JP7445822B2 - ターボファンエンジンのファンケースアッセンブリ - Google Patents

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Description

本開示は、ターボファンエンジンのファンケースアッセンブリに関する。
特許文献1には、航空機のターボファンエンジンのファンを径方向外方から囲む円筒状のファンケースアッセンブリが開示されている。ファンケースアッセンブリは、ファンケースと、ファンケースの内周面を被覆して且つファンに対向する第1パネルと、ファンケースの内周面を被覆して且つ第1パネルの上流側又は下流側に配置される第2パネルと、を備える。ファンケース、第1パネル及び第2パネルの各々は、接着剤又はボルトによって固定されている。
特表2016-513773号公報
しかし、ファンケース、第1パネル及び第2パネルの間で熱膨張差又は加工公差が生じた場合には、接着剤又はボルトによる結合部に応力が集中することになる。また、ファンケース、第1パネル及び第2パネルの熱膨張差又は加工公差により部材間の隙間が大きくなる場合には、エンジン運転中に振動が生じやすくなる。
本開示の一態様に係るターボファンエンジンのファンケースアッセンブリは、ターボファンエンジンのファンを囲む筒状のファンケースと、前記ファンケースの内周面を被覆する筒状のパネルセットであって、前記ターボファンエンジンの軸線方向に並んだ複数のパネルを有するパネルセットと、前記ファンケース及び前記複数のパネルから選ばれる2つの部材によって圧縮された少なくとも1つの弾性体と、を備える。
前記構成によれば、ファンケース及び複数のパネルから選ばれる2つの部材の位置が弾性体によって安定的に保持されるとともに、当該2つの部材間で当該弾性体が弾性変形することによって熱膨張差又は加工公差が吸収される。よって、ファンケースアッセンブリの応力集中又は振動を低減できる。
本開示の一態様によれば、ファンケースアッセンブリの応力集中又は振動を低減できる。
図1は、実施形態に係るターボファンエンジンの径方向から見た断面図である。 図2は、図1のファンケースアッセンブリの径方向から見た断面図である。 図3は、図2のファンケースアッセンブリの軸線方向から見た正面図である。 図4(A)(B)は、図2のファンケースアッセンブリの変形例の拡大断面図である。 図5は、図2のラジアル弾性体及びその近傍の拡大図である。 図6(A)は、図2のVIa-VIa線断面視におけるアキシャル弾性体及びその近傍の拡大図である。図6(B)は、図6(A)のアキシャル弾性体及びその近傍を径方向から見た図面である。 図7は、図2のアキシャル弾性体の周辺構造の変形例を示す断面図である。 図8は、ラジアル弾性体の第1変形例を示す図5相当の図面である。 図9は、ラジアル弾性体の第2変形例を示す図5相当の図面である。 図10(A)は、アキシャル弾性体の第1変形例を示す図6(A)相当の図面である。図10(B)は、アキシャル弾性体の第1変形例を示す図6(B)相当の図面である。 図11(A)は、アキシャル弾性体の第2変形例を示す図6(A)相当の図面である。図11(B)は、アキシャル弾性体の第2変形例を示す図6(B)相当の図面である。 図12(A)は、アキシャル弾性体の第3変形例を示す図6(A)相当の図面である。図12(B)は、アキシャル弾性体の第3変形例を示す図6(B)相当の図面である。 図13(A)は、アキシャル弾性体の第4変形例を示す図6(A)相当の図面である。図13(B)は、アキシャル弾性体の第4変形例を示す図6(B)相当の図面である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。なお、以下の説明では、軸線方向Xは、ターボファンエンジン1の回転軸2の回転軸線Lが延びる方向を意味し、径方向Yは、回転軸線Xに直交する方向を意味し、周方向Zは、回転軸線X周りに周状に延びる方向を意味する。また、「前」は、ターボファンエンジン1内で空気が流れる方向における上流側を意味し、「後」は、ターボファンエンジン1内で空気が流れる方向における下流側を意味する。
図1は、実施形態に係るターボファンエンジン1の径方向から見た断面図である。図1に示すように、ターボファンエンジン1は、例えば航空機に用いられるガスタービンエンジンである。なお、ガスタービンの用途は、航空機に限定されない。ターボファンエンジン1は、回転軸2、ファン3、圧縮機4、燃焼器5、タービン6、ケーシング7及びファンケースアッセンブリ10を備える。回転軸2は、ターボファンエンジン1の前後方向に延びる。ファン3は、回転軸2の前部に接続され、回転軸2と共に回転する。圧縮機4、燃焼器5及びタービン6は、この順に前方から後方に向けて回転軸2に沿って並んでいる。ケーシング7は、回転軸2、圧縮機4、燃焼器5及びタービン6を収容している。ケーシング7及びファンケースアッセンブリ10は、回転軸2の回転軸線Lと一致する軸線を有する筒状物である。
