JP7508481B2 - 統合型無線ソリューション - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年4月24日に出願された米国特許出願第62/837,816号の優先権を主張するものであり、その内容全体を参照により本明細書に組み込む。
例示的な実施形態は、一般的に無線通信に関し、より詳細には、単一のマルチモーダル無線ソリューションを介して、あらゆる高さ及び地理的位置にある航空機(及びその上のデバイス)の最適且つシームレスな接続を可能にする為の技術に関する。
高速データ通信と、そのような通信を可能にするデバイスは、現代社会の至るところに存在するようになった。これらのデバイスにより、多くのユーザがインターネットやその他の通信ネットワークにほぼ連続的に接続できるようになっている。このような高速データ通信は、電話回線やケーブルモデム等の物理的な有線接続を有するデバイスを介して利用できるが、無線接続は、モビリティを犠牲にすることなく接続を維持する能力に革命をもたらした。
しかし、人々は地上でネットワークに接続し続けることに慣れているにも関わらず、人々は一般的に、航空機に搭乗すると、簡単及び/又は安価な接続が停止する傾向があることを理解している。少なくとも搭乗者にとっては、航空機というプラットフォームは、未だに簡単且つ安価に通信ネットワークに接続されていない。空中で接続を維持しようとすると、一般的にコストが掛かり、帯域幅の制限や高いレイテンシの問題がある。更に、航空機の通信機能がもたらす費用や問題に対処しようとする乗客は、航空機で提供される厳密な通信アーキテクチャでサポートされる非常に特殊な通信モードに制限されることが多い。
都市や地域でのエアモビリティー及び他の航空輸送手段が増加するにつれ、エアモビリティーの可用性や一般の人々の意識への統合は間違いなく増加する。利用者の増加に伴い、航空旅行プラットフォームの一般ユーザと、プラットフォーム自体(及びその上の機器)の両方で、通信ニーズが増加する。しかし、航空ネットワーク事業者は、様々な地域や標高の事業に対応する為に、通常、別々に存在している。その為、1つの機器を、レイテンシやコストの面で大きな犠牲を払うことなく、ほぼあらゆる種類の旅の間ずっと1つのネットワークに接続させておくことは、一般的に不可能である。
航空分野では、特定の空域で独自の手順や操作を行う際に、通信、ナビゲーション、監視の為に異なる無線システムを必要とするため、更に複雑な問題が生じる。航空機の種類や空域の運用条件によって必要な無線システムが異なる状況を記述する為に、「混合装備(Mixed Equipage)」という用語を用いる。これらの機能をより統合したソリューションを提供する無線システムは、より多くの種類の空域で運用される、より多くの種類の航空機に実装することが可能であり、空域の効率を高め、運用者のコストを削減する可能性がある。
幾つかの例示的な実施形態は、地上ネットワーク、衛星ネットワーク、空対地(ATG)ネットワーク、空対空(ATA又はV2V)、及び他の任意の適用可能なネットワークによって提供されるカバレッジが、同じ地理的領域に共存できるだけでなく、場所や高度に関わらず、信頼性の高い、最適化された継続的な通信を確保する為に活用できるシステムを提供し得る。
一例示的な実施形態では、航空機の高度に関わらず、航空機上の通信デバイスに無線通信を提供する為の統合型無線システムは、第1の高度以下の地上通信層で主に通信するように構成された複数の地上基地局を含む地上ネットワークと、第2の高度以上のATG通信層で主に通信するように構成された複数のATG基地局を含むATGネットワークと、搭載されたアンテナアセンブリと統合型無線機を有する航空機とを含んでもよい。統合型無線機は、地上ネットワーク及びATGネットワークのネットワークパラメータを監視し、ネットワークパラメータに基づいて、現行サービングネットワークと、非サービングネットワークとを切り替えるように構成されてもよい。
別の例示的な実施形態では、航空機の高度に関わらず、航空機上の通信デバイスに無線通信を提供する為の統合型無線機が提供される。統合型無線機は、第1の高度以下の地上通信層で主に通信するように構成された複数の地上基地局を備えた地上ネットワークと、第2の高度以上のATG通信層で主に通信するように構成された複数のATG基地局を備えた空対地(ATG)ネットワークとの通信を容易にするように設定可能なアンテナアセンブリを含んでもよい。統合型無線機は、地上ネットワーク及びATGネットワークのネットワークパラメータを監視し、ネットワークパラメータに基づいて、現行サービングネットワークと、非サービングネットワークとを切り替えるように構成された処理回路をも含む。
このように本発明を一般的に説明してきたが、以下、必ずしも縮尺通りに描かれてはいない添付の図面に言及する。
例示的な実施形態による、マルチモーダル無線システムがインテリジェントに接続性を提供し得る複数のネットワークを提供する、例示的なネットワーク配備を示す側面図である。 例示的な実施形態による、統合型無線ソリューションのブロック図である。 例示的な実施形態による、統合型無線機の様々なコンポーネントのブロック図である。 例示的な実施形態のアンテナ要素の機能ブロック図である。 例示的な実施形態による方法の機能ブロック図である。
以下、幾つかの例示的な実施形態を、添付の図面を参照して、より完全に説明するが、図面では、全てではなく幾つかの例示的な実施形態が示されている。実際、本明細書で説明され図示される実施例は、本開示の範囲、適用性、又は構成に関して限定的であると解釈されるべきではない。寧ろ、これらの例示的な実施形態は、本開示が適用される法的要件を満たすように提供されている。同様の参照番号は、全体を通して同様の要素を指す。更に、本明細書では、「又は」という用語は、そのオペランドの1つ以上が真であるときには必ず真となる論理演算子として解釈されるべきである。本明細書では、操作可能な結合は、何れの場合も、互いに操作可能に結合されている構成要素の機能的な相互接続を可能にする直接的又は間接的な接続に関連すると理解されるべきである。
本明細書では、「モジュール」という用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせ(即ち、その上で実行されるソフトウェアによって特定の方法で構成されるハードウェア)等、コンピュータ関連エンティティを含むことを意図している。例えば、モジュールは、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ(又は複数のプロセッサ)、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、及び/又はコンピュータであってもよいが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されているアプリケーション及び/又はコンピューティングデバイスの両方がモジュールであり得る。プロセス及び/又は実行スレッド内に1つ以上のモジュールが存在することができ、モジュールは、1つのコンピュータにローカライズされても、及び/又は2つ以上のコンピュータ間で分散されてもよい。更に、これらのコンポーネントは、その上に格納された様々なデータ構造を有する様々なコンピュータ可読媒体から実行され得る。モジュールは、ローカル及び/又はリモートプロセスによって、例えば、1つ以上のデータパケットを有する信号に従って、他のシステムと信号によって通信してもよく、データは例えば、ローカルシステム、分散システム、及び/又はインターネット等のネットワークを介して他のシステムと相互作用する1つのモジュールからのデータ等である。各々のモジュールは、本明細書でより詳細に説明される1つ以上の機能を実行してもよい。しかし、本実施例は、実行される様々な機能に対応する別個のモジュールの観点から説明されているが、幾つかの実施例は、夫々の異なる機能の採用の為に必ずしもモジュールアーキテクチャを利用しなくてもよいことを理解すべきである。従って、例えば、異なるモジュール間でコードが共有されてもよいし、処理回路自体が、本明細書に記載のモジュールに関連するものとして説明された機能の全てを実行するように構成されてもよい。更に、本開示の文脈において、「モジュール」という用語は、夫々のモジュールの機能性を実行する為の任意の汎用的な手段を識別する為の臨時語として理解されるべきではない。寧ろ、「モジュール」という用語は、処理回路に具体的に構成されているか、又は処理回路に動作可能に結合することができ、それに応じて処理回路を構成する為に処理回路に追加されるか、又は他の方法で動作可能に結合されるハードウェア及び/又はソフトウェアに基づいて、処理回路の動作及び/又は能力を変更するモジュラーコンポーネントであると理解されるべきである。
本明細書で説明する幾つかの例示的な実施形態は、航空関連通信ネットワーク(例えば、衛星ネットワーク、空対地(ATG)ネットワーク、空対空(ATA又はV2V)ネットワーク、又はハイブリッドネットワーク)の性能を向上させる為のシステム、アーキテクチャ及び/又は方法を提供する。これに関連して、幾つかの例示的な実施形態は、航空関連ネットワーク通信のコンテキスト内で、全ての高度で、全ての地理的位置にある航空機(及びその上のデバイス)に最適且つシームレスな接続性を提供し得る統合型無線機システムを提供し得る。これに関連して、例示的な実施形態は、航空機に搭載された通信デバイス(例えば、航空機通信機器又は乗客通信機器)が、連続的な接続性を確保する為に、利用可能なネットワークを切り替えることを可能にしてもよい。更に、継続的な接続性は、パフォーマンス(例えば、レイテンシの低減、最適な信号強度及び信頼性)を最大化し、コストを最小化する為に管理されてもよい。
図1は、例示的な実施形態が実施され得る領域の側面図を示す。図1は、2次元(例えば、水平面のX方向と垂直面のZ方向)のみを示しているが、図示されたデバイス及びコンポーネントは、ページ内及びページ外の方向(即ち、Y方向)にも通信及び放射するように構成されていることを理解すべきである。又、図1は縮尺に合わせて描かれていないことにも留意すべきである。従って、示された様々なネットワークアーキテクチャの基地局によって生成されたセルの形状は、説明を容易にする為に或る程度誇張されている可能性があることを理解すべきである。例えば、幾つかの実施形態のATG基地局は、夫々のセルアーキテクチャに対して、垂直方向成分(典型的には、約8マイル未満又は約45,000フィート未満)よりも、水平方向成分(例えば、数十マイルから恐らく100マイル超)が遙かに長くなるように構成される場合がある。更に、衛星は実際には図1で表されているよりも遙かに遠くにあり、その他の不正確な情報も存在する可能性がある。このように、図1は、本明細書に記載されているトピックの考察を促進する為の非限定的なツールとして理解されるべきである。
図1に示すように、アーキテクチャの地上ネットワークコンポーネントは1つ以上の地上基地局100を含んでもよい。地上基地局100は、一般に、地上に分散している様々な固定又は移動通信ノード(例えば、UE)及び他の無線通信デバイスにサービスを提供する為に、地上ネットワークエミッション102を送信してもよい。地上基地局100は、地上ネットワークの動作を調整及び/又は制御することができる、地上バックホール及びネットワーク制御コンポーネント110に動作可能に結合されてもよい。地上バックホール及びネットワーク制御コンポーネント110は、一般に、RFスペクトル及びシステムリソースの割り当てを制御し、地上ネットワークのUE及び他の無線通信デバイスが相互に通信することを可能にする、及び/又はインターネット等の広域ネットワーク(WAN)115と通信することを可能にする為に、ルーティング及び制御サービスを提供してもよい。
