JP7452623B2 - 学習装置、情報処理装置、学習方法、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

学習装置、情報処理装置、学習方法、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

特許法第30条第2項適用 2019年5月21日にhttps://arxiv.org/abs/1905.08511v1及び、https://arxiv.org/pdf/1905.08511v1.pdf及び、https://arxiv.org/abs/1905.08511v2及び、https://arxiv.org/pdf/1905.08511v2.pdfにて公開 2019年7月28日にhttps://www.aclweb.org/anthology/P19-1225/及び、https://www.aclweb.org/anthology/P19-1225.pdfにて公開
本発明は、学習装置、情報処理装置、学習方法、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、与えられたテキストを参照し読み解きながら質問に回答する機械読解が注目を集めており、様々な機械読解モデルが提案されている。しかしながら、機械読解モデルはブラックボックスであり、その回答の根拠がわからないという課題がある。この課題に対して、回答の根拠を提示する機械読解モデルが提案されている(非特許文献1)。
K. Nishida, K. Nishida, M. Nagata, A. Otsuka, I. Saito, H. Asano, and J. Tomita. Answering while summarizing: Multi-task learning for multi-hop QA with evidence extraction. In ACL, pp. 2335-2345, 2019.
しかしながら、上記の非特許文献1に記載されている機械読解モデルが提示する根拠は、訓練データ中のアノテーションを再現しているだけであり、厳密な意味での根拠になっていなかった。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、回答の根拠を提示可能な機械読解を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態に係る学習装置は、テキストと、前記テキストに関連する質問とを入力として、第1のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記テキストに含まれる文字列が前記質問に対する回答の根拠となる尤もらしさを表す根拠スコアを算出し、前記根拠スコアをパラメータとして持つ所定の分布からのサンプリングによって、前記回答の根拠となる文字列の集合を示す第1の集合を前記テキストから抽出する根拠抽出手段と、前記質問と、前記第1の集合とを入力として、第2のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記回答を前記第1の集合から抽出する回答抽出手段と、前記回答と前記質問に対する真の回答との間の第1の損失と連続緩和とを用いて誤差逆伝搬により勾配を計算することで、前記第1のニューラルネットワークのモデルパラメータと前記第2のニューラルネットワークのモデルパラメータとを学習する第1の学習手段と、を有することを特徴とする。
回答の根拠を提示可能な機械読解を実現することができる。
推論時における質問応答装置の全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る推論処理の一例を示すフローチャートである。 学習(教師あり学習)時における質問応答装置の全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る教師あり学習処理の一例を示すフローチャートである。 学習(教師なし学習)時における質問応答装置の全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る教師なし学習処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る質問応答装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態では、回答の抽出対象となる参照テキストとこの参照テキストに関連する質問とが与えられたときに、回答を提示すると共に、当該回答の根拠を提示可能な機械読解を実現する質問応答装置10について説明する。
機械読解は、ニューラルネットワーク等で構成される機械読解モデルにより実現される。本実施形態では、回答の根拠を提示可能な機械読解モデルを解釈可能であるといい、以下で定義する。
定義(解釈可能な機械読解モデル):機械読解モデルが解釈可能であるとは、機械読解モデルが以下の入出力を持つ2つのモデルで構成されていることをいう。
・根拠モデル:参照テキストと質問とを入力として、根拠を出力するモデル
・回答モデル:根拠と質問とを入力として、回答を出力するモデル
ここで、根拠は参照テキストの部分文字列の集合である。本実施形態では、根拠は文の集合であるものとする。ただし、これに限られず、根拠は、文よりも長い文字列(例えば、段落等)の集合であってもよいし、文よりも短い文字列(例えば、フレーズ等)の集合であってもよい。
解釈可能な機械読解モデルは、参照テキストに含まれる文字列のうち、根拠に含まれる文字列のみを回答モデルに入力する。すなわち、根拠以外の情報(例えば、根拠モデルの隠れ状態等)は回答モデルでは利用しない。このため、(1)厳密な意味で回答の根拠を提示可能であり、(2)回答モデルは根拠と質問の情報のみを持つため、回答を予測した理由を十分短い根拠(つまり、参照テキストよりも十分短い文字列である根拠)に限定することができ、(3)回答モデルの入力が短くなるため、回答モデルで計算コストの高い処理を許容することが可能となる、という利点がある。また、後述する教師なし学習により学習を行うことで、(4)人手のアノテーションではなく、機械読解モデルが高精度に回答するために必要な根拠を学習させることが可能となる、という利点もある。
ここで、本実施形態は、機械読解モデルのパラメータ(つまり、根拠モデルのパラメータと回答モデルのパラメータ)を学習する学習時と、学習済みのパラメータを用いた機械読解モデルにより機械読解を行う推論時とがある。また、本実施形態では、機械読解モデルのパラメータの学習方法として、根拠の正解データ及び回答の正解データの両方を利用する教師あり学習と、根拠の正解データは利用しない教師なし学習との2つの学習方法について説明する。そこで、以降では、質問応答装置10の「推論時」、「学習(教師あり学習)時」、「学習(教師なし学習)時」について説明する。
[推論時]
まず、機械読解モデルのパラメータが学習済みであるものとして、学習済みのパラメータを用いて機械読解モデルにより機械読解を行う場合について説明する。推論時における質問応答装置10には、参照テキストPと、この参照テキストPに関連する質問Qとが入力される。
