JP7459876B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
本開示の実施の形態の説明に先立って、本開示にかかる実施の形態の概要について説明する。以下の説明で、「確率」及び「条件付確率」といえば、それぞれ、命題論理式を引数とする確率及び条件付確率であるとする。また、条件付きでない確率(以下、「非条件付確率」)は、条件付確率の特別な場合とみなせる(P(A)=P(A|True))。したがって、以下の説明では、条件付確率という概念は、非条件付確率の概念も含むものとする。
本開示では、取り扱う命題変数の数は有限個であると仮定する。この仮定は、本開示がより大きな効果を有するために、必要な仮定であり得る。
非特許文献1にかかる方法で解決する問題は、以下のよう定式化される。
X1,・・・,Xnをすべての命題変数とする。このとき、いくつかの論理式Ai(i=1,…,I)に対してその論理式があらわす事象の生起確率P(Ai)の上限ai及び下限bi(すなわちai≦P(Ai)≦bi)が与えられているとする。このとき、任意に指定された命題論理式Bの表す事象の生起確率P(B)が取りうる値の最大値及び最小値を求めることを考える。
a1≦P(X∧Y)+P(X∧¬Y)≦b1、かつ、a2≦P(X∧Y)+P(¬X∧Y)≦b2、かつ、P(X∧Y)≧0、かつ、P(¬X∧Y)≧0、かつ、P(X∧¬Y)≧0、かつ、P(¬X∧¬Y)≧0、かつ、P(X∧Y)+P(¬X∧Y)+P(X∧¬Y)+P(¬X∧¬Y)=1
非特許文献1にかかる方法は、条件付確率の取りうる値の範囲の計算に拡張され得ない。反例を以下に述べる。
以下、本開示の実施の形態における説明で使用される、いくつかの用語を定義する。
「命題論理式」は、命題変数と呼ばれる記号集合をもとにして、以下のように数学的帰納法を用いて定義される。すなわち、命題変数は命題論理式である。命題論理式Aの否定¬Aも命題論理式である。命題論理式AとBに対してその連言A∧Bも命題論理式である。以上から構成されるもののみが命題論理式である。なお、以下の説明では、選言A∨Bと含意A→Bは、それぞれ、¬(¬A∧¬B)と¬(A∧¬B)の省略記号とみなす。
また、本実施の形態においては、上記で定義した一階述語論理式のうち、formの項がpの引数としてしか現れない一階述語論理式を「条件付確率の論理式」と呼ぶ。したがって、(∃x:form)x=xは条件付確率の論理式ではない。一方、(∃x:form)p(x|x)=1は条件付確率の論理式である。
Φ(X)=1(Xは命題変数)、
Φ(A∧B)=Φ(A)×Φ(B)(AとBは命題論理式)、
Φ(¬A)=1-Φ(A)(Aは命題論理式)。
変数記号xについては、Ψ(x)=x、
定数記号を含む関数記号fに対して、Ψ(f(t1,・・・,tn))=f(Ψ(t1),・・・,Ψ(tn))(t1,・・・,tnは項)、
述語記号Rに対して、Ψ(R(t1,・・・,tn))=R(Ψ(t1),・・・,Ψ(tn))(t1,・・・,tnは項)、
論理結合子∧に対して、Ψ(φ∧ψ)=Ψ(φ)∧Ψ(ψ)(φとψは論理式)、
論理結合子¬に対して、Ψ(¬φ)=¬Ψ(φ)(φは論理式)、
量化子∃x:sortに対して、Ψ((∃x:sort)φ)=(∃x:sort)Ψ(φ)(sort∈{form,real})(φは論理式)。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(構成の説明)
図1は、第1の実施の形態にかかる情報処理システム100を示すブロック図である。図1に示されるように、第1の実施の形態にかかる情報処理システム100は、条件付確率計算装置1と、入力装置11と、出力装置15とを有する。また、第1の実施の形態にかかる条件付確率計算装置1は、変換部12と、計算部13と、記憶装置14とを有する。変換部12は、入力装置11と、計算部13と、記憶装置14とに接続されている。計算部13は、変換部12と、記憶装置14と、出力装置15とに接続されている。計算部13は真偽判定部131を含んでいる。
記憶装置14は、条件付確率関数を特徴づける条件付確率の論理式群(以下、「条件付確率の定義式群」という)を記憶している。「条件付確率の定義式群」は、命題論理式の2つの組を受け取って当該2つの組によって表される事象間の条件付確率を返す関数(条件付確率関数)を特徴づける条件付確率の論理式群である。「条件付確率の定義式」とは、例えば、(∀x:form)(∀y:form)P(x|x)=P(y|y)という論理式のようなものである。なお、この論理式は、「任意の命題論理式xとyに対してxのときにxが起こる確率と、yのときにyが起こる確率は等しい」ことを意味している(実際、これらの確率はともに1であり両者は等しいことが証明される)。
以下、第1の実施の形態の動作の詳細について、図2を用いて説明する。
図2A及び図2Bは、第1の実施の形態にかかる情報処理システム100の動作を示すフローチャートである。なお、以下、図2A及び図2Bを総称して、単に図2と称することがある。まず、入力装置11は、値を得たい条件付確率群を表す閉項群p(Ai|Bi)(i=1,・・・,I)を受け付ける(ステップA1)。
「変数の組(V([A1]|[B1]),・・・,V([AI]|[BI]))がH=[((M1)-1)/N,M1/N]×・・・×[((MI)-1)/N,MI/N]に含まれる値をとるならば、他の変数群V(x|y)に割り当てる値を適当に取ることでT(PFj)(j=1,・・・,J)及びT(Conk)(k=1,・・・,K)をすべて満たすことができる」
