JP7461327B2 - 廃食用油を用いたエネルギー生成システムおよびエネルギー生成方法 - Google Patents

廃食用油を用いたエネルギー生成システムおよびエネルギー生成方法 Download PDF

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Description

ここに開示される技術は、廃食用油を用いたエネルギー生成システムおよびエネルギー生成方法に関する。
地球温暖化等の環境問題への対策として、バイオマス、太陽光、水力、風力、地熱などの再生可能エネルギーから得られる電力(以下、「グリーン電力」ともいう。)が注目されている。このような再生可能エネルギーから電力を得る発電方法は、石油、石炭、天然ガス等の化石燃料を用いた発電方法と比較して、大幅にCOを削減することができるため、地球温暖化等の環境問題への対策の一つとして有効である。
商業施設等は、上記した再生可能エネルギーから得られる電力を用いることで、地球環境への影響を配慮していることを対外的にアピールすることができ、社会的な評価が向上することが見込まれる。特許文献1においては、業者から廃棄されたバイオマスを回収してエネルギーを生成するエネルギー生成装置と、業者がバイオマスからエネルギーを生成したことに関する情報を表示する表示部とを備えるエネルギー生成システムが開示されている。業者がバイオマスからエネルギーを生成したことを表示することにより、業者の社会的な評価を高めて、バイオマス利用のモチベーションをさらに高めることが可能となることが記載されている。
特開2020-039272号公報
ところで、特許文献1に記載の技術においては、家庭から提供され得る廃食用油等を回収して、再生可能エネルギーの原料として活用することについては検討されていない。グリーン電力をより普及させるためには、このような家庭から提供され得る廃食用油を効率よく回収し、活用することが望まれる。このため、廃食用油を提供する提供者、および廃食用油を回収する回収者の双方にとってメリットを有するエネルギー生成システムが求められている。
上述した課題を解決するべく、ここに開示される技術によって、以下の構成のエネルギー生成システムが提供される。ここに開示されるエネルギー生成システムは、廃食用油を回収する回収装置と、上記回収した廃食用油を燃料として電力を生成する発電装置と、上記回収装置および上記発電装置を管理する管理装置と、を備える。上記管理装置は、上記回収装置が回収した廃食用油の量に基づいて上記発電装置から得られる電力量を算出する電力量算出部と、上記算出した電力量に基づいてインセンティブを設定する設定部と、上記設定されたインセンティブを上記廃食用油の提供者に付与する付与部と、を備える。
上記構成のエネルギー生成システムから得られる電力はいわゆるグリーン電力である。当該システムにおいては、廃食用油の回収量から算出される電力量に基づいてインセンティブが設定されるため、当該インセンティブを獲得したい提供者が積極的に廃食用油を提供することが見込まれる。これにより、廃食用油を燃料として生成されるグリーン電力を増加させることができる。また、当該システムにおいては、かかるグリーン電力の電力量を基準としたインセンティブの算出がなされるため、グリーン電力への関心を高めることができる。したがって、かかる構成のシステムによれば、グリーン電力の普及を促進することができる。
ここに開示されるエネルギー生成システムの好ましい一態様では、上記回収装置および上記発電装置のうち、少なくともいずれか一方が商業施設に設置される。
かかる構成によれば、廃食用油を回収する商業施設は、廃食用油を燃料として発電していること等を対外的にアピールすることができる。これによって、商業施設の社会的な評価が向上することが見込まれる。したがって、商業施設は、回収装置および発電装置のうち少なくともいずれか一方を設置することのメリットがある。このため、回収装置および発電装置のうち少なくともいずれか一方を設置する商業施設が増加することが見込まれ、グリーン電力の普及が促進される。
ここに開示されるエネルギー生成システムの好ましい一態様では、上記管理装置が、第1取得部をさらに備えていてもよい。第1取得部は、商業施設の管理者が入力した入力インセンティブを取得してもよい。そして、上記設定部は、上記第1取得部によって取得された上記入力インセンティブを、上記廃食用油の提供者に付与すべきインセンティブとして設定してもよい。
ここに開示されるエネルギー生成システムの好ましい一態様では、上記管理装置が、提示部と、第2取得部を備えていてもよい。提示部は、上記設定部が設定したインセンティブを提示してもよい。第2取得部は、上記廃食用油の提供者が選択した選択インセンティブを取得してもよい。
ここに開示されるエネルギー生成システムの好ましい一態様では、上記管理装置が、第3取得部と、発電制御部と、を備えていてもよい。第3取得部は、売電価格を取得してもよい。そして、上記設定部は、上記インセンティブを上記電力量算出部が算出した電力量と、上記第3取得部が取得した売電価格とに基づいて設定するように構成されていてもよい。また、上記発電制御部は、上記第3取得部が取得した売電価格が予め定められた基準売電価格よりも高い場合に、上記発電装置を起動させるように構成されていてもよい。
