JP7713402B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Description

本開示は、情報処理装置に関する。
子供の勉強時間の把握にIT技術を利用することが提案されている。特許文献1に開示された技術では、学習項目に係るコンテンツを表示中のユーザ端末に対して予め定められた基準時間を超える時間に亙って操作が為されなかった場合に、勉強中であるか否かを問い掛けるメッセージがユーザ端末に表示される。このメッセージに対して、勉強中ではないことを示す応答があった場合、又は全く応答がない場合、特許文献1に開示の技術では、ユーザ端末の使用者は勉強以外の別のことをしている可能性が高いと判定される。
特許第5982595号
特許文献1に開示された技術には、実際には勉強中ではないにも関わらず「勉強中である」旨を応答するといった偽装が行われた場合に、ユーザ端末の使用者は勉強中であると誤判定される、という問題があった。
本開示は上記の事情に鑑みて為されたものであり、勉強中であるか否かの問い掛けに対する応答に応じて勉強中であるか否かを判定する技術において、偽装に起因する誤判定の発生を回避することを解決課題とする。
本開示の一態様に係る情報処理装置は、取得部、音声制御部、及び判定部を備える。取得部は、使用者の着席の状態を示す着席情報、マイクロホンにより収音された音を示す音情報、及び前記使用者の生体の状態を示す生体情報を取得する。音声制御部は、前記着席情報が離席から着席に変化したことを契機として、勉強中であるか否かを問い合わせる音声メッセージを示す音声情報を生成し、前記生成された音声情報をスピーカに出力する。判定部は、前記音声制御部が前記スピーカに前記音声情報を出力した後、前記取得部により取得された前記音情報及び前記生体情報に基づいて、前記使用者が勉強中であるか否かを判定する。
本開示の情報処理装置によれば、取得部により取得された音情報及び生体情報に基づいて、使用者が勉強中であるか否かが判定されるので、実際には勉強中ではないにも関わらず「勉強中である」旨を応答するといった偽装が行われても、勉強中と誤判定されることを回避できる。
本開示の一実施形態による情報処理装置1Aの構成例を示す図である。 情報処理装置1Aの使用例を示す図である。 情報処理装置1Aの処理装置110がプログラムPに従って実行する勉強時間計測方法の流れを示すフローチャートである。 情報処理装置1Aの動作を説明するための図である。 本開示の変形例(1)による情報処理装置1Bの構成例を示す図である。 情報処理装置1Bの動作を説明するための図である。 変形例(2)による勉強時間計測方法の流れを示すフローチャートである。
<A.実施形態>
図1は、本開示の一実施形態による情報処理装置1Aの構成例を示す図である。情報処理装置1Aは、使用者の勉強期間を計測する装置である。情報処理装置1Aは、勉強中であるか否かの問い掛けに対する応答に応じて使用者が勉強中であるか否かを判定する。情報処理装置1Aは、例えばスマートホンである。情報処理装置1Aは、子供の勉強時間の把握を所望する保護者によって当該子供に買い与えられる。本実施形態では、情報処理装置1Aを買い与えられた子供が情報処理装置1Aの使用者となる。
図1に示されるように、情報処理装置1Aは、処理装置110、インタフェース装置120、音声入出力装置130、及び記憶装置140を含む。
情報処理装置1Aは、図1に示される処理装置110、インタフェース装置120、音声入出力装置130、及び記憶装置140の他に、通信装置、及び操作入力装置を含む。通信装置は、移動通信網を介した音声通話及び移動パケット通信網を介したデータ通信を行うための装置である。操作入力装置は、情報処理装置1Aに対する使用者の入力操作を受け付けるための装置である。通信装置及び操作入力装置については、図1では図示が省略されている。
図1には、情報処理装置1Aに接続される着席情報生成装置2及び生体情報生成装置3が、情報処理装置1Aと共に図示されている。着席情報生成装置2及び生体情報生成装置3はインタフェース装置120に接続される。着席情報生成装置2とインタフェース装置120との接続は有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。着席情報生成装置2とインタフェース装置120との接続が有線接続である場合におけるインタフェース装置120の具体例としてはUSB(Universal Serial Bus)インタフェース回路が挙げられる。着席情報生成装置2とインタフェース装置120との接続が無線接続である場合におけるインタフェース装置120の具体例としては無線LANインタフェース回路が挙げられる。生体情報生成装置3とインタフェース装置120との接続も有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
着席情報生成装置2は、使用者の学習机に対する着席の状態を示す着席情報を生成する装置である。着席情報生成装置2は、生成した着席情報をインタフェース装置120へ出力する。本実施形態における着席情報生成装置2は、学習机と対を為す椅子の座面に設けられる感圧センサである。学習机と対を為す椅子に使用者が着席している状態と着席していない状態とでは、着席情報生成装置2に加わる圧力が異なる。本実施形態では、着席情報生成装置2に加わる圧力の大きさを示す情報が着席情報となる。本実施形態における着席情報生成装置2は感圧センサであるが、学習机又は学習机と対を為す椅子に設けられる赤外線センサ等の人感センサが着席情報生成装置2として用いられてもよい。
