JP7470932B2 - 分電盤、分電盤のサージ保護部、分電盤のベース部、及びサージ保護装置 - Google Patents

分電盤、分電盤のサージ保護部、分電盤のベース部、及びサージ保護装置 Download PDF

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Description

本開示は、分電盤分電盤のサージ保護部、分電盤のベース部、及びサージ保護装置に関する。より詳細には、本開示は、サージ電圧から負荷を保護するためのサージ保護装置を有する分電盤分電盤のサージ保護部、分電盤のベース部、及びサージ保護装置に関する。
サージ保護装置の一つである避雷器は、雷及び回路の開閉などに起因するサージ電圧に伴うサージ電流を大地へ分流することによって、サージ電圧を制限して電気設備の絶縁を保護する装置である。ただし、避雷器は、サージ電流を大地へ分流する動作を行うごとに劣化し、いずれ交換が必要となる。
特許文献1記載の避雷器は、サージ電流を励磁コイルに流すことで励磁コイルに生じる磁力によって表示部を駆動させ、駆動された表示部を反転させることで避雷器の寿命を知らせるように構成されている。
特開2006-50810号公報
ところで、特許文献1記載の避雷器(サージ保護装置)は、設置される場所によって、表示部による交換時期の報知が困難になる場合があった。
本開示の目的は、サージ保護装置の交換時期の報知の確実性の向上を図ることができる分電盤分電盤のサージ保護部、分電盤のベース部、及びサージ保護装置を提供することである。
本開示の一態様に係る分電盤は、サージ保護装置と、主開閉器及び複数の分岐開閉器を含む内部機器と、前記サージ保護装置及び前記内部機器を収容するキャビネットと、を有する。前記サージ保護装置は、サージ保護部と、ベース部と、を備える。前記サージ保護部は、電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、を有する。前記ベース部は、前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、前記入力部から前記情報を取得する制御部と、を有する。前記ベース部は、前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、を有する。前記第1の筐体と前記第2の筐体は、機械的かつ着脱可能に結合するように構成される。前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記出力部から前記入力部に前記情報の入力が可能となる。前記報知部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外に存在する外部装置に前記情報を報知させる。
本開示の一態様に係る分電盤のサージ保護部は、前記分電盤に用いられる。前記サージ保護部は、電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、を有する。
本開示の一態様に係る分電盤のベース部は、前記分電盤に用いられる。前記ベース部は、前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、前記入力部から前記情報を取得する制御部と、を有する。前記ベース部は、前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、を有する。
本開示の一態様に係るサージ保護装置は、サージ保護部と、ベース部と、を備える。前記サージ保護部は、電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、を有する。前記ベース部は、前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、前記入力部から前記情報を取得する制御部と、前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、を有する。前記出力部及び前記入力部はそれぞれ、一部が電気的に絶縁されて前記情報が伝達される伝達路を更に有する。前記伝達路の前記一部は、電磁波を媒体として前記情報を伝達するように構成される。前記出力部は、前記伝達路を介して発光素子と電気的に接続される。前記入力部は、前記伝達路を介して、前記発光素子から放射される光を受光する受光素子と電気的に接続されている。前記発光素子が前記第1の筐体に設けられ、前記受光素子が前記第2の筐体に設けられる。前記第1の筐体と前記第2の筐体は、機械的かつ着脱可能に結合するように構成される。前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記出力部から前記入力部に前記情報の入力が可能となる。前記報知部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外に存在する外部装置に前記情報を報知させる。
本開示の一態様に係るサージ保護装置は、サージ保護部と、ベース部と、を備える。前記サージ保護部は、電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、を有する。前記ベース部は、前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、前記入力部から前記情報を取得する制御部と、前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、を有する。前記第1の筐体と前記第2の筐体は、機械的かつ着脱可能に結合するように構成される。前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記出力部から前記入力部に前記情報の入力が可能となる。前記報知部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外に存在する外部装置に前記情報を報知させる。前記サージ保護部は、前記保護素子と電気的に接続される第1の導体を更に有する。前記ベース部は、接地線と電気的に接続される第2の導体を更に有する。前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記第1の導体と前記第2の導体が導通する。
本開示の一態様に係るサージ保護装置は、サージ保護部と、ベース部と、を備える。前記サージ保護部は、電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、を有する。前記ベース部は、前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、前記入力部から前記情報を取得する制御部と、前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、を有する。前記第1の筐体と前記第2の筐体は、機械的かつ着脱可能に結合するように構成される。前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記出力部から前記入力部に前記情報の入力が可能となる。前記報知部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外に存在する外部装置に前記情報を報知させる。前記ベース部は、分電盤のキャビネットに収容される主開閉器に設けられる。
本開示の分電盤分電盤のサージ保護部、分電盤のベース部、及びサージ保護装置は、交換時期の報知の確実性の向上を図ることができるという効果がある。
