JP7620587B2 - 評価装置、評価方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
ブルーカーボンオフセット制度に、PFSを適用することが考えられている。ブルーカーボンとは、沿岸域の藻場等に生息する海洋植物にCO2として取り込まれた炭素である。ブルーカーボンオフセット制度とは、CO2排出量削減の手法の一つとして、クレジット申請者のCO2吸収・固定の効果をオフセット実施者が買い取り、オフセット実施者が排出するCO2と相殺するものである。
藻場の評価算定に関して、藻場域の分布を簡便且つ精確に測定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、測定対象水域の空撮カラー画像中の画素の成分強度の優位性に基づいて第1の藻場候補領域を決定すると共に、測定対象水域について行った音響水深探査の測定水深の変化に基づいて第2の藻場候補領域を決定し、第1の藻場候補領域と第2の藻場候補領域とを対比して両者の一致した領域を藻場域と推定する。また、測定水深の変化に基づき海藻による影響量を求めると共に、測定対象水域内の複数地点で測定されたサンプル繁茂量と海藻による影響量との相関関係を求めて藻場域の繁茂量を推定する。
取引交渉時に藻場の評価算定が行われているが、取引後の実際の藻場評価がなされていないため、クレジットが取引分の二酸化炭素(CO2)を吸着したかは分からない。藻場の衰退、維持、増加に関わるような、藻場や港湾に関わる活動に対する評価がなされていない。
特許文献1には、測定対象水域の空撮カラー画像および音響水深探査から候補領域を藻場と推定することが記載されているが、ある一時点での評価以外の適切なタイミング、頻度で測定し推定することについては記載されておらず、藻場の評価には十分でない。以上は、藻場などの水域植物群に当てはまる。
本発明の目的は、藻場などの水域植物群を継続的に評価できる評価装置、評価方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
(2)本発明の一態様は、水域植物群周辺の環境情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定する決定部とを備え、前記取得部は、前記水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報を取得し、前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群に接続する前記河川付近の前記降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する、評価装置である。
(3)本発明の一態様は、水域植物群周辺の環境情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定する決定部とを備え、前記取得部は、前記水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報を取得し、前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群周辺で漁獲される前記海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、前記海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する、評価装置である。
(4)本発明の一態様は、水域植物群周辺の環境情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定する決定部と、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて前記水域植物群に含まれる藻の生育状況を測定する測定手段を選択する選択部とを備える、評価装置である。
(5)本発明の一態様は、上記(2)から上記(4)のいずれか一つに記載の評価装置において、前記環境情報は、前記水域植物群周辺の気象情報を含み、前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群周辺の前記気象情報と所定の気象条件とに基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する。
(6)本発明の一態様は、上記(1)又は上記(5)に記載の評価装置において、前記決定部は、一又は複数の藻の種類を特定する情報と一又は複数の前記藻の種類を特定する情報の各々について生育に適した気象条件とを関連付けた情報に基づいて、前記取得部が取得した前記水域植物群周辺の前記気象情報と、前記水域植物群に含まれる水域植物の種類を特定する情報に関連付けられる生育に適した気象条件とに基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する。
(7)本発明の一態様は、上記(1)又は上記(5)に記載の評価装置において、前記気象情報は、前記水域植物群周辺の気温情報と水温情報と日照時間情報と降雨量情報との少なくとも一つを含む。
(8)本発明の一態様は、上記(1)、上記(3)および上記(4)のいずれか一項に記載の評価装置において、前記取得部は、前記水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報を取得し、前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群に接続する前記河川付近の前記降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する。
(9)本発明の一態様は、上記(1)、上記(2)および上記(4)のいずれか一項に記載の評価装置において、前記取得部は、前記水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報を取得し、前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群周辺で漁獲される前記海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、前記海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する。
(10)本発明の一態様は、上記(1)又は上記(5)のいずれか一項に記載の評価装置において、前記決定部が前記水域植物群の生育状況を測定することを決定した場合に、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度に基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定する測定手段へ測定を指示するタイミングを調整する調整部をさらに備える。
