[第1実施形態]
情報管理サーバ、情報管理システム、情報管理方法及びプログラムの一実施形態を説明する。
<情報管理システム10の構成>
図1に示すように、情報管理システム10は、情報を管理するシステムである。特に、情報管理システム10は、アプリケーションで発生するアクションに関する情報を管理するシステムであってもよい。情報管理システム10は、電子商取引における商品の注文を管理するシステムであってもよい。情報管理システム10は、ユーザに付与される報酬に関する情報を管理するシステムであってもよい。
情報管理システム10は、情報管理サーバ11と、複数の端末装置12とを備える。情報管理サーバ11は、情報を管理するサーバである。情報管理サーバ11は、ネットワークNWを介して、複数の端末装置12と通信可能に接続されている。
特に、情報管理サーバ11は、アプリケーションで発生するアクションに関する情報を管理するサーバであってもよい。情報管理サーバ11は、電子商取引における商品の注文を管理するサーバであってもよい。情報管理サーバ11は、ユーザに付与される報酬に関する情報を管理するサーバであってもよい。
複数の端末装置12のそれぞれは、操作者により利用される端末装置である。複数の端末装置12のそれぞれは、情報管理サーバ11との通信により情報の送受信を行う。複数の端末装置12は、ユーザ端末装置12Aと、開発端末装置12Bと、管理端末装置12Cとを含んでもよい。このように、ユーザ端末装置12A、開発端末装置12B及び管理端末装置12Cは、情報管理サーバ11と通信可能であるといえる。
ユーザ端末装置12Aは、アプリケーションを使用するユーザにより利用される端末装置であってもよい。開発端末装置12Bは、アプリケーションを開発する開発者により利用される端末装置であってもよい。アプリケーションの開発としては、アプリケーションの初版を開発することと、アプリケーションの改版を開発することとを含む。管理端末装置12Cは、情報管理サーバ11を管理する管理者により利用される端末装置であってもよい。
以降、複数の端末装置12のそれぞれは、同じような構成であり、1台の端末装置12について代表して説明し、固有の機能について個々の端末装置として説明する。また、各装置間の通信について、ネットワークNWを介することの説明を省略する。
<情報管理サーバ11の構成>
情報管理サーバ11は、制御部30と、記憶部31と、通信部32とを備える。制御部30は、情報管理サーバ11を統括的に制御する。制御部30は、記憶部31から各種のデータを読み取る。制御部30は、記憶部31に各種のデータを記憶する。制御部30は、演算装置と主記憶媒体とを含んでもよい。特に、制御部30は、情報を管理するように構成される。
記憶部31は、情報管理サーバ11において制御される情報を記憶する。記憶部31は、副記憶媒体であってもよい。記憶部31は、制御部30による処理の実行に必要な各種のプログラムやデータを記憶している。
通信部32は、情報管理サーバ11と外部装置との通信に関する制御を行う。通信部32は、接続先の装置とデータを送受信する。制御部30と通信部32とは、各種のデータを互いに伝送する。
<端末装置12の構成>
図2に示すように、端末装置12は、端末制御部20と、端末記憶部21と、端末通信部22と、端末入力部23と、端末表示部24とを備える。端末制御部20は、端末装置12を統括的に制御する。端末制御部20は、端末記憶部21から各種のデータを読み取る。端末制御部20は、端末記憶部21に各種のデータを記憶する。
端末制御部20は、演算装置と主記憶媒体とを含んでもよい。演算装置は、1つまたは複数の回路であり、例えばCPUである。演算装置は、各種のプログラムを主記憶媒体にロードする。演算装置は、主記憶媒体から取り出した各種のプログラムに従って各種の命令を実行する。各種のプログラムは、1又は複数のコンピュータに各種の処理を実行させるものであるといえる。
端末記憶部21は、端末装置12において制御される情報を記憶する。端末記憶部21は、副記憶媒体であってもよい。端末記憶部21は、端末制御部20による処理の実行に必要な各種のプログラムやデータを記憶している。
端末通信部22は、端末装置12と外部装置との通信に関する制御を行う。端末通信部22は、接続先の装置とデータを送受信する。端末制御部20と端末通信部22とは、各種のデータを互いに伝送する。
端末入力部23は、操作者により入力可能である。端末入力部23は、例えばキーボード及びマウスなどであってもよいが、操作者により入力可能であればこれに限らない。端末入力部23は、入力情報を端末制御部20に出力するように構成される。端末表示部24は、画像を表示するように構成される。端末表示部24は、端末制御部20から入力される画像情報に基づいて画像を表示する。
<ユーザ端末装置12Aの機能>
ここで、ユーザ端末装置12Aの機能について説明する。ユーザ端末装置12Aは、アプリケーションがインストールされた端末装置である。ユーザ端末装置12Aは、ユーザの操作に応じてアプリケーションを起動可能である。つまり、アプリケーションは、ユーザ端末装置12Aにおいて起動される。
ユーザ端末装置12Aは、アプリケーションにおいてユーザの操作に応じてアクションを発生させることができる。アクションは、起動アクションと、ログインアクションとを含んでもよい。起動アクションは、アプリケーションを起動するアクションであり、ユーザに対する報酬を付与しないアクションであってもよい。ログインアクションは、情報管理システム10を利用するユーザのログインを示すアクションである。
アクションは、イベントアクションと、ミッションアクションとを含んでもよい。イベントアクションは、ユーザに対する報酬を付与しないアクションである。ミッションアクションは、予め定めたミッションを達成することによりユーザに対する報酬を付与するアクションである。ミッションアクションが第1アクションの一例に相当する。起動アクション及びイベントアクションが第2アクションの一例に相当する。
ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、アプリケーションでアクションが発生した場合、アクション情報を情報管理サーバ11に送信する場合がある。ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、アプリケーションで起動アクションが発生した場合、起動アクション情報を情報管理サーバ11に送信する。起動アクション情報は、起動アクションに関する情報である。起動アクション情報は、起動アクションが発生したことを示す情報である。
起動アクション情報は、アプリケーション識別情報を含んでもよい。アプリケーション識別情報は、ユーザ端末装置12Aにインストールされたアプリケーションのシリアル番号であり、ユーザ端末装置12Aにインストールされたアプリケーションを識別可能な情報である。
起動アクション情報は、起動コードを含んでもよい。起動コードは、アプリケーションが起動したことを示すコードである。起動コードは、後述する第2SDKによってアプリケーションに定められたコードである。起動コードは、開発者によってアプリケーションに定められたコードである。起動コードが第2コードの一例に相当する。
ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、アプリケーションでイベントアクションが発生した場合、開発者の設定によっては、イベントアクション情報を情報管理サーバ11に送信する場合がある。イベントアクション情報は、イベントアクションに関する情報である。イベントアクション情報は、イベントアクションが発生したことを示す情報である。
イベントアクション情報は、アプリケーション識別情報を含んでもよい。イベントアクション情報は、イベントコードを含んでもよい。イベントコードは、発生したイベントアクションの種類を識別可能なコードである。イベントコードは、後述する第2SDKによってアプリケーションに定められたコードである。イベントコードは、開発者によってアプリケーションに定められたコードである。イベントコードが設定されていないイベントアクションが発生した場合、イベントアクション情報は、情報管理サーバ11に送信されない。イベントコードが第2コードの一例に相当する。
ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、アプリケーションでミッションアクションが発生した場合、ミッションアクション情報を情報管理サーバ11に送信する。ミッションアクション情報は、ミッションアクションに関する情報である。ミッションアクション情報は、ミッションアクションが発生したことを示す情報である。
ミッションアクション情報は、ユーザ識別情報を含んでもよいが、これに加えて、アプリケーション識別情報を含んでもよい。ユーザ識別情報は、アプリケーション自体とは異なり、情報管理システム10を利用するユーザを識別可能な情報である。
ミッションアクション情報は、ミッションコードを含んでもよい。ミッションコードは、発生したミッションアクションの種類を識別可能なコードである。ミッションコードは、後述する第1SDKによってアプリケーションに定められたコードである。ミッションコードは、開発者によってアプリケーションに定められたコードである。ミッションコードが第1コードの一例に相当する。
また、ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、アプリケーションでログインアクションが発生した場合、ログイン情報を情報管理サーバ11に送信する。ログイン情報は、ユーザ識別情報とパスワードとを含む。
<開発端末装置12Bの機能>
次に、開発端末装置12Bの機能について説明する。開発端末装置12Bは、アプリケーションを開発する端末装置である。開発端末装置12Bは、アプリケーションを構築するために必要なプログラムをまとめた開発ツールによりアプリケーションを開発する端末装置であってもよい。特に、開発端末装置12Bは、情報管理サーバ11の管理者から提供されるソフトウェア開発キット(Software Development Kit)によりアプリケーションを開発する端末装置であってもよい。以降、「ソフトウェア開発キット」を単に「SDK」と示す。
また、開発端末装置12Bは、複数種類のSDKを利用して1つのアプリケーションを開発する端末装置であってもよい。つまり、1つのアプリケーションは、複数種類のSDKによって開発されてもよく、複数種類のSDKのうち何れかによる制御環境下において動作するともいえる。
詳しくは、1つのアプリケーションは、ベースSDKと、第1SDKと、第2SDKとにより開発されてもよい。ベースSDKは、アプリケーションの主機能を管理するSDKであってもよい。
第1SDKは、ログインアクション及びミッションアクションに関する情報を管理するSDKであってもよい。特に、第1SDKは、ミッションアクションの発生に伴ってユーザにポイントを付与するとともに、ミッションアクションの発生回数を計数するためのSDKである。このように、ミッションアクションは、アプリケーションでユーザの操作に応じて発生し、ミッションアクション情報は、ミッションアクションの発生により第1SDKによる制御環境下において送信される。
第2SDKは、起動アクション及びイベントアクションに関する情報を管理するSDKであってもよい。特に、第2SDKは、イベントアクションの発生回数を計数するためのSDKである。このように、イベントアクションは、アプリケーションでユーザの操作に応じて発生し、イベントアクション情報は、イベントアクションの発生により第2SDKによる制御環境下において送信される場合がある。
<アクション及びSDKの具体例>
図3に示すように、具体的な一例をあげると、1つのアプリケーションにおいて、起動アクションが発生すると、第2SDKによる制御環境下において起動アクション情報が出力される。1つのアプリケーションにおいて、第2イベントアクション及び第3イベントアクションが発生すると、第2SDKによる制御環境下においてイベントアクション情報が出力される。一方、1つのアプリケーションにおいて、ログインアクションを伴って第1ミッションアクションが発生すると、第1SDKによる制御環境下においてミッションアクション情報が出力される。
また、ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、アプリケーションで第1SDKによる制御環境から第2SDKによる制御環境に制御可能である。また、ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、アプリケーションで第2SDKによる制御環境から第1SDKによる制御環境に制御可能である。
具体的に、第2SDKによる制御環境下において、起動アクション、第1イベントアクション及び第2イベントアクションが発生した後に、ログインアクションを伴って第1ミッションアクションが発生すると第1SDKによる制御環境下に制御される。つまり、第2イベントアクションが発生した後にログインアクションを伴って第1ミッションアクションが発生することにより、端末制御部20は、アプリケーションで第1SDKによる制御環境から第2SDKによる制御環境に制御することができる。
また、第1SDKによる制御環境下において、第1ミッションアクションが発生した後に、第3イベントアクションが発生すると、第2SDKによる制御環境下に制御される。つまり、第1ミッションアクションが発生した後に第3イベントアクションが発生することにより、端末制御部20は、アプリケーションで第2SDKによる制御環境から第1SDKによる制御環境に制御することができる。
<情報管理サーバ11の機能>
次に、情報管理サーバ11の機能について説明する。
情報管理サーバ11において、制御部30は、アクション情報を受信可能である。アクション情報は、起動アクション情報、イベントアクション情報及びミッションアクション情報を含んでもよい。制御部30は、アクション情報を受信した場合、受信したアクション情報に関する受信回数を計数する。また、制御部30は、ミッションアクション情報を受信した場合、受信したミッションアクション情報に対応する報酬をユーザに付与する。
<ユーザ管理情報>
記憶部31は、ユーザ管理情報を記憶してもよい。ユーザ管理情報は、情報管理システム10を利用するユーザを管理するための情報である。ユーザ管理情報は、ユーザ識別情報と、パスワードと、ユーザ個人情報と、報酬情報とが対応する情報であってもよい。ユーザ個人情報は、ユーザの氏名情報と、ユーザの年齢情報と、ユーザの性別情報と、ユーザの住所情報と、ユーザの支払情報とを含んでもよい。報酬情報は、情報管理システム10においてユーザにより利用可能なポイントを示す情報であってもよい。ポイントは、ユーザに対する報酬の一例に相当する。
<イベントアクション管理情報31A>
図4に示すように、記憶部31は、イベントアクション管理情報31Aを記憶してもよい。イベントアクション管理情報31Aは、起動アクション及びイベントアクションが発生した回数を管理するための情報である。イベントアクション管理情報31Aは、起動アクション情報及びイベントアクション情報に関する設定を管理するための情報である。
イベントアクション管理情報31Aは、アクションの種類と、起動コード又はイベントコードと、ミッション接続情報と、計数結果とが対応する情報である。イベントアクション管理情報31Aにおいて、計数結果としては、計数対象と、計数種別と、カウント数とが対応する。
アクションの種類としては、起動アクションと、イベントアクションの種類とを含む。アクションの種類としては、アプリケーションの開発時において、開発端末装置12Bからの指示により、新規登録及び設定変更が可能であってもよい。
起動コードは、起動アクションの発生を特定可能なコードである。起動コードは、アプリケーションに定められた起動コードと同じコードである。起動コードは、アプリケーションの開発時において、第2SDKによって設定変更が可能であってもよい。起動コードは、アプリケーションの開発時において、開発端末装置12Bからの指示により設定変更が可能であってもよい。
イベントコードとしては、無効コードと有効コードとを設定可能である。無効コードは、イベントアクションが発生してもイベントコードが出力されないことを示すコードである。有効コードは、無効コードではないコードである。イベントコードは、アプリケーションに定められたイベントコードと同じコードである。イベントコードは、アプリケーションの開発時において、第2SDKによって設定変更が可能であってもよい。イベントコードは、アプリケーションの開発時において、開発端末装置12Bからの指示により設定変更が可能であってもよい。
