JP7454998B2 - 保守支援装置、保守支援方法、および保守支援プログラム - Google Patents

保守支援装置、保守支援方法、および保守支援プログラム Download PDF

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Description

本開示は、太陽光発電システムの保守を支援する保守支援装置、保守支援方法、および保守支援プログラムに関する。
発電システムとして、光エネルギーを直流電力に変換する太陽電池を用いた太陽光発電システムが知られている。かかる太陽光発電システムは、複数の太陽電池モジュールによって構成されており、太陽電池モジュールの劣化によって発電電力量が低下するため、劣化した太陽電池モジュールを交換するといった保守作業が行われる。
特許文献1には、太陽光発電システムを構成する複数の太陽電池モジュールに異常劣化が発生した場合に、複数種類の保守行動のうち、異常劣化に対する保守行動のコストを保守行動に従った場合の総期待報酬から減算して得られる行動価値が第1の時点から第2の時点までの間に最大になる保守行動を選択する技術が開示されている。
特開2013-205964号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、複数種類の保守行動から最適な保守行動を選択する技術であり、保守行動をどの時期に行うことが適切であるかを決定する技術ではない。また、上記特許文献1には、1つの太陽電池モジュールを交換する場合の例は開示されているものの、複数の太陽電池モジュールをまとめて交換する場合については何ら記載されていない。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の太陽電池モジュールをまとめて交換する適切な時期を提示することができる保守支援装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の保守支援装置は、交換時期予測部と、出力処理部とを備える。交換時期予測部は、太陽光発電システムを構成する複数の太陽電池モジュールのうち2以上の太陽電池モジュールである交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システムの収益が最大になる時期を予測する。出力処理部は、交換時期予測部によって予測された時期を示す時期情報を出力する。交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システムの収益の時間的変化を示す関数をfaとし、交換対象モジュール群を交換した場合の太陽光発電システムの収益の時間的変化を示す関数をfbとし、発電開始時期をt とし、発電終了予定時期をt とし、交換対象モジュール群の交換時期をt とした場合、収益Eが最大になるt が、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システムの収益が最大になる時期である。
本開示によれば、複数の太陽電池モジュールをまとめて交換する適切な時期を提示することができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる太陽光発電システムとデータ収集装置と保守支援装置とを含む発電システムの構成の一例を示す図 実施の形態1にかかる保守支援装置の構成の一例を示す図 実施の形態1にかかる保守支援装置の記憶部に記憶される劣化特性データの一例を示す図 実施の形態1にかかる異常劣化した太陽電池モジュールを交換する場合と交換しない場合の太陽電池モジュールの発電電力量の時間的変化を示すグラフの一例を示す図 実施の形態1にかかる施工費用のうち変動費の一例を示す図 実施の形態1にかかる収益算出部の第2算出部によって算出される施工費用を説明するための図 実施の形態1にかかる交換時期予測部による予測処理を説明するための図 実施の形態1にかかる交換時期予測部による予測処理を説明するための図 実施の形態1にかかる出力処理部によって生成される保守支援画像の一例を示す図 実施の形態1にかかる出力処理部によって生成される保守支援画像の他の例を示す図 実施の形態1にかかる保守支援装置の処理部による処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる保守支援装置のハードウェア構成の一例を示す図 実施の形態2にかかる太陽光発電システムとデータ収集装置と保守支援装置とを含む発電システムの構成の一例を示す図 実施の形態2にかかる保守支援装置の構成の一例を示す図
以下に、実施の形態にかかる保守支援装置、保守支援方法、および保守支援プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる太陽光発電システムとデータ収集装置と保守支援装置とを含む発電システムの構成の一例を示す図である。図1に示す発電システム100は、太陽光発電システム1と、データ収集装置6と、保守支援装置10とを備える。
太陽光発電システム1は、太陽電池アレイ2と、測定装置3と、パワーコンディショナー4とを備える。太陽電池アレイ2は、複数の太陽電池モジュール5を備える。各太陽電池モジュール5は、太陽光パネルまたはソーラパネルとも呼ばれ、複数の太陽電池セルを備える。
測定装置3は、太陽電池アレイ2の電流、電圧、およびI-V特性、各太陽電池モジュール5の電流、電圧、I-V特性、およびインピーダンスなどを測定する。なお、太陽電池アレイ2が複数の太陽電池ストリングを有する場合、測定装置3は、例えば、各太陽電池ストリングの電流、電圧、およびI-V特性なども測定することもできる。
パワーコンディショナー4は、太陽電池アレイ2で生成される直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を電力系統9に供給する。かかるパワーコンディショナー4は、測定装置3によって測定された結果を示す測定データに基づいて、太陽電池アレイ2から最大の電力が得られるように、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御を行う。
データ収集装置6は、測定装置3から測定データを収集する。データ収集装置6によって収集される測定データには、発電システム100が稼働中に行われるパネル性能試験で得られるデータが含まれる。データ収集装置6は、収集した測定データをネットワーク7経由で保守支援装置10に送信する。
ネットワーク7は、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)、またはLAN(Local Area Network)である。データ収集装置6は、パワーコンディショナー4から測定装置3の測定データを含むデータを収集し、収集したデータをネットワーク7経由で保守支援装置10に送信することもできる。
保守支援装置10は、データ収集装置6から送信されるデータに基づいて、発電システム100の保守管理を支援する情報である支援情報を太陽光発電システム1の保守管理者に提示する。かかる支援情報は、複数の太陽電池モジュール5をまとめて交換する適切な時期を示す時期情報を含む。以下において、「時期」は、年月日であるが、時間または時分を含んでいてもよく、年月であってもよい。
