JP7761619B2 - 核酸の正確な並行検出及び定量のための方法 - Google Patents
核酸の正確な並行検出及び定量のための方法Info
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Description
より詳細には、本開示は、主に遺伝子標的及び変異体の検出に使用される、複合DNAプール中の遺伝子標的を検出及び定量するためのプローブを含む方法及びキットに関する。
本発明は、遺伝子標的ごとに1つ以上の標的特異性核酸プローブ、バーコードループオリゴ、及び1つ以上の架橋オリゴを使用する。
現在、qPCR反応の実験室コストは約2ドルである。しかしながら、反応を準備するための相当な実践時間(労働コスト)、標準曲線の必要性、及び各定量化標的についての反復を考慮に入れると、事実、実際のコストははるかに高い。各遺伝子標的について別個の定量実験が必要とされるため、実践時間量は、試料数の増加に伴って急激に変化する。
アレイPCRは、個々のqPCR反応のコストを下げ、複数の標的及び試料に対する方法のスケーラビリティを改善する。しかしながら、この方法は、現在、チップあたり数千ドルのコストに、さらに読み出し基礎設備の大きな資本を加えたコストで、12個の試料からの384個の標的(又は逆に384個の試料からの12個の標的)に限定されている。従って、前記機構を使用した数千の試料のプロファイリングは、依然として極端に費用が高い。
例えば、癌関連液体生検では、非標的化アプローチは、腫瘍学的に関連性のない遺伝子座に対するシーケンシング労力の浪費をもたらす。胎児診断において、遺伝子座の非標的化試料採取は、データを解釈するための統計的選択肢をかなり制限する。Guardant Health Incは、より標的化されたシーケンシングアプローチを提供し、それは、RNA捕捉プローブのアレイが次世代DNAシーケンシングの標的を濃縮するものである。
国際公開第2018/109206号は、パッドロック(padlock)プローブ及びローリングサークル増幅を使用した試料中の分析物の検出方法を記載している。架橋オリゴの使用については記載されていない。
国際公開第2019/038372号は、目的の標的配列をT7ポリメラーゼのプロモーターを含むライゲーション複合体からin vitro転写によって選択的に増幅し、その後cDNA合成と配列決定を行う次世代シーケンシングアプローチを記載している。この方法は、試料中の多くの標的配列の正確かつ並行した検出及び定量を可能にするが、より複雑で大量かつ/又は不純な試料は、依然として困難である。
従って、前記議論に照らして、前記の欠点、例えば、これらに限定されないが、核酸標的の正確かつ大規模に並行した定量を通じた特異性、感度、精度、スループット、コスト、評価及びターンオーバーを克服する必要がある。
さらに、本発明の方法は、試料同定のための別個のバーコードループオリゴヌクレオチドの使用を含む。バーコードループオリゴヌクレオチドの使用は、標的の検出と試料のインデックス付けを同時に行うこと、効率的な試料のプールの許可、その結果としてのよりコスト効率が高く柔軟な定量アッセイを可能とし、ユニークな分子識別子(UMI)配列を導入する代替方法を提供する。結果として得られるプロトコルでは、個別の試料インデックス付けの要件が排除されるため、より短いリード長が可能になり、ショートリードとナノポアシーケンシングアプリケーションの両方に利点をもたらす。
(i)前記各試料中の各標的ヌクレオチド配列に、第1のプローブ、第2のプローブ、バーコードループオリゴ及び架橋オリゴ又はバーコードループオリゴにアニーリングして架橋オリゴ複合体を形成することができる複数の架橋オリゴヌクレオチド、を提供することであって、
前記第1のプローブは、前記第1のプローブの5’末端に第1の架橋オリゴ特異性配列、及び前記第1のプローブの3’末端に第1の標的特異性部分を含み、
前記第2のプローブは、前記第2のプローブの5’末端に第2の標的特異性部分、及び第2のプローブの3’末端に第2の架橋オリゴ特異性配列を含み、
前記バーコードループオリゴは、分子の5’末端から出発し、第3の架橋オリゴ特異性配列、バーコードループ配列、及び第4の架橋オリゴ特異性配列を含み、
前記架橋オリゴ又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドは、それぞれ前記第1のプローブ及び前記第2のプローブにおける前記第1の架橋オリゴ特異性配列及び前記第2の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列、及び、前記バーコードループオリゴにおける前記第3の架橋オリゴ特異性配列及び前記第4の架橋オリゴ特異性的配列に相補的な配列を含み、及び、
任意に、前記第1のプローブ、前記第2のプローブ、前記バーコードループオリゴ、前記架橋オリゴ、又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドのオリゴヌクレオチドのうちの少なくとも1つは、エンドヌクレアーゼの認識配列を含む、こと、
(ii)前記1以上の各標的ヌクレオチド配列について、前記第1のプローブ及び前記第2のプローブを、好ましくは別個のチューブ内の前記試料の各々について、前記バーコードループオリゴ及び前記架橋オリゴ又は複数のオリゴヌクレオチドと接触させることと、及び、ライゲーション複合体への自己アニーリングを可能にすること、
(iii)前記標的ヌクレオチド配列について試験される前記試料の各々に存在する核酸を、前記ライゲーション複合体と接触させることと、
(iv)前記第1のプローブ及び前記第2のプローブの各前記第1の標的特異性部分及び前記第2の標的特異性部分を、前記標的配列上の本質的に隣接する部分にハイブリダイズさせることと、それにより、複数のハイブリダイゼーション複合体を形成すること、