(11)本発明の一態様は、上記(1)から上記(3)のいずれか一項に記載の評価装置において、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて前記水域植物群に含まれる藻の生育状況を測定する測定手段を選択する選択部をさらに備える。
(12)本発明の一態様は、上記(11)に記載の評価装置において、前記選択部は、前記測定手段として、移動体を選択する。
(13)本発明の一態様は、上記(11)又は上記(12)に記載の評価装置において、前記測定手段が測定した前記水域植物群に含まれる藻の生育状況に基づいて前記水域植物群の面積を導出する導出部と、前記導出部が導出した前記水域植物群の前記面積に基づいて、前記水域植物群の評価値を算出する評価値算出部とをさらに備える。
(14)本発明の一態様は、上記(13)に記載の評価装置において、前記評価値算出部が算出した前記水域植物群の前記評価値に基づいて、対価を算出する対価算出部と、前記対価算出部が算出した前記対価を、前記水域植物群に関連するクレジットを購入する事業者に請求する対価請求部とをさらに備える。
(15)本発明の一態様は、上記(14)に記載の評価装置において、前記対価請求部は、前記水域植物群に関連するクレジットを購入する前記事業者によって支払われた前記対価に基づいて、前記水域植物群の育成を行う事業者に対価を支払う。
(16)本発明の一態様は、水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、前記水域植物群周辺の気象情報と所定の気象条件とに基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップとを有する、コンピュータが実行する評価方法である。
(17)本発明の一態様は、水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、前記水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報を取得するステップと、前記水域植物群に接続する前記河川付近の前記降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップとを有する、コンピュータが実行する評価方法である。
(18)本発明の一態様は、水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、前記水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺で漁獲される前記海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、前記海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップとを有する、コンピュータが実行する評価方法である。
(19)本発明の一態様は、水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて前記水域植物群に含まれる藻の生育状況を測定する測定手段を選択するステップとを有する、コンピュータが実行する評価方法である。
(20)本発明の一態様は、コンピュータに、水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、前記水域植物群周辺の気象情報と所定の気象条件とに基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップと、を実行させる、コンピュータプログラムである。
(21)本発明の一態様は、コンピュータに、水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、前記水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報を取得するステップと、前記水域植物群に接続する前記河川付近の前記降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップとを実行させる、コンピュータプログラムである。
(22)本発明の一態様は、コンピュータに、水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、前記水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺で漁獲される前記海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、前記海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップとを実行させる、コンピュータプログラムである。
(23)本発明の一態様は、コンピュータに、水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて前記水域植物群に含まれる藻の生育状況を測定する測定手段を選択するステップとを実行させる、コンピュータプログラムである。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(藻場評価装置)
図1は、本発明の実施形態の藻場評価システムの構成例を示す図である。図1において、藻場評価システム1は、藻場評価装置100を備える。図1には、藻場評価装置100に加え、藻場KCと、藻場KCに設置されているセンサSENと、藻場評価装置100に環境情報を提供するサーバ200が示されている。藻場KCの一例は、海草藻場(アマモ等)、海藻藻場(コンブ、ワカメ等)等である。
藻場評価装置100とサーバ200とは、ネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局などを含む。サーバ200とセンサSENとは、ネットワークNWを介して通信する。
例えば、サーバ200は、複数の藻場の識別情報と、複数の藻場の各々の周辺の環境情報とを関連付けて記憶している。藻場周辺には、藻場自体が含まれてもよい。藻場周辺の環境情報は、藻場KCに設置されたセンサSENによって取得された情報であってもよい。センサSENの一例は、スマートブイである。
藻場周辺の環境情報の一例は、藻場周辺の気象情報である。藻場周辺の気象情報は、藻場周辺の気温情報と水温情報と日照時間情報と降雨量情報との少なくとも一つを含む。
また、藻場評価装置100は、取得した藻場周辺の気象情報と所定の気象条件とに基づいて、藻場の生育状況を測定することを決定する。
(藻場評価装置100)
藻場評価装置100は、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。藻場評価装置100は、例えば、通信部102と、取得部104と、処理部105と、決定部106と、出力部107と、記憶部110とを備える。
通信部102は、通信モジュールによって実現される。通信部102は、ネットワークNWを介して、外部の通信装置と通信する。通信部102は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。また、通信部102は、例えば無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。