<推論時における質問応答装置10の全体構成>
推論時における質問応答装置10の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、推論時における質問応答装置10の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、推論時における質問応答装置10は、機械読解モデルを実現する根拠抽出処理部101及び回答抽出処理部102と、根拠モデルのパラメータ(以下、「根拠モデルパラメータ」という。)を記憶する根拠モデルパラメータ記憶部201と、回答モデルのパラメータ(以下、「回答モデルパラメータ」という。)を記憶する回答モデルパラメータ記憶部202とを有する。
根拠抽出処理部101は根拠モデルにより実現され、参照テキストPと質問Qとを入力として、根拠モデルパラメータ記憶部201に記憶されている学習済み根拠モデルパラメータを用いて、根拠
Figure 0007452623000001
を出力する。なお、本明細書のテキスト中では、推定値を表すハット「^」は任意の記号Xの前に付与し、「^X」と表記するものとする。ここで、根拠抽出処理部101には、言語理解部111と、根拠抽出部112とが含まれる。
言語理解部111は、参照テキストPと質問Qとを入力として、質問ベクトルqと参照テキストP中の全ての文ベクトルの集合{s}とを出力する。根拠抽出部112は、質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とを入力として、根拠^Rを出力する。
回答抽出処理部102は回答モデルにより実現され、根拠^Rと質問Qとを入力として、回答モデルパラメータ記憶部202に記憶されている学習済み回答モデルパラメータを用いて、回答^Aを出力する。ここで、回答抽出処理部102には、言語理解部121と、回答抽出部122とが含まれる。
言語理解部121は、根拠^Rと質問Qとを入力として、ベクトル系Hを出力する。回答抽出部122は、ベクトル系列Hを入力として、回答^A(より正確には、根拠^R中で回答範囲の始点及び終点となるスコア)を出力する。
なお、図1に示す例では、根拠モデルパラメータ記憶部201と回答モデルパラメータ記憶部202を異なる記憶部としているが、同一の記憶部であってもよい。また、根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータのうち、言語理解部111が用いるパラメータと言語理解部121が用いるパラメータとは同一であってもよい(つまり、言語理解部111と言語理解部121でパラメータを共有していてもよい。)。
<推論処理>
次に、本実施形態に係る推論処理について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る推論処理の一例を示すフローチャートである。
まず、根拠抽出処理部101の言語理解部111は、参照テキストPと質問Qとを入力として、根拠モデルパラメータ記憶部201に記憶されている学習済み根拠モデルパラメータを用いて、質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とを出力する(ステップS101)。
具体的には、言語理解部111は、参照テキストPと質問Qとをトークン系列['[CLS]';質問;'[SEP]';'[CLS]';文1;'[SEP]';・・・;'[CLS]';文n;'[SEP]']としてBERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)に入力する。ここで、'[CLS]',[SEP]','[CLS]','[SEP]'は特殊トークン、nは参照テキストP中の文数である。なお、BERT以外の他の事前学習済み言語モデルが用いられてもよい。
そして、言語理解部111は、BERTの出力のうち、'[CLS]'に相当する位置のベクトルを質問ベクトルq∈R、i番目の'[CLS]'に相当する位置のベクトルをi文目の文ベクトルs∈Rとする。dはBERTの出力の次元である。なお、Rはd次元の実空間である。
これにより、質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とが得られる。なお、BERTについては、例えば、参考文献1「Jacob Devlin, Ming-Wei Chang, Kenton Lee, Kristina Toutanova, "BERT: Pre-training of Deep Bidirectional Transformers for Language」を参照されたい。
なお、例えば、参照テキストPが長文でBERTに入力できない場合、適当な長さで参照テキストPを分割した複数の分割参照テキストを作成した上で、これら複数の分割参照テキストのそれぞれ(と質問Q)をBERTに入力すればよい。この場合、文ベクトル集合{s}は各分割参照テキストから得られた文ベクトルの集合とすればよく、質問ベクトルqは各分割参照テキストから得られた質問ベクトルの平均とすればよい。
次に、根拠抽出処理部101の根拠抽出部112は、質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とを入力として、根拠モデルパラメータ記憶部201に記憶されている学習済み根拠モデルパラメータを用いて、根拠^Rを出力する(ステップS102)。根拠抽出部112は、文抽出の終了を判定するためのダミー文であるEOE文sEOEを文ベクトル集合{s}に追加した上で、上記の非特許文献1と同様に、GRU(Gated recurrent unit)を用いて再帰的に文を抽出することで根拠^R={^r}を得る。
すなわち、根拠抽出部112は、時刻t毎に、文^rを抽出してその文^rの文ベクトルを用いて質問ベクトルqを更新する処理を、終了条件を満たすまで繰り返し実行することで根拠^R={^r}を得る。具体的には、根拠抽出部112は、時刻t(t=0,1,・・・)毎に以下のStep1~Step4を繰り返し実行する。なお、q=qとする
Step1:根拠抽出部112は、質問ベクトルqを用いて、以下により文iのスコアを得る。
Figure 0007452623000002
ここで、W∈Rd×dは学習済み根拠モデルパラメータに含まれる学習済みパラメータである(つまり、Wは、後述する学習処理で学習対象となるパラメータである。)。なお、Rd×dはd×d次元の実空間である。
Step2:次に、根拠抽出部112は、以下により文^rを抽出する。
Figure 0007452623000003
ここで、Sは文全体の集合、^Rt-1は時刻t-1までに抽出された文の集合である。すなわち、根拠抽出部112は、これまでに抽出されていない文の中で最もスコアが高い文を抽出する。