他の側面において、ここに開示される技術は、エネルギー生成方法を提供する。ここに開示されるエネルギー生成方法は、商業施設において回収した廃食用油を燃料として発電装置を稼働し電力を生成するエネルギー生成方法であって、上記廃食用油の回収量に基づいて得られる電力量を算出するステップと、上記算出した電力量に基づいてインセンティブを設定するステップと、上記設定されたインセンティブを上記廃食用油の提供者に付与するステップと、を含む。
かかる構成のエネルギー生成方法によれば、廃食用油の回収量から算出される電力量に基づいてインセンティブが設定されるため、当該インセンティブを獲得したい提供者が積極的に廃食用油を提供することが見込まれる。これにより、廃食用油から生成されるグリーン電力を増加させることができ、グリーン電力の普及が促進される。
ここに開示されるエネルギー生成方法の好ましい一態様では、上記商業施設の管理者が入力した入力インセンティブを取得するステップをさらに含んでいてもよい。そして、上記設定するステップにおいて、上記取得した入力インセンティブを廃食用油の提供者に付与すべきインセンティブとして設定してもよい。
ここに開示されるエネルギー生成方法の好ましい一態様では、上記設定するステップにおいて設定したインセンティブを、上記廃食用油の提供者に提示するステップと、該提示するステップにおいて提示されたインセンティブの中から上記廃食用油の提供者が選択した選択インセンティブを取得するステップと、をさらに含んでいてもよい。そして、上記付与するステップにおいて、上記取得した選択インセンティブを上記廃食用油の提供者に付与するように構成されていてもよい。
ここに開示されるエネルギー生成方法の好ましい一態様では、売電価格を取得するステップと、発電装置の起動を制御するステップをさらに含んでいてもよい。上記設定するステップでは、上記電力量を算出するステップにおいて算出される電力量と、上記取得した売電価格とに基づいてインセンティブを設定してもよい。また、発電装置の起動を制御するステップにおいては、上記売電価格を取得するステップにおいて取得した売電価格と、予め定められた基準売電価格とを比較して、上記取得した売電価格が前記基準売電価格を上回る場合には、上記発電装置を起動させるように構成されていてもよい。
一実施形態に係るエネルギー生成システムが適用される一例を模式的に示す図である。 一実施形態に係るエネルギー生成システムのブロック図である。 一実施形態に係るエネルギー生成方法の手順を示すフローチャート図である。 一実施形態に係る入力インセンティブの設定手順を示すフローチャート図である。 一実施形態に係る選択インセンティブの付与手順を示すフローチャート図である。 一実施形態に係るインセンティブの設定手順を示すフローチャート図である。 一実施形態に係る発電装置の起動手順を示すフローチャート図である。
以下、図面を参照しながらここに開示されるエネルギー生成システムの一実施形態を説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。本発明は、特に限定されない限りにおいて、ここで説明される実施形態に限定されない。また、同一の作用を奏する部材、部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略されるものとする。
まず、ここに開示される廃食用油を用いたエネルギー生成システム100が適用される一例について、図1を参照しつつ説明する。ここに開示されるエネルギー生成システム100は、例えば商業施設200に設置される回収装置20によって提供者10から廃食用油11を回収し、当該廃食用油11を燃料(例えば、バイオディーゼル)として発電装置30を稼働し電力を得る。そして、回収装置20および発電装置30を管理する管理装置55は、廃食用油11から得られる電力量を算出して、当該電力量に応じたインセンティブを廃食用油11の提供者10に付与する。これにより、提供者10は当該インセンティブを獲得するために積極的に廃食用油11を提供することが見込まれる。また、かかるエネルギー生成システム100を用いて得られる電力は、いわゆるグリーン電力の一種である。このようなグリーン電力を基準としたインセンティブの設定および付与を実施することで、グリーン電力への関心を高め、グリーン電力の普及を促進させることができる。
ここで、本明細書において、「廃食用油」とは、植物性の食用油として市販されているものを調理等に使用した使用後の油のことをいう。植物性の食用油としては、特に限定されず、大豆油、ヒマワリ油、菜種油、ゴマ油、トウモロコシ油、パーム油、紅花油、オリーブ油、米油等が挙げられる。「バイオディーゼル」とは、生物由来の油から作られるディーゼルエンジン用の燃料の総称で、バイオマスエネルギーの一つである。また、「グリーン電力」とは、バイオマス、太陽光、水力、風力、地熱などの再生可能エネルギーから発電される電力のことである。ここに開示される技術によっては、循環資源である植物性の廃食用油を燃料として発電装置を稼働させてグリーン電力を得る。当該グリーン電力は、発電装置を稼働させて発電する際にはCOを排出するものの、石油、石炭、天然ガス等の化石燃料を用いた発電と比較して、大幅にCOを削減することができる。したがって、環境問題への影響が配慮されたエネルギーであるといえる。