生体情報生成装置3は、使用者の生体の状態を示す生体情報を生成する装置である。生体情報生成装置3は、生成した生体情報をインタフェース装置120へ出力する。生体情報の具体例としては使用者の心拍数を示す情報が挙げられる。使用者の集中度が高まると副交感神経よりも交換神経が優位になり、使用者の心拍数が上昇する。逆に、集中度が低くリラックスした状態では交感神経よりも副交換神経が優位になり、使用者の心拍数は低下する。生体情報が情報処理装置1Aの使用者の心拍数を示す情報である場合における生体情報生成装置3の具体例としては、使用者の身体に装着される心拍センサが挙げられる。
音声入出力装置130は、図1に示されるように、マイクロホン131と、スピーカ132とを含む。マイクロホン131は、情報処理装置1Aの周囲の音を収音する。マイクロホン131は、収音された音を示す音情報を生成する。スピーカ132には、処理装置110から音声情報が与えられる。スピーカ132は、処理装置110から与えられた音声情報の表す音声を出力する。
記憶装置140は、図1に示されるように、揮発性記憶装置141と、不揮発性記憶装置142と、を含む。揮発性記憶装置141は例えばRAM(Random Access Memory)である。揮発性記憶装置141は、各種プログラムを実行する際のワークエリアとして処理装置110によって利用される。不揮発性記憶装置142は、例えばフラッシュROM(Read Only Memory)である。不揮発性記憶装置142には、各種プログラム、及び各種プログラムの実行過程で参照又は更新される各種データが記憶される。不揮発性記憶装置142に記憶されるプログラムの具体例としては、OS(Operating System)を処理装置110に実現させるカーネルプログラム、及び本開示の特徴を顕著に示す勉強時間計測方法を処理装置110に実現させるプログラムPが挙げられる。不揮発性記憶装置142に記憶されるデータの具体例としては、使用者の勉強時間を示す勉強時間情報D1及び勉強時間中の使用者の集中度を示す集中度情報D2が挙げられる。勉強時間情報D1及び集中度情報D2は、プログラムPに従って作動している処理装置110によって生成される。
処理装置110は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。処理装置110は、不揮発性記憶装置142に記憶されているプログラムに従って作動することにより、情報処理装置1Aにおける制御中枢として機能する。情報処理装置1Aの電源が投入されると、処理装置110は、まず、カーネルプログラムを不揮発性記憶装置142から揮発性記憶装置141へ読み出し、揮発性記憶装置141へ読み出したカーネルプログラムの実行を開始する。カーネルプログラムに従って作動し、OSを実現している状態の処理装置110は、操作入力装置に対する操作に応じて他のプログラムの実行を開始する。例えば、操作入力装置に対する操作によりプログラムPの実行を指示された場合、処理装置110は、プログラムPを不揮発性記憶装置142から揮発性記憶装置141へ読み出し、揮発性記憶装置141へ読み出したプログラムPの実行を開始する。
情報処理装置1Aの使用者は勉強を開始する場合、図2に示されるように情報処理装置1Aを学習机Tの机上に置き、電源が投入されていない場合には情報処理装置1Aの電源を投入する。そして、情報処理装置1Aの使用者Uは、プログラムPの実行開始を指示する操作を操作入力装置に対して行った後に、学習机と対になる椅子に着席して勉強を開始する。一方、処理装置110は、プログラムPの実行開始を指示する操作に応じてプログラムPの実行を開始する。プログラムPに従って作動している処理装置110は、図1に示されるように、取得部111、音声制御部112、判定部113、計時部114、及び記録部115として機能する。
取得部111は、インタフェース装置120を介して着席情報生成装置2から着席情報を取得する。また、取得部111は、インタフェース装置120を介して生体情報生成装置3から生体情報を取得する。また、取得部111は、マイクロホン131から音情報を取得する。
音声制御部112は、着席情報が離席から着席に変化したことを契機として、勉強中であるか否かを問い合わせる音声メッセージを示す音声情報を生成する。音声制御部112は、生成した音声情報をスピーカ132に出力する。以下では、勉強中であるか否かを問い合わせる音声メッセージは、問い合わせメッセージと称される。
