JP7537041B1 - 情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 背景画像にテキストを重畳して表示された表示画面をユーザにとって分かり易くスクリーンリーダに読み上げさせることができる、情報処理システムを提供する。【解決手段】 情報処理システム1は、画像表示要素Eg、テキスト表示要素Et、及び、読上テキスト配置要素Erを有する。画像表示要素Egは、背景画像Gにアクセスするためのアクセス情報が付与され、背景画像Gを表示する。テキスト表示要素Etは、背景画像Gの所定領域に重畳して表示テキストTdを表示する。読上テキスト配置要素Erは、背景画像Gに重畳され、表示画面Sc上において、実質的に非表示状態で、表示テキストTdと隣り合うように、スクリーンリーダSrによって読上げ可能な読上テキストTrを配置する。【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用 令和5年12月26日に、フリー株式会社のウェブサイトにおいて、フリー株式会社の櫻井拓也が発明した「帳票読上げ機能」に関連するサイトを公開し、サービスの提供を開始。
本発明は、画面に表示された情報をスクリーンリーダに音声で読み上げさせる情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラムに関する。
従来、PCやスマホ等の情報処理装置は、ウェブブラウザを用い、サーバから受信したHTMLデータ等の構造化文書を解釈し、テキスト、画像、リンク、及び、テーブル等を画面内に表示する。情報処理装置は、HTMLデータ等の構造化文書を用いることにより、例えば、帳票を画像化して生成した背景画像を表示し、表示された背景画像にテキストを重畳させて一体的に表示させたりすることが可能である。
スクリーンリーダは、ユーザが画面を目視しなくても表示された内容を把握できるように、ウェブブラウザの画面表示に用いられたHTMLデータを読み込み、HTMLデータに含まれるテキストを音声に変換して出力する。
例えば、特開2021-190029号公報には、端末装置からの表示要求において指定された要素を含むHTMLデータの表示単位を特定し、表示単位内の読み上げ対象を抽出し、読み上げ対象を結合して音声によって読み上げることが可能な音声ラベル情報を生成するとともに、音声ラベル情報を表示単位内の各要素に付与して端末装置に表示させるHTMLデータを生成する情報処理システムが開示される。
特開2021-190029号公報
しかしながら、従来の情報処理システムでは、例えば、背景画像にテキストを重畳してウェブブラウザに表示し、スクリーンリーダが、HTMLデータに含まれるテキストを読み上げると、背景画像に含まれる画像化された情報が読み上げられないため、ユーザは、読み上げられた音声を聞いただけでは、内容を把握し難いことがある。
そこで、本発明の実施形態は、背景画像にテキストを重畳して表示された表示画面をユーザにとって分かり易くスクリーンリーダに読み上げさせることができる、情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラムを提供することを目的とする。
実施形態に係る情報処理システムは、画像表示要素、テキスト表示要素、及び、読上テキスト配置要素を有する。前記画像表示要素は、背景画像にアクセスするためのアクセス情報が付与され、前記背景画像を表示する。前記テキスト表示要素は、前記背景画像の所定領域に重畳して表示テキストを表示する。前記読上テキスト配置要素は、前記背景画像に重畳され、表示画面上において、実質的に非表示状態で、前記表示テキストと隣り合うように、スクリーンリーダによって読上げ可能な読上テキストを配置する。前記背景画像は、帳票の画像であり、金額項目及び前記金額項目に対応した金額記入欄を有する。前記所定領域は、前記金額記入欄が表された領域である。
実施形態に係る情報処理方法は、背景画像にアクセスするためのアクセス情報が付与され、前記背景画像を表示する画像表示要素を設けるステップと、前記背景画像の所定領域に重畳して表示テキストを表示するテキスト表示要素を設けるステップと、前記背景画像に重畳され、表示画面上において、実質的に非表示状態で、前記表示テキストと隣り合うように、スクリーンリーダによって読上げ可能な読上テキストを配置する読上テキスト配置要素を設けるステップと、を有し、前記背景画像は、帳票の画像であり、金額項目及び前記金額項目に対応した金額記入欄を有し、前記所定領域は、前記金額記入欄が表された領域である
