JP7462288B2 - フック使用監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業者等が着用する墜落制止用器具のフックが使用されているか否かを監視するフック使用監視装置に関する。
墜落制止用器具(安全帯)は墜落事故の防止に有効であるが、そのためには墜落制止用器具のフックが取付設備に取り付けられていなければならない。
ここで、特許文献1には、作業者の現在位置を特定可能な情報及び作業者が身に着けている安全帯の状態を特定可能な情報を取得する取得部と、作業者の現在位置に応じて異なる判定基準に基づいて安全帯の状態の適否を判定する判定部と、安全帯の状態が適切ではないと判定された場合にアラームを出力する出力制御部とを備えた作業状態監視システムが開示されている。
また、特許文献2には、安全帯のロープの一端部又は安全帯のフックに装着可能であり所定の強度の電波を連続的に発信可能な発信機と、発信機が発信した電波を受信可能であり作業員が身に付けている装着物に装着可能な受信機と、受信機が受信した電波の電波強度に基づいてフックが使用されているか否かを判定するフック使用判定部とを備え、高所作業を行う作業員における安全帯の使用状況を監視する安全帯使用状況監視システムが開示されている。
特開2017-93515号公報 特開2019-5547号公報
特許文献1の作業状態監視システムは、フックが支持物に掛けられたか否かの判定にフックに設けた接触スイッチを用いるため、フックの重量増加が大きい。
特許文献2の安全帯使用状況監視システムは、受信機が受信した電波の電波強度に基づいてフックが使用されているか否かを判定するものであるが、受信機は一つであるため、判定精度が高くない懸念がある。
そこで本発明は、フックの使用判断に用いる機器を小型軽量化して作業者の負担及びCPUの処理負荷を軽減しつつ、フックが使用されているか否かを精度よく判断して警報を発するフック使用監視装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明のフック使用監視装置は、作業者が着用する墜落制止用器具のフック6の使用を監視する墜落制止用器具のフック使用監視装置であって、作業者が携帯し、フック6が使用されているか否かの判断に用いるデータを取得する作業端末CPU部31を有した作業端末30と、作業者の高度を取得する高度取得手段80と、警報を発するか否かを判断する警報判断手段90と、フック6が使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及びフック6を使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段100と、所定位置に設置され作業端末30と通信する基地局60と、作業者を管理する第一の管理者が携帯する第一の管理端末40と、第一の管理者を管理する第二の管理者が携帯する第二の管理端末50とを備え、高度取得手段80、警報判断手段90、及び記憶手段100は、基地局60に設けられ、作業端末30は、作業端末CPU部31取得したデータを基地局60へ送信し、警報判断手段90は、データがフック使用基準を満たさず、かつ高度取得手段80で取得した高度が基準高度以上であると判断した場合に、作業端末30、第一の管理端末40、及び第二の管理端末50へ警報指示を出力することを特徴とする
求項記載の本発明のフック使用監視装置は、作業者が着用する墜落制止用器具のフック6の使用を監視する墜落制止用器具のフック使用監視装置であって、作業者が携帯し、フック6が使用されているか否かの判断に用いるデータを取得する作業端末CPU部31を有した作業端末30と、作業者の高度を取得する高度取得手段80と、警報を発するか否かを判断する警報判断手段90と、フック6が使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及びフック6を使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段100と、所定位置に設置され作業端末30と通信する基地局60とを備え、高度取得手段80、警報判断手段90、及び記憶手段100は、基地局60に設けられ、作業端末30は、作業端末CPU部31が取得したデータを基地局60へ送信し、記憶手段100は、基準高度として第一の基準高度と、第一の基準高度よりも大きい第二の基準高度とを記憶し、警報判断手段90は、データがフック使用基準を満たさず、かつ高度取得手段80で取得した高度が基準高度以上であると判断した場合に、作業端末30へ警報指示を出力するものであり、高度取得手段80で取得した高度が第一の基準高度以上第二の基準高度未満の場合は警報指示として第一の警報指示を出力し、高度取得手段80で取得した高度が第二の基準高度以上の場合は警報指示として第二の警報指示を出力することを特徴とする。
請求項記載の本発明のフック使用監視装置は、作業者が着用する墜落制止用器具のフック6の使用を監視する墜落制止用器具のフック使用監視装置であって、作業者が携帯し、フック6が使用されているか否かの判断に用いるデータを取得する作業端末CPU部31を有した作業端末30と、作業者の高度を取得する高度取得手段80と、警報を発するか否かを判断する警報判断手段90と、フック6が使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及びフック6を使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段100と、所定位置に設置され作業端末30と通信する基地局60と、作業者に携帯され気圧を計測する作業者気圧計測手段110と、所定位置に設置され気圧を計測する定点気圧計測手段120とを備え、高度取得手段80、警報判断手段90、及び記憶手段100は、基地局60に設けられ、作業端末30は、作業端末CPU部31が取得したデータを基地局60へ送信し、警報判断手段90は、データがフック使用基準を満たさず、かつ高度取得手段80で取得した高度が基準高度以上であると判断した場合に、作業端末30へ警報指示を出力し、記憶手段100は、定点気圧計測手段120の高度を記憶し、高度取得手段80は、作業者気圧計測手段110で計測した気圧と定点気圧計測手段120で計測した気圧との差、及び記憶手段100に記憶されている定点気圧計測手段120の高度に基づいて作業者の高度を算出することを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項に記載のフック使用監視装置において、作業者が作業区域α、βに設置された出入口2A、2Bから入場すると、入場した作業者が携帯する作業者気圧計測手段110と、作業区域α、βにおいて気圧の差を求める対象となる定点気圧計測手段120との対応付けが行われることを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項又は請求項に記載のフック使用監視装置において、電波を発信する基地局電波発信手段130を有した基地局60を少なくとも三つと、作業者に携帯され基地局電波発信手段130が発信した電波を受信する作業者電波受信手段140とを備え、記憶手段100は、基地局60の位置を記憶し、高度取得手段80は、作業者気圧計測手段110で計測した気圧と定点気圧計測手段120で計測した気圧との差、及び記憶手段100に記憶されている定点気圧計測手段120の高度に基づいて算出した作業者の高度を、複数の基地局電波発信手段130から同時に発信された電波を作業者電波受信手段140が受信した時刻に基づく基地局60と作業者との距離を用いて算出した作業者の高度で補正することを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項又は請求項を引用する請求項に記載のフック使用監視装置において、基地局60は、出入口2A、2Bに設置されていることを特徴とする。