図1は、本開示の実施形態1に係るサージ保護装置のブロック図である。 図2は、同上のサージ保護装置のサージ保護部とベース部の斜視図である。 図3は、本開示の実施形態1に係る分電盤の一部省略した正面図である。 図4は、本開示の実施形態2に係るサージ保護装置のブロック図である。 図5は、同上のサージ保護装置を含む主幹ブレーカの斜視図である。 図6は、同上のサージ保護装置を含む主幹ブレーカとサージ保護部の斜視図である。 図7は、同上のサージ保護装置のサージ保護部の斜視図である。 図8は、本開示の実施形態2に係る分電盤の一部省略した正面図である。
以下、本開示の実施形態に係るサージ保護装置A1、サージ保護装置A1のサージ保護部1、サージ保護装置A1のベース部2、及び分電盤B1について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(1)実施形態1
実施形態1に係るサージ保護装置A1(以下、サージ保護装置A1と略す。)は、図1に示すように、サージ保護部1と、ベース部2と、を備える。
(1-1)サージ保護部
サージ保護部1は、3種類の保護素子10A~10Cと、出力部11と、第1の筐体12と、を有している。また、サージ保護部1は、発光素子13と、4つの第1の導体14(14A~14D)と、を更に有している。
2つの保護素子10Aは、いずれもバリスタ(非直線性抵抗素子)である。また、保護素子10Bは、放電型のサージアブソーバ、例えば、アレスタである。さらに、2つの保護素子10Cは、ヒューズである。
第1の導体14Aに1つの保護素子10Cの一端が電気的に接続され、その保護素子10Cの他端が1つの保護素子10Aの一端と電気的に接続されている。その保護素子10Aの他端は、保護素子10Bの一端と電気的に接続され、保護素子10Bの他端が第1の導体14Dと電気的に接続されている。
第1の導体14Bに別の1つの保護素子10Cの一端が電気的に接続され、その保護素子10Cの他端が別の1つの保護素子10Aの一端と電気的に接続されている。その保護素子10Aの他端は、保護素子10Bの一端と電気的に接続されている。
第1の導体14Cは、保護素子10Bの一端と電気的に接続されている。保護素子10Bの他端は、第1の導体14Dと電気的に接続されている。
発光素子13は、例えば、可視光又は赤外光を放射するLED(Light Emitting Diode)である。発光素子13のアノードは、伝達路110によって、一方の保護素子10Cと一方の保護素子10Aの接続点に電気的に接続されている。発光素子13のカソードは、伝達路110によって、他方の保護素子10Cと他方の保護素子10Aの接続点に電気的に接続されている。伝達路110は、例えば、プリント配線板に形成される導体(銅はく)又はリード線である。なお、実施形態1においては、発光素子13と、発光素子13に電流を流す2つの伝達路110とが出力部11に相当する。
第1の筐体12は、図2に示すように、電気絶縁性を有する合成樹脂によって直方体状に形成されている。第1の筐体12の内部に、3種類の保護素子10A~10C、出力部11(発光素子13及び伝達路110)が収容されている。
第1の筐体12の底面120から4つの第1の導体14A~14Dが突出している。これら4つの第1の導体14A~14Dは、それぞれ金属製の板材によってブレード状に形成されている。また、第1の筐体12の底面120に穴121が開口している。この穴121は、第1の筐体12に収容されている発光素子13と対向している。つまり、発光素子13から放射される光(可視光又は赤外光)は、穴121を通して第1の筐体12の外に出射される。なお、穴121は、発光素子13から放射される光を透過可能な材料、例えば、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などで形成されるカバーで閉塞されることが好ましい。
(1-2)ベース部
ベース部2は、入力部20と、制御部21と、報知部22と、第2の筐体23と、を有している(図1参照)。ベース部2は、受光素子24と、4つの第2の導体25(25A~25D)と、検出部26と、電源部27と、4つのねじ端子28A~28Dと、を更に有している。
4つの第2の導体25A~25Dは、それぞれ4つの第1の導体14A~14Dと1対1に対応する。つまり、第2の導体25Aが第1の導体14Aと、第2の導体25Bが第1の導体14Bと、第2の導体25Cが第1の導体14Cと、第2の導体25Dが第1の導体14Dと、それぞれ電気的に接続される。なお、4つの第2の導体25A~25Dは、それぞれ刃受を1つずつ有している。各刃受には、ブレード状の第1の導体14A~14Dが抜き差し可能、かつ、電気的に接続される。
また、4つの第2の導体25A~25Dは、それぞれ4つのねじ端子28A~28Dと1対1に電気的に接続される。つまり、第2の導体25Aがねじ端子28Aと、第2の導体25Bがねじ端子28Bと、第2の導体25Cがねじ端子28Cと、第2の導体25Dがねじ端子28Dと、それぞれ電気的に接続される(図1参照)。
検出部26は、電流センサ260を有している。電流センサ260は、零相変流器で構成されている。電流センサ260は、第2の導体25Dとねじ端子28Dを電気的に接続している電路に設けられる。つまり、検出部26は、電流センサ260により、第2の導体25Dとねじ端子28Dの間の電路に流れる電流(地絡電流)を検出する。検出部26は、地絡電流を検出しているとき、制御部21に対して検出信号を出力する。
受光素子24は、例えば、フォトダイオード、フォトトランジスタなどの光電変換素子である。受光素子24は、発光素子13から放射される可視光又は赤外光を受光し、受光する可視光又は赤外光を電流に変換して出力する。受光素子24の出力電流は、伝達路200を通して制御部21に入力される。なお、実施形態1においては、受光素子24と、受光素子24の出力電流が流れる伝達路200とが入力部20に相当する。
制御部21は、例えば、マイクロコントローラで構成されている。制御部21は、受光素子24の出力電流をしきい値と比較する。制御部21は、受光素子24の出力電流がしきい値以上の場合、保護素子10A~10Cが交換時期に達していないと判断する。一方、受光素子24の出力電流がしきい値未満である状態が所定時間(例えば、数秒から十数秒)以上継続した場合、制御部21は、いずれかの保護素子10A~10Cが交換時期に達していると判断する。そして、制御部21は、いずれかの保護素子10A~10Cが交換時期に達していると判断すれば、報知部22に対して制御信号を出力する。
また、制御部21は、検出部26から検出信号が出力される回数をカウントする。制御部21は、カウントした回数が所定の上限回数に達した場合、報知部22に対して制御信号を出力する。なお、上限回数は、例えば、1回から数回に設定されることが好ましい。あるいは、制御部21は、検出部26から検出信号が出力される回数(回数情報)を含む制御信号を報知部22に対して出力してもよい。
報知部22は、例えば、電波を媒体とする無線通信を行う無線通信回路を有している。報知部22(無線通信回路)は、例えば、Bluetooth(登録商標)Low Energyの通信方式で無線通信を行う。ただし、報知部22の無線通信方式は、Bluetooth(登録商標)Low Energyに限らず、例えば、Wi-Fi(登録商標)でもよい。なお、報知部22は、無線通信回路に代えて、導体を媒体とする有線通信を行う有線通信回路を有しても構わない。
報知部22は、制御部21から制御信号を受け取ると、制御指令を含む送信フレームを生成し、生成した送信フレームを無線通信回路から無線信号によって外部装置E1へ送信する。外部装置E1は、通信部30及び表示部31を有している。通信部30は、報知部22との間で無線通信又は有線通信を行い、受信した送信フレームから制御指令を取得するように構成されている。表示部31は、通信部30が取得した制御指令に応じて、保護素子10A~10Cが交換時期に達したことを報知するための表示、例えば、LEDランプの点灯、点滅、あるいは液晶画面でのメッセージの表示などを行うように構成されている。あるいは、制御信号に回数情報を含む場合、表示部31は、保護素子10A~10Cが保護動作を行った回数を報知するための表示を行ってもよい。このような外部装置E1は、例えば、スマートフォンのような通信機能及びディスプレイを備えた通信端末であっても構わない。
