JP7559565B2 - 硫酸コバルトの製造方法 - Google Patents
硫酸コバルトの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7559565B2 JP7559565B2 JP2021006402A JP2021006402A JP7559565B2 JP 7559565 B2 JP7559565 B2 JP 7559565B2 JP 2021006402 A JP2021006402 A JP 2021006402A JP 2021006402 A JP2021006402 A JP 2021006402A JP 7559565 B2 JP7559565 B2 JP 7559565B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cobalt
- solution
- chloride solution
- solvent extraction
- copper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
しかし、得られたコバルト溶液には処理原料に由来する各種不純物が含有されることが多い。
しかも、不純物含有量の少ない高純度コバルト製品を製造するためには、予めコバルトを含有するニッケル溶液から分離回収されたコバルト溶液中の不純物元素を除去した後、電解工程あるいは晶析等によってコバルトを製品化する必要があった。
特許文献1には、(1)コバルト溶液に硫化剤を添加し、酸化還元電位(ORP)(Ag/AgCl電極基準)を50mV以下且つpHを0.3~2.4に調整して、硫化銅沈殿と脱銅精製液とを得る脱銅工程、(2)該脱銅精製液に酸化剤と中和剤を添加し、酸化還元電位(Ag/AgCl電極基準)を950~1050mV且つpHを2.4~3.0に調整して、マンガン沈殿と脱マンガン精製液とを得る脱マンガン工程、(3)該脱マンガン精製液に抽出剤としてアルキルリン酸を用い、脱マンガン精製液中の亜鉛、カルシウム及び微量不純物を抽出分離する溶媒抽出工程、を含むコバルト溶液の精製方法が開示されている。
特許文献2には、塩酸濃度2~6mol/Lの塩化コバルト溶液を陰イオン交換樹脂に接触させ、陰イオン交換樹脂に対する分配係数がコバルト塩化物錯体のそれよりも大きい錯体を形成する鉄、亜鉛、スズ等の金属不純物を吸着させて分離する技術が記載されている。
また、塩化コバルト溶液中のごく微量の亜鉛を除去する場合は、イオン交換法による方が工程及び操作が簡単であるため、効率的且つ経済的である。
特許文献3の段落0022に記載する高純度塩化コバルト製造方法は、ニッケルとコバルトを分離する溶媒抽出工程、マンガンを除去する脱マンガン工程、銅を除去する脱銅工程、亜鉛を除去する脱亜鉛工程および電解工程を含んでいる。
脱亜鉛工程では、脱銅工程で得られた塩化コバルト水溶液を陰イオン交換樹脂に接触させて亜鉛を吸着除去する。電解工程では脱亜鉛工程で得た高純度塩化コバルト水溶液を電解給液として用い、金属コバルト(電気コバルトともいわれる)を製造するものである。
特許文献3の従来技術で得られた金属コバルトから硫酸コバルト結晶を得ようとすれば、金属コバルトを硫酸で溶解して硫酸コバルト溶液を得、さらにこの溶液を晶析して、硫酸コバルト結晶を得ることができる。しかしながら、この製法を用いると、工程の増加や薬剤費の増加により製造コストが高くなる。また、板状の金属コバルトは、耐蝕合金に用いられるように硫酸への溶解速度が遅く、短時間で溶解するためには、板状の金属コバルトをアトマイズ処理等によって粉末状にする必要がある。
このため、金属コバルトを経由することなく、直接的に塩化コバルト溶液から硫酸コバルト溶液を得る方法が望まれてきた。
第2発明の硫酸コバルトの製造方法は、第1発明において、前記第2溶媒抽出工程を経て得た硫酸コバルト溶液を晶析工程に付し、硫酸コバルトの結晶を得ることを特徴とする。
第3発明の硫酸コバルトの製造方法は、第1または第2発明において、前記第1溶媒抽出工程において、アルキルリン酸系抽出剤がリン酸水素ビス(2-エチルヘキシル)であることを特徴とする。
脱銅工程では、酸化還元電位を-100~200mV(Ag/AgCl電極基準)に、かつpHを1.3~3.0に調整することで塩化コバルト溶液から銅の硫化物を沈殿させて充分に除去することができ、しかもコバルトの共沈殿を抑制できる。
第1溶媒抽出工程では、pHを1.5~3.0に調整することで、コバルトを水相に残して、亜鉛、マンガンおよびカルシウムを抽出してコバルトと分離することができる。
脱リン工程において、塩化コバルト溶液のpHが4~5であるとリン酸鉄の溶解度が小さいので、リンをリン酸鉄として沈殿させる量が多くなり、脱リンが能率良く行われる。
第2溶媒抽出工程で、pHを5.0~7.0に調整することで、カルボン酸系抽出剤を含む有機溶媒に接触させて、コバルトを有機相に抽出することができる。また、有機相に抽出されたコバルトと硫酸溶液を接触させpHを2.0~4.5に調整することで、コバルトを硫酸溶液に逆抽出することができる。
以上の工程を順に実行することで、不純物の少ない高純度の硫酸コバルト溶液を得ることができる。したがって、電解工程を用いることなく不純物とコバルトを分離して直接に高純度の硫酸コバルトを製造することができる。
