JP7474830B2 - Fuel Injection - Google Patents
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Description
本発明は、燃料噴射装置に関するものである。 The present invention relates to a fuel injection device.
例えば、特許文献1には、往復ピストン内燃機関(2ストロークエンジン)へのガス供給システムが開示されている。特許文献1のガス供給システムでは、シリンダに設けられるガス入口ノズル(燃料噴射ノズル)より、燃料ガスをシリンダ内の燃焼空間に供給している。このような燃料噴射ノズルを複数設ける場合、等しい噴射角でそれぞれ対向するように設ける。
For example,
しかしながら、複数の燃料噴射ノズルより等しい噴射角で燃料を噴射する場合、複数の燃料噴射ノズルから等しい位置に向けて燃料が噴射され、燃焼室内において燃料が一部に偏るため、燃焼室における燃料と空気との混合に不均一が生じる。燃焼室において燃料ガス濃度に濃淡が生じると、異常燃焼の原因となる可能性がある。 However, when fuel is injected from multiple fuel injection nozzles at equal injection angles, the fuel is injected from multiple fuel injection nozzles toward the same position, and the fuel is biased to one area in the combustion chamber, resulting in uneven mixing of the fuel and air in the combustion chamber. If the fuel gas concentration varies in the combustion chamber, this can cause abnormal combustion.
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、燃焼室において燃料と空気とを均一に混合することを目的とする。 The present invention was made in consideration of the above-mentioned problems, and aims to mix fuel and air uniformly in the combustion chamber.
本発明は、上記課題を解決するための第1の手段として、ピストンにより圧縮される2ストロークエンジンの燃焼室に向けて燃料を噴射する複数の燃料噴射ノズルを備える燃料噴射装置であって、少なくとも一対の上記燃料噴射ノズルは、それぞれ異なる噴射角で上記燃料を噴射する、という構成を採用する。 As a first means for solving the above problem, the present invention employs a fuel injection device having multiple fuel injection nozzles that inject fuel into a combustion chamber of a two-stroke engine compressed by a piston, where at least one pair of the fuel injection nozzles injects the fuel at different injection angles.
第2の手段として、上記第1の手段において、少なくとも一対の上記燃料噴射ノズルは、上記ピストンの摺動方向から見て、それぞれ異なる噴射角で上記燃料を噴射する、という構成を採用する。 As a second means, the first means is configured such that at least one pair of the fuel injection nozzles inject the fuel at different injection angles when viewed from the sliding direction of the piston.
第3の手段として、上記第1または第2の手段において、少なくとも一対の上記燃料噴射ノズルは、上記ピストンの摺動方向と直交する方向から見て、それぞれ異なる噴射角で上記燃料を噴射する、という構成を採用する。 As a third means, in the first or second means, at least one pair of the fuel injection nozzles injects the fuel at different injection angles when viewed from a direction perpendicular to the sliding direction of the piston.
第4の手段として、上記第3の手段において、少なくとも一対の上記燃料噴射ノズルは、上記ピストンの摺動方向と直交する方向を0°とし、上記ピストンの圧縮方向を正としたときに、上記噴射角が-30°以上0°以下である、という構成を採用する。 As a fourth means, in the third means, the injection angle of at least one pair of fuel injection nozzles is between -30° and 0° when the direction perpendicular to the sliding direction of the piston is set to 0° and the compression direction of the piston is set to positive.
第5の手段として、上記第3の手段において、全ての上記燃料噴射ノズルは、上記ピストンの摺動方向と直交する方向を0°とし、上記ピストンの圧縮方向を正としたときに、上記噴射角が0°以下である、という構成を採用する。 As a fifth means, in the third means, the injection angle of all the fuel injection nozzles is 0° or less when the direction perpendicular to the sliding direction of the piston is set to 0° and the compression direction of the piston is set to positive.
第6の手段として、上記第1~5のいずれかの手段において、上記燃料噴射ノズルは、上記ピストンの摺動方向においてそれぞれ異なる位置に取り付けられる、という構成を採用する。 As a sixth means, in any one of the first to fifth means, the fuel injection nozzles are attached at different positions in the sliding direction of the piston.