具体的には、保守支援装置10は、太陽光発電システム1を構成する複数の太陽電池モジュール5のうち2以上の太陽電池モジュール5をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益が最大になる時期を予測する。そして、保守支援装置10は、太陽光発電システム1の収益が最大になると予測した時期を示す時期情報を不図示の表示部に表示する。これにより、保守支援装置10は、複数の太陽電池モジュール5をまとめて交換する適切な時期を提示することができる。なお、太陽光発電システム1の収益が最大になるとは、太陽光発電システム1の収益が厳密に最大になることに限定されない。なお、以下において、「交換対象モジュール群をまとめて交換する」ことを、「交換対象モジュール群を交換する」と記載する場合がある。
以下、保守支援装置10の構成について具体的に説明する。図2は、実施の形態1にかかる保守支援装置の構成の一例を示す図である。図2に示すように、保守支援装置10は、入力部11と、通信部12と、表示部13と、記憶部14と、処理部15とを含む。
入力部11は、例えば、マウスおよびキーボードなどを含むが、タッチパッドであってもよい。通信部12は、ネットワーク7に有線または無線で接続され、データ収集装置6から送信されるデータを受信する。表示部13は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機EL(Organic ElectroLuminescence)ディスプレイである。
記憶部14は、入力部11に入力されたデータおよび通信部12で受信されたデータ収集装置6のデータなどを記憶する。記憶部14は、設備データベース16と、劣化モデルデータベース17とを記憶する。
設備データベース16は、電気特性データ20と、測定データ21と、施工費用データ22と、発電開始時期データ23と、発電終了予定時期データ24とを含む。劣化モデルデータベース17は、劣化特性データ25を含む。
電気特性データ20は、メーカ毎に公開されている太陽電池モジュール5の仕様を示すデータである。かかる電気特性データ20には、例えば、太陽電池モジュール5の太陽電池容量、公称開放電圧、および公称短絡電流などが含まれる。これら太陽電池容量、公称開放電圧、および公称短絡電流の各々は、太陽電池モジュール5の工場出荷時における初期特性であり、例えば、絶対値で表される。
測定データ21は、例えば、太陽電池アレイ2、複数の太陽電池ストリング、および複数の太陽電池モジュール5の各々の特性値を含む。特性値は、例えば、I-V特性値およびインピーダンス値などを含み、測定装置3による測定結果に応じて随時最新の値に更新される。なお、測定データ21は、最新の値よりも前に測定された過去の値を含む。
施工費用データ22は、固定費データと変動費データとを太陽電池モジュール5のメーカ毎に含む。固定費データは、太陽電池モジュール5の交換費用のうち太陽電池モジュール5の数によって変動しない費用である固定費のデータである。変動費データは、太陽電池モジュール5の交換費用のうち太陽電池モジュール5の数によって変動する費用である変動費のデータである。
固定費データには、交通費、安全対策費、および試験調整費などのデータが含まれる。交通費は、太陽電池モジュール5の交換を行う作業者である交換作業者が太陽光発電システム1の設置場所に移動するのに要する費用である。安全対策費は、太陽電池モジュール5を交換する際の安全を確保するための費用であり、例えば、安全柵の荷役、設置、および揚重に必要となる費用などを含む。試験調整費は、太陽電池アレイ2の交換後の太陽光発電システム1が正常に稼働するかの確認に要する費用である。
変動費データには、モジュール購入単価、モジュール運搬費、モジュール取付労務費、およびアース配線費などのデータが含まれる。モジュール購入単価は、太陽電池モジュール5の購入単価である。モジュール運搬費は、太陽電池モジュール5の運搬に要する費用である。モジュール取付労務費は、太陽電池モジュール5を取り付けるのに要する労務費である。アース配線費は、太陽電池モジュール5のアース配線を行うのに要する費用である。
発電開始時期データ23は、太陽光発電システム1の設置後に太陽光発電システム1の発電が開始された時期を示すデータである。発電終了予定時期データ24は、太陽光発電システム1の発電終了が予定される時期を示すデータである。以下、太陽光発電システム1の発電終了が予定される時期を発電終了予定時期と記載する場合がある。発電終了予定時期は、例えば、固定価格買取(FIT:Feed-In Tariff)制度で決定された買取期間満了日である。
劣化モデルデータベース17に含まれる劣化特性データ25は、太陽電池モジュール5の劣化特性を示すデータを太陽電池モジュール5の種類毎に含む。太陽電池モジュール5の種類は、例えば、単結晶シリコン、多結晶シリコン、およびCIGS(Copper Indium Gallium diSelenide)などの化合物系、およびヘテロ接合型などのパネル材料により分類される。太陽電池モジュール5は、材料により劣化の度合いが異なる。劣化特性データ25は、メーカから提供される劣化特性を示すデータであるが、インターネット上または書籍などで公開されている劣化特性を示すデータであってもよい。
図3は、実施の形態1にかかる保守支援装置の記憶部に記憶される劣化特性データの一例を示す図である。図3に示す劣化特性データ25では、太陽電池モジュール5の種類として、使用を開始してからの経過期間である使用期間毎にモジュールPa,Pb,Pc,Pd,Peの5つの種類の太陽電池モジュール5の出力についての劣化特性が示される。
図3に示す例では、劣化特性データ25で示される劣化特性は、使用期間が10年、20年、および25年である場合の劣化度を示しているが、太陽電池モジュール5の劣化特性は、予め設定された期間毎の劣化度の情報がテーブル形式または関数形式で劣化特性データに含まれていてもよい。
図3に示す例では、モジュールPaの太陽電池モジュール5の特性は、使用期間が10年である場合の劣化度が初期の特性値の92~94%で、使用期間が20年である場合の劣化度が初期の特性値の85~88%で、使用期間が25年である場合の劣化度が初期の特性値の82~85%である。
図2に戻って、処理部15の説明を行う。処理部15は、データ取得部30と、劣化進行予測部31と、発電電力量予測部32と、収益算出部33と、交換時期予測部34と、交換推奨判定部35と、出力処理部36とを備える。
データ取得部30は、入力部11に入力されたデータおよび通信部12で受信されたデータなどを取得し、取得したデータを記憶部14に記憶する。例えば、データ取得部30は、データ収集装置6から送信され通信部12で受信された測定データを記憶部14の測定データ21に追加して、測定データ21を更新する。また、データ取得部30は、入力部11に入力された電気特性データ、施工費用データ、発電開始時期データ、発電終了予定時期データ、および劣化特性データを、電気特性データ20、施工費用データ22、発電開始時期データ23、発電終了予定時期データ24、および劣化特性データ25として記憶部14に記憶する。
劣化進行予測部31は、上述した電気特性データ20、測定データ21、発電開始時期データ23、発電終了予定時期データ24、および劣化特性データ25に基づいて、太陽光発電システム1に含まれる各太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測する。
具体的には、劣化進行予測部31は、測定データ21、発電開始時期データ23、および劣化特性データ25に基づいて、太陽電池モジュール5の使用期間に対応する正常な特性値を太陽電池モジュール5毎に判定する。例えば、太陽電池モジュール5の種類が上述したモジュールPaであり使用期間が10年である場合、モジュールPaの初期の特性値に92~94%を乗算して得られる値を正常な特性値として判定する。