請求項記載の本発明のフック使用監視装置は、作業者が着用する墜落制止用器具のフック6の使用を監視する墜落制止用器具のフック使用監視装置であって、作業者が携帯し、フック6が使用されているか否かの判断に用いるデータを取得する作業端末CPU部31を有した作業端末30と、作業者の高度を取得する高度取得手段80と、警報を発するか否かを判断する警報判断手段90と、フック6が使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及びフック6を使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段100と、所定位置に設置され作業端末30と通信する基地局60と、フック6に配置され電波又は音波を発信する発信手段10と、作業者に配置され発信手段10が発信した電波又は音波を受信する複数の受信手段20とを備え、高度取得手段80、警報判断手段90、及び記憶手段100は、基地局60に設けられ、基地局60にフック6と作業者の基点との距離を算出する距離算出手段70を備え、記憶手段100は、フック使用基準として基準距離を記憶し、一つの発信手段10が発信した電波又は音波を複数の受信手段20で受信し、作業端末CPU部31は、各受信手段20が発信手段10から受信した電波又は音波のデータを取得し、距離算出手段70は、複数の受信手段20で受信した電波の強度又は音波に基づいてフック6と作業者の基点との距離を算出し、警報判断手段90は、距離算出手段70で算出した距離が基準距離未満であり、かつ高度取得手段80で取得した高度が基準高度以上であると判断した場合に、作業端末30へ警報指示を出力することを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項に記載のフック使用監視装置において、受信手段20を少なくとも三つ備え、記憶手段100には、作業者の基点からのフック6の方向ごとに設定された基準距離が記憶されており、距離算出手段70は、三つの受信手段20で受信したそれぞれの電波の強度又は音波を用いた三点測位により、フック6と作業者の基点との距離、及び作業者の基点からのフック6の方向を算出し、警報判断手段90は、距離算出手段70で算出したフック6の方向における距離が基準距離未満であり、かつ高度取得手段80で取得した高度が基準高度以上である場合に警報指示を出力することを特徴とする。
本発明によれば、フックの使用判断に用いる機器を小型軽量化して作業者の負担及びCPUの処理負荷を軽減しつつ、フックが使用されているか否かを精度よく判断して警報を発するフック使用監視装置を提供することができる。
本発明の一実施例によるフック使用監視装置のブロック図 同作業端末のブロック図 同第一の管理端末のブロック図 同第二の管理端末のブロック図 同基地局のブロック図 同フック使用監視装置の配置例を示す図 同作業者の高度を基地局との距離により算出する計算例についての説明図 同第一の管理端末と第二の管理端末における警報のイメージ図
本発明の第1の実施の形態によるフック使用監視装置は、作業者が携帯する作業端末と、フックが使用されているか否かの判断に用いるデータを収集するデータ収集手段と、作業者の高度を取得する高度取得手段と、警報を発するか否かを判断する警報判断手段と、フックが使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及びフックを使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段と、所定位置に設置され作業端末と通信する基地局とを備え、高度取得手段、警報判断手段、及び記憶手段は、基地局に設けられ、作業端末は、データ収集手段が収集したデータを基地局へ送信し、警報判断手段は、データがフック使用基準を満たさず、かつ高度取得手段で取得した高度が基準高度以上であると判断した場合に警報指示を出力するものである。
本実施の形態によれば、作業端末には高度取得手段、警報判断手段、及び記憶手段を設けないことで、作業端末を小型軽量化して作業者の負担を軽減すると共に、作業端末のCPUの処理負荷を軽減して消費電力を抑制しつつ、フックが使用されているか否かを精度よく判断して警報を発することができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態によるフック使用監視装置において、作業者を管理する第一の管理者が携帯する第一の管理端末を備え、警報判断手段は、第一の管理端末へ警報指示を出力するものである。
本実施の形態によれば、作業者のフックの使用状況を第一の管理者が監視できるため、フックの不使用による作業者の墜落事故をより一層防止することができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態によるフック使用監視装置において、第一の管理者を管理する第二の管理者が携帯する第二の管理端末を備え、警報判断手段は、第二の管理端末へ警報指示を出力するものである。
本実施の形態によれば、作業者のフックの使用状況を第一の管理者と第二の管理者によって二重に監視できるため、フックの不使用による作業者の墜落事故をより一層防止することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3のいずれか一つの実施の形態によるフック使用監視装置において、記憶手段は、基準高度として第一の基準高度と、第一の基準高度よりも大きい第二の基準高度とを記憶し、警報判断手段は、データがフック使用基準を満たさない場合において、高度取得手段で取得した高度が第一の基準高度以上第二の基準高度未満の場合は警報指示として第一の警報指示を出力し、高度取得手段で取得した高度が第二の基準高度以上の場合は警報指示として第二の警報指示を出力するものである。
本実施の形態によれば、高度により警報を変えることで、作業者等に対して危険度に応じた警告を行うことができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1から第4のいずれか一つの実施の形態によるフック使用監視装置において、作業者に携帯され気圧を計測する作業者気圧計測手段と、所定位置に設置され気圧を計測する定点気圧計測手段とを備え、記憶手段は、定点気圧計測手段の高度を記憶し、高度取得手段は、作業者気圧計測手段で計測した気圧と定点気圧計測手段で計測した気圧との差、及び記憶手段に記憶されている定点気圧計測手段の高度に基づいて作業者の高度を算出するものである。
