JP7624714B2 - 外設部材用の取付部材、それを用いた外設部材の施工法、外設部材の配設方向の調整法、及び施工構造 - Google Patents
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Description
スレート屋根、横葺き屋根等の既存屋根に太陽電池等の外設部材を取り付ける場合には、既存屋根に支持具や金具などを配して新たな基礎を構築し、その基礎に外設部材を設置する構造が採用されている(例えば特許文献1,2など)。
また、特許文献2には、略直方体状の取付け具1を外装面に固定し、該取付け具1に太陽電池等を取り付ける構造が採用されている。
前記取付ボルトが前記底面部の孔を挿通した状態で締め付けることで、前記下方部材の前記上面部に前記上方部材の前記底面部が回転自在に取り付けられるように固定される締着ナットと、からなることを特徴とする外設部材用の取付部材に関する。
即ち凸状部に取り付けられる構成としては、この凸状部を変形させたり潰さないものであればよく、その具体的な構成を問わない。
また、上面部に取付ボルトが立設される構成についても、上面部に形成される孔から取付ボルトが上向きに立設される、即ち上面部の裏面側に取付ボルトの頭部が位置し、孔から上向きに雄ネジ部分が配設される構成であればよく、その具体的な構成を問わない。
例えば後述する図示実施例に示す下方部材は、左右一対の部材が回動自在に組み合わされた構成であって、凸状部を挟み込むように取り付けられ、しかも上面部の裏面に頭部を保持された取付ボルトが立設されるため、本発明に用いられる下方部材としては望ましい。
即ちフレームが取り付けられる構成としては、このフレームを保持できればよく、その具体的な構成を問わないが、後述する図示実施例のようにフレームを、上面部の左右に側面部が形成される略角門状の成形体であって、その上面部や左右の側面部に、外側が開放する溝状部を長さ方向に条設したレールを形成することで、強固で利便性の高いフレームとなる。そして、このレールにボルトの頭部を保持させてスライド状に移動できるようにして上方部材と接続(ナットの締着)できるようにしてもよいし、嵌合、ビス止め等でもよく、それらの組み合わせ(併用)でもよい。後の調整を勘案すると、ボルトナットによる締着が好ましい。
また、取付ボルトに対し、回転自在に底面部が固定される構成についても、その具体的な構成を問わない。
例えば後述する図示実施例に示す上方部材は、底面部の左右からそれぞれ立ち上がる起立片間にフレームを保持できる構成であって、底面部には取付ボルトの回転を阻害することなく挿通できる孔が設けられ、且つ孔の上面には固定板材が介在されるため、本発明に用いられる上方部材としては望ましい。なお、取付ボルトは、汎用の六角ボルトを用いている。
例えば後述する図示実施例に示す締着ナットは、汎用の工具にて容易に締め付けることができる六角ナットを用いている。
前記凸状部は、後述する図示実施例に示すように外装材の側縁を略垂直状に立ち上げてカシメて形成した構造でも、その外側にキャップ状のカバー材を配した構造でも、一方の側縁に他方の側縁を重合させて形成した構造でもよく、特にその構成を問わない。
なお、太陽電池パネルにおいても、太陽電池モジュールの周縁に枠体を備える構造でも、太陽電池を外装材に一体的に設けた構造でもよくその構成は特に問わない。
なお、この調整法は、前述の施工法のように既に施工された外設部材の施工構造を前提とした表記であって、まず(A)工程から(B)工程、その後(C)工程という順に施工する。
前述の背景技術の欄でも説明したように、従来、屋根勾配に沿うように、即ち凸状部(ハゼ)に平行状に或いは直交状に取り付けたフレームに矩形状の太陽電池モジュールが配設されるので、屋根勾配が太陽電池モジュールの配設方向を決定してしまっていたため、十分な照射効率が得られない場合があった。それに対し、本発明の施工構造では、凸状部にフレームが傾斜状に配設される構成、即ち上方部材を下方部材に対して回動させることで上方部材に保持されるフレームを傾斜状に取り付けることができ、該フレームに取り付けられる太陽電池パネル等の外設部材を傾斜状に配設することができる。