上記したエネルギー生成システム100の発電装置30で発電された電力は、商業施設200で使用される。あるいは、例えばアグリゲーターを介して電力会社などの特定の業者に売られてもよい。ここで、「アグリゲーター」とは、電力会社などの特定の業者の要求に応じて電力を調達し、特定の業者に電力を供給するものをいう。アグリゲーターは、売電価格を提示し、提示した売電価格に応じて電力を買い取り、買い取った電力を特定の業者に提供する。
ところで、ここに開示されるエネルギー生成システム100を用いた場合においては、アグリゲーターが買い取る電力は、廃食用油11から得られるグリーン電力である。近年グリーン電力への関心は高まっており、グリーン電力を対象とした電力の売買が今後も普及することが見込まれる。このため、アグリゲーターは、ここに開示されるエネルギー生成システム100を備える商業施設200などと、より多く契約することが好ましい。
商業施設200とは、顧客に対して商品やサービスを提供することができる店舗や施設を1つまたは複数有する施設のことである。商品またはサービスには、無料の商品またはサービスが含まれていてもよい。商業施設200は、例えば、スーパーマーケットやショッピングモールである。商業施設200は、ここでは、図1に示すように、複数の店舗212を有する建物210と、駐車場220と、を備えている。
商業施設200は、充放電装置230を備えているとよい。ここで、「充放電装置」とは、提供者10が使用する電動車両12や提供者端末80に対して充電または放電(以下、充放電ともいう。)を行う装置である。商業施設200に設置される充放電装置230の数は特に限定されず、1つであってもよいし、2つ以上の複数であってもよい。また、充放電装置230は、図1に示されるように、商業施設200の建物210内(すなわち屋内)に設置されていてもよいし、駐車場220内(すなわち屋外)に設置されていてもよい。なお、本明細書において「電動車両」とは、電気自動車(BEV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)等の電力を駆動源とした車のことをいう。電動車両12は、四輪車であってもよいし、二輪車であってもよい。
回収装置20は、提供者10が持参した廃食用油11を回収する装置である。回収装置20は、廃食用油11を回収可能な装置であれば特に限定されない。ここでは、回収装置20は、図1に示すように、画面21と、タッチパネル、キーボードまたはマウス等の提供者10が操作して入力する入力手段22と、提供者10が持参した廃食用油11を投入する投入口23と、投入された廃食用油11を貯留する回収タンク24と、投入された廃食用油11を計量する回収量計測部25と、装置制御部26(図2参照)とを備えている。投入口23には、ポリオレフィン等の繊維質からなるフィルターが設けられていることが好ましい。かかるフィルターにより、廃食用油中に浮遊する揚げ滓等の固形の食物の残り滓を除去することができる。回収量計測部25は、廃食用油11の提供者10毎に投入された廃食用油の量(ml)を計測する。装置制御部26は、画面21、入力手段22、および回収量計測部25と通信可能に接続されている。
発電装置30は、廃食用油を燃料(例えばバイオディーゼル)として発電する装置である。発電装置30は、廃食用油を燃料として発電可能な装置である限り、特に限定されない。ここでは、発電装置30は、図1に示すように、廃食用油11を原料としたバイオディーゼルを貯留するタンク31と、タンク31を開閉するバルブ32と、バイオディーゼルを燃焼させて発電するディーゼル発電機33と、装置制御部34(図2参照)とを備えている。タンク31に貯留されたバイオディーゼルは、バルブ32を開くことによりディーゼル発電機33に供給される。ディーゼル発電機33は、バイオディーゼルが供給される発電を開始する。装置制御部34は、バルブ32およびディーゼル発電機33と通信可能に接続されている。装置制御部34は、バルブ32の開閉を制御することにより、ディーゼル発電機33の起動または停止を制御することができる。これにより、発電装置30の起動を制御することができる。
発電装置30には、精油装置35が備えられていてもよい。例えば、回収タンク24に貯留された廃食用油11が精油装置35に供給され、精油装置35によって精製された油(すなわち、バイオディーゼル)がタンク31に供給されるように構成されていてもよい。なお、図1においては、精油装置35、回収タンク24およびタンク31が接続されているが、精油装置35は回収装置20および発電装置30とは別の場所に設置されていてもよい。
好適な一態様では、上記した回収装置20および発電装置30のうち、少なくともいずれか一方は商業施設200に設置される。より好ましくは、回収装置20および発電装置30がともに商業施設に設置されているとよい。
エネルギー生成システム100においては、例えば、発電装置30から得られる電力を蓄える蓄電装置40が備えられていてもよい。蓄電装置40に蓄えられた電力は、商業施設200で使用されたり、アグリゲーターに供給されたりする。蓄電装置40に蓄えられる電力(すなわち、蓄電量)は日時毎に変化するものである。例えば、商業施設200において使用される電力量が少ないときには蓄電量が多くなり、商業施設200において使用される電力量が多い場合には蓄電量が少なくなる。
