としての入球口切換弁75と接触する。図670(a)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内手段としての入球口切換弁75は第1位置である第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた1球目の球E1は、案内手段としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。
一方、第1減速部72f1と衝突して右下へと流下していた2球目の球E2は、第2減速部72f2と衝突する。この衝突によって2球目の球E2は流下方向を再度左側へと変化させ、減速しつつ、左下へと流下しながら第3減速部72f3へと向かって流下していく。
次いで、図670(b)は、図670(a)の状態から、1球目の球E1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球E2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示している。1球目の球E1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。
また、1球目の球E1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となっている(図586(c)参照)。
一方、第2減速部72f2と衝突して左下へと流下していた2球目の球E2は、第3減速部72f3と衝突する。この衝突によって2球目の球E2は流下方向を再度右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら合流部72gへと進入していく。
次いで、図670(c)は、図670(b)の状態から、2球目の球E2が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動している状態を示している。合流部72gを通過した2球目の球E2は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。このとき、案内手段としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた2球目の球E2は、案内手段としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図670(d)は、図670(c)の状態から、2球目の球E2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球E2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球E2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって実動体としての第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となっている(図657(c)参照)。
このように、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球E1と2球目の球E2との入球間隔が短い場合であっても、1球目の球E1が右側経路72d側を流下し、2球目の球E2が減速部72fを通過することになる左側経路72e側を流下することで、該2の球が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75へ到達するまでの間隔を長くすることができる。そして、1球目の球E1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきった後に、2球目の球E2が合流部72gから案内手段としての入球口切換弁75側へ流下可能に構成することができる。
このように構成することで、1球目の球E1と2球目の球E2との入球間隔が一定以内の場合においても、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
次に、図671~図672を参照して、普通電役ユニット72に2の遊技球が密接した状態で入球した場合の各遊技球の流下態様について説明する。図671(a)は、1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図671(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて動作体としての普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された2の球F1及びF2が密接して転動している状態である。
よって、図671(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、抵抗部としての経路振分装置74は初期状態となっており、案内手段としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図671(b)は、図671(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で進入流路としての振分前経路72cを通過した状態を示している。1球目の球F1及び2球目の球F2が普通電役スイッチ72bを通過したことによって、主制御装置110は普通電役ユニット72に最大入賞個数である「2個」の球が入球したと判断し、動作体としての普通電役開閉板72aが閉鎖された状態となっている。
また、1球目の球F1は、規定状態としての初期状態の経路振分装置74の凹部74eへと進入する。ここで、上述したように、抵抗部としての経路振分装置74は、該経路振分装置74の上側の通路である進入流路としての振分前経路72cの中心位置(図666(b)の一点鎖線)に対して、やや右側寄りに配設されている(支持部としての回転軸部74aが図666(b)の一点鎖線よりも右側に位置する)。さらに、凹部左辺74e1と凹部右辺74e2との交点である角部74e3は、経路振分装置74の中心部である回転軸部74aよりも右側に位置している(図666(b)参照)。
よって、1球目の球F1が凹部74eへと進入した場合、該1球目の球F1は、進入流路としての振分前経路72cを流下中の状態、即ち、球F1の中心点が図666(b)に示す一点鎖線上を流下している状態と比べると、若干ながら右側にずれて凹部74eへと進入する。このため、1球目の球F1と密接した状態で流下してきた2球目の球F2は、右側にずれた1球目の球F1との接触により、該1球目の球F1上を左側へと転動しようとする。しかしながら、1球目の球F1と密接した状態の2球目の球F2は、左側経路上壁72e1とも接触するため、左側経路72e側へと転動することができず、1球目の球F1の上部に静止した状態となる。
次いで、図671(c)は、図671(b)の状態から、1球目の球F1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球F2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示している。図671(b)において1球目の球F1が経路振分装置74の凹部74eに進入したため、1球目の球F1と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
一方、図671(b)において、1球目の球F1と左側経路上壁72e1とに接触して静止状態となっていた2球目の球F2は、1球目の球F1が抵抗部としての経路振分装置74とともに時計回りに回転したことで、案内流路としての左側経路72eへと転動するスペースが生じ、該左側経路72e側へと転動していく。
次いで、図671(d)は、図671(c)の状態から、1球目の球F1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球F2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示している。1球目の球F1は抵抗部としての経路振分装置74の接触部としての突起部74b上を転動しきって誘導流路としての右側経路72dを通過しているため、1球目の球F1と突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。
一方、案内流路としての左側経路72eを通過した2球目の球F2は、減速部72fへと進入していく。左側へと傾斜する左側経路72eを通過した2球目の球F2は、第1減速部72f1と衝突する。この衝突によって2球目の球F2は流下方向を右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら第2減速部72f2へと向かって流下していく。
次いで、図672(a)は、図671(d)の状態から、1球目の球F1が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球F2が減速部72fを通過している状態を示している。合流部72gを通過した1球目の球F1は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図672(a)の状態では遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内手段としての入球口切換弁75は第1位置である第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた1球目の球F1は、入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。
一方、第1減速部72f1と衝突して右下へと流下していた2球目の球F2は、第2減速部72f2と衝突する。この衝突によって2球目の球F2は流下方向を再度左側へと変化させ、減速しつつ、左下へと流下しながら第3減速部72f3へと向かって流下していく。
次いで、図672(b)は、図672(a)の状態から、1球目の球F1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球F2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示している。1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。
また、1球目の球F1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって、規定動作として第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となっている(図586(c)参照)。
一方、第2減速部72f2と衝突して左下へと流下していた2球目の球F2は、第3減速部72f3と衝突する。この衝突によって2球目の球F2は流下方向を再度右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら合流部72gへと進入していく。
次いで、図672(c)は、図672(b)の状態から、2球目の球F2が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動している状態を示している。合流部72gを通過した2球目の球F2は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。このとき、案内手段としての入球口切換弁75は特定態様である第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた2球目の球F2は、入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図672(d)は、図672(c)の状態から、2球目の球F2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球F2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球F2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって実動体としての第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となっている(図587(c)参照)。
このように、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合であっても、1球目の球F1が右側経路72d側を流下し、2球目の球F2が減速部72fを通過することになる左側経路72e側を流下することで、該2の球が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下するタイミングをずらすことができる。そして、1球目の球F1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきった後に、2球目の球F2が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下可能に構成することができる。
このように構成することで、2の遊技球が密接した状態で進入部としての普通電役ユニット72内に入球した場合でも、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
即ち、図667~図672において説明したように、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合、該2の球の流下態様が如何様な場合であっても、1球目の球を作用口としての第1非電動役物始動口76に入球させ、2球目の球を流入口としての第2非電動役物始動口77に入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
なお、普通電役ユニット72に入球した球が想定外の流下態様となって、第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球しなかった場合、左側排出経路72h又は右側排出経路72iを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78に入球するように構成されている(図660及び図661参照)。
図665に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように抵抗部としての遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図592参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
普通電役ユニット72の球の流下方向下流側であって、該普通電役ユニット72の正面視左側には小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図592参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73f(図592参照)と、特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、規定状態としての閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球が突出状態の小入賞口開閉板73a上を転動し、可変入賞装置65側へと流下していくように構成されている。そして、第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図592参照)によって遊技盤13盤面内へと没入駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球は小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。また、小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第36実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図606参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図606参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の誘導流路としての排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視右側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第36実施形態では、可動状態としての小入賞口ユニット73の開放時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、案内流路としての特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第36実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図597参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側であって、該小入賞口ユニット73の正面視左側には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
可変入賞装置65の球の流下方向下流側であって、該可変入賞装置65の正面視左側には、球が入球することにより1個の球が賞球として払い出される右側一般入賞口63aが配設されている。この右側一般入賞口63aは、右打ち遊技で発射した球が入球し得る第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65の流下方向下流側に配設されているため、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入球しなかった球が入球し得る。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、該右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aの正面視上方には壁部79が配設されている。この壁部79は、遊技盤13から水平方向に板状に形成されており、第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aの下部(回転軸部)から右側一般入賞口63aの上方まで、円弧状に連続して形成されている。
また、壁部79の左側先端部は、第1始動口64の下方まで達しているため、左打ち遊技で発射した球が第1始動口64に入球せずに該第1始動口64の左右から流下した場合、該球は壁部79上を左下方向へと転動し、該壁部79上を転動しきって後述するアウト口66へと入球する。よって、壁部79により、左打ち遊技で発射した球は、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aへは入球不可又は困難となるように構成されている。
さらに、右打ち遊技で発射した球が、例えば、スルーゲート67及び普通電役ユニット72を通過し、閉鎖状態の小入賞口開閉板73aと勢いよく接触して飛び跳ねた場合、該球は壁部79の下側の面と接触して小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上に落下し、小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上を転動して右側一般入賞口63a方向へと流下していく。よって、壁部79により、右打ち遊技で発射した球は、第1始動口64、又は、遊技盤13の正面視左下側に配設された一般入賞口63へは入球不可又は困難となるように構成されている。
次いで、第3図柄表示装置81の左側下方には風車が配設されている。風車は、主に、軸部と羽根部とで構成されている。羽根部には中心軸線方向に貫通する貫通孔が形成されており、支持部としての軸部が羽根部の貫通孔に挿通され、該軸部が遊技盤13に植設されることにより、誘導部としての風車の羽根部が回転自在となるように構成されている。また、羽根部は3の羽根によって構成されており、該3の羽根は、軸部の中心から外径方向に向かって延びる形で等間隔に(即ち、それぞれの羽根が120度の角度で)形成されている。
よって、遊技領域に発射された遊技球が流下し、風車上方に配設された進入流路としての寄り釘領域を通過し、風車と衝突する場合、規定状態として羽根部が静止している状態において寄り釘から遊技球が流下すると、接触部としての羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで誘導流路としての風車右側領域に遊技球を引導可能となる。
また、寄り釘から遊技球が連続して流入する場合、1球目の遊技球が羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に1球目の遊技球を引導可能とし、さらに、可動状態として羽根部が回転している状態において、2球目の遊技球が当接部としての羽根部の他面と衝突することにより、案内流路としての風車左側領域に遊技球を引導可能に構成されている
さらに、羽根部が回転する場合、いずれの方向(即ち、時計回り又は反時計回り)にも回転可能に構成されているため、遊技球が羽根部と衝突した場合の流下方向は左右いずれの方向にも引導可能となる。
遊技盤13の下側における右方向の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図583参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71a,71b,72,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の接触部としての釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71a,71b,72,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
以上、説明したように、第36実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に経路振分装置74を配設し、普通電役ユニット72内に入球した2の球の間隔が一定以内である場合に、1球目の球を右側経路72dへ、2球目の球を左側経路72eへと誘導するように構成する。
そして、左側経路72e側に減速部72fを配設し、該左側経路72e側に転動した球の流下速度を効果的に減速させ、入球口切換弁75へ流下するまでの期間が長くなるように構成する。
このように構成することで、普通電役ユニット72内に入球した2の球の流下態様が如何様な場合であっても、1球目の球が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下してから、2球目の球が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下するまでに、一定の期間を有するように構成することができる。
そして、1球目の球を第1非電動役物始動口76に入球させ、2球目の球を第2非電動役物始動口77に入球させることができ、それぞれの入球によって第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552を開放させることで、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
その結果、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
その他、第36実施形態におけるパチンコ機10は、第31実施形態乃至第35実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第37実施形態>
次いで、図673を参照して、本発明を適用した第37実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第37実施形態のパチンコ機10について、第31実施形態及び第36実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第37実施形態のパチンコ機10の説明において、第31実施形態及び第36実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第31実施形態及び第36実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第36実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット552が第1非電動役物ユニット54の直上に配設されており、右打ち遊技で発射された球が第2非電動役物ユニット552に入球するまでに一定の期間を要するように構成されていた。
このため、「時間短縮状態」において右打ち遊技で球を発射した場合に、普通電役ユニット72への入球を経て第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552にそれぞれ2の球を入球させ、第2特別図柄の動的表示の保留球を4つ貯留させるまでに一定の期間を要し、この点において、さらなる向上が求められる。
第37実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、「時間短縮状態」において右打ち遊技で球を発射した場合に、より迅速に第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552にそれぞれの2の球を入球させることができる遊技機を提供することを目的としている。
より具体的には、例えば、第37実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット552を、遊技球が遊技領域に進入する進入地点である戻り球防止部材68により近い位置に配設し、より迅速に第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552にそれぞれの2の球を入球させることができる遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第37実施形態のパチンコ機10は、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、発射された遊技球が所定位置を超えた場合に遊技盤に形成された遊技領域に進入する遊技機であって、前記第3可動体は、前記第2可動体よりも前記所定位置に近い位置に配設された。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、流入部としての進入部を備え、所定条件としての前提条件を備え、第1可動体としての動作体を備え、第2可動体としての作用物を備え、所定の動作としての規定動作を備え、第1入球部としての作用口を備え、第1検出部としての検知部を備え、第3可動体としての実動体を備え、特定の動作としての指定動作を備え、第2入球部としての流入口を備え、第2検出部としての感知部を備え、誘導手段としての案内装置を備え、第1状態としての所定態様を備え、第2状態としての特定態様を備え、切替手段としての切替装置を備え、所定位置としての所定地点を備える。
なお、例えば、遊技球を流入させる流入部として、本実施形態では普通電役ユニット72への入球部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口等でもよい。
また、例えば、特定の動作として、本実施形態では、第2非電動役物ユニット55の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、特定の動作を実行可能な第3可動体として、本実施形態では第2非電動役物ユニット55を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
また、例えば、誘導手段の状態を切り替える切替手段として、本実施形態では入球口切換弁75の駆動制御を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける駆動制御や、球が流入することにより流路が切り替わる駆動制御、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な駆動制御、球が特定の入球口へ入球可能とする駆動制御、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な駆動制御などが挙げられる。
さらに、例えば、所定の動作として、本実施形態では、第1非電動役物ユニット54の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、例えば、所定条件として、本実施形態では普通図柄の可変表示の当たり当選を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
なお、例えば、遊技球の入球を検出するための第1検出部又は第2検出部として、本実施形態では第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、入球が検知されることで特別図柄の動的表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで普通図柄の可変表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで遊技者に一定の賞球を付与することとなるスイッチ、入球が検知されることで大当たり遊技状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで確率変動状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されないことで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されることで遊技に関する一定の情報を示唆可能とするスイッチ、入球が検知されることで特定の可動物に特定の動作を実行可能とするスイッチなどが挙げられる。
さらに、例えば、所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素として、本実施形態では小当たりを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与可能となる要素、有利な遊技状態に移行可能となる要素、変動演出における1演出の結果が失敗と判断し得ない要素、遊技者にとって有益な情報を付与可能な要素などが挙げられる。
また、例えば、選択要素を選択可能な所定一覧として、本実施形態では大当たり乱数テーブル202aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果を抽出し得る一覧、普通図柄の可変表示の抽選結果を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の終了条件として抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の停止パターンを抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の実行期間を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の継続回数を抽出し得る一覧、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素を抽出し得る一覧などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が入球する第2入球部として、本実施形態では第2非電動役物始動口77を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
また、例えば、所定の動作を実行可能な第2可動体として、本実施形態では第1非電動役物ユニット54を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体として、本実施形態では普通電役開閉板72aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置への入球を可能とする開閉板や、小入賞口への入球を可能とする開閉板、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、遊技者の操作によって遊技球が流入可能となる振分手段、或いは、遊技者の操作によって遊技球が発射可能となる発射駆動源などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が入球する第1入球部として、本実施形態では第1非電動役物始動口76を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、普通図柄に当選することで入球可能となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
さらに、例えば、所定一覧から抽出手段によって抽出され得る選択要素として、本実施形態では大当たり、小当たり又はハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果として抽出され得る要素、普通図柄の可変表示の抽選結果として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果として抽出され得る要素、特定の遊技状態の終了条件として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の停止パターンとして抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の実行期間として抽出され得る要素、特定の遊技状態の継続回数として抽出され得る要素、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素などが挙げられる。
また、例えば、遊技球を所定流路に誘導する誘導手段として、本実施形態では入球口切換弁75を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける構造物や、球が流入することにより流路が切り替わる構造物、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な構造物、球が特定の入球口へ入球可能とする構造物、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な構造物などが挙げられる。
さらに、例えば、第1状態又は第2状態として、本実施形態では入球口切換弁75の初期状態又は入球口切換弁75の駆動状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技機の電源投入前における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入直後における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入前の状態、遊技機の電源投入後の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動前の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動後の状態、特別図柄の動的表示が実行されていない待機状態における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の実行中における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の停止時における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、普通図柄の可変表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、遊技球が特定の入球口に入球することに基づいて可動体が可動した状態、複数の可動体が、上記のいずれかの状態にある場合などが挙げられる。
また、例えば、所定一覧の中から1の選択要素を抽出可能な抽出手段として、本実施形態では大当たり乱数の抽出処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり乱数カウンタの抽出処理、大当たり種別カウンタの抽出処理、小当たり種別カウンタの抽出処理、停止パターン選択カウンタの抽出処理、変動種別カウンタの抽出処理、普図当たりカウンタの抽出処理、転落乱数カウンタの抽出処理、変動演出を決定するための抽選カウンタの抽出処理などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技を進行する進行手段として、本実施形態では変動開始処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の実行を進行する手段、普通図柄の可変表示の実行を進行する手段、特別図柄の動的表示の変動演出を進行する手段、遊技者による遊技を実行可能に進行する手段などが挙げられる。
また、例えば、通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態として、本実施形態では「時間短縮状態」を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、小当たりRUSH状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技状態を変更可能な遊技状態変更手段として、本実施形態では時短フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり確率を変更可能なフラグ、普通図柄の可変表示の当たり確率を変更可能なフラグ、普通電役の開放時間を変更可能なフラグなどが挙げられる。
また、例えば、所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素として、本実施形態ではハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与し得ない要素、変動演出における1演出の結果が失敗となる要素などが挙げられる。
さらに、例えば、複数種類の設定一覧から1の設定一覧を設定可能な設定手段として、本実施形態では設定変更処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、複数種類の抽選テーブルから1の抽選テーブルを選択する機能、複数種類の選択一覧から1の選択一覧を選択する機能などが挙げられる。
また、例えば、遊技者による所定操作として、本実施形態では遊技球の発射を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、発射ハンドルを操作すること、遊技球を発射する操作、遊技球の発射を停止する操作、遊技機に搭載されたボタン等の操作デバイスの操作、遊技機に搭載されたセンサを感知させる操作、遊技機内に貯留された球を抜く操作などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が遊技領域に進入し得る所定位置として、本実施形態では戻り球防止部材68を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技球が発射される場合の発射開始位置、遊技球が特定の領域に進入することとなる位置、遊技球が特定の入球口や入球装置に入球することとなる位置、遊技球が遊技盤13から排出されることとなる位置、賞球が払い出される場合における払い出し開始位置、払い出された賞球を遊技機から排出することとなる位置などが挙げられる。
ここで、図673を参照して、第37実施形態の遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図673に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63及び右側一般入賞口63a、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口71a及び上側第2始動口71d、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ球が入球可能となる普通電役ユニット72、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる第1非電動役物ユニット54、開放状態となることで上側第2始動口71dへ球が入球可能となる第2非電動役物ユニット552、可動役物23、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、右側一般入賞口63a、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、第1非電動役物ユニット54、第2非電動役物ユニット552、スルーゲート67、普通電役ユニット72、可動役物23、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図583参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図583参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図592参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図673の左上部)には所定地点としての戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図673の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第37実施形態では、所定地点に近接した領域に球を打ち出すこととなる左打ち遊技において、第1始動口64又は一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、所定地点から一定以上離れた領域に球を打ち出すこととなる右打ち遊技において、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64又は一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視左側下部(図673の左側下部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が、ベース板60に固定されて配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図592参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
第37実施形態のパチンコ機10では、遊技者がこの特別図柄表示装置37を確認することで、各特別図柄の動的表示の実行状態や各特別図柄の動的表示の保留球数などを判別できるように構成されているため、作用物としての特別図柄表示装置37は、遊技球や第3図柄表示装置81、可動役物23等によって遮蔽され得ないように、遊技盤13の最下段にあたる位置であり、かつ、視認性を確保するために、ベース板60よりも手前であって、遊技盤13の最前面となる位置に配設されている。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第37実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第37実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第37実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第37実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第37実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71a又は71bに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)を開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第37実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常A」と称する場合がある)」、及び、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図596(a)参照)。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常B」と称する場合がある)」が用意されている(図596(b)参照)。
また、第37実施形態において判定される小当たり種別としては、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、小入賞口ユニット73が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、可変入賞装置65が9回、それぞれ開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常C」と称する場合がある)」が用意されている(図597参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い遊技状態(以下、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第37実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、「時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、大当たり種別「通常A」への当選後又は、「通常遊技状態B」の終了後に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態であり、該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで継続される。なお、第37実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される(所謂、特図2優先変動)ように構成されている。
また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によってスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、残存しているすべての第2特別図柄の動的表示の保留球が実行された後に、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
次いで、「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、遊技盤13の正面視右側下部に設けられた普通電役ユニット72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球し易い状態となる。
即ち、「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役ユニット72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を普通電役ユニット72へ入賞させ易く、また、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することに基づいて開放される第1非電動役物ユニット54、又は、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することに基づいて開放される第2非電動役物ユニット552、の、2の非電動役物に入球させ易くなるように構成されている。
また、詳細は後述するが、第37実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット552への遊技球の入球に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されると、高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出可能となるように構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示が実行を開始してから、大当たりが導出されるまでの期間も短時間となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」においては、後述する第3図柄表示装置81で行われる右打ち示唆(例えば、図645(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)に従って右打ち遊技を行うことにより、第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留し、複数回の大当たりを容易に導出可能となるように構成されている。なお、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552の詳細については図586及び図587において、「時間短縮状態」における第3図柄表示装置81での演出内容については図643~図650において、それぞれ後述する。
第37実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図610の時短終了条件テーブル202mで後述)が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立後であって、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後は、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している、若しくは、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば「通常遊技状態B」に移行し、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していない、かつ、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
なお、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第37実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「通常A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第37実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常A」が選択され得て、該大当たり終了後に「通常遊技状態A」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第37実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「通常B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第37実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常B」が選択され得て、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第37実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「通常C」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「通常C」の小当たり及び大当たり終了後には、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示は、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、大当たりに当選することとなる乱数値よりも、小当たりに当選することとなる乱数値の方が選択され易く設定されており、該第2特別図柄の動的表示が実行された場合に小当たりに当選し易いように構成されている(図595にて後述)。
一方、この小当たり種別「通常C」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から10ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
なお、第37実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。また、大当たり遊技の実行中に可変入賞装置65に入賞した場合に、払い出される賞球数の累計を第3図柄表示装置81において表示するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「通常A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「通常A」又は「時短A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「通常C」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「通常B」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、第37実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が「通常遊技状態B」である場合、即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合、「時短機能」が付加されていない遊技状態となるが、第3図柄表示装置81では、右打ち報知演出を継続する報知演出を実行するように構成されている。
具体的には、上述したように、第2特別図柄の動的表示が実行された場合、高確率で小当たり又は大当たりに当選するように構成されている(図595(b)参照)。また、「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示の変動時間は、抽選結果によらず、非常に短くなるように構成されている(即ち、「1秒」(図600~図604参照))。
よって、大当たり状態から「通常遊技状態B」に移行する場合(即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合)、右打ち遊技が推奨される大当たり状態から「通常遊技状態B」へ移行後、約「1秒」で第2特別図柄の動的表示の実行が終了し、再度右打ち遊技が推奨される小当たり状態又は大当たり状態へと移行する。このため、「通常遊技状態B」における滞在期間が非常に短期間であり、該「通常遊技状態B」への移行前及び移行後の遊技状態が右打ち遊技が推奨される遊技状態であるため、第3図柄表示装置81では、「通常遊技状態B」においても右打ち報知演出を継続するように構成されている(図645(d)~図646(c)参照)。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより1個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63及び右側一般入賞口63aが配設されている。右側一般入賞口63aは、後述する可変入賞装置65の、球の流下方向下流側に配設されており、右打ち遊技の実行時に第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合に入賞し得るように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、盤面右側領域の入り口を通過して第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働を向上させることができる。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの入球(以下、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、普通電役ユニット72や特別図柄表示装置37、可変入賞装置65などよりも所定地点としての戻り球防止部材68に近い位置に配設されている。そして、後述する表示制御装置114(図592参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図591参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図591参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第37実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第37実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
