JP7514607B2 - 財政状況改善助言システム、財政状況改善助言方法、及び財政状況改善助言プログラム - Google Patents

財政状況改善助言システム、財政状況改善助言方法、及び財政状況改善助言プログラム Download PDF

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Description

本発明は、財政状況改善助言システム、財政状況改善助言方法、及び財政状況改善助言プログラムに関し、特に個人及び法人の顧客の経済状況とともに、当該顧客の経済状況の改善負担の軽減に結びつけることのできる財政状況改善助言システム、財政状況改善助言方法、及び財政状況改善助言プログラムに関する。
個人の一生において、例えば、就職、結婚、不動産購入、家族増加、退職、その他、疾病等の各種の生活形態の変化が到来する。このような場合、金銭的に安心して生活するためには、収入の確保と支出の抑制とともに、適切な資産運用、負債の軽減等が望ましい。しかしながら、個人は単に節約したり金融商品を購入したりする等の受動的な運用に留まっている。現実問題として、一個人が各種の金融商品、税制、経済統計、各種経済指標を把握して的確に資産運用すること、さらには、収入と支出の調整等を管理することは、難しく、また個人への負担も大きい。また、法人においても同様に、法人の財政状況を改善させるためには様々な制約や負担がある。
近年では、コンピュータの性能向上により、複雑な処理、計算が迅速に実行することができ、また情報通信機器の発達から、個人の資産状況の把握と経年変化の予測も容易になりつつある。例えば、現時点の不動産の価値から将来の不動産の価値を予測する資産予測システムが提案されている(特許文献1参照)。そこで、(1)従来の概算、推計によらず正確な数値入力を可能とし、(2)より顧客個人の特性に対応した予測とし、(3)予測における連続性を担保するべく、システムを利用する個人の資産状況を収集し、マクロ及びミクロ指標等の外部環境要因も加味しながら将来の予測の精度をより高めるシステムが提案されている。
予測精度の向上に伴い、資産運用を助言するシステムの利便性は大幅に向上しつつある。しかしながら、個人の資産運用のやり方については利用者個人の裁量、選択に委ねられている。例えば、投資信託等の金融商品の選択、積立式の生命保険の選択、ローンの借り換え等については、おおよその選択肢は提示されるものの、実際の取捨選択はあくまでも個人、法人の判断である。
そうすると、個々の個人及び法人の有する金融、経済、財務、保険、税制、法律等の知識の多少により、選択される金融商品等に偏りが生じやすくなる。そのため、たとえ同様の資産規模を有する者同士であっても、運用の巧拙により中長期の資産運用、さらには財政状況改善の結果、互いの資産規模に大きな差異が生じる。
特開2017-117378号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、個人間の金融等に関する情報取得を手助けし、各個人の現状の生活から実現可能な応じた身の丈に合った助言に基づく有益な財政状況改善を実現できる財政状況改善助言システム、方法、及びプログラムを提供する。
すなわち、顧客の収入、顧客の支出、顧客の資産、及び顧客の負債を包含する顧客総資産情報を取得し、顧客の顧客資産収支を算出する顧客資産収支算出部と、顧客に帰属する複数種類の個人情報を取得するとともに、個人情報を属性テーブルに規定されている項目の数値と照合して個人情報のそれぞれを数値変換する顧客属性変換部と、顧客とは異なる複数の参考人のそれぞれについて、参考人の収入、参考人の支出、参考人の資産、及び参考人の負債を包含する参考総資産情報を取得し、それぞれの参考人の参考資産収支を算出する参考資産収支算出部と、参考人のそれぞれに帰属する複数種類の参考個人情報を取得するとともに、参考個人情報を属性テーブルに規定されている項目の数値と照合して参考個人情報のそれぞれを数値変換する参考属性変換部と、個人情報と参考個人情報において同一の種類毎に数値変換後の数値同士を比較し、顧客と数値差が最小となる参考人を選択する参考人選択部と、顧客資産収支と、選択された参考人の参考資産収支とを比較し、顧客の顧客資産収支の変更のための目標情報を生成する目標情報生成部と、目標情報を顧客に対して出力する出力部と、を備えることを特徴とする財政状況改善助言システムに係る。
本発明の財政状況改善助言システムによると、顧客の個人及び法人間の金融等に関する情報、知識の格差の是正が図られ、その上で、各顧客の現状の生活、財務状況から実現可能な身の丈に合った助言に基づく有益な財政状況改善を実現できる。併せて、財政状況改善助言方法及びそのプログラムを通じて財政状況改善助言システムが実現される。
財政状況改善助言システムの構成を示す模式図である。 財政状況改善助言システムの演算部の構成を示す概略ブロック図である。 演算部内の機能部を示す概略ブロック図である。 顧客資産収支の算出の流れを示す模式図である。 属性変換の流れを示す模式図である。 参考資産収支の算出の流れを示す模式図である。 参考属性変換の流れを示す模式図である。 参考人の選択の様子を示す模式図である。 顧客資産収支と参考資産収支の比較を示す模式図である。 目標情報の詳細を示す模式図である。 所定期間経過後の顧客資産収支を示す模式図である。 各種の変化量を示す模式図である。 財政状況改善助言方法の処理を説明するフローチャートである。
実施形態の財政状況改善助言システム1の構成は、図1の模式図として表される。財政状況改善助言システム1において、インターネット回線7に当該財政状況改善助言システム1を運用(稼働)するコンピュータ部10(演算部)が接続される。そして、同インターネット回線7に当該財政状況改善助言システム1の事業者からのサービス提供を受ける顧客の端末2,3,4,5,6が接続される。財政状況改善助言システム1では、有線または無線のネットワーク網を通じて各種の機器、顧客(端末)、サービス提供者が接続される。さらに、図示しないものの、各種情報を蓄積するサーバもインターネット回線7に接続される。図示の便宜上、顧客の端末は5個とした。現実的には、インターネット回線7への接続個数は図示に限らず複数である。本書面における顧客とは、個人及び法人のいずれの場合も含み、当該財政状況改善助言システムを利用する者である。顧客が法人である場合、複数人の法人従業員(構成員)等の集まりを指し示す。さらに、法人については、法人の従業員(構成員)に留まらず、法人自体の財政状況を改善させる用途も含まれ得る。また、後出の参考人についても、同様に個人と法人の両方を含み得る。