ミッション接続情報は、接続されるミッションアクションの種類を示す情報である。ミッション接続情報として無効情報が設定されている場合には、イベントアクションが発生した後にミッションアクションに接続されることがないことが示される。ミッション接続情報は、アプリケーションの開発時において、開発端末装置12Bからの指示により設定変更が可能である。
計数対象は、アプリケーションの起動及びイベントアクションの発生に関する回数の計数対象となる期間を示す。例えば、1日当りの回数の計数が対象であれば日にちが、1ヶ月当りの回数の計数が対象であれば月がそれぞれ設定される。
計数種別は、アプリケーションの起動に対応する計数種別として、日次起動ユーザ数と、日次新規起動ユーザ数と、日次起動数とを含んでもよい。日次起動ユーザ数は、1日当りに起動したユニークユーザ数を示す。日次新規起動ユーザ数は、1日当りに起動した新規ユニークユーザ数を示す。日次起動数は、1日当りに起動した回数を示す。計数種別は、イベントコードが有効コードとして設定されているイベントアクションに対応するカスタムを含んでもよい。カスタムは、イベントコードが有効コードとして設定されているイベントアクションの種類に対応するイベントアクセス数である。イベントアクセス数は、イベントアクションが発生した累積回数を示す。
<ミッションアクション管理情報31B>
図5に示すように、記憶部31は、ミッションアクション管理情報31Bを記憶してもよい。ミッションアクション管理情報31Bは、ミッションアクションが発生した回数を管理するための情報である。ミッションアクション管理情報31Bは、ミッションアクション情報に関する設定を管理するための情報である。ミッションアクション管理情報31Bは、ミッションアクションの発生に伴ってユーザに付与する報酬情報を管理するための情報である。
ミッションアクション管理情報31Bは、アクションの種類と、ミッションコードと、報酬情報と、計数結果とが対応する情報である。ミッションアクション管理情報31Bにおいて、計数結果としては、計数対象と、計数種別と、カウント数とが対応する。
アクションの種類としては、ミッションアクションの種類を含む。アクションの種類としては、アプリケーションの開発時において、開発端末装置12Bからの指示により、新規登録及び設定変更が可能であってもよい。
ミッションコードは、アプリケーションに定められたミッションコードと同じコードである。ミッションコードは、アプリケーションの開発時において、第1SDKによって設定変更が可能であってもよい。ミッションコードは、アプリケーションの開発時において、開発端末装置12Bからの指示により設定変更が可能であってもよい。
報酬情報は、予め定められたミッションの達成により、ユーザに付与される報酬に関する情報である。報酬情報は、アプリケーションの開発時において、開発端末装置12Bからの指示により設定変更が可能である。
計数対象は、ミッションアクションの発生に関する回数の計数対象となる期間を示す。計数種別は、ミッションアクションの発生に対応する計数種別として、日次ミッションユーザ数と、日次ミッション新規ユーザ数と、日次ミッションアクセス数とを含んでもよい。日次ミッションユーザ数は、1日当りにアクセスしたユニークユーザ数を示す。日次ミッション新規ユーザ数は、1日当りにアクセスした新規ユニークユーザ数を示す。日次ミッションアクセス数は、ミッションアクションが発生した回数を示す。
<アクション制御処理>
ここで、情報管理システム10において実行される各種処理について説明する。最初に、図6を参照してアクション制御処理について説明する。アクション制御処理は、アクション情報に関する制御を行う処理である。アクション制御処理は、ユーザ端末装置12Aから情報管理サーバ11にアクション情報が送信されたときに制御部30によって実行される処理である。
ユーザ端末装置12Aでは、端末制御部20は、アプリケーションでアクションが発生した場合に、アクション情報を情報管理サーバ11に送信する場合がある。詳しくは、端末制御部20は、アプリケーションで起動アクションが発生した場合に、アプリケーションに定められたアプリケーション識別情報及び起動コードを特定する。そして、端末制御部20は、アプリケーション識別情報と起動コードとに基づいて、起動アクション情報を生成し、生成した起動アクション情報を情報管理サーバ11に送信する。
端末制御部20は、アプリケーションでイベントアクションが発生した場合に、イベントアクション情報を情報管理サーバ11に送信する場合がある。特に、端末制御部20は、アプリケーションにイベントコードが有効コードとして定められたイベントアクションが発生した場合に、アプリケーションに定められたアプリケーション識別情報及びイベントコードを特定する。そして、端末制御部20は、アプリケーション識別情報とイベントコードとに基づいて、イベントアクション情報を生成し、生成したイベントアクション情報を情報管理サーバ11に送信する。端末制御部20は、アプリケーションにイベントコードが有効コードとして定められていないイベントアクションが発生した場合に、イベントアクション情報を情報管理サーバ11に送信しない。
端末制御部20は、アプリケーションでミッションアクションが発生した場合に、アプリケーションに定められたミッションコードと、ユーザにより入力されたユーザ識別情報とを特定する。そして、端末制御部20は、ミッションコードとユーザ識別情報とに基づいて、ミッションアクション情報を生成し、生成したミッションアクション情報を情報管理サーバ11に送信する。
図6に示すように、情報管理サーバ11では、ステップS11において、制御部30は、アクション情報受信処理を実行する。この処理において、制御部30は、ユーザ端末装置12Aから送信されたアクション情報を受信する。
詳しくは、制御部30は、アプリケーションで起動アクションが発生した場合、起動アクション情報を受信する。制御部30は、アプリケーションでイベントアクションが発生した場合、イベントアクション情報を受信する場合がある。制御部30は、アプリケーションでミッションアクションが発生した場合、ミッションアクション情報を受信する。
そして、ステップS12において、制御部30は、設定参照処理を実行する。この処理において、制御部30は、受信したアクション情報に含まれるコードが、イベントアクション管理情報31Aにおいて起動コード又はイベントコードとして設定されているか参照する。また、制御部30は、受信したアクション情報に含まれるコードが、ミッションアクション管理情報31Bにおいてミッションコードとして設定されているか参照する。
次に、ステップS13において、制御部30は、受信したアクション情報がミッションアクション情報であるか否かを判定する。この処理において、制御部30は、受信したアクション情報が、ユーザ識別情報と、ミッションアクション管理情報31Bに設定されたミッションコードとを含むと判定した場合に、受信したアクション情報がミッションアクション情報であると判定する。制御部30は、受信したアクション情報が、アプリケーション識別情報と、イベントアクション管理情報31Aにおいて設定されている起動コードとを含むと判定した場合に、受信したアクション情報がミッションアクション情報ではないと判定する。制御部30は、受信したアクション情報が、アプリケーション識別情報と、イベントアクション管理情報31Aにおいて設定されているイベントコードとを含むと判定した場合に、受信したアクション情報がミッションアクション情報ではないと判定する。制御部30は、受信したアクション情報が上記以外であると判定した場合、アクション制御処理を終了してもよい。
制御部30は、受信したアクション情報がミッションアクション情報であると判定した場合、ステップS14に処理を移行する。一方、制御部30は、受信したアクション情報がミッションアクション情報ではないと判定した場合、ステップS14~S16を実行することなく、ステップS17に処理を移行する。
ステップS14において、制御部30は、事前にユーザ認証が正常に行われているか否かを判定する。この処理において、制御部30は、事前にユーザ認証が正常に行われており、受信したアクション情報にユーザ識別情報が含まれている場合に、ユーザ認証が正常に行われていると判定する。制御部30は、ユーザ認証が正常に行われていないと判定した場合、ステップS15に処理を移行する。一方、制御部30は、ユーザ認証が正常に行われていると判定した場合、ステップS15,S16を実行せずに、ステップS17に処理を移行する。
