JP7489413B2 - Internal combustion engine - Google Patents
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Description
本発明は、内燃機関に関する。 The present invention relates to an internal combustion engine.
従来、軸受のような部品にオイルを供給するための専用通路が設けられた内燃機関が知られている。部品にオイルを供給するための専用通路は、内燃機関の内部に設けられている。 Internal combustion engines are known that are provided with dedicated passages for supplying oil to components such as bearings. The dedicated passages for supplying oil to the components are provided inside the internal combustion engine.
従来の内燃機関では、専用通路は複雑な構造をしている。内燃機関の内部に複雑な専用通路を設けることによって、内燃機関のコストが増加してしまうおそれがある。 In conventional internal combustion engines, the dedicated passages have a complex structure. Providing a complex dedicated passage inside the internal combustion engine may increase the cost of the internal combustion engine.
本発明の目的は、従来よりもコスト低減が可能な内燃機関を提供することである。 The object of the present invention is to provide an internal combustion engine that can reduce costs compared to conventional engines.
前記の目的を達成するために、本発明に係る内燃機関は、軸を回転可能に支持する軸受と、オイルが流れる通路の出口と、前記軸受が収容されるとともに少なくとも部分的に前記通路の出口よりも下方に位置する孔と、が開口する側面と、前記側面に設けられ、前記通路の出口の下方の位置と前記孔の縁との間で延びるガイド面を有するオイルガイドと、前記軸に設けられた第1の歯車と、前記第1の歯車と噛み合う第2の歯車と、前記側面から突出し、前記第1の歯車に向く受け面を有し、下方向における端が前記第1の歯車と前記第2の歯車とが噛み合う部分の上方に位置するリブと、を備える。 In order to achieve the above-mentioned object, the internal combustion engine of the present invention comprises a bearing that rotatably supports a shaft, a side that opens into an outlet of a passage through which oil flows and a hole in which the bearing is accommodated and which is at least partially located below the outlet of the passage, an oil guide provided on the side and having a guide surface extending between a position below the outlet of the passage and the edge of the hole, a first gear provided on the shaft, a second gear that meshes with the first gear, and a rib that protrudes from the side, has a receiving surface facing the first gear, and has a downward end located above a portion where the first gear and the second gear mesh .
この構成によれば、通路の出口から出たオイルは、オイルガイドのガイド面に沿って孔に流入する。このため、オイルは、孔に収容された軸受に供給される。従って、内燃機関は、軸受へオイルを供給するための専用の通路を当該内燃機関の内部に設けずとも、側面に設けられたオイルガイドによって通路の出口から軸受までオイルを供給することが可能となる。よって、内燃機関は、上記専用の通路を設けるための部品点数及び加工数を低減でき、コストを低減することができる。 According to this configuration, the oil coming out of the passage outlet flows into the hole along the guide surface of the oil guide. As a result, the oil is supplied to the bearing housed in the hole. Therefore, the internal combustion engine can supply oil from the passage outlet to the bearing by the oil guide provided on the side, without having to provide a dedicated passage inside the internal combustion engine for supplying oil to the bearing. Therefore, the internal combustion engine can reduce the number of parts and the amount of processing required to provide the dedicated passage, thereby reducing costs.
また、本発明に係る内燃機関において、軸に設けられた第1の歯車と、第1の歯車と噛み合う第2の歯車と、をさらに備え、第1の歯車は、オイルガイドを覆う。 The internal combustion engine according to the present invention further includes a first gear provided on the shaft and a second gear meshing with the first gear, and the first gear covers the oil guide.
この構成によれば、第1の歯車は、オイルガイドを覆うことにより、オイルが孔に向かって流れる途中でガイド面の上から零れ落ちてしまうことを抑制できる。このように、第1の歯車がオイルガイドを覆う部品を兼ねることで、内燃機関は、部品点数を削減でき、コストをさらに低減することが可能となる。 With this configuration, the first gear covers the oil guide, preventing the oil from spilling off the guide surface as it flows toward the hole. In this way, the first gear also serves as the part that covers the oil guide, allowing the internal combustion engine to reduce the number of parts and further reduce costs.
また、本発明に係る内燃機関において、側面から突出し、第1の歯車に向く受け面を有し、下方向における端が第1の歯車と第2の歯車とが噛み合う部分の上方に位置するリブ、をさらに備える。 The internal combustion engine according to the present invention further includes a rib that protrudes from the side and has a receiving surface facing the first gear, with a downward end located above the portion where the first gear and the second gear mesh.
