JP7452663B2 - コンピュータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、通信ネットワークを介して演算装置と複数の記憶装置またはデータ生成装置が接続されたシステムにおいて、全体が協調して動作するコンピュータシステムに関する。
機械学習や人工知能(AI)やIoT(Internet of Things) など多くの分野で技術革新が進み、様々な情報やデータを活用することで、サービスの高度化・付加価値の提供が盛んに行われている。このような処理では、大量の計算をする必要があり、そのための情報処理基盤が必須である。
例えば、非特許文献1では、既存の情報処理基盤をアップデートしようとする試みが展開されてはいるものの、急速に増えていくデータに対して現代のコンピュータが対応しきれていないのも事実であり、今後さらなる進化を遂げていくためには、ムーアの法則を越える「ポストムーア技術」が確立されなければいけないと指摘している。
ポストムーア技術として、例えば、非特許文献2では、フローセントリックコンピューティングという技術が開示されている。フローセントリックコンピューティングでは、データのある場所で処理を行うというこれまでのコンピューティングの考えではなく、計算機能が存在する場所にデータを移動して処理を行うという新たな概念を導入した。
"NTT Technology Report for Smart World 2020," 日本電信電話株式会社,2020年,<URL:https://www.rd.ntt/_assets/pdf/techreport/NTT_TRFSW_2020_EN_W.pdf> R. Takano and T. Kudoh, "Flow-centric computing leveraged by photonic circuit switching for the post-moore era," Tenth IEEE/ACM International Symposium on Networks-on-Chip (NOCS), Nara, 2016, pp. 1-3,<URL:https://ieeexplore.ieee.org/abstract/document/7579339> A. J. Smith, "Sequential Program Prefetching in Memory Hierarchies," in Computer, vol. 11, no. 12, pp. 7-21, Dec. 1978,<URL:https://ieeexplore.ieee.org/document/1646791>
上記のようなフローセントリックコンピューティングを実現するためには、データ移動に必要な広帯域な通信ネットワークが必要になるだけでなく、同時に効率よく通信ネットワークを制御しないと、データの移動を効率よく実施できない可能性がある。
一般に、プリフェッチと呼ばれる技術がコンピュータアーキテクチャ分野では広く知られており、データ移動の高速化・高効率化のために用いられる(例えば、非特許文献3)。プリフェッチは、予測アルゴリズムに基づきメモリアクセスを先行させることで、プロセッサが処理を開始する前に必要なメモリアクセス時間を削減・隠蔽することが可能である。しかしながら、上記のような、通信ネットワークを介したフローセントリックコンピューティングにおいて、当該技術を適用している例は開示されていない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、通信ネットワークで接続された記憶装置や演算装置間のデータ移動を効率よく行うことができるコンピューティングシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係るコンピュータシステムは、N(Nは2以上の整数)台のデータ出力装置と、データプリフェッチ制御装置と、M(Mは1以上の整数)台の演算装置とを備え、前記演算装置は、前記データ出力装置と前記演算装置との間を接続する通信ネットワークを介して、N台の前記データ出力装置から収集されたデータに対して演算処理を実行し、前記データプリフェッチ制御装置は、前記データ出力装置から読み出したデータと、前記演算装置にて処理した結果を、前記演算装置において記憶するか、あるいは消去するかを、前記演算装置に指示するように構成されるように構成される。
本発明によれば、通信ネットワークで接続された記憶装置や演算装置間のデータ移動を効率よく行うことができるコンピューティングシステムを提供することができる。
