JP7445108B1 - 仲介装置、仲介方法、コンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザと人工知能との会話における不自然な広告挿入を抑制する。【解決手段】ユーザと人工知能との間の会話を仲介する仲介装置は、1つ以上の話題を話題情報として人工知能に送信する。話題情報に基づいて、ユーザとの会話が1つ以上の話題のいずれかを含む会話である指定会話であることが人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、指定会話に関連する訴求対象の商品を選択する。選択した訴求対象の商品をユーザに訴求するための訴求情報を会話に挿入するための挿入処理を実行する。【選択図】図3

Description

本開示は仲介装置に関する。
ユーザから入力されたテキスト又は音声に対する応答を行って、ユーザと会話を行う人工知能(Artificial Intelligence、AI)が知られている。
例えば、特許文献1には、利用者が利用している様々なソーシャル・ネットワーキング・サービスからデータを取得し、データベースに蓄積することで、人工知能が利用者の思考を学習し、利用者からの質問に対する適切な回答を提供するシステムが開示されている。
特許第6831522号公報
本発明者らは、ユーザと人工知能との会話に、広告を挿入することを考えている。しかしながら、挿入する広告と会話の文脈との関連性が低い場合、唐突で不自然に広告が挿入される可能性がある。
本開示の一局面は、ユーザと人工知能との会話における不自然な広告挿入を抑制することにある。
本開示の一態様は、ユーザと人工知能との間の会話を仲介する仲介装置であって、受信部と、制御部と、を備える。受信部は、プラットフォームを介して入力されるユーザからの入力文を受信するように構成される。制御部は、受信部が受信した入力文を人工知能に転送し、入力文に対する応答として人工知能により生成された生成文をプラットフォームに出力するように構成される。
制御部は、更に、1つ以上の話題を話題情報として人工知能に送信する。話題情報に基づいて、ユーザとの会話が1つ以上の話題のいずれかを含む会話である指定会話であることが人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、指定会話に関連する訴求対象の商品を選択する。選択した訴求対象の商品をユーザに訴求するための訴求情報を会話に挿入するための挿入処理を実行する。
このような構成によれば、ユーザと人工知能との会話における不自然な広告挿入を抑制することができる。
本開示の一態様では、挿入処理は、入力文に対する応答として訴求情報を含む文を生成するように、人工知能に指示する処理であってもよい。
本開示の一態様では、制御部は、生成文として訴求情報を含む文を人工知能から取得した場合、訴求対象の商品に関連する説明文、画像、ウェブサイトへのリンク、及び広告クリエイティブの少なくとも1つを含む情報を、訴求情報を含む文に付加してプラットフォームに出力してもよい。
このような構成によれば、人工知能から得られた訴求情報を含む生成文に更に追加の訴求情報を付加することができる。
本開示の一態様では、制御部は、1つ以上の話題のいずれかに会話を誘導するように人工知能に指示するように構成されてもよい。
このような構成によれば、商品の訴求情報を広告として会話に自然に挿入できる可能性を高めることができる。
本開示の一態様では、誘導は、ユーザが肯定的応答及び否定的応答の2つのいずれかによって回答可能な誘導であってもよい。
このような構成によれば、誘導対象の話題から訴求対象の商品へと会話を誘導することが容易になる。
本開示の一態様では、制御部は、重み付けされた複数の話題の中から、1つ以上の話題を重み付けに対応する確率で選択し、選択した1つ以上の話題を、話題情報として、人工知能に送信してもよい。
このような構成によれば、より訴求したい商品を訴求対象の商品として選択する確率を高めることができる。
本開示の一態様では、制御部は、指定会話に含まれるキーワードに基づき、訴求対象の商品を選択してもよい。
本開示の一態様では、1つ以上の商品のそれぞれには、キーワードが関連付けられていてもよい。制御部は、1つ以上の商品のうち、指定会話に含まれるキーワードに関連付けられた商品を、訴求対象の商品として選択してもよい。
本開示の一態様では、1つ以上の話題のそれぞれには、1つ以上の商品が関連付けられていてもよい。制御部は、会話が指定会話であることが人工知能から通知されたことを条件に、指定会話に含まれる話題に関連付けられた1つ以上の商品の中から、訴求対象の商品を選択してもよい。
本開示の一態様では、制御部は、人工知能と会話するユーザの属性に関する属性情報を、人工知能及びプラットフォームの少なくとも一方から取得してもよい。また、制御部は、取得した属性情報から特定されるユーザの属性を加味して、訴求対象の商品を選択してもよい。
このような構成によれば、ユーザに対してより訴求力の高い商品を訴求対象の商品として選択することができる。
本開示の一態様では、制御部は、1つ以上の第1の話題を、第1の話題情報として人工知能に送信してもよい。また、制御部は、第1の話題情報に基づいて、ユーザとの会話が1つ以上の第1の話題のいずれかを含む会話である第1の指定会話であることが人工知能から通知されたことを条件に、第1の指定会話に含まれる話題に関連する1つ以上の第2の話題を、第2の話題情報として人工知能に送信してもよい。また、制御部は、第2の話題情報に基づいて、ユーザとの会話が1つ以上の第2の話題のいずれかを含む会話である第2の指定会話であることが人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、第2の指定会話に関連する訴求対象の商品を選択してもよい。
このような構成によれば、話題の遷移に基づく広告挿入を実現でき、ユーザと人工知能との会話における不自然な広告挿入を抑制することができる。
本開示の一態様では、制御部は、第2の指定会話に含まれるキーワードに基づき、訴求対象の商品を選択してもよい。
本開示の一態様では、1つ以上の商品のそれぞれには、キーワードが関連付けられていてもよい。制御部は、1つ以上の商品のうち、第2の指定会話に含まれるキーワードに関連付けられた商品を、訴求対象の商品として選択してもよい。
本開示の一態様では、制御部は、複数の話題の中から、第1の誘導対象の話題を選択し、第1の誘導対象の話題に会話を誘導するように指示する情報とともに、第1の誘導対象の話題を人工知能に送信してもよい。また、制御部は、第1の誘導対象の話題を送信した後、第1の誘導対象の話題へ会話を誘導することに人工知能が失敗したか否かを判定してもよい。また、制御部は、失敗したと判定すると、複数の話題の中から、第1の誘導対象の話題とは異なる話題を第2の誘導対象の話題として選択し、第2の誘導対象の話題に会話を誘導するように指示する情報とともに、第2の誘導対象の話題を人工知能に送信してもよい。
このような構成によれば、商品の訴求情報を広告として会話に自然に挿入できる可能性を高めることができる。
本開示の一態様では、1つ以上の話題のそれぞれに対して、話題に関連する1つ以上の商品を関連付けるテーブルを保持するように構成される記憶部を更に備えてもよい。制御部は、テーブルに基づいて、訴求対象の商品を選択してもよい。
このような構成によれば、ユーザと人工知能との会話における不自然な広告挿入を抑制することができる。
本開示の一態様では、テーブルには、複数の話題が登録されていてもよい。制御部は、テーブルに登録された複数の話題の中から、1つ以上の話題を選択して、選択した1つ以上の話題を話題情報として送信してもよい。
本開示の一態様は、ユーザと人工知能との間の会話を仲介する仲介装置であって、受信部と、制御部と、を備える。受信部は、プラットフォームを介して入力されるユーザからの入力文を受信する。制御部は、受信部が受信した入力文を人工知能に転送し、入力文に対する応答として人工知能により生成された生成文をプラットフォームに出力するように構成される。また、制御部は、更に、1つ以上の話題を話題情報として人工知能に送信する。話題情報に基づいて人工知能から、ユーザとの会話が1つ以上の話題のいずれかになったことを示す通知を受信すると、1つ以上の商品の中から、通知に対応する話題に関連する訴求対象の商品を選択する。選択した訴求対象の商品をユーザに訴求するための訴求情報を会話に挿入するための挿入処理を実行する。
本開示の一態様では、上述の仲介装置に対応する仲介方法が提供されてもよい。
本開示の一態様では、コンピュータによって実行される、ユーザと人工知能との間の会話を仲介する仲介方法が提供されてもよい。仲介方法は、プラットフォームを介して入力されるユーザからの入力文を受信することと、受信した入力文を人工知能に転送し、入力文に対する応答として人工知能により生成された生成文をプラットフォームに出力することと、1つ以上の話題を話題情報として人工知能に送信することと、話題情報に基づいて、ユーザとの会話が1つ以上の話題のいずれかを含む指定会話であることが人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、指定会話に関連する訴求対象の商品を選択することと、選択した訴求対象の商品をユーザに訴求するための訴求情報を会話に挿入するための挿入処理を実行することと、を含む。この仲介方法によれば、上述した仲介装置と同様の効果を奏する。
本開示の一態様では、仲介方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムが提供されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録され得る。