通信部102は、処理部105が出力した藻場環境情報要求をサーバ200へ送信する。通信部102は、サーバ200が送信した藻場環境情報応答を受信する。
図3は、藻生育条件の一例を示す図である。藻生育条件110aは、一又は複数の藻の種類を特定する情報と一又は複数の藻の種類を特定する情報の各々について生育に適した気象条件とを関連付けたテーブル形式の情報である。図3には、生育に適した気象条件の一例をして水温が示されている。図2に戻り説明を続ける。
取得部104は、通信部102が受信した藻場環境情報応答を取得し、取得した藻場環境情報応答に含まれる一又は複数の藻場の識別情報と一又は複数の藻場の各々について藻場周辺の環境情報とを関連付けた情報を取得する。
処理部105は、一又は複数の藻場の識別情報を含むサーバ200を宛先とする藻場環境情報要求を作成し、作成した藻場環境情報要求を通信部102へ出力する。
水温が所定の条件を満たさないと藻が生育できず、また晴天が少ないと光合成に影響を及ぼし、生育に影響する。このため、決定部106は、所定の条件を満たさない期間が一定期間以上継続した場合、藻場の生育状況を測定することを決定する。このように構成することによって、生育状況を確認できる。ここで、決定部106は、藻場付近にブイなどのセンサSENが備えられている場合に水温を使用し、藻場付近にセンサSENが備えられてない場合には水温の代わりに気温を使用してもよい。
また、決定部106は、記憶部110に記憶された藻生育条件110aに基づいて、一又は複数の藻場の各々について、藻場周辺の気象情報等の環境情報と、藻場に含まれる藻の種類を特定する情報に関連付けられる生育に適した気象条件とに基づいて、藻場の生育状況を測定することを決定してもよい。例えば、決定部106は、一又は複数の藻場の各々について、藻場に含まれる藻の種類を特定する情報に関連付けられる生育に適した気象条件として温度と日照時間とが関連付けられ、藻場周辺の気象情報等の環境情報が、所定の期間気象条件を満たさない場合、藻場の生育状況を測定することを決定してもよい。
サーバ200は、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。
サーバ200は、一又は複数の藻場の各々について、藻場周辺の環境情報を取得する。例えば、サーバ200は、一又は複数の藻場の各々に設置されたセンサSENによって取得された環境情報を取得する。サーバ200は、一又は複数の藻場の識別情報と、一又は複数の藻場の各々について藻場周辺の環境情報とを関連付けて記憶部に記憶する。記憶部はサーバ200が備えていてもよいし、クラウドであってもよい。
サーバ200は、藻場評価装置100が送信した藻場環境情報要求を受信し、受信した藻場環境情報要求に含まれる一又は複数の藻場の識別情報を取得する。サーバ200は、取得した一又は複数の藻場の識別情報の各々に関連付けられている藻場周辺の環境情報を記憶部から取得する。サーバ200は、一又は複数の藻場の識別情報と、記憶部から取得した一又は複数の藻場の識別情報の各々に関連付けられる藻場周辺の環境情報とを含む藻場環境情報応答を作成する。サーバ200は、作成した藻場環境情報応答を藻場評価装置100へ送信する。
図4は、本実施形態に係る藻場評価システムの動作の一例を示すフローチャートである。
(ステップS1-1) 藻場評価装置100において、処理部105は、一又は複数の藻場の識別情報を含むサーバ200を宛先とする藻場環境情報要求を作成する。
(ステップS2-1) 藻場評価装置100において、処理部105は、作成した藻場環境情報要求を通信部102へ出力する。通信部102は、処理部105が出力した藻場環境情報要求を取得し、取得した藻場環境情報要求をサーバ200へ送信する。
(ステップS3-1) サーバ200は、藻場評価装置100が送信した藻場環境情報要求を受信し、受信した藻場環境情報要求に含まれる一又は複数の藻場の識別情報を取得する。サーバ200は、取得した一又は複数の藻場の識別情報の各々に関連付けて記憶部に記憶されている環境情報を取得する。サーバ200は、一又は複数の藻場の識別情報と、取得した一又は複数の藻場の各々について環境情報とを関連付けた情報を含む藻場環境情報応答を作成する。
(ステップS4-1) サーバ200は、作成した藻場環境情報応答を、藻場評価装置100へ送信する。
(ステップS6-1) 藻場評価装置100において、決定部106は、取得部104から一又は複数の藻場の識別情報と一又は複数の藻場の各々について環境情報とを関連付けた情報を取得する。決定部106は、取得した一又は複数の藻場の識別情報と一又は複数の藻場の各々について藻場周辺の環境情報とを関連付けた情報に基づいて、一又は複数の藻場の各々について藻場周辺の環境情報を取得する頻度を決定する。
(ステップS7-1) 藻場評価装置100において、決定部106は、藻場周辺の環境情報に含まれる気象情報と所定の気象条件とに基づいて、藻場の生育情報を測定することを決定する。
(ステップS8-1) 藻場評価装置100において、出力部107は、決定部106から、藻場周辺の環境情報を取得する頻度を示す情報、藻場の生育状況を測定することを決定したことを示す情報を取得し、出力する。
ステップS7-1において、決定部106は、記憶部110に記憶された藻生育条件110aに基づいて、藻場周辺の気象情報等の環境情報と、藻場に含まれる藻の種類を特定する情報に関連付けられる生育に適した気象条件とに基づいて、藻場の生育状況を測定することを決定してもよい。
前述した実施形態においては、藻場評価装置100が、藻場周辺の環境情報を取得し、取得した環境情報に基づいて、藻場周辺の環境情報を取得する頻度を決定する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、藻場の代わりに、藻を含む水域植物群を適用することができる。水域植物群は、さらにマングローブ林、塩性湿地なども含む。水域植物群周辺には、水域植物群自体が含まれてもよい。以下についても同様である。
前述した実施形態において、藻場評価装置100は、藻場KCに接続する一又は複数の河川付近の降雨量情報を取得し、取得した藻場に接続する一又は複数の河川付近の降雨量情報に基づいて、藻場の生育状況を測定することを決定するようにしてもよい。具体的には、処理部105は、藻場に接続する一又は複数の河川の識別情報を含むサーバ200を宛先とする藻場環境情報要求を作成し、作成した藻場環境情報要求を通信部102へ出力する。取得部104は、通信部102が受信した藻場環境情報応答を取得し、取得した藻場環境情報応答に含まれる藻場に接続する一又は複数の河川の識別情報と一又は複数の河川の各々について環境情報とを関連付けた情報を取得する。
