さらに、図面は種々の実例の様々な構成要素の尺度を表し得ることが、理解されるべきである。しかし、開示される実例は、その具体的な尺度に限定されるものではない。さらに、図面は、特に指定のない限り、特定の尺度が必要であると解釈されるべきではない。
本開示の様々な実例及び構成要素に関する以下の説明では、本開示の一部を形成する添付の図面が参照され、添付の図面には、本開示の態様が実践され得る様々な例示的な構造及び環境が、例示として示されている。他の構造及び環境が利用され得ること、並びに、本開示の範囲から逸脱することなしに、明確に記載された構造及び方法から構造上及び機能上の変更がなされ得ることが、理解されるべきである。
また、様々な例示的な特徴及び要素を説明するために、本明細書では「表側」、「裏側」、「前面」、「背面」、「上部」、「基部」、「底部」、「側面」、「前方」、及び「後方」などの用語が使用され得るが、これらの用語は、本明細書では、例えば図に示された例示的な配向及び/又は典型的な使用における配向に基づいて、便宜上使用されるものである。本明細書のいかなる内容も、特許請求の範囲に記載の範囲に収まるために構造の特異的な3次元的配向又は空間的配向を必要とすると解釈されることはない。
以下の説明では、1つ又は複数のコンテナ構造が参照される。開示される構造のいずれもが、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、任意のポリマー、複合材、及び/又は金属/合金材料から作製され得ることが、意図されている。さらに、これらの開示の範囲から逸脱することなしに任意の製造方法が利用され得ることが、意図されている。これらの開示にわたって説明される様々なコンテナの作製のために、例えば、1種又は複数種の溶接法(例えば、ファブリックの高周波、超音波溶接若しくはレーザ溶接、又は金属/合金溶接)、接着法、縫い合わせ法、成形法、射出成形法、ブロー成形法、打抜き加工法、深絞り加工法、鋳造法、ダイカスティング法、穴あけ法、ばり取り法、研削法、研磨法、サンディング法、又はエッチング法が、数多くある中でも利用され得る。さらに、これらの開示にわたって磁気的な要素又は構造が参照される場合、1つ又は複数の磁石(例えば、永久磁石)或いは磁石に引き付けられ得る1種又は複数種の金属若しくは合金(例えば、とりわけ、強磁性材料)をその要素又は構造が含むことが、推測され得る。さらに、本明細書において説明されるような磁気ストリップは、連続的な磁気要素、一連の2つ以上の個別の磁気要素、又は磁気要素の2次元的若しくは3次元的なアレイを含み得る。さらに、これらの磁気要素は、任意の磁気的な金属又は合金から作製されてよく、また、ポリマー、セラミック、又は非磁性の金属若しくは合金などの、1種又は複数種の非磁性材料と組み合わせられてよい。本明細書において説明される様々な開示は、組み合わせられる要素の様々な置換が可能であり得るように、任意の方法で組み合わせられ得ることも、意図されている。
様々な磁気閉鎖機構が、以下の開示にわたって説明される。これらの磁気閉鎖機構は、部分的に又は完全に水密及び/若しくは気密であるように構成され得る。磁気閉鎖機構は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、説明される磁気要素に加えてパッキン及びシールを含み得ることが、意図されている。
本明細書にわたって論じられるコンテナのいずれもが、塵又は他の物質がコンテナの中に入ること及び/又はコンテナから抜け出すことを実質的に又は完全に防ぐために、部分的に又は完全に水密とされ、気密とされ、且つ/又は封止され得ることが、意図されている。例えば、続く段落でさらに詳細に説明されるコンテナ100、200、300、400、700、800、1400、2002、2200、2300、及び/又は2500は、部分的に又は完全に耐水の外側シェル/外壁、及び閉鎖機構を含み得る。
図1は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ100の実施態様を概略的に示す。コンテナ100などのコンテナは、これらの開示にわたって、とりわけポーチ、バッグ、箱、又は器と代わりに呼ばれ得ることが、意図されている。1つの実例では、コンテナ100は、変形に対して耐性がある硬いシェルを有し得る。1つの実施態様では、コンテナ100は、背面シェル104にヒンジ式に(hingedly)結合される前面シェル102を含む、クラムシェル機構を有する。これらの開示にわたって論じられる場合、ヒンジ結合は、数多くある中でも、屈曲要素(例えば、ライブ・ヒンジ(live hinge))又はピアノ・ヒンジのうちの1つ又は複数を利用し得る。シェル102及び104は、とりわけ、任意のポリマー、複合材、及び/又は金属/合金材料から作製され得ることが、意図されている。1つの実施態様では、前面シェル102は、部分的に又は全体的に透明とされ得る。1つの実例では、前面シェル102及び/又は背面シェル104は、ポリカーボネート材料から作製され得る。しかし、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、追加の又は代替的なポリマー材料が利用され得る。
コンテナ100は、背面シェル104の内周の少なくとも一部分の周りに延在するパッキン106を有し得る。パッキン106は、背面シェル104のチャネル107内に位置決めされ得る。パッキン106は、とりわけ、シリコーン、ネオプレン、ニトリル、ポリ塩化ビニル、又はブチル・ゴムから作製され得る。1つの実例では、パッキン106は、コンテナ100内の内部収納コンパートメント内への開口部108を部分的に又は全体的に封止するように構成され得る。
1つの実施態様では、コンテナ100は、これらの開示にわたってファスナ機構と呼ばれることもある、留め具110を有する閉鎖機構を含み得ることが意図されており、この留め具110は、前面シェル102にヒンジ式に結合され、且つ、背面シェル104の上部部分112に取外し可能に結合するように構成される。幾つかの実例では、留め具110は、パッキン106とともに、前面シェル102と背面シェル104との間に防水の又は耐水のシールを作り出すことができる。さらに、コンテナ100は、コンテナ100内に乾燥コンパートメントを形成するために、防水の又は耐水のファブリックで形成され得る。しかし、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、追加の又は代替的な閉鎖機構が利用され得る。例えば、コンテナ100は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、留め具110に類似した2つ以上の留め具、1つ又は複数のジッパ、レール型閉鎖機構、面ファスナ、タブ、干渉嵌まり閉鎖機構、噛み合い閉鎖機構、若しくは磁気閉鎖機構を利用することができる。
図2は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ200の実施態様を概略的に示す。コンテナ200は、変形に対して少なくとも部分的に耐性がある、頑丈なシェルを有し得る。1つの具体的な実例では、コンテナ200は、クラムシェル設計を利用し、且つ、背面シェル204にヒンジ式に結合される前面シェル202を有する。背面シェル204は、背面シェル204の内周の少なくとも一部分の周りに延在するチャネル207内に位置決めされるパッキン206を有し得る。示されるように、開口部が、コンテナ200の内部収納コンパートメント208へのアクセスを提供する。この内部収納コンパートメント208は、前面シェル202がパッキン206に沿って背面シェル204と係合されたときに、部分的に又は全体的に封止される(例えば、とりわけ空気及び/又は水に対して部分的に又は全体的に封止される)。1つの実例では、パッキン206は、図1に関連して説明されたパッキン106に類似し得る。コンテナ200は、ファブリック被覆を有する成形エチレン酢酸ビニルから作製され得ることが、さらに意図されている。
示された実例では、コンテナ200は、前面シェル202の上部表面212にヒンジ式に結合される留め具210を有する閉鎖機構を含み得る。したがって、留め具210は、背面シェル204の上部表面214上のタブ構造(図示せず)と係合するように構成され得る。上記の実例におけるように、留め具110は、パッキン206とともに、前面シェル202と背面シェル204との間に防水又は耐水のシールを作り出すことができることも、意図されている。さらに、コンテナ200は、コンテナ200内に乾燥コンパートメントを形成するために、防水又は耐水のファブリックで形成され得る。しかし、とりわけ磁気閉鎖機構又は面ファスナなどの、追加の又は代替的な閉鎖機構が利用されてもよい。
図3A及び3Bは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ300の別の実施態様を概略的に示す。具体的には、図3Aは、開いた構成におけるコンテナ300を概略的に示し、図3Bは、閉じた構成におけるコンテナ300を概略的に示す。1つの実施態様では、コンテナ300は、外側シェル302の1つ又は複数の表面が折り畳まれ得るように、1種又は複数種の変形可能な材料から作製される。
1つの実例では、開口部304が、コンテナ300の内部収納コンパートメントに及ぶ。開口部304は、第1の閉鎖機構306により部分的に又は全体的に封止され得る。第1の閉鎖機構は、開口部304の周囲の少なくとも一部分の周りに延在する磁気クロージャを含み得る。さらに、又はその代わりに、第1の閉鎖機構306は、とりわけ、レール型ファスナ及び/又はジッパ・ファスナを含み得る。さらに、開口部304は、外側シェル302の上方部分308を第2の閉鎖機構310に向かって折り畳む/巻くことにより、部分的に又は全体的に封止され得る。図3Bに示されるように、第2の閉鎖機構310は、折り畳まれた上部部分308上に延在して外側シェル302の背面側(図示せず)に貼り付くように構成され得る。したがって、第2の閉鎖機構310は、とりわけ、1つ又は複数の面ファスナ、留め具ファスナ、ひも、若しくは磁気要素を含み得る。
図4は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ400の1つの実施態様を概略的に示す。1つの実施態様では、コンテナ400は、背面シェル404に結合される前面シェル402を有する。前面シェル402は、コンテナ400の1つ又は複数の側部表面(例えば、底部表面410、左側表面412、右側表面414、及び/又は上部表面416)に沿って位置決めされたヒンジ機構(図4では示されていない)により、背面シェル404に結合され得る。前面シェル402は、コンテナ400の収納コンパートメント(図4では示されていない)に及ぶ開口部を部分的に又は全体的に封止するように構成された1つ又は複数の追加の又は代替的な閉鎖機構により、背面シェル404に結合され得る。1つの実例では、コンテナ400は、とりわけ、レール型閉鎖機構、ジッパ・クロージャ、及び/又は磁気閉鎖機構を含み得る。したがって、1つ又は複数の追加の又は代替的な閉鎖機構は、フレーム要素406の周りに部分的に又は全体的に延在する開口部を封止するように構成され得る。
1つの実例では、コンテナ400は、前面シェル402を背面シェル404からヒンジ式に分離してコンテナ400の1つ又は複数の内部収納コンパートメントへのアクセスを得る/前面シェル402を背面シェル404にヒンジ式に結合させてコンテナ400の1つ又は複数の内部収納コンパートメントを封止するために、ユーザがコンテナ400を手で把持できるようにする把持表面を提供するように構成されたプル・タブ408a及び408bを含む。コンテナ400は、コンテナ400の1つ又は複数の側部表面に沿って位置決めされるヒンジ機構(図4では示されていない)の代わりに、1つ又は複数の代替的な結合機構を含み得ることが、さらに意図されている。例えば、前面シェル402は、背面シェル404に取外し可能に結合されるように構成され得る。
前面シェル402及び背面シェル404のうちの1つ又は複数は、変形可能であってもよく、又は、部分的に若しくは完全に剛体であってもよい。1つの実例では、背面シェル404内の前面シェル402のうちの1つ又は複数は、成形EVA(エチレン酢酸ビニル)から作製されてもよく、且つ、ファブリック被覆を有し得る。このファブリック被覆は、任意の合成繊維材料又は天然繊維材料を含み得る。コンテナ400は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、任意のポリマー、複合材、及び/又は金属/合金を利用し得ることが、さらに意図されている。
図5は、コンテナ400の内部コンパートメント502内を見せるために前面シェル402の前部表面が取り除かれているコンテナ400の別の図を概略的に示す。図5は、底部表面410の一部分に沿って延在し且つ前面シェル402を背面シェル404にヒンジ式に結合するように構成されたヒンジ機構504を、概略的に示す。さらに、図5は、少なくとも部分的にコンテナ400の周囲の周りに延在するフレーム406の内部の見た目を概略的に示す。1つの実例では、フレーム406は、エラストマから作製される。前述のように、フレーム406は、内部収納コンパートメント502内への開口部を部分的に又は全体的に封止するように構成された、1つ又は複数の追加の又は代替的な閉鎖機構を含む。これらの追加の又は代替的な閉鎖機構は、続く図に関連してさらに詳細に説明される。
図6は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ400の上部部分の断面図を概略的に示す。図6は、前面シェル402の内部周囲の少なくとも一部分の周りに延在する前面フレーム602を有する前面シェル402を概略的に示す。コンテナ400はまた、背面シェル404、及び、背面シェル404の内部周囲の周りに延在する背面フレーム604を含む。1つの実例では、コンテナ400は、前面磁気ストリップ606を含む閉鎖機構を有する。前面磁気ストリップ606は、前面フレーム602の少なくとも一部分の周りに延在し得る。さらに、前面磁気ストリップ606は、前面フレーム602の前面チャネル610内に封入され得る。同様に、閉鎖機構は、背面フレーム604の少なくとも一部分の周りに延在する背面磁気ストリップ608を含み得る。背面磁気ストリップ608もまた、背面フレーム604の背面チャネル612内に封入され得る。前面磁気ストリップ606及び背面磁気ストリップ608は、1つ若しくは複数の線形ストリップ又は2次元アレイに構成された1つ又は複数の磁気要素を含み得ることが、意図されている。例えば、前面磁気ストリップ606及び背面磁気ストリップ608は、連続的な磁気要素、又は、前面チャネル610及び背面チャネル612内で互いに離間された幾つかの磁気要素を含み得る。前面磁気ストリップ606及び背面磁気ストリップ608は、1つ又は複数の永久磁石、及び/又は、磁石に引き付けられる金属/合金を含む要素を含み得ることが、意図されている。したがって、前面磁気ストリップ606は、背面磁気ストリップ608に磁気的に結合するように構成され得る。
さらに、コンテナ400の閉鎖機構は、ジッパ614を含み得る。ジッパ614は、前面フレーム602及び背面フレーム604の少なくとも一部分の周りに延在し得る。本開示の範囲から逸脱することなしに、任意のサイズ(例えば、歯サイズ、間隔)を有し且つ/又は任意のスライダ体及びプル・タイプを有する任意のジッパ機構が利用され得ることが、意図されている。ジッパ614は、部分的に又は全体的に耐水であるように構成されることが、さらに意図されている。したがって、ジッパ614は、閉じられたときに、収納コンパートメント502内への水の侵入を部分的に又は全体的に防ぐことができる。さらに、又はその代わりに、前面磁気ストリップ606及び背面磁気ストリップ608を含む磁気クロージャは、内部収納コンパートメント502が部分的に又は全体的に耐水且つ/又は気密であるように、内部収納コンパートメント502内への開口部を封止し得る。
1つの実例では、ジッパ組立体614は、圧縮空気を用いた試験中に、大気圧より最高で48.263299kPa(7psi)高い水密とされ得る。しかし、他の実例では、クロージャ614の水密性は、大気圧より34.473785kPa(5psi)から62.052813kPa(9psi)まで高くされ得、また、他の実例では、クロージャ614の水密性は、大気圧より13.789514kPa(2psi)から96.526598kPa(14psi)まで高くされ得る。防水ジッパ組立体614は、スライダ体及びプル・タブ(図示せず)を含み得る。1つの具体的な実例では、防水ジッパ組立体614は、コンテナ400の内部収納コンパートメントから内容物を取り出すときの負傷を防ぐために、プラスチック又は他の非金属の歯を有して作製され得る。
さらに有利には、前面磁気ストリップ606及び背面磁気ストリップ608を含む磁気閉鎖機構は、ストリップ606及び608が互いに磁気的に結合されたときに、前面シェル402と背面シェル404とを位置合わせすることができる。この磁気的な位置合わせは、ジッパ歯の位置ずれ等に起因して起こり得るジッパ機構の引っかかり(snagging)/他の部分的な故障を伴うことなしにジッパ614が手動で開閉されることを可能にし得る。
図7は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、コンテナ400に類似し得るコンテナ700の1つの実施態様を示す。具体的には、コンテナ700は、前面シェル402に類似し得る前面シェル702と、背面シェル404に類似し且つ前面シェル702にヒンジ式に結合されるよう構成され得る背面シェル704と、を有する。示されるように、前面シェル702は、内部収納コンパートメントが開口部706を通じてアクセス可能であるように、背面シェル704から分離される。図7はまた、ジッパ614に類似し得るジッパ708を示す。