本実施の形態によれば、作業者気圧計測手段と定点気圧計測手段との相対気圧と、予め把握している定点気圧計測手段の高度から作業者の高度を算出することで、作業者の高度をさらに精度よく取得することができる。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態によるフック使用監視装置において、作業者が作業区域に設置された出入口から入場すると、入場した作業者が携帯する作業者気圧計測手段と、作業区域において気圧の差を求める対象となる定点気圧計測手段との対応付けが行われるものである。
本実施の形態によれば、作業者が複数の作業区域を行き来する場合でも、入場した作業区域に対応した定点気圧計測手段との相対気圧により作業者の高度を算出することができる。
本発明の第7の実施の形態は、第5又は第6の実施の形態によるフック使用監視装置において、電波を発信する基地局電波発信手段を有した基地局を少なくとも三つと、作業者に携帯され基地局電波発信手段が発信した電波を受信する作業者電波受信手段とを備え、記憶手段は、基地局の位置を記憶し、高度取得手段は、作業者気圧計測手段で計測した気圧と定点気圧計測手段で計測した気圧との差、及び記憶手段に記憶されている定点気圧計測手段の高度に基づいて算出した作業者の高度を、複数の基地局電波発信手段から同時に発信された電波を作業者電波受信手段が受信した時刻に基づく基地局と作業者との距離を用いて算出した作業者の高度で補正するものである。
本実施の形態によれば、相対気圧により算出した作業者の高度を、その算出方法とは異なる方法で算出した高度で補正することで、作業者の高度をより正確に取得することができる。
本発明の第8の実施の形態は、第6又は第7の実施の形態によるフック使用監視装置において、基地局は、出入口に設置されているものである。
本実施の形態によれば、出入口に設置することで、基地局の設置スペースを確保しやすくなる。
本発明の第9の実施の形態は、第1から第8のいずれか一つの実施の形態によるフック使用監視装置において、データ収集手段として、フックに配置され電波又は音波を発信する発信手段と、作業者に配置され発信手段が発信した電波又は音波を受信する複数の受信手段とを備え、基地局にフックと作業者の基点との距離を算出する距離算出手段を備え、記憶手段は、フック使用基準として基準距離を記憶し、一つの発信手段が発信した電波又は音波を複数の受信手段で受信し、距離算出手段は、複数の受信手段で受信した電波の強度又は音波に基づいてフックと作業者の基点との距離を算出し、警報判断手段は、距離算出手段で算出した距離が基準距離未満であり、かつ高度取得手段で取得した高度が基準高度以上であると判断した場合に警報指示を出力するものである。
本実施の形態によれば、フック使用監視装置は、フックと作業者との距離からフックの使用を判断し、フックが使用されておらず、かつ作業者が高所にいると判断した場合に警報を発するため、作業者がフックを取付設備に取り付けていない状態で高所作業を行うことを効果的に防止できる。また、フックに接触センサ等を設けてフックの使用を判断する場合よりもフックの重量増加を抑制することができる。
なお、「作業者の基点」とは、受信手段間の距離等から任意に設定した作業者上の点である。
本発明の第10の実施の形態は、第9の実施の形態によるフック使用監視装置において、受信手段を少なくとも三つ備え、記憶手段には、作業者の基点からのフックの方向ごとに設定された基準距離が記憶されており、距離算出手段は、三つの受信手段で受信したそれぞれの電波の強度又は音波を用いた三点測位により、フックと作業者の基点との距離、及び作業者の基点からのフックの方向を算出し、警報判断手段は、距離算出手段で算出したフックの方向における距離が基準距離未満であり、かつ高度取得手段で取得した高度が基準高度以上である場合に警報指示を出力するものである。
本実施の形態によれば、フックの方向も考慮することで、警報の精度を高めることができる。
以下、本発明の一実施例によるフック使用監視装置について説明する。
フック使用監視装置は、墜落制止用器具を装着する作業者等がフックを使用しているか否か、すなわちフックが取付設備等に取り付けられているか否かを監視し、使用されていないことを検知した場合には警報を出す。
図1は、本実施例によるフック使用監視装置のブロック図である。
フック使用監視装置は、フックに配置され電波を発信する発信手段10と、作業者に配置され発信手段10が発信した電波を受信する複数の受信手段20(第一の受信手段21、第二の受信手段22、第三の受信手段23)と、作業者が携帯する作業端末30と、作業者を管理する第一の管理者が携帯する第一の管理端末40と、第一の管理者を管理する第二の管理者が携帯する第二の管理端末50と、所定位置に配置された基地局60を備える。発信手段10及び受信手段20は、フックが使用されているか否かの判断に用いるデータを収集するデータ収集手段である。受信手段20は、電波の受信強度(電界強度)を計測できる。
基地局60は、フックと作業者の基点との距離を算出する距離算出手段70と、作業者の高度を取得する高度取得手段80と、警報を発するか否かを判断し、作業端末30、第一の管理端末40、及び第二の管理端末50へ警報を指示する警報判断手段90と、フックが使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及びフックを使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段100を備える。本実施例では、記憶手段100は、フック使用基準として基準距離を記憶している。
作業端末30は、データ収集手段が収集したデータを基地局60へ送信し、警報判断手段90は、受信したデータがフック使用基準を満たさず、かつ高度取得手段80で取得した高度が基準高度以上であると判断した場合に警報指示を出力する。
図2は、作業端末のブロック図である。
作業端末30は、各種の演算を実行する作業端末CPU(Central Processing Unit)部31と、受信手段20との無線接続に用いる無線インターフェース部32と、他機器との無線通信に用いる作業端末通信部33と、電池による電力を供給する作業端末電源部34と、警報を出す作業端末警報部35を備える。
作業端末警報部35は、アラーム音など音で警報を発する作業端末サウンド警報部35Aと、LEDの点灯又は点滅など視覚的に警報を発する作業端末ビジュアル警報部35Bと、作業者による警報の一時停止操作を受け付ける作業端末警報一時停止部35Cを備える。
作業端末30には、第一の受信手段21及び第二の受信手段22が有線接続され、第三の受信手段23が無線インターフェース部32を介して無線接続されている。
作業端末30の筺体内には、気圧を計測する作業者気圧計測手段110が配置されている。
一つの発信手段10が発信した電波は、第一の受信手段21、第二の受信手段22、及び第三の受信手段23で受信される。作業端末CPU部31は、各受信手段20が発信手段10から受信した電波のデータと、作業者気圧計測手段110が計測した気圧のデータを取得し、取得した電波のデータ及び気圧のデータを、作業端末通信部33を介して基地局60へ送信する。
