JP7526275B2 - タイミング同期方法、端末デバイス及びネットワークデバイス - Google Patents

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Description

本出願は通信分野に関し、さらに具体的に、タイミング同期方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
あるシナリオでは、ユーザ機器(user equipment、UE)は、物理層のタイミング同期精度デルタ(delta)が必要な範囲内にあるように、伝播遅延補正(propagation delay compensation)をする必要があり、それにより、第5世代(5-generation、5G)においてTSN(time sensitive network)サービスが伝播する際にタイミング同期精度要求が満たされることを最終的に確保する。UEは、タイムアライメント(time alignment、TA)情報とも呼ばれるタイミングアドバンス(timing advance、TA)情報を利用して伝播遅延補正をすることができる。アイドル状態にあるUEがTA情報を取得する方法は、接続状態にあるUEがTA情報を取得する方法と異なる。接続状態では、UEは、ネットワークによって送信されたタイミングアドバンスコマンド(timing advance command、TAC)に基づいてTA情報を取得し、同期アライメント(synchronization alignment)を行う。
アイドル状態/非アクティブ状態(idle/inactive state)では、UEが同期アライメントを如何に行うかが喫緊の課題となっている。
本出願の実施形態において、タイミング同期方法、端末デバイス及びネットワークデバイスが提供される。端末デバイスは様々なシナリオで有効なタイミングアドバンス(TA)情報を取得して、タイミング同期を行うことができる。
本出願の実施形態において、タイミング同期方法が提供される。当該方法は以下を含む。
端末デバイスは、ランダムアクセス(random access、RA)手順を介して、タイミングアドバンス(timing advance、TA)情報を取得する。端末デバイスは、TA情報を利用してタイミング同期を行う。
本出願の実施形態において、タイミング同期方法が提供される。当該方法は以下を含む。
ネットワークデバイスは、ランダムアクセス(RA)手順を介して、タイミングアドバンス(TA)情報を送信する。TA情報は、端末デバイスにタイミング同期を行うよう指示するために用いられる。
本出願の実施形態において、端末デバイスが提供される。当該端末デバイスは、プロセッサ及びメモリを含む。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている。当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記タイミング同期方法を実行するように構成されている。
本出願の実施形態において、ネットワークデバイスが提供される。当該ネットワークデバイスは、プロセッサ及びメモリを含む。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成されている。当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記タイミング同期方法を実行するように構成されている。
本出願の実施形態において、チップが提供される。当該チップは、上記タイミング同期方法を実行するように構成されている。
具体的に、当該チップはプロセッサを含む。当該プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、当該チップが取り付けられたデバイスに、上記タイミング同期方法を実行させるように構成されている。
本出願の実施形態において、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。当該コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに上記タイミング同期方法を実行させるコンピュータプログラム、を記憶するように構成されている。
本出願の実施形態において、コンピュータプログラム製品が提供される。当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータに上記タイミング同期方法を実行させるコンピュータプログラム命令、を含む。
本出願の実施形態において、コンピュータプログラムが提供される。当該コンピュータプログラムは、コンピュータで実行されると、コンピュータに上記タイミング同期方法を実行させる。
本出願の実施形態において、通信システムが提供される。当該通信システムは、端末デバイス及びネットワークデバイスを含む。当該端末デバイスは、本出願の任意の1つの実施形態における端末デバイスによって実行されるタイミング同期方法を実行するように構成されている。当該ネットワークデバイスは、本出願の任意の1つの実施形態におけるネットワークデバイスによって実行されるタイミング同期方法を実行するように構成されている。
本出願の実施形態において、端末デバイスがRA手順をトリガーすることによって、端末デバイスが様々なシナリオ(例えば、接続状態、非接続状態)で有効なTA情報を取得し、且つ伝播遅延補正をすることによりタイミング同期を行うことが確保されることができる。
図1は、本出願の実施形態に係るアプリケーションシナリオを示す概略図である。 図2は、ユーザ機器(UE)とネットワークとの間のクロック同期タイミング関係を示す概略図である。 図3は、メディアアクセス制御(media access control、MAC)ランダムアクセス応答(random access response、RAR)を示す概略図である。 図4は、4ステップ・ランダムアクセス手順(4-step random access procedure)におけるコンテンションベースのランダムアクセス(random access、RA)を示す概略図である。 図5は、4ステップRA手順における非コンテンションベースのランダムアクセスを示す概略図である。 図6は、2ステップ・ランダムアクセス手順(2-step random access procedure)を示す概略図である。 図7は、本出願の1つの実施形態に係るタイミング同期方法を示すフローチャートである。 図8は、本出願のもう1つの実施形態に係るタイミング同期方法を示すフローチャートである。 図9は、本出願の1つの実施形態に係る端末デバイスを示すブロック図である。 図10は、本出願のもう1つの実施形態に係る端末デバイスを示すブロック図である。 図11は、本出願の1つの実施形態に係るネットワークデバイスを示すブロック図である。 図12は、本出願のもう1つの実施形態に係るネットワークデバイスを示すブロック図である。 図13は、本出願の実施形態に係る通信デバイスを示すブロック図である。 図14は、本出願の実施形態に係るチップを示すブロック図である。 図15は、本出願の実施形態に係る通信システムを示すブロック図である。
以下、本出願の実施形態の図面を参照しながら本出願の実施形態の技術的解決策を説明する。
本出願の実施形態の技術的解決策は、各種類の通信システムに適用されることができる。例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(global system for mobile communication、GSM)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多重接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE-A(advanced long term evolution)システム、ニューラジオ(new radio、NR)システム、進化型ニューラジオシステム、アンライセンススペクトルにおけるLTE(LTE-based access to unlicensed spectrum、LTE-U)システム、アンライセンススペクトルにおけるNR(NR-based access to unlicensed spectrum、NR-U)システム、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、WiFi)、次世代通信(5-generation、5G)システム又は他の通信システムが挙げられる。
一般的に言えば、従来の通信システムがサポートする接続は数が限られているため、簡単に実現される。しかしながら、通信技術の発展に伴い、移動体通信システムは従来の通信をサポートするだけではなく、デバイス間(device to device、D2D)通信、マシン間(machine to machine、M2M)通信、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)、及び車車間(vehicle to vehicle、V2V)通信などをサポートすることもできる。本出願の実施形態はこれらの通信システムに適用されることができる。
選択的に、本出願の実施形態における通信システムは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)シナリオに適用されることができ、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)シナリオに適用されることもでき、さらに、スタンドアローン(standalone、SA)ネットワーキングシナリオに適用されることもできる。
本出願の実施形態はライセンススペクトルに適用されることができ、アンライセンススペクトルに適用されることもできる。本出願の実施形態において、これについては、限定されない。
本出願の実施形態において、ネットワークデバイスと端末デバイスを併せて各実施形態が説明される。端末デバイスは、ユーザ機器(UE)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザステーション、モバイルステーション、移動局、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェント、又はユーザデバイスなどと呼ばれてもよい。端末デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)におけるステーション(station、ST)であってもよく、セルラー電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)デバイス、無線通信機能を備えたハンドヘルド機器、コンピューティングデバイス(computing device)、又は無線モデムと接続する他の処理デバイス、車載機器、ウェアラブルデバイス、次世代通信システム(例えば、NR)ネットワークにおける端末デバイス、将来の進化した公衆陸上移動体通信網(public land mobile network、PLMN)ネットワークにおける端末デバイスなどであってもよい。