次に、ここに開示されるエネルギー生成システム100の構成について説明する。図2は、ここに開示されるエネルギー生成システム100の模式的なブロック図である。エネルギー生成システム100は、例えばクライアントサーバシステムによって実現される。ただし、エネルギー生成システム100は、クラウドコンピューティングシステムによって実現されてもよい。図2に示すように、エネルギー生成システム100は、回収装置20と、発電装置30と、管理サーバ50と、提供者端末80と、管理者端末85と、アグリゲーター端末90と、を備えている。
提供者端末80は、廃食用油11の提供者10が使用する端末である。ここで、提供者端末80は、例えば提供者10が使用するスマートフォン、タブレット端末、デスクトップ型やラップトップ型のパーソナルコンピュータであってもよい。図2に示すように、提供者端末80は、画面81と、タッチパネル、キーボードまたはマウス等の提供者10が操作して入力する入力手段82と、端末制御部83とを備えている。端末制御部83は、画面81および入力手段82と通信可能に接続されている。
管理者端末85は、商業施設200の管理者が使用する端末である。管理者端末85は、例えば商業施設200の管理者が使用するスマートフォン、タブレット端末、デスクトップ型やラップトップ型のパーソナルコンピュータであってもよい。図2に示すように、管理者端末85は、画面86と、タッチパネル、キーボードまたはマウス等の商業施設200の管理者が操作して入力する入力手段87と、端末制御部88とを備えている。端末制御部88は、画面86および入力手段87と通信可能に接続されている。
アグリゲーター端末90は、アグリゲーターが使用する端末であり、売電価格に関する情報を管理する端末である。アグリゲーター端末90は、例えばアグリゲーターが使用するデスクトップ型やラップトップ型のパーソナルコンピュータやサーバによって実現される。図2に示すように、アグリゲーター端末90は、画面91と、タッチパネル、キーボードまたはマウス等のアグリゲーターが操作して入力する入力手段92と、端末制御部93とを備えている。端末制御部93は、画面91および入力手段92と通信可能に接続されている。
管理サーバ50は、回収装置20、発電装置30、提供者端末80、管理者端末85、およびアグリゲーター端末90と通信可能に接続されている。管理サーバ50は、インターネットなどのネットワークを介して、回収装置20、発電装置30、提供者端末80、管理者端末85、およびアグリゲーター端末90に接続されている。管理サーバ50は、単一のコンピュータによって実現されてもよいし、複数のコンピュータが協働して実現されるものであってもよい。管理サーバ50は、管理装置55を備えている。なお、図示は省略するが、管理サーバ50は、アグリゲーター端末90等と同様に、画面と、入力手段と、を備えていてもよい。
管理装置55の構成は特に限定されない。ここでは、管理装置55は、例えば、マイクロコンピュータである。管理装置55は、例えばI/Fと、CPUと、ROMと、RAMと、を備えている。図2に示すように、管理装置55は、電力量算出部71と、設定部72と、付与部73と、を備えている。管理装置55は、各部71~73のほかに、記憶部60と、第1通信部61と、第2通信部62と、第3通信部63と、第4通信部64と、第5通信部65と、第1取得部74と、提示部75と、第2取得部76と、第3取得部77と、発電制御部78と、を備えている。管理装置55を構成する各部60~78は、1つまたは複数のプロセッサによって実現されるものであってもよいし、回路に組み込まれるものであってもよい。
第1通信部61は、回収装置20と通信可能に構成されている。ここでは、第1通信部61は回収装置20の装置制御部26と通信可能に接続されている。第2通信部62は、発電装置30と通信可能に構成されている。ここでは、第2通信部62は、発電装置30の装置制御部34と通信可能に接続されている。第3通信部63は、提供者端末80と通信可能に接続されている。ここでは、第3通信部63は、提供者端末80の端末制御部83と通信可能に接続されている。第4通信部64は、管理者端末85と通信可能に接続されている。ここでは、第4通信部64は、管理者端末85の端末制御部88と通信可能に接続されている。第5通信部65は、アグリゲーター端末90と通信可能に接続されている。ここでは、第5通信部65は、アグリゲーター端末90の端末制御部93と通信可能に接続されている。
次に、ここに開示されるエネルギー生成システム100における処理手順について説明する。図3は、エネルギー生成システム100による処理手順を示すフローチャート図である。