である。
「変数の組(V([A1]|[B1]),・・・,V([AI]|[BI]))に割り当てる値をH=[(M1-1)/N,M1/N]×・・・×[(MI-1)/N,MI/N]から適当にとり、さらに他の変数に割り当てる値を適当に取ることでT(PFj)(j=1,・・・,J)及びT(Conk)(k=1,・・・,K)をすべて満たすことができる」
である。
次に、第1の実施の形態の効果について説明する。第1の実施の形態にかかる条件付確率計算装置1は、変換部12を備えている。これにより、条件付確率を表す閉項を実数の変数に変換でき、さらに条件付確率の定義式及び確率情報を表す論理式を、等価な実数の論理式に変換することができる。したがって、条件付確率を求めるという課題を、実数の論理式群を制約条件としたときの実数の変数群がとりうる値の範囲を求めるという問題に帰着させることができる。その結果、確率情報に基づいて条件付確率を計算することができる。そして、計算部13を用いることで、指定された範囲内(グリッド)のすべての点で条件付確率が値を取りうるか(ステップA4)、指定された範囲内(グリッド)のある点で条件付確率が値を取りうるか(ステップA5)、を判定することができる。これにより、条件付確率がとりうる値の範囲を、内側と外側から評価できる。
次に、具体的な実施例を用いて第1の実施の形態の具体的な構成および動作を説明する。
(構成の説明)
図3は、第1の実施の形態の具体例にかかる情報処理システム200を示すブロック図である。図3に示されるように、第1の実施の形態の具体例にかかる情報処理システム200は、条件付確率計算装置2と、入力装置21と、出力装置25とを有する。
PF1:
(∀x:form)(∀y:form)(∃x’:form)(∃y’:form)p(x|y)≠p(x’|y’)
PF2:
(∀x:form)(∀y:form)[((∀z:form)p(x|z)=p(y|z))→((∀w:form)p(w|x)=p(w|y))]
PF3:
(∀x:form)(∀y:form)p(x|x)=p(y|y)
PF4:
(∀x:form)(∀y:form)(∀z:form)p(x∧y|z)≦p(x|z)
PF5:
(∀x:form)(∀y:form)(∀z:form)p(x∧y|z)=p(x|y∧z)p(y|z)
PF6:
(∀x:form)(∀y:form)[(¬(∀z:form)p(y|y)=p(z|y))→p(x|y)+p(¬x|y)=p(y|y)]
図4A及び図4Bは、第1の実施の形態の具体例にかかる情報処理システム200の動作を示すフローチャートある。なお、以下、図4A及び図4Bを総称して、単に図4と称することがある。まず、入力装置21は、求めたい条件付確率を表す閉項p(胃がん∧肺がん|大腸がん)を受け付ける(ステップB1)。
以上より、P(胃がん|大腸がん)=1/2とP(肺がん|大腸がん)=1/3という確率情報から、大腸がんであることが分かっている場合に「肺がん且つ胃がん」である確率が取りうる値の範囲は、内側(内部グリッド全体)からは0%以上30%以下、外側(内部および境界グリッド全体)からは0%以上40%以下であることがわかる。さらにこの評価は、評価精度を本実施例の10から100又は1000などと増やすことで、任意に高精度にすることができる。たとえば、評価精度が100であれば、「胃がん且つ肺がん」である確率が取りうる値の範囲の、内側からの評価は0%以上33%以下であり、外側からの評価は0%以上34%以下であることがわかる。
(構成の説明)
次に、本開示の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
図6は、第2の実施の形態にかかる情報処理システム300を示すブロック図である。図6に示されるように、第2の実施の形態にかかる情報処理システム300は、条件付確率計算装置3と、入力装置31と、出力装置35とを有する。また、第2の実施の形態にかかる条件付確率計算装置3は、変換部32と、計算部33と、記憶装置34とを有する。変換部32は、入力装置31と、計算部33と、記憶装置34とに接続されている。計算部33は、変換部32と、記憶装置34と、出力装置35とに接続されている。計算部33は、量化子除去部331及び論理式簡略化部332を含んでいる。図6を参照すると、第2の実施の形態にかかる計算部33が、第1の実施の形態にかかる計算部13と異なる。計算部33は、量化子除去部331と論理式簡略化部332を含み、真偽判定部131を含まない。第2の実施の形態のそれ以外の構成要素については、第1の実施の形態にかかる構成要素と実質的に同様である。
図7は、第2の実施の形態にかかる情報処理システム300の動作を示すフローチャートある。まず、入力装置31及び変換部32は、それぞれ図1に示した第1の実施の形態おける入力装置11及び変換部12と実質的に同一のものである。したがって、入力装置31及び変換部32は、それぞれステップA1,A2と実質的に同一の処理を行う(ステップC1,C2)。
次に、第2の実施の形態の効果について説明する。第2の実施の形態にかかる計算部33は、入力装置31に入力される閉項群が表す条件付確率群の取りうる正確な範囲を定義する、量化子を含まない簡略化された実数の論理式を計算できる。このように、量化子除去及び簡約化という2つの変換を行うことで、複雑な論理式で記述された「取りうる値の正確な範囲」を、より単純で理解しやすい(つまり人間にとって可読性が向上した)形に変形することができる。これにより、入力装置31に入力される閉項群が表す条件付確率群の取りうる範囲が、例えば、0≦P(A|B)≦1/3といった、単純な形に変形され得る。