作業端末30には距離算出手段70、高度取得手段80、警報判断手段90、及び記憶手段100を設けないことで、作業端末30を小型軽量化して作業者の負担を軽減すると共に、作業端末30のCPUの処理負荷を軽減して消費電力を抑制することができる。
また、作業端末30の筐体内には、後述する基地局電波発信手段130が発信した電波を受信する作業者電波受信手段140が配置されている。
図3は、第一の管理端末のブロック図である。
第一の管理端末40は、各種の演算を実行する第一の管理端末CPU部41と、他機器との無線通信に用いる第一の管理端末通信部42と、電池による電力を供給する第一の管理端末電源部43と、基地局60から受信した警報指示等を記憶する第一の管理端末記憶部44と、クオーツ時計や電波時計等を有する第一の管理端末時計部45と、警報を出す第一の管理端末警報部46と、他機器とのUSB規格による有線接続に用いる第一の管理端末USB端子部47を備える。
第一の管理端末警報部46は、アラーム音など音で警報を発する第一の管理端末サウンド警報部46Aと、複数のLEDを有しLEDの点灯又は点滅など視覚的に警報を発する第一の管理端末ビジュアル警報部46Bと、第一の管理者による警報の一時停止操作を受け付ける第一の管理端末警報一時停止部46Cと、第一の管理者による警報のリセット操作を受け付ける第一の管理端末警報リセット部46Dを備える。
第一の管理端末40は、基地局60から警報指示を受信した場合、第一の管理端末警報部46から警報を発すると共に、受信した警報指示を第一の管理端末時計部45から取得した時間と併せて第一の管理端末記憶部44に警報履歴として記憶する。第一の管理者等は、第一の管理端末USB端子部47を介してパソコン等を第一の管理端末40に繋げ、第一の管理端末記憶部44に記憶されている警報履歴を確認したりパソコン等へ保存したりすることができる。これにより、第一の管理端末40が基地局60からの警報指示を正常に受けていたか否か等の確認を後から行うことができる。
図4は、第二の管理端末のブロック図である。
第二の管理端末50は、各種の演算を実行する第二の管理端末CPU部51と、他機器との無線通信に用いる第二の管理端末通信部52と、電池による電力を供給する第二の管理端末電源部53と、基地局60から受信した警報指示等を記憶する第二の管理端末記憶部54と、クオーツ時計や電波時計等を有する第二の管理端末時計部55と、警報を出す第二の管理端末警報部56と、他機器とのUSB規格による有線接続に用いる第二の管理端末USB端子部57を備える。
第二の管理端末警報部56は、アラーム音など音で警報を発する第二の管理端末サウンド警報部56Aと、複数のLEDを有しLEDの点灯又は点滅など視覚的に警報を発する第二の管理端末ビジュアル警報部56Bと、第二の管理者による警報の一時停止操作を受け付ける第二の管理端末警報一時停止部56Cと、第二の管理者による警報のリセット操作を受け付ける第二の管理端末警報リセット部56Dを備える。
第二の管理端末50は、基地局60から警報指示を受信した場合、第二の管理端末警報部56から警報を発すると共に、受信した警報指示を第二の管理端末時計部55から取得した時間と併せて第二の管理端末記憶部54に警報履歴として記憶する。第二の管理者等は、第二の管理端末USB端子部57を介してパソコン等を第二の管理端末50に繋げ、第二の管理端末記憶部54に記憶されている警報履歴を確認したりパソコン等へ保存したりすることができる。これにより、第二の管理端末50が基地局60からの警報指示を正常に受けていたか否か等の確認を後から行うことができる。
図5は、基地局のブロック図である。
基地局60は、各種の演算を実行する基地局CPU部61と、他機器との無線通信に用いる基地局通信部62と、商用電源による電力を供給する基地局電源部63と、クオーツ時計や電波時計等を有する基地局時計部64と、他機器とのUSB規格による有線接続に用いる基地局USB端子部65と、基地局60のON/OFF状態を表示する状態表示部66を備える。基地局60は地表近傍に固定的に設置され、その高度は地図情報等により予め把握されている。
基地局60の筺体内には、記憶手段100と、気圧を計測する定点気圧計測手段120と、電波を発信する基地局電波発信手段130が配置されている。記憶手段100には、上述の基準距離及び基準高度に加えて、基地局60の位置と定点気圧計測手段120の高度が記憶されている。基地局60の位置は測量等により予め取得する。なお、ここでは基地局60の高度を定点気圧計測手段120の高度としている。
基地局CPU部61は、距離算出手段70、高度取得手段80、及び警報判断手段90の各機能を備える。
距離算出手段70は、作業端末30から受信した電波のデータに含まれる電波の受信強度(電界強度)に基づいてフックと作業者の基点との距離を算出する。ここで、「作業者の基点」とは、受信手段20間の距離等から任意に設定した作業者上の点である。例えば、本実施例のように受信手段20を三つ備える場合は、各受信手段20を仮想線で結んで出来る三角形の重心を作業者の基点とすることができる。また、受信手段20を二つ備える場合は、二つの受信手段20を結ぶ仮想線の中間点を作業者の基点とすることができる。
フックと作業者の基点との距離は、発信手段10と各受信手段20との距離から算出される。発信手段10と各受信手段20との距離は、予め、各受信手段20と距離に対する電界強度を、複数名の人において計測した上で平均値をとり、その値をテーブル化して記憶手段100に記憶しておくことにより算出できる。なお、電波の周波数は、極力身体の影響を受けない周波数帯域であることが好ましく、例えば110MHz帯等の微弱無線機を使用することで、比較的容易に実現できる。
高度取得手段80は、作業者気圧計測手段110で計測された気圧と定点気圧計測手段120で計測された気圧との差を求め、その差と記憶手段100に記憶されている基地局60の高度に基づいて作業者の高度を算出する。このように、作業者気圧計測手段110と定点気圧計測手段120との相対気圧と、予め把握している定点気圧計測手段120の高度から作業者の高度を算出することで、作業者気圧計測手段110によって計測された気圧だけで算出するよりも作業者の高度をさらに精度よく取得することができる。
フックは、不使用時には作業者の腰部や背部等に保持され、使用時に作業者の身体から離して付設備等に取り付けられることが通常である。よって、算出した距離が基準距離未満の場合はフックが使用されていないと見做し、算出した距離が基準距離以上の場合はフックが使用されていると見做すことができる。そこで警報判断手段90は、距離算出手段70で算出した距離が、記憶手段100に記憶されている基準距離未満か否かを判断する。なお、後述のように警報判断手段90は、フックと作業者との距離に加えて作業者の基点からのフックの方向も考慮することが好ましい。
警報判断手段90は、距離算出手段70で算出した距離が基準距離未満であり、かつ高度取得手段80で取得した高度が記憶手段100に記憶されている基準高度以上であると判断した場合は、基地局通信部62を介して作業端末30、第一の管理端末40、及び第二の管理端末50へ警報指示を出力する。
