JP7508207B2 - 店舗装置及びプログラム - Google Patents

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本発明の実施形態は、店舗装置及びプログラムに関する。
購入される頻度の高くない商品及び陳列位置などが原因で買い物客の目に付きにくい商品などの、死筋商品などと呼ばれるような商品がある。死筋商品の購入機会を増やすことが望まれているが、死筋商品の購入機会を増やすことは難しい。また、死筋商品の購入機会を増やすために、配置変更、ポップ又はディスプレイなどにより効果的にアピールすることも難しい。
特開2013-175151号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、死筋商品の購入機会を増やすことができる店舗装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の店舗装置は、報知部、判定部及び付与部を含む。報知部は、特定の空間に置かれた複数種類の商品のうちの対象商品を利用者に報知する。判定部は、前記利用者が前記対象商品に対して所定の行動を行ったことを判定する。付与部は、前記対象商品を見つけた前記利用者に特典を付与する。
実施形態に係る店舗システム及び当該店舗システムに含まれる構成要素の要部構成の一例を示すブロック図。 図1中の補助記憶デバイスに記憶されるテーブルの一例を示す図。 図1中の店舗装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中の店舗装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中の店舗装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中の店舗装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中の店舗装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。
以下、実施形態に係る店舗システムについて図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。また、各図面及び本明細書中において、同一の符号は同様の要素を示す。
図1は、実施形態に係る店舗システム1及び店舗システム1に含まれる構成要素の要部構成の一例を示すブロック図である。店舗システム1は、買い物客が商品を商品棚などから取ったことを店内のセンサーなどを用いて識別することで、商品の決済に利用するシステムである。また、店舗システム1は、商品探しゲームの実行を管理する。商品探しゲームは、商品探しゲームの対象となる商品(以下「対象商品」という。)を探すゲームである。店舗システム1は、対象商品を見つけた買い物客に特典を付与する。店舗システム1は、一例として、店舗装置10、入口ゲート20、出口ゲート30、カメラ40、棚センサー50、デジタルサイネージ60及び端末装置100を含む。なお、店舗システム1を導入している店舗の商品売り場は、複数種類の商品が置かれた特定の空間の一例である。また、買い物客は、店舗を利用する利用者の一例である。
店舗装置10は、店舗システム1全体の制御などを行う装置である。店舗装置10は、一例として、プロセッサー11、ROM(read-only memory)12、RAM(random-access memory)13、補助記憶デバイス14、入力デバイス15、表示デバイス16、第1通信I/F(interface)17及び第2通信I/F18を含む。そして、バス19などが、これら各部を接続する。
プロセッサー11は、店舗装置10の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー11は、ROM12又は補助記憶デバイス14などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、店舗装置10の各種の機能を実現するべく各部を制御する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー11の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー11は、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、SoC(system on a chip)、DSP(digital signal processor)、GPU(graphics processing unit)、ASIC(application specific integrated circuit)、PLD(programmable logic device)又はFPGA(field-programmable gate array)などである。あるいは、プロセッサー11は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM12は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM12は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM12は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM12は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM13は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM13は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM13は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM13は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス14は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス14は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス14は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス14は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー11での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
また、補助記憶デバイス14は、商品DB(database)141、会員DB142及び対象DB143を記憶する。