制限ではなく例示として、本出願の実施形態において、当該端末デバイスは、ウェアラブルデバイスであってもよい。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルスマートデバイスとも呼ばれ、ウェアラブル技術を適用することで眼鏡、手袋、腕時計、衣類、靴などの日常着をインテリジェントに設計したことによって開発されたウェアラブルデバイスの総称である。ウェアラブルデバイスは、ユーザの体に直接に装着されたり、ユーザの衣類やアクセサリーに統合されたりすることができる携帯型のデバイスである。ウェアラブルデバイスは、ハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェアサポート、データインタラクション、及びクラウドインタラクションを介して、強力な機能を実現することができる。広い意味で、ウェアラブルスマートデバイスは、完全な機能と大きいサイズをもち、スマートフォンに頼らずに機能の全部又は一部を実現できるデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートグラスなど)を含み、また、特定のアプリケーション機能のみに焦点を当て、スマートフォンなどの他のデバイスと合わせて用いる必要があるデバイス(例えば、バイタルサイン監視用のあらゆるスマートブレスレット、スマートジュエリーなど)も含む。
ネットワークデバイスは、モバイルデバイスと通信するために用いられることができる。ネットワークデバイスは、WLANにおけるアクセスポイント(access point)、GSMもしくはCDMAシステムにおけるベーストランシーバ基地局(base transceiver station、BTS)であってもよく、WCDMAシステムにおけるノードB(NodeB、NB)であってもよく、さらに、LTEシステムにおける進化型ノードB(evolutional Node B、eNB又はeNodeB)、中継局(relay station)、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブルデバイス、NRネットワークにおけるgNB(generation NodeB)、又は将来の進化したPLMNネットワークにおけるネットワークデバイスなどであってもよい。
本出願の実施形態において、ネットワークデバイスはセルにサービスを提供し、端末デバイスは、当該セルによって使用される伝送リソース(例えば、周波数領域リソース、又はスペクトルリソース)を介してネットワークデバイスと通信する。当該セルは、ネットワークデバイス(例えば、基地局)に対応するセルであることができ、セルはマクロ基地局に属してもよく、スモールセル(small cell)に対応する基地局に属してもよい。スモールセルは、メトロセル(metro cell)、マイクロセル(micro cell)、ピコセル(pico cell)、フェムトセル(femto cell)などを含むことができる。これらのスモールセルは、カバー範囲が小さく、送信電力が小さいという特徴を有し、高速データ伝送サービスを提供することに適している。
図1は、一つのネットワークデバイス110及び2つの端末デバイス120を例示的に示した。選択的に、無線通信システム100は、複数のネットワークデバイス110を含むことができ、各ネットワークデバイス110のカバー範囲内に、他の数の端末デバイス120が含まれることができる。本出願の実施形態では、それについては限定されない。
選択的に、無線通信システム100は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)エンティティなどの他のネットワークエンティティーをさらに含むことができる。本出願の実施形態では、それについては限定されない。
本明細書では、用語「システム」及び「ネットワーク」は常に交換可能に使用されていることを理解されたい。本明細書では、用語「及び/又は」は単に関連対象の関連関係を説明するものであり、3種類の関係が存在することを示す。例えば、A及び/又はBの場合は、Aのみが存在すること、AとBが同時に存在すること、Bのみが存在することという3つの状況を示す。また、本明細書では、符号「/」は一般的に前後の関連対象が「又は」の関係にあることを示す。
第五世代(5G)産業用モノのインターネット(industrial internet of things、IIoT)において、工場自動化(factory automation)、輸送産業(transport industry)自動化、スマート配電(electrical power distribution)などのサービスの5Gシステムにおける伝送がサポートされる必要がある。サービスの遅延と信頼性の伝播要求に基づいて、IIoTにはTSN(time sensitive network)又はTSC(time sensitive content)が導入された。TSNにおいて、5Gネットワークは、TSNブリッジ(bridge)とされて、TSN及びTSNサービスにサービスを提供する。この点について、NRシステムは、より低い遅延保証及びより高いクロック同期精度を提供する必要がある。このように、産業自動化サービスが5Gネットワークにおいて伝播する場合に、機械操作の各ポイントの操作と連続は正確であり、時間要求を満たすことができる。
以下、TSNにおけるタイミング同期精度について説明する。
TSNサービスの伝播要求に基づいて、TSNサービスが5Gにおいて伝播する場合に、1usのタイミング同期精度の要求を満たす必要がある。図2に示されるように、NRの面から見れば、1usの時間精度に達成することができるか否かは、ネットワークによって通知されたタイミング同期精度(accuracy)及びUE側のタイミング同期精度デルタ(delta)に関連付けられている。UE側の同期デルタは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)1によって確定され、伝播損失(propagation loss)、デバイスの制限などの様々な要素に関連付けられている。
ネットワークによって通知されたタイミング同期情報及びタイミング同期精度情報は、タイム参照情報(TimeReferenceInfo)情報要素(information element、IE)に含まれている。
RAN1によって送信された連絡書(contact letter)に基づいて、特定のシナリオ、例えば距離が200メートルを超えるシナリオでは、物理層のタイミング同期精度デルタが要求の範囲内にあるように、伝播遅延補正をする必要があり、それによって、TSNサービスが5Gにおいて伝播する際に、1us(マイクロ秒)のタイミング同期精度の要求を満たすことが最終的に確保されることができる。例えば、タイミングアドバンス(TA)情報を利用して伝播遅延補正をすることができる。
現在の結論によれば、伝播遅延補正は、UEなどの端末デバイスによって実行され得る。UEはTA情報の値に基づいて、補正される伝播遅延を確定する。例えば、補正値は、0.5TA又は0.5Ntaである。
以下、TA情報を取得する方法について説明する。
通信システムにおいて、通常、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。非接続状態にあるUEがTA情報を取得する方法は、接続状態にあるUEがTA情報を取得する方法と異なる。UEがアイドル状態又は非アクティブ状態にある場合に、UEとネットワーク側との間のタイミング同期が維持されないため、UEは、同期アライメントを行うように、ランダムアクセス(random access、RA)手順を介して、初期アクセス手順においてTA情報を取得する必要がある。接続状態では、UEは、同期アライメントを行うように、ネットワークによって送信されたタイミングアドバンスコマンド(timing advance command、TAC)に基づいてTA情報を取得する。
例えば、RA手順をトリガーする条件は、以下を含む。
無線リソース制御(radio resource control、RRC)アイドル(RRC_IDLE)状態からの初期アクセス、
RRC接続再確立手順、
ハンドオーバー(handover)、
アップリンク(uplink、UL)同期状態が「非同期」である場合の、RRC接続(RRC_CONNECTED)状態にあるダウンリンク(downlink、DL)又はULデータ到着、
RRC非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態からの移行、
セカンダリセル(secondary cell、SCell)追加におけるタイムアライメントの確立、
他のスケジューリング指示(scheduling indications、SI)の要求(サブクローズ7.3を参照)、
ビーム障害回復(beam failure recovery)。
Figure 0007526275000001
Figure 0007526275000002
例示的に、RARフォーマットについては、図3を参照することができる。TAコマンドは12ビット(bit)を占有する。
NRにおいて、主にサポートされるランダムアクセス(RA)モードは、コンテンションベースのRAモード(contention-based RA mode)及び非コンテンションベースのRAモード(non-contention-based RA mode)を含む。NRにおける4ステップRA手順(4-step RA procedure)は、図4及び図5に示されるようである。図4に示されるコンテンションベースのRA手順は、4つのステップを含み、図5に示される非コンテンションベースのRA手順は、2つのステップに分割される。例示的に、RA手順の具体的なステップは、以下の通りである。
ステップ1:端末デバイス(例えば、UE)はネットワークデバイス(例えば、gNB)に、メッセージ(message、Msg)1を送信する。
端末デバイスは、物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)リソースを選択し、選択されたPRACHリソース上で選択されたプリアンブル(preamble)を送信する。非コンテンションベースのRAであれば、PRACHリソース及びプリアンブルは基地局によって指定されることができる。基地局はプリアンブルに基づいて、ULタイミングと、端末デバイスによるMsg3の送信に必要なグラント(grant)のサイズとを推定することができる。
ステップ2:ネットワークデバイスは端末デバイスに、RAR(Msg2)を送信する。
端末デバイスはMsg1を送信した後、RA-応答ウィンドウ(RA-response window)をアクティブ化し、ランダムアクセス-無線ネットワーク一時識別子(RA-radio network temporary identifier、RA-RNTI)によってスクランブルされた物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を、当該ウィンドウ内でモニターする。RA-RNTIは、UEによるMsg1の送信のために用いられるPRACH時間・周波数リソースに関連付けられている。