Step3:次に、根拠抽出部112は、上記のStep2で抽出した文がEOE文sEOEであるか否かを判定する。そして、上記のStep2で抽出した文がEOE文sEOEでなければStep4を実行し、EOE文sEOEであれば処理を終了する。ここで、文ベクトルsEOEは学習済み根拠モデルパラメータに含まれる学習済みパラメータである(つまり、文ベクトルsEOEは、後述する学習処理で学習対象となるパラメータである。)。
Step4:根拠抽出部112は、上記のStep2で抽出した文の文ベクトルを用いて、以下により質問ベクトルqを更新する。
Figure 0007452623000004
なお、質問ベクトルqは質問に答えるために不足している情報を表現している。初期状態qは質問に答えるために必要な情報の全てであり、上記のStep4により、抽出した文^rにある情報がGRUによってqから除かれることが期待される。
終了条件を満たすまで(つまり、上記のStep2でEOE文sEOEが抽出されるまで)、時刻t毎に上記のStep1~Step4が繰り返し実行され、根拠^R={^r}が得られる。
次に、回答抽出処理部102の言語理解部121は、根拠^Rと質問Qとを入力として、回答モデルパラメータ記憶部202に記憶されている学習済み回答モデルパラメータを用いて、ベクトル系列Hを出力する(ステップS103)。
具体的には、言語理解部121は、根拠^Rと質問Qとをトークン系列['[CLS]';質問;'[SEP]';文r;・・・;文r;'[SEP]']としてBERTに入力する。ここで、'[CLS]','[SEP]'は特殊トークン、Tは根拠^Rに含まれる文数である。なお、BERT以外の他の事前学習済み言語モデルが用いられてもよい。
そして、言語理解部121は、各トークンのベクトルの系列H=[h,・・・,h]∈Rk×dを出力する。ここで、kは系列長である。なお、Rk×dはk×d次元の実空間である。
次に、回答抽出処理部102の回答抽出部122は、ベクトル系列Hを入力として、回答モデルパラメータ記憶部202に記憶されている学習済み回答モデルパラメータを用いて、回答^Aを出力する(ステップS104)。
具体的には、回答抽出部122は、ベクトル系列Hを以下の線形変換により回答のスコアに変換する。
Figure 0007452623000005
ここで、as,iは第iトークンが回答の始点となるスコア、ae,iは第iトークンが回答の終点となるスコアを表す。また、W∈R2×d及びb∈Rは学習済み回答モデルパラメータに含まれる学習済みパラメータである(つまり、W及びbは、後述する学習処理で学習対象となるパラメータである。)。なお、R2×dは2×d次元の実空間、Rは2次元の実空間である。
これにより、第iトークンが回答の始点となるスコアと終点となるスコアとが得られる。したがって、例えば、as,iが最も高いトークンを回答範囲の始点、ae,iが最も高いトークンを回答範囲の終点とすることで、この回答範囲(又は、この回答範囲内の文)が回答^Aとして得られる。
以上により、推論時における質問応答装置10は、参照テキストPと質問Qとを入力として、回答^Aを得ることができる。しかも、このとき、質問応答装置10は、この回答^Aの根拠^R(つまり、回答^Aの根拠となった文集合)を得ることもできる。なお、この回答^A及びその根拠^Rは質問応答装置10の内外の任意の出力先(例えば、ディスプレイや記憶装置、通信ネットワークを介して接続される他の装置等)に出力されてもよい。
[学習(教師あり学習)時]
次に、機械読解モデルのパラメータは学習済みでないものとして、このパラメータを教師あり学習により学習する場合について説明する。学習(教師あり学習)時における質問応答装置10には、参照テキストPと、この参照テキストPに関連する質問Qと、この質問Qに対する真の回答の回答範囲を示す正解回答Aと、この正解回答Aの真の根拠を示す正解根拠Rとが含まれる訓練データの集合(訓練データセット)が入力される。
<学習(教師あり学習)時における質問応答装置10の全体構成>
学習(教師あり学習)時における質問応答装置10の全体構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、学習(教師あり学習)時における質問応答装置10の全体構成の一例を示す図である。なお、図3では、主に、推論時との相違点について説明し、推論時と同様の構成要素についてはその説明を省略する。
図3に示すように、学習(教師あり学習)時における質問応答装置10は、機械読解モデルを実現する根拠抽出処理部101及び回答抽出処理部102と、根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータを学習するパラメータ学習部103と、根拠モデルパラメータを記憶する根拠モデルパラメータ記憶部201と、回答モデルパラメータを記憶する回答モデルパラメータ記憶部202とを有する。なお、根拠モデルパラメータ記憶部201には学習済みでない(つまり、学習中の)根拠モデルパラメータが記憶されており、回答モデルパラメータにも学習中の回答モデルパラメータが記憶されている。
パラメータ学習部103は、根拠^Rと正解根拠Rとの誤差(損失)を用いて根拠モデルパラメータを学習すると共に、回答^Aと正解回答Aとの誤差(損失)を用いて回答モデルパラメータを学習する。
<教師あり学習処理>
次に、本実施形態に係る教師あり学習処理について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係る教師あり学習処理の一例を示すフローチャートである。以降では、オンライン学習により根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータを学習する場合について説明するが、これは一例であって、バッチ学習やミニバッチ学習等も適用可能である。
パラメータ学習部103は、訓練データセットから1件の訓練データ(つまり、参照テキストPと質問Qと正解回答Aと正解根拠Rとの組)を処理対象として選択する(ステップS201)。
次に、根拠抽出処理部101の言語理解部111は、上記のステップS201で処理対象として選択された訓練データに含まれる参照テキストPと質問Qとを入力として、根拠モデルパラメータ記憶部201に記憶されている学習中の根拠モデルパラメータを用いて、質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とを出力する(ステップS202)。なお、言語理解部111は、図2のステップS101と同様の処理を行って質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とを出力する。
次に、根拠抽出処理部101の根拠抽出部112は、質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とを入力として、根拠モデルパラメータ記憶部201に記憶されている学習中の根拠モデルパラメータを用いて、根拠^Rを出力する(ステップS203)。根拠抽出部112は、EOE文sEOEを文ベクトル集合{s}に追加した上で、図2のステップS102と同様に、時刻t(t=0,1,・・・)毎に上記のStep1~Step4を繰り返し実行する。ただし、上記のStep2で文^rを抽出する際、根拠抽出部112は、Teacher-Forcingを用いて文^rを抽出する。すなわち、根拠抽出部112は、以下により文^rを抽出する。