実施形態に係る情報処理プログラムは、背景画像にアクセスするためのアクセス情報が付与され、前記背景画像を表示する画像表示要素と、前記背景画像の所定領域に重畳して表示テキストを表示するテキスト表示要素と、前記背景画像に重畳され、表示画面上において、実質的に非表示状態で、前記表示テキストと隣り合うように、スクリーンリーダによって読上げ可能な読上テキストを配置する読上テキスト配置要素と、を有し、前記背景画像は、帳票の画像であり、金額項目及び前記金額項目に対応した金額記入欄を有し、前記所定領域は、前記金額記入欄が表された領域である、構造化文書をコンピュータに実行させる。
本発明の実施形態によれば、背景画像にテキストを重畳して表示された表示画面をユーザにとって分かり易くスクリーンリーダに読み上げさせることができる、情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラムを提供することができる。
実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る情報処理システムの内部構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る情報処理システムにおける、背景画像部が表示させる背景画像の一例を示す概略図である。 実施形態に係る情報処理システムにおける、背景画像部が表示させる背景画像の部分拡大図である。 実施形態に係る情報処理システムにおける、背景画像に表示テキストを重畳させた表示画面の部分拡大図である。 実施形態に係る情報処理システムにおける、背景画像部及びテキスト部によって生成されるHTMLデータの一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理システムにおける、テキスト部が読上テキスト配置要素に適用するクラスvisually-hiddenのコードの一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理システムにおける、HTMLデータ生成処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、実施形態を説明する。
図1は、情報処理システム1における全体構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、サーバ10と端末装置20を有する。端末装置20は、一又は複数設けることができ、LANや、インターネット、移動体通信等のネットワークを介し、サーバ10に接続可能である。サーバ10は、構造化文書であるHTMLデータを生成し、端末装置20に送信する。端末装置20は、ウェブブラウザWbを有し、サーバ10から受信したHTMLデータに基づいて、表示画面Sc(図5に一部を例示)を表示可能である。また、端末装置20は、スクリーンリーダSrを有し、表示画面Scの表示に用いられたHTMLデータに含まれるテキストを音声に変換して読み上げ可能である。
図2は、情報処理システム1における内部構成の一例を示すブロック図である。図3は、背景画像部P2が表示させる背景画像Gの一例を示す概略図である。図4は、背景画像Gの部分拡大図である。
サーバ10は、制御部11と記憶部12を有する。
制御部11は、CPU等の処理装置を有し、記憶部12から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
記憶部12は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、サーバ10を制御するための各種の処理部を構成するプログラムや、プログラムで用いられる各種の情報を記憶する。例えば、記憶部12には、表示テキスト取得部P1、背景画像部P2、及び、テキスト部P3、業務処理部A(図2の二点鎖線)のプログラムの他、削除テキストRや背景画像Gも記憶される。
表示テキスト取得部P1は、例えば、会計処理を実行可能な業務処理部Aから、ウェブブラウザWbに表示させるための基本情報や金額情報をなす表示テキストTdを取得する。
業務処理部Aは、端末装置20を介してユーザが入力した会計情報を記録し、会計情報に応じて仕訳等の処理を行い、会計上の帳票に関する情報を出力可能である。
表示テキスト取得部P1が業務処理部Aから取得する表示テキストTdは、例えば、図3及び図4に示すように、確定申告書における、申告者の「住所」、及び、「氏名」等の基本情報記入欄K1の各々にセットするための基本情報や、「収入金額等」、「所得金額等」、「所得から差し引かれる金額」、「税金の計算」、及び、「その他」の各々に含まれる金額記入欄K2の各々にセットするための金額情報を含む。
図5は、背景画像Gに表示テキストTdを重畳させた表示画面Scの部分拡大図である。
業務処理部Aから取得したテキストは、その一部に、背景画像Gの所定領域に表されている文字、数字、又は、記号を重複して含むことがあり、背景画像Gと重複して表示しないように、削除テキストRが記憶部12に記憶されている場合には、表示テキスト取得部P1は、業務処理部Aから取得したテキストから削除テキストRを削除した表示テキストTdを取得する。削除テキストRは、開発者又はユーザが、業務処理部Aから取得される表示テキストTdと背景画像Gの重複部分Gpに基づいて予め定め、記憶部12に記憶させる。