図1は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおけるデータプリフェッチ制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおける処理を説明する図である。 図4は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムの動作を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおけるデータプリフェッチ制御装置の構成を示すブロック図である。 図6は、第3の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおけるデータプリフェッチ制御装置の構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施の形態に係るコンピュータシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図8は、従来のコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
[第1の実施の形態]
図1~3を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるコンピュータシステム1の構成について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおけるデータプリフェッチ制御装置の構成を示すブロック図である。図3は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおける処理を説明する図である。
[コンピュータシステム]
図1に示すように、本実施の形態のコンピュータシステム1は、N台の第1~N(Nは1以上の整数)記憶装置(10~10-N)と、データプリフェッチ制御装置20と、演算部および記憶部を具備するM台の第1~M(Mは1以上の整数)演算装置(30~30-M)と、記憶装置10と演算装置30間を接続する通信ネットワークとを備えている。コンピュータシステム1は、全体として、前記通信ネットワークを介して、第1~N記憶装置(10~10-N)が出力したデータに対して、第1~M演算装置(30~30-M)において所定の演算または処理を行い、その演算結果を出力する。
なお、図8に示す従来のコンピュータシステム1との違いは、データプリフェッチ制御装置20を備える点である。従来のコンピュータシステム1では、記憶装置10は、当該処理に必要な全てのデータの処理を行うたびに演算装置30に送信する必要があるのに対して、本実施の形態のコンピュータシステム1は、データプリフェッチ制御装置20にて、当該処理に用いる可能性のあるデータを予測し、予め演算装置30にて保持しておく。これにより、当該処理に必要な全てのデータが演算装置30にて揃うまでの時間を短縮することができ、当該処理の処理時間を削減できる効果がある。
また、データプリフェッチ制御装置20は、当該処理において、繰り返し使うようなデータを演算装置30にて保持するように指示する。これにより、記憶装置10と演算装置30との間のデータ送受信量を削減できるため、低電力化および通信ネットワーク負荷を低減できる効果がある。
[記憶装置]
記憶装置10は、データを記憶し、当該データをデータプリフェッチ制御装置20から指定される演算装置30に送信する機能を有するデータ出力装置である。データ出力装置として、データを生成し、当該データをデータプリフェッチ制御装置が指定した演算装置30に送信する機能を有するデータ生成装置を用いてもよい。
記憶装置10としては、データストレージやデータサーバなどのデータ保持に特化した装置や、一般に記憶機能を有する汎用コンピュータなどが該当する。また、データ生成装置としては、センサ端末等の自装置がデータを生成する機能を有している装置が該当する。本実施の形態では、データ出力装置として、記憶したデータを出力する記憶装置10を用いる。
なお、データ生成装置は、データプリフェッチ制御装置20が指定する送信開始時刻までの間、当該データを保持する。当該データを外部の記憶装置等へ格納しておくこともある。
[データプリフェッチ制御装置]
図2は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおけるデータプリフェッチ制御装置の構成を示すブロック図である。データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30が記憶しているデータを管理する機能と、記憶装置10から読み出したデータと、演算装置30にて処理した結果とを、当該演算装置30にて所定の時間内記憶するか否かを判定する機能と、各演算装置30にて記憶しているデータを消去するか否かを判定する機能と、各演算装置30のデータ記憶状態を考慮して第1~Mのいずれの演算装置(30~30-M)で処理を実行するかを決定する機能と、各演算装置30にて処理した結果を第1~Nのいずれの記憶装置(10~10-N)に出力し、記憶するかを決定する機能とを有する。
