JP7745810B1 - 潅水モニタリング装置、潅水モニタリングシステム、水充填量推定方法、潅水モニタリング方法及び水充填量推定プログラム - Google Patents

潅水モニタリング装置、潅水モニタリングシステム、水充填量推定方法、潅水モニタリング方法及び水充填量推定プログラム

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JP7745810B1 JP2025517697A JP2025517697A JP7745810B1 JP 7745810 B1 JP7745810 B1 JP 7745810B1 JP 2025517697 A JP2025517697 A JP 2025517697A JP 2025517697 A JP2025517697 A JP 2025517697A JP 7745810 B1 JP7745810 B1 JP 7745810B1
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Abstract

潅水モニタリング装置(500)は、領域の指定を受け付ける領域受付部(511)と、受け付けた領域を含む範囲が観測衛星によって観測された画像データであって、地表の水域特定に使用される画像データである水域特定データを取得する水域特定データ取得部(512)と、水域特定データを解析することによって潅水している水田の領域である潅水領域を特定し、特定した潅水領域における地下水量への水の充填量を、潅水に起因する起因充填量として、水量を推定する推定モデルから推定する充填量推定部(513)と、を備える。潅水モニタリング装置(500)により、冬季潅水に起因して地下水として充填される水量を推定する装置を提供できる。

Description

本開示は、稲作が行われていない冬季の水田への潅水をモニタリングする、潅水モニタリング装置、潅水モニタリングシステム、水充填量推定方法、潅水モニタリング方法及び水充填量推定プログラムに関する。
半導体市場は、デジタル化及び通信、自動車のような業界の需要高まりにより、今後、大規模に成長すると予測される。ここで、半導体生産には大量の地下水を必要とする。特に主要企業が集中するような地域では、大量使用による地下水資源の減少と、地下水資源の減少に伴う地盤沈下とが懸念される。
地下水減少の対策として、水田への冬季潅水がある。この冬季潅水に関して、地下水取得に対して、どの程度の水量が地下水へ充填されたかを推定することが望まれる。
特許文献1には湛水領域を推定する技術の開示があるが、領域の推定に止まり、湛水領域において地下水へと充填される水量を推定する技術の開示はない。
また、冬季潅水ではメタンガスの発生が予想される。メタンガスは、地球温暖化の要因の一つとして、低減要求がある。
特許文献1には発生するメタンガス量を推定する技術の開示はあるが、冬季のデータに基づく推定ではないため、冬季潅水で発生するメタンガス量を推定するには精度の課題がある。
特開2023-174067号公報
本開示は、冬季潅水に起因して地下水へ充填される水量を推定する技術の提供を目的とする。
本開示に係る潅水モニタリング装置は、
領域の指定を受け付ける領域受付部と、
受け付けた前記領域を含む範囲が観測衛星によって観測された画像データであって、地表の水域特定に使用される画像データである水域特定データを取得する水域特定データ取得部と、
前記水域特定データを解析することによって潅水している水田の領域である潅水領域を特定し、特定した前記潅水領域における地下水量への水の充填量を、潅水に起因する起因充填量として、水量を推定する推定モデルから推定する充填量推定部と、
を備える。
本開示に係る潅水モニタリング装置は、充填量推定部を備えるので、冬季潅水によって地下水量へ充填される水量を推定する技術を提供できる。
実施の形態1の図で、潅水モニタリングシステム1000のシステム構成図。 実施の形態1の図で、潅水モニタリングシステム1000によって構築される水収支モデル2000を示す図。 実施の形態1の図で、他者と潅水モニタリング装置500とのやり取りを示す図。 実施の形態1の図で、冬季潅水による充填を示す図。 実施の形態1の図で、潅水モニタリング装置500のハードウェア構成図。 実施の形態1の図で、冬季潅水の概要を示すシーケンス図。 実施の形態1の図で、ステップS20の詳細を示すフローチャート。 実施の形態1の図で、潅水モニタリング装置500による起因充填量5の推定方法を示す図。
実施の形態の説明および図面において、同じ要素および対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略または簡略化する。以下の実施の形態では、「部」を、「回路」、「プロセス」、「ステップ」、「処理」または「サーキットリー」に適宜読み替えてもよい。
実施の形態1.