会話システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態における、話題のリスト及び商品リストの一例を示す図である。 第1実施形態における、仲介処理のフローチャートである。 第2実施形態における、テーブルの一例を示す図である。 第2実施形態における、ユーザから話題が提示された場合における、仲介処理のフローチャートである。 第2実施形態における、ユーザから話題が提示された場合における、ユーザと人工知能との会話及び仲介装置の処理の一例を示す図である。 第2実施形態における、人工知能から話題を提示した場合における、仲介処理のフローチャートである。 第2実施形態における、人工知能から話題を提示した場合における、ユーザと人工知能との会話及び仲介装置の処理の一例を示す図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す会話システム1は、ユーザからユーザ端末2に入力されたテキストや音声等に対し、プラットフォーム3及び仲介装置4を介して人工知能5が応答を行うことにより、ユーザが人工知能5と会話を行うシステムである。
会話システム1は、ユーザ端末2と、プラットフォーム3と、仲介装置4と、人工知能5と、を備える。ユーザ端末2は、プラットフォーム3と通信可能に構成されている。プラットフォーム3は、ユーザ端末2及び仲介装置4と通信可能に構成されている。仲介装置4は、プラットフォーム3及び人工知能5と通信可能に構成されている。ユーザ端末2、プラットフォーム3、仲介装置4及び人工知能5の少なくとも1つは、クラウドネットワーク上で動作するように構成されてもよい。
ユーザ端末2は、ユーザからテキストや音声等の入力を受け付ける端末である。ユーザ端末2の一例として、パソコンやスマートフォン等がある。
ユーザは、ユーザ端末2が備えるキーボード、タッチパネル、マイク等を介してテキストや音声等を入力することができる。以下、ユーザからユーザ端末2に入力されたテキスト(音声を入力した場合は、音声をテキストに変換したもの。)を、入力文という。入力文は、ユーザ端末2からプラットフォーム3へと送信される。
プラットフォーム3は、ユーザ端末2にインストールされるアプリケーションと連携し、メッセージ配信やチャットボット機能を実現するサーバである。プラットフォーム3の一例として、LINEプラットフォームがある。LINEは、登録商標である。
プラットフォーム3は、ユーザ端末2から受信した入力文を仲介装置4に送信し、入力文に対する応答として人工知能5により生成されたテキスト(以下、生成文という。)を仲介装置4から受信する。入力文及び生成文は、プラットフォーム3を通じて、ユーザ端末2にインストールされたアプリケーション上に表示される。
仲介装置4は、ユーザと人工知能5との間の会話を仲介する装置である。仲介装置4は、プラットフォーム3から受信した入力文を人工知能5に送信し、人工知能5から受信した生成文をプラットフォーム3に送信する。プラットフォーム3に送信された生成文は、ユーザ端末2で表示される。
仲介装置4は、入力文を人工知能5に送信するとき又は生成文をプラットフォーム3に送信するとき、任意の内容を付加して送信することができる。例えば、仲介装置4は、入力文を人工知能5に送信するとき、人工知能5に対する指示文を併せて人工知能5に送信することができる。
例えば、仲介装置4は、入力文を人工知能5に送信するとき、入力文に対する応答として人工知能5に対してどのような生成文を生成してほしいかを、指示文の送信を通じて付加的に指示することができる。あるいは、仲介装置4は、生成文をプラットフォーム3に送信するとき、所定の商品を訴求するための情報(以下、訴求情報という。)を生成文に付加することができる。
一例として、仲介装置4は、「ユーザと会話しながら、ユーザから「身体の痛み」に関する悩みを自然に引き出してください。」と人工知能5に指示することができる。あるいは、仲介装置4は、生成文に、訴求対象の商品を表す商品名等の文字列が含まれていた場合、対応する商品の説明、商品の画像、商品を紹介するウェブサイトへのリンク等を付加したものを、プラットフォーム3に送信することができる。訴求対象である商品は、有形である財及び無形であるサービスの双方を含む。
仲介装置4は、プロセッサ41と、メモリ42と、ストレージ43と、通信インタフェース44と、を備える。
プロセッサ41は、ストレージ43に記録されたコンピュータプログラムに従う処理を実行するように構成される。
メモリ42は、プロセッサ41による処理実行時に作業領域として使用される。メモリ42の一例として、RAMがある。
ストレージ43は、プロセッサ41により実行されるコンピュータプログラムのほか、各種データを保持する。ストレージ43の一例として、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等がある。
ストレージ43が保持する各種データには、訴求対象である1つ以上の商品のそれぞれに関する1つ以上の話題を含むリスト6が含まれている。図2は、リスト6の一例を表しており、リスト6は、話題として、「料理」、「健康」、「運動」、「恋愛」、「ゲーム」を少なくとも含んでいる。
通信インタフェース44は、インターネット等の広域ネットワークを通じて外部システムと通信可能に構成される。仲介装置4は、通信インタフェース44を通じて、プラットフォーム3及び人工知能5と通信可能に構成される。
人工知能5は、大規模言語モデル(Large Language Model、LLM)に基づいて深層学習等の機械学習によって構築された、ユーザと自然な会話を行うことができるチャットボットである。人工知能5の一例として、OpenAI社のChatGPT(国際登録商標)がある。人工知能5は、仲介装置4から入力文が入力されると、当該入力文に対する応答として生成文を生成し、仲介装置4に送信する。人工知能5は、仲介装置4から入力文に加えて指示が入力された場合、指示に基づいて生成文を生成する。
[1-2.処理]
プロセッサ41が実行する仲介処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
プロセッサ41は、ユーザからユーザ端末2及びプラットフォーム3を介して送信された入力文を通信インタフェース44が受信すると、会話が開始されたとみなして図3に示す仲介処理を開始する。
まず、S100で、プロセッサ41は、人工知能5にリスト6の内容を送信する。S100の処理は、会話が開始される前に実行されていてもよい。
続いて、S105で、プロセッサ41は、通信インタフェース44が受信した入力文を取得する。
続いて、S110で、プロセッサ41は、通信インタフェース44を介して、入力文がリスト6に含まれる話題のいずれかを含む入力文(以下、指定会話という。)であるかを通知するよう人工知能5に指示する。プロセッサ41は、通知には、会話の話題がリスト6に含まれる話題のいずれの話題になったかを特定できる情報を含むよう人工知能5に指示する。指示を受けた人工知能5は、入力文が指定会話である場合、入力文が指定会話であることを仲介装置4に通知する。
プロセッサ41は、プロセッサ41から人工知能5に送信されるリスト6に含まれる話題が1つの場合、通知には、会話の話題を特定できる情報の代わりに、入力文の話題が人工知能5に送信したリスト6に含まれる話題になったことを判別できる情報を含むよう人工知能5に指示してもよい。仲介装置4は、当該情報を含む通知を受信した場合、ストレージ43に保持されているリスト6に基づいて会話の話題を特定する。
一例として、プロセッサ41は、人工知能5に入力文を送信し、入力文に関する話題がリスト6に含まれている話題であるか否かを特定するよう人工知能5に指示することができる。例えば、プロセッサ41は、入力文が「最近寝不足なんだよね」である場合、人工知能5に「次の入力文の話題が、「料理」、「健康」、「運動」、「恋愛」、「ゲーム」のいずれかであるかを特定してください。特定できた場合は、「入力文は指定会話である」と回答してください。入力文「最近寝不足なんだよね」。」という指示を出すことができる。人工知能5は、この指示に対する応答として、入力文の話題が「健康」であると特定し、入力文が指定会話であることを仲介装置4に通知することができる。
あるいは、人工知能5としてChatGPT(国際登録商標)が用いられる場合、プロセッサ41は、ChatGPTのFunction Calling機能を利用することによって、人工知能5に、入力文に関する話題を特定し、かつ、入力文が指定会話であることを通知するよう指示してもよい。Function Calling機能は、関数プログラム(以下、関数)が人工知能5に入力されている状態で、人工知能5が必要に応じて入力に関連する関数を呼び出し、関数の出力結果を入力に対する応答として生成するテキストに適用する機能である。関数には、その関数がどのような機能であるかを説明する説明情報が記載されている。例えば、説明情報として「現在の会話の話題を特定します。」及び「会話の話題をリストから選択します。」という情報と、「料理」、「健康」、「運動」、「恋愛」、「ゲーム」をリストとして有するパラメータと、を備える関数が、入力文及び入力文の話題を特定するよう指示する情報とともに人工知能5に入力されてもよい。このとき、人工知能5は、入力文の話題が特定できた場合、当該関数を呼び出して入力文の話題を特定し、入力文が指定会話であるか否かを仲介装置4に通知する。
続いて、S115で、プロセッサ41は、人工知能5からの通知に基づき、入力文が指定会話であるか否かを判定する。
プロセッサ41は、S115で入力文が指定会話でないと判定した場合(S115:NO)、S120へ移行する。S120で、プロセッサ41は、人工知能5に入力文を送信するとともに、誘導対象の話題としてリスト6から選択した話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する。話題を選択する方法は特に限定されず、例えば、話題がランダムに選択されてもよい。プロセッサ41は、誘導対象の話題として、1つ以上の話題を選択することができる。