端末デバイスは、RA-RNTIによってスクランブルされたPDCCHを成功に受信した後、当該PDCCHによってスケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を取得することができる。PDSCHはランダムアクセス応答(RAR)を含む。例として、RARは具体的に、以下の情報を含むことができる。
RARのサブヘッダ(subheader)は、Msg1再送のフォールバック時間(fallback time)を指示するために用いられるバックオフ指示(backoff indicator、BI)を含む。
RARにおけるRAプリアンブル識別子(RA preamble identifier、RAPID):RAPIDは、ネットワーク応答によって受信されたプリアンブルインデックス(preamble index)である。
RARのペイロード(payload)は、ULタイミングを調整するためのタイミングアドバンスグループ(timing advance group、TAG)を含む。
ULグラント:ULグラントは、Msg3をスケジューリングするためのULリソース指示である。
一時的なセル-無線ネットワーク一時識別子(cell-RNTI、C-RNTI):一時的なC-RNTIは、Msg4のPDCCHを(初期アクセスの場合に)スクランブルするためのものである。
端末デバイスがRA-RNTIによってスクランブルされたPDCCHを受信し、且つRARが端末デバイスによって送信されたプリアンブルインデックスを含む場合に、端末デバイスは、RARを成功に受信したと判断する。
図5に示されるように、非コンテンションベースのRAの場合、端末デバイスがMsg2を成功に受信した後、RA手順が終了する。図4に示されるように、コンテンションベースのRAの場合、端末デバイスがMsg2を成功に受信した後、UEはさらに、Msg3の送信及びMsg4の受信を行う必要がある。
ステップ3:端末デバイスは、ネットワークデバイスによってスケジューリングされたリソース上でMsg3を送信する。
Msg3は主に、RA手順をトリガーするイベントのタイプをネットワークに通知するために用いられる。例えば、初期アクセスランダム手順である場合に、UEの識別子(identifier、ID)及び確立原因(establishment cause)がMsg3に搬送される。RRC再確立である場合に、接続状態にあるUEの識別子及び確立原因がMsg3に搬送される。
ステップ4:ネットワークデバイスは、端末デバイスにMsg4を送信する。
Msg4は、コンテンション解決のために用いられる機能と、ネットワークデバイスが端末デバイスにRRC構成メッセージを伝送するために用いられる機能という2つの機能を有する。コンテンション解決は以下の方法を含む。1つは、UEがC-RNTIをMsg3において搬送する場合に、C-RNTIによってスクランブルされたPDCCHによってMsg4がスケジューリングされることであり、もう1つは、UEがC-RNTIをMsg3において搬送しない場合に、例えば、初期アクセスである場合に、一時的なC-RNTIによってスクランブルされたPDCCHによってMsg4がスケジューリングされることである。コンテンション解決の方法は、UEがMsg4のPDSCHを受信し、PDSCHにおける共通制御チャネル(common control channel、CCCH)サービスデータユニット(service data unit、SDU)にマッチングすることである。
RA手順から分かるように、RAの主な目的は、端末デバイスがセルとUL同期を取得することである。ランダムアクセス中に、ネットワークデバイスは、端末デバイスからのプリアンブルを受信するために用いられるRA時間・周波数リソースに基づいて、端末デバイスがプリアンブルを送信する時点を確定することができ、これによりプリアンブルを送信する時点及びプリアンブルを受信する時点に基づいて端末デバイスの初期TA情報を確定し、RARを介して端末デバイスに通知することができる。
2ステップRAでは、遅延とシグナリングのオーバーヘッドとの両方を同時に低減することができる。図6に示されるように、2ステップRAにおけるMsgAは、PRACH上で伝播するプリアンブルと、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)上で伝播するペイロード情報とを含む。MsgAの伝送の後、端末デバイスは、構成されたウィンドウ内でネットワーク側の応答をモニターする。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたコンテンション解決の成功を示す指示を受信すれば、RA手順を終了する。
本出願の実施形態において、アイドル/非アクティブ状態などの非接続状態にあるUEは、有効なTA情報を取得し、且つ伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行うことができる。それによって、5Gシステム(5G system、5GS)がTSNに必要なタイミング同期精度要求を満たすことを確保する。
当然ながら、本出願の実施形態において、接続状態にあるUEは、有効なTA情報を取得し、且つ伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行うことができる。
図7は、本出願の1つの実施形態に係るタイミング同期方法200を示すフローチャートである。選択的に、当該方法は、図1に示されたシステムに適用されることができるが、それに限定されない。当該方法は、以下の少なくとも一部を含む。
S210、端末デバイスは、ランダムアクセス(RA)手順を介してタイミングアドバンス(TA)情報を取得する。
S220、端末デバイスは、当該TA情報を利用してタイミング同期を行う。具体的に、端末デバイスは、当該TA情報を利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行うことができる。
選択的に、本出願の実施形態において、RA手順は、2ステップRA手順又は4ステップRA手順である。
選択的に、本出願の実施形態において、当該TA情報は、2ステップRA手順におけるメッセージ(message、Msg)B、4ステップRA手順におけるMsg2のうちの少なくとも1つに搬送される。
2ステップRA手順では、ネットワークデバイスは、TA情報を搬送するMsgBを端末デバイスに送信することができる。4ステップRA手順では、ネットワークデバイスは、TA情報を搬送するMsg2を端末デバイスに送信することができる。
選択的に、本出願の実施形態において、端末デバイスがRA手順を介してTA情報を取得することは、当該端末デバイスが以下の少なくとも1つの状況にあると確定する場合に、当該端末デバイスがRA手順をトリガーすることによってTA情報を取得することを、含む。
状況1:端末デバイスは有効なTA情報を取得する必要がある。例えば、UEが有効なTA情報を有していないと確定する場合に、UEは有効なTA情報を取得する必要がある。
状況2:端末デバイスは、有効なTA情報を有していない。
状況3:端末デバイスは、伝播遅延補正をする必要がある。例えば、UEは、ネットワークデバイスの指示、事前構成又はUEの状況に基づいて、伝播遅延補正をするか否かを確定することができる。
状況4:端末デバイスは、タイミング同期を行う必要がある。例えば、高精度同期の要求をサポートするUEは、タイミング同期を行う必要がある。別の例として、UEはTSCサービスシナリオで、タイミング同期を行う必要がある。
この他、端末デバイスがRA手順をトリガーすると確定する状況は、端末デバイスが伝送の必要のあるデータを有していないこと、をさらに含む。
端末デバイスは、有効なTA情報を取得する必要がある場合、有効なTA情報を有していない場合、伝播遅延補正をする必要がある場合、タイミング同期を行う必要がある場合、又は、伝送の必要のあるデータを有していない場合に、4ステップRA手順又は2ステップRA手順を自発的にトリガーし、RA手順を介してTA情報を取得することができる。さらに、端末デバイスはTA情報を利用して伝播遅延補正をすることによって、ネットワークデバイスとのタイミング同期を実現する。
選択的に、本出願の実施形態において、当該方法は以下をさらに含む。当該端末デバイスは、ネットワークデバイスの指示、事前構成又は端末デバイスの状況に基づいて、伝播遅延補正をするか否かを確定する。端末デバイスが伝播遅延補正をすると確定する場合に、上記状況3を参照して、RA手順をトリガーすることができる。
1つの例において、端末デバイスは、RA手順を直接にトリガーすることによってTA情報を取得することができる。また、端末デバイスは、伝播遅延補正をすると確定する場合に、RA手順をトリガーすることによって、TA情報を取得することができる。
選択的に、本出願の実施形態において、当該端末デバイスが伝播遅延補正をするか否かをネットワークデバイスの指示に基づいて確定する方法は、
伝播遅延補正をするか否かをシステム情報に基づいて確定すること、
伝播遅延補正をするか否かをシステム情報における指示情報に基づいて確定すること、
伝播遅延補正をするか否かを専用RRCにおける指示情報に基づいて確定することのうちの、少なくとも1つを含む。
選択的に、本出願の実施形態において、端末デバイスが伝播遅延補正をするか否かを事前構成に基づいて確定する方法は、伝播遅延補正をするか否かを設定パラメーターに基づいて確定すること、を含む。
選択的に、本出願の実施形態において、端末デバイスが伝播遅延補正をするか否かを端末デバイスの状況に基づいて確定する方法は、伝播遅延補正をするか否かをデバイス機能に基づいて確定すること、を含む。また、端末デバイスのタイミング精度が不足な場合に、端末デバイスは伝播遅延補正を試行することも可能である。
例えば、システム情報又は専用RRCに、端末デバイスが伝播遅延補正をすることを指示する指示情報が含まれる場合に、端末デバイスは伝播遅延補正をすると確定する。システム情報又は専用RRCに、端末デバイスが伝播遅延補正をすることを指示する指示情報が含まれていない場合に、端末デバイスは伝播遅延補正をしないと確定する。システム情報又は専用RRCに、端末デバイスが伝播遅延補正をしないことを指示する指示情報が含まれる場合に、端末デバイスは伝播遅延補正をしないと確定する。
また、ネットワークデバイスが端末デバイスに伝播遅延補正をするよう指示しない場合に、端末デバイスは、伝播遅延補正をすることもできる。
選択的に、本出願の実施形態において、上記設定パラメーターは、距離、パスロス(path loss)又は参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)を含むが、これらに限定されない。
例えば、端末デバイスとネットワークデバイスとの間の距離がある閾値に達した場合に、端末デバイスが伝播遅延補正をすることを指示する指示情報が確定される。
もう1つの例として、端末デバイスとネットワークデバイスとの間のパスロスがある閾値に達した場合に、端末デバイスが伝播遅延補正をすることを指示する指示情報が確定される。