電源部27は、後述するように第2の導体25A、25C(又は25B、25C)に印加される交流電圧から、制御部21、報知部22、受光素子24、及び検出部26の動作電源を生成する。つまり、制御部21、報知部22、受光素子24、及び検出部26は、電源部27から給電されることによって動作する。
第2の筐体23は、図2に示すように、電気絶縁性を有する合成樹脂によって直方体状に形成されている。第2の筐体23の内部に、入力部20、制御部21、報知部22、受光素子24、第2の導体25A~25D、検出部26、が収容されている。
第2の筐体23の前面に、第1凹所231と第2凹所232が設けられている。第1凹所231の底面に4つの差込口233A~233Dが開口している。これら4つの差込口233A~233Dはそれぞれ、1対1に対応する第1の導体14A~14Dが差込可能な形状及び寸法に形成されている。なお、第2の筐体23内において、差込口233Aの奥に第1の導体14Aの刃受が配置され、差込口233Bの奥に第1の導体14Bの刃受が配置され、差込口233Cの奥に第1の導体14Cの刃受が配置され、差込口233Dの奥に第1の導体14Dの刃受が配置されている。また、第1凹所231の底面に穴234が開口している。この穴234は、第2の筐体23に収容されている受光素子24と対向している。つまり、穴234を通して第2の筐体23内に入射する光(発光素子13から放射される可視光又は赤外光)が受光素子24で受光される。なお、穴234は、発光素子13から放射される光を透過可能な材料、例えば、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などで形成されるカバーで閉塞されることが好ましい。
第2凹所232は、第2の筐体23の前面と1つの側面にまたがって設けられている(図2参照)。第2凹所232の底面に、4つのねじ端子28A~28Dが配置されている。このうち、3つのねじ端子28A~28Cには、交流50Hz又は60Hzの単相3線式の電路(L1相及びL2相の電源側線と中性線)が電気的に接続される。また、残り1つのねじ端子28Dには、接地線が電気的に接続される。
(1-3)実施形態1の分電盤
サージ保護装置A1は、図3に示すように、分電盤B1のキャビネット90に収容される場合がある。ただし、サージ保護装置A1は、キャビネット90の外に設置されても構わない。
分電盤B1は、例えば、住宅用分電盤(住宅盤とも呼ばれる)である。ただし、分電盤B1は、住宅盤以外の分電盤であっても構わない。
分電盤B1は、合成樹脂製のキャビネット90に、1つの主開閉器(主幹ブレーカC1)と複数の分岐開閉器(分岐ブレーカ)を含む内部機器を収容して構成されている。
キャビネット90は、例えば、ボックス900、中蓋(不図示)、及びドア(不図示)を有する。ボックス900は、前面が開放された箱状に形成されている。ボックス900は、住宅の室内の壁に設置される。中蓋は、ボックス900の前面を覆うようにボックス900に取り付けられる。ただし、中蓋は、内部機器(主幹ブレーカC1及び複数の分岐ブレーカ)の操作ハンドルを操作可能とする複数の窓を有している。ドアは、丁番によってボックス900に支持され、ボックス900の前面(中蓋の前面)を開閉可能に覆うように構成されている。
主幹ブレーカC1は、例えば、中性線欠相保護機能付の漏電遮断器である。主幹ブレーカC1の3つの1次側端子80A~80Cのうち、両端の2つの1次側端子80A、80BにL1相及びL2相の2本の電源側線が1本ずつ電気的に接続される。そして、残り1つの1次側端子80Cに中性線が電気的に接続される。
サージ保護装置A1は、図3に示すように、キャビネット90(ボックス900)内において、主幹ブレーカC1の左隣のスペース(電流制限器の設置スペースとして用意されているスペース)に設置される。具体的には、ベース部2の第2の筐体23がキャビネット90の底に配置されている取付板901にねじ止めなどの適宜の方法で固定される。また、ベース部2の4つのねじ端子28A~28Dのうち、ねじ端子28Aが主幹ブレーカC1の1次側端子80Aと電気的に接続され、ねじ端子28Bが主幹ブレーカC1の1次側端子80Bと電気的に接続される。さらに、ねじ端子28Cが主幹ブレーカC1の1次側端子80Cと電気的に接続される。なお、ねじ端子28Dは、キャビネット90内に設置されている接地端子(不図示)と電気的に接続される。
(1-4)サージ保護装置の動作
次に、サージ保護装置A1の動作を説明する。
電力系統から分電盤B1に入力される交流電圧が正常な場合(サージ電圧が印加されていない場合)、ヒューズからなる保護素子10Cは導通するが、2種類の保護素子10A、10Bは導通しない。ゆえに、ねじ端子28Aの電位がねじ端子28Bの電位よりも高くなる半周期ごとに、発光素子13が発光してサージ保護部1の出力部11から光信号が出力される。この光信号は、3種類の保護素子10A~10Cが交換時期に達していないことを表す情報である。
出力部11から出力される光信号は、ベース部2の受光素子24に受光されて入力部20に入力される。制御部21は、受光素子24の出力電流をしきい値と比較し、受光素子24の出力電流がしきい値以上であれば、保護素子10A~10Cが交換時期に達していないと判断する。
一方、電力系統から分電盤B1に入力される交流電圧に誘導雷サージなどのサージ電圧が印加された場合、それまで非導通であった2種類の保護素子10A~、10Bが導通する。そのため、サージ保護装置A1のサージ保護部1は、ベース部2のねじ端子28A~28Cから入力するサージ電流を、ねじ端子28Dから分電盤B1の接地端子を介して大地に流して吸収するように動作する。そして、サージ保護部1が保護動作を行った場合、出力部11(発光素子13及び伝達路110)に電流が流れないため、発光素子13が発光しない。なお、サージ電圧は、通常、数ミリ秒以下の短時間で収束するので、保護素子10A、10Bは、サージ電圧の収束後に非導通状態に復帰する。保護素子10A、10Bは、サージ電圧の収束後に非導通状態に復帰すれば、サージ保護部1の出力部11に電流が流れて発光素子13から光が放射される。ただし、保護素子10A、10Bは、サージ電圧が印加される(サージ電流が流れる)ごとに劣化し、劣化が進むと導通状態から非導通状態に復帰しなくなる。あるいは、保護素子10Cがサージ電流で溶断してしまう場合もある。
例えば、保護素子10A、10Bの劣化が進行して導通状態から非導通状態に復帰しなくなれば、それ以降、出力部11から光信号が出力されなくなる。ゆえに、ベース部2においては、入力部20に光信号が入力されない状態が所定時間以上継続するので、制御部21は、いずれかの保護素子10A~10Cが交換時期に達していると判断する。つまり、出力部11と入力部20の間では、光信号の授受を所定時間以上停止することによって、いずれかの保護素子10A~10Cが交換時期に達しているという情報を伝達する。
そして、制御部21は、いずれかの保護素子10A~10Cが交換時期に達しているという情報を受け取ると、報知部22に対して制御信号を出力する。
また、サージ保護部1の検出部26は、保護素子10A、10Bを通して大地に流れるサージ電流(地絡電流)を検出して制御部21に検出信号を出力する。制御部21は、検出部26から検出信号を受け取った回数をカウントする。そして、制御部21は、検出部26から検出信号が出力される回数をカウントする。制御部21は、カウントした回数が上限回数に達した場合、報知部22に対して制御信号を出力する。