顧客の端末2,3,4,5,6は、当該財政状況改善助言システム1を運用しサービス提供を行う事業者と契約する顧客の情報機器端末であり、具体的には、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット等の像表示可能な電子計算機器である。そこで、顧客は自由に事業者にアクセスして必要な情報の入力に加え、事業者からの各種の算出結果を取得することができる。すなわち、顧客は容易に自己の金銭面におけるライフプランニングの助言、支援を受けることができる。なお、法人にあっては、キャッシュフロープロジェクション等の助言、支援を受けることとなる。
このライフプランニングの助言、支援については、例えば、資産運用に限らず、金融状況の改善に資するも全てが対象となる。(I)運用の改善、(II)節約(外食を減らすこと、ショッピングサイトにおける余計な支出を減らすこと、店舗における支出を減らすこと等の具体的な提言から、より一般的な節約の提言までも含まれる。)、(III)キャッシュレス決済の推進により、これまでトラッキング(行動追跡・分析)ができていなかった支出の透明化等である。
前述のライフプランニングの助言、支援に際し、その改善を促す根拠には、以下の内容が含まれる。(A)第三者の金融情報との比較、(B)統計データとの比較、(C)対象者の特定のデータの検出(例:夜間における小売店の利用、一定金額以上のある科目における支出)、(D)対象者のニーズ(より節約したい、運用改善したい等の希望)、(E)対象者が設定した数値(毎月zzz円の節約をしたい。また、法人にあっては、旅費交通費を1箇月あたりwww円に抑えたい。)、(F)第三者が達成した行動・達成していない行動、(G)対象者が過去に達成した行動、(H)金融機関等のアドバイザーと相談した結果等である。これらの具体例は後述する。
インターネット回線7に接続されるコンピュータ部10は、図2の概略ブロック図に示されるように、ハードウェア的には、インプット/アウトプットインターフェイス11(I/Oバッファ)、ROM12、RAM13、記憶部14、CPU15等を実装する。ソフトウェア的には、メインメモリにロードされた財政状況改善助言プログラム等により実現される。コンピュータ部10は、具体的には、パーソナルコンピュータ(PC)、メインフレーム、ワークステーション、クラウドコンピューティングシステム等、種々の電子計算機(計算リソース)である。
図1及び図2のコンピュータ部10の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、コンピュータ部10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行することで実現される。このプログラムを格納する記録媒体は、「一時的でない有形の媒体」、例えば、CD、DVD、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、このプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワーク、放送波等)を介して財政状況改善助言システム1のコンピュータ部10に供給されてもよい。
コンピュータ部10の記憶部14は、HDDまたはSSD等の公知の記憶装置である。記憶部14は、各種のデータ、情報、財政状況改善助言プログラム、同プログラムの実行に必要な各種のデータ等を記憶する。また、各種の算出、演算等の演算実行する各機能部はCPU15等の演算素子である。加えて、キーボード、マウス等の入力装置、ディスプレイ等の表示装置、データ類を出力する出力装置等も適式のコンピュータ部10のイン/アウトインターフェイス11に接続される。
コンピュータ部10のCPU101における各機能部は、図3の概略ブロック図のとおり、顧客資産収支算出部110、顧客属性変換部120、参考資産収支算出部130、参考属性変換部140、参考人選択部150、目標情報生成部160、変化量算出部170、出力部180を備える。コンピュータ部10の動作、実行は、ソフトウェア的に、メインメモリにロードされた財政状況改善助言プログラム等により実現される。
財政状況改善助言システム1(コンピュータ部10)について、図4以降の図面を交えて説明する。
顧客資産収支算出部110は、顧客の収入(D1)、顧客の支出(D2)、顧客の資産(D3)、及び顧客の負債(D4)を包含する顧客総資産情報(D5)を取得する。ここでいう顧客総資産情報(D5)とは、顧客の収入(D1)、支出(D2)、資産(D3)、及び負債(D4)の個別の指標を合算した指標である。従って、顧客総資産情報(D5)は、顧客の収入(D1)、支出(D2)、資産(D3)、及び負債(D4)の取得を通じて算出される。そして、顧客資産収支算出部110は、顧客総資産情報(D5)に基づいて顧客資産収支(D6)(後出の図9参照)を算出する。顧客資産収支(D6)は、顧客総資産情報(D5)をさらに可視化した情報である。取得及び算出された各種の情報(データ類)は、コンピュータ部10の記憶部14、各種のサーバ(図示せず)に記憶される。
顧客の収入(D1)、支出(D2)、資産(D3)、及び負債(D4)について、顧客は、図1の端末2等を通じて入力可能である。また、データの取得、記憶に際し、データアグリゲーションが利用される。逐一の入力は顧客にとって煩雑であり、また入力時のご記入も生じやすい。そこで、端末内の家計簿、出納管理、銀行口座等の各種情報と連動して自動的にコンピュータ部10への入力が行われる。
具体的には、データアグリゲーションに際し、ウェブスクレイピング(ウェブクローラ)、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)等が活用され、顧客の銀行、保険会社、各種のポイント会社等のウェブサイトから必要な情報が取得、集約される。顧客は逐一算出に必要な情報を入力する必要はなく(いわゆる自動入力となる。)、以前に入力した情報について変更のない限り、顧客に関する情報は保存される。また、顧客毎、あるいは項目毎の集約も可能である。データアグリゲーションを利用することにより、情報集約の精度は高められる。また、顧客の情報の一元化により管理は軽減され、さらには情報保護のセキュリティも高まる。