第2発明によれば、さらに晶析工程を実行することで硫酸コバルト溶液から高純度の硫酸コバルト結晶を得ることができる。
第3発明によれば、アルキルリン酸系抽出剤としてリン酸水素ビス(2-エチルヘキシル)を用いるので、コバルト溶液から不純物である亜鉛、マンガンおよびカルシウムを分離しやすくなる。
本発明に係る硫酸コバルトの製造方法を図1に基づき説明する。
この製造方法は以下の工程を順に実行することを特徴とする。
(1)銅、亜鉛、マンガン、カルシウムおよびマグネシウムの1種類以上の不純物を含む塩化コバルト溶液に、硫化剤を添加し銅の硫化物の沈殿を生成させて分離除去する脱銅工程S1、
(2)脱銅工程S1により銅が除去された塩化コバルト溶液にアルキルリン酸系抽出剤を含む有機溶媒を接触させ、該有機溶媒に亜鉛、マンガンおよびカルシウムを抽出して分離除去する第1溶媒抽出工程S2、
(3)第1溶媒抽出工程S2により銅、亜鉛、マンガンおよびカルシウムが除去された塩化コバルト溶液に鉄を含む溶液を添加して、リンをリン酸鉄として沈殿させ分離除去する脱リン工程S5と、
(4)前記脱リン工程によりリンが除去された塩化コバルト溶液にカルボン酸を含む有機溶媒を接触させ、該有機溶媒にコバルトを抽出させた後、硫酸でコバルトを逆抽出して硫酸コバルト溶液を得る第2溶媒抽出工程S3、を順に実行する。
なお、図1には図示していないが、第1溶媒抽出工程S2の後、および(または)第2溶媒抽出工程S3の後で、液中に混入した有機成分を分離除するために活性炭カラム等の油水分離装置に供する工程を追加してもよい。
以下、硫酸コバルトの製造方法の実施形態について図2~図4に基づき説明する。図2は、図1に示す工程S1、S2、S5およびS3の詳細をまとめて示したものである。
脱銅工程S1を図2に基づき説明する。
脱銅工程S1は、出発原料である銅、亜鉛、マンガン、カルシウムおよびマグネシウムの1種類以上の不純物を含む塩化コバルト溶液に硫化剤を添加することにより行う。また、硫化剤の添加量を調整し、必要に応じて酸化剤および中和剤を添加して、塩化コバルト溶液の酸化還元電位を-100~200mV(Ag/AgCl電極基準)に、かつpHを1.3~3.0に調整する。
本工程により、塩化コバルト溶液から銅の硫化物の沈殿を生成させて分離し、銅が除去された塩化コバルト溶液を得ることができる。
CuCl2+H2S→CuS↓+2HCl・・・(式1)
CuCl2+Na2S→CuS↓+2NaCl・・・(式2)
CuCl2+NaHS→CuS↓+NaCl+HCl・・・(式3)
仮に、酸化還元電位が200mVを超えると溶液中の銅の除去が不十分となり、酸化還元電位が-100mV未満ではコバルトの共沈殿量が増加するため好ましくない。また、pHが1.3未満では、溶液中の銅の除去が不十分となると共に、生成する硫化物沈殿のろ過性が悪化する。pHが3.0を超えると、銅の除去に伴うコバルト共沈殿量が増加するため好ましくない。
また、上記pHの調整は、硫化剤として硫化水素や水硫化ナトリウムを用いる場合は、硫化剤の添加量調整と中和剤の添加によって行われる。中和剤としては、特に限定されるものではなく、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸コバルト等のアルカリ塩を用いることができる。
第1溶媒抽出工程S2を図2および図3に基づき説明する。
第1溶媒抽出工程S2は、前記脱銅工程S1を経た塩化コバルト溶液にアルキルリン酸系抽出剤を含む有機溶媒を接触させ、該有機溶媒に亜鉛、マンガンおよびカルシウムを抽出して分離除去する工程である。
金属イオンの種類によって、抽出されるpHが異なため、酸性抽出剤を用いた溶媒抽出工程ではpHを制御することで目的の元素と不純物元素の分離を行う。
nRHorg + Mn+ aq → MRnorg + nH+ aq・・・(式4)
ここで、式中のRHは酸性抽出剤、Mn+はn価の金属イオン、orgは有機相、aqは水相を示す。
pHが1.5未満では、これらの不純物の抽出率が低く、コバルトとの分離が困難となり、pHが3.0を超えると、コバルトの抽出率も大きくなり、不純物との分離性が低下する。pHが1.5~3.0に調整した場合、コバルトの一部が抽出される場合もあるが、抽出後の有機相を抽出時より低いpHの塩酸溶液と接触させ、コバルトを逆抽出して回収し、コバルトのロスを低減することもできる。
さらに、この有機相とpH1以下の酸性溶液を接触させると、抽出されたほとんどの金属イオンを水相に逆抽出することができ、逆抽出後の有機相を再利用できる。
脱リン工程S5を図2および図5に基づき説明する。
脱リン工程S5は、第1溶媒抽出工程S2を経た塩化コバルト溶液に鉄を含む溶液を添加してリンを沈殿させる工程である。鉄を含む溶液としては、塩化第二鉄溶液や硫酸第2鉄溶液を用いることができる。
Fe3+ + PO4 3- → FePO4↓・・・(式6)
第2溶媒抽出工程S3を図2および図4に基づき説明する。
第2溶媒抽出工程S3は、前記脱リン工程S5を経た塩化コバルト溶液にカルボン酸系抽出剤を含む有機溶媒を接触させ、該有機溶媒にコバルトを抽出させた後、硫酸でコバルトを逆抽出して硫酸コバルト溶液を得る工程である。
