JP7659930B1 - 板状ワークの切断装置 - Google Patents

板状ワークの切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7659930B1
JP7659930B1 JP2024047433A JP2024047433A JP7659930B1 JP 7659930 B1 JP7659930 B1 JP 7659930B1 JP 2024047433 A JP2024047433 A JP 2024047433A JP 2024047433 A JP2024047433 A JP 2024047433A JP 7659930 B1 JP7659930 B1 JP 7659930B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cutter
cutting
shaft
shaped workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2024047433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2025147251A (ja
Inventor
弘己 武藤
Original Assignee
有限会社 武藤設計
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社 武藤設計 filed Critical 有限会社 武藤設計
Priority to JP2024047433A priority Critical patent/JP7659930B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7659930B1 publication Critical patent/JP7659930B1/ja
Publication of JP2025147251A publication Critical patent/JP2025147251A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

Figure 0007659930000001
【課題】
増大された円板カッターの切断力により板状ワークを高能率で、しかも切粉の発生を皆無にして切断可能にすることである。
【解決手段】
円板カッターCは、円板の外周部に薄肉の鋭利な刃部が連続して形成されたものであり、第1アームA1 に支持されたカッター軸の一端部に前記円板カッターCが取付けられ、揺動駆動軸S3 の回転によりクランクロッドRを介して第1アームA1 を中間伝動軸(回動支点軸)S1 を中心にして往復円弧揺動運動させることで、前記円板カッターCの全体を、板状ワークWに対する当該円板カッターCの相対的な直線移動方向に対して直交又は概略直交する方向に往復円弧揺動運動させながら、連続回転する円板カッターCにより当該板状ワークWを切断する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、円板カッターの連続回転により、切粉を発生させることなく板状ワークを切断可能な切断装置に関するものである。
木製又は発泡樹脂製の板状ワークを円板カッターにより連続切断するには、特許文献1に示されるように、円板カッターとして、円板の外周部にのこ刃が連続して形成された丸のこが使用され、当該丸のこの「のこ刃」により、切断部を切除して切断しているため、多量の切粉が不可避的に発生し、当該切粉は、丸のこの回転により周辺に飛散されるため、バキューム装置等を用いて、周囲に飛散した切粉を回収していた。よって、切粉の処理に多大な設備と労力が必要であった。また、丸のこによる切断のため、切断面に微小な凹凸が生じるため、切断面の高い切断精度の要求には耐えられなかった。
また、本出願人は、特許文献2に示されるように、遊星歯車機構の工夫により、自転中の円板カッターの軸心を公転させることで、「なた作用」により切断力を増大させると共に、切粉が発生することなく、しかも発泡樹脂製の板状ワークの場合には、大きな板厚のワークの切断を可能にした切断装置の特許を取得している。
本発明は、別の手段により、特許文献2に開示の特許発明と同一の課題を達成しようとしたものである。
特開2022-172723号公報 特許第6850509号公報
本発明は、増大された円板カッターの切断力により板状ワークを高能率で、しかも切粉の発生を皆無にして切断可能にすることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、
連続回転する円板カッターと板状ワークとを相対的に直線移動させることで当該板状ワークを連続して切断する装置であって、