商品DB141は、店舗で販売される各商品についての価格、商品名及び陳列位置などの各種情報を記憶及び管理する。商品DB141は、商品ID(identifier)に関連付けて各種情報を記憶する。商品IDは、例えば、個別の商品ごと又は商品の種類ごとに付与されるユニークな識別符号である。
会員DB142は、店舗の利用者である各会員に関する会員情報を記憶及び管理する。会員DB142は、会員IDに関連付けて会員情報を記憶する。なお、会員IDは、会員ごとにユニークな識別情報である。なお、店舗システム1を導入している店舗を利用するには会員登録又は利用登録などが必要であるとする。
対象DB143は、対象商品に関する情報を記憶及び管理する。対象DB143は、テーブルT1を含む。
図2は、補助記憶デバイス14に記憶されるテーブルT1の一例を示す図である。テーブルT1は、対象ID、追跡ID及び有効期限を含む。対象IDは、対象商品の商品IDである。追跡ID及び有効期限については後述する。
ROM12又は補助記憶デバイス14に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。一例として、店舗装置10は、当該プログラムがROM12又は補助記憶デバイス14に記憶された状態で店舗装置10の管理者などへと譲渡される。しかしながら、店舗装置10は、当該プログラムがROM12又は補助記憶デバイス14に記憶されない状態で当該管理者などに譲渡されても良い。また、店舗装置10は、当該プログラムとは別のプログラムがROM12又は補助記憶デバイス14に記憶された状態で当該管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する処理を実行するためのプログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作の下にROM12又は補助記憶デバイス14へと書き込まれても良い。このときのプログラムの譲渡は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体に記録して、あるいはネットワークNW1などを介したダウンロードにより実現できる。
入力デバイス15は、店舗装置10の操作者による操作を受け付ける。入力デバイス15は、例えば、キーボード、キーパッド、タッチパッド又はマウスなどである。
表示デバイス16は、店舗装置10の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する。表示デバイス16は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどのディスプレイである。また、入力デバイス15及び表示デバイス16としては、タッチパネルを用いることもできる。すなわち、タッチパネルが備える表示パネルを表示デバイス16として、タッチパネルが備えるタッチパッドを入力デバイス15として用いることができる。
第1通信I/F17は、店舗装置10がネットワークNW1などを介して通信するためのインターフェースである。店舗装置10及び端末装置100は、ネットワークNW2に接続する。店舗装置10は、第1通信I/F17及びネットワークNW2を介して端末装置100と通信する。
ネットワークNW1は、典型的にはインターネット及び公衆携帯電話網を含む通信網である。
第2通信I/F18は、店舗装置10がネットワークNW2などを介して通信するためのインターフェースである。店舗装置10、入口ゲート20、出口ゲート30、カメラ40、棚センサー50及びデジタルサイネージ60は、ネットワークNW2に接続する。店舗装置10は、第2通信I/F18及びネットワークNW2を介して入口ゲート20、出口ゲート30、カメラ40、棚センサー50及びデジタルサイネージ60と通信する。
ネットワークNW2は、典型的にはLANなどのプライベートネットワークを含む通信網である。
バス19は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、店舗装置10の各部で授受される信号を伝送する。
入口ゲート20は、店舗の入口に設置される。入口ゲート20は、店舗内に入ることを許可されない買い物客が店舗内に入れないように店舗の入口を閉鎖する。また、入口ゲート20は、店舗内に入ることを許可された買い物客が店舗内に入れるように店舗の入口を開放する。入口ゲート20は、一例として、入口端末21を備える。
入口端末21は、店舗内に入ろうとする買い物客が所持するIC(integrated circuit)カード又はスマートホンなどの電子機器などから識別情報などを読み取る。あるいは、入口端末21は、店舗内に入ろうとする買い物客から顔の特徴又は指紋の特徴などの生体情報を読み取る。なお、入口端末21によって読み取られる識別情報又は生体情報は、買い物客が店舗内に入ることの可否の判定に用いられる。
出口ゲート30は、店舗の出口に設置される。出口ゲート30は、店舗内から外に出ることを許可されない買い物客が店舗内から外に出られないように店舗の出口を閉鎖する。また、出口ゲート30は、店舗内から外に出ることを許可された買い物客が店舗内から外に出られないように店舗の出口を閉鎖する。出口ゲート30は、一例として、出口端末31を備える。
出口端末31は、買い物客が購入する商品の代金の決済のための処理を行う。このために、出口端末31は、例えば、店舗内から外に出ようとする買い物客が所持するICカード又はスマートホンなどの電子機器などから識別情報などを読み取る。あるいは、出口端末31は、例えば、店舗内から外に出ようとする買い物客から顔の特徴又は指紋の特徴などの生体情報を読み取る。
また、出口端末31は、レシートなどの発行なども行う。
カメラ40は、店舗内の天井部分などに設置される。カメラ40は、センサーの一種である。なお、カメラ40は、典型的には店舗内に複数設置される。カメラ40は、店舗内を撮影して、撮影した画像を出力する。なお、当該画像は、典型的には動画である。店舗装置10は、カメラ40が出力する画像を用いて、買い物客を追跡する。
棚センサー50は、商品棚などに設置される。棚センサー50は、例えば、重量センサー又は光学センサーなどのセンサーである。棚センサー50は、センシングによる測定量などを含む測定情報を出力する。測定情報は、商品棚などから商品が取り去られたこと及び商品棚に商品が置かれたことの識別に用いられる。
店舗装置10は、カメラ40が出力する画像及び棚センサー50が出力する測定情報の少なくともいずれかを用いて、買い物客が店舗内の商品棚などから商品を取り去ったことを検知する。また、店舗装置10は、カメラ40が出力する画像及び棚センサー50が出力する測定情報の少なくともいずれかを用いて、どの商品が商品棚から取り去られたかを識別する。さらに、店舗装置10は、カメラ40が出力する画像及び棚センサー50が出力する測定情報の少なくともいずれかを用いて、買い物客が一度商品棚などから取り去った商品を店舗内の商品棚に置いた(戻した)ことを検知する。