収入(D1)は、顧客が所定期間(例えば、1ヶ月、半年、1年など)内に得た金銭に変換可能な収入の金額に関する情報であり、例えば、顧客の労働に対して支払われた労働対価、顧客が購入した株式に対する配当である株式配当、顧客が保持する不動産の売買、賃貸等により得た収益、金融機関に預けた金銭に対する利得等が含まれる。支出(D2)は、顧客が所定期間(例えば、1ヶ月、半年、1年など)内に家計(所得)から顧客の生活、物品購入等に払い出される(消費される)金額に関する情報である。資産(D3)は、顧客が保有する現金(預金)、株式、債券、動産、不動産等に関する情報である。負債(D4)は、顧客の借入金、動産または不動産のローン等に関する情報である。むろん、これらの情報は例示であり、列記以外もあり得る。
そこで、顧客資産収支算出部110は、収入(D1)、支出(D2)、資産(D3)、及び負債(D4)を集約して当該顧客の顧客総資産情報(D5)を生成する(図4参照)。さらに、顧客資産収支算出部110は顧客総資産情報(D5)から当該顧客の顧客資産収支(D6)を算出する。顧客総資産情報(D5)は顧客個人における収入、支出、資産、及び負債をまとめた一覧表に相当する。
顧客属性変換部120は、顧客に帰属する複数種類の個人情報(D7)を取得する。そして、取得した個人情報を属性テーブル30に規定されている項目の数値と照合して個人情報のそれぞれを数値変換する。属性テーブル30(図5参照)は、数値化されていない個人情報(D7)の相対比較を容易にするための個々の個人情報と対応する数値を並べた早見表に相当する。顧客に帰属する複数種類の個人情報(D7)とは、顧客の特徴(属性)を示す情報であって、顧客の世代(年代)、勤務先、勤務先の業種、顧客の学歴、家族構成、所得をはじめ、さらには顧客の勤務先の社員数、勤務先の経営状態(財務状況、業績)、顧客の性別、既往歴、転職回数、趣味等の個人に関する多種多様な情報を含んでも良い。むろん、法人の場合については、法人の各種財務諸表に含まれる項目が該当する。
このように個人情報(D7)は個人の経歴等のプロフィールであり、そのままでは比較することができない。そこで、同一種類の個人情報(D7)間において、容易に重み付けをするために属性テーブル30に予め数値が掲載される。個人情報として「世代」を例にとると、20代は「5」、30代は「6」、40代は「7」、50代は「8」、60代は「7」、70代は「6」等である。すると、或る顧客の個人情報(D7)のうち、世代が30代であるとき、世代の個人情報は「6」に数値変換される。このように、顧客属性変換部120は取得した複数種類の個人情報について逐次数値変換する。むろん、個人情報自体が数値であれば、そのまま個人情報の数値を用いることも可能である。
図5は顧客に帰属する複数種類の個人情報(D7)が属性テーブル30を経て数値変換される模式図である。図示の例では、属性テーブル30は、世代{α:α1,α2,・・・αn}、勤務先{β:β1,β2,・・・βn}、業種{γ:γ1,γ2,・・・γn}、学歴{δ:δ1,δ2,・・・δn}、家族構成{ε:ε1,ε2,・・・εn}、顧客の興味{ζ:ζ1,ζ2,・・・ζn}を掲載している。それぞれの属性として変換される数値であるα1~αn、β1~βn、γ1…等は、実際は具体的な数値であり、図5及び説明においては、便宜上、記号表記としている。そこで、或る顧客X1に帰属する複数種類の個人情報(D7)より、具体的に「世代」、「勤務先」、「業種」、「学歴」、「家族構成」、「興味」の項目が入力されると、個々の項目対応する数値が変換されて求められる。この例の項目によると、例えば、顧客X1の個人情報(D7)は、{α3,β2,γ7,δ4,ε3,ζ2}等の個別の数値に変換される。顧客に帰属する複数種類の個人情報(D7)の取得に際しても、前述のデータアグリゲーションが利用される。そこで、顧客は逐一その都度の個人情報入力の負担から軽減される。なお、顧客の個人情報に変更が生じた際には、顧客自身により逐次更新入力される。
ここまでが財政状況改善助言システム1のサービス提供を受ける顧客に関する収入等及び個人情報の取得の過程である。本形態の財政状況改善助言システム1の特徴の一つは、顧客はさらに他者(当該顧客と比較的近似した属性、境遇の持ち主)の資産運用のノウハウも利用できることである。
そこで、参考資産収支算出部130は、顧客とは異なる複数の参考人のそれぞれについて、参考人の収入(D11)、参考人の支出(D12)、参考人の資産(D13)、及び参考人の負債(D14)を包含する参考総資産情報(D15)を取得する。ここでいう参考総資産情報(D15)は、参考人の収入(D11)、支出(D12)、資産(D13)、及び負債(D14)の取得を通じて算出される。そして、参考資産収支算出部130は、参考総資産情報(D15)に基づいて参考資産収支(D16)(後出の図9参照)を算出する。参考資産収支(D16)は、参考総資産情報(D5)をさらに可視化した情報である。ここで参考人とは、前出の顧客とは別人物であり複数人存在する。各参考人は顧客とは異なる経済状態、個人情報を有し、財政状況改善助言システム1において各種の情報の提供が可能な人物である。例えば、図1の模式図において、顧客が端末2の保有者(使用者)であれば、他の端末3ないし6の保有者が参考人となり得る。参考人も、前出の顧客と同様に、個人及び法人のいずれの場合も含む。参考人が法人である場合、複数人の法人従業員(構成員)等の集まりを指し示す。加えて、法人自体の財務状況の改善、例えば交通費等の経費軽減等が想定される。
顧客とは異なる複数の参考人のそれぞれの収入(D11)、支出(D12)、資産(D13)、及び負債(D14)は、図1の端末3等を通じて入力可能である。また、データの取得、記憶に際し、参考人にもデータアグリゲーションが利用される。逐一の入力は参考人にとって煩雑であり、また参考人による入力時に誤記入も生じやすい。そこで、各参考人についても端末内の家計簿、出納管理、銀行口座等の各種情報と連動して自動的にコンピュータ部10への入力が行われる。
顧客とは異なる複数の参考人のそれぞれの収入(D11)は、参考人が所定期間(例えば、1ヶ月、半年、1年など)内に得た金銭に変換可能な収入の金額に関する情報であり、例えば、顧客の労働に対して支払われた労働対価、顧客が購入した株式に対する配当である株式配当、顧客が保持する不動産の売買、賃貸等により得た収益、金融機関に預けた金銭に対する利得等が含まれる。参考人の支出(D12)は、参考人が所定期間(例えば、1ヶ月、半年、1年など)内に家計(所得)から顧客の生活、物品購入等に払い出される(消費される)金額に関する情報である。参考人の資産(D13)は、参考人が保有する現金(預金)、株式、債券、動産、不動産等に関する情報である。参考人の負債(D14)は、参考人の借入金、動産または不動産のローン等に関する情報である。むろん、これらの情報は例示であり、列記以外もあり得る。さらに、参考人の収入(D11)、支出(D12)、資産(D13)、及び負債(D14)は、1年程度の短期に加え、10年単位の長期、さらには20ないし30年間の超長期の情報も含まれる。