この構成によれば、通路の出口から出たオイルの一部と、ガイド面に沿って流れるオイルの一部とは、オイルガイドを覆う第1の歯車に付着する。軸と共に第1の歯車が回転すると、第1の歯車に付着したオイルは、遠心力によって当該第1の歯車の周囲に飛散する。リブの受け面は、第1の歯車に向いているため、第1の歯車から飛散したオイルを受け止める。オイルは、リブを伝って下方へ流れ、下方向におけるリブの端から第1の歯車と第2の歯車とが噛み合う部分に向かって滴下される。これにより、内燃機関は、第1の歯車から飛散したオイルを第1の歯車と第2の歯車とが噛み合う部分に滴下し、第1の歯車と第2の歯車とが噛み合う部分を潤滑させることが可能となる。従って、内燃機関は、さらに潤滑性を向上させることができる。 According to this configuration, a portion of the oil coming out of the outlet of the passage and a portion of the oil flowing along the guide surface adhere to the first gear covering the oil guide. When the first gear rotates together with the shaft, the oil adhering to the first gear is scattered around the first gear by centrifugal force. The receiving surface of the rib faces the first gear and receives the oil scattered from the first gear. The oil flows downward along the rib and drips from the end of the rib in the downward direction toward the portion where the first gear and the second gear mesh. This allows the internal combustion engine to drip the oil scattered from the first gear onto the portion where the first gear and the second gear mesh, lubricating the portion where the first gear and the second gear mesh. Therefore, the internal combustion engine can further improve lubrication.
本発明によれば、従来よりもコスト低減が可能である。 The present invention makes it possible to reduce costs compared to conventional methods.
(実施形態)
以下、本実施形態に係る内燃機関1を図面に基づいて説明する。以下に記載する実施形態の構成、並びに当該構成によってもたらされる作用及び結果(効果)は、あくまで一例であって、以下の記載内容に限られるものではない。なお、本明細書では、序数は、部品や部材を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
(Embodiment)
The
図1は、本実施形態に係る内燃機関1の一部の構成を示す断面図である。図2は、本実施形態の内燃機関1を図1のF2-F2線に沿って示す断面図である。なお、本実施形態の内燃機関1は、レシプロエンジンであるが、これに限定されるものではない。また、内燃機関1の気筒数は限定されない。
Figure 1 is a cross-sectional view showing a portion of the configuration of an
図2に示すように、内燃機関1は、シリンダブロック2と、カバー3と、を備える。なお、シリンダブロック2は、例えば、シリンダブロックと、当該シリンダブロックの上方に位置するシリンダヘッドと、に分割されても良い。シリンダブロック2の上面はヘッドカバー等により覆われている。
As shown in FIG. 2, the
図1に示すように、シリンダブロック2には、シリンダボア22が設けられる。シリンダボア22は、シリンダブロック2に設けられた円柱状の空間である。また、シリンダボア22は、燃焼室を形成している。
As shown in FIG. 1, the
シリンダブロック2は、シリンダボア22の外壁22aを有する。外壁22aは、シリンダボア22の内周面を規定するシリンダブロック2の一部である。言い換えると、外壁22aは、シリンダブロック2のうち、シリンダボア22を囲む部分である。
The
カバー3は、後述する開口部52を塞ぐことで当該開口部52を含むとともにオイルが流れるオイル落とし通路5を形成するものである。
The
また、内燃機関1には、オイル落とし通路5が設けられる。なお、オイル落とし通路5は、通路の一例である。
The
オイル落とし通路5は、例えばシリンダブロック2内を潤滑したオイルを内燃機関1の下方へと導くための通路である。オイル落とし通路5は、ボルト孔等に干渉しない位置に設けられている。オイル落とし通路5は、孔部51と、開口部52と、ラビリンス部53と、二つのオイル出口54と、を備える。
The
孔部51は、例えばカムが配置された空間から略鉛直下方に延びた空間である。なお、本実施形態では、シリンダボア22の外壁22aに沿うとともに上下方向と直交する横方向(図1における左右方向)においてシリンダボア22の間の略中央に孔部51が設けられているが、孔部51の位置は、これに限らない。また、本実施形態では、孔部51は略鉛直下方に延びた空間であるが、重力によってオイルを下方に導くことができる形状であれば、例えば、孔部51は傾斜や湾曲していても良い。
The
開口部52は、シリンダボア22の外壁22aに設けられる。例えば、図2に示すように、外壁22aは、外部に向く略平坦な側面22a1を有する。開口部52は、オイルが流れるオイル落とし通路5に含まれる。開口部52は、側面22a1から、シリンダボア22に向かって窪み、外部に開放された穴である。
The opening 52 is provided in the
外壁22aは、開口部52の底面22a2を有する。底面22a2は、シリンダボア22に沿った略円筒状の曲面である。開口部52は、底面22a2から突出した周壁22a3によって形成される。周壁22a3の端面が、側面22a1である。
