JP7474675B2 - 原子炉 - Google Patents

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Description

本開示は、原子炉に関する。
例えば、特許文献1,2には、炉心を環状に形成する構造が示されている。特許文献1に記載の炉心は、外側黒鉛円筒と、内側黒鉛円筒と、これらにより区画され球状燃料が円筒状に充填された燃料充填領域と、で構成されている。そして、特許文献1は、炉心から熱を取り出すにあたり、冷却ガスを環状炉心の外側から流入し炉心を通して環状炉心の内側から流出させる構成である。一方、特許文献2は、多数の燃料集合体を束ねて全体として円環状に配置して構成されている。そして、特許文献2は、環状炉心の下方の下部プレナムに低温の冷却材があり、上方の上部プレナムに高温の冷却材がある構成である。
特開2004-294250号公報 特許第2551892号公報
ここで、原子炉の炉心の設計段階において、炉心から熱を取り出す構成を含み炉心熱出力を容易に変更できることが望まれている。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、炉心熱出力を変更することのできる原子炉を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る原子炉は、環状の燃料層と、前記燃料層に積層されて前記燃料層の外周に延出する熱伝導層と、を含む。
本開示は、燃料層および熱伝導層の数を増減させることで、炉心熱出力を変更できる。
図1は、実施形態に係る原子炉を用いた原子力発電システムの模式図である。 図2は、実施形態に係る原子炉を示す一部切取模式図である。 図3は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。 図4は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。 図5は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。 図6は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。 図7は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。 図8は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。 図9は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。 図10は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。 図11は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。 図12は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施形態に係る原子炉を用いた原子力発電システムの模式図である。図1に示すように、原子力発電システム50は、原子炉容器51と、熱交換器52と、熱伝導部53と、冷媒循環手段54と、タービン55と、発電機56と、冷却器57と、圧縮機58と、を有する。
原子炉容器51は、後述する本実施形態の原子炉11を有する。原子炉容器51は、内部に原子炉11が格納されている。原子炉容器51は、原子炉11を密閉状態で格納する。原子炉容器51は、内部に載置する原子炉11が格納または取り出せるように、例えば蓋である開閉部が設けられている。原子炉容器51は、原子炉11において核反応がおき、内部が高温、高圧になった場合でも、密閉状態を維持することができる。原子炉容器51は、中性子線の遮へい性能を備える材料で形成される。
