JP7515210B1 - 装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キット - Google Patents

装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キット Download PDF

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Abstract

Figure 0007515210000001
【課題】目的に合わせて異なる形状に変形可能で高い装飾的効果を得ることができる装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットを提供する。
【解決手段】装飾体1が、外周部111に接しない渦巻き状の切り込みにより中心部112から延びる複数の渦巻き状の帯部114が形成され、交差方向D11について、外周部111及び中心部112を相対的に接近又は離隔が可能な本体部11と、外周部111及び中心部112を、交差方向D11について相互間距離L11を調節可能に離隔し、複数の帯部114どうしを互いに離しつつ各帯部114を立ち上げることで、本体部11を交差方向D11に伸長させて相互間距離L11に応じた三次元形状を構成する調節部122と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、装飾、モビール、スピルナーに用いられる装飾体、装飾体キット、上記の装飾体を備える照明装置、及び照明装置キットに関する。
従来、装飾体は、主に装飾用途や鑑賞用途として広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。このような装飾体としては、対象物を装飾する目的で配置されるオーナメントや、空間演出を目的として室内の天井部に紐で吊し、気流により動作させるモビールやスピルナー等が知られている。
特開2008-209584号公報
特許文献1の装飾体によれば、電気泳動型表示シートを用いてモビールを作製することにより、大きさや形状に制限がなくなり、さらに点滅のタイミングを任意に切り替えることで視覚効果を得ることが可能となる。しかしながら、このような装飾体は、電気泳動型表示シートの発光パターンを変えるものであって、モビールの形状を目的に合わせて異なる形状に変えるような演出ができないという問題があった。
よって、本発明は、従来技術に存する問題を解決するために、目的に合わせて異なる形状に変形可能で高い装飾的効果を得ることができる装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットを提供することを目的とする。
上述した問題を解決する装飾体は、可撓性の平面板に対し、当該平面板の外周部に接しない渦巻き状の切り込みにより前記平面板の中心部から延びる複数の渦巻き状の帯部が形成され、前記平面板に対する交差方向について、前記外周部及び前記中心部を相対的に接近又は離隔が可能な本体部と、前記外周部及び前記中心部を、前記交差方向について相互間距離を調節可能に離隔し、複数の前記帯部どうしを互いに離しつつ各前記帯部を立ち上げることで、前記本体部を前記交差方向に伸長させて前記相互間距離に応じた三次元形状を構成する調節部と、を備え、前記調節部が、前記本体部において、前記三次元形状の重力方向上側となる被支持部分を所定の支持先に支持する支持部と、前記本体部において、前記三次元形状の重力方向下側となる被固定部分に、前記相互間距離に応じて重さを変更可能な状態で取り付けられる調節用錘と、を備え、前記調節用錘が、前記被固定部分に取り付けられる選択錘で構成され、重さの異なる他の選択錘との交換と、前記被固定部分に対する選択錘の取付け数の変更と、のうちの少なくとも一方の処理によって重さを変更可能であることを特徴とする。
また、他の装飾体は、可撓性の平面板に対し、当該平面板の外周部に接しない渦巻き状の切り込みにより前記平面板の中心部から延びる複数の渦巻き状の帯部が形成され、前記平面板に対する交差方向について、前記外周部及び前記中心部を相対的に接近又は離隔が可能な本体部と、前記外周部及び前記中心部を、前記交差方向について相互間距離を調節可能に離隔し、複数の前記帯部どうしを互いに離しつつ各前記帯部を立ち上げることで、前記本体部を前記交差方向に伸長させて前記相互間距離に応じた三次元形状を構成する調節部と、を備え、前記調節部が、前記本体部において、前記三次元形状の重力方向上側となる被支持部分を所定の支持先に支持する支持部と、前記本体部において、自重によって重力方向に垂下して前記三次元形状の重力方向下側を構成する下方部分を、前記相互間距離に応じて引上げ量を変更可能な状態で引き上げて支持する、又は、重力に抗して平坦状態を保とうとする前記本体部において前記三次元形状の重力方向下側を構成する下方部分を、前記相互間距離に応じて引さげ量を変更可能な状態で引き下げる昇降部と、を備え、前記本体部は、各々の前記外周部どうしが固着された状態で当該外周部どうしが重ね合わされるように少なくとも一対設けられ、二対以上の場合はそれら二対以上の前記本体部が入れ子構造の配置で前記三次元形状となるものであり、前記支持部が、少なくとも一対の前記本体部のうちの第1の本体部における前記中心部を前記被支持部分として前記支持先に支持し、前記昇降部が、少なくとも一対の前記本体部のうちの第2の本体部における前記中心部を前記下方部分として支持することを特徴とする。
また、更なる装飾体は、可撓性の平面板に対し、当該平面板の外周部に接しない渦巻き状の切り込みにより前記平面板の中心部から延びる複数の渦巻き状の帯部が形成され、前記平面板に対する交差方向について、前記外周部及び前記中心部を相対的に接近又は離隔が可能な本体部と、前記外周部及び前記中心部を、前記交差方向について相互間距離を調節可能に離隔し、複数の前記帯部どうしを互いに離しつつ各前記帯部を立ち上げることで、前記本体部を前記交差方向に伸長させて前記相互間距離に応じた三次元形状を構成する調節部と、を備え、前記調節部が、前記本体部の、前記三次元形状における前記交差方向の一端側となる部分が表面に連結された第1板部と、前記第1板部に対して対面配置されるとともに、前記本体部の、前記三次元形状における前記交差方向の他端側となる部分が前記表面に対する対向面に連結された第2板部と、前記第1板部及び前記第2板部の縁どうしを繋いで、前記三次元形状が内側に収まる筒形状を構成するとともに、前記第1板部及び前記第2板部の対面距離を変更可能な側板部と、を備えたことを特徴とする。
また、上述した問題を解決する装飾体キットは、上述の装飾体と、前記装飾体を、前記本体部の伸長が解消された平坦状態で収納するケースと、を備えたことを特徴とする。
また、上述した問題を解決する照明装置は、上述の装飾体と、前記装飾体における前記三次元形状へと伸長した前記本体部の内側に配置され、電力供給を受けて発光する発光部と、前記発光部に電力を供給する給電部と、を備えたことを特徴とする。
また、上述した問題を解決する照明装置キットは、上述の照明装置と、前記照明装置を、前記装飾体における前記本体部の伸長が解消された平坦状態で収納するケースと、を備えたことを特徴とする。
上記の装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットによれば、目的に合わせて異なる形状に変形可能で高い装飾的効果を得ることができる。
第1実施形態に係る装飾体を、三次元形状への伸長が解消された平坦状態で示す図である。 図1に示されている装飾体を三次元形状へと伸長させた様子を示す図である。 調節用錘の重量を増やし、図2示されている装飾体の本体部を変形させた様子を示す図である。 図3に示されている装飾体における本体部を更に変形させた様子を示す図である。 図1~図4に示されている装飾体を用いた照明装置と、その変形例を示す図である。 図1~図4に示されている装飾体を用いた装飾体キットと、図5に示されている照明装置を用いた照明装置キットと、を示す図である。 第2実施形態に係る装飾体を、三次元形状へと伸長させた状態で示す図である。 図7に示されている装飾体における本体部を変形させた様子を示す図である。 図7及び図8に示されている装飾体を用いた装飾体キットを示す図である。 第3実施形態に係る装飾体を、3通りの三次元形状へと伸長させた状態で示す図である。 第4実施形態に係る装飾体を、3通りの三次元形状へと伸長させた状態で示す図である。 第5実施形態に係る装飾体を、3通りの状態で示す図である。 第6実施形態に係る装飾体を、その変形例とともに示す図である。 第7実施形態に係る装飾体を示す図である。 第8実施形態に係る装飾体を示す図である。 装飾体における本体部の別例を示す図である。