ターボファンエンジン1は、例えば、二軸ガスタービンエンジンであるが、三軸ガスタービンエンジン等であってもよい。圧縮機4は、低圧圧縮機4aと、低圧圧縮機4aの後方に配置された高圧圧縮機4bとを有する。タービン6は、高圧タービン6bと、高圧タービン6bの後方に配置された低圧タービン6aとを有する。回転軸2は、低圧圧縮機4aを低圧タービン6aに連結する低圧軸2aと、高圧圧縮機4bを高圧タービン6bに連結する高圧軸2bとを有する。高圧軸2bは、内部に中空空間を有する筒状軸である。低圧軸2aは、高圧軸2bの中空空間に挿通されている。低圧タービン6aは、圧縮機4の前方に配置されたファン3に低圧軸2aを介して連結されている。
ファン3は、その径方向Yの外側から筒状のファンケースアッセンブリ10により覆われている。ファンケースアッセンブリ10は、回転軸線Lと一致する軸線を有する筒状物である。ケーシング7とファンケースアッセンブリ10との間には、円筒状のバイパス路が形成されている。ファン3により吸い込まれた空気は、このバイパス路を流れて後方に噴出されて推進力を発生する。なお、ファンケースアッセンブリ10は、図示しないアウターカバーにより径方向Yの外側から覆われる。
図2は、図1のファンケースアッセンブリ10の径方向から見た断面図である。図3は、図2のファンケースアッセンブリ10の軸線方向Xから見た正面図である。図2に示すように、ファンケースアッセンブリ10は、ファンケース11、パネルセット12、ラジアル弾性体13、第1アキシャル弾性体14、及び、第2アキシャル弾性体15を備える。ファンケース11は、回転軸線Lを軸心とした筒状を有し、ファン3を径方向Yの外方から囲む。具体的には、ファンケース11は、ファンケース本体20、前閉鎖板21及び後閉鎖板22を有する。
ファンケース本体20は、筒状を有する。前閉鎖板21及び後閉鎖板22は、その中心が回転軸線L上に位置する円環板である。なお、前閉鎖板21及び後閉鎖板22は、形状は特に限定されず、ファンケース本体20に固定できるものであればよい。前閉鎖板21は、ファンケース本体20の前端に締結具により着脱自在に固定されている。後閉鎖板22は、ファンケース本体20の後端に締結具により着脱自在に固定されている。前閉鎖板21及び後閉鎖板22は、ファンケース本体20の内周面20aよりも径方向Y内方に突出している。なお、前閉鎖板21又は後閉鎖板22の一方は、ファンケース本体20に着脱不能に固定されてもよい。
パネルセット12は、ファンケース本体20の内周面20aを被覆する筒状を有する。パネルセット12は、軸線方向Xの前方から後方に向けて並んだ複数のパネルを有する。例えば、パネルセット12は、ファントラックライナーパネル30、第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32を有する。ファントラックライナーパネル30は、ファン3(図1参照)に径方向Yの外方から対向する。第1吸音パネル31は、ファントラックライナーパネル30の軸線方向Xの一方側(前側)に配置されている。第2吸音パネル32は、ファントラックライナーパネル30の軸線方向Xの他方側(後側)に配置されている。
ファンケース11とパネルセット12とは、異なる材料により形成されている。ファンケース11の線膨張係数とパネルセット12の線膨張係数とは、互いに異なる。例えば、ファンケース11の線膨張係数が、パネルセット12の線膨張係数よりも小さい。具体的には、ファンケース11が繊維強化樹脂、金属などで形成され、パネルセット12が金属、樹脂、繊維強化樹脂などで形成され得る。前記繊維強化樹脂は、炭素繊維とエポキシ樹脂とで構成されるFRPが好適であるが、他のFRPであってもよい。前記金属は、アルミニウムが好適に用いられるが、他の金属であってもよい。なお、ファンケース11とパネルセット12は、同じ材料で形成されてもよく、ファンケース11の線膨張係数とパネルセット12の線膨張係数とは、同じであってもよい。
ファンケース11(ファンケース本体20)及びパネルセット12は、ラジアルギャップGrをあけて配置されている。ラジアルギャップGrは、ファンケース11の内周面とパネルセット12の外周面との間に形成された空間(空気層)である。