制御信号を受け取った報知部22は、制御指令を含む無線信号を外部装置E1に送信する。外部装置E1では、保護素子10A~10Cが交換時期に達したことを報知するための表示、例えば、LEDランプの点灯、点滅、あるいは液晶画面でのメッセージの表示などを表示部31で行う。
しかして、サージ保護装置A1は、報知部22が第1の筐体12及び第2の筐体23の外に存在する外部装置E1に情報を報知させるので、従来例に比べて、交換時期の報知の確実性の向上を図ることができる。特に、サージ保護装置A1が分電盤B1のキャビネット90に収容される場合、分電盤B1のドアなどにサージ保護装置A1が隠されていても保護素子10A~10Cの交換時期に達したことを外部装置E1から報知させて確実性の向上を図ることができる。
ところで、サージ保護部1に異常が発生した場合、例えば、サージ電流以外の原因で保護素子10A、10Bが短絡故障した場合においても、制御部21から報知部22に対して制御信号が出力される。そして、報知部22が外部装置E1に無線信号を送信し、無線信号を受信した外部装置E1の表示部31が、LEDランプの点灯、点滅、あるいは液晶画面でのメッセージの表示などを行う。その結果、サージ保護装置A1は、保護素子10A~10Cの交換時期を報知することにより、間接的にサージ保護部1の故障を知らせることができる。また、サージ保護装置A1は、ベース部2にサージ保護部1が付け忘れられていた場合も、外部装置E1の表示部31で保護素子10A~10Cの交換時期を報知することにより、サージ保護部1の付け忘れを間接的に報知することができる。
ここで、サージ保護部1の4つの第1の導体14A~14Dのうち、接地される第1の導体14Dが、ベース部2の第2の導体25D(ねじ端子28D)を介して分電盤B1の接地端子と電気的に接続されている。したがって、いずれかの保護素子10A~10Cが交換時期に達してサージ保護部1を交換する場合、交換後のサージ保護部1の第1の導体14Dを接地する作業が不要である。そのため、サージ保護部1の交換時にサージ保護部1の第1の導体14Dが接地されない状態となることを回避できる。
(2)実施形態2
実施形態2に係るサージ保護装置A2(以下、サージ保護装置A2と略す。)は、ベース部2が、分電盤B2のキャビネット90内に収容された主幹ブレーカC2に設けられる点に特徴がある(図4及び図5参照)。ただし、実施形態2に係るサージ保護装置A2の基本構成は、実施形態1に係るサージ保護装置A1の基本構成と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明及び図示を適宜省略する。なお、以下の説明においては、特に断りのない限り、図5に矢印で示す上下、左右、及び前後の各方向を、主幹ブレーカC2及びサージ保護装置A2の上下、左右、及び前後の各方向と規定する。
(2-1)サージ保護部
サージ保護部1の基本構成は、第1の筐体12及び第1の導体14A~14Dの構成を除いて、実施形態1におけるサージ保護部1の基本構成と共通である(図4~図7参照)。
実施形態2における第1の筐体12は、電気絶縁性を有する合成樹脂によって箱状に形成されている。第1の筐体12の後面に凹所122が設けられている。凹所122は、底面、左側面及び下面が開放されている(図7参照)。
凹所122の前面に、4極のコネクタ15が設けられている。コネクタ15は、4本のコンタクト150と、これら4本のコンタクト150を伸縮可能に保持する保持体151と、を有している。このようなコネクタ15は、一般にスプリングピンコネクタと呼ばれる。4本のコンタクト150は、ばねの弾性力によって保持体151から突出する方向の力を常に受けている。これら4本のコンタクト150が、第1の導体14A~14Dに相当する。4本のコンタクト150は、上下方向に沿って一定の間隔を空けて1列に並ぶように保持体151に保持されている。
また、第1の筐体12の左側面に穴123が開口している。この穴123は、第1の筐体12に収容されている発光素子13と対向している。つまり、発光素子13から放射される光(可視光又は赤外光)は、穴123を通して第1の筐体12の外に出射される。なお、穴123は、発光素子13から放射される光を透過可能な材料、例えば、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などで形成されるカバーで閉塞されることが好ましい。
(2-2)ベース部
ベース部2は、実施形態1におけるベース部2と同じく、入力部20、制御部21、報知部22、受光素子24、第2の導体25、検出部26、及び電源部27を有している(図4参照)。
ベース部2の第2の筐体は、主幹ブレーカC2のケース81と兼用されている。ケース81は、電気絶縁性を有する合成樹脂によって直方体状に形成されている(図5及び図6参照)。実施形態1における主幹ブレーカC1と同様に、ケース81の上端部に3つの1次側端子80A~80Cが設けられている(図8参照)。
ケース81の上端部における右端から直方体状の端子取付部810が上向きに突出している。端子取付部810の右側面から3つの2次側端子82A~82Cが右向きに突出している(図5参照)。なお、2次側端子82Aは、ケース81内で1次側端子80Aと電気的に接続され、2次側端子82Bは、ケース81内で1次側端子80Bと電気的に接続され、2次側端子82Cは、ケース81内で1次側端子80Cと電気的に接続されている。なお、3つの2次側端子82A~82Cは、分電盤B2の母線となる3つの導電バー(不図示)と1つずつ電気的に接続される。
ケース81の右側面における下後端から、直方体状のコネクタハウジング83が右向きに突出している(図6参照)。コネクタハウジング83の前面に凹部830が設けられている。そして、凹部830の底面に、4つの第2の導体25A~25Dが配置されている。これら4つの第2の導体25A~25Dは、一定の間隔を空けて上下方向に沿って一列に並ぶように配置されている。
また、ケース81の右側面における下前端に穴811が開口している(図6参照)。この穴811は、ケース81(第2の筐体)に収容されている受光素子24と対向している。つまり、穴811を通してケース81内に入射する光(発光素子13から放射される可視光又は赤外光)が受光素子24で受光される。なお、穴811は、発光素子13から放射される光を透過可能な材料、例えば、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などで形成されるカバーで閉塞されることが好ましい。
さらに、ケース81の左側面から電線88が引き出されている(図5及び図6参照)。電線88の一端は、ケース81内において第2の導体25Dと電気的に接続されている(図4参照)。なお、電線88の他端は、分電盤B1のキャビネット90内に設けられている接地端子台91に電気的に接続される(図8参照)。
ケース81の右側面にサージ保護部1が着脱可能に取り付けられる。サージ保護部1のコネクタ15は、ケース81のコネクタハウジング83に対して、ケース81の前方から嵌合される(図5及び図6参照)。このとき、コネクタ15の4本のコンタクト150が、コネクタハウジング83の凹部830内に配置されている4つの第2の導体25A~25Dと、1対1に対応して接触導通する。つまり、第1の導体14Aと第2の導体25A、第1の導体14Bと第2の導体25B、第1の導体14Cと第2の導体25C、及び第1の導体14Dと第2の導体25D、がそれぞれ電気的に接続される。また、ケース81の右側面にサージ保護部1が取り付けられた状態において、サージ保護部1の第1の筐体12の穴123と、ケース81の右側面の穴811と、が左右方向から見て重なっている。そのため、サージ保護部1の発光素子13から放射される光が、ケース81内に収容されている受光素子24で受光可能である。