(v)任意に、前記複数の試料からの前記ハイブリダイゼーション複合体をプールすること、
(vi)前記ハイブリダイゼーション複合体中の前記プローブを、ライゲートされたライゲーション複合体に供給するためにライゲートすること、
(vii)置換ポリメラーゼによるローリングサークル増幅を使用して、1以上のライゲートされたライゲーション複合体から核酸を増幅すること、それによって一本鎖コンカテマー配列を得ること、
(viii)任意に、工程(i)において指定された認識配列が存在する場合、以下の方法で核酸断片を取得する工程を実行すること、
(a)工程(vii)で得られた一本鎖コンカテマー配列を切断すること、又は
(b)工程(vii)で得られた一本鎖コンカテマー配列を、エンドヌクレアーゼの認識配列を含む特定のオリゴヌクレオチドとアニーリングに供することであって、ここで前記オリゴヌクレオチドは、工程(i)で特定された認識配列とアニールし、その結果、エンドヌクレアーゼのための認識部位が得られ、及びアニーリングされた複合体を前記エンドヌクレアーゼで切断すること、
(ix)前記工程(vii)で得られた前記コンカテマー配列、又は前記工程(viii)で得られた前記核酸断片を、ハイスループットシーケンシング技術に供し、前記バーコード配列を決定すること、及び
(x)前記第1の標的特異性部分及び/又は前記第2の標的特異性部分の少なくとも一部、及び/又は、バーコードループオリゴ内のバーコードに対応するバーコード配列の少なくとも一部を決定することによって、複数の試料中の標的ヌクレオチド配列の存在及び/又は数を同定すること、である各工程を含み、
前記工程(v)及び(vi)が、任意の順序で実行され得る方法。
標的ヌクレオチド配列:標的ヌクレオチド配列という用語は、その検出が必要とされる目的の任意のヌクレオチド配列であり得る。所定のその用語は、連続するヌクレオチドの配列ならびに相補的配列を有する核酸分子を指すことが理解されうる。いくつかの態様における標的配列は、多型を表すか又は多型に関連するヌクレオチド配列である。
標的配列に相補的なオリゴヌクレオチドプローブのセクションは、試料中の各標的配列に対して、第1及び第2のプローブの対が提供されるように設計され、それによって各プローブがその末端に相補的なセクションを含み、その結果プローブはそれぞれ、それらの末端に標的配列の一部に相補的なセクションを含む。
さらに、本開示は、第1のプローブと第2のプローブを結合するために使用される架橋オリゴ又は架橋オリゴ複合体について記載する。
さらに、本開示は、1つ又は複数の架橋オリゴとハイブリダイズすることができる2つのセクションが隣接するループセクションを含むバーコードループオリゴを記載する。ループセクションは、1つ又は複数の架橋オリゴとハイブリダイズせず、バーコードを含む。
本開示はまた、ライゲーション依存性アッセイを活用することによって、多数の試料、好ましくは非常に多数の試料中の複数の遺伝子標的をプロファイリングする方法を提供する。
本開示は、複数の試料中の異なる標的核酸の照会を可能にする多重ライゲーション依存性プローブ増幅のための方法を提供する。
本発明の方法は、異なる標的核酸に対する複数の異なるプローブセットを提供する複数の試料中の1以上の標的ヌクレオチド配列の配列決定を可能にする。シーケンシングデータを処理する際に、試料プールから、遺伝子標的を同定するため、及び、個々の試料を絶対的に定量するために、固有配列識別子が使用される。
(i)前記各試料中の各標的ヌクレオチド配列に、第1のプローブ、第2のプローブ、バーコードループオリゴ及び架橋オリゴ又はバーコードループオリゴにアニーリングして架橋オリゴ複合体を形成することができる複数の架橋オリゴヌクレオチド、を提供することであって、
前記第1のプローブは、前記第1のプローブの5’末端に第1の架橋オリゴ特異性配列、及び前記第1のプローブの3’末端に第1の標的特異性部分を含み、
前記第2のプローブは、前記第2のプローブの5’末端に第2の標的特異性部分、及び第2のプローブの3’末端に第2の架橋オリゴ特異性配列を含み、
前記バーコードループオリゴは、分子の5’末端から出発し、第3の架橋オリゴ特異性配列、バーコードループ配列、及び第4の架橋オリゴ特異性配列を含み、
前記架橋オリゴ又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドは、それぞれ前記第1のプローブ及び前記第2のプローブにおける前記第1の架橋オリゴ特異性配列及び前記第2の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列、及び、前記バーコードループオリゴにおける前記第3の架橋オリゴ特異性配列及び前記第4の架橋オリゴ特異性的配列に相補的な配列を含み、及び、
任意に、前記第1のプローブ、前記第2のプローブ、前記バーコードループオリゴ、前記架橋オリゴ、又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドのオリゴヌクレオチドのうちの少なくとも1つは、エンドヌクレアーゼの認識配列を含む、こと、
(ii)前記1以上の各標的ヌクレオチド配列について、前記第1のプローブ及び前記第2のプローブを、好ましくは別個のチューブ内の前記試料の各々について、前記バーコードループオリゴ及び前記架橋オリゴ又は複数のオリゴヌクレオチドと接触させること、及び、ライゲーション複合体への自己アニーリングを可能にすること、
(iii)前記標的ヌクレオチド配列について試験される前記試料の各々に存在する核酸を、前記ライゲーション複合体と接触させること、