まず、図3のステップS11では、図2の電力量算出部71は、回収装置20が回収した廃食用油の回収量(ml)を取得する。より詳細には、廃食用油の回収量(ml)は、回収装置20の装置制御部26から第1通信部61を介して、管理装置55に送信される。そして、電力量算出部71は、管理装置55に送信された廃食用油の回収量を取得する。図3のステップS12では、電力量算出部71は、提供者10の識別情報を取得する。ここで、提供者10の識別情報とは、提供者10を特定することができる情報であればよく、このような情報として例えば、提供者10の氏名やID等が挙げられる。提供者10の識別情報は、例えば、回収装置20の画面21と入力手段22とを用いて入力され得る。画面21には、例えば、識別情報入力画面(図示せず)が表示される。提供者10は、入力手段22を操作して、提供者10の氏名やID等の識別情報を入力する。識別情報が入力されると、回収装置20の装置制御部26から第1通信部61を介して、管理装置55に識別情報が送信される。そして、電力量算出部71は、管理装置55に送信された識別情報を取得する。なお、提供者10の識別情報は提供者端末80から送信されてもよい。例えば、提供者10は、提供者端末80の画面81および入力手段82を操作して、自身の識別情報を入力する。識別情報が入力されると、提供者端末80の端末制御部83から第3通信部63を介して、管理装置55に識別情報が送信される。そして、電力量算出部71は、管理装置55に送信された識別情報を取得することができる。
図3のステップS13では、図2の電力量算出部71は、回収装置20が回収した廃食用油の回収量(ml)に基づいて、発電装置30から得られる電力量(kW)を算出する。電力量算出部71は、上記取得した情報を参照して、提供者10毎に、回収した廃食用油の回収量(ml)に基づく発電装置30から得られる電力量(kW)を算出する。回収量から算出される電力量は、提供者10が提供する廃食用油11の状態によって異なるため、一概には規定できないが、例えば、家庭から提供される廃食用油を燃料として用いたときに得られる電力量の平均値を求め、当該平均値に基づいて定めるとよい。算出された電力量は、上記取得した提供者10の識別情報と紐づけられて、図2の記憶部60のデータベースDBに格納される。
図3のステップS14では、図2の設定部72は、上記電力量算出部71が算出した電力量に基づいて、提供者10に付与すべきインセンティブを設定する。ここで、「インセンティブ」とは、提供者10に廃食用油11の提供を動機づけるものであって、提供者毎に調整可能なものであれば特に限定されない。インセンティブの一例としては、ポイント、クーポン、優待券等が挙げられる。例えば、回収装置20および発電装置30の少なくともいずれか一方は、上述したように商業施設200に設置され得る。ポイントは、例えば、商業施設200の店舗212で商品やサービスを購入する際に使用できるポイントであってもよい。クーポンは、例えば、商業施設200の店舗212で商品やサービスを購入する際に料金を割引できるクーポンであってもよい。優待券は、例えば、商業施設200の店舗212がサービスを提供する場合に優先的に予約できること等の優遇がなされる券のことであってもよい。
インセンティブの他の一例として、提供者10は、自身が提供した廃食用油の回収量に基づく電力量分の電力を商業施設200に売電してもよい。例えば、提供者10が1000mlの廃食用油11を提供して1kWの電力が得られると算出された場合には、1kW分の電力を商業施設200に対して売電し、対価として金銭を得てもよい。また、他の一例としては、自身が提供した廃食用油の量に基づく電力量分の電力を、充放電装置230を介して自身の電動車両12や提供者端末80への充電に充ててもよい。なお、設定部72で提供者10に対して付与すべきインセンティブとして設定されるインセンティブは、1種類でなくてもよい。例えば、上記したクーポンや優待券、売電の権利等のインセンティブが複数付与されるように設定してもよい。
図3のステップS15では、図2の付与部73は、上記設定部72で設定されたインセンティブを廃食用油11の提供者10に付与する。ここで、「インセンティブを付与する」とは、例えば記憶部60に記憶されるデータベースDBにおいて、提供者10とインセンティブとが関連付けられて、提供者10に対してインセンティブが登録されることをいう。ただし、例えばインセンティブが電子的にやり取りできるもの、例えば電子クーポン等であった場合には、電子クーポンを提供者10の提供者端末80に送信することを、インセンティブを付与するとしてもよい。
以上、ここに開示されるエネルギー生成システム100では、図2に示すように、管理装置55は、回収装置20が回収した廃食用油の回収量に基づいて発電装置30から得られる電力量を算出する電力量算出部71と、当該算出された電力量に基づいて提供者10に付与すべきインセンティブを設定する設定部72と、設定されたインセンティブを付与する付与部73と、を備えている。かかる構成のシステムから得られる電力は、廃食用油を燃料として生成されたグリーン電力であり、石油や石炭を燃料として生成される電力と比べて地球環境に対する負荷を低減させることができる。また、廃食用油の回収量に基づく電力量を基準として、提供者10に還元されるインセンティブが算出されており、かかるインセンティブを獲得したい提供者10から、廃食用油を積極的に回収することができる。さらに、回収装置20および発電装置30の少なくともいずれか一方が設置される商業施設200は、グリーン電力を用いていることを対外的にアピールすることができるため社会的な評価が向上し、かつ、廃食用油11を提供する提供者10が来店することでさらなる集客が見込まれる。したがって、廃食用油の回収が促進され、廃食用油を燃料として生成されるグリーン電力を普及させることができる。
