JP7497013B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
この課題を解決するために、特別図柄の外れ変動回数(外れ抽選回数とも言う)に従って前記時短モードを実行することも考えられる。また、当否結果が大当りでないときの特別図柄が予め定められた図柄であれば、前記時短モードを実行することも考えられる。
しかし、この2つの時短モードの関係が課題となる。
遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で当選すれば、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きければ、至ったときから前記開放延長状態移行手段2の開放延長状態を前記時短期間1実行する開放延長状態追加手段と、
該開放延長状態追加手段により前記時短期間1実行する期間内に、前記外れ変動回数が前記所定数に至らないよう、前記外れ変動回数又は前記所定回数を更新する更新手段と、
を備えたことを特徴とする(第1特徴)。
また、外れ変動回数カウント手段は、開放延長状態移行手段により遊技状態が開放延長状態の期間中に行われる大当り抽選に当選しない外れ変動回数をカウントする構成が好適ではあるが、前記大当り抽選の当選確率を高くした所謂確変状態中においては大当り抽選に当選しない外れ変動回数をカウントしない構成が好適である。確変状態になるのは、一般に大当り遊技が終了した後であり、遊技者は利益を得ている又は損失が大きくないからである。但し、確変状態中における外れ回数もカウントする構成でも良い。この場合には、大当り遊技を得た後の確変状態ではなく、大当り遊技を終了した後でないときに行われる確変(所謂、「突確」)状態時に外れ回数をカウントする構成が好適である。
外れ変動回数初期化手段は、少なくとも大当り抽選に当選したことを起因として外れ変動回数を初期化する手段であれば良く、開放延長状態移行手段により開放延長状態に移行したことを起因として初期化しても良い。外れ変動回数を初期化しなければ、遊技者が交代したとき前の遊技者の外れ変動回数は後の遊技者に引き継がれる。
開放延長状態とは、普通図柄に関する当否判定の結果が当りになってから可変入球口が開放されるまでの時間、可変入球口の開放時間又は開放パターン開放等を意味し、開放延長態様と言い換えても良い。開放延長状態移行手段1の開放延長状態と開放延長状態移行手段2の開放延長状態とは、同じ開放時間又は開放パターンであっても良いし、相違しても良い。
時短期間1及び2は、所謂時短回数に対応する期間であり、時短回数1又は2と言い換えても良い。この時短回数1又は2は、一定の回数に固定しても良く、変化させても良い。また、時短回数1又は2は、比較基準であり比較されるとき迄に一定の回数に定められていれば良い。従って、時短回数は遊技状態に従って変化しても良い。
時短期間2の残り期間とは、時短期間2が時短回数を示す場合には、残りの回数を意味する。例えば、時短期間2が100回の時短回数を示し、カウントされる外れ変動回数が所定回数に至ったときに時短回数が80回消化されていれば、20回が時短期間2の残り期間である。
なお、時短期間1又は2は、予め定められた一定の時間であっても良い。
また、外れ変動回数を初期化する場合、所定回数を1倍未満の小さな回数に更新しても良い。外れ変動回数を初期化しない場合、所定回数を2倍未満の回数に更新しても良い。上限は1倍未満又は2倍未満であり、下限は共に開放延長状態追加手段により開放延長状態移行手段2の開放延長状態を時短期間1実行する期間内に、外れ変動回数が所定数に至らない回数となる。これにより、開放延長状態追加手段による時短期間1の実行中に大当り抽選に当選しないときには、次の開放延長状態移行手段1による時短遊技の開始を早めることが可能となる。
更新手段が所定回数を更新する場合には、外れ変動回数を初期化しないので、蓄積された外れ変動回数を有効活用できる効果、遊技者に損失感を与えない効果を有する。
遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で当選すれば、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きくなければ、前記時短期間2の残り期間内に前記外れ変動回数が前記所定回数に至らないよう、前記外れ変動回数又は前記所定回数を更新する更新手段と、
を備えたことを特徴とする。
更新の態様は、第1特徴の弾球遊技機と同様である。
更新手段が所定回数を更新する場合には、外れ変動回数を初期化しないので、蓄積された外れ変動回数を有効活用できる効果、遊技者に損失感を与えない効果を有する。また、時短期間2の残り期間中に大当り抽選に当選しなくとも、その後、早期に外れ変動回数を所定回数に至らせることが可能となり、再び大当り遊技に対する期待感を喚起させることができる効果を有する。
遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で当選すれば、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きければ、至ったときから前記開放延長状態移行手段2の開放延長状態を前記時短期間1実行する開放延長状態追加手段と、
前記時短期間2の残り期間が前記時短期間1の一定割合以上であれば、特別な演出を行う特別演出手段と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、開放延長状態移行手段2による時短期間が長くなるので遊技者の利益が大きくなる。
しかし、開放延長状態追加手段により開放延長状態を追加しても、時短期間2の残り期間が時短期間1の一定割合以上であれば、追加される時短期間はそれ程多くならない場合も考えられる。この場合、開放延長状態移行手段1の開放延長状態の方が開放延長状態移行手段2の開放延長状態より有利な場合には(1回の開放時間が長い場合等)、遊技者に不利に働く虞も考えられる。
第1特徴の弾球遊技機は、時短期間2の残り期間が時短期間1の一定割合以上であれば、特別演出手段により特別な演出を行うので、遊技者の不満を解消する効果、興趣を高める効果が期待できる。
設定に関する示唆は、遊技者に有利な設定の場合のみ示唆しても良い。また、時短期間2の残り期間が時短期間1の一定割合以上であれば、必ず示唆しても良く、一定の条件(確率等)で示唆しても良い。また、示唆するタイミングは、開放延長状態追加手段が実行されるときに示唆しても良く、開放延長状態追加手段が実行されたにも拘らず、大当り遊技が発生しなかったときに示唆しても良い。
なお、示唆の態様は問われない。一瞬の示唆でも良く、長時間示唆しても良い。また、注意深く観察しないと気付かない示唆でも良く、明確に示唆しても良い。示唆は、文字、音声、キャラクタ、又は図柄で示唆しても良い。キャラクタ、図形又は色彩の変化等により示唆しても良い。
〔全体の概略〕
図1は、カードユニット80に接続されたパチンコ機10の構成を示す正面図である。パチンコ機10は、内部に封入された遊技球を循環させて遊技に利用する封入式の弾球遊技機である。パチンコ機10は、カードユニット80と協働することによって、遊技球を用いた遊技を実現可能に構成されている。パチンコ機10は、遊技球の発射強度を固定する発射強度固定機能(ハンドルロック機能)を備える。