次に、本開示の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。第3の実施の形態は、第2の実施の形態で出力される多項式間の不等式(のブール結合、すなわちブール結合子による結合)をさらに処理し、その不等式(のブール結合)が定義する領域を図示するものである。
図8は、第3の実施の形態にかかる情報処理システム400を示すブロック図である。図8に示されるように、第3の実施の形態にかかる情報処理システム400は、条件付確率計算装置4と、入力装置41と、出力装置45とを有する。また、第3の実施の形態にかかる条件付確率計算装置4は、変換部42と、計算部43と、記憶装置44とを有する。変換部42は、入力装置41と、計算部43と、記憶装置44とに接続されている。計算部43は、変換部42と、記憶装置44と、出力装置45とに接続されている。計算部43は、量化子除去部431及び近似グラフ作成部432を含んでいる。図8を参照すると、第3の実施の形態にかかる計算部43が、第2の実施の形態にかかる計算部33と異なる。計算部43は、量化子除去部431と近似グラフ作成部432を含み、論理式簡略化部332を含まない。第3の実施の形態のそれ以外の構成要素については、第2の実施の形態にかかる構成要素と実質的に同様である。
図9は、第3の実施の形態にかかる情報処理システム400の動作を示すフローチャートある。まず、入力装置41は、値を得たい1つ以上3つ以下の条件付確率を表す閉項p(Ai|Bi)(i=1,・・・,I)の入力を受け付ける(ステップD1)。すなわち、1≦I≦3である。Iは、条件付確率群の取りうる値の範囲をグラフィカルに表示する際の次元数に対応している。つまり、1≦I≦3(3次元以下)とすることで、条件付確率群の取りうる値の範囲のグラフィクス表示が可能となる。
次に、第3の実施の形態の効果について説明する。第3の実施の形態にかかる計算部43は、入力された閉項群が表す条件付確率群の取りうる値の範囲を示す近似グラフを得ることができる。これにより、入力された閉項群が表す条件付確率群の取りうる値の範囲の概略(近似)を視覚的に把握することが可能となる。なお、視覚的に把握可能とするために、第3の実施の形態にかかる条件付確率群の取りうる値の範囲は、第2の実施の形態にかかる条件付確率群の取りうる値の範囲よりも正確性が劣り得る。
次に、第4の実施の形態について説明する。
図12は、第4の実施の形態にかかる情報処理装置500を示す図である。情報処理装置500は、コンピュータとしての機能を有する。情報処理装置500は、変換手段として機能する変換部510と、計算手段として機能する計算部520とを有する。変換部510は、上述した各実施の形態の変換部が有している機能と実質的に同様の機能によって実現できる。また、計算部520は、上述した各実施の形態の計算部が有している機能と実質的に同様の機能によって実現できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述したフローチャートの各ステップの処理の1つ以上は、省略され得る。また、上述したフローチャートの各ステップの順序は、適宜、変更可能である。例えば、図2のステップA4及びステップA5の順序は、逆でもよい。同様に、図4のステップB4及びステップB5の順序は、逆でもよい。
(付記1)
取り得る値の範囲の計算対象である条件付確率群を、実数の変数群に変換する変換手段と、
命題論理式の2つの組を受け取って当該2つの組によって表される事象間の条件付確率を返す関数を特徴づける第1の一階述語論理式群と、既知の条件付確率の値及び条件付確率の相互の関係の少なくとも一方を表した第2の一階述語論理式群とが変換された実数の一階述語論理式群を制約条件として、前記実数の変数群が取り得る値の範囲を計算する計算手段と、
を有する情報処理装置。
(付記2)
前記第1の一階述語論理式群および第2の一階述語論理式群は、条件付確率の論理式で表現できる高次多項式間の等式および不等式に対してブール結合子および量化子を用いて表現される内容が許容されている、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記変換で使用される命題変数群を記憶する記憶手段
をさらに有する付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記計算手段は、前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を、指定された精度で評価する、
付記1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記計算手段は、前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲に関する実数の閉論理式の真偽を判定することで、前記範囲の評価を行う、
付記4に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記計算手段は、前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を定義する実数の論理式から、量化子を含まず前記実数の論理式よりも簡略化された実数の一階述語論理式を計算する、