前記円板カッターは、外周部に薄肉の鋭利な刃部が連続して形成されたものであり、
揺動支点軸を中心に往復円弧揺動運動を行う第1アームに回転可能に支持されたカッター軸に前記円板カッターが回転可能に支持され、
第2アームには、揺動駆動軸が前記カッター軸に平行に支持され、当該揺動駆動軸に偏心状態で連結されたクランクロッドの先端部が前記第1アームに連結され、
前記第2アームの回動停止状態において、前記揺動駆動軸の回転により前記クランクロッドを介して前記第1アームを前記揺動支点軸を中心にして往復円弧揺動運動させることで、前記円板カッターの全体を、前記板状ワークに対する当該円板カッターの相対的な直線移動方向に対して直交又は概略直交する方向に往復円弧揺動運動させながら、連続回転する円板カッターにより当該板状ワークを切断することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記第2アームの回動停止状態において、第2アームに支持された揺動駆動軸に偏心して一端部が連結されたクランクロッドの他端部が第1アームに連結されているため、当該揺動駆動軸の連続回転により、前記第1アームは、前記揺動支点軸を支点にして往復円弧揺動運動を行う。この結果、当該第1アームに支持されたカッター軸に支持された円板カッターは、前記第1アームと同様の往復円弧揺動運動を行いながら、板状ワークに対して相対的に直線移動して、当該板状ワークが切断される。
ここで、円板カッターは、板状ワークに対する相対的な移動方向と直交又は概略直交する方向に沿って往復円弧揺動運動を行うので、当該円板カッターの回転中心の軌跡は、ジグザグ(zigzag) 屈曲直線状となって、板状ワークの板厚方向を基準にすると、当該円板カッターは、板状ワークの板厚方向に往復移動(往復円弧揺動運動)しながら、当該板状ワークが切断される。即ち、円板カッターは、自身の外周部の刃部の周方向への移動方向と同方向に微動しながら板状ワークを切断する「第1切断態様」と、自身の外周部の刃部の周方向への移動方向と逆方向に微動しながら板状ワークを切断する「第2切断態様」とを交互に繰り返しながら、当該板状ワークが切断されることで、円板カッターによる板状ワークの切断速度は、当該円板カッターの周速度が同一であるにもかかわらず、前記「第1切断態様」の被切断速度の方が前記「第2切断態様」の被切断速度より僅かに速くなって、周速度が一定の円板カッターにより、板状ワークの被切断速度が常時僅かに変化していると共に、板状ワークに対する円板カッターの切断部の配置姿勢が連続的に変化して、円板カッターの全体のうち板状ワークの切断に寄与する部分が連続的に僅かに変化している。
この結果、従来の丸のこによる切断では、当該丸のこの移動軌跡は、直線であると共に、連続回転中の丸のこの特定部位のみで、しかも一定の切断速度で板状ワークが切断されるのに比較して、請求項1の発明では、上記したように、周速度と一定の円板カッターにより、板状ワークの被切断速度が常時僅かに変化していると共に、板状ワークに対する円板カッターの切断部の配置姿勢が連続的に変化していて、板状ワークの被切断速度及び円板カッターの切断部位の双方が連続的に変化しているので、円板カッターの切断力が増大されて、高能率の切断が実現されると共に、板厚の大きな板状ワークの切断が可能となる。
また、請求項1の発明によれば、円板カッターの外周部の鋭利な刃部により板状ワークの切断部は除去を伴わない分離により刃物切断されるので、のた刃切断のように切断時に切粉が発生せず、従来の丸のこによる切断では不可避であった切粉の処理が不要になると共に、一般の刃物による切断と同一視できるため、切断面は、微小の凹凸が皆無の完全平滑であるため、切断面に対する高い切断精度の要求に耐え得る。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、フレームに固定配置されて、そのロッドが前記第2アームに連結された進退シリンダにより、前記クランクロッドを介して連結された前記第1及び第2の各アームを一体にして、前記揺動支点軸を中心にして後退回動させることで、前記円板カッターの全体が、切断可能位置に対して退避可能であることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、第1及び第2の各アームは、クランクロッドを介して連結されているため、当該第2アームに連結された進退シリンダにより、当該第1及び第2の各アームを一体にして、前記揺動支点軸を中心にして後退回動させると、前記円板カッターの全体を切断可能位置から退避位置に退避させられる。このため、非切断時(非作業時)には、円板カッターの全体は、板状ワークが配置される切断可能位置から退避させられるため、安全であると共に、板状ワークの配置作業も容易、かつ安全に行える。