図5は、遊技盤200の構成を示す正面図である。遊技盤200は、遊技球を用いた遊技を行う遊技領域210を形成する。遊技領域210は、略円形を成す。遊技領域210には、図示しない複数の遊技釘(図示しない)が設けられている。遊技盤200は、発射装置310から発射される遊技球を遊技領域210に導入する導入口214と、遊技球を遊技領域210から回収する回収口218とを備える。本実施形態では、導入口214は、遊技領域210の左上側に位置し、回収口218は、遊技領域210の中央下側に位置する。
パチンコ機10は、各部を制御する制御装置として、主制御装置510と、サブ統合制御装置520と、演出図柄制御装置530と、枠制御装置560とを備える。これらの制御装置は、パチンコ機10の背面に設けられている。これらの制御装置は、CPU、ROM、RAMなどを備えるコンピュータであり、コンピュータプログラムに基づいて各種の制御処理を実行する。
なお、本実施形態では、発射装置310は上部に設けられ、揚上装置330により遊技球を発射装置310に搬送する構成を採用するが、従来のように発射装置310を下部に設ける構成でも良い。この場合には、下部の発射装置310により発射された遊技球はガイドレールに沿って遊技領域210に至り流下して回収口218等により回収されるので揚上装置330は不要となる。
時短制御は、時短遊技中に第1特別図柄又は第2特別図柄に関する当否判定により大当り遊技が発生することにより終了する他、時短遊技中に第1特別図柄又は第2特別図柄が所定回数変動することにより終了する。この所定回数を時短回数とも言う。
また、図6に示すように、主制御装置510には、RWMクリアスイッチ290及び設定キースイッチ291が設けられる。RWMクリアスイッチ290は、主として、主制御装置510に内蔵されたRWM(RAM)に記憶された遊技情報等をクリアする際に操作される。なお、RWMクリアスイッチ290は、枠制御装置560や電源基板に設けてもよい。
設定キースイッチ291は、鍵穴に挿入した鍵を一方向へ回転させることでONとなる鍵スイッチ機構である。パチンコ機10は、ホール従業員等の操作によって大当たり確率の設定を変更可能な設定機能を有する遊技機であり、ホール従業員等は、設定キースイッチ291をONにした状態で電源を投入することにより、大当たり確率の設定変更及び設定確認を行うことができる。なお、RWMクリアスイッチ290は、大当たり確率の設定変更を行う際にも操作される。
また、電源基板は、コンデンサなどから構成されるバックアップ電源を備えており、AC電源から電力供給中に該バックアップ電源に電力を蓄える。これにより、停電時には、主制御装置510等(例えば、主制御装置510のRAM等)に電力供給し、AC電源からの電力供給が停止後も、一定期間にわたって主制御装置510のRAM内のデータが保持される。尚、バックアップ電源は、主制御装置510に設けても良いし、電源基板以外の他の装置に設けて良い。この場合には、電源基板は、AC電源から電力供給されている状態で、バックアップ電源を備えた装置へ供給信号を出力し、電力供給が停止した状態で、バックアップ電源を備えた装置へ停電信号を出力する。
本実施形態では、段階設定値格納領域に格納された段階設定値が「1」のとき、通常状態での大当たり確率は1/300に設定され、確変状態での大当たり確率は1/30に設定される。また、段階設定値格納領域に段階設定値が「2」のとき、通常状態での大当たり確率は1/290に設定されると共に、確変状態での大当たり確率は1/29に設定され、段階設定値格納領域に段階設定値が「3」のとき、通常状態での大当たり確率は1/280に設定されると共に、確変状態での大当たり確率は1/28に設定される。
同様に、段階設定値が「4」に設定されたとき、通常状態での大当たり確率は1/270に設定されると共に、確変状態での大当たり確率は1/27に設定され、段階設定値が「5」に設定されたとき、通常状態での大当たり確率は1/260に設定されると共に、確変状態での大当たり確率は1/26に設定され、段階設定値が「6」に設定されたとき、通常状態での大当たり確率は1/250に設定されると共に、確変状態での大当たり確率は1/25に設定される。
図8は、主制御装置510が実行する「メインルーチン」を示すフローチャートである。主制御装置510は、図8のメインルーチンを2ms(ミリ秒)周期の割り込み信号に基づいて開始する。割り込み信号の周期は、4msであってもよいし、他の周期であってもよい。
図9は、主制御装置510が実行する「始動入賞処理」を示すフローチャートである。図9の始動入賞処理は、図8の入賞確認処理(ステップS107)に含まれるサブルーチンである。
図10、図11、図12および図13は、主制御装置510が実行する「特図当否判定処理」を示すフローチャートである。この特図当否判定処理は、図8の当否判定処理(ステップS107)に相当するサブルーチンである。
本実施形態では、前記ステップ319の処理において外れ変動回数HNをカウントする処理が実行される。この処理については、後述する。
図14、図15および図16は、主制御装置510が実行する「特別遊技処理」を示すフローチャートである。この特別遊技処理は、大当り遊技状態を制御するサブルーチンである。図14に示すように、特別遊技処理を開始した後、主制御装置510は、大当りフラグに基づいて、条件装置が作動しているか否かを判断する(ステップS400)。条件装置が作動していない場合(ステップS400:「NO」)、主制御装置510は、メインルーチンにリターンする。
図17は、主制御装置510が実行する「入賞確認処理」を示すフローチャートである。この入賞確認処理は、図8の入賞確認処理(ステップS107)に含まれるサブルーチンである。入賞確認処理を開始した後、主制御装置510は、入賞を検出したか否かを判断する(ステップS512)。主制御装置510は、第1始動口スイッチ271、第2始動口スイッチ272、左入賞口スイッチ274およびカウントスイッチ276からの検知信号に基づいて、入賞を検出したか否かを判断する。
図18は、主制御装置510が実行する各出力処理を示すフローチャートである。この各出力処理は、図8の各出力処理(ステップS109)に相当するサブルーチンである。各出力処理において、主制御装置510は、図17の入賞確認処理に基づく賞球数を示す賞球情報を、主制御装置510からの片方向通信によって枠制御装置560に送信する(ステップS522)。その後、主制御装置510は、図17の入賞確認処理に基づく賞球数を示す賞球情報を、主制御装置510からの片方向通信によって主制御装置510に送信する(ステップS524)。各出力処理において、主制御装置510は、賞球情報のほか、各種の情報を枠制御装置560および主制御装置510に出力する。各種の情報を出力した後、主制御装置510は、図18の各出力処理を終了し、メインルーチンにリターンする。
情報A1:大当り
情報A2~A8:予備
情報A9:大当り中および時短中
情報A10:確変中
情報A11:時短中
情報A12:図柄変動中
情報A13:電波センサによる不正行為の検知(エラー)
情報A14:磁石センサによる不正行為の検知(エラー)
情報A15:不正入賞の検知(エラー)
情報B1:大当り遊技の開始
情報B2:大当り遊技におけるラウンド間のインターバル
情報B3:大当り遊技の終了
情報B4:大当り遊技のラウンド数
情報B5:図柄の変動パターン
情報B6~B10:予備
情報B11:確変あり(時短あり)
情報B12:確変あり(時短なし)
