JP7447901B2 - 撮像装置、絞り機構制御方法 - Google Patents

撮像装置、絞り機構制御方法 Download PDF

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Description

本技術は、絞り機構を備えた撮像装置及び絞り機構制御方法に関する。
撮像装置には撮像素子の受光量を最適にするための絞り機構を備えたものがある。また、撮像装置にはオートフォーカス制御を実行可能とされたものがある。更に、絞り機構を備えつつオートフォーカス制御が可能とされた撮像装置もある(例えば特許文献1)。
絞り機構を備えた撮像装置においてオートフォーカス制御を行う場合には、撮像設定に応じた絞り機構の絞り値を維持した状態でフォーカスの追随を行うものがある。
特開2019-103030号公報
しかし、光量が不足しがちな暗い環境で撮像が行われる場合には、撮像素子に入射される光量が不足することによって測距精度が低下し、オートフォーカス制御の精度が低下してしまう虞がある。
そこで、本技術は、オートフォーカス制御の精度向上を目的とする。
本技術に係る撮像装置は、所定操作に応じてオートフォーカス動作を行うオートフォーカス制御部と、オートフォーカス動作時において測距信号の増幅率に応じた絞り機構の開閉制御を行う絞り機構制御部と、を備えたものである。
これにより、オートフォーカス動作時には撮像設定に基づく絞り機構の制御とは異なる制御が行われる。
上述した撮像装置における前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記絞り機構の絞り値を低下させる特定絞り開放制御を行ってもよい。
これにより、撮像素子の受光量が不足しがちな暗い環境等において撮像を行う場合に雑音成分の増加が抑制される。
上述した撮像装置における前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記特定絞り開放制御として前記絞り機構の絞り値を最小値に設定してもよい。
即ち、増幅率が所定値以上とされた場合において絞り機構を最大限に開放する制御が行われる。
上述した撮像装置における前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率が前記所定値未満とされた場合に前記絞り機構の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにしてもよい。
撮像設定に応じた第1の絞り値とは、例えば、撮像者の設定に応じた絞り値や自動設定時に撮像環境に基づいて自動的に算出された絞り値などである。
これにより、例えば静止画像撮影であれば、絞り機構の絞り値の設定がシャッタボタン押下時などに適用される絞り値と同等とされる。
上述した撮像装置における前記絞り機構制御部は、オートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記特定絞り開放制御を行ってもよい。
ライブビュー画像の表示時に撮像設定とは異なる絞り機構の制御が行われる。
上述した撮像装置においては、フォーカス優先モードと動作速度優先モードを切り換える切換制御部を備え、前記絞り機構制御部は、前記フォーカス優先モードにおけるオートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記特定絞り開放制御を行い、前記動作速度優先モードにおけるオートフォーカス動作時には前記絞り機構の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにしてもよい。
これにより、フォーカス優先モードにおいては、絞り機構を開放することで増幅率を下げることが可能とされる。
上述した撮像装置においては、前記フォーカス優先モードと前記動作速度優先モードを切り換える操作子を備えていてもよい。
これにより、撮像者の意思によってフォーカス優先モードと動作速度優先モードの切り換えが可能とされる。
上述した撮像装置においては、表示部に表示させる表示画像に前記撮像設定を反映させるか否かを切り替え可能とされ、前記絞り機構制御部は、前記動作速度優先モードにおけるオートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において、前記撮像設定を反映させる場合には前記絞り機構の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにし、前記フォーカス優先モードにおけるオートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において、前記撮像設定を反映させる場合または前記撮像設定を反映させない場合の何れであっても前記増幅率が所定値以上とされた場合には前記特定絞り開放制御を行ってもよい。
これにより、フォーカス優先モードにおいては撮像設定を反映させるか否かに関わらず特定絞り開放制御が実行される。即ち、ライブビュー画像の表示において絞り機構の開放が可能とされる。
上述した撮像装置における前記絞り機構制御部は、前記増幅率が所定値未満となるように絞り値を設定してもよい。
例えば、オートゲインコントロールの増幅率を所定値未満に抑えるように絞り機構が開放される。
上述した撮像装置における前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率についての条件を満たした上で前記絞り値を前記第1の絞り値に最も近い第2の絞り値に設定してもよい。
これにより、撮像素子の受光量を確保しつつ絞り値を撮像設定に近いものにすることができる。
上述した撮像装置において、前記測距信号は像面位相差画素に基づいて出力される測距信号とされてもよい。
像面位相差画素を用いた測距信号は増幅率の増大に伴って雑音が増加するため、測距精度が落ちる。従って、該測距信号に基づくオートフォーカス制御の精度が低下してしまう虞がある。本構成によれば、適切な絞り機構の制御によって増幅率が低く抑えられるため、適切な測距信号を取得可能とされる。
上述した撮像装置における前記絞り機構制御部は静止画像撮影モードにおいて前記増幅率に応じた絞り機構の開閉制御を行ってもよい。
動画撮影モードにおける記録中では、常に撮像した画像を記録している状態であるため、撮像設定とは異なる絞り機構の設定を適用することが難しい。
本技術に係る絞り機構制御方法は、所定操作に応じたオートフォーカス動作時において測距信号の増幅率に応じた絞り機構の開閉制御を行うものである。
本技術の実施の形態の撮像装置の斜視図である。 撮像装置の背面図である。 撮像装置のブロック図である。 カメラ制御部の機能ブロック図である。 像面位相差画素の構成例である。 像面位相差画素の別の構成例である。 各状態において設定される絞り値の関係を示す説明図である。 絞り値の設定処理の第1例のフローチャートである。 絞り値の設定処理の第2例のフローチャートである。
以下、実施の形態について添付図面を参照しながら次の順序で説明する。
<1.撮像装置の構成>
<2.カメラ制御部の機能構成>
<3.絞り値の設定処理の第1例>
<4.絞り値の設定処理の第2例>
<5.変形例>