決定部106は、取得部104が取得した藻場に接続する一又は複数の河川付近の環境情報に基づいて、藻場の生育状況を測定することを決定する。例えば、決定部106は、藻場KCに接続する一又は複数の河川付近の降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、藻場の生育状況を測定することを決定するようにしてもよい。
藻場周辺の降雨量が多いと藻場周辺の塩分濃度などが変化し、藻場KCの生育に影響のある可能性がある。また、藻場KCに隣接する河川で所定の降雨量を超えた場合、濁度の高い水が藻場KCに流入して藻場KCに光が届かなくなる可能性がある。このような場合に、藻場KCの生育状況を測定することができる。
具体的には、処理部105は、一又は複数の藻場の識別情報を含み、漁獲される海産物の種類と量とを取得する情報を含むサーバ200を宛先とする藻場海産物情報要求を作成し、作成した藻場海産物情報要求を通信部102へ出力する。通信部102は、処理部105が出力した藻場海産物情報要求をサーバ200へ送信する。
サーバ200は、藻場評価装置100が送信した藻場海産物情報要求を受信し、受信した藻場海産物情報要求に基づいて、一又は複数の藻場の識別情報と一又は複数の藻場の各々について藻場周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報とを含む藻場海産物情報応答を作成する。サーバ200は、作成した藻場海産物情報応答を、藻場評価装置100に送信する。
藻場評価装置100において、通信部102は、サーバ200が送信した藻場海産物情報応答を受信する。取得部104は、通信部102が受信した藻場環境情報応答を取得し、取得した藻場環境情報応答に含まれる一又は複数の藻場の識別情報と一又は複数の藻場周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報とを関連付けた情報を取得する。
決定部106は、取得部104が取得した一又は複数の藻場周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、藻場の生育状況を測定することを決定する。例えば、決定部106は、一又は複数の藻場周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、藻場の生育状況を測定することを決定するようにしてもよい。例えば、海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、藻場の生育状況を測定することを決定する。所定条件の一例は、藻の生育に適さないアイゴ、ウニなどの海産物の量が所定の量を超えることである。藻場KCの天敵であるアイゴやウニが想定以上に繁殖すると、藻場を荒らすことが考えられるためである。
藻場評価装置100において、環境情報は、水域植物群周辺の気象情報を含む。決定部106は、取得部104が取得した水域植物群周辺の気象情報と所定の気象条件とに基づいて、水域植物群の生育状況を測定することを決定する。このように構成することによって、決定部106は、取得部104が取得した水域植物群周辺の気象情報と所定の気象条件とに基づいて、水域植物群の生育状況を測定することを決定できるため、水域植物群周辺の環境情報を継続的に取得できるとともに、水域植物群周辺の気象情報と所定の気象条件とに基づいて、水域植物群の生育状況を測定できる。
藻場評価装置100において、決定部106は、一又は複数の水域植物群の種類を特定する情報と一又は複数の水域植物群の種類を特定する情報の各々について生育に適した気象条件とを関連付けた情報に基づいて、取得部104が取得した水域植物群周辺の気象情報と、水域植物群に含まれる水域植物の種類を特定する情報に関連付けられる生育に適した気象条件とに基づいて、水域植物群の生育状況を測定することを決定する。
このように構成することによって、決定部106は、水域植物群周辺の気象情報と、水域植物群に含まれる水域植物群の種類を特定する情報に関連付けられる生育に適した気象条件とに基づいて、水域植物群の生育状況を測定することを決定できるため、水域植物群周辺の環境情報を継続的に取得できるとともに、水域植物群周辺の気象情報と、水域植物群に含まれる藻の種類を特定する情報に関連付けられる生育に適した気象条件とに基づいて、水域植物群の生育状況を測定できる。
藻場評価装置100において、取得部104は、水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報を取得する。決定部106は、取得部104が取得した水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、水域植物群の生育状況を測定することを決定する。
このように構成することによって、決定部106は、取得部104が取得した水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、水域植物群の生育状況を測定することを決定できるため、水域植物群周辺の環境情報を継続的に取得できるとともに、水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、水域植物群の生育状況を測定できる。
藻場評価装置100において、取得部104は、水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報を取得する。決定部106は、取得部104が取得した水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、水域植物群の生育状況を測定することを決定する。
このように構成することによって、決定部106は、取得部104が取得した水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、水域植物群の生育状況を測定することを決定できるため、水域植物群周辺の環境情報を継続的に取得できるとともに、水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、水域植物群の生育状況を測定できる。
実施形態の変形例1に係る藻場評価装置100aは、前述した実施形態の藻場評価装置100において、藻場の生育状況を測定することを決定した場合に、藻場周辺の環境情報を取得する頻度に基づいて、藻場生育状況を測定する測定手段へ測定を指示するタイミングを調整する。
図5は、実施形態の変形例1に係る藻場評価システムの構成例を示す図である。図5において、藻場評価システム1aは、藻場評価装置100aを備える。図5には、藻場評価装置100aに加え、測定手段300と、サーバ200とが示されている。
測定手段300は、藻場に含まれる藻の生育状況を測定する。測定手段300には、空中ドローン(飛翔体)302-1から空中ドローン302-3、水中ドローン302-4、水上ドローン302-5などの移動体が含まれる。藻場評価装置100と測定手段300とは、ネットワークNWを介して通信する。以下、藻場評価システム1aに含まれる藻場評価装置100aについて、説明する。