情報B13:確変なし(時短あり)
情報B14:確変なし(時短なし)
情報B15:待機モード(省電力モード)の開始
情報B16:待機モードの終了
情報B17:大入賞口への入賞カウント数
情報B18:普通電動役物への入賞カウント数
情報B19:第1保留記憶の保留数
情報B20:第2保留記憶の保留数
情報B21:普図保留記憶の保留数
情報B22:一般入賞口への入賞
図19は、枠制御装置560が実行する「持ち球管理処理」を示すフローチャートである。この持ち球管理処理は、持ち球の数である持ち球数を管理する処理である。枠制御装置560は、持ち球管理処理を所定のタイミングで繰り返し実行する。持ち球管理処理を開始した後、枠制御装置560は、カードユニット80から貸し出し情報を受信したか否かを判断する(ステップS612)。カードユニット80からの貸し出し情報は、遊技者から受け取った紙幣、または、記録媒体である記録カードから読み取った情報に基づいて、遊技者に貸し出す遊技球の数を示す。貸し出し情報を受信した場合(ステップS612:「YES」)、枠制御装置560は、貸し出し情報に基づく遊技球の数を、枠制御装置560において管理する持ち球数に加算する(ステップS614)。
図20は、枠制御装置560が実行する「情報出力処理」を示すフローチャートである。この情報出力処理は、各種の情報をサブ統合制御装置520に出力する処理である。枠制御装置560は、情報出力処理を所定のタイミングで繰り返し実行する。情報出力処理において、枠制御装置560は、図19の持ち球管理処理に基づく持ち球数を示す持ち球情報を、枠制御装置560からの片方向通信によってサブ統合制御装置520に送信する(ステップS644)。情報出力処理において、枠制御装置560は、持ち球情報のほか、次の情報を、枠制御装置560からの片方向通信によってサブ統合制御装置520に送信する。
情報C1:入賞球の検出情報
情報C2:アウト球の検出情報
情報C3:枠側エラー情報
情報C4:夜間監視情報
情報C5:カード報知情報
図21は、サブ統合制御装置520が実行する「持ち球表示処理」を示すフローチャートである。この持ち球表示処理は、演出図柄表示装置230に持ち球数を表示する処理である。サブ統合制御装置520は、持ち球表示処理を所定のタイミングで繰り返し実行する。持ち球表示処理を開始した後、サブ統合制御装置520は、図19の持ち球管理処理に基づく持ち球数を示す持ち球情報を、枠制御装置560からの片方向通信によって枠制御装置560から受信する(ステップS712)。その後、サブ統合制御装置520は、枠制御装置560からの持ち球情報に基づく持ち球数の表示を、演出図柄制御装置530を介して演出図柄表示装置230に指示する(ステップS714)。その後、サブ統合制御装置520は、持ち球表示処理を終了する。サブ統合制御装置520は、枠制御装置560において管理されている持ち球数が所定個数単位(例えば、10個)で変化する毎に、持ち球数を示す持ち球情報を枠制御装置560から受信してもよいし、枠制御装置560において管理されている持ち球数が変化する毎に、持ち球数を示す持ち球情報を枠制御装置560から受信してもよい。サブ統合制御装置520は、枠制御装置560から送信される持ち球情報とは異なる情報に基づいて持ち球数を算出し、その算出した持ち球数の表示を演出図柄制御装置530を介して演出図柄表示装置230に指示してもよい。
なお、主制御装置510と枠制御装置560が双方向通信可能に構成されている場合は、枠制御装置560において管理する持ち球数を示すデータを主制御装置510に出力し、主制御装置510が持ち球数を示すデータをサブ統合制御装置520に出力し、表示領域424に持ち球数を表示するよう構成しても良い。
図23は、サブ統合制御装置520が実行する「枠側エラー報知処理」を示すフローチャートである。この枠側エラー報知処理は、枠制御装置560によって管理する機器の異常を演出図柄表示装置230において報知する処理である。サブ統合制御装置520は、枠側エラー報知処理を所定のタイミングで繰り返し実行する。枠側エラー報知処理を開始した後、サブ統合制御装置520は、枠制御装置560から枠側エラー情報(情報C3)を受信したか否かを判断する(ステップS732)。枠側エラー情報(情報C3)を受信した場合(ステップS732:「YES(異常)」、サブ統合制御装置520は、枠側エラー情報(情報C3)の報知を、演出図柄制御装置530を介して演出図柄表示装置230に指示する(ステップS734)。サブ統合制御装置520は、枠側エラー情報(情報C3)を報知する際、演出図柄表示装置230による報知に加え、スピーカ142の発光および発光部144の音出力による報知を指示してもよい。枠側エラー情報(情報C3)の報知を指示した後(ステップS734)、並びに、枠側エラー情報(情報C3)を受信していない場合(ステップS732:「NO(正常)」)、サブ統合制御装置520は、枠側エラー報知処理を終了する。
図25は、サブ統合制御装置520が実行する「カード報知処理」を示すフローチャートである。このカード報知処理は、カードユニット80において記録カードを返却する旨を演出図柄表示装置230において報知する処理である。サブ統合制御装置520は、カード報知処理を所定のタイミングで繰り返し実行する。カード報知処理を開始した後、サブ統合制御装置520は、枠制御装置560からカード報知情報(情報C5)を受信したか否かを判断する(ステップS752)。返却ボタン813に操作入力があった場合、大当り遊技が終了する場合、計数スイッチ162に操作入力があった場合などの状況において、枠制御装置560は、カード報知情報(情報C5)をサブ統合制御装置520に送信する。カード報知情報(情報C5)を受信した場合(ステップS752:「YES」、サブ統合制御装置520は、カードユニット80において記録カードを返却する旨の報知を、演出図柄制御装置530を介して演出図柄表示装置230に指示する(ステップS754)。カードユニット80において記録カードを返却する旨の報知を指示した後(ステップS754)、並びに、カード報知情報(情報C5)を受信していない場合(ステップS752:「NO」)、サブ統合制御装置520は、カード報知処理を終了する。
前述した図16に示す処理では、特典フラグが有効な値「1」の場合には、確変フラグ及び時短フラグの値を「1」とし(以下、「フラグを立てる」と言うこともある。)(ステップS441、S443)、確変カウンタ及び時短カウンタに値「160」がセットされ(ステップS442、S444)、特典フラグの値が「0」の場合には、時短フラグのみ立てられ時短カウンタの値が「100」にセットされる(ステップS451~S454)。この処理により実行される時短制御は大当り遊技終了後に実行される(以下、「大当り時短」と言うこともある。)。
本実施例では、大当り遊技終了後に実行される大当り時短の他、図11に示すステップS319の処理において特定の外れ図柄が選択された場合にも時短制御が実行される(以下、「特定時短」ということもある)。詳細は後述する。
さらに、本実施例では、図11に示すステップS315において外れと判定された後に実行される外れ変動回数が予め定められた回数に至ったときにも時短制御が実行される(以下、「天井時短」ということもある)。これについても詳細は後述する。
ここでは、先ず、大当り時短、特定時短及び天井時短の各時短回数等の関係を図27~図29に従って説明する。