例えば、図5の例では、背景画像Gに重複部分Gpである金額の下三桁「000」が表されており、金額の下三桁を示す削除テキストR「000」が記憶部12に記憶され、表示テキスト取得部P1は、業務処理部Aから取得したテキスト「1234000」から、削除テキストR「000」に示される金額の下三桁を削除した表示テキストTd「1234」を取得する。表示テキストTdと背景画像Gの重複部分Gpが他にもある場合には、他の重複部分Gpについても同様に処理される。
一方、表示テキスト取得部P1は、業務処理部Aから取得したテキストに削除テキストRが含まれていないとき、そのテキストに基づく表示テキストTdを取得する。
図6は、背景画像部P2及びテキスト部P3によって生成されるHTMLデータの一例を示す図である。図7は、クラスvisually-hiddenのコードの一例を示す図である。
背景画像部P2は、ウェブブラウザWbが背景画像Gを表示できるように、記憶部12に記憶された背景画像Gにアクセスするためのアクセス情報をHTMLデータの画像表示要素Egに付与する。より具体的には、図6に示すように、背景画像部P2は、HTMLデータに含まれる画像表示要素Egであるimgタグのsrc属性に、記憶部12に記憶された背景画像Gにアクセスするためのアクセス情報であるURLを付与する。imgタグでは、class属性によってCSS(Cascading Style Sheet)に定義されたクラスc1が適用される。クラスc1は、要素を親要素の左上に表示するためのposition: absolute、top: 0、left: 0等が定義される。また、imgタグでは、背景画像Gが所定幅及び所定高さによって表示されるように、width属性の値、及び、height属性の値も指定される。所定幅、所定高さ、及び、クラスc1は、背景画像Gが適切に表示されるように、開発者等によって経験的又は実験的に調整される。すなわち、画像表示要素Egには、背景画像Gにアクセスするためのアクセス情報が付与される。
背景画像Gは、例えば、会計等の帳票の画像である。背景画像Gは、具体的には、図3の概略図、及び、図4の拡大図に示すように、jpg等の画像形式を有した確定申告書のイメージデータであり、「申告書」等の見出しと、申告者の「住所」及び「氏名」等の基本情報項目L1の各々、及び、基本情報項目L1の各々に対応した所定領域である基本情報記入欄K1の各々と、基本情報「収入金額等」、「所得金額等」、「所得から差し引かれる金額」、「税金の計算」及び「その他」と題するブロックのタイトルLの各々、ブロックの各々に含まれる金額項目L2の各々、及び、金額項目L2の各々に対応した所定領域である金額記入欄K2の各々とを含む。金額記入欄K2には、「000」等の数字の画像が予め表されることがある。
テキスト部P3は、一又は複数の読上テキスト配置要素Erと、一又は複数のテキスト表示要素Etとを含む、テキスト要素Eを生成する。
図6に示すように、テキスト要素Eは、背景画像Gにおける見出しに対応した読上テキスト配置要素Erを有する。読上テキスト配置要素Erは、背景画像Gに重畳され、表示画面Sc上において、実質的に非表示状態にされる。具体的には、読上テキスト配置要素Erは、class属性によってCSSに定義されたクラスvisually-hiddenが適用されたh3タグによって開始タグと終了タグに挟まれた見出しに対応した読上テキストTrを実質的に非表示にして配置するとともに、スクリーンリーダSrの読上げ対象にする。
図7に示す例では、クラスvisually-hiddenは、読上テキストTrの要素の幅(width)及び高さ(height)の各々を1pxに設定し、overflow: hiddenによって要素のサイズを超えた部分を非表示にし、position: absoluteによって親要素を基準とした位置に要素を配置し、clip: rect(1px 1px 1px 1px)によって要素を1px四方でトリミングし、画面上、実質的に表示されない程度に読上テキストTrを小さくする。
図6に戻り、見出し、及び、画像表示要素Egに続く本文には、class属性によってクラスc2が適用された定義リストタグdl、定義リストタグdlの子要素である用語タグdt、及び、定義タグddが設けられる。クラスc2は、定義リストタグdlのコンテンツが適切に表示されるように、margin等の書式情報が開発者等によって経験的又は実験的に調整され、CSSに定義される。
用語タグdtによって設けられる読上テキスト配置要素Erは、表示テキストTdと隣り合うように、スクリーンリーダSrによって読上げ可能な読上テキストTrを配置する。具体的には、読上テキスト配置要素Erは、後述する定義タグddが表示画面Scに表示する表示テキストTdの前方に隣り合うように、class属性によってCSSに定義されたクラスvisually-hiddenを適用した用語タグdtによって読上テキストTrを配置する。