ここで、図591を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図591は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図591(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図591(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄により構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(「1」,「3」,「5」,「7」,「9」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(「0」,「2」,「4」,「6」,「8」)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、第37実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図592参照)によるいずれかの特別図柄の抽選結果が大当たり又は小当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動演出が行われ、その変動演出が終わった後に大当たり又は小当たりが発生するよう構成されている。例えば、「通常遊技状態A」において、大当たり種別「通常A」に当選した場合は、主に、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。また、大当たり後に「通常遊技状態A」に移行する大当たり種別「通常A」に対して、該「通常遊技状態A」よりも有利な遊技状態である「時間短縮状態」に移行することとなる大当たり種別「時短A」に当選した場合は、主に、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の数字を付した主図柄が揃う変動演出が行われる。
さらに、第37実施形態のパチンコ機10では、大当たり種別「時短A」に当選した場合の「リーチ表示」変動演出の実行時点においては、すべての主図柄が現出可能に構成されている。具体的には、例えば、大当たり種別「時短A」に当選した場合であっても、「2」や「8」の数字を付した同一の主図柄で「リーチ表示」の変動演出が行われる場合がある。このように構成することで、例えば、変動演出の停止時点では、付与され得る遊技価値の内容が確定し得ない、即ち、大当たり種別「通常A」に当選しているのか、大当たり種別「時短A」に当選しているのかが遊技者には判別し得ないように構成し、大当たり中における昇格演出を行って大当たり種別「時短A」に当選したことを報知することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
図591(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下方向に3分割され、下側の2/3が第3図柄を変動演出する主表示領域Dmと保留球数などを表示するコクピット表示領域Dbとで構成され、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタなどを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1~Dm3に区分けされており、その表示領域Dm1に左図柄列Z1が表示され、表示領域Dm2に中図柄列Z2が表示され、表示領域Dm3に右図柄列Z3が表示される。
各図柄列Z1~Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1~Z3には、数字の昇順(または降順)に主図柄が配列され、各図柄列Z1~Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動演出が行われる。なお、各図柄列Z1~Z3において、数字の配列をそれぞれ異ならせるように構成してもよい。例えば、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列する一方、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列してもよい。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1~Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、各遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄に対応する変動演出に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。その第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(同一の主図柄の組合せ)で揃えば、遊技状態ごとに設定されている(表示される)特別図柄の大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、更に左右方向に3つの小領域Ds1~Ds3に等区分されている。小領域Ds1~Ds3は、それぞれ、キャラクタや予告演出画像を表示する領域である。小領域Ds1~Ds3のそれぞれに表示される画像によって、主表示領域Dmにて行われる変動表示の結果として大当たりとなる期待感を遊技者に与えている。
コクピット表示領域Dbは、各遊技状態ごとに設定されている特別図柄に対応する第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dに入球された球のうち変動表示(変動演出)が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域である。
副表示領域Dsの右の小領域Ds3には、第1特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図1用第4図柄表示領域87と、第2特別図柄の動的表示および保留球数と同期して変化可能な特図2用第4図柄表示領域88と、主表示用右打ち指示89とが表示可能に構成されている。
特図1用第4図柄表示領域87は、第1特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図1用保留数表示87aと、第1特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図1用変動領域87bとで構成されている。
特図1用保留数表示87aは、第1特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄で表示可能に構成されている。具体的には、特図1用保留数表示87aが「0」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「1」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「2」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「3」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図1用保留数表示87aが「4」を表示している場合は、第1特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第1特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、後述する保留図柄表示領域Db1の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図1用変動領域87bは、第1特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第1特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図1用変動領域87bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第1特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第1特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図1用変動領域87bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図1用変動領域87bの四角図柄が白で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図1用変動領域87bの四角図柄が赤で停止した場合は、第1特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図1用変動領域87bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の上方LED群37b1の表示内容に対応するように表示されるとともに、第1特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「通常遊技状態A」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
特図2用第4図柄表示領域88は、第2特別図柄の動的表示の保留数を数字で表示する特図2用保留数表示88aと、第2特別図柄の動的表示(変動演出)の実行と同期して変化可能な特図2用変動領域88bとで構成されている。
特図2用保留数表示88aは、第2特別図柄の動的表示の保留数を「0」~「4」の範囲で数字図柄を表示可能に構成されている。具体的には、特図2用保留数表示88aが「0」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が0個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「1」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が1個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「2」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が2個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「3」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が3個であることを示し、特図2用保留数表示88aが「4」を表示している場合は、第2特別図柄の動的表示の保留数が4個であることを示している。
即ち、特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aは、上述した特別図柄表示装置37の状態LED群37aの第2特別図柄の動的表示の保留球数の内容と一致するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、後述する保留図柄表示領域Db2の保留球数の内容と一致するように表示される。
特図2用変動領域88bは、第2特別図柄の動的表示の実行及び結果を示すための表示領域であり、特図1用変動領域87bと同様、四角図柄の表示色が変化可能に構成されている。具体的には、第2特別図柄の動的表示が実行されている場合は、特図2用変動領域88bの四角図柄の表示色が、白→赤→橙→黄→緑→水色→青→紫の順で高速に変化し、紫の後は、再び、白→赤→・・・と第2特別図柄の動的表示の実行中は変化を繰り返すように構成されている。そして、第2特別図柄の動的表示が停止した場合に、特図2用変動領域88bの四角図柄が該動的表示の抽選結果と対応する表示色で表示される。
より詳細には、特図2用変動領域88bの四角図柄が白で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示がハズレであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が赤で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が大当たりであったことを示し、特図2用変動領域88bの四角図柄が青で停止した場合は、第2特別図柄の動的表示が小当たりであったことを示すように構成されている。即ち、特図2用変動領域88bの四角図柄は、上述した特別図柄表示装置37の下方LED群37b2の表示内容に対応するように表示されるとともに、第2特別図柄の動的表示が主表示領域Dmにおいて表示される「時間短縮状態」及び「通常遊技状態B」において、主表示領域Dmの表示内容と同期するように構成されている。
主表示用右打ち指示89は、特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cと常に同期して表示を行うものであり、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中において、常に第3図柄表示装置81に表示されている。
また、主表示用右打ち指示89は、遊技者に打ち方を示唆する重要な表示情報であるため、第3図柄表示装置81において遊技中に実行されるその他の表示内容(例えば、主表示領域Dmの中央部分に表示される各図柄列の第3図柄やスーパーリーチ演出など)よりも優先され、最前面(最手前レイヤ)に表示されるように構成されている。
第3図柄表示装置81の実際の表示画面では、図591(b)に示すように、例えば、「通常遊技状態A」では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計3個表示される。副表示領域Dsにおいては、左の小領域Ds1、右の小領域Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることを示す表示や、遊技状態に応じて奨励される発射態様等が遊技者に示唆される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、通常は黒色の少年の髪の毛の色や、通常は白色のハチマキの色が変化したり、別のキャラクタが現出するなどして予告演出が行われる。
第37実施形態のパチンコ機10では、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第1特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が第1始動口64へ入球した場合、又は、第3図柄表示装置81(特別図柄表示装置37)にて第2特別図柄に対応する第3図柄の変動演出(動的表示)が行われている間に球が下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへ入球した場合、その入球回数(保留球数)はそれぞれ最大4回まで保留される。その保留球数は特別図柄表示装置37により示されると共に、特図1用第4図柄表示領域87の特図1用保留数表示87a若しくは特図2用第4図柄表示領域88の特図2用保留数表示88aにおいても表示され、さらに、遊技状態に応じて対応する特別図柄の変動演出がコクピット表示領域Dbの保留図柄表示領域Db1の第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいても示される。
第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dには、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球1球(保留球数1回)につき1つの保留図柄(通常の表示態様では「○」図柄(白丸図柄))がそれぞれ表示され、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示された保留図柄の表示数に応じて、遊技状態に応じて表示設定(優先表示)されている第1特別図柄又は第2特別図柄の変動演出の保留球数が表示される。
即ち、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにおいて、第1保留図柄表示領域Db1aに1つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が1回であることを示し、第1・第2保留図柄表示領域Db1a,Db1bにそれぞれ1つずつ計2つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が2回であることを示し、第1~第3保留図柄表示領域Db1a~Db1cにそれぞれ1つずつ計3つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が3回であることを示し、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dにそれぞれ1つずつ計4つの保留図柄が表示されている場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が4回であることを示す。また、第1~第4保留図柄表示領域Db1a~Db1dに保留図柄が表示されていない場合は、遊技状態に応じて表示設定されている第1特別図柄又は第2特別図柄の保留球数が0回であって保留されている変動演出が存在しないことを示す。
なお、第37実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の第2抽選遊技とのいずれか一方の抽選遊技のみを実行可能であって第2特別図柄の抽選遊技を優先的に実行可能に構成されているが、入賞した順に応じて特別図柄の抽選遊技を実行するように構成してもよい(所謂、入賞順変動)し、第1特別図柄の第1抽選遊技と第2特別図柄の抽選遊技とを同時に実行可能に構成してもよい。さらに、第1特別図柄の変動演出と第2特別図柄の変動演出とを第3図柄表示装置81において同時に表示可能に構成してもよい。
コクピット表示領域Dbの中央部分には、主表示領域Dmで変動演出が実行されていることを示す実行図柄が表示される実行図柄表示領域Db0が設けられている。この実行図柄表示領域Db0は、コクピット表示領域Dbの中央部分、即ち、第1保留図柄表示領域Db1aの右側に設けられ、保留図柄表示領域Db1a~Db1dに表示される各保留図柄より大きい実行図柄が表示されるように構成されている。また、この実行図柄表示領域Db0は、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が移動(シフト)して実行図柄として表示される。
実行図柄表示領域Db0に表示される実行図柄は、主表示領域Dmで実行されている変動演出が終了すると消去され、その実行図柄の消去に伴って、表示されている保留図柄が下位側の保留図柄として移動して表示される。具体的には、例えば、「通常遊技状態A」において第1特別図柄の保留図柄が4つ存在する状況において、第1特別図柄の変動演出の終了に伴って実行図柄表示領域Db0に表示されていた実行図柄が消去された場合、第1保留図柄表示領域Db1aに表示されていた保留図柄が、実行図柄表示領域Db0における実行図柄として移動(シフト)して表示される。また、第2保留図柄表示領域Db1bに表示されていた保留図柄が、第1保留図柄表示領域Db1aにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。さらに、第3保留図柄表示領域Db1cに表示されていた保留図柄が、第2保留図柄表示領域Db1bにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。また、第4保留図柄表示領域Db1dに表示されていた保留図柄が、第3保留図柄表示領域Db1cにおける保留図柄として移動(シフト)して表示される。
なお、第37実施形態においては、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの入球に基づく変動演出の保留球数は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、それぞれ3回以下、又は、それぞれ5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、コクピット表示領域Dbにおける保留図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させなくてもよい。さらに、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを第1特別図柄および第2特別図柄の最大保留数分の4つそれぞれ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。
また、第3図柄表示装置81において後述する「ノーマルリーチ」演出態様や、「スーパーリーチ」演出態様を実行する場合、大当たり(即ち、各図柄列の第3図柄が揃った状態)を示唆するだけでなく、該「ノーマルリーチ」演出態様や、該「スーパーリーチ」演出態様よりも期待度の高い演出態様への発展を示唆するように構成してもよい。
例えば、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆する「スーパー」アイコンと、「スペシャルリーチ」演出態様への発展を示唆する「スペシャル」アイコンと、大当たりを示唆する「大当たり」アイコンと、ハズレを示唆する「ハズレ」アイコンと、を用意し、いずれのアイコンが停止するのかを、ルーレット演出などで遊技者の枠ボタン22の操作によって結果報知するように構成してもよい。
このように構成することで、実行中の特別図柄の変動演出がハズレの結果となる場合であっても、「ノーマルリーチ」演出態様において、「スーパーリーチ」演出態様への発展を示唆「スーパー」アイコン等を停止させることで、遊技者に成功の結果となる演出を体感させることができ、遊技の興趣を高めることができる。
さらに、上述のように複数のアイコン等によっていずれが停止するのかを演出する場合、アイコン等の組み合わせを複数用意することで、該当の演出への興趣を高めることができる。
例えば、ルーレット演出において、4つのアイコンのうち、1つのアイコンを選択するように構成する場合、基本となるアイコンの組み合わせとして、「スーパー」アイコン、「スペシャル」アイコン、「大当たり」アイコン、「ハズレ」アイコンの4つで構成しておき、「ノーマルリーチ」演出態様から「スーパーリーチ」演出態様に発展する変動パターンであれば、「スーパー」アイコンが複数個存在している組み合わせを表示することで、遊技者に対して「スーパーリーチ」演出態様への発展の期待度が高いことを示唆することができる。
また、基本となるアイコンの組み合わせのうち、ルーレット演出としての失敗演出となり得るアイコンを「ハズレ」アイコンの1つのみとし、その他の3のアイコンをルーレット演出としての成功結果となり得るアイコンで構成することで、ルーレット演出が成功結果になり易い演出であることを示唆することができる。
さらに、大当たりが確定する演出として、例えば「大当たり確定リーチ」を用意しておき、「スーパーリーチ」演出態様又は「スペシャルリーチ」演出態様の実行中におけるルーレット演出のアイコンの1つとして「大当たり確定リーチ」アイコンを表示するように構成してもよい。このように構成することで、該ルーレット演出で表示されたアイコンの中に「大当たり確定リーチ」アイコンが存在していることで、該「大当たり確定リーチ」アイコンが選択されれば大当たりが確定するため、遊技者の期待度を効果的に高めることができる。
また、アイコンの組み合わせとして、4つのアイコンに「ハズレ」の選択肢が存在しない組み合わせにすることで、演出結果として「ハズレ」を選択し得ないため、必ずいずれかの成功結果が選択され得るように構成することができる。さらに、4つのアイコンすべてが同じアイコンとなる組み合わせを用意しておけば、例えば、4つのアイコンすべてが「スペシャル」アイコンであれば、「ハズレ」を選択し得ないため、大当たり期待度の高い「スペシャルリーチ」演出態様への発展を確定させることができ、同じように、4つのアイコンすべてが「大当たり確定リーチ」アイコンとすれば、「大当たり確定リーチ」への発展を確定させ、さらに該演出への発展後に大当たりも確定することになり、より興趣を高めることができる。また、これらの期待度の高い組み合わせは、「確率変動状態」等に現出するように構成すると、より効果的となる。
図673に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側には、可動役物23が設けられている。可動役物23は剣の形状を模しており、初期状態(図673において実線で表示された可動役物23)においては、第3図柄表示装置81の右側に、鉛直方向に縦長に配設されている(以下、可動役物23が初期状態に配設されている位置を「初期位置」と称する場合がある)。そして、可動役物23の下部であり、かつ、奥行き方向に配設されている役物駆動モータ(図示せず)が駆動されることにより、該可動役物23の役物回転軸23aを軸として、可動役物23が第3図柄表示装置81に向かって(即ち、反時計周りに)約80度傾斜するように可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する(以下、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する位置を「可動位置」(図673において点線で表示された可動役物23)と称する場合がある)。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81において実行される、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり演出中に実行される「チャレンジバトル」演出において可動可能となるように構成されており(図645(a)参照)、該可動役物23が可動することで、該「チャレンジバトル」演出が成功結果となることを示唆するように構成されている。
その他、可動役物23は、特別図柄の変動演出中に可動することで、大当たり又は小当たりへの当選期待度が高いことを示唆したり、同じく特別図柄の変動演出中に可動することで、第3図柄表示装置81に表示している第3図柄や保留表示の内容を変化させたり、第3図柄表示装置81において、特別図柄の変動演出や大当たり演出、小当たり演出などが実行されていないデモ演出中に可動させることで、遊技機を選定中の遊技者に対してアピールする演出を行ったりするように構成してもよい。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺と同程度の長さで構成されている。また、可動役物23の可動領域を考慮し、該可動役物23に近接する領域には遊技球の流下領域を配設しないように構成されている。よって、可動役物23付近の遊技球の流下領域は、該可動役物23が初期位置に配設されている状態の右側側方において、遊技球1球が通過可能となる程度の流下領域となるように構成されている。
ここで、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されていた(図585参照)。このため、可動役物23は第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域を避けるように配設されており、該可動役物23の長さは第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺の半分程度の長さで構成されており、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較しても十分な大きさとは言い難いものとなっている。
一方、詳細は後述するが、第37実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット552の動作態様を、第1非電動役物ユニット54の動作態様と異なる構成にすることにより、遊技盤13の右側上方における可動役物23の可動領域を広く確保することが可能となった。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することができる。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、可動役物23の右下方向には、作用物としての第1非電動役物ユニット54が設けられている。この第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第37実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図586を参照して、作用物としての第1非電動役物ユニット54の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図586(a)は、第1非電動役物ユニット54を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図586(b)は、第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図586(c)は、第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図586(a)に示すように、第1非電動役物ユニット54は、第1非電開閉板54aと、下側第2始動口通路71a1と、下側第2始動口スイッチ71a2と、によって構成されている。上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物である。
第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、規定動作として、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒して開放される(図586(c)参照)。そして、規定動作として第1非電開閉板54aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が下側第2始動口71aに入球可能となる。また、第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
下側第2始動口通路71a1は、開放状態の第1非電開閉板54a上を転動してきた遊技球を下側第2始動口スイッチ71a2側へと転動させるための通路であり、正面視右側から左側へと鉛直下方向へ傾斜している。そして、該下側第2始動口通路71a1の左側に下側第2始動口スイッチ71a2が配設されており、該下側第2始動口スイッチ71a2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、下側第2始動口スイッチ71a2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図586(b)を参照して、第1非電動役物ユニット54の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第1非電動役物ユニット54が閉鎖状態である場合、第1非電開閉板54aは鉛直方向上方を向いた状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が、第1非電動役物ユニット54の上流側に配設されている第2非電動役物ユニット552(図673参照)を通過して鉛直方向下側へと流下する場合、該球は閉鎖状態となっている第1非電開閉板54aによって流下方向が変化することなく、スルーゲート67を通過して普通電役ユニット72側へと流下していく。
一方、図586(c)に示すように、作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放状態である場合、第1非電開閉板54aが正面視右方向へと約45度傾倒した状態となる。この場合、右打ち遊技で発射された球は、開放状態となっている第1非電開閉板54a上を転動して正面視左側方向へと流下していき、下側第2始動口通路71a1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口スイッチ71a2によって入球を検知され、第1非電動役物ユニット54から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第37実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されて図586(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第1非電動役物ユニット54内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
図673に戻って、説明を続ける。作用物としての第1非電動役物ユニット54の上流側であって、該第1非電動役物ユニット54よりも所定地点としての戻り球防止部材68に近い位置に、実動体としての第2非電動役物ユニット552が設けられている。実動体としての第2非電動役物ユニット552は、第1非電動役物ユニット54と同様に電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、後述する普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第2非電動役物ユニット552内に所定数の遊技球(第37実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖されるように構成されている。
ここで、図657を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット552の構成および駆動態様、球の流下態様について説明する。図657(a)は、第2非電動役物ユニット552を図656の拡大図B(図656の下部)に示すとおり、LXXVaの方向から見た場合における模式的断面図であり、図657(b)は、第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図であり、図657(c)は、第2非電動役物ユニット552が開放状態である場合における球の流下態様を説明するための模式的断面図である。
図657(a)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット552は、第2非電出没板552aと、上側第2始動口通路71d1と、上側第2始動口スイッチ71d2と、によって構成されている。上述したように、第2非電動役物ユニット552は電気的に駆動制御されない役物である。
実動体としての第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、後述する普通電役ユニット72内の流入口としての第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが遊技盤13の手前(図657(a)の左方向)へと水平方向に開放(突出)されるように構成されている(図657(c)参照)。この第2非電出没板552aが突出することによって、右打ち遊技で発射された球が上側第2始動口71dに入球可能となる。また、第2非電動役物ユニット552内に2の球が入球することで、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖(没入)されるように構成されている。
上側第2始動口通路71d1は、第2非電動役物ユニット552内に入球した球を遊技盤13の手前側から奥側(図657(a)の左側から右側)へと遊技球を転動させるための通路であり、奥側(図657(a)の右側)へ進むにつれて鉛直下方向へ傾斜している。そして、該上側第2始動口通路71d1の奥側に上側第2始動口スイッチ71d2が配設されており、該上側第2始動口スイッチ71d2を遊技球が通過することで第2特別図柄の大当たり抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの下方LED群37b2で示されると共に、第3図柄表示装置81にて第2特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、上側第2始動口スイッチ71d2によって入球が検知されると、1個の球が賞球として払い出される。
次いで、図657(b)を参照して、実動体としての第2非電動役物ユニット552の閉鎖状態における球の流下態様について説明する。第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合、第2非電出没板552aは遊技盤13の奥行き方向(図657(b)の右方向)に没入した状態となっており、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット552内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
このため、第2非電動役物ユニット552が閉鎖状態である場合、右打ち遊技で発射された球は閉鎖状態となっている第2非電出没板552aによって流下方向が変化することなく、第1非電動役物ユニット54側(図673参照)へと流下していく。
一方、図657(c)に示すように、実動体としての第2非電動役物ユニット552が開放状態である場合、第2非電出没板552aが遊技盤13の正面視手前方向(図657(c)の左方向)へと突出して開放されるため、右打ち遊技で発射された球は突出状態となっている第2非電出没板552a上を転動して遊技盤13の正面視奥行き方向(図657(c)の右方向)へと流下していき、上側第2始動口通路71d1上を転動し、第2特別図柄の抽選契機となる上側第2始動口スイッチ71d2によって入球を検知され、第2非電動役物ユニット552から排出される。
また、上述したように、開放状態となった第2非電動役物ユニット552内に所定数の遊技球(第37実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖(没入)されて図657(b)の状態となり、右打ち遊技で発射された球の第2非電動役物ユニット552内への入球が不可又は困難となるように構成されている。
ここで、上述したように、第31実施形態の第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55は、該第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を構成するすべての部位がベース板60の正面視手前側に配設されているため、同じくベース板60の正面視手前側に配設される可動役物23とは、正面視した場合において同一の遊技領域には配設し得ないように構成されていた。
このため、第31実施形態における可動役物23は、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設されている領域を避けるように配設する必要があり、第31実施形態の可動役物23は、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較すると十分な大きさとは言い難い大きさであった。
一方、第37実施形態の第2非電動役物ユニット552は、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552a、上側第2始動口通路71d1及び上側第2始動口スイッチ71d2が遊技盤13に対して奥行き方向に構成されており、ベース板60よりも正面視奥側に配設されている。そして、該第2非電動役物ユニット552内に入球した球が遊技盤13に対して奥行き方向へと転動するように構成されている。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技の興趣を向上することができる。また、遊技盤13右側の領域内に、球の流下通路と、各入球口(即ち、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63a)と、可動役物23と、を効率よく配設することができる。
また、詳細は後述するが、第37実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」において、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の球が第1非電動役物ユニット54を開放することとなる作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、2球目の球が第2非電動役物ユニット552を開放することとなる流入口としての第2非電動役物始動口77に入球し易いように構成されている。
よって、「時間短縮状態」において第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552が開放する場合、最初に規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され易く、その後、指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放され易いように構成されている。
このため、右打ち遊技で発射された球が第2非電動役物ユニット552内の上側第2始動口71dに誘導され得る状況である場合、作用物としての第1非電動役物ユニット54には2の遊技球が入球済みとなっている可能性が高く、その後に発射される遊技球は第2非電動役物ユニット552に入球することが遊技者にとって最も有利な状況となる。従って、第2非電動役物ユニット552を第1非電動役物ユニット54よりも球の流下方向上流側であって、より所定地点としての戻り球防止部材68に近い位置に配設することで、指定動作として第2非電動役物ユニット552の開放時に発射された球を最短で該第2非電動役物ユニット552に入球させることができる。
このように構成することで、「時間短縮状態」において右打ち遊技を実行した場合に、効率的に第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に球を入球させることができ、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができる。
その結果、大当たり遊技が終了して「時間短縮状態」に移行し、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆した場合に(図647(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)、遊技者が遊技方法に戸惑うことなく第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留することができ、円滑に「連荘状態」を遊技することができる。
図673に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の正面視右側であって、第1非電動役物ユニット54の正面視下側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ67a(図592参照)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
スルーゲート67の正面視下側には、普通電役ユニット72が配設されている。詳細は後述するが、普通電役ユニット72内には第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は存在せず、上述した第1非電動役物ユニット54の始動口である第1非電動役物始動口76、及び、第2非電動役物ユニット552の始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。即ち、第37実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552を開放させるように構成されている。
ここで、第37実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留可能となるように構成されている。
詳細に説明すると、第37実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72は1の開放動作のみ実行可能となるように構成されている。さらに該普通電役ユニット72は、1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されている(図611参照)。
従って、「時間短縮状態」に移行後、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球すると、作用口としての第1非電動役物始動口76及び流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球する(図667~図672にて後述)。そして、普通電役ユニット72に2の球が入球することで、該普通電役ユニット72は開放動作を終了する。
また、上述したように、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されると、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球可能となり、下側第2始動口スイッチ71a2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
さらに、上述したように、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって実動体としての第2非電動役物ユニット552が開放されると、該第2非電動役物ユニット552内に2の遊技球が入球可能となり、上側第2始動口スイッチ71d2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
ここで、図666~図672を参照して、普通電役ユニット72の構成、駆動態様および球の流下態様について説明する。図666(a)は、普通電役ユニット72を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図666(b)は、図666(a)のLXXXIVbの部位の拡大図であって、普通電役ユニット72内の抵抗部としての経路振分装置74の模式的断面図であり、図666(c)は、図666(a)のLXXXIVbの部位の拡大図であって、経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転した場合の模式的断面図である。
図666(a)に示すように、普通電役ユニット72は、主に、普通電役開閉板72a、普通電役スイッチ72b、振分前経路72c、経路振分装置74、右側経路72d、左側経路72e、減速部72f、合流部72g、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76、第2非電動役物始動口77及び普通電役ユニット内排出口78、によって構成されている。また、減速部72fは第1減速部72f1、第2減速部72f2及び第3減速部72f3によって構成されている。
動作体としての普通電役開閉板72aは、普通図柄の可変表示結果に応じて普通電役ソレノイド72j(図598参照)によって開閉状態又は閉鎖状態に駆動制御される。普通電役ユニット72が開放状態となる場合、動作体としての普通電役開閉板72aは、正面視左方向へと約60度傾倒して開放される(図667(a)参照)。この普通電役開閉板72aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が進入部としての普通電役ユニット72に入球可能となる。
また、第37実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」では、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ないように構成することで(図611(a)参照)、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態となり得ないようにし、「時間短縮状態」より普通電役ユニット72へ入賞し難いように構成する。一方、「時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)(図611(a)参照)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」より当たりに当選し易くすることで、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態とし易くし、進入部としての普通電役ユニット72へ容易に入賞し得るように構成する。
なお、「時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役開閉板72aが開放される時間や、1回の普通図柄の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を変更するものとしても良い。具体的には、「時間短縮状態」において、普通電役開閉板72aが開放される時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役開閉板72aの開放時間の長時間化と、普通電役開閉板72aの開放回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第37実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に普通電役ユニット72が所定時間又は最大入賞個数に達するまで作動状態となり、所定図柄以外(第37実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役ユニット72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の正面視下方右側に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第37実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
前提条件として普通図柄の可変表示で当たりに当選し、普通電役開閉板72aが開放状態となり、進入部としての普通電役ユニット72内に流入した球は、該普通電役ユニット72内に設けられた普通電役スイッチ72bによって検知されることで、1個の球が賞球として払い出されるように構成されている。また、普通電役ユニット72は、前提条件として普通図柄の可変表示で当たりが導出された場合の1の開放動作における最大入賞個数が「2個」に設定されており(図611(c)参照)、普通電役スイッチ72bによって「2個」の入賞が検知されると、特定状態として普通電役開閉板72aは閉鎖状態となり、普通電役ユニット72の1の開放動作を終了するように構成されている。また、普通電役スイッチ72bは普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設されており、普通電役ユニット72に入球した球を即座に検知可能となるように構成されている。
ここで、仮に、普通電役ユニット72の1の開放動作において、最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞が発生した場合を想定する。詳細は後述するが、第37実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」へ移行した場合、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるように構成されているが、普通電役ユニット72の1の開放動作において最大入賞個数を超える入賞が発生した場合、第2特別図柄の動的表示が4回以上実行可能となってしまう可能性があり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
詳細に説明すると、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72に遊技球が入球すると、1球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易く、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球が2個貯留され、第1非電動役物ユニット54は閉鎖する。
また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されることで案内手段としての入球口切換弁75が可動し、次いで進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球は第2非電動役物始動口77へと誘導され易くなり、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放され、該第2非電動役物ユニット552に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、第2非電動役物ユニット552は閉鎖する。
そして、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2球目の球が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されることで、案内手段としての入球口切換弁75が再度可動して普通電役ユニット72の開放開始時の状態に戻るため、次に普通電役ユニット72に入球した球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易い状態となる。
ここで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71aに遊技球が入球すると、第2特別図柄の動的表示は即座に実行を開始する。よって、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されて該第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球すると、1球目の入球によって第2特別図柄の動的表示が即座に実行され、2球目の入球によって第2特別図柄の動的表示の保留球が1個貯留された状態となる。さらに、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球によって、指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放されて該第2非電動役物ユニット552内に2の球が入球すると、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、合計で3個貯留された状態となる。
従って、この状態で進入部としての普通電役ユニット72に3球目の球が入球すると、該3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が再度開放され、該第1非電動役物ユニット54内に遊技球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球は、保留球数の最大値である4個となる。
即ち、普通電役ユニット72の1の開放動作において、進入部としての普通電役ユニット72に2の球が入球した場合は、作用物としての第1非電動役物ユニット54への2の入球と、実動体としての第2非電動役物ユニット552への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるが、普通電役ユニット72の1の開放動作において、該普通電役ユニット72に3の球が入球した場合は、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、第2非電動役物ユニット552への2の入球と、さらに、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が少なくとも5回実行可能となる。
詳細は後述するが、第37実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示は高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を導出可能となるように構成されているため(図595(b)参照)、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加することにより、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、普通電役スイッチ72bを動作体としての普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設することにより、普通電役ユニット72の1の開放動作における最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞を抑制することができ、遊技仕様の想定以上の出玉を抑制することができる。なお、詳細は後述するが、第37実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」における普通電役ユニット72の開放動作は1度のみとなるように構成されている。
進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球は、普通電役スイッチ72bを通過すると進入流路としての振分前経路72cへと進入する。振分前経路72cは、鉛直方向に縦長に形成されており、該振分前経路72cの幅は1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、進入部としての普通電役ユニット72内に複数の球が連続して入球した場合であっても、該複数の球が平行して抵抗部としての経路振分装置74側に流下していくことはなく、1球ずつ順に流下していく。また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球が進入流路としての振分前経路72cを通過して流下する場合、該球は振分前経路72cの中心点から前後左右に逸脱することなく鉛直下方向へと流下していき、該球の中心点が経路振分装置74の支持部としての回転軸部74aよりも左側となる位置に流下していくように構成されている(図666(b)及び図666(c)参照)。
次いで、図666(b)を参照して、抵抗部としての経路振分装置74の詳細を説明する。図666(b)に示すとおり、経路振分装置74は、主に、回転軸部74a、突起部74b、重り部74c、外周曲部74d、凹部74eによって構成されている。また、凹部74eは、凹部左辺74e1、凹部右辺74e2及び角部74e3によって構成されている。