前述したように本実施形態における着席情報は着席情報生成装置2に加わった圧力の大きさを示す情報である。本実施形態では、音声制御部112は、着席情報の示す圧力が予め定められた閾値未満であれば離席と判定し、着席情報の示す圧力が当該閾値以上であれば着席と判定する。つまり、音声制御部112は、着席情報の示す圧力の大きさが閾値未満の値から閾値以上の値に変化したことを契機として離席から着席に変化したと判定し、問い合わせメッセージを示す音声情報をスピーカ132へ出力する。以降、音声制御部112は、問い合わせメッセージを示す音声情報をスピーカ132に出力してから一定時間が経過する毎に、問い合わせメッセージを示す音声情報をスピーカ132に出力する処理を繰り返す。なお、音声制御部112は、着席から離席への変化についても着席情報の示す圧力と閾値との比較により判定する。ただし、音声制御部112は、情報処理装置1Aの使用者が一時的に姿勢を直したとき等に離席したと誤判定しないよう、着席情報の示す圧力が閾値未満となっている状態の継続時間が第2の閾値(例えば、5秒)を超えた場合に離席したと判定する。
判定部113は、問い合わせメッセージを示す音声情報を音声制御部112がスピーカ132に出力した後、取得部111により取得される音情報及び生体情報に基づいて、情報処理装置1Aの使用者が勉強中であるか否かを判定する。本実施形態では、判定部113は、生体情報に基づいて、使用者の集中の程度を示す集中度を推定する。なお、生体情報の示す心拍数から集中度を推定するアルゴリズムについては既存技術が用いられればよい。
判定部113は、音情報の示す音が勉強音及び勉強中であることを肯定する使用者の音声のうち少なくとも一方であり、且つ集中度が閾値以上である場合に、使用者は勉強中であると判定する。換言すれば、判定部113は、音情報の示す音が勉強音ではなく、勉強中であることを肯定する使用者の音声でもない場合、又は集中度が閾値未満である場合に、使用者は勉強中ではないと判定する。勉強音とは、勉強中に発せられる音のこという。勉強音の具体例としては、本のページをめくる音、タイピング音、又は鉛筆等の筆記具による筆記音が挙げられる。
計時部114は、使用者が勉強中であることが判定部113により最初に判定された時点から勉強時間の計時を開始し、使用者が勉強中ではないことが判定部113によって判定された時点で勉強時間の計時を終了する。計時部114は、計時を開始してから計時を終了するまでの時間長を示す勉強時間情報D1を不揮発性記憶装置142に書き込むことにより使用者の勉強時間を記録する。なお、情報処理装置1Aの使用者が勉強を開始してから最初に行われる判定(以下、初回判定)の時点では、心拍数が平常時と変わらない(集中度が閾値未満である)可能性がある。そこで、判定部113は、初回判定では音情報のみに基づいて勉強中であるか否かを判定してもよい。初回判定において音情報のみに基づいて勉強中であるか否かを判定する態様では、初回判定から予め定められた時間が経過した時点で、音声制御部112は問い合わせメッセージを表す音声情報をスピーカ132に出力する。判定部113は、取得部111により取得される音情報及び生体情報に基づいて2回目の判定を行う。そして、2回目の判定にて勉強していないと判定された場合には、計時部114は、初回判定時に勉強していなかったとみなし、勉強時間のカウントをリセットする。
記録部115は、使用者が勉強中であると判定部113によって判定される期間、取得部111により取得される生体情報から推測される使用者の集中度を示す集中度情報D2を不揮発性記憶装置142に書き込むことにより、勉強中の使用者の集中度を記録する。
また、プログラムPに従って作動している処理装置110は、使用者の着席状態が離席から着席に変化したことを契機として、図3に示す勉強時間計測方法を実行する。図3に示されるように本実施形態における勉強時間計測方法は、第1音声制御処理SA110、第1判定処理SA120、記録開始処理SA130、第2判定処理SA140、第2音声制御処理SA150、第3判定処理SA160、記録終了処理SA170、第4判定処理SA180、及び報告処理SA190を含む。
第1音声制御処理SA110では、処理装置110は、音声制御部112として機能する。第1音声制御処理SA110では、処理装置110は、問い合わせメッセージを示す音声情報をスピーカ132へ出力する。
第1音声制御処理SA110に後続する第1判定処理SA120では、処理装置110は、取得部111及び判定部113として機能する。第1判定処理SA120では、処理装置110は、マイクロホン131から取得した音情報及び生体情報生成装置3から取得した生体情報に基づいて、使用者が勉強中であるか否かを判定する。
第1判定処理SA120における判定結果が“No”である場合、即ち使用者が勉強中ではないと判定した場合、処理装置110は、記録開始処理SA130以降の処理を実行することなく、勉強時間計測方法を終了する。第1判定処理SA120における判定結果が“Yes”である場合、即ち使用者が勉強中であると判定した場合には、処理装置110は、記録開始処理SA130を実行する。記録開始処理SA130では、処理装置110は、計時部114及び記録部115として機能する。記録開始処理SA130では、処理装置110は、勉強時間の計時を開始すると共に、使用者の集中度の記録を開始する。
第2判定処理SA140及び第2音声制御処理SA150では、処理装置110は、音声制御部112として機能する。第2判定処理SA140では、処理装置110は、問い合わせメッセージを示す音声情報をスピーカ132に出力してから一定時間経過したか否かを判定する。