そのため、この施工構造では、その建築物の立地条件等の環境条件に応じて傾斜角度を選定することにより、十分な照射効率を得ることができる。
また、前記L字状材2Aの側面部22から内側上方に延在して上面部21の裏面に沿う傾斜延在部24が設けられ、該傾斜延在部24の先端には、取付ボルト2Cが貫通する孔とその頭部を保持できる矢先部分24a,24aが設けられている。
更に、前記上面部21の先端(図では右端)には上方へ延在する傾斜片211が形成され、前記底面部25,26には、下方へ延在する脚状部251,261が形成されている。
即ち下方からの取付ボルト2Cの挿入により、垂下片が弾性で外側へ押し広げられ、その頭部の上面が孔の端縁に当接した時点で垂下片が内側へ弾性回復するので、矢先部分24a,24aの下端が頭部の落下を防止する。なお、前記頭部の上面とは、下面となる頭部の頂面ではなく、雄ネジ部分の基端となる面を指し、当該図1(a)では上方に位置している。
そのため、この下方部材2は、上方に延在させた取付ボルト2Cの雄ネジ部分の先端に締着ナット2Dを螺合させて締め付けると、取付ボルト2Cが上方へ引っ張り上げられるように作用することで、L字状材2Aの傾斜延在部24とコ字状材2Bの上面部21とが圧接(重合)状に取り付けられると共に各部材2A,2Bの底面部25,26が突き合わせ状となるが、締着ナット2Dの締め付けは上方部材3の配設後であるから、締着ナット2Dの締め付け以前ではこの下方部材2は一体化されていない。
この上方部材3は、左右対称状の部材であって、略水平状の底面部31の左右に鉛直状の縦片部33が設けられているが、左右の縦片部33,33のやや下方に架け渡されてH字状を形成している横片が底面部31である。そして、縦片部33のやや上方から外側へ傾斜状に、続いて鉛直状に、更に外側へ傾斜状に延在しているのが起立片32である。図中、符号321は起立片32の上端付近の傾斜状に延在している部分を指し、符号320は起立片32の略中央に形成された円孔である。
また、前記取付ボルト2C及び前記締着ナット2Dは、図1(a)に示すように六角ボルト及び六角ナットである。
下方に位置する側外方が開放するレールR3には、横ボルト4b及びナット4cが取り付けられて上方部材3に対するフレーム4の固定位置を任意に調整できる。即ちレールR3には、横ボルト4bの頭部が陥入された状態で長さ方向にスライド移動させることができるので、任意の位置にてナット4cを締め付けると、上方部材3に対してフレーム4が一体的に固定される。
具体的には予めL字状材2Aとコ字状材2Bとを回動自在に枢着しておき、凸状部13の左方にL字状材2Aが、凸状部13の上方及び右方にコ字状材2Bが位置するように取り付ける。
次に、傾斜延在部24の下方から取付ボルト2Cを臨ませて雄ネジ部分から挿入すると、その雄ネジ部分は傾斜延在部24から上面部21を貫通するように上向きに配設され、その頭部は矢先部分24a,24aに保持される。
この時点で上方に延在させた取付ボルト2Cの雄ネジ部分の先端には締着ナット2Dが螺合されていないが、その頭部が傾斜延在部24の裏面側の矢先部分24a,24aに保持されているので、取付ボルト2Cが落下して脱離することがない。
この工程は、下方部材2に上方部材3を取り付けた後、フレーム4を取り付けるようにしてもよいし、予め上方部材3にフレーム4を固定した状態で下方部材2に取り付けるようにしてもよい。
前述の後者の方法は、予め図6(i)に示すように予め上方部材3にフレーム4を固定した後、取付ボルト2Cに取り付ける。この態様では、フレーム4に設けた開放溝のうち側方のレールR3内に横ボルト4bの頭部を嵌入させた状態でナット4cを螺合させることで上方部材3とフレーム4とを一体に固定する。
なお、締着ナット2Dを締め付けることで、取付ボルト2Cが上方へ引っ張り上げられるように作用することで、L字状材2Aの傾斜延在部24とコ字状材2Bの上面部21とが圧接(重合)状に取り付けられると共に各部材2A,2Bの底面部25,26が突き合わせ状となるが、締着ナット2Dの締め付けは上方部材3の配設後であるから、締め付け以前ではこの下方部材2は一体化されていない。