熱交換器52は、原子炉11との間で熱交換を行う。本実施形態の熱交換器52は、原子炉容器51の内部に一部配置された熱伝導部53の固体の高熱伝導材料を介して原子炉11の熱を回収する。なお、図1で示している熱伝導部53は、後述する熱伝導部3を模式的に示したものである。
冷媒循環手段54は、冷媒を循環させる経路であり、熱交換器52と、タービン55と、冷却器57と、圧縮機58と、が接続されている。冷媒循環手段54を流れる冷媒は、熱交換器52、タービン55、冷却器57、圧縮機58の順で流れ、圧縮機58を通過した冷媒は、熱交換器52に供給される。従って、熱交換器52は、熱伝導部53の固体の高熱伝導材料と、冷媒循環手段54を流れる冷媒との間で熱交換を行う。
タービン55は、熱交換器52を通過した冷媒が流入する。タービン55は、加熱された冷媒のエネルギーにより回転される。つまりタービン55は、冷媒のエネルギーを回転エネルギーに変換して、冷媒からエネルギーを吸収する。
発電機56は、タービン55と連結されており、タービン55と一体で回転する。発電機56は、タービン55と回転することで発電する。
冷却器57は、タービン55を通過した冷媒を冷却する。冷却器57は、チラーや冷媒を一時的に液化する場合、復水器等である。
圧縮機58は、冷媒を加圧するポンプである。
原子力発電システム50は、原子炉11の核燃料の反応で生じた熱を熱伝導部53で熱交換器52に伝える。原子力発電システム50は、熱交換器52において、熱伝導部53の高熱伝導材料の熱で、冷媒循環手段54を流れる冷媒を加熱する。つまり、冷媒は、熱交換器52において熱を吸収する。これにより、原子炉11で発生した熱は、冷媒で回収される。冷媒は、圧縮機58で圧縮された後、熱交換器52の通過時に加熱され、圧縮し加熱されたエネルギーでタービン55を回転させる。冷媒は、その後、冷却器57で基準状態まで冷却され、再び圧縮機58に供給される。
原子力発電システム50は、以上のように、原子炉11から取り出された熱を高熱伝導材料を介し、タービン55を回転する媒体となる冷媒に伝達する。これにより、原子炉11と、タービン55を回転する媒体となる冷媒とを隔離することができ、タービン55を回転する媒体が汚染される恐れを低減できる。
図2は、実施形態に係る原子炉を示す一部切取模式図である。図3は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。図4は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。図5は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。図6は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。図7は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。図8は、実施形態に係る原子炉の一部切取拡大模式図である。図9は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。図10は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。図11は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。図12は、実施形態に係る原子炉の断面模式図である。
図2から図5に示すように、原子炉11は、燃料部(炉心)1と、遮へい部2と、熱伝導部3と、を含む。
燃料部1は、板状に形成された燃料層1Aを有する。燃料層1Aは、実施形態では、円板状に形成されている。燃料層1Aは、板状の両板面1Aaに貫通する貫通穴1Abを有して環状(リング状)に形成されている。貫通穴1Abは、実施形態では、円形状に形成され、円板状の燃料層1Aの中央に形成されている。