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記揺動支点軸は、外部動力の伝達により回転される中間伝動軸を兼用していて、当該中間伝動軸の動力は、前記カッター軸及び前記揺動駆動軸に分岐して伝動される構成であることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、中間伝動軸がアーム又は第1及び第2の各アームの揺動支点軸を兼用しているため、専用の揺動支点軸が不要となって、切断装置としての軸の総数を少なくできると共に、動力の分岐伝動により、伝動構造が簡易化される。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記中間伝動軸から前記カッター軸及び前記揺動駆動軸への動力の伝動手段は、鎖歯車装置であることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、動力の伝動手段が鎖歯車装置であるため、中間伝動軸とカッター軸との軸間距離を大きくすることが可能となって、円板カッターの板状ワークに対する相対的な直線移動方向に対して直交又は概略直交する方向への往復円弧揺動運動のストロークを大きくできる。
請求項5の発明は、
連続回転する円板カッターと板状ワークとを相対的に直線移動させることで当該板状ワークを連続して切断する装置であって、
前記円板カッターは、外周部に薄肉の鋭利な刃部が連続して形成されたものであり、
揺動支点軸を中心に往復円弧揺動運動を行うアームに回転可能に支持されたカッター軸に前記円板カッターが回転可能に支持され、
前記カッター軸と平行となって揺動駆動軸がフレームに固定配置され、当該揺動駆動軸に偏心状態で連結されたクランクロッドの先端部が前記アームに連結され、
前記揺動駆動軸の回転により前記クランクロッドを介して前記アームを前記揺動支点軸を中心にして往復円弧揺動運動させることで、前記円板カッターの全体を、前記板状ワークに対する当該円板カッターの相対的な直線移動方向に対して直交又は概略直交する方向に往復円弧揺動運動させながら、連続回転する円板カッターにより当該板状ワークを切断することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、第2アームを欠落させて、揺動支点軸を支点としてアームに往復円弧揺動運動を行わせる揺動駆動軸をフレームに固定配置させて、当該揺動駆動軸とアームとをクランクロッドを介して連結することで、当該アームに往復円弧揺動運動を行わせる構成が請求項1の発明と異なるが、その作用効果は、請求項1の発明と同等である。
本発明は、揺動駆動軸の連続回転によりクランクロッドを介して第1アームを揺動支点軸を中心にして往復円弧揺動運動させることで、当該第1アームに取付けられた円板カッターの全体を、板状ワークに対する当該円板カッターの相対的な直線移動方向に対して直交又は概略直交する方向に往復円弧揺動運動させながら、連続回転する円板カッターにより当該板状ワークを切断する構成であって、周速度が一定の円板カッターにより、板状ワークの被切断速度が常時僅かに変化していると共に、板状ワークに対する円板カッターの切断部の配置姿勢が連続的に変化していて、板状ワークの被切断速度及び板状ワークに対する円板カッターの切断部位の双方が連続的に変化しているので、切粉を発生させることなく、円板カッターの切断力が増大されて、高能率の切断が実現されると共に、板厚の大きな板状ワークの切断が可能となる。
本発明に係る板状ワークWの切断装置Uが傾斜支持台Nにセットされた状態の斜視図である。 同じく側面図である。 本発明に係る板状ワークWの切断装置Uの全体斜視図である。 同じく主要部の斜視図である。 同じく平面図である。 同じく概略側面図である。 (a),(b)は、それぞれ図6のX-X線及びY-Y線の各断面図であって、中間伝動軸S1 、カッター軸S2 及び揺動駆動軸S3 の各軸心方向に沿った位置を揃えて図示してある。 一対の第1及び第2の各アームA1 ,A2 と一対のクランクロッドRとの配置関係を示す分解斜視図である。 (a),(b)は、切断装置Uを直線移動させて固定された板状ワークWを切断する際における当該板状ワークWに対して円板カッターCが最大及び最小に喰い込んだ状態の側面図である。 (a)は、板状ワークWの切断時における円板カッターCの軸心J2 の軌跡を示す図であり、(b)は、時間に対する板状ワークWの被切断速度の変化を示す図である。 (a),(b)は、進退シリンダ80のロッド81の出入りにより、円板カッターCが切断作業位置及び退避位置に配置された状態の側面図である。