第1特図で大当りしたときには、80%の割合でラウンド数が4R、20%の割合で6Rの大当り遊技が選択される。特典フラグが立っていないときには時短回数100、特典フラグが立っているときには時短回数160の時短遊技が選択される(図16)。
第2特図で大当りしたときには、20%の割合でラウンド数が6R、80%の割合で10Rの大当り遊技が選択される。特典フラグが立っていないときには時短回数100、特典フラグが立っているときには時短回数160の時短遊技が選択される。
なお、本実施例では、第1特図と第2特図との相違に関係なく大当り遊技後に付与される時短回数を同一としたが、第1特図と第2特図との相違により異なる時短回数を付与する構成でも良い。
一方、天井時短は、第1特図の外れ回数が500回、又は第2特図の外れ回数が400回、或は第1特図と第2特図の合計の外れ回数が600回に至ったときに、時短回数150回の時短制御が行われる。天井時短を実行するときには、前述した大当り時短のときと同様、時短フラグが立てられ、時短カウンタを150とする処理が行われる。本実施例では、第1特図の外れ回数が500回、又は第2特図の外れ回数が400回、或は第1特図と第2特図の合計の外れ回数が600回に至ったときに、時短回数150回の時短制御が行われるよう構成するが、単に合計の外れ回数が所定回数に至ったとき時短制御を行うよう構成することも可能であり、また、第1特図又は第2特図の単独の外れ回数が所定回数に至ったとき時短制御を行うよう構成することも可能である。
なお、特定時短及び天井時短における特図1及び特図2の大当り確率は、共に1/300である。また、大当り時短、特定時短、天井時短を実行するときに立てられる時短フラグは、異なる種類の時短制御は同時に実行されないので同一のフラグであっても良いが、時短回数がどの種類の時短に属するのかを判別するためにお互いに相違するフラグとするのが好適である。
本実施例では、図29に示すように、時短遊技時の普通電動役物245の開放時間以外は、大当り時短、特定時短又は天井時短の相違に拘らず同一の変動時間、当選確率である。
一方、時短遊技時の普通電動役物245の開放時間は、大当り時短では1.5秒、特定時短では1.2秒、天井時短では1.7秒に設定されている。勿論、時短の種類の相違により、変動時間又は当選確率を相違させても良い。また、普通図柄により当選したことを報知した後、普通電動役物を解放させるまでの時間は、時短の種類により相違させても良く、同一でも良い。
〔外れ変動回数HNカウント処理〕
ここで、前述した特図当否判定処理の図11のステップ319の処理において外れ変動回数(外れ抽選回数とも言う)HNをカウントする処理を図30に従って説明する。
外れ変動回数HNは、前記ステップ314において特別図柄に関する保留記憶として読み出した大当り決定用乱数と、大当り判定用判定テーブルとを比較し、比較結果を特別図柄により報知する回数を示す。従って、外れ抽選回数と換言する場合は、抽選結果を特別図柄により報知する回数を示し、大当り予告等を行うときの抽選は含まない。
図30に示す「外れ変動回数HNカウント処理」では、先ず、現在のパチンコ機10が、大当たり確率が高確率状態、即ち確変遊技中でない状態か否か判定される(ステップS1000)。ステップS1000で肯定判定されると、外れ変動回数HNをインクリメントする処理が行われる(ステップS1001)。ステップS1001の処理を行った後、又はステップS1000で否定判定されると、処理はリターンされ図11のステップS319の処理に戻る。
本実施形態では、大当たり確率が高確率状態のときには外れ変動回数HNはインクリメントされないので、確変時短遊技状態では外れ変動回数HNはインクリメンされない。しかし、通常の時短遊技状態では、外れ変動回数HNはインクリメンされる。
外れ変動回数HN、外れ変動回数HN1及び外れ変動回数HN2は、図11のステップS315において肯定判定されたとき、即ち大当りの発生を起因として初期設定される。また、RAMクリアスイッチ290等が操作され記憶するデータを初期化するとき、設定キースイッチ291等が操作され段階設定値の値を変更するとき等に初期化可能である。
突確機能により高確率状態に移行した場合に外れ変動回数HNをインクリメントすれば、高確率状態で大当りが発生しない場合に遊技者には時短制御による救済となる。一方、突確機能により高確率状態に移行して大当りが発生すれば、外れ変動回数HNを初期化するので、遊技者に過度の利益を与えない。
図31に示す「外れ変動回数時短セット処理」では、先ず、前記外れ変動回数HNが予め定められた上限回数MHNに至ったか否か判定される(ステップS1005)。至っていないとの否定判定が為されると、処理はリターンする。
本実施例では、外れ回数Nが上限回数MHNに至っているか否かだけを判定するが、第1当否判定での外れ変動回数HN1が予め定められた上限回数MHN1に至っているか、第2当否判定での外れ変動回数HN2が予め定められた上限回数MHN2に至っているか、小当り回数が上限回数に至るか否か等の判定を同時に行っても良い。この場合、何れか1つの判定が肯定判定されればS1006に移行し、全ての判定が上限回数に至っていないときには、処理はリターンする。
ステップS1006の処理を行った後、時短カウンタ(時短回数STNとも言う。)を150にセットし(ステップS1007)、遊技状態の報知を指示する処理(ステップS1008)、遊技状態を指示するコマンドを送信する処理(ステップS1009)を行った後、処理は「リターン」する。
時短フラグをセットする処理(ステップS1006)、時短カウントをセットする処理(ステップS1007)、遊技状態の報知を指示する処理(ステップS1008)及び遊技状態を指示するコマンドを送信する処理(ステップS1009)は、図16において説明した処理ステップS443、ステップS444、ステップS446及びステップS447と同様である。
時短フラグをセットすることにより時短制御が実行される。前述したように、時短制御による時短遊技状態は、第1特別図柄、第2特別図柄および普通図柄を変動表示させる時間を通常遊技状態より短縮した上で、普通電動役物245の平均開放時間を通常遊技状態より延長する遊技状態である。なお、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示させる時間を短縮しない構成も可能である。
外れ変動回数HNを初期化するときには、外れ変動回数HN1及び外れ変動回数HN2も初期化される。
例えば、低確率時の大当り確率を1/LPとすれば、2.0×LP≦MHN≦4.0×LPとすることが考えられる。本実施形態では、段階設定値が「1」のときの低確率時の大当たり確率は1/300なので、600≦MHN≦1200となる。
同様に、時短カウンタ(時短回数STN)も大当り確率等の遊技機の性能に基づき予め定められる。例えば、低確率時の大当り確率を1/LPとすれば、0.2×LP≦STN≦5.0×LPとすることが考えられる。大当り確率は1/300であれば、60≦STN≦1500となる。これらの値は適宜変更可能である。
なお、前記ステップS1006において外れ変動回数HNを初期化しない構成では、上限回数MHNを前記範囲(600≦MHN≦1200)内で大きな回数に更新する処理が行われる。更新する構成では、上限回数MHNを前記範囲内の最大値とした場合、外れ変動回数HNが最大値の上限回数MHNに至れば初期化すれば良い。