第7の手段として、ピストンと上記ピストンが摺動されると共に燃焼室を有するシリンダとを有する2ストロークエンジンと、第1~6のいずれかの手段の燃料噴射装置とを備え、上記燃焼室内では、旋回流が形成される、という構成を採用する。 The seventh means is a two-stroke engine having a piston and a cylinder in which the piston slides and which has a combustion chamber, and a fuel injection device according to any one of the first to sixth means, in which a swirling flow is formed in the combustion chamber.
本発明によれば、少なくとも一対の燃料噴射ノズルが、異なる噴射角で燃料を噴射する。これにより、燃焼室内のガスの流れに対して、各燃料噴射ノズルが異なる位置に向けて燃料を噴射することができ、燃焼室内において噴射された燃料が空気と混合しやすくなる。したがって、燃焼室において燃料と空気とを均一に混合することができる。 According to the present invention, at least one pair of fuel injection nozzles injects fuel at different injection angles. This allows each fuel injection nozzle to inject fuel toward a different position relative to the gas flow in the combustion chamber, making it easier for the injected fuel to mix with the air in the combustion chamber. Therefore, the fuel and air can be mixed uniformly in the combustion chamber.
以下、図面を参照して、本発明におけるエンジンシステム100の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
Below, an embodiment of the
[第1実施形態]
本実施形態のエンジンシステム100は、例えば大型タンカなど船舶に搭載され、図1に示すように、エンジン1と、燃料噴射装置15と、過給機200と、制御部300と、とを有している。なお、本実施形態においては、過給機200を補機として捉え、エンジン1(主機)と別体として説明する。但し、過給機200をエンジン1の一部として構成することも可能である。
[First embodiment]
An
エンジン1は、多気筒のユニフロー掃気ディーゼルエンジン(2ストロークエンジン)とされ、天然ガス等の気体燃料を重油などの液体燃料と共に燃焼させるガス運転モードと、重油などの液体燃料を燃焼させるディーゼル運転モードとを有している。なお、ガス運転モードでは、気体燃料のみを燃焼させても良い。このようなエンジン1は、架構2と、シリンダ部3と、ピストン4と、排気弁ユニット5と、ピストンロッド6と、クロスヘッド7と、連接棒9と、クランク角センサ10と、クランク軸11と、掃気溜12と、排気溜13と、空気冷却器14とを有している。また、シリンダ部3、ピストン4、排気弁ユニット5及びピストンロッド6により、気筒が構成されている。
The
架構2は、エンジン1の全体を支持する強度部材であり、クロスヘッド7及び連接棒9が収容されている。また、架構2は、内部において、クロスヘッド7の後述するクロスヘッドピン7aが往復動可能とされている。
The
シリンダ部3は、シリンダライナ3aと、シリンダヘッド3bとシリンダジャケット3cとを有している。シリンダライナ3aは、円筒状の部材であり、ピストン4との摺動面が内側に形成されている。このようなシリンダライナ3aの内周面とピストン4とにより囲まれた空間が燃焼室R1とされている。燃焼室R1内は、略円柱状の空間であり、内部のガスが燃焼室R1の中心の周りを一定の方向に旋回する流れが形成されている。なお、以下の説明においては、燃焼室R1におけるガスの旋回方向をスワール方向として説明している。また、シリンダライナ3aの下部には、複数の掃気ポートSが形成されている。掃気ポートSは、シリンダライナ3aの周面に沿って配列された開口であり、シリンダジャケット3c内部の掃気室R2とシリンダライナ3aの内側とを連通している。シリンダヘッド3bは、シリンダライナ3aの上端部に設けられた蓋部材である。シリンダヘッド3bは、平面視において中央部に排気ポートHが形成され、排気溜13と接続されている。また、シリンダヘッド3bには、不図示の燃料噴射弁が設けられている。シリンダジャケット3cは、架構2とシリンダライナ3aとの間に設けられ、シリンダライナ3aの下端部が挿入された円筒状の部材であり、内部に掃気室R2が形成されている。また、シリンダジャケット3cの掃気室R2は、掃気溜12と接続されている。