The
開口部52は、孔部51から流れてくるオイルを一時的に貯めるための空間である。例えば、孔部51は、開口部52の上端52aに連通する。なお、孔部51は、開口部52の下端52bよりも上方に位置する他の部分に連通しても良い。
The opening 52 is a space for temporarily storing the oil flowing from the
開口部52は、カバー3により覆われる(塞がれる)ことで、オイルを内燃機関1の下方へと導くための通路として機能する。この時、開口部52の周囲において側面22a1とカバー3との間は、例えばシール部材により密閉されており、オイルが開口部52から漏れることが防がれる。
The
ラビリンス部53は、開口部52に設けられる。本実施形態において、ラビリンス部53は、開口部52に含まれる。ラビリンス部53には、複数のリブ531が設けられる。また、ラビリンス部53は、例えば蛇行部とも呼ばれることができる。
The
複数のリブ531は、第一リブ531aと、第二リブ531bと、を有する。なお、リブ531の数は、適宜変更されても良い。
The
第一リブ531aは、シリンダボア22の外壁22aから開口部52の内部に突出する。本実施形態において、第一リブ531aは、開口部52の底面22a2からカバー3に向かって突出する。第一リブ531aは、カバー3から離間している。すなわち、第一リブ531aとカバー3との間に隙間が設けられる。
The
第一リブ531aの一部は、孔部51の出口の下方に配置されている。第一リブ531aは、シリンダボア22の外壁22aに沿うとともに内燃機関1の上下方向と交差する方向に延びており、オイルを当該第一リブ531aに沿って流すことが可能である。本実施形態において、第一リブ531aは、当該第一リブ531aの片側の端部531a1に向かって斜め下に傾斜している。
A portion of the
第一リブ531aの端部531a1は、横方向におけるラビリンス部53の一方の端部に位置する。第一リブ531aの端部531a1は、周壁22a3に接続されている。なお、端部531a1は、周壁22a3から離間していても良い。
The end 531a1 of the
第一リブ531aは、孔部51の出口から流れてきたオイルが接触する面であるオイル接触面531a2を有する。オイル接触面531a2は、第一リブ531aの上面であり、略上方に向く。オイル接触面531a2は、孔部51の出口に向いている。
The
図2に示すように、第一リブ531aのオイル接触面531a2は、開口部52がカバー3に塞がれた状態において、当該カバー3に向かって斜め下に傾斜して延びている。例えば、第一リブ531aは、カバー3に向かって先細るように、シリンダボア22の外壁22aから突出している。
As shown in FIG. 2, the oil contact surface 531a2 of the
第二リブ531bは、カバー3から開口部52の内部に突出する。本実施形態において、第二リブ531bは、カバー3から開口部52の底面22a2に向かって突出する。第二リブ531bは、外壁22aから離間している。すなわち、第二リブ531bと外壁22aとの間に隙間が設けられる。
The
第二リブ531bは、第一リブ531aから下方に離間している。第二リブ531bは、第一リブ531aと開口部52の下端52bとの間に位置する。第一リブ531aの一部と第二リブ531bの一部とは、上下方向に重なる。
The
第二リブ531bは、シリンダボア22の外壁22aに沿うとともに内燃機関1の上下方向と交差する方向に延びている。本実施形態において、第二リブ531bは、第一リブ531aと略平行に延びている。なお、第一リブ531aが延びる方向と、第二リブ531bが延びる方向とが、互いに異なっても良い。
The
第二リブ531bは、第一リブ531aから流れてきたオイルが接触する面であるオイル接触面531b1を有する。オイル接触面531b1は、第二リブ531bの上面であり、略上方向に向く。オイル接触面531b1は、第一リブ531aに向いている。
The
第二リブ531bのオイル接触面531b1は、開口部52がカバー3に塞がれた状態において、シリンダボア22の外壁22aの底面22a2に向かって斜め下に傾斜して延びている。例えば、第二リブ531bは、外壁22aの底面22a2に向かって先細るように、カバー3から突出している。
When the
オイル出口54は、第一オイル出口541と、第二オイル出口542と、を備える。複数のオイル出口54は、横方向におけるラビリンス部53の両端部において開口部52の内部に開口するとともに互いに異なる流路55に接続されている。
The oil outlet 54 includes a first oil outlet 541 and a second oil outlet 542. The multiple oil outlets 54 open into the interior of the
第一オイル出口541は、第一リブ531aの端部531a1の近傍において、第一リブ531aのオイル接触面531a2に設けられる。すなわち、第一オイル出口541は、横方向におけるラビリンス部53の一方の端部において開口部52の内部に開口している。なお、第一オイル出口541は、オイル接触面531a2の他の位置に設けられても良い。
The first oil outlet 541 is provided on the oil contact surface 531a2 of the
第二オイル出口542は、第一オイル出口541よりも下方に設けられる。すなわち、第一オイル出口541と第二オイル出口542とは、上下方向において互いに異なる位置で開口部52の内部に開口している。第二オイル出口542は、横方向におけるラビリンス部53の他方の端部において、周壁22a3に開口している。
The second oil outlet 542 is provided below the first oil outlet 541. That is, the first oil outlet 541 and the second oil outlet 542 open into the interior of the
流路55は、第一流路551と、第二流路552と、を備える。第一流路551は、第一オイル出口541と接続し、下方に延びて、後述する連通口81に繋がっている。
The flow path 55 includes a