外れ変動回数HNは、上限回数(天井回数とも言う。)MHNと共に演出図柄表示装置230の画面401に表示される。画面401の表示領域424には、前述したように枠制御装置560からの持ち球情報に基づく持ち球数が表示されるが、表示領域450に 外れ変動回数HNが表示され、表示領域451に上限回数MHNが表示される。
表示領域450には、上限回数MHNと外れ変動回数HNとの差、即ち、外れ変動回数HNが上限回数MHNに至るための回数を表示しても良い。勿論、外れ変動回数HNが上限回数MHNに至るための回数と共に外れ変動回数HNを表示領域450に表示することも可能である。要は、遊技者が外れ変動回数HNに基づく時短制御が実行されるために必要な外れ回数が判れば良く、表示態様は問われない。
また、外れ変動回数HNは常時表示しても良く、一定のタイミングで表示しても良い。また、遊技開始後には、遊技開始後の遊技による外れ変動回数を表示し、前の遊技者による外れ変動回数に加算される外れ変動回数(累計外れ変動回数)は、一定時間経過後に表示しても良い。
本実施形態では、累計外れ変動回数HNが上限回数MHNの所定割合(例えば、50%)以上であり、且つ遊技開始後予め定められた時間(例えば10分)経過後に外れ変動回数HNを表示するよう構成されている。遊技者が替わってからの遊技による外れ変動回数は遊技開始直後から別途表示される。
なお、本実施形態では、表示領域450に表示される外れ変動回数HNは累計外れ変動回数である。
外れ変動回数HNは、少なくとも大当り遊技が発生したことにより初期化されるが、大当たり遊技の発生以外の要件を満たすことにより初期化しても良い。例えば、前記ステップS1006において初期化しても良い。或は、遊技者が遊技を終了したと判断された後、一定時間(例えば、1~2時間)経過後に初期化することも可能である。
なお、外れ変動回数HNは、バックアップ電源により停電時にも一定時間記憶保持されるが、前記要件以外でも初期化しても良い。例えば、RWMクリアスイッチ290等を操作してRAMに記憶したデータを初期化する場合、前記設定キースイッチ291等を操作して大当たり確率の設定変更を行うときに初期化する場合に初期化しても良い。
なお、大当り遊技が発生したことにより天井時短の時短フラグ、時短カウンタも初期化される。また、時短カウンタの値が零になったとき、即ち、時短遊技中に大当り遊技が発生しないときにも、時短フラグは初期化される。これらのことは、特定時短の場合も同様である。
前述した特定時短を図32に示す「特定外れ図柄時短セット処理」に従って説明する。
前記図11に示すステップ319の外れ図柄選択処理において第1特図の外れ図柄2が選択されたときには(ステップS1020の肯定判定)、時短フラグを立て(ステップS1021)、時短カウンタを200にセットする処理が行われる(ステップS1022)。この後、遊技状態の報知を指示する処理(ステップS1023)、遊技状態を指示するコマンドを送信する処理(ステップS1024)を行った後、処理は「リターン」する。
時短フラグをセットする処理(ステップS1021)、時短カウントをセットする処理(ステップS1022)、遊技状態の報知を指示する処理(ステップS1023)及び遊技状態を指示するコマンドを送信する処理(ステップS1024)は、図16において説明した処理ステップS443、ステップS444、ステップS446及びステップS447と同様である。
時短フラグをセットすることにより時短制御が実行される。前述したように、時短制御による時短遊技状態は、第1特別図柄、第2特別図柄および普通図柄を変動表示させる時間を通常遊技状態より短縮した上で、普通電動役物245の平均開放時間を通常遊技状態より延長する遊技状態である。なお、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示させる時間を短縮しない構成も可能である。本実施例では、特定時短及び天井時短では、第1特図及び第2特図の抽選確率は低確率で抽選され、普通図柄の当選確率も低確率で抽選される。大当り時短では特典フラグが立っているときには、第1特図及び第2特図の抽選確率は高確率で抽選され、特典フラグが立っていないときには低確率で抽選される。特典フラグが立っているときには、普通図柄の当選確率も高確率で抽選するよう構成しても良く、低確率で抽選するよう構成しても良い。
しかしながら、本実施例では、特定時短の遊技中(以下、「特定時短中」と言うこともある。)に外れ変動回数HNが上限回数MHN以上に至るときがある。この場合の処理を、以下に説明する。
図33に示す「時短回数追加処理」では、先ず、前述した特定外れ図柄が選択されたことによる特定時短中か否か判定される(ステップS1030)。特定時短中でなければ処理はリターンされるが、特定時短中であれば前記外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ったか否か判定される(ステップS1031)。本実施例では、特定時短が発生しても外れ変動回数HNは初期化されず、特定時短中は低確率状態なので特定時短中も外れ変動回数HNはカウントされる。このため、特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ることがある(ステップS1031の肯定判定)。
特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至れば、特定時短の時短カウンタが示す残り時短回数が天井時短の時短回数より小さいか否か判定される(ステップS1032)。
図34に示すように、本実施例では、特定時短では時短遊技が200回実行されるが、50回実行されない内に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ったときは、特定時短の残り時短回数(デクリメントされる特定時短の時短カウンタの値)は150(天井時短の時短回数)より大きい値である(ステップS1032の否定判定)。係る場合には、外れ変動回数HN更新処理を実行する(ステップS1033)。
一方、特定時短の時短遊技が51回以上実行された後(ステップS1032の肯定判定)、外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ったときは、特定時短の残り時短回数は150より小さい値ある。係る場合には、特定時短の時短カウンタの値を150とした後(ステップS1034)、上限回数MHN更新処理1を行う(ステップS1035)。これにより、特定時短の開放パターン(普通電動役物の開放時間)を維持した状態で時短回数が追加されることになる。
図34では、特定時短を100回実行したときに外れ変動回数HNが上限回数MHNに至った場合を例示している。この例示では、時短回数は50回追加されることになる。
本実施例では、特定時短中の普通電動役物の開放時間は1.2秒であり、天井時短中の開放時間は1.7秒なので、遊技者に若干不利な開放パターンを維持したまま、時短回数が50回追加されたことになる。
スレップS1033又はステップS1035の処理を行った後、或はステップS1031で否定判定された場合には、処理は「リターン」に抜ける。