プロセッサ41は、誘導対象の話題へと会話を誘導するとき、ユーザが肯定的応答及び否定的応答の2つのいずれかによって回答可能な誘導を行うよう人工知能5に指示してもよい。例えば、誘導対象の話題へと誘導する生成文は、ユーザが「はい」又は「いいえ」で回答できる疑問文となるように指示してもよい。人工知能5に指示する内容の一例として、「会話が「健康」の話題となるよう会話を誘導してください。誘導は「はい」又は「いいえ」で回答できる疑問文となるようにしてください。」という文言を含む指示文としてもよい。この指示に従って、人工知能5は、生成文として、話題を「健康」の話題に誘導可能な内容を含む、入力文に対する応答文を生成することができる。
続いて、S125で、プロセッサ41は、人工知能5から生成文を受信し、通信インタフェース44を介してプラットフォーム3に送信した後、S105に戻る。
一方、プロセッサ41は、S115で入力文が指定会話であると判定した場合(S115:YES)、S130へ移行する。S130で、プロセッサ41は、訴求対象である1つ以上の商品の中から、指定会話である入力文に関連する訴求対象の商品を選択する。
商品選択のために、仲介装置4は、図2に示すリスト6に列挙される話題に関して、話題毎に、対応する話題に関連する1つ以上の商品を、話題関連商品群として説明する商品リスト6Pを、ストレージ43に記憶することができる。互いに異なる話題の商品リストには、同一の商品が含まれていてもよい。図2に例示するように、話題「運動」に対しては、話題関連商品群として、「テニスラケット」「ゴルフクラブ」を含む「運動」に関連する複数の商品を説明する商品リストが用意され得る。
プロセッサ11は、例えば、指定会話の話題が「運動」である場合、話題「運動」に関連する商品リストに含まれる「テニスラケット」及び「ゴルフクラブ」を含む話題関連商品群の中から訴求対象の商品を一つ選択することができる。選択する方法は特に限定されず、例えば、ランダムに訴求対象の商品が選択されてもよい。
あるいは、人工知能5と会話するユーザの属性を加味して訴求対象の商品が選択されてもよい。
このために、プロセッサ41は、ユーザの属性に関する属性情報を、仲介装置4及び人工知能5の少なくとも1つから取得することができる。プロセッサ41は、取得した属性情報から特定されるユーザの属性を加味して、訴求対象の商品を、対応する話題の商品リストから選択することができる。属性情報の一例として、ユーザの性別や年齢等がある。
商品リストは、商品毎に、対応する商品に関するターゲット属性の情報を有することができる。ここでいうターゲット属性は、商品の訴求先として重視する消費者の属性を意味すると理解されてよい。ターゲット属性は、対応する消費者の年齢層及び性別で表現され得る。プロセッサ41は、ユーザの属性と、各商品のターゲット属性との比較に基づいて、ユーザの属性との一致度の高いターゲット属性が設定された商品を優先的に訴求対象の商品として選択するように、話題関連商品群の中から、訴求対象の商品を選択することができる。
属性情報を用いれば、例えば、同じ話題に対して男性用の商品と女性用の商品とが訴求対象の商品としてある場合、プロセッサ41は、ユーザの性別に合わせた商品を訴求対象の商品として選択することができる。
図2に示す例によれば、「テニスラケット」には、ターゲット属性として「20代女性」が関連付けられ、「ゴルフクラブ」には、ターゲット属性として「40代男性」が関連付けられる。この場合、ユーザが「40代男性」であるとき、「テニスラケット」「ゴルフクラブ」を含む話題関連商品群の中から、「40代男性」に関心の高い「ゴルフクラブ」を訴求対象の商品に選択することができる。
プロセッサ41は、人工知能5から属性情報を取得する場合、例えば、入力文によってユーザの属性に関する属性情報を推定するよう人工知能5に指示して、人工知能5から取得してもよい。プロセッサ41は、プラットフォーム3から属性情報を取得する場合、例えば、プラットフォーム3に登録されているユーザのアカウント情報から属性情報を取得してもよい。
続いて、S135で、プロセッサ41は、選択した訴求対象の商品の訴求情報を入力文に挿入するための挿入処理を実行し、S125に移行する。訴求情報の一例として、訴求対象の商品に関する説明文、画像、ウェブサイトへのリンク、広告クリエイティブ等がある。挿入処理は、例えば、プロセッサ41が人工知能5に入力文を送信するとともに、選択した訴求対象の商品の訴求情報を含む文を入力文に対する応答として生成するよう人工知能5に指示する処理である。あるいは、プロセッサ41は、挿入処理として、S135からS125に移行した場合、人工知能5から取得した生成文に、更に他の訴求情報を付加してからプラットフォーム3に送信してもよい。例えば、プロセッサ41は、人工知能5に入力文を送信するとともに、S135で人工知能5に訴求対象の商品の名称を含む文を生成するよう指示し、S125で取得した生成文に当該商品の名称が含まれていた場合、当該商品の説明文や画像等を付加してプラットフォーム3に送信してもよい。
このようにして、プロセッサ41は、会話の話題がリスト6に含まれていれば、商品の訴求情報を会話に挿入するための処理を実行する。
[1-3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)プロセッサ41は、入力文が指定会話である場合、訴求対象である1つ以上の商品の中から、指定会話である入力文の話題に関連する訴求対象の商品を選択する。プロセッサ41は、人工知能5に入力文を送信するとともに、訴求対象の商品の訴求情報を含む文を生成するよう人工知能5に指示する。プロセッサ41は、人工知能5から生成文を受信し、通信インタフェース44を介してプラットフォーム3に送信する。
このような構成によれば、会話の話題によらず商品を訴求するよりも、会話の話題に関連する商品を訴求することができる。このため、ユーザと人工知能5との会話における不自然な広告挿入を抑制することができる。
(1b)プロセッサ41は、入力文が指定会話でない場合、人工知能5に入力文を送信するとともに、誘導対象の話題としてリスト6から選択したいずれかの話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する。
このような構成によれば、話題の誘導を行わない場合よりも、会話の話題が商品に関連する話題になる可能性が高くなる。このため、商品の訴求情報を広告として会話に自然に挿入できる可能性を高めることができる。
(1c)プロセッサ41は、誘導対象の話題へと会話を誘導するとき、ユーザが肯定的応答及び否定的応答の2つのいずれかによって回答可能な誘導を行うよう人工知能5に指示してもよい。
このような構成によれば、ユーザが関心のある話題を特定することが容易になるため、誘導対象の話題から訴求対象の商品へと会話を誘導することが容易になる。
(1d)プロセッサ41は、ユーザの属性に関する属性情報を取得し、属性情報から特定されるユーザの属性を加味して、訴求対象の商品を選択する。
このような構成によれば、ユーザの属性により関連する商品を訴求対象の商品として選択することができる。
(1e)リスト6には、訴求対象である1つ以上の商品のそれぞれに関する1つ以上の話題が含まれている。
このような構成によれば、リスト6に含まれる話題が多いほど、これまでの会話に近い話題に誘導できる可能性が高くなる。このため、ユーザと人工知能5との会話における不自然な広告挿入をより抑制することができる。
[1-4.用語間の対応関係]
上記実施形態では、入力文は、会話の一例に相当し、通信インタフェース44は、受信部の一例に相当し、プロセッサ41は、制御部の一例に相当し、リスト6は、話題情報の一例に相当し、商品リスト6Pは、1つ以上の話題のそれぞれに関連付けされる1つ以上の商品の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
[2-1.構成]
第2実施形態において、会話システム1の基本的な構成は、第1実施形態と同様である。以下では、第2実施形態の会話システム1が有する、第1実施形態とは異なる構成を選択的に説明する。第2実施形態において、第1実施形態と同じ符号が付された構成は、以下で記載がないものについては第1実施形態と同一の構成であると理解されてよい。
ストレージ43が保持する各種データには、訴求対象である1つ以上の商品のそれぞれに関する1つ以上の話題と、当該商品に関する1つ以上のキーワードと、を関連付けるテーブル7が含まれる。テーブル7には、各商品に関する話題及びキーワードのほか、各商品に関する説明文、画像、ウェブサイトへのリンク、及び広告クリエイティブの少なくとも1つのデータが含まれる。キーワードの一例として、訴求対象の商品によって解決できるユーザの悩みやニーズ等がある。各キーワードに関連するユーザの悩みやニーズ等は、テーブル7において各キーワードと関連付けられていてもよい。
図4に示す例示的なテーブル7は、訴求対象の商品として調味料A、医薬品B、運動靴Cのそれぞれに対応するレコードを含む。ここでいう訴求対象の商品は、例えば商品名や商品コードで区別される商品である。例えば、調味料Aは、商品名で区別される調味料の一商品であり得る。
テーブル7における調味料Aのレコードは、話題として「料理」、「自炊」、「献立」を、キーワードとして「レシピ」、「作り方」を、説明文として「料理にアクセントが加わり旨味を引き出してくれる。」を、画像として調味料Aの画像aを、リンクとして調味料Aに関するウェブサイトへのリンク「https://xxx.com」を、それぞれ含む。
テーブル7における医薬品Bのレコードは、話題として「健康」、「身体の痛み」を、キーワードとして「腰痛」、「肩こり」を、説明文として「腰痛や肩こりに効く。肌に優しい。筋肉痛、関節痛にも使える。」を、画像として医薬品Bの画像aを、リンクとして医薬品Bに関するウェブサイトへのリンク「https://yyy.com」を、それぞれ含む。話題「身体の痛み」は、ユーザの悩みとしてもよい。