ステップS15において、制御部30は、ユーザ認証要求処理を実行する。この処理において、制御部30は、アクション情報を受信したユーザ端末装置12Aにユーザ認証要求を送信する。
そして、ステップS16において、制御部30は、ユーザ認証が正常に行われたか否かを判定する。この処理において、制御部30は、ユーザ端末装置12Aからログイン情報を取得した場合に、ログイン情報に含まれるユーザ識別情報とパスワードとの組み合わせがユーザ管理情報に設定されているか否かによってユーザ認証を行う。そして、制御部30は、ユーザ認証が正常に行われたと判定した場合、ステップS17に処理を移行する。一方、制御部30は、ユーザ端末装置12Aからログイン情報を取得していない場合、及び、ユーザ認証が正常に行われなかった場合に、再度、ステップS16に処理を移行する。また、制御部30は、ステップS15が終了してから予め定めた時間が経過するまで、ユーザ認証が正常に行われなかったときに、タイムアウトして、アクション制御処理を終了してもよい。
ステップS17において、制御部30は、アクション情報記憶処理を実行する。この処理において、制御部30は、受信したアクション情報を有効な情報として特定し、アクション情報を記憶部31に累積的に記憶する。また、制御部30は、アクション情報を受信日時に対応するように記憶部31に記憶する。これにより、制御部30は、アクション情報を受信したことと、アクション情報の受信時間とを特定可能となる。
このように、制御部30は、情報管理システム10に対するユーザ認証が正常に行われたか否かに関係なく、アプリケーションで起動アクションが発生した場合に、起動アクション情報を有効な情報として受信する。
制御部30は、情報管理システム10に対するユーザ認証が正常に行われたか否かに関係なく、アプリケーションでイベントアクションが発生した場合に、イベントアクション情報を有効な情報として受信する。
一方、制御部30は、情報管理システム10に対するユーザ認証が正常に行われたことを条件として、アプリケーションでミッションアクションが発生した場合に、ミッションアクション情報を有効な情報として受信する。
そして、ステップS18において、制御部30は、アクション計数処理を実行する。この処理において、制御部30は、受信したアクション情報の受信回数を計数し、計数結果についてイベントアクション管理情報31A又はミッションアクション管理情報31Bを更新する。
詳しくは、制御部30は、起動アクション情報を受信した場合、起動アクション情報の受信に関する回数を計数し、計数結果についてイベントアクション管理情報31Aを更新する。制御部30は、イベントコードに有効コードが設定されているイベントアクションが発生し、イベントアクション情報を受信した場合、イベントアクション情報の受信に関する回数を計数し、計数結果についてイベントアクション管理情報31Aを更新する。制御部30は、ミッションアクション情報を受信した場合、ミッションアクション情報の受信に関する回数を計数し、計数結果についてミッションアクション管理情報31Bを更新する。
特に、制御部30は、起動アクション情報を受信した場合、記憶部31に累積的に記憶した起動アクション情報に基づいて、日次起動ユーザ数と、日次新規起動ユーザ数と、日次起動数とを計数する。具体的に、制御部30は、起動アクション情報を受信した場合、日次起動数を計数する。
制御部30は、起動アクション情報を受信した場合、記憶部31に累積的に記憶した起動アクション情報を参照し、受信時間に基づいて、計数対象となる期間に含まれる起動アクション情報を抽出する。次に、制御部30は、抽出した起動アクション情報の中から、受信した起動アクション情報に含まれるアプリケーション識別情報が、計数対象となる期間において新規のアプリケーション識別情報であるか否かを判定する。そして、制御部30は、受信した起動アクション情報に含まれるアプリケーション識別情報が、計数対象となる期間に含まれる新規のアプリケーション識別情報であると判定した場合に、日次起動ユーザ数を計数する。
制御部30は、起動アクション情報を受信した場合、記憶部31に累積的に記憶した起動アクション情報を参照し、受信した起動アクション情報に含まれるアプリケーション識別情報が新規のアプリケーション識別情報であるか否かを判定する。そして、制御部30は、受信した起動アクション情報に含まれるアプリケーション識別情報が新規のアプリケーション識別情報であると判定した場合に、日次新規起動ユーザ数を計数する。
制御部30は、イベントアクション情報を受信した場合、イベントアクションの種類に対応するイベントアクセス数を計数する。
制御部30は、ミッションアクション情報を受信した場合、記憶部31に累積的に記憶したミッションアクション情報に基づいて、日次ミッションユーザ数と、日次ミッション新規ユーザ数と、日次ミッションアクセス数とを計数する。具体的に、制御部30は、ミッションアクション情報を受信した場合、日次ミッションアクセス数を計数する。
制御部30は、ミッションアクション情報を受信した場合、記憶部31に累積的に記憶したミッションアクション情報を参照し、受信時間に基づいて、計数対象となる期間に含まれるミッションアクション情報を抽出する。次に、制御部30は、抽出したミッションアクション情報の中から、受信したミッションアクション情報に含まれるユーザ識別情報が、計数対象となる期間において新規のユーザ識別情報であるか否かを判定する。そして、制御部30は、受信したミッションアクション情報に含まれるユーザ識別情報が、計数対象となる期間に含まれる新規のユーザ識別情報であると判定した場合に、日次ミッションユーザ数を計数する。
制御部30は、ミッションアクション情報を受信した場合、記憶部31に累積的に記憶したミッションアクション情報を参照し、受信したミッションアクション情報に含まれるユーザ識別情報が新規のユーザ識別情報であるか否かを判定する。そして、制御部30は、受信したミッションアクション情報に含まれるユーザ識別情報が新規のユーザ識別情報であると判定した場合に、日次ミッション新規ユーザ数を計数する。
次に、ステップS19において、制御部30は、報酬条件が成立したか否かを判定する。この処理において、制御部30は、ミッションアクション情報を受信した場合に、報酬条件が成立したと判定する。制御部30は、報酬条件が成立していないと判定した場合、ステップS20を実行せずに、アクション制御処理を終了する。制御部30は、報酬条件が成立したと判定した場合、ステップS20に処理を移行する。
ステップS20において、制御部30は、報酬付与処理を実行する。この処理において、制御部30は、ミッションアクション情報に含まれるユーザ識別情報とミッションコードとを特定する。そして、制御部30は、ミッションアクション管理情報31Bを参照し、ミッションコードに対応する報酬情報を取得する。続いて、制御部30は、取得した報酬情報に基づいて、ユーザ管理情報においてユーザ識別情報に対応する報酬情報を更新する。この処理が終了した場合、制御部30は、アクション制御処理を終了する。
このように、制御部30は、ミッションアクションが発生した場合に、ミッションアクション情報を、ユーザに対して報酬が付与される情報として受信する。一方、制御部30は、イベントアクションが発生した場合に、イベントアクション情報を、ユーザに対して報酬が付与されない情報として受信する。ユーザに対して報酬が付与される情報が報酬付与情報の一例に相当する。ユーザに対して報酬が付与されない情報が報酬非付与情報の一例に相当する。
<設定変更制御処理>
次に、図7を参照して設定変更制御処理について説明する。設定変更制御処理は、アプリケーションの開発時において、アプリケーションにおいてアクション情報に関する設定を変更させる処理である。設定変更制御処理は、開発端末装置12Bにおいて端末入力部23から設定変更が入力されたときに制御部30によって実行される処理である。
開発端末装置12Bでは、端末制御部20は、端末入力部23から入力された設定変更の内容を示す設定変更指示を情報管理サーバ11に送信する。設定変更指示は、イベントアクション管理情報31Aにおけるイベントコードの設定変更指示及びミッション接続情報の設定変更指示を含んでもよい。設定変更指示は、ミッションアクション管理情報31Bにおけるポイント情報の設定変更指示を含んでもよい。
図7に示すように、情報管理サーバ11では、ステップS21において、制御部30は、設定変更指示受信処理を実行する。この処理において、制御部30は、開発端末装置12Bから送信された設定変更指示を受信する。