抵抗部としての経路振分装置74は、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球を誘導流路としての右側経路72d又は案内流路としての左側経路72e(図666(a)参照)に振り分ける装置であり、電気的に駆動制御されない装置である。この経路振分装置74は、該経路振分装置74の上流側の通路である進入流路としての振分前経路72cの中心位置(図666(b)の一点鎖線)に対して、やや右側寄りに配設されている(支持部としての回転軸部74aが図666(b)の一点鎖線よりも右側に位置する)。
また、抵抗部としての経路振分装置74は、該経路振分装置74の中心部に位置する回転軸部74aを中心に回転可能に構成されている。そして、経路振分装置74を構成する接触部としての突起部74bと重り部74cとの重さを比較すると、重り部74cの方が重量があるため、図666(b)に示す初期状態(通常時)においては、重り部74cによって正面視反時計回り方向の力が加えられており、かつ、ストッパー(図示せず)によって図666(b)に示す状態から反時計方向に回転不可となるように構成されることで初期状態を保持している。よって、経路振分装置74は、規定状態としての初期状態からは時計回りにのみ回転可能となるように構成されている。
凹部74eを構成する凹部左辺74e1及び凹部右辺74e2は、それぞれの辺の長さが遊技球の直径と同程度の長さとなっており、抵抗部としての経路振分装置74が初期状態にある場合に1の遊技球が普通電役ユニット72内に入球した場合、該遊技球は必ずこの凹部74eに進入するように構成されている。
また、凹部左辺74e1と凹部右辺74e2との交点である角部74e3は、規定状態としての初期状態において、抵抗部としての経路振分装置74の中心部である支持部としての回転軸部74aよりも右側に位置している。よって、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した遊技球が凹部74eに進入した場合、該球は凹部左辺74e1及び凹部右辺74e2と接し(図667(b)参照)、該球の荷重は経路振分装置74の中心部である回転軸部74aよりも右側に位置することになる。
さらに、該球と接触部としての突起部74bとを合わせた荷重は、重り部74cの荷重よりも大きくなる。このため、該球と突起部74bの重みによって抵抗部としての経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度、突起部74bが回転停止部72kと接触するまで回転し(以下、経路振分装置74が初期状態から回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転した状態を「回転状態」と称する場合がある)、凹部右辺74e2が右下側へ傾斜することで凹部74eに侵入した遊技球は凹部右辺74e2の一部である突起部74b上を右側へと転動し(図667(c)の球D1参照)、誘導流路としての右側経路72dへと誘導される。そして、遊技球が突起部74b上から転動しきり、経路振分装置74から離れて右側経路72dへ進入すると、該遊技球と突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻る。
また、図666(c)に示すとおり、抵抗部としての経路振分装置74が回転状態にある場合、該経路振分装置74の鉛直方向上側の面(進入流路としての振分前経路72cから落下してきた遊技球が経路振分装置74に衝突する面)は当接部としての外周曲部74dとなる。さらに、上述したように、経路振分装置74は、該経路振分装置74の上流側の通路である振分前経路72cの中心位置(図666(c)の一点鎖線)に対して、やや右側寄りに配設されている(支持部としての回転軸部74aが図666(c)の一点鎖線よりも右側に位置する)ため、進入部としての普通電役ユニット72に入球した遊技球が、可動状態としての回転状態にある経路振分装置74に衝突した場合、該遊技球は誘導部としての外周曲部74dの左側への傾斜部を転動して案内流路としての左側経路72eへと進入するように構成されている(図669(c)の球E2参照)。
ここで、上述したように、抵抗部としての経路振分装置74は、1の遊技球が凹部74eに進入することで時計回りに回転して可動状態としての回転状態となるが、該遊技球が接触部としての突起部74b上から転動しきると、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに回転して規定状態としての初期状態に戻る。即ち、進入部としての普通電役ユニット72に入球した遊技球が回転状態にある経路振分装置74に衝突する場合とは、普通電役ユニット72に入球した1球目の遊技球が凹部74eに進入して該経路振分装置74が回転状態となっている間(遊技球が突起部74b上から転動しきる前)に、普通電役ユニット72内に2球目の遊技球が入球して回転状態にある経路振分装置74に衝突する場合となる(図669(c)の球E2参照)。
また、詳細は後述するが、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合にも、1球目の球は誘導流路としての右側経路72dへと誘導され、2球目の球は案内流路としての左側経路72eへと誘導されるように構成されている(図671参照)。
このように、抵抗部としての経路振分装置74は、規定状態としての初期状態(図666(b)参照)から時計回りに約90度回転して可動状態としての回転状態(図666(c)参照)となり、回転状態から反時計回りに約90度回転して初期状態に戻ることで、普通電役ユニット72内に入球した遊技球を右側経路72d又は左側経路72eへと誘導可能となるように構成されている。
図666(a)を参照して説明を続ける。誘導流路としての右側経路72dは、抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入した遊技球が可動状態としての回転状態の経路振分装置74から接触部としての突起部74b上を右側へ転動してきた場合に通過する経路である。この右側経路72dは、後述する合流部72gに向かって緩やかに左下方向へと傾斜しており、該右側経路72dを通過した球は合流部72gへと進入していく。
また、右側経路上壁72d1は、凹部74eに遊技球が進入し、該遊技球と経路振分装置74とが時計回りに回転する場合、該遊技球と接触しない程度の高さに構成されている。換言すると、仮に、可動状態としての回転状態の経路振分装置74上に流下してきた遊技球が経路振分装置74の外周曲部74dと衝突し、右側への傾斜部を転動しようとした場合であっても、外周曲部74dと、右側経路上壁72d1とに接触し、右側経路72d側へは流下し得ないように構成されている(図666(c)参照)。
このため、当接部としての外周曲部74dと右側経路上壁72d1とに接触した遊技球は、外周曲部74d上を左側に転動して案内流路としての左側経路72eへと進入するか、又は、外周曲部74dと右側経路上壁72d1とに接触した状態で静止し、先に凹部74eに進入していた球が右側経路72d側へと転動して抵抗部としての経路振分装置74が初期状態に戻ることで、静止していた球が凹部74eに進入し、経路振分装置74とともに時計回りに回転して右側経路72d側へと流下するように構成されている。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合に、該2の球が密接した状態を維持したまま合流部72gに到達し得ないようにすることができ、それぞれの球が一定の間隔を空けた状態で合流部72gに到達させることができる。
案内流路としての左側経路72eは、可動状態としての回転状態の経路振分装置74の上部である誘導部としての外周曲部74d上を左側に転動してきた遊技球が通過する経路である。この左側経路72eは、後述する減速部72fに向かって緩やかに左下方向へと傾斜しており、該左側経路72eを通過した球は減速部72fへと進入していく。
また、左側経路上壁72e1は、案内流路としての左側経路72eを1の遊技球が転動できる程度の高さに構成されている。従って、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球し、1球目の球が凹部74eに進入し、さらに、2球目の球が左側経路72eへと流下しようとした場合、該2球目の球は、1球目の球と左側経路上壁72e1とに接触し、左側経路72eへと流下できない状態となる(図671(b)の球F2参照)。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合であっても、1球目の球と2球目の球が同時に合流部72gに到達し得ず、1球目の球に遅れて2球目の球が合流部72gに到達させることができる。
減速部72fは、第1減速部72f1と、第2減速部72f2と、第3減速部72f3と、によって構成されており、案内流路としての左側経路72eに進入した遊技球が3の減速部72f1~72f3に衝突することで左右に蛇行し、減速しながら該減速部72fを転動するように構成されている。この減速部72fは、左側経路72e側にのみ配設されており、右側経路72d側には配設されていない。よって、規定状態としての初期状態の経路振分装置74の凹部74eに進入した遊技球が誘導流路としての右側経路72dを通過して合流部72gに到達する時間(図667(b)から図667(d)までの遊技球D1の転動時間)と、可動状態としての回転状態の経路振分装置74に衝突した遊技球が案内流路としての左側経路72eを通過して合流部72gに到達する時間(図669(c)から図670(b)までの遊技球E2の転動時間)とを比較すると、誘導流路としての右側経路72dを通過した場合の方が約1秒程度、合流部72gに到達する時間が早くなるように構成されている。
合流部72gは、右側経路72d又は左側経路72eを通過した球が進入する経路である。この合流部72gは、前述した振分前経路72cと同様に、1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、合流部72gを通過した球が下方へと流下する場合、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、鉛直下方向へと流下していく。よって、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している場合には、合流部72gから流下した球は左側傾斜部75aと接触し(図668(a)の球D1参照)、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している場合には、合流部72gから流下した球は右側傾斜部75bと接触する(図668(c)の球D2参照)ように構成されている。
案内手段としての入球口切換弁75は、合流部72gを通過した遊技球を、後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に誘導するための振り分け弁である。この入球口切換弁75は変更手段として主制御装置110によって電気的に制御されており、所定態様である初期状態においては第2非電動役物始動口77の上部に位置している(以下、入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している状態を「第1位置」と称する場合がある)。
また、詳細は後述するが、並列して配設されている第1非電動役物始動口76と第2非電動役物始動口77とは、合流部72gの中心位置から左右対称となる位置に配設されている。さらに、上述したように、合流部72gを通過した球が下方へと流下する場合、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、鉛直下方向へと流下していく。このため、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置にある場合、合流部72gから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の左側傾斜部75aに接触し、該球が左側傾斜部75a上を左側へと転動して第1非電動役物始動口76へと誘導される(図668(a)の球D1参照)。そして、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)がオンされて、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部(以下、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している状態を「第2位置」と称する場合がある)に移動するように構成されている。
また、案内手段としての入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部である第2位置にある場合、合流部72gから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の右側傾斜部75bに接触し、該球が右側傾斜部75b上を右側へと転動して第2非電動役物始動口77へと誘導される(図668(c)の球D2参照)。そして、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知された場合、又は、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過した場合、のいずれかの場合に入球口切換弁ソレノイド75cがオフされて、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に戻るように構成されている。
第1非電動役物始動口76は、作用口としての第1非電動役物始動口76に遊技球が入球することで第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aを開放する始動口であり、第1非電動役物始動口スイッチ76aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76と第2非電動役物始動口77とは、合流部72gの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第1非電動役物始動口76は合流部72gの中心位置から正面視左側に配設されている。
さらに、上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。なお、第1非電動役物始動口76への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
流入口としての第2非電動役物始動口77は、該第2非電動役物始動口77に遊技球が入球することで第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aを開放する始動口であり、第2非電動役物始動口スイッチ77aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76と第2非電動役物始動口77とは、合流部72gの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第2非電動役物始動口77は合流部72gの中心位置から正面視右側に配設されている。
さらに、上述したように、第2非電動役物ユニット552は電気的に駆動制御されない役物であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。なお、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
第37実施形態のパチンコ機10では、振分前経路72c、経路振分装置74、右側経路72d、左側経路72e、減速部72f、合流部72g、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77の構成により、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の遊技球を第1非電動役物始動口76へ、2球目の遊技球を第2非電動役物始動口77へ、それぞれ入球可能となるように構成されている。
一方、左側排出経路72hは、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球する予定の遊技球が該第1非電動役物始動口76に入球し得なかった場合のイレギュラーケースに通過する経路であり、該遊技球は左側排出経路72hを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78へと入球し、普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知され、普通電役ユニット72から排出される。
同様に、右側排出経路72iは、流入口としての第2非電動役物始動口77に入球する予定の遊技球が該第2非電動役物始動口77に入球し得なかった場合のイレギュラーケースに通過する経路であり、該遊技球は右側排出経路72iを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78へと入球し、普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知され、普通電役ユニット72から排出される。
次いで、図667~図672を参照して、普通電役ユニット72内に入球した遊技球の流下態様について説明する。図667~図668は、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以上の間隔を空けて入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図であり、図669~図670は、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以内の間隔で入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図であり、図671~図672は、普通電役ユニット72に2の遊技球が密接した状態で入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
より詳細には、図667(a)は、1球目の球D1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図667(b)は、図667(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入し、2球目の球D2が普通電役スイッチ72bを通過する状態を示した図であり、図667(c)は、図667(b)の状態から、1球目の球D1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球D2が進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示した図であり、図667(d)は、図667(c)の状態から、1球目の球D1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態であり、2球目の球D2が初期状態に戻った経路振分装置74の凹部74eに進入した状態を示した図である。
また、図668(a)は、図667(d)の状態から、1球目の球D1が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球D2が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態を示した図であり、図668(b)は、図668(a)の状態から、1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球D2が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態を示した図であり、図668(c)は、図668(b)の状態から、2球目の球D2が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図668(d)は、図668(c)の状態から、2球目の球D2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
さらに、図669(a)は、1球目の球E1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図669(b)は、図669(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球E1が凹部74eに進入し、2球目の球E2が普通電役ユニット72内に入球して進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示した図であり、図669(c)は、図669(b)の状態から、1球目の球E1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球E2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示した図であり、図669(d)は、図669(c)の状態から、1球目の球E1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球E2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示した図である。
また、図670(a)は、図669(d)の状態から、1球目の球E1が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球E2が減速部72fを通過している状態を示した図であり、図670(b)は、図670(a)の状態から、1球目の球E1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球E2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示した図であり、図670(c)は、図670(b)の状態から、2球目の球E2が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図670(d)は、図670(c)の状態から、2球目の球E2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
さらに、図671(a)は、1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図671(b)は、図671(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で進入流路としての振分前経路72cを通過した状態を示した図であり、図671(c)は、図671(b)の状態から、1球目の球F1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球F2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示した図であり、図671(d)は、図671(c)の状態から、1球目の球F1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球F2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示した図である。
また、図672(a)は、図671(d)の状態から、1球目の球F1が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球F2が減速部72fを通過している状態を示した図であり、図672(b)は、図672(a)の状態から、1球目の球F1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球F2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示した図であり、図672(c)は、図672(b)の状態から、2球目の球F2が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図672(d)は、図672(c)の状態から、2球目の球F2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
図667(a)は、1球目の球D1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図667(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球D1が転動している状態である。
よって、図667(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、抵抗部としての経路振分装置74は初期状態となっており、案内手段としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図667(b)は、図667(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入し、2球目の球D2が普通電役スイッチ72bを通過する状態を示している。即ち、図667及び図668では、普通電役ユニット72内に1球目の球D1が入球した後、一定の時間が経過してから2球目の球D2が入球したケースとなっている。
次いで、図667(c)は、図667(b)の状態から、1球目の球D1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球D2が進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示している。図667(b)において1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入したため、1球目の球D1と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、1球目の球D1が突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
一方、図667(b)で2球目の球D2が普通電役スイッチ72bを通過したことによって、主制御装置110は普通電役ユニット72に最大入賞個数である「2個」の球が入球したと判断し、動作体としての普通電役開閉板72aが閉鎖された状態となっている。そして、普通電役スイッチ72bを通過した2球目の球D2は、進入流路としての振分前経路72cを通過する状態となっている。
次いで、図667(d)は、図667(c)の状態から、1球目の球D1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態であり、2球目の球D2が初期状態に戻った経路振分装置74の凹部74eに進入した状態を示している。1球目の球D1は、抵抗部としての経路振分装置74の接触部としての突起部74b上を転動しきって誘導流路としての右側経路72dを通過しているため、1球目の球D1と突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。そして、2球目の球D2は、初期状態に戻った経路振分装置74の凹部74eへと進入した状態となっている。
即ち、図667~図668の流下態様におけるケースでは、1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入してから、該経路振分装置74が可動状態としての回転状態に回転し、さらに、1球目の球D1が接触部としての突起部74bから転動しきって該経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻るまでの期間よりも、1球目の球D1が経路振分装置74の凹部74eに進入してから、2球目の球D2が経路振分装置74に到達するまでの期間の方が長い場合の流下態様となっている。
次いで、図668(a)は、図667(d)の状態から、1球目の球D1が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球D2が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態を示している。合流部72gを通過した1球目の球D1は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図668(a)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内手段としての入球口切換弁75は第1位置である第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた1球目の球D1は、案内手段としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を案内流路としての左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。
一方、図667(d)において2球目の球D2が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入したため、2球目の球D2と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、2球目の球D2が突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
次いで、図668(b)は、図668(a)の状態から、1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球D2が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態を示している。1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。
また、1球目の球D1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となっている(図586(c)参照)。
一方、抵抗部としての経路振分装置74の突起部74b上を転動しきった2球目の球D2は、誘導流路としての右側経路72dを通過している状態となっている。よって、図668(a)において可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。
次いで、図668(c)は、図668(b)の状態から、2球目の球D2が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動している状態を示している。合流部72gを通過した2球目の球D2は、該合流部72gの下方へと流下して案内手段としての入球口切換弁75と接触する。このとき、案内手段としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた2球目の球D2は、案内手段としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を誘導流路としての右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図668(d)は、図668(c)の状態から、2球目の球D2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球D2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球D2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となっている(図657(c)参照)。
ここで、上述したように、図667~図668の流下態様におけるケースでは、1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入してから、該経路振分装置74が可動状態としての回転状態に回転し、さらに、1球目の球D1が接触部としての突起部74bから転動しきって該経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻るまでの期間よりも、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球D1と2球目の球D2との入球間隔の方が長い場合の流下態様となっている。
このように、1球目の球D1と2球目の球D2との入球間隔が一定以上である場合、1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきった後に、2球目の球D2が合流部72gから案内手段としての入球口切換弁75側へ流下してくるように構成されている。
このように構成することで、1球目の球D1と2球目の球D2との入球間隔が一定以上である場合、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
次に、図669~図670を参照して、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以内の間隔で入球した場合の各遊技球の流下態様について説明する。図669(a)は、1球目の球E1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図669(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて動作体としての普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球E1が転動している状態である。
よって、図669(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、抵抗部としての経路振分装置74は規定状態としての初期状態となっており、案内手段としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図669(b)は、図669(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球E1が凹部74eに進入し、2球目の球E2が普通電役ユニット72内に入球して進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示している。2球目の球E2が普通電役スイッチ72bを通過したことによって、主制御装置110は普通電役ユニット72に最大入賞個数である「2個」の球が入球したと判断し、動作体としての普通電役開閉板72aが閉鎖された状態となっている。
ここで、図669(b)と、上述した図667(b)と、を比較すると、図667(b)における1球目の球D1と2球目の球D2との間隔よりも、図669(b)における1球目の球E1と2球目の球E2との間隔の方が短くなっている。即ち、図669~図670に示す流下態様は、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2の球の間隔がより短い場合の流下態様となっている。
次いで、図669(c)は、図669(b)の状態から、1球目の球E1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球E2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示している。図669(b)において1球目の球E1が経路振分装置74の凹部74eに進入したため、1球目の球E1と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、1球目の球E1が突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
一方、2球目の球E2は、1球目の球E1によって抵抗部としての経路振分装置74が可動状態としての回転状態となっている間に該経路振分装置74へと到達し、当接部としての外周曲部74dと接触する。上述したように、進入流路としての振分前経路72cの幅は遊技球の直径を僅かに上回る程度に構成されているため、2球目の球E2球が振分前経路72cを通過して流下する場合、該球は振分前経路72cの中心点から左右方向に逸脱することなく鉛直下方向に流下していき、該球の中心点が経路振分装置74の中心点である支持部としての回転軸部74aよりも左側となる位置に流下し、経路振分装置74と接触する。
よって、2球目の球E2は、誘導部としての外周曲部74dの最上部にあたる位置よりも左側となる位置で外周曲部74dと接触し、該外周曲部74dの左側の傾斜に沿って転動し、案内流路としての左側経路72eへと進入していく(図666(c)参照)。
また、仮に、2球目の球E2が当接部としての外周曲部74dと接触し、該外周曲部74dの右側の傾斜に沿って転動しようとした場合であっても、該外周曲部74dと右側経路上壁72d1(図666(c)参照)とに接触して右側経路72d側へ流下し得ないように構成されている。従って、この場合、外周曲部74d上を左側に転動して案内流路としての左側経路72eへと進入するか、又は、外周曲部74dと右側経路上壁72d1とに接触した状態で静止し、先に凹部74eに進入していた球が右側経路72d側へと転動して経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻ることで、静止していた球が凹部74eに進入し、抵抗部としての経路振分装置74とともに時計回りに回転して右側経路72d側へと流下するように構成されている。
このように、図669~図670の流下態様におけるケースでは、1球目の球E1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入してから、該経路振分装置74が可動状態としての回転状態に回転し、さらに、1球目の球E1が接触部としての突起部74bから転動しきって該経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻るまでの期間よりも、1球目の球E1が経路振分装置74の凹部74eに進入してから、2球目の球E2が経路振分装置74に到達するまでの期間の方が短い場合の流下態様となっている。
次いで、図669(d)は、図669(c)の状態から、1球目の球E1が誘導流路としての右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球E2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示している。1球目の球E1は抵抗部としての経路振分装置74の突起部74b上を転動しきって右側経路72dを通過しているため、1球目の球E1と接触部としての突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。
一方、案内流路としての左側経路72eを通過した2球目の球E2は、減速部72fへと進入していく。左側へと傾斜する左側経路72eを通過した2球目の球E2は、第1減速部72f1と衝突する。この衝突によって2球目の球E2は流下方向を右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら第2減速部72f2へと向かって流下していく。
次いで、図670(a)は、図669(d)の状態から、1球目の球E1が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球E2が減速部72fを通過している状態を示している。合流部72gを通過した1球目の球E1は、該合流部72gの下方へと流下して案内手段としての入球口切換弁75と接触する。図670(a)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内手段としての入球口切換弁75は第1位置である第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた1球目の球E1は、案内手段としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。
一方、第1減速部72f1と衝突して右下へと流下していた2球目の球E2は、第2減速部72f2と衝突する。この衝突によって2球目の球E2は流下方向を再度左側へと変化させ、減速しつつ、左下へと流下しながら第3減速部72f3へと向かって流下していく。
次いで、図670(b)は、図670(a)の状態から、1球目の球E1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球E2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示している。1球目の球E1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。
また、1球目の球E1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となっている(図586(c)参照)。
一方、第2減速部72f2と衝突して左下へと流下していた2球目の球E2は、第3減速部72f3と衝突する。この衝突によって2球目の球E2は流下方向を再度右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら合流部72gへと進入していく。
次いで、図670(c)は、図670(b)の状態から、2球目の球E2が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動している状態を示している。合流部72gを通過した2球目の球E2は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。このとき、案内手段としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた2球目の球E2は、案内手段としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図670(d)は、図670(c)の状態から、2球目の球E2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球E2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球E2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって実動体としての第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となっている(図657(c)参照)。
このように、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球E1と2球目の球E2との入球間隔が短い場合であっても、1球目の球E1が右側経路72d側を流下し、2球目の球E2が減速部72fを通過することになる左側経路72e側を流下することで、該2の球が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75へ到達するまでの間隔を長くすることができる。そして、1球目の球E1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきった後に、2球目の球E2が合流部72gから案内手段としての入球口切換弁75側へ流下可能に構成することができる。
このように構成することで、1球目の球E1と2球目の球E2との入球間隔が一定以内の場合においても、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
次に、図671~図672を参照して、普通電役ユニット72に2の遊技球が密接した状態で入球した場合の各遊技球の流下態様について説明する。図671(a)は、1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図671(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて動作体としての普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された2の球F1及びF2が密接して転動している状態である。
よって、図671(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、抵抗部としての経路振分装置74は初期状態となっており、案内手段としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図671(b)は、図671(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で進入流路としての振分前経路72cを通過した状態を示している。1球目の球F1及び2球目の球F2が普通電役スイッチ72bを通過したことによって、主制御装置110は普通電役ユニット72に最大入賞個数である「2個」の球が入球したと判断し、動作体としての普通電役開閉板72aが閉鎖された状態となっている。
また、1球目の球F1は、規定状態としての初期状態の経路振分装置74の凹部74eへと進入する。ここで、上述したように、抵抗部としての経路振分装置74は、該経路振分装置74の上側の通路である進入流路としての振分前経路72cの中心位置(図666(b)の一点鎖線)に対して、やや右側寄りに配設されている(支持部としての回転軸部74aが図666(b)の一点鎖線よりも右側に位置する)。さらに、凹部左辺74e1と凹部右辺74e2との交点である角部74e3は、経路振分装置74の中心部である回転軸部74aよりも右側に位置している(図666(b)参照)。
よって、1球目の球F1が凹部74eへと進入した場合、該1球目の球F1は、進入流路としての振分前経路72cを流下中の状態、即ち、球F1の中心点が図666(b)に示す一点鎖線上を流下している状態と比べると、若干ながら右側にずれて凹部74eへと進入する。このため、1球目の球F1と密接した状態で流下してきた2球目の球F2は、右側にずれた1球目の球F1との接触により、該1球目の球F1上を左側へと転動しようとする。しかしながら、1球目の球F1と密接した状態の2球目の球F2は、左側経路上壁72e1とも接触するため、左側経路72e側へと転動することができず、1球目の球F1の上部に静止した状態となる。
次いで、図671(c)は、図671(b)の状態から、1球目の球F1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球F2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示している。図671(b)において1球目の球F1が経路振分装置74の凹部74eに進入したため、1球目の球F1と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
一方、図671(b)において、1球目の球F1と左側経路上壁72e1とに接触して静止状態となっていた2球目の球F2は、1球目の球F1が抵抗部としての経路振分装置74とともに時計回りに回転したことで、案内流路としての左側経路72eへと転動するスペースが生じ、該左側経路72e側へと転動していく。
次いで、図671(d)は、図671(c)の状態から、1球目の球F1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球F2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示している。1球目の球F1は抵抗部としての経路振分装置74の突起部74b上を転動しきって誘導流路としての右側経路72dを通過しているため、1球目の球F1と接触部としての突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。
一方、案内流路としての左側経路72eを通過した2球目の球F2は、減速部72fへと進入していく。左側へと傾斜する左側経路72eを通過した2球目の球F2は、第1減速部72f1と衝突する。この衝突によって2球目の球F2は流下方向を右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら第2減速部72f2へと向かって流下していく。
次いで、図672(a)は、図671(d)の状態から、1球目の球F1が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球F2が減速部72fを通過している状態を示している。合流部72gを通過した1球目の球F1は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図672(a)の状態では遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内手段としての入球口切換弁75は第1位置である第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた1球目の球F1は、入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。
一方、第1減速部72f1と衝突して右下へと流下していた2球目の球F2は、第2減速部72f2と衝突する。この衝突によって2球目の球F2は流下方向を再度左側へと変化させ、減速しつつ、左下へと流下しながら第3減速部72f3へと向かって流下していく。
次いで、図672(b)は、図672(a)の状態から、1球目の球F1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球F2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示している。1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。
また、1球目の球F1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって、規定動作として第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となっている(図586(c)参照)。
一方、第2減速部72f2と衝突して左下へと流下していた2球目の球F2は、第3減速部72f3と衝突する。この衝突によって2球目の球F2は流下方向を再度右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら合流部72gへと進入していく。
次いで、図672(c)は、図672(b)の状態から、2球目の球F2が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動している状態を示している。合流部72gを通過した2球目の球F2は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。このとき、案内手段としての入球口切換弁75は特定態様である第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた2球目の球F2は、入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図672(d)は、図672(c)の状態から、2球目の球F2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球F2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球F2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって実動体としての第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となっている(図587(c)参照)。
このように、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合であっても、1球目の球F1が右側経路72d側を流下し、2球目の球F2が減速部72fを通過することになる左側経路72e側を流下することで、該2の球が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下するタイミングをずらすことができる。そして、1球目の球F1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきった後に、2球目の球F2が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下可能に構成することができる。
このように構成することで、2の遊技球が密接した状態で進入部としての普通電役ユニット72内に入球した場合でも、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
即ち、図667~図672において説明したように、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合、該2の球の流下態様が如何様な場合であっても、1球目の球を作用口としての第1非電動役物始動口76に入球させ、2球目の球を流入口としての第2非電動役物始動口77に入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
なお、普通電役ユニット72に入球した球が想定外の流下態様となって、第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球しなかった場合、左側排出経路72h又は右側排出経路72iを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78に入球するように構成されている(図660及び図661参照)。
図673に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図592参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
普通電役ユニット72の球の流下方向下流側であって、該普通電役ユニット72の正面視左側には小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図592参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73f(図592参照)と、特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球が突出状態の小入賞口開閉板73a上を転動し、可変入賞装置65側へと流下していくように構成されている。そして、第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図592参照)によって遊技盤13盤面内へと没入駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球は小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。また、小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第37実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図606参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図606参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視右側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第37実施形態では、小入賞口ユニット73の開放時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第37実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図597参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側であって、該小入賞口ユニット73の正面視左側には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
可変入賞装置65の球の流下方向下流側であって、該可変入賞装置65の正面視左側には、球が入球することにより1個の球が賞球として払い出される右側一般入賞口63aが配設されている。この右側一般入賞口63aは、右打ち遊技で発射した球が入球し得る第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65の流下方向下流側に配設されているため、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入球しなかった球が入球し得る。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、該右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aの正面視上方には壁部79が配設されている。この壁部79は、遊技盤13から水平方向に板状に形成されており、第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aの下部(回転軸部)から右側一般入賞口63aの上方まで、円弧状に連続して形成されている。
また、壁部79の左側先端部は、第1始動口64の下方まで達しているため、左打ち遊技で発射した球が第1始動口64に入球せずに該第1始動口64の左右から流下した場合、該球は壁部79上を左下方向へと転動し、該壁部79上を転動しきって後述するアウト口66へと入球する。よって、壁部79により、左打ち遊技で発射した球は、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aへは入球不可又は困難となるように構成されている。