(2-3)主幹ブレーカ
主幹ブレーカC2は、2つの電圧極と1つの中性極に1対1に対応した3つの主接点84A~84Cと、電流センサ85と、異常検出部86と、引き外し用コイル87と、を備えている(図4参照)。
電流センサ85は、零相変流器からなり、3つの主接点84A~84Cに流れる不平衡電流を検出し、不平衡電流の大きさに比例した検出電圧を異常検出部86に出力する。
異常検出部86は、電流センサ85の検出電圧をしきい値電圧と比較し、検出電圧がしきい値電圧を超える時間が所定時間以上継続したら、引き外し用コイル87に励磁電流を流す。引き外し用コイル87に励磁電流が流れると、引き外し用コイル87に生じる電磁力によって、3つの主接点84A~84Cが引き外される。なお、図示は省略しているが、主幹ブレーカC2は、過電流引き外し装置及び中性線欠相保護装置を有している。
(2-4)分電盤
実施形態2に係る分電盤B2(以下、分電盤B2と略す。)も実施形態1における分電盤B1と同じく住宅盤である。分電盤B2は、合成樹脂製のキャビネット90に、主幹ブレーカC2と複数の分岐ブレーカD1を含む内部機器を収容して構成されている(図8参照)。
キャビネット90の上下方向の中央に、主幹ブレーカC2の2次側端子82A~82Cと電気的に接続された3本の導電バー(不図示)が前後方向に間隔を空けて配置されている。そして、これら3本の導電バーの上部及び下部に、それぞれ複数の分岐ブレーカD1が配置されている。各分岐ブレーカD1は、3本の導電バーのうちのいずれか2本の導電バーと電気的に接続されている。なお、各分岐ブレーカD1は、過電流引外し装置付きの開閉器である。
キャビネット90の下部に2つの接地端子台91が配置されている。これら2つの接地端子台91は、図示しない接地線及び接地極によって大地と電気的に接続されている。つまり、主幹ブレーカC2のケース81から引き出されている電線88は、接地端子台91、接地線及び接地極を介して、大地と電気的に接続されている(接地されている)。
(2-5)サージ保護装置の動作
次に、サージ保護装置A2の動作を説明する。
電力系統から分電盤B2に入力される交流電圧が正常な場合(サージ電圧が印加されていない場合)、ヒューズからなる保護素子10Cは導通するが、2種類の保護素子10A、10Bは導通しない。ゆえに、第1の導体25Aの電位が第1の導体25Bの電位よりも高くなる半周期ごとに、発光素子13が発光してサージ保護部1の出力部11から光信号が出力される。
出力部11から出力される光信号は、ベース部2の受光素子24に受光されて入力部20に入力される。制御部21は、受光素子24の出力電流をしきい値と比較し、受光素子24の出力電流がしきい値以上であれば、保護素子10A~10Cが交換時期に達していないと判断する。
一方、電力系統から分電盤B2に入力される交流電圧に誘導雷サージなどのサージ電圧が印加された場合、それまで非導通であった2種類の保護素子10A~、10Bが導通する。そのため、サージ保護装置A2のサージ保護部1は、ベース部2の第1の導体25A~25Cから入力するサージ電流を、第1の導体25Dから電線88及び分電盤B2の接地端子台91を介して大地に流して吸収するように動作する。そして、サージ保護部1が保護動作を行った場合、出力部11(発光素子13及び伝達路110)に電流が流れないため、発光素子13が発光しない。保護素子10A、10Bは、サージ電圧の収束後に非導通状態に復帰すれば、サージ保護部1の出力部11に電流が流れて発光素子13から光が放射される。
そして、保護素子10A、10Bの劣化が進行して導通状態から非導通状態に復帰しなくなれば、それ以降、出力部11から光信号が出力されなくなる。ゆえに、ベース部2においては、入力部20に光信号が入力されない状態が所定時間以上継続するので、制御部21は、いずれかの保護素子10A~10Cが交換時期に達していると判断する。
そして、制御部21は、いずれかの保護素子10A~10Cが交換時期に達しているという情報を受け取ると、報知部22に対して制御信号を出力する。
また、サージ保護部1の検出部26は、保護素子10A、10Bを通して大地に流れるサージ電流(地絡電流)を検出して制御部21に検出信号を出力する。制御部21は、検出部26から検出信号を受け取った回数をカウントする。そして、制御部21は、検出部26から検出信号が出力される回数をカウントする。制御部21は、カウントした回数が上限回数に達した場合、報知部22に対して制御信号を出力する。
制御信号を受け取った報知部22は、制御指令を含む無線信号を外部装置E1に送信する。外部装置E1では、保護素子10A~10Cが交換時期に達したことを報知するための表示、例えば、LEDランプの点灯、点滅、あるいは液晶画面でのメッセージの表示などを表示部31で行う。
しかして、サージ保護装置A2は、報知部22が第1の筐体12及び第2の筐体(主幹ブレーカC2のケース81)の外に存在する外部装置E1に情報を報知させるので、従来例に比べて、交換時期の報知の確実性の向上を図ることができる。特に、サージ保護装置A2のベース部2が主幹ブレーカC2のケース81に収容される場合、分電盤B2のドアなどにサージ保護装置A2が隠されていても保護素子10A~10Cの交換時期に達したことを外部装置E1から報知させて確実性の向上を図ることができる。
ところで、実施形態2のサージ保護装置A2においても、実施形態1のサージ保護装置A1と同様に、保護素子10A~10Cの交換時期を報知することにより、サージ保護部1の故障及びベース部2に対するサージ保護部1の付け忘れを間接的に報知することができる。
ここで、サージ保護部1の4つの第1の導体14A~14Dのうち、接地される第1の導体14Dが、ベース部2の第2の導体25Dから電線88を介して分電盤B2の接地端子台91と電気的に接続されている。したがって、いずれかの保護素子10A~10Cが交換時期に達してサージ保護部1を交換する場合、交換後のサージ保護部1の第1の導体14Dを接地する作業が不要である。そのため、サージ保護部1の交換時にサージ保護部1の第1の導体14Dが接地されない状態となることを回避できる。
(3)変形例
実施形態1、2に係るサージ保護装置A1、A2において、発光素子13と受光素子24のいずれもが、ベース部2の第2の筐体23(又はケース81)に収容されても構わない。この場合、第2の筐体23(又はケース81)に設けられた導体と、第1の筐体12に設けられて伝達路110と電気的に接続された導体と、が電気的に接続されることにより、第2の筐体23(又はケース81)に収容される発光素子13が発光させられる。
あるいは、実施形態1、2に係るサージ保護装置A1、A2において、発光素子13と受光素子24のいずれもが、サージ保護部1の第1の筐体12に収容されても構わない。この場合、第1の筐体12に設けられた導体と、第2の筐体23(又はケース81)に設けられて伝達路200と電気的に接続された導体と、が電気的に接続されることにより、第1の筐体12に収容される受光素子24の出力電流が制御部21に入力される。
また、出力部11と入力部20は、発光素子13と受光素子24に代えて、例えば、送信コイルと受信コイルを用いて磁気的に情報を授受するように構成されても構わない。
さらに、サージ保護部1のコネクタ15は、スプリングピンコネクタに限定されない。コネクタ15のコンタクトは、例えば、ブレード状の栓刃又は円柱状(ピン状)のコンタクトであっても構わない。その場合、第2の導体は、栓刃又はピン状のコンタクトが抜き差し可能に差し込まれる刃受であればよい。
(4)まとめ