テーブル7における運動靴Cのレコードは、話題として「運動」、「スポーツ」を、キーワードとして「ランニング」を、説明文として「軽量で通気性に優れ、衝撃吸収力が高く足への負担が少ない。」を、画像として運動靴Cの画像cを、リンクとして運動靴Cに関するウェブサイトへのリンク「https://zzz.com」を、それぞれ含む。
テーブル7には、各商品ごとに異なる話題が登録されてもよいし、同じ話題が登録されてもよい。例えば、訴求対象の商品として調味料A、調味料Dがある場合、調味料A及び調味料Dに関連付けられる話題は一部又は全部重複してもよい。換言すれば、1つの話題に対し、複数の訴求情報の商品が関連付けられていてもよい。
人工知能5には、テーブル7の内容があらかじめ入力されている。あるいは、テーブル7へのポインタ(換言すれば、ストレージ43におけるテーブル7が記録されているアドレス)が入力されている。このため、人工知能5は、いつでもテーブル7の内容を参照できる。
[2-2.処理]
[2-2-1.ユーザから話題が提示された場合における仲介処理]
プロセッサ41が実行する仲介処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
プロセッサ41は、ユーザからユーザ端末2及びプラットフォーム3を介して送信された入力文を通信インタフェース44が受信すると、図5に示す仲介処理を開始する。
まず、S200で、プロセッサ41は、通信インタフェース44が受信した入力文を取得する。
続いて、S205で、プロセッサ41は、通信インタフェース44を介して、入力文がテーブル7に含まれる話題のいずれかを含む入力文(以下、指定会話という。)であるかを通知するよう人工知能5に指示する。指示を受けた人工知能5は、入力文が指定会話である場合、入力文が指定会話であることを仲介装置4に通知する。
続いて、S210で、プロセッサ41は、人工知能5からの通知に基づき、入力文が指定会話であるか否かを判定する。なお、プロセッサ41は、S205で人工知能5に入力文の話題を特定するよう指示し、S210で、特定された話題がテーブル7に含まれるか否かをプロセッサ41が判定してもよい。
プロセッサ41は、S210で入力文が指定会話でないと判定した場合(S210:NO)、S215へ移行する。S215で、プロセッサ41は、人工知能5に入力文を送信するとともに、誘導対象の話題としてテーブル7から選択した話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する。話題を選択する方法は特に限定されず、例えば、プロセッサ41がランダムに話題を選択してもよい。プロセッサ41は、誘導対象の話題として、1つ以上の話題を選択することができる。
プロセッサ41は、誘導対象の話題へと会話を誘導するとき、ユーザが肯定的応答及び否定的応答の2つのいずれかによって回答可能な誘導を行うよう人工知能5に指示してもよい。例えば、誘導対象の話題へと誘導する生成文は、ユーザが「はい」又は「いいえ」で回答できる疑問文となるように指示してもよい。人工知能5に指示する内容の一例として、「会話が「健康」の話題となるよう会話を誘導してください。誘導は「はい」又は「いいえ」で回答できる疑問文となるようにしてください。」という文言を含む指示文としてもよい。
続いて、S220で、プロセッサ41は、人工知能5から生成文を受信し、通信インタフェース44を介してプラットフォーム3に送信した後、S200に戻る。
一方、プロセッサ41は、S210で入力文が指定会話であると判定した場合(S210:YES)、S225へ移行し、指定会話の話題に対応するキーワードが入力文に含まれているか否かを判定する。
プロセッサ41は、S225で指定会話の話題に対応するキーワードが入力文に含まれていないと判定した場合(S225:NO)、S230へ移行する。S230で、プロセッサ41は、人工知能5に入力文を送信するとともに、指定会話の話題に対応する1つ以上のキーワードを引き出す話題に誘導するよう人工知能5に指示する。人工知能5に指示する内容の一例として、あらかじめテーブル7に各キーワードに対応する定型文を保持しておくことができる。プロセッサ41は、該当する定型文を用いて、キーワードを引き出す話題に誘導するよう人工知能5に指示することができる。定型文は、対応するキーワードを引き出すための具体的な質問をするよう人工知能5に指示する情報を含む。例えば、キーワード「腰痛」又は「肩こり」を引き出すための定型文として、「どこか身体が痛いところはないかを引き出すよう自然に会話してください。」という指示内容をテーブル7に保持しておくことができる。プロセッサ41は、S230でキーワード「腰痛」又は「肩こり」を引き出す話題に誘導するよう人工知能5に指示するとき、この定型文を用いて人工知能5に指示することができる。
プロセッサ41は、指定会話の話題に対応するキーワードを引き出すとき、ユーザの悩みやニーズを具体的に回答可能なよう人工知能5に指示してもよい。例えば、キーワード「腰痛」を引き出すために、キーワード「腰痛」に関連するユーザの悩み「身体の痛み」を問い合わせるよう指示してもよい。期待される生成文の一例として、「どこか身体が痛いところはありますか?」がある。その後、プロセッサ41は、S220に移行する。
一方、プロセッサ41は、S225で指定会話の話題に対応するキーワードが入力文に含まれていると判定した場合(S225:YES)、S235へ移行する。S235で、プロセッサ41は、訴求対象である1つ以上の商品の中から、テーブル7においてキーワードに関連付けられた商品を訴求対象の商品として選択する。
このとき、プロセッサ41は、ユーザの属性に関する属性情報を取得し、属性情報から特定されるユーザの属性を加味して、訴求対象の商品を選択してもよい。属性情報の一例として、ユーザの性別や年齢等がある。例えば、テーブル7における訴求対象の商品のそれぞれにターゲット属性の情報であるターゲット属性情報が関連付けられている場合、プロセッサ41は、キーワードに対応する商品に関連付けられているターゲット属性情報に合わせた商品を訴求対象の商品として選択する。一例として、テーブル7における運動靴Cが、ターゲット属性情報が男性向けである男性用運動靴C(M)と、ターゲット属性情報が女性向けである女性用運動靴C(F)とに分かれていた場合、プロセッサ41は、属性情報におけるユーザの性別に基づいて、訴求対象の商品として男性用運動靴C(M)及び女性用運動靴C(F)のどちらを選択するかを決定する。
プロセッサ41は、人工知能5から属性情報を取得する場合、例えば、入力文によってユーザの属性に関する属性情報を推定するよう人工知能5に指示して、人工知能5から取得してもよい。プロセッサ41は、プラットフォーム3から属性情報を取得する場合、例えば、プラットフォーム3に登録されているユーザのアカウント情報から属性情報を取得してもよい。
続いて、S240で、プロセッサ41は、選択した訴求対象の商品の訴求情報を入力文に挿入するための挿入処理を実行し、S220に移行する。訴求情報の一例として、訴求対象の商品に関する説明文、画像、ウェブサイトへのリンク、広告クリエイティブ等がある。プロセッサ41は、挿入処理として、S135と同様の処理を実行することができる。
このようにして、第2実施形態のプロセッサ41は、プラットフォーム3から送信された入力文について、入力文に関する話題がテーブル7に含まれており、かつ、指定会話の話題に対応するキーワードが入力文に含まれている場合、当該キーワードに対応する商品の訴求情報を会話に挿入するための処理を実行する。
[2-2-2.ユーザから話題が提示された場合の会話例]
ユーザから話題が提示された場合における、ユーザと人工知能5との会話例について、図6を用いて説明する。図6には、時刻T1,T2,T3,…の時系列順に沿って、プラットフォーム3を通じて表示されるユーザと人工知能5との会話内容及び仲介装置4の処理が示されている。
時刻T1で、プラットフォーム3は、ユーザ端末2を通じてユーザからの入力文を受信する。プラットフォーム3を通じて、ユーザ端末2には入力文が表示される。入力文は更に、仲介装置4に送信される。
時刻T2で、入力文を受信した仲介装置4は、入力文が指定会話でないと判定したため、テーブル7からランダムに選択した話題「自炊」へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する(図5のS200、S205、S210:NO)。人工知能5は、仲介装置4から「「自炊」の話題となるよう会話を誘導してください。誘導は「はい」又は「いいえ」で回答できる疑問文となるようにしてください。」という指示を入力文とともに受信し、生成文として「今日はご飯作りますか?」という文章を生成して仲介装置4に送信する。
時刻T3で、人工知能5から生成文を取得した仲介装置4は、生成文をプラットフォーム3に送信する(図5のS220)。
時刻T4で、プラットフォーム3を通じてユーザ端末2には、仲介装置4から送信された生成文が表示される。
時刻T5で、ユーザからの新たな入力文がユーザ端末2を通じてプラットフォーム3に入力される。ユーザ端末2には、入力文が表示される。入力文は、プラットフォーム3を通じて仲介装置4に送信される。この入力文は、時刻T4で表示された生成文に対するユーザの返答が期待される。
時刻T6で、入力文を受信した仲介装置4は、入力文が、テーブル7に含まれている「自炊」の話題である指定会話であると判定したため、入力文の話題「自炊」に対応するキーワード「レシピ」又は「作り方」を会話から引き出すよう人工知能5に指示する(図5のS200、S205、S210:YES、S225:NO、S230)。人工知能5は、キーワード「レシピ」又は「作り方」を引き出す定型文として、仲介装置4から「会話に食材が含まれている場合は、その食材と調味料Aを使った料理名を複数薦めてください。会話に食材が含まれていない場合は、冷蔵庫に何があるかを自然に聞いてください。」という指示を入力文とともに受信し、生成文として「煮物やけんちん汁はどうですか?」という文章を生成して仲介装置4に送信する。