<6.まとめ>
<7.本技術>
<1.撮像装置の構成>
本実施の形態に係る撮像装置1の外観を図1に示す。
なお、以下の各例においては、被写体側を前方とし撮像者側を後方として説明を行うが、これらの方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関してこれらの方向に限定されることはない。
撮像装置1は、図1及び図2に示すように、内外に所要の各部が配置されるカメラ筐体2と、カメラ筐体2の前面部2aに取り付けられたレンズ鏡筒3とを備えて構成されている。
カメラ筐体2の後面部2bには、背面モニタ4が配置されている。背面モニタ4には、スルー画や記録画像などが表示される。
背面モニタ4は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等のディスプレイデバイスとされている。
背面モニタ4は、カメラ筐体2に対して回動可能とされている。例えば、背面モニタ4の上端部を回動軸として背面モニタ4の下端部が後方に移動するように回動可能とされている。
なお、背面モニタ4の右端部や左端部が回動軸とされていてもよい。更に、複数の軸回り方向に回動可能とされていてもよい。
カメラ筐体2の上面部2cには、EVF(Electric Viewfinder)5が配置されている。EVF5は、EVFモニタ5aとEVFモニタ5aの上方及び左右の側方を囲むように後方に突出された枠状の囲い部5bを備えている。
EVFモニタ5aは、LCDや有機ELディスプレイ等を用いて形成されている。なお、EVFモニタ5aに代わって光学式ファインダ(OVF:Optical View Finder)が設けられていてもよい。
後面部2bや上面部2cには、各種の操作子6が設けられている。操作子6としては、例えば、再生メニュー起動ボタン、決定ボタン、十字キー、キャンセルボタン、ズームキー、スライドキー、レリーズボタン(シャッタボタン)等である。
各種の操作子6は、ボタン、ダイヤル、押圧及び回転可能な複合操作子など、各種の態様のものを含んでいる。各種の態様の操作子6により、例えば、メニュー操作、再生操作、モード選択/切換操作、フォーカス操作、ズーム操作、シャッタスピードやF値(F-number)等のパラメータ選択/設定が可能とされる。
以降の説明においては、レリーズボタンをシャッタボタン6Sとして記載する。シャッタボタン6Sは、シャッタ操作や半押しによるオートフォーカス(AF)操作が可能とされている。
図3及び図4は、撮像装置1のブロック図である。
撮像装置1のカメラ筐体2の内外には、撮像部7、カメラ信号処理部8、記録部9、表示部10、出力部11、操作部12、電源部13、カメラ制御部14、メモリ部15などが設けられている。
レンズ鏡筒3は、光学系16、ドライバ部17、光学系制御部18、操作部19等を有して構成されている。
光学系16は、入射端レンズ、ズームレンズ、フォーカスレンズ、集光レンズなどの各種レンズや、信号電荷が飽和せずにダイナミックレンジ内に入っている状態でセンシングが行われるようにレンズやアイリス(絞り)による開口量などを調整することで露光制御を行う絞り機構20や、フォーカルプレーンシャッタなどのシャッタユニットを備えて構成されている。
なお、光学系16を構成する各部は一部がカメラ筐体2に設けられていてもよい。
撮像部7は、例えばCCD(Charge Coupled Device)型やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型の撮像素子7aと距離情報を取得するための位相差を検出する位相差検出部7bを備えて構成され、光学系16を介して入射された被写体からの光についての露光制御を行う。
撮像素子7aのセンサ面は、複数の画素が2次元配列されたセンシング素子を有して構成されている。
撮像素子7aは、被写体の画像を撮像するための撮像画素と、被写体の光像の位相差を検出するための像面位相差画素とから構成される。
撮像部7では、撮像素子7aで受光した光を光電変換して得た電気信号について、例えばCDS(Correlated Double Sampling)処理、AGC(Automatic Gain Control)処理などを実行し、さらにA/D(Analog/Digital)変換処理を行う。撮像部7は、デジタルデータとしての撮像画像信号を、カメラ信号処理部8やカメラ制御部14に出力する。
位相差検出部7bは、デフォーカス量を算出するために用いられる位相差情報を検出する。位相差検出部7bは、例えば撮像部7における像面位相差画素である。
像面位相差画素(位相差検出部7b)は一対の位相差信号を検出し、撮像部7は、像面位相差画素により検出した一対の位相差信号を出力する。当該位相差信号はデフォーカス量を算出するための相関演算に用いられる。
撮像部7は、位相差信号をカメラ信号処理部8やカメラ制御部14に出力する。
撮像素子7aは、例えば、一つの画素21が2列×2行のサブ画素22によって構成されている(図5参照)。サブ画素22はそれぞれベイヤー配列のカラーフィルタにより覆われており、カラーフィルタの種類によって赤(R)の分光感度を有するものと緑(G)の分光感度を有するものと青(B)の分光感度を有するものの何れかとされている。
各サブ画素22は、位相差信号の検出を行うために、一つのマイクロレンズに対し、複数のフォトダイオード(光電変換部)23を有している。例えば、各サブ画素22は、図5に示すように、2列×1行に配列された二つのフォトダイオード23,23を有している。
2列×2行のサブ画素22(即ち4列×2行のフォトダイオード)からなる画素21を撮像面上に多数配置することで、撮像画像信号及び位相差信号の取得を可能としている。
各サブ画素22では、光束がマイクロレンズにより分離され、二つのフォトダイオード23,23それぞれに結像される。そして、各フォトダイオード23からの信号により撮像画像信号及び位相差信号が読み出される。
この場合には、各画素21が像面位相差画素21Aとして機能することとなる。
また撮像素子7aは、全ての画素21が複数のサブ画素22を有することにより像面位相差画素21Aとされた構成に限られず、図6に示すように、一部の画素21のみが像面位相差画素21Aとして設けられ、該像面位相差画素21Aが離散的に設けてもよい。この場合には、撮像素子7aに撮像用画素21Bと像面位相差画素21Aが共に設けられることとなる。
像面位相差画素21Aは、例えば撮像レンズの瞳領域を左右の2つの分割領域に分割した場合に、左の分割領域から入射する光束を受光する第1位相差検出画素24aと、右の分割領域から入射する光束を受光する位相差検出画素24bとが設けられている。位相差検出画素24aと位相差検出画素24bからは分割領域ごとの被写体の画像の位相差信号が出力される。
像面位相差画素21Aが設けられていない領域については、カメラ信号処理部8による補間処理によって各画素位置についての位相差が補間される。
撮像用画素21Bはそれぞれのサブ画素22がベイヤー配列のカラーフィルタにより覆われており、撮像用画素21Bが受光した光を光電変換して得た電気信号から撮像画像信号を読み出すことができる。