別の例として、RSRPがある閾値に達した場合に、端末デバイスが伝播遅延補正をすることを指示する指示情報が確定される。
さらに別の例として、端末デバイスが伝播遅延補正をする機能を有する場合に、端末デバイスが伝播遅延補正をすることを指示する指示情報が確定される。
選択的に、本出願の実施形態において、当該方法は以下をさらに含む。当該端末デバイスは、伝播遅延補正をすると確定する場合に、有効なTA情報を有するか否かを確定する。
1つの例において、端末デバイスは、伝播遅延補正をすると確定する場合に、端末デバイスが有効なTA情報を有するか否かを確定することができる。次に、端末デバイスは、有効なTA情報を有していない場合に、RA手順をトリガーすることによってTA情報を取得する。
選択的に、本出願の実施形態において、当該方法は以下をさらに含む。当該端末デバイスは伝播遅延補正をし且つ有効なTA情報を有すると確定する場合に、当該端末デバイスは伝播遅延補正をすることによってタイミング同期を行う。
選択的に、本出願の実施形態において、当該方法は以下をさらに含む。当該端末デバイスは第1の情報を送信する。当該第1の情報は、RA手順のトリガー原因を示すために用いられ、当該トリガー原因は、当該端末デバイスが有効なTA情報を取得する必要があること、当該端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、当該端末デバイスが伝播遅延補正をする必要があること、当該端末デバイスがタイミング同期を行う必要があることのうちの、少なくとも1つを含む。
選択的に、本出願の実施形態において、トリガー原因は、端末デバイスが伝送の必要のあるデータを有していないこと、をさらに含む。
上記トリガー原因は、同じ原因値又は異なる原因値で表されることができる。
選択的に、本出願の実施形態において、当該第1の情報は、2ステップRA手順におけるMsgA、4ステップRA手順におけるMsg3のうちの少なくとも1つに搬送される。
2ステップRA手順では、ネットワークデバイスは、第1の情報を搬送するMsgAを端末デバイスに送信することができる。4ステップRA手順では、ネットワークデバイスは、第1の情報を搬送するMsg3を端末デバイスに送信することができる。端末デバイスは、第1の情報を受信した後、端末デバイスがRA手順をトリガーする原因を取得することができる。
選択的に、本出願の実施形態において、当該第1の情報は、特定情報(例えば、特定のMAC CE)、無線リソース制御(RRC)確立要求、RRC再確立要求、RRC回復要求のうちの少なくとも1つを介して、当該MsgA又はMsg3に搬送される。
例えば、MsgA又はMsg3のRRC確立要求における原因値が、上記トリガー原因のうちの任意の1つに設定されることができる。ネットワークデバイスによって受信されたRRC確立要求における原因値が上記トリガー原因のうちの1つである場合に、ネットワークデバイスは、RRC確立メッセージ、RRCリリースメッセージ又はRRC拒否メッセージのうちの少なくとも1つを端末デバイスに送信することができる。
例えば、MsgA又はMsg3のRRC再確立要求における原因値が、上記トリガー原因のうちの任意の1つに設定されることができる。ネットワークデバイスによって受信されたRRC再確立要求における原因値が上記トリガー原因のうちの1つである場合に、ネットワークデバイスは、RRC再確立メッセージ、RRCリリースメッセージ又はRRC拒否メッセージのうちの少なくとも1つを端末デバイスに送信することができる。
例えば、MsgA又はMsg3のRRC回復要求における原因値が、上記トリガー原因のうちの任意の1つに設定されることができる。ネットワークデバイスによって受信されたRRC回復要求における原因値が上記トリガー原因のうちの1つである場合に、ネットワークデバイスは、RRC回復要求、RRC確立メッセージ、RRCリリースメッセージ又はRRC拒否メッセージのうちの少なくとも1つを端末デバイスに送信することができる。
選択的に、本出願の実施形態において、当該方法は以下をさらに含む。端末デバイスは、RRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージを受信した後、接続状態に入り、また、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
例えば、非接続状態にある端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたRRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージを受信した後、非接続状態から接続状態に入り、また、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
もう1つの例として、接続状態にある端末デバイスは、RA手順をトリガーし、接続状態を維持し、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
選択的に、本出願の実施形態において、当該方法は以下をさらに含む。当該端末デバイスは、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを受信した後、非接続状態に入り、また、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
例えば、非接続状態にある端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたRRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを受信した後、接続状態に入らず、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
もう1つの例として、接続状態にある端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたRRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを受信した後、接続状態から離れ、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
本出願の実施形態において、端末デバイスがRA手順をトリガーすることによって、端末デバイスが様々なシナリオ(例えば、接続状態、非接続状態)で有効なTA情報を取得し、且つ伝播遅延補正をすることによりタイミング同期を行うことが確保されることができる。
以下では、端末デバイスがUEであり、ネットワークデバイスが基地局であることを例として、いくつかの具体的な実施形態を説明する。
実施形態1
非接続状態にあるUEは、有効なTA情報を有していない。UEは、タイミング同期情報を取得しても、システムによって要求されたタイミング同期を完成することができない。そこで、本実施形態において、非接続状態にあるUEがTA情報を取得する方法が提供される。また、UEの不要な状態変換(idle/inactive->connected)を回避するために、例えば、UEがデータ伝播などの要求を有しておらず、TA情報のみを取得すればよい場合に、ネットワークデバイスは関連情報に基づいて、UEが接続状態に入ることを可能にするか否かを確定することができる。例えば、ネットワークデバイスは、確立メッセージ又は再確立メッセージを送信するか、或いは、リリース(release)メッセージ、回復(resume)メッセージ、拒否(reject)メッセージなどを送信するかを確定する。このように、UEが有効なTA情報を取得し且つ伝播遅延補正をすることによって、システムとの同期を維持することが確保されることができる。また、UEの不要な状態変換を回避し、UEの複雑さを低減することができる。
本実施形態は、非接続状態にあるUE、例えば、RRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態のうちの1つの状態にあるUE、に適用されることができる。
本実施形態は、接続状態にあるUEにさらに適用されることができる。
本実施形態において、UEはRA手順を介して、有効なTA情報を取得する。次に、UEはすべての有効なTA情報を利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。RA手順は2ステップRA手順及び/又は4ステップRA手順を含むことができる。例えば、第1の情報は、(4ステップRA手順における)Msg3、又は(2ステップRA手順における)MsgAに搬送され、RA手順をトリガーする原因を指示することができる。上記原因は、UEが有効なTA情報を取得する必要があること、UEが有効なTA情報を有していないこと、UEが伝播遅延補正をする必要があること、又はUEがタイミング同期を行う必要があることのうちの少なくとも1つである。具体的に、第1の情報は、Msg3又はMsgAにおけるRRC確立要求(RRC establishment request)、RRC再確立要求(RRC reestablishment request)、又はRRC回復要求(RRC resume request)に搬送されることができる。第1の情報は、新しい確立原因(cause)、新しい再確立原因又は新しい回復原因として表されることができる。基地局(例えば、gNB)は第1の情報に基づいて、UEがRA手順をトリガーする原因を確定する。選択的に、gNBは、RRCリリースメッセージ又はRRC回復メッセージをUEに送信する。
例えば、本実施形態の具体的な実施プロセスは、以下を含む。
1.UEはネットワークデバイスの指示、事前構成又はUEの状況に基づいて、伝播遅延補正をするか否かを確定する。
具体的に、UEは、システム情報又は専用RRCにおける指示情報(例えば、ネットワークによって指示された、UEが伝播遅延補正をする/しないことを指示する指示情報、又はネットワークによって指示された、UEが伝播遅延補正をする/しないことを指示するパラメータ(例えば、閾値、パスロスなど))に基づいて、伝播遅延補正をするか否かを確定することができる。
2.UEは伝播遅延補正をすると確定する。
1)UEは接続状態にある。
A.UEが現在有効なTA情報を有する場合に、UEは、有効なTA情報に基づいて伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
B.UEが現在有効なTA情報を有していない場合に、UEはRA手順(2ステップRA又は4ステップRA)をトリガーすることによって有効なTA情報を取得し、且つ伝播遅延補正をすることにより、タイミング同期を行う。
具体的に、第1の情報は、Msg3又はMsgAに搬送され、RA手順をトリガーする原因を指示する。上記原因は、UEが有効なTA情報を取得する必要があること、UEが有効なTA情報を有していないこと、UEが伝播遅延補正をする必要があること、又はUEがタイミング同期を行う必要があることのうちの少なくとも1つを含む。