時刻T7で、人工知能5から生成文を取得した仲介装置4は、生成文をプラットフォーム3に送信する(図5のS220)。
時刻T8で、プラットフォーム3を通じてユーザ端末2には、仲介装置4から送信された生成文が表示される。
時刻T9で、ユーザからの新たな入力文がユーザ端末2を通じてプラットフォーム3に入力される。ユーザ端末2には、入力文が表示される。入力文は、プラットフォーム3を通じて、仲介装置4に送信される。この入力文は、時刻T8で表示された生成文に対するユーザの返答が期待される。
時刻T10で、入力文を受信した仲介装置4は、入力文が、テーブル7に含まれている「自炊」の話題である指定会話であり、かつ、入力文の話題「自炊」キーワード「レシピ」が入力文に含まれていると判定したため、テーブル7におけるキーワード「レシピ」に対応する商品の調味料Aの訴求情報を含む文を生成するよう人工知能5に指示する(図5のS200、S205、S210:YES、S225:YES、S235)。人工知能5に入力する調味料Aの訴求情報の一例として、調味料Aの名称、説明がある。人工知能5は、仲介装置4から「調味料Aが含まれるレシピを教えてください。」という指示を入力文とともに受信し、生成文として「醤油小さじ1、みりん小さじ1、調味料A小さじ1が必要です。」という文章を生成して仲介装置4に送信する。
時刻T11で、人工知能5から生成文を取得した仲介装置4は、生成文に更に調味料Aの訴求情報を付加してプラットフォーム3に送信する(図5のS220)。仲介装置4が生成文に付加する調味料Aの訴求情報の一例として、調味料Aの説明、調味料Aの画像a、調味料Aに関するウェブサイトへのリンク「https://xxx.com」等がある。
時刻T12で、プラットフォーム3を通じてユーザ端末2には、仲介装置4から送信された、調味料Aの訴求情報が付加された生成文が表示される。
このようにして、仲介装置4は、入力文を受信すると、入力文を人工知能5に転送し、入力文に対する応答として人工知能5により生成された生成文をプラットフォーム3に出力することによって、ユーザと人工知能5との会話を仲介する。
[2-2-3.人工知能から話題を提示した場合における仲介処理]
上述した仲介処理は、ユーザから入力文が送信されたことにより会話が開始される場合の処理である。これに対し、ユーザから入力文を受信する前に、仲介装置4からテキストを送信して会話を開始する場合がある。一例として、所定の日時(例えば、毎朝8時、毎週土曜の夕方17時など)に仲介装置4から会話を開始することができる。この場合に、プロセッサ41が実行する仲介処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
仲介装置4から会話を開始する場合に仲介装置4が送信するテキストは、訴求対象の商品に関連する話題を提示するためのテキストである。このテキストは、あらかじめ作成した定型文であってもよく、プロセッサ41が人工知能5に話題の提示を指示し、人工知能5により生成されたテキストであってもよい。
まず、S300で、プロセッサ41は、誘導対象の話題としてテーブル7からプロセッサ41が選択した話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する。プラットフォーム3から入力文を受信している場合、プロセッサ41は、人工知能5への指示とともに入力文も送信する。テーブル7から話題を選択する方法は特に限定されず、例えば、プロセッサ41がランダムに選択してもよい。あるいは、テーブル7に登録された話題のそれぞれが重み付けされていてもよく、プロセッサ41は、重み付けに対応する確率に基づいて話題を選択してもよい。
重み付けに対応する確率に基づいて話題を選択する方法は、次に示すとおりである。すなわち、話題Pに対して重みWpが割り当てられ、話題Qに対して重みWqが割り当てられ、全話題の重みの総和がΣWであるとき、プロセッサ41は、話題Pを、Wp/ΣWの確率で選択し、話題Qを、Wq/ΣWの確率で選択する。
プロセッサ41は、誘導対象の話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示するとき、ユーザが肯定的応答及び否定的応答の2つのいずれかによって回答可能な誘導を行うよう人工知能5に指示してもよい。例えば、誘導対象の話題へと誘導する生成文は、ユーザが「はい」又は「いいえ」で回答できる疑問文となるように指示してもよい。
続いて、S305で、プロセッサ41は、人工知能5から生成文を受信し、プラットフォーム3に送信する。
続いて、S310で、プロセッサ41は、プラットフォーム3から通信インタフェース44を介して入力文を受信する。
続いて、S315で、プロセッサ41は、誘導対象の話題へ会話を誘導することに失敗したか否かを判定する。例えば、プロセッサ41は、入力文に関する話題が最後にS300で誘導を指示した誘導対象の話題以外の話題であるか否かによって、誘導が失敗したか否かを判定する。あるいは、当該誘導対象の話題への誘導を指示した以降に受信した1つ以上の入力文に関する話題の少なくとも1つが当該誘導対象の話題以外の話題であるか否かによって、誘導が失敗したか否かを判定する。プロセッサ41は、人工知能5に入力文及び最後にS300で誘導を指示した誘導対象の話題を入力するとともに、入力文の話題が誘導対象の話題であるか否かを判定するよう指示し、得られた生成文に基づいてS315の判定を行ってもよい。
プロセッサ41は、S315で、誘導対象の話題へ会話を誘導することに失敗したと判定した場合(S315:YES)、S300に戻り、誘導対象の話題としてテーブル7からプロセッサ41が選択した話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する。このとき、プロセッサ41は、最後にS300で誘導を指示した話題とは異なる話題を選択する。
一方、プロセッサ41は、S315で、誘導対象の話題へ会話を誘導することに失敗していないと判定した場合(S315:NO)、S320へ移行し、誘導対象の話題に対応するキーワードが入力文に含まれているか否かを判定する。誘導対象の話題に対応するキーワードは、テーブル7において、誘導対象の話題と関連付けられているキーワードである。
プロセッサ41は、S320で誘導対象の話題に対応するキーワードが入力文に含まれていないと判定した場合(S320:NO)、S325へ移行する。S325で、プロセッサ41は、人工知能5に入力文を送信するとともに、誘導対象の話題に対応するキーワードを引き出す話題に誘導するよう人工知能5に指示する。その後、プロセッサ41は、S305に戻る。
一方、プロセッサ41は、S320で誘導対象の話題に対応するキーワードが入力文に含まれていると判定した場合(S320:YES)、S330へ移行する。S330で、プロセッサ41は、訴求対象である1つ以上の商品の中から、キーワードに関連する訴求対象の商品を選択する。選択する方法は特に限定されず、例えば、ランダムに訴求対象の商品が選択されてもよい。
続いて、S335で、プロセッサ41は、選択した訴求対象の商品の訴求情報を入力文に挿入するための挿入処理を実行し、S305に移行する。プロセッサ41は、挿入処理として、S135,S240と同様の処理を実行することができる。
このようにして、プロセッサ41は、訴求対象の商品に関連する話題をユーザに提示して会話を開始する。そして、プロセッサ41は、ユーザからの返答としての入力文に関する話題が、提示した話題(換言すれば、誘導を試みた話題)ではないと判定した場合、誘導が失敗したとみなし、別の話題を提示して会話を継続する。一方、プロセッサ41は、入力文に関する話題が、提示した話題であると判定した場合、誘導が失敗しなかった(換言すれば、誘導が成功した)とみなし、当該話題に対応するキーワードを引き出すように誘導する。プロセッサ41は、その後の入力文に当該キーワードが含まれていると判定した場合、当該キーワードに対応する商品の訴求情報を会話に挿入するための処理を実行する。
[2-2-4.人工知能から話題を提示した場合の会話例]
仲介装置4から話題を提示した場合における、ユーザと人工知能5との会話例について、図8を用いて説明する。図8には、時刻T1,T2,T3,…の時系列順に沿って、プラットフォーム3に出力されるユーザと人工知能5との会話内容及び仲介装置4の処理が示されている。
時刻T1で、仲介装置4は、テーブル7における話題からランダムに選択した話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する(図7のS300)。
時刻T2で、人工知能5から生成文を取得した仲介装置4は、生成文をプラットフォーム3に送信する(図7のS305)。
時刻T3で、プラットフォーム3を通じてユーザ端末2には、仲介装置4から送信された生成文が表示される。
時刻T4で、ユーザからの入力文がユーザ端末2を通じてプラットフォーム3に入力される。ユーザ端末2には、入力文が表示される。入力文は、プラットフォーム3を通じて仲介装置4に送信される。この入力文は、時刻T3で表示された生成文に対するユーザの返答が期待される。
時刻T5で、入力文を受信した仲介装置4は、入力文の話題が誘導対象の話題である「運動」でないため、誘導が失敗したと判定し、テーブル7における話題「運動」とは異なる話題としてランダムに選択した話題「健康」へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する(図7のS310、S315:YES、S300)。人工知能5は、仲介装置4から「「健康」の話題となるよう会話を誘導してください。」という指示を入力文とともに受信し、生成文として「最近調子はどうですか?」という文章を生成して仲介装置4に送信する。