図8A~8Bは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ800の実施態様を概略的に示す。具体的には、図8Aは、コンテナ800の正面図を概略的に示し、図8Bは、コンテナ800の同じ実施態様の部分的な背面図を概略的に示す。1つの実例では、コンテナ800は、部分的に又は全体的に耐水材料から形成された外側シェル802を有し得る。コンテナ800の外側シェル802は、前面部分804、背面部分806、側面部分808、及び基部部分810を含み得ることが、意図されている。コンテナ800はまた、コンテナ800の上部における開口部(図8A又は8Bでは示されていない)を再封可能に封止するように構成され得る閉鎖機構812を含んでもよい。さらに、コンテナ800は、背面部分806上に取付機構814を含んでもよく、この取付機構814は、数ある中でも例えばバッグ、断熱容器、又は衣料品(例えば、ベルト)などの別の構造にコンテナ800を取外し可能に結合するために利用され得る。1つの実施態様では、取付機構は、ストラップが外部構造に取外し可能に結合されることを可能にするように構成された、面ファスナ付きの1つ又は複数のストラップを含み得る。
1つの実例では、コンテナ800は、断熱デバイス又は断熱容器などの別のコンテナに取外し可能に結合されるように構成され得る。具体的には、コンテナ800は、あらゆる非限定的な目的のためにその全内容が参照によりそのまま本明細書に組み込まれている、2016年9月9日に出願された米国特許出願第15/261407号で説明されている断熱デバイスのうちの1つ又は複数に取外し可能に結合されるように構成され得る。同様に、本明細書にわたって説明される他のコンテナ100、200、300、400、700、及び/又は1400のいずれもが、米国特許出願第15/261407号で説明されている断熱デバイスのうちの1つ又は複数に取外し可能に結合されるように構成され得る。
コンテナ800の外側シェル802は、示された前面部分804、背面部分806、側面部分808、及び基部部分810を形成するように互いに結合される1つ又は複数のパネルから作製され得ることが、意図されている。具体的には、1つ又は複数のパネルは、とりわけ、互いに接着されるか、縫い付けられるか、又は溶接(とりわけ、超音波溶接、RF溶接、レーザ溶接)され得る。コンテナ800の外側シェル802は、実質的に剛体の1つ若しくは複数の構造体、より変形しやすい1つ若しくは複数の構造体、又はそれらの組合せを有し得ることが、意図されている。さらに、外側シェル802は、1種若しくは複数種の(とりわけ、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンなどの)ポリマー、複合材料、及び/又は1種若しくは複数種の金属/合金を利用し得る。
図9A~9Cは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、開いた構成におけるコンテナ800を概略的に示す。具体的には、図9Aは、コンテナ800の正面図を概略的に示し、図9Bは、側面図を概略的に示し、図9Cは、背面図を概略的に示す。1つの実施態様では、外側シェル802によって封入された1つ又は複数の収納コンパートメントに及ぶ開口部902が、コンテナ800の上部に位置決めされ得る。コンテナ800は、磁気シールを含む閉鎖機構を含み得る。磁気シールは、本明細書の続く節においてさらに詳細に説明され、且つ、要素904として図9Aの破断窓内に部分的に概略的に示されている。後続の図に関連してさらに詳細に説明されるように、磁気シール904は、コンテナ800における開口部902を磁気的に且つ再封可能に封止するように構成され得る。さらに、又はその代わりに、コンテナ800の閉鎖機構は、背面部分806から開口部902の縁部(破線903により概略的に示されている開口部902の縁部)より上側へ延在するフラップ部分906を含み得る。フラップ部分906は、第2のファスナ要素910に取外し可能に結合されるように構成された第1のファスナ要素908を含み得る。第2のファスナ要素910は、コンテナ800の前面部分804の外部表面にさらに結合される。幾つかの実例では、第2のファスナ要素は、より大きな領域を有して形成されてよく、且つ、コンテナ800のフラップ部分906が様々な高さにおいてコンテナに固着され得るように、より大きな長方形の形態をしていてもよい。これは、コンテナのサイズがコンテナ800内の様々な荷物に対応するように調節可能であることを可能にし得る。1つの実例では、第1のファスナ要素908及び第2のファスナ要素910は、面ファスナ要素又はフレンチ・クリート・ファスナ要素を含み得る。別の実施態様では、第1のファスナ要素908及び第2のファスナ要素910は、磁気ストリップなどの磁気ファスナを含み得る。磁気ファスナは、単独で使用されるか、又はフレンチ・クリート、フック・アンド・ループ、及び他のタイプの締結要素とともに使用され得る。上記の方法はまた、様々な取外し可能なストラップをコンテナに接続するために使用され得る。さらに別の実施態様では、第1のファスナ要素908及び第2のファスナ要素910は、とりわけ、レール/ジッパ型ファスナ、1つ又は複数のボタン、留め具、スナップ、ひも、噛み合いシャンク、打抜き加工されたフック、トグル、若しくは干渉タイプの取外し可能な結合具のうちの1つ或いは複数を含み得るか、又はそれらとともに使用され得る。
1つの実施態様では、コンテナ800の外側シェルは、第1のファスナ要素908及び第2のファスナ要素910を互いに係合させるために、1つ又は複数の線(図9A~9Cでは示されていない)に沿って折り畳まれるように構成され得る。コンテナ800は、第1のファスナ要素908と第2のファスナ要素910との間のおおよそ中ほどに離間された1つ又は複数の折畳み線に沿って(例えば、概略的に示された線905に沿って)折り畳まれ得ることが、意図されている。さらに、又はその代わりに、コンテナ800の外側シェルの少なくとも一部分は、第1のファスナ要素908及び第2のファスナ要素910を互いに係合させるために、巻かれるように構成されてもよい。
図10は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ800の背面部分の図を概略的に示す。具体的には、図10は、開いた構成における取付機構814を含むコンテナ800を概略的に示す。1つの実例では、取付機構814は、2つのストラップ(例えば、ストラップ1002a及び1002b)を含み得る。取付機構814は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、単一の(ストラップ1002a及び1002bのうちの1つに類似した)ストラップ、又は3つ以上の(ストラップ1002a及び1002bのうちの1つ又は複数に類似した)ストラップを利用し得ることが、意図されている。ストラップ1002a及び1002bは、実質的に類似し得ることが、意図されている。したがって、以下ではストラップ1002aについて説明され、また、同様の特徴がストラップ1002bに存在することが推測され得る。
1つの実施態様では、ストラップ1002aは、ファスナ要素1004a、1006a、及び1008aを含む。1つの実例では、要素1004a、1006a、及び1008aは、面ファスナを含むことができ、また、要素1004a、1006a、及び1008aのそれぞれは、要素1004a、1006a、及び1008aのうちの選択された1つがそれ自体に又は他の2つのファスナ要素のうちの1つ若しくは複数に取外し可能に結合するように構成され得るように、フック要素及びループ要素のうちの一方又は両方を含む。1つの実例では、ファスナ要素1004a、1006a、及び1008aは、ストラップ1002a上に接着されるか、溶接されるか、又は縫合され得る。例えば、要素1010a、1012a、及び1014aが、それに沿ってファスナ要素1008aがストラップ1004aに縫合される継ぎ目を表し得る。さらに、継ぎ目1010a、1012a、及び1014aは、さらに又はその代わりに、ストラップ1004aを背面部分806に結合し得る。さらに、ファスナ要素1004a、1006a、及び1008aは、フック要素及びループ要素に加えて又はその代わりとしてファスナ構造体を含み得ることが、意図されている。具体的には、ファスナ要素は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、とりわけ、1つ又は複数のレール/ジッパ型ファスナ、1つ又は複数のボタン、留め具、スナップ、バックル、ペグ、磁石、又はひもを含み得る。
1つの実施態様では、コンテナ800の収納コンパートメントは、1つ又は複数の副コンパートメントを含み得る。したがって、図11は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、コンテナ800の内部背面パネル1100の一部分を概略的に示す。具体的には、コンテナ800の収納コンパートメントは、収納副コンパートメント1102を含み得る。1つの特定の実例では、収納副コンパートメント1102は、パッド入りスリップ・ポケット(padded slip pocket)を含み得る。1つの実施態様では、パッド入りスリップ・ポケット1102は、内部背面1104に結合され得る。1つの実例では、コンテナ800の背面部分806は、内部背面1104が背面部分806の内部表面であるように、材料の単一の層を含み得る。別の実施態様では、コンテナ800は、内部背面1104が背面部分806のそれに対して独立した構造であるように、材料の複数の層を含む。パッド入りスリップ・ポケット1102は、スリップ・ポケット前面パネル1108とスリップ・ポケット背面パネル1110との間に形成された開口部1106を含み得ることが、意図されている。スリップ・ポケット前面パネル1108は、位置1114a及び1114bにおいてスリップ・ポケット背面パネル1110に結合される、上縁部継ぎ目1112を有し得る。さらに、スリップ・ポケット背面パネル1110は、ポケット1108の全周の周りに延在し得る継ぎ目1116に沿って、内部背面1104に結合され得る。1つの実施態様では、継ぎ目1116並びに結合点1114a及び1114bは、縫合結合部を含み得る。他の実施態様では、継ぎ目1116並びに結合点1114a及び1114bは、さらに又はその代わりに、とりわけ溶接又は接着され得る。
幾つかの実例では、副コンパートメント1102は、コンテナ800が落とされるか又は外部の要素/構造にぶつかった場合の損傷の可能性を低くするために、その中に収納された1つ又は複数の物品にいくらかの衝撃吸収が提供されるように、パッド入りとされ得る。したがって、スリップ・ポケット前面パネル1108及びスリップ・ポケット背面パネル1110のうちの1つ又は複数は、1つ又は複数のパッディング要素を含み得る。1つの実例では、パネル1108及び1110のうちの1つ又は複数は、2つの外部層間に位置決めされた発泡体(例えば、ポリエチレン発泡体)、ハニカム、及び/又は気嚢材料のうちの1つ又は複数を含み得る。別の実施態様では、パネル1108及び1110のうちの1つ又は複数は、とりわけネオプレン/ポリクロロプレンなどのパッド入り材料の単一の層を含み得る。
図12は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、コンテナ800の内部前面パネル1200の一部分を概略的に示す。図12は、図11の副コンパートメント1102と同様の方法で、副コンパートメント1202を概略的に示し、この副コンパートメント1202は、ジッパ・クロージャを有するパッド入り又はパッド無しのコンパートメントとされ得る。具体的には、ジッパ・クロージャ1204は、副コンパートメント1202に及ぶ開口部1206のための部分的に又は完全に封止可能なクロージャを提供するように構成され得る。副コンパートメント1102と同様に、副コンパートメント1202は、ジップ・ポケット背面パネル1208及びジップ・ポケット前面パネル1210を含み得る。ジップ・ポケット背面パネル1208は、コンテナ800の内部前面1212に結合され得る。1つの実例では、内部前面1212は、前面部分804の内部表面である。他の実例では、コンテナ800は、内部前面1212が1つ又は複数の中間材料層により前面部分804から離間されるように、複数の層を有し得る。
1つの実例では、ジップ・ポケット背面パネル1208は、ポケット1202の全周の周りに延在し得る継ぎ目1214に沿って、内部前面1212に結合され得る。さらに、継ぎ目1214は、とりわけ、縫い付けられるか、溶接されるか、又は接着され得る。さらに、ジップ・ポケット前面パネル1210は、継ぎ目1214に沿って背面パネル1208及び/又は内部前面1212に結合され得る。ジッパ・クロージャ1204は、開口部1206をはさんで離間されたエンド・ストップ1216a及び1216bを含み得る。ジップ・ポケット背面パネル1208及びジップ・ポケット前面パネル1210のうちの1つ又は複数は、スリップ・ポケット前面パネル1108及びスリップ・ポケット背面パネル1110と同様に、パッド入り又はパッド無しとされ得る。さらに、又はその代わりに、ジップ・ポケット背面パネル1208及びジップ・ポケット前面パネル1210のうちの1つ又は複数は、メッシュ材料、又は部分的に若しくは全体的に透明なポリマー材料を含み得る。
図13Aは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、コンテナ800の1つの実施態様の端面断面図を概略的に示す。前述のように、前面部分804、背面部分806、及び基部部分810(並びに、図13Aでは示されていない側面部分808)により、内部コンパートメント1302が囲まれる。さらに、内部コンパートメント1302は、1つ又は複数の副コンパートメント1102及び1202を含み得る。
図11の説明に付け加えて、図13Aは、スリップ・ポケット前面パネル1108及びスリップ・ポケット背面パネル1110内のパッディング層1304を概略的に示す。1つの特定の実施態様では、パッディング層1304は、0.5~5mmのポリエチレン発泡体を含み得る。これらの開示の範囲から逸脱することなしに、他のタイプの発泡体、パッディング材料、及び/又は他の厚さが利用され得ることが、意図されている。
前述のように、前面部分804、背面部分806、側面部分808、及び基部部分810のうちの1つ又は複数は、互いに結合される複数の材料のパネルを含み得る。1つの特定の実例では、前面部分804は、上方前面部分1308に結合される下方前面部分1306を含み得る。同様に、背面部分806は、上方背面部分1312に結合される下方背面部分1310を含み得る。或いは、下方前面部分1306及び上方前面部分1308は、単一の要素として形成されてもよく、且つ/又は、下方背面部分1310及び上方背面部分1312は、単一の要素として形成されてもよい。1つの実例では、上方前面部分1308は、コンパートメント1302内への開口部1316の前面縁部1314を含み得る。同様に、上方背面部分1312は、開口部1316の背面縁部1318を含み得る。
図13Bは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、コンテナ800の開口部1316のより詳細な見た目を概略的に示す。具体的には、図13Bは、第1の磁気ストリップ上面側1329及び第1の磁気ストリップ底面側1331を有し且つ開口部1316の前面縁部1314において前面部分804の内部表面1212に結合された第1の磁気ストリップ1320の端面断面図を概略的に示す。同様に、第2の磁気ストリップ上面側1333及び第2の磁気ストリップ底面側1335を有する第2の磁気ストリップ1322が、開口部1316の背面縁部1318において背面部分806の内部表面1104に結合され得る。
1つの実施態様では、第1の磁気ストリップ1320は、少なくとも上方継ぎ目1324及び下方継ぎ目1326に沿って内部表面1212にしっかりと結合され得る。さらに、第2の磁気ストリップ1322は、内部表面1104にヒンジ式に結合され得る。磁気ストリップ1322のヒンジ結合は、開口部1316の背面縁部1318に位置する継ぎ目1328におけるものであってよい。したがって、第2の磁気ストリップ1322は、表面1104から分離され且つ継ぎ目1328の周りで回転することができる、自由な端部1330を有し得る。さらに、第2の磁気ストリップ底面側1335は、外側シェル802から離され得る。別の実例では、第1の磁気ストリップ底面側1331及び第2の磁気ストリップ底面側1335のどちらか又は両方が、外側シェル802から離され得る。
別の実施態様では、図13Cに概略的に示されるように、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、第1の磁気ストリップ1320は、上方継ぎ目1324に沿って内部表面1212にヒンジ式に結合されてもよく、第2の磁気ストリップ1322は、上方継ぎ目1328及び別の下方継ぎ目1340により、内部表面1104に堅固に結合されてもよい。したがって、第1の磁気ストリップ1320は、表面1212から分離され且つ継ぎ目1324の周りで回転することができる、自由な端部1342を有し得る。
さらに別の実施態様では、図13Dに概略的に示されるように、第1の磁気ストリップ1320及び第2の磁気ストリップ1322の両方が、それぞれの前面縁部1314及び1318においてそれぞれの内部表面1212及び1104にヒンジ式に結合され得る。したがって、第1の磁気ストリップ1320は、表面1212から分離される自由な端部1342を有することができ、第2の磁気ストリップ1322は、表面1104から分離される自由な端部1330を有することができる。