有機溶媒としては、カルボン酸系抽出剤を希釈剤で希釈したものが用いられる。カルボン酸系抽出剤としては、バーサチック酸やナフテン酸が挙げられる。これらは、COOH其を有する酸性抽出剤である。
[M(H2O)6]2+ aq+3(R2H2)org
→ (MR2・4RH)org+2H+ aq+6H2Oaq・・・(式5)
ここで、式中のorgは有機相、aqは水相を示す。
第2溶媒抽出工程S3では、銅、亜鉛、マンガン、カルシウムが除去された塩化コバルト溶液に中和剤としてアルカリ溶液を添加して、pHを5.0~7.0に調整する。pHがこの範囲であると、カルボン酸系抽出剤を含む有機溶媒に接触させて、コバルトを有機相に抽出することができる。このときマグネシウムは抽出されず水相に残留する。pHが5未満では、コバルトの抽出が困難であり、一方pHが7を超えると、コバルトの溶解度が低下し、沈殿が発生することがある。
ここで、塩化コバルト溶液中にリンが残留していると、リン酸コバルトあるいはリン酸水素コバルトが形成される。これらの化合物は溶解度が小さく、pH5近傍でも沈殿物を形成し、クラッドの発生原因になると考えられる。そのため、本発明では脱リン工程S5を設けて予めリンを除去するようにしている。
前記抽出工程の後、有機相に抽出したコバルトと硫酸溶液を接触させて、pHを2.0~4.5に調整する。これによりコバルトを硫酸溶液に逆抽出することができる。こうして高純度の硫酸コバルト溶液が得られる。
pHが2未満でも逆抽出可能であるが、コバルトより低いpHで抽出された微量の不純物の逆抽出量が増加するため好ましくない。一方pHが4.5を超えるとコバルトを逆抽出率が低下し、コバルトの回収量が減少するので好ましくない。
上記の方法で、不純物の少ない高純度の硫酸コバルト溶液を製造することができる。
晶析工程S4を図1に基づき説明する。
晶析工程S4では、第2溶媒抽出工程S3で得られた硫酸コバルト溶液から硫酸コバルトの結晶を析出させる。晶析方法は特に限定されるものではなく、一般的な結晶化方法を用いて行うことができる。
上記の方法で、硫酸コバルト溶液から硫酸コバルト結晶を製造することができる。もちろん、硫酸コバルト溶液は不純物の少ない高純度なものなので、得られる硫酸コバルト結晶も不純物の少ない高純度なものとなっている。
(脱銅工程S1)
pH2.5に調整した表1の元液Aに示す組成からなる塩化コバルト溶液2Lに硫化剤として水硫化ナトリウム溶液を添加して、酸化還元電位を-50mV(Ag/AgCl電極基準)に調整して、銅の硫化物の沈殿を生成させた。濾過器で沈殿物を分離除去し、表1の硫化後Bに示す組成の濾液を得た。銅の濃度は0.001g/L未満であり、銅を分離除去することができた。
アルキルリン酸系抽出剤(商品名D2EHPA、大八化学工業株式会社製)の濃度が40体積%となるように希釈剤(商品名テクリーンN20、JX日鉱日石エネルギー株式会社製)で希釈した有機相を準備した。脱銅工程S1で得られた塩化コバルト溶液からなる水相0.9Lと有機相1.8Lを混合し、pHが1.7になるように水酸化ナトリウム溶液を添加して調整し、不純物を抽出した。抽出後の水相0.9Lと新たな有機相1.8Lで同様の抽出操作を繰り返し、合計3回の抽出操作を行なった。その結果、表1の第1SX後Cに示す組成の塩化コバルト溶液を得た。亜鉛、マンガンおよびカルシウムの濃度は、いずれも0.001g/L未満であり、これらの不純物を分離除去することができた。
鉄濃度100g/Lの第二塩化鉄溶液を作製し、これを第1溶媒抽出工程S2で得られた塩化コバルト溶液0.5Lに鉄濃度が2g/Lとなるように添加した。続いて、水酸化ナトリウム溶液を添加してpHが5になるように調整し、沈殿物を得た。濾過器で沈殿物を分離除去し、表1の第2SX後Dに示す組成を得た。リンの濃度は0.001g/L未満であり、リンを分離除去することができた。
カルボン酸系抽出剤(商品名Versatic Acid 10、オクサリスケミカルズ社製)の濃度が30体積%となるように希釈剤(テクリーンN20)で希釈した有機相を準備した。脱リン工程S5で得られた塩化コバルト溶液を純水で希釈し、コバルト濃度20g/Lの塩化コバルト溶液からなる水相を作製した。続いて水相0.44Lと有機相1Lを混合し、pHが6.0になるように水酸化ナトリウム溶液を添加して調整し、コバルトを有機相に抽出した。このとき水相と有機相の界面にクラッドを含む第3相は形成されなかった。
抽出した有機相0.6Lとコバルト濃度10g/Lの塩化コバルト溶液0.6Lを混合し、抽出後の有機相に混入していた水相を洗浄した。続いて、この有機相と純水0.09Lの純水を混合し、硫酸を添加してpH4に調整し、コバルトを逆抽出した。その結果、表1の第2SX後Dに示す組成の硫酸コバルト溶液を得た。マグネシウム濃度は0.001g/L未満であり、マグネシウムを分離除去することができた。
以上の方法により高純度の硫酸コバルト溶液を得た。
ロータリーエバポレーターに硫酸コバルト溶液を挿入し、内部を真空ポンプで減圧にするとともに、温度40℃に維持してフラスコ部を回転しながら水分を蒸発させ、硫酸コバルトの結晶を析出させた。固液分離後、得た硫酸コバルトの結晶を乾燥機で乾燥した。その結果、表2に示すような高純度の硫酸コバルト結晶を得た。