さらに、右打ち遊技で発射した球が、例えば、スルーゲート67及び普通電役ユニット72を通過し、閉鎖状態の小入賞口開閉板73aと勢いよく接触して飛び跳ねた場合、該球は壁部79の下側の面と接触して小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上に落下し、小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上を転動して右側一般入賞口63a方向へと流下していく。よって、壁部79により、右打ち遊技で発射した球は、第1始動口64、又は、遊技盤13の正面視左下側に配設された一般入賞口63へは入球不可又は困難となるように構成されている。
次いで、第3図柄表示装置81の左側下方には風車が配設されている。風車は、主に、軸部と羽根部とで構成されている。羽根部には中心軸線方向に貫通する貫通孔が形成されており、軸部が羽根部の貫通孔に挿通され、該軸部が遊技盤13に植設されることにより、風車の羽根部が回転自在となるように構成されている。また、羽根部は3の羽根によって構成されており、該3の羽根は、軸部の中心から外径方向に向かって延びる形で等間隔に(即ち、それぞれの羽根が120度の角度で)形成されている。
よって、遊技領域に発射された遊技球が流下し、風車上方に配設された寄り釘領域を通過し、風車と衝突する場合、羽根部が静止している状態において寄り釘から遊技球が流下すると、羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に遊技球を引導可能となる。
また、寄り釘から遊技球が連続して流入する場合、1球目の遊技球が羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に1球目の遊技球を引導可能とし、さらに、羽根部が回転している状態において、2球目の遊技球が羽根部の他面と衝突することにより、風車左側領域に遊技球を引導可能に構成されている。
さらに、羽根部が回転する場合、いずれの方向(即ち、時計回り又は反時計回り)にも回転可能に構成されているため、遊技球が羽根部と衝突した場合の流下方向は左右いずれの方向にも引導可能となる。
遊技盤13の下側における右方向の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図583参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71a,71b,72,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71a,71b,72,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
以上、説明したように、第37実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77を配設し、該普通電役ユニット72内に入球した1球目の球が第1非電動役物始動口76に、2球目の球が第2非電動役物始動口77に入球可能となるように構成する。
また、第1非電動役物始動口76に球が入球することで第1非電動役物ユニット54が、第2非電動役物始動口77に球が入球することで第2非電動役物ユニット552が開放可能となるように構成する。さらに、第2非電動役物ユニット552を、第1非電動役物ユニット54の上流側であって、該第1非電動役物ユニット54よりも戻り球防止部材68に近い位置に配設する。
このように構成することで、「時間短縮状態」において、第2非電動役物ユニット552の開放時に発射された球を最短で該第2非電動役物ユニット552に入球させることができ、効率的に第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に球を入球させ、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることができる。
その結果、大当たり遊技が終了して「時間短縮状態」に移行し、第3図柄表示装置81において右打ち遊技を示唆した場合に、遊技者が遊技方法に戸惑うことなく第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留することができ、円滑に「連荘状態」を遊技することができる。
その他、第37実施形態におけるパチンコ機10は、第31実施形態乃至第36実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第38実施形態>
次いで、図674を参照して、本発明を適用した第38実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第38実施形態のパチンコ機10について、第31実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第38実施形態のパチンコ機10の説明において、第31実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第31実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域に配設された普通電役ユニット72を開閉駆動する普通電役ソレノイド72jが、遊技球が流下し得る流下可能領域内に配設されている(図示なし)。
このため、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55に入球した球が排出される排出経路と普通電役ソレノイド72jとが緊密した領域内に配設されており、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55に入球した球が排出される排出経路が複雑化し、該排出経路の製造コスト増大を招いており、遊技盤13の右側領域における各配設物の構成及び配設位置について、さらなる向上が求められる。
具体的には、例えば、普通電役ユニット72を開閉駆動する普通電役ソレノイド72jの配設位置を変更することで、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55に入球した球の排出経路を簡素化し、効率的な配設によるコスト低減を実現可能な遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第38実施形態のパチンコ機10は、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段と、遊技球が流下し得る流下可能領域と流下し得ない流下不可領域とを区画する区画手段と、前記第1可動体を駆動させる駆動手段と、を備え、前記駆動手段は、前記区画手段によって区画される前記流下可能領域よりも該流下可能領域の中心から見て外側に配置される。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、流入部としての進入部を備え、所定条件としての前提条件を備え、第1可動体としての動作体を備え、第2可動体としての作用物を備え、所定の動作としての規定動作を備え、第1入球部としての作用口を備え、第1検出部としての検知部を備え、第3可動体としての実動体を備え、特定の動作としての指定動作を備え、第2入球部としての流入口を備え、第2検出部としての感知部を備え、誘導手段としての案内装置を備え、第1状態としての所定態様を備え、第2状態としての特定態様を備え、切替手段としての切替装置を備え、流下可能領域としての流下可能範囲を備え、流下不可領域としての流下不可範囲を備え、区画手段としての境界部を備え、駆動手段としての動力装置を備える。
なお、例えば、遊技球を流入させる流入部として、本実施形態では普通電役ユニット72への入球部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口等でもよい。
また、例えば、特定の動作として、本実施形態では、第2非電動役物ユニット55の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、特定の動作を実行可能な第3可動体として、本実施形態では第2非電動役物ユニット55を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
また、例えば、誘導手段の状態を切り替える切替手段として、本実施形態では入球口切換弁75の駆動制御を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける駆動制御や、球が流入することにより流路が切り替わる駆動制御、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な駆動制御、球が特定の入球口へ入球可能とする駆動制御、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な駆動制御などが挙げられる。
さらに、例えば、所定の動作として、本実施形態では、第1非電動役物ユニット54の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、例えば、所定条件として、本実施形態では普通図柄の可変表示の当たり当選を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
なお、例えば、遊技球の入球を検出するための第1検出部又は第2検出部として、本実施形態では第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、入球が検知されることで特別図柄の動的表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで普通図柄の可変表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで遊技者に一定の賞球を付与することとなるスイッチ、入球が検知されることで大当たり遊技状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで確率変動状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されないことで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されることで遊技に関する一定の情報を示唆可能とするスイッチ、入球が検知されることで特定の可動物に特定の動作を実行可能とするスイッチなどが挙げられる。
さらに、例えば、所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素として、本実施形態では小当たりを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与可能となる要素、有利な遊技状態に移行可能となる要素、変動演出における1演出の結果が失敗と判断し得ない要素、遊技者にとって有益な情報を付与可能な要素などが挙げられる。
また、例えば、選択要素を選択可能な所定一覧として、本実施形態では大当たり乱数テーブル202aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果を抽出し得る一覧、普通図柄の可変表示の抽選結果を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の終了条件として抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の停止パターンを抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の実行期間を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の継続回数を抽出し得る一覧、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素を抽出し得る一覧などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が入球する第2入球部として、本実施形態では第2非電動役物始動口77を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
また、例えば、所定の動作を実行可能な第2可動体として、本実施形態では第1非電動役物ユニット54を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体として、本実施形態では普通電役開閉板72aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置への入球を可能とする開閉板や、小入賞口への入球を可能とする開閉板、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、遊技者の操作によって遊技球が流入可能となる振分手段、或いは、遊技者の操作によって遊技球が発射可能となる発射駆動源などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が入球する第1入球部として、本実施形態では第1非電動役物始動口76を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、普通図柄に当選することで入球可能となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
さらに、例えば、所定一覧から抽出手段によって抽出され得る選択要素として、本実施形態では大当たり、小当たり又はハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果として抽出され得る要素、普通図柄の可変表示の抽選結果として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果として抽出され得る要素、特定の遊技状態の終了条件として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の停止パターンとして抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の実行期間として抽出され得る要素、特定の遊技状態の継続回数として抽出され得る要素、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素などが挙げられる。
また、例えば、遊技球を所定流路に誘導する誘導手段として、本実施形態では入球口切換弁75を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける構造物や、球が流入することにより流路が切り替わる構造物、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な構造物、球が特定の入球口へ入球可能とする構造物、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な構造物などが挙げられる。
さらに、例えば、第1状態又は第2状態として、本実施形態では入球口切換弁75の初期状態又は入球口切換弁75の駆動状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技機の電源投入前における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入直後における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入前の状態、遊技機の電源投入後の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動前の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動後の状態、特別図柄の動的表示が実行されていない待機状態における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の実行中における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の停止時における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、普通図柄の可変表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、遊技球が特定の入球口に入球することに基づいて可動体が可動した状態、複数の可動体が、上記のいずれかの状態にある場合などが挙げられる。
また、例えば、所定一覧の中から1の選択要素を抽出可能な抽出手段として、本実施形態では大当たり乱数の抽出処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり乱数カウンタの抽出処理、大当たり種別カウンタの抽出処理、小当たり種別カウンタの抽出処理、停止パターン選択カウンタの抽出処理、変動種別カウンタの抽出処理、普図当たりカウンタの抽出処理、転落乱数カウンタの抽出処理、変動演出を決定するための抽選カウンタの抽出処理などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技を進行する進行手段として、本実施形態では変動開始処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の実行を進行する手段、普通図柄の可変表示の実行を進行する手段、特別図柄の動的表示の変動演出を進行する手段、遊技者による遊技を実行可能に進行する手段などが挙げられる。
また、例えば、通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態として、本実施形態では「時間短縮状態」を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、小当たりRUSH状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技状態を変更可能な遊技状態変更手段として、本実施形態では時短フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり確率を変更可能なフラグ、普通図柄の可変表示の当たり確率を変更可能なフラグ、普通電役の開放時間を変更可能なフラグなどが挙げられる。
また、例えば、所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素として、本実施形態ではハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与し得ない要素、変動演出における1演出の結果が失敗となる要素などが挙げられる。
さらに、例えば、複数種類の設定一覧から1の設定一覧を設定可能な設定手段として、本実施形態では設定変更処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、複数種類の抽選テーブルから1の抽選テーブルを選択する機能、複数種類の選択一覧から1の選択一覧を選択する機能などが挙げられる。
また、例えば、遊技者による所定操作として、本実施形態では遊技球の発射を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、発射ハンドルを操作すること、遊技球を発射する操作、遊技球の発射を停止する操作、遊技機に搭載されたボタン等の操作デバイスの操作、遊技機に搭載されたセンサを感知させる操作、遊技機内に貯留された球を抜く操作などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が流下し得る流下可能領域として、本実施形態では内レール61、外レール62及び遊技盤13内に配設された各遊技部材によって区画された球が流下し得る領域を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入球可能な入球口内の領域、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置内の領域、可変入賞装置内の特定の領域内の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット内の領域、小入賞口ユニット内の特定の領域内の領域、遊技球が発射されてから戻り球防止部材に到達するまでの領域、遊技球が発射されてから戻り球防止部材を通過してアウト口から排出されるまでの領域、特別図柄の抽選契機となる始動口内の領域、普通図柄の抽選契機となる入球口内の領域、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口部分の領域、釘等で限定された特定の領域内への進入口内の領域、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口部分の領域等でもよい。
また、例えば、遊技球が流下し得ない流下不可領域として、本実施形態では球が流下し得ない領域を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、上皿から遊技機内に球が流入してから発射されるまでの領域以外の領域、球が発射されてから遊技領域に進入するまでの領域以外の領域、遊技盤内のうち、球が流下し得ない領域、或いは、遊技機のうち、遊技盤以外の領域等でもよい。
さらに、例えば、遊技球が流下し得る流下可能領域と流下し得ない流下不可領域とを区画する区画手段として、本実施形態では内レール61、外レール62及び遊技盤13内に配設された各遊技部材を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技球が流下可能な領域の外形を構成する部材、特定の入球口の外形を構成する部材、可変入賞装置の外形を構成する部材、小入賞口ユニットの外形を構成する部材、可変表示装置の外形を構成する部材、発射レールの外形を構成する部材、或いは、球発射ユニットを構成する部材等でもよい。
また、例えば、第1可動体を駆動させる駆動手段として、本実施形態では普通電役ソレノイド72jを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置を開放可能な駆動装置、小入賞口ユニットを開放可能な駆動装置、可動役物を駆動可能な駆動装置、遊技盤以外の領域に配設された可動物を駆動可能な駆動装置、遊技球を発射可能な駆動装置、遊技球を振り分け可能な振分装置を駆動可能な駆動装置、或いは、表示装置を駆動可能な駆動装置等でもよい。
ここで、図674を参照して、第38実施形態におけるパチンコ機10の具体的構成について説明する。図674は、外枠11及び内枠12から前面枠14を開放した状態のパチンコ機10の正面図である。遊技ホールの管理者等によって外枠11及び内枠12に対する前面枠14の施錠が解除(解錠)され、該前面枠14が内枠12に設けられたヒンジ19(図583参照)を軸として正面手前側に開閉された場合に、図674で示す状態となる。
前面枠14が開放された内枠12の正面視右側下部には、球発射ユニット112aと、球送りユニット112bと、発射レール112cとがそれぞれ設けられている。これらの装置、球発射ユニット112a、球送りユニット112b及び発射レール112cは、遊技球を発射するための装置であり、発射した球が流下可能な遊技領域(遊技盤13内の領域)とは異なる領域に配設されている。
球発射ユニット112aは、発射レール112cの基端部(発射位置)に存在する球を、遊技盤13の後述する内レール61及び外レール62によって形成された遊技領域に向けて発射するための装置であり、発射ソレノイド112a1と、発射槌と、電磁石(ともに図示せず)とを備えている。この発射ソレノイド112a1及び電磁石は、所定条件(例えば、操作ハンドル51の操作等)が整っている場合に、後述する発射制御装置112(図592参照)によって駆動制御され、電磁石によって発射ソレノイド112a1を励磁し、動力装置としての発射ソレノイド112a1の先端部に設けられた境界部としての発射槌を、発射レール112cの基端部(発射位置)に存在する球と衝突させることで、該球を遊技盤13の遊技領域に向けて発射するように構成されている。
球送りユニット112bは、上皿17(図583参照)に貯留された球を1球ずつ発射レール112cの基端部(発射位置)に案内するためのものであり、球発射ユニット112a及び発射レール112cのパチンコ機10正面側を被覆するように内枠12に取着されている。この球送りユニット112bには、開閉板と、該開閉板を駆動する駆動ソレノイド(ともに図示せず)とが備えられ、上述した球発射ユニット112aの発射ソレノイド112a1の駆動と連動して駆動ソレノイドを駆動させることで、発射レール112cの基端部に上皿17に貯留されている球が1球ずつ案内される。
発射レール112cは、該発射レール112cの基端部(発射位置)に球送りユニット112bから案内された球を1球貯留するとともに、球発射ユニット112aにより発射された球を後述する内レール61及び外レール62に案内するためのものである。この発射レール112cは、該発射レール112cの先端部が内レール61及び外レール62で形成された案内流路へ向くように内枠12に固定されている。第38実施形態のパチンコ機10では、操作ハンドル51(図583参照)の操作に伴って球発射ユニット112a及び球送りユニット112bが駆動されることで、発射レール112cの基端部(発射位置)に存在する球が、発射レール112cの先端部から後述する内レール61及び外レール62の案内流路を介して遊技領域へと発射される。
次いで、第38実施形態における遊技盤13の具体的構成について説明する。遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63及び右側一般入賞口63a、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口71a及び上側第2始動口71b、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ球が入球可能となる普通電役ユニット72、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる第1非電動役物ユニット54、開放状態となることで上側第2始動口71bへ球が入球可能となる第2非電動役物ユニット55、可動役物23、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、右側一般入賞口63a、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、第1非電動役物ユニット54、第2非電動役物ユニット55、スルーゲート67、普通電役ユニット72、可動役物23、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図583参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した境界部としての外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の境界部としての内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図583参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下可能な領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図592参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図674の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図674の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第38実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64又は一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、下側第2始動口71a、上側第2始動口71b、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、下側第2始動口71a、上側第2始動口71b、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64又は一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視左側下部(図674の左側下部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が、ベース板60に固定されて配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図592参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
第38実施形態のパチンコ機10では、遊技者がこの特別図柄表示装置37を確認することで、各特別図柄の動的表示の実行状態や各特別図柄の動的表示の保留球数などを判別できるように構成されているため、作用物としての特別図柄表示装置37は、遊技球や第3図柄表示装置81、可動役物23等によって遮蔽され得ないように、遊技盤13における球の流下方向最下段にあたる位置であり、かつ、視認性を確保するために、遊技盤13の最前面となる位置に配設されている。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第38実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第38実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第38実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第38実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第38実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71a又は71bに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する動力装置としての特定領域ソレノイド73f(図592参照)を開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第38実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常A」と称する場合がある)」、及び、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図596(a)参照)。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常B」と称する場合がある)」が用意されている(図596(b)参照)。
また、第38実施形態において判定される小当たり種別としては、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bへの入賞に基づいて、小入賞口ユニット73が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、可変入賞装置65が9回、それぞれ開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常C」と称する場合がある)」が用意されている(図597参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い遊技状態(以下、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第38実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、「時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、大当たり種別「通常A」への当選後又は、「通常遊技状態B」の終了後に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態であり、該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで継続される。なお、第38実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される(所謂、特図2優先変動)ように構成されている。
また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によってスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、残存しているすべての第2特別図柄の動的表示の保留球が実行された後に、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
次いで、「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、遊技盤13の正面視右側下部に設けられた普通電役ユニット72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球し易い状態となる。
即ち、「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役ユニット72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を普通電役ユニット72へ入賞させ易く、また、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することに基づいて開放される第1非電動役物ユニット54、又は、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することに基づいて開放される第2非電動役物ユニット55、の、2の非電動役物に入球させ易くなるように構成されている。
また、詳細は後述するが、第38実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55への遊技球の入球に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されると、高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出可能となるように構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示が実行を開始してから、大当たりが導出されるまでの期間も短時間となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」においては、後述する第3図柄表示装置81で行われる右打ち示唆(例えば、図645(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)に従って右打ち遊技を行うことにより、第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留し、複数回の大当たりを容易に導出可能となるように構成されている。なお、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の詳細については図586及び図587において、「時間短縮状態」における第3図柄表示装置81での演出内容については図643~図650において、それぞれ後述する。
第38実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図610の時短終了条件テーブル202mで後述)が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立後であって、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後は、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している、若しくは、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば「通常遊技状態B」に移行し、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していない、かつ、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
なお、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第38実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「通常A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第38実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常A」が選択され得て、該大当たり終了後に「通常遊技状態A」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第38実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「通常B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第38実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常B」が選択され得て、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第38実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「通常C」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「通常C」の小当たり及び大当たり終了後には、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示は、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、大当たりに当選することとなる乱数値よりも、小当たりに当選することとなる乱数値の方が選択され易く設定されており、該第2特別図柄の動的表示が実行された場合に小当たりに当選し易いように構成されている(図595にて後述)。
一方、この小当たり種別「通常C」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から10ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
なお、第38実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。また、大当たり遊技の実行中に可変入賞装置65に入賞した場合に、払い出される賞球数の累計を第3図柄表示装置81において表示するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「通常A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「通常A」又は「時短A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「通常C」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「通常B」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、第38実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が「通常遊技状態B」である場合、即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合、「時短機能」が付加されていない遊技状態となるが、第3図柄表示装置81では、右打ち報知演出を継続する報知演出を実行するように構成されている。
具体的には、上述したように、第2特別図柄の動的表示が実行された場合、高確率で小当たり又は大当たりに当選するように構成されている(図595(b)参照)。また、「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示の変動時間は、抽選結果によらず、非常に短くなるように構成されている(即ち、「1秒」(図600~図604参照))。
よって、大当たり状態から「通常遊技状態B」に移行する場合(即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合)、右打ち遊技が推奨される大当たり状態から「通常遊技状態B」へ移行後、約「1秒」で第2特別図柄の動的表示の実行が終了し、再度右打ち遊技が推奨される小当たり状態又は大当たり状態へと移行する。このため、「通常遊技状態B」における滞在期間が非常に短期間であり、該「通常遊技状態B」への移行前及び移行後の遊技状態が右打ち遊技が推奨される遊技状態であるため、第3図柄表示装置81では、「通常遊技状態B」においても右打ち報知演出を継続するように構成されている(図645(d)~図646(c)参照)。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより1個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63及び右側一般入賞口63aが配設されている。右側一般入賞口63aは、後述する可変入賞装置65の、球の流下方向下流側に配設されており、右打ち遊技の実行時に第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合に入賞し得るように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、進入部としての盤面右側領域の入り口を通過して第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、作用口としての右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット55、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても遊技操作として球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働を向上させることができる。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの入球(以下、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71bへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、ベース板60や、後述する可動役物23よりも正面視奥行き方向に配設されている。そして、後述する表示制御装置114(図592参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図591参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図591参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第38実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第38実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bに始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側には、可動役物23が設けられている。可動役物23は剣の形状を模しており、初期状態(図674において実線で表示された可動役物23)においては、第3図柄表示装置81の右側に、鉛直方向に縦長に配設されている(以下、可動役物23が初期状態に配設されている位置を「初期位置」と称する場合がある)。そして、可動役物23の下部であり、かつ、奥行き方向に配設されている動力装置としての役物駆動モータ(図示せず)が駆動されることにより、該可動役物23の役物回転軸23aを軸として、可動役物23が第3図柄表示装置81に向かって(即ち、反時計周りに)約80度傾斜するように可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する(以下、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する位置を「可動位置」(図674において点線で表示された可動役物23)と称する場合がある)。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81において実行される、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり演出中に実行される「チャレンジバトル」演出において可動可能となるように構成されており(図645(a)参照)、該可動役物23が可動することで、該「チャレンジバトル」演出が成功結果となることを示唆するように構成されている。
その他、可動役物23は、特別図柄の変動演出中に可動することで、大当たり又は小当たりへの当選期待度が高いことを示唆したり、同じく特別図柄の変動演出中に可動することで、第3図柄表示装置81に表示している第3図柄や保留表示の内容を変化させたり、第3図柄表示装置81において、特別図柄の変動演出や大当たり演出、小当たり演出などが実行されていないデモ演出中に可動させることで、遊技機を選定中の遊技者に対してアピールする演出を行ったりするように構成してもよい。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺と同程度の長さで構成されている。また、可動役物23の可動領域を考慮し、該可動役物23に近接する領域には遊技球の流下領域を配設しないように構成されている。よって、可動役物23付近の遊技球の流下領域は、該可動役物23が初期位置に配設されている状態の右側側方において、遊技球1球が通過可能となる程度の流下領域となるように構成されている。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、可動役物23の右下方向には、作用物としての第1非電動役物ユニット54が設けられている。この第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第38実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、第1非電動役物ユニット54の球の流下方向上流側には、実動体としての第2非電動役物ユニット55が設けられている。実動体としての第2非電動役物ユニット55は、第1非電動役物ユニット54と同様に電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット55を構成する第2非電開閉板55aは、後述する普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第2非電動役物ユニット55内に所定数の遊技球(第38実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電開閉板55aが閉鎖されるように構成されている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側であって、第1非電動役物ユニット54の正面視下側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ67a(図592参照)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
スルーゲート67の正面視下側には、普通電役ユニット72が配設されている。詳細は後述するが、普通電役ユニット72内には第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は存在せず、上述した第1非電動役物ユニット54の始動口である第1非電動役物始動口76、及び、第2非電動役物ユニット55の始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。即ち、第38実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を開放させるように構成されている。
ここで、第38実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留可能となるように構成されている。
詳細に説明すると、第38実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72は1の開放動作のみ実行可能となるように構成されている。さらに該普通電役ユニット72は、1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されている(図611参照)。
従って、「時間短縮状態」に移行後、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球すると、作用口としての第1非電動役物始動口76及び流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球する(図588~図590にて後述)。そして、普通電役ユニット72に2の球が入球することで、該普通電役ユニット72は開放動作を終了する。
また、上述したように、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されると、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球可能となり、下側第2始動口スイッチ71a2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
さらに、上述したように、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって実動体としての第2非電動役物ユニット55が開放されると、該第2非電動役物ユニット55内に2の遊技球が入球可能となり、上側第2始動口スイッチ71b2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
ここで、第38実施形態のパチンコ機10では、後述する普通電役開閉板72aを開閉駆動可能な動力装置としての普通電役ソレノイド72jが図674に示す位置に配設されている。本実施形態における普通電役ソレノイド72jは、遊技球が流下不可又は困難な領域に配設されており、遊技盤13に配設されている他の可動物および球の流下経路とは隔離された位置に配設されている。
一方、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域に配設された普通電役ユニット72を開閉駆動する動力装置としての普通電役ソレノイド72jが、遊技球が流下し得る流下可能領域内に配設されていた(図示なし)。
このため、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55に入球した球が排出される排出経路と普通電役ソレノイド72jとが緊密した領域内に配設されており、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55に入球した球が排出される排出経路が複雑化し、該排出経路の設計難度が増加してしまうとともに、該排出経路の製造コスト増大を招いていた。
従って、第38実施形態のパチンコ機10のように、普通電役開閉板72aを開閉駆動可能な動力装置としての普通電役ソレノイド72jを遊技球が流下不可又は困難な領域に配設することで、他の可動物および球の流下経路に影響を与えることなく配設可能となり、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55に入球した球が排出される排出経路を効率的に配設することができ、排出経路の設計容易化、及び、排出経路の製造コストを抑制することができる。
なお、上述したように、普通電役ソレノイド72jは、遊技球が流下不可又は困難な領域に配設されている(図674参照)。このように構成することで、他の可動物および球の流下経路に影響を与えることなく配設可能となり、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55に入球した球が排出される排出経路を効率的に配設することができ、製造コストを抑制することができる。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図592参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
普通電役ユニット72の球の流下方向下流側であって、該普通電役ユニット72の正面視左側には小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図592参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73f(図592参照)と、特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球が突出状態の小入賞口開閉板73a上を転動し、可変入賞装置65側へと流下していくように構成されている。そして、第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図592参照)によって遊技盤13盤面内へと没入駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球は小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。また、小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第38実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図606参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図606参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視右側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第38実施形態では、小入賞口ユニット73の開放時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第38実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図597参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側であって、該小入賞口ユニット73の正面視左側には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65の正面視上方には壁部79が配設されている。この壁部79は、遊技盤13から水平方向に板状に形成されており、第2非電動役物ユニット55を構成する第2非電開閉板55aの下部(回転軸部)から第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aの上方まで、円弧状に連続して形成されている。
また、壁部79の左側先端部は、第1始動口64の下方まで達しているため、左打ち遊技で発射した球が第1始動口64に入球せずに該第1始動口64の左右から流下した場合、該球は壁部79上を左下方向へと転動し、該壁部79上を転動しきって後述するアウト口66へと入球する。よって、壁部79により、左打ち遊技で発射した球は、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65へは入球不可又は困難となるように構成されている。
さらに、右打ち遊技で発射した球が、例えば、スルーゲート67及び普通電役ユニット72を通過し、閉鎖状態の小入賞口開閉板73aと勢いよく接触して飛び跳ねた場合、該球は壁部79の下側の面と接触して小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上に落下し、小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上を転動して第1非電動役物ユニット54方向へと流下していく。よって、壁部79により、右打ち遊技で発射した球は、第1始動口64、又は、遊技盤13の正面視左下側に配設された一般入賞口63へは入球不可又は困難となるように構成されている。
次いで、第3図柄表示装置81の左側下方には風車が配設されている。風車は、主に、軸部と羽根部とで構成されている。羽根部には中心軸線方向に貫通する貫通孔が形成されており、軸部が羽根部の貫通孔に挿通され、該軸部が遊技盤13に植設されることにより、風車の羽根部が回転自在となるように構成されている。また、羽根部は3の羽根によって構成されており、該3の羽根は、軸部の中心から外径方向に向かって延びる形で等間隔に(即ち、それぞれの羽根が120度の角度で)形成されている。
よって、遊技領域に発射された遊技球が流下し、風車上方に配設された寄り釘領域を通過し、風車と衝突する場合、羽根部が静止している状態において寄り釘から遊技球が流下すると、羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に遊技球を引導可能となる。