このように、フック使用監視装置は、フックと作業者との距離からフックの使用を判断し、フックが使用されておらず、かつ作業者が高所にいると判断した場合に警報を発するため、作業者がフックを取付設備に取り付けていない状態で高所作業を行うことを効果的に防止できる。また、フックに接触センサ等を設けてフックの使用を判断する場合よりもフックの重量増加を抑制することができる。
なお、発信手段10はビーコン発信機、受信手段20はビーコン受信機とすることが好ましい。これにより、発信手段10及び受信手段20を小型軽量なものとして作業者の負担を軽減することができる。
記憶手段100には、基準高度として、第一の基準高度と、第一の基準高度よりも大きい第二の基準高度が記憶されている。例えば、第一の基準高度は2m、第二の基準高度は5mである。
警報判断手段90は、距離算出手段70で算出した距離が記憶手段100に記憶されている基準距離未満である場合において、高度取得手段80で取得した高度が、第一の基準高度以上第二の基準高度未満の場合は警報指示として第一の警報指示を出力し、第二の基準高度以上の場合は警報指示として第二の警報指示を出力する。
作業端末30、第一の管理端末40、及び第二の管理端末50では、第二の警報指示を受信した場合は、第一の警報指示を受信した場合とは異なる音や表示による警報を発する。このように高度により警報を変えることで、作業者等に対して危険度に応じた警告を行うことができる。
また、地面からの高さが6.75mを超える箇所ではフルハーネス型の墜落制止用器具を使用することが原則であるため、墜落制止用器具が胴ベルト型の場合は、第三の基準高度として6.75mを設定して記憶手段100に記憶し、警報判断手段90は、距離算出手段70で算出した距離が基準距離以上であっても、高度取得手段80で取得した高度が第三の基準高度以上であると判断した場合は、基地局通信部62を介して作業端末30、第一の管理端末40、及び第二の管理端末50へ第三の警報指示を送信することが好ましい。この場合、第三の警報指示を受信した作業端末30、第一の管理端末40、及び第二の管理端末50では、第一又は第二の警報指示を受信した場合とは異なる音や表示による警報を発する。これにより、作業者が地面からの高さが6.75mを超える箇所で胴ベルト型の墜落制止用器具を使用することを防止できる。
基地局60は、警報指示を出力した場合、出力した警報指示を基地局時計部64から取得した時間と併せて記憶手段100に警報履歴として記憶する。第一の管理者や第二の管理者等は、基地局USB端子部65を介してパソコン等を基地局60に繋げ、記憶手段100に記憶されている警報履歴を確認したりパソコン等へ保存したりすることができる。これにより、基地局60が警報指示を正常に出力していたか否か等の確認を後から行うことができる。
図6は、本実施例によるフック使用監視装置の配置例を示す図であり、図6(a)は第一の建物1A及び第二の建物1Bの建設現場を示し、図6(b)は作業者を示している。第一の建物1Aが建設される地面は、第二の建物1Bが建設される地面よりも高い位置にある。建設作業に携わる作業者等は、第一の建物1Aの作業区域αに入る際は第一の出入口2Aを通り、第二の建物1Bの作業区域βに入る際は第二の出入口2Bを通る。
第一の出入口2Aには第一の基地局60Aが配置され、第二の出入口2Bには第二の基地局60Bが配置されている。建設現場には作業員の出入りをチェックする出入口が設けられていることが多いため、この出入口に基地局60を併設することで、基地局60の設置スペースを確保しやすくなる。
基地局60から警報指示が出力された場合、その情報は時刻と共に、現場事務所3等に設置されたルータ4を介してインターネット接続先のパソコンや、クラウドサーバ等へ送信される。
作業者が作業区域αに設置された第一の出入口2Aから入場すると、入場した作業者が携帯する作業者気圧計測手段110と、第一の基地局60Aに設けられた定点気圧計測手段120との対応付けが行われる。また、作業者が作業区域βに設置された第二の出入口2Bから入場すると、入場した作業者が携帯する作業者気圧計測手段110と、第二の基地局60Bに設けられた定点気圧計測手段120との対応付けが行われる。なお、対応付けは、ID番号等によって管理される。
これにより、作業者が作業区域αと作業区域βを行き来する場合でも、入場した作業区域に対応した定点気圧計測手段120との相対気圧により作業者の高度を算出することができる。
図6(b)に示すように、作業者は墜落制止用器具を着用している。墜落制止用器具は、作業者の胸や腰等に配置されるベルト5と、取付設備等に着脱自在に取り付けるフック6と、一端がベルト5に接続され他端がフック6に接続されたランヤード7等を備える。墜落制止用器具は、胴ベルト型でもハーネス型でもよい。
作業端末30は、作業者の腰部に配置されている。なお、作業端末30は、作業者の胸部、背部、又はヘルメット等に取り付けてもよい。
発信手段10は、フック6に配置されている。なお、フック6に配置とは、フック6自体への配置の他、ランヤード7の他端部など、フック6近傍への配置であってもよい。また、墜落制止用器具がフック6を複数有する場合は、それぞれのフック6に発信手段10が配置される。
第一の受信手段21、第二の受信手段22、第三の受信手段23は、それぞれ作業者の右胸部、左胸部、腰部に配置されている。このように各受信手段20を結ぶ仮想線が三角形となるように受信手段20を配置することで、距離算出手段70は、三つの受信手段20で受信したそれぞれの電波の強度を用いた三点測位により、フック6の位置すなわち、フック6と作業者の基点との距離と、作業者の基点からのフック6の方向を算出することができる。
そして、警報判断手段90では、距離算出手段70で算出したフック6の方向における距離が基準距離未満であり、かつ高度取得手段80で取得した高度が基準高度以上である場合に警報指示を出力する。このように、警報判断手段90における判断においてフック6の方向も考慮することで、警報の精度を高めることができる。
なお、この場合は、作業者の基点からのフック6の方向ごとに基準距離を設定して記憶手段100に記憶しておく。例えば、取付設備等が作業者の上方又は下方にある場合は、取付設備等が作業者の前後方や側方にある場合と比べて、フック6と作業者との距離が短くなりやすいので、フック6の方向が作業者の基点から所定角度上方又は下方の場合の基準距離を、それ以外の方向の場合の基準距離よりも短く設定する。
このように三つの受信手段20を用いることにより、作業者に対するフック6の相対位置が分かる。よって、フック使用監視装置は、作業者がフック6を足元に掛けたか否かを判断することができる。墜落制止用器具は、ショックアブソーバの種類によって、フック6を足元に掛けて良いもの(第2種ショックアブソーバ)と、フック6を足元に掛けることが禁止されているもの(第1種ショックアブソーバ)がある。予め、作業者が使用するショックアブソーバの種類を記憶手段100に記憶しておくことで、第1種ショックアブソーバを使用する作業者について、フック6を足元に掛けたことが検知された場合は、警報判断手段90から警報指示を出力することができる。