読上テキストTrは、ブロックのタイトルLと金額項目L2を含むようにすることができる。例えば、図7の例では、読上テキストTrは、タイトルL「税金の計算」と金額項目L2「(課税される所得金額)」を結合させた「税金の計算(課税される所得金額)」である。
図6に戻り、定義タグddは、class属性によってCSSに定義されたクラスc3が適用される。クラスc3は、表示テキストTdが親要素を基準とした位置に配置されるように、position: absoluteを含む。その他のクラスc3のプロパティは、開発者等によって経験的又は実験的に調整され、CSSに定義される。また、定義タグddのstyle属性は、leftプロパティとtopプロパティによって親要素の左上を基準とした所定位置に表示テキストTdを配置し、text-align: rightによって表示テキストTdを右詰にし、transform: noneによって要素に対する変換を初期化し、display: blockによって要素をブロックとして表示する。
図6の例において、leftプロパティの値xとtopプロパティの値yにおいて示される所定位置は、背景画像Gにおける所定領域(基本情報記入欄K1、金額記入欄K2)の各々に対応した表示テキストTdの各々の表示位置であり、開発者等によって経験的又は実験的に調整され、記憶部12に記憶される。
ディブタグdiv1は、定義タグddの子要素として設けられ、class属性によってクラスc4を適用させる。クラスc4は、表示テキストTdと読上テキストTrが隣り合って配置されるように、position: relativeを設定する等、開発者等によって経験的又は実験的に調整され、CSSに定義される。
テキスト表示要素Etは、背景画像Gの所定領域に重畳して表示テキストTdを表示する。より具体的には、ディブタグdiv2が、ディブタグdiv1の子要素として設けられ、スパンタグspanによって挟まれた表示テキストTd「1234」に、class属性によってCSSに定義されたクラスc5を適用する。クラスc5は、表示テキストTdが適切に表示されるように、色等の書式情報が、開発者等によって経験的又は実験的に調整され、CSSに定義される。ここでは、図示しないstyle属性によって、font-size、padding等を設定してもよい。
表示テキストTdが後側の一部を削除されたものであるとき、テキスト表示要素Etは、表示画面Scに、削除テキストRが削除された表示テキストTd「1234」を表示することになる。読上テキスト配置要素Erは、表示画面Scに、テキスト表示要素Etの後方に隣り合うように、読上テキストTr(削除テキストR)「000」を配置する。
具体的には、テキスト部P3は、スパンタグspanによって読上テキストTr(削除テキストR)を挟み、class属性によってクラスvisually-hiddenを適用させる。スパンタグspanは、ディブタグdiv1の子要素として、ディブタグdiv2に定義された要素に続いて設けられる。これにより、表示テキストTdの後側に隣り合うように読上テキストTr(削除テキストR)が配置される。
図2に戻り、端末装置20は、例えば、パソコンやスマホ等の情報端末であり、端末制御部21、端末記憶部22、指示入力部23、及び、表示部24を有する。
端末制御部21は、CPU等の処理装置を有し、端末記憶部22から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
端末記憶部22は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、端末装置20を制御するための各種の情報や、各種の処理部を構成するプログラムを記憶する。例えば、端末記憶部22は、サーバ10から受信した各種の情報を表示部24に表示するウェブブラウザWbや、スクリーンリーダSrのプログラムを記憶する。
ウェブブラウザWbは、サーバ10から取得したHTMLデータに基づいて、表示画面Scを生成し、表示部24に表示させる。
スクリーンリーダSrは、表示部24に表示された表示画面ScのソースであるHTMLデータに基づいて、順次、読上げ対象となる要素を取得し、音声に変換する。例えば、スクリーンリーダSrは、順次、開始タグと終了タグに挟まれた表示テキストTdや読上テキストTrを取得し、音声に変換する。
指示入力部23は、例えば、キーボードやマウス等の入力装置を有し、ユーザが入力した各種の指示入力を端末制御部21に出力する。
表示部24は、LCDや、LED、OLED等によって構成され、端末制御部21から入力された各種の情報を表示可能である。
音声出力部25は、端末制御部21の制御の下、スクリーンリーダSrによって変換された音声を外部に出力する。
(動作)
次に情報処理システム1の動作について説明する。
図8は、HTMLデータ生成処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、テキスト部P3は、HTMLデータに、背景画像Gの見出しに対応した読上テキストTrを含む読上テキスト配置要素Erを生成する(S1)。図7の例では、見出しに対応した読上テキストTrは、「所得税及び復興特別所得税の申告書(第一表・第二表) / 第一表」である。
背景画像部P2は、画像表示要素Egに、背景画像Gにアクセスするアクセス手段を付与する(S2)。
表示テキスト取得部P1は、業務処理部Aからテキストを取得する(S3)。テキストに削除テキストRが含まれていなければ(S4:NO)、読上テキストTrを配置するための読上テキスト配置要素Erと、読上テキストTrに画面上隣り合うように、テキストに基づく表示テキストTdを表示するためのテキスト表示要素Etとを生成し(S5)、S9に進む。
テキストに削除テキストRが含まれているとき(S4:YES)、テキスト部P3は、テキストから削除テキストRを削除して表示テキストTdを取得する(S6)。S7は、S5と同様であるため、説明を省略する。テキスト部P3は、表示画面Scに表示された表示テキストTdと隣り合うように、読上テキストTrとして削除テキストRを配置する読上テキスト配置要素Erを生成する(S8)。
テキスト要素Eの生成が残されているときには、S3に戻り、次のテキストを業務処理部Aから取得する(S9:NO)。すべてのテキスト要素Eの生成が終了すると、HTMLデータ生成処理は、終了する(S9:YES)。
これにより、サーバ10では、背景画像Gを表示する画像表示要素Egと、背景画像Gの所定領域に重畳して表示テキストTdを表示するテキスト表示要素Etと、背景画像Gに重畳され、表示画面Sc上において、実質的に非表示状態で、表示テキストTdと隣り合うように、スクリーンリーダSrによって読上げ可能な読上テキストTrを配置する読上テキスト配置要素Erと、を有するHTMLデータが生成される。HTMLデータは、端末装置20に送信され、ウェブブラウザWbは、表示部24に表示画面Scを表示する。
スクリーンリーダSrは、表示画面Scの読上げを開始すると、ウェブブラウザWbからHTMLデータを読み込み、見出しに対応した読上テキストTrを音声に変換し、音声出力部25から出力させて読み上げる。続いて、スクリーンリーダSrは、基本情報項目L1の各々に対応した読上テキストTrの各々と基本情報記入欄K1の各々に表示された表示テキストTdの各々を読み上げる。続いて、スクリーンリーダSrは、ブロックのタイトルLと金額項目L2が結合した読上テキストTrの各々と金額記入欄K2の各々に表示された表示テキストTdの各々を読み上げる。そして、表示テキストTdから削除テキストRが削除されている場合には、読上テキストTr(削除テキストR)を読上げる。
実施形態によれば、情報処理システム1は、背景画像Gに表示テキストTdを重畳して表示された表示画面Scをユーザにとって分かり易くスクリーンリーダSrに読み上げさせることができる。
実施形態の説明では、構造化文書の一例としてHTMLデータの例を挙げたが、構造化文書はこれに限定されず、XML等の他の構造化文書であってもよい。
実施形態の説明では、背景画像Gが確定申告書の例を説明したが、これに限定されず、背景画像Gは、決算書や、計算明細書付表、他の帳票を表した画像でもよいし、帳票以外のホームページや、ニュース記事等に関する画像でもよい。
実施形態の説明では、表示テキスト取得部P1は、会計処理を実行可能な業務処理部Aによって算出された金額情報及び基本情報をなす表示テキストTdを取得することが可能であることを説明したが、これに限定されず、表示テキスト取得部P1は、ユーザによって端末装置20を介して入力された金額情報及び基本情報を取得してもよいし、他の手段によって入力乃至算出された金額等の表示テキストTdを取得してもよい。また、業務処理部Aは、外部の業務アプリケーションであってもよいし、会計処理以外の人事労務処理や他の処理を実行可能であってもよい。
実施形態の説明では、背景画像Gの画像形式がjpgである例を説明したが、これに限定されず、png、gif、tiff、又は、他の形式であってもよい。
実施形態の説明では、テキスト要素Eを定義リストタグdl、用語タグdt、定義タグddによって設けた例を説明したが、テキスト要素Eは、これに限定されず、他のタグによって設けられてもよい。
実施形態の説明では、ブロックのタイトルLと金額項目L2が結合した読上テキストTrと金額記入欄K2に表示された表示テキストTdを読み上げる例を説明したが、表示テキストTdが表示されていない場合には、読上テキストTrの読上げをスキップするようにしてもよい。これにより、情報処理システム1は、読上げ時間を短縮させることができる。
すなわち、情報処理システム1は、背景画像Gにアクセスするためのアクセス情報が付与され、背景画像Gを表示する画像表示要素Egと、背景画像Gの所定領域に重畳して表示テキストTdを表示するテキスト表示要素Etと、背景画像Gに重畳され、表示画面Sc上において、実質的に非表示状態で、表示テキストTdと隣り合うように、スクリーンリーダSrによって読上げ可能な読上テキストTrを配置する読上テキスト配置要素Erと、を有する構造化文書を備える。
背景画像Gは、帳票の画像であり、金額項目L2及び金額項目L2に対応した金額記入欄K2を有し、所定領域は、金額記入欄K2が表された領域である。
背景画像Gは、複数の金額項目L2及び金額項目L2に対応した金額記入欄K2を有するブロックと、ブロックのタイトルLを有し、読上テキストTrは、ブロックのタイトルLと金額項目L2を含む。
記憶部12は、表示テキストTdから削除する削除テキストRを記憶する。表示テキスト取得部P1は、業務処理部Aから取得したテキストに、記憶部12に記憶された削除テキストRが含まれているとき、テキストから削除テキストRを削除して表示テキストTdを取得する。テキスト表示要素Etは、表示画面Scに、削除テキストRが削除された表示テキストTdを配置する。読上テキスト配置要素Erは、表示画面Scに、テキスト表示要素Etの後方に隣り合うように、読上テキストTrとして、削除テキストRを配置する。
背景画像Gは、会計に関する帳票の画像である。背景画像Gは、確定申告書、決算書、又は、計算明細書付表の少なくとも1つを含む。
情報処理方法は、背景画像Gにアクセスするためのアクセス情報が付与され、背景画像Gを表示する画像表示要素Egを設けるステップと、背景画像Gの所定領域に重畳して表示テキストTdを表示するテキスト表示要素Etを設けるステップと、背景画像Gに重畳され、表示画面Sc上において、実質的に非表示状態で、表示テキストTdと隣り合うように、スクリーンリーダSrによって読上げ可能な読上テキストTrを配置する読上テキスト配置要素Erを設けるステップと、を有する。
情報処理プログラムは、背景画像Gにアクセスするためのアクセス情報が付与され、背景画像Gを表示する画像表示要素Egと、背景画像Gの所定領域に重畳して表示テキストTdを表示するテキスト表示要素Etと、背景画像Gに重畳され、表示画面Sc上において、実質的に非表示状態で、表示テキストTdと隣り合うように、スクリーンリーダSrによって読上げ可能な読上テキストTrを配置する読上テキスト配置要素Erと、を有する構造化文書をコンピュータに実行させる。
情報処理プログラムは、背景画像Gにアクセスするためのアクセス情報が付与され、背景画像Gを表示する画像表示要素Egと、背景画像Gの所定領域に重畳して表示テキストTdを表示するテキスト表示要素Etと、背景画像Gに重畳され、表示画面Sc上において、実質的に非表示状態で、表示テキストTdと隣り合うように、スクリーンリーダSrによって読上げ可能な読上テキストTrを配置する読上テキスト配置要素Erと、を有する構造化文書を生成するコードをコンピュータに実行させる。
上述のとおり、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
また、実施形態における各手順の各ステップは、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実行し、あるいは実行毎に異なった順序で実行してもよい。さらに、本実施形態における各手順の各ステップの全てあるいは一部をハードウェアにより実現してもよいし、プログラムによって実現してもよい。
1・・・情報処理システム
10・・・サーバ
11・・・制御部
12・・・記憶部
20・・・端末装置
21・・・端末制御部
22・・・端末記憶部
23・・・指示入力部
24・・・表示部
25・・・音声出力部
A・・・業務処理部
E・・・テキスト要素
Eg・・・画像表示要素
Er・・・読上テキスト配置要素
Et・・・テキスト表示要素
G・・・背景画像
Gp・・・重複部分
K1・・・基本情報記入欄
K2・・・金額記入欄
L・・・タイトル
L1・・・基本情報項目
L2・・・金額項目
P1・・・表示テキスト取得部
P2・・・背景画像部
P3・・・テキスト部
R・・・削除テキスト
Sc・・・表示画面
Sr・・・スクリーンリーダ
Td・・・表示テキスト
Tr・・・読上テキスト
Wb・・・ウェブブラウザ

Claims (9)

  1. 背景画像にアクセスするためのアクセス情報が付与され、前記背景画像を表示する画像表示要素と、
    前記背景画像の所定領域に重畳して表示テキストを表示するテキスト表示要素と、
    前記背景画像に重畳され、表示画面上において、実質的に非表示状態で、前記表示テキストと隣り合うように、スクリーンリーダによって読上げ可能な読上テキストを配置する読上テキスト配置要素と、
    を有する構造化文書を備え
    前記背景画像は、帳票の画像であり、金額項目及び前記金額項目に対応した金額記入欄を有し、
    前記所定領域は、前記金額記入欄が表された領域である、
    情報処理システム。
  2. 前記背景画像は、複数の前記金額項目及び前記金額項目に対応した前記金額記入欄を有するブロックと、前記ブロックのタイトルを有し、
    前記読上テキストは、前記ブロックのタイトルと前記金額項目を含む、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 記憶部を有し、
    前記記憶部は、前記表示テキストから削除する削除テキストを記憶し、
    表示テキスト取得部は、業務処理部から取得したテキストに、前記記憶部に記憶された前記削除テキストが含まれているとき、前記テキストから前記削除テキストを削除して前記表示テキストを取得し、
    前記テキスト表示要素は、前記表示画面に、前記削除テキストが削除された前記表示テキストを配置し、
    前記読上テキスト配置要素は、前記表示画面に、前記テキスト表示要素の後方に隣り合うように、前記読上テキストとして、前記削除テキストを配置する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記背景画像は、会計に関する帳票の画像である、請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記背景画像は、確定申告書、決算書、又は、計算明細書付表の少なくとも1つを含む、請求項3に記載の情報処理システム。
  6. 前記構造化文書を生成する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  7. 背景画像にアクセスするためのアクセス情報が付与され、前記背景画像を表示する画像表示要素を設けるステップと、
    前記背景画像の所定領域に重畳して表示テキストを表示するテキスト表示要素を設けるステップと、
    前記背景画像に重畳され、表示画面上において、実質的に非表示状態で、前記表示テキストと隣り合うように、スクリーンリーダによって読上げ可能な読上テキストを配置する読上テキスト配置要素を設けるステップと、
    を有し、
    前記背景画像は、帳票の画像であり、金額項目及び前記金額項目に対応した金額記入欄を有し、
    前記所定領域は、前記金額記入欄が表された領域である、
    情報処理方法。
  8. 背景画像にアクセスするためのアクセス情報が付与され、前記背景画像を表示する画像表示要素と、
    前記背景画像の所定領域に重畳して表示テキストを表示するテキスト表示要素と、
    前記背景画像に重畳され、表示画面上において、実質的に非表示状態で、前記表示テキストと隣り合うように、スクリーンリーダによって読上げ可能な読上テキストを配置する読上テキスト配置要素と、
    を有し、
    前記背景画像は、帳票の画像であり、金額項目及び前記金額項目に対応した金額記入欄を有し、
    前記所定領域は、前記金額記入欄が表された領域である、
    構造化文書をコンピュータに実行させる、情報処理プログラム。
  9. 背景画像にアクセスするためのアクセス情報が付与され、前記背景画像を表示する画像表示要素と、
    前記背景画像の所定領域に重畳して表示テキストを表示するテキスト表示要素と、
    前記背景画像に重畳され、表示画面上において、実質的に非表示状態で、前記表示テキストと隣り合うように、スクリーンリーダによって読上げ可能な読上テキストを配置する読上テキスト配置要素と、
    を有し、
    前記背景画像は、帳票の画像であり、金額項目及び前記金額項目に対応した金額記入欄を有し、
    前記所定領域は、前記金額記入欄が表された領域である、
    構造化文書を生成するコードをコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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クスマウル クリフ、外7名,<イラスト授業シリーズ> ひと目でわかる プログラミングのしくみとはたらき図鑑,第1版,株式会社創元社 矢部 敬一,2021年01月20日,p.303-350
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森 史憲、外1名,HTML5&CSS3ポケットリファレンス [改訂新版],第2版,株式会社技術評論社 片岡 巌,2018年03月15日,p.061

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