The
ピストン4は、略円柱状とされ、後述するピストンロッド6と接続されてシリンダライナ3aの内側に配置されている。また、ピストン4の外周面には不図示のピストンリングが設けられ、ピストンリングにより、ピストン4とシリンダライナ3aとの間隙を封止している。ピストン4は、燃焼室R1における圧力の変動により、ピストンロッド6を伴ってシリンダライナ3a内を摺動する。
The
排気弁ユニット5は、排気弁5aと、排気弁筐5bと、排気弁駆動部5cとを有している。排気弁5aは、シリンダヘッド3bの内側に設けられ、排気弁駆動部5cにより、シリンダ部3内の排気ポートHを閉塞する。排気弁筐5bは、排気弁5aの端部を収容する円筒形の筐体である。排気弁駆動部5cは、排気弁5aをピストン4のストローク方向に沿う方向に移動させるアクチュエータである。
The
ピストンロッド6は、一端がピストン4と接続され、他端がクロスヘッドピン7aと連結された長尺状部材である。ピストンロッド6の端部は、クロスヘッドピン7aに固定され、連接棒9が回転可能となるように連結されている。
The
クロスヘッド7は、クロスヘッドピン7aと、ガイドシュー7bと、を有している。クロスヘッドピン7aは、ピストンロッド6と連接棒9とを移動可能に連結する円柱状部材である。
The
ガイドシュー7bは、クロスヘッドピン7aを回動可能に支持する部材であり、クロスヘッドピン7aに伴ってピストン4のストローク方向に沿って不図示のガイドレール上を移動する。ガイドシュー7bがガイドレールに沿って移動することにより、クロスヘッドピン7aは、回転運動と、ピストン4のストローク方向に沿う直線方向以外への移動が規制される。このようなクロスヘッド7は、ピストン4の直線運動を連接棒9へと伝達している。
The
図1に示すように、連接棒9は、クロスヘッドピン7aと連結されると共にクランク軸11と連結されている長尺状部材である。連接棒9は、クロスヘッドピン7aに伝えられたピストン4の直線運動を回転運動に変換している。クランク角センサ10は、クランク軸11のクランク角を計測するためのセンサであり、制御部300へとクランク角を算出するためのクランクパルス信号を送信している。
As shown in FIG. 1, the connecting
クランク軸11は、気筒に設けられる連接棒9に接続された長尺状の部材であり、それぞれの連接棒9により伝えられる回転運動により回転されることで、例えばスクリュー等に動力を伝える。掃気溜12は、シリンダジャケット3cと過給機200との間に設けられ、過給機200により加圧された空気が流入する。また、掃気溜12には、空気冷却器14が内部に設けられている。排気溜13は、各気筒の排気ポートHと接続されると共に過給機200と接続される管状部材である。排気ポートHより排出されるガスは、排気溜13に一時的に貯留されることにより、脈動を抑制した状態で過給機200へと供給される。空気冷却器14は、掃気溜12内部の空気を冷却する装置である。
The
燃料噴射装置15は、不図示の燃料タンクに接続されると共に、図2(a)に示すように、シリンダライナ3aの内周面より、燃焼室R1に向けて燃料を噴射する装置である。本実施形態においては、燃料噴射装置15は、第1ノズル15a及び第2ノズル15bの2本(一対)のノズルを燃料噴射ノズルとして備えている。
The
第1ノズル15a及び第2ノズル15bは、不図示の燃料ポンプと接続され、シリンダライナ3aの内側に向けて燃料を噴射する。第1ノズル15a及び第2ノズル15bは、シリンダライナ3aの中心を挟んで対向する位置より突出して設けられている。
第1ノズル15aは、ピストン4の摺動方向(上下方向)から見て、図2(a)に示すように、シリンダライナ3aの中心に対して、α°傾いた方向に向けて燃料を噴射する。また、第2ノズル15bは、上下方向から見て、図2(a)に示すように、シリンダライナ3aの中心に対して、噴射角がβ°(β≠α)傾いた方向に向けて燃料を噴射する。さらに、第1ノズル15aは、図2(b)に示すように、上下方向から直交する方向(水平方向)から見て、水平方向に対して噴射角がγ°傾いた方向に向けて燃料を噴射する。また、第2ノズル15bは、図2(b)に示すように、ピストン4の摺動方向と直交する方向(水平方向)から見て、水平方向に対してε°(ε≠γ)傾いた方向に向けて燃料を噴射する。
上述のように、第1ノズル15aと第2ノズル15bとは、燃焼室R1の中心から偏心した方向であって、互いに異なる噴射角で燃料を噴射可能とされている。