そして、ステップS22において、制御部30は、開発端末装置12Bから受信した設定変更指示に基づいて、イベントアクション管理情報31A及びミッションアクション管理情報31Bを更新する。
具体的な一例をあげると、制御部30は、受信した設定変更指示に基づいて、イベントアクション管理情報31Aにおいて、第1イベントアクションに対応するイベントコードとして指定されたイベントコードを設定することができる。これにより、制御部30は、開発者の指示に基づいて、第1イベントアクションが発生した場合に、指定されたイベントコードを送信する設定に変更することができる。
制御部30は、受信した設定変更指示に基づいて、イベントアクション管理情報31Aにおいて、第2イベントアクションに対応するイベントコードとして無効コードを設定することができる。これにより、制御部30は、開発者の指示に基づいて、第2イベントアクションが発生した場合に、イベントコードを送信しない設定に変更することができる。
このように、制御部30は、アプリケーションでユーザの操作に応じてイベントアクションが発生した場合に、ユーザ端末装置12Aからイベントアクション情報を送信させるか否かを設定可能である。
制御部30は、受信した設定変更指示に基づいて、イベントアクション管理情報31Aにおいて、第2イベントアクションに対応するミッション接続情報として無効情報を設定することができる。これにより、制御部30は、開発者の指示に基づいて、第2イベントアクションが発生した後に、ミッションアクションが発生しない設定に変更することができる。
制御部30は、受信した設定変更指示に基づいて、イベントアクション管理情報31Aにおいて、第3イベントアクションに対応するミッション接続情報として第2ミッションへの接続を示す情報を設定することができる。これにより、制御部30は、開発者の指示に基づいて、第3イベントアクションが発生した後に、第2ミッションアクションが発生可能な設定に変更することができる。つまり、制御部30は、第2SDKによる制御環境下においてイベントアクションが発生した後に、第1SDKによる制御環境下に制御可能とするか否かを設定可能である。
制御部30は、受信した設定変更指示に基づいて、ミッションアクション管理情報31Bにおいて、第2ミッションアクションに対応する報酬情報として5ポイントを示す情報を設定することができる。これにより、制御部30は、開発者の指示に基づいて、第2ミッションアクションが発生した場合に、ユーザに付与するポイントを変更することができる。この処理が終了した場合、制御部30は、設定変更制御処理を終了する。
<計数結果提供処理>
次に、図8を参照して計数結果提供処理について説明する。計数結果提供処理は、アクション情報に関する計数結果を開発者に提供する処理である。計数結果提供処理は、開発端末装置12Bにおいて端末入力部23から計数結果要求が入力されたときに制御部30によって実行される処理である。
開発端末装置12Bでは、端末制御部20は、端末入力部23から入力された計数結果要求を情報管理サーバ11に送信する。計数結果要求は、アクション情報に関する複数種類の計数結果のうち少なくとも何れかを含んでもよい。
図8に示すように、情報管理サーバ11では、ステップS31において、制御部30は、計数結果要求受信処理を実行する。この処理において、制御部30は、開発端末装置12Bから送信された計数結果要求を受信する。
そして、ステップS32において、制御部30は、計数結果送信処理を実行する。この処理において、制御部30は、開発端末装置12Bから受信した計数結果要求に基づいて、イベントアクション管理情報31A及びミッションアクション管理情報31Bを参照し、計数結果を開発端末装置12Bに送信する。これにより、制御部30は、計数結果要求に応じて、計数結果を送信することができる。
詳しくは、制御部30は、日次起動ユーザ数と、日次新規起動ユーザ数と、日次起動数と、イベントアクセス数と、日次ミッションユーザ数と、日次ミッション新規ユーザ数と、日次ミッションアクセス数とを計数結果として開発端末装置12Bに送信する。このように、制御部30は、起動アクション情報を受信した回数に関する情報と、イベントアクション情報を受信した回数に関する情報と、ミッションアクション情報を受信した回数に関する情報とを開発者に提供する。
また、制御部30は、推奨ミッション接続情報を開発端末装置12Bに送信してもよい。推奨ミッション接続情報は、ミッション接続情報として無効情報が設定されているイベントアクションのうち、ミッション接続情報として有効情報を設定することが推奨される推奨イベントアクションに関する情報である。このように、制御部30は、第2SDKによる制御環境下から第1SDKによる制御環境下に制御可能とする設定を推奨するイベントアクションを示す情報を開発者に提供してもよい。
特に、制御部30は、各種の計数結果に基づいて、推奨イベントアクションを決定し、推奨イベントアクションに関する推奨ミッション接続情報を開発端末装置12Bに送信してもよい。
具体的な一例をあげると、制御部30は、アプリケーションにおけるイベントアクセス数の順位を算出する。制御部30は、ミッション接続情報として無効情報が設定されているイベントアクションのうち、イベントアクセス数の順位に基づいて、推奨イベントアクションを決定してもよい。
制御部30は、ミッション接続情報として無効情報が設定されているイベントアクションのうち、イベントアクセス数の順位が高い所定数のイベントアクションを推奨イベントアクションとして決定してもよい。このような推奨イベントアクションに対してミッション接続情報を有効情報として設定することにより、アプリケーション内のトップラインイベントに対して、更にユーザの注目を集めることができ、アプリケーション自体の起動数を増加させることができる。
一方、制御部30は、ミッション接続情報として無効情報が設定されているイベントアクションのうち、イベントアクセス数の順位が低い所定数のイベントアクションを推奨イベントアクションとして決定してもよい。このような推奨イベントアクションに対してミッション接続情報を有効情報として設定することにより、アプリケーション内のイベントのボトムアップを行うことができ、アプリケーションの局所的な訴求力を向上させることができる。この処理が終了した場合、制御部30は、計数結果提供処理を終了する。
開発端末装置12Bでは、端末制御部20は、情報管理サーバ11から受信した計数結果を端末表示部24に表示させる。これにより、端末制御部20は、計数結果要求の入力に応じて、情報管理サーバ11から計数結果を取得し、端末表示部24に表示させることができる。
<設定推奨制御処理>
次に、図9を参照して設定変更制御処理について説明する。設定推奨制御処理は、アクション情報に関する計数結果に基づいて、アクション情報に関する設定変更を推奨する処理である。設定推奨制御処理は、所定周期で制御部30によって実行される処理である。
図9に示すように、情報管理サーバ11では、ステップS41において、制御部30は、推奨条件が成立したか否かを判定する。推奨条件としては、ミッション接続情報として無効情報が設定されているイベントアクションのうち、カウント数が規定数以上となったときに成立する。規定数としては、例えば、報酬を付与することを推奨できる程度の数値であることが好ましい。
制御部30は、イベントアクション管理情報31Aを参照し、ミッション接続情報として無効情報が設定されているイベントアクションを特定する。そして、制御部30は、無効情報が設定されているイベントアクションに対応するカウント数を特定する。制御部30は、特定したカウント数が規定数以上となったときに、推奨条件が成立したと判定する。
制御部30は、推奨条件が成立していないと判定した場合、設定推奨制御処理を終了する。一方、制御部30は、推奨条件が成立したと判定した場合、ステップS42に処理を移行する。
ステップS42において、制御部30は、推奨情報送信処理を実行する。この処理において、制御部30は、推奨条件が成立したアプリケーションを開発した開発端末装置12Bに推奨情報を送信する。推奨情報は、推奨条件が成立したことを示す情報であり、推奨条件が成立したイベントアクション及びカウント数を特定可能な情報でもある。これにより、開発端末装置12Bでは、推奨条件が成立したこと、推奨条件が成立したイベントアクション及びカウント数を特定可能となる。このように、制御部30は、イベントアクション情報を受信した回数が規定数以上となったときに、イベントアクション情報を受信した回数が規定数以上となったことを示す情報を提供する。この処理が終了した場合、制御部30は、設定推奨制御処理を終了する。