第2判定処理SA140における判定結果が“No”である場合には、処理装置110は、第4判定処理SA180を実行する。第4判定処理SA180では、処理装置110は、操作入力装置に対する操作により、勉強時間計測方法の終了を指示されたか否かを判定する。第4判定処理SA180の判定結果が“No”である場合には、処理装置110は、第2判定処理SA140を再度実行する。第4判定処理SA180の判定結果が“Yes”である場合には、処理装置110は、報告処理SA190を実行して、勉強時間計測方法を終了する。報告処理SA190では、処理装置110は勉強時間情報D1及び集中度情報D2を、使用者の保護者の端末装置へ送信する。
第2判定処理SA140の判定結果が“Yes”である場合には、処理装置110は、第2音声制御処理SA150を実行する。第2音声制御処理SA150では、処理装置110は、問い合わせメッセージを示す音声情報をスピーカ132へ出力する。
第2音声制御処理SA150に後続する第3判定処理SA160では、処理装置110は、取得部111及び判定部113として機能する。第3判定処理SA160では、処理装置110は、マイクロホン131から取得した音情報及び生体情報生成装置3から取得した生体情報に基づいて、使用者が勉強中であるか否かを判定する。
第3判定処理SA160における判定結果が“No”である場合、処理装置110は、記録終了処理SA170を実行した後に第4判定処理SA180を実行する。記録終了処理SA170では、処理装置110は、勉強時間の記録を終了すると共に、集中度の記録を終了する。第3判定処理SA160における判定結果が“Yes”である場合、処理装置110は、第4判定処理SA180を実行する。
例えば、情報処理装置1Aの使用者は、図4に示される時刻T0から時刻T3まで勉強を行うとする。図4におけるグラフ曲線Gは、時刻T0から時刻T3までの時間区間において生体情報から推定される使用者の集中度を表す。図4に示されるように、情報処理装置1Aの使用者の集中度は時間の経過と共に徐々に低下し、時刻T2では、勉強中であるか否かを判定する際の閾値Thを下回っている。以下に説明する動作例では、問い合わせメッセージの出力間隔として時刻T0から時刻T3までの時間長を3等分した時間ΔTが設定されており、時刻T3まで勉強時間計測方法の終了を指示する操作は行われないとする。
時刻T0において情報処理装置1Aの使用者が学習机に向かって着席すると、使用者の着席状態が離席から着席に変化するので、処理装置110は、図3に示す勉強時間計測方法を開始する。情報処理装置1Aでは、まず、第1音声制御処理SA110が実行される。即ち、時刻T0において使用者に向けてスピーカ132から問い合わせメッセージが出力される。この問い合わせメッセージに応じて、情報処理装置1Aの使用者は「勉強中」である旨の返答を行う。使用者の返答の音声はマイクロホン131により収音され、当該返答を表す音情報が生成される。図4に示されるように時刻T0では、生体情報から推定される使用者の集中度は閾値Th以上である。このため、時刻T0において実行される第1判定処理SA120の判定結果は“Yes”となり、記録開始処理SA130が実行される。即ち、勉強時間の計時が開始され、集中度の記録が開始される。
時刻T0から時刻T1までの時間区間では、問い合わせメッセージの出力から時間ΔTが経過していないため、第2判定処理SA140の判定結果は“No”になる。第2判定処理SA140の判定結果が“No”であるため、第4判定処理SA180が実行されるが、時刻T3まで勉強時間計測方法の終了を指示する操作は行われないので第4判定処理SA180の判定結果は“No”となる。その結果、第2判定処理SA140が再度実行される。つまり、時刻T0から時刻T1までの時間区間では、第2判定処理SA140及び第4判定処理SA180が繰り返し実行される。
時刻T1に至ると、第2判定処理SA140の判定結果は“Yes”になり、第2音声制御処理SA150が実行される。即ち、時刻T1において、使用者に向けてスピーカ132から問い合わせメッセージが出力される。この問い合わせメッセージに応じて、情報処理装置1Aの使用者は「勉強中」である旨の返答を行う。図4に示されるように時刻T1においても、使用者の集中度は閾値Th以上である。このため、時刻T1において実行される第3判定処理SA160の判定結果は“Yes”となり、記録終了処理SA170が実行されることなく、第4判定処理SA180が実行される。以降、時刻T1から時刻T2までの時間区間では、時刻T0から時刻T1までの時間区間における場合と同様に第2判定処理SA140及び第4判定処理SA180が繰り返し実行される。
時刻T2に至ると、第2判定処理SA140の判定結果は“Yes”になり、第2音声制御処理SA150が実行され、使用者に向けてスピーカ132から問い合わせメッセージが出力される。時刻T2では、情報処理装置1Aの使用者は、勉強に対する集中が途切れ、実際には勉強中ではないにも関わらず、「勉強中」である旨の返答を行う。その結果、時刻T2においても「勉強中」である旨の音声を示す音情報が取得されるのであるが、生体情報から推定される使用者の集中度は閾値Th未満である。このため、時刻T2において実行される第3判定処理SA160の判定結果は“No”となり、記録終了処理SA170が実行される。その結果、時刻T0から時刻T2までの時間を示す勉強時間情報D1が記憶され、時刻T0から時刻T2までの時間区間における使用者の集中度を示す集中度情報D2が記憶される。