図1から図8を参照して実施の形態1の潅水モニタリングシステム1000を説明する。
以下の説明で潅水とは、水田で稲作が栽培されていない冬季、例えば11月から3月における冬季潅水を意味する。
***構成の説明***
図1は、潅水モニタリングシステム1000のシステム構成図である。潅水モニタリングシステム1000には、自治体10と、農家20-1、20-2・・・と、企業30-1、30-2・・・と、取引所40と、潅水事業基盤センタ50と、地上局60と、が登場する。
潅水モニタリングシステム1000は、自治体端末100と、農家端末装置200-1、農家端末装置200-1・・・と、企業端末装置300-1、企業端末装置300-2・・・と、取引所端末装置400と、潅水モニタリング装置500と、を備えている。
端末装置は、以下、端末と表記する。
自治体10は、自治体端末100を使用する。農家20-1、農家20-2・・・は、それぞれ、農家端末200-1、農家端末200-2・・・を使用する。企業30-1、企業30-2・・・は、それぞれ、企業端末300-1、企業端末300-2・・・を使用する。取引所40は、取引所端末400を使用する。潅水事業基盤センタ50は潅水モニタリング装置500を使用する。潅水モニタリング装置500は、地球を観測する観測衛星61の観測した衛星情報を、地上局60を介して取得し、衛星情報を活用して、水田の冬季における潅水量をモニタリングする。
潅水モニタリング装置500は衛星情報を活用して、後述の起因充填量5を推定する。
潅水モニタリング装置500による衛星情報の取得ルートは限定されない。例えば衛星情報はネットワーク70を介して地上局60から取得してもよいし、地上局60から直接取得してもよい。自治体端末100、農家端末200-1等、企業端末300-1等、取引所端末400、潅水モニタリング装置500は、ネットワーク70に接続している。いずれの装置も、ネットワーク70を介して他の装置と通信可能である。ネットワーク70は例えばインターネットがあるがインターネットには限られない。
<潅水事業基盤センタ50と他者とのやり取りの概要>
図2、図3を参照して、潅水モニタリングシステム1000における、潅水事業基盤センタ50と、自治体10、農家20-1、企業30-1、取引所40との、やり取りの概要を説明する。「自治体10、農家20-1、企業30-1及び取引所40」を、まとめて「他者」と表記する。農家及び企業の例として農家20-1、企業30-1で説明する。
図2は、潅水モニタリングシステム1000によって構築される水収支モデル2000を示す。図2では潅水事業基盤センタ50と他者とのやり取りの概要を示している0。
図3は、図2における、参加要求91、参加料支払通知92、メタン抑制支払通知93、支援金提供通知94、データ活用サービス提供料95等を示している。
半導体産業の主要企業が集中する地域では、地下水の大量使用による地下水の減少と、地下水減少に伴う地盤沈下とへの対策として、水田への冬季潅水がある。潅水モニタリングシステム1000では、潅水モニタリング装置500が、水田への冬季潅水における起因充填量5(後述)を推定する。潅水モニタリングシステム1000は、推定した起因充填量5を基に、冬季潅水事業の支援と、地下水環境の維持及び向上とを図るシステムである。
企業iは、ある自治体10における企業iの取水量Q(i)を認識している。潅水モニタリングシステム1000は、企業iの取水量Q(i)と、自治体10における地下水の貯水量と、をバランスさせるための最適な水収支モデル2000(図2)を構築する。水収支モデル2000を基に、水田の冬季潅水事業の普及拡大を推進し、地下水の再充填を図る。水収支モデル2000では、企業側の取水で減少する地化水量と、冬季潅水により増加する地下水とのバランスを、観測衛星600の衛星情報を介して可視化する。この可視化により、自治体、農家、企業のようなステークホルダー間で、水収支の情報共有を促進する。
冬季潅水に伴うメタンガスの放出量については、これをモニタリングする。同時に冬季メタンガスの放出量の抑制に向けた施策を実施し、施策有無でのメタンガス抑制量を客観的に計測する。実測結果に基づきクレジット認証を行ってもよい。
(潅水量の推定の概要)