ファントラックライナーパネル30及び第1吸音パネル31は、第1アキシャルギャップGa1をあけて配置されている。ファントラックライナーパネル30及び第2吸音パネル32は、第2アキシャルギャップGa2をあけて配置されている。第1アキシャルギャップGa1及び第2アキシャルギャップGa2の各々は、空間(空気層)である。
ファントラックライナーパネル30、第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32の各々は、例えば、筒状を有する一体物である。但し、ファントラックライナーパネル30、第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32の各々は、筒状をなす複数の部品からなるもの(例えば、一対の半筒体を互いに係合して筒状にしたもの)であってもよく、C形断面を有する疑似筒状であってもよい。即ち、各パネル30~32は、全体として実質的に筒状であればよい。
ファントラックライナーパネル30の内周面は、第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32の内周面よりも耐摩耗性が低い材料で形成されている。即ち、ファントラックライナーパネル30の内周面にファン3が接触した際、ファントラックライナーパネル30が摩耗してファン3が保護される。第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32の各々は、その内周面に複数の吸音孔が形成され、各吸音孔にそれぞれ連通する複数の共鳴室を内部に有する。
例えば、ファントラックライナーパネル30、第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32の各々は、ハニカムパネルをアウタープレート及びインナープレートにより径方向Y両側から挟んだ構造としてもよい。その場合には、例えば、ファントラックライナーパネル30のインナーパネルは、第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32のインナーパネルよりも耐摩耗性が低い材料で形成され、第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32のインナーパネルには吸音孔が形成される。
ファンケース11は、例えば、繊維強化樹脂で形成され得る。吸音パネル31,32は、例えば、アルミニウムで形成され得る。ファントラックライナーパネル30のハニカムパネルは、例えば、メタ系アラミド繊維の隙間をエポキシで充填してなるもので形成され得る。この材料構成は単なる一例であり、これには限定されない。
ラジアル弾性体13は、ラジアルギャップGrに配置されている。ラジアル弾性体13は、ファンケース11とパネルセット12との間に配置されている。ラジアル弾性体13は、ファンケース11及びパネルセット12によって径方向Yに圧縮されている。ラジアル弾性体13は、径方向Yに弾性変形可能に構成されている。ラジアル弾性体13は、例えば、バネでもよいし、ゴム等の弾性材料からなる部材でもよい。ラジアル弾性体13は、パネルセット12の外周面において周方向Zに等間隔をあけて配置されている。ラジアル弾性体13は、パネルセット12の外周面において周方向Zに任意の間隔をあけて配置してもよい。
図2に示すように、第1アキシャル弾性体14は、第1アキシャルギャップGa1に配置されている。第1アキシャル弾性体14は、ファントラックライナーパネル30及び第1吸音パネル31との間に配置されている。第1アキシャル弾性体14は、ファントラックライナーパネル30及び第1吸音パネル31によって軸線方向Xに圧縮されている。第2アキシャル弾性体15は、第2アキシャルギャップGa2に配置されている。第2アキシャル弾性体15は、ファントラックライナーパネル30及び第2吸音パネル32との間に配置されている。第2アキシャル弾性体15は、ファントラックライナーパネル30及び第2吸音パネル32によって軸線方向Xに圧縮されている。第1アキシャル弾性体14及び第2アキシャル弾性体15は、軸線方向Xに弾性変形可能に構成されている。第1アキシャル弾性体14及び第2アキシャル弾性体15は、例えば、バネでもよいし、ゴム等の弾性材料からなる部材でもよい。
なお、図4(A)に示すように、前閉鎖板21及び第1吸音パネル31との間のアキシャルギャップGa3にアキシャル弾性体16を配置してもよい。また、図4(B)に示すように、後閉鎖板22及び第2吸音パネル32との間のアキシャルギャップGa4にアキシャル弾性体17を配置してもよい。即ち、アキシャル弾性体は、前閉鎖板21、第1吸音パネル31、ファントラックライナーパネル30、第2吸音パネル32及び後閉鎖板22から選ばれる互いに隣り合う少なくとも2つの要素の間に圧縮状態で配置されてもよい。