藻場評価装置100aは、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。藻場評価装置100aは、例えば、通信部102と、取得部104と、処理部105と、決定部106と、出力部107と、調整部108aと、選択部109aと、記憶部110とを備える。
調整部108aは、決定部106が藻場KCの生育状況を測定することを決定した一又は複数の藻場の各々について、藻場周辺の環境情報を取得する頻度に基づいて、藻場KCの生育状況を測定する測定手段300へ測定を指示するタイミングを調整する。
例えば、調整部108aは、決定部106が藻場の生育状況を測定することを決定した一又は複数の藻場の各々について、一又は複数の藻場の各々について藻場周辺の環境情報を取得するタイミング以外でも、藻場KCの生育状況の測定を指示する。調整部108aは、決定部106が藻場KCの生育状況を測定することを決定した一又は複数の藻場の各々について、決定した時刻が、藻場周辺の環境情報を取得してから所定の時間以内である場合には、藻場KCの生育状況の測定の指示をスキップし、その所定の時間が経過してから測定手段300へ測定を指示する。
つまり、調整部108aは、決定部106が藻場の生育状況を測定することを決定した時刻が、藻場周辺の環境情報を取得してから所定の時間以内である場合には、その所定の時間が経過するまで、藻場の生育状況を測定することを行わずに待機する。ここで、調整部108aは、予め設定された測定手段300へ測定を指示するようにしてもよいし、後述する選択部109aが選択した測定手段300へ測定を指示するようにしてもよい。
調整部108aと、選択部109aとの全部または一部は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、調整部108aと選択部109aとの全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
図6は、実施形態の変形例1に係る藻場評価システムの動作の一例を示すフローチャートである。ステップS1-2からS6-2は、図4のステップS1-1からS6-1を適用できるため、ここでの説明は省略する。
(ステップS7-2) 藻場評価装置100において、決定部106は、藻場の生育状況を測定することを決定したか否かを判定する。藻場の生育状況を測定しない場合、ステップS1-2へ戻る。
(ステップS8-2) 藻場評価装置100において、選択部109aは、決定部106が藻場の生育状況を測定することを決定した一又は複数の藻場の識別情報を取得する。選択部109aは、取得した一又は複数の藻場の識別情報の各々について、取得部104から藻場周辺の環境情報を取得する。選択部109aは、取得した一又は複数の藻場周辺の環境情報の各々に基づいて藻場に含まれる藻の生育状況を測定する測定手段300を選択する。
(ステップS9-2) 藻場評価装置100において、調整部108aは、決定部106が藻場の生育状況を測定することを決定した一又は複数の藻場の各々について、藻場周辺の環境情報を取得する頻度に基づいて、藻場の生育状況を測定する測定手段300へ測定を指示するタイミングであるか否かを判定する。測定手段300へ測定を指示するタイミングでない場合ステップS9-2へ戻る。
(ステップS10-2) 藻場評価装置100において、調整部108aは、測定手段300へ測定を指示するタイミングである場合に、測定を指示する。その後、ステップS1-2へ戻る。
図7は、実施形態の変形例1に係る藻場評価システムの動作の一例を示す図である。スマートブイは、藻場KCから藻を採取し、採取した藻に基づいて、藻場KCの評価が行われる。
(1)藻場評価装置100aは、サーバ200から藻画像を取得したり、採取された藻の評価結果を取得したりする。
(2)藻場評価装置100aは、サーバ200から取得した藻画像、藻の評価結果に基づいて、スマートブイなどに藻場育成の促進活動を指示する。
(3)スマートブイなどは、藻場評価装置100aによる指示に基づいて、藻場KCに対して藻場育成の促進活動を行う。スマートブイが藻場KCに対して行う藻場育成の促進活動の一例は、施肥、雑海藻の除去、母藻の供給、種苗の供給、食害生物の駆除などの直接的な促進活動と、環境モニタリング、漁場モニタリングなどの間接的な促進活動とを含む。
(4)藻場評価装置100aを有する事業者は、藻場評価装置100aによる指示に基づいて、港湾、河川に対して藻場育成の促進活動を行う。藻場評価装置100aが港湾、河川に対して行う藻場育成の促進活動の一例は、港湾・河川ごみ収集、藻場に関する環境学習、広報・啓発活動である。
藻場評価装置100aにおいて、水域植物群周辺の環境情報に基づいて水域植物群に含まれる水域生物の生育状況を測定する測定手段300を選択する選択部109aをさらに備える。このように構成することによって、選択部109aは水域植物群周辺の環境情報に基づいて測定手段300を選択できるため、取得部104は選択部109aによって選択された測定手段300が取得した水域植物群の生育状況を取得できる。
藻場評価装置100aにおいて、選択部109aは、測定手段300として、移動体を選択する。このように構成することによって、選択部109aは、移動体を選択できるため、取得部104は選択部109aによって選択された移動体が取得した水域植物群の生育状況を取得できる。
実施形態の変形例2に係る藻場評価装置100bは、ブルーカーボンオフセット制度にPFSを適用する場合に、藻場の育成を行う事業者B1とクレジットを購入する事業者B2との間で仲介を行う機能を備えるようにしたものである。具体的には、藻場評価装置100bは、前述した実施形態の変更例1に係る藻場評価装置100aにおいて、測定手段300が測定した藻場KCに含まれる藻の生育状況に基づいて藻場KCの面積を導出する。藻場評価装置100bは、導出した藻場KCの面積に基づいて、藻場KCの評価値を算出する。藻場評価装置100bは、算出した藻場KCの評価値に基づいて、対価を算出する。藻場評価装置100bは、算出した対価を、藻場KCに関連するクレジットを購入する事業者に請求する。
図8は、実施形態の変形例2に係る藻場評価システムの適用例を示す図である。藻場評価システムの適用例は、藻場の育成を行う事業者B1と、クレジットを購入する事業者B2と、成果報酬型のクレジットを仲介する事業者B3と、第三者機関TPOと、ブルーエコノミーアソシエーションBEとの間で処理が行われる。
(1)藻場Bの育成を行う事業者B1は、藻場KCに含まれる海草、海藻などを育成し、管理する。
(2)藻場Bの育成、管理を行う事業者B1は、ブルーエコノミーアソシエーションなどの技術研究組合に申請を行う。
(3)第三者機関TPOは、衛星、飛翔体(空中ドローン)、水中ドローン等によって撮影された画像から、現時点での藻場KCの評価を行う。
(4)藻場Bの育成を行う事業者B1とクレジットを購入する事業者B2とは、成果報酬型の取引契約を締結する。
(5)クレジットを購入する事業者B2は、成果報酬型のクレジットを仲介する事業者B3から成果報酬型のクレジットを購入する。
(6)成果報酬型のクレジットを仲介する事業者B3は、藻場KCの育成を行う事業者B1に藻場KCの評価を依頼する。