図4は、冬季潅水による地下水量への充填を示す。地下水の大量使用の要求を持つ半導体企業では、半導体生産に必要な水の確保が必要である。また、自治体では、地下水の大量使用を原因とする地盤沈下のリスク低減が必要である。これら水の確保、リスク低減として、農家への冬季潅水の依頼がある。潅水モニタリングシステム1000では、衛星画像のような衛星情報を用いて、冬季潅水で得られる地下水量の増加量を推定する。この増加量を起因充填量5と表記する。起因充填量5は、冬季潅水に起因する地下水量の増加量である。潅水モニタリング装置500は、起因充填量5に基づくデータを、自治体10、農家20及び企業30のような、潅水事業に関わるステークホルダーに提供する。客観的データの提供により、企業の潅水事業への参画を促す。これにより、農家20の収入増と、地盤沈下対策、地下水資源の維持を実現する。
また潅水モニタリング装置500は、自治体10における局所の地下水量データを取得し、局所の地下水量データと起因充填量5とを突き合わせる。経時的な局所地下水量データと、経時的な起因充填量5とを突き合わせることで、広域計測の妥当性(精度向上)の評価が実施できる。
***構成の説明***
図5は、潅水モニタリング装置500のハードウェア構成を示す。潅水モニタリング装置500は、ハードウェアとして、プロセッサ510、主記憶装置520、補助記憶装置530、入力IF540、出力IF550、通信IF560を備えている。IFはインタフェースを示す。プロセッサ510は、主記憶装置520等のハードウェアと信号線570で接続されている。潅水モニタリング装置500は、潅水モニタリングプログラム531を格納している。プロセッサ510は機能要素として、領域受付部511、水域特定データ取得部512、充填量推定部513、温室効果データ取得部514、メタン排出量推定部515を備えている。領域受付部511、水域特定データ取得部512、充填量推定部513、温室効果データ取得部514、メタン排出量推定部515の機能は、プロセッサ510による潅水モニタリングプログラム531の実行により実現される。潅水モニタリング装置500の動作は、水充填量推定方法に相当する。水充填量推定方法の動作は、水充填量推定プログラムである潅水モニタリングプログラム531よる処理に相当する。
***動作の説明***
図6から図8を参照して、潅水モニタリングシステム1000の動作を説明する。
図6は、冬季潅水の概要を示すシーケンスである。
図7は、ステップS20の詳細を示すフローチャートである。
図8は、潅水モニタリング装置500による起因充填量5の推定方法を示す。
ステップS11において、農家20-1は水田の冬季潅水を開始する。ステップS12において、地表の光学画像あるいはSAR画像を撮影する観測衛星61-1及び温室効果ガスの観測画像データを撮影するGHG衛星61-2等の観測衛星群は、地表を観測し、ある期間ΔTにわたり地表画像を取得する。観測衛星群は、取得した地表画像を地上局60に送信する。ステップS20において、潅水モニタリング装置500は、観測衛星群から取得した衛星画像を用いて、各処理を実施する。以下にステップS20の詳細である図7のステップS21からステップS25を説明する。
<ステップS21>
ステップS21において、領域受付部511は「領域」の指定を受け付ける。ここで「領域」とは、起因充填量5の推定対象となる領域である。領域受付部511の受け付けた領域を「受付領域」と表記する。
<ステップS22>
ステップS22において、水域特定データ取得部512は「水域特定データ」を取得する。「水域特定データ」とは、受付領域を含む範囲が観測衛星によって観測され、地表の水域特定に使用される画像データである。画像データには光学画像とSAR画像とが含まれる。地表の水域には冬季潅水された水田が含まれる。
<ステップS23>
ステップS23において、充填量推定部513は、水域特定データを解析することによって、「潅水領域」を特定する。「潅水領域」とは、農家20-1によって冬季潅水が実施されている水田の領域である。潅水領域の特定は、充填量推定部513が、観測衛星による光学画像とSAR画像とに対して、高空間能の農地分類方式を用いることで可能である。これにより水田用の農地のうち、冬季に潅水している農地(潅水領域)を特定可能である。充填量推定部513は、特定した潅水領域における地下水量の増加量を、潅水に起因する起因充填量5として、貯水量モデルを用いて推定する。
図8は、起因充填量5の推定方法を示す。図8では企業30-1、30-2・・・が地下水を取水している。農家20-1、20-2・・・が冬季潅水を実施している。観測衛星61-1、61-2が、受付領域を含む範囲の地上の水域特定データを取得している。上記のように、充填量推定部513は、水域特定データに基づき、潅水領域6を特定する。ここで、潅水領域6の面積Aw、潅水領域6における水高さH、について、