有利には、第1の磁気ストリップ1320及び/又は第2の磁気ストリップ1322のうちの1つ又は複数のヒンジ式結合は、磁気ストリップ1320及び1322の両方がそれぞれの内部表面1212及び1104に堅固に結合された場合よりも比較的高い内部/外部圧力が内部コンパートメント1302の側壁に加えられるまで、磁気結合が係合され続けてコンパートメント1302を封止することを可能にし得る。
これらの開示にわたって説明されるコンテナは、所与のコンテナの内部収納コンパートメントとコンテナを取り囲む外部環境との間の圧力差に応答して封止され続けるように構成され得る。1つの実施態様では、コンテナ800は、互いに磁気的に結合される磁気ストリップ1320及び1322によって形成される磁気クロージャを使用して第1の圧力レベルまで封止され続けるように構成され得る。さらに、コンテナ800は、磁気ストリップ1320及び1322によって形成された磁気クロージャが係合され且つファスナ要素908をファスナ要素910に取外し可能に結合することにより2次クロージャが係合されたときに第1の圧力レベルよりも高い第2の圧力レベルまで封止され続けるように構成され得る。1つの実例では、磁気ストリップ1320及び1322によって形成される磁気クロージャと一緒にファスナ要素908及び910によって形成される2次クロージャを使用することは、磁気ストリップ1320及び1322によって形成される磁気クロージャを単独で使用することと比較したときに、コンテナ800の内部収納コンパートメントのシールが耐えることができる圧力を5倍以上に増大させることができる。他の実例では、磁気ストリップ1320及び1322によって形成される磁気クロージャと一緒に、ファスナ要素908及び910を係合させることからもたらされる圧力耐性は、5~10倍に増大し得る。1つの実施態様では、磁気ストリップ1320及び1322によって形成される磁気クロージャは、3.447378~6.20528kPa(0.5~0.9psi)以上の圧力に耐えるように構成され得、また、磁気ストリップ1320及び1322によって形成磁気クロージャとファスナ要素908及び910によって形成される2次クロージャの組合せは、17.2369~31.0264kPa(2.5~4.5psi)以上の圧力に耐えるように構成され得る。さらに、コンテナ800又は本開示にわたって説明される任意の他のコンテナにより代替的な圧力範囲に耐えられ得ることが、意図されている。
図14は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、コンテナ800に類似したコンテナ1400の1つの実施態様を示す。具体的には、コンテナ1400は、前面部分802に類似し得る前面部分1402と、背面部分806に類似し得る背面部分1404と、を含み得る。コンテナ1400はまた、フラップ部分906に類似し得るフラップ部分1406を含み得る。したがって、フラップ部分1406は、それに結合された第1のファスナ要素1408を有し得る。第1のファスナ要素1408は、第1のファスナ要素908に類似してもよく、且つ、前面部分1402の外部表面に結合される第2のファスナ要素1410に結合するように構成され得る。したがって、第2のファスナ要素1410は、第2のファスナ要素910に類似し得る。1つの特定の実例では、第1のファスナ要素1408及び第2のファスナ要素1410は、面ファスナ要素を含み得る。しかし、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、これらの要素とともに追加の又は代替的なファスナ要素が利用されてもよい。例えば、第1のファスナ要素1408及び第2のファスナ要素1410の両方が、とりわけ磁気ストリップなどの磁気ファスナを含み得る。
さらに、図14は、磁気ストリップ1412を示す。この磁気ストリップ1412は、磁気ストリップ1322に類似してもよく、且つ、コンテナ1400の開口部1414を磁気的に封止するように構成され得る。具体的には、磁気ストリップ1412は、開口部1414の背面縁部1405において背面部分1404の内部表面に結合され得る。1つの実例では、磁気ストリップ1412は、開口部1414の前面縁部1416において前面部分1402の内部表面に結合される第2の磁気ストリップ(図示せず)に磁気的に付着するように構成され得る。
1つの実施態様では、磁気ストリップ1412は、磁気要素(例えば、要素1418a、1418b、等)の列を含み得る。1つの実施態様では、これらの磁気要素1418a、1418bは、永久磁石であり得る。別の実例では、磁気要素1418a、1418bは、永久磁石に磁気的に引き付けられ得る。磁気ストリップ1412は、さらに又はその代わりに、2つ以上の列を有する要素1418a及び1418bに類似した磁気要素のアレイを含み得ることが、さらに意図されている。さらに、磁気ストリップ1412は、一連の複数の磁気要素(例えば、要素1418a及び1418b)ではなく、1つ又は複数の連続的な磁気バンドを含み得ることが、意図されている。これらの磁気バンドは、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、1つ又は複数の磁気ワイヤ若しくは磁気フォイルを含み得る。さらに、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、磁気クロージャの追加の又は代替的な実施態様が、コンテナ1400とともに利用され得る。1つの実例では、磁気ストリップ1320、1322及び/又は1412によって形成される磁気シールは、開口部902及び/又は1414の部分的に又は全体的に耐水のシールを形成し得る。
図15は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、図14からのコンテナ1400の別の図を示す。1つの実例では、図15は、磁気ストリップ1412は開口部1414の背面縁部1405において背面部分1404の内部表面にヒンジ式に結合され得ることを示す。
図16は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、図14からのコンテナ1400の別の図を示す。具体的には、図16は、コンテナ1400の磁気ファスナ、例えば開口部1414を封止するために第2の磁気ストリップに磁気的に結合するように構成された磁気ストリップ1412を含むファスナの試験を示す。示されるように、コンテナ1400は、コンテナ1600の背面部分1604上に5kgの質量が位置決めされたときに気密シールを維持する磁気ファスナの能力を示す(この試験の段取りでは、コンテナ1600は空気のみを収容する)。
図17A~17Bは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、コンテナ1700の別の実施態様の等角図を概略的に示す。具体的には、図17Aは、開いた構成におけるコンテナ1700を概略的に示し、図17Bは、閉じた構成におけるコンテナを概略的に示す。1つの実例では、コンテナ1700は、コンテナ800に類似し、且つ、前面部分1704、背面部分1706、側面部分1708、及び基部部分1710を含む外側シェル1702を有し得る。さらに、コンテナ1700は、第2のファスナ要素1714に取外し可能に結合されるように構成された第1のファスナ要素1712を有する。第1のファスナ要素1712を第2のファスナ要素1714に取外し可能に結合するために、背面部分1706のフラップ部分1716が、第1のファスナ要素1712を第2のファスナ要素1714に近接させるように折り畳まれるか又は巻かれ得る。コンテナ1700は、図13Bに関連して説明された磁気クロージャのそれに類似した磁気クロージャ1713を有し得ることが、さらに意図されている。したがって、1つの実例では、コンテナ1700が図17Aの開いた構成にあるときに、磁気クロージャは、最高で1.723689kPa(0.25psi)の圧力までコンテナ1700を封止することが可能とされ得る。他の実例では、コンテナ1700が図17Aの開いた構成にあるときに、磁気クロージャは、最高で2.068427kPa(0.3psi)、2.757902kPa(0.4psi)、3.447378kPa(0.5psi)、4.136854kPa(0.6psi)、4.826329kPa(0.7psi)、又は6.894757kPa(1.0psi)までの圧力に対してコンテナ1700を封止することを可能とされ得る。さらに、図17Bの閉じた構成にある場合、磁気クロージャ1713と第1のファスナ要素1712及び第2のファスナ要素1714との組合せは、最高で18.960581kPa(2.75psi)の圧力までコンテナ1700を封止することを可能とされ得る。他の実例では、磁気クロージャ1713と第1の磁気要素1712及び第2の磁気要素1714との組合せは、最高で20.684271kPa(3.0psi)、24.131649kPa(3.5psi)、27.579028kPa(4.0psi)、31.026406kPa(4.5psi)、又は3.447378kPa(.50psi)の圧力までコンテナ1700を封止することを可能とされ得る。
図18A~18Bは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による閉鎖機構の等角図を概略的に示す。具体的には、図18Aは、閉鎖機構1800の上面部分の等角図を概略的に示す。閉鎖機構1800は、コンテナ400の閉鎖機構に類似し、且つ、背面フレーム604に類似した背面フレーム1802を含むことができ、背面フレーム1802は、前面フレーム602に類似した前面フレーム1804に磁気的に且つ取外し可能に結合されるように構成される。結合されると、図18A~18Cに示されるように、ジッパ・トラフ又はジッパ・チャネル1806が形成される。1つの実例では、ジッパ・トラフ1806は、スライダ体がジッパ・テープ(例えば、ジッパ614)に沿って移動するための隙間を提供するように構成され得る。図18Bは、閉鎖機構1800の底面部分の等角図を概略的に示す。1つの実例では、背面フレーム1802及び前面フレーム1804のそれぞれは、複数の磁気要素を含むことができ、そのうちの要素1808a~1808cが、複数の類似の要素の実例である。1つの実施態様では、磁気要素、例えば要素1808a~1808cは、1種若しくは複数種の成形法、オーバモールド法、接着法、又は干渉嵌まり法を使用して、前面フレーム1804及び背面フレーム1802に結合され得る。1つの実例では、背面フレーム1802及び前面フレーム1804のそれぞれに含まれる磁気要素は、前面フレーム1804が背面フレーム1802に磁気的に結合されたときに、互いに当接し得る。別の実例では、背面フレーム1802及び/又は前面フレーム1804のそれぞれに含まれる磁気要素は、互いに直接接触することなしに、磁力を働かせ得る。1つの実例では、磁気要素、例えば要素1808a~1808cは、永久磁石であり得るか、又は、強磁性材料若しくは常磁性材料であり得る。さらに、又はその代わりに、閉鎖機構1800は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、個別の磁気要素(例えば、要素1808a~1808c)ではなく磁気ストリップを含み得る。
図19は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による閉鎖機構1900の別の実施態様の断面図を概略的に示す。1つの実例では、閉鎖機構1900は、コンテナ400の閉鎖機構に類似し、且つ、コンテナ400に類似したコンテナの外側シェルを形成する背面シェル1902及び前面シェル1904を含み得る。さらに、閉鎖機構1900は、背面シェル1902と前面シェル1904との間に開口部1908の第1のクロージャを提供するように構成されたジッパ1906を含み得る。1つの実例では、ジッパ1906は、ジッパ1906が閉じられたときに張力が前面フレーム1912を背面フレーム1910に向かって付勢するように、背面シェル1902及び前面シェル1904に伸縮自在に結合され得る。同様に、この張力は、前面磁気ストリップ1914を背面磁気ストリップ1916に向かって付勢する。1つの実例では、前面フレーム1912が背面フレーム1910に磁気的に且つ取外し可能に結合されたときに、ジッパ・トラフ1918が形成される。別の実例では、閉鎖機構1900は、前面磁気ストリップ1914が背面磁気ストリップ1916に磁気的に結合されたときに開口部1908のさらなる封止を提供するように構成されたパッキン要素1920及び1922を含み得る。
図20は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による閉鎖機構2000の一実施態様を概略的に示す。1つの実例では、閉鎖機構2000は、コンテナを再封可能に封止するように構成される。外側シェル2002は、閉鎖機構2000が利用され得るコンテナのタイプの1つの実例である。しかし、閉鎖機構2000は任意のコンテナ・タイプとともに利用され得ることが意図されており、外側シェル2002は、1つの例示的な実施態様を表すものである。外側シェル2002は、耐水材料、又は部分的に若しくは完全に透過性の材料で形成され得る。図20の概略図では示されていないが、外側シェル2002は、全体的に、前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を有し得る。外側シェル2002はまた、開口部2004を含み得る。閉鎖機構2000は、開口部2004を再封可能に封止するように構成され得る。1つの実例では、閉鎖機構2000は、開口部2004を再封可能に封止するために、開いた構成と閉じた構成との間で折り畳まれるように構成され得る。閉鎖機構2000は、封止する力を提供するように構成された磁気要素を含み得る。さらに、閉鎖機構2000によって提供されるシールは、閉じた構成にある場合、実質的に水密及び/又は気密とされ得る。
図20に示されるように、閉鎖機構2000は、部分的に折り畳まれた構成に位置決めされ、閉鎖機構2000は、完全に開いた構成と閉じた構成との間で推移されるときにその部分的に折り畳まれた構成を経て移動される。1つの実例では、閉鎖機構2000は、外側シェル2002の開口部に結合される折畳み磁気カラー2100を含む。この折畳み磁気カラー2100は、図21A及び21Bに関連してさらに詳細に説明される。
図21A及び22Bは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による閉鎖機構2000の折畳み磁気カラー2100を示す。具体的には、図21Aは、完全に開いた構成における折畳み磁気カラー2100を示し、図21Bは、完全に閉じた構成における折畳み磁気カラー2100を示す。図21Bの完全に閉じた構成は、外側シェル2002の開口部2004などのコンテナの開口部を封止し得る。
折畳み磁気カラー2100は、第1の端部2104と第2の端部2106との間に直線的に延在する前面カラー部材2102を含み得る。これらの第1の端部2104及び第2の端部2106は、開口部2004などの開口部の前面のそれぞれの第1の端部及び第2の端部に結合され得る。前面カラー部材2102はまた、背面カラー部材2116に向かって延在する突出部2108を含み得る。突出部2108は、背面カラー部材2116に面する第1の磁気表面2114を有し得る。さらに、前面カラー部材2102は、突出部2108により第3の磁気表面2112から離間された第2の磁気表面2110を含み得る。
折畳み磁気カラー2100の背面カラー部材2116は、第1の端部2118と第2の端部2120との間に延在し得る。これらの第1の端部2118及び第2の端部2120は、開口部2004などの開口部の背面のそれぞれの第1の端部及び第2の端部に結合され得る。背面カラー部材2116はまた、前面カラー部材2102に向かって延在する突出部2122を含み得る。突出部2122は、前面カラー部材2102に面する第1の磁気表面2124を有し得る。さらに、背面カラー部材は、突出部2122により第3の磁気表面2128から離間された第2の磁気表面2126を含み得る。
折畳み磁気カラー2100は、開口部2004などの開口部の第1の側面に沿って延在する第1の側面カラー部材2130を含み得る。第1の側面カラー部材2130は、前面カラー部材2102の第1の端部2104にヒンジ式に結合され、且つ、背面カラー部材2116の第1の端部2118にヒンジ式に結合され得る。第1の側面カラー部材2130は、第1の磁気要素2134と第2の磁気要素2136とを隔てる中央ヒンジ2132をさらに含む。
折畳み磁気カラー2100は、開口部2004などの開口部の第2の側面に沿って延在する第2の側面カラー部材2140を含む。第2の側面カラー部材2140は、前面カラー部材2102の第2の端部2106にヒンジ式に結合され、且つ、背面カラー部材2116の第2の端部2120にヒンジ式に結合され得る。第2の側面カラー部材2140は、第1の磁気要素2144と第2の磁気要素2146とを隔てる中央ヒンジ2142をさらに含む。
説明されたように、折畳み磁気カラー2100は、第1の端部2104において前面カラー部材2102と第1の側面カラー部材2130との間にヒンジを含む。さらに、前面カラー部材2102は、第2の端部2106において第2の側面カラー部材2140にヒンジ留めされる。同様に、背面カラー部材2116は、第1の端部2118において第1の側面カラー部材2130にヒンジ留めされ、且つ、第2の端部2120において第2の側面カラー部材2140にヒンジ留めされる。さらに、第1の側面カラー部材2130は、中央ヒンジ2132を含み、第2の側面カラー部材2140は、中央ヒンジ2142を含む。1種又は複数種のポリマー、金属、若しくは合金から作製された屈曲部を含むライブ・ヒンジ構造をこれらのヒンジ要素のうちのいずれかが含み得ることが、意図されている。さらに、又はその代わりに、これらのヒンジ要素のいずれもが、互いに回転可能に結合される独立したヒンジ要素を含む任意の機械式ヒンジ機構を含み得る。