図5は、図2のラジアル弾性体13及びその近傍の拡大図である。なお、第1吸音パネル31に取り付けられるラジアル弾性体13も、ファントラックライナーパネル30に取り付けられるラジアル弾性体13も、第2吸音パネル32に取り付けられるラジアル弾性体13も、同じラジアル弾性体13を使用することができる。そのため、図5では、第1吸音パネル31に取り付けられるラジアル弾性体13について代表して説明する。なお、ラジアル弾性体13は、第1吸音パネル31、ファントラックライナーパネル30及び第2吸音パネル32の熱膨張差や加工公差などを考慮し、材料や形状などが互いに異なるものを使用することができる。
図5に示すように、ラジアル弾性体13は、取付部13aと、取付部13aに軸線方向Xに連続する弾性部13bとを有する。取付部13aは、第1吸音パネル31の取付孔31bを挿通する締結具B1によって第1吸音パネル31に締結されている。弾性部13bは、径方向Yに弾性変形可能に構成されている。弾性部13bは、第1吸音パネル31から径方向Y外方に向けた突出量が締結具B1よりも大きい。なお、取付部13aは、第1吸音パネル31に対して、接着剤などの他の手段で固定されてもよい。ラジアル弾性体13は、第1吸音パネル31に取り付けられる代わりに、ファンケース本体20に取り付けられてもよい。
ラジアル弾性体13は、例えば、軸線方向Xに延びた板バネである。取付部13aは、第1吸音パネル31の外周面31aに対応した形状(例えば、円弧形状)を有する。X-Y断面(図5の断面)において、弾性部13bは、径方向Yの外方に向けて突出する部分を少なくとも1つ有する。本実施形態では、弾性部13bは、アーチ状に突出する部分を1つ有する。弾性部13bの形状は、これに限られない。ラジアル弾性体13の軸線方向Xの両端のうち取付部13aと反対側の端部は、非固定の端部13cである。なお、端部13cは、第1吸音パネル31に固定されていてもよい。
弾性部13bは、ファンケース11のファンケース本体20に向けて先細りとなるテーパ形状を有する。弾性部13bは、取付部13aに連続するスロープ面13baを有する。スロープ面13baは、取付部13aに近づくにつれて徐々に第1吸音パネル31の外周面31aに近づく傾斜面である。
ファンケースアッセンブリ10の組立時には、前閉鎖板21が取り外されたファンケース本体20に対し、前方から第1吸音パネル31を挿入すると、スロープ面13baがファンケース本体20に押され、弾性部13bが径方向Yの内方に圧縮される。その際、ラジアル弾性体13の端部13cは、第1吸音パネル31の外周面31a上を軸線方向Xに摺動する。
第1吸音パネル31の外周面31aには、ラジアル弾性体13の端部13cに任意の距離をあけてストッパ31cが形成されている。ストッパ31cは、第1吸音パネル31の外周面31aから径方向Y外側に突出している。弾性部13bがファンケース本体20に押圧されたとき、端部13cがストッパ31cに近づくように軸線方向Xに摺動した後にストッパ31cに当接してその摺動が規制される。それにより、弾性部13bの弾性変形が制限され、ファンケース本体20が締結具B1に接触することが回避される。
ラジアル弾性体13の弾性部13bがファンケース本体20によって径方向Yの内方に押圧されることで、第1吸音パネル31は、ラジアル弾性体13によって、ファンケース本体20に対して径方向Yに弾性的に支持される。第1吸音パネル31は、ファンケース本体20に支持された状態においてファンケース本体20に対して径方向Yに近接又は離反可能となる。
図6(A)は、図2のVIa-VIa線断面視における第1アキシャル弾性体14及びその近傍の拡大図である。図6(B)は、図6(A)の第1アキシャル弾性体14及びその近傍を径方向から見た図面である。なお、第1アキシャル弾性体14と第2アキシャル弾性体15とは、互いに同じである。そのため、図6(A)(B)では、第1アキシャル弾性体14について代表して説明する。なお、アキシャル弾性体14、15は、第1吸音パネル31、ファントラックライナーパネル30、及び第2吸音パネル32の熱膨張差や加工公差などを考慮し、材料や形状などが互いに異なるものを使用してもよい。