具体的には、データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30が記憶しているデータを管理するデータ管理部25と、各演算装置30のデータ記憶状態を考慮して第1~Mのいずれの演算装置(30~30-M)で処理を実行するかを決定する演算装置決定部2423と、各演算装置30にて処理した結果を第1~Nのいずれの記憶装置(10~10-N)に出力し、記憶するかを決定する出力先決定部23と、各演算装置30にてプリフェッチするデータ量を決定するデータ量決定部21と、各演算装置30においてプリフェッチしているデータがヒットしたか否か、すなわち、使用されたか否かを統計的に収集し解析するデータ解析部22とを備える。
データ量決定部21は、記憶装置10から読み出したデータと、演算装置30にて処理した結果と、を当該演算装置30にて所定の時間内記憶するか否か、および各演算装置30にて記憶しているデータを消去するか否か、を判定するために、当該演算装置30におけるプリフェッチデータ量を決定する。
例えば、記憶装置10が記憶するデータのうち所定の割合のデータを当該演算装置30にてプリフェッチする。このとき、データ解析部22は、各演算装置30においてプリフェッチしているデータがヒットしたか否かを統計的に収集し解析する。プリフェッチヒット率が閾値よりも低い場合には、プリフェッチデータ量を増加させて、プリフェッチヒット率が閾値よりも高い場合には、プリフェッチデータ量を維持または減らす。
データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30のデータ記憶状態を考慮して第1~Mのいずれの演算装置(30~30-M)で処理を実行するかを決定する際に、演算装置30の記憶部のデータを当該処理において利用できるか否かを判定する。利用できる場合は当該演算装置30を選択する。
図3は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおける処理を説明する図である。図3の例では、第1演算装置で処理したデータを、処理Bで流用可能なデータであるため処理Bを行う演算装置30として第1演算装置が選択されている。また、第2演算装置では、処理Aを行うためのデータがプリフェッチされ、第3演算装置においては、処理Cを行うために処理Aの結果が、第1演算装置にから第3演算装置に送信される。
一方、利用できない場合は、他の演算装置30において利用できるデータが記憶部に保持されているかを探索する。第1~Mのいずれの演算装置(30~30-M)においても利用できるデータが記憶されていない場合は、演算装置30の記憶部の利用率が少ないものから演算装置30を順次選択すればよい。
なお、上記の例では所定の時間の経過を契機として、演算装置30にて記憶しているデータを消去する例を示したが、消去するか否かの判定はこれに限らない。例えば、演算装置30に対して、外部から消去を指示する信号の入力を契機として、演算装置30にて記憶しているデータを消去するようにしてもよい。また、演算装置30にて記憶しているデータの量が所定の値よりも大きくなった場合に、記憶しているデータの利用率の低いものから順次消去するようにしてもよい。
[演算装置]
演算装置30は、記憶装置10から入力されたデータに対して、所定の演算または処理を行い、その演算結果を出力する機能を有する。演算装置30の出力は、通信ネットワークを介して、記憶装置10または他の演算装置30へ入力される。他の演算装置30へ入力することで、一つの演算装置30で完了しないような複数のステップから構成されるプログラムに対しても、コンピュータシステム1を適用できる。
演算装置30は、CPUやGPU上のソフトウェアや、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)に形成したLSI(Large Scale Integration)回路で実現してもよい。
通信ネットワークは、任意のネットワークトポロジーまたは構成を対象としている。例えば、ツリー型やスター型、トーラス構造、FTTH(Fiber to the home)で用いられるPON(Passive Optical Network)などのネットワークトポロジーがある。また、構成要素として、ネットワークスイッチやルーターなどのネットワーク機器が含んでもよい。
なお、処理対象タスクが複数あり、そのうちの一部のデータを共用できる場合は、当該データを複数の演算装置30に対してブロードキャスト送信し、当該タスクを並列に処理することもある。
なお、複数の演算装置30にて、当該処理に必要なデータが保持されている場合、いずれの演算装置30を選択しても良いが、例えば、より演算装置30の計算性能がよいものを選択したり、また当該時刻における演算装置30の負荷が低いものを選択するようにしてもよい。
なお、演算装置30にて、必ずしも当該処理に必要な全てのデータがプリフェッチされている必要はなく、例えば、一部のデータのみプリフェッチされている場合は、当該処理に必要な残りのデータのみを、記憶装置10から演算装置30へ送信すればよい。