(iv)前記第1のプローブ及び前記第2のプローブの各前記第1の標的特異性部分及び前記第2の標的特異性部分を、前記標的配列上の本質的に隣接する部分にハイブリダイズさせること、それにより、ハイブリダイゼーション複合体(又は任意に、単数のハイブリダイゼーション複合体)を形成すること、
(v)任意に、前記複数の試料からの前記ハイブリダイゼーション複合体をプールすること、
(vi)前記ハイブリダイゼーション複合体中の前記プローブを、ライゲートされたライゲーション複合体に供給するためにライゲートすること、
(vii)置換ポリメラーゼによるローリングサークル増幅を使用して、1以上のライゲートされたライゲーション複合体から核酸を増幅すること、それによって一本鎖コンカテマー配列を得ること、
(viii)任意に、工程(i)において指定された認識配列が存在する場合、以下の方法で核酸断片を取得する工程を実行すること、
(a)工程(vii)で得られた一本鎖コンカテマー配列を切断すること、又は
(b)工程(vii)で得られた一本鎖コンカテマー配列を、エンドヌクレアーゼの認識配列を含む特定のオリゴヌクレオチドとアニーリングに供することであって、ここで前記オリゴヌクレオチドは、工程(i)で特定された認識配列とアニールし、その結果、エンドヌクレアーゼのための認識部位が得られ、及びアニーリングされた複合体を前記エンドヌクレアーゼで切断すること、
(ix)前記工程(vii)で得られた前記コンカテマー配列、又は前記工程(viii)で得られた前記核酸断片を、ハイスループットシーケンシング技術に供し、前記バーコード配列を決定すること、及び
(x)前記第1の標的特異性部分及び/又は前記第2の標的特異性部分の少なくとも一部、及び/又は、バーコードループオリゴ内のバーコードに対応するバーコード配列の少なくとも一部を決定することによって、複数の試料中の標的ヌクレオチド配列の存在及び/又は数を同定すること、である各工程を含み、
前記工程(v)及び(vi)が、任意の順序で実行され得る方法。
第1のプローブ、第2のプローブ及びバーコードループオリゴは、1以上の架橋プローブにハイブリダイズして、ライゲーション複合体を形成する。
サンプルDNA又はRNA上に標的識別部位を有するライゲーション複合体(1つ以上のバーコード配列を含む)は、クエリサンプルの相補的標的配列に対してハイブリダイズすることができる。
ハイブリダイゼーション後、第1のプローブと第2のプローブはDNAリガーゼによって化学的又は酵素的にライゲーションされ、ライゲートされたライゲーション複合体を形成する。
本発明では、複数の、そのようなライゲートされたライゲーション複合体のが、分析される複数の試料における試料分析中に形成されるであろう。
一実施形態では、試料は、事前に核酸を精製又は濃縮せずに使用される。別の実施形態では、例えば、細胞を溶解して核酸を露出させる等の試料の前処理をしてもよい。
患者の血液中のDNAの画分は、例えば、アポトーシス/壊死癌細胞から、又は胎児及び/又は母体由来の母体血液中のDNAの画分から得ることができる。
さらに、分析の結果を使用して、例えば、所定のタイプの癌に対する個体のリスク、所定の癌に対する所定の治療の有効性の判定、腫瘍における薬物耐性関連変異の発生、又は一般的なトリソミーダウン症候群、パトウ症候群及びエドワーズ症候群などの遺伝性障害を有する胎児のリスク等を評価する。特定の実施形態では、方法は、各標的ヌクレオチド配列に対して、複数の異なるプローブセットを提供することを含む。
バーコードを使用して、試験したすべての試料のすべてのライゲーション複合体内の複合体を一意に定義できる。バーコードループオリゴは、任意の適切な長さを有してもよく、例えば、長さが30から100bpの間、例えば長さが40から60bpの間であってもよい。
一実施形態では、認識配列は、EcoRIなどの制限エンドヌクレアーゼの認識配列である。
別の実施形態では、認識配列は、I-CeuIなどのホーミングエンドヌクレアーゼの認識配列である。
別の実施形態では、認識配列は、誘導されたDNAaseI又はCRISPR-Cas様切断システムの認識配列である。
別の実施形態では、認識配列はニッキングエンドヌクレアーゼの認識配列である。
さらなる実施形態において、前記バーコードループオリゴは、二本鎖エンドヌクレアーゼ認識部位が得られるように互いにアニーリングすることができる2つの認識配列を含む。
さらなる実施形態では、この方法は、上で特定した工程(viii)を含まないが(代わりに)、工程(vii)と(ix)の間に、バーコードループオリゴ内の2つの認識配列をアニールさせること、及び、得られた二本鎖エンドヌクレアーゼ認識部位を、前記認識部位に対する特異性を有するニッキングエンドヌクレアーゼなどのエンドヌクレアーゼで切断することの工程を含む。
当技術分野で知られている任意の適切な捕捉部分をこの目的のために使用することができる。よく知られている適切な例は、ストレプトアビジンでコーティングされた磁気ビーズを使用したビオチン化分子の捕捉である。
従って、一実施形態では、第1の捕捉部分はビオチン部分であり、磁気ビーズなどの固体支持体に結合したストレプトアビジン又はアビジン部分(第2の捕捉部分)と相互作用することができる。
他のオプションには、ストレプトアビジン/アビジンとの結合に使用できるデュアルビオチン、デスチオビオチン、光切断性ビオチン(photocleavable biotin)などのビオチン誘導体が含まれる。
さらなるオプションには、アクリダイト(acrydite)/アクリルアミド結合にはチオール基とアクリダイト基、クリックケミストリーにはアルキン基とアジド基、及び抗ジゴキシゲニン抗体結合にはジゴキシゲニンの使用などが含まれる。
結合パートナーは、ビーズ(磁性又はその他)又は固体支持体などの任意の固体表面上に提供されうる。