地上基地局100は、一般的に、X-Y平面において、地上の基地局の各々の周りに無指向性パターンで送信するように構成される。しかし、地上基地局100は、一般的に、Z方向(即ち、高度)に少なくとも一部のカバレッジも含む。理論的地上ネットワーク高度制限118が図1に示されているのは、UE又は航空機への連続的な接続を可能にする為の十分な信号強度及び連続性の生成について、地上ネットワークエミッション102が一般に信頼できない限界を示すためである。理論的地上ネットワーク高度制限118は約5,000フィートであると考えられる。但し、この値は、特定の地域では、地上基地局100の1つに近接しているかどうか、及びその地域の物理的構造物の存在に依存して変化する可能性がある。
場合によっては、地上基地局100のうち特定の地上基地局は、理論的地上ネットワーク高度制限118よりも高い標高でカバレッジを提供するように構成されたセルで増強されてもよい。しかし、そのようなセルは、独立したものであってもよく、又は、特定の指定された地理的な場所(例えば、都市のエアモビリティオプションに関連する空港又は港)に存在してもよい。例えば、Z方向の地上ネットワークカバレッジを増強する為に、上方を指向する「スカイセル」又は垂直配向の地上ネットワークセル120が存在してもよい。垂直配向の地上ネットワークセル120は、地上基地局100の対応する地上基地局から上向きに延びる円筒形又は円錐形のセルを定義してもよい。垂直配向地上ネットワークセル120は、従って、理論的地上ネットワーク高度制限118よりも上に延在してもよく、又、約10,000フィートであり得る理論的ATGネットワーク高度制限122よりも上に延在してもよい。
又、地上ネットワークのUEは、自身の地上ネットワークエミッションを送信してもよく、これにより、地上から理論的地上ネットワーク高度制限118まで延在する地上通信層において、相当な量の通信トラフィックが生成される可能性が生じることがある。従って、地上ネットワークで動作するように構成されているUEは、理論的地上ネットワーク高度制限118を超えて動作している場合、垂直配向の地上ネットワークセル120のうちの1つが存在する場合(及びそれによって定義されるカバレッジエリアにいる間)を除いて、通信を確実に受信することができないことになる。
一方、ATGネットワークの複数のATG基地局130は、理論的ATGネットワーク高度制限122よりも概ね上で、約40,000~45,000フィートの所定の最大高度132までのATGカバレッジエリアを定義する為に、同じ地域に展開されてもよい。例示的な実施形態では、ATG基地局130の各々は、ATG基地局130の対応する1つから特定の方向の地平線上の領域に向かって延在する楔形セル134を生成してもよい。これに関連して、ATG基地局130は夫々、第1の方向(主にX-Y平面内であるが、ATG基地局130からの距離が増加するとZ方向に拡大する)に配向された指向性放射パターンを投射して、楔形状を定義してもよく、楔の頂点はATG基地局130に由来する。ATG基地局130は、理論上のATGネットワーク高度制限122で定義された最小高度と所定の最大高度132との間で連続的なカバレッジを提供する為に、楔形セル134が互いに重なるように、第1の方向に沿って配列されてもよい。
ATGネットワークのアーキテクチャは、楔形セル134が互いに重ねられて(即ち、互いに重なる)、隣接するセル間のハンドオーバーを可能にすることによってカバレッジが提供され得る連続的な領域を定義することをもたらしてもよい。飛行中の航空機150が専ら楔形セル134の第1の楔形セルである場合、航空機150は、割り当てられたRFスペクトルを使用して楔形セル134の第1の楔形セルと通信してもよく、航空機150が専ら楔形セル134の第2の楔形セルである場合、航空機150は、割り当てられたRFスペクトルを使用して楔形セル134の第2の楔形セルと通信してもよい。楔形セル134の第1の楔形セルと第2の楔形セルとの間の重複エリアは、ATG基地局130の対応する第1の楔形セルと第2の楔形セルとの間で、夫々航空機150のハンドオーバーの機会を提供し得る。従って、本明細書に記載されているような重複したカバレッジエリアを有する基地局のカバレッジエリア間を通過する間に、航空機150上の受信機又は通信デバイスの途切れないハンドオーバーが提供され得る。
例示的な実施形態において、ATGバックホール及びネットワーク制御コンポーネント145は、ATG基地局130の第1及び第2のATG基地局に動作可能に結合されてもよい。ATGバックホール及びネットワーク制御コンポーネント145は、一般に、RFスペクトル及びシステムリソースの割り当てを制御し、航空機150及びその上の任意のUE及び他の無線通信デバイスが、互いに及び/又はインターネット等のWAN115と通信することを可能にする為に、ルーティング及び制御サービスを提供してもよい。
地球の曲率及びATGネットワークの基地局間の距離を考慮すると、楔形セル134のレイヤリングを強化することができる。更に、ATG基地局130は、ビームフォーミング技術を用いて生成された比較的小さい指向性ビームを用いて、航空機150(又はその上のデバイス)と通信するように構成されてもよい。採用されるビームフォーミング技術は、比較的狭くて集束したビームの生成を含んでもよい。従って、地上通信層の通信との干渉を引き起こす可能性のあるサイドローブ(例えば、メインビームの方向以外の方向の放射エミッション)の生成が低減され得る。
従って、ネットワークアーキテクチャ自体が、クロスレイヤー干渉量を低減するのに役立ち得る。これに関して、楔形セル構造は、地平線のすぐ上にエネルギーを集中させ、ATG基地局からの大きな干渉を受けずに地上のネットワーク運用に使用できる層を地上に残し、ATGネットワーク通信の為の別の上位高度層を作る。更に、ATG基地局130によるビームステアリングを備えた指向性アンテナ、及びサイドローブ抑制を備えたアンテナの使用により、これらの層に亘る干渉の量を低減することができる。
幾つかの実施形態では、理論的ATGネットワーク高度制限122で規定された最小高度と、所定の最大高度132との間で定義されたエリアは、ATG通信層と呼ばれることがある。上記の説明、及び図1から理解できるように、ATG通信層と地上通信層とは、必ずしも重ならず、ましてや、標高又は高度において互いに連続していない場合がある。従って両層間にギャップ領域140が存在してもよい。航空機150がATG通信層に位置している場合、航空機150は、ATG基地局130から連続した質の高いサービスを受けることを(自身の通信機器及びその上のUE又は他の通信機器に対して)合理的に期待できる。同様に、航空機150が地上にいるか、さもなければ地上通信層にいる場合、航空機150(及びその上の任意の通信機器又はUE)が地上基地局100から継続的且つ質の高いサービスを受けることが期待されてもよい。しかし、ギャップ領域140は、カバレッジが不確実な領域を規定してもよい。
場合によっては、ギャップ領域140は、垂直配向地上ネットワークセル120が存在する場合には、垂直配向地上ネットワークセル120によって橋渡しされてもよい。従って、上述のように、ATG通信層と地上通信層との間の移行が予期される空港又は都市のエアモビリティポート等のエリアについては、垂直配向地上ネットワークセル120は、ギャップ領域140における接続の為の選択肢を提供するように意図的に配置されてもよい。しかし、場合によっては、垂直配向地上ネットワークセル120は、全ての地理的位置において連続的に提供されないこともある。代りに、上述の垂直配向地上ネットワークセル120は空港又は都市部の周辺に集中している場合があるので、そのようなカバレッジの為のオプションが存在しない他の地域があり得る。垂直配向地上ネットワークセル120が存在しない場合(場合によっては存在する場合)には、ギャップ領域140にカバレッジを拡張する為の幾つかのオプションが存在する可能性がある。更に、幾つかの領域(例えば、ギャップ領域140、ATG通信層及び地上通信層)においてバックアップ通信オプションを規定することも望ましくあり得る。又、ギャップフィリング及び/又は冗長性の提供についても、同様のオプションが適用可能である。
この意味で、ギャップフィリング及び/又は冗長性提供の為のオプションは、衛星通信ネットワークと、予期される領域外のカバレッジを実現する範囲でのATG基地局130及び地上基地局100の何れか又は両方を含んでもよい。衛星通信ネットワークに関して、図1は、1つの地上局160と1つの衛星165を示している。しかし、衛星通信ネットワークは、これらの構成要素の夫々の複数のインスタンスを含み得ることを理解すべきである。又、衛星通信ネットワークは、地上局160の夫々に動作可能に結合されてもよく、一般的にRFスペクトル及びシステムリソースの割り当てを制御し、航空機150及びその上の任意のUE及び他の無線通信デバイスが互いに通信することを可能にする、及び/又はインターネット等のWAN115と通信することを可能にするルーティング及び制御サービスを提供する、衛星バックホール及びネットワーク制御コンポーネント170を含んでもよい。
衛星通信ネットワークは、地球上の軌道上の位置から衛星165で下方向を指向する構造の為、地上通信層、ギャップ領域140、ATG通信層におけるバックアップカバレッジの機会を提供し得る。更に、衛星通信網は、ギャップ領域140における一次通信提供の為の良い選択肢となり得る。しかし、航空機用の衛星通信ネットワークのアンテナのコストは極めて高い(多くの場合20万ドル近く、設置やサービスを考慮すると30万ドルを超える)。更に、衛星通信ネットワークは、高レイテンシに過度に悩まされる。レイテンシの問題は、一般的に、アップリンク方向とダウンリンク方向の両方に高い帯域幅を必要とするアプリケーションやサービスに対して衛星通信ネットワークを無効にする。実際、衛星通信ネットワークは、高レイテンシの影響を受けない一方向(即ち、ダウンリンク)の通信にしか使えない。このように、衛星通信ネットワークは、信頼性の高いバックアップ通信オプションやギャップフィラーとなり得るが、高レイテンシとコストは、他のオプションが利用可能な場合には、一般的にその使用に対してかなりの重荷となる。
一方、上記の説明、及び図1から理解できるように、ATG基地局130及び地上基地局100の両方は、図1に示された楔形セル134及び地上のネットワークエミッション102に関連する通常予期されるカバレッジの領域の外側にカバレッジを提供する能力を有してもよい。従って、理論的ATGネットワーク高度制限122以下で楔形セル134を介してATG基地局130によってカバレッジを提供できる特定の領域があってもよい。同様に、地上ネットワークエミッション102の公称カバレッジエリアの外側で、従って、理論的地上ネットワーク高度制限118の上で、地上基地局100によってカバレッジが提供され得る特定のエリアが存在してもよい。これらのエリアは、既知のものであっても、認識できるものであっても、時間、季節、天候、又は他の要因に依存するものであっても依存しないものであってもよい。しかし、他のケースでは、エリアはその場で検出されてもよく、無線リソースの資源配分は、航空機150及びその上の通信機器に提供される接続性を最適化する為に自動的に管理され得る。