上述したように、像面位相差画素21Aは、R,G,Bの撮像画素と一体に形成されてもよいし(図5)、離散的に配置されてもよい(図6)。これらの各態様により、読み出した位相差信号からデフォーカス量を数μm画素単位で精密に算出することができる。
なお、位相差検出部7bは、撮像部7とは別に設けられた位相差センサであってもよい。例えば、撮像装置1の光学系16から導かれた光線が、撮像部7へ向かう透過光と位相差センサに向かう反射光とにトランスルーセントミラーを透過することで分割され、当該分割された反射光を位相差センサが受光することで位相差信号が検出されるような構成が想定される。
カメラ信号処理部8は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)などのデジタル信号処理に特化したマイクロプロセッサや、マイクロコンピュータなどにより構成される。
カメラ信号処理部8は、撮像部7から送られてくるデジタル信号(撮像画像信号)に対して、各種の信号処理を施すための各部を備える。
具体的には、R,G,Bの色チャンネル間の補正処理、ホワイトバランス補正、収差補正、シェーディング補正等の処理を行う。
また、カメラ信号処理部8は、R,G,Bの画像データから、輝度(Y)信号及び色(C)信号を生成(分離)するYC生成処理や、輝度や色を調整する処理、ニー補正やガンマ補正などの各処理を行う。
更に、カメラ信号処理部8は、解像度変換処理や記録用や通信用のための符号化を行うコーデック処理などを行うことによって最終的な出力形式への変換を行う。最終的な出力形式へ変換された画像データは、メモリ部15に記憶される。また、画像データが表示部10に出力されることにより、背面モニタ4やEVFモニタ5aに画像が表示される。更に、外部出力端子から出力されることにより、撮像装置1の外部に設けられたモニタ等の機器に表示される。
記録部9は、例えば不揮発性メモリからなり、静止画データや動画データ等の画像ファイル(コンテンツファイル)や、画像ファイルの属性情報、サムネイル画像等を記憶する記憶手段として機能する。
画像ファイルは、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)、GIF(Graphics Interchange Format)等の形式で記憶される。
記録部9の実際の形態は多様に考えられる。例えば、記録部9が撮像装置1に内蔵されるフラッシュメモリとして構成されていてもよいし、撮像装置1に着脱できるメモリカード(例えば可搬型のフラッシュメモリ)と該メモリカードに対して記憶や読み出しのためのアクセスを行うアクセス部とで構成されていてもよい。また撮像装置1に内蔵されている形態としてHDD(Hard Disk Drive)などとして実現されることもある。
表示部10は、撮像者に対して各種の表示を行うための処理を実行する。表示部10は、例えば、背面モニタ4やEVFモニタ5aとされる。表示部10は、カメラ信号処理部8から入力される適切な解像度に変換された画像データを表示する処理を行う。これにより、レリーズのスタンバイ中の撮像画像である所謂スルー画を表示させる。
なお、以下の説明においては、スルー画が表示部10に表示されており且つAF制御を実行していない状態を「ライブビュー」と記載する。
更に、表示部10は、カメラ制御部14からの指示に基づいて各種操作メニューやアイコン、メッセージ等、GUI(Graphical User Interface)としての表示を画面上で実現させる。
また、表示部10は、記録部9において記録媒体から読み出された画像データの再生画像を表示させることが可能である。
なお、本例においては、EVFモニタ5a及び背面モニタ4の双方が設けられているが、本技術の実施においてはこのような構成に限定されず、EVFモニタ5aと背面モニタ4の何れか一方のみが設けられていてもよいし、EVFモニタ5aと背面モニタ4の何れか一方或いは双方が着脱可能な構成とされていてもよい。
出力部11は、外部機器とのデータ通信やネットワーク通信を有線や無線で行う。例えば、外部の表示装置、記録装置、再生装置等に対して撮像画像データ(静止画ファイルや動画ファイル)の送信を行う。
また、出力部11は、ネットワーク通信部として機能してもよい。例えば、インターネット、ホームネットワーク、LAN(Local Area Network)等の各種のネットワークによる通信を行い、ネットワーク上のサーバや端末等との間で各種データの送受信を行うようにしてもよい。
カメラ筐体2に設けられた操作部12は、上述した各種操作子6だけでなく、タッチパネル方式を採用した背面モニタ4なども含んでおり、撮像者のタップ操作やスワイプ操作などの種々の操作に応じた操作情報をカメラ制御部14に出力する。
なお、操作部12は撮像装置1とは別体のリモートコントローラ等の外部操作機器の受信部として機能してもよい。
電源部13は、例えば内部に充填したバッテリから各部に必要な電源電圧(Vcc)を生成し、動作電圧として供給する。
撮像装置1にレンズ鏡筒3が装着された状態においては、電源部13による電源電圧Vccがレンズ鏡筒3内の回路にも供給されるように構成されている。
なお、電源部13には、商用交流電源に接続したACアダプタにより変換されて入力される直流電圧を電源として、バッテリへの充電を行う回路や電源電圧Vccを生成する回路が形成されていてもよい。
カメラ制御部14は、CPU(Central Processing Unit)を備えたマイクロコンピュータ(演算処理装置)により構成され、撮像装置1の統括的な制御を行う。例えば、撮像者の操作に応じたシャッタスピードの制御や、カメラ信号処理部8における各種信号処理についての指示、ユーザの操作に応じた撮像動作や記録動作、記録した画像ファイルの再生動作を行う。
カメラ制御部14は各種撮影モードの切り換え等を行う。各種撮影モードとは、例えば、静止画像撮影モード、動画撮影モード、静止画を連続的に取得する連写モードなどである。
また、カメラ制御部14は、動作速度優先モードやフォーカス優先モードなどのモード切り換えや、表示部10で確認可能なスルー画に対して各種の撮像設定を反映するか否かを切り換える処理を実行する。各種の撮像設定とは、例えば、ホワイトバランスの調整値や絞り値の設定値やシャッタスピードの設定値など撮像画像に影響を及ぼすような効果等に関する設定である。
なお、カメラ制御部14は動作速度優先モードやフォーカス優先モードの何れかが選択された場合に、選択中のモードを報知するための表示が表示部10において実行されるように表示制御を行ってもよい。表示部10における該報知は、例えば、アイコン画像を表示させることにより行ってもよいし、文字等を表示させることにより行ってもよい。また、該報知についての表示は、モードが選択されてから所定時間のみ実行されてもよいし、次に他方のモードが選択されるまで実行されてもよい。また、これらの報知についての表示は、ユーザ操作によって表示の有無を切り替え可能とされていてもよい。
また、カメラ制御部14は、光学系16が備える各種のレンズを制御するために光学系制御部18に対する指示を行う。
例えば、AF制御のための必要な光量を確保するために絞り値を指定する処理や、絞り値に応じた絞り機構の動作指示などを行う。