付記1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記計算手段は、前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を表すグラフを作成する、
付記1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記8)
取り得る値の範囲の計算対象である条件付確率群を、実数の変数群に変換し、
命題論理式の2つの組を受け取って当該2つの組によって表される事象間の条件付確率を返す関数を特徴づける第1の一階述語論理式群と、既知の条件付確率の値及び条件付確率の相互の関係の少なくとも一方を表した第2の一階述語論理式群とが変換された実数の一階述語論理式群を制約条件として、前記実数の変数群が取り得る値の範囲を計算する、
情報処理方法。
(付記9)
前記第1の一階述語論理式群および第2の一階述語論理式群は、条件付確率の論理式で表現できる高次多項式間の等式および不等式に対してブール結合子および量化子を用いて表現される内容が許容されている、
付記8に記載の情報処理方法。
(付記10)
前記変換で使用される命題変数群が記憶されている
付記8又は9に記載の情報処理方法。
(付記11)
前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を、指定された精度で評価する、
付記8から10のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記12)
前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲に関する実数の閉論理式の真偽を判定することで、前記範囲の評価を行う、
付記11に記載の情報処理方法。
(付記13)
前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を定義する実数の論理式から、量化子を含まず前記実数の論理式よりも簡略化された実数の一階述語論理式を計算する、
付記8から10のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記14)
前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を表すグラフを作成する、
付記8から10のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記15)
取り得る値の範囲の計算対象である条件付確率群を、実数の変数群に変換する処理と、
命題論理式の2つの組を受け取って当該2つの組によって表される事象間の条件付確率を返す関数を特徴づける第1の一階述語論理式群と、既知の条件付確率の値及び条件付確率の相互の関係の少なくとも一方を表した第2の一階述語論理式群とが変換された実数の一階述語論理式群を制約条件として、前記実数の変数群が取り得る値の範囲を計算する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記16)
前記第1の一階述語論理式群および第2の一階述語論理式群は、条件付確率の論理式で表現できる高次多項式間の等式および不等式に対してブール結合子および量化子を用いて表現される内容が許容されている、
付記15に記載のプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記17)
前記変換で使用される命題変数群が記憶されている
付記15又は16に記載のプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記18)
前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を、指定された精度で評価する処理、
をコンピュータに実行させる付記15から17のいずれか1項に記載のプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記19)
前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲に関する実数の閉論理式の真偽を判定することで、前記範囲の評価を行う処理、
をコンピュータに実行させる付記18に記載のプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記20)
前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を定義する実数の論理式から、量化子を含まず前記実数の論理式よりも簡略化された実数の一階述語論理式を計算する処理、
をコンピュータに実行させる付記15から17のいずれか1項に記載のプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記21)
前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を表すグラフを作成する処理、
をコンピュータに実行させる付記15から17のいずれか1項に記載のプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
1 条件付確率計算装置
11 入力装置
12 変換部
13 計算部
14 記憶装置
15 出力装置
131 真偽判定部
200 情報処理システム
2 条件付確率計算装置
21 入力装置
22 変換部
23 計算部
24 記憶装置
25 出力装置
231 真偽判定部
300 情報処理システム