図21Aに示されるように、折畳み磁気カラー2100が完全に開いた構成にあるときに、前面カラー部材2102、背面カラー部材2116、第1の側面カラー部材2130、及び第2の側面カラー部材2140は、実質的に直線的な構成に位置決めされる。折り畳まれるときに、第1の側面カラー部材2130の中央ヒンジ2132は、第1の側面カラー部材2130の第1の磁気要素2134及び第2の磁気要素2136をヒンジ式に動かして互いに接触させる。さらに、前面カラー部材2102の第1の端部2104及び背面カラー部材2116の第1の端部2118への第1の側面カラー部材2130のヒンジ式結合は、第1の側面カラー部材2130の第1の磁気要素2134及び第2の磁気要素2136をヒンジ式に動かして前面カラー部材2102の第2の磁気表面2110及び背面カラー部材2116の第2の磁気表面2126と接触させる。
折り畳まれるときに、第2の側面カラー部材2140の中央ヒンジ2142は、第2の側面カラー部材2140の第1の磁気要素2144及び第2の磁気要素2146をヒンジ式に動かして互いに接触させる。さらに、前面カラー部材2102の第2の端部2106及び背面カラー部材2116の第2の端部2120への第2の側面カラー部材2140のヒンジ式結合は、第2の側面カラー部材2140の第1の磁気要素2144及び第2の磁気要素2146をヒンジ式に動かして前面カラー部材2102の第2の磁気表面2112及び背面カラー部材2116の第2の磁気表面2128と接触させる。
折り畳まれるときに、第1の側面カラー部材2134の中央ヒンジ2132及び第2の側面カラー部材2140の中央ヒンジ2142は、前面カラー部材2102の第1の磁気表面2110及び第2の磁気表面2112をヒンジ式に動かして背面カラー部材2116のそれぞれの第1の磁気表面2126及び第2の磁気表面2128と接触させる。この閉じた構成は、図21Bに示されている。
図22は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、磁気クロージャ2202を有するコンテナ2200を示す。1つの実例では、コンテナ2200は、本開示にわたって説明されるコンテナのうちのいずれかに類似し得る。別の実例では、コンテナ2200は、あらゆる非限定的な目的のためにその全内容が参照により本明細書に組み込まれている、2017年10月23日に出願し「Insulating Container」と題した米国特許出願第15/790,926号で説明されている断熱容器のうちの1つ又は複数に類似し得る。
コンテナ2200は、耐水材料から作製された外側シェル2204を含み得る。外側シェル2204は、前面部分2206、背面部分2208、側面部分2210及び2212、並びに基部部分2214を含み得る。1つの実例では、開口部2216が、コンテナ2200の上部部分2218に位置決めされ得る。しかし、磁気閉鎖機構2202は、コンテナ2200に類似したコンテナの代替的な開口部実施態様を再封可能に封止するために利用され得ることが、意図されている。
磁気閉鎖機構2202は、開口部2216の第1の側面に結合されている第1の磁気ストリップ2220を含み得る。第1の磁気ストリップ2220は、直線的な一連の磁気要素2222を含み得る。別の実施態様では、磁気ストリップ2202は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、単一の連続的な磁気要素、又は磁気要素の2次元アレイを含み得る。第2の磁気ストリップ2224が、開口部2216の第2の側面に結合され得る。第1の磁気ストリップ2220は、ストリップ2220と2224との間での磁力吸引を使用して開口部2216を再封可能に封止するために、第2の磁気ストリップ2224に磁気的に引き付けられ得る。したがって、第2の磁気ストリップ2224は、第1の磁気ストリップ2220と同様に、1つ又は複数の磁気要素を含み得る。1つの実例では、第1の磁気ストリップ2220は、図22に示されるように、開口部2216を封止された構成から開いた構成に推移させるために、第2の磁気ストリップ2224から手動で引き離され得る。1つの実例では、第1の磁気ストリップ2220及び第2の磁気ストリップ2224のそれぞれは、希土類磁石とともに射出成形され得る。コンテナ2200は、ユーザが第1の磁気ストリップ2220を第2の磁気ストリップ2224から手動で引き離すことを可能にするためのタブ2226を含み得る。第1の磁気ストリップ及び第2の磁気ストリップは、コンテナ2200がある程度の高さから落とされたときに破れることのない強力なシールを作り出すのに役立ち得る。さらに、この封止方法の幾何形状は、熱的性能を向上させ且つ「熱橋」作用を排除するための断熱された空間を作り出す。
図23は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、磁気閉鎖機構2301を有するコンテナ2300を示す。1つの実例では、コンテナ2300は、図22からのコンテナ2200などの本開示にわたって説明されるコンテナのうちのいずれかに類似し得る。コンテナ2300は、外側シェル2302を含み得る。外側シェル2302は、収納コンパートメントに及ぶ開口部2304を有し得る。磁気閉鎖機構2301が、開口部2304を再封可能に封止するように構成され得る。磁気閉鎖機構2301は、開口部2304の第1の側面に結合される長手軸に沿って延在する第1の磁気ストリップ2306を含み得る。1つの実例では、第1の磁気ストリップ2306は、直線的な一連の個別の磁気要素を含み、そのうちの磁石2308及び2310又は2つの実例は、第1の磁気ストリップ2306の長手軸に沿って離間される。レール2312が、長手軸に沿って延在し、且つ、開口部2304の第2の側面に結合され得る。第2の磁気ストリップ2314が、長手軸に沿って延在し、且つ、レール2312に摺動可能に結合され得る。第2の磁気ストリップ2314は、第1の磁気ストリップ2306に類似した一連の磁石を有し得る。
1つの実例では、第2の磁気ストリップ2314は、第2の磁気ストリップ2314の長手軸がレール2312の長手軸に平行な状態で第2の磁気ストリップ2314がレール2312に対して摺動可能であるように、レール2312に摺動可能に結合される。1つの実例では、第1の磁気ストリップ2306上の一連の磁石は、第2の磁気ストリップ2314に面する外側表面を有することができ、且つ、交互する磁極性を有する。同様に、第2の磁気ストリップ2314の一連の磁石は、第1の磁気ストリップ2306に面する外側表面を有することができ、且つ、交互する磁極性を有する。第1の構成では、第1の磁気ストリップ2306の磁石は、反対の磁極性を有する第2の磁気ストリップ2314の磁石と位置合わせされ得、また、第1の磁気ストリップ2306は、第2の磁気ストリップ2314に磁気的に引き付けられ得る。第2の構成では、第1の磁気ストリップ2306の磁石は、同じ磁極性を有する第2の磁気ストリップ2314の磁石と位置合わせされ得、また、第1の磁気ストリップ2306は、第2の磁気ストリップ2314から磁気的に遠ざけられ得る。第2の磁気ストリップ2314は、第2の磁気ストリップ2314をレール2312に対して摺動させることにより、第1の構成から第2の構成に推移され得る。したがって、第1の構成ときに、磁気クロージャ2301は、閉じた構成にあり、開口部2304は、封止される。第2の構成にあるときに、磁気クロージャ2301は、開いた構成にあり、開口部2304は、封止されない。したがって、レール2312に対する第2の磁気ストリップ2314の摺動可能運動は、他の方法で第1の磁気ストリップ2306を第2の磁気ストリップ2314から引き離すのに必要とされ得るのよりも少ない手動力を使用してユーザが磁石を手動で互いに離れさせることを可能にし得る。1つの実例では、矢印2350が、第2の磁気ストリップ2314を閉じた構成に摺動させるための運動方向を概略的に示し、矢印2352が、第2の磁気ストリップ2314を開いた構成に摺動させるための運動方向を概略的に示す。
磁気閉鎖機構2306は、第2の磁気ストリップ2314をレール2312に沿って第1の磁気ストリップ2306に対して手動で摺動させる又は捻るために使用され得るタブ要素2320をさらに含み得る。このタブ要素2320は、ファブリック・ループ又はポリマー・グリップ要素を含み得る。しかし、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、追加の又は代替的な実施態様が使用されてもよい。
図24A及び24Bは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、図23に関連して説明されたものに類似した磁気閉鎖機構を概略的に示す。具体的には、図24Aは、第1の磁気ストリップ2304及び第2の磁気ストリップ2306を有する磁気閉鎖機構2400を概略的に示す。第2の磁気ストリップ2306は、第1の磁気ストリップ2304に対して摺動可能であるように構成される。さらに、第1の磁気ストリップ2304及び第2の磁気ストリップ2306のそれぞれは、外側表面が交互の磁極性を有している一連の磁石を含む。図24Aの第1の構成にあるときに、第1の磁気ストリップ2304は、磁石の外側表面が反対の磁極性の磁石の外側表面に面するように、第2の磁気ストリップ2306と位置合わせされる。この第1の構成は、第1の磁気ストリップ2304と第2の磁気ストリップ2306との間に磁気吸引力をもたらす。
図24Bは、第2の構成における第1の磁気ストリップ2304及び第2の磁気ストリップ2306を概略的に示す。図24Bに示されるように、第2の磁気ストリップ2306は、向かい合う第1及び第2の磁気ストリップの磁石の外側表面が同じ磁極性を有するように、第1の磁気ストリップ2304に対して移動されている。この第2の構成により、第1の磁気ストリップ2304は、第2の磁気ストリップ2306から磁気的に遠ざけられることになる。したがって、図24Bに示された第2の構成は、開いた構成における磁気閉鎖機構2400を示す。第1の磁気ストリップ2304が第2の磁気ストリップ2306から遠ざけられている場合、コンテナは、開いた構成に維持され得る。これは、ユーザがコンテナ内部の内容物を見てコンテナ内部の内容物に容易にアクセスできることを可能にし得る。
図25は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、磁気閉鎖機構2502を有するコンテナ2500の別の実施態様を概略的に示す。コンテナ2500は、これらの開示にわたって説明されるコンテナに類似し得る。1つの実例では、コンテナ2500は、断熱容器である。さらに、又はその代わりに、コンテナ2500は、実質的に耐水の又は防水の外側シェル2504を有し得る。図25では示されていないが、外側シェル2504は、これらの開示にわたって説明されるコンテナの幾何形状及び/又は特徴のうちのいずれかを含むことができ、且つ、とりわけ前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を含む。1つの実施態様では、図25は、内部収納コンパートメント2506を有するコンテナ2500の上部部分の断面図を概略的に示す。収納コンパートメント2506は、内側ライナ2508によって形成され得る。さらに、コンテナ2500は、外側シェル2504と内側ライナ2508との間に位置決めされた1つ又は複数の断熱材の層2510を含み得る。
コンテナは、収納コンパートメント2506に及ぶ開口部2512を含み得る。図25に示されるように、開口部2512は、磁気閉鎖機構2502によって再封可能に封止される。したがって、磁気閉鎖機構2502は、開口部2512の第1の側面上でコンテナ2500の内部表面に結合される第1の磁気ストリップ2514を含み得る。1つの実例では、第1の磁気ストリップ2514は、コンテナ2500の内部表面に実質的に堅固に結合される。さらに、磁気閉鎖機構2502は、磁気ストリップ上面側2518及び磁気ストリップ底面側2520を有する第2の磁気ストリップ2516を含む。第2の磁気ストリップ上面側2518は、開口部2512の第2の側面に結合され得、第2の磁気ストリップ底面側2520は、第2の磁気ストリップ2516が第1の磁気ストリップ2514に対して屈曲及び枢動し得るように、コンテナ2500から離され得る。したがって、第2の磁気ストリップ上面側2518は、とりわけファブリック要素又は可撓性ポリマー要素を含み得る屈曲要素により、コンテナ2500に結合され得る。
磁気閉鎖機構2502は、第3の磁気ストリップ2522をさらに含み得る。第3の磁気ストリップ2522は、第3の磁気ストリップ上面側2524及び第3の磁気ストリップ底面側2526を含み得る。第3の磁気ストリップ上面側2524は、開口部2512の第2の側面に結合され得、第3の磁気ストリップ底面側2526は、第3の磁気ストリップ2522が第1の磁気ストリップ2514に対して屈曲及び枢動し得るように、コンテナ2500から離され得る。したがって、第3の磁気ストリップ上面側2524は、とりわけファブリック要素又は可撓性ポリマー要素を含み得る屈曲要素により、コンテナ2500に結合され得る。
図25に示された閉じた構成では、第2の磁気ストリップ2516は、収納コンパートメント2506の内側で第1の磁気ストリップ2514に磁気的に結合されるように構成され得る。さらに、図25に示された閉じた構成にあるときに、第3の磁気ストリップ2522は、コンテナ2500の外側シェル2504上の外部表面上で第1の磁気ストリップ2514に磁気的に結合されるように構成され得る。
図26は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による磁気クロージャ2600の1つの実施態様の断面図を概略的に示す。磁気クロージャ2600は、この開示にわたって説明されるクロージャ及び/又はコンテナのうちのいずれかとともに使用され得ることが、意図されている。磁気クロージャ2600は、コンテナの開口部を封止するために互いに磁気的に結合されるように構成され得る2つの磁気ストリップ2602a及び2602bを含み得る。磁気ストリップ2602a及び2602bのそれぞれは、単一の連続的な磁気要素、一連の個別の磁気要素、又は磁気要素のアレイを含み得る。さらに、磁気要素は、永久磁石、又は磁石に磁気的に引き付けられる金属材料を含み得る。
磁気ストリップ2602a及び2602bのそれぞれは、シェル材料2606で封入された1つ又は複数の磁気要素2604を含み得る。シェル材料2606は、とりわけ、1種又は複数種のポリマー、合金、セラミック、若しくは繊維強化材料を含み得る。さらに、それぞれの磁気ストリップ2602a及び2602bの磁気結合表面2608a及び2608bは、平面的な幾何形状を有し得る。別の実施態様では、磁気ストリップ2602a及び2602bは、それぞれ、平面的な表面2608a及び2608bがそれら自体磁性であるように、近接する磁性材料から形成され得る。
図27は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による磁気クロージャ2700の別の実施態様の断面図を概略的に示す。磁気クロージャ2700は、この開示にわたって説明されるクロージャ及び/又はコンテナのうちのいずれかとともに使用され得ることが、意図されている。磁気クロージャ2700は、コンテナの開口部を封止するために互いに磁気的に結合されるように構成され得る2つの磁気ストリップ2702a及び2702bを含み得る。磁気ストリップ2702a及び2702bのそれぞれは、単一の連続的な磁気要素、一連の個別の磁気要素、又は磁気要素のアレイを含み得る。
磁気ストリップ2702a及び2702bのそれぞれは、シェル材料2706によって封入された1つ又は複数の磁気要素2704を含み得る。シェル材料2706は、とりわけ、1種又は複数種のポリマー、合金、セラミック、若しくは繊維強化材料を含み得る。さらに、それぞれの磁気ストリップ2702a及び2702bの磁気結合表面2708a及び2708bは、非平面的な幾何形状を有し得る。幾つかの実例では、磁気結合表面2708a及び2708bは、噛み合う幾何形状又は相補的な幾何形状を有し得る。さらに、磁気結合表面2708a及び2708bは、起伏する表面幾何形状、波形の表面幾何形状、鋸歯状の表面幾何形状、うねった表面幾何形状、又はジグザグの表面幾何形状を有し得る。さらに、磁気結合表面2708a及び2708bの表面幾何形状は、(起伏、波紋、鋸歯、うねり、若しくはジグザグ等のような不規則な又は規則的な表面特徴であってよい。有利には、磁気結合表面2708a及び2708bの非平面的な表面幾何形状は、磁気ストリップ2702a及び2702bの互いに対する摺動を減少又は防止し得る。これは、磁気ストリップ2702aと2702bとの間の磁力によって形成される磁気シールの強度及び/又は有効性を増大させ得る。別の実施態様では、磁気ストリップ2702a及び2702bは、それぞれ、非平面的な表面2708a及び2708bがそれら自体磁性であるように、近接する磁性材料から形成され得る。1つの実例では、磁気ストリップ2702a及び2702bは、射出成形又は押出成形によって形成され得る。磁気ストリップ2702a及び2702bの噛み合う幾何形状は、封止の失敗を防ぐように作製され得る。