そして、劣化進行予測部31は、測定データ21で示される最新の特性値が正常な特性値を下回るか否かを太陽電池モジュール5毎に判定する。劣化進行予測部31は、測定データ21で示される最新の特性値が正常な特性値を下回らない太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を、正常な特性劣化の時間的変化であると推定する。正常な特性劣化の時間的変化は、測定データ21で示される特性値に、劣化特性データ25で規定される使用期間に応じた将来の劣化度を乗じて得られる。
例えば、太陽電池モジュール5の種類が上述したモジュールPaであり、使用期間が10年であり、初期の特性値が100であり、現在の特性値が93であるとする。この場合、劣化特性データ25で示される正常な劣化度は92~94%であり、正常な特性値は、92~94であるため、現在の特性値は正常な特性値を下回らない。そのため、劣化進行予測部31は、太陽電池モジュール5の特性劣化の将来の時間的変化を、正常な特性劣化の時間的変化であると推定する。この場合、劣化進行予測部31は、例えば、使用期間が20年の正常な特性値が85~88で、使用期間が25年の正常な特性値が82~85であると予測する。なお、劣化進行予測部31は、補間処理などによって、使用期間が10年から20年の間の正常な特性値および使用期間が25年を超える時期の正常な特性値も予測する。
また、劣化進行予測部31は、現在の特性値が正常な特性値を下回る太陽電池モジュール5の将来の特性劣化の時間的変化を、測定データ21で示される特性値に基づいて推定する。例えば、劣化進行予測部31は、正常な特性値に対する現在の特性値の比を、劣化特性データ25で規定される使用期間に応じた将来の劣化度に乗算する。劣化進行予測部31は、乗算した結果に、初期の特性値を乗算することによって、現在の特性値が正常な特性値を下回る太陽電池モジュール5の将来の特性劣化の時間的変化を推定する。現在の特性値が正常な特性値を下回る太陽電池モジュール5は、異常劣化がある太陽電池モジュール5の一例である。
例えば、太陽電池モジュール5の種類が上述したモジュールPdであり、使用期間が10年であり、初期の特性値が100であり、現在の特性値が85であるとする。この場合、正常な特性値は、96であり、正常な特性値に対する現在の特性値の比は、85÷96=0.89である。劣化進行予測部31は、劣化特性データ25で規定される使用期間に応じた将来の劣化度を乗じて得られる特性に0.89を乗算する。劣化進行予測部31は、乗算して得られる特性に初期の特性値を乗算することによって、現在の特性値が正常な特性値を下回る太陽電池モジュール5の将来の特性劣化の時間的変化を推定する。例えば、劣化進行予測部31によって予測される使用期間が20年の特性値は、0.92×0.89×100=82である。
現在の特性値が正常な特性値を下回る太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化の予測は、上述した方法に限定されない。劣化特性データ25には、太陽電池モジュール5の正常時の劣化特性のデータに加え、太陽電池モジュール5の異常劣化時の劣化特性を示すデータを太陽電池モジュール5の種類毎に含めることができる。この場合、劣化進行予測部31は、太陽電池モジュール5の異常劣化時の劣化特性を用いて、太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測することもできる。
なお、太陽電池モジュール5の異常劣化時の劣化特性を示すデータは、異常劣化の種類毎に劣化特性データ25に含めることができる。この場合、劣化進行予測部31は、太陽電池モジュール5の異常劣化時の劣化特性のうち異常劣化の種類に対応する劣化特性を用いて、太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測することができる。
発電電力量予測部32は、劣化進行予測部31の予測結果に基づいて、太陽光発電システム1の発電電力量を予測する。具体的には、発電電力量予測部32は、現在の特性値が正常な特性値を下回る2以上の太陽電池モジュール5がある場合、かかる2以上の太陽電池モジュール5を交換する場合と交換しない場合の太陽光発電システム1の発電電力量を予測する。以下、現在の特性値が正常な特性値を下回る2以上の太陽電池モジュール5を交換対象モジュール群と記載する場合がある。
発電電力量予測部32は、例えば、劣化進行予測部31によって予測された太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化と電気特性データ20とに基づいて、交換対象モジュール群を交換する場合と交換しない場合の太陽光発電システム1の発電電力量を予測する。発電電力量予測部32によって予測される太陽光発電システム1の発電電力量は、現時点から発電終了予定時期までの太陽光発電システム1の総発電電力量である。
発電電力量予測部32は、第1予測部32aと、第2予測部32bとを備える。第1予測部32aは、劣化進行予測部31によって予測された太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化と、電気特性データ20とに基づいて、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の発電電力量を予測する。例えば、第1予測部32aは、劣化進行予測部31によって予測された太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化に基づいて、電気特性データ20で規定されたV-I特性で算出される発電電力を積分することによって、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の発電電力量を予測する。
第2予測部32bは、劣化進行予測部31によって予測された太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化と、電気特性データ20とに基づいて、現時点から交換対象モジュール群を交換する時期の直前までの太陽光発電システム1の発電電力量を第1の発電電力量として予測する。また、第2予測部32bは、電気特性データ20と劣化特性データ25とに基づいて、交換対象モジュール群を交換してから発電終了予定時期までの太陽光発電システム1の発電電力量を第2の発電電力量として予測する。そして、第2予測部32bは、第1の発電電力量と第2の発電電力量とを加算して得られる発電電力量を、交換対象モジュール群を交換する場合の太陽光発電システム1の発電電力量として予測する。
例えば、第2予測部32bは、第1予測部32aと同様の演算によって、第1の発電電力量を算出する。また、第2予測部32bは、劣化特性データ25で規定された特性劣化の時間的変化に基づいて、電気特性データ20で規定されたV-I特性で算出される発電電力を積分して得られる発電電力量を第2の発電電力量として算出する。なお、第2予測部32bは、交換対象モジュール群に含まれない各太陽電池モジュール5の発電電力量を、第1予測部32aと同様の演算によって算出することもできる。
第2予測部32bは、交換対象モジュール群を交換する場合の太陽光発電システム1の発電電力量を交換時期候補毎に予測する。交換時期候補は、現時点から発電終了予定時期までの期間において予め設定された期間毎に設定される。例えば、交換時期候補は、現時点から発電終了予定時期までの期間における日毎、週毎、または月毎の時期である。