本開示の第1の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、サージ保護部(1)と、ベース部(2)と、を備える。サージ保護部(1)は、1つ以上の保護素子(10A~10C)と、出力部(11)と、第1の筐体(12)と、を有する。保護素子(10A~10C)は、電路にサージ電圧が印加されたときに電路に接続されている負荷を保護する。出力部(11)は、保護素子(10A~10C)の交換時期に関する情報を出力する。第1の筐体(12)は、保護素子(10A~10C)及び出力部(11)を収容する。ベース部(2)は、入力部(20)と、制御部(21)と、報知部(22)と、第2の筐体(23)と、を有する。入力部(20)は、出力部(11)から出力される情報が入力される。制御部(21)は、入力部(20)から情報を取得する。報知部(22)は、制御部(21)により制御されて情報を報知する。第2の筐体(23)は、入力部(20)、制御部(21)、及び報知部(22)を収容する。第1の筐体(12)と第2の筐体(23)は、機械的かつ着脱可能に結合するように構成される。第1の筐体(12)と第2の筐体(23)が結合された状態において、出力部(11)から入力部(20)に情報の入力が可能となる。報知部(22)は、第1の筐体(12)及び第2の筐体(23)の外に存在する外部装置(E1)に情報を報知させる。
第1の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、報知部(22)によって第1の筐体(12)及び第2の筐体(23)の外に存在する外部装置(E1)に情報を報知させるので、従来例に比べて、交換時期の報知の確実性の向上を図ることができる。
本開示の第2の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)において、出力部(11)及び入力部(20)はそれぞれ、情報が伝達される伝達路(110、200)を更に有することが好ましい。伝達路(110、200)の一部が電気的に絶縁されていることが好ましい。
第2の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、電気的に絶縁された伝達路(110、200)を介して出力部(11)から入力部(20)に情報を伝達するので、出力部(11)から入力部(20)にサージ電流が流れることを防ぐことができる。
本開示の第3の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、第2の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)において、伝達路の一部は、電磁波を媒体として情報を伝達するように構成されることが好ましい。
第3の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、電磁波を媒体として情報を伝達することにより、伝達路(110、200)の一部を容易に絶縁することができる。
本開示の第4の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、第3の態様との組合せにより実現され得る。第4の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)において、出力部(11)は、伝達路(110)を介して発光素子(13)と電気的に接続されることが好ましい。入力部(20)は、伝達路(200)を介して、発光素子(13)から放射される光を受光する受光素子(24)と電気的に接続されることが好ましい。
第4の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、可視光又は赤外光などの光を媒体として情報を伝達することにより、伝達路(110、200)の一部を更に容易に絶縁することができる。
本開示の第5の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、第4の態様との組合せにより実現され得る。第5の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)において、発光素子(13)が第1の筐体(12)に設けられ、受光素子(24)が第2の筐体(23)に設けられることが好ましい。
第5の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、発光素子(13)と受光素子(24)を第1の筐体(12)と第2の筐体(23)に振り分けて設けることにより、第1の筐体(12)と第2の筐体(23)を容易に電気的に絶縁することができる。
本開示の第6の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、第4の態様との組合せにより実現され得る。第6の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)において、発光素子(13)及び受光素子(24)が第1の筐体(12)及び第2の筐体(23)のいずれか一方に設けられることが好ましい。
第6の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、発光素子(13)及び受光素子(24)が第1の筐体(12)及び第2の筐体(23)のいずれか一方に設けられれば、発光素子(13)の光以外の光が受光素子(24)に受光されにくくなる。その結果、第6の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、交換時期の報知の確実性の更なる向上を図ることができる。
本開示の第7の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、第1~第6のいずれかの態様との組合せにより実現され得る。第7の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)において、報知部(22)は、情報を報知するための信号を、通信媒体を介して外部装置(E1)に送信することが好ましい。
第7の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、外部装置(E1)の間で通信媒体を介して容易に信号を授受することができる。
本開示の第8の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、第1~第7のいずれかの態様との組合せにより実現され得る。第8の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)において、サージ保護部(1)は、保護素子(10A~10C)と電気的に接続される第1の導体(14)を更に有することが好ましい。ベース部(2)は、接地線と電気的に接続される第2の導体(25)を更に有することが好ましい。第1の筐体(12)と第2の筐体(23)が結合された状態において、第1の導体(14)と第2の導体(25)が導通することが好ましい。
第8の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、保護素子(10A~10C)が交換時期に達してサージ保護部(1)を交換する場合、交換後のサージ保護部(1)の第1の導体(14)を接地する作業が不要である。そのため、第8の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、サージ保護部(1)の交換時にサージ保護部(1)の第1の導体(14D)が接地されない状態となることを回避できる。
本開示の第9の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、第8の態様との組合せにより実現され得る。第9の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)において、ベース部(2)は、第2の導体(25)を通して接地線に流れる電流を検出する検出部(26)を更に有することが好ましい。制御部(21)は、検出部(26)が電流を検出する回数をカウントし、回数に関連する回数情報を報知部(22)に報知させることが好ましい。