[第1の実施の形態の動作]
図4を参照して、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステム1の動作について説明する。図4は、第1の実施の形態にかかるコンピュータシステムの動作を示すフローチャートである。
まず、データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30の内部に記憶されているデータの情報を取得する(ステップS1-1)。次に、データプリフェッチ制御装置20は、前記各演算装置30のデータ記憶状態を考慮して第1~Mのいずれの演算装置(30~30-M)で処理を実行するかを決定する(ステップS1-2)。
次に、記憶装置10は、前記データプリフェッチ制御装置が指定した演算装置30にデータを出力する(ステップS1-3)。
次に、演算装置30は、記憶装置10から入力されるデータに対して、所定の演算処理を実施する(ステップS1-4)。
次に、データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30にて記憶しているデータを消去するか否かを判定する(S1-5)。データを消去すると判定した場合は、当該演算装置30に対して、データを消去する指示を出し、各演算装置30のデータを消去する(ステップS1-6)。データを消去しないと判定した場合は、各演算装置30は内部に記憶しているデータを消去することなく記憶を継続する。
次に、データプリフェッチ制御装置20は、記憶装置10から読み出したデータと、演算装置30にて処理した結果とを当該演算装置30にて所定の時間内記憶するか否かを判定する(ステップS1-7)。記憶すると判定した場合、当該演算装置30は、所定の領域に入力データまたは処理結果を記憶する(ステップS1-8)。
次に、データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30にて処理した結果を第1~Nのいずれの記憶装置10に出力し、記憶するかを決定する(ステップS1-9)。
次に、演算装置30は、データプリフェッチ制御装置20が指定した出力先の記憶装置10に対して演算結果を出力する(ステップS1-9、S1-10)。ここで、必ずしも処理の開始前に入力データを読み出した記憶装置10に対して、演算結果を出力しなくともよい。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態のコンピュータシステム1は、データプリフェッチ制御装置20にて、当該処理に用いる可能性のあるデータを予測し、予め演算装置30にて保持しておく。これにより、当該処理に必要な全てのデータが演算装置30にて揃うまでの時間を短縮することができ、当該処理の処理時間を削減できる。
また、データプリフェッチ制御装置20は、当該処理において、繰り返し使うようなデータを演算装置30にて保持するように指示する。これにより、記憶装置10と演算装置30との間のデータ送受信量を削減できるため、低電力化および通信ネットワーク負荷の低減を実現できる。
また、ローカライズされているデータを一旦いずれか一つの演算装置30に保持しておけば、そのデータを通信ネットワークの経路設定やプリフェッチデータを活用することで効率よく共有することができる。
[第2の実施の形態]
図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるコンピュータシステム1の構成について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおけるデータプリフェッチ制御装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態との違いは、データプリフェッチ制御装置20において、処理内容とその処理において用いたデータとの関係をニューラルネットワークにより推定し、その推定結果に基づいてデータをプリフェッチするかを判断する点である。
データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30が記憶しているデータを管理する機能と、記憶装置10から読み出したデータと、演算装置30にて処理した結果とを演算装置30にて所定の時間内記憶するか否かを、ニューラルネットワークを用いて判定する機能と、各演算装置30にて記憶しているデータを消去するか否かを、ニューラルネットワークを用いて判定する機能と、各演算装置30のデータ記憶状態を考慮して第1~Mのいずれの演算装置(30~30-M)で処理を実行するかを決定する機能と、各演算装置30にて処理した結果を第1~Nのいずれの記憶装置(10~10-N)に出力し、記憶するかを決定する機能とを有する。