The
The
As described above, the
過給機200は、排気ポートHより排出されたガスにより回転されるタービンにより、不図示の吸気ポートから吸入した空気を加圧して燃焼室R1に供給する装置である。
The
制御部300は、船舶の操縦者による操作等に基づいて、燃料の供給量等を制御するコンピュータである。
The
このようなエンジンシステム100は、不図示の燃料噴射弁より燃焼室R1に噴射された燃料を着火、爆発させることによりピストン4をシリンダライナ3a内で摺動させ、クランク軸11を回転させる装置である。詳述すると、燃焼室R1に供給された燃料は、掃気ポートSより流入した空気と混合された後、ピストン4が上死点方向に向けて移動することにより圧縮されて温度が上昇し、自然着火する。また、液体燃料の場合には、燃焼室R1において温度上昇することにより気化し、自然着火する。
Such an
そして、燃焼室R1内の燃料が自然着火することで急激に膨張し、ピストン4には下死点方向に向けた圧力がかかる。これにより、ピストン4が下死点方向に移動し、ピストン4に伴ってピストンロッド6が移動され、連接棒9を介してクランク軸11が回転される。さらに、ピストン4が下死点に移動されることで、掃気ポートSより燃焼室R1へと加圧空気が流入する。排気弁ユニット5が駆動することで排気ポートHが開き、燃焼室R1内の排気ガスが、加圧空気により排気溜13へと押し出される。
Then, the fuel in the combustion chamber R1 spontaneously ignites, expanding rapidly, and pressure is applied to the
図3は、本実施形態におけるエンジンシステムの燃料の混合度合を示すグラフである。図3のグラフにおいて、混合度合は、グラフの下側に向かう程良好であるものとする。(a)は、上下方向における噴射角の変位(変位角γ,ε)を変えた際の混合度合を示している。なお、変位角は、水平方向を0とし、上方向(圧縮方向)を+としている。また、(b)は、上下方向における第1ノズル15a及び第2ノズル15bの角度差(γ-ε)を変えた際の混合度合を示している。変位角が-30°≦γ,ε≦0°の範囲において、特に混合度合が良好であることがわかる。同様に、角度差が-15°≦γ-ε≦10°の範囲において特に混合度合が良好であることがわかる。
Figure 3 is a graph showing the degree of fuel mixing in the engine system of this embodiment. In the graph of Figure 3, the degree of mixing is better as you move downwards on the graph. (a) shows the degree of mixing when the displacement of the injection angle in the vertical direction (displacement angles γ, ε) is changed. Note that the horizontal direction of the displacement angle is 0, and the upward direction (compression direction) is +. Also, (b) shows the degree of mixing when the angle difference (γ-ε) between the
また、(c)は、水平方向における噴射角の変位(変位角α,β)を変えた際の混合度合を示している。なお、変位角は、中心軸方向を0とし、スワール方向を+としている。特に、変位角がγ,ε≦-7.5°及び12.5°≦γ,εの範囲において、混合度合が良好であることがわかる。 (c) shows the degree of mixing when the displacement of the injection angle in the horizontal direction (displacement angles α, β) is changed. Note that the displacement angle is set to 0 in the direction of the central axis and + in the direction of the swirl. It can be seen that the degree of mixing is particularly good when the displacement angles are in the ranges of γ, ε≦-7.5° and 12.5°≦γ, ε.