以下、最良の実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。本発明に係る板状ワークWの切断装置Uは、図1及び図2に示されるように、傾斜支持台Nの傾斜面に沿って配置された一対のガイドレール13に支持され、切断装置UのフレームFの前後に設けられた各連結ロッド11に無端鎖12が連結されることで、前記切断装置Uは、前記傾斜面に沿って昇降可能に配置されている。なお、図1及び図2において、82は、前記無端鎖12を周回駆動走行させるためのギアードモータを示す。
図3~図8において、中間伝動軸S1 は、フレームFの各側板部71に回転可能に支持され、当該中間伝動軸S1 には、第1及び第2の各アームA1 ,A2 の基端部が回動可能に支持されている。第1及び第2の各アームA1 ,A2 は、それぞれ一対一組で形成されて、前記中間伝動軸S1 に、一対の第1アームA1 が所定間隔をおいて配置され、その基端部が回動支点となって、前記中間伝動軸S1 に回転可能に支持されていると共に、当該一対の第1アームA1 の外側に一対の第2アームA2 がそれぞれ配置されて、各第2アームA2 の基端部が回動支点となって、前記中間伝動軸S1 に回転可能に支持されている。このため、中間伝動軸S1 は、第1及び第2の各アームA1 ,A2 が回動する際の「回動支点軸」としても機能している。一対の第1アームA1 は、同一形状であって、その基端部には、軸支持円筒部1が一体に設けられることで、当該一対の第1アームA1 は、当該軸支持円筒部1を介して一体に連結されている。当該軸支持円筒部1には、軸心方向の一端部に円板カッターCが一体に連結されたカッター軸S2 が挿通されて回転可能に支持されている。カッター軸S2 の一端部に取付けられた円板カッターCは、フレームFの一方の側板部71の外側に配置される。
円板カッターCは、金属円板の外周部に薄肉で鋭利な刃部C0 が連続して形成された構成であって、当該円板カッターCによる板状ワークWの切断は、丸のこを使用して、切断部を切粉として除去する従来の「のこ刃切断」とは異なり、切断部を除去することなく分離させることで、切粉の発生を皆無とする刃物切断であることが、本発明の特徴の一つである。
一対の第2アームA2 は、互いに僅かに異なる形状であり、図6に示されるように、その先端部に、揺動駆動軸S3 が回転可能に支持され、当該揺動駆動軸S3 と前記一対の第1アームA1 とが一対のクランクロッドRを介して連結されている。一対の第2アームA2 における前記中間伝動軸S1 と前記揺動駆動軸S3 の各軸心を結ぶ線分の中間部に、前記フレームFの背面板部72に固定された進退シリンダ80のロッド81の先端部が直交状態で連結されるロッド連結固定軸S4 が固定配置されている。よって、図11に示されるように、進退シリンダ80のロッド81を所定のストロークで出入りさせると、一対のクランクロッドRを介して第1及び第2の各アームA1 ,A2 は互いに連結されているため、第1及び第2の各アームA1 ,A2 が一体となって、前記中間伝動軸S1 の軸心J1 を中心に回動して、カッター軸S2 の一端部に取付けられた円板カッターCは、図9に示されるように、板状ワークWの切断可能位置と、当該切断可能位置から完全に退避された退避位置とのいずれかに配置されるように構成されている。なお、一対の第2アームA2 は、その一方のみにテンション用の第7鎖歯車G7 の歯車軸を片持ち支持させるために、僅かに形状が異なるが、アームとしての機能は同一であるので、同一符号を使用する。
一対のクランクロッドRの基端部は、図7に示されるように、揺動駆動軸S3 に対して偏心量(e)を有して連結され、一方のクランクロッドRは、一方の第1アームA1 に連結ボス2を介して連結されていると共に、他方のクランクロッドRは、他方の第1アームA1 に連結ボス3を介して連結されている。各連結ボス2,3は、同一の軸心J5 を有している。即ち、一対のクランクロッドRの基端部の軸心J4 は、揺動駆動軸S3 の軸心J3 に対して(e)だけ偏心している。連結ボス3は、軸心方向に突出していて、その突出端部に第4鎖歯車G4 が取付けられている。中間伝動軸S1 の一端部には、第1及び第2の各鎖歯車G1 ,G2 が近接して取付けられ、当該第1鎖歯車G1 と、カッター軸S2 に取付けられた第3鎖歯車G3 と、前記第4鎖歯車G4 と、一方の第1アームA1 に片持ち支持された鎖歯車軸(図示せず)に取付けられたテンション用の第5鎖歯車G5 との間には、第1鎖D1 が掛装されている。第2鎖歯車G2 と、揺動駆動軸S3 の一端部に取付けられた第6鎖歯車G6 と、一方の第2アームA2 に片持ち支持された鎖歯車軸(図示せず)に取付けられたテンション用の第7鎖歯車G7 との間には、第2鎖D2 が掛装されている。なお、図8において、HS1は、一対の第1及び第2の各アームA1 ,A2 に設けられた中間伝動軸S1 を支持する軸受の挿入孔を示し、HS3は、一対の第2アームA2 に設けられた揺動駆動軸S3 を支持する軸受の挿入孔を示し、HS4は、ロッド連結固定軸S4 の両端部が螺合支持される挿入孔を示し、HR は、一対の第1アームA1 に対してクランクロッドRの先端部を連結するための連結ボス2,3の挿入孔を示す。