3 条件付確率計算装置
31 入力装置
32 変換部
33 計算部
34 記憶装置
35 出力装置
331 量化子除去部
332 論理式簡略化部
400 情報処理システム
4 条件付確率計算装置
41 入力装置
42 変換部
43 計算部
44 記憶装置
45 出力装置
431 量化子除去部
432 近似グラフ作成部
461 論理式簡略化部
500 情報処理装置
510 変換部
520 計算部
530 記憶部
Claims (10)
- 取り得る値の範囲の計算対象である条件付確率群を、実数の変数群に変換する変換手段と、
命題論理式の2つの組を受け取って当該2つの組によって表される事象間の条件付確率を返す関数を特徴づける第1の一階述語論理式群と、既知の条件付確率の値及び条件付確率の相互の関係の少なくとも一方を表した第2の一階述語論理式群とが変換された実数の一階述語論理式群を制約条件として、前記実数の変数群が取り得る値の範囲を計算する計算手段と、
を有する情報処理装置。 - 前記第1の一階述語論理式群および第2の一階述語論理式群は、条件付確率の論理式で表現できる高次多項式間の等式および不等式に対してブール結合子および量化子を用いて表現される内容が許容されている、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記変換で使用される命題変数群を記憶する記憶手段
をさらに有する請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記計算手段は、前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を、指定された精度で評価する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記計算手段は、前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲に関する実数の閉論理式の真偽を判定することで、前記範囲の評価を行う、
請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記計算手段は、前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を定義する実数の論理式から、量化子を含まず前記実数の論理式よりも簡略化された実数の一階述語論理式を計算する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記計算手段は、前記実数の一階述語論理式群を制約条件としたときの前記実数の変数群が取りうる値の範囲を表すグラフを作成する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 取り得る値の範囲の計算対象である条件付確率群を、実数の変数群に変換し、
命題論理式の2つの組を受け取って当該2つの組によって表される事象間の条件付確率を返す関数を特徴づける第1の一階述語論理式群と、既知の条件付確率の値及び条件付確率の相互の関係の少なくとも一方を表した第2の一階述語論理式群とが変換された実数の一階述語論理式群を制約条件として、前記実数の変数群が取り得る値の範囲を計算する、
コンピュータによって実行される情報処理方法。 - 前記第1の一階述語論理式群および第2の一階述語論理式群は、条件付確率の論理式で表現できる高次多項式間の等式および不等式に対してブール結合子および量化子を用いて表現される内容が許容されている、
請求項8に記載の情報処理方法。 - 取り得る値の範囲の計算対象である条件付確率群を、実数の変数群に変換する処理と、
命題論理式の2つの組を受け取って当該2つの組によって表される事象間の条件付確率を返す関数を特徴づける第1の一階述語論理式群と、既知の条件付確率の値及び条件付確率の相互の関係の少なくとも一方を表した第2の一階述語論理式群とが変換された実数の一階述語論理式群を制約条件として、前記実数の変数群が取り得る値の範囲を計算する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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Family Applications (1)
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JP2005044303A (ja) | 2003-07-25 | 2005-02-17 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 自動定理証明装置 |
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Non-Patent Citations (1)
Title |
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COZMAN, F. G. et al.,"Probabilistic logic with independence",International Journal of Approximate Reasoning,2007年,Vol. 49, No. 1,pp. 3-17,<DOI: 10.1016/j.ijar.2007.08.002> |
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