時刻T6で、人工知能5から生成文を取得した仲介装置4は、生成文をプラットフォーム3に送信する(図7のS305)。
時刻T7で、プラットフォーム3を通じてユーザ端末2には、仲介装置4から送信された生成文が表示される。
時刻T8で、ユーザからの新たな入力文がユーザ端末2を通じてプラットフォーム3に入力される。ユーザ端末2には、入力文が表示される。入力文は、プラットフォーム3を通じて仲介装置4に送信される。この入力文は、時刻T7で表示された生成文に対するユーザの返答が期待される。
時刻T9で、入力文を受信した仲介装置4は、入力文の話題が誘導対象の話題である「健康」であるため、誘導が失敗していないと判定する。さらに、仲介装置4は、テーブル7における話題「健康」に対応する商品の医薬品Bに対応するキーワード「腰痛」及び「肩こり」のいずれも入力文に含まれていないと判定したため、キーワード「腰痛」及び「肩こり」の少なくとも1つを会話に引き出すよう人工知能5に指示する(図7のS310、S315:NO、S320:NO、S325)。人工知能5は、キーワード「腰痛」又は「肩こり」を引き出す定型文として、仲介装置4から「会話中で身体に痛みがある場合、どんな痛みかを自然に聞いてください。」という指示を入力文とともに受信し、生成文として「どんな痛みですか?」という文章を生成して仲介装置4に送信する。
時刻T10で、人工知能5から生成文を取得した仲介装置4は、生成文をプラットフォーム3に送信する(図7のS305)。
時刻T11で、プラットフォーム3を通じてユーザ端末2には、仲介装置4から送信された生成文が表示される。
時刻T12で、ユーザからの新たな入力文がユーザ端末2を通じてプラットフォーム3に入力される。ユーザ端末2には、入力文が表示される。入力文は、プラットフォーム3を通じて仲介装置4に送信される。この入力文は、時刻T11で表示された生成文に対するユーザの返答が期待される。
時刻T13で、入力文を受信した仲介装置4は、入力文の話題が誘導対象の話題である「健康」であり、かつ、キーワード「腰痛」が入力文に含まれていると判定したため、テーブル7におけるキーワード「腰痛」に対応する商品の医薬品Bを訴求対象の商品として選択し、医薬品Bの訴求情報を含む文を生成するよう人工知能5に指示する(図7のS310、S315:NO、S320:YES、S330、S335)。
時刻T14で、人工知能5から生成文を取得した仲介装置4は、生成文に更に医薬品Bの訴求情報を付加してプラットフォーム3に送信する(図7のS305)。
時刻T15で、プラットフォーム3を通じてユーザ端末2には、仲介装置4から送信された、医薬品Bの訴求情報が付加された生成文が表示される。
このようにして、仲介装置4は、誘導対象の話題を選択して人工知能5に会話を誘導するよう指示し、生成された生成文をユーザに送信することによって、ユーザからの入力文を待たずに仲介装置4から会話を開始する。
[2-3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。加えて、第2実施形態によれば、以下の作用及び効果が得られる。
(2a)図5,図7に示すように、プロセッサ41は、商品の訴求情報を人工知能5が生成した生成文に挿入する前に、商品に関する話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する。プロセッサ41は、入力文が指定会話である場合、指定会話の話題に対応するキーワードをトリガとして、商品の訴求情報を生成文に挿入している。プロセッサ41は、指定会話の話題に対応するキーワードが入力文に含まれていない場合、指定会話の話題に対応するキーワードをユーザから引き出すよう人工知能5に指示する。
このような構成によれば、話題の誘導及びキーワードを引き出す誘導を行わずに商品の訴求情報を生成文に挿入するよりも、会話の話題に合った商品の訴求情報を広告として挿入することができる。さらに、会話において指定会話の話題に対応するキーワードの有無にかかわらず商品の訴求情報を生成文に挿入するよりも、会話の文脈に関連した商品の訴求情報を挿入することができる。よって、ユーザと人工知能5との会話における不自然な広告挿入を抑制することができる。
(2b)図5のS240及び図7のS335に示すように、プロセッサ41は、入力文の話題が誘導対象の話題であり、かつ、指定会話の話題に対応するキーワードが入力文に含まれている場合、当該キーワードに対応する商品の訴求情報を含む文を生成するよう人工知能5に指示する。さらに、プロセッサ41は、人工知能5から取得した生成文に更に訴求情報を付加する。
このような構成によれば、人工知能5に入力しなかった訴求情報を生成文に付加することができるため、人工知能5に入力する訴求情報のデータサイズを低減することができる。
(2c)図7,図8に示すように、仲介装置4から会話の話題を提示した場合、プロセッサ41は、入力文に関する話題が最後に誘導した誘導対象の話題でないと判定した場合、誘導対象の話題としてテーブル7から選択した話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する。このとき、選択する話題は、最後に誘導した話題とは異なる話題を選択する。
このような構成によれば、仲介装置4が誘導した話題にユーザが誘導されなかった場合(換言すれば、誘導に失敗した場合)、別の話題を提示することによって、ユーザとの自然な会話を継続することができる。
(2d)プロセッサ41は、誘導対象の話題としてテーブル7から選択した話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示する。テーブル7から話題を選択する方法は、テーブル7の話題がそれぞれ重み付けをされており、重み付けに対応する確率に基づいて話題を選択する。
このような構成によれば、より訴求したい商品へと誘導する確率を向上することができる。
[2-4.用語間の対応関係]
上記実施形態では、入力文は、会話の一例に相当し、通信インタフェース44は、受信部の一例に相当し、プロセッサ41は、制御部の一例に相当し、テーブル7は、話題情報及び第1の話題情報の一例に相当し、指定会話の話題に対応するキーワードを引き出す話題は、第2の話題の一例に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(3a)上記実施形態では、入力文を受信すると、入力文の話題を特定し、入力文がリスト6又はテーブル7に含まれる話題である指定会話であるか否かを判定していた。しかし、話題の特定は、これに限定されるものではない。例えば、入力文を受信すると、入力文のログとして記憶しておき、それまでの入力文のログから会話の話題を特定してもよい。さらに、入力文に加えて生成文も会話のログとして記憶しておき、会話のログから会話の話題を特定してもよい。
(3b)上記実施形態では、入力文を1つ受信するごとに、入力文がリスト6又はテーブル7に含まれる話題である指定会話であるかを通知するよう人工知能5に指示していた。しかし、人工知能5へ指示を出すタイミングは、入力文を1つ受信する度に限定されず、入力文を複数回受信する度に1回指示を出してもよい。仲介装置4は、会話の開始時に一度だけ人工知能5に指示を出してもよい。
(3c)上記実施形態では、仲介装置4は、入力文が指定会話でないと判定した場合、毎回、人工知能5に入力文を送信するとともに、誘導対象の話題としてリスト6から選択した話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示していた。しかし、誘導対象の話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示を出すのは、毎回である必要はなく、例えば数回に1回会話を誘導する指示を出してもよい。仲介装置4は、誘導対象の話題へと会話を誘導するよう人工知能5に指示を出さなくてもよい。このとき、人工知能5は、会話の話題がリスト6又はテーブル7に含まれるいずれかの話題であると特定できた場合に、ユーザとの会話がリスト6又はテーブル7に含まれるいずれかの話題になったことを仲介装置4に通知する。
(3d)上記実施形態では、仲介装置4は、指定会話の話題に対応するキーワードが入力文に含まれていないと判定した場合、毎回、人工知能5に入力文を送信するとともに、指定会話の話題に対応する1つ以上のキーワードを引き出す話題に誘導するよう人工知能5に指示していた。しかし、会話を誘導するよう人工知能5に指示を出すのは、毎回である必要はなく、例えば数回に1回会話を誘導する指示を出してもよい。仲介装置4は、会話を誘導するよう人工知能5に指示を出さなくてもよい。
(3e)上記実施形態では、訴求対象の商品への誘導として、話題の誘導と、キーワードを引き出す誘導と、の2段階に分けて行った。しかし、訴求対象の商品への誘導は、2段階に限らず、3段階以上であってもよい。話題の誘導及びキーワードへの誘導は、いずれも2段階以上に分けて行ってもよい。話題の誘導の一例として、「料理」、「自炊」、「献立」の順に話題に誘導してもよい。キーワードの誘導の一例として、キーワード「腰痛」を引き出すために、「身体が痛むか」、「痛む場所はどこか」の順に会話を誘導してもよい。
(3f)上記実施形態では、人工知能5が会話の話題を特定していた。しかし、会話の話題の特定は、人工知能5の代わりに仲介装置4が行ってもよい。
例えば、仲介装置4が話題を特定する場合、リスト6に含まれる各話題に対応する所定の文言を定めておき、入力文に所定の文言が含まれていたら、その文言に対応する話題であると特定する。入力文に所定の文言が含まれていなかったら、話題は「不明」とする。例えば、入力文に「夕飯」、「お腹が空いた」等の文言が含まれていたら、入力文の話題を「食事」、「料理」等であると特定できる。