Figure 0007452623000006
このように、教師あり学習時では正解根拠Rの中から文^rを抽出する。また、EOE文sEOEは正解根拠R中の全ての文が抽出された後に選択(抽出)する。
なお、正解根拠Rに含まれる文同士には順序が存在しないため、上記のargmax操作によって未だ選ばれていない根拠Rの中で最もスコアが高い文を時刻tの正解データとみなしている。そのため、教師あり学習によって、根拠モデルは質問Qにとって重要な情報を含む順に文を抽出(選択)することが期待される。
次に、パラメータ学習部103は、根拠モデルの損失Lとして、各時刻tで根拠となる文の抽出に関する負の対数尤度の平均を算出する(ステップS204)。すなわち、パラメータ学習部103は、以下により損失Lを算出する。
Figure 0007452623000007
ここで、Pr(i;^Rt-1)は時刻tに文iが出力される確率、つまり、
Figure 0007452623000008
である。
次に、回答抽出処理部102の言語理解部121は、根拠^Rと質問Qとを入力として、回答モデルパラメータ記憶部202に記憶されている学習中の回答モデルパラメータを用いて、ベクトル系列Hを出力する(ステップS205)。なお、言語理解部121は、図2のステップS103と同様の処理を行ってベクトル系列Hを出力する。
次に、回答抽出処理部102の回答抽出部122は、ベクトル系列Hを入力として、回答モデルパラメータ記憶部202に記憶されている学習中の回答モデルパラメータを用いて、回答^Aを出力する(ステップS206)。なお、回答抽出部122は、図2のステップS104と同様の処理を行って回答^Aを出力する。
次に、パラメータ学習部103は、回答モデルの損失Lとして、回答^Aと正解回答AのCross-Entropy損失の和を算出する(ステップS207)。すなわち、パラメータ学習部103は、以下により損失Lを算出する。
Figure 0007452623000009
ここで、aは各as,iを要素とするベクトル、aは各ae,iを要素とするベクトルである。また、iは正解回答Aが示す回答範囲の始点、jは当該回答範囲の終点である。
次に、パラメータ学習部103は、上記のステップS204で算出した損失Lを用いて根拠モデルパラメータを学習すると共に、上記のステップS207で算出した損失Lを用いて回答モデルパラメータを学習する(ステップS208)。すなわち、パラメータ学習部103は、損失Lの値及びその勾配を算出し、損失Lの値が最小となるように根拠モデルパラメータを更新する。同様に、パラメータ学習部103は、損失Lの値及びその勾配を算出し、損失Lの値が最小となるように回答モデルパラメータを更新する。
なお、上記では損失Lと損失Lとをそれぞれ最小化させたが、損失L+Lを最小化させることで、根拠モデルパラメータと回答モデルパラメータとを更新してもよい。
次に、パラメータ学習部103は、訓練データセット中の全ての訓練データが処理対象として選択されたか否かを判定する(ステップS209)。未だ処理対象として選択されていない訓練データが存在する場合(ステップS209でNO)、パラメータ学習部103は、ステップS201に戻る。これにより、訓練データセット中の全ての訓練データに対して上記のステップS201~ステップS208が実行される。
一方で、訓練データセット中の全ての訓練データが処理対象として選択された場合(ステップS209でYES)、パラメータ学習部103は、収束条件を満たすか否かを判定する(ステップS210)。収束条件を満たす場合(ステップS210でYES)は、パラメータ学習部103は学習処理を終了する。一方で、収束条件を満たさない場合(ステップS210でNO)は、パラメータ学習部103は、訓練データセット中の全ての訓練データが処理対象として選択されていないものとした上で、ステップS201に戻る。ここで、収束条件としては、例えば、上記のステップS201~ステップS208が処理された回数(反復回数)が所定の回数以上となったこと等が挙げられる。
以上により、学習(教師あり学習)時における質問応答装置10は、参照テキストPと質問Qと正解回答Aと正解根拠Rとが含まれる訓練データを入力として、根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータを学習することができる。なお、図4では1つの学習処理の中で根拠モデルパラメータと回答モデルパラメータとを学習させたが、これに限られず、根拠モデルパラメータと回答モデルパラメータとを別々の学習処理の中で学習させてもよい。
[学習(教師なし学習)時]
次に、教師なし学習により機械読解モデルのパラメータを学習する場合について説明する。学習(教師なし学習)時における質問応答装置10には、参照テキストPと、この参照テキストPに関連する質問Qと、この質問Qに対する真の回答の回答範囲を示す正解回答Aとが含まれる訓練データの集合(訓練データセット)が入力される。このように、教師なし学習時には、正解回答Aの真の根拠を示す正解根拠Rが与えられない(つまり、教師なしとは正解根拠Rが与えられないことを意味する。)。このため、正解根拠Rが入手できない又は存在しない場合であっても、機械読解モデルのパラメータを学習することができる。
<学習(教師なし学習)時における質問応答装置10の全体構成>
学習(教師なし学習)時における質問応答装置10の全体構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、学習(教師なし学習)時における質問応答装置10の全体構成の一例を示す図である。なお、図5では、主に、推論時との相違点について説明し、推論時と同様の構成要素についてはその説明を省略する。
図5に示すように、学習(教師なし学習)時における質問応答装置10は、機械読解モデルを実現する根拠抽出処理部101及び回答抽出処理部102と、根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータを学習するパラメータ学習部103と、根拠モデルパラメータを記憶する根拠モデルパラメータ記憶部201と、回答モデルパラメータを記憶する回答モデルパラメータ記憶部202とを有する。なお、根拠モデルパラメータ記憶部201には学習中の根拠モデルパラメータが記憶されており、回答モデルパラメータにも学習中の回答モデルパラメータが記憶されている。
パラメータ学習部103は、回答^Aの損失を用いて根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータを学習する。
<教師なし学習処理>
次に、本実施形態に係る教師なし学習処理について、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る教師なし学習処理の一例を示すフローチャートである。以降では、オンライン学習により根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータを学習する場合について説明するが、これは一例であって、バッチ学習やミニバッチ学習等も適用可能である。