図6(A)(B)に示すように、第1アキシャル弾性体14は、取付部14aと、取付部14aに周方向Zに連続する一対の弾性部14bとを有する。取付部14aは、ファントラックライナーパネル30の軸線方向Xの端面30aに形成された取付孔30bを挿通する複数の締結具B2によってファントラックライナーパネル30に締結されている。弾性部14bは、軸線方向Xに弾性変形可能に構成されている。弾性部14bは、ファントラックライナーパネル30の端面30aから軸線方向Xに向けた突出量が締結具B2よりも大きい。なお、取付部14aは、ファントラックライナーパネル30に対して、接着剤などの他の手段で固定されてもよい。第1アキシャル弾性体14は、ファントラックライナーパネル30に取り付けられる代わりに、第1吸音パネル31に取り付けられてもよい。
第1アキシャル弾性体14は、例えば、周方向Zに延びた板バネである。取付部14aは、ファントラックライナーパネル30の端面30aに沿った形状(例えば、平板形状)を有する。径方向Yから見て、弾性部14bは、軸線方向Xに向けて突出する部分を少なくとも1つ有する。本実施形態では、弾性部14bは、波板形状を有するが、弾性部14bの形状はこれに限られない。第1アキシャル弾性体14の周方向Zの両端部は、非固定の端部14cである。
ファンケースアッセンブリ10の組立時には、ファンケース本体20に前方から第1吸音パネル31を挿入すると、第1吸音パネル31の端面31dが第1アキシャル弾性体14の弾性部14bを軸線方向Xに押し、弾性部14bが軸線方向Xに圧縮される。その際、第1アキシャル弾性体14の端部14cは、ファントラックライナーパネル30の端面30a上を周方向Zに摺動する。
ファントラックライナーパネル30の端面30aには、第1アキシャル弾性体14の端部14cに距離をあけて周方向Zに対向するストッパ30cが形成されている。ストッパ30cは、ファントラックライナーパネル30の端面30aから軸線方向X前側に突出している。弾性部14bが第1吸音パネル31に押圧されたとき、端部14cがストッパ30cに近づくように周方向Zに摺動した後にストッパ30cに当接してその摺動が規制される。それにより、弾性部14bの弾性変形が制限され、第1吸音パネル31が締結具B2に接触することが回避される。
第1アキシャル弾性体14の弾性部14bは、第1吸音パネル31によって軸線方向Xに押圧される。そのため、ファントラックライナーパネル30は、第1吸音パネル31に対して軸線方向Xに近接又は離反可能となる。
以上に説明した構成によれば、ファンケース11、ファントラックライナーパネル30、第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32が、ラジアル弾性体13、第1アキシャル弾性体14及び第2アキシャル弾性体15によって、安定的に保持されるとともに、2つの部材間で弾性体が弾性変形することによって熱膨張差又は加工公差が吸収される。よって、ファンケースアッセンブリ10の応力集中又は振動といった問題の発生を防止できる。
特に、ファンケース11及びパネルセット12の線膨張係数が互いに異なる場合に、熱膨張差が好適に吸収される。また、ファンケース11及びパネルセット12の材料の選択自由度を向上させることができる。
また、弾性体13~15の弾性変形を制限するストッパ30c、31cを設けることができるので、弾性体13~15が過度に弾性変形して想定を超えた変位が発生することを防止できる。
また、ラジアル弾性体13の弾性部13bは、径方向Yに向けて先細りのテーパ形状を有するので、ファンケースアッセンブリ10の組立時においてファンケース11にパネルセット12を軸線方向Xに挿入でき、組立効率を向上させることができる。
また、ラジアル弾性体13の取付部13aは、パネルセット12の取付孔31bを挿通する締結具B1によってパネルセット12に取り付けられるので、ラジアル弾性体13を取り付けるための取付孔31bをファンケース11に設ける必要がなくなり、コンテインメント性能が要求されるファンケース11の強度低下を防止できる。
また、ラジアル弾性体13、第1アキシャル弾性体14及び第2アキシャル弾性体15を任意の位置に配置できるため、ファントラックライナーパネル30、第1吸音パネル31及び第2吸音パネル32を安定的に支持しながら、それらパネル30~32の熱膨張差又は加工公差を柔軟に吸収することができる。
図7は、図2のアキシャル弾性体14の周辺構造の変形例を示す断面図である。図7に示すように、本変形例では、第1アキシャル弾性体14を軸線方向Xに挟む2つの部材(例えば、ファントラックライナーパネル130及び第1吸音パネル131)には、互いを径方向Yに位置決めする構造140が設けられている。