実施形態の燃料層1Aは、図5に示すように、核燃料1Bと、支持体1Cと、を含む。支持体1Cは、燃料層1Aがなす円板環状に形成されている。支持体1Cは、減速材として例えば黒鉛を用いることができる。支持体1Cは、複数の穴1Caが板状の両板面1Aaに貫通して形成されている。実施形態では、穴1Caは、円形に形成されている。核燃料1Bは、各穴1Caに収納できるように形成されている。実施形態では、核燃料1Bは、穴1Caが円形に形成されているため、穴1Caに収納できるように円柱形状に形成されている。核燃料1Bは、例えば、ウランの粉末を上記形状に焼き固めて形成することができる。なお、燃料層1Aは、支持体1Cを有さず全てが核燃料1Bで形成されていてもよい。
遮へい部2は、燃料部1の周囲を覆うものである。遮へい部2は、例えば金属材からなり、燃料部1(核燃料1B)から照射される放射線(中性子)を反射することで、燃料部1を覆った外部への放射線の漏洩を防ぐ。遮へい部2は、使用する材料の中性子散乱および中性子吸収の能力に応じて反射体と呼ばれることがある。遮へい部2は、遮へい層2Aを有する。遮へい層2Aは、燃料層1Aの周面1Acに沿って燃料層1Aの周囲を覆う板状に形成されている。遮へい層2Aは、板状の両板面2Aaに貫通する貫通穴2Abを有して環状(リング状)に形成されている。遮へい部2は、貫通穴2Abに燃料層1Aが収容される。
熱伝導部3は、板状に形成された熱伝導層3Aを有する。熱伝導層3Aは、実施形態では、円板状に形成されている。熱伝導層3Aは、板状の両板面3Aaに貫通する貫通穴3Abを有して環状(リング状)に形成されている。貫通穴3Abは、実施形態では、円形状に形成され、円板状の熱伝導層3Aの中央に形成されている。貫通穴3Abは、実施形態では、燃料層1Aの貫通穴1Abと一致するように同形および同径に形成されている。熱伝導層3Aは、その板面3Aaを燃料層1Aの板面1Aaに沿って接触するように積層して配置される。熱伝導層3Aと燃料層1Aとの積層方向を軸方向とも言う。熱伝導層3Aは、燃料層1Aおよび遮へい層2Aよりも外径が大きく形成され、燃料層1Aおよび遮へい層2Aの外周に突出する。実施形態の熱伝導層3Aは、円板状に形成され、燃料層1Aおよび遮へい層2Aの全外周から径方向に突出して設けられる。径方向とは、積層方向(軸方向)に対して交差(直交)する方向である。また、熱伝導層3Aは、燃料層1Aの核燃料1Bの核反応により生じる熱を遮へい層2Aの外部に固体熱伝導で伝える。熱伝導層3Aは、例えばチタン、ニッケル、銅、グラファイトを用いることができる。グラファイトは、特に、グラフェンを用いることができる。グラフェンは、炭素原子とその結合からできた六角形格子が連続した構造であり、六角形格子の連続した方向を熱の伝達方向とすることで、熱伝達効率を向上できる。熱伝導層3Aは、遮へい層2Aの外部に延出した部分が、原子炉容器51の内部にて冷媒と熱交換可能に設けられている。
上述した燃料層1A、遮へい層2A、熱伝導層3Aは、1つのユニットを構成する。そして、図2に示すように、ユニットを軸方向に複数積層して原子炉11が構成される。従って、原子炉11は、燃料層1Aが、その外周に遮へい層2Aが設けられた形態で、熱伝導層3Aと交互に軸方向に積層される。
このように、原子炉11において、燃料部1は、複数の燃料層1Aからなり、燃料層1Aの貫通穴1Abが軸方向に並んで筒状に形成される。遮へい部2は、複数の遮へい層2Aからなり、燃料部1の外周を覆うように配置される。また、遮へい部2は、軸方向の両端に設けられた燃料部1を覆うように板状に形成された蓋部2Bを有している。遮へい部2は、各遮へい層2Aおよび各蓋部2Bにより、燃料部1を密閉した内部に収容する。燃料部1を内部に収容するにあたり、内部の酸化を防止する目的から、密閉構造とした内部に例えば窒化ガス等の不活性ガスを充填するとよい。また、熱伝導部3は、複数の熱伝導層3Aからなり、熱伝導層3Aが燃料部1の燃料層1Aと交互に軸方向に積層され、密閉した遮へい部2の内部から外部に延出して設けられる。