また、寄り釘から遊技球が連続して流入する場合、1球目の遊技球が羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に1球目の遊技球を引導可能とし、さらに、羽根部が回転している状態において、2球目の遊技球が羽根部の他面と衝突することにより、風車左側領域に遊技球を引導可能に構成されている
さらに、羽根部が回転する場合、いずれの方向(即ち、時計回り又は反時計回り)にも回転可能に構成されているため、遊技球が羽根部と衝突した場合の流下方向は左右いずれの方向にも引導可能となる。
遊技盤13の下側における右方向の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図583参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71a,71b,72,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71a,71b,72,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
以上、説明したように、第38実施形態のパチンコ機10では、普通電役開閉板72aを開閉駆動可能な普通電役ソレノイド72jを遊技球が流下不可又は困難な領域に配設する。このように構成することで、他の可動物および球の流下経路に影響を与え得ないようにすることができる。
その結果、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55に入球した球が排出される排出経路を効率的に配設することができ、製造コストを抑制することができる。
その他、第38実施形態におけるパチンコ機10は、第31実施形態乃至第37実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
<第39実施形態>
次いで、図675を参照して、本発明を適用した第39実施形態のパチンコ機10について説明する。以下、第39実施形態のパチンコ機10について、第31実施形態及び第35実施形態のパチンコ機10と相違する点を中心に説明する。以下の第39実施形態のパチンコ機10の説明において、第31実施形態及び第35実施形態のパチンコ機10と同一の構成及び処理については、第31実施形態及び第35実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
第31実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に、主に、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77を配設し、該普通電役ユニット72内に2の球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55を開放させるように構成されていた。
このように構成することで、右打ち遊技を実行する「時間短縮状態」において、迅速に第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留させることが可能であるものの、普通電役ユニット72内に入球した球がイレギュラーな流下態様となった場合に対する対策が十分とは言い難く、該普通電役ユニット72内の構成について、さらなる向上が求められる。
具体的には、例えば、普通電役ユニット72内に2の球が連続して入球した場合に、1球目の球が第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知され、入球口切換弁75が第1位置(第2非電動役物始動口77の上部)から第2位置(第1非電動役物始動口76の上部)へと移動している最中において、2球目の球が入球口切換弁75側へと流下していき、該2球目の球が想定通り、第2非電動役物始動口77に入球し得ない状況になることが考えられる。
第39実施形態のパチンコ機10は、上記の問題点を鑑みて発明されたものであり、普通電役ユニット72内に入球する2の球が如何様な流下態様であっても、それぞれの球を第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球可能とする遊技機を提供することを目的としている。
より具体的には、例えば、第39実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に経路振分装置74を配設し、普通電役ユニット72内に入球した球を該経路振分装置74によって左右の流路に振り分けることで、それぞれの球を第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球可能とする遊技機を提供することを目的としている。
本目的を達成するために、第39実施形態のパチンコ機10は、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段と、前記第2経路に振り分けられた場合に、振り分けられた遊技球が前記誘導手段に到達するまでの時間は、前記第1経路に振り分けられた場合に振り分けられた遊技球が前記誘導手段に到達するまでの時間よりも長い。
本遊技機は、本発明の具体的な構成として、流入部としての進入部を備え、所定条件としての前提条件を備え、第1可動体としての動作体を備え、第2可動体としての作用物を備え、所定の動作としての規定動作を備え、第1入球部としての作用口を備え、第1検出部としての検知部を備え、第3可動体としての実動体を備え、特定の動作としての指定動作を備え、第2入球部としての流入口を備え、第2検出部としての感知部を備え、誘導手段としての案内装置を備え、第1状態としての所定態様を備え、第2状態としての特定態様を備え、切替手段としての切替装置を備え、流下経路としての流下通路を備え、第1経路としての誘導流路を備え、第2経路としての案内流路を備え、振分手段としての抵抗部を備える。
なお、例えば、遊技球を流入させる流入部として、本実施形態では普通電役ユニット72への入球部を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口等でもよい。
また、例えば、特定の動作として、本実施形態では、第2非電動役物ユニット55の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
さらに、例えば、特定の動作を実行可能な第3可動体として、本実施形態では第2非電動役物ユニット55を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
また、例えば、誘導手段の状態を切り替える切替手段として、本実施形態では入球口切換弁75の駆動制御を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける駆動制御や、球が流入することにより流路が切り替わる駆動制御、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な駆動制御、球が特定の入球口へ入球可能とする駆動制御、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な駆動制御などが挙げられる。
さらに、例えば、所定の動作として、本実施形態では、第1非電動役物ユニット54の開放動作を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技球を発射すること、大入賞口が開放すること、小入賞口が開放すること、普通電役が開放すること、非電動役物が開放すること、その他入賞口が開放すること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置によって特定の演出が実行されること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
また、例えば、所定条件として、本実施形態では普通図柄の可変表示の当たり当選を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示が実行を開始すること、特別図柄の動的表示が実行中であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以上であること、特別図柄の動的表示の実行期間が一定期間以内であること、特別図柄の動的表示が実行を停止すること、特別図柄の動的表示が実行を停止してから、次の特別図柄の動的表示が実行開始可能となるまでの間であること、特別図柄の動的表示が実行不可であること、特別図柄の動的表示が大当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が小当たりに当選すること、特別図柄の動的表示が時短図柄に当選すること、特別図柄の動的表示が転落に該当すること、特定の遊技状態における特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、大当たりを発生することなく、特別図柄の動的表示の実行回数が一定の値に到達すること、特定の遊技状態において、特定図柄の動的表示が小当たりに一定回数当選すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数に到達すること、特別図柄の動的表示の保留球数が一定数よりも少なくなること、普通図柄の可変表示の実行回数が一定の値に到達すること、遊技球が特定の入球口に入球すること、遊技球が特定の領域内に進入すること、遊技球を特定の領域に発射可能となること、遊技機の電源が投入されること、主制御装置から副制御装置へコマンド送信されること、副制御装置がコマンドを受信すること、表示制御装置がコマンドを受信すること、各種処理を実行するための期間が経過すること、各種処理を実行するための命令が発生すること、各種処理を実行するためのコマンドが発生することなどが挙げられる。
なお、例えば、遊技球の入球を検出するための第1検出部又は第2検出部として、本実施形態では第1非電動役物始動口スイッチ76a又は第2非電動役物始動口スイッチ77aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、入球が検知されることで特別図柄の動的表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで普通図柄の可変表示が実行を開始することとなるスイッチ、入球が検知されることで遊技者に一定の賞球を付与することとなるスイッチ、入球が検知されることで大当たり遊技状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで確率変動状態に移行可能とするスイッチ、入球が検知されることで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されないことで何らかのエラー報知を実行するスイッチ、入球が検知されることで遊技に関する一定の情報を示唆可能とするスイッチ、入球が検知されることで特定の可動物に特定の動作を実行可能とするスイッチなどが挙げられる。
さらに、例えば、所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素として、本実施形態では小当たりを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与可能となる要素、有利な遊技状態に移行可能となる要素、変動演出における1演出の結果が失敗と判断し得ない要素、遊技者にとって有益な情報を付与可能な要素などが挙げられる。
また、例えば、選択要素を選択可能な所定一覧として、本実施形態では大当たり乱数テーブル202aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果を抽出し得る一覧、普通図柄の可変表示の抽選結果を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別を抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の終了条件として抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の停止パターンを抽出し得る一覧、特別図柄の動的表示の実行期間を抽出し得る一覧、特定の遊技状態の継続回数を抽出し得る一覧、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素を抽出し得る一覧などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球が入球する第2入球部として、本実施形態では第2非電動役物始動口77を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
また、例えば、所定の動作を実行可能な第2可動体として、本実施形態では第1非電動役物ユニット54を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置や、小入賞口、球が流入することにより流路が交互に切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度を示唆可能な可動役物、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の特定の図柄への当選期待度等を示唆可能な表示装置、或いは、特別図柄の動的表示や普通図柄の可変表示の抽選等を実行する主制御の主表示器、副制御の液晶表示器などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体として、本実施形態では普通電役開閉板72aを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、可変入賞装置への入球を可能とする開閉板や、小入賞口への入球を可能とする開閉板、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける振分手段や、球が流入することにより流路が切り替わる振分手段、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な振分手段、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な振分手段、遊技者の操作によって遊技球が流入可能となる振分手段、或いは、遊技者の操作によって遊技球が発射可能となる発射駆動源などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が入球する第1入球部として、本実施形態では第1非電動役物始動口76を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口や、大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置、可変入賞装置内の特定の領域、小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット、小入賞口ユニット内の特定の領域、特別図柄の抽選契機となる始動口、普通図柄の抽選契機となる入球口、普通図柄に当選することで入球可能となる入球口、始動口への入賞経路となり得るワープ入り口、遊技領域への進入経路となり得る戻り球防止部材からの進入、釘等で限定された特定の領域内への進入口、或いは、遊技球を発射させる操作ハンドルを特定の操作量にすることで遊技球が進入可能となる遊技領域の一部である入り口などが挙げられる。
さらに、例えば、所定一覧から抽出手段によって抽出され得る選択要素として、本実施形態では大当たり、小当たり又はハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり抽選結果として抽出され得る要素、普通図柄の可変表示の抽選結果として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が大当たりに当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が小当たり当選した場合の種別として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示が転落抽選に該当したか否かの抽選結果として抽出され得る要素、特定の遊技状態の終了条件として抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の停止パターンとして抽出され得る要素、特別図柄の動的表示の実行期間として抽出され得る要素、特定の遊技状態の継続回数として抽出され得る要素、変動演出中の1演出として、複数の選択肢から選択され得る要素などが挙げられる。
また、例えば、遊技球を所定流路に誘導する誘導手段として、本実施形態では入球口切換弁75を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける構造物や、球が流入することにより流路が切り替わる構造物、球が衝突することで回転して該回転中に他の球が衝突して該他の球の流下方向を変化可能な構造物、球が特定の入球口へ入球可能とする構造物、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な構造物などが挙げられる。
さらに、例えば、第1状態又は第2状態として、本実施形態では入球口切換弁75の初期状態又は入球口切換弁75の駆動状態を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技機の電源投入前における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入直後における特定の可動体の状態、遊技機の電源投入前の状態、遊技機の電源投入後の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動前の状態、可動体が一定間隔で可動する場合における可動後の状態、特別図柄の動的表示が実行されていない待機状態における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の実行中における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示の停止時における特定の可動体の状態、特別図柄の動的表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、普通図柄の可変表示が所定の図柄に当選することに基づいて可動体が可動した状態、遊技球が特定の入球口に入球することに基づいて可動体が可動した状態、複数の可動体が、上記のいずれかの状態にある場合などが挙げられる。
また、例えば、所定一覧の中から1の選択要素を抽出可能な抽出手段として、本実施形態では大当たり乱数の抽出処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、大当たり乱数カウンタの抽出処理、大当たり種別カウンタの抽出処理、小当たり種別カウンタの抽出処理、停止パターン選択カウンタの抽出処理、変動種別カウンタの抽出処理、普図当たりカウンタの抽出処理、転落乱数カウンタの抽出処理、変動演出を決定するための抽選カウンタの抽出処理などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技を進行する進行手段として、本実施形態では変動開始処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の実行を進行する手段、普通図柄の可変表示の実行を進行する手段、特別図柄の動的表示の変動演出を進行する手段、遊技者による遊技を実行可能に進行する手段などが挙げられる。
また、例えば、通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態として、本実施形態では「時間短縮状態」を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、「時間短縮状態」、「確率変動状態」、「潜伏確率変動状態」、大当たり遊技状態、小当たり遊技状態、小当たりRUSH状態などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技状態を変更可能な遊技状態変更手段として、本実施形態では時短フラグ203kを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、特別図柄の動的表示の大当たり確率を変更可能なフラグ、普通図柄の可変表示の当たり確率を変更可能なフラグ、普通電役の開放時間を変更可能なフラグなどが挙げられる。
また、例えば、所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素として、本実施形態ではハズレを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技者に遊技価値を付与し得ない要素、変動演出における1演出の結果が失敗となる要素などが挙げられる。
さらに、例えば、複数種類の設定一覧から1の設定一覧を設定可能な設定手段として、本実施形態では設定変更処理を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、複数種類の抽選テーブルから1の抽選テーブルを選択する機能、複数種類の選択一覧から1の選択一覧を選択する機能などが挙げられる。
また、例えば、遊技者による所定操作として、本実施形態では遊技球の発射を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、発射ハンドルを操作すること、遊技球を発射する操作、遊技球の発射を停止する操作、遊技機に搭載されたボタン等の操作デバイスの操作、遊技機に搭載されたセンサを感知させる操作、遊技機内に貯留された球を抜く操作などが挙げられる。
さらに、例えば、流入部から誘導手段までの流下経路として、本実施形態では普通電役ユニット72の入球部から入球口切換弁75までの経路を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技球が発射されてから入球可能な入球部に到達するまでの経路、遊技球が発射されてから釘等の配設物に衝突するまでの経路、可変入賞装置に入球してから特定の領域に到達するまでの経路、小入賞口ユニットに入球してから特定の領域に到達するまでの経路、普通電役に入球してから始動口に到達するまでの経路、釘等で限定された特定の領域内に進入してから特定の入球口に入球するまでの経路、特定の入球口に入球してから排出されるまでの経路などが挙げられる。
また、例えば、遊技球が流下可能な第1経路又は第2経路として、本実施形態では右側経路72d又は左側経路72eを例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、遊技球が発射されてから入球可能な入球部に到達するまでの経路、遊技球が発射されてから釘等の配設物に衝突するまでの経路、可変入賞装置に入球してから特定の領域に到達するまでの経路、小入賞口ユニットに入球してから特定の領域に到達するまでの経路、普通電役に入球してから始動口に到達するまでの経路、釘等で限定された特定の領域内に進入してから特定の入球口に入球するまでの経路、特定の入球口に入球してから排出されるまでの経路などが挙げられる。
さらに、例えば、遊技球を振り分け可能な振分手段として、本実施形態では経路振分装置74を例に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば如何様な構成であってもよく、例えば、一定間隔で駆動することで球の流路を振り分ける誘導手段や、球が流入することにより流路が切り替わる誘導手段、球が衝突することで流下方向を変化可能な誘導手段、球が特定の入球口へ入球可能とする誘導手段、或いは、大当たり遊技状態を発生可能な条件装置への流入を切り替え可能な誘導手段などが挙げられる。
ここで、図675を参照して、第39実施形態の遊技盤13の具体的構成について説明する。まず、図675に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、球が入賞することで所定の賞球を得ることができる一般入賞口63及び右側一般入賞口63a、第3図柄の大当たりが発生した場合に開放される可変入賞装置65、第3図柄の小当たりが発生した場合に開放される小入賞口ユニット73、第3図柄(所謂、特別図柄)の1つである第1特別図柄の抽選契機となる第1始動口64、第3図柄の1つである第2特別図柄の抽選契機となる下側第2始動口71a及び上側第2始動口71d、第2図柄(所謂、普通図柄)の抽選契機となるスルーゲート67、開放状態となることで後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ球が入球可能となる普通電役ユニット72、開放状態となることで下側第2始動口71aへ球が入球可能となる第1非電動役物ユニット54、開放状態となることで上側第2始動口71dへ球が入球可能となる第2非電動役物ユニット552、可動役物23、第3図柄表示装置81及び第2図柄表示装置83等を有した可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。
一般入賞口63、右側一般入賞口63a、第1始動口64、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、第1非電動役物ユニット54、第2非電動役物ユニット552、スルーゲート67、普通電役ユニット72、可動役物23、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図583参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図675~図672を参照して、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図583参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図592参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図675の左上部)には接触部としての戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球を再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図675の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、抵抗部としての返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される(以下、返しゴム69に当たる勢い等で球を発射して、該球を可変表示装置ユニット80の正面視右側を通過させる行為を「右打ち遊技」と称する一方、発射した球が可変表示装置ユニット80の正面視左側を通過させる行為を「左打ち遊技」と称する)。第39実施形態では、左打ち遊技において、第1始動口64又は一般入賞口63へ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aに球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。また、右打ち遊技において、下側第2始動口71a、上側第2始動口71d、可変入賞装置65、小入賞口ユニット73、普通電役ユニット72、スルーゲート67又は右側一般入賞口63aへ球が入球し得る若しくは入球し易い一方、第1始動口64又は一般入賞口63に球が入球し難い若しくは入球しないように構成されている。
また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視左側下部(図675の左側下部)には、発光手段である複数のLEDで構成された状態LED群37aと特別LED群37bと右打ち報知ランプ37cとが設けられた特別図柄表示装置37が、ベース板60に固定されて配設されている。特別図柄表示装置37は、後述する主制御装置110(図592参照)で行われる各制御に応じた第1特別図柄および第2特別図柄の各変動表示(以下、両特別図柄の変動表示を「動的表示」という)がなされると共に、パチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。
第39実施形態のパチンコ機10では、遊技者がこの特別図柄表示装置37を確認することで、各特別図柄の動的表示の実行状態や各特別図柄の動的表示の保留球数などを判別できるように構成されているため、作用物としての特別図柄表示装置37は、遊技球や第3図柄表示装置81、可動役物23等によって遮蔽され得ないように、遊技盤13の最下段にあたる位置であり、かつ、視認性を確保するために、ベース板60よりも手前であって、遊技盤13の最前面となる位置に配設されている。
状態LED群37aは、後述する第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに入賞(入球)した球のうち、変動表示が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。また、大当たりのラウンド(以下、ラウンドを、単に「R」と称する場合がある)数やエラー表示も、該状態に対応する状態LED群37aの点灯状態により示される。なお、状態LED群37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるように構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、大当たりにおける「ラウンド」とは、大当たりの賞球個数を区切るために後述する可変入賞装置65を開閉する大入賞口開閉板65aが、開放されてから閉鎖されるまでのことをいい、第39実施形態のパチンコ機10では、大入賞口開閉板65aが開放開始されてから「30秒」経過するか、若しくは、大入賞口開閉板65aの開放中に球が10個入賞することで、1回の「ラウンド」が実行されるように構成されている。
特別LED群37bは、6個のLEDで構成された上方LED群37b1と、同じく6個のLEDで構成された下方LED群37b2との計12個のLEDで構成されている。上方LED群37b1は、第1始動口64への球の入球に基づいて実行される第1抽選遊技の判定結果を示す第1特別図柄が動的表示される。また、下方LED群37b2は、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの球の入球に基づいて実行される第2抽選遊技の判定結果を示す第2特別図柄が動的表示される。
具体的には、上方LED群37b1には、遊技盤13の盤面中央に設けられた第1始動口64への入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第39実施形態では、上方LED群37b1の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第39実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
また、下方LED群37b2には、遊技盤13の右側側方に設けられた下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて決定された変動時間(動的表示時間)が経過するまで動的表示(第39実施形態では、下方LED群37b2の最も上方のLEDから下方のLEDを1つずつ順番に点灯し、該点灯パターンの繰り返し表示)した後に、判定結果を示す図柄(第39実施形態では、6個のLEDの各点灯パターンの組み合わせによって計64種類の停止図柄のいずれか)で停止表示される。
いずれのLED群37b1,37b2においても、判定結果がハズレである場合には、最も左側のLEDのみが点灯表示され、判定結果が大当たりである場合には、該大当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示され、判定結果が小当たりである場合には、該小当たりの種類(種別)に対応した点灯パターンで各LED群が点灯表示される。各LED群の停止パターンの詳細については、後述する。
本パチンコ機10では、第1始動口64、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入球に対して大当たりか否かの当否判定(大当たり抽選)を行うと共に、各当否判定において大当たりと判定された場合は、入賞した入賞口64,71a又は71bに応じてその大当たり種別の判定も行い、各大当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。また、第2特別図柄の動的表示における当否判定において小当たりと判定された場合は、小入賞口ユニット73及び後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)を開閉駆動する。そして、小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域ソレノイド73fの開放に伴って後述する特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合には、第2特別図柄の動的表示における各小当たり種別に応じて可変入賞装置65を開閉駆動する。
第39実施形態において判定される大当たり種別としては、第1始動口64への入賞に基づいて、誘導部としての可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常A」と称する場合がある)」、及び、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド時短大当たり(以下、「時短A」と称する場合がある)」が用意されている(図596(a)参照)。また、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、可変入賞装置65が10回開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常B」と称する場合がある)」が用意されている(図596(b)参照)。
また、第39実施形態において判定される小当たり種別としては、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dへの入賞に基づいて、誘導部としての小入賞口ユニット73が1回開放する「1ラウンド時短無し小当たり(以下、「小当たりA」と称する場合がある)」、小入賞口ユニット73が1回、可変入賞装置65が9回、それぞれ開放する「10ラウンド通常大当たり(以下、「通常C」と称する場合がある)」が用意されている(図597参照)。
ここで、「通常遊技状態」とは、「時間短縮状態」でない遊技状態の時をいい、各特別図柄の大当たり確率及び小当たり確率が一定確率であって、かつ、普通図柄の当たり確率が「時間短縮状態」の時より低い状態をいう。即ち、「通常遊技状態」は、「時間短縮状態」と大当たり確率及び小当たり確率が同等である一方、「時間短縮状態」の時より普通図柄の当たり確率が低い状態である。
詳細は後述するが、「通常遊技状態」において、所謂右打ち遊技をした場合に、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い遊技状態(以下、普通電役ユニット72へ球が入賞し易い状態のことを、「入賞補助状態」と称する場合がある)ではなく、遊技者にとって最も不利な遊技状態となる。なお、「通常遊技状態」において、右打ち遊技で発射された球が検知された場合(例えば、スルーゲート67への球の通過検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「左打ち遊技に戻して下さい」の音声出力や、第3図柄表示装置81において「左打ち遊技に戻してください」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「通常遊技状態」において非奨励の右打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
なお、第39実施形態のパチンコ機10では、「通常遊技状態」として、右打ち遊技が禁止されて左打ち遊技が奨励され、第1特別図柄の動的表示が主に実行され得る「通常遊技状態A」と、右打ち遊技が禁止されておらず、「時間短縮状態」の終了後の第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している「通常遊技状態B」と、が発生可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態A」は、RAMクリアによる初期化後、「時間短縮状態」の終了時点において第2特別図柄の保留球数が残存していない場合、大当たり種別「通常A」への当選後又は、「通常遊技状態B」の終了後に移行される遊技状態であり、上述したように、右打ち遊技が禁止され、左打ち遊技によって第1始動口64へ球を入賞させる遊技を行うことが可能に構成されている(図599参照)。
「通常遊技状態B」(以下、「通常遊技状態A」と「通常遊技状態B」とを総称して、「通常遊技状態」と称する場合がある)は、「時間短縮状態」の終了条件が成立した後であって、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している遊技状態であり、該第2特別図柄の動的表示の抽選結果がすべての保留球数で現出されるまで継続される。なお、第39実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示が第1特別図柄の動的表示より優先的に実行される(所謂、特図2優先変動)ように構成されている。
また、この「通常遊技状態B」は、上述したように、右打ち遊技が禁止されておらず、右打ち遊技によってスルーゲート67によって球が検知された場合であっても、上記警報音および警報表示が実行されないように構成されている。そして、この「通常遊技状態B」において、残存しているすべての第2特別図柄の動的表示の保留球が実行された後に、「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
次いで、「時間短縮状態」とは、各特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同様に低確率状態であるが、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の変動表示(以下、普通図柄の変動表示を「可変表示」という)時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる状態をいう(以下、普通図柄の当たり確率がアップするとともに普通図柄の可変表示時間が短縮され、普通電役ユニット72の開放時間が長くなることを「時短機能」と称する場合がある)。この「時間短縮状態」は、遊技盤13の正面視右側下部に設けられた普通電役ユニット72が開放状態となり易くなり、右打ち遊技で発射された球が第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77へ入球し易い状態となる。
即ち、「時間短縮状態」は、特別図柄の大当たり確率が「通常遊技状態」と同等であるものの、普通図柄による当たりが「通常遊技状態」より短時間で導出され易く、また、普通電役ユニット72の開放状態が長くなる状態である。よって、「時間短縮状態」では、右打ち遊技により発射された球を普通電役ユニット72へ入賞させ易く、また、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球することに基づいて開放される第1非電動役物ユニット54、又は、進入部としての普通電役ユニット72内に入賞した球が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球することに基づいて開放される第2非電動役物ユニット552、の、2の非電動役物に入球させ易くなるように構成されている。
また、詳細は後述するが、第39実施形態のパチンコ機10では、第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット552への遊技球の入球に基づいて第2特別図柄の動的表示が実行されると、高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たりを含む)を導出可能となるように構成されている。さらに、第2特別図柄の動的表示が実行を開始してから、大当たりが導出されるまでの期間も短時間となるように構成されている。
このため、「時間短縮状態」においては、後述する第3図柄表示装置81で行われる右打ち示唆(例えば、図645(c)の右打ち示唆メッセージ81g参照)に従って右打ち遊技を行うことにより、第2特別図柄の動的表示の保留球を貯留し、複数回の大当たりを容易に導出可能となるように構成されている。なお、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552の詳細については図586及び図587において、「時間短縮状態」における第3図柄表示装置81での演出内容については図643~図650において、それぞれ後述する。
第39実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」は、該「時間短縮状態」の終了条件(図610の時短終了条件テーブル202mで後述)が成立するまでの間、普通図柄の当たり確率が高確率状態となる。なお、上記時短終了条件が成立後であって、普通電役ユニット72のエンディング時間の終了後は、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している、若しくは、第2特別図柄の動的表示が実行中であれば「通常遊技状態B」に移行し、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していない、かつ、第2特別図柄の動的表示が実行中でなければ「通常遊技状態A」に移行するように構成されている。
なお、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において、左打ち遊技により球が発射されたことが検知された場合(例えば、第1始動口64への球の入賞検知等)、奨励されていない遊技が実行されているということを遊技者およびホール関係者に示唆するために、所定の警報(例えば、「右打ちして下さい」の音声出力や、「右打ちして下さい」の表示等)を出力するように構成されている。このように構成することで、「時間短縮状態」又は「通常遊技状態B」において非奨励の左打ち遊技が継続して実行されることを抑制し、遊技仕様通りの遊技性を実現することが可能となる。
また、第39実施形態のパチンコ機10では、所謂天井機能を搭載していないが、特別図柄の当選確率が低確率状態である場合に、動的表示において所定回数連続して大当たりに当選しなかったとき、遊技者への救済措置として、特別図柄の大当たり確率、及び、普通図柄の当たり確率は低確率状態であるものの、普通図柄の変動時間が短くなるとともに、普通電役ユニット72の開放時間が長くなる「普図低確時間短縮状態」を発生させる機能を搭載するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別について説明する。大当たり種別「通常A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第39実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常A」が選択され得て、該大当たり終了後に「通常遊技状態A」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「時短A」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第39実施形態では、第1特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「時短A」が選択され得て、該大当たり終了後に「時間短縮状態」へと移行するように構成されている。
次いで、大当たり種別「通常B」とは、最大ラウンド数が10ラウンドの大当たりであって、1ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される大当たりである。第39実施形態では、第2特別図柄の動的表示において大当たりに当選した場合に、この大当たり種別「通常B」が選択され得て、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、該大当たり終了後に第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
次に、小当たり種別について説明する。第39実施形態のパチンコ機10において選択され得る小当たり種別「通常C」とは、最大合計ラウンド数が10ラウンドの小当たり及び大当たりであって、1ラウンド目の小当たり遊技中に小入賞口ユニット73が開放され、また、該1ラウンド目の小入賞口ユニット73が開放されることに伴って後述する特定領域ソレノイド73f(図592参照)が駆動されて特定領域73dが開放される。そして、該特定領域73dに設けられた特定領域スイッチ73g(図592参照)によって球が検知された場合に、大当たり遊技として2ラウンド目から10ラウンド目まで可変入賞装置65の大入賞口開閉板65aが開放される。この小当たり種別「通常C」の小当たり及び大当たり終了後には、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していれば「通常遊技状態B」へ、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存していなければ「通常遊技状態A」へ、と移行するように構成されている。
なお、詳細は後述するが、第2特別図柄の動的表示は、特図2大当たり乱数テーブル202a2において、大当たりに当選することとなる乱数値よりも、小当たりに当選することとなる乱数値の方が選択され易く設定されており、該第2特別図柄の動的表示が実行された場合に小当たりに当選し易いように構成されている(図595にて後述)。
一方、この小当たり種別「通常C」の小当たりに当選した場合であっても、1ラウンド目の小当たり遊技中に特定領域スイッチ73gによって球が検知されなかった場合、2ラウンド目から10ラウンド目の可変入賞装置65が開放されず、大当たり遊技が付与されないように構成されている(以下、この現象を、小当たり種別「小当たりA」と称する場合がある)。そして、小当たり種別「小当たりA」の終了後には、大当たり遊技が実行されていないことから、該小当たり種別「小当たりA」当選時の遊技状態に戻るように構成されている。
なお、第39実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって常時球の通過を検知可能に構成されているが、該特定領域スイッチ73gの有効タイミング及び無効タイミングを設定するように構成してもよい。具体的には、例えば、小当たり遊技中のみや、特定領域ソレノイド73fがオンされている期間のみ、小入賞口ソレノイド73bがオンされてから所定期間経過まで、特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を有効に設定し、上記例示したタイミング以外は特定領域スイッチ73gによる球の通過検知を無効に設定して、上記例示したタイミング以外の特定領域73dへの球の通過に基づく大当たり遊技状態の発生を防止するように構成してもよい。この場合、上記例示したタイミング以外、即ち、特定領域スイッチ73gの無効状態で該特定領域スイッチ73gを球が通過した場合、何らかの異常(例えば、不正行為等)の発生により特定領域73dを球が通過したということで、エラー報知等の異常検知処理を実行するように構成してもよい。また、大当たり遊技の実行中に可変入賞装置65に入賞した場合に、払い出される賞球数の累計を第3図柄表示装置81において表示するように構成してもよい。
ここで、各大当たり種別及び各小当たり種別の特別LED群37bの表示態様について説明する。第1特別図柄用の上方LED群37b1の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、大当たり種別「通常A」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「時短A」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。そして、各表示パターンは、大当たり種別毎に特定の規則性を有さず、無作為な表示パターンが予め対応付けられている。よって、遊技者が上方LED群37b1の表示パターンを見た場合に、ハズレの停止表示は認識することができる一方、大当たり種別「通常A」又は「時短A」のいずれの停止表示であるかを識別困難に構成されている。
また、第2特別図柄用の下方LED群37b2の停止表示(点灯表示)として、ハズレに対応する表示パターンは1種類、小当たり種別「通常C」に対応する表示パターンは32種類、大当たり種別「通常B」に対応する表示パターンは31種類、の計64種類の表示パターンが設けられている。
特別図柄表示装置37の右打ち報知ランプ37cは、右打ち遊技での球の発射が奨励される遊技状態を示唆するためのランプである。この右打ち報知ランプ37cは、左打ち遊技が奨励されて右打ち遊技が非奨励である「通常遊技状態」では非点灯状態である一方、右打ち遊技が奨励される「時間短縮状態」、又は、小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中に点灯状態となる。遊技者は、この右打ち報知ランプ37cや第3図柄表示装置81における右打ち遊技示唆表示を確認することで、右打ち遊技を行うべき状態か否かを認識することができる。
なお、第39実施形態のパチンコ機10では、遊技状態が「通常遊技状態B」である場合、即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合、「時短機能」が付加されていない遊技状態となるが、第3図柄表示装置81では、右打ち報知演出を継続する報知演出を実行するように構成されている。
具体的には、上述したように、第2特別図柄の動的表示が実行された場合、高確率で小当たり又は大当たりに当選するように構成されている(図595(b)参照)。また、「通常遊技状態B」における第2特別図柄の動的表示の変動時間は、抽選結果によらず、非常に短くなるように構成されている(即ち、「1秒」(図600~図604参照))。
よって、大当たり状態から「通常遊技状態B」に移行する場合(即ち、第2特別図柄の動的表示の保留球が残存している場合)、右打ち遊技が推奨される大当たり状態から「通常遊技状態B」へ移行後、約「1秒」で第2特別図柄の動的表示の実行が終了し、再度右打ち遊技が推奨される小当たり状態又は大当たり状態へと移行する。このため、「通常遊技状態B」における滞在期間が非常に短期間であり、該「通常遊技状態B」への移行前及び移行後の遊技状態が右打ち遊技が推奨される遊技状態であるため、第3図柄表示装置81では、「通常遊技状態B」においても右打ち報知演出を継続するように構成されている(図645(d)~図646(c)参照)。
遊技盤13の遊技領域には、球が入賞することにより1個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63及び右側一般入賞口63aが配設されている。右側一般入賞口63aは、後述する可変入賞装置65の、球の流下方向下流側に配設されており、右打ち遊技の実行時に第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合に入賞し得るように構成されている。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、盤面右側領域の入り口を通過して第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働を向上させることができる。
また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1始動口64への入球又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの入球(以下、第1始動口64又は下側第2始動口71a若しくは上側第2始動口71dへの球の入球を「始動入賞」という場合がある)をトリガとして、特別図柄表示装置37における第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示と同期させながら、遊技状態に応じて第3図柄の変動演出を行う液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す)で構成された第3図柄表示装置81と、スルーゲート67の球の通過をトリガとして普通図柄の可変表示を実行可能なLEDで構成される第2図柄表示装置83(以下、第2図柄表示装置83に関し、説明の便宜上、「普通図柄表示装置83」と称する場合がある)とが設けられている。また、可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。
第3図柄表示装置81は17インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成されるものであり、ベース板60や、後述する可動役物23よりも正面視奥行き方向に配設されている。即ち、特別図柄表示装置37がLED群の表示状態によって各特別図柄の動的表示の抽選結果や遊技状態を報知するのに対し、第3図柄表示装置81は、液晶ディスプレイでの表示内容によって各特別図柄の動的表示の抽選結果や遊技状態の報知を行う。そして、後述する表示制御装置114(図592参照)によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列Z1~Z3(図591参照)が表示される。
各図柄列Z1~Z3(図591参照)は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列Z1~Z3毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変的に表示されるようになっている。第39実施形態の第3図柄表示装置81は、第1特別図柄の第1抽選遊技および第2特別図柄の第2抽選遊技で共通的に使用されるものであり、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が特別図柄表示装置37で行われるのに対して、その特別図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を第3図柄表示装置81の第3図柄を用いて行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リールやLED等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第39実施形態のパチンコ機10では、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とが共に保留されている場合、第2特別図柄の動的表示を優先的に実行(所謂、特図2優先変動)可能に構成されている。即ち、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示の実行中に、第1始動口64への始動入賞に基づいて第1特別図柄の動的表示が保留された状態で、さらに、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71dに始動入賞した場合に、先に入賞していた第1特別図柄の動的表示より、後に入賞した第2特別図柄の動的表示が先に実行され得るように構成されている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側には、可動役物23が設けられている。可動役物23は剣の形状を模しており、規定状態としての初期状態(図675において実線で表示された可動役物23)においては、第3図柄表示装置81の右側に、鉛直方向に縦長に配設されている(以下、可動役物23が初期状態に配設されている位置を「初期位置」と称する場合がある)。そして、可動役物23の下部であり、かつ、奥行き方向に配設されている役物駆動モータ(図示せず)が駆動されることにより、該可動役物23の役物回転軸23aを軸として、可動役物23が第3図柄表示装置81に向かって(即ち、反時計周りに)約80度傾斜するように可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する(以下、可動役物23が可動して第3図柄表示装置81の正面視手前側に現出する位置を「可動位置」(図675において点線で表示された可動役物23)と称する場合がある)。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81において実行される、大当たり種別「時短A」に当選した場合の大当たり演出中に実行される「チャレンジバトル」演出において可動可能となるように構成されており(図645(a)参照)、可動状態として該可動役物23が可動することで、該「チャレンジバトル」演出が成功結果となることを示唆するように構成されている。
その他、可動役物23は、特別図柄の変動演出中に可動することで、大当たり又は小当たりへの当選期待度が高いことを示唆したり、同じく特別図柄の変動演出中に可動することで、第3図柄表示装置81に表示している第3図柄や保留表示の内容を変化させたり、第3図柄表示装置81において、特別図柄の変動演出や大当たり演出、小当たり演出などが実行されていないデモ演出中に可動させることで、遊技機を選定中の遊技者に対してアピールする演出を行ったりするように構成してもよい。
この可動役物23は、第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺と同程度の長さで構成されている。また、可動役物23の可動領域を考慮し、該可動役物23に近接する領域には遊技球の流下領域を配設しないように構成されている。