従って、本発明の一実施形態の方法では、第1のプローブ、第2のプローブ、バーコードループオリゴ、又は1つ以上の架橋オリゴのうちの少なくとも1つは第1の捕捉部分を含み、及び、工程(iv)と(v)の間に、ハイブリダイゼーション複合体を第2の捕捉部分を含む固体支持体と接触させ、ハイブリダイゼーション複合体(複数可)が固体支持体に結合するように第1の捕捉部分と第2の捕捉部分を相互作用させ、固体支持体に結合していない試料の成分から固体支持体に結合したハイブリダイゼーション複合体を分離することを含む中間工程(iv)(a)が実行される。
プローブ結合を増加させる化学修飾には、リボ核酸、ペプチド核酸、及びロックド核酸(例えば、参照により本明細書に組み込まれる国際公開第2019/038372号公報の図3に示される)が含まれるが、これらに限定されない。
一実施形態では、第1のプローブ、第2のプローブ、バーコードループオリゴ、又はこれらの3つすべての架橋部分は、1以上の架橋オリゴへの結合を改善させるための化学修飾された塩基を含む。
別の実施形態では、第1の標的特異性部分、第2の標的特異性部分、第1の架橋オリゴ特異性配列、第2の架橋オリゴ特異性配列、第3の架橋オリゴ特異性配列及び/又は第4の架橋オリゴ特異性配列は、互いに独立して、1以上の化学的に修飾されたヌクレオチドを含有する。特定の実施形態では、化学修飾は、隣接するプローブを化学的ライゲーションを可能にする。
(i)1~5個の3’突出塩基(すなわち、第2のプローブと二重らせんを形成しない追加の塩基)、及び/又は
(ii)3’リン酸、及び/又は
(iii)3’末端から3つの位置内の1以上のホスホロチオエート修飾
を含む。
架橋オリゴ及びバーコードループは、第1及び第2のプローブとアニーリングする前にプレアニーリングされてもよく、又はすべてのアニーリング工程が一度に行われてもよい。
架橋が1つのオリゴではなく、バーコードループオリゴにアニーリングして架橋オリゴ複合体を形成することができる2つのオリゴヌクレオチドなどの複数のオリゴヌクレオチドである実施形態では(本書では2Bに示す)、
複数のオリゴヌクレオチドは、第1及び第2のプローブとアニーリングする前に、バーコードループオリゴとプレアニーリングされてもよく、又は、全てのアニーリング工程が一度に行われてもよく、又は、バーコードループオリゴは、標的の捕捉中にプレアニーリングされたプローブ複合体にアニーリングされることができる。
その後、固体支持体に連結されていない試料の成分から、固体支持体に連結したハイブリダイゼーション複合体を分離する。
固体支持体が磁性ビーズである場合、磁石を用いてビーズを固定化し、残った液体試料を除去してもよい。任意に、洗浄工程は次の工程の前に行われる。
ポリメラーゼは、架橋オリゴ配列(複数可)に相補的なヌクレオチド(a)を追加し、それによって、第1のプローブ、第2のプローブとバーコードループオリゴとの間のギャップを埋め、その結果プローブがライゲーションされ、バーコードループオリゴが架橋相補鎖に組み込まれる。
架橋オリゴ又は架橋オリゴ複合体は、第1のプローブ又は第2のプローブに存在する標的配列識別子配列が架橋オリゴ又は架橋オリゴ複合体に組み込まれるように、ライゲートされたプローブに相補的な5’部位又は3’部位から伸長される
好ましくは、第1のプローブの第2のプローブへのライゲーションを、両方が標的配列にアニーリングされている場合、妨害しないために、二本鎖DNAを分解しないポリメラーゼ、例えばTaqポリメラーゼなどが使用される。
一実施形態では、架橋オリゴ、又は複数の架橋オリゴヌクレオチドのうちの1つ以上のオリゴヌクレオチドは、第1のプローブ、第2のプローブ、又はバーコードループオリゴに相補的でない領域に、標的列挙のための分子バーコードとしての使用に適したランダム配列の組み込みを許すために、複数のユニバーサル塩基類似体を含む。
このような実施形態では、工程(vi)の一部として、そのようなランダム配列を生成するために、ポリメラーゼ及びヌクレオチドを使用してギャップ充填工程が実施される。実施形態において、複数のユニバーサル塩基類似体は、複数の5-ニトロインドールである。
このような実施形態では、前記増幅テンプレートは、工程(vii)において鎖置換ポリメラーゼを用いたローリングサークル増幅によって増幅される。
(a)工程(vii)で得られた一本鎖コンカテマー配列を切断する、又は
(b)工程(vii)で得られた一本鎖コンカテマー配列を、エンドヌクレアーゼの認識配列を含む特定のオリゴヌクレオチドとアニーリングさせ、ここで、オリゴヌクレオチドは、エンドヌクレアーゼの認識部位が得られるように、工程(i)で特定された認識配列とアニールし、アニーリングされた複合体を前記エンドヌクレアーゼで切断する。
本発明の方法のいくつかの他の実施形態では、第1の捕捉部分と第2の捕捉部分との間の相互作用は、工程(v)の直後、工程(vi)の後、又は工程(vii)の後に中断される。例えば、第1の捕捉部分がビオチンであり、第2の捕捉部分がストレプトアビジンである場合には、過剰な可溶性ビオチンを添加することによって相互作用を中断することができる。ストレプトアビジンが磁性粒子に結合している場合は、磁石を使用して除去できる。
好ましくは、遺伝子標的列挙は、標的あたりの及び試料あたりの分子バーコードの数を数えることによって可能になる。試料を配列データから解き(デコンボリューテッドされde-convoluted)、DNA配列決定後に配列表的をインシリコ(in silico)で定量する。
本発明の別の態様は、本発明の方法により、ワークフローの初期段階での試料のインデックス作成により複数の試料をプールできるようになり、アッセイのコストと速度が向上することである。