図4は、実施の形態1にかかる異常劣化した太陽電池モジュールを交換する場合と交換しない場合の太陽電池モジュールの発電電力量の時間的変化を示すグラフの一例を示す図である。図4で示されるグラフにおいて、縦軸は、発電電力[kW]であり、横軸は時間[h]である。また、図4において、「t」は、発電開始時期を示し、「t」は、現時点を示し、「t」は、発電終了予定時期を示す。
図4において、異常劣化した太陽電池モジュール5の発電電力の推移は、関数fbc(t)で示される。異常劣化した太陽電池モジュール5を交換しない場合、関数fbc(t)で示される発電電力が0[kW]になる時期tまでの面積Sbcが、異常劣化した太陽電池モジュール5に期待される総発電電力量である。面積Sbcは、発電開始時期tから時期tまでの面積Sbc1と、時期tから時期tまでの面積Sbc2と、時期tから時期tまでの面積Sbc3とを含む。
第1予測部32aによって予測される発電電力量は、関数fbc(t)における時期tから時期tまでの面積Sbc2,Sbc3で示される発電電力量である。なお、第1予測部32aによって予測される発電電力量は、関数fbc(t)における発電開始時期tから時期tまでの面積Sbcで示される発電電力量であってもよい。
また、異常劣化した太陽電池モジュール5を時期tで交換する場合、交換後の太陽電池モジュール5の発電電力の推移は、関数fac(t)で示される。異常劣化した太陽電池モジュール5を交換する場合、時期tから発電終了予定時期tまでの面積Sacが、交換後の太陽電池モジュール5に期待される時期tから発電終了予定時期tまでの総発電電力量である。時期tは、時期tよりも先の時期である。
したがって、異常劣化した太陽電池モジュール5を時期tで交換する場合に期待される現時点からの発電電力量は、関数fbc(t)の時期tから時期tまでの期間の面積Sbc2と関数fac(t)の時期tから発電終了予定時期tまでの期間の面積Sacとを合算した面積で示される発電電力量である。すなわち、第2予測部32bによって予測される発電電力量は、面積Sbc2,Sacを合算した面積で示される発電電力量である。なお、第2予測部32bによって予測される発電電力量は、面積Sbc1,Sbc2,Sacを合算した面積で示される発電電力量であってもよい。
図4に示す例では、異常劣化した太陽電池モジュール5を時期tで交換する場合、異常劣化した太陽電池モジュール5を交換しない場合に比べ、面積Sacから面積Sbc3を差し引いた面積の分だけ発電電力量が増加する。
図2に戻って、処理部15の説明を続ける。収益算出部33は、発電電力量予測部32によって予測される太陽光発電システム1の発電電力量に基づいて、交換対象モジュール群を交換する場合と交換しない場合とで各々得られる太陽光発電システム1の収益を算出する。
収益算出部33は、交換対象モジュール群を交換しない場合に得られる太陽光発電システム1の収益を予測する第1算出部33aと、交換対象モジュール群を交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益を算出する第2算出部33bとを備える。太陽光発電システム1の収益は、太陽光発電システム1によって得られる収益である。
第1算出部33aは、交換対象モジュール群を交換しない場合の発電電力量に発電単価を掛け合わせることで太陽光発電システム1の発電収益を算出する。具体的には、第1算出部33aは、第1予測部32aによって予測された太陽光発電システム1の発電電力量に発電単価を掛け合わせることで太陽光発電システム1の発電収益を算出する。第1算出部33aは、太陽光発電システム1の発電収益を太陽光発電システム1の収益として算出する。発電単価は、単位電力量を売電した場合に得られる収益であり、売電単価と呼ぶこともできる。
また、第2算出部33bは、交換対象モジュール群を交換する場合の発電電力量に発電単価を掛け合わせることで太陽光発電システム1の発電収益を交換時期候補毎に算出する。
具体的には、第2算出部33bは、第2予測部32bによって予測された太陽光発電システム1の発電電力量に発電単価を掛け合わせることで太陽光発電システム1の発電収益を交換時期候補毎に算出する。そして、第2算出部33bは、算出した太陽光発電システム1の発電収益の予測値から交換対象モジュール群を交換するのに必要な費用である施工費用を減算することによって太陽光発電システム1の収益を交換時期候補毎に算出する。
第2算出部33bは、施工費用データ22に基づいて、交換対象モジュール群を交換するのに必要な費用である施工費用を算出する。施工費用データ22には、上述したように、太陽電池モジュール5の交換費用のうち太陽電池モジュール5の数によって変動しない費用である固定費のデータと、太陽電池モジュール5の交換費用のうち太陽電池モジュール5の数によって変動する費用である変動費のデータとが含まれる。
図5は、実施の形態1にかかる施工費用のうち変動費の一例を示す図である。図5に示すように、変動費は、モジュール購入単価Ca、モジュール運搬費Cb、モジュール取付労務費Cc、およびアース配線費Cdを含む。第2算出部33bは、交換対象モジュール群がN枚の太陽電池モジュール5で構成される場合、モジュール購入単価Ca、モジュール運搬費Cb、モジュール取付労務費Cc、およびアース配線費Cdの各々にNを乗算した値を合算することによって変動費を算出する。
また、第2算出部33bは、施工費用データ22に基づいて、交通費、安全対策費、および試験調整費などの合計金額を固定費として算出する。第2算出部33bは、算出した固定費と変動費との合計金額を施工費用として算出する。
図6は、実施の形態1にかかる収益算出部の第2算出部によって算出される施工費用を説明するための図である。図6に示すように、施工費用のうち変動費は、交換対象となる太陽電池モジュール5の数が増加するほど増加するが、固定費は交換対象となる太陽電池モジュール5の数に応じて変化しない。
図2に戻って、処理部15の説明を続ける。交換時期予測部34は、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益が最大になる時期を予測する予測処理を行う。
図7および図8は、実施の形態1にかかる交換時期予測部による予測処理を説明するための図である。図7および図8に示すグラフは、縦軸が太陽光発電システム1の収益を示し、横軸は時間を示す。
図7に示すように、交換対象モジュール群を交換しない場合、太陽光発電システム1の収益は、関数f1(t)で示されるように推移し、時間が経過するほど太陽光発電システム1の収益が多くなる。図7に示す例では、時期tで交換対象モジュール群を交換する場合、太陽光発電システム1の収益は、時期t以降は関数f2(t)で示されるように推移し、時期tで交換対象モジュール群を交換する場合、太陽光発電システム1の収益は、時期t以降は関数f3(t)で示されるように推移することを示している。
時期tで交換対象モジュール群を交換する場合、時期tで交換対象モジュール群を交換する場合に比べ、太陽光発電システム1の収益が多い。時期tで交換対象モジュール群を交換する場合、時期tでモジュール交換費用が生じるため、太陽光発電システム1の収益が一時的に下がるが、太陽光発電システム1で新たな複数の太陽電池モジュール5が用いられる。
そのため、関数f3(t)で示されるように、太陽光発電システム1の収益の増加が大きくなり、発電終了予定時期tにおいて、交換対象モジュール群を交換しない場合に比べ、太陽光発電システム1の収益が大きくなる。発電終了予定時期tにおいて、関数f1(t)で示される太陽光発電システム1の収益と関数f3(t)で示される太陽光発電システム1の収益との差が、モジュール交換効果である。モジュール交換効果は、交換対象モジュール群を交換したことによる効果である。