具体的には、データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30が記憶しているデータを管理するデータ管理部25と、各演算装置30のデータ記憶状態を考慮して第1~Mのいずれの演算装置(30~30-M)で処理を実行するかを決定する演算装置決定部2423と、各演算装置30にて処理した結果を第1~Nのいずれの記憶装置(10~10-N)に出力し、記憶するかを決定する出力先決定部23と、ニューラルネットワーク処理にて各演算装置30にてプリフェッチするデータを決定するデータ学習部と、各演算装置30においてプリフェッチしているデータがヒットしたか否かを統計的に収集し解析するデータ解析部22とを備える。
データ学習部は、処理内容とその処理において用いたデータとの関係をニューラルネットワークにより推定する。このニューラルネットワークによる推定結果に基づき、記憶装置10から読み出したデータと、演算装置30にて処理した結果とを演算装置30にて所定の時間内記憶するか否か、および各演算装置30にて記憶しているデータを消去するか否かを判定する。
また、データ解析部22は、各演算装置30においてプリフェッチしているデータがヒットしたか否かを統計的に収集し解析する。プリフェッチヒット率が閾値よりも低い場合、プリフェッチデータ学習部は、別途オフラインで異なるデータセットを用いて学習を行ったニューラルネットワークのモデルに更新・変更したり、強化学習に基づくアプローチにより、ニューラルネットワークのパラメータを調整したりすることができる。
なお、用いるニューラルネットに制限はない。また、ニューラルネットワークの学習は、過去に本システムを用いて処理した際のログ等を利用して実施する。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態のコンピュータシステム1は、データプリフェッチ制御装置20にて、当該処理に用いる可能性のあるデータをニューラルネットワーク処理によって予測し、予め演算装置30にて保持しておく。これにより、当該処理に必要な全てのデータが演算装置30にて揃うまでの時間を短縮することができ、当該処理の処理時間を削減できる効果がある。
また、データプリフェッチ制御装置20は、当該処理において、繰り返し使うようなデータを演算装置30にて保持するように指示する。これにより、記憶装置10と演算装置30との間のデータ送受信量を削減できるため、低電力化および通信ネットワーク負荷を低減できる効果がある。
また、ローカライズされているデータを一旦いずれか一つの演算装置30に保持しておけば、そのデータを通信ネットワークの経路設定やプリフェッチデータを活用することで効率よく共有することができる。
[第3の実施の形態]
図6を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるコンピュータシステム1の構成について説明する。図6は、第3の実施の形態にかかるコンピュータシステムにおけるデータプリフェッチ制御装置の構成を示すブロック図である。
第1および第2の実施の形態との違いは、データプリフェッチ制御装置20において、演算処理のプログラムまたはソースコードを解析し、当該処理に必要なデータを演算装置30にてプリフェッチする点である。
データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30が記憶しているデータを管理する機能と、記憶装置10から読み出したデータと、演算装置30にて処理した結果とを演算装置30にて所定の時間内記憶するか否かを、プログラムまたはソースコードを解析した結果に基づき判定する機能と、各演算装置30にて記憶しているデータを消去するか否かを、プログラムまたはソースコードを解析した結果に基づき判定する機能と、各演算装置30のデータ記憶状態を考慮して第1~Mのいずれの演算装置(30~30-M)で処理を実行するかを決定する機能と、各演算装置30にて処理した結果を第1~Nのいずれの記憶装置(10~10-N)に出力し、記憶するかを決定する機能と、を有する。
具体的には、データプリフェッチ制御装置20は、各演算装置30が記憶しているデータを管理するデータ管理部25と、各演算装置30のデータ記憶状態を考慮して第1~Mのいずれの演算装置(30~30-M)で処理を実行するかを決定する演算装置決定部2423と、各演算装置30にて処理した結果を第1~Nのいずれの記憶装置(10~10-N)に出力し、記憶するかを決定する出力先決定部23と、プログラムまたはソースコードを解析した結果に基づき各演算装置30にてプリフェッチするデータを決定するコード解析部と、各演算装置30においてプリフェッチしているデータがヒットしたか否かを統計的に収集し解析するデータ解析部22とを備える。
コード解析部は、演算処理を行うプログラムまたはソースコードを解析した結果に基づき各演算装置30にてプリフェッチするデータを決定する。コード解析部は、当該処理の開始から終了までの間に必要なデータをプログラムまたはソースコードから解析し、解析結果に基いて記憶装置10から読み出したデータと、演算装置30にて処理した結果とを演算装置30にて所定の時間内記憶するか否か、および各演算装置30にて記憶しているデータを消去するか否かを判定する。