「面積Aw×水高さH=潅水による水量」
となる。潅水による水量は潅水された水の体積であり、地下水へ充填される起因充填量5ではない。
(起因充填量5の推定方法)
充填量推定部513は起因充填量5を以下のような方法で推定できる。第1の推定方法、第2の推定方法及び第3の推定方法の「モデル」はいずれも、地理情報を用いる推定モデルである。
(1)第1の推定方法として、
地域区分ごとの減水深=水田に蓄えられた水が一定期間中に減少する水量=「水田の蒸発散量+水田浸透量」、
を用いたモデルを使うことで、水田浸透量を起因充填量5として推定できる。すなわち、水高さHの減水量から起因充填量5を求めることができる。
(2)第2の推定方法として、DEM(数値標高モデル)の活用で、地表面上の貯水量を推定できる。すなわち、DEMにより潅水領域6における貯水量を推定し、この貯水量を起因充填量5とすることができる。
(3)第3の推定方法として、第1の推定方法と同様に減水量を用いるが、土地被覆分類情報(土壌情報)を用いて、減水量をモデル化することで起因充填量5を推定できる。
<ステップS24>
ステップS24において、温室効果データ取得部514は、「温室効果ガスの観測画像データ」を取得する。「温室効果ガスの観測画像データ」とは、受付領域を含む範囲が温室効果ガス観測技術衛星によって観測された温室効果ガスの観測画像データである。温室効果ガス観測技術衛星は観測衛星61である。
<ステップS25>
ステップS25において、
メタン排出量推定部515は、温室効果ガスの観測画像データを解析することによって、充填量推定部513によって特定された潅水領域6からのメタンガスの排出量を推定する。メタン排出量推定部515による、潅水領域6からのメタンガス排出量推定は、次の手法がある。
第1の推定手法として、専用センサを搭載した観測衛星のその専用センサにより、潅水領域6の直上から大気圏にわたるメタンガス排出量を直接推定する。マルチスペクトルまたはハイパースペクトルセンサーを搭載した観測衛星で、メタンガスに感度のある波長特性から推定する。
第2の推定手法として、メタン排出量推定部515が学習機能を有し、光学画像データ及びSAR画像データと、メタンガス排出量の客観データとから、AI学習して推論器を生成する。メタン排出量推定部515は、この推論器を使用してメタンガス排出量を推定する。
第1の推定手法では、専用センサにより、潅水領域6の直上から大気圏にわたるメタンガス排出量を直接推定するので、メタンガス排出量の推定精度が向上する。
第2の推定手法では機械学習を用いるが、学習用データは夏季のメタンガス排出量の参照データと衛星データで学習した推論器である場合が多い。メタン排出量推定部515は冬季潅水におけるメタン排出量を対象としており、学習用データは冬季のものを使用することが前提である。よって冬季潅水におけるメタン排出量の推定精度が向上する。なお、温室効果ガスの観測画像データを学習に用いて、第2の手法へ展開することも考えられる。
<潅水事業基盤センタ50と他者とのやり取りの詳細>
図2及び図3に戻り潅水事業基盤センタ50と他者とのやり取りの詳細を説明する。
潅水モニタリングシステム1000は、稲作の行われていない冬季の水田へ潅水を実施する潅水事業における潅水をモニタリングするシステムである。
自治体端末100は、潅水モニタリング装置500に、潅水事業に対する支援金を提供することを通知する支援金提供通知94を送信する。
農家端末200-1は、農家20-1が潅水事業へ参加する場合に、潅水モニタリング装置500から、潅水事業への参加に伴う参加料の農家への支払いを通知する参加料支払通知92を受信する。
企業端末300-1は、潅水モニタリング装置500に、潅水事業への参加を求める参加要求91を送信する。参加要求91には参加料が対応付いている。
潅水モニタリング装置500の充填量推定部513は、起因充填量5に基づくデータを、自治体端末100と企業端末300とに送信する。また、潅水モニタリング装置500のメタン排出量推定部515は、推定したメタンガスの排出量に基づくデータを、自治体端末100と企業端末300とに送信する。
「起因充填量5に基づくデータ」とは、起因充填量5そのものでもよいし、起因充填量5を用いて生成したデータでもよい。起因充填量5を用いて生成したデータとは、起因充填量5を用いなければ生成できないデータである。
「推定したメタンガスの排出量に基づくデータ」とは、推定したメタンガスの排出量そのものでもよいし、推定したメタンガスの排出量を用いて生成したデータでもよい。推定したメタンガスの排出量を用いて生成したデータとは、推定したメタンガスの排出量を用いなければ生成できないデータである。