そこで、参考資産収支算出部130は、参考人の収入(D11)、支出(D12)、資産(D13)、及び負債(D14)を集約して当該参考人の参考人総資産情報(D15)を生成する(図6参照)。さらに、顧客資産収支算出部110は顧客総資産情報(D5)から当該顧客の顧客資産収支(D6)を算出する。顧客総資産情報(D5)は顧客個人における収入、支出、資産、及び負債をまとめた一覧表に相当する。
参考資産収支算出部130は、参考人のそれぞれに帰属する複数種類の参考個人情報(D17)を取得する。そして、取得した参考個人情報を属性テーブル30に規定されている項目の数値と照合して参考個人情報のそれぞれを数値変換する。属性テーブル30(図7参照)は、数値化されていない参考個人情報(D17)の相対比較を容易にするための個々の参考個人情報と対応する数値を並べた早見表に相当する。参考人に帰属する複数種類の参考個人情報(D17)とは、個々の参考人個人についての世代(年代)、勤務先、勤務先の業種、参考人の学歴、家族構成、所得をはじめ、さらには参考人の勤務先の社員数、勤務先の経営状態(財務状況、業績)、参考人の性別、既往歴、転職回数、趣味等の個人に関する多種の情報である。この参考個人情報(D17)の各項目は、前出の個人情報(D7)の各項目と同様である。すなわち、個人情報(D7)は参考個人情報(D17)を対比の参考とするための情報となるためである。
参考個人情報(D17)も個人の経歴等のプロフィールである。そこで、個人情報(D7)と同様に同一種類の参考個人情報(D17)間において、容易に重み付けをするために属性テーブル31に予め数値が掲載される。図7は顧客に帰属する複数種類の個人情報(D7)が属性テーブル30を経て数値変換される模式図である。図示の例においても図5と同様に、属性テーブル31は、世代{α:α1,α2,・・・αn}、勤務先{β:β1,β2,・・・βn}、業種{γ:γ1,γ2,・・・γn},学歴{δ:δ1,δ2,・・・δn}、家族構成{ε:ε1,ε2,・・・εn}、参考人の興味{ζ:ζ1,ζ2,・・・ζn}を掲載している。それぞれの属性として変換される数値であるα1~αn、β1~βn、γ1…等は、実際は具体的な数値であり、図7及び説明においては、具体的な数値であり、便宜上、記号表記としている。そこで、或る参考人Y1に帰属する複数種類の参考個人情報(D17)より、具体的に「世代」、「勤務先」、「業種」、「学歴」、「家族構成」、「興味」の項目が入力されると、個々の項目対応する数値が変換されて求められる。この例の項目によると、例えば、参考人Y1の個人情報(D17)は、{α4,β3,γ6,δ3,ε4,ζ3}等の個別の数値に変換される。参考人に帰属する複数種類の個人情報(D17)の取得に際しても、前述のデータアグリゲーションが利用される。そこで、参考人は逐一その都度の個人情報入力の負担から軽減される。特に、参考人は多人数であるため、入力間違いの解消のため、データアグリゲーションが好ましく活用される。なお、参考人の個人情報に変更が生じた際には、参考人自身により逐次更新入力される。
顧客は、顧客総資産情報(D5)と顧客資産収支(D6)を踏まえつつ参考人の参考総資産情報(D15)と参考資産収支(D16)を参考にすることができる。しかしながら、顧客が、第三者(他人)である参考人の参考総資産情報(D15)と参考資産収支(D16)に接したとしても、自己と他人の実績の相違が明らかになるだけであり、具体的な改善の手掛かりとして生かすことができない。そこで、顧客自身の属性(顧客に帰属する複数種類の個人情報(D7))と比較的近似する他人である参考人、または顧客自身が希望する参考人(顧客がそうでありたいと願う人物または法人であり)を探し出して、その参考人の生活習慣、資産運用等を真似る方がより参考として実現性が高まる。そのため、参考人についても、参考総資産情報(D15)と参考資産収支(D16)に加えて参考個人情報(D17)が取得される。参考人が法人の場合、当該法人自体の各種財務諸表に含まれる項目が該当する。
例えば、「(I)中期・長期の目標設定」として、参考人の実際のデータ(例:現在50歳の人の30歳だったときから50歳になるまでの情報)が存在するとき、現在、30歳の顧客に対し、当該参考人の過去データの30歳時の状況が適用可能である。この適用を踏まえ、(i)顧客の各自が将来の目標を自分で設定する。(ii)当該財政状況改善助言システム1が自動的に推奨したものを選ばせる。(iii)当該財政状況改善助言システム1が自動的に選択する。これらの方法により(または長期の目標は設定しないか)中期・長期の目標が設定される。
そこで、図5の属性テーブル30の個人情報(D7)及び図7の属性テーブル31の参考個人情報(D17)が重ねて取得される。個人情報(D7)及び参考個人情報(D17)の重複を調べることにより、(a)他の人(参考人)が最も達成している(またはしていない)目標が明らかになる。(b)同年代、同じ会社・業種・出身大学・家族構成、同じ所得水準、最も資産を増加させている、最も節約できている等、一定のグループにおいて良く選ばれている参考人、または選ばれていない参考人が明らかになる。(c)特定の家族・友人・企業等が選んでいる参考人が明らかになる。(d)利用者(顧客)が興味ありとした、またはなしとした参考人が明らかとなる。(e)他者(他の顧客)の評価が高い参考人が明らかとなる。
前出(b)の「良く選ばれている参考人」について、その参考人を選ぶに際しての第三者の視点における中長期目標科目、中長期目標水準等も参考個人情報(D17)に含められる。さらに、前出の「他者(他の顧客)の評価が高い参考人」の参考個人情報(D17)の例として、例えば、婚約した男女がいた場合、(i)相手方と同じ目標の設定(例「1年後に200万円をためる」とした場合に、自分も同額を貯金する。)、(ii)1年後に新婚旅行に行く目標、(iii)特定の第三者を参照にする目標、(iv)結婚前に保有している平均的預金額を貯金すること等の設定が勘案される。