従って、航空機150(又は少なくともその上の通信機器(例えば、UE及びオンボード機器))が、ユーザにシームレスな接続性を提供する方法で、利用可能なネットワーク間の移行を可能にするモジュール又は他のネットワークコンポーネントを利用することが望ましい場合があり、そのような「ユーザ」にはオンボードのセンサ及びシステムも含まれる。航空機150が動作する全ての高度に亘ってこのレベルの接続性を提供することは、統合型無線ソリューションと呼ばれることがある。統合型無線ソリューションは、実際、複数のネットワークと相互運用できるように構成可能な(最適な性能を得る為に選択された)単一の無線機を含んでいてもよいし、同じ結果を得る為に協力できる複数の無線機を含んでいてもよい。例えば、統合型無線ソリューションでは、ネットワーク間でセッションを転送する為に、ダイナミックIPアドレス(又はその他の方法)を採用してもよい。このように、ユーザの視点から見ると、統合型無線機は、ユーザが地上にいる間に(直接又はオンボードWiFiを介して)接続し、ユーザが任意の高度に上昇し、その後別の場所に着陸する為に下降しても、同じセッションを維持することができるように見える可能性がある。統合型無線は、各ユーザのセッションを維持する為にネットワーク間を移行することがあるが、結果としてユーザは殆ど又は一切の変化を体感しないであろう。具体的な形態に関わらず、航空機側の装置(又は、それ自体が統合型無線ソリューションで動作するように構成された任意の通信機器又はUE)は、統合型無線機190と呼ばれることがある。統合型無線機190は、図1の航空機150に示されており、場合によっては、統合型無線機190が単独で動作して所望の結果を得ることができる場合がある。しかし、場合によっては、ネットワーク又はオンボードのコンポーネントを追加することで、以下でより詳細に説明する特定の方法で動作を強化することができる。
図2は、例示的な実施形態による統合型無線ソリューションのコンテキストで採用され得るネットワークの様々なコンポーネントのブロック図である。これに関して、図2に示すように、地上ネットワーク200、ATGネットワーク210、及び衛星ネットワーク220が夫々提示されている。
図2に示すように、無線ネットワークの各々は、無線通信の為に構成されたアンテナを含む無線アクセスポイント(AP)を含んでもよい。従って、例えば、地上ネットワーク200は、地上ネットワーク200の為のカバレッジエリアを定義する為に結合する地理的に分散された複数の基地局のうち、夫々が基地局であり得る第1の地上AP202及び第2の地上AP204を含んでもよい。第1及び第2の地上AP202及び204は夫々、図1の地上基地局100の例であってもよい。従って、第1及び第2の地上AP202及び204の一方、両方、又はどちらも、図1を参照して上述した垂直配向地上ネットワークセル120を提供するように構成されてもよい。第1及び第2の地上AP202及び204は夫々、ゲートウェイ(GTW)デバイス206を介して、地上ネットワーク200と通信してもよい。地上ネットワーク200は、更に、インターネット115、仮想プライベートネットワーク(VPN)又は他の通信ネットワーク等の広域ネットワークと通信していてもよい。幾つかの実施形態では、地上ネットワーク200は、パケットスイッチコア又は他の通信ネットワークを含むか、又は他の方法で結合されてもよい。従って、例えば、地上ネットワーク200は、携帯電話ネットワーク(例えば、4G、5G、LTE又は他のそのようなネットワーク)であってもよい。
ATGネットワーク210は、同様に、ATGネットワーク210の為のカバレッジエリアを定義する為に結合する地理的に分散された複数の基地局のうち、夫々が基地局である第1のATGAP212及び第2のATGAP214を含んでもよい。第1及び第2のATGAP212及び214は、夫々、図1のATG基地局130の例であってもよい。第1及び第2のATGAP212及び214は夫々GTWデバイス216を介してATGネットワーク210と通信してもよい。又、ATGネットワーク210は、インターネット115やVPN等の広域ネットワークや他の通信ネットワークと通信していてもよい。幾つかの実施形態では、ATGネットワーク210は又、パケットスイッチコア若しくは他の通信ネットワークを含むか、又は他の方法で結合されてもよい。従って、例えば、ATGネットワーク210は、在空アセットに無線通信を提供するように構成されたネットワークであってもよく、4G、5G、LTE及び/又は他の専有技術を採用してもよい。
衛星ネットワーク220は、1つ以上の地上局(例えば、図1の地上局160)及び1つ以上の衛星アクセスポイント222(例えば、図1の衛星165)を含んでもよい。衛星ネットワーク220は、Kaバンド、Kuバンド、又は他の任意の適切な衛星周波数/技術を採用して、航空機150に、より具体的には航空機150上の統合型無線機190に、無線音声及びデータ通信サービスを提供し得る。
図2に示すように、計画モジュール250は、ネットワーク及び/又は統合型無線機190のうちの1つ以上にアクセス可能な場所に配置されてもよい。計画モジュール250は、本明細書に記載された統合型無線ソリューションを提供する為に、統合型無線機190及び/又は他のネットワークコンポーネントによって使用可能な情報を収集、保存及び/又は更新するように構成されてもよい。計画モジュール250は、場合によっては、ネットワークのうちの特定の1つの一部であってもよいし、インターネット115を介して、ネットワーク及びそれに動作可能に結合されたデバイスのうちの任意の1つにアクセス可能であってもよい。更に他の場合には、計画モジュール250は、航空機150に配置されてもよいし、統合型無線機190を実装する別のデバイス(例えば、UE)に配置されてもよい。
例示的な実施形態の統合型無線機190の例示的な構造が図3のブロック図に示されている。これに関して、図3に示すように、統合型無線機190は、本発明の例示的な実施形態に従って、データ処理、制御機能実行及び/又は他の処理及び管理サービスを実行するように構成された処理回路310を含んでもよい。幾つかの実施形態では、処理回路310はチップ又はチップセットとして具現化されてもよい。言い換えると、処理回路310は、構造アセンブリ(例えば、ベースボード)上の材料、コンポーネント及び/又はワイヤを含む1つ以上の物理的パッケージ(例えば、チップ)を備えてもよい。構造アセンブリは、その上に含まれるコンポーネント回路に対して、物理的強度、サイズの保存、及び/又は、電気的相互作用の制限を提供してもよい。従って、処理回路310は、場合によっては、本発明の実施形態を単一のチップ上で、又は単一の「システムオンチップ」として実装するように構成されてもよい。このように、場合によっては、チップ又はチップセットは、本明細書に記載された機能性を提供する為の1つ以上の動作を実行する為の手段を構成してもよい。
例示的な実施形態では、処理回路310は、デバイスインターフェース320と通信するか、又はその他の方法で制御することができるプロセッサ312及びメモリ314の1つ以上のインスタンスを含んでもよい。このように、処理回路310は、本明細書に記載された動作を実行するように(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせで)構成された回路チップ(例えば、集積回路チップ)として具現化されてもよい。しかし、幾つかの実施形態では、処理回路310は、オンボードコンピュータの一部として具現化されてもよい。幾つかの実施形態では、処理回路310は、例えば、デバイスインターフェース320を介して、航空機150の様々なコンポーネント、エンティティ、システム及び/又はセンサと通信してもよい。従って、例えば、処理回路310は、高度情報、位置情報(例えば、GPS座標、緯度/経度等)、ピッチ及びロール情報等を受信する為に、航空機150のセンサネットワーク324又は他のオンボードシステム325と通信してもよい。又、処理回路310は、アンテナアセンブリ328と通信して、アンテナアセンブリ328が動作するように構成された周波数及び/又は方向を制御してもよい。更に、センサネットワーク324及び/又はオンボードシステム325から収集又は受信された情報の少なくとも一部は、航空機150のリターンリンク能力のロバストな性質により、リアルタイムで航空機150から通信されてもよい。実効的に、処理回路310は、オンボードシステム又は状態に関するデータの収集及び地上への送信の為のハブとして機能し得る。従って、在空のモノのインターネット(IOT)ネットワークが作成されてもよく、航空機150から通信されるデータは、ライブストリーミングされるか、又は他の通信負荷に基づいて帯域幅が利用可能になったときに送信されてもよい。一部のデータ(例えば、優先度の低いデータ)は、航空機150が着陸したときに、航空機150から送信する為に(例えば、メモリ314に)保存され得る。しかし、より高い優先度の情報が機内で送信されてもよく、最高優先度の情報は、リターンリンクを介して航空機150の外でライブストリーミングされてもよい。
デバイスインターフェース320は、他のデバイス(例えば、航空機150のモジュール、エンティティ、センサ及び/又は他のコンポーネント)との通信を可能にする為の1つ以上のインターフェース機構を含んでもよい。場合によっては、デバイスインターフェース320は、処理回路310と通信している航空機150のモジュール、エンティティ、センサ及び/又は他のコンポーネントとの間でデータを受信及び/又は送信するように構成された、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせの何れかで具現化されたデバイス又は回路等の任意の手段であってもよい。この意味で、例えば、デバイスインターフェース320は、処理回路310をネットワークモニタ330、ネットワークセレクタ340及び/又はセッションマネジャ350に動作可能に結合するように構成されてもよい。
プロセッサ312は幾つかの異なる方法で具現化されてもよい。例えば、プロセッサ312は、マイクロプロセッサ又は他の処理要素、コプロセッサ、コントローラ、又は、例えばASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等の集積回路を含む他の様々なコンピューティング又は処理装置のうちの1つ以上等の様々な処理手段として具現化されてもよい。例示的な実施形態では、プロセッサ312は、メモリ314に格納された、又はその他の方法でプロセッサ312にアクセス可能な命令を実行するように構成されてもよい。このように、ハードウェアによって構成されるか、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成されるかに関わらず、プロセッサ312は、適宜構成されている間、本発明の実施形態による動作を実行することができるエンティティ(例えば、回路で物理的に具現化される-処理回路310の形で)を表してもよい。従って、例えば、プロセッサ312がASIC、FPGA等として具現化される場合、プロセッサ312は、本明細書に記載された動作を行う為に特別に構成されたハードウェアであってもよい。或いは、別の例として、プロセッサ312がソフトウェア命令の実行者として具現化される場合、その命令は、本明細書に記載された動作を行う為にプロセッサ312を具体的に構成してもよい。