また、本実施形態によれば、第1ノズル15a及び第2ノズル15bは、水平方向から見て異なる噴射角で燃料を噴射する。これにより、第1ノズル15a及び第2ノズル15bは、それぞれ上下方向において異なる位置に向けて燃料を噴射する。このため、各燃料噴射ノズルから噴射された燃料がそれぞれ異なる位置で周囲の空気と混合され、燃焼室R1において、燃料と空気とが均一に混合される。
Furthermore, according to this embodiment, the
また、本実施形態によれば、第1ノズル15a及び第2ノズル15bは、上下方向から見て、異なる噴射角で燃料を噴射する。これにより、第1ノズル15a及び第2ノズル15bは、それぞれ水平方向において異なる位置に向けて燃料を噴射する。このため、噴射された燃料がそれぞれ異なる位置で周囲の空気と混合され、燃焼室R1において、燃料と空気とが均一に混合される。
In addition, according to this embodiment, the
また、本実施形態によれば、燃焼室R1において旋回流が形成されているため、燃料と空気とがより均一に混合されやすくなる。 In addition, according to this embodiment, a swirling flow is formed in the combustion chamber R1, which makes it easier for the fuel and air to mix more uniformly.
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。 Although the preferred embodiment of the present invention has been described above with reference to the drawings, the present invention is not limited to the above embodiment. The shapes and combinations of the components shown in the above embodiment are merely examples, and various modifications can be made based on design requirements, etc., without departing from the spirit of the present invention.
図4~14は、上記実施形態の変形例である。図4~14における実線、一点鎖線、二点鎖線及び破線の矢印は燃料噴射ノズルの噴射方向を示しており、太い矢印はスワール方向を示す。図4(b)に示すように、2本の燃料噴射ノズルを上下方向において互いに異なる位置に設けることも可能である。この場合、2本の燃料噴射ノズルは、さらに互いに離れた位置に向けて燃料を噴射するため、燃料をより均一とすることができる。
また、図4(c)、(d)に示すように、2本の燃料噴射ノズルは、上下方向から見て、中心を挟んで互いに対向しない位置に設けられるものとしてもよい。すなわち、複数の燃料噴射ノズルを設ける際に、各燃料噴射ノズルは、シリンダライナ3aの周方向においてそれぞれ不均等な間隔で設けられるものとしてもよい。
4 to 14 show modified examples of the above embodiment. In Fig. 4 to 14, the solid line, the dashed line, the two dashed line, and the broken line indicate the injection direction of the fuel injection nozzle, and the thick arrow indicates the swirl direction. As shown in Fig. 4(b), it is also possible to provide two fuel injection nozzles at different positions in the vertical direction. In this case, the two fuel injection nozzles inject fuel toward positions further apart from each other, so that the fuel can be more uniform.
4(c) and 4(d), the two fuel injection nozzles may be provided at positions that do not face each other across the center when viewed from the top-bottom direction. In other words, when providing multiple fuel injection nozzles, the fuel injection nozzles may be provided at unequal intervals in the circumferential direction of the
図4に示すように、2本の燃料噴射ノズルがスワール方向に向けて傾斜した噴射角で燃料を噴射してもよく、また、図5、6に示すように、2本の燃料噴射ノズルのうち少なくとも1本がスワール方向と反対の方向に向けて傾斜した噴射角で燃料を噴射するものとしてもよい。 As shown in Figure 4, two fuel injection nozzles may inject fuel at an injection angle inclined toward the swirl direction, or as shown in Figures 5 and 6, at least one of the two fuel injection nozzles may inject fuel at an injection angle inclined toward the opposite direction to the swirl direction.
なお、燃料噴射ノズルをスワール方向に向けて傾斜させて噴射させる場合、シリンダライナ3aの内壁面近傍に燃料を案内することができ、従来の燃料噴射方法と比較して、燃焼室R1内の燃料の混合性を向上させることができる。
また、燃料噴射ノズルをスワール方向と反対の方向に傾斜させて噴射させる場合、燃焼室R1内の流れに速度差を生じさせ、乱流を発生させることができる。これにより、燃焼室R1内において燃料ガスが拡散され、混合性を向上させることができる。
Furthermore, when the fuel injection nozzle is tilted toward the swirl direction and the fuel is injected, the fuel can be guided near the inner wall surface of the
In addition, when the fuel is injected from a fuel injection nozzle tilted in the opposite direction to the swirl direction, a speed difference is generated in the flow in the combustion chamber R1, which generates a turbulent flow, thereby diffusing the fuel gas in the combustion chamber R1 and improving the mixing efficiency.