従って、実施形態の原子炉11は、燃料部1の核燃料1Bの核反応により生じる熱を、熱伝導部3により固体熱伝導で遮へい部2の外部に取り出すことができる。そして、遮へい部2の外部に取り出された熱は、冷媒に伝達され、タービン55を回転させる。
実施形態の原子炉11は、燃料部1の核燃料1Bの熱を熱伝導部3により固体熱伝導で遮へい部2の外部に取り出し(図2矢印参照)、冷媒に熱を伝えることができる。この結果、実施形態の原子炉11は、放射性物質などの漏えいを防止できる。また、実施形態の原子炉11は、熱伝導部3が燃料部1の内部および遮へい部2の外部に延出して配置されているため、燃料部1の核燃料1Bの熱の伝熱距離を抑えつつ遮へい部2の外部に取り出すことができる。この結果、実施形態の原子炉11は、高い出力温度を確保できる。なお、実施形態の原子炉11は、固体熱伝導で熱を取り出す形態の熱伝導部3を説明したが、例えば、他の熱伝導部として、流体が封入されたヒートパイプを用いる流体熱伝導で熱を取り出す形態を用いてもよい。
また、実施形態の原子炉11では、燃料部1の燃料層1Aおよび熱伝導部3の熱伝導層3Aが、板状に形成されて板面1Aa,3Aaを対向して交互に重ねて配置され、板状の熱伝導層3Aは、板状の外周部が遮へい部2の外部に延出して配置される。従って、実施形態の原子炉11は、熱伝導部3が、遮へい部2を貫通して燃料部1の内部および遮へい部2の外部に延出して配置される形態とすることができ、燃料部1の熱を遮へい部2の外部に固体熱伝導で取り出すことができる。なお、燃料部1の燃料層1Aの板状や、熱伝導部3の熱伝導層3Aの板状は、板厚を変えてもよい。また、熱伝導部3が延出していない遮へい部2の外部を断熱材で覆うことで、熱伝導部3による熱の回収効率を向上できる。
また、実施形態の原子炉11では、燃料部1が、燃料層1Aにおいて、板状に形成された支持体1Cと、支持体1Cに設けられた穴1Caに配置される核燃料1Bと、を含む。従って、実施形態の原子炉11は、燃料部1および熱伝導部3を板状に形成した形態において、板状の熱伝導部3の板面3Aaに沿って核燃料1Bを適宜配置することができ、燃料部1の熱を遮へい部2の外部に固体熱伝導で取り出すことができる。
ここで、実施形態の原子炉11において、燃料部1は、燃料層1Aにおいて、支持体1Cに設けられた穴1Caに核燃料1Bを配置する形態とするにあたり、支持体1Cは、貫通穴1Abに近いほど穴1Caの密度を、外周部分の密度と比較して低くするとよい。即ち、実施形態の原子炉11では、燃料部1は、核燃料1Bの配置密度を、外周部分よりも中央部分に近いほど低くするとよい。実施形態の原子炉11の構成において、燃料部1は、核燃料1Bの配置密度を均等とした場合、外周部分よりも中央部分の温度が高くなる。実施形態の原子炉11は、燃料部1の径方向である外周側に熱を取り出す構成であり、熱を取り出しやすくするには、核燃料1Bの温度分布を均等にすることが好ましい。このため、燃料部1において、核燃料1Bの配置密度を、外周部分よりも中央部分を低くすることで、核燃料1Bの温度分布を均等にし、熱を取り出しやすくすることができる。
ところで、実施形態の原子炉11では、図6に示すように、熱伝導部3は、各熱伝導層3Aの遮へい部2の外部に延出する部分に切込3Bが複数形成されているとよい。切込3Bは、遮へい部2の外面から遠ざかるように径方向に延びて形成され、遮へい部2の外周に沿うように、熱伝導部3の外周に複数並んで形成されている。即ち、熱伝導部3は、遮へい部2の外部に延出する部分であって、熱交換器52で熱交換を行うため冷媒循環手段54を循環する冷媒と熱交換を行う部分に、切込3Bにより冷媒を通過させる隙間が形成される。従って、実施形態の原子炉11は、熱伝導部3で取り出した熱を冷媒に伝達する効率を高められる。