カメラ制御部14は、光学系16が備える各種レンズについての情報を光学系制御部18を介して取得可能とされている。レンズの情報としては、例えば、レンズの型番やズームレンズの位置やF値の情報、或いは、射出瞳位置の情報などが含まれる。また、カメラ制御部14は、光学系16が備える絞り機構20の絞り値を取得可能とされている。
メモリ部15は、カメラ制御部14が実行する処理に用いられる情報等を記憶する。図示するメモリ部15としては、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部15はカメラ制御部14としてのマイクロコンピュータチップに内蔵されるメモリ領域であってもよいし、別体のメモリチップにより構成されてもよい。
メモリ部15のROMやフラッシュメモリ等には、カメラ制御部14が利用するプログラム等が記憶される。ROMやフラッシュメモリ等には、CPUが各部を制御するためのOS(Operating System)や画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムやファームウェア等が記憶される。
カメラ制御部14は、当該プログラムを実行することで、撮像装置1及びレンズ鏡筒3の全体を制御する。
メモリ部15のRAMは、カメラ制御部14のCPUが実行する各種データ処理の際に用いられるデータやプログラム等が一時的に格納されることにより、カメラ制御部14の作業領域として利用される。
レンズ鏡筒3の光学系制御部18は、例えば、マイクロコンピュータによって構成され、カメラ制御部14の指示に基づいて実際に光学系16の各種レンズを駆動するためにドライバ部17に対する制御信号の出力を行う。
なお、カメラ制御部14と光学系制御部18の間の情報通信は、レンズ鏡筒3がカメラ筐体2に装着された状態においてのみ可能とされていてもよいし、無線通信によりレンズ鏡筒3がカメラ筐体2に装着されていない状態で可能とされていてもよい。
ドライバ部17は、例えば、ズームレンズ駆動モータに対するモータドライバ、フォーカスレンズ駆動モータに対するモータドライバ、絞り機構20を駆動するモータに対する絞り機構ドライバ17a等が設けられている。
絞り機構ドライバ17aなどの各ドライバは光学系制御部18からの指示に応じて駆動電流を対応する駆動モータに供給する。
レンズ鏡筒3の操作部19は、レンズ鏡筒3側に設けられた操作子を示している。操作部19による操作情報は光学系制御部18に供給され、光学系制御部18を介してカメラ制御部14に通知される。
操作部19の操作に応じて、光学系制御部18による光学系16の動作制御や、カメラ制御部14による各種設定や動作制御が行われる。
操作部19はレンズ鏡筒3とは別体のリモートコントローラ等の外部操作機器の受信部として機能してもよい。
<2.カメラ制御部の機能構成>
図4は、図3の構成の一部を抽出した図であり、本実施の形態の撮像装置1の動作を行うためのカメラ制御部14の機能構成を示した図である。
カメラ制御部14の機能としては、AF測距部25、AF制御部26、絞り値設定部27、増幅率判定部28、操作認識部29、フォーカス優先モードと動作速度優先モードを切り換える第1切換制御部30、撮像設定をスルー画に反映させるか否かを切り換える第2切換制御部31とが設けられている。
AF測距部25はAF制御を行うための測距処理を行う。具体的には、撮像部7で得られた各画素の位相差信号に基づいてデフォーカス量を検出する。また、AF測距部25はコントラスト検出方式によるAF制御を行うための演算処理を実行可能とされていてもよい。勿論、位相差検出方式とコントラスト検出方式の特徴を持ち合わせたハイブリッドAF方式によるAF制御を行うための演算を実行可能とされていてもよい。
AF制御部26は、AF測距部25で算出した制御値に基づいてAF制御信号を生成し、AF動作を実行させるための処理を行う。AF制御部26によるAF制御信号は光学系制御部18に出力される。光学系制御部18はAF制御信号に基づいてドライバ部17を制御することにより光学系16内のフォーカスレンズを駆動しAF動作を行う。
絞り値設定部27は、撮像設定を実現するための絞り機構20の絞り値を設定する。また、フォーカス優先モードが設定されている場合には撮像設定とは異なる絞り値を設定することもある。具体的には、AF制御を適切に行うために撮像素子7aの受光量を確保するように低い絞り値を設定する。
増幅率判定部28は、例えば、AGC処理における増幅率を取得し所定値と比較することにより増幅率が所定値以上となっていないかを判定する。増幅率が所定値以上となっている場合には雑音成分の増加によりAF制御の精度が確保できない虞がある。そのため、AF制御実行中且つ増幅率が所定値以上である場合は、増幅率判定部28から絞り値設定部27に対して絞り値を下げるための指示がなされる。これにより、絞り機構20が開放され撮像素子7aの受光量が増加する。
操作認識部29は、撮像者による各種操作を検出したことによって各操作部12から出力される検出信号を受信し、操作内容を認識する。
例えば、静止画像撮影モードにおいてシャッタボタン6Sが半押しされたことに伴ってシャッタボタン6Sから出力される操作検出信号を受信しシャッタボタン6Sの半押し状態を把握することによりAF動作を開始させる操作が行われたことを認識する。この場合には、操作認識部29はAF制御部26に対してAF制御の実行開始を指示する。これによりAF制御部26による上述したAF動作が実現される。なお、操作認識部29はAF測距部25に対してデフォーカス量の検出の開始を指示することによりAF動作を実現させてもよい。
操作認識部29は、メニュー操作やボタン操作を検出することによりフォーカス優先モードが選択されたことを認識し各部に対する指示を行う。具体的には、フォーカス優先モードと動作速度優先モードの切り換えを行う第1切換制御部30に対してフォーカス優先モードへの切り換えを指示する。
また、例えば、AF制御実行中であれば、AF制御を高精度で行うために増幅率判定部28に対して増幅率の判定処理の実行を指示することにより、判定結果に基づいて絞り値設定部27が絞り値の調整を行えるようにする。
なお、フォーカス優先モードが選択されたとしても例えばライブビューなどのようにAF制御中でなければ、AF制御を高精度で行うためにAGC処理における増幅率を所定値以下に抑える必要はない。しかし、AF制御を開始させる操作が行われた場合には、増幅率の判定結果に応じた絞り値を設定することにより絞り機構を動作させる必要があり、AF制御の開始が遅れてしまう虞がある。そのために、本実施の形態においては、AF制御を迅速に開始させるためにも、フォーカス優先モードが選択された状態におけるライブビューでは増幅率判定部28に対して増幅率の判定処理の実行を指示することにより絞り値設定部27が絞り値の調整を実行する。
操作認識部29は、動作速度優先モードが選択されたことを認識し各部に対する指示を行う。具体的には、第1切換制御部30に対して動作速度優先モードへの切り換えを指示する。また、例えば、静止画像撮影モードにおいてAF制御実行中であれば、撮像設定に基づく静止画像撮影指示に応じた撮影を迅速に実行することができるように、撮像設定に応じた絞り機構20の絞り値をキープし続けるように絞り値設定部27に指示を行う。