例示的な実施形態では、プロセッサ312(又は処理回路310)は、処理回路310によって受信された、航空機150の高度、位置等を示す入力に基づいて、ネットワークモニタ330、ネットワークセレクタ340及び/又はセッションマネジャ350の動作を含むか、又はその他の方法で制御するように具現化されてもよい。その為、幾つかの実施形態では、プロセッサ312(又は処理回路310)は、ネットワークモニタ330、ネットワークセレクタ340及び/又はセッションマネジャ350に関連して説明した動作の夫々を引き起こすと言ってもよい。又、プロセッサ312は、プロセッサ312(又は処理回路310)を適宜構成する命令又はアルゴリズムの実行に基づいて、アレイ構成に関連する対応する機能性を遂行する為にアンテナアレイに加えられるべき調整に関連して、ネットワークセレクタ340によって識別されるネットワークを選択するようにアンテナアセンブリ328を調整するように制御してもよい。特に、命令は、アンテナアセンブリ328のアンテナアレイに、アンテナアレイと図1及び図2のネットワークのうちの選択された1ネットワークのAPとの間で通信リンクを確立することを容易にする周波数及び/又は方向に向けてビームを配向させるか、又はその他の方法で調整するように指示する為に、航空機150の3D位置情報(例えば、高度及び位置)(方位を含む)を処理する為の命令を含み得る。
例示的な実施形態では、メモリ314は、例えば、固定又は取り外し可能な揮発性及び/又は不揮発性メモリ等の1つ以上の非一時的メモリデバイスを含んでもよい。メモリ314は、本発明の例示的な実施形態に従って、処理回路310が様々な機能を実行できるようにする為の情報、データ、アプリケーション、命令等を格納するように構成されてもよい。例えば、メモリ314は、プロセッサ312による処理の為に入力データをバッファリングするように構成され得る。更に又は別の選択肢として、メモリ314は、プロセッサ312による実行の為の命令を格納するように構成され得る。更に別の選択肢として、メモリ314は、入力センサ及びコンポーネントに応答する様々なデータセットを格納することができる1つ以上のデータベースを含み得る。メモリ314のコンテンツのうち、アプリケーション及び/又は命令は、夫々のアプリケーション/命令に関連する機能を実行する為に、プロセッサ312による実行の為に格納されてもよい。場合によっては、アプリケーションは、本明細書で説明したように、アンテナアセンブリ328及び/又はネットワークモニタ330、ネットワークセレクタ340及び/又はセッションマネジャ350の動作を制御する為の入力を提供する為の命令を含んでもよい。例示的な実施形態では、メモリ314は、計画モジュール250からの情報を格納又は含んでもよく、又は計画モジュール250は、プロセッサ312での実行の為にメモリ314にそれに関連する命令/コードを格納することによって、航空機150で実装されてもよい。その他、計画モジュール250がシステムの他の場所に物理的に配置されている場合、計画モジュール250は、上述の処理回路310、プロセッサ312及び/又はメモリ314と機能及び/又は形態が類似した構成要素を含むと理解されてよい。
ネットワークモニタ330は、現行サービングネットワーク(統合型無線機190又はそれによってサービスを受けるデバイスとの少なくとも1つのアクティブなセッションを伴うネットワーク)のネットワークパラメータを監視するように構成されてもよく、又、随時、少なくとも1つの他の非サービングネットワーク(即ち、統合型無線機190が通信するように構成可能であるが、現在はアクティブにセッションを行っていないネットワーク)のネットワークパラメータを監視するように構成されてもよい。しかし、場合によっては、ネットワークモニタ330は、全ての利用可能なネットワーク(例えば、地上ネットワーク200、ATGネットワーク210及び衛星ネットワーク220)のネットワークパラメータを監視するように構成されてもよい。監視されるネットワークパラメータは、信号強度、干渉レベルの指標、信号対雑音比、及び所定の期間に亘る先行パラメータのピーク値及び/又は平均値を含んでもよい。ネットワークモニタ330は、場合によっては、非サービングネットワークのパラメータを定期的又は連続的にスニッフィング又はその他の方法で監視するように構成されたアンテナアレイを含むように構成されたアンテナアセンブリ328と協働してもよい。監視が連続的でない実施形態では、予め定義された期間、又は一連のイベントベースの刺激を使用して、ネットワークパラメータの測定をトリガしてもよい。イベントベースの刺激には、様々な高度の閾値の通過又は接近、高度変化の特定の速度の遭遇、又は送信されるデータの重要性と優先度が含まれる場合がある。何れの場合も、高度変化の方向(上昇か下降か)も考慮される。従って、例えば、理論的地上ネットワーク高度制限118に上から接近している場合は、地上ネットワーク200への切り替えがまもなく必要になり得ると想定され得る。従って、理論的地上ネットワーク高度制限118への近接度、又は理論的地上ネットワーク高度制限118への接近速度は、地上ネットワーク200のネットワークパラメータのチェックをトリガして、ATGネットワーク210(接近の少なくとも一部の間は現行サービングネットワークであると想定され得る)からの切り替えが必要かどうかを判断することができる。一方、高度変化の方向が逆であり、航空機150が上昇している場合、地上ネットワーク200が現行サービングネットワークであってATGネットワーク210が非サービングネットワークであってもよく、その上昇方向の理論的地上ネットワーク高度制限118への接近に応答してネットワークパラメータが測定される。
同様の状況が、理論的ATGネットワーク高度制限122にも存在する可能性がある。例えば、下降方向における理論的ATGネットワーク高度制限122への接近又は理論的ATGネットワーク高度制限122への接近速度が、地上ネットワーク200のネットワークパラメータのチェックをトリガして、ATGネットワーク210(これは、下降の少なくとも一部の間は現行サービングネットワークであると仮定され得る)からの切り替えが保証されるかどうかを判断することができる。一方、高度変化の方向が逆であり、航空機150が上昇している場合、地上ネットワーク200が現行サービングネットワークであってATGネットワーク210が非サービングネットワークであってもよく、その上昇方向の理論的ATGネットワーク高度制限122への接近に応答してネットワークパラメータが測定される。
場合によっては、監視の頻度は、上昇/下降の割合又は現在の高度に基づいて増加してもよい。例えば、航空機150がギャップ領域140にあるとき、航空機150が地上ネットワーク200又はATGネットワーク210の夫々が提供する層で高度を安定させるまで、監視のレート又は頻度を最大にしてもよい。更に、上述した状況の何れかにおいて、衛星ネットワーク220のネットワークパラメータを追加的又は代替的に監視してもよいことを理解すべきである。
非サービングネットワークのネットワークパラメータが測定されると、ネットワークパラメータは、(現行サービングネットワークのネットワークパラメータと共に)ネットワークセレクタ340に伝達されてもよい。ネットワークセレクタ340は、ネットワーク選択基準を用いて、統合型無線機190による通信の為にどのネットワーク(即ち、地上ネットワーク200、ATGネットワーク210、又は衛星ネットワーク220)を使用すべきかの決定を行うように構成されてもよい。場合によっては、ネットワークパラメータの測定に使用されるのと同じ周期性、周波数、又は刺激を、ネットワークセレクタ340でのネットワーク選択のトリガとして使用してもよい。従って、ネットワークモニタ330は、ネットワークパラメータ情報を送信してもよい。
判定が行われた後、ネットワークセレクタ340は、ネットワークパラメータに関するデータをネットワークセレクタ340に提供してもよく、ネットワークセレクタ340は、そのような情報(履歴情報あり又は履歴情報なし)を使用して、新しい現行サービングネットワークとして選択されたネットワークに切り替えるようにアンテナアレイを構成する為に、(例えば、処理回路310によって)アンテナアセンブリ328に通信する為に使用される選択指示を決定してもよい。先行する現行サービングネットワークは、その後、非サービングネットワーク、又は非サービングネットワークの1つになることがある。従って、例えば、統合型無線機190が機内無線アクセスポイント(CWAP)360を介して航空機150に搭載されたUE又は他の機器にサービスを提供している場合、統合型無線機190は、ATGネットワーク210への移行が可能及び/又は推奨されるようになる一定の高度に到達するまで、最初は地上ネットワーク200を介してUEのコンテンツにサービスを提供し得る。ネットワークモニタ330は、地上ネットワーク200及びATGネットワーク210のネットワークパラメータをネットワークセレクタ340に提供してもよく、ネットワークセレクタ340は、サービングネットワークをATGネットワーク210に切り替える為に、アンテナアセンブリ328のアンテナアレイを調整することを決定してもよい。UEは、その後、スイッチに応答して、地上ネットワーク200を介しての代わりに、ATGネットワーク210からコンテンツを受信することになる。
例示的な実施形態では、セッションマネジャ350は、統合型無線機190を介して提供されている各セッションを維持するように構成されてもよい。従って、例えば、地上ネットワーク200を介してインターネット115との間で維持されている1つ以上のセッションは、ATGネットワーク210を介して維持されるように移行してもよい。セッションマネジャ350は、動的IPアドレス又はその他の適切な方法を用いてネットワークの移行を通じてセッションを維持してもよい。
このように、幾つかの例示的な実施形態では、統合型無線機190は、ネットワークモニタ330、ネットワークセレクタ340及び/又はセッションマネジャ350を採用して、利用可能なネットワークアセットを管理してユーザエクスペリエンスの品質を最大化する為に、高度層間の移行に関連する様々な条件を監視してもよい。このように、例えば、統合型無線機190は、複数の無線モダリティをインテリジェントに切り替える機能を有するアジャイル無線機として動作することができる。インテリジェンスは、場所、高度、メディア又はデータの種類(例えば、サービス又はアプリケーションの種類)、或いはそれらの組み合わせに基づいて、ネットワークに優先順位付けすることに基づき得る。更に、インテリジェンスは、リアルタイムで測定を行い、測定と同時に(又はほぼ同時に)意思決定を行うという、リアルタイム方式で動作してもよい。しかし、場合によっては、計画モジュール250の追加により、過去の情報に完全に又は部分的に基づいて、インテリジェンスを実施することが可能になることがある。
このように、統合型無線機190は(特にネットワークセレクタ340の動作を介して)、離陸(及び離陸前)から着陸(及び着陸後)までの全経路において接続性保証を採用してもよく、航空機150の通信機器(例えば、ユーザデバイス(又はUE)又はオンボード通信機器)が航空機150上で動作している全時間において、通信機器が(CWAP360を介して又は直接)、接続目的でネットワークにアクセスできるようにする。更に、ネットワークセレクタ340は、(コスト、信号強度、信頼性、及び/又は所定のメディアタイプに対する適合性の観点から)最良のネットワークが常に通信機器に利用可能となるようにしてもよい。接続性の保証は、各所与の高度帯で(又は各瞬間に)最良のチャネルを選択する為に、リアルタイムのチャネル(例えば、周波数)監視によって達成されてもよい。しかし、上述したように、接続性確保の為に履歴情報を利用することもできる。