デジタルサイネージ60は、買い物客から見えるような位置に設置される。デジタルサイネージ60は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどのディスプレイを備える。デジタルサイネージ60は、店舗装置10による制御のもと、買い物客に情報を報知するための画面を当該ディスプレイに表示する。なお、デジタルサイネージ60は、買い物客が操作可能なものであっても良い。
端末装置100は、例えばスマートホンなどの情報機器である。端末装置100は、店舗の利用者などがそれぞれ所持する。端末装置100は、一例として、プロセッサー101、ROM102、RAM103、補助記憶デバイス104、タッチパネル105、通信I/F106及び近距離通信I/F107を含む。そして、バス108などが、これら各部を接続する。
プロセッサー101は、端末装置100の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー101は、ROM102又は補助記憶デバイス104などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、端末装置100の各種の機能を実現するべく各部を制御する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー101の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー101は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー101は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM102は、プロセッサー101を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM102は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM102は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM102は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM103は、プロセッサー101を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM103は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM103は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM103は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス104は、プロセッサー101を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス104は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス104は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。当該アプリケーションソフトウェアは、商品探しアプリを含む。商品探しアプリは、商品探しゲームに用いられるアプリケーションソフトウェアである。なお、商品探しアプリは、商品探しゲーム専用のアプリケーションソフトウェアであっても良いし、汎用のWebブラウザーなどであっても良い。また、補助記憶デバイス104は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー101での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
ROM102又は補助記憶デバイス104に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。一例として、端末装置100は、当該プログラムがROM102又は補助記憶デバイス104に記憶された状態で端末装置100の管理者などへと譲渡される。しかしながら、端末装置100は、当該プログラムがROM102又は補助記憶デバイス104に記憶されない状態で当該管理者などに譲渡されても良い。また、端末装置100は、当該プログラムとは別のプログラムがROM102又は補助記憶デバイス104に記憶された状態で当該管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する処理を実行するためのプログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作の下にROM102又は補助記憶デバイス104へと書き込まれても良い。このときのプログラムの譲渡は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体に記録して、あるいはネットワークNW1などを介したダウンロードにより実現できる。
タッチパネル105は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどのディスプレイとタッチ入力によるポインティングデバイスとが積層されたものである。タッチパネル105が備えるディスプレイは、端末装置100の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、タッチパネル105は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。
通信I/F106は、端末装置100がネットワークNW1などを介して通信するためのインターフェースである。
近距離通信I/F107は、近距離無線通信を行うためのインターフェースである。端末装置100は、近距離通信I/F107を用いて入口端末21及び出口端末31などと通信する。
バス108は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、端末装置100の各部で授受される信号を伝送する。
以下、実施形態に係る店舗システム1の動作を図3~図8などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。図3~図7は、店舗装置10のプロセッサー11による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー11は、例えば、ROM12又は補助記憶デバイス14などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。図8は、端末装置100のプロセッサー101による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー101は、例えば、ROM102又は補助記憶デバイス104などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