<第1実施形態の作用>
第1実施形態の作用について説明する。
開発端末装置12Bでは、ベースSDK、第1SDK及び第2SDKに基づいてアプリケーションが生成される。このような開発時において、起動コード、イベントコード及びミッションコードは、アプリケーションに規定されるとともに、情報管理サーバ11においてイベントアクション管理情報31A及びミッションアクション管理情報31Bに設定される。
図3に示すように、ユーザ端末装置12Aにおいて、ユーザの操作に応じてアプリケーションの起動アクションが発生すると、第2SDKによる制御環境下において起動アクション情報が情報管理サーバ11に送信される。そして、情報管理サーバ11において、報酬非付与情報として起動アクション情報が受信されると、起動アクションに関する計数が行われる。
次に、ユーザ端末装置12Aにおいて、アプリケーションでユーザの操作に応じて第1イベントアクションが発生する。この場合、第1イベントアクションに対応するイベントコードがアプリケーションに定められておらず、アクション情報は、ユーザ端末装置12Aから情報管理サーバ11に送信されない。
次に、ユーザ端末装置12Aにおいて、アプリケーションでユーザの操作に応じて第2イベントアクションが発生する。この場合、第2イベントアクションに対応するイベントコードがアプリケーションに定められており、第2イベントアクション情報は、第2SDKによる制御環境下においてユーザ端末装置12Aから情報管理サーバ11に送信される。そして、情報管理サーバ11において、報酬非付与情報として第2イベントアクション情報が受信されると、第2イベントアクションに関する計数が行われる。
次に、ユーザ端末装置12Aにおいて、アプリケーションでユーザの操作に応じて第1ミッションアクションが発生すると、第2SDKによる制御環境から第1SDKによる制御環境に制御される。そして、ログイン情報が入力された結果、ユーザ認証が正常に行われると、第1ミッションアクション情報は、ユーザ端末装置12Aから情報管理サーバ11に送信される。続いて、情報管理サーバ11において、報酬付与情報として第1ミッションアクション情報が受信されると、第1ミッションアクションに対応する報酬が付与されるとともに、第1ミッションアクションに関する計数が行われる。
次に、ユーザ端末装置12Aにおいて、アプリケーションでユーザの操作に応じて第3イベントアクションが発生すると、第1SDKによる制御環境から第2SDKによる制御環境に制御される。そして、第3イベントアクション情報は、第2SDKによる制御環境下において情報管理サーバ11に送信される。続いて、情報管理サーバ11において、報酬非付与情報として第3イベントアクション情報が受信されると、第3イベントアクションに関する計数が行われる。
このように計数された結果は、開発端末装置12Bからの計数結果要求に応じて情報管理サーバ11から開発端末装置12Bに提供される。これにより、開発者は、報酬付与情報としてのミッションアクションの発生についての計数結果と、報酬非付与情報としてアプリケーションに定めたイベントアクションの発生及び起動アクションの発生についての計数結果とを把握することができる。
図10に示すように、具体的な一例を示すと、開発端末装置12Bでは、端末表示部24に計数結果を示す画像が表示される。この場合、計数結果を示す画像として、指定期間における日次起動ユーザ数がグラフ化されて表示される。
図11に示すように、端末表示部24には、計数結果を示す画像として、イベントアクセス数に関する画像が表示される。イベントアクセス数に関する画像としては、イベントアクションの種類に対応するように、イベントアクセス数と、ミッションアクションへの接続に関する情報と、イベントアクションの設定へのリンクとが表示される。
ミッションアクションへの接続に関する情報としては、ミッション接続情報が設定されているか否かと、推奨ミッション接続情報とが表示される。詳しくは、第1イベントアクション及び第4イベントアクションにはミッションアクションが接続されていないことが表示されている。第2イベントアクションには、第1ミッションアクションが接続されており、第3イベントアクションには第2ミッションアクションが接続されていることが表示されている。
第5イベントアクション及び第6イベントアクションには、ミッションアクションが接続されていないが、ミッションアクションの接続を推奨することが表示されている。特に、第5イベントアクションには、イベントアクセス数の順位が高いトップラインイベントであることが表示されている。一方、第6イベントアクションには、イベントアクセス数の順位が低いボトムアップイベントであることが表示されている。これにより、イベントアクションにミッション接続情報を設定することを開発者に対して推奨することができる。
また、計数した結果に基づく推奨条件が成立すると、情報管理サーバ11から開発端末装置12Bに推奨情報が送信される。これにより、推奨条件が成立したイベントアクションにミッション接続情報を設定することを開発者に対して推奨することができる。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態の効果について説明する。
(1)制御部30は、アプリケーションでユーザの操作に応じてミッションアクションが発生した場合に、アプリケーションに定められたミッションコードを含むミッションアクション情報を、ユーザに対して報酬が付与される報酬付与情報として受信する。一方、制御部30は、アプリケーションでユーザの操作に応じてイベントアクションが発生した場合に、アプリケーションに定められたイベントコードを含むイベントアクション情報を、ユーザに対して報酬が付与されない報酬非付与情報として受信する。このため、ユーザに対して報酬が付与されるミッションアクションの発生と、ユーザに対して報酬が付与されないイベントアクションの発生との両方を把握することができる。したがって、ユーザに報酬を付与する契機が適切であるか把握することができる。
(2)制御部30は、アプリケーションでミッションアクションが発生した場合に、第1SDKによる制御環境下において送信されたミッションアクション情報を報酬付与情報として受信する。一方、制御部30は、アプリケーションでイベントアクションが発生した場合に、第2SDKによる制御環境下において送信されたイベントアクション情報を報酬非付与情報として受信する。このため、SDKの種類によって制御環境が異なる場合であっても、ミッションアクションが発生したかと、ユーザに対して報酬が付与されないイベントアクションが発生したかとの両方を把握することができる。したがって、SDKによる制御環境に関わらず、ユーザに報酬を付与する契機が適切であるか把握することができる。
(3)制御部30は、アプリケーションでイベントアクションが発生した後に、第1SDKによる制御環境下に制御可能とするか否かを設定可能である。このように、第1SDKによる制御環境下に制御するか否かを設定することにより、報酬が付与されるミッションアクションの発生を設定することができる。したがって、ユーザに報酬を付与する契機が適切であるか把握するとともに、ユーザに報酬を付与する契機を適切に設定することができる。
(4)制御部30は、第2SDKによる制御環境下から第1SDKによる制御環境下に制御可能とする設定を推奨するイベントアクションを示す情報を開発端末装置12Bに提供する。このため、第2SDKによる制御環境下から第1SDKによる制御環境下に制御可能にする設定が推奨されるインベトアクションを把握することができる。したがって、ユーザに報酬を付与する契機が適切であるか把握することができる。
(5)制御部30は、ミッションアクション情報を受信した回数と、イベントアクション情報を受信した回数とを計数する。これにより、このため、ユーザに対して報酬が付与されるミッションアクションの発生回数と、ユーザに対して報酬が付与されないイベントアクションの発生回数との両方を把握することができる。したがって、ユーザに報酬を付与する契機が適切であるか把握することができる。
(6)制御部30は、イベントアクション情報を受信した回数を示す情報を開発端末装置12Bに提供する。このため、ユーザに対して報酬が付与されないイベントアクションの発生回数を把握することができる。したがって、ユーザに報酬を付与する契機が適切であるか把握することができる。
