JP7680980B2 - 複雑性算出装置、複雑性算出方法及び複雑性算出プログラム - Google Patents
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Description
ここで算出されるエントロピーは、個々のレコードに対して算出されるものである。
また、通信データの複雑性指標としてエントロピーを算出する手法はあるが、1つのレコード内の特定のフィールドに着目して計算するものであるため、個々のレコードの複雑性を評価することはできるが、通信の連続性を考慮した複雑性を評価することができなかった。
本実施形態の複雑性算出方法では、IPFIX等の集約情報、又は通信データのヘッダ情報を使用して、デバイスが送受信する通信において、通信の連続性を考慮した複雑性を示す指標が出力される。
複雑性算出装置1は、制御部10及び記憶部20の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備えた情報処理装置である。
具体的には、制御部10は、特徴量選定部11と、特徴量セット抽出部12と、集合作成部13と、エントロピー算出部14と、指標出力部15とを備える。
さらに、特徴量選定部11は、複数のフィールド間で四則演算等、特定の処理を行い、新たに作成したフィールドを特徴量の一部として選定してもよい。
また、特徴量選定部11は、複数のパターンで特徴量を選定してもよい。
また、これらの連続データは、例えば、固定の周期でサンプリングされたものであってもよい。
このとき、特徴量セット抽出部12は、データ数を複数設定してもよい。この場合、特徴量セット抽出部12は、データ数毎に特徴量セットを抽出する。
このとき、指標出力部15は、複数のパターンで選定された特徴量、及び複数設定されたデータ数のそれぞれから算出された複数の複雑性指標から統計量を求め、最終的な複雑性指標として出力してもよい。
統計量は、例えば、平均値、中央値、最大値、最小値等であってよい。また、指標出力部15は、複数の複雑性指標から標準偏差を計算し、複雑性指標に幅を持たせて出力してもよい。
ここでは、通信データとしてIPFIXを用いた場合の具体的な複雑性指標の算出手順を例示する。
flowEndMilliseconds:フローが終了した時刻。
flowStartMilliseconds:フローが開始した時刻。
flowDurationMilliseconds:フローの継続時間。
reverseFlowDeltaMilliseconds:フローの最初の行きパケットと帰りパケットとの時間の差。
protocolIdentifier:フローのプロトコル(ICMP、TCP、UDP等)。
sourceIPv4Address:送信元のIPv4アドレス。
sourceTransportPort:送信元のポート番号。
packetTotalCount:フローに含まれる行き方向のパケット数。
octetTotalCount:フローに含まれる行き方向のオクテット数。
sourceMacAddress:送信元のMACアドレス。
destinationIPv4Address:宛先のIPv4アドレス。
destinationTransportPort:宛先のポート番号。
reversePacketTotalCount:フローに含まれる帰り方向のパケット数。
reverseOctetTotalCount:フローに含まれる帰り方向のオクテット数。
Fi=(packetTotalCount, octetTotalCount, reversePacketTotalCount)
のようになる。
また、前述のように、特徴量選定部11は、これらのフィールドのいずれかを用いて、例えば、送受信比率(送信パケット数/受信パケット数)等の演算結果を特徴量に含めてもよい。
ここでは、選定された3つのフィールドのみを示しており、複雑性を計測する期間として取得したレコード総数は8(レコード番号1~8)である。
例えば、図3のようなIPFIXレコードにおいて、d=3とした場合、特徴量セットとなりうるレコード番号の組み合わせは次のようになる。
{(1,2,3), (2,3,4), (3,4,5) (4,5,6), (5,6,7), (6,7,8)}
なお、複雑性指標の算出に使用するレコード数の総数をz(図3の例では8)とすると、特徴量セットの数は、z-d+1(=8-3+1=6)となる。
F(1,2,3)={F1,F2,F3}={(8, 400, 300), (8, 400, 300), (4, 160, 80)}
である。
図3の例の場合、F(1,2,3)=F(5,6,7)となるため、ユニークな特徴量セットの集合は、
{(1,2,3), (2,3,4), (3,4,5), (4,5,6), (6,7,8)}
となる。
例えば、図3の例の場合、特徴量セット毎の出現頻度は、次のように計算される。
(1,2,3)=2, (2,3,4)=1, (3,4,5)=1, (4,5,6)=1, (6,7,8)=1
したがって、複雑性算出装置1は、センサの出力や通信の時系列データ等から取得した連続データに対して、データの連続性を考慮した複雑性を、処理負荷の小さい簡易な計算により評価することができる。
また、通信データの複雑性によって、通信元のデバイスの特性又は機種等を推測し、分類することができる。
これにより、複雑性算出装置1は、最適な特徴量及びデータ数が不明な場合であっても、評価結果の信頼性を向上できる他、最大値又は最小値等の要求された指標を適切に出力できる。
なお、連続データ数dは、2以上7以下程度とするのが好ましく、これにより、計算量を抑えつつ、連続データの特徴を適切に抽出して複雑性を評価できる。
10 制御部
11 特徴量選定部
12 特徴量セット抽出部
13 集合作成部
14 エントロピー算出部
15 指標出力部
20 記憶部
Claims (8)
- 複数のフィールドを持つ連続データに対して、特徴量として1つ以上のフィールドを選定する特徴量選定部と、
連続する所定のデータ数の特徴量からなる特徴量セットを順に複数抽出する特徴量セット抽出部と、
複数抽出された前記特徴量セットの中から、一意な特徴量セットの集合を作成する集合作成部と、