フレームFの一方の側板部71の外側には、モータと減速機が一体となったギアードモータMが設置され、その減速機の出力軸4の一端に取付けられた第8鎖歯車G8 と、前記中間伝動軸S1 の第2鎖歯車G2 の外側に取付けられた第9鎖歯車G9 とに、第3鎖D3 が掛装されて、ギアードモータMによりモータの回転が低速に減速されて、高トルクの動力が中間伝動軸S1 に伝達される。
円板カッターCの材質は、SKH-51であり、金属薄円板の外周部に鋭利な刃部が形成された構成であって、直径450mm、板厚1.8mmのものを使用した。
従って、進退シリンダ80のロッド81が最大に突出して、円板カッターCが切断可能位置に配置された状態で、ギアードモータMの動力が中間伝動軸S1 に伝達され、当該中間伝動軸S1 の動力は、鎖歯車G1 ,G3 ,G4 及び第1鎖D1 からなる鎖歯車装置を介してカッター軸S2 に伝達されて、当該カッター軸S2 の一端部に取付けられた円板カッターCが連続駆動回転される。また、当該中間伝動軸S1 の動力は、鎖歯車G2 ,G6 ,G7 及び第2鎖D2 からなる鎖歯車装置を介して揺動駆動軸S3 に伝達されて、当該揺動駆動軸S3 に偏心量(e)を有して連結された一対のクランクロッドRの先端部の往復直線運動により、第2アームA2 に一対のクランクロッドRを介して連結された第1アームA1 は、中間伝動軸S1 の軸心J1 を回動支点として往復回動運動を行い、当該第1アームA1 における中間伝動軸S1 の反対側の端部に配置された前記円板カッターCは、同様の運動を行う。
本発明の切断装置Uは、当該切断装置Uと被切断材である板状ワークWとが相対的に直線運動することが必要である。板状ワークWを固定して切断装置Uが直線移動する場合、或いは切断装置Uが固定配置されて、板状ワークWが直線移動する場合とがある。例えば、大型の板状ワークWを所定幅に切断する場合には、図1及び図2に示されるように、垂直に対して僅かに傾斜した傾斜支持台Nに大型の板状ワークWを固定し、無端鎖12の周回駆動走行により切断装置Uを傾斜支持台Nの傾斜方向に沿って直線移動される。
前記切断装置Uにおいて、ギアードモータMを起動すると、その出力軸4の動力が第8及び第9の各鎖歯車G8 ,G9 及び第2鎖D2 を介して中間伝動軸S1 に伝達され、当該動力が当該中間伝動軸S1 の部分で2系統の鎖歯車装置により分岐されて、カッター軸S2 及び揺動駆動軸S3 の双方が駆動回転されることで、一対の第2アームA2 の回動が阻止された状態で、一対の第1アームA1 は、前記中間伝動軸S1 の軸心J1 を回動支点として、往復回動運動を行う。一対の第1アームA1 の往復回動運動により、当該一対のアームA1 に支持されたカッター軸S2 の一端部の回転中の円板カッターCは、前記中間伝動軸S1 の軸心J1 を回動支点として往復円弧揺動運動を行う。
上記の状態で、切断装置Uが傾斜支持台Nの斜上方から斜下方に向けた移動方向Pに直線移動されると、図9及び図10に示されるように、円板カッターCは、中間伝動軸S1 の軸心J1 を回動支点として往復円弧揺動運動を行いながら、前記移動方向Pに直線移動する。ここで、円板カッターCの往復円弧揺動運動は、図9に示されるように、板状ワークWに対して円板カッターCが最も喰い込んだ状態において、回動支点である中間伝動軸S1 の軸心J1 と、円板カッターCの軸心J2 とを結ぶ線分が、当該切断装置Uの移動方向Pと平行となり、しかも、前記各軸心J1 ,J2 の間の距離Lは、動力伝動手段として鎖歯車装置を用いているために、円板カッターCの直径に対して大きな(長い)距離の確保が可能となり、図示例では、円板カッターCの直径の約半分の軸心間距離Lが確保されている。円板カッターCの前記往復円弧揺動運動により、当該円板カッターCの軸心は、切断装置Uの移動方向Pとほぼ直交する方向にほぼ直線に近い往復円弧揺動運動を行う。ここで、前記軸心間距離Lを長くできるので、円板カッターCの往復円弧揺動運動の回動角が一定の場合には、円板カッターCの軸心の前記移動方向Pと直交する方向の往復移動距離であるストロークKを長くできる。