(7)藻場KCの育成を行う事業者B1は、藻場KCを評価し、藻場KCの評価結果を、成果報酬型のクレジットを仲介する事業者B3へ報告する。
(8)成果報酬型のクレジットを仲介する事業者B3はクレジットを購入する事業者B2に成果による対価の請求を行い、クレジットを購入する事業者B2は成果による対価を、クレジットを仲介する事業者B3へ支払う。
(9)成果報酬型のクレジットを仲介する事業者B3は、藻場Bの育成を行う事業者B1に、対価の支払いを行う。
(10)クレジットを購入する事業者B2は、成果報酬型のクレジットを仲介する事業者B3に仲介手数料の支払いを行う。
(11)藻場Bの育成を行う事業者B1は、クレジットを購入する事業者B2に仲介手数料の支払いを行う。
このように構成することによって、藻場KCを継続して評価できるとともに、クレジット契約をPFS契約とすることができる。
(藻場評価装置100b)
藻場評価装置100bは、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。藻場評価装置100bは、例えば、通信部102と、取得部104と、処理部105と、決定部106と、出力部107と、調整部108aと、選択部109aと、記憶部110と、導出部111bと、評価値算出部112bと、対価算出部113bと、対価請求部114bとを備える。
記憶部110には、藻場関連情報110bが記憶される。藻場関連情報110bは、一又は複数の藻場KCの識別情報と、一又は複数の藻場KCの各々について藻場の育成を行う事業者B1およびクレジットを購入する事業者B2とを関連付けた情報である。
導出部111bは、測定手段300が測定した一又は複数の藻場KCの各々に含まれる藻の生育状況に基づいて藻場KCの面積を導出する。導出部111bは、一又は複数の藻場KCの識別情報と、一又は複数の藻場KCの各々について藻場KCの面積とを関連付ける。例えば、導出部111bは、一又は複数の藻場KCの各々について、藻場KCの画像から藻の生育状況を取得し、取得した藻の生育状況に基づいて藻場KCの面積を導出してもよい。導出部111bは、藻場KCの面積を導出する際に、海草藻場の面積、海藻藻場の面積などの生育する藻の種類ごとに、藻場KCの面積を導出してもよい。適切なタイミングで藻場KCの面積を導出することによって、藻場KCの面積がより正しく導出される。藻場KCの面積が正しく導出されることによって、藻場KCの評価精度が向上するため、より適切なPFS対応を行うことができる。
評価値算出部112bは、導出部111bから一又は複数の藻場KCの識別情報と、一又は複数の藻場KCの各々について藻場KCの面積とを関連付けた情報を取得する。評価値算出部112bは、取得した一又は複数の藻場KCの面積の各々に基づいて、藻場KCの評価値を算出する。評価値算出部112bは、一又は複数の藻場KCの識別情報と、一又は複数の藻場KCの各々について藻場KCの評価値とを関連付ける。
例えば、評価値算出部112bは、一又は複数の藻場KCの各々について、CO2吸収量の推定値に基づいて藻場KCの評価値を算出する。例えば、評価値算出部112bは、藻場KCに生育する藻のCO2吸収係数と藻場KCの面積とに基づいてCO2吸収量の推定値を導出し、導出したCO2吸収量の推定値に基づいて、藻場KCの評価値を算出する。
対価請求部114bは、対価算出部113bから一又は複数の藻場の識別情報と、一又は複数の藻場KCの各々について対価とを関連付けた情報を取得する。対価請求部114bは、取得した一又は複数の藻場KCの識別情報の各々に関連付けられる藻場KCの育成を行う事業者B1を特定する情報およびクレジットを購入する事業者B2を特定する情報を、記憶部110の藻場関連情報110bから取得する。対価請求部114bは、一又は複数の藻場KCの識別情報の各々について、取得したクレジットを購入する事業者B2に対価を請求するための対価請求情報を作成し、作成した対価請求情報を通信部102へ出力する。
通信部102は、対価請求部114bが出力した対価請求情報を、クレジットを購入する事業者B2へ送信する。通信部102は、送信した対価請求情報に対して、クレジットを購入する事業者B2が送信した対価請求応答を受信する。
対価請求部114bは、通信部102から対価請求応答を取得し、取得した対価請求応答に含まれる対価の支払いが行われたことを示す情報を取得する。
成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3は、クレジットを購入する事業者B2によって支払われた対価に基づいて藻場KCの育成を行う事業者B1に対価を支払う。
成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3は、藻場KCの育成を行う事業者B1およびクレジットを購入する事業者B2から、仲介手数料を取得する。
図10は、実施形態の変形例2に係る藻場評価システムの動作の一例を示すフローチャートである。成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3において、藻場評価装置100bで行われる図6のステップS1-2からS9-2の処理については説明を省略する。
(ステップS1-3) 成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3は、藻場育成を行う事業者B1から一又複数の藻場を登録する。
(ステップS2-3) クレジットを購入する事業者B2は、成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3から成果連動型のクレジットを購入する。
(ステップS3-3) 藻場評価装置100bにおいて、調整部108aは、一又は複数の藻場の各々について、藻場KCの生育状況を測定する測定手段300へ測定を指示するタイミングを決定する。
(ステップS4-3) 藻場評価装置100bにおいて、処理部105は、一又は複数の藻場KCの識別情報を含む藻場評価依頼を作成する。
(ステップS5-3) 藻場評価装置100bにおいて、処理部105は、作成した藻場評価依頼を、藻場育成を行う事業者B1へ送信する。
(ステップS6-3) 藻場育成を行う事業者B1は、藻場評価装置100bが送信した藻場評価依頼に基づいて、藻場評価依頼に含まれる一又は複数の藻場KCの識別情報の各々に該当する藻場KCの評価を行う。藻場育成を行う事業者B1は、一又は複数の藻場KCの評価結果を含む藻場評価情報を作成し、作成した藻場評価情報を、藻場評価装置100bへ送信する。藻場KCの評価結果には、一又は複数の藻場の各々に含まれる藻の生育状況が含まれる。