図28は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、磁気閉鎖機構を含む別の例示的なコンテナを示す。コンテナ2800は、ヒンジ留めされた蓋2806によって再封可能に封止される収納コンパートメント2802を有する断熱容器として実施され得る。コンテナ2800は、あらゆる非限定的な目的のためにその全内容が参照により本明細書に組み込まれている、2016年9月9日に出願し「Insulating Device and Method for Forming Insulating Device」と題した米国特許出願第15/261,407号で説明されているコンテナのうちの1つ又は複数に類似し得る。蓋クロージャ2804は、内側磁気閉鎖機構と外側ジッパ機構との組合せを使用して収納コンパートメント2802を再封可能に封止し得る。1つの実例では、この組合せクロージャは、内部の磁気ストリップ606及び608と一緒に外部のジッパ組立体614を含む図6のクロージャに類似し得る。磁気ストリップ606及び608は、1つの実例では、希土類磁石が埋め込まれた射出成形TPUであり得る。磁石は、クロージャのための位置合わせ及び封止力を提供するのに役立つ。磁気ストリップ606及び608の幾何形状は、ある程度の高さから落とされても原形を保つ強力なシールを作り出すことができる。また、このシールの幾何形状は、熱的性能を向上させ且つ「熱橋」作用を排除するための断熱された空間を作り出す。前面上の追加のプル・タブが、蓋2806のための開口点を与える。さらに、プル・タブ2808及びコンテナ2800には、蓋が不用意に開くのを防ぐために、1つ又は複数の嵌合特徴が設けられ得る。
図29は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、コンテナ2800の閉鎖機構の一部分の断面図を概略的に示す。1つの実例では、閉鎖機構は、ジッパ組立体604、並びに内部の磁気ストリップ606及び608を含む。磁気ストリップ606及び608は、ジッパ組立体604が閉じた構成にあるかどうかにかかわらず、互いに磁気的に結合され得る。したがって、磁気ストリップ606及び608は、蓋2804を収納コンパートメント2802に対して再封可能に封止するために使用され得、このシールは、閉じた構成に位置決めされたときのジッパ組立体604によってさらに強化される。
図30は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ3000の別の実施態様を示す。具体的には、図30は、閉じた構成におけるコンテナ3000を示し、一方で、図31は、開いた構成(部分的に開いた構成)における同じコンテナ3000を示す。示された実例では、コンテナ3000は、外側シェル3002を含む。この外側シェル3002は、塵又は他の物質がコンテナ3000の中に入ること及び/又はコンテナ3000から抜け出すことを実質的に又は完全に防ぐために、部分的に又は完全に水密とされ、気密とされ、且つ/又は封止され得る。例えば、外側シェル3002は、部分的に又は完全に耐水性の障壁をもたらすための材料の1つ又は複数の層から作製され得る。その際、外側シェル3002は、この開示にわたって説明される任意の材料又は作製方法で形成され、且つ/又は、あらゆる非限定的な目的のためにその全内容が参照により本明細書に組み込まれている2016年9月9日に出願された米国特許出願第15/261,407号で説明されている任意の材料又は技法を使用して作製され得る。さらに、外側シェル3002は、可撓性材料から作製される実質的に変形可能な構造として実施され得る。
外側シェル3002は、実質的に立方形の下方幾何形状を有して実施され、且つ、前面部分3004、背面部分3006、第1の側面部分3008、及び第2の側面部分3010を含み得る。外側シェル3002は、基部部分3012をさらに含み得る。この基部部分3012は、部分3004、3006、3008、及び/又は3010と同じ材料で形成され得るか、又は、コンテナ3000の基部部分に追加の耐久性及び/又は耐摩耗性を提供するための追加の又は代替的な材料を含み得る。さらに、外側シェル3002は、背面部分3006から延在するフラップ3014を含む。図30に示されるように、フラップ3014は、ファスナ3016により前面部分3004に固定されるように構成される。このファスナ3016は、フラップ3014の下方縁部3020から延在するストラップ3018に回転可能に結合されるフックとして実施され得る。さらに、又はその代わりに、ファスナ3016は、とりわけ、磁気クリート、サイド・リリース・バックル、1つ若しくは複数のスナップ・クロージャ、面ファスナ、又は1つ若しくは複数の磁気ファスナのうちの1つ或いは複数を含み得る。さらに、ファスナ3016は、外側シェル3002の前面部分3004のウェビング・ループ3022又は別の領域に回転可能に結合され、且つ、ストラップ3018に取外し可能に結合されるように構成され得ることが、意図されている。ファスナ3016はまた、係止点を提供し且つ外側シェル3002の一部分を貫通して延在する穴に取外し可能に結合されるように構成され得る。この穴は、任意の幾何形状を有してよく、また、レーザ切断、パンチング、打抜き加工などの任意の製造プロセスによって形成されるか、又は、穴を形成するために互いに結合される1種又は複数種の材料部分によって形成され得る。さらに、外側シェル3002は、フラップ3014を前面部分3004に取外し可能に結合するための閉鎖機構の一部として、2つ以上の穴又はチャネルを使用してもよい。さらに、これらの1つ又は複数の穴若しくはチャネルは、剛体の補強要素(とりわけ、グロメット、プラグ、チューブ)で補強され得る。ファスナ3060は、ウェビング・ループ3022に取外し可能に固定されるように構成され得る。さらに、ウェビング・ループ3022は、外側シェル3002の前面部分3004に結合される一連のウェビング・ループ3024のうちの1つを形成し得る。1つの実例では、一連のウェビング・ループ3024は、外側シェル3002の前面部分3004、基部部分3012、及び/又は背面部分3006の少なくとも一部分に結合され得る。
コンテナ3000は、外側シェル3002の背面部分3006に結合されている持ち運びハンドル3026をさらに含む。或いは、持ち運びハンドル3026は、フラップ3014に結合され得る。この持ち運びハンドル3026は、可撓性ウェビング材料から形成され得、且つ、外側ウェビング材料の2つ以上の層の間に封入された内部パッディングを含み得る。しかし、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、コンテナ3000とともに追加の又は代替的なハンドル実施態様が利用されてもよい。
コンテナ3000は、様々な物品、例えばストラップ(肩)、カラビナ、ドライ・バッグ、鍵、収納ケース、等を取り付けるための1つ又は複数の追加の若しくは代替的なハンドル、リング、及びウェビング・ループを含み得ることが、意図されている。リングは、Dリングであってよく、肩ストラップ(図示せず)は、コンテナ3000の容易な持ち運びのためにDリングに接続されてもよい。断熱デバイスはまた、外側シェル3002の外部表面上のどこにでも、側面、前面、並びに/又は背面の持ち運びハンドル、ポケット、タイ・ダウン、及びDリングを含み得る。ポケットは、鍵、電話機、財布、等を受け入れるためのサイズとされてよく、且つ、防水であってもよい。ポケットはまた、その中の内容物が濡れるのを防ぐために、防水ジッパを含んでもよい。
さらに、外側シェル3002はまた、ハンドル(例えば、ハンドル3026)、ストラップ、及びウェビング・ループ(例えば、ウェビング3022)を構造的に支持するのを助けるように構成された複数の補強領域及び/又は補強パッチを含み得る。コンテナ3000を含む、本開示にわたって説明されるコンテナの様々な要素は、とりわけ縫い付け、接着、鋲留め、若しくは溶接(例えば、RFファブリック溶接)を含む1つ又は複数の接合技法を使用して互いに接合され得ることが、意図されている。
図31Aは、図30のコンテナ3000の別の図を示す。具体的には、図31Aは、コンテナ3000内の内部収納コンパートメント内への開口部3030を見せるためにファスナ3016がウェビング3024から分離されているような、部分的に開いた構成におけるコンテナ3000を示す。コンテナ3000は、閉鎖機構2100に類似した閉鎖機構を含む。示されるように、コンテナ3000に組み込まれた閉鎖機構は、ヒンジ3032及び3034が部分的に延ばされるような、部分的に開いた構成にある。完全に延ばされた場合、開口部3030の周囲は、幾何形状が実質的に直線的であり得る。代替的な実施態様では、コンテナ3000及び開口部3030は、他の幾何形状を有し得る。例えば、開口部3030は、円形、楕円形、卵円形、3角形、5角形、6角形、7角形、及び/又は8角形の開口部幾何形状を有して実施され得る。開口部3030は任意の多角形の幾何形状を有して実施され得ることが、さらに意図されている。開口部3030は、さらに、又はその代わりに、曲線幾何形状を有すると説明される場合があり、また、開口部3030の幾何形状(又は、コンテナ3000の他の要素の幾何形状)は、1つの形状から1つ又は複数の異なる形状に変形可能であり得る。したがって、コンテナ3000は、ファスナ3016、及びその閉鎖機構2100に類似した折り畳み磁気閉鎖機構の両方を含む。折り畳み磁気閉鎖機構は、開口部3030の周囲3038に組み込まれ、且つ、図32に関連してさらに詳細に説明される。
図31Bは、開口部3030の周りに形成された磁気閉鎖機構が閉じた構成にあり、フラップ3014が開いた構成のままであり、ファスナ3016が外側シェル3002の前面部分3004から分離されている、別の構成におけるコンテナ3000を示す。
図32は、開口部3030の周囲3038に組み込まれた折り畳み磁気閉鎖機構を含むコンテナ3000を概略的に示す。したがって、図32は、コンテナ3000の外部表面又は内部表面には見られない内部要素を概略的に示す。
コンテナ3000内の折り畳み磁気閉鎖機構は、折畳み磁気カラー3040とも呼ばれる場合があり、また、折畳み磁気カラー2100に実質的に類似し得る。折畳み磁気カラー3040は、外側シェル3002の前面部分3004の上縁部に沿って直線的に、曲線的に、又は他の形で延在する前面カラー部材3042を含み得る。前面カラー部材3042は、第1の端部3044と第2の端部3046との間に延在し得る。前面カラー部材3042は、磁気要素3048が埋め込まれる可撓性ポリマー材料から形成され得る。この磁気要素3048は、単一の磁石、又は一連の独立した磁気要素を含み得る。磁気要素3048は、永久磁石として磁化され得るか、又は、独立した磁石に磁気的に引き付けられ得る。磁気要素3048は、開口部3030の背面に面し得る。
折畳み磁気カラー3040の背面カラー部材3050は、第1の端部3052と第2の端部3054との間に延在し得る。前面カラー部材3042と同様に、背面カラー部材3050は、磁気要素3056が埋め込まれる可撓性ポリマー材料から形成され得る。この磁気要素3056は、磁気要素3048に類似し得る。磁気要素3056は、開口部3030の前面に面し得る。
折畳み磁気カラー3040は、開口部3030の第1の側面に沿って延在する第1の側面カラー部材3060を含み得る。第1の側面カラー部材3060は、前面カラー部材3400の第1の端部3044にヒンジ式に結合され、且つ、背面カラー部材3050の第1の端部3052にヒンジ式に結合され得る。第1の側面カラー部材3060は、第1の磁気要素3062と第2の磁気要素3064とを隔てる中央ヒンジ3034をさらに含む。同様に、磁気要素3062及び3064は、磁気要素3048及び3056に類似し得る。
折畳み磁気カラー3040はまた、開口部3030の第2の側面に沿って延在する第2の側面カラー部材3070を含む。第2の側面カラー部材3070は、前面カラー部材3042の第2の端部3046にヒンジ式に結合され、且つ、背面カラー部材3050の第2の端部3054にヒンジ式に結合され得る。第2の側面カラー部材3070は、第1の磁気要素3072と第2の磁気要素3074とを隔てる中央ヒンジ3032をさらに含む。磁気要素3072及び3074は、磁気要素3048、3056、3062、及び3064に類似し得る。さらに、磁気要素3048、3056、3062、3064、3072、及び3074は、可撓性基材に埋め込まれ得る。さらに、可撓性基材は、カラー部材3042、3050、3060、及び3070の一部を形成し得る。
1つの実施態様では、ヒンジ3032及び3034に加えて、端部3044、3046、3052、及び3054におけるヒンジは、1種又は複数種のポリマー、金属、若しくは合金から作製された屈曲部を含むライブ・ヒンジ構造を含み得る。さらに、又はその代わりに、これらのヒンジ要素のいずれもが、互いに回転可能に結合される独立したヒンジ要素を含む任意の機械式ヒンジ機構を含み得る。
折畳み磁気カラー3040は、完全に開いた構成にあるときに、前面カラー部材3042、背面カラー部材3050、第1の側面カラー部材3060、及び第2の側面カラー部材3070を実質的に直線的な又は曲線的な構成に位置決めする。折り畳まれるときに、第1の側面カラー部材3060の中央ヒンジ3034は、第1の側面カラー部材3060の第1の磁気要素3062及び第2の磁気要素3064をヒンジ式に動かして互いに接触させる。
折り畳まれるときに、第2の側面カラー部材3070の中央ヒンジ3032は、第2の側面カラー部材3070の第1の磁気要素3072及び第2の磁気要素3074をヒンジ式に動かして互いに接触させる。さらに、磁気カラー3040が折り畳まれるときに、磁気要素3048は、磁気要素3056と接触させられ、且つ、磁気要素3056に磁気的に結合される。
1つの実施態様では、閉じた構成に折り畳まれたときに、磁気カラー3040は、開口部3030が実質的に水密又は気密であるように、開口部3030を実質的に封止し得る。別の実施態様では、磁気カラー3040は、開口部3030を閉じるが水密又は気密のシールを形成しないように構成され得る。
1つの実例では、フラップ3014は、補強用のポリマー・プレート3080を含み得る。1つの実施態様では、このポリマー・プレート3080は、フラップ3014が開口部3030の上に折り畳まれてファスナ3016がウェビング3024に取外し可能に結合されたときに補強プレート3080もまた磁気カラー3040に(例えば、磁気要素3048に)磁気的に結合されるように、1つ又は複数の磁気要素を含み得る。
図33は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ3000の断面図を概略的に示す。示されるように、コンテナ3000は、開いた構成にある。示されるように、コンテナ3000は、内側ライナ3100を含む。この内側ライナ3100は、可撓性の合成材料若しくは天然材料又はそれらの組合せの1つ又は複数の層から形成されてよく、また、耐水性であるか又はそうではない場合がある。発泡体層3102が、外側シェル3004と内側ライナ3100との間に封入され得る。この発泡体層は、コンテナ3000の全ての側壁の周りに又はコンテナ3000の一部分の周りに延在し得る。さらに、発泡体層3102は、任意の発泡体層厚さを有してよく、且つ、任意の発泡材料タイプ又はその組合せを使用してよい。1つの実施態様では、発泡体層3102は、コンテナ3000内に収納された1つ又は複数の内容物に対する保護を提供するのに役立ち得る。さらに、又はその代わりに、発泡体層3102は、コンテナ3000の内部収納コンパートメントと外部環境との間での熱伝達を減少させるために、熱的絶縁を提供するように構成された断熱材料を含み得る。
図34は、図33の断面図の一部分のクローズ・アップ図を概略的に示す。具体的には、図34は、コンテナ3000を形成するために使用される構造の1つの実施態様を示す。具体的には、内側層3100、発泡体層3102、補強プレート3080、及び外側シェル3004を互いに及びフラップ3014の下方縁部3020に結合するために、拘束材料3106が使用され得る。1つの実例では、コンテナ3000がハンドル3056によって保持されたときに構造上の支持を提供するために、ハンドル補強材3130が使用され得る。したがって、ハンドル補強材3130は、外側シェル3002と内側ライナ3100との間に封入されるポリマー・プレート又は構造部材として形成され得る。
1つの実施態様では、発泡体層3102は、外側シェル3002に縫い付けられる。しかし、コンテナ3000とともに追加の又は代替的な構成方法が利用されてもよい。例えば、発泡体層3102は、内側ライナ3100に縫い付けられてよく、又は、内側ライナ3100と外側シェル3002との間で自由に遊動してもよい。
図35は、コンテナ3000の一部分を概略的に示す。具体的には、図35は、図36の断面図に関連してさらに説明されるストラップ3018及びファスナ3016を示す。したがって、図36は、図35からの矢印B-Bの方向に沿ったコンテナ3000の断面図を概略的に示す。示されるように、ストラップ3018は、拘束材料3106によりフラップ3014に結合され得る。さらに、ストラップ3018は、拘束材料3106において縫い付けられる際に2重に折り重ねられる1本の材料から形成され得る。それらの要素3150は、ストラップ3018を形成するために縫い付けられる継ぎ目の位置を概略的に示す。
図37は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ3000の正面図を示す。図38は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ3000の背面図を概略的に示す。図39は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様によるコンテナ3000の端面図を示す。
図40A~40Cは、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による、フック・ファスナ4000の側面図、前面図、及び背面図を示す。前述のように、フック・ファスナ4000は、ファスナ3016の代わりに使用され得る。したがって、フック・ファスナ4000は、ストラップ3018に回転可能に結合されるように構成され、且つ、ウェビング・ループ3022に取外し可能に結合されるように構成され得る。有利には、フック・ファスナ4000は、ファスナ4000が1つの実例ではウェビング・ループ3022から不用意に分離される可能性を低くする複数の要素を含む。フック・ファスナ4000は、様々な代替的な固定状況においてさらに利用され得ることが、意図されている。