第二流路552は、第二オイル出口542と接続し、略水平方向に延びて、例えばバランスシャフト61を支持するフロントボールベアリング7付近に繋がっている。第二流路552の出口は、フロントボールベアリング7の少なくとも一部よりも上方に位置する。このため、第二流路552は、フロントボールベアリング7にオイルを供給することができる。
The second flow passage 552 is connected to the second oil outlet 542, extends in a substantially horizontal direction, and is connected, for example, to the vicinity of the front ball bearing 7 that supports the
本実施形態では、第一オイル出口541の径は第二オイル出口542の径よりも小さい。言い換えると、第一オイル出口541の断面積は第二オイル出口542の断面積よりも小さい。しかし、オイル出口54の径は、オイル落とし通路5を流れるオイル量を対応して適宜変更されても良い。
In this embodiment, the diameter of the first oil outlet 541 is smaller than the diameter of the second oil outlet 542. In other words, the cross-sectional area of the first oil outlet 541 is smaller than the cross-sectional area of the second oil outlet 542. However, the diameter of the oil outlet 54 may be changed as appropriate in response to the amount of oil flowing through the
図3は、本実施形態に係る内燃機関1を図1とは異なる部分の構成を示す断面図である。図4は、本実施形態に係る内燃機関1を図3の一部分の拡大した断面図である。図5は、本実施形態の内燃機関1を図4のF3-F3線に沿って示す断面図である。
Figure 3 is a cross-sectional view showing the configuration of a portion of the
図3及び図4に示すように、内燃機関1は、リアボールベアリング6と、リア面8と、オイルガイド9と、バランスギヤ10と、ドライブギヤ11と、突起12と、を備える。なお、リアボールベアリング6は軸受の一例である。リア面8は側面の一例である。バランスギヤ10は第1の歯車の一例である。ドライブギヤ11は第2の歯車の一例である。突起12はリブの一例である。
As shown in Figures 3 and 4, the
リアボールベアリング6は、バランスシャフト61を回転可能に支持している。バランスシャフト61は、リア面8を貫通して略水平方向に延びている。なお、バランスシャフト61は、軸の一例である。
The
図5に示すように、バランスシャフト61のリア面8より露出した部分には、バランスギヤ10がボルト62によって取り付けられている。
As shown in FIG. 5, the
リア面8は、例えば、クランクケースの外面である。クランクケースは、シリンダブロック2の下方に位置し、シリンダブロック2に取り付けられる。なお、クランクケースは、シリンダブロック2と一体であっても良い。
The
リア面8は、例えば、内燃機関1に取り付けられるトランスミッションケースに向く。また、リア面8は、当該リア面8を覆うギヤケース13に向く。リア面8には、連通口81と、孔82と、が開口する。リア面8から、リア面周壁83が突出している。なお、連通口81は出口の一例である。
The
連通口81は、リア面8に開口してオイル落とし通路5の第一オイル出口541と接続する第一流路551の出口である。また、連通口81は、孔部51、開口部52、ラビリンス部53、第一オイル出口541、及び第一流路551を含むオイル落とし通路5の複数の出口のうち一つである。
The
孔82は、リア面8を含むクランクケースの壁を貫通する。孔82に、リアボールベアリング6が収容される。なお、孔82の大きさは収納するリアボールベアリング6の大きさに対応して適宜変更されても良い。リアボールベアリング6に支持されるバランスシャフト61は、孔82を通って、リア面8より露出する。
The hole 82 penetrates the wall of the crankcase, including the
孔82は、少なくとも部分的に連通口81よりも下方に位置する。言い換えると、連通口81は、孔82の少なくとも一部よりも上方に位置する。このため、連通口81は、後述のように、リアボールベアリング6にオイルを供給することができる。
The hole 82 is at least partially located below the
リア面周壁83は、リア面8からギヤケース13に向かって突出し、当該リア面8のうち連通口81及び孔82が開口する領域を囲む。リア面周壁83には、ギヤケース13を固定するためのボルト孔等が設けられている。
The rear surface
オイルガイド9は、リア面8に設けられる。オイルガイド9は、孔周壁90を有する。孔周壁90は、環状部901と、延長部902とを有する。環状部901は、孔82の周りにおいてリア面8からギヤケース13に向かって突出している。環状部901は、孔82の縁82aに接し、縁82aに沿って延びている。延長部902は、環状部901とともにリア面8から突出している。延長部902は、環状部901の外周面から、連通口81の下方の領域まで延びている。
The
環状部901に、溝903が設けられる。溝903は、環状部901の内周面と外周面との間で延びている。すなわち、環状部901は、溝903において途切れた略C字状に形成される。溝903は、環状部901の頂面から窪む。溝903は、環状部901の頂面からリア面8を越えて窪んでも良い。また、溝903は、リア面8から窪んでも良い。
A
オイルガイド9は、連通口81から出たオイルが接触する面であるガイド面91を有する。ガイド面91は、略C字状の環状部901の端面と、当該環状部901の端面に連続する延長部902の側面である。このため、ガイド面91は、連通口81の下方の位置から孔82の縁82aに向かって斜め下方に延びている。
The