遮へい部2の外面から遠ざかるように径方向に延びて形成された熱伝導部3において、取り出す熱は、燃料部1に近い径方向内側が高く、燃料部1から遠い径方向外側が低くなる。例えば、図6において、遮へい部2の外面から遠ざかるように径方向に延びて形成された熱伝導部3において、仮想線Lにより径方向に二つの領域に分けた場合、仮想線Lよりも径方向内側が径方向外側よりも取り出した熱の温度が高い。このため、熱伝導部3において、冷媒と熱交換を行うにあたり、冷媒を先に仮想線Lよりも径方向外側に通過させ、その後に戻して仮想線Lよりも径方向内側に通過させてから、冷媒を熱交換器52に送り出す。このようにすれば、熱伝導部3で取り出した熱を冷媒に伝達する効率を高められる。
また、実施形態の原子炉11では、図7に示すように、熱伝導部3は、各熱伝導層3Aの遮へい部2の外部に延出する部分に、冷媒を流通する伝熱管3Cが貫通されているとよい。伝熱管3Cは、遮へい部2の外周に沿うように、熱伝導部3の外周に複数並んで形成されている。即ち、熱伝導部3は、遮へい部2の外部に延出する部分であって、熱交換器52で熱交換を行うため冷媒循環手段54を循環する冷媒と熱交換を行う部分に、冷媒を流通する伝熱管3Cが貫通されている。従って、実施形態の原子炉11は、熱伝導部3で取り出した熱を伝熱管3Cを介して冷媒に伝達する。また、実施形態の原子炉11は、熱伝導部3で取り出した熱を伝熱管3Cで間接的に冷媒に伝達するため、放射線の遮へい性を維持できる。
例えば、図7において、遮へい部2の外面から遠ざかるように径方向に延びて形成された熱伝導部3において、仮想線Lにより径方向に二つの領域に分けた場合、仮想線Lよりも径方向内側が径方向外側よりも取り出した熱の温度が高い。このため、伝熱管3Cは、径方向に複数配置し、仮想線Lよりも径方向内側に配置された内側伝熱管3Caと、仮想線Lよりも径方向外側に配置された外側伝熱管3Cbとを含む。そして、熱伝導部3において、冷媒と熱交換を行うにあたり、冷媒を先に外側伝熱管3Cbに流通させ、その後に戻して内側伝熱管3Caに流通させてから、冷媒を熱交換器52に送り出す。このようにすれば、熱伝導部3で取り出した熱を冷媒に伝達する効率を高められる。
また、実施形態の原子炉11では、図8に示すように、熱伝導部3において、各熱伝導層3Aは、燃料部1の燃料層1Aと重なる軸方向に複数の板材3Dを重ねて板状に形成されているとよい。熱伝導部3は、例えばグラフェンを用いることができるが、グラフェンは、炭素原子とその結合からできた六角形格子が連続した構造であり、六角形格子の連続した方向で熱の伝達性が高い。このグラフェンをシート状の板材3Dとすることで、六角形格子が板材3Dの面に沿って連続する。そして、この板材3Dを軸方向に重ねて板状に形成する。すると、熱伝導部3は、板材3Dの面に沿って径方向に熱の伝達性が高くなる。このため、熱伝導部3は、遮へい部2の外部に径方向に延出する部分に対して熱の伝達性が高くなる。この結果、実施形態の原子炉11は、熱伝導部3で取り出した熱を冷媒に伝達する効率を高められる。
また、実施形態の原子炉11は、図9から図12に示すように、制御機構4(4A,4B,4C)を含む。制御機構4は、燃料層1Aの環状の内側であって、燃料部1の筒状の内部に配置される。
図9に示す制御機構4は、制御ドラム4Aとして構成されている。制御ドラム4Aは、円筒状であって、いわゆるドラム状に形成されている。制御ドラム4Aは、円筒が原子炉11の軸方向に延びて形成されている。制御ドラム4Aは、燃料部1の燃料層1Aの貫通穴1Abおよび熱伝導部3の熱伝導層3Aの貫通穴3Abに挿通されて軸方向に連続して設けられている。制御ドラム4Aは、原子炉11の軸方向の周りである周方向に複数(実施形態では6個)が均等に配置されている。制御ドラム4Aは、円筒の周りに回転が可能に設けられている。制御ドラム4Aは、円筒の外周の一部に中性子吸収体4Aaが設けられている。