これに関連して、計画モジュール250は、例示的な実施形態を一般的に採用したシステム内の各統合型無線機のネットワークモニタ330によって行われた測定に関する履歴情報を含んでもよい。例えば、その上に統合型無線機190を有する全ての航空機150は、各々の位置及び高度で各ネットワークについて測定されたネットワークパラメータを、そのような測定の時間/日付と相関させる為のテーブル又は他のデータリポジトリが達成できるように、ネットワークパラメータ及び対応する位置情報(例えば、緯度/経度)及び高度情報を通信してもよい。大容量のストレージが可能な場合は、そのようなデータを全て保存してもよい。しかし、小規模のストレージ容量が利用可能である場合、データは、その古さ(age)に基づいて平均化又は維持されてもよい(即ち、古いデータは、循環的に新しいデータの為のスペースを作る為に消去されてもよい)。このように、計画モジュール250は、測定期間中に航空機が飛行した夫々の場所及び高度で各ネットワークが達成した性能の3D画像を効果的に定義することができる。更に、場合によっては、このデータを使用して、夫々のネットワークについて、所定の時間又は時間範囲における場所及び高度毎のネットワーク性能の評価を示す3Dネットワーク性能マップを生成してもよい。
場合によっては、この履歴情報は、各所与の場所及び/又は高度帯で使用する為に最優先されるべき主要ネットワークの指定に使用されてもよく、又はそれを含んでもよい。従って、計画モジュール250は、各場所及び高度に対する主要ネットワークのリストを含んでもよい。場合によっては、計画モジュール250は、更に、夫々の場所及び高度における他のネットワークを同様にランク付けしてもよく、ネットワークの選択は、場所及び高度、ならびに現行サービングネットワークに対するネットワークの可用性の表示に依存して、ランク順に行われてもよい。例えば、所定の場所にいる航空機が、地上から38,000フィートの巡航高度まで上昇している場合がある。その所定の場所では、地上ネットワーク200が5,000フィート以下の主要ネットワークとして指定され、ATGネットワーク210が10,000フィート以上の主要ネットワークとして指定されてもよい。その所定の場所の地上基地局が、垂直ビームフォーミングの有無に関わらず、垂直配向地上ネットワークセル120を提供するように構成されている場合、地上ネットワーク200は、高度5,000フィートと10,000フィートとの間のギャップ領域においても、主要ネットワークとして指定されてもよい。しかし、所定の場所の地上基地局が、垂直ビームフォーミングの有無に関わらず、垂直配向地上ネットワークセル120を含むように構成されていない場合、ギャップ領域における地上ネットワーク200及びATGネットワーク210の何れか(又は両方)の信頼性の高い性能を履歴データが示していない限り、ギャップ領域では衛星ネットワーク220が主要ネットワークとして指定されてもよく、その場合、優れたネットワークパラメータを有するネットワークが主要ネットワークとして指定されてもよい。
場合によっては、統合型無線機190は、高度及び場所毎に主要ネットワークを示す情報に(プランニングモジュール250を介して)アクセスし、それに応じて現行サービングネットワークとなる主要ネットワークを選択してもよい。ネットワークモニタ330が、主要ネットワークが利用できないか、(例えば、場所及び/又は高度の変更に基づいて)変更されようとしているか、又は利用可能な別の選択肢よりも性能が劣っているとネットワークセレクタ340が判断できるような測定を行った場合、ネットワークセレクタ340は、別のネットワーク(即ち、非サービングネットワークの1つ)への変更を開始してもよい。選択された非サービングネットワークは、その後、新たな現行サービングネットワークとなるようにシフトされてもよく、シフト前の現行サービングネットワークは、その後、非サービングネットワークとなるように移行する。上述のように、シフトは、計画モジュール250からの情報を用いて、主要ネットワークの後のネットワークの順位に基づいて行われてもよい。そのような例では、シフトは、ネットワークの順位を生成する為に使用された履歴情報に基づいて行われたことになる。しかし、他の例では、シフトは、より最新の(更にはリアルタイムの)ネットワーク性能メトリクスに基づいて行われてもよい。このように、ネットワークセレクタ340は、現在の情報、履歴情報、又はそれらの組み合わせに基づいて動作してもよい。
このように、ネットワークの選択基準には、履歴性能関連情報に基づくネットワークの順位付けや、現在又はリアルタイムの情報に基づくネットワークの順位付けが含まれる場合がある。又、ネットワーク選択基準は、例えば、レイテンシへの耐性のないメディアタイプが使用されている場合、レイテンシベースの基準を考慮できるように、特定のメディアタイプのネットワーク性能特性をランク付け、スコアリング、又はその他の方法で比較することを含んでもよい。このように、例えば、サービス、アプリケーション、優先順位付けされたデータ又はメディアタイプ(例えば、夫々の異なるメディアタイプに関連するデータ転送要件)がアクティブなセッションに採用されており、それらのサービス、アプリケーション又はメディアタイプが低いレイテンシ耐性を有する場合、衛星ネットワーク220の使用を回避する(又は、少なくとも衛星ネットワーク220を低くランク付けする)為に、アプリケーション及びサービス要件に関連するレイテンシ耐性の表示を使用することができる。例示的な実施形態では、ネットワークセレクタ340は、優先順位に基づいてネットワークを介してメッセージトラフィックをルーティングしてもよい。例えば、場合によっては、夫々の利用可能なネットワークの順方向リンク及び逆方向リンクの能力を考慮し、そのような能力を、特定のメッセージトラフィックに割り当てられた優先順位と比較してもよい。優先順位は、安全性や規制を考慮したものであっても、様々な異なる実施形態において加入者のサービスレベルに基づいたものであってもよい。又、アプリケーションの要件が優先順位に影響する場合もある。その場合、特定のネットワークとのリンクは一般的に、ネットワークの変更を必要とする超過イベントが発生するまで維持され得る。ネットワークの変更は、継続性を維持する為に、同じネットワーク又は異なるネットワーク上のチャネルを並行して使用する期間(任意の適切な長さ)に応じて行われ得る。
又、場合によってはコストも、ネットワークセレクタ340が採用する考慮事項となり得る。例えば、統合型無線機190は、統合型無線機190が主にサービス及び/又は維持される「ホームネットワーク」を有していてもよい。従って、統合型無線機190は、ホームネットワークの公認加入者としての統合型無線機190の識別及び認証を可能にする加入者識別情報(例えば、インターナショナル・モバイルサブスクライバー・アイデンティティ(IMSI)番号)及び対応する鍵を安全に格納する為に、ホームネットワークから提供された加入者識別モジュール(SIM)カードを有していてもよい。このように、ホームネットワークに固有の集積回路であってもよいSIMカードは、統合型無線機190がホームネットワーク上で動作することを可能にする為の固有の情報を含むユニバーサル集積回路カード(UICC)として機能してもよい。又、統合型無線機190は、他のネットワーク用のSIMカードを含んでいてもよく、これらのネットワークは、統合型無線機190が対応するSIMカードを有しているという事実により、統合型無線機190が動作可能な「ゲストネットワーク」と考えられ、従って、夫々のネットワークで識別及び認証され得る。しかし、ホームネットワーク上で動作させる為のコストが、ゲストネットワーク上で動作させる為のコストよりも低い場合がある。従って、統合型無線機190は、ホームネットワークが利用可能な場合(少なくとも品質又は信号強度の閾値以上の場合)は常にホームネットワークを優先してもよい。ネットワークセレクタ340によってコストが考慮される場合、ホームネットワークの品質の閾値レベル以上のリアルタイム測定値は、(所定の場所/高度でどのネットワークが別途主要ネットワークであるかに関わらず)ホームネットワークへのシフトをトリガすることができる。しかし、他のケースでは、ホームネットワークとしてどのネットワークにも優先度が与えられない可能性があり、又、所定の場所及び高度において主要ネットワークとして別の方法でリストアップされているネットワークよりもホームネットワークに優先度が与えられる可能性がある。
計画モジュール250は、場合によっては、所定の飛行計画、ルート、又は軌道に対する接続性保証計画を定義する為に使用されてもよい。これに関連して、高度帯及び/又は場所毎に主要ネットワークを定義することに加えて、又はそれに代わるものとして、計画モジュール250は、(履歴情報に基づいて)所与の飛行計画、経路又は軌道について、高度帯及び/又は場所毎に使用されるべき特定のネットワークを規定又は推奨してもよい。接続性保証計画は、接続性保証計画に従って、場所、時間、又は高度のトリガに達した時にネットワークセレクタ340にネットワーク選択を行わせる為に、ネットワークセレクタ340に与えられてもよい。これは、場合によっては、(ネットワーク性能又は可用性に関する)リアルタイム情報によって増強されてもよく、又は、リアルタイム情報は、単に、与えられた飛行計画、ルート又は軌道の任意の特定の部分について、主要ネットワークとして識別された(又は選択されるべき)ネットワークの可用性を確認するだけであってもよい。
従って、例えば、接続性保証計画は、最適な接続性を維持する為に、特定の高度(上昇率又は下降率、及びそのような上昇軌道又は下降軌道を開始する時期を含む)を達成する為の推奨位置を定義してもよい。更に、計画モジュール250は、所定の軌道に留まることによる接続性の影響に関するガイダンス(又は警告)を提供するように構成されてもよい。ガイダンス通信は、(接続性が失われた場合に)何時接続性が回復すると予想されるか、又は所定の軌道上でどの程度の期間接続性が良好又は十分であると予想されるかをユーザに助言する為に、ユーザに提供されてもよい。場合によっては、ガイダンス通信は、現在の軌道又は現在の飛行計画を継続することによるユーザエクスペリエンスへの影響をユーザが理解できるように、起動中のメディアタイプ又はアプリケーションに固有のものであってもよい。従って、例えば、ユーザは、リアルタイム接続アプリケーション(ビデオ会議又はチャットアプリケーション等)を起動することができる。計画モジュール250は、飛行経路又は軌道に基づいて、このタイプのアプリケーションがどの程度の時間に渡り有効にサポートされるかを判断し、ユーザにその旨を通知できてもよい。このように、航空機150が、衛星ネットワーク220が主要ネットワークであると共に10分間は主要ネットワークである予定のエリアから30分離れている場合、計画モジュール250は、現在の飛行計画に基づいて、約30分後に始まる10分間のウィンドウで、非常に高いレイテンシの期間(即ち、衛星ネットワーク220がカバレッジを提供する場合)が経験されることになる旨をユーザに伝えてもよい。ユーザ又はシステムは、それに応じて、アプリケーションに関与する決定を管理することができる。
特定の通信チャネル又は周波数が所定の高度又は高度帯の航空機に使用される幾つかのケースでは、通信チャネル又は周波数は、高度を管理又は追跡する為の差別化要素又は方法として使用されてもよい。例えば、或るエリアの高度8,000フィートで特定の周波数又はチャネルが使用され、同じエリアの高度6,000フィートで別のチャネル又は周波数が使用されている場合、夫々の高度を運行する航空機は、通信チャネルに基づいて互いに区別される可能性がある。従って、接続性保証計画では、航空機が所定の高度に到達してから、その高度に対応するチャネルに切り替えるよう指示することができる。その後、高度帯は、高度と方向に基づいてトラフィックパターンを規定できるように、指向性コリドーとして形成され、接続性保証計画に従って特定の周波数と関連付けられてもよい。