オイルガイド9は、連通口81から出たオイルを、連通口81の下方に位置する延長部902の側面(ガイド面91)で受け止め、ガイド面91に沿って孔82へ流すことが可能である。当該オイルは、溝903を通って流れる。
The
本実施形態では、オイルガイド9に溝903が設けられるが、オイルガイド9は、オイルを流せる形状であれば、これに限られない。オイルガイド9は、例えば、ガイド面91を有するリブであっても良い。
In this embodiment, the
図5に示すように、バランスギヤ10は、バランスシャフト61に取り付けられる。言い換えると、バランスギヤ10は、バランスシャフト61に設けられる。バランスギヤ10の側面10aは、オイルガイド9の溝903を覆う。これにより、バランスギヤ10は、オイルがオイルガイド9から零れ落ちることを抑制することができる。なお、バランスギヤ10の側面10aと、オイルガイド9の孔周壁90との間には、僅かな隙間が設けられる。
As shown in FIG. 5, the
ドライブギヤ11は、バランスギヤ10と互いに噛み合う歯車であり、バランスギヤ10と互いに噛合可能な位置に設けられている。ドライブギヤ11は、リア面8を貫通して水平方向に延びているクランクシャフト111のリア面8より露出した部分に取り付けられている。バランスギヤ10及びドライブギヤ11は、リア面周壁83に囲まれている。
The
突起12は、リア面8から突出するとともにリア面周壁83に接続している。突起12は、バランスギヤ10に向いた面である側面12aと、突起12の下端12bを有する。なお、側面12aは受け面の一例であり、下端12bは端の一例である。
The
突起12の下端12bは、上下方向において、バランスギヤ10とドライブギヤ11が噛み合う部分よりも上方に位置する。また、突起12の下端12bは、左右方向において、バランスギヤ10とドライブギヤ11が互いに噛み合う部分に位置する。すなわち、突起12の下端12bは、バランスギヤ10とドライブギヤ11が噛み合う部分の上方に位置する。なお、突起12の下端12bは、左右方向において、バランスギヤ10とドライブギヤ11が互いに噛み合う部分から若干離れていても良い。
The
なお、本実施形態では、突起12は、リア面周壁83からバランスギヤ10とドライブギヤ11が噛み合う部分に向かって下方に延びている。しかし、突起12の形状は、当該突起12の下端12bが、バランスギヤ10とドライブギヤ11が互いに噛み合う部分に向かう形状であれば、例えば傾斜している形状でも良い。また、突起12は、リア面周壁83から離間していても良いし、リア面8から離間していても良い。
In this embodiment, the
ギヤケース13は、リア面周壁83にボルト等で取り付けられ、リア面8を覆う。また、ギヤケース13は、バランスギヤ10を覆う。ギヤケース13は、さらにトランスミッションケース等で覆われている。
The gear case 13 is attached to the rear face
以上の内燃機関1において、例えばシリンダブロック2内を潤滑したオイルは、オイル落とし通路5の孔部51を通り、鉛直下方に流れる。孔部51から流れてきたオイルは、開口部52のラビリンス部53に流入する。
In the above
孔部51の出口から開口部52に流入したオイルは、当該孔部51の下方に設けられた第一リブ531aのオイル接触面531a2を伝って、当該オイル接触面531a2に設けられた第一オイル出口541に向かって流れる。このとき、オイルは、シリンダボア22の外壁22aに接触することで、外壁22aから受熱し昇温する。昇温により粘度が低下したオイルの一部は、第一オイル出口541から、第一流路551を通り、連通口81からオイル落とし通路5の外部へ排出される。
Oil that flows into the opening 52 from the outlet of the
連通口81から出たオイルは、重力によって下方へ流れる。当該オイルは、連通口81の下方に位置する延長部902の側面(ガイド面91)に受け止められ、ガイド面91に沿って流れる。オイルは、溝903を通り、孔82の縁82aへ流れる。
Oil coming out of the
オイルは、孔82の縁82aから、孔82に収容されたリアボールベアリング6へ到達し、リアボールベアリング6を潤滑する。このように、連通口81からオイル落とし通路5の外部へ排出されたオイルは、オイルガイド9を経由してリアボールベアリング6へ供給される。
The oil reaches the
オイルは、例えば、連通口81から出たとき、又はガイド面91からバランスギヤ10の側面10aと孔周壁90との間の隙間に零れたときに、バランスギヤ10に付着する。バランスギヤ10に付着したオイルは、回転しているバランスギヤ10によって周囲に飛ばされる。飛び散ったオイルの一部は、リア面周壁83及び突起12の側面12aに付着する。
Oil adheres to the
リア面周壁83及び突起12の側面12aに付着したオイルは、当該リア面周壁83及び突起12の側面12aを伝って、突起12の下端12bに集まる。突起12の下端12bがバランスギヤ10とドライブギヤ11が互いに噛み合う部分の上方に位置することにより、突起12の下端12bに集まったオイルは、バランスギヤ10とドライブギヤ11が噛み合う部分に向かって滴下される。
Oil adhering to the rear surface
一方で、開口部52において、孔部51から流れ続けるオイルは、やがて第一オイル出口541から溢れ出す。このため、オイルの他の一部は、第一リブ531aの下方に設けられた第二リブ531bへ流れる。
On the other hand, at the
この時、第一リブ531aがシリンダボア22の外壁22aから突出し、オイル接触面531a2がカバー3に向かって斜め下に傾斜しているため、オイルの一部は、第一リブ531aとカバー3との隙間に流れ落ちる。また、オイルは、第一リブ531aの上端を乗り越えて下方へ流れても良い。
At this time, the
第一リブ531aから流れてきたオイルは、第二リブ531bのオイル接触面531b1を伝って、第一オイル出口541よりも下方に設けられた第二オイル出口542に向かって流れる。このとき、オイルは、シリンダボア22の外壁22aに接触することで、外壁22aから受熱し昇温する。昇温により粘度が低下したオイルは、第二オイル出口542から、第二流路552を通りフロントボールベアリング7へ供給される。
The oil flowing from the