第1溶媒抽出工程S2に供する有機相が、実施例1で使用した有機相をpH0.5に調整した塩酸で不純物元素を逆抽出により分離除去して再利用する有機相であること、脱リン工程S5において、第1溶媒抽出工程S2で得られた塩化コバルト溶液0.5Lに鉄濃度が1g/Lとなるように第2塩化鉄溶液を添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で硫酸コバルト溶液を得た。
この場合の組成を表3に示す。表3の第2SX後Dに示すように、高純度の硫酸コバルト溶液を得ることができた。また、第2溶媒抽出工程S3において、水相と有機相の界面にクラッドを含む第3相は生成しなかった。
脱リン工程S5を実施しなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で第2溶媒抽出工程S3まで実施したところ、水相と有機相の界面にクラッドを含んだ第3相が生成した。
S2 第1溶媒抽出工程
S3 第2溶媒抽出工程
S4 晶析工程
S5 脱リン工程
Claims (3)
- 銅、亜鉛、マンガン、カルシウムおよびマグネシウムのうち1種類以上の不純物を含む塩化コバルト溶液に硫化剤を添加すると共に、酸化還元電位を-100~200mV(Ag/AgCl電極基準)に、かつpHを1.3~3.0に調整し銅の硫化物の沈殿を生成させて分離除去する脱銅工程、
前記脱銅工程を経た塩化コバルト溶液のpHを1.5~3.0に調整してアルキルリン酸系抽出剤を含む有機溶媒を接触させ、該有機溶媒に亜鉛、マンガンおよびカルシウムを抽出して分離除去する第1溶媒抽出工程、
前記第1溶媒抽出工程を経た塩化コバルト溶液のpHを4~5に調整して鉄を含む溶液を添加してリンを沈殿させることにより分離除去する脱リン工程と、
前記脱リン工程を経た塩化コバルト溶液のpHを5.0~7.0に調整し、コバルトをカルボン酸系抽出剤を用いた有機溶媒中に抽出する抽出工程を実行し、該抽出工程に続けて、コバルトを抽出した有機溶媒に硫酸溶液を接触させて、pHを2.0~4.5に調整し、コバルトを硫酸溶液に逆抽出する逆抽出工程を実行する第2溶媒抽出工程、
を順に実行する
ことを特徴とする硫酸コバルトの製造方法。 - 前記第2溶媒抽出工程を経て得た硫酸コバルト溶液を晶析工程に付し、硫酸コバルトの結晶を得る
ことを特徴とする請求項1記載の硫酸コバルトの製造方法。 - 前記第1溶媒抽出工程において、アルキルリン酸系抽出剤がリン酸水素ビス(2-エチルヘキシル)である
ことを特徴とする請求項1または2記載の硫酸コバルトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021006402A JP7559565B2 (ja) | 2021-01-19 | 2021-01-19 | 硫酸コバルトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021006402A JP7559565B2 (ja) | 2021-01-19 | 2021-01-19 | 硫酸コバルトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022110782A JP2022110782A (ja) | 2022-07-29 |
| JP7559565B2 true JP7559565B2 (ja) | 2024-10-02 |
Family
ID=82570063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021006402A Active JP7559565B2 (ja) | 2021-01-19 | 2021-01-19 | 硫酸コバルトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7559565B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7605003B2 (ja) * | 2021-01-18 | 2024-12-24 | 住友金属鉱山株式会社 | 硫酸コバルトの製造方法 |
| CN121158843B (zh) * | 2025-09-05 | 2026-04-17 | 赣州寒锐新能源科技有限公司 | 一种多级协同处理硫酸钴溶液的深度除磷方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004285368A (ja) | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | コバルト水溶液の精製方法 |
| US20080038168A1 (en) | 2004-01-28 | 2008-02-14 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Solvent Extraction Process For Separating Cobalt And/Or Manganese From Impurities In Leach Solutions |