具体的に、第1の情報は、RA手順のトリガー原因として表される。具体的に、トリガー原因は、UEが有効なTA情報を取得する必要があること、UEが有効なTA情報を有していないこと、UEが伝播遅延補正をする必要があること、又はUEがタイミング同期を行う必要があることのうちの少なくとも1つを含む。
2)UEは非接続状態にあり、この場合、UEは有効なTA情報を有しておらず、そのため、UEはRA手順(2ステップRA又は4ステップRA)をトリガーすることによって有効なTA情報を取得し、且つ伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
第1の情報は、Msg3又はMsgAに搬送され、RA手順をトリガーする原因を指示する。上記原因は、UEが有効なTA情報を取得する必要があること、UEが有効なTA情報を有していないこと、UEが伝播遅延補正をする必要があること、UEがタイミング同期を行う必要があることのうちの少なくとも1つを含む。
第1の情報は、特定の情報(例えば、特定のMAC CE)に搬送されることができる。
また、第1の情報は、RRC確立要求、RRC再確立要求、又はRRC回復要求のうちの少なくとも1つに搬送されることができる。
具体的に、第1の情報は、新しい確立原因、新しい再確立原因又は新しい回復原因として表されることができる。具体的に、新しい確立原因、新しい再確立原因又は新しい回復原因は、UEが有効なTA情報を取得する必要があること、UEが有効なTA情報を有していないこと、UEが伝播遅延補正をする必要があること、又はUEがタイミング同期を行う必要があることのうちの少なくとも1つを含む。
3.基地局はRA手順に基づいて、UEが有効なTA情報を取得する必要があること、有効なTA情報を有していないこと、タイミング同期を行う必要があること、又は伝播遅延補正をする必要があることを確定する。基地局は、以下の操作を実行することができる。
1)基地局は(4ステップRA手順における)Msg2又は(2ステップRA手順における)MsgBを利用して有効なTA情報をUEに指示する。
2)基地局は、RRC確立メッセージ、RRC再確立メッセージ、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージのうちの1つをUEに送信する。
具体的に、以下の状況が含まれることができる。
A.UEが非アクティブ/アイドル状態にある場合に、基地局は第1の情報に基づいて、UEが現在タイミング同期を行う必要があり、TA情報のみを取得する必要があり、伝播遅延補正をする必要があり、又は、伝送の必要のあるデータを有していないと確定すれば、基地局は、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージをUEに送信する。相応に、UEは接続状態に入らず、TA情報のみを利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。又は、UEが非アクティブ/アイドル状態にあり且つRA手順をトリガーする場合に、基地局は、RRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージをUEに送信する。相応に、UEは接続状態に入り、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
B.UEが接続状態にある場合に、基地局は第1の情報に基づいて、UEが現在タイミング同期を行う必要があり、TA情報のみを取得する必要があり、伝播遅延補正をする必要があり、又は、伝送の必要のあるデータを有していないと確定すれば、基地局は、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージをUEに送信する。相応に、UEは接続状態から離れ、TA情報のみを利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。又は、UEが接続状態にあり且つRA手順をトリガーする場合に、接続状態にあるUEは、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。相応に、基地局は、RRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージをUEに送信することができる。
4.UEは、ステップ3における操作に基づいてTA情報を取得し、トリガー原因に基づいて伝播遅延補正をすることによってタイミング同期を行う。
実施形態2
4ステップRA手順を例として、図4と図5及び図4と図5の関連説明を参照すると、本出願の実施形態におけるタイミング同期方法は、以下のステップを含むことができる。
ステップ1:UEは基地局にMsg1を送信する。
ステップ2:基地局は、UEにRAR(Msg2)を送信する。Msg2は有効なTA情報を含む。
ステップ3:UEは、基地局によってスケジューリングされたリソース上でMsg3を送信する。第1の情報は、Msg3に搬送され、RA手順をトリガーする原因を指示する。上記原因は、UEが有効なTA情報を取得する必要があること、UEが有効なTA情報を有していないこと、UEが伝播遅延補正をする必要があること、UEがタイミング同期を行う必要があることのうちの少なくとも1つを含む。第1の情報は、特定情報(例えば、特定のMAC CE)、RRC確立要求、RRC再確立要求、RRC回復要求のうちの少なくとも1つを介して、Msg3に搬送される。
ステップ4:基地局はMsg4をUEに送信する。基地局は、UEの状態及び第1の情報に基づいてRA手順をトリガーする原因を確定し、対応するメッセージをUEに送信する。当該メッセージは、Msg4に搬送される。相応に、UEは、取得したTA情報を利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
UEが非アクティブ/アイドル状態にある場合に、基地局は第1の情報に基づいて、UEが現在タイミング同期を行う必要があり、伝播遅延補正をする必要があり、TA情報のみを取得する必要があり、又は、伝送の必要のあるデータを有していないと確定すれば、基地局は、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージをUEに送信する。UEはTA情報を取得し、且つ伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。UEは接続状態に入らず、TA情報のみを利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
UEが非アクティブ/アイドル状態にあり且つRA手順をトリガーする場合に、基地局は、RRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージをUEに送信する。相応に、UEは接続状態に入り、TA情報を利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
UEが接続状態にある場合に、基地局は第1の情報に基づいて、UEが現在タイミング同期を行う必要があり、TA情報のみを取得する必要があり、伝播遅延補正をする必要があり、又は、伝送の必要のあるデータを有していないと確定すれば、基地局は、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージをUEに送信する。相応に、UEは接続状態から離れ、TA情報のみを利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
UEが接続状態にあり且つRA手順をトリガーする場合に、接続状態にあるUEは、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。相応に、基地局は、RRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージをUEに送信する。
実施形態3
2ステップRA手順を例として、図6及び図6の関連説明を参照すると、本出願の実施形態におけるタイミング同期方法は、以下のステップを含むことができる。
ステップA:UEは、基地局にMsgAを送信する。第1の情報は、MsgAに搬送され、RA手順をトリガーする原因を指示する。上記原因は、UEが有効なTA情報を取得する必要があること、UEが有効なTA情報を有していないこと、UEが伝播遅延補正をする必要があること、UEがタイミング同期を行う必要があることのうちの少なくとも1つを含む。第1の情報は、特定情報(例えば、特定のMAC CE)、RRC確立要求、RRC再確立要求、RRC回復要求のうちの少なくとも1つを介して、MsgAに搬送される。
ステップB:UEは、構成されたウィンドウ内で基地局の応答MsgBをモニターする。MsgBは有効なTA情報を含む。
基地局は、UEの状態及び第1の情報に基づいて、RA手順をトリガーする原因を確定し、対応するメッセージをUEに送信する。当該メッセージは、基地局からUEに送信されたMsgBに搬送される。相応に、UEは、取得したTA情報を利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
UEが非アクティブ/アイドル状態にある場合に、基地局は第1の情報に基づいて、UEが現在タイミング同期を行う必要があり、TA情報のみを取得する必要があり、伝播遅延補正をする必要があり、又は、伝送の必要のあるデータを有していないと確定すれば、基地局は、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージをUEに送信する。UEはTA情報を取得し、且つ伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。UEは接続状態に入らず、TA情報のみを利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
UEが非アクティブ/アイドル状態にあり且つRA手順をトリガーする場合に、基地局は、RRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージをUEに送信する。相応に、UEは接続状態に入り、TA情報を利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
UEが接続状態にある場合に、基地局は第1の情報に基づいて、UEが現在タイミング同期を行う必要があり、TA情報のみを取得する必要があり、伝播遅延補正をする必要があり、又は、伝送の必要のあるデータを有していないと確定すれば、基地局は、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージをUEに送信する。相応に、UEは接続状態から離れ、TA情報のみを利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行う。
UEが接続状態にあり且つRA手順をトリガーする場合に、接続状態にあるUEは、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。相応に、基地局は、RRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージをUEに送信する。