以下、装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットの一実施形態を、図面を参照して説明する。まず、第1実施形態について説明を行う。
図1は、第1実施形態に係る装飾体を、三次元形状への伸長が解消された平坦状態で示す図である。図1(A)には装飾体1の上面図が示され、図1(B)には装飾体1の側面図が示され、図1(C)には装飾体1の斜視図が示されている。また、図2は、図1に示されている装飾体を三次元形状へと伸長させた様子を示す図である。図2(A)には三次元形状の装飾体1の上面図が示され、図2(B)には三次元形状の装飾体1の側面図が示され、図2(C)には三次元形状の装飾体1の斜視図が示されている。
本実施形態の装飾体1は、対象物を装飾する目的で配置されるオーナメントや、空間演出を目的として室内の天井部に紐で吊し、気流により動作させるモビールやスピルナー等として利用される。この装飾体1は、本体部11及び調節部12を備えている。
本体部11は、可撓性の円板状の平面板11aに対し、当該平面板11aの外周部111に接しない渦巻き状の切り込み113により平面板11aの中心部112から延びる複数の渦巻き状の帯部114が形成されたものである。この本体部11は、平面板11aが有する可撓性により、この平面板11aに対する交差方向D11について、外周部111及び中心部112を相対的に接近又は離隔が可能となっている。
調節部12は、外周部111及び中心部112を、交差方向D11について相互間距離L11を調節可能に離隔する部材である。この調節部12は、図2に示されているように、複数の帯部114どうしを互いに離しつつ各帯部114を交差方向D11に立ち上げることで、本体部11を交差方向D11に伸長させて相互間距離L11に応じた円錐台状の三次元形状を構成する。本実施形態では、この調節部12は、支持部121及び調節用錘122を備えている。
支持部121は、本体部11において、三次元形状の重力方向D111上側となる被支持部分を所定の支持先に支持する部材である。本実施形態では、この支持部121は、本体部11の中心部112を被支持部分として一端が連結され、他端が支持先に連結されて本体部11を吊り下げる吊り下げ紐となっている。
調節用錘122は、本体部11において、三次元形状の重力方向D111下側となる被固定部分に、相互間距離L11に応じて重さを変更可能な状態で取り付けられる錘である。本体部11は、この調節用錘122によって重力方向D111に垂下されて図2に示されているような三次元形状へと伸長する。本実施形態では、この調節用錘122は、本体部11における円環状の外周部111を被固定部分として、当該被固定部分に取り付けられる円環状の部材となっている。また、この調節用錘122は、複数の円環状の錘から相互間距離L11に応じた重さや個数で選択されて被固定部分に取り付けられる選択錘122aで構成される。図1及び図2の例では、相互間距離L11に応じた重さの選択錘122aが1つだけ外周部111に取り付けられて調節用錘122となっている。また、本実施形態では、本体部11は、調節用錘122の被固定部分(つまり外周部111)を含む全体が磁性体金属で形成されている。そして、選択の母集団である複数の錘それぞれ、つまりは選択錘122a及び調節用錘122が磁石となっている。調節用錘122は、磁力によって本体部11の外周部111に吸着することで取り付けられている。この調節用錘122は、選択錘122aを重いものと交換したり、外周部111への取付け数を増やしたりすることでその重量を増やし、本体部11を更に伸長させて次のように変形させることができる。
図3は、調節用錘の重量を増やし、図2示されている装飾体の本体部を変形させた様子を示す図である。図3(A)には、変形後の装飾体1の上面図が示され、図3(B)には変形後の装飾体1の側面図が示され、図3(C)には変形後の装飾体1の斜視図が示されている。
この図3の例では、選択錘122aが図2の例よりも重いものに交換され、調節部12における調節用錘122の重量が増している。この重量増の調節用錘122によって支持部121から本体部11が交差方向D11における重力方向D111に更に伸長し、外周部111と中心部112との相互間距離L12が延ばされる。この更なる伸長に連動して本体部11における各帯部114は径方向D12について中心部112に向かうとともに隣の帯部114の内側へと収束しながら立ち上がって特異点115を形成する。これにより、本体部11は、図2に示されている円錐台状の三次元形状から、複数の帯部114がこの特異点115に向かって収束したくびれ形状を有する三次元形状へと変形する。また、本実施形態では、装飾体1における本体部11を、このくびれ形状を有する三次元形状から更に変形させることができる。
図4は、図3に示されている装飾体における本体部を更に変形させた様子を示す図である。図4(A)には、変形後の装飾体1の上面図が示され、図4(B)には変形後の装飾体1の側面図が示され、図4(C)には変形後の装飾体1の斜視図が示されている。
この図4の例では、選択錘122aの数が2個に増やされ、調節部12における調節用錘122の重量が更に増しており、装飾体1における本体部11の外周部111には2個の選択錘122aが積み上げられて調節用錘122が構成されている。この更なる重量増の調節用錘122によって支持部121から本体部11が交差方向D11、具体的には重力方向D111下側に更に伸長し、外周部111と中心部112との相互間距離L13が延ばされる。この更なる伸長とともに、この図4の例では、本体部11における中心部112側が、図4(B)に示されている捻り方向D13へと、作業者によって吊り下げ軸回りに約180度捻られる。このときの捻りに連動し、図3に示されているくびれ形状の本体部11が更に捩じれながら伸長する。更には、くびれ形状の周辺で複数の帯部114が反転移動することでくびれ形状が消失しつつ、帯部114どうしが互いに離れながら更に立ち上がる。その結果、各帯部114は、一方向からみたときに表裏面が入れ替わりながら露出した波目形状へと変形する。そして、このような波目形状の複数の帯部114によって、図2の円錐台形状が交差方向D11における重力方向D111下側に更に伸長した図4の三次元形状が構成される。
以上に説明した装飾体1は、次のような照明装置の一部品として用いることが可能である。
図5は、図1~図4に示されている装飾体を用いた照明装置と、その変形例を示す図である。図5(A)には、図1~図4に示されている装飾体1を用いた照明装置100が示されており、図5(B)には、図5(A)の照明装置100に対する変形例が示されている。
図5(A)の照明装置100は、くびれ形成用の選択錘122aで構成される調節用錘122によって図3に示されているくびれ形状を有する三次元形状の装飾体1が、照明装置100のシェードとして利用されている。この照明装置100は、上述の装飾体1、発光部101、及び給電部102を備えている。発光部101は、装飾体1における三次元形状へと伸長した本体部11の、くびれ形状よりも下方側の広口部の内側に配置され、電力供給を受けて発光する電球である。給電部102は、この発光部101に電力を供給する電源ケーブルである。この給電部102は、発光部101を介し、装飾体1における三次元形状へと伸長した本体部11の内側を電力供給によって発光させるものとなっている。ここで、本実施形態では、図1~図4の装飾体1を利用するに当たり、吊り下げ紐としての支持部121が外され、中心部112における取付け孔が拡張されて給電部102のケーブル部分が通されている。更に、このケーブル部分が中心部112に連結される構成となっており、給電部102が本体部11を吊り下げる支持部の役割を兼ねている。
図5(B)に示されている変形例の照明装置100aは、装飾体1における調節用錘122-1以外は、図5(A)の照明装置100と同等の構成となっている。図5(B)では、図5(A)に示されている構成要素と同じ構成要素については、図5(A)と同じ符号が付されており、以下では、それらの構成要素に対する重複説明を割愛する。