前述の「(I)中期、長期の目標設定」の目標の達成のため、より短期の小さな、より期近の目標または達成すべき課題、行動が「短期目標・行動の設定」として提示されることが望ましい。この場合についても、顧客各自の判断を踏まえて、(i)自動的に推奨して顧客が各自選ぶ。(ii)当該財政状況改善助言システム1が自動的に選び設定する(例:PPPP円節約する、QQQQ円投資する等の実現すべき結果が設定される。)。または、前述の「(I)中期、長期の目標設定」を達成するために必要となる行動を、自動的に推奨して顧客に選ばせるか、またはシステムが自動的に選ぶかを設定する(例えば、コンビニエンスストアでは無駄に買い物をしない、外食は週2回に制限する等の実現すべき行動が具体的に設定される)。
「(II)短期目標・行動の設定」に際しては、参考個人情報に加えて以下の情報も加味される。(a)他の人(参考人)が最も長期目標を達成している(またはしていない)単独の目標・行動、(b)他の人(参考人)が最も短期目標・行動を達成している(またはしていない)内容、(c)最も効果のある(またはない)、短期目標のつながり(目標A→目標B→目標Cのような連鎖)の効果があるか(またはないか)・達成確率が高いか(または低いか)、目標A→目標C→目標B(目標の入れ替え)の効果があるか(またはないか)・達成確率が高いか(または低いか))、(d)同年代、同じ会社・業種・出身大学・家族構成、同じ所得水準、最も資産を増加させている、最も節約できている等の一定のグループの参考人において良く選ばれている参考人または選ばれていない参考人、(e)特定の家族・友人・企業等が選んでいる参考人、(f)利用者(顧客)が興味ありとした参考人またはなしとした参考人、(g)他者(他の顧客)の評価が高い参考人、(h)他者(他の顧客、家族、友人、ファイナンシャル・プランナー、銀行及びその他の債権者、投資家、保証人、その他の利害関係人)が指定・推奨した参考人等が参酌される。
「(II)短期目標・行動の設定」の(d)の「良く選ばれている参考人」についても、その参考人を選ぶに際しての第三者の視点における短期目標・行動の設定も参考個人情報(D17)に含められる。
前述のとおり、「(I)中期・長期の目標設定」とそのための「短期目標・行動の設定」に際しては、顧客の立場から行動を取り入れる要素の多い好適な参考人(または顧客自身があり方を希望する参考人)の選択が必須である。そのため、顧客の個人情報(D7)から相対的に近い個人情報の持ち主の参考人が最有力な候補となり得る。そこで、参考人選択部150は、顧客の個人情報(D7)と参考人の参考個人情報(D17)において、同一の種類毎(同一の項目毎)に数値変換後の数値同士を比較し、顧客と数値差が最小となる参考人を選択する。
一例として、図8の模式図のとおり或る顧客X1の個人情報(D7)が抽出される。同時に、参考人Y1の参考個人情報(D17)も抽出される。この例の個人情報(D7)及び参考個人情報(D17)は世代、勤務先、業種、学歴、家族(その構成)、興味の6種類である。顧客属性変換部120により顧客X1に帰属する複数種類の個人情報(D7)は属性テーブル30を経て数値変換される。同様に参考属性変換部140により参考人Y1に帰属する複数種類の参考個人情報(D17)も属性テーブル30を経て数値変換される。
従って、図8のとおり、個人情報(D7)及び参考個人情報(D17)のような抽象的な情報であっても数値化されてグラフ形式に表示可能となる。図8において、顧客X1の数値化された個人情報(D7)は実線表記であり、参考人Y1の数値化された参考個人情報(D17)は破線表記である。なお、図8は比較をわかりやすくするための図示化であり、必ずしも図8のグラフ形式に拘束されない。このような比較を繰り返して、同一の種類毎(同一の項目毎)に数値変換後の数値同士が比較される。結果、最も数値変換後の数値差が少ない参考人(図示ではY1が提示されている。)が選択される。
こうして比較、参考となる参考人が選択された後、目標情報生成部160は、顧客資産収支(D6)と、選択された参考人の参考資産収支(D16)とを比較する。そして、目標情報生成部160は、顧客の顧客資産収支(D6)の変更のための目標情報(D30)を生成する。図9の模式図のとおり、顧客X1の顧客資産収支(D6)(図の左方)と、選択された参考人Y1の参考資産収支(D16)(図の右方)が比較される。図示では規模をわかりやすくするため、顧客資産収支(D6)と参考資産収支(D16)はともに円グラフとし、異なる直径としている。参考人Y1の参考資産収支は顧客X1の顧客資産収支よりも規模が大きい。すなわち、今後顧客X1が目標とする顧客資産収支(D6)として、参考人Y1の参考資産収支(D16)が設定(目標情報(D30))される。
そこで、目標情報生成部160は、顧客資産収支(D6)から参考資産収支(D16)に変化するための量的把握のため、顧客資産収支(D6)と参考資産収支(D16)との差から乖離量(D35)を目標情報(D30)のとして設定する。図10の模式図は、顧客資産収支(D6)のさらに個別の項目(収入、支出、資産、負債)について、個別の目標を明示している。図中、具体的には収入乖離量(D41)、支出乖離量(D42)、資産乖離量(D43)、負債乖離量(D44)が示される。いわば、顧客X1から比較的個人情報の属性の近い参考人Y1を手本とした際の努力目標が提示される。こうすると、顧客は、属性、境遇の近い参考人の好例な運用、生活習慣を取り入れやすくなる。
例えば、図8ないし図10に開示の表示結果等については、顧客の端末2(図1参照)に送信される。つまり、出力部180は、目標情報(D30)等を顧客の端末に対して出力する。なお、出力に際しては、GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)等の簡便な操作性が担保できる形式に変換した出力としても良い。さらには、端末の種類、端末の表示部(図示せず)の大きさに適合させて適宜変更した表示としても良い。
加えて、目標情報(D30)として、例えば、支出乖離量(D42)に着目すると、顧客の生命保険の掛け金の軽減、保険商品の見直しの助言が該当する。また、資産乖離量(D43)に着目すると、顧客の資産規模に応じ、国内株式のMMFから外国株式を組み入れたMMF等の金融商品の購入の助言等が該当する。