UEが基地局とのタイミング同期を維持するように、TA情報に基づいて伝播遅延補正をする必要があるため、本出願の実施形態において、TA情報を取得する方法が提供される。RA手順をトリガーすることによって、UEが様々なシナリオ(例えば、接続状態、非接続状態)で有効なTA情報を取得し、且つ伝播遅延補正をすることによりシステムとのタイミング同期を維持することが確保されることができる。また、UEの不要な状態変換を回避し、UEの複雑さを低減することができる。
図8は、本出願の1つの実施形態に係るタイミング同期方法300を示すフローチャートである。選択的に、当該方法は、図1に示されたシステムに適用されることができるが、それに限定されない。当該方法は、以下の少なくとも一部を含む。
S310、ネットワークデバイスは、ランダムアクセス(RA)手順を介して、タイミングアドバンス(TA)情報を送信する。当該TA情報は、端末デバイスにタイミング同期を行うよう指示するために用いられる。具体的に、当該TA情報は、端末デバイスに、伝播遅延補正をすることによってタイミング同期を行うよう指示するために用いられる。
選択的に、本出願の実施形態において、RA手順は、2ステップ・ランダムアクセス(RA)手順又は4ステップ・ランダムアクセス(RA)手順である。
選択的に、本出願の実施形態において、ネットワークデバイスがRA手順を介して、TA情報を送信することは、以下を含む。
端末デバイスが有効なTA情報を取得する必要があること、端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、端末デバイスが伝播遅延補正をする必要があること、端末デバイスがタイミング同期を行う必要があることのうちの、少なくとも1つの状況に端末デバイスがあると確定する場合に、ネットワークデバイスはRA手順を介して、TA情報を送信する。
選択的に、本出願の実施形態において、端末デバイスがRA手順をトリガーすると確定する状況は、端末デバイスが伝送の必要のあるデータを有していないこと、をさらに含む。
選択的に、本出願の実施形態において、TA情報は、2ステップRA手順におけるMsgB、4ステップRA手順におけるMsg2のうちの少なくとも1つに搬送される。
選択的に、本出願の実施形態において、上記方法は以下をさらに含む。当該ネットワークデバイスは第1の情報を受信する。当該第1の情報は、RA手順のトリガー原因を示すために用いられ、当該トリガー原因は、端末デバイスが有効なTA情報を取得する必要があること、端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、端末デバイスが伝播遅延補正をする必要があること、端末デバイスがタイミング同期を行う必要があることのうちの、少なくとも1つを含む。
選択的に、本出願の実施形態において、上記RA手順のトリガー原因は、端末デバイスが伝送の必要のあるデータを有していないこと、をさらに含む。
選択的に、本出願の実施形態において、当該第1の情報は、2ステップRA手順におけるMsgA、4ステップRA手順におけるMsg3のうちの少なくとも1つに搬送される。
選択的に、本出願の実施形態において、当該第1の情報は、特定情報(例えば、特定のMAC CE)、無線リソース制御(RRC)確立要求、RRC再確立要求、回復要求のうちの少なくとも1つを介して、当該MsgA又はMsg3に搬送される。
選択的に、本出願の実施形態において、上記方法は以下をさらに含む。ネットワークデバイスは当該第1の情報に基づいて、端末デバイスがRA手順をトリガーする原因を確定する。
選択的に、本出願の実施形態において、上記方法は以下をさらに含む。ネットワークデバイスは当該第1の情報に基づいて、どの応答メッセージを送信するかを確定し、又は端末が入る必要のある接続状態を確定する。
選択的に、本出願の実施形態において、上記方法は以下をさらに含む。ネットワークデバイスは、当該第1の情報に基づいて、端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、伝播遅延補正をする必要があること、タイミング同期を行う必要があること、又は伝送の必要のあるデータを有していないことを確定する場合に、RRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージを送信する。
例えば、端末デバイスは非接続状態にあり、ネットワークデバイスは当該第1の情報に基づいて、端末デバイスがRA手順をトリガーする原因を確定する。RRC確立要求に上記トリガー原因のうちの1つが搬送される場合に、ネットワークデバイスは、RRC確立メッセージ、RRCリリースメッセージ又はRRC拒否メッセージのうちの少なくとも1つを端末デバイスに送信することができる。RRC再確立要求に上記トリガー原因のうちの1つが搬送される場合に、ネットワークデバイスは、RRC再確立メッセージ、RRCリリースメッセージ又はRRC拒否メッセージのうちの少なくとも1つを端末デバイスに送信することができる。RRC回復要求に上記トリガー原因のうちの1つが搬送される場合に、ネットワークデバイスは、RRC回復メッセージ、RRC確立メッセージ、RRCリリースメッセージ又はRRC拒否メッセージのうちの少なくとも1つを端末デバイスに送信することができる。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたRRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージを受信した後、非接続状態から接続状態に入り、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
別の例として、接続状態にある端末デバイスがRA手順をトリガーする場合に、端末デバイスは、接続状態を維持し、TA情報を利用して伝播遅延補正をすることができる。
選択的に、本出願の実施形態において、当該方法は以下をさらに含む。ネットワークデバイスは、端末デバイスがタイミング同期を行う必要があること、有効なTA情報のみを取得する必要があること、伝播遅延補正をする必要があること又は伝送の必要のあるデータを有していないことを当該第1の情報に基づいて確定する場合に、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを送信する。
例えば、端末デバイスは非接続状態にあり、ネットワークデバイスは当該第1の情報に基づいて、端末デバイスがRA手順をトリガーする原因を確定する。トリガー原因は、端末デバイスがタイミング同期を行う必要があること、有効なTA情報のみを取得する必要があること、伝播遅延補正をする必要があること又は伝送の必要のあるデータを有していないこととして確定される場合に、ネットワークデバイスは、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを送信する。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたRRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを受信した後、接続状態に入らず、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
別の例として、端末デバイスは接続状態にあり、第1の情報に基づいてネットワークデバイスによって取得されたトリガー原因は、端末デバイスがタイミング同期を行う必要があること、有効なTA情報のみを取得する必要があること、伝播遅延補正をする必要があること又は伝送の必要のあるデータを有していないことである場合に、ネットワークデバイスは、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを送信する。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたRRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを受信した後、接続状態から離れ、TA情報を利用して伝播遅延補正をする。
本実施形態において、ネットワークデバイスが方法300を実行する具体的な実施形態については、上記方法200における基地局などのネットワークデバイスの関連説明を参照することができ、簡略化のためにここで繰り返さない。
図9は、本出願の1つの実施形態に係る端末デバイス400を示すブロック図である。当該端末デバイス400は、取得ユニット410及び処理ユニット420を含むことができる。取得ユニット410は、RA手順を介してTA情報を取得するように構成されている。処理ユニット420は、当該TA情報を利用してタイミング同期を行うように構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、処理ユニットは、当該TA情報を利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行うようにさらに構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、RA手順は、2ステップ・ランダムアクセス(RA)手順又は4ステップ・ランダムアクセス(RA)手順である。
選択的に、本出願の実施形態において、当該取得ユニット410は、当該端末デバイスが有効なTA情報を取得する必要があること、当該端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、当該端末デバイスが伝播遅延補正をする必要があること、当該端末デバイスがタイミング同期を行う必要があることのうちの、少なくとも1つの状況に当該端末デバイスがあると確定する場合に、RA手順をトリガーすることによってTA情報を取得するようにさらに構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、端末デバイスがRA手順をトリガーすると確定する状況は、当該端末デバイスが伝送の必要のあるデータを有していないこと、をさらに含む。
選択的に、本出願の実施形態において、当該TA情報は、2ステップRA手順におけるMsgB、4ステップRA手順におけるMsg2のうちの少なくとも1つに搬送される。
選択的に、本出願の実施形態において、当該処理ユニット420は、当該端末デバイスが伝播遅延補正をし且つ当該端末デバイスが有効なTA情報を有すると確定する場合に、伝播遅延補正をすることによってタイミング同期を行うようにさらに構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、図10に示されるように、当該端末デバイス400は、送信ユニット430をさらに含む。当該送信ユニット430は、第1の情報を送信するように構成されている。当該第1の情報は、RA手順のトリガー原因を示すために用いられる。当該トリガー原因は、当該端末デバイスが有効なTA情報を取得する必要があること、当該端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、当該端末デバイスが伝播遅延補正をする必要があること、当該端末デバイスがタイミング同期を行う必要があることのうちの、少なくとも1つを含む。