(7)制御部30は、イベントアクション情報を受信した回数が規定数以上となったときに、イベントアクション情報を受信した回数が規定数以上となったことを示す推奨情報を開発端末装置12Bに提供する。このため、ユーザに対して報酬が付与されないイベントアクションの発生回数が規定数以上となったことを把握することができる。したがって、ユーザに報酬を付与する契機が適切であるか把握することができる。
(8)制御部30は、アプリケーションでミッションアクションが発生した場合に、情報管理システム10におけるユーザ識別情報を含むミッションアクション情報を受信する。一方、制御部30は、アプリケーションでイベントアクションが発生した場合に、アプリケーションにおけるアプリケーション識別情報を含むイベントアクション情報を受信する。これにより、制御部30は、ユーザに報酬が付与されるミッションアクション情報に含まれるユーザ識別情報に基づいて、適切にユーザに報酬を付与することができる。
(9)制御部30は、アプリケーションとは異なる情報管理システム10に対するユーザ認証が正常に行われたことを条件として、アプリケーションでミッションアクションが発生した場合に、ミッションアクション情報を受信する。一方、制御部30は、アプリケーションとは異なる情報管理システム10に対するユーザ認証が正常に行われたか否かに関係なく、アプリケーションでイベントアクションが発生した場合に、イベントアクション情報を受信する。これにより、制御部30は、情報管理システム10に対するユーザ認証が正常に行われたことを条件として、これにより、ユーザに報酬が付与されるミッションアクション情報を受信することにより、適切にユーザに報酬を付与することができる。
(10)制御部30は、アプリケーションでユーザの操作に応じてイベントアクションが発生した場合に、ユーザ端末装置12Aからイベントアクション情報を送信させるか否かを設定可能である。このため、所望とするイベントアクションの発生を把握することができる。したがって、ユーザに報酬を付与する契機が適切であるか把握することができる。
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・アクションは、切断アクションを含んでもよい。切断アクションは、アプリケーションをシャットダウンするアクションであり、ユーザに対する報酬を付与しないアクションであってもよい。切断アクション情報は、第2SDKによる制御環境下において送信される情報であってもよい。
・報酬条件は、1回のミッションアクションの発生により成立しても、複数回のミッションアクションの発生により成立してもよい。
・制御部30は、図6に示すアクション制御処理のアクション計数処理において、各種の計数を行ってもよい。詳しくは、制御部30は、起動アクション情報及び切断アクション情報に基づいて、日次アプリケーション滞在時間を計数してもよい。日次アプリケーション滞在時間は、ユニークユーザの1日当りのアプリケーションの滞在時間を示す。制御部30は、起動アクション情報及び切断アクション情報に基づいて、起動アプリケーション滞在時間を計数してもよい。起動アプリケーション滞在時間は、ユーザの1回の起動当りのアプリケーションの滞在時間を示す。
・制御部30は、日次起動ユーザ数と同じように、イベントアクション情報に基づいて、日次イベントユーザ数を計数してもよい。日次イベントユーザ数は、1日当りにアクセスしたユニークユーザ数を示す。制御部30は、日次起動新規ユーザ数と同じように、イベントアクション情報に基づいて、日次イベント新規ユーザ数を計数してもよい。日次イベント新規ユーザ数は、1日当りにアクセスした新規ユニークユーザ数を示す。制御部30は、日次起動数と同じように、イベントアクション情報に基づいて、日次イベントアクセス数を計数してもよい。日次イベントアクセス数は、1日当りにアクセスしたアクセス数を示す。また、制御部30は、イベントアクセス数、日次イベントユーザ数、日次イベント新規ユーザ数及び日次イベントアクセス数のうち少なくとも何れかに基づいて、推奨ミッション接続情報を決定してもよい。詳しくは、制御部30は、イベントアクセス数、日次イベントユーザ数、日次イベント新規ユーザ数及び日次イベントアクセス数のうち少なくとも何れかの順位を算出し、算出した順位に基づいて、推奨ミッション接続情報を決定してもよい。
・制御部30は、ミッションアクション情報に基づいて、週次新規ユーザ数を計数してもよい。週次新規ユーザ数は、7日当りにアクセスした新規ユニークユーザ数を示す。制御部30は、ミッションアクション情報に基づいて、月次ユーザ数を計数してもよい。月次ユーザ数は、1月当りにアクセスしたユーザ数を示す。制御部30は、ミッションアクション情報に基づいて、ミッションアクション数、報酬条件の成立回数、付与ポイント及びポイントコストのうち少なくとも何れかを計数してもよい。ミッションアクション数は、ミッションアクションの発生回数を示す。報酬条件の成立回数は、報酬を付与した回数を示す。付与ポイントは、報酬として付与したポイントを示す。ポイントコストは、報酬として付与したポイントに対するコストを示す。また、アクションの発生に対応する計数対象となる期間は、例えば1日、1週間及び1月など、任意に期間でもよい。
・ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、ミッションアクションが発生した場合に、パスワード情報を含むミッションアクション情報を情報管理サーバ11に送信してもよい。
・ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、アプリケーションに対応するようにログイン情報を保持してもよい。ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、ログイン情報を保持していない状態でミッションアクションの発生を契機として、ログイン画面を端末表示部24に表示させてもよい。そして、ユーザ端末装置12Aにおいて、端末制御部20は、入力されたログイン情報を情報管理サーバ11に送信してもよい。これにより、情報管理サーバ11において、制御部30は、ログイン情報に基づいて、ユーザ認証を行ってもよい。また、制御部30は、ミッションアクション情報にユーザ識別情報とパスワードとを含む場合に、図6に示すアクション制御処理のステップS15,S16を実行せずに、アクション制御処理を終了してもよい。ミッションアクションは、ログインアクションを含んでもよい。
・制御部30は、図6に示すアクション情報制御処理として、第1アクション情報制御処理と、第2アクション情報制御処理とに分けて実行してもよい。第1アクション情報制御処理は、第1SDKによる制御環境下に関する制御処理であり、ミッションアクション情報に関する制御処理であってもよい。第1アクション情報制御処理は、図6に示すアクション情報制御処理と同じような処理であってもよく、ミッションアクション情報を受信する場合に、図6に示すアクション情報制御処理のステップS11,S12,S14~S20を実行する処理であってもよい。一方、第2アクション情報制御処理は、第2SDKによる制御環境下に関する制御処理であり、起動アクション情報及びイベントアクション情報に関する制御処理であってもよい。第2アクション情報制御処理は、起動アクション情報及びイベントアクション情報を受信する場合に、図6に示すアクション情報制御処理のステップS11,S12,S17,S18を実行する処理であってもよい。
・図9の設定推奨制御処理において、制御部30は、イベントアクション情報に対応するミッション接続情報として無効情報が設定されているか否かに関係なく、開発端末装置12Bに推奨情報を送信してもよい。制御部30は、開発端末装置12Bからの指示により、イベントアクション情報の規定数を変更可能に設定してもよい。
・図9の設定推奨制御処理において、制御部30は、推奨条件が成立したときに、管理端末装置12Cに推奨情報を送信してもよい。この場合、推奨情報は、推奨条件が成立したアプリケーションを開発した開発端末装置12Bを特定可能な情報を含んでもよい。
・計数結果提供処理は、管理端末装置12Cにおいて端末入力部23から計数結果要求が入力されたときに制御部30によって実行される処理であってもよい。