買い物客は、店舗に入る場合、会員カードなどを入口端末21に読み取らせる。あるいは、買い物客が入口ゲート20から店舗に入ろうとすると、入口端末21が買い物客から生体情報を読み取る。なお、会員カードは、例えば、ICカード又は所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされた端末装置100などである。
図3のACT11においてプロセッサー11は、入口端末21が識別情報又は生体情報などを読み取るのを待ち受ける。プロセッサー11は、入口端末21が識別情報又は生体情報などを読み取ったならば、ACT11においてYesと判定してACT12へと進む。
ACT12においてプロセッサー11は、会員DB142を参照して、店舗内への入場を許可するか否かを判定する。プロセッサー11は、例えば、ACT11で読み取られた識別情報又は生体情報などが、会員登録済みの会員のものと一致するならば、入場を許可すると判定する。プロセッサー11は、入場を許可しないと判定するならば、ACT12においてNoと判定してACT13へと進む。
ACT13においてプロセッサー11は、入口ゲート20を閉鎖する。プロセッサー11は、ACT13の処理の後、ACT11へと戻る。
対して、プロセッサー11は、入場を許可すると判定ならば、ACT12においてYesと判定してACT14へと進む。
ACT14においてプロセッサー11は、入口ゲート20を開放する。
ACT15においてプロセッサー11は、追跡IDを発行する。追跡IDは、入口ゲート20から店舗に入った買い物客ごとにユニークな識別符号である。また、プロセッサー11は、発行した追跡IDを、買い物客の会員IDと関連付ける。また、プロセッサー11は、追跡IDごとに商品リストを生成する。商品リストは、追跡IDで特定される買い物客が購入する商品のリストである。
ACT16においてプロセッサー11は、ACT15で発行した追跡IDで特定される買い物客の追跡を開始する。例えば、プロセッサー11は、カメラ40の映像を用いて当該買い物客が店舗内のどの位置にいるかを特定し続けることで追跡を行う。このようにすることで、プロセッサー11は、店舗内にいる買い物客それぞれの追跡ID及び会員IDの特定が可能となる。なお、プロセッサー11は、例えば、買い物客が店舗の外に出るまで追跡を続ける。
ACT17においてプロセッサー11は、直前のACT16で追跡を開始した会員(以下「対象会員」という。)について、商品探しゲームのクリア回数が所定の値以内であるか否かを判定する。プロセッサー11は、対象会員について、商品探しゲームのクリア回数が所定の値以内でないならば、ACT17においてNoと判定してACT11へと戻る。対して、プロセッサー11は、対象会員について、商品探しゲームのクリア回数が所定の値以内であるならば、ACT17においてYesと判定してACT18へと進む。
なお、商品探しゲームとは、対象となる商品を店舗内から探すゲームである。また、クリア回数は、例えば、所定の期間内に商品探しゲームをクリアした回数である。会員DB142は、会員ごとのクリア回数を記憶している。商品探しゲームの詳細については以下で説明していく。なお、クリア回数は、複数の店舗の合計であっても良い。
また、プロセッサー11は、例えば、定期的に会員DB142を更新して、各会員のクリア回数を定期的にリセットする。例えば、プロセッサー11は、店舗の閉店から次の開店までの間に各会員のクリア回数のリセットを行うなど、毎日1回クリア回数のリセットを行う。あるいは、プロセッサー11は、会員それぞれについて、最後のクリアから一定時間経過後にクリア回数のリセットを行う。
ACT18においてプロセッサー11は、対象会員について、端末装置100が登録済みであるか否かを判定する。各会員は、会員用のサイト又はアプリケーションソフトウェアなどを用いて、端末装置100を登録可能である。会員DB142は、会員ごとに、登録される端末装置100を特定する情報を記憶する。プロセッサー11は、対象会員について、端末装置100が登録済みでないならば、ACT18においてNoと判定してACT11へと戻る。対して、プロセッサー11は、対象会員について、端末装置100が登録済みであるならば、ACT18においてYesと判定してACT19へと進む。
ACT19においてプロセッサー11は、商品探しゲームの対象商品を決定する。なお、ACT19又はACT52で決定される対象商品を以下「第1の対象商品」という場合がある。プロセッサー11は、例えば、対象会員の購買履歴などを用いて第1の対象商品を決定する。あるいは、プロセッサー11は、対象会員の年齢、性別又は職業などの個人の特徴を用いて対象商品を決定する。あるいは、プロセッサー11は、店舗内での販売履歴などを用いて第1の対象商品を決定する。あるいは、プロセッサー11は、予め設定されたリストなどからランダムで第1の対象商品を決定する。例えば、プロセッサー11は、対象会員が興味ありそうな商品を第1の対象商品とする。例えば、プロセッサー11は、店舗内で売れ行きの悪い商品を第1の対象商品として決定する。例えば、プロセッサー11は、店舗内で売れ行きの良い商品を第1の対象商品として決定する。なお、第1の対象商品は、例えば、対象会員に対して有効な対象商品である。したがって、他の会員がこの商品を見つけても特典を得ることはできない。ただし、当該他の会員に係る第1の対象商品と対象会員に係る第1の対象商品とが同一の商品である場合にはこの限りではない。また、プロセッサー11は、対象会員の特徴を、例えば会員DB142から取得する。会員は会員登録時に特徴を入力することで、特徴が会員DB142に記録される。あるいは、プロセッサー11は、対象会員の外見的特徴を、カメラ40が出力する画像に対して画像分析を行うことで推定しても良い。
以上より、プロセッサー11は、購買履歴を用いて第1の対象商品を決定する決定部として機能する。
ACT20においてプロセッサー11は、対象情報を含む第1のゲーム情報を生成する。当該対象情報は、ACT19で決定された対象商品についての情報、対象商品を探すように指示する内容の情報、対象商品を見つけた場合にもらえる特典を示す情報、及び有効期限を示す情報などを含む。なお、対象商品についての情報は、例えば、対象商品の商品名、外見を示す画像、対象商品の置かれている場所、対象商品の価格及び対象商品がどのような商品であるかの説明などを含む。有効期限は、当該対象商品をいつまでに見つければ良いかの期限である。有効期限は、例えば、現在日時に所定の時間を加えた日時である。プロセッサー11は、第1のゲーム情報を生成した後、当該第1のゲーム情報を端末装置100に送信するように第1通信I/F17に対して指示する。この送信の指示を受けて第1通信I/F17は、当該第1のゲーム情報を端末装置100に送信する。送信された当該第1のゲーム情報は、端末装置100の通信I/F106によって受信される。
ACT21においてプロセッサー11は、ACT19で決定した対象商品の商品ID、対象会員の追跡ID及び当該対象商品の有効期限を関連付けて補助記憶デバイス14などに記憶する。すなわち、プロセッサー11は、テーブルT1に、ACT19で決定した対象商品の商品ID、対象会員の追跡ID及び当該対象商品の有効期限を含む新規レコードを追加する。プロセッサー11は、ACT21の処理の後、ACT11へと戻る。