パラメータ学習部103は、訓練データセットから1件の訓練データ(つまり、参照テキストPと質問Qと正解回答Aとの組)を処理対象として選択する(ステップS301)。
次に、根拠抽出処理部101の言語理解部111は、上記のステップS301で処理対象として選択された訓練データに含まれる参照テキストPと質問Qとを入力として、根拠モデルパラメータ記憶部201に記憶されている学習中の根拠モデルパラメータを用いて、質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とを出力する(ステップS302)。なお、言語理解部111は、図2のステップS101と同様の処理を行って質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とを出力する。
次に、根拠抽出処理部101の根拠抽出部112は、質問ベクトルqと文ベクトル集合{s}とを入力として、根拠モデルパラメータ記憶部201に記憶されている学習中の根拠モデルパラメータを用いて、根拠^Rを出力する(ステップS303)。根拠抽出部112は、EOE文sEOEを文ベクトル集合{s}に追加した上で、図2のステップS102と同様に、時刻t(t=0,1,・・・)毎に上記のStep1~Step4を繰り返し実行する。ただし、根拠となる文の抽出操作argmaxは微分不可であるため、上記のStep2で文^rを抽出する際、根拠抽出部112は、gumbel-softmax trickによるサンプリングで根拠となる文^rを抽出する。
具体的には、g(i=1,・・・,n)を一様独立なgumbel分布からサンプリングした確率変数(すなわち、u~Uniform(0,1),g=-log(-log(u))とする。)とする。このとき、根拠抽出部112は、時刻tに抽出する文^r
Figure 0007452623000010
に従って決定する。なお、この式は、所定の第1の分布からのサンプリングによってテキストを抽出することを意味する。より具体的には、根拠スコアと、所定の第2の分布(本実施形態では、一例としてgumbel分布)に従う確率変数との和からなるスコアに基づいてテキストを抽出することを意味する。ただし、根拠スコアとは上記の式中のlog(Pr(i;^Rt-1))のことであり、文iが回答の根拠となる尤もらしさを表すスコアのことである。
ここで、上述したように、根拠の抽出操作argmaxは微分不可である。また、文集合の中から文を抽出するためのone-hotベクトルを作成する操作も微分不可である。そこで、後述する損失Lの勾配を計算する際(つまり、損失を逆伝播(誤差逆伝搬)する際)には、straight-through gumbel-softmax estimatorをone-hotベクトルの微分値の近似値として用いる。すなわち、one-hotベクトル
Figure 0007452623000011
の連続緩和(つまり、離散空間から連続空間への緩和)はτを温度パラメータとして、
Figure 0007452623000012
であるため、
Figure 0007452623000013
とする。ここで、yはyを要素とするベクトルである。
次に、回答抽出処理部102の言語理解部121は、根拠^Rと質問Qとを入力として、回答モデルパラメータ記憶部202に記憶されている学習中の回答モデルパラメータを用いて、ベクトル系列Hを出力する(ステップS304)。なお、言語理解部121は、図2のステップS103と同様の処理を行ってベクトル系列Hを出力する。
次に、回答抽出処理部102の回答抽出部122は、ベクトル系列Hを入力として、回答モデルパラメータ記憶部202に記憶されている学習中の回答モデルパラメータを用いて、回答^Aを出力する(ステップS305)。なお、回答抽出部122は、図2のステップS104と同様の処理を行って回答^Aを出力する。
次に、パラメータ学習部103は、回答Aの損失を含む損失Lを算出する(ステップS306)。回答Aの損失としては、本来は確率分布
Figure 0007452623000014
に対応する損失-logPr(A|P,Q)を用いることが望ましいが、教師なし学習では、この損失-logPr(A|P,Q)の近似である損失Lを用いる。これは、損失L=-logPr(A|^R,Q)は、-logPr(A|P,Q)の上限に相当することがJensenの不等式により示されるためである。すなわち、
Figure 0007452623000015
となるためである。最後の近似はgumbel-softmax trickによる。
そして、損失Lと、学習を補助する目的の正則化項L、L及びLとを用いて、損失Lを、L=L+λ+λ+λとする。ここで、λ、λ及びλはハイパーパラメータである。
正則化項Lは根拠として抽出した情報が、質問が言及する情報を包含しないことへの罰則を表す。正則化項Lは、
Figure 0007452623000016
をそれぞれ質問と根拠の単語埋め込みの系列であるとして、
Figure 0007452623000017
により算出される。ここで、lは質問の長さ、lは根拠に含まれる全ての文を連携した文の長さである。この正則化項Lは質問中の各単語iについて、根拠として抽出された文の中に1単語以上の意味的に近い単語jが含まれることを意図している。
正則化項Lは根拠中に回答が含まれないことへの罰則を表す。正則化項Lは、
Figure 0007452623000018
により算出される。ここで、S⊂Sは回答を含む文の集合、aは回答を含む文のうち時刻tに根拠として最も選ばれやすかった文である。この正則化項Lはスコア(文のスコア)の差に活性化関数としてReLU(Rectified Linear Unit)を与えた値
Figure 0007452623000019
の時刻に関する最小値である。1回でも回答を含む文が他の文より選ばれやすかった場合、
Figure 0007452623000020
となるため、L=0となる。
また、ReLUの代わりに、ランキング問題で使われる損失関数が用いられてもよい。例えば、RankNetの損失関数を用いる場合、正則化項Lは、
Figure 0007452623000021
により算出されてもよい。RankNetについては、例えば、参考文献2「C. Burges, T. Shaked, E. Renshaw, A. Lazier, M. Deeds, N. Hamilton, and G. N. Hullender. Learning to rank using gradient descent. In ICML, pp. 89-96, 2005.」等を参照されたい。
なお、根拠中に回答が含まれない場合、Cross-Entropy損失によって損失Lを計算することができない。このため、根拠中に回答が含まれない場合は、損失Lを計算する前に、
Figure 0007452623000022
が根拠^Rに追加される。