中性子吸収体4Aaは、少なくとも燃料層1Aの内面に向く位置に設けられ、例えば、ボロンカーバイト(BC)を用いることができる。中性子吸収体4Aaは、制御ドラム4Aの回転に伴って回転移動し、炉心である燃料部1の内面に対して接近または離隔する。中性子吸収体4Aaが燃料部1に対して接近すると、燃料部1の反応度が下がり、中性子吸収体4Aaが燃料部1に対して離隔すると、燃料部1の反応度が上がる。このように、制御ドラム4Aは、中性子吸収体4Aaを回転により燃料部1に対して接近または離隔することで炉心である燃料部1の反応度を制御でき、燃料部1の炉心温度を制御できる。炉心温度は、熱伝導部3により遮へい部2の外部に取り出される炉心平均温度である。制御ドラム4Aは、その回転を駆動する図示しない駆動部を有する。駆動部は、制御ドラム4Aの中性子吸収体4Aaが燃料部1の内面に対して接近するように回転が付勢されており、制御ドラム4Aとの連結がクラッチ機構などにより絶たれた場合に自動的に中性子吸収体4Aaが燃料部1の内面に対して接近するように構成されている。このため、例えば、燃料部1の温度が設定する温度以上となった緊急時に、自動的に中性子吸収体4Aaが燃料部1の内面に対して接近して燃料部1の反応度を下げることができる。なお、制御ドラム4Aの周囲となる燃料部1の筒状の内部は、減速材として例えば黒鉛が充填されていてもよく、空間であってもよい。
図10および図11に示す制御機構4は、制御板4Bとして構成されている。制御板4Bは、板状に形成されている。制御板4Bは、燃料部1の筒状の中心から径方向外側に向けて形成されている。制御板4Bは、原子炉11の軸方向の周りである周方向に複数(実施形態では6個)が均等に配置されている。制御板4Bは、原子炉11の軸方向に延びて形成されている。制御板4Bは、燃料部1の筒状の中心に軸方向に延びて配置された基部4Bbを基準に径方向にスライドが可能に設けられている。基部4Bbは、燃料部1の燃料層1Aの貫通穴1Abおよび熱伝導部3の熱伝導層3Aの貫通穴3Abに挿通されて軸方向に連続して設けられている。制御板4Bも、燃料部1の燃料層1Aの貫通穴1Abおよび熱伝導部3の熱伝導層3Aの貫通穴3Abに挿通されて軸方向に連続して設けられている。なお、制御板4Bは、少なくとも燃料層1Aの内面に向く位置に設けられていてもよい。実施形態の制御板4Bは、燃料部1の筒状の中心を基準に径方向に伸縮が可能に設けられている。実施形態の制御板4Bは、例えば、テレスコピック機構などの構造により伸縮が可能に設けられている。制御板4Bは、伸縮の少なくとも先端に中性子吸収体4Baが設けられている。中性子吸収体4Baは、例えば、ボロンカーバイト(BC)を用いることができる。中性子吸収体4Baは、制御板4Bのスライドに伴って径方向に移動し、炉心である燃料部1の内面に対して接近または離隔することが可能に設けられている。中性子吸収体4Baが燃料部1に対して接近すると(図10参照)、燃料部1の反応度が下がり、中性子吸収体4Baが燃料部1に対して離隔すると(図11参照)、燃料部1の反応度が上がる。このように、制御板4Bは、中性子吸収体4Baをスライドにより燃料部1に対して接近または離隔することで炉心である燃料部1の反応度を制御でき、燃料部1の炉心温度を制御できる。制御板4Bは、そのスライドを駆動する図示しない駆動部を有する。駆動部は、制御板4Bの中性子吸収体4Baが燃料部1の内面に対して接近するようにスライド(伸縮)が付勢されており、制御板4Bとの連結がクラッチ機構などにより駆動が絶たれた場合に自動的に中性子吸収体4Baが燃料部1の内面に対して接近する。このため、例えば、燃料部1の温度が設定する温度以上となった緊急時に、自動的に中性子吸収体4Baが燃料部1の内面に対して接近して燃料部1の反応度を下げることができる。なお、制御板4Bの周囲であってスライドに支障のない燃料部1の筒状の内部は、減速材として例えば黒鉛が充填されていてもよく、空間であってもよい。