(ステップS7-3) 藻場評価装置100bにおいて、通信部102は、藻場育成を行う事業者B1からの藻場評価情報を受信する。導出部111bは、通信部102から藻場評価情報を取得し、取得した藻場評価情報に含まれる一又は複数の藻場KCの各々に含まれる藻の生育状況に基づいて藻場の面積を導出する。評価値算出部112bは、導出部111bから一又は複数の藻場KCの識別情報と、一又は複数の藻場KCの各々について藻場KCの面積とを関連付けた情報を取得する。評価値算出部112bは、取得した一又は複数の藻場KCの面積の各々に基づいて、藻場KCの評価値を算出する。対価算出部113bは、評価値算出部112bから、一又は複数の藻場KCの識別情報と、一又は複数の藻場KCの各々について藻場KCの評価値とを関連付けた情報を取得する。対価算出部113bは、一又は複数の藻場KCの各々の評価値に基づいて、対価を算出する。
(ステップS9-3) 藻場評価装置100bにおいて、対価請求部114bは、作成した対価請求情報を通信部102へ出力する。
通信部102は、対価請求部114bが出力した対価請求情報を、クレジットを購入する事業者B2へ送信する。
(ステップS10-3) クレジットを購入する事業者B2は、藻場評価装置100bからの対価請求情報に基づいて対価を支払う。クレジットを購入する事業者B2は、対価請求情報に対して、対価請求応答を、藻場評価装置100bへ送信する。藻場評価装置100bにおいて、通信部102は、クレジットを購入する事業者B2が送信した対価請求応答を受信する。対価請求部114bは、通信部102から対価請求応答を取得し、取得した対価請求応答に含まれる対価の支払いが行われたことを示す情報を取得する。
(ステップS11-3) 成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3は、クレジットを購入する事業者B2によって支払われた対価に基づいて藻場の育成を行う事業者B1に対価を支払う。
(ステップS12-3) 藻場の育成を行う事業者B1は、成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3に仲介手数料を支払う。成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3は、藻場の育成を行う事業者B1が支払った仲介手数料を取得する。
(ステップS13-3) クレジットを購入する事業者B2は、成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3に仲介手数料を支払う。成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3は、レジットを購入する事業者B2が支払った仲介手数料を取得する。
図10において、成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3が藻場の評価を行うようにしてもよい。この場合、ステップS5-3からS6-3は省略される。
藻場評価装置100bにおいて、評価値算出部112bが算出した水域植物群の評価値に基づいて、対価を算出する対価算出部113bと、対価算出部113bが算出した対価を、水域植物群に関連するクレジットを購入する事業者に請求する対価請求部114bとさらに備える。このように構成することによって、対価算出部113bは水域植物群の評価値に基づいて対価を算出でき、対価請求部114bは対価を、水域植物群に関連するクレジットを購入する事業者に請求できる。このため、藻場評価装置100を有する成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3は、水域植物群育成を行う事業者B1とクレジットを仲介する事業者B2との間で、クレジットを仲介できる。
藻場評価装置100bにおいて、対価請求部114bは、水域植物群に関連するクレジットを購入する事業者によって支払われた対価に基づいて、水域植物群の育成を行う事業者に対価を支払う。このように構成することによって、藻場評価装置100を有する成果連動型のクレジットを仲介する事業者B3は、水域植物群育成を行う事業者B1とクレジットを仲介する事業者B2との間で、クレジットを仲介できる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してコンピュータプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (23)
- 水域植物群周辺の環境情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定する決定部と
を備え、
前記環境情報は、前記水域植物群周辺の気象情報を含み、
前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群周辺の前記気象情報と所定の気象条件とに基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する、評価装置。 - 水域植物群周辺の環境情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定する決定部と
を備え、
前記取得部は、前記水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報を取得し、
前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群に接続する前記河川付近の前記降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する、評価装置。 - 水域植物群周辺の環境情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定する決定部と
を備え、
前記取得部は、前記水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報を取得し、
前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群周辺で漁獲される前記海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、前記海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する、評価装置。 - 水域植物群周辺の環境情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定する決定部と、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて前記水域植物群に含まれる藻の生育状況を測定する測定手段を選択する選択部と
を備える、評価装置。 - 前記環境情報は、前記水域植物群周辺の気象情報を含み、
前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群周辺の前記気象情報と所定の気象条件とに基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の評価装置。 - 前記決定部は、一又は複数の藻の種類を特定する情報と一又は複数の前記藻の種類を特定する情報の各々について生育に適した気象条件とを関連付けた情報を基に、前記取得部が取得した前記水域植物群周辺の前記気象情報と、前記水域植物群に含まれる藻の種類を特定する情報に関連付けられる生育に適した気象条件とに基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する、請求項1又は請求項5に記載の評価装置。