燃料噴射ノズルは、3本以上設けられるものとしてもよい。一例として図7~14に示すように、燃料噴射ノズルは、4本設けられるものとしてもよい。この場合、図7~9に示すように、燃料噴射ノズルは、2本ずつ等しい噴射角で燃料を噴射するものとしてもよい。また、図10~14に示すように、4本の燃料噴射ノズルは、それぞれシリンダライナ3aの内周面の1つの位置に2本ずつ設けられ、4本それぞれが異なる噴射角で燃料を噴射するものとしてもよい。
Three or more fuel injection nozzles may be provided. As an example, as shown in Figures 7 to 14, four fuel injection nozzles may be provided. In this case, as shown in Figures 7 to 9, two fuel injection nozzles may be provided at a time to inject fuel at equal injection angles. Also, as shown in Figures 10 to 14, four fuel injection nozzles may be provided in pairs at one position on the inner circumferential surface of the
また、本発明は、燃焼室R1内において旋回流を形成しない構成についても適用可能である。 The present invention can also be applied to configurations that do not form a swirling flow within the combustion chamber R1.
1 エンジン
2 架構
3 シリンダ部
3a シリンダライナ
3b シリンダヘッド
3c シリンダジャケット
4 ピストン
5 排気弁ユニット
5a 排気弁
5b 排気弁筐
5c 排気弁駆動部
6 ピストンロッド
7 クロスヘッド
7a クロスヘッドピン
7b ガイドシュー
9 連接棒
10 クランク角センサ
11 クランク軸
12 掃気溜
13 排気溜
14 空気冷却器
15 燃料噴射装置
15a 第1ノズル
15b 第2ノズル
100 エンジンシステム
200 過給機
300 制御部
H 排気ポート
O 出口孔
R1 燃焼室
R2 掃気室
S 掃気ポート
Claims (3)
少なくとも一対の前記ガス燃料噴射ノズルは、前記ピストンの摺動方向及び前記ピストンの摺動方向と直交する方向から見て、それぞれ異なる噴射角で前記ガス燃料を噴射し、
前記ガス燃料噴射ノズルは、前記ピストンの摺動方向においてそれぞれ異なる位置かつシリンダライナの中心を挟んで互いに対向しない位置に取り付けられることを特徴とすることを特徴とするガス燃料噴射装置。 A gas fuel injection device including a plurality of fuel injection nozzles for injecting gas fuel toward a combustion chamber of a two-stroke engine compressed by a piston,
At least one pair of the gas fuel injection nozzles inject the gas fuel at different injection angles as viewed from a sliding direction of the piston and a direction perpendicular to the sliding direction of the piston,
2. A gas fuel injection device comprising: a gas fuel injection nozzle that is attached to a cylinder liner at a position different from the other in a sliding direction of the piston and that is not opposed to the other across the center of the cylinder liner .
前記噴射角γ、εの角度差は、-15°≦γ-ε<0、0<γ―ε≦10°に設定されることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。 The injection angles γ and ε are set to be equal to or greater than −30° and less than 0° when a direction perpendicular to the sliding direction of the piston is defined as 0° and a compression direction of the piston is defined as positive,
2. The fuel injection device according to claim 1, wherein an angle difference between the injection angles γ and ε is set to -15°≦γ-ε<0 and 0<γ-ε≦10°.
前記ピストンと当該ピストンが摺動されると共に前記燃焼室を有するシリンダとを備える前記2ストロークエンジンとを備え、
前記燃焼室内では旋回流が形成されることを特徴とするエンジンシステム。 A gas fuel injection device according to claim 1;
the two-stroke engine includes the piston and a cylinder in which the piston slides and which has the combustion chamber;
An engine system characterized in that a swirling flow is formed in the combustion chamber.
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