第9の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、報知部(22)に回数情報を報知させることにより、サージ保護部(1)の交換時期をより細かく報知することができる。
本開示の第10の態様に係るサージ保護装置(A2)は、第1~第9のいずれかの態様との組合せにより実現され得る。第10の態様に係るサージ保護装置(A2)において、ベース部(2)は、分電盤(B2)のキャビネット(90)に収容される主開閉器(主幹ブレーカC2)に設けられることが好ましい。
第10の態様に係るサージ保護装置(A2)は、ベース部(2)が主開閉器に設けられることにより、分電盤(B2)のキャビネット(90)を専有するスペースの削減を図ることができる。
本開示の第11の態様に係るサージ保護装置(A2)は、第10の態様との組合せにより実現され得る。第11の態様に係るサージ保護装置(A2)において、第2の筐体の一部(コネクタハウジング83)は、主開閉器の1つの面から突出していることが好ましい。第1の筐体(12)は、第2の筐体の一部と機械的かつ着脱可能に結合するように構成されることが好ましい。
第11の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)は、サージ保護部(1)を含めた主開閉器の小型化を図ることができる。
本開示の第12の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)のサージ保護部(1)は、第1~第11のいずれかの態様に係るサージ保護装置(A1;A2)に用いられる。第12の態様に係るサージ保護部(1)は、1つ以上の保護素子(10A~10C)と、出力部(11)と、第1の筐体(12)と、を有する。保護素子(10A~10C)は、電路にサージ電圧が印加されたときに電路に接続されている負荷を保護する。出力部(11)は、保護素子(10A~10C)の交換時期に関する情報を出力する。第1の筐体(12)は、保護素子(10A~10C)及び出力部(11)を収容する。
第12の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)のサージ保護部(1)は、交換時期の報知の確実性の向上を図ることができる。
本開示の第13の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)のベース部(2)は、第1~第11のいずれかの態様に係るサージ保護装置(A1;A2)に用いられる。第13の態様に係るベース部(2)は、入力部(20)と、制御部(21)と、報知部(22)と、第2の筐体(23)と、を有する。入力部(20)は、出力部(11)から出力される情報が入力される。制御部(21)は、入力部(20)から情報を取得する。報知部(22)は、制御部(21)により制御されて情報を報知する。第2の筐体(23)は、入力部(20)、制御部(21)、及び報知部(22)を収容する。
第13の態様に係るサージ保護装置(A1;A2)のベース部(2)は、交換時期の報知の確実性の向上を図ることができる。
本開示の第14の態様に係る分電盤(B1;B2)は、第1~第11のいずれかの態様に係るサージ保護装置(A1;A2)と、主開閉器及び複数の分岐開閉器(分岐ブレーカD1)を含む内部機器と、サージ保護装置(A1;A2)及び内部機器を収容するキャビネット(90)と、を有する。
第14の態様に係る分電盤(B1)は、交換時期の報知の確実性の向上を図ることができる。
A1;A2 サージ保護装置
B1;B2 分電盤
C1;C2 主幹ブレーカ(主開閉器)
E1 外部装置
1 サージ保護部
2 ベース部
10A、10B、10C 保護素子
11 出力部
12 第1の筐体
13 発光素子
14 第1の導体
20 入力部
21 制御部
22 報知部
23 第2の筐体
24 受光素子
25 第2の導体
26 検出部
81 ケース(第2の筐体)
83 コネクタハウジング(第2の筐体の一部))
90 キャビネット

Claims (18)

  1. サージ保護装置と、
    主開閉器及び複数の分岐開閉器を含む内部機器と、
    前記サージ保護装置及び前記内部機器を収容するキャビネットと、
    を有し、
    前記サージ保護装置は、
    サージ保護部と、
    ベース部と、
    を備え、
    前記サージ保護部は、
    電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、
    前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、
    前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、
    を有し、
    前記ベース部は、
    前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、
    前記入力部から前記情報を取得する制御部と、
    前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、
    前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、
    を有し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体は、機械的かつ着脱可能に結合するように構成され、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記出力部から前記入力部に前記情報の入力が可能となり、
    前記報知部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外に存在する外部装置に前記情報を報知させる、
    分電盤
  2. 前記出力部及び前記入力部はそれぞれ、前記情報が伝達される伝達路を更に有し、
    前記伝達路の一部が電気的に絶縁されている、
    請求項1記載の分電盤
  3. 前記伝達路の前記一部は、電磁波を媒体として前記情報を伝達するように構成される、請求項2記載の分電盤
  4. 前記出力部は、前記伝達路を介して発光素子と電気的に接続され、
    前記入力部は、前記伝達路を介して、前記発光素子から放射される光を受光する受光素子と電気的に接続される、
    請求項3記載の分電盤
  5. 前記発光素子が前記第1の筐体に設けられ、前記受光素子が前記第2の筐体に設けられる、
    請求項4記載の分電盤
  6. 前記発光素子及び前記受光素子が前記第1の筐体及び前記第2の筐体のいずれか一方に設けられる、
    請求項4記載の分電盤
  7. 前記報知部は、前記情報を報知するための信号を、通信媒体を介して前記外部装置に送信する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の分電盤
  8. 前記サージ保護部は、前記保護素子と電気的に接続される第1の導体を更に有し、
    前記ベース部は、接地線と電気的に接続される第2の導体を更に有し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記第1の導体と前記第2の導体が導通する、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の分電盤
  9. 前記ベース部は、前記第2の導体を通して前記接地線に流れる電流を検出する検出部を更に有し、
    前記制御部は、前記検出部が前記電流を検出する回数をカウントし、前記回数に関連する回数情報を前記報知部に報知させる、