企業は、起因充填量5に基づくクレジットを取引所40に登録し、他の企業にそのクレジットを譲渡できる。またメタンガスの排出量に基づくデータがメタンガスの排出量削減データである場合、企業は、メタンガスの排出量削減量に基づくクレジットを取引所40に登録し、他の企業にそのクレジットを譲渡できる。
***実施の形態1の効果の説明***
企業は、自社の取水量に対して、冬季潅水による地下水への充填の効果を知ることができる。よって、企業は安心して取水することができる。
企業は、冬季潅水による地下水への充填の効果を知ることで潅水事業への参加意欲が高まるので冬季潅水が拡大する。よって地下水の減少と地盤沈下の恐れとが低減される。
企業は、潅水事業に参加し、クレジットを確保することができるので、さらに企業の潅水事業への参加意欲が高まり、地下水の減少と地盤沈下の恐れとが低減される。
農家は、起因充填量(農家端末にも送信)を知ることで冬季潅水の効果を知り、かつ、冬季潅水参加料がはいる。よって、農家の冬季潅水事業への参加意欲が向上するので、地下水の減少と地盤沈下の恐れとが低減される。
農家は、起因充填量が推定された際、自身の潅水面積に応じて、報奨を得る構成でもよい。報奨金の通知は潅水モニタリング装置500から農家端末に送信される。報奨金により農家の冬季潅水事業への参加意欲が向上し、地下水の減少と地盤沈下の恐れとが低減される。
自治体は、潅水モニタリング装置500から起因充填量に基づくいろいろなデータを入手できる。よって、自治体は、これらデータを地下水の減少と地盤沈下の恐れとの低減に活用できる。
潅水事業基盤センタ50は自治体から局所地下水量データを入手するので、推定した起因充填量の精度を確認できる。すなわち、局所地下水量データと起因充填量との両者の経時的分析により、地下水量と起因充填量との経時的対応関係が抽出され、潅水モニタリングシステム1000の精度向上に利用可能となる。
潅水事業基盤センタ50は、工業用水の確保に関して、小口の賛同金を束ねて大口化を行い、中小企業も含めて賛同企業を拡大できる。
潅水事業基盤センタ50は、工業用水の確保に関して、賛同企業を代表してまとまった規模の地下水涵養を農家に依頼し、賛同企業の業務を代行してもよい。
潅水事業基盤センタ50は、賛同金増による農家への協力金単価を増加してもよい。
潅水事業基盤センタ50は、農作物の賛同企業への直売ルートを構築してもよい。
なお、以上に説明した潅水モニタリングシステム1000の動作は、潅水モニタリング方法として把握できる。
また、潅水モニタリングシステム1000では、自治体端末100が潅水モニタリング装置500に、潅水事業に対する支援金を提供することを通知する支援金提供通知を送信することは、必ずしも必須の構成ではない。
(ハードウェアの補足)
図5を参照して、潅水モニタリング装置500のハードウェア構成を補足しておく。
潅水モニタリング装置500は、コンピュータである。プロセッサ510は、潅水モニタリングプログラム531を実行する装置である。プロセッサ510が潅水モニタリングプログラム531を実行することで、領域受付部511、水域特定データ取得部512、充填量推定部513、温室効果データ取得部514、メタン排出量推定部515の機能が実現される。プロセッサ510は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。
主記憶装置520の具体例は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。主記憶装置520は、プロセッサ510の演算結果を保持する。
補助記憶装置530は、データを不揮発的に保管する記憶装置である。補助記憶装置530の具体例は、HDD(Hard Disk Drive)である。補助記憶装置530は、可搬記録媒体であってもよい。補助記憶装置530は、潅水モニタリングプログラム531を記憶している。
入力IF540は、各装置からデータが入力されるポートである。出力IF550は、各種機器が接続される。出力IF550は、各種機器にプロセッサ510によってデータが出力されるポートである。通信IF560は、プロセッサ510が他の装置と通信するための通信ポートである。
プロセッサ510は補助記憶装置530から潅水モニタリングプログラム531を主記憶装置520にロードする。プロセッサ510は、ロードされた潅水モニタリングプログラム531を主記憶装置520から読み込んで実行する。