正則化項Lは強化学習等でよく用いられるエントロピー正則化であり、
Figure 0007452623000023
により算出される。この正則化項Lは1時刻における根拠となる文の抽出に関する負のエントロピーに相当する。エントロピーを大きくすることで文の抽出の探索範囲を広げ、学習を安定させる効果がある。
次に、パラメータ学習部103は、上記のステップS306で算出した損失Lを用いて根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータを学習する(ステップS307)。すなわち、パラメータ学習部103は、損失Lの値及びその勾配を算出し、損失Lの値が最小となるように根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータを更新する。
次に、パラメータ学習部103は、訓練データセット中の全ての訓練データが処理対象として選択されたか否かを判定する(ステップS308)。未だ処理対象として選択されていない訓練データが存在する場合(ステップS308でNO)、パラメータ学習部103は、ステップS301に戻る。これにより、訓練データセット中の全ての訓練データに対して上記のステップS301~ステップS307が実行される。
一方で、訓練データセット中の全ての訓練データが処理対象として選択された場合(ステップS308でYES)、パラメータ学習部103は、収束条件を満たすか否かを判定する(ステップS309)。収束条件を満たす場合(ステップS309でYES)は、パラメータ学習部103は学習処理を終了する。一方で、収束条件を満たさない場合(ステップS309でNO)は、パラメータ学習部103は、訓練データセット中の全ての訓練データが処理対象として選択されていないものとした上で、ステップS301に戻る。ここで、収束条件としては、例えば、上記のステップS301~ステップS307が処理された回数(反復回数)が所定の回数以上となったこと等が挙げられる。
以上により、学習(教師なし学習)時における質問応答装置10は、参照テキストPと質問Qと正解回答Aとが含まれる訓練データを入力として(つまり、正解根拠Rを入力しなくても)、根拠モデルパラメータ及び回答モデルパラメータを学習することができる。なお、教師なし学習では学習の安定のため、事前学習を行うことが好ましい。正解根拠Rが存在する場合には、上述した教師あり学習を事前学習とすればよい。一方で、正解根拠Rが存在しない場合には、疑似的な正解根拠を用いて半教師あり学習で事前学習を行えばよい。このような疑似的な正解根拠は、例えば、文の根拠らしさを表すラベルを各文に付与した上で、このラベルの値が所定の閾値以上となる文の集合とすればよい。このラベルの値は任意の式で決定すればよいが、例えば、文と質問のTF-IDF類似度等を用いることができる。また、回答を含む文集合Sに含まれる文のうちの少なくとも1つ文が、疑似的な正解根拠に含まれるようにする。
<評価>
以下、本実施形態の評価について説明する。
(データセット)
正解根拠(つまり、根拠の教師データ)を持つデータセットであるHotpotQAを用いて評価した。HotpotQAでは、質問QはWikipedia中の2段落に跨る内容を問うように作成される。参照テキストPは当該2段落を繋げたテキストとした。出力は回答Aと根拠Rである。回答Aは回答ラベル{yes,no,span}のいずれかと回答区間(回答範囲)である。回答区間は、回答ラベルが'span'のときのみ存在する。よって、回答モデルでは回答区間の分類に加えて回答ラベルの分類も行なった。質問Qが2段落に跨る内容を問う質問に限定されているため、根拠Rは2文以上となる。以降では、便宜上、根拠Rに含まれる文のうち、回答Aを含む文を回答文、回答を含まないが回答するために必要な文を補助文と呼ぶ。なお、HotpotQAについては、例えば、参考文献3「Z. Yang, P. Qi, S. Zhang, Y. Bengio, W. W. Cohen, R. Salakhutdinov, and C. D. Manning. HotpotQA: A dataset for diverse, explainable multi-hop question answering. In EMNLP, pp. 2369-2380, 2018.」等を参照されたい。
(実験設定)
本評価では、BERTBaseを用いた3つの手法を比較した。ベースラインモデルは根拠モデルなしのモデルであり、回答モデルに直接参照テキストPと質問Qとを入力する。本実施形態の手法としては、教師あり学習と、教師あり学習の後に教師なし学習を行った追加学習とを評価した。教師あり学習ではバッチサイズを60、エポック数を3、最適化手法をAdam、学習率を5e-5とし、教師なし学習ではエポック数を1、学習率を5e-6、τを0.001、λを0、λを1、λを0.001として、GPU(Graphics Processing Unit)を用いて学習を行った。
(評価と議論)
以上のデータセットと実験設定で実験を行った場合における回答と根拠の評価結果を以下の表1に示す。
Figure 0007452623000024
上記の表1はEM(Exact match)/F1の評価結果を表している。
また、解釈可能な機械読解モデルと追加学習(教師あり学習+教師なし学習)の有効性検証のため、以下の(a)~(c)のリサーチクエスチョンについて議論する。
(a)本実施形態の手法は回答精度の向上に貢献するか
回答精度に関して、本実施形態の手法(教師あり学習、追加学習)はベースラインの性能を上回った。特にベースラインの性能を上回ったことで、回答モデルの前に根拠モデルを用いる解釈可能な機械読解モデルが、回答モデル単体に比べて精度よく回答できることを確認した。これは、根拠モデルが不要なテキストを取り除く効果があり、回答モデルでの推論が容易になるためであると考えられる。
また、追加学習によって回答精度がさらに向上することを確認した。これは、追加学習によって回答モデルが正答しやすい根拠を根拠モデルが学習したためであると考えられる。
(b)追加学習で根拠モデルの挙動がどう変化したか
教師あり学習と追加学習での根拠の出力の変化を以下の表2に示す。
Figure 0007452623000025
上記の表2に示されるように、教師あり学習ではPrecisionを重視して文を抽出しているが、追加学習ではRecall重視に傾向が変化している。また、抽出する文数の増加は平均で1.25文である。
Recall重視に変わった理由を調査するため、根拠文の種類(回答文、補助文)別でRecallを評価した。その評価結果を以下の表3に示す。
Figure 0007452623000026
教師あり学習では、回答文が補助文よりも抽出されやすかった。これは、質問文(質問Q)が回答文の表現を流用することが多いためであると考えられる。
追加学習でRecallが増大した理由は、回答の損失Lと根拠に回答がないことの罰則を表す正則化項Lとに求めることができる。上記の表3において、追加学習では回答文より補助文の方が選ばれやすくなっている。正則化項Lには回答文を選びやすくする効果しかないため、損失Lが根拠の抽出の変化に寄与していることがわかる。本結果は、回答モデルが回答するにあたって根拠が過剰であることよりも不足することの方が悪影響であることを、根拠モデルが回答の損失Lから学習していることを示唆している。