一方、上限回数MHN更新処理1(ステップS1035)では、現上限回数MHNに150以上の回数を加算する処理を行う。これは、現時点では外れ変動回数HNは上限回数MHNの600に至っており、この後、大当り遊技が発生しなければ150回の時短遊技が実行されるので、追加された時短遊技中に再び外れ変動回数HNが上限回数MHNに至らないようにするためである。ステップS1035の処理では、原則、外れ変動回数HNを初期化しない。また、更新された上限回数MHNは、初期値(本実施例では、600回)の2倍(本実施例では1200回)以下であれば良い。上限回数MHNを2倍にすれば、実質、外れ変動回数HNを初期化し、上限回数MHNを更新しない初期値(600回)を維持した場合と同じ処理となる。
要は、特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ったときから、そのときの残り時短回数又は追加する時短回数に基づき、特定時短中又は追加時短中に再び外れ変動回数HNが上限回数MHNに至らないよう、外れ変動回数HN及び/又は上限回数MHNを更新する処理を行う構成であれば良い。
特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ったときから(ステップS1031の肯定判定)、そのときの残り時短回数又は追加する時短回数の遊技中に大当り遊技が発生しなかった場合、早期に次ぎの天井時短を発生させればユーザーフレンドリーの遊技を提供することができる。そのために、ステップS1033に示す外れ変動回数HN更新処理では、外れ変動回数HNを初期化すると共に、上限回数MHNを初期値未満の回数、例えば初期値の50~90%(300~540)の回数、に更新する処理を行うのである。一方、ステップS1035に示す上限回数MHN更新処理1では、外れ変動回数HNを初期化することなく、上限回数MHNを初期値の2倍未満の回数、例えば初期値の150~180%(900~1080)、の回数に更新する処理を行うのである。ステップS1033の処理とS1035の処理を置き換えることは可能であるが、外れ変動回数HNを初期化しないほうが、遊技者を得した気持ちにさせることが期待できる。また、ステップS1033においては、特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至っても、時短回数が追加されないので、ステップS1035により実行される更新処理より早期に次ぎの天井時短が発生するよう更新処理するのが好適である。
なお、外れ変動回数HNは大当り遊技が発生したことにより初期化され、上限回数MHNは大当り遊技が発生したことにより初期値に戻される(本実施例では600回)。
図33に示した時短回数追加処理では、特定時短中の残り時短回数が天井時短の時短回数未満であれば追加処理が実行される(ステップS1032、S1034)。これにより、特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ったときのメリットを享受できる効果を有する。
しかしながら、残り時短回数と比較し追加される時短回数が大きくても、追加される時短回数が大きくなければ、開放パターンによってはメリットが少ない場合も考慮される。
例えば、本実施例では、特定時短中の普通電動役物の開放時間は1.2秒であり、天井時短中の開放時間は1.7秒なので、この短い開放時間を維持したまま20~10以下の時短回数を追加してもメリットが大きくないと言える。
そこで、本実施例では、特定時短中の残り時短回数が天井時短の時短回数未満であり、且つ特定時短中の残り時短回数が天井時短の時短回数の80%以上であれば、特別演出を実行する処理が行われる(図35)。
本実施例では、前述した段階設定値(1~6)の値が遊技者に有利な値であれば(例えば3以上)、図36に示す画像を表示して設定された特図の抽選確率(設定確率)が有利な設定であることを示唆する処理が行われる。
本実施例においては、図36に示すキャラクタを用いて設定確率を示唆したが、これは一例であり態様は問われない。例えば、設定確率を示唆する演出は、「運が良いかも?」又は「当り易いかも?」といった高確率を示唆する文字図柄LEであっても良い。また、設定確率を示唆する演出は、判別容易に行ってもよいが、注意深く観察しないと判別できない態様であっても良い。例えば、一瞬表示させても良いし、単に通常表示されるキャラクタ図柄の色、形状又は動作を変化させる演出であっても良く、その演出態様は問われない。これらのキャラクタ図柄CY、文字図柄LEは、画面上に一方のみ表示してもよく、両方を表示しても良い。
なお、本実施例では、特定時短中の残り時短回数が天井時短の時短回数未満であり、且つ特定時短中の残り時短回数が天井時短の時短回数の80%以上であれば、特別演出を実行する処理を行うよう構成したが、この一例は時短中の普通電動役物の開放パターンを考慮したものであり、単に追加処理を実行した場合でも特別演出を行うよう構成しても良い。また、特別演出を行うタイミングは、少なくとも追加処理の実行を起因とすれば良く、例えば、追加処理を実行した時短遊技中に大当りが発生しなかったときに特別演出を実行するよう構成しても良い。
なお、特別演出は、設定確率を示唆することに限定されず、プレミアムな画像等を表示する演出でも良い。
前記図33に示す「時短回数追加処理」は、特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ったときに時短回数を追加する処理であるが、特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ることを回避することも考えられる。この処理を図37に示す「上限回数MHN更新処理2」に従って説明する。
図32に示すステップS1020において特定外れ図柄が選択されたとき(図37のステップS1050の肯定判定)、特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至る可能性があるか否か判定される(ステップS1051)。この処理は、このときの外れ変動回数HNに特定時短の時短回数(本実施例では、200回)を加算した回数が上限回数MHN以上となるか否かにより判定される。肯定判定されると、ステップS1052~S1054に示す上限回数MHN更新処理が実行され処理は「リターン」に抜ける。ステップS1051又はステップS1050において否定判定されると処理は「リターン」に抜ける。
これにより、特定時短中に大当りが発生しなくとも特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ることを回避することができる。特定時短中に大当りが発生したときには、外れ変動回数HNを初期化すると共に、上限回数MHNも初期化する処理が行われる。即ち、上限回数MHNは更新処理する前の回数に戻される。
本実施例では、上限回数MHNと現外れ変動回数HNとの差が所定回数(本実施例では50)以上の場合、特定時短中に大当りが発生しないで特定時短が終了したとき、特定外れ図柄が選択されたときの上限回数MHNと外れ変動回数HNとの差の回数だけ外れ変動が実行されると天井時短が発生する。一方、上限回数MHNと現外れ変動回数HNとの差が所定回数以下の場合、特定時短中に大当りが発生しないで特定時短が終了したとき、特定外れ図柄が選択されたときの上限回数MHNと外れ変動回数HNとの差に所定回数(本実施例では50)を加算した回数だけ外れ変動が実行されると天井時短が発生する。即ち、特定時短中に大当りが発生しないで特定時短が終了したとき、終了したときからの変動回数HNが50回以下で天井時短が発生することはない。