板状ワークWは、円板カッターCのダウンカットにより切断される。円板カッターCは、切断装置Uの移動方向Pと直交する板状ワークWの板厚方向に往復移動(往復円弧揺動運動)しながら、当該板状ワークWが切断される。このため、円板カッターCの軸心の軌跡は、図10(a)に示されるように、ジグザグ状の屈曲直線となり、丸のこの軸心の軌跡が直線である従来の切断方法とは大きく異なる。即ち、連続回転中の円板カッターCが、図9(a)から同(b)に移行する場合、即ち、板状ワークWに対して円板カッターCの入り込み深さが最も深い状態から最も浅い状態に移行する場合、当該円板カッターCは、自身の外周部の刃部の周方向への移動方向と同方向に微動しながら板状ワークWを切断する「第1切断態様」と、図7(b)から同(a)に移行する場合、即ち、板状ワークWに対して円板カッターCの入込み深さが最も浅い状態から最も深い状態に移行する場合には、円板カッターCは、自身の外周部の刃部の周方向への移動方向と逆方向に微動しながら板状ワークWを切断する「第2切断態様」と、を交互に繰り返しながら、当該板状ワークWが切断される。なお、図10(a)において、一点鎖線は、従来の切断装置の円板カッターの中心の直線状の軌跡を示すと共に、同(b)において、一点鎖線は、従来の切断装置の板状ワークWの一定した被切断速度を示す。
この結果、本発明における円板カッターCによる板状ワークWの被切断速度(板状ワークWが円板カッターCにより切断される速度)Vは、当該円板カッターCの周速度が同一であるにもかかわらず、前記「第1切断態様」の被切断速度の方が前記「第2切断態様」の被切断速度より僅かに速くなって、図10(b)に示されるように、周速度が一定の円板カッターCにより、板状ワークWの被切断速度が常時僅かに変化していると共に、板状ワークに対する円板カッターCの切断部の配置姿勢が連続的に変化し、この2つの異なる変化の相乗により、円板カッターCの全体のうち板状ワークWの切断に寄与する部分が連続的に僅かに変化している。よって、円板カッターCの切断力が増大されて、高能率の切断が実現されると共に、板厚の大きな板状ワークWの切断が可能となる。
また、図11(a)に示されるように、進退シリンダ80のロッド81が突出している円板カッターCを切断可能位置から退避位置に配置変更するには、同図(b)に示されるように、当該進退シリンダ80のロッド81を引っ込めることで、円板カッターCの全体を切断可能位置から退避させられる。これにより、板状ワークWの交換セット時における作業者の安全が図られる。
前記傾斜支持台Nに、板状ワークWとして板厚80mmの発泡樹脂製の建築用断熱材をセットして、上記した切断装置Uを使用して、当該建築用断熱材を以下の条件で切断した。即ち、傾斜支持台Nに支持された板状ワークWの斜上端から斜下方に向けて切断装置Uを移動させ、斜下降端において、進退シリンダ80のロッド81を引っ込めて、円板カッターCを退避位置に退避させ、このままの状態で、切断装置Uを斜上昇端まで移動させて、当該斜上昇端において進退シリンダ80のロッド81の突出により、円板カッターCを切断可能位置に配置して、次の切断を行う。
円板カッターの回転数 :140rpm
円板カッターの移動速度 :15m/分
円板カッターの往復円弧揺動運動の回数:130往復/分
円板カッターの往復円弧揺動運動のストローク:20mm
なお、他に切断可能な板状ワークWとしては、段ボール等がある。また、円板カッターCの回転数は、最大で150rpmまで可能であり、円板カッターの往復円弧揺動運動の回数は、最大で150往復/分まで可能である。
板状ワークWの板厚が90mmと厚肉であるにもかかわらず、材質が発泡樹脂であるとの関係もあって、切粉を発生させることなくスムーズに切断できた。また、切粉を発生させない刃物による切断と同等であるために、切断面は、部分段差の全く存在しない完全平滑な平面であり、高い切断精度の要求に十分に耐えられるものであった。
ここで、切断装置Uを固定配置させて、被切断物である板状ワークWを移動させて切断する場合には、円板カッターCは、常時切断可能位置に配置して、退避させない場合には、前記進退シリンダ80及び第2アームA2 は、不要となり、揺動駆動軸S3 をフレームFに固定配置させて、当該揺動駆動軸S3 と、カッター軸S2 が支持されたアーム(前記第1アームA1 )とをクランクロッドRで連結させて、中間伝動軸S1 を揺動支点軸として当該アーム(前記第1アームA1 )を往復円弧揺動運動させればよい。
1 :第1アーム
2 :第2アーム
C:円板カッター
1 :中間伝動軸(回動視点軸)の軸心
2 :カッター軸の軸心
3 :揺動駆動軸の軸心
4 :クランクロッドの基端部の軸心
K:円板カッターの往復円弧揺動運動のストローク
1 :中間伝動軸(回動支点軸)
2 :カッター軸
3 :揺動駆動軸
4 :ロッド連結固定軸
U:切断装置
W:板状ワーク
80:進退シリンダ

Claims (5)

  1. 連続回転する円板カッターと板状ワークとを相対的に直線移動させることで当該板状ワークを連続して切断する装置であって、