この変形例の照明装置100aでは、調節用錘122-1が、幅広庇状の円環部材となっている。その重量は、くびれ形状を構成する選択錘122aと略同重量となっている。この幅広庇状の調節用錘122-1が、三次元形状の本体部11における外周部111に着脱可能に取り付けられている。三次元形状を変形させる場合には、この調節用錘122-1の重量が錘交換等によって変更される。
また、以上に説明した装飾体1及び照明装置100は、以下に説明する装飾体キット及び照明装置キットの一部品として用いることが可能である。
図6は、図1~図4に示されている装飾体を用いた装飾体キットと、図5に示されている照明装置を用いた照明装置キットと、を示す図である。図6(A)には、図1~図4に示されている装飾体1を用いた装飾体キット150が示されており、図6(B)には、図5(A)の照明装置100を用いた照明装置キット160が示されている。
この図6に示されている装飾体キット150及び照明装置キット160は何れも持ち運び可能な組み立てキットであり、所望の設置場所まで運んで、その設置場所に装飾体1及び照明装置100を設置することができる。
図6(A)に示されている装飾体キット150は、図1~図4に示されている装飾体1と、ケース151と、を備えている。このケース151は、装飾体1を、本体部11の伸長が解消された平坦状態で収納するものである。このケース151は、扁平な矩形箱状のケース本体151aと、開閉可能なケース蓋151bと、を備えている。ケース本体151aには、平坦状態の本体部11、調節用錘122を構成する選択錘122aの母集団となる複数の錘、及び吊り下げ紐としての支持部121、が収容される。複数の錘は、平坦状態の本体部11の外周部111に吸着した状態で収納される。
図6(B)に示されている照明装置キット160は、図5(A)に示されている照明装置100と、ケース161と、を備えている。このケース161は、照明装置100を、装飾体1における本体部11の伸長が解消された平坦状態で収納するものとなっている。このケース161は、装飾体キット150のケース151に比べると大サイズの矩形箱状のケース本体161aと、開閉可能なケース蓋161bと、を備えている。ケース本体161aには、平坦状態の本体部11、調節用錘122を構成する選択錘122aの母集団となる複数の錘、発光部101、及び給電部102が収容される。
以上に説明した第1実施形態の装飾体1、装飾体キット150、照明装置100、及び照明装置キット160によれば、次のような効果を奏することができる。
即ち、本実施形態によれば、本体部11を交差方向D11に伸長させる調節部12が、外周部111及び中心部112の相互間距離L11,L12,L13を調節可能となっている。そして、この調節部12が、相互間距離L11,L12,L13を調節することで、伸長した本体部11の三次元形状をその相互間距離L11,L12,L13に応じた形状に変形することができる。つまり、本実施形態によれば、目的に合わせて異なる形状に装飾体1を変形可能であり、このような変形によって高い装飾的効果を得ることができる。
ここで、本実施形態では、調節部12が、本体部11を所定の支持先に支持する支持部121と、相互間距離L11,L12,L13に応じて重さを変更可能な状態で取り付けられる調節用錘122とを備えている。この構成によれば、本体部11に取り付ける調節用錘122の重さを変えることで本体部11の三次元形状を手軽に変形することができる。
また、本実施形態では、調節用錘が、複数の錘から、外周部111と中心部112との相互間距離L11,L12,L13に応じた重さや個数で選択されて本体部11に取り付けられる選択錘122aで構成される。この構成によれば、選択錘122aの重さや個数を変えることで調節用錘122の重さを手軽に変えることができる。
また、本実施形態では、本体部11が磁性体金属で形成されており、選択錘122aの母集団となる複数の錘それぞれが磁石となっている。この構成によれば、複数の錘から選択した選択錘122aを、磁石の吸着によって本体部11に手軽に取り付けることができる。
また、本実施形態では、支持部121が、本体部11における中心部112を被支持部分として支持先に支持し、調節用錘122が、本体部11における外周部111を被固定部分として、当該被固定部分に取り付けられる。この構成によれば、本体部11の中心部112を、支持部121を介して吊り下げ、外周部111の調節用錘122の重さで垂下させることで、手軽に本体部11を伸長させて三次元形状を得ることができる。尚、本実施形態とは異なり、錘を用いることなく同様の効果が得られる構成としてもよい。錘を用いない構成の一例としては、本体部における外周部を幅広庇状とし、この幅広庇状の外周部について、所望の相互間距離に応じた重さとなるように幅寸法を調節することとしてもよい。この場合、寸法調節が可能な幅広庇状の外周部が調節部の錘として機能することとなる。この幅広庇状の外周部における幅寸法の調節は、設計段階で行ってもよく、あるいは、外周部について、予め幅に余裕を持たせて形成しておき、後で、所望の相互間距離に応じて、縁側から切削や切除等の加工を加えることで行ってもよい。
また、本実施形態における装飾体キット150によれば、装飾体1は、本体部11の伸長を解消して平坦状態とすることで、ケース151のサイズを小さくコンパクトにできる。このため、収納や運搬の際に装飾体キット150自体をコンパクトにすることができ、所望の設置場所へと手軽に持ち運んで装飾的効果の高い装飾体1を設置することができる。
また、本実施形態における照明装置100によれば、上述の装飾体1を用いていることから高い装飾的効果を照明の点でも得ることができる。
また、本実施形態における照明装置キット160によれば、装飾体1は、本体部11の伸長を解消して平坦状態とすることで、ケース161のサイズを小さくコンパクトにできる。このため、収納や運搬の際に照明装置キット160自体をコンパクトにすることができ、所望の設置場所へと手軽に持ち運んで装飾的効果の高い照明装置100を設置することができる。
以上で、第1実施形態の説明を終了し、次に第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、装飾体1の構成が上述の第1実施形態と異なっており、以下では、この第2実施形態について、第1実施形態との相違点に注目して説明を行う。他方、照明装置及び照明装置キットについては、その基本構成は第1実施形態と同等であるので、図示及び説明を割愛する。
図7は、第2実施形態に係る装飾体を、三次元形状へと伸長させた状態で示す図である。図7(A)には三次元形状の装飾体2の上面図が示され、図7(B)には三次元形状の装飾体2の斜視図が示されている。
本実施形態の装飾体2は、空間演出を目的として室内の天井部に紐で吊し、気流A21により回転方向D22に回転動作させるモビールやスピルナー等として利用されるものであり、一対の本体部21及び調節部22を備えている。
一対の本体部21は、各々は上述した第1実施形態における本体部11と同形状を有しているが、その材質は、磁性体以外の樹脂材料や金属材料等となっている。そして、これら一対の本体部21が、その円環状の外周部211どうしが固着された状態で重ね合わされている。その結果、図7の例のように伸長されたときには一対の伸長状態の本体部21が合わさった三次元形状が構成されることとなる。
調節部22は、一対の本体部21それぞれの外周部211及び中心部212を、交差方向D21について相互間距離L21を調節可能に離隔する。このとき、本実施形態の調節部22は、外周部211どうしが固着された一対の本体部21における中心部212どうしを交差方向D21に離隔することで、各本体部21における外周部211及び中心部212を一緒に離隔する。また、各相互間距離L21の調節も、一対の本体部21における中心部212どうしの距離である合計相互間距離L22を調節することでまとめて行われることになる。そして、この中心部212どうしの離隔により、一対の本体部21それぞれにおける複数の帯部214が立ち上げられ、各本体部21が伸長して合計相互間距離L22に応じた三次元形状が構成される。この調節部22が、支持部221と調節用錘222を備えている。