また、操作認識部29は、ライブビューにおいて動作速度優先モードが選択された場合には、撮像設定をスルー画に反映させるか否かの設定に応じて異なる指示を行う。撮像設定をスルー画に反映させる設定を「撮像設定反映ON」と記載する。また、撮像設定をスルー画に反映させない設定を「撮像設定反映OFF」と記載する。
撮像設定反映ON時のライブビューにおいて動作速度優先モードが選択された場合、操作認識部29は撮像設定に応じた絞り値が維持されるようにする。例えば、撮像設定に応じた絞り値を設定するように絞り値設定部27に指示してもよい。また、撮像設定に応じた絞り値が既に設定されている場合には絞り値設定部27に対する指示を改めて行わなくてもよい。
撮像設定反映OFF時のライブビューにおいて動作速度優先モードが選択された場合、操作認識部29は各種の撮像設定を反映させない表示が表示部10で行われるように指示を行う。例えば、撮像部7から供給される撮像画像信号に対してホワイトバランス調整やR,G,Bの色チャンネル間の補正処理や輝度補正処理や色調整処理やコントラスト調整処理等の各種処理が施されていない画像が表示部10に表示されるようにカメラ信号処理部8等に指示を行う。
また、この場合において操作認識部29から絞り値設定部27に対して行われる指示は、例えば一般的な絞り制御に基づくものとなる。具体的には、例えば、撮像画像信号の平均的な輝度値や最大輝度値に応じた絞り値を設定するように指示を行う。
操作認識部29は、撮像設定反映ON/OFFの切り換え操作を認識し、撮像設定反映ON/OFFの切り換えを行う第2切換制御部31に対する切り換え指示を行う。
第1切換制御部30は、操作認識部29の指示に基づいてフォーカス優先モードと動作速度優先モードの切り換えを行う。
第2切換制御部31は、操作認識部29の指示に基づいて撮像設定反映ON/OFFの切り換えを行う。
各モードや設定の組み合わせに応じて操作認識部29が絞り値設定部27に対して行う指示をまとめたものを図7に示す。図示するように、AF制御中においてはフォーカス優先モードと動作速度優先モードの何れが設定されているかによって絞り機構20の絞り値が異なる。
即ち、フォーカス優先モードにおいてはAF制御を高精度で行うためにAGC処理の増幅率を所定値未満に抑えるように絞り値が設定される。
また、動作速度優先モードにおいては迅速な静止画像撮影を行うためにシャッタボタン6Sの押下時に絞り機構20を動作させないように絞り値が設定される。
<3.絞り値の設定処理の第1例>
静止画像撮影においてカメラ制御部14が実行する絞り値設定に関する処理の第1例を図8に示す。なお、図8に示す各処理は、各モードや設定に応じた絞り機構20の制御に関するもののみを抜粋して示したものであり、静止画像撮影においてカメラ制御部14が実行する全ての処理を示したものではない。
静止画像撮影が開始されると、カメラ制御部14は先ずステップS101の撮像設定に応じた光学系16の制御を行う。この処理には、撮像者によって設定された撮像設定に応じて絞り機構20の絞り値を設定する処理も含まれている。撮像設定は、前述したように撮像者によって各項目が設定されることにより決定されてもよいし、撮像者によって自動設定が選択されたことに応じて撮影環境に基づく適切な設定値を各設定項目に自動的に設定するアルゴリズムによって決定されてもよい。
カメラ制御部14はステップS102において、フォーカス優先モードであるか否かに基づく分岐処理を行う。フォーカス優先モードが選択されている場合には、カメラ制御部14はステップS103においてAGC処理の増幅率を取得する処理を実行する。
カメラ制御部14はステップS104において増幅率が所定値以上であるか否かを判定する。所定値はAF制御が適切に(或いは高精度に)行うことができるか否かを判定するための閾値であり、ノイズ成分が大きくなりすぎないように設定される値である。具体的には、測距方式として位相差方式が採用され且つ撮像素子7aに像面位相差画素が設けられている場合においてAF制御に必要な精度の測距データが取得できるか否かの分岐点となる値とされる。
増幅率が所定値以上である場合、カメラ制御部14はステップS105において、絞り開放制御による絞り値設定を行う。絞り開放制御とは、例えば、絞り機構20を全開にするために絞り値を最小値に設定するものである。
絞り開放制御を行った後、カメラ制御部14はステップS109の処理へと進む。また、増幅率が所定値未満の場合(ステップS104:No判定)、即ちノイズ成分が小さくAF制御に必要な精度の測距データが問題なく取得できる場合、カメラ制御部14は絞り開放制御を行わずにステップS109の処理へと進む。この場合の絞り値はステップS101において撮像設定に応じて設定された値のままとなる。
ステップS102の説明に戻る。
フォーカス優先モードが選択されていない場合、即ち動作速度優先モードが選択されている場合、ステップS102の処理からステップS106の処理へと進む。
ステップS106では、カメラ制御部14はAF制御中であるか否かに基づく分岐処理を行う。
AF制御中でないと判定した場合、例えば、シャッタボタン6Sが半押しされた状態でない場合、カメラ制御部14はステップS107において、撮像設定反映ONであるか否かに基づく分岐処理を行う。
撮像設定反映ONでない場合、即ち、AF非制御状態であり且つ撮像設定反映OFFである場合、カメラ制御部14はステップS108で絞り値の設定を行う。ステップS108で設定する絞り値は、撮像設定反映OFFである場合に採用されるアルゴリズムに応じた決定される。例えば、撮像画像信号の平均的な輝度値や最大輝度値に応じて絞り値が決定される。
シャッタボタン6Sが半押しされるなどしてAF制御中である場合(ステップS106:Yes判定)や撮像設定反映ONである場合(ステップS107:Yes判定)、カメラ制御部14はステップS108の処理を行わずにステップS109の処理へと進む。この場合には、ステップS101で設定した撮像設定に応じた絞り値が有効なままとなる。
ステップS109では、カメラ制御部14は撮像設定が変更されているか否かに応じた分岐処理を行う。撮像設定が変更されている場合、カメラ制御部14はステップS101の処理へと戻り変更後の撮像設定に応じて光学系16を制御する。
一方、撮像設定が変更されていない場合、カメラ制御部14はステップS110で静止画像撮影操作を検出したか否かに応じた分岐処理を行う。
例えば、シャッタボタン6Sの押下などの静止画像撮影操作を検出した場合には、カメラ制御部14はステップS111で静止画像撮影を行い、ステップS112で静止画像の記録処理を行う。また、それ以外にも、表示部10に記録した静止画像を表示させるなどの処理を実行してもよい。
静止画像の撮影及び記録を終えたカメラ制御部14は、ステップS102の処理へと戻る。また、静止画像撮影操作を検出していない場合も、カメラ制御部14はステップS102の処理へと戻る。
なお、図8に示した静止画像撮影操作の検出の処理は、説明の便宜上一つのフローチャートの中に組み込んだものであり、実際には、シャッタボタン6Sの押下を検出したことに応じてイベントドリブン型のプログラムが実行されることでステップS111及びS112の各処理が実行されてもよい。
<4.絞り値の設定処理の第2例>