ここで、第31実施形態のパチンコ機10では、遊技盤13の右側領域において、上方側に可動役物23が配設されており、その下方に第2非電動役物ユニット55が、さらに、該第2非電動役物ユニット55の下方に第1非電動役物ユニット54が配設されていた(図585参照)。このため、可動役物23は第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット55の配設領域を避けるように配設されており、該可動役物23の長さは第3図柄表示装置81の鉛直方向の一辺の半分程度の長さで構成されており、従来のパチンコ機に搭載された役物の大きさと比較しても十分な大きさとは言い難いものとなっている。
一方、詳細は後述するが、第39実施形態のパチンコ機10では、第2非電動役物ユニット552の動作態様を、第1非電動役物ユニット54の動作態様と異なる構成にすることにより、遊技盤13の右側上方における可動役物23の可動領域を広く確保することが可能となった。
このように構成することで、可動役物23のサイズを大きくすることができ、該可動役物23の可動時におけるインパクトをより大きく効果的なものにすることができ、遊技盤13右側の限られた領域をより効率的に使用することができる。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、可動役物23の右側側方には、右打ち用主経路58及び右打ち用副経路59が設けられている。右打ち用主経路58及び右打ち用副経路59は、右打ち遊技で発射された球が流下可能な経路である。右打ち遊技で発射された球は、遊技盤13の右上部分に配設された抵抗部としての釘との衝突によって右打ち用主経路58又は右打ち用副経路59のいずれかの経路を流下し、下流側に配設された第2非電動役物ユニット552の上方で1の経路に合流して普通電役ユニット72側へと流下していく。
右打ち用主経路58は、第2非電動役物ユニット55の鉛直方向上方に配設されており、右打ち遊技で発射された球が誘導流路としての右打ち用主経路58を流下する場合、該右打ち用主経路58を鉛直方向下側へと流下し、第2非電動役物ユニット552や第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72側へと流下していく。
一方、右打ち用副経路59は、右打ち用主経路58の左側に並列して配設されており、該右打ち用副経路59を構成する左右の壁部には複数の減速部材が配設されている。このため、右打ち遊技で発射された球が右打ち用副経路59を流下する場合、案内流路としての右打ち用副経路59の通路内を左右に蛇行して減速しながら下流側へと転動していき、第2非電動役物ユニット552や第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72側へと流下していく。
従って、右打ち遊技で発射された球が右打ち用副経路59を流下して普通電役ユニット72に入球可能となるまでの時間は、右打ち遊技で発射された球が右打ち用主経路58を流下して普通電役ユニット72に入球可能となるまでの時間よりも長くなるように構成されている。
このように構成することで、右打ち遊技で発射された球が流下通路としての右打ちルートの入り口から普通電役ユニット72までの経路を通過する場合に、右打ち用主経路58又は右打ち用副経路59のいずれの経路を流下していくかによって、普通電役ユニット72に入球可能となるまでの流下態様を異ならせることができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
次いで、可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、可動役物23の右下方向には、作用物としての第1非電動役物ユニット54が設けられている。この第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、後述する普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第1非電動役物ユニット54内に所定数の遊技球(第39実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが閉鎖されるように構成されている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側側方であって、作用物としての第1非電動役物ユニット54の上流側には、実動体としての第2非電動役物ユニット552が設けられている。実動体としての第2非電動役物ユニット552は、第1非電動役物ユニット54と同様に電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、後述する普通電役ユニット72内の第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。そして、開放状態となった第2非電動役物ユニット552内に所定数の遊技球(第39実施形態では、「2個」)が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが閉鎖されるように構成されている。
可変表示装置ユニット80の正面視右側であって、第1非電動役物ユニット54の正面視下側には、スルーゲート67が設けられている。このスルーゲート67には、球が通過するための貫通孔(図示せず)が上下方向に設けられている。このスルーゲート67を球が通過すると、貫通孔に設けられた普通図柄スイッチ67a(図592参照)がオンとなり、そのオンに起因して主制御装置110で普通図柄の当たり抽選が行われる。なお、このスルーゲート67は、普通図柄の可変表示の抽選契機となるのみであり、球が通過した場合であっても賞球等の払い出しは行われないように構成されている。なお、普通図柄の抽選契機を取得可能な普通入賞口を設け、普通図柄の抽選契機を取得するとともに、所定の賞球を払い出すように構成してもよい。
スルーゲート67の正面視下側には、普通電役ユニット72が配設されている。詳細は後述するが、普通電役ユニット72内には第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口は存在せず、上述した第1非電動役物ユニット54の始動口である第1非電動役物始動口76、及び、第2非電動役物ユニット552の始動口である第2非電動役物始動口77が配設されている。即ち、第39実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球することで、それぞれの球が第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77に入球し、第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552を開放させるように構成されている。
ここで、第39実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球が「4個」貯留可能となるように構成されている。
詳細に説明すると、第39実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、普通電役ユニット72は1の開放動作のみ実行可能となるように構成されている。さらに該普通電役ユニット72は、1の開放動作における最大入球個数が「2個」に設定されている(図611参照)。
従って、「時間短縮状態」に移行後、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選して普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球すると、作用口としての第1非電動役物始動口76及び流入口としての第2非電動役物始動口77へと入球する(図667~図672にて後述)。そして、普通電役ユニット72に2の球が入球することで、該普通電役ユニット72は開放動作を終了する。
また、上述したように、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されると、該第1非電動役物ユニット54内に2の遊技球が入球可能となり、下側第2始動口スイッチ71a2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
さらに、上述したように、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって実動体としての第2非電動役物ユニット552が開放されると、該第2非電動役物ユニット552内に2の遊技球が入球可能となり、上側第2始動口スイッチ71d2によって2の遊技球の入球が検知されることで、第2特別図柄の動的表示の保留球が「2個」貯留される。
このように構成することで、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
ここで、図666~図672を参照して、普通電役ユニット72の構成、駆動態様および球の流下態様について説明する。図666(a)は、普通電役ユニット72を正面視方向から見た場合における模式的断面図であり、図666(b)は、図666(a)のLXXXIVbの部位の拡大図であって、普通電役ユニット72内の抵抗部としての経路振分装置74の模式的断面図であり、図666(c)は、図666(a)のLXXXIVbの部位の拡大図であって、経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転した場合の模式的断面図である。
図666(a)に示すように、普通電役ユニット72は、主に、普通電役開閉板72a、普通電役スイッチ72b、振分前経路72c、経路振分装置74、右側経路72d、左側経路72e、減速部72f、合流部72g、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76、第2非電動役物始動口77及び普通電役ユニット内排出口78、によって構成されている。また、減速部72fは第1減速部72f1、第2減速部72f2及び第3減速部72f3によって構成されている。
動作体としての普通電役開閉板72aは、普通図柄の可変表示結果に応じて普通電役ソレノイド72j(図598参照)によって開閉状態又は閉鎖状態に駆動制御される。普通電役ユニット72が開放状態となる場合、動作体としての普通電役開閉板72aは、正面視左方向へと約60度傾倒して開放される(図667(a)参照)。この普通電役開閉板72aが開放されることによって、右打ち遊技で発射された球が進入部としての普通電役ユニット72に入球可能となる。
また、第39実施形態のパチンコ機10では、遊技状態に応じて、普通図柄の可変表示での当たりに当選する確率が変化するように構成されている。具体的には、「通常遊技状態」では、普通図柄の可変表示は当たりに当選し得ないように構成することで(図611(a)参照)、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態となり得ないようにし、「時間短縮状態」より普通電役ユニット72へ入賞し難いように構成する。一方、「時間短縮状態」では、普通図柄の当選確率を高確率状態(例えば、99/100)(図611(a)参照)とし、普通図柄の可変表示において「通常遊技状態」より当たりに当選し易くすることで、動作体としての普通電役開閉板72aを開放状態とし易くし、進入部としての普通電役ユニット72へ容易に入賞し得るように構成する。
なお、「時間短縮状態」のように、普通図柄の当たり確率を「通常遊技状態」から変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、普通電役開閉板72aが開放される時間や、1回の普通図柄の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を変更するものとしても良い。具体的には、「時間短縮状態」において、普通電役開閉板72aが開放される時間を「通常遊技状態」よりも長くしたり、1回の当たりで普通電役開閉板72aが開放される回数を「通常遊技状態」よりも多くしたりしてもよい。また、「時間短縮状態」において、普通図柄の当たり確率のアップと、普通電役開閉板72aの開放時間の長時間化と、普通電役開閉板72aの開放回数の多回数化との少なくとも2つを同時に行うようにしてもよい。
普通図柄表示装置83は、球がスルーゲート67を通過する毎に表示図柄(普通図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる可変表示を行うものである。パチンコ機10は、普通図柄表示装置83における可変表示が所定図柄(第39実施形態においては「○」の図柄)で停止した場合に普通電役ユニット72が所定時間又は最大入賞個数に達するまで作動状態となり、所定図柄以外(第39実施形態においては「×」の図柄)で停止した場合には普通電役ユニット72が非作動状態となる(閉鎖状態が維持される)よう構成されている。
スルーゲート67の保留球数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第2図柄保留ランプ84(以下、第2図柄保留ランプ84に関し、説明の便宜上、「普通図柄保留ランプ84」と称する場合がある)においても点灯表示される。普通図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の正面視下方右側に左右対称に配設されている。そして、普通図柄保留ランプ84の点灯された数により、保留数を表示する。
なお、普通図柄の可変表示は、第39実施形態のように、普通図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、特別図柄表示装置37又は第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、普通図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、スルーゲート67の通過は、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、特別図柄表示装置37により保留球数が示されるので、普通図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
前提条件として普通図柄の可変表示で当たりに当選し、普通電役開閉板72aが開放状態となり、進入部としての普通電役ユニット72内に流入した球は、該普通電役ユニット72内に設けられた普通電役スイッチ72bによって検知されることで、1個の球が賞球として払い出されるように構成されている。また、普通電役ユニット72は、前提条件として普通図柄の可変表示で当たりが導出された場合の1の開放動作における最大入賞個数が「2個」に設定されており(図611(c)参照)、普通電役スイッチ72bによって「2個」の入賞が検知されると、特定状態として普通電役開閉板72aは閉鎖状態となり、普通電役ユニット72の1の開放動作を終了するように構成されている。また、普通電役スイッチ72bは普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設されており、普通電役ユニット72に入球した球を即座に検知可能となるように構成されている。
ここで、仮に、普通電役ユニット72の1の開放動作において、最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞が発生した場合を想定する。詳細は後述するが、第39実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」へ移行した場合、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるように構成されているが、普通電役ユニット72の1の開放動作において最大入賞個数を超える入賞が発生した場合、第2特別図柄の動的表示が4回以上実行可能となってしまう可能性があり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
詳細に説明すると、「時間短縮状態」において、普通電役ユニット72が開放され、進入部としての普通電役ユニット72に遊技球が入球すると、1球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易く、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって規定動作として第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球が2個貯留され、第1非電動役物ユニット54は閉鎖する。
また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されることで案内手段としての入球口切換弁75が可動し、次いで進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球は第2非電動役物始動口77へと誘導され易くなり、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球によって指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放され、該第2非電動役物ユニット552に2の球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、第2非電動役物ユニット552は閉鎖する。
そして、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2球目の球が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されることで、案内手段としての入球口切換弁75が再度可動して普通電役ユニット72の開放開始時の状態に戻るため、次に普通電役ユニット72に入球した球は第1非電動役物始動口76へと誘導され易い状態となる。
ここで、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放され、該第1非電動役物ユニット54内の下側第2始動口71aに遊技球が入球すると、第2特別図柄の動的表示は即座に実行を開始する。よって、進入部としての普通電役ユニット72に入球した1球目の球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が開放されて該第1非電動役物ユニット54内に2の球が入球すると、1球目の入球によって第2特別図柄の動的表示が即座に実行され、2球目の入球によって第2特別図柄の動的表示の保留球が1個貯留された状態となる。さらに、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2球目の球によって、指定動作として第2非電動役物ユニット552が開放されて該第2非電動役物ユニット552内に2の球が入球すると、第2特別図柄の動的表示の保留球がさらに2個貯留され、合計で3個貯留された状態となる。
従って、この状態で進入部としての普通電役ユニット72に3球目の球が入球すると、該3球目の球は第1非電動役物始動口76へと誘導され、作用口としての第1非電動役物始動口76への入球によって作用物としての第1非電動役物ユニット54が再度開放され、該第1非電動役物ユニット54内に遊技球が入球することで、第2特別図柄の動的表示の保留球は、保留球数の最大値である4個となる。
即ち、普通電役ユニット72の1の開放動作において、進入部としての普通電役ユニット72に2の球が入球した場合は、作用物としての第1非電動役物ユニット54への2の入球と、実動体としての第2非電動役物ユニット552への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が4回実行可能となるが、普通電役ユニット72の1の開放動作において、該普通電役ユニット72に3の球が入球した場合は、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、第2非電動役物ユニット552への2の入球と、さらに、第1非電動役物ユニット54への2の入球と、によって、第2特別図柄の動的表示が少なくとも5回実行可能となる。
詳細は後述するが、第39実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示は高確率で大当たり(小当たり当選に基づく大当たり)を導出可能となるように構成されているため(図595(b)参照)、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて第2特別図柄の動的表示の実行回数が想定よりも増加することにより、遊技者が獲得可能な大当たり出玉も想定よりも増加することになり、当初設定していた遊技仕様に基づく出玉率と異なる遊技結果が導出されてしまい、遊技ホールに不測の不利益を生じさせるおそれがある。
従って、普通電役スイッチ72bを動作体としての普通電役開閉板72aと隣接した位置に配設することにより、普通電役ユニット72の1の開放動作における最大入賞個数(即ち、「2個」)を超える入賞を抑制することができ、遊技仕様の想定以上の出玉を抑制することができる。なお、詳細は後述するが、第39実施形態のパチンコ機10では、「時間短縮状態」における普通電役ユニット72の開放動作は1度のみとなるように構成されている。
進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球は、普通電役スイッチ72bを通過すると進入流路としての振分前経路72cへと進入する。振分前経路72cは、鉛直方向に縦長に形成されており、該振分前経路72cの幅は1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、進入部としての普通電役ユニット72内に複数の球が連続して入球した場合であっても、該複数の球が平行して抵抗部としての経路振分装置74側に流下していくことはなく、1球ずつ順に流下していく。また、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球が振分前経路72cを通過して流下する場合、該球は進入流路としての振分前経路72cの中心点から前後左右に逸脱することなく鉛直下方向へと流下していき、該球の中心点が抵抗部としての経路振分装置74の支持部としての回転軸部74aよりも左側となる位置に流下していくように構成されている(図666(b)及び図666(c)参照)。
次いで、図666(b)を参照して、抵抗部としての経路振分装置74の詳細を説明する。図666(b)に示すとおり、経路振分装置74は、主に、回転軸部74a、突起部74b、重り部74c、外周曲部74d、凹部74eによって構成されている。また、凹部74eは、凹部左辺74e1、凹部右辺74e2及び角部74e3によって構成されている。
抵抗部としての経路振分装置74は、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した球を誘導流路としての右側経路72d又は案内流路としての左側経路72e(図666(a)参照)に振り分ける装置であり、電気的に駆動制御されない装置である。この経路振分装置74は、該経路振分装置74の上流側の通路である進入流路としての振分前経路72cの中心位置(図666(b)の一点鎖線)に対して、やや右側寄りに配設されている(支持部としての回転軸部74aが図666(b)の一点鎖線よりも右側に位置する)。
また、抵抗部としての経路振分装置74は、該経路振分装置74の中心部に位置する支持部としての回転軸部74aを中心に回転可能に構成されている。そして、経路振分装置74を構成する接触部としての突起部74bと重り部74cとの重さを比較すると、重り部74cの方が重量があるため、図666(b)に示す規定状態としての初期状態(通常時)においては、重り部74cによって正面視反時計回り方向の力が加えられており、かつ、ストッパー(図示せず)によって図666(b)に示す状態から反時計方向に回転不可となるように構成されることで初期状態を保持している。よって、抵抗部としての経路振分装置74は、規定状態としての初期状態からは時計回りにのみ回転可能となるように構成されている。
凹部74eを構成する凹部左辺74e1及び凹部右辺74e2は、それぞれの辺の長さが遊技球の直径と同程度の長さとなっており、抵抗部としての経路振分装置74が初期状態にある場合に1の遊技球が普通電役ユニット72内に入球した場合、該遊技球は必ずこの凹部74eに進入するように構成されている。
また、凹部左辺74e1と凹部右辺74e2との交点である角部74e3は、規定状態としての初期状態において、抵抗部としての経路振分装置74の中心部である支持部としての回転軸部74aよりも右側に位置している。よって、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した遊技球が凹部74eに進入した場合、該球は凹部左辺74e1及び凹部右辺74e2と接し(図667(b)参照)、該球の荷重は経路振分装置74の中心部である回転軸部74aよりも右側に位置することになる。
さらに、該球と接触部としての突起部74bとを合わせた荷重は、重り部74cの荷重よりも大きくなる。このため、該球と突起部74bの重みによって抵抗部としての経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度、突起部74bが回転停止部72kと接触するまで回転し(以下、経路振分装置74が初期状態から回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転した状態を「回転状態」と称する場合がある)、凹部右辺74e2が右下側へ傾斜することで凹部74eに侵入した遊技球は凹部右辺74e2の一部である突起部74b上を右側へと転動し(図667(c)の球D1参照)、誘導流路としての右側経路72dへと誘導される。そして、遊技球が接触部としての突起部74b上から転動しきり、抵抗部としての経路振分装置74から離れて右側経路72dへ進入すると、該遊技球と突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻る。
このように、初期状態から回転状態に移行する場合には、時計回りに約90度回転し、回転状態から初期状態に戻る場合には、反時計回りに約90度回転することで、2の遊技球が連続して経路振分装置74側に流下してくる場合であっても、迅速に繰り返し同様の動作を実行することで遊技球を振り分けることができる(図667及び図668参照)。
また、図666(c)に示すとおり、抵抗部としての経路振分装置74が回転状態にある場合、該経路振分装置74の鉛直方向上側の面(進入流路としての振分前経路72cから落下してきた遊技球が経路振分装置74に衝突する面)は誘導部としての外周曲部74dとなる。さらに、上述したように、経路振分装置74は、該経路振分装置74の上流側の通路である振分前経路72cの中心位置(図666(c)の一点鎖線)に対して、やや右側寄りに配設されている(支持部としての回転軸部74aが図666(c)の一点鎖線よりも右側に位置する)ため、進入部としての普通電役ユニット72に入球した遊技球が、可動状態としての回転状態にある経路振分装置74に衝突した場合、該遊技球は外周曲部74dの左側への傾斜部を転動して案内流路としての左側経路72eへと進入するように構成されている(図669(c)の球E2参照)。
ここで、上述したように、抵抗部としての経路振分装置74は、1の遊技球が凹部74eに進入することで時計回りに回転して可動状態としての回転状態となるが、該遊技球が接触部としての突起部74b上から転動しきると、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに回転して規定状態としての初期状態に戻る。即ち、進入部としての普通電役ユニット72に入球した遊技球が回転状態にある経路振分装置74に衝突する場合とは、普通電役ユニット72に入球した1球目の遊技球が凹部74eに進入して該経路振分装置74が回転状態となっている間(遊技球が突起部74b上から転動しきる前)に、普通電役ユニット72内に2球目の遊技球が入球して回転状態にある経路振分装置74に衝突する場合となる(図669(c)の球E2参照)。
また、詳細は後述するが、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合にも、1球目の球は誘導流路としての右側経路72dへと誘導され、2球目の球は案内流路としての左側経路72eへと誘導されるように構成されている(図671参照)。
このように、抵抗部としての経路振分装置74は、規定状態としての初期状態(図666(b)参照)から時計回りに約90度回転して可動状態としての回転状態(図666(c)参照)となり、回転状態から反時計回りに約90度回転して初期状態に戻ることで、普通電役ユニット72内に入球した遊技球を誘導流路としての右側経路72d又は案内流路としての左側経路72eへと誘導可能となるように構成されている。
図666(a)を参照して説明を続ける。誘導流路としての右側経路72dは、経路振分装置74の凹部74eに進入した遊技球が可動状態としての回転状態の経路振分装置74から接触部としての突起部74b上を右側へ転動してきた場合に通過する経路である。この右側経路72dは、後述する合流部72gに向かって緩やかに左下方向へと傾斜しており、該右側経路72dを通過した球は合流部72gへと進入していく。
また、右側経路上壁72d1は、凹部74eに遊技球が進入し、該遊技球と抵抗部としての経路振分装置74とが時計回りに回転する場合、該遊技球と接触しない程度の高さに構成されている。換言すると、仮に、可動状態としての回転状態の経路振分装置74上に流下してきた遊技球が経路振分装置74の外周曲部74dと衝突し、右側への傾斜部を転動しようとした場合であっても、外周曲部74dと、右側経路上壁72d1とに接触し、誘導流路としての右側経路72d側へは流下し得ないように構成されている(図666(c)参照)。
このため、当接部としての外周曲部74dと右側経路上壁72d1とに接触した遊技球は、外周曲部74d上を左側に転動して案内流路としての左側経路72eへと進入するか、又は、外周曲部74dと右側経路上壁72d1とに接触した状態で静止し、先に凹部74eに進入していた球が誘導流路としての右側経路72d側へと転動して抵抗部としての経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻ることで、静止していた球が凹部74eに進入し、経路振分装置74とともに時計回りに回転して右側経路72d側へと流下するように構成されている。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合に、該2の球が密接した状態を維持したまま合流部72gに到達し得ないようにすることができ、それぞれの球が一定の間隔を空けた状態で合流部72gに到達させることができる。
案内流路としての左側経路72eは、可動状態としての回転状態の抵抗部としての経路振分装置74の上部である誘導部としての外周曲部74d上を左側に転動してきた遊技球が通過する経路である。この左側経路72eは、後述する減速部72fに向かって緩やかに左下方向へと傾斜しており、該左側経路72eを通過した球は減速部72fへと進入していく。
また、左側経路上壁72e1は、左側経路72eを1の遊技球が転動できる程度の高さに構成されている。従って、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球し、1球目の球が凹部74eに進入し、さらに、2球目の球が左側経路72eへと流下しようとした場合、該2球目の球は、1球目の球と左側経路上壁72e1とに接触し、左側経路72eへと流下できない状態となる(図671(b)の球F2参照)。
このように構成することで、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合であっても、1球目の球と2球目の球が同時に合流部72gに到達し得ず、1球目の球に遅れて2球目の球が合流部72gに到達させることができる。
減速部72fは、第1減速部72f1と、第2減速部72f2と、第3減速部72f3と、によって構成されており、案内流路としての左側経路72eに進入した遊技球が3の減速部72f1~72f3に衝突することで左右に蛇行し、減速しながら該減速部72fを転動するように構成されている。この減速部72fは、左側経路72e側にのみ配設されており、右側経路72d側には配設されていない。よって、規定状態としての初期状態の経路振分装置74の凹部74eに進入した遊技球が誘導流路としての右側経路72dを通過して合流部72gに到達する時間(図667(b)から図667(d)までの遊技球D1の転動時間)と、可動状態としての回転状態の経路振分装置74に衝突した遊技球が左側経路72eを通過して合流部72gに到達する時間(図669(c)から図670(b)までの遊技球E2の転動時間)とを比較すると、右側経路72dを通過した場合の方が約1秒程度、合流部72gに到達する時間が早くなるように構成されている。
合流部72gは、誘導流路としての右側経路72d又は案内流路としての左側経路72eを通過した球が進入する経路である。この合流部72gは、前述した振分前経路72cと同様に、1の遊技球が通過できる程度、即ち、遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されている。このため、合流部72gを通過した球が下方へと流下する場合、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、鉛直下方向へと流下していく。よって、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している場合には、合流部72gから流下した球は左側傾斜部75aと接触し(図668(a)の球D1参照)、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している場合には、合流部72gから流下した球は右側傾斜部75bと接触する(図668(c)の球D2参照)ように構成されている。
案内手段としての入球口切換弁75は、合流部72gを通過した遊技球を、後述する第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に誘導するための振り分け弁である。この入球口切換弁75は変更手段として主制御装置110によって電気的に制御されており、パチンコ機10の電源投入時においては第2非電動役物始動口77の上部に位置している(以下、入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部に位置している状態を「第1位置」と称する場合がある)。
また、詳細は後述するが、並列して配設されている第1非電動役物始動口76と第2非電動役物始動口77とは、合流部72gの中心位置から左右対称となる位置に配設されている。さらに、上述したように、合流部72gを通過した球が下方へと流下する場合、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、鉛直下方向へと流下していく。このため、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置にある場合、合流部72gから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の左側傾斜部75aに接触し、該球が左側傾斜部75a上を左側へと転動して第1非電動役物始動口76へと誘導される(図668(a)の球D1参照)。そして、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球が検知されると、入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)がオンされて、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部(以下、入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部に位置している状態を「第2位置」と称する場合がある)に移動するように構成されている。
また、案内手段としての入球口切換弁75が第1非電動役物始動口76の上部である第2位置にある場合、合流部72gから流下してくる遊技球は入球口切換弁75の右側傾斜部75bに接触し、該球が右側傾斜部75b上を右側へと転動して第2非電動役物始動口77へと誘導される(図668(c)の球D2参照)。そして、感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球が検知された場合、又は、普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒が経過した場合、のいずれかの場合に入球口切換弁ソレノイド75cがオフされて、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に戻るように構成されている。
第1非電動役物始動口76は、作用口としての第1非電動役物始動口76に遊技球が入球することで第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aを開放する始動口であり、第1非電動役物始動口スイッチ76aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76と第2非電動役物始動口77とは、合流部72gの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第1非電動役物始動口76は合流部72gの中心位置から正面視左側に配設されている。
さらに、上述したように、第1非電動役物ユニット54は電気的に駆動制御されない役物(所謂、第2種非電動役物)であり、該第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aは、第1非電動役物始動口76と機械的に接続されており、作用口としての第1非電動役物始動口76に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第1非電開閉板54aが開放されるように構成されている。なお、第1非電動役物始動口76への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
流入口としての第2非電動役物始動口77は、該第2非電動役物始動口77に遊技球が入球することで第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aを開放する始動口であり、第2非電動役物始動口スイッチ77aの下部に配設されている。また、第1非電動役物始動口76と第2非電動役物始動口77とは、合流部72gの中心位置から左右対称となる位置に配設されており、第2非電動役物始動口77は合流部72gの中心位置から正面視右側に配設されている。
さらに、上述したように、第2非電動役物ユニット552は電気的に駆動制御されない役物であり、該第2非電動役物ユニット552を構成する第2非電出没板552aは、第2非電動役物始動口77と機械的に接続されており、該第2非電動役物始動口77に1の遊技球が入球すると、該遊技球の自重によって第2非電出没板552aが開放されるように構成されている。なお、流入口としての第2非電動役物始動口77への入球による賞球等の払い出しは行われないように構成されている。
第39実施形態のパチンコ機10では、振分前経路72c、経路振分装置74、右側経路72d、左側経路72e、減速部72f、合流部72g、入球口切換弁75、第1非電動役物始動口76及び第2非電動役物始動口77の構成により、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が入球した場合、1球目の遊技球を第1非電動役物始動口76へ、2球目の遊技球を第2非電動役物始動口77へ、それぞれ入球可能となるように構成されている。
一方、左側排出経路72hは、作用口としての第1非電動役物始動口76に入球する予定の遊技球が該第1非電動役物始動口76に入球し得なかった場合のイレギュラーケースに通過する経路であり、該遊技球は左側排出経路72hを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78へと入球し、普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知され、普通電役ユニット72から排出される。
同様に、右側排出経路72iは、流入口としての第2非電動役物始動口77に入球する予定の遊技球が該第2非電動役物始動口77に入球し得なかった場合のイレギュラーケースに通過する経路であり、該遊技球は右側排出経路72iを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78へと入球し、普通電役ユニット内排出口スイッチ78a(図662参照)によって検知され、普通電役ユニット72から排出される。
次いで、図667~図672を参照して、普通電役ユニット72内に入球した遊技球の流下態様について説明する。図667~図668は、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以上の間隔を空けて入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図であり、図669~図670は、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以内の間隔で入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図であり、図671~図672は、普通電役ユニット72に2の遊技球が密接した状態で入球した場合の各遊技球の流下態様を示した図である。
より詳細には、図667(a)は、1球目の球D1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図667(b)は、図667(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入し、2球目の球D2が普通電役スイッチ72bを通過する状態を示した図であり、図667(c)は、図667(b)の状態から、1球目の球D1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球D2が振分前経路72cを通過する状態を示した図であり、図667(d)は、図667(c)の状態から、1球目の球D1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態であり、2球目の球D2が初期状態に戻った経路振分装置74の凹部74eに進入した状態を示した図である。
また、図668(a)は、図667(d)の状態から、1球目の球D1が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球D2が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態を示した図であり、図668(b)は、図668(a)の状態から、1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球D2が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態を示した図であり、図668(c)は、図668(b)の状態から、2球目の球D2が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図668(d)は、図668(c)の状態から、2球目の球D2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
さらに、図669(a)は、1球目の球E1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図669(b)は、図669(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球E1が凹部74eに進入し、2球目の球E2が普通電役ユニット72内に入球して進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示した図であり、図669(c)は、図669(b)の状態から、1球目の球E1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球E2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示した図であり、図669(d)は、図669(c)の状態から、1球目の球E1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球E2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示した図である。
また、図670(a)は、図669(d)の状態から、1球目の球E1が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球E2が減速部72fを通過している状態を示した図であり、図670(b)は、図670(a)の状態から、1球目の球E1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球E2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示した図であり、図670(c)は、図670(b)の状態から、2球目の球E2が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図670(d)は、図670(c)の状態から、2球目の球E2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
さらに、図671(a)は、1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示した図であり、図671(b)は、図671(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で進入流路としての振分前経路72cを通過した状態を示した図であり、図671(c)は、図671(b)の状態から、1球目の球F1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球F2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示した図であり、図671(d)は、図671(c)の状態から、1球目の球F1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球F2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示した図である。
また、図672(a)は、図671(d)の状態から、1球目の球F1が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球F2が減速部72fを通過している状態を示した図であり、図672(b)は、図672(a)の状態から、1球目の球F1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球F2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示した図であり、図672(c)は、図672(b)の状態から、2球目の球F2が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75上を転動している状態を示した図であり、図672(d)は、図672(c)の状態から、2球目の球F2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示した図である。
図667(a)は、1球目の球D1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図667(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球D1が転動している状態である。
よって、図667(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、抵抗部としての経路振分装置74は初期状態となっており、案内手段としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図667(b)は、図667(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入し、2球目の球D2が普通電役スイッチ72bを通過する状態を示している。即ち、図667及び図668では、普通電役ユニット72内に1球目の球D1が入球した後、一定の時間が経過してから2球目の球D2が入球したケースとなっている。
次いで、図667(c)は、図667(b)の状態から、1球目の球D1が可動状態としての回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球D2が進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示している。図667(b)において1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入したため、1球目の球D1と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、1球目の球D1が突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
一方、図667(b)で2球目の球D2が普通電役スイッチ72bを通過したことによって、主制御装置110は普通電役ユニット72に最大入賞個数である「2個」の球が入球したと判断し、動作体としての普通電役開閉板72aが閉鎖された状態となっている。そして、普通電役スイッチ72bを通過した2球目の球D2は、進入流路としての振分前経路72cを通過する状態となっている。
次いで、図667(d)は、図667(c)の状態から、1球目の球D1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態であり、2球目の球D2が初期状態に戻った経路振分装置74の凹部74eに進入した状態を示している。1球目の球D1は、抵抗部としての経路振分装置74の接触部としての突起部74b上を転動しきって誘導流路としての右側経路72dを通過しているため、1球目の球D1と突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。そして、2球目の球D2は、初期状態に戻った経路振分装置74の凹部74eへと進入した状態となっている。
即ち、図667~図668の流下態様におけるケースでは、1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入してから、該経路振分装置74が可動状態としての回転状態に回転し、さらに、1球目の球D1が接触部としての突起部74bから転動しきって該経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻るまでの期間よりも、1球目の球D1が経路振分装置74の凹部74eに進入してから、2球目の球D2が経路振分装置74に到達するまでの期間の方が長い場合の流下態様となっている。
次いで、図668(a)は、図667(d)の状態から、1球目の球D1が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球D2が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態を示している。合流部72gを通過した1球目の球D1は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図668(a)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内手段としての入球口切換弁75は第1位置である第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた1球目の球D1は、案内手段としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。
一方、図667(d)において2球目の球D2が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入したため、2球目の球D2と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、2球目の球D2が突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
次いで、図668(b)は、図668(a)の状態から、1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球D2が右側経路72dを通過して合流部72gに進入する状態を示している。1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。
また、1球目の球D1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となっている(図586(c)参照)。
一方、抵抗部としての経路振分装置74の突起部74b上を転動しきった2球目の球D2は、誘導流路としての右側経路72dを通過している状態となっている。よって、図668(a)において可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。
次いで、図668(c)は、図668(b)の状態から、2球目の球D2が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動している状態を示している。合流部72gを通過した2球目の球D2は、該合流部72gの下方へと流下して案内手段としての入球口切換弁75と接触する。このとき、案内手段としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた2球目の球D2は、案内手段としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図668(d)は、図668(c)の状態から、2球目の球D2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球D2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球D2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となっている(図657(c)参照)。
ここで、上述したように、図667~図668の流下態様におけるケースでは、1球目の球D1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入してから、該経路振分装置74が可動状態としての回転状態に回転し、さらに、1球目の球D1が接触部としての突起部74bから転動しきって該経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻るまでの期間よりも、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球D1と2球目の球D2との入球間隔の方が長い場合の流下態様となっている。
このように、1球目の球D1と2球目の球D2との入球間隔が一定以上である場合、1球目の球D1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきった後に、2球目の球D2が合流部72gから案内手段としての入球口切換弁75側へ流下してくるように構成されている。
このように構成することで、1球目の球D1と2球目の球D2との入球間隔が一定以上である場合、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
次に、図669~図670を参照して、普通電役ユニット72に2の遊技球が一定以内の間隔で入球した場合の各遊技球の流下態様について説明する。図669(a)は、1球目の球E1が開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図669(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて動作体としての普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された1の球E1が転動している状態である。
よって、図669(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、抵抗部としての経路振分装置74は初期状態となっており、案内手段としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図669(b)は、図669(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球E1が凹部74eに進入し、2球目の球E2が普通電役ユニット72内に入球して進入流路としての振分前経路72cを通過する状態を示している。2球目の球E2が普通電役スイッチ72bを通過したことによって、主制御装置110は普通電役ユニット72に最大入賞個数である「2個」の球が入球したと判断し、動作体としての普通電役開閉板72aが閉鎖された状態となっている。