    請求項8記載の分電盤
  10. 前記ベース部は、前記主開閉器に設けられる、
    請求項1~9のいずれか1項に記載の分電盤
  11. 前記第2の筐体の一部は、前記主開閉器の1つの面から突出しており、
    前記第1の筐体は、前記第2の筐体の前記一部と機械的かつ着脱可能に結合するように構成される、
    請求項10記載の分電盤
  12. 請求項1~11のいずれかの分電盤に用いられ、
    電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、
    前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、
    前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、
    を有する、
    分電盤のサージ保護部。
  13. 請求項1~11のいずれかの分電盤に用いられ、
    前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、
    前記入力部から前記情報を取得する制御部と、
    前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、
    前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、
    を有する、
    分電盤のベース部。
  14. サージ保護部と、
    ベース部と、
    を備え、
    前記サージ保護部は、
    電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、
    前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、
    前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、
    を有し、
    前記ベース部は、
    前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、
    前記入力部から前記情報を取得する制御部と、
    前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、
    前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、
    を有し、
    前記出力部及び前記入力部はそれぞれ、一部が電気的に絶縁されて前記情報が伝達される伝達路を更に有し、
    前記伝達路の前記一部は、電磁波を媒体として前記情報を伝達するように構成され、 前記出力部は、前記伝達路を介して発光素子と電気的に接続され、
    前記入力部は、前記伝達路を介して、前記発光素子から放射される光を受光する受光素子と電気的に接続されており、
    前記発光素子が前記第1の筐体に設けられ、前記受光素子が前記第2の筐体に設けられ、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体は、機械的かつ着脱可能に結合するように構成され、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記出力部から前記入力部に前記情報の入力が可能となり、
    前記報知部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外に存在する外部装置に前記情報を報知させる、
    サージ保護装置。
  15. サージ保護部と、
    ベース部と、
    を備え、
    前記サージ保護部は、
    電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、
    前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、
    前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、
    を有し、
    前記ベース部は、
    前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、
    前記入力部から前記情報を取得する制御部と、
    前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、
    前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、
    を有し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体は、機械的かつ着脱可能に結合するように構成され、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記出力部から前記入力部に前記情報の入力が可能となり、
    前記報知部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外に存在する外部装置に前記情報を報知させ、
    前記サージ保護部は、前記保護素子と電気的に接続される第1の導体を更に有し、
    前記ベース部は、接地線と電気的に接続される第2の導体を更に有し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記第1の導体と前記第2の導体が導通する、
    サージ保護装置。
  16. 前記ベース部は、前記第2の導体を通して前記接地線に流れる電流を検出する検出部を更に有し、
    前記制御部は、前記検出部が前記電流を検出する回数をカウントし、前記回数に関連する回数情報を前記報知部に報知させる、
    請求項15記載のサージ保護装置。
  17. サージ保護部と、
    ベース部と、
    を備え、
    前記サージ保護部は、
    電路にサージ電圧が印加されたときに前記電路に接続されている負荷を保護する1つ以上の保護素子と、
    前記保護素子の交換時期に関する情報を出力する出力部と、
    前記保護素子及び前記出力部を収容する第1の筐体と、
    を有し、
    前記ベース部は、
    前記出力部から出力される前記情報が入力される入力部と、
    前記入力部から前記情報を取得する制御部と、
    前記制御部により制御されて前記情報を報知する報知部と、
    前記入力部、前記制御部、及び前記報知部を収容する第2の筐体と、
    を有し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体は、機械的かつ着脱可能に結合するように構成され、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が結合された状態において、前記出力部から前記入力部に前記情報の入力が可能となり、
    前記報知部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外に存在する外部装置に前記情報を報知させ、
    前記ベース部は、分電盤のキャビネットに収容される主開閉器に設けられる、
    サージ保護装置。
  18. 前記第2の筐体の一部は、前記主開閉器の1つの面から突出しており、
    前記第1の筐体は、前記第2の筐体の前記一部と機械的かつ着脱可能に結合するように構成される、
    請求項17記載のサージ保護装置。
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