(c)追加学習で回答モデルの挙動がどう変化したか
回答モデル単体としての性能を評価するため、根拠の予測結果で開発データを4つのドメイン「全て」、「完全一致」、「過剰」、「不足」に分類して評価を行った。「全て」は全ての開発データのドメイン、「完全一致」は教師あり学習と追加学習とで根拠の抽出結果^Rが真の根拠Rに対して完全一致(R=^R)したデータのドメイン、「過剰」は教師あり学習と追加学習とで根拠の抽出結果^Rが真の根拠Rに対して過剰(Rは^Rの真部分集合)となったデータのドメイン、「不足」は教師あり学習と追加学習とで根拠の抽出結果^Rが真の根拠Rに対して不足(^RはRの真部分集合)なったデータのドメインである。回答ラベルが'span'かつ回答文を抽出していないサンプルでは回答が不可能であるため、分析に用いなかった。このときの評価結果を以下の表4に示す。
Figure 0007452623000027
上記の表4はEM/F1の評価結果を表している。
追加学習では、全てのドメインで性能が向上している。これは、根拠モデルがRecall重視になったこととは別に、回答モデル単体で見た場合も追加学習によって性能が向上したことを示している。追加学習では回答モデルの入力が予測した根拠になるため、推論時に近い状況でロバストに学習ができるため、精度よく回答ができると考えられる。
(本実施形態の手法の貢献)
本実施形態では、解釈可能な機械読解モデルを定義し、教師なし学習での学習手法を初めて提案した。
また、本実施形態では、解釈可能な機械読解モデルと追加学習での学習の性能を評価した。回答モデルのみを使う通常の機械読解モデルに比べて、解釈可能な機械読解モデルは前段で根拠の抽出を行うことで精度が向上することを確認した。更に、追加学習では、回答モデル及び根拠モデルそれぞれで回答精度が改善する学習が進んでいることが確認できた。
機械読解モデルを解釈可能にすることで、例えば、ユーザに納得感を与えることができる、ソースを明示化でき事実検証が可能になる、のように従来の機械読解が抱える社会的問題を解決することができる。また、本実施形態で説明した追加学習をスクラッチからの教師なし学習に拡張することで、根拠の教師データを持たないデータセットでも根拠を抽出することが可能となる。
なお、本実施形態では、根拠モデルで根拠を抽出した後、回答モデルで回答を抽出したが、より一般には、第1のモデルで第1の部分文字列を抽出(又は検索)した後、第2のモデルで第1の部分文字列から所定の条件に基づいて第2の部分文字列を抽出する処理で実現される任意のタスクに適用可能である。例えば、第1のモデルで文章から段落を検索し、第2のモデルで段落に対して読解(回答抽出等)を行う、等のタスクにも適用可能である。
<ハードウェア構成>
最後に、本実施形態に係る質問応答装置10のハードウェア構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態に係る質問応答装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図7に示すように、本実施形態に係る質問応答装置10は一般的なコンピュータ又はコンピュータシステムで実現され、入力装置301と、表示装置302と、外部I/F303と、通信I/F304と、プロセッサ305と、メモリ装置306とを有する。これらの各ハードウェアは、それぞれがバス307を介して通信可能に接続されている。
入力装置301は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等である。表示装置302は、例えば、ディスプレイ等である。なお、質問応答装置10は、入力装置301及び表示装置302のうちの少なくとも一方を有していなくてもよい。
外部I/F303は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体303a等がある。質問応答装置10は、外部I/F303を介して、記録媒体303aの読み取りや書き込み等を行うことができる。記録媒体303aには、質問応答装置10が有する各機能部(根拠抽出処理部101、回答抽出処理部102及びパラメータ学習部103)を実現する1以上のプログラムが格納されていてもよい。
なお、記録媒体303aには、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等がある。
通信I/F304は、質問応答装置10が通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。なお、質問応答装置10が有する各機能部を実現する1以上のプログラムは、通信I/F304を介して、所定のサーバ装置等から取得(ダウンロード)されてもよい。
プロセッサ305は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU等の各種演算装置である。質問応答装置10が有する各機能部は、例えば、メモリ装置306に格納されている1以上のプログラムがプロセッサ305に実行させる処理により実現される。
メモリ装置306は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の各種記憶装置である。質問応答装置10が有する根拠モデルパラメータ記憶部201及び回答モデルパラメータ記憶部202は、例えば、メモリ装置306を用いて実現可能である。なお、根拠モデルパラメータ記憶部201及び回答モデルパラメータ記憶部202のうちの少なくとも一方の記憶部が、質問応答装置10と通信ネットワークを介して接続される記憶装置(例えば、データベースサーバ等)を用いて実現されていてもよい。
本実施形態に係る質問応答装置10は、図7に示すハードウェア構成を有することにより、上述した推論処理や教師あり学習処理、教師なし学習処理を実現することができる。なお、図7に示すハードウェア構成は一例であって、質問応答装置10は、他のハードウェア構成を有していてもよい。例えば、質問応答装置10は、複数のプロセッサ305を有していてもよいし、複数のメモリ装置306を有していてもよい。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲の記載から逸脱することなく、種々の変形や変更、既知の技術との組み合わせ等が可能である。
10 質問応答装置
101 根拠抽出処理部
102 回答抽出処理部
103 パラメータ学習部
111 言語理解部
112 根拠抽出部
121 言語理解部
122 回答抽出部
201 根拠モデルパラメータ記憶部
202 回答モデルパラメータ記憶部

Claims (9)