支持部221は、一対の本体部21のうちの第1の本体部である、三次元形状の重力方向D211上側となる上側の本体部21-1における中心部212を被支持部分として、この中心部212を天井等の支持先に支持する吊り下げ紐となっている。一端が上側の本体部21-1における中心部212に設けられた貫通孔に通されて連結され、他端に、支持先への係止用の輪が形成されている。
調節用錘222は、一対の本体部21のうちの第2の本体部である、三次元形状の重力方向D211下側となる下側の本体部21-2における中心部212を被固定部分として取り付けられる。調節用錘222は、この下側の中心部212に、一対の相互間距離L21、つまりは合計相互間距離L22に応じて重さを変更可能な状態で取り付けられる。本実施形態では、この調節用錘222は、互いに重さが異なる複数の錘から合計相互間距離L22に応じて選択されて下側の中心部212に取り付けられる選択錘222aで構成される。そして、選択の母集団である複数の錘それぞれ、つまりは選択錘222a=調節用錘222が円柱ブロック状の金属製錘となっている。複数の錘として、大小複数の錘を用意し、適宜に選択した選択錘222aを調節用錘222として取り付けることで、下側の中心部212に係る重量を変更して一対の中心部212どうしの合計相互間距離L22を調節することができる。
また、本実施形態では、各錘、即ち調節用錘222が下側の中心部212にネジ止めによって取り付けられる錘となっている。調節用錘222は、この下側の中心部212の、三次元形状の内側となる部分を被固定部分として、当該被固定部分にネジ止めされる。このネジ止めは、調節用錘222及び中心部212を貫通するネジ223によって行われる。図7の例では、一対の本体部21は、それぞれが、くびれ形状を有する三次元形状となっている。調節用錘222は、一対の本体部21の両方についてこの三次元形状を構成可能な重量の錘となっている。そして、本実施形態の装飾体2における一対の本体部21は、調節用錘222を、重さの異なる別の選択錘222aを選択して付け替えることで別の三次元形状へと変形させることができる。上述したように、図7の例では、このように変形した装飾体2が、気流A21により回転方向D22に回転動作する。
図8は、図7に示されている装飾体における本体部を変形させた様子を示す図である。図8(A)には、変形後の装飾体2の上面図が示され、図8(B)には変形後の装飾体2の斜視図が示されている。
この図8の例では、複数の錘の中から、図7に示されている調節用錘222よりも重い選択錘222aが選択され、新たな調節用錘222として付け替えられている。この重い調節用錘222の付け替えによって、本実施形態の装飾体2では、支持部221から一対の本体部21が交差方向D21における重力方向D211下側に更に伸長し、上下一対の中心部212どうしの合計相互間距離L22が延ばされる。この更なる伸長とともに、この図8の例では、各本体部21における中心部212側が、図4の例のように捻られ、各帯部214が波目形状となった三次元形状へと装飾体2における一対の本体部21が変形する。図8の例では、このように変形した装飾体2が、気流A21により回転方向D22に回転動作する。
図9は、図7及び図8に示されている装飾体を用いた装飾体キットを示す図である。
この図9に示されている装飾体キット250は持ち運び可能な組み立てキットであり、所望の設置場所まで運んで、その設置場所に装飾体2を設置することができる。
図9に示されている装飾体キット250は、図7及び図8に示されている装飾体2と、ケース251と、を備えている。このケース251は、装飾体2を、一対の本体部21の伸長が解消された平坦状態で収納するものである。このケース251は、扁平な矩形箱状のケース本体251aと、開閉可能なケース蓋251bと、を備えている。ケース本体251aには、平坦状態の一対の本体部21、調節用錘222を構成する選択錘222aの母集団となる複数の錘、及び吊り下げ紐としての支持部221、及び錘取付け用のネジ223が収容される。
以上に説明した第2実施形態の装飾体2及び装飾体キット250によれば、上述の第1実施形態の装飾体1及び装飾体キット150と同様に、目的に合わせて異なる形状に装飾体2を変形可能であり、このような変形によって高い装飾的効果を得ることができる。また、説明を割愛したが、上記の装飾体2を用いる第2実施形態の照明装置及び照明装置キットによっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施形態では、調節用錘222が、互いに重さが異なる複数の錘から選択される選択錘222aで構成される。この構成によれば、複数の錘から選択する選択錘222a自体を変えることで、調節用錘222の重さを手軽に変えることができる。
また、本実施形態では、選択錘222aの母集団である複数の錘それぞれがネジ止めによって取り付けられる錘となっている。この構成によれば、複数の錘から選択した選択錘222aを、ネジ止めによって本体部21に手軽に取り付けることができる。
また、本実施形態では、本体部21は、各々の外周部211どうしが固着された状態で重ね合わされるように一対設けられている。支持部221は上側の本体部21-1における中心部212を支持し、調節用錘222が下側の本体部21-2における中心部212の内側部分に取り付けられる。この構成によれば、一対の本体部21を組み合わせて伸長させることで、一つの本体部21を伸長させて得られる下方が開放した傘状の形状とは異なり、一対の伸長状態の本体部21が合わさった三次元形状を調節用錘222による垂下によって得ることができる。
以上で、第2実施形態の説明を終了し、次に第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、第2実施形態の変形例となっており、調節部の構成が第2実施形態と異なっている。以下では、第3実施形態について、第2実施形態との相違点に注目して説明を行う。他方、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットについては、その基本構成は第1実施形態及び第2実施形態と同等であるので、図示及び説明を割愛する。
図10は、第3実施形態に係る装飾体を、3通りの三次元形状へと伸長させた状態で示す図である。図10(A)には第1三次元形状の装飾体3の上面図が示され、図10(B)には第1三次元形状の装飾体3の側面図が示されている。図10(C)には第2三次元形状の装飾体3の上面図が示され、図10(D)には第2三次元形状の装飾体3の側面図が示されている。図10(E)には第3三次元形状の装飾体3の上面図が示され、図10(F)には第3三次元形状の装飾体3の側面図が示されている。
まず、本実施形態の装飾体3は、帯部314の幅が異なる他は第2実施形態と同様の一対の本体部31が組み合わされて構成されている。図10(A),(B)の第1三次元形状は、これら一対の本体部31が、交差方向D31に所定程度伸長された形状である。図10(C),(D)の第2三次元形状は、各本体部31にくびれ形状ができるまで伸長された形状である。また、図10(E),(F)の第3三次元形状は、さらに伸長されるとともにくびれが解消されて各帯部314が波目形状を有するように捻じられた形状となっている。
そして、本実施形態では、調節部32が、長さを変更可能な伸縮棒となっている。この調節部32としての伸縮棒は、三次元形状の内側に配置されるとともに、第1端部321が一対の本体部31のうちの上側の本体部31-1における中心部312に連結される。また、第1端部321には、この上側の中心部312を天井等の支持先へと支持するためのフック321aが設けられている。そして、伸縮棒における第2端部322が下側の本体部31-2における中心部312に連結される。本実施形態の調節部32は、伸縮棒を調節させることで、図10(A)~10(F)に一例が示されているように一対の本体部31による三次元形状を変形させることができる。
以上に説明した第3実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様に、目的に合わせて異なる形状に装飾体3を変形可能であり、このような変形によって高い装飾的効果を得ることができることは言うまでもない。