前記一意な特徴量セットの集合において、各特徴量セットのエントロピーを算出し、当該エントロピーの総和を計算するエントロピー算出部と、
前記エントロピーの総和を所定の値域に正規化し、複雑性指標として出力する指標出力部と、を備え、
前記特徴量選定部は、複数のパターンで特徴量を選定し、
前記指標出力部は、前記複数のパターンのそれぞれから算出された複数の前記複雑性指標から統計量を求め、出力値とする複雑性算出装置。 - 複数のフィールドを持つ連続データに対して、特徴量として1つ以上のフィールドを選定する特徴量選定部と、
連続する所定のデータ数の特徴量からなる特徴量セットを順に複数抽出する特徴量セット抽出部と、
複数抽出された前記特徴量セットの中から、一意な特徴量セットの集合を作成する集合作成部と、
前記一意な特徴量セットの集合において、各特徴量セットのエントロピーを算出し、当該エントロピーの総和を計算するエントロピー算出部と、
前記エントロピーの総和を所定の値域に正規化し、複雑性指標として出力する指標出力部と、を備え、
前記特徴量セット抽出部は、前記データ数を複数設定し、
前記指標出力部は、複数の前記データ数のそれぞれから算出された複数の前記複雑性指標から統計量を求め、出力値とする複雑性算出装置。 - 前記連続データは、通信情報の時系列データである請求項1又は請求項2に記載の複雑性算出装置。
- 前記時系列データは、フローデータである請求項3に記載の複雑性算出装置。
- 前記特徴量選定部は、複数のフィールド間で特定の処理を行い、新たに作成したフィールドを前記特徴量の一部として選定する請求項1から請求項4のいずれかに記載の複雑性算出装置。
- 複数のフィールドを持つ連続データに対して、特徴量として1つ以上のフィールドを選定する特徴量選定ステップと、
連続する所定のデータ数の特徴量からなる特徴量セットを順に複数抽出する特徴量セット抽出ステップと、
複数抽出された前記特徴量セットの中から、一意な特徴量セットの集合を作成する集合作成ステップと、
前記一意な特徴量セットの集合において、各特徴量セットのエントロピーを算出し、当該エントロピーの総和を計算するエントロピー算出ステップと、
前記エントロピーの総和を所定の値域に正規化し、複雑性指標として出力する指標出力ステップと、をコンピュータが実行し、
前記特徴量選定ステップにおいて、複数のパターンで特徴量を選定し、
前記指標出力ステップにおいて、前記複数のパターンのそれぞれから算出された複数の前記複雑性指標から統計量を求め、出力値とする複雑性算出方法。 - 複数のフィールドを持つ連続データに対して、特徴量として1つ以上のフィールドを選定する特徴量選定ステップと、
連続する所定のデータ数の特徴量からなる特徴量セットを順に複数抽出する特徴量セット抽出ステップと、
複数抽出された前記特徴量セットの中から、一意な特徴量セットの集合を作成する集合作成ステップと、
前記一意な特徴量セットの集合において、各特徴量セットのエントロピーを算出し、当該エントロピーの総和を計算するエントロピー算出ステップと、
前記エントロピーの総和を所定の値域に正規化し、複雑性指標として出力する指標出力ステップと、をコンピュータが実行し、
前記特徴量セット抽出ステップにおいて、前記データ数を複数設定し、
前記指標出力ステップにおいて、複数の前記データ数のそれぞれから算出された複数の前記複雑性指標から統計量を求め、出力値とする複雑性算出方法。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の複雑性算出装置としてコンピュータを機能させるための複雑性算出プログラム。
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| JP2022051846A JP7680980B2 (ja) | 2022-03-28 | 2022-03-28 | 複雑性算出装置、複雑性算出方法及び複雑性算出プログラム |
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| JP2022051846A JP7680980B2 (ja) | 2022-03-28 | 2022-03-28 | 複雑性算出装置、複雑性算出方法及び複雑性算出プログラム |
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| JP2023144725A JP2023144725A (ja) | 2023-10-11 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2011244098A (ja) | 2010-05-14 | 2011-12-01 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | トラフィック分析システム及びトラフィック分析方法 |
| US20160292418A1 (en) | 2015-03-30 | 2016-10-06 | Cylance Inc. | Wavelet decomposition of software entropy to identify malware |
| JP2019145081A (ja) | 2017-12-19 | 2019-08-29 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | ビークルのサイバー攻撃事象を検知する方法及びシステム |
| WO2019176997A1 (ja) | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 日本電気株式会社 | トラヒック分析装置、方法及びプログラム |
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| WO2019176997A1 (ja) | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 日本電気株式会社 | トラヒック分析装置、方法及びプログラム |
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