以降、時刻T2から時刻T3までの時間区間では、時刻T0から時刻T1までの時間区間における場合と同様に第2判定処理SA140及び第4判定処理SA180が繰り返し実行される。そして、時刻T3に至ると、勉強時間計測方法の終了を指示する操作が為されるので、第4判定処理SA180の判定結果は“Yes”となり、報告処理SA190が実行される。即ち、時刻T0から時刻T2までの時間を示す勉強時間情報D1と時刻T0から時刻T2までの時間区間における使用者の集中度を示す集中度情報D2とが保護者の端末装置へ送信される。保護者は、勉強時間情報D1を参照することによって、情報処理装置1Aの使用者の勉強時間を把握することができ、この勉強時間中の使用者の集中度を集中度情報を参照して把握することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、使用者の生体情報を併用することで、実際には勉強していないにも関わらず「勉強中である」旨の応答が行われることに起因する誤判定の発生を回避することができ、使用者の勉強時間を正確に計測することが可能になる。加えて、本実施形態によれば、勉強時間と共に集中度を記録することも可能になる。
<B.変形>
以上本開示の一実施形態について説明したが、この実施形態は以下のように変形されてもよい。
(1)本開示の情報処理装置は、図5に示す情報処理装置1Bのように、処理装置110、インタフェース装置120、音声入出力装置130、及び記憶装置140の他に、撮像装置150と生成部116とを有してもよい。情報処理装置1Bでは、取得部111は、使用者を撮像装置150によって撮像することにより得られた撮像情報を取得する。生成部116は、撮像情報に基づいて、使用者の姿勢を示す姿勢情報を生成する。この場合、音声制御部112は、姿勢情報の示す姿勢が勉強中の姿勢とは異なる姿勢である場合に、問い合わせメッセ時を示す音声情報をスピーカ132に出力してもよい。本態様によれば、使用者の姿勢が勉強中の姿勢とは異なる姿勢である場合に、問い合わせメッセージの出力による注意喚起を行うことが可能になる。なお、勉強中の姿勢とは異なる姿勢の具体例としては、図6に示されるように、学習机Tにうつ伏せとなっている姿勢が挙げられる。
図5における着席情報生成装置2は、撮像装置150によって得られた撮像情報の表す画像に基づいて、使用者の着席を認識する処理を施して着席情報を生成する装置であってもよい。また、図5に示される情報処理装置1Bでは、撮像情報に基づいて使用者の着席を認識する処理を処理装置110が実行してもよく、撮像情報に基づいて使用者の着席を認識する処理を処理装置110が実行する態様では着席情報生成装置2は省略可能である。また、図に示される情報処理装置1Bでは、処理装置110は、着席した人物が使用者であるか否かを撮像情報に対する画像認識により判定し、着席した人物が使用者であると判定された場合に学習時間計測方法の実行を開始してもよい。
(2)上記実施形態における勉強時間計測方法は、図7に示す勉強時間計測方法に変形されてもよい。図7では、図3におけるものと同一の処理には同一の符号が付されている。図7と図3とを比較すれば明らかなように、図7に示す勉強時間計測方法は、第5判定処理SA141、第6判定処理SA142、及び第7判定処理SA143を含む点において図3に示す勉強時間計測方法と異なる。第5判定処理SA141、第6判定処理SA142、及び第7判定処理SA143では、処理装置110は音声制御部112として機能する。
第5判定処理SA141は第2判定処理SA140の判定結果が“No”である場合に実行される。第5判定処理SA141では、処理装置110は、使用者の集中度が閾値を下回ったか否かを判定する。第5判定処理SA141の判定結果が“Yes”である場合、処理装置110は、第2音声制御処理SA150を実行する。第5判定処理SA141の判定結果が“No”である場合、処理装置110は、第6判定処理SA142を実行する。
第6判定処理SA142では、処理装置110は、使用者の着席状態が着席から離席に変化したか否かを判定する。第6判定処理SA142の判定結果が“Yes”である場合、処理装置110は、第2音声制御処理SA150を実行する。第6判定処理SA142の判定結果が“No”である場合、処理装置110は、第7判定処理SA143を実行する。
第7判定処理SA143では、処理装置110は、音情報の示す音が、勉強音とは異なる音であるか否かを判定する。勉強音とは異なる音の具体例としては、コンピュータゲームのBGM又は効果音、或いは寝息が挙げられる。又は第7判定処理SA143の判定結果が“Yes”である場合、処理装置110は、第2音声制御処理SA150を実行する。第7判定処理SA143の判定結果が“No”である場合、処理装置110は、第4判定処理SA180を実行する。
なお、第5判定処理SA141、第6判定処理SA142、及び第7判定処理SA143のうちの任意の1つ又は2つは省略されてもよい。