・第2アクションの一例として、起動アクションとイベントアクションとのうち少なくとも何れかを含んでもよい。第2アクション情報の一例として、起動アクション情報とイベントアクション情報とのうち少なくとも何れかを含んでもよい。
・第1SDKと第2SDKとが1つ又は3つ以上のSDKとして機能してもよい。また、SDK以外の開発ツールを用いてアプリケーションが開発されてもよい。
・情報管理システム10は、開発端末装置12Bを備えなくてもよい。情報管理システム10は、管理端末装置12Cを備えなくてもよい。
・情報管理システム10は、情報管理サーバ11以外に、別のサーバを備えてもよい。この場合、別のサーバは、情報管理サーバ11の機能の一部を備えてもよい。つまり、情報管理システム10は、情報管理サーバ11の機能を有していれば、任意のサーバ構成であってもよい。具体的な一例としては、情報管理システム10は、電子商取引における商品の注文に関する制御を行うサーバを備えてもよい。情報管理システム10は、情報管理システム10は、ユーザに付与する報酬に関する制御を行うサーバを備えてもよい。情報管理システム10は、ユーザの認証を行う認証サーバを備えてもよい。
・情報管理システム10は、電子商取引における商品の注文に関する制御を行う機能を備えなくてもよく、別のシステムとの通信により電子商取引における商品の注文に関する制御を行う機能を実現してもよい。情報管理システム10は、ユーザに報酬を付与する機能を備えなくてもよく、別のシステムとの通信によりユーザに報酬を付与する機能を実現してもよい。
・報酬は、特典と表現することもできる。報酬及び特典は、上記実施形態の電子商取引の商品を購入する際に用いることもできる。
・本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、所望の選択肢の1つ以上を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が2つであれば1つの選択肢のみ又は2つの選択肢の双方を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば1つの選択肢のみ又は2つ以上の任意の選択肢の組み合わせを意味する。
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A) 情報管理サーバは、情報を管理する制御部を備え、前記制御部は、ユーザ端末装置において起動されるアプリケーションでユーザの操作に応じて第1アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第1コードを含む第1アクション情報を、ユーザに対して報酬が付与される報酬付与情報として受信し、前記アプリケーションでユーザの操作に応じて第2アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第2コードを含む第2アクション情報を、ユーザに対して報酬が付与されない報酬非付与情報として受信する。
(B) (A)に記載の情報管理サーバにおいて、前記制御部は、前記アプリケーションで前記第1アクションが発生した場合に、第1ソフトウェア開発キットによる制御環境下において前記ユーザ端末装置から送信される前記第1アクション情報を前記報酬付与情報として受信し、前記アプリケーションで前記第2アクションが発生した場合に、第2ソフトウェア開発キットによる制御環境下において前記ユーザ端末装置から送信される前記第2アクション情報を前記報酬非付与情報として受信する。
(C) (B)に記載の情報管理サーバにおいて、前記制御部は、前記アプリケーションで前記第2ソフトウェア開発キットによる制御環境下から前記第1ソフトウェア開発キットによる制御環境下に制御可能である場合に、前記第2ソフトウェア開発キットによる制御環境下において前記第2アクションが発生した後に、前記第1ソフトウェア開発キットによる制御環境下に制御可能とするか否かを設定可能である。
(D) (C)に記載の情報管理サーバにおいて、前記制御部は、前記第2ソフトウェア開発キットによる制御環境下から前記第1ソフトウェア開発キットによる制御環境下に制御可能とする設定を推奨する前記第2アクションを示す情報を提供する。
(E) (A)~(D)のうち何れか一項に記載の情報管理サーバにおいて、前記制御部は、前記第1アクション情報を受信した回数と、前記第2アクション情報を受信した回数とを計数する。
(F) (E)に記載の情報管理サーバにおいて、前記制御部は、前記第1アクション情報を受信した回数に関する情報と、前記第2アクション情報を受信した回数に関する情報とを提供する。
(G) (E)又は(F)に記載の情報管理サーバにおいて、前記制御部は、前記第2アクション情報を受信した回数が規定数以上となったときに、前記第2アクション情報を受信した回数が規定数以上となったことを示す情報を提供する。
(H) (A)~(G)のうち何れか一項に記載の情報管理サーバにおいて、前記制御部は、前記アプリケーションで前記第1アクションが発生した場合に、前記アプリケーションとは異なる情報管理システムにおけるユーザ識別情報を含む前記第1アクション情報を受信し、前記アプリケーションで前記第2アクションが発生した場合に、前記アプリケーションにおけるアプリケーション識別情報を含む前記第2アクション情報を受信する。
(I) (A)~(H)のうち何れか一項に記載の情報管理サーバにおいて、前記制御部は、前記アプリケーションとは異なる情報管理システムに対するユーザ認証が正常に行われたことを条件として、前記アプリケーションで前記第1アクションが発生した場合に、前記第1アクション情報を受信し、前記アプリケーションとは異なる情報管理システムに対するユーザ認証が正常に行われたか否かに関係なく、前記アプリケーションで前記第2アクションが発生した場合に、前記第2アクション情報を受信する。
(J) (A)~(I)のうち何れか一項に記載の情報管理サーバにおいて、前記制御部は、前記アプリケーションで前記第1アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第1コードを含む前記第1アクション情報を受信し、前記アプリケーションで前記第2アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第2コードを含む前記第2アクション情報を受信する。
(K) 情報管理システムは、情報を管理する情報管理サーバと、前記情報管理サーバと通信可能であるユーザ端末装置と、を備え、前記情報管理サーバは、情報を管理する制御部を有し、前記制御部は、前記ユーザ端末装置において起動されるアプリケーションでユーザの操作に応じて第1アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第1コードを含む第1アクション情報を、ユーザに対して報酬が付与される報酬付与情報として受信し、前記アプリケーションでユーザの操作に応じて第2アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第2コードを含む第2アクション情報を、ユーザに対して報酬が付与されない報酬非付与情報として受信する。
(L) 情報管理方法は、ユーザ端末装置において起動されるアプリケーションでユーザの操作に応じて第1アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第1コードを含む第1アクション情報を、ユーザに対して報酬が付与される報酬付与情報として受信することと、前記アプリケーションでユーザの操作に応じて第2アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第2コードを含む第2アクション情報を、ユーザに対して報酬が付与されない報酬非付与情報として受信することと、を含む。
(M) プログラムは、1又は複数のコンピュータに、ユーザ端末装置において起動されるアプリケーションでユーザの操作に応じて第1アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第1コードを含む第1アクション情報を、ユーザに対して報酬が付与される報酬付与情報として受信することと、前記アプリケーションでユーザの操作に応じて第2アクションが発生した場合に、前記アプリケーションに定められた第2コードを含む第2アクション情報を、ユーザに対して報酬が付与されない報酬非付与情報として受信することと、を実行させる。