統合型無線機190が効果的に動作する能力は、或る程度、状況によっては、航空機150(又はその上のデバイス)がその位置と高度を正確に決定する能力に依存し得る。GPS又はGNSSは、航空機150の飛行経路及び/又は位置/高度を決定する為の信頼できるメカニズムであることは確かであるが、他の方法も採用されてもよい。例えば、航空機の位置を継続的に決定する為に、広域航法(RNAV)を採用してもよい。広域航法性能(RNP-RNAV)は、正確な二次元(例えば、LNAV)及び三次元(例えば、VNAV)の位置を組み合わせて、航空機150の正確な位置及び追跡情報を決定してもよい。ADS-B及びPNT(位置、ナビゲーション及びタイミング)は、高度及び位置を正確に決定する為に使用され得る機構の他の例である。
上述のように、統合型無線機190は、位置、高度、ネットワークパラメータ(現在及び/又は過去)、コスト、及び場合によってはメディアタイプの何れか又は全てに基づいてネットワーク選択をインテリジェントに行うことができるマルチモーダル無線機として動作するように構成されてもよい。場合によっては、アンテナアセンブリ328は、夫々のアンテナアレイがネットワークのうちの対応する1つの基地局と通信(監視及び/又は1つ以上のセッションの確立のため)できるように構成可能な1つ以上のアンテナアレイを含んでもよい。例示的な実施形態では、アンテナアレイは、ネットワークの1つの基地局の場所への接続を可能にする為に、特定の選択された周波数及び/又は特定の選択された方向/場所に調整する(水平及び垂直ビームフォーミングの何れか又は両方を介して)フェーズドアレイとして構成可能な1つ以上のアレイを含んでもよい。しかし、他のケースでは、アンテナアレイは、ネットワークの夫々に固有に調整された、又はその他の方法で構成された物理的なアンテナ又はアンテナ要素を含んでもよい。図4は、そのようなアンテナアセンブリ328の一例を示すブロック図である。これに関連して、アンテナアセンブリ328は、第1のアンテナアレイ400を含んでもよく、この第1のアンテナアレイ400は、地上ネットワーク200の地上基地局100に接続するように第1のアンテナアレイ400を構成する為に、機械的及び/又は電気的に操縦及び/又は調整され得る1つ以上のアンテナ要素を含んでもよい。アンテナアセンブリ328は第2のアンテナアレイ410を更に含んでもよく、この第2のアンテナアレイ410は、ATGネットワーク220のATG基地局130に接続するように第2のアンテナアレイ410を構成する為に、機械的及び/又は電気的に操縦及び/又は調整され得る1つ以上のアンテナ要素を含んでもよい。又、アンテナアセンブリ328は、第3のアンテナアレイ420を含んでもよく、この第3のアンテナアレイ420は、衛星ネットワーク220の衛星164に接続するように第3のアンテナアレイ420を構成する為に、機械的及び/又は電気的に操縦及び/又は調整され得る1つ以上のアンテナ要素を含んでもよい。大型の機体の場合等の幾つかの実施形態では、受信素子は、任意に、夫々、1つ以上のケーブルを介してリモート無線ヘッド430に結合されてもよい。しかし、リモート無線ヘッドが採用されない場合、統合型無線機190自体がリモート無線ヘッドと関連して本明細書に記載された機能を実行することができる。場合によっては、リモート無線ヘッド430は、複数の物理的な場所に分散されてもよい(分散要素(DE)432及び434によって示されるように)。そして、リモート無線ヘッド430は、典型的な変調、復調及び他の無線機能が実施される統合型無線機190に(例えば、光ファイバ又は他のケーブルを介して)結合されてもよい。又、送信要素406は、ベース無線機440に結合されてもよい。
例示的な実施形態では、リモート無線ヘッド430は受信アンテナ間の切り替えを提供してもよい。アレイパネルの垂直ビームステアリングが実施される例では、4本以上のケーブルを使用して、左側パネル要素402及び右側パネル要素404の夫々をリモート無線ヘッド430に接続してもよい。リモート無線ヘッド430は、リモート無線ヘッド430に提供されるアンテナ出力の数に対応する1つ以上のキャビティフィルタを含んでいてもよい。アレイの電気的な傾きを調整する機械的な装置を用いて垂直方向のビームステアリングが行われる場合には、各アレイに対して1つのケーブル及びキャビティフィルタ、バルクアコースティックウェーブ(BAW)フィルタ、表面アコースティックウェーブ(SAW)フィルタ、サーキュレータ、又は他の任意の適切なフィルタのみが採用されてもよい。場合によっては、リモート無線ヘッド430が排除される可能性があり、フィルタ、低雑音増幅器(LNA)及びスイッチングコンポーネントは、アンテナハウジング又はアンテナに近接した他のハウジングに統合されてもよい。スイッチングコンポーネント(リモート無線ヘッド430の一部であるか外部であるかを問わない)は、ターゲット又はソースの位置、基地局の信号強度、及び周囲の基地局からの干渉のレベルに基づいて、任意の信号の受信又は送信に最適なアンテナを選択する為に使用されるものである。すると、アンテナ選択は、信号対干渉+ノイズ比を最大化するように設計された複数のトリガを有している。
図5は、上述のような例示的な実施形態に関連し得る1つの方法のブロック図を示す。技術的な観点から、上述の処理回路310は、図5で説明した操作の一部又は全部をサポートする為に使用されてもよい。その為、図1~3で説明したプラットフォームは、幾つかのコンピュータプログラム及び/又はネットワーク通信ベースのインタラクションの実施を容易にする為に使用されてもよい。一例として、図5は、本発明の例示的な実施形態による方法及びプログラム製品のフローチャートである。フローチャートの各ブロック、及びフローチャート内のブロックの組み合わせは、ハードウェア、ファームウェア、プロセッサ、回路、及び/又は、1つ以上のコンピュータプログラム命令を含むソフトウェアの実行に関連する他のデバイス等、様々な手段によって実装され得ることが理解されるであろう。例えば、上述の手順のうち1つ以上はコンピュータプログラム命令によって具現化されてもよい。この点において、上述の手順を具体化するコンピュータプログラム命令は、デバイス(例えば、処理回路310等)のメモリデバイスによって記憶され、デバイス内のプロセッサによって実行されてもよい。理解されるように、このような任意のコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置(例えば、ハードウェア)にロードされて、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で実行される命令が、フローチャートブロック(複数可)で指定された機能を実施する為の手段を作成するような機械を生成してもよい。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置が特定の方法で機能するように指示するコンピュータ可読メモリに格納されてもよく、その場合、コンピュータ可読メモリに格納された命令は、フローチャートブロックで指定された機能を実装する製品を製造する。又、コンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置にロードされ、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で実行される命令がフローチャートブロックで指定された機能を実装するようにコンピュータ実装プロセスを生成する為に、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で一連の操作を実行させることができる。
従って、フローチャートのブロックは、指定された機能を実行する為の手段の組み合わせと、指定された機能を実行する為の操作の組み合わせをサポートする。又、フローチャートの1つ以上のブロック、及びフローチャートのブロックの組み合わせは、指定された機能を実行する特別目的のハードウェアベースのコンピュータシステム、又は特別目的のハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって実装され得ることが理解されるであろう。
これに関連して、図5に示すように、本発明の一実施形態による方法は、オペレーション500で航空機の位置(例えば、地上での位置と高度)を決定することを含んでもよい。本方法は更に、オペレーション510で、航空機の位置に基づいて、選択された(現行サービング)ネットワークと通信するようにアンテナアセンブリを構成することを含んでもよい。その後、オペレーション520で、選択されたネットワーク及び少なくとも1つの他の(非選択又は非サービング)ネットワークのネットワーク性能が監視されてもよい。オペレーション530で、アンテナアセンブリは、(上述のような)選択基準に基づいて、非選択ネットワークと通信するように構成されてもよい。
従って、例示的な実施形態によれば、航空機の高度に関わらず、航空機上の通信デバイスに無線通信を提供する為の統合型無線機システムが提供され得る。統合型無線機システムは、第1の高度以下の地上通信層で主に通信するように構成された複数の地上基地局を含む地上ネットワークと、第2の高度以上のATG通信層で主に通信するように構成された複数のATG基地局を含むATGネットワークと、空対空リレーと、オンボードアンテナアセンブリ及び統合型無線機を有する航空機とを含んでもよい。統合型無線機は、地上ネットワーク及びATGネットワークのネットワークパラメータを監視し、ネットワークパラメータに基づいて、現行サービングネットワークと、非サービングネットワークとを切り替えるように構成されていてもよい。
幾つかの実施形態では、システムは追加の任意の機能を含んでいてもよく、及び/又は、上述の機能が修正又は増強されていてもよい。修正、オプションの機能、及び増強の幾つかの例を以下に説明する。変更、オプション機能、及び拡張機能は、夫々単独で追加されてもよく、又は任意の望ましい組み合わせで累積的に追加されてもよいことを理解されたい。例示的な実施形態では、統合型無線機は、航空機の高度に基づいて、現行サービングネットワークから非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成されていてもよい。例示的な実施形態では、システムは、高度及び位置に基づいて主要ネットワークを定義する計画モジュールを更に含んでもよい。統合型無線機は、非サービングネットワークが航空機の現在の位置に対する主要ネットワークとして識別される場合に、航空機の高度に基づいて、現行サービングネットワークから非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成されてもよい。場合によっては、統合型無線機は、地上通信層、ATG通信層、及び第1及び第2の高度の間に配置されたギャップ領域を含む複数の通信ゾーンの夫々に主要ネットワークを定義するように構成されてもよい。例示的な実施形態では、統合型無線機は、地上通信層、ATG通信層、及びギャップ領域の夫々1つにおいて、主要ネットワークを現行サービングネットワークとして選択するように構成される。場合によっては、アンテナアセンブリは、非サービングネットワークを監視するように構成されたアンテナアレイを含んでもよい。非サービングネットワークのネットワークパラメータがネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、統合型無線機は、新しい現行サービングネットワークとして非サービングネットワークに切り替えるように構成されてもよい。例示的な実施形態では、システムは、衛星ネットワークを更に含んでもよい。統合型無線機は、地上ネットワーク、ATGネットワーク、及び衛星ネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視するように構成されてもよい。統合型無線機は、非サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータが、現行サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータに対するネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、地上ネットワーク、ATGネットワーク、及び衛星ネットワークのうちの1つを新たな現行サービングネットワークとして選択するように構成されてもよい。場合によっては、統合型無線機は、現行サービングネットワークから非サービングネットワークに切り替わる間、各セッションを維持するように構成されてもよい。例示的な実施形態では、非サービングネットワークを監視する速度は、第1の高度又は第2の高度への航空機の近接度に基づいて又はそれに応じて、或いは航空機の上昇率又は下降率に基づいて又はそれに応じて変更されてもよい。場合によっては、統合型無線機は、地上ネットワーク及びATGネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視し、現行サービングネットワークがサポートするセッションに関連するアプリケーション及びサービス要件を監視するように構成されてもよい。統合型無線機は、アプリケーション及びサービス要件に関連するネットワークパラメータ及びレイテンシ耐性の両方に基づいて、非サービングネットワークへの切り替えを選択するように構成されてもよい。