フック・ファスナ4000は、任意の材料又は材料の組合せから作製され得る。1つの特定の実例では、フック・ファスナ4000は、とりわけアルミニウム、スチール、チタン、ポリマー(任意のポリマー又はポリマーの組合せが使用され得ることが意図されている)、又はセラミックから形成され得る。フック・ファスナ4000は、前面4004から背面4006までフック・ファスナ4000を貫通して延在する2つの開口4002a及び4002bを含む。これらの2つの開口4002a及び4002bは、細長い幾何形状、及び丸みを帯びた端部を有する。1つの実例では、ストラップ3018などのウェビング材料のストラップが、開口4002a及び4002bの両方に通されて、取外し不可能な結合を形成する(ストラップ3018は、フック・ファスナ4000から取り外されるように意図されていない)。この取外し不可能な結合は、フック・ファスナ4000がストラップ3018に対して枢動することを可能にする。有利には、2つの開口4002a及び4002bの組合せの使用は、ストラップ3018が2つの開口のチャネル内で軸4008cとして概略的に示されたz軸の周りで回転する傾向を低くし得る。代わりに、フック・ファスナ4000は、軸4008aとして概略的に示されたx軸の周りでストラップ3018に対して回転することを制限される。
さらに、フック・ファスナ4000は、第3の開口4010を含み、ウェビング・ループ3022は、第3の開口4010内に受け入れられ且つ保持されるように構成される。開口部4012が、フック・ファスナ4000の側面から第3の開口4010内へ延在する。傾斜付き返し4014が、開口部4012から開口4010のチャネル内へ延在する。さらに、開口4010の下方壁4016は、段4018により傾斜付き返し4014の端部から階段状に下げられる。開口4020の上方壁4020は、傾斜付き返し4014の上点4022におおよそ等しいか又はそれよりも低い。上方傾斜付き表面4024が、傾斜付き返し4014の傾斜幾何形状におおよそ平行し、且つ、開口4010のチャネルの内外にウェビング・ループ3022を案内するのに役立つ。
フック・ファスナ4000は、図40Aに示されるように、湾曲した幾何形状を有する。フック・ファスナ4000の示された幾何形状に関連する曲率半径は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに任意の値を有し得ることが、意図されている。フック・ファスナ4000は、第1の厚さ4026、及び、第1の厚さ4026未満の第2の厚さ4028を有する。第1の厚さ4026及び第2の厚さ4028は、フック・ファスナ4000の幾何形状にわたって変化し得る平均厚さであり得ることが、意図されている。さらに、第1の厚さ4026及び第2の厚さ4028は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、任意の値を有し得る。1つの実例では、フック・ファスナ4000は、第1の端部4032と第2の端部4034との間に延在する陥凹チャネル4030を含む。この陥凹チャネル4030は、ウェビング・ループ3022が開口4010から不用意に取り外されるのを防ぐように構成される。1つの実例では、陥凹チャネル4030、及び、陥凹チャネル4030の表面上方でz方向4008cに延在する端壁4032は、ストラップ又はウェビング部分(例えば、ウェビング・ループ3022)が開口部4012から不用意に滑り出るのを防ぐ。これに関して、傾斜付き返し4014が陥凹チャネル4030上方に延在する相対的高さは、図41におけるフック・ファスナ4000の3次元図に示されている。
図42は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による磁気クリート4200の1つの実施態様を示す。1つの限定では、磁気クリート4200は、フック・ファスナ4000又はフック・ファスナ3016の代わりとして使用され得る。1つの実例では、磁気クリート4200は、第2の部分4204に磁気的に結合されるように構成された第1の部分4202を含む。さらに、第1の部分4204は、1つの実例ではストラップ3018に結合されるように構成され得、第2の部分4204は、外側シェル3002の前面部分3004の一領域に結合されるように構成され得る。代替的な一実例では、磁気クリート4200の第1の部分4202は、フラップ3014に結合され得る。同様に、第2の部分4204は、とりわけ一連のウェビング・ループ3024に結合され得る。第1の部分4202及び第2の部分4204は、任意の固定方法及び/又は固定技術を使用してコンテナ3000の説明された領域又は他の構造に結合され得ることが、意図されている。例えば、第1の部分4202及び第2の部分4204は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、とりわけ、コンテナ3000の様々な構造若しくは別の構造内に又はその上に接着されるか、縫い付けられるか、鋲留めされるか、縫合されるか、又は挟持され得る。
図43は、本明細書において説明される1つ又は複数の態様による磁気クリート4200の端面図を示す。1つの実例では、磁気クリート4200は、第1の部分4202が第2の部分4024から不用意に磁気的に分離されるのを防ぐように構成された幾何形状を有する。例えば、磁気クリート4200は、第1の部分4202がx軸4308aに沿って第2の部分4204から剥ぎ取られるのを防ぐように構成されたフック構造体4302を含む。磁気クリート4200のくさび形の幾何形状は、1つの実例では、第2の部分4204からの第1の部分4202の意図的な手動での分離を促進する。具体的には、ユーザは、第1の部分4202の第1の端部4306を実質的にy軸4308bに沿って第2の部分4204から離れる方向に引くことにより、及び/又は、第1の部分4202の第2の端部4310を実質的にy軸4308bに沿って(負のy軸4308bに沿って)第2の部分4204に向かって押すことにより、第1の部分4202を第2の部分4204から離れる方向に枢動させることができる。
図44は、第1の部分4202から取り外されたときの磁気クリート4200の第2の部分4204の図を示す。1つの実例では、第2の部分4204は、第1の部分4202上の対応する表面に磁気的に結合されるように構成された磁気表面4402を含む。さらに、磁気表面4402は、第1の部分4202及び第2の部分4204が互いに磁気的に結合されたときにそれらを位置合わせし且つ第2の部分4204に対する第1の部分4202の保持に役立つように構成された幾何学的特徴を含む。1つの実例では、第2の部分4204は、磁気表面4402の一部分にわたって延在する細長い突出部4404を含む。さらに、第2の部分4204は、表面4402の下方の第2の部分4204の構造体に及ぶ窪み4406を含む。
図45は、磁気クリート4200の第1の部分4202の図を示す。1つの実例では、第1の部分4202は、第2の部分4204上の対応する磁気表面4402に磁気的に結合されるように構成された磁気表面4502を含む。さらに、磁気表面4502は、第1の部分4202及び第2の部分4204が互いに磁気的に結合されたときにそれらを位置合わせし且つ第2の部分4204に対する第1の部分4202の保持に役立つように構成された幾何学的特徴を含む。1つの実例では、第1の部分4202は、磁気表面4502の一部分にわたって延在し且つ細長い突出部4404を受け入れるように構成された細長い窪み4504を含む。さらに、第2の部分4204は、表面4502の構造体から外へ延在する突出部4506を含み、突出部4506は、第2の部分4204の窪み4406内に受け入れられるように構成される。
図46は、長期間にわたって内容物を冷たく又は暖かく保つように構成され得る例示的な断熱容器4610の前面図を示す。断熱容器4610は、あらゆる非限定的な目的のためにその全内容が参照により全体として本明細書に組み込まれている、2017年3月6日に出願された米国特許第10143282号で説明されているものに類似した要素を含み得る。図47は、断熱容器4610の背面図を示し、図48は、断熱容器4610の側面図を示す。断熱容器4610は一般に、前面部分4630、背面部分4702、側面部分4802、及び基部4622を画定する、外側シェル4612を含む。1つの実例では、前面部分4630、後部部分4702、及びサイト部分4802は、まとめてコンテナ4610の側壁と呼ばれ得る。コンテナ4610は、プラケット・フラップ4640の上部部分に開口部4614をさらに含む。したがって、プラケット・フラップ4640は、外側シェル4630の上部と開口部4614との間に延在するように構成される。開口部4614は、コンテナ4610の収納コンパートメント内への再封可能な侵入点を提供するように構成される。収納コンパートメントは、図50ではコンパートメント5012としてさらに詳細に示されている。開口部4614は、本明細書にわたって説明される閉鎖機構のうちのいずれかによって封止され得る。1つの実例では、開口部4614は、図13Dに関連して説明された要素を含む。したがって、開口部4614は、前面側4810及び背面側4812を含む。継ぎ目1324は、図13Dに関連して説明されたように、開口部4614の前面側4810に結合されてよく、継ぎ目1328は、図13Dに関連して説明されたように、開口部4614の背面側4812に結合されてよい。したがって、開口部4614は、第1の磁気ストリップ1320及び第2の磁気ストリップ1322によって再封可能に封止されてよく、それにより、第1の磁気ストリップ1320及び第2の磁気ストリップ1322は、開口部4614のそれぞれの前面側4810及び背面側4812に結合される上縁部を有する。第1の磁気ストリップ1320及び第2の磁気ストリップ1322は、底部縁部を有し、この底部縁部は、コンテナ4610の内部表面に取り付けられず、また、自由な端部1342及び1330として説明される。開口部4614は、前面側4810及び背面側4812を互いに離れる方向に引っ張って開口部4614を開封するために手で把持されるように構成されるプル・タブ4670をさらに含み得る。
図46に示されるように、断熱デバイス4610を持ち運ぶため、保持するため、又は固定するために、様々なハンドル、ストラップ、及びウェブ(例えば、4616、4618、4620)もまた、断熱容器4610上に含まれ得る。これに関して、外側シェル4612はまた、任意選択のハンドル又はストラップ(例えば、4616、4618、4620)を構造的に支持するのに役立つように構成された複数の補強領域又は補強パッチ、例えば4640a~4640cを含み得る。ハンドル又はストラップ(例えば、4616、4618、4620、4730)及び他の付属品は、断熱容器4610の主構造体に縫い付けられるか、接着されるか、溶接されるか、若しくは鋲留めされるか、或いは任意の他の取付け方法又は方法の組合せを使用して取り付けられ得る。
図46は、基部4622、及び基部支持隆起部4624をさらに示す。基部支持隆起部4624は、断熱デバイス4610が表面上に置かれるときに、断熱デバイス4610(又は、断熱容器4610と呼ばれる)に対する構造的完全性及び支持を提供し得る。1つの実例では、断熱容器4610は、開口部4614の磁気クロージャの磁気ストリップをこじ開けるために手で把持されるように構成され得るプル・タブ4740をさらに含み得る。
図50は、断熱デバイス4610の側面断面図を概略的に示す。1つの実例では、内側ライナ5010は、その中に内容物を受け入れ且つ収納するためのチャンバ、入れ物、又は収納コンパートメント5012を形成する。断熱デバイス4610は、内側ライナ5010、断熱層5014、及び外側シェル4612を含む。図50に示されるように、断熱層5014は、内側ライナ5010と外側シェル4612との間に配置されてよく、また、冷たく又は暖かく保たれることが望まれる内容物を収納するために収納コンパートメント5012の内部温度を維持するのに役立つ発泡体断熱材として形成され得る。また、断熱層5014は、内側ライナ5010と外側シェル4612との間に配置されてよく、また、内側ライナ5010と外側シェル4612との間で遊動するように、内側ライナ5010又は外側シェル4612のいずれかに取り付けられなくてよい。1つの実例では、内側ライナ5010及び外側シェル4612は、内側ライナ5010及び外側シェル4612によって形成されたポケット内で断熱層5014が自由に遊動し得るように、断熱デバイス4610の上部部分5030において接続され得る。
この実例では、内側層又は内側ライナ5010は、第1の内側ライナ側壁部分5010a及び底部内側ライナ部分5010bで形成され得る。第1の内側ライナ側壁部分5010a及び底部内側ライナ部分5010bは、例えば溶接によって互いに固着されて、コンパートメント5012を形成し得る。1つの実例では、コンパートメント5012は、「ドライ・バッグ」、又は内容物を収納するための器であり得る。1つの実例では、第1の内側ライナ側壁部分5010a及び底部内側ライナ部分5010bが互いに固着又は接合された後で、TPUテープなどのテープが、収納コンパートメント5012のセクションを接合する継ぎ目の上に配置され得る。テープは、第1の内側ライナ側壁部分5010aと底部内側ライナ部分5010bとの間に形成された継ぎ目を封止して、液体がコンパートメント5012に侵入するか又はコンパートメント5012から出て行くのを防ぐ追加の障壁を提供する。したがって、内側ライナ5010は、断熱デバイス4610のコンパートメント5012内の液体を維持するか、又は、液体コンテンツが断熱デバイス4610のコンパートメント5012に侵入するのを防ぐことができる。しかし、内側ライナ5010は、外側シェル4612内に固着され得る複合的な一体形構造体として形成され得ることも、意図されている。
図51は、断熱層5014を概略的に示す。断熱層5014は、第1の部分又は上方部分5102、第2の部分又は基部部分5104で形成され得る。断熱層5014は、任意の断熱材料から形成され得ることが、意図されている。断熱材料には、とりわけ、EVA発泡体、並びに/又は任意の密度及び/若しくは断熱値/断熱特性を有する任意の他の発泡材料が含まれ得る。
断熱容器4610は、断熱容器4610の前面側4630及び断熱容器4610の背面側4702に接続される2つの持ち運びハンドル4620を含み得る。1つの実例では、肩ストラップが、取付けリング4650a~bに取り付けられ得る。断熱容器4610は、断熱容器4610の持ち運びを容易にするための側面ハンドル4616をさらに含む。さらに、ループ4618として形成されたウェビングが、ハンドル4620のストラップ上に縫合されるか他の方法で取り付けられ得る。ループ4618は、断熱容器4610に物品(例えば、カラビナ、ドライ・バッグ)を取り付けるために使用され得る。1つの実例では、持ち運びハンドル4620、側面ハンドル4616、及び取付け点4618は、ナイロン・ウェビングで作製され得る。他の材料には、とりわけポリプロピレン、ネオプレン、ポリエステル、ダイニーマ、ケブラー、コットン・ファブリック、皮革、プラスチック、ゴム、又はロープが含まれ得る。
1つの実例では、リング4650a~dは、アセタールDリングであり得る。取付けリング4650a~dは、1種又は複数種のポリマー、金属、セラミック、ガラス、合金、若しくはそれらの組合せから作製され得る。幾つかの特定の実例では、取付けリング4650a~dは、ポリプロピレン、ネオプレン、ポリエステル、ダイニーマ、及びケブラー、コットン・ファブリック、皮革、プラスチック、ゴム、又はロープから作製され得る。取付けリング4650a~dは、示された「D」形状以外の他の形状、サイズ、及び構造を含み得る。実例には、複数の取付け点を有する円形、正方形、長方形、又は三角形のリングが含まれる。
1つの実例では、開口部4614を封止するために使用され、また1つの実例では図13Dに関連して説明されるクロージャは、実質的に防水又は耐水とされて、断熱容器4610内への液体の浸入及び/若しくは断熱容器4610からの液体の退出を防ぐか又は少なくし得る。さらに、プラケット・フラップ部分4640は、開口部4614をさらに封止するために折り畳まれ得る。
プラケット・フラップ部分4640は、前面側4645及び背面側4643を有し得る。さらに、1つの実施態様では、プラケット・フラップ部分4640は、上部プラケット部分4641aが底部プラケット部分4641b上に折り畳まれるように構成され得る。折り畳まれるときに、上部プラケット部分4641aは、2次閉鎖機構により底部プラケット部分4641bに取外し可能に結合され得る。1つの実例では、上部プラケット部分4641a及び底部プラケット部分4641bの両方が、プラケット・フラップ部分4640の長さ4690に沿ってコンテナ4610内に埋め込まれた磁気要素(例えば、永久磁石及び磁性材料)を含み得る。1つの実例では、単一の磁気ストリップが、上部プラケット部分4641a及び底部プラケット部分4641bのうちの1つ又は複数に埋め込まれ、且つ、長さ4690の少なくとも一部分に沿って延在し得る。さらに、又はその代わりに、一連の1つ又は複数の個別の磁気要素が、上部プラケット部分4641a及び底部プラケット部分4641bのうちの1つ又は複数に埋め込まれ、且つ、長さ4690の少なくとも一部分に沿って延在し得る。他の実施態様では、上部プラケット部分4641a及び底部プラケット部分4641bを互いに取外し可能に結合するために、面ファスナ、又は他のファスナ・タイプが、磁気ファスナと一緒に又は磁気ファスナの代わりとして使用され得る。