一方、図8のACT101において端末装置100のプロセッサー101は、通信I/F106によってゲーム情報が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー101は、ゲーム情報が受信されたならば、ACT101においてYesと判定してACT102へと進む。なお、ゲーム情報は、第1のゲーム情報~第3のゲーム情報の総称である。
ACT102においてプロセッサー101は、商品探しアプリを起動中であるか否かを判定する。プロセッサー101は、商品探しアプリを起動中でないならば、ACT102においてYesと判定してACT103へと進む。
ACT103においてプロセッサー101は、ゲーム情報を受信したことを示すプッシュ通知を実行するなどして、ゲーム情報を受信したことを報知する。
ACT104においてプロセッサー101は、商品探しアプリの起動指示を待ち受ける。プロセッサー101は、商品探しアプリの起動指示に応じて、ACT104においてYesと判定してACT105へと進む。
ACT105においてプロセッサー101は、商品探しアプリを起動する。プロセッサー101は、ACT105の処理の後、ACT106へと進む。
また、プロセッサー101は、商品探しアプリを起動中であるならば、ACT102においてNoと判定してACT106へと進む。
ACT106においてプロセッサー101は、受信されたゲーム情報に含まれる内容をタッチパネル105に表示する。例えば、プロセッサー101は、受信されたゲーム情報に対象情報が含まれる場合、対象商品を探すように指示する内容、対象商品についての情報、対象商品を見つけた場合にもらえる特典の内容、及び有効期限を含む画面をタッチパネル105に表示する。プロセッサー101は、ACT106の処理の後、ACT101へと戻る。
以上のように、端末装置100は、店舗装置10から送信されたゲーム情報に含まれる対象情報に基づき対象商品について買い物客に報知する。したがって、店舗装置10のプロセッサー11は、第1通信I/F17に対象情報を送信させることで、対象商品を買い物客に報知する報知部として機能する。
また、図4のACT31において店舗装置10のプロセッサー11は、デジタルサイネージ60に表示するための対象商品を決定する。なお、ACT31で決定される対象商品を以下「第2の対象商品」という場合がある。プロセッサー11は、例えば、店舗内での販売履歴などを用いて第2の対象商品を決定する。あるいは、プロセッサー11は、店舗内にいる買い物客の年齢又は性別などの外見的特徴を用いて対象商品を決定する。あるいは、プロセッサー11は、予め設定されたリストなどからランダムで第2の対象商品を決定する。例えば、プロセッサー11は、店舗内で売れ行きの悪い商品を第2の対象商品として決定する。例えば、プロセッサー11は、店舗内で売れ行きの良い商品を第2の対象商品として決定する。なお、プロセッサー11は、ACT19で第1の対象商品を決定する場合とは異なり、特定の会員の購買履歴を用いない。ここで決定される第2の対象商品は、例えば、特定の会員に対して有効なものではなく、全ての買い物客に対して有効なものである。すなわち、どの買い物客が第2の対象商品を見つけた場合にも、クリア回数が所定の値以内であれば特典を得ることができる。
ACT32においてプロセッサー11は、デジタルサイネージ60を制御して、ACT31で決定した対象商品を示す内容、当該対象商品についての情報、当該対象商品を見つけた場合にもらえる特典及び有効期限などを表示させる。
したがって、プロセッサー11は、ACT32の処理を行うことで、対象商品を買い物客に報知する報知部として機能する。
ACT33においてプロセッサー11は、ACT31で決定した第2の対象商品の商品IDと当該対象商品の有効期限を関連付けて補助記憶デバイス14などに記憶する。すなわち、プロセッサー11は、テーブルT1に、ACT31で決定した第2の対象商品の商品ID及び当該対象商品の有効期限を含む新規レコードを追加する。なお、プロセッサー11は、当該レコードの追跡IDフィールドの値を、例えば、追跡ID以外の予め定められた値にする。当該予め定められた値は、図2では「0000」としている。テーブルT1における各レコードについて、追跡IDフィールドの値が追跡IDであるか当該予め定められた値であるかによって、当該レコードが第1の対象商品と第2の対象商品のいずれを示すかの判別が可能となる。
図4のACT34においてプロセッサー11は、デジタルサイネージ60の表示を更新するか否かを判定する。プロセッサー11は、例えば、一定時間経過すると、デジタルサイネージ60の表示を更新すると判定する。プロセッサー11は、デジタルサイネージ60の表示を更新しないと判定するならば、ACT34においてNoと判定してACT34を繰り返す。対して、プロセッサー11は、デジタルサイネージ60の表示を更新すると判定するならば、ACT34においてYesと判定してACT31へと戻る。
買い物客は、端末装置100又はデジタルサイネージ60を見て対象商品が何であるかを把握して、対象商品を探す。そして、買い物客は、対象商品を見つけたならば商品棚などから対象商品を取り去る(取り上げる)。
また、買い物客は、買いたい商品又は気になった商品などがあった場合にも商品棚などから当該商品を取り去る。
図5のACT41においてプロセッサー11は、商品棚などから商品が取り去られたか否かを判定する。なお、プロセッサー11は、例えば、カメラ40が出力する画像及び棚センサー50が出力する測定情報の少なくともいずれかを用いて商品が取り去られたことの検知を行う。プロセッサー11は、商品棚などから商品が取り去られたことを検知していないならば、ACT41においてNoと判定してACT41を繰り返す。そして、プロセッサー11は、商品棚などから商品が取り去られたことを検知したならば、ACT41においてYesと判定してACT42へと進む。
ACT42においてプロセッサー11は、商品棚から取り去られた商品の種類を特定する。
ACT43においてプロセッサー11は、商品棚から商品を取り去った買い物客の追跡ID及び会員IDを特定する。
ACT44においてプロセッサー11は、ACT43で特定した追跡IDについての商品リストに、ACT42で特定した商品の商品IDを追加する。これにより、当該商品リストに当該商品が登録される。
ACT45においてプロセッサー11は、ACT42で特定した商品(以下「特定商品」という。)が対象商品であるか否かを以下のようにして判定する。