また、本実施形態では、調節部32が、長さを変更可能で、一対の本体部31による三次元形状の内側に配置された伸縮棒となっている。この構成によれば、一対の伸長状態の本体部31が合わさった三次元形状を、伸縮棒の長を変更することで手軽に変形することができる。
以上で、第3実施形態の説明を終了し、次に第4実施形態について説明する。この第4実施形態も、第2実施形態の変形例となっており、調節部の構成が第2実施形態と異なっている。以下では、第4実施形態について、第2実施形態との相違点に注目して説明を行い、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットについては、図示及び説明を割愛する。
図11は、第4実施形態に係る装飾体を、3通りの三次元形状へと伸長させた状態で示す図である。図11(A)には第1三次元形状の装飾体4の側面図が示され、図11(B)には第2三次元形状の装飾体4の側面図が示され、図11(C)には第3三次元形状の装飾体4の側面図が示されている。
本実施形態の装飾体4も、一対の本体部41が組み合わされて構成されている。図11(A)の第1三次元形状は、一対の本体部41が交差方向D41に所定程度伸長された形状であり、図11(B)の第2三次元形状は、各本体部41にくびれ形状ができるまで伸長された形状である。また、図11(C)の第3三次元形状は、さらに伸長されるとともにくびれが解消されて各帯部414が波目形状を有するように捻じられた形状となっている。
そして、本実施形態では、調節部42が、支持部421及び引上げ部昇降部422を備えている。支持部421は、三次元形状の重力方向D411上側となる被支持部分を所定の支持先に支持する。この支持部421は、一対の本体部41のうちの上側の本体部41-1における中心部412を被支持部分として支持先に支持する吊り下げ紐となっている。
ここで、一対の本体部41は、その自重によって重力方向D411に垂下して自ら三次元形状をなす。昇降部422は、この三次元形状の重力方向D411下側を構成する下方部分を、上下一対の中心部412の合計相互間距離L42に応じて引上げ量を変更可能な状態で引き上げて支持する。昇降部422は、一対の本体部41のうちの第2の本体部41-2における中心部412を上記の下方部分として支持する。また、この昇降部422は、吊り下げ紐としての支持部421と連続した紐部材422aとスライド部422bとを備えている。
紐部材422aは、上側の中心部412における三次元形状の内側に一端が連結されて支持部421から連続して重力方向D411に垂下されている。この紐部材422aの上側、即ち吊り下げ紐としての支持部421との境界部は、上側の中心部412の内側に配置された留め具423を介してこの中心部412に連結されている。この留め具423は、支持部421において中心部412を支える役割も担っている。
スライド部422bは、紐部材422aを、当該紐部材422aの長手方向にスライド移動可能に把持するとともに、下側の中心部412に連結された部材である。このスライド部422bを所望の位置へとスライドさせることで、上下一対の中心部412の合計相互間距離L42を調節して、所望の三次元形状を得ることができる。
以上に説明した第4実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様に、目的に合わせて異なる形状に装飾体4を変形可能であり、このような変形によって高い装飾的効果を得ることができることは言うまでもない。
また、本実施形態では、調節部42が、一対の本体部41のうちの上側の本体部41-1の中心部412を支持する支持部421と、下側の本体部41-2における中心部412を支持して引き上げる昇降部422を備えている。この構成によれば、自重で垂下する一対の本体部41の下方部分を、昇降部422で引き上げることで一対の伸長状態の本体部41が合わさった三次元形状を得ることができる。そして、昇降部422による引上げ量を変更することでこのような三次元形状を手軽に変形することができる。
また、本実施形態では、昇降部422が、紐部材422aと、この紐部材422aをスライド移動可能に把持して下側の中心部412に連結されたスライド部422bと、を備えている。この構成によれば、下側の中心部412に連結されたスライド部422bを紐部材422aの長手方向にスライド移動させることで、昇降部422による引上げ量を手軽に変更することができる。また、本実施形態では、留め具423もスライド部422bと同様に所望の位置へとスライドすることができ、スライド部422bとともに三次元形状の形成に寄与する。
尚、昇降部は、上述した引上げ形態の昇降部422に限らず、次のような引下げ形態のものであってもよい。引下げ形態の昇降部は、重力に抗して平坦状態を保とうとする剛性の高い本体部において三次元形状の重力方向下側を構成する下方部分を、紐部材に沿ってスライド可能な錘等により、相互間距離に応じた引下げ量で引き下げるものとなる。
以上で、第4実施形態の説明を終了し、次に第5実施形態について説明する。この第5実施形態は、第1実施形態の変形例となっており、調節部の構成が第1実施形態と異なっている。以下では、第5実施形態について、第1実施形態との相違点に注目して説明を行い、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットについては、図示及び説明を割愛する。
図12は、第5実施形態に係る装飾体を、3通りの状態で示す図である。図12(A)には第1三次元形状に伸長した装飾体5の斜視図が示され、図12(B)には第2三次元形状に伸長した装飾体5の斜視図が示されている。図12(C)には伸長が解消された装飾体5の斜視図が示されている。
本実施形態の装飾体5は、上述の第1実施形態と同様に一つの本体部51を備えて構成されている。図12(A)の第1三次元形状は、本体部51が交差方向D51に所定程度伸長された形状であり、図12(B)の第2三次元形状は、本体部51にくびれ形状ができるまで伸長された形状である。そして、図12(C)では、伸長が解消されて装飾体5が畳まれた状態となっている。
この装飾体5における調節部52は、図12(C)の折畳み状態から、図12(A),(B)の筒形状へと展開可能な部材となっており、その筒形状の調節部52の内側に本体部51が配置されている。調節部52が筒形状に展開されることで、内側の本体部51が伸長されるとともに、筒形状における開口部から伸長された本体部51が見えるように構成されている。この調節部52は、第1板部521、第2板部522、及び一対の側板部523を備えている。
第1板部521は、本体部51の、三次元形状における交差方向D51の一端側となる部分、ここでは、中心部512が表面に連結された四角形板部材である。第2板部522は、この第1板部521に対して対面配置されるとともに、本体部51の、三次元形状における交差方向D51の他端側となる部分、ここでは外周部511が第1板部521の表面に対する対向面に連結された四角形板部材である。一対の側板部523は、第1板部521及び第2板部522の縁どうしを繋いで、三次元形状が内側に収まる筒形状を構成する一対の板部材である。そして、これら一対の側板部523が、第1板部521及び第2板部522の対面距離を変更可能な部材となっている。具体的には、各側板部523が、折り畳み可能に蝶番連結された2枚の板部分523aで構成されている。また、これら2枚の板部分523aそれぞれが第1板部521や第2板部522の縁に蝶番連結されている。そして、各連結箇所に使われる蝶番523bが、開かれたときにその展開形状を維持できる摩擦力で開閉可能な部材となっている。本実施形態では、一対の側板部523の開閉度合いを調節することで、第1板部521及び第2板部522の対面距離が調節され、これにより内部の本体部51を所望の三次元形状へと伸長させることができる。
以上に説明した第5実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様に、目的に合わせて異なる形状に装飾体5を変形可能であり、このような変形によって高い装飾的効果を得ることができることは言うまでもない。