また、フック6を取り付けた高さも分かるため、フック使用監視装置は、地面又は床面からの作業者の高さと、ランヤード7(ショックアブソーバ)の長さを比較し、フック6を取り付けた位置が、作業者が落下しても地面や床面に激突することがない適切な位置か否かを判断し、適切でない場合は、警報判断手段90から警報指示を出力することができる。
また、高度取得手段80は、上述のように作業者気圧計測手段110と定点気圧計測手段120との相対気圧を用いて作業者の高度を算出しているが、気圧の変動が大きいときには、算出された作業者の高度と実際の作業者の高度との誤差が大きくなる可能性がある。
そこで本実施例では、基地局電波発信手段130を有した基地局60を三つ設置し、高度取得手段80が、相対気圧による作業者の高度とは別に、各基地局60と作業者との距離を用いて作業者の高度を算出し、その距離により算出した作業者の高度で、相対気圧により算出した作業者の高度を補正することで作業者の高度の信頼性を高めている。
高度取得手段80は、作業者の高度を基地局60との距離により算出する際は、まず、各基地局60が備える基地局電波発信手段130から同時に発信された電波を作業端末30が備える作業者電波受信手段140が受信した時刻に基づいて、各基地局60と作業者との距離を算出する。次に、各基地局60の位置、及び各基地局60と作業者との距離に基づいて、三点測位法により作業者の位置を算出する。そして、各基地局60の位置と作業者の位置に基づいて作業者の高度を算出する。
図7は、作業者の高度を基地局との距離により算出する計算例についての説明図である。
図7(a)に示すように、基地局60は互いの位置を離して三つ設置されている。なお、そのうちの一つは作業区域の出入口2A、2Bに設置されている。
作業端末30と各基地局60は時計部を有し、作業端末30と各基地局60の時刻は同期されている。作業端末30と各基地局60との時刻の同期は、作業者が出入口2A、2Bを通過した際に自動的になされることが好ましい。基地局電波発信手段130は、時刻信号と識別信号を含む電波を発信する。発信された電波は作業者電波受信手段140によって受信される。作業者電波受信手段140が受信した電波の情報は、作業端末30から基地局60へ送信される。
電波の速度は299,792,458[m/s]であるから、1m進むのに要する時間は、3.33564×10-9[秒/m]となる。高度取得手段80は、作業者電波受信手段140が電波を受信した時刻と、基地局電波発信手段130が電波を発信した時刻との差分(時差)をとり、その差分を上記3.33564×10-9で割ることで、各基地局60と作業者との距離を算出する。各基地局60と作業者との距離が分かれば三点測位法により作業者の位置が明確になるので、作業者の高度を算出することができる。
図7(b)を用いて作業者の高度の算出例を説明する。
高度取得手段80は、記憶手段100に記憶されている各基地局60の位置に基づいて、三つの基地局60間の距離を算出する。なお、予め三つの基地局60間の距離を算出して記憶手段100に記憶しておいてもよい。
三角錐ABCDを作成する。Aは作業者の位置、B~Dは三つの基地局60のそれぞれの位置である。各基地局60の高度に基づいて、底面BCDは地面に対して水平としている。頂点Aから△BCDの面に下した垂線と△BCDの面との交点をFとすると、辺AFの長さhが作業者の高度になる。この作業者の高度は、三平方の定理を用いて以下の手順で算出する。
なお、辺AD、AB、AC、CD、BC、BDの長さを、それぞれa、b、c、d、e、fとする。a、b、cの長さは、各基地局60と作業者との距離であるから、上述した時差の値から求まる。また、d、e、fの長さは、各基地局60間の距離であり、記憶手段100に記憶されている各基地局60の位置から求まる。また、Aから辺CDに下ろした垂線AEの長さをv、Bから辺CEに下ろした垂線BGの長さをuとし、Aから三角錐の底面に下ろした垂線との交点をFとする。また、辺CE、CG、EF、BE、BGの長さを、それぞれx、y、z、s、uとする。
まず、△ACDにおける辺AEの長さvを求める。△ADEと△ACEについて、三平方の定理より、
2=a2-(d-x)2=c2-x2 ・・・(1)
2-(d2-2xd+x2)=c2-x2
∴x=(c2-a2+d2)/2d ・・・(2)
a、c、dの長さは既知なので、式(2)よりxの値が求まる。
また、式(1)より、
v=√(c2-x2) ・・・(3)
次に、△BCDにおける辺CGの長さyを求める。△BCGと△BDGについて、三平方の定理より、
2=u2+y2
∴u2=e2-y2 ・・・(4)
一方で、
2=u2+(d-y)2
∴u2=f2-(d-y)2 ・・・(5)
式(4)、(5)より、
2-y2=f2-(d-y)2 ・・・(6)
=f2-(d2-2dy+y2
∴y=(e2-f2+d2)/2d ・・・(7)
更に、△BEGにおける辺BEの長さsを求める。
2=(x-y)2+u2
式(5)を代入して、
2=(x-y)2 +f2-(d-y)2
∴s=√((x-y)2 +f2-(d-y)2) ・・・(8)
△AEFと△ABFにおける辺FEの長さzを求める。
2=z2+h2
∴h2=v2-z2 ・・・(9)
2=(s-z)2+h2
∴h2=b2-(s-z)2 ・・・(10)
式(9)、(10)より、
2-z2=b2-(s-z)2
=b2-(s2-2sz+z2
∴z=(v2-b2+s2)/2s ・・・(11)
以上から、作業者の高度である辺AFの高さhは、次式(12)から求まる。
h=√(v2-z2) ・・・(12)
なお、これと同様に、フック6と作業者の起点との距離についても、各受信手段20を結ぶ三角形の面が床面に対して垂直であると想定すれば、上記の計算方法を準用して算出することができる。
図8は、第一の管理端末と第二の管理端末における警報のイメージ図であり、図8(a)は人員構成を示し、図8(b)は警報の例を示す図である。
図8(a)に示すように、作業者は三つの班に五名ずつ分けられており、それぞれの班ごとに作業者を管理する第一の管理者が一名配置され、さらに作業全体の管理者として第二の管理者が一名配置されている。
第一の管理端末40は、班内の作業者が携帯する作業端末30と対応付けられている。第一の管理端末40は、第一の管理者の腰部、胸部、背部、又はヘルメット等に取り付けることができる。図8(b)に示すように、第一の管理端末ビジュアル警報部46Bの複数のLED46Baには、班内の作業端末30に対応して割り当てられた数字(1~5)がそれぞれ表示されている。
第二の管理端末50は、各班の第一の管理者が携帯する第一の管理端末40と対応付けられている。第二の管理端末50は、第二の管理者の腰部、胸部、背部、又はヘルメット等に取り付けることができる。図8(b)に示すように、第二の管理端末ビジュアル警報部56Bの複数のLED56Baには、各班の第一の管理端末40に対応して割り当てられた数字(1~3)がそれぞれ表示されている。
第一の管理者は、作業開始に伴いフック使用監視装置の電源を入れ、作業終了に伴いフック使用監視装置の電源を切る。