本発明の別の態様は、本発明の方法が、ヒト及び動物の集団を含み、大量の未精製試料材料を含む複数の試料中の複数の核酸標的の正確かつ大規模に並行した定量を可能にすることである。
上述したように、好ましい実施形態では、尿試料などの試料は、事前に核酸を精製又は濃縮せずに使用される。別の実施形態では、試料を前処理してもよく、例えば、細胞を溶解して核酸を露出させる。
本発明の1つの特定の利点は、独自のプローブ設計、すなわちプローブトリプレットを使用して、目的の標的配列の検出及び増幅を可能にすることである。プローブは、アニーリング及び結合効率を改善する特別に配置された修飾ヌクレオチドを用いて設計される。結合特性の改善は、アッセイの特異性、感度及び精度を向上させる。
本発明の方法は、遺伝変異体の研究にも適用可能であり、これらに限定されないが、SNP及び/又はインデルなど、1以上の配列及び/又は多型についての試料の遺伝子型同定、癌診断、又は母体血液からの胎児染色体障害等を含む、診断及び予後への適用が見出される。好ましい実施形態では、2つ以上の試料又は2つ以上の遺伝子座/対立遺伝子組み合わせについて、バーコード配列は、SNP及び/又はインデルなどの1以上の配列及び/又は多型について試料の遺伝子型を同定するために使用される。
前記第1のプローブは、第1のプローブの5’末端において第1の架橋オリゴ特異性配列と、第1のプローブの3’末端に第1の標的特異性部分を含み、
前記第2のプローブは、第2のプローブの5’末端において第2の標的特異性配列と、第2のプローブの3’末端に第2の架橋オリゴ標的特異性部分を含み、
前記バーコードループオリゴは、分子の5’末端から出発し、第3の架橋オリゴ特異性配列、バーコードループ配列、及び、第4の架橋オリゴ特異性配列を含み、
架橋オリゴ又は複数の架橋オリゴヌクレオチドは、それぞれ第1のプローブ及び第2のプローブにおける第1の架橋オリゴ特異性配列及び第2の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列、ならびにバーコードループオリゴ中の第3の架橋オリゴ特異性配列及び第4の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列を含み、
選択的に、第1のプローブ、第2のプローブ、バーコードループオリゴ、架橋オリゴ、又は複数の架橋オリゴヌクレオチドのオリゴヌクレオチドのうちの少なくとも1つは、エンドヌクレアーゼに対する認識配列を含み、及び、
選択的に、パーツのキットは、前記エンドヌクレアーゼに対する認識部位が得られるように、前記認識配列とアニーリングすることができるオリゴヌクレオチドをさらに含む。
好ましくは、第1のプローブの3’末端又は第2のプローブの5’末端、又はその両方は、第1のプローブの第2のプローブへの化学的ライゲーションを可能にするために修飾される。
本発明は、分子生物学、進化生物学、メタゲノミクス、遺伝子型同定の分野、より具体的には、しかし、これらに限定されないが、SNP及び/又はインデルなどのような1以上の配列及び/又は多型についての試料の遺伝子型の同定を含むがこれに限定されない、癌診断又は胎児染色体障害等の分野における応用を見出すことである。
1.プローブ複合体の形成
プローブ複合体は、ゲノムターゲティング、サンプルインデックス付け、及びイルミナシーケンシングライブラリの構築に必要な配列を含む。
(a)分子の5’末端から出発し、第1の架橋オリゴ特異性配列と、第1のプローブの3’末端にある第1の標的特異性部分とを有する第1のプローブ、
(b)分子の5’末端から出発し、第2の標的特異性部分、第2の配列バーコード、及び第2のプローブの3’末端にある第2の架橋オリゴ特異性配列を有する第2のプローブ、
(c)第1のプローブ及び第2のプローブのそれぞれにおける第1の架橋オリゴ特異性配列及び第2の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列を有する架橋オリゴ、及び、
(d)架橋オリゴに相補的な配列を有するループオリゴ。
対象となる変異を含む特定のゲノム領域が標的になる。精製されたDNA(組織、血漿、尿、唾液から等)を試料として使用することも、精製せずに煮沸及び/又は遠心分離などの前処理のみを行った試料を使用することもできる。
プローブ複合体は、塩基配列の相補的相互作用を介して標的領域にハイブリダイズされる。標的捕捉を開始するには、反応プローブと標的DNAを混合し、サーマルサイクラー内でインキュベートする(表2の標的捕捉及びギャップ充填プログラム)。プレアニーリングされたバーコードループ(各試料の特定のインデックスシーケンスを含む)がターゲティング反応に追加される。
標的を捕捉した後、別々のターゲティング反応から得たプローブ複合体をプールし、続いてPhusion DNA ポリメラーゼ、ヌクレオチド、Ampligase DNAリガーゼの組み合わせを加え、+45℃で45分間インキュベートすることによって伸長及びライゲーションする。
ギャップ充填後、1μlの熱不安定性エキソヌクレアーゼ1(NEB、#M0568L)と1μlのRecJFエキソヌクレアーゼ(NEB、#M0264L)を加え、+37℃で30分間インキュベートすることにより線状分子を除去する。エキソヌクレアーゼは、+92℃で12分間インキュベートすることにより不活化される。
伸長とライゲーションの後、環状プローブ分子はローリングサークル増幅(RCA)に供される。RCA反応では、標的捕捉反応をEquipPhi29(Thermo Scientific)ポリメラーゼを含むRCA反応ミックスと混合する。反応物を+42℃で30分~2時間インキュベートする。RCA反応後、Qubit蛍光光度計で一本鎖DNA(ssDNA)の濃度を測定することで反応効率が分析される。