また、本実施形態では、調節部52が、第1板部521と、第2板部522と、これら2枚の板部の対面距離を変更可能な側板部523とを備えている。この構成によれば、筒形状の内側に本体部51の伸長による三次元形状が収まった装飾的効果が更に高い装飾体5を得ることができる。また、側板部523を介して第1板部521及び第2板部522の対面距離を変更することで、筒形状の内側に収まる三次元形状を手軽に変形することができる。尚、本実施形態では、調節部の一例として、板部材が蝶番連結されて筒形状を構成する調節部52が例示されているが、筒形状の調節部はこれに限るものではない。筒形状の調節部は、例えば厚紙等の紙素材によって潰したり開いたりすることが可能な筒形状に構成されたものであってもよい。このような紙素材の調節部を備えた装飾体は、例えば祝報などに利用されるデコレーション付き葉書等として用いることができる。
以上で、第5実施形態の説明を終了し、次に第6実施形態について説明する。この第6実施形態は、第2実施形態の変形例となっており、天井等から吊り下げられて設置されるのではなく設置用スタンドが設けられている点が第2実施形態と異なっている。以下では、第6実施形態について、主にこの相違点である設置用スタンドに注目して説明を行い、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットについては、図示及び説明を割愛する。
図13は、第6実施形態に係る装飾体を、その変形例とともに示す図である。図13(A)には第6実施形態の装飾体6の側面図が示され、図13(B)には変形例の装飾体6-1の側面図が示されている。
図13(A)に示されている装飾体6は、上述の第2実施形態と同様に上下一対の本体部61を備えて構成されている。そして、これら一対の本体部61が設置用スタンドを兼ねた調節部62に取り付けられている。この調節部62は、棒状ボルト621、台座622、第1ナット623、及び第2ナット624を備えている。棒状ボルト621は、一対の本体部61による三次元形状の内側に、上側の本体部61-1の中心部612から下側の本体部61-2の中心部612に掛けて交差方向D61に延在するボルトである。台座622は、棒状ボルト621における下側の中心部612側の端部が固定された状態で、この棒状ボルト621が立設された板部材である。第1ナット623は、上側の中心部612の内側で当該中心部612に連結された状態で配置され、棒状ボルト621の上端側に螺合されることで、上側の中心部612を棒状ボルト621の上端側に連結固定するナットである。第2ナット624は、棒状ボルト621における第1ナット623と台座622との間の中間部分に螺合され、一対の中心部612の距離に応じて第1ナット623からの距離を変更可能な移動ナットである。この第2ナット624の位置を調節することで一対の本体部61による三次元形状を所望の形状に変形させることができる。
以上に説明した第6実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様に、目的に合わせて異なる形状に装飾体6を変形可能であり、このような変形によって高い装飾的効果を得ることができることは言うまでもない。
また、本実施形態では、設置用スタンドを兼ねる調節部62が、台座622に立設された棒状ボルト621の一端に固定された第1ナット623と、この第1ナット623からの距離を変更可能な第2ナット624とを備えている。この構成によれば、台座622に立設された棒状ボルト621と上下に配置される第1ナット623及び第2ナット624によって、本体部61の伸長による三次元形状を台座622上に安定して配置することができる。また、第2ナット624の螺合位置を変えることで、台座622上の三次元形状を手軽に変形させることができる。
図13(B)に示されている変形例の装飾体6-1は、調節部62-1とは別に設置用スタンド63が設けられている。設置用スタンド63は、スタンド柱631及び台座632を備えている。スタンド柱631は、一対の本体部61による三次元形状の外側で交差方向D61に延在し、その上端側が台座632を向くようにフック状に曲げられた柱部材である。台座632は、スタンド柱631から吊り下げられる一対の本体部61が台座632の中央に位置するように、このスタンド柱631が端寄りに立設された板部材である。そして、この変形例では、調節部62-1が、スタンド柱631の上端部に上側の本体部61-1を連結する連結部62-1aと、上述の第2実施形態と同様に下側の本体部61-2に取り付けられる調節用錘62-1bを備えている。また、本変形例では、本体部61が磁性体金属で形成され、連結部62-1aがスタンド柱631の上端部に固定された磁石となっている。連結部62-1aは、その磁力で上側の本体部61-1に吸着することで、この上側の本体部61-1をスタンド柱631の上端部に連結する。
以上に説明した変形例によっても、上述の第1実施形態と同様に、目的に合わせて異なる形状に装飾体6-1を変形可能であり、このような変形によって高い装飾的効果を得ることができることは言うまでもない。
以上で、第6実施形態の説明を終了し、次に第7実施形態について説明する。この第7実施形態は、第1実施形態の変形例となっており、装飾体自体が発光して照明装置となる点が第1実施形態と異なっている。以下では、第7実施形態について、主にこの相違点である発光構造に注目して説明を行い、装飾体キット及び照明装置キットについては、図示及び説明を割愛する。
図14は、第7実施形態に係る装飾体を示す図である。図14(A)には伸長が解消されて平坦状態となった装飾体7の上面図が示され、図14(B)には平坦状態の装飾体7における、図14(A)中のV71-V71線に沿った断面図が示されている。図14(C)には伸長されて三次元形状となった装飾体7の上面図が示され、図14(D)には三次元形状の装飾体7の斜視図が示されている。
本実施形態の装飾体7は、一つの本体部71、複数の発光素子72、及び給電部73を備えている。
本体部71は、上述の第1実施形態と同様に、円環状の外周部711と中心部712との間に複数の渦巻き状の帯部714が形成された変形部材である。ここで、この本体部71は、光の透過材料で形成されるとともに、表裏面の両方に、光の屈折率を調節可能な偏光フィルム層715が設けられている。
複数の発光素子72は、マイクロLED(Light Emitting Diode)である。これら複数の発光素子72は、本体部71における外周部711の外周縁及び帯部714の側縁に、外周部711及び帯部の内側へと光を入射するように外周縁及び側縁に沿って配列された状態で取り付けられている。具体的には、複数のマイクロLEDが線状配列された帯状のLEDシート72aが、外周部711の外周縁及び帯部714の側縁に貼り付けられることで、複数の発光素子72が本体部71に取り付けられている。また、本体部71には複数の発光素子72に電力を供給するための配線72bが中心部712に向かうように設けられている。偏光フィルム層715の形成とLEDシート72aの貼付けにより、本体部71には発光機能が付与されている。
給電部73は、中心部712に一端が連結されるとともに、発光素子72への電力供給の配線72bに、この中心部712で接続された電源ケーブルである。この給電部73が、上記のように発光機能を持たせた本体部71自体を、電力供給によって発光させるものとなっている。また、本実施形態では、この給電部73が、中心部712を引き上げて所定の支持先に支持する支持部を兼ねている。そして、外周部711に重さを変更可能な状態で調節用錘74が取り付けられることで、給電部73で中心部712が支持されて吊り下げられたときの中心部712と外周部711との相互間距離L71が調節される。
以上に説明した第7実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様に、目的に合わせて異なる形状に装飾体7を変形可能であり、このような変形によって高い装飾的効果を得ることができることは言うまでもない。
また、本実施形態では、本体部71は、光の透過材料で形成されるとともに偏光フィルム層715を有しており、複数の発光素子72が取り付けられて照明装置として機能する。この構成によれば、本体部71の伸長による三次元形状を損なうことなく、この三次元形状自体を発光素子72と偏光フィルム層715を介して発光させることができるので、装飾的効果が更に向上されている。尚、本体部については、偏光フィルム層を設けずに、光の透過性を有する偏光板材料で形成されているものとしても、本実施形態の本体部71と同様の効果を得ることができる。