位置決め構造140は、例えば、ファントラックライナーパネル130の端面130aの内周縁から軸線方向Xに突出した周状凸部130eを有する。周状凸部130eは、第1吸音パネル131の内周面に当接している。なお、周状凸部130eは、第1吸音パネル131から突出してもよい。
これにより、ファントラックライナーパネル130及び第1吸音パネル131は、互いに径方向Yに位置決めすることができる。また、周状凸部130eは、第1アキシャル弾性体14を径方向Yの内側から覆うことができる。なお、他の構成は前述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
図8は、第1変形例のラジアル弾性体113を示す図5相当の図面である。図8に示すように、第1変形例のラジアル弾性体113は、弾性材料(例えば、ゴム)からなる。ラジアル弾性体113は、一対の取付部113aと、一対の取付部113aの軸線方向Xの間に配置された弾性部113bとを有する。取付部113aは、第1吸音パネル31の取付孔31bを挿通する締結具B1によって第1吸音パネル31に締結されている。X-Y断面において、弾性部113bは、径方向Yの外方に向けて突出する部分を有する。弾性部113bは、第1吸音パネル31から径方向Y外方に向けた突出量が締結具B1よりも大きい。
弾性部113bは、ファンケース本体20に向けて先細りとなるテーパ形状を有する。弾性部113bは、取付部113aに連続するスロープ面113baを有する。スロープ面113baは、取付部113aに近づくにつれて徐々に第1吸音パネル31の外周面31aに近づく傾斜面である。
組立時には、前閉鎖板21が取り外されたファンケース本体20に対し、前方から第1吸音パネル31を挿入すると、スロープ面113baがファンケース本体20に押され、弾性部113bが径方向Yの内方に圧縮される。最終的には、弾性部113bは、その径方向Y外側の面においてファンケース本体20の内周面によって径方向Yの内方に圧縮される。ラジアル弾性体113では、その軸線方向Xの両端部(取付部113a)が締結具B1で第1吸音パネル31に固定されているため、ラジアル弾性体113が第1吸音パネル31の外周面で摩耗することが防止される。なお、他の構成は前述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
図9は、ラジアル弾性体13の第2変形例を示す図5相当の図面である。図9に示すように、第2変形例では、ラジアル弾性体13は、第1吸音パネル31の代わりにファンケース本体20に取り付けられている。この場合、ラジアル弾性体13は、スロープ面13baが第1吸音パネル31の挿入側(前側)に向くように配置してもよい。取付部13aは、弾性部13bに対して第1吸音パネル31の挿入側(前側)に配置してもよい。なお、他の構成は前述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
図10(A)は、第1変形例のアキシャル弾性体114を示す図6(A)相当の図面である。図10(B)は、第1変形例のアキシャル弾性体114を示す図6(B)相当の図面である。図10(A)(B)に示すように、アキシャル弾性体114は、環状の板バネである。アキシャル弾性体114は、環状の一部である取付部114aと、環状の残部である弾性部114bとを有する。取付部114aは、締結具B2によってファントラックライナーパネル30に締結されている。弾性部114bには、軸線方向Xから見て締結具B2を露出させる開口114cが形成されている。なお、取付部114aは、締結具B2によって第1吸音パネル31に締結されていてもよい。締結具B2は、弾性部114bによって覆われていてもよい。
第1アキシャル弾性体114は、締結具B2と第1吸音パネル31との間に弾性部114bが介在した状態で、第1吸音パネル31によって軸線方向Xに押圧される。アキシャル弾性体114は、弾性部114bが第1吸音パネル31の端面31dによって軸線方向Xに押されたとき、ファントラックライナーパネル30に対するアキシャル弾性体114の接触面積が増えるように弾性変形する。そのため、ファントラックライナーパネル30及び第1吸音パネル31でアキシャル弾性体114が摩耗することが防止される。なお、他の構成は前述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
図11(A)は、第2変形例のアキシャル弾性体214を示す図6(A)相当の図面である。図11(B)は、第2変形例のアキシャル弾性体214を示す図6(B)相当の図面である。図11(A)(B)に示すように、アキシャル弾性体214は、折り曲げ加工された板バネである。アキシャル弾性体214は、取付部214aと、取付部214aの周方向Zの両側に連続する一対の弾性部214bとを有する。