潅水モニタリングプログラム531は、領域受付部511、水域特定データ取得部512、充填量推定部513、温室効果データ取得部514、メタン排出量推定部515の「部」を「処理」、「手順」あるいは「工程」に読み替えた各処理、各手順あるいは各工程を、コンピュータに実行させるプログラムである。
また、潅水モニタリング装置500が潅水モニタリングプログラム531を実行することにより行われる方法は、水充填量推定方法である。水充填量推定プログラムである潅水モニタリングプログラム531は、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納されて提供されてもよいし、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
(各端末のハードウェア構成)
自治体端末100-1、農家端末200-1、企業端末300-1、取引所端末400は潅水モニタリング装置500と同様のコンピュータである。潅水モニタリング装置500についてのハードウェア構成の説明は、自治体端末100-1、農家端末200-1、企業端末300-1、取引所端末400にも当てはまる。
5 起因充填量、10 自治体、20-1,20-2 農家、30-1,30-2 企業、40 取引所、50 潅水事業基盤センタ、60 地上局、61 観測衛星、62 衛星コンステレーション、70 ネットワーク、91 参加要求、92 参加料支払通知、93 メタン抑制支払通知、94 支援金提供通知、95 データ活用サービス、96,97 クレジット、100 自治体端末、200-1,200-2 農家端末、300-1,300-2 企業端末、400 取引所端末、500 潅水モニタリング装置、510 プロセッサ、511 領域受付部、512 水域特定データ取得部、513 充填量推定部、514 温室効果データ取得部、515 メタン排出量推定部、520 主記憶装置、530 補助記憶装置、531 潅水モニタリングプログラム、540 入力IF、550 出力IF、560 通信IF、1000 潅水モニタリングシステム、2000 水収支モデル。

Claims (12)

  1. 領域の指定を受け付ける領域受付部と、
    受け付けた前記領域を含む範囲が観測衛星によって観測された画像データであって、地表の水域特定に使用される画像データである水域特定データを取得する水域特定データ取得部と、
    前記水域特定データを解析することによって潅水している水田の領域である潅水領域を特定し、特定した前記潅水領域における地下水量への水の充填量を、潅水に起因する起因充填量として、前記潅水領域の面積と水深と蒸発散量とに基づき、水量を推定する推定モデルから推定する充填量推定部と、
    を備える潅水モニタリング装置。
  2. 前記潅水モニタリング装置は、さらに、
    受け付けた前記領域を含む範囲が温室効果ガスを観測する観測衛星群によって観測された温室効果ガスの観測画像データを取得する温室効果データ取得部と、
    前記温室効果ガスの観測画像データを解析することによって、前記充填量推定部によって特定された前記潅水領域からのメタンガスの排出量を推定するメタン排出量推定部と、を備える請求項1に記載の潅水モニタリング装置。
  3. 前記充填量推定部は、
    前記潅水領域として、稲作の行われていない冬季の水田の潅水している領域を特定し、特定した前記潅水領域における前記冬季の地下水量への水の充填量を、冬季潅水に起因する起因充填量として推定し、
    前記温室効果データ取得部は、
    前記冬季の前記温室効果ガスの観測画像データを取得し、
    前記メタン排出量推定部は、
    前記冬季の前記温室効果ガスの観測画像データを解析することによって、前記潅水領域からの前記冬季潅水によるメタンガスの排出量を推定する請求項2に記載の潅水モニタリング装置。
  4. 稲作の行われていない冬季の水田へ潅水を実施する潅水事業における前記潅水をモニタリングする潅水モニタリングシステムであって、
    前記潅水モニタリングシステムは、
    農家の使用する農家端末と、企業の使用する企業端末と、潅水事業基盤センタの使用する潅水モニタリング装置と、
    を備え、
    前記潅水モニタリング装置は、
    領域の指定を受け付け、
    受け付けた前記領域を含む範囲が観測衛星によって観測された画像データであって、地表の水域特定に使用される画像データである水域特定データを取得し、