具体的には、コード解析の結果、演算処理が同一データを繰り返し使う場合は、当該データを演算装置30に保持しておき、同一データを繰り返し使わない場合は、当該データを保持しない。また、演算装置30に記憶されているプリフェッチデータのうち、コード解析により不要なデータがある場合は、当該データをクリアする。
このとき、データ解析部22は、各演算装置30においてプリフェッチしているデータがヒットしたか否かを統計的に収集し解析する。プリフェッチヒット率が閾値よりも低い場合、コード解析部は、コード解析をどの程度詳細に実施するかを設定できる場合、より詳細にコード解析を行うこととする。
上記コード解析の詳細さ(解析のレベル)については、例えば、同一データを繰り返し使う処理をターゲットとする場合、ループ構造になっている個所に限定したコード解析を行う。より詳細にコード解析を行う場合には、上記に加え、複数の関数の間で同一データを使うか否かを含めて解析すればよい。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態のコンピュータシステム1は、データプリフェッチ制御装置20にて、当該処理のプログラムまたはソースコードを解析し、当該処理に用いる可能性のあるデータを予測し、予め演算装置30にて保持しておく。これにより、当該処理に必要な全てのデータが演算装置30にて揃うまでの時間を短縮することができ、当該処理の処理時間を削減することができる。
また、データプリフェッチ制御装置20は、当該処理において、繰り返し使うようなデータを演算装置30にて保持するように指示する。これにより、記憶装置10と演算装置30との間のデータ送受信量を削減できるため、低電力化および通信ネットワーク負荷を低減できる効果がある。
また、ローカライズされているデータを一旦いずれか一つの演算装置30に保持しておけば、そのデータを通信ネットワークの経路設定やプリフェッチデータを活用することで効率よく共有することができる。
[コンピュータシステムのハードウェア構成]
次に、上述した構成を有するコンピュータシステム1のハードウェア構成の一例について図7を参照して説明する。
図7に示すように、コンピュータシステム1のデータプリフェッチ制御装置20は、例えば、バス101を介して接続されるプロセッサ102、主記憶装置103、通信インターフェース104、補助記憶装置105、入出力I/O106を備えるコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。データプリフェッチ制御装置20は、通信ネットワークNWを介して演算装置30、記憶装置10と接続されている。
主記憶装置103は、例えば、SRAM、DRAM、およびROMなどの半導体メモリによって実現される。主記憶装置103は、図1等で説明した記憶部を実現する。
主記憶装置103には、プロセッサ102が各種制御や演算を行うためのプログラムが予め格納されている。プロセッサ102と主記憶装置103とによって、データプリフェッチ制御装置20の機能が実現される。
通信インターフェース104は、通信ネットワークNWを介して記憶装置10との通信を行うためのインターフェース回路である。データプリフェッチ制御装置20は、通信インターフェース104を介して接続された演算装置30にデータの記憶/消去を指示し、演算装置30は、通信ネットワークNWを介して、記憶装置10に演算結果を送信する。
通信インターフェース104としては、例えば、LTE、3G、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線データ通信規格に対応したインターフェースおよびアンテナが用いられる。通信ネットワークNWは、例えば、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット、専用回線、無線基地局、プロバイダなどを含む。
補助記憶装置105は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータなどの各種情報を読み書きするための駆動装置とで構成されている。補助記憶装置105には、記憶媒体としてハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体メモリを使用することができる。
補助記憶装置105は、演算装置30が演算処理を行うためのプログラムを格納するプログラム格納領域を有する。さらには、補助記憶装置105は、例えば、上述したデータやプログラムやなどをバックアップするためのバックアップ領域などを有していてもよい。
入出力I/O106は、外部装置107からの信号を入力したり、外部装置107へ信号を出力したりするI/O端子により構成される。