    前記円板カッターは、外周部が薄肉の鋭利な刃部が連続して形成されたものであり、
    揺動支点軸を中心に往復円弧揺動運動を行う第1アームに回転可能に支持されたカッター軸に前記円板カッターが回転可能に支持され、
    第2アームには、揺動駆動軸が前記カッター軸に平行に支持され、当該揺動駆動軸に偏心状態で連結されたクランクロッドの先端部が前記第1アームに連結され、
    前記第2アームの回動停止状態において、前記揺動駆動軸の回転により前記クランクロッドを介して前記第1アームを前記揺動支点軸を中心にして往復円弧揺動運動させることで、前記円板カッターの全体を、前記板状ワークに対する当該円板カッターの相対的な直線移動方向に対して直交又は概略直交する方向に往復円弧揺動運動させながら、連続回転する円板カッターにより当該板状ワークを切断することを特徴とする板状ワークの切断装置。
  2. フレームに固定配置されて、そのロッドが前記第2アームに連結された進退シリンダにより、前記クランクロッドを介して連結された前記第1及び第2の各アームを一体にして、前記揺動支点軸を中心にして後退回動させることで、前記円板カッターの全体が、切断可能位置に対して退避可能であることを特徴とする請求項1に記載の板状ワークの切断装置。
  3. 前記揺動支点軸は、外部動力の伝達により回転される中間伝動軸を兼用していて、当該中間伝動軸の動力は、前記カッター軸及び前記揺動駆動軸に分岐して伝動される構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の板状ワークの切断装置。
  4. 前記中間伝動軸から前記カッター軸及び前記揺動駆動軸への動力の伝動手段は、鎖歯車装置であることを特徴とする請求項3に記載の板状ワークの切断装置。
  5. 連続回転する円板カッターと板状ワークとを相対的に直線移動させることで当該板状ワークを連続して切断する装置であって、
    前記円板カッターは、外周部が薄肉の鋭利な刃部が連続して形成されたものであり、
    揺動支点軸を中心に往復円弧揺動運動を行うアームに回転可能に支持されたカッター軸に前記円板カッターが回転可能に支持され、
    前記カッター軸と平行となって揺動駆動軸がフレームに固定配置され、当該揺動駆動軸に偏心状態で連結されたクランクロッドの先端部が前記アームに連結され、
    前記揺動駆動軸の回転により前記クランクロッドを介して前記アームを前記揺動支点軸を中心にして往復円弧揺動運動させることで、前記円板カッターの全体を、前記板状ワークに対する当該円板カッターの相対的な直線移動方向に対して直交又は概略直交する方向に往復円弧揺動運動させながら、連続回転する円板カッターにより当該板状ワークを切断することを特徴とする板状ワークの切断装置。
JP2024047433A 2024-03-25 2024-03-25 板状ワークの切断装置 Active JP7659930B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024047433A JP7659930B1 (ja) 2024-03-25 2024-03-25 板状ワークの切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024047433A JP7659930B1 (ja) 2024-03-25 2024-03-25 板状ワークの切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7659930B1 true JP7659930B1 (ja) 2025-04-10
JP2025147251A JP2025147251A (ja) 2025-10-07

Family

ID=95282135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024047433A Active JP7659930B1 (ja) 2024-03-25 2024-03-25 板状ワークの切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7659930B1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63150194A (ja) * 1986-12-16 1988-06-22 株式会社 オシキリ 円盤刃駆動装置
JP2003127101A (ja) * 2001-10-24 2003-05-08 Shinx Ltd 板材の切断装置
JP2012187680A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Takumi Giken Kk 食品原木切断装置