前述の説明及び関連する図面に示された教示の恩恵を受けて、本明細書に記載の発明の多くの修正及び他の実施形態が、これら本発明が関係する技術分野の当業者には思い浮かぶであろう。従って、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、修正及び他の実施形態が添付の請求項の範囲内に含まれることが意図されていることを理解されたい。更に、前述の説明及び関連する図面は、要素及び/又は機能の特定の例示的な組み合わせの文脈で例示的な実施形態を説明しているが、添付の請求項の範囲から逸脱することはなく、要素及び/又は機能の異なる組み合わせが代替的な実施形態によって提供され得ることを理解すべきである。これに関連して、例えば、上記で明示的に説明したものとは異なる要素及び/又は機能の組み合わせも、添付の請求項の幾つかに記述され得るように想定されている。本明細書で利点、利益、又は問題に対するソリューションが記載されている場合、そのような利点、利益、及び/又はソリューションは、幾つかの例示的な実施形態に適用できるが、必ずしも全ての例示的な実施形態に適用できるわけではないことを理解すべきである。従って、本明細書に記載されているあらゆる利点、利益、又はソリューションは、全ての実施形態又は本明細書の請求項に記載の内容にとって重要、必要、又は必須であると考えるべきではない。本明細書では特定の用語が使用されているが、それらは一般的且つ説明的な意味でのみ使用されており、限定を目的としたものではない。
〔付記1〕
航空機の高度に関わらず、航空機上の通信デバイスに無線通信を提供する為の統合型無線機システムであって、
第1の高度以下の地上通信層で主に通信するように構成された複数の地上基地局を含む地上ネットワークと、
第2の高度以上のATG通信層で主に通信するように構成された複数のATG基地局を含む空対地(ATG)ネットワークと、
接続された航空機を介してデータを中継する空対空メッシュネットワークと、
搭載されたアンテナアセンブリ及び統合型無線機を備えた航空機とを備え、
前記統合型無線機は、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク及び前記ATAネットワークのネットワークパラメータを監視し、前記ネットワークパラメータに基づいて、現行サービングネットワークと、非サービングネットワークとを切り替えるように構成されている、統合型無線機システム。
〔付記2〕
前記統合型無線機は、前記航空機の高度に基づいて、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成されている付記1に記載のシステム。
〔付記3〕
高度及び位置に基づいて主要ネットワークを定義する計画モジュールを更に備え、前記統合型無線機は、前記非サービングネットワークが前記航空機の現在位置に対する前記主要ネットワークとして識別される場合に、前記航空機の高度に基づいて、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成される、付記2に記載のシステム。
〔付記4〕
前記統合型無線機は、地上通信層、ATG通信層、及び第1の高度と第2の高度の間に配置されたギャップ領域を含む複数の通信ゾーンの夫々に主要ネットワークを定義するように構成されている、付記1に記載のシステム。
〔付記5〕
前記統合型無線機は、前記地上通信層、前記ATG通信層、及び前記ギャップ領域の夫々の1つにおいて、前記主要ネットワークを前記現行サービングネットワークとして選択するように構成されている、付記4に記載のシステム。
〔付記6〕
前記アンテナアセンブリは、前記非サービングネットワークを監視するように構成されたアンテナアレイを備え、前記非サービングネットワークのネットワークパラメータがネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、前記統合型無線機は、前記非サービングネットワークを新たな現行サービングネットワークとして切り替えるように構成されている、付記5に記載のシステム。
〔付記7〕
衛星ネットワークを更に含み、
前記統合型無線機が、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク、及び前記衛星ネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視するように構成されており、
前記統合型無線機が、前記非サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータが前記現行サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータに対するネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク、及び前記衛星ネットワークのうちの1つを新たな現行サービングネットワークとして選択するように構成されている、付記5に記載のシステム。
〔付記8〕
前記非サービングネットワークを監視するレートは、前記航空機の上昇速度又は下降速度に応じて変化する、付記7に記載のシステム。
〔付記9〕
前記非サービングネットワークを監視するレートは、前記航空機の前記第1の高度又は前記第2の高度への近接度に応じて変化する、付記7に記載のシステム。
〔付記10〕
前記統合型無線機は、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークに切り替わる間、各セッションを維持するように構成されている、付記1に記載のシステム。
〔付記11〕
前記統合型無線機が、地上ネットワーク及びATGネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視し、現行サービングネットワークによってサポートされるセッションに関連するアプリケーション及びサービス要件を監視するように構成され、且つ、
前記統合型無線機が、前記ネットワークパラメータと、前記アプリケーション及びサービス要件に関連するレイテンシ耐性の両方に基づいて、前記非サービングネットワークへの切り替えを選択するように構成されている、付記1に記載のシステム。
〔付記12〕
航空機の高度に関わらず、航空機上の通信機器に無線通信を提供する為の統合型無線機であって、
主に第1の高度以下の地上通信層で通信するように構成された複数の地上基地局を含む地上ネットワークと、
主に第2高度以上のATG通信層で通信するように構成された複数のATG基地局を含む空対地(ATG)ネットワークと、
の通信を容易にするように設定可能なアンテナアセンブリと、
前記地上ネットワーク及び前記ATGネットワークのネットワークパラメータを監視し、前記ネットワークパラメータに基づいて、現行サービングネットワークと非サービングネットワークとを切り替えるように構成された処理回路と、
を備えた統合型無線機。
〔付記13〕
前記処理回路は、前記航空機の高度に基づいて、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成されている、付記12に記載の統合型無線機。
〔付記14〕
高度及び位置に基づいて主要ネットワークを定義する計画モジュールを更に備え、前記処理回路は、前記非サービングネットワークが前記航空機の現在の位置に対する主要ネットワークとして識別される場合に、前記航空機の高度に基づいて、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成されている、付記13に記載の統合型無線機。
〔付記15〕
前記処理回路は、前記地上通信層、前記ATG通信層、及び前記第1及び第2の高度の間に配置されたギャップ領域を含む複数の通信ゾーンの夫々に、主要ネットワークを定義するように構成される、付記12に記載の統合型無線機。
〔付記16〕
前記処理回路は、前記地上通信層、前記ATG通信層、及び前記ギャップ領域の夫々の1つにおいて、前記主要ネットワークを前記現行サービングネットワークとして選択するように構成される、付記15に記載の統合型無線機。
〔付記17〕
前記アンテナアセンブリは、前記非サービングネットワークを監視するように構成されたアンテナアレイを備え、前記非サービングネットワークのネットワークパラメータがネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、前記統合型無線機は、新たな現行サービングネットワークとして前記非サービングネットワークに切り替えるように構成されている、付記16に記載の統合型無線機。
〔付記18〕
前記アンテナアセンブリが、衛星ネットワークと通信するように更に構成されており、
前記処理回路が、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク、及び前記衛星ネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視するように構成されており、
前記処理回路が、前記非サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータが、前記サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータに対するネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク、及び前記衛星ネットワークのうちの1つを新たな現行サービングネットワークとして選択するように構成されている、付記5に記載の統合型無線機。
〔付記19〕
前記非サービングネットワークを監視するレートは、航空機の上昇率又は下降率に応じて、又は前記航空機が前記第1の高度又は前記第2の高度に近接していることに応じて変化する、付記18に記載の統合型無線機。
〔付記20〕
前記処理回路は、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークに切り替わる間、各セッションを維持するように構成される、付記12に記載の統合型無線機。
〔付記21〕
前記処理回路が、前記地上ネットワーク及び前記ATGネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視し、前記現行サービングネットワークによってサポートされているセッションに関連するアプリケーション及びサービス要件を監視するように構成され、且つ、