図12に示す制御機構4は、制御棒4Cとして構成されている。制御棒4Cは、棒状に形成されている。制御棒4Cは、原子炉11の軸方向に延びて形成されている。制御棒4Cは、燃料部1の燃料層1Aの貫通穴1Abおよび熱伝導部3の熱伝導層3Aの貫通穴3Abに挿通されて軸方向に連続して設けられている。制御棒4Cは、燃料部1の筒状の中心に配置され、かつ燃料部1の筒状の中心の周りである周方向に複数(実施形態では8個)が均等に配置されている。制御棒4Cは、軸方向にスライドが可能に設けられている。制御棒4Cは、中性子吸収体により形成されている。中性子吸収体は、例えば、ボロンカーバイト(BC)を用いることができる。中性子吸収体からなる制御棒4Cは、スライドによって軸方向に移動し、燃料部1の筒状の内部に挿入され、または燃料部1の筒状の外部に引き抜かれることで、炉心である燃料部1の内面に対して接近または離隔することが可能に設けられている。制御棒4Cが燃料部1に対して接近すると、燃料部1の反応度が下がり、制御棒4Cが燃料部1に対して離隔すると、燃料部1の反応度が上がる。このように、制御棒4Cは、中性子吸収体をスライドにより燃料部1に対して接近または離隔することで炉心である燃料部1の反応度を制御でき、燃料部1の炉心温度を制御できる。制御棒4Cは、そのスライドを駆動する図示しない駆動部を有する。駆動部は、制御棒4Cが燃料部1の内面に対して接近するようにスライドが付勢されており、制御棒4Cとの連結がクラッチ機構などにより駆動が絶たれた場合に自動的に燃料部1の内面に対して接近する。このため、例えば、燃料部1の温度が設定する温度以上となった緊急時に、自動的に制御棒4Cが燃料部1の内面に対して接近して燃料部1の反応度を下げることができる。なお、制御棒4Cの周囲となる燃料部1の筒状の内部は、減速材として例えば黒鉛が充填されていてもよく、空間であってもよい。
上述したように、実施形態の原子炉11は、環状の燃料層1Aと、燃料層1Aに積層されて燃料層1Aの外周に延出する熱伝導層3Aと、を含む。
実施形態の原子炉11は、燃料部1が筒状に形成される。この構成により、実施形態の原子炉11は、筒状ではない柱状に形成した場合と比較し、炉心をなす燃料部1の中心部と外周の表面部とにおける温度差を小さくできる。これにより、筒状でない構成と比較し、表面温度を高く設定できる。原子炉11の表面温度が高くなることで、熱出力が向上し、原子力発電システム50における発電効率を向上できる。
実施形態の原子炉11は、炉心を構成する燃料層1Aの熱出力は、熱伝導層3Aを介して炉心の外部に出力される。ここで、熱伝導層3Aに伝わる炉心入口温度が一定の場合、熱伝導層3Aと、熱伝導層3Aに接触して熱が伝えられる部材との接触面積により受け渡される熱の総量が決まる。このため、実施形態の原子炉11は、燃料層1Aおよび熱伝導層3Aの積層数を増減させることで、炉心熱出力を変更できる。
また、実施形態の原子炉11では、燃料層1Aと熱伝導層3Aとが1つのユニットとして構成され、当該ユニットが複数積層されることが好ましい。実施形態の原子炉11は、燃料層1Aおよび熱伝導層3Aの積層数を増減させるうえで、これらをユニット化することで、炉心熱出力の変更を容易にできる。
また、実施形態の原子炉11では、燃料層1Aの環状の内側に配置される制御機構4を含むことが好ましい。実施形態の原子炉11は、燃料層1Aの環状の内側に制御機構4を配置することで、炉心をなす燃料部1の外周に制御機構4を配置することと比較し、全体の小型化を図ることができる。しかも、実施形態の原子炉11は、炉心をなす燃料部1の外周に制御機構4を配置する場合と比較すると、燃料層1Aの外周に延出する熱伝導層3Aの障壁を小さく(薄く)することが可能であり、原子炉11の表面温度を高く設定できる。