交換時期予測部34は、収益算出部33の第2算出部33bによって算出された複数の交換時期候補の太陽光発電システム1の収益のうち最も太陽光発電システム1の収益が多い交換時期候補を、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益が最大になる時期として予測する。
ここで、図7において、時期tが最も太陽光発電システム1の収益が多い交換時期候補であるとする。この場合、交換時期予測部34は、時期tを、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益が最大になる時期として予測する。
ここで、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の収益の時間的変化を示す関数が「fa」であり、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合の太陽光発電システム1の収益の時間的変化を示す関数が「fb」であり、交換対象モジュール群の交換時期が「t」であるとする。この場合、下記式(1)に示す収益Eが最大になる時期tが、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益が最大になる時期である。以下、太陽光発電システム1の収益が最大になる時期を収益最大時期と記載する場合がある。
Figure 0007454998000001
図8に示す例では、収益算出部33の第2算出部33bによって算出された複数の交換時期候補の太陽光発電システム1の収益のうち最も太陽光発電システム1の収益が多い交換時期候補は、現時点である時期tである。時期tで交換対象モジュール群をまとめて交換する場合の太陽光発電システム1の収益は、関数f3(t)で表される。また、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の収益は、関数f1(t)で表される。
図2に戻って、処理部15の説明を続ける。処理部15の交換推奨判定部35は、交換時期予測部34で予測される収益最大時期で交換対象モジュール群をまとめて交換する場合と交換対象モジュール群を交換しない場合とで各々得られる太陽光発電システム1の収益の差に基づいて、収益最大時期における交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを判定する。
具体的には、交換推奨判定部35は、収益最大時期で交換対象モジュール群をまとめて交換する場合の太陽光発電システム1の収益が、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の収益よりも多い場合、収益最大時期における交換対象モジュール群の交換を推奨すると判定する。
例えば、図7において、時期tが収益最大時期であるとする。この場合、時期tで交換対象モジュール群を交換する場合の太陽光発電システム1の収益は、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の収益よりも多い。そのため、交換推奨判定部35は、時期tにおける交換対象モジュール群の交換を推奨すると判定する。
例えば、図8において、時期tが収益最大時期であるとする。この場合、時期tで交換対象モジュール群を交換する場合の太陽光発電システム1の収益は、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の収益よりも少ない。そのため、交換推奨判定部35は、交換対象モジュール群の交換を推奨しないと判定する。
なお、発電電力量予測部32の第2予測部32bおよび収益算出部33の第2算出部33bで各々設定される交換時期候補は、発電開始時期tから発電終了予定時期tまでの期間における日毎、週毎または月毎の時期であってもよい。この場合、交換時期予測部34は、発電開始時期tから発電終了予定時期tまでの期間に設定される複数の交換時期候補の太陽光発電システム1の収益のうち太陽光発電システム1の収益が最も多い交換時期候補を判定する。
ここで、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の収益の時間的変化を示す関数が「fa」であり、交換対象モジュール群を交換した場合の太陽光発電システム1の収益の時間的変化を示す関数が「fb」であり、交換対象モジュール群の交換時期を「t」とする。この場合、下記式(2)に示す収益Eが最大になる時期tが、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益が最大になる時期である。
Figure 0007454998000002
図8において、発電開始時期tから発電終了予定時期tまでの期間において時期tが収益最大時期であり、時期tから発電終了予定時期tまでの期間において時期tが収益最大時期であるとする。この場合、時期tで交換対象モジュール群を交換する場合の太陽光発電システム1の収益は、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の収益よりも多いが、時期tは、現時点である時期tよりも前の時期である。また、時期tで交換対象モジュール群を交換する場合の太陽光発電システム1の収益は、交換対象モジュール群を交換しない場合の太陽光発電システム1の収益よりも少ない。そのため、交換推奨判定部35は、交換対象モジュール群の交換を推奨しないと判定する。
出力処理部36は、収益算出部33によって算出された太陽光発電システム1の収益を示す収益情報、交換時期予測部34によって予測された時期を示す時期情報、および交換推奨判定部35による判定結果を示す推奨情報などに基づいて、保守支援画像を生成する。保守支援画像の情報は、支援情報の一例である。出力処理部36は、表示部13に生成した保守支援画像を表示させたり、ネットワーク7を介して不図示の外部装置へ生成した保守支援画像の情報を通信部12に送信させたりすることができる。
図9は、実施の形態1にかかる出力処理部によって生成される保守支援画像の一例を示す図である。図9に示す保守支援画像50には、交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを判定するのに用いた各種の情報を示す判定要素一覧51と、太陽光発電システム1の収益の推移を示す利益推移グラフ52とが含まれる。
図9に示す判定要素一覧51において、「交換推奨の有無」は、交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを示す情報である。「交換推奨の有無」が「有」である場合、交換対象モジュール群の交換を推奨することを示し、「交換推奨の有無」が「無」である場合、交換対象モジュール群の交換を推奨しないことを示す。また、「発電量最大日」は、収益最大時期の一例であり、「交換推奨日」は、収益最大時期が現時点よりも先の時期である場合、収益最大時期と同じであり、上述した時期情報の一例である。「交換モジュール枚数」は、交換対象モジュール群に含まれる太陽電池モジュール5の枚数である。
「モジュール交換効果[円]」は、交換推奨日から発電終了予定時期までに交換対象モジュール群を新たな複数の太陽電池モジュール5に交換することで増加する収益である差額利益である。「モジュール交換効果[kWh]」は、交換推奨日から発電終了予定時期までに交換対象モジュール群を新たな複数の太陽電池モジュール5に交換することで増加する発電電力量である増加電力量である。