ここで、図669(b)と、上述した図667(b)と、を比較すると、図667(b)における1球目の球D1と2球目の球D2との間隔よりも、図669(b)における1球目の球E1と2球目の球E2との間隔の方が短くなっている。即ち、図669~図670に示す流下態様は、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した2の球の間隔がより短い場合の流下態様となっている。
次いで、図669(c)は、図669(b)の状態から、1球目の球E1が可動状態としての回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球E2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して案内流路としての左側経路72eへと進入する状態を示している。図669(b)において1球目の球E1が経路振分装置74の凹部74eに進入したため、1球目の球E1と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、1球目の球E1が突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
一方、2球目の球E2は、1球目の球E1によって抵抗部としての経路振分装置74が回転状態となっている間に該経路振分装置74へと到達し、当接部としての外周曲部74dと接触する。上述したように、進入流路としての振分前経路72cの幅は遊技球の直径を僅かに上回る程度に構成されているため、2球目の球E2球が振分前経路72cを通過して流下する場合、該球は振分前経路72cの中心点から左右方向に逸脱することなく鉛直下方向に流下していき、該球の中心点が経路振分装置74の中心点である支持部としての回転軸部74aよりも左側となる位置に流下し、経路振分装置74と接触する。
よって、2球目の球E2は、誘導部としての外周曲部74dの最上部にあたる位置よりも左側となる位置で外周曲部74dと接触し、該外周曲部74dの左側の傾斜に沿って転動し、案内流路としての左側経路72eへと進入していく(図666(c)参照)。
また、仮に、2球目の球E2が当接部としての外周曲部74dと接触し、該外周曲部74dの右側の傾斜に沿って転動しようとした場合であっても、該外周曲部74dと右側経路上壁72d1(図666(c)参照)とに接触して右側経路72d側へ流下し得ないように構成されている。従って、この場合、外周曲部74d上を左側に転動して案内流路としての左側経路72eへと進入するか、又は、外周曲部74dと右側経路上壁72d1とに接触した状態で静止し、先に凹部74eに進入していた球が右側経路72d側へと転動して抵抗部としての経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻ることで、静止していた球が凹部74eに進入し、経路振分装置74とともに時計回りに回転して右側経路72d側へと流下するように構成されている。
このように、図669~図670の流下態様におけるケースでは、1球目の球E1が抵抗部としての経路振分装置74の凹部74eに進入してから、該経路振分装置74が可動状態としての回転状態に回転し、さらに、1球目の球E1が接触部としての突起部74bから転動しきって該経路振分装置74が規定状態としての初期状態に戻るまでの期間よりも、1球目の球E1が経路振分装置74の凹部74eに進入してから、2球目の球E2が経路振分装置74に到達するまでの期間の方が短い場合の流下態様となっている。
次いで、図669(d)は、図669(c)の状態から、1球目の球E1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球E2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示している。1球目の球E1は抵抗部としての経路振分装置74の突起部74b上を転動しきって誘導流路としての右側経路72dを通過しているため、1球目の球E1と接触部としての突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。
一方、案内流路としての左側経路72eを通過した2球目の球E2は、減速部72fへと進入していく。左側へと傾斜する左側経路72eを通過した2球目の球E2は、第1減速部72f1と衝突する。この衝突によって2球目の球E2は流下方向を右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら第2減速部72f2へと向かって流下していく。
次いで、図670(a)は、図669(d)の状態から、1球目の球E1が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球E2が減速部72fを通過している状態を示している。合流部72gを通過した1球目の球E1は、該合流部72gの下方へと流下して案内手段としての入球口切換弁75と接触する。図670(a)の状態では、遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内手段としての入球口切換弁75は第1位置である第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた1球目の球E1は、案内手段としての入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。
一方、第1減速部72f1と衝突して右下へと流下していた2球目の球E2は、第2減速部72f2と衝突する。この衝突によって2球目の球E2は流下方向を再度左側へと変化させ、減速しつつ、左下へと流下しながら第3減速部72f3へと向かって流下していく。
次いで、図670(b)は、図670(a)の状態から、1球目の球E1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球E2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示している。1球目の球E1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。
また、1球目の球E1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となっている(図586(c)参照)。
一方、第2減速部72f2と衝突して左下へと流下していた2球目の球E2は、第3減速部72f3と衝突する。この衝突によって2球目の球E2は流下方向を再度右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら合流部72gへと進入していく。
次いで、図670(c)は、図670(b)の状態から、2球目の球E2が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動している状態を示している。合流部72gを通過した2球目の球E2は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。このとき、案内手段としての入球口切換弁75は第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた2球目の球E2は、案内手段としての入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図670(d)は、図670(c)の状態から、2球目の球E2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球E2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球E2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって実動体としての第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となっている(図657(c)参照)。
このように、進入部としての普通電役ユニット72内に入球した1球目の球E1と2球目の球E2との入球間隔が短い場合であっても、流下通路としての普通電役ユニット72の入球部から入球口切換弁75までの経路に2の経路を配設することで、2の球が入球口切換弁75に到達するまでの期間を異ならせることができる。
より詳細には、1球目の球E1が右側経路72d側を流下し、2球目の球E2が減速部72fを通過することになる左側経路72e側を流下することで、該2の球が合流部72gを通過して案内手段としての入球口切換弁75へ到達するまでの間隔を長くすることができる。そして、1球目の球E1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきった後に、2球目の球E2が合流部72gから案内手段としての入球口切換弁75側へ流下可能に構成することができる。
このように構成することで、1球目の球E1と2球目の球E2との入球間隔が一定以内の場合においても、進入部としての普通電役ユニット72に入球した2の球を、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
次に、図671~図672を参照して、普通電役ユニット72に2の遊技球が密接した状態で入球した場合の各遊技球の流下態様について説明する。図671(a)は、1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で開放状態の普通電役ユニット72に入球する状態を示している。図671(a)は、「時間短縮状態」において、右打ち遊技で発射された球がスルーゲート67を通過して普通図柄スイッチ67aに検知され、前提条件として、普通図柄の可変表示が当たりに当選したことに基づいて動作体としての普通電役開閉板72aが開放され、該普通電役開閉板72a上を右打ち遊技で発射された2の球F1及びF2が密接して転動している状態である。
よって、図671(a)の状態では、普通電役スイッチ72bによって入球は検知されていない状態である。また、抵抗部としての経路振分装置74は初期状態となっており、案内手段としての入球口切換弁75は所定態様である第1位置で静止した状態となっている。
次いで、図671(b)は、図671(a)の状態から、普通電役ユニット72内に入球した1球目の球F1及び2球目の球F2が密接した状態で進入流路としての振分前経路72cを通過した状態を示している。1球目の球F1及び2球目の球F2が普通電役スイッチ72bを通過したことによって、主制御装置110は普通電役ユニット72に最大入賞個数である「2個」の球が入球したと判断し、動作体としての普通電役開閉板72aが閉鎖された状態となっている。
また、1球目の球F1は、規定状態としての初期状態の経路振分装置74の凹部74eへと進入する。ここで、上述したように、抵抗部としての経路振分装置74は、該経路振分装置74の上側の通路である進入流路としての振分前経路72cの中心位置(図666(b)の一点鎖線)に対して、やや右側寄りに配設されている(支持部としての回転軸部74aが図666(b)の一点鎖線よりも右側に位置する)。さらに、凹部左辺74e1と凹部右辺74e2との交点である角部74e3は、経路振分装置74の中心部である回転軸部74aよりも右側に位置している(図666(b)参照)。
よって、1球目の球F1が凹部74eへと進入した場合、該1球目の球F1は、進入流路としての振分前経路72cを流下中の状態、即ち、球F1の中心点が図666(b)に示す一点鎖線上を流下している状態と比べると、若干ながら右側にずれて凹部74eへと進入する。このため、1球目の球F1と密接した状態で流下してきた2球目の球F2は、右側にずれた1球目の球F1との接触により、該1球目の球F1上を左側へと転動しようとする。しかしながら、1球目の球F1と密接した状態の2球目の球F2は、左側経路上壁72e1とも接触するため、左側経路72e側へと転動することができず、1球目の球F1の上部に静止した状態となる。
次いで、図671(c)は、図671(b)の状態から、1球目の球F1が回転状態の経路振分装置74から右側経路72dに進入する状態であり、2球目の球F2が抵抗部としての経路振分装置74の外周曲部74d上を転動して左側経路72eへと進入する状態を示している。図671(b)において1球目の球F1が経路振分装置74の凹部74eに進入したため、1球目の球F1と接触部としての突起部74bの重みによって経路振分装置74が支持部としての回転軸部74aを中心に時計回りに約90度回転し、突起部74b上を右側へと転動して誘導流路としての右側経路72dへと誘導される状態となっている。
一方、図671(b)において、1球目の球F1と左側経路上壁72e1とに接触して静止状態となっていた2球目の球F2は、1球目の球F1が抵抗部としての経路振分装置74とともに時計回りに回転したことで、案内流路としての左側経路72eへと転動するスペースが生じ、該左側経路72e側へと転動していく。
次いで、図671(d)は、図671(c)の状態から、1球目の球F1が右側経路72dを通過して合流部72gに進入し、2球目の球F2が左側経路72eを通過して減速部72fに進入する状態を示している。1球目の球F1は抵抗部としての経路振分装置74の接触部としての突起部74b上を転動しきって誘導流路としての右側経路72dを通過しているため、1球目の球F1と突起部74bの重みによって可動状態としての回転状態にあった経路振分装置74は、重り部74cの重みによって支持部としての回転軸部74aを中心に反時計回りに約90度回転し、規定状態としての初期状態に戻っている。
一方、案内流路としての左側経路72eを通過した2球目の球F2は、減速部72fへと進入していく。左側へと傾斜する左側経路72eを通過した2球目の球F2は、第1減速部72f1と衝突する。この衝突によって2球目の球F2は流下方向を右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら第2減速部72f2へと向かって流下していく。
次いで、図672(a)は、図671(d)の状態から、1球目の球F1が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動しており、2球目の球F2が減速部72fを通過している状態を示している。合流部72gを通過した1球目の球F1は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。図672(a)の状態では遊技球が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されていないため、案内手段としての入球口切換弁75は第1位置である第2非電動役物始動口77の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた1球目の球F1は、入球口切換弁75の左側傾斜部75aと接触し、該左側傾斜部75a上を左側へと転動しながら第1非電動役物始動口スイッチ76aへと進入していく。
一方、第1減速部72f1と衝突して右下へと流下していた2球目の球F2は、第2減速部72f2と衝突する。この衝突によって2球目の球F2は流下方向を再度左側へと変化させ、減速しつつ、左下へと流下しながら第3減速部72f3へと向かって流下していく。
次いで、図672(b)は、図672(a)の状態から、1球目の球F1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aに入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって特定態様である第2位置に移動し、2球目の球F2が減速部72fを通過して合流部72gに進入する状態を示している。1球目の球A1が検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動している。
また、1球目の球F1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球したことによって、該遊技球の自重によって、規定動作として第1非電動役物ユニット54の第1非電開閉板54aが開放された状態となっている(図586(c)参照)。
一方、第2減速部72f2と衝突して左下へと流下していた2球目の球F2は、第3減速部72f3と衝突する。この衝突によって2球目の球F2は流下方向を再度右側へと変化させ、減速しつつ、右下へと流下しながら合流部72gへと進入していく。
次いで、図672(c)は、図672(b)の状態から、2球目の球F2が合流部72gを通過して入球口切換弁75上を転動している状態を示している。合流部72gを通過した2球目の球F2は、該合流部72gの下方へと流下して入球口切換弁75と接触する。このとき、案内手段としての入球口切換弁75は特定態様である第2位置である第1非電動役物始動口76の鉛直方向上側に位置している。
また、上述したように、合流部72gは遊技球の直径を僅かに上回る程度の幅で構成されているため、該合流部72gを通過して入球口切換弁75側へと流下する球は、該合流部72gの中心点から左右方向に逸脱することなく、真っ直ぐ鉛直下方向に流下していく。よって、合流部72gから流下してきた2球目の球F2は、入球口切換弁75の右側傾斜部75bと接触し、該右側傾斜部75b上を右側へと転動しながら第2非電動役物始動口スイッチ77aへと進入していく。
次いで、図672(d)は、図672(c)の状態から、2球目の球F2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって入球検知されて案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって所定態様である第1位置に移動した状態を示している。2球目の球F2が感知部としての第2非電動役物始動口スイッチ77aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が、変更手段によって第1非電動役物始動口76の上部である第2位置から第2非電動役物始動口77の上部である第1位置へと移動している。
また、2球目の球F2が流入口としての第2非電動役物始動口77に入球したことによって、該遊技球の自重によって実動体としての第2非電動役物ユニット552の第2非電出没板552aが開放された状態となっている(図587(c)参照)。
このように、進入部としての普通電役ユニット72内に2の遊技球が密接した状態で入球した場合であっても、流下通路としての普通電役ユニット72の入球部から入球口切換弁75までの経路に2の経路を配設することで、2の球が入球口切換弁75に到達するまでの期間を異ならせることができる。
より詳細には、1球目の球F1が右側経路72d側を流下し、2球目の球F2が減速部72fを通過することになる左側経路72e側を流下することで、該2の球が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下するタイミングをずらすことができる。そして、1球目の球F1が作用口としての第1非電動役物始動口76に入球し、検知部としての第1非電動役物始動口スイッチ76aによって検知されたことで入球口切換弁ソレノイド75c(図592参照)が駆動し、案内手段としての入球口切換弁75が変更手段によって第2非電動役物始動口77の上部である第1位置から第1非電動役物始動口76の上部である第2位置へと移動しきった後に、2球目の球F2が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下可能に構成することができる。
このように構成することで、2の遊技球が密接した状態で進入部としての普通電役ユニット72内に入球した場合でも、1球目は作用口としての第1非電動役物始動口76に、2球目は流入口としての第2非電動役物始動口77に、それぞれ入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
即ち、図667~図672において説明したように、普通電役ユニット72に2の遊技球が入球した場合、該2の球の流下態様が如何様な場合であっても、1球目の球を作用口としての第1非電動役物始動口76に入球させ、2球目の球を流入口としての第2非電動役物始動口77に入球させることができ、各入球に基づいて開放された第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552に、それぞれ2の遊技球を入球させることができる。その結果、普通電役ユニット72の1の開放動作に基づいて、第2特別図柄の動的表示を4回実行させることができる。
なお、普通電役ユニット72に入球した球が想定外の流下態様となって、第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球しなかった場合、左側排出経路72h又は右側排出経路72iを通過して放出部としての普通電役ユニット内排出口78に入球するように構成されている(図660及び図661参照)。
図675に戻って、説明を続ける。可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1始動口64が配設されている。この第1始動口64へは、左打ち遊技で発射された球が1分間に約6個程度(所謂、S1=6)入賞するように抵抗部としての遊技釘等が周辺に植設されている。第1始動口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1始動口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1始動口スイッチのオンに起因して主制御装置110(図592参照)で第1特別図柄の大当たりの抽選がなされる。そして、その抽選結果に応じた動的表示が特別図柄表示装置37の特別LED群37bの上方LED群37b1で示されると共に、遊技状態に応じて第3図柄表示装置81にて第1特別図柄に基づく変動演出が実行される。なお、第1始動口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
普通電役ユニット72の球の流下方向下流側であって、該普通電役ユニット72の正面視左側には小入賞口ユニット73が配設されている。この小入賞口ユニット73には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された小入賞口開閉板73aと、該小入賞口開閉板73aを開閉駆動可能な小入賞口ソレノイド73b(図592参照)と、小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cと、特定領域73dと、小入賞口ユニット73内に流入した球を排出するための排出口73hと、が設けられている。また、特定領域73dは、遊技盤13盤面から出没可能に構成された特定領域開閉板73eと、該特定領域開閉板73eを開閉駆動可能な特定領域ソレノイド73f(図592参照)と、誘導流路としての特定領域73dを通過する球を検知可能な特定領域スイッチ73gとで構成される。
小入賞口開閉板73aは、横長板状に形成され、没入状態と突出状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、小入賞口開閉板73aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、規定状態としての閉鎖状態)を維持して、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球が突出状態の小入賞口開閉板73a上を転動し、可変入賞装置65側へと流下していくように構成されている。そして、第2特別図柄において小当たりに当選した場合に、所定時間の間、小入賞口開閉板73aが小入賞口ソレノイド73b(図592参照)によって遊技盤13盤面内へと没入駆動され、小入賞口ユニット73の上流側(普通電役ユニット72側)から流下する球は小入賞口ユニット73内に流入可能な状態となる。
小入賞口ユニット73内に流入した球は、流下通路としての小入賞口ユニット73内の通路を転動し、該小入賞口ユニット73内に設けられた小入賞口スイッチ73cによって検知された後、同じく小入賞口ユニット73内に設けられた特定領域73d側へと流下する。また、小入賞口スイッチ73cによって球が検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
第39実施形態のパチンコ機10では、第2特別図柄の動的表示において小当たりに当選すると、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73の開放回数が10回に設定され、開放時間が「0.1秒」に設定され、小入賞口ユニット73が閉鎖された後の次の開放までのインターバル時間(即ち、閉鎖時間)が「1.2秒」に設定される(後述する図606参照)。即ち、第2特別図柄の小当たりによる小入賞口ユニット73の開放時間の合計時間が「1.0秒」に設定される。なお、1のラウンドにおける小入賞口ユニット73への最大入賞個数は「10個」に設定される(図606参照)。
小入賞口ユニット73内であって、小入賞口スイッチ73cの下流側には、特定領域開閉板73eが配設されている。特定領域開閉板73eは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、特定領域開閉板73eは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、特定領域73dの上流側(小入賞口スイッチ73c側)から流下する球を特定領域開閉板73eの上面を転動させて小入賞口ユニット73内の誘導流路としての排出口73h側(特定領域開閉板73eの正面視右側)へと流下させることで、小入賞口ユニット73内に流入した球の特定領域73dへの流入を阻止するように構成されている。そして、所定条件の成立(第39実施形態では、可動状態としての小入賞口ユニット73の開放時)に基づいて、特定領域開閉板73eが特定領域ソレノイド73f(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、案内流路としての特定領域73d内(特定領域スイッチ73g側)に球が流入可能な状態となる。
特定領域73d内に流入した球は、該特定領域73d内に設けられた特定領域スイッチ73gによって検知された後、下流側に設けられた排出口(図示せず)側へと流下する。第39実施形態のパチンコ機10では、特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合、第1特別図柄又は第2特別図柄で大当たりした場合と同様に大当たり遊技が開始されるように構成されている(所謂、1種2種混合機)。特定領域スイッチ73gによって球が検知された場合に発生する大当たりの内容は、後述する小当たり種別カウンタCK(図597参照)の値に応じて決定される。なお、特定領域スイッチ73gによる賞球の払い出しは無いように構成されている。
小入賞口ユニット73の球の流下方向下流側であって、該小入賞口ユニット73の正面視左側には可変入賞装置65が配設されている。この可変入賞装置65には、遊技盤13盤面から出没可能に構成された大入賞口開閉板65aが設けられている。
大入賞口開閉板65aは、横長板状に形成され、突出状態と没入状態とに変化し得ることで、球の流下方向を変更可能に構成されている。即ち、大入賞口開閉板65aは、通常状態において、遊技盤13盤面から突出した状態(即ち、閉鎖状態)を維持して、可変入賞装置65の上流側(可変入賞装置65の正面視右側)から流下する球を大入賞口開閉板65aの上面を転動させて可変入賞装置65の下流側(可変入賞装置65の正面視左側)へと流下させることで、可変入賞装置65内への球の流入を阻止するように構成されている。そして、第1特別図柄又は第2特別図柄において大当たり(小当たりに基づく大当たりを含む)に当選した場合に、所定時間の間、大入賞口開閉板65aが大入賞口ソレノイド65b(図592参照)によって遊技盤13盤面内に没入駆動され、可変入賞装置65内に球が流入可能な状態となる。
可変入賞装置65内に流入した球は、案内流路としての可変入賞装置65内の通路を転動し、該可変入賞装置65内に設けられた大入賞口スイッチ65cによって検知されることで、15個の球が賞球として払い出されるように構成されている。
可変入賞装置65の球の流下方向下流側であって、該可変入賞装置65の正面視左側には、球が入球することにより1個の球が賞球として払い出される右側一般入賞口63aが配設されている。この右側一般入賞口63aは、右打ち遊技で発射した球が入球し得る第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65の流下方向下流側に配設されているため、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入球しなかった球が入球し得る。
このように構成することで、「時間短縮状態」又は小当たり遊技中若しくは大当たり遊技中における右打ち遊技の実行時に、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれにも入賞しなかった場合であっても、該右側一般入賞口63aに入賞し得るため、遊技者は大当たりオープニング時間や大当たりインターバル時間など、第2非電動役物ユニット552、第1非電動役物ユニット54、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73及び可変入賞装置65のいずれもが閉鎖状態となる期間においても球の発射を中断する必要がなくなり、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aの正面視上方には壁部79が配設されている。抵抗部としての壁部79は、遊技盤13から水平方向に板状に形成されており、第1非電動役物ユニット54を構成する第1非電開閉板54aの下部(回転軸部)から右側一般入賞口63aの上方まで、円弧状に連続して形成されている。
また、壁部79の左側先端部は、第1始動口64の下方まで達しているため、左打ち遊技で発射した球が第1始動口64に入球せずに該第1始動口64の左右から流下した場合、該球は壁部79上を左下方向へと転動し、該壁部79上を転動しきって後述するアウト口66へと入球する。よって、壁部79により、左打ち遊技で発射した球は、普通電役ユニット72、小入賞口ユニット73、可変入賞装置65及び右側一般入賞口63aへは入球不可又は困難となるように構成されている。
さらに、右打ち遊技で発射した球が、例えば、スルーゲート67及び普通電役ユニット72を通過し、閉鎖状態の小入賞口開閉板73aと勢いよく接触して飛び跳ねた場合、該球は壁部79の下側の面と接触して小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上に落下し、小入賞口開閉板73a上又は大入賞口開閉板65a上を転動して右側一般入賞口63a方向へと流下していく。よって、壁部79により、右打ち遊技で発射した球は、第1始動口64、又は、遊技盤13の正面視左下側に配設された一般入賞口63へは入球不可又は困難となるように構成されている。
次いで、第3図柄表示装置81の左側下方には風車が配設されている。風車は、主に、軸部と羽根部とで構成されている。羽根部には中心軸線方向に貫通する貫通孔が形成されており、支持部としての軸部が羽根部の貫通孔に挿通され、該軸部が遊技盤13に植設されることにより、誘導部としての風車の羽根部が回転自在となるように構成されている。また、羽根部は3の羽根によって構成されており、該3の羽根は、軸部の中心から外径方向に向かって延びる形で等間隔に(即ち、それぞれの羽根が120度の角度で)形成されている。
よって、遊技領域に発射された遊技球が流下し、風車上方に配設された進入流路としての寄り釘領域を通過し、風車と衝突する場合、規定状態として羽根部が静止している状態において寄り釘から遊技球が流下すると、接触部としての羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで誘導流路としての風車右側領域に遊技球を引導可能となる。
また、寄り釘から遊技球が連続して流入する場合、1球目の遊技球が羽根部の片面と衝突することにより、羽根部が回転することで風車右側領域に1球目の遊技球を引導可能とし、さらに、可動状態として羽根部が回転している状態において、2球目の遊技球が当接部としての羽根部の他面と衝突することにより、案内流路としての風車左側領域に遊技球を引導可能に構成されている
さらに、羽根部が回転する場合、いずれの方向(即ち、時計回り又は反時計回り)にも回転可能に構成されているため、遊技球が羽根部と衝突した場合の流下方向は左右いずれの方向にも引導可能となる。
遊技盤13の下側における右方向の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図583参照)を通じて視認することができる。
さらに、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口(入球口)63,63a,64,65,71a,71b,72,73にも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の接触部としての釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、各入賞口63,63a,64,65,71a,71b,72,73に入賞した球も、アウト口66を通過した球と同様、球排出路へ案内され、パチンコ機10外へと排出される。
以上、説明したように、第39実施形態のパチンコ機10では、普通電役ユニット72内に経路振分装置74を配設し、普通電役ユニット72内に入球した2の球の間隔が一定以内である場合に、1球目の球を右側経路72dへ、2球目の球を左側経路72eへと誘導するように構成する。
そして、左側経路72e側に減速部72fを配設し、該左側経路72e側に転動した球の流下速度を効果的に減速させ、入球口切換弁75へ流下するまでの期間が長くなるように構成する。
このように構成することで、普通電役ユニット72内に入球した2の球の流下態様が如何様な場合であっても、1球目の球が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下してから、2球目の球が合流部72gから入球口切換弁75側へ流下するまでに、一定の期間を有するように構成することができる。
そして、1球目の球を第1非電動役物始動口76に入球させ、2球目の球を第2非電動役物始動口77に入球させることができ、それぞれの入球によって第1非電動役物ユニット54及び第2非電動役物ユニット552を開放させることで、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
その結果、「時間短縮状態」への1の突入契機に対して、第2特別図柄の動的表示の保留球を「4個」貯留させることができる。
その他、第39実施形態におけるパチンコ機10は、第31実施形態及び第38実施形態と同一の構成によって、同一の効果を奏する。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、各実施形態は、それぞれ、他の実施形態が有する構成の一部または複数部分を、その実施形態に追加し或いはその実施形態の構成の一部または複数部分と交換等することにより、その実施形態を変形して構成するようにしても良い。また、上記実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である
<変形例1>
上記実施形態では、普通図柄のみ確率変動機能を設け、特別図柄に確率変動機能を設けていないように構成されている。これに対し、特別図柄および普通図柄にそれぞれ確率変動機能を設けてもよいし、特別図柄に確率変動機能を設ける一方、普通図柄に確率変動機能を設けないように構成してもよいし、特別図柄および普通図柄のいずれにも確率変動機能を設けないように構成してもよい。また、特別図柄に確率変動機能を設ける場合、次回大当たり又は小当たりの発生まで確率変動機能が有効に設定(所謂、ループタイプ)してもよいし、大当たり後に特別図柄が所定回数(例えば、100回)実行されるまで確率変動機能が有効に設定(所謂、STタイプ)してもよいし、特別図柄の動的表示において大当たり以外の所定の抽選結果が導出された場合に「確率変動状態」が終了(所謂、転落機能)するパチンコ機(所謂、転落タイプ)を用いてもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にすることができ、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例2>
上記実施形態では、普通図柄の高確率状態の終了条件を、特別図柄の動的表示の実行回数や、次の大当たりへの当選によって終了するように構成している。これに対し、特別図柄の大当たり(小当たり種別に基づく大当たりを含む)の連続当選回数が所定回数に到達する毎に、該所定回数到達時における大当たり終了後の遊技状態を、必ず「時短機能」が付与されない遊技状態(即ち、「通常遊技状態」)へ移行して、普通図柄の高確率状態への移行を禁止するように構成してもよい(時短リミッタ)。また、普通図柄の高確率状態への移行を禁止することとなる大当たりの連続当選回数を複数種類で構成してもよい。
<変形例3>
上記実施形態では、いずれかの大当たり(小当たり種別に基づく大当たりを含む)に当選した場合に、該大当たり終了後に「時短機能」が付与される遊技状態が発生し得るように構成されている。これに対し、特別図柄の動的表示において大当たり(小当たり)以外の所定図柄(例えば、時短図柄)が導出された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される状態に遷移するように構成してもよい。このように構成することで、「時短機能」が付与されるバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例4>
上記実施形態では、いずれかの大当たり(小当たり種別に基づく大当たりを含む)に当選した場合に、該大当たり終了後に「時短機能」が付与される遊技状態が発生し得るように構成されている。これに対し、特別図柄の低確率状態における第1特別図柄の動的表示及び第2特別図柄の動的表示の合計実行回数が、大当たり状態に移行せずに所定回数実行された場合に、大当たりを経由せずに「時短機能」が付与される(所謂、天井機能)ように構成してもよい。また、第1特別図柄の動的表示の積算実行回数と第2特別図柄の動的表示の積算実行回数とでそれぞれ個別に上記所定回数を計数してもよい。また、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ上記所定回数が異なるように構成してもよい。
<変形例5>
上記実施形態では、第2特別図柄の動的表示を第1特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図2優先変動)するように構成している。これに対し、第1特別図柄の動的表示と第2特別図柄の動的表示とを同時並行的に実行可能に構成(所謂、特図12同時変動)し、各動的表示の制御を行ってもよいし、第1特別図柄の動的表示を第2特別図柄の動的表示より優先して実行(所謂、特図1優先変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよいし、入賞した順に動的表示を実行(所謂、入賞順変動)するように構成し、各動的表示の制御を行ってもよい。
<変形例6>
上記実施形態では、「時短機能」の終了条件として、特別図柄の動的表示の所定実行回数や、大当たりへの当選に基づいて終了するように構成している。これに対し、小当たり遊技への当選や、大当たりと異なる時短終了図柄の導出に基づいて「時短機能」が終了するように構成してもよい。このように構成することで、入賞補助状態の終了条件を多様化して、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。また、「時短機能」の有効時に、特別図柄の保留球数が所定数(例えば、保留満タン(即ち、4個)や、保留満タンに対して一定数の保留貯留(例えば、2個))貯留されたことを契機として、「時短機能」を終了するように構成してもよいし、普通電役の作動回数が一定の回数に到達した場合に「時短機能」を終了するように構成してもよいし、普通図柄の可変表示の実行回数が一定回数に到達した場合に「時短機能」を終了するように構成してもよい。
<変形例7>
上記実施形態では、普通図柄の低確率状態においては普通図柄の可変表示が当たりに当選し得ず、普通電役ユニット72が可動し得ないように構成している。これに対し、普通図柄の低確率状態において、低確率(例えば、50/100)当たりに当選するように構成してもよいし、他の確率で当選可能となるように構成してもよい。このように構成することで、普通図柄の低確率状態においても普通電役ユニット72が可動し、第2特別図柄の動的表示の実行タイミングのバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
<変形例8>
上記実施形態では、第1特別図柄の抽選において大当たり又はハズレの中から当選役を選定するとともに、第2特別図柄の抽選においては大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成している。これに対し、第1特別図柄の抽選のみにおいて小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選において小当たりを設けず、大当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよいし、いずれの特別図柄の抽選においても小当たりを設け、大当たり、小当たり又はハズレの中から当選役を選定するように構成してもよい。
<変形例9>
上記実施形態では、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示の実行回数に応じて遊技状態を変更(例えば、「時間短縮状態」から「通常遊技状態」)に移行するように構成している。これに対し、第1特別図柄又は第2特別図柄の動的表示以外の所定演出(例えば、「リーチ表示」や特定役当選に基づく特定演出等)の実行回数に応じて遊技状態を変更可能に構成してもよい。
<変形例10>
上記実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とでそれぞれ保留球数を計数し、それぞれの保留球数ごとに各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成している。これに対し、第1特別図柄と第2特別図柄との合計保留球数に応じて各特別図柄の変動時間やリーチ確率を変更するように構成してもよい。
<変形例11>
上記実施形態では、各特別図柄の実行回数に基づく時短終了条件が成立しており、かつ、普通電役ユニット72のエンディング時間が終了したタイミングで「時短機能」をオフに設定して「通常遊技状態」に移行するように構成している。これに対し、各特別図柄の実行回数に基づく時短終了条件が成立したタイミングで「時短機能」をオフに設定して「通常遊技状態」に移行するように構成してもよい。
<変形例12>
上記実施形態では、普通電役ユニット72内の入球口切換弁75の可動条件として、該普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76若しくは第2非電動役物始動口77への入球時、又は、該普通電役ユニット72の開放動作終了から5秒後に可動するように構成している。これに対し、普通電役ユニット72の開放動作開始を契機として、一定の可動を行うように構成してもよい。
<変形例13>
上記実施形態では、普通電役ユニット72が普通図柄の可変表示で当たりに当選した場合の開放態様として、遊技状態や普通図柄の可変表示の当たり図柄等によらず、一定の開放態様となるように構成している。これに対し、遊技状態によって開放態様が異なるように構成してもよいし、特別図柄の動的表示の大当たり図柄(小当たり図柄当選に基づく大当たり)によって開放態様が異なるように構成してもよいし、遊技状態及び特別図柄の動的表示の大当たり図柄(小当たり図柄当選に基づく大当たり)によって開放態様が異なるように構成してもよい。
<変形例14>
上記実施形態では、経路振分装置74を普通電役ユニット72内に配設し、該普通電役ユニット72内に入球した球を左右の経路に振り分けるように構成している。これに対し、経路振分装置74を普通電役ユニット72外であって、左打ち遊技又は右打ち遊技で発射された球が該経路振分装置74と接触可能な位置に配設し、遊技領域内を流下する球を該経路振分装置74によって左右に振り分けるように構成してもよい。
<変形例15>
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、設定値を「1」~「3」の範囲で設定し、それぞれの設定値によって大当たり乱数の取り得る値が異なるように構成している。これに対し、設定値を1の値のみで設定し、大当たり乱数の取り得る値が一定となるように構成してもよい。このように構成することで、大当たり乱数値、小当たり乱数値及びハズレ乱数値の各個数を常に一定とすることができ、上記実施形態の設定値「3」のように、ハズレ乱数値の個数を「0」となるように設定することができる。
<変形例16>
上記実施形態では、普通電役ユニット72内に第1特別図柄及び第2特別図柄の始動口を配設せず、普通電役ユニット72内の第1非電動役物始動口76又は第2非電動役物始動口77に入球することで開放される第1非電動役物ユニット54又は第2非電動役物ユニット55内に下側第2始動口71a又は上側第2始動口71bを配設するように構成している。これに対し、普通電役72内に第2始動口71を配設し、該普通電役72に球が入球することで第2特別図柄の動的表示が実行可能となるように構成してもよい。
<変形例17>
上記実施形態では、「通常遊技状態」における変動演出中においてルーレット演出を実行し、各アイコンの組み合わせによって該変動演出の期待度を示唆するように構成している。これに対し、「時間短縮状態」や「確率変動状態」における変動演出中においてルーレット演出を実行し、各アイコンの組み合わせによって該変動演出の期待度を示唆するように構成してもよい。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、それぞれ1種類で構成している。これに代えて、第1特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別、又は/及び、第2特別図柄の動的表示における小当たり遊技の小当たり種別を、複数種類設けるように構成してもよい。さらに、小当たり種別に応じて「時短機能」を終了するか否かを異ならせるように構成してもよい。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、遊技状態ごとに奨励される特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて実行し、奨励されていない特別図柄の変動演出を第3図柄表示装置81の主表示領域Dmで実行しないように構成している。これに代えて、奨励されていない特別図柄の変動演出を、第3図柄表示装置81の主表示領域Dmにおいて所定態様で実行するように構成してもよい。具体的には、例えば、奨励されている特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで目立つように(中央部分、大部分、奨励されていない特別図柄の変動演出より大きい領域、図柄表示態様を濃く実行等)実行する一方、奨励されていない特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで、奨励されている特別図柄の変動演出より目立たないように(隅部、小部分、奨励されている特別図柄の変動演出より小さい領域、図柄表示態様を薄く等)実行するように構成する。このように構成することで、第3図柄表示装置81によって複数の特別図柄の変動演出の実行態様を把握することが可能となる。
上記実施形態では、第1特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第1特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成するとともに、第2特別図柄の動的表示の保留球数に応じて第2特別図柄の動的表示の変動時間が変化するように構成している。換言すると、第1特別図柄の動的表示の保留球数は第1特別図柄の動的表示にのみ影響し、第2特別図柄の動的表示の保留球数は第2特別図柄の動的表示にのみ影響するように構成している。これに代えて、一方の特別図柄の動的表示の保留球数が、他方の特別図柄の動的表示の変動時間に影響するように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の動的表示の変動時間を、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数との合計保留球数に応じて変化するように構成する。このように構成することで、第1特別図柄の動的表示の保留球数と第2特別図柄の動的表示の保留球数とが混在する状態において、特異な変動時間を選択し得るように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、確率設定値を「1」~「3」の3段階で変更可能として、大当たり確率及び/又は第2図柄の当たり確率を変更可能としたが、確率設定値が変更可能な段階は3段階に限らず、任意の段階に変更可能としてもよい。
上記実施形態では、確率設定値を変更することにより、大当たり確率を変更する場合について説明したが、普通図柄の当たり確率や、小当たりの当選確率を変更するようにしてもよい。
また、立ち上げ処理の中で確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合に、「1」~「3」の範囲の中から特定の確率設定値(例えば「1」)を確率設定値として強制的に設定するようにしてもよい。なお、遊技途中で(例えば、タイマ割込処理の中で)確率設定値が正常範囲内にないと判断された場合は、確率設定値を強制的に特定の確率設定値に設定しないほうがよい。これは、遊技途中で大当たり確率が突然変更さえることにより、遊技者が何らかの不利益を被ることを抑制するためである。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含める場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を除いてもよい。この場合、RAM判定値が正常か否かの判定を行う前に、確率設定値が正常の範囲にあるか否かを判定し、正常の範囲内になければ、強制的に設定変更処理を実行してホール関係者等に確率設定値の変更を行わせたり、ホール関係者等にパチンコ機10を設定変更モードで再立ち上げさせるように促したり、確率設定値として正常範囲内の特定の確率設定値を強制的に設定してもよい。
上記実施形態では、RAM判定値(チェックサム)の算出に、確率設定値を含めない場合について説明したが、RAM判定値の算出から確率設定値を含めてもよい。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、又は、設定変更スイッチをオンすることによって、確率設定値を更新する場合について説明したが、これを設定キー501にて行えるようにしてもよい。具体的には、設定キー501を、オン状態から更にオフ側とは反対方向に設けた設定変更位置まで回動可能にし、設定変更位置まで設定キー501が回されると、自動でオン状態に設定キー501が戻るように付勢して構成する。そして、設定キー501をオン状態から設定変更位置まで回動させる度に、確率設定値が更新されるようにする。これによっても、確率設定値の変更を容易に行うことができる。
上記実施形態では、「設定変更モード」でパチンコ機10を立ち上げた場合に、設定キー501をオフ状態にすることによって、又は、RAM消去スイッチ503をオンすることによって、確率設定値を確定する場合について説明したが、これを別に設けたスイッチ、例えば、設定確定スイッチが操作されることで行えるようにしてもよい。この設定確定スイッチは、例えば、「設定変更モード」中に操作されることにより、確率設定値を確定するためのスイッチであり、基板ボックス100に設けられた孔から主基板より突出して設けられ、基板ボックス100を開封しなくても、ホール関係者等によって操作可能にしてもよい。これによっても、確率設定値の確定を容易に行うことができる。
上記実施形態では、パチンコ機10の電源オン時に「設定変更モード」又は「設定確認モード」で立ち上げる場合に、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定していた。これに対し、少なくとも内枠12の開放を必須条件とし、その他、RAM消去スイッチ503と設定キー501との検知態様に応じて、立ち上げモードを設定するように構成してもよい。また、内枠12の開放を設定変更又は設定確認の条件とするか否かをホールが選択可能に設定できるように構成してもよい。
上記各実施形態では、RAM消去スイッチ503を主制御装置110に搭載していた。これに対し、RAM消去スイッチ503を電源装置115や払出制御装置111に搭載するように構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501により、大当たり確率等を変更可能に構成していた。これに対し、設定キー501により、1の入賞口に入賞した場合に払い出される賞球数(例えば、3個→5個への変更)や、入賞口への入賞を補助する可動役物の駆動時間(3秒→5秒への変更)や駆動幅(例えば、20mm→30mmへの変更)、或いは、球の流下態様に影響を与える部材(例えば、球が転動可能なステージやクルーン)の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)、パチンコ機10自体の傾斜態様(例えば、1度から3度への変更)等、遊技者に対する有利度合いに関する設定を複数段階に変更可能に構成してもよい。
上記各実施形態では、設定キー501の鍵孔をパチンコ機10の裏面側に向くように構成していた。これに対し、設定キー501の鍵孔の向きを、パチンコ機10の横方向(左方向又は右方向)や、パチンコ機10の斜め方向、或いは、パチンコ機10の前面側を向くように構成してもよい。
上記実施形態において、大当たり乱数値同士、小当たり乱数値同士、及び、ハズレ乱数値同士を連続的な値とし、大当たりか否かや、小当たりか否かを範囲判定(例えば、「0」以上「49」以下か否か)可能に構成し、主制御装置110の制御負担を軽減するように構成していた。これに対し、遊技価値を付与する各乱数値(即ち、大当たり乱数値および小当たり乱数値)を連続的な配置ではなく、分散(散逸)して配置するように構成してもよい。具体的には、例えば、「0~999」で更新される大当たり乱数カウンタC1の場合に、大当たり乱数値として「7,341,555,777,831」とし、小当たり乱数値として「77,175,223,315,415,526,634,717,845」としてもよい。
ここで、パチンコ機10の状況にかかわらず大当たり乱数値となる値(例えば、低確率状態および高確率状態において、「0~50」であれば大当たり)が連続的に存在していた場合、その値が外部から予測され得る可能性があり、不正に大当たりを引き当てられる可能性が高くなるおそれがある。よって、上記変形例のように構成することで、遊技価値を付与する各乱数値を外部から予測困難にし、不正に対する抑制効果を高め、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
また、上述した変形例において、大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)されている低確率状態用の大当たり乱数値と、高確率状態用の大当たり乱数値とで、重複した値とならないように、それぞれ大当たり乱数値を設定してもよい。このように構成することで、状況に応じて(即ち、パチンコ機10が高確率状態か低確率状態か、に応じて)、大当たりとなる乱数の値を変えることで、大当たりとなる乱数の値が予測され難くすることができるので、パチンコ機10のセキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、タイマ割込処理等のソフトウェアの処理で大当たり乱数カウンタC1や大当たり種別カウンタC2等を更新するように構成していた(所謂、ソフト乱数)。これに対し、更新周期が上記ソフト乱数より速い乱数生成ICによって大当たり乱数カウンタC1等を更新するように構成してもよい(所謂、ハード乱数)。このように構成することで、外部から更新中の乱数値の把握を困難にし、セキュリティ性能を向上することができる。
上記実施形態では、設定値が増加するごとに均等に大当たり乱数値が増加するように構成していた。これに対し、設定値が増加するごとに不均等又は所定割合で大当たり乱数値(又は小当たり乱数値)を増加するように構成してもよい。具体的には、例えば、設定値「1」から「2」までは、大当たり乱数値を「2」ずつ増加させる一方、設定値「2」から「3」では、大当たり乱数値を「5」ずつ増加させる。このように構成することで、設定差によって付与され得る遊技価値が大きく変化し、設定差による抑揚(メリハリ)のある遊技を提供可能に構成し、遊技の興趣を向上することができる。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数カウンタC1の値における対応役を変化するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり種別カウンタC2又は小当たりの内容を決定する小当たり種別カウンタ(図示せず)の値に対応する大当たり種別を変化させ、大当たり種別又は小当たり種別の選択割合が変化することによる設定差が生じるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(即ち、大当たり乱数値)を変更して、その変更分を遊技価値を付与しない乱数値(即ち、ハズレ乱数値)から補填するように構成していた。これに対し、設定変更に伴い、遊技価値を付与する乱数値(例えば、大当たり乱数値)を変更した場合に、その変更分を、他の遊技価値を付与する乱数値(例えば、小当たり乱数値)から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定毎に付与され得る遊技価値に差を設け、設定毎に抑揚(メリハリ)のある遊技を提供し、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲(以下、「再大当たり乱数値の範囲」と称する)」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。ここで、「再大当たり乱数値の範囲」として、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分が対応するように構成する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、設定変更によっても変化しない大当たり乱数値と小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、当否判定の制御プログラムにおいて、固定的な乱数値の基本的な当否判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、乱数値の個数が多い順(又は少ない順)に各乱数値を規定(設定)するように構成してもよい。