この時、第二リブ531bがカバー3から突出し、オイル接触面531b1がシリンダボア22の外壁22aに向かって斜め下に傾斜しているため、オイルの一部は、第二リブ531bとシリンダボア22の外壁22aの底面22a2との隙間に流れ落ちる。このため、オイルは、外壁22aの底面22a2を伝って流れ落ち、外壁22aから受熱しながら、第二オイル出口542へ流れる。
At this time, the
内燃機関1の停止時には、オイルは、第一オイル出口541から開口部52の外部へ排出されるとともに、第一リブ531aとカバー3との隙間及び第二リブ531bとシリンダボア22の外壁22aとの隙間を通って第二オイル出口542から排出される。このため、ラビリンス部53は、開口部52にオイルが残ることを防ぐことができる。
When the
なお、本実施形態では、オイル落とし通路5を流れるオイルが回転しているバランスギヤ10に供給される構成であったが、この構成に限られない。例えば、連通口81がドライブギヤ11の付近に開口し、当該連通口81の下方の位置からドライブギヤ11が通る孔の縁に延びるオイルガイド9が設けられても良い。
In this embodiment, the oil flowing through the
以上のように、本実施形態の内燃機関1は、シリンダボア22の外壁22aと、カバー3と、を備える。シリンダボア22の外壁22aは、外部に向く側面22a1を有し、オイルが流れるオイル落とし通路5に含まれるとともに側面22a1から窪む開口部52が設けられる。カバー3は、開口部52を塞ぐ。オイル落とし通路5は、ラビリンス部53を含む。ラビリンス部53は、シリンダボア22の外壁22a及びカバー3の少なくとも一方から開口部52の内部に突出してシリンダボア22の外壁22aに沿うとともに上下方向と交差する方向に延びるリブ531が設けられて、オイルを当該リブ531に沿って流すことが可能である。
As described above, the
これにより、オイルはリブ531を伝って上下方向と交差する方向に流れながら、徐々に下方へ向かう。すなわち、開口部52においてオイルが鉛直下方に流れる場合と比べて、オイル落とし通路5においてオイルが流れる距離が長くなる。
As a result, the oil flows gradually downward along the
従って、オイル落とし通路5を通ってオイルが流れる時間が長くなり、オイル落とし通路5においてオイルがシリンダボア22の外壁22aからより長時間受熱することができる。よって、シリンダボア22の外壁22aとオイルとの熱交換が促進され、早期にオイルの温度の上昇が可能となる。
As a result, the time that the oil flows through the
また、本実施形態では、オイル落とし通路5は、開口部52の内部に開口するとともに、互いに異なる流路55に接続された複数のオイル出口54を含む。
In addition, in this embodiment, the
例えば、ラビリンス部53が設けられた開口部52において、オイルは、複数のオイル出口54から排出されることができる。このため、開口部52を通過したオイルは、複数のオイル出口54から、互いに異なる流路55へ供給される。
For example, in an
これにより、内燃機関1は、専用の通路を設けずともオイルを異なる方向に振り分けることができる。従って、内燃機関1は、専用の通路を設けるための加工点数を削減でき、コストを低減することが可能となる。
This allows the
また、本実施形態では、第一オイル出口541と第二オイル出口542は、シリンダボア22の外壁22aに沿った横方向におけるラビリンス部53の両端部において開口部52の内部に開口する。
In addition, in this embodiment, the first oil outlet 541 and the second oil outlet 542 open into the
例えば、オイル落とし通路5を通ってオイルが流れる時、オイルはラビリンス部53に設けられたリブ531を伝って流れる。第一オイル出口541と第二オイル出口542が、シリンダボア22の外壁22aに沿った横方向におけるラビリンス部53の両端部において開口部52の内部に開口することにより、オイルがシリンダボア22の外壁22aに沿った横方向に分かれながら、第一オイル出口541と第二オイル出口542に向かって流れる。
For example, when oil flows through the
これにより、内燃機関1は、専用の通路を設けずともオイルを横方向のうち互いに反対の2方向に振り分けることができる。従って、内燃機関1は、専用の通路を設けるための加工点数を削減でき、さらにコストを低減することが可能となる。
This allows the
また、本実施形態では、複数のオイル出口54は、上下方向において互いに異なる位置で開口部52の内部に開口し、複数のオイル出口54のうち第一オイル出口541は、第一リブ531aのオイル接触面531a2に設けられている。
In addition, in this embodiment, the multiple oil outlets 54 open into the
例えば、オイル落とし通路5を通ってオイルが流れる時、オイルは、第一リブ531aのオイル接触面531a2を伝って、第一リブ531aのオイル接触面531a2に設けられた第一オイル出口541に向かって流れる。言い換えると、最初は複数のオイル出口54のうちより上方に位置するオイル出口54(第一オイル出口541)に向かってオイルが流れる。その後、当該オイル出口54に入りきらないオイルが溢れ、より下方に位置するオイル出口54(第二オイル出口542)に向かって流れる。このように、一方のオイル出口54が他方のオイル出口54よりも高い位置に設けられることで、一方のオイル出口54に流れるオイルの量を他方のオイル出口54よりも多くすることができる。これにより、内燃機関1は、複数のオイル出口54に流れるオイルの量を調整することが可能となる。
For example, when oil flows through the
また、内燃機関1は、複数のオイル出口54のうち第一オイル出口541を第一リブ531aのオイル接触面531a2に設けることにより、専用の通路を設けずともオイルの量を調整することが可能となる。これにより、内燃機関1は、専用の通路を設けるための加工点数を削減でき、さらにコストを低減することが可能となる。
In addition, the