RCA反応により、標的ライブラリの複数のコピーを有する長いコンカテマーssDNA分子が生成される。各完全なターゲットライブラリは、EcoRI制限酵素認識配列によって分離されている。この配列により、EcoRI制限酵素認識配列を含む特定のオリゴヌクレオチドとのアニーリングによる長いコンカテマーの配列特異性な切断と、準備ができたターゲットライブラリの解放が可能になる。RCA製品はEcoRIで+37℃で1時間消化される。
消化されたRCA生成物は、PCR反応でシーケンスライブラリに拡張され、適切なプローブに存在する短縮されたシーケンスアダプターがフローセル互換性の全長シーケンスアダプターに拡張される。
ライブラリPCR後、電気泳動又はサイズ選択ビーズ(Macherey Nagel NucleoMagなど)を使用してアガロースゲルからライブラリ分子を抽出することにより、ライブラリ分子が精製される。
精製されたMiSeq又はiSeq100互換性ライブラリは、最先端のシーケンシング機器を使用して配列解析される。重要なことに、ライブラリは、簡単なオリゴヌクレオチド修飾によって、利用可能な任意のシーケンシング プラットフォームに適合するように変換できる。シーケンスデータは、UnixコマンドラインツールとPython及びRプログラミング言語を組み合わせて使用して処理される。
要約すると、配列処理の理論的根拠は、各リード内のプローブ配列を特定し、それらの間のゲノム領域を配列決定し、及び各遺伝子標的に関連する分子バーコードの数をカウントすることである。
最初の実験では、プローブミックスは5つの別々の試料に含まれる4つのループインデックス付きプローブ複合体のコレクションであり、最初の4つの試料は単一のループインデックスを持ち、5番目の試料は1~4をプールした試料であった。それらは4つの遺伝子融合を標的としていた。標的オリゴヌクレオチドは、各標的の識別を可能にする固有の認識配列を持っていた。
試料として、3つの合成標的オリゴヌクレオチドを対数的に増加する濃度で混合した。標的捕捉、伸長及びライゲーション反応、ローリングサークル増幅、その後のEcoRIによる消化、及びライブラリ調製PCRを上記のように実施した。結果として得られるシーケンスライブラリの例を図3に示す。
準備されたライブラリはMiSeq及びiSeq100機器で配列決定され、各リード内のプローブ配列を照合し、プローブ配列間のゲノム配列領域を同定し、分子バーコードを計数することにより、配列データ内の標的領域を検出した。計数データは、プールされたループオリゴ分子の割合を正確に反映していた(図4)。
図1は、詳細な説明に記載の発明の一実施形態のワークフローを示す。工程1では、試料(102)内の核酸(DNA又はRNA)をライゲーション複合体のセット(104)と接触させる。ライゲーション複合体は標的核酸上でアニールする(106)。工程2では、必要に応じて、標的に結合したライゲーション複合体が試料材料から捕捉され、試料の不純物が残される(103)。
工程3では、複数の試料(110)からのライゲートされたライゲーション複合体が共にプールされる(112)。
工程4では、アニーリングされ、プールされたライゲーション複合体がライゲーションされ、ライゲートされたライゲーション複合体が得られる。
工程5では、phi29ポリメラーゼ又は他の鎖置換ポリメラーゼを使用するローリングサークル増幅によって、プローブ配列が増幅され、プローブの長いコンカテマーコピーが得られる(116)。
工程6では、コンカテマープローブのコピーは、必要に応じて、EcoRIなどの制限エンドヌクレアーゼ又はI-CeuIなどのホーミングヌクレアーゼを使用してモノマー単位に切断され、必要に応じてPCR又はエマルジョンPCR(117)を使用してさらに増幅される。
工程7では、次世代DNAシーケンスを使用して、増幅されたDNAのシーケンスが行われる。
工程8では、バイオインフォマティックパイプラインを使用して、DNAシーケンスの結果がターゲット数に変換される。
ここで、プローブ複合体は、第1のプローブとバーコードループオリゴ(210と213)の間、第2のプローブとバーコードループオリゴ(207と215)の間、及び第1と第2のプローブ(203と204)の間にギャップ又は切れ目(ニック)を含む。
これらのギャップは、ポリメラーゼと1つ以上のヌクレオチドを導入することによって埋められる。このプロセスには、Stoffelフラグメント、Taqポリメラーゼ又はPhusionポリメラーゼと、AmpligaseなどのDNAリガーゼの混合物を使用できる。ポリメラーゼはこれらのギャップを埋め、その後のDNAリガーゼの作用により、プローブ、架橋、及びバーコードループオリゴが環状複合体にライゲーションされる。
これらのギャップは、ポリメラーゼと1つ以上のヌクレオチドを導入することによって埋められる。このプロセスには、Stoffelフラグメント、Taqポリメラーゼ又はPhusionポリメラーゼと、AmpligaseなどのDNAリガーゼの混合物を使用できる。ポリメラーゼはこれらのギャップを埋め、その後のDNAリガーゼの作用により、プローブ、架橋、及びバーコードループオリゴが環状複合体にライゲーションされる。
Claims (17)
- 複数の試料中の1以上の標的ヌクレオチド配列をハイスループット検出する方法であって、該方法は、
(i)前記各試料中の各標的ヌクレオチド配列に、第1のプローブ、第2のプローブ、バーコードループオリゴ及び架橋オリゴ又はバーコードループオリゴにアニーリングして架橋オリゴ複合体を形成することができる複数の架橋オリゴヌクレオチド、を提供することであって、
前記第1のプローブは、前記第1のプローブの5’末端に第1の架橋オリゴ特異性配列、及び前記第1のプローブの3’末端に第1の標的特異性部分を含み、