ここで、この第7実施形態の装飾体7は、その発光機能のみに注目し、調節部を設けることなく単なる照明装置として利用することも可能となっている。
以上で、第7実施形態の説明を終了し、次に第8実施形態について説明する。この第8実施形態は、第7実施形態の変形例となっており、発光形態が第7実施形態と異なっている。以下では、第8実施形態について、第7実施形態との相違点に注目して説明を行い、装飾体キット及び照明装置キットについては、図示及び説明を割愛する。
図15は、第8実施形態に係る装飾体を示す図である。図15(A)には伸長が解消されて平坦状態となった装飾体8の上面図が示され、図15(B)には伸長されて三次元形状となった装飾体8の上面図が示され、図15(C)には三次元形状の装飾体8の斜視図が示されている。
本実施形態の装飾体8は、本体部81が、発光可能な有機EL(Organic Electro-Luminescence)材料で形成されており、本体部81に対する給電を受けて照明装置として機能する。本体部81に給電する給電部83としての電源ケーブルは、本体部81の中心部812の貫通孔に一端が電気接続されている。本実施形態では、上述の第9実施形態と同様に、この給電部83が、中心部812を引き上げて所定の支持先に支持する支持部を兼ねている。そして、外周部811に重さを変更可能な状態で調節用錘84が取り付けられることで、給電部83で中心部812が支持されて吊り下げられたときの中心部812と外周部811との相互間距離L81が調節される。
以上に説明した第8実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様に、目的に合わせて異なる形状に装飾体8を変形可能であり、このような変形によって高い装飾的効果を得ることができることは言うまでもない。
また、本実施形態では、本体部81が、発光可能な有機EL材料で形成されており、照明装置として機能する。この構成によれば、本体部81の伸長による三次元形状を損なうことなく、この三次元形状自体を有機EL材料の発光性能によって発光させることができるので、装飾的効果が更に高い装飾体を得ることができる。
尚、ここでは、三次元形状自体を発光させる形態の一例として、本体部71に複数の発光素子72を取り付ける形態や、本体部81を有機EL材料で形成する形態が例示されている。しかしながら、三次元形状自体を発光させる形態は、これらに限るものではなく、マイクロLEDが内蔵配置された材料や、蓄光性を有する材料等で本体部を形成する形態等であってもよい。
ここで、この第8実施形態の装飾体8も、上述の第7実施形態と同様に、その発光機能のみに注目し、調節部を設けることなく単なる照明装置として利用することも可能となっている。
尚、以上に説明した第1~第8実施形態は、装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットの一例を示したものに過ぎず、装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットは、これらの実施形態に限るものでない。即ち、装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キットは、それぞれの用途等に合わせて適宜に変更を加えて用いることができる。
例えば、上述の第1~第8実施形態では、本体部の一例として、平坦時円形状の本体部11,・・・,81が例示されている。しかしながら、本体部は、これらに限るものではなく、平坦時に矩形を含む多角形状や楕円形状を有するもの等であってもよく、その具体的な形状は用途等に合わせて適宜に設定し得るものである。また、本体部における渦巻き状の帯部の幅や本数等についても、第1~第8実施形態における図示例に限るものではなく、任意のものを採用し得る。また、渦巻き状の帯部の形状は、上述の形態に限るものではなく、直線の連続による渦巻き形状や円弧と直線の組み合わせによる渦巻き形状を有するもの等であってもよい。
また、上述の第1~第8実施形態では、本体部の一例として、一つの本体部11,51,71,81をそのまま利用するものや、一対の本体部21,・・・,41,61,61-1を重ね合わせて利用するものが例示されている。しかしながら、本体部は、これらに限るものではなく、次の別例のように組み合わせて利用するものであってもよい。
図16は、装飾体における本体部の別例を示す図である。図16(A)には第1別例の本体部91が示されており、図16(B)には第2別例の本体部92が示されている。また、図16(C)には第3別例の本体部93が示されており、図16(D)には第4別例の本体部94が示されている。
図16(A)の第1別例では、2つの本体部91が、入れ子構造に配置されている。一つの本体部91の内側に他の本体部91が入れ込まれ、外周部911及び中心部912どうしが重ね合わされている。図16(B)の第2別例では、外周部921どうしが重ね合わされた一対の本体部92が互いに異なる伸長量で引き伸ばされている。図16(C)の第3別例では、4つの本体部93が連結されている。連結順で、一つの本体部93の外周部931が次の本体部93の外周部931と重ね合わされ、その中心部932が更に次の本体部93の中心部932と重ね合わされ、その外周部931が次の本体部93の外周部931と重ね合わされている。図16(D)の第4別例では、2対の本体部94が、入れ子構造に配置されている。外側の一対の本体部94が長めに伸長され、その内側に他の一対の本体部94が短めに伸長された状態で入れ込まれている。4つの本体部94は外周部941どうしで連結されている。
本体部の数や組合せ構造は、これらの別例に限るものでもなく、任意の数や組合せ構造を採用し得るものである。
また、上述の第1~第8実施形態及び別例では、本体部の一例として、磁性体金属、それ以外の樹脂や金属等で形成された本体部11,・・・,94が例示されている。しかしながら、その形成材料は、これらに限るものでもなく、紙等であってもよく、可撓性を有するものであれば特に限定するものではない。
また、上述の第2~第4,第6実施形態及び第1~第4別例では、本体部の一例として、互いに同形状のものが複数組み合わされる本体部21,・・・,41,61,91,・・・,94が例示されている。しかしながら、本体部は、これに限るものではなく、組合せに当たっては、互いに異形のものどうしを組み合わせるもの等であってもよい。また、その組合せも、対称性を有する組合せに限るものではなく、非対称となるように組み合わせるもの等であってもよい。
また、上述の第1,第2,第6~第8実施形態では、調節部における調節用錘の一例として、円環状及び円柱ブロック状の調節用錘122,222,62-1bが例示され、その材質としても磁石及び金属が例示されている。また、本体部への取付け方法としても、磁力による吸着及びネジ止めが例示されている。しかしながら、調節用錘は、これらに限るものではなく、その具体的な形状や材質は、取付け状況に応じて任意に設定し得るものである。また、取付け方法については、重さ変更の際に他の錘との付替えや追加等が可能な方法であれば、任意の方法を採用し得るものである。
また、上述の第1~第8実施形態では、調節部における支持部の一例として、天井等から吊り下げる吊り下げ紐としての支持部121,221,421、フック321a、給電用の電源ケーブルとしての給電部102,73,83が例示されている。しかしながら、支持部は、これらに限るものではなく、三次元形状の重力方向上側となる被支持部分を所定の支持先に支持するものであれば、その具体的な支持形態を問うものではない。
また、上述の第1~第8実施形態では、装飾体の一例として、オーナメント、モビール、スピルナー、照明用シェード、及び照明装置自体として利用される装飾体1,・・・,8が例示されている。しかしながら、装飾体は、これらに限るものではなく、任意の利用形態を採用し得るものである。例えば、装飾体は、イアリング程度の大きさにしてアクセサリー等の装身具等として利用してもよく、その内側の空間を複数人の人間が入ることができる大きさにして天幕や住居や舞台装置等として利用してもよい。また、その形状や変形形態等を数学、数理科学、物理学、天文学、宇宙物理学のための模型やモデル等として利用してもよい。
1,2,3,4,5,6,6-1,7,8 装飾体