現場に到着した作業者は、作業開始前に、作業端末30に設けられているテストボタン(図示無し)を押し下げ、フック使用監視装置の動作テストを行う。テストボタンが押されると、テスト信号が基地局60を介して第一の管理端末40に送信される。テスト信号を受信した第一の管理端末40の第一の管理端末ビジュアル警報部46Bにおいて、テスト信号を送信した作業端末30に対応するLEDが点滅する。これによりフック使用監視装置が正常に作動していることを第一の管理者が確認できる。なお、動作テストでは、第一の管理端末サウンド警報部46Aからは警報を発しない。
基地局60は、警報判断手段90において、距離算出手段70で算出した距離が基準距離以上であると判断された場合は、その判断に対応する作業端末30の識別番号を付した正常信号を第一の管理端末40へ送信すると共に、当該作業端末30が属する第一の管理端末40の識別番号を付した正常信号を第二の管理端末50へ送信する。
正常信号を受信した第一の管理端末40は、第一の管理端末ビジュアル警報部46Bのうち、受信した正常信号に係る作業端末30と対応付けられているLED46Baを緑色に点灯させる。
また、正常信号を受信した第二の管理端末50は、第二の管理端末ビジュアル警報部56Bのうち、受信した正常信号に係る第一の管理端末40と対応付けられているLED56Baを緑色に点灯させる。
基地局60から第一の管理端末40へ送信される警報指示には、警報の対象となる作業端末30の識別番号が含まれる。また、基地局60から第二の管理端末50へ送信される警報指示には、警報の対象となる作業端末30が属する第一の管理端末40の識別番号が含まれる。
第一の管理端末40は、基地局60から警報指示を受信した場合、第一の管理端末サウンド警報部46Aから音による警報を発すると共に、第一の管理端末ビジュアル警報部46Bのうち、受信した警報信号に係る作業端末30と対応付けられているLED46Baを点滅状態とする。
例えば、第3班の2番目の作業員がフック6を使用していない場合、第3班の第一の管理者が携帯する第一の管理端末40は、図8(b)に示すように、第一の管理端末サウンド警報部46Aから音による警報を発すると共に、第一の管理端末ビジュアル警報部46Bにおいて2番目のLED46Baを点滅状態とする。このとき、例えば、受信した警報指示が第一の警報指示であれば、警報を第一のアラーム音と黄色の点滅とし、受信した警報指示が第二の警報指示であれば、警報を第二のアラーム音と赤色の点滅とする。
警報が発せられた第一の管理端末40を所持する第3班の第一の管理者は、対象の作業者がいる現場に赴いて状況を確認し、作業者がフック6を使用したことを確認した場合は第一の管理端末警報リセット部46Dを操作して警報をリセットする。
このように作業者のフック6の使用状況を第一の管理者が監視できるため、フック6の不使用による作業者の墜落事故をより一層防止することができる。
第二の管理端末50は、基地局60から警報指示を受信した場合、第二の管理端末サウンド警報部56Aから音による警報を発すると共に、第二の管理端末ビジュアル警報部56Bのうち、受信した警報信号に係る第一の作業端末30と対応付けられているLED56Baを点滅状態とする。
例えば、第3班の少なくとも一人の作業員がフック6を使用していない場合、第二の管理者が携帯する第二の管理端末50は、図8(b)に示すように、第二の管理端末サウンド警報部56Aから音による警報を発すると共に、第二の管理端末ビジュアル警報部56Bにおいて3番目のLED56Baを点滅状態とする。このとき、例えば、受信した警報指示が第一の警報指示であれば、警報を第一のアラーム音と黄色の点滅表示とし、受信した警報指示が第二の警報指示であれば、警報を第二のアラーム音と赤色の点滅表示とする。
警報が発せられた第二の管理端末50を所持する第二の管理者は、第3班の第一の管理者に電話等で状況を確認し、安全が確認された場合は第二の管理端末警報リセット部56Dを操作して警報をリセットする。
このように作業者のフック6の使用状況を第一の管理者と第二の管理者によって二重に監視できるため、フック6の不使用による作業者の墜落事故をより一層防止することができる。
なお、第一の管理者又は第二の管理者が墜落制止用器具を着用している場合は、第一の管理者や第二の管理者についても、作業者と同様に発信手段10や送信手段等を取り付けてフック使用監視装置によりフック6の使用を監視することができる。この場合、第一の管理端末40や第二の管理端末50に、作業端末30の機能を同居させてもよい。
また、上記した実施例では、電波を利用してフック6と作業者の基点との距離を算出したが、超音波を利用してフック6と作業者の基点との距離を算出することもできる。音波は電波に比べて速度が遅いため、超音波を利用した場合は、フック6と作業者との距離の算出精度を、低コストで高精度なものとしやすい。
超音波を利用する場合は、フック6に配置される発信手段10は超音波を発信する超音波発信機とし、作業者に配置される複数の受信手段20は超音波を受信する超音波受信機とする。また、発信手段10及び作業端末30は時計部を有し、例えば作業者が出入口2A、2Bを通過した際に発信手段10及び作業端末30の時間は当該出入口2A、2Bに設けられた基地局60の時間に合わせられる(上書きされる)。また、各受信手段20は、作業端末30が受け取った基地局60の時間で同期がとられる。そして発信手段10から発信される超音波に時刻情報を含めることにより、各受信手段20が受信した際の発信手段10との距離は、時差×音速で求められる。
また、受信手段20を三つ備えた場合は、上記した実施例と同様に、距離算出手段70は、発信手段10と各受信手段20との距離を用いた三点測位により、フック6の位置を算出することができる。
2A、2B 出入口
6 フック
10 発信手段
20 受信手段
30 作業端末
40 第一の管理端末
50 第二の管理端末
60 基地局
70 距離算出手段
80 高度取得手段
90 警報判断手段
100 記憶手段
110 作業者気圧計測手段
120 定点気圧計測手段
130 基地局電波発信手段
140 作業者電波受信手段
α、β 作業区域

Claims (8)

  1. 作業者が着用する墜落制止用器具のフックの使用を監視する墜落制止用器具のフック使用監視装置であって、
    前記作業者が携帯し、前記フックが使用されているか否かの判断に用いるデータを取得する作業端末CPU部を有した作業端末と
    記作業者の高度を取得する高度取得手段と、
    警報を発するか否かを判断する警報判断手段と、
    前記フックが使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及び前記フックを使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段と、
    所定位置に設置され前記作業端末と通信する基地局と
    前記作業者を管理する第一の管理者が携帯する第一の管理端末と、
    前記第一の管理者を管理する第二の管理者が携帯する第二の管理端末とを備え、
    前記高度取得手段、前記警報判断手段、及び記憶手段は、前記基地局に設けられ、
    前記作業端末は、前記作業端末CPU部取得した前記データを前記基地局へ送信し、