選択的に、本出願の実施形態において、当該トリガー原因は、当該端末デバイスが伝送の必要のあるデータを有していないこと、をさらに含む。
選択的に、本出願の実施形態において、当該第1の情報は、2ステップRA手順におけるMsgA、4ステップRA手順におけるMsg3のうちの少なくとも1つに搬送される。
選択的に、本出願の実施形態において、当該第1の情報は、特定情報(例えば、特定のMAC CE)、無線リソース制御(RRC)確立要求、RRC再確立要求、RRC回復要求のうちの少なくとも1つを介して、当該MsgA又はMsg3に搬送される。
選択的に、本出願の実施形態において、当該処理ユニット420は、
当該端末デバイスがRRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージを受信した後、端末デバイスが接続状態に入ることを可能にし、
TA情報を利用して伝播遅延補正をするようにさらに構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、当該処理ユニット420は、
当該端末デバイスがRRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを受信した後、端末デバイスが非接続状態に入ることを可能にし、
TA情報を利用して伝播遅延補正をするようにさらに構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、当該処理ユニット420は、ネットワークデバイスの指示、事前構成又は処理ユニットの状況に基づいて、伝播遅延補正をするか否かを確定するようにさらに構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、当該処理ユニット420が伝播遅延補正をするか否かを確定する方法は、
伝播遅延補正をするか否かをシステム情報に基づいて確定すること、
伝播遅延補正をするか否かをシステム情報における指示情報に基づいて確定すること、
伝播遅延補正をするか否かを専用RRCにおける指示情報に基づいて確定すること、
伝播遅延補正をするか否かを設定パラメーターに基づいて確定すること、
伝播遅延補正をするか否かをデバイス機能に基づいて確定することのうちの、少なくとも1つを含む。
選択的に、本出願の実施形態において、当該パラメーターは、距離、パスロス又は参照信号受信電力(RSRP)を含む。
選択的に、本出願の実施形態において、当該処理ユニットは、伝播遅延補正をすると確定する場合に、端末デバイスが有効なTA情報を有するか否かを確定するようにさらに構成されている。
本出願の実施形態に係る端末デバイスにおける各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ、図7に示された方法200における端末デバイスの対応プロセスを実施するためのものである。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
図11は、本出願の1つの実施形態に係るネットワークデバイス500を示すブロック図である。当該ネットワークデバイス500は、送信ユニット510を含むことができる。送信ユニット510は、ランダムアクセス(RA)手順を介して、タイミングアドバンス(TA)情報を送信するように構成されている。当該TA情報は、端末デバイスにタイミング同期を行うよう指示するために用いられる。
選択的に、本出願の実施形態において、当該TA情報は、端末デバイスに、伝播遅延補正をすることによってタイミング同期を行うよう指示するために用いられる。
選択的に、本出願の実施形態において、当該RA手順は、2ステップ・ランダムアクセス(RA)手順又は4ステップ・ランダムアクセス(RA)手順である。
選択的に、本出願の実施形態において、送信ユニット510は、
当該端末デバイスが有効なTA情報を取得する必要があること、当該端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、当該端末デバイスが伝播遅延補正をする必要があること、当該端末デバイスがタイミング同期を行う必要があることのうちの、少なくとも1つの状況に当該端末デバイスがあると確定する場合に、RA手順を介してTA情報を送信するようにさらに構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、端末デバイスがRA手順をトリガーすると確定する状況は、当該端末デバイスが伝送の必要のあるデータを有していないこと、をさらに含む。
選択的に、本出願の実施形態において、当該TA情報は、2ステップRA手順におけるMsgB、4ステップRA手順におけるMsg2のうちの少なくとも1つに搬送される。
選択的に、本出願の実施形態において、図12に示されるように、当該ネットワークデバイスは、受信ユニット520をさらに含む。受信ユニット520は、第1の情報を受信するように構成されている。第1の情報は、RA手順のトリガー原因を示すために用いられる。当該トリガー原因は、当該端末デバイスが有効なTA情報を取得する必要があること、当該端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、当該端末デバイスが伝播遅延補正をする必要があること、当該端末デバイスがタイミング同期を行う必要があることのうちの、少なくとも1つを含む。
選択的に、本出願の実施形態において、当該トリガー原因は、当該端末デバイスが伝送の必要のあるデータを有していないこと、をさらに含む。
選択的に、本出願の実施形態において、当該第1の情報は、2ステップRA手順におけるMsgA、4ステップRA手順におけるMsg3のうちの少なくとも1つに搬送される。
選択的に、本出願の実施形態において、当該第1の情報は、特定情報(例えば、特定のMAC CE)、無線リソース制御(RRC)確立要求、RRC再確立要求、回復要求のうちの少なくとも1つを介して、当該MsgA又はMsg3に搬送される。
選択的に、本出願の実施形態において、当該ネットワークデバイスは、処理ユニット530をさらに含む。処理ユニット530は、当該第1の情報に基づいて、端末デバイスがRA手順をトリガーする原因を確定するように構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、当該処理ユニットは、当該第1の情報に基づいて、どの応答メッセージを送信するかを確定し、又は端末が入る必要のある接続状態を確定するようにさらに構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、当該送信ユニット510は、
当該第1の情報に基づいて、端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと又は伝播遅延補正をする必要があることを確定する場合に、RRC確立メッセージ又はRRC再確立メッセージを送信するようにさらに構成されている。
選択的に、本出願の実施形態において、当該送信ユニット510は、
当該第1の情報に基づいて、端末デバイスがタイミング同期を行う必要があること、有効なTA情報のみを取得する必要があること、伝播遅延補正をする必要があること又は伝送の必要のあるデータを有していないことを確定する場合に、RRCリリースメッセージ、RRC回復メッセージ又はRRC拒否メッセージを送信するようにさらに構成されている。
本出願の実施形態に係るネットワークデバイスにおける各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ、図8に示された方法300におけるネットワークデバイスの対応プロセスを実施するためのものである。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
図13は、本出願の実施形態に係る通信デバイス600の構造を示す概略図である。図13に示された通信デバイス600は、プロセッサ610を含む。プロセッサ610は、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本出願の実施形態における方法を実現することができる。
選択的に、図13に示されたように、通信デバイス600は、メモリ620をさらに含むことができる。プロセッサ610は、メモリ620に記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本出願の実施形態における方法を実現することができる。
メモリ620は、プロセッサ610から独立した単独なものであってもよく、プロセッサ610に統合されてもよい。
選択的に、図13に示されたように、通信デバイス600は、トランシーバー630をさらに含むことができる。プロセッサ610は、トランシーバー630が他のデバイスと通信するように制御することができる。具体的に、トランシーバー630は、他のデバイスに情報やデータを送信することができ、又は他のデバイスによって送信された情報やデータを受信することができる。
トランシーバー630は送信機及び受信機を含むことができる。トランシーバー630は、アンテナをさらに含むことができる。アンテナの数は一つ又は複数であることができる。
選択的に、当該通信デバイス600は、本出願の実施形態のネットワークデバイスであることができる。また、当該通信デバイス600は、本出願の実施形態の各方法におけるネットワークデバイスによって実現される対応のプロセスを実現することができる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
選択的に、当該通信デバイス600は、本出願の実施形態の端末デバイスであることができる。また、当該通信デバイス600は、本出願の実施形態の各方法における端末デバイスによって実現される対応のプロセスを実現することができる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
図14は、本出願の実施形態に係るチップ700の構造を示す概略図である。図14に示されたチップ700は、プロセッサ710を含む。プロセッサ710は、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本出願の実施形態における方法を実現することができる。
選択的に、図14に示されたように、チップ700は、メモリ720をさらに含むことができる。プロセッサ710は、メモリ720に記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本出願の実施形態における方法を実現することができる。
メモリ720は、プロセッサ710から独立した単独なものであってもよく、プロセッサ710に統合されてもよい。