図49は、断熱容器4610を概略的に示す。具体的には、図49は、プラケット・フラップ部分4640内に位置決めされ得る内部補強板4902を概略的に示す。1つの実例では、補強板4902は、長さ4690の少なくとも一部分に沿って延在し得る。板4902は、任意の高さ4904及び長さ4906を有し得ることが、意図されている。さらに、板4902は、開口部4614の上縁部から任意の距離4908に位置決めされ得ることが、意図されている。1つの実例では、板4902は、1から10mmの範囲内の厚さを有するABS材料から作製され得る。しかし、板4902を形成するために、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、追加の又は代替的な材料及び/若しくは厚さが使用され得る。1つの実例では、板4902は、プラケット・フラップ部分4640がそれに沿って折り畳まれるように構成される線を画定するように構成され得る。したがって、この折畳み線は、板4902の下方縁部4902に近接し得る。
別の実施態様では、プラケット・フラップ部分4640は、板4902の下方縁部4902の周りで折り畳まれるように構成され得る。さらに、上部プラケット部分4641aは、バックル、及び背面部分4702と前面部分4630との間でコンテナ4610の上部上に延在するストラップにより、折り畳まれた構成に保持され得る。持ち運びハンドル4620に結合され得るストラップ4750及びバックル4752が、コンテナ4610の前面部分4630上の持ち運びハンドル4620に結合された対応するバックルに取外し可能に結合されたときに上部プラケット部分4641aを折り畳まれた構成に保持するために利用され得る。
図52は、開口部4614の磁気クロージャを形成するために使用され得る2つの磁気ストリップ5202及び5203を示す。具体的には、磁気ストリップ5202及び5204は、図13Dの閉鎖機構に関連して説明された磁気ストリップ1320及び1322の代わりとして使用され得る。前述のように、図13Dの閉鎖機構は、開口部4614を再封可能に封止するために使用され得る。1つの実施態様では、磁気ストリップ4202及び4204の両方が、磁石ウェル内に保持される一連の個別の永久磁石を含み、磁石ウェルのうちのウェル5204a~cが、ウェルのより大きな連なりのうちの例示的なものである。1つの実例では、ウェル5204内に堅固に貼り付けられる磁石は、隣り合う磁石が反対の極性を有して外方に面するように、配向され得る。例えば、例示的なウェル5204a~c内に位置決めされた磁石の場合、ウェル5204a内の磁石がそのN極をストリップ5203の方に向け、ウェル5204b内の磁石がそのS極をストリップ5203の方に向け、ウェル5204c内の磁石がそのN極をストリップ5203の方に向ける、等であってよく、磁気ストリップ5202及び5203は、任意の固定方法、固定技法、及び/又は固定技術を使用して前面側4810及び背面側4812に結合され得ることが、意図されている。ウェル5204a~c内に貼り付けられる磁石は、これらの開示の範囲から逸脱することなしに任意の材料から作製され得ることが、さらに意図されている。示されるように、プル・タブ4740が、磁気ストリップ5202又は5203のうちの一方から延在し得る。代替的な一実施態様では、磁気ストリップ5202及び5203のそれぞれは、プル・タブ4740に類似したプル・タブを含み得る。さらに別の実施態様では、プル・タブ4740は、磁気ストリップ5202又は5203のうちの一方に結合され得ない。そのような実施態様では、プル・タブ4740は、開口部4614の一方又は両方の側面に代わりに結合され得る。例えば、1つ又は複数のプル・タブ4740が、前面側4810及び背面側4812の一方又は両方に結合されてよく、また、磁気ストリップ5202又は磁気ストリップ5203の一部を形成しない場合がある。さらに別の実例では、断熱容器4610は、1つ又は複数のプル・タブ4740を含まずに実施され得る。
図53は、磁気ストリップ5202及び5203の断面図を概略的に示す。1つの実例では、磁気ストリップ5202及び5203は、TPUから作製され得る。しかし、磁気ストリップ5202及び5203を作製するために、とりわけポリマー、金属、又は合金の組合せが使用され得ることが、意図されている。図53は、2つの例示的な磁石ウェル5204e及び5204dを示し、これらの磁石ウェル5204e及び5204dは、互いに向かい合い、且つ、磁石要素を保持するように構成される。1つの実例では、緩衝層5302a及び5302bが、ウェル5204d及び5204e内に位置決めされた磁石が互いに磁気的に結合されたときにそれらの磁石を隔てる。これらの緩衝層5302a及び5302bは、任意の厚さ値を有して実施され得ることが、意図されている。
別の実施態様では、磁気ストリップ5202及び5203は、ウェル5204d及び5204f内に保持された磁石が互いに磁気的に結合されたときに互いに近接して位置決めされるように、緩衝層5302a及び5302bを含まずに実施され得る。さらに別の実例では、緩衝層5302a及び5302bは、これらの開示の範囲から逸脱することなしに、磁気ストリップ5202及び5203の構造体の残りの部分に対して代替的な材料タイプから形成され得る。
図54は、磁気ストリップ5202及び5203の代替的な一実施態様を概略的に示す。したがって、磁気ストリップ5202及び5203のそれぞれ内に保持された磁石の交互する極性に加えて、磁気ストリップ5202及び5203は、フィン5402を使用して互いに位置合わせされ得る。このフィン5402は、磁気ストリップ5202及び5203の互いの適切な位置合わせを促進する任意の幾何形状を有し得る。
図55は、折り畳まれた構成におけるプラケット・フラップ部分4640を含む断熱容器4610を示す。1つの実例では、プラケット・フラップ部分4640は、バックル4752a及び4752b、並びにストラップ4750により、示されたフォルダ構成に保持される。
図56A~Bは、それぞれの折り畳まれていない構成及び折り畳まれた構成における断熱容器5600の断面図を概略的に示す。断熱容器5600は、断熱容器4610に類似し、且つ、断熱容器4610に関連して説明された磁気クロージャに類似した磁気クロージャ5604によって再封可能に封止される開口部5602を含む。さらに、この磁気クロージャ5604は、図13Dに関連して説明された磁気クロージャに類似し得る。補強板5606は、補強板4902に類似し得る。したがって、補強板5606は、プラケット・フラップ部分5608がその周りで折り畳まれるように構成される折畳み線を作り出す。したがって、プラケット・フラップ部分5608は、プラケット・フラップ部分4640に類似し得る。図56Bは、フォルダ構成における断熱容器5600を概略的に示し、且つ、補強板5606が位置5620における2次シールを作り出す場所を示し、この2次シールは、位置5622において磁気クロージャ5604によって作り出される主シールの水密性能及び/又は気密性能をさらに高め得る。
開口部4614の磁気クロージャによって作り出される断熱容器4610の主シール、及び、プラケット・フラップ部分4640の折畳みによって作り出される2次シールは、断熱容器4610を実質的に水密且つ/又は気密にするように団結し得る。幾つかの特定の実例では、断熱容器4610は、水が内部コンパートメント5012から開口部4614を通って外部環境へ漏出することを伴わずに又は減少させて水(氷、及び溶けた氷)を保持するように構成され得る。幾つかの特定の実例では、断熱容器4610は、その側面(例えば、前面側4630又は背面側4702)を下にして位置決めされ且つ/又は下方に面する配向で(開口部4614が下方に面して)位置決めされるように構成され得、また、コンテナは、長時間にわたってこれらの位置のうちの1つに保持されたときに内部コンパートメント5012内に保持された水の退出を防ぐか又は実質的に減少させるように構成され得る。幾つかの特定の実例では、断熱容器4610は、90度(即ち、逆さま)、60度、45度、30度、又は0度(即ち、その側面4630又は4702を下にして保持されたコンテナ)の傾斜で開口部4614が下方に面した状態で少なくとも1分間、2分間、5分間、10分間、15分間、20分間、25分間、30分間、35分間、45分間、又は1時間にわたって断熱容器が保持されたときに内部コンパートメント5012内に保持された水(又は、水と氷の組合せ)の5%、2%、1%、0.5%、0.1%、0.05%、又は0.01%未満しか開口部4614から漏出させないように構成され得る。
1つの実施態様では、コンテナが、耐水材料から形成された外側シェルを含むことができ、外側シェルは、前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を有する。外側シェルはまた、収納コンパートメントに及ぶコンテナの上部における開口部、及び、閉鎖機構を有し得る。閉鎖機構はまた、開口部の前面縁部において前面部分の内部表面に結合される第1の磁気ストリップを含み得る。さらに、閉鎖機構は、開口部の背面縁部において背面部分の内部表面に結合される第2の磁気ストリップを含み得る。さらに、閉鎖機構は、背面部分から開口部の背面縁部上に延在するフラップ部分を含むことができ、第1のファスナ要素が、フラップ部分に結合される。第2のファスナ要素が、前面部分の外部表面に結合され得る。したがって、第1の磁気ストリップは、第2の磁気ストリップに磁気的に引き付けられて開口部を再封可能に封止することができ、外側シェルは、第1のファスナ要素を第2のファスナ要素に取外し可能に結合するために折り畳まれるように構成され得る。
1つの実例では、第2の磁気ストリップ上の第1の磁気ストリップは、開口部のそれぞれの前面縁部及び背面縁部にヒンジ式に結合され得る。
別の実例では、第1の磁気ストリップ及び第2の磁気ストリップのうちの少なくとも一方は、開口部のそれぞれの前面縁部及び背面縁部においてヒンジ式に結合され得る。
さらに別の実例では、第1のファスナ要素は、面ファスナにより、第2のファスナ要素に取外し可能に結合され得る。
さらに、第1のファスナ要素及び第2のファスナ要素は、磁石を含み得る。
コンテナは、背面部分の内部背面に結合された内部スリップ・ポケットをさらに含み得る。
コンテナは、前面部分の内部前面に結合された内部ジップ・ポケットをさらに含み得る。
コンテナは、外側シェルの背面部分に結合されたストラップをさらに有することができ、このストラップは、コンテナを外部構造に取外し可能に結合するために利用され得る。1つの実例では、外部構造は、断熱容器であり得る。
別の実例では、コンテナは、互いに溶接される2つ以上のサブ・パネルから作製され得る。例えば、RF溶接による。
別の実施態様では、コンテナが、前面シェル、前面シェルの内部周囲の周りに延在する前面フレーム、背面シェル、背面シェルの内部周囲の周りに延在し且つ底部表面において前面フレームにヒンジ式に結合された背面フレームを含み得る。コンテナはまた、背面シェルを前面シェルに対して再封可能に封止するように構成された閉鎖機構を含み得る。閉鎖機構は、少なくとも前面フレームの第1の部分の周りに延在する前面磁気ストリップ、及び、少なくとも背面フレームの第1の部分の周りに延在する背面磁気ストリップをさらに含み得る。さらに、閉鎖機構は、少なくとも前面フレームの第2の部分及び背面フレームの第2の部分の周りに延在するジッパを含み得る。
1つの実例では、前面フレーム及び背面フレームは、1種又は複数種のエラストマから作製され得る。
別の実例では、前面及び背面の磁気ストリップは、それぞれの前面フレーム及び背面フレーム内のチャネル内に封入され得る。
さらに別の実例では、閉鎖機構はまた、前面磁気ストリップが背面磁気ストリップに磁気的に結合されたときに形成されるジッパ・トラフを含み得る。
ジッパはまた、少なくとも前面フレームの第2の部分及び背面フレームの第2の部分に結合された、伸縮自在のジッパ・テープを含み得る。
さらに、ジッパが閉じられているときに、少なくとも前面フレームの第2の部分及び背面フレームの第2の部分へのジッパ・テープの伸縮自在な結合は、前面磁気ストリップ及び背面磁気ストリップを互いの方向に付勢する圧縮力を働かせることができる。
別の実例では、前面シェル及び背面シェルのうちの少なくとも一方は、互いに溶接される2つ以上のサブ・パネルを有する。
コンテナはまた、前面磁気ストリップを背面磁気ストリップから手で分離するための把持表面を提供するように構成されたプル・タブを含み得る。
さらに、背面磁気ストリップ内の前面磁気ストリップは、それぞれ複数の磁気要素を有することができる。
1つの実施態様では、コンテナが、耐水材料から形成され且つ前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を有する、外側シェルを含み得る。外側シェルは、収納コンパートメントに及ぶ、コンテナ上部における開口部をさらに含み得る。開口部は、前面、背面、第1の側面、及び第2の側面により、完全に開いたときに実質的に直線的な幾何形状を有し得る。コンテナはまた、開口部を封止するために開いた構成と閉じた構成との間で折り畳まれ得る折畳み磁気カラーを有する閉鎖機構を含み得る。
折畳み磁気カラーは、開口部の前面の第1の端部と第2の端部との間で直線的に又は他の形で延在する前面カラー部材を有し得る。前面カラー部材はまた、開口部の背面に向かって延在する突出部、及び、開口部の背面に面する第1の磁気表面を有し得る。前面カラー部材はまた、突出部により第3の磁気表面から離間された第2の磁気表面を有し得る。折畳み磁気カラーは、開口部の背面の第1の端部と第2の端部との間で直線的に又は他の形で延在する背面カラー部材をさらに含み得る。背面カラー部材は、開口部の前面に向かって延在する突出部、及び、開口部の前面に面する第1の磁気表面を有し得る。背面カラー部材はまた、突出部により第3の磁気表面から離間された第2の磁気表面を有し得る。
さらに、折畳み磁気カラーは、開口部の第1の側面に沿って延在し且つ前面カラー部材の第1の端部及び背面カラー部材の第1の端部にヒンジ留めされた第1の側面カラー部材を有し得る。第1の側面カラー部材はまた、第1の磁気要素と第2の磁気要素とを隔てる中央ヒンジを含み得る。第2の側面カラー部材が、開口部の第2の側面に沿って延在し得る。開口部の第2の側面は、前面カラー部材の第2の端部及び背面カラー部材の第2の端部にヒンジ留めされ得る。第2の側面カラー部材はまた、第1の磁気要素と第2の磁気要素とを隔てる中央ヒンジを含み得る。
開口部が完全に開いているときに、前面カラー部材、背面カラー部材、第1の側面カラー部材、及び第2の側面カラー部材は、実質的に直線的な構成に位置決めされ得る。折り畳まれるときに、第1の側面カラー部材の中央ヒンジは、第1の側面カラー部材の第1の磁気要素及び第2の磁気要素をヒンジ式に動かして互いに接触させ得る。さらに、前面カラー部材の第1の端部及び背面カラー部材の第1の端部への第1の側面カラー部材のヒンジ式取付けは、第1の側面カラー部材の第1の磁気要素及び第2の磁気要素をヒンジ式に動かして前面カラー部材の第2の磁気表面及び背面カラー部材の第2の磁気表面と接触させ得る。
折り畳まれるときに、第2の側面カラー部材の中央ヒンジは、第2の側面カラー部材の第1の磁気要素及び第2の磁気要素をヒンジ式に動かして互いに接触させることができ、また、前面カラー部材の第2の端部及び背面カラー部材の第2の端部への第2の側面カラー部材のヒンジ式取付けは、第2の側面カラー部材の第1の磁気要素及び第2の磁気要素をヒンジ式に動かして前面カラー部材の第3の磁気表面及び背面カラー部材の第3の磁気表面と接触させることができる。
折り畳まれるときに、第1の側面カラー部材の中央ヒンジ及び第2の側面カラー部材の中央ヒンジは、前面カラー部材の第1の磁気表面及び第2の磁気表面をヒンジ式に動かして背面カラー部材のそれぞれの第1の磁気表面及び第2の磁気表面と接触させることができる。
1つの実例では、コンテナの収納コンパートメントは、断熱容器である。
別の実例では、コンテナの収納コンパートメントは、内側ライナを含む。
コンテナは、外側シェルと内側ライナとの間に断熱層を含むことができ、断熱層は、収納コンパートメントのための断熱性を提供する。
断熱層は、コンテナの内側ライナと外側シェルとの間で遊動し得る。
断熱層は、内側ライナ及び外側シェルのうちの少なくとも一方に取り付けられ得る。
コンテナの外側シェルは、互いに溶接される2つ以上のサブ・パネルで構成され得る。
コンテナの閉鎖機構は、閉じた構成に位置決めされたときに実質的に防水且つ気密であり得る。
別の実施態様では、コンテナが、耐水材料から形成された外側シェルを含むことができ、外側シェルは、前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を有する。外側シェルはまた、収納コンパートメントに及ぶ、コンテナの上部における開口部を有し得る。コンテナはまた、長手軸に沿って延在し且つ開口部の第1の側面に取り付けられた第1の磁気ストリップを有する閉鎖機構を含み、第1の磁気ストリップは、長手軸に沿って離間された第1の磁石及び第2の磁石を有し得る。閉鎖機構はまた、長手軸に沿って延在する第2の磁気ストリップを含み得る。第2の磁気ストリップは、長手軸に沿って離間された第1の磁石及び第2の磁石を有し得る。閉鎖機構はまた、長手軸に沿って延在し且つ開口部の第2の側面に結合されるレールを含み得る。第2の磁気ストリップは、第2の磁気ストリップの長手軸がレールの長手軸に平行な状態で第2の磁気ストリップがレールに対して摺動可能であるように、レールに摺動可能に取り付けられ得る。第1の磁気ストリップの第1の磁石及び第2の磁石は、反対の磁極性を持つそれぞれの第1の外側表面及び第2の外側表面を有し得る。第2の磁気ストリップの第1の磁石及び第2の磁石は、第1の磁気ストリップの第1の外側表面及び第2の外側表面が第2の磁気ストリップの第1の外側表面及び第2の外側表面に面するように、反対の磁極性を持つそれぞれの第1の外側表面及び第2の外側表面を有し得る。第1の構成にあるときに、第1の磁気ストリップの第1の磁石及び第2の磁石は、第2の磁気ストリップの第1の磁石及び第2の磁石に磁気的に引き付けられ得る。第2の磁気ストリップが第1の磁気ストリップに対して第2の構成に位置決めされたときに、第1の磁気ストリップの第1の磁石及び第2の磁石は、第2の磁気ストリップを第1の磁気ストリップから磁気的に遠ざけるように、第1の磁気ストリップ上の同じ極性の磁石と位置合わせされ得る。