また、図9において、「モジュール交換費用」は、交換対象モジュール群を新たな複数の太陽電池モジュール5に交換するために必要な費用であり、上述した施工費用である。「差額利益」は、モジュール交換効果からモジュール交換費用を減算した値である。「発電開始日」は、発電開始時期tの一例である。「本日」は、現時点である時期tの一例である。「発電終了予定日」は、発電終了予定時期tの一例である。
図9に示す例では、「モジュール交換効果[円]」が1,800,000円で、「モジュール交換費用」が270,000円である。そのため、「差額利益」は、1,800,000-270,000=1,530,000円となる。したがって、「交換推奨の有無」は、交換対象モジュール群の交換を推奨することを示す「有」になる。
保守支援画像50における利益推移グラフ52は、交換対象モジュール群を交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益が実線で表され、交換対象モジュール群を交換しない場合に得られる太陽光発電システム1の収益が破線で表される。かかる利益推移グラフ52によって保守支援装置10の利用者は、交換対象モジュール群を交換する場合としない場合とで各々得られる太陽光発電システム1の収益を容易に把握することができる。保守支援装置10の利用者は、例えば、太陽光発電システム1を所有する発電事業者である。
図10は、実施の形態1にかかる出力処理部によって生成される保守支援画像の他の例を示す図である。図10に示す保守支援画像60には、交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを判定するのに用いた各種の情報を示す判定要素一覧61と、太陽光発電システム1の収益の推移を示す利益推移グラフ62とが含まれる。判定要素一覧61は、判定要素一覧51と同様の項目の情報を含み、利益推移グラフ62は、利益推移グラフ52と同様のグラフを含む。
図10に示す例では、「モジュール交換効果[円]」が200,000円で、「モジュール交換費用」が270,000円である。そのため、「差額利益」は、200,000-270,000=-70,000円となる。したがって、「交換推奨の有無」は、交換対象モジュール群の交換を推奨しないことを示す「無」になる。
このように、処理部15は、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に要する施工費用を加味した太陽光発電システム1の収益が最大となる交換対象モジュール群の交換時期を予測する。太陽電池モジュール5に異常劣化が発生する毎に太陽電池モジュール5を交換する場合に比べ、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合には、固定費を削減することができる。そのため、保守支援装置10は、太陽光発電システム1の収益を増加させることができ、複数の太陽電池モジュール5をまとめて交換する適切な時期を提示することができる。
つづいて、フローチャートを用いて保守支援装置10の処理部15による処理を説明する。図11は、実施の形態1にかかる保守支援装置の処理部による処理の一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、処理部15は、記憶部14に記憶された設備データベース16および劣化モデルデータベース17からデータを取得する(ステップS10)。処理部15は、ステップS10で取得したデータに基づいて、各太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測する(ステップS11)。
次に、処理部15は、交換対象モジュール群を交換する場合としない場合の各々の発電電力量を予測する(ステップS12)。処理部15は、ステップS12で予測された発電電力量と施工費用データ22と発電単価とに基づいて、交換対象モジュール群を交換する場合としない場合の各々の太陽光発電システム1の収益を算出する(ステップS13)。
次に、処理部15は、交換対象モジュール群を交換する場合に太陽光発電システム1の収益が最大になる時期を算出する(ステップS14)。処理部15は、ステップS13,S14の処理の結果に基づいて、交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを判定する(ステップS15)。処理部15は、ステップS15の判定結果を含む保守支援画像を生成し、生成した保守支援画像の情報を出力し(ステップS16)、図11に示す処理を終了する。
図12は、実施の形態1にかかる保守支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図12に示すように、保守支援装置10は、プロセッサ101と、メモリ102と、入力装置103と、通信装置104と、ディスプレイ105とを備えるコンピュータを含む。
プロセッサ101、メモリ102、入力装置103、通信装置104、およびディスプレイ105は、例えば、バス106によって互いに情報の送受信が可能である。入力部11は、入力装置103によって実現される。通信部12は、通信装置104によって実現される。表示部13は、ディスプレイ105によって実現される。記憶部14は、メモリ102によって実現される。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、データ取得部30、劣化進行予測部31、発電電力量予測部32、収益算出部33、交換時期予測部34、交換推奨判定部35、および出力処理部36などの機能を実行する。プロセッサ101は、例えば、処理回路の一例であり、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、およびシステムLSI(Large Scale Integration)のうち一つ以上を含む。
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、およびEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)のうち一つ以上を含む。また、メモリ102は、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体を含む。かかる記録媒体は、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルメモリ、光ディスク、コンパクトディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)のうち一つ以上を含む。なお、保守支援装置10は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路を含んでいてもよい。
以上のように、実施の形態1にかかる保守支援装置10は、交換時期予測部34と、出力処理部36とを備える。交換時期予測部34は、太陽光発電システム1を構成する複数の太陽電池モジュール5のうち2以上の太陽電池モジュール5である交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益が最大になる時期を予測する。出力処理部36は、交換時期予測部34によって予測された時期を示す時期情報を出力する。これにより、保守支援装置10は、複数の太陽電池モジュール5をまとめて交換する適切な時期を提示することができる。