好適な一態様では、回収装置20および発電装置30の少なくともいずれか一方が商業施設200に設置され、管理装置55の設定部72で設定されるインセンティブは、当該商業施設200の管理者が決定することができる。ここで、商業施設200の管理者によって設定されるインセンティブは、かかる商業施設200への来場を促進するものであってもよく、上記したインセンティブと同様のものであってもよい。一例としては、回収装置20および発電装置30の少なくともいずれか一方が設置される商業施設200の店舗212で、限定的に使用できる優待券が挙げられる。また、商業施設200に提供者10が売電する際の料金を割り増しできるクーポンであってもよい。
図4は、商業施設200の管理者が廃食用油11の提供者10に付与すべきインセンティブを設定する際の処理手順を示すフローチャート図である。図4のステップS21では、図2の第1取得部74は、商業施設200の管理者が入力した入力インセンティブを取得する。ここで入力される入力インセンティブは、1種類であってもよく、複数種類であってもよい。ステップS22では、設定部72は、第1取得部74によって取得された入力インセンティブを、提供者10に付与すべきインセンティブとして設定する。
かかる構成によれば、提供者10が積極的に商業施設200へ来場することが見込まれる。また、売電料金を割り増しして、より多くの提供者10に売電してもらうことで、商業施設200で使用される電力の多くが廃食用油から生成されたグリーン電力であることを対外的にアピールすることができ、商業施設200の社会的な評価が向上することも見込まれる。このため、商業施設200の管理者にとって、ここに開示されるエネルギー生成システム100を利用することのメリットがさらに大きくなり、廃食用油を燃料とした発電を促進することができる。
なお、図4のステップS21において、第1取得部74が取得する入力インセンティブを商業施設200の管理者が入力する手段は特に限定されない。図2に示すように、例えば管理者端末85には、画面86と入力手段87とが設けられている。画面86には例えば、入力インセンティブ入力画面(図示せず)が表示される。商業施設200の管理者は、入力手段87を操作して、上記入力インセンティブ入力画面に、管理者が設定したい入力インセンティブを入力する。入力インセンティブが決定されると、管理者端末85の端末制御部88から第4通信部64を介して、管理装置55に入力インセンティブが送信される。そして、第1取得部74は、管理装置55に送信された入力インセンティブを取得する。
好適な一態様では、管理装置55の付与部73で付与されるインセンティブは、廃食用油11の提供者10が選択することができる。より詳細には、設定部72で設定されたインセンティブが提示部75に提示され、提供者10は提示されたインセンティブの中から自身のインセンティブを選択し、獲得することができる。図5は、廃食用油11の提供者10が付与部73で付与されるインセンティブを選択する際の処理手順を示すフローチャート図である。
図5のステップS31では、図2の提示部75は、設定部72で設定したインセンティブを提示する。提示部75で提示されるインセンティブは、一つであってもよく、複数であってもよい。好ましくは、複数のインセンティブが提示されているとよい。ここで、設定部72が設定したインセンティブを提示部75が提示する具体的な手段は、特に限定されない。例えば、図2に示す提供者端末80の画面81に当該インセンティブを表示してもよい。あるいは、回収装置20の画面21に当該インセンティブを表示してもよい。
次いで、図5のステップS32では、図2の第2取得部76は、提供者10が選択した選択インセンティブを取得する。ここで、図5のステップS32において図2の第2取得部76が取得する選択インセンティブを、提供者10が選択(入力)する手段は特に限定されない。図2に示すように、例えば提供者端末80には、画面81と入力手段82とが設けられている。画面81には例えば、選択インセンティブ選択画面(図示せず)が表示される。提供者10は、入力手段82を操作して、上記選択インセンティブ選択画面に、提供者10がインセンティブとして付与されたい選択インセンティブを入力する。選択インセンティブが決定されると、提供者端末80の端末制御部83から第3通信部63を介して、管理装置55に選択インセンティブが送信される。そして、第2取得部76は、管理装置55に送信された選択インセンティブを取得する。なお、選択インセンティブを提供者10が選択(入力)する手段は、回収装置20の画面21と入力手段22とを用いて実現されてもよい。
そして、図5のステップS33では、図2の付与部73は、第2取得部76によって取得された選択インセンティブを、廃食用油11の提供者10に付与する。
かかる構成によれば、廃食用油11の提供者10は、自身のインセンティブを選択して獲得することができる。これにより、廃食用油の提供者がより積極的に廃食用油を提供するようになるため、廃食用油を利用した発電を促進することができる。
好適な一態様では、管理装置55の設定部72で設定されるインセンティブは、上記電力量算出部71が算出した電力量と、売電価格とに基づいて設定することができる。図6は、インセンティブを電力量と売電価格とに基づいて設定する際の処理手順を示すフローチャート図である。