11,21,21-1,21-2,31,31-1,31-2,41,41-1,41-2,51,61,61-1,61-2,71,81,91,92,93,94 本体部
11a 平面板
12,22,32,42,52,62,62-1 調節部
62-1a 連結部
63 設置用スタンド
72 発光素子
72a LEDシート
72b 配線
73,83,102 給電部
100,100a 照明装置
101 発光部
111,211,511,711,811,911,921,931,941 外周部
112,212,312,412,512,612,712,812,912,932 中心部
113 切り込み
114,214,314,414,714 帯部
115 特異点
121,221,421 支持部
122,122-1,222,62-1b,74,84 調節用錘
122a,222a 選択錘
150,250 装飾体キット
151,161,251 ケース
151a,161a,251a ケース本体
151b,161b,251b ケース蓋
160 照明装置キット
223 ネジ
321 第1端部
321a フック
322 第2端部
422 昇降部
422a 紐部材
422b スライド部
423 留め具
521 第1板部
522 第2板部
523 側板部
523a 板部分
523b 蝶番
621 棒状ボルト
622,632 台座
623 第1ナット
624 第2ナット
631 スタンド柱
715 偏光フィルム層
A21 気流
D11,D21,D31,D41,D51,D61 交差方向
D12 径方向
D13 捻り方向
D22 回転方向
D111,D211,D411 重力方向
L11,L12,L13,L21,L71,L81 相互間距離
L22,L42 合計相互間距離

Claims (8)

  1. 可撓性の平面板に対し、当該平面板の外周部に接しない渦巻き状の切り込みにより前記平面板の中心部から延びる複数の渦巻き状の帯部が形成され、前記平面板に対する交差方向について、前記外周部及び前記中心部を相対的に接近又は離隔が可能な本体部と、
    前記外周部及び前記中心部を、前記交差方向について相互間距離を調節可能に離隔し、複数の前記帯部どうしを互いに離しつつ各前記帯部を立ち上げることで、前記本体部を前記交差方向に伸長させて前記相互間距離に応じた三次元形状を構成する調節部と、
    を備え、
    前記調節部が、
    前記本体部において、前記三次元形状の重力方向上側となる被支持部分を所定の支持先に支持する支持部と、
    前記本体部において、前記三次元形状の重力方向下側となる被固定部分に、前記相互間距離に応じて重さを変更可能な状態で取り付けられる調節用錘と、
    を備え、
    前記調節用錘が、前記被固定部分に取り付けられる選択錘で構成され、重さの異なる他の選択錘との交換と、前記被固定部分に対する選択錘の取付け数の変更と、のうちの少なくとも一方の処理によって重さを変更可能であることを特徴とする装飾体。
  2. 前記支持部が、前記本体部における前記中心部を前記被支持部分として前記支持先に支持し、
    前記調節用錘が、前記本体部における前記外周部を前記被固定部分として、当該被固定部分に取り付けられることを特徴とする請求項に記載の装飾体。
  3. 前記本体部は、各々の前記外周部どうしが固着された状態で当該外周部どうしが重ね合わされるように少なくとも一対設けられ、二対以上の場合はそれら二対以上の前記本体部が入れ子構造の配置で前記三次元形状となるものであり
    前記支持部が、少なくとも一対の前記本体部のうちの第1の本体部における前記中心部を前記被支持部分として前記支持先に支持し、
    前記調節用錘が、少なくとも一対の前記本体部のうちの第2の本体部における前記中心部の、前記三次元形状の内側となる部分を前記被固定部分として、当該被固定部分に取り付けられることを特徴とする請求項に記載の装飾体。
  4. 可撓性の平面板に対し、当該平面板の外周部に接しない渦巻き状の切り込みにより前記平面板の中心部から延びる複数の渦巻き状の帯部が形成され、前記平面板に対する交差方向について、前記外周部及び前記中心部を相対的に接近又は離隔が可能な本体部と、
    前記外周部及び前記中心部を、前記交差方向について相互間距離を調節可能に離隔し、複数の前記帯部どうしを互いに離しつつ各前記帯部を立ち上げることで、前記本体部を前記交差方向に伸長させて前記相互間距離に応じた三次元形状を構成する調節部と、
    を備え、
    前記調節部が、
    前記本体部において、前記三次元形状の重力方向上側となる被支持部分を所定の支持先に支持する支持部と、
    前記本体部において、自重によって重力方向に垂下して前記三次元形状の重力方向下側を構成する下方部分を、前記相互間距離に応じて引上げ量を変更可能な状態で引き上げて支持する、又は、重力に抗して平坦状態を保とうとする前記本体部において前記三次元形状の重力方向下側を構成する下方部分を、前記相互間距離に応じて引さげ量を変更可能な状態で引き下げる昇降部と、
    を備え、
    前記本体部は、各々の前記外周部どうしが固着された状態で当該外周部どうしが重ね合わされるように少なくとも一対設けられ、二対以上の場合はそれら二対以上の前記本体部が入れ子構造の配置で前記三次元形状となるものであり
    前記支持部が、少なくとも一対の前記本体部のうちの第1の本体部における前記中心部を前記被支持部分として前記支持先に支持し、
    前記昇降部が、少なくとも一対の前記本体部のうちの第2の本体部における前記中心部を前記下方部分として支持することを特徴とする装飾体。
  5. 可撓性の平面板に対し、当該平面板の外周部に接しない渦巻き状の切り込みにより前記平面板の中心部から延びる複数の渦巻き状の帯部が形成され、前記平面板に対する交差方向について、前記外周部及び前記中心部を相対的に接近又は離隔が可能な本体部と、
    前記外周部及び前記中心部を、前記交差方向について相互間距離を調節可能に離隔し、複数の前記帯部どうしを互いに離しつつ各前記帯部を立ち上げることで、前記本体部を前記交差方向に伸長させて前記相互間距離に応じた三次元形状を構成する調節部と、
    を備え、
    前記調節部が、
    前記本体部の、前記三次元形状における前記交差方向の一端側となる部分が表面に連結された第1板部と、
    前記第1板部に対して対面配置されるとともに、前記本体部の、前記三次元形状における前記交差方向の他端側となる部分が前記表面に対する対向面に連結された第2板部と、
    前記第1板部及び前記第2板部の縁どうしを繋いで、前記三次元形状が内側に収まる筒形状を構成するとともに、前記第1板部及び前記第2板部の対面距離を変更可能な側板部と、
    を備えたことを特徴とする装飾体。
  6. 請求項1~のうち何れか1項に記載の装飾体と、
    前記装飾体を、前記本体部の伸長が解消された平坦状態で収納するケースと、
    を備えたことを特徴とする装飾体キット。
  7. 請求項1~のうち何れか1項に記載の装飾体と、
    前記装飾体における前記三次元形状へと伸長した前記本体部の内側、又は、発光機能を持たせた前記本体部自体を、電力供給によって発光させる給電部と、
    を備えたことを特徴とする照明装置。
  8. 請求項に記載の照明装置と、
    前記照明装置を、前記装飾体における前記本体部の伸長が解消された平坦状態で収納するケースと、
    を備えたことを特徴とする照明装置キット。
JP2023022349A 2023-02-16 装飾体、装飾体キット、照明装置、及び照明装置キット Active JP7515210B1 (ja)

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WO2013024287A1 (en) 2011-08-18 2013-02-21 Atkinson Design Associates Ltd. Lighting
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CN208523627U (zh) 2018-06-27 2019-02-22 滕凤明 一种动物驱赶装置

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