選択的に、チップ700は、入力インタフェース730をさらに含むことができる。プロセッサ710は、当該入力インタフェース730が他のデバイス又はチップと通信するように制御することができる。具体的に、当該入力インタフェース730は、他のデバイス又はチップによって送信された情報やデータを取得することができる。
選択的に、チップ700は、出力インタフェース740をさらに含むことができる。プロセッサ710は、当該出力インタフェース740が他のデバイス又はチップと通信するように制御することができる。具体的に、当該出力インタフェース740は、他のデバイス又はチップに情報やデータを出力することができる。
選択的に、当該チップは、本出願の実施形態のネットワークデバイスに適用されることができる。また、当該チップは、本出願の実施形態の各方法におけるネットワークデバイスによって実現される対応のプロセスを実現することができる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
選択的に、当該チップは、本出願の実施形態の端末デバイスに適用されることができる。また、当該チップは、本出願の実施形態の各方法における端末デバイスによって実現される対応のプロセスを実現することができる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
本出願の実施形態に係るチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップ(system-on-chip、SOC)と呼ばれてもよいことは理解されるべきである。
上記プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)又は他のプログラム可能なロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであることができる。上記汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の通常のプロセッサなどであることができる。
上記メモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであることができ、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含むことができる。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリ(flash memory)であることができる。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であることができる。
上記メモリは、限定的ではなく例示的である。例えば、本出願の実施形態のメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDRSDRAM)、強化された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synch-link DRAM、SLDRAM)、ダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(dierct rambus RAM、DRRAM)などであることができる。即ち、本明細書の実施形態のメモリは、これら及び他の任意の適切なタイプのメモリを含むことができるが、これらに限定されない。
図15は、本出願の実施形態に係る通信システム800を示すブロック図である。図15に示されるように、当該通信システム800は、端末デバイス810及びネットワークデバイス820を含む。
端末デバイス810は、ランダムアクセス手順を介してTA情報を取得し、TA情報を利用してタイミング同期を行うように構成されている。ネットワークデバイス820は、ランダムアクセス手順を介してTA情報を送信するように構成されている。TA情報は、端末デバイスにタイミング同期を行うよう指示するために用いられる。
端末デバイス810は、上記方法における端末デバイスによって実現される対応の機能を実現するように構成されることができる。ネットワークデバイス820は、上記方法におけるネットワークデバイスによって実現される対応の機能を実現するように構成されることができる。簡潔さのために、ここでは繰り返さない。
上記実施形態において、上記実施形態の全部又は一部はソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの他の任意の組み合わせによって実現されることができる。ソフトウェアによって実現される場合、上記実施形態の全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実現されることができる。当該コンピュータプログラム製品は、一つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されるとき、本出願の実施形態に記載のプロセス又は機能の全部又は一部が生成される。当該コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能な装置であることができる。当該コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、又は一つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されることができる。例えば、当該コンピュータ命令は、一つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者線(digital subscriber line、DSL)など)又は無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波など)で別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターに送信されることができる。当該コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体であることができ、又はサーバ、データセンターなどのような一つ又は複数の利用可能な媒体が統合されたデータ記憶装置であることができる。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、デジタルビデオディスク(digital versatile disc、DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))などであることができる。
本発明の様々な実施形態において、上記各過程のシーケンス番号の大きさは、実行の順序を意味するものではないことを理解されたい。各過程の実行順序は、その機能及び内部論理によって確定されるべきであり、本発明の実施形態の実施過程に対するいかなる制限を構成すべきではない。
当業者であれば、便利且つ簡潔に説明するために、上記システム、デバイス及びユニットの具体的な作動過程については、上記方法実施形態の対応するプロセスを参照できることを理解することができる。ここでは繰り返さない。
上記は、ただ本出願の具体的な実施形態であり、本出願の保護範囲はそれに限定されない。当業者が本出願に開示された技術範囲内で容易に想到し得る変更又は置換は全て本出願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本出願の保護範囲は特許請求の保護範囲によって決められるべきである。

Claims (6)

  1. タイミング同期方法であって、
    端末デバイスがランダムアクセス(random access、RA)手順を介して、タイミングアドバンス(timing advance、TA)情報を取得することと、
    前記端末デバイスが前記TA情報を利用して、タイミング同期を行うことと、
    前記端末デバイスが伝播遅延補正をするか否かをデバイス機能に基づいて確定することであって、前記デバイス機能は前記端末デバイスが伝播遅延補正をすることができる又はサポートする機能を含む、確定することと、
    を含
    前記タイミング同期方法は、前記端末デバイスが第1の情報を送信することをさらに含み、
    前記第1の情報は、前記RA手順のトリガー原因を示すために用いられ、前記トリガー原因は、前記端末デバイスが有効なTA情報を取得する必要があること、前記端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、前記端末デバイスが伝播遅延補正をする必要があること、前記端末デバイスがタイミング同期を行う必要があることのうちの、少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とするタイミング同期方法。
  2. 前記端末デバイスが前記TA情報を利用してタイミング同期を行うことは、
    前記端末デバイスが前記TA情報を利用して伝播遅延補正をすることによって、タイミング同期を行うこと、を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイミング同期方法。
  3. 前記端末デバイスが前記RA手順を介して前記TA情報を取得することは、
    前記端末デバイスが有効なTA情報を取得する必要があること、前記端末デバイスが有効なTA情報を有していないこと、前記端末デバイスが伝播遅延補正をする必要があること、前記端末デバイスがタイミング同期を行う必要があることのうちの、少なくとも1つの状況に前記端末デバイスがあると確定する場合に、前記端末デバイスが、前記RA手順をトリガーすることによって前記TA情報を取得すること、を含む、
    ことを特徴とする請求項1~2のいずれか一項に記載のタイミング同期方法。
  4. 前記タイミング同期方法は、
    前記端末デバイスが伝播遅延補正をし且つ前記端末デバイスが有効なTA情報を有すると確定する場合に、前記端末デバイスが伝播遅延補正をすることによってタイミング同期を行うことを、さらに含む、
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のタイミング同期方法。
  5. 端末デバイスであって、
    コンピュータプログラムを記憶するように構成されたメモリと、
    前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、請求項1~のいずれか一項に記載のタイミング同期方法を実行するように構成されたプロセッサと、を含む、
    ことを特徴とする端末デバイス。
  6. 命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記命令がコンピュータによって実行されると、前記コンピュータに請求項1~のいずれか一項に記載のタイミング同期方法を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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