(3)情報処理装置1A又は情報処理装置1Bは、集中できる環境に関するアドバイスの音声メッセージを示すアドバイス音声情報を記録部115に記録された使用者の集中度に基づいて生成し、生成したアドバイス音声情報をスピーカ132に出力するアドバイス部を更に有してもよい。例えば、アドバイス部は、勉強時間計測方法の終了を指示する操作が為されたことを契機として、アドバイス音声情報を生成し、生成したアドバイス音声情報をスピーカ132に出力する。集中できる環境に関するアドバイスの具体例としては、集中の妨げとなる要因の示唆、より具体的には、集中の妨げとなる音がマイクロホン131により収音されたの頻度の通知又は当該音の音量の通知が挙げられる。集中の妨げとなる音の具体例としては、使用者の家の周囲で発生する各種の雑音、又は当該家の中で発生する生活音が挙げられる。情報処理装置1A又は情報処理装置1Bの使用者は、上記アドバイスに従って、集中の妨げとなる音の発生頻度が低い時間帯又は当該音の音量が小さい時間帯を選んで勉強することで、勉強中の集中度を高めることができる。また、集中できる環境に関するアドバイスの他の具体例としては、集中度が閾値以上であった時間帯の通知が挙げられる。情報処理装置1A又は情報処理装置1Bの使用者は、このアドバイスを通じて集中度が閾値以上であった時間帯を把握することができ、この時間帯に勉強を行うように生活習慣を見直すことで、常に集中度の高い状態で勉強することができる。
<C:その他>
(1)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々においては、不揮発性記憶装置142は、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ、データベース、サーバその他の適切な記憶媒体を含んでもよい。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
(2)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
(3)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々において説明した情報などは、様々な異なる技術の何れかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、情報などは、電圧、電流、電磁波、磁界、磁性粒子、光場、光子、又はこれらの任意の組み合わせにて表されてもよい。
なお、本明細書において説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語は、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えられてもよい。
(4)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々において、入出力された情報等は特定の場所(例えば、揮発性記憶装置141)に保存されてもよいし、管理テーブルによって管理されてもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
(5)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々において、判定は、1ビットによって表される値(0か1か)に基づいて行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)に基づいて行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)に基づいて行われてもよい。
(6)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々において例示した処理手順、シーケンス、又はフローチャート等は、矛盾のない限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書において説明した方法については、例示的な順序において様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
(7)図1又は図5に例示された各機能は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能の実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能は、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
(8)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々において例示したプログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称によって呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順又は機能等を意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、又は命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