ここで、目標情報(D30)は一回の生成にとどまらず、何回でも一定期間ごとに生成される。つまり、顧客に対して継続して参考人の参考資産収支(D16)等が提示される。参考人の参考資産収支(D16)を提示する最大の理由は、顧客の生活習慣の見直しと効率的な運用を促すためである。従って、顧客の取り組みについての継続的な検証が必要である。ここで言う一定の期間とは、3箇月、6箇月、1年、3年、5年の期間が想定される。また、これらの期間は長期と短期と組み合わせることも可能である。顧客の生活習慣の見直しの場合、3箇月ないし6箇月間の推移から顧客に改善が見られているのか、顧客は早期に把握する必要がある。この短期に対し株式、債券、不動産等の資産運用等の場合、3年ないし5年の長期の推移で顧客は把握した方が都合良い。
図11の模式図は、顧客X1と参考人Y1との所定期間経過後の「再度」の比較の状況である。再度の顧客X1の顧客資産収支(D6)(図の左方)と、選択された参考人Y1の参考資産収支(D16)(図の右方)が比較される。そして、顧客X1が目標とする顧客資産収支(D6)として、再度、参考人Y1の参考資産収支(D16)が設定(目標情報(D31))される。再度の比較においても、目標情報生成部160は、顧客資産収支(D6)から参考資産収支(D16)に変化するための量的把握のため、顧客資産収支(D6)と参考資産収支(D16)との差から乖離量(D36)を目標情報(D31)のとして設定する。
この点を踏まえ、目標情報(D30)の生成から所定期間(3箇月ないし5年)の経過後、顧客資産収支算出部110は、顧客の収入(D1)、顧客の支出(D2)、顧客の資産(D3)、及び顧客の負債(D4)を包含する顧客総資産情報(D5)を再度取得し、顧客の顧客資産収支(D6)を再度算出する。そして、変化量算出部170は、所定期間の経過の前後における顧客の収入の収入変化量(D51)、顧客の支出の支出変化量(D52)、顧客の資産の資産変化量(D53)、及び顧客の負債の負債変化量(D54)を算出する(図12参照)。出力部180は、収入変化量(D51)、支出変化量(D52)、資産変化量(D53)、及び負債変化量(D54)を顧客に対して出力する。いわば、顧客は自己の実績に関し定点観測、定点評価が可能となる。なお、顧客と参考人との比較においては、極力同等の期間における結果の比較が推奨される。期間が大きく異なってしまうとその間の運用手法が異なることから、参考人が参考にし難くなるためである。
図12の例では、所定期間の前後の収入変化量(D51)、支出変化量(D52)、資産変化量(D53)、及び負債変化量(D54)の4種類の全てが示されている。ここで、顧客にしてみると、4種類の全ての同時改善が望ましい。しかしながら、全ての項目の同時改善を目標に掲げると、必要以上に顧客の生活に負荷が強いられる。そこで、目標情報生成部160は、収入変化量(D51)、支出変化量(D52)、資産変化量(D53)、及び負債変化量(D54)から変化量の少ない項目を選択して目標情報(D31)とする。所定期間において、改善の少なかった項目、すなわち、収入変化量(D51)支出変化量(D52)、資産変化量(D53)、及び負債変化量(D54)において、変化量の少ない項目こそが改善のための重要項目となり得る。変化量の少ない項目は、顧客にとって改善の難しい項目である。そこで、顧客は困難な項目を克服することにより、より大きな成果の達成、充実間を得ることが可能となる。
前述の各変化量に応じた助言として、支出変化量(D52)に着目すると、子供の教育費(塾、音楽、スポーツ等の習い事)の集約、外食費の軽減等が助言される。また、負債変化量(D54)に着目すると、住宅ローンの借り換え等の負債圧縮の方法等が助言される。
さらに、前述の各変化量から、当該顧客の生活、消費の傾向がおおよそ判明する。また、顧客が法人である場合には、当該法人の経済活動の傾向がおおよそ判明する。そこで、当該顧客の傾向からの助言、支援を促すため、(A)第三者の金融情報との比較、(B)統計データとの比較、(C)対象者の特定のデータの検出(例:夜間における小売店の利用、一定金額以上のある科目における支出)、(D)対象者のニーズ(より節約したい、運用改善したい等の希望)、(E)対象者が設定した数値(毎月zzz円の節約をしたい。)、(F)第三者が達成した行動・達成していない行動、(G)対象者が過去に達成した行動、(H)金融機関等のアドバイザーと相談した結果等を踏まえた具体策が顧客に提示される。
具体策の例として、「無駄な支出をやめたいと考えた人(顧客)」に対しては「夜中のコンビニエンスストアでの支出をやめてみませんか?」等の提案、「類似する収支状況の人と比較して支出が10%多い人(顧客)」に対しては「類似の収支状況の人は10%支出が少ないです。特に外食費が少ないようですので、外食費削減をチャレンジしてますか?」等の提案、「資産の大半を預金で置いている人(顧客)」に対しては「あなたの最適なポートフォリオはこちらですがその構築を実現してみませんか?」等の提案が、顧客に対して一つまたは複数提示され、これらの具体策は目標情報(D30)に含められる。従って、顧客は実現可能な具体策を知ることができて生活の改善に取り組みやすくなる。
これまでの仕組みをまとめると、「(III)実施・効果判断」として、各顧客(個人または法人の場合もあり得る)は、前出の「(I)中期・長期の目標設定」の達成に向けて行動し、所定の一定期間後にその目標の達成または未達成が財政状況改善助言システム1を通じて判断される。なお、その過程において、達成状況、達成度合いは顧客(個人または法人)に明示される。これとともに、その達成を支援するためのコンテンツ、メディア等が財政状況改善助言システム1を通じて各顧客の端末に配信されるようにしても良い。さらに、同一の行動態様の他者の達成状況、特定の人物、企業(例えば、有名人等の社会的に影響力のある人物)の達成状況、過去最も達成度が高かった人、平均的な人、達成できなかった人、最もぎりぎりで達成した人等の達成状況も財政状況改善助言システム1を通じて各顧客の端末に配信されるようにしても良い。
次に、「(IV)分析」として、財政状況改善助言システム1は、「(III)実施・効果判断」の結果を踏まえた分析を行い、顧客各人に提示する。例えば、目標達成の場合、「他の参考人と比べて何が良い行動となって達成できたのか。」が提示される。これに対し、未達成の場合、「何が問題で達成できなかったのか。他の人はどうやって達成できたのか。」等の問題点の指摘、改善の糸口が提示される。
これに前出の「(IV)分析」が加味されて「(V)継続改善」として、顧客の長期目標は変更せずに「(II)短期目標・行動の設定」の段階の目標の調整が行われる。あるいは、顧客の長期目標を変更するため「(I)中期・長期の目標設定」の段階の目標の調整が行われる。