図6のステップS41では、図2の第3取得部77は、日時毎の売電価格を取得する。ここで、売電価格とは、電力をアグリゲーターに売るときの価格のことである。売電価格は、日時毎に異なるものであり得る。売電価格は、例えば、アグリゲーターによって決定されるものである。アグリゲーターは、例えば電力が不足しているときには、売電価格を高くして電力を売ることを促進し、電力を調達する。一方、電力が過剰である場合には、売電価格を低くする。例えば、電力消費量が多いと予測される時期や時間帯は売電価格が高く設定され得る。ここでは、日時毎の売電価格は、アグリゲーター端末90の端末制御部93に記憶されている。アグリゲーターは、アグリゲーター端末90を使用して、日時毎の売電価格を更新して管理する。第3取得部77は、日時毎の売電価格を、第5通信部65から取得する。なお、取得した日時毎の売電価格は、記憶部60に記憶される。
図6のステップS42では、図2の設定部72は、電力量算出部71が算出した電力量と、第3取得部77が取得した売電価格とに基づいてインセンティブを設定する。例えば、電力量算出部71が算出した電力量が多いほど、提供者10に付与すべきインセンティブを多く設定するように構成されているとよい。また、第3取得部77が取得した売電価格が高いほど、提供者10に付与すべきインセンティブを多く設定するように構成されているとよい。すなわち、提供者10は、売電価格がより高いときにより多くの廃食用油11を提供することにより、より多くのインセンティブを獲得することができる。一方で、商業施設200の管理者の観点からは、売電価格が高いときに提供者10からより多くの廃食用油11を提供してもらうことにより、グリーン電力をより高く売ることができる。これらにより、廃食用油の回収がさらに促進され、かつ、廃食用油を燃料として得られるグリーン電力も促進される。
より好ましい一態様では、管理装置55の発電制御部78は、第3取得部77が取得した売電価格に基づいて、発電装置30の起動を制御する。図7は、売電価格に基づいて発電装置30の起動を制御する際の処理手順を示すフローチャート図である。
図7のステップS51において、図2の第3取得部77は、日時毎の売電価格を取得する。次いで、ステップS52において、図2の発電制御部78は、取得した売電価格が予め定められた基準売電価格を上回るか否かを判定する。発電制御部78には、予め定められた基準売電価格が記憶されている。ここで、基準売電価格とは、発電装置30の発電を実施するか否かを判断する基準である。基準売電価格は、特に限定されず、例えば、商業施設200の管理者が設定する任意の値であってもよい。あるいは、人工知能を用いて自動的に設定される値であってもよい。商業施設200の管理者が設定する場合には、記憶部60に記憶される日時毎の売電価格を参照して、当該売電価格の平均値を上回る値を基準売電価格として設定するとよい。管理装置55は、発電制御部78において、第3取得部77が取得した売電価格と基準売電価格とを比較して、売電価格が基準売電価格を上回る場合には、発電装置30を起動させるように構成されている。
売電価格が基準売電価格を上回る場合(ステップS52:YES)の場合には、ステップS53に進む。ステップS53では、図2の管理装置55の発電制御部78は、発電装置30を起動させる。より詳細には、発電制御部78は、発電装置30の装置制御部34に発電装置30を起動させる信号を送信する。装置制御部34は、当該信号を受信すると、バルブ32を開いてタンク31に貯留されているバイオディーゼルをディーゼル発電機33に投入する。バイオディーゼルが投入されると、ディーゼル発電機33は発電を開始する。一方、図7のステップS51において取得した売電価格が基準売電価格を下回る場合(ステップS52:NO)には、ステップS51において取得される売電価格が基準売電価格を上回るまで待機する。
これにより、売電価格に応じた発電装置30の起動の制御が実現される。売電価格が基準売電価格を上回るタイミングは、アグリゲーターがグリーン電力を必要とするタイミングであり得る。したがって、グリーン電力がより必要とされるタイミングにおいて、発電装置30を起動させてグリーン電力を得ることができる。
上述した構成によれば、商業施設200に設置され得る回収装置20によって廃食用油11を提供者10から回収し、発電装置30によって廃食用油11を燃料としてグリーン電力が生成される。そして、管理装置55は、廃食用油11の回収量に基づいて発電装置30から得られるグリーン電力の電力量を算出して、算出した電力量に基づくインセンティブを提供者10に付与する。当該インセンティブを獲得したい提供者10は、廃食用油11を積極的に提供することが見込まれる。商業施設200においては、廃食用油11の提供者10が来場することによる集客量の向上と、グリーン電力の生成に積極的に寄与することによる社会的な評価の向上とが見込まれる。これらにより、廃食用油11の回収が促進され、当該廃食用油11を燃料としたグリーン電力の普及が促進される。また、ここに開示されるエネルギー生成システム100においては、グリーン電力を基準としたインセンティブの設定および付与を実施することで、グリーン電力への関心を高め、グリーン電力の普及をさらに促進させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