また、本実施形態では、リブ531は、第一リブ531aと、第二リブ531bと、を有する。第一リブ531aは、シリンダボア22の外壁22aからカバー3に向かって突出するとともに当該カバー3から離間している。第二リブ531bは、カバー3からシリンダボア22の外壁22aに向かって突出するとともに当該シリンダボア22の外壁22aから離間している。第一リブ531aのオイル接触面531a2は、カバー3に向かって斜め下に延び、第二リブ531bのオイル接触面531b1は、シリンダボア22の外壁22aに向かって斜め下に延びている。
In this embodiment, the
例えば、オイル落とし通路5を通ってオイルが流れる時、オイルは、第一リブ531aのオイル接触面531a2と第二リブ531bのオイル接触面531b1を流れる。第一リブ531aのオイル接触面531a2を流れるオイルは、当該オイル接触面531a2がカバー3に向かって斜め下に延びていることにより、カバー3に向かって流れ、第一リブ531aとカバー3との間の隙間に流れ落ちる。第二リブ531bのオイル接触面531b1を流れるオイルは、当該オイル接触面531b1がシリンダボア22の外壁22aに向かって斜め下に延びていることにより、シリンダボア22の外壁22aに向かって流れ、第二リブ531bとシリンダボア22の外壁22aとの間の隙間に流れ落ちる。
For example, when oil flows through the
内燃機関1が停止することによりオイルの流れが停止している時、オイルは、第一リブ531aとカバー3との間の隙間と、第二リブ531bとシリンダボア22の外壁22aとの間の隙間と、から下方に流れ落ちる。これにより、内燃機関1は、オイルがラビリンス部53に停滞することを抑制できる。
When the
また、第二リブ531bとシリンダボア22の外壁22aとの間の隙間を流れ落ちるオイルは、シリンダボア22の外壁22aに沿って流れ落ちる。オイルは、シリンダボア22の外壁22aに沿って流れ落ちるため、当該シリンダボア22の外壁22aから受熱することができる。これにより、さらに早期にオイルの温度を上昇させることが可能となる。
In addition, the oil that flows down through the gap between the
また、本実施形態では、内燃機関1は、リアボールベアリング6と、リア面8と、オイルガイド9と、を備える。リアボールベアリング6は、バランスシャフト61を回転可能に支持する。リア面8に、オイルが流れるオイル落とし通路5の連通口81と、孔82と、が開口する。孔82は、リアボールベアリング6が収容されるとともに少なくとも部分的にオイル落とし通路5の連通口81よりも下方に位置する。オイルガイド9は、リア面8に設けられ、ガイド面91を有する。ガイド面91は、オイル落とし通路5の連通口81の下方の位置と孔82の縁82aとの間で延びる。オイルガイド9は、オイル落とし通路5の連通口81から出たオイルをガイド面91に沿って孔82へ流すことが可能である。
In this embodiment, the
これにより、オイル落とし通路5の連通口81から出たオイルは、オイルガイド9のガイド面91に沿って孔82に流入する。このため、オイルは、孔82に収容されたリアボールベアリング6に供給される。
As a result, the oil coming out of the
従って、内燃機関1は、リアボールベアリング6へオイルを供給するための専用の通路を当該内燃機関1の内部に設けずとも、リア面8に設けられたオイルガイド9によってオイル落とし通路5の連通口81からリアボールベアリング6までオイルを供給することが可能となる。よって、内燃機関1は、前記専用の通路を設けるための部品点数及び加工数を低減でき、コストを低減することができる。
Therefore, the
さらに、内燃機関1は、前記専用の通路を設けるための部品が低減されるとともに、内燃機関1の内部に専用の通路を設けるための余分な厚さが不要となるため、内燃機関1の重量を低減することができる。
Furthermore, the
また、本実施形態では、バランスギヤ10は、バランスシャフト61に設けられる。ドライブギヤ11は、バランスギヤ10と噛み合う。バランスギヤ10は、オイルガイド9を覆う。
In this embodiment, the
バランスギヤ10は、オイルガイド9を覆うことにより、オイルが孔82に向かって流れる途中でガイド面91の上から零れ落ちてしまうことを抑制できる。このように、バランスギヤ10がオイルガイド9を覆う部品を兼ねることで、内燃機関1は、部品点数を削減でき、コスト及び重量をさらに低減することが可能となる。
By covering the
また、内燃機関1は、バランスギヤ10によってガイド面91の上からオイルが零れ落ちてしまうことを抑制できるため、オイルを効率良くリアボールベアリング6に供給することができる。これにより、内燃機関1は、リアボールベアリング6の潤滑性を向上させることができる。
In addition, the
また、本実施形態では、突起12は、リア面8から突出し、側面12aを有する。側面12aは、バランスギヤ10に向く。下方向における突起12の下端12bは、バランスギヤ10とドライブギヤ11とが噛み合う部分の上方に位置する。
In this embodiment, the
オイル落とし通路5の連通口81から出たオイルの一部と、ガイド面91に沿って流れるオイルの一部とは、オイルガイド9を覆うバランスギヤ10に付着する。バランスシャフト61と共にバランスギヤ10が回転すると、バランスギヤ10に付着したオイルは、遠心力によって当該バランスギヤ10の周囲に飛散する。突起12の側面12aは、バランスギヤ10に向いているため、バランスギヤ10から飛散したオイルを受け止める。オイルは、突起12を伝って下方へ流れ、下方向における突起12の下端12bからバランスギヤ10とドライブギヤ11とが噛み合う部分に向かって滴下される。
Some of the oil coming out of the
これにより、内燃機関1は、バランスギヤ10から飛散したオイルをバランスギヤ10とドライブギヤ11とが噛み合う部分に滴下し、バランスギヤ10とドライブギヤ11とが噛み合う部分を潤滑させることが可能となる。従って、内燃機関1は、さらに潤滑性を向上させることができる。
This allows the
また、本実施形態では、オイル落とし通路5を流れるオイルは、ラビリンス部53によって、リブ531を伝って上下方向と交差する方向に流れながら、徐々に下方へ向かう。
In addition, in this embodiment, the oil flowing through the
これにより、内燃機関1は、オイル落とし通路5に流れるオイルを上下方向と交差する方向に流すための専用の通路を設けずとも、オイル落とし通路5に流れるオイルを前記方向に流すことが可能となる。従って、内燃機関1は、上下方向と交差する方向に設けられたリア面8に連通口81を開口するための加工数を低減することができる。