    前記警報判断手段は、前記データが前記フック使用基準を満たさず、かつ前記高度取得手段で取得した高度が前記基準高度以上であると判断した場合に、前記作業端末、前記第一の管理端末、及び前記第二の管理端末へ警報指示を出力することを特徴とするフック使用監視装置。
  2. 作業者が着用する墜落制止用器具のフックの使用を監視する墜落制止用器具のフック使用監視装置であって、
    前記作業者が携帯し、前記フックが使用されているか否かの判断に用いるデータを取得する作業端末CPU部を有した作業端末と、
    前記作業者の高度を取得する高度取得手段と、
    警報を発するか否かを判断する警報判断手段と、
    前記フックが使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及び前記フックを使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段と、
    所定位置に設置され前記作業端末と通信する基地局とを備え、
    前記高度取得手段、前記警報判断手段、及び記憶手段は、前記基地局に設けられ、
    前記作業端末は、前記作業端末CPU部が取得した前記データを前記基地局へ送信し、
    前記記憶手段は、前記基準高度として第一の基準高度と、前記第一の基準高度よりも大きい第二の基準高度とを記憶し、
    前記警報判断手段は、前記データが前記フック使用基準を満たさず、かつ前記高度取得手段で取得した高度が前記基準高度以上であると判断した場合に、前記作業端末へ警報指示を出力するものであり、前記高度取得手段で取得した高度が前記第一の基準高度以上前記第二の基準高度未満の場合は前記警報指示として第一の警報指示を出力し、前記高度取得手段で取得した高度が前記第二の基準高度以上の場合は前記警報指示として第二の警報指示を出力することを特徴とするフック使用監視装置。
  3. 作業者が着用する墜落制止用器具のフックの使用を監視する墜落制止用器具のフック使用監視装置であって、
    前記作業者が携帯し、前記フックが使用されているか否かの判断に用いるデータを取得する作業端末CPU部を有した作業端末と、
    前記作業者の高度を取得する高度取得手段と、
    警報を発するか否かを判断する警報判断手段と、
    前記フックが使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及び前記フックを使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段と、
    所定位置に設置され前記作業端末と通信する基地局と、
    前記作業者に携帯され気圧を計測する作業者気圧計測手段と、
    所定位置に設置され気圧を計測する定点気圧計測手段とを備え、
    前記高度取得手段、前記警報判断手段、及び記憶手段は、前記基地局に設けられ、
    前記作業端末は、前記作業端末CPU部が取得した前記データを前記基地局へ送信し、
    前記警報判断手段は、前記データが前記フック使用基準を満たさず、かつ前記高度取得手段で取得した高度が前記基準高度以上であると判断した場合に、前記作業端末へ警報指示を出力し、
    前記記憶手段は、前記定点気圧計測手段の高度を記憶し、
    前記高度取得手段は、前記作業者気圧計測手段で計測した気圧と前記定点気圧計測手段で計測した気圧との差、及び前記記憶手段に記憶されている前記定点気圧計測手段の高度に基づいて前記作業者の高度を算出することを特徴とするフック使用監視装置。
  4. 前記作業者が作業区域に設置された出入口から入場すると、入場した前記作業者が携帯する前記作業者気圧計測手段と、前記作業区域において気圧の差を求める対象となる前記定点気圧計測手段との対応付けが行われることを特徴とする請求項に記載のフック使用監視装置。
  5. 電波を発信する基地局電波発信手段を有した前記基地局を少なくとも三つと、
    前記作業者に携帯され前記基地局電波発信手段が発信した電波を受信する作業者電波受信手段とを備え、
    前記記憶手段は、前記基地局の位置を記憶し、
    前記高度取得手段は、前記作業者気圧計測手段で計測した気圧と前記定点気圧計測手段で計測した気圧との差、及び前記記憶手段に記憶されている前記定点気圧計測手段の高度に基づいて算出した前記作業者の高度を、複数の前記基地局電波発信手段から同時に発信された電波を前記作業者電波受信手段が受信した時刻に基づく前記基地局と前記作業者との距離を用いて算出した前記作業者の高度で補正することを特徴とする請求項又は請求項に記載のフック使用監視装置。
  6. 前記基地局は、前記出入口に設置されていることを特徴とする請求項又は請求項を引用する請求項に記載のフック使用監視装置。
  7. 作業者が着用する墜落制止用器具のフックの使用を監視する墜落制止用器具のフック使用監視装置であって、
    前記作業者が携帯し、前記フックが使用されているか否かの判断に用いるデータを取得する作業端末CPU部を有した作業端末と、
    前記作業者の高度を取得する高度取得手段と、
    警報を発するか否かを判断する警報判断手段と、
    前記フックが使用されているか否かの基準であるフック使用基準、及び前記フックを使用すべき高度の基準である基準高度を記憶する記憶手段と、
    所定位置に設置され前記作業端末と通信する基地局と、
    記フックに配置され電波又は音波を発信する発信手段と、前記作業者に配置され前記発信手段が発信した前記電波又は前記音波を受信する複数の受信手段とを備え、
    前記高度取得手段、前記警報判断手段、及び記憶手段は、前記基地局に設けられ、
    前記基地局に前記フックと前記作業者の基点との距離を算出する距離算出手段を備え、
    前記記憶手段は、前記フック使用基準として基準距離を記憶し、
    一つの前記発信手段が発信した前記電波又は前記音波を複数の前記受信手段で受信し、
    前記作業端末CPU部は、各前記受信手段が前記発信手段から受信した前記電波又は前記音波の前記データを取得し、
    前記距離算出手段は、複数の前記受信手段で受信した前記電波の強度又は前記音波に基づいて前記フックと前記作業者の前記基点との距離を算出し、
    前記警報判断手段は、前記距離算出手段で算出した距離が前記基準距離未満であり、かつ前記高度取得手段で取得した高度が前記基準高度以上であると判断した場合に、前記作業端末へ警報指示を出力することを特徴とするフック使用監視装置。
  8. 前記受信手段を少なくとも三つ備え、
    前記記憶手段には、前記作業者の前記基点からの前記フックの方向ごとに設定された前記基準距離が記憶されており、
    前記距離算出手段は、三つの前記受信手段で受信したそれぞれの前記電波の強度又は前記音波を用いた三点測位により、前記フックと前記作業者の前記基点との距離、及び前記作業者の前記基点からの前記フックの方向を算出し、
    前記警報判断手段は、前記距離算出手段で算出した前記フックの方向における距離が前記基準距離未満であり、かつ前記高度取得手段で取得した高度が前記基準高度以上である場合に前記警報指示を出力することを特徴とする請求項に記載のフック使用監視装置。
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