10 提供者
11 廃食用油
12 電動車両
20 回収装置
30 発電装置
40 蓄電装置
50 管理サーバ
55 管理装置
60 記憶部
71 電力量算出部
72 設定部
73 付与部
74 第1取得部
75 提示部
76 第2取得部
77 第3取得部
78 発電制御部
80 提供者端末
85 管理者端末
90 アグリゲーター端末
100 エネルギー生成システム
210 建物
212 店舗
220 駐車場
230 充放電装置

Claims (9)

  1. 商業施設に設置され、廃食用油を回収する回収装置と、
    前記回収した廃食用油を燃料として発電する発電装置と、
    前記回収装置および前記発電装置を管理する管理装置と、
    を備えるエネルギー生成システムであって、
    前記商業施設は、充放電装置を備え、
    前記管理装置は、
    前記回収装置が回収した廃食用油の回収量に基づいて前記発電装置から得られる電力量を算出する電力量算出部と、
    前記算出した電力量に基づいて1つまたは2つ以上のインセンティブを設定する設定部と、
    前記設定部が設定した1つまたは2つ以上のインセンティブを前記廃食用油の提供者に提示する提示部と、
    前記提示部が提示した1つまたは2つ以上のインセンティブの中から前記廃食用油の提供者が選択したインセンティブを取得する選択インセンティブ取得部と、
    前記選択インセンティブ取得部が取得したインセンティブを前記廃食用油の提供者に付与する付与部と、
    を備え
    前記設定部で設定されるインセンティブは、少なくとも、前記充放電装置を介して前記廃食用油の提供者の電動車両ないし情報端末に供給される電力を含む、
    エネルギー生成システム。
  2. 記発電装置が前記商業施設に設置される、
    請求項1に記載のエネルギー生成システム。
  3. 前記管理装置は、前記商業施設の管理者が入力した1種類または2種類以上の入力インセンティブの種類を取得する入力インセンティブ取得部をさらに備え、
    前記設定部は、前記入力インセンティブ取得部によって取得された前記入力インセンティブの種類を、前記廃食用油の提供者に付与すべきインセンティブとして設定したうえで、前記算出した電力量に基づいてインセンティブを設定する、
    請求項に記載のエネルギー生成システム。
  4. 前記管理装置は、売電価格を取得する第3取得部をさらに備え、
    前記設定部は、前記電力量算出部が算出した電力量と、前記第3取得部が取得した売電価格とに基づいてインセンティブを設定する、
    請求項1~のいずれか一項に記載のエネルギー生成システム。
  5. 前記管理装置は、前記発電装置の起動を制御する発電制御部をさらに備え、
    前記発電制御部には、予め定められた基準売電価格が記憶されており、
    前記第3取得部が取得した売電価格と前記基準売電価格とを比較して、前記売電価格が前記基準売電価格を上回る場合に、前記発電装置を起動させる、
    請求項に記載のエネルギー生成システム。
  6. 商業施設において回収した廃食用油を燃料として発電装置を稼働し電力を生成するエネルギー生成方法であって、コンピュータのプログラムによって実行される以下のステップ:
    前記廃食用油の回収量に基づいて得られる電力量を算出するステップと、
    前記算出した電力量に基づいて1つまたは2つ以上のインセンティブを設定するステップと、
    前記設定した1つまたは2つ以上のインセンティブを、前記廃食用油の提供者に提示するステップと、
    前記提示された1つまたは2つ以上のインセンティブの中から前記廃食用油の提供者が選択したインセンティブを取得するステップと、
    前記取得したインセンティブを前記廃食用油の提供者に付与するステップと
    を含み、
    前記設定されるインセンティブは、少なくとも、充放電装置を介して前記廃食用油の提供者の電動車両ないし情報端末に供給される電力を含む、
    エネルギー生成方法。
  7. 前記商業施設の管理者が入力した1種類または2種類以上の入力インセンティブの種類を取得するステップをさらに含み、
    前記設定するステップにおいて、前記取得した入力インセンティブの種類を前記廃食用油の提供者に付与すべきインセンティブとして設定したうえで、前記算出した電力量に基づいてインセンティブを設定する、
    請求項に記載のエネルギー生成方法。
  8. 売電価格を取得するステップをさらに含み、
    前記設定するステップでは、前記電力量を算出するステップにおいて算出される電力量と、前記取得した売電価格とに基づいてインセンティブを設定する、
    請求項6または7に記載のエネルギー生成方法。
  9. 前記発電装置の起動を制御するステップをさらに含み、
    前記発電装置の起動を制御するステップにおいては、前記売電価格を取得するステップにおいて取得した売電価格と、予め定められた基準売電価格とを比較して、
    前記取得した売電価格が前記基準売電価格を上回る場合には、前記発電装置を起動させる、
    請求項に記載のエネルギー生成方法。
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