This allows the
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。 Although the embodiment of the present invention has been described above, the above embodiment is merely an example and is not intended to limit the scope of the invention. The above embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, substitutions, combinations, and modifications can be made without departing from the spirit of the invention. Furthermore, the specifications of each configuration, shape, etc. (structure, type, direction, format, size, length, width, thickness, height, number, arrangement, position, material, etc.) can be modified as appropriate.
1 内燃機関
5 オイル落とし通路(通路)
6 リアボールベアリング(軸受)
61 バランスシャフト(軸)
8 リア面(側面)
81 連通口(出口)
82 孔
82a 縁
9 オイルガイド
91 ガイド面
10 バランスギヤ(第1の歯車)
11 ドライブギヤ(第2の歯車)
12 突起(リブ)
12a 側面(受け面)
12b 下端(端)
1
6 Rear ball bearing
61 Balance shaft (axis)
8 Rear surface (side)
81 Communication port (outlet)
82
11 Drive gear (second gear)
12 Protrusion (rib)
12a Side (receiving surface)
12b Bottom end (end)
Claims (2)
オイルが流れる通路の出口と、前記軸受が収容されるとともに少なくとも部分的に前記通路の出口よりも下方に位置する孔と、が開口する側面と、
前記側面に設けられ、前記通路の出口の下方の位置と前記孔の縁との間で延びるガイド面を有するオイルガイドと、
前記軸に設けられた第1の歯車と、
前記第1の歯車と噛み合う第2の歯車と、
前記側面から突出し、前記第1の歯車に向く受け面を有し、下方向における端が前記第1の歯車と前記第2の歯車とが噛み合う部分の上方に位置するリブと、
を備え、
前記第1の歯車は、前記オイルガイドを覆い、
前記通路の出口は前記第1の歯車と前記第2の歯車が噛み合う部分の上方に位置し、
前記側面及び前記オイルガイドは、前記通路の出口から出た前記オイルを、前記ガイド面に沿って前記孔へ流すと共に、前記第1の歯車と前記第2の歯車が噛み合う部分に向かって滴下させる、
内燃機関。 A bearing that rotatably supports the shaft;
a side surface on which an outlet of a passage through which oil flows and a hole in which the bearing is accommodated and which is at least partially located below the outlet of the passage are opened;
an oil guide provided on the side surface and having a guide surface extending between a position below the outlet of the passage and an edge of the hole;
a first gear provided on the shaft;
a second gear meshing with the first gear;
a rib protruding from the side surface, having a receiving surface facing the first gear, and a lower end located above a portion where the first gear and the second gear mesh;
Equipped with
The first gear covers the oil guide,
an outlet of the passage is located above a portion where the first gear and the second gear mesh,
the side surface and the oil guide allow the oil coming out of the outlet of the passage to flow along the guide surface to the hole and drip toward a portion where the first gear and the second gear mesh with each other;
Internal combustion engine.
請求項1に記載の内燃機関。 the oil guide has an extension portion that extends below the outlet of the passage and has a rounded tip, and the oil flow coming out of the outlet of the passage is branched in a direction toward the guide surface and a direction toward the first gear.
2. The internal combustion engine of claim 1.
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