凸状部13は、屋根(屋根面)勾配に平行状に形成されるので、例えば図示しない外設部材が矩形状である場合には、屋根(屋根面)の傾斜勾配に平行状又は直交状に外設部材が配設されることになり、屋根面と同様の面一状の外設部材面が形成される。面一状の外設部材面は、強風に対する耐性が高く、屋根面に吹き降ろす風にも吹き上げる風にも極めて耐性が高い。
支持フレーム7は、横方向に延在する上面部71と縦方向に延在する脚部72とを備え、長さ方向に略L字状の断面形状を有する成形体であって、脚部72に形成された孔(図示せず)に前記横ボルト5dの先端が挿通された状態でナット5cを締め付けることで架設フレーム5に一体に取り付けられる。また、上面部71には、上方が開放するレールR5が設けられ、該レールR5に縦ボルト7b及びナット7cが取り付けられることで、図示しない外設部材と一体的に固定される。
これらの架設フレーム5と支持フレーム7は、同一の部材であって、ボルトの頭部を嵌入可能なレールR4、R5を縦面として用いるか横面として用いるかで相違する。
なお、それ以外の構成は全て実施例1と同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
なお、それ以外の構成は全て実施例1と同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
11 面板部
12 側面部
13 凸状部
2 下方部材
21 上面部
2A L字状材
2B コ字状材
2C 取付ボルト
2D 締着ナット
3,3',3" 上方部材
3B 固定板材
3c スプリングワッシャー
3d 座金
31 底面部
310 孔
32 起立片
33 縦片部
4 フレーム
41 上面部
42 側面部
R1~R5 レール
4b 横ボルト
4c ナット
Claims (4)
- 外装面を構成する外装材にて形成される凸状部に固定する取付部材であって、
前記凸状部に取り付けられ、その上面部に取付ボルトが立設されている下方部材と、
上方に外設パネルを支持可能なフレームが取り付けられ、前記取付ボルトを挿通できる孔を備える底面部が備えられている上方部材と、
前記取付ボルトが前記底面部の孔を挿通した状態で締め付けることで、前記下方部材の前記上面部に前記上方部材の前記底面部が回転自在に取り付けられるように固定される締着ナットと、
からなることを特徴とする外設部材用の取付部材。 - 前記凸状部に前記下方部材が取り付けられる第1の工程と、
該下方部材の前記上面部に対して回転自在に前記上方部材の前記底面部が取り付けられることで、前記フレームが旋回自在となり、該フレームに支持される前記外設部材の設置角度が前記凸状部に対して調整可能となる第2の工程と、
前記締着ナットを締め付ける第3の工程と、
からなることを特徴とする請求項1に記載の取付部材を用いた外設部材の施工法。 - 前記締着ナットを緩める工程と、
前記上方部材を回転させることで、前記フレームを旋回させて前記外設部材の接地角度が前記凸状部に対して調整できる工程と、
前記締着ナットを再び締め付ける工程と、
からなることを特徴とする請求項1に記載の取付部材を用いた外設部材の配設方向の調整法。 - 請求項1に記載の取付部材を用いた外設部材の施工構造であって、
屋根勾配に沿って形成される前記凸状部に対し、傾斜状に前記フレームが配設されるように前記取付部材を取り付けることにより、該フレームに前記外設部材が支持されていることを特徴とする外設部材の施工構造。
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| US20080302928A1 (en) | 2007-06-06 | 2008-12-11 | Haddock Robert M M | Adjustable mounting assembly for standing seam panels |
| JP2013213388A (ja) | 2012-03-05 | 2013-10-17 | Wakai & Co Ltd | 屋根上搭載機器の取付け金具 |
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