続いて、図13のフローチャートを用い、実施形態の財政状況改善助言方法を財政状況改善助言プログラムとともに説明する。実施形態の財政状況改善助言方法は、財政状況改善助言プログラムに基づいて、財政状況改善助言システム1のコンピュータ部10(図1ないし図3参照)により実行される。財政状況改善助言プログラムは、図1のコンピュータ部10に対して、顧客資産収支算出機能、顧客属性変換機能、参考資産収支算出機能、参考属性変換機能、参考人選択機能、目標情報生成機能、変化量算出機能、出力機能等の各種機能を実行させる。これらの各機能は図示の順に実行される。なお、各機能は前述の財政状況改善助言システム1の説明と重複するため、詳細は省略する。
図13のフローチャートは財政状況改善助言方法の全体の流れであり、顧客資産収支算出ステップ(S110)、顧客属性変換ステップ(S120)、参考資産収支算出ステップ(S130)、参考属性変換ステップ(S140)、参考人選択ステップ(S150)、目標情報生成ステップ(S160)、変化量算出ステップ(S170)、出力ステップ(S180)の各種ステップを備える。その他、財政状況改善助言方法は、記憶、格納、呼び出し、演算、比較等の各種の図示しないステップも備える。
顧客資産収支算出機能は、顧客の収入(D1)、顧客の支出(D2)、顧客の資産(D3)、及び顧客の負債(D4)を包含する顧客総資産情報(D5)を取得し、顧客の顧客資産収支(D6)を算出する(S110;顧客資産収支算出ステップ)。顧客資産収支算出機能は、財政状況改善助言システム1のコンピュータ部10の顧客資産収支算出部110(図1参照)により実行される。
顧客属性変換機能は、顧客に帰属する複数種類の個人情報(D7)を取得するとともに、個人情報(D7)を属性テーブル30に規定されている項目の数値と照合して個人情報(D7)のそれぞれを数値変換する(S120;顧客属性変換ステップ)。顧客属性変換機能は、コンピュータ部10の顧客属性変換部120により実行される。
参考資産収支算出機能は、顧客とは異なる複数の参考人のそれぞれについて、参考人の収入(D11)、参考人の支出(D12)、参考人の資産(D13)、及び参考人の負債(D14)を包含する参考総資産情報(D15)を取得し、それぞれの参考人の参考資産収支(D16)を算出する(S130;参考資産収支算出ステップ)。参考資産収支算出機能は、コンピュータ部10の参考資産収支算出部130により実行される。
参考属性変換機能は、参考人のそれぞれに帰属する複数種類の参考個人情報(D17)を取得するとともに、参考個人情報(D17)を属性テーブル30に規定されている項目の数値と照合して参考個人情報(D17)のそれぞれを数値変換する(S140;参考属性変換ステップ)。参考属性変換機能は、コンピュータ部10の参考属性変換部140により実行される。
参考人選択機能は、個人情報(D7)と参考個人情報(D17)において同一の種類毎に数値変換後の数値同士を比較し、顧客と数値差が最小となる参考人を選択する(S150;参考人選択ステップ)。参考人選択機能は、コンピュータ部10の参考人選択部150により実行される。
目標情報生成機能は、顧客資産収支(D6)と、選択された参考人の参考資産収支(D16)とを比較し、顧客の顧客資産収支(D6)の変更のための目標情報(D30)を生成する(S160;目標情報生成ステップ)。目標情報生成機能は、コンピュータ部10の目標情報生成部160により実行される。
変化量算出機能は、所定期間の経過の前後における顧客の収入の収入変化量(D51)、顧客の支出の支出変化量(D52)、顧客の資産の資産変化量(D53)、及び顧客の負債の負債変化量(D54)を算出する(S170;変化量算出ステップ)。変化量算出機能は、コンピュータ部10の変化量算出部170により実行される。
出力機能は、目標情報(D31,D31)を顧客に対して出力する(S180;出力ステップ)。出力機能は、コンピュータ部10の出力部180により実行される。
本発明の財政状況改善助言システムによると、顧客と参考人の資産状況の収集を通じ、その顧客の参考となり得る参考人の有用な情報の共有が可能となり、顧客の運用、生活習慣の巧拙の是正に役立ち得る。併せて、財政状況改善助言方法及び財政状況改善助言プログラムにおいても、同様の効果が見込まれる。
1 財政状況改善助言システム
2,3,4,5,6 端末
10 コンピュータ部10(演算部)
11 イン/アウトインターフェイス
12 ROM
13 RAM
14 記憶部
15 CPU
30 属性テーブル
110 顧客資産収支算出部
120 顧客属性変換部
130 参考資産収支算出部
140 参考属性変換部
150 参考人選択部
160 目標情報生成部
170 変化量算出部
180 出力部

Claims (5)

  1. 顧客の収入、前記顧客の支出、前記顧客の資産、及び前記顧客の負債を包含する顧客総資産情報を、ウェブスクレイピングを用いたデータアグリゲーションにより取得し、前記顧客の顧客資産収支を算出する顧客資産収支算出部と、
    前記顧客に帰属する複数種類の個人情報を取得するとともに、前記個人情報を属性テーブルに規定されている項目の数値と照合して前記個人情報のそれぞれを数値変換し、かつ、数値化されていない個人情報を前記属性テーブルにより対応する数値に変換して前記数値化されていない個人情報のそれぞれを数値変換する顧客属性変換部と、
    前記顧客とは異なる複数の参考人のそれぞれについて、参考人の収入、参考人の支出、参考人の資産、及び参考人の負債を包含する参考総資産情報を、ウェブスクレイピングを用いたデータアグリゲーションにより取得し、それぞれの参考人の参考資産収支を算出する参考資産収支算出部と、
    参考人のそれぞれに帰属する複数種類の参考個人情報を取得するとともに、前記参考個人情報を前記属性テーブルに規定されている項目の数値と照合して前記参考個人情報のそれぞれを数値変換し、かつ、数値化されていない参考個人情報を前記属性テーブルにより対応する数値に変換して前記数値化されていない参考個人情報のそれぞれを数値変換する参考属性変換部と、
    前記個人情報と前記参考個人情報において同一の種類毎に数値変換後の数値同士を比較し、前記顧客と数値差が最小となる参考人を選択する参考人選択部と、
    前記顧客資産収支と、前記選択された参考人の前記参考資産収支とを比較し、前記顧客の前記顧客資産収支の変更のための目標情報を生成する目標情報生成部と、