上記実施形態では、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」、「小当たり乱数値の範囲」、の並びとなるように各乱数値を規定(設定)していた。これに対し、設定変更に伴い増加される「大当たり乱数値の範囲」を、設定変更に伴い減少される乱数値(即ち、「ハズレ乱数値の範囲」)と隣接(隣り合う)ように大当たり乱数テーブル202aに規定(設定)するように構成してもよい。具体的には、大当たり乱数テーブル202aにおいて、「小当たり乱数値の範囲」、「大当たり乱数値の範囲」、「ハズレ乱数値の範囲」の並びとなるように各乱数値を規定(設定)する。このように構成することで、設定差によって増加する乱数値(即ち、大当たり乱数値の増加分)を、設定差によって減少する乱数値(即ち、ハズレ乱数値)と隣接させ、設定変更に伴って変更されない乱数値(即ち、小当たり乱数値)の範囲を固定的にすることができる。これにより、例えば、小当たりの当否判定の制御プログラムにおいて、小当たり乱数値の判定を全設定値で共通化しつつ、設定変更に伴う大当たり乱数値の増加分を設定値に応じて追加的に判定することができ、制御プログラムの設計を容易にし、開発工数を削減することができる。
上記実施形態では、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率より高くなるように構成されていた。これに対し、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率と、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率とが同等となるように構成してもよいし、第2特別図柄における小当たり遊技の当選確率を、第1特別図柄における小当たり遊技の当選確率より低くなるように構成してもよい。
上記実施形態では、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させて、その大当たり乱数値の増加分をハズレ乱数値から補填するように構成していた。これに対し、設定値ごとに大当たり乱数値を増加させ、その大当たり乱数値の増加分を小当たり乱数及びハズレ乱数値から補填するように構成してもよい。このように構成することで、設定変更に基づく大当たり乱数値の個数の変更分を、小当たり乱数値及びハズレ乱数値のそれぞれから補填することが可能となり、大当たり乱数値の変更分を固定的な1の所定乱数値から補填する必要がなくなる。よって、上記所定乱数値の個数を、大当たり乱数値の変更分、1の所定乱数値から確保する必要性がなくなるので、遊技仕様の設計時における制約がなくなり、遊技仕様の設計自由度を高め、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、突出状態と没入状態とに変位する普通電役ユニット72を用い、普通電役ユニット72の没入タイミングと没入時間とを各遊技状態で変更することで本発明の遊技性を実現するように構成されている。これに対し、回動式の羽根部材を用い、羽根部材の作動タイミングと作動時間とを各遊技状態で変更することで、本発明の遊技性を実現するように構成してもよい。具体的には、例えば、第2始動口71の左右両側に羽根部材を配置し、羽根部材が非作動状態(例えば、直立状態)では、球が羽根部材の外側(非転動側)に衝突し、そのまま下流側へ流下するように構成する。一方、羽根部材が回動した作動状態(直立状態から右側へ120度傾倒状態)では、球が羽根部材の内側(転動側)に衝突し、該羽根部材の内側を第2始動口71側に向けて転動するように構成する。このように構成することで、羽根部材の回動態様は、普通電役ユニット72の出没による駆動態様より、羽根部材自体が作動する領域が大きく駆動されたか否かを認識し易いため、普通図柄の可変表示で当選したか否かを遊技者に認識し易くすることができる。
特図1用第4図柄表示領域87と特図2用第4図柄表示領域88との表示態様及び表示位置を、主表示領域Dmで変動演出している第1特別図柄又は第2特別図柄に応じて変更するように構成してもよい。具体的には、例えば、主表示領域Dmで実行されている特別図柄に対応して、実行されている方の第4図柄表示領域87,88を上側に位置させたりアラビア数字で表示したり赤色で表示し、実行されていない方の第4図柄表示領域88,87を下側に位置させたり上記アラビア数字と異なる表記(例えば、漢数字やローマ数字)で表示したり赤色とは異なる色(例えば、青色)で表示するように構成する。このように構成することで、実行されている変動演出を識別して表示しつつ、いずれの特別図柄が実行されているかを認識し難く構成し、現在滞在している遊技状態を遊技者に認識し難く構成することで、遊技状態を推測する遊技性が生まれ、遊技の興趣向上を図ることができる。
警報音に関し、左打ち遊技が推奨される遊技状態においてスルーゲート67を球が通過した場合にもれなく出力するのではなく、さらに特定の条件が成立した場合に警報音を出力するように構成してもよい。具体的には、例えば、このように構成することで、意図的に遊技仕様より多くの出玉を得ようとする悪意ある遊技者の行為に対してのみ警報音を出力し、不慣れな遊技者や操作ミスによる善意の右打ち遊技に対しては警報音を出力しないことで、不正遊技を抑制しつつ、遊技者の遊技意欲の低下も抑制して、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり確率において、いずれの遊技状態でも同等程度となるように構成してもよい。具体的には、例えば、特別図柄の大当たり確率が低い「通常遊技状態」又は「普図高確時間短縮状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100にするとともに、特別図柄の大当たり確率が高い「確率変動状態」や「潜伏確率変動状態」では、普通図柄の当たり確率を50/100や51/100等、「通常遊技状態」等における普通図柄の当たり確率と同一又は同等程度となるように構成する。このように構成することで、普通図柄の当たりに基づく普通電役ユニット72の開放に関し、普通図柄の可変表示時間と普通電役ユニット72の開放時間とを考慮し、普通図柄の当たり確率を考慮せずに出玉率等を算出することが可能となることで、各遊技状態における遊技仕様の設計を容易化可能となる。
大当たりに当選した大当たり図柄ごとに、該大当たり以降に選択される特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「確率変動状態」を発生させ得る大当たり図柄である1図柄、3図柄、5図柄、7図柄のうち、1図柄で当選した場合には「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的長めの変動時間が選択され易い「両ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、3図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的短い変動時間が選択され易い「特1ロング特2ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。さらに、5図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄および第2特別図柄がともに比較的短めの変動時間が選択され易い「両ショート変動確率変動状態」に移行するように構成する。また、7図柄で当選した場合には、「確率変動状態」において第1特別図柄は比較的短めの変動時間が選択され易い一方、第2特別図柄は比較的長めの変動時間が選択され易い「特1ショート特2ロング変動確率変動状態」に移行するように構成する。このように構成することで、大当たりした図柄の種類によって、大当たり後の遊技状態において、先に導出され得る特別図柄を異ならせることができ、例えば、いずれの特別図柄が先に停止するか否かによって、遊技状態毎に大当たりが先に現出させる確率を異ならせることができる。よって、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
特別図柄の変動回数に基づいて、該特別図柄の変動パターン群(変動時間)が異なるように構成してもよい。具体的には、例えば、「潜伏確率変動状態」において、大当たり終了後1回目~10回目の特別図柄の変動演出に関しては、比較的長めの変動時間が選択され易いように構成し、11回目以降の特別図柄の変動演出に関しては、比較的短めの変動時間が選択され易いように構成する。このように構成することで、遊技にメリハリを設けつつ、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
普通図柄の当たり種別を複数種類設けてもよい。具体的には、例えば、普通電役ユニット72が1回開放される1回開放当たりと、開閉板72aが3回開放される3回開放当たりと、普通電役ユニット72が3回かつ長く開放される3回ロング開放当たりとを設ける。このように構成することで、「確率変動状態」や「普図高確時間短縮状態」において遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
上記実施形態では、「通常遊技状態」→「普図高確時間短縮状態」→「普図低確時間短縮状態」→「確率変動状態」の順で遊技者にとって有利な遊技状態としていた。これに対し、「通常遊技状態」より遊技者にとって不利な遊技状態として、「普図高確時間短縮状態」や「潜伏確率変動状態」、「確率変動状態」が位置づけられるように遊技仕様を設定してもよい。具体的には、例えば、第1特別図柄の始動口を、普通電役ユニット72が付属した第2特別図柄の始動口の上流側に設け、「通常遊技状態」では、普通電役ユニット72が作動し難いことによって、第2特別図柄より遊技者にとって有利な第1特別図柄の抽選契機を受け易い一方、「普図高確時間短縮状態」では、普通電役ユニット72が作動し易いことによって、第1特別図柄より遊技者にとって不利な第2特別図柄の抽選契機を受け易いように構成する。このように構成することで、遊技のバリエーションを豊富にし、遊技の興趣向上を図ることができる。
右打ち遊技を示唆する右打ち示唆表示が現出される場合に、第4図柄表示領域87,88の表示位置を変更するように構成してもよい。具体的には、左打ち遊技が奨励される「通常遊技状態」等では、副表示領域Dsの右小領域Ds3に第4図柄表示領域87,88を表示する一方、右打ち遊技が奨励される「確率変動状態」等では、右打ち示唆表示を右小領域Ds3に表示する一方、第4図柄表示領域87,88を左小領域Ds1に表示する。このように構成することで、遊技状態に応じた遊技仕様を遊技者に認識させ易くすることができる。
上記実施形態では、同時に実行され得る複数の特別図柄の動的表示に関し、遊技状態に応じて奨励される特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行い、非奨励の特別図柄の変動演出を主表示領域Dmで行わないように構成している。これに対し、同時に実行され得る複数の図柄(例えば、特別図柄と普通図柄)の演出に関し、遊技状態、遊技仕様、付与される遊技価値、或いは、実行頻度等によって、実行すべき演出の優先順を予め設け、該優先順に応じた演出を優先的に実行し、優先順が低い演出に関しては、演出規模を小さくしたり、演出自体を実行しない等、優先順位が高い演出に比べて遊技者が認識し難くなるように構成してもよい。具体的には、第1特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第1特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示したり、第2特別図柄の変動演出が主表示領域Dmで実行されている場合は、第2特別図柄より遊技者に付与され得る遊技価値が低い普通図柄の可変表示に関する演出を、第3図柄表示装置81や音声出力装置226で実行しない若しくは演出規模を小さくして表示してもよい。このように構成することで、遊技を行う上で遊技者に認識させたい演出を優先的に実行しつつ、優先順位が低い演出規模を小さく(なくす)ことで、遊技者が煩わしさを感じない演出を実行することができる。
上記実施形態では、主制御装置110から各コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信され、その音声ランプ制御装置113から表示制御装置114に対して表示の指示がなされるよう構成したが、主制御装置110から表示制御装置114に直接コマンドを送信するものとしてもよい。また、表示制御装置に音声ランプ制御装置を接続して、表示制御装置から各音声の出力とランプの点灯を指示するコマンドを音声ランプ制御装置に送信するよう構成してもよい。さらに、音声ランプ制御装置と表示制御装置とを1の制御装置として構成するものとしてもよい。これらを1つの制御装置とすることで、部品点数が削減でき、パチンコ機のコスト増加を抑制することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113にて実行されるコマンド判定処理(S1111)において、いずれかの停止種別コマンドを受信すれば必ず対応する変動開始フラグ223a,223bをオンに設定する場合について説明したが、各変動パターンコマンドの受信があった上で対応する停止種別コマンドを受信した場合に、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。これにより、各変動パターンコマンドの受信がなく、いずれかの停止種別コマンドを受信したような場合に、おかしな変動演出が実行されることを抑制できる。
また、各変動パターンコマンドを受信したタイミングで、各変動開始フラグ223a,223bをオンに設定してもよい。この場合、音声ランプ制御装置113にて実行される変動演出処理(S1110)では、各変動開始フラグ223a,223bがオンされたことに基づいて、各変動パターンコマンドにより抽出した変動パターンを表示制御装置114へ通知する各表示用変動パターンコマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113にて各停止種別コマンドの受信を待つことなく、表示制御装置114に対して、この各表示用変動パターンコマンドに基づき、各変動演出を第3図柄表示装置81に実行させることができる。なお、この場合、音声ランプ制御装置113では、各停止種別コマンドを受信したタイミングで、該停止種別コマンドより抽出された停止種別を表示制御装置114へ通知するための表示用停止種別コマンドを生成し、表示制御装置114へ送信するようにしてもよい。そして、表示制御装置114では、この表示用停止種別コマンドに基づいて、第3図柄表示装置81に実行させた変動演出の停止図柄を決定してもよい。
上記実施形態において、デモ演出は、「0」から「9」の数字が付されていない主図柄からなる第3図柄を停止表示させてもよい。また、数字の付された主図柄または数字の付されていない主図柄からなる第3図柄を、半透明状態で停止表示させてもよい。また、第3図柄を表示させずに背面画像だけを変化させるものであってもよい。また、変動表示で用いられる第3図柄や背面画像とは全く異なるキャラクタや背面画像を表示させてもよい。
上記実施形態において、変動演出が行われる第3図柄表示装置81にて連続予告演出を実行してもよいし、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置を設け、第3図柄表示装置81で実行される変動演出と合わせて、第4図柄表示装置に第4図柄を表示させることによって、連続予告演出を実行してもよい。この場合、第4図柄表示装置の制御を表示制御装置114で行ってもよいし、音声ランプ制御装置113で行ってもよい。また、各種演出に応じて作動する役物をパチンコ機10に設け、その役物を変動演出と合わせて所定の態様で作動させることによって、連続予告演出を実行してもよい。また、音声ランプ制御装置113の制御により、パチンコ機10の音声出力装置226から連続予告演出用の音声を出力させることによって、連続予告演出を実行してもよいし、パチンコ機10の電飾部29~33を変動演出と合わせて点灯または点滅させることによって、連続予告演出を実行してもよい。
これにより、第3図柄表示装置81(および特別図柄表示装置37)において変動演出が行われる度に、連続して第4図柄表示装置に図柄が表示されたり、役物が所定の態様で作動したり、音声出力装置226から音声が出力されたり、若しくは、電飾部29~33が点灯または点滅することによって、遊技者に対して大当たりの期待感を持たせることができる。また、遊技者は、通常、変動演出が行われる第3図柄表示装置81を注視して遊技を継続して行うが、第3図柄表示装置81とは別の第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、若しくは電飾部29~33の点灯・点滅によって連続予告演出が行われるで、遊技者に対して、通常とは異なる演出が行われたことを容易に認識させることができる。また、連続予告演出を、第4図柄表示装置による図柄の表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、または電飾部29~33の点灯・点滅といった簡単な制御で容易に連続予告演出を行わせることができる。
また、連続予告演出を音声出力装置226からの音声出力や、電飾部29~33の点灯または点滅によって行えば、その連続予告演出の制御は音声ランプ制御装置113によって行われるので、始動入賞時における当否判定や変動開始時の抽選処理を主制御装置110に行わせ、連続予告演出を音声ランプ制御装置113に行わせ、変動演出を表示制御装置114に行わせることで、パチンコ機10により連続予告演出を行う場合、それぞれの制御装置に各処理を分担させることができる。よって、1つの制御装置に負荷が集中するのを防ぐことができるので、各制御装置のMPUに求められる性能を低く抑えることができる。
尚、第3図柄表示装置81における連続予告演出用の図柄の表示、第4図柄表示装置における連続予告演出用の図柄の表示、役物の所定の態様での作動、音声出力装置226からの音声出力、及び、電飾部29~33の点灯または点滅のうち、少なくとも2以上を組み合わせ、それぞれを連動させて制御することにより、連続予告演出を実行してもよい。これにより、より多彩な連続予告演出を実行させることができる。また、連続予告演出の実行方法(第3図柄表示装置81による表示、第4図柄表示装置による表示、役物の作動、音声出力装置226からの音声出力、電飾部29~33の点灯または点滅、又は、それらの組み合わせ)を変えることで、連続予告演出終了後の遊技状態に応じて選定される連続予告演出態様を複数用意してもよい。
また、連続予告演出が行われる場合に、変動演出とは別の連続予告演出用の画像が第3図柄表示装置81に表示させてもよいし、連続予告演出を、変動演出が終了したときに表示される停止図柄として、所定の図柄の組み合わせである、所謂「チャンス目」を表示させることによって行ってもよい。この場合、表示制御装置114のMPUで実行されるコマンド判定処理にて連続予告コマンドの受信を判断すると、チャンス目に対応する停止図柄判別フラグをオンにすると共に、その他の停止図柄判別フラグをオフに設定するようにしてもよい。コマンド判定処理では、停止識別コマンド処理の後にその他コマンド処理の中で連続予告コマンドに対応する処理を実行するので、表示用停止識別コマンドの受信によって設定された停止図柄に代えて、チャンス目が停止図柄として設定される。よって、変動停止時にチャンス目を確定表示させることができる。そして、第3図柄表示装置81において、変動演出ごとに停止図柄としてチャンス目が連続して表示されれば、遊技者に対して、最終的に大当たりが得られる期待感を持たせることができる。
上記実施形態において、主制御装置110は、第1始動口64又は第2始動口71への入賞(始動入賞)があった場合に、「1」加算された保留球数を音声ランプ制御装置113へ通知する保留球数コマンドに対して、該始動入賞に伴いカウンタ用バッファより取得された各カウンタC1~C3,CS1をそのまま含めて、音声ランプ制御装置113へ送信する場合について説明したが、保留球数コマンドに含めるカウンタの種類は、カウンタC1~C3,CS1の一部であってもよいし、その他のカウンタの値を含めてもよい。また、主制御装置110より音声ランプ制御装置113に対して始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を通知する場合に、これらの各カウンタの値を示す情報を保留球数コマンドに含めて通知するのではなく、保留球数コマンドとは別のコマンドに各カウンタの値を示す情報を含めて、これらの値を音声ランプ制御装置113に対して通知してもよい。別のコマンドとしては、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する専用のコマンドであってもよいし、変動パターンコマンドや停止図柄コマンド等、別の情報を音声ランプ制御装置113へ通知するためのコマンドに、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値が加えられてもよい。別のコマンドとして、始動入賞に伴って取得した各カウンタの値を音声ランプ制御装置113へ通知する場合、該コマンドに、その通知する各カウンタの値が、いずれの保留回数に対応する変動演出に係るものであるかを示す情報を含めてもよい。これにより、音声ランプ制御装置113は、該コマンドに含まれる保留回数に関する情報に基づいて、その保留回数に対応する先読み情報第1~第4エリアのいずれかのエリアに、該コマンドに含まれる各カウンタの値を格納することができる。
上記実施形態では、音声ランプ制御装置113において、保留球数コマンドを受信した場合に、該保留球数コマンドにて示される各カウンタC1~C3,CS1の値そのものをRAM223に格納してもよいし、保留球数コマンド(又は、各カウンタの値が示されるコマンド)を受信した場合に、該コマンドにて示される各カウンタの値に基づいて、大当たりか否か、大当たりの場合の大当たり種別、外れの場合の外れ種別等の一部または全部を判定し、これらの判定結果を、該コマンドにて示される各カウンタの値に代えて、または、該カウンタの値の一部または全部とあわせて、RAM223に格納してもよい。
上記実施形態においては、第1始動口64又は第2始動口71への入賞およびスルーゲート67の通過は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に対し、始動口によって別箇に最大保留球数を設定するようにしてもよく、各々の始動口における最大保留球数は「4」以外の任意の数であってもよい。また、各始動口における最大保留球数は必ずしも同一の値とする必要はなく、異なる値であってもよい。また、第1始動口64又は第2始動口71への入賞に基づく変動表示の保留球数を、第3図柄表示装置81の一部において、数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよく、特別図柄表示装置37とは別体でランプ等の発光部材を設け、該発光部材によって保留球数を通知するように構成してもよい。
また、上記実施形態に示すように、動的表示の一種である変動表示は、第3図柄表示装置81の表示画面上で識別情報としての図柄を縦方向にスクロールさせるものに限定されず、横方向あるいはL字形等の所定経路に沿って図柄を移動表示して行うものであってもよい。また、識別情報の動的表示としては、図柄の変動表示に限られるものではなく、例えば、1又は複数のキャラクタを図柄と共に、若しくは、図柄とは別に多種多様に動作表示または変化表示させて行われる演出表示なども含まれるのである。この場合、1又は複数のキャラクタが、第3図柄として用いられる。
上記各実施形態では、変動演出を実行する場合に、全図柄Z1~Z3を遊技者が視認不可な程度に高速にスクロールする高速変動を表示させる場合について説明したが、この高速変動の表示に代えて、全図柄Z1~Z3をそれぞれ視認不可な程度に縮小して表示したり、全図柄Z1~Z3をそれぞれ多数の白い点がランダムに表示されるスノーノイズ状の画像として表示してもよい。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施してもよい。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施してもよい。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定表示され、その停止時の識別情報の組合せが特定のものであることを必要条件として、遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
スロットマシンでは、所定期間中に払い出された遊技媒体(コイン、メダル)の総数に対する、ボーナス(役物)により払い出された遊技媒体の数の比率が役物比率となる。そこで、各役が成立した場合に払い出される遊技媒体の数を、賞球数テーブルに代えて主制御装置のROMに格納しておき、役物比率管理チップ又は役物比率管理チップと同等の機能を実行する制御装置にて、非ボーナスゲーム期間(通常期間)において成立した(有効ライン上に図柄が揃った)役の数、ボーナスゲーム期間中において成立した役の数、AT期間中において成立した役の数を計数して、役物比率や連続役物比率を管理してもよい。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。かかる遊技機をスロットマシンに代えて使用すれば、遊技ホールでは球のみを遊技価値として取り扱うことができるため、パチンコ機とスロットマシンとが混在している現在の遊技ホールにおいてみられる、遊技価値たるメダルと球との別個の取扱による設備上の負担や遊技機設置個所の制約といった問題を解消し得る。
以下に、本発明の遊技機に加えて上述した実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。なお、以下に示す各種発明の概念は、それぞれ、他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分を、その発明の概念に追加し或いはその他の発明の概念が有する構成の一部または複数部分と交換等することにより、その発明の概念を変形して構成するようにしても良い。
<A群:明瞭な遊技性で大量出玉を獲得>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
A群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)を備え、
当該遊技機を正面視した状態において、前記第3可動体の配設位置を、前記第2可動体の配設位置よりも垂直方向の上方側に設けた
ことを特徴とする遊技機A1。
遊技機A1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、当該遊技機を正面視した状態において、前記第3可動体の配設位置を、前記第2可動体の配設位置よりも垂直方向の上方側に設けた。これにより、遊技部材を効率的に配置し、遊技球の流下態様や表示器等に対する視認性や識別性を確保し、遊技者が困惑することなく効率良く遊技できる、という効果がある。
<B群:第2非電を上流側に配設>
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)を備え、
当該遊技機を正面視した状態において、前記第3可動体の配設位置を、前記第2可動体の配設位置よりも遊技球の流下方向における上流側に設けた
ことを特徴とする遊技機B1。
遊技機B1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、当該遊技機を正面視した状態において、前記第3可動体の配設位置を、前記第2可動体の配設位置よりも遊技球の流下方向における上流側に設けた。これにより、遊技部材を効率的に配置し、遊技球の流下態様や表示器等に対する視認性や識別性を確保し、遊技者が困惑することなく効率良く遊技できる、という効果がある。
<C群:複数可動体を限られた領域に配置>
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)を備え、
前記第2可動体と、前記第3可動体とは、前記遊技機を正面視した状態において、奥行方向にずれた位置関係に配置される
ことを特徴とする遊技機C1。
遊技機C1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、前記第2可動体と、前記第3可動体とは、前記遊技機を正面視した状態において、奥行方向にずれた位置関係に配置される。これにより、他の遊技部材の配置に応じて適した可動体の配置を選択することができる、という効果がある。
<D群:複数可動体の動作態様を異ならせる>
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)を備え、
前記第2可動体の前記所定の動作と、前記第3可動体の前記特定の動作とは、異なる動作の態様である
ことを特徴とする遊技機D1。
遊技機D1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、前記第2可動体の前記所定の動作と、前記第3可動体の前記特定の動作とは、異なる動作の態様である。これにより、他の遊技部材の配置に応じて適した可動体の配置を選択することができる、という効果がある。
<E群:異例事象を想定した排出口の配設>
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)を備え、
前記流入部から流入した遊技球が前記第1入球部にも前記第2入球部にも入球しなかった場合に入球可能な排出口(例えば、普通電役ユニット内排出口78)を備えた
ことを特徴とする遊技機E1。
遊技機E1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、前記流入部から流入した遊技球が前記第1入球部にも前記第2入球部にも入球しなかった場合に入球可能な排出口を備えた。これにより、流入部から流入した遊技球が第1入球部にも第2入球部にも入球しなかった場合であっても、該遊技球が排出口に入球することで、異常状態となることなく遊技機を正常動作させることができ、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
<F群:入球した遊技球を効果的に減速>
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)を備え、
前記流入部から流入した遊技球が前記第2入球部の配設位置まで到達する流路に遊技球の流下速度を減速するための減速手段(例えば、経路振分装置74)を設けた
ことを特徴とする遊技機F1。
遊技機F1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、前記流入部から流入した遊技球が前記第2入球部の配設位置まで到達する流路に遊技球の流下速度を減速するための減速手段を設けた。これにより、流入部から流入する複数の遊技球を適切に流下させることができる、という効果がある。
<G群:入球手段に効率的に入球させる配設位置>
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)を備え、
発射された遊技球が所定位置(例えば、戻り球防止部材68)を超えた場合に遊技盤に形成された遊技領域に進入する遊技機であって、前記第3可動体は、前記第2可動体よりも前記所定位置に近い位置に配設された
ことを特徴とする遊技機G1。
遊技機G1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段を備え、発射された遊技球が所定位置を超えた場合に遊技盤に形成された遊技領域に進入する遊技機であって、前記第3可動体は、前記第2可動体よりも前記所定位置に近い位置に配設された。これにより、遊技部材を効率的に配置し、遊技球の流下態様や表示器等に対する視認性や識別性を確保し、遊技者が困惑することなく効率良く遊技できる、という効果がある。
<H群:遊技領域外に駆動手段>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
昨今の遊技機では、遊技仕様が複雑化することに伴って、多様な遊技部材が設けられている。そのため、多様な遊技部材を配置する場合においては、遊技における効率や遊技者における視認性、識別性における効率を考慮する必要がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、多様な遊技部材が設けられることからそれらの配置を工夫する必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
H群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、各遊技部材の好適な配置を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)
と、
遊技球が流下し得る流下可能領域(例えば、内レール61及び外レール62、並びに、その他遊技球が通過し得ないように配置された遊技部材等によって形成された遊技領域内の流下領域)と流下し得ない流下不可領域(例えば、内レール61及び外レール62、並びに、その他遊技球が通過し得ないように配置された遊技部材等によって形成された遊技領域外の領域)とを区画する区画手段(例えば、内レール61及び外レール62、並びに、その他遊技球が通過し得ないように配置された遊技部材等)と、
前記第1可動体を駆動させる駆動手段(例えば、普通電役ソレノイド72j)と、を備え、
前記駆動手段は、
前記区画手段によって区画される前記流下可能領域よりも該流下可能領域の中心から見て外側に配置(例えば、普通電役ソレノイドを内レール61及び外レール62、並びに、その他遊技球が通過し得ないように配置された遊技部材等によって形成された遊技領域外の領域)される
ことを特徴とする遊技機H1。
遊技機H1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段と、遊技球が流下し得る流下可能領域と流下し得ない流下不可領域とを区画する区画手段と、前記第1可動体を駆動させる駆動手段と、を備え、前記駆動手段は、前記区画手段によって区画される前記流下可能領域よりも該流下可能領域の中心から見て外側に配置される。これにより、多くの遊技部材や該遊技部材の駆動源等が配置され得る流下可能領域ではない流下不可領域に駆動手段を配置することで、流下可能領域における遊技部材の配置スペースを確保することができるので、各遊技部材を好適に配置することができる、という効果がある。
<I群:遊技領域外に駆動手段>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
昨今の遊技機では、遊技仕様が複雑化することに伴って、多様な遊技部材が設けられている。そのため、多様な遊技部材を配置する場合においては、遊技における効率や遊技者における視認性、識別性における効率を考慮する必要がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
I群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)と、
前記流入部から前記誘導手段までの流下経路(例えば、振分前経路72c)に、流下してきた第1の遊技球を第1経路(例えば、右側経路72d)に振り分けた場合に、該第1の遊技球の次に流下してきた第2の遊技球を前記第1経路とは異なる第2経路(例えば、左側経路72e)に振り分け得る振分手段(例えば、経路振分装置74)と、を備え、
前記第2経路に振り分けられた場合に、振り分けられた遊技球が前記誘導手段に到達するまでの時間は、前記第1経路に振り分けられた場合に振り分けられた遊技球が前記誘導手段に到達するまでの時間よりも長い
ことを特徴とする遊技機I1。
遊技機I1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段と、前記第2経路に振り分けられた場合に、振り分けられた遊技球が前記誘導手段に到達するまでの時間は、前記第1経路に振り分けられた場合に振り分けられた遊技球が前記誘導手段に到達するまでの時間よりも長い。これにより、第1経路に振り分けられた遊技球と、第2経路に振り分けられた遊技球とが、仮に同時に振り分けられたとしても、各遊技球が誘導手段まで到達する時間を異ならせることができるので、誘導手段周辺における球詰まり等の発生を抑制することができるとともに、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
<J群:経路振分装置>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
昨今の遊技機では、遊技仕様が複雑化することに伴って、多様な遊技部材が設けられている。そのため、多様な遊技部材を配置する場合においては、遊技における効率や遊技者における視認性、識別性における効率を考慮する必要がある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
J群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技球を1球ずつ流入させる流入部(例えば、普通電役ユニット72の入球部)と、
所定条件(例えば、普通図柄の可変表示の当たりへの当選)が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体(例えば、普通電役開閉板72a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体(例えば、第1非電動役物ユニット54)に所定の動作(例えば、第1非電動役物ユニット54の開放)を実行させ得る契機となる第1入球部(例えば、第1非電動役物始動口76)と、
前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部(例えば、第1非電動役物始動口スイッチ76a)と、
前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体(例えば、第2非電動役物ユニット55)に特定の動作(例えば、第2非電動役物ユニット55の開放)を実行させ得る契機となる第2入球部(例えば、第2非電動役物始動口77)と、
前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部(例えば、第2非電動役物始動口スイッチ77a)と、
前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段(例えば、入球口切換弁75)と、を備えた遊技機であって、
本遊技機は、
前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態(例えば、第2非電動役物始動口77の上部である第1位置)となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態(例えば、第1非電動役物始動口76の上部である第2位置)に切り替える切替手段(例えば、入球口切換弁75の駆動制御)と、
遊技球が流下する遊技領域内に配設され、遊技球の流下方向を変化可能な振分手段(例えば、経路振分装置74)と、
前記振分手段へ遊技球を流下可能な第1流路(例えば、振分前経路72c)と、を備え、
前記振分手段は、
遊技球の自重により回動可能な可動部(例えば、経路振分装置74の外周部)と、
前記可動部を回動可能に軸支する軸部(例えば、回転軸部74a)と、を備え、
前記軸部は、
前記第1流路の幅方向中心の鉛直線上からずれた位置となるように配設されており、
前記可動部は、
前記可動部が回動していない所定状態(例えば、経路振分装置74の非回動状態)において、前記第1流路から流入した遊技球と衝突し得る衝突面が形成された第1衝突部(例えば、突起部74b)と、
前記第1衝突部と異なる部位であって、前記可動部が前記所定状態と異なる特定状態(例えば、経路振分装置74の回動状態)となっている場合に、前記第1流路から流入した遊技球と衝突し得る第2衝突部(例えば、外周曲部74d)と、を備え、
前記遊技機は、
前記可動部が前記所定状態となっている場合において、前記第1流路から遊技球が流入した場合に、前記第1衝突部の前記衝突面と衝突することにより、前記可動部が前記所定状態から前記特定状態となることで、前記振分手段の正面視右側の右側流路(例えば、右側経路72d)に遊技球を案内可能に構成され、
前記第1流路から先の遊技球と後の遊技球とが連続して流入する場合において、前記先の遊技球が前記第1衝突部の前記衝突面と衝突することで前記可動部が前記所定状態から前記特定状態に変化することにより、前記後の遊技球が前記第2衝突部と衝突することで、前記振分手段の正面視左側の左側流路(例えば、左側経路72e)に前記後の遊技球を案内可能に構成されている
ことを特徴とする遊技機J1。
遊技機J1によれば、遊技球を1球ずつ流入させる流入部と、所定条件が成立した場合に、前記流入部へ遊技球が流入するように動作可能な第1可動体と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体とは異なる第2可動体に所定の動作を実行させ得る契機となる第1入球部と、前記第1入球部への遊技球の入球を検出するための第1検出部と、前記流入部から流入した遊技球が入球することに基づいて、前記第1可動体及び前記第2可動体とは異なる第3可動体に特定の動作を実行させ得る契機となる第2入球部と、前記第2入球部への遊技球の入球を検出するための第2検出部と、前記流入部から流入した遊技球の進行に作用して遊技球を所定流路に誘導する誘導手段と、を備えた遊技機であって、本遊技機は、前記流入部から流入した遊技球を前記第1入球部に誘導する第1状態となっている前記誘導手段を、前記第1入球部に所定数の遊技球が入球することを契機として前記第1入球部への入球が不能であり、かつ、前記第2入球部への入球は可能な第2状態に切り替える切替手段と、遊技球が流下する遊技領域内に配設され、遊技球の流下方向を変化可能な振分手段と、前記振分手段へ遊技球を流下可能な第1流路と、を備え、前記振分手段は、遊技球の自重により回動可能な可動部と、前記可動部を回動可能に軸支する軸部と、を備え、前記軸部は、前記第1流路の幅方向中心の鉛直線上からずれた位置となるように配設されており、前記可動部は、前記可動部が回動していない所定状態において、前記第1流路から流入した遊技球と衝突し得る衝突面が形成された第1衝突部と、前記第1衝突部と異なる部位であって、前記可動部が前記所定状態と異なる特定状態となっている場合に、前記第1流路から流入した遊技球と衝突し得る第2衝突部と、を備え、前記遊技機は、前記可動部が前記所定状態となっている場合において、前記第1流路から遊技球が流入した場合に、前記第1衝突部の前記衝突面と衝突することにより、前記可動部が前記所定状態から前記特定状態となることで、前記振分手段の正面視右側の右側流路に遊技球を案内可能に構成され、前記第1流路から先の遊技球と後の遊技球とが連続して流入する場合において、前記先の遊技球が前記第1衝突部の前記衝突面と衝突することで前記可動部が前記所定状態から前記特定状態に変化することにより、前記後の遊技球が前記第2衝突部と衝突することで、前記振分手段の正面視左側の左側流路に前記後の遊技球を案内可能に構成されている。これにより、第1流路から振分手段に向けて遊技球が連続して流下する場合に、それぞれの遊技球が振分手段と衝突することで、該それぞれの遊技球を異なる流路に案内することができる。その結果、例えば、振分手段に2の球が隣接した状態で到達した場合に、1球目の球を右側流路へ案内し、2球目の球を左側流路に案内するように構成することで、該2の球が隣接した状態のまま流下することを抑制することができ、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機J1において、
前記可動部は、
前記所定状態から前記特定状態に回動される場合の一方向側と、該一方向側と反対方向側とに回動可能に構成される
ことを特徴とする遊技機J2。
遊技機J2によれば、遊技機J1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記可動部は、前記所定状態から前記特定状態に回動される場合の一方向側と、該一方向側と反対方向側とに回動可能に構成される。これにより、2の遊技球が連続して振分手段に流下してくる場合であっても、一方向側と反対方向側とに回動し、所定状態と特定状態とを迅速に繰り返すことで、該2の遊技球を振り分けることができ、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機J1又はJ2において、
前記可動部は、
前記特定状態となった後、自身の荷重により前記所定状態に復帰するように構成されている
ことを特徴とする遊技機J3。
遊技機J3によれば、遊技機J1又はJ2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記可動部は、前記特定状態となった後、自身の荷重により前記所定状態に復帰するように構成されている。これにより、2の遊技球が連続して振分手段に流下してくる場合であっても、一方向側と反対方向側とに回動し、所定状態と特定状態とを迅速に繰り返すことで、該2の遊技球を振り分けることができ、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
<K群:設定差によるハズレの出現有無>
従来より、所定の始動条件の成立に基づいて当たり等の抽選が行われ、例えば、当たりに当選した場合には、所定の獲得条件の成立に応じて遊技者に所定の遊技媒体を払い出す遊技機がある。
この遊技機では、少なくとも、所定の第1遊技状態(例えば、特別図柄の低確率状態)と、該第1遊技状態より遊技者にとって有利な第2遊技状態(例えば、特別図柄の高確率状態)とを発生可能に構成され、該第2遊技状態において当たり遊技に当選させて、再度、第2遊技状態を連続的に発生可能に構成されているものもある(例えば、特許文献1(特開2017-148264号公報))。
上記例示したような遊技機等に対して、遊技の興趣向上を図る必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
K群の発明は、上記事情等に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技球を発射可能な発射手段(例えば、球発射ユニット112a)と、
前記発射手段により遊技球が入球可能な入球手段(例えば、下側第2始動口71a又は上側第2始動口71b)と、
前記入球手段に遊技球が入球したことに起因して所定情報を取得可能な情報取得手段(例えば、始動入賞処理)と、
前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段(例えば、変動開始処理)と、
前記判定手段の判定結果を使用することにより、表示手段(例えば、第3図柄表示装置81)に識別情報の動的表示を実行可能な動的表示実行手段(例えば、音声ランプ制御装置113)と、
前記動的表示実行手段により実行される前記識別情報の動的表示の結果により、遊技者に所定の遊技価値(例えば、大当たり遊技又は賞球)を付与可能な遊技価値付与手段(例えば、当たり処理)と、を備えた遊技機において、
少なくとも2以上の選択要素(例えば、大当たり、小当たり又はハズレ)の選択割合が異なる複数種類の所定一覧(例えば、大当たり乱数テーブル202a)から、1の所定一覧を設定可能な設定手段(例えば、設定変更処理)と、
前記設定手段により設定された前記所定一覧の中から1の前記選択要素を抽出可能な抽出手段(例えば、始動入賞処理)と、
前記抽出手段から抽出された1の前記選択要素を使用することにより、遊技を進行する進行手段(例えば、変動開始処理)と、
遊技者にとって最も不利な通常遊技状態から、該通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態(例えば、「時間短縮状態」)に変更可能な遊技状態変更手段(例えば、時短フラグ203k)と、を備え、
前記選択要素は、少なくとも、
前記所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素(例えば、ハズレ)と、
前記所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素(例えば、小当たり)と、を有し、
前記所定一覧は、
いずれの前記所定一覧が選択された場合でも、前記有利遊技状態において、前記所定選択要素より前記特定選択要素が多くなるように構成されており、
前記設定手段は、
前記有利遊技状態において、前記所定選択要素が含まれない前記所定一覧を設定可能に構成される
ことを特徴とする遊技機K1。
遊技機K1によれば、遊技球を発射可能な発射手段と、前記発射手段により遊技球が入球可能な入球手段と、前記入球手段に遊技球が入球したことに起因して所定情報を取得可能な情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記所定情報を判定可能な判定手段と、前記判定手段の判定結果を使用することにより、表示手段に識別情報の動的表示を実行可能な動的表示実行手段と、前記動的表示実行手段により実行される前記識別情報の動的表示の結果により、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、を備えた遊技機において、少なくとも2以上の選択要素の選択割合が異なる複数種類の所定一覧から、1の所定一覧を設定可能な設定手段と、前記設定手段により設定された前記所定一覧の中から1の前記選択要素を抽出可能な抽出手段と、前記抽出手段から抽出された1の前記選択要素を使用することにより、遊技を進行する進行手段と、遊技者にとって最も不利な通常遊技状態から、該通常遊技状態より遊技者に有利な有利遊技状態に変更可能な遊技状態変更手段と、を備え、前記選択要素は、少なくとも、前記所定の遊技価値が得られないことに関する所定選択要素と、前記所定選択要素より遊技者にとって有利な特定選択要素と、を有し、前記所定一覧は、いずれの前記所定一覧が選択された場合でも、前記有利遊技状態において、前記所定選択要素より前記特定選択要素が多くなるように構成されており、前記設定手段は、前記有利遊技状態において、前記所定選択要素が含まれない前記所定一覧を設定可能に構成される。これにより、有利遊技状態において、動的表示実行手段によって実行された動的表示の判定結果が所定選択要素であった場合に、現在設定されている所定一覧が、所定選択要素が含まれない所定一覧でないことを遊技者が判別可能となり、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機K1において、
前記選択要素は、
遊技者による所定操作(例えば、遊技球の発射)によって選択可能に構成される
ことを特徴とする遊技機K2。
遊技機K2によれば、遊技機K1の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記選択要素は、遊技者による所定操作によって選択可能に構成される。これにより、遊技者は所定操作を実行することで、現在設定されている所定一覧の状況を判別可能とすることができ、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
遊技機K1又はK2において、
前記遊技機は、
前記有利遊技状態において、前記抽出手段によって前記所定選択要素が抽出されたことを前記動的表示実行手段によって報知した場合に、遊技者は、現在設定されている前記所定一覧が、最も遊技価値が高くなり得る前期所定一覧ではないことを判別可能に構成される
ことを特徴とする遊技機K3。
遊技機K3によれば、遊技機K1又はK2の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記遊技機は、前記有利遊技状態において、前記抽出手段によって前記所定選択要素が抽出されたことを前記動的表示実行手段によって報知した場合に、遊技者は、現在設定されている前記所定一覧が、最も遊技価値が高くなり得る前期所定一覧ではないことを判別可能に構成される。これにより、有利遊技状態において、動的表示実行手段によって実行された動的表示の判定結果が所定選択要素であった場合に、遊技者は、現在設定されている設定一覧が、最も遊技価値が高くなり得る所定一覧ではないことを判別可能となり、遊技の興趣向上を図ることができる、という効果がある。
なお、上記遊技機A1の構成に対して、上記遊技機B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,I1,J1~J3,K1~K3にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機B1の構成に対して、上記遊技機A1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,I1,J1~J3,K1~K3にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機C1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,D1,E1,F1,G1,H1,I1,J1~J3,K1~K3にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機D1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,E1,F1,G1,H1,I1,J1~J3,K1~K3にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機E1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,F1,G1,H1,I1,J1~J3,K1~K3にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機F1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,G1,H1,I1,J1~J3,K1~K3にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機G1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,H1,I1,J1~J3,K1~K3のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機H1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,I1,J1~J3,K1~K3のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機I1の構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,J1~J3,K1~K3のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機J1~J3のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,I1,K1~K3のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
なお、上記遊技機K1~K3のいずれかの構成に対して、上記遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,I1,J1~J3のいずれか1にて限定した構成を適用してもよい。
これらの場合、各構成を適用したことによるさらなる効果を奏することができる。
遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,I1,J1~J3,K1~K3のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機X1。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,I1,J1~J3,K1~K3のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機X2。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示手段において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(大入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機A1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1,I1,J1~J3,K1~K3のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機X3。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。