(9)情報処理装置1A、及び情報処理装置1Bの各々は移動局でもよい。移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語を用いて称される場合もある。
(10)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々において、「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
(11)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々において、「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
(12)上記実施形態及び変形例(1)~変形例(3)の各々において「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。更に、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
(13)本願の全体において、例えば、英語におけるa、an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数を含む。
(14)本明細書において、「部」という用語は、回路、デバイス又はユニット等の他の用語に読み替えられてもよい。同様に「装置」という用語は、回路、デバイス又はユニット等の他の用語に読み替えられてもよい。
(15)本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されないことは当業者にとって明白である。本発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施できる。従って、本明細書の記載は、例示的な説明を目的とし、本発明に対して何ら制限的な意味を有さない。また、本明細書に例示した態様から選択された複数の態様を組み合わせてもよい。
<D:上述の形態又は変形例から把握される態様>
上述の形態又は変形例の少なくとも1つから以下の態様が把握される。
第1態様に係る情報処理装置は、取得部と、音声制御部と、判定部と、を備える。取得部は、使用者の着席の状態を示す着席情報、マイクロホンにより収音された音を示す音情報、及び使用者の生体の状態を示す生体情報を取得する。音声制御部は、着席情報が離席から着席に変化したことを契機として、勉強中であるか否かを問い合わせる音声メッセージを示す音声情報を生成し、生成された音声情報をスピーカに出力する。判定部は、音声制御部がスピーカに音声情報を出力した後、取得部により取得された音情報及び生体情報に基づいて、使用者が勉強中であるか否かを判定する。第1態様の情報処理装置によれば、生体情報を併用することで、実際には勉強していないにも関わらず「勉強中である」旨の応答を使用者が行うことに起因する誤判定の発生を回避することができる。
第1態様の例(第2態様)において、判定部は、生体情報に基づいて、使用者の集中の程度を示す集中度を推定し、音情報の示す音が、勉強中に発せられると勉強音及び勉強中であることを肯定する使用者の音声のうち少なくとも一方であり、且つ集中度が閾値以上である場合に、使用者は勉強中であると判定してもよい。第2態様によれば、勉強音と勉強中であることを肯定する使用者の応答との少なくとも一方と、集中度とに基づいて勉強中であるか否かを判定することが可能になる。
第1態様又は第2態様の例(第3態様)において、音声制御部は、音声情報をスピーカに出力してから一定時間経過後に音声メッセージを示す音声情報をスピーカに出力すること、を繰り返してもよい。この第3態様に係る情報処理装置は、使用者が勉強中であることが判定部により最初に判定された時点から勉強時間の計時を開始し、使用者が勉強中ではないことが判定部によって判定された時点で勉強時間の計時を終了する計時部を備えてもよい。第3態様によれば、勉強中であるか否かを問い掛ける音声メッセージの出力を定期的に行いつつ、勉強時間を計測することができる。
第3態様の例(第4態様)において、音声制御部は、使用者の集中度が閾値を下回った場合に、音声メッセージを示す音声情報をスピーカに出力してもよい。集中度は、使用者の集中の程度を示す。使用者の集中の程度は生体情報から推測される。第4態様によれば、使用者の集中度が閾値を下回ったときに、勉強中であるか否かを問い掛ける音声メッセージを出力することができる。
第3態様又は第4態様の例(第5態様)において、音声制御部は、使用者の離席を示す着席情報を取得部により取得した場合に、音声メッセージを示す音声情報をスピーカに出力してもよい。第5態様によれば、使用者の離席を検知したときに、勉強中であるか否かを問い掛ける音声メッセージの出力することができる。
第3態様から第5態様の何れかの例(第6態様)において、音声制御部は、音情報の示す音が、勉強音とは異なる音である場合に、音声メッセージを示す音声情報をスピーカに出力してもよい。第6態様によれば、勉強音とは異なる音が収音された場合に、勉強中であるか否かを問い掛ける音声メッセージを出力することができる。
第3態様から第6態様の何れかの例(第7態様)に係る情報処理装置は、判定部によって使用者が勉強中であると判定される期間、取得部により取得される生体情報から推測される使用者の集中度を記録する記録部を更に備えてもよい。第7態様によれば、勉強時間と共に集中度を記録することができる。