別の実例では、第2の磁気ストリップは、とりわけ回転、枢動、折畳みなどの摺動以外の運動により、第1の磁気ストリップに対して移動可能であり得る。
1つの実施態様では、コンテナが、耐水材料から形成された外側シェルを含むことができ、外側シェルは、前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を有する。外側シェルはまた、収納コンパートメントに及ぶ、コンテナの上部における開口部を有し得る。コンテナはまた、開口部の第1の側面上でコンテナの内部表面に取り付けられた第1の磁気ストリップを有する閉鎖機構を含み得る。第2の磁気ストリップが、第2の磁気ストリップ上面側が開口部の第2の側面に取り付けられ、また、第2の磁気ストリップ底面側が外側シェルに取り付けられないように、第2の磁気ストリップ上面側及び第2の磁気ストリップ底面側を有し得る。閉鎖機構はまた、第3の磁気ストリップを含むことができ、第3の磁気ストリップは、第3の磁気ストリップ上面側が開口部の第2の側面に結合され、また、第3の磁気ストリップ底面側が外側シェルに取り付けられないように、第3の磁気ストリップ上面側及び第3の磁気ストリップ底面側を有する。第2の磁気ストリップは、コンパートメントの内側で第1の磁気ストリップに磁気的に取り付けられるように構成されてよく、第3の磁気ストリップは、コンテナの外部表面上で第1の磁気ストリップに磁気的に取り付けられるように構成されてよい。
1つの実施態様では、コンテナが、耐水材料から形成された外側シェルを含むことができ、外側シェルは、前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を有する。外側シェルはまた、収納コンパートメントに及ぶ、コンテナの上部における開口部を有し得る。コンテナはまた、閉鎖機構を含むことができ、閉鎖機構は、第1の長手軸に沿って延在し且つ開口部の第1の側面に取り付けられた第1の磁気ストリップを有する。第1の磁気ストリップは、起伏のある表面幾何形状を持つ第1の外側表面を有し得る。閉鎖機構はまた、第1の長手軸に沿って延在する第2の磁気ストリップを含むことができ、第2の磁気ストリップは、第1の磁気ストリップの第1の外側表面に相補的な起伏のある表面幾何形状を持ち且つ第1の磁気ストリップの第1の外側表面に磁気的に付着されるように構成された第2の外側表面を有し得る。
1つの実例では、第1の外側表面又は第2の外側表面は、磁化され得る。
別の実例では、第2の外側表面の第1の外側表面は、磁性材料を少なくとも部分的に封入する非磁性外側シェル材料を含み得る。
1つの実施態様では、コンテナが、耐水材料から形成された外側シェルを含むことができ、外側シェルは、前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を有する。外側シェルはまた、収納コンパートメントに及ぶ、コンテナの上部における開口部を有し得る。コンテナはまた、閉鎖機構を含むことができ、閉鎖機構は、開口部の前面縁部において前面部分の内部表面に取り付けられた第1の磁気ストリップを有する。閉鎖機構はまた、開口部の背面縁部において背面部分の内部表面に取り付けられた第2の磁気ストリップを含み得る。さらに、第3の磁気ストリップが、開口部の背面縁部の上方の背面部分から延在するフラップ部分に取り付けられ得る。さらに、磁気パネルが、前面部分の外部表面に取り付けられ得る。開口部を再封可能に封止するために、第1の磁気ストリップは、第2の磁気ストリップに磁気的に引き付けられ、第3の磁気ストリップは、磁気パネルに磁気的に引き付けられ得る。外側シェルは、第3の磁気要素を磁気パネルに取外し可能に結合するために折り畳まれるように構成され得る。
1つの実施態様では、コンテナが、第1の側壁を画定する外側シェルと、収納コンパートメントを形成する内側ライナと、外側シェルと内側ライナとの間に位置決めされた断熱層と、収納コンパートメントへのアクセスを可能にする開口部と、を含み得る。コンテナはまた、開口部を封止するクロージャを含み得る。クロージャは、コンテナがいかなる配向にあるときでも、実質的に防水であり得る。クロージャは、ハンドルと内側ライナ、断熱層、及び外側シェルよりも強固な補強層とを有する蓋組立体を含み得る。クロージャはまた、蓋組立体の少なくとも一部分及び開口部の上方縁部の周りに延在する外側閉鎖機構を含み得る。クロージャはまた、蓋組立体の少なくとも一部分に沿って延在する上方磁気ストリップと開口部の上方縁部の少なくとも一部分に沿って延在する下方磁気ストリップとを有する、内側閉鎖機構を含み得る。
コンテナの外側シェルはまた、第2の側壁及び第3の側壁を含むことができ、開口部は、第1の側壁、第2の側壁、及び第3の側壁を貫通して延在し得る。
コンテナは、立方体の形態に成形され得る。
コンテナの内側ライナ及び外側シェルは、気体のための排出口を含む接合部を形成し得る。
コンテナの外側シェルは、1つ又は複数のハンドルを含むことができ、1つ又は複数のハンドルの位置に隣接して排出口が形成され得る。
コンテナのクロージャは、実的に防水であり、且つ、断熱デバイスが完全に水で満たされて182.88cm(6フィート)の距離から落とされたときに液体が開口部から出て行くことに抵抗し得る。
コンテナの外側シェルは、第1の平面に延在する底部壁を画定することができ、内側ライナは、第1の平面に垂直な第2の平面において外側シェルに固着される。
内側ライナは、第1の部品及び第2の部品から形成されてよく、第1の部品は、継ぎ目を画定する溶接部により第2の部品に接合され得る。継ぎ目は、継ぎ目テープで覆われ得る。
コンテナの内側ライナは、射出成形によって形成され得る。
外側閉鎖機構は、ジッパ・プルを含むジッパであり得る。ジッパは、実質的に防水であり得る。
コンテナはまた、本体組立体を含み得る。
蓋組立体及び本体組立体は、コンテナの内側ライナ、断熱層、及び外側シェルを形成し得る。
蓋組立体は、コンテナの断熱層の少なくとも一部分を含み得る。
断熱層は、内側ライナと外側シェルとの間で遊動し得る。
断熱層は、内側ライナ又は外側シェルに取り付けられ得る。
1つの実例では、コンテナが、外側シェルを含むことができ、外側シェルは、耐水材料から形成され、且つ、前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を含む。外側シェルは、前面部分の外側表面に取り付けられる一連のウェビング・ループをさらに含み得る。外側シェルは、収納コンパートメントに及ぶ、コンテナの上部における開口部をさらに含み得る。開口部は、完全に開いたときに実質的に直線的な幾何形状を有し得る。代替的な実施態様では、開口部は、他の幾何形状又は幾何形状の組合せを有し得る。例えば、開口部は、円形、楕円形、卵円形、3角形、5角形、6角形、7角形、及び/又は8角形の開口部幾何形状を有して実施され得る。開口部は任意の多角形の幾何形状を有して実施され得ることが、さらに意図されている。開口部は、さらに、又はその代わりに、曲線幾何形状を有すると説明される場合があり、また、開口部の幾何形状(又は、コンテナの他の要素の幾何形状)は、1つの形状から1つ又は複数の異なる形状に変形可能であり得る。したがって、開口部は、前面、背面、第1の側面、及び第2の側面を有し得る。外側シェルは、収納コンパートメント内への開口部を閉鎖するように構成された閉鎖機構をさらに有し得る。したがって、閉鎖機構は、外側シェルの背面部分から開口部の上に延在するフラップを含み得る。閉鎖機構はまた、フラップに取り付けられ且つフラップに対して回転し得るフック・ファスナ要素を含み得る。フック・ファスナ要素は、外側シェルの前面部分に取り付けられた一連のウェビング・ループからのウェビング・ループに取外し可能に取り付けられるように構成され得る。閉鎖機構は、開いた構成と閉じた構成との間で折り畳まれるように設計された折畳み磁気カラーをさらに含み得る。折畳み磁気カラーは、開口部を封止し得る。折畳み磁気カラーは、開口部の前面の第1の端部と第2の端部との間に延在する前面カラー部材をさらに含み得る。前面カラー部材は、開口部の背面に面する磁気表面を有し得る。折畳み磁気カラーはまた、開口部の背面の第1の端部と第2の端部との間に延在する背面カラー部材をさらに含むことができ、背面カラー部材は、開口部の前面に面する磁気表面を有する。折畳み磁気カラーはまた、開口部の第1の側面に沿って延在し且つ前面カラー部材の第1の端部及び背面カラー部材の第1の端部にヒンジ式に取り付けられる第1の側面カラー部材を含み得る。第1の側面カラー部材はまた、第1の磁気要素と第2の磁気要素とを隔てる中央ヒンジを含み得る。折畳み磁気カラーはまた、開口部の第2の側面に沿って延在し且つ前面カラー部材の第2の端部及び背面カラー部材の第2の端部にヒンジ式に取り付けられる第2の側面カラー部材を含み得る。第2の側面カラー部材はまた、第1の磁気要素と第2の磁気要素とを隔てる中央ヒンジを含み得る。開口部が完全に開いているときに、前面カラー部材、背面カラー部材、第1の側面カラー部材、及び第2の側面カラー部材は、実質的に直線的な構成に位置決めされ得る。代替的な実施態様では、開口部は、完全に開いたときに、他の幾何形状、又は幾何形状の組合せを有し得る。例えば、開口部は、円形、楕円形、卵円形、3角形、5角形、6角形、7角形、及び/又は8角形の開口部幾何形状を有して実施され得る。開口部は任意の多角形の幾何形状を有して実施され得ることが、さらに意図されている。開口部は、さらに、又はその代わりに、曲線幾何形状を有すると説明される場合があり、また、開口部の幾何形状(又は、コンテナの他の要素の幾何形状)は、1つの形状から1つ又は複数の異なる形状に変形可能であり得る。折り畳まれるときに、第1の側面カラー部材の中央ヒンジはヒンジ式に動き、第1の側面カラー部材の第1の磁気要素及び第2の磁気要素は、互いに接触させられ得る。同様に、折り畳まれるときに、第2の側面カラー部材の中央ヒンジはヒンジ式に動き、第2の側面カラー部材の第1の磁気要素及び第2の磁気要素は、互いに接触させられ得る。第1の側面カラーの中央ヒンジ及び第2の側面カラーの中央ヒンジが折り畳まれると、前面カラー部材の磁気表面は、背面カラー部材の磁気表面と接触させられ、且つ、背面カラー部材の磁気表面に磁気的に結合される。
1つの実例では、コンテナが、外側シェルを含むことができ、外側シェルは、耐水材料から形成され、且つ、前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を含む。外側シェルは、収納コンパートメントに及ぶ、コンテナの上部における開口部をさらに含み得る。開口部は、完全に開いたときに実質的に直線的な幾何形状を有し得る。代替的な実施態様では、開口部は、完全に開いたときに、他の幾何形状、又は幾何形状の組合せを有し得る。例えば、開口部は、円形、楕円形、卵円形、3角形、5角形、6角形、7角形、及び/又は8角形の開口部幾何形状を有して実施され得る。開口部は任意の多角形の幾何形状を有して実施され得ることが、さらに意図されている。開口部は、さらに、又はその代わりに、曲線幾何形状を有すると説明される場合があり、また、開口部の幾何形状(又は、コンテナの他の要素の幾何形状)は、1つの形状から1つ又は複数の異なる形状に変形可能であり得る。したがって、開口部は、前面、背面、第1の側面、及び第2の側面を有し得る。外側シェルは、収納コンパートメント内への開口部を閉鎖するように構成された閉鎖機構をさらに有し得る。したがって、閉鎖機構は、開いた構成と閉じた構成との間で折り畳まれるように設計された折畳み磁気カラーを含み得る。折畳み磁気カラーは、開口部を封止し得る。折畳み磁気カラーは、開口部の前面の第1の端部と第2の端部との間に延在する前面カラー部材をさらに含み得る。前面カラー部材は、開口部の背面に面する磁気表面を有し得る。折畳み磁気カラーはまた、開口部の背面の第1の端部と第2の端部との間に延在する背面カラー部材を含むことができ、背面カラー部材は、開口部の前面に面する磁気表面を有する。折畳み磁気カラーはまた、開口部の第1の側面に沿って延在し且つ前面カラー部材の第1の端部及び背面カラー部材の第1の端部にヒンジ式に取り付けられた第1の側面カラー部材を含み得る。第1の側面カラー部材はまた、第1の磁気表面と第2の磁気表面とを隔てる中央ヒンジを含み得る。折畳み磁気カラーはまた、開口部の第2の側面に沿って延在し且つ前面カラー部材の第2の端部及び背面カラー部材の第2の端部にヒンジ式に取り付けられた第2の側面カラー部材を含み得る。第2の側面カラー部材はまた、第1の磁気表面と第2の磁気表面とを隔てる中央ヒンジを含み得る。開口部が完全に開いているときに、前面カラー部材、背面カラー部材、第1の側面カラー部材、及び第2の側面カラー部材は、実質的に直線的な構成に位置決めされ得る。代替的な実施態様では、開口部は、完全に開いているときに、他の幾何形状、又は幾何形状の組合せを有し得る。例えば、開口部は、円形、楕円形、卵円形、3角形、5角形、6角形、7角形、及び/又は8角形の開口部幾何形状を有して実施され得る。開口部は任意の多角形の幾何形状を有して実施され得ることが、さらに意図されている。開口部は、さらに、又はその代わりに、曲線幾何形状を有すると説明される場合があり、また、開口部の幾何形状(又は、コンテナの他の要素の幾何形状)は、1つの形状から1つ又は複数の異なる形状に変形可能であり得る。折り畳まれるときに、第1の側面カラー部材の中央ヒンジはヒンジ式に動き、第1の側面カラー部材の第1の磁気表面及び第2の磁気表面は、互いに接触させられ得る。同様に、折り畳まれるときに、第2の側面カラー部材の中央ヒンジはヒンジ式に動き、第2の側面カラー部材の第1の磁気表面及び第2の磁気表面は、互いに接触させられ得る。第1の側面カラーの中央ヒンジ及び第2の側面カラーの中央ヒンジが折り畳まれると、前面カラー部材の磁気表面は、背面カラー部材の磁気表面と接触させられ、且つ、背面カラー部材の磁気表面に磁気的に結合され得る。
1つの実例では、断熱容器が、側壁及び基部を画定する外側シェルを含み得る。外側シェルは、前面部分、背面部分、側面部分、及び基部部分を有し得る。断熱容器は、収納コンパートメントを形成する内側ライナをさらに含むことができ、内側ライナは、前面部分及び後部部分を有する。断熱層が、外側シェルと内側ライナとの間に位置決めされてよく、断熱層は、収納コンパートメントのための断熱性を提供する。コンテナの上部における開口部が、収納コンパートメントに及んでよく、開口部は、前面側及び背面側を有する。断熱容器はまた、外側シェルの上部と開口部との間に延在するプラケット・フラップ部分を有し得る。プラケット・フラップ部分は、内部補強穴をさらに有することができ、内部補強穴は、プラケット・フラップ部分の少なくとも一部分に沿って延在し、且つ、それに沿ってプラケット・フラップが折り畳まれる線を画定するように構成される。断熱容器はまた、閉鎖機構を含み得る。この閉鎖機構は、第1の磁気ストリップ上縁部及び第1の磁気ストリップ底部縁部を有する第1の磁気ストリップを含むことができ、第1の磁気ストリップ上縁部は、開口部の前面側に取り付けられ、第1の磁気ストリップ底部縁部は、収納コンパートメントに及び、且つ、内側ライナに取り付けられない。閉鎖機構は、第2の磁気ストリップをさらに含むことができ、第2の磁気ストリップは、第2の磁気ストリップ上縁部が開口部の背面側に結合され、また、第2の磁気ストリップ底部縁部が収納コンパートメントに及び且つ内側ライナに取り付けられないように、第2の磁気ストリップ上縁部及び第2の磁気ストリップ底部縁部を有する。第1の磁気ストリップは、開口部を再封可能に封止するために第2の磁気ストリップに磁気的に結合されるように構成される。プラケット・フラップ部分は、折り畳まれたときに開口部の2次シールを提供するように構成され得る。
別の実例では、プラケット・フラップ部分は、外側シェルと同じ材料から形成される。
プラケット・フラップ部分は、外側シェルの前面部分及び背面部分に結合されているバックルにより、フォルダ位置に保持され得る。
プラケット・フラップ部分は、プラケット・フラップ部分の側壁に埋め込まれた磁石により、フォルダ位置に保持され得る。
プラケット・フラップ部分は、プラケット・フラップ部分の一領域及び外側シェル上の一領域に取り付けられている磁気クリートにより、フォルダ位置に保持され得る。
プラケット・フラップ部分は、面ファスナにより、フォルダ位置に保持され得る。
第1の磁気ストリップ及び第2の磁気ストリップは、開口部のそれぞれの前面側及び背面側にヒンジ式結合され得る。
外側シェルは、互いに溶接される2つ以上のサブ・パネルを含み得る。
断熱容器は、第1の磁気ストリップ及び第2の磁気ストリップのうちの少なくとも一方に取り付けられるプル・タブをさらに含み得る。
断熱容器は、開口部が磁気ストリップ及び折畳みプラケット・フラップによって封止されたときに、断熱容器が15分間にわたって逆さまの配向に保持されたときに収納コンパートメント内に収納された液体の0.1%未満しか漏出させないように構成される。
断熱容器は、開口部が磁気ストリップ及び折畳みプラケット・フラップによって封止されたときに、断熱容器が15分間にわたって逆さまの配向に保持されたときに収納コンパートメント内に収納された液体の0.01%未満しか漏出させないように構成される。
本開示は、上記で、また、様々な実例に関連する添付の図面において、開示された。しかし、本開示によって果たされる目的は、本開示に関連する様々な特徴及び概念の実例を提供することであり、本開示の範囲を限定することではない。当業者は、本開示の範囲から逸脱することなしに上記で説明された実例に対して多数の変形及び変更がなされ得ることを認識するであろう。