    前記目標情報を前記顧客に対して出力する出力部と、を備え
    前記目標情報の生成から所定期間の経過後、
    前記顧客資産収支算出部は、前記顧客の収入、前記顧客の支出、前記顧客の資産、及び前記顧客の負債を包含する顧客総資産情報を再度取得し、前記顧客の顧客資産収支を再度算出し、
    前記出力部は、前記所定期間の経過の前後における前記顧客の収入の収入変化量、前記顧客の支出の支出変化量、前記顧客の資産の資産変化量、及び前記顧客の負債の負債変化量を前記顧客に対して出力し、
    前記目標情報生成部は、前記収入変化量、前記支出変化量、前記資産変化量、及び前記負債変化量の前記顧客の生活、消費の傾向から、変化量の少ない項目を前記顧客の生活改善のための重要項目として選択して前記目標情報とする
    ことを特徴とする財政状況改善助言システム。
  2. 前記目標情報が、前記顧客資産収支と前記参考資産収支との乖離量である請求項1に記載の財政状況改善助言システム。
  3. 前記目標情報は一定期間ごとに生成される請求項1または2に記載の財政状況改善助言システム。
  4. コンピュータ部が、
    顧客の収入、前記顧客の支出、前記顧客の資産、及び前記顧客の負債を包含する顧客総資産情報を、ウェブスクレイピングを用いたデータアグリゲーションにより取得し、前記顧客の顧客資産収支を算出する顧客資産収支算出ステップと、
    前記顧客に帰属する複数種類の個人情報を取得するとともに、前記個人情報を属性テーブルに規定されている項目の数値と照合して前記個人情報のそれぞれを数値変換し、かつ、数値化されていない個人情報を前記属性テーブルにより対応する数値に変換して前記数値化されていない個人情報のそれぞれを数値変換する顧客属性変換ステップと、
    前記顧客とは異なる複数の参考人のそれぞれについて、参考人の収入、参考人の支出、参考人の資産、及び参考人の負債を包含する参考総資産情報を、ウェブスクレイピングを用いたデータアグリゲーションにより取得し、それぞれの参考人の参考資産収支を算出する参考資産収支算出ステップと、
    参考人のそれぞれに帰属する複数種類の参考個人情報を取得するとともに、前記参考個人情報を前記属性テーブルに規定されている項目の数値と照合して前記参考個人情報のそれぞれを数値変換し、かつ、数値化されていない参考個人情報を前記属性テーブルにより対応する数値に変換して前記数値化されていない参考個人情報のそれぞれを数値変換する参考属性変換ステップと、
    前記個人情報と前記参考個人情報において同一の種類毎に数値変換後の数値同士を比較し、前記顧客と数値差が最小となる参考人を選択する参考人選択ステップと、
    前記顧客資産収支と、前記選択された参考人の前記参考資産収支とを比較し、前記顧客の前記顧客資産収支の変更のための目標情報を生成する目標情報生成ステップと、
    前記目標情報を前記顧客に対して出力する出力ステップと、を実行し、
    前記目標情報の生成から所定期間の経過後、
    前記顧客資産収支算出ステップは、前記顧客の収入、前記顧客の支出、前記顧客の資産、及び前記顧客の負債を包含する顧客総資産情報を再度取得し、前記顧客の顧客資産収支を再度算出し、
    前記出力ステップは、前記所定期間の経過の前後における前記顧客の収入の収入変化量、前記顧客の支出の支出変化量、前記顧客の資産の資産変化量、及び前記顧客の負債の負債変化量を前記顧客に対して出力し、
    前記目標情報生成ステップは、前記収入変化量、前記支出変化量、前記資産変化量、及び前記負債変化量の前記顧客の生活、消費の傾向から、変化量の少ない項目を前記顧客の生活改善のための重要項目として選択して前記目標情報とする
    ことを特徴とする財政状況改善助言方法。
  5. コンピュータ部に、
    顧客の収入、前記顧客の支出、前記顧客の資産、及び前記顧客の負債を包含する顧客総資産情報を、ウェブスクレイピングを用いたデータアグリゲーションにより取得し、前記顧客の顧客資産収支を算出する顧客資産収支算出機能と、
    前記顧客に帰属する複数種類の個人情報を取得するとともに、前記個人情報を属性テーブルに規定されている項目の数値と照合して前記個人情報のそれぞれを数値変換し、かつ、数値化されていない個人情報を前記属性テーブルにより対応する数値に変換して前記数値化されていない個人情報のそれぞれを数値変換する顧客属性変換機能と、
    前記顧客とは異なる複数の参考人のそれぞれについて、参考人の収入、参考人の支出、参考人の資産、及び参考人の負債を包含する参考総資産情報を、ウェブスクレイピングを用いたデータアグリゲーションにより取得し、それぞれの参考人の参考資産収支を算出する参考資産収支算出機能と、
    参考人のそれぞれに帰属する複数種類の参考個人情報を取得するとともに、前記参考個人情報を前記属性テーブルに規定されている項目の数値と照合して前記参考個人情報のそれぞれを数値変換し、かつ、数値化されていない参考個人情報を前記属性テーブルにより対応する数値に変換して前記数値化されていない参考個人情報のそれぞれを数値変換する参考属性変換機能と、
    前記個人情報と前記参考個人情報において同一の種類毎に数値変換後の数値同士を比較し、前記顧客と数値差が最小となる参考人を選択する参考人選択機能と、
    前記顧客資産収支と、前記選択された参考人の前記参考資産収支とを比較し、前記顧客の前記顧客資産収支の変更のための目標情報を生成する目標情報生成機能と、
    前記目標情報を前記顧客に対して出力する出力機能と、を発揮させ
    前記目標情報の生成から所定期間の経過後、
    前記顧客資産収支算出機能は、前記顧客の収入、前記顧客の支出、前記顧客の資産、及び前記顧客の負債を包含する顧客総資産情報を再度取得し、前記顧客の顧客資産収支を再度算出し、
    前記出力機能は、前記所定期間の経過の前後における前記顧客の収入の収入変化量、前記顧客の支出の支出変化量、前記顧客の資産の資産変化量、及び前記顧客の負債の負債変化量を前記顧客に対して出力し、
    前記目標情報生成機能は、前記収入変化量、前記支出変化量、前記資産変化量、及び前記負債変化量の前記顧客の生活、消費の傾向から、変化量の少ない項目を前記顧客の生活改善のための重要項目として選択して前記目標情報とする
    ことを特徴とする財政状況改善助言プログラム。
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