なお、データプリフェッチ制御装置20は、1つのコンピュータによって実現される場合だけでなく、互いに通信ネットワークNWで接続された複数のコンピュータによって分散されていてもよい。また、プロセッサ102は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)に形成したLSI(Large Scale Integration)回路で実現してもよい。
特に、データプリフェッチ制御装置20をFPGAなどの書き換え可能なゲートアレイを用いて構成することができる。この場合、様々なアプリケーションに対応することが可能なコンピュータシステム1を実現できる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…コンピュータシステム、10、10-N…記憶装置、20…データプリフェッチ制御装置、30、30-M…演算装置、101…バス、102…プロセッサ、103…主記憶装置、104…通信インターフェース、105…補助記憶装置、106…入出力I/O、107…外部装置。

Claims (8)

  1. N(Nは2以上の整数)台のデータ出力装置と、データプリフェッチ制御装置と、M(Mは1以上の整数)台の演算装置とを備え、
    前記演算装置は、前記データ出力装置と前記演算装置との間を接続する通信ネットワークを介して、N台の前記データ出力装置から収集されたデータに対して演算処理を実行し、
    前記データプリフェッチ制御装置は、
    前記データ出力装置から収集されたデータと、前記演算装置にて演算処理を実行した結果を、前記演算装置において記憶するか、あるいは消去するかを、前記演算装置に指示するように構成される
    コンピュータシステム。
  2. 請求項1記載のコンピュータシステムであって、
    前記データプリフェッチ制御装置は、
    前記演算装置において記憶するデータ量を決定するデータ量決定部を備え、
    前記データ量決定部において決定された記憶するデータ量に基づいて、前記データ出力装置から収集されたデータと、前記演算装置にて演算処理を実行した結果を、当該演算装置において記憶するか否かを判定するように構成される
    コンピュータシステム。
  3. 請求項2記載のコンピュータシステムであって、
    前記データプリフェッチ制御装置は、
    前記演算装置において記憶したデータがヒットしたか否かを示すデータを解析するデータ解析部を備え、
    前記データ量決定部は、
    前記データ解析部における記憶したデータのヒット率に基づいて、記憶するデータ量を決定するように構成される
    コンピュータシステム。
  4. 請求項1記載のコンピュータシステムであって、
    前記データプリフェッチ制御装置は、
    前記演算装置における演算処理と演算処理に用いたデータとの関係をニューラルネットワークにより推定するデータ学習部を備え、
    前記データ学習部において推定された演算処理と演算処理に用いたデータとの関係に基づいて、前記データ出力装置から収集されたデータと、前記演算装置にて演算処理を実行した結果を、当該演算装置において記憶するか否かを判定するように構成される
    コンピュータシステム。
  5. 請求項4記載のコンピュータシステムであって、
    前記データプリフェッチ制御装置は、
    前記演算装置において記憶したデータがヒットしたか否かを示すデータを解析するデータ解析部を備え、
    前記データ学習部は、
    前記データ解析部における記憶したデータのヒット率に基づいて、前記ニューラルネットワークのモデルを変更し、あるいは、前記ニューラルネットワークのパラメータを変更するように構成される
    コンピュータシステム。
  6. 請求項1記載のコンピュータシステムであって、
    前記データプリフェッチ制御装置は、
    前記演算装置における演算処理に必要なデータを解析するコード解析部を備え、
    前記コード解析部における解析結果に基づいて、前記データ出力装置から収集されたデータと、前記演算装置にて演算処理を実行した結果を、当該演算装置において記憶するか否かを判定するように構成される
    コンピュータシステム。
  7. 請求項6記載のコンピュータシステムであって、
    前記データプリフェッチ制御装置は、
    前記演算装置においてプリフェッチしたデータがヒットしたか否かを示すデータを解析するデータ解析部を備え、
    前記コード解析部は、
    前記データ解析部における記憶したデータのヒット率に基づいて、前記コード解析部におけるコード解析のレベルを変更するように構成される
    コンピュータシステム。
  8. 請求項1~7の何れか1項にコンピュータシステムであって、
    前記データプリフェッチ制御装置は、
    前記各演算装置のデータ記憶状態に基づいて、M台のいずれの前記演算装置で演算処理を実行するかを決定するコンピュータシステム。
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