  1. テキストと、前記テキストに関連する質問とを入力として、第1のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記テキストに含まれる文字列が前記質問に対する回答の根拠となる尤もらしさを表す根拠スコアを算出し、前記根拠スコアをパラメータとして持つ所定の分布からのサンプリングによって、前記回答の根拠となる文字列の集合を示す第1の集合を前記テキストから抽出する根拠抽出手段と、
    前記質問と、前記第1の集合とを入力として、第2のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記回答を前記第1の集合から抽出する回答抽出手段と、
    前記回答と前記質問に対する真の回答との間の第1の損失と連続緩和とを用いて誤差逆伝搬により勾配を計算することで、前記第1のニューラルネットワークのモデルパラメータと前記第2のニューラルネットワークのモデルパラメータとを学習する第1の学習手段と、
    を有することを特徴とする学習装置。
  2. 前記第1の学習手段は、
    前記根拠抽出手段により抽出された文字列が表す情報が、前記質問が言及する情報を包含しないことへの罰則に関する項と、前記根拠抽出手段により抽出された文字列中に前記回答が含まれないことへの罰則に関する項とが含まれる損失関数により前記第1の損失を計算する、ことを特徴とする請求項1に記載の学習装置。
  3. 前記根拠抽出手段は、
    前記テキストと、前記テキストに関連する質問と、前記質問に対する回答の正解根拠である文字列の集合を示す第2の集合とを入力として、前記第1のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記第1の集合に含まれる文字列を、前記第2の集合から抽出し、
    前記学習装置は、前記第1の集合と前記第2の集合との間の第2の損失を用いて、前記第1のニューラルネットワークのモデルパラメータを学習すると共に、前記回答と前記真の回答との間の第3の損失を用いて、前記第2のニューラルネットワークのモデルパラメータを学習する第2の学習手段を更に有し、
    前記第1の学習手段による学習は前記第2の学習手段による学習の後に行われる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の学習装置。
  4. テキストと、前記テキストに関連する質問とを入力として、第1のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記質問に対する回答の根拠となる文字列の集合を前記テキストから抽出する根拠抽出手段と、
    前記質問と、前記質問に対する回答の根拠となる文字列の集合とを入力として、第2のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記回答を前記集合から抽出する回答抽出手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. テキストと、前記テキストに関連する質問とを入力として、第1のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記質問に対する回答の根拠となる文字列の集合を前記テキストから抽出する根拠抽出手段と、
    前記質問と、前記質問に対する回答の根拠となる文字列の集合とを入力として、第2のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記回答を前記集合から抽出する回答抽出手段と、
    を有し、
    前記第1のニューラルネットワークのモデルパラメータと前記第2のニューラルネットワークのモデルパラメータは、学習時に与えられたテキストと前記テキストに関連する質問とを用いて前記根拠抽出手段及び前記回答抽出手段で抽出された回答と、前記学習時に与えられた真の回答との間の損失と連続緩和とを用いて誤差逆伝搬により勾配を計算することで学習されたものである、ことを特徴とする情報処理装置。
  6. テキストと、前記テキストに関連する質問とを入力として、第1のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記テキストに含まれる文字列が前記質問に対する回答の根拠となる尤もらしさを表す根拠スコアを算出し、前記根拠スコアをパラメータとして持つ所定の分布からのサンプリングによって、前記回答の根拠となる文字列の集合を示す第1の集合を前記テキストから抽出する根拠抽出手順と、
    前記質問と、前記第1の集合とを入力として、第2のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記回答を前記第1の集合から抽出する回答抽出手段と、
    前記回答と前記質問に対する真の回答との間の第1の損失と連続緩和とを用いて誤差逆伝搬により勾配を計算することで、前記第1のニューラルネットワークのモデルパラメータと前記第2のニューラルネットワークのモデルパラメータとを学習する第1の学習手順と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする学習方法。
  7. テキストと、前記テキストに関連する質問とを入力として、第1のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記質問に対する回答の根拠となる文字列の集合を前記テキストから抽出する根拠抽出手順と、
    前記質問と、前記質問に対する回答の根拠となる文字列の集合とを入力として、第2のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記回答を前記集合から抽出する回答抽出手順と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  8. テキストと、前記テキストに関連する質問とを入力として、第1のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記質問に対する回答の根拠となる文字列の集合を前記テキストから抽出する根拠抽出手順と、
    前記質問と、前記質問に対する回答の根拠となる文字列の集合とを入力として、第2のニューラルネットワークのモデルパラメータを用いて、前記回答を前記集合から抽出する回答抽出手順と、
    をコンピュータが実行し、
    前記第1のニューラルネットワークのモデルパラメータと前記第2のニューラルネットワークのモデルパラメータは、学習時に与えられたテキストと前記テキストに関連する質問とを用いて前記根拠抽出手順及び前記回答抽出手順で抽出された回答と、前記学習時に与えられた真の回答との間の損失と連続緩和とを用いて誤差逆伝搬により勾配を計算することで学習されたものである、ことを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至3の何れか一項に記載の学習装置における各手段、又は、請求項4又は5に記載の情報処理装置における各手段、として機能させるためのプログラム。
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