プロセッサー11は、テーブルT1中の各レコードのうち、対象IDフィールドの商品IDの値が、特定商品の商品IDと一致するレコードがあるか否かを判定する。プロセッサー11は、一致するレコードがないならば、特定商品が対象商品でないと判定する。対して、プロセッサー11は、商品IDが一致するレコードがあるならば、商品IDが一致した各レコードのうち、有効期限が切れていないレコードがあるか否かを判定する。プロセッサー11は、有効期限が切れていないものが無いならば、特定商品が対象商品でないと判定する。対して、プロセッサー11は、有効期限が切れていないレコードがあるならば、商品IDが一致し且つ有効期限が切れていないレコードのうち、追跡IDフィールドの値がACT43で取得した追跡IDと一致するレコードがあるか否かを判定する。プロセッサー11は、追跡IDが一致するレコードがあるならば、特定商品が第1の対象商品であると判定する。対して、プロセッサー11は、追跡IDが一致するレコードが無いならば、商品IDが一致し且つ有効期限が切れていないレコードのうち、追跡IDの値が「0000」であるレコードがあるか否かを判定する。プロセッサー11は、追跡IDの値が「0000」であるレコードがあるならば、特定商品が第2の対象商品であると判定する。対して、プロセッサー11は、追跡IDの値が「0000」であるレコードが無いならば、特定商品は対象商品でないと判定する。
プロセッサー11は、特定商品が対象商品でないと判定するならば、ACT45においてNoと判定してACT41へと戻る。対して、プロセッサー11は、特定商品が対象商品であると判定するならば、ACT45においてYesと判定してACT46へと進む。
したがって、プロセッサー11は、ACT41、ACT42及びACT45の処理を行うことで、買い物客が対象商品に対して所定の行動を行ったことを判定する判定部として機能する。
ACT46においてプロセッサー11は、ACT43で特定した会員IDで特定される会員について、商品探しゲームのクリア回数が所定の値以内であるか否かを判定する。プロセッサー11は、商品探しゲームのクリア回数が所定の値以内でないならば、ACT46においてNoと判定してACT41へと戻る。対して、プロセッサー11は、商品探しゲームのクリア回数が所定の値以内であるならば、ACT46においてYesと判定してACT47へと進む。
ACT47においてプロセッサー11は、会員DB142を更新して、ACT43で特定した会員IDで特定される会員について、クリア回数を1回増やす。
ACT48においてプロセッサー11は、ACT43で特定した会員IDで特定される会員に対して特典を付与する。例えば、プロセッサー11は、会員DBを更新して、会員IDと付与する特典情報とを関連付ける。特典情報は、付与された特典の内容が分かる情報である。これにより、各会員に付与された特典が会員DBに記録される。また、各会員は、商品探しアプリなどを用いて特典を使用することができる。
プロセッサー11は、ACT48の処理を行うことで、特典を付与する付与部として機能する。
特典の例を以下に列挙する。
・企業通貨(企業が独自に発行するポイントで、商品の購入又は物品若しくはサービスなどとの交換に用いることができるようなもの。)。
・割引券。
・クーポン券。
・金券などの有価証券。
・粗品などの物品又はサービスを貰う権利。
・懸賞に応募する権利(応募券)。
・特定の商品を購入する権利。
・様々な特典と交換できる、商品探しゲーム上のポイント。
ACT49においてプロセッサー11は、ACT43で特定した会員IDで特定される会員について、端末装置100が登録済みであるか否かを判定する。プロセッサー11は、端末装置100が登録済みでないならば、ACT49においてNoと判定してACT41へと戻る。対して、プロセッサー11は、端末装置100が登録済みであるならば、ACT49においてYesと判定してACT50へと進む。
ACT50においてプロセッサー11は、ACT43で特定した会員IDで特定される会員について、商品探しゲームのクリア回数が所定の値以内であるか否かを判定する。プロセッサー11は、商品探しゲームのクリア回数が所定の値以内であるならば、ACT50においてYesと判定してACT51へと進む。
ACT51においてプロセッサー11は、特定商品が第1の対象商品であるか否かを判定する。プロセッサー11は、特定商品が第1の対象商品であるならば、ACT51においてYesと判定してACT52へと進む。
ACT52においてプロセッサー11は、ACT19と同様にして商品探しゲームの対象商品を決定する。
ACT53においてプロセッサー11は、対象情報及び特典付与情報を含む第2のゲーム情報を生成する。当該対象情報は、ACT52で決定した対象商品についての情報、対象商品を探すように指示する内容の情報、対象商品を見つけた場合にもらえる特典を示す情報、及び有効期限を示す情報などを含む。また、当該特典付与情報は、ACT48で付与された特典の内容を示す情報及び特典が付与されたことを示す情報を含む。プロセッサー11は、第2のゲーム情報を生成した後、当該第2のゲーム情報を端末装置100に送信するように第1通信I/F17に対して指示する。この送信の指示を受けて第1通信I/F17は、当該第2のゲーム情報を端末装置100に送信する。送信された当該第2のゲーム情報は、端末装置100の通信I/F106によって受信される。プロセッサー11は、ACT53の処理の後、ACT41へと戻る。
対して、プロセッサー11は、ACT43で特定した会員IDで特定される会員について、商品探しゲームのクリア回数が所定の値以内でないならば、ACT50においてNoと判定してACT54へと進む。また、プロセッサー11は、特定商品が第1の対象商品でないならば、すなわち特定商品が第2の対象商品であるならば、ACT51においてNoと判定してACT54へと進む。
ACT54においてプロセッサー11は、特典付与情報を含む第3のゲーム情報を生成する。当該特典付与情報は、第2のゲーム情報に含まれるものと同様のものである。プロセッサー11は、第3のゲーム情報を生成した後、当該第3のゲーム情報を端末装置100に送信するように第1通信I/F17に対して指示する。この送信の指示を受けて第1通信I/F17は、当該第3のゲーム情報を端末装置100に送信する。送信された当該第3のゲーム情報は、端末装置100の通信I/F106によって受信される。プロセッサー11は、ACT54の処理の後、ACT41へと戻る。
買い物客は、一度手に取った商品を元の商品棚などに置く(戻す)場合がある。
図6のACT61においてプロセッサー11は、商品棚などに商品が置かれたか否かを判定する。なお、プロセッサー11は、例えば、カメラ40が出力する画像及び棚センサー50が出力する測定情報の少なくともいずれかを用いて商品が置かれたことの検知を行う。プロセッサー11は、商品棚などに商品が置かれたことを検知しないならば、ACT61においてNoと判定してACT61を繰り返す。対して、プロセッサー11は、商品棚などに商品が置かれたことを検知したならば、ACT61においてYesと判定してACT62へと進む。
ACT62においてプロセッサー11は、商品棚に置かれた商品の種類を特定する。
ACT63においてプロセッサー11は、商品棚に商品を置いた買い物客の追跡ID及び会員IDを特定する。