取付部214aは、例えば、平板状であり、締結具B2によってファントラックライナーパネル30に締結されている。また、取付部214aは、締結具B2によって第1吸音パネル31に締結されていてもよい。弾性部214bは、例えば、径方向Yから見た断面において、その一部がC形状又はU形状に湾曲していてもよい。弾性部214bは、締結具B2よりも軸線方向Xに向けて突出している。弾性部214bは、第1吸音パネル31の端面31dによって軸線方向Xに圧縮される。なお、他の構成は前述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
図12(A)は、第3変形例のアキシャル弾性体314を示す図6(A)相当の図面である。図12(B)は、第3変形例のアキシャル弾性体314を示す図6(B)相当の図面である。図12(A)(B)に示すように、アキシャル弾性体314は、折り曲げ加工された板バネである。アキシャル弾性体314は、一対の取付部314aと、一対の取付部314aの間に配置された中央弾性部314bと、一対の取付部314aの周方向Z外側に配置された側弾性部314cとを有する。
取付部314aは、例えば、平板状であり、締結具B2によってファントラックライナーパネル30に締結されている。また、取付部314aは、締結具B2によって第1吸音パネル31に締結されていてもよい。中央弾性部314bは、第1吸音パネル31側に突出するように湾曲している。側弾性部314cは、例えば、径方向Yから見た断面において、その一部がC形状又はU形状に湾曲していてもよい。中央弾性部314b及び側弾性部314cは、締結具B2よりも軸線方向Xに向けて突出している。中央弾性部314b及び側弾性部314cは、第1吸音パネル31の端面31dによって軸線方向Xに圧縮される。なお、他の構成は前述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
図13(A)は、第4変形例のアキシャル弾性体414を示す図6(A)相当の図面である。図13(B)は、第4変形例のアキシャル弾性体414を示す図6(B)相当の図面である。図13(A)(B)に示すように、アキシャル弾性体414は、弾性材料(例えば、ゴム)からなる。アキシャル弾性体414は、取付部414aと、取付部414aの周方向Zの両側に連続する一対の弾性部414bとを有する。取付部414aは、締結具B2によってファントラックライナーパネル30に締結されている。また、取付部414aは、締結具B2によって第1吸音パネル31に締結されていてもよい。弾性部414bは、締結具B2よりも軸線方向Xに向けて突出している。弾性部414bは、第1吸音パネル31の端面31dによって軸線方向Xに圧縮される。なお、他の構成は前述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
なお、本開示は前述した実施形態に限定されるものではなく、その構成を変更、追加、又は削除することができる。例えば、1つの実施形態中の一部の構成又は方法を他の実施形態に適用してもよく、実施形態中の一部の構成は、その実施形態中の他の構成から分離して任意に抽出可能である。ラジアル弾性体13又はアキシャル弾性体14、15の一方を廃止し、ラジアルギャップGr又はアキシャルギャップGa1、Ga2の一方を無くしてもよい。第1アキシャル弾性体14又は第2アキシャル弾性体15の一方を廃止し、第1アキシャルギャップGa1又は第2アキシャルギャップGa2の一方を無くしてもよい。アキシャル弾性体は、前閉鎖板21と第1吸音パネル31との間、及び/又は、後閉鎖板22と第2吸音パネル32との間に挟まれてもよい。
1 ターボファンエンジン
3 ファン
10 ファンケースアッセンブリ
11 ファンケース
12 パネルセット
13,113 ラジアル弾性体
13a,113a 取付部
13b,113b 弾性部
14,114,214,314,414 第1アキシャル弾性体
14a,114a,214a,314a,414a 取付部
14b,114b,214b,314b,314c,414b 弾性部
15 第2アキシャル弾性体
20 ファンケース本体
21 前閉鎖板
22 後閉鎖板
30,130 ファントラックライナーパネル
30c ストッパ
31,131 第1吸音パネル
31c ストッパ
32 第2吸音パネル
Gr ラジアルギャップ
Ga1 第1アキシャルギャップ
Ga2 第2アキシャルギャップ
B1,B2 締結具
L 回転軸線
X 軸線方向