また、保守支援装置10は、交換推奨判定部35を備える。交換推奨判定部35は、交換時期予測部34で予測される時期で交換対象モジュール群をまとめて交換する場合と交換対象モジュール群を交換しない場合とで各々得られる太陽光発電システム1の収益の差に基づいて、交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを判定する。出力処理部36は、交換推奨判定部35によって判定された交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを示す情報をさらに出力する。これにより、保守支援装置10は、交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを示す情報を保守支援装置10の利用者に提供できるため、保守支援装置10の利用者は、太陽電池モジュール5を交換した方がよいかを容易に把握することができる。
また、出力処理部36は、交換時期予測部34で予測される交換時期で交換対象モジュール群をまとめて交換する場合と交換しない場合とで各々得られる太陽光発電システム1の収益を示す収益情報をさらに出力する。これにより、保守支援装置10は、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合と交換しない場合とで得られる太陽光発電システム1の収益を保守支援装置10の利用者に把握させることができ、保守支援装置10の利用者は、太陽電池モジュール5を交換した方がよいか否かをより適切に把握することができる。
また、保守支援装置10は、発電電力量予測部32と、収益算出部33とを備える。発電電力量予測部32は、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合と交換しない場合の太陽光発電システム1の発電電力量を予測する。収益算出部33は、発電電力量予測部32によって予測される太陽光発電システム1の発電電力量に基づいて、交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる太陽光発電システム1の収益を予測する。交換時期予測部34は、収益算出部33によって算出される太陽光発電システム1の収益に基づいて、太陽光発電システム1の収益が最大になる時期を予測する。これにより、保守支援装置10は、太陽光発電システム1の収益が最大になる時期を精度よく予測することができる。
また、保守支援装置10は、複数の太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測する劣化進行予測部31を備える。発電電力量予測部32は、劣化進行予測部31の予測結果に基づいて、太陽光発電システム1の発電電力量を予測する。これにより、保守支援装置10は、太陽光発電システム1の発電電力量を精度よく予測することができる。
また、交換対象モジュール群を構成する2以上の太陽電池モジュール5の各々は、複数の太陽電池モジュール5のうち異常劣化がある太陽電池モジュール5である。これにより、保守支援装置10は、異常劣化がある太陽電池モジュール5を交換した方がよいかをより適切に把握することができる。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる保守支援装置は、日射量の情報に基づいて、太陽電池モジュールの劣化度を判定し、判定した劣化度に基づいて、太陽電池モジュールの特性劣化の時間的変化を予測する点で、実施の形態1にかかる保守支援装置10と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1の保守支援装置10と異なる点を中心に説明する。
図13は、実施の形態2にかかる太陽光発電システムとデータ収集装置と保守支援装置とを含む発電システムの構成の一例を示す図である。図13に示す発電システム100Aは、太陽光発電システム1と、データ収集装置6と、保守支援装置10Aと、気象データ提供装置70を備える。気象データ提供装置70は、ネットワーク7を介して保守支援装置10Aに太陽電池アレイ2の設置場所における日射量の情報を送信する。
保守支援装置10Aは、気象データ提供装置70から提供される日射量の情報に基づいて、太陽電池モジュール5の劣化度を判定し、判定した劣化度に基づいて、太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測する点で、保守支援装置10と異なる。
図14は、実施の形態2にかかる保守支援装置の構成の一例を示す図である。図14に示すように、保守支援装置10Aは、記憶部14および処理部15に代えて、記憶部14Aおよび処理部15Aを備える。記憶部14Aは、さらに気象データベース18を備える点で、記憶部14と異なる。気象データベース18は、気象データ提供装置70から提供される日射量の情報を含む気象データ26を含む。
処理部15Aは、劣化進行予測部31に代えて、劣化進行予測部31Aを備える点で、処理部15と異なる。劣化進行予測部31Aは、測定データ21と気象データ26とを用いて、太陽光発電システム1に含まれる各太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測する点で、劣化進行予測部31と異なる。
例えば、劣化進行予測部31Aは、気象データ26に含まれる過去の日射量に対する太陽電池モジュール5の特性値と、気象データ26に含まれる現在の日射量に対する太陽電池モジュール5の特性値との比較に基づいて、太陽電池モジュール5の劣化度を判定することができる。
例えば、劣化進行予測部31Aは、同一日射量に対する過去の太陽電池モジュール5の特性値と現在の太陽電池モジュール5の特性値とを比較し、現在の太陽電池モジュール5の特性値が過去の太陽電池モジュール5の特性値よりもどのくらい低いかによって、太陽電池モジュール5の劣化度を判定することができる。
また、劣化進行予測部31Aは、判定した太陽電池モジュール5の劣化度と劣化特性データ25とに基づいて、劣化進行予測部31と同様に、太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測する。
なお、劣化進行予測部31Aは、劣化特性データ25を用いずに、太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測することもできる。例えば、劣化進行予測部31Aは、同一種類の太陽電池モジュール5が複数ある場合、同一の日射量に対する各太陽電池モジュール5の特性値の時間的変化に基づいて、太陽電池モジュール5の標準的な特性劣化の時間的変化を判定することができる。劣化進行予測部31Aは、太陽電池モジュール5の正常時の劣化特性に代えて、太陽電池モジュール5の同一の日射量に対する標準的な特性劣化の時間的変化を用いることで、太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測する。
また、劣化進行予測部31Aは、日射量と太陽電池モジュール5の特性値とを過去と現在とで比較した結果と最新の特性値と正常な特性値とを比較した結果とに基づいて、太陽電池モジュール5の劣化度を判定することができる。
実施の形態2にかかる保守支援装置10Aのハードウェア構成例は、図12に示す保守支援装置10のハードウェア構成と同じである。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、データ取得部30、劣化進行予測部31A、発電電力量予測部32、収益算出部33、交換時期予測部34、交換推奨判定部35、および出力処理部36の機能を実行することができる。
以上のように、実施の形態2にかかる保守支援装置10Aにおいて、劣化進行予測部31Aは、日射量の情報に基づいて、複数の太陽電池モジュール5の特性劣化の時間的変化を予測する。これにより、保守支援装置10Aは、比較的容易に太陽電池モジュール5の劣化を判定することができる。