絞り値の設定に関する処理の第2例について、図9を参照して説明する。
第2例においては第1例と異なり、増幅率が高い場合に設定する低めの絞り値を可能な限り撮像設定に近い値とするものである。
第1例と同様の処理については図8と同一の符号を付し適宜説明を省略する。
第2例では、フォーカス優先モードであって(ステップS102:Yes判定)、増幅率が所定値以上である場合(ステップS104:Yes判定)に、カメラ制御部14はステップS105Aの絞り開放制御を行う。ステップS105Aの絞り開放制御では、最小値の絞り値を設定せずに現在の絞り値を1段階下げた新たな絞り値を設定する。
また、ステップS105Aの処理を終えたカメラ制御部14はステップS102の処理へと戻る。即ち、フォーカス優先モードであって且つ増幅率が所定値よりも高い間は、ステップS102,S103,S104及びS105Aが継続的に実行されることにより、絞り機構20が徐々に開放されAGC処理の増幅率が徐々に小さくなっていく。
そして、増幅率が所定値未満になった段階で絞り値が確定し、ステップS109及びS110の判定処理へと遷移する。即ち、静止画像撮影操作を検出した場合(ステップS110:Yes判定)の絞り値はステップS101で設定された撮像設定に応じた絞り値に近いものとされるため、静止画像撮影の際に絞り機構20の駆動量が小さくされる。
これにより、増幅率を一定未満に抑えつつも静止画像の撮影の高速性を両立することが可能となる。
なお、図9においてステップS105Aの処理の後にステップS102の処理へと戻らずに続けてステップS109及びS110の判定処理へと進んでもよい。この場合でも、ステップS102,S103,S104,S105A,S109及びS110の各処理が継続的に実行されることにより、撮像設定に応じた絞り値に近い値になる。
これにより、絞り値を継続的に変更している間であっても、静止画像撮影操作を検出したことによる静止画像撮影動作を実現することができる。
なお、ステップS105Aを繰り返し実行した結果増幅率が所定値未満とならなかった場合であっても、撮像設定に応じた絞り値よりも小さな絞り値によって絞り機構20が制御されているため、撮像設定のままAF制御を開始させるよりもAF制御の高精度化を図ることができる。
<5.変形例>
上述した例では、フォーカス優先モードである場合はAF制御中であるか否かによらず増幅率に応じて絞り値を設定する例を説明したが、フォーカス優先モードであってもAF制御中であるか否かによって絞り値を異ならせてもよい。
例えば、フォーカス優先モードであってAF制御中であれば、図8のステップS103,S104及びS105の各処理を実行し、AF制御中でなければ、撮像設定に応じた光学系制御による絞り値を採用してもよい。
これにより、AF実行中でない場合に、表示部10に表示されるスルー画を見やすいものとすることができる。
また、このような場合に、AF制御を開始させる操作子6(例えばシャッタボタン6S)に指が近づいたか否かを検出するための近接センサを撮像装置1に設け、該近接センサが指の接近を検出した場合に図8のステップS103,S104及びS105の各処理を行ってもよい。即ち、フォーカス優先モードにおいてAF制御を開始させようとシャッタボタン6Sに指を近づけることにより、まだAF制御が実行される前の段階でAGC処理の増幅率に応じた絞り値が設定される。従って、AF制御の開始に伴って迅速且つ高精度なAF制御を実現することができる。
<6.まとめ>
上述した各例においては、所定操作(例えばシャッタボタン6Sの半押し操作)に応じてオートフォーカス動作(AF動作)を行うオートフォーカス制御部(AF制御部26)と、オートフォーカス動作時(AF制御中)において測距信号の増幅率(例えばAGC処理の増幅率)に応じた絞り機構20の開閉制御を行う絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)と、を備えている。
これにより、オートフォーカス動作時には撮像設定に基づく絞り機構の制御とは異なる制御が行われる。
例えば、オートゲインコントロール(AGC)の増幅率が上昇しすぎないように絞り機構20の開放制御が行われる。従って、撮像素子7aにおける受光量が不足してしまうことによるオートフォーカス制御の精度低下を抑制することができる。
絞り値の設定処理の第1例や第2例で説明したように、絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)は、オートフォーカス動作時において増幅率が所定値以上とされた場合に絞り機構20の絞り値を低下させる特定絞り開放制御(ステップS105やステップS105Aの処理)を行ってもよい。
これにより、撮像素子7aの受光量が少ないような暗い環境において撮像を行う場合に雑音成分の増加が抑制される。
従って、オートフォーカス制御の精度不足が防止される。
絞り値の設定処理の第1例で説明したように、絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)は、オートフォーカス動作時において増幅率が所定値以上とされた場合に特定絞り開放制御として絞り機構20の絞り値を最小値に設定(ステップS105の処理)してもよい。
即ち、増幅率が所定値以上とされた場合において絞り機構20を最大限に開放する制御が行われる。
従って、撮像素子7aにおける受光量を十分に確保することができ、オートフォーカス制御の精度低下を抑制することができる。
絞り値の設定処理の第1例や第2例で説明したように、絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)は、オートフォーカス動作時において増幅率が所定値未満とされた場合に絞り機構20の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値(ステップS101で設定した絞り値)になるようにしてもよい。
撮像設定に応じた第1の絞り値とは、例えば、撮像者の設定に応じた絞り値や自動設定時に撮像環境に基づいて自動的に算出された絞り値などである。
これにより、例えば静止画像撮影であれば、絞り機構の絞り値の設定がシャッタボタン6S押下時などに適用される絞り値と同等とされる。
従って、撮影時に絞り機構20を撮像設定に応じて駆動し直す必要がないため、迅速なシャッタ動作を実現することができる。また、駆動音による雑音の発生を抑制することができ、被写体が逃げてしまうことなどを防止することができる。
絞り値の設定処理の第1例や第2例のステップS105やステップS105Aで説明したように、絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)は、オートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時(即ち各例で説明したライブビュー)において増幅率が所定値以上とされた場合に特定絞り開放制御を行ってもよい。
ライブビュー画像の表示時に撮像設定とは異なる絞り機構の制御が行われる。
従って、オートフォーカス制御の精度を高めることができる。これにより、撮影対象の適切なフォーカス状態を維持することができる。