Y 径方向
Z 周方向

Claims (7)

  1. ターボファンエンジンのファンを径方向外方から囲む筒状のファンケースと、
    前記ファンケースに対して全体的にラジアルギャップをあけて配置された状態で前記ファンケースの内周面を被覆する筒状のパネルセットであって、前記ターボファンエンジンの軸線方向に並んだ複数のパネルを有するパネルセットと、
    前記ファンケース及び前記複数のパネルから選ばれる2つの部材によって圧縮された少なくとも1つの弾性体と、を備え
    前記ファンケース及び前記パネルセットの線膨張係数は、互いに異なり、
    前記少なくとも1つの弾性体は、前記ファンケース及び前記パネルセットによって径方向に圧縮されたラジアル弾性体を含む、ターボファンエンジンのファンケースアッセンブリ。
  2. ターボファンエンジンのファンを径方向外方から囲む筒状のファンケースと、
    前記ファンケースの内周面を被覆する筒状のパネルセットであって、前記ターボファンエンジンの軸線方向に並んだ複数のパネルを有するパネルセットと、
    前記ファンケース及び前記複数のパネルから選ばれる2つの部材によって圧縮された少なくとも1つの弾性体と、を備え、
    前記少なくとも1つの弾性体は、前記複数のパネルによって前記軸線方向に圧縮された少なくとも1つのアキシャル弾性体を含み、
    前記複数のパネルは、
    第1吸音パネルと、
    第2吸音パネルと、
    前記軸線方向において前記第1吸音パネルと前記第2吸音パネルとの間に配置され、前記径方向において前記ファンに対向するファントラックライナーパネルと、を含み、
    前記少なくとも1つのアキシャル弾性体は、
    前記ファントラックライナーパネル及び前記第1吸音パネルによって前記軸線方向に圧縮された第1アキシャル弾性体と、
    前記ファントラックライナーパネル及び前記第2吸音パネルによって前記軸線方向に圧縮された第2アキシャル弾性体と、を含む、ターボファンエンジンのファンケースアッセンブリ。
  3. ターボファンエンジンのファンを径方向外方から囲む筒状のファンケースと、
    前記ファンケースの内周面を被覆する筒状のパネルセットであって、前記ターボファンエンジンの軸線方向に並んだ複数のパネルを有するパネルセットと、
    前記ファンケース及び前記複数のパネルから選ばれる2つの部材によって圧縮された少なくとも1つの弾性体と、を備え、
    前記ファンケースは、前記パネルセットの径方向外側に配置されたファンケース本体と、前記パネルセットの前記軸線方向の前端及び後端に配置されて前記ファンケース本体に固定された前閉鎖板及び後閉鎖板と、を有し、
    前記少なくとも1つの弾性体は、前記前閉鎖板、前記複数のパネル及び前記後閉鎖板から選ばれる互いに隣り合う2つの要素によって前記軸線方向に圧縮された少なくとも1つのアキシャル弾性体を含み、
    前記複数のパネルは、
    前記前閉鎖板に対して前記軸線方向に対向する第1パネルと、
    前記後閉鎖板に対して前記軸線方向に対向する第2パネルと、を含み、
    前記少なくとも1つのアキシャル弾性体は、前記前閉鎖板及び前記第1パネルによって前記軸線方向に圧縮された、又は、前記後閉鎖板及び前記第2パネルによって前記軸線方向に圧縮されたアキシャル弾性体を含む、ターボファンエンジンのファンケースアッセンブリ。
  4. 前記2つの部材の一方は、前記弾性体の弾性変形を制限するストッパを有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のターボファンエンジンのファンケースアッセンブリ。
  5. 前記ラジアル弾性体は、前記パネルセット又は前記ファンケースの一方に取り付けられる取付部と、前記パネルセット又は前記ファンケースの他方によって径方向に圧縮される弾性部と、を有し、
    前記弾性部は、テーパ形状を有する、請求項に記載のターボファンエンジンのファンケースアッセンブリ。
  6. 前記パネルセットは、取付孔を有し、
    前記ラジアル弾性体の前記取付部は、前記パネルセットの前記取付孔を挿通する締結具によって前記パネルセットに取り付けられる、請求項5に記載のターボファンエンジンのファンケースアッセンブリ。
  7. 前記少なくとも1つの弾性体は、前記複数のパネルによって前記軸線方向に圧縮された少なくとも1つのアキシャル弾性体を含む、請求項1に記載のターボファンエンジンのファンケースアッセンブリ。
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