また、実施形態の原子炉11では、制御機構4は、燃料層1Aの内面に対して中性子吸収体を回転により接近または離隔することが可能である。従って、実施形態の原子炉11では、制御機構4は、制御ドラム4Aとして構成できる。
また、実施形態の原子炉11では、制御機構4は、燃料層1Aの内面に対して中性子吸収体を径方向へのスライドにより接近または離隔することが可能である。従って、実施形態の原子炉11では、制御機構4は、制御板4Bとして構成できる。
また、実施形態の原子炉11では、制御機構4は、燃料層1Aの環状に対して中性子吸収体を軸方向に抜き差しすることが可能である。従って、実施形態の原子炉11では、制御機構4は、制御棒4Cとして構成できる。
また、実施形態の原子炉11では、熱伝導層3Aは、異なる径を有する2以上が適用可能である。熱伝導層3Aは、燃料層1Aに積層されるものであり、複数の場合その外径を異ならせることができる。従って、実施形態の原子炉11は、燃料層1Aの外周に延出する熱伝導層3Aの延出量(延出長さ)を変えることができ、熱出力の設計に自由度を付与できる。
また、実施形態の原子炉11では、燃料層1Aは、径方向にウラン濃縮度分布を設けることが好ましい。実施形態の原子炉11において、一例として、燃料層1Aは、支持体1Cに設けられた穴1Caに核燃料1Bを配置する形態としている。従って、支持体1Cの穴1Caの密度を変えることで、核燃料1Bの分布、即ちウラン濃縮度分布を変えることができる。燃料層1Aは、ウラン濃縮分布を径方向で均等とした場合、外周部分よりも中央部分の温度が高くなる。実施形態の原子炉11は、燃料層1Aの外周から熱伝導層3Aにより熱を取り出す構成であり、熱を取り出しやすくするには、径方向で温度分布を均等にすることが好ましい。このため、径方向にウラン濃縮度分布を設けるように、燃料層1Aの外周部分よりも中央部分を低くすることで、径方向の温度分布を均等にし、熱を取り出しやすくすることができる。
また、実施形態の原子炉11では、熱伝導層3Aは、固体熱伝導により燃料層1Aの熱を外部に伝えることが好ましい。実施形態の原子炉11は、固体熱伝導により燃料層1Aの熱を外部に伝えることで、放射線の漏えいを抑制しつつ熱を取り出すことができ、高い出力温度を確保できる。
1A 燃料層
3A 熱伝導層
4 制御機構
4A 制御ドラム
4B 制御板
4C 制御棒
11 原子炉

Claims (8)

  1. 環状の燃料層と、
    前記燃料層に積層されて前記燃料層の外周に延出する熱伝導層と、
    を含み、
    前記燃料層と、前記熱伝導層とが1つのユニットとして構成され、前記ユニットが複数積層される、原子炉。
  2. 環状の燃料層と、
    前記燃料層に積層されて前記燃料層の外周に延出する熱伝導層と、
    を含み、
    前記燃料層の環状の内側に配置される制御機構を含む、原子炉。
  3. 前記制御機構は、前記燃料層の内面に対して中性子吸収体を回転により接近または離隔する、請求項に記載の原子炉。
  4. 前記制御機構は、前記燃料層の内面に対して中性子吸収体をスライドにより接近または離隔する、請求項に記載の原子炉。
  5. 前記制御機構は、前記燃料層の環状に対して中性子吸収体を抜き差しする、請求項に記載の原子炉。
  6. 環状の燃料層と、
    前記燃料層に積層されて前記燃料層の外周に延出する熱伝導層と、
    を含み、
    異なる径を有する2以上の前記熱伝導層が適用可能である、原子炉。
  7. 環状の燃料層と、
    前記燃料層に積層されて前記燃料層の外周に延出する熱伝導層と、
    を含み、
    前記燃料層は、径方向にウラン濃縮度分布を設ける、原子炉。
  8. 前記熱伝導層は、固体熱伝導により前記燃料層の熱を外部に伝える、請求項1からのいずれか1項に記載の原子炉。
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