絞り値の設定処理の第1例や第2例で説明したように、フォーカス優先モードと動作速度優先モードを切り換える切換制御部(第1切換制御部30)を備え、絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)は、フォーカス優先モードにおけるオートフォーカス動作時において増幅率が所定値以上とされた場合に特定絞り開放制御を行い、動作速度優先モードにおけるオートフォーカス動作時には絞り機構20の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにしてもよい。
これにより、フォーカス優先モードにおいては、絞り機構20を開放することで増幅率を下げることが可能とされる。
従って、撮像素子7aの受光量不足によるフォーカス状態の悪化を抑制することができる。また、動作速度優先モードにおいては絞り機構の絞り値を撮像設定に応じたものにすることでシャッタボタン6S押下時などの撮影時において迅速なシャッタ動作を実現することができる。
操作認識部29の説明で例示したように、フォーカス優先モードと動作速度優先モードを切り換える操作子を備えていてもよい。
これにより、撮像者の意思によってフォーカス優先モードと動作速度優先モードの切り換えが可能とされる。
従って、撮像装置1は撮像者の目的に沿った動作を実現可能とされる。なお、操作子は、切り換え専用の操作子であってもよいし、メニューボタンや決定ボタンなどのようにモードの切り換えを行うために用いられる操作子であるが他の操作に用いられる操作子であってもよい。
また、該操作子は、物理的なボタン等であってもよいし、表示部10などに表示される仮想的なボタンであってもよい。
絞り値の設定処理の第1例や第2例で説明したように、表示部10(例えば背面モニタ4)に表示させる表示画像に撮像設定を反映させるか否かを切り替え可能とされ、絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)は、動作速度優先モードにおけるオートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において、撮像設定を反映させる場合(撮像設定反映ON)には絞り機構20の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにし、フォーカス優先モードにおけるオートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において、撮像設定を反映させる場合または撮像設定を反映させない場合の何れであっても(即ち、撮像設定反映ON/OFF何れであっても)増幅率が所定値以上とされた場合には特定絞り開放制御を行ってもよい。
これにより、フォーカス優先モードにおいては撮像設定を反映させるか否かに関わらず特定絞り開放制御が実行される。即ち、ライブビュー画像の表示において絞り機構20の開放が可能とされる。
これにより、撮影対象についてのフォーカス状態を適切に確保することができる。
また、フォーカス優先モードにおいてオートフォーカス非動作時においても撮像素子7aの受光量を適切に確保することができるため、オートフォーカス動作を開始させた直後であっても像面位相差画素21Aを用いたオートフォーカス制御が可能となる。
更に、フォーカス優先モードにおいてオートフォーカス動作を開始させたとしても絞り機構20を大きく動作させなくても済む可能性が高く動作音の発生を抑制することができるため、被写体を逃してしまう可能性を低減させることができる。
絞り値の設定処理の第1例や第2例で説明したように、絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)は、増幅率が所定値未満となるように絞り値を設定してもよい。
例えば、オートゲインコントロールの増幅率を所定値未満に抑えるように絞り機構20が開放される。
これにより、雑音の増加が抑制され適切なオートフォーカス制御を行うことができる。
絞り値の設定処理の第2例で説明したように、絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)は、オートフォーカス動作時において増幅率についての条件を満たした上で絞り値を第1の絞り値(ステップS101で設定された絞り値)に最も近い第2の絞り値(ステップS105Aで設定された絞り値)に設定してもよい。
これにより、撮像素子7aの受光量を確保しつつ絞り値を撮像設定に近いものにすることができる。
従って,オートフォーカス制御の精度向上と迅速なシャッタ動作の両立を図ることができる。
撮像素子7aの説明で示したように、測距信号は像面位相差画素21Aに基づいて出力される信号とされてもよい。
像面位相差画素21Aを用いた測距信号は増幅率の増大に伴って雑音が増加するため、測距精度が落ちる。従って、該測距信号に基づくオートフォーカス制御の精度が低下してしまう虞がある。本構成によれば、適切な絞り機構20の制御によって増幅率が低く抑えられるため、適切な測距信号を取得可能とされる。
これにより、オートフォーカス制御の精度を向上させることができる。
上述したように、絞り機構制御部(絞り値設定部27や絞り機構ドライバ17aなど)は静止画像撮影モードにおいて増幅率に応じた絞り機構20の開閉制御を行ってもよい。
動画撮影モードにおける記録中では、常に撮像した画像を記録している状態であるため、撮像設定とは異なる絞り機構の設定を適用することが難しい。
一方、静止画像撮影モードであれば、シャッタボタン6Sの押下時以外は記録される画像を撮像しているわけではないため、撮像設定とは異なる絞り機構20の絞り値を設定することが可能である。また、撮像設定とは異なる絞り機構20の絞り値を設定することによってオートフォーカス制御が適切に行われ、実際にシャッタボタン6Sが押下された場合にフォーカス状態が適切な撮像画像を記録することができるため好適である。
上述した絞り機構制御を行うための絞り機構制御方法は、所定操作に応じたオートフォーカス動作時において測距信号の増幅率に応じた絞り機構20の開閉制御を行うものである。
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
<7.本技術>
本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
所定操作に応じてオートフォーカス動作を行うオートフォーカス制御部と、
オートフォーカス動作時において測距信号の増幅率に応じた絞り機構の開閉制御を行う絞り機構制御部と、を備えた
撮像装置。
(2)
前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記絞り機構の絞り値を低下させる特定絞り開放制御を行う
上記(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記特定絞り開放制御として前記絞り機構の絞り値を最小値に設定する
上記(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値未満とされた場合に前記絞り機構の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにする
上記(1)から上記(3)の何れかに記載の撮像装置。
(5)
前記絞り機構制御部は、オートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記特定絞り開放制御を行う
上記(2)から上記(3)の何れかに記載の撮像装置。
(6)
フォーカス優先モードと動作速度優先モードを切り換える切換制御部を備え、
前記絞り機構制御部は、前記フォーカス優先モードにおけるオートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記特定絞り開放制御を行い、前記動作速度優先モードにおけるオートフォーカス動作時には前記絞り機構の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにする
上記(2)から上記(3)の何れかに記載の撮像装置。
(7)
前記フォーカス優先モードと前記動作速度優先モードを切り換える操作子を備えた
上記(6)に記載の撮像装置。
(8)
表示部に表示させる表示画像に前記撮像設定を反映させるか否かを切り替え可能とされ、
前記絞り機構制御部は、
前記動作速度優先モードにおけるオートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において、前記撮像設定を反映させる場合には前記絞り機構の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにし、
前記フォーカス優先モードにおけるオートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において、前記撮像設定を反映させる場合または前記撮像設定を反映させない場合の何れであっても前記増幅率が所定値以上とされた場合には前記特定絞り開放制御を行う
上記(6)から上記(7)の何れかに記載の撮像装置。
(9)
前記絞り機構制御部は、前記増幅率が所定値未満となるように絞り値を設定する
上記(1)から上記(8)の何れかに記載の撮像装置。
(10)
前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率についての条件を満たした上で前記絞り値を前記第1の絞り値に最も近い第2の絞り値に設定する
上記(4)、(6)、(7)または(8)に記載の撮像装置。
(11)
前記測距信号は像面位相差画素に基づいて出力される測距信号とされた
上記(1)から上記(10)の何れかに記載の撮像装置。
(12)
前記絞り機構制御部は静止画像撮影モードにおいて前記増幅率に応じた絞り機構の開閉制御を行う
上記(1)から上記(11)の何れかに記載の撮像装置。
(13)
所定操作に応じたオートフォーカス動作時において測距信号の増幅率に応じた絞り機構の開閉制御を行う
絞り機構制御方法。
1…撮像装置、6…操作子、14…カメラ制御部、17a…絞り機構ドライバ、18…光学系制御部、20…絞り機構、21A…像面位相差画素、26…AF制御部、27…絞り値設定部、29…操作認識部、30…第1切換制御部

Claims (13)

  1. 撮像素子から出力される受光信号に基づいて得られた測距信号を用いたオートフォーカス動作を所定操作に応じて行うオートフォーカス制御部と、
    オートフォーカス動作時において前記測距信号の増幅率に応じた絞り機構の開閉制御を行う絞り機構制御部と、を備えた
    撮像装置。
  2. 前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記絞り機構の絞り値を低下させる特定絞り開放制御を行う
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記特定絞り開放制御として前記絞り機構の絞り値を最小値に設定する
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値未満とされた場合に前記絞り機構の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにする
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記絞り機構制御部は、オートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記特定絞り開放制御を行う
    請求項2に記載の撮像装置。
  6. フォーカス優先モードと動作速度優先モードを切り換える切換制御部を備え、
    前記絞り機構制御部は、前記フォーカス優先モードにおけるオートフォーカス動作時において前記増幅率が所定値以上とされた場合に前記特定絞り開放制御を行い、前記動作速度優先モードにおけるオートフォーカス動作時には前記絞り機構の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにする
    請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記フォーカス優先モードと前記動作速度優先モードを切り換える操作子を備えた
    請求項6に記載の撮像装置。
  8. 表示部に表示させる表示画像に前記撮像設定を反映させるか否かを切り替え可能とされ、
    前記絞り機構制御部は、
    前記動作速度優先モードにおけるオートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において、前記撮像設定を反映させる場合には前記絞り機構の絞り値が撮像設定に応じた第1の絞り値になるようにし、
    前記フォーカス優先モードにおけるオートフォーカス非動作時且つライブビュー画像の表示時において、前記撮像設定を反映させる場合または前記撮像設定を反映させない場合の何れであっても前記増幅率が所定値以上とされた場合には前記特定絞り開放制御を行う
    請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記絞り機構制御部は、前記増幅率が所定値未満となるように絞り値を設定する
    請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記絞り機構制御部は、オートフォーカス動作時において前記増幅率についての条件を満たした上で前記絞り値を前記第1の絞り値に最も近い第2の絞り値に設定する
    請求項4に記載の撮像装置。
  11. 前記測距信号は像面位相差画素に基づいて出力される測距信号とされた
    請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記絞り機構制御部は静止画像撮影モードにおいて前記増幅率に応じた絞り機構の開閉制御を行う
    請求項1に記載の撮像装置。
  13. 所定操作に応じたオートフォーカス動作時において、撮像素子から出力される受光信号に基づいて得られた測距信号の増幅率に応じた絞り機構の開閉制御を行う
    絞り機構制御方法。
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