- 前記気象情報は、前記水域植物群周辺の気温情報と水温情報と日照時間情報と降雨量情報との少なくとも一つを含む、請求項1又は請求項5に記載の評価装置。
- 前記取得部は、前記水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報を取得し、
前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群に接続する前記河川付近の前記降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する、請求項1、請求項3および請求項4のいずれか一項に記載の評価装置。 - 前記取得部は、前記水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報を取得し、
前記決定部は、前記取得部が取得した前記水域植物群周辺で漁獲される前記海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、前記海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定する、請求項1、請求項2および請求項4のいずれか一項に記載の評価装置。 - 前記決定部が前記水域植物群の生育状況を測定することを決定した場合に、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度に基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定する測定手段へ測定を指示するタイミングを調整する調整部
をさらに備える、請求項1又は請求項5に記載の評価装置。 - 前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて前記水域植物群に含まれる藻の生育状況を測定する測定手段を選択する選択部
をさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の評価装置。 - 前記選択部は、前記測定手段として、移動体を選択する、請求項11に記載の評価装置。
- 前記測定手段が測定した前記水域植物群に含まれる藻の生育状況に基づいて前記水域植物群の面積を導出する導出部と、
前記導出部が導出した前記水域植物群の前記面積に基づいて、前記水域植物群の評価値を算出する評価値算出部と
をさらに備える、請求項11又は請求項12に記載の評価装置。 - 前記評価値算出部が算出した前記水域植物群の前記評価値に基づいて、対価を算出する対価算出部と、
前記対価算出部が算出した前記対価を、前記水域植物群に関連するクレジットを購入する事業者に請求する対価請求部と
をさらに備える、請求項13に記載の評価装置。 - 前記対価請求部は、前記水域植物群に関連するクレジットを購入する前記事業者によって支払われた前記対価に基づいて、前記水域植物群の育成を行う事業者に対価を支払う、請求項14に記載の評価装置。
- 水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、
前記水域植物群周辺の気象情報と所定の気象条件とに基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップと
を有する、コンピュータが実行する評価方法。 - 水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、
前記水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報を取得するステップと、
前記水域植物群に接続する前記河川付近の前記降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップと
を有する、コンピュータが実行する評価方法。 - 水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、
前記水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺で漁獲される前記海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、前記海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップと
を有する、コンピュータが実行する評価方法。 - 水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて前記水域植物群に含まれる藻の生育状況を測定する測定手段を選択するステップと
を有する、コンピュータが実行する評価方法。 - コンピュータに、
水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、
前記水域植物群周辺の気象情報と所定の気象条件とに基づいて、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップと、
を実行させる、コンピュータプログラム。 - コンピュータに、
水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、
前記水域植物群に接続する河川付近の降雨量情報を取得するステップと、
前記水域植物群に接続する前記河川付近の前記降雨量情報に基づいて、降雨量が、所定降雨量を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップと
を実行させる、コンピュータプログラム。 - コンピュータに、
水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、
前記水域植物群周辺で漁獲される海産物の種類と量とを特定する情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺で漁獲される前記海産物の種類と量とを特定する情報に基づいて、前記海産物の種類と量とが、所定条件を超えた場合に、前記水域植物群の生育状況を測定することを決定するステップと
を実行させる、コンピュータプログラム。 - コンピュータに、
水域植物群周辺の環境情報を取得するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて、前記水域植物群周辺の前記環境情報を取得する頻度を決定するステップと、
前記水域植物群周辺の前記環境情報に基づいて前記水域植物群に含まれる藻の生育状況を測定する測定手段を選択するステップと
を実行させる、コンピュータプログラム。
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