US20150367523A1 (en) * 2012-12-24 2015-12-24 Textor Maschinenbau GmbH Device for slicing food products
JP6850509B1 (ja) * 2020-06-23 2021-03-31 有限会社 武藤設計 板状ワークの切断装置
JP2022172723A (ja) * 2021-05-06 2022-11-17 シンクス株式会社 易損ボードに対応したパネルソー

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63150194A (ja) * 1986-12-16 1988-06-22 株式会社 オシキリ 円盤刃駆動装置
JP2003127101A (ja) * 2001-10-24 2003-05-08 Shinx Ltd 板材の切断装置
JP2012187680A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Takumi Giken Kk 食品原木切断装置
US20150367523A1 (en) * 2012-12-24 2015-12-24 Textor Maschinenbau GmbH Device for slicing food products
JP6850509B1 (ja) * 2020-06-23 2021-03-31 有限会社 武藤設計 板状ワークの切断装置
JP2022172723A (ja) * 2021-05-06 2022-11-17 シンクス株式会社 易損ボードに対応したパネルソー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2025147251A (ja) 2025-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3331216B2 (ja) 改良型切削工具
US7966918B2 (en) Workpiece cutting method and band-saw machine
JP4029579B2 (ja) セーバソー
US20100101101A1 (en) progressive force cut path drive mechanism for a reciprocating tool
JP7659930B1 (ja) 板状ワークの切断装置
US5016497A (en) Method and apparatus for grinding teeth in a steel strip to form saws
KR101425163B1 (ko) 화강암 또는 다른 경질의 재료를 절단하기 위한 블록 절단용 석재 절단기 및, 대응의 절단 방법
JP2002079417A (ja) セーバソーの切断機構
JPH01105705A (ja) 石材切断機
EP1010488A2 (en) A power saw with pivotal sole plate
CN215549949U (zh) 一种金刚线切割机摇摆升降工作台结构
JPH0615123B2 (ja) 切断機
JPH06182617A (ja) 管の切断及びそのバリ取り装置
CN202862284U (zh) 曲线锯的抬刀机构
US4993299A (en) Vertical gang saw apparatus
CN108687883B (zh) 数控实木开料铣锯机
CN216938182U (zh) 一种防护效果好的建筑施工用钢筋切割装置
JP3949710B2 (ja) 帯鋸盤
CN223763394U (zh) 一种木制品切圆机
CN118905297B (zh) 一种泵壳加工系统及加工方法
CN221809154U (zh) 变速箱轴自动旋转切割下料机
KR200224104Y1 (ko) 톱날절삭기
CN1080626C (zh) 手动剪切机
JPH074158Y2 (ja) 食品切截機における給送器往復動用クランク装置
KR102375309B1 (ko) 톱날 스트로크가 확장된 고소작업용 톱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20250106

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20250106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7659930

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150