ACT64においてプロセッサー11は、ACT63で特定した追跡IDについての商品リストから、ACT62で特定した商品の商品IDを削除する。これにより、当該商品リストから当該商品の登録が解除される。プロセッサー11は、ACT64の処理の後、ACT61へと戻る。
買い物客は、店舗内から店舗外に出る場合、会員カード(ICカード)などを出口端末31に読み取らせる。あるいは、買い物客が出口ゲート30から店舗外に出ようとすると、出口端末31が買い物客から生体情報を読み取る。
図7のACT71においてプロセッサー11は、出口端末31が識別情報又は生体情報などを読み取るのを待ち受ける。プロセッサー11は、出口端末31が識別情報又は生体情報などを読み取ったならば、ACT71においてYesと判定してACT72へと進む。
ACT72においてプロセッサー11は、出口ゲート30から店舗外に出ようとする、ACT71で読み取られた識別情報又は生体情報によって特定される買い物客の追跡ID及び会員IDを特定する。
ACT73においてプロセッサー11は、ACT72で特定した追跡IDについての商品リストを取得する。
ACT74においてプロセッサー11は、商品DBを参照して、ACT72で特定した会員IDに関連付けられた特典情報を取得する。プロセッサー11は、特典情報が示す特典の内容によっては、追加の処理を行う。例えば、プロセッサー11は、特典の内容が粗品を貰う権利であるならば、粗品を買い物客に渡させるために、店員が所持する端末に店員への報知動作などを行わせる。
ACT75においてプロセッサー11は、ACT75で取得した商品リストに登録されている商品の代金についての決済を行う。プロセッサー11は、例えば、会員登録などの際に会員によって設定された決済手段を用いて決済を行う。あるいは、プロセッサー11は、出口端末31に対する操作に基づき決定される決済手段を用いて決済を行う。決済手段は、例えば、電子マネー、クレジットカード、企業通貨又は現金などである。なお、当該会員は、特典として付与された企業通貨などの特典を決済に用いることができる。また、プロセッサー11は、ACT74で取得した特典情報が示す特典の内容によっては、自動的に商品の代金の割引を行う。例えば、プロセッサー11は、特典の内容が、今回の決済に自動適用される割引券である場合、商品の代金を割り引いて決済を行う。
ACT76においてプロセッサー11は、ACT75の決済に成功したか否かを判定する。プロセッサー11は、ACT75の決済に成功したならば、ACT76においてYesと判定してACT77へと進む。
ACT77においてプロセッサー11は、出口ゲート30を開放する。
ACT78においてプロセッサー11は、ACT75で決済を行った商品の中に対象商品があるか否かを判定する。ここでの対象商品は、ACT45の処理でYesと判定された商品である。したがって、ACT75の処理の時点での対象商品ではない。なお、プロセッサー11は、決済を行った商品の中に対象商品が含まれる場合には、含まれる対象商品の数を数える。プロセッサー11は、決済を行った商品の中に対象商品がないならば、ACT78においてNoと判定してACT71へと戻る。対して、プロセッサー11は、決済を行った商品の中に対象商品があるならば、ACT78においてYesと判定してACT79へと進む。
ACT79においてプロセッサー11は、会員DB142を更新して、ACT72で特定した会員IDで特定される会員について、クリア回数を減らす。ここでプロセッサー11がクリア回数を減らす数は、例えば、1回である。あるいは、プロセッサー11がクリア回数を減らす数は、決済を行った商品の中に含まれる対象商品の数である。
ACT80においてプロセッサー11は、ACT72で特定した会員IDで特定される会員に対して、ACT48と同様にして特典を付与する。なお、ここで付与する特典は、例えば、ACT48で付与した特典をより良いものに変更ものであっても良いし、ACT48で付与した特典に加えてさらに特典を付与するものであっても良い。
ACT81においてプロセッサー11は、特典付与情報を含む第3のゲーム情報を生成する。当該特典付与情報は、ACT80で付与された特典の内容を示す情報及び特典が付与されたことを示す情報を含む。第3のゲーム情報を生成した後、当該第3のゲーム情報を端末装置100に送信するように第1通信I/F17に対して指示する。この送信の指示を受けて第1通信I/F17は、当該第3のゲーム情報を端末装置100に送信する。送信された当該第3のゲーム情報は、端末装置100の通信I/F106によって受信される。プロセッサー11は、ACT81の処理の後、ACT71へと戻る。
一方、プロセッサー11は、ACT75の決済に成功しないならば、ACT76においてNoと判定してACT78へと進む。
ACT82においてプロセッサー11は、出口ゲート30を閉鎖する。プロセッサー11は、ACT82の処理の後、ACT71へと戻る。
実施形態の店舗システム1によれば、店舗装置10は、対象商品が何であるかを買い物客に報知する。そして、店舗装置10は、当該対象商品を見つけた買い物客に対して特典を付与する。このようにして、店舗装置10は、買い物客に買い物探しゲームを行わせる。買い物客は、買い物探しゲームをする際に対象商品に興味を示す可能性がある。また、店舗装置10は、買物客に対象商品を手に取らせることができる。したがって、買い物客は、買い物探しゲームをしない場合に比べて、対象商品を購入する可能性が高いと考えられる。
また、店舗装置10は、買い物探しゲームのクリア者に特典を付与することで、買い物探しゲームに参加する買い物客を増やすことができる。
また、実施形態の店舗システム1によれば、店舗装置10は、買い物客の購買履歴を用いて第1の対象商品を決定する。これにより、店舗装置10は、当該買い物客が買う可能性が高いと考えられる商品を第1の対象商品とすることができる。
また、実施形態の店舗システム1によれば、店舗装置10は、対象商品とともに特典の内容を報知する。これにより、店舗装置10は、買い物客の商品探しゲームへの参加意欲をかきたてることができる。
また、実施形態の店舗システム1によれば、店舗装置10は、クリア回数が所定の回数以上である会員には特典を付与しない。これにより、店舗装置10は、同じ買い物客が何度も特典をもらうことを防ぐことができる。
また、実施形態の店舗システム1によれば、店舗装置10は、特典として企業通貨又はゲーム上のポイントなどのポイントを付与する場合がある。店舗装置10は、特典としてポイントを付与することで、買い物客の商品探しゲームへの参加意欲をかきたてることができる。
また、実施形態の店舗システム1によれば、店舗装置10は、対象商品を購入した買物客にさらに特典を付与する。これにより、店舗装置10は、買物客の対象商品の購買意欲を高めることができる。
また、実施形態の店舗システム1によれば、店舗装置10は、対象商品を購入した買物客のクリア回数を減らす。これにより、店舗装置10は、買物客の対象商品の購買意欲を高めることができる。
上記の実施形態は以下のような変形も可能である。