なお、ステップS1054において加算される所定回数は一例であり、適宜変更可能であり、所定回数の値は零であっても良く、予め定められていれば良い。予め定める条件に、時短中における普通電動役物の開放パターンを含ませても良い。
また、変形例1では、特定時短中に大当りが発生しないで特定時短が終了した場合、特定外れ図柄が選択されたときの外れ変動回数HNに基づいた外れ変動回数で天井時短を発生させることが可能であり、特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ることを回避するデメリットを少なくする効果を有する。
また、特定外れ図柄が選択されたときに予め上限回数MHNを更新することができるので、遊技者に前もって上限回数MHNが更新されることを報知することができる効果を有する。上限回数MHNを更新しても、特定時短中に大当りが発生しないで特定時短が終了した後、間を空けることなく天井時短が発生する可能性があることを、報知することができる効果を有する。
なお、変形例1では、特定外れ図柄が選択されたときの外れ変動回数HNに基づいた外れ変動回数で天井時短を発生させるよう構成したが、特定時短中に大当りが発生しないで特定時短が終了した後、一律の変動回数HN(例えば、20~50回)で天井時短を発生させるよう構成しても良い。
変形例1では、特定外れ図柄が選択されたときに上限回数MHNを更新して特定時短中に天井時短が発生することを回避したが、特定時短中に上限回数MHNを更新して特定時短中に天井時短が発生することを回避しても良い。この処理を図38に示す「「上限回数MHN更新処理3」に従って説明する。なお、図38に示す「上限回数MHN更新処理2」におけるステップS1060~S1061の処理は、図33に示した「時短回数追加処理」のステップS1030~S1031の処理と同様であり、詳細な説明は割愛する。
特定時短中に外れ変動回数HNが上限回数MHNに至ると、そのときの上限回数MHNに特定時短の残り時短回数と所定回数(本実施例では30)を加算した回数を新たな上限回数MHNとして更新する処理を行う(ステップS1062)。このとき、上限回数MHNを更新した旨、特定時短中に大当りが発生しないで特定時短が終了しても、その後所定回数の外れ変動により天井時短が発生する旨を報知する処理を行う(ステップS1063)。
ステップS1062において加算される所定回数は一例であり、適宜変更可能であり、所定回数の値は零であっても良く、予め定められていれば良い。予め定める条件に、時短中における普通電動役物の開放パターンを含ませても良い。所定回数を零とした場合には、大当りが発生しないで特定時短が終了したとき、直ちに天井時短を行うことができる。
特定時短中に天井時短を発生させることを回避すれば、特定時短中の普通電動役物の開放パターンより天井時短の開放パターンが遊技者にとって有利な場合には、遊技者のメリットは大きい。
なお、特定時短中に大当りが発生したときには、外れ変動回数HNを初期化すると共に、上限回数MHNも初期化する処理が行われることは、変形例1と同様である。
〔関連発明1〕
遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で当選すれば、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2により開放延長状態に前記時短期間2移行させる場合、前記時短期間2内に前記外れ変動回数が前記所定回数に至らないよう、前記所定数を更新する更新手段と、
を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
関連発明1に記載の弾球遊技機において、
前記更新手段は、前記開放延長状態移行手段2により前記開放延長状態に前記時短期間2移行させるときの外れ変動回数に基づき前記所定数を更新する、ことを特徴とする弾球遊技機。
〔関連発明3〕
遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で当選すれば、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記開放延長状態移行手段1を実行せず、且つ、前記時短期間2の残り期間内に前記外れ変動回数が前記所定数に至らないよう、前記外れ変動回数又は前記所定数を更新する更新手段と、
を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
〔関連発明4〕
遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で当選すれば、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きければ、至ったときから前記開放延長状態移行手段2の開放延長状態を前記時短期間1実行する開放延長状態追加手段と、
該開放延長状態追加手段により前記時短期間1実行する期間内に、前記外れ変動回数が前記所定数に至らないよう、前記外れ変動回数又は前記所定回数を更新する更新手段と、を備え、
該更新手段は、前記外れ変動回数を初期化するときは前記所定回数を1倍未満の回数に更新し、又は前記外れ変動回数を初期化しないときは前記所定回数を2倍未満の回数に更新し、大当り抽選に当選したことを起因として更新した前記所定回数を初期値に戻す、ことを特徴とする弾球遊技機。
遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で当選すれば、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きくなければ、前記時短期間2の残り期間内に前記外れ変動回数が前記所定数に至らないよう、前記外れ変動回数又は前記所定回数を更新する更新手段と、を備え、
該更新手段は、前記外れ変動回数を初期化するときは前記所定回数の1倍未満の回数に更新、又は前記外れ変動回数を初期化しないときは前記所定回数を2倍未満の回数に更新し、大当り抽選に当選したことを起因として更新した前記所定回数を初期値に戻す、ことを特徴とする弾球遊技機。
遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で当選すれば、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きければ、至ったときから前記開放延長状態移行手段2の開放延長状態を前記時短期間1実行する開放延長状態追加手段と、
該開放延長状態追加手段により前記時短期間1実行する期間内に、前記外れ変動回数が前記所定数に至らないよう、前記外れ変動回数又は前記所定回数を更新する更新手段1と、
前記開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きくなければ、前記時短期間2の残り期間内に前記外れ変動回数が前記所定数に至らないよう、前記外れ変動回数又は前記所定回数を更新する更新手段2と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
関連発明6に記載の弾球遊技機において、
前記更新手段1及び前記更新手段2が前記所定回数を更新する場合、前記更新手段1により更新された前記所定回数を前記更新手段1により更新された前記所定回数より大きくした、ことを特徴とする弾球遊技機。