前記統合型無線機が、前記ネットワークパラメータと、前記アプリケーション及びサービス要件に関連するレイテンシ耐性の両方に基づいて、前記非サービングネットワークへの切り替えを選択するように構成されている、付記12に記載の統合型無線機。
102 地上ネットワークエミッション
110 地上基地局
115 WAN
118 理論的地上ネットワーク高度制限
120 地上ネットワークセル
122 理論的ATGネットワーク高度制限
130 ATG基地局
134 楔形セル
140 ギャップ領域
145 ATGバックホール及びネットワーク制御コンポーネント
150 航空機
160 地上局
165 衛星
170 衛星バックホール及びネットワーク制御コンポーネント
190 統合型無線機
200 地上ネットワーク
202 第1の地上AP
204 第2の地上AP
206 ゲートウェイデバイス
210 ATGネットワーク
212 第1のATGAP
214 第2のATGAP
216 GTWデバイス
220 衛星ネットワーク
222 衛星アクセスポイント
250 計画モジュール
310 処理回路
312 プロセッサ
314 メモリ
320 デバイスインターフェース
324 センサネットワーク
325 オンボードシステム
328 アンテナアセンブリ
330 ネットワークモニタ
340 ネットワークセレクタ
350 セッションマネジャ
400 第1のアンテナアレイ
402 左側パネル要素
404 右側パネル要素
406 送信要素
410 第2のアンテナアレイ
420 第3のアンテナアレイ
430 リモート無線ヘッド
432、424 分散要素
440 ベース無線機

Claims (21)

  1. 航空機の高度に関わらず、航空機上の通信デバイスに無線通信を提供する為の統合型無線機システムであって、
    第1の高度以下の地上通信層で主に通信するように構成された複数の地上基地局を含む地上ネットワークと、
    第2の高度以上のATG通信層で主に通信するように構成された複数のATG基地局を含む空対地(ATG)ネットワークと、
    接続された航空機を介してデータを中継する空対空(ATA)メッシュネットワークと、
    搭載されたアンテナアセンブリ及び統合型無線機を備えた航空機とを備え、
    前記統合型無線機は、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク及び前記ATAメッシュネットワークのネットワークパラメータを監視し、前記ネットワークパラメータに基づいて、現行サービングネットワークと、非サービングネットワークとを切り替えるように構成されている、統合型無線機システム。
  2. 前記統合型無線機は、前記航空機の高度に基づいて、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成されている請求項1に記載のシステム。
  3. 高度及び位置に基づいて主要ネットワークを定義する計画モジュールを更に備え、前記統合型無線機は、前記非サービングネットワークが前記航空機の現在位置に対する前記主要ネットワークとして識別される場合に、前記航空機の高度に基づいて、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成される、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記統合型無線機は、地上通信層、ATG通信層、及び第1の高度と第2の高度の間に配置されたギャップ領域を含む複数の通信ゾーンの夫々に主要ネットワークを定義するように構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記統合型無線機は、前記地上通信層、前記ATG通信層、及び前記ギャップ領域の夫々の1つにおいて、前記主要ネットワークを前記現行サービングネットワークとして選択するように構成されている、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記アンテナアセンブリは、前記非サービングネットワークを監視するように構成されたアンテナアレイを備え、前記非サービングネットワークのネットワークパラメータがネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、前記統合型無線機は、前記非サービングネットワークを新たな現行サービングネットワークとして切り替えるように構成されている、請求項5に記載のシステム。
  7. 衛星ネットワークを更に含み、
    前記統合型無線機が、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク、及び前記衛星ネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視するように構成されており、
    前記統合型無線機が、前記非サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータが前記現行サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータに対するネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク、及び前記衛星ネットワークのうちの1つを新たな現行サービングネットワークとして選択するように構成されている、請求項5又は6に記載のシステム。
  8. 前記非サービングネットワークを監視するレートは、前記航空機の上昇速度又は下降速度に応じて変化する、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記非サービングネットワークを監視するレートは、前記航空機の前記第1の高度又は前記第2の高度への近接度に応じて変化する、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記統合型無線機は、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークに切り替わる間、各セッションを維持するように構成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記統合型無線機が、地上ネットワーク及びATGネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視し、現行サービングネットワークによってサポートされるセッションに関連するアプリケーション及びサービス要件を監視するように構成され、且つ、
    前記統合型無線機が、前記ネットワークパラメータと、前記アプリケーション及びサービス要件に関連するレイテンシ耐性の両方に基づいて、前記非サービングネットワークへの切り替えを選択するように構成されている、請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. 航空機の高度に関わらず、航空機上の通信機器に無線通信を提供する為の統合型無線機であって、
    主に第1の高度以下の地上通信層で通信するように構成された複数の地上基地局を含む地上ネットワークと、
    主に第2高度以上のATG通信層で通信するように構成された複数のATG基地局を含む空対地(ATG)ネットワークと、
    の通信を容易にするように設定可能なアンテナアセンブリと、
    前記地上ネットワーク及び前記ATGネットワークのネットワークパラメータを監視し、前記ネットワークパラメータに基づいて、現行サービングネットワークと非サービングネットワークとを切り替えるように構成された処理回路と、
    を備えた統合型無線機。
  13. 前記処理回路は、前記航空機の高度に基づいて、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成されている、請求項12に記載の統合型無線機。
  14. 高度及び位置に基づいて主要ネットワークを定義する計画モジュールを更に備え、前記処理回路は、前記非サービングネットワークが前記航空機の現在の位置に対する主要ネットワークとして識別される場合に、前記航空機の高度に基づいて、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークへの切り替えを指示するように構成されている、請求項13に記載の統合型無線機。
  15. 前記処理回路は、前記地上通信層、前記ATG通信層、及び前記第1及び第2の高度の間に配置されたギャップ領域を含む複数の通信ゾーンの夫々に、主要ネットワークを定義するように構成される、請求項12から14のいずれか一項に記載の統合型無線機。
  16. 前記処理回路は、前記地上通信層、前記ATG通信層、及び前記ギャップ領域の夫々の1つにおいて、前記主要ネットワークを前記現行サービングネットワークとして選択するように構成される、請求項15に記載の統合型無線機。
  17. 前記アンテナアセンブリは、前記非サービングネットワークを監視するように構成されたアンテナアレイを備え、前記非サービングネットワークのネットワークパラメータがネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、前記統合型無線機は、新たな現行サービングネットワークとして前記非サービングネットワークに切り替えるように構成されている、請求項16に記載の統合型無線機。
  18. 前記アンテナアセンブリが、衛星ネットワークと通信するように更に構成されており、
    前記処理回路が、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク、及び前記衛星ネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視するように構成されており、
    前記処理回路が、前記非サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータが、前記サービングネットワークの測定されたネットワークパラメータに対するネットワーク選択基準を満たしたことに応答して、前記地上ネットワーク、前記ATGネットワーク、及び前記衛星ネットワークのうちの1つを新たな現行サービングネットワークとして選択するように構成されている、請求項15に記載の統合型無線機。
  19. 前記非サービングネットワークを監視するレートは、航空機の上昇率又は下降率に応じて、又は前記航空機が前記第1の高度又は前記第2の高度に近接していることに応じて変化する、請求項18に記載の統合型無線機。
  20. 前記処理回路は、前記現行サービングネットワークから前記非サービングネットワークに切り替わる間、各セッションを維持するように構成される、請求項12から19のいずれか一項に記載の統合型無線機。
  21. 前記処理回路が、前記地上ネットワーク及び前記ATGネットワークの夫々のネットワークパラメータを監視し、前記現行サービングネットワークによってサポートされているセッションに関連するアプリケーション及びサービス要件を監視するように構成され、且つ、
    前記統合型無線機が、前記ネットワークパラメータと、前記アプリケーション及びサービス要件に関連するレイテンシ耐性の両方に基づいて、前記非サービングネットワークへの切り替えを選択するように構成されている、請求項12から20のいずれか一項に記載の統合型無線機。
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