第7態様の例(第8態様)に係る情報処理装置は、集中できる環境に関するアドバイスの音声メッセージを示すアドバイス音声情報を記録部に記録された使用者の集中度に基づいて生成し、生成したアドバイス音声情報をスピーカに出力するアドバイス部を更に有してもよい。第8態様によれば、集中できる環境を使用者にアドバイスすることができる。
第1態様から第8態様の何れかの例(第9態様)において、取得部は、更に、使用者を撮像することにより得られた撮像情報を取得してもよい。第8態様に係る情報処理装置は、撮像情報に基づいて、使用者の姿勢を示す姿勢情報を生成する生成部を備えてもよい。この第8態様において、音声制御部は、姿勢情報の示す姿勢が勉強中の姿勢とは異なる姿勢である場合に、音声メッセージを示す音声情報をスピーカに出力してもよい。第8態様によれば、使用者の姿勢が勉強中の姿勢とは異なる姿勢である場合に、勉強中であるか否かを問い掛ける音声メッセージを出力することができる。
1A,1B…情報処理装置、110…処理装置、111…取得部、112…音声制御部、113…判定部、114…計時部、115…記録部、116…生成部、120…インタフェース装置、130…音声入出力装置、131…マイクロホン、132…スピーカ、140…記憶装置、141…揮発性記憶装置、142…不揮発性記憶装置、150…撮像装置。

Claims (8)

  1. 使用者の着席の状態を示す着席情報、マイクロホンにより収音された音を示す音情報、及び前記使用者の生体の状態を示す生体情報を取得する取得部と、
    前記着席情報が離席から着席に変化したことを契機として、勉強中であるか否かを問い合わせる音声メッセージを示す音声情報を生成し、前記生成された音声情報をスピーカに出力する音声制御部と、
    前記音声制御部が前記スピーカに前記音声情報を出力した後、前記取得部により取得された前記音情報及び前記生体情報に基づいて、前記使用者が勉強中であるか否かを判定する判定部と、を有し、
    前記判定部は、
    前記生体情報に基づいて、前記使用者の集中の程度を示す集中度を推定し、
    前記音情報の示す音が、勉強中に発せられると勉強音及び勉強中であることを肯定する前記使用者の音声のうち少なくとも一方であり、且つ前記集中度が閾値以上である場合に、前記使用者は勉強中であると判定する、
    情報処理装置。
  2. 前記音声制御部は、前記音声情報を前記スピーカに出力してから一定時間経過後に前記音声メッセージを示す音声情報を前記スピーカに出力すること、を繰り返し、
    前記使用者が勉強中であることが前記判定部により最初に判定された時点から勉強時間の計時を開始し、前記使用者が勉強中ではないことが前記判定部によって判定された時点で勉強時間の計時を終了する計時部を備える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記音声制御部は、前記取得部により取得される生体情報から推測される前記使用者の集中の程度を示す集中度が閾値を下回った場合に、前記音声メッセージを示す音声情報を前記スピーカに出力する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記音声制御部は、前記使用者の離席を示す前記着席情報を前記取得部により取得した場合に、前記音声メッセージを示す音声情報を前記スピーカに出力する、
    請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記音声制御部は、
    前記音情報の示す音が、勉強音とは異なる音である場合に、前記音声メッセージを示す音声情報を前記スピーカに出力する、
    請求項2乃至4のうちの何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定部によって前記使用者が勉強中であると判定される期間、前記取得部により取得される生体情報から推測される前記使用者の集中度を記録する記録部を更に備える、
    請求項2乃至5のうちの何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 集中できる環境に関する前記使用者へのアドバイスの音声メッセージを示すアドバイス音声情報を生成し、生成したアドバイス音声情報を前記スピーカに出力するアドバイス部を更に有する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得部は、更に、前記使用者を撮像することにより得られた撮像情報を取得し、
    前記撮像情報に基づいて、前記使用者の姿勢を示す姿勢情報を生成する生成部を備え、
    前記音声制御部は、前記姿勢情報の示す姿勢が勉強中の姿勢とは異なる姿勢である場合に、前記音声メッセージを示す音声情報を前記スピーカに出力する、
    請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の情報処理装置。
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