上記の実施形態では、会員登録又は利用登録が必要な店舗システムを例に説明したが、会員登録又は利用登録が不要な店舗システムであっても良い。この場合、実施形態の店舗システムは、例えば、会員IDに代えて追跡IDに特典情報を関連付けることで特典の付与を行う。
あるいは、実施形態の店舗システムは、生体情報により個人を特定することで、自動的に会員登録を行っても良い。
上記の実施形態では、店舗装置は、買い物客が商品を商品棚から取り去ったことを検知して当該商品を商品リストに登録する。しかしながら、実施形態の店舗装置は、買い物客がスマートホン又はショッピングカート若しくは買い物かごに取り付けられた端末装置などを用いて、商品に付されたバーコード、二次元コード又は無線タグなどに記録された情報を読み取らせることで当該商品が商品リストに登録されるものであっても良い。この場合、店舗装置10は、対象商品に付されたバーコード、二次元コード又は無線タグなどに記録された情報が読み取られたことに応じて特典を付与しても良い。象商品に付されたバーコード、二次元コード又は無線タグなどに記録された情報を読み取ることは、所定の行動の例である。
上記の実施形態の店舗装置は、商品DB141、会員DB142及び対象DB143を記憶される。しかしながら、商品DB141、会員DB142及び対象DB143のうちの少なくともいずれかは、他のサーバー装置などに記憶されていても良い。この場合、実施形態の店舗装置10は、当該サーバー装置と通信することで、必要な情報を取得する。
上記の実施形態では、店舗装置10は、デジタルサイネージ60に第2の対象商品についての情報を表示した。
店舗装置10は、デジタルサイネージ60を見ている買い物客又は操作している買い物客の追跡ID及び会員IDを特定しても良い。そして、店舗装置10は、ACT19と同様にして当該会員IDで特定される会員に対して有効な第1の対象商品を決定する。さらに、デジタルサイネージ60に、当該第1の対象商品についての情報を表示しても良い。
上記の実施形態では、店舗装置10は、買い物客が対象商品を取り去ったことを検知して当該買い物客に特典を付与した。しかしながら、店舗装置10は、買い物客が対象商品を取り去ったことに限らず、買い物客が対象商品を一定時間見た、又は買い物客が対象商品を触ったなど、買い物客が対象商品を見つけたとみなすことができるような所定の行動を行ったならば、当該買い物客に特典を付与しても良い。店舗装置10のプロセッサー11は、例えば、カメラ40が出力する画像などを用いて、買い物客が所定の行動を行ったことを検知する。
上記の実施形態では、店舗装置10は、クリア回数が所定の回数を超える場合には特典を付与しないことで、特典を付与する回数を制限する。しかしながら、店舗装置10は、商品探しゲームへの参加回数が所定の回数を超える会員が、商品探しゲームへ参加できないようにすることで、特典を付与する回数を制限しても良い。例えば、店舗装置10のプロセッサー11は、第1の対象商品を報知すること、すなわちACT20の処理を行うことで商品探しゲームへ参加したとみなす。あるいは、店舗装置10は、他の方法により特典を付与する回数を制限しても良い。
店舗にカメラ40及び棚センサー50以外のセンサーが設置されていても良い。店舗装置10は、カメラ40及び棚センサー50以外のセンサーを用いて各種の検知を行っても良い。
上記の実施形態では、店舗システム1は、デジタルサイネージ60又は端末装置100のタッチパネル105に対象商品を表示することで、対象商品を報知した。しかしながら、店舗システム1は、その他の方法で対象商品を報知しても良い。また、店舗システム1は、スピーカーから音声を出力するなどして、表示以外の方法で対象商品を報知しても良い。
プロセッサー11及びプロセッサー101は、上記実施形態においてプログラムによって実現する処理の一部又は全部を、回路のハードウェア構成によって実現するものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1……店舗システム、10……店舗装置、11,101……プロセッサー、12,102……ROM、13,103……RAM、14,104……補助記憶デバイス、15……入力デバイス、16……表示デバイス、17……第1通信I/F、18……第2通信I/F、19,108……バス、20……入口ゲート、21……入口端末、30……出口ゲート、31……出口端末、40……カメラ、50……棚センサー、60……デジタルサイネージ、100……端末装置、105……タッチパネル、106……通信I/F、107……近距離通信I/F、141……商品DB、142……会員DB、143……対象DB

Claims (5)

  1. 特定の空間に置かれた複数種類の商品のうちの商品探しの対象商品を利用者に報知する報知部と、
    前記利用者が前記対象商品を取り上げたことを判定する判定部と、
    前記利用者が購入する商品の商品リストに前記利用者が取り上げた前記対象商品を追加し、前記利用者が取り上げた前記対象商品を戻す場合、前記商品リストから前記対象商品を削除する処理部と、
    前記利用者が前記対象商品を取り上げたことを判定され、前記利用者の前記商品探しのクリア回数が所定の値以内である場合に前記クリア回数を1回増やして前記対象商品を取り上げた前記利用者に特典を付与する付与部と、を備え
    前記付与部は、前記クリア回数が前記所定の値を超える場合には前記特典を付与しないことで、前記利用者に前記特典を付与する回数を制限し、
    前記付与部は、前記対象商品を購入した前記利用者の前記クリア回数を減らす、
    舗装置。
  2. 前記利用者の購買履歴を用いて前記対象商品を決定する決定部をさらに備える、
    請求項1に記載の店舗装置。
  3. 報知部は、前記対象商品とともに前記特典の内容を報知する、請求項1又は請求項2に記載の店舗装置。
  4. 前記付与部は、前記特典としてポイントを付与する、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の店舗装置。
  5. 店舗装置が備えるプロセッサーを
    特定の空間に置かれた複数種類の商品のうちの商品探しの対象商品を利用者に報知する報知部と、
    前記利用者が前記対象商品を取り上げたことを判定する判定部と、
    前記利用者が購入する商品の商品リストに前記利用者が取り上げた前記対象商品を追加し、前記利用者が取り上げた前記対象商品を戻す場合、前記商品リストから前記対象商品を削除する処理部と、
    前記利用者が前記対象商品を取り上げたことを判定され、前記利用者の前記商品探しのクリア回数が所定の値以内である場合に前記クリア回数を1回増やして前記対象商品を取り上げた前記利用者に特典を付与する付与部と、して機能させるためのプログラムであって、
    前記付与部は、前記クリア回数が前記所定の値を超える場合には前記特典を付与しないことで、前記利用者に前記特典を付与する回数を制限し、
    前記付与部は、前記対象商品を購入した前記利用者の前記クリア回数を減らす、
    プログラム
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