(3g)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
[本明細書が開示する技術思想]
[項目1]
ユーザと人工知能との間の会話を仲介する仲介装置であって、
プラットフォームを介して入力される前記ユーザからの入力文を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記入力文を前記人工知能に転送し、前記入力文に対する応答として前記人工知能により生成された生成文を前記プラットフォームに出力するように構成される制御部と、
を備え、
前記制御部は、更に、
1つ以上の話題を話題情報として前記人工知能に送信し、
前記話題情報に基づいて、前記ユーザとの前記会話が前記1つ以上の話題のいずれかを含む会話である指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、前記指定会話に関連する訴求対象の商品を選択し、
選択した前記訴求対象の商品を前記ユーザに訴求するための訴求情報を前記会話に挿入するための挿入処理を実行する、
ように構成される仲介装置。
[項目2]
項目1記載の仲介装置であって、
前記挿入処理は、前記入力文に対する応答として前記訴求情報を含む文を生成するように、前記人工知能に指示する処理である、
仲介装置。
[項目3]
項目2記載の仲介装置であって、
前記制御部は、前記生成文として前記訴求情報を含む文を前記人工知能から取得した場合、前記訴求対象の商品に関連する説明文、画像、ウェブサイトへのリンク、及び広告クリエイティブの少なくとも1つを含む情報を、前記訴求情報を含む文に付加して前記プラットフォームに出力する、
仲介装置。
[項目4]
項目1から項目3までのいずれか一項記載の仲介装置であって、
前記制御部は、前記1つ以上の話題のいずれかに前記会話を誘導するように前記人工知能に指示するように構成される、
仲介装置。
[項目5]
項目4記載の仲介装置であって、
前記誘導は、前記ユーザが肯定的応答及び否定的応答の2つのいずれかによって回答可能な誘導である、
仲介装置。
[項目6]
項目4又は項目5記載の仲介装置であって、
前記制御部は、重み付けされた複数の話題の中から、前記1つ以上の話題を前記重み付けに対応する確率で選択し、選択した前記1つ以上の話題を、前記話題情報として、前記人工知能に送信する、
仲介装置。
[項目7]
項目1から項目6までのいずれか一項記載の仲介装置であって、
前記制御部は、前記指定会話に含まれるキーワードに基づき、前記訴求対象の商品を選択する、
仲介装置。
[項目8]
項目1から項目7までのいずれか一項記載の仲介装置であって、
前記1つ以上の商品のそれぞれには、キーワードが関連付けられており、
前記制御部は、前記1つ以上の商品のうち、前記指定会話に含まれるキーワードに関連付けられた商品を、前記訴求対象の商品として選択する、
仲介装置。
[項目9]
項目1から項目8までのいずれか一項記載の仲介装置であって、
前記1つ以上の話題のそれぞれには、1つ以上の商品が関連付けられており、
前記制御部は、前記会話が前記指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、前記指定会話に含まれる話題に関連付けられた前記1つ以上の商品の中から、前記訴求対象の商品を選択する、
仲介装置。
[項目10]
項目1から項目9までのいずれか一項記載の仲介装置であって、
前記制御部は、
前記人工知能と会話する前記ユーザの属性に関する属性情報を、前記人工知能及び前記プラットフォームの少なくとも一方から取得し、
取得した前記属性情報から特定される前記ユーザの属性を加味して、前記訴求対象の商品を選択する、
仲介装置。
[項目11]
項目1から項目10までのいずれか一項記載の仲介装置であって、
前記制御部は、
1つ以上の第1の話題を、第1の話題情報として前記人工知能に送信し、
前記第1の話題情報に基づいて、前記ユーザとの前記会話が前記1つ以上の第1の話題のいずれかを含む会話である第1の指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、前記第1の指定会話に含まれる話題に関連する1つ以上の第2の話題を、第2の話題情報として前記人工知能に送信し、
前記第2の話題情報に基づいて、前記ユーザとの前記会話が前記1つ以上の第2の話題のいずれかを含む会話である第2の指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、前記1つ以上の商品の中から、前記第2の指定会話に関連する前記訴求対象の商品を選択する、
仲介装置。
[項目12]
項目11記載の仲介装置であって、
前記制御部は、前記第2の指定会話に含まれるキーワードに基づき、前記訴求対象の商品を選択する、
仲介装置。
[項目13]
項目11又は項目12記載の仲介装置であって、
前記1つ以上の商品のそれぞれには、キーワードが関連付けられており、
前記制御部は、前記1つ以上の商品のうち、前記第2の指定会話に含まれるキーワードに関連付けられた商品を、前記訴求対象の商品として選択する、
仲介装置。
[項目14]
項目11から項目13までのいずれか一項記載の仲介装置であって、
前記制御部は、
複数の話題の中から、第1の誘導対象の話題を選択し、前記第1の誘導対象の話題に前記会話を誘導するように指示する情報とともに、前記第1の誘導対象の話題を前記人工知能に送信し、
前記第1の誘導対象の話題を送信した後、前記第1の誘導対象の話題へ前記会話を誘導することに前記人工知能が失敗したか否かを判定し、
前記失敗したと判定すると、前記複数の話題の中から、前記第1の誘導対象の話題とは異なる話題を第2の誘導対象の話題として選択し、前記第2の誘導対象の話題に前記会話を誘導するように指示する情報とともに、前記第2の誘導対象の話題を前記人工知能に送信する、
仲介装置。
[項目15]
項目1から項目14までのいずれか一項記載の仲介装置であって、
前記1つ以上の話題のそれぞれに対して、話題に関連する1つ以上の商品を関連付けるテーブルを保持するように構成される記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記テーブルに基づいて、前記訴求対象の商品を選択する、
仲介装置。
[項目16]
項目15記載の仲介装置であって、
前記テーブルには、複数の話題が登録されており、
前記制御部は、前記テーブルに登録された前記複数の話題の中から、前記1つ以上の話題を選択して、選択した前記1つ以上の話題を前記話題情報として送信する、
仲介装置。
[項目17]
ユーザと人工知能との間の会話を仲介する仲介装置であって、
プラットフォームを介して入力される前記ユーザからの入力文を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記入力文を前記人工知能に転送し、前記入力文に対する応答として前記人工知能により生成された生成文を前記プラットフォームに出力するように構成される制御部と、
を備え、
前記制御部は、更に、
1つ以上の話題を話題情報として前記人工知能に送信し、
前記話題情報に基づいて前記人工知能から、前記ユーザとの前記会話が前記1つ以上の話題のいずれかになったことを示す通知を受信すると、1つ以上の商品の中から、前記通知に対応する話題に関連する訴求対象の商品を選択し、
選択した前記訴求対象の商品を前記ユーザに訴求するための訴求情報を前記会話に挿入するための挿入処理を実行する、
ように構成される仲介装置。
[項目18]
コンピュータによって実行される、ユーザと人工知能との間の会話を仲介する仲介方法であって、
プラットフォームを介して入力される前記ユーザからの入力文を受信することと、
受信した前記入力文を前記人工知能に転送し、前記入力文に対する応答として前記人工知能により生成された生成文を前記プラットフォームに出力することと、
1つ以上の話題を話題情報として前記人工知能に送信することと、
前記話題情報に基づいて、前記ユーザとの前記会話が前記1つ以上の話題のいずれかを含む指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、前記指定会話に関連する訴求対象の商品を選択することと、
選択した前記訴求対象の商品を前記ユーザに訴求するための訴求情報を前記会話に挿入するための挿入処理を実行することと、
を含む、仲介方法。
[項目19]
ユーザと人工知能との間の会話を仲介するためのコンピュータプログラムであって、
プラットフォームを介して入力される前記ユーザからの入力文を取得することと、
取得した前記入力文を前記人工知能に転送し、前記入力文に対する応答として前記人工知能により生成された生成文を前記プラットフォームに出力することと、
1つ以上の話題を話題情報として前記人工知能に送信することと、
前記話題情報に基づいて、前記ユーザとの前記会話が前記1つ以上の話題のいずれかを含む指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、前記指定会話に関連する訴求対象の商品を選択することと、
選択した前記訴求対象の商品を前記ユーザに訴求するための訴求情報を前記会話に挿入するための挿入処理を実行することと、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
3…プラットフォーム、4…仲介装置、5…人工知能、6…リスト、41…プロセッサ44…通信インタフェース。

Claims (19)

  1. ユーザと、複数の話題の会話が可能な人工知能との間の会話を仲介する仲介装置であって、
    プラットフォームを介して入力される前記ユーザからの入力文を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記入力文を前記人工知能に転送し、前記入力文に対する応答として前記人工知能により生成された生成文を前記プラットフォームに出力するように構成される制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、更に、