| JP2011195920A (ja) | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | ラテライト鉱石の処理方法 |
| JP2017226568A (ja) | 2016-06-21 | 2017-12-28 | 住友金属鉱山株式会社 | 高純度硫酸コバルト水溶液の製造方法 |
-
2021
- 2021-01-19 JP JP2021006402A patent/JP7559565B2/ja active Active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004285368A (ja) | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | コバルト水溶液の精製方法 |
| US20080038168A1 (en) | 2004-01-28 | 2008-02-14 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Solvent Extraction Process For Separating Cobalt And/Or Manganese From Impurities In Leach Solutions |
| JP2011195920A (ja) | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | ラテライト鉱石の処理方法 |
| JP2017226568A (ja) | 2016-06-21 | 2017-12-28 | 住友金属鉱山株式会社 | 高純度硫酸コバルト水溶液の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022110782A (ja) | 2022-07-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7156491B1 (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP7552487B2 (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| TWI811993B (zh) | 硫酸鈷之製造方法 | |
| JP7559565B2 (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP3369855B2 (ja) | 高純度ニッケル水溶液の製造方法 | |
| JP7707876B2 (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP7559566B2 (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP2022138401A (ja) | 塩化コバルトの製造方法 | |
| JP7673528B2 (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP7600851B2 (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP7616510B2 (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP2023067663A (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP7605003B2 (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP2023065146A (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP2023161557A (ja) | 硫酸コバルトの製造方法 | |
| JP7347085B2 (ja) | 高純度酸化スカンジウムの製造方法 | |
| JP7380030B2 (ja) | 高純度酸化スカンジウムの製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230822 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240515 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240605 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240718 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240820 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240902 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7559565 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |



