JP7531441B2 - 監視方法、監視システム及びプログラム - Google Patents

監視方法、監視システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7531441B2
JP7531441B2 JP2021058943A JP2021058943A JP7531441B2 JP 7531441 B2 JP7531441 B2 JP 7531441B2 JP 2021058943 A JP2021058943 A JP 2021058943A JP 2021058943 A JP2021058943 A JP 2021058943A JP 7531441 B2 JP7531441 B2 JP 7531441B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital data
time
data
unit
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021058943A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022155615A (ja
Inventor
晋 椎塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2021058943A priority Critical patent/JP7531441B2/ja
Publication of JP2022155615A publication Critical patent/JP2022155615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7531441B2 publication Critical patent/JP7531441B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

本開示は、監視方法、監視システム及びプログラムに関する。
プラントを構成する機器等にデジタル計器類を設け、これらの計器類が計測した計測値を監視端末等へ送信してプラントの監視が行われる。計測値を送信する機能を持たない計器類については、その計器類が計測したデータを入力端末へ手入力して、デジタルデータ化する。例えば、特許文献1には、原子力プラントからオンラインで運転データを受信し、プラント構成機器に関する運転継続時間や補修実績等のCBMデータについては手入力等し、これら運転データとCBMデータに基づいて、構成機器の健全性評価を行う監視システムが開示されている。
また、特許文献2には、プラントにて計測された様々な計測制御情報について、共通の時間軸による時間管理ができるように、定期的に時刻補正を行い、補正後の計測制御情報を収集して監視などを行うプラント監視システムが開示されている。
特開2011-209127号公報 特開2007-48141号公報
プラントを始めとし、工場、ビル、農園、レジャー施設、商業施設など監視や管理の対象となる各種の施設やその施設に設けられた設備には、その場所へ行かなければ情報を確認できない計器類が設けられている場合がある。通信等で収集が可能なデータだけではなく、現場に行かなければ確認できないデータを含めて収集し、監視できるようにする技術が求められている。
本開示は、上記課題を解決することができる監視方法、監視システム及びプログラムを提供する。
本開示の監視方法は、監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、検出したデータをデジタルデータに変換するステップと、前記デジタルデータを収集するステップと、収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップと、前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、を有し、前記時刻の同期を行うステップでは、複数の前記デジタルデータの特徴点の時刻を合わせることによって前記時刻を同期させる。また、本開示の監視方法は、監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、検出したデータをデジタルデータに変換するステップと、前記デジタルデータを収集するステップと、収集した複数の前記デジタルデータの時間的なずれを補正するオフセット値の設定を受け付けるステップと、収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップと、前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、を有し、前記オフセット値の設定を受け付けるステップでは、複数の前記デジタルデータのうちの1つを基準として、当該デジタルデータと他の前記デジタルデータの前記ずれを補正する前記オフセット値の設定を受け付け、前記時刻の同期を行うステップでは、前記基準となる前記デジタルデータを取得した第1の時刻に前記オフセット値を加算した時刻に取得された他の前記デジタルデータと、前記第1の時刻に取得した前記基準となる前記デジタルデータとを対応付けることにより、前記基準となる前記デジタルデータと他の前記デジタルデータとの同期をとる。
本開示の監視システムは、監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出する取得部と、検出したデータをデジタルデータに変換する変換部と、前記デジタルデータを収集する収集部と、収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行う時刻同期部と、前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定する判定部と、を備え、前記時刻同期部は、複数の前記デジタルデータの特徴点の時刻を合わせることによって前記時刻を同期させる。また、本開示の監視システムは、監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出する取得部と、検出したデータをデジタルデータに変換する変換部と、前記デジタルデータを収集する収集部と、収集した複数の前記デジタルデータの時間的なずれを補正するオフセット値の設定を受け付ける設定受付部と、収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行う時刻同期部と、前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定する判定部と、を備え、前記設定受付部は、複数の前記デジタルデータのうちの1つを基準として、当該デジタルデータと他の前記デジタルデータの前記ずれを補正する前記オフセット値の設定を受け付け、前記時刻同期部は、前記基準となる前記デジタルデータを取得した第1の時刻に前記オフセット値を加算した時刻に取得された他の前記デジタルデータと、前記第1の時刻に取得した前記基準となる前記デジタルデータとを対応付けることにより、前記基準となる前記デジタルデータと他の前記デジタルデータとの同期をとる。
本開示のプログラムは、コンピュータに、監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、前記検出した情報をデジタルデータに変換するステップと、前記デジタルデータを収集するステップと、収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップと、前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、を有し、前記時刻の同期を行うステップでは、複数の前記デジタルデータの特徴点の時刻を合わせることによって前記時刻を同期させる処理を実行させる。また、本開示のプログラムは、コンピュータに、監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、前記検出した情報をデジタルデータに変換するステップと、前記デジタルデータを収集するステップと、収集した複数の前記デジタルデータの時間的なずれを補正するオフセット値の設定を受け付けるステップと、収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップと、前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、を有し、前記オフセット値の設定を受け付けるステップでは、複数の前記デジタルデータのうちの1つを基準として、当該デジタルデータと他の前記デジタルデータの前記ずれを補正する前記オフセット値の設定を受け付け、前記時刻の同期を行うステップでは、前記基準となる前記デジタルデータを取得した第1の時刻に前記オフセット値を加算した時刻に取得された他の前記デジタルデータと、前記第1の時刻に取得した前記基準となる前記デジタルデータとを対応付けることにより、前記基準となる前記デジタルデータと他の前記デジタルデータとの同期をとる処理を実行させる。

上述の監視方法、監視システム及びプログラムによれば、現場に行かなければ確認できない情報を収集して、監視を行うことができる。
実施形態に係る監視システムの一例を示すブロック図である。 実施形態に係る同期処理の一例を説明する図である。 実施形態に係るデータ収集処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る監視処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る監視システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本開示の監視システムについて、図1~図5を参照して説明する。
<実施形態>
(システム構成)
図1は、実施形態に係る監視システムの一例を示すブロック図である。
監視システム100は、現場機器1と、デジタル化同期システム2と、通信機能付き機器3と、監視端末30とを備える。現場機器1とは、通信や伝送の手段を有さない機器類の総称である。現場機器1は、例えば、指示計器1A、デジタル表示計器1B等である。指示計器1A、デジタル表示計器1Bは、共に監視対象のプラント等の施設や設備に設けられた計器類である。これらの機器が計測した計測値は、その機器が設置された場所まで行かなければ確認できない。デジタル化同期システム2は、現場機器1が表示する表示情報(計測値)を非接触にて検出し、検出した内容をデジタルデータへ変換し、複数の現場機器1から得られた複数のデジタルデータを時間的に同期させて、監視端末30へ送信するシステムである。通信機能付き機器3は、通信や伝送の手段を備える機器類の総称である。通信機能付き機器3は、例えば、(通信・伝送手段を有する)各種のセンサ4、機器の制御を行う制御装置5などである。センサ4と制御装置5は、共に監視対象のプラント等の施設に設けられた機器である。監視端末30は、現場機器1と通信機能付き機器3が出力する監視対象のパラメータの値を取得し、各パラメータの値を閾値などと比較して正常か否かを判定し、異常が検出されるとアラーム等を通知する端末である。パラメータとは、例えば、系統の圧力、温度や流量といったプロセス値、又は発電機やチラー等の現場設備の振動数や回転数といった設備固有値である。一般に、監視端末30が、通信機能付き機器3が送信するパラメータの値をオンラインで収集しつつ、必要に応じて、現場機器1が示すパラメータの値を手入力する等してプラント等の監視対象の監視が行われることが多い。これに対し、本実施形態の監視システム100では、デジタル化同期システム2によって、現場機器1が表示するパラメータの値もオンラインで収集できるようにする。これにより、現場機器1が計測するデータを活用して監視対象の監視を行うことができる。以下、一例として、監視対象がプラントであるとして説明を行う。
デジタル化同期システム2は、カメラ15A,15Bなどの非接触センサと、デジタル化端末10A、10Bと、同期端末20とを備える。カメラ15Aとデジタル化端末10Aは、通信可能に接続され、デジタル化端末10Aと同期端末20も通信可能に接続されている。カメラ15Bとデジタル化端末10B、デジタル化端末10Bと同期端末20についても同様である。
カメラ15Aは、指示計器1Aを撮影できる位置に設置され、指示計器1Aが示す値を常時、又は、所定の時間間隔で継続的に撮影し続ける。カメラ15Aは、撮影した画像をデジタル化端末10Aへ出力する。カメラ15Bは、デジタル表示計器1Bを撮影できる位置に設置され、表示盤に表示される数値を常時、又は、所定の時間間隔で継続的に撮影し続ける。カメラ15Bは、撮影した画像をデジタル化端末10Bへ出力する。
デジタル化端末10Aは、画像取得部11Aと、変換部12Aと、記憶部13Aと、送信部14Aとを備える。画像取得部11Aは、カメラ15Aが撮影した画像を取得する。変換部12Aは、画像取得部11Aが取得した画像を画像解析して、指示計器1Aが示す値を認識する。変換部12Aは、認識した値をデジタルデータとして出力する。例えば、指示計器1Aが“55”を指し示していれば、変換部12Aは、画像から“55”を読み取り、“55”をデジタルデータ(例えば、テキストデータやバイナリデータ、“55”をコード化したデータなど)として出力する。なお、変換部12Aが計器類に表示されている計測値などを読み取る画像の解析方法は公知であり、任意の画像解析手法を実現するプログラム(コンピュータプログラム)を使用することができる。記憶部13Aは、画像取得部11Aが取得した画像や、変換部12Aが画像の解析に用いるプログラムなど、諸々のデータを記憶する。送信部14Aは、変換部12Aが出力したデジタルデータ(デジタルデータAと呼ぶ。)を同期端末20へ送信する。
デジタル化端末10Bは、画像取得部11Bと、変換部12Bと、記憶部13Bと、送信部14Bとを備える。これらの機能については、デジタル化端末10Aと同様である。つまり、画像取得部11Bがカメラ15Bによって撮影された画像を取得し、変換部12Bは、その画像を解析して、デジタル表示計器1Bに表示された数値を認識して、認識した値をデジタルデータ(デジタルデータBと呼ぶ。)で出力する。送信部14Bは、デジタルデータBを同期端末20へ送信する。記憶部13Bは、画像やデジタルデータへの変換に必要なプログラム等を記憶する。
同期端末20は、デジタルデータ取得部21と、時刻同期部22と、時系列データ出力部23と、設定受付部24と、記憶部25と、送信部26と、を備える。
デジタルデータ取得部21は、デジタルデータA、Bを取得する。
時刻同期部22は、デジタルデータA、Bの同期をとる。例えば、時刻同期部22は、同時刻に取得したデジタルデータA、Bは、それぞれ指示計器1Aとデジタル表示計器1Bとが同時刻に表示していた値を示すものであると判断し、送信部26を介して、同時刻に取得したデジタルデータA、Bを1組のデータセット(同期済みのデジタルデータ)として監視端末30へ送信する。あるいは、時刻同期部22は、デジタルデータA、Bの間の時間的なずれを検出し、このずれを補正する(同期をとる)。例えば、デジタルデータAがデジタルデータBよりも、1秒遅れて同期端末20に到着する場合、時刻同期部22は、デジタルデータA、Bの特徴点の時間的なずれからこの差(1秒)を検出し、ある時刻にデジタルデータ取得部21が取得したデジタルデータBと、その1秒後にデジタルデータ取得部21が取得したデジタルデータAとを同じタイミングで1組のデータセットとして監視端末30へ送信する。デジタルデータA、Bの特徴点とは、例えば、それぞれの時系列データにおいて値が変化する時刻の時系列データ上の点、又は、そのような時刻を基準として所定時間前又は後の時刻における時系列データ上の点のことである。
時系列データ出力部23は、所定時間に取得されたデジタルデータA、BからデジタルデータA、Bの時系列の推移を表す波形データを作成し、この波形データを出力する。例えば、時刻同期部22は、時系列データ出力部23が出力したデジタルデータA、Bの波形データを比較して、デジタルデータA、Bの間の時間的なずれを検出する。また、例えば、ユーザは、時系列データ出力部23が表示装置に出力したデジタルデータA、Bの波形データを見比べて、デジタルデータA、Bの時間的なずれを把握し、このずれを同期端末20へ入力してもよい。
設定受付部24は、ユーザからの各種設定の入力を受け付ける。例えば、デジタルデータAがデジタルデータBよりも、1秒遅れて同期端末20に到着することが事前の計測などにより分かっている場合、ユーザは、この1秒間のオフセット値を同期端末20へ入力する。設定受付部24はこの入力を受け付け、時刻同期部22は、入力されたオフセット値に基づいてデジタルデータA、Bの同期をとる。
記憶部25は、デジタルデータA、Bなど諸々の情報を記憶する。
送信部26は、同期がとられたデジタルデータA、Bを監視端末30へ送信する。
また、デジタルデータ取得部21は、デジタルデータA、Bに加え、通信機能付き機器3のセンサ4や制御装置5から計測値や制御信号のデジタルデータ(オンラインデータ6と呼ぶ。)を取得し、時刻同期部22が、通信機能付き機器3から送信されたオンラインデータ6を基準として、デジタルデータA、Bの同期をとるようにしてもよい。その場合、送信部26は、同期がとられたデジタルデータA、Bと、同期後のデジタルデータA、Bとオンラインデータ6の間の時間的なずれを監視端末30へ送信してもよい。
以下、特に区別の必要が無い場合、カメラ15A、15Bをカメラ15と記載し、デジタル化端末10A、10B、画像取得部11A、11B、変換部12A、12B、記憶部13A、13B、送信部14A、14B、をそれぞれ、デジタル化端末10、画像取得部11、変換部12、記憶部13、送信部14、と記載する。カメラ15やデジタル化端末10の台数は2台に限定されず、1台でもよいし、3台以上であってもよい。また、同期端末20は、複数台設けられていてもよい。例えば、1台のデジタル化端末10が、複数台のカメラ15と接続されていて、複数の現場機器1の画像を取得し、それぞれを個別にデジタルデータへ変換して同期端末20へ送信してもよい。また、デジタル化端末10と同期端末20を1台の端末装置に実装してもよい。
監視端末30は、パラメータ取得部31と、判定部32と、類似パターン抽出部33と、学習部34と、入力受付部35と、出力部36と、記憶部37と、を備える。
パラメータ取得部31は、監視対象のパラメータを取得する。例えば、パラメータ取得部31は、同期済みのデジタルデータA、Bと、センサ4や制御装置5が送信した監視対象のパラメータを含むオンラインデータ6と、を取得する。
判定部32は、パラメータ取得部31が取得した各種パラメータと閾値とを比較して、異常の兆候の有無や異常の有無を判定する。あるいは、判定部32は、パラメータ取得部31が取得した各種パラメータの時系列のトレンドに基づいて異常の兆候の有無や異常の有無を判定する。例えば、判定部32は、異常兆候パターンDB371に記録された過去に異常が発生したときのパラメータのトレンドと比較して、監視中のパラメータのトレンドが、過去の異常発生時のトレンドと類似しているか否かによって、異常や異常の兆候の有無を判定してもよい。
類似パターン抽出部33は、判定部32が異常と判定した場合に、異常兆候パターンDB371を参照して、過去に同様の異常が発生していないかどうかを検索し、同様の異常が発生している場合には、異常兆候パターンDB371に登録された情報を抽出する。異常兆候パターンDB371には、例えば、異常が発生するまでの各種パラメータの挙動、最終的な事象の規模や対策、過去の事例などの情報が登録されている。類似パターン抽出部33は、パラメータ取得部31が取得したパラメータのトレンドなどから、異常兆候パターンDB371に登録された異常事象の中に類似するものがあるか否かを判定し、類似するものが見つかった場合、類似する異常事象の情報(例えば、異常事象の種類、規模、関連するパラメータなど)を抽出する。
学習部34は、異常や異常の兆候が認められた場合のその前後の期間における各種パラメータの値と、最終的に発生した異常事象の情報との関係を機械学習などにより学習し、その結果を異常兆候パターンDB371に登録する。例えば、学習部34は、ある異常事象が発生する場合に、その事象の発生に関係する複数のパラメータを抽出し、各パラメータがどのような挙動を示すと最終的にその異常事象が発生するかを、過去のデータに基づいて学習する。また、学習部34は、異常発生時に他のパラメータに影響を及ぼすような相関関係の強いパラメータ群を解析する。
入力受付部35は、ユーザの入力を受け付ける。例えば、異常事象が発生した場合、ユーザは、その事象の規模、対策などの情報を監視端末30へ入力する。入力受付部35は、入力された情報を受け付け、記憶部37に記録する。この情報は学習部34がパラメータの挙動と異常事象の関係を学習するときに用いられる。
出力部36は、判定部32による判定結果の情報、例えば、正常、異常の兆候あり、異常発生などを監視端末30に接続された表示装置へ出力する。
記憶部37は、パラメータ取得部31が取得した各種パラメータのデータ、異常判定に用いる閾値、異常兆候パターンDB371等の様々な情報を記憶する。
なお、監視端末30の機能は、複数のコンピュータに分散して実装してもよい。例えば、学習部34や異常兆候パターンDB371は別の端末に実装してもよい。
(同期処理)
次に図2を参照して、時刻同期部22がパラメータA~Cの同期をとる処理について説明する。図2に例示するパラメータA~Cは、例えば、3台のデジタル化端末10から同期端末20へ送信され、デジタルデータ取得部21が取得したデジタルデータである。図2の左図200に示す3つのグラフの縦軸は各パラメータの大きさ、横軸はデジタルデータ取得部21が取得した時刻を示す。横軸の同じ位置は同じ時刻である。デジタルデータA~Cは、それぞれ、パラメータA~Cの時系列のデジタルデータ(波形データ)である。例えば、プラントであるイベントが発生したときに(特定の機器操作を実行したとき等)、パラメータA~Cの値が同じタイミングで一時的に増大することが分かっている。その一方で、デジタル化端末10での画像処理に要する時間や、デジタル化端末10から同期端末20までデジタルデータが送信されるまでの時間にはばらつきがあり、本来、同時刻に検出されるはずのパラメータA~Cの一時的な増大が、同期端末20で受信したデジタルデータA~Cでは、時間的なずれをもって検出される(左図200)。時刻同期部22は、例えば、時系列データ出力部23が出力したデジタルデータA~Cの波形データの各々から変化の開始点を特定し、特定した3つの開始点の時間差を算出する。そして、算出した時間差で各波形データの時間的なずれを補正し、同期をとる。右図201に同期をとった後のデジタルデータA´~C´を示す。例えば、デジタルデータAにおける変化の開始点がデジタルデータBよりもX1秒遅く、デジタルデータCよりもX2秒遅い場合、時刻同期部22は、取得されたデジタルデータA~Cについて、例えば、ある時刻に取得したデジタルデータAに対して、そのX1秒前に取得したデジタルデータBを対応付け、X2秒前に取得したデジタルデータCを対応付けて記憶部25に記録する。そして、このようにして対応付けたデジタルデータA~Cを、ある時刻におけるパラメータA~Cの値を示す1組のデータセットとして、送信部26を介して監視端末30へ送信する。同期端末20は、時々刻々とデジタル化端末10から受信したデジタルデータに対して同期処理を行い、同期後のデジタルデータを監視端末30へ送信する。監視端末30では、同期端末20から時々刻々と送信される同期処理後のデジタルデータA~Cと、通信機能付き機器3から時々刻々と送信されるオンラインデータ6とを受信して、これらを合わせ込んでプラントのパラメータ監視を行う。なお、監視端末30にも時刻同期部22と同様の機能を実装し、上記の処理と同様に変化点に基づいて、デジタルデータA~Cとオンラインデータ6との同期をとってもよいし、同期端末20から送信されるデジタルデータが所定時間Xだけ遅れるものとして、その遅れを考慮しつつ監視を行ってもよい。
なお、図2を用いて説明した同期処理は一例である。例えば、時刻同期部22は、変化の終了点に基づいて同期処理を行ってもよいし、パラメータA~Cのピーク値が検出された時刻の点に基づいて同期処理を行ってもよい。これら変化の開始点、終了点、ピーク値が検出された時刻の点は、特徴点の一例である。また、他の例として、例えば、ある機器操作を行ったときにデジタルデータAには操作の直後に変化が現れ、デジタルデータBについては機器操作の影響によって様々な物理的、化学的なプロセスが生じた後(例えば、1秒後)に変化が現れるような場合、デジタルデータA,Bに変化が現れる時刻の時間差を予め設定しておく。そして、時刻同期部22は、この時間差の設定に基づいて、デジタルデータAの変化の開始点と、デジタルデータBの変化の開始点より1秒前の点とを対応付けて、デジタルデータA、Bの同期をとる。この場合、デジタルデータBについては、変化の開始点より1秒前の点が特徴点である。また、特別な時間調整を行わなくても、その誤差を無視できる程度の時間のずれしか元々ない場合には、同期端末20が同時刻に受信したデジタルデータA~Cは同期がとれているものとして、そのままそのデータセットを監視端末30へ送信してもよい。あるいは、ユーザが、別の方法でデジタルデータA~Cの間の時間的なずれを計測したり計算したりして、デジタルデータA~Cの間の時間的なずれを補正するオフセット値を設定し、時刻同期部22がこのオフセット値に基づいて、デジタルデータA~Cの同期処理を行ってもよい。例えば、上記の例では、デジタルデータBをX1秒遅らせると(加算すると)デジタルデータAと同期がとれ、デジタルデータCにX2秒を加算するとデジタルデータAと同期がとれるといった設定を、ユーザが、同期端末20へ入力する。設定受付部24は、この設定内容を記憶部25に記録する。時刻同期部22は、記憶部25に記録されたオフセット値X1、X2を読み出して、ある時刻t1に取得したデジタルデータAに対して、時刻t1のX1秒前に取得したデジタルデータBを対応付け、さらに時刻t1のX2秒前に取得したデジタルデータCを対応付けて記憶部25に記録する。
(動作)
次に監視システム100の動作について説明する。
まず、デジタル化同期システム2の動作について説明する。図3は、実施形態に係る現場機器1が表示する計測値の収集処理の一例を示すフローチャートである。デジタル化端末10Aでは、画像取得部11Aが、カメラ15Aが撮影した画像を時々刻々と取得し(ステップS1)、画像を記憶部13Aに記録する。次に変換部12Aが、記憶部13Aに記録された画像を読み出して、画像に含まれる指示計器1Aが示す値を認識してデジタルデータに変換し(ステップS2)、出力する。送信部14Aは、出力されたデジタルデータAを同期端末20へ送信する(ステップS3)。同期端末20では、デジタルデータ取得部21が、デジタルデータAを取得し、記憶部25に記録する。
これと並行して、デジタル化端末10Bでは、画像取得部11Bが、カメラ15Bが撮影した画像を時々刻々と取得し(ステップS1´)、画像を記憶部13Bに記録する。次に変換部12Bが、記憶部13Bに記録された画像を読み出して、画像に含まれるデジタル表示計器1Bが示す値を認識してデジタルデータに変換する(ステップS2´)。送信部14Bは、変換されたデジタルデータBを同期端末20へ送信する(ステップS3´)。同期端末20では、デジタルデータ取得部21が、デジタルデータBを取得し、記憶部25に記録する。デジタル化端末10A、10Bから同期端末20へは、非同期にデジタルデータA、Bが送信される。
次に同期端末20は、同期処理に用いるオフセット値(上記のX1、X2)を更新するか否かを判定する(ステップS5)。例えば、デジタルデータA,Bに特徴的な変化が現れる機器操作などが行われる時刻が到来すると、同期端末20は、オフセット値を更新すると判定し、それ以外の時刻ではオフセット値の更新を行わないと判定する。また、例えば、ユーザが、設定受付部24を通じて、オフセット値の更新時刻を予め記憶部25に登録し、設定された時刻が到来すると、同期端末20は、オフセット値を更新すると判定する。オフセット値を更新しないと判定した場合(ステップS5;No)、ステップS7の処理に進む。
オフセット値を更新すると判定した場合(ステップS5;Yes)、時刻同期部22は、図2を用いて説明した処理などにより、オフセット値を算出する(ステップS6)。時刻同期部22は、同期処理を行う対象のデジタルデータと、当該デジタルデータ間ごとのオフセット値を記憶部25に記録する。例えば、図2の例の場合であれば、時刻同期部22は、デジタルデータAとデジタルデータBの間のオフセット値はX1秒でデジタルデータAが遅れること、デジタルデータAとデジタルデータCの間のオフセット値はX2秒でデジタルデータAが遅れることを記憶部25に記録する。
次に時刻同期部22は、デジタルデータA、Bの同期をとる(ステップS7)。例えば、デジタルデータAがデジタルデータBよりX1秒遅れる場合、時刻同期部22は、ある時刻t1に取得したデジタルデータAを、時刻t1よりもX1秒前に取得したデジタルデータBと対応付けて記憶部25に記録する。次に送信部26が、同期処理後のデジタルデータA,Bを記憶部25から読み出して、監視端末30へ送信する(ステップS8)。プラントの監視中、上記処理は継続して実行される。このようにして、従来であれば、その場所へ行かなければ確認できなかった現場機器1が計測した計測値は、デジタルデータに変換されて、監視端末30へオンラインで収集される。
次に監視端末30の動作について説明する。
図4は、実施形態に係る監視処理の一例を示すフローチャートである。
パラメータ取得部31が各種パラメータを取得する(ステップS11)。各種パラメータは、同期処理後のデジタルデータA、Bと、センサ4等が送信したオンラインデータ6に含まれている。パラメータ取得部31は、同時刻に取得したデジタルデータA、Bとオンラインデータ6とを対応付けて記憶部37に記録する。次に判定部32が、パラメータ取得部31が取得した各種パラメータの値に基づいて、異常の兆候があるかどうかを判定する(ステップS12)。例えば、判定部32は、異常判定用の閾値よりも正常値との乖離が小さく設定された異常の兆候を検知するためのパラメータごとの閾値と、各種パラメータの値とを比較して、パラメータ取得部31が取得した各種パラメータの値が閾値を超過していれば、異常の兆候があると判定し、各種パラメータの値が閾値を超過しない範囲であれば、異常の兆候がないと判定する。又は、判定部32は、所定時間における各種パラメータの挙動を観察し、そのトレンドが異常の兆候を示していれば、異常の兆候があると判定し、そうでなければ、異常の兆候がないと判定する。例えば、パラメータAについて、所定時間以上継続して値が増加し、その増加率がX%以上ならば異常が生じる可能性があるといった判定条件が予め記憶部37に設定されており、判定部32は、この判定条件に沿って異常兆候検知の判定を行う。
異常の兆候がないと判定した場合(ステップS12;No)、監視端末30は、ステップS11、S12の処理を繰り返し行い、監視を継続する。なお、各種パラメータの判定の際には、同期端末20から送信されたデジタルデータA,Bと通信機能付き機器3から送信されたオンラインデータ6の間の時間のずれを考慮して判定を行ってもよい。例えば、デジタルデータAとオンラインデータ6を組み合わせて2つのデータのトレンドによる判定を行う場合、デジタルデータAの到着がX3秒遅れるのであれば、判定部32は、トレンド評価の際に最新のデジタルデータAとX3秒前に取得したオンラインデータ6とを対応付けて両データのトレンドを観察する。オフセット値のX3秒については、ユーザが設定してもよいし、図2と同様の特徴点に基づくオフセット値の算出処理を監視端末30にて行ってもよい。
異常の兆候があると判定した場合(ステップS12;Yes)、類似パターン抽出部33が、異常兆候パターンDB371を参照して、過去に発生した異常事象の中に類似するパターンがあるかどうかを判定する(ステップS13)。具体的には、異常兆候パターンDB371には、異常事象が発生する前の1つ又は複数のパラメータの挙動と、その後に発生する異常事象との対応関係が登録されている。例えば、類似パターン抽出部33は、記憶部37に記録された各種パラメータの挙動と、異常兆候パターンDB371に登録されている異常事象発生前の1つ又は複数のパラメータの挙動との間の類似度を計算して、類似度が所定値よりも大きいものが見つかると、類似するパターンありと判定し、類似度が所定値未満のデータしか見つからなかった場合、類似するパターンなしと判定する。また、例えば、異常兆候パターンDB371に異常事象1と、異常事象1の発生前に変化が現れるパラメータとしてパラメータA、B、Cおよびそれぞれの挙動とが対応付けられて登録され、異常事象2とパラメータA、C、Dおよびその挙動が対応付けられて登録されている場合であって、実際に取得されたパラメータA、Bの挙動と、異常事象1、2の発生前のそれらの挙動は類似するが(類似度>所定値)、パラメータC、Dの挙動についてはあまり類似していない場合(類似度<所定値)、類似パターン抽出部33は、挙動が類似するパラメータの数が多いことから、参考情報として、異常事象1を類似するパターンと判定し、異常事象2については類似するパターンではないと判定してもよい。
類似するパターンが無いと判定した場合(ステップS13;No)、出力部36は、新規の異常の兆候を検知したことを通知する(ステップS14)。例えば、出力部36は、過去に類似する事例が無い異常の兆候が検知されたことと、その検知の元となったパラメータ値の名称や値を表示装置に出力する。
類似するパターンがあると判定した場合(ステップS13;Yes)、出力部36は、パターンが類似する異常の候補と共に異常の兆候の検知を通知する(ステップS15)。例えば、出力部36は、異常の兆候が検知されたことと、その検知の元となったパラメータ値の名称や値と共に、異常兆候パターンDB371に登録されたパラメータの挙動のパターンが類似する異常事象の候補の情報を表示装置に出力する。類似する異常事象の候補の情報とは、異常事象の規模や内容、その異常事象に対する有効な対策、その異常事象が発生する前に変化が現れるパラメータ群とその挙動などである。例えば、上記の例で、異常事象1を類似するパターンと判定した場合、出力部36は、異常事象1の内容等とともに、実際に取得したパラメータA、B、Cの値と、異常兆候パターンDB371に登録されたパラメータA、B、Cの値およびそれぞれの類似度などを出力してもよい。完全にパターンが一致せずとも、ある程度類似する過去事象の情報を出力することで、ユーザは、過去の事例を参考にしながら監視することができる。
従来であれば、現場機器1が計測するパラメータの値は、オンライン監視の場面においてオンラインデータ6に含まれるパラメータと同様の扱いで監視対象とすることができなかったが、本実施形態の監視システム100によれば、現場機器1が計測したパラメータと、オンラインデータ6に含まれるパラメータとを同様に扱って監視を行うことができる。これにより、これまで見逃されていた現場機器1によって計測されたパラメータの値を用いて、異常の兆候を検知したり、過去の類似事象を参照したりといったことが可能になり、監視精度を向上することができる。
次に学習部34が、異常の兆候ありと判定された場合のその前後の所定時間における各種パラメータの値を記憶部37に記録する(ステップS16)。次にユーザが、今回、異常の兆候があると判定された後に実際に生じた結果の情報を監視端末30へ入力する。結果の情報とは、異常事象が実際に発生したかどうか、発生した場合、異常事象の種類、内容、規模、異常事象に対して実際に取られた対策などの情報である。入力受付部35は、入力された結果の情報を受け付け、ステップS16で記録されたパラメータの値と対応付けて、受け付けた結果の情報を記録する(ステップS17)。次に学習部34が、所定のタイミングで監視用データの学習を行う(ステップS18)。監視用データとは、異常兆候パターンDB371や、異常の兆候を判定するための閾値や判定条件である。例えば、学習部34は、ステップS16、17で記録された各種パラメータの値と異常事象の発生結果の関係から、今回発生した異常事象に関係するパラメータを抽出する。また、学習部34は、パラメータ間の相関関係を学習し、例えば、パラメータA~Cが全て増加する場合には異常事象1が生じ、パラメータA~Bが増加するが、パラメータCは変化しない場合には異常事象2が生じ、・・・、といったパラメータ間の相関関係と発生する事象との関係を学習する。学習部34は、これまでに発生した同じ事象のデータに今回抽出したパラメータの値を加え、事象に関係するパラメータの値やパラメータのトレンドと異常事象発生との関係を学習する。この学習結果に基づいて、学習部34が、又はユーザが、閾値を更新したり判定条件を更新したりする。また、今回抽出したパラメータおよびその挙動と、ステップS17で入力された結果の情報とを対応付けて異常兆候パターンDB371に登録する。これにより、異常兆候パターンDB371が更新される。本実施形態の監視システム100によれば、現場機器1が計測したパラメータを含めて、異常の兆候の検知に用いる閾値や判定条件を設定することができる。これにより、監視精度を向上することができる。
(効果)
以上、説明したように、本実施形態によれば、現場でのみ確認可能なアナログ計器類や設備の状態を非接触でデジタルデータ化することでデータの蓄積を行い、時系列でのトレンド監視や異常予兆監視に活用する。現場に赴くことなくアナログ計器類などの情報を収集して監視を行うことができるので、監視範囲を拡大することができる。また、これまで用いることができなかったデータを用いることで監視精度を向上することができる。監視範囲拡大と監視精度向上により、プラント等の監視対象の安全性を向上し、監視対象の施設や設備の停止による経済的損失の発生を防止することができる。
現場機器1を通信機能付き機器3に交換することによっても監視範囲の拡大などは見込めるが、例えば、高温、高圧環境下にある設備を対象として機器交換の工事を実施する場合、様々なリスクが想定される。これに対し、本実施形態であれば、カメラ15などの非接触センサを設置するだけで良い為、プラント等の施設の構成に影響を与えずに、監視用データを収集し、蓄積することができる。また、既設の現場機器1を継続使用することができる。
異常予兆監視等のデータ活用には、時刻を同期させたデータが必要となるが、従来の目視確認では複数の現場機器1に対して時刻の同期を図った上での連続的なデータ取得は難しく、時間的に独立した1点のデータを離散的に集める状況となってしまう。これに対し、本実施形態では、複数のデジタル化端末10が変換したデジタルデータを同期端末20に集約し、時刻の同期を行うので、監視端末30では、同期がとられたトレンドデータに基づく監視が可能になる。また、単に同期端末20にデジタルデータを集約するだけではなく、必要に応じて、機器の運転操作等によるパラメータの変化の特徴点を基準として各デジタルデータの同期を図ることが可能である。時間の同期を図ることで、これまで用いることができなかった現場機器1による計測値についても、通信機能付き機器3が計測した計測値と同一の時間軸で管理が可能となり、既存のオンラインデータ6と組み合わせて監視を行うことができる。また、異常の兆候が確認された場合、異常の兆候があると判定されたパラメータと相関があるパラメータ群を表示することで、異常事象の分析をサポートすることができる。
図5は、実施形態に係る監視システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述のデジタル化端末10、同期端末20、監視端末30は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
なお、デジタル化端末10、同期端末20、監視端末30の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各機能部による処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、CD、DVD、USB等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
各実施形態に記載の監視方法、監視システム及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る監視方法は、監視対象(プラント、工場、ビル、農園、レジャー施設、商業施設、駅、道路、空港、ダム、送電線、下水道等のインフラなどの各種施設および設備)の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップ(S1)と、検出したデータをデジタルデータに変換するステップと(S2)、前記デジタルデータを収集するステップと(S4、S11)、前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと(S12)を有する。
これにより、現場に赴かなければ採取できない情報を、機器の外部に非接触センサを設けることにより収集することができる。また、そのように収集したデータを監視して監視対象の状態を評価することができる。また、非接触により表示情報を取得するため、監視対象への工事が不要であり、既存設備の継続使用が可能となる。
(2)第2の態様に係る監視方法は、(1)の監視方法であって、前記検出するステップでは、カメラで計測機器を撮影し、前記変換するステップでは、撮影して得られた画像を解析することにより、前記計測機器に表示されたパラメータの値をデジタルデータに変換する。
計測機器が撮影できる位置にカメラを設置して、計測機器が表示する計測値を撮影することにより、計測値をデジタルデータへ変換し、デジタルデータを通信・伝送手段によって収集する。これにより、現場に赴かなければ確認できない計測器の計測値を離れた場所で収集し、監視などに役立てることができる。
(3)第3の態様に係る監視方法は、(1)~(2)の監視方法であって、前記収集するステップでは、複数の場所で検出された前記データの前記デジタルデータを端末装置(同期端末20)にて収集する。
複数のデジタルデータを端末装置にて収集することにより、従来であれば、1つの計測器の計測値を単体でしか扱うことができなかったところ、複数の計測値を比較可能に扱えるようになる。
(4)第4の態様に係る監視方法は、(3)の監視方法であって、収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップ(S7)、をさらに備え、前記時刻の同期を行うステップでは、複数の前記デジタルデータについて、それぞれの前記デジタルデータに対応する前記データが検出されてから当該デジタルデータが前記端末装置に到着するまでの時間差に基づいて前記時刻を同期させる。
各デジタルデータの元となるデータが非接触センサによって検出されて、デジタルデータに変換し、同期端末20に送信されるまでの時間差に応じて、補正を行うことでデジタルデータの同期をとることができる。
(5)第5の態様に係る監視方法は、(1)~(3)の監視方法であって、収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップ(S7)、をさらに備え、前記時刻の同期を行うステップでは、複数の前記デジタルデータの特徴点(変化の開始点、終了点、ピーク点など)の時刻を合わせることによって前記時刻を同期させる。
各デジタルデータの特徴点の時刻を合わせることにより、デジタルデータの同期をとることができる。なお、時刻合わせに用いる特徴点としては、例えば、1つのイベントに関連して生じる各デジタルデータの変化のうち対応するもの(そのイベントの影響が現れる同じ意味合いの点、例えば変化の開始点同士、ピーク点同士、終了点同士)を選択する。
(6)第6の態様に係る監視方法は、(1)~(5)の監視方法であって、前記判定するステップにて所定の判定条件(閾値、トレンドの判定条件)に基づく異常の兆候が検知されると、異常の兆候を検知したことを通知する(S14、S15)。
これにより、従来であれば現場に赴かなければ確認できない情報をオンラインで収集して異常の兆候を検知することができる。
(7)第7の態様に係る監視方法は、(6)の監視方法であって、前記異常の兆候の検知を通知する場合、異常の兆候が検知された前記デジタルデータとともに、当該デジタルデータと相関するデータ群を通知する(S15)。
異常の兆候が検出されたデジタルデータ(パラメータ)とともに相関する他のパラメータ群を通知することにより、例えば、兆候が検出されたパラメータに加え、通知されたパラメータ群を注視することで異常事象の見極めを容易にし、先んじて対策を取ることができる。
(8)第8の態様に係る監視方法は、(6)~(7)の監視方法であって、兆候が検知された異常に類似する異常事象の候補を抽出するステップ(S13)をさらに備え、前記異常の兆候の検知を通知する場合、類似する前記異常事象の候補を通知する(S15)。
異常の兆候が検出されたデジタルデータ(パラメータ)とともに類似する異常事象の情報を通知することにより、例えば、異常事象の見極めを容易にし、先んじて対策を取ることができる。
(9)第9の態様に係る監視システムは、監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出する取得部と、検出した前記情報をデジタルデータに変換する変換部と、前記デジタルデータを収集する収集部と、時系列の前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定する判定部と、を備える。
(10)第10の態様に係るプログラムは、コンピュータに、監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、検出した前記情報をデジタルデータに変換するステップと、前記デジタルデータを収集するステップと、時系列の前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、を実行させる。
1・・・現場機器
1A・・・指示計器
1B・・・デジタル表示計器
2・・・デジタル化同期システム
3・・・通信機能付き機器
4・・・センサ
5・・・制御装置
6・・・オンラインデータ
10、10A、10B・・・デジタル化端末
11、11A、11B・・・画像取得部
12、12A、12B・・・変換部
13、13A、13B・・・記憶部
14、14A、14B・・・送信部
15、15A,15B・・・カメラ
20・・・同期端末
21・・・デジタルデータ取得部
22・・・時刻同期部
23・・・時系列データ出力部
24・・・設定受付部
25・・・記憶部
26・・・送信部
30・・・監視端末
31・・・パラメータ取得部
32・・・判定部
33・・・類似パターン抽出部
34・・・学習部
35・・・入力受付部
36・・・出力部
37・・・記憶部
371・・・異常兆候パターンDB
100・・・監視システム
200・・・左図(同期前のパラメータA~Cを並記した図)
201・・・右図(同期後のパラメータA~Cを並記した図)
900・・・コンピュータ
901・・・CPU
902・・・主記憶装置
903・・・補助記憶装置
904・・・入出力インタフェース
905・・・通信インタフェース

Claims (10)

  1. 監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、
    検出したデータをデジタルデータに変換するステップと、
    前記デジタルデータを収集するステップと、
    収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップと、
    前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、
    を有し、
    前記時刻の同期を行うステップでは、複数の前記デジタルデータの特徴点の時刻を合わせることによって前記時刻を同期させる、
    監視方法。
  2. 監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、
    検出したデータをデジタルデータに変換するステップと、
    前記デジタルデータを収集するステップと、
    収集した複数の前記デジタルデータの時間的なずれを補正するオフセット値の設定を受け付けるステップと、
    収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップと、
    前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、
    を有し、
    前記オフセット値の設定を受け付けるステップでは、複数の前記デジタルデータのうちの1つを基準として、当該デジタルデータと他の前記デジタルデータの前記ずれを補正する前記オフセット値の設定を受け付け、
    前記時刻の同期を行うステップでは、前記基準となる前記デジタルデータを取得した第1の時刻に前記オフセット値を加算した時刻に取得された他の前記デジタルデータと、前記第1の時刻に取得した前記基準となる前記デジタルデータとを対応付けることにより、前記基準となる前記デジタルデータと他の前記デジタルデータとの同期をとる、
    監視方法。
  3. 監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、
    検出したデータをデジタルデータに変換するステップと、
    前記デジタルデータを収集するステップと、
    前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、
    前記判定するステップにて所定の判定条件に基づく異常の兆候が検知されると、異常の兆候を検知したことを通知するステップと、
    を有し、
    前記異常の兆候の検知を通知する場合、異常の兆候が検知された前記デジタルデータとともに、当該デジタルデータと相関するデータ群を通知する、
    監視方法。
  4. 監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、
    検出したデータをデジタルデータに変換するステップと、
    前記デジタルデータを収集するステップと、
    前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、
    前記判定するステップにて所定の判定条件に基づく異常の兆候が検知されると、異常の兆候を検知したことを通知するステップと、
    兆候が検知された異常に類似する異常事象の候補を抽出するステップと、
    を有し、
    前記異常の兆候の検知を通知する場合、類似する前記異常事象の候補を通知する、
    監視方法。
  5. 前記検出するステップでは、カメラで計測機器を撮影し、
    前記変換するステップでは、撮影して得られた画像を解析することにより、前記計測機器に表示されたパラメータの値をデジタルデータに変換する、
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の監視方法。
  6. 前記収集するステップでは、複数の場所で検出された前記データを変換した前記デジタルデータを端末装置にて収集する、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の監視方法。
  7. 監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出する取得部と、
    検出したデータをデジタルデータに変換する変換部と、
    前記デジタルデータを収集する収集部と、
    収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行う時刻同期部と、
    前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定する判定部と、
    を備え
    前記時刻同期部は、複数の前記デジタルデータの特徴点の時刻を合わせることによって前記時刻を同期させる、
    監視システム。
  8. 監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出する取得部と、
    検出したデータをデジタルデータに変換する変換部と、
    前記デジタルデータを収集する収集部と、
    収集した複数の前記デジタルデータの時間的なずれを補正するオフセット値の設定を受け付ける設定受付部と、
    収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行う時刻同期部と、
    前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定する判定部と、
    を備え、
    前記設定受付部は、複数の前記デジタルデータのうちの1つを基準として、当該デジタルデータと他の前記デジタルデータの前記ずれを補正する前記オフセット値の設定を受け付け、
    前記時刻同期部は、前記基準となる前記デジタルデータを取得した第1の時刻に前記オフセット値を加算した時刻に取得された他の前記デジタルデータと、前記第1の時刻に取得した前記基準となる前記デジタルデータとを対応付けることにより、前記基準となる前記デジタルデータと他の前記デジタルデータとの同期をとる、
    監視システム。
  9. コンピュータに、
    監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、
    前記検出した情報をデジタルデータに変換するステップと、
    前記デジタルデータを収集するステップと、
    収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップと、
    前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、
    を有し、
    前記時刻の同期を行うステップでは、複数の前記デジタルデータの特徴点の時刻を合わせることによって前記時刻を同期させる処理、
    を実行させるプログラム。
  10. コンピュータに、
    監視対象の状態を表示した表示情報を非接触センサによって検出するステップと、
    前記検出した情報をデジタルデータに変換するステップと、
    前記デジタルデータを収集するステップと、
    収集した複数の前記デジタルデータの時間的なずれを補正するオフセット値の設定を受け付けるステップと、
    収集した複数の前記デジタルデータについて時刻の同期を行うステップと、
    前記デジタルデータに基づいて前記監視対象の状態を判定するステップと、
    を有し、
    前記オフセット値の設定を受け付けるステップでは、複数の前記デジタルデータのうちの1つを基準として、当該デジタルデータと他の前記デジタルデータの前記ずれを補正する前記オフセット値の設定を受け付け、
    前記時刻の同期を行うステップでは、前記基準となる前記デジタルデータを取得した第1の時刻に前記オフセット値を加算した時刻に取得された他の前記デジタルデータと、前記第1の時刻に取得した前記基準となる前記デジタルデータとを対応付けることにより、前記基準となる前記デジタルデータと他の前記デジタルデータとの同期をとる処理、
    を実行させるプログラム。
JP2021058943A 2021-03-31 2021-03-31 監視方法、監視システム及びプログラム Active JP7531441B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021058943A JP7531441B2 (ja) 2021-03-31 2021-03-31 監視方法、監視システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021058943A JP7531441B2 (ja) 2021-03-31 2021-03-31 監視方法、監視システム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022155615A JP2022155615A (ja) 2022-10-14
JP7531441B2 true JP7531441B2 (ja) 2024-08-09

Family

ID=83558585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021058943A Active JP7531441B2 (ja) 2021-03-31 2021-03-31 監視方法、監視システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7531441B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017192798A (ja) 2017-07-12 2017-10-26 株式会社Jvcケンウッド 送信装置、送信方法、受信装置、受信方法
WO2020045631A1 (ja) 2018-08-30 2020-03-05 株式会社オージス総研 メータ読取装置、メータ検針システム、及びコンピュータプログラム
JP2020184140A (ja) 2019-05-07 2020-11-12 株式会社日本電機研究所 メーター監視システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017192798A (ja) 2017-07-12 2017-10-26 株式会社Jvcケンウッド 送信装置、送信方法、受信装置、受信方法
WO2020045631A1 (ja) 2018-08-30 2020-03-05 株式会社オージス総研 メータ読取装置、メータ検針システム、及びコンピュータプログラム
JP2020184140A (ja) 2019-05-07 2020-11-12 株式会社日本電機研究所 メーター監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022155615A (ja) 2022-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2905665B1 (en) Information processing apparatus, diagnosis method, and program
JP5454671B2 (ja) 故障原因診断システムおよびその方法
EP0908805B1 (en) Method and apparatus for performing pre-emptive maintenance on operating equipment
US20070239629A1 (en) Cluster Trending Method for Abnormal Events Detection
EP2442288A1 (en) Device abnormality monitoring method and system
JP6854151B2 (ja) 異常予測方法、異常予測装置、異常予測システムおよび異常予測プログラム
WO2021241576A1 (ja) 異常変調原因特定装置、異常変調原因特定方法及び異常変調原因特定プログラム
KR101778593B1 (ko) 산업플랜트 정비 지원 단말기
WO2021241580A1 (ja) 異常変調原因特定装置、異常変調原因特定方法及び異常変調原因特定プログラム
JP6632941B2 (ja) 設備監視装置及び設備監視方法
CN110764474A (zh) 监测设备运行状态的方法和系统
JP7531441B2 (ja) 監視方法、監視システム及びプログラム
KR101960755B1 (ko) 미취득 전력 데이터 생성 방법 및 장치
EP3508933A1 (en) Time-series data processing device
WO2021241578A1 (ja) 異常変調原因特定装置、異常変調原因特定方法及び異常変調原因特定プログラム
CN115905341A (zh) 数据质量异常的检测方法、装置、电子设备及存储介质
US11971694B2 (en) Abnormal-sound detection device and abnormal-sound detection method
CN107562041A (zh) 转辙机故障预警方法、装置、设备及计算机可读存储介质
US20220342407A1 (en) Irregularity detection system, irregularity detection method, and computer readable medium
CN115774159A (zh) 高压变频器功率单元故障检测系统
WO2021241577A1 (ja) 異常変調原因表示装置、異常変調原因表示方法及び異常変調原因表示プログラム
JP2010203929A (ja) 機械設備における異常診断システム
US20220138624A1 (en) Time-series data processing method
JP7045200B2 (ja) 火災検知システム
KR20200079769A (ko) 스마트 진동 센서를 이용한 이상 여부 모니터링 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7531441

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150