前記第2のプローブは、前記第2のプローブの5’末端に第2の標的特異性部分、及び第2のプローブの3’末端に第2の架橋オリゴ特異性配列を含み、
前記バーコードループオリゴは、分子の5’末端から出発し、第3の架橋オリゴ特異性配列、バーコードループ配列、及び第4の架橋オリゴ特異性配列を含み、
前記架橋オリゴ又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドは、それぞれ前記第1のプローブ及び前記第2のプローブにおける前記第1の架橋オリゴ特異性配列及び前記第2の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列、及び、前記バーコードループオリゴにおける前記第3の架橋オリゴ特異性配列及び前記第4の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列を含み、及び、
前記第1のプローブ、前記第2のプローブ、前記バーコードループオリゴ、前記架橋オリゴ、又は複数の架橋オリゴヌクレオチドのオリゴヌクレオチドのうちの少なくとも1つは、エンドヌクレアーゼの認識配列を含むこと、
(ii)前記1以上の各標的ヌクレオチド配列について、前記第1のプローブ及び前記第2のプローブを、別個のチューブ内の前記試料の各々について、前記バーコードループオリゴ及び前記架橋オリゴ又は複数のオリゴヌクレオチドと接触させること、及び、前記第1のプローブ、前記第2のプローブ、前記バーコードループオリゴ、前記架橋オリゴ又は複数のオリゴヌクレオチドとをアニーリングしてライゲーション複合体を形成すること、
(iii)前記標的ヌクレオチド配列について試験される前記試料の各々に存在する核酸を、前記ライゲーション複合体と接触させること、
(iv)前記第1のプローブ及び前記第2のプローブの各前記第1の標的特異性部分及び前記第2の標的特異性部分を、前記標的ヌクレオチド配列上の直接隣接する部分又は最大500塩基離れて隣接する部分にハイブリダイズさせること、それにより、複数のハイブリダイゼーション複合体を形成すること、
(v)前記複数の試料からの前記ハイブリダイゼーション複合体をプールすること、
(vi)前記ハイブリダイゼーション複合体中の前記プローブを、ライゲートされたライゲーション複合体に供給するためにライゲートすること、
(vii)鎖置換ポリメラーゼによるローリングサークル増幅を使用して、1以上のライゲートされたライゲーション複合体から核酸を増幅することと、それによって一本鎖コンカテマー配列を得ること、
(viii)選択的に、工程(i)において指定された認識配列が存在する場合、以下の方法で核酸断片を取得する工程を実行すること、
(a)工程(vii)で得られた一本鎖コンカテマー配列を切断すること、又は
(b)工程(vii)で得られた一本鎖コンカテマー配列を、エンドヌクレアーゼの認識配列を含む特定のオリゴヌクレオチドとアニーリングに供することであって、ここで前記オリゴヌクレオチドは、工程(i)で特定された認識配列とアニールし、その結果、エンドヌクレアーゼのための認識部位が得られ、及びアニーリングされた複合体を前記エンドヌクレアーゼで切断すること、
(ix)前記工程(vii)で得られた前記コンカテマー配列、又は前記工程(viii)で得られた前記核酸断片を、ハイスループットシーケンシング技術に供し、バーコード配列を決定すること、及び、
(x)前記第1の標的特異性部分及び/又は前記第2の標的特異性部分の少なくとも一部、及び/又は、バーコードループオリゴ内のバーコードに対応するバーコード配列の少なくとも一部を決定することによって、複数の試料中の標的ヌクレオチド配列の存在及び/又は数を同定すること、である各工程を含み、
上記(viii)が選択的に含まれない場合、
前記バーコードループオリゴは、エンドヌクレアーゼに対する1つ又は複数の認識配列を含み、前記バーコードループオリゴは、二本鎖エンドヌクレアーゼ認識部位が得られるように互いにアニーリングすることができる2つの認識配列を含み、
前記工程(vii)と(ix)の間に、前記バーコードループオリゴ中の前記2つの認識配列をアニーリングさせ、及び、得られた二本鎖エンドヌクレアーゼ認識部位を、前記認識部位に対して特異性を有するエンドヌクレアーゼで切断する工程を含み、
前記工程(v)及び(vi)が、任意の順序で実行され得る方法。 - 前記架橋オリゴ又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドのうちの1つ以上のオリゴヌクレオチドは、前記第1のプローブ、前記第2のプローブ、又は前記バーコードループオリゴに相補的でない領域に、標的列挙のための分子バーコードとしての使用に適したランダム配列の組み込みを可能にする複数のユニバーサル塩基類似体を含み、前記複数のユニバーサル塩基類似体は、複数の5-ニトロインドールであり、
前記工程(vi)の一部として、そのようなランダム配列を生成するために、ポリメラーゼ及びヌクレオチドを使用してギャップ充填工程が実行される、請求項1に記載の方法。 - 前記第1のプローブ、前記第2のプローブ、又は前記架橋オリゴ又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドのうちの1つのオリゴヌクレオチドは、配列バーコードをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 工程(v)の後であり且つ工程(vii)の前に、工程(a)及び工程(b)が実行され、
工程(a)は、前記ライゲートされたライゲーション複合体を標的ヌクレオチド配列から解離させることを含み、工程(b)は、標的ヌクレオチド配列に対応する配列を含む標的特異性プローブを添加することを含み、