    前記水域特定データを解析することによって潅水している水田の領域である潅水領域を特定し、特定した前記潅水領域における地下水量への水の充填量を、潅水に起因する起因充填量として、前記潅水領域の面積と水深と蒸発散量とに基づき、水量を推定する推定モデルから推定する、
    潅水モニタリングシステム。
  5. 前記潅水モニタリング装置は、
    受け付けた前記領域を含む範囲が温室効果ガスを観測する観測衛星群によって観測された温室効果ガスの観測画像データを取得し、
    前記温室効果ガスの観測画像データを解析することによって、特定された前記潅水領域からのメタンガスの排出量を推定し、
    推定した前記起因充填量に基づくデータと推定した前記排出量に基づくデータとを、前記企業端末に送信する請求項4に記載の潅水モニタリングシステム。
  6. 潅水モニタリングシステムは、
    前記潅水領域として、前記冬季の水田の潅水している領域を特定し、特定した前記潅水領域における前記冬季の地下水量への水の充填量を、冬季潅水に起因する起因充填量として推定し、
    前記冬季の温室効果ガスの観測画像データを取得し、
    前記冬季の前記温室効果ガスの観測画像データを解析することによって、前記潅水領域からの前記冬季潅水によるメタンガスの排出量を推定する請求項4に記載の潅水モニタリングシステム。
  7. 前記農家端末は、
    前記農家が前記潅水事業へ参加する場合に、前記潅水モニタリング装置から、前記潅水事業への参加に伴う参加料の前記農家への支払いを通知する参加料支払通知を受信し、
    前記企業端末は、
    前記潅水モニタリング装置に、前記潅水事業への参加を求める参加要求を送信する、請求項4に記載の潅水モニタリングシステム。
  8. 前記潅水モニタリングシステムは、さらに、
    自治体の使用する自治体端末を備え、
    前記自治体端末は、
    前記潅水モニタリング装置に、前記潅水事業に対する支援金を提供することを通知する支援金提供通知を送信する、
    請求項4に記載の潅水モニタリングシステム。
  9. 潅水モニタリングシステムは、
    推定した前記起因充填量に基づくデータを、前記自治体端末に送信する、
    請求項8に記載の潅水モニタリングシステム。
  10. コンピュータが、
    領域の指定を受け付け、
    受け付けた前記領域を含む範囲が観測衛星によって観測された画像データであって、地表の水域特定に使用される画像データである水域特定データを取得し、
    前記水域特定データを解析することによって潅水している水田の領域である潅水領域を特定し、特定した前記潅水領域における地下水量への水の充填量を、潅水に起因する起因充填量として、前記潅水領域の面積と水深と蒸発散量とに基づき、水量を推定する推定モデルから推定する、
    水充填量推定方法。
  11. 稲作の行われていない冬季の水田へ潅水を実施する潅水事業における前記潅水をモニタリングする潅水モニタリングシステムの行う潅水モニタリング方法であって、前記潅水モニタリングシステムは、
    農家の使用する農家端末と、企業の使用する企業端末と、潅水事業基盤センタの使用する潅水モニタリング装置と、
    を備え、
    前記潅水モニタリング装置は、
    領域の指定を受け付け、
    受け付けた前記領域を含む範囲が観測衛星によって観測された画像データであって、地表の水域特定に使用される画像データである水域特定データを取得し、
    前記水域特定データを解析することによって潅水している水田の領域である潅水領域を特定し、特定した前記潅水領域における地下水量への水の充填量を、潅水に起因する起因充填量として、前記潅水領域の面積と水深と蒸発散量とに基づき、水量を推定する推定モデルから推定する、
    潅水モニタリング方法。
  12. コンピュータに、
    領域の指定を受け付ける領域受付処理と、
    受け付けた前記領域を含む範囲が観測衛星によって観測された画像データであって、地表の水域特定に使用される画像データである水域特定データを取得する水域特定データ取得処理と、
    前記水域特定データを解析することによって潅水している水田の領域である潅水領域を特定し、特定した前記潅水領域における地下水量への水の充填量を、潅水に起因する起因充填量として、前記潅水領域の面積と水深と蒸発散量とに基づき、水量を推定する推定モデルから推定する充填量推定処理と、
    を実行させる水充填量推定プログラム。
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