    1つ以上の誘導対象の話題を話題情報として前記人工知能に送信するとともに、前記入力文が、前記1つ以上の誘導対象の話題のいずれかを含む会話である指定会話であるかどうかを回答する指示を前記人工知能に送信し、
    前記ユーザとの前記会話が前記指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、前記指定会話に関連する訴求対象の商品を選択し、
    選択した前記訴求対象の商品を前記ユーザに訴求するための訴求情報を前記会話に挿入するための挿入処理を実行する、
    ように構成される仲介装置。
  2. 請求項1記載の仲介装置であって、
    前記挿入処理は、前記入力文に対する応答として前記訴求情報を含む文を生成するように、前記人工知能に指示する処理である、
    仲介装置。
  3. 請求項2記載の仲介装置であって、
    前記制御部は、前記生成文として前記訴求情報を含む文を前記人工知能から取得した場合、前記訴求対象の商品に関連する説明文、画像、ウェブサイトへのリンク、及び広告クリエイティブの少なくとも1つを含む情報を、前記訴求情報を含む文に付加して前記プラットフォームに出力する、
    仲介装置。
  4. 請求項1記載の仲介装置であって、
    前記制御部は、前記1つ以上の誘導対象の話題のいずれかに前記会話を誘導するように前記人工知能に指示するように構成される、
    仲介装置。
  5. 請求項4記載の仲介装置であって、
    前記誘導は、前記ユーザが肯定的応答及び否定的応答の2つのいずれかによって回答可能な誘導である、
    仲介装置。
  6. 請求項4記載の仲介装置であって、
    前記制御部は、重み付けされた複数の話題の中から、前記1つ以上の誘導対象の話題を前記重み付けに対応する確率で選択し、選択した前記1つ以上の誘導対象の話題を、前記話題情報として、前記人工知能に送信する、
    仲介装置。
  7. 請求項1記載の仲介装置であって、
    前記制御部は、前記指定会話に含まれるキーワードに基づき、前記訴求対象の商品を選択する、
    仲介装置。
  8. 請求項1記載の仲介装置であって、
    前記1つ以上の商品のそれぞれには、キーワードが関連付けられており、
    前記制御部は、前記1つ以上の商品のうち、前記指定会話に含まれるキーワードに関連付けられた商品を、前記訴求対象の商品として選択する、
    仲介装置。
  9. 請求項1記載の仲介装置であって、
    前記1つ以上の誘導対象の話題のそれぞれには、1つ以上の商品が関連付けられており、
    前記制御部は、前記会話が前記指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、前記指定会話に含まれる話題に関連付けられた前記1つ以上の商品の中から、前記訴求対象の商品を選択する、
    仲介装置。
  10. 請求項1記載の仲介装置であって、
    前記制御部は、
    前記人工知能と会話する前記ユーザの属性に関する属性情報を、前記人工知能及び前記プラットフォームの少なくとも一方から取得し、
    取得した前記属性情報から特定される前記ユーザの属性を加味して、前記訴求対象の商品を選択する、
    仲介装置。
  11. 請求項1記載の仲介装置であって、
    前記制御部は、
    1つ以上の第1の話題を、第1の話題情報として前記人工知能に送信し、
    前記第1の話題情報に基づいて、前記ユーザとの前記会話が前記1つ以上の第1の話題のいずれかを含む会話である第1の指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、前記第1の指定会話に含まれる話題に関連する1つ以上の第2の話題を、第2の話題情報として前記人工知能に送信し、
    前記第2の話題情報に基づいて、前記ユーザとの前記会話が前記1つ以上の第2の話題のいずれかを含む会話である第2の指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、前記1つ以上の商品の中から、前記第2の指定会話に関連する前記訴求対象の商品を選択する、
    仲介装置。
  12. 請求項11記載の仲介装置であって、
    前記制御部は、前記第2の指定会話に含まれるキーワードに基づき、前記訴求対象の商品を選択する、
    仲介装置。
  13. 請求項11記載の仲介装置であって、
    前記1つ以上の商品のそれぞれには、キーワードが関連付けられており、
    前記制御部は、前記1つ以上の商品のうち、前記第2の指定会話に含まれるキーワードに関連付けられた商品を、前記訴求対象の商品として選択する、
    仲介装置。
  14. 請求項1記載の仲介装置であって、
    前記制御部は、
    複数の話題の中から、第1の誘導対象の話題を選択し、前記第1の誘導対象の話題に前記会話を誘導するように指示する情報とともに、前記第1の誘導対象の話題を前記人工知能に送信し、
    前記第1の誘導対象の話題を送信した後、前記第1の誘導対象の話題へ前記会話を誘導することに前記人工知能が失敗したか否かを判定し、
    前記失敗したと判定すると、前記複数の話題の中から、前記第1の誘導対象の話題とは異なる話題を第2の誘導対象の話題として選択し、前記第2の誘導対象の話題に前記会話を誘導するように指示する情報とともに、前記第2の誘導対象の話題を前記人工知能に送信する、
    仲介装置。
  15. 請求項1記載の仲介装置であって、
    前記1つ以上の誘導対象の話題のそれぞれに対して、話題に関連する1つ以上の商品を関連付けるテーブルを保持するように構成される記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記テーブルに基づいて、前記訴求対象の商品を選択する、
    仲介装置。
  16. 請求項15記載の仲介装置であって、
    前記テーブルには、複数の話題が登録されており、
    前記制御部は、前記テーブルに登録された前記複数の話題の中から、前記1つ以上の誘導対象の話題を選択して、選択した前記1つ以上の誘導対象の話題を前記話題情報として送信する、
    仲介装置。
  17. ユーザと、複数の話題の会話が可能な人工知能との間の会話を仲介する仲介装置であって、
    プラットフォームを介して入力される前記ユーザからの入力文を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記入力文を前記人工知能に転送し、前記入力文に対する応答として前記人工知能により生成された生成文を前記プラットフォームに出力するように構成される制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、更に、
    1つ以上の誘導対象の話題を話題情報として前記人工知能に送信するとともに、前記入力文が、前記1つ以上の誘導対象の話題のいずれかであるかどうかを回答する指示を前記人工知能に送信し、
    前記人工知能から、前記ユーザとの前記会話が前記1つ以上の誘導対象の話題のいずれかになったことを示す通知を受信すると、1つ以上の商品の中から、前記通知に対応する話題に関連する訴求対象の商品を選択し、
    選択した前記訴求対象の商品を前記ユーザに訴求するための訴求情報を前記会話に挿入するための挿入処理を実行する、
    ように構成される仲介装置。
  18. コンピュータによって実行される、ユーザと、複数の話題の会話が可能な人工知能との間の会話を仲介する仲介方法であって、
    プラットフォームを介して入力される前記ユーザからの入力文を受信することと、
    受信した前記入力文を前記人工知能に転送し、前記入力文に対する応答として前記人工知能により生成された生成文を前記プラットフォームに出力することと、
    1つ以上の誘導対象の話題を話題情報として前記人工知能に送信するとともに、前記入力文が、前記1つ以上の誘導対象の話題のいずれかを含む会話である指定会話であるかどうかを回答する指示を前記人工知能に送信することと、
    前記ユーザとの前記会話が前記指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、前記指定会話に関連する訴求対象の商品を選択することと、
    選択した前記訴求対象の商品を前記ユーザに訴求するための訴求情報を前記会話に挿入するための挿入処理を実行することと、
    を含む、仲介方法。
  19. ユーザと、複数の話題の会話が可能な人工知能との間の会話を仲介するためのコンピュータプログラムであって、
    プラットフォームを介して入力される前記ユーザからの入力文を取得することと、
    取得した前記入力文を前記人工知能に転送し、前記入力文に対する応答として前記人工知能により生成された生成文を前記プラットフォームに出力することと、
    1つ以上の誘導対象の話題を話題情報として前記人工知能に送信するとともに、前記入力文が、前記1つ以上の誘導対象の話題のいずれかを含む会話である指定会話であるかどうかを回答する指示を前記人工知能に送信することと、
    前記ユーザとの前記会話が前記指定会話であることが前記人工知能から通知されたことを条件に、1つ以上の商品の中から、前記指定会話に関連する訴求対象の商品を選択することと、
    選択した前記訴求対象の商品を前記ユーザに訴求するための訴求情報を前記会話に挿入するための挿入処理を実行することと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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