前記標的特異性プローブは、前記ライゲートされたライゲーション複合体とアニーリングすることができ、前記標的特異性プローブが前記ライゲートされたライゲーション複合体にアニーリングすることを可能にし、それにより、増幅テンプレートを形成し、及び、
工程(vii)において、前記増幅テンプレートは、鎖置換ポリメラーゼを用いたローリングサークル増幅によって増幅される、請求項1に記載の方法。 - 前記第1のプローブ、前記第2のプローブ、前記バーコードループオリゴ、前記架橋オリゴ、又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドのうちのオリゴヌクレオチドのうちの少なくとも1つは、第1の捕捉部分を含み、
工程(iv)と(v)の間で、前記ハイブリダイゼーション複合体を第2の捕捉部分を含む固体支持体に接触させ、
前記第1の捕捉部分と前記第2の捕捉部分は、ハイブリダイゼーション複合体が固体支持体に結合するように相互作用し、
固体支持体に結合した前記ハイブリダイゼーション複合体を固体支持体に結合していない試料の成分から分離することを含む中間工程(iv)(a)が実行される、請求項1に記載の方法。 - 前記複数の試料が、血液試料、唾液試料、尿試料、又は糞便試料を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記架橋オリゴ又は複数の架橋オリゴヌクレオチドのうちのオリゴヌクレオチドが、
(i)1~5個の3’突出塩基、及び/又は
(ii)3’リン酸、及び/又は
(iii)3’末端から3つの位置内の1以上のホスホロチオエート修飾
を含む請求項1に記載の方法。 - 前記第1のプローブの3’末端又は第2のプローブの5’末端、又はその両方が、第1のプローブの第2のプローブへの化学的ライゲーションを可能にするように修飾される請求項1に記載の方法。
- 前記第1のプローブ又は前記第2のプローブ、又はその両方の架橋部分、又は前記バーコードループオリゴ、前記架橋オリゴもしくは前記複数の架橋オリゴヌクレオチドのうちの1つのオリゴヌクレオチドが、前記架橋オリゴ又は架橋オリゴ複合体への結合を改善させる化学修飾された塩基を含む請求項1に記載の方法。
- 前記第1の標的特異性部分、前記第2の標的特異性部分、前記第1の架橋オリゴ特異性配列、及び/又は前記第2の架橋オリゴ特異性配列が、互いに独立して、1以上の化学的に修飾されたヌクレオチドを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記架橋オリゴ又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドのオリゴヌクレオチドが1以上の化学的に修飾されたヌクレオチドを含む、請求項1に記載の方法。
- 工程(vii)は、phi29ポリメラーゼ又はBstポリメラーゼを使用して実行される、請求項1に記載の方法。
- PCR増幅が、前記第1及び前記第2のプローブのユニバーサル部分に結合するプライマーを使用して工程(ix)の直前に実行され、
前記プライマーが、工程(ix)における後続の配列決定のためのアダプターを含む、請求項1に記載の方法。 - 工程(ix)の配列決定はナノポア配列決定を使用して実行され、
工程(vii)で得られた前記コンカテマー配列は、転位複合体を使用して断片化される、請求項1に記載の方法。 - 遺伝子標的列挙が、標的当たりの、及び試料当たりの分子バーコードの数を数えることによって可能になる、請求項1に記載の方法。
- 2つ以上の試料について、又は2つ以上の遺伝子座/対立遺伝子の組み合わせについて、バーコード配列は、SNP及び/又はインデルの1つ以上の配列及び/又は多型について試料の遺伝子型を特定するために使用される、請求項1に記載の方法。
- 複数の試料中の1以上の標的ヌクレオチド配列をハイスループット検出する方法に使用される複数の容器を含むパーツのキットであって、
少なくとも1つの容器は、第1のプローブ及び第2のプローブの1以上のセットを含み、少なくとも1つの容器が、バーコードループオリゴを含み、及び少なくとも1つの容器が、1以上の架橋オリゴ、又はバーコードループオリゴと共に架橋オリゴ複合体を形成することができる複数の架橋オリゴヌクレオチドを含み、
前記第1のプローブは、第1のプローブの5’末端の第1の架橋オリゴ特異性配列、及び第1のプローブの3’末端の第1の標的特異性部分を含み、
前記第2のプローブは、第2のプローブの5’末端の第2の標的特異性部分、及び第2のプローブの3’末端の第2の架橋オリゴ特異性配列を含み、
前記バーコードループオリゴは、分子の5’末端から出発し、第3の架橋オリゴ特異性配列、バーコードループ配列及び第4の架橋オリゴ特異性配列を含み、
前記架橋オリゴ又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドは、それぞれ第1のプローブ及び第2のプローブにおける第1の架橋オリゴ特異性配列及び第2の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列、及びバーコードループオリゴ中の第3の架橋オリゴ特異性配列及び第4の架橋オリゴ特異性配列に相補的な配列を含み、
前記第1のプローブ、前記第2のプローブ、前記バーコードループオリゴ、前記架橋オリゴ、又は前記複数の架橋オリゴヌクレオチドのうちのオリゴヌクレオチドのうちの少なくとも1つは、エンドヌクレアーゼの認識配列を含み、及び、
パーツのキットは、前記エンドヌクレアーゼの認識部位が得られるように、前記認識配列とアニーリングすることができるオリゴヌクレオチドをさらに含む、キット。
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