なお、発電電力量予測部32は、さらに予測される将来の日射量の情報を用いて、交換対象モジュール群を交換する場合と交換しない場合の太陽光発電システム1の発電電力量を予測することもできる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 太陽光発電システム、2 太陽電池アレイ、3 測定装置、4 パワーコンディショナー、5 太陽電池モジュール、6 データ収集装置、7 ネットワーク、9 電力系統、10,10A 保守支援装置、11 入力部、12 通信部、13 表示部、14,14A 記憶部、15,15A 処理部、16 設備データベース、17 劣化モデルデータベース、18 気象データベース、20 電気特性データ、21 測定データ、22 施工費用データ、23 発電開始時期データ、24 発電終了予定時期データ、25 劣化特性データ、26 気象データ、30 データ取得部、31,31A 劣化進行予測部、32 発電電力量予測部、32a 第1予測部、32b 第2予測部、33 収益算出部、33a 第1算出部、33b 第2算出部、34 交換時期予測部、35 交換推奨判定部、36 出力処理部、50,60 保守支援画像、51,61 判定要素一覧、52,62 利益推移グラフ、70 気象データ提供装置、100,100A 発電システム。

Claims (9)

  1. 太陽光発電システムを構成する複数の太陽電池モジュールのうち2以上の太陽電池モジュールである交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる前記太陽光発電システムの収益が最大になる時期を予測する交換時期予測部と、
    前記交換時期予測部によって予測された時期を示す時期情報を出力する出力処理部と、を備え
    前記交換対象モジュール群を交換しない場合の前記太陽光発電システムの収益の時間的変化を示す関数をfaとし、前記交換対象モジュール群を交換した場合の前記太陽光発電システムの収益の時間的変化を示す関数をfbとし、発電開始時期をt とし、発電終了予定時期をt とし、前記交換対象モジュール群の交換時期をt とした場合、
    下記の式(1)で表される収益Eが最大になるt が、前記交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる前記太陽光発電システムの収益が最大になる時期であ
    Figure 0007454998000003
    ことを特徴とする保守支援装置。
  2. 前記交換時期予測部で予測される前記時期で前記交換対象モジュール群をまとめて交換する場合と前記交換対象モジュール群を交換しない場合とで各々得られる前記太陽光発電システムの収益の差に基づいて、前記交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを判定する交換推奨判定部を備え、
    前記出力処理部は、
    前記交換推奨判定部によって判定された前記交換対象モジュール群の交換を推奨するか否かを示す情報をさらに出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の保守支援装置。
  3. 前記出力処理部は、
    前記交換時期予測部で予測される交換時期で前記交換対象モジュール群をまとめて交換する場合と交換しない場合とで各々得られる前記太陽光発電システムの収益を示す収益情報をさらに出力する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の保守支援装置。
  4. 前記交換対象モジュール群をまとめて交換する場合と交換しない場合の前記太陽光発電システムの発電電力量を予測する発電電力量予測部と、
    前記発電電力量予測部によって予測される前記太陽光発電システムの発電電力量に基づいて、前記交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる前記太陽光発電システムの収益を算出する収益算出部と、を備え、
    前記交換時期予測部は、
    前記収益算出部によって算出される前記太陽光発電システムの収益に基づいて、前記太陽光発電システムの収益が最大になる時期を予測する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の保守支援装置。
  5. 前記複数の太陽電池モジュールの各々の特性劣化の時間的変化を予測する劣化進行予測部を備え、
    前記発電電力量予測部は、
    前記劣化進行予測部の予測結果に基づいて、前記太陽光発電システムの発電電力量を予測する
    ことを特徴とする請求項4に記載の保守支援装置。
  6. 前記劣化進行予測部は、
    日射量の情報に基づいて、前記複数の太陽電池モジュールの特性劣化の時間的変化を予測する
    ことを特徴とする請求項5に記載の保守支援装置。
  7. 前記交換対象モジュール群は、
    前記複数の太陽電池モジュールのうち異常劣化がある太陽電池モジュールである
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の保守支援装置。
  8. コンピュータが実行する保守支援方法であって、
    太陽光発電システムを構成する複数の太陽電池モジュールのうち2以上の太陽電池モジュールである交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる前記太陽光発電システムの収益が最大になる時期を予測する第1のステップと、
    前記第1のステップによって予測された時期を示す時期情報を出力する第2のステップと、を含み、
    前記交換対象モジュール群を交換しない場合の前記太陽光発電システムの収益の時間的変化を示す関数をfaとし、前記交換対象モジュール群を交換した場合の前記太陽光発電システムの収益の時間的変化を示す関数をfbとし、発電開始時期をt とし、発電終了予定時期をt とし、前記交換対象モジュール群の交換時期をt とした場合、
    下記の式(2)で表される収益Eが最大になるt が、前記交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる前記太陽光発電システムの収益が最大になる時期であ
    Figure 0007454998000004
    ことを特徴とする保守支援方法。
  9. 太陽光発電システムを構成する複数の太陽電池モジュールのうち2以上の太陽電池モジュールである交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる前記太陽光発電システムの収益が最大になる時期を予測する第1のステップと、
    前記第1のステップによって予測された時期を示す時期情報を出力する第2のステップと、をコンピュータに実行させ
    前記交換対象モジュール群を交換しない場合の前記太陽光発電システムの収益の時間的変化を示す関数をfaとし、前記交換対象モジュール群を交換した場合の前記太陽光発電システムの収益の時間的変化を示す関数をfbとし、発電開始時期をt とし、発電終了予定時期をt とし、前記交換対象モジュール群の交換時期をt とした場合、
    下記の式(3)で表される収益Eが最大になるt が、前記交換対象モジュール群をまとめて交換する場合に得られる前記太陽光発電システムの収益が最大になる時期であ
    Figure 0007454998000005
    ことを特徴とする保守支援プログラム。
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