本明細書に開示する技術は、上述した実施形態、実施例および変形例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、上述した実施形態、実施例および変形例における技術的特徴のうち、発明の概要の欄に記載した各形態における技術的特徴に対応するものは、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えおよび組み合わせることができる。また、本明細書中に必須なものとして説明されていない技術的特徴については、適宜、削除できる。
上記各実施例の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応関係を説明する。
パチンコ機10が弾球遊技機、普通電動役物245が可変入球口、図30に示す「外れ変動回数HNカウント処理」が外れ変動回数カウント手段、図28に示す「外れ変動回数時短セット処理」が開放延長状態移行手段1、図32に示す「特定外れ図柄時短セット処理」が開放延長状態移行手段2、図33に示す「時短回数追加処理」のステップS1034が開放延長状態追加手段、図33に示す「時短回数追加処理」のステップS1033又はS1035が更新手段、図35に示す「特別演出処理」が特別演出手段、天井回数が時短期間1、特定外れ図柄の時短回数が時短期間2の一例に夫々対応する。
80…カードユニット
90…ホールコンピュータ
110…外枠
115…ヒンジ
120…内枠
121…内枠開放スイッチ
140…前枠
141…前枠開放スイッチ
142…スピーカ
143…透明板
144…発光部
145…ヒンジ
146…演出ボタン
150…ハンドル
152…回転部
154…固定ボタン
160…操作部中継端子板
162…計数スイッチ
164…持ち球数表示装置
180…発射操作部中継端子板
182…固定解除ソレノイド
184…発射強度固定スイッチ
185…ハンドルボリューム
186…タッチスイッチ
187…発射停止スイッチ
200…遊技盤
210…遊技領域
211…第1の遊技領域
212…第2の遊技領域
214…導入口
218…回収口
220…センターケース
230…演出図柄表示装置
241…第1始動口
242…第2始動口
243…普通図柄作動ゲート
245…普通電動役物
246…普通入賞口
248…大入賞口
250…図柄表示装置中継端子板
251…第1特図表示装置
252…第2特図表示装置
253…普通図柄表示装置
261…第1特図保留数表示装置
262…第2特図保留数表示装置
263…普図保留数表示装置
270…遊技盤中継端子板
271…第1始動口スイッチ
272…第2始動口スイッチ
273…普通図柄作動スイッチ
274…左入賞口スイッチ
276…カウントスイッチ
277…磁石センサ
278…電波センサ
282…大入賞口ソレノイド
284…普電役物ソレノイド
286…賞球数表示装置
290…RWMクリアスイッチ
291…設定キースイッチ
310…発射装置
312…発射装置中継端子板
314…球送センサ
315…発射入口センサ
316…発射モータ
317…球送ソレノイド
320…研磨装置
322…研磨装置中継端子板
324…カセットスイッチ
325…研磨モータセンサ
326…カセットモータ
327…研磨モータ
330…揚上装置
332…揚上中継端子板
334…揚上モータ
336…揚上入口センサ
338…揚上モータ監視センサ
342…内枠中継端子板
344…入賞球センサ
345…アウト球センサ
346…適正量センサ
347…満タンセンサ
352…夜間監視装置
354…警報スピーカ
510…主制御装置
520…サブ統合制御装置
522…音量調整スイッチ
530…演出図柄制御装置
560…枠制御装置
810…ユーザインタフェース
811…残高表示部
812…球貸ボタン
813…返却ボタン
816…ハンドルロック表示部
820…カード挿入口
830…紙幣挿入口
850…遊技球等貸出装置
860…CRユニット
Claims (3)
- 遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選の結果を示すための図柄を選択して表示する図柄選択手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で特定の図柄が選択されると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きければ、至ったときから前記開放延長状態移行手段2の開放延長状態を前記時短期間1実行する開放延長状態追加手段と、
該開放延長状態追加手段により前記時短期間1実行する期間内に、前記外れ変動回数が前記所定回数に至らないよう、前記外れ変動回数又は前記所定回数を更新する更新手段と、
を備えたことを特徴とする弾球遊技機。 - 遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選の結果を示すための図柄を選択して表示する図柄選択手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で特定の図柄が選択されると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きくなければ、前記時短期間2の残り期間内に前記外れ変動回数が前記所定回数に至らないよう、前記外れ変動回数又は前記所定回数を更新する更新手段と、
を備えたことを特徴とする弾球遊技機。 - 遊技盤面上に設けられた作動検出部が遊技球を検出することに基づいて普通図柄に関する当否判定を行い、該当否判定の結果が当りになることに基づき遊技球が入球困難な閉鎖状態から該閉鎖状態よりも遊技球が入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも1つの始動口とし、該始動口に遊技球が入球することに基づき大当り抽選を行い当選すると当選したことを報知する大当り図柄を表示した後に大当り遊技を実行する弾球遊技機において、
前記大当り抽選に当選しないことを報知する外れ変動回数をカウントする外れ変動回数カウント手段と、
該外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が所定回数に至ると、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間1移行させる開放延長状態移行手段1と、
前記大当り抽選に当選したことを起因として前記外れ変動回数を初期化する外れ変動回数初期化手段と、
前記大当り抽選に当選しないとき所定の確率で当選すれば、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に時短期間2移行させる開放延長状態移行手段2と、
該開放延長状態移行手段2の実行中に、前記外れ変動回数カウント手段によりカウントされる外れ変動回数が前記所定回数に至ったとき、前記時短期間2の残り期間より前記時短期間1が大きければ、至ったときから前記開放延長状態移行手段2の開放延長状態を前記時短期間1実行する開放延長状態追加手段と、
前記時短期間2の残り期間が前記時短期間1の一定割合以上であれば、特別な演出を行う特別演出手段と、
を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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